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博麗霊夢の一日 二日目
1
:
名前が無い程度の能力
:2012/12/24(月) 01:02:19 ID:isGPS3jc0
前スレ
博麗霊夢の一日 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/41116/1293435305/
6:00
起床。最近めっきりと冷え込んできた。
もう少しだけ布団の中にいたいという気持ちを振り払い、もぞもぞと這い出す。
15
:
名前が無い程度の能力
:2012/12/29(土) 00:17:31 ID:.px.06gw0
14:47
こんな辺鄙な世界じゃ里も街も同じようなものよ。
だから、柱時計は細工がしてあるのよ。
この腕時計で計るんだからね。
魔理沙には魅魔の事は言わない方がいいわね。
シンパは非難されると敵意を持つからね。
16
:
名前が無い程度の能力
:2012/12/29(土) 01:37:15 ID:KP3OoeJ.0
14:52
暇だったのでアリスのところへ行って見た。
17
:
名前が無い程度の能力
:2012/12/29(土) 05:32:21 ID:6m9wpaoo0
14:53
暇だったのでアリスにシャイニングウィザードをかけてみた
18
:
名前が無い程度の能力
:2012/12/30(日) 18:08:04 ID:rs4K5JG60
14:54 アリス「痛いわね、何するの?」
フランケンシュタイナーをかけられた
19
:
名前が無い程度の能力
:2012/12/31(月) 15:04:42 ID:387.S.Qc0
ヽ、 _ノ
`'ー '´
○
O
o
´> `ヽ、
_,.'-=[><]=.,_
ヽi <レノλノ)レ〉'
ノレ§T-Tノiゝ
`k'_.〉`=' !つ
く/_/つつ
i^'yr,/^」.
/´⌒ `"ゝ, で ?
「(ヽハヽヽL iく
!ilーヮーi[λ
(旦⊂)Y|レ
⊂⊂丶丶>
20
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/01(火) 01:03:29 ID:yfMXSig.0
14:55
魔理沙に何かおかしな妄想を聞かされてしまった。
どう反応しよかな…
21
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/01(火) 03:00:58 ID:xh5HLGXM0
15:00
なぜか年が明けた
22
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/01(火) 20:26:23 ID:jRuRFzkAO
15:01
さあ、幻想郷野球大会だ!
23
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/03(木) 04:45:01 ID:HYKzx/jc0
24:00
一日が続かないからとりあえず今日は寝ることにした
24
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/03(木) 07:41:56 ID:5D2grk2s0
7:40
外の騒音で目が覚めた。
何をしてるのよ〜……むむう
25
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/03(木) 22:21:52 ID:CTpN40Q.0
7:45
眠気まなこをこすりながら中庭につづく障子を開くと、そこには私がお金を融通してもらっている人里のあきんどたちが、ずらずらと押しかけていた
どいつもこいつもあさっぱらからチンピラみたいに剣呑な顔をしている
「……ん、ん〜。――あんたたち、一体何の用よ?」
26
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/04(金) 22:23:12 ID:6YxBkqzwO
7:48
オヤジどもの中の、一番強欲そうな顔した小肥り眼鏡がくわっ、と目を見開いて。
「博麗様ッ!去年の借金を今日こそ返して頂きますよッ!」
あきんど衆がうなずく。
いかほど?と問うてみれば小肥り眼鏡はソロバンを差し出し
「(パチパチ)〆て…こんなもんでおま」
げえっ!ど、どえらい金額!
私は無言でお祓い棒で降り下ろす。
ソロバンを粉々に打ち砕いた。
27
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/05(土) 14:31:09 ID:r9HzBFFU0
7:49
「あにしゃあんだ !!」
男は凄んだ。
「構うこたぁねえ、やっちまえ !」
手下に命令すると目付きの悪い連中がジリジリと近寄ってくる。
軽く電撃で打ち払おうとしたが、術が使えない、どうした事だ ?
ふと、傍を見ると双六の盤面が・・・
28
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/05(土) 19:28:51 ID:BFrh5Ddo0
7:50
すごろくの盤面!? そろばんの盤面ではないのか??
……いや、すごろくで正しかった
借金漬けになった私の駒がいつの間にかゲームオーバーのところに立っていた
29
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/07(月) 00:40:23 ID:ILpl1Fgo0
7:51
いや、これは以前に見た事がある。上がるまでゲームオーバーはないのだ。
萃香が奥から必死の形相で飛び出してきた。
「霊夢に何するだァ〜〜〜」
チンピラに殴りかかろうとしたその瞬間、何者かにハジき飛ばされた。
30
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/08(火) 16:19:39 ID:V3UqrDZY0
「何?熊 !?」
ロン髪にテッペンハゲの子供が、まさかりを萃香に振り下ろす。
鋼鉄のリストバンドで受け止め、すかさずハイキック !
苦もなく左前腕でガード。萃香のキックはゆうに500kgを超えるのに・・・
「なかなかやるだな、もうすぐオラのご主人ヨリミツ様が来るで・・・ほら来た」
萃香「ゲッ・・ラ、ライコウ !!!」
31
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/12(土) 03:16:16 ID:zoPu90GQ0
頼光「綱よ綱 !」
四天王「羅城門から戻ってません」
頼光「では予がじきじきに退治てくれようぞ」
萃香「くぁw背drftgyふじこ」
萃香は悲鳴とも奇声ともつかない叫び声を上げるとダダダッと駆け出して
行った。後を頼光が風のように追う。
遠くから時々「ギャー」という悲鳴が聞こえた。
四天王も霊夢など眼中に無いが如く後を追う。
小肥り眼鏡がニャリと笑った。
「さあ、邪魔者は居なくなったぞ !」
子分が掴み掛かってくる。
霊力を使えなくても私には古流の心得がある。
外の世界では骨法と呼ばれてるそうだが・・・。
32
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/13(日) 21:59:37 ID:TUz5TBu6O
8:03
と、私と子分衆の間の地面から突然
屠自古「とじこ、と呼ばれて…」
えっ?あ、萃香の台詞かな?。
『いや、“ふじこ”だと思う』と伝えたら…
「やってやんよ!」
電撃が境内を走った!
33
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/15(火) 20:13:40 ID:xw0w6vJEO
8:08
アいえェぇぇェぇッんッつ!!
雷撃素パーーク!
つむじの生えたてっぺんから菊の門へ3ビャクボルトが抜けてゆく!
下帯の前が湿った快っ感ん!!
腐うぅーっ、と私はイキを吐く。涙と鼻水と一緒に火花がバチバチ鳴る。
ハウワー、と叫び、鳥の巣の火事のような頭になった男どもが身構える。
骨法(コッポー)の時間だ。
34
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/16(水) 23:06:30 ID:uUHpU.4c0
8:09
男たちは勝ち目がないと見たかジリジリと下がっていく。
その時、バイクの爆音と共に一人の青年が近づいて来た。
走ってるバイクから飛び降りる瞬間に真紅の胴着に着替えた早業
は常人ではない。屠自古がすかさず電撃を放つが、軽くいなされ
投げ飛ばされてしまった。男は私に対してこう言った。
「古流と聞いては黙っておれない。ひとつお手合わせ願おう!」
チンピラたちが「余計な事するな、こいつは俺らの獲物だ!」
と割って入った。青年に見る見る投げ飛ばされてみんなほうほうの態で逃げていく。
冗談じゃない、こんな達人にかなうわけない。
進退窮まったその時、バイクが青年の背中にあわや激突・・・
「ぬかったわ、雷撃で暴走したか」飛び乗って制御しようとした瞬間、また
雷撃が・・・屠自古「やってやんよ」
放電しつつどこまでもバイクを追いかけて行く。
35
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/18(金) 02:38:38 ID:hsCMk94E0
8:15
神社はやっと静かになった。
今までの喧騒は何だったのだろう・・・・・・
すっかり散らかってしまった部屋の中を片付けていると
一人の男が訪ねてきた。
「博麗さま、お早うございますだ」
「誰かと思えば馬子の源ェ門さんじゃないの、何をそんなにおめかししてるの?」
「おら、どうしても正装してお参りがしたくなっただどもタキシードの貸衣装は
1か月待ちだったので心待ちにしてましただ」
「へえ、タキシードって借りるの幾らするの?」
「一日1500文ですだ」
「へえ、そんなにすんの?(このやろ、そんな事に使うなら賽銭くれよ)」
「へえ、エゲレスの有名なバーバリーとかいうもんで、最近では舶来物も増えて
きましたが、その中でも一級品だそうでがす」
「ふ〜ん、バリバリのスーツか。(何かの監督みたいね)」
でも馬子にも衣装って良く言うわね、見違えちゃったわ。
源ェ門は一通り挨拶を済ますと丁寧に参拝して帰って行った。
えっへっへ〜、賽銭賽銭、これが楽しみなのよ
やったぁ ! 500文も入ってるわ、私は小躍りした。
36
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/18(金) 15:44:37 ID:nVkZxqwE0
8:16
バランスを崩し足を挫いた。
痛い…
37
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/19(土) 02:22:44 ID:l.FD14y20
8:17
博麗ちゃん境内から落下
38
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/26(土) 02:07:58 ID:tbPZ6tEk0
8:16
バランスを崩し腕を挫いた。
痛い…
39
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/26(土) 03:43:00 ID:t.7AIiIM0
8:17
博麗ちゃん境内から落下
40
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/26(土) 16:50:51 ID:EXhUOqBM0
8:16
バランスを崩し腕を挫いた。
痛い…
41
:
名前が無い程度の能力
:2013/01/27(日) 22:37:32 ID:HEg42/QM0
???「あなたは今、無間地獄に陥っているわ」
霊夢「あなたは誰?」
???「アウターゾーンへようこそ。ストーカーのミザリィです」
霊夢「んっ?ストーカーが何の用よ?」
ミザリィ「勘違いしないで、私のストーカーはタルコフスキーの映画から取ってるの。
私は怪しい者じゃないわ。こういう怪現象はあなた方の言う外の世界に甚大な影響
を及ぼすから看過できないのよ」
42
:
名前が無い程度の能力
:2013/02/02(土) 15:55:25 ID:hiaJlgYg0
8:17
博麗ちゃん境内から落下
43
:
名前が無い程度の能力
:2013/02/04(月) 09:57:07 ID:m8r0nR7E0
8:18 今日はツキが悪いから、もちょっと寝る事にするわ。
布団にもぐり込むなり、そのまま寝てしまった。
44
:
名前が無い程度の能力
:2013/02/04(月) 22:33:25 ID:hBbI7QmY0
9:30
二度寝から目覚めたら、なんかおなかがすいた。
でも腕が痛いから料理をしたくない。
里に行って何か食べてこよう。
45
:
名前が無い程度の能力
:2013/02/05(火) 02:14:06 ID:Y/rHPYwU0
10:25
と言ってもこんな時間に食べ物屋なんて開いてるはずがない。
茶店でお団子と茶を啜っていると、彼方に、2つの機影が !
でも何か妙だ。パラシュートとグライダーを足したような動きだ。
46
:
名前が無い程度の能力
:2013/02/06(水) 22:58:21 ID:5L85KuSI0
10:26
よく見えないけど空飛んでる時点で里人じゃないのはほぼ確定だし
正直面倒だから見なかったことにしてもいいんだけど
早苗に先を越されるのも嫌だし、ちょっと見に行きますか。
47
:
名前が無い程度の能力
:2013/02/20(水) 00:27:35 ID:4e75zsfc0
全くどこかの
>>152
みたいな排斥に必死なゴミはウザいわ
48
:
名前が無い程度の能力
:2013/02/21(木) 11:48:35 ID:kYWJsMkg0
近付くと、文が飛んできた。
「あっ霊夢さん、危ないですから近づかないでください」
霊夢「あれは何なの?」
文「飛びながらというのも何ですから降りて話しましょう」
2名は地面に降り立ち芝生の上に座った。
文「あれはパラグライダーというものです。今、外の世界の
インストラクターに椛が訓練を受けてるんですよ」
霊夢「何のために?あれはどう見ても戦闘向きじゃないわね。
偵察用にしても挙動が緩すぎるわ」
文「ええ、最近里の人間が、あなた達特別な人間だけが空を
飛べるのを羨ましがってまして、そのガス抜きの為に紫さんが
導入したんですよ。彼女は今冬眠中ですけど、あそこに藍
さんがいます」
49
:
名前が無い程度の能力
:2013/02/28(木) 14:26:32 ID:9GZnuAww0
10:45
藍「見ての通り、これは空を飛ぶというより風に乗る道具だ。
普通の人間が空を飛ぶとなるとそれこそ星蓮船の様なものになってしまう。
娯楽用であって、これを使っての戦闘は無理だ」
霊夢「ガス抜きで空をねぇ」
椛(射命丸は余計な事を言って無いだろうな。私達天狗も人間の信仰を集めて
その立場を大きなものとして示そうとしている事を。…彼女はこの巫女と仲が良いようだから
釘を刺しておかなくてはな)
霊夢「チラッ」
椛「な、何だ。私達は人間の欲求を満たすために山の一部を開放して、その手伝いまで請け負ってるんだ。
咎められる云われはないぞ」
霊夢「別に文句は無いけど、外の世界の人間をほいほい連れてきて、帰すのは誰の役目だと思ってるの?
紫は寝てるんだし」
文「ま、まままぁ、そこは多めに見て・・・。霊夢さんだって本当は妖怪と人間が上手くやれればいいって
思ってるって、ここの神社の一柱が言ってましたよ?」
霊夢「神奈子ね・・・神様のくせにおしゃべりなんだから」
文「では、私達はもう少しこの器具について習熟しないといけないので・・・」
霊夢「・・・ねえ、このぱらぐらいだー、私もやってみたいんだけど?」
椛「えっ!?」
50
:
名前が無い程度の能力
:2013/03/01(金) 00:04:34 ID:L6xqvNgAO
10:52
「あははは…」
それを聞いた藍が大笑いした。
「いや…失敬!やはり人間の発想は予測できないな」
私は少しむくれたけどまあ、笑われるのも分かる。
わたしの記憶の中で一番古そうな頃から空は飛べていた。
だから、皆そうじゃないと知ったのは博麗を継いでからしばらくの事だ。
「飛べるのにわざわざ…という発想をしないのもいいね…常識にとらわれないのが」
と言って藍はちら、と横目で合図する。
「やっほー!あ?霊夢さーん!」
大きな三角形の翼を操って早苗がすーっ、と飛んできた!
51
:
名前が無い程度の能力
:2013/03/06(水) 22:18:49 ID:rN80Xp.QO
10:57
「あんたなんて格好してんのよ」
早苗は巫女衣装でなく、革製の上下くっついた青白の上着(ライダースーツと言うらしい)を身に着けていた。
大きな眼鏡(ゴーグル)を外し、頭に被った丸いなにか(ヘルメット)を脱いで頭を振りながら
「いやー、爽快でしたよ」
なんて笑っている。
早苗の操る翼は細い骨組に薄い布が張っていて凧のようだ。軽々持ち上げるのをみると重量も大して無いらしい。
よくみたらもう一人いた。
「お、面白かったー!」
橙だった。
毛皮の襟つきの上着に毛皮の耳当て付きの帽子を被っていた。大きな眼鏡は一緒だ。
あんたら普通に飛べるじゃない?
「いえ、自力でなく風を感じながら飛ぶのは面白いですよ」
「普段はそんなに高く飛べないもの」
橙はたしかに低空飛行ね。
と、向こうから誰ががやって来た
「…えっと、アンケートに…って、あれぇ?」
紙をもってきたのは以前、竹藪で会った宇佐見蓮子だった。
52
:
名前が無い程度の能力
:2013/03/16(土) 22:46:25 ID:pd9oLWHkO
11:03
「いったいどうしたの?」
「えっ?いやぁ…旅行先でバイトしないかって…1日限りで、なんだけど」
ばいと、って何だろう?
蓮子は何か感想を書く紙を持っていた。
「お知り合いですか?」
早苗が顔をのぞきこんできた。
「うわ!この子可愛いけど…巫女さん?」
「風祝ですよ」
「えっ?それたしか諏訪の…」
「知ってるんですか?」
早苗は蓮子の世界の話が分かるみたいね。
ゼンコウジ、トガクシと知らない地名?が出てくる。
53
:
名前が無い程度の能力
:2013/03/19(火) 22:35:28 ID:2Os42FbsO
11:05
蓮子は「ひふうくらぶ」なるものの説明を始めた。
橙と早苗は聞き入り、文は目を光らせた。
「霊夢さん!ちょっと紹介してくださいよ」
小声ですり寄るので
「勝手に話せばいいじゃない…」
では、とメモ帳片手の文を藍が引き止める。
片眼をつむって静かに横に振った。
「禁止事項ってやつですか?」
ふくれて肩をすくめる文に
「済まないがこらえてくれ」
と苦笑してる藍。
「霊夢ちゃーん!」
蓮子が私を呼んだ。
年下あつかいみたい…いいけど。
「体験飛行したいならあちらに…あそこにいるのがインストラクターさんで…」
言われた方向をみると、紅白の早苗と色ちがいの衣装を着た女性がいる。
背が高く、ぴったりの衣装から肩幅のある締まった体つきが分かる。
長い黒髪を後ろにまとめていて顔ははっきり見えないけど赤銅色のうなじから精悍な感じがする。
なぜか胸の動悸がする。
誰だろう?
54
:
名前が無い程度の能力
:2013/03/29(金) 00:35:56 ID:r21B4T7I0
霊夢「あの、以前にどこかでお会いしませんでしたか?」
女の人「ええ、5年程前、八雲紫さんの家で一度」
霊夢「失礼ですが、お名前は?」
女の人「古賀ですわ。主人は紫さんと懇意にされてましたので
夫婦揃って訪問しましたのよ」
そういえば、そんな事があったっけ。
どうも数年前の記憶は霞がかったようで、はっきり
思い出せないのよね。
霊夢「今日は、ご主人はお仕事ですか?」
古賀夫人「主人は・・・亡くなりました。
3年前、不慮の事故で・・・」
霊夢「それは、どうも失礼しました」
蓮子を指差して
霊夢「あの子とはお知り合いなんですか?」
古賀夫人「はい、あの子は宇佐美蓮子といいます。
私のゼミではないんですがね、大学の教え子です」
霊夢「大学の教授をなさってらっしゃるんですか」
古賀夫人「准教授ですがね」
霊夢「この世界の事は、そちらの世界の方には知られるのは
拙いんですが・・・」
古賀夫人「大丈夫ですよ、元の世界に戻ったらすべて忘れて
しまいます。時空すら超越して、こちらへ来る直前の時間に
戻ってしまうんですよ」
古賀夫人「某有名ゲームの方式にそっくりなのでADMS
と呼んでますがね」
55
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/08(水) 21:49:37 ID:HusEabOIO
20:10
そんなわけでいろいろ忙しい一日だった…
こんな日は早く休もう
56
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/08(水) 22:02:46 ID:IWCyu5MgO
20:15
枕元でがさがさと何かがうるさい
薄目を開けて見ると、大きなカニがゆっくりと横に歩いていた
これは夢だ。布団をかぶり、見なかったことにする
57
:
<激写されました>
:<激写されました>
<激写されました>
58
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/09(木) 03:09:54 ID:VH5fEGys0
21:30
やばい、悦楽の波がおさまらず手がとまらない…
59
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/09(木) 07:07:49 ID:BOmbj9iMO
22:48
なんて好色…!
結局あれから5回ほど陥ちた。
指先を濡らす、絞り出された私の生きる証。
脱け殻のような身体にもう一滴も残っていない気がした。
着替える気力もなく、溶けるように眠りに就いた…
60
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/09(木) 08:39:55 ID:AntAFhLU0
6:12
珍しく、すっきりと目が覚めた。布団から出るのにも抵抗を感じない。
ぱっぱと着替えて、朝特有の爽やかな冷たい空気を吸い込みながら、境内の庭掃除をする。
・・・なぜか鳥居の影にあの七曜の魔女がいてこっちを睨んでいたが、しばらくすると消えていた、なんだったんだろうか。
61
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/10(金) 03:38:28 ID:5lCGXp960
6:20
天気は晴朗、朝の空気はすがすがしく気温も心地よい
掃除も順調に進み全身が心地よい充実感にみたされている
朝飯までに何かしないともったいない!
よし!側転でもするか。
空を飛ぶ程度の能力はおいといて、
あふれる躍動感を指先一本一本に至るまでみなぎらせ
元気よく はぁっ! トンッ!タンッ!タンッ!ほいもう一回!タンッ!タンッ!あっ!
…遅かった。
石段である。
62
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/10(金) 08:15:10 ID:uZCjodiY0
09:30
朝イチで永遠亭に駆け込む
奇妙な色合いの服をまとう月の女医の診断は「左肋骨3本骨折、全治1ヶ月」だそうなチクショー
しかし、どうもここは苦手だ
広大な屋敷の奥のどこかに、あの怪力姫が籠っている
文が彼女の天井板連続攻撃をどうやったら避けられたのか、今なお謎である
63
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/12(日) 22:00:34 ID:Leck75vMO
09:30
「話は聞かせてもらったわ!」
ふすまを開けて“怪力姫”が部屋に入ってくる。
「貴女も災難ね…えっ?入院じゃないの?そう…じゃ、帰りにはイナバたちをつけてあげるわ…それで」
と、私は輝夜の部屋に案内される。
ちなみに抱き抱えられて。
怪我人だからってねぇ。
「これを見て」
おもちゃの様に小さい建物がたくさん。模型?。
どうもこれはお城らしい。
「退屈しのぎに森の古道具屋から買ったの。けっこうはまっちゃって」
へ〜。
自分で組み立てたにしてはなかなかの出来だ。
庭や植木まで再現されている。お姫様って、案外手先が器用ね…おっ?ちょっと懐かしいものが。
「これ!…月の都じゃない?」
「ん〜?ごめん!これはキンシ城…」
えっ?それどこの城よ?
64
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/12(日) 22:02:28 ID:Leck75vMO
09:30×
09:40○
65
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/13(月) 10:19:10 ID:2Mo90d6Y0
9:50
「ところで何か食べる物はない?いろいろあって朝ごはんたべそこねちゃったのよ」
永遠亭ならおいしいものが食べられるかもしれない。ずうずうしくはないよね。
「なんか残ってるからもってきてあげるわ」
輝夜はあっさり請け合って自分で取りにいってくれた。意外と気のきく姫様ね。
66
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/16(木) 04:00:20 ID:IyUHYxAE0
10:50
居住まいを正し正座で待機していたが
なかなか輝夜が来ない
永遠亭って広いんだなあ
67
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/16(木) 20:47:04 ID:tjEoYoK2O
10:52
「お待ちどうさま」
おぼんを持って輝夜が戻ってきた
やった〜!
と、そこにはどんぶりが一つ…そこには山盛りに何かいろいろ乗ってる…。
洋食やら和食やら…しかし、一目見て食欲が消え失せる。
「遠慮なくどうぞ」
輝夜は笑顔。あくまで好意なのだ。千年も生きた人間にまともな食事は期待できないのかも知れない。
ふと見ると、庭の向こう側、永琳の部屋のふすまが少し開いて…なんとも言えない顔の青赤薬師がこちらを見ていた!
…食べろって事か!
しぶしぶ一口箸をつけたら…あっ!美味しいじゃん!
68
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/17(金) 01:30:16 ID:opnU0D.E0
10:54
美味い。これは美味いぞ。いや、ちょっと待って。美味すぎる。いや、美味いなんてもんじゃない。
まじうま。激うま文々。。口腔から鼻に抜けるかぐわしき香りが食欲をかき立て、
胃が震え唾液がわきあがる。しゃれになってない。たまらず二口目を口にいれる。
至福だ。咀嚼するたびに新たに口福がみなぎる。泣けてきた。涙があふれる。なんという美味い飯だ。
感涙。滂沱の涙。滝のような涙。あれ??
涙が止まらなくなった。全開の蛇口から出る水のようにドバドバ出る。何これ!?
69
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/18(土) 06:03:36 ID:yuo6ViWI0
11:07
激しく泣きながら、私は一気にどんぶりをかきこみ終えた
これが姫様の手料理の実力だとしたら、月の民はやはり侮れない種族だと改めて実感する
ただ長生きしているだけではないのだと、納得も得心もさせられてしまう
涙を拭い、空のどんぶりを戻し終えた私の目の前では、優美なブラウスの袖で口を覆いながら、
輝夜がクスクスと笑っている
「とても美味しかったわ、ごちそうさま」
私がお礼を言うと、輝夜は尋ねて来た
「そんなにお腹が空いていたの、あなた、毎日ちゃんと食べているわよね?」
私はうなずく、いくらなんでもそこまで窮したりはしていない
でも、肝心の料理の腕では私は輝夜に遠く及ばない………
傷が癒えたら、少しは料理を勉強し直そうとこの時誓った
永琳に貰った貼り薬と飲み薬を携えて、改めてお礼を告げてから永遠亭を出る
これ以上煩わさないために、イナバたちによる護衛は辞退させて貰った
ゆっくりと飛んでいる間、骨折の傷がまだ少しばかり痛んだが、もう耐えられないほどではない
薬師は折れた骨を継いで固定し膏薬で湿布し、さらに麻酔という外界の痛み止めまで打ってくれたのだ
ズキズキする痛みがしばらくするとウソみたいに和らいでいった、医学の面でも月は卓越している
神社にたどり着くと、私は昼間から夜着に着替えて布団に潜り込んだ
「念のため三日間は安静にしていなさい、そうすれば十日後にはかなり治るから」
が医者の指示である、彼女はさらに付け加えた
「もちろん弾幕ごっこは絶対禁止 この状態じゃごっこ遊びやシャレにならないわよ」
我ながらうかつな事をしたものだと反省する内に、私は深い眠りへと落ちていった
70
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/18(土) 10:33:36 ID:Z6TiyToc0
??:??
夢の中で夢だと気付く事がある。今、自分が置かれている状況も夢だと分かった。
夢だというのに、怪我をした箇所が酷く痛む。飛び上がる気にもなれない。
やりたい事も特に無いし、神社に戻ろう。
踵を返すと、そこには神社は無く、例えるなら紅魔館のような造りの建物があった。
もう一度振り返ると後ろは何も無い。真っ暗だ。
現実では“怖い”と思う前に、何かあると大抵誰かの仕業なので、そいつらをとっちめる事を考える。
今は、少し怖いのかもしれない。しばらく目を瞑ってから開いてみても景色は変わらない。夢からは醒めない。
…暗闇に向かうよりはマシだと思って洋館に向かう事にした。怪我をした箇所が痛む。脂汗が出てくる。
71
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/19(日) 09:20:37 ID:rmbQdcGMO
??:??
時間が分からない。でも時計があったとしてもこの暗い世界では意味をなさないかもね。
館の門に立つ。大きくて高い扉。当然ながら門番はいない。
まるでお風呂場のようなむっ、とした湿気をかんじる。生暖かい。
手を触れると門がゆっくり開く。古くなりすぎて惰性で開いてしまったようだ。
…目の前は一面の水。
屋敷の中が水の中のに沈んでいるのだ。ぼっ、と蛍火のような光がゆらゆら水面にゆれる。
ふりかえると背後も水。いつのまに私は小さな小島に取り残されていたようだ。
今の私に飛ぶ力は無さそうだ。そんな気がした。
たたんだ服と靴は一式、手に届く一番高いところに置いた。
水は思ったより冷たくない。生ぬるい感覚に包まれ、私は静かに水を蹴った。
72
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/19(日) 19:35:09 ID:p3lWWcLE0
??:??
はあ。
73
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/20(月) 00:56:38 ID:UEib7cz60
??:??
変な音楽が流れてきた。
デーデン‥. デーデン‥. デーデン デーデン デーデン. デーデン デーデン デーデン. デーデン デーデン‥.
水辺から離れて島の中央に立って辺りを見回す。この音楽はどこから聞こえてくるんだろう?
しかし広い湖だ。海はこんな感じなのだろうか?
…そういえば、生理や怪我をしてる時は海に入ってはいけない、と てゐが言ってたのを思い出した。
これが海なら入らない方がいいだろう
74
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/21(火) 17:24:11 ID:bwcLV0fg0
ジョーズか?カイザーラインハルトのバックでかかってた曲か?
ttp://momijitocirno.sakura.ne.jp/remilia/uploader2/src/remy24700.mpg.html
75
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/22(水) 04:31:29 ID:ULYd8HBA0
てゐ
血
水中
76
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/22(水) 16:21:00 ID:tsh3MjTI0
東南アジア方面から伝わった話だからワニ説が有力という説が有力。
77
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/22(水) 23:58:13 ID:ibLEK2SI0
??:??
湖の中から大きな魚が飛び出してきた。全長は、頭部だけでも霊夢より大きく、広げた口は子供なら丸呑みにしてしまうほどだった。
……
…
???「…随分とうなされてたみたいね」
霊夢「…幽…香? …ここもまだ夢なの?」
幽香「そうよ。ようこそ、私の家…夢幻館に。
…くるみもエリーも居なくなっちゃったし、この夢幻館自体、幻想郷からなくなったのだけれどね」
くるみとエリー…聞いた事があるようなないような…。
それにしても幽香はこんな良い所に住んでたのか。夏は神社の裏の木の上で寝てる姿をよく見るものだが
78
:
名前が無い程度の能力
:2013/05/30(木) 07:00:54 ID:3aWsPup.0
??:??
「あなた」と幽香がたずねてきた、悪戯っぽい笑みを浮かべながら、あー腹立つ
「胡蝶の夢っていう外の世界のおとぎ話を知っているかしら?」
「?………………??」
良く知らない、聞いた事もあるような、ないような、でも今は思い出せない
「霊夢、あなたは今、その胡蝶なのよ」
妖怪はウフフフと揶揄うように笑い、私を戸惑わせたまま、部屋を出て行く
いきなり、ズキッ!と傷がうずく、しかしこの痛みも本当なのだろうか
もう、訳が分からなくなってきたわ
寝台の上で堪えながら、私は戸惑い続けた………いったいなんでこんな事に
しっかりしろ、博麗の巫女! 魔理沙に笑われるぞ(あのやろー)
79
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/01(土) 12:44:37 ID:3qF5T8xo0
??:??
自分の身にのみ起こった異変だと思うと釈然としないが、解決しないと博麗の巫女の名がすたるというもの。
…いつもなら目の前に居るやつを締め上げていけば解決出来るが、今回は出来そうに無い。
そろーっとベッドから降りて着衣の乱れを直し、部屋を出る。
長い廊下に沢山の引き戸がある。紅魔館みたいな建物だと思ったのに、神社か永遠亭のような様式だ。
引き戸に障子ではなく硝子が嵌められてるが、中の部屋の様子を伺う事は出来ない
80
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/03(月) 18:19:53 ID:zo/a0fvs0
いったいなんなのよ、この事態は
本当にもうわからないわ
でも、必ずどこかに解決の糸口はあるはず
博麗の巫女、幻想郷の為なら、いつだって死ねる覚悟よ
とはいえおバカな理由で死ぬなんてダメよね
そういうのは魔理沙とかに任せて、こっちは徹底して疑惑の根源を追求しましょう
でも、この屋敷、なんだかおかしいわね、普通じゃないわ
誰かが歪めている、うん、そんな勘がするわ…
81
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/03(月) 20:06:38 ID:V92USq9c0
??:??
せっかくだから、私はこの赤い引き戸を選ぶわ!
82
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/03(月) 22:31:03 ID:zo/a0fvs0
??:??
魔理沙「おいおい、それこそ「死亡フラグ」と呼ぶんだぜ…まあ、骨は拾ってやるぜ
しっかり死んでくれよw」
早苗「霊夢さん、いままでご苦労様でした、後は私がしっかりと継ぎますから、どうかお安らかに」
妹紅「死ねるなんて素敵よね、リザレクションは全力で阻止でてあげるわ」
神子「逝ってよし、世界の為に逝ってこその巫女、辛い定めだが、あなたは覚悟出来ているようだし」
レミリア「結構、長い付き合いだったわね、さようなら、霊夢、忘れないわ」
輝夜「地球の人間の宿命よね、残念だけれど、せめて最期は潔くしてね」
三妖精「神社はしっかり守ります!………壊すかもしれないけれどまあね」
萃香「おう、早くこっちへ来い!お前とだったら良い酒が飲めるぞ」
マミゾウ「なに、あの世も悪い所じゃないぞ、私はどちらの世界も知っているからな」
お燐「はやく死体を運ばせてくれ、丁寧に焼いて上げるよ」
紫「あーあ、また新しい巫女を見つけないと………面倒だから寝よう」
わかさぎ姫「まだ本番じゃないじゃない、もうちょっと待ってよ!」
霊夢「お、おまえらなぁ………」
83
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/04(火) 15:50:58 ID:9fyOAfZY0
??:??
・・・嫌な予感しかしないので赤い扉を開けるのは止めておこう。
その向かいにある部屋に入ってみる事にした。引き戸を開けると・・・
???「今日は転入生を紹介する。×××(聞き取れない)から来た、
博麗霊夢さんだ。みんな仲良くしてやってくれ」
霊夢「・・・博麗霊夢です、よろしく」
魔理沙「おいおいお嬢様かと思ったら、「夜露死苦」ってヤンキーかよ」
アリス「何言ってるのよ。不良とは空気が違うでしょう」
教師「はい、静かに静かに。・・・博麗さんは、一番後ろの空いてる席に座ってくれ」
魔理沙「空いてる席が多いけど、お前の席は一番後ろだからな。そこの奴らは今日来てないんだ」
妹紅「…これ以上問題児が増えるのは勘弁してほしいわ」
霊夢「大丈夫よ、私は普通だから」
幽香「それは良かったわ。私の隣に怖い人が来たらどうしようかと思っていたのよ」
霊夢「休んでる人が多いみたいだけれど」
幽香「ああ、ちょっとツッパってる子と体が弱い子と…」
妹紅「引き篭もりね」
幽香「…変わり者は多いけど、そんなに怖い人は居ないから安心していいわ。
それに、何かあったら私に言って頂戴。私はこうみえて学級委員なの。
…自己紹介が遅れたわね。幽香、風見幽香よ。」
…最初は少し不安だったけど、上手くやっていけそうだ。…何か忘れてる気がするけど、気のせいだろう。
84
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/04(火) 19:51:04 ID:YUNIHUWM0
とりあえず最初の給食………当番のチルノや妹紅たちの割烹着姿、なかなかじゃない
ふーん、最近の学校給食はなかなかのメニューなのね
魚のフライに、千切りキャベツのサラダ、
それにジャガイモとタマネギ、ニンジンとインゲンとひき肉の煮物、
お新香とごはんと卵汁………ぜいたくすぎるわ
でも、食べられるときにがっつりと食べておかないといけない
いざという時に、力が出なくちゃ困るもの
巫女って実は体力勝負なのよね
85
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/05(水) 03:06:39 ID:wNEQFzwI0
11:10
目が覚めた。
何か忘れてると思ったら夢の中にいたってことを忘れてたんだった
ああ、おなかがすいた
せめて夢の中ででも食べてから目覚めればよかったのに
86
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/05(水) 20:22:41 ID:9hoeevoY0
11:11 玄爺「博麗様、起きてください」
霊夢「何、どうしたの?」
玄爺「ずいぶん、うなされてましたので、様子を覗いにきましたら
枕元にこいつがいましたのじゃ」
玄爺の手にはゴブリンみたいな妖怪がつかまっていた。
玄爺「こいつは枕返しという低級な妖怪ですじゃ。人が疲れてる
時に枕元へ忍び込んで悪さをしますじゃ」
霊夢「私が見たのは多重夢よ、それも五重ぐらいの。
こんな三下が見せれるわけないわ」
玄爺「さあ、それは私には何とも・・・・・・」
霊夢「こら、あなたの能力の根源は何なの?正直に仰い。
でないと陰陽玉をドテっ腹に食らわすぞ、ゴルァ !」
枕返し「キキィ、メリーメリー、ゲンソウイリ・・・」
87
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/06(木) 16:57:52 ID:zQAHFBNA0
11:13
枕返しはとりあえずどつき倒した、薬師に警告されていたとはいえ、
この三下妖怪程度なら、怪我した身でも瞬殺である
メリー………むかしどこかで耳にしたような気もするけれど、思い出せない?
枕返しをさらに問いつめると、メリーは結界を認識し、さらに通り抜けられるらしい
外の世界にも特異な能力を持つ者たちがいる、メリーもその1人なのだろう
とにかく悪夢は去った、怪我が少し疼いたので今度こそ安静にしていよう
88
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/07(金) 11:48:06 ID:nFrXPuXE0
11:15
本格的にやばい。
持病の空腹をこじらせてしまい。
症状が悪化の一途を辿っている。
はやく治療してもらわないととりかえしのつかないことになりそうだ。
89
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/08(土) 08:40:33 ID:L7dpstqk0
12:06
薄れ行く意識、体にも力が入らない…すっかり観念していると、いきなりの衝撃
誰かに思い切りひっぱたかれたひどい痛みで、私はなんとかこちらに戻って来れた
「霊夢よお前、大変な事態にいったい何をやってるんだ?」
目をあけると、金髪の魔法使いの姿があり、そいつはこう言った
「やっぱりか、おい霊夢これでも食え………………話はそれからだ」
あいつに差し出された風呂敷をあけると、五段重ねの重箱、汁物らしい筒、
大好物のお酒まで………ラッキー!!!
持つべき者は、友である(現金
90
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/09(日) 04:47:27 ID:wz8GpYMg0
12:07
ごちそうさまを言う前に言っておくわッ!
私は今魔理沙のもってきてくれた豪勢な差し入れをほんのちょっぴりだが体験した
い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだけど……
あ…ありのまま 今 起こった事を話すわ!
『私はごちそうを箸で口に運んだと思ったらいつのまにか全て消滅していた』
な… 何を言ってるのか わからないと思うけど
私も何を食べたのかわからなかった…
おなかとせなかがくっつきそうだった…
奇術だとか「食事はまだですかいのう」「おばあちゃんさっき食べたばっかりでしょう」だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてない
もっと恐ろしい亡霊の片鱗を味わったわ…
味わうならあのごちそうを目だけでなく口で味わいたかったなあ……
「おい、霊夢!しっかりしろ…」
「 」
「 」
91
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/10(月) 09:20:47 ID:8i3/XpZY0
12:11
魔理沙にふたたび叩き起こされる、まだ枕返しにたぶらかされているのかと思ったが、
どうやらそうではないらしい
単なる空腹からの惑乱、そんなものだろうか
こうなったらとにかくリアルに食うしか無い、うん、そうだ
昨晩の残りご飯で雑炊をつくる、有り合わせの野菜、鶏の干し肉、卵、そんなものか
アサツキだけは刻んでたっぷりと入れる、神社のちかくの沢沿いにたくさん生えているから
出来た雑炊を、魔理沙といっしょに、フーフーしながら食す、うっ、うまいよぉおお
外の世界にこういう1人グルメをテーマにした漫画があるそうだが、出来れば読んでみたい、
小鈴にでも発注しておこうか
「…しかし、お前らしくもない魘され様だったぞ」
「ええ、ちょっと、朝からまあ、いろいろとあってね」
もうちょっとまともな一日になると思ってたけれど、やはり甘かったようだ
92
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/10(月) 09:57:09 ID:kSHlHElY0
12:25
魔理沙「お粗末様でした」
霊夢「…アンタがそれを言うの。ま、いいけど。
そういえばパチュリーの図書館に漫画の本って無いの?
レミリアと門番が前に読んでいたのだけれど」
魔理沙「ん?漫画か。あるんじゃないか。
そういやお前は絵が上手いよな。何か描いてみたらどうだ?」
霊夢「考えてみるわ。…所でその箒って乗り心地はどうだなの?またがっても座っても最悪そうだけど」
魔理沙「いきなりひどい言い様だな。まぁ確かに良いものではないが・・・って二ケツさせる気かよ!」
霊夢「ニケツ? …ああ…。そうね、二人乗りよ」
魔理沙「しょうがないな。高くつくぜ? で、どこに行くんだ?」
93
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/10(月) 16:54:39 ID:8i3/XpZY0
12:40
とりあえず紅魔館を目指すことにする
魔理沙のすすめで股がるのではなく、横座りで箒に乗っている
なるほど、こうすればそれなりなものだ
「ねえ、座布団とか巻けばもっと楽よ」
「バカいうな、それじゃさまにならないじゃないか」
魔法使いはプライドが高い、もちろん、格好を気にする
「お、見えて来たぜ」
赤い館、吸血鬼たちの根城、しかし同時に幻想郷第一の書庫でもある
「ねえ、魔理沙、ところで大変な事態ってなによ」
「ああ、そうだったな・・・まあ、あっちで話そうや」
「緊急ってわけじゃなさそうね」
「緊急じゃなくても、たちが悪いってのはあるんだぜ」
ふむ、と私はうなずく
「・・・もしかしたら、お前に今日起こったこともそれかもな、というかそれだろう
枕返しだっけか、そんなヤツならこの機会に乗じても不思議じゃないな、
よりによって博麗の巫女に悪戯を仕掛けるなんて、まともな妖怪ならやらんぜ」
94
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/12(水) 05:26:36 ID:NC5AZcmk0
12:45
「おいおい霊夢、なんかやってるぜ」
「これは面白いタイミングで来ちゃったようね」
普段居眠りしていることの多い門番は中庭で忙しく立ち働いており、
開け放たれた正門はほったらかされている。
中庭の様子は、落ちついたたたずまいの普段の面影もないほどすっかり変わり
いたることろから黒煙がたちのぼっているではないか。
内働きのメイド妖精たちもほぼ総出で、中庭を所狭しと行き来しては
焼けた物を運んだり後始末をしたりと大変そうだ。
珍しいこともあるものね。フランドールでも暴れたのかな。
「まったくあの子には手を焼くわ…」
霊夢と魔理沙の到来を察して、館の主自らがこっちにやってきてさっそく愚痴をもらす。
なんのことはない、本当にフランドールが大暴れたらしい。
「突然か。困った妹様だな」
「まあね。でもたまにはあの子の思い通りにさせてやることも必要なのかもしれないわ」
「私はいいことだと思うけどな。でもまさか庭じゅうでやっちゃうとはぶったまげるわね
これじゃ紅魔館の住人総出でも全然片付かないでしょ。私も手伝うわよ。魔理沙もいいわね」
「よしきた」
さて。というわけで私たちも参加することになった。
『庭で大バーベキュー大会をしたい』と大暴れしたフランドールのおかげで
紅魔館の森閑たるムードの庭園は一変豪勢な大バーベキュー会場と化し
あちこちに設けられた炭火のグリルから肉の脂が滴ってはあがる黒煙が
もうもうとたちこめている。
私たちはその中でも中央にしつらえられた特大のバーベキュー・ピットにむかう。
この騒ぎの首謀者であるフランドールが目を輝かせて肉を見守っている。
まず肉が凄い。トン単位で塊で買ってある。
で、主が肉を切る。やたら切る。反抗気味な悪魔の妹もこのときばかりは姉を尊敬。
普段、図書館からも出て来ないらしい少女がレミィクールとか言ってる。
95
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/12(水) 15:33:43 ID:42/PLF/60
うまい・・・屋外で頬張るバーベキューは実にうまい
考えてみれば、朝からうまいものばかり食っているような
いや、考えまい、食える時に食う、それが博麗の巫女の信念
あふれる肉汁、ミディアムの肉塊、こんな幸福は滅多に味わえない
隣では魔理沙もハフハフしながら肉に噛み付いている
向こうではワイングラスを片手にお嬢様が妹様と酒を酌み交わしている
そういえば、あの異変こそがスペカルールの発端だったのよね
無駄弾ばかりの全方位弾とか負けたら大爆発とか、派手な演出も求められるけれども、
こうして酒を飲めるのも殺し合いじゃない決闘だからこそ
面倒だったけれど、ルール決めて良かったと思うわ、おかげでこの肉だもの
96
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/12(水) 23:20:31 ID:BnFHbfP60
魔理沙「この肉はなんだ?他のに比べてやけに入念に下ごしらえされてるみたいだが」
咲夜「それは人間の肉よ。動物の肉は香辛料だけでも十分だけど、
人間の肉は十分下ごしらえをしない少し…ね」
魔理沙「……人間……」
咲夜「妖怪は生で食べるみたいだけど」
魔理沙「…さすが悪魔の館だな、一筋縄ではいかないぜ……ウゲェー」
97
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/13(木) 02:12:11 ID:k/6p5N7o0
14:05
咲夜「冗談よ。その肉は ウミガメ の肉よ。幻想郷ではレアなんだけどね」
霊夢「ふうん、モグモグ…焼き加減はレアじゃない方がいいわ。はふはふ…もっと焼いてよ」
魔理沙「ふぇぇ…吐いて損しちゃったぜ。美味かったのに」
咲夜「吐いた分はまかないにまわしときますわ」
魔理沙「ちょ…」
霊夢「もぐもぐ…ああおいしい。玄爺もうまいのかなあ?」
98
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/13(木) 04:55:37 ID:DTQVVroQ0
14:10
「ヒック! おい、物騒な事をいうなこの罰当たりが」
萃香だった
「人肉? そんなまずいもの誰が食うんだよ、変態じゃないのか?」
「そ、そうなの?」
「ああ、人肉は癖がありすぎるとばっちゃんが言ってた」
「はあ・・・癖ねぇ」
「もしも食ってもらいたかったら、日頃から食生活には気をつける事だ、
野菜中心、刺激物やお酒は控える、脂肪は減らす、タンパク質は良質なものをとる
食べてもらう時には健康状態を確かめ、お腹の中を空っぽにして、沐浴斎戒、
それから来る事だな
もちろん苦しませたりはしないよ、肉の味が落ちるそうだから、一思いで済ませてあげる
どうだい、霊夢、うまい肉になってみないか?」
「遠慮しておくわ」
「まあまあ、体験してみても損はないと思うぞ」
カラカラと萃香は笑った
もうね、異常を通り越してなんというか・・・かんというか
「まあまあ、冗談だよ冗談ww」
バンバンを背中を叩かれる
鬼たちは本来、陽気でとことん素直な連中なのかもしれない
地底に潜った時にあった相手も、ものすごくフェアなヤツだった
漢らしいとさえいえる(女性だが)潔さで、正々堂々アタックしてきた
萃香に注がれた酒を私はぐいっと飲み干した
99
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/14(金) 08:08:01 ID:px.SyJEo0
14:11
ブーッ!!!
ななななにこれ!?ちょっと水!水はないの!?
萃香「おやおや霊夢、全部吹いちゃうなんてもったいない」
霊夢「は、はんはふぉ…ひふーひふー(水ー水ー)」
萃香「霊夢にあわせて8901スコヴィルだったんだけどねえ。やっぱ刺激がたりなくてお気に召さなかったかい?」
1万スコヴィル弱といえばチリペッパー界ではたかがしれてる。せいぜいタバスコ程度でしかないがしかし…
まともな酒だと信じて一気飲みした身にもなってみろこのやろう!とにかく水くれ水一刻を争うわあああああ
てゐ「ほいよ」
おっいつのまに来た気のきく兎。たすかったゴクゴクゴクゴク…
萃香「なんだいおまえ。私が勧めようと思ってたとっておきなのに」
100
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/14(金) 08:53:38 ID:SG2wkvUE0
純粋なカプサイ神のスコビル値は16,000,000
デス・ソースははるかにまし(アフターデス、50,000スコビルぐらいはたしなみとして持っている)
神を崇めよ、偉大なるカプサイ神の神を!
諏訪子「神は祟るものよ、気をつけないと」
神奈子「神様を怒らせたらトウガラシ入りの御柱が飛んでくるわよ」
早苗 「霊夢さん、気をつけてくださいね、胃に穴があく前に」
魔理沙「おう、口から火を吹いたという巫女はここかw」
チルノ「氷、あげよか? タバスコの氷」
こいつらは私をとことんおもちゃにするつもりなんだ・・・(博麗の巫女談)
101
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/14(金) 09:01:39 ID:SG2wkvUE0
ちなみに、14:14分の事だ
てゐ&萃香の酒でぶっ倒れている巫女が運ばれたのは、
14:18分頃
がぶ飲みはいけません
102
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/14(金) 11:56:03 ID:Y/PcS9VE0
16:10
ふかふかのベッドの上で目が覚める。唇と胃がヒリヒリする。
咲夜が軟膏と胃薬を持ってきてくれた。
咲夜「日ごろの行いが悪かったから罰が当ってしまったようね」
…何が罰なのだか。巫女を弄ぶ彼女たちにこそ罰が下るべきだ。
刺激物とお酒は怪我によくないのに、我ながらこんな事をしていて大丈夫なのだろうか…。
そういえば魔理沙に言われて来たんだったけど、魔理沙はもう帰ったのかしら?
それとも宴会はまだ続いてるのかしら
103
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/14(金) 17:57:03 ID:XJ4f6dwI0
「宴会? まだ続いているわよ、お嬢様はもちろん、妹様やお客様たちも喜ばれているわ
わたしもまだいろいろとやる事があるの、だからここで安静にしていてね」
咲夜はそう言って部屋を出て行った、忠実なメイドは仕事熱心だ
吸血鬼たちは良い部下を持ったものだと思う
私の方はまだ酔いが醒めていない、頭が少しズキズキする
「おーい、霊夢、大丈夫かぁ」
咲夜と入れ替わるように、魔理沙が入って来た、後ろから萃香と勇儀もついて来た
3人ともすっかり出来上がっている様子だ、みんな顔が赤い
酒臭い息をしながら、鬼たちが言った
「まったく、あの程度の酒でぶっ倒れるなんて、博麗の巫女も形無しだなぁ」
「酒は飲んでも飲まれるな、人を食っても食われるなと言うじゃないか」
………どこのことわざだよ
104
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/15(土) 02:13:48 ID:MbNlU80I0
\ i ヽ ┬┴┬ かヽ i / //
「| ̄\__ i ─'┬'─ 〉 /「|、//
r'/ \ `|. 十 ら i / ヽ\
|_| \ >i つ !,< \\
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| /::::::::::::::ノ .・ ・ /:::::::::::::::::::::::::::ヽ / /
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16:15 げっぷしただけでのどにきた。トイレがおもいやられるわ
105
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/16(日) 04:54:06 ID:SweB8ttQ0
19:40
紅魔館に泊めてもらえることになり、部屋をあてがわれた
客人用の寝室のひとつだそうだ
永遠亭もだったが、紅魔館もさすがに広くて豪奢だった
咲夜が粥と薬湯を運んで来てくれた
食べ終えると早々に寝台に入る
幻想郷の夜は早い、電気なんてものはいまだにごく一部でしか備えていない
守谷の神社などだ、外界からの二柱と現人神は技術にも明るい、とはいえ幻想郷中に、
その恩恵が及ぶ状態には未だにほど遠いのである
うちの神社では、ランプの油も貴重だし火事など出さぬようお灯明も早々に消す
その分、普段、朝は早いのだが………まあ良い湿布を替えて、お薬呑んでもう寝よう
106
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/16(日) 17:32:21 ID:W1NnKyLo0
9:00
目が覚めた。壁に掛かった時計の鳩がぽうぽうと鳴いて遅い朝を告げている。
いつもより早く寝たのだが、昨日は体にハードな負担がかかる一日だったから
こんな時間まで眠ってしまったのだろう。
107
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/16(日) 18:12:21 ID:/6vvU4kQ0
9:14
とりあえず、朝の身支度を始める、それにしても寝心地の良い寝台だったなぁ
やっぱりお手洗いは大変だった、お尻がヒリヒリする
あの悪戯鬼め、身体が本調子に戻ったら絶対に仕返しする
朝食は外界のパン、目玉焼きにソーセージ、サラダなど、それに香り高い紅茶だった
「ねえ咲夜、この紅茶、調達はどうやって?幻想郷じゃ紅茶なんてほとんど作られていないし」
「もちろん外からよ、こちらの紅茶ではお嬢様たちの口にはまるで合わないから」
吸血鬼たちには独自の入手ルートもあるらしい、詳しくは教えてもらえなかったけれど
そういえば吸血鬼たちは館ごと結界を越えて来たのよね、早苗たちとかも同じ
ふーむ、結界の管理者としては、これはちょっとした課題だわ
さいわい今までの所は弾幕ごっこで済む連中ばかりだったけれど、
将来、ガチで悪意だらけの凶暴なヤツが越えてこない保証はないもの
108
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/17(月) 00:50:43 ID:fDq3SjcM0
仮に必要なら博麗結界をどう再構築するかは、紫にいつか相談すべき事案なのだろう
しかし今、私がすべき事は神社に戻り、今日こそはひたすら安静にしていること
あーあ、永遠亭に続いて紅魔館にも大きな借りを作ってしまったわ
109
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/17(月) 22:00:23 ID:xRytOHFUO
10:03
ゆっくり飛びながら神社へ帰る。
肩から提げた袋にはレミリアからせしめたお土産…ワイン、パン、チーズ、それにお肉の塊…その重みが心地よい。
森を越え、里を横切ると赤い鳥居が見えてきた。
(おや?)
境内に気配を感じた。
紫?…いや、
青緑の髪をふわりとなびかせ、早苗が庭を掃除しているのが見えた。
110
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/18(火) 00:39:22 ID:HFQcK3Qk0
10:05
早苗「あ、おかえりなさい。…一応言っておくけど、別に霊夢さんの留守中に
神社を乗っ取ろうととか思ってた訳じゃないですからね」
そういえば、この神社にやたらと妖怪やら幽霊が集まるのは、私だけのせいじゃなくて
元々そういう傾向がある場所らしい。霊力が強い者が居ないと、大変な事になるかも…とか紫が言っていたっけ。
早苗「…という訳で、私が留守番をしていました。…ああ、参拝客や
人間は誰も来ませんでしたよ」
111
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/18(火) 01:38:54 ID:KSnr/NFs0
10:06
早苗「神や妖怪や死神や閻魔はきましたけどね(ドヤァ)!!」
112
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/18(火) 01:43:44 ID:0PDPFMiM0
10:07
なんてむかつくドヤ顔なんだ。一発しばいたろか。
しかし本当にどうなっているんだ、ここは神社だってのに。
ここで、ふと気になったことがあったので聞いてみる。
「悪霊は来てないのかしら?」
「悪霊?・・・って、それらしいのはいませんでしたけど。それがどうかしました?」
「あー・・・いや、こなかったならそれでいいわ」
「霊夢さんの知り合いには悪霊までいるんですか?」
「知り合いというか・・・まあ、そんなもんね」
・・・何でこんなことを聞いたんだろう。
113
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/18(火) 02:19:07 ID:KSnr/NFs0
10:07
「そういえば魔法使いっぽい人がこれをもってきてくれましたよ」
早苗が境内を流れる清流からビンを何本か持ってきた。冷やしといてくれたらしい。
ん?牛乳かな。さっそく一本飲んでみる。毒ではなさそうだ。
まったりとしていて、それでいてしつこくない。なかなか上質だ。
牛乳のようでいてどこか違う風味もある。牛じゃないとするとヤギかなんかかな。
ともかく鮮度は抜群だ。しぼりたてかな。
「早苗、これ持って来たの誰?」
「さあ、名乗りませんでしたけど三角帽子に派手な三日月の杖持ってていかにも魔法使いっぽい人でしたよ」
「ええっ!まさかそいつ足がなかったりしなかった?」
「さあ?気づきませんでしたけど普通にあったような気がしますね。わざわざ足を注意して見てませんから」
114
:
名前が無い程度の能力
:2013/06/18(火) 14:53:01 ID:PjhIw2z60
この時、私の中に不思議な感覚が生じた、感覚よりは別の記憶と呼ぶべきものがである
この幻想郷とは違う、また別の幻想郷があって、もう1人の私がいて、魔理沙たちがいる
「霊夢さん、それはパラレルユニバースでしょうね、重なり合い存在する別の世界、宇宙です」
私の話を聞くと、たちどころに早苗は返事し、説明してくれた
「そればかりでなく、異なる宇宙が、神々の世界や魔界などを通じ、相互に繋がり合っている可能性もあります、
私の世界のアニメではワープなどと呼ばれています」
さすがは外の世界からの巫女、色々と知っている、知りすぎていると二柱は時々言うけれど
牛乳を飲み干し終え、早苗に留守番のお礼を言う
「骨折に入浴はまだ控えた方が良いそうです、しかしある程度治ったら、今度は積極的に入ること
神奈子様と諏訪子様からのお告げです・・・しかし霊夢さんも、とことんやんちゃなのですね」
早苗はクスクスと笑った
あ〜あ、私のドジの一件は幻想郷中に知れわたっているらしい、
半分は私自身が紅魔館などに広めたようなものだが、文のヤツの仕業でもあることは確実だ
ふと嫌な勘ばたらきが、もしも牛乳がお見舞いで、届け主がアイツなら・・・宇宙が早苗の言う通りなら
あわわわ、魔界経由で全ての宇宙の幻想郷にまで、私のおっちょこちょいがぁあああっ!
赤っ恥があっ、すでにもう、宇宙を越えてアイツに吹聴されているううっ!!!
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