- 1 :ちゅっちゅする程度の能力 :2024/09/26(木) 19:54:39 ID:BrC9A5fk
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- ―― <〃⌒ヾ、 r ー-´-- .、 {{ヽ 〉〉 ノ{ {´ ̄ ̄` ミ 、 .!| }_〃イヽ , | ハ ー- 芥⌒ム ∨_} ./ マ.ハ ./ i \ / .\\ .//ヽ__ ノ .i 、\ .' \ヽ / i⌒i´ ハ ト、 ト. \ , ヽ.. `¨〃ヽ ノ ! / .! !/.ん\!ヾ. \ i ノ V⌒ i! | ,.ィ, | ! ゞ'ヽ } ', i ー- r=< } | |\ィ炒,. レ' ′Y .| | ノi /ヽ,,ノ | ! ヽ , , , _ ,rァ| i! ', ./ V i .! ./ ヾ! \ ! !| >-r'ー-'ソ .i! | .レ! }} 、__ -一 ' イノ /__ \/i! | ! / ハ i { i` ̄ ´ `⌒ヽ.ノ |ヽ i .ハ、 __ ノ ,. }___ 人ー- | _ i | _ソ ./ ヾミニ彡ム >'' ´ ̄ `ヽ ', ` ー〃、 / ヾミ=彡′ ∨ >- イ|| ` ̄ ´ i ヾ__,リ' i , / | i\ , i ! ト、. \ i ! i , ! ヽ. ヽ ', 、 ! ', ', , r-vイ ∨ハ ハ. ', , ヽ マ⌒´ リ ! Vハ ヽ.ヽ / ヽ.. V .i } i ∧. \ , ', 八 ', ムrハ ', i i-.イ \! `ヽ ',. ! ! ', ! i }} ∧ ', i! .',. | | i| ’, ', i .i! ! ',.! ! .! i ーi. ,: ', , .! | | .! ノ ∨ , i! .! | ノ..:-'―= 二二≧::.、 ∨ i! リ__ >''"´ _ ミャ、', i二,K__} > ´ >'' ´ \,. i ヽ / , / ヽ | i !} ' / , ∨ , i リ / / ∨ i ル' / ヽ..| / \ , , \ } i ヽ ハ ', ,{ /.\ i ヽ \ .ハ / \ ', >::.. _ \ , ',  ̄ >ー-=≧:.__ / .ハ ヽ `\ / ヽ \ \ ,.. イ
- 82 :成り行きでも構わない程度の関係 34話 :2025/08/10(日) 16:07:04 ID:bxkRcsws
- 風呂場にて、昨日のセックスによって汗やら何やらでぐちゃぐちゃになった身体を洗い流して身を清めたが、あうんとこの子の距離は大層近く、常にべったりだから。
朝食の時でも、その後のまどろみでも、二人とも肩と肩を触れ合わせながら、身体が触れるのを許容所かどちらも求めているのだから、手なんて握っていない方がもはやおかしいぐらいだ。 それにあうんと霊夢ですら、昨日はセックスをし過ぎたかなと思えるぐらいには、身体の疲労があるから。 余計に、縁側にて鈴奈庵で借りてきた書籍を傍らに置きながら、本を読んでいるのかイチャついているのかよく分からないけれども、動きはとても少なかった。 「よっこいしょ」 細々としたことがひと段落した霊夢も、この子とあうんがイチャついている縁側にやって来て。 あうんとは反対側に座ってこの子の事を自分とあうんで、挟み込もうかなとも思ったが。 何と無しに昨日の記憶の、その再現を霊夢が不意に求めるかのように、霊夢はこの子の後ろ側に座って。 「ほら、こっち来てよ」 この子の事を、霊夢は後ろから抱きかかえるようにして自分も縁側に座った。 「わー、霊夢さーん」 別に霊夢はこの子の事をどうこうしようとは、ましてやあうんから奪うだなんていう事は絶対にありえないから。 あうんも霊夢が雑事を片付けて、こちらの側に戻ってきてくれたことを純粋に喜ぶのみであった。
「あー……昨日もこの子の事を後ろからずっと抱きしめてたけれども……しっくりくる」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 83 :成り行きでも構わない程度の関係 34話 :2025/08/10(日) 16:08:09 ID:bxkRcsws
- そのうち、あうんの方が口を開いてくれた。
「魔理沙さんは明日くるんですよね?」 分かり切っている事だから、最終確認と言うよりは自分自身に覚えなおさせるとかそう言う意味合いの方が強かった。 「魔理沙さんは大丈夫だと思っていますけれども」 あうんは そう言いながらぐりぐりと、自分の頭やほっぺたをこの子の手はもちろん、顔も含めた全身に刷り付けてきた。 あうんの尻尾は楽しそうに振られているから、機嫌と言う意味では大丈夫なのだけれども、それでも、自分自身をこの子にこすりつけるあうんからは執着執念と言う物はあった。 何度かこすりつけたあと、あうんは鼻腔を動かしてこの子の事を嗅いできた。 この子もあうんの事は、香りも含めて気に入っているから、この子の方もあうんの事を嗅いだけれども。 そう言うちょっとした触れ合いと言う理由以上の物を、この時のあうんは雰囲気でまとっていた。 「もっと私の匂いつけとこ。魔理沙さんが知り合いになるなら、魔理沙さんって顔見知り多いから魔理沙さん伝いにこの子の事を知る存在が増えそうだから」 霊夢は、ああなるほどと納得した。 散歩中の犬が、壁やらに身体をこすりつけているあれと同じことをこの子に対してやっていた。 マーキングと言うやつを、あうんはこの子に対して行っていた。 あうんはこの子の事を所有するのではなく守護したいと言う意識だけれども、だけれどもあうんの存在を匂いで主張する事は、あうんの本能がそれを命じたのだろう。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 84 :ちゅっちゅする程度の能力 :2025/08/12(火) 07:29:57 ID:vRQPKbhc
- 魔理沙が来て一歩踏み出せるのかしら
男の子が開かれた場所に出られても甘々の甘な2人の距離感は変わらず外でいちゃつくだろうなぁというのが伝わってきて……いいね! 今回もたまらない仲良し加減
- 85 :成り行きでも構わない程度の関係 35話 :2025/08/27(水) 06:20:22 ID:PJn/agWU
- >>83の続きです
「つけすぎたかな、私の匂い」 「多くて困るような物じゃないから、良いんじゃない?」 そんなあうんと霊夢の会話が行われているその日。 その日は、魔理沙がもう一度来る日。 その日は朝からずっと、普段からあうんはこの子にべったりのはずだけれども、普段は用がない限りはあんまり出さないはずの分身まで出して、この子の周りをパタパタとしていたら。 あうんも、魔理沙の事は信頼していようともこの子の一番近くに自分がいる事を主張したいのだなと言うのは、誰でも分かるだろう。 魔理沙もあうんが、狛犬らしく自分を二体に増やせると言うのは知っているが、実際にそれを見た事は多分、無いとは言わないが、かなり少なかったはず。 であるのならば、特に何もない時のはずなのに、普段は使わない分身を使っていると言う事で魔理沙も気付いてくれるはずだ。 あうんの心理思考に置いて、この子がとても大きな比重を既に、しっかりと占めていると言う事を。 あうんがこの子に匂いをすり付けまくるよりも、視覚で一気に分かってもらえるだろう。 もっとも、あうんの犬的本能が、それはそうとしてと言う具合でこの子に対して。 匂いを付けておくのもそうだけれども、とてもよく懐いてくれた犬が、その者の近くからあまり離れたがらないのと同じ部分はあったけれども。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 86 :成り行きでも構わない程度の関係 35話 :2025/08/27(水) 06:21:06 ID:PJn/agWU
- そしてその日、霊夢がこの子に行ったこの子への世話には明らかに、霊夢の気配を感じさせる何かが加えられる事となった。
「これ、あなたの髪飾りにして良いわよ。私の予備ならたくさんあるから、足りなきゃ紫に頼むし」 博麗霊夢の事を知る者に、彼女の印象だとかを特に姿形を聞いた場合。 ほぼ間違いなく、彼女の左右から垂れ下がる長いもみあげと、それをまとめる紅白模様の髪留めが出てくるだろう。 その特徴的な紅白模様の髪留めが、何より大きな部分として霊夢の手によって、この子のやや以上にのび散らかった後ろ髪をまとめるための髪留めとして、いくつも使用されていった。 これを見て、この子が幻想郷では何故か貴重な男の子かどうかと言う部分よりも、博麗神社の主である博麗霊夢の事を想像できない者は、申し訳ないが知識量や思考能力に明らかな問題があるとしか言えなかった。 男の子だと気づいた場合は余計に、博麗霊夢の存在を意識しなければならなかった。
霊夢は魔理沙がやってくるその、ほんとうに直前まで、鼻歌交じりでこの子の髪の毛を、整えると言う方向性は確かに存在するけれども。 特に外出の予定も無い状態で髪の毛の手入れをこの子に対して霊夢が行っているのならば、それは手遊びの、イチャイチャの延長線上の出来事であった。
そのうち、あうんの特徴的な耳がピコピコと言ういつもの感じでは無く、何かを明確に感じ取った動きを、ある方向に旗手を向けるように、ピンっと動いた。 少しだけ、あうんの動きや感情と言う物が、あうんが気にする方向へ固着したような物を霊夢も見たけれども。 「魔理沙さんの気配ですね」 相手が霧雨魔理沙ならば、来ると分かっているのだから、と言うよりここまでくれば来てくれないと困るまである。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 87 :成り行きでも構わない程度の関係 35話 :2025/08/27(水) 06:21:47 ID:PJn/agWU
- 「魔理沙さんなら大丈夫だろうから」
どうにもあうんの言葉には、奥歯にものが挟まったような感触があったが無理はない。 霊夢は案外顔見知りが多いけれども、魔理沙は想像通りと言うか想像以上に顔見知りが多いぐらいに考えて良い。 霧雨魔理沙単体は信用できても、周り全部信用するのはどだい無理な話と言える。 とはいえ案外顔見知りが多い霊夢の下にこの子がいるのなら、霊夢とは特に仲の良い魔理沙の事は絶対にこの子の生活の上で切り離せない。 結局顔見知りは想像以上に増える想定でしか動けないし、それ以外の想定は不健全と言うのはあうんだって呑み込んでいた。
「やっぱり誰かいたんだな、神社の奥に……」 そう言いながら魔理沙はこの子の事をまじまじと見つめる、この子にとってはあうんと霊夢以外の、初めて会う、そしてセックスまでは行かなくとも仲良くなる予定の女性だ。 少々の緊張感が漂うけれども、緊迫はしていない、この子もあうんと霊夢の事はもはや無条件に信頼している。 ならば、その二人が大丈夫と思っている魔理沙の事は、自分にとって大丈夫な存在だと既にそう言う風に理解し、安心だと言う感情を抱いていた。
そして魔理沙は目端の間違いなく効く存在であるが、魔理沙レベルでなくとも気付けと言うぐらいに、この子のややのび散らかった後ろ髪をまとめるための物として、霊夢の髪飾りの予備がふんだんに使われていた。 「……大事にしているんだな」 魔理沙はそう、一言だけの感想を出したが、その一言の感想を出す前の間と言う物がもっとも、魔理沙の中にある感嘆を表に出せていたはずだ。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 88 :ちゅっちゅする程度の能力 :2025/08/27(水) 07:24:53 ID:IL4csYE2
- ソワソワしながら慌てる霊夢とあうんちゃんの姿が目に浮かぶようだ
この場の誰にとってもだけど、特に2人にとってこそ重要な通過儀礼だったんだなぁ 男の子に新しい世界、魔理沙を紹介するのはそれこそ親離れする子を見守るようなところもあるだろう ドキドキした心情を思うとキュンとなるのです
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