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1
:
Mr.名無しさん
:2010/07/29(木) 08:25:17
職場なう
2
:
Mr.名無しさん
:2010/07/29(木) 13:04:47
昼寝なう
3
:
Mr.名無しさん
:2010/07/30(金) 22:55:15
会社の飲み会がやっと終わった。早く帰って寝たいなう。
4
:
Mr.名無しさん
:2010/07/31(土) 02:15:42
俺もビール飲みたいなうよ
5
:
Mr.名無しさん
:2010/07/31(土) 23:16:03
メガネ踏んづけて壊したなう。
明日、買いに行くなうorz
6
:
Mr.名無しさん
:2010/08/02(月) 04:12:33
おはようなう
7
:
Mr.名無しさん
:2010/08/02(月) 06:50:41
出勤なう
8
:
Mr.名無しさん
:2010/08/02(月) 12:17:18
起床なう!
9
:
Mr.名無しさん
:2010/08/02(月) 21:19:19
入浴なう
10
:
Mr.名無しさん
:2010/08/03(火) 22:05:46
一人暑気払いなう
11
:
Mr.名無しさん
:2010/08/05(木) 18:07:01
おはようなう
いい天気なうよ
12
:
Mr.名無しさん
:2010/08/05(木) 21:42:18
今日酒を飲んだら俺はダメ人間なう
13
:
Mr.名無しさん
:2010/08/12(木) 21:31:19
2ch規制なう
14
:
Mr.名無しさん
:2010/08/13(金) 05:10:34
おやすみなう
15
:
Mr.名無しさん
:2010/08/14(土) 09:46:21
おはようなう
16
:
Mr.名無しさん
:2010/08/18(水) 00:46:40
涼しくなったなう
昨日と一昨日は夜になっても暑すぎたなう
17
:
Mr.名無しさん
:2010/08/18(水) 22:00:54
やっと帰宅
氷結で乾杯なう
18
:
Mr.名無しさん
:2010/08/21(土) 11:12:46
通院なう
19
:
Mr.名無しさん
:2010/08/21(土) 18:07:21
お大事になう
20
:
Mr.名無しさん
:2010/08/30(月) 10:14:31
不燃ゴミ出し忘れたなう
21
:
Mr.名無しさん
:2010/08/31(火) 06:05:37
飲酒なう
22
:
Mr.名無しさん
:2010/08/31(火) 19:42:20
ほろ酔いなう
23
:
Mr.名無しさん
:2010/09/14(火) 22:46:31
豪雨なう
24
:
Mr.名無しさん
:2010/09/15(水) 02:48:26
寒いなう
25
:
Mr.名無しさん
:2010/09/15(水) 04:19:41
おちんこなう
26
:
Mr.名無しさん
:2010/09/21(火) 14:02:44
暇なう
27
:
Mr.名無しさん
:2010/09/22(水) 06:26:05
起床なう
28
:
Mr.名無しさん
:2010/09/23(木) 04:02:54
よっぱらいなう
29
:
Mr.名無しさん
:2010/09/23(木) 18:46:15
風邪ひいたなう
30
:
Mr.名無しさん
:2010/09/24(金) 01:04:07
お大事になう
寒いなう
31
:
Mr.名無しさん
:2010/09/24(金) 17:53:04
凍えそうですなう
32
:
Mr.名無しさん
:2010/09/24(金) 21:45:42
熱燗で温まった。おすすめなう
33
:
Mr.名無しさん
:2010/09/25(土) 23:14:26
本家、鯖落ちなう?
34
:
Mr.名無しさん
:2010/09/26(日) 04:44:57
寒くて目が覚めたなう
2時間しか寝られなかったなう
35
:
Mr.名無しさん
:2010/09/27(月) 19:35:45
今日から蒲団に毛布導入なう
36
:
Mr.名無しさん
:2010/10/01(金) 12:46:41
午後の会議しんどいなう
37
:
Mr.名無しさん
:2010/10/06(水) 06:45:53
電通的な何かが少女時代って韓国のアイドルを必死に流行らそうとしているな
38
:
Mr.名無しさん
:2010/10/13(水) 07:14:04
風邪なう
39
:
Mr.名無しさん
:2010/10/29(金) 19:05:31
やっとわかった。これはかなり正解に近いと思う。ヒントはドヤ顔
40
:
Mr.名無しさん
:2010/10/30(土) 07:17:19
誤爆なう?
41
:
Mr.名無しさん
:2010/11/09(火) 23:50:02
不眠なう
44
:
Mr.名無しさん
:2011/03/29(火) 13:00:21
酷いもんだなぁ
http://hiyo.jp/cache/of/2011-03-29-10-11-52/http://www.ad-c.or.jp/manage/board.html
AC 役員、顧問、相談役
http://hiyo.jp/9q2
理事 千葉昭 四国電力株式会社 取締役社長
理事 當眞嗣吉 沖縄電力株式会社 代表取締役会長
理事 西澤俊夫 東京電力株式会社 常務取締役
理事 原田正人 中部電力株式会社 常務執行役員
理事 深堀慶憲 九州電力株式会社 代表取締役副社長
理事 向井利明 関西電力株式会社 取締役副社長
理事 山下隆 中国電力株式会社 取締役社長
理事 若井泰雄 三菱電機株式会社 宣伝部長
名誉顧問 嶺井政治 沖縄電力株式会社 元会長
45
:
Mr.名無しさん
:2011/04/29(金) 17:58:06
ライブドア事件の振り返り
最高裁は証券取引法(現・金融商品取引法)違反の罪を問われた堀江貴文ライブドア元社長の上告を棄却、実刑が確定する見通し
【罪状】
・資本取引とすべき自社株の売却益を利益計上した粉飾決算
・関連会社による企業買収に絡んで虚偽情報を流した偽計取引
【裁判で争われなかった重要ポイント】
・ニッポン放送株を大量に取得した立会外取引は、TOB(株式公開買い付け)ルールの趣旨に反した脱法行為。
・度重なる大幅株式分割は、意図的に株式の需給を逼迫させて株価の乱高下を誘う相場操縦。
・巨額の買収資金を調達したMSCB(価格修正条項付き転換社債)は、引き受け手の証券会社(リーマン・ブラザーズ)が株価を操作して暴利を得ることを想定した株主への裏切り行為。
*リーマンによるCBの引き受けの条件
・まずリーマンはCBをライブドアの株価より常に10%低い値段で、普通株に換える権利を持つ。仮に株価が380円だったらリーマンはCBを342円で株に換えられ、そこで売れば38円の利益を得られる。
・しかも転換価格は週に1回、修正される。リーマンは株価の状況に応じて転換し、タイミングよく売買できる。
・リーマンとライブドアの堀江社長にはCB発行以外の契約もある。それは堀江社長が持つライブドア株(2憶2000万株保有)をリーマンに貸し出す、というものだ。貸し株数は「大量ではない」(リーマン関係者)というものの、リーマンはこの株券を市場で売ることができる。仮に380円で売りをかけて、株価が280円になって買い戻せば、100円の利益が出る。このように、リーマンはライブドアへの投資に関して、儲けが出せる仕掛けをいくつも仕組んでいる。
・つまり、ライブドアが倒産するような事態が起きない限り、リーマンは利益を得られると言える。
*リーマンの顧問について
・日本支社の顧問は榊原英資元財務官。
・リーマンははじめからホリエモンを利用する一方で、いざとなれば切り捨てて律令官僚の側である検察に差し出すつもりだったということだ。
46
:
Mr.名無しさん
:2011/04/30(土) 19:13:58
福島原発の情報整理(週刊ポスト5月13日号より)
●ベントの状況
3月12日 1号&3号 ベント
3月13日 2号 ベント
3月15日 2号 ドライベント
●放射性物質の推定放出量
原子力安全委員→63万テラベクレル
保安員 →37万テラベクレル
*上記の数値の大部分は原発内の汚染水中に留まっていると思われる
*チェルノブイリ:520万テラベクレル
*INESのレベル7の基準:数万テラベクレル
●チェルノブイリ・フォーラム(WHO、IAEA、ベラルーシ、ロシアなど)によるチェルノブイリ事故の評価
・小児甲状腺がん4000例発生、うち15人死亡
・成人への甲状腺がんの影響は不明
・その他のがん、白血病についても不明
・被爆量の多い人たち60万人のうち4千人(0.7%)ががんで死亡すると予測 ※この60万人のうち20万人は廃炉作業員
・胎児の奇形、乳児死亡率と被爆を関連付けるデータはない
・低被爆地域の方が奇形の増加率が高いが、これは被爆飛は無関係の要因と思われる。
・ロシアで平均寿命が短くなったのはソ連崩壊による社会・経済の混乱が原因と思われる。
●放射線全般について
・世界平均で年間2.4mSv、自然放射線に被爆(日本人の平均は年間1.5mSv)
●今後の福島原発の廃炉作業について(近畿大学原子力研究所・伊藤所長)
・圧力容器からの燃料棒の取り出し:4〜5年後
・溶けたり、砕けた分の回収は難しい。圧力容器にコンクリ流して密閉するしかないかも。
47
:
Mr.名無しさん
:2011/05/02(月) 06:41:06
銀の弾丸(ぎんのだんがん、英語: silver bullet)
銀で作られた弾丸で、西洋の信仰において狼男や悪魔などを撃退できるとされ、装飾を施された護身用拳銃と共に製作される。
現代においては文字どおりの弾丸を意味するものではなく、狼男や悪魔を一発で撃退できるという意味から転じた比喩表現として用いられる場合が多い。
例えば、ある事象に対する対処の決め手や特効薬、あるいはスポーツで相手チームのエース選手を封じ込める選手などを表現する場合に用いられる。
また、ソフトウェア工学の分野においては、フレデリック・ブルックスが1986年に発表した論文でNo Silver Bullet(銀の弾丸など無い)というフレーズを用いて、
全ての問題に通用する万能な解決策などは存在しないと論じたことから、理想論的なソフトウェア設計について否定的な意味で用いる例もある。
48
:
Mr.名無しさん
:2011/05/04(水) 17:54:11
【ベント実施日について】
アレバの資料より
3.11.15:41 津波が発電所を直撃
3.11.16:36 1号機 原子炉隔離時冷却系*が停止(ベッテリが空になったため)
→圧力容器の圧力上昇
→ウェットウエルへの蒸気排出
→圧力容器内の水位低下
→炉心の露出
→燃料棒からの核分裂生成物質の漏出
→燃料棒被覆膜(ジルコニウム)からの水素発生
?Unit 1: 300-600kg
?Unit 2/3: 300-1000kg
→水素はウェットウエルを介してドライウェルへ
→その間にも炉心の溶融は続く
→圧力容器への注水開始
?Unit 1: 12.3. 20:20 (27h w.o. water)
?Unit 2: 14.3. 20:33 (7h w.o. water)
?Unit 3: 13.3. 9:38 (7h w.o. water)
→炉心溶融で生じた核分裂生成物質(キセノン、セシウム、ヨウ素など)はウェットウェルに
→そしてキセノンと一部のエアロゾルはドライウエルに
→ウエットウエルは沸騰状態へ
→ベント開始
?Unit 1: 12.3. 4:00
?Unit 2: 13.3 00:00
?Unit 3: 13.3. 8.41
→ベントによりガス(水素、キセノン、一部エアロゾル(ヨウ素やセシウム含む))が原子炉建屋のサービスフロアに溜まる
→1・3号機:原子炉建屋で水素爆発
2号機:ウェットウエルで水素爆発→核分裂生成物質の流出
*緊急時、崩壊熱で原子炉内の水が蒸発し圧力が高まると格納容器へ水蒸気を逃がすことになり原子炉の水位が低下する
そのような原子炉の水位低下時に、原子炉で沸騰した水蒸気を発電に使わず、タービンでポンプをまわし、貯蔵タンクや圧力抑制室の水を圧力容器内へ注入する
------------------------------------------------------------------------
3月12日4:40頃 モニタリングポスト線量上昇→1号炉ベント
https://spreadsheets.google.com/ccc?key=0AgRxSmVlzFqvdDVWclRkTERaRGJYMzlZSy1pRmIwSXc&authkey=CP6ewJkO&hl=ja
#gid=30
同7:00過ぎ 管首相の視察
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/019/305/97/N000/000/002/130233705910116432505_bakan_performance03.jpg
同14:30 再度1号炉のベント
---------------------------------------------
49
:
Mr.名無しさん
:2011/05/09(月) 21:49:41
福島の牛1万頭、24都道府県に受け皿 乳牛は殺処分
2011年5月9日15時0分
今月末までの住民の避難が求められている福島県内の計画的避難区域にいる牛の移動について、全国24都道府県が受け入れる意向を示したことがわかった。
農林水産省が受け入れを募っていた。約9300頭が対象だが、受け入れ可能頭数は1万頭を超える。
農水省と福島県は全9300頭の牛について種類別に協議。肉牛のうち、子牛はなるべく通常通りに競りにかける。肥育牛は、適齢期なら食肉処理し、適齢期に達していなくても多少なら前倒し出荷を促す。
繁殖用の雌牛は県内外に移動先を探す。乳牛は体力的に長距離の移動に耐えられず、牧草の放射能汚染も広範囲に広がる見込みのため、大半を殺処分し、食肉に回す。
http://www.asahi.com/national/update/0509/TKY201105090199.html
50
:
Mr.名無しさん
:2011/05/09(月) 23:19:11
http://www47.atwiki.jp/factorywikimobile/pages/310.html
http://www47.atwiki.jp/factorywikimobile/pages/17.html
製造所固有記号@ウィキ
51
:
Mr.名無しさん
:2011/05/14(土) 09:32:06
既存の送電方法は、「交流」で送っている。
交流:安全だが、長距離送電で減衰大きい。
直流:どこまでも送れる。ところが、危険が高い
西澤潤一名誉教授は、直流で送る技術を40年以上前に開発している。
東京電力は、この技術実験に成功し、30年前、柏崎原発 から東京まで直流の送電ケーブル(100万ボルトケーブル)をつくり、送電してきた。
日本でも本州と北海道、本州と四国などの海を渡る長距離送電は、送電ロスを減らすために直流で行われています。また、すでに中国における送電網への投資のうち、2/3は直流です。これに対して日本は99%が交流です。
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/8b45b98413b6efed4ae0d97e9aad0c37?fm=rss
52
:
Mr.名無しさん
:2011/05/21(土) 08:59:51
なぜ発送電分離が必要だといま声高に言われているかというと、
その送電会社をオークションにかけて売るというのは地域に強い市場支配力をもつ送電会社一社が誕生するということを意味する。例えば、現在の東電の送電網を売るとなると、一括売却なのか、それとも関東、東北、甲信越というふうに細かく地域別に売るのかは色々考え方はあるだろうが、その地域ごとに「独占企業」としての送電会社が誕生することとなる。
原子力、火力に加えて、風力・太陽光などの様々な発電方法の電気が流通することになるのだろう。
そうなると、ここで連想されるのは今のNTTの電話線に対していわゆる第二電電(KDDI)が支払う接続料金のイメージである。
第二電電はNTTに支払わなければならない回線使用料が高い、高いと騒いでいた。これと同じことがおそらく垂直分離された送電会社に対して支払う託送料について言えるのではないか。
従来のように東電が送電網を持っていると、東電の電気には高い託送料を課さずに、他社の電気には高い託送料を課すということを東電は合理的に選択するだろう。
そこで公平な第三者的な送電会社が出現すると、東電以外の電力会社は、仮に東電並の発電力を持つ設備を持っているとすれば、同じ条件で発電会社の東電と競争ができる。だから、電気料金は下がるという理論になる。ただ、ここで二つの問題が出てくる。
(1)原子力を停止した場合でも既存の電力会社以上のもつ火力発電以外に高出力の発電所を持っている新規事業者がどれくらいいるのかという問題。つまり、今の東電並の発電力という想定に現実味が今の段階でどれくらいあるのかということ。
(2)「送電会社が公平である」ということはどういう事なのか、という問題。これは様々な発電会社の出資があるのか、という問題でもある。
(3)発電会社の競争があると、コスト意識が高まり、競争の結果として発電する量を「かんばん方式」のように経費節減的に行うようになり、時には停電が起きるのではないかという問題。さらにはエンロンのように電力価格を吊り上げるために電気の供給を止めてしまう業者がないか、という問題。
そのように考えると電力自由化は必ずしもバラ色ではないことがわかる。
消費者庁の資料「海外における小売自由化の安全性(停電等)に与える影響」によると、電力自由化のメリットとして上げられる電気料金は、アメリカの場合、1993年から2002年までの間で、家庭用で11.7%減、産業用で10.7%減である。
アメリカでは自由化と非自由化州、さらには自由化遅滞地域があり、たしかに自由化地域では減少幅が大きいようである。
53
:
Mr.名無しさん
:2011/05/21(土) 09:00:51
(つづき)
ファンドが送電網の経営者となった場合、採算の取れない送電線のメンテナンスをやめるということもあり得る。以上のような理由からも、自然独占製の強い送電網はやはり公的なものであると考えるべきである。
一方で現在の政府のスキームであれば、東電は送電網を使いながら電力を供給し、その「上がり」で賠償資金を稼ぎ出すことになる。この場合、賠償原資は電気料金ということになる。製造コストと人件費以外の部分を賠償に回すということだ。数十年後には賠償も終わるだろう。
その後には原子力以外の火力発電を使ったり、再生可能エネルギー・地熱発電などを使った発電を行い、利益を上げていくことになる。
今回の場合、賠償資金が1200億円以上は間違いなく必要であり、それは送電網以外の資産売却で捻出できうるのか現在のところ全く分かっていないからである。
おそらく発送電分離の社会実験は東電以外の電力会社で行われる可能性がある。ただ、ここで言っておきたいのは「ネットワーク資産」を握ったものが覇権を握るというということである。送電網を狙っているのはおそらくは米欧系の外資である。
そこで思い出されるのは米国の「年次改革要望書」である。この要望書には「電力」についての項目がある。次のように書かれている。
「法律・規制の枠組みを改革して、託送・配電網へのオープンで非差別的なアクセスを強化し、価格と情報に関する透明性を高め、電力インフラ設備の拡充と市場参入を促すことが必要である。 」(2001年版)
「関係するすべての発電事業者が、託送サービスに平等にアクセスできることを確実にするための追加措置を取ることで、つまり日本の電力会社が最も安価な電力供給者から発電サービスを購入できるような経済的インセンティブを与えることで、発電事業をを託送・配電、その他の事業から分離する。 」(同)
日本の場合は、繰り返すが原発の賠償問題があるので送電網を売ると東電は電力を送る際に託送料を支払う必要が出てくる。
要は5兆円を一度にもらうか、長期に分割して電気料金としてもらうのかということである。この発送電分離の問題は、東電への懲罰として行うべきものではないし、アメリカの要求があるので行うべきものでもない。
その原発災害の責任問題と発送電の分離の是非はやはり別物だ。
結論から言うと、この場合は、あえて自由化をするとするのであれば高橋洋一のではなく、池田信夫の意見を参照するべきだと思う。
送電網について言えば売るよりも「活用」し、賠償原資を確保せよ、となる。どうせ自然エネルギーは火力よりも高価格で売るしかないのではないか。太陽光であれば自宅の屋根につければいい。電力の地産地消は立派な大義名分になる。
いずれにせよ、重要なのは送電会社を十分な議論なしに、民間企業に安易に売却してはならないということである。
54
:
Mr.名無しさん
:2011/05/21(土) 12:50:50
福一 放射性物質放出量
大気@安全委員 6.3*1017ベクレル=63京ベクレル(3月11日〜4月5日)
154兆ベクレル/日 5月5日時点
海 20兆ベクレル(5月21日東電)
55
:
Mr.名無しさん
:2011/05/26(木) 07:14:53
5月25日 循環冷却の効果に疑問 小出裕章 (MBS)
2011年5月25日(水)、MBS(毎日放送)ラジオの番組「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。
要約
・(小出先生は従来は水棺は無理だろうから循環型の外付け冷却システムがいいのではないかと言っていた。が、ここまで悪化すると難しいのではないかと今は言う。
どうすればいいのか?)炉心が溶けていると東電は言っている。炉心に全く水がなければ圧力容器に水がなく、
底に穴が空いている。穴からは水だけでなく溶けたウランも落ちて、格納容器の底に落ちる。燃料のウランは2800度で溶け
格納容器は鉄でできていて、1400?1500度で溶ける。溶けたウランが鉄と接触すれば、格納容器は簡単に溶ける。
・(2800度に近い温度で底に落ちていて、格納容器の底も溶けているだろうということ?)そうだ。どれだけの水が残っているかによって違うが、
底は抜けているだろうと思う。
・(底の大部分が大きく抜けている?)水棺で大量の水を入れた。圧力容器から出た水が格納容器にたまることを東電は期待していた。
でも断念した。私はもとから出来ないと思っていた。いずれにしても漏れてしまうし、
損傷を拡大しかねないと言った。実際、漏れているところが大きいと思わないといけない。
東電は最近、格納容器の外側、原子炉建屋の地下に4000?5000トンの水がたまっていると言い出した。
格納容器から流れてきているということ。大きな損傷があると考えるしかない。
・(最後の砦の格納容器が大きく損傷して、ダダ漏れ?)そうなっている。その理由の一つの可能性は、溶けた燃料が格納容器の底に穴をあけているということだろう。
さらに下に溶け落ちていっている可能性もある。
・(良かれと思って入れた水が容器を損傷させてダダ漏れの原因になった?)
穴を開けたのはウラン。水を入れたこと自体で穴をあけたわけではない。が、汚染水が出ている。難題だ。
・(汚染水も満水に近付いている。どこに移せばいいか?)
いま場所はない。メガフロートでは足りない。二ヶ月前から言っているが、タンカーをつれてくるのが解決の早道。それには政治の介入が必要。
・(梅雨の雨は関係してくる?)
関係する。どうしたらいいか分からない。雨が降ると染みこんで汚染水の量を増やしていく。海に溢れるのは避けられない。
早急に手を打たなければならないが、二ヶ月も手をこまねいていた。政治的決断が必要。早く汚染水移動を。
・(政治の出番?)
田中真紀子さんと話したときも私は政治の出番だと言った。彼女も同意した。
・(従来のやり方では全くダメということ?)
循環させるとしても、溶けたウランの塊は格納容器の下に落ちていっている。水を循環させても、溶けて出てしまっているウランの冷却にはほとんど効果がない。
私の推測が正しければ冷やすということはできない。
・(工程表は?)
もともと出来ないと言ってきた。水棺自体できないし、循環式冷却もそれを前提としていたわけだが。
・(東電は既に織り込み済みだった?)
違う。水棺を踏まえた上で循環冷却に進もうとしていたが、底が抜けていれば循環に意味はない。
・(核燃料はいまどこに?)
格納容器の鉄板の下は分厚いコンクリート。それを順番に溶かしながらコンクリートを突き抜けて下に落ちていっている。
・(これを止めるのは?)
水をそこに到達させて冷やせればいい。だが、構造物の中に穴をあけて溶け落ちていっているため、上から水をかけるだけではだめだろう。
・(チャイナシンドローム?)
チャイナシンドロームは米国の原発の事故により溶けた燃料が地球の裏側の中国に出てくるというブラックジョーク。そういうことにはならない。
数メートルから10メートル。いずれにしても地下水があってそれと接触する。そうなると汚染が拡大する。その拡大を防ぐための措置が求められる。
(地上だけの話ではない?地下の奥深いところの話になる?)
打てる有効な手立てはあまりない。汚染をできるだけ抑えるには地下深くまでコンクリの壁を打ち込んで、溶けた塊を壁の中から出さないようにすることくらいだろう。
・(格納容器の下に壁をもぐらせる?)
格納容器の下方向に壁を作るのは難しい。原子炉建屋の大きさくらいで縦に深い壁をつくる。10メートルかそれ以上。地中深くにはりめぐらせる。
・(科学と技術の力でどうにかなる?)
完璧に閉じ込めるのは無理。どこまで抑えられるかというせめぎ合いだ。
56
:
Mr.名無しさん
:2011/05/27(金) 06:50:12
【福島原発】5/26/木★高圧注水系(冷却装置配管)津波の前に地震で破損か?
要約
・(福島第一原発で、震災翌日に海水注入が一時中断されたとしていたが、実際には東電の所長判断により中断はしていなかったと発表された。どう思うか?)
ものを言う気がなくなった。何日も議論していたが、すぐに分かることなのになぜ今言うのか不思議。東電の発表はこれまでもコロコロ変わるし、何が本当なのか分からなくなった。
・(海水注入の準備について、東電から原子力保安院だけでなく内閣官房にも通知されていたのに、菅総理には伝わっていなかったそうだが、どうか?)
菅さんに伝わったところで彼は何もできないから実際はどうでもいい。だが、連絡はすべき。
・(福島原発から40キロの地点に住むいわき市のリスナーから質問。燃料が地中にもぐって地下水に触れて爆発する可能性は?飲み水等への影響は?)
水蒸気爆発は多分起きないと思う。溶けた燃料が圧力容器の中で水と接触すると爆発することを恐れていたが、すでに格納容器に落ちている。
その更に下にも落ちていている場合でも、地下水に触れたとしても爆発にはならないだろう。ただし地下水を汚染し、それが海に流れ、井戸水に混ざるということがあってはいけない。
・(爆発はないが高い汚染の可能性はある?)
ある。大気中の汚染が最も危険だと思っているが、その危機は1号機に関しては過ぎた。あとは地下水を汚染する、あるいは海に流れるということが問題。
それは当然重要問題。食い止めないといけない。
・(1号機が空気をひどく汚染する最悪の危険がなくなったとするのはなぜか?)
恐れていた最悪のシナリオは、炉心が溶けて落ちたときに圧力容器の底に残っている水と反応して爆発するということ。
そうなると格納容器も破壊され、大気中に大量の放射性物質が排出されてしまう。
1号機についての東電の説明が本当なら、すでにメルトダウンしており、圧力容器から格納容器に漏れているという説明。それなら圧力容器内の爆発はない。
・(2号機と3号機は?)
分からない。半分まで水があるというデータが続いている。炉心全体がメルトダウンしている状態ではないと思うしかない。
そうならば、水蒸気爆発の可能性は残っている。ただしこれについても、東電は水位計が壊れている可能性、水が残っていない可能性を数日前から言っている。
どういう状態になっているか知ることすらできない状況だ。
・(石川県のリスナーから質問。夫が第一原発建屋を覆うカバーをかける仕事に行く。中学生の子どもがおり、夫が家に放射能を持ち帰るのが心配。内部被曝も検査できる?)
やる気になればできる。が、多分やってもらえない。内部被曝を測定するのは手間がかかるから全作業員には実施していないだろう。
・(となると、安全かどうか判断できない?)
そうなる。防護服とマスクは内部被曝を防ぐため、それを装着していれば大丈夫と東電は判断しているのだろう。
ただし外部被曝は防護服やマスクでは防げないから、線量計で測っている。
・(内部も外部も影響があるのは間違いない?)
もちろん。内部被曝を測るのは手間暇がかかる。本来はやらないといけないが、かなりの人数の作業員がおり、すべての労働者の内部被曝測定はできないと思う。
建屋の汚染区域に入る人は測定しても、そうでない人はしていないだろう。
・(内部被曝は専門の医療機関で日数をかけて行う?)
方法は二つ。一つはホールボディカウンター。特殊な部屋に入り身体の中の放射性核種を直接測定する。
もうひとつは小便大便等の排泄物を集め内容物を測定して推定する方法。これもやろうとすると大変。
・(沢山いるから実施は難しい?)
できないわけではない。機器1台で1人30分だと1日50人程度。排泄物の検査も手間暇かかる。毎日何百人を測定するのは難しいだろう。
・(放射能を家に持ち帰るのではないかと不安ということだが?)
原則的にゼロにはできない。着た防護服を捨ててくることが必要。クルマで入構するのは避けたほうがいい。
汚染検査の基準が高いため、汚染しても見逃されて戻ってくる。持ち帰る物を少なくしないといけない。
・(福島第一原発の高圧注水系の配管が津波の前に既に壊れていたことが解析で判明した。最重要の機械で、地震で壊れたことはないと東電が言っていたものだが?)
深刻。東電は、地震では持ちこたえたが津波が原因で事故となったという説明で乗り切ろうとしていた。中部電力の浜岡原発は東海地震の予想震源域の中心。
地震を恐れて菅さんは浜岡原発を停めたのに、いつの間にか津波と防潮堤の話になっている。今回も地震が原因の可能性が高く、地震に注意を払わないといけない。
57
:
Mr.名無しさん
:2011/05/29(日) 17:16:13
◇放射性物質吸い取る細菌 タンザニアで発見
田崎和江金大名誉教授は26日までに、タンザニアの首都ドドマ近郊で、ウランなどの
放射性物質の濃度が高い土壌中に、同物質を吸着する細菌が生息していることを発見した。
福島第1原発事故後、放射性物質で汚染された土壌の処理が大きな課題となる中、
「微生物が放射性物質を固定して拡散を防ぐ『ミクロ石棺』として役立つ可能性がある」
としており、今月中に福島県で土壌調査を実施する。
電子顕微鏡による観察では、体長数百マイクロメートル(マイクロメートルはミリの1千分の1)の
細長い糸状菌の生息が確認された。菌体の周りには粘土鉱物の塊が多く付着しており、この粘土は
周りの土壌に比べて極めて高濃度のウランやトリウムなどの放射性物質を含んでいた。
福島第1原発事故の後、現地周辺では、放射性セシウムなどが高濃度で検出された土壌の除去、
保管の方法について議論されている。田崎名誉教授は、土壌中の微生物の生息状況を調べるため、
今月中に福島県飯舘村などへ入って調査を始める。
田崎名誉教授は1997(平成9)年のナホトカ号重油流出事故後、
石川県沖における調査で石油分解菌の海水浄化作用を確認した。
08年には北國新聞社の舳倉島・七ツ島自然環境調査団副団長として、
輪島市沖の七ツ島・大島で、大気汚染物質を取り込む微生物被膜を発見している。
福島での調査に向け、田崎名誉教授は「自然の中にはもともと大きな環境修復能力が備わっている。
微生物の力を生かした汚染土壌処理の可能性を探りたい」と意気込んでいる。
_______________
▽記事引用元 富山新聞 【5月27日03時02分更新】
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110527102.htm
58
:
Mr.名無しさん
:2011/05/30(月) 20:23:45
5月27日 とてつもなく困難な状況 小出裕章 (FM797)
2011年5月27日(金)夜、FM79.7京都三条ラジオカフェ(環境市民、NPO京都コミュニティ放送)の原発災害特別番組に小出裕章氏が電話出演されました。
要約
・(放射能が外にもろに出てしまっている?)
外に出る出方もいろいろある。最も恐れていたのは爆発的な現象により大気中に放射性物質がばらまかれること。
現状では燃料が格納容器を溶かして地下にめりこんでいっている。つまり最も恐れていた事態とは少し違う形で環境に漏れている。
今後長期間に渡ってそれが続くということ。
・(冷やす作業を続けるためには汚染水を処理しないといけない?)
そうだが、冷やすために水を入れるほど汚染水が増えるという悪循環。とてつもなく困難な状況。
59
:
Mr.名無しさん
:2011/05/30(月) 20:26:18
5月30日 1号機の循環注水冷却は不可能 小出裕章 (zakzak)
東電“でたらめ”幹部が開き直った!「工程表は努力目標」 (2011.05.30)
=====
「年内の収束は不可能」(東電幹部)との声も出てきた。
ある東電幹部は「1〜3号機の収束作業は同時進行できていない。
1基ごとに同様の遅れが生じると9カ月という期限もギリギリ」と、年内の収束はほぼ不可能との見解。
そもそも、「9カ月という期限はあくまで努力目標だ」(別の幹部)との声もある。
小出裕章・京都大原子炉実験所助教(原子核工学)は、年内収束を目指す工程表にはもともと無理があったとみている。
「東電は収束の合理的な見通しを示していない。政治側から言われて、無理やりロードマップを書いたのではないか。
現在進めている循環注水冷却もメルトダウンした1号機では格納容器自体がすでに大きく損傷していると考えられ、不可能だ。
あきらめて原子炉建屋周辺を含めた全体をセメントなどで覆い、汚染を広げないようにするしかない」
=====
60
:
Mr.名無しさん
:2011/05/31(火) 07:21:23
5月30日 5号機も6号機も安心できない 小出裕章 (MBS)
2011年5月30日(月)、MBS(毎日放送)ラジオの番組「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。
要約
・(チェルノブイリと比較すると?)
チェルノブイリ事故で40万人が避難した強制避難地域を上回る汚染だ。
・(癌発症のリスクは100ミリを超えると少し高まると言っているが?)
違う。100ミリを超えると確実に高まることは既に証明されているということ。
それ以下の被曝だと疫学的には証明できないが、100ミリ以下でも癌が出ると考えるべきというのが現在までの学問の知識を総合して考えたときの到達点。
10ミリでも1ミリでも癌は増えると考えないといけない。
・(内部被曝のほうが外部被曝より多い可能性が高いというが、内部はすぐには分からない?)
内部の評価は難しい。今日の発表はホールボディカウンターで計測した結果。
あとは、身体の中に取り込んだ放射能からどれだけ被曝するかを計算するしかない。
外部被曝はすぐに測定できるが、内部被曝は測定自体に時間がかかるし、計算で評価しないといけない。
・(全身用測定機はどこにでもあるわけではない?)
ない。特殊な目的に限って使う装置であり、数が間に合わない為にここまで来たのだろう。
・(厚労省が復旧作業の作業員の被曝線量の上限を撤廃することを決めたというが?)
報道で混乱がある。放射線業務従事者は5年間で100ミリという基準。1年に限れば50ミリまでという基準。
5年で100ミリはこの状況では守れないから250ミリにするとなった。だから厚労省は既に変えている。それを更に緩めるのではないかと私は危惧していた。
・(厚労省は本来それを食い止めるところであるはずだが?)
そんなことを言っていられないほどひどい現場になっている。
事故の進行がひどいものになるということを、東電と国ははっきりと言わないといけない。
・(5号機は停止していたから安心と思っていたが、安心できない?)
もちろん。4号機も停止していたが、ポンプが停止したために燃料プールで水素爆発が起こった。5号機も6号機も同じことだ。
・(こういうことはよくある?)
よくある。ポンプ停止は年がら年中ある。
・(よくあることだから公表が半日遅れた?)
特別なことではなく、ありうること。次々とそういうことが起こっている。
61
:
Mr.名無しさん
:2011/06/02(木) 07:05:31
5月31日 ゼオライトとバーミキュライト 小出裕章 (MBS)
【福島原発】5/31/火★海洋汚染について
要約
・(リスナーからグリーンピースの海洋汚染調査について質問。原発から50キロ離れている地点の海藻からキロ当たり1万ベクレル超の
放射性物質が検出された。これをどうとらえるか?)
普通は1キロあたりでは検出できない。これはとてつもない汚染。
私ははじめから海の汚染を調べるためには海藻を調べるのが第一と言ってきた。
海藻は逃げられないため汚染がよくわかる。海の汚染は、まず海藻、次に貝類、
最後は魚を調べる。どうして海藻のデータを公表しないのかこれまで不思議に思ってきた。魚から調べれば値は小さく見える。
・(水産庁は放射性物質は魚に蓄積しないと言う。海洋学者は蓄積するという。政府の言うことは本当だろうか?)
私は海洋学者ではないが、濃縮すると思う。魚は回遊性のため、事故後すぐに濃度が高くなることはない。本来は海藻から調査すべきだった。
・(グリーンピースがまず海藻から調べているのは科学的?)
そうだ。
・(離れた地点の海藻で1万ベクレルというのはどう考えたらいいか?)
今後海藻、わかめ、ひじきは猛烈な汚染が出てくる。
・(汚染は高くなる一方か?)
そうでもない。放出される量と生き物の代謝のバランス。ただ膨大な量の放射性物質が出ているため長期に渡って汚染は続く。
・(2号機3号機の外にシルトフェンスを作っているが効果は?)
多分ない。
・(6月2日から新たに浄化装置を稼働させ、ゼオライトにセシウムを吸着させるそうだ。効果は?)
私はバーミクライト(バーミキュライト)がいいと思う。これは、ありふれた安価な土壌改良材だがセシウムにはいい。
ゼオライトもやらないよりはいい。ただ今現在のセシウムを全部捕まえようとすると、どちらにしても大した効果はない。
・(汚染水が海へ出たことで皆が大騒ぎしたが今はそういう報道はない。出ていないのか?)
もちろん出ていて、毎日海に流れている。9万トンの汚染水はトレンチ、タービン建屋、立坑にたまっている。
これらすべてはコンクリ構造物で、地震でできた亀裂から必ず常に漏れている。地下にしみて海に流れていると思う。
・(その値はデータとして出されていないが?)
調べていない。ピットの水を止めようとしたが、あれは見えていたもので、その濃度を測れば計算はできた。
今は地下経由で流れており、評価ができない。一刻も早く汚染水をトレンチ、地下、立坑から取り除かないといけない。
・(海上から定点観測は出来るはずだが?)
していない。沖合での定点観測でもいいし、日々調べることが必要。だが、東電や政府としては海の汚染を認めたくない、小さく見せたいということだろう。
62
:
Mr.名無しさん
:2011/06/02(木) 07:08:50
6月1日 IAEAの本当の意図 小出裕章 (MBS)
【福島原発】6/1/水★IAEA(国際原子力機関)という組織について
要約
・(IAEAの調査団が来日して福島第一原発事故の調査中で、報告書の案が出た。日本政府の対応について、
よく組織化されているとしている。IAEAとはどんな組織か、そしてこれをどうとらえるか?)
IAEAには二つの役割がある。一つは核兵器が現保有国以外に広がらないようにすること。
もう一つは原子力の平和利用をどんどん広げること。
・(IAEAは原発をどんどんつくろうという立場か?チェック機関ではない?)
原子力は核と基本的に同じで、IAEAは原子力をやりながら裏で核を進めているということを監視する役目だが、
監視しながらも原子力による金儲けを担保する役目だ。原子力は国際政治の中でも中でも舵取りが難しかったが、
IAEAは二つの顔を持ちながらうまくやってきた。
・(IAEAの報告書の素案には厳しさが足りない。平和利用の観点から言うとしても、もっと厳しいことを言ったほうがいいと思うが?)
IAEAの事務局長が日本人だから甘くなったという面があるのではないか。
・(報告書には、津波の危険を過小評価していたと書くようだが、津波だけが悪かったというのは妥当か?)
もちろん地震そのものも悪かったのだが、IAEAは津波が悪かったということにして、日本で原発を作りたいということ。
・(想定外の津波が来たのだから仕方ないと言いたい?)
そうだ。
・(津波の危険を過小評価していたということをIAEAが報告書の柱にするならば、将来の日本の原発政策に影響大きい?)
地震国の日本で原発が動いていること自体が問題なのだが、IAEAはそのことを問題にしたくない。
津波のせいだけだということに押し込めたいと思っている。
・(IAEAの案では保安院の独立性を求めている。保安院については?)
経産省や原子力委員会が原子力を推進、維持する組織。安全かどうかを監視するのが安全委員会。
ここは実際は何の力もない。実際のチェックは保安院がするが、それも経産省のもとにある。
・(推進する経産省の傘下の保安院がチェックしている。IAEAさえ保安院は第三者でなく問題だと言っている。どうか?)
こんな異常なことは日本だけ。
・(放射能測定の方法について、原子力安全委員会が、各機関の測定結果にばらつきがあり、現在のやり方では限界があると言い出した。
測定する機械も、測定の高さもバラバラだと言う。どの数値を信じるべきか?)
1時間あたり何マイクロシーベルトという数字がよく出ているが、その測定は好き勝手にやられていた。ある場所は1メートルの高さで測定し、
別の所では60メートル。比較する意味がない数字を並べていた。
・(でもその数値が避難など人生の分かれ目になるが?)
避難をするかどうかについては、地表面に降り積もった放射性物質の測定値が明らかになっており、それが大切。
バラバラな測定値には重きを置くべきでない。
・(新聞に掲載されている地域ごとの何マイクロシーベルトには意味がない?)
単なる目安だ。
・(地表の数字はどうすれば知ることができる?)
文科省自身が測定している。30キロを超えた飯舘村の汚染は、今中哲二さんと仲間のグループが丹念に調べて実態を公表した。
その翌日に文科省は自分たちも調べていたといってデータを出してきた。彼らは詳しいデータを持っているはずで、どの市町村、
どの集落が強い汚染を受けているかをしっかり公表した上で対策に役立てないといけない。
・(心ある科学者が被曝覚悟で事故直後に現地に入っていることでやっと真実に近付いている?)
日本の国というのはそういう国だ。
63
:
Mr.名無しさん
:2011/06/02(木) 20:27:36
【原発事故の原因】
第1に、「軽水炉」は「核反応が爆発的に起こる」ことが「自律的に防止」できると思っていたからです.
第2に、若干の誤解をもたらすかも知れませんが、簡単に言うと「崩壊熱を忘れていた」ということ、そして、
第3に、「技術は事故が起こることを考えておかなければならない」ということを忘れていたこと、
そして、知識もあり分別もある人たちが、こんな簡単なことを忘れた深層の理由は、
1)自分たちは偉い(判断力がある)と思っていた、
2)国の支援を受けていた、
3)原子力村の利権にまみれていた、
を上げることができるでしょう。
「軽水炉の過信と崩壊熱の軽視」が第一の原因でしょう.
発電用に使うウランは、燃料となるウラン235が3%から5%ぐらいしかありませんので、容易に爆発はしません。
広島などで使われる爆弾には90%のものが用いられますし、「20%以上の者を兵器用」と言われているのです.
でも、「水」があると低いウラン235でも爆発します。だから「水を減速材に使う軽水炉」というのが誕生したのですが、しかも「水」は反応が暴走し始めると蒸発して泡が出来、中性子を減速しなくなるので、そこで反応が止まるという特徴もあります。
この水のもつ余りに素晴らしい性質に目が奪われ、水を使っているなら大丈夫だという錯覚が生まれたのです.
人間はある錯覚にとらわれると、そこで思考が停止して、「軽水炉は少しの放射性物質は漏れるかも知れないが、チェルノブイリのようなことにはならない」と信じ込んでしまったのです。
誤解の無いように、全体像を示しますと、原子力の世界では今回のような事故を「シビアー・アクシデント」と呼んで、警戒をし、研究もしてきたのですが、どこかに「軽水炉はそんなことにはならない」という甘さもありました。
「核爆発」にとらわれて「崩壊熱によって水素または水蒸気爆発をして、それまでに炉内にあった放射性物質が大量に漏れる」ということに考えが到らなかったのです.
64
:
Mr.名無しさん
:2011/06/02(木) 20:51:43
・現在の日本国王はアメリカが認める仙谷由人
・陽光発電を菅総理が突然、サミット前のOECD記念会合でクリントン国務長官の前で約束して、海江田経産大臣を驚かせるという一件があった。
↑
オバマ政権が次期商務長官として、ソーラー発電の装置をつくっている、ブライトソース社の会長であるジョン・ブライソンを後任指名したことで説明できる。
オバマ政権はこれで日本への輸出を増やす狙いだ。
・孫正義はソフトバンクを携帯電話と電力の「光の道」(=ネットワーク)を支配する企業に衣替えするということだ。
彼の反原発スタンスにはそのような思惑がある。
65
:
Mr.名無しさん
:2011/06/02(木) 20:58:04
・ 「日本再占領」。原発対応だけでも、以下のとおり菅政権はアメリカの意向を踏まえた行動をしている。
①原発震災の国際評価基準「レベル7」(IAEAの可能性もあり。本来は「レベル6」で十分)と、原子炉冷却について、アメリカの推薦の「水棺」採用を決定
②低濃度汚染水海洋排出(平田オリザの証言)
③浜岡停止(米軍基地に危機が及ぶから)
④大規模太陽光発電(ジョン・ブライソン次期商務長官就任ご祝儀)
⑤消費税増税(税と社会保障の一体化)
⑥小沢一郎失脚
・小沢は自分の敗北を悟り、自分のグループの議員だけでも生き残れよ、と欠席を選んだのだろう。
66
:
Mr.名無しさん
:2011/06/04(土) 13:04:33
チェルノブイリ 放射性物質放出量
=520京ベクレル
67
:
Mr.名無しさん
:2011/06/04(土) 21:30:20
カレー食べてるなう
68
:
Mr.名無しさん
:2011/06/06(月) 21:06:00
10万トンの汚染水の外部流出も 小出裕章 (フライデー)
原発を豪雨が襲う「東電任せでは10万tの汚染水が流出!」
・(東電が梅雨と台風への対策として資材にシートを被せ、建物周囲に土嚢を積むとしていることについて)
土嚢を積むよりも今ある汚染水の除去が重要。外からの注水が汚染水となり、それに雨水が加わってさらに汚染水の量が増えている。
外から注水するのではなく、水を循環させて核燃料を冷却するシステムの確立が必要。
だが、今ある汚染水の放射線量が高すぎて工事が進まないため、早急に新たに大きな保管場所を確保して移送すべきだ。
・移送には10万トンの容量の巨大タンカーを使い、それを柏崎刈羽原発に持ち込み、そこにある廃液処理装置で浄化すればよい。
タンカーは使えなくなるが、1?2隻潰す覚悟は必要。
このことは二ヶ月前から繰り返しているが東電は動いていない。
このままでは10万トンの汚染水は外部に流出してしまうかもしれない。
69
:
Mr.名無しさん
:2011/06/06(月) 21:51:11
◆汚染野菜を積極販売する外食チェーンの不買運動
【原発被災地の野菜を積極的に使うと表明している企業】
サブウェイ、イオン、セブンイレブン、イトーヨーカドー
ゼンショー、すき家、なか卵、ココス、ジョリーパスタ、
はま寿司、牛庵、華屋与兵衛、エルトリート、ビッグボーイ、
モスバーガー、てんや、サイゼリヤ
大戸屋,大阪王将,リンガーハット,マック,ガスト・夢庵・バーミヤン, スシロー
70
:
Mr.名無しさん
:2011/06/07(火) 05:35:26
6月6日 テルル132の検出が意味すること 小出裕章 (MBS)
要約
・(福島原発の事故で出た放射性物質の量について、保安院が解析し、従来とは違う数字が出てきた。
従来の37万テラベクレルに対し、77万テラベクレルとなった。どういう意味か?)
もともと安全委員会は66万テラベクレルとしていたし、評価のやり方でいくらでも変わる。
私はもっと多かったと思っているし、海へ流れた分は分からないまま。
今回の保安院の数字は海への分を加算したものだが、それも過小評価だ。
・(37万テラベクレルを元にして事故評価をレベル7としたが、それが今回2倍。さらにもっと多くなる?)
チェルノブイリに近付いている。チェルノブイリの事故は収束しているが福島は進行中であり、
チェルノブイリに近づいて超えるかもしれないと最初から私は伝えてきた。
・(海洋汚染の放射線量は不明。いま政府は海洋調査ポイントを公開しているか?)
私は見ていないが、散発的には出てきている。測定ポイントを強化し海岸線沿いの海藻の汚染を調べればもっと分かると思うが、見たことはない。
・(テルル132が検出されていたことについて。テルル132はどういうものか?)
ヨウ素132の親核種。ヨウ素132は寿命が短い。テルル132が出てくるとヨウ素132が生み出される。
テルルを見ていればヨウ素のことが分かる。燃料棒の被覆管が破れない限りテルルは出ない。
事故の初期に被覆管が損傷していた証拠。被覆管のジルコニウムが水と反応する温度が850?900度。
事故の初期の段階でその温度に達して被覆管が壊れていた。
・(テルル132の検出を事故直後に公表していれば、避難すべき人たちに対するコメントが変わった?)
もちろん。テルルが出るということはヨウ素が出るということ。ヨウ素剤などの防護措置が早急になされなければいけなかった。
・(プルトニウムが原発から1.7キロの地点で検出された。以前は文科省の調査で検出されたが、過去の核実験によるものとされた。
今回の検出物は福島事故が原因だと言われているがどうか?)
詳細は不明だが、プルトニウムが今回検出されたといっているのは私も知っている山本氏。彼が言うなら確かだ。
・(プルトニウム検出の意味は?)
プルトニウムは燃料から外には出づらい放射性物質。それが環境に出てくるほど悪化しているということ。核燃料が相当損傷しているということだ。
・(プルトニウムの人体への影響は?)
プルトニウムは人間が遭遇したなかで最も毒性の高い物質。100万分の1グラムを吸ったら癌で死ぬほど。
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蒸気放出前に金属性放射性物質検出 福島第1原発から7キロ地点
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011060590015910.html
2011年6月5日 02時06分
東日本大震災の発生翌日、福島第1原発で爆発が起きる前に福島県が行ったモニタリング調査で、金属性で飛散しにくい放射性テルルが原発から約7キロ離れた同県浪江町などで検出されていたことが分かった。拡散しやすい揮発性の放射性ヨウ素より多く検出されており、早い段階で金属性の放射性物質が広く飛散していた。
テルルはレアメタル(希少金属)の一種で、放射性同位体のテルル132の半減期は3日余り。主にベータ線を出す。
データは保安院が3日夜に公表。3月12日朝から13日夜までの大気を調べたもので、大半がこれまで未公表だった。テルル132は12日朝から昼すぎにかけ、浪江町の2カ所と大熊町、南相馬市で検出され、濃度は1立方メートルあたり119〜23ベクレルだった。
当時の原子炉建屋は換気装置が止まって外に空気が出ないようになっていた。蒸気を放出するベント作業は12日午後に始まり、その直後に水素爆発が起きている。
東京電力は、核燃料の損傷が最も進んでいたとされる1号機が漏出元とみており、「格納容器内の圧力が高まり、接ぎ目から水素とともにテルルが漏れ出したのでは。建屋内の圧力も高まって外に漏れ、風に乗って広がったことが考えられる」と説明している。
ただ、拡散しやすい揮発性のヨウ素131の検出量はテルルの半分程度。テルルと同じ金属性のセシウム137は浪江町の1カ所でテルルを上回った以外、微量しか検出されなかった。
京都大原子炉実験所の山本俊弘准教授(原子炉物理)は「現在分かっている状況では、テルルが漏れるとは考えにくい」と話している。
(中日新聞)
71
:
Mr.名無しさん
:2011/06/08(水) 06:31:13
6月7日 格納容器の底は抜けている 小出裕章 (MBS)
要約
・(汚染水の処理が大問題で、溢れてしまう危機的なラインが迫っている。
いま浄化の装置を作っていて15日頃に完成するという。期待していいか?)
期待したいが、東電の対策はこれまで期待通りにはなっていない。
・(そのくらい薄くできるシステムはあるか?)
ない。元が猛烈な高濃度である場合、放射能を捕まえるほど装置がダメになり性能が出なくなる。
今回はゼロライトとかバーミクライトを使うのだと思うが、すぐに性能が劣化して使えなくなるだろう。
・(一度ゼオライトを使うとずっと使えない?)
ゼオライトは、あるレベルまでセシウムを捕まえると、そこでいっぱいとなり使用不可となる。
どんどん取り替えないといけない。使用済みゼオライトは被曝するため近づけなくなる。難しい。
・(コンクリのブロックを周囲に築く作業は手付かず。汚染水を留めるためにやるべきと思うが?)
コンクリの壁を作るべきと言ったのは、炉心がメルトダウンして地下に潜っていれば、もう冷却は出来ないため、
汚染水を溢れさせるよりは壁を作った方がいいという意味だ。だが、汚染水が溢れている状況では工事は難しい。
・(溢れる前に浄化装置が間に合うかどうかに注目が集まっているが、すでに見えないところで汚染水は地下や海に流れている?)
それは確実。コンクリが割れており、地下に出ていき、海にも出ている。
タービン建屋、トレンチ、立坑から汲み出さないといけない。浄化装置が15日に間に合うかという問題ではない。
・(IAEAへの報告文書では、メルトダウンではなくメルトスルー=原子炉貫通していたと言うようだが。どうか?)
もともと東電の公表データを信用して炉心の半分は形が残っていると皆さんに伝えてきたが、炉心は全部溶けていたと5月12日に認めた。
そうであるならば原子炉圧力容器が溶けることも高い確率でおこる。圧力容器が溶けるなら燃料がその下に落ちる。それがメルトスルーだ。
・(圧力容器の底にあるとされていた燃料が格納容器の中に堆積している可能性があるとしているが、これでいいか?)
技術的には判断は難しい。格納容器の中にどれだけ水が残っているかということが、底が抜けているかどうかに関係する。
2800度でないと溶けないような燃料部分が下に溶け落ちているのだとすれば、水があっても格納容器には穴があくと思う。
おそらく格納容器の底に堆積という状態ではないだろう。
・(政府はそうとは認めていないが、この判断次第で対処は変わる。遅れにつながりかねない?)
格納容器内に燃料があるのであれば循環式冷却回路の可能性はある。底が抜けていれば冷却回路は成り立たない。
そうなると、後は壁を作って地下水の汚染を防ぐだけ。
・(堆積している燃料の温度は推測できるか?)推測できない。計測器が死んでいて情報が正確に得られず、水がどこまであるのか不明。東電は格納容器の放射線量を根拠にして損傷率70%とか55%と言っていたが、後になり全部が溶けていたといった。信頼できるデータがない状態だ。ただ、原子炉建屋の下に大量の水がたまっているということを考えれば、格納容器の底は抜けていると思う。
72
:
Mr.名無しさん
:2011/06/09(木) 06:34:18
蒸発しにくいプルトニウムがどうして近辺で計測されたかという点について、原子力安全研究の田辺文也さんは、
それは燃料が完全にメルトダウンしたためと推測しています。
燃料が解け、圧力容器の底を貫通し、格納容器の底に落ち、コンクリートに触れることで、
燃料が煙のような状態(煙霧質、エアロゾル)になり、格納容器に充満したというもの。
それを、コア・コンクリート反応と呼ぶそうです。
http://aggregator.jp/archives/8530
73
:
Mr.名無しさん
:2011/06/10(金) 06:59:07
6月9日 ストロンチウムよりセシウムが影響大 小出裕章 (MBS)
【福島原発】6/9/木★原発を止めても電力は足りる
・(福島市などでストロンチウムが検出された。セシウム以上に危険な物質か?)
ストロンチウムは危険な放射性核種の一つで、セシウムの10倍から数十倍も危険。
ただし今回検出された量はセシウムの数百分の1から1000分の1くらい。今どちらからの危険が大きいかと言えば、セシウムの方だ。
・(セシウムの人体への影響は?)
セシウムはアルカリ金属で、カリウムという放射性物質と同じような挙動をする。
全身に平均的に分布する性質をもつ。ストロンチウムはカルシウムと同じアルカリ土類金属で、骨に蓄積する性質。
・(ストロンチウムは原子炉の炉心がより高温になると気化するもので、早い段階で出ていたはず。なぜ今検出されたのか?)
ストロンチウムはベータ線しか出さない。ガンマ線を出すものは測定するのが容易だが、ベータ線しか出さないものを検出するのは大変だ。
東電は事故後それどころではなかったのかもしれないが、行政が率先して測定、検出すべきだった。
・(ストロンチウムは土壌にあると言うが、水や農産物への影響は?)
これからは影響してくる。
・(今の段階ではセシウムの方により気をつけるべき?)
今も今後もセシウムが重要だ。
・(セシウムやストロンチウム以外にもあるのか?)
50?60年代に大気圏内核実験が沢山行われた。当時ばらまかれたセシウムとストロンチウムの量はほとんど同じ量だった。
原発事故の場合と違い、核実験では同じ量となる。
人類に最も影響したのはストロンチムで、次にセシウム。
福島原発事故では、最初はヨウ素だったが、今後はセシウムとストロンチムの影響が大きくなる。
今回はセシウムの放出量が圧倒的に多かったためセシウムが問題になる。
・(今回事故を起こしたものと同じ型の原子炉に関して1980年にアメリカの原子力規制委員会が耐震設計の問題を指摘していたと言うが?)
GEの3人の技術者が、マークIが構造的に弱いことを告発して退社した。
・(それを踏まえて改善はあったのか?)
格納容器の形がマークI改良型、マークII、マークIIIと変わっている。
・(マークIは今でも使用されている?)
福島、敦賀などにある。今は動いていないが浜岡原発にもある。
・(それは大丈夫なのか?)
どれも大丈夫ではない。マークIIもIIIも壊れるときは壊れる。少しずつ良くなっている程度だ。
・(日本は原発を止めたらどのくらい電力が足りなくなるか?)
完璧に足りる。水力発電所と火力発電所が膨大にあり、それを動かせば夏のピーク時でも問題ない。
・(原発が止まったら足りなくなると多くの人が考えているが?)
マスコミが悪い。
・(火力と水力でまかなえるか?)
そうだ。政府の統計データに基づく限り、十分に足りる。
・(そういう発電所は稼働していない?)
火力発電所は5割止まっている。発電所はそれほど余っている。老朽化した火力発電所も動かさないといけないかもしれないが、原子力よりはいい。
そもそも原発も老朽化したものが沢山動いている。
・(コストはどうか?)
電力会社の経営データによれば、原子力発電が一番高い。今回の事故の費用を上乗せしたら、電気代はどのくらいになるか分からないほど高くなる。
・(海江田大臣が、原発を停めた場合の追加経費は今年度で2兆4000億円、来年度は3兆円以上と言うが?)
石油などの燃料費がかかるのは確かだが、原発をやめればその分ウランは買わないで済む。それに、事故のことを考えればはるかに楽に済む。
・(原発の電力は不可欠というわけではない?)
全く違う。電力会社とマスコミとで騙してきた。
74
:
Mr.名無しさん
:2011/06/11(土) 21:21:45
6月9日 IAEAと日本政府は利益共同体 小出裕章 (ビデオニュース)
・(ここ1?2週間で福島原発について特に指摘すべきことは?)
劇的には変わらなかった。どんどん追い詰められている。作業員の被曝や汚染水など、ますます困難になっている。周辺の人々の被曝、特にこどもの被曝は大変心配だ。
・(汚染水の浄化システムの試運転が今月中旬に始まる。ゼオライトを使い、セシウムを60?70%除去できるという。これの意味と効果は?)
海への汚染水流出を考えると、やらないよりはいい。それより大切なのは増え続ける汚染水をどうするか。11万トンたまっており間もなく溢れる。梅雨の雨で海に流れていくだろう。
・(福島市内でストロンチウムが検出された。これについては?)
カルシウムと同じように骨に蓄積してしまい、一度蓄積すると排出されない。セシウムより影響は大きいが、ストロンチウムはベータ線しか出さず、ヨウ素やセシウムより測定が難しい。毒性はヨウ素やセシウムより強い。
・(一般的に発表されている放射線量はガンマ線の分だけ?)
そう。ただし原子炉内でできるセシウムとストロンチウムの量はほぼ同じ。今回検出されているストロンチウムの量は、セシウムより桁数がずいぶん少ない。
セシウムは事故のときに飛びやすいがストロンチウムは飛びにくいため。これからもストロンチウムが大量に出てくることはないだろう。
注意は必要だが、今の福島の経過をみると、セシウムにより注意すべきだろう。
・(保安院が6日に1号機、2号機、3号機それぞれの圧力容器がいつ破損したかの解析結果を出した。また、放射性ヨウ素換算で77万テラベクレルの放射能が出ていたとしている。どう理解すべきか?)
数字自体がどこまで正しいかは今でも分からないが、保安院はチェルノブイリのときに520万出たとしている。
福島の事故はまだ進行中で、敷地内にも汚染水がありそこにも10万テラくらいあるだろう。最終的にどのくらいになるかは分からない。
チェルノブイリのように爆発して大気中に出ると周辺の被曝が多くなるが、福島の場合は地下を汚染して海を汚染し続けるということになると思う。
・(いまのところ海の汚染の深刻さがよく分からないが、どのように広がるのか?)
蒸発するものはほぼなく、溶けにくいものが周辺に沈殿し、海に溶けたものは世界中に拡散する。海の汚染を調べるには海藻を調査するのが大切で、どこまで汚染が広がったかはっきり分かる。
データはほとんど出てこないが、もし発表されたら誰も汚染エリアの海産物を買わないだろうから、漁業者の損害は甚大なものになってしまう。
・(8日に、2号機の建屋の湿度が高いため二重扉を開放する計画が発表された。放射性物質を出すことになる?)
そう。本来はやってはいけないが、そのままでは作業ができないからやらざるを得ないということ。いま危機的な状況にあり、法律を厳密に守って対処することはできない状態。
・(IAEAに日本政府の報告書が出た。メルトスルーの可能性を認め、保安院を経産省から独立させることも書いてあり、28項目あるがどうが?)
もともとIAEAは原子力を推進するための組織。日本政府とは利益共同体で、原子力を延命させるために一緒に動いている。
事故の真相についてウソはつかないだろうが、安全策を羅列することで乗り切ろうということだろう。ICRPも同じ性質。原子力を存続させるために動いている。
・(事故調査委員会の最初の会合が開かれた。メンバーをどう評価するか?)
何の権限もない委員会であり、そんな委員会でおしゃべりをしてどうなるのかと思う。信頼できるのは柳田邦男さんくらい。
原子炉プロパーはいないはずで、周辺の人たちが集まっておしゃべりをするようにしか見えない。
未来のことを提言するに過去の検証も必要で、過去の検証には責任が伴う。最初から責任を問わないというのはどういうことかと思う。
・(調査権をもったような委員会にすべき?)
権限のない委員会など無駄。委員会の提言が生きるような仕組みでないと意味がない。
・(いま何に注意すべきか?)
福島では大変な汚染になっている。土や植物の汚染を測定しているが、こどもがそこで生きているとはと思うような汚染になっている。子供たちを被曝から守るための対策が必要で、行政の対応に注目したい。
75
:
Mr.名無しさん
:2011/06/14(火) 21:50:32
6月13日 イタリアの原発拒絶は嬉しい 小出裕章 (MBS)
要約
・(原発の汚染水処理システムがまもなく稼働するがその処理で汚染された泥が出る?)
そうだ。放射性物質そのものは消えないから移しているだけであり、水をきれいにすれば別のところに移すことになる。その処理をどうするかが次の問題。
・(処理後の泥の放射能は1立方センチあたり1億ベクレルだが、影響は?)
それに近づいたらすぐに急性症状が出るくらいのレベルだ。
・(泥の量は25mプール4?5杯分というが、それを処理施設でずっと保管できるか?)
もちろんできない。暫定的に集中処理建屋に移動しても、そこで終わりではなく、その後ずっと保管は続く。
・(キュリウム検出のニュースがあった。どういう物質か?)
超ウラン元素のひとつ。ウランが中性子を吸収してプルトニウムになり、それがまた中性子を吸収するとキュリウムになる。
使用済み燃料に貯まっていた本来外に出にくいものが環境に出てきているということを示している。
76
:
Mr.名無しさん
:2011/06/14(火) 22:20:59
・(正確に測定できるホールボディカウンターが福島県内に2台しかない。他のところから集められるか?)
簡易型から精密なものまでいろいろあるが、精密タイプは全身が入る部屋を鉛で囲う大掛かりなもので簡単には移動できない。
簡易型は周辺の汚染からの影響を受けてしまい、一長一短。ただし各原発には設置されているはずで、
それを汚染の少ない場所まで移動させて作業員にそこにいってもらうことはできたはず。
今は皆はどこまで深刻だと思っているか分からないが、戦争と同じような状態。その認識が足りていない。
・(福島第二原発で、津波で生じた汚染水3000トンを海に流すという。どう思うか?)
誤解を招く表現だが、そんなことは放っておけばよい。
法定濃度限度よりも低いものであればこれまでも認められてきた。
第一原発では法定濃度限度の何千倍、何万倍の濃度の汚染水を流している。
今はとてつもない戦争状態であり、何が大切なのかしっかり考える必要がある。
・(福島から1100キロ離れた佐賀県の松の葉からセシウムが検出された。どうみるか?)
大した距離ではなく、当たり前のことだ。米国にもヨーロッパにも届いており、全地球に広がっている。
そういう中で生きざるを得ないところに追い込まれている。3月11日を境に私たちの世界は変わってしまった。
77
:
Mr.名無しさん
:2011/06/15(水) 07:12:19
発生から3ヶ月。
終わりの見えない福島原発事故。
今、もっとも恐ろしいことは何か?
要約
竹内)具体的に言うと?
小出)決定的に重要なのは、水が原子炉の中にあるかないか。
従来東電は炉心に半分まで水があると言ってきた。それを聞いて私は燃料の下半分は形があり、その状態であれば水を入れ続けることで原子炉を冷やせると思ったから、
水を入れ続けて炉心の崩壊を防いでほしいと思ってきた。そのために循環式冷却回路を作るべきだと伝えてきた。
ところが、ある段階で東電は水は無いと言い出し、メルトダウンという言葉をつかって炉心が溶けていることを認めた。
これには二つ意味がある。一つは、炉心が溶け落ちるときに水蒸気爆発が起き、圧力容器が破壊され、その外側の格納容器も破壊され、
破局的な事態になると思ってきたが、既にメルトダウンが起きている中で事実として水蒸気爆発は起きていないということ。
最悪の事態は回避され、ほっとした。もう一つは、メルトダウンが起きたなら圧力容器は無傷のはずがなく、燃料が格納容器に落ちて、
溶けたウランの塊が格納容器の損傷部分を通って更にその下に落ちている可能性が強いということ。
竹内)恐れていた最悪のシナリオが回避されたとしたら、いまの時点での最悪は?
小出)本当に回避されたかは今でも分からない。東電が水位計を調整したのは1号機だけで2、3号機については未だに分からない。
私が恐れているシナリオが回避されたとは断言できない。
1号機については東電が言うことが正しいとすれば炉心が格納容器の底に落ちており、私は格納容器も損傷していると思うが、こうなると冷温停止は全く不可能。
その場合、原子炉建屋全体を覆うような仕組みをつくる方向に転換しないといけない。かなりの深さまで壁をつくり、地下水と接触しないようにする必要がある。
竹内)それは時間を争うか?
小出)もちろん。どこまで落ちているか誰も分からないが、地下水に触れると汚染はどんどん広がる。
神保)最悪のシナリオは水蒸気爆発だということだが、今回それは防げたとしても放射性物質は漏れ続けており、
周辺は高濃度の汚染になっている。最後になって、爆発でなかったから良かったと言えるものなのか?
小出)もちろん心配。環境に漏れる放射能の総量については、どっちが多いかは分からない。ただ爆発で放射性物質が放出されるのは大変なことで、
比較の問題だが徐々に漏れる方がありがたい。海は汚されるが、人が住む陸地の汚染は軽減される。
竹内)全部を覆ってこれ以上広がらないようにするのがベスト?
小出)東電が言うように既にメルトダウンしているのであれば、それが最善。
竹内)その方向にいきそうか?
小出)残念ながら今の東電や政府のやり方は混乱しており、この戦争のような状態の中で誰がどんな指揮をとっているのか不安だ。
何でもは出来ず、出来る最善のことを一つしかできない状態。そういう決断をしてほしいと願ってきたがそうなっていない。
竹内)これから先何が一番恐ろしいか?
小出)こどもたちの被曝。たいへんな汚染が福島周辺でおこっている。
一部の人は避難をさせられているが、彼らは二度と帰れないだろう。避難させられていない地域でも想像を絶するような汚染になっており、
そういう地域でこどもが生活していることは許しがたいこと。こどもたちを被曝から守らないといけない。
78
:
Mr.名無しさん
:2011/06/16(木) 07:03:51
6月15日 急性放射線障害が出る可能性 小出裕章 (MBS)
要約
・(福島第一原発において事故発生の後しばらく、線量計が不足していたため、各作業員が線量計をもたずに作業していたことが明らかになったが?)
ひどいことだ。福島第二や柏崎刈羽から融通できたはず。最低限の処置。絶対あってはならない。
・(線量計を持たずに入った影響は?)
事故の初期で、いちばん被曝していたはず。被曝の決定的な見逃しにつながった。
・(大勢の人が被曝限度を超えているかも?)
超えているだろう。
・(現場を離れる人が増えると作業員が足りなくなる?)
当初からそのことが心配だと伝えてきた。チェルノブイリ事故のときは収束までに60?80万人の労働者、軍人が動員された。
日本でそれができるかどうか。大変不安だ。
・(被曝限度を超えた人の管理は?)
場合によっては急性の放射線障害が出る可能性がある。事故が起きた当初、ただちに健康に影響はないと枝野さんが言っていたが、
私はただちに影響が出る人がいるかもしれないと思うようになった。
急性でないとしても、それほどの被曝をすればかなりの確率でガンになる。
今後ずっと健康を調査してフォローし、補償する責任がある。広島や長崎の被爆者と同じ。
・(限度超えで仕事を離れた人たちの今後の仕事、収入はどうなるか?他の現場は?)
ないだろう。本来東電は生活の補償をする責任があるが、既に東電が何度倒産しても贖えない損害が出ている。
国の支援が必要。
・(福島市で子供3万4000人に線量計配布が決まったが?)
やらないよりやったほうがいい。ただし線量計によってはガンマ線しか測れない。
こどもは地べたに寝転んで内部被曝もするが、線量計では測れない。
だから単なる目安にすぎないが、大人がしっかり監視をしてこどもを守るために使うべき。
・(一ヶ月ごとにデータを分析するというが?)
実際にはそれほど多くのこどもを調べようとすれば、ガラス線量計、TLDといったものを使って、
ある期間分をまとめて分析にまわすのだろう。が、ベータ線や内部被曝にはほとんど無力。
・(持つことによって比較ができる?)
そう。どこの小学校が多いとか、その程度のことは分かる。被曝が多い場所のこどもについては被曝低減の方策に使うということだろう。
・(東京都が都内100箇所での測定を始めた。高さ5センチと1メートルで大気中の放射線量を測る。これはどうか?)
5センチと1メートルはいいだろうと思う。できればこどものために50センチも測ったほうがいい。
・(その100箇所の線量が軒並み低い場合、そこから安全神話が生まれかねない。100箇所は常に変えたほうがいいのでは?)
定点観測が必要。特に人が多いところ、こどもが集まるところなどは必要。そうでないところは順番にまわることもした方がいいかもしれない。
・(これまでのモニタリングでは地上の高い場所もあったが?)
馬鹿げたことだ。地上80メートルなど、意味のないことをやっていた。東京都が始めたことを全国で行う方向でやってほしい。
・(一般の人が測りたい場合の注意は?)
小さな値だからといって安心はできないし、大きいからといって驚いてもいけない。測定器の性能は大幅に違うため、
各測定器の性能を知る必要があるが、いずれにしても個人で入手できるものは簡易型であり、値に重きを置くべきでない。
自分で100箇所で測定してみて、ここが低いあそこは高いなどの相対的な比較は可能。なるべく被曝を少なくするための目安にするのがいいだろう。
79
:
Mr.名無しさん
:2011/06/17(金) 13:27:23
6月16日 最低300年閉じ込める必要 小出裕章 (MBS)
要約
・(リスナーからの質問。汚染水の影響で海から離れていたサーファーが戻ってきている。先生の見解は?)
海の汚染度を自治体が調べて公表することから始めてほしい。汚染度が分からない状態でサーフィンをするのは危険だ。
・(汚染水浄化システムの試運転が始まった。ゼオライトは毎日交換する必要があるというが、水での冷却が続く限り延々と動かすのか?)
そうだ。
・(浄化に使ったゼオライトの汚染は1立方センチで1億ベクレル。1.5メートルのマジックハンドで交換するというが、離れれば放射線の量は弱まるか?)
それなりに弱まるが、猛烈に汚れており被曝は大変なことになる。
密着は危険すぎるから離れるべきだが、あまりに離れると操作が困難。被曝の蓄積が心配。
・(汚染水の浄化装置でたまったゼオライトの最終的処理は?ドラム缶1万本分の汚泥になるというが?)
決まってないと思う。大変な汚染物であり、どこかに埋めることもできないし、取り扱いは被曝をしながらになる。今後の重い課題。
・(福島県が脱原発を復興基本理念にするという。県内で放射性廃棄物処分を受け入れないというメッセージだというが、国内に最終廃棄場は?)
ない。福島原発周辺には広大な汚染地ができており、国としてはそこを狙うだろうが、県は逃れたいのだろう。
誰にとっても受け入れたくないものだが、これまでの歴史でいえば弱いところがやられている。
日本人ひとりひとりに突きつけられている。
・(福島ですべての生徒、児童、園児に線量計をもたせる。心配は低線量被曝だが、長い間浴び続けるとどう影響する?)
基本的にガンや白血病の発生頻度が増える。特にこどもは放射線感受性が高く、なんとか被曝を減らさないといけない。
・(その方法は?)
こどもが集中的に集まって遊ぶ場所の表土をはぎとることは絶対やってほしい。
あとは、よく遊ぶ場所を親の責任できれいにする。マスクを習慣づける。汚染度の高い食べものは与えないようにする。
・(表土をはぎとってもそれを処分する必要がある?)
そう。放射能は消えないので移動することしかできない。
・(処分の仕方というのは地中に埋めるとか海の沖の方に投棄する?)
海に捨てるのは条約で禁止されている。唯一可能なのは放射能の墓場をつくること。
福島原発周辺は多分人が住むことができないため、一部を墓場にして、汚染の強さに応じて仕分けをして建物の中にいれたり地中に埋めたりするしかない。
・(どのくらい続く?)
半減期が30年と長いセシウムが一番問題だが、1000分の1になるまで300年かかる。
福島の汚染物も最低300年間は閉じ込める必要がある。
80
:
Mr.名無しさん
:2011/06/18(土) 21:57:51
6月17日 夜間の白いガスと発光について 小出裕章
要約
・(汚染水処理については、すぐに高濃度汚染水の処理が始まると思っていたが、その前段階で留まっていると理解していいか?)
そうだ。福島原発の敷地の中には様々な濃度の汚染水が合計で11万トンある。
今でも原子炉を冷やすために外から水を入れているが、その分も増えており、近いうちに溢れる。
外から水を入れる方式を避けるために汚染水を循環させたいが、汚染したものをまわすと被曝が避けられない。
少しでもきれいな水を循環させるため、比較的汚染の少ないものの汚染度を低くして回す。そのためのテストにとりかかったところ。
・(このつまづきは予想できた?)
よくあること。ポンプを動かしても水が送れない場合には装置の破損を防ぐために安全弁を開くが、今回の問題はそこに猛烈な放射能があるということ。
原子力の本質的な困難さがつきまとってきている。
・(新たな注水をしなくても水で冷やし続ける仕組みは可能か?)
わからない。東電が公表してきたデータが度々覆されている。
東電データを信用して原子炉は半分まで水があると考え、その上での推測を伝えてきたが、原子炉に水はなくメルトダウンしてしまったと5月12日に言い出した。
それも本当かどうか分からないが、本当だとすると、2800度にならないと溶けない燃料が溶けて落ちている。
鋼鉄の圧力容器の底が溶けて抜けて、さらに外側の格納容器を溶かして外に出ている。こうなるといくら水をかけても冷やすことができないだろう。
・(1号機では格納容器を溶かして燃料が外に出ているとすると、建屋の地面の下に落ちている?)
そう。冷やすことができなければコンクリも溶かすため地下に落ちていく。
・(その点は新聞でもテレビでも言われていない。格納容器の底にたまっているとしか言わない。最悪の事態を伝えてほしいと思うが?)
そう思う。
・(1号機は水をかけていない?)
かけている。どういう状態にあるか不明だが、冷やすことが最重要なため水はかけている。
・(2号機3号機でも同じように格納容器の下に落ちている?)
分からない。東電は水がない可能性が高いといっているが、それが本当であれば、格納容器の底に落ちて損傷させていると考えたほうがいい。
・(来年1月めどで冷温停止させるとしているが?)
もともと冷温停止は原子炉圧力容器が健全で燃料がその中にあり100度以下になることを示す。
いまは既に燃料が圧力容器から落ちているため冷温停止ということはありえない。
・(ウソを言うつもりはないのかもしれないが正確な情報が出ていない?)
事故を小さく見せたいという意図のもとに発表されている。
・(東電のライブカメラを見ていたら真夜中に白いガスが吹き出ていたが、水蒸気か?)
私も見たが、不思議だと思った。正直なんだか分からない。かなり劇的に噴きだしており、光ってもいた。
何かの反応が起きているはずだと思った。茨城の空間線量が上がったという情報もある。
ひょっとすると放射能放出に結びつく現象があったかもしれない。マスコミが東電に確認すべきことだ。
・(吹き上げている様子をみると、放射性物質が出ていることは間違いない?)
水蒸気だとしても含まれているはずで、それなりに出たことは間違いない。でもあのように光るという現象は何なのか私にも分からない。
東電は当然知っているはずで、発表があってしかるべきだが、ない。マスコミも一切触れていない。本来マスコミが追及すべきだ。
・(セシウムとストロンチウムが最近検出されているが、ヨウ素とは違う影響がある?)
もちろんそうだ。
・(2号機、3号機の溶けた燃料については東電は底にたまっている状況ではないとしている?)
東電は一部は格納容器に落ちているが、ほとんどは圧力容器に残っていると説明している。
81
:
Mr.名無しさん
:2011/06/20(月) 19:45:35
小出裕章氏提言「地下ダム」政府が準備中。だが東電抵抗。株主総会乗り切るため。
=====
風知草:株価より汚染防止だ=山田孝男
その小出が16日、テレビ朝日の番組に登場し、こう発言して反響がひろがった。
「東京電力の発表を見る限り、福島原発の原子炉は、ドロドロに溶けた核燃料が、圧力鍋のような容器の底を破ってコンクリートの土台にめり込み、地下へ沈みつつある。
一刻も早く周辺の土中深く壁をめぐらせて地下ダムを築き、放射性物質に汚染された地下水の海洋流出を食い止めねばならない」
さっそく政府高官に聞いてみると、いかにも地下ダムの建設を準備中だという。
ところが、さらに取材すると、東電の反対で計画が宙に浮いている実態がわかった。
原発担当の馬淵澄夫首相補佐官は小出助教と同じ危機感を抱き、地下ダム建設の発表を求めたが、東電が抵抗している。
理由は資金だ。ダム建設に1000億円かかる。国が支払う保証はない。
公表して東電の債務増と受け取られれば株価がまた下がり、株主総会を乗り切れぬというのである。
筆者の手もとに、東電が政府に示した記者発表の対処方針と応答要領の写しがある。
6月13日付で表題は「『地下バウンダリ』プレスについて」。バウンダリ(boundary)は境界壁、つまり地下ダムだ。プレスは記者発表をさしている。
対処方針は5項目。要約すれば「馬淵補佐官ご指導の下、検討を進めているが、市場から債務超過と評価されたくないので詳細は内密に」だ。
応答要領の中でも愚答の極みは「なぜ早く着工せぬ」という質問に対するもので、ぬけぬけとこう書いている。
「地下水の流速は1日5センチメートルから10センチメートルなので、沿岸に達するまで1年以上の時間的猶予があると考えている」
記者発表は14日のはずだったが、東電の株主総会(28日)の後へ先送りされた。
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