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ながされて藍蘭島なりきりスレ

1 ◆9G43EYn6.o:2011/06/06(月) 17:25:50 HOST:softbank126110089187.bbtec.net
このスレは、ながされて藍蘭島でなりきるスレです。
ルール
1、荒らしは無視。
2、一人三役まで。
3、オリはあり。
4、本家以上のエロや、グロはなし。
 
このくらいです。付け足すべきところがあれば、
付け足します。(指摘していただけると嬉しいです。)
>>2 PFの書き方

レス禁

2 ◆GKAYLRx/QQ:2011/06/06(月) 17:36:28 HOST:softbank126110089187.bbtec.net
PFの書き方(オリのみ)

名前:(読みも)
性別:
性格:(なるべく詳しく)
容姿:
備考:

です。それではレス解禁です。
>ALL

3 ◆9G43EYn6.o:2011/06/06(月) 17:49:14 HOST:softbank126110089187.bbtec.net
(p:すみません>>2のトリップ間違えました)
立てたばかりですが3人キャラが埋まったらキャラを選びます。
どんどん入ってください。
>ALL

4 ◆9G43EYn6.o:2011/06/06(月) 17:59:02 HOST:softbank126110089187.bbtec.net
(p:落ちます)
>ALL

5 ◆9G43EYn6.o:2011/06/11(土) 16:09:13 HOST:softbank126110089187.bbtec.net
上げておきます。
ただいま募集中!
>ALL

6 ◆9G43EYn6.o:2011/06/22(水) 22:16:34 HOST:softbank126110089187.bbtec.net
上げておきます。
>ALL

7 ◆9G43EYn6.o:2011/08/22(月) 22:34:48 HOST:softbank126110089187.bbtec.net
ひさびさに上げます。
今月中にオリキャラ「神野恭介」のプロフを出します。
>ALL

8名無しさん:2013/12/28(土) 18:21:34 HOST:softbank126061068249.bbtec.net
藍蘭島二期ねえ…漫画自体同じようなネタばっかりでつまらない
っといっても全巻ととんかつのぬいぐるみを持っている俺だが…
そろそろ設定を変えて行人以外の男を出して欲しい
新鮮さが薄れている(今のは昔よりずっと)
だいたい単庫本の表紙とか主人公は行人なのになぜほとんど出ない?
確かにヒロインはすずと認めるけどあまりにも主人公としての立場がねえ…
こうも表紙に出てこないんじゃ…
とりあえず行人の人間の男の競合相手(剣でも推理でも)、すずみたいな体を盗撮する男
ちかげの家にあるガラクタを修理して色々やらかしてくれる男とか…
もう1人男を出すだけでネタはもっと増えるはずだぞ
最新のガンガンではまた紅夜叉の話だし…(これで3度目)
二期やるならある程度原作の設定を変えて男2,3人ぐらいるぐらいでやって欲しい
下野さんからみたらうたプリとかみたいな感じで…
男が2,3人増えたぐらいで行人の争奪戦がなくなる訳ではない
難癖のある男を出せば問題ない
マンネリ化なんてするから藍蘭島よりソウルイーターの外伝みたいなのが先にアニメ化するんだ

9名無しさん:2016/05/01(日) 13:34:18 HOST:softbank126028083242.bbtec.net
今日はメーデー。昔は夏の訪れを祝う日とされていた
只、時期に大きな変化を遂げて今は「労働者の権利を主張するイベントが開催される」日になったらしい
本土で8時間労働制の実施や失業の防止、最低賃金の保障といったスローガンを掲げて集会をやってたらしい
本土は賃金だがすず的なイメージで分かりやすく言うと
普段は8時間働いて報酬に豆大福20個もらうところを忙しくなって仕事時間が長くなって10時間や半日まで働いてやっと20個もらったり、あるいは仕事は8時間でいいが経営が苦しく報酬の豆大福が10個になったり5個になったりする感じ
とうとう経営が苦しくなると14時間、15時間と仕事が続き、報酬の豆大福が1個あるかあるいは1個の半分しかないか、最悪は全くなくなってしまう
そうなるとすずだって不満や文句だって言いたくなるよな
まあそういう事件がこの日の当時本土や他の国であった事だ

夏に関してだけど暑くなるとすずは脱ぎそうだし、行人しか男がいないこの島では目のやり場に困るからすずの家にはやっぱ冷房も設置しとく
どのみち暑さにめっぽう弱い美咲もいるから冷房は必要だと思う

10名無しさん:2016/12/07(水) 11:09:46 HOST: softbank126028054114.bbtec.net
【TOB】髪結い

1.
監獄島は石造りで、夜になると結構冷える。足の裏からしんしんと熱が抜かれる寒さだ。俺にはもうあまり関係がないが、それでも冷たいよりは暖かいほうがいい。せっかくいい加減に回った酔いが覚めてしまいそうだ。
そのまま、まっすぐ寝床に向かう俺の足を止める声があった。
「ロクロウ」
振り向くまでもなく、そこにはライフィセットが立っていたのだが、隣にメディサがいるのは少し意外だった。二人とも簡素な服の上に、毛布を被っている。もう寝るだけといった風情だ。
「応、ライフィセット。どうした?」
「あ、あの、ちょっとロクロウに、お願いがあって……」
「ん? なんだ?」
始めに声を掛けてきたときは張り切っていたのに、今は少ししぼんでしまっている。メディサは薄く微笑んでいるばかりで何も言わない。俺は首を傾げた。この、見た目の割には豪胆な男が、俺に遠慮するような頼みごととは。ややあって、ライフィセットは意を決したように言った。
「ーーあの、ロクロウの髪を、結ってみたいんだけど、いいかな」
「……は?」
髪を? 結う? 俺の? ……何故?
疑問符が並んだところで、メディサがぷっと吹き出した。ライフィセットは言葉を続けようとしているが、ええと、その、しか出てこない。俺は再び首を傾げた。さっぱりわからない。
「なんだ? 新しい遊びか?」
「あ、遊びじゃないよ、その……」
そこでようやくメディサが助け船を出した。
「練習よね、ライフィセット」
ライフィセットは答えず、顔を赤くして寝巻きの裾をぎゅっと握った。
そこで俺はようやく気が付いた。
「あー……ーーっはははは!」
納得はそのまま笑いに変わり、ライフィセットの機嫌を盛大に傾げてしまった。

ライフィセットとメディサがベッドに腰掛け、俺はその前の床に座る。髪をまとめていた紐をほどくと、まだ湿った髪が、ぱさ、と広がった。
「髪くらいちゃんと乾かしなさいよ」
「応、すまんすまん」
メディサの小言を聞き流し、俺は顔を上げて、真剣な面持ちのライフィセットを逆さに見た。
「好きにいじってくれていいぞ。朝にはほどけているだろうけどな」
「うん、ロクロウ、痛かったら言ってね」
「応!」
そして一櫛目がぐしりと突き刺さり、俺はいきなり口を開く羽目になった。
「いて」
「っご、ごめん!」
「ライフィセット、いきなり根本からやっては駄目。毛先から梳かすの」
「う、うん」
それでも何度か頭が引っ張られ、そのたびにライフィセットが謝るので、とうとう俺がメディサに怒られた。
「ロクロウ、あなた、髪の長さが本当にざんばらね! だから絡むの。普段はどうしているのよ」
「絡んだところは切ってるぞ。今日も切ってくれて構わん」
メディサが目を吊り上げたのが見えるようだった。
「駄目。絶対に駄目。あなたは良くても、そんなことライフィセットに覚えさせられないわ。ーーいい? 女の子の髪を勝手に切るなんて、絶対に駄目よ」
「う、うん。わかった」
俺は女の子じゃあないんだが、まあ、練習だからな。にしても、そんな調子で俺の髪を梳いていたら、結う前に夜が明けてしまう。俺はもう、酔っぱらっているし、借りた毛布は暖かいしで、かなり眠いんだ。だが、きっと船を漕いだら、メディサにまた怒られるんだろうなあ。だが、あくびくらいは許してもらおう。
案の定、なんとか髪を結える状況に持っていくまでで、メディサが許す夜更かしの期限を越えてしまったらしい。
「今日はここまでにして、ライフィセットは寝なさい」
これからだ、というのに、ライフィセットは少し残念そうだったが、大人しく答えた。
「……うん、わかった。ありがとう、メディサ」
「ロクロウ、あなたも寝るならベッドで寝なさい」
「んあ」
毛布を剥がれて、自分が半分くらい寝ていたことに気が付いた。頭を降ると、さらさらと髪が落ちてくる。こんな風に髪をくしけずったのは久しぶりだなあ。いつぶりだったか、しかし、それは思い出せなかった。
「ロクロウも、ありがとう。無理に起こしてごめんね」
「んー、いや、もう寝るからな。おやすみ、ライフィセット」
「うん、おやすみ。……それで、あの」
ライフィセットは、少し声を潜めて言った。
「また、練習させてもらっても、いいかな?」
俺の返すべき言葉なんて、一つきりしかない。
ーーただ、せっかく梳かしてもらった頭は、翌朝には元に戻っていたのだが。

11名無しさん:2016/12/07(水) 11:11:48 HOST: softbank126028054114.bbtec.net
2.
最後に風呂から上がったアイゼンが、ぎょっとした顔で俺たちを見た。その視線にライフィセットは手を止めたが、俺はただ杯を乾かすことだけに専念した。そうでないと笑ってしまいそうだった。
「……何をしているんだ?」
「ぶっ」
だが、そう尋ねられた時には耐えきれなかった。心底意味不明という顔で、若干こちらを心配さえしているアイゼンがおかしくておかしくて、しかし吹き出した途端にライフィセットが唸る気配がしたので、なんとかそこで踏みとどまった。
「……練習だよっ、練習」
ライフィセットがむきになったように言って、また手を動かし始めた。アイゼンは俺に顔を向けてきたので、笑って返した。
「そうだ、特訓だな。なにせ、髪は女の命だそうだから」
そして、左手をひらひらと降ってみせると、察しのいい副長殿はそれで理解したらしい。吐息だけで笑った。
「……それでてめえが実験台か」
「応。なかなか楽しいぞ」
「そりゃ結構だな」
そして俺が注いだ杯を、横からアイゼンがかっさらう。ぐいと干すのが見えた。こいつ、人が動けないのをいいことに。
「こら、返せ」
「たまにはいいだろうが。風呂上がりは純米が旨い」
「それはそうだが、飲む気なら杯を取ってこいよ」
徳利まで取られて、二杯目を飲まれている。そりゃあ、少し燗をつけた純米心水は旨いし、分けてやるのもやぶさかではないが、俺の分がないのはいただけない。仕方なしに、俺はつまみをかじった。
「お前、イモケンピ食いながら飲んでんのか」
「応、ライフィセットからの差し入れだ。お前にもおすそ分けしてやるぞ?」
一本つまんで差し出せば、ようやく杯と徳利が返ってきた。よしよし。注ぐ間に、アイゼンもライフィセットの隣に座ったようだった。
「鳥の巣みてえな頭だな。そこ、切っちまったほうが早いんじゃないか」
「駄目だよ、女の人の髪は、絶対に切ったりしたら駄目だって、メディサが言ってた」
「……そうか」
それからぽりぽりと、イモケンピをかじる間があって、再びアイゼンが口を開いた。
「……ライフィセット、少し櫛を寝かしてみろ」
「え? ……こう?」
「もう少しだ、そして根元を押さえて……」
髪を引っ張る手つきが変わった。ライフィセットの歓声が上がる。
「わあ、アイゼン、すごい!」
しばらくライフィセットが格闘していた、アイゼン曰くの鳥の巣が攻略されたらしい。アイゼンはまた息だけで笑った。
「ーーアイゼンの妹は、髪が長いの?」
一旦櫛を置いて、ライフィセットは髪を編む段階に入った。同然、三つ編みだ。いや、メディサは別の名前で呼んでいたが、何だか忘れてしまった。
「……いや」
おそらくアイゼンは、たまに見せる柔らかい顔をしているのだろうな、と感じた。
「短い、お前とそう変わらないくらいだ。それでも、たまに髪を梳いてくれと言われることがあって……痛いとか雑だとか、文句ばかりだったが……」
「仲がいいんだね」
ライフィセットは過去形を使わない。アイゼンが笑った気配がした。俺は黙って杯を傾けた。燗は冷めつつあったが、腹に溜まったものがぽかぽかと暖かい。
「ーーできた!」

12名無しさん:2016/12/07(水) 11:12:28 HOST: softbank126028054114.bbtec.net
ライフィセットが弾んだ声を上げ、手が離れた。髪が少し引っ張られているような感覚があったが、毛先まで一本の紐のようにまとまっているので、形にはなっているようだ。
「ぶっ」
珍しくアイゼンが吹き出した。喉の奥でくつくつと笑う。
「あっ、アイゼン……!」
「なんだ、どうした?」
「ロクロウ、鏡見てこい」
「応!」
「だめっ、ロクロウ、だめ!」
俺が立ち上がるぎりぎりで、留めていた紐がほどかれ、髪をわしゃわしゃとかき混ぜられた。
「あっ、ライフィセット、やったな」
「ロクロウの素直な意見を聞いておいたほうが、よかったんじゃないか」
「もう、アイゼンの感想でよくわかったよ、もっと練習する。だけど、今日はもうおしまい、ロクロウ、ありがとう」
「応!」
ライフィセットが櫛の手入れに洗面所に行った。俺も今日はもう寝るか。徳利に残った最後の一杯を飲み干して、食いかけのイモケンピは袋に仕舞う。
「……お前も、よく付き合ってやるもんだな」
ぽつりと溢したアイゼンは、呆れで覆った瞳の中に、隠しきれない情を滲ませている。だからこの男は穢れを溜めて、自らを袋小路に追い込むんだろうなあと思った。だがそれが、アイゼンの呼ぶ《舵》なんだろう。ならば俺がとやかく言う理由もなかった。
「応! これでも多少は分かっているぞ。斬ることだけじゃないんだ、俺のやりたいことは」
まあ、大体は斬ることだけどな。そこまで言わずとも、アイゼンは、やれやれだ、と肩をすくめた。
「アイゼン、ロクロウ! 寝る前にはちゃんと歯を磨かないとだめだよ!」
ライフィセットが洗面所から顔を出す。おっと。そう言われちゃあ行かないわけにはいかない。女衆に告げ口されるのは恐ろしい。
「……どちらが年上か分からんな」
「その言葉、そっくりそのままお前に返すぞ、アイゼン」
アイゼンものっそりと立ち上がって、洗面所へ向かう。寝巻きなので、その背中には同然、裂け目がない。
俺だって少しは思うところもある。
この暖かさが、もうしばらく続けばいいというくらいには。

13名無しさん:2016/12/07(水) 11:13:55 HOST: softbank126028054114.bbtec.net
3.
「はい」
ぶっきらぼうに手渡されたのは小瓶だった。うす黄色い液体が、八分目ほど入っている。揺れ方からして油のようだ。
「なんだこれ?」
「椿油。あんた、使ってないんでしょう」
「椿油?」
なんに使うんだ? と思ったのが、顔に出ていたらしい。ベルベットは心底呆れたように腕を組んだ。
「あんたねえ……椿油っていったら、髪油でしょ。それくらいは知ってるわよね?」
「ん? ーーああ、そうか」
自分の生活には縁遠いものだったので、すぐには思い付かなかった。髪油なんてものを最後に使ったのは何年前か……思い出せなかった。それこそ七五三の時以来かもしれない。
「なんでこんなものを俺に? お前こそ使うんじゃないか」
「馬鹿にしないでよ、気が付いてないとでも思った? あんた最近、髪の手入れしてるでしょ」
「なに、分かるのか」
驚いた。夜に少し梳いて弄るだけで、朝にはすっかり元通りになっているというのに。しかも毎晩じゃない。分かるはずがないと思っていた。だが、ベルベットは得意気に鼻で笑った。
「男ってほんと無頓着ね。エレノアだって気付いてるわよ。最近あんたの髪が妙に落ち着いてるって」
俺は自分の髪に指を通してみた。相変わらずぱさぱさと跳ねている。
「すまん、全く違いが分からん」
「……あんた、自分のことでしょ? そのくらい気を使いなさいよ。っていうか、身だしなみの範疇よ、そのくらい」
「お、応……」
《災禍の顕主》としてより、小娘然として言われるほうが、よほど言い返せない。女には逆らわないのが一番だ。荷物で塞がっていなければ、両手を上げてやってもいいくらいだった。ベルベットは溜飲を下げたようで、俺を少し睨むと、くるりときびすを返した。まだ鍛冶屋に行っていない。炎石と燃料を少し買い足さなければならなかった。
「……黒髪には椿油がいいんだって」
ベルベットが、俺に聞かせるというわけでもなく、ぽつりと呟いた。視線はこちらに向けずに、また小さく口を開く。
「姉さんが言ってた。金髪みたいに派手じゃないけど、きちんと手入れすれば綺麗よって……寒くなると、椿の実を拾いに行ったわ」
「そうか」
ベルベットは近頃、よく家族の話をするようになった。普段よりは幾らか穏やかな顔をする。悪いことではないだろう。俺も気持ちが分からんでもない。
「だからお前も髪の手入れはきちんとしているというわけか?」
「そうね。あと……。ーーラフィが綺麗だって言ってくれたから」
その言葉には、寂しさと、どこかほっとしたような、達観したような声の響きがあった。俺は、なるほど、と思った。
なるほど、ライフィセットがこだわるわけだ。惚れた女のこんな顔を見たくはないだろう。
「……いいなあ」
「なにが」
「いや、何でもない。ただ、そういうのはいいなあと思ってな。俺にはもうよく分からなくなっちまった。業魔だからな!」
余計なものは斬って、斬り捨てて、ここまで来た。そうして捨て置いたものにも、いくらか価値はあったかもしれないと、今になって思うことがある。ただ、もうそれは分からないし、二度と手に入れられることもないだろう。それならば、俺は今持っているものを研いで、生きていくしかない。俺は《夜叉》だし、そうありたいと願っているから。
だから、今俺の手の中にあるものは、なるべく取り零さないでいたい。
俺が笑うと、ベルベットは目に見えて歩く速度を落とした。背中を追っていた形が、途端に逆転する。俺は首を傾げながら、後ろを振り返った。
果たして、そこには、偽悪然として腕を組む、十九の小娘がいた。
「……それで」
「あ?」
「……誰があんたの髪を誉めたのよ」

14名無しさん:2016/12/07(水) 11:14:28 HOST: softbank126028054114.bbtec.net
そこで俺はようやく気が付いた。
「あー……ーーっはははは!」
納得はそのまま笑いに変わり、ベルベットの機嫌を盛大に傾げてしまった。
「ーー何よ、別に誰だっていいけど……あんたが自分の身なりに気を使うなんて……誰に言われたらそうなるんだろうって思っただけ、そんなに笑わないでよ!」
「ぶっ、はは、だから今日ーーははははっ!」
だから今日、見送るエレノアが妙に真剣な顔をしていたのか!
きっと、ベルベットは大して興味があったわけではないだろう。だが、マギルゥとエレノアにせっつかれて、買い出しの時に聞き出せとでも言われたに違いない。だから髪油なんてものも用意してーー笑いが止まりそうになかった。《災禍の顕主》ともあろうものが、小娘の欲求ひとつ、はね除けられないなんて!
そんなのは知れている。こいつもそう変わらない小娘なんだ。
それでも憮然とした顔で、それでも訊いてくるんだから、笑わずにはいられない。しかし、そろそろ蹴られる強さが照れ隠しを越えてきている。お前の足で向こう脛を蹴られるのは洒落にならん。
「っはあ、く、苦しい……。分かったからベルベット、もうやめろ、本気で痛いぞ、お前」
「あんたが笑うからでしょうが!」
「悪かった、俺が悪かった! お前があまりに……、ぶっ……」
睨まれた。俺は笑いの発作を必死に飲み込んだ。
「……お前があまりに仲間思いだから、俺はか、感動したよ……」
「……馬鹿にして」
ベルベットはいつもより早足で、俺をすたすた抜き去った。俺はその背中に声をかける。
「まあ聞け、お前だって手ぶらじゃ帰りにくいだろう。俺の髪が少しはマシになったって言うんなら、それは……」
ベルベットの歩みが少し弛む。だが振り返りはしない。だから俺がにやけているのは伝わらない。
「ーーそれは、お前のおかげだな、ベルベット!」
「……はあ?!」
何よそれ、どういう意味?! と胸ぐらを捕まれながら、俺はまたしばらく止まりそうにない、笑いの発作に取り付かれてしまった。

おわり

15名無しさん:2016/12/29(木) 11:25:34 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
太陽が燦々と輝くとある昼下がり。
 街と街を繋ぐ車の通りの少ない道路に一台のワゴン車が走っていた。そのワゴン車から、楽しそうな声が空に向かって響いている。
「見て見てマギルゥ! 雲があんなに長く伸びてるよ!」
「おおそうじゃの坊。ほれ、あそこを見てみぃ。鳥の大群じゃ」
「フィー! マギルゥ! 頭を車の外に出すんじゃないの!」
 ベルベットは、はしゃぎながら外の風景を見ようと車の窓から頭を出していたライフィセットとマギルゥを助手席から叱りつけた。
 今、ベルベット達はアイゼンの運転するワゴン車に乗っていた。
 アイゼンの隣の助手席に座るベルベット、そしてそのすぐ後ろの席に座っているライフィセットとマギルゥの他にもワゴン車には同乗者がいた。
「そうですよライフィセット! 今車が少ないからと言っても、車から頭を出すのは危険な行為です! マギルゥにつられてそんなことをしてはいけません!」
「まぁまぁいいじゃないか。男だったら一度は車の早さで受ける風をその体で浴びてみないとな、なあアイゼン!」
 ライフィセットを咎めた声の主はエレノア、逆にライフィセットを擁護しアイゼンに同意を求めたのはロクロウだった。
 二人はワゴン車の三列目、ライフィセットとマギルゥのさらに後ろに座っていた。
「そうだな、男なら多少の冒険や無茶はしておくものだ」
「そうだな、じゃないわよ! まったくもうこれだからうちの男連中は……」
 ベルベットは呆れながらも窓の外を見る。
 窓から見る風景は確かに美しい。長い長い雲が空の青に数本の線を描いている様は、まるで一つの絵画のようだ。
 だがベルベットの視線は空よりもその下、道路の先にある街へと向けられた。
「もうすぐね……」
 ベルベットは目線を隣町、さらにその中にあるであろう目的地へと向ける。
「スーパーかめにん、あと数分てところかしら」
 ベルベットはそう目的地の名前を呟きながら、ふと後ろの座席を見た。そこには、楽しげに話すライフィセット達四人の姿があった。
「まったく、どうしてこんな大所帯になったのかしら」
 そう言いながら、ベルベットはどうしてこうなったのかを思い出し始めるのであった。


   ◇◆◇◆◇

16名無しさん:2016/12/29(木) 11:28:25 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
「ねぇアイゼン」
 日曜の朝のことである。
 ベルベットはソファーの上で横になっているアイゼンを見下ろしながら呼びかけた。
「ん? なんだベルベット」
「あんた今日暇よね?」
「ああ暇と言えば暇だが……どうした?」
「ちょっと頼み事があってね」
 そう言うと、ベルベットは体を起こしソファーに座りなおしているアイゼンに一枚のチラシを突き出した。
「ん? なんだこれは? スーパーかめにん開店二十周年記念セール……?」
「ええ、隣町のスーパーかめにんは知ってるでしょ? あのスーパーといいながらなんでも売ってる店。あそこが開店記念セールでいろいろと安く売るらしいの。それで、車を出してもらおうと思って」
 ベルベットの言葉を聞いて、アイゼンは納得したように「ああ……」と声を上げた。
「……ま、いいだろう。家事担当はベルベットの仕事だからな。そのベルベットからの要請なら、聞かないと後が怖い」
「ちょっと、それどういう意味」
 少し不機嫌そうな顔で聞くベルベットに対し、アイゼンは不敵に「ふっ」と一言笑い口元をニヤつかせるのみだった。
 その態度が納得いかないベルベットであったが、そこで悶着をしてもしょうがないと思い、そのまま話を進めることにする。
「……まあいいわ。そうと決まれば早く準備して。急いでいかないと人で混むはずだから」
「はいはい……」
 アイゼンがそう言いながら気だるそうにソファーから立ち上がる。
 そのときだった。
「ちょっとまてぇい!」
 二人を呼び止める大きな声が階段と居間を結ぶ扉の方から聞こえてきたのだ。二人が何事かとその声の方向を向くと、そこには片手を大きく突き出したマギルゥの姿があった。
「マギルゥ? どうしたのよ一体」
「ふふーん二人でなにやら密談をしている気配がしたから来てみれば、なんとこっそりあいびきとはのぅ? そのようなこと、例えお天道様が許してもこのマギルゥ様は許さんぞよー?」
 マギルゥの芝居がかった言い方と動きに、ベルベットとアイゼンは呆れた視線を送る。そして、
「……で、一応聞くけどつまり何が言いたいわけ」
 と冷たく返した。
「うむ。儂も連れてけー!」
 するとマギルゥは、今度はあっけらかんと言い放った。
「はぁ、そんなことだろうと思ったわよ……言っとくけど、別に買い物だけでどっかに遊びに行ったりしないわよ」
「別にそれでよいわー。最近ずっと家にいて退屈しておったのじゃ、とにかく刺激が欲しいのじゃよー」
 マギルゥがこういったことを言っているのに無視をしたら後々面倒なことになるのをベルベットもアイゼンも知っていた。
 そのため、ベルベットとアイゼンはお互いに顔を見合わせ、「はぁ……」と一つため息をついた後に、
「……いいわよ。でも、邪魔だけはしないでよね」
 とマギルゥがついてくることを了承した。
「なんじゃい! ひとをわんぱく小僧みたいに言いおって!」
「似たようなもんでしょ」
「だな」
「おお!? 儂の認識がなんだかおかしなことにー!?」
「はいはいそうですね」
「あの……」
 騒いでいるマギルゥを軽くいなしていると、今度はマギルゥの後ろから恐る恐るといった様子の声が聞こえてきた。
 マギルゥが居間の中に入りながら振り向くと、そこにいたのはライフィセットだった。
「あらフィー。どうしたの?」
「あの、僕も一緒に行っていい、かな?」
 ライフィセットはその後すぐに「あ! 邪魔ならいいんだけど!」と付け足した。
「あら、別にいいわよ」
 ベルベットは笑顔で即答した。
「ちょ、儂のときとあまりに対応が違うくないかえベルベットやー!?」
 マギルゥが驚きながらも抗議する。
「だってフィーが邪魔になるようなことするわけないでしょ。あんたと違って」
 ベルベットは半目でマギルゥを見て笑いながらそう言った。
 マギルゥはそんなベルベットに対しこれまた大げさなリアクションを取る。
「おお!? なんという態度の差……反対ー! 魔女差別反対ー!」
「はいはい」
「ベルベット、ありがとう!」
 ベルベットがマギルゥをいなしているとライフィセットがベルベットに対し笑顔で言う。
 それに対し、ベルベットもライフィセットに対して笑顔で返した。
「いいえ、でも荷物運びは手伝ってもらうわよ?」
「うん! もちろんだよ!」
「ふっ、そう即答できてこその男だぞライフィセット。よく言えたな」
 アイゼンがしたり顔でライフィセットに言う。どうもライフィセットの発言がアイゼンの男らしさの基準に適ったらしい。
 ライフィセットもアイゼンに褒められて嬉しそうに笑った。
「じゃあ来るなら二人共早く準備してきなさい。と言っても、買い物に行くだけだから必要な準備なんて殆どないでしょうけど」
「あ、ちょっといいですか?」

17名無しさん:2016/12/29(木) 11:29:36 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
 ベルベットがマギルゥとライフィセットを準備に行かせようとしたとき、またも新たな声が割って入ってきた。
 その声の主はライフィセットの後ろにすっと現れた。
 それはエレノアだった。側にはロクロウもいる。
「私も一緒に連れて行ってもらえますか? 実は少し欲しいものがあって」
「おいおい、みんなで行くんなら俺だけ置いてけぼりってことはないよなぁ?」
 真面目そうな笑みで言うエレノアと、対して面白そうだからという考えが透けて見えるロクロウの笑み。
 その二者の笑みを見て、ベルベットは軽くため息をついて、言った。
「……わかったわよ! もうみんなでいくから早く準備なさい!」


   ◇◆◇◆◇
「……なし崩しって感じねぇ」
「ん? 何か言ったか?」
 思い出し独り言を呟くベルベットに対し、アイゼンが聞く。それに対し、ベルベットは静かに頭を振った。
「いいえ何も。あ、そろそろ着くわね」
 ベルベットが言ったように、一行の車はすでにスーパーかめにんの駐車場についていた。駐車場には多くの車が止まっており止める場所を探すのに少しだけ苦労したが、車の台数にしてはわりとすぐに停車できる場所を見つけられたため、それほど時間はかからなかった。
 一行は車を止めると、一斉に車を降りる。
「おー! ついたのー!」
「マギルゥ、うるさいです」
 大きく背筋を伸ばしながら言うマギルゥをエレノアが諌める。その光景を見て、ライフィセットとロクロウは思わず笑い声を上げた。
「はいはい傾注傾注」
 そこで、ベルベットがパンパンと手を叩いて全員の注目を集める。
「それじゃあこれから買い物に行くわけだけど……それぞれきっと欲しいものがあるでしょうから、最初はみんな自由に行動していいわよ。その代わり、帰りには荷物運びを手伝ってもらうから。それとちゃんとお小遣いの範疇で買い物すること。オーバーは絶対にさせない。いいわね?」
「うん!」
「うむ!」
「おう!」
「分かりました」
 アイゼン以外のそれぞれが一言返事を返す。残ったアイゼンはと言うと、ベルベットの隣で少しばかり考え事をするように視線をずらしたかと思うと、ベルベットに耳打ちするかのように聞いてきた。
「……本当に全員バラバラでいいのか?」
 それに対し、ベルベットも小声で返す。
「ええ。何か一つの目標があるならいざしらず、このメンバーを一つにまとめ上げろって言われたらどう思う?」
「……無理だな」
 ベルベットの言葉にアイゼンは深く頷いた。
「でしょ? だから最初は好きに行動させて後でまとめて締め上げたほうが楽なの」
 ベルベットが悪い顔でそう言う姿に、アイゼンは苦笑いをした。
「それじゃあ行くわよ」
 ベルベットが全員に背を向け歩きながら告げる。
 こうして、ベルベット達一行の買い物大作戦が始まるのであった。


   ◇◆◇◆◇

18名無しさん:2016/12/29(木) 11:31:44 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
「えーとあれも買ったこれも買ったそれから……」
 ベルベットは一人、買い物カゴが乗ったカートを動かしながら買ったものを確認していた。カゴには山のように買ったものが積まれており、この機に出来るだけ買えるものを買っておこうという算段が見て取れた。
「……ん? あれは……」
 と、そんなふうに考え事をしながら歩いていると、前方のお酒コーナーに見知った後ろ姿を見つけた。
 他の誰でもない、ロクロウだった。
「あらロクロウ」
「おうベルベット! 凄い買ったなぁ!」
 ロクロウはベルベットのカートに積まれている山を見ながら言った。その両手には酒瓶が握られている。
「まあね。しかしロクロウ、あんた……」
 ベルベットはロクロウの足元に置かれている買い物カゴを見る。
 そこにはベルベットほどではないにせよ酒が大量に入れられていた。
 その種類も豊富でビールに日本酒、ウィスキーなど様々だった。
「お、どうした?」
「…………」
「ベ、ベルベット……?」
 無言でロクロウを見るベルベットに、ロクロウはただならぬ気配を感じた。
 そして、二人の間に一瞬の沈黙ができたかと思うと、ベルベットが静かに口を開いた。
「……ロクロウ」
「お、おう」
「私、言ったわよね。お小遣いの範疇でって」
「あ、ああ……」
 ロクロウはだらりと冷や汗を流す。一方のベルベットは、冷たい視線でロクロウを突き刺していた。
「なのに、この量は何? これ、明らかにお小遣いの額じゃ買えないわよね?」
「あ、あーこれはその旨そうな酒がいくつかあったからつい……」
「つい、じゃないでしょ!」
「はい!」
 ベルベットが初めて発した怒りの篭った声に、ロクロウは体をビクリと反応させ気をつけの体制となる。
「言ったことはちゃんと守る! それができないと言うなら……」
 ベルベットはそこで一旦言葉を区切ると、左腕を顔の側まで上げ、バキボキと鳴らし始めた。
「わ、悪かったって! すぐ戻す! 戻すから!」
 ロクロウは急いでカゴの中の酒を元の棚に戻し始める。そうして、結果カゴにはお小遣いの範疇で収まる量の酒が置かれたのであった。
「……よろしい。というか、お酒ならいつも私が買ってきてあげてるでしょ。さらに飲むつもりだったの?」
「あ、ああ、酒はいくらあってもいいからな」
 酒を戻し終えたロクロウは、汗をかきながらもベルベットに言った。
「はぁ……」
 ベルベットはそんなロクロウに対しため息をつく。
「悪かったって。しかしベルベット、今月はいくらなんでも厳しくないか? 普段だったらもうちょっと融通を効かせてくれるじゃないか」
 ロクロウはバツの悪そうな顔をしながら言った。
 確かにロクロウの言うとおりでもある。ベルベットは普段ならいくらかお小遣いをオーバーしても大目に見てくれていた。ロクロウもそのつもりで酒を買い込んだのである。
 だがベルベットはふるふると頭を振った。
「今月は駄目なの」
「なんで」
「なんでもよ。とにかく、お酒はその量で我慢すること。いいわね」
「ああ、わかったよ」
 ベルベットはロクロウを言い包めると、再び自分の買い物に戻っていった。

19名無しさん:2016/12/29(木) 11:36:15 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
「あら?」
 それから少しした後、ベルベットは再び知っている人影を見つけた。そこはスーパーなのになぜかある骨董品売り場であり、そこにいたのはアイゼンだった。
 アイゼンは難しそうな顔で骨董品売り場のものを見つめている。
「どうしたのアイゼン?」
「おお、ベルベットか」
 アイゼンはベルベットに話しかけられると、険しい表情のまま振り返った。
「これを見てくれ」
「これは……お皿?」
 そこにあるのは、いかにも古そうな皿だった。他にも並べられている骨董品の中でも、とりわけ古かった。
「どれどれ……げっ、アイゼン! これめちゃくちゃ高いじゃないの!」
 ベルベットは値札を見て驚愕する。
 その値札にはゼロが五つ以上あり、左端の数字も大きなものだった。
「ああ。しかし俺はこの皿にとても魂を惹かれるものを感じている。見ろ、この造形美! これはきっと名のある職人の手によるものに違いない。更にだ、この無骨さは一見簡素だが力強さというものが感じ取れ匠の業を感じざるを得ない」
 早口でまくし立てるアイゼンに、ベルベットは呆れた視線を送った。
「はぁ……あの、言っておくけど――」
「お小遣いの範疇で、だろう? わかっている。だが俺には今まで貯めこんできた小遣いはたんまりとある。こういうときのためにな。だからこそ、今これを買うべきか非常に悩んでいるのだ」
「やめときなさい」
 真剣な表情で語るアイゼンに、ベルベットはピシャリと言った。
「な!?」
「あんたねぇ、この前もそんなこと言って買った陶磁器、あれマギルゥの知り合いに鑑定してもらったら二束三文のペット用のお皿だったじゃないの。あれと同じ轍を踏みたいわけ?」
「し、しかしだ! 今回は確実に――」
「あんたの確実ほど当てにならないものはないわよ……ただでさえ死神がついてるなんて自分で言うほど運が悪いんだから」
「うぐ……!」
 アイゼンはベルベットに痛いところを突かれ、言葉を失っているようだった。さらにベルベットは畳み掛ける。
「それにね、今日はこういうときに貸す余分なお金は持ってきてないの。だから諦めなさい」
「うぐう、しかし……」
「ああもうじれったい! 男ならきっぱりと決断しなさい!」
 ベルベットの強い語気にアイゼンは完全に気後れしてしまう。普段は対等な関係であるベルベットとアイゼンだが、こうしてお金の絡んだときは、台所や家計を預かるベルベットに強く出られないのが彼らの中での常識であった。
「……ああ、分かった」
「そう、よか――」
「俺はこの皿を買う!」
「はああああああああああああああああ!?」
 ベルベットは思わず大声を上げてしまった。しかしアイゼンは構わず声を上げる。
「ちょうど財布にはギリギリコイツを買う金は入っている。俺は俺の選択を、自分の舵取りを信じる! 自分の決めた道だ、決して後悔はしないはずだ!」
「……はぁ」
 ベルベットは頭を抱えその日一番大きなため息をついた。
 そして、完全に呆れ返った表情でアイゼンを一瞥すると、アイゼンに背を向ける。
「……もう勝手にしなさい。あとでお小遣いをせびってきても知らないからね」
 ベルベットはアイゼンの選択に頭痛を感じながらも、その場を立ち去っていったのであった。

20名無しさん:2016/12/29(木) 11:42:35 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
「ベルベット!」
「あら、エレノアじゃない」
 さらにその後のことである。殆ど必要なものを買い終えたベルベットのところに、エレノアが駆け寄ってきた。その手には、何冊かの本が抱えられている。
「買いたいものは買えたの?」
「はい! しかし本当にここは何でも揃っていますね。本当にスーパーなのでしょうか……」
「ははは……」
 ベルベットは苦笑いをする。本来スーパーに書籍などあるはずがない。しかしこのスーパーかめにんは名前こそスーパーであるが、内装は一つのデパートのようになっているのだ。
 なんでも揃っている雑貨屋と言ったほうがまだ正しいだろう。
「買いたいって言っていたもの、本だったのね」
「はい。ちょうど欲しい本があってもしやと思ったのですが……調度良くありました。値段もお小遣い内に揃えましたよ」
「よくできました。ロクロウやアイゼンに爪の垢を煎じて飲ませてやりたいぐらいだわ」
 そう言ってベルベットとエレノアは笑い合う。お互い一番年の近い女同士、家の仲でも近い距離にいるのがベルベットとエレノアだった。
「ロクロウとアイゼン、そのやっぱり駄目だったんですか……」
「ええまあね……」
「まったく、お金を計画的に使わないのは、理に反すると言うのに。あの二人ときたら」
 エレノアは眉間に皺を寄せながら言う。
 ベルベットはそのエレノアの言葉にウンウンと頷いた。
 だが、エレノアの手の動きを見た瞬間、ピタリとその頭を止める。
「……エレノア」
「はい、なんでしょうか?」
「今私のカゴから抜き出したものを出しなさい」
「……はい」
 ベルベットに厳しい目で言われたエレノアは、観念したようにしずかにそれを差し出した。
 それはほうれん草だった。
「……エレノア、好き嫌いするのは理に反すると思わない?」
「……はい、おっしゃるとおりです」
「よろしい」
 笑顔で迫るベルベットに、エレノアは申し訳無さそうに言った。
 エレノアはほうれん草が苦手である。食事に出されたときも必ず最後まで残し無理矢理食べさせられている。
 今回はそれを事前に抜き取ってしまおうとしたらしい。
「……はぁ。あなたも人の事言えないわね」
「返す言葉もありません……」
 ベルベットは呆れつつも、エレノアと分かれ最後の買い物をしにいった。

21名無しさん:2016/12/29(木) 11:43:22 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
「……よし、全部買ったわね」
 ベルベットはカゴに積まれたものを見て言う。
 カゴにはさらに大きな山が出来ており、その重量はなかなかのものになっていた。
「六人で来たのも案外悪く無いわね。六人ならこの量でも簡単に運べるでしょう」
 そんなことを言ってカートを再び押し始めると、側から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「本当にいいのマギルゥ!?」
「ああいいぞ。儂から坊へのプレゼントじゃ」
「……何やってるの、二人共」
 ベルベットはその声の方向にいる二人、マギルゥとライフィセットのところへと行き声を掛ける。
「あっ、ベルベット! 見て見て! マギルゥが僕にこれ買ってくれるんだって!」
 ライフィセットが指し示したのはロボットの玩具だった。今子供の間で人気の特撮ヒーローのロボットの玩具で、名を『砂浜戦隊サンオイルスターDXロボ』と言った。
「なるほどね……マギルゥ、あんたまたフィーに勝手に玩具やお菓子買い与えようとしてるでしょ」
「別によいではないかー儂のお金じゃしのー」
 ベルベットの言うように、マギルゥはライフィセットによくお菓子や玩具などを買い与えていた。ベルベットは悪い癖がつくからやめろと再三言っているのだが、マギルゥはそれを止めようとしない。
 マギルゥ曰く、「つい坊には甘くなってしまうんじゃよー」との事らしい。
「……もう何言っても駄目なんでしょうね」
「そじゃのー」
「だったら好きにしなさい。あんたの金をどう使おうとあんたの勝手だしね。でもフィー、タダでいつでも何かが貰えると思ったら大間違いだからね。あんたが変にねだっても、私は上げないわよ」
「うん、分かってるよベルベット。だからあとでお金をためてちゃんとマギルゥに返すつもりだから。これも今の手持ちじゃ買えないってだけで、あとでお小遣いをためて返すつもりだよ」
「そう。何もせずに何かを買ってもらう癖がついてないようでなによりだわ」
 ベルベットは笑ってライフィセットの頭を撫でる。そしてその後に、今度はマギルゥの方を見た。
「お? 儂も撫で撫でしてくれるのかえ?」
「あんたには――これよ!」
 そう言うと、ベルベットはマギルゥに左手でデコピンをした。
「いだぁ!?」
「本当に私の言うこと聞かないんだから。今回はこれですませてあげるけど、もっと痛い目に会いたくなかったら今度からはもうちょっと考えて買い物しなさい」
「おーいおいおい、ベルベットは厳しいのぅ……」
 マギルゥはあからさまな嘘泣きをし始めたが、ベルベットもライフィセットも完全に無視したため、マギルゥはすぐさま表情を戻した。
「ま、奇しくもこれで全員の買い物は見て回ったことになったのかしら。はぁ、なんだかどっと疲れたわね……」
 ベルベットは大きく肩を落としながら言った。
「大丈夫? ベルベット」
「ありがとうフィー、ええ、大丈夫。ちょっとみんなの経済観念に頭痛くなっただけだから」
 そう言ってベルベットはライフィセットに笑いかけた。
 その後、ベルベットはライフィセット、マギルゥと一緒にレジへと向かった。レジの近くではアイゼン、ロクロウ、エレノアが待っており、そのまますべての会計をレジで済ませた。
 そして、大量にある荷物を六人で均等に振り分け、車に運んでそのまま家に帰っていった。

22名無しさん:2016/12/29(木) 11:45:53 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
◇◆◇◆◇


「ふぅ、疲れたのぅ」
 マギルゥは最後の荷物を車から家に運ぶと、大きく息を吐きながら言った。
「お疲れ様、マギルゥ」
 ライフィセットがマギルゥにタオルを手渡しながら言う。
「それほどの距離でもないでしょ」
「荷物が結構な量あったじゃろうが! よくお主らはあれを平気で運べるのぉ?」
「家事担当を舐めてもらっちゃ困るわよ」
 ベルベットは力こぶを作るように腕を曲げてみせた。
 他の面子も
「鍛えてるからな」
「同じく」
「学校で体育の成績はいい方ですから」
「僕だって男だからね。あれくらい軽いものだよ」
 と各々の理由を言っていった。
「なんじゃいなんじゃい! まるで儂だけ貧弱みたいな言い方じゃのぅ!」
「実際そうでしょ。この半ニート」
「うぐぅ!? ひどい言われようじゃ……」
 マギルゥはこれまた大げさに落ち込んだ様子を取る。だが、やはり誰も相手にしなかった。
 そのときだった。
 ピンポーンと、玄関のチャイムの音が鳴った。
「あれ、お客さんだよベルベット」
「あら、もしかして……」
 ベルベットはどうやら思い当たる節があるらしく、足早に玄関に向かった。そしてベルベットが玄関を開けると、そこにいたのはどうやら運送業者のようだった。
「こんにちわー、ライフィセットさんにお届けものですー」
「えっ、僕?」
 ライフィセットは驚く。ライフィセットは何かを買った覚えもないし、何かが来ると聞かされてもなかったのだ。
「ありがとう、はいお金」

23名無しさん:2016/12/29(木) 11:46:24 HOST: softbank126083086022.bbtec.net
それなのにベルベットは、笑顔で荷物を受取ると代引きの金額を運送業者に渡した。ライフィセットのいる扉の近くからは見えづらかったが、それなりのお金が支払われていたようだった。
 運送業者が帰ると、ベルベットは運送業者から渡された箱を持って居間へと戻ってくる。
 そしてその箱を「はいフィー」と言ってライフィセットに渡した。
「えっと、ベルベットこれって……」
「いいから開けてみなさい」
 ベルベットは笑顔でライフィセットに言う。
 ライフィセットが不思議に思いつつも箱を開けると、そこには――
「うわぁ!? こ、これ! ベルベット!」
 そこに入っていたのは、角が三本ある昆虫の入れられたケースだった。
「ふふ、確か前に欲しがっていたでしょフィー。それは私からのプレゼント」
「い、いいのこれ!? 本当にいいの!?」
「ええ、この前あなた連続で学年トップの成績を出したでしょ? だから、そのお祝い」
「やった! やったー!」
 ライフィセットは普段見せないほどの喜びようを見せた。その様子に、周りの面子もにこやかな表情を浮かべる。
「よかったですね、ライフィセット」
「うん!」
 エレノアが優しい言葉を掛ける。
「なんじゃいなんじゃい、儂には金の使い方を考えろと言っておいて、自分はこういうサプライズを用意していとはのぅ」
「あんたと違って考えて買ったからね」
 マギルゥも口では憎まれ口を叩きながらもどこか嬉しそうだ。
「へぇ、なるほど、ベルベットが今月厳しかったのはこれが原因か。なるほど……」
 ロクロウは一人納得していた様子だった。
「ふむ、この角! まさに男のロマンだな!」
 ライフィセットと同じぐらい喜びを見せるアイゼン。
 皆がそれぞれ違う反応を示すも、ライフィセットの幸せを同じぐらいに幸せに感じているのは確かだった。
「それで、名前どうするの?」
「名前?」
 ベルベットがライフィセットに聞く。
「ええ、これからあなたのモノなんだから、名前を付けてあげないとね」
「うん! そうだなぁ……」
「おい、そもそもこいつはなんなんだ? クワガタか?」
「いや、カブトムシだろう。この凛々しい角こそその証明だ」
「いやぁクワガタじゃないか。この営利なハサミこそクワガタのハサミだろう」
 ロクロウとアイゼンが意見を対立させ、二人の間に妙に剣呑な雰囲気が流れ始める。
 だが女性陣はそんなことを気にせずに、ライフィセットと一緒にその昆虫を見ていた。
「で、なんなんですかベルベット。この昆虫の種類は」
「えーっと私そこまで詳しく調べてないのよね実は……グロッサアギトっていう名前だけで注文したから」
 その名からロクロウがクワガタだと言い出しかねなかったが、どうやらロクロウはアイゼンと言い合いになっていて気づいていないようだった。
「……決めた!」
 そこで、ライフィセットが大声を上げる。
「こいつはクワブト! ライフィセットオオクワブトだよ! それならロクロウとアイゼンも喧嘩しないでしょ?」
「……うむ」
「……そうだな、一時休戦ってことにすっか」
 アイゼンとロクロウは渋々とだがその提案を受けることにしたようだ。
「ふふ、男子とはげにくだらないことに熱をあげる生き物じゃのう」
「そうね、でも……」
 マギルゥとベルベットは楽しそうにクワブトを囲む男三人を見る。
「楽しそうだから、いいじゃない」
「よろしくね、クワブト!」
 ライフィセットはクワブトに向かって笑って言った。
 こうしてベルベット達に新たな家族が一匹、加わることとなったのであった。

 なお、クワブトの正体がカナブンであること、そしてアイゼンの買った皿が実は瑣末な安物であることが判明するのは、もう少し後の話である。

24名無しさん:2020/12/04(金) 16:24:10 HOST:210.254.80.146
ここはファイアエムブレムのとある世界?神竜族の娘、チキはマルス達は氷の神殿からアリティアに向かうはずだったのだが……次元の歪み?が発生してチキだけがマルス達と違う異世界に飛ばされてしまった

チキ「あれっ?マルスのお兄ちゃんは……?皆は……?」

辺りを見回すチキ。……が周辺にはマルスばかりか他の皆もいる気配がなかった。っというかここはどこだろうとも考え始めた。見慣れない森?というより薄暗い森、いや樹海ってところか。

チキ「嫌だよ……、置いてかないでよ。また暗い所に私1人なんて……」

樹海の薄気味悪い暗闇に怯えるチキ。がたがた震える……そこへチキの匂いを嗅ぎつけたのか樹海に生息していた獣のモンスターがチキの存在に気づき、威嚇し始める

魔物α「がるるるる・・・・・・」
チキ「ひぃぃっ!」
 思わずうろたえてしまい……
チキ「ああっ!……竜石が……」
 竜石を落としてしまったチキ、拾おうとするが・・・・・・
魔物α「がるるるる!!」
 さらに魔物αがさらに強い威嚇をし始めたため

チキ「いやぁ……どうしよう、あれがないと竜になれないよ。マルスのお兄ちゃん……(バタッ!)」
 魔物恐怖に怯えていたチキだが、それに加えてマルスやおじいちゃんに会えない恐怖に薄気味悪い樹海の恐怖にかられてやがて意識が遠のき、気を失ってしまった

 その一方、実はこの樹海、サマンガン樹海なのだが・・・・・色々訳ありでルートンとエリオットも迷っていたのであった
ルートン?「あれっ?おかしいなあ……確かこっちに行ったら出口だと思ったんだけどなあ……」
エリオット「本当なの……。まだ出口は見えないじゃないか?」
ルートン?「いやーまいった、まいった。この森がこんなに深いなんてね。まあこれも貴重な経験になるんじゃないか?リー姉ちゃんだって君のために色んな危険なダンジョンを行ってたりしてたんだし……」
エリオット「そ……そんなの、わっ、分かってるよ」
ルートン?「あれっ?」
エリオット「こっ、今度は何だよ」
ルートン?「ほらあそこ、女の子が倒れてる」
エリオット「……しっ、死んでるのか!?」
 ルートンはチキの意識?を確認してみる
ルートン?「いや……気を失ってるだけみたいだね。空腹や孤独とかで倒れたとかかなあ……?」
エリオット「で……どうするんだよ?」
ルートン?「そこは君が決めることじゃないか?ローラントの王子として、目の前に女の子が倒れている、どういう事情かは分からないけど。リー姉ちゃん達に君を誇りに思ってもらえるようになるには……例えこの子がよそものだったとしても……」
エリオット「おっ……お前が何とかしろよ。だいたい僕たちもこの森に迷っているんだからな」
ルートン?「へいへい、とりあえず、この変じゃ狭いし暗いし、とにかく僕はこの子を明るい場所……まだ見通しがいい場所にでも運ぶよ」
エリオット「……まったく、この森に僕たち以外に入ったのがいるとはな……」

25名無しさん:2020/12/26(土) 13:49:16 HOST:210.254.80.146
チキ「マルスのお兄ちゃん……バヌトゥおじいちゃん……!?あれっ!?私……」
ルートン?「おおっ!?気が付いたみたいだね」
エリオット「だっ……大丈夫か?」
チキ「うん……もう平気だと思う。……ここはどこなの?」
ルートン?「いや〜とりあえず無事みたいでよかったよ」
エリオット「無事ってなあ……僕たちも迷子ってこと忘れないでよね」
ルートン?「分かってるよ」
チキ「あのー…」
ルートン?「そこで君は倒れてたんだよ。僕はルートン、こっちはエリオット。君は?」
チキ「私はチキ」
ルートン?「チキ……まあこれも何かの縁だね、とりあえず宜しくね」
チキ「う……うん、宜しく……」
ルートン?「その様子じゃ浮かないようだね。無理もないか、こんな薄暗い森で倒れてたんだし……」
エリオット「やばいのはこっちもだよ?早くこんな森から出たいのに……」
ルートン?「っとまあこっちも色々訳ありで迷子になったわけ」

 すると、そこへロロが妙な石?を加えて戻ってきた、その石は宝石?のように輝きを出していた
ルートン?「おおっ!ロロ、何を銜えているんだ?」
ロロ「ナア〜」
チキ「ああっ!それは……(思わず手を出そうとしている)」
ルートン?「ロロ……この子に渡してあげて……」
ロロ「ナア〜(銜えていた石?をチキのすぐ傍に置いた)
チキ「よ……良かった。この石……私のとっても大事なものなの?」
ルートン?「そっか……それをこんな暗い森で落としてしまうなんてとんだ災難だったね」
エリオット「それは何何だよ?只の石……でもないな……宝石か?」
チキ「それは……」
ルートン?「別に何だっていいじゃない?その石がチキにとって家族とか大事な人からもらった形見だったりするんじゃない?」
エリオット「ふ……ふん。そんな石に僕が興味があるわけじゃないけど……」
ルートン?「っと長話になったけど、とりあえずチキも一緒に来る?僕たちも森に迷子なんだけど一応出口を目指して進んでるんだけど……君も誰かとはぐれちゃったりしたんだよね?でなきゃこんな薄暗い森に好き好んで入るなんて変だし……」
チキ「私も一緒について行っていいの?私……1人はもう嫌なの。早くもう1度会いたい……マルスのお兄ちゃんに」
エリオット「マルス?……」
ルートン?「そっか……なら早くこの森を出ないとね」
エリオット「……で今度はどっちに行くんだ?」
ルートン?「薄暗くて分かりにくいがあっちから日が昇ってきたような気がする……だからあっちが東、反対は西。後は賭けでこっちが南と見た。この森を出て南にいけばカラハシャールという街がある。そこにはちょっとした知り合いがいるし、チキの言うマルスのお兄ちゃんがいるかもしれない……まあ少なくとも何か情報がつかめるかもしれないし……行ってみよう。チキもそれでいい?」
チキ「う……うん」
 こうしてルートンとエリオットはチキを連れて森を脱出する方向に行くのだが……

魔物α「がるるるる・・・・・・」
チキに向かって」威嚇する
チキ「はっ!こっ、これは……渡さないんだから!」
咄嗟に石を両手で覆って守ろうとするチ、すると
ルートン?「……はああああ!!(魔物αに威嚇)」
魔物α「……きゅうう(怯え、おとなしくなる)」
チキ「す……すごい!」
ルートン?「大丈夫、チキ?」
チキ「うん!……大丈夫」
エリオット「あ……あんな魔物……こっ、怖くなんか……」

 そうこうして数時間後……

マオニャン「ニャニャーン!」
ナタニャン「ニャニャニャ……」
 っとロロの友達が現れた
ロロ「ナア〜」
ルートン?「なんか出口を発見だって……」
エリオット「ほんとかよ……(疑わしい)」
ルートン?「とりあえず、行ってみよう」
チキ「うん……」
 出口らしき方向に近づくと……目の前に大きな木々が茂ってなく草原?らしき光景があった
エリオット「あーあ、やっと出られたな。リースお姉様、心配してるのかなー……」
チキ「マルスのお兄ちゃん……。!どうしたの、ルートン?」
ルートン?「エリオットとチキは先に出口に向かって走って……今すぐ」
エリオット「ええ?なんで……急がなくたって、目の前に出口は」

26名無しさん:2020/12/26(土) 13:59:50 HOST:210.254.80.146
するとこの森、樹海の魔物の主にでも遭遇したかののごとく、巨大な魔物・・・・・ギガントモンスターが現る
パーガフォート「!!!……」
エリオット「ひいいいい!化け物だあ!!……」
チキ「!……(突然の襲来におびえる)」
パーガフォート「!!(容赦なく襲ってくる)」
ルートン?「危ない!(とっさにエリオットとチキの手を掴み攻撃をよける)」
エリオット「うわああ!来るなあー!」
ルートン?「エリオット!チキを連れて早く出口に……急いで……!(咄嗟に剣を構えて戦闘態勢に入る)」
パーガフォート「!!(ルートンにターゲットを定める)」
ルートン?「早く!王子だろ!こんな時こそ女の子を守って見せてよ!こいつは僕が倒すから……いっくよー……斬り上げて虎我破斬、閃空裂破を繰り出し連携攻撃を繋げていく」

エリオット「わっ、分かってるよ。チキ、ここはあいつに任せて僕たちは出口に行くよ」
チキ「ルートン、私……」
エリオット「チキ、何やってるんだよ。早く逃げないと‥‥‥」
 チキは大事にしていた例の石を掲げる。それによって巨大な竜?に変身するとはルートンもエリオットも知る由もなかった

神竜(チキ)「ガオオオオオオオオオ!!(私も戦う!)」

ルートン?「ええっ!?チキが竜?の姿に……」
エリオット「なっ、何なんだよ!お前は化け物だったのかよ、チキ?」
パーガフォート「!!竜に変身したチキの脅威に怯えたのか威嚇しながら後退していく)」
 そして

神竜(チキ)「ガァァァァ(ブレスを吐く……いっけえ!!)」
パーガフォート「ぐぎゃあああ(竜に変身したチキのブレスがまともに命中して雄叫びをあげる)」
 モンスターがよろめいたところを
ルートン?「これで決まりだ!空破絶風撃!!っと高速の突きを繰り出し巨大モンスターは倒れた」

  すると一段落したのか巨大な竜に変身していたチキはしばらくするとどんどん小さくなりやがて元の小さなチキに戻っていった

チキ「あっ……わっ、私……その……」

ルートン?「チキ、凄かったよ。君はあんなに大きな竜に変身できるんだね?もしかしてそれがあの石の力なの?」
チキ「……う……うん///(少し頬を赤めながら頷いた)」
エリオット「なっ!?何なんだよ!どいつもこいつも化け物じみた力を持ってるなんて……」
 エリオットは苛立ったようにそう言った。
 サマンガン樹海を出てサマンガン街道を進むルートンたち
ルートン?「このまま進めばカラハシャールという街に着くよ。そこにちょっと知り合いがいるんだけど、そこでマルスのお兄ちゃんの情報がないか聞いてみよう」

チキ「う……うん。早くお兄ちゃんに会いたい……」
ルートン?「おっと……それとあまり街中では竜に変身しないほうがいいかも……。街の人達に警戒されるし……。まあよっぽどじゃないとそんなに悪い人はいないと思うから……」
分かった。でも私、戦う時以外は竜になったりしないよ」

エリオット「それはどうだかな……(妙に怪しく見る)」
ルートン?「僕の知り合いは心配ないよ。とりあえず街に入るよ」
 そう言い、ルートン達は街に入る

27名無しさん:2020/12/29(火) 15:47:17 HOST:210.254.80.146
チキ「うわあーー大きな街。私……こんなに賑わっている街に入るの久しぶり」
エリオット「なかなか大きいな街じゃないか……。ローラント程じゃないけど……」
ルートン「っていうかローラントって城じゃなかった?街しかない所で比べてもしょうがないよ」
 見た感じ、チキは店だのこの街独特の噴水だの風車だの色々興味にそそがれている様子
ルートン?「ようやく笑顔になったね、チキ。そんじゃ暗くなるまで色んなとこに廻ってみるか?
欲しいものがあったら言って、お金がある範囲内でならかってあげる」
 そう言い、暗くなるまで色んなとこを見て回ったルートン達。いよいよ暗くなり始めると……
チキ「私……風車とか初めて見たよ。どうやって動いてるのかな?」
ルートン?「風車自体は風で回っているんだけど……詳しいことは知り合いに聞いたらいいかも……。暗くなって来たしそろそろ行こっか」

28名無しさん:2021/01/09(土) 15:18:24 HOST:210.254.80.146
ルートン達はドロッセルの家に向かった
ドロッセル「あら……ルートン。こんんな夜にどうしたの?そちらはあなたのお友達?」
ルートン?「こんな夜にすみません。実は……」 ルートンはうまい具合にドロッセルからマルスという人物を知らないか聞き出した
ドロッセル「マルス?ごめんなさい……そんな名前の人物、聞いた事ないわ」
チキ「そうなの……」
 少し落ち込むチキ、すると
ルートン?「じゃあさ、チキはどこから来たの?場所さえ分かったら送って行ってやろうよ、エリオット」
エリオット「はあ?なんでそんな事しなきゃならないんだよ」
ルートン?「じゃあ僕とロロ達でチキ、君を君が知っている場所まで送る。それでいい?」
チキ「えっ?本当にいいの、ルートン」
ルートン?「僕たちもう友達だろ?助けるのは当然だって。だから、君のいた場所を教えて……」
 ルートンがそう言うとチキも少し気持ちが軽くなったのか場所や地名等、色々話し始める。すると氷竜神殿?神竜ナーガといったこの世界には明らかにない地名、用語が飛び交うのであった
すると、即座に分かったのか?
ルートン?「要するに君は僕たちの知らない異世界から来たってことになるんだね。エリオットもそうだったし……」
チキ「異世界!?そういえば私もここの世界に来てから変な違和感を感じたよ。私の知っている世界と何か違うかなーって……」
ルートン?「っとするとやはり君の世界に行く有力な場所と言ったらやはりあそこかな?」
ロロ「ナア〜(ウルスカーラ?)」
ルートン?「おお、さすがロロ。よく分かってるね。ウルスカーラ」
エリオット「そこって……あ……あそ……(急に怯えだした)ボ……僕はやっぱ遠慮しとくよ」
チキ「うるすかーらという所に行けば私、元の世界に帰れるのかな?」
ルートン?あくまで可能性であって……そうとも限らないんだけど……。それに仮に元の世界に帰れたとしてすぐにマルスのお兄ちゃんに会えるという保証はある?そっちの世界も広いんだろ?」

チキは心配そうな表情をする。心配というより不安な様子?
ルートン?「その様子じゃ……そっちの世界でもただ事じゃなさそうだね。あまり干渉はよくないんだけど強力な魔物がいるの?それとも戦争でも起きてたりしてるの?」

ルートンがそう言うとチキは慌ただしくなる
チキ「私、早く元の世界に帰りたい!ルートン、お願い。私を早くその『うるすかーら』
ってとこに連れてって」
ルートンに必死そうに頼み込むチキ
ルートン?「もちろんそのつもりだけど今日はもう外は暗いし、ここでゆっくり休んで明日に行こう!1晩いいよね?ドロッセル」
ドロッセル「もちろん構わないわ。でも明後日まで待っていただいたらうちのローエンが来るわよ」
ルートン?「ううん、気持ちだけでいいよ。それにこの様子じゃチキも早くマルスのお兄ちゃんに会いたがってるだろうし……何だか僕もマルスのお兄ちゃんに会ってみたくなって来た。チキ、君がマルスのお兄ちゃんに会えるまでそっちの世界について行っていい?」
チキ「うん、でもいいの?ルートンだって……」
ルートン?「こっちのことは気にしないで……」
 そう言い、翌日に「ウルスカーラ」に行くと決意するルートン、勝手に話を進められて納得がいかない様子のエリオット

29名無しさん:2021/01/16(土) 16:26:16 HOST:210.254.80.166
ルートン?「どうせ今更戻ってもリー姉ちゃん達に怒られるのは分かってるんだし、ここは王子として困っている女の子を助けていたってことでいいんじゃない?いわば向こうに納得がいく理由を考えてね……」
エリオット「……うー、他人事みたいに言うな!」
ルートン?「じゃあ最もらしい理由でも考えるの?王子として世界を知るために旅をしてきたとか……」
エリオット「むむ……、もういい。行くならさっさと行くぞ。あそこはお前、何とかしろよな?」
ルートン?「了解!」
 っといやいやながらも自分も行こうと決意するエリオット

30名無しさん:2021/01/23(土) 13:46:26 HOST:210.254.80.146
ドロッセルの家で一夜を過ごしたルートン達、翌日、世精ノ途に入る場所がある霊山、ニアケリア霊山の麓に着いた

ルートン?「この山の頂上に『世精ノ途』という次元の穴があるんだ」
チキ「この山の山頂だね」
 チキは了承すると竜石を取り出した
エリオット「おいおい、まさかここであの竜になるつもりかよ」
チキ「竜になったら飛べるんだよ」
ルートン?「ん〜でもここからだとあそこに村が見えるよね?ニ・アケリアっていう村なんだけどなんでもこの山で何かしら祭ってたりするんだって……。だからここで竜に変身されたら村が大騒ぎするかもしれない。だから、一応もう少し我慢してくれる?」
チキ「そうなの?じゃあ、私…もう少しだけ我慢するね」
 了解を得たチキは竜石をしまった
エリオット「ふう……ってどのみち山頂に登らなきゃいけないんだった」
ルートン?山登りぐらいっだったらエリオットも平気だろ?君のお姉さんなんて魔物と戦ったりして色々旅をしてるんだし……」

エリオット「わっ、分かってるよ……そんなこと」
チキ「へー……エリオットってお姉さんがいるの?」

エリオット「そ……そうだよ。何か悪い?」
チキ「ううん……そうじゃなくて。私……ずっと1人だったから兄弟がいるのって凄く羨ましいなあって……」
ルートン?「チキにもマルスのお兄ちゃんがいるじゃないか?」
チキ「違うよ。マルスのお兄ちゃんは人間、チキは『マムクート』…神竜族の娘だから……」
ルートン?「『まむくーと』?神竜族?もしかして……チキの本当の姿はあっちの竜なの?」
チキ「そうなるかな?でも普段、戦わない時は今の人間の姿をしてるの」
ルートン?「……なるほど、理由は聞かないけど向こうの世界でも色々事情があるんだね。じゃあ急ごっか?……チキも早く元の世界に帰りたいよね?マルスのお兄ちゃんに会いに……」
チキ「うん……早くお兄ちゃんに会いたい」

一行は山頂を目指した


エリオット「はあっ、はあっ……やっと着いた」
チキ「……!何か妙な感じの気配がする」
ルートン?「ほら、あそこ……」
 ルートンはその気配の方向に指を指した
そこには異次元とも思われる禍々しい空間の穴が広がっていた

チキ「何だか……怖いよ」
ルートン?「大丈夫。一緒に行こう!」

そう言い、ルートンは率先して穴に飛び込んだ
エリオット「おい!置いていくなよ」
 そう言いエリオットも慌てて飛び込んだ。そして……

チキ「怖いよ〜……でも1人はもっといや……マルスのお兄ちゃん……」
チキは「マルス」を想い、また会えることを信じてルートンやエリオットの後を追い次元の穴に飛び込んだ
 世精ノ途に入ったルートン達

31名無しさん:2021/01/30(土) 15:18:13 HOST:210.254.80.146
チキ「暗くて怖い……でも不思議な感じがするよ」
ルートン?「うん、ここは別の空間みたいな所……う〜ん、どういったらいいかなー。僕たちの世界やチキがいた世界とはかけ離れたよーな、いわば異世界同士が繋がっている道みたいなものかな?」
エリオット「何だよそれ?要は分からないんだろ」
ルートン?「まあ分からないといえばそう何だけど……でも気を付けてね、所々で地割れが起きていて落ちたらどうなるか分からないから……」
チキ「うん、気を付ける」
エリオット「それはそうとどこに向かっているんだよ?この先にチキのいる世界にいけるあてなんてあるのかよ?」
 エリオットがそう言うと、ルートンは突然立ち止まった
ルートン?「えーっと確かこのまま進むとエレンピオスで……途中の看板(ルートン達で作った)とこを左に曲がって行ったらエリオットがいる……」
エリオット「分からないのかよ?」
ルートン?「そこまで頭が回らなかったなあ……」

チキ「えっ?ルートン、私……元の世界に帰れないってことなの?」

ルートン?「チキ……あのね、このままこの先を進むと僕の故郷のエレンピオスっていう別の世界に行くんだ。それ以外にも途中で別の道もあるんだけど……そこはエリオットがいる世界に繋がっているだけで……他に次元の穴があるかは……ごめんね」

チキ「そんなのやだよ!元の世界に帰れると思ったのに……」

チキは激しく動揺して、今にも泣き出しそうな表情になる

ルートン?「……分かった。チキ……僕は必ず君を元の世界に送り届ける。そしてマルスのお兄ちゃんに会うまでは一緒にいるから……」
 激励するかのようにチキにそう言うが……
チキ「そんなこと言っても無理……なんだよね?」
ルートン?「だからこの次元から君の世界への出口?次元の穴?……何でもいいや……とにかく穴を探そう。それまで僕も元いた世界に帰らないから……僕達はもう友達だろ?異世界同士何て関係ないよ。それに全くあてがないっという訳じゃないよ。可能性は低いかもだけど……」
チキ「じゃあ……どう…するの?……ひっく(少し泣きじゃくっていた)」
ルートン?「チキが僕たちの世界に来たってことはどこかしらにチキのいる世界への次元の穴?亀裂か何かがあると思うんだ。まずはそれを探そう?」
エリオット「どうやってだよ?」
ルートン?「言っただろ?もう闇雲に探すって……後は猫たちの力も借りて……ロロ、頼むよ」
ロロ「ナア〜(まあ大方分かっていたけど……)ナナァ!(皆、集合!)」
 すると一斉に猫たちが集まってきて
エリオット「うわぁ!」
チキ「すごーい」
ロロ「ナア〜(〜っという訳で頼むね)」
 ロロが合図をすると一斉に猫たちが散らばり駆け出した

32名無しさん:2021/02/06(土) 15:39:04 HOST:210.254.80.146
チキ「皆、行っちゃった」
エリオット「何してんだよ?」
ルートン?「この空間で闇雲に次元の穴を探すより猫たちにも協力してもらった方がいいかと思って……」
エリオット「あいつら戻ってくる場所とか知ってるのか?」
ルートン?「大丈夫だよ、ロロの猫達に普通の常識は通じないから……実際、どんな時でも必ず戻って来たよね?思い出してみてよ……君の母親探しをしてた時とか……」
エリオット「///お……お母さまのことはここではいいだろう!?さあ探すんだろ?急がなくていいのかよ?」
ルートン?「はいはい……とりあえず、一旦エリオットのいる世界につながっている穴まで行こうか?その途中で他に道がないか探しながらね……それでいい、チキ?」
チキ「う……うん」
チキは少し大人しそうに軽くうなずいた
 それからどれだけ時間がたったのかは分からないがやがてエリオットの育った世界であろうマナの世界へ通じる穴が見えてきた
ルートン?「結局、他に道も穴も見当たらなかったな。一旦、外に出るか」
 そう言い一旦、穴の向こうに出るルートン
チキ「ここはどんな世界なんだろう?」
 チキは元の世界の事を心配しながらもまた別の世界であろう異世界に少し興味を示していた
エリオット「ったくお前ら早過ぎ……どんだけ体力があんだよ」
 へとへとにながらもエリオットも続いた
 穴がから出ると洞窟らしきとこに出た。
ルートン?「うん……ここの雰囲気はやはり君の世界だな、エリオット」
エリオット「……なんでこんな薄暗い洞窟に出たばかりで分かるんだよ。ってお前も常識が通じないんだったな?聞いたのが間違いだった」
ルートン?「いやいやそんなことないよ?そこにちゃんと看板を立てておいたし……」
エリオット「何をだよ……!なっ、何だよ、この看板!?お前が立ってたのかよ?」
ルートン?「はっきりしてていいだろ?それよりもどうする?少し休憩する?」
エリオット「休憩って……僕はもうごめんだね、早くローラントに帰りたいし……」
ルートン?「じゃあ君とはここでお別れだね、チキ……後は僕たちだけで……」
エリオット「っておい!」
チキ「ううん、私は別にいいよ。それよりもここエリオットの育った世界なんだよね。だからここもどんな世界か見てみたい。本当はマルスのお兄ちゃんや向こうの皆がいてくれたら良かったんだけど、私はもう大丈夫。1人じゃないし……ルートンやエリオットが一緒にいるから……私、もう恐くないよ」

33名無しさん:2021/02/13(土) 16:09:59 HOST:210.254.80.146
ルートン?「チキ……君は……」
 ルートンはチキを見る。あからさまに開き直ったようなそれでいて前向きになろうとするチキの意志を感じた。さっきまでの泣きじゃくっていたチキとは少し別人のような感じがした
ルートン?「チキ……ごめんね。あまり力になれなくて……」
 チキに申し訳ない気持ちになるルートン、気を取り直して再び進もうと模索するルートン、その時だった。
ロロ「ナア〜(何人かが戻って来たな)」
 ロロは次元の穴から猫達が戻ってくるのを察知し、駆け出した
ルートン?「ロロ?」
 ルートンはロロを追いかける。ロロの後を追ってみると何かを発見したようなそぶり?だった
ロロ「ナアナアナア!(この先のーーの場所の高い一致にーーがあるんだって……)」
ルートン?「う〜ん、要するに何かを発見したんだね?」
ロロ「ナアナア!(分かってないだろ!←猫パンチ)
ルートン?「いて……」
 ルートンは猫パンチを食らった。するとロロは合図をしたかのように再び次元の穴に入っていった
ルートン?「おっ、おい。ロロ……何か見つけたのか?」
 ルートンも後を追って再び世精ノ途へ
チキ「ルートン?どうしたの?」

ロロはウルスカーラのざざっぴろい空間の1区画ある炎が燃え上がって赤く染まっている球体のとこで止まった。そこに猫たちが集まっていたのだが
ルートン?「どうしたんだ?あんまり近づいたら火傷しない……って……おお!」
 赤の球体に触れた?猫たちは瞬く間に上空に飛び上がり数十メートルあろう上の足場に移っていった
エリオット「!おっ……おい、どうなってるんだ」
ルートン?「……そっか、この赤い球体に触れたら……わー(上空に飛び上がり)」
ロロ「ナア〜(今まで燃えてて近づかなかったけどそうなってたんだな)」
 ルートンにロロが続き、上の足場に移っていった

34名無しさん:2021/02/20(土) 16:39:49 HOST:210.254.80.146
チキ「ルートン?……わ――(上空に飛び上がる)」
ルートンと同じように燃えている赤の球体に触れ、チオも続いた
チキ「なんかーすごーい」
 突然の反応にチキも少し興奮した
ルートン?「これは知らなったなあ……赤の球体に触れるとこんなことができるなんて……」
チキ「そうなの……?」
ルートン?「でもこれでまた探せる幅が広がったね。もう少し探してもみようか?君の世界に通じる穴を
チキ「本当?ありがとう!」
元気を少し取り戻すチキ、そこへ……
エリオット「うわああーーどっ…どうなってるんだ!?(飛び上がってばたばたする)」
ルートン?「おー、エリオットも来たか……」
 エリオットも上の足場に着地するのかと思いきや足場に乗らず、そのまま下の足場まで落下してしまう……
エリオット「え……うわあ……落ちる――」
 落ちる前にすかさずルートンがエリオットの手を掴み、引っ張りあげる
ルートン?「もっと落ち着きなよ……」
チキ「私も手伝うよ」
 そう言いエリオットの手を2人がかりで引っ張りあげた
エリオット「し……死ぬかと思った。あれはいったい何なんだよ!?」
ルートン?「僕にも聞かれても分からない。まあ常識が通じない場所だし、こういうこともあるんじゃない?」
 っといい加減な回答をするルートン
エリオット「……そうだったな(こいつにも常識が通じないしな)。少し呆れモードのエリオット」
ルートン?「さあ改めてチキの世界に通じる穴を探すよ」
 っと再び率先して前に進むルートン、今度こそはと探すも……今度は案外すんなりと裂け目の穴らしきものを発見できたのだが……

ルートン?「あの穴……どうやら別世界につながってそうだね」
 すると何かを感じ取ったのか…

チキ「あの穴……何か懐かしいような……そんな感じの気がする」

ルートン?「本当!?じゃああの穴の向こうがチキのいる世界かもしれないんだね」
チキ「うん……でもあんな小さな穴じゃ入れないよ」

チキは再び気を落とす。ようやくここまで来たのに……すると
ルートン?「ねえ、チキ。ここで竜に変身できる?」
 突然のルートンの発言に驚くチキ

チキ「うん……大丈夫。でも……」
チキの反応にルートンはさらに質問を続けた
ルートン?「竜になったら飛べるんだったよね?」

チキ「うん、飛べるよ」
チキがそう答えると、ルートンは迷いが吹っ切れたように
ルートン?「じゃあ竜に変身して僕たちを背中に乗せてくれる?そして目をつぶって思いっきりあの穴の方向に目掛けて進むんだ」
チキ「ええっ!?……」
 突然の動揺にチキも戸惑う
ルートン?「大丈夫……僕を信じて」
チキ「でも……そんなことしたら」
突然の発言に動揺するチキ
エリオット「おっ……おいまさかあれにーーうぐーー(ロロに口封じされる)」
 しかし、迷いもないルートンの様子にチキも意を決したのか……
チキ「分かった。ルートン……いくよ!」
竜石を掲げるチキ、瞬く間に竜に変身して
エリオット「ひぃぃーー……」
 竜になったチキはルートン達に背中に乗るように背を向け、背中を曲げた

35名無しさん:2021/02/27(土) 16:44:12 HOST:210.254.80.146
チキ(神竜)「信じていいんだね?」
ルートン?「もちろん!じゃあ、いっくよー」
竜(チキ)「了解!」
エリオット「わっ、わああーー(慌ててのり、竜になったチキにしがみつく)」
 そして瞬く間に次元避けた穴に目つぶりながらも迫っていくチキ……そして同時に
ルートン?「はぁぁぁぁーーーー!(骸殻変身)そりゃぁぁぁーーーーー!!」

チキが穴に迫る直前にルートンは槍で次元の穴を引き裂いた。そして、一行はまぶしい光につつまれた。

ルートン?「さ……寒い」
エリオット「(ガタガタ肩が震えている)なっ、何なんだよ!ここは?」
竜(チキ)「ああっ……懐かしい、私……元の世界に戻って来れた。良かった……」
 すると喜びのあまりに竜の姿のまま歓喜の雄たけびをあげるチキ
竜(チキ)「ガォォォォォーー!(やったやった!……)」
 一方のルートンとエリオットはあまりの寒さに竜に変身しているチキの皮膚に密着してぬくもりを感じているのであった
ルートン?「こっ……ここが……チキのいる世界……なんだね」
エリオット「おっ……お前、こんな環境で育ったのかよ。やっぱ化け物だな」
 すると……
チキ「(シュウゥゥゥゥ……)あっ……戻っちゃった」
そこへ……一気に寒さが押し寄せる
ルートン?「さっむー〜」
エリオット「こっ、こんなとこにいたら凍え死ぬよ」
チキ「大丈夫?チキは寒い環境になれているから平気だけど……」
ルートン?「あっ!あそこ……とっ、とにかくあの建物に入ろう」
 ルートンは一目散にある建物に向かっていく
エリオット「おっ……置いていくなよ」
 エリオットも続いていく」

チキ「(私が長い間ずっと眠っていた)神殿だ……今は神殿も懐かしい気持ちに感じる」
ルートン?「チキ、どうしたの?」
 ルートンは足を止める
エリオット「なっ……何だよ」
チキ「私、あの神殿で長い間、司祭様に眠らされていたの……」
ルートン?「え?……そうなの」
チキ「司祭様は悪い人じゃないよ……チキのため、ううん……この世界の……マルスのお兄ちゃんの世界を救うために……」
ルートン?「そっか……。チキも大変だったんだな。ねえ、チキってもともとの姿は竜の姿が本物なの?」
エリオット「おい……何もこんなとこで話し込まなくても」
チキ「うん、私の本当の姿はあっちの姿だよ。只、今はこの竜石に力を封じ込めることによって人間の姿に保っているの」
 なるほど……と頷くルートン
ルートン?「あの中に入るのやめよっか?」
エリオット「はあ?お前、正気かよ?」

チキ「ううん、私はもう大丈夫だから……。マルスのお兄ちゃん達がここにやってきて、チキを長い眠りから覚まさせてくれたの。そして約束してくれた。『私をーーから救うって……』」

36名無しさん:2021/03/13(土) 15:25:47 HOST:210.254.80.146
ガトー「その通りだ、チキよ」
その時だった、突然神殿から司祭らしき人物が出てきてルートン達に正確にはチキの方に近づいてくる

ガトー「異界から戻って来れたのだな、チキ。手違い?とはいえすまないことをしたな」

チキ「司祭様」
突然の謝罪に少し戸惑いを示すチキ……そこへ
ルートン?「初めまして、チキの友達のルートンと申します。チキをマルスのお兄ちゃんの元へ送るためはるばる異界からやって参りました」
エリオット「ぼ……僕はローラントの王子、エリオットです。チ……チキの友達だ(早口)……です」

ぎこちないながらもエリオットも司祭に自己紹介をした

ガトー「そうか……お主達がチキを異界から送り届けてくれたのだな、世話をかけたな?」
ルートン?「それで……」

ガトー「分かっておる、お主達をマルスがいるアリティアにワープさせてやる。じゃが、1つだけ聞かせてくれ。そなた、普通の人間とは違う異常な禍々しい力をもっておるな……」
ルートン?「すみません、それについてはあまりここでは言えません。ですが、約束します。この力は悪いことに使ったりはしません!」
エリオット「それってあの……ぐぅぅー(ロロに口を塞がれる)」

チキ「司祭様、ルートンとエリオットは私の友達です。彼らがいなかったら私はもうここに戻って来れなかったかもしれません」

ガトー「分かった。チキがそこまで言うのなら私は信じよう。だが約束してくれ、その力くれぐれもこの世界を殺めることには使わないと」

ルートン?「分かっています。それは約束します」
 ルートンがそう言うと、司祭……ガトーは呪文を唱え始める……そして
ルートン?「……!」
エリオット「なっ……何だよ!?」
チキ「ああっ……!?」
 ルートン達は一斉にアリティア王国にワープする

37名無しさん:2021/03/20(土) 15:18:26 HOST:210.254.80.146
(画像が欲しい)ルートン一行はアリティアの平原に降り立った
ルートン?「ここがアリティアか……のどかな所だな……・ここにマルスのお兄ちゃん、いるのかなー……」
チキ「アリティアだ、懐かしいなあ」
ルートン?「そっかぁ……チキはここに来たことがあるんだね」
チキ「うん。マルスのお兄ちゃん、ここの城の王子なんだよ」
エリオット「ふうん……王子ねぇ……」
ルートン?「ってことはあそこの大きな立派な城がアリティア城なの?」
チキ「そうだよ。私もお兄ちゃんに連れられて来たことがあるの」
 いきいきとした返事をするチキ、出会った頃とはずいぶん変わったと感じるルートン、それほどここはマルスのお兄ちゃんと思い入れがあるのだろう。そう感じ取った時だった
エリオット「うわぁぁ!なっ、何だよ……あれ!?皆死んでるのか」
 突然、エリオットが叫ぶ。そこにはいくつもの兵士が倒れていた
チキ「たっ……戦いの跡だ。マルスのお兄ちゃん確か言ってたよアリティア王国をアカネイアから取り戻すって……」
ルートン?「そっか……じゃあここで倒れている兵士達はアカネイアっていう国の敵兵達なのかなあ?」
エリオット「おっ……おい見ろよ、ここだけじゃないぞ、あそこにもあっちにも……あの城の近くにも倒れているし……」
チキ「……!お兄ちゃん……」
 いっぱい倒れている敵兵をみて、少し不安そうになるチキ
ルートン?「(倒れている敵兵に近づき、状態を確認?)皆、死んでいるよ。でも遺体を見るとまだそんなに経っていない……つまり僕たちがここに来る何時間前?にここで戦争があったんだと思う。そして、それが倒れている兵士を辿っていくと城のほうに続いている訳だから……」
チキ「!……マルスのお兄ちゃん」
心配そうな様子になるチキ、すると
ルートン?「いいよ、チキ。早く行ってあげて……もしマルスのお兄ちゃんがまだ戦っているなら竜に変身して助けてあげたら。僕達は後で城に向かうよ。あそこに街や変わった建物(闘技場?)があるし……どうなっているのか情報を集めないとね」

 ルートンはにっこりと笑いそう返答する、すると
チキ「ありがとう、ルートン。私、ルートン達に会えて本当に良かった。後でお兄ちゃんに紹介するね」
そう言うと、駆け足になって城に駆けていくチキ
ルートン?「ロロ……ちょっと頼む」
 ロロに向かって声をかけるルートン
ロロ「ナア〜(ほいほい……)」
ルートン?「チキがマルスのお兄ちゃんと感動のご対面になっているか、何匹かの猫に様子を見てきてもらってよ」
ロロ「ナア〜ナア!い……まあそういう訳だからお願いね)」
 ロロは叫ぶ。するとどこからともなく猫が何匹か現れ、チキの様子を見に後を追う

ルートン?「んじゃ、僕たちも行くか」
エリオット「ったくお前は緊張感がないなぁ。っていうかこの先どうやって元の世界に帰るんだよ?いっとくがもうあんな寒いところに帰るのはごめんだからな」
ルートン?「え〜でも、僕たちがあの氷の神殿を目指してた時って……次元の穴って空いてたかなー?そっちのほうもお願い出来ない?ロロ」
ロロ「ナア〜!しょうがない……そっちもお願い)」
 ロロは再び叫ぶ。するとまた別の方向に何匹かの猫が駆けだす

38名無しさん:2021/05/08(土) 15:50:01 HOST:210.254.80.146
 一方、マルスの元へアリティぁ場へ向かうチキ……そこへ
アカネイア兵(増援……アーマーナイト)「……!女の子、なぜここに」
アカネイア兵(増援……アーチャー)あの紋章……まさかこのガキ、マムクートの生き残りか」
アカネイア兵(増援……魔導士)「アリティアめ!まだ切り札を隠し持ってやがったか。おい、竜になる前にガキを始末するぞ」

敵兵と思えるアカネイアの敵兵達はチキの方に向き直り敵対体制をとる。チキも敵兵に気づくと

チキ「て……敵!?」

ルートン一行が来る数時間前のここはアリティア城、マルス一行は占領されたアリティア城を奪還するためにアカネイア軍と戦っていたのだが……
エイベル「おおっとマルス王子よ、それ以上踏み入ってみろ……この娘の命はないぞ」
マルス「くっ……エスト。君は人質に取られたんだね」

このまま進めばエストの命がないと思ったのか、マルスの足が止まった

エスト「マ……マルス様。私のことは気になさらないで下さい」
エイベル「さあて、アベルよ……お前の手でマルス王子よ葬るのだ。我らを裏切れば分かっているよな」

アベル「マルス王子…許して下さい…おれはエストを…失いたくない」

アベルはマルスに剣を向けた。しかし、マルスはアベルと敵対する気配はなかった。それどころか無防備な状態を見せた」

クリス「いけません!マルス様」

とっさにクリスはマルスの援護に回ろうとした……が
アカネイア兵(勇者1)「お前らの相手はこっちだ!」
アカネイア兵(勇者2)「覚悟しろ!」
 アカネイア兵に阻まれてしまう

アベル「マルス王子…覚悟!うわああああ(苦し顔な表情でマルスに突撃する)!!」
シーダ「だめぇーーーーー!!」

クリス「マルス様!」
ミネルバ「マルス王子!」
オグマ「マルス王子!」
ナバール「マルス王子!」
マリク「マルス様!」
ジョルジュ(アストリア説得)「マルス王子!」
 マルスの仲間たちが次々とマルスの名を叫ぶ中……

マルス「ぐわぁぁぁ……!!(アベルに斬られて致命傷を負う)」
マルスの悲鳴がアリティア城に響いた。っと同時にアベルの手から剣が鈍い音を立てて落ちた
アベル「き…きった。おれが…マルス王子を…」
マルス「い…いいんだ、アベル。自分を…責めちゃ駄目だ。これで…君もエストも救えるのなら…。僕は…もう誰も…死なせたく…ないんだ」

エイベル「よーし、全軍に通達する。王子一行の武器を全て回収しろ。ここで王子の処刑を行う」
ウィロー「さすがエイベル将軍、、とことんまで卑劣な男よ」

エスト「マルス様…!アベル…本当にごめんなさい!」
アカネイア兵(勇者1)「抵抗するな、武器を捨てて大人しくしろ」
クリス「くっ……」

武器を奪われ、全員拘束されて縛り付けにされてしまったマルス一行、既に城内の入り口もアカネイア兵の増援によって固められていた
ウィロー「ほほーう、王子は随分と珍しいオーブをお持ちのようだな(マルスは光のオーブを奪われてしまった)」

39名無しさん:2021/05/08(土) 16:03:08 HOST:210.254.80.146
マルス「ま…待て…、オーブは渡さ…ぐはぁぁ(アカネイア兵に刺される)」
エイベル「自分の心配をよそにそのオーブとやらの心配とは……王子よ、随分と余裕なもんだな」
クリス「マルス様!」

シーダ「だ…誰か、マルス様を…お願い…」
心の中でマルスの助けを必死に叫ぶシーダ
アストリア「こんな形でマルス王子の最期を見届けることになるとはな…」
一方でアカネイア兵の勇者隊のリーダー、アストリアもそう一言放つ、その時だった

チキ(神竜)「ぐぁぁァァーーー!!(呻き声)」

城内の入り口から竜のうめき声が鳴り響いた
アカネイア兵(増援…アーマーナイト)「大変です!エイベル将軍!ウィロー様!」
アカネイア兵(増援…アーチャー)「神竜…マムクートが出現!ぎゃあああ(ブレスにやられる)」

 入り口付近のアカネイア兵はざわつき始め、竜…チキに対して敵対体制を取る…が防衛は
徐々に破られ始め…ついに

チキ「ガォォォ!(ブレス…邪魔しないで!)」

アカネイア兵(増援隊)「うわぁぁぁ!ぎゃあああ!ア…アカネイア万歳!…ぐふっ」
 次々とアカネイアの増援は倒れていく、そして
竜になったチキはマルス一行の前に姿を現した。やがてチキの視界にマルスが入ると

チキ「ガォォォォォォ!!(お兄ちゃん…大丈夫!?助けに来たよ)」
チキは神竜の姿で精一杯の雄たけびをあげ、マルスの方まで轟かせた

マルス「チキ…チキなのか?」
シーダ「あなたは…チキなのね」
クリス「チキさん…よく、ご無事で」

チキは神竜の姿のままマルス達の状況を見た。武器を奪われ拘束されているマルス達、さらに追い打ちをかけるように重症のマルスに追い打ちをかけていくアカネイア兵

チキ「ガォォォォォォ!!(お兄ちゃんをいじめるなあぁーーーー!!)」

怒り狂ったかのように神龍のチキは前進し、マルスの付近にいるアカネイア兵にブレス吐いた

マルス「チキ……来ちゃ駄目だ!」

同時にマルスがチキに対して叫んだ
エイベル「神竜の巫女め……小賢しいマネを」

ウィロー「なあに……相手はマムクートの小娘一人、竜石の効果が切れるまで時間を稼げばよい。そして人間の姿に戻った瞬間が奴の最期だ。全軍に通達する。竜石の効果が切れ次第奴を始末せよ!」

アカネイア兵(勇者1、2、3……&ソルジャー&スナイパー&魔導士)「了解!ひるむなーー!」
アストリア「……」
 アストリア兵が一斉にチキに対峙するかのように守りを固めてくる

チキ「ガォォォォ!いっぱい来た!でも……私は逃げない!)」

神竜の姿で一斉に攻めてくる恐怖に耐えながらもチキは後退せず応戦した。
カイル「ニャンニャン(これって、やばいよね?)」
すず「ニャッ……(そのようですね。早くあの人のとこに報告に行きましょう)」
オイラ「ニャニャニャーーー(多数で攻めてくるなんて何て卑怯な奴らだ)」
 この様子をチキがマルスと対面しているか様子を見にルートンを通じてロロに頼まれた猫達
状況を把握するとすぐにルートンのいるアリティアの街へ駆け出した

40名無しさん:2021/05/08(土) 16:06:46 HOST:210.254.80.146
一方、ルートンとエリオットはアリティアの街でアリティア城の様子を街の人から聞いていた

民家1「何じゃ……坊や達、ここにいては危ないぞ。早くお家に帰りなさい」
民家2「坊や達、ここいらでは見かけない風貌だね?どこから来たんだい?」
民家3「ようやくこの街も解放される。後はマルス様が城を取り戻してくださりすれば……」
民家4「エリス姫様……マルス様がお戻りになられました」
民家5「城内以外のアカネイア兵は全滅したわ。後は場内でエスト様が人質に取られてるのが心配だけどわたしたちのマルス様なら必ず助け出して王国を取り戻してくれるって信じているわ」

 っとマルス一行が戻ってきたことやルートン達の見かけない風貌を気にしたりする党……色々と情報が飛び交った。その一方で……

エリオット「チキのこともいいけど僕たちがどうやって向こうの世界に帰れるかも考えろよな」

エリオットから指摘も喰らうルートン、そこへルートンの目に……
ルートン?「この建物って何か闘技場っぽいな……。強そうなのいるのかなー……」
エリオット「まさかお前戦う気なのか……」
ルートン?「少しやってみたいかも……シャンドゥの方とどっちが強いんだろ……」
エリオット「そんなこと知るかよ。それより先に……」
闘技場のおっちゃん(受付)「何だ!?坊主2人がこんな所で何やってるんだ?まさか参加しよう何て思ってねえよな?冷やかしに来たんならとっと帰んな」
っと闘技場の入り口付近でごちゃごちゃしてると闘技場のおっちゃんから声を掛けられるのであった。すると……
エリオット「何だと!?僕はローラント王国の王子……」
ルートン?「はいはーい、僕は参加しに来た命知らずのガキです。僕は親もいないんで命は惜しくありません。戦って死ねるなら本望なので戦います」
闘技場のおっちゃん(受付)「ほう……やろうってのかい?いいだろう、その度胸に免じて今回は参加費はただにしといてやろう。但し、タダな分、坊主お前に降参はないぜ。勝つか負けるかだ。勝てば賞金はだしてやろう(このガキ終わったな……)どうする?止めるってんなら今のうちだぜ?」
ルートン?「ごたくはいいから早く、してくれないですか?(瞬間的に剣を出している)」
闘技場のおっちゃん(受付)「……!(こいつ……いつの間に剣を持っているんだ……さっきは持っていなかったはず。だが……実力はどうかな……)なら、始めるぞ!」
 こうして闘技場に参加することになったルートン

傭兵「何だ?ガキ……お前が俺の相手か?せいぜい命乞いでも……ばかな……(倒れる)」

闘技場のおっちゃん(受付)「なっ……何だと!?……」

チキの様子を見に行った猫たちが駆けつけてきた。
カイル「ニャンニャン(大変だ、大変だ……)」
すず「ニャッ……(竜のあの子が1人で大勢の敵兵と戦っています)」
オイラ「ニャニャニャーーー(しかも敵の奴らあの子の捜していたマルスや仲間を人質に取っているんだ)」
ロロ「ナアナア!(何だって……!)」
ルートン?「……その様子じゃ感動のご対面って訳じゃなさそうだね。待ってて、チキ。今、行くから」
 ルートンは迷わず城の方へ駆け出した。

チキ「ガアァァァァーーー(私がマルスのお兄ちゃんや皆を助けないと……」

必死に応戦するチキ、だが拘束され無防備にされたマルスの近くにいるアカネイア兵は動かずにいた。そこへ
にいた。そこへ
エイベル「構わん、マルス王子を処刑するのだ」
アカネイア兵(ジェネラル)「ははっ!マルス王子、その首もらい受ける!」
マルス「くっ……」
クリス「や……やらせませ……うぐっ!(攻撃を受ける)」
クリスもマルスを助けようと無防備にされてももがいて抵抗しようとする
アカネイア兵(ウォーリア)「その状態でもまだ王子を助けようとするとは大した忠誠心だな」
マルス「クリス……ごめん、君までこんなことに巻き込んじゃって」
クリス「そ……そんなこと言わないで下さい。私こそマルス様をお守りできなくて……」
マルス「悪いのは君じゃない……僕の甘さが……ぐっ……(出血している)」

41名無しさん:2022/02/06(日) 13:06:58 HOST:softbank060108029167.bbtec.net
とんかつとかいう鼻穴デカいキモブタは家畜のくせに出しゃばり過ぎてうざい
せっかくの美少女風呂シーンもあいつが一緒にいるせいで興ざめで台無しになるしな
読者が求めてんのは美少女であってあんな汚いブタなんか求めてねえよ
読者があの豚に不満持ってても作者のお気に入りだからごり押しされて出番が減らない

42名無しさん:2022/02/06(日) 13:08:33 HOST:softbank060108029167.bbtec.net
藍蘭島は頭に乗ってるガキのオスブタがキモいしうざいしイライラするしね
あの糞ブタが原因で挫折して読むの止めた人もいるらしいしね俺っちのように
とんかつは見た目がキモいだけでなく性格もメスみたいに女々しくてオスのくせにキモいしホント嫌い
すぐ怖がるしびびるし泣くし甘えるしホントにオスなんかって思うよ
やっぱすずと行人がすげえ甘やかして育てているから弱っちで怖がりで泣き虫で女々しいんだろうね
嬉しい時とか喜ぶ時とかはしゃぐときに「ぷ ぷー」にハートマーク付けて鳴くとかホントメスみたいでキモすぎる
からあげのチビの時みたいに暴力振るったりして厳しくしたほうがいい。強くたくましくいかにもオスっぽくなるように育てたほうがいいと思うよ

43名無しさん:2022/02/06(日) 13:09:57 HOST:softbank060108029167.bbtec.net
確かにあいついらないよな
鼻クソ鼻水鼻毛がモロ見えるくらい鼻穴デカくてキモいし、すぐぷーぷー鳴いてうるさいし、女と平気で風呂入るエロブタだし、甘えてばっかでほとんど役に立たんし、すぐ人の頭や膝に乗ったり抱っこしてもらって楽するし、寝るたびに鼻ちょーちん出して汚いし、体膨れてキモいし
あいつは美少女漫画にふさわしくないむしろコロコロのギャグマンガのほうがふさわしい


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