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みほ「はあ…早く転校先の学校、決めなくちゃ…」

178名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/02/08(月) 23:10:02 ID:s3Nqv2eQ

アンチョビ「……私もな。一度、戦車道を辞めようかと思ったことがある」

みほ「え……?」

みほ(私が泣き止んでからしばらくして、アンチョビさんがぽつりと零したその言葉は、ひどく意外なものだった)

アンチョビ「一年生の頃な、スカウトされてこの学校にきた私は、自分がアンツィオを引っ張っていくんだって使命感に燃えてた」

アンチョビ「でも現実は厳しくて。当時の先輩に嫌われて、雑用ばっかり押し付けられてたよ」

アンチョビ「……まあ私は戦車の整備、好きだからよかったんだけど」

アンチョビ「二年生になって、私を慕ってくれたぺパロニとカルパッチョにまで嫌がらせが及んだ。……それは我慢ならなかった」

アンチョビ「その時は、本気で辞めようかと思ったよ」

アンチョビ「……でも、それ以上に悔しくてさ」

アンチョビ「だから三人で愚痴垂れながら、アンツィオの戦車を全部、見たこともないくらいピカピカに磨いてやったんだ」

アンチョビ「そしたら先輩たち、みんな腰抜かしてさぁ! 今度は自分たちがもっと綺麗にしてやるとか言って」

アンチョビ「気づいたら、みんなで戦車を整備するのが、私たちの日課になってたんだ」

アンチョビ「その時思ったんだ。私一人の力は本当にちっぽけ。だけど、みんなの力を合わせれば、その力は十倍にも百倍にもなるって!」

アンチョビ「それが、私たちアンツィオ高校の最大の武器なんだって!」


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