- 1 名前: ごはん武者修行有志s 投稿日: 2004/07/01(木) 14:09
- ■執筆の狙い
だれでも書きこめます。感想レスを使った遣り取りです。 初めてのみなさんも歓迎します。 興味のあるひとは参加してください。
【形式】 前の方の作品を簡単に批評しつつ(1〜数行)、 前の方のタイトルと書き出しに合わせて文を作り(1000〜2500字程度)、 次の方へタイトルと冒頭を出す(冒頭は20文字〜200文字程度)。 ※繰り返し
【批評の規準】 ・タイトルに相応しい内容か。 ・前の方の文を自然に繋げられているか。 ・ストーリー性。 ・独創性。面白さ。
【ルール】 ・第一目的は文体、発想の瞬発力、ショートショートの構成鍛練です。 ・同じ方の書き込みは一日一回に制限です。言いかえれば毎日でもどうぞ。 ・同じお題(タイトル&冒頭)の投稿が重なった場合、最初に投稿された方の出されたお題が次に継続されます。 ・上記の場合、後の方の作品は残します。事故と見なしますので謝罪などは不要です(執筆の遅い初心者保護)。 ・感想のみのレス(ひやかし)は原則的に禁止の方向で。 ・批評の義務は自分の使うお題の作品のみですが、上記の「事故作品」全てに批評を付けても結構です。感謝されるでしょう。 ・何事も故意の場合は釈明必須ですが、多少の遊び心は至極結構です。ただし、基礎の未熟な方の遊びはお断わりいたします。 ・コラボ即興文は、タイトル及び冒頭を第一執筆者(出題者)、その続きを第二執筆者(参加者)がそれぞれ執筆するので、いわば「共作」に当たります。その為、基本的には作品の著作権は両者に半々に生じる事を御了承下さい。 ・自HPへの転載は、第一執筆者、第二執筆者とも相互了解の上でお願いします。 ・第二執筆者(参加者)の方は、当企画外で作品を用いる場合(文芸賞への投稿・流用等)、共同執筆した第一執筆者(出題者)に予め了解を得て下さい。 ・他執筆者の作品に関しては、一切無断転載・流用禁止です。 ・参加者はガイドラインや利用規約をよく読み、自己責任の下で御参加下さい。これらに著しく反し他の参加者への迷惑となる場合は、遺憾ながら書き込みは無効、削除も有り得ますので、御注意下さい。
ご意見はラウンジにてお願いします。
※感想その他の御意見は、コラボ SIDE-B へお願いします。 http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/4262/1085399793/
- 2 名前: 有志 投稿日: 2004/07/01(木) 14:16
- 前のスレッドはこちら↓
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/4262/1082566717/l100
最後の出題は、セタンタさんによるものでした。
『破片』 ○○はパソコンの画面をじっと見ていた。メールが届いていた。差出人に心当たりはなかったが、どうしても読まなければならない、と思った。頭の中で警報が鳴り響く。もう一人の自分が「やめろ」と言う。
○○は人の名前ですが、「俺」「僕」「私」でも構わないです。
- 3 名前: おづね・れお 投稿日: 2004/07/01(木) 14:20
- おづねです。
セタンタさんの『獅子は何故吠える』、最後の展開がきれいだなあと思いました。思いが受け入れられない切なさや、それでもお互いを思いやる三人の気持ちの表れをすがすがしく感じます。 最後に獅子がなぜ吼えるのか、テーマもしっかりと表れていて完成度が高いと思いました。 では、セタンタさんのお題で書かせていただきます〜。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― タイトル:『破片』 書き出し: ○○はパソコンの画面をじっと見ていた。メールが届いていた。差出人に心当たりはなかったが、どうしても読まなければならない、と思った。頭の中で警報が鳴り響く。もう一人の自分が「やめろ」と言う。 ○○は人の名前ですが、「俺」「僕」「私」でも構わないです。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
『破片』
Nez−4Lはパソコンの画面をじっと見ていた。メールが届いていた。差出人に心当たりはなかったが、どうしても読まなければならない、と思った。頭の中で警報が鳴り響く。もう一人の自分が「やめろ」と言う。 ロボットの自分に、好奇心という分析不可能な要素を埋め込んだのは、人間の気まぐれだろうか、それとも愛情だろうかと、ときどき彼は考える。複数の電子頭脳による合議制が採用されているのは、人間心理の多重性をシミュレートしたものだと聞いた。 好奇心と理性と。 さてこの場合はどちらが勝るのだろう。 結論はわかっている。自分を作り出した人間達と同じなのだ。 好奇心という破片は頭脳の深奥に食い込んでいて、自分はその誘惑から逃れることができないのだろう。
Nez−4Lがいるのは、火星に設置された探査基地のひとつ、ピロテクニマ。ここには人間は一人も残っていない。数日前に地球が原因不明のトラブルで交信不可能になったときに、セントラル・ベースに緊急招集されていったからだ。そして今はそのセントラル・ベースも、沈黙している。何が起こってるのかはわからないが、おそらく完全に破壊されていると考えられた。おそらく地球も、戦争または大規模災害で一瞬にして壊滅した可能性が高い。 その形から今でも懐古趣味でパソコンと呼ばれ続けている電子機械は、火星基地のすべての情報を把握しているターミナル・コンピュータである。たとえ人類が死滅しても自動で動き続けるこれらの機械は、破壊されない限りメッセージを自動的に送受信し続けることになっている。もちろん今はどこからもメッセージは送られてきてはいない。 宇宙の孤児になってしまったようだ。Nez−4Lは文学的な比喩で自分の置かれた状況を定義した。 つい九時間前に火星は流星雨に見舞われ、多数の隕石が落下、この基地ピロテクニマの機能も一部損傷している。セントラル・ベースが運悪くこの流星雨によって破壊されたという可能性はある。また、もしも地球がこの流星雨をもたらした天体に襲われたとしたら、交信が途絶えた時刻と計算上は一致している。 だが現代の探知システムで事前に察知できない流星雨とはいったい何なのか。 大昔のSFのように、外宇宙からの侵略だとでも考えるべきなのか。Nez−4Lに蓄えられた人類史すべてを網羅した科学知識でも、データは不足しすぎていた。 それに、安易な想像に費やす時間も与えられていなかった。 システムをやっと通常運転に復旧させた今、災害の原因究明を優先すべきだった。なすべきことははっきりしていて、理性という機能がしきりに行動を促してくる。 けれども、Nez−4Lは目の前の画面からカメラアイを離すことができなかった。 メールの差し出し時刻は一分前である。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 4 名前: おづね・れお 投稿日: 2004/07/01(木) 14:21
設定をひねってみました〜(^^; 出題者のセタンタさんが意外に感じてくださればうれしいなあ、と思います。
◆次のお題 『キトラへ』 新月の晩だけれど、私の目はあたりを真昼のように鮮明に見渡せる。 昼間の眠気はどこへやら、意識は四肢の先まではっきりしている。 まるで野獣になったよう。 台風が過ぎ去ったあとのなま暖かい風に髪をさらわせるに任せて、私は駆け出す。
よろしくお願いします。
++2004/06/22(火) 22:08
- 5 名前: 佳澄蒼 投稿日: 2004/07/01(木) 14:24
- はじめまして新参者の佳澄蒼(かすみそう)と申します、よろしくお願いします
私は出題者のセタンタさんではないですが、おづねさんの『破片』、意外に感じましたよ 私はパソコンの画面をじっと見ている○○なんて言ったら少年とか俺とかになってしまいそうです、まさかNez−4Lとくるとは、そしてSFとは 題名と内容については、『破片』ていうのはそもそもその題で書いてその題に合った内容って難しいですね、この話だとなにか『始まり』みたいな感じで 一体何が起きたのか……?! 続きがとてつもなく気になります そしてこの話だけで完成度が高く、一作品になっています
先の方々がすごすぎてなんだかですがやらないことには始まらないスピリットで、おづねさんの題で書かせていただきます ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― お題 『キトラへ』 新月の晩だけれど、私の目はあたりを真昼のように鮮明に見渡せる。 昼間の眠気はどこへやら、意識は四肢の先まではっきりしている。 まるで野獣になったよう。 台風が過ぎ去ったあとのなま暖かい風に髪をさらわせるに任せて、私は駆け出す。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ++2004/06/29(火) 16:55
- 6 名前: 管理人★ 投稿日: 2004/07/07(水) 13:12
- 佳澄蒼さんの作品は執筆者の了解を得ていないことと、恐らくこちらの掲示板を御存知ないだろうということで転載を断念致しました。
しかし、このままでは企画が止まってしまう為、以下に佳澄蒼さんの次回のお題を転載いたします。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ◆次のお題 タイトル:『籠の中の勇者』 書き出し: 「彼をどう思う?」と○○□言った。 「何が?」
○○は名詞か代名詞(名前とか人称代名詞とか)、□は接続詞(『は』『が』など)です 最低限な文字数ですが よろしくお願いします ++2004/06/29(火) 16:55 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― また、企画を展開する場として、リレー式掲示板のレンタルを検討中です。 興味のある方、また企画の問題点にお気付きの方は<コラボ SIDE-B>へ御意見をお寄せ下さい。お待ちしております。
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