したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

不定期更新系ラブコメ「もうそうっ!」きのミー版

4なまえかくのわすれてたよ:2010/02/18(木) 14:25:36
【一週目】



−さあ、どうしたものか…
俺の目の前で大泣きというよりはただただ自然な感じで、

一人の女の子が泣いていた。

突然だけど自己紹介。
プロローグでは忙しすぎて挨拶する暇無かったしな。
俺の名前は大神 賢也(おおがみ けんや)。
今を生きるクールな高校二年生だ。以後お見知りおきを。
ほんでもって話は30分前に遡る−

図書館に来て、本を返却したまでは良かったのだが、
その後また暇になってしまい、しょうがないので館内をぶらぶらとしていると、一人の見識のある人間を発見した。
坂井 柚菜(さかい ゆな)。
学年トップクラスの成績を持ち、全国統一模試でも常に上位な、所謂優等生タイプの女だ。
ちなみに俺とは幼稚園の頃からの幼なじみである。
−と、説明はこれくらいにして、とりあえず彼女に接触を試みるとしよう。
しかし、折角彼女の真後ろに立っているのだ。普通に声をかけるのでは何の面白みも無いと考えた俺は
何を勘違いしたか胸に手が伸びた。

「あ、賢也じゃん。何やってんの腕なんか伸ばして」
「あ…ああ!これか!これは直角健康法といってな!ボケ予防に効果覿面なんだぜ!!」
「…そうなんだ…」
…。
そもそも揉むほどの胸は無い柚菜にまで劣情を抱くあたり
俺は相当意識が朦朧としているらしい。
やはり今朝のアレが効いているのだろうか…!?
「お前何してんの?」
「何って…センターの過去問の出題傾向とかチェックしてんの」
そういえば彼女の使用している机の周辺にはセンターの過去問と思しき問題集や、付箋が大量に貼られたノートが数冊重ねてある。
「そういえば、来年受験だもんなー」
気づけばもう高校三年生だ。
入学式だって昨日の事のように覚えていると言うのに。
「なんか楽観視してるみたいだけど。今の時期に総復習しないとあんたもヤバいんじゃない?」
図星である。
ていうか夏休みの宿題すらやってない。
数学のワークに関しては新品のままである
「まあなんとかなるだろ…」
「そんなことだからあんたは何時までたってもバカなのよ」
「うるせー!」
寛大なるお世話だ。
その後彼女の調べものは終了したようで、片付けの体制に入ったので、俺も移動を開始することにした。…と、その時。
俺は机のへりの部分に膝を思い切りぶつけてしまい、そしてよろけたまま柚菜を突き倒し、俺もその上にのしかかってしまった。
しばらくして「痛ぇ…」とか言いながら顔を上げた俺の網膜に映ったのは、彼女の紅潮した顔だった。
そして次第に腕の感覚が戻り、なにか若干柔らかい物を掴んでいることに気づく
それが柚菜の胸であることに気づいたのは、彼女が放った右ストレートが俺の顔面を直撃した直後だった。

そのまま食肉用のトレーにパックして精肉コーナーに並べたら見分けがつかないくらいの顔面挽き肉状態のまま
俺は車関係のコーナーにたどり着いた。
本の物色を始めたところ、奥から泣き声が聞こえてきた。
最初は自分の顔が原因だろうと踏んで(それほど酷い状態だったのである)白を切っていたが、次第に様子がおかしい事に気づき、見に行く事にした。

−で、冒頭に至る。

小学校高学年だろうか、とても純粋で清楚な感じのするおさげ髪のその子は一向に泣き止む気配が見られない。
その姿さえも可愛く感じたが、ずっと眺めてて犯罪者扱いされるのを嫌った俺は、少女に話しかけることにした。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板