したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

社会問題について語るスレ  その2

1よっさん:2008/09/12(金) 22:29:55
明らかにおかしいことでも、実際に起こっているのが、世の中。

色々な話題を取り上げてみましょう。

24よっさん:2008/09/14(日) 22:16:12
※事故米関連ニュースのまとめ 9/14 その2

KTVニュース関西版より
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0294344
大阪・和歌山で新たにメタミドホス検出 広がる波紋
三笠フーズが農薬に汚染された中国産のもち米を不正に転売していた問題で、14日、大阪や和歌山の業者の在庫のもち米から農薬メタミドホスが検出されたことで波紋が広がっています。和歌山市によると、三笠フーズから偽装されたもち米を購入していた市内の米穀店の在庫から基準値の倍にあたるメタミドホスが検出されました。米穀店は購入した、もち米2000キロ余りを市内の神社に転売していました。もち米は今年の5月と8月に開かれた祭りなどで「もちまき」に使われ、地元の人に振舞われていました。神社の関係者は「怒りというよりは健康被害がないようにということだけ。これを機会にそういうことが起きないように各所で気をつけてほしいと願う」と話していました。今のところもちを食べた人からの健康被害などの報告はないということです。また大阪でも近畿各地の病院などに中国産のもち米を卸していた業者が回収したもち米14キロを検査したところ、基準値の2倍にあたる農薬メタミドホスが検出されました。これらの問題に対して三笠フーズの冬木三男社長は14日、釈明の文章を出し、「自主検査で調べたところ安全基準値以下の結果がでて、安全と考えて販売にふみきった」とコメントしています。

NHK関西のニュースより
http://www.nhk.or.jp/osaka/lnews/02.html
九州担当者が“不正持ちかけ”
工業用のコメを不正に転売していた大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」の冬木三男社長が文書でコメントを出し、6年前、九州の工場担当者から「上手にやればもうかる。私は、やり方を熟知している」と持ちかけられ工業用のコメを扱うことになったと説明しました。

三笠フーズの冬木三男社長は、文書でまず「大事件を引き起こし、万死に値するものと深く後悔しています。厳しい裁きを受ける覚悟です」として謝罪しています。
そのうえで工業用のコメを扱うようになった経緯について「6年前、倒産した加工米販売会社の経営者で、三笠フーズの九州工場の担当者となった宮崎一雄・元特別顧問に『上手にやればもうかる。私は十数年やってその方法、やり方を熟知している』と持ちかけられ『利益のあがる商売になりそうだ』と考えて工業用のコメを買い付ける資格を買い取った。その後も、宮崎元特別顧問が主にさい配を振るい任せきりにしていた」と説明しています。
一方、これまでの取材に対し宮崎元特別顧問は「転売を提案したことはない」と否定しています。
また、コメの安全性について冬木社長は「検査の結果、基準値以下という結果が出たので安全と考え、販売に踏み切った」とこれまでの見解を繰り返しています。
さらに、モチ米は三笠フーズから直接、福岡県と熊本県の業者に売却され、帳簿上佐賀県の業者に渡ったとしていたのは架空だったと認めました。
冬木社長は「あいまいなことを説明してもよけいに混乱するだけ」として、今のところ記者会見でこうした説明をする予定はないということです。

25sage:2008/09/15(月) 02:10:01
特定のが多かったり、多岐に渡ったりしているようですが。それもどうかと感じます
基本的に、大阪に関する社会問題に絞って、ある程度数も厳選していただきたく思います

26よっさん:2008/09/15(月) 12:06:38
※事故米関連ニュースのまとめ 9/15 その1

>やはり農水省も関係していたか、あるいは知らないふりをしていたようです。

asahi.comより
http://www.asahi.com/national/update/0914/OSK200809140075.html
三笠フーズ、農政事務所元課長を接待 05〜06年(1/2ページ)
農薬などに汚染された事故米を食用に転用していた米販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の冬木三男社長らが05〜06年、農林水産省近畿農政局大阪農政事務所の当時の消費流通課長(62)を、大阪市内の飲食店で接待していたことが14日、わかった。元課長は朝日新聞の取材に対し、飲食接待を受けたことを認めたうえで「三笠フーズに便宜をはかったことは一切ない」と話している。

同消費流通課は大阪府内の米の流通業務全般を管轄し、政府が保有する輸入米や備蓄米の販売・入札、業者の監督・指導をしている。輸入米を購入していた三笠フーズの調査は同課が業務としており、接待は同社が事故米を食用と偽って不正転用していた時期と重なる。

元課長は04年4月〜06年3月末に消費流通課長を務め、現在、大阪府内で農業コンサルタントをしている。

元課長によれば、接待は課長時代の05〜06年に2度受けたという。同社が経営する大阪市北区の居酒屋で、鳥料理やビールなどを飲食し、1人当たり数千円の代金はいずれも三笠フーズ側が支払ったという。出席者は、元課長のほか、三笠フーズの冬木社長ら同社側の数人だった。

元課長は、接待の場でのやりとりについて「仕事の込み入った話はなく、世間話が大半だった」と釈明。接待を受けた経緯については「たびたび冬木さんたちから誘われた。国の米を売るという立場で、業者に悪い印象を持たれたくなかった。約40年間、米行政に携わっており、大阪農政事務所で最古参だったから、何か情報をもらえると期待していたのかもしれない。今となっては、あかんことをしたと思っている」などと話している。

http://www.asahi.com/national/update/0914/OSK200809140075_01.html
国家公務員倫理規程では、契約の相手方となる利害関係者との酒食やゴルフ、旅行などの接待を禁止し、「割り勘」の場合でも自己負担が1万円以上の場合は事前の届け出を義務づけている。元課長は「伝票は見てないが、支払いが少額だったので報告しなかった」と話している。(宮崎勇作、武田肇)

http://www.asahi.com/national/update/0915/OSK200809150005.html
「三笠フーズはお客さん」 接待受けた農水省課長
米の流通業務を取り仕切る農林水産省の現場の課長が、事故米の不正転用を繰り返していた三笠フーズの社長から飲食接待を受けていた。「断るのは失礼と思った」。同社は、在庫を抱えた国の「お客さん」だった。流通していた事故米からは、基準値を超える農薬成分が相次いで検出された。

元消費流通課長との一問一答は次の通り。

――課長時代に三笠フーズから接待を受けたか。

「鳥のおいしいところがありますねん」と誘われ、焼き鳥屋に行った。冬木さんらと、一番高かった溶岩焼きとビールを頼んだ。

――代金は?

三笠さんに払うてもらったかもしれない。伝票は見てないが少額のはず。豪勢だったら警戒した。仕事の込み入った話はせず、「今年の米はどうですかね」とか世間一般の話をした。

――便宜供与は?

ない。農政事務所には供与できる資料は何もない。うちは政府米を買ってもらう立場であり、(三笠フーズは)お客さん。行政をしているようで商売している感じ。千トンの米を保管したら年に1千万円かかる。米を売らねばという思いだった。ずっと断り続けるのは失礼にあたると思った。

――三笠フーズの印象は?

輸入米を一生懸命買ってくれる大事なお客さん。10年ほど前から米の在庫が問題化し、食糧庁長官が「米を売れない農政事務所長は辞表を出せ」と言ったという話まで広まっていた。消費流通課長には相当なプレッシャーだった。三笠フーズが事故米を買っていたことは新聞で初めて知った。

27よっさん:2008/09/15(月) 12:13:42
※事故米関連ニュースのまとめ 9/15 その2

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002200.html
事故米転売「もうかると教唆され」――三笠フーズ社長釈明文、名指しの顧問と食い違い
2008/09/15配信

冬木社長名の釈明文では「上手にやればもうかる」と持ち掛けられたと明かした
残留農薬に汚染されるなどした「事故米」の不正転売問題で、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の冬木三男社長(73)は14日、不正転売を始めた経緯について「福岡県内の米穀店から『上手にやればもうかる』と教唆され、決断した」などと釈明する文書を発表し、改めて謝罪した。

 文書で教唆したと名指しされた同社の男性顧問(76)はこれまでの取材に対し「不正転売を提案したことはない」と否定している。

 冬木社長が転売問題について説明したのは6日の記者会見以来。文書は「おわび及び釈明」と題し、冒頭で「このような大事件を引き起こしたことは万死に値する。後は司直の手に我が身をゆだね、厳しい裁きを受ける覚悟です」と謝罪の言葉を述べている。

 文書によると、冬木社長は2002年、福岡県の「宮崎商店」から事故米の購入資格を買収。その際、同店元社長で現在は三笠フーズ顧問の男性から「上手にやればもうかる。私は十数年やっていて方法を熟知している」と不正転売を持ち掛けられたという。

 その後、事故米の取引について「顧問が主に采配を振るい、私はもうかるならそれでよい、と安易に考えて任せきりにしていた」としている。

 また、中国産もち米の殺虫剤「メタミドホス」について、「自主検査したところ、現在の安全基準値0.01PPMとの結果が出た。同顧問と相談して販売に踏み切った」としている。

>冬木社長は2002年、福岡県の「宮崎商店」から事故米の購入資格を買収。その際、同店元社長で現在は三笠フーズ顧問の男性から「上手にやればもうかる。私は十数年やっていて方法を熟知している」と不正転売を持ち掛けられたという。

 と、言う事は「事故米の不正転売は少なくとも大阪から始まったものではなく、はるか昔から行われていたという事」です。
 しかし報道を見ていると「大阪」「大阪」の連呼。さも大阪から始まったかのような扱い。

 これからの見ものは次から次に明らかになる事実を踏まえてメディアが、この問題を大阪という一地域の問題ではなく他地域と国が絡む大問題であると報道のスタンスにどのように切り替えていくかですね。
 この問題を真剣に取り上げるのならニュースの冒頭での「大阪の三笠フーズが・・」というフレーズは無くなるはずです。
 大阪だけの問題ではないのですから。

28よっさん:2008/09/15(月) 13:03:42
YOMIURI ONLINEより
http://osaka.yomiuri.co.jp/edu_news/20080913kk01.htm
フリースクール虐待 法整備要望向け協議…京都
府など13機関が対策会議
 京丹波町のフリースクール「丹波ナチュラルスクール」で起きた虐待事件を受け、京都府や府京都児童相談所などの13関係機関は12日、府庁で対策会議を開き、現状を把握したうえ、再発防止策について話し合った。

 会議には約20人が出席。府家庭支援課の担当者が事件の経過をはじめ、入所者12人全員が11日までに、住所地の児童相談所に移送されたり、親元に戻ったりしたことを報告。各機関は入所者の様子や立ち入り調査した際の状況などを説明した。

 フリースクールは法律上の規定がなく、実態把握が難しいことから、同会議は今後、国へ法整備を要望することも視野に入れ、対応を協議する。

 また、引きこもりの人たちを支援する府内35団体でつくる「府青少年の社会的ひきこもり支援ネットワーク連絡会議」は12日、支援体制の強化などを盛り込んだ緊急アピールを発表した。

(2008年9月13日 読売新聞)

29よっさん:2008/09/15(月) 13:19:19
京都新聞より
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008091500014&genre=C4&area=K00
敷地賃貸打ち切りへ
京丹波施設事件、寺院の檀家総代会決定
 京都府京丹波町の私設更生施設「丹波ナチュラルスクール」で経営者らが入所者にけがを負わせたとされる事件で、施設の建物が立っている寺院の檀家総代会がこのほど開かれ、檀家組織が同施設に貸している土地の賃貸借契約を来春で打ち切り、建物の撤去を求めることを決めた。

 関係者によると、同施設の経営者江波戸聖烈容疑者(60)らの逮捕後に檀家総代会が開かれ、入所者が生活していたプレハブ建物が立つ土地について同施設と檀家組織が結んでいる賃貸借契約を、来年3月末の契約期限以降は更新せず、同施設に建物の撤去を求めることで一致した。総会を開いて正式決定するという。

 檀家総代長(57)は「寺の名前を利用して入所者を集めた面がある。近隣に迷惑を掛ける問題を起こしており契約を切らざるを得ない」としている。

 契約は約20年前の同施設の設立当初から結ばれ、現在は同施設が年間二十数万円の賃料を支払っている。3年契約で、前回の契約更新時に施設側は「青雲塾」の名称で契約したという。

30よっさん:2008/09/15(月) 13:22:06
神戸新聞NEWSより
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001446449.shtml
高砂の失踪者 北朝鮮の元工作員「平壌で目撃」 
 一九七五年に高砂市で行方不明になり、北朝鮮による拉致の疑いを否定できない「特定失踪(しっそう)者」に登録された萩本喜彦さん=失跡当時(35)=について、北朝鮮の工作員だった男性(72)が「七五年に平壌で目撃した」と証言していることが十四日、分かった。拉致被害者の支援組織「救う会」などは十五日、東京都内での集会で、元工作員の証言をビデオ上映する。(高田康夫)

 萩本さんは同年四月四日午後十時前、高砂市内の自宅から自転車で出勤。神戸製鋼所の夜勤に向かったが、出社せず、妻(69)と幼い子ども三人を残して失跡した。自ら失踪する理由は見当たらず、北朝鮮が日本人拉致を認めて以降、家族は拉致を疑うようになった。

 元工作員は七六年に亡命し、韓国に住んでいる。七五年八月、平壌曲芸劇場で萩本さんらしい日本人を目撃。指導員が「日本から入ってきた工作員」と話していたという。その後も二回ほど平壌で見かけたとし、このほど、萩本さんの顔写真二十数枚を見て「間違いない」と語ったという。

 北朝鮮での日本人の目撃証言は、これまでも元工作員や脱北者からもたらされ、横田めぐみさんの拉致発覚のきっかけになった。一方で不確実な場合もあり、精査が必要とされる。今回は特定失踪者問題調査会などが確認作業を始める。

 萩本さんの妻は「まだはっきりしないし、何とも言えない」と述べた。

31名無しさん:2008/09/15(月) 17:03:44
大阪以外も多過ぎるので、できれば大阪のに絞って欲しいです

32よっさん:2008/09/15(月) 18:20:21
※事故米関連ニュースのまとめ 9/15 その3

時事通信社より
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008091500176
大阪市の病院でも検出=もち米から残留農薬−三笠フーズ転売分 
三笠フーズの事故米転売問題で、大阪市は15日、日清医療食品(東京都千代田区)が市内の病院に納入したもち米の回収分から、有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されたと発表した。検出量は最大で基準値の6倍に当たる0.06ppm。納入された施設から健康被害の報告はないという。
 市によると、病院、高齢者福祉施設の計13カ所に計72キロのもち米が納入され、赤飯やおこわなどとして入所者らに提供された。
 市は3カ所の病院に残っていた検体を調べ、3つすべてからメタミドホスを検出した。検出量は0.06〜0.02ppm。(2008/09/15-17:11)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008091500209
総裁選より「汚染米」審議を=民主・鳩山氏 
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は15日、大阪府池田市で街頭演説し、事故米が食用に転用されていた問題に関し「コメは日本人の命だ。自民党総裁選も結構だが、国会閉会中でも委員会を開いて議論しようと言っているのにそんな気配はない」と述べ、与党側の姿勢を批判した。
 菅直人代表代行も都内の街頭演説で、太田誠一農水相の「人体に影響はないから騒いでいない」との発言について「保育園の給食にまで殺虫剤の混じった汚染米が入っている。お役人が平気だと言っても、二度と起こさないようにするのが政治家の責任ではないか」と語った。 (了)
(2008/09/15-17:14)

33よっさん:2008/09/15(月) 18:52:24
※事故米関連ニュースのまとめ 9/15 その4

NHK島根のニュースより
http://www.nhk.or.jp/matsue/lnews/04.html
事故米、島根県内でも流通か
大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」が、食用に使えない輸入米などを不正に転売していた問題で、島根県内でも、問題の輸入米を含んだ米の粉が、流通した可能性があることがわかりました。

島根県によりますと、残留農薬のメタミドホスが検出された問題の輸入米は、「三笠フーズ」から4つの業者を経て兵庫県の加工会社に渡り、そこで一般の米とブレンドされたあと、鳥取県米子市にある菓子材料の販売会社に11袋220キロが納入されました。
米子市の販売会社では、輸入米の含まれた11袋とその他の業者から納品された29袋のあわせて40袋800キロを島根県の江津市と益田市の2つの菓子製造会社を含む中国地方の5つの業者に販売しました。
しかし、この販売会社では、袋に記載された製造番号を控えておらず、輸入米を含むもち米の粉がどの業者に納品されたのかわからないということです。
島根県が2つの菓子製造会社に立ち入り調査した結果、江津市の業者では購入した1袋20キロの米の粉は和菓子に加工されるなどしたため、在庫は既にありませんでした。
また、益田市の業者では購入した3袋60キロのうち14キロが残っていたため県が検査を行いましたが、メタミドホスは検出されませんでした。
県によりますと、これまでのところ健康被害の報告はないということです。

NHK三重のニュースより
http://www.nhk.or.jp/tsu/lnews/01.html
コメ問題 転売は4回以上
食用に使えないコメが不正に転売された問題で、名古屋の会社から転売されたコメの中には少なくとも4回転売が繰り返されたものもあるなど流通の経路がきわめて複雑であることが分かり最終的な流通先の解明は難航しています。

名古屋に本社がある「浅井」は基準を超える農薬が検出された輸入米など862トンを三重県のコメ仲介業者、「ノノガキ穀販」に転売し、これらのコメはさらに愛知、岐阜、三重などの11の業者に転売されていました。

東海農政局が流通経路を調べていますが、これらのコメの中には「ノノガキ穀販」から三重県の業者に転売された後、岐阜県の業者を経由してさらに岐阜県外に売られるなど少なくとも4回にわたって転売が繰り返されているものもあることがわかりました。

この様に転売されたコメの流通経路はきわめて複雑なため、最終的な使い道が分かったのは愛知県の製菓会社があられに加工していた242トンだけで、残りの620トンの流通先の解明は難航しています。
東海農政局では転売先をたどってコメが最終的にどう使われているか確認を急いでいます。

34よっさん:2008/09/15(月) 22:53:11
※事故米関連ニュースのまとめ 9/15 その4

MBSニュースより
http://www.mbs.jp/news/kansai_GE080915164800157165.shtml
■汚染米 主犯はダレ? 社長vs顧問 責任なすり合い
問題発覚から10日、汚染米の広がりは留まるところを知りません。そんな中、最初に転売を持ちかけたのはどちらかをめぐって、三笠フーズの社長と顧問が責任のなすりあいを続けています。

先週金曜日に発覚した、三笠フーズの汚染米転売問題。

近畿2府4県の保育園や病院など119の施設に納入されていたことがわかるなど、影響は広がる一方です。

「なぜ汚染米が転売されたのか?」

今月6日、三笠フーズの冬木三男社長はこう話していました。
「最終決済は私がしましたが営業から(転売の話が)あがってきた。これは利益がでると」(三笠フーズ・冬木三男社長〜今月6日)
冬木社長が話す「営業」とは、2002年に汚染米の買い付け資格を買い取った福岡市の宮崎商店の元経営者のこと。

 今は三笠フーズの顧問です。
「顧問は汚染米の横流しを十数年やっていて『やり方を熟知している』とも話していた冬木社長、14日、改めて文書で『転売は顧問の提案だった』」と明らかにしました。

「『上手にやればもうかる』と教唆され、利益の上がる商売になりそうと見込んで買い取りを決断しました」(冬木社長のコメント)

 これに対し、冬木社長に名指しされた当の顧問は…

(Q.宮崎さんのほうから提案したと?)
「そんなことはない。憤慨している」(三笠フーズ顧問)

 汚染米の転売問題の渦中の2人の意見は真っ向から対立していて、真相は依然、闇の中です。

 こうした中、農林水産省・大阪農政事務所の元課長が、冬木社長から飲食の接待を受けていたことがわかりました。

 2005年から6年にかけて、大阪農政事務所の当時の消費流通課長(62)が冬木社長らから大阪市内の居酒屋で2度にわたり飲食の接待を受けたというのです。

「相手(社長)が経費を負担した。何らかの便宜を図ったことはない」(大阪農政事務所・松浦克浩所長)

 果たして何のための接待だったのか?

 冬木社長の接待攻勢は業界では有名な話だったといいます。

「(冬木社長は)商社出身なので、接待・交際にあの手この手を使う。大阪の新地で飲んだり、ゴルフの接待は日常茶飯事」(食品業界関係者)

 農水省は「大変遺憾に考えている」とコメントしていますが、他にも違法行為がないか調査を始めました。
(09/15 20:31)

ABC WEBNEWSより
http://webnews.asahi.co.jp/
<大阪>「三笠フーズ」 食品衛生法違反で府警が捜査へ   (9/15 12:46)
大阪の米販売会社「三笠フーズ」が事故米を食用に転売していた問題で、大阪府警は近く、福岡・熊本両県警と合同捜査本部を立ち上げ、捜査に乗り出す方針を固めました。

農水省によりますと、「三笠フーズ」が扱った汚染米は2500トン以上にのぼり、その多くは焼酎や菓子などに加工され出荷されています。すでに農水省は、「三笠フーズ」のグループ会社が熊本の酒造会社に対し事故米を国産と偽って販売したとして、不正競争防止法違反の疑いで熊本県警に告発しています。一方で大阪府警は、各地の病院や保育園などで消費されたとみられるもち米の一部から基準値を上回るメタミドホスが検出されたことを重視し、近く福岡・熊本の両県警と、合同捜査本部を立ち上げ、食品衛生法違反の疑いでも、刑事責任を追求する方針です。

35よっさん:2008/09/16(火) 08:50:03
※事故米関連ニュースのまとめ 9/16 その1

KTVニュース関西版より
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
三笠フーズの接待受けた農水省元課長「便宜供与なかった」
工業用の事故米を食用に転売していた「三笠フーズ」が農林水産省の元課長を接待していた問題でこの元課長は「便宜供与はなかった」と話しました。この問題は、農水省近畿農政局大阪農政事務所の元・消費流通課長(62)が、2度にわたり三笠フーズの冬木社長らから大阪市内の焼き鳥店で接待を受けたものです。この元課長は15日夕方、取材に対し「三笠フーズに呼ばれて店に行っただけで、接待を受けたという認識はないし、便宜供与もしていない」と話しました。政府が保有する輸入米などの入札・販売や、業者を指導・監督する立場にあった元課長が接待を受けた2005年と2006年は、三笠フーズが汚染された事故米を食用に転売していた時期にあたります。農水省では「大変遺憾なことで、関係職員を緊急に調査し、同様の事態には厳正に対処したい」としています。

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080916-OYT1T00002.htm?from=main4
「浅井」事故米不正転売、保管分に残留農薬やカビ毒なし
 名古屋市の接着剤製造会社「浅井」の事故米不正転売問題で、名古屋市は15日、同社に保管されていた事故米とみられるうるち米を検査した結果、残留農薬のメタミドホスやアセタミプリド、カビ毒のアフラトキシンは、いずれも検出されなかったことが分かった。

 浅井はメタミドホスに汚染された中国産もち米、カビや水ぬれのうるち米、計1297トンを農水省から購入。このうち862トンを転売し、434トンを工業用製品として販売した。

 同社の倉庫には0・6トンの事故米が残されており、名古屋市衛生研究所で残留農薬とカビ毒について調べていた。

(2008年9月16日00時15分 読売新聞)

36よっさん:2008/09/16(火) 09:22:23
※事故米関連ニュースのまとめ 9/16 その2

NHKニュースより
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014127521000.html
三笠」流通先 380に拡大
大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」が食用に使えない輸入米などを不正に転売していた問題で、問題のコメの流通にかかわった業者が380社に拡大したことが政府の調査でわかりました。政府は消費者の間で不安が増していることを踏まえ、この380社すべてについて社名を公表する方針です。

この問題は、大阪の「三笠フーズ」が基準を超える農薬の「メタミドホス」が見つかった輸入米などを不正に転売していたもので、政府は16日、これまでの調査で判明したコメの流通経路などを明らかにします。関係者によりますと、「三笠フーズ」が転売したコメの流通にかかわった業者はこれまでの178からおよそ2倍の380に拡大したことがわかりました。この中には給食会社や菓子会社、焼酎メーカーなどが含まれています。政府は、関係業者の社名はこれまで同意が得られた場合でなければ公表してきませんでしたが、消費者の間で不安が増していることを踏まえ、380すべての業者の社名についても公表する方針です。政府は、これにあわせて▽基準を超す農薬などが見つかった輸入米は原則として生産国に送り返すことや▽第三者でつくる委員会を設置し、農林水産省の調査態勢を検証することなどを盛り込んだ再発防止策も16日に発表します。

中日新聞より
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008091502000078.html
業者、事故米“おいしい”転売 偽装ビジネス、単価10倍超に
2008年9月15日 朝刊
 汚染された事故米の転売問題で、名古屋市瑞穂区の接着剤製造会社「浅井」が国から格安で購入した事故米は、判明した一部流通ルートではキロ当たりの単価が最終的に10倍以上に跳ね上がったとみられる。多額の利ザヤを稼ぐ偽装ビジネスを企てたのは誰か。浅井と、転売先の三重県四日市市の米穀仲介業「ノノガキ穀販」の主張は真っ向から対立している。

 農林水産省によると、国の売却額は工業用のりなど非食用の場合、1キロ当たりおおむね10円以下。浅井が不正転売した862トンの3分の2は、基準を超える農薬メタミドホスが検出された米だった。大阪市の三笠フーズはメタミドホス米を1キロ5−11円で購入したことが明らかになっており、浅井も同様の価格とみられる。

 浅井の浅井利憲社長は取材に「ノノガキ穀販には破砕して1キロ当たり50円で販売した」と明かした上で、食用に比べ大幅に安いことを強調。一方、ノノガキ穀販の野々垣勝社長の説明は「浅井からの仕入れ値は、50円から102、30円だった。これを70円から105、60円で販売していた」と異なる。

 浅井が仮に1キロ10円で買った事故米を50円で転売したとしても、862トンで約3450万円の粗利を得たことになる。

 ノノガキ穀販から「事故米と知らずに購入した」と話している愛知県知多市の「竹新製菓」によると、仕入れ値は「1キロ当たり100−150円」で最終的な単価はノノガキ側の説明と合う。竹新製菓は「特別に安いわけではなかった」。2度の転売を経て食用に化ける過程で単価はけた違いに膨らんだ。

 「浅井」の浅井社長は、「ノノガキには間違いなく、事故米として売った。工業用としてだった」と、米の偽装を強く否定する。

 これに対し、ノノガキ穀販の野々垣社長は「浅井から購入した米は価格が若干安かったが、時期により高い、安いはある。事故米と知らず買ってしまった」と、認識に大きな食い違いを見せる。

37よっさん:2008/09/16(火) 18:22:43
※事故米関連ニュースのまとめ 9/16 その3

産経関西より
http://www.sankei-kansai.com/2008/09/16/20080916-002355.html
事故米 岡山でも流通
 岡山県は16日、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市)の事故米が兵庫県の米穀加工会社から岡山市の菓子原材料卸会社を通じ、岡山や倉敷市、玉野、高梁、久米南町など県内2市7町の和菓子メーカー16社に流通、製品化されていたと発表した。菓子メーカーが保管していた菓子などからは、残留農薬のメタミドホスが検出されなかったという。

 流通された事故米は、中国産もち米を原料にしたもち粉1140キロ、寒梅粉20キロ。もち米は平成19年11月中旬から12月下旬までに、寒梅粉は20年1月下旬から7月上旬までに、兵庫県の加工会社から岡山市内の卸会社2社に出荷されたという。卸会社2社から草もちや干菓子などの和菓子メーカー16社に納入されて製品化。すでに大半は出荷・販売されている。

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002211.html
事故米流通、370業者・施設に――政府公表、外食5社や米菓30社
2008/09/16配信
 カビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」の不正転売問題で、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)から米菓業者など延べ370の業者や施設に事故米が流通していたことが16日、分かった。政府が同日午後、企業名を公表し、米菓製造30社や外食5社が含まれていた。島田化学工業(新潟県長岡市)が、政府から買った事故米を不正転売していたことも新たに確認された。

 太田誠一農相は「ある程度流通の実態が解明されてきたので企業名を公表する決定をした。このままだと消費者の信頼回復ができない」として、関与した会社・事業所名の公表に踏み切った。

 三笠フーズをめぐっては、事故米を混入したベトナム米を国産と偽装したとして農水省が不正競争防止法違反容疑で刑事告発。大阪、福岡、熊本の三府県警は近く合同捜査本部を設置し、強制捜査に乗り出す方針だ。

 同省によると、三笠フーズから事故米が流通した企業は給食業者や酒造会社、米菓メーカーなど370社に上ることが判明。関係した企業は24都府県に上った。

 農相は「農水省として不正を見抜けず、消費者に不安を与えてしまった責任は痛感している」として、さらなる流通ルートの解明や再発防止に取り組む考えを示した。

 調べでは、殺虫剤「メタミドホス」や「アセタミプリド」が含まれた事故米が、九州の酒造会社やアサヒビールの焼酎などの原材料に使われ、100万本以上の酒が回収対象となったことが判明。

 給食大手「日清医療食品」近畿支店(京都市)が仕入れたもち米700キロ超が近畿2府4県の病院や高齢者施設など119カ所で使用されていたことも分かっている。京都、大阪両府内の病院や高齢者施設の在庫からは基準値を超えるメタミドホスが検出されていた。

 事故米転売の再発防止策として(1)輸入段階で基準以上の残留農薬が検出されたコメは輸出国に返送(2)国内でカビ米などが見つかった場合は焼却などの廃棄処分(3)コメのトレーサビリティー制度、原産地表示制度の確立――に取り組むとした。

38よっさん:2008/09/16(火) 19:14:08
※事故米関連ニュースのまとめ 9/16 その4

毎日jpより
http://mainichi.jp/kansai/news/20080916k0000e040070000c.html
事故米転売:宮崎、神戸などの外食企業も 農水省資料
 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の事故米転売問題で、農水省が16日公表した資料によると、外食企業として、宮崎市の天ケ城茶屋、神戸市の香港点心菜館と栄和飯店、兵庫県豊岡市の力餅が含まれていた。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080916k0000e010062000c.html
事故米転売:消費者相に情報一元化指示 福田首相
 福田康夫首相は16日午前、米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市)による汚染米の食用転売問題で、首相官邸に太田誠一農相、野田聖子消費者問題担当相、保岡興治法相らを呼び対応を協議した。首相は「19日に閣議決定する消費者庁法案の先行実施となるケースだ」と述べ、情報を野田氏に一元化し、国民に発信するよう指示した。また、農水省の対応に批判が高まっているため、弁護士や消費者団体メンバーが農水省の対応を監視、評価する第三者委員会を野田氏の下に早急に設置するよう指示した。

 ◇法相、厳罰化検討
 会合では、保岡興治法相が「詐欺や窃盗に比べて、あまりにも法定刑が低い」と述べ、「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」と定められている食品衛生法違反の罪の厳罰化を検討する方針を明らかにした。【坂口裕彦】

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080916k0000e010059000c.html
事故米:販売を全面禁止 農水省が再発防止策
 農水省は16日、事故米の国内販売を全面禁止することを柱とする再発防止策を発表した。事故米への不安や反発が広がっていることから、残留農薬の基準値を超える米の工業用途での販売を禁止し、輸入時に見つかった事故米は輸入国に返品する。国が買い取って保管、販売する国産や外国産の米のうち、カビが生えて食べられなくなったものは焼却する。

 一方、事故米の食用転売を見逃してきた農水省の責任を検証する第三者委員会を作ることも明らかにした。メンバーには弁護士や消費者団体の代表も加え、検証結果を踏まえて関係職員を厳しく処分するという。【工藤昭久、曽田拓】

39名無しさん:2008/09/16(火) 19:16:06
ノノガキ穀販って四日市のどこにあるんだろう?
電話番号検索でもひっかかってこないぞ・・・
ただの転売会社??

40よっさん:2008/09/16(火) 19:28:16
※事故米関連ニュースのまとめ 9/16 その5

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080916-OYT1T00216.htm
汚染米に380社が関係、新潟でも不正転用判明…農水省
米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)などが工業用の「事故米」を食用に転用していた問題で、新たに澱粉(でんぷん)製造会社「島田化学工業」(新潟県長岡市)も事故米の不正転用を行っていたことが16日、農林水産省の調査でわかった。

 これで不正転用が判明した業者は4社になった。三笠フーズが転売した事故米の仲介・販売などにかかわった業者は現時点で24都府県の約380社にのぼることも判明し、内閣府が全社の社名を公表した。

 それによると、三笠フーズが転売した事故米の流通に関係した中間流通業者は50社で、製造・販売にかかわった業者は約320社。このうち給食会社大手「日清医療食品」(東京都)などが卸したモチ米を使っていた給食施設が110か所以上を占めた。このほか外食業者や米穀販売店などもあった。

 農水省は、事故米の転売先企業名は同意を得てから公表してきたが、公表の遅れが消費者の不安を増幅させたとの批判を受け、今回、全社名を明らかにした。

 一方、島田化学工業は、2003〜07年度に、カビがはえた事故米など236トンを工業用のりの原料として国から購入。このうち3トンは工業用のりとして使ったが、それ以外は用途を特定せずに販売したという。

 農水省では、不正競争防止法違反容疑で熊本県警に告発している三笠フーズに加え、他の3社についても刑事告発を視野に対応を検討している。同時に、同省の責任を検証するため、消費者団体の代表などによる第三者委員会が近く野田消費者相の下に設置される。検討結果を踏まえて関係職員が処分される見通し。

 また、今後は事故米が国内流通しないよう、残留農薬やカビなどの問題が判明した場合は輸出国への返送や焼却処分などを行う。

 三笠フーズによる事故米転売問題で、大阪、福岡、熊本3府県警は今週中にも合同捜査本部を設置する。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080916-OYT1T00308.htm
「検査不備で事故米流通」鹿児島県酒造組合が国に賠償提訴へ
三笠フーズによる事故米転売問題で、鹿児島県酒造協同組合(113社)は16日、農林水産省の検査体制の不備で事故米が流通した結果、風評被害で損害を被ったなどとして、国を相手取り損害賠償訴訟を起こす方針を明らかにした。

 組合の吉野馨・専務理事によると、農水省が三笠フーズの倉庫で定期検査を行う際、事前に検査日を連絡するなどして三笠フーズ側に転売隠しを許したことが、一連の報道により、明らかになったとしている。組合には、問題が発覚した今月上旬以降、「もう鹿児島の焼酎は飲まない」などの苦情や問い合わせなどの電話が100件以上にのぼっている。国の調査で流通ルートなどが確定し次第、弁護士に相談、賠償額などを検討するという。三笠フーズに対しての損害賠償請求訴訟も検討している。

 同県内では、組合加盟の酒造会社3社が三笠フーズの事故米をこうじ用に仕入れており、焼酎造りに使った可能性が出ている。

(2008年9月16日14時35分 読売新聞)

41よっさん:2008/09/16(火) 19:33:36
※事故米関連ニュースのまとめ 9/16 その6

YOMIURI ONLINEより
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080916-OYO1T00330.htm?from=main1
三笠フーズ、加工用米を未処理で転売…主食用に流通か
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が汚染された工業用の「事故米」を食用と偽り不正に転売した問題で、同社が、食品加工用に限定された輸入米を国から購入、未加工のまま酒造会社などに転売していたことが、関係者の話でわかった。横流しは5、6年前から行っていたという。事故米以外にも、食品加工用米でも不正転売を繰り返していたもので、農林水産省は、流通過程で主食用に流れた可能性があるとみて調べている。

 関係者によると、三笠フーズが転売していたのは、関税・貿易一般協定(ガット)のウルグアイ・ラウンド合意で、毎年、国が輸入するよう義務づけられている「ミニマム・アクセス(MA)米」。国は、国内農業の保護を目的に、MA米を加工用以外には流通させない方針をとっており、農水省が入札でコメの加工業者に直接販売、実際に加工されたかを検査している。

 しかし、同社は、5、6年前にMA米の取り扱いを始めた直後から、加工しないまま酒造会社などに売却していたという。同社の購入量は、年間5000〜3000トンに上るといい、同省は未加工のまま流通した量の特定を急いでいる。同社は「取引先から頼まれ転売した。不正であるのはわかっていた」としている。

 民間信用調査会社によると、三笠フーズは1977年設立。資本金は1000万円。米穀加工のほか、焼き鳥店などを経営。グループ会社「辰之巳」など2社は、主食用の米穀販売や炊飯加工食品の製造を行う。

NHKニュースより
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014143541000.html
島田化学 不正転売を認め謝罪
食用に使えない輸入米などが不正に転売されていた問題で、新たに新潟県長岡市の島田化学工業がコメの不正な転用をしていたことが明らかになり、島田化学工業の社長は、16日午後に記者会見して「安全性に問題がないことは確認しているが、不正に転用したことは事実で、責任を痛感している」と謝罪しました。

長岡市の島田化学工業によりますと、平成15年以降、カビが見つかって食用が禁止されているコメあわせて236トンを買い取り、このうち233トンを食用でんぷんに加工・販売して転用したということです。これについて、16日午後、記者会見した島田清之助社長は「カビはでんぷんへの製造過程で除去されるので、安全性に問題がないことは確認しているが、食用に禁止されているコメを転用したことは事実で、責任を痛感している。たいへん申し訳ない」と謝罪しました。そして、食用への転用を指示したのは島田社長自身であることを認め、不正に転用した理由については「安易に考えて、食用のコメと、カビが見つかったコメをいっしょに使ってしまった」としています。さらに、三笠フーズの問題が明らかになったあとの今月8日にNHKの取材に対し「不正な転用はしていない」と答えたことについて、島田社長は「問題のコメは去年からは工業用だけに使い、食用に転用していないので問題がないと思った。食品加工会社として認識が甘かったという以外になく反省している」と釈明しました。その一方で、食用に加工したでんぷんの販売先については「直接の健康被害はないと思われるうえ、販売先に迷惑がかかる」として公表しない考えを示しました。

42よっさん:2008/09/16(火) 19:37:23
※事故米関連ニュースのまとめ 9/16 その7

NHK鹿児島のニュースより
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/lnews/02.html
非食用米の転売 県内は23社
大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」が食用に使えない輸入米などを不正に転売していた問題で政府は16日、問題のコメの流通にかかわった業者が全国24の都府県の377社に上るとした調査結果を発表しました。

このうち、鹿児島県では酒造メーカーや和菓子メーカーなど23社あることが公表されました。

この問題は「三笠フーズ」が基準を超える農薬の「メタミドホス」が見つかった輸入米などあわせて1407トンを不正に転売していたものです。

政府によりますと、調査を拒否している業者が9社あるということで、これを含めて、問題のコメの流通にかかわった業者は重複を除くと全国24の都府県で377社にのぼりました。
このうち、大阪府、兵庫県、宮崎県で60社を超え、鹿児島県では酒造メーカーや和菓子メーカーなど23社となっています。
この問題に関して政府は関係省庁による「対応検討チーム」を内閣府に設置するとともに基準を超す農薬が見つかった輸入米は原則として全量、生産国に送り返すことやコメの流通ルートが特定できるシステムの導入を検討することなどを盛り込んだ再発防止策を示しています。

http://www.nhk.or.jp/kagoshima/lnews/03.html
西酒造 来月にも米の検査開始
食用に使えない輸入米などが不正に転売された問題で、問題の米が流通していた日置市の西酒造は早ければ来月にも会社独自で米の検査を実施する方針を明らかにしました。

この問題は大阪市に本社がある「三笠フーズ」が、基準を超える農薬が検出された輸入米などを不正に転売していたものです。
県内でも一部の焼酎メーカーで問題の輸入米をこうじの原料として使っていましたが、回収された焼酎や原酒のサンプルからは農薬などは検出されず、健康に問題がないことがわかっています。
このうち、日置市の西酒造は製品の安全性を確保するために原料の米に対して残留農薬などに関する検査を早ければ来月から独自に実施する方針を明らかにし、すでに、およそ200種類の農薬などを検査できる機器の導入を検討しているということです。

このほか、仕入れのリスクを分散するために米の取引業者をいまの2倍の8社程度にするほか、これまで60パーセント程度だった国産米の割合を100パーセント近くに引き上げるということです。

西酒造の西陽一郎社長は「すべては消費者の方に安心で安全な焼酎を届けるために行うことで、まさか自分たちでここまでしなければならない事態になるとは思っていなかった」と話しています。

43よっさん:2008/09/16(火) 19:50:56
※事故米関連ニュースのまとめ 9/16 その8

中日新聞より
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008091302000057.html?ref=related
事故米“上客”に調査甘く? 農水省、販売に躍起
2008年9月13日 朝刊
 米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)や接着剤製造会社「浅井」(名古屋市)などによる汚染された事故米の転売問題で、事故米を民間業者に販売する農林水産省側が入札への参加を業者に打診するなど、買い手探しに苦労してきたことが、関係者の話で分かった。本年度までの6年間で非食用の事故米を購入したのは全国で17社にすぎず、同省内からも“上客”へのチェックの甘さを反省する声が上がっている。

 国は本年度までの6年間で工業用のりや肥料向けに約7400トンを売却したが「扱い業者が少なく、量が多いと買い手を探すのに苦労する」(東海農政局)のが実態という。

 「捨てるわけにはいかない。入札に参加して肥料に活用しませんか」。東日本のある企業は2年ほど前、農政事務所職員らから突然、水にぬれた事故米の売り込みを受けた。

 経営者は、「事故米」という言葉すら知らなかったが、2人の職員は県内の肥料業者を調べ、顧客の開拓に来たという。熱心なセールスはその後もあり、同社は試験的に約30キロを購入してみた。価格は数百円だった。

 「たかだかこれだけのため役人らが何度も足を運んで…。買い手が見つからずよほど困ったのか」。事故米は安定的に仕入れができない点が問題で、その後一度買ったきりだ。

 買い手が見つからない中、農水省にとっては実績のある三笠フーズや浅井は上客だ。三笠フーズは6年間で1779トンを購入し、そのうち300トンを転売。浅井は1297トンを購入、862トンを転売し、最終的に食用に化けた。

 06年度の売却は前年度の10倍近い約2800トンに膨らんだ。保管中に残留農薬の規制が強化されたため、メタミドホスで汚染された輸入米が事故米扱いに変わり、供給量が増えたからだ。多数の販路を持つ三笠フーズなどにとっては、それがビジネスチャンスを意味した。

 同省の担当者は「売却後も、伝票を確認するなど業者の調査はしていたが、『工業用に売った』と言われればそれまで。転売先にまで踏み込んで調査していれば、不正はもっと早くつかめたかもしれない」と認める。

 全国米穀販売事業共済協同組合の幹部は「米の流通は複雑で規模が大きく、ブローカーが介在しやすい。今回の事態は米のイメージも悪化し大迷惑だ。国は事故米が絶対に食用に回らない仕組みをつくるべきだ」と訴えている。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008091602000074.html
愛知などで主食用に ノノガキ汚染米、名古屋の業者販売
2008年9月16日 夕刊
 汚染された事故米の転売問題で、三重県四日市市の米穀仲介業「ノノガキ穀販」から国産のうるち米約10トンを購入した名古屋市の米穀卸売業者が、この米を精米して愛知県など数県の米小売店に主食用のうるち精米として販売していたことが16日、岐阜県や東海農政局岐阜農政事務所の調査で分かった。

 ノノガキは東海地方の製菓、精米業者11社に転売していたが、転売先で主食用に精米、販売されていたことが分かったのは初めて。

 県などによると、この米穀卸売業者は2004年、汚染米と知らずにノノガキ穀販から購入。

 所有する岐阜県内の工場で精米した。県は米穀卸売業者に対し、販売先を報告するよう指導した。

◆三笠の汚染米、東海7社に流通
 農林水産省は16日、米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)によるカビ毒や基準値を超えた残留農薬を含んだ事故米の不正転売問題で、同社の汚染米の流通先が、これまでの85社から延べ約370業者に拡大したと発表した。

 また、三笠フーズ以外で、政府から事故米を購入していた「島田化学工業」(新潟県長岡市)が不正転売していたことも公表。これで不正転売していた業者は計4社に上った。

 内閣府、農水省、厚生労働省の合同チームはこの日、三笠フーズの汚染米流通先延べ約370業者の具体名を公表。流通先は24都府県におよび、中にはアサヒビールなどの有名企業も含まれていた。

 農水省は、三笠以外で不正転売していた「浅井」(名古屋市)、「太田産業」(愛知県小坂井町)、島田化学工業の3社について刑事告発を検討している。

 農水省が発表した東海地方の購入業者7社は次の通り。

 ▽愛知県 和菓子製造「きよめ餅総本家」(名古屋市)、食材卸「きくや」(同)、食材卸「福田商事」(同)▽岐阜県 米穀販売「岐阜米穀卸」(岐阜市)、食材卸「タナカ商店」(同)、米穀販売「毛利米穀」(大垣市)▽三重県 食材卸「ミルズカトウ」(四日市市)

44名無しさん:2008/09/16(火) 21:48:20
ちょっと多過ぎる気がします

45よっさん:2008/09/17(水) 00:09:51
 ここで何故私が「事故米」について執着するかを説明させて頂きます。
 
 大阪の会社から、この事件が発覚しました。三笠フーズのした事は許し難い事です。
 大阪という‘食の都’とも言える誇りある土地の会社として許し難い事をしてしまいました。
 その意味では他の会社よりも道義的責任は重いと私は考えます。

 しかし同業他社、他の地域の会社も悲しいかな同じ事をしている。
 ところが来る日も来る日もニュースで事故米を取り上げる時は「大阪の三笠フーズが・・・」と、
 さも大阪だけ事件かのような取り上げ方しかしない。

 これでは、この事件の全体が見えない。
 三笠フーズがした事は許し難いが、その許し難い事をしたのは他にもあって、ましてや農林水産省の責任は極めて大きい事は間違いない。

 なのにそういう報道を全国のメディアを牛耳る東京メディアは積極的にはしない。

 これでは事故米は「大阪だけの特殊な事件」にされかねない。
 そしてそれはネット上での‘大阪叩き’に繋がり、その‘大阪叩き’を見た人達がメディアの偏った報道を疑いもしないで受け取ってしまう人達によって、また大阪は受けなくてもいい批判を、他も受けるべき批判までも大阪は一身に受けかねない。

 それは断じてあってはならない。それは大阪の名誉の為にも、この事件を真に解決する為にも。
 大阪だけの事件と印象づけてテキトーに誤魔化されて‘一地域’の事件と矮小化されては、結局日本人全員が困る事になるのです。
 
 東京メディアは腰ぬけと化した今、幸いにも地方メディアには、まだジャーナリズムが生きているメディアがある。
 そういったメディアのニュースさえも集めて、ここで見せる事で少しでも事件解決の為になるのではないか。
 大阪だけが叩かれる事を防げるのではないか。

 もちろん私の力など風車に立ち向かうドンキホーテのように微々たるものではある事は分かっています。
 それでもやらないよりやったほうが少しは世の為人の為に役に立つのではないか。
 そのように考えた次第です。

46よっさん:2008/09/17(水) 00:16:42
※事故米関連ニュースのまとめ 9/17 その1

asahi.comより
http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY200809160280.html
汚染米問題 首相、野田氏に「消費者庁の先行実施だ」
農薬などで汚染された事故米の転用問題で、業者寄りの農水省に業を煮やした福田首相が遅ればせながら対応に乗り出した。退陣間際とはいえ、看板政策の「消費者庁構想」の真価が問われるだけに、野田消費者行政担当相を「司令塔」役に据えて火消しに着手した。

 「農水省の作業の検証、(実態の)解明、再発防止策について、農水省の協力は必要だが、野田大臣が中心になってやっていこう」

 首相は16日、首相官邸に野田氏や太田農水相ら6閣僚を呼び、野田氏に「消費者庁の先行実施だ。司令塔としてやってもらいたい」と、一元的に情報を集約して対応するよう指示。加えて法曹関係者や消費者問題の専門家らによる第三者委員会を立ち上げ、「消費者目線」で原因究明や改善策などを検証するよう命じた。

 事故米の転用は首相の辞任表明後の5日に発覚。抜き打ち検査をしないなど農水省の実態も浮き彫りになった。さらに白須敏朗農水事務次官が11日の記者会見で「私どもが責任あると今の段階では考えているわけではない」と発言。「何か勘違いしているんじゃないか」と激怒した首相は同日、太田氏を官邸に呼び「どうなっているんだ。大臣も大臣だ」としかりつけた。

 農水省は当初、事故米を扱った業者名の公表を「相手の了解が得られていない」と渋ったが、首相官邸の意向も踏まえ、実名公表に転じた。

 消費者重視は首相がこだわってきた。臨時国会での消費者庁設置法案成立にメドがつかない中、「農水省だけだと業者寄りになりがち。消費者目線を入れる」(首相周辺)との考えから、消費者庁設置を先取りして「指揮権」を農水省から野田氏に移した。首相が野田氏の下に設置するよう指示した第三者機関も、消費者庁創設後に設けられる行政チェックの有識者会議「消費者政策委員会」をイメージしたものとみられる。

 野田氏は16日、「農水省の検査は非常にレベルが低かった。甘っちょろい気持ちでは困る」と農水省を批判し、消費者目線で事故米問題に対応する姿勢を強調。首相も「それぞれの機関が発表すると混乱する。一元的に見るところがあれば、迅速な対応もできる」と期待感を示した。野田氏が矢面に立つことで、どこまで解決策に道筋をつけ、「消費者庁」への布石を打てるのかが試される。(餌取稔也、山下剛)

>身内の公明党のわがままで政権を維持出来なくなった福田総理。
 しかし政権を放り投げるという極めて無責任な事をしでかした事も事実です。

 その罪滅ぼしではないですが総理総裁の座にいるのもあと僅かですが、次の政権の為にも、また何より市民の為にも、今出来る事をしっかりとなさってほしいです。

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080916-OYT1T00530.htm
カビ米を主食用に販売…愛知・三重・滋賀の12店
 接着剤製造会社「浅井」(名古屋市)による事故米の不正転売問題で、愛知、三重、滋賀3県の米穀小売店など12店で、カビが生えた事故米が主食用の米として販売されていたことが16日、岐阜県などの調べで分かった。

 これまでのところ健康被害の報告はないという。

 販売されたのは、浅井から米穀商「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)を経て、名古屋市北区の米穀卸会社「ハラキン」に卸されたうるち米約12トン。

 ハラキンが岐阜県多治見市の工場で精米し、愛知県内の直営店や名古屋市内の飲食店、三重県内のスーパー、愛知、滋賀県内のドラッグストアなどで販売された。

 ハラキンの役員は「ノノガキ穀販から北海道の米として紹介があった。米の粒が小さいという印象だったが、ほぼ相場価格で購入した。裏切られたという思いだ」と述べた。

(2008年9月16日22時15分 読売新聞)

47よっさん:2008/09/17(水) 00:31:01
※事故米関連ニュースのまとめ 9/17 その2

NHK関西のニュースより
http://www.nhk.or.jp/osaka/lnews/02.html
“接待はコメの情勢聞くため”
食用に使えない輸入米などを不正に転売していた大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」は、平成17年から18年にかけて大阪農政事務所の担当課長を接待していたことについて、コメの流通の情勢や先行きを聞くためだったと述べました。

この問題で三笠フーズは、食用に使えないコメを不正に転売していた時期にあたる、平成17年から18年にかけて、2回にわたり、問題のコメの販売や入札、加工状況の点検を担当する農林水産省大阪農政事務所の、当時の消費流通課長を、大阪市北区にある直営の飲食店で接待していました。
これについて冬木三男社長とともに同席した財務担当者は「コメの流通の一般的な情勢を聞くためだった。公式発表だけでは商売できない。社長は社長のアンテナで情報の内容をくみ取り今後の商売を考える材料にしていたと思う」と述べ、コメの流通の先行きについて感触を探るためだったことを明らかにしました。
そのうえで「さつま地鶏やビール、焼酎などひとり3000円くらいの会計で、支払いは三笠フーズ側だったと思う。便宜を期待する気持ちがどこかにあったかもしれない」と話しました。
一方、接待を受けた当時の課長は、NHKの取材に「政府米の在庫がたまっていたので飲食の席で三笠フーズ側に政府米を買ってほしいと頼んだが、便宜を図ったことはない」と話しています。
大阪農政事務所では国家公務員倫理規程に違反する疑いがあると見て調べています。

>これは極めて重要なニュースではないでしょうか。
 何故なら、もし接待を受けた大阪農政事務所の担当課長が今回の事件に関する何らかの重要情報を三笠フーズに漏らしていたのならば、
 それは立派な『共犯関係』になる。その情報の程度によっては立件できますよ。
 
 またここで疑わないといけないのが東海農政事務所と事故米を不正転売した東海地方の企業と同じような事はなかったのか。
 また無かったとしたら事故米を不正転売していた企業同士で情報を共有するネットワークはなかったのか。
 この事件、ことによると食品に関する不祥事の中で最大最悪のものになるかもしれません。

48よっさん:2008/09/17(水) 08:27:41
産経関西より
http://www.sankei-kansai.com/2008/09/17/20080917-002366.html
暴力支配の異常な運営 暴走野放し フリースクール経営者逮捕1週間
 京都府京丹波町のフリースクール「丹波ナチュラルスクール」を舞台にした入所者虐待事件は、経営者の朴聖烈容疑者(60)らが逮捕されて16日で1週間がたった。暴力で支配した異常な運営実態が次第に明らかになってきたが、こうした施設の「暴走」をなぜ食い止められなかったのか。既成の学校にはない自由さを売り物にしたフリースクールの「死角」を指摘する声もあがっている。

 朴容疑者は同じ場所で約20年前から私塾という形で更生施設を運営してきたが、京都府家庭支援課が施設の存在を最初に把握したのは昨年10月下旬、入所者の少年が脱走するトラブルを起こしてからだった。朴容疑者は調査に対し、暴行の事実を隠しており、府は「虐待を感じさせるものはなかった」と判断。入所者の保護は見送られた。

 今年8月中旬になって少女ら3人が逃げ出し、南丹署が保護して初めて、18歳未満の入所者が虐待されていることが判明。児童福祉法と児童虐待防止法に基づき、やっと立ち入り調査に踏み切った。

 同課は「法律に基づかないフリースクールに対して指導や実態把握する権限を持っておらず、対応にも限界がある。今回の施設の対処に落ち度はないが、同じことを繰り返したくないので、実態の把握や指導といった対応ができるか検討したい」としている。

 NPO法人「日本フリースクール協会」(東京)によると、施設は不登校児の親が集まって運営したり、退職教員が設立したり、学習塾が経営するなど、さまざまな形態がある。しかし、そもそもフリースクールには定義はなく、全国の施設数も正確にはわからないという。

 同協会は「今回のような事件は大半のスクールで起こりようがなく、驚いている」としたうえで、「もともと管理するのが難しい子供たちのために運営を自由にしており、規制をかけて国や自治体の管理下に置くと、一般の学校と同じようになってしまい、スクールの意義が失われてしまう」と指摘する。

 また、引きこもりの児童を対象にしたNPO法人「京都オレンジの会」(京都市東山区)は「名古屋のNPO法人の更生施設で2年半前、入所男性逮捕監禁致死事件があったが、今回の構図はそれと同様で、事件の反省が生かされていないのではないか」と話している。

>「もともと管理するのが難しい子供たちのために運営を自由にしており、規制をかけて国や自治体の管理下に置くと、一般の学校と同じようになってしまい、スクールの意義が失われてしまう」と指摘する。

 これは言い換えると、
 「おれたちは良いことしてるんだから公権力の監視は受けたくねぇよ。放っておいてくれ。」
 と、言う自己弁護にしか聞こえません。

 名古屋で同じような事件があって今回の京都の事件。
 しかも定期的に査察が入らない状況では、今回のような事件は「氷山の一角」に過ぎないのではという疑いは残り続けます。

 何らかの形で公権力が関与するようにしないと第二・第三の同じような事件が起きるでしょう。

49名無しさん:2008/09/17(水) 08:42:41
>>45
確かにそこは理解できます。ただやはり多過ぎても、多岐に渡り過ぎても損失的な面もあるので

50よっさん:2008/09/17(水) 08:52:45
※事故米関連ニュースのまとめ 9/17 その3

asahi.comより
http://www.asahi.com/national/update/0917/TKY200809160311.html
農薬検出の中国産もち米、03年輸入分の7割が汚染
 農薬などに汚染された事故米が食用に転用されていた問題で、有機リン系農薬成分のメタミドホスが検出された中国産のもち米は3500トンあることがわかった。中国産もち米は03年度に計5千トンが輸入されており、その7割が汚染されていた計算だ。ほぼ全量が、米穀業者などに売却されたとみられる。

 農水省が16日、民主党の求めに応じて説明した。中国産もち米を輸入したのは03年度だけだという。売却されたもち米のうち、三笠フーズへの販売が800トン、浅井が570トン、太田産業は718トン。三笠と浅井が食用に不正に転売した分が京都市の保育園や関西の菓子メーカーなどに流れたことがわかっている。

 3社にわたった2100トン以外には、米穀業者に工業用として売却されており、不正な転売は今のところみつかっていない。

http://www.asahi.com/national/update/0917/OSK200809160127.html
冷凍食品用の「加工米」も不正転用 三笠フーズ
農薬などに汚染された事故米を食用に転用していた米販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が、冷凍食品などにしか使えない割安の「加工用米」を主食用の米に混ぜ込んで販売していたことが16日、関係者の話で分かった。加工日などを記した報告書を偽造して国に提出していたことも判明。同社は事故米以外でも、不正転用を繰り返していた疑いも出てきた。

 農林水産省などによれば、加工用米は、主食用の米の流通量や価格を安定させるため、生産を調整する目的で栽培した米。使途は食糧法に基づいて定められた「米穀の生産調整実施要領」で「レトルト米飯」や「冷凍用米飯」などの加工用に限定されている。

 関係者によれば、主食用米に比べ、1キロあたりの単価が十数%安いという。加工日や数量を農水省に提出することが義務づけられ、指定された用途以外に使われた場合、業者はその翌年から加工用米を取り扱えなくなる罰則もある。

 同社は98年から、全国農業協同組合連合会(JA全農)を通じて加工用米を購入。九州工場(福岡県筑前町)に運び、主食用米にブレンドして精米し、近畿地方や九州地方を中心に、レストランやチェーンのすし店などの外食産業のほか、機内食製造会社に販売していたという。

 不正転用した量は年間100〜数百トンにのぼるという。さらに農水省には実際に加工したように見せかけた報告書を提出していたという。関係者は「加工すれば費用も手間もかかる。不正と知っていたが、利ざやを稼ぐ目的でやった。報告書を出すだけで国は調査にも来なかった」などと話している。(宮崎勇作、歌野清一郎)

51よっさん:2008/09/17(水) 08:55:23
※事故米関連ニュースのまとめ 9/17 その3

asahi.comより
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200809160100.html
「役人名こそ公表を」出荷先公表で怒りの声 事故米問題
「我々も被害者」「不正を見抜けぬ役人名こそ公表を」――。「三笠フーズ」(大阪市)が出荷した事故米を取り扱った全国の約380カ所が実名公表された16日、対象となった業者の間に怒りと困惑の声が相次いだ。汚染米の流通先が一気に拡大し、農水省への憤りが噴き出した。

 ■菓子店■

 兵庫県姫路市の老舗(しにせ)和菓子店「白鷺(はく・ろ)陣屋」では、塩まんじゅうに使用した寒梅粉に事故米が混じっていたとされる。納入業者から11日に「事故米が入っている恐れがある」と連絡があり、16日は直営7店舗と取引先十数社からの商品回収に追われた。

 井上賢社長(62)は「損害額は集計できていないが、一番の損害はお客さんの信用だ。信用を取り戻すのは並大抵のことではない」。同県内では他に25の菓子業者にも事故米が流通していた。

 岡山県倉敷市の和菓子業者は、購入したもち米粉などに事故米が混入していたという。「『赤福』の偽装の時も和菓子屋というだけで白い目でみられた。我々にはどうしようもなかった、ということを国がきちんと説明してくれるならいいが……」

 公表リストには、メタミドホスが検出されない事故米を使った業者も含まれ、戸惑いも広がった。広島県福山市の和菓子製造会社には13日、農政局の職員が市保健所の職員と一緒に訪れ、岡山県の食材卸会社から仕入れたもち米粉に事故米混入の可能性があるとして持ち帰った。

 16日朝、農政局から「一斉に公表する」と電話を受けたが、直後に市保健所から「メタミドホスは検出されなかった」と連絡があった。同社の社長(49)は「公表にあたっては、もっとやり方があるのではないか」と不信感を募らせた。

http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200809160100_01.html
■南京町■

 「中華街全体に風評被害が広がるようなら、死んでも死にきれない」。神戸市の中華街・南京町の中華料理店主(66)は嘆いた。店の点心の材料のもち粉に事故米が混ざっていた。中国製の冷凍ギョーザ中毒事件が起こって以来、食材の安全に配慮して取引を国内の業者に切り替えたばかりだった。「金もうけのためなら人の命はどうでもいいのか。時間をかけて信頼を築いてきたのに、お客さんたちにどう説明していいのか」と、三笠フーズに怒りをぶちまけた。

 ■米業者■

 大阪府南部の米穀仲介業者は昨年11月、兵庫県の米穀加工会社からもち米の粉約400キロを購入して和菓子店などに販売。この中に事故米が混じっていた可能性があるという。この業者は「農政事務所には名前を公表しないという前提で、調査に協力したのに出された。元を正せば農水省がチェックを怠ったからこんな米が出回ったのだろう」と国への不満を訴えた。

 福井県の食材卸会社社長は「三笠が一番悪いが、国のチェック体制で食い止められたのではないか」と言い、もちまき用のもち米を神社に販売した和歌山市の米穀店の妻(40)は「発覚後、対応と心労でほとんど寝られない。何でこんなことになったのか農水省にきちんと解明してほしい」と涙声で話した。

52名無しさん:2008/09/17(水) 09:25:39
日本の屑マスコミに期待なんかすんなって
上っ面の情報だけで満足して真実を見抜けない馬鹿を量産
それが屑マスコミの主たる目的なんだよ
ジャーナリズム?そんなもんとうの昔に無くなったわw
大阪がこの状況を脱する方法はこれしかない
ずばり日本からの独立!
都市国家にして香港とリヒテンシュタインを融合させたような形態にするのだ
世の中金と情報がモノをいう、世界の覇者ロスチャイルドも体現してるではないか
徹底的に金持ち(特にロスチャイルド関連)を優遇すべし
被支配層はつらいかもしれんが、都市国家の独立にはその手の痛みがつきもの
考えてみろ、今の日本だって被支配層のつらさに変わりはないぞ
それに彼らだって馬鹿じゃない
ちゃんと被支配層でもそれなりの生活ができるように手を打つ
少なくとも今の日本みたいに朝から晩まで働くということはぐんと減る
マスコミは既存のTV局、新聞、ラジオ全て廃止して国営を一つずつ設置
ロスチャイルド全面協力のもとで設置できればなお良し
日本を万歳するよりロスチャイルドを万歳せよ

53名無しさん:2008/09/17(水) 14:13:44
軍備がないと独立は難しいですね。経済1流でも中国の脅威に晒されるとなると苦しいです、やはり。
道州制でも自衛隊の割譲は無理かな。

ただ経済的独立というのはあるべきだと思います。国家的には合州的な道州制かな。連邦制というか。

54よっさん:2008/09/17(水) 19:39:22
※事故米関連ニュースのまとめ 9/17 その4

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002238.html
事故米、食用流通620トンの大半消費済み――農水省など調べ
2008/09/17配信
 カビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」の不正転売問題で、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)から流通した約620トンの事故米の大半が、商品として消費されている可能性が強いことが17日、農林水産省などの調べで分かった。同社が2003年度以降、政府から購入し転売した米の約44%を占める。出回った商品の回収は困難になっている。

 農水省の調査によると、三笠フーズは殺虫剤「メタミドホス」が検出された中国産のもち米800トン▽カビ毒の「アフラトキシン」が検出された中国・ベトナム・米国産うるち米9.5トン▽殺虫剤「アセタミプリド」が検出されたベトナム産うるち米598トン――の工業用事故米計約1407トンを食用などの目的で転売した。

 これらの事故米は仲介業者56社を経由して和菓子製造、米菓製造、酒造、給食など21都府県計319の製造・販売業者に渡っている。約622トンが商品の原材料などとして使用され、商品に加工されて市場に流通したという。

 こうした事故米の加工品の多くは出荷後、消費者が購入したか、既に消費期限などが切れて店頭などから撤去されているため、現状で回収できる商品は少ないのが実情だ。九州や東京都内の酒造会社などは事故米が混入した恐れのある商品の回収を急いでいるが、実際に事故米が混入した商品は、既に消費され、口に入った可能性が高いという。

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002237.html
事故米流通先の社長、自殺――奈良・広陵、社名公表の米穀販社
2008/09/17配信
 「三笠フーズ」による事故米の流通先として公表された奈良県広陵町の米穀販売会社「ナカガワ」の中川収一社長(54)が16日夜、自宅で首をつって自殺したことが17日、分かった。

 香芝署によると、16日午後11時50分ごろ、広陵町の自宅の寝室で、中川社長が掃除機の電気コードで首をつっているのを長男(28)が発見した。社長は病院に運ばれたが、翌17日未明、死亡が確認された。遺書は見つかっていない。

 農林水産省は16日、事故米の流通先として同社の社名を公表。社長は問題が報道されて以降、家族に「死にたい」と漏らすなど精神的に不安定な様子だったという。

 農水省奈良農政事務所は「消費者の安心のため公表に踏み切ったが、それが原因になったのであれば残念」と話した。
(共同)

55よっさん:2008/09/17(水) 20:35:25
※事故米関連ニュースのまとめ 9/17 その5

MSN産経より
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080917/crm0809171426028-n1.htm
【事故米不正転売】中国産が流通過程で国産や米国産に“変身”
大阪市北区の米粉加工会社「三笠フーズ」による事故米の不正転売事件で、農薬のメタミドホスに汚染された中国産もち米が複数の仲介業者を流通している間に国産や米国、タイ産として扱われていたことが17日、わかった。メタミドホス汚染米は三笠フーズから中国産として出荷されており、複数の仲介業者が産地を偽装し転売したとみられる。

 農水省は不正競争防止法(虚偽表示)などに抵触する可能性があるとみて調査しているが、米流通の「闇」が改めて浮き彫りになった格好だ。

米流通の闇深く

 農水省が16日に公表した三笠フーズの汚染米の中間流通業者のうち、少なくとも5社の食材卸会社などが「国産のもち米粉」として購入し、菓子店などに卸していたと証言した。いずれも兵庫県姫路市の米穀加工会社「五百城(いよき)ニュートリイ」から仕入れていたという。

 同社は創業86年の老舗で、近畿各地の菓子店などで評判が高く、多くの業者が取引している。同社は「国産のもち米として、1キロ150円という国産の相場で仕入れた。偽装なんてするわけがない」と説明。これに対し、同社に納入した神戸市内の米穀加工会社「コムズ・ジャパン」は「中国産の古米として仕入れ、中国産として売った」としており、両社の説明に食い違いがみられた。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080917/crm0809171426028-n2.htm
一方、給食会社「日清医療食品」を通じて近畿各地の病院や高齢者福祉施設、保育園に流通したもち米は、流通過程でアメリカ産に変わっていた。農水省の調査で、神戸市の穀物販売会社「大豆油糧」がアメリカ産のラベルをつけて出荷したことが判明した。

 大豆油糧は「アメリカ産の在庫が切れたので国産として仕入れた米をあてた。こちらとしてはサービスしたつもりだった」と主張。仕入れ先の大阪府泉佐野市の米穀仲介「サガン商会」は「中国産と口頭で伝えた。うちが偽装するメリットはない」と意見が対立している。

 このほか、福井県内の業者が、タイ産と富山県産のブレンド米として仕入れたもち米粉が、三笠フーズの汚染米だったことが分かるなど、偽装の疑いがあるケースが多数確認されており、それぞれの流通ルートで別々に偽装された可能性が高いとみられる。

 三笠フーズは、農薬のアセタミプリドに汚染されたベトナム産うるち米32.4トンを熊本県の美少年酒造に国産と偽って販売していた。メタミドホス汚染米430トンは非常勤顧問の個人会社などを通じて正規米に偽装して出荷したものの、産地は中国のままだった。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080917/crm0809172023036-n1.htm
【事故米不正転売】島田化学工業に回収命令 新潟県
2008.9.17 20:13
 新潟県は17日、工業用の事故米をほかの米と混ぜてでんぷんに加工し食用として販売していた「島田化学工業」(長岡市)に対し、食品衛生法に基づき、でんぷんの回収を命令した。

 県は同日までに島田化学工業への立ち入り調査を始めており、流通先を割り出し、消費者への健康被害がないか調べている。今週中に調査を終えて流通先が特定できれば公表する方針。

 同社は平成15年度からの5年間で事故米約233トンを購入。約232トントンを15、16年度に集中購入して、出荷しており、回収は困難とみられる。

 県は事故米使用のでんぷんを使った食品が見つかった場合、危険性を判断し、その食品を回収するかを決める。同社は16日の記者会見で「相手の事情がある」として流通先を明かしていない。

56よっさん:2008/09/17(水) 20:46:46
※事故米関連ニュースのまとめ 9/17 その6

asahi.comより
http://www.asahi.com/national/update/0917/OSK200809170040.html
汚染米「給食ルート」集中捜査へ 大阪府警
米販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が農薬などに汚染された事故米を食用に転用した問題で、大阪府警は複雑な流通ルートのうち、メタミドホスを含む中国産もち米が近畿2府4県の病院や介護施設など119カ所に流通した「給食ルート」に集中して捜査する方針を固めた。府警はこのルートで残っていた事故米を独自に鑑定し、基準値以上のメタミドホスを検出しており、食品衛生法違反の疑いが強まったと判断した。

 大阪府警は、福岡、熊本両県警と近く合同捜査本部を立ち上げて同社を強制捜査する方針。「給食ルート」での事故米の価格は、三笠フーズが国から購入した際の1キロ約9円から40倍以上にはね上がったとみられ、府警は詐欺容疑も視野に捜査を進める。

 農林水産省の調査などによると、三笠フーズは06年11月〜昨年5月、メタミドホスの基準値(0.01ppm)を超えて事故米となった中国産のもち米約800トンを購入。一部が佐賀県や福岡県、大阪府などの仲介業者計9社を経由して今年5〜9月に給食会社「日清医療食品」近畿支店(京都市)に納入された。

 同社は近畿2府4県の病院や介護施設など119カ所でこの事故米を使用。大半は赤飯やおはぎの材料などとして消費されたが、残っていた米からは、各自治体の調査で基準値の6〜2倍のメタミドホスが検出されている。

http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000809170002
「汚染米認識なかった」 
2008年09月17日
◇◆社長会見 販売先伏せる◆◇
 三笠フーズ(大阪市)による事故米の不正転用問題で、全国373カ所の流通先が実名公表された。県内では四日市市内の菓子原料製造卸「ミルズカトウ」(加藤芳男社長)に事故米が流通していたが、同社が販売した具体的な業者名は明らかにしなかった。別ルートで事故米を購入した同市の「ノノガキ穀販」の転売先も一部が公表されただけで、流通ルートは不透明なままだ。

 「ミルズカトウ」の加藤社長は16日午後7時すぎから同市内の事務所で会見し、「国産米のもち粉として仕入れた。事故米が混ざっているなんて考えもしなかった。事故米を流した業者には怒りを感じる」と述べ、事故米との認識がなかったことを強調した。

 加藤社長によると、昨年11月、兵庫県姫路市の「五百城(いおき)ニュートリイ」から加工済みのもち粉として180キロを仕入れ、小分けにして菓子などの製造業9〜10社に販売したという。1キロ700円台で仕入れ、販売価格は800円台だったとしている。

 加藤社長は仕入れ先からの情報として、もち粉20キロ当たり製造過程で事故米が混入している可能性がある米は約160グラムだと明らかにした。「微量な上、製造過程で洗米しており、明らかに安全だ。しかし、混ざった製品を食べてしまった方には非常に申し訳ない」と陳謝した。

 一連の三笠フーズの問題が明らかになった11日に、加藤社長は取引先に「安全宣言」を配布した。しかし、翌日に三重農政事務所からの連絡で事故米混入を知ったという。一方、販売先の業者名は「販売先を風評被害から守りたい」として公表しなかった。

◆流通経路なお不透明◆
 接着剤製造販売会社「浅井」(名古屋市)から、ノノガキ穀販へと流れた事故米については、農水省は、もち米の転売先を公表した。

 同省によると、転売したもち米は558トン。転売先は、四日市市の米穀仲介業「前川商店」、岐阜市の同業「岐阜米穀卸」、京都市の同業「関西米穀市場」、愛知県知多市の菓子製造業「竹新製菓」の4社だった。

 同省は当初、ノノガキ穀販が仕入れたもち米の量を570トンとしていたが、転売の際にごみを取り除くなどして減量していたという。

 このうち竹新製菓は、事故米245トンをあられ製品の原料として全量使用していた。ほかの3社に流れた事故米は東海3県などで転売が繰り返されていて、同省は流通経路を調べている。

 また、ノノガキ穀販が仕入れた事故米のうち、うるち米約292トンの転売先は「調査中」として公表しなかった。

57よっさん:2008/09/17(水) 20:53:35
※事故米関連ニュースのまとめ 9/17 その7

YOMIURI ONLINEより
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080917-OYO1T00459.htm?from=top
三笠接待問題、農水省がOB、職員7000人調査
 農林水産省大阪農政事務所の元消費流通課長(62)(退職)が在職中に米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)から接待を受けていた問題で、農水省が緊急調査の対象としている地方農政局や農政事務所の食糧部門に在籍した職員やOBが、計約7000人にのぼることがわかった。同省は国家公務員倫理規程に違反する事案がないか、過去5年間をさかのぼって調べている。

 調査対象は、全国の7地方農政局と沖縄総合事務局、39農政事務所で事故米の管理や入札業務などに携わっていた職員とOB。本省の職員は業者と直接の接点がないとして調査対象から外された。地方農政局では食糧調整課長が、農政事務所では所長や次長などが面談では、事故米などの取り扱いを巡り、業者と会食など不適切な行為がなかったか確認するほか、不正に関与した情報がないか聞き取るという。

 三笠フーズの事故米不正転用を巡っては、03〜08年度、国が販売した事故米の4分の1を同社が随意契約や指名競争入札で購入し、その際は農水省側が入札開始時刻を同社の担当社員の都合に合わせるなど、便宜を図っていたことが判明。さらに、大阪農政事務所の元消費流通課長が三笠フーズから05〜06年に2回、居酒屋で接待を受けていたことも分かっている。

(2008年9月17日 読売新聞)

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/080917_3.htm
ノノガキルート カビ米12トン、主食に
「北海道産として買った」
 名古屋市瑞穂区の接着剤製造会社「浅井」による事故米の不正転売問題で、カビが生えた事故米が、名古屋市や愛知、三重、滋賀県の米穀小売店など12店で、主食用の米として販売されていたことが16日、岐阜県などの調べで分かった。これまでのところ健康被害の報告はないという。

 販売されたのは、浅井から米穀商「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)を経て、名古屋市北区の米穀卸会社「ハラキン」に卸されたうるち米約12トン。ハラキンが岐阜県多治見市の工場で精米し、愛知県内の直営店や名古屋市内の飲食店、三重県内のスーパー、愛知、滋賀県内のドラッグストアなどで販売された。

 ハラキンの原啓祐社長は、「北海道産のきらら397として買った。工場長がサンプルを見せてもらって確認したが、事故米とは見抜けず、申し訳なかった」と謝罪した。また、「販売先を回ったが、どこも健康被害が出ておらず、不幸中の幸い。絶対に出回ることのない事故米が出回ったことについては、強い憤りを感じる」と話した。

 一方、岐阜市の調査で、米穀商「岐阜米穀卸」が、浅井と三笠フーズが転売した事故米29トンを買いつけ、全量を福井県小浜市の米穀販売会社「幸池商店」に転売していたことが判明した。

(2008年9月17日 読売新聞)

58よっさん:2008/09/18(木) 00:24:14
※事故米関連ニュースのまとめ 9/18 その1

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080917-OYT1T00645.htm
事故米転売の島田化学工業、「工業用で売った」と虚偽説明
 新潟県長岡市の澱粉(でんぷん)製造会社「島田化学工業」(島田清之助社長)が事故米を不正転用していた問題で、同社が新潟農政事務所の立ち入り調査に対し、当初、事故米を加工した澱粉を「工業用として売った」などと虚偽の説明をしていたことが17日、わかった。

 新潟農政事務所の立ち入り調査は今月8日から始まった。同事務所によると、島田社長や担当社員が問題の澱粉を工業用として売ったと説明し、販売先なども示していたという。

 しかし、販売を裏付ける伝票などがないうえ、事故米の購入量と澱粉の出荷に関する説明に食い違いがあっため、同事務所が追及。島田社長が13日になって「食用としても販売した」と認めたという。

 同社は2003〜07年度に、カビがはえた事故米など233トンを工業用として国から購入し、米菓の原料などになる米澱粉の製造に使った。

 新潟県は17日、食品衛生法に基づき同社に立ち入り調査した。県の農業関連施設が02年度〜07年度に、工業用として同社に売却した米7・8トンのうち、6・4トンの流通ルートが不明となっており、使途の確認を急ぐ。

(2008年9月17日23時15分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080917-OYT1T00376.htm
立ち入り検査8回、事故米の転用見抜けず…新潟農政事務所
 新潟県長岡市の澱粉(でんぷん)製造会社「島田化学工業」が事故米を不正転用していた問題で、所管する北陸農政局新潟農政事務所(新潟市)が過去5年間に計8回、立ち入り検査をしていたにもかかわらず、今月の調査まで転用を見抜けなかったことがわかった。

 同社は2003年度〜07年度に、カビがつくなどして工業用に使途が限定された米233トンを購入しながら、工業用と食用に区別せず米澱粉の製造に使用。事故米が原料であることを伝えずに県内の製菓会社などに販売していた。同事務所ではこの間、立ち入り検査を8回行い、事故米が主食用に販売されていないことを確認したが、米澱粉の販売先までは調べなかったという。

 吉田竹志所長は「主食用として転用されているかどうかに主眼を置いた調査だったため、他の点について問題意識が低かった。結果として検査が甘かったと言わざるを得ない」と話した。

(2008年9月17日12時27分 読売新聞)

59よっさん:2008/09/18(木) 09:30:23
※事故米関連ニュースのまとめ 9/18 その2

毎日jpより
http://mainichi.jp/select/today/news/20080918k0000m010161000c.html
政府・与党:余剰米買い取り検討 総選挙視野に
 政府・与党は17日、コメの価格下落に備え、政府による買い支えを含む緊急対策の検討に入った。08年産米は、豊作が予想されている上、生産調整(減反)の目標達成が難しくなっていることから、値下がりするとみられている。そのため、衆院選を前に農村票を意識する与党から、米価対策実施の圧力が高まっていた。ただ、昨年に続いて2年連続で政府がコメを買い支えれば、農家の自主的な経営努力や生産調整への参加意欲を損ねるとの批判も出そうだ。

 農水省は08年産米の作柄を全国的に「やや良」から「平年並み」と見込んでいる。民間調査会社の米穀データバンクも作況指数(平年=100)を102の「やや良」と予想しており、昨年の99を上回る可能性が高い。

 一方、農水省は今年、作付面積を前年実績の164万ヘクタールから約10万ヘクタール減らす生産調整目標を掲げたが、実地調査などでは約5万6000〜6万6000ヘクタールの過剰作付けになっている模様。同省は余剰米発生を防ぐため、飼料用などへの切り替えを促しているが、このままだと、最近のコメの需要増を考慮しても数十万トンの供給過剰に陥る恐れがある。

 政府は昨年も生産過剰による米価下落を受けて約34万トンを備蓄米として買い入れたが、その後の売却で今年8月時点の在庫は約90万トンまで減っている。適正な備蓄水準とされる100万トンまで10万トン程度の買い増しの余地があるため、自民党内で、今年も政府が買い支えるよう求める声が強まっている。【工藤昭久】

> 政府は昨年も生産過剰による米価下落を受けて約34万トンを備蓄米として買い入れたが、その後の売却で今年8月時点の在庫は約90万トンまで減っている。

 この売却した米の中で‘事故米’になったものもあるのでは。
 安易に買い上げ安易に売却する今の制度では第二第三の‘事故米事件’が起きかねないのでは。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080918k0000m040155000c.html
事故米転売:農水省公表のリスト ミス続出で業者激怒
 三笠フーズ(大阪市北区)の汚染米転売問題で、流通先の業者・施設名を公表した農林水産省のリストには、流通実態のない業者を誤って表記するなどのミスが続出。「消費者の食の安全確保」を考えての公表だったが、同省や各地の農政事務所には17日、業者らの怒りの電話などが相次いだ。同省には前夜から同日までに、健康被害を心配する消費者からのものを含め約400件の電話があった。

 無関係なのに、リストに間違って表記された熊本県八代市の種苗店「肥後屋種苗本店」は、「汚染米とまったく関連のない商品を取り扱っており、迷惑だ」と激怒した。同店によると、12日に九州農政局消費安全部の職員が「事故米が流通した可能性がある」として来店したが、近くにある別の米製品製造店との間違いに気付いた。ところが、16日に公表されたリストには、店名が記載されていた。

 九州農政局は「完全なミス。ご迷惑をかけて申し訳ない。手違いで訂正前のリストが農水省に提出されてしまった」と話している。16日に種苗店を訪れ、謝罪したという。

 近畿農政局管内(2府4県)にも、14〜17日に約750件の相談や苦情が寄せられた。近畿農政局の関将弘消費生活課長は「大臣の政治決断。ご理解願いたい」と話している。

 一方、農水省は汚染米の不正転売問題に関する電話相談窓口を設けた。電話番号は、消費流通課(03・6744・2076)▽食品産業振興課(03・3502・5747)。【前田幹夫、丸井康充、和田大典】

60よっさん:2008/09/18(木) 23:36:03
※事故米関連ニュースのまとめ 9/18 その3

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002256.html
「事故米」12業者、食用に流通せず──農水省発表
2008/09/18配信
 「事故米」の不正転売問題で、農林水産省は18日、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)から事故米が流通した375業者のうち、12業者が食用として事故米を使っていないことを確認したと発表した。事故米を在庫として保管していたか、肥料向けなどの目的に使用していたという。12業者は以下の通り。

 織戸(千葉県習志野市)▽西田米穀(静岡市)▽毛利米穀(岐阜県大垣市)▽大東米穀(大阪府東大阪市)▽高田穀粉(神戸市)▽松永製餡(同)▽福壽堂(兵庫県姫路市)▽葛城食品産業(奈良県御所市)▽山本商店(福岡県うきは市)▽まるや菓子店(宮崎市)▽鹿児島酒造(鹿児島市)▽桃太郎屋(鹿児島県東串良町)

産経関西より
http://www.sankei-kansai.com/2008/09/18/20080918-002413.html
学校給食にも事故米 京都の中学47校、「浅井」から
 事故米の不正転売問題で、接着剤製造業者「浅井」(名古屋市)から食用に転用された事故米の一部が、京都市内の学校給食業者を通じて、同市立中学校47校の給食の赤飯として提供されていたことが18日、分かった。健康被害は出ていないというが、事故米の使用が学校給食で確認されたのは全国で初めて。同市教育委員会では保護者に経緯を説明をした文書を配布する。

 市の調査では、浅井から流れた事故米は複数の仲介業者を通じ、京都市伏見区の米穀販売業者に納入。同市内の中学校に給食を供給している2業者が約50キロを仕入れ、4月17日、赤飯の一部に使用。市内47市立中学校に5000食分が提供された。

 赤飯にはほかの米も混ぜられており、浅井から流れた事故米が含まれている比率は10分の1以下とみられるという。各学校では18日夕、流通経路と使用経緯のほか、健康へ影響を及ぼす可能性は低いとする保護者あての文書を配布する。

 事故米はこれまで、社会福祉施設や保育所などで使用が確認されているが、学校給食で使われていたことが確認されたのは全国で初めて。文部科学省は17日付で各都道府県と政令市の教育委員会に対し、学校給食の安全確保とともに、新たな流通ルートが確認された場合は注意をはらうよう促す文書を配布している。

61よっさん:2008/09/18(木) 23:41:42
※事故米関連ニュースのまとめ 9/18 その4

産経関西より
http://www.sankei-kansai.com/2008/09/18/20080918-002411.html
三笠グループ 自民支部に献金
 三笠フーズ(大阪市)による事故米の不正転売問題で、同社のグループ会社2社が、平成15〜19年の5年間に、大阪市内の自民党支部に計112万円の政治献金をしていたことが18日、分かった。支部側は「正当な献金」として、返還しない意向を示している。

 政治資金収支報告書などによると、献金したのは、三笠フーズの冬木三男社長(73)が社長を兼務する米穀卸会社「辰之巳」と小売会社「辰之巳米穀」。両社とも自民党大阪市鶴見区第3支部に、15年は各8万円、16〜19年には各12万円を献金していた。

 同支部の代表は、元参議院議員、坪井一宇氏の妻、まき氏。15年に大阪市議選(鶴見区)に立候補したが落選している。

 妻の代理として一宇氏が産経新聞の取材に応じ、「20年以上前から冬木社長と知り合いで献金を受けた。三笠フーズと辰之巳が同じだったとは報道があるまで知らなかった。事故米の転売には憤っている。議員時代を含め、米に関する仕事を頼まれたこともない」としている。

 辰之巳は昭和53年設立。信用調査会社によると、もとは三笠フーズと辰之巳米穀の資産管理会社だったが、今年5月、辰之巳米穀と合併した。不正転売問題では、三笠フーズとともに不正競争防止法違反罪で熊本県警に告発されている。

KTVニュース関西版より
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
野田消費者行政担当大臣 京都を視察
大阪の「三笠フーズ」が事故米を食用に転売していた問題で、野田聖子消費者担当大臣が、農薬メタミドホスに汚染されたもち米を給食に出していた京都市内の保育園や高齢者施設などを視察しました。
18日、野田大臣は京都市北区の「上賀茂保育園」を訪れました。この保育園では給食の赤飯に基準値の2倍のメタミドホスが含まれたもち米が使われていました。野田大臣は保育園側から説明をうけた後、園児たちと給食をともにしたり、保護者と意見交換したりして現場の声に耳を傾け、心理的な負担をかけたことについて謝罪しました。野田消費者担当大臣「子どもの命が守れていたかというと今回は危なかった。反省しないといけない。かなりダイナミックなことをしないと消費者の信頼は戻ってこない」その後、野田大臣は同じく「事故米」が提供されていた高齢者施設を訪れました。今回の視察で聞いた現場の声を政府に届け、食の安全に対する信頼を回復していきたいとしています。
三笠フーズの事故米転用を巡っては、大阪府警が毒性のある食品を販売した食品衛生法違反や食用と偽った詐欺容疑の立件も視野に福岡・熊本両県警とあす合同捜査本部を設置し、来週にも関係先を一斉捜索する方針です。

62よっさん:2008/09/18(木) 23:48:05
※事故米関連ニュースのまとめ 9/18 その5

毎日jpより
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20080918ddlk27040547000c.html
事故米食用転売:汚染米で緊急の申し入れ 自公が平松市長に /大阪
 大阪市議会の自民、公明は17日、三笠フーズ(北区)の汚染米転売問題に関し、市民の安全確保や今後の対策について平松邦夫市長に緊急の申し入れをした。

 自民の高野伸生幹事長、公明の待場康生幹事長が市長応接室を訪れ、市民の安全確保に全力をあげる▽被害業者の相談窓口を設置する−−ことなどを求めた申し入れ書を手渡した。【田中龍士】

毎日新聞 2008年9月18日 地方版

MBSニュースより
http://www.mbs.jp/news/kansai_GE080918165200159112.shtml
■汚染米“三笠フーズが検査日を指定”
 大量の汚染米を引き受けてくれるお得意さんだけに検査の目もつい甘くなってしまったのでしょうか。農林水産省が三笠フーズに調査に入っていながら汚染米の転売を指摘できなかった問題について、農水省は18日、三笠フーズから指定された日に調査に入っていたことを認めました。

 18日開かれた参議院の農林水産委員会で、三笠フーズの汚染米転売を見抜けなかったことについて、民主党の福山哲郎議員から厳しい質問が飛びました。

「三笠フーズから(汚染米を)加工しますと報告をうけて検査に出向いてますよね?」(民主党・福山哲郎議員)
「(三笠フーズの)加工日の中から日時を決めて立ち会いをしてきた」(農水省幹部)

 以前、VOICEの取材に、三笠フーズは立ち会い検査を受ける時だけ汚染米をノリ用の粉に加工する作業を偽装していたことを明らかにしていました。

 その点についても18日の委員会で取り上げられました。

「(農水省に)見せているときしか加工していないんだから。知らなかったんでしょうか?もし知っていたら共犯ですよ」(民主党・福山哲郎議員)
「調査方法は不十分であった。大変甘い調査で反省している」(農水省幹部)

 汚染米を大量に買ってくれる業者だけに甘い調査となったのか?

 農水省の対応に改めて不信感が募ります。

 一方、京都市では今年4月に中学校の給食に出された赤飯に汚染米が使われていることがわかりました。

 学校の数は実に47校、生徒や教諭あわせて5,000人以上が食べていました。

 今のところ健康被害は出ていないということです。

「知らなくてびっくりしています」(汚染米使用の赤飯を食べた生徒)

 この汚染米は愛知県に本社を置く「浅井」から流通したもので、京都市教育委員会は給食を食べた生徒の保護者に文書で事情を説明しています。
(09/18 19:44)

63よっさん:2008/09/18(木) 23:55:33
※事故米関連ニュースのまとめ 9/18 その6

MBSニュースより
http://www.mbs.jp/news/jnn_3951016_zen.shtml
■ 汚染米問題、国会で閉会中審査
 食の安全を脅かす問題は、ようやく国会で、閉会中審査という形で取り上げられました。そこで浮き彫りになったのは、農水省の無責任な体質でした。

 「農林水産省は、これを長期にわたって見逃し、結果として消費者の食の安全に対する不安を招いたことは責任を痛感いたしております」(太田誠一 農水相、衆院農林水産委員会・18日)

 初めて国会で取り上げられた汚染米問題。農水省の検査のやり方に対して、厳しい追及が相次ぎました。

 「三笠フーズから“加工します”という報告を受けて、この人たち(農水省職員)は農政事務所からは検査に出向いていますよね」(民主党 福山哲郎 議員)

 「(契約書に)加工日というのが書いてございます。その加工日の中から日時を決めて立ち会い等を行ってきた」(農水省の答弁)

 農林水産省は、「三笠フーズ」に5年間で96回も調査に入っていましたが、日程を全て事前に通告していました。それどころか、三笠フーズが「工業用のりに加工する」と伝えてきた日を、わざわざ調査する日に選んでいたのです。

 「大変甘い調査法だったと反省しているところでございます」(農水省の答弁)

 また、農水省は、有害物質カドミウムで汚染された米を、工業用に販売する際には食用に転売されるのを防ぐため着色しています。

 しかし、農薬やカビを含んだ汚染米については、着色していなかった点も取り上げられました。

 「なんで今度の場合には、着色という行為をしなかったのか」(民主党 筒井信隆 議員)

 「どうしてそうなったのか不思議でございます。私はですね、数日前に知ったばかりでございますので、こういう答弁になることをお許し頂きたいと思います」(太田誠一 農水相)

 汚染米が食用に転売される可能性を想定していなかったともとれる答弁です。そして、「じたばた騒いではいない」と言った太田大臣の他に、認識の甘さを示す発言もやり玉にあがりました。

 「食用に回した企業が一義的に、もちろん責任があるというふうに考えております」(農水省 白須事務次官、11日の会見)

 行政よりも企業の方の責任を強調した事務次官ですが・・・。
 「撤回させて頂いたうえで、改めて謝罪をさせて頂きたい。こういうふうに思います」(農水省 白須事務次官、18日の会見)

 流通先として公表した業者らに「消費者の不安解消を最優先に公表させて頂きました」などと釈明する手紙を送った農水省。苦しい説明に追われる日々が続きます。(18日18:00)

http://www.mbs.jp/news/jnn_3951027_zen.shtml
■ 汚染米、コンビニおにぎりで販売
 東海地方ではコンビニのおにぎりとしても汚染米が出荷されていました。

 汚染米がコンビニのおにぎりにも使われていました。製造していたのは、愛知県弥富市のシノブフーズ名古屋工場です。

 愛知県などによりますと、名古屋工場では今年2月中旬から先月上旬にかけて、京都の米販売会社から仕入れたもち米およそ6800キロで、赤飯のおにぎりなどおよそ10万個を製造、これらは東海地方のコンビニエンスストアなどで販売されました。

 その後の調査の結果、仕入れたもち米のおよそ1割が、三笠フーズや浅井が出荷した農薬汚染米だと分かりました。

 現在は汚染米を使った商品は流通しておらず、今のところ健康被害の報告もないということです。(18日17:59)

64よっさん:2008/09/19(金) 00:15:39
※事故米関連ニュースのまとめ 9/18 その7

MBSニュースより
http://www.mbs.jp/news/kansai_GE080918211500159237.shtml
■汚染米 漢方薬にも使用の疑い

 大阪市の医薬品メーカーが製造販売した漢方薬の原料に汚染米が使用された疑いがあることがわかり、メーカーが自主回収を始めました。

 自主回収されているのは、大阪市福島区の栃本天海堂が製造した漢方薬「健婦丸」と「トチモトの六味丸」です。

 いずれも漢方薬局で売られていて、「健婦丸」は2004年3月以降に製造された3,694個が、「トチモト六味丸」は2005年9月以降に製造された2,085個が対象です。

 栃本天海堂によりますと、2つの漢方薬の原料に、新潟県長岡市の島田化学工業がカビが付着した汚染米から作ったコメデンプンが使用された疑いがあるということです。

 栃本天海堂は「現在のところ健康被害の報告は受けておらず、デンプンの製造過程でカビが除去される可能性は高いが、念のために自主回収する」としています。
(09/19 00:01)

>MBS VOICEで今回の事故米事件の核心に触れるレポートをしています。
 コピペ出来ませんのでアドレスを貼っておきます。

 必見です。
 http://www.mbs.jp/voice/special/200809/17_15084.shtml

65名無しさん:2008/09/19(金) 00:27:18
>>64
編集からコピー、ショートカットでもコピペができます。右クリックが禁止なだけですよ。

66よっさん:2008/09/19(金) 09:10:38
>ありがとうございます。MBS VOICEのレポートを四分割にして貼ってみます。

http://www.mbs.jp/voice/special/200809/17_15084.shtml
■「汚染米ビジネス“30年前に原点”」 2008/09/17 放送
近畿だけでもおよそ200か所、三笠フーズの汚染米の被害は広範囲に及んでいました。

汚染米ビジネスともいえる三笠フーズの経営手法はいったいいつから、どのように始まったのでしょうか

私達はその原点を探ろうと取材を進めたところ、30年前のある疑惑が浮かび上がりました。

<三笠フーズ・冬木三男社長〜9月6日>
「国民の皆様に多大なご迷惑と心配をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます」

汚染米の転用問題が発覚した直後、神妙な面持ちで会見に臨んだ三笠フーズの冬木三男社長。

しかし、社員への解雇説明会のあと、社長は帽子とTシャツで変装して公の場から姿を消しました。

そもそも冬木社長は31年前、かつて勤めていた商社の破たんを機に、米業界に転身しました。

商社仕込みのその商法は従来の業界の商習慣とは一線を画していたといいます。

<食品業界関係者>
「商社から来たので接待・交際とか、あの手この手を使う。大阪の新地で飲んだりゴルフの接待は日常茶飯事」

滋賀県甲賀市。

田畑が広がるこの先に、冬木社長の原点を知る手がかりがあるといいます。

私たちが向かったのは、ある精米工場。

3年前に会社は精算され、今は工場も閉鎖されていました。

67よっさん:2008/09/19(金) 09:11:08
<記者>
「南京錠がかけられ中には入れなくなっています」

実はこの工場、31年前に冬木社長たちが出資し、酒米を精米するために建てられたものです。

しかし、業界内ではこの工場で当時、ある不正が行われていたとささやかれています。

<食品業界関係者>
「本来、精米すべき酒米を転用して米屋に売って、ほかから安い米を仕入れて酒米として酒屋に戻す」
(Q.業界では何という?)
「『ひねり』」

つまり冬木社長は、酒造メーカーから精米を依頼された酒米を食用に転用して米業者に卸し、酒造メーカーには別の安いくず米を仕入れて精米し酒米として納品していたというのです。

こうした行為は業界で「ひねり」と呼ばれてたそうです。

証言が事実なら、いま問題となっている汚染米の食用転用とよく似た不正に当時から手を染めていたことになります。

私たちは冬木社長に事実関係の確認を求めていますが、これまでに回答は得られていません。

68よっさん:2008/09/19(金) 09:12:01
一方、農水省は過去4年間で96回も三笠フーズの調査に入りながら不正の実態を見抜けませんでした。
<農水省の会見〜9月11日>
「手間をかけた調査をすべきだったと考えている」

業界には農水省が汚染米の転用を知りながら、あえて見過ごしていたのではないかといぶかる声もあります。

<食品業界関係者>
(Q.転用を農水省は黙認していた?)
「黙認です。監査がゆるい」

というのも不正の背景に大量の輸入米を抱える政府の事情が見え隠れするからです。

日本は15年前、毎年、一定量以上のコメをいわゆる「ミニマム・アクセス米」として輸入する約束を各国と交わしました。

その量は今や年間76万トンとなり、だぶついた米を保管する倉庫代だけでも年間数百億円にのぼります。

こうした状況の中で輸入米の中でも最も処分に困る汚染米を買ってくれる冬木氏は、農水省にとって、とても大切なお得意様だったにちがいありません。

<食品業界関係者>
「売る方が客を監査するのは考えられない。別の機関が監査しないと監査にならない」

さらに農水省が不正な転用を黙認していたという疑念はこんなところからも浮かび上がってきました。

<農水省の会見>
「(汚染米は)工業用ノリ原料に限定して販売した」

農水省は、「工業用ノリ原料に限定して三笠フーズに汚染米を売却した」と説明していました。

しかし、取材を進めると、そもそも米は、ほとんどノリの原料にされていないことがわかったのです。

69よっさん:2008/09/19(金) 09:12:56
大阪市福島区の工業用ノリメーカー。
大正時代から続くこの会社に、ノリの原料について聞いてみました。

<大阪製糊・橋本進社長>
「小麦のでんぷん、タピオカでんぷん、これもタピオカでんぷん、コーンスターチです」
(Q.米は?)
「いま話題になっている米は、私どもの会社では一切使用していない」

メーカーによると、米を使うとパサパサして粘りが無くノリとして使い物にならないのだといいます。

<大阪製糊・橋本進社長>
「なぜ工業用ノリと事故米が結びつくのか不思議なことで、なぜそうなったのかを(農水省に)問いただしたい」

ほかに米を原料にノリをつくっている会社はないのか。

工業用糊メーカーの組合に確認してみました。

<全国糊工業連合会・石塚三郎会長>
「冗談じゃないよね。我々の業界にそんな話はない。いまノリに米は使わない。そもそも米粉はない」

組合に加盟してるおよそ40社に米を使うメーカーはないということでした。

これに対し農水省は…

<農水省の担当者〜16日>
(Q.米をノリに使うことは少ないという声があるが?)
「障子にペタペタはるようなイメージではなく増量剤として使われるんだそうです」

農水省は「一般的な工業用ノリに米は使われていないが、ノリの増量剤として一定の需要はある」と説明しています。

--------------------------------------------------------------------------------

拡大の一途をたどり、三笠フーズ冬木社長と農水省の不適切な関係まで浮上した汚染米の転売問題。

警察は、今週中にも関係先の強制捜査に乗り出し、実態解明を進めることにしています。

70よっさん:2008/09/19(金) 19:39:09
※事故米関連ニュースのまとめ 9/19 その1

毎日jpより
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080919k0000e010065000c.html
事故米転売:農水次官更迭 後任には井出氏
 政府は19日の閣議で、農林水産省の白須敏朗事務次官(57)が退任し、後任に井出道雄林野庁長官(58)が昇格する人事を決定した。白須氏は18日、汚染米の不正転売問題の対応をめぐる一連の混乱の責任を取る形で太田誠一農相に辞表を提出。農水省の責任を否定した白須氏の発言が批判された経緯があり、事実上の更迭との見方が強い。

 白須氏は11日の定例会見で、汚染米問題について「農水省に責任があると今の段階では考えていない」などと発言。18日には「国民に不快感を与え不適切だった」として、この発言を撤回した。

 白須氏が辞任を決意したのは「安心実現内閣」を掲げ、消費者重視の姿勢を強調する福田康夫首相の意向も働いた模様だ。政府高官は19日午前、白須氏の辞任について「まず本人の意思があってということだが、あうんの呼吸」と述べた。

 白須氏は同日、後任の井出新次官と共同で記者会見し、更迭されたとの見方については「自分で判断し、16日に大臣に辞任を申し出た」とし、「事故米問題の再発防止について基本的方向性が出た。これを機に新体制で推進にあたるのが適当と判断した」と述べた。井出氏は「重大局面での就任で緊張している。事故米問題には明確なメッセージを出してしっかり対応していく」と述べた。【工藤昭久】

 ▽井出道雄氏(いで・みちお)東大法卒。75年農林省(現農水省)入省。官房長を経て08年1月から林野庁長官。神奈川県出身。58歳。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080920k0000m010065000c.html
事故米転売:第三者委員会が初会合 農水職員の処分も検討
 政府は19日、弁護士ら民間有識者でつくる汚染米不正転売問題の第三者委員会「事故米穀の不正規流通問題に関する有識者会議」の初会合を開いた。

 転売問題の原因究明と併せて農林水産省の対応を検証し、同省職員の処分も検討する。同会議の意見を踏まえ、政府の省庁横断チームが22日にも再発防止策を取りまとめる予定。

 有識者会議のメンバーは▽秋山昭八弁護士▽神山美智子弁護士▽佐野真理子・主婦連合会事務局長▽食育ジャーナリストの砂田登志子氏▽但木(ただき)敬一弁護士▽田中一昭・拓殖大名誉教授▽日和佐信子・雪印乳業社外取締役▽八木宏典・東京農大国際食料情報学部教授。【工藤昭久】

71よっさん:2008/09/19(金) 19:50:18
※事故米関連ニュースのまとめ 9/19 その2
MBSニュースより
http://www.mbs.jp/news/jnn_3951934_zen.shtml
■ 太田農水相が辞任、汚染米問題受け
汚染米の不正・転売問題が発覚してから2週間。任期切れまで、わずか4日を残しての大臣の辞任です。太田農林水産大臣は、一連の農水省の対応の責任をとって辞任しました。

「農林水産省全体としての責任、あるいはその結果責任というものを明確にしておいた方がいいだろうという考えで、辞意を固めるに至りました」(太田誠一農水相)
淡々と辞任表明を行った太田大臣。問題発覚当初は・・・

「人体に影響がないということは、自信を持って申しあげられるわけです。だからジタバタ騒いでいない」(太田誠一農水相・12日)
「食用にまわした企業が一義的にもちろん、その責任があると考えております」(農水省 白須事務次官・11日)

結局、責任を押しつけるような発言をした事務方のトップは、事実上更迭。批判を浴びた「ジタバタしていない」という表現は、19日の記者会見でも繰り返されました。

「“ジタバタしない”というのは今でもそうでありますけども、理由はですね、何かこういう異例の事態の際に、沈着冷静に行動しなければならないと」(太田誠一農水相)
「(Q.辞任の考えは?)そういう質問は理解できません」(太田誠一農水相・先月26日)

20日余り前、事務所費の問題が発覚した際は、強気だった太田大臣。しかし、政権にとって、農水大臣のポストはやはり鬼門だったようです。

「今、ナントカ還元水とか、そういうものを・・・」(松岡利勝農水相・当時 去年3月)
「まったくご心配には及びません」(赤城徳彦農水相・当時 去年7月)
「ここ(=農水省)だけはこない方がよかったな・・・」(遠藤武彦農水相・当時 去年8月)

 安倍前総理の在任期間中、事務所費など政治とカネの問題で、わずか3か月で3人の農水大臣が交代するという失態を演じました。福田総理は政権だけでなく、ジンクスも受け継いだ格好です。

汚染米の流通先として発表された業者は、突然の辞任劇に呆れています。
「途中で投げ出すことが、責任のとり方ではないと思うんですよ。補償をどうするのかとか、流通経路の解明とか、そういう道筋をつけたうえで辞任するのが、責任のとり方なんじゃないかなと」(菓舗・梅園 片岡圭助専務)
「ダメな人は早く辞めてもらって、適切にやってくれる方に早く今の状態を何とか解決してほしい」(福壽堂本店 臼井正敏社長)

野党側は・・・
「もともと責任感のない方々が、責任を取るということ自体がおかしな思いがございます。いずれにしても、遅きに失した辞任ではないかと」(民主党 鳩山由紀夫幹事長)
野党側は「辞めるのが遅すぎる」と、政府・与党に対する攻勢を強めています。

「国民の皆さんに安心を与えるという点では、重要かと思っています」(小池百合子元防衛相)
「業者がどうのこうのという前に、政府がパーフェクトだったかということが問われている。私はとても残念なことだと思うし」(石破茂前防衛相)
自民党の総裁選候補者は「辞任やむなし」の考えですが、総裁選で勢いをつけ衆議院選挙を優位に戦おうという自民党の戦略に、今回の辞任劇は暗い陰を落としそうです。(19日17:53)

>農水相と事務次官の首を切って、これで責任を取った事にして本当の闇に蓋をしようという考えなのでしょう。
 ここで有耶無耶にしてはいけません。

ABC WEBNEWSより
http://webnews.asahi.co.jp/
薩摩宝山の西酒造が野田大臣に風評被害回復を要望   (9/19 18:16)
「三笠フーズ」から不正に流出した汚染米を購入した酒造メーカーの代表が、野田消費者担当大臣に対し、風評被害から回復するために安全性のPRなどを要望しました。

 申し入れに訪れた「西酒造」は、汚染米の不正流通が発覚した後、焼酎「薩摩宝山」などを自主回収していました。西酒造は、回収した商品の検査結果が安全だったことを報告し、安全性を周知するよう訴えました。これに対し、野田大臣は「風評被害に悩んでいる方々の名誉回復に努めたい」として、風評被害の解消に努力する考えを示しました。また、野田大臣は、内閣府に設置した対応検討チームで週明けの22日にも具体策をまとめる考えを説明しました。

72よっさん:2008/09/19(金) 20:09:43
※事故米関連ニュースのまとめ 9/19 その3

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080919-OYT1T00030.htm
取引先にも「事故米使用せず」と虚偽説明、島田化学工業
 新潟県長岡市の澱粉(でんぷん)製造会社「島田化学工業」(島田清之助社長)が事故米を不正転用していた問題で、同社が「三笠フーズ」による転用が明るみに出た後の今月11日、「非食用の事故米は使用していない」と虚偽の説明をした文書を取引先にファクスで送っていたことが分かった。

 関係者によると、ファクスは島田社長名で11日朝送信された。この中で、「事故米は個別に管理し、(工業用澱粉は)食品産業以外のお客様に限定して販売している」としていた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080919-OYT1T00339.htm
農水省ダブル辞任…「当然」「誰が事態収拾する」の声
 広がり続ける事故米と農水行政への不信は、農林水産省の大臣と次官の「ダブル辞任」に発展した。

 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪)による事故米の不正転売が発覚してから2週間。関係者からは「辞任は当然」と怒りの声が出る一方で、「混乱が広がる中、誰が事態の収拾にあたるのか」との不安も漏れた。

 19日午前11時過ぎ、カメラのフラッシュを浴びながら農水省3階の記者会見室に姿を見せた太田農相。会見室からあふれるほど殺到した報道陣を前に、事務次官ら同省幹部の人事異動など閣議の内容を淡々と説明した後、「私自身のことについて」と自らの辞意を切り出した。

 福田内閣の総辞職は24日に予定される。任期が残りわずかな中で、なぜ辞任を決断したのか質問が集中すると、「事故米の流通先がおおむね判明したことや、再発防止策の骨子もまとまったので、一つの節目ではないかと考えた」と説明。

 辞任は、問題が拡大の様相を見せていた先週末ごろから頭にあったという。太田農相自身がテレビ番組収録で「(人体に影響はないので)ジタバタ騒いでいない」と発言し、批判されるなどした時期だ。

 突然の辞任は、「ジタバタしない」発言と矛盾するのではないかと指摘されると、「食品安全委員会の見解について述べただけで、ジタバタしていないのは今も同じ」と、悔しそうな表情を浮かべながら、「問題が大きいということは認識していた」と述べた。

 農水省の対応が「消費者寄りでない」と批判されたことについては、「誰のために、どこを向いて仕事をしているのか。(そういう点で)業者寄りと批判を受けたことはやむを得なかった」と認めた。最後に「今回のことで食の安全を揺るがせたことは誠に申し訳ない」と改めて陳謝した。

 一方、辞任する白須敏朗次官と、井出道雄・新次官の記者会見は正午過ぎから行われた。白須次官はふっきれたような表情で、「長年にわたって不正を見逃した責任は痛感している」。事故米の取引先リストを公表した16日に「再発防止には新体制であたることが望ましい」と考え、太田農相に辞意を伝えていたという。

 「農水省は生産者と消費者の両方に目配りしてやっていかないといけない。これまで欠けていたところがあった」と反省の弁を口にした。

 対照的に硬い表情の井出新次官は「初心に立ち返って全力を尽くしたい」と抱負を述べた。

73よっさん:2008/09/19(金) 20:55:23
※事故米関連ニュースのまとめ 9/19 その4

共同通信より
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008091801000916.html
農水省、汚染米の早期売却を指示 各地方事務所に
 米粉加工販売会社の「三笠フーズ」(大阪市)などによるカビ毒や農薬に汚染された事故米の不正転売問題で、農林水産省が汚染米の早期売却を各地方農政事務所に指示していたことが18日、明らかになった。同省と三笠との契約の8割が随意契約であることや、同省が汚染米の本来の用途である工業用のりの需要を把握しないままに売却していたことも判明。同省が売り急いだことが、汚染米被害拡大のひとつの原因と言え、批判を浴びそうだ。

 農水省によると、2006年4月、政府所有物品の迅速な処理に関する文書を消費流通課長名で各農政事務所に出し、汚染米を含む事故米の早期売却を図った。指示の理由は、同省が会計検査院から事故米の事務処理が遅いとの指摘を受けたためだと言う。

 同日開かれた参院農林水産委員会の閉会中審査で同省の町田勝弘総合食料局長が明らかにした。

 町田局長の答弁によると、各農政事務所が過去5年間に三笠に事故米を売却した回数は55回に上り、8割に当たる44回が随意契約。随意契約とした理由は「少額の50万円以下であったため」と説明した。

>8割に当たる44回が随意契約

 これも事件の核心に触れる情報だと思います。
 前に三笠フーズが大阪農政事務所の課長を接待していたというニュースがありました。
 この接待の中で随意契約の内容などを漏らしていた可能性は極めて高いのでは。
 また、この接待を受けた元課長が大阪で退職後農政に関するコンサルトを行っていますが、
 退職後も農林水産省と繋がりがあって事故米に関する情報を流していた可能性も否定出来ません。

http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008091901000873.html
汚染米問題を消費者目線で追及 回収費用、国が一部負担
 米粉加工販売「三笠フーズ」(大阪市)などのカビ毒や農薬に汚染された事故米の不正転売問題で政府は19日、農林水産省の責任明確化や再発防止策で助言する「事故米穀の不正規流通に関する外部有識者会議」の初会合を開いた。

 同会議は弁護士や消費者問題の専門家ら8人で構成。消費者の目線で再発防止策を議論し、関係省庁の「対応検討チーム」が22日公表する再発防止策の中間取りまとめに反映させる。政府はまた、汚染米と知らずに購入して製品化した事業者の自主回収費用の一部を国が負担する方針を固めた。

 防止策では、汚染米の不正取引を行った事業者への罰則強化、責任態勢の在り方、汚染米の処分方法などが焦点。農水省は既に、輸入の際、汚染米が見つかれば相手国に返品するなどの対応策を打ち出している。同省は、返品手続きなどの再発防止策が決まるまで、ミニマムアクセス(最低輸入量)米と小麦の輸入を当面見合わせる方針だ。

>早期売却をしながら今度は回収と。
 呆れてしまいます。

74よっさん:2008/09/19(金) 21:03:48
※事故米関連ニュースのまとめ 9/19 その5

時事通信より
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2008091901020
農水相更迭で「けじめ」狙う=逆効果への懸念も−与党
 太田誠一農水相の辞任劇の背景には、早期の衆院解散・総選挙をもくろむ政府・与党が、事故米の不正転売問題で一定の「けじめ」をつけることで、世論の批判をかわしたいと考えたことがある。しかし、福田康夫首相の政権投げ出しに続き、不正転売の影響が拡大する中での「責任放棄」とも言え、与党内からは衆院選への悪影響を懸念する声も出た。
 「政治に対する信頼という点では、ダメージがあったのははっきりしている」。自民党総裁選で優位に立つ麻生太郎幹事長は19日、民放テレビの番組収録で、事故米問題が政府・与党に与える打撃の大きさを認めた。
 太田氏は、事故米問題の対応で後手に回ったほか、「消費者がやかましい」との発言や、秘書の自宅を政治団体の事務所として届けていた問題が次々と浮上、野党などから批判を浴びていた。
 このため、自民党のベテラン議員は同日、「イメージが悪かったので辞めてくれてよかった」と太田氏の辞任を歓迎。党内では「内閣総辞職でうやむやにするより、自ら責任を取る形を取ったことが大事だ」(中堅議員)との声が上がり、政府高官は「首相もけじめを付けたいとの思いがあった」と説明した。
 一方で、党内からは「辞任は悪いことをしたと認めるようなもの。新内閣発足まであと数日なのだから辞める必要はなかった」(閣僚経験者)との声も出た。公明党の漆原良夫国対委員長は「国民に潔いと映るのか、途中で辞めて『とんでもない』と映るのか、判断しかねている」と語った。(了)
(2008/09/19-20:26)

>『臭いものには蓋をしろ』を地で行く辞任ですからね。
 少なくとも私は『責任逃れ』としかとれません。

75よっさん:2008/09/19(金) 21:06:32
※事故米関連ニュースのまとめ 9/19 その6

時事通信より
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&amp;k=2008091900789
事故米問題、「ほとんどテロに近い」=イオン岡田社長
 イオンの岡田元也社長は19日、都内で記者団に対し、残留農薬などで汚染された事故米の不正転売問題について「ほとんどテロに近い。われわれも確認作業に大変なコストが必要だ」と述べた。その上で「やった人間を絶対に許してはいけない。米粉加工会社の『三笠フーズ』もそうだし、結果としてここまで許した農水省の責任は重大だ」と強調し、不手際が目立つ農水省にも怒りの矛先を向けていた。(2008/09/19-17:25)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2008091901031
米でんぷん、オムレツに配合=47県立校で給食に−愛知県教委
 愛知県教育委員会は19日、島田化学工業(新潟県長岡市)が事故米を使い製造、販売した「米でんぷん」が給食用のプレーンオムレツに配合され、県内38市町村の47県立学校で2003−07年度まで提供されていたと発表した。(2008/09/19-20:35

76電球でござる:2008/09/19(金) 22:00:15
>>米でんぷん、オムレツに配合=47県立校で給食に−愛知県教委
なぜ、大阪と関係ないニュースを貼ってるのですか?
それから、三笠フーズ関連のニュースであれ、
事故米のニュースを貼るのはやめてくれませんか?

77よっさん:2008/09/20(土) 00:03:36
※事故米関連ニュースのまとめ 9/19 その7

>この焼酎に三笠フーズの米は使われていたのでしょうか。
 それは兎も角事故米は国際的問題にもなりかねませんし、折角世界的に評価が高まってきた日本の食品へ疑問の目を向けさせる事にもなりかねない。
 
 本当にトンデモナイ事をしてくれたものです。

 YOMIURI ONLINEより
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080919-OYT1T00771.htm?from=main2
 日本の汚染米使用焼酎、中国が輸入停止…酒類検査も強化
 【北京=牧野田亨】中国国家品質監督検査検疫総局は19日、日本の工業用「事故米」の不正転売・譲渡問題で、原料に事故米が使われた「アサヒビール」(東京)の焼酎を輸入停止とするほか、有害物質の有無を中心に、日本から輸入される酒類の検査を強化すると発表した。

 この問題を受けて、中国が日本からの輸入品に対する具体的措置を取ったのは初めて。

 日本の事故米の問題は中国でも報道されている。汚染粉ミルク事件で、中国国内が動揺しながらも、「食の安全」に対する国民の意識が高まる中、輸入品に厳しく対処する姿勢を示す狙いがあるとみられる。

 同総局によると、事故米を使用した同社の焼酎は今年に入って中国に約3万3000本輸入された。このうち、市場に出回ったのは「さつま司」の504本。約1万6000本は倉庫に保管され、残りは港で検査中という。

78よっさん:2008/09/20(土) 00:57:08
※事故米関連ニュースのまとめ 9/20 その1

MSN産経より
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080919/crm0809192216039-n1.htm
【事故米不正転売】農政事務所、三笠フーズに「買いすぎ」警告
2008.9.19 22:18
 三笠フーズ(大阪市北区)による事故米の不正転売問題で、近畿農政局大阪農政事務所の担当者が昨年秋以降、在庫量の多さなどを理由に計3回、同社に事故米などの購入を控えるよう「警告」していたことが19日、分かった。同社はこれを無視し、冬木三男社長(73)の指示で買い続けていたという。

 大阪農政事務所が同社の事故米の購入に対し疑念を抱いていたことを示す事実といえる。一方で福岡農政事務所は事故米を保管している九州工場への調査を強化しておらず、農林水産省の対応のまずさが改めて浮き彫りになった格好だ。

 同社によると、大阪農政事務所から初めて本社に警告があったのは昨年秋。農政事務所の担当者が電話で「相当量の在庫があるにもかかわらず、どうして必要以上の事故米を買うのか」と問い合わせてきた。

 さらに今年4月には、それまで送られていた入札案内の中止を通告されたほか、「在庫量が多いのに入札に参加するのは不審だ」との指摘があった。最後の警告は6月ごろで、加工用米として購入するミニマム・アクセス(MA)米などに関し、「農水省は(三笠フーズに)強く関心を示しており、行動を慎むように」との内容だったという。

 3回の警告はいずれも冬木社長に報告されたが、同社は冬木社長の指示で入札に積極的に参加。平成19年9月に1・5トン、20年1月に36・5トン、5月に0・3トン、8月に1トンの事故米を購入、MA米の買い付けも続けた。

 農水省は、同社の不正について、19年1月に手紙による内部告発を受けて立ち入り調査したが分からず、20年8月に寄せられた匿名電話での告発で端緒をつかんだと説明している。

 同社の財務担当者は「事故米を含め、必要以上に買い占めた時期があったのは事実。大阪農政事務所からの警告は社長に報告したが、特に対応が変わることはなかった」と話した。

79よっさん:2008/09/20(土) 01:02:11
※事故米関連ニュースのまとめ 9/20 その2

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080919-OYT1T00697.htm
「本省が関心、慎んで」事故米大量購入、農政事務所は認知?
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が汚染された工業用の「事故米」を食用と偽り転売していた問題で、汚染米や政府輸入米の大量購入を続けていた同社に対し、農水省大阪農政事務所消費流通課の職員が、今年6月ごろ、「本省が関心を持っているので、行動を慎んでください」と電話で伝えていたことが、元従業員の証言でわかった。

 農水省側は否定しているが、元従業員は「普段、職員に言われる内容でなかったので印象に残った。すぐ社長に報告した」と話している。事務所側が、同社の購入状況の異常さを早くから認知していた可能性が浮き彫りになった。

 同社は今年8月までの4年半で、全国25か所の農政事務所などで計53回にわたり事故米1779トンを買い集めていたほか、政府が毎年、輸入を義務づけられている「ミニマム・アクセス(MA)米」を年間5000〜3000トン落札。事故米は工業用、MA米は食品加工用に用途が限定されているが不正転売を繰り返していた。同社工場の月500〜600トンの加工処理能力に見合わない、異常な在庫状況が続いていたという。

 元従業員によると、消費流通課の職員からは昨年秋以降、「在庫がたくさんあるのに、そんなに買わなくてもいいのでは」などと、購入を控えるよう求める趣旨の電話が3回あったという。元従業員は「職員とは約5年前から政府輸入米の販売手続きでやりとりがあり、三笠フーズが目立つ買い付けをしない方がいいと心配してくれていたと思った」と話している。

 元従業員は毎回、この“忠告”を冬木三男社長(73)に進言したが、社長は聞き入れず、入札参加を繰り返していたという。

 同事務所の田中正雄・消費流通課長は「在庫が多いのを危惧(きぐ)しただけで、忠告はしてない。勘違いではないか。今年8月下旬まで三笠フーズが転売している疑いを抱いたことすらなかった」と弁明している。

80よっさん:2008/09/20(土) 10:05:05
※事故米関連ニュースのまとめ 9/20 その3

産経関西より
http://www.sankei-kansai.com/2008/09/20/20080920-002448.html
「本省が関心・・購入慎重に」 事故米で大阪農政事務所 三笠側主張
 三笠フーズ(大阪市北区)による事故米の不正転売問題で、農林水産省近畿農政局大阪農政事務所の担当者が昨年秋以降、在庫量の多さなどを理由に3回にわたり、同社に事故米などの購入を控えるよう警告していたことが19日、分かった。同社の財務担当者が明らかにした。3度目には「本省が関心を持っているので、行動は慎重にしてほしい」と〝忠告〟も受けたという。

 これに対し同事務所は「『慎重に』などとは言っていない。三笠フーズが後ろめたさから勘違いしたのでは」と否定。同事務所をめぐっては、元課長が三笠フーズの冬木三男社長から接待を受けていたことが既に判明している。

 同社によると、大阪農政事務所から初めて本社に指摘があったのは昨年秋。農政事務所の担当者が電話で「相当量の在庫があるにもかかわらず、どうして必要以上の事故米を買うのか」と問い合わせてきた。

 さらに今年4月には、それまで送られていた入札案内の中止を通告されたほか、「在庫量が多いのに入札に参加するのは不審だ」との指摘があった。最後は6月ごろで、加工用米として購入するミニマム・アクセス(MA)米などに関し、「農水省は(三笠フーズに)強く関心を示しており、行動を慎むように」との内容だったという。

 財務担当者は「処理能力以上に買い占めていたのは事実で、(農水省側は)不自然と分かっていたのではないか」と説明。3回の指摘はいずれも冬木社長に報告されたが、同社は冬木社長の指示で入札に積極的に参加。平成19年9月に1・5トン、20年1月に36・5トン、5月に0・3トン、8月に1トンの事故米を購入、MA米の買い付けも続けたという。

 農水省は同社の不正について、19年1月に手紙による内部告発を受けて立ち入り調査したが分からず、20年8月に寄せられた匿名電話での告発で端緒をつかんだと説明している。

NHK関西のニュースより
http://www.nhk.or.jp/osaka/lnews/01.html
大量在庫注目も、調査せず
コメの不正転売問題で、大阪の農政事務所が三笠フーズに食用に使えないコメの在庫が大量にあることに注目し、再三にわたって適正に処理するよう求めながらそれ以上の調査を行っていなかったことがわかりました。

農林水産省大阪農政事務所によりますと、大阪農政事務所では三笠フーズに国から購入した食用に使えないコメの在庫が大量にあることに注目し、去年10月からことし6月にかけて、4、5回に渡って適正に処理するよう会社側に求めていたということです。
ことし1月には、三笠フーズの九州工場に工場でのひと月の加工能力の1.7倍にあたる1000トンの在庫があるのを確認し「大丈夫か」と指摘したということですが、大阪農政事務所ではそれ以上の調査は行っていませんでした。三笠フーズは、同じ時期の去年11月から先月にかけて、もち米350トンを不正に転売していて、国のずさんなチェック態勢が改めて浮き彫りになりました。
これについて大阪農政事務所では「適正に処理してもらうための念押しとしてお願いしたもので、不正に転売しているという疑いは持っていなかった」と話しています。一方、三笠フーズの財務担当者は「今年の初めから買ったものはほとんどそっくり残っていたので、農政事務所から『これだけ残っているのにあえて買う必要ないでしょ』と言われた。不審に思われても仕方がない」と話しています。

81よっさん:2008/09/20(土) 13:54:35
※事故米関連ニュースのまとめ 9/20 その4

asahi.comより
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200809200044.html
「事故米はシックハウス向け」 三笠、工業用と報告
米販売会社三笠フーズ(大阪市北区)が事故米を食用に転用した問題で、同社が有機リン系農薬成分メタミドホスに汚染されたもち米を食用として売却していたにもかかわらず、農林水産省大阪農政事務所には「シックハウス症候群対策用に需要が伸びている工業用のりに使用している」と報告していたことが20日、わかった。

 三笠フーズの元社員によると、同社は昨年11月、事故米を佐賀県唐津市の仲介業者に売却し、その後に化学工業会社などで加工され、最終的に合板製造会社で使われる工業用のりになるとの報告書を農政事務所に提出。しかし、実際には仲介業者や非常勤顧問が設立したペーパー会社を経て、食用として福岡県久留米市の米穀販売会社に納入されていた。

 三笠フーズの冬木三男社長も今年4月に農政事務所を訪れ、「工業用のりは合板の接着剤に使う。シックハウス症候群対策で需要が増えている」と、うその説明をしたという。同社の元社員は取材に対し、「農政事務所の職員が追跡調査をしていたら、すぐにばれていたかもしれない」と話した。

82よっさん:2008/09/20(土) 17:27:29
※事故米関連ニュースのまとめ 9/20 その5

毎日jpより
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080920k0000e040018000c.html
事故米転売:「シックハウスでのり需要増」と虚偽説明
 三笠フーズ(大阪市北区)の汚染米転売問題で、同社の冬木三男社長が今春、農林水産省大阪農政事務所を訪れ、米の流通業務を担当する課長(48)に「シックハウス症候群対策用の工業のりとして、事故米の需要が伸びている」などと虚偽の説明をしていたことが分かった。事故米を大量に買いあさる同社に対して、使途を尋ねる課長側の質問に応じた。農水省は、同社がのり原料として販売した実績はなく、すべてを食用に転用しようとしたとみている。

 担当課長は19日、毎日新聞の取材に応じ、「当時は『なるほど』と思って納得した。社長にだまされた。憤りを感じる」と話した。

 同事務所によると、冬木社長は今年4月に着任した課長にあいさつするため、社員数人を連れて訪れた。課長が「工業用のりはどういう目的に使うのですか」と尋ねると、冬木社長は「ベニヤ板の合板に使います。化学のりと違って安全。シックハウス症候群対策用として需要が伸びています」と、虚偽の文言を並び立てて説明したという。【宮地佳那子】

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080920k0000e040064000c.html
事故米転売:胃腸薬95万個回収 富山の医薬品メーカー

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080920k0000e040062000c.html
事故米転売:汚染米使用のおにぎり 多治見の病院も販売か

83よっさん:2008/09/20(土) 17:48:29
※事故米関連ニュースのまとめ 9/20 その6

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080920-OYT1T00381.htm?from=main2
三笠フーズ告発情報、農水省は本社管轄の大阪事務所に伝えず
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の事故米不正転売問題で、農林水産省が昨年1月に三笠フーズの不正を告発する情報を得ながら、同社の工場を管轄する福岡農政事務所にだけ伝え、本社を管轄する大阪農政事務所には伝えていなかったことがわかった。

 取引先との決済資料などがある本社を同時に調べていれば、不正を見抜けた可能性もあった。また、各地方農政局・農政事務所に検査マニュアルもなく、同省のずさんさが浮き彫りになった。

 農水省によると、事故米を三笠フーズに売却した東京農政事務所に、昨年1月、「三笠フーズが焼酎メーカーに売却しようとしている」という趣旨の匿名の封書が届いた。東京農政事務所は本省に報告し、コメの保管・出荷業務を行う同社九州工場(福岡県筑前町)を管轄する福岡農政事務所にも情報を伝えたが、「保管場所がない」との理由で大阪農政事務所には連絡しなかった。

 連絡を受けた福岡農政事務所は同年1月29日から2月初め、九州工場に抜き打ちで立ち入り調査を行い、コメの在庫や帳簿類を確認したが、二重帳簿で、不正転売を見破ることはできなかった。大阪農政事務所は、担当者が今年6月、コメの購入量が増えていることを受け、同社に電話で用途をたずねたが、「(不正発覚時の)8月下旬まで転売の疑いを抱いたことすらなかった」としている。しかし、取引先との決済は本社で行われており、本社の帳簿や銀行記録を確認すれば、不審点を発見できた可能性もあった。

 この問題では、農水省が2003年度以降だけでも九州工場で加工作業に96回も立ち会いながら不正を見抜けなかったことも明らかになっている。

>なるほど農水相が泡を食ったようにドタバタ辞任したのは、地方の農政事務所のみならず本省ですら杜撰な対応をしていた事が関係していますね。
 この事件は「農水省と米の業者が一体となった事故米の処理」が本質でしょうね。

毎日jpより
http://mainichi.jp/select/today/news/20080920k0000e010054000c.html
事故米転売:商品回収費用、国が負担 購入業者を救済
 汚染米不正転売問題で、汚染米を使用した商品の回収に追われる焼酎や和菓子などの製造・販売業者を救済するため、政府は20日、事実関係を知らずに購入した業者の回収費用について、国が負担する方針を固めた。ほとんどの業者が事情を知らずに購入したとみられていることから、回収費用は100億〜200億円と見込まれており、08年度予算の予備費で対応する。

 農林水産省は16日、一連の問題のうち三笠フーズ(大阪市北区)からの汚染米流通先として24都府県、375の業者・施設名を公表した。政府は「消費者重視の立場」として公表の正当性を主張するが、業者側からは「検査を怠った農水省の責任を棚上げしたものだ」と批判が続出。鹿児島県酒造協同組合が「農水省の検査不備で商品が流通し、風評被害を受けた」として、国に対する損害賠償請求訴訟を検討している。

 こうした動きを受けて、政府は「このままでは賠償請求訴訟が相次ぐ」(政府高官)と判断。関係業者に経営体力に乏しい中小企業が多いことも考慮し、回収費用を国で負担することを決めた。

 政府は、22日に発表する汚染米問題の対応策に、国の回収費用負担を盛り込む。さらに廃棄費用の負担のあり方などについても具体的な検討を進める。

 回収費用については臨時国会に提出予定の08年度補正予算案での計上も検討したが、衆院解散・総選挙をにらみ補正予算の成立が流動化していることを踏まえ、閣議決定で対応できる予備費を活用することになった。

 01年にBSE(牛海綿状脳症)問題で、検査をしていない国産牛肉の在庫の買い上げや焼却などの処分費用を国で負担したことがあり、政府はこの事例を参考に検討を進めてきた。【坂口裕彦】

>回収費用は100億〜200億円と見込まれており、08年度予算の予備費で対応する。

 この回収費がどのように使われるかも問題です。
 農水省が直接回収に乗り出すのなら不正の可能性は低いが、どこかの業者に任せるとなると不正の臭いが途端に立ちます。
 業者を入札ではなく随意契約で選ぶのなら農水省と‘懇意’の業者が選ばれるでしょうし、そういう業者であれば掛る経費を「水増し請求」するなど当然のようにするでしょうし。

 事故米問題は最後の最後まで問題に付きまとわれそうです。

84よっさん:2008/09/20(土) 18:11:23
国内では事故米でテンヤワンヤの大騒ぎなのに、今度は海外から問題の種が来てしまいました。
経済がグローバル化する過程では、この種の問題が暫く続くのは覚悟しなければならないのかもしれません。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080920-OYT1T00354.htm?from=main4
メラミン食品が国内流通か、丸大食品が中国製3製品回収
 丸大食品(本社・大阪府高槻市)は20日、加工食品3種類に有害物質のメラミンが含まれている可能性があるとして自主回収すると発表した。

 対象商品は菓子の「抹茶あずきミルクまん」、「クリームパンダ」、「グラタンクレープコーン」で、今のところ健康被害の報告はないという。

 厚生労働省は、中国からの加工食品の輸入業者に対し、乳製品の原材料の安全性を確認するよう指導する方針。農林水産省も、所管の食品メーカーなどに取引関係を緊急調査するよう指示する。メラミンを巡って国内で製品回収が行われるのは初めて。

 丸大食品によると、いずれも中国の子会社の工場で製造された商品。中国メーカー産の牛乳からメラミンが検出されたとの報道を受け、調査したところ、同じメーカーの牛乳を仕入れて加工食品に使っていたことがわかった。万全を期して、全製品の回収を行うことにしたという。

 問い合わせは同社のお客様相談室(0120・338845)へ。

85身内に府職員:2008/09/21(日) 00:19:50
よっさんさま
>77 「お前が言うな!」ですよね。全く。
>84 丸大もキー局が好きな「大阪に本社のある」会社ですが、乳製品だけでなく現地調達した生乳から怪しい、という
時点ですぐ調べて、回収措置をとったのですから、褒められるべき対応ですね。
他の中国に生産拠点のある製品を扱っている企業はどうされるのでしょうか。
また、マスコミの報道の仕方とそれによる一般の方(や、2ちゃんねらー?)の受け止め方はどうなるのでしょうか。

・・・しかし、私がこのニュースでまず気になったのは
“「クリームパンダ」って命名、著作権はどうなのだろう?”
という、ひっじょーに明後日の方角な事でした・・・スミマセン。

86よっさん:2008/09/21(日) 00:37:42
丸大食品の対応は『迅速果敢』と言っていいほど見事だと思います。

中国で食品を生産している企業は、この対応を参考にしてはと思います。

87よっさん:2008/09/21(日) 00:47:31
※事故米関連ニュースのまとめ 9/21 その1

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002302.html
仲介業者に高額手数料──三笠フーズ 名義借り 転売隠し?
2008/09/20配信
 汚染された「事故米」の不正転売問題で、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が、伝票上で事故米の取引を繰り返していた佐賀県の仲介業者に、最大で通常より7割高い手数料を支払っていたことが20日、分かった。工業用のり原料の取り扱い実績のある業者を名目上取引に参加させ、食用への不正転売の発覚を防ぐ目的で、法外な手数料を支払い続けたとみられる。

 佐賀県なども同様の事実を把握、三笠フーズ側と、この業者間の資金の流れなど取引の実態解明を進めている。

 関係者によると、三笠フーズと業者は2003年ごろから08年8月まで伝票上での取引を繰り返していた。業者は03年ごろから07年末までで少なくとも約400万円の手数料を得ていた。

 三笠フーズは03年以降、国から事故米を購入する際に「工業用のり」の原料として購入し、この仲介業者に出荷すると農林水産省に申告したもよう。実際には業者の名義を借りるだけで、事故米は転売先の段階で食用米に転用されていた。

asahi.comより
http://www.asahi.com/national/update/0920/OSK200809200087.html
兵庫・加西市でも汚染米給食 たまご加工食品に使用
兵庫県加西市は20日、でんぷん製造販売会社「島田化学工業」(新潟県長岡市)が事故米から作ったでんぷんが含まれた商品を学校給食に使っていたことを明らかにした。使用量や期間などについては21日午前10時から開く記者会見で説明するとしている。

 同市によると、島田化学工業が製造したでんぷんを使った「ベターフレンド」という商品をたまごの加工食品に使っていたという。20日中に詳細を説明しないことについて、同市教育委員会の深田秀一・教育総務課長は「現段階では未確認のことがある」と話した。

88よっさん:2008/09/21(日) 01:16:35
※事故米関連ニュースのまとめ 9/21 その2

YOMIURI ONLINEより
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080920-OYO1T00413.htm?from=main1
「三笠フーズ」虚偽報告、大阪農政事務所うのみ
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が汚染された工業用「事故米」を食用と偽り不正転売していた問題で、同社が今年3月、農林水産省大阪農政事務所に、購入した汚染米の流通先を尋ねられた際、実在しない取引ルートを報告していたことが、元従業員の証言でわかった。同事務所は内容をうのみにし、虚偽報告は発覚しなかった。

 元従業員によると、同社は昨年11月、同事務所から汚染米の用途や卸先について質問され、伝票上の取引先である佐賀県の米卸業者「マルモ商事」に工業用のりの原料として販売した、と口頭でウソを回答。

 今年3月、さらに詳しい流通経路の報告を求められ、同社で加工した米粉と化学工業メーカーが生産した部品を合わせ、合板工業メーカーに納入、合板用のりを製造した、との虚偽の流通経路を記したチャート図を渡したという。同事務所は、伝票などは確認せず、チャート図にある取引先の所在や加工工程についても具体的に尋ねなかったという。

>同事務所は内容をうのみにし、虚偽報告は発覚しなかった。

 私にはどうにも「うのみ」ではなく「阿吽の呼吸」で発覚しなかったのではと思えます。

 農水省は大量の事故米を抱えていた。その保管費用もバカにならない。
 そこで市場にどんな名目でも構わないから放出したい。
 しかし事故米などそのままでは対して売れず儲けも出ようもない。
 
 そこで事故米を入札してくれる企業には事故米の転売や工業用から食用への名目の変更も認める。
 そして農政事務所による査察も「形式」的なものとする事を業者に確約する。

 農水省は大量に抱えた‘使えない米’を捌ける、業者はその‘使えない米’で商売が出来る。つまり両者にとってメリットがある。

 そうでも考えないとこの不可解な事件は理解出来ない。

89よっさん:2008/09/21(日) 11:19:56
毎日jpより
http://mainichi.jp/kansai/news/20080920ddf041040032000c.html
中国粉ミルク汚染:丸大3製品回収 消費者ら、底知れぬ「食」の不安
 ◇「安全チェックを」
 中国で粉ミルクなどに化学物質メラミンが混入していた問題が、日本にも飛び火した。丸大食品は20日、汚染された牛乳を製造した中国の大手乳製品メーカーの牛乳が使われた可能性のある菓子「クリームパンダ」など3製品の回収を始めた。揺らぎ続ける「食の安全」。消費者らに不安の声が広がった。

 中華料理店が並ぶ神戸市有数の観光地・南京町。大阪府内の主婦(68)は「食品偽装が相次いでいるので、原材料表を見るようになった。でも、加工品だと知らないうちに食べてしまうから怖い。国産品は値段が高いが、そうも言ってられない」とため息交じりに話した。

 消費者団体からは、業界などの体質を問題視する声などが上がった。

 NPO法人コンシューマーズ京都理事長の原強さん(59)=京都市北区=は「また中国産か。日本の森永ヒ素ミルク中毒事件と同様、経済発展の中で同じことが中国でも起きていると思う。影響を受けやすい子どもに最も被害が及ぶのだから、水際の安全チェックをしっかりしてほしい」。

 神戸市の市民団体「食品公害を追放し安全な食べ物を求める会」の元代表、飛田みえ子さん(66)は「食品には適正価格がある。中国などから少しでも安い原材料を買い集めようとする業界の体質に問題がある」と指摘、「食品の安全を確保するためには、顔の見える相手から食べ物を買うべきだ」と訴えた。

 また、神戸市北区の牧場で生乳を使った乳製品などのレストランを運営する弓削和子さん(56)は「国内の酪農家がガソリンや餌代の高騰で苦しんでいる時代に、中国製牛乳が安易に使われていることにショックを覚える。国内の農と食を根本から変えるために、消費者の意識改革が必要だ」と語った。

90よっさん:2008/09/21(日) 11:46:14
※事故米関連ニュースのまとめ 9/21 その3

YOMIURI ONLINEより
「三笠」事故米購入資格、簡単な書類審査だけ…農水省
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が工業用の「事故米」を食用と偽り転売していた問題で、農林水産省が事故米を売却する際、法人登記の謄本で業務内容を確認するなど、簡単な書類審査だけで業者の購入資格を認めていたことがわかった。同社は工業用のりの加工・販売業者として資格を得ていたが、実際、のり原料としてコメの需要はほとんどなかった。結果的に食用に大量の汚染米が流れており、甘いチェックで購入資格を与えた農水省の責任が問われそうだ。

 農水省によると、事故米の売却は、各地方農政事務所などで指名競争入札や随意契約で行われているが、購入できるのは、〈1〉事故米を原料とする商品を製造、加工している〈2〉自己資本300万円以上〈3〉1か月以上の加工・販売実績がある――などの要件を満たす業者に限られている。

 資格は2年ごとの更新が必要で、購入希望業者は、売却が行われる地方農政事務所ごとに法人登記簿謄本、営業経歴書などを提出。

 審査は、申請を受けた地方農政事務所、地方農政局、農水省総合食料局と3段階で行われるが、「書類が整っていれば問題なく、法人登記などで業務内容が確認できればいい」(農水省消費流通課)という。

 三笠フーズの元従業員によると、同社は2002年に福岡農政事務所で初めて資格を得たが、その際、事故米を取り扱っていた個人商店「宮崎商店」(福岡県)を買収することで商店の「業務実績」を得るなどして要件をクリア、審査をすり抜けたという。

 同社は「工業用のり原料」の名目で買った事故米を食用などとして転売していたが、その後も、加工・販売実績を偽った営業経歴書などの書面を提出するだけで、各地の農政事務所で資格を次々取得したという。

 今年5月には冬木三男社長(73)が大阪農政事務所職員から大量購入した事故米の使途を尋ねられ、「合板に使う。シックハウス症候群対策で工業のりとして需要が伸びている」と虚偽の説明で納得させていた。しかし、工業用のりの原料は小麦とトウモロコシの澱粉(でんぷん)が主流で「コメはほとんど使わない」(全国糊工業連合会)といい、合板に使う接着剤の増量剤としての需要についても、日本合板工業組合連合会は「10年前はコメを使うこともあったが、今は小麦」としている。

91よっさん:2008/09/21(日) 12:05:07
※事故米関連ニュースのまとめ 9/21 その4

共同通信より
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=11159&amp;catid=14
太田農相辞任
2008年09月20日
 古代インドの医学では人体に「末魔(摩)」なる究極の急所があるという。これを断ち切ると激痛のうちに死んでしまうらしい。「断末魔」はこの「末魔」を断つからきている。

 口調こそ静かだったものの福田政権の断末魔の叫びに聞こえたのは、きのうの太田農相の辞任会見だ。何度も「責任」という言葉を繰り返し、汚染米転売の引責辞任であることを強調した。だが実際のところは官邸主導の更迭だったことはだれの目にも明らかだ。

 今回の汚染米転売は、カビや農薬に汚染された米を食用として流通させた食品偽装の中でも最悪の事件。主食である米が安心して食べられないというのは日本人にとって末魔を断たれたようなもの。それを見過ごしてきたのが農水省だ。

 だが、その結末は大臣と事務方のトップである事務次官が、そろって辞めるという考えられないものだった。それを「責任を取って」という無責任さ。このままでも任期はあと4日。次の総選挙のために早くこの問題の幕引きをしたいという思いが透けて見える。

 同省が16日に発表した汚染米の流通先の業者は、本県だけで66社あった。この中のある菓子店は公表された翌日「朝から客が一人も来ない」と嘆いた。県外では自死した米穀販売会社の社長もいる。この事態をどう思っているのか。

 最後の1日まで全力で対処することこそ、真の責任の取り方だろう。食の安全が崩壊したのに、偽りの引責で事態の収拾を図ろうとする様は、あまりにも情けない。食という基本的営みの依拠する場所を失った国民の怒りは増すばかりだ。

http://www.shinmai.co.jp/news/20080920/KT080919ETI090010000022.htm
斜面  9月20日(土)

短い間に次々とすげ替えられると、さすがに大臣の首も軽くなる。“鬼門”ともささやかれた農相ポストだ。今度は太田誠一氏が、農薬やカビ毒に汚染されたコメが流通していた問題で辞任した

   ◆

先月の福田内閣改造で任命されたばかりである。さぞかし無念だろう。やったことはといえば、就任したてに表面化した事務所費問題の弁明、消費者を「やかましい」と発言したことぐらいである。汚染米の不正流通では「じたばた騒いでない」と述べ、ひんしゅくを買っていた

   ◆

大臣とセットで農林水産省の事務次官も辞めさせられている。こんな異常な事態を招いたのも、国民の暮らしに思いをめぐらせられない役所の無神経さにある。問題のコメが病人や幼児の口に入っていても、「微量だから…」と平然としていた。不安をぬぐう気遣いは感じられない

   ◆

農水省には、問題のコメを売りさばいた当事者としての自覚も欠けていた。汚染米を買いあさっていたのは、三笠フーズといった特定の業者である。なぜなのか−と想像力を働かすことで、不正を許さないきちんとした立ち入り調査ができたのではないか

   ◆

大臣と次官に責任があるのは当然としても問題はまだ片が付いていない。この段階での辞任が解せない。総選挙に向けて「早めにけじめを」という政府・与党の思惑なのか。福田首相に倣って、投げ出せば済むと思い違いをされては困る。

92よっさん:2008/09/21(日) 12:24:20
※事故米関連ニュースのまとめ 9/21 その5

中日新聞より
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008092101000186.html
事故米混入1万6000食分 兵庫、厚焼き卵のでんぷん
2008年9月21日 12時07分

 兵庫県加西市教育委員会は21日、市内の15の小学校や幼稚園などで2004年から07年にかけて出された1万6530食分の給食の厚焼き卵に、カビが付着した事故米からつくったでんぷんが、50グラム当たり約1%の割合で混入していたと発表した。

 厚焼き卵は食品加工販売業「すぐる食品」(東京都目黒区)が製造。「島田化学工業」(新潟県長岡市)のでんぷんを使用していた。

 市教委によると全量が消費されているが、今のところ健康被害の報告はないという。

 「すぐる食品」の厚焼き卵は千葉、長野両県でも学校給食に出されていた。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008092190072313.html
「ノノガキから購入依頼」 事故米転売で「浅井」社長証言
2008年9月21日 07時23分
 汚染された事故米の転売問題で、接着剤製造会社「浅井」(名古屋市瑞穂区)の浅井利憲社長は20日、本紙の取材に応じ、転売先の「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)から「政府の事故米を購入するよう入札のたび、事前に依頼を受けていた」と明らかにした。「ノノガキへの転売自体が不正とは知っていたが、まさか食用として流通させるとは思わなかった」としている。

 ノノガキ側は今月12日、浅井側から取引の話があったと答えたが、その後は取材に応じていない。浅井側が具体的な事故米の購入経緯を語るのは初めて。浅井社長の説明によるとノノガキ側から購入の働き掛けがあったのは、2006年12月から翌年5月にかけ、東京農政事務所で実施された計5回の入札。いずれも基準を超える農薬メタミドホスが残留した中国産もち米で、同社は計約570トンを、1キロ当たり5−6円で購入した。

 ノノガキの野々垣勝社長からは06年11月初旬、「事故米の入札に参加しないのか」と電話で問い合わせを受けたという。浅井は、同月の入札には参加しなかったが、しばらくして入札に参加するよう再び依頼され、応じるようになった。その後も入札のたび、「次も頼みます」と連絡を受けたという。

 ノノガキ側からはキロ当たり50円という転売時の買い取り価格も指定され、入札代金は「内金」としてあらかじめ浅井側に振り込まれた。米の形状についても一般的に工業用に製粉する前段階で、ある程度米の形が残る「粗割(あらわり)」にするよう求められたという。農林水産省によると、国から事故米を購入できるのは、工業用のりの原料などに使用する業者に限定されている。

 浅井社長は「購入した米は輸送費など経費を含めると1キロ35、40円になるため、特別にもうかる話ではなかった。粗割のままではたばこの吸い殻や作業に使った軍手などの異物も交じっており、ノノガキが食用として流通させるとは思わなかった」と話している。事故米の認識をめぐっては、ノノガキの野々垣社長は今月12日未明、「事故米とは知らなかった。浅井の方から話が来た」と反論していた。

(中日新聞)

93よっさん:2008/09/21(日) 15:33:30
※事故米関連ニュースのまとめ 9/21 その6

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080921-OYT1T00320.htm?from=main1
三重の56校でも、事故米でんぷんの卵焼き2万9000食
 学校給食の卵焼きに事故米から作られたでんぷんが使われていた問題で、三重県教委は21日、桑名市など3市町の小、中学校、幼稚園計56校で、問題のでんぷんが使われた卵焼き計2万9000食が給食として出されていたと発表した。

 卵焼きは食品加工会社「すぐる食品」(東京都目黒区)の製品。島田化学工業(新潟県長岡市)がカビの生えた事故米から作ったでんぷんをつなぎとして使っていた。

 昨年9月から今年2月にかけて、桑名市のほか、いなべ市と木曽岬町が、すぐる食品の「手づくり厚焼玉子500」「寿厚焼玉子」「五目厚焼玉子」「だし巻玉子300」を給食に出していた。

(2008年9月21日14時52分 読売新聞)

asahi.comより
http://www.asahi.com/national/update/0921/NGY200809200013.html
汚染米134トン、大半が肥料混入か 太田産業の不明分
農薬やカビで汚染された事故米の転用問題で、肥料製造会社「太田産業」(愛知県小坂井町)からの転用先が不明となっている事故米134トンの大半が、同社が自前で製造した肥料に混入した可能性が高いことが20日、明らかになった。

 肥料の原材料は、事前に都道府県に登録するよう肥料取締法で規定されている。同社は農林水産省の調べに対し、事故米1千トンを自社の肥料に混ぜたことを認めていた。新たに134トンも混入された疑いが強まり、農林水産省は同社が仕入れた大半を愛知県に登録せずに肥料製造に使った同法違反の疑いがあるとみて調べている。

 関係者によると、事故米を工業用として販売すると、価格は1キロ30〜40円だが、肥料に混ぜると1キロ70〜80円の売り上げが期待できるという。

 農水省の調べでは、同社は03〜07年度に農薬のメタミドホスで汚染されたもち米718トンを含む計1136トンを政府から購入。このうち、1千トンを自社製の肥料に混ぜ、約2トンは千葉県の肥飼料製造会社に無償譲渡したとされる。使途が分からなかった事故米134トンについて詳しく調べたところ、出荷された形跡がなく、肥料に混ぜた可能性が強まったという。

 農水省によると、事故米が混入された肥料は、愛知県を中心に約500カ所に流通した可能性があるという。

94よっさん:2008/09/21(日) 22:18:07
※ 中国からのメラニン汚染食品関連のニュースのまとめ 9/21(日) その1

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002304.html
メラミン混入の恐れ、丸大の回収5商品に
2008/09/21配信
 有害物質メラミンが混入した恐れのある中国メーカーの牛乳が丸大食品(大阪府高槻市)の総菜などに使われていた問題で、同社は20日、新たに混入の可能性がある総菜2商品の自主回収を発表した。既に回収を公表した3商品と合わせ、全国各地の店頭などから約3000個の商品の回収を進めるとともに、メラミンの混入がないか確認するため日中両国の検査機関に在庫の検査を依頼した。

 中国のメラミン混入問題の影響が国内でも広がる可能性が出てきたことから、事態を重視した厚生労働省などは監視態勢を強化。丸大食品も5商品の製造を中止する。

 同社によると、新たに回収対象となった総菜は「角煮パオ」「もっちり肉まん」の2商品。いずれも中国の食品メーカーから住金物産を通じて仕入れたという。

 既に自主回収を発表した「クリームパンダ」「抹茶あずきミルクまん」「グラタンクレープコーン」の3商品も含め、同社は21日までに店頭から回収するほか、消費者にも返品を呼び掛けている。高槻市保健所によると、今月に入ってから5商品で計約5000個が、沖縄県を除く全国に出荷された。

 丸大食品子会社「青島丸魯大食品」が生産した3商品は、昨年4月から今年1月末までに生産した分も中国の乳製品大手「内蒙古伊利実業集団」の牛乳を使っているが、賞味期限を過ぎており、既に消費されたとみられる。出荷量は確認できていないという。

 伊利集団の牛乳は、住友商事の現地子会社の仲介で青島丸魯大食品が購入した。

 在庫の検査結果は25、26日に判明するという。

 問い合わせは午前9時から午後5時まで、同社のお客様相談室(電話0120・338・845)で受け付ける。

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002306.html
丸大「メラミン混入、全くの想定外」
2008/09/21配信
「メラミン混入は全くの想定外」。丸大食品の千葉重好・惣菜事業部長は20日、大阪府高槻市の本社に詰め掛けた報道陣を前に、困惑した様子で繰り返した。

 同社子会社が伊利集団から牛乳の調達を始めたのは2007年4月。ほかの添加物の安全検査は実施していたが、メラミンは対象外だった。

 同社が報道などからメラミン混入の疑いを持ったのは19日夜。20日朝に商品の回収を決め、流通ルートの特定やスーパーなどからの回収作業を始めた。「今は回収作業で手いっぱい」と広報担当者。出荷量や流通先などは「本社では把握できていない」と繰り返すばかり。

 ただ今年1月の冷凍ギョーザによる健康被害の問題を受けて中国産総菜の需要が激減したため、「(回収対象の5商品の)流通量はごくわずか」と強調した。

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002307.html
日清食品、香港でデザート回収──メラミン問題企業の製品使用
2008/09/21配信
 【香港=吉田渉】香港政府は20日までに、日清食品が香港で販売しているデザートに、メラミン混入が問題となっている中国の乳製品大手「内蒙古伊利実業集団」の乳製品が使われていたと発表した。日清側が製品の回収を始めた。香港政府はこの商品に実際にメラミンが混入しているかどうか検査する。

 問題となった商品は「糖水」と呼ばれる香港風デザートで、山東省青島で製造された。

95よっさん:2008/09/21(日) 22:22:31
※ 中国からのメラニン汚染食品関連のニュースのまとめ 9/21(日) その2

NHK関西のニュースより
http://www.nhk.or.jp/osaka/lnews/02.html
メラミン混入商品 業務用にも
「丸大食品」が製造・販売した菓子パンなど5種類の商品で健康被害が問題になっている「メラミン」が混入した疑いがある中国産の牛乳が使われていた問題で、これらの商品はスーパーだけでなく業務用としても出荷され、全国の病院や福祉施設などで消費されていたことが新たにわかりました。
丸大食品が中国の子会社の工場で製造するなどした菓子パンや冷凍食品など5種類の商品の原料として中国で「メラミン」が混入した牛乳を生産したメーカーの牛乳が使われていたことがわかりました。これまでのところ、健康被害は報告されていませんが、丸大食品は、きのうから、これらの商品の自主回収を進めています。
これらの商品は先月以降だけで1万4600袋がスーパーに出荷されましたが、これとは別に先月以降だけで業務用の菓子パン「クリームパンダ」2万6100袋が東京の給食会社「日清医療食品」に出荷され、全国の病院や福祉施設でデザートとして提供されたということです。
日清医療食品によりますと、関西の2府4県では菓子パンの「クリームパンダ」は167の病院や福祉施設などで2万260個がデザートとして提供され、そのほとんどがすでに消費されているということです。
丸大食品はスーパーに出荷された商品のうち賞味期限がきていない2800袋が流通消費段階にあるとみており、全国21の物流センターで回収を進めています。
一方、丸大食品は今回問題となっている牛乳を使って菓子パンなどを製造していた中国・山東省にある子会社の工場の安全性を確認するため、来月19日までの間、操業休止にすることを決めました。

MBSニュースより
http://www.mbs.jp/news/kansai_GE080921171400159931.shtml
■メラミン混入の恐れの商品 病院など3,000施設に納入

 有害物質メラミンが混入している恐れがあるとして「丸大食品」が回収を進めている商品の1つが、全国およそ3,000の病院などに納入されていたことがわかりました。

 丸大食品は、有害物質メラミンが検出された中国のメーカーの牛乳を使っていたことから、現在5つの商品の自主回収を進めています。

 回収対象はおよそ2,800袋ですが、今年8月以降、14,500袋が出荷されていて、多くは既に消費されたとみられます。

 また、商品の1つで業務用の「クリームパンダ」が、東京の給食会社・日清医療食品を経由して、全国およそ3,000の病院などに納入されていたことがわかりました。

 日清医療食品によると、7月以降およそ3万袋提供され、こちらもほとんど消費されたとみられます。

 いずれも健康に影響ないとしていますが、丸大食品はメラミン混入の検査を行なっていて、今月25日ごろ判明する見通しです。
(09/21 18:06)

96よっさん:2008/09/21(日) 22:39:01
※ 中国からのメラニン汚染食品関連のニュースのまとめ 9/21(日) その3

YOMIURI ONLINEより
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20080921ke01.htm
メラミン問題 丸大、業績へ影響限定的か
 丸大食品が国内向けに出荷した加工食品に有害物質のメラミンが混入した疑いがある問題で、同社の業績に及ぼす当面の影響は小さいとみられる。中国製ギョーザ問題以降、防衛策として中国の子会社での生産能力を繁忙期の1割程度に縮小しているからだ。自主回収の対象も約2800個と低水準にとどまっている。

 ただ、消費者の食の安全に対する意識が急速に高まる中、「丸大」ブランドのイメージが下がり、売上高の約4割を占める主力のハム・ソーセージなどの買い控えに発展すれば、業績に影響が出る恐れもある。

 これまで丸大などの食品メーカーは、ガソリン高などの影響で自宅で食事をする「内食回帰」を追い風に業績を伸ばしてきた。中国からの予想もしない火の粉が、日本企業の経営を揺るがす可能性もあることを改めて示している。
(向野晋)
(2008年9月21日 読売新聞)

97よっさん:2008/09/21(日) 23:32:38
※ 中国からのメラニン汚染食品関連のニュースのまとめ 9/21(日) その4

東京新聞より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008092102000097.html
【関連】中国加工食品の検査強化 メラミン混入疑い 原料に乳製品、厳しく
2008年9月21日 朝刊
集まった報道陣に対応する丸大食品の広報担当者(右)=20日午後、大阪府高槻市で

 丸大食品がメラミン混入の疑いがある商品の回収を決めたのを受け、厚生労働省は二十日、全国の検疫所に中国製加工食品の検査強化を指示、菓子などの食品団体に自主検査を実施するよう指導した。食品団体を通じ、加工食品の輸入企業に対しても点検を指導。混入が確認された場合は、自主回収などを呼び掛けるという。 

 農林水産省も同日、食品メーカーや流通業界団体を通じ、メラミンが検出された中国メーカーとの取引状況について早急に確認するよう求めた。

 中国企業の公表を受け、日本政府は今月十二日、中国からの乳製品の輸入手続きを保留していたが、加工食品の材料として使われる場合はその対象外になっていた。二十日から、乳製品が材料として使われた中国製加工食品もメラミンの有無を検査し、安全性を確認した上で輸入を認めるという。

 厚労省によると、過去一年間の中国製乳製品の輸入実績は約二百十六トン。輸入量はオーストラリアやニュージーランドに比べると、全体に占める割合は低い。

 いずれもマーガリンの原料となる乳脂肪調整品だったが、中国国内で問題となったメーカーの乳製品は使っていなかった。

 ほかに、乳製品が使われた疑いがある菓子類は約三千三百二十二トン、冷凍食品は八万四千三十四トンに上る。輸入加工食品の材料として使われている場合、中国産が含まれているかどうかは分かるが、含有量の統計調査はないという。

『検査の対象外』丸大担当者
 中国で死者を出した有機化合物メラミンによる食品の汚染が、ついに日本にも飛び火した。「メラミン混入はまだ確認できていない。詳細は調査中」。汚染の可能性のある牛乳を使った丸大食品(大阪府高槻市)の担当者は、詰め掛けた約三十人の報道陣を前に、混乱を隠せない様子だった。

 同社の沢井達夫総務・広報担当課長によると、二十日朝、問題の乳製品メーカーから牛乳を仕入れていたことが判明。

 同社は、この牛乳を使った五商品の回収を始めた。

 仕入れた牛乳は成分などの検査をするが、メラミンは「食品に使用するのは想定外」で、検査対象外だったという。

 五商品はいずれも売れ行き不振で、今夏までに大幅減産しており、沢井課長は「流通しているのはわずか」「これまでに健康被害の届け出はない」と繰り返した。

 営業担当者が二十一日までに回収し、日本と中国で検査。二十五−二十六日に結果が分かるという。

 沢井課長は「中国で流通している六−七割の牛乳にメラミン混入の可能性がある」とした上で、「日本国内でも今後、問題が大きくなるのではないか」と不安げな様子で話した。

 他商品へ波及必至
 食品ジャーナリスト郡司和夫さんの話 「やはり」というのが第一印象。米国でのペットフードによる事故など、以前から中国産食品にはメラミン混入の危険性が指摘されていたのに、政府は十分な監視をしてこなかった。生乳でなく加工食品なら大丈夫と慢心していたのだろう。国内ではすでにメラミンが入った輸入商品が相当量流通しているとみられ、今回発覚した商品以外に波及するのは必至だ。中国からニュージーランドなど他国を経て輸入された食品も検査する必要がある。

 化学物質規制急げ
 田坂興亜・元国際基督教大教授(化学)の話 中国製毒物ギョーザ、汚染米の不正転売など、食の安全にかかわる事件が相次いで発生している。日本国内の食品安全対策が緊急に求められる事態で、中国バッシングだけでは問題は一向に解決しない。内閣府の食品安全委員会は予防面でまったく機能していない。登録、評価、認可していない化学物質の生産と輸入を規制する欧州の「REACH(リーチ)」のような制度を日本でも早期に導入し、人の健康と環境の保護を徹底してほしい。

98よっさん:2008/09/22(月) 08:31:18
※ 中国からのメラニン汚染食品関連のニュースのまとめ 9/22(月) その1

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002312.html
丸大、中国工場を1カ月休止――品質管理体制を点検
2008/09/22配信
 有害物質メラミンが混入した恐れがあるとして丸大食品が中国製総菜5商品を自主回収している問題で、同社は21日、生産した中国工場を1カ月間休止すると発表した。日本から品質管理の担当者を派遣し、検査やラインの管理体制を再点検する。生産休止や回収コストの影響は現時点で軽微としているが、本業のハム・ソーセージ製品などにイメージ低下が広がれば、業績への影響は避けられないとみられる。

 丸大は中国・青島の子会社「青島丸魯大食品」の一部製品に、メラミン混入の疑いがある中国の乳業大手「内蒙古伊利実業集団」の牛乳を原料に使ったとして、20日から自主回収している。21日には新たに病院給食などの業務用で、給食大手の日清医療食品が3054施設に3万袋余り(30万個余り)を販売していたと発表した。

 一連の問題を受け、丸大は中国工場を10月19日まで休止する。中国工場では回収対象の「抹茶あずきミルクまん」などを生産していた。本社の社員を3人程度派遣し、原料仕入れ時の検査項目や生産ライン、在庫の点検体制を強化する。「中国生産は中長期の事業展開に欠かせない」(同社)として、撤退は検討しない方針。乳製品を使う商品群は当面見合わせ、和風総菜などで生産再開する見通し。

 同子会社は丸大が95%、住友商事が5%出資し、2002年7月に設立。従業員数は250人、08年3月期の売上高は7億円。今年初めの中国製冷凍ギョーザの中毒事件などが響き、稼働率は最盛期の1割程度で推移していた。

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002316.html
丸大に問い合わせ800件
2008/09/22配信
 丸大食品によると、20、21の両日で同社の「お客様相談室」に寄せられた電話は800件を超えた。「問題の商品を食べたが大丈夫か」など健康への影響に関する問い合わせのほか、主力商品であるハムやソーセージの安全性について確認を求める内容が多かったという。

 20日には電話が殺到したため、受付終了時間を午後5時から同8時に変更して対応。「メラミンは大量に摂取しない限り健康には影響ない」などと説明した。問い合わせは22日以降も受け付ける。お客様相談室は電話0120・338・845。

99よっさん:2008/09/22(月) 08:37:01
※事故米関連ニュースのまとめ 9/22 その1

asahi.comより
ノノガキ、汚染米の袋詰め替え 「中国産」の表示消える
接着剤製造販売会社「浅井」(名古屋市瑞穂区)による事故米の転売問題で、米穀仲介業「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)が、事故米を中国産を示すラベルが張られた袋から、別の袋に詰め替えていたことがわかった。ノノガキ穀販は浅井からの米を「食用と思っていた」と話しているが、この米を仕入れた米菓メーカーは「国産」と説明されており、農林水産省はノノガキ穀販が米を詰め替えた経緯を慎重に調べている。

 複数の関係者によると、ノノガキ穀販は、農薬で汚染された中国産のもち米を浅井から仕入れ、昨年末から今年春にかけ、計約160トンを愛知県内の精米工場に委託、石などの異物を取り除く機械にかけた。

 精米工場に運び込まれた際、もち米はミシンで封をした樹脂製の袋に30キロずつに分けて入れられていた。輸入米の袋には通常、産地や収穫年月、業者名が印刷されたラベルが縫いつけられている。今回のもち米の袋にも、精米工場に持ち込まれた段階では中国産を示す白色のラベルがあったという。

 精米工場は、米を袋から出して異物を取り除いた後、ノノガキ穀販から指定された30キロの無地の紙袋に入れ替えたという。農水省は、この詰め替えの過程で産地が判別できなくなったとみている。

 農水省や愛知県によると、詰め替えられた米は愛知県知多市の米菓メーカーなど4業者に渡った。このメーカーは「ノノガキ穀販に『国産のくず白米』と持ちかけられ、事故米とは知らずに原料に使った」と話している。伝票類にも産地の記載はなかったという。

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080921-OYT1T00320.htm
三重の56校でも、事故米でんぷんの卵焼き2万9000食
 学校給食の卵焼きに事故米から作られたでんぷんが使われていた問題で、三重県教委は21日、桑名市など3市町の小、中学校、幼稚園計56校で、問題のでんぷんが使われた卵焼き計2万9000食が給食として出されていたと発表した。

 卵焼きは食品加工会社「すぐる食品」(東京都目黒区)の製品。島田化学工業(新潟県長岡市)がカビの生えた事故米から作ったでんぷんをつなぎとして使っていた。

 昨年9月から今年2月にかけて、桑名市のほか、いなべ市と木曽岬町が、すぐる食品の「手づくり厚焼玉子500」「寿厚焼玉子」「五目厚焼玉子」「だし巻玉子300」を給食に出していた。

(2008年9月21日14時52分 読売新聞)

100よっさん:2008/09/24(水) 08:24:05
※事故米関連ニュースのまとめ 9/24 その1

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002341.html
三笠フーズ事故米 数十ヵ所きょう捜索──食品衛生法違反容疑など
2008/09/24配信
 残留農薬などで汚染された「事故米」の不正転売問題で、大阪、福岡、熊本の3府県警は24日、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の本社や九州工場(福岡県筑前町)など関係先数十カ所を食品衛生法違反と不正競争防止法違反の疑いで家宅捜索する。23日までに捜索令状を取った。同社は不正転売で利ざやを得ており、3府県警は詐欺容疑の立件も視野に捜査を進める。

 農林水産省などによると、三笠フーズは殺虫剤「メタミドホス」が基準値(0.01PPM)の5倍に当たる濃度で検出された中国産もち米約800トンを国から購入し、一部を食用と偽って転売。また殺虫剤「アセタミプリド」に汚染されたベトナム産のうるち米を国産と偽り、熊本県の酒造会社「美少年酒造」に販売した疑いが持たれている。

 三笠フーズが出荷した事故米は26都府県の390業者に流通し、一部は病院や保育園などの給食や米菓の原材料として消費された。自治体の検査で流通先の在庫のもち米からは基準値の6―2倍に当たるメタミドホスを検出している。

>愛知の浅井、新潟の島田科学工業への捜査はいつ入るのでしょうか。

101よっさん:2008/09/24(水) 08:24:47
日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002342.html
丸大 メラミン問題で店頭撤去完了
2008/09/24配信
 丸大食品が有害物質メラミン混入の可能性がある菓子などを出荷した問題で、同社は23日、混入の恐れがある牛乳を使っていた一般向け商品をスーパーなどの店頭からすべて撤去したと発表した。回収数は菓子「クリームパンダ」など対象5商品の1360袋。

 問題が発覚した時点で賞味期限が切れていない一般向け商品は5579袋であることが新たに判明。大半が消費されたとみられる。業務用の「クリームパンダ」は、同日までに計5269袋を回収した。

 同社によると、5商品はスーパーなど一般店頭向けに約31万袋、給食など業務用に約3万5000袋を出荷。中国でメラミンが検出された乳製品大手「内蒙古伊利実業集団」の牛乳を使用したとして、丸大食品が自主回収に乗り出している。

 商品にメラミンが混入しているかどうかは、日中の外部検査機関に分析を依頼しており、25―26日ごろに結果が判明する見通しだ。

102よっさん:2008/09/24(水) 08:31:42
※事故米関連ニュースのまとめ 9/24 その2

産経関西より
http://www.sankei-kansai.com/2008/09/24/20080924-002501.html
農水省が三笠の名 安易な紹介、被害拡大
 米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)による事故米の不正転売問題で、農林水産省の本省が地方の農政事務所に事故米の売却先として同社を紹介していたことが23日、分かった。同社の冬木三男社長らは各地の農政事務所の求めに応じ、事故米の品質や量の多少を問わず、全国各地を飛び回っていたという。事故米処理に困った農水省が安易に三笠フーズに売りつけた結果、被害が拡大したといえそうだ。

 複数の関係者によると、各地の農政事務所では平成16〜18年ごろ、事故米の買い手が少なかったため、担当官が本省に電話で「買いそうな業者はいないか」と問い合わせていた。その際、本省の担当官が三笠の名前を挙げたという。

 東京農政事務所では16年10月、本省から三笠を紹介され、アメリカ産事故米160トンを96万5000円で売却。同事務所は、三笠の詳しい業態を把握していなかったが、大阪農政事務所が工業用のりを扱う業者であることを証明する確認書を出していたため、信頼したという。

 一方、三笠側も、事故米の売却情報を積極的に収集し、農水省に「今度はいつ事故米が出るのか」とたびたび電話で問い合わせていた。事故米を購入する際には、冬木社長自身が北海道や東京など各地の農政事務所を訪れ、売買契約を結ぶケースが多かったという。

 ある農政事務所関係者は「他業者より高く買ってくれたし、量がわずかなときや他業者がいないときも三笠だけが来た」と打ち明ける。冬木社長らの到着時間に、入札や契約時間をあわせることもあった。ある農水省関係者は「三笠フーズはいい〝お得意さま〟だったといえる」と話す。

 農水省と三笠をめぐっては、農水省が大手商社に事故米の売却先として三笠を紹介していたことがすでに判明しているほか、大阪農政事務所の元消費流通課長が冬木社長らから飲食接待を受けていたことがわかっている。農水省幹部は「事故米を早く売ってしまいたいと思う気持ちがあり、安易な売却につながったことは否めない」としている。

>事故米処理に困った農水省が安易に三笠フーズに売りつけた結果、被害が拡大したといえそうだ。

>担当官が本省に電話で「買いそうな業者はいないか」と問い合わせていた。その際、本省の担当官が三笠の名前を挙げたという。

 これはもう農水省は三笠がどんな事をしていたか知っていたうえで事故米を売却していた証拠みたいなものです。
 三笠に司直の手が入りますが農水省にも捜査の手を入れなければおかしいですね。

103よっさん:2008/09/24(水) 19:53:14
※事故米関連ニュースのまとめ 9/24 その3

日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002355.html
詐欺容疑の立件、焦点に――三笠フーズ不正転売
2008/09/24配信
 三笠フーズが繰り返した事故米の不正転売について捜査本部のある幹部は「大きな利ざやを得るため、巧妙な手口で取引先や行政をだました」と指摘、最終的により刑罰の重い詐欺容疑で立件できるかが今後の捜査の焦点になる。

 ベトナム産事故米を国産と偽ったうるち米の販売手法では、農林水産省から不正競争防止法違反容疑で刑事告発を受けた熊本県警が既に捜査に着手。美少年酒造から関係資料の提出を受け、同酒造社長からも参考人として事情を聴いた。

 事故米を国産と偽るため、三笠フーズ側は「国産100%」とする虚偽の証明書を発行。だが実際には1キロ18円で仕入れた事故米を混ぜ、同約100円で同酒造に販売していた。同酒造の鳥海智常務は「信頼していたのにだまされた思い。捜査の行方を見守りながら、詐欺罪での刑事告訴も検討する」と話す。

 日本大法科大学院の板倉宏教授(刑法)は「酒造会社などは安全なコメと信じ切っていたはずで、詐欺罪にあたる可能性が高い。当時、三笠フーズ側にだます意図がどの程度強くあったかという点が焦点」と指摘する。

 またメタミドホスを検出した中国産もち米を給食用などに流通させたケースでは、捜査本部も流通先に残っていた在庫を独自に鑑定。基準値を超えた残留を確認しており、「食品衛生法違反に当たるのは明らか」(捜査幹部)という。

 ただ、従来の食品の不正販売と異なるのは、事故米の販売ルートに多数の業者が複雑に介在する点。三笠フーズ側は転売の発覚を逃れるため架空取引やペーパーカンパニーを多用しており、今後は業者間でどうコメが移動したか、関係者への丹念な聞き取りが必要となりそうだ。

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080923-OYT1T00107.htm
弁当店「たごさく」の15店舗で事故米使用の商品販売か
 事故米の流通先として判明した「山和食品」(埼玉県川口市)が「たごさく」などの名前でチェーン展開する弁当店15店舗で、メタミドホスに汚染された商品が販売された可能性のあることが22日、大阪府の調べでわかった。

 今年3〜8月、汚染されたもち米を使ったおこわや赤飯が販売された疑いがあるのは大阪、京都、兵庫、滋賀の百貨店地下などにある店舗。

 三笠フーズと接着剤製造会社「浅井」(名古屋市)から出荷されたもち米が、京都市の米穀販売会社「京山」で別の米とブレンドされ、計52・5トンが15店舗に納入されたという。

104よっさん:2008/09/24(水) 19:57:40
※事故米関連ニュースのまとめ 9/24 その4

毎日jpより
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080924k0000e040058000c.html
汚染米:農水職員の表情複雑「省に原因ある」
 農林水産省消費流通課など事故米流通経路の調査を進める職員は、3府県警が三笠フーズなどを強制捜査した24日も、いつも通り慌ただしく解明作業に追われていた。

 ある中堅幹部は、家宅捜索について「ようやくという感じ。ただ、捜査には協力していくが、事件の原因は農水省が作っているから……」と複雑な表情を見せた。別の職員は「農水省の調査は主に流通経路の解明が目的だが限界もある。不正転売の動機などは警察の捜査に期待したい」と話していた。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080924k0000e040050000c.html
汚染米:名義貸しに相次ぐ転売 三笠フーズ強制捜査
 三笠フーズが国や商社から購入した汚染米には、殺虫剤のメタミドホスとアセタミプリド、カビ毒アフラトキシンの3種類が含まれていた。メタミドホス汚染米のうち約400トンは、伝票上はマルモ商事、サン商事、河商の3業者を経由したことになっているが、名義貸しが行われ、実際には山川食糧へ直送された。その後、さらに大阪府の米穀販売業者を経由し、日清医療食品が購入。病院や老人保健施設などに提供した米から、基準値を超えるメタミドホスが検出された。

 一方、アセタミプリドとアフラトキシンの汚染米はそれぞれ3ルートで販売。アセタミプリド汚染米では、大阪府の米穀仲介業者を経て、熊本県の酒造会社に販売されたベトナム産が「国産」と偽装されており、農林水産省が不正競争防止法違反容疑で熊本県警に告発した。

 ◇重い有害品販売容疑
 三笠フーズ事件の特徴は、安価な輸入米が、有機リン系殺虫剤メタミドホスなどに汚染された非食用米と認識したうえで、食用に転売して利ざやを得ていた点にある。全国で相次ぐ食品偽装の中でも極めて悪質と言える。大阪、福岡、熊本3府県警は、単なる産地偽装にとどまらないと判断。家宅捜索容疑として不正競争防止法違反(虚偽表示)に加え、食品衛生法違反(残留農薬基準違反)の適用に踏み切った。

 米は、日本人の主食だ。汚染米は保育園や高齢者施設の給食にまで流通し、子供やお年寄りの口に入った。1月には、メタミドホスが混入した中国製冷凍ギョーザによる健康被害が明らかになっている。汚染米による健康被害は報告されていないとはいえ、国民の怒りは大きい。

 また農林水産省のずさんな監視体制の下、ダミー会社を含む多数の業者が仲介する転売過程で汚染の事実や産地があいまいにされ、価格はつり上げられた。不明朗な米の流通過程を徹底的に解明し、業界を覆う“闇”を一掃する必要がある。国民の食の安全を確保し、偽装を許さない社会を築く道筋を示す捜査が期待される。【久木田照子】

105よっさん:2008/09/24(水) 20:35:33
我が国政府はどうやら国民生活より‘自分達の論理’の方が大事なようです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
MBS VOICEより
http://www.mbs.jp/voice/special/200809/22_15158.shtml
■憤懣本舗「ズサン調査で老舗が2次被害」 2008/09/22 放送
シリーズ『憤懣本舗』。

汚染米の流通業者リストが続々と公表されていますが、そのリストのせいで風評被害が吹き荒れています。
取材を進めると、まったくの濡れ衣だったり、証拠もないのに流通先にされたりと、農水省のずさんな調査で商店主達が苦しむ二次被害の実態が明らかになってきました。

兵庫県姫路市にある和菓子店「福壽堂」。
創業84年。

今年の姫路菓子博では最優秀賞を受賞した老舗ですが、最近、店に異変が起きています。

<お客>
「お見舞いのお礼として(この店で)買ったんやわ。持っていった人が『ここのまんじゅうアカン』って。返してきなさいと言われ。なんか危ないって言われたからね。わたしもせっかくお見舞い返しに買ったけど、悪いけど引き取っていただけます?申し訳ないんだけど、すいませんでした」

実は、この店も汚染米から作られた商品を販売していたとして公表されたひとつです。

<福壽堂・臼井正敏さん>
「これからジワジワこういうことが繰り返されると思うので、信用回復には時間がかかると思う」
店主の臼井さんによると、今月13日、農林水産省と保健所が調査にやって来たものの、「店が購入した米粉には汚染米が使われていなかった」と説明され、ホッと胸をなで下ろしたといいます。

ところが、3日後、なんと、汚染米の流通先に福壽堂の名前が入っていたのです。

<福壽堂・臼井正敏さん>
「店が定休日の日だったんです。ちょっと出かけてて、帰ってきたら…『業者名の公表』についてのFAXを突然いただいて…。事故米ではないという確認を調査のとき、すでにいただいてたのに、なぜ、そういうことになるのかなと」

臼井さんは、農水省が問題ないとわかっていながら、リストから外し忘れたのだと憤ります。
事実なら、濡れ衣を着せられることになります。

農水省に抗議すると、後日、ホームページに訂正が掲載されましたが、もはや、後の祭りでした。

<福壽堂・臼井正敏さん>
「髪の毛1本、黒い点1つお菓子につけて出さないように気をつけてるんですが。何十年、何百年続いてきた信用が一気に失われるような気がして」

106よっさん:2008/09/24(水) 20:36:53
<三笠フーズ謝罪会見>
「心よりお詫び申し上げます」
今月6日に突如、発覚した三笠フーズによる汚染米の不正転用問題。

当初、農水省は監督官庁としての責任すら認めようとはしませんでした。
<白須敏朗・前農林水産事務次官>
「私どもが責任あるというふうに、今の段階では、そこまでのことを考えているわけではございません」

対応は鈍く、汚染米の流通先の公表をかたくなに拒んでいました。

<農水省担当課長>
「対象者の同意を得ずに公表する権限は私どもにはない」

「風評被害が起きてしまう」というのがその理由でしたが、こうした対応が総理官邸の怒りを買います。

<町村信孝・内閣官房長官>
「情報はすべて迅速に国民の前に明らかにするようにという(福田)総理の指示がございまして…」

官邸の圧力を受けた農水省は、早くも翌日に態度を一転させ、汚染米流通業者としておよそ370社の公表に踏み切ったのです。

<農水省担当課長>
「このままでは消費者の信頼を確保できない。大臣のご判断で今回公表させていただくことになりました」
しかし、ろくな確認もとらないままの極めてズサンなリストでその結果、先ほどの姫路のケースに限らず多くの個人商店が風評被害を受ける羽目になりました。

107よっさん:2008/09/24(水) 20:38:10
奈良県葛城市にある「菓匠庵おのえ」。
60年間、家族経営で営んできましたが、この店も汚染米問題で創業以来の危機に直面しています。

<菓匠庵おのえ・尾山碩典さん>
「普段のお彼岸だったらたくさんのお客さんが来てくれるのに、もうチラホラです。(売り上げは)金額にして3分の1かそのぐらいだと思います」
この店にも、汚染米が入った餅粉が問屋から流通していた可能性があるということで、農水省が調査にやって来ました。

<菓匠庵おのえ・尾山孝子さん>
「(名前は)絶対に出しませんので、資料を見せてくださいと言われたんです。何月の分と何月の分の伝票を見せてくださいと言われて、これを写真とって帰っただけなんです。ただそれだけ」

結局、取引があった問屋がクロで、汚染米が流通していた時期に餅粉を買っていたというだけで確実な証拠がないまま、「汚染米を使った店」として公表されてしまったのです。
公表後、問い合わせの電話がやまず、お彼岸用のお菓子の予約もキャンセルが相次ぎました。

売り上げは例年の3分の1に減り、事実説明のための折り込み広告も出しましたが、騒ぎが収まる気配はありません。

<菓匠庵おのえ・尾山孝子さん>
「店に入ってきたものが100%確実に入っていたということもわからないのに、そういうことを言われたということに私たちは不満です。みるみるうちに加害者にされて信頼を私たちは取り戻したいだけなんです」

大臣が辞任した先週金曜日。
農水省の担当者から「再調査をします」と約束されたものの、近畿農政局・奈良農政事務所は、「再調査の話は聞いていない」と繰り返すばかりでした。

<菓匠庵おのえ・尾山孝子さん>
「もう腹が立ったですね。福田さんは早く公開しろ言うて、太田大臣もバタバタしないですといって、結局はバタバタして、何も調べないでそれを発表して、卑怯ですよね。されてる方の身にもなってほしいですよ」

108よっさん:2008/09/24(水) 20:39:35
さらに、こんな風評被害もあります。

東大阪市にある大東(おおひがし)米穀店。
店主の大東さんがほぼ1人で切り盛りしています。

<大東米穀店・大東信一さん>
「汚染米は僕らが扱ってる主食の米と全然別のルートだと思ってましたし、僕らに関係ない世界だと思ってました」
しかし、公表されたリストには、なんと「大東米穀株式会社」と書かれていました。

<大東米穀店・大東信一さん>
「正直どうしようと。黙って離れていく人が大多数だと思いましたね」

ところが、公表された名前をよく見てみると…
「株式会社」とついていました。

実は、東大阪市には大東(だいとう)米穀株式会社という、大東(おおひがし)さんの店とはまったく別の会社があるのです。
リストに載ったのはその会社でした。

<大東米穀店・大東信一さん>
「新聞で活字を見たとき、あっこれは誰でも間違うなと」
幸い、取引先のキャンセルが出ることはありませんでしたが、配達の時はお客さんの誤解を解くようにしています。

配達の時も…
<大東米穀店・大東信一さん>
「新聞に汚染米のこといろいろあるけど、うちは関係ないからですから。ご安心ください」

その後の調査では結局、問題の大東米穀も、汚染米を販売していなかったことがわかりました。
これを受けて、農水省が発表した訂正リストにはごていねいに、読み仮名が書かれていました。

<大東米穀店・大東信一さん>
「2日で訂正するくらいなら正確に…。命取りですよね、業者にとったら。この出来事なんだったんだろうなと今思ってますけどね。早く収まってほしいですね」

109よっさん:2008/09/24(水) 20:40:10
町の小さな店にとって一番大切な「信用」を踏みにじった、お役所のずさんな対応。

<菓匠庵おのえ>
「60年のうちの信頼が紙切れ1枚でペシャンコですわ」

いい加減な調査で、店が受けたダメージはあまりにも大きなものです。

110よっさん:2008/09/24(水) 21:04:10
※事故米関連ニュースのまとめ 9/24 その4

時事通信より
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2008092401057
偽の販売経路提出=「工業用」農水省に報告−三笠フーズ汚染米事件
 米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)による事故米の不正転売事件で、同社が農林水産省近畿農政局大阪農政事務所に事故米の用途を聞かれた際、工業用のりの原料として合板メーカーに納入されたとする虚偽の報告書を提出していたことが24日、分かった。
 同社の担当者によると、昨年11月ごろ、大阪農政事務所から、農薬などに汚染された事故米の用途について問い合わせがあった。担当者は同社九州工場(福岡県筑前町)の説明を受け、佐賀県唐津市の「マルモ商事」に工業用のりの原料として出荷したと回答した。
 今年3月になって、同農政事務所から詳しい販売ルートを聞かれたため、再び九州工場に問い合わせ、マルモ商事から本社に直接ファクスで届いた販売経路のメモを、同事務所に提出したという。(2008/09/24-20:52)

中日新聞より
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008092490073934.html
伊藤謹、数十社に転売か 元社長、事故米の認識なし
2008年9月24日 07時39分

 汚染された事故米の不正転売問題で、接着剤製造会社「浅井」(名古屋市)から農薬を含む中国産もち米が流れた米穀販売業「伊藤謹」(岐阜県海津市、昨年9月廃業)が、もち粉などに加工して東海地方の製菓業者などに転売していたことが分かった。転売先は数十社に上る可能性がある。

 伊藤謹の伊藤浩司元社長(36)が23日、本紙の取材に対し明らかにした。

 伊藤氏によると、汚染されたもち米は昨年2月から9月に購入し、精米してもち粉などに加工。あられや和菓子の原料として製菓業者などに卸した。取引先は東海3県などで数十社に及び、汚染米もかなりの業者に流れたという。

 ただ、汚染米は「もちくず米」など従来の国産もち米と同じ表示だったため、伊藤氏は中国産や事故米との認識は全くなかったという。

 東海農政局の任意検査を拒んだ理由について、伊藤氏は「1日か2日で転売先を特定、公表するよう求められ、物理的にできないと答えた」と釈明した。

 農林水産省の調査で、同社には「浅井」から「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)と「前川商店」(同)を経由し、農薬を含む中国製のもち米127トンが流れたとされている。

 (中日新聞)

111よっさん:2008/09/24(水) 21:22:25
※事故米関連ニュースのまとめ 9/24 その5

MSN産経より
http://sankei.jp.msn.com/region/kyushu/kagoshima/080917/kgs0809171745001-n1.htm
【事故米不正転売】鹿児島酒造組合が国提訴へ 「検査不備で風評被害」
2008.9.16 23:16
 三笠フーズによる汚染米転売問題をめぐり、鹿児島県酒造組合(本坊喜一郎会長、113社加盟)は、「農林水産省の検査体制の不備で汚染米が流通し風評被害を受けた」として、国に損害賠償を求める訴訟を起こす方針を決めた。三笠フーズに対する損害賠償請求訴訟も検討している。

 鹿児島県内ではこれまで、三笠フーズが転売した汚染米を焼酎メーカー3社が仕入れていたことが判明。こうじに使用された可能性のある商品の自主回収、在庫の廃棄が進められている。

 組合の吉野馨専務理事は「検査日程を事前に三笠フーズに連絡するなど対応の甘さから農水省は不正転売を見抜けず、県の焼酎業界に混乱をもたらした」としている。

NHKニュースより
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014311651000.html
食用に使えないコメが不正に転売されていた問題で、全国の消費者団体が集まって緊急集会が24日に東京都内で開かれ、国に対して検査態勢の見直しを求める意見が相次ぎました。

緊急集会には、東京や九州・北海道などから43の消費者団体やNGOが集まり、農林水産省の担当者が会場からの質問に答えるという形で進められました。この中で、「三笠フーズ」などに繰り返し立ち入り調査を行いながら不正を見抜けなかった国の調査態勢について、調査に入る日を業者に事前通告するなど「あまりにずさんだ」という声が相次ぎました。これに対して、農林水産省の担当者は「抜き打ちによる調査の導入や担当する組織のあり方などについて検討しています」と述べ、再発防止策をできるだけ早く示したいと答えてました。また、「問題のコメを国内に入らないようにできないのか」という指摘が出され、担当者は「水際での検査を強化し、輸出国に返すことも検討したい」と述べ、会場からは早く具体的な対策をまとめて実施に移すよう求める声が上がりました。参加したNGO代表の安田節子さんは「国の対策で大丈夫なのか、きょうの説明では見えない。消費者の安全が守られるよう、今後も国の行動を見ていきたい」と話していました。

112名無しさん:2008/09/24(水) 21:38:10
宮崎元顧問は何処の出身だろう。

113名無しさん:2008/09/24(水) 21:39:29
全部の流通米が汚染してたのかな?

114名無しさん:2008/09/24(水) 21:51:38
汚染米とわかっていて輸入していたのならそれも出来レースでは?

115名無しさん:2008/09/24(水) 22:08:05
転売元の商社はいったいどこいったんだよ
何の責任も問われないわけ?

116よっさん:2008/09/25(木) 08:43:16
日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002369.html
業務用「クリームパンダ」、メラニン検出せず──丸大食品、回収商品の一部で発表
2008/09/25配信
 丸大食品(大阪府高槻市)が有害物質メラミン混入の可能性がある菓子などを出荷していた問題で、同社は24日、自主回収した5商品のうち病院給食など業務用の「クリームパンダ」からメラミンは検出されなかったと発表した。

 店頭用のクリームパンダや他の4商品、原料の牛乳は26日までに結果が判明する見通し。同社は「混入の可能性がすべて否定されたわけではない。さらに検査を進める」としている。

 同社は、5商品の検査を財団法人「日本食品分析センター」(東京・渋谷)に依頼。今回結果が判明したクリームパンダは、7月15日に中国工場で製造されたもので、メラミン混入の疑いのある中国の乳製品大手「内蒙古伊利実業集団」製の牛乳をクリームなどの材料に使用していた。

 丸大食品は5商品を2007年4月以降、全国の小売店向けや業務用として計約35万袋出荷。大半は既に消費されたとみられる。

117よっさん:2008/09/25(木) 09:44:29
※事故米関連ニュースのまとめ 9/25 その1

YOMIURI ONLINEより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080925-OYT1T00092.htm
34歳の小渕氏「行かなくちゃ」、論客・石破氏「まず事故米」

(一部抜粋)
◆「隠れ農政通」◆

 安倍内閣以降、任期途中で4人が交代した農相ポストに就いた石破氏。午後2時半ごろ、議員会館の事務所で要請を受けた直後、記者団から心境を聞かれてしばし沈黙し、「食の安全に対する信頼が根底から揺らいでいる。まず、事故米問題の対応が問われる」とゆっくり語った。

 この日、「三笠フーズ」などに警察の捜索が入ったことについては、「業者がけしからんというのは簡単だが、政府が完璧(かんぺき)にすればこんなことは起きなかった。風評被害もお気の毒さまで済む問題じゃない」と厳しい表情を見せた。

 自他ともに認める「防衛通」だが、かつて2度、農水政務次官を務めており、農水省幹部は「隠れ農政通」と呼ぶ。事務所の本棚の上半分は農業や漁業に関する本で埋まっており、石破氏は2冊を手に取り、「これが参考書。1冊は役人が『こうなればいいでしょうね』という本、もう1冊は彼らが『とんでもない』という本だ」と笑った。

 石破氏就任の報を聞いた農水省では「意外だ」との声があちこちから上がった。政務次官時代を知る幹部は「よかった」と漏らしたが、多くの職員は「石破さんの性格を考えると、お願いする通りには動いてくれないだろう」「何が起きるのだろう」と話していた。

(2008年9月25日03時07分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080925-OYT1T00106.htm
帳簿上の転売、「三笠フーズ」元顧問に頼まれた…業者ら証言
 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)などによる事故米不正転売事件で、同社が転売先としていた佐賀県と福岡県の2社が、読売新聞の取材に対し、三笠フーズの宮崎一雄・非常勤顧問(76)(当時)の依頼で帳簿上の取引に応じた、と証言した。

 大阪、福岡、熊本3府県警は、宮崎元顧問が「転売ルート」を用意する一方、冬木三男社長(73)が自ら全国各地の入札に出向いて事故米を買い集める――という“二人三脚”で転売ビジネスを展開してきたとみて経緯を詳しく調べる。

 捜査関係者などによると、農薬「メタミドホス」に汚染された中国産もち米の転売ルートは帳簿上、「マルモ商事」(佐賀県)、宮崎元顧問が代表を務める「サン商事」(福岡県)、「河商」(同)の3社を介していたが、実際は、福岡県の米穀販売会社に直接、納入されていた。

 これについて、マルモ商事の社長は「宮崎さんに頼まれて購入・転売をしただけ」と証言。河商の社長も「昨年、宮崎さんから帳簿上の購入と転売を頼まれた。商社として通常の取引」と説明している。社長2人は「汚染米とは知らなかった」としている。

 大阪、福岡、熊本3府県警は24日夕、合同捜査本部を設置、宮崎元顧問ら6人を参考人聴取した。この日の捜索で、段ボール箱約460個分の資料とコメ47トンを押収した。

118よっさん:2008/09/25(木) 19:25:45
※事故米関連ニュースのまとめ 9/25 その2

NHK関西のニュースより
http://www.nhk.or.jp/osaka/lnews/01.html
汚染米の給食 150万食に
汚染米から作られたでんぷんが各地の学校給食で使われていた問題で、関西では新たに奈良県と滋賀県などの160を超える学校で厚焼き玉子などとして出されていた疑いがあることがわかりました。関西で給食で出されていたのは600以上の学校、150万食に広がり各地の教育委員会がさらに調べています。
きょう新たに明らかになったのは奈良県、滋賀県、それに和歌山の160を超える小中学校などです。これらの学校では、平成17年以降、新潟県の食品加工会社、「島田化学工業」が汚染米から作ったでんぷんを混ぜて東京の食品会社が作った厚焼き玉子やオムレツなど、問題のでんぷんが使われた疑いがある製品が給食で出されていたということです。
こうしたでんぷんが使われた疑いがある厚焼き玉子などが提供された学校は、大阪では12の市と町の171校、関西ではこれまでにわかっているだけで、京都を除く5つの府県で600以上の小中学校などでおよそ150万食に広がっています。
これまでに健康被害が報告された例はないということですが各教育委員会は保護者らに説明をするとともに他にも提供された学校がないか詳しく調べています。


http://www.nhk.or.jp/osaka/lnews/02.html
汚染米 元顧問が深く関与か
大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」が農薬などに汚染された輸入米を食用に転売していた事件で取り引きにかかわっていた仲介業者の1人が警察の任意の事情聴取に対して「三笠フーズの元特別顧問に仲介を頼まれた」と話しているということで警察は元顧問が不正に深くかかわった疑いがあるとみて捜査を進めています。
大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」とその関連会社は基準を超える農薬のメタミドホスが残るコメおよそ110トンを福岡県の米穀卸売業者に販売した食品衛生法違反などの疑いが持たれていて警察は関係先を捜索して資料を押収するとともに取り引きにかかわった仲介業者などから任意の事情聴取を進めています。
汚染されたコメは書類上複数の仲介業者に転売されたことになっていますがこのうちの1人が事情聴取に対し「三笠フーズの宮崎一雄・元特別顧問から仲介を頼まれた。伝票のやり取りだけで汚染されたコメとは知らなかった。
」と話しているということです。一連の取り引きについて宮崎・元顧問はこれまでの事情聴取に対し「汚染されたコメが食用に変わったとは知らず不正にはかかわっていない」などと供述しているということですが警察は宮崎・元顧問が不正に深くかかわった疑いがあるとみて捜査を進めています。

119よっさん:2008/09/25(木) 19:38:24
※事故米関連ニュースのまとめ 9/25 その3

共同通信より
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008092501000713.html
汚染米、のり原料に使わず 甘い調査、付け込み転売か
 三笠フーズ(大阪市)による汚染米不正転売事件で、農薬に汚染された事故米の用途とされている工業用のりの原料に、実際はコメがほとんど使われていないことが25日、業界団体などの話で分かった。

 三笠フーズは政府から汚染米を購入する際、用途を「工業用のり原料」と申請。農林水産省も用途を詳しく調査していなかった。大阪、福岡、熊本3府県警合同捜査本部は、国のチェックの甘さに付け込んで大量に汚染米を買い込み、不正転売を繰り返したとみている。

 合板メーカーなどでつくる「日本合板工業組合連合会」によると、工業用のりの増量剤として一般的には小麦やコメのでんぷんが使われるとされる。しかし不正転売事件を受けて主要加盟社に聞いたところ、コメを増量剤に使っている業者は1社もなかった。

 三笠フーズは、汚染米について「工業用のりに加工して合板メーカーで使用された」とする虚偽の資料を農水省大阪農政事務所に提出していた。

時事通信より
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2008092500739
奈良、福井などの給食にも=島田化学工業の不正転売−事故米
 島田化学工業(新潟県)の事故米不正転売問題で、奈良、福井、山口、茨城各県でも同社の「米でんぷん」を使った卵焼きなどが学校給食に提供されていたことが25日、分かった。健康被害の報告はない。
 奈良県教育委員会によると、2003年から08年9月にかけ、141の小中学校で、約44万1000食の「五目厚焼玉子」などが提供されていた。食品加工会社「すぐる食品」(東京都)が島田化学工業から仕入れ、奈良市の食品卸業者から提供された。
 福井県教育庁によると、07年度からこれまでに県内の公立の幼稚園3園と小中学校など34校にすぐる食品から納入業者を通じ、卵焼き計約13800食が提供された。
 山口県によると、06年9月からの2年間で、公立の小中学校計61校で約3万8000食分が出されていた。
 茨城県教委によると、昨年4月以降、県内12市町の公立小中学校と幼稚園計130校・園で約10万3000食分が出された。(2008/09/25-17:17)

120よっさん:2008/09/25(木) 19:48:14
※事故米関連ニュースのまとめ 9/25 その4
中日新聞より
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/ntok0068/list/CK2008092402000287.html
食への背信にメス 発覚19日、ついに
2008年9月24日
 誰が、どうやって主食の安全を脅かしたのか。三笠フーズ(大阪市)の汚染米不正転売で、大阪、福岡、熊本の3府県警の捜査員が24日、関係先に次々と踏み込んだ。焼酎、和菓子、給食…。農薬まみれのコメはいつの間にか口に入っていた。知らずに使ったメーカーからは悲鳴にも似た声が上がる。発覚から丸19日。拡大を防げなかった農林水産省の責任も重い。

 三笠フーズの汚染米転売は刑事事件に発展した。大阪府警などは転売で不正に利ざやを得た詐欺容疑での立件を視野に入れており、複雑な流通経路の実態解明が不可欠として、取引に介在した業者を広範に捜索した。

 農林水産省によると、三笠フーズは基準値以上の農薬メタミドホス、アセタミプリドなど3種の有害物質が検出された汚染米を食用と偽り転売。警察当局はこのうち、もっとも広く流通したメタミドホスルートを重点的に捜査している。

 農水省によると、メタミドホスのルートでは、全国約370業者が取引に関与。汚染された事故米が消費者に届くまでに約10業者を経由したり、書類上だけで取引したりするケースがあった。

 関係者によると、事故米の流通を知っていたかどうか、業者間で認識が食い違っている。「三笠フーズ以外にも不正転売で利益を得た業者があるかもしれない」と大阪府警の幹部。流通の過程で汚染米の産地が偽装された疑いも浮上しており解明すべき点は多い。

 汚染米は病院や保育園にも流れていた。府警などは「主食の安全が脅かされた影響は計り知れない」(別の幹部)として、食への不信を決定的にした不正の全容解明を急ぐ。

>「三笠フーズ以外にも不正転売で利益を得た業者があるかもしれない」と大阪府警の幹部。流通の過程で汚染米の産地が偽装された疑いも浮上しており解明すべき点は多い。

 全国の業者で事故米を購入した業者全てを調査する必要があります。
 また事故米の流通は全国規模で広がっていますから捜査に当たる警察は警察庁内に全国の捜査を統括する本部を設置すべきでしょう。

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/ntok0068/list/CK2008092302000228.html
東海農政局、伊藤謹を“強制調査” 任意検査拒否
2008年9月23日
 汚染された事故米の不正転売問題で、東海農政局は22日、接着剤製造会社「浅井」(名古屋市)から汚染米が流れた業者のうち、米穀販売の「伊藤謹」(岐阜県海津市)が任意の検査を拒んだとして、より強制力のある食糧法52条に基づく立ち入り調査を行ったことを明らかにした。

 伊藤謹には、浅井から「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)などを経由して転売された農薬を含む中国産もち米計127トンが流れたとされる。食用としてさらに転売され、流通先が拡大する可能性がある。

 農政局によると、伊藤謹は当初から転売先について、岐阜農政事務所の検査を拒否。食糧法52条は、農相が事業者に業務や資産の報告をさせ、帳簿、書類の検査、質問ができると定めている。同法による調査は、事故米関連では初めて。立ち入りを拒否すると30万円以下の罰金など罰則規定もある。

 農政局によると、伊藤謹は「事故米という認識はなかった」と話しているが、転売先など詳しい調査には応じていない。

 伊藤謹は、加工原料用の米を主食用と偽って小売店などに不正転売していたとして昨年9月、違約金約7000万円の行政処分を受け、廃業。その後、岐阜県警が当時の社長を詐欺の疑いで書類送検している。また東海農政局は、太田産業(愛知県小坂井町)が事故米を転売した先として、新たに合板のり製造、東伸製糊(奈良県御所市)が判明したと発表した。

121よっさん:2008/09/25(木) 19:55:18
asahi.comより
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200809240129.html
丹波フリースクール入所者死亡事故 車所有者に賠償命令
京都府京丹波町のフリースクール「丹波ナチュラルスクール」(青雲塾)のワゴン車が05年5月、入所予定の少年(当時15)を千葉市から移送する際、少年ら3人が死亡する交通事故があり、少年の両親が運転手らを相手に約4700万円の損害賠償を求めた裁判の判決が24日、京都地裁であった。池田光宏裁判長は、事故で死亡したワゴン車の所有者は自動車損害賠償保障法(自賠法)上の運行供用者に当たると認め、所有者の相続人に約3700万円の賠償を命じた。運転手への請求は「事故原因が特定できない」として退けた。

 同スクールの経営者ら2人は今年9月、入所者の少女に暴行したとして府警に傷害容疑で逮捕されている。

 判決によると、ワゴン車は05年5月、東京都江東区の高速道路で側壁に衝突。少年と施設関係者2人の計3人が死亡、運転手がけがをした。施設関係者のうち1人がワゴン車の所有者だった。

122よっさん:2008/09/25(木) 20:24:48
※近畿圏における北朝鮮による拉致事件関連のニュースのまとめ 9/25 その1

KTVニュース関西版より
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0295180
麻生内閣に「今度こそ」と拉致被害者家族期待
麻生内閣では、中山恭子前拉致担当大臣が外れることになりましたが、拉致被害者の有本恵子さんの両親は解決にむけて期待をにじませました。兵庫県に住む拉致被害者家族・有本恵子さんの母嘉代子さんは「私たちの思いをお伝えして、一日でも早く解決を願っているという気持ちを聞いて欲しいという思いはある」と新内閣への期待を述べました。24日発足した麻生内閣では、拉致問題の担当大臣は河村官房長官が兼務することになり、被害者家族の信頼の厚い中山恭子氏は閣外にさることになりました。また、中山氏については「(大臣から)はずされたからといって不安はない」と語り、今後も中山氏を通じて要望を伝えていきたいとしています。

>麻生新総理は拉致被害者の気持ちを汲んだようです。

asahi.comより
http://www.asahi.com/politics/update/0925/TKY200809250286.html
前拉致担当相、中山恭子氏が首相補佐官に
河村官房長官は25日、中山恭子前拉致問題担当相を同問題担当の首相補佐官に充てる人事を発表した。26日に閣議決定する。中山氏は06年9月から首相補佐官、今年8月の福田改造内閣から拉致問題担当相を務めた。

123よっさん:2008/09/25(木) 22:19:45
※近畿圏における北朝鮮による拉致事件関連のニュースのまとめ 9/25 その2

迂闊にもこのニュースを見逃してました。
こういう事実がある以上、農水省にも司直の手を入れなければうそですね。

asahi.comより
http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200809180294.html?ref=reca
「事故米早く販売を」農政事務所に指示 農水省06年に
汚染された事故米の転用問題で、農林水産省が06年に事故米を早く販売するよう全国の農政事務所に指示していたことがわかった。農水省は、食用に転売していた三笠フーズにも購入を直接働きかけていた。事故米を官民一体で処理しようとしていた構図が改めて浮き彫りになった。

 18日の参議院農林水産委員会で、福山哲郎氏(民主)の質問に、農水省の町田勝弘・総合食料局長が答えた。

 事故米が長期間保存されていると会計検査院などから指摘があり、農水省は06年4月、消費流通課長名で農政事務所長に早めに販売するように促す文書を出した。多くの米穀業者や、三笠フーズにも積極的に入札に参加するよう声をかけたという。

 また、三笠フーズの購入は4年間で55回だが、うち44回は随意契約だったことも分かった。入札と異なり相対で売買条件を決められる随意契約が多かった理由について、町田局長は「1回の取引金額が少額だったため」と答えた。(小山田研慈)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板