[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
みほ「はあ…早く転校先の学校、決めなくちゃ…」
153
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 20:21:43 ID:s3Nqv2eQ
アンチョビ「――よし。全車輌、所定の位置についたようだな。試合開始だ」
アンチョビ「どうする? 景気づけに一発撃っちゃうか?」
「スタイリッシュに決めろ♂」
みほ「うーん、闇雲に撃つのは……」
ドドドドドド!
「なんだあのでっかい音……」
アンチョビ「ッ!? 機銃音! ぺパロニたちめ、いきなり攻めてきたな……」
アンチョビ「迎え撃つぞ! みほ!」
みほ「ッ! はい!」
みほ(スコープを覗きこんで、トリガーを握った――その瞬間)
みほ「………あ、れ?」
みほ(私は、頭が真っ白になっていた)
154
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 20:24:07 ID:s3Nqv2eQ
『――試合終了! 黒森峰高校、フラッグ車走行不能! プラウダ高校の勝利!』
みほ(……あ)
『十連覇が……! 私たちの夢がぁ……!』
みほ(ああ……)
『ふざけんな!』
『あんたのせいで、私たちの三年間全部パーよ!』
『もう許さねえからな〜?』
『お友達を助けられて満足? この偽善者!』
『謝れ! 謝れよ! 月島さんに謝れ!』
みほ(…………私の、せいだ)
『お前さえいなければ――!』
みほ(私なんか……、いなければよかったのに――)
155
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 20:25:13 ID:RDbc3o/k
変なのが混じってるゾ
156
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 20:26:19 ID:SlUM/ltA
ちょっと黒森峰にホモ交じってんよ〜(指摘)
157
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 20:26:38 ID:PG/cLlu2
黒森峰が去年優勝できたのも月島さんのおかげだし気持ちは分かるけど言いすぎなんだよなぁ・・・
158
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 20:30:04 ID:s3Nqv2eQ
アンチョビ「みほ? お、おいっ! どうしたんだ!? みほ!」
みほ「――ハッ!? はあッ、はあ……ッ、うあ……アンチョビ、さん……」
アンチョビ「だ、大丈夫かっ!? 顔色悪いぞ!? 熱でもあるのかッ!?」
みほ「……ごめん、なさい……」
みほ「…………ごめんッ、な、さい……」バタッ
アンチョビ「みほ!? みほッ!」
「もう終わりだぁ!」
アンチョビ「ッ、そ、そうだな! おいお前ら! 試合は中止だ! 中止ー!」
ぺパロニ『どうしたんすか姐さん!?』
アンチョビ「みほが倒れたんだ! とにかく保健室に運ぶぞ! 担架持ってこーい!」
159
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 21:16:50 ID:7nW0Ll9k
これは気になりますね…
160
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 21:27:43 ID:dgrq1YOw
もう待ちきれないよ!早く続編を出してくれ!
161
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 21:31:31 ID:f2SYwQk2
シリアスな場面なのに哲学者が多すぎる
162
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 21:51:32 ID:s3Nqv2eQ
みほ(――あの決勝戦の後から、こんな夢を見ることがある)
みほ(海なのか、川なのか、それとも池なのか――それは分からないけど、とにかく水底に沈んでいく夢)
みほ(ひたすら冷たい、墨汁みたいに真っ黒な水の中に、溺れる夢)
みほ(そこから、私は水面を見つめてる)
みほ(水面の先には、きっと、酸素があって、光があって、空がある)
みほ(しかし、私はそこには行けない。どんなに手を伸ばしても――届かない)
みほ(だからいつしか、もがくことを諦めてしまっていた)
みほ(ゆっくりと、冷たい水が私の温度を奪っていく)
みほ(暗い……怖い……)
みほ(私は、ひとりぼっち…………)
163
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 21:53:50 ID:s3Nqv2eQ
みほ「……? こ、ここは……?」
みほ(目を覚ますと、私は白いベットで寝かされていました)
カルパッチョ「保健室ですよ、みほさん」
みほ「あっ、カルパッチョさん……、すいません。私、倒れて――」
カルパッチョ「ごめんなさいっ!」
みほ「え……?」
カルパッチョ「私たちが無理矢理連れ出さなければ、こんなことには……」
みほ「そ、そんな! 頭を上げてください! 私の体調管理がなってなかっただけですから……」
カルパッチョ「……さっき、みほさんのこと、少し、調べさせてもらいました」
みほ「……っ」
カルパッチョ「ご、ごめんなさい。私たち、知らなくて……無神経なことを」
164
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 21:55:45 ID:s3Nqv2eQ
みほ「いえ……自分で言い出せなかった、私が悪いんです……」
カルパッチョ「でも」
みほ「あ、あの……今、何時ですか?」
カルパッチョ「あ、え、えっと、八時です」
みほ「……そんなに倒れてたんだ、私」
カルパッチョ「もう少し、横になっていた方がいいんじゃ」
みほ「……今日は、もう帰ります」
カルパッチョ「じゃあ、家まで送りますよ」
みほ「大丈夫です……一人で、帰れますから……」
カルパッチョ「そう、ですか……」
165
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:05:16 ID:s3Nqv2eQ
みほ(戦車道……それは、物心ついたころから、既に私のそばにあった)
みほ(西住家の次女として生まれた私は、当然、西住流の人間として育てられた)
みほ(お姉ちゃんと同じように……)
みほ(お姉ちゃんは、本当に凄かった。どんな時も西住流の人間として、私のずっと先を行っていた)
みほ(私は、そんなお姉ちゃんに憧れた。お姉ちゃんに褒められたくて、お姉ちゃんのようになりたくて、戦車道をしていた)
みほ(黒森峰に入学したのも、きっと、お姉ちゃんがいたからだ)
みほ(でも私は、黒森峰から……、お姉ちゃんから逃げてしまった)
みほ(それじゃあ――私の戦車道は、どこにあるんだろう)
みほ(それが、この人たちとなら、見つかるかもしれないと思って)
みほ(だからアンツィオに転校してきたんだ)
みほ(――結局、私はいつだって、誰かに甘えてるだけなんだ。一人じゃ何もできない、弱い人間)
みほ(いなくなったって、誰も気づいてくれないような――そんな、ちっぽけな存在なんだ)
166
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:07:07 ID:s3Nqv2eQ
――――そうやって、また逃げるんだ?
みほ「………え?」
――――怖いんだ、傷つくのが。
――――だからまた、都合の悪いことから目を背けて、逃げるんでしょ?
みほ「わ、私は……」
――――分かるよ。だって、アナタは私だもん。
――――だからさ、一緒に逃げよ? 戦車道なんか、辞めちゃおうよ。
――――普通の女の子として生きるのも、きっと、悪くないよ。
みほ「……で、でも、……それは……」
――――あんな人たち、気にする必要ないよ。どうせいつか、離れて行っちゃうんだから。
――――アナタが信じられるのは自分だけ、そうでしょ?
みほ「……違う……私は、ただ」
みほ「ただ……」
167
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:34:31 ID:s3Nqv2eQ
アンチョビ「み、みほ! 昨日は大丈夫だったか!? 心配したぞ!」
みほ(翌日の朝、アンチョビさんが校門の前で私を待っていた)
アンチョビ「しかも、いきなり帰っちゃうなんて……」
みほ(ああ、この人は昨日、私のために何かしてくれてたんだ)
みほ(多分、食事を作ってくれてたとか、そんなところだろうか)
みほ(本当に、優しいなあ……)
アンチョビ「お、おい? 大丈夫か? 辛いなら、また保健室に連れてって……」
みほ「……今日もやるんですか?」
アンチョビ「へ?」
みほ「昨日の戦車道の体験授業、今日も……やるんですか?」
アンチョビ「お、おい! 無理するな! また倒れたらどーする!」
168
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:37:42 ID:s3Nqv2eQ
みほ「お願いです……。お願い、します……」
アンチョビ「みほ……」
みほ「ここで逃げたら……、きっと、後悔する。……私が、私じゃなくなる気がするんです……っ」
アンチョビ「……分かった。お前がそう、自分で決めたのなら」
アンチョビ「ただし! 私が危険と判断したら、また保健室に連れていくからな!」
みほ「はい……」
アンチョビ「うん。……なあ、みほ」
みほ「……?」
アンチョビ「あまり一人で抱え込むなよ?」
みほ「……大丈夫ですよ、私は」
アンチョビ「……そっか。じゃあ、また午後の授業でな」
アンチョビ「あ、そうだ! せっかくだから教室まで付き添ってあげよう」
みほ「だ、大丈夫ですよっ! 一人で歩けますからっ」
アンチョビ「遠慮するな!」
169
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:39:08 ID:GoopQW9I
ドゥーチェが小さい体でちょこまか励ましてるイメージだけど実際はほとんど背丈同じくらいでしたね
170
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:39:51 ID:s3Nqv2eQ
みほ(そして、午後になった)
「ああん? 西住さん!?」
「大丈夫なんですか!? 昨日倒れたって……」
みほ「皆さん、心配かけて申し訳ありませんでした。もう大丈夫です」
ぺパロニ「大丈夫って……昨日はホントに辛そうだったぞ?」
カルパッチョ「ええ。ひどく魘されていたようでしたし……」
みほ「大丈夫ですから。……やらせてください」
ぺパロニ「おいおい、本当に大丈夫かあ?」
カルパッチョ「……ドゥーチェ」
アンチョビ「ああ、わかってる。無理だと思ったら、すぐにやめさせるから」
アンチョビ「だけど……、今はあいつの意思を尊重してやりたいんだ」
171
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:44:07 ID:AJdK4R2s
アンチョビみたいな気配りできる上司が欲しい…
172
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:49:48 ID:s3Nqv2eQ
みほ(私は再び乗り込んだセモヴェンテの中で、ひたすらスコープを覗き続けた。まるで、何かから目を逸らすように)
みほ(トリガーを握る手が震える。視界がぼやける。カチカチと歯がなる)
みほ「……っ」
みほ(あの決勝戦の後、さんざん言われた言葉が頭の中でフラッシュバックされた)
みほ「……ううっ」
みほ(思わず項垂れてしまった、その時――)
アンチョビ「なあ、みほ。よかったら、話してくれないか」
みほ(誰かが、震える私の手に、そっと手を重ねてくれた)
みほ(アンチョビさんだった。相手を安心させてくれる笑顔と、深く澄んだ瞳で、彼女はそこにいた)
アンチョビ「お前がこんな辛い想いをしてまで、戦車道を続ける理由」
みほ「…………」
みほ「……私の家が、西住流っていう戦車道の流派だということは、知ってますか?」
アンチョビ「ああ、知ってるよ」
みほ(それから、私はぽつぽつと語った)
みほ(西住流のこと、お姉ちゃんのこと、黒森峰のこと……、あの決勝戦のこと)
みほ(私自身が目を背け続けていたことを、少しずつ思い出しながら――)
173
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:50:39 ID:PG/cLlu2
みぽりんが帰還兵みたいになっとる・・・
174
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:52:05 ID:s3Nqv2eQ
みほ(最初からわかってた。でも、気づかないふりをしていた)
『あ、あのっ……私、戦車道初めてで……ふ、不束者ですが、がんばりますっ!』
『うわあああ……! 西住さん格好いいっ! 私も西住さんみたいになりたいなぁ……』
『え? 西住さん、今日もコンビニのお弁当なんですかっ!? いつか身体壊しちゃいますよっ?』
『ダメですっ! 私がお弁当作ってくるので、一緒に食べましょう!』
『西住みほ! まほ隊長の妹だからって、楽に副隊長になれるなんて思わないことね!』
『きーっ! 余裕ぶっちゃって! 今日こそ絶対貴女に黒星つけてやるんだから!』
『はあ!? 単騎でのおとり作戦って……無茶にもほどがあるわ!』
『……わかった。貴女を信じるわ、副隊長』
『――準決勝、見させてもらいました。まほ、貴方を西住流の当主として、誇りに思います』
『みほも、よくやったわね。……それでこそ、私の娘です』
175
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:54:11 ID:s3Nqv2eQ
みほ(どうして、黒森峰から逃げたのか)
「――赤星さん! 赤星さん! 返事をしてください!」
『………ザザザ……ザザッ……』
「赤星さんっ!」
『……ザザッ……ザザザ……にし、……ザザザッ……ずみ、さん……?』
「赤星さん! 怪我はありませんか!?」
『私は……平気、……です。少し、頭が……ぼーっとするけど……』
「待っててください! すぐに救助が来ます!」
『嫌だ……! 暗いよぉ……怖いよぉ!』
「だ、大丈夫です! 落ち着いてください! 浸水することはありませんから!」
『開けて! 開けてよぉ! ここから出してよぉ!』
『パパー! ママー!』
「あ……、赤星さん! 聞こえますか!? 衝撃に備え、身を屈めるよう皆さんに――」
『…………誰か、助けて……』
176
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 22:55:51 ID:s3Nqv2eQ
みほ(どうして、戦車道から目を背け続けていたのか)
『……なんで、逃げたりしたの?』
『貴女なら、背中を任せて戦えると思ってたのに……』
『だけど、私の思い違いだったみたいね』
『あ、あの、西住さん……私、私……っ……!』
『……っ』
『…………ごめん、なさい』
『転校か……』
『みほ。お前が自分でそう決めたのなら、私は止めないさ』
『……何もしてやれず、すまなかった』
みほ(私が本当は――何を怖がっていたのか。そんなの、自分が一番よくわかってる)
177
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 23:03:41 ID:s3Nqv2eQ
アンチョビ「……そっか。そんなことが」
みほ(アンチョビさんは私の嗚咽交じりの声を、神妙な面持ちで聞いてくれていた)
みほ(――瞼の奥が、火傷しそうなくらいに熱くなっていた)
みほ「…………でも、本当に怖かったのは、傷つくことじゃなくて」
みほ「戦車に乗るのが、怖くなったわけでもなくて……」
アンチョビ「……うん、うん」
みほ(もう、止まらなかった。耐えられなかった)
みほ(攪拌された泥みたいにぐちゃぐちゃの感情が、涙とともに溢れていた)
みほ「ただ……! 戦車道を嫌いになってく自分が、怖くて!」
みほ「大好きな戦車を嫌いになんかなりたくなくて!」
みほ(――だから、あの決勝戦以来、私はずっと戦車道から距離を置き続けた)
みほ(大切な人たちとの、大事な思い出だけは、綺麗なまま残しておきたかったから)
みほ「っ……うぅううっ、うわああああああん!」
みほ「ひぐっ、ひぐっ、うぇぇぇ……わあああああああん!」
アンチョビ「……よしよし」
178
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 23:10:02 ID:s3Nqv2eQ
アンチョビ「……私もな。一度、戦車道を辞めようかと思ったことがある」
みほ「え……?」
みほ(私が泣き止んでからしばらくして、アンチョビさんがぽつりと零したその言葉は、ひどく意外なものだった)
アンチョビ「一年生の頃な、スカウトされてこの学校にきた私は、自分がアンツィオを引っ張っていくんだって使命感に燃えてた」
アンチョビ「でも現実は厳しくて。当時の先輩に嫌われて、雑用ばっかり押し付けられてたよ」
アンチョビ「……まあ私は戦車の整備、好きだからよかったんだけど」
アンチョビ「二年生になって、私を慕ってくれたぺパロニとカルパッチョにまで嫌がらせが及んだ。……それは我慢ならなかった」
アンチョビ「その時は、本気で辞めようかと思ったよ」
アンチョビ「……でも、それ以上に悔しくてさ」
アンチョビ「だから三人で愚痴垂れながら、アンツィオの戦車を全部、見たこともないくらいピカピカに磨いてやったんだ」
アンチョビ「そしたら先輩たち、みんな腰抜かしてさぁ! 今度は自分たちがもっと綺麗にしてやるとか言って」
アンチョビ「気づいたら、みんなで戦車を整備するのが、私たちの日課になってたんだ」
アンチョビ「その時思ったんだ。私一人の力は本当にちっぽけ。だけど、みんなの力を合わせれば、その力は十倍にも百倍にもなるって!」
アンチョビ「それが、私たちアンツィオ高校の最大の武器なんだって!」
179
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 23:14:25 ID:s3Nqv2eQ
みほ「…………でも、私。こうして皆さんの足を……引っ張って」
アンチョビ「足だろうが胸だろうが引っ張ってくれて構わない! 私たちは仲間なんだから!」
アンチョビ「……それに心配するな! 誰かが失敗したら、全員で取り返せばいい! そうだよなー! みんなぁー!」
『そのとおーり! それがアンツィオ魂だぜー!』
『みほさん! 一緒に戦車道、楽しみましょう!』
『ゆきぽ派?』
『いや、みほ……』
『よっしゃー! 全員でみほを応援だー!』
『『『おおおおおおおおーー!!』』』
『『『――みーほ! みーほ! みーほ! みーほ! みーほ!』』』
みほ(無線から、皆の声が聞こえた。白チームだけじゃない、紅チームも……)
みほ「こんなの、滅茶苦茶だよ……」
アンチョビ「あっははは! 確かに滅茶苦茶だ! でも、それが私たちアンツィオ高校なんだ!」
180
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 23:27:07 ID:GoopQW9I
っていうかイタリアモデルなら赤と黒でチーム分けしたほうが(赤シャツ隊と黒シャツ隊)いやなんでもないです
181
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 23:31:11 ID:Ut9VzbD6
(引っ張るだけの胸が)ないです
182
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 23:36:23 ID:s3Nqv2eQ
アンチョビ「それにさ。お前には誰よりも戦車道を愛する、強い気持ちがあるじゃないか!」
アンチョビ「一度は逃げたのかもしれない。だけど、今こうして、必死に自分の過去と向き合ってる!」
アンチョビ「それはきっと、誰にでもできることじゃない。お前は、凄い奴だよ」
みほ(そう言って、アンチョビさんは頭を撫でてくれた)
みほ「……あ」
アンチョビ「お前のことを責める奴もいるかもしれない。だけど、そんなの気にするな! お前はお前の信じる道を進めばいい!」
アンチョビ「その途中で、どうしても悲しくて泣いちゃったのなら、私が慰めてやるから」
アンチョビ「困ったことがあれば相談に乗るし。テストが赤点だったら、まあ、私が勉強教えてやるし」
アンチョビ「――辛いことがあったら、そばにいてやる」
みほ(ぎゅ、っと。アンチョビさんは、また私を抱きしめてくれた)
みほ(…………温かい)
183
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 23:44:25 ID:s3Nqv2eQ
みほ(きっと、この人は、底抜けに優しい人なんだ)
みほ(溺れてる私の手を、躊躇なく掴んで、助けちゃうような人なんだ)
みほ「……アンチョビさん」
アンチョビ「ん?」
みほ「ありがとう」
アンチョビ「……うんっ」
みほ「……えへへ」
みほ「…………私、……ここにいても、いいですか?」
みほ(不思議な質問だった)
みほ(本当は――黒森峰の皆や、お姉ちゃんや、あるいはお母さんに――訊きたかったことなのかもしれない)
みほ(でも、アンチョビさんはひたすら明るい笑顔で)
アンチョビ「ああ! もちろんだ!」
みほ(そう答えてくれた。その短くも力強い言葉は――たぶん、私がずっと求めていたものでした)
アンチョビ「だから、自分を信じろ。みほ」
みほ(そして、誰かにこうしてほしかった。こんな風に、優しく頭を撫でてほしかったんだ)
みほ「……」グスッ
みほ(軽く目元を拭ってから、ぐっと、トリガーを握る――震えはもう、止まっていた)
つづく!
184
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/08(月) 23:58:55 ID:es53GlNg
アンチョビお母さんに甘えてぇな〜俺もな〜
185
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/09(火) 00:47:02 ID:pUKGwNvo
ええ話やこれは…(涙腺ダバァ)
186
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/09(火) 00:57:08 ID:1US7EYt2
私もこんな文が書ける心の優しい人間になりたい(切実)
187
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/09(火) 00:57:14 ID:XlN.XF5Q
痛みに耐えてよく頑張った。感動した!(小泉並感)
満足編もお待ちしてナス!(強欲な壺)
188
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/09(火) 00:58:57 ID:gcQqpgXo
>>181
ドゥーチェ結構いい身体してるだろ!いい加減にしろ!(ぺパロニ並感)
189
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/09(火) 01:04:01 ID:1Rm0s9ns
すごいですねこれ
満足編もアンツィオ編も別ベクトルで尚且つ面白いとか、やっぱりホモは文豪なんやなって…
190
:
ヒゲクマ調理師
:2016/02/09(火) 13:39:04 ID:???
レ厨紛れ込み過ぎなんだよなぁ...
いいぞ、もっとやれ
191
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/09(火) 21:59:58 ID:qjTnUd3.
いい話だぁ…(恍惚)
ドゥーチェはロリ枠っぽいけどみぽりんと身長2センチしか違わないし
出るとこちゃんと出てるってそれ一番言われてるから
http://i.imgur.com/Q3FsuQw.jpg
http://i.imgur.com/P9rDGzd.jpg
192
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/09(火) 22:05:51 ID:WZTxzYxI
ペパロニがバカだけどスケベボディだからね、アンチョビが相対的に霞むのもしょうがないね
193
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/09(火) 22:10:13 ID:ad4nx6AM
言葉で励まさず静かに抱きしめながら背中トントンしてくれそう
してほしい
194
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/10(水) 00:50:37 ID:luPXcxOg
>>191
下の画像初めて見た
2014年はOVAのみだったからか、アンチョビとみほのカップリングイラストがかなりあったよね
195
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/10(水) 20:14:43 ID:jImwcfaA
http://i.imgur.com/Hx3TqIa.jpg
トラウマを乗り越えアンツェオで完全復活したみぽりんUCすこ
196
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/11(木) 07:46:04 ID:yvJZzn2I
>>195
すごい、みほに見える
197
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/11(木) 08:31:32 ID:ff7x6m8w
なぽりん
198
:
愛されるより 愛したい
:2016/02/11(木) 12:22:45 ID:???
りぼんなぽりん?
199
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/11(木) 12:37:13 ID:QCICb4s.
リボ払いみぽりん?
200
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 07:47:34 ID:UbgFQO/2
ドゥーチェほんとすこ
泣かせたくなる
201
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:42:56 ID:OFj1isys
【番外・クラッシュタウン学園編 04】
<ヤッテヤルヤッテヤルヤーッテヤルゼ♪
みほ「……ん、うう〜ん……」モゾモゾ
みほ「朝……起きなきゃ……」
みほ「…………」
みほ「って二度寝しちゃダメ! 起きなきゃ――へぶっ!?」ガンッ!
みほ「……痛い」
カエサル「気をつけなよ。ここの三段ベット、間が狭いからさ」
みほ「あ、カエサルさん……気を付けます」
みほ(彼女はレッド寮で同室になったカエサルさん。格好はちょっと変だけど、とっても良い人だ)
カエサル「おはよう西住さん。朝早いね」
みほ「実家で寝過ごすと怒られていたので、自然に……」
カエサル「ふーん。冷泉さんにも見習ってほしいもんだ」
202
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:44:26 ID:OFj1isys
麻子「…………朝っぱらからうるさいぞお前たち」
みほ「麻子さん。おはようございます」
麻子「ん。おはよう、そしておやすみ」バタッ
カエサル「相変わらず朝に弱いな彼女は……」
みほ「のび太くんみたいですね」
みほ(彼女もルームメイトの冷泉麻子さん。成績は二年主席クラスだけど、遅刻や居眠りが祟ってレッド寮に落とされたらしい)
みほ(本人としては、こっちの方が気楽でいいとかなんとか……)
みほ「確か、朝食は七時半からでしたよね?」
みほ(それまで日課のジョギングでもして時間を潰そうかな)
カエサル「ああ。君の実力を試すいい機会だ」
みほ「へ? 実力?」
カエサル「私の挑戦、受けてもらえるか?」
みほ「……望むところです!」
203
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:45:54 ID:OFj1isys
「何々? 朝っぱらから何が始まるの?」
「デュエルだよデュエル!」
「二年のカエサルさんと、転校生の西住って人らしいよ」
「転校生!? いたんだぁ」
「西住? どこかで聞いた覚えが……」
「がんばれー! タカちゃ〜ん!」
カエサル「タカちゃん言うな! ……準備はいいか? 西住さん」
みほ「大丈夫です!」
カエサル「風紀委員を倒したという君の力、見せてもらおうか!」
「「デュエル!」」
204
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:46:55 ID:XN5D2Q6E
ヒャッハー!デュ↑エルだぁ!
205
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:48:30 ID:OFj1isys
みほ「私の先行! 私は魔法カード《融合》を発動!」
カエサル「いきなり融合か! そうこなくっちゃ!」
みほ「私は手札の《ファーニマル・シープ》と《エッジインプ・チェーン》を融合!」
みほ「融合召喚! 現れて! 《デストーイ・チェーン・シープ》!」
《デストーイ・チェーン・シープ》DEF2000
「きゃー!? 羊さんが鎖で縛られて名状しがたいモノにー!?」
「グロいー!」
みほ「ええー? こんなに可愛いのに〜……」
カエサル「ちなみにグロいという言葉は古代ローマの皇帝ネロが建設したドムス・アウレラ宮殿の美術様式グロテスクが語源になっていて――」
「ここぞとばかりに解説ぶち込んできたぜよ」
「古代ローマは彼奴の得意分野じゃからな」
みほ「私は融合素材として墓地へ送られた《エッジインプ・チェーン》の効果を発動します」
みほ「このカードが手札、場から墓地へ送られたとき、デッキからデストーイカードを一枚手札に加えることができます」
みほ「《デストーイ・ファクトリー》を手札に加え、ターンエンド!」
206
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:49:45 ID:hnD0L5DE
お前の更新を待ってたんだよ!
207
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:52:26 ID:OFj1isys
カエサル「私のターン、ドロー!」
カエサル「私は永続魔法《地獄門の契約書》を発動!」
カエサル「このカードの効果により、私は自分のスタンバイフェイズ毎に、1000ポイントのダメージを受ける」
「毎ターン1000ポイントも!?」
カエサル「だが、地獄門の契約書の効果により、私は一ターンに一度、デッキからDDモンスターを一体手札に加えることが出来る」
カエサル「私が手札に加えるのは《DDバフォメット》。そしてさらに、手札の《DDスワラル・スライム》の効果発動!」
カエサル「このカードを含む融合素材モンスターを手札から墓地へ送り、DDD融合モンスターを召喚できる」
カエサル「私が融合するのは《DDスワラル・スライム》と《DDバフォメット》。融合召喚、《DDD信託王ダルク》!」
《DDD信託王ダルク》ATK2800
カエサル「さらに! 私は《DDナイト・ハウリング》を召喚し、効果発動! 墓地のDDモンスター一体を、攻守をゼロにして特殊召喚!」
カエサル「蘇れ、《DDバフォメット》! そして《DDバフォメット》の効果発動! このカード以外のDDモンスター一体のレベルを、1から8の好きな数値に変更する!」
カエサル「私はナイトハウリングのレベルを4に変更する!」
208
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:55:16 ID:OFj1isys
カエサル「いくぞ! レベル4となった《DDナイト・ハウリング》と《DDバフォメット》でオーバーレイ!」
カエサル「エクシーズ召喚! ランク4、《DDD怒涛王シーザー》!」
《DDD怒涛王シーザー》ATK2400
カエサル「バトル! 私は《怒涛王シーザー》で、《デストーイ・チェーン・シープ》を攻撃!」
カエサル「押し寄せる波の勢いで、世界の全てを統べよ! ドミネーション・ストリーム!」
「……タカちゃんそれ自分で考えたの?」
カエサル「い、いいだろ! かっこいい技名つけたって!」
「むしろデュエリストなら当然のことぜよ」
「「「そうだよ(便乗)」」」
みほ「……あの、続けていいですか?」
カエサル「あ、どうぞどうぞ」
209
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:55:37 ID:XN5D2Q6E
カエサルが靴下履いてないって本当ですか?
興奮してきました
210
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:58:35 ID:e4EJy0bE
将来ハゲるのか…
211
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 21:58:40 ID:OFj1isys
みほ「では、モンスター効果発動! 一ターンに一度、破壊された《デストーイ・チェーン・シープ》は攻撃力を800アップして復活します!」
《デストーイ・チェーン・シープ》ATK2000→2800
みほ(これで攻撃力は信託王ダルクと互角だけど……攻撃してくるかな?)
カエサル「臆せず攻めさせてもらう! 私は信託王ダルクでチェーン・シープを攻撃!」
カエサル「私はカードを一枚伏せて、ターンエンド」2
みほ(破壊されちゃったか……でも、これでカエサルさんのモンスターも減ったはず――)
《DDD信託王ダルク》ATK2800
みほ「あ、あれ!? なんで信託王ダルクがフィールドに!?」
カエサル「ふっ、私は先ほどのバトルフェイズ中、怒涛王シーザーの効果を発動していたのさ」
カエサル「オーバーレイユニットを一つ使うことで、バトルフェイズ終了時に、そのターン破壊されたモンスターを復活させる効果を!」
カエサル「そのかわり、私は次のスタンバイフェイズ、復活させたモンスター一体につき1000ポイントのダメージを受けるけどね」
212
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 22:02:26 ID:OFj1isys
みほ「私のターン! ドロー!」
みほ(カエサルさんは次の自分のスタンバイフェイズに、契約書と怒涛王シーザーの効果で、合わせて2000ポイントのダメージを受ける)
みほ(ライフを2000まで減らせば……)
みほ「私は永続魔法《トイ・ポット》を発動!」
「ガチャポン……」
「紗希が喋った!?」
みほ「手札の《ファーニマル・ウィング》を墓地に捨てて、デッキから一枚ドローし、そのカードがファーニマルモンスターだった時、特殊召喚できます!」
「運。それに頼ってみるのも、人生とデュエルには必要なことだね」ポロローン♪
「誰だこの人!?(驚愕)」
みほ「それ以外のカードだった時は、ドローしたカードを墓地に捨てます……ドロー!」
みほ「……私が引いたカードは《ファーニマル・マウス》! これを特殊召喚!」
みほ「《ファーニマル・マウス》の効果発動! このカードが場に表側表示で存在するとき、デッキから同名モンスターを二体まで特殊召喚できる!」
カエサル「一気に三体のモンスターを展開するとはね……だけど! 守備力100じゃあ壁にしかならない!」
213
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 22:05:37 ID:OFj1isys
みほ「まだです! 私は墓地の《ファーニマル・ウィング》の効果を発動!」
カエサル「なに!?」
「「「ぼ、墓地から効果発動ー!?」」」
みほ(……これ毎回やるのかな)
みほ「自分の場に《トイ・ポット》がある時、墓地のこのカードと、ファーニマルモンスター一体を除外することで、一枚ドローできる」
みほ「墓地の《ファーニマル・ウィング》と《ファーニマル・シープ》を除外して、一枚ドロー」
みほ「さらに、場の《トイ・ポット》を墓地へ送り、さらにもう一枚ドローできる」
みほ「さらにさらにィ、《トイ・ポット》が墓地へ送られたとき、デッキから《エッジインプ・シザー》を手札に加える!」
「一気にモンスターを展開し、手札の補充まで……あの転校生中々やるぜよ」
「まるで百姓から天下人へ破竹の勢いで上り詰めた豊臣秀吉じゃ」
「いやいや、活版印刷を開発したヨハネス・グーテンベルクだろう」
「「それだ!!」」
214
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 22:09:12 ID:OFj1isys
みほ「そして、私は永続魔法《デストーイ・ファクトリー》を発動!」
カエサル「さっきのターン《エッジインプ・チェーン》の効果で手札に加えたカードか…」
みほ「自分の墓地の「融合」または「フュージョン」魔法カードを除外することで、デストーイ融合モンスターの融合召喚ができます!」
みほ「墓地の《融合》を除外して、場の《ファーニマル・マウス》三体と、手札の《エッジインプ・シザー》を融合!」
みほ「融合召喚! 現れて! 《デストーイ・シザー・タイガー》!」
《デストーイ・シザー・タイガー》ATK1900
みほ「シザー・タイガーの効果発動! 融合素材にしたモンスターの数までフィールドのカードを破壊できます!」
みほ「信託王ダルク、怒涛王シーザー、地獄門の契約書、伏せカードを破壊!」
カエサル「この瞬間、伏せカードオープン! 《ブレイクスルー・スキル》!」
カエサル「《デストーイ・シザー・タイガー》の効果をターン終了時まで無効にする!」
みほ「シザー・タイガーの効果が無効に……」
カエサル「これで、私のモンスターたちを破壊することはできなくなったね」
「タカちゃんかっこいいー!」
カエサル「だからタカちゃん言うなって!」
215
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 22:12:40 ID:OFj1isys
みほ「だけど、私はまだ通常召喚していません! 私は《ファーニマル・オウル》を召喚!」
みほ「このカードの召喚に成功したとき、デッキから《融合》を手札に加える」
みほ「そして《融合》を発動! 《デストーイ・シザー・タイガー》と《ファーニマル・オウル》を融合!」
「更なる融合召喚を!?」
みほ「融合召喚! 現れ出ちゃえ! 《デストーイ・サーベル・タイガー》!」
《デストーイ・サーベル・タイガー》ATK2400
みほ「サーベル・タイガーの効果発動! 融合召喚に成功したとき、墓地のデストーイモンスター一体を特殊召喚できます!」
みほ「戻ってきて! 《デストーイ・シザー・タイガー》!」
みほ「サーベルタイガーの効果で、フィールドのデストーイモンスターは攻撃力が400ポイントアップ!」
《デストーイ・サーベル・タイガー》ATK2400→2800
《デストーイ・シザー・タイガー》ATK1900→2300
みほ「さらに! シザー・タイガーの効果で、デストーイモンスターの攻撃力は、場のファーニマル及びデストーイモンスターの数×300アップ!」
《デストーイ・サーベル・タイガー》ATK2800→3400
《デストーイ・シザー・タイガー》ATK2300→2900
カエサル「何!? 攻撃力が二体のDDDモンスターを上回った!?」
216
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 22:16:01 ID:OFj1isys
みほ「バトルです! シザー・タイガーで怒涛王シーザーを攻撃!」
カエサル「シーザーのモンスター効果発動! オーバーレイユニットを一つ取り除く!」
みほ「えっ!?」
カエサル「くっ……」LP4000→3500
みほ(シーザーの効果を使った……? そんなことをしたら、次のターン4000ポイントのダメージを受けることになるのに……)
カエサル「シーザーが破壊されたことにより、効果発動。デッキから《魔神王の契約書》を手札に加える」
カエサル「……ターンエンド?」
みほ「っ、まだです! サーベル・タイガーで信託王ダルクを攻撃!」
カエサル「っ……くうう!」LP3500→2900
カエサル「バトルフェイズ終了時、シーザーの効果が発動。破壊されたダルクとシーザーを再び特殊召喚する」
みほ「……私はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
「ど、どうしよう! カエサルさん、あのままじゃ自分のカードの効果で負けちゃう……!」
「かっこ悪すぎるよ〜!」
「いえ、これでいいんです。……これが、タカちゃんのデュエルですから」
217
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 22:18:09 ID:OFj1isys
カエサル「私のターン、ドロー! ……このスタンバイフェイズ、怒涛王シーザーと地獄門の契約書の効果が発動」
カエサル「私は4000ポイントのダメージを受ける」
「か、カエサルー!(棒読み)」
「なんてことぜよ…なんてことぜよ…(棒読み)」
「織田信長もびっくりな自害じゃな(棒読み)」
カエサル「……いや、そんなに引っ張らなくていいから」LP2900→6900
「え!? ライフが回復してる!?」
みほ「……信託王ダルクの効果ですか?」
カエサル「ご名答! ダルクがモンスターゾーンに存在する限り、私が受ける効果ダメージは、同じ数値分ライフを回復する効果になるのさ」
みほ(この人……、強い……!)
カエサル「さあ! ここからが本番だ! 西住さん、私の本気を受けてみろ!」
つづく!
218
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 22:31:02 ID:.PYRs2OA
損害を踏み倒したり、逆に利益に変える経営者デッキすき
219
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 23:10:38 ID:5UlvJqsY
タカちゃんのデュエリスト特有の口上いいぞ〜コレ
220
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 23:12:20 ID:XN5D2Q6E
こういうキャラのイメージに合う架空デュエル作れる人ホントニアコガレテル
麻子は【ゴーストリック】らへんが似合いそう
221
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 23:15:15 ID:hnD0L5DE
デッキパワーを考えなければ【もけもけ】とかのローレベル通常モンスとか合いそう。
222
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 23:18:36 ID:HqAJeEaw
一般通過カルパッチョすき
223
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/13(土) 23:50:44 ID:3Zhqf5rs
みぽりんのデッキが殺意に溢れすぎてて草生える
シザータイガークッソ強い
224
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/02/14(日) 00:38:15 ID:/E4WsHpk
最近のカード群知らないからデストーイで調べたけど絵柄が恐すぎて冷や汗かいちゃったぞ
225
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/03/06(日) 21:50:17 ID:yrbor8YM
すいませぇ〜ん木下ですけどー
まぁ〜だ時間かかりそうですかねぇ〜?
226
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/03/21(月) 23:47:21 ID:LL6YTT4Q
アンツィオ編と満足編両方好き
227
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/03/22(火) 16:30:45 ID:ezi03Kw6
あくしろよ
228
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/03/23(水) 00:55:37 ID:PrYzRk4o
投下がないんじゃ満足できねえぜ
229
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/03/28(月) 15:31:35 ID:1FiF1flM
ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!
230
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/04/11(月) 18:01:14 ID:7Shd8tSA
投下がないんじゃ満足できねえぜ
231
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/11/01(火) 21:18:18 ID:..Nvtrzk
あくしろよ
232
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/11/02(水) 00:18:23 ID:u24cwhr6
最初から全部読んでしまった…
更新途絶えてるとかウッソだろお前⁉︎(落胆)
233
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/11/14(月) 21:06:42 ID:VKa6mEpk
あくしろよ
234
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2016/12/16(金) 23:02:12 ID:vSWF/eDE
あくしろよ
235
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2017/03/22(水) 17:36:45 ID:DHphTLsY
満足させてくれよ
236
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2017/07/04(火) 13:24:10 ID:FEbcRiCc
あ
237
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2017/09/26(火) 09:05:11 ID:BdWu6BKo
投下で満足させてくれよ
238
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/08/22(水) 22:49:23 ID:6Kehow2k
満足したい
239
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2022/10/19(水) 22:46:37 ID:r7AAgFvw
>>1
先生に応援のお便りを送ろう
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板