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ここだけ異能都市

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内 容:

ローカルルール

ここは異能都市『楽園』――Elusion.
いつの間にか存在している、正体不明の巨大都市だ。
様々なものが生活し、様々な事件が起こっている。
さて、君はここでどんな生活を送るのだろうか…


「で、ここって何?」
・一般的に言う邪気眼スレ。
・己の内にある厨二病を駆使して邪気眼とか魔法とか特殊能力で暴れる場所。
・要するに、「なりきり」というもの。
・一つの巨大な都市という世界観を思う存分駆け巡ってください。
・雑談での名無しは基本的にNG。トリップもしくはハンドルネームをつけましょう。


■□■ 初めに目を通しておくと幸せになれるかも ■□■

「ここだけ異能都市@Wiki」
https://w.atwiki.jp/elusion/

【ガイド】
https://w.atwiki.jp/elusion/pages/9.html

【初心者用ガイド】
https://w.atwiki.jp/elusion/pages/32.html


■ うpロダ ■
「異能都市記録保管庫」
http://loda.jp/elusion/ レンタル元が運営終了につき、
  https://ux.getuploader.com/elusion/に移行しました
 (以前のファイルのバックアップがこちら【129番『111220-004400_convert_20111220015657.jpg』まで】
  メインのうpロダが落ちている時用の予備ろだは→https://ux.getuploader.com/elusion2/


質問があれば、Wikiの『よくある質問』を読むか、こちらへどうぞ。
【初心者の方】異能都市『楽園』-Elusion-市役所【総合案内】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12841/1246258908/

1  【雑談議論】スプリンター雑談【AE86】  (Res:496)
1名も無き異能都市住民   :2018/10/31(水) 01:39:43  ID:x7K4Sg2A0
【ルール的なもの】
・雑談、議論をするスレです
・書き込む時はコテ推奨
・意見等を言う時はコテ強制
・次スレは>>950が建ててね。
・仲良くつかいませう。
前スレ
【異能都市雑議団】雑談しようぜ!【第85回会場】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12841/1439393718/
487名も無き異能都市住民   :2022/02/09(水) 22:54:06  ID:bzHkI0Pw0
忙しいので週一から隔週くらいの方が助かったりしますのでお気になさらず!
ルファスさんが間隔あけるのが嫌なら切ってもらっても大丈夫ですよー
488ルファスのひと   :2022/02/13(日) 02:09:35  ID:Hukii./s0
此方は間隔空いて大丈夫ですので、是非続けさせて頂きたいです!
結構長く続けさせてしまって申し訳ないですが、宜しくお願いしますね!
489  :2022/03/20(日) 01:20:04  ID:bzHkI0Pw0
やっと書き込めた
くっそ忙しくて何も出来なかったの。ごめんなさい
490ルファスの人   :2022/03/24(木) 11:05:55  ID:8f9BgqOU0
こっちは全く問題無し、大丈夫ですよー!
491ルファスの人   :2022/06/28(火) 12:10:20  ID:UQmZ8J.A0
申し訳ありません、諸事情あって数ヶ月ネット環境が無い状態になっておりました。
今週中には急ぎ返信します、待たせて本当にごめんなさい。
492名も無き異能都市住民   :2022/07/26(火) 00:24:34  ID:VzEyQKKM0
ぎゃあ書きこめてませんでしたごめんなさい!
出来るだけ早く書き直します、申し訳ありません
493名も無き異能都市住民   :2022/09/25(日) 23:31:50  ID:TzfTun0k0
ごめんなさい、プロでもない人間が使うには不適切な言葉だけれど、スランプ的なものなのか今日一日空いた時間を使っても何も書けない始末でした
リアルが忙し過ぎて時間を作れないのもあり、どのくらい待たせるか解らないので一旦中断させて頂けると嬉しいです、本当にごめんなさい
494  :2022/09/27(火) 22:01:09  ID:bzHkI0Pw0
お疲れ様です
中断にしましょうか。
ルファスさんのお仕事なかなか落ち着きませんね、いつも忙しい印象があります

状況が動かしにくければアイリスやその他を動かします
例:建物破壊etc
495名も無き異能都市住民   :2022/11/05(土) 23:31:18  ID:LnWYCcEY0
福祉関連なんですけれどコロナで仕事が増えて地獄なところに(これもコロナのせいだけれど)失業者ラッシュが来て仕事が更に増加してるんですよね……。
そして仕事増加に耐えかねて辞める人が出て一人あたりの仕事が更に増えるっていう地獄のループの中にいます。

自分の方で展開を思いつかなかったら状況動かすのをお願いするかもしれません。
何から何まで本当に申し訳ないです……。
496  :2022/11/06(日) 22:52:59  ID:bzHkI0Pw0
うちと似てるようで全く違う問題ですね
うちも一時期退職者が毎月出て36協定の特別条項に抵触する人が複数名出るような有様でしたが、
今はなんとか特別条項に抵触する事態は避けられています。

忙しさに耐えられないなら対価を上げるか経験者優遇か
一社員じゃどうにもできませんが(この手の話も上に上げられないくらい忙しいという状況なのでしょうが)
ともあれ、無理をして病院送りになるような事態になる前に休むという選択肢もありますので無理だけはしないようにしてくださいな。

私の方から状況の変化を作るのであるなら、真っ先に逃げ込んだ建物の破壊ですね。
アイリスが足を引っ張ってる状況ですので。
名前:  E-mail(省略OK)
2  【日常γ】春風時々、くしゃみ【その13】  (Res:125)
1名も無き異能都市住民   :2019/04/04(木) 21:48:31  ID:ORmT3UkU0
≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします

前スレ
【日常γ】異能都市ストライク!【その12】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12841/1370154230/
116ルファス   :2021/12/26(日) 04:43:49  ID:apmoc28.0
>>115

「言い訳しかないぞ、あのクソ共が多過ぎてな!尻尾巻いて逃げてもこの時間だ、本当に面倒な連中と出会っちまったよ、ここ数年で最悪の状況だ!」

先の宣言通りに殿を務めながら、遅いと怒る振りをするアイリスに対して、不満を漏らす振りで返す。
茶番もいいところだが、それで相手が調子に乗ってくれるならやる価値は大いにある。

「ああクソが!タイマンなら!せめて数人ずつならどうにかなるってのに、多勢に無勢も良いところだ!しかも尻の穴って心配事も増やしやがって!!」

打ち捨てられた車のエンジンブロック裏に身を隠し、話と違うと弱音と泣き言を叫びまくる、あんまりにも情け無い状態だ。
わざとらしくなり過ぎてしまうのを避ける為、銃弾の雨に対抗する為に、拳銃を握った手首だけ遮蔽から出して適当に弾を此方も撃つ、飛んできたパイナップルは当たらないように投げ返したりダッシュで逃げたりを繰り返すが、とある一発を除き抵抗は当たらないだろう。

(依頼人、アイリスは……ありがたいな、それらしい動きでペースを作ってくれている)
(なら、依頼外だし俺が危なくなるからやらないつもりだったが、アイツらに腹が少しでも立たないように……)

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
117アイリス   :2021/12/26(日) 21:51:49  ID:bzHkI0Pw0
>>116
男、ガフガリオンは訝しんだ。
顔に降り注ぐ琥珀色の液体を舌で舐め取って、腰に差しているメリケンサックを引き抜いた。

『おうお前らァ!早くソイツを囲めや俺たちを舐め腐った奴に教えてやれやァ』
『一部はあの女を追いかけろォテメエらの手に負えない奴じゃあ俺が出っからよォ』

ガフガリオンの指揮のもと、舎弟分の男達は2つに分かれる。
一つはルファスを囲むように10名の男達が拳銃やナイフなどの各武器を手にルファスをジリジリと取り囲んだ。
俺たちのボスが銃弾程度で倒れるわけが無い、そんな信頼のもと、ガフガリオンの舎弟

『おう兄ちゃんそのまま大人しくしてろよ。大人しくしてりゃケツだけで済むんだわ』
『でもよぉ、何回か刺した方が大人しくなるんじゃねーの』
『お前ら油断すんなよ。コイツ銃持ってやがるからな』

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
118ルファス   :2021/12/26(日) 22:56:28  ID:yHm/0.Mw0
>>117

(囲む、囲むか、俺は放置で肝心のアイリスだけ抑えれば良いと思ってるのか、だとしても俺に人数を割き過ぎだろう、たかが護衛にそんな人数を)
(……ああいや、そうか、こう考える方が自然か、まさかとは思うがあのガフガリオンとやら、俺の事を知ってるのか?)

有り得ない話ではない、アイリスが自分に辿り着き依頼をしたように、相手方も依頼こそしなかったがルファスという雇われの存在を認知している可能性は捨て切れない。
自分が思い上がっているだけの可能性は大いに有るが、その可能性が有るのならこんな茶番を続けるのは宜しくない、危険な可能性は追うべきだろう。
そう思い、アイリスと合流をしようと腰を上げかけた所で。

「……やらかした、だが」

突然感じた害意、誓っても良いが慢心はしていない、大声で情けなく叫ぼうとこの異能は音を拾い損ねない、仮にそうでも歩く振動には気付けた筈だ。
つまりは何らかの異能による気配の隠蔽か、それとも前兆の無い転移によるものか、いずれにせよ背中を敵に晒したのは事実だ。
そしてこうなると異能の弱い所が表に出てくる、この異能は優秀だが結局は人間にできる事を強力かつ早く高精度にするだけのもの。
不意を打たれ難いが打たれれば相応の対応しか出来ないのだ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
119アイリス   :2021/12/27(月) 00:07:02  ID:bzHkI0Pw0
>>118
アイリスが異能者であることは、あまり知られていない。
この街では異能があって当たり前だが、異能を持たない者もいるのも事実だ。
異能というものはこの街で生活する上では非常に便利なものだし、異能の恩恵を預かると生きやすい。
だが、"使える"能力であればだ。"使えない""使いづらい"能力者であれば、恩恵に預かっていると言えるだろうか。

ガフガリオンは、異能を利用しないのは、"アイリスが異能を持っていない可能性"と"使えない能力"の両方なのだと考える。
"使えない"能力は持っていないと同義だと、ガフガリオンは考える。
ガフガリオンが考える"使える"能力とは、戦闘にも使える"利便性が高い"能力のことだ。
だから今、ルファスと対峙している男の能力は"使える"

『名前を上げたい奴はアイツを殺せやァ!生け捕りにした奴には金をやる!』

ガフガリオンの言葉で男達は奮い立つ。金か名声か。男達の中で皮算用が始まる。
酒を飲んでいるわけでも無いのに、男達は酒の席のような盛り上がりを見せる。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
120ルファス   :2021/12/27(月) 03:59:22  ID:yHm/0.Mw0
>>119

やれやれ、と、思わず心の中で溜め息を吐いてしまう自分がいる事に気が付いた。
嘗めるな、とは言ったが嘗めていたのは自分の方だったのかもしれない、現状を考えるに、今の状況を作るまでに一人二人撃ち殺しておいて追撃を躊躇わせるくらいはやった方が良かったのだろう。
だが、それでも。

「やっぱり嘗められているよな、足りると思ってるのか?」

呆れたように、不敵に言うのは虚勢ではない。
影に潜った男の奇襲は見事だった、認めよう、ルファスの異能はそれに対する反応が一歩遅れる、認めよう。
ただ、逆に言えばそれだけなのだ、アイリスから異能持ちが居るのも聞いている、不意を打たれたが想定外でも何でもない自体だ、なら動揺も無い。
それに、身も蓋もない話だが、少なくとも戦斧とナイフで同時に迫られようが、そこに複数人加わろうが。

(この前のお姫様の一閃に比べれば、ガキのチャンバラごっこみたいなものだよな)

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
121アイリス   :2021/12/27(月) 23:48:00  ID:bzHkI0Pw0
>>120
影の男は慎重な男だった。集団で行動し、戦うときは殆どを大きな隙を晒している相手を狙う。
昏倒しなければ男は即撤退、昏倒するのならば後は集団で袋叩きにする。
今回ルファスの背後を取れたのは単に運が良かったからだ。
影の男はこの集団が敗れるような事態になればターゲットをアイリスに切り替えるだろう。
影の男にとって今はまだ"潜航"するときだ。

『へへへイキってんじゃねーよ』
『なーにが嘗められてる、だよぉ』
『ヒヒヒやってやるやってやるぜぇぇぇテンション上がってきた!』

ナイフ男の手首を掴んだルファスは戦斧持ちの男にナイフ持ちの男を叩きつけることに成功する
戦斧が肉を切り裂く音と、肉同士がぶつかる音、地面に転がる二人の男達の三重奏が響き渡る。
敵に囲まれている以上、生死の確認は出来ないが少なくともこの戦いには戻ってこられるような軽い負傷ではないのは確かだ。
そんな戦いの様子をガフガリオンはニヤニヤと紫煙を燻らせながら眺めていた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
122ルファス   :2021/12/31(金) 09:29:02  ID:yHm/0.Mw0
>>121

「なあ、影の。優秀だな、アンタ」

なんとなく口にしたのは、潜航者に対する褒め言葉、正直此方からすれば邪魔な事この上ないが、それは彼が優秀である証拠だろう。
他に意図もあっての褒め言葉だが、そこに嘘は無い。

(影の男がやっぱり邪魔だな、アイリスとの合流に着いて来られても迷惑だし、俺に付き纏われても面倒臭い、異能でかっ飛ばして合流って選択肢を取り難くしてきたのは間違いなく有能だし、出てこないのも自分が生きてる価値を解ってる)
(まあ、それだけで護衛が務まらなくなるのなら、ここまで依頼を貰えないし、こんなものならまだまだ問題は無い、な)

強化した知覚とそれを処理する脳の機能は状況を正確に捉えている、アイリスに迫る不遜な連中が存在している事も、空から風を裂き何かが落ちてきている事も、敵が目を瞑り何かに備えている事も。
影の男が優秀だと感じたのは嘘ではないが、だがこれは、相手の策略はルファスにとって好機でしかない。

そもそもルファスは異能による状況把握により、眼を閉じて行動しても遠くの相手を撃ち抜けるタイプの人間だ。
知らないとはいえ、この行動は此方にとって利が大きい、行動が互いに制限されるなら兎も角、こっちは何の悪影響も受けないのだから。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
123アイリス   :2021/12/31(金) 22:10:04  ID:bzHkI0Pw0
>>122
投げ込まれたものは閃光弾だったが、その光景は見事なまでに砕け散った。
だからルファスと敵対している男達は目を瞑っているし、影の男は影の中に潜航し続けている。
ほんの僅かの間の隙きであろうとも、男達は銃の乱射を楽しむし、この間にもルファスのエンジンブロックは削られ続ける。

「――跳弾……?」

突如発生した火花にはアイリスの目は惹かれて。
否、突如倒れ伏す追手の姿を認めて、ルファスの仕業かとつぶやいた。
次々と倒れる追手を見ると、人数は減っており、こちらの対象をする余裕もあるものだと感心しており、
時々足を止めてはルファスの姿を確認するのであった。

目が光る男は既の所で弾丸から逃げた。これも幸運からだが、廃車のボディに弾丸が掠めるのを確認すると直ぐに廃車に乗り込み、エンジンを掛ける。
キュルル、点火系に問題がありそうな音からすぐにエンジンが掛かりそうにない様子ではあるものの、人体を車で轢くというカードが出来上がりそうな
時点で、彼も処理しなければいけない者の数に入るだろう。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
124ルファス   :2022/02/06(日) 21:44:44  ID:8f9BgqOU0
>>123

閃光弾は弾き返せた、視認は出来ないが音からするとアイリスへの援護もしっかりと成功しているのだろう。
依頼人に傷を負わせる前に支援が出来た事に安堵したくなるが、今はそれだけで安堵出来る状況ではない。

思考を再度切り替え、これからにのみ向ける。
閃光弾での相手の妨害までは上手く決まらなかったが、自身の眼を無事に守れたならそれで良しと思うしかない。
閃光弾の炸裂の最中、なによりも意識するのは先程から男が潜航している影。
異能であるならどんな縛りがあるのか解らない、解らないが、この気に乗じた不意打ちや、一瞬の閃光で伸びた影を利用して他所の影にこっそりと乗り換え移動、という展開も考えられなくは無い以上放置は出来ない。

そして、そろそろ遮蔽に使っている廃車も限界のようだ、既に頑丈でない部分は穴だらけ、頑丈な部分も止まらない横向きの鋼の雨に晒されて、そう長くは持たないだろう。
なら、少し早いが仕掛けるしかない、毒が塗られたナイフを拾い上げた後、深く息を吸い、一歩だけ後ろに下がり。
ずどん、と炸裂音に似た音を響かせる踏み込みから廃車に向けて放たれる、足の裏で押し出すような蹴撃、良くある言い方をすればヤクザキックとでも言うのだろう。

しかし、鍛えられた肉体と、それを更に強化する異能の組み合わせから放たれる一撃はふざけた動きながら洒落にならない威力を誇る。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
125アイリス   :2022/03/20(日) 01:19:28  ID:bzHkI0Pw0
>>124
車同士の衝突は当然、大きな破壊音となる。
残り少ないガソリンに引火した車は引火し、僅かな時間の末に爆発した。
短刀が頭に突き刺さったままの男は既に絶命している。
ルファスを殺すのは自分だと意気込んだ結果、安易な死を引き寄せる結果となったのは、ルファスの実力を甘く見ていたか、
あるいは実力を見誤ったか。戦闘向きでは無い、常に鉄火場にいるわけではない男の異能を責めるのは酷なものだろう。

紫煙を燻らせたままの男、ガフガリオンはニタニタ嗤っていた。
いつの間にか手に持った安酒を煽り、例えルファスがこの場で野垂れ死のうが関係ない。
愛の反対は憎悪というが、この男はアイリスに対して、愛を反転した末の感情である憎悪を抱えている。
雑魚の部下が死のうが関係ない。ガフガリオンはそれなりの金を持っているし、自分のファミリーの中ではそれなりの権力も有している。
その手の伝手を使えば、この程度の護衛はいつでも用意できる。

――そろそろかねぇ

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前:  E-mail(省略OK)
3  【日常γ】異能都市ストライク!【その12】  (Res:1000)
1名も無き異能都市住民   :2013/06/02(日) 15:23:50  ID:3Z2n9vI20
≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします

前スレ
【日常γ】ゆく梅雨来る夏【その11】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1341056186/
991アーリル   :2020/03/22(日) 10:30:19  ID:ORmT3UkU0
>>990
“アイツらよりも我々の方が優れている”
ギルドへの対抗心か。そんな言葉を言いたげな依頼には、自らの存在をアピールするには十分である。が、アーリル側の心境を考えていないことは明確だった。
さて、ルファスが投擲したナイフだが、巨盾に阻まれることとなる。
異音を聞きつけて反応した殿の男が盾を差し込んだ。それが偶々今回は間に合い、強弓の“矢”を阻むことに成功した。
強烈な金属音。手で投げられたものでは無い威力であるのに、防いだものは投擲用のナイフだ。
殿を務めている男は盾と共に僅かに姿勢を崩しつつも地に突き立て、叫ぶこととなる。
彼らの周囲はざわめき、アーリルは自身の侍従に一つの命令をする。命令を出せば侍従は直ぐに動き出す。

「民草を避難させないで、各自道の端に寄っておく様指示を出して。」

『敵襲! 敵襲! 我々は亀になる! 各自散開しろ! 姫君、カリーナは私の傍から離れない様に。』
『たゆとう光よ、見えざる鎧となりて 小さき命を守れ… 』
『へぇ…ウチらに喧嘩売るとか分かってんじゃん』
『……アイツ、か。気をつけろ、ルーン。手練れだ。』
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
992ルファス   :2020/03/22(日) 12:26:00  ID:Ytr0wV6I0
>>991

(白昼堂々の襲撃となれば狙いはアピール目当て、なら民間人を巻き込む事は出来ない)
(嘗めて掛かる気は元々無かったが、冷静に対処をしてくれるな)

だが、それでも不足している。
白昼に護衛を引き連れた人間へ襲撃を行う以上、多少の障害は当然此方も承知の上だ。
その上で相手を圧倒し此方の流れを作り出すにはどうすれば良いのかなど、考えていない訳がない。
だが、無駄な混乱を引き起こして戦う必要がある程の力量を護衛から"は"感じない。

ならば普通に押し切ればいいと、続けて腕をもう一閃懲りずに再度の投擲による攻撃を行う。
少なくとも、周囲の雑踏からはそう見えるだろう、しかし、実態は大きく異なる。
袖口から飛び出し手に持たれたナイフは四本、それらを渾身の一閃の最中にリリースポイントを変えて撃ち放つ四連射。
結果として生まれるのは必殺の威力の投擲による各員への同時攻撃。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
993アーリル   :2020/03/22(日) 13:47:25  ID:ORmT3UkU0
>>992
白昼堂々の襲撃の意味は。
襲撃をするのならば、夜の方が良いに決まっている。民衆の混乱に乗じて逃亡する時は今では無い。
下手に民間人を混乱させこの場を乱されては堪らない。アーリルが標的であるのに、民草に無用な傷を与える必要は無い。
端に寄れ、と言っても、屋台の主はその場でしゃがみ込んでやり過ごそうとするし、路地裏に走り去る者もいる。
突然始まった刃傷沙汰に、少しだけ、冷静さが失われていた。

「では私(わたくし)は支援を行いましょう。護られるだけの存在ではありません。ギュントーさんは引き続き指揮を。
 この身は弱きを護る盾であり、降り掛かる火の粉を払う槍であるのですからっ!」

腰からぶら下げたレイピアを一撫でして。
詠唱が、始まる。

「身の内に眠りし火の力よ。眠りから覚めよ。今このときこそ、生命の尊き輝きを示す時。
 ――Ad Magnificat diei hominibus debui deum(日の神の輝きを)」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
994ルファス   :2020/03/23(月) 19:14:36  ID:Ytr0wV6I0
>>993

異能の力を用いた攻撃も凌がれる、複数人が各々の役割をしっかりと果たした結果、一人の力では押し切れなかった。
当然と言えば当然の結果ではあるが、襲撃する側としては、一気に流れを掴む機会を失ったのは痛い所だ。

(……まあ良い、逆に言えば個々の力量は脅威になる程のものではないのが理解出来た)
(正確に言うと、護られている"お姫様"以外は、と言うべきか)

各々が役割をしっかりと果たしているのは理解出来た、がそれだけだ。
守護する事は出来ても攻撃への牽制が出来ていない、補助は出来るが単体では機能しない。
銃を扱えない場合の戦闘方法が用意出来ていない、最前線で戦う筈の戦士が流れを制御出来ていない。

唯一の例外がお姫様だけ、襲撃と同時に侍従に命じ、自分達の有利な場を作る事を行なった。
そして、魔術に対策を講じる事はあれど自分で魔術を行使する事は無い自分でも解る、何か規模の大きい補助魔術。
詳細は解らずとも、彼女の行使した術の効果が白いローブの人物のものより大きいと雰囲気で感じる事が出来る。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
995名も無き異能都市住民   :2020/03/23(月) 21:05:48  ID:ORmT3UkU0
>>994
ルファスが見る限り、盾持ちの男の指揮はありきたりなものだ。
しかし、チームの者たちは一切疑うことなく従い、彼らに出来る行動をしている。
異能を持たない個々の力はルファスには敵わない。だが彼等には連携という武器がある。連携という武器がある限り、一の攻撃は一ではなくなる。
そんな彼等を結びつける縁は盾持ちだ。
はしゃげたような、巨盾を未だ持ったまま護衛対象と共にゆっくりと撤退していく様は仕事に徹していると言えるだろう。
しかし。しかしだ。異能を操る圧倒的な個には敵わない。本当の裏家業の荒波で身を立てる男には経験値でも勝らない。唯一勝っているのは人数のみ。
盾持ちの心の内には結界崩しの魔弾で一抹の不安が胸を過る。
たった一発でひしゃげた自慢の巨盾ではあるが、二度目は防げないだろう。恐らくナイフの投擲にも対応できなくなってしまう。
そんな想像が頭をよぎった。想像は脳から心へと伝搬し心には篝火の如き不安がゆっくりと広がる。燻っていた不安の種はゆっくりと燃え始める。
初めは小さな火だが、それは次第に大きくなってゆく。

ルファスと同様に、魔術に掛かった一部の観衆は跪く、壁に手を添える等各々の行動をする。
ハンマー持ちは、周囲とルファスの演技の反応に気分を良くしたのか。ハンマー持ちはへへっと笑みを浮かべた。
ルファスが考える通り、彼女は指揮を聴くほどの理性は残っているが、冷静では無い。戦闘と聞けば、血気盛んになり、前へ、前へと出るタイプだ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
996ルファス   :2020/03/23(月) 22:24:39  ID:Ytr0wV6I0
>>995

「……ああ、本当にお粗末な出来だ」

アーリルの独り言への返答はまさかの襲撃者から。
皮肉な事に、今敵対している真っ最中の二人は、警護に対する認識が一致してしまっていた。

顎を叩こうとする鈍器は見えずとも、鉄塊が風を裂く音に衣擦れや鎧の金属音、状況を把握する材料は十二分に有る。
遠くに最初に駆け出した山猫族の男の足音も、未だに補足から逃れるには至らない。
そもそも、此方の目的は護衛の殲滅による力の誇示だ、最初から逃げに徹したなら兎も角、今更逃して貰えるという認識も含め何もかもが甘過ぎる。
そして、ナイフ投げで盾を押すような人外の膂力を持つ異能を前にして、今更多少妨害を掛けて何が変わるのか。

その迂闊な認識と接近により、盾持ちの加護の範囲から自ら足を出した代償は直ぐにでも支払う事になるだろう。
軽く身体を最小限逸らす事によりハンマーの軌跡から身体を退ける。
そのまま手にした拳銃の銃口をハンマー持ちの胸部に向けると、無造作に二度引き金を引くだろう。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
997アーリル   :2020/03/23(月) 22:49:23  ID:ORmT3UkU0
>>996
銃声の後、バタリと斃れる二つの音がした。
山猫族とハンマー持ちが地面に伏した音だった。

『貴様ぁぁぁあぁ!!!!!!!』
『駄目よっ!リーダーっ!今行けば貴方も同じ目に…』
「……はぁ、仕方ありませんわ。これ以上民草の血を見るには耐えれませんもの。
 あの方は私に用事があるようですから私が出ますわ。」
『ひ、姫君……、わ、私は…、私はとんでもないことを……』
「結構ですわ。貴方方はお仲間の治癒の後、ギルドに戻って下さいな。」
『……すまない…っ!行こう、カリーナ。君だけが頼りだ。』

杖持ちは血溜まりに浮かぶハンマー持ちを治癒魔法にて癒やすが、大方の傷は直ぐに塞がった。
この調子なら山猫族もすぐに治癒できるだろう。盾持ちは二人を担いでギルドへと去って行く。

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998ルファス   :2020/03/23(月) 23:24:37  ID:Ytr0wV6I0
>>997

依頼通りの殲滅とはいかなかった。
だが、護衛対象の姫に庇われ戦線離脱という結果は彼等の無力さを示すのに申し分無い結果だろう。
寧ろ、命を懸けて使命を果たしたと言えない分、言い訳の余地が無くなったとも言える。
少なくとも、依頼人の目的は十二分に果たされた筈だ。

「……参った、無法者の俺と言えどそんな真似をされたら非礼を貫く訳にもいかないな」

片手に握る拳銃はそのまま、空いた手でフードに手を掛け、雑に後ろに引き下げる。
その下から現れた素顔は、そこそこに整った二十後半と思われる銀髪の男性のもの。
だが、数々の死線を潜り抜けてきたが故にか、眼光には猛禽類を思わせる鋭さと、老成した落ち着きに似たものが同居している。
999アーリル   :2020/03/23(月) 23:54:44  ID:ORmT3UkU0
>>998
「ルファス=エルシャード……さん、だったかしら。
 はじめまして。アーリル・フォン・ルズィフィールですわ。」

アーリルはアイリスの記憶の一部を持つ。
アイリスが印象に残っていることは大凡、アーリルも知っていると言っていい。
とはいってもアーリルはアイリスの記憶を映像記録として覗いているようなものだが。

彼は確か、何でも屋。
能力の暴走しているところに雨の中、出会ったとアイリスは記憶していた。
いい目をしている、とアーリルは思った。難しいことはわからないし、考えるのもあまり得意ではない。でも、直感など言葉では説明できないことには感や勘はいい方向に機能することが多い。

「もうお買い物は続けられないわね。一応お伺い致しますわ。
 なぜ私は狙われたのでしょう?理由によっては貴方も“摘み"とらなければいけないわ。」

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1000ルファス   :2020/03/24(火) 02:03:31  ID:Ytr0wV6I0
>>999

「ご丁寧にどうも、仕事柄、顔が売れているのはあまり喜ぶべき所では無いが無名だと仕事が無い」
「喜ぶべきか悲しむべきか微妙な所だが……知って頂けているのは光栄だ」

返す言葉に敵意や殺意、悪意と言われる感情は混じっていない。
少女の持っている知識通りならば、この男は相応に場慣れしている。
言葉や態度に感情を滲ませない事くらい訳もなく行うだろう事を考えると、安心材料にはならないだろうが。

「名前まで知っているなら、此方の素性は理解出来ているだろう?」
「襲撃に的確な対応をした頭が有るんだ、状況と合わせて考えればとっくに答えは出ている筈だと思うがな」

面倒そうに突き放すような物言い、だがこれは遠回しながらこの男なりの誠意だろう。
仕事の都合上、大っぴらに依頼内容を明かす事は信頼に関わる以上絶対に出来ない。
けれど、群衆がいつ通報するか、或いは既に通報したのか分からぬ中で呑気に雑談に応じるという事は既に急ぐ必要は消えているという事。
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名前:  E-mail(省略OK)
4  【日常α】眠らない魔都・異能都市【その19】  (Res:711)
1名も無き異能都市住民   :2013/08/24(土) 22:30:52  ID:IRZRROfE0
≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします

前スレ
【日常α】残暑蹴散らす異能都市【第十八話】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1345869891/
702アイリスと元気っ子   :2019/04/22(月) 12:24:24  ID:vCDL2C6s0
>>701
草原と季節の草花が咲き誇る庭に座り込んだアリスの視界は唐突に暗黒へと落ちる。
薫るのは白や黄色といった淡い色の花を連想させるような、ほのかな花の香り。
そして氷を連想させるような、寒空の元に晒された水に触れたときのような冷たさが細く白い指がアリスの目を覆い隠したからだ。
しかし、その手付きはアリスを傷つけないように、壊れ物を扱うかのごとく優しかった。

「だーれだ。」
『だーっ!』

アリスを背後から抱き締めるように抱えこんだ人物のバストがアリスの王冠を押し退けるように寄りかかった。とはいつまでも王冠を落とすまでには至っていないが。
アリスはこの声の人物の片割れに聞き覚えがあるはずだ。以前より若干高くはなってはいるものの、確かにアイリスの声であった。
長く伸ばされた金髪に赤い瞳。爬虫類を連想させるような黒い虹彩。以前より、少し変わったらアイリスだが、変わったのは姿だけではない。
以前より柔らかく、穏やかな雰囲気。姿と合わせてみれば、深窓の令嬢といったところか。
アイリスも膝を折り、しゃがんでおり、もう一つの幼い声はアイリスに抱きついた。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
703アリス=ベリー・ベリーストロベリー・ショートケーキ   :2019/05/05(日) 16:09:18  ID:ciGK1LWQ0
>>702

「あの子立ちが戻ってくるまで。こうして休憩していようかしら」
緑麗しい庭園を眺めているだけなのに、全く飽きを覚えない。
アリス達の居城にもある緑映える庭とお違いに興味は移り、やがて気づいた。
花だ。緑が大部分を占める庭におけるそれ以外の指し色。
淡い色使いのものが殆どなのは、城主の趣味に因るのだろうとは、すぐに理解できた。特に、白色。
ただ、この景色は少女にとっては真新しいものだった。この緑一面のキャンバスに似合うのは……そう、やっぱり、赤色。

珍しく従者を連れておらず一人きりで、白いタイツや赤く爛々と輝くドレスを惜しげもなく地面に付けて座り込む。
花々の一つ一つに指をさして、考えを巡らせていたアリスの姿は、とても無防備に映る。
「きゃっ!? 何かしら?」
視界が唐突に黒く染まり、目には冷たい感触、しかし後頭部は暖かく包み込まれる。
アリスからイタズラを仕掛けることはあっても、その逆は殆ど経験が無い。
驚きながら手を掴むのが先で、投げかけられた言葉にそれがゲームであることを理解すると騒ぐような声色は潜んでいった。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
704アイリスと元気っ子のルゥちゃん   :2019/05/05(日) 21:40:02  ID:ORmT3UkU0
>>703
――ああ、そうか。僕を僕と証明するもの……か。

アイリスは過去の自分と今の自分を同一人物と証明できるものを持ってはいなかったし、残してはいなかった。
在るのは記憶のみ。
過去のアイリスと今のアイリスを同一人物と証明する手段はアイリスとアリスしか知らないものでしか証明できない。
ぷにぷにモチモチのほっぺたを摘ままれた幼女は両腕をバタバタと動かし、キャアキャアと笑うのみ。
両手を顔の横に持ってきて、ガオー!とライオンの真似をする幼女。ルゥちゃんは強いんだぞー!
挨拶代わりの『がおー!』だが、今はほっぺたを摘ままれていてモゴモゴと口を動かすだけだった。
目隠しを外されたアイリスの手は宙ぶらりんで。アイリスの瞳は虹色に変わっていた。

「…ああ、再びこの地に足を付けるとは思ってもいなかった。で、その先で少しあってね。こんな風になってしまったんだ。今は療養でこっちにいるんだよ。
 君も元気そうで何よりだ。」

旅とは言い得て妙だと言える。タナトス神に導かれハデス神の懐で眠って一度も振り返らずに現世に戻って来て。その間に伸びた髪。今は整えられているが。
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705アリス=ベリー・ベリーストロベリー・ショートケーキ   :2019/11/01(金) 17:35:45  ID:BMiGthcI0
>>704

アリスもまた少女だが、もっと小さな女の子の頬の感触で遊ぶ。
純粋で無垢な彼女自身を現すかのような、汚れの無い滑らかな頬。
幾ら触っていても心地の良いもの。彼女の反応を含めて。

「あら? 帰ってこないつもりだったの?
 まだ、たくさんのことを教わってなかったのに」
立ちあがるとルゥちゃんの頭をぽんぽんと撫でて微笑みを向けてから、お尻を付けていたスカートを叩く。
一連の動作の最中に発せられた言葉は非難するような、つまるところ、わがまま女王の声色だった。
ただ、振り返った時に向けていた顔は不満げではなくむしろ再開の喜びを前面に押し出したにんまり笑顔。
要は、今ここに居るのだからこれから教わればいいという、これも、わがまま女王の顔だった。

記憶の彼と声もカタチも変わってしまった彼女を結びつけるには、声もカタチも関係ないものが必要だった。
例えば、思い出。あの日の公園で語り合った二人の傍らにすり寄ってきた黒猫とか。
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706アイリス   :2019/11/02(土) 01:47:38  ID:ORmT3UkU0
>>705
『ねえたま、ねえたま、抱っこして~』

ぷにぷにでモチモチの肌はアリスの指から離れて、アイリスの懐に入り込んでいく。
豊満なバストをペチペチと叩く童女の頭をそっと撫でて、アリスと目の高さを合わせて時折姿勢を直し。抱っこは少し難しい体勢だ。
舌っ足らずでありながら口内であめ玉を転がしている様な甘い声が響くと、オッドアイの黒猫が気怠そうにアイリス達の方へと歩いてくる。
足音はしないし、見た目は殆ど“只の猫”だ。唯一の特徴がオッドアイというところか。
自身を中心に常時展開する“力の隠蔽”の術式を更に効果的にする“猫の足音”が只の猫に見せている秘密の一端でもある。

「帰ってこない、じゃないさ。帰って来られそうにない可能性がとても高かった、かな。
 これでも一応忙しい身でね。君の腰の高さまで書類が積み上がっていて、漸く片付いたところなんだ。これで少しは時間が作れたよ。」

“教えて欲しい”
アリスの言を見るに、ルゥ共々“子ども向け”の施設等に色々と連れ出してやりたいがアイリスにはアリスが喜ぶジャンルが分からない。
少なくとも遊園地では喜ばないだろう。嘗ての出会いから遊びのようなスポーツは良いとは思うが。
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707アリス=ベリー・ベリーストロベリー・ショートケーキ   :2019/11/24(日) 05:22:35  ID:tsda7neQ0
>>706

「なんだっていいわ。帰って来てくれたんだもの」
アーリルから伝えられた言葉を素直に飲み込んで呑気にも待つ気でいた。
帰ってこないなら待ち続けるだけだし、意外と気が長いのか首は伸び始めてないようだった。
ハッキリとわかるのは、会えてうれしいという純粋な気持ち。
「『今、一番興味がある事』?」
それはいったい、なんだろうか。視線をぐるりと回して考える。
城の中に放った兵士の一人が廊下の窓からこっちを見ていたので手招きで呼び戻す。
むくれたちっこい子と話にしたばかりの黒猫が視線を横切り、最後にアイリスに向き合う形で戻る。
「そうだわ! 一番知りたいのはアナタのこと!」
そういうなり黒猫の元へ走り寄って前脚の下に手を通して抱えあげる。
「アナタともお話ししたい!
 アナタは知らないでしょうけど、私は猫にもなれるの。そうすればお話しできるわ」
抱えたまま戻ってくると、膝を折って自分よりも小さな少女に目線を合わせ。
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708アイリス   :2019/11/24(日) 23:53:55  ID:ORmT3UkU0
>>707
アイリスはむくれた童女の頭を撫でて、髪を結い始める。
三つ編みだろうか。三つ叉に分けた髪を摘まんで、髪を編み始める。

「僕のこと、ルゥのこと、キルリスのことか。
 じゃあ、僕とキルリスのことは僕から説明しよう。ルゥのことは、君自身で知ってくれると嬉しいね。」

黒猫、キルリスはアリスに簡単に抱き上げられた。
以前にしたように、鼻先を舐めようとしていた。

「――では、改めて。僕はアイリス・フォン・ルズィフィール。月の子さ。
 この仔はキルリス。僕の使い魔の黒猫さ。見た目は黒猫だけど、中身は……ふふっ、君が考えてみてごらん。」

ああ、それから、と一息ついて。
蘇生後は好きに生きると決めていた。この都市に来る以前は王族の子として。尊き者として。強大な権力と共に背負う“貴族としての義務”がある。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
709アリス=ベリー・ベリーストロベリー・ショートケーキ   :2019/12/07(土) 02:46:15  ID:tsda7neQ0
>>708

アイリスが話し始める素振りを見て、目を輝かせて聞く準備。
向かい合わせに抱えた黒猫が鼻を舐めようとしているのに気づくと微笑み、顔を寄せる。
今は言葉を理解できないが、言わんとすることはなんとなくわかるのだ。
くりくりの真っ赤な目に低い鼻、丸みを帯びた輪郭。可愛らしい少女のそれだ。

「アイリス・フォン・ルズィフィール……とってもむずかしい名前をしているのね」
復唱して僅かに顔をしかめた。少女を現すのに必要なのはたったの三言。その差が気になった。
今度は心の中でもう一回。真っ赤なメリージェーンでタンタンタンと一音ごとにリズムを刻む。11回。
「今あなた、月の子って言わなかった!?
 お月さまに行ったことあるの? あそこはどんな場所なのかしら!?」
名前を確しっかりと覚えたところで興味はすぐに次へ移る。
「この子はキルリスっていうのね。使い魔ってことは……あなたとお友達ってことね!」
さらに次へ。
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710アイリス   :2019/12/08(日) 01:40:53  ID:ORmT3UkU0
>>709
黒猫のざらりとした舌の感触はアリスの鼻先を撫でる。
“相変わらず”甘い香りがする。黒猫は短く、なぁ、と鳴いた。
味覚も長くも無い胴体が。手足がだらりと投げ出されているが、アリスが目敏ければ分かるはずだ。黒猫の尾には隠れた毒針が潜んでいることを。
だが、放り出された時点でそれが叶うのは難しいのかも知れない。
とうの投げ出された黒猫は、ひょいっと空中で姿勢を整えると、アイリスの足元で座り込んで丸くなった。そんな黒猫にアイリスは特に反応を示さない。
外側だけが黒猫であるキルリスが、アリスに放り投げられた程度では何も起きないのだと確信している。
只の猫ですら、木の枝から簡単に飛び降りてみせるのだ。他の猫より頑丈でしなやかな中身を持つキルリスについては心配などしていない。
キルリスの態度は、猫の様だった。
――聞きたければ聞きに来い。話してやらんでもない、にゃ。
どこか尊大で。高慢を多分も含んでいる態度だ。――訂正、猫とは思えないないほどにデカい態度だ。何様だコイツ。

「――キルリス。機嫌は悪くない様だね。君の機嫌にとやかく言うつもりは無いが、上に立つ者として含むところはある。」
<――うるさいにゃ。少しは静かにしておくのにゃ>

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711名も無き異能都市住民   :2019/12/08(日) 01:41:29  ID:ORmT3UkU0
>>709
>>710の続き
一頻り、ルゥとキルリス、アリスの様子を見て、アイリスは微笑む。

「簡単だよ、アリス。ルズィフィールという家のアイリスと示しているだけだからね。多分、フォン、の部分がややこしく感じたのかも知れないね。
 普段聞くようなものでは無いからね。現代では廃れて長いとも聞くから耳にする機会が無いのも当然さ。」

アイリスは簡単に言ってのける。それもそうだろう。
この時代に貴族だとうだとか、聞いたことも無ければ、伝統と言えば聞こえは良いが、古いもの、前時代的という印象もある。
そんな身分制度は多くの国で廃止されているだろう。
その中で敢えて補足を加えるとするのならば、フォンを持つ名前は貴族の末裔だったりと、そういった事情もある。世襲で持つ場合もあるし、その辺りは曖昧だ。

大好きと言い、恥ずかしがる様は年頃の少女だと言える。少々マせている辺り、養殖のアイリスとは違い、“天然”の女の子と言えるだろう。
好きか。
そっと呟いたアイリスは、友愛を示す好きを想起した。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前:  E-mail(省略OK)
5  【異能都市雑議団】雑談しようぜ!【第85回会場】  (Res:1000)
1名も無き異能都市住民   :2015/08/13(木) 00:35:18  ID:12/d.fmU0
【ルール的なもの】
・雑談、議論をするスレです
・書き込む時はコテ推奨
・意見等を言う時はコテ強制
・次スレは>>950が建ててね。
・仲良くつかいませう。
前スレ
【雑談議論】雑談のメリークリスマス【84年目】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12841/1419167964/
991リイス   :2018/10/26(金) 10:06:41  ID:YmWG6poQ0
返信がすごく遅れてごめんなさい、来週頭くらいには返信できると思うので、もう少しだけお待ちください……
992てんさい   :2018/10/26(金) 10:18:28  ID:0RfFw0T60
大丈夫ですよ!
のんびり待ってます!
993てんさい   :2018/10/31(水) 01:45:52  ID:x7K4Sg2A0
すっかり忘れてた次スレです!

【雑談議論】スプリンター雑談【AE86】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12841/1540917583/
994てんさい   :2018/11/01(木) 01:25:39  ID:x7K4Sg2A0
最近投下したと思っていたネタが気づいたら一年も前の物でびっくりしています。
気付けば三年も経ってて……不甲斐ないです。
995リイス   :2018/11/07(水) 16:29:20  ID:26wlPTtA0
言い忘れていた。
遅れてごめんなさい、スレ立て乙ですー!
996てんさい   :2018/11/22(木) 11:40:48  ID:WljGCt2M0
LEFTALIVE限定版予約しちゃった……!!
997リイス   :2018/11/28(水) 06:23:10  ID:d/tE3e3I0
今週末くらいには返信できそうです……遅れに遅れて申し訳ない……!
998てんさい   :2018/11/28(水) 07:53:44  ID:ciGK1LWQ0
かしこましりました! 無理はなさらず!
999リイス   :2018/12/07(金) 03:11:34  ID:SkfemWbw0
予定通りに動けない、本当に申し訳ないです……。
1000てんさい   :2019/01/09(水) 02:59:26  ID:ciGK1LWQ0
埋めます!
名前:  E-mail(省略OK)
6  【日常β】桜の如く異能都市【XVI】  (Res:671)
1名も無き異能都市住民   :2013/03/09(土) 00:56:55  ID:hbFQZ4nY0
≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします

【日常β】日の沈まぬ異能都市【XV】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1341839557/
662リイス   :2018/11/03(土) 01:51:49  ID:d/tE3e3I0
>>661

アズールの判断は概ね正しい。
リイスという人間は良くも悪くも手段を選ばずに結果を出す事を優先する、が、それは結果が得られるのならばその方法が歓待で有ろうと拷問であろうと構わないという事。
加えて、目的のために一部の倫理を無視する事も有るが、基本的には社会のルールに反する事は避けようとする――それが一番“安全”だからだ。

つまりは“有益”な人間であれば、敢えて敵対の道を選ばない限りは、リイスという人間は信頼の出来る交渉相手と成り得る。

「“今の”名前は、含みがある言い方をしますねー……呼ぶのに困らないなら私としては何でもよいのですけれど」
「と、聞いておいて私が名乗らないのは理不尽ですね、私はリイス、リイス=シュルツです」
「もしかしたら名前で解ってしまったかもしれませんがシュルツ商会の社長の娘です、だからといって何か凄いことが出来るという訳ではないのですけれどね」

そう言いながら、情けない話ですと苦笑い。
もしもアズールが裏の事情に詳しいのなら、その話は真実では有るが、詳しい部分は省き簡単に語っていると解るだろう。
今は大人しくしているが、少し前までリイスという商会の娘が、組織拡大のため精力的に活動し他社との提携や吸収を行っていた事、それに伴い“黒い噂”が囁かれていた事などだ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
663Azure.   :2018/11/12(月) 04:22:58  ID:x7K4Sg2A0
>>662

この感触は良く知っている。
追い詰めてくるような強かさ、それでいて悟らせないような賢さ。
アズールの良く知る『彼女たち』と同じような手法だったからだ。
その威圧感を受けるのは久しぶりで、知っているからと言って得意でなく……むしろ苦手だったことを思い出す。

「シュルツ商会……っと」
再び手元に呼び出したノートパソコンのキーを叩き、ディスプレイに目を落としていく。
リィスの語り口から、知っておいた方がいい単語なのだろうとあたりを付けたのが一つ。
もう一つが、調べものに意識を映すことでリィスの目から逃れようとしていた。むしろ、こっちが本命と言っても良い。
幸か不幸か、商会に対してそれ程の知識は持っていないようだった。みすぼらしい恰好をしてパン一つに金銭も払えないようでは仕方ないだろう。
ふんふん。などとわざとらしく頷きながら集中している素振りを見せるが……全く頭に入ってこない。
モニタのさらに向こう。テーブル越しの少女が浮かべる柔和な表情が放つ威圧感を押しのけることはやはりできそうにない。……そんなところまで似なくてもいいのに。

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664リイス   :2018/12/07(金) 03:10:53  ID:SkfemWbw0
>>663

「か弱い……まあ、嘘ではないのでしょうね、PCを扱えるということは最低限の教養が有る、なのに路地裏でストリートチルドレン同然の生活……後ろ楯が無い証拠みたいなものですし」

腹の裏を探り合う会話は苦手な様子、ならば方針を変えて会話を進める事にする。
此方は貴女の小さな行動からでも情報を引き抜く事が出来ますよ、と圧を掛けながら、単刀直入に本題を叩き付ける。
アズールと名乗った少女に思考させる余裕を与えない事で、素の反応を無理にでも引きずり出す事を最優先に行動していく。

「……ああそうだ、聞いてみたいことが有ったんですよね、貴女は――レラという女性を知ってますか?」

喉が乾いたならどうぞ、と、まだ口を付けていない自分の水をアズールに差し出しながら、雑談のような軽さで本題に触れる。
相変わらず穏やかな表情を続けてはいるが、逆に表情からリイスの真意を読み取ることは難しいだろう。
665Azure.   :2019/01/09(水) 02:59:14  ID:ciGK1LWQ0
>>664

……とんでもない相手だったのでは。と後悔するには十分すぎた。
こんなことになるなら初めに思った通り、無理矢理に逃走を図るべきだった。ブリッグさんに応援を頼んで。
無事に逃げ帰れるとは思わないが、真綿で締められるような感触を味わっている今、少女の脳裏は現実逃避を始めていた。
逆に、捕まったらコンクリートに詰められて海に沈められるんだろうか……と恐れを浮かべながら向かいの様子を伺った瞬間だった。
「――――レラ、ですか」
自然と頬が綻びを帯びるのがわかった。
掌から伝わるコップの冷気もさっきまでは恋しくて仕方なかったはずなのに、覚えた今だと過剰に思える。
「知りませんよ、そんな人。
 ……私の人脈には期待しないでって、言ったじゃないですか―――」
目の前の少女が放つプレッシャーを途端に受け付けなくなった図太さを表すような、清々しい笑み。
新たな来客を告げるドアベルが鳴る。無関係の筈なのに、開放的になった視線が無意識に音の方を見つめて。
「――――ぁ?」
笑顔を張り付かせたまま固まった。
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666リイス   :2019/01/26(土) 14:21:21  ID:HeZ6lTqQ0
>>665

表情に喜色を浮かべたアズールとは正反対、熱を宿す訳でも、氷のように非情になる訳でもなく、ただ平熱のまま穏やかに会話を進めていく。

「うーん、それは、正直残念ですね」
「知らない人に語っても仕方無いですけどね、彼女は結構貴女に似てるんです」
「もしかしたら、姉妹か親戚か……なんて、縁者の可能性を期待してしまったんですけれど」

しかし、本当に知らない振りをしたいなら、狼狽の一つでもして見せればいいのに。
その素直さは好ましいものでもあるのだが、この街で過ごすには少々の不安を覚えざるを得ない。

そんな事を考えた矢先の来訪者、状況が急転し――尚、リイス=シュルツという人間は平静を崩さない。

「……もう、人と待ち合わせていたなら言ってくれて良かったんですよ?」
「ごめんなさいね、調べものをしていて、お友達にお付き合い頂いていました……“貴女”もよかったら何か注文をどうぞ、迷惑料ではないですが、何も頼まないのも店に迷惑を掛けてしまうので」
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667Azure.   :2019/02/04(月) 03:35:22  ID:ciGK1LWQ0
>>666

「い、いやぁ……その」
このよく似た知人との予定はAzureにとって重大事項だ。忘れる筈がない。
それなのにこんな顔合わせになってしまったのは……正直に言えば、断れなかったからだ。
というより、下手に断れば予定すらままならないことになっていたに違いない。
しかし……ミリシャの方から会いに来てくれたのは好都合だろうか?

「では、素直に頂くといたしましょう……ふむ、今はミルクティーの気分です。
 上手く嗅ぎつけたか、何れにせよ、あの子にしてはよくやる、と言っておきましょうか」
「……お、お知り合いで……?」
否、断じて否。
さっき語ってくれたばかりのリイスの事情が脳内で鮮明にリピートされる。
手当たり次第でも、同年代というだけでもない。確実に個人がターゲットだったことを今更ながら思い知る。

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668リイス   :2019/02/05(火) 02:26:46  ID:SkfemWbw0
>>667

「店員さん、ミルクティーを一つと珈琲を一つ、あと他に今日のお勧めを聞きたいんですが……ええ、ではそれも、はい、これで注文は今のところ全部です」
「と、お待たせしました、この街で何かを嗅ぎ付ける能力は大切ですからね、きっと、あの子とやらも誉め言葉として受け取ってくれると思いますよ?」

お互いに仄めかしながらも決定的な部分には触れない会話、遠回しに感じないと言えば嘘になるが今はそれでいい。
互いに完全に無関係な訳ではないと認識し、今後良からぬ形で接触する可能性が有っても、少なくとも今は表立って争う意思は無いと確認出来たのだから。

「目の前で強盗のプランニングでもされない限りは、わざわざ会話の邪魔をする気は無いのでその辺りは大丈夫ですよ……と、見ても良いなら拝見させて貰いますね」

(完全に情報を遮断して好奇心等で不用意に干渉されるよりは、少し情報を見せて引き上げさせる方がいい、という所ですかねー)
(視覚から脳に影響を与える魔術とかで潰しに掛かる、という可能性も無くはないですけれど、一応対策は出来ていますし、それはそれで真っ向から全力で潰す口実が出来る)
(……そんな愚策を取ってくれる相手なら、楽なんですけれどねー)

リスクリターンを咄嗟に天秤に掛け、見ることを決める。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
669Azure.   :2019/02/15(金) 03:43:39  ID:ciGK1LWQ0
>>668

「尤もな話です。
 あの子は少々無関心ですからね。
 伝えておくべきでしょうか……貴方のことを少しは知っておくべきだ、と」
同居生活も暫くの内にレラの棘はだんだんと落ちていき、今では信頼も勝ち得たと自負してもいいだろう。
ただ、それでもレラからのアプローチは皆無に近かった。
成り行きで保護したにも関わらず、当時の琴を掘り返すまでもなく、リイスの家柄についても興味を示すことは無い。

「誰だって、こんなことをされれば構えもするでしょう。
 私が……もちろん、そこのAzureも『敵』でないことの意思表示です」
ノートパソコンの画面に映っている情報はそれだけではリイスにとって利益をもたらすようなものでは無かった。逆に、不利益でもない。
だからこそ、開示したのだと言わんばかりに、見知ったはずの顔を向け、見慣れない青い視線を送る。
「我々には、我々の目的がある。
 言葉で納得してもらえるのは、貴方だけでしょうから」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
670リイス   :2019/03/04(月) 03:58:23  ID:SkfemWbw0
>>669

「ありがたい話ですけれど、気持ちだけ頂いておきます、彼女が知らないで良いと思ってるなら、私はその意思を尊重したい」
「他ならぬ私だって彼女の事を詳しくは知りませんし、けれど、今のところはそれでいいと思ってるんです、だから強要はしないでいいんです」

「例え彼女の過去が英雄だろうと殺人鬼だろうと、私の彼女への接し方は変わらない、私は“今”の彼女が魅力的に見えて、友人になりたいと思ったんですから」

だから、それで十分。
自分は彼女の過去の栄光を利用する為に友人になった訳でも、背負った罪状に畏怖を覚え平伏した訳でもない。
事の始まりは偶然だったが、その偶然の出逢いを経て、今の彼女ともっと関わってみたいと思った、それだけなのだから。

「あー、確かに皆さん情が厚いですからね、仲間の状態が怪しかったら全力で何かしらの方法で単独行動を阻止するでしょうね」

そういう意図があったのなら納得はいく、心配でない訳ではないが、良くも悪くも感情で動く事が少ない自分は交流を行いやすい相手だっただろう。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
671Azure.   :2019/03/31(日) 21:03:43  ID:ciGK1LWQ0
>>670

「この目覚めのには毎度、うんざりする。
 どれ程意識を手放していたのか、見返すだけでも頭痛がするからな」
リイスの問いかけに応えつつ、意識はまったく別のことを考えていたようで、ぼんやりとした面持ちが残る顔には、困惑が浮かんでいた。
慣れない名前を口にしたが、その持ち主には気づいているようで、正面の驚き顔の少女を見つめていた。
「……お前の名前か。
 見たことも、聞いたことも無いのに。覚えている。
 まるで、前から知っていた、当たり前のことのようだ」
「あなたに語ったことがあるのは『Azure』という名前だけ。
 その名前で呼ばれるのは久しぶりです。知っているのはMirageだけですが、今は彼女も使いませんから」
水を流し込み落ち着いた様子の少女が、レラの目の前のミルクティーを指した。
「気が利く」とだけ返してカップに手を付けたのを確認すると、再び口を開く。
「……Mirageも同じようなことを言っていました。
 今、あなたとMirageの意識が隔離されていた仕切りに歪みが生まれ始めています。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前:  E-mail(省略OK)
7  【イベントC】永劫を超越せし異能都市【LV5】  (Res:299)
1名も無き異能都市住民   :2014/08/31(日) 00:34:34  ID:6j0R4hiw0
<<ルールとか>>
・ここは、各スレでなんらかのイベント・クエスト・戦闘が発生した場合に使います。
・雑談も可能ですが、日常の範囲で済むかどうかは各自で判断してください。
・クエストスレはA・B・Cの3つがあります。開いている場所ならどこでも使って構いません。
・逆に、使用中の場合は混乱の元になりますので、同じクエストスレで2つのクエストを進行させることはやめてください。
・クエストで使われている場所を、クエスト以外のスレで使うことは『構いません』。
 時間軸が異なる・平行世界である、など解釈は自由です。
・またクエストスレと他のなりきりスレに、同時に現れることは『構いません』。
 ただしそれによって起こり得る弊害は自力でなんとかしてください。
・GM役をあらかじめ決めておくとスムースにことが運ぶかもしれません。
・識別をしやすくするために、トリップをつけると幸せになれるかも。

前スレ
【イベントC】惑い集うは異能都市の宴【四軒目】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1330010239/
290ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり   :2017/07/23(日) 02:56:51  ID:jMrRCTK60
>>289

「うるさい」
アウテリートの一人はしゃぎようにs両目がパチリと空いて。
流石のゼオラも口を開き一言示して、またパチリ。
『ビィ、はやねはやおき』
その一方で褒められたビィは嬉しそうに頬を緩める。
ゼオラと違い、硬いながらも幾分か表情の変化はあるようで。

「子どもじゃないけど」
対照的に子ども扱い去れたと思ったのか、またパチリと開いた目がアウテリートを見詰めている……。
291アウテリート ◆6xc12amlNk   :2017/07/25(火) 01:26:57  ID:3Xd28DNY0
>>290
「そう、健康的な生活をしてビィも私の様なナイスバディになるんですのよ?」

表情の豊か(ゼオラ比)なビィにうんうん早寝早起きは大事だと同意を示しながら自分の様に成長してもらいたいと願うお嬢様

やはりと言うか、騒いでいるため膝枕中のゼオラに注意を受けてしまう
しかも子供扱いをしたと勘違いされてしまう始末

「もう、貴方が立派なレディだってわかっていますわよ…まぁ胸は私の方が立派ですけど!ほら、疲れているのでしょ?静かにするからもうお休みなさいな」

ゼオラは一人前のレディだと理解していると、勘違いを弁明、しかし一部自慢のようなおちょくりが入って
それに突っ込まれぬように、ゼオラの頭を撫で、オデコから優しく目蓋の上に掌を置く
お嬢様からは花の様なとても良い匂いがして、恐らくゼオラをリラックスさせるだろう
少なくともお嬢様に膝枕をしてもらったマナ達は皆一様に、一連の動作で心地よい微睡みに誘われる
292ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり   :2017/08/01(火) 02:00:19  ID:jMrRCTK60
>>291

「ないすばでぃ?」
色々と疎そうなビィにはやはりというかわからなかったようで。
ぱちぱちと瞬きを繰り返しながらも首を傾げるばかりでいた。

微かな表情の変化、それは眉を顰める抗議のような目でいて。
それを見るに、きっと弁解の言葉にも納得していないのだろう。
「……うざっ」
胸の話をした途端にはたから見ても解るまでの不機嫌さを醸し出す。
ただ、手のひらで撫でるように優しく、瞼を覆えば目線が通ることもなくなり。
一見、変化を感じられることはなかったが、次第に呼吸の音が聞こえ始める。
普段は物音を何一つとして立てないゼオラが、安らいでいる証拠なのだろう。
293アウテリート ◆6xc12amlNk   :2017/10/14(土) 22:05:17  ID:8ypaOhOo0
>>292
「んふふ…可愛らしいこと…ゼオラ、ゆっくりとお休みなさいな」

やはりお嬢様、母親譲りなのかそれともマナ達と関わる内に培ったものなのか、安らぐ呼吸音に耳をすませて柔らかく微笑み
ビィに視線を移して人差し指を自身の口許に添える

「ナイスバディと言うのは私の事でしてよ?ちなみにレラのはどちらかと言えばマニアックなので一緒にしてはいけませんわよ?」

膝元のゼオラを起こさぬよう、静かにゆっくりとした口調でビィの疑問に答え
でも、この話はおしまいと付け加えてビィとゼオラの様子を見守る
294ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり   :2017/10/15(日) 02:22:41  ID:hCYAXhNw0
>>293

眠りに入ったゼオラは呼吸音すら耳に届かない。
直接触れた太腿から、息づいている振動や微かな重みを感じ取ることはできる。
普段、無である少女の確かな存在がしっかりと伝わっている。

「レラ、まにあっく、ぅ……?」
今一ピンと来ていないような返しの言葉。
少し目線を落として咥えた人差し指を見つめながら、小さく唸る様子からもまた知らない単語だったことが伺える。
「かわひら、聞く」
ないすばでぃとまにあっく。おしまいと言われたので彼女も持ち越すことにした。
……この選択が後ほど(レラに)大きな波乱を生むことになるのだが、ビィがそれに気づくことは無さそうだった。
295アウテリート ◆6xc12amlNk   :2017/10/15(日) 23:35:18  ID:8ypaOhOo0
>>294
「そうですわね、今度じっくり聞くんですのよ?可能であればレラも一緒にね?」
(…なんか楽しそうな事になりそうですわね)

心の中で若干邪悪な事を考えながら、ゼオラの頭を撫でながらビィが質問する事を後押し、きっとなんだか騒がしいことになってしまうだろうが、今はこの空間を楽しもう
まだまだ時間はある、この空間、空気はしばらくの間は続くだろう、アウテリートは今日ここに誘ってくれたレラに心の中で感謝するのだった
296ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり   :2017/10/18(水) 01:28:01  ID:hCYAXhNw0
―――数時間後

「あぁ、身体が硬い……」
重々しく開くドア、それに似通った足取りで部屋へと戻ってきたレラ。
部屋へと逃げ籠ったはいいが、レラの私室にベッドやソファといった身体を休められるような物はない。
結局、作業用の椅子で仮眠を取ったのだが、それが良くなかったというのは起きてすぐに理解できた。
両手を上げ背筋を伸ばせば幼く瑞々しい身体に反して骨がはじける音が響き、淀んだうめき声まで。
なんとかソファまでたどり着けば崩れ落ち、突っ伏してまた呻く。
「アウテリートめ……」


さらに時間がたって。
また落ちくぼんでいたレラの意識が、玄関のノブが回る音で取り戻された。
ぱた、ぱた。足音が聞こえてくれば、その聞きなれたリズムに裂いた意識を緩めて迎え入れる。
ただ、いつもより踏む音が強く聞こえるのは、頭をソファに預けているからか。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
297魁<さきがけ>   :2018/04/28(土) 03:03:34  ID:4f1Ss7Xw0
ふと思い至り、女はかつての都市を訪れた。
何時訪れても其処は夜。夜で無くてはいけない区域。夜でなくては生きてはいけないこの体。
そう、彼女は永劫を生きる吸血鬼。
とはいえ、生きた年月は見た目相応、人と変わらぬ新参者。

月影の下、人気のない公園。
彼女はひとりブランコに座る。風紀風情は様になる。錆びた金属の奏でる音が心地よい。
過去を振り返り、脳裏に描かれる思い出。
止めどなく溢れるノスタルジイ。この小さな体には収まりきらないほどのジュブナイル。
学友は元気かしら?
ご近所さんは健在かしら?
今はただ――そんなことばかりを想起している。
出会いと別れを繰り返し、たまには足跡をたどってみる。
それもまた、歴史のひとつとして刻まれるのだろう。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
298黒沢小百合   :2018/04/30(月) 22:05:27  ID:ikac95mQ0
>>297

「懐かしい顔ですね。」

ふと、背後から声がかけられた。
完璧に仕立てられた黒いスーツ、夜風になびく長く艶やかな黒髪。
そして、切れ長の瞳を持つ長身の女。

都市機構の中枢を支える生きた歯車たる存在、黒沢小百合その人であった。
299  :2018/06/14(木) 02:13:28  ID:4f1Ss7Xw0
>>298
「懐かしい、か。時間というのは残酷なモノ。
 過ぎ去った時は、新たな出会いに塗り潰されて消えていく
 経済成長に起因する都市開発は郷里の面影を排し、思い出は心の中にだけ残っていく
 それはあまりに辛すぎると思わない――小百合さん?」
名前:  E-mail(省略OK)
8  【予備スレ】異能都市予備用スレッド  (Res:641)
1名も無き異能都市住民   :2010/09/03(金) 18:54:57  ID:nt2rofAoO
【このスレッドは】
・このスレは、他のスレッドの『代用』として利用する、所謂予備スレです。
 目的のスレが空いていない場合にどうぞ。
・例えば、雑談スレッドでの議論を、中〜長期的なものとする場合に雑談と分ける場合や、
 イベントを行いたい時にイベントスレが全て埋まってしまっている場合など。
・このスレとしてのルールは『ありません』。
 利用の際はその時に代用とする元のスレのルールに従って下さい。

・勝手な名無しが勝手に立てたスレなので、不要でしたら雑談ででも罵ってから削除依頼でも出してください。
 もし不要だったら板汚しすみません。
632防人鶫 ◆My6NsjkSfM   :2017/02/13(月) 23:34:50  ID:/H75gO4o0
>>631
「ふう…それならとおして…
 はくれないみたいですね……」
ため息を付いて彼らの姿を見る。

「そういうわけにも行かないんですよ…
 私がもともと持ってた能力の半分…
 それを返してもらわないと行けないんで」
そう言ってぐっと拳を握る

「貰い物の能力だとどうにも落ち着かないんです。
 やっぱり一番は自分自身がもともと持っていた力です。
 …そういうわけで、ちょっと通させてもらいますよ」
両足に自身の能力を込める。
スキあらば飛び出して先へと進むことができる状態だ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
633終章:真意   :2017/02/16(木) 20:51:36  ID:p1won6CY0
>>632
構えるとともに、小さく秋雪は防人に言った。

「――防人、君は先にいけ。
彼らは僕一人でやる」

そう言うとともに、青白い炎が吹き上がっていく。
目の前の二人も同じだった、香音は短刀を。
裕太は徒手空拳のまま構えを取っている。

「秋雪、荷物抱えてオレに勝てると思うのか?」
「心配に感謝するよ香音、だが昔と同じと思うなよ」
「お前もだ、防人。
今の俺は――一切手加減はしないぞ」

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
634防人鶫 ◆My6NsjkSfM   :2017/02/16(木) 21:31:47  ID:kp7Bdw7Y0
>>633
「……了解ですよ。
 ひとりじゃちょっと不安ですがね…」
そう言って二人の様子を交互に見る。

「心配せずとも大丈夫です…
 色々と考えましたけど…」
と言って、肌で感じる戦意に少し体を震わせる

「ケリを付けたいのはきっと自分も一緒なんです…
 だから、」
そこで一気に足の力を爆発させる

「あなたとの勝負はやっぱりやめときます!」
一気に最短距離を突っ走りに向かう。
635終章:真意   :2017/02/20(月) 21:50:11  ID:p1won6CY0
>>634
「行かせるって――」
「仕掛けろ!オンギョウキ!」

その通路を塞ごうとする香音の動きを、
背後から双刃刀を持った鬼が斬りかかる!
しかし、それを二刀流の鎧武者が受け止めた!
その僅かな隙間を縫うように防人が駆け抜ける!

防人の背後で剣戟と銃撃の音がこだまする。
追ってくる様子がない以上、足止めできているのだろう。

「どうした、僕一人くらいわけないんじゃないのか!?」
「っ…おい!」
「香音、諦めろ。後ろを見せたら容赦しないぞ、こいつ」
636防人鶫 ◆My6NsjkSfM   :2017/02/20(月) 23:03:09  ID:q/XdrU4s0
>>635
「どうもありがとうございます…
 じゃあとりあえず…
 お先に失礼!」
そう言って一気に走り出す。

「戦う相手は…
 この先なんでしょう!
 なるべく早く……それが終わってると…良いんですけど!」
一人で行くのは心配でもある。
軽口を言うかのようなその声はやや震えていた

(…いやいや…
 ここは…私だけでもどれだけ…
 できるか頑張らないと…)
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
637終章:真意   :2017/02/26(日) 22:23:50  ID:p1won6CY0
>>636
向かった先、戦いの音すら遠くなったような場所。
倉庫の扉を背にして、彼はそこに居た。
以前よりも肥大化した三本目の腕、病的に白い肌。
目を閉じ、何かを待つように彼は佇んでいる。

「――」

目を開け、エイジは防人を見た。
その眼は獲物を見る目ではなく、明確な敵意を宿している。
肌を焼かんばかりの殺意を込めえ、彼は睨みつけた。

「やはり――君が最初か」
638防人鶫 ◆My6NsjkSfM   :2017/02/26(日) 23:09:39  ID:q/XdrU4s0
>>637
どこか強い気配のようなものは感じていた。
しかし近くにまで来たら流石に息苦しさをも感じ始めていた。

「…どうもこんばんは。
 何日ぶりでしょうね…
 何でだか懐かしく感じるような気がします…」
そう言ってぐっと拳を握る。

「…ものは相談ですが…
 やっぱり能力を取られた状況は落ち着かないみたいです。
 返していただけませんでしょうか…?
 あの時に手に入れた力は自分には…合わなそうなんですよ…」
そう言いつつも鶫は両手に力を込める。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
639終章:真意   :2017/03/03(金) 21:12:59  ID:p1won6CY0
>>638
「それは出来ない相談だ。
そして僕にも時間は無い――それに、事情はあの時話したことがほとんどだよ」

そう言って彼は構えた、徒手空拳。
武器はないが、その背から伸びる今やがしゃ髑髏の片腕の様なモノは異様な雰囲気を発している。
触れられるだけで何かが削られていきそうな――。

「ことここに至っては語る言葉はないさ、そうだろう?」

公安とあの二人が何を思ってるかは知らないがね、そう付け加え。
彼は敵意を向ける!
640防人鶫 ◆My6NsjkSfM   :2017/03/04(土) 01:45:03  ID:q/XdrU4s0
>>639
「時間がないですか……
そっちの事情は知らないですけどねー…
こっちの事情も考えてほしいところですね…全く…」
説得に応じるとは思っていなかった。
戦うのは避けられない……
そう思って彼女はぐっと拳を握った。

「そういえば……
その腕でしたっけ…私の能力を盗られたのは…」
彼女は武器を取り出して答える。

「まぁ…そうですね。
お願いじゃなくて、無理やり取り返すほうが良さそうです。」
相手の出方を伺うように彼女が取り出したのは拳銃。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
641終章:真意   :2017/03/20(月) 19:32:19  ID:p1won6CY0
>>640
「――さぁ、最後の心残りを果たすとしよう」

銃を構えられる前に、彼は弾丸のように迫っていく!
防人の正面向けて掛けた彼は、どういう手品か次の瞬間背後から掌底を放とうと迫る!
名前:  E-mail(省略OK)
9  【イベントA】疾走れ!猛る者たちよ【Take9】  (Res:878)
1名も無き異能都市住民   :2012/05/31(木) 01:26:32  ID:do5XJmGE0
<<ルールとか>>
・ここは、各スレでなんらかのイベント・クエスト・戦闘が発生した場合に使います。
・雑談も可能ですが、日常の範囲で済むかどうかは各自で判断してください。
・クエストスレはA・B・Cの3つがあります。開いている場所ならどこでも使って構いません。
・逆に、使用中の場合は混乱の元になりますので、同じクエストスレで2つのクエストを進行させることはやめてください。
・クエストで使われている場所を、クエスト以外のスレで使うことは『構いません』。
 時間軸が異なる・平行世界である、など解釈は自由です。
・またクエストスレと他のなりきりスレに、同時に現れることは『構いません』。
 ただしそれによって起こり得る弊害は自力でなんとかしてください。
・GM役をあらかじめ決めておくとスムースにことが運ぶかもしれません。
・識別をしやすくするために、トリップをつけると幸せになれるかも

前スレ
【イベントA】これよりそなたは暗月の剣となる【Part8】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1312202019/
869リイス   :2016/11/20(日) 22:05:23  ID:chv9I/Tk0
>>868

「流石にこういう場ですからね、通し番号と一緒に商品名を記入、なんてやってる訳がないですよねー……でも、輸送する以上、何処かに番号と中身を照合できるものが有ると思うんですけれど」
「……偉い人の部屋、かなあ、取り敢えず此処にはもう用は無いでしょう」

ファイルから最近の荷物――まだ此処に残っている可能性が高そうな荷物に関する書類を引き抜き拝借する、使い道はまだあるだろう。
それが終われば、ファイル等を元々有った位置に戻し、今度は作業員の居住スペースらしき場所を捜すつもりだ。
870ゼオラ=アドヴァルド:【ターゲット・ロックオン!】   :2016/11/21(月) 00:52:27  ID:R.a9rfGM0
>>869

PCの中は整理されていた。それは、リィスにとって都合が良いように。
共有PCであるからだろうか、何が何処にあるかが解りやすい。
ネットワークにもつながっておらず、大した物が入って居る訳でもないが、区画全体の見取り図は容易に入手できた。

レラが持ち出してきた古い物と比べてアップデートされた情報はかなり多い。
港近辺に建てられた搬出される物を収めた倉庫、逆に区画の奥の方に設けられた搬入した物が納められる倉庫。
そのどちらもが四つずつあり、それぞれに番号が振られどの倉庫を使うかがローテーションしていく割り振りのようだ。
別のディレクトリにはローテーション表もあったので、どの倉庫の物がいつ運び出されるかはこれで一目瞭然だろう。

次の目的地として定めた居住区は幾つかに分割されているようだ。
入口から近い順に「A居住区」「B居住区」「C居住区」「D居住区」との記載がった。

もう一つ、有益な情報として彼らのタイムスケジュールもデータとして残されていた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
871リイス   :2016/11/23(水) 11:22:34  ID:8sqIYZWQ0
>>870

「……居住スペースでこれだけ使ってるのは、ちょっと誤算ですねー、確かに隠れてこそこそ荷物を運搬しているにしては人が多いな、とは思っていましたけど」

流石にこの情報から幹部格を捜し当てるのは至難の技だろう、居住スペースが一ヶ所なら、張り込んでみてそれとなく偉そうな人に目星をつける事も出来たのだろうが……。
ただ、タイムスケジュールの情報はありがたい、作業をやっていない位置や時間が解るのなら格段に動きやすくなるだろう。
そんな時、ふと耳に入る重苦しい音――けれど、それに動揺する事はなかった。
理由は単純明快、まず自分達は見付かっていない、故に職員がわざわざ気配を忍ばせて此処に入ってくる理由は無い、そして何よりも。

“警戒している自分が気配を悟れない”時点で、侵入者の正体は特定出来ているようなものだろう。

「おかえりなさい、何か得られましたか?」

振り向いた先には想像したとおりの顔、小さく微笑み、先程抜き取ったファイルのページとPCの画面をゼオラに見せるようにするだろう。
872ゼオラ=アドヴァルド:【ターゲット・ロックオン!】   :2017/03/07(火) 01:13:46  ID:aJ.F6Ws20
>>871

リィスの予想通りに。
そこには普段通りの無表情な面持ちで見上げる小さな身体があった。
「……ん」
とだけ返事をするとファイル、画面、微笑みへと順に瞳が動き、特にリアクションはなく踵を返す。
一方のゼオラには何かの収穫があったのか。手がふさがって居る訳でもない彼女を見るだけでは察せない。
「……次は?」
873リイス   :2017/03/17(金) 01:43:11  ID:94YFHjXs0
>>872

「次は此処の偉い人の部屋でも漁ろうかと思ってるんですよ、品物の一覧表は見付けたのはいいんですけれど、記号しか書かれてないので何が何だかさっぱりだったんです」
「だから、多少手荒になりますが、宿泊区画の何処かの部屋に押し入って偉い人の場所を吐いて貰うつもりです、この部屋の人を片付けた以上、遠くないうちにきっと侵入はバレるでしょうからね、善は急げ、ってヤツですよ」

異論か代案が無いかゼオラに確認。
彼女が何か良い情報を拾ってきてくれていたりしたのなら、わざわざこんなリスクの高い真似はせずに済む、確認は怠らないほうが良いだろう。
874ゼオラ=アドヴァルド   :2017/03/21(火) 03:19:19  ID:jJ1k1Sfg0
>>873

「ふーん……。……場所は?」
相変わらずゆったりとした口調で、返答らしい呟きの後に質問。
緊張なんかは微塵も感じてないように見える。何を感じ取っているのかも曖昧だが。
地図から次の目的地を示してやれば、ぼーっと見つめて小さく頷けば、リイスを待つことなく去ろうとする。
「……わかった」
彼女から歩み寄る姿勢が無いのは確か。
それをどうコントロールするかはリイスの自由だ。或いは手を付けずにいるか。

ここからだと一番近い居住区はB区のようだ。
各々が離れて設置されていることから、役割によって完全に分けられているのだろうと推測はできる。
B区は港側に設けられたもので、二人が初めに立った入り口に最も近いものがA区。
あとは、区間全体の中心に近しい場所にC、さらに奥側にDと続く。
875りいす   :2017/04/14(金) 21:21:42  ID:gIQ8rDC60
>>874

「入り口近くのABは私が、奥のCDはそちらに任せます、潜入技術ではそちらが上でしょうし」
「連絡は一時間後に行います……っと、これを」

ぽい、と無造作に放られたのは一枚の紙、通信用の魔術式が書き込まれたそれは使い捨ての通信機として機能するだろう。

「あれだけ式や使い魔を飛ばして無反応なんです、これでの連絡の方が良いでしょう……では、異論が無ければ互いに動きましょうか」
876ゼオラ=アドヴァルド:【ターゲット・ロックオン!】   :2017/04/18(火) 00:01:17  ID:jJ1k1Sfg0
>>875

「ん……」
雑に渡された薄紙を拾い上げる。
1秒弱、見つめた後微かに眉を顰めるが、折りたたんでスーツのポケットに仕舞い込む頃には表情は立ち消えていた。
此処からでは二人の進行方向は別。今度は言葉なしに背を向けて、歩みだしていけばそれが了承の合図として伝わるだろう。

リィスの一先ずの目的地は最も近いBの居住区だろうか。
少しだけ奥に入り込んだ手前から二つ目の居住スペースは港から最も近く海の香りも感じられる。
余りいいつくりとも言えないワンルームが連なる2階建ての建物には、やはり港で従事する者達が住まうらしい。
外付けの階段の中腹には、港で見た男たちと同じ格好の、リィスの倍に届きそうな年齢の男が一人、缶コーヒーを煽りながら黄昏ていた。
彼の視線を避けながら建物に近づくことは可能だし、目標をもう一つの建物に絞ってもいい。または、彼の前に姿を見せてみるのもいいだろう。
877リイス   :2017/05/11(木) 23:59:58  ID:gIQ8rDC60
>>876

「……お互いに一人の方が動き易いんでしょうね、不服そうな顔をされるのも致し方無い……そう今は思っておきますよ」

やれやれ、と小さく首を振ると気を取り直し自分の目標に向けて歩みを進める。
ゼオラも不満は口にしていない、なら、自分にそれが認められる筈もない。
今は、目的の事だけ考えて動くべきだ。

(……ふむ、男性が一人、殺すも脅すも簡単な状態ですけれど……そんな方法よりも今は“一瞬だけ”騒ぎを起こして貰いましょうかねー)

――小規模な術式を展開、術式は至って単純にして微力なもの、効果は『音の出所を変える』だけの、初歩的な弱々しい魔術だ。
本来は自分の口元から出る筈の声を、直接相手の背後に飛ばす……だけなのだが。

『ね……助け……寒いの』
『ねえ、……て、寒……』
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
878ゼオラ=アドヴァルド:【ターゲット・ロックオン!】   :2017/05/18(木) 02:33:51  ID:jMrRCTK60
>>877

闇夜に包まれた空は未だ肌を撫でる程の寒さを持つ。
この夜風こそ過ごしやすいといった理由で休憩に甘んじていた男の耳に、声が届く。
魔力感知の類を行使できるのなら、かの男に魔力らしきものは欠片ほども見当たらないことが解る。
だから、今時珍しいと言わざるを得ないような、港で人力に頼りきった運搬作業を熟しているのであるが。
彼らは力を持たぬものの集まりなのだ。幽霊の類が存在するのかもわからない。存在するように化かされていることにも気づかない。
寒空に響き渡る金属音。飲みかけの缶すら投げ出してしまった音だ。
怪異から逃げ出したからこそ、彼らはここに居る。群れを成すことで安息を得た人の生きざまが見えた。

程なくして彼が駆け込んだであろう部屋の明かりがともった。
少々見渡せば全ての窓の、半数ほどの明かりが灯っていることが確認できるだろう。
名前:  E-mail(省略OK)
10  【イベントB】欲望渦巻く魔都・異能都市【その9】  (Res:363)
1名も無き異能都市住民   :2014/09/08(月) 21:21:41  ID:9nrcReK60
<<ルールとか>>
・ここは、各スレでなんらかのイベント・クエスト・戦闘が発生した場合に使います。
・雑談も可能ですが、日常の範囲で済むかどうかは各自で判断してください。
・クエストスレはA・B・Cの3つがあります。開いている場所ならどこでも使って構いません。
・逆に、使用中の場合は混乱の元になりますので、同じクエストスレで2つのクエストを進行させることはやめてください。
・クエストで使われている場所を、クエスト以外のスレで使うことは『構いません』。
 時間軸が異なる・平行世界である、など解釈は自由です。
・またクエストスレと他のなりきりスレに、同時に現れることは『構いません』。
 ただしそれによって起こり得る弊害は自力でなんとかしてください。
・GM役をあらかじめ決めておくとスムースにことが運ぶかもしれません。
・識別をしやすくするために、トリップをつけると幸せになれるかも。

前スレ
【イベントB】折れた翼と恋の異能都市【第八話】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1302460867/
354アーリル/アイリス   :2019/03/04(月) 19:05:05  ID:ORmT3UkU0
>>353
灰の炎はアイリスの髪を媒介にすると、埠頭を覆うほどの熱波がまず巻き起こった。
巻き上がる砂にアーリルは思わず手で顔を覆うが熱くない。
不思議そうに炎を眺めるが、未だアイリスの姿は見えず。
その後、都合3度熱波が巻き起こった後、熱波はアイリスの髪に収束する。
収束した熱波は灰色の火柱へと変わると、その勢いは次第に落ちていく。その時間はどれほどだっただろうか。


――――そして


―――――――――アイリスはこの世に蘇る。


アイリスの髪を媒介にし、アイリスが蘇る。
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355焔リンネ   :2019/03/04(月) 20:30:47  ID:ciGK1LWQ0
>>354

「……!!」
熱くは無い。急激に勢いを増す炎に驚いただけ。
余りにも怖くて、人に対して力を使ったことは無かったが、吸血鬼となればなおさらだ。
何が起きるのかわからない。だが、手ごたえは感じる。
少しして、さらに強いエネルギーの波が、手のひらに、中の髪束に押し寄せてくる。
確実に前に進んでいる。ぐっ、とより強く握りしめる。力を使えばいいだけなのに、自然と身体にも力が籠るのを感じた。

「アイ、リス……さん?」
炎に包まれていた時のシルエットから、少しの違和感は覚えていた。
直接目にして、それが間違いではないと知ったが……そんなことは些細な事だった。
いつの間にか槍を捨て、温かい笑みを浮かべてアーリルが抱き付いていくきょうだいのじゃれ合いを見て。
リンネ自身も、姿こそ違えど立ち居振る舞いに懐かしさを覚えていた。間違いなく、彼だ。

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356名も無き異能都市住民   :2019/03/04(月) 21:00:46  ID:ORmT3UkU0
>>355
『(大丈夫、僕の目でもリンネもアルを壊さないはずだ。)』

リンネがアイリスに飛び込んで来ると、アイリスはリンネの頭を優しく撫でる。
白磁の肌に細くしなやかな指が優しくリンネの頭に添えられる。それは慈しむ様に。

『良い子だ、リンネ。よく頑張った。寂しかっただろう?
 だけど、これからはアルもいる。僕もいる。だからもう……怖くなんて、ないさ。
 それから――――ごめんね、リンネ。僕は君に心の拠所を用意するつもりだったが、
 僕が君の心を締め付けてしまったのかもしれないね…。』

リンネの頭を、優しく撫でた。
だから、今度は、下を向くのでは無く、少しだけ上を見てみよう。
すぐに出来るはずはないさ。だから少しずつで、いいさ。君のペース、でね。

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357焔リンネ   :2019/03/04(月) 22:17:06  ID:ciGK1LWQ0
>>356

「……ごめんなさい。
 あなたに言われたことが、守れなくて。
 一人が怖くって、今もこうして、あなたを戻してしまった。
 覚悟を決めて、消えた筈のあなたに。会いたいと、思ってしまったから。
 いえ、あなたのやさしさは嬉しかった。それだけに、弱い自分が、許せなかった」
考えて、思考をまとめるまでもなく、次々に溢れてくる。
あの温もりにもう一度触れられた喜びが、嬉しくて、ただ、嬉しくて。

「はい。この子は……ずっと、私を見ていてくれたんです。
 この子も、私がこうやって、目覚めるのを待っていてくれていた。ごめんなさい……気付くのが遅れて」
リンネの背から灰の炎が噴き出して、大きな犬の頭を模る。
鼻先をちょこんと乗せたその姿、身体が作られていない今だけを見れば、相応にに愛らしい。
ぴんと立った耳を後ろから倒すように撫でてやる。
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358アーリル/アイリス   :2019/03/04(月) 22:43:46  ID:ORmT3UkU0
>>357
アーリルは何も語らなかった。いや、語れなかった。
彼女は、少し前の自分と同じだったんだ。
弱い自分。自分も兄の蘇生を望んだ。守ってくれる人がいて欲しい。
では、何がきっかけだったか。それはアイリスの視線から語られる記憶。

「…私だって同じです、リンネさん。
 私も、兄s…姉様を求めました。守って欲しかったんです。一人は…寂しかった…。」

アーリルの場合は、自分の所為で、兄を殺した。自分が生きる為、兄が死んだ。
だから、アイリスに対する負い目は相応に重かった。

『約束…か。リンネ、一人は寂しい、といった感覚は捨ててはいけないよ。
 もっと周りに頼ったら良いんだよ。一人で出来ることなんて、たかが知れてるのだから。
 僕なんて、周りにたくさん頼ってきたよ。それこそ、迷惑なくらいにね。』
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359焔リンネ   :2019/03/06(水) 03:25:08  ID:ciGK1LWQ0
>>358

「私は、ずっと、一人で。
 頼り方なんて、わからない、ですけど……」
あの時は、必死だった。
一人で抱え込んでいたのを、初めて独りにしてくれなかったのがあのひとだ。
泣きじゃくって、縋りついて、必死だった。助けてほしいって願った。

「あなたたちなら、こうやって、今みたいに。
 自分をだしていけるような気がします。だから、すこしだけ、頼れるかもしれません」
テレビのニュースや、クラスメイトが話している雑談が耳に入ってきたりして、取り入れる情報は、どれも不可思議なことばかりだ。
力に関していえば自分もそれらに負けないと思うが、逆に話には上がらないようにしないといけないとは念を押されている。
大事なのは、誰もかれもが得意を抱えているということなのかもしれない。だからこそ、お互いがお互いを知らなければいけないということかもしれない。
そんなことに今更気づいて、ふと、笑みがこぼれる。
「だから……おかえりなさい」
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360名も無き異能都市住民   :2019/03/06(水) 18:46:24  ID:ORmT3UkU0
>>359
『それほど時間が経っていたのか。』

アイリスは、自分が命を捧げてから経った時を聞いた。
時間の差異はあればあるだけ情報の取得が手間になる。今までの都市の出来事。大小の差はあれど、大凡変わりないものだろう。
毎日が事件、事故。それからアーリルが持つ情報の確認や城の確認。考えば時間が足りない。
まあいい。それは追々。
アイリスはリンネの愚行については行動も含めて、何も言うつもりはなかった。
リンネにとっては約束でも、アイリスにとっては警告だったからだ。意図して重く伝えたところはあったが…

『なら、今日は誕生日と記念日にしないかな。彼――で良いのかな。それとも彼女か。
 僕にはわからないけれど誕生日にしてさ。それから、今日は君が前を向き始めた記念日。』

「アヌビスさんです。姉様。」

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361焔リンネ   :2019/03/07(木) 22:14:18  ID:ciGK1LWQ0
>>360

「誕生日……。よかったですね、アヌビスさん」
所詮、炎の塊であるそれは感情を表現するそれを持たない。
しかし、リンネとは通い合うことが出来るようで、撫でる手に穏やかさが、頬には明るさが出ていた。
「それから、私にも。
 簡単……。まだ、誰かに助けを求めるのは、難しいかもしれませんけど。
 アイリスさんとアーリルさんにだったら、お願いできるかもしれません」
リンネは物心ついてから孤独。そのせいか内向的で、外に対しても自ら壁を作ってばかり。
人と離すことなんて、学内のちょっとしたやりとりや買い物の途中の事務的なことが殆ど。
そんな少女が、はにかみながら出した結論。少なくとも、恋の相談はまだできそうにない。
「……はい。頑張ってみます。もっと、色々な人と……」
知らない人と話すのは、まだちょっと想像が付かないでいる。
自分から話しかけたことなんかも、ほとんどないから、どうやって話すのが良いんだろうか、とか考える。
そして気づく。今既に、昨日までの自分では考えもしなかったことを心配している。そして、それが少し楽しみにも感じているということに。
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362名も無き異能都市住民   :2019/03/07(木) 22:44:18  ID:ORmT3UkU0
>>361
『すぐになんて出来ることじゃないけれど、一回できたんだ。
 次からは簡単なんだ。何も、難しいことは無い。』

アイリスは笑みを浮かべて、目の前のリンネの心の成長に感心していた。
リンネは内向的な子、と想像するのは難しくない。
だから、自分の心は良く分かっているはずだ。だが、それは分厚く、固い殻であるとも言える。
『自分の芯』がブレないという意味では素晴らしいことだが、多少内向きに向かいすぎているとも思える。
何か、自分の殻を打ち破るきっかけがあれば良い。
殻にヒビを入れてしまえば、後はリンネは自分で殻を破るなんて簡単だろう。
そのきっかけが、今回の件で。アーリルは偶々出くわしただけで。本当の意味で頑張ったのはリンネ自身だ。

「はい!私にお任せあれっ、です!」

アーリルは笑顔で私も少し戦えるんですよと言い、頼りない力こぶを作る仕草。
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363焔リンネ   :2019/03/31(日) 20:21:02  ID:ciGK1LWQ0
>>362

「……はい」
背中を押してくれる言葉が、温かい。
思い出す限り、孤独だったリンネに差し伸べられた初めての手。
何処かで、誰かに。自分からも手を差し伸べられるだろうか、まだ、自信は無い。
けれども。応援してくれる二人の為に、自分自身の為にも、頑張ってみようかな。そう思える。

去って行く二人を見つめる。
火に移り変わり風に消えていく最中で、別れを示すサインに気付いて。
ふふ。と思いもせずに吐息を漏らしながら見送った。

後に残るのは日差しと砂。周りにはだれも居ない。
今この瞬間だけを見れば、いつもと同じ独りに見えるかもしれない。
ただ、少女の顔はどことなく明るく、踵を返す足取りは軽かった。
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名前:  E-mail(省略OK)