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暇潰し:ロール練習スレ vol.3
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【――例えるのなら、小さなコップをひっくり返したような雨だろうか】
【どしゃぶりとも天気雨ともつかない、なんと形容すればいいのか難しい雨が降り続いている】
【しとしとと降り続く雨に、遠くから聞こえる雷鳴…そんあ音を聞きながら、一人の少女は廃墟の柱にもたれ掛かっていた】
【長い金色の髪に、使い古された軽装の鎧…そしてその下には、青を基調としたドレスが着こまれていて】
【背を預けるように座る少女は、緑色の瞳で空を見上げる】
……暗い
【空に浮かぶのは無数の雲。幾多に積み重なった分厚い雲は、完全に月のあかりを遮断していて】
【どこか残念そうに、ポツリと呟きを漏らすと】
ここじゃ冷えるかな…
どこか雨の当たらない場所に行かないと…
【ふらふらとした足取りで、ゆっくりと立ち上がった】
【覚束ない足取り。何時間も座りっぱなしなのにいきなり立った時に起こるような歩き方と似ている歩きで少女は進み】
【まだ天井が崩れ落ちていない広間へと、ゆっくり歩いて移動する】
【――そんな少女。形容するのなら「騎士」という表現が近いであろう少女】
【尤もその姿はどこか落ちぶれているが…少女の右手にはなにもないはずなのに、雨粒は、まるでそこに何かがあるかのように、水滴となってくっついていた】
【その水滴によって大まかに現れた形――その形は、西洋風の剣をかたどっていた】
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