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あと3センチのようです。
1
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:17:38 ID:s3cOB/bw0
あと3センチのようです。
2
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:19:05 ID:s3cOB/bw0
( ^ω^)「デブリゲット!」
宇宙空間に浮かぶ銀色の人影。
小型宇宙船から繋がれた命綱が、酷く脆弱に見える
('A`)「そんなので喜ぶなよ」
宇宙船から飛び出したアームを、コックピットで操作する男。
危なげない操作で目的の物を掴んでいる。
(´・ω・`)「ドク、もう少し右にあるはずだからそれよろしく。ブン、さっさとしまって次を探してください」
その隣でモニターを見つつ操縦桿を握る男。
二人に指示を飛ばしつつも、少しの衝撃で動く船体を同じ場所で揺れないように固定している。
('A`)「ん〜」
( ^ω^)「はーい」
西暦2128年。
人類は順調に宇宙開発を進め、観光宇宙旅行を民間人が気軽に行えるようになっていた。
そうなると事故に対する対応も公的なものだけだったのが私的なものが増え、民間の保険会社が宇宙旅行専門の保険を展開した。
もちろん保険会社としては事故など無い方がよく、事故の原因となりうる宇宙空間に浮かぶゴミを排除したいと考えるのは普通のことだろう。
そして国も世界も何もしてくれないのならば、自分たちでどうにかしようと考えるのも自然の流れと言えよう。
この物語は、スペースデブリ(宇宙ゴミ)を回収することを生業とする者たちの物語である。
.
3
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:19:52 ID:s3cOB/bw0
( ^ω^)「今日も大漁だったおね」
内藤・ブーン・ホライゾン。
VIP保険所属のデブリ回収員。
デブリ回収船「ホライゾン」船長。
('A`)「そっか?」
宇津田ドクオ
VIP保険所属のデブリ回収員。
デブリ回収船「ホライゾン」副船長。
(´・ω・`)「量は少ないけど、質は良さそうですよ」
ショボーン・本城
VIP保険所属のデブリ回収員。
デブリ回収船「ホライゾン」航宙士 兼 メカニック。
ドッグに『ホライゾン』を入れた後、回収したデブリを選別する三人。
回収した数と体積によって給料が変わるため計測は慎重に行っている。更に回収したデブリの処理は船ごとに決裁権があるため、回収した素材によっては給料を倍にすることも出来た。
もちろんそんなレア素材を手にすることは稀で、ほとんどは引取りと処分でプラスマイナスがゼロになることがほとんどであった。
('A`)「ま、しょうがないか」
( ^ω^)「また明日頑張るお」
ξ゚⊿゚)ξ「ダメよ」
.
4
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:20:42 ID:s3cOB/bw0
船を見下ろすドッグの入り口に立つ女性が一人。
両手を腰に当て、作業をしている三人を覗き込んでいる。
(´・ω・`)「ツンさん。お疲れ様です」
( ^ω^)「なんでダメなんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたたち三人、定期健診受けてないでしょ」
ツン・出礼
月面基地チーフオペレーター
('A`)「なんでお前がそんなこと言いにきたんだ?お前の担当って航行スケジュールとかだろ?」
ξ*゚⊿゚)ξ「あ、あんたとブーンの幼馴染って知られちゃってるから頼まれたのよ。別にブーンに会いたくて来た訳じゃないんだから誤解しないでよね」
( ^ω^)「おっおっ。わかってるお。いつもゴメンだお。ツン」
ξ*゚⊿゚)ξ「わ、分かってれば良いのよ。ちゃんと行きなさいよ。べ、別にブーンの体が心配とかじゃなくて、規定だからなんだからね!」
('A`)「わかりやすいな〜、おい。っていうか体ぐらい心配してくれよ。幼馴染なんだから」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたもちゃんと受けなさいよ。ショボンもね」
(´・ω・`)「はい」
('A`)「はいはい」
ξ゚⊿゚)ξ「まったく」
デブリを全て下し、船の上に移動する三人。
足下には船の出入り口。
.
5
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:21:30 ID:s3cOB/bw0
( ^ω^)「ショボン航宙士、定期健診の規定ってどんなだったかお」
(´・ω・`)「連続航行日数は4日。累積航行時間は30時間。このどちらかを越える前に定期健診が義務付けられています。船長」
( ^ω^)「ドクオ副船長、今日までの日数と累積時間は?」
('A`)「連続航行日数は4日目、累積航行時間は24時間であります!船長!」
( ^ω^)「……ということは?」
( ^ω^)(´・ω・`)「もう一回いける!ゴー!」('A`)
ξ;゚⊿゚)ξ「あんたたち!」
愛船『ホライゾン』に飛び込む三人。
それを見て慌ててドッグの外に出るツン。
(´・ω・`)「こちらデブリ回収船、認識番号VI007095、船名『ホライゾン』!デブリ回収業務のため出航を願います!」
『ルナベース オペレーションルーム 了解いたしました。出航タイミングと月面外周域までの出港オペレーションラインを送ります』
(´・ω・`)「こちら『ホライゾン』。タイミングとオペレーションラインを確認。了承。出航までのカウント入ります」
『お気をつけて』
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっとあんたたち!」
( ^ω^)「いってきますだお!」
ξ;゚⊿゚)ξ「帰ってきたらちゃんと行きなさいよ!」
出発した小型宇宙船ホライゾンを見つつ、大きな溜息をつくツンだった。
.
6
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:22:19 ID:s3cOB/bw0
ξ#゚⊿゚)ξ「まったくあいつらは」
銀色の廊下をヒールを鳴らして歩くツン。
職員専用カフェでセルフのコーヒーを淹れてカウンターのイスに腰掛けると同時に、基地内専用通信機が耳障りな電子音を鳴らした。
ξ#゚⊿゚)ξ「はい」
『…なんか不機嫌だな』
ξ#゚⊿゚)ξ「なによ。休憩中よ」
『私上官なんだが』
ξ#゚⊿゚)ξ「だから出てあげてるでしょ」
『全く。…大規模太陽フレアが確認された。しかも短いスパンで連発だ。休憩中悪いが』
ξ#゚⊿゚)ξ「早く言いなさい!すぐ行く!」
『頼んだ』
走り出すツン。
カウンターに勢いよく置かれた紙コップから、コーヒーが少し零れた。
.
7
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:23:03 ID:s3cOB/bw0
( ^ω^)「とりあえず出てきちゃったけどどうしよう」
('A`)「まったくお前は。ショボン、効率の良さそうなとこあるか?」
(´・ω・`)「あるにはあるけど民間船の航行ルートに近いんですよね。安全圏内ですけど何があるか分からないんで、普段なら行かないですけど」
('A`)「そこまでの時間は?」
(´・ω・`)「片道一時間ってとこですかね」
( ^ω^)「往復で二時間。累計時間まで六時間。余裕を持って、作業に使えるのは二時間から三時間。いくお!」
('A`)「決断早いなぁおい」
(´・ω・`)「了解。向かいます。二人とも船外活動の用意お願いしますね〜」
ショボンが目的地を目指して『ホライゾン』を加速させた。
.
8
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:23:54 ID:s3cOB/bw0
月基地。オペレーションルーム。
公的・民間を問わず、地球と月の航行を全て管理している。
ξ゚⊿゚)ξ「状況は!?」
自動ドアが開くのももどかしく中に入るツン。
中央にある自分の席に座り、インカムをセットする。
(*゚ー゚)「35分後にAクラス大規模フレア到着。その後およそ3分間隔でC、B、Aクラスのフレアが到着予測です」
箱根・シイ
月基地オペレーター
ξ゚⊿゚)ξ「一発目まで35分か…」
川 ゚ –゚)「防御するには充分だが、その後の連続到着を考えると、電子機器のストップ時間が長すぎるな」
クー・素直
月基地オペレーションルーム統括
ξ゚⊿゚)ξ「オペレーションルームのシステムを三分割し、ローテーションの対応でどうでしょうか」
(*゚ー゚)「その場合の同期タイムラグ計算します」
川 ゚ –゚)「ラグがコンマ5秒以内ならそれでいこう」
(*゚ー゚)「計算でました。コンマ7秒です」
ξ゚⊿゚)ξ「シイちゃん、各班の割り振りをこれでやってみて」
キーボードを操作し、隣にすわる同僚オペレーターにデータを送る。
(*゚ー゚)「はい。……でました!コンマ3秒です!」
川 ゚ –゚)「基地内全フロアに強制館内放送!航行中の船にレベルC緊急通信!出航予定船には自粛要請!急げ!」
「「「「「はい!」」」」」
慌しくも迷うことなく責務をこなしていくオペレーションルームの面々。
その姿はプロとしてのそれだった。
.
9
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:24:49 ID:s3cOB/bw0
( ^ω^)「おっおっおっ大漁だお〜」
ショボン曰く『おいしいけどちょっと危険なゴミ溜まり』に到着した三人は、順調にデブリを回収していた。
('A`)「マジに多いな。なんで今まで来なかったんだ?」
船外アームを器用に操り周辺のデブリを片付けていくドクオ。
(´・ω・`)「事前調査では、量は多いし一つ一つもでかいけど、質が高いものは全くといっていいほど見つかってないんですよ。だからこの船向きではないかなと思いまして」
('A`)「この船小さいからな。流行の形と違うし」
(´・ω・`)「運転はしやすいですけどね。円盤型だから距離の感覚も取りやすいし」
('A`)「小型車?」
(´・ω・`)「軽自動車?」
顔を見合わせて笑う二人。
(#^ω^)「二人とも!聞こえてるお!」
(´・ω・`)「そりゃあ通信切ってませんから」
('A`)「別にほんとのことだからいいだろ?」
(#^ω^)ピキピキ
('A`)「お前が頑張って働いて買った船だからな。愛着があるのは分かるが事実は事実だぞ」
(´・ω・`)「僕も好きですよーこの船。運転しやすいし、改造しやすいし」
( ^ω^)「改造?」
('A`)「改造?」
(;´・ω・`)「あっ」
.
10
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:26:00 ID:s3cOB/bw0
(#^ω^)「おまえまた何かやったのかお!」
('A`#)「おまえ前回の騒動忘れたとは言わせないからな!」
(;´・ω・`)「い、いや、前に改造したときやりやすかったなーとか思っただけで……あ、緊急通信はいりました!読みまーす」
(#^ω^)「戻ったら船のフルチェックするからな!」
('A`)「モウアンナメニハアイタクナイ…」
(´・ω・`)「ルナベースより緊急通信。クラスAの太陽フレア到着情報です。あと15分で月に到着予定。船への到着予定時間は計算完了後カウントに入ります。船長、船に戻ってください」
(#^ω^)「まったく…」
(´・ω・`)「副船長もアームを中に入れてくださいね〜」
('A`)「ウツダシノウ……ん?あの光なんだ?」
(´・ω・`)「?……民間船ですね。東京-月間の定期路線用船です。航行スケジュールにはニュースタッフの航行研修とありますから、客は乗ってないと思いますけど」
緊急通信の内容から必要な作業をこなしつつ、ドクオの呟きに反応して情報を調べるショボン。
('A`)「頭もいいし腕も確かだし優秀なんだけどなぁ……モウアレハイヤダ…」
(´・ω・`)「ドクオさんひどいなぁ。今度のは大丈夫ですから」
(#^ω^)「やっぱり何かしかけやがったな!」
(´・ω・`)「あ、やば。いえいえ、実はやりたいなった思ってる改造があるんですよ。今度プレゼンしますね」
(#^ω^)「やらせるもんか!」
('A`)「イヤダイヤダイヤダイヤダ…」
太陽フレアが引き起こす衝撃に備えて準備を行う三人。
『ホライゾン』に到達するまで、あと10分になろうとしていた。
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11
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:26:53 ID:s3cOB/bw0
(#^ω^)「ショボン!」
船内に戻るなり怒鳴るブーン。
(´・ω・`)「お帰りなさい〜?」
('A`)「なんで船外服着たままなんだ?」
(#^ω^)「フレアが終わったらすぐ出るんだからめんどくさいお!それよりショボン!なんの改造をしたんだお!」
(´・ω・`)「時間的に厳しいので無理だと思いますよ。もう一回出るの」
('A`)「え?そうなのか」
(´・ω・`)「約10分後にAクラス到達。その後約3分間隔で3発来ます。太陽フレアの電子機器に与える悪影響を考慮して到達一分前から全電子機器を切りますから、15分間は完全に切ります。その後復旧したとしても、15分以上全機器の電源を切った場合は動作のオールチェックをする決まりですから、不慮の状態に対応できないとして、30分は船外活動は禁止です。そうすると残り時間的には無理かなと」
(;^ω^)「そ、そこをなんとか」
(´・ω・`)「宙航法違反で指揮権の剥奪とかされちゃうのブーンだけどそれでもよいなら」
(;^ω^)「………」
(´・ω・`)「………」
(;^ω^)「わかりました」
(´・ω・`)「それでは船の電源カットの準備に入ります。身の回りのもののチェックは各自でお願いします。生態活動に関わる機器に関してはマニュアルへの移動をしておきますから、何かあった場合には慌てず対処してくださいね」
('A`)「はーい」
( ^ω^)「はーいだお」
.
12
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:27:47 ID:s3cOB/bw0
(*゚ー゚)「第一波到着まであと10分。サブモニタにカウント出します。第一波到着一分前からは各人の支給携帯にカウントが出ますのでそちらで確認してください」
もぞもぞと自分の携帯を机の上に出すスタッフたち。
太陽フレアへの対応準備が一段落し、オペレーションルームにも穏やかな空気が漂っていた。
ξ゚⊿゚)ξ「とりあえず準備は万端かな」
(*゚ー゚)「緊急通信!月基地に向かっている民間船からです!モニター出します!」
===「こちら月−東京定期船研修機、認識番号TR002032。サポートを要請します」
(*゚ー゚)「こちらルナベースオペレーションルームです。要望をどうぞ」
===「障害が発生。電源を落とすことが出来ない状態のため、そのまま太陽フレアを受けてしまいます。電子機器に異常が発生した場合のサポートをお願いします」
(;*゚ー゚)「え」
ξ゚⊿゚)ξ「かわります。こちらルナベースオペレーションルーム、チーフオペレーター、ツンです。障害の内容は?切断可能な電源は全て落としてください」
===「船内で事故があり、負傷者が4名発生。生命維持を優先した場合、いくつかの機器の電源を落とすことが出来ません。艦内照明等及び航行に関する電源は切断可能ですが、その場合月基地への到着が一時間遅れ、負傷者のうち一名の生命に支障が出る可能性があります」
ξ゚⊿゚)ξ「!」
川 ゚ –゚)「ルナベース統括のクーです。状況は了解いたしました。こちらでも対応を検討します。まずは負傷者の氏名と状況、事故の詳細と現在の船の状況を送ってください」
===「了解しました。よろしくお願いします」
川 ゚ –゚)「シイ、データが来たら負傷者の情報を医療班に転送と対応の準備をしてくれ。ツン、船の状況の確認と対応を検討」
(*゚ー゚)「はい」
ξ゚⊿゚)ξ「了解」
再び慌しく動き始めるオペレーションルームの面々だった。
.
13
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:29:40 ID:s3cOB/bw0
( ^ω^)「あれ、なんだお?」
船外服を着たままボーっと窓の外を見ているブーン。
その周りをドクオとショボンが忙しく動いていた。
('A`)「宇宙船だろ?おれがさっき見た」
(´・ω・`)「さっきドクオさんに説明したの聞こえてませんでした?あれ?僕通信機ってたかな。まさか船長が聞いていなかったわけないでしょうし」
(;^ω^)「いや、それじゃなくてアレなんだけど」
('A`)「あれ?」
(´・ω・`)「アレ?」
ブーンの見ている窓を覗き込む二人。
目を凝らして覗き込むドクオと対照的に、ショボンは慌てて自分の席に戻った。
.
14
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:30:32 ID:s3cOB/bw0
('A`)「どうした?」
(;´・ω・`)「大型デブリです。レーダーに映らないところを見るとステルス性のものだと思われます。おそらくは…」
( ^ω^)「軍事目的だおね」
(;´・ω・`)「…はい」
('A`)「どうする?船長」
( ^ω^)「持って帰りたいおね」
('A`)「だよな」
(;´・ω・`)「そんなことより事故の心配してください。あんなでかいのが当たったら」
( ^ω^)「ショボンの腕なら当たらないおね?」
(;´・ω・`)「電源切るの忘れてませんか?しかも太陽フレアの衝撃波で船とデブリが動く可能性があることも」
(;^ω^)「あ」
('A`)「あ」
(´・ω・`)「『あ』じゃないですよまったく。計算するので切断準備を続けてください。ブーンも出来るところはおねがいします」
('A`)「へ〜い」
( ^ω^)「はいだお」
(´・ω・`)「あと、ステルスデブリの存在を月に連絡します。船長の名前使いますよ」
( ^ω^)「了解だお」
(´・ω・`)「じゃあ送ります。…ん?なんかきた」
.
15
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:31:38 ID:s3cOB/bw0
ξ゚⊿゚)ξ「状況確認終了。案、出します」
月基地オペレーションルーム。
メインモニターに映し出される宙域図。
月基地と事故船を中心にした略式図だった。
ξ゚⊿゚)ξ「送られた情報より医療用電源の切断と生命活動維持機能のマニュアル化は無理と判断。サブおよび緊急用電源とプログラムを切断し、太陽フレアによる電子機器の異常に対応するよう連絡しました。航行用電源を含むそれ以外の電源はすべて切断。太陽フレア到達後は電源回復後オートパイロット機能をオペレーションルームで操作し、入港オペレーションラインに沿って月基地へ。着陸時は復旧しているはずなので、通常入港をしてもらいます」
川 ゚ –゚)「これしかないだろうな」
(*゚ー゚)「現在出港している船には伝達済み。返答は残り2…1つです」
川 ゚ –゚)「どこだ?」
(*゚ー゚)「認識番号VI007095、船名『ホライゾン』です」
ξ;゚⊿゚)ξ「ブーンか」
川;゚ –゚)「あいつらか」
(*゚ー゚)「?」
うなだれる上司二人を見てきょとんとするオペレーター達。
ξ゚⊿゚)ξ「ごめん、知り合いの船なのよ」
川 ゚ –゚)「回線は繋げられるか?」
(*゚ー゚)「返答来ました。!緊急通信です!メインに出します!」
慌ててキーを叩くシイ。
メインモニターいっぱい現れるブーンの顔。
.
16
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:32:21 ID:s3cOB/bw0
ξ*゚⊿゚)ξ「ブーン」
川 ゚ –゚)「相変わらず緊張感のないにやけ顔だな」
自分をにらむツンを無視しながらマイクを操作するクー。
川 ゚ –゚)「こちら月基地オペレーションルーム、統括のクーだ。今取り込んでいるが何の用だ」
『( ^ω^)「こちら認識番号VI007095、船名『ホライゾン』、船長、内藤・ブーン・ホライゾンだお。緊急を要する内容のため、検討即断を要求するお。内容はうちの天才君から聞いてほしいお』
『(´・ω・`)「宙航士ショボンです」』
川*゚ –゚)「ショボン」
ξ゚⊿゚)ξ「いつ見てもだらしない垂れ眉よね」
ツンをにらむクー。
涼しい顔でにらみ返すツン。
それを見てため息をつくシイ。
(;*゚ー゚)「この二人」
.
17
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:33:12 ID:s3cOB/bw0
『(´・ω・`)「当船はステルス性の大型デブリを発見。太陽フレア対応後回収の予定でしたが、月基地よりきた事故船のデータよりそちらの考えたであろうオペレーションルートを推測。それにより、太陽フレアによって移動する大型デブリが事故船にぶつかる可能性が高いため、対応策を作成しました。検討をお願いします」』
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ?」
(;*゚ー゚)「送られたデータ出します。これは…」
メインモニター に映し出されるショボンの送った宙域図。
事故船の位置や多少のブレがあるものの、それは先ほどツンが出した図とほぼ同じだった。
そして描かれているものが月基地と事故船だけではなく、大型デブリと自分たちの乗る船が描かれている。
川 ゚ –゚)「同じだな。そしてこれがデブリの推測移動位置か。再計算を!」
(*゚ー゚)「はい!」
ξ゚⊿゚)ξ「各船に送った情報って事故船の位置と簡単な情報、月基地主導による回収ってだけよね。どういう頭してるのよあの男」
川 ゚ –゚)「それが天才と呼ばれる所以だろうな。宙航士資格最年少合格記録はまだ破られてないだろうし、他にもいくつかもってただろ。彼は」
ξ゚⊿゚)ξ「確かに天才よね。性格には難有りだけど」
川*゚ –゚)「そこがまたよい」
ξ゚⊿゚)ξ「はいはい」
(*゚ー゚)「計算でました!こちらでの計算でも衝突します!入港ルートを変更した場合、負傷者の生存確率が30%減ります!」
ξ゚⊿゚)ξ「!」
川 ゚ –゚)「!ショボンが送ってきた対応策は?」
.
18
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:34:01 ID:s3cOB/bw0
(*゚ー゚)「出します!」
新たに映し出されるデータ。
オペレーションルームの全員視線を走らせ、そして全員が目を見開いた。
(*゚ー゚)「こんなこと、できるんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「無理よ」
川 ゚ –゚)「いくらなんでも」
『( ^ω^)「他の誰でも無理かもしれないけど、僕達なら出来るお」』
『(´・ω・`)「成功確立は73%です」』
(*゚ー゚)「!太陽フレア到達まであと1分!電源切断まであと50秒です!カウントはいります!」
『(´・ω・`)「作戦実行は第二波到達時で大丈夫です。おそらく3分割ローテーションで電源を入れると思いますので、その時に結果を教えてください」』
ξ゚⊿゚)ξ「そこまでお見通しかい」
『( ^ω^)「またあとで連絡するお』
切れる通信。
ざわめくオペレーションルーム。
ξ゚⊿゚)ξ「クー!どうするの!」
川 ゚ –゚)「…」
(*゚ー゚)「電源切断まで10秒!8、7、6、」
川 ゚ –゚)「全員対ショック体勢!」
(*゚ー゚)「3、2、1、切断!」
闇に包まれるオペレーションルーム。
それぞれに決められた姿勢で太陽フレアの衝撃に備えるが、ツンは四つんばいの状態でクーのいる統括席ににじり寄る。
.
19
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:35:07 ID:s3cOB/bw0
ξ゚⊿゚)ξ「どうするのよ」
川 ゚ –゚)「やるしかあるまい」
ξ゚⊿゚)ξ「やるしかってあんた」
(*゚ー゚)「太陽フレア到達まで30秒!」
川 ゚ –゚)「本当の成功率はおそらく50%かそれ以下だろうな」
ξ#゚⊿゚)ξ「あんたそれが分かってて」
川 ゚ –゚)「残り23%は盛っただけか、それとも私たちの計算では追いつけない秘策があるのか」
(*゚ー゚)「到達まで10秒!8!7!6!」
川 ゚ –゚)「私たちとしては、秘策を信じるしかあるまい」
(*゚ー゚)「3!2!1!きます!」
大きく揺れる基地。
電源の入っていないはずのモニターが点滅し、一部の照明もぼんやり光った。
.
20
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:36:02 ID:s3cOB/bw0
(*゚ー゚)「第一波!過ぎました!第二波まで3分24秒!」
ξ゚⊿゚)ξ「ローテα通電!」
(*゚ー゚)「通電します!」
ξ゚⊿゚)ξ「最優先で事故船と周辺宙域の状況を確認!ホライゾンへの回線を開いて!」
(*゚ー゚)「ホライゾンよりデータを入信!事故船周辺宙域の現状と再計算された大型デブリの移動予測です!」
ξ゚⊿゚)ξ「…信じるしかないか」
(*゚ー゚)「あ、あのツンさん」
ξ゚⊿゚)ξ「送られたデータのダブルチェック!回線は!?」
(*゚ー゚)「開きます!」
川 ゚ –゚)「こちらルナベースオペレーションルーム、クーだ!聞こえるか!?」
『( ^ω^)「こちら認識番号VI007095、船名『ホライゾン』、船長、内藤・ブーン・ホライゾン。聞こえるお」』
川 ゚ –゚)「遺憾だが貴船の提案に乗るざるを得ない状況だと判断した。……頼む、命を守ってくれ」
『( ^ω^)「了解だお!」』
『(´・ω・`)「それでは当船はこれよりオペレーションに入ります。大変精度を必要としますので、依頼しておりますデータの送信以外では、こちらから通信をするまで通信は止めてください。その通信によりこちらに損害が出る可能性がありますので、よろしくお願いします』
川 ゚ –゚)「了解した。健闘を祈る」
切れる通信。
オペレーションルームにいる十数人は、数瞬の間何も映っていないモニターを見つめた。
.
21
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:36:48 ID:s3cOB/bw0
( ^ω^)「オーケーも出たし、がんばるかお」
ホライゾン船内。
ブーンはそのままだが、今はドクオも船外服を着込んでいる。
('A`)「で、細かい作戦は?」
( ^ω^)「船でビューッと行って、僕とドクオで掴んで、ダーって船で引っ張るんだお」
('A`)「ショボン、頼む」
(´・ω・`)「船のエンジンと太陽フレアの衝撃波を利用してデブリに出来るだけ近づきます。事故船とデブリの衝突は第四波が到着後89秒後の予定なので、ブーンは第四波20秒後までに船外活動でデブリを掴み、ドクオの動かすアームに固定。そのままデブリを移動します」
('A`)「わかった」
( ^ω^)「ショボンは服はそのままなのかお?」
(´・ω・`)「本当は着た方が良いんですけどね。着ると動きが悪くなるので、今回はこのまま行きます。さて、もう少しでエンジン止めて電源切りますから対ショックお願いしますね」
( ^ω^)「二波だおね」
('A`)「よっしゃ、やるか」
(´・ω・`)「カウント!10!9!8!」
.
22
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:37:35 ID:s3cOB/bw0
月基地。
(*゚ー゚)「第三波終了!第四波到達まで2分45秒!」
ξ゚⊿゚)ξ「ローテγ通電!現状の確認!」
(*゚ー゚)「通電完了!現状の確認に入ります!」
ξ゚⊿゚)ξ「現状を確認!ホライゾンからの計画予定との差異、コンマ5%!」
川 ゚ –゚)「なんとか無事にすみそうだな」
(*゚ー゚)「他の宇宙船からも通信はありません!基地内部もオールグリーン!」
ξ゚⊿゚)ξ「ホライゾンより依頼のあった、予想宙域内の位置把握可能デブリのデータを送信!」
川 ゚ –゚)「医療班に受け入れ態勢の確認をしてくれ。レスキュー班の出発準備はどうだ!?」
(*゚ー゚)「医療班、事故船入港予定ハッチ00054に待機完了」
ξ゚⊿゚)ξ「レスキュー班も出港準備完了。第四波到達後35秒で出港可能です!」
(*゚ー゚)「第四波到達まであと1分!」
川 ゚ –゚)「……頼むぞ、三人とも」
.
23
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:38:41 ID:s3cOB/bw0
(´・ω・`)「ブーン!生きてますか!?」
(;^ω^)「その質問の仕方は止めるお!」
('A`)「ぐえぇぇぇっぇっぇええええええ」
(´・ω・`)「ドクオ、吐かないでくださいよ」
加速と減速、太陽フレアによる衝撃、方向転換を繰り返す宇宙船『ホライゾン』
コックピットにいるドクオですら頭を振られ宇宙酔いと言うより乗り物酔いをしている状態だが、それよりもひどい状態なのはブーンである。
(;^ω^)「なんで僕ばかり!」
(´・ω・`)「間に合わないんですよ。大丈夫です。落としませんから」
(;^ω^)「そこは信じているけどそういう問題じゃねええええええええ!」
宇宙船の側面に張り付いているブーン。
ドクオの操るアームで保護されていはいるが、その命綱はあまりにも脆弱に見える。
('A`)「ぐぅうううえぇぅうえええええええええ」
(´・ω・`)「吐くなっつうの!」
第三波の太陽フレアを受けきり、最後の加速をかける『ホライゾン』。
( ^ω^)「!見えたお!」
('A`)「うぇ……わかった…」
.
24
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:40:12 ID:s3cOB/bw0
気持ちを切り替えてアームを操作するグリップを握るドクオ。
ショボンは既に無言で船を操舵している。
( ^ω^)「ショボン!」
(;´・ω・`)「もう少しよります!」
('A`)「ブーン、まずは右のアームをデブリに寄せる」
( ^ω^)「わかったお」
(´・ω・`)「!フレア到着まであと30秒!今の位置がぎりぎりです!これ以上寄ると次のフレアでこちらが衝突してしまう!」
( ^ω^)「了解だお!ドクオ!」
('A`)「つかまってろよ!」
船の側面から伸びるアーム。
先端につかまるブーンだったが、あと少しのところで届かない。
( ^ω^)「あと10センチくらいだお!」
.
25
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:41:06 ID:s3cOB/bw0
('A`)「こっちは限界だ!ショボン!」
(;´・ω・`)「10センチ!?」
サブエンジンを操作してすこしずつデブリに寄る。
( ^ω^)「あと8センチ!」
(;´・ω・`)「うう〜」
( ^ω^)「あと5センチ!」
('A`)「ショボンがんばれ!」
( ^ω^)「あと2センチ!」
(;´・ω・`)「これで!」
( ^ω^)「掴んだ!」
器用にデブリに乗り移るブーン。アームの先に簡易器具を使ってデブリの一部を取り付け、さらに伸びた左のアームも固定する。
(;´・ω・`)「ブーン!フレア到達まであと6秒!」
( ^ω^)「デブリに張り付いてるからよろしくだお!」
('A`)「やったるよ!」
(´・ω・`)「了解!」
次の瞬間太陽フレアが『ホライゾン』とデブリを襲った。
.
26
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:42:03 ID:s3cOB/bw0
(*゚ー゚)「太陽フレア過ぎました!全システムを回復させます!」
ξ゚⊿゚)ξ「ホライゾンは!?」
(*゚ー゚)「宙域図出します」
ξ゚⊿゚)ξ「お願い!」
川 ゚ –゚)「どうだ!?」
月基地オペレーションルーム。
フレアが通り過ぎたのを受けて慌しく復旧を始めるオペレーターの面々。
メインモニターにもノイズが走り、シイの出した宙域図が読み取れない。
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン…」
(*゚ー゚)「事故船のオートパイロットと同期を確認!入港オペレーションルート内に障害物無し!オートパイロット作動!」
ξ゚⊿゚)ξ「了解しました!以降はこちらで操作します」
(*゚ー゚)「お願いします。引き続き周辺宙域の捜査を行います」
川 ゚ –゚)「『ホライゾン』いた!右下だ!」
(*゚ー゚)「こちらでも確認!回線は連絡待ちですが、生存信号は確認しました。画像は…」
川 ゚ –゚)「どうした?」
シイの眉間にしわがより、困ったようにクーを見る。
川 ゚ –゚)「?」
.
27
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:42:43 ID:s3cOB/bw0
自席を離れ、シイの席に近寄るクー。
川 ゚ –゚)「!?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの?」
大きく目を見開いたクーを横目で見て、小声で声をかけるツン。
(;*゚ー゚)「ツンさん、これ見てください。メインに出しちゃって良いですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「?」
ツンの席のモニターに小窓が現れ、リアルタイムの『ホライゾン』が映し出される。
ξ゚⊿゚)ξ「!!!??なにこれ」
川;゚ –゚)「とりあえずメインに出すのは止めておこう」
(;*゚ー゚)「ですよね」
画面に映る宇宙船『ホライゾン』。
その宇宙船には、人型の手が生えていた。
.
28
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:43:37 ID:s3cOB/bw0
('A`)「危機一髪だったな」
(´・ω・`)「よかったですよ」
(#^ω^)「ショボンてめえ何しやがるんだ!」
小型円盤型宇宙船『ホライゾン』
上から見ると対角線上の位置から太い「腕」が生えており、異彩を放っている。
(´・ω・`)「これがあってよかったですよね」
('A`)「フレアで吹き飛ばされたときにどうしようかと思ったぜ」
(´・ω・`)「通常のアームだけじゃ、ブーンもデブリもあきらめないといけなかったかもですよね」
(#^ω^)「おいこら何とかいいやがれ!」
(´・ω・`)「これがあったから助かったんですよ〜」
(#^ω^)「改造はしないって約束だっただろうが!」
(´・ω・`)「備えあれば憂い無しってことで」
('A`)「ま、普通の宇宙船には付けないけどな」
(´・ω・`)「え?」
('A`)「なに驚いてんのお前は」
(´・ω・`)「でも、人型への変形はみんなの夢ですよね?」
(#^ω^)「夢なわけがあるか!!!!」
帰路に着く宇宙船『ホライゾン』。
その姿は、周囲の宇宙船をドン引きさせた。
.
29
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:44:48 ID:s3cOB/bw0
(´・ω・`)「宇宙なのにパイプイスとこの長机のセンスって独特ですよね」
('A`)「あ、それ俺も思った」
(´・ω・`)「わざわざ持って来たんですよね。執念を感じますよ」
( ^ω^)「こいつらまじうぜぇ」
ξ゚⊿゚)ξ「さっさと書く!」
月基地会議室。
いくつかある会議室の中では最小の部類になり、基本の定員は8名である。
その部屋にいるのは『ホライゾン』の三人と、オペレーションルームの統括とチーフであった。
('A`)「なんでこんなの書かないといけないんだよ。俺らって結構英雄じゃね?」
川 ゚ –゚)「賞状はもらえるように手配するが、プラスマイナスで計算するとマイナスだからな。残念ながら」
ξ゚⊿゚)ξ「だいたい始末書くらい書きなれてるでしょ。三人とも。この一年でどんだけ書いてんのよ」
(´・ω・`)「変形のロマンが分からないとは…」
(#^ω^)「まさかお前、足と頭も…」
(´・ω・`)「それはおいおい」
(#^ω^)「やらせないお!」
('A`)「さっさと書けよ、二人とも」
(´・ω・`)「僕もう終わりました」
(#^ω^)「デスクワーク苦手なんだおね。あ、間違えた。消しゴム消しゴム」
自分の机に上にあったはずの消しゴムがなくなり、キョロキョロと周囲を見る。
( ^ω^)「あそこか」
自分の席からひとつ空けて隣の机の上の先。
なぜそんなところにあるのかを不思議に思いつつも、パイプイスから立ち上がることなく手を伸ばす。
.
30
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:45:32 ID:s3cOB/bw0
( ^ω^)「あと……3センチ……あっ」
.
31
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:46:18 ID:s3cOB/bw0
大きな音を立てて地面に転ぶブーン。
半身を床に打ち、畳まれたパイプイスが体の上に乗り、思わず呆然としてしまう。
ξ゚⊿゚)ξ「……なにやってんの?」
そんなブーンを見てボソッとつぶやいたツンの言葉に深くうなずく三人だった。
終
.
32
:
名も無きAAのようです
:2013/05/06(月) 23:46:30 ID:bPz5CJNo0
ロマンだなぁ
33
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:48:45 ID:s3cOB/bw0
お祭り参加作
タイトル:あと3センチのようです
お題:無重力
縛り:ほのぼの のつもりだったけど違うな。
34
:
◆dKWWLKB7io
:2013/05/06(月) 23:52:38 ID:s3cOB/bw0
元ネタ…というか参考は「コスミック・レスキュー」という映画です。
最後が駆け足だったのでちょっと不完全燃焼でした。
35
:
名も無きAAのようです
:2013/05/06(月) 23:53:20 ID:Jw1z4ULAO
おもしろかったよ
36
:
名も無きAAのようです
:2013/05/08(水) 11:43:19 ID:SnCdt.g20
乙ー
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