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あと3センチのようです。

2 ◆dKWWLKB7io:2013/05/06(月) 23:19:05 ID:s3cOB/bw0

( ^ω^)「デブリゲット!」

宇宙空間に浮かぶ銀色の人影。
小型宇宙船から繋がれた命綱が、酷く脆弱に見える

('A`)「そんなので喜ぶなよ」

宇宙船から飛び出したアームを、コックピットで操作する男。
危なげない操作で目的の物を掴んでいる。

(´・ω・`)「ドク、もう少し右にあるはずだからそれよろしく。ブン、さっさとしまって次を探してください」

その隣でモニターを見つつ操縦桿を握る男。
二人に指示を飛ばしつつも、少しの衝撃で動く船体を同じ場所で揺れないように固定している。

('A`)「ん〜」

( ^ω^)「はーい」

西暦2128年。
人類は順調に宇宙開発を進め、観光宇宙旅行を民間人が気軽に行えるようになっていた。
そうなると事故に対する対応も公的なものだけだったのが私的なものが増え、民間の保険会社が宇宙旅行専門の保険を展開した。

もちろん保険会社としては事故など無い方がよく、事故の原因となりうる宇宙空間に浮かぶゴミを排除したいと考えるのは普通のことだろう。
そして国も世界も何もしてくれないのならば、自分たちでどうにかしようと考えるのも自然の流れと言えよう。

この物語は、スペースデブリ(宇宙ゴミ)を回収することを生業とする者たちの物語である。

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