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【ミ】『星屑のサラウンド』

595『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2020/01/13(月) 20:45:54
>>592-594(ALL)

 声、は出ない。然しながら、それでも貴方(黒羽)は理論的に
思考を働かす事が可能なのは『呼吸』が出来てるから。当たり前の話だが
殆どの生物は呼吸が出来なければ数秒で死ぬ。だから『口笛』だって可能だし
声以外は特に問題ない『拍手』だって問題ない。

ベリル「?? とち狂ったのか黒羽っ、私……は限界だっ」

一声吠えて、シンプリー・レッドの片腕を翳し顔面へ殴りつけようとする刹那。
     ――シュゥゥンッッ――!!

『マネキン』は、高速でポーズを変え貴方に片腕を突き出し。
      
   ――グッッ――zノッ!!
『サムズアップ』のジェスチャーをした。それに、ベリルが
虚を突かれ動きを止める。マネキンは、その間にも変色した黒色は
瞬く間に白色になり……そして。

  カランカランカランッ。
マネキンはバラバラへと、間接の継ぎ目がある腕なり足なりバラバラに崩れた。

腕に刻印された文字の全貌が明らかになり、ラテン語で『Sit laus(賞賛)』
と付けられてた事が判明する。それと共に、胴体部分の穴から何かか転がり出た。
……『ボイスレコーダー』だ。

異様な能力のマネキン、そして中に仕舞いこまれていたボイスレコーダー。
恐らく、何か貴重な情報が入っていたのは間違いない。
 それを拾い上げたのと同時だろう、足音が二人分聞こえて反射的にベリルは
そちらへ構える。貴方も振り向くと随分と全体が焼け焦げ、露出してる顔や
手の部分に酷い火傷が見える斑鳩と成田が姿を通路から現した。

……これで、四人とも再会を果たした。短いようで、とても長く感じる分断の果てに。


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