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SSとかSSとかSSとか
1
:
きのみ
:2008/12/07(日) 21:52:05
タイトルの通り
SSとか自作外伝とか、書いてみてみて!って感じです。
うん。
2
:
きんけ
:2009/12/10(木) 19:31:27
・Jバック
・革命
・階段
・8切り
・縛り
・ダイヤの3からゲーム開始
・8、J、jokerでの上がりは禁止
地方によってローカルルールは異なるが俺達の地域での「大富豪」は上記のルールで進行される。
トランプだからといって舐めてはいけない。大富豪は非常に奥深いゲームだ。
特に「縛り」と「8切り」はゲームをさらに面白くしてくれる最高に素晴らしいルールだと思う。
3
:
スコール
:2010/08/09(月) 22:40:01
「ゆめおちっ!」
「賢にぃ、私お風呂はいりたぃ。」
そう声をかけられたとき、俺は眠っていた。
9:00。楽しみにしていたバラエティ番組は野球の延長試合でお流れとなった。代わりに、と思ってつけたドラマは顔の良い俳優が幼稚園児にも劣る迷演を余すことなく見せつけてくれていた。前半、自分の夢のため海外へ飛び立とうとするヒロインを引き留めるため、主人公が放った「行けば、お前を……殺す……!」には腹を抱えて笑ってしまった。若葉にリモコンを投げつけられ、笑いは静寂へと変わる。痛い。
元々、そのドラマを見たかったらしく、若葉はバラエティ番組が見られないとわかると狂喜乱舞し、テレビ前最前列に座り込み、食い入るようにそれを見ていた。興味が無い俺はドラマよりも若葉の後ろ姿ばかり見ていた気がする。
この家に新たな家族、小野瀬 若葉(おのせわかば)が加わり、それほど長い時は経っていない。それでも色々なことがあった。新たに家族が増える、ということはどんな時だって困難なことだ。この世の中は情だけじゃ生きてはいけない。
そういうもの乗り越え、正式にこの家に住んでいい、と認められたとき若葉は泣いた。その頭を撫でながら、俺も頬を濡らした。彼女をこれ以上の悲しみに晒してはいけない。そう心に誓いながら……。
それから若葉は目に見えてわかるほど元気になった。よく笑い、よく遊び、遊び過ぎて怒られ、舌を出してはにかむ。捨て猫がいれば拾ってこなくても勝手に懐かれ、結局飼ってしまう。そんな女の子だった。心なしか肉付きもよくなったように思われる。俺はただ妹の成長に喜ぶばかりだ。
「ねぇ、賢にぃ、おっきしてよぉ。」
ソファにもたれかかり、完全に弛緩した状態でいつの間にか俺は眠っていた。その俺の隣に若葉が座る。声を掛けても反応の無い俺の肩に小さな手が乗せられ、起こす気がないのでは?とも思える加減で揺すられる。すでに目を覚ましてはいたが、目は開けない。代わりに唇を押し出してみる。王子様を起こすのは姫様のキスと相場は決まっているだろう。
だんだん揺さぶりが強くなっていく。
「ん、ん!んーー!!」
何故若葉は気づかないのだろう?坂井 柚菜(さかい ゆな)が居たら「キモい。土に還って」と蔑まれそうなほど唇を押し出しているのに。
「はぁ、はぁ」
揺さぶり疲れ若葉は俺にもたれかかるように抱きついてきた。まだあきらめていないのか、今度は体全体を使って揺すってくる。
「ねぇ、賢にぃ。おっきしてよぉ。一緒にお風呂入ろう?」
4
:
スコール
:2010/08/09(月) 22:41:03
「ゆめおちっ!」
もちろん若葉の非力さでは俺を起こすなんてことはでき……
「はっ!?」
「賢にぃ、起きた?やったぁ」
「若葉、今、なんて言った?悪いけど、もう一回言ってくれ」
体勢を変え、若葉を引きはがそうとするがなかなかロックが固く、はずれない。しょうがなく、首を折って若葉に話しかける。俺の頭には瞬間、様々な映像が飛び込んできた。どれも裸、裸、裸……。服着た画像を寄越せ!
「さっき、聞き慣れない言葉を聞いたからさぁ。悪いけどもう一回言って?」
「えっ?賢にぃ、起きたって」
胸の辺りに抱きつき、若葉はしきりに頬をこすりつけてくる。まるで猫のようだった。
「じゃなくて、その前」
若葉の様子の可愛さに思わず、小さな頭に手が伸びる。頭を撫でるとくすぐったいのか、体を丸め、さらに猫になった。ついでにロックもはずれたので、若葉と正面から向き合う。
「第一回大神家、家族会議ー」
やる気の無い声を出しているが内心とても焦っている。背中は脂汗でしめってることだろう。それほどまでにダメージがあった。
そこからなんであんなことを言ったのか、聞き出した内容はこうだ。
ドラマを見ていると(後半)主人公の友達のカップルが同棲するアパートの場面になった。主人公がそこへ訪ねていくと二人はちょうど一緒に入浴中であった。その場面を見て、「私もしたい!」となったそうだ。
「だからって、なんで俺と?」
「だってぇ……いいじゃん。とにかく、一緒に入って!」
そういいつつ、自分の服に手をかける若葉。
「だーっめ!。無理だよ。俺、母ちゃんに怒られるから」
「やだやだ。入りたい」
服を脱ごうとする若葉とそれを阻止しようとする俺の追いかけっこが始まる。テーブルを越え、腕を掴むと若葉は逃げようとじたばたする。両腕を掴み、向かい合い、目線を同じ高さに合わせると、やっと動きが止まった。
「……頼む。母さん帰ってきたら、母さんと一緒に入ってくれ」
真剣なお願いに対し、頬をふくらませる若葉。
「やだ。賢にぃと入るの。……私、いらない子?」
「へっ?」
突然のことに気の抜けた返事しか返すことが出来なかった。若葉は顔をふせた。
「私、賢にぃのおかげで毎日楽しいよ。お母さんも優しいし、時々遊びに来てくれる賢にぃの友達もみんな遊んでくれる。学校でもね、前よりもたくさん友達出来たんだよ。お父さんとお母さんが死んじゃって、とっても悲しくて、お姉さんたちにいじめられたけど、賢にぃが助けてくれたんだよ。だからね、賢にぃに喜んでもらいたくて。お話の中で二人は楽しそうで。だから……」
そこまで言って、若葉は止まった。止められた。俺に抱きしめられたからだ。俺は両腕を離すと包み込むように若葉を抱きしめていた。そうしなくちゃいけない、そうしたいという強制力が俺の体を突き動かした。首元で鼻水をすするのがわかった。耳元に水滴がついた感触もあった。
「……わかった。俺達は兄妹だからな……。若葉、兄ちゃんの背中、流してくれる?」
「……うん。流す」
5
:
スコール
:2010/08/09(月) 22:42:01
「ゆめおちっ!」
浴室には俺が先に入った。脱衣所も一緒に入ることはせず、先に俺が服を脱いだ。腰にはもちろんタオルがかけてある。しかし、ともするとすぐさまスカイツリーが完成しそうだ。腰だけでは足らないと思い、顔にも巻いて目隠ししてある。だが、逆に妄想が蠢き、腰にはMt.チョモランマがそびえ立ちそうになった。
「なぁー!もうこうなりゃ自棄だ!」
顔に巻いてあるタオルの結び目を荒々しく外すと、壁に叩きつけるように投げ捨てる。背水の陣だ。兄と妹の絆を見せつけてやるんだ。
「どうしたぉ?」
「なっなんでもないぞ−。って、はっ!」
兄の苦労も知らず、無邪気にドアを開け、入ってくる妹。その体にタオルは
「無い!」
「何が?」
「Noooooo!」
自分の目をつぶす勢いで目隠しを作る。俺は何も見てない。俺は何も見てない。俺は何も見てない。最近、肉付きが良くなってきたなぁ、と思ったらやっぱり自己主張を始めた平山も、その上に小さくのっていたピンクの果実も。ほっそりとした腰のラインも、綺麗な肌も、ちょっと赤くなった頬も、黒目がちの大きな目も、ツヤのある綺麗な髪も、まだ一本の毛も生えていないパイパ
「Yooooooo!Shit!Oh,my gosh!Son of a bitch!」
タイル張りの壁に額を打ち付けると、そこから赤い血が筋のを作った。そう、ピンクの筋ま
「Fuck!Fuck!Fuck!」
「どうしたの賢にぃ!」
……この後、俺は若葉に抱きつかれ更に失態を重ねたのだった。
6
:
スコール
:2010/08/09(月) 22:43:04
「ゆめおちっ!」
「わかった。確認しよう。俺は若葉のお兄ちゃんだ」
「そうだよ。賢にぃは……若葉の大好きなお兄ちゃん!」
「……ありがとう。俺にはその気持ちが痛い」
若葉には俺の顔に巻いていたタオルで体を隠して撤退してもらい、今はバスタオルを体に巻いている。体を直視できないため、俺は項垂れるようにして目を手で隠し、若葉はその隣に座っている。いつまでもこうしてはいられない。時間がかかればかかるほど、俺には不利な状況になってくる。親が帰ってくるまでがタイムリミットだ。
「若葉、じゃあまず頭を洗おう」
「うん」
うなずいて、若葉は椅子を動かし俺の目の前に座る。膝と膝の間辺りだ。
「若葉……?」
「はい。どうぞ」
これは、つまり、俺に洗えと?趣旨が変わってきてないか?
「まぁ、いいか」
手のひらに若葉のお気に入りであるという母と一緒のシャンプーを取ると、髪に染みこませるように頭を撫で、ゆっくりと泡立たせ始めた。
「賢にぃ、くすぐったいよぉ」
本格的に頭を洗い始めると体をくねらせる若葉。悪戯心が精神を支配するのを感じた。
「ほぉー。ここか?ここがえぇんか?」
かゆくなるポイントなんてわかるはずが無いので、くすぐってやろうと思っても力攻めのごり押しにしかならない。
「きゃ、くすぐったいよぉ」
それでも体をくねらせる若葉にいつまでこうしていたいという気持ちがわき上がったが、鏡に映る自分の姿を見て気持ちを静めた。頭を洗い流すと、若葉は立ち上がり、ボディタオルへ手を伸ばす。
「おーい、俺はまだ頭洗ってないぞ」
「そっか。じゃあ早く洗お?」
といって座り直す若葉。って、俺の頭を洗ってくれるわけではないのですね。若葉はおもむろに椅子の向きを変え、俺と向かい合って座った。
「……まぁ、いいか」
これは試練なんだ。俺と若葉は正しく兄妹であるための。俺達が無事にこの風呂場から出られた暁には、俺達はきっと誰にも侵すことのできない絆を手に入れるんだ。
7
:
スコール
:2010/08/09(月) 22:43:37
「ゆめおちっ!」
「ねぇ、賢にぃ。ここに何か付いてるよ?」
「Yooooooo!」
ギュッてした。若葉が俺のポークビッツをギュッて。おー、にぎにぎ。にぎにぎされたら俺のはエレク
「触っちゃらめえぇぇぇぇ!」
危ない。後何秒かで、噴火しているところだった。火山が噴火するということは物理的な災害の他に、航空網の遮断という政治的な災害も引き起こすのだ。
「ごめんな。でも、そこは触っちゃいけないんだ。兄ちゃんとの約束だよ」
「どうしてぇ?」
「まぁ、いいから」
無理矢理納得させ、俺は椅子を引いて若葉との距離を離すことにした。
「俺が頭を洗っている最中、これ以上近づいちゃ駄目だよ」
「えぇー」
「はい、スタート!」
うらめしそうな表情でこちらを睨んでくるが、甘やかすことはできない。竜虎のごとくにらみ合いながら時間は進んでいく。気を抜いたら負けだ。もし次何かあれば、俺は理性を保てる自信がない。若葉には悪いが心を鬼にするしかないようだ。
「……よし、終わり。もう来て良いよ」
「ほんと?」
言うが早いか、若葉はタックルするように俺の元に駆け込んでくる。腰骨が背中から飛び出るような衝撃が俺を襲う。ちょうど手にはシャワーを持っていたので、飛び込んできた若葉の頭に水鉄砲をお見舞いしてやる。
「きゃ、賢にぃ」
若葉はいやいやして水の奔流から逃げる。水鉄砲を止めてやると若葉は犬のように頭を振り、水分を飛ばした。腰に抱きつきながら上目遣いでこちらを見る無邪気な笑顔に、俺はたまらず手を伸ばした。
「ん。くすぐったいよぉ」
俺は丹念になで回す。強弱を変え、時折突起に当たると若葉は敏感に反応する。やはり、そこは万人の性感帯のようだ。
「ん、ん、んー!いつまで触るの?」
若葉はもう飽きてしまったようだ。仕方ないので頭から手をはずす。結構乱暴にしてしまったせいか、髪はぐちゃぐちゃだ。
「賢にぃ、もう一回耳触って」
言われた通り、髪をかき分け、耳に触る。
「うーん。なんだか力が抜ける」
そんなこんなでとうとう、この時が来てしまったようだ。本当なら一番最後にもってきたくは無い、この風呂に入った最大の目的。
「体を洗おうか」
「うん!」
若葉は椅子の向きを変え、俺に背を向けるように座ってしまった。やはり、俺に洗えと言っているのだろう。ボディタオルを手に取り、ボディソープをつけ泡立てる最中、俺は手持ちぶさたで若葉の背中を見ていた。小学生の細い体つき。小さな肩。肩胛骨。背骨のライン。未発達の腰つき。俺は泡のついたタオルを太ももの上に置くと、若葉の背中に手を伸ばした。
「きゃ!賢にぃ、何?」
振り返り顔をのぞき込んでくる若葉を無視して、肩、二の腕、背中、腰、と俺の触診は続く。
「どうしたの?何かついてるの?」
「んーん。何でもないんだ」
俺は腰のラインに当てていた手を前へ持って行く。骨盤、太もも。
「くすぐったいよ」
若葉の声は俺の耳に届かない。俺の手に吸い付いてくるような太ももを何度も往復して、丹念に触っていく。そこで俺は若葉がこちらを向いていることに気づく。その潤んだ目に心臓の高鳴りを感じた。脈打つ心臓の音が腕を通して若葉の体に伝わりそうだった。
「賢にぃ」
そのとき、俺は間違いなく若葉に、若葉の未成熟な体に吸い寄せられたのだ。近づきつつある顔と顔がそれを示していた。
「若葉、俺がお前を護る。お前は俺の、大切な、この世でたった一人の……妹だ」
「私はこれからずっと賢にぃの妹でいる」
それは俺達が交わした、真実の契約。呪いのような熱量を秘めた、大切な約束だった。
影が一つになり、唇と唇が接する。甘い電撃が背骨を通り体に行き渡るのを感じた。
そして、俺のは若葉の……
8
:
スコール
:2010/08/09(月) 22:44:09
「ゆめおちっ!」
「…け……けん……賢也、起きなさい。学校、遅れるわよ」
そう母に声をかけられた時、俺は眠っていた。
そういえば、昨日は夜更かしをしてしまい、朝目覚め、顔を洗った後も倦怠感に体を支配されていた。朝食のパンを食べた後、俺はテーブルに突っ伏して眠ってしまったらしい。
そうか。さっきのは……夢か。
「ファーストキスは夢の味か……」
知らぬ間に笑みを浮かべている自分が居た。とても良い、夢をみた。あれは夢じゃなきゃいけないのだと思う。あの夢がもし、現実だったら。もし彼女が現実に居たとしたら、俺はつまり。たった一人の妹に、たった一人の可愛い、大切な妹に恋をしてしまう。
向かいの席に誰かが座る。自分の二の腕を枕に寝ていた俺は顔を上げて誰が座ったか、確認しなければならなかった。
「賢にぃ。どうしたの?眠いの?一緒に学校行こうよ」
あぁ。
「……小野瀬……若葉?」
「何言ってるの?賢にぃ。小野瀬って、誰?私は大神だよ?大神 若葉だよ?」
あぁ。世の中は厳しい。現実は甘くない。俺達はそういう冷たい世界で生活をしている。そして今日も誰かが泣くし、いつか目の前の大切な人を泣かせる日も来るだろう。現実は厳しく、でもほんの少し甘い。
糸冬 了
9
:
スコール
:2010/08/09(月) 22:47:21
一日で、まとめる時間もなく、やっつけで書き上げた。
キャラは崩壊してるだろう。
それと同じくらい文章も崩壊している。
しかし、私はくじけない
いけ、いけ、がんこちゃーん
感想とかを是非、言って欲しい
誤字脱字、文章のおかしなところの指摘も是非してくれ
10
:
スコール
:2010/08/10(火) 23:57:37
今読み返してみたら、若葉ちゃん敬語じゃん。
全然キャラ違うじゃん。全然って事はないか?
今回、馬鹿にしようと思って書いて見たけど、得られたものがあって驚いている。
書いている内にどんどんキャラが平坦化されていく。
同年代の賢也はまだしも、小学生設定の若葉は気づくと成長して、賢也と同年代になってしまう。
ちゃんと設定まとめて書かないと駄目だな
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