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不定期更新系ラブコメ「もうそうっ!」きのミー版

1きのミー@俺:2010/02/17(水) 01:54:47
がんばるゆ!

2名無しさん:2010/02/18(木) 14:05:27
【prologue】


−8月の終わり。

夏休みということで順調に健康的な生活リズムを破壊していた俺は、今日も蝉の鳴き声で目が覚めたまではよかったが、
同時に風邪をひいたような気だるさが俺を襲ったのだった。
布団はちゃんとかけた筈だが…?
とりあえず、リモコン内臓の室温計を見てみる。

「…あー。」
どうやら俺の体に異常は無いらしい。
摂氏40度。
夜暑い時は大抵、冷房をつけて寝る俺だが
今回は何故か設定が『暖房』になっていた上、
タイマー設定を怠ったために、ご丁寧にも俺が起きるこの瞬間まで部屋を暖め続けてくれたのだ。
おかげで俺は擬似サウナで夏の夜を過ごすという変態じみた所業をしてしまった。
「俺は機械にも嫌われてるのか…。」
自分の不幸さを皮肉ってたらいつの間にか目が覚めていたので
仕方なく起きることにした。


午前11時。
水を吸った雑巾の如き状態の寝間着兼スウェットを洗濯機にぶち込み、シャワーを浴びた後、俺はリビングで人より遅い朝食を済ませる。
母はパート、父は国外に単身赴任、ということで家には俺一人しかいなかった。
−まあ、いつもの事だ。
「…。」
いつもならここで二度寝の体制に入るのだが、流石ににあの部屋に戻る訳にもいかない。
「さあどうしたものか…」
俺はわざとらしく腕を胸あたりで組んで考え込む。
当然ながら何も思いつく筈も無く、溜め息と共にソファーに深く腰掛けた俺の目に映ったのは、一冊の図書館の本。
『サルでも分かる!!毒キノコの見分け方ガイド』
…何を思って昔の俺はこんなものを借りたんだろう。
なんて思いながら最後のページに挟んである返却カードで返却日を確認する。

8月30日。
今日だった。
とりあえずの予定が決まった事を安堵した俺は、出かける準備(といってもまあジャージを着るだけだが)をし、家を飛び出す。

そこで起こる出来事、そしてこれからの未来なんぞ知る由も無かった俺は、軽快に青空の下、自転車を飛ばす。

−ああ、今日もいい天気だ。

4なまえかくのわすれてたよ:2010/02/18(木) 14:25:36
【一週目】



−さあ、どうしたものか…
俺の目の前で大泣きというよりはただただ自然な感じで、

一人の女の子が泣いていた。

突然だけど自己紹介。
プロローグでは忙しすぎて挨拶する暇無かったしな。
俺の名前は大神 賢也(おおがみ けんや)。
今を生きるクールな高校二年生だ。以後お見知りおきを。
ほんでもって話は30分前に遡る−

図書館に来て、本を返却したまでは良かったのだが、
その後また暇になってしまい、しょうがないので館内をぶらぶらとしていると、一人の見識のある人間を発見した。
坂井 柚菜(さかい ゆな)。
学年トップクラスの成績を持ち、全国統一模試でも常に上位な、所謂優等生タイプの女だ。
ちなみに俺とは幼稚園の頃からの幼なじみである。
−と、説明はこれくらいにして、とりあえず彼女に接触を試みるとしよう。
しかし、折角彼女の真後ろに立っているのだ。普通に声をかけるのでは何の面白みも無いと考えた俺は
何を勘違いしたか胸に手が伸びた。

「あ、賢也じゃん。何やってんの腕なんか伸ばして」
「あ…ああ!これか!これは直角健康法といってな!ボケ予防に効果覿面なんだぜ!!」
「…そうなんだ…」
…。
そもそも揉むほどの胸は無い柚菜にまで劣情を抱くあたり
俺は相当意識が朦朧としているらしい。
やはり今朝のアレが効いているのだろうか…!?
「お前何してんの?」
「何って…センターの過去問の出題傾向とかチェックしてんの」
そういえば彼女の使用している机の周辺にはセンターの過去問と思しき問題集や、付箋が大量に貼られたノートが数冊重ねてある。
「そういえば、来年受験だもんなー」
気づけばもう高校三年生だ。
入学式だって昨日の事のように覚えていると言うのに。
「なんか楽観視してるみたいだけど。今の時期に総復習しないとあんたもヤバいんじゃない?」
図星である。
ていうか夏休みの宿題すらやってない。
数学のワークに関しては新品のままである
「まあなんとかなるだろ…」
「そんなことだからあんたは何時までたってもバカなのよ」
「うるせー!」
寛大なるお世話だ。
その後彼女の調べものは終了したようで、片付けの体制に入ったので、俺も移動を開始することにした。…と、その時。
俺は机のへりの部分に膝を思い切りぶつけてしまい、そしてよろけたまま柚菜を突き倒し、俺もその上にのしかかってしまった。
しばらくして「痛ぇ…」とか言いながら顔を上げた俺の網膜に映ったのは、彼女の紅潮した顔だった。
そして次第に腕の感覚が戻り、なにか若干柔らかい物を掴んでいることに気づく
それが柚菜の胸であることに気づいたのは、彼女が放った右ストレートが俺の顔面を直撃した直後だった。

そのまま食肉用のトレーにパックして精肉コーナーに並べたら見分けがつかないくらいの顔面挽き肉状態のまま
俺は車関係のコーナーにたどり着いた。
本の物色を始めたところ、奥から泣き声が聞こえてきた。
最初は自分の顔が原因だろうと踏んで(それほど酷い状態だったのである)白を切っていたが、次第に様子がおかしい事に気づき、見に行く事にした。

−で、冒頭に至る。

小学校高学年だろうか、とても純粋で清楚な感じのするおさげ髪のその子は一向に泣き止む気配が見られない。
その姿さえも可愛く感じたが、ずっと眺めてて犯罪者扱いされるのを嫌った俺は、少女に話しかけることにした。

5木の実@俺:2010/02/18(木) 14:46:25
「やあ君!どうしたんだいっ!」
俺はいつも通りのクールな口調で目の前の泣き虫女神に話しかけた。
「あ…!お兄ちゃん!」
「ああ!君の優しい笑顔を取り戻しに来たぞ!」
少女はすぐさま笑顔を取り戻し、そして俺に抱きついてくる。
「お兄ちゃーん!!!」
「はっはっは!!」


―うむ、いつ思い返しても完璧だ。
授業中、いつも不時の事態に少女に出会う。というシチュで妄想をしていた俺にとって
この現状を目の前にしても特に臆することも無かった。
これはシナリオ156『泣く少女を慰める』に該当するケースであると判断した俺は
何を疑う事もなく少女に話かける。

「やあ君!どうしたんだいっ!」

…えー!?
余計泣き出しちゃったよ!?
(自称)完璧と呼ばれる俺の妄想神話崩壊の瞬間だった。
「ちょっ!ごめっ…えぶっ!」
驚きのあまり思わず舌を噛んだ。
口内に血の匂いが広がる。
「ちょっと…あれ何?」
「うわあ…女の子泣かせた…最低…」
「あーっ!違いますッ!違いますってば!」
必死の身の潔白の証明も空しく、段々と野次馬が増えていくばかりだ。
少女も泣き止む気配を見せない。
「だから違うんだってばぁぁぁぁ!!!」




「で、どうして泣いてたん?」
2階談話室…ここなら誰も来ないだろうと踏んだ俺は
少女の手を引いてここまで逃げおおせた。
どうやら俺の読みは当たったらしく、平日の談話室は誰もいなかった。
しばらくして少女もどうやら落ち着いたらしく、少しずつ俺の質問に答えてくれた。


――先週、この近辺で死亡事故が起こった。
飲酒運転のトラックが対向車線をはみ出し乗用車と正面衝突、
乗用車の乗員二人は即死だったという。


「その二人が、私の両親でした…」
少女は嗚咽まじりに淡々と話し続ける。
虚ろな瞳に惹かれた俺は気づいたら真剣に話を聞いていた。


一度に両親を失った彼女は
近所に住んでいる父方の姉夫婦に引き取らた。
最初は姉夫婦も彼女を優しく受け入れたのだが、彼女の両親の保険金がとても少ない事を知った姉夫婦はいきなり彼女を呼び出し、暴力を振るった。
それからというもの、事あるごとに彼女を呼び出しては蹴る、殴るの暴行を行い、最近では飯もまともに食べさせなかったらしい。


「…私ったら、馬鹿ですよね…こんな事話したって何も変わるわけじゃないのに…」
腕には生傷を負い、痩せこけた彼女はそれでも笑って見せた。
まるで自分を皮肉るように。
「しょうもない愚痴を聞いて頂いてありがとうございました。少し気が楽になりました」
「それでは…」と彼女は言い残し席を立つ。
「待てよ!」
思わず俺は彼女の細い腕を掴む。
もはや自分でも何をしているか分からないくらいの勢いだった。
「行くとこ無いんだろ!」
「え…?」
だが一つだけ分かる事がある。
彼女は誰かに助けて欲しかったのだ。
だったら…。
「俺んちに来い!」


―その時、少しだったか
彼女の目に光が戻ったような気がした。

6きのみ:2010/02/18(木) 16:09:07
【2週目】
1

「ほんじゃいって来るわ」
9月の始め、周囲の木々の色が赤色に変わる季節。
なんだかんだ言って結局3分の1しか終わってない宿題をバッグに詰めて、俺は家を出る。
車庫裏に止めてある自転車のペダルに足をかけたとき、ドアからもう一人、ランドセルを背負った小さい女の子が出てきた。
「いってきます。お義母さん」
「車に気を付けるのよー!」
何故か実子である俺より気遣われてることを不思議に思ったが、割とどうでも良かった。
―小野瀬 若葉(おのせわかば)。
8月の終わりに出会った、不幸な少女。
彼女は先週から半ば強引に家に居候することになったのだ。
「賢にぃ、行ってきます!」
いつの間にか俺の事を「賢にぃ」と呼ぶようになったおさげ髪の少女―若葉は、手を振りながら隣家の角を曲がり、やがて見えなくなった。

俺の通う私立活志(かっし)学園高校は、俺の住む鈴原市の隣、志賀沼町に存在する。
もともと志賀沼町は広大な土地の割りに人口密度が少ない町だったので、その土地の3分の2以上を学校の敷地として買い取った。らしい。
私立だからなのか、というのは知らないが割と変わった校風であり、『生徒の意思を尊重する。』というのがこの学校の教育方針である。
そのため部活動もサークル含め50以上あり、カート部に至っては校内にサーキットが存在するくらいだ。

そんな学校なので、校内にも駅が三箇所ある。
『次はー活志学園校舎前ー』
周囲の学生がぞろぞろと降り、俺もそれに続く。
防犯のため、三箇所ある校内の駅の自動改札はすべて警備が強化されている。
入るのにも特殊な定期券が必要であり、外部者は学校から特別に発行されたパスを使用しないと校内に立ち入ることはできない。
そんな厳重な門を通り抜けると、コンビニからちょうど二人の見慣れた友人がでてきた。
「お!賢也じゃねーか!」
先に声をかけてきた見た目ヤンキー中身もヤンキーなのが播磨 智樹(はりまともき)。
俺と同じクラスの幼馴染であり、成績も俺と同じく底辺よりも底を行く末期レベルだが、
なぜが運動神経は抜群であり、カート部のエースをやっている。
「おはよー智樹、それと…えーと、豚?」
「俺豚じゃねーし!」
といってもやはりその巨体から、豚を連想してしまう彼が岸上 邦久(きしがみくにひさ)。
俺や智樹と同じく小学生からの付き合いである。成績は中の中。
これでも昔は智樹と同じく運動神経抜群だったのだが、どこで道を踏み外したか
オタクの道に進んでしまい、今では2次元至上主義者と化している。
「んでもって賢也さぁ、宿題終わってねえよな?」
「俺が宿題全部やる確立とか宝くじで3億当てるより低いぞ、智樹」
いや、それよりあるか…
懸賞でビデオカメラ当てるくらいの確立かね?
「宿題やってないとかバロスwwwwww」
「なぁ、豚ってしゃべるっけ?」
「ああ、それ国の開発機関が生み出した豚だから取りあえず人語は話すみたい」
「だから豚じゃねーし!」

そんな代わり映えしない、いつもの風景。
変革を求める時もあるが、やはり俺はこの日常に満足しているのかもしれない。
そんなことを考えてると、5分前を示す予鈴が鳴った

7きのみ:2010/02/18(木) 16:18:45
2

場所は教室。
校長の長ったらしい話ともども始業式は幕を閉じ、今はホームルームの時間と称して夏休みの課題を先生が回収している。
もっとも俺含む少数は宿題なんぞやってないのでHRなんぞあってないようなものである。
―そんなこんなで放課後。
「賢也ったら、また宿題だしてないの!?」
その声の主は柚菜か…
「やろうとは思ったけどね、寝て起きたら8月31日だった。うん」
「そんな小学生じみた言い訳久々に聞いたわ…」
もちろんちゃんと8月分の記憶は残っている。
念のために言っておくが。
「ねぇ聞いてよ楓!またコイツ宿題やってないし!」
「大神君、やるものはちゃんとやらなきゃダメだよ」
そう俺を諭すのは衣川 楓(きぬがわかえで)。
我がクラスの学級委員長。品行方正、当然成績もトップクラス。
柚菜とは小学生来の友人なので、しばしば遊んだこともある。
園芸部所属だが、何故か兼部でカート部にも所属している。
そのポテンシャルは智樹に勝るとも劣らないらしく、本当に人は見かけによらないものである。
誰が見ても一目で『委員長』と判断してしまうであろうそのメガネをかけなおして、彼女は「めっ!」と付け足した。
「まぁ別に私たちが被害被るワケじゃないから良いけどっ」
「なんだそれ、じゃあほっとけよ…」
「何それ!人がせっかく心配したげてるってのにっ!」
「まぁまぁ、柚菜もそんな怒らないの、いつものことじゃない」
いつものことじゃない。って…
委員長さんその言葉微妙に俺を傷つけてますよ…。
まあ自分が悪いんだけど。
「もう知らない!行こ、楓!」
そう言い放つと柚菜は怒り気味で教室から出て行った。
そんなこんなで優等生二人に罵倒されまくった俺であった。
まったく、宿題やんないだけでこの扱いである。
「ほんと、よく分かんねーよなぁ」
一人残された教室で、悪態をついてみた。

始業式なので授業は無いが、部活はある。
といっても賢也、智樹、邦久の所属するPC部は正直遊んでるだけなので部活とは言い難い。
ちなみに智樹は兼部なので滅多に顔を出すことは無い。
賢也は自分の席(決定しているわけでは無いが、なんとなくそういう習慣になった)に座り、PCの電源を入れる。
といっても生徒用のPCなんてサイトのブロックがかかりまくりであり、とてもじゃないがまともに使えたものではない。
ということで電源を入れるだけ入れて後は放置である。
そんな某電気会社のポニーテールのキャラクターに見つかったらマジ切れ必須であろうPC部の活動を終え駅に向かっていると、レーシングスーツを身にまとった(さすがに暑いから上は脱いでるが)楓が自販機でスポーツドリンクを買っていた。
「あ、大神君っ」
「おっす。そっちまだ部活?」
「今は自主練だけどね…あ、そうだ、今暇かな?」
「んー…」
暇か?…と言われると存外暇ではなかった。
これから大量に余っている宿題を配布された解答を見ながら丸写しするという俺にとっては特Aクラスの仕事が待っているからだ。
もう赤点なんぞ見たくない。
「ちょっと用あるから、ごめん暇じゃない。」
まさか委員長の前で『宿題の答えを全部丸写しするんで』なんてことは口が裂けても言えなかった。
「そっか。じゃあまた後でねっ」
言うか早いか彼女はスポドリを二本もって(もう一人誰かいるのだろうか?)部室兼サーキットの方向へ駆けていった。
そういえば、彼女は園芸部にも所属していたな…
こんな毎日練習があるのにいつ行くんだろう?
「後で聞いてみるか…」
一人そんなことを呟きながら俺は駅へ向かう。

8きのなめこ:2010/07/21(水) 01:50:54
3

家路に着いた俺は、裏の納屋に愛車を収納した。
親は両親共働きの上、父は単身赴任の身なので半日で学校が終わった時は大体、家には俺しかいない。
当然今まで昼食も自分で調達せざるを得なかった。
まぁ、基本的にコンビニ弁当かカップラーメンなんだが。
「正直言って、体に悪いよなあ…」
そうぼやきながら玄関のドアを開くと、台所の方からだろうか、甘辛い香りが漂ってくる。
「あれ、母さん帰ってたのか」
ん?でも駐車場に車は無かったぞ…
「あ、賢にぃお帰りなさい!」
「えっ?若葉お前料理できたんだ!すげーな…」
なんて出来のいい小学生なんだ…。
「昨日の夕食で余った豚肉をちょっと焼いただけなんですけどね」
彼女ははにかみながら、焼肉に千切りにしたキャベツを添えて、食卓の上に運ぶ
「お義母さんに、賢にぃがいつもインスタント食品で昼食を済ませているって聞いたので作ってみました。朝の残りですけどご飯とお味噌汁もあります」
「そうか、わりぃな手間かけさせちまって」
「いえいえ、そんなこと無いです」
Yシャツを洗濯機に入れ、Tシャツを着替え終わるころに料理は完成した。


「おいしいかったですか?」
若葉は不安そうに俺の表情を伺う。
「うん、すげえうまかった!!」
それを聞いた彼女は、「やったぁ!」と子供らしい笑顔を見せた。
今までほめられる事が全く無かっただろう彼女が見せる笑顔で、俺の気持ちも和らいだ。
俺の貧相な舌では軒並みな回答しか出来なかったが、塩加減がとてもいい具合で飯が進んだ。
「でも料理なんてどこで覚えたんだ?」
「昔、お母さんのお手伝いをしているときにいろいろ教えてくれたんです」
「楽しかったなぁ」そう言って、若葉は天井を仰ぎ見る。
そんな彼女に、俺は何も言うことができなかった


皿洗いが一通り終わると、若葉は自室(元々は母の個室だった)に戻った。どうやら勉強をしに行ったらしい。
憂さ晴らしにテレビをつけるが、大して面白い内容ではなかった。
テレビの電源を切ると、ふと脳裏に若葉の言葉がよぎる。
楽しかったあの頃、でも、もう戻れないあの頃。
自分が同い年の頃は何してたっけ。
智樹や邦久とバカやってたな…
辛いことなんて何一つ無かった。
「ふぅ…」
両親が死に、親戚からは除け者扱い、
とても11歳の子供に耐えられる事ではない。
俺だったら自殺しているだろう。
「強いんだな、若葉は」
俺が何かあの娘にしてやれることは無いのだろうか。
すぐに結論が出るはずも無く、仕方が無いので俺は自室に戻り、忌まわしい宿題を終わらせることにした。


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