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now の使い方

1ジェンヌ★:2009/02/13(金) 17:14:02 ID:???0
こんにちは。
いつも拝見ばかりですが、今回おもいきって質問致します。
先日のリトルチャロ(NHK教育テレビ放送中)の中での文章です。

I now know that she loves me just way I am.

この中の「now」が何故この位置なのかが解りません。
また、他に良く似た使い方があれば教えて下さい。よろしくお願い致します。

2きわむ★:2009/02/15(日) 02:25:41 ID:???0
さきほど、チャロ再放送の該当部分みてみました。
I was wrong. I now know that she loves me just the way I am.
というところですよね

この now は倒置だと思います。

フラットな文では来ないこの位置に now が来ることによって、
「今は前とは違うんだ。彼女の本当の心がわかっていて幸せなんだ...」という
感情がこもっているように感じ取れるなあと思いました。

3算数K★:2009/02/15(日) 09:16:58 ID:???0
私はチャロを視ていないので文脈はわかりませんが、
この now の位置は「倒置」と呼ぶほどでもない、よくあるケースだと思います。
COBUILD にも Beef now costs well over 30 roubles a pound. という例があります。
私には、now know の now も now costs の now も「まえは限定」のように思えます。
どちらも「(過去はそうでなかったが)今は[…]」という感じです。
もし I know now that she loves me just the way I am. という位置なら、
「うしろは説明」の文末から that の前への「倒置」とも取れるでしょう;
that 以下が長いため文末に置くと何を説明しているかわからなくなることを避け、
同時に文の調子を整えるために「挿入」したように感じられます。

4きわむ★:2009/02/15(日) 18:11:22 ID:???0
算数Kさん

コメントにいろいろ思うことはあるのですが、

1 I now know that she loves me just the way I am.
2 I know now that she loves me just the way I am.

2は倒置で1は倒置とよぶほどでもないということでよかったですか?

僕には逆に感じられます。2の方がフラットな感じがします。

5パーヤン★:2009/02/15(日) 19:24:06 ID:???0
法副詞の位置ですね。

動詞

6パーヤン★:2009/02/15(日) 19:44:49 ID:???0
途中で送っちゃいました。。。

法副詞の位置ですね。

動詞(述部)に前からかかる(限定する)位置の副詞としてnowが使われてるんだと思います。
算数kさんのいうようにknow that...以下で伝えている事柄に対して
>「(過去はそうでなかったが)今は[…]」
というしばりを入れる位置関係の副詞として置かれてるんだと思います。
(先生の頻度の副詞の説明を参照)

soonなんかでも
He will be here soon.叙述的な意味で「すぐに」、述部を装飾
He will soon be here.「ここにいる」という事柄に対して「まもなくだ」という心理的評価

あと、文頭につく副詞用法もあります。
Now I know that she loves me just the way I am.
ジェンヌさんはこっちの形の方に馴染みがあるのではないでしょうか。
これはnowが文全体を前から限定してます。
「私が〜と知る」のは「今だよ」ということで
よく、「さあ/さて、〜だ」とかの訳がつきます。

7パーヤン★:2009/02/15(日) 19:46:50 ID:???0
辞書に載ってた法副詞位置のnowの用法ですが

The reason now became quite clear.
今"や"明らかだ。
やはり筆者の心的表現なんだと思います。

8きわむ★:2009/02/15(日) 21:13:46 ID:???0
パーヤンさん

3 Now I know that she loves me just the way I am.

これこそ倒置に見えるのですがそうはみえませんか? (見慣れた位置ではありますが。。。)

(i) I now know it all.
(ii) I know it all now.
(iii) Now I know it all.

この中では(ii)がいちばんフラットな文に見えるという類似で考えています。
あとは位置の移動による感情表現なのではないかと思うのです。

9きわむ★:2009/02/15(日) 21:24:40 ID:???0
(ii) I know it all now. (今ではすべてがわかっている)
は辞書(コズミカ)に載っていた、「今では、今や」という意味の項の例文です。
限定の位置になくても「今や」という意味にはなる、という例として記載しました。

10算数K★:2009/02/16(月) 00:00:45 ID:???0
なんだか面白いことになってますね、きわむさんのおかげかな。
私はパーヤンさんの感覚に近いかな、「法副詞」はよく知りませんが。
きわむさんの言う「フラット」とは「感情の起伏がない」ということでしょうか?
私は単純に頻度の問題として now には位置に関するフットワークの軽さを感じます。
確かに>>8のように now 以外の部分が一息ぐらいの短い文の場合、
文末が定位置で文中や文頭はほとんど見かけないでしょうね。
(一息ですから、now は文中には挿入しにくく文頭には大げさすぎますから。)
しかし、ジェンヌさんのご質問>>1のような I know [long that-clause] の場合、
少なくとも頻度に関する私の経験とリサーチ結果からは、
(a) 文頭の Now I know [long that-clause]. が最も多く、
(b) 挿入の I know now [long that-clause]. が次に続き、
(c) 限定の I now know [long that-clause]. がその次によくあり、
(d) 文末原理主義的 I know [long that-clause] now. はまず見かけない
 (もちろん [long that-clause] の中に now があることは多いでしょう)、
ということが言えそうです。
そして、ご質問>>1の文のように now が話題の転換ではなく過去との対比の場合、
特に論文などのような書き言葉では、(c) が落ち着いていて私の好みなのです。
(テクニカルライティングでは (c) の位置が推奨されることが多いと思いますが、
 おそらく強調し過ぎず限定の意味合いが明確になるからではないでしょうか;
 話し言葉や気楽なメールでは私もよく (b) や (a) を使います。)
ちなみに大西先生の用語法に従うと、
(a) は now を「前置」して強調する「配置転換」です;
(b) は長い that-clause を「後置」する修辞法としての「配置転換」でしょう;
(c) は「配置転換」ですが「まえから限定」の意味合いの方が強いと私は思います。
(「倒置」という「配置転換」は「主語-助動詞倒置」に限定されるようです。)
以上のような理由から、私は>>3のように説明したわけです。

11きわむ★:2009/02/16(月) 00:57:14 ID:???0
算数Kさん

わかりやすいまとめありがとうございます。
全く同感です。僕は「倒置」という言葉の使い方を間違えていました。
「配置転換」とか「骨格の変形」と言うべきでした。
「倒置」が主語と助動詞の転置限定の「配置転換」とわかっていませんでした。

また、おっしゃるとおり「フラット」とは「感情の起伏がない」という意味で
書きました。

全く同感といいましたが、最初からこう思っていたわけではありません。
今回の書き込みで自分の感覚と向き合ってはっきりとしてきたものです。

きっかけを与えてくださったジェンヌさんにも感謝です。

12きわむ★:2009/02/16(月) 01:10:38 ID:???0
全く同感といいましたが、ちょっと違うかもしれないのは、「骨格の変形」だからこそ、
そこからなにかの感情の起伏を読み取りたいなーと思う僕の気持ちかもしれません。
know の前に置くことによって「前はしらなかった(--)」「今はしってるんだ(^^)」
という対比に感情を読み取りたいと思うわけです。

13算数K★:2009/02/16(月) 04:45:38 ID:???0
きわむさん>>12、補足ありがとうございます。
そうですね、「対比」も「配置転換」による広い意味での「感情の動き」ですね。
では改めて、まとめてみましょう。now は、

[0] 基本の位置はあくまで文末で、後ろから文を説明する:文←now.
[1] 文が長いときには文頭に前置して強調することも多い:Now→文.
[2] 長いフレーズを後置することによる修辞的挿入も多い:I know←now←that she….
[3] 動詞の前から過去と対比し限定することも少なくない:I now→know←that she….

※ [1] はともかく、[2][3] は感情の動きが小さいことが多い技巧的な配置転換。
※『バイエル』では、[0][1] が初級;[2][3] は中級/上級?

14きわむ★:2009/02/16(月) 20:37:29 ID:???0
算数Kさん

僕なら、[2]より[3]の方が感情の動きが大きい、と
付け加えたいところです。[2]に感情の動きをあまり感じることが
できませんが、[3]には感じるのです。

(最初の書き込みから僕はここにこだわっているので、もうひと
押しだけしてみます。)

googleでなんとなく検索して眺めてみたとき、[3]は、人生の真理
や大きな勘違いなど、なんだそうだったのか…、あぁそうだった
んだ…、というはっとするような、印象深い内容が
that以下にあることが多いような感じを受けました。
(これはなんとなくです。そのとき僕には[2]の例文は
あまり見つけられませんでしたが。。。)

15きわむ★:2009/02/16(月) 20:50:12 ID:???0
[2]より[3]の方が強い対比である、という表現の方がいいかも
しれません。

16ジェンヌ★:2009/02/16(月) 21:52:00 ID:???0
お返事遅くなりました。きわむさん、パーヤンさん、算数Kさんありがとうございます。

私の感じ方はきわむさんに近い感じがします。パーヤンさん、法副詞って初めて知りましたが、ムードつまり心の動きを表す副詞と考えて良いんでしょうか?

文頭に「now」を置くほど強調はしたくない。でも、以前(that以下)とは随分違うってことを言葉ではなく気持ちをくみ取って欲しいという解釈では間違っていますか?

17きわむ★:2009/02/17(火) 02:00:15 ID:???o
ジェンヌさん

ご賛同うれしいです

ただこの意見あまり自信がないのをご了承ください
自信がないからこそ書き込んでいます

今の自分はそう感じるからネイティブもそうだったらいいなー、違うのなら理由をわかった上で感覚を修正したいなーと思って書き込みに参加してます

18算数K★:2009/02/17(火) 20:17:38 ID:???0
きわむさんのこだわり>>14>>15はよくわかりました。
>>13で「[2]より[3]の方が感情の動きが大きい/強い対比である」というのは、
限定の一般論からながめれば、そう言えそうにも思えます。
限定の入れ子構造を機械的に大げさに例えると、例えば、
[0] I know that ... now. は I 県 know... 市 now 区
[1] Now I know that .... は now 県 I 市 know... 区
[2] I know now that .... は I 県 know... 市 now 特別区
[3] I now know that .... は I 県 now 市 know... 特別区
のようになるでしょうから。
でも私は、常にそうとも言えず、文脈によると思うのです。
私には、
[2] も [3] も now と know との結び付きが強く対比の強さは同じくらい、
[3] は now が know と冷静にしっかりタグを組む感じが強い、
[2] はそのタグがわずかにゆるいぶん語調を整える感じが強い、
([3] が the yellow tie なら [2] は that tie, the yellow one のような感じ)
([1] は now だけが単独で飛び出している感じだから対比も強い)
そのように思われるのです。
[3] の「冷静さ」は私の読み書き経験(数学の論文や本が中心)から来るものですが、
[3] に「冷静さ」のようなものを感じるからこそ、
常に「[2]より[3]の方が感情の動きが大きい/強い対比である」というご意見には、
そうとまでは言えず文脈によるのでは、と留保を付けたくなるわけです。
(実は今日、帰宅途中、テキストを立ち読みしてきたのですが、この台詞、
 分析が冷静で客観的な元警察犬のもののようですね。物語は知らないのですが。)

19ジェンヌ★:2009/02/17(火) 23:39:12 ID:???0
算数Kさん
>分析が冷静で客観的な元警察犬のもののようですね。
このようなことまでやはり話し言葉には関係があるのですね。その職業独自の言い回し等が。
この台詞、番組では「NOW」については特に触れられず、訳は「彼女はあるがままの私を
愛してくれているんだ。」となっていました。
単語の場所が変われば感情が動く、と大西先生がおっしゃっていたのにこの
「now」が移動した事による感情の移動がなかなか解りませんでした。
これでやっと、算数Kさんのおっしゃっていることも理解できました。
物語の内容にながされてしまう以前にその言葉を使う人物(犬?)のキャラクターも
多いに関係があると言うことですね。

ところで、パーヤンさんが「soon」を挙げて下さっていますが、この「now」のような使い方を
する他の単語もありますか?

20パーヤン★:2009/02/19(木) 01:54:42 ID:???0
見ないうちにスレが育ってる。。。

>>16>ジェンヌさん
>ムードつまり心の動きを表す副詞と考えて良いんでしょうか?
僕は心の動きを表す副詞の位置関係と捉えています。

>きわむさん
僕は、出張ハートで感じる英語塾 専用スレッド(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1191539127/40-)
算数kさんといろいろ議論した部分と重なりますが
先生の倒置の部分に関してはちょっと実際まだ承服できない部分があります。

今回の副詞の位置についてもそうなのですが、
そこが標準でそこから逸脱しているのかというよりも
前後の関係でその副詞がどのような機能を持つ位置関係なのかで捉えた方が
よりスッキリいくのではないかと考えているからです。

21パーヤン★:2009/02/19(木) 08:05:23 ID:???0
>ところで、パーヤンさんが「soon」を挙げて下さっていますが、この「now」のような使い方を
する他の単語もありますか?

nowのようにどの位置にももってこれる副詞ということでしょうか。
それとも位置によって意味が変わる副詞ということでしょうか。
基本的にはどの位置にも置けると思いますし、
その配置によって与えられる役割によって意味合いが変わるものもありますが
どの位置にも置けるが配置によって与えられる役割にかかわらず意味が変わらないものや
配置による役割と単語の意味が馴染まず位置が限定されるものもあると思います。

例えば配置によって意味が変わるもので
He answered a letter foolishly.
He foolishly answered a letter.
http://jpenglish.wxsc.com/english/day27.html
He only promised to live with me.
He promised only to live with me.
http://teach-me-english.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-82ff-11.html

見慣れた単語ではwellなんかは普通文末に着ますが
Well,<sentence>(感動詞として分類されてますが)やmay well <動詞>では叙述のwellの意味とは
違ってきてますよね。
http://wiki.livedoor.jp/onishi_eah1/d/6391.%b6%b5%a4%a8%a4%c6%a4%af%a4%c0%a4%b5%a4%a4%a1%a3%a1%a3%28EAH%29
のraintreeさんの解説必見。

22ジェンヌ★:2009/02/20(金) 06:45:23 ID:???0
パーヤンさん
 いろいろ紹介して下さってありがとうございます。
どれもとても興味深いものばかりです。
今、あわてて大口開けて入れたばかりですので、これから
ゆっくり咀嚼して味わっていきたいと思います。

ありがとうございました。

23算数K★:2009/02/21(土) 20:05:56 ID:???0
パーヤンさん>>20

以前の議論をまとめると、次のようになるでしょうか。
(1)「『まえは限定』『うしろは説明』は配置転換を含め普遍的」に関しては同意見。
(2) パーヤンさんが(特に副詞等に関し)承服されず、私がOKなのではと思う点は、
 (a) 話し手も聞き手も標準の位置を認識していなければならないこと;
 (b) 倒置以外でも標準位置からの逸脱が広い意味での感情の動きを生み出すこと。

私は(2)を表情の読むようなことであると考えています。
(a') 私たちは他人の通常の表情がわかり、
(b') その人の通常でない表情から感情の動きを察することが(ある程度)できます。
(↓) 主語-助動詞倒置などがトップダウン的説明で理解しやすいこと
   ←→怒りや悲しみなどはっきりした表情が言葉で説明し易いこと、
(↑) 修辞的配置転換などがボトムアップ的経験(高度な英語力)も必要とすること
   ←→言葉で説明し難い表情でも見慣れた人なら微妙な感情の動きが読めること、
というように対応すると思うのです。

例えば、the above theorem と the theorem above。
(この above が副詞か形容詞かは議論が分かれるようですが、それはともかく、)
辞書的には前者の方が主流かもしれませんが、
少なくとも数学では、昔は前者の方が推奨されたものの今は後者の方が普通です;
今あえて数学で前者を使う場合、その意図は説明し難くても慣れればわかります。

このように、副詞等の位置も、
位置・機能関係のトップダウン的説明だけで理解しやすい基本的な使い方から、
それだけでは理解しにくく時代や分野や意図に十分に慣れる必要がある使い方まで、
様々であるように思えるのです。いかがでしょうか?

24パーヤン★:2009/02/23(月) 07:33:47 ID:???0
算数kさん>>23

>(a) 話し手も聞き手も標準の位置を認識していなければならないこと;
僕はここがやはり引っかかるわけです。

果たして"標準"の位置というものがあるのかどうか。
そして認識していないといけないものなのかどうか。

確かにさまざまな仕様例の中でよく使われる、好まれる位置使いがあり
慣習の中で標準化したものもあるかもしれませんが
大きな原則論としての抽象的な定位置ではなく
それぞれの単語に対する個別具体的な"標準"の位置を"認識"しないと
倒置に関する、細かい表現方法も含めた、表現を習得できないものなのか
と思うわけです。

25パーヤン★:2009/02/23(月) 07:35:49 ID:???0
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1191539127/40にも書きましたが
副詞に関しては位置によってその副詞の役割をつかめ
そこからさまざまに派生する意味解釈を引き出せます。

これはどの位置が標準でそこからどう逸脱したのかということではなく

前から限定・後ろから説明といった単純な法則性だけで
前後の語(群)の機能やそれとの関係性により導き出すことができると考えます。

文副詞は文全体を前から限定するから、これから叙述する話題に対する前置きの機能
法副詞は動詞(述部)を前から限定することでその動詞が示す事柄に色を付ける機能
後につけば修飾する言葉(主に述部)に対しての追加情報を付す機能
などです。

notや頻度の副詞の説明などで先生の説明からも
そういう部分が垣間見えたと思ったわけですが。

26パーヤン★:2009/02/23(月) 07:37:16 ID:???0
そう考える方が
>Lucy is student.に"a"をつけるのではなく、Lucy is a ...からstudentを導く
という考え方と同じように

通常の位置があってそこから逸脱した修辞的配置転換ではなく

その箇所で書いておきたかったからそこに記し
そこから文の整合性を整える

結果として通常の位置から逸脱していた

そう捉える方が先生の理論としてはスッキリするように思えるわけです。

27パーヤン★:2009/02/23(月) 08:03:15 ID:???0
>> http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1191539127/48

> I went to the park yesterday. の方が少しだけ標準的で,
> Yesterday, I went to the park. を通常の前から限定より逸脱の前置ととらえる感覚の方が
>ネイティブにとっては若干強いのだろうと想像もしています。

以前にお答えいただいたものですが
Yesterday, I went to the park.は 自分が公園に行ったこと を昨日の出来事だという括りを付けて伝えています。
逆からみれば、Yesterdayに対して文をつなげて、昨日の事柄を後ろから説明しているとも捉えられるわけです。
つまり、昨日の出来事だということに中心があり、話は昨日起こったことという括りで展開していくでしょう。

対してI went to the park yesterday.は一番伝えたい「公園に行ったよ」という話題に
時の情報を付け加えているに過ぎません。

I went to the park yesterday.の方が標準的に捉えられるのは
時の情報が文の意図の根幹ファクターではなく
単に時の情報を示したい場合がほとんどだからだと思います。

28算数K★:2009/02/25(水) 21:53:17 ID:???0
パーヤンさん>>24>>27

やはり、>>23のまとめ (1) (2) 通りのお考えのようですね。
確かに、(1) だけでどこまでも行けるなら「理論としてはスッキリする」でしょう。
でも、(2) がなければ修辞による名文がなぜ名文なのか説明できないのではないか、
理論としてスッキリしていても射程が短くなってしまうのではないか、と考えます。
なぜなら修辞技法の多くは通常の配置を転換することにより効果を生むものだからです。
例えば、anastrophe(倒置法)の例ですが、
She looked at the dark and menacing sky. という通常の語順を
She looked at the sky dark and menacing. と倒置させることにより強調効果を得る、
と修辞技法的には説明されます。(参照:http://rhetoric.byu.edu/
このことを「前=限定位置から後=説明位置に動かしたから強調される」(?)と
(1) だけで説明できるようには思えません。(2) かそれに相当するものが必要でしょう。
このように、通常の配置というものがなければあり得ないような修辞技法も多いのです。
パーヤンさんの懸念に対しては、>>23を補足して以下のように答えたいと思います。
Q: 通常の位置があるのか…A: ある、配置の言葉だから、副詞などは複数あるとしても;
Q: その位置は認識すべきか…A: すべき、表現を豊かにする修辞の技巧などもあるから;
Q: その認識は可能なのか…A: 可能、慣れが必要だが、表情の認識のようなものだから。
(1) だけで行けるという可能性まで否定するつもりはありません
(それで、以前「どう発展させられるか期待しています」と書きました)が、
いかがでしょうか?

29パーヤン★:2009/02/26(木) 07:44:03 ID:???0
>She looked at the dark and menacing sky. という通常の語順を
>She looked at the sky dark and menacing. と倒置させることにより強調効果を得る、

上の文でのdark and menacingの役割は彼女が見たのはどういう空なのか
括りを付けて形容しているだけですが

下の文は
She looked at the sky / the sky (was) dark and menacing
単なる空を形容するだけの言葉でなく、
彼女が空を見た、その空はどんな空だったのか
そこで叙述修飾の位置に置くことで、
話の本筋の流れに乗せたように受け取れます。

その意味で強調されていると捉えられるのではないでしょうか。

30パーヤン★:2009/02/26(木) 07:55:18 ID:???0
そしてこの下の文は、
先生の「前に動かして感情が動く」とは逆の動きをしているわけで
そうするとまた別の「後ろに動かした場合」の説明が必要になってしまいます。

確かに詩的に語調を整えたりする場合など
狭義の修辞的倒置はあるかもしれませんが

現代において書かれるイレギュラーな位置変化を
すべて倒置に括ってしまいその標準の語順を個別に扱うことにすると

個別の標準文パターンはいくらでも広がり
先生の学習法としては合ってないんじゃないのかなあと考えるわけです。

31算数K★:2009/02/28(土) 05:45:45 ID:???0
>>29の解釈と説明については、おっしゃる通りだと思います。

でも、下の文が上の文と同じ頻度で現れたとしても同じ効果が得られでしょうか?
私にはそうは思えません。下の文が限られた場合にしか現れないという認識を踏まえた上で、
物語の流れを予感させる数少ない場面でうまく使ってこそ得られる効果だと思うのです。

>>28の[2]と[3]の now が、語調のニュアンスはあっても対比の強さは変わらない、
と思えるのもそのような頻度に関する認識によるものだと思います。
「トップダウン的基本理解+ボトムアップ的習熟経験」は「両輪」であると思うのです。

32算数K★:2009/02/28(土) 05:48:23 ID:???0
>>30については、二三誤解されているのではないでしょうか。違ったらごめんなさい。

>>10の後半でも説明しましたし、以前にも書きました
 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1191539127/45
 が、大西-McVay文法では(用語の使い方にならうと)一貫して、
 「倒置」はあくまで「主語助動詞倒置」に限り、
 「倒置」「前置」ばかりでなく「後置」も含めた様々な「配置転換」を考えています。

・大西先生の学習法は、シンプルなイメージ&配置-展開ルールというトップダウン…
 +(実は)体育会系的なスパルタ多読&多練というボトムアップ、だと思います;
 ある記事でも「単語力最低1万語+毎日5時間以上」などとおっしゃっていました。

・理論とは現象の「自然」から発見した法則を最大限適用できるようにまとめたもので、
 予測や願望だけから適用範囲を狭めてまで作り上げるものではない、と思います;
 大西先生も以前四方山掲示板で「文法を削り出す」などと表現されていました。

33算数K★:2009/02/28(土) 06:02:05 ID:???0
>>31の「>>28の[2]と[3]」は「>>18の[2]と[3]」の間違いでした。すみません。

34パーヤン★:2009/03/02(月) 07:12:46 ID:???0
>>31
>She looked at the dark and menacing sky.
>She looked at the sky dark and menacing.
>でも、下の文が上の文と同じ頻度で現れたとしても同じ効果が得られでしょうか?

こんな文ならどうでしょうか。
I saw a crying girl.
I saw a girl crying.

If you don't mind, could you come up to the front?
Could you come up to the front if you don't mind?

一方が特殊とはいえないものです。
どちらが標準でどちらが配置転換なのでしょうか。
それよりも前後の位置関係から文のニュアンスを紐解いていった方が
すっきりするように見えるわけです。

35パーヤン★:2009/03/02(月) 07:29:47 ID:???0
>>32
>「倒置」はあくまで「主語助動詞倒置」に限り、
>「倒置」「前置」ばかりでなく「後置」も含めた様々な「配置転換」を考えています。

確かに絶対基礎力から倒置とは分けて「配置転換」と書いてありました。
後置のこと(bring to light ...)も触れられていましたが
配置転換を象徴するイラストは常に前への配置転換ですし
「要素を前に動かせば、感情が動く」(赤バイエル)というルールしか示していないように見受けられます。
赤バイエルではこの意図をはっきりさせたかったでしょうか
後置の説明もなくなっています。

後置も包含するなんらかの法則性ではなく
前置だけの法則性に焦点を当てて
配置の4つの展開ルールの一翼として構成されている点について
どうなんだろうという部分があるわけです。

36パーヤン★:2009/03/02(月) 07:39:16 ID:???0
>大西先生の学習法は、シンプルなイメージ&配置-展開ルールというトップダウン…
>+(実は)体育会系的なスパルタ多読&多練というボトムアップ

確かにシンプルなルールの後は英語の海へ出て
より実践的な多読&多練というボトムアップを求めているのはわかりますが
その多読&多練も、根幹のシンプルなルールがしっかりしていればこその
ぶれない実践鍛錬という理解であって、ルールがカバーできない部分は
巧の継承のような理論より慣れろではないと思っています。
僕は先生によってゆるぎない配置のルールが提示されるものと信じてます。

37きわむ★:2009/03/02(月) 20:16:58 ID:???0
みなさま

ESLの掲示板でネイティブに聞いてみました。
http://forums.eslcafe.com/student/viewtopic.php?t=28822
しかし、その答えをどうとらえていいのか、困っています。
とりあえずこ報告まで。

38きわむ★:2009/03/02(月) 20:21:47 ID:???0
また、答えてくださったのはアメリカの Suzanne さんです。
あと、質問での私の英語が間違っていたらご容赦ください。
ここは間違っているとかこう書いたらよかったのでは、などの
ご指摘がいただければ、勉強になるので、ありがたいです。

とりあえず、聞きたい内容は伝わったのではないかとは思っています。

39きわむ★:2009/03/02(月) 20:29:06 ID:???0
あと、この話題に限定して Suzanne さんにさらに質問してみたいと
いう方がいらっしゃいましたら、ここに英語で書いてくだされば、その
内容を私もいいとおもったら、私のアカウントで書き込んでも
いいです。(なんと返事していいのやら困っているので。。。)


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