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【ミ】『星屑のサラウンド』

1『朝山』:2019/02/11(月) 18:55:27
―――私としては確かなことは何も知らないが
星の光景は私を夢見させてくれる。
                       『ゴッホ』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

515斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/18(水) 01:25:01
>>513

一つ咳込み、手で塵を払う
視界がある程度晴れると、そこには大量の土砂で壁が作られていた
少なくともブルドーザーを持ってる友人がいない限りは、向こう側に行くのは諦めたほうが良さそうだ。

  「終わったぜ、成田君」

寝不足とパワー不足のスタンドで、我ながらよくやった方だろう、一応鉄球を予備1mと6m分*2を用意して腰に付ける
必殺技がちとパクリ臭いのは未だに不満だが、取り敢えずリスザルの化け物は……

 (殺した……とは思うんだがなあ、顔面半分を整形手術されて、まだ生きてるとは思いたくねえが)
 (どーもあの動きは普通とはかけ離れてたな、保護した時点で殺しときゃいいのに、やっぱB兵器だったのかね?)

ここから黒羽とベリルに出来る事は無さそうだ
一応携帯から呼び出してみるが、電波が地下で通じるかは解らない、やっぱキノコにするべきだったかな。

取りあえず足先を吹っ飛んでいった彼に向ける
見た目は血を流していたり……等は見えないが、下手に動かすと内蔵に折れた肋骨が刺さってました、とか笑い話にもならない

――何より、『動けない』というなら介錯も必要だろう
好き好んでやりたくも無いが、必要なら『実行しなくてはならない』。

 「必要なら添え鎖とか、松葉鎖とか作るけれど」
 「悪いけど君の仕事はまだある、黒羽さんとベリルさんとは分断されてしまって 二人を放っておくわけにはいかない。」
 「僕一人だと合流は運任せになる、君の耳が必要なんだよ お願いだ。」

もう一つの影の頭が自嘲気味に囁く。

 「……やっぱ死んだかぁ?それとも頸椎損傷で植物状態とかか?」

516成田 静也『モノディ』:2019/12/18(水) 03:54:31
>>512-515

「死んでませんよ、まだ死ねません」

―――ッ!左腕だけでなくアバラにもヒビがいったか?でもまだこの事態の元凶を殴ってはいない。それなのに寝てはいられない。

「・・・終わったというよりは何とか凌いだって感じですね…」

先ほどのケープの姿を見て、先の戦いでの『半不死』のワニ・・・『カヴァナント』を思い出す形態だった。

ただ一つ違うのはアレが『ケープ』の意思ではないという点において決定的に違う。アレは悪趣味を煮詰めたようなモノだ。

「さっきのは似たような『ケース』に覚えがあります…肉体の一部と一体化することで『限定的な不死になるスタンド』・・・」

「その時のはあくまで『本体であったワニの意思』で行われていましたが…『ケープ』のアレは・・・誰かが憑依させたのでしょうね…」

「とにかくアレで死んだとはとても思えません…なので提案通りさっさと移動して合流しないと。」

ベリルはもちろん、黒羽の自衛能力もそこまで高いとは言えない。

そうである以上、合流は早いに越したことはない…はず。

モノディで周囲の警戒と瓦礫の向こう側を探る。運が良ければ向こう側とコンタクトを取れるかもしれない。
そうでなくてもまだ『ケープに寄生した敵スタンド』がうろついているかもしれないのだ。

負傷がキツくても足手まといになっている余裕などない。
それに『コーラ』や探している『医者』が見つかればオレの負傷もベリルさんも両方が一度に何とかなるかもしれない。

517『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/18(水) 22:52:22
>>514(黒羽PC)

貴方がいま居る地点は>492の図で言えば。
(左側は十数メートル向こう側は行き止まりのようで灰色な壁のみ見える。
右側には15m間隔で左右への分かれ道が幾つか見える長めの通路
そして『オレンジの炎』が二本目の分かれ道部分で存在している)
↑の、右側通路の分かれ道が、凡そ数メートル歩けば最初の分かれ道が
見える地点にベリルと共に居る。一本目の分かれ道は、今しがた遭遇した
ケープが通って来た場所であり、二人分の歩行が聞こえ斑鳩がスタンドでの
簡易手りゅう弾を放り投げた通路でもある。

ベリル「歩けるさ……大分眩暈が酷いが、ケープの弔い合戦だ……あの
笑うゴミ共に、力尽きるとしても数発見舞いしてやらねぇと気が済まん」

幾らかの親交があった身内で保護してた存在の変わり果てた姿に戦意が
燃え上がってるのか、顔色は優れないものの語気は力強い。
足元は多少ふらつくものの、敵との戦闘で援護出来る程には
アドレナリンが回っているのだろう。

ベリル「さて……この目と鼻の先にある通路曲がれば別れた二人と
会える確率も幾らか増すだろうが迷宮化してるし何とも言えん。
それに『炎』も気になるしな」

どちらに向かうかは任せると告げ、彼女は辺りの警戒をしつつ
貴方の側にいる。

518『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/18(水) 23:02:23
>>515-516(斑鳩PC・成田PC)

『俺』と『僕』が交互に影も交え表に出ながら連絡を携帯で試みる。
尤も、半ば想定した通り地下直下な空間では完全に『圏外』だ。
ライトや他の使用可能な機能を除いて、この場所では直接の接触を
試みる以外に他の手段は少ないだろう。

貴方(成田)は左腕と左わき腹に鈍い痛みが走っている。超聴覚は
未だ健在だが、流石に土砂の遮蔽物向こう側の二人へ探知するのは至難だ。

ただ、土砂の内部だろうか。少し大きめの石なりが擦れ合ってるような
何か大きな生き物が体を揺する振動が砂利に伝播してるかのような嫌な音は
感知した。ここで留まるのが得策でないと直感が囁く。

『医者』の治療が先決と思いつつも、此処はアリーナ
未知の怪物に貴方は痛手を被った。だが、捨てる神あれば拾う神ありとも言う
もしかすればコーラとは違った貴方の回復を図る手段も見つかる可能性は捨てきれない。

(※特に留まる理由もないし、来た道を引き返し医務室方面まで移動すると思うので
次の場面では別にしたい行動がない限り医務室のあった通路からのロールで構わない)

519斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/18(水) 23:34:47
>>518

まあ成田君のダメージは彼自身が処置するであろう
問題はここにいる二人より向こう側の二人だ

多少の応用が聞くと言っても、僕の『スタンド』は万能ではない
発破工事とかしようものなら、さらに外壁が崩れかねないのだ。

一度医務室に戻ったが
当然のことながら包帯とメス以外に使える物は無かった

こうなると方針は限られる
すなわち、一刻も早く黒羽・ベリル側と合流する事だ。

 「――問題は、別に僕達の方も余裕があるわけじゃないんだよな。」

雪山登山に途中で事故が起これば、乗り越える以前に問答無用で死である
今の僕達はほぼそれに等しい、此方に解決策があるわけでもなければ、向こうにも無いのだ。

 「かといって生存・脱出を優先したところで後は無いし……」

探知系スタンドを探し出し、助力を得るのは、ここに来た『目的』ではなく『前提条件』である
諦めてもいいわけでは無いのだ

 「『楽な方には先が無い』、か。」

 「――壁に右手突きながら、警戒しつつ前進する」

 「構造次第で絶対に踏破できる…とは言えないけど 悪い手じゃない…それと。」

右足を前に、同時に足首から一つの鎖の欠片が落ちる

 「鎖の欠片をばら撒きながら、ヘンゼルとグレーテルごっこだ。」

 「ラフィングに知覚される恐れは有るけど、それよりも合流を優先する」

 「回りまわって僕達が先行する…なんて可能性も無いわけじゃないからね。」

当然だが、負傷者にスマイリー?だかの相手をさせるわけにもいかないだろう
音での近くは成田君に頑張って貰うとして……敵の発見と撃退は僕の手番になるわけだ。

後退は有り得ないならば
何時でも投擲できるようにせねばならない。

520成田 静也『モノディ』:2019/12/19(木) 12:45:52
>>518

瓦礫の中には思った通りの音が聞こえた。

「やはり敵は瓦礫の中でまだ生きていますね…早く離れましょう。」

そうして一度吹き飛ばされた医務室へと戻ってきた。

包帯なんで巻いたことが無いが何もしないよりはマシだろうからて散らばっている中の適当な木片を添え木にして左腕を
包帯できつく巻いておく。

モノディの聴覚でさっき戻ってきた道以外の通路の物音を探る。

「了解です。今、モノディの聴覚で探ってはいるので慎重かつ迅速に行きましょう。」

モノディの左腕は使おうと思えば使えるだろうが能力の低下は避けられないだろう。
しかしいざとなればそうは言ってられまい。

斑鳩に続き右手付きで通路を進む。

521黒羽 灯世『インク』:2019/12/19(木) 21:46:09
>>517

「ベリルさん……力尽きてはだめだけど、中々上等よ」

ベリルの危害を感じ取りつつ、通路を進んでいく。

「……合流するのは当然優先だけど、
 『炎』も気になる所ではあるのだわ。
 少なくとも、敵ではないでしょう。
 ……ただ、それより『この通路』」

         ザッ

最初の分かれ道を、曲がらない。炎を目指す。
当然だが分かれ道から奇襲がある事は警戒する。
具体的には、右の壁に寄りすぎないようにしておく。

「ねえ、たしか未解決の『足音』の件があったのだわ。
 それが吉と出るか、凶と出るかというところ。
 ……さっきも触れたけど、生存者の可能性は低いと思う」

「少なくとも私たちが探してる人間じゃないわ。
 ま、もちろん、私の推測が間違ってる可能性も、
 まあね、それはゼロではないと思うけど……低いと思う」

未解決のままの放置は『危うい』。
だが自分達だけで解決できるとも思えない。

「そこに突き進むよりは『炎』の方がよさそうだわ。どう? 異論ある?」

明らかな脅威であるケープから離れる事、
そしてベリルの僅かな復調で少しは余裕も生まれる。
このまま吉報をさらに積み重ねる事が出来れば、いいのだが。

522『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/20(金) 00:22:19
>>519-520(斑鳩PC・成田PC)

埋もれた怪物の微かな蠢きに再度の襲来を予期しつつ、貴方たち
二人は壁伝いに迷宮の突破を試みる。

右手伝いの迷宮突破……確かにゴールが存在する迷路であるなら
時間が掛かるものの着実な突破が望まれる方法ではある。
戦力が健在する一人と超聴覚と言うソナーのタッグであれば
仮に敵が迫ってきても一早く迎撃は可能だ。

暫く貴方達二人は、鎖の道標で戻れるルートを作りつつ進む。
20mも離れれば自動的に解除はされるものの、この迷宮が
能力であるなば。気づかない内に通路が変化していた等の異常があれば
察知するのにも役立つだろう。

そして、丁度鎖の射程外になりかけるまで進んだ時だ……壁に
手の平サイズだが、落書きの棒人間が描かれてるのを見つけた。

 ○      
/|/\

あの音が当たっちゃって、俺も直ぐに止まる 
混沌に舞い戻る戦士達の為に伝言は遺す

此処はミノタウロスじゃない 

”鍵”を持つのなら、突き当りで合言葉と共に使え
宝物と共に下へ行ける筈

無いのなら、あいつ等や君達のものでない道を
辿る以外に道は無い。

ps 医務室に防犯ブザー 上手く使え
戦士に幸運あれ 

↑と言う文で落書きは終わってる。
……どう言う意味なのだろう?
確かに、君達が物色した時に棚の中に
手の平サイズの防犯ブザーは入っていたが特に
気にするようなものでも無かった筈だが……。

523『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/20(金) 00:49:47
>>521(黒羽PC)

ベリル「異論? わざわざイタチの屁じゃねぇが
追いかけても追いかけても罠仕掛けてくる玉無しで
笑顔満載の奴等追いかけるよりは、炎に突っ込むほうが
今は余程建設的さ」

ジョークにもならないがな、と同意を示した呟きと共に
一本目の分かれ道を慎重に伺ったものの、手榴弾で少し
黒ずんで細やかな損傷が見られる通路と閉じられた扉を
除いては、奥に通路が見られる以外で特筆したものは無い。

ベリル「オールグリーン(異常なし)ってな……少なくとも
扉ん中まで覗き込んで藪蛇つつくか、虱潰しに息の根止める
時間も無い。まぁ、飛び出してきたら今までの鬱憤を晴らすのに
正当な理由が作れるってもんさ」

軽口と共に問題なく進み、貴方達は炎の中へ踏み入れる。

  ――ゴォォォ……

 
…… 何故 着いてきたの? いや、確かに頼りないかも知れないけどね

心配だった か    …… 僕よりも彼の側にいてあげなよ
何でって? そりゃ 君は彼に気があるから  
え……もしかして 気づかれてないと思っていたの? 周りは気づいてたのに

はは そんなに怒らないでよ。でも そうだね 今回ばかりは有難い

”矢”は恐らく二本ある。一本はあっち 今向かう所へ取りに

…… 君に教えておくよ。”矢”は

         ――ゴォォォ……

 ”矢”   見つけた    見つけられた けど

…… 逃げ て お願い 早く     そうだ……  ソレを遠くへ

 そうか お前達は そう言う事  か

    ――……  こいつ達は ”矢”と真逆の存在だ


        ――ゴォォォォ……


 炎は止んだ。左右には分かれ道が存在しており、道なりに
通路の両側に2か所扉が備え付けられているのが見て取れる。

ベリル「……今度は随分と途切れ途切れで内容が良く解らなかったな。
ただ気になるのは。”矢”と真逆の存在」

どう言う事だ? とベリルは悩まし気に言葉を終えた。

524成田 静也『モノディ』:2019/12/20(金) 03:31:53
>>522

「防犯ブザー…ね…それが『アリアドネの糸』にでもなるってか?」

皮肉を言うも今の状況では藁にもすがりたいところだ。

「斑鳩さんが良ければ『防犯ブザー』を回収しませんか?」

「使えそうなものは何でも使う。少なくとも罠だとしても何もないよかマシ化と思いますし。」

それにしても今度の棒人間は座っているのか?最初は踊るような姿で今度はコレ。

何か法則でこうなっているのだろうか?

(駄目だまだ情報が足りない…)

とりあえずは手早く回収して早く分断された二人と合流しなければ。

モノディの警戒を続ける。

525黒羽 灯世『インク』:2019/12/20(金) 04:03:03
>>523

「そうよね、私もそう思うのだわ。
 ねえ、私って作戦立案も得意なのかも……」

場馴れしたベリルからの同意に気を良くする。
些細なことでも今は励みにしていきたい。

「連中には、こっちから仕掛けて得することがない。
 ゲームみたいに倒したらアイテムでも落とすなら、
 話は別だろうけど…………倒すのもそもそも難しい、し」

倒す。

何気なく口にする言葉の意味するところは殺人だ。
介錯、と綺麗に言い換えてもいいかもしれないが、
それを口に出す違和感が、もうすでに消えつつあった。

「………………!」

いずれにしても……黒羽はまた一つ炎を経た。
今度のは、ベリルの言う通り『よくわからない』

「今のは……矢。矢というのが重要なのはわかった。
 さっきの炎でも触れていたのだわ。矢と、レクイエム。
 それを求めていた……笑いへの対抗策として?
 それとも、対抗ではなく笑いに取られないように?」

「何か…………『力』なのかしらね、巨大な。比喩だとしたら何かしら?
 ミサイルの発射ボタンのこととか? 感染する病は、直接的な破壊の逆。
 って、アリーナがそんなボタンを元から配備してるとは思えないし、
 弾道ミサイルにレクイエムなんて、あまりに皮肉っぽすぎるけど」

アリーナのことは知らないが、話からしてこれはまず無いだろう。
矢。気になるワードだが、今はおそらく答えにたどりつけるものでもない。

「あるいは……単純に弓と矢、の矢かしら? なんでそんなものを……やっぱり比喩な気がする」

「ねえねえ、ベリルさんは何か心当たりはない? 矢とかレクイエムとか……」

彼女の意識を保たせるためにも会話を続けつつ、とりあえず右に曲がってみる。
意味はない。どっちも同じ条件なら、理由付けの時間を割くより即断がいい。

526斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/20(金) 16:15:02
>>522
>>524

 「『ジャイアントロボ劇場版』のフォーグラー博士じゃないんだから、そういうのは解りやすく書けってのな。」

まあシズマを止めろだけで世界滅亡させるのもどうかとは思うが、話題修正
ここまで会話できるなら成田君も大丈夫そうだ、ぶっ飛ばされても心までは折れてないらしい

 「まあ、戻って拾う事には異論はないよ、藁、もとい、糸にもすがりたい所だしね。」

 「踊る人間は……何だろうね、シャーロックホームズに出てきた暗号とか?
 あるいは単なる『スタンド』の使用時に残ったマークなのかな、能力はその人間の精神構造次第だから、そういう自己主張かも」

特徴的なマークなら、仲間が残した事を示すサインとして使えるだろう
それ以外の用途としては、それこそ暗号文か…もっとも、一つずつの時点でその可能性は低そうだが

 「……しかし『アリアドネの糸』とか、結構よく知ってるんだな成田君、テセウスに憧れてたとか?それともギリシャ神話好き?」

パンくずもとい、鎖を辿りながら来た道を、こんな時だからこそ余裕をもって戻る事にする
後は通路が変わってない事を祈るのみだ。

 (でも防犯ブザーって現状で何の役に立つんだ…?大人に助けを呼ぶとか?囮用に投げるとかかな?
  あるいはラ…スマイリーが使わないから、合言葉替わり? わからんなー。)

527『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/20(金) 20:28:58
>>525(黒羽PC)

>ベリルさんは何か心当たりはない? 矢とかレクイエムとか

その言葉に、少しだけ悩む素振りをしてから彼女は
これは信憑性は無いだろうものだが……と前置きしつつ語り出した。

ベリル「エクリプスとアリーナが以前から抗争があったのは知ってるか?
知らないなら、そう言う事があったって事を覚えてくれ。
で、その抗争があった時に私は尋問チームにも居てエクリプスの一人が
要領えないままに話していた事だが……。
『俺達は既にアレをゲットしたんだぜ? ざまぁねぇなボンクラ共
後は使い手さえ居れば芋づる式に王国の人員は入って来るさ』ってな。

そこで私はメンバーと交代したし、随分まともじゃないから
聞き流してたんだが。それが『弓』や『矢』に関係するのなら
そいつはスタンド使いを量産出来るアイテムって事になる。
……ただ『レクイエム』って単語にはまるで心当たりが無い。
鎮魂歌?? あの笑う奴等がそうだとか炎の中の人物は仄めかしてたが」

ベリルはアリーナに籍を置いて幾らか長い年月を経てるが、『矢』と
言う事柄には余り深く関与してなかったようだ。

ベリル「それと、これも不思議だが。炎の中で色々と喋ってる奴等
違うんだが、全員名前の部分は聞き取れない(※……の部分)
意図的に省いてるだろうが、こう手遅れな状態なら誰が誰に
喋ってるかわかりやすくして欲しいもんだ」

溜息を吐きつつ彼女は手近な通路の扉の表面を観察する。
そして抑揚つけて口開いた。

ベリル「この扉と扉。見憶えある
左のほうにある扉は『事務室』
もう一方の扉は『闘技場』への入口に通じてた」

そう彼女は左右に備え付けられた通路にある扉を指す。
 そのまま行動を停止する。どちらに入るかは任せるようだ。

528『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/20(金) 20:37:58
>>524-526(成田PC・斑鳩PC)

『棒人間』のポーズが逐一異なるのは、何かの暗示か
それとも意味がないのか……ともかく彼? 彼女? は笑う存在に対しての
対抗勢力として動いてたのは間違いない。

来た道を鎖を辿り戻っていく。時間もそう経ってはいない 通路が
気付けば見知らぬように変形してたと言う事は今の所無いようだ。

案の定、棒人間の伝言のままに医務室に入って見れば棚のほうに
手のひらサイズの防犯ブザーは残っていた。

他に医務室に何か大きな変化がある所と言えば、先程までは無かった
床に広がる水たまりだ。
 医務室に備え付けた洗面台が、クレイモアの弾丸で破損した事で
損傷した事により水が漏れたようだ……。

529黒羽 灯世『インク』:2019/12/21(土) 01:40:48
>>527

「抗争ね、まあ、さっきの店でそういう雰囲気は感じたのだわ。
 私ね、記者だから……そういう雰囲気とか、分かっちゃうの!」
 
「それにしても、『弓』と『矢』…………スタンドを作る道具というなら、
 その道具を『弓』に、生み出される力を『矢』に例えている?
 それとも『キューピッドの矢』みたいに、射って使う道具なのかしら。
 毎回毎回矢で射ってスタンド使いにするなんて、治療が大変そうだけど」

「どちらにしても、パワーバランスに関わるのは想像できるのだわ。
 でも『レクイエム』は分からない……『スタンドを得る』のとはまた別?
 たとえば『スタンド使いを即死させる手段』……駄目ね、想像にしかならない」

      「覚えておきたい単語ではあるけどね!」

足は止めずに、考えを口に出しながら歩く。

「そう、そうね! 言われてみればそれも不思議なのだわ。
 名前を聞かせない理由……『名前も感染源になる』とか?
 それは脈略が無さすぎる気がするけど、何か理由はありそうね」

「あるいは……『笑い』に?まれた人間は、『名前が失われる』?
 これも、想像にしかならない……ん、事務室。『物資』は多そうだけど、袋小路よね」

「ベリルさん、『闘技場』は――――『赤コーナーと青コーナー』みたいに、
 入場口は二つあるんじゃないかしら。つまり、闘技場の『向こう側』に抜ける出口が。
 もちろん、迷宮の能力で封鎖されてたりしたら、それまでだけどね………………」

可能性はある。開けるのは『探索範囲』を広げやすそうな、闘技場の入り口だ。
いかにも敵が待ち構えていそうなシチュエーションだが、敵は闘士でなく『工作員』。
安全で物資も豊富そうに思える事務室の中にこそ、潜んでいてもおかしくない。

それに今、ほぼ確実に袋小路となる部屋に入るのは避けたい。
ケープもだし、最初の曲がり角の先にいた二人組も、来るなら『背後から』来るのだから。

530成田 静也『モノディ』:2019/12/21(土) 04:18:21
>>528

「ええ…まあ五月蠅いのは嫌いでしたので図書室で本をよく読んでました。ゴルゴン退治やオリオンの話とかも好きですよ。」

本そのものは好きだし、神話も偉人伝とかも好きだが一番好きなのはミステリーなのだ…多分鼻で笑われしうな気がするので言いはしないが。

「防犯ブザーは…ここの事ですから何かがやって来るか、はたまたどこか別な場所に飛ばされるか…。」

どちらにしてもこちらに絶対的優位をもたらすとは思えない。
本当に追い詰められたときに使うべきだろう。

「とりあえずは来た道を戻って別な道をしらみつぶしに行くしか…ん?水が漏れている?さっきまでは無かったに…?」

水道管でも破損したのだろうか?しかし念を入れてモノディの聴覚で警戒し、近づかないようにしておく。

531斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/21(土) 12:34:18
>>528
>>530


 「水道管でも破裂したのかな?ここまで構造ぐちゃぐちゃで、まだ水道管が生きてるのも奇妙だけど。」

 「……水道が生きていて、それはそこまで捻じ曲がってないのか 元の道が解れば、ある程度は指標になったかな」

肩を竦める、言っている事は前提条件がそもそも不確定過ぎるのだ
『この場所の構造を知っている』『水道管がスタンドで捻じ曲げられていない』『本体の場所が迷路化していない』
流石にこの全部を揃えるのは、スターウォーズファンの意見を揃えるくらいには難しいだろう たぶん。

 「現状じゃあ意味無いか、さっさと行こう。」

影の頭部に上後左右の見張りは任せ、先に進む

 「そんな顔するなよ、確かに僕は、好きな本よりは嫌いな本の方が多いけどね」
 「例えば……分厚い教科書とか!」
 
 「あとはハツカネズミの話とか……何て名前だったかな アレ。」

532『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/21(土) 23:04:15
>>529(黒羽PC)

ベリル「こんな非常事態だしな。事務室にどこまで役立つものが
転がってるか不明だし、まぁ奴等が待ち構えてる事を考えりゃ」

  ガチャ ギィ……

ベリル「見晴らしの良い闘技場から抜け道……」

ドアノブに手をかけて扉を軽く開きかけ、そこで彼女は不自然に呟きを途切れさせた。
貴方が疑問に思う間もなく、顔色を更に悪くして口に指をかけて静かにするジェスチャー
そしてゆっくり体を離れさせ、僅かに開いたドアの隙間がより見やすくするよう体をずらす。

まず、見えたのはオレンジの明かり。少し細長い通路より先に
あのオレンジの炎が通路を防ぐように炎上している。それより先の光景は……

―― 一重に『地獄』だった。

あの笑う集団と思しき顔をした者達が、闘技場であろう体育館程度に広い空間に
夥しい群れが立っている。全員笑い声を開けるように半開きして忙しなく地面に
素手や器具を扱い砂地の部分を掘っていたり、炎のある場所に指を差し
笑い声を開けている仕草をしている姿もあるが声は届いてない。
あのオレンジの炎が、どうやら奴等の笑い声がここまで届かない障壁の役割をしてる。

ベリル「クソッタレ……! 道理でアリーナに居た人員の大半が全く見当たらないと
思ったが、ほぼ5〜6割はこの空間で奴等になってたのかよ……っ
 少なくとも、最悪の光景だが割かし助かる事実は。あの炎の使い手の能力は奴等の
行動を確実に阻害する働きをしてくれてるって事だがな」

黒羽も視認したのを見届けたら、彼女は慎重に扉を閉じるだろう。遠視でも
50以上の人間が蠢いているのが見えた。あのオレンジの炎に何かしらの記憶が
収められていても、ソレを入手するのに奴等へ肉薄するのは自殺行為だ……。

ベリル「後、気になったのは……奴等、どうも地面を掘ってたよな?
下に何かあるのか……または下へ向かおうとしているのか?」

533『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/21(土) 23:17:50
>>530-531(成田PC・斑鳩PC)

(※成田PCの『元のエレベーター方面の道を引き返す』か
斑鳩PCの『先に進む(落書きのブザーのあった場所まで?)』か
統一してくれると助かります。このロールでは医務室の位置から
動かないと考えて描写させて頂く)

進むべき場所は、前か もしくは遠回りすべき最初の分かれ道で
何か旋回していた方面の通路か……どちらか最良か今は不確定。

医務室の水漏れ部分を注視すると、再三の話となり申し訳ないが
クレイモア地雷による損傷で水道管部分が損傷してるのが見て取れた。
拳大の大きさの穴で、元々洗面台の排管に溜まっていた水が
流れていただけなのが解る。それ以外は特に異常と言う異常は無い……。

他に、ここで探索として有力になり得ると言えば隣に存在する
『資料室』だろう。板で外側の部分から打ち付けられてる事を考えると
『奴等』が何かしら意図的に目障りとなるののを封じ込める為に行使したと
考えれば幾らかの危険もあるかも知れないが。

534斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/22(日) 00:40:50
>>533

 「……そういえば、前後が強烈過ぎてすっかり忘れてたけど」

資料室の前に歩み寄り、封鎖されたドアを見る
ものの見事に『外側から封鎖されている』

 「これ、妙だよな、『何で外から塞いでるんだ?』」

 「スマイリーは基本、仲間を増やそうとしてヒトを襲う
 だから、資料室なんかには眼も向けない筈だ。」

 「なのにこの資料室は封鎖されてる、中に人が閉じこもっていたとしても
 こんどはじゃあ何で外側から封鎖されてるんだ?って話になる。」

 「ここで戦った人たちがその事に気づかずに、余裕のない戦闘で態々ここを封鎖したのか?」

ひとしきり言って肩を竦める

 「――まあ、推測にしかならないし
 それを言い出したら、例え戻ってさっきの落書きの方に進んでも
 エレベーター方面の道だったとしても、『先行きの情報なし』な以上、僕達にとってはあまり変わらないんだけど、さ。」

極論、何処に進もうと情報が無い以上はあまり変わり映えはしないのは事実だ
僕のスタンドが、もう少しだけかゆい所に手が届いたらよかったのだが
父と母の代理は誰にも務まらないように、僕にも探知系のく変わりは務まらない。

 「それで、どうする?こういう時は後悔しないように、『君』が決めたほうがいいかもしれない
 結果論とはいえ……僕の行動のせいで君の骨にひびが入ってるからね。」

 「……この事件が起きた時、罪悪感なんか持たないと決めてたけど、その、目の前で喋って動いてると、また別だと解ったよ
 あのドブネズミに教えてやりたいね。」

535成田 静也『モノディ』:2019/12/22(日) 04:00:36
>>533

(GMさんへ主体性の無い行動をとってしまいもうしわけありませんでした。)

「斑鳩さんの言う通り、資料室を漁ってみますか。もしかしたら通路が迷路になったように別の部屋や通路に通じる道があるかもですし。」

封印しているということは良くも悪くも何か意味があるはず。

先ほどモノディで探ったときは何の音もしなかったが今はどうであろうか?

再び資料室を聴覚で探る。これで安全そうならばモノディの片腕と斑鳩さんのスタンドで扉の封印は何とかなるはず。

「それと腕の事ですが、気にしないでください。あれはただ単にオレに運が無かった・突然の出来事に対応できなかった。」

「それだけの事なんですから。それにオレはまだ生きています。生きているならば逆にこれを成長の糧にしてやりますよ。」

斑鳩に軽口を言う。まだ腕は少し痛むが、斑鳩は無理に明るくしている節がある。彼は彼でこの状況に堪えているのかもしれない。
ならばこちらもやせ我慢でも明るくふるまわなければ士気にかかわるかもしれない。

536黒羽 灯世『インク』:2019/12/22(日) 08:23:14
>>532

「…………………………………………気が滅入る光景なのだわ」

扉を閉めることに一切の異論はない。
この扉こそ外から板で封鎖してしまいたいくらいだ。
もっとも、封印の役割は『炎』が果たしてくれていたが。

「……『闘技場の地下』に何かが隠されている?
 …………あそこで普段興行をしているなら、
 そこを掘り返す発想は普通生まれてこないし、
 生まれたとしても実行するタイミングが存在しない。
 大事なものを隠すには、良いのかもしれないけど」

今ので、事務室で待ち伏せがある可能性は低くなった。
手があるならあの『一大作業』に向かわせるだろう。

「……多分、あらゆる『スタンド能力』の影響を受けかねない場所でしょう?
 そうでなくても、上で人が暴れまわる場所。普通に考えて大事な物は隠せない。
 そうなると、地下通路でもあるか……隠し部屋か何かでもあるのかしら?」

「なににしても……ベリルさんも知らない、地下の何かをあいつらは知っている。そしてあの人数。
 つまり……まあ想像は出来たけど、『上層部』までそっくり『呑まれてしまった』ということね。
 生き残りは本当に、迷宮と炎の能力者くらいでもおかしくない…………その人たちを、探さなきゃ」

その上であえて事務室の中を見るかは悩ましいが……
一つ事情が変わったのは、炎は『生きている』ということ。
ダイイングメッセージでもおかしくないと思っていたが、
今の使い方は明らかに『敵を封じこめる』ためのものだった。
つまり……諦めていない。どこかで籠城をしている可能性が高い。

「ねえねえベリルさん、念のため事務室の中も見てみましょう。もちろん罠には気をつけて……だけどね」

クレイモア地雷はともかく、生存者が身を守るための簡易な罠もありえる。
わざわざ闘技場の近くで籠城はしないだろうが……一応部屋の中を見ておきたい。

537『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/23(月) 10:07:00
>>534-535(斑鳩PC・成田PC)

釘付けられた板で封鎖されてる扉は、外すとして普通の人間なら一苦労にもなるが
そこは鎖のスタンドや、片腕のみでも高速の拳打が有効な貴方達二人ならさしたる
苦労に入りはしない。打ち付けられた部分をスタンドで破壊すれば扉は開かれる……。

まず最初に目に付いたのは壁に取り付けられた長机。
『本』が二冊置いてある。入って良く観察すれば『植物リストⅠ』
『敵対勢力:エクリプス』と言う名が記されている……。

中央には大き目の本棚が横並びで3列置かれており、その他には加湿器と
――更に奥には『鉢植え』が置かれている。隣には無地の白い本が乱雑に
鉢の壁に支えられるようにして置かれている。
 奇妙な植物が咲いている。長さは130cm程度、普通のウンベラータのような
形状をしているが、一つだけ独特な美しく惹き付けられるような琥珀色の蕾らしき
ものが咲いている。他にも奇妙と言えば隣に散らばった一人分の靴と衣類がある事か。

鉢植え。ベリルは気を付けるように告げていたが……。

538『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/23(月) 10:30:45
>>536(黒羽PC)

ギィ……。

『事務室』 中を見ると中々に荒れている。
奴等の襲撃があったのは一目見れば推察出来る程に棚が倒れ
事務用机の側にあった小物など散らばっており、中で大き目の
台風でも出現したような具合だ。

ベリル「気が滅入るが、さっきのよりは100億万倍マシな光景だ。
少なくとも壁なり床に血痕は付着してないから、襲撃のあった時点じゃ
碌な抵抗出来ず、そのまま笑う奴等になったが。抵抗も最小限で
出入口から突破したって事は理解出来るしな」

呟いたアリーナの弱り切った戦士はヨロヨロと浸入。大分限界に
近いのは、憔悴が垣間見える背中から理解出来るが……『朗報』だ。

――カサカサ。

ベリル「! ……こりゃアリーナに戻って初めての最高な幸運だ
黒羽 見ろよ  ――『サソリ』だ」

転がって自然に出来た積もれた小物の山の死角から貴方達の出す
物音以外は静かな空間では幾らか通る這う音に顔を向ければ。
確かにサソリだった。普通のサソリの中では手の甲に乗る程度のサイズ
そして体表は虹色のような色合いで基調はブルーサファイアのように
頭部分から毒針のある尾の部分まで艶やかな色合いをしている。

ベリルはおもむろに、それを掴み上げると『自分の腕に押し付けた』
何を と考える間もなくサソリは手の平で抑えつけられた事に僅かに
抵抗するように体を揺する素振りをした後、観念するように節足で
ベリルの腕にしがみつき、その尾を突き刺した。

 ――ドギューン―――zノッ!

ベリル「……フゥゥゥーーー……ッ
よし、幾らか調子が戻った。体の脱力は流石に赤色が多くねぇから駄目だが」

サソリが突き刺し、僅かに体をブルっと震わした後。ベリルの眼には
並みならぬ生気が戻り、発現を少しさせたスタンド……朱色の光を伴わせ
両腕に鉄輪を身に着けている力強さを秘めた人型の異能を動かす速度も
どうやら問題ないように見えた。

ベリル「こいつが、アリーナの治療・技術チームが手間暇かけて
造り上げた『サソリ』さ。青は精神を 赤は肉体の出力を活性させる。
……因みに、こいつは『回復』じゃなく『ドーピング』に近い。
数時間したら流石に最低一時間は完全に休息しないといけない程に
ダウンしちまうのが難点だが」

此処から脱出するまでなら十分過ぎる位には調子が戻ったと
彼女は声に活力を取り戻し告げた。

サソリは、力を失ったように腕から離れ。地面に彼女が置いても
殆ど動く事はない。どうやら、その『ドーピング』も一回限りだ

ベリル「このサイズだと、多分子供だからな。どっかしらに親も
まだ生きてる筈だ。赤色なら、私が刺しても普段より動けるようになるが
そっちなら、スタンド使って動く斑鳩並みには活動出来るようになるさ
多分片腕折れたか、罅は入る位にケープにやられた成田に使用するって
手もあるが……片腕が回復する訳じゃないからな」

『ドーピングサソリ』……どうやら中々良い拾い物があるらしい。
このまま治療系スタンド使いのいる場所を探る中で、負傷した仲間や
単体での戦闘で自信ない自身が活用出来る物も見つけられるかも。

539斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/23(月) 15:16:58
>>537

本棚、加湿器、そして美しい植物
まるで『いなくなった』かのような衣類と靴が1人分、これが無ければ
多少なりとも心が癒されたかもしれない。

机の上の本二冊とかもう気にもならない
自分の勘が警鐘を鳴らし続けている

 『あの植物は拙い物だ』と

今すぐ見なかった事にしてドアを閉じて去るべきだ
『植物リスト』?『敵対勢力:エクリプス』?それは自分の命より重要なのか?

あのドアが封鎖された理由は今解った
『たとえ襲撃の最中であろうと、そうしなければ生命に関わる』のだ。

 「よし、ここで得る物は何も無かったぜ成田君」
 「今すぐ回れ右してドアを閉じて封鎖しよう、そして二度とこない事にしよう」
 「本も無視しよう、『グレムリン』に水をあげるくらい拙い事になると僕の勘が言っている。」
 
小声かつ早口でそう言うとすり足で後退し
ドアノブに鎖をかけて早々に閉じにかかった

何がトリガーかは知らないが、ここで下手に刺激するのだけはよくない
絶対に良くない。

540成田 静也『モノディ』:2019/12/24(火) 02:00:12
>>537

「了解、ここには目的のものは何もなかった。である以上、長居は無用です。」

「・・・ですが、念には念を入れてゆっくりと出ていきましょう。何が攻撃のトリガーになるか分かったものじゃないですので。」

モノディで『植木鉢』に集中させながら撤退を開始する。葉から根、花まで動きを聞き漏らさないように。
・・・もし何か動きがあればもうゆっくりではない、ダッシュだ。

仕方あるまい、別の分かれ道を進むしかないだろう。

541黒羽 灯世『インク』:2019/12/24(火) 14:31:56
>>538

「さそりっ!? それがどう幸運……
 ちょっ! ベリルさん何をしてるの……あ」

(そういえばさっき言っていたのだわ、
 拾うべきなのはコーラと…………サソリ!)

「つまり……それが『例の』……なるほどなのだわ。
 もし仮に数時間してもここを出られないなら、
 それはもう私たちはここでおしまいって感じはするし、
 ドーピングで上等だわ。今は今を切り抜けることだけ考えなきゃ」

ベリルのスタンドの動きを視界の隅に捉えながら、
事務室の中に他に何かないかを一応見ておこう。

「ちなみにベリルさん…………
 赤と青のサソリの併用も出来たりするのかしら?」

口ぶりからすると出来そうだが、一応聞いておく。
そして、めぼしいものが無ければ事務室を出よう。
物資調達は必要だが、目的は探索にこそあるのだから。

542『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/24(火) 23:06:51
>>539-540(成田PC・斑鳩PC)

貴方達は、慎重に『鉢植え』に警戒を払いつつ扉の外へ出ていく。
『鉢植え』は美しい雰囲気を放ちながら、動く事は無い……。
植物リストだけでもどうにか持ち運んでいけば正体を把握出来た可能性もあるが
わざわざ寝た子を起こすなり虎の尾を踏む事も無いだろう。
すべき事は、この世界変革のスタンド能力の収束の糸口を発見する事。
その為の手段の一手が治療系の能力者を確保する事なのだから。
未だ通路も、何事も無かったかのように戻した資料室含めて静かなものだ。
何処へ向かうか……。

 ――カサカサ

? ……成田には、エレベーターから此処までの通路方面から
何かが這っている音が聞こえた。

>>541(黒羽PC)

『シンプリ―・レッド』と紹介した、ベリルのスタンドは
調子を確かめるようにワンツーのストレートパンチ
更に右足で蹴る動作を虚空で行う(パス精CCB)

ベリル「併用可能だが、私としては余り薦めないな。
何故かって? 肉体と精神、どちらも反動が来ると
完全に動けなくなるからさ」

赤のみなら、まだスタンドを動かす事は可能だが……と
言いつつ貴方と共に事務室を更に物色する。

流石にサソリ程に便利な代物は見つからないが。何かしら
あった時の為の『特殊警棒』
他にもライター数個や事務にあると思える小物なら見つけられた。
(※欲しい物があればレスで記入を望む)

ベリル「ん? この書類……あぁ、何て事ないな
今日の勤務の職員のリストだ」

物色の手伝いをする彼女は、一つの書類を掴み
そして特に必要性は無いと判断し貴方の見える範囲に紙を落とす。

『※※ 金一:9:35出勤』と言うのが見て取れた……。

ベリル「後は用は無いな。先に進むとして……進路はどうすべきか」

543黒羽 灯世『インク』:2019/12/24(火) 23:40:27
>>542

「ああ……確かにそうね。
 私や斑鳩さんはスタンドも『肉体』で動かすけど。
 ベリルさんや成田君だと、そういうこともあるか」

「私、スタンド使いはなりたてだから。
 そういう経験でも頼りにしてるのだわ。
 ま、センスで負けるつもりはないけど!」

ライター……あまり用途はないと考えたが、
とても小さいものだ。ポケットに忍ばせておこう。
特殊警棒は良い武器だが手を塞ぐ。『インク』と相性が悪い。

「……?」

「金一、ああ、ここに、いたものね……『9:35』?」

斑鳩との遭遇は、退勤した後のことだったのだろうか。

「ねえねえ……一応確認だけど、これ、『午前9時』ってことよね?」

二つの『米印』も気になるが、
ベリルが反応していないあたり、
これは『おかしなもの』ではないだろう。

「とりあえず……分かれ道に戻って、もう片方の進路に行くのはどうかしら。
 後戻りするのは怖……いえ、危ないのだわ。『ケープ』がいつ出てくるとも分からないし」

その言葉通り……ではなくともそうなるところだが、ひとまず分かれ道まで戻ろう。

544斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/25(水) 01:08:29
>>542

――イッキシ!

 「んー、誰かが俺達の事噂してるなコレ」

懐から取り出したハンカチで鼻を拭う
そもそも冬で24時間戦えますかしてるんだ、風邪ひいたって何の不思議もない。

 「過保護気味なツンギレ男勝り系の気の強い姉と
 ほんわかしてる男を勘違いさせる包容力を持った妹の美人姉妹と見た。」

緊張感が無い?つまらない事聞かないでくれよ、ちゃんと見張りはしてるし何時でも攻撃可能だぜ
単に戦闘以外だと、俺は笑えるほど役に立たないってだけで。

まあその戦闘も精々コレが2回目か4回目なんだが
俺は平和主義者なんだ。

 「ところで成田君見てたら思い出したぜ、アレだ、『ねずみの騎士デスペローの物語』だ。」
 「俺、アレのエンディング嫌いなんだよ、いや、ハッピーエンドは嫌いじゃあねぇんだけどエンディングのドブネズミの所が。」

喉の奥に小骨みたいにひっかかったのを、ようやく思い出した
天才も5年もたてば只の人だな、こりゃ。

 「……そうそう、引き続き行動の判断は任せるぜ、恨んだりしねぇから安心しな
 何せ俺だけだとサングラスかけて映画館の中シアター内歩くようなもんだからな。」

視覚は此方の範囲が上だとしても
如何せん目の届かない処はどうしても出てくる、迷路では特にだ、そこを補える聴覚は双方にとっても都合がいい

なら彼、成田の判断を待ってからの行動でも問題は無い。

545成田 静也『モノディ』:2019/12/25(水) 13:25:16
>>542-544

「斑鳩さん、今エレベーターの方の通路から物音が…人ではないな、何か大きめの虫?の這うような音が…」

「もしかしたらベリルさんの言っていた『サソリ』かもしれません。もしよければ手間ですが取りに行きませんか?」

ベリルの言うアリーナの備品だというならば持っていても損はないかもしれない。

「それと申し訳ないんですがその本は読んだことが無いんですよ、すみません」

もし生きて帰れたら本屋で探してみるのも一興かもしれないな。

546『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/25(水) 23:30:27
>>543(黒羽PC)

>一応確認だけど、これ、『午前9時』ってことよね?

ベリル「んっ? まぁAM9:35って合ってるだろう。
あいつ、確か今日は何処かしらから大事な預かり品を受け取って
明日中にはこちらに仕舞うように言い渡されてたっけ……」

直ぐに収めないのは、警備の都合もあってなと付け加えつつ
少し考えた素振りを彼女は行い、軽く眉間に皺を形成しつつ呟きを続ける。

ベリル「……そういや、あいつの車は斑鳩ってのが強奪したんだっけか。
鍵があるなら、スタンドアイテムの保管庫も開けるかもな。
機密の高い部屋だから、色々役立つものも多いだろう」

まだ斑鳩の奴が懐に鍵を入れていればの話だがな……と告げる。
 そのまま分かれ道へ戻る。代わり映えのしない通路と扉
それが貴方達の眼前で佇んでいる。

ベリル「さて、どうするかね。
出口を探すにしてもヒントは無し。ほぼ罠のある金の亡者改め
笑い亡者三人衆の相手の為に引き返すのも分が悪い」

何か良策はあるか? と黒羽に彼女は頭を掻きながら振った。

>>544-545(斑鳩PC・成田PC)
(そう言えば、別に『鍵』を持っていく描写は
してなかったと思うが、持って来てる形で構わないか?)

雑談を興じつつ二人共エレベーターの方まで帰還となる。
 丁度『トイレ』のある場所で音は聞こえた。男性用の
トイレのほうを慎重に覗けば案の定と言ったところが
成人男性の手首程のサイズの大き目な『赤いサソリ』が
徘徊をしていた。今も、超聴覚で右方面の通路からは
何か金属の旋回音らしきものが聞こえ続けている……。

547黒羽 灯世『インク』:2019/12/26(木) 02:32:06
>>546

「まあ、午前だからどうってわけじゃないけど。
 斑鳩さんが、その、彼を……ええ、『強奪』したのと、
 時系列が変だったら『能力』が関係するかもしれないから」

金一の能力は『存在する』はずだが、
ある意味当然ながら片鱗すら見ていない。
今考える必要性は薄いが、情報が得られれば悪くはない。

ともかく、分かれ道まで戻ってきた。

「良策はないのだわ。というか……策が無い。
 『どういうルールで地形が変わってるか』も、
 『そもそもどんな地形だったのか』も分からないもの」

「『後ろには下がらない』ようにしながら……
 しらみつぶしにするしか、無い気がするのだわ」

戻れば地獄。
進むには光明が無い。
進む方がマシ、という意味だ。

「ヒントが無くても、答えに当たる事はある。動いていればね」

3本目の分かれ道でも目指そう。『足を止めて考える』余裕だけは絶対にない。

548斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/26(木) 12:52:23
>>546

 「『サソリ』かあ……」

  ポイ

『ロスト・アイデンティティ』の予備鉄球を、鎖を付けたまま丁度サソリの頭上に落ちるように放る

――分離、再結合。

鉄球は触れた瞬間サソリの形に沿うように潰れ、そのまま固まって『サソリのチェインフィギュア』の完成だ
重量的にも潰れはしないだろう たぶん。

  ヒョイ

 「捕獲完了 っと」
 「ベリル・ストックが言っていたが 何なんだろうなコレ?この『音』もだが……」

虫かごのように伸縮させた鉄球に、サソリを放り込んで腰に付ける
鎖の構造上、窒息はしないと思うが、刺されたら危ないのは確かだ。

 「ま、『君子危うきに近寄らず』ってな、次はどっちに行くんだ?」

これで盗品がまた一つ増えた
イカした車、その車の鍵、2001年宇宙の旅からモノリス、『懐の何かそれ用の保管庫の鍵』……そして『サソリ』
犯罪者まっしぐらコース爆走中だ、天国のママが悲しむことを考えると憂鬱だな

まあ直ぐに後を追う事になりそうなので、そうも言えないが。

549成田 静也『モノディ』:2019/12/26(木) 22:01:18
>>546-548

どうやら読み通り、『幸運のサソリ』を手に入れることができたようだ。
どう使うのかは全くわからないが・・・。

「そうですね、右側は妙な旋回音…ベリルさんは特に何も聞いていないのでよくわかりませんが、
警備システムなどの可能性があるので今の状況だと下手に近づきたくは無いですね。」

このメンバーは自衛力に優れていると自負している…いるがオレの左腕は負傷、
斑鳩の『奥の手』も一日にそう何度も使えるか怪しい状況でわざわざ戦いに行くのは勇気でなく蛮勇だろう。

それにさっきの『ケープ』のようにこちらよりも強靭な相手が敵対してくる可能性もある。

「ならばまだ行っていない、医務室の先にあったまだ探索していない方の道へ行きますか?」

もっともそれはまだあの瓦礫に『ケープだったもの』が大人しく埋まっていてくれればの話だが。

安全な道をたどり、黒羽たちと合流するにはもはや習慣と化している『モノディ』の聴覚に頼る他ないだろう。

周りの音を探り、危険と安全を区別していく。

550『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/27(金) 19:10:42
>>547(黒羽PC)

ベリル「少なからず良い情報がもう少しあるとすれば。此処は
『オレンジの炎』を抜けた通路であって。ケープが出て来た通路の
方に居た連中が笑う奴等だとしてもだ。闘技場で炎に行く手を
阻まれてるのを考えれば後ろは余り気にしなくて良いって事だけが
唯一の気休めだな」

尤も、こっから他の出入り口を見つける手立てが暗中模索なのも
変わらんが……とベリルは呟きつつ辺りを見渡し、一つの扉に手を掛ける。

ベリル「無鉄砲と言われても仕方がないが、手あたり次第扉を開いて
見なけりゃ情報は集まらん。とりあえず、この扉を開こうか」

虱潰しに扉を開けて見る事を試みるようだ……何か他の良案があれば
ベリルも止まるだろう。

>>548-549(成田PC・斑鳩PC)

貴方(斑鳩)は赤いサソリをスタンドで捕獲した。少しサソリは
抵抗する仕草で足を動かすも、直ぐに観念するように動きを停止する。

成田の案により別通路へ進行を開始した。

 カツ カツ  カツ……。

代わり映えのない通路を歩いて行き、どんな内部になってるか
不明な扉も両側に取り付けられている場所を進んでいくと
自然と足が止まる光景を見た。

無機質な白い床から一線を画すように一面に草原が生い茂っているのだ。
緑の絨毯が床を覆い尽くし、壁や天井も美しい葉と蔓で覆われている。

何か独自に管理していたスタンドが暴走でもしたのだろうか? 
今の所、超聴覚でも危険な物音はしないが……。

551斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/27(金) 22:45:44
>>550

 「おー……『猿の惑星』ならぬ『緑の惑星』か
 干ばつ地帯もあっという間に緑の風景に、阿保か。」

自分が何処か間抜けな声をあげたのを誰が責められようか
探知系スタンドに会いに強行軍したら、下手なサーカスよかビックリハウスで迷子状態なのだ

まあ今の自分はどう考えてもカッコよくは無いし、現実逃避がしたいし今すぐ諦めたい
ケンイチローが居たら何と言うだろうか、夢見ヶ崎辺りならサングラス越しに目を輝かせるのだろう

まあそれが自分に許されるわけでは無いのだが。

 「いや、こんなもん赤んぼでも解るわ、心当たり一つしかないじゃん
 どう考えてもあの植物じゃん繫殖力たけーなオイ、開けなきゃよかった……。」

動物園の次は植物園らしい
好奇心は猫をも殺す、弁えないと駄目だな
問題はその教訓が今役に立たない事だが。

 「……嘆いても始まらねえなあ、でも触りたくねえなあコレ
 あの衣服とお靴は無事だったあたり『生命体』だけを消滅させて養分にするとかか?
 なんでそんなもん保管してんだ燃やしとけや!」

どうせ植物のスタンド使いか、スタンドに近い力で作られた特別性なのだろう
ハングリーな精神でスタンドが強化されるんだから、そんな物放置すればどうなるか解りそうなものだ。

 「しかも肝心のその事を書いた本が……本がなぁ
 まだあそこだよなぁー、テレポートしてきたりしないよなぁー
 迷路っていう概念の構造上、あの二人と合流できる経路とか多くなさそうだよなあ」

肩を竦め、やれやれと首を振る
本日だけで何度したか解らない、そもそも一々覚えてないが
これがむしろ敵スタンドの攻撃とかだったらどれだけ楽だろうか おもむろに遠くを見たくなる。

 「焼きながら行くには油が足りねえし、ここの連中が燃やさなかったあたり
 下手に焼き掃除するとなにが起こるかわからねえし、……成田君さぁ」

 「『竹馬』とか…得意?」
 「駄目なら『ソリ』かなぁ、鎖足りるかなコレ。」
 「いや、『別の道』も選択肢か……決めていいぜ、成田君 船頭多くして船が山に登ったら笑えねえものな
 そんな事していいのはコンスタンティノープル攻城戦くらいのもんだ。」

選択肢は多々ある、僕の弱いスタンドでも多少の応用は効く
爆発かビームで焼き払ってもいいし
鎖で竹馬とソリを作って、時間はかかるだろうが草の上を歩くのもいい
別の道を探してもよいのだ。

 「おすすめ? ……そもそも対処可能な脅威かわからねえのだから」
 「本を探しに草の上を行くか、回り道だな、対処したら合流が早まるわけでもねえ」

 「俺達の最優先は合流もそうだが、元々は探知系スタンド使いの助力を得る事だ。」

……1のために100を切り捨てるのも楽ではないなあ。

552成田 静也『モノディ』:2019/12/28(土) 03:18:47
>>550-551

「いえ、さっきの草にしては種類が違う気がします…どちらかと言えばさっきに『アレ』は植木に近いですが、
今のこれは芝や蔦に近いですかね。」

「まあどちらにしろ警戒するのは賛成です。」

たとえあの観葉植物ではなくともそうであっても、警戒するに越したことはない。

幸運にもモノディの耳には植物の表立った動きは捉えてはいない。

「オレとしては回り道の案がいいですね。下手に攻撃して面倒を起こしたくありませんし、
こいつ等にそこまで時間を賭けたくはないですからね。」

ただでさえもこの場所でビックリ博覧会も真っ青な経験をしているのでこれ以上は胃もたれしそうだ。

「モノディの耳にも何も聞こえてこない。とりあえず今は行動をしていないようなので触らぬ神に祟りなしです。」

それに早く黒羽・ベリルか探している探知能力のスタンド使いを見つけなければならない。

正直、構っている暇はない。モノディの探知を続けながら慎重に行動する。

553黒羽 灯世『インク』:2019/12/28(土) 21:11:01
>>550

「ああ、それはそうね。ケープはともかく『笑ってる』やつらは、
 少なくとも炎を通りたい……っていう感じはしなかったのだわ。
 通れないかは分からないけど、好き好んでこっちには来ない、か」

だから安全だとまでは言えないが、
危険が少しでも少なくなるのは良いことだ。
事実はともかく、『安心』出来る……
記者としては、良い考え方ではないとは思うが。

「ええ。探してる相手の性格も素性もいまいち分からないし……
 地形もよく分からない以上、虱潰しよりいい策は今の所無さそうだし」

      サラサラ

手元の空間に、『シンプリー・レッドがパンチをした』と書いておく。

「一応ドアを開けた瞬間の奇襲とかには、気を付けておきましょう。
 クレイモア地雷はともかく、石とかが飛んでくるだけでも危ないし、
 ケープみたいな伏兵が身を潜めてても、何もおかしくはないのだわ」

ベリルには一応警告をしておきつつ、自身も扉の直線上からは少し離れておく。

554『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/29(日) 00:01:46
>>551-552(成田PC・斑鳩PC)

貴方達は新緑の瑞々しい草むらが出迎える景色と、コンクリートの境界線で止まる。
斑鳩は、この影響は『資料室』の植木鉢が原因だと考えるが。此処の通路は医務室より先
つまり資料室を通過した筈……となると別の要因を疑ってかかるべきかも知れない。
成田の超聴覚では何か異様な音は全く関知出来ない。自然の満ち溢れる空間ならば
小動物なり虫なり生息してそうなものだが、そのような小さな物音も一切無い……。

回り道をする為に、貴方達は元来た通路を逆走する事にする。

         ――ズズズズンッ……。

すると、通路が震えた。……地鳴り? いや、この場所は地下深く。
つまり地層全体に大きな衝撃がアリーナ地下に伝播したと言う事だ。

>>553(黒羽PC)

ベリル「よし、私が先にスタンドで扉を開く。何かあれば援護は頼むぞ」

慎重に、ベリルはシンプリ―・レッドで扉を開く。何があっても物理的な
飛び道具なら、スタンドアイテムでない限り無効化出来ると踏んで。
 ドアノブを回し、一気に扉を内側へ。何かの発射音とかは無い、彼女は
そのまま体の半身を部屋が覗ける部分まではみ出し、安全であると言う
仕草のサインを黒羽へ向けた。

ベリル「段ボールの箱が山積みにされてる。何かしら収納庫か?」

貴方も部屋の内部を見てみると、丁度ワンルーム程度の殺風景な
部屋の半分を大小の段ボール箱が言われた通り山積みになっていた。

ベリル「役立つもんが、もしかすれば入ってるかも知れないが。
この量だと時間も掛かるし、無駄になる可能性も……」

   ――ズズズズズンッッ……。

瞬間、室内 いや、通路含め全体が揺れた。

ベリル「……っ、地震か? でかいな、今のは」

ベリル「…………アリーナは地下造りだ。その為
大地震でも崩落するような柔な建造してないと思うが」

少々不穏な内容混じりに、小声で
さっさと用を済ませ、脱出を早急にすべきかもな……と
ベリルは暗い音色で述べるのを貴方は聞いた。

555黒羽 灯世『インク』:2019/12/29(日) 01:00:50
>>554

「うーん……あんまり嬉しくない部屋よね。
 『中身』が分からない箱は信用ならないのだわ。
 物を探しているというわけでもないのだし……」

             「……!?」

――――謎の揺れ。

ベリルの言う通り、ここは『地下施設』だ。
それも『闘技』『収容』『実験』『開発』など、
あらゆる用途が想定されたかなりの『要地』だろう。

「ねえ……『穴を掘ってた』のが、関係あるのかもしれないのだわ」

「どちらにしても、そうね。これ以上物色してる余裕はないわ。
 ベリルさん、次の部屋に行きましょう。人なり、次の道なりを探さなきゃ」

部屋の内部を見るのはほどほどに、先に進むことにする。

仮に二度目の揺れがあれば、段ボールは崩れてきかねない。
この部屋に目的の物はないだろう。『コーラ』なども、必須の品ではない。

556斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/29(日) 01:46:50
>>554

問題に取り組む時、一番つらい事は何か?
『ゴール』が見えない事だ。

では二番目に辛いのは?

 「――進んでるのか戻っているのか、解らないなあコレ。」

通路が揺れる、また地震か、日本ってほんとに地震が多いなぁ
ふと転校してきたクラスメイトのニューハーフを思い出す
ちょっと揺れただけでこの世の終わりみたいな顔してたっけ。

 「ラフィングも見当たらないし、炎で出来た順路も無ければ」
 「観光マップも見当たらない ナイナイ尽くしダナー。」

日本生まれの日本育ちだと特に気にする事でもない
それよりそろそろゴールが欲しい。

 「……僕達、何か間違えてるのかな?迷路なんてどう進んでても同じだと思ってたけど」
 「この迷路を作ったスタンド使いって、敵に攻め込まれている時『適当に歩いてるだけでゴールまで行ける』」
 「そんな道にするんだろうか?数と速度で先にラフィングたちがゴールにたどり着いてそうなもんだよな、その場合。」

そうだな、例えばそんな状況の場合、ラフィング達なら……
ゴールが解ってても其処に行けないから、最短距離を無理やり通ろうとする、かな?
『穴を掘ったり』とか。

 「まあ、着いて無いから僕達にも逆転の可能性があるわけだけど。」

 「ただ、そうだなあ……」

 「多分『迷路の全部を把握できてない』or『音声や視覚は拾えない』よな、このスタンド使い
 ベリル・ストックを見て、少なくとも直通ルートを開設はしてないんだから」

 「あるいは、『自分では構造を弄れない』とかかな?
 ……そうだとしてもアプローチが解んないから、暇つぶし以上にはならないね、この考察!」

しかし何でもいいから舌を回しておかないと眠気が襲ってきそうになる
ケープだかとまた会っても、今度は股関節あたりをグチャグチャにしないといけないというのに
それすら出来るかどうかも怪しい。

 (……あっちの二人も無事かなあ、こっちの事は心配してないといいけど。)

557成田 静也『モノディ』:2019/12/29(日) 03:59:40
>>554-556

「愚痴を言いたくなるのも分かりますが、今は片っ端から安全な道を行ってみて勧めるか否かを確かめるしか方法が無いんで諦めずにコツコツいきましょう。」

「それにあの金一の死体が無いってことは別なところへ通じる道が少なくとも一つはあるってことですので希望を持ちましょう。」

とは言えこの迷路に辟易してきたのはオレも同じだ。

・・・『モノディにもっとパワーがあれば床や壁を破壊して無理矢理道を切り開くことができたのに』、ふとそんな無駄なことが頭をよぎった。

その時、大きな揺れが起こった。

「地震ですかね?それとも地下で何かが爆発した・・・?」

とりあえずモノディで探り、警戒をする。

(あの二人は無事だろうか?せっかくサソリを見つけたんだ。ベリルさんに使うためにも早めに合流せねば…)

しかしさっきから焦っているせいか空回りが多い。一度もっと考えて行動すべきだろうか?

558『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/29(日) 22:39:11
(※少し遅いクリスマスプレゼントと、早いお年玉)

>>555(黒羽PC)

地震の規模は中々の大きさだった。通路に亀裂が走る程では無いが、何度も
連続して揺れれば耐久が優れてると言うベリルの談を信用すれども
自然の災害は、人の予想を遙かに超える。

貴方(黒羽)が予想する通り、少しばかり段ボールの積まれた少しが崩れて
包装の甘い数個が床へと零れ、その中身が貴方達が出ようとする入口へ転がる。

ベリル「……出来過ぎているな、こりゃ。それとも、今年一杯で
私達は人生の何分の一かは幸運を使い果たしたか?」

転がって来たのは『コーラ』だった。ベリルが見つかれば上々と
告げていた現物が今まさに見つかった。
計十二本 1ダース詰め合わせが瓶の容器で入ってたようだ。

ベリル「これ一本で数日不眠不休で活動出来る。
副作用と言えるもんがあるとすりゃ、飲む前の眠気が降りかかる程度だが
それ以外は特筆して無い。全部持っていきたいが本音だが、余り欲張っても
嵩張るか? まぁ、私がシンプリ―・レッドに持たせれば良いかも知れんが……」

ベリル「それと、こりゃ何だ? 金属の棒か……?」

もう一つ転がった箱がおり、ベリルが中身を取り上げると
『L字の棒』が貴方にも目に付く。至って普通の金属質な茶色い棒だ

ベリル「特に役立つ感じには見えない……細すぎて鈍器にはならないしな」

>>556-557(斑鳩PC・成田PC)

貴方達は一度、手探りで歩き回るのを一旦止めて思考をする。

ゴールへの通路を、笑う奴等がアリーナを襲撃した過程を
見ていたであろう地形操作の能力者が簡単に出られるよう
変化させるとは到底思えない。今その人物がどんな状態だとしても

ならば、この通路を打開するヒントを今一度思い浮かべるしかない。
となれば……。

>此処はミノタウロスじゃない 
>”鍵”を持つのなら、突き当りで合言葉と共に使え
>宝物と共に下へ行ける筈

>無いのなら、あいつ等や君達のものでない道を
>辿る以外に道は無い。

……この文章が、恐らく今の困窮した現状を解決する唯一の筈。
『あいつ等や君達のものでない道』とは、どう言う事なのだろう?

559斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/30(月) 11:22:50
>>558

 「愚痴に聞こえてるなら僕も君もまだ大丈夫だな、『ラフィング』になるまでのリミットがどれほどか知らないけどね」

それにしても歩き続けて駄目なら……確か何だったか?
別に人生みたいで、この迷路も愛着がわいてきていたが
さすがに只の迷路で足踏みしているわけにはいかない、使命が有る。

>此処はミノタウロスじゃない 
>”鍵”を持つのなら、突き当りで合言葉と共に使え
>宝物と共に下へ行ける筈

>無いのなら、あいつ等や君達のものでない道を
>辿る以外に道は無い。

確かこんな感じの落書きだった……気もする

 「ミノタウロスじゃない……と言うのは迷宮じゃないって事かな」
 「ケープがミノタウロス役だと思ったけど、アレはこの迷宮の作成者が手を入れられることではないし」

 「……『鍵』は持ってるんだよ、奪ったとも言うけど」
 「『突き当り』は確か今まで見た個所にあったし」

 「ただ、『合言葉』と『宝物』は解らないなあ、知ってる人ああなっちゃったし。」

肩を竦める、罪と罰の主人公の如く
……いや、確か彼はラストで自白したっけな 彼には救いがあったけど。

 「ただ、『あいつ等や君達のものでない道』なら解るよ」
 「おかしいとは思ってたんだ、緊急時にペットボトル入りの水とか大量に用意するだろうに」

 「『水道管』が未だに生きてたんだから、アレ、捻くれた見方をすれば『水用の道』であって」
 「ラフィングや僕達…『人間用の道』では無いよな。」

 「これが合ってるなら、後は成田君が壁に耳当てたりして『水の音』を追えばいい」
 「地形操作の能力者なら、『水道管』を道しるべ代わりに……なんて簡単だろうしね。」


 「――いや、あの落書きさらりと忘れてたし、謎解きが必要だとか微塵も考えなかったけど」
 「もっと早く思いつきたかったな……4時間はぐるぐるしてた気もするぜ、『アラビアのロレンス』見た疲労感。」

560成田 静也『モノディ』:2019/12/30(月) 13:41:12
>>558

「"ミノタウロスじゃない"・・・か、なら本名の"アステリオス"とでもいえばいいのか?」

「とりあえずは水道の音を辿っていって、突き当りについたらそれらしい言葉を言ってみますか?」

「それとももっとシンプルに道があると信じて壁をぶち破って直接水道に行くのもアリかもしれませんが、ちょっと危険すぎるかもですね」

「なのでそれは最終手段ということで。」

まあ当面は壁からの水音を頼りに進む方針で行こう。

行き詰った状況では藁にもすがりたいものだからな。

「それと時間ですか。確かに今は何時なんでしょうかね?」

「最初に入ったのが深夜近くだったからどれくらい時間が経ったのか地下だから見当もつきませんね。」

結構な時間が経った気もするし、そこまで時間も経っていないようにも思える。

地下である以上、時間の感覚がやや狂っているような気もする。

561黒羽 灯世『インク』:2019/12/30(月) 21:19:44
>>558

「これは…………『コーラ』っていうのはこれのこと!?
 ……見た目はどこからどうみてもコーラなのだわ。
 少なくとも4本は持っていきましょう、私達全員分。
 今が冬でよかった…………『布の袋』は用意出来る!」

「よいしょっ」

        バサ

制服の上着を脱ぎ、床に置いて、上にコーラを4本置く。
そのまま布地を丸め、袖を使って縛り上げて袋状にする。
これで持ち歩きが…………少しはしやすくなるだろう。
もし無理なら服全体を紐のように使って縛ってもいい。

「私たちはここで一本ずつ飲んでおく?
 知らない副作用とかもあるかもだけど」

「少なくとも……飲みも持って行きもしないなら、
 ここに置いていくのは敵に利用されかねないと思う」

残るであろう8本のコーラの処理には迷うところだ。
置いていく理由は一切ないと思うが……それより。

「……?」

「何かしら、これ。変な形の棒ね。わざわざ取っておいてるのなら、
 何か意味があるんだとは思うけれど……一応持って行きましょう」

謎の棒……用途が不明なのに、保管されているという謎。
それも厳重保管や廃棄ではなくダンボールの中に紛れて、だ。
つまり、何か使い道はあるのだろうが……小さい物のようだし、ポケットに入れておく。

562『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/31(火) 00:05:27
>>559-560(成田PC・斑鳩PC)

時刻はスマホで確認出来る。今は……『11:40』と言った所で
残り少しで明日へと変わる。(※時刻に特に意味は無い)

貴方達はヒントが『水道管』であると解答を出し、『モノディ』の
超聴覚を頼りに通路を辿る。多分、落書きの棒人間が使用しろと示唆してた
防犯ブザーは、何か防水性の物に入れつつスイッチを押して水道管に
投げ込めば更に聴覚が発達しない仲間でも解りやすく行先が示されたのだろうが
君達の能力ならば、ブザーは今の所囮以上の使い道は無いだろう。

   ゴボボボボ……。

水道管の示す先、注意深く聞くとだ。
貴方(成田)には、先程の『芝や蔦が生い茂る通路』と
『ケープが閉じ込められてた方面』のほうから水の流れる音が
強いのが耳を澄ませての有力な情報源だ……。
 どちらも不安要素の強い部分はある。

>>561(黒羽PC)

ベリル「それじゃあ一本飲むか。……あー、私はどうするかな
サソリをさっき使用したから、その反動は必ず来る。
コーラで幾分、今もある強めの倦怠感は回復するが数時間後の
不調は多分打ち消すのは難しいからな」

ベリル「この先、何があるか解らん。そっちの言う通りにするぞ?
貴重な物だし、この先手に入るとは私は思えないからな」

数日間、休む事なく体力が続く限りは動けると言う夢のような飲料水。
12本全て持っていくのは今の所難しい、段ボールを探ればバッグか
何か手に入る可能性もあるし。ベリルが着ているコートも脱いで
貴方と同様に袋にすれば計9か10本は持っていけるだろう。

ベリル「……まぁ、このコーラをケープは論外として
奴らが飲んで意味あるのか? って疑問はあるけどな。
それは一旦置いておいて、このL字棒の必要意義と行動の方針か。
一見するとゴミ見たいだが……どっかテレビで見た気もする。
あと、もう少し段ボールを調べるか? 多分未使用の備品として
鞄ぐらいは収納してるとは思う。
 もっとも、合流も先決だし。早めに移動するならそれで良い」

彼女の意見は、要約すると自分の分は今後の必要の時を考え
飲む権利を放棄するか否か。
 それと、此処でもう少し段ボールを物色するか
他の通路を探索するかと言う二つの選択だ。

563斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/31(火) 01:29:57
>>562

 「……」

手首を振り、体のこわばりが無いか確認する
常に張り詰めて、いざと言う時に動けないと言う事は最悪だ。

 「再三だが一応言っておくぞ、どっちを選んでもなんとかしてやる。」

 「リスザルもといケープが突っ込んで来ようと、逃がすくらいはしてやるし」
 「草のじゅうたんも一応触れずに移動くらいは出来る」

 「だから、どちらを選んで、その上で何が起きたとしても」
 「君が後悔する必要はないぜ、僕からはそれだけだ、成田君。」

大分手間取った以上、予想より時間はなさそうだ
こういう時に重要なのは、即座の決断と行動に尽きる。

そしてそういう時に道をあべこべに選び出すと
まったく時間の無駄にしかならない、なら探知系でない自分が選択を放棄した方がいい
その方が効率的だ。

 「因みに無理に意見を問うと、今度は君のコイバナとか聞き出すぞぼかぁ」
 「どうよ、好みのタイプとかいるの?因みに僕は攻略対象外だぜ?」

影の頭で5秒間隔を置いて左右上後を警戒する
前は自分が警戒すればよい、いつも通りに便利なスタンド。

564黒羽 灯世『インク』:2019/12/31(火) 03:01:42
>>562

「そうね、それなら……とりあえず私は飲むのだわ。
 飲まない理由が思いつかないし……後の事は、良い」

コーラを手に取り、蓋を開けて飲み干す。
知られざる副作用とか、そういうのは考えない。

「ベリルさんも……飲んでおきましょう。
 理想を言えばここを出る頃には、
 探知や治癒の能力者を連れて出る事になる。
 それが目的で、ここに来たんだから…………
 だから、『今が一番危ない時間』と考えるのだわ」

「数時間後のリスクは、数時間かけて対策を練ればいい」

そしてベリルにも一本手渡しておく。
彼女の意思で飲まないなら、それは止めない。

「敵は懸念でしかないから置いておいて……
 この棒……なんだったかしら、そうね、
 なにかでこんな形はあった。見覚えはある。
 ……工具箱? 『ネジを回す道具』に、あったような」

黒羽が頭に浮かべるそれの名前は『六角棒スパナ』だ。
しげしげと棒を眺める。『そういう形状』だろうか?

「うーん……どうかしら、道具をいくら集めてもね……
 とはいえ、これだけ有用な品があった部屋だし、
 他にもスタンドアイテムがあってもおかしくはないか。
 問題は、それの使い方が分かるとは限らない事だけど」

「…………害のないものばかりとも限らないし、
 部屋の構造だけ調べたら次の部屋に行きましょう」

一応、他に開いている箱や中の見える箱があれば、
その中身くらいは確認しておきたいが優先はしない。
部屋に別の出入り口がないか、怪しいものはないか、
その辺りの確認を済ませたら、次の部屋に向かいたい。

なおコーラは、もし上記の過程で偶然何か袋などが見つからないようであれば、
自分の制服で包んだ4本と、ベリルに指示し彼女の服でも4〜5本を追加して持って行って貰う。
お互い手の塞がることにはなるが、半端な武器などとは違い、それだけの有用性はあるだろう。

565成田 静也『モノディ』:2019/12/31(火) 19:04:01
>>562-565

「斑鳩さん、ありがとうございます。」

はやる心を諫めてくれたことに感謝を示す。

「では道はあの草の道を行ってみましょう。」

「さすがにまだ動いている『ケープだったもの』のところよりは同じ未知でもまだ不確定な草の方が安全そうですからね。」

「それでも無為な接触は危険がありそうなので例のソリの案で行ってみましょう。」

あの道の先にこの状況を変化させる何かを求め。危険へと進むことを覚悟する。

そうだ、覚悟をしなければ何のために人を見捨て、あまつさえ人殺しまでして生きているというのだ。

先へと進み、このクソッタレな災害を打破するためだ。

「進みましょう、斑鳩さん。この災害を終わらす手掛かりを掴むためにも!」

566『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/01(水) 20:28:31
>>564(黒羽PC)

確かに、その形状は『六角棒スパナ』に良く似ていた。
ただ、全体的にソレは細くてネジを閉めるような機能を有してるように見えない。

ベリルと共に物色すると、瓶コーラが十本程度入る大き目のスポーツバッグが
畳まれてるのを見つけた。貴方が何が告げる前に、ベリルはそのバッグに
残る十本の瓶を入れて自分の肩へ提げる。それと共に瓶コーラ一本を一気飲み。

ベリル「〜〜っ ぷはっ。一度飲んだ事があるが、やっぱ眠気を吹き飛ばす
これは、ある種麻薬よりやばいな」

貴方もコーラを摂取すると、体の中から溢れ出る爽快感。喉元を炭酸が
流れる刺激が連続して続くのに比例して体の中に残留していた眠気と
それに伴う疲労が消え失せていくのを感じる。快調と言って良い状態だ

ベリル「よしっ、これで不調は殆ど消えたっ。
それと、不思議なもんだな。『もう一本』漁っていた段ボールにあったぞ」

見せびらかすのは『L字の棒』……これで二本目。
やはり、どう見ても武器として活用するのは少々無理があるし
工具としての機能も期待出来ないように思える。

ベリル「どうする? 私には正直役立つようには見えないがな」

持っていくのか? と暗に示唆しつつL字の曲がった部分を手で
弄びつつ出口の方面にベリルは出口のほうへ移動する。

>>563-565(斑鳩PC・成田PC)

 水の音を頼りに貴方達は『草原ゾーン』の通路に足を踏みしめる。

舞い戻った通路を埋め尽くす瑞々しさを秘めた草色の絨毯が先程の
光景のままに貴方達を出迎えるのを認識した。天井である上から
幾つか垂れる蔓、超聴覚は今の時点では怪しい物音を探知しない。

『ロスト・アイデンティティ』による鎖での草原を本体である
貴方達が踏まず、その鎖の上を歩いていく。
 慎重に鉄の鎖の道のみを、ゆっくり ゆっくり……

幾分が歩くと、曲がり角が見えた。緑の草原ばかりの
景色が様代わりする。草原に混じり幾つかの花が咲いていた。

   ――ザアアアァァァ

それはビーズのような見た目の実を紡いでおり、ガラスのような
材質の外観の葉で覆われている見た事もない植物だ。
 風は吹いてない、にも関わらずその植物は幾らかの強い風に
煽られているかのように揺れている。
 通路に咲き誇る花は直線状の道40m程度でちらほらと
見受けられており、どうやっても花を横切る以外の通路は無い。

その向こう側には『オレンジ色の炎』が通路全体を覆っている。
炎より先には草原が覆われてないのが見えた……。

567成田 静也『モノディ』:2020/01/02(木) 20:16:39
>>566

(また花か…。)

先程の部屋での観葉植物の花と、その周りにあったまるで溶けて消えたか捕って喰われたかのような衣服を思い出す。

それを考えるともう後戻りはできない以上、細心の注意と警戒をしておきたい。

『斑鳩さん、前方の妙な花への警戒として、しばらくはスタンド会話で話させてもらいます。』

モノディのスタンド会話を通して、それでいてできる限りの小声で斑鳩に話しかける。

『念には念を入れてオレたちの足からから音核を砕き、4分間の無音状態にしておきます。』

『下手に虎の尾を踏みたくはないので攻撃はしておかないでおきましょう。』

石橋は叩きすぎても損なことはない。

これであの花が有害でも無害でも音に反応されて攻撃されることは無いはず。

・・・さすがに熱源探知や二酸化炭素を感知して攻撃するタイプならばどうしようもないが。それでも何もしないよりはマシだろう。

今は何も聞こえないがいつでも防御できるように引き続きモノディのセンサーで警戒をしておく。

568黒羽 灯世『インク』:2020/01/02(木) 21:21:40
>>566

ブレザーを羽織り直す。自分の動きが、驚くほど滑らかに感じる。
コーラの味も・・・錯覚だろうが、それくらい『効いている』らしい。

「ねて、逆に……『麻薬』はスタンドじゃないのに、
 これと比較になるくらい効くってこと?
 それは……『中毒者』が増えるのも、納得なのだわ」

「もしこれが出るサーバーが家にあれば、
 『取材』も『速報』も思うままなのにっ!」

ややハイになりつつ、『L字の棒』を受け取る。
正体は変わらず不明だが……やはり不明だから意味がある。

「工具って感じもしない……やっぱりよく分からない。
 L……形自体に意味があるのかしら?
 何も意味がないのに保管しておくとは思えないのだわ」

「一応、持って行きましょう。どこかの鍵だったりするのかも」

そして、それをポケットに入れておく。
最悪でも投擲する武器にはならなくもないだろう。
ベリルに続いて、この部屋から出る……部屋の外には、一応気をつける。

569斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/03(金) 21:46:53
>>566

 『こそこそ歩きね、了解』

スタンド会話でそう帰すと周囲を見渡す ガラスの草華、そしてオレンジの炎
炎の方は前にも見たスタンドと同種であろう、多少計上は違うようだが

(とはいえ、触れた際の反応も…まあ必要は無いか)

鉄球を転がして反応を見るというのも、攻撃の内には入るだろう
40mほどでは『ロスト・アイデンティティ』の射程外、鎖渡しも難しい。

(出来る限り振れないように、というなら…移動方法も変更だな)

1m分の鉄球を二つ、足元に放りそれぞれの脚で踏みつける

(――分離、結合)

そのまま足を上げると、足の裏に結合した鉄球が
重力に従って円錐形に金属がぶら下がり、ハイヒールのように形成される

 『竹馬ごっこと行くか、ちと歩きづらいが、バランス感覚は僕のスタンドに問題なし。』
 『さっさと抜けちまおう。』

570『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/04(土) 22:41:00
>>568(黒羽PC)

ベリル「私は中毒者でもないし、口にした事も無いから
そう言うラリッてる奴を見聞きして話した上での意見だが。
心が弱いから何か縋りたくて、麻薬ってものに手を出すんだろうし」

 雑談しつつ、ベリルは先導して通路へ出る。

ベリル「このコーラーも、それ程深刻に病みつきになるリスクは無いとは言え
おいそれと多用するもんでは無いとおも……
――ありゃ何だ……?」

通路を歩いて暫くして、ベリルと貴方は少し先の通路の奥にある違和感に足を
止める事になる。笑う奴ら スマイリー・スマイルでは無い。

 『マネキン』だ。服飾店に良く飾ってるようなポーズをとるマネキンが
通路のど真ん中に佇んでいる。

ベリル「……引き返そう、何か嫌な予感がする」

今現在、貴方達とソレの距離は15m前後ある。

>>567-569(斑鳩PC・成田PC)

貴方達は、足の『音核』を抜きつつ、プラスで斑鳩は鉄のヒールと言う
防護を備えつつ、今まで目にした事のない玩具のような花を極力触れない
ようにして歩き出す。一歩 一歩 更に一歩……。

 ――ザァァアァ・・・ 

       パァァァアアァッ――

! ……貴方達が横切る瞬間だった。
その花の実と呼称しえるビーズのような部分は一気に放散される粒子の如く
辺り一面に、小さなその種子か何かが空間へと舞いあがっていく。

  ピタ  ピタピタ……ッ

 そのビーズのような何かは、貴方達の衣服にも触れて幾つかは
吸着するように張り付こうとしており、露出した顔や手の部分にも
今まさに触れようとしていた。

571斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/05(日) 00:13:34
>>570

(……やみくもに腕を振り回して大気を攪拌するだけだ、『種子』は吹き飛ばせない)
(『纏うタイプ』の僕一人なら手と顔を鎖で覆えば無視できるが、成田は……)

鉄球の一つを圧縮、鉄片にしてもう一つの鉄球に押し込み、中の欠片を分離。

(『種子』を均等に吹き飛ばし、成田と僕が双方助かる方法)
(やりたくねえが、議論の余地はない、『勝利には犠牲が付き物』か…!)

 「最小出力『ボール・ブレイカー』…!体丸めて目をつむれ、耳抑えて口を開けろ!」

爆風で種子を焼き、或いは吹き飛ばしつつ成田ごと後退する
威力は十分理解している、1m/1mでも自分が助かるかは五分五分だろう。

『鎖の鎧』なら乱暴だが、最低限爆発の威力を軽減可能だと信じる他は無い
少なくとも、『自分より素早く』成田が目の前の事態に対して解決方法を提示しない限りは。

(種子全てを向こうの炎まで吹き飛ばす方法が有ればよかったんだが…!)

572黒羽 灯世『インク』:2020/01/05(日) 01:04:51
>>570

「やっぱりいるのね、ラリってる人が。
 裏社会だもの、それはいるわよね。
 ま、私も見たことが無いわけじゃないけどね……」

更に無駄なマウントをかけようとしたが、
そんなものは無駄だと理解した。
殊勝になったのではない。

――――そういう場合じゃあないからだ。

                ピタッ

「重要なのは――――ねえベリルさん、重要なのは、『今』」

「『今』私達は、アレを『視認』しているのだわ。
 でも、『今』何かを仕掛けてくる様子はない。
 100%じゃないけど、『視認している方が良いと思う』」

単純に、敵に背を向ける判断はまずい。
敵。そうだ。あれは『敵』と考えるべきだ。
現実は『チェーホフの銃』等通用しないが、
敵が悪意を持って暗躍する施設の中で、
意味もなく『謎の存在』が置かれているとは思わない。

「動向に気を付けて……『遠距離攻撃』もあるかもしれないのだわ」

どうあれ、目は離せない。
見る事が発動条件ならどうせもう満たしてしまっているのだ。

「少なくとも……ただの置物なんかじゃなあい。 
 もしただの置物なら、それは、あとで笑えばいい一番優先順位の低い可能性」

573成田 静也『モノディ』:2020/01/05(日) 12:30:45
>>570-571

(クソッやはり花が開いたということは…音ではない。気流を探知したのか?)

「この種子、服に引っ付くのもヤバそうだが、生身につくのはもっとヤバイ!」

そう思っているところに斑鳩の指示が飛んできた。

万が一ということもあるので、身を丸めて守りつつ、モノディで手持ちの消火器を横向きに持って最低限、顔や手といった露出している部分を隠す。(ス精AC)

種子が引っ付いた消火器は捨てる。上着は脱げばいい、ズボンもその部分だけ切り落とせばいい。

それでもこの爆風の中、燃え尽きずに引っ付いてしまったときは・・・その部分を『モノディの手刀で切り離す』・・・
衣服はもちろん、生身の部分であっても。

斑鳩は…鎖を鎧にして大丈夫そうだ。自分のだけなら躊躇なく切り落とすことができそうだ。

574黒羽 灯世『インク』:2020/01/05(日) 15:53:16
>>572(追記)
もちろん棒立ちで見ているのではなく、後ろ歩きで距離を取る。

575『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/05(日) 22:27:14
>>571-573(斑鳩PC・成田PC)

 まず、一体何が謎の材質で形成された花のビーズ(種子)を飛ばす要因になったか?

音・・・有り得ない。呼吸も最小限、足音は音核で抜いた君達に音源は殆ど無い。

気流・・・それも可能性は低い。この危険な環境下で大きな動作は自殺行為に近いと
貴方達は頭に入れている。

――ならば

       ドガァァ……!
   
         パァァァ!!  シャラララララァァァ・・・!!!

斑鳩自作の炸裂鉄球爆弾。それが発動した瞬間、劇的な反応が
花達から後方に吹き飛ぶと共に見受けられた。全ての花のビーズ部分が
弾け飛び、貴方達が吹き飛んだ部分で発生した爆風の中心地点を囲い込むように
大量の、その種子と見受けられるものが覆っている。

『熱』だ こいつ等は『熱』に反応している……!

      ギッ   ギッ…ッ゛

  ギュンギュンギュン゛ギュン゛

ビーズの形をした種子は、急激な熱を吸収しているかのように
鮮やかな色合いで点滅を繰り返している。

ビーズ(種子)の塊と、貴方達との距離は5m前後……

>>572(黒羽PC)

ベリル「ずっと見続けて、それで何とかなる代物なら良いんだけどな」

貴方と彼女はマネキンを凝視しつつ、先程の段ボールの箱があった部屋の
方面までゆっくりと後ざすりを行う。

  ――ギ    ギギギッ

ベリル「……ちっ、そりゃ動いてたら動かないなんつー
生易しい物でも無いか」

マネキンは貴方達のほうに、後ずさりするのと同じ速度で
前進し始めた。距離は変わらない

ベリル「だが、直接的な攻撃はしてこない……?
飛び道具見たいなもんは無いのか、何かトリガーがあるのか」

くそっ。こんな訳のわからんものに立ち往生してる訳には
いかないのに、と毒づきつつベリルはどう行動するか迷っている。

正体不明の敵、刻一刻と不明なタイムリミットも近づいている。
 謎のマネキンをいなしつつ、何かの指針をもてれば一番良いのだが。

576斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/06(月) 01:00:00
>>575

爆風で怪我をしてない事は幸運だった
少なくとも、指が千切れ飛んだり、眼玉が潰れたりという事は無いし
脚も普通に動くようだ、が。

 「『熱』か……アレは熱に追尾して動く、向こうの炎の辺りから約40m」
 「種子はより高い熱に取りつく、優先度が解ればやりようは有るな。」

吹っ飛ばした成田の様子を見る
自分より重傷と言う事は(今の爆発では、と言う意味だが)ないだろう。

 「立てるか、成田君、音で反応しないと解れば普通に喋れるな」
 「走るのはきついだろうが、アレが一定以上熱を吸収してからどうなるかは解らない」

熱を吸い取ってこの先どうなるのか?
考えても意味が無いなら、思考は無駄なリソースを割く事に他ならない
今は目の前の生涯を走り抜ける時だ。

 「作戦としてはこうだ、『ボール・ブレイカー』の最低出力…コレは後先を考えなければ今ある鎖で」
 「『7個』は用意できる、ただし今一発分使って『6個』だ」

 「その間に向こうの炎まで走る、走った事による体温の上昇よりは、鉄球の方に向かうだろう。」
 「ただし、ただしだ」

 「『僕が今いる位置から投げて、君が向こうに到達するまで援護する』というのは無理だ」
 「スタンドの射程外……何より、移動しながら作れても『3発前後』かもしれない」
 「見積もって『計9発』を使い切る前に『向こうに到達するまで放り投げながら移動する』、足を止めないでくれよ。」

『ボール・ブレイカー』1/1を計6発準備し、両手に接続して構える
残りの鎖は先程消費した分を計算に入れて予備の1m、それは腰に付けた『サソリの檻』の分だ
使うわけにはいかない

 「気合い入れておけよ、僕より君の方が少なくとも……『瞬発力』では上なんだからな。」

40m、数字と実際に見るとではなんとも随分距離が有る。

577成田 静也『モノディ』:2020/01/06(月) 11:49:48
>>575-576

どうやら仮説は間違っていたようだ。コイツが反応したのは『熱』だ。

「次の種子の散弾までの距離5mくらいか…斑鳩さん、足りない飛距離はモノディで稼げきます。」

「あまり自慢はできないですが、『モノディ』は逃げの一手も中々で跳躍でコイツは4mは飛ぶことができます。」

その能力で連続跳躍を行えばいくらかの保険になるはず。(スA)

流石に本体であり、追従するオレに加え斑鳩も無理矢理追従させればいくらか跳躍距離の減衰があるだろうが、
走って逃げるよりはいくらかはマシだろう。

(スタンドのルールで跳躍はスピードで決定するとのことなので追加の斑鳩の重量分と負傷分のマイナスと、爆風によるプラスを計算してもらいたいです。)

「なのでモノディに斑鳩さんの鎖をまいて、そこに『ボールブレイカー』の爆風を合わせれば1・2発分の爆風分まで稼ぐことが出来そうです。」

「それであの炎までオレも斑鳩さんも脱出できる可能性が高いと思います。」

とりあえずはこれでなんとか二人とも無事に突破するのが先決だろう。

578黒羽 灯世『インク』:2020/01/06(月) 19:39:10
>>575

このまま後ずさり続ければ安全には思える。
が、それは遅効性の死を呼び込むだけのことだ。
何か行動がいる。局面を変えるような、何かが。

(考えなければならない……ベリルさんじゃなく私が)

「……スタンドの形には、多かれ少なかれ意味があるはずなのだわ。
 私の筆がそうであるように……まして、人が意図的に作ったなら尚更。
 マネキンは『見られる』もの……『目をそらすのはまずい』と思う」

「作った人の性格が悪かったら別だけど。……でも今、見ているうちは害が見えない」

当然それは根拠のない判断だ。
だが、今は『見ている』……そして危険は見えない。
見なくなった時に、どうなるかは分からない。

「そして、後ろに目的地はない…………『見たまま近づく』わよ、ベリルさん。
 あれを追い抜かす時も目を逸らさず……少なくとも攻撃して来るまではね」

「……………………………やるわよ、やるしかないのだわ」

致命的な判断ミスかもしれないが、
このまま後退し続け退路を失うのが最悪だ。
無駄な時間をかけたうえで行動のパターンも減る。

であればリスクを取る。動いても動かなくても、この世界に今『保証』はないなら。

579『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/07(火) 20:10:43
(すいません、PC買い替えて色々更新しててレス遅くなりました)

>>576-577(成田PC・斑鳩PC)

爆風による衝撃で幾つか痺れはあるものの、目も手も足も問題ない。

      タンッ!  
         ――ボルゥゥ゛ッンッ!!
              ドヒュゥーzノゥンッ!

『モノディ』による4m跳躍。4m更に『ロスト・アイデンティ』の
ボール・ブレイカー改め炸裂弾の風を追い風に貴方達は4m程上空を
大きく風を切り、ビーズ達が激しく点滅する頭上を通過する。

    ……が。

       ――ギュンギュンギュン゛ギュン゛

     パァアアァァァァ――――

 貴方達の背後から、大きな温度を感じ取った。
どちらかが振り返れば分かっただろう。

ビーズは既に、その形を崩し放電現象のように
直視すると危険な光を2,3回放った後に其の形を
円球体に姿を変えた。サイズは一般的な水晶玉程のサイズ
だが、数メートル離れてる貴方達には火傷したのかと思える程の
暑さを肌で感じ取る。まるで小さな太陽だ

    ギギギ    グジュ   グジュ。

 そのスモール太陽が完成した途端、1m周辺の
面した床は嫌な音共に熔解し陥没し、周辺の草原も炭化する。

    ――ウゥ゛ーン。

 ゆっくりと、ソレは動き出し始める。貴方達の方面に向かって

>>578(黒羽PC)

ベリル「分の悪い賭けに思えるが……っ、確かに
チンタラ逃げ回ってるのは性じゃない!」

アリーナの戦士である彼女も腹を括った声で、睨みつけるように
マネキンを貴方と一緒に注視しつつ前進する。
 徐々に距離は詰められる。マネキンは真っ白で接近すると
腕と肩の関節部分に彫り込まれるように『Sit la』と言う字が見えた。

    ギギッ    ガシャンッ  ガシャンッ
   
       ――パァーーーーーンッ……!

ベリル「! ちっ……やはり接近すると攻撃するかっ!?」 ズンッ

マネキンは貴方達と1m圏内。2,3歩大股で歩けば肉薄出来る距離まで
近づくと大きく動きを露わにした。
 左手を曲げた姿勢で後頭部に添え、右手を腰の部分を支えるように動かし
首は貴方達から見て斜め上に向ける角度へと体勢を変えたのだ。

ベリルは自身の人型スタンドを横に出現させ直ぐにでも殴りつけようとする。

一触即発。次に、どう行動するべきか……っ。

580斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/07(火) 21:36:12
>>579

(よくもやる、彼も負傷が癒えてるわけでもないだろうに……?)

その時背後から感じたのは熱、そして光だった
僕達の目の前に影を伸ばすのは、それが下手な焚き火以上の物が真後ろに現れた事を示していた
種子が熱を吸収しすぎたらなにが起こるのかの答えは一応出た、知りたくはなかった。

 「……こんな時に何だが成田君、『水道管』ってどの辺りの位置だった?指刺すだけで良い。」

アレが熱を吸収した結果だというなら、逆に冷却すれば元に戻せるかもしれない
水道管が近くにあるならば、再調整した『B・B』で破壊して、水をかければ……問題は囮が無くなる事だが
背後の熱が種子を全部持っていくだろう。

 「それと」

脚の鎖を解除、『ロスト・アイデンティティ』の能力、『影の脚』を展開する
これで少なくとも人間以上の速度(スB)を得る事が出来る
追いつかれないとは思うが、念には念を入れておくのも悪くない。

 「――今後走れなくなってもいいという覚悟で、全力で前に走れ!!!」

後は出来る限り早く、交互に脚を前に出すだけだ
追いつかれて*はいになりました*とか笑い話にもならない。

581成田 静也『モノディ』:2020/01/08(水) 11:30:41
>>579

な、後ろだと?しまった、後方確認を怠ったか!

それにありゃあ…太陽か?どちらにしろ放置するのもこれ以上こちらへと近づけるのもマズい!

>>580

斑鳩の指示を聞いた。急いでモノディに水道管の位置を探らせ、その部分を指さす。

これでうまく水を撒いてあわよくば消化してほしいものだが…。

「斑鳩さん、万が一に水蒸気爆発が起こるかもしれない。備えましょう。」

これだけの熱量に水を浴びせたらあっという間に蒸発して水蒸気になるだろう。その勢いで爆発だって十分起こり得る。

そういって自分も水が出たら全速力で通路の角を目指しさっきと同じく跳躍する。

582黒羽 灯世『インク』:2020/01/08(水) 19:36:48
>>579

「まるでモデルの『セクシーポーズ』
 …… 『攻撃』の構えには見えない。
 それがかえって『読みづらい』のだわ」

このまま危険がないとは思えない。
敵を害するための機能なくして、
今このアリーナで無事では無いだろう。

「近付いたのは、見てれば何もしてない前提……
 動きがあるのに近づき続ける必要はないのだわッ」

「最初に立てたプランに拘りすぎてはいけない……
 一旦離れるわよベリルさん! 攻撃したり、
 無理やり突破したりするのはその後でも出来るっ」

攻撃に備えるためにも、視線は切らない。
その上で『1m圏内』を出るように動く。

(距離を離せば元に戻るのか……
 それともそのままなのか、それ次第で対応は変わる!)

この通路に横幅があるなら横に、無いなら後方に。
詰める動きも考慮し、ある程度は余裕を持って動く。

583『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/08(水) 21:38:43
>>580-581(成田PC・斑鳩PC)
    ・・・ゴォォォォ
『レクイエム』

それは『矢』によって引き起こされる名称。
 潜在能力を一時的に引き出しうる現象の事だ。

全ての生物はね、その体の中にまだ眠る素質が沢山ある。
それを全て起こしてしまえば体が保たないから、当然なんだけど。

『矢』は、その中で埋まった一番大きなものを掘り起こしてくれる。
僕たちの場合、それは『スタンド』 精神の具現化が該当する。

だからね――……  奴等に『矢』は渡してはならない。
あいつ等はの力の源は、あの笑い声だ。そして、それを受けた者達は
等しく『スタンドを出せない』。仲間達の成れの果てを見ればね

多分、あいつ等は精神を変質させるんだ。対抗出来るとすれば
人間でない存在や、自動操縦型スタンドが未だアリーナで僕たちや奴等に
構わず動き回ってるのを見れば、多分一番干渉されやすいのは人間なんだ。

『矢』をあいつ等が手中に収めれば ねぇ……わかるだろう?
あいつ等は全てを変質させてしまうだろう。
 それだけは、何としてでも食い止めるんだ
        ――ゴォォォ

貴方達二人は炎の記憶から声を聴き、そして覚醒した。
成田、斑鳩の両者は恐らく数秒程の短い時間ながら
意識を失った事が、頭に強い痛みを遅まきながら感じて
何が起きたのかを思い出す。

斑鳩が成田より位置情報を把握した鉄球を投じると、勢いよく
破損した破損した管から水が散水された。勢いは中々であり
貴方達や、その小さな太陽にも当然ながら降りかかる。

 ……原子炉の炉心溶融 メルトダウンと言うものがある。
要約すれば、これは核分裂による高温が何らかの理由により
容器が破損され、その物質が冷却水と直接接触する事により
大爆発事故に繋がる代物である。
 即ち……。
貴方達は、自分達に壁から流水が降りかかったと思った直後
背後から急激な光と衝撃、少し遅れて耳が可笑しくなるような
爆発音を聞いた。そこから先は良く覚えてない。

意識覚醒の時点で、成田・斑鳩が居る地点は
オレンジの炎の壁を通過した場所らしい壁に仲良く
倒れこんでいた。それと同時に全身に痛みも駆け巡っている。
 恐らく成田が予想していた水蒸気爆発で炎の壁より更に奥へと
吹き飛ばされたのだろう。優に50mは生身一つで吹き飛ばされても
死ななかったのは奇跡的だ。が、代わりに体に異変もある

――火傷だ。

レベルⅡに近い表皮が至る部分に浅かったり深い火傷が
大分焼け焦げ虫食い穴のように敗れた箇所から見えている。

だが、不幸中の幸いなのか。肌はかなり酷い水泡が出来ているが
深く痛みを感じない……。

>>582(黒羽PC)

貴方、黒羽はベリルに一時後退を命じる。
軽い舌打ち交じりに、彼女はスタンドでの攻撃を抑えて
通路の広い空間のほうに、マネキンから距離を離す方角へ移動する。
      ――ウゥ゛   ウゥ゛

『変化』が見えた。
マネキンは『セクシーポーズ』を止めると、まるで『怒り出した』ように
真っ白な人形の表面は、下から上へと全身黒く変色した。更にその両手は
ポーズを変えて、首回りと右胸の部分に手の指が走り……

          ――キィィィィィィ゛ィ゛―――zノッ!!
まるで黒板を引っ掻いた時のような、背筋に鳥肌が一斉に走る音が
貴方達の空間に響き渡る。と、同時に体に変調が走る
   ――パクパク ・・・!?
黒羽は自分が『喋れなくなる』のに気づいた。
 ベリルのほうは、まるで片方の肺が潰れたように突然
呼吸音が乱れ、先程までの戦意に満ちていた顔が苦悶に歪み
必死で息を整えようとしてるのが見て取れた。
    ググッ   ググッ・・・!
変貌した黒いマネキンは、爪で自身の体表を傷つけるのを止めると
また腕の動きを変えようとし始めた。
                       ――ドゴォォォンッッ!
すると、その時にマネキンの向こうにある通路の左側だろうか?
 激しい轟音、何かが突如爆発したような音が遠方だがしっかりと聞こえた。

多分数百メートル程先だろうが……。

584斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』【高2】:2020/01/08(水) 22:09:02
>>583

――頭痛がする。

 「あ゛ぁー…………」

床が冷たい、冷たいと感じると言う事は、取りあえずは生きていると言う事だ
ヤバいと思った瞬間の、『鉄球を殴って広げた鉄の盾でのガード』は間に合わなかったらしい。
途中で走馬燈代わりに何か聞いた気もするが、よく頭に入ってこない、『鎮魂歌』?

その代わりに『自分の今の状況』は解っている
l鎖の巻き付いた腕を支えに立ちあがると、鎖を解く。

 「――生焼けのローストチキンか。」

不幸中の幸いで草のある地帯は突破したが。

 (服の辺りが焦げ付いたのか?パリパリいってやがる)
 (唇の油は、肉が焼けたせいで周囲に舞った俺の脂肪か。)

 「体は動くな……痛みも感じねぇ、神経が焦げちまったか、アドレナリンか?」

全身の鎖を収縮させて無理やり動きをサポートしてみる
肺にも特にダメージは無さそうだ

 「くそ、俺の甘いマスクが多分酷いんだろうな、コレ。」

首元のマフラーと腕時計の確認、これだけは『俺達』の導として忘れてはいけない。

 「成田ァー、今度こそ死んだか?」

確認を済ませて声をかける、俺を抱えて飛んでた以上
俺が生きている上で、此奴も生きてる筈だが。

 「すまねぇな 何とかするとか言った矢先にコレだ、俺はやっぱり『ケンイチロー』みたいなヒーローじゃないらしい」
 「おまけに、まだお前に動いて貰わねえと困る。」

今回の失敗は次に生かすとしよう、次の機会は100年後くらいだと嬉しいが
成田を起こし、肩を貸そうとする、動けるなら『何があったとしても』先に進まなくてはならない。

 「あの2人、まだ生きてるといいんだが……水の流れはどっちだ?」

585成田 静也『モノディ』:2020/01/09(木) 12:24:30
>>583

またあの炎の記憶だ。だが少しずつ分かってきた。

『レクイエム』…というのはスタンドの強化系で、それになるには『矢』が必要だということ。

それと『ラフティング』になったスタンド使いは『スタンド』を使えないこと。

これは使えると思った矢先、鈍い痛みと共に目を覚ました。

>>584

・・・あたりを見る。自分に必死で呼びかけている斑鳩さんの姿が見える。

斑鳩さんは見たところレベルⅡぐらいのやけどを負っているということはオレも大体同じような有様だろう。

「・・・なんとか…い、生きて…ます…よ…。大丈夫…です。」

少し喉も焼けたか?少し声がかすれる。前の負傷もあってオレの姿はいよいよもってボロ雑巾じみてきたな。

「水…ですね…モノ…ディ…ゴホッ…。」

モノディに水道管の位置と周囲を確認させる。

それにしても甘かった。この草原を切り抜けるのにあのブザーを使うべきだったろうか?

まあすべては後の祭りだが。

586黒羽 灯世『インク』:2020/01/09(木) 20:41:08
>>584

「…………!? …………!」

(こ、声が出ない……『ダメージを転写する能力』!?)

想定外の攻撃だった。
回避が困難な攻撃……しかも『続けよう』としている。

(攻撃をしたら跳ね返ってくる可能性がかなりある。
 そもそも攻撃が効くのかどうかも怪しい……
 いま『離れた』ことを鑑賞の拒絶と受け取って攻撃に出たなら、
 『近付けば』いいのかもしれないけど……それじゃ本末転倒だわ!)

目的はここの先にある。
マネキンの打倒にはないし、それが出来るとも思えない。
黒い状態が『こちらからの攻撃は反射してこない』など、
楽観的な考えは出来ない…………というより非常に難しい。

この先……謎の爆発音は戦闘。
すなわち『味方がいる』可能性がある。
合流を果たすのは、目的の一つだ。

(ベリルさんは肺を、私は声帯をやられた…………でも足はやられてない。
 足を止めずに動く…………腕の動きを止めるより早く射程から出る!)

この上目を離せば『さらなる攻撃』もありえるし、対処の余地は残したい。
マネキンを視界に収めつつ、可能ならベリルの手を引き、そのまま横を抜けて奥へ向かいたい。

587『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/09(木) 22:34:15
>>584-585(成田PC・斑鳩PC)

爆破の衝撃の所為だろう。成田PCの携行していたと思える
消火器や防犯ブザー。そして斑鳩PCの所持していたサソリ
ソレ等は全て焦げて使い物にならなくなっている。
 マフラーの全体にも焦げ目が見え、腕時計もどうやら止まったようだ……。

水の流れは壁越しに聞こえてくる。貴方達は痛む体を酷使して
音だけを頼りに突き進む……。

>>586(黒羽PC)

 貴方はベリルの手を引き、マネキンを視界に維持したまま
横を走り抜けようと試みる。ベリルは途切れ途切れに告げる。

ベリル「よ・・・せっ  ・・・置いて・・・いけ
足……止め……す」

ダメージの割合では、声が出せない黒羽よりも。片方の肺の
機能を喪失しているベリルのほうが深刻だ。彼女は殿を務めると言うより
命を散らしてでも『マネキン』を押し留めるつもりのようだ。

  ギギッ    ガシャンッ  ガシャンッ  
まただ……また『セクシーポーズ』の構えに移行するように
片方の腕が頭、残る方も腰に当てられようとする……。
 これは攻撃の前動作なのか? 或いは……。

588斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』【高2】:2020/01/09(木) 23:58:37
>>587

 (サソリもローストだな……まあ危険だったしいいか、使える鎖も増えた。)

 「しかし、くそ 腕時計は兎も角、マフラーは……」

古い機械式の時計は部品の全てが職人の手作りだ
歯車一つにまで精巧に作られたそれはもうダイヤと変わりがない
ゼンマイ式のこれが止まったと言う事は…中の部品のどれかがオシャカになったのだろう

マフラーはそれ以上だ、『何にも代えがたい思い出』が有る。
今じゃ擦り切れてスカーフのようになってしまったが、それでも母さんからの贈り物だ。

 「……逆に考えるか、僕の代わりに壊れたと思おう」

勿論それは僕流の強がりでしかない
火傷?ステージⅡ?それが何だというのだ、コレは自分に送られた唯一の眼に見える愛だった
いずれ治る体や元からある命より、何方を優先するか何て解り切った事だ。

 (顔向け、できないな……)

辛い過去に縋りつくのはマゾヒストのやる事だ
だがその中に真実があるというなら、やる価値は有る。

 「気絶しないよう何か話し続けてみるか、意識がある内に。」

鎖で武器を準備して、奥に進む。

589成田 静也『モノディ』:2020/01/10(金) 00:00:33
>>587

持ち物は全部、駄目になったか…クソッ!

せめてサソリだけはベリルさん用に残しておきたかったのに…!

仕方があるまい…気を切り替えないと今にも倒れそうだ。

「・・・斑鳩…さん、こっちです。水道管の…位置は。」

今は足を、進めないと。

モノディに周囲を警戒させながら水道管にそって移動する。

しかし、今の状態で黒羽さんたちと合流しても足手まといが一人増えるだけでは?

・・・そろそろ彼女たちよりも探知能力持ちを探す方がいい気がしてきた。もしくは例の『矢』を探すか…?

590黒羽 灯世『インク』:2020/01/10(金) 23:34:50
>>587

(今更ベリルさんを置いて行って……
  ……? セクシーポーズに『戻った』?)


――――『足を止める』。
このセクシーポーズで離れたことで先ほどは喉を潰された。
離れなければ、『元の待機状態』に戻る可能性を考える。


     (さっきはここから『私たちは離れた』)

     (『周期的な攻撃』だとすれば……!?)


次は足を潰されるかもしれない。
あるいはベリルと同じ、呼吸器を。
状況が変われば絶えず反応しなければならない。
『攻撃し続ける』なら被弾覚悟で離れるが、そうでないなら『試す』

591『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/11(土) 21:11:46
>>588-589(斑鳩PC・成田PC)

思い出の品はボロボロだ。アリーナの迷路で探索したアイテムも使い物にならない
然しながら、炎の記憶は残っている。超聴覚も健在だ
今は進むべき、足を動かすべきなのは条理。

   ――ドサッ。

そう、何か大き目の荷物を落とす音。超聴覚で200m前後の
先の通路から聞こえてくるのが貴方(成田)には捉えられた。

ただ、そこへ向かうとすれば水の音より少し遠ざかる気がする。
>>590(黒羽PC)

 ――ドサッ!
ベリル「きや……がれっ」

彼女は、携行していたバックを落とし身軽になると戦闘態勢へ移る。
貴方(黒羽)だけでも、何とかこの場から離脱させる為に
この何らかのスタンドを伴うマネキンを道連れにしようとしてる。

  パァ――――ンッ!!
まただ。また『セクシーポーズ』
 貴方は立ち止まり、それを注視する。ベリルは呼吸を整え
最後の一撃を放とうと、スタンド シンプリー・レッドに力を籠める。

奇妙なのは、このポーズをとる『マネキン』は微動だにせず
またソレを見つめる者に対し、今の状態では攻撃をする素振りもない。

貴方は思い返す。マネキンのポーズに対し貴方達。
……いや『私達』は距離をとった。
その反応は、マネキンに対して『気に障る』行動だったと言う事だ。

ならば 今すべき『行動』とは……。

592成田 静也『モノディ』:2020/01/12(日) 12:33:38
>>591

のどの痛みにも慣れてきた。これならば…

「斑鳩さん、200m先に物音がしました。水道からは少し離れますがどうします?」

敵であれ、そうで無かれ今は何か目に見える目標が欲しい。

「もしかして黒羽さん達かもしれませんし、モノディで確認しながら接近してみませんか?」

もしも味方ならばこのボロボロの状況も少しはマシになるかもしれない。

593斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ:2020/01/12(日) 22:31:11
>>591

「物音?」

「ラフィングか、奴らの姿はまるで見当たらないが」

「……それが黒羽達だと賭けてみるのも悪かないな、いくぜ。」

594黒羽 灯世『インク』:2020/01/13(月) 01:39:30
>>591

(…………『セクシーポーズ』は過程。
 それは間違いない……離れれば『攻撃』が結果になる。
 離れなければ何も……でもそれじゃあ先に進めない)

(離れたのは……『拒否』……)

          スッ…

              カプ

(離れないのは『拒否ではない』……なら、それ以上なら?)

あくまで拒否をしないだけ。
それだけなら反応されない。
なら、『しない』以上の価値があればどうだ。

指先を口にくわえる。『声』が出ないからだ。
声が出ない今、『それ』を試すために必要だった。

――――口笛を吹く。囃すように。

       スッ
 
            パチパチパチパチパチ

そして拍手をする。一連の動作は『セクシーさ』への『賞賛』の意図だ。
ベリルにも目で合図をする。ノってくるかどうかは任せる。強要は出来ない。

595『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/13(月) 20:45:54
>>592-594(ALL)

 声、は出ない。然しながら、それでも貴方(黒羽)は理論的に
思考を働かす事が可能なのは『呼吸』が出来てるから。当たり前の話だが
殆どの生物は呼吸が出来なければ数秒で死ぬ。だから『口笛』だって可能だし
声以外は特に問題ない『拍手』だって問題ない。

ベリル「?? とち狂ったのか黒羽っ、私……は限界だっ」

一声吠えて、シンプリー・レッドの片腕を翳し顔面へ殴りつけようとする刹那。
     ――シュゥゥンッッ――!!

『マネキン』は、高速でポーズを変え貴方に片腕を突き出し。
      
   ――グッッ――zノッ!!
『サムズアップ』のジェスチャーをした。それに、ベリルが
虚を突かれ動きを止める。マネキンは、その間にも変色した黒色は
瞬く間に白色になり……そして。

  カランカランカランッ。
マネキンはバラバラへと、間接の継ぎ目がある腕なり足なりバラバラに崩れた。

腕に刻印された文字の全貌が明らかになり、ラテン語で『Sit laus(賞賛)』
と付けられてた事が判明する。それと共に、胴体部分の穴から何かか転がり出た。
……『ボイスレコーダー』だ。

異様な能力のマネキン、そして中に仕舞いこまれていたボイスレコーダー。
恐らく、何か貴重な情報が入っていたのは間違いない。
 それを拾い上げたのと同時だろう、足音が二人分聞こえて反射的にベリルは
そちらへ構える。貴方も振り向くと随分と全体が焼け焦げ、露出してる顔や
手の部分に酷い火傷が見える斑鳩と成田が姿を通路から現した。

……これで、四人とも再会を果たした。短いようで、とても長く感じる分断の果てに。

596斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/14(火) 00:59:39
>>595

死刑に臨む彼がどんな気持ちだったのか?

俺には想像しようがない事だ、だいたいこうではないのか……という事を想像は出来ても
実際には単に俺の心の内の妄想でしかなく、それはポーカーにおける勝負相手のカードでしかない

相手の心が読めない限りは。

(――それが良い事か悪い事かは、兎も角)

 「見ろよ、俺達の『グリーン・マイル』はまだ先みたいだぜ。」

合流できた2人に手を振ってやる
動かすとどうも前には聞こえなかった音が聞こえるが、まあこれは問題ない。

 「よく生きてたなぁ、先に死んでるんじゃねえかと思ってた」
 「流石に合流すらできねえと、後が続かねえ……うん、よし」

向こうは大した負傷や流血、骨折の類は見当たらない
むしろベリル・ストックに至っては前より覚醒状態にある気がする…が
まあ知らない事は考えるだけ無駄だ。

 「今、成田の能力で『水道管』を追ってる、向こうの残したメッセージ頼りだが、何の指針も無いよかマシだろう」
 「さ、いくぜ。」

6Mの鉄球を両手に一つずつ、鎖でつながれたそれは攻撃の準備
誰よりも何よりも優先する事が有る、催事に気を取られて大魚を逃がすな。

 「……ああ、どうでもいいだろうが怪我の方は気にすんな、ちょいと『ホームアローン』みたいな目に合っただけだ。」

597黒羽 灯世『インク』:2020/01/14(火) 01:10:34
>>595

「……………………………!!」

(よ、よかった―――――やっぱり私、すごいのだわ)

          (・・・声は? いや、それより。
            これって、『ボイスレコーダー』?)

声が出るかを確認したい。
したいのだが、それより先に。

「そっちこそ……すごい音がさっき聞こえたのは、そういうこと」

声は出るだろうか?
あるいは、スタンド会話でも構わないが。

「無事ではない……みたいだけど……
 合流出来てよかった。会えなくてもおかしくはなかった……」

ベリルの調子がどうかは、自分の声が出るかで判別できるだろう。
あれが一過性の能力か、それとも不可逆のダメージか、という事。

「私はとりあえず……歩きながら、この『ボイスレコーダー』を聞いてみるのだわ」

そういえば『コーラ』の入ったバッグは無事だろうか? 中身が割れていなければいいが。

598成田 静也『モノディ』:2020/01/14(火) 11:57:45
>>595-597

「よかった…二人とも無事だったんですね…。」

少しホッとした。一時期は合流できるかが不安で見捨てる事すら考えてしまった。

だが無事なら無事に越したことはない。

彼女らとはぐれてからここまでで手に入れた情報のすり合わせを行っておく。

「さて…では改めて。」

モノディで水道管の位置と周囲の警戒を行う。

せっかく合流できたのにまた襲撃など喰らったらたまったもんじゃないからな。

599『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/14(火) 21:07:06
>>596-598(ALL)

貴方達四人は再び顔を合わせた。決して無傷とは言い難いが、それでも
まだ命はあり、動く事も可能。そうであれば道を切り開ける可能性は存在する。

人としての形を失った瞬間から、黒羽は声を取り戻した。顔色が悪かった
ベリルも、急速に気力が戻り強い咳を何度かしつつ大きく深呼吸をして
胸を摩ってる様子からして、機能は全て戻ったようだ。

互いに情報交換をしつつ
(※しない意図は無いと思うので、何か考えが無い限り分断してから
合流地点までの得た情報やアイテムについては共有したと解釈する)
 それ等が終わると、ベリルが忌々しそうにマネキンを一瞥しつつ
首を軽く鳴らしつつ告げた。

ベリル「まっ……命あっての物種だな。斑鳩と成田はコーラを飲んでおきな
それと、レクイエムがそう言う代物ならば……『矢』の状態や誰の手にあるか
不明だが私達が出来れば獲得するか、無理ならば破壊したい」

斑鳩と成田にコーラの詰まった十本の瓶と、二本既に空けられた瓶が詰まった
バックを足元に置かれつつ、黒羽の持つボイスレコーダーが軌道した。
――ジジ……ジージ
『……あー、あー。こちら”ジャンボリ” こちら”ジャンボリ”』
少しのノイズの後に、嗄れ声で恐らく年は中年差し掛かっているだろう男性の
録音が流れてきた。ベリルは反応して呟く。
ベリル「ジャンボリ、聞き覚えあるぞ。確かに今回の騒動の調査に派遣された
メンバーの一人の筈だ」

アリーナの彼女が確約する中、ボイスレコーダーの主の音声は続く。
『良い情報と、悪い情報を残す。
まず良いほうからだ。
”矢”は二本とも、こちらの手で確保出来た。俺は持ってないが
メンバーの二人の手に渡ったのは、町で協力を申し出てくれた
シニカルマンが報告してくれたから、確かな筈だ。
これを……聞いてるのは、アリーナの未だ正気な奴だって事を
祈って、残しておく。俺の期待を裏切ってくれるなよな。

シニカルマンは、落書きの棒人間だ。あいつ等の声に晒されると
能力が喪失しちまうが、それでも随分俺たちを助けてくれた。
まだ隠れて生き延びてるのが居たら助けてやってくれ。
あぁ……畜生、悪い情報を伝えるのはどうも億劫で無駄話
したくなるが、俺も長くない。簡潔に伝える。
”ソイル”と”グレイシャー”が……死んだ。
いや、あれは死んだって言うか”レクイエム”になった。
これを聞いてる奴が……あー
”通路”を見れば、そう 見た通りさ。少なくとも、俺は
沈まなかったが、必死に呼びかけても目覚める様子は無い。
その先は下へ続くだろう。だが、あいつも必死なんだ
明確な仲間であるか、奴等でないと判別させなければ
これを聞いてる誰かさんも同じになる。それだけは頭に叩き込め。

あのオレンジの炎は、グレイシャーのものであるのは間違いない。
けど、俺が知ってる火とは異なる。きっと、あいつも矢を刺したんだ。
残された誰にでも開かれたエレベーターの門を必死に奴等が
流れ込まないように……そんな事せず、さっさと俺達の事を放っておいて
地下で未だこの混沌を収束する為に解毒剤を考案しようとしてる医者の所へ
逃げ込もうとすれば良かったのに……馬鹿野郎。

範囲の違いから、矢を刺した箇所は恐らくソイルは肉体に
グレイシャーはスタンド自体へと矢を使用したんだろうと俺は推察する。
今となっては、それが何の役に立つか知らないが……参考にしてくれ。
俺は、これを知る限り奴等にもっとも有効打になりえるコレに入れておく。

……最後に、一つ。
ソイル グレイシャー……今まで有難う』  ―ザザ…………。

ボイスレコーダーの記録音声は、ここで途切れている。
”矢”と言うものの所在、そして肝心の『医者』は
”ソイル”と言う人物が何かした場所を通過した先の下に居るらしい……。

600斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/15(水) 19:39:29
>>599

『土』と『氷河』に『皮肉屋』、そして『ボーイスカウト』?
Oh、ビッグニュース。

そんなニュースがこのマネキンに入っていたのはまあ、確かに有効だろう
連中は『賞賛』はしない、アレはただ『口角を吊り上げて息を吐いている』だけだ。

そしていくらかの情報。

一つ、『矢』はお手軽外付けパワーアップキットではないと言う事
地下一帯を迷宮に作り替えたり、無数の情報の炎を設置したりは出来るが
引き換えに『昏倒状態』のような物になるらしい、死んだような状態で、返答もないと言う事はそう言う事だろう。

 「その『矢』ってもの、さあ……『欠陥品』じゃねえ?」

DQのもろばのつるぎとか、実際有ったら誰も使わんだろうな
成田、黒羽、ベリル……は兎も角、自分が使ったら酷い未来しか見えない
『自分の影が周囲の金属取り込んで実体化して殺しにかかってくる』とか
『使って昏倒したけど10人は救えました』では話にもならない。

一つ、地下でこの混沌を収束する為に解毒剤を考案しようとしてる医者がいる
なお、明確な仲間であるか、奴等でないと判別させなければ『沈む』。

 *いしのなかにいる*

正確には沈む、というのは俺の想像だが
すくなくともこのダンジョン的にろくな事にならないのは確かだ
ごく最近身をもって知っている。

 「ん――……つまり」

パキャッ ゴッゴッゴッ

 「水道管辿った先にいる『ソイル』の何かした下に『探知系のスタンド使い』と『医者』がいて
 その上で俺達がスマイリーでのラフィングだのではないと示さないとアウトか。」

 ゲフー

 「失礼、まあ『ゴール』とその『ゴールテープの切り方』が知れただけグッドニュースだな」
 「んー、グッドテイスト ……服も治んねえかなコレ、気に入ってたジャケットなんだが。」

 「……レクイエム関連は正直あまり参考にならねえな、元の能力が解らない以上、比較すらできねえ」
 「ま、充分+にはなっているし、先に進むか。」

601成田 静也『モノディ』:2020/01/15(水) 21:05:35
>>599

『矢』を刺して起こる『レクイエム』というのはスタンド使いを犠牲にした上、スタンドを制御不能状態にしている…?

ゴクッゴクッ…

ベリルの言うコーラを飲みながら先程のテープについて考える。

「・・・!?なんだ身体が軽いというか腕の痛みも消えた!?」

少しハイになって、コーラの効力に驚きつつも警戒と道しるべの水道管の位置を探るのを続ける。

「証ってのは案外簡単かもしれませんね。要は『奴ら』になっていれば『スタンド』を使えない。」

「ならば彼らのもとについたならばオレたちのスタンドヴィジョンを見せて感染していないことを示せばいい。」

「それと…もしかして『矢』の一つはあの炎の中にある?」

先程のテープの内容が真実ならば『矢』の一つはあの炎に刺したらしい。

だとしてもあの炎が『スマイリー・スマイル』やその他の脅威から身を守ってくれている以上、
『矢』を取り上げる意味を見出せないが。

「とりあえず今は標に従ってみましょう。」

602黒羽 灯世『インク』:2020/01/15(水) 23:55:15
>>599

「フゥ――――・・・」

声が戻ってきたことを安堵しつつ、
ボイスレコーダーの内容を頭の中で整理する。
ジャンボリ。ソイル。グレイシャー。

「グレイシャーが炎のスタンド使い……
 ソイル……言葉の意味そのままであれば『土』だけど、
 コードネームみたいなものをそんな分かりやすくはしない、か」

「『施設を作り変えているスタンド使い』が、それっぽいけど」

レクイエムが過程はどうあれスタンドを強くするものなら、
巨大地下施設を自在に作り変えるのも可能だろう。

自分がそれを使いたいとは、まるで思わないが……
命を捨ててでもやらなければならない『仕事』は、『ある』

       「……」

「……考えても『場所』に着かないと意味はない、か。
 『スマイリー・スマイル』達が地面を掘り返すより、早く」

思い出すのは、『闘技場』のこと。
だが……あそこは『封鎖』されてもいた。
あまり、可能性が高いとは言えない。
今は成田の『耳』に頼るのが優先だろう。

「……とりあえず歩きださないとね。成田君、案内をお願いするのだわ」

603『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/16(木) 23:13:40
>>600-602(ALL)

黒羽やベリルに続き、斑鳩と成田はコーラーを飲む。ゲップはご愛敬
 流石にケープに罅が加えられた腕の骨等の痛みは静まらないが、それでも
今まで蓄積した疲労が殆ど拭い去られたのは感じた。これなら未だ戦える……

ベリル「……少し気になる事もある。いや、多分闘技場の奴等の一人か
どっかの部屋で野垂れ死んでる可能性が大だが。”ジャンボリ”の末路だな」
 まぁ、十中八九いま述べた通りだろうがなと彼女が呟くのを三人は
聞きつつ、水音を頼りに一つの扉に辿り着く。鉄で出来た扉だが
幸い施錠もされておらず、少し重たいドアを開閉して……。

ベリル「……もう、この場所で絶句するような代物は多く見て
何も驚かないつもりだったが、こりゃどう言う光景だよ おい」

――通路の壁や天井から人の手足や後頭部らしきものが生えている。
貴方達が足を踏みしめようとする床部分の多くも、人体の背中や臀部
顔は露出せず腹部のみが突き出るように生え、側面の両方の壁からも
掴もうとするように多くの手なり人体の足が突き出している。
 その壁や床、天井から出てる人体はコンクリートと同等の材質と
同化しているようで、全て見たところ生えてる人体は灰色の見た目だ。

コーラーの影響もあり、よくよく目を凝らすと。もっと更に奥
50m程度向こう側は、その彫刻のようになってる無数の人体が
融合した通路が徐々に少なくなり。

――一人の、胸に何かを貫くような姿勢の彫刻が見えた……。

604成田 静也『モノディ』:2020/01/17(金) 12:29:34
>>603

「これがこの迷路を作った…『ソイル』さんか…?」

沈んだとは聞いていたが完全に埋没したわけでは無く、このように悪趣味なオブジェのようになっていたとは…。

「…とりあえずさっき話した通り、スタンドを出して『スタンド会話』で敵意の無いこと、『感染』していないことを示しますか。」

本来ならば、アリーナ所属のベリルさんが行うのが適任かもしれないがいざという時に対応できる『モノディ』が出た方がよさそうだ。

スタンドを出し、奥の『ソイル』さんらしきモノにほんの少しだけ近づける。この際にモノディにはむき出しの部分を通して
『心音』などがあるかを一応確認させる。

『貴方は…アリーナ所属のソイルさんですか…?』

『オレたちは…同じくアリーナ所属のベリルさんに同行してこの事態を収めるために貴方たちを探してここへやって来ました。』

『この通りスタンドを出すことができる事、貴方たちジャンボリさん、ソイルさん、グレイジャーさん達の
遺したメッセージを元にここへ来たことが『奴等』・・・『スマイリー・スマイル』の影響を受けていないことと、敵でないことの証明になりませんか?』

『どうか、この声が聞こえたのならば道を開いてくれませんか?』

…このメッセージが通じるかは完全に賭けだ。例のブザーも無いし、『合言葉』もいまだ完全に解けているとは言えない。

それでも今はこれしか方法が思いつかない。

・・・?胸に何かが刺さっている?あれが例の『矢』だろうか?

605斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/17(金) 18:15:16
>>603

 「動物園から始まって植物園の次は…美術館か」

 「中々の前衛芸術だ、こんど音声ガイド辺りでも置いといてくれ。」

眼前の光景?さあ……切り落としたゴルゴーンの首を乱用したらそうなるんじゃないか?
石化して沈んでいるのは多分……ラフィングだろう
そして証明できなければ次は僕達だ。

 「奥の『矢』までおよそ50m…遠距離操作型の射程限界か」

勿論僕のスタンドの射程外でもあるし
おそらくソイルで有ると思われる奴も……彫刻にしか見えないな。

 「ありゃ駄目だな、彫刻にしか見えない。こっちが『見えたり、聞こえたり』してると思えないな
 まっとうな判断力が残ってるなら兎も角……『石像』に対して如何証明すりゃいいんだか。」

左手の鉄球を握りつぶし、振りぬく 分離、再結合。
鎖を『2mの金属棒』に作り替え、射程ギリギリから地面を叩いてみる。

 「奥の方でラフィングが地面掘ってたと聞いた時は、何でそんな事してんだかと思ったが……」
 「ま、これなら確かにそうもしたくなるな。」

 (だが、原因としては『矢』なんだ……あれを如何にかして手に入れれば、この事態も。)
 (『アレ』を試して狙ってみる、価値ありか。)

606黒羽 灯世『インク』:2020/01/17(金) 21:03:07
>>603

「なっ………なに……こ、これが『レクイエム』の末路?」

「それとも……いえ、少なくとも、自然に出来上がったとか、
 まさか……元からこういう地形だったとはとても思えないのだわ」

明らかに……人間が元になっている。
元。つまり『素材』という意味だ。
悪趣味なお洒落でこんな事をやっているはずがない。

・・・とりあえず、明らかに体の部位らしさが残る床は踏まないようにする。

「矢を肉体に刺した『ソイル』……とてもこれは偶然の一致とは思えない」

           スゥー・・・

「成田君、近づきすぎないように……それと、足元や頭上にも気を付けた方がいいのだわ」

『インク』を、胸の高さに構える。言葉通り周辺の警戒も続ける。
筆はスタンドを発現している事を示す事であり、いざと言う時の備えでもある。

607『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/18(土) 09:02:39
>>604-606

成田、斑鳩の呼びかけや地面を金属棒に変化させたスタンドで叩く行為にも
通路の道の壁と化すオブジェや向こう側にいる『ソイル』と思しき彫刻と
化す存在に対しては無反応だ。

黒羽は、慎重に人のオブジェに至ってない床へと一歩足を踏み入れる。

   ――ギュン   ズズズッ・・・

すると、どうだろう? まるで硬さを感じずに貴方の足首まで石で出来た
地面の硬さは、まるで水か泥で出来ているかのように浸かった。

ベリル「黒羽! ふんっ――!」  ガシッ ググッ!

自分一人で引き抜こうとするには、かなり力が居る。隣で周囲に警戒を走らせていた
ベリルが貴方(黒羽)の体をスタンドで羽交い絞めにして全力で後方に引っ張る事で
何とか引き抜く事が可能となった。

ベリル「はぁ……はぁ、床は歩けないっ! ……オブジェと化してるこいつ等は」

 ス……トンッ。

ベリル「……セーフ。だが、こりゃヘビーだ……オブジェ化してる奴等を踏んで
進めば、とりあえず問題なさそうだが。あのソイルって奴を叩き起こすか
介錯するにしても、あいつの周囲は目測で5,6m何もない開けた空間になってる」

黒羽が一見何の変哲も無いが、足を踏んだ場所が底なし沼のようになっている
床を踏んだ事から、状況が一層と困難に近い事を明らかにさせた。

無機物ならば特に問題無いが、彫刻と化したソイルのほうに接触するか破壊するなりし
レクイエムを一時止めなければ、向こう側へ行くのは難しい。
オブジェの舗装は、44m程は幾らか足を踏める場所があるものの、それより向こうは
何も存在する事がなく、不用意に近づけば貴方達もオブジェとなる未来は濃厚だ。

ベリル「迂回する道は、多分無いな。医者へ行くには何としてでも私達は
あいつの能力を一時的に解除か、永遠に停止させなければならない」

608斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/18(土) 19:34:12
>>607

 「寝てるみたいだな」

肩を竦める

 「……とはいえ。」

スリングを振り回し、元、ソイルの石像に向かって一投する
……やはり鉄球は届かない、射程外だ。

 「元人間を踏んでいく…っていうのも不気味だしな」
 「『彫刻』を砕いて辺りにばら撒けば、足を踏み外す可能性も少なくなるが。」

好悪ではなく、リスクとリターンの問題だ
次に足を踏み外した場合、不安定な足場で引っ張る奴はいない
下手をすれば諸共沈む事になる。

 「微妙だなぁ……どうすっかなぁ」

目の前の問題と…その勝利条件を明確にしなければならない
自身の射程20m内に『矢』を入れるには、接近が前提になる
下手にあの『矢』にスタンドを掠らせようモノなら、やはり昏倒しかねない。

 「あの『矢』…未だに石像の手元にあるように見えるが、それがまだ効力を発揮してるのか」
 「だったら『矢』をはたき落とせばいいんだが。」

つまり、射程50m内のスタンドで無い物質であの矢を叩き落とせれば、接近する必要はない
襟元を弄る、こういう時の為に入れといた物を取り出す時だ。

 「黒焦げになってても使えるのが良い『ナイフ』ってもんだ。」

刃を出し、鉄球の中に埋め込んで形を整える、投擲時にちゃんと目標に当たらねばならない
先程の投擲でコースは掴んだ、途中でスタンドの射程外になり、周囲を囲う鎖が消えても、中のナイフは実在している物体だ。

 (単に腕の力でぶん投げるなら届かねえ距離だが、回転の力、『遠心力』なら問題は無い)

 「――後はあの矢の柄に命中させて、叩き落とす。」

遠心力でのナイフの投擲(ス精BB)
駄目だった場合?次の手を考えよう。

609黒羽 灯世『インク』:2020/01/18(土) 22:04:46
>>607

「うっ…………!? な、生のコンクリートを踏んだみたいな……いえ、これはッ」

          「足が沈ん、で」

                   「うぐっ」

何とか助けられたが・・・『即死』もあり得た状況だ。
冷や汗を拭いつつ、ベリルに頭を下げておく。

「助かったのだわ、私としたところが油断していた……」

見据えるのは地獄に誘う道、距離50m。
脳裏やメモにストックしてある『記事』の中に、
それを埋めるような攻撃手段は思い当たらない。
球技などでも『50mの精密投擲』は、まず有り得ない。

であれば、ある程度近付くか・・・上手く行くのか?

「非常事態とはいえ……人間の死体みたいなものよね、オブジェは。
 踏むのは夢見が悪いのもあるし……『本当に安全』とも言い切りづらい」

簡単に崩れる可能性もあるし、置き土産がある可能性もある。
人間のような形だ、というだけではない以上、末期の遺志はあり得る。

ゆえに、ここは斑鳩の投擲を一旦見守りつつ、何らかの反撃などに備え記事を構えておく。

610成田 静也『モノディ』:2020/01/19(日) 00:30:53
>>607

…どうやら目測は外れたようだ。

踏み込んだ足は危うく沈んでオブジェの仲間入りをするところだった。

が、ベリルがすぐに沈まぬ部分…オブジェと化した連中を足場にすれば大丈夫なようだ。

>>608

「石動さん、少し迂闊です!相手は『矢』を守るために『ソイル』は突き刺した。」

「ならば下手に奪おうとしたら何かしら防衛として反撃してくるかもしれませんよ!?」

口に出すと同時に身構え、防御と周囲のカバーに入る。

モノディの耳にも何かを捕らえるものは無いかと警戒させる。

611『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/19(日) 19:40:57
>>608-610(ALL)

貴方(斑鳩)は鉄球にナイフを突き刺し、遠心力をつけて矢を叩き落とし
レクイエムを停止、もしくは矢を入手せんと試みる。

だが、成田の警告の句もあったが今一度考えて欲しい。
『ソイル』の胸に『矢は突き刺さっている』。
つまり、片手で握ってるか両手で握ってるか等はさておき。
”矢は彫刻としたソイルの体に固定”されていると言う事だ。

黒焦げのナイフが、矢の矢筈部分へ強かに命中する。
 矢、自体は何らかの理由で彫刻のように固くなってない為に
幾らか衝撃で揺れるものの、ソイルの体に中心より少し先部分まで
埋め込まれてる故に、どうやっても今の方法では矢の節影部分まで
折る事は出来たとしても、叩き落とすなどは難しいだろう。

         ――ゴゴ・・・
                      コツ コツ コツ コツ コツ コツ

超聴覚を持つ貴方(成田)は、矢にナイフが命中してから直ぐに
その周辺の外壁に僅かに聞こえる振動音。それと後方、約200m程
まだ遠方であろうが、そこから、こちらへと近づく人間の歩行音を聞いた。

612成田 静也『モノディ』:2020/01/19(日) 21:14:42
>>611

クソッ、いやな予想が当たってしまった。

「皆さん!『ソイル』さんが…『レクイエム』が防衛として何か起こそうとしています!一度退避を!」

「それと後方約200mから人の足音が!続けて警戒してください!」

なんだかよくわからんが何かが起ころうとしている。その状態でこの場に居続けるのは危険だ。

…状況だけに仕方ないとはいえ、ちょっとだけ恨むぜ斑鳩さんよ。

後ろから誰かが来ているみたいだが、目の前のレクイエムの攻撃に晒されるよりは遥かにマシであろう。

『ソイル』の『レクイエム』がこの迷宮そのものというのならば、上下左右全てに警戒すべきだろう。

モノディを出して警戒と防御の体勢をとる。

それと200m先にいる相手の情報をもう少しモノディで探れないかやってみる。

613斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/01/19(日) 21:41:25
>>611

 「んー……駄目か、石膏辺りなら諸共切り落とす自信あったが、カルシウムかチキン質で出来てるのか?」
 「逆に言えば、これで石像が軽く崩れる事もなさそうだが」

ソイルの強度は予想以上らしい
下が底なし沼とはいえ……『奥の奥の手』も考えたが、これは射程外だろう
こうなると破壊は現実的な手段ではない、無理だと言われると意地でもやりたくなるが、切り替え時だ。

 「なんにせよ、コレで遠距離から如何にかする線は消えたな」
 「と、なると」

そーらをじゆうに 飛びたいがそんな能力は自分に無い
空中に足場を作れるスタンド能力なら別だが。

 「ドラえもんもいねぇ事だし、44mまでは目算で接近できるとベリル・ストックのお墨付きも有るし」

脚の鎖を解除して四脚と化す、ケンタウロスにはちと胴体が足りないが
安定性という視点なら二脚より抜群に上だ、途中の石像同士を鎖でつないでおけば、不意に足を滑らせてもそれを掴んで余裕が出来る。

 「俺の鎖が最大15mで、その上地面に振れても『沈まなかった』事を考えれば……」

先程に確認済みだ
鉄棒で地面を叩いても、軟化はしなかった、鎖は『無機物』扱いらしい。

 「俺の実体化する『鎖』は『足場』に出来る、編み込んで石像同士をつなぐ『橋』にしてもいいし、『タイル状』にして足場にしてもいい」
 「黒羽の靴が無視されて沈んだ事を考えて、橋を優先しても……『6m』なら余裕だな、行くか。」

適当なラフィングを4〜5人捕まえてちぎって足場代わりに放り込む案もあったが、回りくどい上に面倒なので却下、
地面の軟化を利用して、鎖でボートを作る案もあったが、浮力の問題があるし4人だと鎖が足りなさそうなのでそちらも却下、
残りはこれくらいだろう、不安定な足場である以上、細心の注意を払って進まねばならない。

 「……ところで石動って誰だよ?成田のカノジョ?」

態と間違えたわけでは無かろうが、カウント1としとこう。

614黒羽 灯世『インク』:2020/01/19(日) 23:19:37
>>611

「――――! 固い・・・遠くから当てる攻撃じゃ無理ね」

「それに試行錯誤の時間も、どうやら無いみたいだわ」

この中で最も高い応用性を持つのは斑鳩のスタンド。
彼の能力なら、『沼渡り』を成し遂げられるかもしれない。
6mは離れた位置から矢を引き抜けるかもしれない。

ならやるべきことは――――

            クルッ

向く方法は『斑鳩』の方だ。彼を襲う攻撃を防がねばならない。
或いは彼が落ちたとき、即座に救出しなければ『終わり』だ。

                 サラサラ

『シンプリー・レッドが人間を引き上げた』と書き、手元に残す。
先に書いていた『パンチをした』については、今は残しておく。
壁から腕を伸ばしてくる、といった攻撃への対処手段のためだ。


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