右岸側に泳ぎついた TA 准教授及び7人の学生達が、原口君と H 君が溺れたことを認識する直前直後の状況は、概ね次のような状況であったと推察される。
「やばいっす」「上を向いて息をすえ」「溺れている」などの声で、原口君と H 君が川の中央付近で溺れかけていることに気付いた。
原口君と H 君は、右岸に向かった者の中では最後を泳いでいた。TA 准教授は、下流の桟橋に係留されていたカヌーを使って救助に向かった。
G 君は右岸から泳いで救助に向かい助けようとしたが、二人に抱きつかれて何回も浮き沈みするなどしたので、TA准教授が出してくれていたカヌーにつかまり、右岸に戻った。
他の学生達は「誰か助けてあげて」という声などをあげていたことから判断して、泳いで助けに行ける状況にはなかったようだが、後述するように、近所の住民へ救助用の道具を借りに、あるいは救助を求めに走った。
H 君は TA 准教授が持ってきたカヌーに引き上げられて右岸に移動でき、一命を取り留めた。
一方で、原口君が溺れているという状況を H 君と G君は認識し、TA 准教授には G 君からその状況が伝わった。TA 准教授は原口君を探したが、
その姿を水面に発見することはできなかった。
警察や大会の実行委員会によりますと、意識不明の重体になっているのは市内 に住む★★ゆかりさん(20)です。★★さんは5キロの部に出場し、ゴールしたあと 一緒に出場した友人に「体調が悪い」と話していたということです。 警察は、★★さんが岸壁の近くで休もうとして誤って海に転落した可能性もあると
見て詳しい状況を調べています。 ------ by NHK 2014年4月13日(日)