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ポケガイSS板

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1 : 新作リポケ執筆につきまして(1) / 2 : 天使のアトリビュート SideStory of Repoke(12) / 3 : リポケ書き直し案(39) / 4 : 新リポケ「ポケガイ民の奇妙な冒険」(30) / 5 : ポケガイ超能力警察(3) / 6 : アティーク版SS設定・解説スレ(17) / 7 : ちょくえ「佐天さん!」(4) / 8 : 【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」(10)
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1 新作リポケ執筆につきまして (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1名無しさん :2018/04/09(月) 12:21:51 ID:Bgrfhicw
本家ポケガイでのトラブルにより休載しますが気分次第で突然更新する可能性があります
また、当初から予定していたのと異なる内容になる可能性が大いにあります
ご理解とご協力のほどよろしくお願いします

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2 天使のアトリビュート SideStory of Repoke (Res:12)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:07:12
※新ポケガイでも載せていますが諸事情の為こちらでも連載します。

あらすじ

ウェズリアン大学に在籍する「比較神話学」の教授ジョン・マクラレンは、独自性が強いながらも人当たりのいい性格によって生徒から好かれている男である。
ある日、そんな男の元に「ヴォイニッチ手稿が遂に解読された」という報せが届く。

懐疑的な考えを持つマクラレンは、近々隣町のニューヘイブンに位置するイェール大学にて開催されるホームカミングで同大学が所蔵しているヴォイニッチ手稿を一目見ようと決意する。

徐々に解明される謎、歴史の裏側、そして彼を蝕む世界の闇……。

男は遂に理解した。'別の世界'が存在する事を……。

6アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:10:57
隣を歩くマカートニーは不自然に目を逸らす。
「お前に任せるよ」とでも言いたげに。

マクラレンは答えた。

「ヴォイニッチ手稿を見に来たんだ」
と。

だが、予想に反してワズワースの反応はいまいちなものだった。

「あら……それは残念だわ」

マクラレンは、何が残念なのか分からなかった。
ここだけの話、ジョン・マクラレンは比較神話学では名のある教授である。
学術関係ならばそれなりに顔は利いている。
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7アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:11:47
アメフトの試合はまだ続行していたようで、何処からか盛り上がっているような歓声が聞こえる。

「さて、どうしようか?君は試合を見たいようならば見に行けばいいけど」

「今から見ても楽しめるかどうかだがね」

マクラレンとマカートニーが面白味のない話をしながらイェール大学から段々と離れていく中、明らかに向こうからこちらを眺めながら茶色のコートを羽織った中年の男性が近付いてくる。

自分達に用があるのがマクラレンから見ても分かるぐらいに。

「失礼、」

そして、その直感は当たった。

「イタリア国家警察の者です。あなたが、ジョン・マクラレンで宜しいでしょうか」
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8アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:12:40
「トーマス・ギブス……?どこかで聞いたような……」

マクラレンはつい最近どこかで聞いたからか、頭の片隅に置いてある記憶を無理矢理引っ張り出すも、やはりすべてを思い出す事は出来ない。

「トーマス・ギブスって、ヴォイニッチ手稿を解読したっていうあの人の事か?」

マカートニーが助太刀に入る。
それを聞いてマクラレンもすべて思い出した。
その名を、ネットニュースで見た事を。
興味が無かったからすぐに忘れてしまった事を。

「ヴォイニッチ手稿は婦人の健康管理についてラテン語の崩し文字で書かれた書物である!」

9月5日に、古文資料の専門家トーマス・ギブスがこのような発表を行った。
彼は、ヴォイニッチ手稿に書かれた言語は決して暗号ではなく、ラテン語の略語で書かれたものだと主張。世間ではヴォイニッチ手稿の正体が判明したと騒ぎになった。
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9アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:13:21
「先生、あなたは比較神話学の教授だ。あなたの専門は世界中の神話、歴史、文学、そして文化。……ここだけの話、ヴォイニッチ手稿にそれらが、'ある歴史'が関わっていると分かった時、我々が専門家に協力を仰いでも何も不思議ではないでしょう?」

「何だって?」

マクラレンはベルニーニの言いたいことがよく分からなかった。

と、言うより理解し難いものだった。

「ヴォイニッチ手稿にある歴史が関わっている?だってあの本は……」

言っている途中で。
自分がヴォイニッチ手稿の解読の報せについて懐疑的だった事を思い出した。

そして突然黙り込む。

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10アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/02/19(月) 17:41:05 ID:6Pf9fgvM
陽が傾く時間帯にも関わらず、人の気配が無く、室内は仄暗い。

マクラレンが自分の家に着いてまず思った事がそれだった。

と、言うのも家には誰も居ない。
自分は研究室で寝泊まりする事が多く、妻には愛想を尽かされた。
無駄に響く足音を聴きつつ微かに感じ取った新築の香りを嗅ぎながらマクラレンは部屋へと向かう。

「狭い家だ、本当に」

二人は愚か一人でも十分であると多くの人間が思うであろうアメリカでは一般よりもやや大きい一軒家の家の中で寂しそうに一人呟く。

PCの小さなランプが部屋を灯していた。
電源ボタンに軽く触れて起動させる。

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11アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/02/19(月) 17:41:53 ID:6Pf9fgvM
ジョン・マクラレンは思い立ったらすぐに行動するタイプの人間だ。

休み明け、彼が居たのはブラッドレー国際空港だ。
そこで彼は思わず目を疑った。

「なっ……、何故君たちが!?」

「おいおい、まずはおはようだろジョン」

「おはようジョン。私もこの旅行にお邪魔してもいいかしら?」

マクラレンの前に居たのはマカートニーとワズワースだった。
ご丁寧に荷物持参である。

「どうして此処に?僕は君たちには今日出発するとしか言っていなかったはずだが?」
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12アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/04/01(日) 11:35:54 ID:SF/BU/sE
搭乗早々無言となった環境は、常に話し諭す事が職業の'先生たち'には退屈に思えたのか、全くもって唐突にそれは始まった。

「歴史上最も天才だった人物とは、誰だと思う?」

飛行機の中で交わされる会話とは様々なものがあるが、ここまで異質且つ彼らしい話は中々ないだろう。
マクラレンの嬉しそうな声だった。

「最も天才、ねぇ」

うっすらと生えた顎髭を触りながらマカートニーがぼーっとしながら呟く。
真剣に考えていないようで、「アインシュタインとか?」という適当さがまるで分かる反応しかない。

ワズワースは少々考えて、「レオナルド・ダ・ヴィンチとか、ニコラ・テスラ辺りかしら」と言ってみる。

マクラレンはそれらを聞いたうえで肯定も否定もせずに、
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3 リポケ書き直し案 (Res:39)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1李信 :2018/01/14(日) 00:47:15
氷河期に水を差されてアティーク編は無期限の救済とします。
リポケを新たに書き直します。
設定としては今までのリポケのパラレルワールドみたいな?
アティーク外伝、水素外伝、星屑外伝の話の流れや設定や世界観は引き継ぎます
本編及び李信外伝に関しては設定や世界観を引き継ぐところと異なる部分があります
登場人物の能力は一部設定を変更します
その他、従来のリポケシリーズとは異なる部分と同じ部分があります
このスレでは新リポケを書く前に設定やらプロットやらを練ったりします
よろしくお願いします

33名無しさん :2018/03/28(水) 23:44:34 ID:IhMHnXe6
参考までに強さランク表
異論は認める

・EX
水素 管理人

・S
氷河期 赤屍氏 アティーク 菜摘バーストモード Hope かっしー Lパッチ

・A
サバ ボロス ガロウ

・B
育ちすぎたポチ サイコス ワクチンマン メルザルガルド 黒い精子

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34シュヴァリエ :2018/03/29(木) 00:12:49 ID:OjCD3PWs
トニオさんで大草原


35名無しさん :2018/03/29(木) 08:21:41 ID:f.UdlGRA
>>32は現在のものなので物語が進めば制限は解除されていく
>>33のランク表はあくまでも現時点での強さを反映したものであり能力制限が解除されたりすれば強くなるのでランクも上がる
因みに同ランク内では基本的に名前が左にある者の方が強い

>>34
ただの料理人だから仕方ないねw


36名無しさん :2018/03/30(金) 23:18:43 ID:e.0p1wfE
書くかどうかは気分次第だが思いついた話
ガロウ編は多分書く

・ガロウ編
氷河期組の傘下にも入らない自称怪人の男・ガロウが帝都を襲撃し能力者狩りを始めた。折悪く水素は不在。正義に燃え人々を守る為にソラ、太鼓侍、赤牡丹、星屑は動く。しかし李信は…

・王選編
異変の民が支配し、統治し、幅をきかせるようになりそれが当たり前になった異世界。アティークのペルシャ帝国では善政を敷いていたが、異変の民による支配という理由で不満を抱く者も少なくなかった。アティークは善政を敷く一方で軍事にも多大に国費を費やしていたのも要因だった。軍事ではなく対話による平和を目指すハーフエルフの少女エミリアはそれを多くの国民に訴え選挙による打倒アティーク政権、打倒ペルシャ帝国を目指す。
面白くないと感じていたのはアティークや側近のHopeだけでなく李信もだった。強きペルシャ帝国に庇護されペルシャ帝国を引きずり出して戦いの渦中に投じさせて氷河期組に対抗していた李信の立場と身の安全、将来は脅かされることになる。
アティーク、Hope、李信の3人は密談の結果、邪魔者であるエミリアの抹殺を決定し李信はエミリアを夜陰に紛れて襲撃する。エミリアは抵抗するが実力差は圧倒的だった。そんな時、エミリアの騎士と名乗るソラが現れ李信に対する…。


37名無しさん :2018/03/31(土) 18:56:15 ID:0Dyqxh9I
次回いよいよ圧倒的な力を持つ怪人・ワクチンマンが登場!
ワンパンマンではすぐに退場してしまったワクチンマンですが実はなんと災害レベル竜の実力の持ち主
その実力を遺憾無く発揮してもらおうと思います
そしてあの未来の英霊の能力を持つ弓使いの能力者も登場!


38名無しさん :2018/03/31(土) 19:54:01 ID:0Dyqxh9I
プロット

・ワクチンマンが帝都に襲来しエネルギー・ボールで帝都北方にて破壊活動開始
・緊急事態に出動したペルシャ帝国の騎士達が1000人ほど(異世界原住民では上位の実力者達)地上に降り立ったワクチンマンを食い止めるために立ち塞がるが一方的な殺戮ショーが繰り広げられる
・騎士達を全滅させたワクチンマンは逃げ惑う住民達を数万人規模で虐殺
・ようやく李信登場。ワクチンマンとのバトルが始まり赤牡丹が遠距離射撃で加勢。
・李信、策を用いてワクチンマンに対抗、赤牡丹のカラドボルグがワクチンマンに直撃するがワクチンマンは無傷
・ワクチンマン、遠くから遠距離射撃を繰り返す赤牡丹に魔貫光殺砲を放つ。赤牡丹はロー・アイアスを発動するが全て破られ瀕死の重傷を負いフェードアウト
・万策尽きて力を使い果たした李信もエネルギー・ボールの直撃で瀕死の重傷。魔貫光殺砲でトドメを刺される寸前で水素登場
・後はワンパンマンと同じ展開で水素がワクチンマンをワンパンで粉砕する


39名無しさん :2018/04/01(日) 08:55:31 ID:QXQh16CM
ワクチンマン戦後のプロット

・ワクチンマンをワンパンで粉砕した水素は瀕死の重傷を負ってまでワクチンマンを食い止めていた李信と赤牡丹に気を使い「2人が怪人(ワクチンマン)を弱らせてくれたから倒せた」と周囲に喧伝。住民達はそれを信じるがその中に混じって見ていた某双子メイド姉妹は真実を見通していた…。

・ワクチンマンにボコられた李信と赤牡丹は病院送りに。同じ病室になり初めて顔を合わせやり取りをする。

・水素、続出する怪人達を倒しながら久しぶりに自宅(ゴーストタウンのマンションの一室)に帰宅。

・帝都に地底族が侵攻。数千人規模の虐殺が起こる。ソラが登場。ソラが地底王に苦戦しているところに水素が現れワンパンで撲殺。

・ソラが弟子にしてくれと水素に懇願。水素は最初は渋るが…

・帝都を襲撃しようと氷河期組幹部のフクナガがガンダムエクシアに乗って飛行しているところを星屑が発見、戦闘になり。勝敗は未定。

・進化の家編。進化の家から派遣されてきた怪人達が水素のマンションを襲撃。ソラがアーマードゴリラを倒し水素が獣王とグランドドラゴンを倒す。
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4 新リポケ「ポケガイ民の奇妙な冒険」 (Res:30)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1李信 :2018/01/14(日) 15:32:51
※タイトルと内容は必ずしもリンクするとは限りません。

〜プロローグ〜
就職活動に失敗し、社会でも家庭内でも立場を失った李信はヤケになって「毎日ラーメン不健康生活」を送っていた。
数ヶ月後、ラーメンの食べ過ぎにより呆気なく病死、魂は天に召された…筈だった。

そして死後…

「やあ。君が直江君だね?待ってたよ」

と、他に何も無い真っ暗な空間の中で意識を取り戻したところに、目の前に立っていた30代くらいの黒髪短髪で鐔付き帽子を被っている男に声を掛けられた。

「此処は…?つか誰だお前。何でポケガイの半値で俺を呼ぶんだ?」

見たこともない顔である。というより、何故自分のポケガイでの半値を知っているのか。そもそも何故自分のことを直江だと知っているのか。此処は何処なのか。疑問が次々と頭に浮かんでくる。

「ま、疑問は沢山あるだろうけどさ。まず説明するけど、僕はポケガイの管理人だよ。で、君が死ぬことを知っていた」

「!?」

いきなり明かされた衝撃の真実に対し李信は思わず絶句する。死ぬことを知っていた?リアルでは初めて会った筈のこいつが?管理人が何故こんなところに?李信の頭は混乱した。

「おいちょっと待て!どういう…」

「悪いね、詳しく説明してる暇は無いんだ。それじゃあ今君が置かれてる状況と、君のこれからのことを説明するよ?」

当然李信は疑問を全て解消すべく管理人に対して質問責めの構えを取るが管理人はそれを最初から遮り、話を無理矢理自分のペースに持っていった。李信は管理人の態度から、いくらまくし立てても無駄だと判断し、話に応じることにした。

「君は死にました!此処はこの世とあの世を繋ぐ狭間といったところかな?こうして僕が前の世界で人生を終えたりした人をあの世に送り出してるんだ!ポケガイ民限定だけどね!色々調整とかあるからね!」

「はぁ…」

いきなりそんなことを言われても信じ難いが、この尋常ならざる闇しかない世界に立たされれば半信半疑くらいにはなる。

「で、あの世ってのは異世界…つまり二次元の世界なんだ!君にも二次元世界に転生してもらうから!あ、君に拒否権は無いよ?これはポケガイ民になった時点で決まった運命だから諦めてね!」

「…」

突拍子も無く管理人は李信に俄かには信じ難いことを次々と言ってくる。こいつ、いい歳こいて厨二病か?などと考え始める李信だった。

「でも安心して!来世では前世と違って絶対に人生楽しくなるから!それは僕が100%保証するよ!なんたって、君は不細工じゃなくなるし、就活とか関係無く自由に生きられるんだ!それどころか、異世界での君の希望スペックは何でも叶えるよ!漫画とかアニメとかに出てくる能力とか使えるようにしてあげるよ!イケメンにもできるし!さあ直江君、君の望みは!?」

わけが分からない内に管理人は勝手に話を進めて一つしかない選択肢の決断を李信に迫っていた。

24李信 :2018/01/29(月) 10:05:52
足音が聴こえる。コツン、コツンと靴と床がぶつかる音が段々と近づいてくる。刑務官が囚人の内の誰かに何かを伝える為だろう。囚人は自分以外にも居ることは分かっている。鉄格子の向こう側にも鉄格子があり、その奥にはオレンジ色の囚人服を着せられた人間がベッドの上で寝息を立てているからだ。

(しかし…)

この世界には留置所または拘置所と刑務所の区別が存在しないのか?と疑問に思う。自分はまだ裁判で判決を受けていないし、服もそのままである。斬魄刀などの装備は手元にない為恐らく強制的に預かられているのだろうが。向こう側の囚人が囚人服を着ているので、恐らく刑に服している罪人だろう。

そんなことを考えていると、歩いてきた刑務官が自分が入れられている牢獄の鉄格子の前で脚をピタリと止め、また直後に此方に向き直った。そして懐から鍵を取り出し牢獄の鍵を開け、中に入り一言も発することなく手錠の鍵も解除する。

「出ろ」

と、一言だけ野太い声で命令してくる。此処では口を開かず黙々と従うのが得策と考えた李信はただ黙って刑務官の後に続いて牢獄を出た。それを確認した刑務官は無表情のまま牢獄の鍵をかけ直してから歩き出す。

(取り調べ、と言ったところか…)

どのような場所に連れて行かれるかは見当がつく。だから余計な質問はしない。こういった手合の人間は面倒で、一言でも発すれば注意を受けるのは明白だからである。
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25名無しさん :2018/03/23(金) 10:14:37 ID:PgS/9LIs
「まさかお前、近頃世界中で発生しているという異変の民か?別世界の住民が尋常ならざる力を持ってこの世界に転生してくる…」

「それが異変の民と言うならば正解だ」

戸籍も住む所も無いと供述しているあたり、この中年の警察官と思しき男は李信をその異変の民だと勘付いた。李信の方も成る程と色々思うところがあり、暫く頭の中を整理している。中年の男もその李信を敢えて咎めようとはしなかった。

そして、暫くした後に李信は中年の男に事情を全て説明した。

「事情は分かった。追って沙汰するから暫くは行方不明者を保護する国営施設に入ってもらう」

中年の男はそう切り出してくる。短いやり取りではあったが、それから李信の事情や人となりを大体把握出来たのでこれ以上自分が取り調べても仕方ないと判断したのだ。

「器物破損や建造物損壊の罪はどうなる?」

「保留だ。幸いお前の攻撃で死傷者は出ていない。事情を考えれば恐らく不問になるだろう」
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26名無しさん :2018/03/24(土) 01:57:34 ID:MGm2xTAE
数時間後、ペルシャ帝国の役人数人に伴われてその案内で刑務所から国営施設に馬車で移送された李信は、自身に割り当てられた部屋のベッドの上に寝転がりながら思案を巡らせていた。

取り調べは終わった。中年男の話によれば、ここ数年でこの世界では別の世界…つまり李信から見れば元居た世界から異能を持って転生してくるとのことだった。だがそんなことはこの世界に来る前から管理人に聞いている。中年男から得たものは、それを異世界側の住民からも認識されているという情報だった。

(あの警察官、最初は俺を見下すような態度だったが…話せば分かる奴だった。ああいう人間はこれからも積極的に利用していかねばな)

李信からすれば異世界の原住民などその程度の存在でしかない。"勇者"だのと持て囃されたところで他人の為に動くことはない。原住民がいくら氷河期組に殺戮されようが知ったことではない。

「どうすれば己に利があるか」

李信の行動原理はただそれだけである。会ったばかりの原住民にかける情など持ち合わせていなかった。だがあの時勇者と自分を持て囃した女を見限ったのは失敗だったと反省していた。

そのまま正義の味方という立場を受け入れていれば今回みたいな疑いをかけられることもなく受け入れられ、アティークとの面会が叶う可能性も上がっただろうというやはり打算的な考えだったが。

しかしそんなことを考えても後の祭りである。
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27名無しさん :2018/03/25(日) 13:05:45 ID:x09T4xm6
(何をすべきか)

刑務所で取り調べを受けてからこの国営施設に移送された翌日。李信は暇だった。そもそも自分は今後どうなるのかも分からない。処遇は星屑の働き次第である。しかしあまり期待し過ぎて失敗した時のことを考えてないということになれば面倒なことになる。

だが、李信は考えるのをやめた。元々頭を使うタイプではないのにこの世界に来てから頭を使いっぱなしだったので彼自身の脳のキャパシティを超えてしまったのである。

国営施設には割と広い(200m四方くらい)のグラウンドが備わっている。施設長からの説明で聞いた通り、原住民が遠距離魔法の練習をする際に使用する円形の的や近距離での戦闘訓練の際に使用する人型の的がいくつも立っている。

李信が今すべきなのは、まだ碌に解放出来ていない自身に眠る力を解放していくことである。今の実力のままでは次にリキッドや他の氷河期組に襲撃された時に対処出来ないと思っていた。その為には当然、練習が必要だ。

円形の的から50mほど離れた地点に立ち、李信は真っ直ぐに的を見据える。

『君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ
焦熱と争乱 海隔て逆巻き南へと歩を進めよ
破道の三十一 赤火砲』
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28名無しさん :2018/03/26(月) 00:52:41 ID:kbBmOaOQ
李信は斬魄刀を鞘から引き抜いて3人の男と対峙する。先程までは面倒だと思っていたこの展開だったがそう悪いことばかりではないと李信は考え直していた。

その理由は、一に自身の人望を上げる好機だということ。見れば、やはりこの3人は施設内で相当幅をきかせて他の居住者から金品を巻き上げお山の大将気取りで君臨しているらしく、他の居住者と思われる人々が数十人単位で周りに集まり此方の様子を見守っている。

二に、この3人を力で捩じ伏せて自身の策の駒として使うことが視野に入ることである。李信は瞬時にある策を考えついていた。不確実性の高い星屑の働きに頼らずとも自身の帝都での声望を高める策をである。

三に、実際にこの世界の原住民の実力か如何程のものかを計り知れる。この世界に来て1週間が経過しているが、李信はまだこの世界の原住民の力をきちんと目の当たりにしたことは無いのだ。

「殺しはしないが…腕や脚の一、二本は覚悟してもらう」

「その生意気な口を今すぐ封じてやる!行くぞお前ら!」

李信の挑発めいた冷たい言葉が金髪男の怒りのボルテージを更に上昇させる。脇を固めていた茶髪と赤髪の男も「へい!」と返事をして剣に魔力と思われるオーラを纏わせる。

「おっしゃいくぜえええ!!」
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29名無しさん :2018/03/27(火) 09:39:47 ID:XKPTryE.
しかしそんな拍手喝采を受けて照れたり喜んだりするのはオーソドックスな作品の主人公であり、李信は違う。あくまでも冷静な表情を維持してこう言った。

「俺に恩を感じてるなら頼みがある」

そう言葉をかけられた群衆は隣に居た者と目を見合わせたり目を丸くしたりしている様子だった。成る程この眼帯の男はあまり愛想の無い奴だなという風に僅かな驚きが隠れているようだと李信はどうでもいい観察を少しばかりしている。

「にいちゃん、頼みってなんだ?悪いが金なら無いぞ。そこのボロボロになってるクソ3匹にたかられて俺達苦しかったからな」

群衆の1人が李信にそう返答する。当然ながら要求は金ではない。金を要求すればこの3人と同じになり人望は地に堕ちるからだ。

「金ではない。そう難しいことをしろとも言わない。ただ簡単な働きをして欲しいだけだ」

「簡単な働き?」

「街中にこう流布して欲しい。異変の民である李信は帝都で悪行を尽くしている氷河期組の幹部であるリキッドを撃退したと」
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30名無しさん :2018/03/31(土) 17:55:42 ID:0Dyqxh9I
「まだ駒が欲しいところだな…。何処ぞで手頃な実力の敵でも襲来しそれを撃退すれば俺の名声は更に上がるのだが…」

李信はまだ不足は感じていた。人の噂は広まりやすいとよく言われてはいるが必ずしもそうとは限らない。広まる前に別の大きな話題に掻き消されたり、広まってもすぐに風化してしまうこともあるのが人間社会である。たかだか30人程度の駒で広い帝都に自身の名を浸透させるには足りないのだ。

李信は額に拳を当てて考えたが名案を思いつくには思考する時間がもっと必要だった。謀略を使いペルシャ帝国を敵視する勢力の侵攻を引き起こすことまでは思いついたがその謀略を練るには時間がかかる。因みにそれによる戦争や破壊で国民が巻き込まれて何人死のうが李信の知ったことではない。

(やはり俺は張良や陳平の様にはいかない。俺の頭脳では謀略を練るのに時間がかかる。頭を使うのは好きじゃないんだが…)

誰も居ない施設内のグラウンドで1人、黒い腹の内を僅かではあったが吐露してしまっていた李信だった。幸い、聞いた者は誰も居ない。李信はそれを確認していた。本性を知られればどうなるかは想像に難くない。

◇◇◇

ペルシャ帝国帝都北方

帝都では無差別殺人犯を帝都から撃退した異変の民がいるとの噂が僅かではあるがしっかり広まっていた。いつ殺されるかもしれないという不安や恐怖、そして家族や友人を殺された無念が晴らされた住民達は殊更その異変の民を評価していた。しかしその異変の民が誰であるかまでは知られていない。
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5 ポケガイ超能力警察 (Res:3)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1名無しさん :2018/03/27(火) 16:59:41 ID:HGeNU.5g
「此方平沢、現在目標は南南西に逃亡中。直江と星屑…いや、ちょくえとくずにゃんはその場の警戒を固めて捕縛せよ」

「了解」

ーー
ーーー

 俺達は通称ポケガイ超能力警察、正式名称は別にあるのだがそれは機会があれば紹介しよう。
 何故だか突然超能力に目覚めた俺達は国にその能力を買われて特別国家公務員としての仕事を与えられた。
 どうやら超能力を使えるのはポケガイ民だけらしく、ポケガイ民なら超能力を使えるのが当たり前である。
 俺達は警察として働いているが、超能力を持つポケガイ民の中には能力を悪用する者もいる。
 ある意味では、そいつらを抑圧する為に国家が対抗馬として組み上げた組織が俺達ポケガイ超能力警察である。

「またお前の班でホシを挙げたのか、平沢」

 声を掛けてきた男はセール、別の班の班長だ。

「ああ、俺が捕まえ損ねたのをくずにゃんとちょくえがしっかりカバーしてくれたよ」

 俺がそう応えると、セールは「そうか…」と頷く。

「おいおい、警察としては新参の癖して何バシバシやっちゃってくれてる訳?俺の方が実力は上なんだけど」

 そう息巻くのはポケガイ超能力警察の古株であるさんそだ。こいつは天性の超能力スキルがあり唯一班に属さずに遊撃手として活動している。

「さんそ、悪いが俺達は全員お前に負けてるとは思っていない」

 直江が言い返す。

「面白え…だったらこの場で決着を…」

 さんそが能力を行使しようとした時、全員のケータイが鳴る。

「犯罪者だね。直江、水素、行くよ」

星屑が率先して討伐に向かう。

2名無しさん :2018/03/27(火) 17:06:28 ID:HGeNU.5g
「待てよくずにゃん、この任務は俺達の班だけの仕事じゃないっぽいぜ?」

 俺が告げると、さんそとセール班も出撃待機している。

「お前達だけでどうにかなる相手じゃない、それが上の判断だ」

 セールは班員である菜摘とくれないに情報を伝える。

「関係ねえよ、俺が1人でサクッと終わらせてくる」

その言葉を残し、さんそはその場から忽然と姿を消した。
さんその能力は『認知した物体の速度を変化させる能力』、自身を高速化してこの場を去ったのだ。

「俺達も向かうぞ」

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3名無しさん :2018/03/27(火) 17:16:08 ID:HGeNU.5g
「ウスノロ共め…エリートの俺がサクッと終わらせて…」

さんそは現場に到着すると、目標を探し始める。
すると、そこは既に戦地と化していた。
機動隊員が倒れ、辺りは血の海だ。

「へえ…少しは手応えが…」

さんそが倒れた機動隊員の損傷具合から敵の能力を考察していると、無数の斬撃がさんそを襲った。

「で、お前が黒幕でいいんだな?」

さんそは斬撃の速度を低下させ、それを避ける。

「超能力警察か…」
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6 アティーク版SS設定・解説スレ (Res:17)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:05:05

このスレでは主に『リポケ外伝 神と共に抱き野望:شاه』と、物語は別物だが世界線(?)が共通している『天使のアトリビュート SideStory of Repoke』についての解説を行います

11アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:45:28
【解説】異世界における書物について

作中に現実世界と同じ書物が登場するがどういう理由で存在するのか。

かなり極端な話、現実世界において書物・物語が作られる事でその書物物語の二次元世界が生まれる。

つまり、書物そのものが二次元世界を繋ぐツールと成り得る。
書物そのものが二次元世界を意味し言い換えると二次元を現すツールの為同様のツールが異世界にも誕生する。
物質と反物質みたいなものだろうか。


【解説】異世界における現実世界と同様の宗教について

何故異世界に現実世界と同じ宗教があるのだろうか?
ホスロウ曰く、「現実世界において宗教の開祖、つまり予言者や使徒と言った類は皆すべて異世界に転生している」
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12アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:47:14
レーヴァテイナー

ミスラの加護という能力を得たアティークの前に突如現れた謎の男。
大きな帽子に黒のスーツに身を包むという某最強の医師を微かに彷彿とさせる出で立ちでアティークを死にかける一歩手前まで追い詰め、それだけ終えると何処かへと立ち去ってしまう。
二章にて全く違う身なりを整えてアティークの前に現れる。

その正体は「ガイ・シルバーウォール・カヴァート」という名の傭兵。
雇い主を求めて客地を転々とし、依頼のためならばどんな人間でも始末する残忍さとそれに見合う力を持つ。

その能力は北欧神話に登場する勝利の神フレイの持つ剣レーヴァテインの行使。
勝利の剣という都合上だけでなく、神話においてもその神を勝利の剣で持って殺した巨人スルトの二重の力によって「どんな相手にも問答無用で勝利する」力を持つ。

あくまでも彼の所有物はレーヴァテインのみの為彼自身が代行者ではない点に注意。
それでも明らかにそれらと同等の力を有しているのだが。

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13アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:48:17
若干ネタバレ
【解説】ガイ・シルバーウォール・カヴァートの意味について

後に外伝において判明するレーヴァテイナーの'もう一つの'名前。
能力をもじったレーヴァテイナーなんぞが本名のはずがなく、それの代わりに名乗るこの名前。

この名前の意味として、

ガイ=英語で「男」という意味の他に「奴」、「あいつ」
シルバーウォール=ガルガイド王国の暗喩
カヴァート=説明が長くなるため以下参照↓

'秘密'という単語について
しばしば我々は秘め事や場合によっては約束事に対して秘密を意味する'シークレットsecret'という言葉を多用するかと思われる。
しかし、厳密には英語では秘密を意味する単語が大きく分けて二種類ある。
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14アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 12:50:52
【解説】何故ホスロウはアティークをパルティアと呼ぶ?

パルティアとは紀元前247年にペルシャにて興った王国で、アルサケス朝ペルシャの名前が特に有名です。
作中ではアティークは認められた仲間としてホスロウからパルティアの名で呼ばれています。

では、何故この名なのか?
人物名ではなく国名なのか?

それは、アルサケス朝を起こした王に由来します。
アルサケス朝を興した人物はその名の通りアルサケス(アルサケス1世)です。

はい、話はこれで終わりです。
でも理由になってない?
いえ、きちんとした理由があります。

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15アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 13:01:49

ジョン・ナサニエル・マクラレン

アメリカ合衆国コネチカット州ミドルセックス郡ミドルタウンに存在するリベラル・アーツ・カレッジ(人文科学、自然科学、社会科学を主な研究対象とする小規模・少人数の大学)の一つ、ウェズリアン大学の教授。

一般では大航海時代の後に起き、現在進行形で発生中の世界の一体化を古代の時代から起きていたと主張するなど、変わった考えを持つなど癖の強い一面を持つ。
一般人からはあまり好かれない変人だが同じ思想、似た感性を持つ生徒達からは好かれている。

つい最近判明したヴォイニッチ手稿について興味があり、様々な理由が有るとはいえ謎を解明するためイタリアのフィレンツェへと向かう。


16アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 13:06:49

ヴォイニッチ手稿

『天使のアトリビュート』におけるキーパーツ。
作中ではイギリスの古文資料の専門家トーマス・ギブスが「ラテン語の略字で書かれた健康を維持させる方法が書かれた本」と発表したものの、取り巻く環境と解明者が拉致されてしまっているなど、様々な闇をチラつかせる。

なお、今後の作中で現れる解読の仕方、内容はすべて作者のオリジナルであり、事実ではない。


17アティーク ◆jKbXWgsYi6 :2018/01/22(月) 13:14:13

『天使のアトリビュート』の意味

アトリビュートとは、主に絵画で人や神を強調させるため一緒に描かれる道具のこと。またはキリスト教の聖人を現す時に描かれるその聖人の象徴となる持ち物。
ポセイドンならばトリアイナ、ゲオルギオスならば白馬と龍など。

タイトルは'天使'のアトリビュート。
ある天使の持ち物が由来する。その天使とは……?


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7 ちょくえ「佐天さん!」 (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1名無しさん :2018/01/20(土) 12:35:51
佐天「?」

ちょくえ(やばい…つい調子に乗って声を掛けてしまったが言葉が出てこない…)

それもその筈、ちょくえは前世と全く同じスペックで異世界に転生した為コミュ障なのである。

佐天「えーと…何でしょうか」

ちょくえ「あの…その…」

ちょくえ「風呂入ってくるからまた後で(声を)掛けるわ!」

ダッダッダッ

佐天「…?変な人」

佐天「おやおや?あそこにいるのは…」

佐天「うーいーはー…るぅー!」

初春「ちょ!?佐天さん!?何するんですか!」

佐天「恒例の挨拶だよ」

初春「そんな挨拶ありませんしあってはいけません!」

ヴォォォォォン

佐天「!?何?今の音!」

初春「学園都市の対テロ用サイレンです!ジャッジメントに連絡を…」

初春「だめです!電波が遮断されています!」

短髪黒マント「困っているようだな」

佐天「誰!?っていうか怪し…テロリスト!?」

短髪黒マント「ち、違うよ!俺はこの姿になると緊張を紛らわせるのだ」

初春「はぁ…」

短髪黒マント「そして俺にはこれがある…ポケットWi-Fi!」

初春「そ、それは…!ポケットWi-Fi!」

短髪黒マント「そう…これがあれば4G回線が遮断されてもインターネットに接続する事が出来る」

短髪黒マント「これを使ってアンチスキルに連絡してやる」

2名無しさん :2018/01/20(土) 12:44:57
短髪黒マント「馬鹿な!?インターネットに繋がらないぞ!?」

初春「当たり前じゃないですか…多分ジャミングですよこれ…」

短髪黒マント「なんだそれは」

初春「説明するのもめんどくさい」

佐天「馬鹿に漬ける薬は無いよね」

短髪黒マント「このポンコツルーターめ!高倉シュート!」

短髪黒マントが蹴り飛ばしたポケットWi-Fiのルーターが謎の電子機器を破壊した。

短髪黒マント「やべ、あれ高いやつ?」
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3名無しさん :2018/01/20(土) 13:01:13
ワキガピザ「ヒッヒッヒ、通信網を遮断してやればこの店の金くらいは盗み放題だな」

すぱーく「流石は軍師!」

ぃょぅ「かあやた」

黒子「お待ちなさい」

すぱーく「誰だ!?」

黒子「ジャッジメント…と」

短髪黒マント「短髪黒マントだ」

ワキガピザ「短髪黒マントォ?なんだそれは?」
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4名無しさん :2018/01/20(土) 13:17:19
ぃょぅ「川に溺れて溺死知るガイア」

するとショッピングモールが突如出現した巨大な川に沈んでいく。

黒子「この川、深いッ!」

短髪黒マント「くっ…どう戦えば…」

短髪黒マント「待てよ…建物は傾いてるのにあいつは一歩も動いていない…動かなくても発動出来る能力!?」

短髪黒マント「白井!」

黒子「何ですの!?」

短髪黒マント「あいつの能力は恐らく幻覚を見せる能力、建物が沈んでもあいつが一歩も動いてないのがその証明だ!」
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8 【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」 (Res:10)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 8
1名無しさん :2018/01/03(水) 20:26:43
第一の主人公でありながら本編において碌な活躍も無く、第二部特に凪鞘編ではあまり出番が無い李信。

戦歴はエイジスや北条に負け、戦績では水素の足下にも及ばず。
「こいつが居なければどうなっていたか」という場面はアティークの封印くらい。

そんな二次元に行っても落ちこぼれの主人公・李信の知られざる物語が今、始まる。

卍 解 ! !

4名無しさん :2018/01/03(水) 20:30:12
爺さん(とレイン)の家

「爺さん、直江氏…じゃなくて李信さんを連れて来たぞ」

氷河期が李信を伴い都の一角に構えられている木造の二階建ての家を訪ねて来ていた。内装は天井に大きなプロペラやお洒落なインテリアが備え付けられており、見栄えは結構良い。広さは100坪といったところか。一階から二階は吹き抜けになっている。

「おお!来たか!エイジスもご苦労!おぬしが噂のニンジンだな?」

爺さんは李信の姿を見るなり目を輝かせてジェスチャーで居間の木製椅子に腰掛けるように促す。

「ニンジン?俺は李信だ。用があるっていうからわざわざ来てやった。用件を聞こうか」

「異世界人の名前は覚えにくくてな…。にしてもおぬし、歳上に対する礼儀ってもんを知らんようじゃな。何じゃその態度は」

爺さんは李信に対してついつい高圧的な態度に出る。
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5名無しさん :2018/01/03(水) 20:31:19
「ニンジ…じゃなかった、李信。おぬし本当にエイジスの仲間か?エイジスは人当たりも良くワシにも敬語を一応使い、美少女にモテモテだというのに…。おぬしは礼儀もなっとらんし女っ気も無い。陰気で陰鬱で根暗…エイジスとな正反対じゃな。エイジスの友人だとは思えん」

「………。」

嫌味なジジイだ。今すぐ月牙天衝で殺してやろうかとも一瞬思ったが、これでも氷河期の知己だと思い直してその考えを取り止めた。

「おぬしもエイジスと同じ異世界から来た人間というが、異世界ではシュウカツというものがあるそうじゃな。仕事探しをする活動のことを指すそうな。おぬしはそれに見事に失敗したらしいな。ま、おぬしの人となりを見れば分かる。とてもおぬしが他人に好感を持たれる人間には見えん」

「氷河期さん、余計なことを身内に話すな」

氷河期が色々自分について話したんだろうと察した李信は氷河期の方を向いて睨むが氷河期は気づかないふりをしてキッチンでコーヒーを淹れている。

「あと李信。いいことを教えてやろう。これは人生の大先輩からの教えだと思って素直に聞け」

「…何だ」
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6名無しさん :2018/01/03(水) 20:32:18
2年前 現実世界 日本 埼玉県のとある市内 李信の部屋

「そんな学歴で大丈夫か?」

「大丈夫だ、問題ない」

李信は関東地方にある低偏差値大学「穢腐乱大学」に通う大学生だった。休日のある日、久しぶりにリア友である琢蔵と自室で3DSのポケモンで遊んでいた。因みに2人で直接会っているのにそれぞれレーティング対戦で遊んでいる。因みに琢蔵は中堅私大の「中ノ上大学」の学生であり、李信とは格が違う。

そんな中、琢蔵はふと就活のことを話題に出していた。もう少しでレート2000の大台に乗るという時に相手のメガリザードンXのフレアドライブか急所に当たって負けたので気分を落ち着かせる為に休憩していた。

「でも就活って学歴フィルターヤバいらしいぞ」

「そんなの大企業だけだろ。大学さえ出れば仕事はあるだろ。それよりお前、パーティ組み直せば?貴重なメガ枠をフーディンなんかに使ってるからレート2000帯に勝てないんだよ」

就活の話題は底辺大学に通う李信にとってはあまり面白い話題ではなかった。なので即座に話題を変える。
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7名無しさん :2018/01/03(水) 20:33:03
それから数ヶ月後…

李信にとって一生消えないトラウマを刻みつけるイベント…そう、就活が始まった。Fラン大学という重いハンデを背負って。

「まずは自己紹介をお願いします」

東京の従業員200人居るか居ないかくらいのとある中小企業での面接。李信は此処で現実を思い知ることになるのだ。

面接官は30歳くらいの眼鏡をかけた男性で、ニコリともしない常に真顔で見つめてくる。緊張するし精神的に威圧されるのでニコっとくらい笑って欲しいものだが。

「穢腐乱大学から参りました、李信と申します。本日はよろしくお願い致します」

李信は第一印象が大事と指導されていたことを思い出し、割と大きな声でハキハキと話すことに努めようとしていた。面接の練習もしたのでぬかりはない。

「えー、穢腐乱大学の李信さんですね。自己PRを1分程でお願いします」
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8名無しさん :2018/01/03(水) 20:33:41
後で判明したのだが、従業員200人もいかないような中小企業で、別にトップクラスのシェアを占めているわけでもない無名企業であるにも関わらず、李信の他にこの企業を受けていたのはFランレベルももちろん居たが、何故かMARCHレベルの高学歴がわんさか居たのだ。

「どういうこった?あんな中小企業に何でMARCHレベルの高学歴が沢山受けに来るんだ?」

因みにMARCHというのは明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の頭文字を取ってつけた東京にある偏差値60前後の私立大学群の総称である。2ちゃんねるではMARCHはFランだの、MARCHなんて大したことないだのとよく言われているが、偏差値60前後はある高レベルの大学であり、決して簡単に入れるわけではない。

そんな高レベルの大学の連中が受ける企業ではないだろと疑問に思うのは当然で、こんな中小企業を受けに来るのはせいぜい良くてニッコマくらいだろうと思っていた。

そして、今度は従業員150人前後の企業の説明会に足を運ぶ。


東京都 某所

◯◯株式会社 説明会 会場と書かれた案内板に従い会場に入る。別に上場もしていない無名の中小企業だ。しかし…

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9名無しさん :2018/01/03(水) 20:34:27
席に着き、テーブルに置かれていた会社案内のパンフレットを手に取り開く。うん、やはり上場していないし大した企業ではない。どう考えても高学歴が来る場所ではない。

「あの、李信さんでしたっけ。大学はどちらでしたっけ」

隣に座っていたのは先程の立教大学から来た池面男だった。李信に話しかけてくる。

(うわっ…話しかけて来やがった。大学名聞いてくるとか嫌味かよこのクソ野郎…)

「えっ?はぁ、えっと、穢腐乱大学ですけど」

(マジうぜえ…)

内心ウザいと思いつつも人事はこういったところも見ているので無視するわけにはいかない。

「そうなんですかー。遠いですねー。私は立教大学なんですよ。割と此処から近いですねw10駅くらいありますけどw」
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10名無しさん :2018/01/03(水) 20:35:03
一文字でも書き損じたら書き直しの手書き履歴書、数学レベルが小学生レベルなのに中学生レベルの数学問題が出題される筆記試験、中小でもまともな待遇の企業だと押し寄せてくる高学歴共、圧迫面接、日々届いてくるお祈りメール…

李信の精神は着実に削られていった。李信が他の就活生と比較して、平均レベルに達しているのは国語(言語)分野の学力くらいのものであった。

受けては落とされ、受けては落とされを繰り返した李信はある日、大学の就職課に足を運んだ。

「何か良い求人ありませんか」

李信は藁にも縋る思いで声を絞り出し、就職課の職員に相談を持ちかけた。

「お、李信君!今ちょうどこういう求人が来てるんですよ!」

職員が李信に見せて来たのは何と、飲食業の求人だった。

「すいません、もういいっす…」
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