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( ^ω^)思いの向こう側のようです+落書き投下のようです
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「思い」ってのは、実に厄介な代物でね。
その文字の通り「おもい」のさ。
「重い」んだよ。
どの時代、どの世界でも、人のそれは実に厄介だ。
押しつぶし、動けなくなり、最後にはぺしゃんこ。
ああ、そうだな。
俺もそうさ。
そのせいで全部無くした。
そこで俺は考えたわけだ。
なくしてしまえばらくじゃないか。
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なら弟者は貰った
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兄者は貰い受けよう。
投下いきます。
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(´<_` )「っと…」
(;´_ゝ`)「うえぇ…」
この路地を折れると少々開けた道沿いに出る。
左手に折れて進むと学校の裏門に出るが、そこから少し進んで学校を囲う
フェンスの端まで行くと、正門方向に伸びる細道があるのだ。
そこへ向かおうとしていたのだが。
(;´_ゝ`)「どんだけいるんだよ…」
2体の真っ黒な化け物と、1人の靄を被った女性が、裏門付近でうろうろとしていた。
だがこちらに気付いた様子はない。
距離は、2、30mと言った所か。
弟者が、持っていた槍をぐるりと回した。
(´<_` )「ちょっと待ってろ、伸してくる」
(((;´_ゝ`)つ< ´_>`)「待て待て待て、待てっての」
兄者は、無表情で行こうとする弟者の尖った耳を引っ張って、それを制す。
止められた事への反発か、耳の痛みか、表情を歪めた弟者に、兄者は人差し指を
口元に立てて見せる。
( ´_ゝ`)「いいか、弟者。無闇に突っ込んでも怪我するだけだ。
b こちらは幸い見つかってないんだし、少しだけ様子を見よう」
(´<_` )「だがなあ…」
( ´_ゝ`)σ「状況をよくする為に、観察させてくれ」
鼻のすぐ先に、兄者の人差し指がびしりと止まる。
兄者にそう言われてしまっては、弟者は何も返せない。
弟者は顔面一杯に、ぶちのめしたいです、と表示させながら、むすりと黙る。
それを苦笑しながら見やってから、兄者は裏門へと向き直った。
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( ´_ゝ`)(さて…弟者を止める為に言ってはみたが)
あの化け物をぼーっと見ていた所で、状況を打破する案が見つかるとは思えない。
( ´_ゝ`)(疑問ばかりだ)
何故、あの靄は人にとりつくのか。
何故、襲ってくるのか。
何故、今日だったのか。
何が目的なのか。
あの真っ黒な化け物と、靄には何の関係性があるのだろうか。
先程見た、化け物の最後はどういう事なのか。
いなくなった場所から現れた、青い石は何なのか。
人々は生きているのか、あの状態ではもう死んでいるのだろうか。
黒い靄は増殖しているのか、移動するだけなのか。
(;´_ゝ`)(…ん?)
思考を巡らせて、疑問点を次々に脳内に上げていた兄者が、ふとそれを止めた。
裏門付近にいた、靄を被った女性が、突然ばたりと倒れこんだのだ。
(´<_` )「…」
(;´_ゝ`)「…」
弟者はすうと息を吸って、兄者の前に一歩出た。
塀であちら側からは見えていないだろうが、兄者を少しだけ後退させる。
弟者の肩口からそっと覗き見ると。
女性を取り囲むように、靄がぶわりと広がった。
そのまま、女性は全身を呑まれていく。
女性の甲高い悲鳴のような声が響いて。
目から、鼻から、耳から、靄が女性の身体の中に流れ込んでいく。
白目が黒く染まる。
ぽっかりと目玉が無くなったような顔つきになり。
女性の白い手が、喉を掻き毟った。
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この時間に来ると思ったから目覚ましかけといた
正解だったようだ…
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兄者がその光景を見て息を飲むと、弟者が後ろ手で、兄者の肩を引っ張り
壁側に押し込んだ。
見るな、という事らしい。
ホラーゲームで耐性はあるが、やはり生では話が違う。
兄者は、しゃがみながら両手で顔を覆った。
(´<_` )「…兄者」
(;う_ゝ∩)「…何?」
(´<_` )「増えた」
(;´_ゝ∩)「え」
つ
弟者が身体を少しずらしたので、兄者は恐る恐るあちらを見やった。
黒い化け物が、3体になっている。
(´<_` )「女の人が呑まれて、ああなった。
…経緯はまあ、考えなくてもいいよ」
(;´_ゝ`)「…」
黒い化け物と、靄の関係性。
(;´_ゝ`)(靄が第一形態、化け物が第二形態、ってとこか)
兄者は口元に手を当てながら、その光景を見る。
(;´ ゝ`)(女性には一切危害は加わってない。
つ なら、あの状態になるのは、どういうきっかけなんだ?)
ならば、と、兄者は他の黒い化け物に目をやった。
それはすぐにやってくる。
今度は裏門のすぐ前にいた化け物が、もがき始めた。
先程と一緒だ、金切りの奇声を上げ、頭を掻き毟り、転がり。
やがて小さく小さく収縮し、ぷちりと消えた。
今回は弟者は何もしていない。
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増殖か不思議玉の2パターンあるのか
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(´<_` )「…兄者」
(;´_ゝ`)「…確信が欲しい、ちょっと待って…」
ものの数秒で、また一体が苦しみだす。
兄者は顔を歪めてその光景を見ていた。
その表情を見下ろしていた弟者は、自分のズボンが思い切り握り締められている事に気付く。
小さく溜息をついて、必死に向こうを見る兄者の頭に、ぽんと手を置いた。
(´<_` )「無理すんな」
(;´_ゝ`)「してない」
強情なのはどっちだか。
兄者は散々弟者に、強情だ、突っ走るな、と言うが、兄者とて本質は変わらない。
双子なので弟者は心得たものだが、兄者に言えばきっとふて腐れるだろう。
兄者の目線の先で、2体目の黒が途切れて消えた。
残るは、先程の女性。
見るも無残に真っ黒な姿へと変貌してしまった彼女は、もはや女性なのかも男性なのかも
外見から区別はつかない。
( ´_ゝ`)(3分)
脳内で時間を計る。
弟者が兄者に敵わないと言わしめるのは、こういう部分が随所にあるからだ。
アバウトな感覚ではない。
正確なのだ。
( ´_ゝ`)(4分)
細い目を少しばかり開いて、兄者が黒を見る。
( ´_ゝ`)(5分)
黒が、もがき始めた。
やがてぷつりと。
消えてなくなる。
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この靄の正体が気になるな
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それで又三郎のときもきっかり3分とか言ってたのか
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スパゲティゆでるときやカップ麺にお湯入れるとき時にかなり重宝する能力だな
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>>603
パスタが3分とかどんだけだよ…
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>>604
いや3分計れる能力じゃなくて人間ストップウォッチってことだろ…
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ゆでるときにきっかり何分とわかるってよくね?
パスタは9分だよカップ麺とは違うのだよ
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( ´_ゝ`)「時間だな」
(´<_` )「ふむ…」
一言で理解して、弟者は構えを解いて腕組みをした。
(´<_` )「手を下さずとも、消えるということか」
( ´_ゝ`)「逆に、手を出しても消えない可能性もあるな」
(´<_,` )「時間までは思う存分いたぶれるってわけだ」
(;´_ゝ`)「怖い発想に行くんじゃありません!」
薄く黒い笑顔を浮かべた弟者に、兄者は若干引きながらもツッコミを入れる。
そしてゆっくりと立ち上がった。
暫くしゃがんでいたおかげで、痛みは残るが多少は動きやすくなったようだ。
( ´_ゝ`)「行こう、弟者」
(´<_` )「了解」
2人同時に走り出す。
裏門を横切り、フェンスの角を、左に。
大通りに出てまた左に曲がれば、そこはもう学校の正門だ。
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というかお前ら真っ先に考えつく使い道は麺類のことだけかよ……
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フェンスを隔てた、その奥。
「失くして!!!」
兄弟の耳に聞こえてきたのは、同級生の叫び声。
(#'A`)「たまるかああああぁぁぁあああ!!!!」
そして轟音。
(;´_ゝ`)「…この声、ドクオか!?よかった、生きてる!!」
(´<_` )「そのようだな」
走って向かった先で、兄弟は3人の無事を確認する事になる。
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2話・了
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というわけで流石兄弟編の2話、終了です。
まさか兄者の能力が、麺類の未来に明るい光をともすなんて思わなかった…
メインどころはこの5人。
まだ他にもメイン張るキャラは出てきますが、とりあえず揃った感じ。
出だしが長すぎるわ。
いまさらながら、支援も乙も毎回ありがとうございます。
何か質問とかあればそれもどぞどぞ。
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おつおつー
しなそうだけも母者が覚醒したら武器何になるのかな
やっぱり父者かな
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父者砲か
ぶっちゃけ拳で戦ったほうが強いような・・・
>>611
乙です
イヌやネコやトリみたいな動物も黒化したりするの?
なったらバイオの世界になるなと
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※閲覧注意(ややグロ)※
むしゃむしゃのようです
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97920.jpg
ややグロ、ご注意を。
一度描いてみたかった、むしゃむしゃ。
あの話の弟者は素敵な食いしん坊万歳ですね!
>>612
まさかの父者wwww
その辺はもしかしたらおいおい分かるかもですw
>>613
人間以外の動物は黒にはなりません。
何でかと言われると、今の段階では「元凶がごにょごにょ」としかいえないんですけども…
理由も後ほどわかってくると思われますです
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箸を使うとかむしゃむしゃいってるわりにお行儀いいな
>>614
そうですか
じゃあバイオ突入はなさそうですね
あとツンさん3分股三郎だけだと3分たったら戦力がががががが
又三郎は連続で呼べないとか○分たたないと使用できないとか縛りあります?
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>>614
大好きな作品の絵きたー!
又三郎が小さくなる=ぬいぐるみに戻る、なのか
それとも小さくて弱いけど動ける、なのかも気になります
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他の四人は元々持ってたものが武器になった訳だけど
兄者の鎖は何もないとこから出てきたよね?
それともリングもとから着けてたっけ?
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>>617
>>520
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>>615
ツンは又三郎だけですねwwそのために!( ^ω^)がいるのさ!!!
充電時間は大体30分くらいでしょうか。
前にレスでいれたんですが、又三郎には「虚勢」というイメージがあります。
ツンの「ツンデレ」の「ツン」部分ががんばった結果が又三郎ですw
なのであんまり長く大きくなれないのです。
>>616
小さくて弱いけど動ける、ですね。
小さい時はξ゚⊿゚)ξ がずっと抱っこしてます。
ξ*゚⊿゚)ξ
つ・ω・)
>>617
618が出してくれてますが、実はこっそりと兄者のズボンにくっついてましたw
48枚目、49枚目に出ております。
この後、何でこのチェーンなのかの理由も出す予定です(・∀・)
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流石好きな貴方へ
| ★兄者・弟者の見分け方★
|
|・兄者と弟者の違いは「目」と「鼻」
│
|・兄者の目は「´`」、鼻は右向きのときは「ゝ」
│ 左向きのときは「く」
│
│・弟者の目は「´`」、鼻は右向きのときは「>」
│ 左向きのときは「<」
│
│・ただし弟者の鼻はスレタイで使うと文字化けするので
│ スレタイの時は「く」が使われる。
│ /
│ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│ ,/< 良く見て、気をつけるようにね。
∧((∞) ,rE ) \____________
. ∬´_ゝ`)__入/
/⌒゙゙7⌒yつ<,_,,/ E[]ヨ
/ ;;;;;;ト、_(_/ノ†;;)_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/゙|\ ヽ⌒ヽ⌒ヽ \
|\\ ⌒ ⌒ 甘 \
./.| \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 流石姉者先生
| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| .| |
.. | .|
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そろそろ月曜が来ちゃった日の
(´・ω・`)劇場が来ると信じてる
∧__∧
( ´_ゝ`)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/ ∧_∧ 信じるのは自由だからな
/\\/___/\ (´<_` )
/` \ \_ノ ⌒i
\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽとニノ
\ ソ____ニ___ン
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いくら私が兄者フリークだからってそう簡単にケツを上げると思うなよ!?
兄者に言わせれば私が動くとでも考えたのだろうが大間違いだ!!
月曜日が来ちゃった日の(´・ω・`)劇場
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98094.jpg
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ナイスタイミングwおつー
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このショボンどこにでも出没するんだなw
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モナー先生が可愛い
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月曜日ごときでこんなになるならクリスマスやバレンタインは…
期待
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モナー先生かわええ
癒される
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漫画も落描きも全部面白いし上手いし毎晩の楽しみだ
ところで質問OKなら、描くのに使ってるソフトやツール設定が気になるので教えてください!
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メイン5人の身長差と武器大きさ比較。
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98115.jpg
>>628
使ってるソフトは、SAIとフォトショです。
描くのはもっぱらSAI、編集がフォトショになります。
ツールは画像はっときます(´・ω・`)ノ 和紙ペンを使ってます。
ついでの描き途中。
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98117.jpg
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うさぎ小さくなるってのは元のマスコットサイズだと思ってた
意外と大きいんだな
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リクエストって受け付けてますか?
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そういえば、1話終わったら何かリクエストと言っていたのに
そのまま普通に2話ぶっ続けてしまって何もしていなかった…
いつかアンカもやってみたいなと思いつつ。
キャラ+台詞お題、3つほどいただけますでしょうか
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( ゚∀゚)「そんときゃ俺がお前を殺してやるよ」
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从 ゚∀从「誰がツンデレだ馬鹿野郎」
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ドクオが思いの外小柄でびっくりした
身長体重とかスリーサイズ等々の具体的な数値も決めてたりするの?
あとアラマキ大中小を描いてくれてありがとう!
まさかポロっと書いた疑問を絵で回答してもらえるとは思わなかった
想像以上の破壊力でキュン死したよ…ありが…と…ゲフゥ…
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>>632
(`・ω・´)兄さんの意気地無し!
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お題ありがとうー!
久しぶりにちゃんとファンタジー描きたいので、ファンタジーな感じで漫画描いてきます。
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お題乗り遅れたくっそくっそ
待ってるぞー!
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>>635
('A`)はAAのちっさいイメージがぬけなくて、いつも小さくなってしまいますw
細かいと、
( ^ω^):身長163cm・体重重い(筋肉贅肉両方有)
ξ゚⊿゚)ξ :身長160cm・体重国家機密・スリーサイズ国家機密
('A`):身長151cm・体脂肪率で学校から注意されくらいには軽い
( ´_ゝ`):身長178cm・体重痩せ型
(´<_` ):身長184cm・体重比較的重い(筋肉)
身長だけは漫画描く時に必要かなと思って決めてますが、体重はそこまで細かくは決めてません。
あとツンの胸はぺtあれこんな時間にチャイムが
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流石兄弟けっこう背高いね
その他の流石家の人々はどうなのだろうか
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そりゃああのビックな母者の遺伝子搭載してるんだから
ただ兄者は父者に才能麺で似てるが身体麺でも遺伝強かったら将来ハg
あれチャイム?ラーメンの出前頼んだっけ
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右ストレートか双頭槍か……
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>>629
答えてくれてありがとう!
和紙ペンなのかーなるほど
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( ゚∀゚)「そんときゃ俺がお前を殺してやるよ」
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98145.jpg
スレの最初に出した、もう一つ考えてた話のネタで描いてみた。
こっちはキャラも多いわ考えてた話も長いわで書ける気がしないw
ジョルジュと兄者のセットも凄い好きだ。
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ジョルジュかっけーー
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こっちも見たい読みたいわ
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>>644
シチュエーション気になる…読みたい…
思いの向こう側が無事終わった暁には是非…って気が早すぎるな
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「その時」が来てジョルジュが兄者を殺したら
ジョルジュは弟者に殺されそう。そうでなくても一生恨まれるだろうな
ジョルジュもそれを分かった上で言ってそう
かっけー
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从 ゚∀从「誰がツンデレだ馬鹿野郎」
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98164.jpg
ありがとう、いつか描いてもみたいけどなw
多分現行の話より2、3倍長いんだわwどんだけかかるんだとww
どうだろう、恨むかもしれないし殺したくなるかもしれないけど
それを実行したら兄者に枕元で散々説教されそうだから
我慢するかもしれないなあ、弟者はw
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もう一つは明日描く、すまん
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おつおー
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乙乙
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乙!
相変わらずすごいなあ
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ハインかわええ
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(`・ω・´)兄さんの意気地無し!
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98239.jpg
遅れてすいません、昨日いただいたお題の漫画。
ショボン兄さんは、シャキンの気になって仕方ないことをやってくれなかったようです。
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ショボンが服来てると違和感感じるのはなぜだろう
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壁殴り代行のAAのせいじゃないかと
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シャキンが弟なの何か新鮮だ
こっちの話も想像かきたてられるな
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おつおつ
それにしても比べてみると同じAAとは思えんなww
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98242.jpg
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猫?のなおるよかわいい欲しい
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BETUJINデス
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やめろ!!比較をするな!!wwww
いい加減ショボン好きな方に怒られそうだよ!!
現行の3話は明日から、またのんびりとやろうと思っています。
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のんびりと投下いきます。
第3話。
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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
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***
一目ぼれ、というものが本当にあると知ったのは、高校に上がってすぐだった。
よくある話だ。
不良に絡まれる女子、そこに通りかかった自分。
剣道の腕だけは誰にも負けなかったから、それはもう見事に伸した。
覚えてろよと三文芝居さながらの台詞を吐いて逃げ出す不良たち。
そして、しゃがみ込んだ女子に、俺は手を差し伸べた。
よくある話だろう。
絡まれた女子を助けて、その子にお名前は、と聞かれるあれだ。
普通であれば。
そう、世間一般的な認識であれば、ここで頬を染めるのは女子の方だ。
だが実際は違った。
見事に。
逆だった。
助けた女性の目を正面から見た瞬間、顔を真っ赤にしたのは俺だった。
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美しい桃色の毛並み、凛とした眼差し、優しく笑う口元。
(*,゚Д゚) 「け、怪我は!していないか!!」
(*゚ー゚) 「してないわ、本当にありがとう。助けてくれて」
可愛らしくも耳に暖かさまで残るような声。
(*,゚Д゚) 「ああああ、あの、その」
(*^ー^) 「?」
繋いだ手の温もり、向けられた笑顔。
(*;;゚Д゚) 「お、お名前を聞かせてくれないだろうかゴルァァア!!!」
女などまるで興味もなく生きてきた。
硬派も硬派、興味があるのは生きる道と決めた剣道で強くなること、それのみ。
そんな俺の。
完全なる、一目惚れだった。
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おおぉ!支援!
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ギコ回か
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どちらかが取り憑かれて
(,,゚Д゚) vs(゚ー゚*)
か
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よそうはよそう(提案)
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来たー!支援!
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>>670
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まって今>>670が何か言った
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おーい>>670が何か言いたいってよ
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ブーン達が通うVIP高校は、VIP学園と言う学園内の高等学部だ。
幼稚園から大学院までと学部を持つ、言わばマンモス校である。
昔から難関校として知られているが、近年では更に運動にも力を注いでいる。
VIP高校は、2種の部に分けられる。
通常クラスとスポーツ特進クラス。
スポーツ特進も幅広く採用しており、武道に秀でた者が多くいるのが特徴的だ。
大学にスポーツ科学部も数年前に出来た為、そちらに進むものも多い。
通常クラスに在籍しているのが、ツン、ドクオ、兄者。
スポーツ特進クラスに在籍しているのが、ブーンと弟者だ。
武芸という観点から、ブーンと弟者とが最初に親しくなり。
通常クラスによく顔を見せにいく弟者に付いて、ブーンがツンとドクオに会いに来る。
そこに明るい気質の兄者を巻き込めば、顔見知りから友人になるまで時間はかからなかった。
弟者は帰れば棍の道場へ行くし、ブーンも部活が忙しい。
そんなわけで5人で遊びに回ることはなかったが、クラスは違えど会えば気さくに話せる仲ではある。
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この時間は珍しいな支援
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(;´ω`)「ぉおーん…」
ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン、もうちょっとだからね」
脇腹を怪我して動けないブーンを、弟者が背負いながら廊下を歩く。
横から心配げにツンが見上げて声をかけた。
背負われて揺れる振動すら響くようで、ブーンはいつもの笑顔を消して眉根を寄せる。
('A`)「…なあ兄者。俺、わかんないことだらけなんだけど」
( ´_ゝ`)「安心しろ。俺もだよ」
(;'A`)「嘘付けよ、最初冷静に対処しやがったくせに」
( ´_ゝ`)「あれを冷静ってんなら、ドクオはまだまだだね」
自信満々に言う言葉ではないが、兄者は胸を張って言った。
某テニス漫画の主人公が言っていたような台詞に、ドクオは黙って兄者の脛を蹴る。
(;´_ゝ`)「いっ!」
(#'A`)「茶化すなアホ」
(´<_` )「ドクオ、お前後で日本海にコンクリート詰めして沈めるからな」
(;´_ゝ`)「ったくないです!!」
(;'∀`)「やだもう!兄者ったらおちゃめさん!!」
機嫌の悪い弟者が言うと、本気のようでまじめに恐ろしい。
ドクオが顔を引きつらせながら笑みを作ると、弟を犯罪者にさせないよう、
兄者は口を噤んだ。
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そんな漫才を行っていると、先を歩いていた弟者とツンの足が止まる。
(´<_` )「さて、着いたわけだが」
ξ;゚−゚)ξ「…入って、大丈夫かな」
目的地。
通路最奥の、保健室。
ドアは閉められており、ドアについている窓にも内側から小さなカーテンがされて
内部がまったく把握できない。
(;'A`)「…立ち止まっててもしかたねぇ」
一瞬の間をおいて、ドクオが保健室のドアの前に立った。
後ろをちらりと見ると、弟者の背中の向こうに、親友の汗だくの顔が見える。
口をへの字に曲げてそれを確認し、ドクオはドアをにらみつけた。
(#'A`)つ「男は度胸…!!!」
ドアの取っ手を掴むと、ドクオは思い切りドアを引いた。
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文章もながら?
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支援支援
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54
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98289.jpg
文章もながらです。
2話で漫画先に書いて文章後に書いたら、お蔵入りのページ
出てきちゃってもうやらないと心に決めたw
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ギコイケメンだー!
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ドクオ度胸どこ行ったwwwwwwww
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ギコしぃキター!
ドクオがんばれドクオ
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しぃかわいいよしぃ
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保健室に男女二人
その意味は……っ!!
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>>686ギコに刺されろ
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ぎし…あん…?
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つぶあんが一番好きモナー
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55
http://vippic.mine.nu/up/img/vp98294.jpg
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今日はここまで。
こしあんはゆずらない。
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ギコの硬派なリア充オーラが半端ない
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