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暇潰し:ロール練習スレ vol.3
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↓前スレ継続
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>>592
これはいけませんねぇ、おとなしくしてと言ったじゃないですか
【そして男は口角を上げたまま指を弾く】
ほら、コイツで少し黙ってくんねえか?
【男が出したのも少女と同じ風】
【だが、明らかに違うのは風が毒々しい紫色だということだ】
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>>593
どうせ、訳の分からない研究機関に連れて行く気なんだろう?
そんなのはゴメンだね、僕を捉えたければ十数人は連れて――
【あくまでおとなしくする気は無いらしい、少女は更に風を強めて襲いかかろうとするが――】
【唐突にその風が弱まった。と入ってもほんの僅かの間だが、確実に】
【そして威力が弱まるほんの少し前には…男の出した、「紫の風」が、少女の風に混じっており】
(相手も風使い…でも色が変だ…用心するに越したことはないか
それに今…制御したつもりはないのに、風が弱まった…)
【再び威力を強めながらも、少女は思考を巡らせて、更に鋭い鎌鼬を放つ】
【それが自らを破壊している自殺行為とも知らずに】
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>>594
まだ続けんのかァ?キヒヒヒッいいぜ?どこまでもやってやんよ
【少女の鎌鼬を後ろに飛んで躱しつつ自らも風を出す】
ホラホラ、なんだか動き鈍くなってねぇか?
そんなんで身を守れんのか嬢ちゃんよォ!
(ま、傷つけたらこっちもやべえから麻痺しか使えねえのが難点か・・・)
【紫の風が再び少女へと、少女の放った風へと向かっていく】
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>>595
(相手がどんな能力なのかわからない以上、押していくしかない…か)
【次々と鎌鼬を放ちつつ、男の風を見つめて思考を巡らせる】
【しかし今まで戦ってきた能力者に、あのような技を使う人間はいなかった】
【どんな能力なのか――その答えを探ろうと、再び風を強めた瞬間】
っ…!?
【体中の神経が、まるで石になったかのような感覚に襲われた】
【動けない――まるで金縛りだろうか、少女の体は見事に毒に侵されて】
【ガクリと地面に手をつき、苦しそうに呼吸を繰り返す】
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>>596
オイオイ、大丈夫かァ?
大口叩いてた割には大した事ねェじゃねえか・・・よ!
【地面に手を付いた少女の脇腹を男は容赦なく蹴り飛ばす】
さてさて?なんでテメエが俺に攻撃するたびにお前が苦しんだんでしょうか?
ハイ、3、2、1、0ブッブー残念時間切れでーす
【そして醜悪な笑みを浮かべると】
俺様はなァ、毒の風使いなんだよ
つまりテメエみてえな風使いの風に俺様の毒が混じるんだ
つまり、どういうことかわかるか子猫ちゃんよォ・・・キヒヒヒヒヒ
【弱者を嬲り、いたぶる、これがこの男の本性だった】
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>>597
う、ぐッ!?
【毒か――それに気がついたのは、倒れて数秒後のことだった】
【必死に酸素を取り込もうと口を開き、荒い呼吸を繰り返している中】
【男の腹部めがけた蹴りが突き刺さり、少女の矮躯は飛ばされて】
く、そ……
毒の……風…
【徐々に歪み始める視界を何とか正しながら、朧気な瞳で男を睨む】
ふざ、けるな…
僕が…この程度、で…ッ…!
【そして力を振り絞り、壁を使って何とかよろよろと立ち上がるも】
【神経が上手く回らず、鎌鼬を放つことも出来ぬまま――また、壁に寄りかかるように倒れる】
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>>598
いいねいいねぇその眼、その顔、その姿
惨めで無様で情けねぇよなあ?ほら、自分で立ってみろよ
【そう言って少女の首根っこを捕まえ無理やり立たせる】
ま、今の俺にゃテメエを殺すなって命令が出てるんでな
殺しはしないが・・・
【今度はボディーブローを叩き込んだ】
殺しはしないだけだ・・・キヒヒヒヒヒ
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>>599
あうッ!?
【首を無理やり捕まれ、苦しげな表情をしながら、なんとか振りほどこうと抵抗をはじめる】
【しかし体格の違いというのはあまりにも大きく、いくら暴れ用が逃れることはできず】
――か、は
【痛恨の一撃が、少女の腹部を襲った】
【意識が飛びそうになるほどの一撃、その拍子に血液を少量口から吐き出し】
【暴れていたのが動かなくなり…恐らく気絶してしまったのだろうか、少女はぐったりとした体でヒトコトも喋らなくなってしまった】
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>>600
あ〜やりすぎちまったか?まあいいや、この方が運びやすいしな
【少女をを肩に担ぐと町外れに止めてある車へと歩き出す】
さて、いい研究対象だといいんだがなぁ・・・
上が飽きたら俺の方に回してもらってとことん可愛がってやってもいいしな
【少女が気絶していると踏んで男は全く警戒していない】
【もしも、もしも少女が目を覚ましたのならば必殺のチャンスだろう】
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>>601
【――手は動く、頭も大分落ち着いてきた】
【男に悟られぬよう気を配りながら少女は目を覚まし、静かに手を掲げると】
これ、で――
【言うなれば「風の塊」。その球状の塊を手のひらの上に創りだして】
……詰めが、甘いね…
【勝ちを確信した表情で、男に向かって囁くと】
【その球体をゼロ距離で、男の背中ぶつけようと試みる】
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>>602
あ゛?何言ってんだテメ・・・
【男は言葉を最後まで言い切ることができなかった】
【背中に風の球体を受け、思い切り吹き飛ばされたからだ】
【少女を取り落とし、吹き飛んだ先には自分の車】
【無論男に回避するすべはなく、車に叩きつけられる】
ガハッ・・・き、聞いてねえぞ・・・こんな・・・の・・・
【車に叩きつけられた格好のまま男は気を失う】
【少女とは違いしばらく目を覚ますことは絶対にないだろう】
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>>603
助かっ、た…
【まだ痺れの切れていない体を何とか立たせながら少女は呟く】
【目の前に倒れている男、この男は当分目を覚まさないであろうと思い】
【その場で踵を返し、ふらふらと歩き始める】
…あ、マズい…か、も
【その瞬間、少女の視界が、真っ赤に染まり】
【限界を迎えた体が地面に倒れ、少女もその場に倒れこんだ】
【少女が先に目を覚ましたなら逃れられるが、男が先に目を覚ましたら――】
【藤原千方-風鬼-】 ――END
/付き合っていただきサンクス
/なんか改善点とかあったら教えていただけると幸いっす
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>>604
・・・っく
【男が目を覚ましたとき、傍らには気絶した少女の姿があった】
クケケ・・・まだ俺にも運は向いて・・・ん?
【再び少女を担ごうとしたとき電話のコール音】
ハイ、―――です。え、あ、ハア・・・ですか
ってふざけんなやコラアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
【内容は至って単純なもの、男の組織からのクビだ】
【そして傍らの少女に目を向けると】
・・・チッ、俺は助けたくて助けんじゃねえぞ!
周りの視線と俺の玩具にするために助けんだ!
【再び少女を担いだ男はどこかへと去っていった】
【ちなみに、数日するとほぼ毎日喧嘩をしている親子のような二人が住む家が】
【この能力者の街に一件増えたそうな・・・】
―――【猛毒乃風】 END―――
/お疲れ様でした!
/一応この能力の風は人を動かすほどの力はないと思っていたので
/ナイフ程度の自衛用武器があるといいんじゃないかと
/毒能力に関しては問題ないと思います
/では、またロールしましょう!
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能力と相手が欲しいなー(チラッチラッ
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>>606
【一秒千斬】
この能力者の刀は、異常なほど軽い
尋常で無く軽い、空気より軽い
それを活かして、目にも止まらぬ剣技を操る
衝撃波の一つや二つ起こしかねない速度で操る
ただし、軽くするために素材を絞った為、大変錆びやすくなってしまった
鞘に収めておかないとみるみる錆び付いて切れ味がぐんぐん落ちてしまう
故に、抜刀術、居合術に技が限定される
なお切れ味だが、人を切る分には申し分ないがスチール缶くらいから厳しい
命綱の鞘はかなり頑丈に作ってあるので、そう簡単に壊れはしない
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俺の分
【佩乱打撃】
この能力者は、相手との間合いをテレポートにより一瞬で詰められる
ただし行きだけ
間合いを取る方向には使えない
これを地行の術と言い、地面を通して気を送るものだ
地上→地上でしか使えないのが玉に瑕
これを応用すると、地面を通して遠くへ攻撃送れたりもする
こちらはテレポートしない
なお、地面とつながってれば壁だろうとトンネルだろうと地面扱いである
初期装備:クレイモア
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しかし……脆い"物"だな?
【"事後で在った"――形容し難い粘着音が街路に満ちる】
【若い女性はほんの数秒前まで暖かき呼吸を持ち笑顔で道案内をしていた、が】
【首と両腕脚を切り落とされ、背中に開いた空洞から中の臓腑を掻き出され】
【反対側の、丁度乳房がある場所の肉壁ひとつが空洞から垣間見えるのみである】
"能力者は何処にいる"……と聞いた筈だが。
【女性とか人間とかではなく。"モノ"としてしか表現できない程の――】
【その臓腑を、ピシャリと地面に打ち付けるのは禍き刀の鞘ひとつ】
【赤く濡れそぼった刀身を包み隠すこの鞘も、同等なまでに繊細で優雅に紅く】
明確な答えを持たない自分を呪え。
【マネキンの一種であるトルソーに程近い全裸の若き女性は】
【自らの体内に開いた空洞に突き込まれた鞘の動きに合わせて、ぶらりぶらりと】
【それごと背中に背負った和装の男性の口元が黒く光る――】
/もらいますありがとう!
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>>609
ではあっしにも一つ物を聞かせてくれ
【タンクトップにダボダボズボンの土方スタイルの兄ちゃん、妙に高価そうなパイプをふかして口を開く】
なぁんであっしはここにいちゃったんだろうな?
【全裸の次くらいにラフであろう兄ちゃんの腰にぶら下がった鞘】
【その柄も、鞘も、ベルトも、見事な銀細工に覆われ、不釣り合い極まるが】
【持ち主は全く慣れた様子で柄に手をかける】
ここにいなきゃあお前さんに探されることもなかったろうに
【寄りかかった壁にパイプを叩きつけて肺を落とす】
【そっとそれをポケットにしまって、男の方へ顔を向ける】
【半分は非難、半分は挑発、演技がかった大袈裟なしかめっ面を向けた】
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>>610
……
【霧の様に現れた、服装や態度だけならば一般人と代わり映えの無い男性に】
【肉屋の軒先に吊られて有りそうな女性の肉体を瞬時、ピクリと動かして】
【背中で表現するのは怒りか歓迎か。どちらにせよ、血で塗れた恰好と鞘を見れば】
【この和装男が何をしたのかは寸分違わずタンクトップの男性にも判別でき得るもの】
どうやら、貴様は勘違いをしているようだな……。
【長時間を待たせずの声音は落ち着いていて静まり返る海の様な――言い換えればあまりにも冷酷で】
【ふうとついた溜息も、裾を閃かせ肩に担いだ肉塊を背後に押し遣って、正面向いたなら】
【片目は白く。片目は黒く。オッドアイと呼ぶには聊か不釣合いな酷薄たる顔面が向けられるだろう】
お前を探す、ではない。
――……"殺す"んだ。
【フ。鞘に吊られた肉体が虚空に突き上げられた――次の瞬間、タンクトップの男性に肉塊が飛ぶだろう】
【然しその音とは異なる、耳慣れない足音――草履が路面を打つ乾いた音――が警告の様に接近する】
【投擲と呼ぶには些か残酷だが、男性の上半身を目掛けたのが肉塊の投擲ならば】
【至近に詰めた瞬間に極めて高速で放たれる抜刀斬撃は下半身を狙い定めた一閃!】
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>>611
わざわざ探し出して殺すなんてもったいない
無職の浪人者か?
【腰の長剣を抜く様子もなく、のらりくらりとしているようだが】
【目だけは隠せぬ物だ、辛辣な視線で男の一挙手一投足を捉えている】
それとも食肉処理業者?
【某肉塊が宙を舞うのと、兄ちゃんが一歩だけ踏み出したのが同時】
【まさかその一歩で、男と数センチの距離まで間を詰めるとは】
それを抜かれちゃ終わりなんだろ、分かるよ
【その密着状態で、男はまだ剣を抜いていない】
【右腰の鞘で、直接男の鍔元を押さえ、受けとしていた】
【日本刀に抜刀で敵う訳がない、ならば相手にも抜かせぬが良い】
【一本取ったと思ったが、さて、いつ剣を抜く時間ができるだろうか】
【不安の冷や汗がタラリと眉に染みた】
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>>612
つくづく……貴様という男は。
俺を苛立たせる事に掛けては天才的だな。
【押さえられた鞘と鞘。ガチガチと鳴るのは魔獣の牙が打ち鳴らされる其れを思わせる】
【"鞘"迫り合いというよりも根気比べに近い――もし寸隙を突いて先に抜き放てていれば】
【彼の得意とする高速抜刀にて腕ごと切り落としていただろう、然し今は状況も変わっている】
貴様が「刀よりも大剣が強い」などと、腑抜けた事を抜かしたのを覚えているか?
【顔見知りであるのか、単なる人違いなのか。然し和装男はなにやらの確信を秘めて詰め寄り】
【背丈の意味でなら凡そに同格。兄弟、或いは同郷――或いは唯の勘違い、どうとでも受け取れる】
【二進も行かぬ状況であるにも関わらず浮かべた其れは笑み。とはいえ、目元が追随せぬ冷笑だが】
"終焉(おわり)"にしようじゃないか?因縁の総てを。
【押し切る事は出来るかも知れないが。大剣は質量の点で日本刀に不利――】
【双方が拮抗した力関係で押し合っているならば、突然に力を抜いて男性の体勢をやや不安定にさせようとし】
【それが叶わぬとしても片足を大きく振り被れば横後ろに疾き、後頭部及び背中に狙い定めて撃ち据えようとする】
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>>613
は?両手剣最強だろ
プレートアーマー付けっぱなしで使えるし
【問題はそんな全身鎧を着て歩く人間なんていない事である】
【生身で斬りあえば刀の優位は確実、その上奴の刀は特別製】
【付け加えれば、こっちは未だ腰に括った鈍器で戦わざるを得ないのだ】
【まずは剣を抜く間合いを】
おお、終わらせるぜ
「叩き」伏せてやらぁ!
【刃で切り伏せるが刀、身で叩き伏せるが両手剣】
【その基礎の通り、男を突き飛ばそうとさらに踏み込んだ】
【しかしその力は受け止められる事はなく】
【もう重心も姿勢も立て直せない】
【しかし、転んでもただでは起きぬのが戦士】
【ぶっ倒れざまに両手を地面に叩きつける】
【まさに地行の秘術、ドラム缶さえへこませるその圧力が、地脈を伝って男の足元を突き上げる】
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>>614
ふん……猪武者が。貴様のやっている事は剣戟ですらない。
ただの「体当たり」だァッ!
【眼前の大剣男の体勢が目に見えて傾ぐ。このまま打ち掛かれば鞘を抜かずとも行動不能化は容易い】
【動きを更に制せれば勢いに乗せ人間の急所部分のみを的確に突いて仕舞いにさせる思惑であった――が】
【その計画は見事に潰える。どうやらに、大剣男のタフネスぶりを度外視していたらしい自分に非があるが】
【体勢を崩して尚放たれるのは大地がもたらす熾烈なる掘削、そして洗礼】
……いつの間に、そんな業を、ッ!
【唇の端を噛む。姿勢を低くしての跳躍は間に合わない――然し、直撃すれば地は杭となり打ち掛かってくるだろう】
【成らば。黙って待とう不如帰――……ズン、と腹下に響く衝撃がまさに和装男を飲み込もうとした、瞬間】
【この間合いと速度の中で許される僅かな跳躍。然しそれは丁度足元に突き上げた大地と同刻で】
南無、参ッ!
【軽き跳躍に大地の突き上げを加算した宙天である。見上げる夜空に和の影絵が踊る】
【ただし体勢こそ整えられず、着地点の計測もしていない。というわけで大地攻撃を回避しただけに過ぎず】
【大剣男からやや離れた場所に後ろ向きで着地こそするが、次の行動に寸時遅れるだろう】
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/すまん、急に雨振り出したんで色々しまわにゃならん
/本当に悪いけど抜けるわ
/ごめんなごめんな
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/あ、はい、お疲れ様でしたー
時間掛けすぎたりと色々済まない´・ω・`
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【合成母体】
全身がナノマシンで構成されている能力者。
物質に触れる事でそれを体内に取り込み、自由に造形・組立をすることができる。
生物と能力者が触れている物質は取り込むことは出来ず、取り込むには数秒程触れている必要があるため、
弾丸や剣など、勢い良くぶつけられると取り込めずダメージを受ける。
体と一体化させることで、神経から直接機器を操作することも可能。
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まだおるかな?
【桜花閃爛】
ほのかな甘い香りを纏う、この上なく美しい花の妖刀
一閃すれば、そこから淡い桃色の花弁が生まれて舞い散る
切れ味は普通の日本刀よりやや高い程度だが、刀は花弁のように軽い
能力者自身も花弁を生み出す能力を持ち、花弁は鋭利にすることで飛び道具として使用することができる
能力者は剣の達人で、身のこなしはまるでそよ風のよう
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……ここは?
【黒い煙、ひしゃげた金属板、暗い色をした雲】
【少年は瓦礫の山に居た。 黒い短髪に付いた土埃が髪の毛を薄く茶色に染めている】
……とにかく、もうここには居られない。
【少年は歩き出した。 どこへともなく、道の無き道を】
【髪の毛についていた埃は、いつの間にか消えていた】
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【薄暗くひっそりとした路地裏に、血液が飛び散るような音が響いた】
【硬い肉と骨を断つような、聞いただけで鳥肌が立ちそうな程に耳障りな音】
【そんな雑音が、この街中の路地裏に鳴り続いている】
―――つまらない
【一陣の風が舞う。それと同時に、路地裏に一人立っていた少女が一言、呆れたように呟いた】
【目の前に飛び散った肉塊と血液に目をやれば、さも見慣れているかのように欠伸をし】
この程度で剣豪を名乗っていたのか
暇潰しにもならないな……剣豪の座も、安くなったものだ
【白色を基調とした制服を静かに揺らすと、その場で踵を返して】
【キン、と、手にしていた桜色の刀を鞘に収めて、その場にいたであろう「剣豪」に愚痴を漏らすと】
【赤みがかった長めの茶髪を僅かに靡かせ、音もなくその場を立ち去った】
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>>621
【どれくらい歩いたのだろうか、少年は薄暗い街へと足を踏み入れていた】
なんだろう、このアルミ……ん…糖分と香料が少し付いてる…。 なにかの食べ物を入れていたのかな…?
【見たことも無い建物、見たこともない道具(正しくはゴミだが)】
【好奇心に身を任せ、様々な物を手に取り、同化して解析していく】
ん……血、の臭い…?
【風に乗ってきた血の香りに、少年は更に薄暗い路地裏への入り口へと目を向ける】
【その今までに感じたことのない空気に、少年は少しの違和感と好奇心を胸に、ゆっくりと進んでいく】
【その感覚が嫌な予感だと気付く為には、この少年には経験が足りていなかった】
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>>622
【少女の顔には、少量の返り血が付着していた】
【尤も、制服に飛び散っている血はそれ以上のものだが】
【――そんな時、ふと目線を前にやれば、一人の少年が路地裏の中へ足を踏み入れていて】
子供……
【自分よりも年下であろう少年に気がつくと、眉をしかめ】
【少年の元まで歩み寄って、その姿を一見してから一言】
子供がこんなところにいちゃいけない
汚れたくないのなら、早く街中に戻れ
【警告とも、忠告とも取れる言葉を少年に告げると、少女はまた歩き出す】
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>>623
【血だらけになっている少女を驚いたように見つめながらも、落ち着いた声色で話しかける】
待って。 あなたは……あなたはココで何をしてるの?
【手に持った刀をじっと見つめ、口を開く】
……なんだかその刀……鉄なのに鉄じゃないみたいだ…。
ねぇ、その刀、僕に貸してよ。 "それ"が一体何なのか、知りたいんだ。
【刀に集中しすぎた少年の左腕から、空き缶のプルタブがズルリと覗く】
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>>624
…「何もしていない」
【そう答えるのが最善だろうか、訪ねてきた少年にそう言い返す】
【本来ならば血生臭いはずのこの路地裏も、少女がいるところだけは何故か匂いは気にならず】
【その根源は少女が持つ刀にある。落ち着いた桜の香り、そんな香りを漂わせている刀を、少年は見つめていた】
……これは私の妹が使っていた古い刀だ、何の変哲もない、ただの鉄を鍛っただけの刀
残念だが、まだ幼い子供に殺しの道具を握らせる訳にはいかない…
【そんな刀を「貸して」と願った少年を見ると、少女はため息混じりにそう答える】
―――そうだな、貸すことは出来ないが…君を叩き斬る事はできる
その腕…君も、妖魔の類なのだろう
【すると少女の目に写ったのは、どう見ても人間ではない「プルタブが覗く左腕」】
【それを見るや少女は成る程、と言ったように表情を浮かべ、刀の柄に手をかけて不敵に笑う】
【…もっともこの言葉はあくまで脅しで、相手が攻撃を仕掛けぬ限りは斬ることはないだろう】
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>>625
桜の香り……花粉こそ含まれてないものの、成分も全く同じ……
【漂う香りを正確に分析し、目を開ける】
不合理だよ。 鉄を打っただけの刀から、そんな香りがするわけない。
揮発するわけでもなく、そんな成分が空中に漏れるわけがない。
【左腕から覗いていたアルミ缶はクシャリと音を立てて潰れ、ミチミチという音と共に変形していく】
おねえちゃん。 僕は…いや、僕らは妖魔なんて魔力やら妖力の塊じゃあない。
人類の叡智の結晶なんだ。
【んべっ、と口を開いて出てきたのは、アルミ製の手裏剣。 手でくるくると弄び、ニヤリと笑う】
駄目だ、おねえちゃん。 やっぱり僕気になるよ。
あなたの使うその刀、調べさせてもらうよ。 ……力づくでね!
【シュパッ、とそれを放り投げ、足元のコンクリートが少年の足型にぼこりと凹む】
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>>626
……鉄を鍛つ人が特殊な人だったからな
閉ざされた山の上、一本の桜が咲くその場所で、この刀は鍛えられた
【俗にいう、「妖刀」。鍛冶人の思いが篭ったこの刀は、常識離れした効果を持つ】
【少年の敵意を感じ取ったのか、少女は刀をゆっくりと抜いた】
【見たものは魅了されそうなほどに美しい刀。淡い桃色の刀身を鈍く光らせ、静かに少年に向き直る】
人造人間…か
研究所やらでそんな話は聞いたこともあるが、まさか本当に存在しようとは
まぁ良い――何にせよ、こちらに刃を向けるのなら、私も容赦はしない
【その時――一枚の花弁が、その場に舞う】
【桜の花のような桃色の花弁は、ひらひらと地面に舞い落ちる……かと思われた】
私の刀は妖刀…『桜花』。峰の上に咲く花の様に気高く、海に散る英霊のように――儚い
【ガキン、という音が響くと同時に、少年が放った手裏剣は、花弁と相殺しあって地面に落ち】
【刀をゆらりと構えると、少女は吹く風のように素早く刀を振るう】
/申し訳ねぇ、少し遅くなった
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>>627
術式を組み込まなくても…その刀に魔が宿った、ってこと…?
【金属音と共に弾かれる手裏剣を尻目に、少年の両手にはテトラポッドを小さくしたようなコンクリート製の棘が3つ握られた】
【その表情は苦々しいような、息苦しいような表情】
信じられない、理解できない、納得出来ない。 だって僕らは科学の化け物だから。 理論の子だから。
【くるくるとジャグリングのように手で弄び、刀を見据える】
『だから知りたい』。 その『理解しがたい現実』を。 『人の心の宿った物』を!
【テトラポッドを二つ投げつけ、残った一つで殴りに掛かる】
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>>628
それに私――いや、妹もそうだったか
持ち主の能力も関係しているんだろうな…この刀は、私や妹の魔力も吸っている
【少女が剣を振るうたびに、春の麗らかな香りがあたりに漂う】
【持ち主の能力。それによってこの刀の力は変わると、少女は告げて】
ふ、この刀は人の叡智を超えた向こう側にある刀だ
君のような論理的で機械じみた考え方の人間には理解できないだろう
――だからこそ、この刀が効果的だ
【再び2つの花弁が、風に揺られて空を舞う】
【そして少女が笑みを浮かべて言い切るのと同時に、その花びらは投げられた小型テトラを相殺すべく向かい】
幾多の血を吸ってきたこの妖刀、君もこの刀の糧となってくれるか
【殴りかかる少年を避けようともせず、むしろ対峙する形で向き合い】
【刀をつきだして、拳を狙い、一直線に「突き」を放った】
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>>629
【美しい刀がコンクリートのテトラごと少年の手を串刺しにする】
【血液は出ず、代わりにあふれだすのは白色のミルクのような液体】
【その液体を悲しそうな目でチラリとみやって、少年は口を開く】
残念だけど、僕には血液が無い。 この一滴一滴が僕であり、僕らなんだ。
…体外に出てしまうともう僕には戻れないけれど…
【うじゅうじゅと液体が蠢き、そしてすぐにタダの液体へと戻る】
でも、そのおかげで僕には物質の事が『体感』出来る。 人の叡智の向こう側にある物なら、
人ならざる僕なら、理解できるかも知れない。
【少年の右腕には、いつの間にか妙な装置と、ガラス玉に入った黒い粉】
ただの可能性の話だ。 でもだからこそ、僕みたいな人外でも、君みたいな女の子でも、平等に話すことが出来る。
違うかな…?
【シャカシャカとガラス玉を振り、中のガラス玉が黒く染まる】
【ガラス玉を少女に向けて、手元のスイッチを入れようと…】
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/すまぬ、ちょっと飯に行ってくる
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/OKです。 が、俺も7時ごろ出かけるもので…帰ってくるのは深夜頃になるかもですぜ。
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/おう、マジすか…現行も立ちそうだから、続きは【合成母体】さんが戻ってきてからでいいかな
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/まだいるかなぁ
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/さて、たまには反吐の出る程の悪役やりたい人はいないかね
/外道、鬼畜、相手を拷問にかけるような能力者大歓迎ですぜ
/こちらは精神攻撃以外は基本死にませんがその方が楽しめるでしょう
/一応精神崩壊はしますしね、というわけでお相手募集します
【異常再生】
常に細胞が最良の状態に保たれる能力者
たとえ細胞のひとかけらでも残ればそこから再生する
毒を喰らえば数秒後には抗体が生成される
ただし再生には激痛を伴い、また、精神攻撃に対する耐性もない
さらに言えば長時間攻撃を喰らい続ければ激痛で精神崩壊を起こすだろう
また、自分にしか効果のない薬を二つ持っている
一つは激痛とともに体が結晶化して死に至る紅い薬
もう一つは痛覚を遮断し身体能力を超人レベルまで引き上げるが効果が切れると激痛が襲う蒼い薬
二つを同時に服用した場合は只々長時間激痛を伴う薬となる
身体能力は一般人、武術などの心得も一切ない正真正銘の一般人である
初期装備は市販のナイフ一本
-
【透過刺檻】グラスケイジ
針の付いた透明な檻を作り出す能力。
自分を中心に20m内に自由に作り出すことが出来るが、2レスで消える。破壊も可能。
そこそこの硬さもあるため、障害物として配置することも。
初期装備:拳銃
-
/にちゃんかきこめない、さいあく
/だからひまつぶしにだれかやろう
/すとれすかいしょうにぼっこぼこにしてくださいな
【不可視剣】or【Transparent Sword】
貴方は「不可視の剣」を一本所持している。
どの角度から見ても、どんなに近くから見ても、全く見えない不可視の剣を
ゲームなどでよくあるような、「僅かな空間の歪み」なども全く発生せず
透明と言うには少し違う、まさにその名の通りの「見えざる剣」。
この剣の形状を直接見ることができるのは、所持者である貴方のみ
形状も貴方に馴染む形となり、西洋剣や日本刀、レイピアやバスターソードにもなるだろう
しかし、いくら見えないと言っても打ち合った際の感触や、斬った時の傷は残る
もし戦いが長引いてしまったら…その感触や傷で幅や長さを見破られてしまうかもしれない
なのでこの剣を使う際は、相手に気づかれる前に殺すことが重要となる。
…また、この武器の致命的な弱点として、「ペンキ」や「液体」などがある
なぜかというと…それらをぶっかけられてしまえば、剣の形状がまるわかりになってしまうからだ
身体能力 かなり高め
-
/ いあ いあ はすたぁ はすたぁ くふあやく
ぶるぐとむ ぶるぐとらぐるん ぶるぐとむ
【眷属ノ誓】
この能力者は黄金の蜂蜜酒を所持している。
呪文を唱えながらこの蜂蜜酒を飲む事で、風の首領「ハスター」の力を一部だけ授かることが出来る。
力を借りている時は、身につけている物が黄金に輝く。
力を授かってから、10レス経つと自動的に解除される。 再び飲めば力を得られるが、其れまでに正気でいられるかどうか。
ハスターの力を受け取ると、その時点で能力者の精神は壊れてしまう。力を使えば使うほど、その心は狂気に染まる。
力を返した後も、その影響は残る。
判断力が失われるまではいかないが、どこか心に欠陥をもった状態にはなるだろう。
ハスターの力を使って行えることは以下の通り。
・風を操り、暴風を起こす。本気を出せば家を吹き飛ばすことも可能
・腕を大きく振ることで真空の刃が出せる
・空中を歩く事が出来る。
・風を圧縮し、見えない槍を作り出すことが出来る。
-
【――例えるのなら、小さなコップをひっくり返したような雨だろうか】
【どしゃぶりとも天気雨ともつかない、なんと形容すればいいのか難しい雨が降り続いている】
【しとしとと降り続く雨に、遠くから聞こえる雷鳴…そんあ音を聞きながら、一人の少女は廃墟の柱にもたれ掛かっていた】
【長い金色の髪に、使い古された軽装の鎧…そしてその下には、青を基調としたドレスが着こまれていて】
【背を預けるように座る少女は、緑色の瞳で空を見上げる】
……暗い
【空に浮かぶのは無数の雲。幾多に積み重なった分厚い雲は、完全に月のあかりを遮断していて】
【どこか残念そうに、ポツリと呟きを漏らすと】
ここじゃ冷えるかな…
どこか雨の当たらない場所に行かないと…
【ふらふらとした足取りで、ゆっくりと立ち上がった】
【覚束ない足取り。何時間も座りっぱなしなのにいきなり立った時に起こるような歩き方と似ている歩きで少女は進み】
【まだ天井が崩れ落ちていない広間へと、ゆっくり歩いて移動する】
【――そんな少女。形容するのなら「騎士」という表現が近いであろう少女】
【尤もその姿はどこか落ちぶれているが…少女の右手にはなにもないはずなのに、雨粒は、まるでそこに何かがあるかのように、水滴となってくっついていた】
【その水滴によって大まかに現れた形――その形は、西洋風の剣をかたどっていた】
-
>>639
【廃墟の中で、一冊の古い本と黄金色をした瓶を手に、ぶつぶつと独り言をつぶやく男】
…………
【外の雨は何かを恐れるように、狂ったように激しさを増し、大地に小さな川を作り上げる】
……いあ… あ……はすた… ふん…い…
【時間は流れる。 言葉は紡がれる。 無慈悲に。 残酷に。 着々と"その準備"は完了していく】
……いあ…いあ…はすたぁ…! クク……!
【男はニヤついた笑顔で、瓶をゆっくりと手に持ち、その中身をゆっくりと飲み干していく】
【雨の音がその行為を、ざらざらとした音で包み隠すように…】
-
>>640
【雨は未だ止まず、廃墟の屋根を叩いている。】
【静かな中に響く雨音。そんな雨音をぼんやり聞きながら、雨の当たらぬ場所へと移動すると】
ん…人?
【そんななか見つけた一人の男――その男は見知らぬ顔で、少女は怪訝な表情を浮かべた】
【尤も少女はここ一ヶ月ほど、自分以外の人間は全くといっていいほど見ていないのだが】
【そんな久方ぶりに見た男に不信感を抱いたのか、じーっと警戒するように、男の姿を眺めた後】
何してるの、そんなところで
【遠くから聞こえるように、だが大きすぎるわけでもなく、程々の声で少女は男に声をかける】
【近寄りがたい雰囲気を放つ男は、この少女の声を聞いてどういう反応を起こすだろうか】
-
>>641
【背後から声をかけられた男は、本を片手にゆっくりと振り返る】
『涙が出るほど悲しいとき、逃げ出したいほど苦しいとき』
『声が出ないほど辛いとき、動けないほど悩んでいるとき』
【何かの祝詞だろうか、柔らかい笑みを湛えた男は、本をめくって読み上げる】
『素敵な呪文を唱えてみれば 楽しい世界の扉が開く』
【と、割れた窓から一陣の風が吹き、ベラベラと本のページをめくっていく】
『いあ いあ はすたぁ はすたぁ くふあやく』
『ぶるぐとむ ぶるぐとらぐるん ぶるぐとむ』
【雨を巻き込み、男と本をびしょびしょに濡らしながら、風は男を包み込む】
【ガクガクと揺さぶられる男は、常に柔らかい笑顔を浮かべている】
貴女も如何? 素敵な世界
【パチン、と指を鳴らすと、風で作られた刃がいくつか飛ぶ。
雨粒を切り裂き、コンクリートの壁を切り裂き、少女の方向へと飛んでいく】
-
>>642
【少女は一歩、引くように後ろに下がった】
【それは正常な反応だろう――なぜなら男がいきなり、笑って何かを語りはじめたのだから】
【これが教会や学校なら似合うものの、こんな雨の廃墟で言われようものなら恐怖心や不信感しか沸かない】
何…?
【怪訝な表情で、相手をうたぐりながら一言、警戒を絶やさずに呟く】
【その時――ありえぬ風が巻き起こり、少女は僅かに身を竦ませ】
まさか……
【こちらに向かってくる風の刃…雨を切り裂き向かってくるその刃を見ると、何かを察したように呟いて】
【同時に、風の刃は、「見えぬ何か」に両断された】
【少女が「エア素振り」のような動きをとったと同時に切り落とされた刃は、勢いを失って空気に溶け込み】
能力者…
こんなところにまで来てたの…?
【はぁ、と面倒くさそうに少女は溜息を吐くと、再び「見えぬ何か」を構えて戦闘態勢をとった】
-
>>643
【窓から入り込んでくる風は、まるで竜巻の如き勢いで流れ込む】
【男のまわりを蠅が飛び交っているのかとも思ってしまうほどに、濃密な風】
能力者? 否、私はただの器。 ハスター様の力をこの世に具現する為の肉の器。
【その不気味な書物を大切そうに抱き、男は腕を振り上げる】
ハスター様は退屈なされている。 その退屈しのぎとして私が選ばれ…
【腕を取り巻くように、風が集まる。 男の恍惚とした顔に、びたびたと雨粒がぶつかり濡らす】
その私がハスター様の力を降ろした瞬間、貴女が此処に来た…
お分かりになりますか? そう! 邪神様が私で楽しんでおられるのです! この私で!!
こんなに光栄なことはない!! そうだろう!!
【ゲラゲラと笑い出した男は、腕を大きく振り、全範囲にわたる、風の刃の嵐を吹かせる】
-
>>644
【狂信者――この男の言葉と語りを聞いた途端、そんな言葉が頭を過ぎった】
【神を仕えているのかと思考を巡らせつつ、少女は見えざる何かを構える】
ソッチの方がもっと面倒……
【その上この男が湛えているのは普通の神じゃないらしく、厄介そうなこの男に頭を悩ませ】
相手は、風…
少し相性が悪いかも…
【そして全方位に吹く風の嵐。一つならまだしも全体効果を及ぼす技は少女にとって不利で】
【とりあえず手を交差して被害を抑え、その何かを構えて走りだす】
【向かうは目の前の男――とりあえずは距離を詰めようと走り寄り】
これで――
【その見えぬモノを、横薙ぎに振るう】
【男から見れば、「少女が何かを振っているフリをしている」ように見えるだろう】
【しかしそれは大きな間違いで、少女の手には確かに、見えぬ「剣」が握られている――】
-
>>645
【少女を切り裂く刃は、ドレスと軽甲をわずかに切り裂き、コンクリートの壁や天井に食い込む】
【泡を吹きながら笑い声をあげる男に、少女が接近し】
…う、がぁッ…!?
【男の体を、大きく切り裂いた】
…かッ…! あ…! き、さま…!! はすたー さまの…! お体に傷をぉぉ……!!
【だらだらと胸部から血を垂れ流し、男は血走った眼で少女を見つめたかと思うと】
……あ、はは。 いや、失敬。 そうだな、ハスター様の体であるから、ハスター様の遊びであるこの世界で何が起ころうと、
それはハスター様の意思であり、私はそれをただひたすらに残酷に面白く盛り上げることこそが、ハスター様のお望みであるのですね。
Ia Ia ハスター。 御心のままに。
【男は風を圧縮して、手のひらほどの小さい槍を3つほど作り出すと、それを使って容赦なく傷口を荒々しく縫い始める】
【傷口は無残に貫かれ、治療としての意味を成しているのか疑わしいほどの血があふれる】
お待たせしました。 さぁ、踊りましょう! 暴風の宴を! 冒涜的な踊りを!
【外では風が、尋常ではない速度で荒れ狂い、ヒビの入ったコンクリートをボロボロと崩していく】
【男の笑い声と共に完全にコンクリートの壁が崩れ、より多くの風が入り込む】
-
/ほげ……書いた文を消してしまった
/ちょっと書きなおすからまってておくれ
-
>>646
【切り裂いた感触は思い描いていたとおりだった。何度も体験した、極普通の感触】
【僅かに「普通じゃない感覚がするのだろうか」と思っていたのだが…少し期待はずれだったか】
………
【そして一言、自らの持つ「見えぬ剣」に目をやって】
【再び剣を構え、男に向け対峙する】
【ほんの少量だが血の付着した剣――並外れた動体視力と観測力があれば、見切ることは可能だろう】
…狂ってる
【男の姿、行動、言葉、語り――そのすべてを言い表すように、少女は呟く】
【狂っていると、狂信者だと…蔑むように呟きを残し】
Cthulhu…?
【ハスターという単語。今までにも何度か、男が呟いていたその単語を】
【聞きかじる程度にだが知識として覚えていた少女は、何となくその言葉を口にし】
【いいや違うかと、その記憶を否定して、血の付着した剣を握り】
【風による攻撃を受け流しつつ、剣を振るう】
【しかし完全は避けきれておらず、小さいながらも風の刃は少女の身を切り裂き】
【少女の持つ見えざる剣に、少しづつ少しづつ、血が付着していく】
-
ヒヒヒ、アハハ! 血だ! この場に血があふれている!
楽しい! たのしいたのしいたのしい!! はははははは!!
【もはや、意味をなしていないその言葉すら、風の音が消し去っていく】
【風は上下左右に少女の体を煽り、押し留め、引き寄せる】
……そうだ。 磔…
【ふと、思いついたように男は手を叩き、両手に圧縮された空気を纏う】
美しい壁画をつくろう。 すべてはハスター様のために。 血をささげよう。 すべてはハスター様のために。
いあいあハスター Ia IA ハスター IA IA Hastur! AI AI Hastur!!
【圧縮された空気は人の腕ほどもある大きな2本の槍と化し、男は胸から血を吹き出しつつ大きくのけ反って、一本だけ投擲する】
-
>>648 しまった。安価が!
-
>>649
【あまりにも風が強く、思わず少女は目をつぶる】
【四方八方、あらゆるところから吹く強風―――立っているのも難しい強風の中では】
…もう一回、斬れば――
【剣を構え、男に向け、斬撃を放つ――それだけの行動すら難しく】
【強風の中を立っているのに精一杯で、なんとか立ち続けながら】
【身を切っていく風に耐えつつゆっくりと足をすすめる】
【…数歩進めた、これならば、男に辿り着ける―――】
…ッ
【そんな生半可な方法が、通用するはずなどなかった】
【腹部が鉄を流し込まれた様に、熱く痛く…自身に風の槍が刺さっているのだと気がついたのは、数秒後で】
【多量の血を流すと同時に、少女は剣を支えに何とか立ち続ける】
【――少女自身の剣を浴びた剣。その剣はもはや半分以上が少女の血により視覚可能にされて】
【数尺ほどある刀身と、数寸ほどの鍔や柄が、あらわとなってしまう】
-
>>651
【まるで】
おや? …あぁ! なるほどなるほどなるほどなるほど
【風が吹いていないかのように、その男はゆっくりと、歩を進める】
【少女の目の前まで来ると、血に赤く濡れた剣をまじまじと見つめ】
先ほどは、『それ』で切り付けたのですね。 なるほどなるほ、ど!
【少女の腹部、傷の近くを思い切り蹴りつける】
-
>>652
【喋れない――喋ろうとすると我先にと、喉奥から血液が沸き上がってきて】
【留まることを知らない少女の血は、次々と吐き出されていき】
は、あッ…
【苦しげな呼吸を交え、なんとか強引に吐血を止める】
【そんな僅かな安堵もつかの間、再び腹部に激痛が走る】
【傷口を蹴られた――そんなことを思った時には既に少女の体は蹴り飛ばされていて】
強……い…
【思わず剣を離し、地面に倒れ込むような姿となってしまった少女は】
【荒い呼吸を繰り返し、まさに瀕死の状態で、相手の男を恐れるように呟いた】
-
>>653
ふふふふふ。 あぁ…いい香りだ。 冷めていく血の匂い…命が失われる香りだ。
【すぅー…と鼻で息をした男は、ぐにゃりと顔を緩める】
もっと、カがセロ。 もっともっと…
【男は倒れ伏す少女に、細い風の槍を一本一本刺していく】
もっともっと…もっと、もっと、もっともっともっともっともっともっともっともっと
悲鳴、血、憎悪、恐怖、絶望、もっと我に奉ぜよ…
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
【男の声に、少し違和感のある声が混じり、すぐに消える…】
【最後に太い槍を、少女の右肩に差し込み、押し込む】
-
>>654
【次々と、少女の小さな体に、風の槍が突き刺さっていく】
【もう声すら上げられない――ピクリとも動かなくなった少女は、されるがままに刺され続け】
【そして止めと言わんばかりに、大きな槍が、右肩に突き刺さり】
――――
【少女の目の光が失われた】
【瞳孔が開き、呼吸すらせず、段々と冷たくなっていく身体】
【無数の恐怖を抱いたまま、少女は指し続けられて息絶え】
【落ちていた剣が静かに、氷が溶けるように形を失った】
【その場に残ったのは、既に言葉を失った人形と、狂信者の男のみ――】
【不可視剣】 ―――死亡
/やべぇ眠い…
/付き合ってもらってさんくす、俺はもう寝るぜ
-
/乙! こちらこそサンクス。 楽しい夜だった
-
誰かいるかな?
【片翼天使】
この能力者は刀身が長い刀『正宗』を所持している
主な戦闘方法は刀と体術
剣閃という斬れ味を持った衝撃波を飛ばすことができる
まるで地面が縮んだかのように錯覚してしまう高速の走行法「縮地」を習得している
これにより相手との距離を一気に詰めることができるだろう
ただし「縮地」は直線移動しかできないため注意が必要である
身体能力は高い
初期装備『正宗』
-
/おるでー
【壱順視眼】
この能力者は自らの寿命を削ることで、数秒先の「未来」を見ることが出来る能力者。
見れる時間は定まっておらず、大抵は3秒〜6秒程度。
しかし削る寿命の量を増やせば10秒から1分まで未来視を続けることも可能
だがそうなった場合、減る寿命の量は半端でなく、十年は余裕で持っていかれてしまう
元々この能力者は体が弱く、あまり無理をすると危険な状態になる身体なため
数秒間見るだけでも相当負担がかかり、それ以上見ようとするのなら命にも関わるだろう。
またこの能力者は、自らの身体を加速させることも可能。
勿論この行動も大きな負担がかかってしまうが、銃撃や斬撃波に対しては効果的な技。
身体能力:病弱
初期装備:手で持てる近接系の武器を一つだけ
-
【秋独特の夜の涼しさを感じられる能力者の街】
【ビル街に吹き渡る風が肌寒いほど】
【しかしそんな風すらも避けて通る場所】
【そこにはただ一人の人物が辺りを一瞥しながら歩みを進めるだけ】
【なのだが、その人影に近づく人はいない】
【斬りつけられるような雰囲気を醸し、それを具現化したような長大な刀】
【黒のスーツに革靴、特殊なベルトに固定されたその刀】
【女性なのだろう、一つに結ばれた白髪が風に揺れ心無しか香水が香る】
風が少し寒いな
【ふと歩みを止める】
【何かを感じたのだろうか、口許は緩んでいる】
いや...今夜は久しく、退屈しなくて済みそうだ
さぁ...来い、私を満足させてくれ
【感じた何かに高揚を抑えきれず虚空へと呟いた】
-
だから暇つぶしはsageてやれって
-
【――街中、チラホラと歩いている通行人の中を掻き分けるように走る一人の少女】
【着ている服はこの近くの名門校――姿からして、恐らくその学校の生徒なのだろう】
【そんな名門校の生徒は何故か息を切らしながら、何かに追われているかのように、少女はただひたすら走っていた】
は、はッ――!
【額には汗が浮かび始め、先程まで整っていたい気も大分乱れ始め】
【黒色の長髪を揺らし、そんな疲れを振り払うように、走る――】
……ここなら、大丈夫やな…
【…数分程度しか走っていないというのに、身体は既に悲鳴を上げている】
【ぜぇぜぇと肩で息をしている少女――そんな少女は少し走るペースを落とし、あたりを見渡し安全を確認すると】
【近くのベンチに倒れるように、背もたれに寄りかかって息を整える】
マズいことになったわ…
アイツらがこんな早く現れるなんて…
早いとこ逃げんとまた……っ
【空に浮かぶ月を見上げ、少女は小さな声で呟きを残す】
【アイツら――少女が逃げていて者のことなのだろうか、忙しなさそうな表情で、少女はポツリと言い残すと】
【一分程度の休憩。まだ完全に疲れがとれたわけではないが、今は一刻も早く逃げなければと少女は立ち上がり】
【再び夜の街を、秋の風が吹き始めている街中を走りだす】
【何分か走った後、>>659の目に逃げるように走る少女の姿が映ることだろう】
-
>>661
【どうやら人の多い場所に出たらしい】
【喧騒が女性を包み眉を顰める】
【人の多い場所は苦手らしく踵を返し立ち去ろうとしたその視界の端に映った人影】
あぁ...予定変更
まさかこんなとこにいるとはね、私が人混みが嫌いなのを知っているのか、いや紛れようとしたのか?
【女性の目に映った少女】
【確かとある組織に渡された封筒の中に入っていた写真と一致する】
【何故追われているのか、そんな内容の書かれた紙は捨ててしまった】
【そんな理由はどうでもいい、ただ相手が強ければ】
さて...追うとしようか
【返した踵を少女の走って行く方向へ向ける】
【そして一歩地面を踏みしめ...】
【次の瞬間にはそこに姿は無い】
【高速の走行法、縮地】
【遠くに見える少女の背を目掛け音も無く駆ける】
【その純粋な殺気を少女へと突き刺しながら】
-
>>662
【走っている――と言うよりは、歩いている、と言ったほうがいいだろうか】
【元々体力がある方ではない少女は、肺を握られているような感覚に陥りながらも歩いていた】
【ふと気が付けば少女は、先程よりも人気のない場所に出ていた】
……ここまで来れば、多分…
【人気のない場所は危険だが、同時に狙われにくいという利点もある】
【追手が来る気配はない、ならここに留まって身を隠していたほうが安全か―――】
【――殺気。戦い慣れていない少女でもすぐに感じ取れるほどの、純粋な「敵意」】
な――ッ!?
【先ほどまで少女を追っていた者たちの戦闘力を全てを掛けあわせても追いつかないようなほど凶悪な気配】
【そんな気配に気がつくと同時に、少女は気配のする方向へと即座に振り向く】
……狙われとったか
【スーツ姿で革靴。一目見ただけならば普通の女性なのだが】
【その膨大な威圧感を放つ刀。そして並々ならぬ気配を察すると、失敗した、と言いたげな表情を浮かべ】
【背中に背負われていた細長いバッグの中から、一本の刀を取り出して臨戦態勢を取る】
-
/ちょっと23時まで離れます...
-
/了解しましたー
-
>>663
【銃弾の如く早く、剣のように鋭く】
【迸る殺気を全力で相手へとぶつけ、駆ける】
【やがて少女が近くになれば右手を構え】
お前が追われている子か?
お前が追われている理由なんてどうでもいいことだ
【口許は緩み、瞳も笑っている】
【これから繰り広げるられる戦闘が楽しみで堪らない、そんな風に】
【構えた右手は貫手の構え、その威圧感を放つ日本刀も抜かず】
今晩は少し...冷えるな
少し私の運動に付き合ってくれないか?
【まるで脇差のような貫手】
【縮地のスピードそのままに少女の腹部目掛け突き出す】
-
>>666
【――逃げ場はない。背中を見せれば直ぐに斬られるだろうし、助けを呼ぼうにもここは人気のない場所だ】
【道は戦う以外に無い…そう覚悟した上で、少女は刀を握る】
…やっぱアイツらの仲間なんか
【追われている、ということを知っているこの女性は恐らく奴らの仲間なのだろう】
【尤も彼女は、この少女を捕まえる以外の目的があるようだが】
【緊迫した表情を浮かべる少女とは対照的に、笑みを浮かべてこちらを眺めている女性】
(しゃーないな…使うか、アレを―――)
【自分の身体能力では絶対に避けられない、ならば―――と、少女はゆっくりと目を瞑り】
【――女性が走りだすと同時に、その目を…先程までとは違う、翡翠色の瞳を見開く】
【見える…女性がどういう軌道で駆けより、どのようにこちらへ攻撃を仕掛けてくるのかが】
【わずか数秒後の未来。そんな未来を元に少女は、身体を大きく回避させ】
【危なげなく――いや、体力的に言うのなら危なげはあるが――女性の攻撃を回避した】
(ッ……やっぱ、疲れるな…これ)
【垂れる汗を拭きとって、再び女性に向き直る】
【あの女性がどんな技を使うのかわからない分こちらから攻撃を仕掛けるのは無謀だと悟ったのか、少女は剣を構えたまま女性の様子をうかがっている】
-
>>667
【少女の動向を見るに戦う事を決意したのだろうか】
【それは女性を更に喜ばせる】
仲間...か
私は彼らを仲間だと思った事は無い
例えるなら踏み台、もっと高みへと行くための踏み台...そんな所だ
【直撃していたのならば暫くは呼吸が苦しくなっていただろう】
【躱され空を切り裂く己の貫手を見つめ浮かべるのは驚愕ではなく嬉々としたもの】
【少女の横をすり抜け少し距離を置き、止まる】
ほう、今のを躱されたのは...いつぶりだろうか
まぁそんな事はいい、お前がそこそこに出来る事は分かった
【子どものように純粋にこの遊びを楽しんでいるのだろう】
【そして今のはほんの様子見、彼女の本分はそう、その腰の長大な刀】
【慣れたようにそれを抜き払い片手で構える】
お前も刀を使うのか
いや...語るのは剣だけでいいか
【そのまま少女を見据え少し腰を落とし少女の動きを待っている】
-
>>668
【久々に能力を発動したが、特に衰えた部分は感じられない】
【…スペック的にも問題ない、だが…今の少女で、この女性を「撃破」することは可能なのだろうか】
…裏切り…?
もしかして、アイツらよりも厄介な奴に見つかってもうたんかな…
【――女性の言葉を信じるのなら、彼女は少女を捕まえるという目的で襲いかかったわけではないようだ】
【だがその目的は安心できる物ではなく、むしろ厄介な目的のようだ】
【おとなしく逃げておけばよかったと、後悔の念を抱きつつ女性を見据え】
まぁ、あくまで護身用やけどな
多少の使い方は学んどるつもりや
……それを使いこなせるほどの腕は無いけどな
【先に動いた方が負ける――そんな雰囲気が漂う中、剣を構えつつ少女は答える】
【このまま真正面から打ち合ったら、少女が速攻で叩き切られるのは明白】
【なら――相手の剣筋を、先に見切る】
(寿命…残っとるよな)
【再び少女が目を見開き、もっと先の「未来」を視る】
【そこに映るのは剣を振るう女性――尤もこれは「起こりえるであろう」未来だ】
【女性のさじ加減で簡単に変わるだろうし、避けられるとは限らない】
【だが今は、これを信じるしか無い――そう思い切り、少女はその場で走りだし、映った女性の刀を避けるように動き、その刀を振るう】
-
>>669
【恐らく相手は能力者】
【資料に書いていたのだろうが目を通しているはずは無く、全くの未知】
裏切ってはない、ただ少し利用させてもらっているだけだ
それに...彼らじゃ私の命は奪えない
【もしかするとこの女性は彼らより厄介だろう】
【何せ目的はただの戦闘、組織の依頼は強者と巡り合うための手段】
護身用...か
その刀、自分の身を裂く結果にならないといいんだがな
...柄はしっかりと握っていろ、そうしないと簡単に手から離れる
【自分の斬撃はそれ程、とでも言いたいのだろうか】
【それだけを少女に告げると腰を落とした状態から飛び出す】
【恐らく少女の見た未来と寸分の狂いも無い動作で斬りかかるだろう】
【そのため容易に躱す事も出来るし、カウンターも可能だろう】
-
>>670
【刀を使える超高速能力者――その程度しか、少女は把握できていない】
【もしかしたら他の能力を持っているのかもしれないし、刀に能力が宿っているのかもしれない】
【…考えれば考えるほど、女性の能力は見えなくなっていく】
――これは運が良かったのか悪かったのか
捕まえられんっちゅーメリットもあるけど、それよりも…
【リスクがあまりにも、大きすぎる】
【少女を追っている組織は少女の「能力」に興味が有るのに対し】
【この女性はただ純粋に、「少女との戦闘」に興味がある様子で】
(これは…運が悪かった、な)
【この身を差し出して逃げるわけにも行かない。この女性から逃れるにはやはり戦うしか無い】
【冷や汗を拭いながらそう結論づけた少女は、逃走やら降参などという思考を捨て、この女性との戦闘だけに頭を切り替える】
忠告ありがとな
【まだ寿命には余裕がある、体力もそこまで減ってはいない…ならば、少し無理をしてみよう】
【女性の言葉に礼を言うと、先ほど見た女性の動きを思い出し】
【斬撃を「回避」し、行動を「見切り」、そして女性を「斬りつける」】
【普段ならば避けるだけで終わらせていたところに、今日はカウンターという新たな要素を加えて】
【寸分違わず未来と同じ動きをする女性に対し、それを避けて斬撃を放つ】
-
>>671
【「更なる高み」とは一体】
【何処かに目的があるのか、ただ我武者羅に強さを磨く事なのか】
【いずれにせよ今やることは一つ】
【ただ目の前の少女へと意識を戻し】
ッ!?
【斬りつけられたのは己】
【今度こそ驚愕の表情を浮かべた女性】
【少女の横を過ぎ立ち止まり傷口を見れば鮮血が溢れ出すところ】
【躱された、二回も】
ふふ...面白い
二度も空を切ったのは久しぶりだ...気分が乗ってくるな
【傷口を抑える事もせず、ただ目の前の少女を見据える】
【まぐれでは無いだろう、なんらかの手段を用いて避けた事ぐらいは分かる】
【だが、これならどうだろう】
【女性は構えた刀を下から上へと振り上げる】
【そしてその刀の筋は青い線、剣閃、飛ぶ斬撃となり少女へと放たれる】
-
(今から参加しちゃ)いかんのか?
能力クレメンス
-
>>673
いいですとも!
刀多めだから刀で
【撃天雷牙・麒麟】
この能力者は「麒麟」という一族に伝わる武器を持っている
それは七支刀という刀身から七本の刃が生えた刀である
この刀はこの能力者の家系の物しか扱えない
刀は常に黒い雷を纏っており、それを自由に扱える
黒い雷を喰らった相手に毒と同等の効果を与える、死に至ることは無いが体力を削られるため危険だ
またそれを自分に纏えば、秘められた力を開放できるが、徐々に体を蝕まれて行くので長時間の使用はできない
初期装備:七支刀「麒麟」
身体能力はそこそこ高い
-
>>673
【猊因馬謖】
この能力者は、質量さえあればありとあらゆる物を食える
そして、食った物の特性を取り込んで肉体が変質する
例えばパンを食えば小麦粉ボーイに、鉄を飲めば鎧の体に、ハンバーグを食えばバッファローマンに
少し気持ち悪いがクモを食えばスパイダーマンになれる
そして相手の肉を食らえば勿論……
なお特性は上書き制、原則人型となる
身体能力:並の中の並
-
>>674>>675
粋なはからいを立てて今回はこちらを頂きますね
-
>>672
【――攻撃は成功した】
【少女が振るった刀は女性を屠り、女性からは赤の血液が流れ出ていて】
【ふぅ、と息を整えた後、少女はすぐにその場から離れ】
(よし、多少無理した甲斐はあったようやな)
【若干肩で息しつつ、先ほどの攻撃に手応えを感じた】
【二度も通用するほど甘くはないだろうが…もう一度だけ、あの攻撃をしてみようか】
【そんな思考を巡らせていた途端、目の前の女性が、見たことのない構えをとった】
(まさか、間髪入れずに第二撃か!?)
【少しの間は動けないだろうと、憶測していた少女時は驚愕の表情をを浮かべ】
【刀を下に構える女性を見て、直ぐ様未来視に切り替える――が】
―――っ
【遅れた。と言うよりは、未来視が始まる時間にタイムラグがあったのだろうか】
【いつもより3秒遅い、それだけでも致命的で】
【未来を視るのが遅れた少女は、飛んでくる斬撃に対し目測を見誤り…少女の右肩から、鮮血が吹き出す】
【切り裂かれた右腕を抑え、その場に膝をつくように倒れ】
【想像以上の痛みに声も上げられない少女だが――その瞳はまだ翡翠色で、諦めていない、まだ続けられるとでも言うかのように、淡くも激しい色で】
-
>>677
【剣の境地に達した者はその剣の風圧で敵を葬り去る、なんていうのはただの噂】
【そんな芸当が出来るのは紛れもなく能力のお陰だ】
【空を切った刀が高い音を響かせ静止】
【放った剣閃は少女へと確かに届きその細い刀を裂いた】
お前を裂いたのはお前の剣では無く私の剣か
良かったな、位置が悪ければ今頃真っ二つだ
【頭上の剣先を地面へと降ろし少女へと視線を向けそして笑う】
【右腕を抑え蹲る少女、そして女性は駆ける】
どうした、もう終わりか?
私はまだウォーミングアップだ
終わりならそれでもいい、私は弱い者を虐める趣味は無いからな
【少女の直前で止まり問う】
【立ち上がるのを煽るような言い方】
【それ程戦闘がしたいのだろうか】
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>>678
【先程の無茶がたたったのか、それともただ運が悪かっただけなのか】
【どっちにしろこの傷は致命的だ。肝心の右腕が使えなくなってしまうのだから】
【尤も、右腕が使えたとしても、肝心要な刀が切り裂かれてしまっている為同じ事か】
数秒遅れたところで、視えんわけやない……続行や
【汗を拭い、よろよろと、覚束ない動きで少女は立ち上がる】
【そして一言、丸腰だというのに少女は逃げず、「続行する」と女性に告げ】
(…この姉ちゃんは近距離と遠距離、どっちにも対応しとる…
近づいても離れても、同じ事やな…おまけにこっちの攻撃手段は皆無や…
――いや、間違いか、まだ攻撃手段は残っとる――!)
【静かに左手を握りしめ、僅かな間に思考を極限まで巡らせて】
【未来を視る。今回は遅れずに、何が起こるか全て、クリアに見える――】
【そして少女がとった行動は、左腕による「打撃」】
【女性の行動を全て躱し、ただひたすら打撃を加えるという戦法らしい】
【とはいっても少女の拳は何も習っていない素人同然の動き、避けるのは簡単だろう】
【――未来視でどう避けるか把握している少女の裏をかいて回避できるのなら、だが】
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>>679
【刀を肩に乗せ下を見下ろす】
【この現場を見た者100人が能力者が一般人を襲っている、そう思ってしまうだろう】
【そんな均衡を破ったのは相手の少女】
【危ない足取りではあるが戦闘の意思はまだあるらしく、目の光までは消えてない】
ふふ...そうこなくては興醒めだな
【肩に乗せた刀を降ろすよりも早く少女が動く】
【ただの打撃か、裏があるのか】
【容易に躱せる物と体を少し捻り...】
ちっ...なんだ...?
【だが避けたはずの女性の動きを見切っていたかのような少女の動き】
【当たらんしとたかを括っていた女性へと打撃が突き刺さる】
【まるで動きを読んでいたかのようなその鮮やかさに堪らず距離を取るため距離を取ろうとするだろう】
【そしてそれすらも視ていたのなら、更なる追撃も可能かもしれない】
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>>680
【――元々、少女は能力を持たぬ人間だった】
【「能力者」という単語すら知らなかった、どこにでもいるような少女】
【しかし少女はある時、未来を視た】
【駅のホームで人が、自殺するその瞬間の未来を】
【その時から少女は、組織に追われるようになった。無論それは、この街に来てからも変わらず】
…この拳と眼がある限り
ウチは、負けん!
【いつもは逃げてばかりいた…だが、今は違う】
【目の前の女性、刀を持つ能力者の女性と、戦い合っている】
【この女性が生まれついての能力者なのかは知らない、だが、例え生粋の能力者だろうと、この少女は――】
これで、終いや―――ッ!?
【動きを見切り、拳を放つ。これを繰り返しているうちに、少女の身体は温まっていき】
【――ノイズが走る。未来を視たその視界に、翡翠色の世界に、ノイズが、亀裂が―――】
【女性の顔面めがけて渾身の一撃を放とうと拳を振るう―――】
【しかし、その威勢のいい拳は、空を切った】
【掠ることすら、何かに当たることすら無く、少女の拳はただ空に振られるだけ】
【もし未来が見えていたのなら、女性が距離を取ることなどわかっていたはずなのに】
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>>681
【生まれながらに能力を持つというのは想像以上に酷な物である】
【生まれつき異端児として、腫れ物に触らないように遠ざけられるその切なさ】
【それを忘れるために女性は剣を振った、振り続け気づけば剣を振るう目的は変わっていた】
【だがそんな事は女性は微塵も語りはしない】
【誰かに語ればその剣は錆び付いてしまうだろうから】
...心意気は認める
お前の強さもな
【しかし強さとは一体なんだ】
【女性の求める強さとはどんな相手にも負けない、そんな強さ】
【だが目の前の少女の強さとは...】
だが私は勝つ、私の目指す高みはこんなところでは無いからな
【少女の追撃は空を切り女性は距離を取り】
【地面に足が着けば再び高速の走行法にて少女に詰め寄る】
【そして最初と同様に腹部へと向け握った拳を振るった】
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>>682
【未来を視ることが出来る――それだけで、少女は追われていた】
【それも一つだけではない、幾つもの組織から、少女の能力を利用しようと画策した者たちが少女を追っていた】
【少女を神と崇めたり、金儲けを企んだり――その理由は数え切れない】
【だが少女はそれらを全て拒み、人であることを貫いてきた】
【神でも、金稼ぎの道具でもない、只の…人として】
(今――一秒先すら、視えんかった…)
【僅か一秒すら、もう視ることは叶わない。何故ならば、視るために必要な「寿命」は、既に使いきってしまったのだから】
【女性は距離を取り、再びこちらへ向かおうとしている】
【だがもう避けることは出来ない。今の少女は軌道を読むことすら出来ない、只の人なのだから】
ッ…!
【そんな少女の腹部に、強烈な痛みが走る。それが女性の打撃によるものだと気がついたのは、自分の体が宙を舞った時で】
【ドサリと音を立てて、少女の体は地面に打ち付けられた】
【……地面に倒れ込む少女。口からは血が流れでており、誰がどう見ても戦える状況ではないだろう】
ふ――やっぱ駄目やったか
…実を言うと、視えてたんよ…この結末、私が負けるってことは
勿論この能力によるもんや無く、女の勘みたいなもんやけど、な
【そんな中で少女は、女性に向かって語り始める】
【口元の血を拭い、満身創痍であることを忘れさせてしまいそうなほど穏やかな表情で】
…初めてやった、こんなに血に塗れて、戦うのは
結末を知っていても戦ったのは、自分がどこまでやれるんか、試したかったからや
ありがとな…ただ試してみたかっただけのウチに、付き合ってもらって…
【静かに笑う、そして静かに目を閉じ、息を整えて】
【最後に一言、「アンタの未来は視えん、それだけ長生きするってことやろな」と笑いながら告げると】
【そのまま、眠るように―――】
――――【壱順視眼】 END
/おお、こんな長い間付き合ってもらってありがとうございました!
/めっちゃ楽しかったっす!
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>>683
【人間独特の肉の感触が拳に伝わり、少女が地面へと落ちる音を聞けば決着が着いたと悟り】
【拳を戻し少女に歩み寄る】
【先まで女性の猛攻を躱していたはずの少女とは微塵も思えないその結果】
【刀を一度振りそして鞘に納める】
視えていた、か
結末なんて幾らでも変える事が出来る、私がそうしてきたようにな
【少女の側に屈み込み少女の語る言葉を聞けば虚空を見上げ】
【最後に負けたのはいつだっただろうか、そんな事を考える】
【そしてその相手は確かこの少女と同じような境遇で...】
何処までやれるかならお前は私と同等の強さを持っているだろう
私が言うのだから間違いはない
礼などいい、お前のお陰で私は更なる翼を得た
【ふと静かになった少女を見るとまるで眠っているかのように穏やかな表情】
【少女の最期の言葉を聞けば立ち上がる】
...そうに決まっている、何故なら私は【片翼天使】...
この戦いを胸に刻もう
【そして一陣の風が砂塵を巻き上げ女性の姿を隠し、晴れた時、そこに女性の姿は無かった】
【まるで霞のように...】
【片翼天使】-END-
/こちらこそお付き合いありがとう!
/楽しかったーおやすみなさい
-
/ロールが下手になった気がする。 練習
【共振壊棍】
この能力者は、能力により特殊な棍(棒術の棒)を召喚、使用できる。
この棍で叩いたものは過剰な振動を起こす。
舗装道路を叩けばコンクリートが割れ、相手の武器を弾けば手を強く痺れさせることが可能。
また、相手の方向に棍を振ると風の衝撃波を起こすことができる。
この衝撃波は子供を吹き飛ばし、大人の体勢を崩す程度の威力。
初期装備は煙玉×3、身体能力は武芸者クラス
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/んじゃ俺も練習を
【狂鎖】
触れたた相手を苦痛という呪いを与える鎖
呪いは鎖から棘を出す、高温を帯び皮膚や骨を溶かすなど
鎖自体が呪いであり持ち主以外では星ですら呪い殺す
発生する呪いは持ち主でも選ぶことはできない
通常は体に巻きついて他の者には見えないようにしている
鎖の届く範囲は半径50メートル
鎖を戻すのに1レスかかる
硬さは普通の鎖より少し頑丈な程度
鎖が大破(両手に残る程度)すると
今まで発生した呪いをすべて持ち主に与える
持ち主が死ぬと自然に大破する
その時持ち主が死んでいても呪いは発生する
身体能力:普通の人
初期装備:狂鎖
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【朝のすがすがしい空気に満ちた中、その 中華風の服に身を包んだ少女は長く、しなやかな棒を振り回す】
【ゆっくりとした動作から、鋭い動作へ、鋭い動作から、ゆっくりとした動作へ】
【柔らかく、鋭く動くその様はまるで踊りを踊っているようにも見える】
【一通りその動きを繰り返したのち、少女はどっかりと近くのベンチに座り込む】
……フー…朝の稽古はやっぱり気持ちイイネ。 体中の気がなんかいい感じになってる気がスルネ…
【ググッ、と伸びをし、傍に置いてあったタオルで汗を拭う】
【見る人が見れば、白い肌の下にはしなやかで強靭な筋肉がついていることが伺えるだろう】
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>>687
【少女の姿を遠目から見る青年が一人】
【まだ残暑も厳しいというのに全身を黒のカジュアルで統一している】
【だが、汗は全くかいておらずさらに無表情だった】
今回はあいつの排除か・・・全く、完全に近接能力者じゃねえか・・・
俺は真っ向からなんて戦えねぇってのによ・・・
【携帯を見ながらぼやきつつ、青年は少女に近づき声をかける】
やあ、お嬢さん。朝から稽古とは精が出るね
【携帯はしまい、表情を変え、笑顔で、真意を読み取らせないようにして】
【だが歩く動作が少しだけぎこちない様に見えるだろう】
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>>688
【ベンチの下に置いたスポーツドリンクを飲もうとしたところで、妙な男に声をかけられた】
? お兄さん何かようカ? なんかぎこちないネ。
【プラスチックの容器に入ったそれをストローで吸いながら、少女は眉をひそめる】
(このお兄さんすごく暑そうネ……。 いきなり脱いで来たら一発ぶちかますネ…)
【近くに置いてあった棍に何気なく手を伸ばす】
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>>689
ああいや、熱心な上に見事な棒術だと思ったからつい声をかけちゃったんだよ
だからさ、そのなんていうか警戒されるとものすごい怖いんだけど・・・
【少女が棍に手を伸ばそうとしたのを見て慌てて取り繕う】
できれば、記念みたいな感じで写メ取らせてもらうと嬉しいんだけど・・・ダメかな?
【そう言って青年は携帯を取り出す】
【だがその画面はメール送信準備の画面、そこからカメラを起動していた】
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>>690
アイヤー…すまんネ。 ママンから怪しい男はとりあえず叩けと育てられたから気にしないでほしいネ。
【棍を手に持ち、すっくと立ち上がる】
【目をキラキラと輝かせ、根をバトンのようにくるくると回す】
マジカ?! 謝謝! そういうことならお安い御用ネ!
こうカ? いや、こうカ? こっちのほうがカッコいいカ?
【ベンチの上で次次とポーズを取る。 身軽でどこかコミカルな動きは西遊記の孫悟空を想像させる】
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>>691
なんて物騒な母親だよ・・・まあ、あながち間違っちゃいないのがこの世の常なんだけどもさ
ポーズはなんでもいいよ、多い方が助かるしね
【そう言って何枚か写メを取る、そして】
【『この少女に間違いはないか』という文面とともに誰かにメールを送る】
【そして数秒で返信は帰ってくる『間違いない、殺れ』という文面で】
OK、ありがとうもう十分だよ
それじゃあ、次やること出来たからちょっといいかな?
【携帯をしまうとさっきまでの柔和な笑顔はなくなっていて】
恨みはないんだが・・・とりあえず、死んでくれるか?
【無表情で抑揚もなく少女に告げた】
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