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自民党スレ2

1OS5:2024/07/24(水) 10:20:48
自民党スレ(前スレ)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1378195932/l50

自公保スレ(前々スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/


2024年09月 自民党総裁選(立憲民主党代表選も)
2025年07月 参議院選挙・都議選
2025年10月 衆議院任期満了

2OS5:2024/07/24(水) 10:32:55
ポスト岸田 ポストポスト岸田 の年齢

岸田文雄 57年生まれ 66歳
上川陽子 53年生まれ 71歳
林芳正  61年生まれ 63歳
小野寺五典60年生まれ 64歳

茂木敏充 55年生まれ 68歳
加藤勝信 55年生まれ 68歳
小渕優子 73年生まれ 50歳

石破茂  57年生まれ 67歳
河野太郎 63年生まれ 61歳
小泉進次郎81年生まれ 43歳

西村康稔 62年生まれ 61歳
萩生田光一63年生まれ 60歳
世耕弘成 62年生まれ 61歳 離党中

高市早苗 61年生まれ 63歳
小池百合子52年生まれ 71歳
野田聖子 60年生まれ 63歳

小林鷹之 74年生まれ 49歳

二階俊博 39年生まれ 85歳 ・・・次回衆院選出馬せず
麻生太郎 40年生まれ 83歳
菅義偉  48年生まれ 75歳

3OS5:2024/07/24(水) 10:47:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ecf20803bca5cbb694cf75491a8ffc64163287e
岸田首相、バイデン氏の撤退で再選戦略に暗雲、勢いづく“降ろし”、公明含め身内の退陣要求加速
7/24(水) 9:32配信


東洋経済オンライン
(写真:時事)

 秋の総裁選での再選を狙う岸田文雄首相に対し、アメリカのバイデン大統領の次期大統領選からの撤退決断が、自民党内の“岸田降ろし”の加速につながりそうだ。与党の公明党も含め、「岸田政権では選挙を戦えない」との声が一段と拡大、早期退陣論が勢いを増しているからだ。

 岸田首相はバイデン氏撤退に「政治的に最善の判断をするとの思いでの判断だと思う」とコメントする一方、自らの進退については、「直面する内政・外交の重要課題に、全力で取り組む」ことで反転攻勢の機会をうかがう構え。これに対し、総裁選出馬へのカギとなる内閣支持率は微増と微減が入り混じり、「当面、最低レベルからの脱却は困難」(アナリスト)とみられている。このため、岸田首相周辺も「お盆明けの最終決断に向け、冷静に党内情勢を見極める考えだ」(官邸筋)と指摘する。

 そうした中、岸田首相とバイデン氏との共通点は「身内の議員たちが次の選挙で巻き添えになって落選することを恐れている」(政治ジャーナリスト)ことだ。総裁選での「岸田再選」は、次期総選挙や来夏の参院選での与党大敗につながりかねないため、「このままでは、トップ交代への圧力は強まるばかり」というのが実情だ。

 ただ、日米両トップの「“逃げ道”の有無」には違いが際立つ。大統領選恒例のテレビ討論で醜態をさらしたバイデン氏だが、宿命のライバルともいえるトランプ前大統領がその直後に、危機一髪で暗殺を免れるという劇的な展開で、「勝利は望めない状況に陥り、“逃げ道”が閉ざされての撤退決断」(政治ジャーナリスト)とみられている。

■退陣要求「大合唱」もライバル不在の岸田氏 

 これに対し、岸田首相も目前に迫る次期衆院選や来夏の参院選をにらんで「新しい顔に代えなければ選挙にならない」(自民若手)との“大合唱”が巻き起こる。しかし、周辺からは「過去に総裁選で現職が負けたのは1度だけ。しかも、絶対的ライバルも不在で、勝機は残っている」(官邸筋)との強気の声も漏れてくる。

 自民党内の早期退陣要求の背景には、多くの世論調査で内閣・自民党支持率が長期間過去最低レベルで推移していることへの不信・不満がある。これに対し、岸田首相自身は「やるべきことをやっていれば、(秋までに)支持率は回復基調になる」との楽観論から、「今、総裁選のことなど考えられる状況ではない」と繰り返すばかりだ。

 それにしても、岸田、バイデン両氏の政権運営や政治的立場には共通点が目立つ。まず、党派の違いなどを脇に置けば、「最大の敵対者」は、いずれも前任の菅義偉前首相とトランプ前大統領だ。もちろん、菅氏は総裁選には出馬せずにポスト岸田候補を擁立する構えだが、「実質的には“岸田vs菅”が総裁選の焦点」(自民長老)とみられている。

 また、トップになる前は「外交の専門家」が売り物だった点も同じ。岸田氏は長期政権だった安倍晋三政権で、4年半も外相を務め、政権発足後も「岸田外交の成果」を政権浮揚につなげてきた。バイデン氏も8年間のオバマ政権での「外交担当」として、オバマ氏を支え続けた。

 さらに、苦境を招く原因となったトップリーダーとしての「優柔不断さ」も同じだ。「日米とも問題点を抱える経済・金融政策で、両氏はともに右顧左眄して決断を遅らせ、国民的批判を浴びた」(経済アナリスト)との厳しい指摘が多い。

 その一方で、大きな違いはまず「年齢」と「基礎体力」だ。岸田氏は現在66歳(7月29日に67歳)で、バイデン氏は81歳(11月20日に82歳)と15歳の差がある。しかも、岸田氏は首相官邸にトレーニング機器をもちこみ、「健康だけには自信がある」と豪語するが、バイデン氏は公衆の面前でもつまずいたりよろめいたり、階段が登れなかったり、と体力不足がありあり。「主要先進国ではトップリーダーの『基礎体力』は求心力とも密接につながる」(国際ジャーナリスト)とされるだけに、両氏の優劣は明らかだ。

4OS5:2024/07/24(水) 10:48:03
■注目されるのは“逃げ道”の有無

 そこで注目されるのが、再選を阻む動きからの“逃げ道”の有無。バイデン氏は逃げ道を封じられて撤退を余儀なくされたが、岸田氏は「出れば勝つ可能性」も残る一方、「あえて不出馬を決めて、後継指名で影響力を残す」との選択肢もあるからだ。

 最側近の1人は「岸田さんは、極めて冷静に状況分析しており、辞める辞めないも、緻密に計算したうえで決めるつもりだ」と分析する。だからこそ、後継を狙う石破、高市、茂木各氏や、“反岸田”の急先鋒とされる菅氏も「最終的には岸田首相の出方待ちにならざるを得ない」(自民長老)のが実態だ。


 そのうえで、岸田首相の「今後」に視点を絞ると、官邸周辺では「現時点では、『再選出馬』が6割で、残る3割が『後継指名』、『すごすご退陣』は1割」(最側近)との見方が広がる。各メディアのコメンテーターらの多くは「自民党のためにも身を引くしか道はない」と断じるが、「そのこと自体が岸田首相の闘志に火をつけている」(同)と指摘する。

 そこで、政権発足前からの約3年間の岸田首相の「発想と行動」を振り返ると、「すべては自らの強運を信じる独特の感性と、成功体験を基にした政治行動で、ほとんど説明がつく」(同)とされる。「派閥解散宣言」「政倫審出席」そして「5万円超公開」などの決断は、「突発性決断症」などと批判されたが、「すべて計算ずくだった」(同)という。その結果、周囲を驚かせた一連の決断によって、与野党双方に「何をするか分からない岸田首相」との警戒心を植え付け、「それを求心力維持の源にしてきた」(同)というわけだ。

■「最善の判断」は、「再選出馬」それとも「撤退」? 

 岸田首相が心に秘めた再選戦略は①総裁選まで党・内閣人事は行わず、現体制で再選出馬を表明②それにより、ポスト岸田候補の総裁選出馬を牽制③外交日程や総裁選日程を再選前提に組み立てるーーなどが軸とみられる。もちろん、総裁選日程は管理委員会が決めるが、岸田首相周辺は「その辺の根回しも進めているはず」(最側近)と読む。

 もちろん、大前提は「内閣支持率の上昇」で、これまで岸田首相への厳しい数字が目立っていた毎日新聞の最新の調査では支持率が4ポイント増の21%、不支持率が4ポイント減の73%と、やや改善したことで、官邸筋は「今後、他の調査も同様な傾向になれば、自民党内の雰囲気も変わるのでは」と期待を込めて語る。

 そうした中、永田町では岸田首相のバイデン氏の撤退決断についてのコメントの中の「最善の判断」に注目が集まっている。「岸田首相にとっての『最善の判断』は、『再選出馬』なのか「撤退」なのかという点」(政治ジャーナリスト)だ。岸田首相サイドは「当然、再選出馬だ」と胸を張るが、反岸田勢力も含め「撤退が当たり前」が党内多数派とみられている。各種世論調査でも「岸田再選」への期待は10ポイント前後にとどまっている。

 いずれにしても、岸田首相が出処進退を決断するタイミングは「8月お盆明け」(側近)との見方が多い。残された時間は4週間足らずとなるだけに、「いつ、どのような形で『決断』するのか。その場合の相談相手は誰なのか」(自民長老)が、永田町関係者にとっての最大の注目点となりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5OS5:2024/07/24(水) 10:50:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/191529efbff77953ce3cfbc872b3d75b3fb68bad
岸田首相、総裁選日程を熟慮 「政局ムード」沈静化の狙い
7/21(日) 7:04配信


時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=19日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)が、9月末の任期満了に伴う総裁選の日程を「熟慮」している。

【ひと目でわかる】岸田内閣の支持率推移

 いったん表面化すれば、立候補に意欲を示す石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相ら「ポスト岸田」候補の動きが活発化するのは必至。できるだけ先送りし、党内の「政局ムード」を沈静化させる狙いもありそうだ。

 総裁選を巡り、自民は26日に選挙管理委員会を発足させる見通しだ。告示日と投開票日は、9月24日からの国連総会一般討論演説を踏まえ、同月の「6日―20日」か「13日―27日」とする案が浮上。党の内規で、任期満了1カ月前までに選管が総務会を経て決定、公表する。

 現職が出馬を予定している場合、その意向が優先されるのが通例だ。政権基盤が安定していれば、早期に日程を確定させ、続投の流れを主導するケースもある。

 しかし、岸田内閣の支持率は派閥裏金事件などの影響で低迷している。党関係者は「首相の望む日程が表沙汰になれば反発が起きかねない」と指摘。実際に固まるのは、期限直前の8月下旬になるとの見方が有力だ。

 首相は、自身に批判的な非主流派の動向も注視している。その筆頭格である菅義偉前首相は6月、裏金事件に触れて「首相が責任を取っていない」などと事実上の退陣論に踏み込んだ。ただ、その後は党内でそうした声が拡大しているとは言い難く、首相に近い党ベテランは「非主流派は焦っている。われわれは動かなくていい」と様子見の構えを見せる。

 党内には、首相を応援する動きもある。船田元衆院議員は1日、自身のホームページで「責任を取っていないとの批判は当たらない」と擁護論を展開。党の女性議員有志も18日、首相との懇談で「政策的な失点はほとんど皆無だ」などとエールを送った。

 「『首相は案外頑張っている』という声が増えてくれば風向きは変わる」。岸田派の閣僚経験者は局面転換に期待を示した。

6OS5:2024/07/24(水) 10:52:03
9595:OS5:2024/07/24(水) 10:10:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/0412ce508198a9f60a925c53846333a3673ec147
自民党・総裁選“ポスト岸田”表立っての出馬表明いまだゼロ 「令和の明智光秀」批判を意識か
7/23(火) 16:30配信


TBS NEWS DIG Powered by JNN

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9月に予定される自民党の総裁選挙。「ポスト岸田」と呼ばれる候補は水面下で動きを見せるものの、なかなか表立っての出馬表明はありません。そこには“ある言葉”への恐怖心がありました。

きょう、自民党の茂木幹事長が9月の総裁選への対応をめぐり、踏み込んだ発言をしました。

自民党 茂木敏充 幹事長
「例えば、若手から推されて、すぐに(総裁選に)手を挙げることがあるかと、こういうことだったと思いますので、私が最初に手を挙げることはないと」

“自民党総裁を支える幹事長の立場として、最初に出馬表明することはない”と明言したのです。

この発言には背景があります。それは12年前…

石原伸晃 幹事長(当時)
「谷垣さんを支えるために政治をやってきたわけでは決してない。日本国をなんとかしなければならない。自民党をなんとかしなければならない」

当時の石原幹事長が谷垣総裁を押しのける形で総裁選に出馬したところ、「平成の明智光秀」と批判されました。

麻生太郎 元総理大臣(2012年)
「石原さんという人の出馬があったからこそ、谷垣が出られなくなったんじゃないの。『平成の明智光秀』。うーん、あまり有り難くない冠をこの人(石原氏)は当分いただく事になると思うけど」

当初、本命候補とみられていた石原氏でしたが、批判が影響して急失速し、3位に。茂木氏はその石原氏の選挙責任者でした。

自民党幹部
「茂木さんは『令和の明智光秀』になるようなマネはしない」

ほかにも、「ポスト岸田」候補には、現在、閣僚として岸田総理を支える河野デジタル大臣、高市経済安保担当大臣がいます。

河野太郎 デジタル大臣
「(Q.出馬をされる場合、現職閣僚として表明前に閣僚を辞任すべきかどうか)何か決まってるかのごとくの質問は控えて頂きたいと思います」

2人とも周辺に対しては出馬への意欲を示しているものの、表立って発言しないのは、こうした「明智光秀」批判を意識しているためではないかと見られているのです。

ポスト岸田候補側近議員
「岸田さんが総裁選に出るとなれば、閣僚や幹事長に対して『役職辞めてください』と言って交代させるだろうし、(総裁選に)出ないとなれば、その瞬間スタートする」

岸田総理はしばらく総裁選への態度表明はしない見通しで、最初に出馬表明をした人が損をするという「後だしジャンケン」になる可能性もあります。

TBSテレビ

7OS5:2024/07/25(木) 00:02:57

9597 :OS5 :2024/07/25(木) 00:02:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a480b08c60bb16cfa6f935c52ea15b8629cfce2
茂木幹事長、「令和の明智光秀」レッテル警戒…過去に総裁の出馬を断念させた幹事長が批判浴びる
7/24(水) 10:34配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選で、現職の党幹部や閣僚が出馬する場合、在職したままか、退任してからにすべきなのかを巡り、党内で注目が集まっている。本来は岸田首相(党総裁)を支える立場で出馬は控えるべきだとの意見がある一方、党勢回復に向けて幅広く出馬を許容するべきだとの声も出ている。

【図】自民党総裁選に現職の党幹部が出馬した例

「許容すべきだ」の声も
自民党本部

 「一つの政権の中で、まずは自分の果たすべき役割を全うするのが通常だ」

 松山政司参院幹事長は23日の記者会見でこう強調した。松山氏は解散が決まった岸田派に所属していた。複数の党幹部や閣僚が出馬の意欲を示していることをけん制したとみられる。

 総裁選には茂木幹事長が出馬に意欲を示すほか、河野デジタル相が出馬の意向を固め、高市経済安全保障相も出馬への意欲を見せている。ただ、河野氏は23日の記者会見で、総裁選について問われると「何か決まっているかのごとき質問は控えていただきたい」と答えず、高市氏も「岸田内閣の閣僚としての記者会見であり、お答えする場ではない」とけむに巻いた。茂木氏も22日のBS日テレの番組で、「私が最初に手を挙げることはない」と語り、他候補の動向を慎重に見極める考えを示した。

 明言を避ける背景には、過去の総裁選で党幹部の出馬を巡る党内対立が生じたことがある。

 1978年の総裁選では、大平正芳幹事長が、自身に政権を譲る「密約」を福田赳夫首相がほごにしたと反発して立候補した。初めて導入された党員・党友による予備選で大平氏が勝利すると、福田氏は本選を辞退。福田氏は「天の声も、たまには変な声がある」との名言を残し、現職の首相が敗れた唯一の例となった。両陣営の争いは、福田氏らが大平氏の首相退陣を要求する「40日抗争」など深刻な党内対立に発展した。

 民主党政権時代の2012年には、谷垣禎一総裁と石原伸晃幹事長が出馬に意欲を示し、支持に広がりを欠いた谷垣氏が出馬を断念し、石原氏は「平成の明智光秀」と批判を浴びた。茂木氏が「令和の明智光秀にはならない」と主張しているのはこのためだ。

 菅政権時の21年には、下村博文政調会長が立候補を模索したが、菅首相から出馬する場合の速やかな政調会長辞任を求められ、立候補断念に追い込まれた。

 現職党幹部や閣僚の総裁選出馬を巡り、自民ベテランは「閣内や執行部からの出馬は、首相に対する謀反だ。出るなら役職を辞めるべきだ」と主張する。一方、支持率が低迷する中、「開かれた総裁選にし、首相は閣僚らの出馬を容認する姿勢を示すべきだ」(中堅)との声も上がっている。

8OS5:2024/07/25(木) 00:03:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/447ae0acef960a302f6c5d5ecb8e1895074e2e60
茂木氏「令和の光秀」ジレンマ 総裁選出馬、判断時期探る 自民
7/24(水) 7:04配信
時事通信
自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁=23日午前、東京・永田町の同党本部

 9月に想定される自民党総裁選を巡り、茂木敏充幹事長がジレンマに直面している。

 党のナンバー2として岸田文雄首相(自民総裁)を支える立場にありながら、対抗馬として名乗りを上げれば「裏切り者」のそしりは免れない。その一方で、出馬の道を残すためには去就を曖昧にせざるを得ず、苦しい対応が目立っている。

【主な経歴】茂木 敏充(もてぎ としみつ)氏

 「私が最初に手を挙げることはない」。茂木氏は23日の記者会見で、総裁選の対応についてこう強調。ただ、出馬の可能性そのものは否定しなかった。最終的な判断時期については、22日の講演で「8月から9月上旬ぐらいだろう」と述べた。

 総裁選に意欲をにじませつつも、明確な物言いを避けるのは、対応次第で「令和の明智光秀」と批判を受ける可能性があるためだ。

 2012年の自民総裁選では、石原伸晃幹事長(当時)が執行部の立場で出馬。谷垣禎一総裁(同)は続投断念に追い込まれた。その振る舞いが、党内で「平成の明智光秀」(麻生太郎元首相)などと反発を生み、石原氏は大失速。決選投票にも残れず敗れた。

 かねて「光秀にはならない」と語る茂木氏の胸中について、茂木派ベテランは「12年総裁選のことは誰でも覚えている。首相の対応を見定めるのだろう」と解説。判断時期をなお模索しているとの見方を示す。

 茂木氏は同時に、「仲間の議員、支援者の期待は感じている」などと出馬を匂わせる発言も繰り返すが、逆効果となっている面も否定できない。

 岸田派の松山政司参院幹事長は23日の会見で「(幹事長として)果たすべき役割を全うするのが通常ではないか」とけん制。首相周辺は「『政治とカネ』の問題で矢面に立ち、泥をかぶってくれれば評価も上がる」と自重を促した。

 「支える立場で何を発信しているのか。まさに令和の光秀だ」。麻生派中堅は、茂木氏による一連の発言を酷評。政府関係者は「謀反はばれないようにやるものだ」と皮肉った。

9OS5:2024/07/28(日) 16:18:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ace17af5c4a16d5131ae9f838457e35ebfe8c641
総裁選の選管メンバー決定 人選は派閥単位から地域・当選回数を考慮
7/26(金) 20:00配信

朝日新聞デジタル
自民党総務会に臨む森山裕総務会長(中央)ら=2024年7月26日午前11時、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影

 26日の自民党総務会で、9月の総裁選に向けた選挙管理委員会のメンバー11人が報告された。裏金事件で多くの派閥が解散を決めたことを受け、従来の派閥ごとの人選から地域や当選回数などを考慮する形に変えたという。

【写真】自民党総務会に臨む石破茂元幹事長=2024年7月26日午前11時、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影

 選管は総裁選の日程や選挙運動のあり方を決める組織で、委員は党総裁が決める。これまでの総裁選は派閥単位で動いていたため、候補者間の公平性を期す観点から派閥からの委員の推薦を受け入れてきた。森山裕総務会長はこの日の会見で、岸田文雄首相による今回の人選について「地域性や期数、女性も入り、バランスよく選んだのではないか」と語った。

 今回のメンバーを派閥別にみると、逢沢一郎・元国会対策委員長や中谷元・元防衛相ら無派閥が最多の5人。安倍派からは3人、麻生、茂木、二階の各派からは1人ずつで、岸田派は0だった。

朝日新聞社

10OS5:2024/07/28(日) 21:26:12
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-240726X498.html
「解消」派閥、そろり結集?=総裁選にらみ思惑交錯―自民党
2024/07/26 20:14時事通信

 「解消」を決めたはずの自民党の各派閥が結集の動きをそろりと見せ始めている。9月に想定される総裁選をにらみ、「総裁候補」を擁する派閥は水面下で準備に着手。明確な候補がいない派閥も固まって動いた方が主導権を握れるとの思惑があるようだ。

 自民派閥のうち、麻生派を除く5派閥は解散を決めている。党内は派閥なき後の総裁選にどう臨むか手探りの状況だが、「旧来の派閥単位で集まってしまうのは当然の流れ」(中堅)との声も漏れる。

 岸田文雄首相が会長を務めた岸田派は来週にも所属議員の会合を予定している。今夏、同派にとりゆかりの深い山梨県で「研修会」を開く案も取り沙汰される。同派関係者は「岸田さんが出るならわが派は固まる」と言い切る。

 茂木派も通常国会閉幕後、派閥トップの茂木敏充幹事長が中堅以下の議員を集め、相次いで会食。茂木氏は次の首相を尋ねる世論調査で下位に甘んじており、「総裁選を意識し、まずは足元の結束を図りたい考えなのだろう」と政府関係者はみる。

 裏金事件の当事者でもある二階派は25日夜に中堅議員らを集めた会合を開催。これに先立つ22日にもベテランが集まり、今後も「まとまっていく」(出席者)ことを確認した。

 長く派閥トップの座にあった二階俊博元幹事長は次期衆院選に出馬せず引退する。総裁選を前に動きを活発化させる背景には、数の力を示し、党内での存在感を取り戻そうとの狙いがある。「中身より集まることが大事だ」。同派ベテランはこう話す。

 裏金事件の震源地となった安倍派は幹部が軒並み離党したり、党員資格停止などの処分を受けたりして壊滅状態。中堅以下30人程度が来月中旬、総裁選対応について協議する予定だ。同派など衆院当選4回以下の議員は安倍1強時代しか知らず、「言われるままに動いてきた。安心感がほしいのだろう」と党関係者は語る。

 もっとも、裏金事件を受けた党改革は道半ば。改正政治資金規正法で積み残された検討課題などの党内議論もほとんど進んでいない。そうした中、派閥復活ともとれる動きが先行すれば、世論の反発を浴びそうだ。

11OS5:2024/07/29(月) 14:08:10
https://www.news-postseven.com/archives/20240729_1980619.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2024.07.29 12:59
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】麻生太郎氏が “石破包囲網”に動き、河野太郎氏、高市早苗氏らが出馬 最終的に加藤勝信総裁誕生のシナリオ

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。長年取材してきた政治のプロたちの票読みとは──。総裁選をいくつかのケースに分けてシミュレーションした。ここでは“加藤勝信総裁誕生”のシナリオを紹介する。【全5回の第2回。第1回から読む】

【シナリオ1】“石破包囲網”で加藤総裁誕生
 有力な総裁選候補のうち人気面でリードしているのが石破茂氏だ。

 新聞・テレビの世論調査では全体でも自民党支持層でも「総理にふさわしい人」の1位につけている。幹事長や地方創生相時代から何度も全国を回った石破氏は地方の党組織に支持者が多い。反面、議員の支持が弱く、党員投票が実施されなかった2020年総裁選では菅義偉・前首相に大差で敗れた。

 今回は党員による投票が実施される見込みであり、石破氏は党員票で優位。そのうえ、派閥の締め付けがない。選挙に弱い議員たちが「選挙の顔」となる石破氏に乗れば、“地滑り的勝利”になる可能性がある。

麻生氏が立てる2人の刺客
 だが、自民党には石破氏を絶対に総理・総裁にしたくない実力者がいる。麻生太郎・副総裁だ。



 石破氏は麻生内閣の農水相時代、総裁選前倒しを主張して“麻生おろし”に動いた。以来、「麻生氏は石破氏だけは許せないと深い怨恨を抱いてきた」(麻生側近)とされる。

 安倍晋三・元首相と石破氏が争った2018年総裁選の時には、麻生氏は「『選挙の顔』としてどちらを選ぶか、よう考えてみてください。どちらの顔が戦いやすい顔か。暗ーい感じの顔ですか。答えははっきりしている」とこきおろした。

 麻生氏を長年取材してきた政治ジャーナリストの藤本順一氏は、麻生氏が“石破包囲網”に動く準備があると見る。

「麻生さんのシナリオは党員票からなる1回目の投票で、一番人気の石破氏の圧勝を阻止して決選投票に持ち込むことです。麻生さんはいまだ約50人の議員を束ねており、その動向が決選投票の流れを大きく左右します。

 まず、人気投票で常に上位に名を連ねる自派閥の河野太郎氏の出馬を容認し、さらに出馬に意欲を見せるものの20人の推薦人集めに苦労しそうな高市早苗氏に自派閥議員を助っ人として貸し出せば、党員票を分散させることができます。ダメ押しとして二階派若手の小林鷹之氏の出馬に手を貸すことで非主流派を分断して石破包囲網を敷きたいところでしょう」

 前回の2021年総裁選では、石破氏は出馬せずに河野支持に回った。麻生氏は今回、その河野氏を“噛ませ犬”として石破氏にぶつけ、さらに高市氏や若手の小林氏などを支援することで“石破包囲網”をつくるという見方だ。

12OS5:2024/07/29(月) 14:08:27
 では、決選投票はどうなるのか。藤本氏は、カギを握るのはもう一人のキングメーカーであり、現時点では石破氏支持と見られる菅氏の動きだと指摘する。

「菅さんも、神奈川県連分裂につながる石破─河野の一騎打ちは避けたい。そこで菅内閣の官房長官だった加藤勝信氏をもう一枚の手持ちカードとして切ってくる可能性があります。実務派の加藤氏のことは麻生さんも高く評価していますし、共に政権を支えてきた故・安倍首相と縁続きの加藤氏が出馬となれば党内融和、結束を優先させることができる。石破─加藤の決選投票となれば加藤氏に流れる可能性は十分あります」

13OS5:2024/07/29(月) 17:19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c68d33e30ab9d47cd98336cb18a5915211b99e
総裁選へ「反岸田」のマグマ…森元首相「なぜ安倍派だけがこんなにかわいそうな目に」
7/27(土) 5:01配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<1>
(写真:読売新聞)

 「衆院の当選同期で、国家について夜遅くまで一緒に語らってきた。遺志を継いでいく」

【グラフ】岸田内閣の支持率の推移

(写真:読売新聞)

 6月30日、元首相・安倍晋三の三回忌法要に合わせ、東京都内のホテルで開かれた食事会。首相で自民党総裁の岸田文雄(66)は、安倍の親族や前首相の菅義偉(75)、元首相の森喜朗(87)らを前にこう力を込めた。

 岸田の言葉には、安倍の「後継者」であることを強調し、9月に予定される総裁選に向け、かつての最大派閥の支持をつなぎとめる思惑があったとみられる。

 菅は負けじと、「安倍首相の功績は枚挙にいとまがない。アベノミクスで日本経済を立て直した」と述べ、官房長官として支えた7年9か月を振り返った。

 一方、森は派閥パーティー収入を巡る政治資金規正法違反事件に触れ、「私は安倍さんの用心棒を務めてきたが、なぜ安倍派だけがこんなにかわいそうな目に遭うのか」と嘆き、安倍派閣僚らの更迭や党の処分を主導した岸田に対し、遠回しに不満を示した。

 同席者は3人の発言について、「総裁選の前哨戦のようだった」と漏らした。

 森が当てこすったように、解散が決まった安倍派の議員には岸田への反発が強い。総裁選では、岸田の期待感とは裏腹に多くが「反岸田」に回るとみられている。閣僚経験者は「安倍派を中心とした事件とはいえ、総理総裁が責任をとらなかったことに党内や世論は納得していない」と批判した。

 もっとも、総裁選再選へ岸田自身の意思は固い。

 「自分が辞め、逆風が収まるならいいが、そうはならないだろう」

 トップの顔を入れ替えても政治とカネの問題は今後も続く。防衛力強化などの難題を前進させてきた自分の続投がベストだ――。岸田は強烈な自負を周囲にのぞかせている。首相周辺は「経済や外交の継続を訴え、現職の強みを生かせば、勝機は十分ある」と語った。

 ただ、岸田が頼りにする副総裁の麻生太郎(83)の考えは異なる。「反岸田」の勢いはあなどれず、再選への道は険しいとみているのだ。


麻生氏・茂木氏と隙間風
 「今のままでは、一発で勝負がつかない可能性が高い。決選投票になれば、『反岸田』が結集してひっくり返されかねない」

 6月18日夜、東京都内の日本料理店。首相で自民党総裁の岸田文雄(66)は副総裁の麻生太郎(83)から、自民総裁選の厳しい見立てをこう伝えられると、思わず日本酒を飲むペースが速まった。

 総裁選では、1回目の投票で誰も過半数を獲得できなければ、得票数が1位と2位の候補者による決選投票になる。

 麻生は、岸田には1回目の投票での過半数確保は難しく、たとえトップに立ったとしても僅差だとみて、最終的に2位以下が「反岸田」でまとまり、敗れることを危惧していた。

 内閣支持率は長期低迷に陥り、岸田への党内の視線が格段に冷ややかになっているためだ。

14OS5:2024/07/29(月) 17:19:35
地方から退陣論
 岸田は2021年9月に行われた前回総裁選の1回目投票で当時、行政・規制改革相の河野太郎(61)に党員・党友票で及ばず、国会議員票との合計で1票差で1位となった。決選投票では、元首相の安倍晋三の差配で3位だった当時、前総務相の高市早苗(63)の票を取り込み、各派閥から幅広い支持を得て河野を突き放した。

 次期総裁選の様相はこの時とは全く異なる。

 岸田の後ろ盾となり、党内で絶大な影響力を誇った安倍は22年7月、銃撃事件で亡くなった。麻生派(55人)以外の派閥は政治資金規正法違反事件をきっかけに政治団体としての解散を決め、組織的な票はとりまとめにくくなっている。

 岸田派の中堅議員は岸田の苦境について、「1回目で勝ち残れるのかどうかも分からない」と漏らした。

 岸田は今月8日夜、総務会長の森山裕(79)と政調会長の渡海紀三朗(76)、選挙対策委員長の小渕優子(50)をひそかに首相公邸に呼び、事件後に党地方組織と行った車座対話の様子などを尋ねた。

 3人が「地方の怒りはすさまじい」と異口同音に答えると、岸田は押し黙った。

 県連幹部や一部の国会議員は次期衆院選を意識し、「新たな選挙の顔」が必要だとして、岸田退陣論を公然と口にし始めている。

 新潟県選出の衆院議員は最近、支持者回りで「もう応援できない」と拒まれ、岸田のポスターをはがすことも求められ、絶句した。

煮え切らぬ態度
 岸田はいち早く岸田派の解散を宣言し、脱派閥の流れを作ったが、総裁選では党員・党友の大量得票は見込めず、麻生派や岸田派の議員票を当てにせざるを得ない状況に陥っている。

 先の通常国会では政治資金規正法改正を巡り、公明党に大幅に譲歩して麻生の不興を買い、岸田は焦った。6月18日に続き、25日も麻生を会食に誘い、懸命に関係修復を図ったが、隔たりは埋めきれていないとみる向きが多い。

 両者の認識で特にずれがあるのが、幹事長の茂木敏充(68)の扱いだ。党内には、総裁ポストに意欲を見せる茂木に対し、主君の織田信長を裏切り、自害に追い込んだ明智光秀のイメージを重ねる見方がある。

 「茂木は光秀にはならないと言っています。総裁選で勝ちたいのであれば、茂木は重要でしょう」

 麻生は25日の会合で岸田にこう助言した。

 茂木も茂木派を「政策集団」に衣替えし、約40人の勢力を保持している。麻生には、総裁選で麻生、茂木、岸田3派が再結束すべきだとの思いがあるとみられる。

 しかし、岸田は煮え切らない。茂木に距離を置きつつ、麻生への配慮もあり、党内の一部が求める「幹事長交代」に動くこともしないでいる。

 衆院議員の任期は来年10月末までで、総裁選の勝者は衆院解散権の行使について判断を求められる。岸田の心境は弱気へと揺れ動くこともあるようだ。

 今月8日夕、視察先から帰京する途中だった岸田は、JR名古屋駅の貴賓室で岸田派衆院議員の石原正敬(52)から解散の可能性について尋ねられ、「その時の権利を誰が持っているかだよね」と笑い、総裁の座を維持するのは容易ではないとの思いをにじませた。(敬称略)

 自民党総裁の任期満了が9月に迫り、再選を目指す岸田首相とポスト岸田候補らの戦いが事実上、始まっている。混沌(こんとん)とした権力闘争の行方を追う。

15OS5:2024/07/29(月) 17:20:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a7739f9b1b19ea1224ba8e5c7e0f1335a0fc812
出馬へ課題、「小石河」悩む…連携機運しぼみ3者が出馬模索 
7/28(日) 5:01配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<2>
 「本当にかけがえのない候補者」「自民党の救世主」

【表】21年自民総裁選での各候補の得票と主な派閥の支持動向

(写真:読売新聞)

 14日、横浜市旭区で開かれた自民衆院議員の古川直季(55)(当選1回)の時局講演会では、元環境相の小泉進次郎(43)の総裁選出馬を望む声が古川らから相次いで上がり、満席の約470人は大きな拍手を送った。

 壇上に立った小泉は「やりにくい雰囲気を作って」と苦笑いを浮かべつつ、党是である憲法改正に触れ、「党ができて70年近く、自民は約束したことにまだ一度も挑んでいない」と語り、早期実現を訴えた。

 小泉の最近の重点テーマは憲法だ。6月中旬、自身の議員事務所に若手議員らを集めた際も「停滞した空気を変えるには改憲だ」と指摘し、出席者は「総裁選出馬の大義名分を探しているようだ」と振り返った。

 抜群の知名度を誇る小泉と、元幹事長の石破茂(67)、デジタル相の河野太郎(61)は「小石河」と称され、報道各社による世論調査の「次の総裁候補」で上位の常連組となっている。

 2021年の前回総裁選では、立候補した河野を小泉と石破が支援した。その後、3人による連携機運はしぼみ、それぞれが総裁選への出馬を模索している。

 石破は27日、鳥取県米子市での県連大会で、「この国を鳥取から変えてみたい。役割が果たせれば、望外の幸せだ」と強い意欲を示した。出馬意向を固めた河野は6月中旬の議員との勉強会で、「夏の間は連絡がつくようにしてくれ」と呼びかけた。

議員支持広がらず
 ただ、小石河はいずれも課題を抱えている。

 最も若い小泉は「政治と党の信頼を取り戻すために何ができるかを考え抜く」と周囲に語り、情勢を注視しながら勝負に出るかどうかをしゅん巡している。父で元首相の純一郎(82)は「50歳までは出馬すべきでない」とブレーキをかけているとの臆測もある。

 石破と河野は議員の支持で広がりを欠く。政権批判をいとわない石破は「党内野党」の立場で人気を得てきたが、その分、敬遠する重鎮やベテランは多く、孤立感が強い。総裁選に過去4回挑み、全敗したのはその弱点があるためだ。

 一部議員には「苦境にあるからこそ、劇薬が必要だ」との期待感もあるものの、かつて支えた経済産業相の斎藤健(65)や元厚生労働相の田村憲久(59)らは離れ、石破周辺は「出馬のための推薦人20人のハードルは高い」と明かした。

 河野は麻生派に所属しつつ、無派閥議員や党員・党友の票に活路を見いだしたい考えだ。もっとも、河野の根回し軽視の姿勢や、歯に衣(きぬ)着せぬ発言に眉をひそめる者が麻生派内にも一定数おり、「善戦した前回よりも状況は厳しさを増している」と見る向きが多い。

打てぬ次の一手
 小石河に近い前首相の菅義偉(75)は6月下旬、首相で自民総裁の岸田文雄(66)の交代論に言及したが、「誰が出るかはっきりしないと動きにくい」と漏らし、次の一手を打ちあぐねている。

 今月1日夜には、東京都内の中国料理店で二階派事務総長を務めた元総務相の武田良太(56)とともに、石破と会食した。石破は総裁選には触れず、菅から皇位継承策について尋ねられると、党内保守派が皇室の伝統を覆すとして警戒する「女系天皇」を選択肢から排除しない持論を説明し、その場には微妙な空気が漂った。

 菅は前回、自らの後継者として河野を支援したが、河野が麻生派にとどまっていることにいら立ちを強め、距離が生じている。菅が内心、最も期待しているのは小泉のようだ。

 小泉待望論をぶち上げた古川は講演会後、菅に電話で「勝手に言ってしまい、すいませんでした」とわびを入れた。菅は「言いたいことを言ったのならいいじゃないか」と応じ、満足げな様子を見せた。

 小泉を巡っては、解散を決めた安倍派(清和政策研究会)に影響力を持つ元首相の森喜朗(87)も自民幹部に「小泉なら、清和会をまとめて推せる」と独自の支援構想を口にした。小泉は無派閥だが、父の純一郎は元々、清和会所属だったためだ。

 しかし、派閥の力学で担がれるリスクは大きい。小泉周辺は「有力者の影がちらついた途端、清新さが失われてしまう」と警戒感をあらわにした。(敬称略)

16OS5:2024/07/30(火) 07:55:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e31e0666da28179bb63328aafe4fd8d4cb46a618
闘志を燃やす茂木幹事長、現段階で勝ち筋は見えず…執行部内のきしみ激しく
7/30(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<3>
 「田中角栄元幹事長ほど、貫禄はありませんが」

(写真:読売新聞)

 自民党幹事長の茂木敏充(68)は20日、新潟県柏崎市で衆院議員の鷲尾英一郎(47)が開いた会合に出席した際、司会者から「この地区に幹事長が来たのは角栄さん以来」と紹介されると、思わず笑顔を見せた。

 約40人の茂木派(平成研究会)は、幹事長を務め、首相に上り詰めた田中が結成した田中派を源流とする。その後の経世会時代と合わせ、竹下登、橋本竜太郎、小渕恵三の3首相を輩出したが、総裁選挑戦は2003年、元運輸相の藤井孝男(81)が手を挙げたのを最後に途絶えた。

 茂木は名門派閥の後継者であることを強く意識し、9月に予定される総裁選へ闘志を燃やす。

 24日のインターネット番組では、半導体工場やデータセンターの誘致で地方にチャンスが生まれているとして、「もう一回、日本列島改造だ」と強調し、田中が唱えた政権構想の「復活」を訴えた。

 「うちはしばらく総裁選をやっていないんです。若手には期待感もあります」

 6月14日夜、茂木は東京都内の日本料理店で副総裁の麻生太郎(83)に出馬の思いをこう伝えた。麻生は日本酒の入ったグラスを手に静かにうなずいた。

禅譲シナリオ
 もっとも、現段階で茂木の勝ち筋は見えていない。報道各社の世論調査では次の総裁候補としての期待度は1%程度にとどまる。麻生は政策能力を評価し、出馬の意欲に理解を示すが、党内では「支援するかどうかは別問題だ」と見る向きが多い。

 茂木は解散を決めた安倍派の若手らと会合を持つなど、派閥横断的な支持拡大を図っているものの、茂木派自体をまとめきれるかどうかは不透明だ。派内には、総裁選に意欲を持つ元官房長官の加藤勝信(68)がおり、参院議員側では伝統的に「独立独歩」の精神が強いためだ。

 党ナンバー2として、首相で総裁の岸田文雄(67)を支える立場であることも、茂木を動きにくくしている。主君を討った「明智光秀」批判を避けるためには、岸田自らが退き、麻生の後ろ盾を得て政権を禅譲されるのがベストシナリオだ。

 しかし、茂木派の中堅・若手から、派閥パーティー収入の不正還流問題で岸田の責任を問う声が相次ぐと、再選を目指す岸田は茂木の差し金かと疑心暗鬼を深め、関係は冷え込んだ。

いら立ち
 茂木を巡り、執行部内のきしみは激しい。

 岸田に近い幹部は茂木について、「政権の評価が上がらない原因になっている。幹事長は総裁選の行司役なのだから、出馬するのなら辞めるべきだ」と突き放す。

 総務会長の森山裕(79)も茂木と距離をおいている。

 森山は今月6日、新潟市内で「岸田おろしは加速していない。世界情勢が厳しくなっている時に、どなたがふさわしいかをしっかり考えて選んでいくべきだ」と記者団に強調した。

 森山は岸田続投に傾斜を強め、茂木派からは「次の幹事長を狙っている」との警戒感が出るほどだ。

 ただ、森山には、岸田が麻生を後見役として頼り、麻生への配慮から茂木を切ろうとしないことに不満があるとされる。

 先の通常国会で政治資金規正法改正案の参院採決が迫っていた6月16日、森山は野党の取り込みを進言するため、岸田に首相公邸での面会を申し込んだが、断られた。

 岸田は当時、規正法改正案で公明党に大幅に譲歩したことで、麻生と距離ができた。岸田が関係修復のため、その2日後に入れた麻生との会食が流れるのを恐れ、改正案の妥協に前向きな森山との面会を避けたとの見方が広がった。

 森山は「政治家は政局のことばかりで、国がどうなっていくかは全く考えとらん」と周辺にいら立ちを見せた。

もどかしさ
 無派閥で、政治的な野心は薄い政調会長の渡海紀三朗(76)も岸田を支える意向ながら、もどかしさを感じている。

 渡海は政治改革で豊富な実績があるが、岸田がその熱意を受け止めきれない場面が目立つ。

 執行部が手分けし、地方組織の声を聞き取った「車座対話」では、岸田や党への批判が噴出した。渡海はその総括を全ての国会議員が参加可能な会合で行うべきだとの考えだが、実現の見通しは立っていない。

 渡海は「首相官邸の人が嫌がっている」と周囲に残念がった。(敬称略)

17OS5:2024/07/30(火) 14:58:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc6e7df9d78e5f71bca6f893efadb4258bd77fcb
【自民党総裁選シミュレーション】菅前首相や旧二階派、旧安倍派の「反岸田連合」で石破総裁誕生か…参院平成研も勝ち馬に乗る可能性
7/30(火) 12:12配信

NEWSポストセブン
「反岸田」勢力の中心として菅義偉・前首相や旧二階派が動く可能性も(時事通信フォト)

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。そこで、自民党総裁選を長く取材してきた政治ジャーナリストや政治評論家の協力で、総裁選の展開をいくつかのケースに分けて詳細にシミュレーションした。今回は“石破茂総裁”誕生のシナリオを紹介する。【全5回の第3回。第1回から読む】

【図解】「『反岸田』結集で石破総裁」 政治ジャーナリストの宮崎信行氏が考える自民党総裁選シナリオ

【シナリオ2】「反岸田連合」で石破総裁へ
 総裁選の情勢は、名乗りを上げるタイミング一つで一変する。重要なのは岸田文雄・首相の“決断”の時期だ。

「空気が読めない」と評される岸田首相は現在も総裁再選の意欲を失っておらず、旧岸田派ナンバー2の林芳正・官房長官も、「岸田政権を支える」と再選支持を鮮明にした。

 政治ジャーナリストの宮崎信行氏は、「総裁選では党員票で優位な石破茂氏の勝利を阻止するために、麻生太郎・副総裁が対立候補をぶつける」という展開までは同じ見方だが、その後の読みが違う。

 宮崎氏が語る。

「岸田首相が正式に出馬断念を表明するまでは、麻生さんとしては立場上、岸田支持の姿勢を取らざるを得ない。しかし、岸田首相はギリギリまであがくはずです。その間に、反岸田勢力が勢いを増していく」

 石破支持の中心となるのが、菅義偉・前首相や旧二階派だと見る。

「菅さんは岸田首相に“菅おろし”を仕掛けられたことを忘れていないし、二階(俊博)氏も自分を引退に追い込んだ岸田首相にカンカンに怒っている。旧二階派幹部の武田良太・元総務相も同じ福岡選出の麻生さんとは対立関係にあり、麻生─岸田ラインに主導権を取らせたくない立場です。

 石破氏は、党員票は有利でも議員票が少ないと見られているが、旧石破派に加え、菅グループと呼ばれる議員が20〜30人、それに旧二階派の約40人が加われば議員票もかなり獲得できる。さらに岸田首相が総裁再選にこだわる姿勢を堅持すれば、これまで石破氏と対立してきた旧安倍派からも、派閥を解散に追いやった岸田再選だけは許さないと“敵の敵は味方”の論理で石破氏に票が流れる可能性がある」

鍵を握る「参院平成研」の動向
 石破氏と岸田氏が決選投票を争った場合にどうなるか。宮崎氏は、大勢を決するのは参院議員の票になると指摘する。

 来年夏には参院選が控えており、「選挙に勝てる総裁」を求めている点では参院議員も衆院議員と同じだ。

「参院からは保守派の青山繁晴氏が出馬に意欲を見せている。1回目の投票では同じ参院議員ということで青山氏に一定の票が出ると考えられるが、決選投票には残れないでしょう。

決選投票での参院票に一番影響力を持つのが参院平成研(旧茂木派)の動向です。参院平成研は亡くなった参院のドン・青木幹雄氏が仕切っていた集団で、2018年の総裁選では安倍氏ではなく、石破氏を支持した経緯がある。

参院側は基本的に勝ち馬に乗る傾向があるため、麻生氏が決選投票で無理やりひっくり返そうとしても、石破優位の情勢と見れば、参院平成研を中心に参院議員の多くは石破氏に乗る可能性がある」

 麻生氏の石破包囲網は破られるとの読みである。

(第4回に続く。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

18OS5:2024/07/30(火) 14:59:22
https://www.news-postseven.com/archives/20240730_1980641.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2024.07.30 11:58
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】小泉進次郎氏は“あえて不出馬”戦略か 若手議員が反旗を翻せば“菅義偉前首相のワンポイント登板”シナリオも浮上

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。長年取材してきた政治のプロたちの票読みとは。今回は“菅義偉氏再登板”のシナリオを紹介する。【全5回の第4回。第1回から読む】

【シナリオ3】菅元首相のワンポイント再登板で後継は進次郎氏
 総裁選で不気味なのが自民党衆院議員の半数近くを占める当選4回以下の若手議員たちの動向だ。

 選挙基盤が弱く、国民の批判に危機感が強いはずだが、現段階では表立った動きを見せていない。

 総裁の可能性がある若手のホープ、小泉進次郎・元環境相は、今回は“あえて出馬しない”戦略とされる。

 だが、総裁選が麻生太郎・副総裁による石破潰しの展開となり、岸田文雄・首相が撤退した後、麻生─岸田談合で加藤勝信氏や旧岸田派ナンバー2の林芳正・官房長官など国民の知名度が低い総理・総裁候補が浮上すれば、「これでは選挙で落選する」と若手が結束して反旗を翻す可能性がある。

菅元首相の再登板は年齢的にもワンポイントに


 政治評論家の木下厚氏は、その場合、まさかの菅義偉・前首相の「ワンポイント再登板」のシナリオもありうると指摘する。

「菅さんは以前から派閥解消や世代交代を訴えてきた。無派閥だから自民党の派閥の裏金問題にも関わっていない。総理経験者であり、何より安倍長期政権を支えた司令塔としての政治的実力は自他共に認めるところです。“選挙の顔”としては弱いのがネックだが、進次郎氏ら若手が菅さんを全面的に支援し、総選挙も若手を前面に立てて戦うことでカバーできる。

 菅さんが総裁に返り咲けば年齢的にもワンポイントになるでしょうが、本人は司令塔に撤し、政治の実務は進次郎氏らに任せて経験を積ませ、早い段階で政権を譲って長老政治を終わらせる。それができるのは菅さんしかいない」

 進次郎氏が総裁選出馬に動いていないのも、「菅再登板」の可能性を探っているからという見方ができるのだ──。

 政治のプロたちは、たとえ候補者が乱立しても、結局、自民党総裁選は「石破支持か、石破阻止か」を軸に展開され、キングメーカーの麻生氏と菅氏が対立するか、手を組むかの判断で最終的な形勢が分かれると見ている。

 だとすれば、自民党が野党だった2012年総裁選で、党員の過半数の支持を集めた1位の石破氏を、森喜朗・元首相ら自民党の長老・ベテラン議員たちが決選投票で落選させた時と構図は同じだ。たとえ派閥が解散しても、自民党の論理は変わっていないことになる。

 そうした状況になった時、進次郎氏らの若手が「こんな総裁選では自民党は終わってしまう」と決起し、菅氏など思いがけない候補を立てるハプニングが起きるのか。それは自民党議員たちが実力者たちの考えに流されるのか、あるいは「党を変える」という決意で長老支配を終わらせる覚悟があるかによって分かれると言えそうだ。

(第5回に続く。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

19OS5:2024/07/30(火) 15:00:08
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2024.07.30 11:58
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】小泉進次郎氏は“あえて不出馬”戦略か 若手議員が反旗を翻せば“菅義偉前首相のワンポイント登板”シナリオも浮上

20OS5:2024/07/30(火) 15:03:22
https://www.news-postseven.com/archives/20240730_1980642.html?DETAIL&_from=widget_related_pc
2024.07.30 11:59
週刊ポスト
岸田首相、バイデン大統領撤退を見習い「日本のハリス」画策か 上川陽子外相を後継者に指名し、狙うは“キングメーカーの座”

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。そんななか、岸田首相がアメリカの大統領選で撤退したバイデン大統領に見習って“名誉ある撤退”を選択するのではないかとの見方もある──。【全5回の第5回。第1回から読む】

 再選困難と見た米国のバイデン大統領は自ら大統領選から撤退し、ハリス副大統領を後継候補に指名した。

 自民党内では、「岸田首相はギリギリまで総裁再選を模索するはずだが、勝ちが見込めないとなれば出馬しても完全な失脚になるだけ。そうなった時はバイデンを見習い、名誉ある撤退で後継者を指名しようとしている」(閣僚経験者)との見方が浮上している。

 その際、岸田文雄・首相の意中の後継者候補、いわば“日本のハリス”と見られているのが上川陽子外相である。

 政治評論家の有馬晴海氏が語る。

「バイデン大統領は接戦選挙区でトランプ氏に勝てないという調査結果を見せられ、最後の最後で大統領選撤退を決めたと伝えられている。岸田首相もずっと支持率が下がり続け、減税しても支持されない、外交成果をアピールしても世論は反応しない。バイデン氏同様、それまで出馬すると言っていても、総裁選が近づいてから突然、出馬しないと宣言する可能性は十分あります」



 そうなれば政権を支えてきた旧岸田派、麻生派、旧茂木派の主流3派体制は崩れる。

 茂木敏充・幹事長も岸田首相が再選を断念したら、満を持して総裁選出馬に動くはずだ。

上川内閣は事実上の“第3次岸田内閣”
「麻生太郎・副総裁には加藤勝信・元官房長官を担ぐ選択もありますが、岸田首相と組んで旧岸田派の上川氏を擁立する可能性が高い。麻生氏と岸田氏が派閥をあげて上川氏を担いで初の女性総理をアピールするほうが、総裁選で勝てる可能性が高いからです」(有馬氏)

 総裁選に石破茂氏、河野太郎氏、茂木敏充氏、高市早苗氏に加えて上川氏が名乗りを上げると想定すると、決選投票はそのうち、党員票で優勢とされる石破氏と、いまや最大派閥の麻生派と旧岸田派が支援する上川氏の戦いとなる可能性が高い。

 岸田首相が後継指名した上川氏が総理・総裁になれば、いわば岸田首相と麻生氏の“傀儡”であり、上川内閣は事実上の“第3次岸田内閣”の性格を持つ。岸田首相にすれば、総裁再選はできなくても今後はキングメーカーとして政治的影響力を残すことができるという計算のようだ。



 だが、国民から見れば、それではあまりに虫が良すぎる。有馬氏もこう指摘する。

「上川氏は少し前までは初の女性総理候補として期待が高まっていたが、5月の静岡県知事選での自民党推薦候補の応援で、『この方を、私たち女性が生まずして何が女性でしょうか』と発言した騒動をきっかけに急速に期待がしぼみ、世論調査の総理にしたい政治家でも下位にとどまり、石破氏や河野氏らに大きく水をあけられている。『初の女性総理』アピールだけで決選投票に勝てるとは限らないのではないでしょうか」

 国民の信頼を失った岸田首相が、傀儡の女性総理候補を擁立して生き残ろうとしても、国民は納得しない。

 上川氏が本気で「初の女性総理」を目指すのであれば、まず、岸田首相との“絶縁”を宣言し、傀儡ではないことを示したうえで出馬しなければ、総裁選でも、国民からも正当な評価は得られないはずなのだ。

(了。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

21OS5:2024/07/30(火) 22:08:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/092f13aaf6db433be21b608ed0752ab39abf6f96
鬼木防衛副大臣、南極の氷を配布 選挙区で、海自砕氷艦が持ち帰り
7/30(火) 19:11配信
共同通信
鬼木誠氏

 鬼木誠防衛副大臣が自身の選挙区である福岡2区(福岡市中央区、南区、城南区)内で昨年と今月、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷を展示する催しを開き、自ら砕いて小学生らに配っていたことが30日、関係者への取材で分かった。
 公職選挙法は選挙区内での寄付行為を禁じている。防衛省と鬼木氏の事務所はいずれも「事実関係を確認している」としている。

 鬼木氏は昨年4月、ブログで「貴重な氷を私だけで持っておくのはもったいないので、地域の子どもたちと共有することにしました」と記載していた。

22OS5:2024/07/30(火) 23:21:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f498abf5cedf9ccaba1a876cba5450ae2033d8fe
自民総裁選、茂木敏充幹事長は「焦らず逆算」 出馬意欲も〝明智光秀〟批判を懸念
7/30(火) 21:43配信

産経新聞
自民党総裁選を巡る茂木敏充幹事長の主な発言

9月の自民党総裁選を巡り、同党の茂木敏充幹事長の動向が注目されている。茂木氏は総裁の座に意欲を示しているが、幹事長は岸田文雄首相(党総裁)を支える立場。首相に対抗する形で出馬し、裏切り者と批判される事態を懸念している。「夏の間によく考えたい」と語り、首相の進退を見極めた上で、9月上旬までに出馬するかどうかを決断する構えだ。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

茂木氏は30日、幹事長に就任して1千日を迎えた。同日、自身のSNSに「この間、ずっと忙しい毎日」「国内出張は138回」と記し、選挙応援や講演などで全国各地を奔走してきたとアピールした。

「この国を変えていかなくてはいけない。そういった仕事は、いずれチャレンジしてみたい」。22日のBS日テレ番組では、改めて総裁選出馬への意欲を語った。一方で「(総裁選に)最初に手を挙げることは絶対ない」と強調し、首相の進退が明らかになるのを待つ考えを示した。

茂木氏は外相や党の政調会長、選対委員長などの要職を歴任し、実務能力の高さに定評がある。経済再生担当相時代に臨んだ日米貿易協定の交渉では、当時のトランプ米大統領から「タフネゴシエーター(手ごわい交渉相手)」と評された。トランプ氏が大統領に返り咲く可能性がある中、このエピソードを好んで披露している。周辺は「米大統領選の行方も考えると茂木氏が最も適任ではないか」と持ち上げる。

自身が会長を務めていた茂木派(平成研究会)は解散を決めたが、衆参の若手が定期的に会合を開いており、同派中堅は「40人程度は固まっている。いつでも(総裁選に向け)動ける」と自信を深めている。

ただし課題は多い。

まず知名度不足だ。7月の産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、「次の総裁にふさわしい人物」に茂木氏を選んだ人は0・9%にとどまった。派閥パーティー収入不記載事件による逆風を受け、党内では「選挙の顔」となれる知名度の高い次期総裁を望む声が強い。

幹事長としての働きぶりに対する批判もある。不記載事件を受けた議員処分や政治資金規正法改正では指導力を発揮せず、首相が矢面に立って批判を浴びた。石破茂元幹事長は17日のインターネット番組で「党務を仕切るのは幹事長だ。総理・総裁に責任が及ばないよう火の粉を浴びるのが仕事だと私は教わってきた」と茂木氏に苦言を呈した。

首相は再選に意欲を持つ。自民が野党だった平成24年の総裁選で立候補を表明し、谷垣禎一総裁(当時)を再選出馬断念に追い込んだ石原伸晃幹事長(同)は「平成の明智光秀」と非難され、失速した。

石原氏を「平成の明智光秀」と呼んだのは麻生太郎副総裁だ。茂木氏は総裁選に出た場合、良好な関係にある麻生氏の支援を期待するが、首相が出馬すれば目算が狂う。茂木氏周辺によると、首相が再選を目指す場合は出馬を見送る考えを示唆しているという。

6月以降、茂木派の複数の中堅・若手から首相退陣論や首相批判が相次いだ。発言した本人たちは否定しているものの、党内には、首相を不出馬に追い込みたい茂木氏が発言を促したと見る向きもあった。当の茂木氏は冷静な様子で、周辺にこう漏らした。「明智光秀にはならない。焦ってはいない。これは本心だ。ちゃんと逆算して進めている」(永井大輔)

23OS5:2024/07/30(火) 23:36:47
幹事長が総裁選出馬した例は
大平正芳:大福戦争 大平正芳が福田赳夫を破る
森喜朗 :小渕恵三死去に伴う→両院議員総会の話し合いで総裁選出
麻生太郎:安倍晋三辞職に伴う(福田康夫が当選)
石原伸晃:谷垣禎一任期満了に伴う 通称平成の成の明智光秀
くらいしかないのか。

24OS5:2024/08/01(木) 00:02:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bfc5432fa2970525c0beb73297383a18db7ff17河野太郎氏、電力は「原発再稼働しても足りない」 〝脱原発〟を封印 支持拡大狙う
7/31(水) 20:35配信


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産経新聞
量子科学技術研究開発機構の那珂フュージョン科学技術研究所を視察する河野太郎デジタル相=31日、茨城県那珂市(末崎慎太郎撮影)

河野太郎デジタル相は31日、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)などを視察し、安全性が確認された原発再稼働を当面容認する考えを改めて示した。視察終了後、記者団に「原子力規制委員会が安全を確認したものは再稼働している。それに加えて核融合や水素などを前広に考えていかなければいけない」と述べた。「脱原発」を持論とする河野氏は、9月の自民党総裁選出馬を模索しており、支持拡大を図りたい思惑が透ける。ただ、河野氏は将来的な原発ゼロを否定しておらず、党内の原発推進派の警戒感は強い。

【一覧でみる】原子力政策を巡る河野太郎デジタル相の主な発言

■〝変節〟問われ「違います!」

河野氏はこの日、日本原子力研究開発機構の高速実験炉「常陽」(同県大洗町)なども視察。生成AI(人工知能)の利用拡大などでデータセンターの消費電力が増えている現状から「再生可能エネルギーだけでは2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を見据えると間に合わない」との認識を示した。「(原発を)再稼働しても足りない可能性がある」とも語った。

原子力政策は、総裁選で争点の一つとなりうるが、河野氏にとっては「鬼門」ともいえるテーマだ。

河野氏は東京電力福島第1原発事故を踏まえ、平成24年に超党派議員連盟「原発ゼロの会」を設立するなど党内きっての脱原発派と目されてきたが、令和3年の前回総裁選で「安全が確認された原発を当面は再稼働していく」と表明。この際も原発推進派に支持を広げる狙いがあった。総裁選期間中に出演したテレビ番組では、たびたび原子力政策の〝変節〟を問われ、「違います!」と声を荒らげたこともあった。

■容認の裏に麻生氏の意向

河野氏は、原発再稼働容認を表明する一方、使用済み核燃料を再処理して繰り返し使う「核燃料サイクル」を止めるとの主張は変えなかった。サイクルを止めれば使用済み核燃料が行き場を失い、全国の原発にある貯蔵プールがあふれるため再稼働は難しくなる。

他の総裁選候補や党内からは「動いている原発も動かすのが難しくなる」との指摘が相次ぎ、河野氏が失速する要因の一つとなった。今回の視察では、「使用済み核燃料をどう処理するのかという一番、肝心なところが見えていない」と述べるにとどめた。
再び〝変節〟と批判される可能性がある中で、河野氏が改めて原発再稼働容認などに言及したのは、所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁の意向があったからだ。派内には「脱原発を主張している以上、河野氏は推せない」(派閥関係者)との声がある。別の派閥関係者によると、麻生氏が「脱原発の主張を降ろして、きちんと外にも説明しろ」と河野氏に直接指示したという。

ただ、今回の河野氏の発言は、これまでの域を出ず、中途半端との批判も出る可能性はある。

河野氏は9月の総裁選出馬に向けて「まずは麻生派を固めることに注力する」(河野氏周辺)戦略だ。党内唯一の派閥となった麻生派の約50人から支援が得られれば、河野氏にとっては大きな武器になる。ただ、河野氏への支援には反発もあり、支持が広がるかは見通せない状況だ。(大島悠亮、末崎慎太郎)

25OS5:2024/08/01(木) 11:06:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/36c0217232f42dd5f4c99207649a12d55fd24707
自民に「コバホーク」待望論 刷新期待、ちらつくベテラン 総裁選
8/1(木) 7:08配信

時事通信
小林鷹之 衆議院議員

 自民党総裁選で小林鷹之前経済安全保障担当相(49)の出馬に期待する声が出ている。

【主な経歴】小林 鷹之(こばやし たかゆき)氏

 衆院当選4回ながら閣僚経験がある小林氏に刷新イメージを重ね合わせているためだ。ただ、手腕は未知数でベテランの影もちらつく。

 「いつか国のかじ取りを担えるよう研さんを積んでいるつもりだ。今は政治家としての力を高めていく」。小林氏は26日のBS11番組で、総裁選出馬について尋ねられると、肯定も否定もしなかった。

 小林氏は財務官僚出身で、旧民主党政権時に野党だった自民党の公募に応じ政界入り。実務家肌で物腰も柔らかく、党内で敵は少ないと評される。二階派に所属している。

 名前の「鷹」から「コバホーク」とも呼ばれる小林氏が総裁候補と目され始めたのは今春以降。派閥裏金事件で自民批判が渦巻く中、「若手に人材がいることをアピールすべきだ」との党内世論に押し上げられた格好だ。二階派に限らず、選挙に不安を抱える若手からは「党が変わったと思われるチャンス」(茂木派)、「刷新感が大事だ」(安倍派)との期待が高まる。

 ネックは知名度だ。「次の総裁」を尋ねる世論調査では上位から大きく引き離されており、重鎮は「騒いでいるのは永田町だけ。国民はほとんど知らない」と党内外のギャップの存在を指摘する。

 待望論はベテランからも出ており、筆頭格は麻生派の甘利明前幹事長。党の経済安保政策の元締め的存在で、小林氏を「逸材だ」と引き立ててきた。二階派ベテランも「思い切って出ればいい」と話す。ただ党内には「ベテランの影響力を拡大する道具にされかねない」(中堅)と警戒する向きもある。

 小林氏に近い若手は「ベテランに引っ張られるのではなく、中堅・若手で支えられるかがポイントだ」との見方を示した。

26OS5:2024/08/02(金) 23:43:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd0ba889c5b0b3002e196fdba012e30d675045ed
「新顔」「女性」に期待感…総裁選出馬へ推薦20人の確保、高い壁
8/2(金) 23:21配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<4>
(写真:読売新聞)

 総裁選出馬を視野に入れる衆院当選4回生に経験者の言葉は重く響いた。

 「周りから相手にされない状況で挑戦し、その後の政治活動のためになった。ただ、予想以上に厳しいぞ」

 自民党の前経済安全保障相・小林鷹之(49)は23日夜、東京都内の飲食店で総裁選について、前経済産業相の西村康稔(61)からこう説かれた。

 西村は当選3回の46歳だった2009年の総裁選に出馬し、谷垣禎一(79)、河野太郎(61)に及ばず、最下位の3位に終わった。

 小林は西村に「またゆっくり教えてください」と頭を下げた。

 総裁選を巡り、財務官僚出身の政策通で知られ、名前にある「鷹」の英語をもじった「コバホーク」の愛称を持つ小林の動向に注目がにわかに高まっている。

 「ポスト岸田」の顔ぶれに党幹部や総裁選の経験者が並ぶ中、政治資金規正法違反事件でイメージが悪化した党の変化を印象づける「新鮮さ」への期待感が大きいためだ。元環境相の小泉進次郎(43)と「KK対決を実現してほしい」との声も出ている。

 担ごうとする議員は盛り上がっている。

 「小林を応援してくれないか」

 今月中旬、若手参院議員は、小林と同じ12年衆院選の初当選組で茂木派の津島淳(57)から電話でこう依頼された。経済安保政策で小林と連携してきた麻生派の前幹事長・甘利明(74)は小林に「いつでも首相になれる準備をしておけ」と発破をかけている。

リスク
 小林は「いつか日本のかじ取りをという思いを持っている」と公言しつつ、「今回は出るとも出ないとも決めていない」と情勢を注視している。小林にとって出馬は一躍、総裁候補として名乗りを上げられる一方、「使い捨て」にされるリスクもはらんでいる。

 事件をきっかけに派閥の解散は相次いで決まったものの、総裁選に向けては、元の派閥の固まりを維持し、最終的に勝てる候補に乗ろうとする動きが水面下である。個々の議員で動いても、総裁選後の党役員・閣僚人事で影響力を発揮できないとの心理が働くためだ。小林が所属していた二階派も例外ではない。

 閣僚経験者は「派閥の論理がまかり通ると、党に大きな変化は起きにくい」と危惧する。

 前政調会長の萩生田光一(60)は3日夜、都内の焼き肉店で会食した小林にこう忠告した。

 「気をつけた方がいい。今のように党への風向きが悪い時には皆若手を推すが、後になって足を引っ張ることもある」

 小林も「派閥が前面に出るようでは党は終わりだ」と周囲に漏らし、警戒感を強めている。

活発化
 初の女性首相を目指す動きも再び活発化している。

 経済安保相の高市早苗(63)と、元総務相の野田聖子(63)は前回の21年総裁選に続いての出馬に向け、準備に余念がない。

 高市は22年7月の銃撃事件で亡くなった元首相・安倍晋三の路線継承を訴え、党内保守層の支持を足がかりにしたい考えだ。

 昨年11月から自身の勉強会を始め、全国を精力的に回っている。今月28日には、沖縄県糸満市を訪れ、満員近い約600人が集まったホールで、日本の技術力などをテーマに講演した。会場の外では、高市が安倍の命日である8日に合わせて出版した経済安保に関する著書が積み上げられ、ほぼ完売する好評ぶりだった。

 野田は24日夜、前回総裁選で推薦人に名を連ねた国会対策委員長の浜田靖一(68)、政調会長の渡海紀三朗(76)らと都内のホテルの日本料理店に集まった。野田は浜田をハグし、変わらぬ親密さを見せた。

 もっとも、2人は壁にぶち当たっている。高市は前回総裁選で安倍の強力な後押しを受けたが、「独り立ち」を余儀なくされた。勉強会の参加者は毎回十数人にとどまり、総裁選出馬に必要な推薦人20人には届いていない。

 野田も同じ悩みを抱える。前回は元幹事長の二階俊博(85)の協力を得て、「4度目の正直」で20人をかき集めたが、今回はさらに苦労しそうだ。

 浜田は首相で総裁の岸田文雄(67)を支える執行部に身を置いていることを踏まえ、周囲には「今のトップが『また出る』と言えば、野田をやるのは難しい」と漏らした。(敬称略)

27OS5:2024/08/03(土) 09:03:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fb21e8bc198835b8a1da69e6573ef0222760533
小泉氏、総裁選対応を熟慮 菅氏後押し、父・純一郎氏も容認? 
8/3(土) 7:06配信


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時事通信
小泉進次郎 元環境相

 9月に想定される自民党総裁選を巡り、小泉進次郎元環境相(43)が自問自答を繰り返している。

【図解】自民党総裁選で注目される「小石河」3氏

 菅義偉前首相らを中心に小泉氏の出馬に期待する声がある一方、前回総裁選で連携した「小石河連合」は事実上解消。党内情勢をにらみつつ、対応を熟慮する夏となりそうだ。

 父の純一郎元首相は「50歳になるまで総裁選に出るな」と周囲に語っていたとされるが、「本人がやるといったら反対はしない」と容認する姿勢を示したという。ジャーナリストの田原総一朗氏が2日、岸田文雄首相と首相官邸で面会後、記者団に明らかにした。

 小泉氏は先月6日に福島県でのイベント参加後、「すべきことをしっかり考えていきたい」と述べて以降、総裁選に関する表向きの発信を控えている。周辺には「判断にはまだしばらく時間がかかる」と話す。

 党内で最大の後ろ盾と目されるのは菅氏だ。一般ドライバーが乗客を有償で運ぶ「ライドシェア」推進論を共にリードするなど気脈を通じる。菅氏は世論調査で高い支持を集める小泉氏の「刷新」イメージに期待を寄せる。

 もっとも、総裁選出馬に意欲を隠さない石破茂元幹事長も菅氏の支援を得たい考えで、先月に続き会談の機会を模索。小泉、石破両氏が前回総裁選で支持した河野太郎デジタル相も立候補に前向きな姿勢を示しており、「小石河」3氏がライバル関係に転じる可能性がある。

 小泉氏は環境相当時、気候変動対策は「セクシーでなければならない」と述べ物議を醸したことがあり、その力量を不安視する向きもある。党内では衆院当選4回の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)に期待する声もあり、中堅議員は「2人が出れば若手は割れるだろう」と指摘する。

 小泉氏はかねて、43歳で米大統領に就任したジョン・F・ケネディ氏への尊敬の念を口にしてきた。くしくも自身が43歳で迎える総裁選でチャンスをつかみたい本音もうかがえる。最近、周囲に「何が起こるか分からないのが政界だ」と揺れる心情をのぞかせた。

28OS5:2024/08/03(土) 09:07:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8966f37e3826f0d1ec59e7d3302a6137d5ddf500
自民「最大派閥」は草刈り場に…安倍氏亡き後、四分五裂で身動き取れず
8/3(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<5>
(写真:読売新聞)

 真夏日の強い日差しを浴びながら、自民党元総務会長の福田達夫(57)は沈痛な表情を見せた。

 「あなたがいなくなった穴はこの2年間、開きっぱなしで、本当に多くを失ってきました」

 元首相の安倍晋三の三回忌を迎えた7月8日。福田は、安倍派(清和政策研究会)に所属していた中堅・若手約20人で山口県長門市の墓所を訪れ、こう報告した。その言葉には、政治資金規正法違反事件による打撃の大きさと無念さがにじんでいた。

 2000年以降、森喜朗(87)、小泉純一郎(82)、安倍、福田康夫(88)と4人の首相を輩出し、最盛期は100人に達した「最大派閥」は今や見る影もない。

 絶大な存在感を持っていた安倍の死後、派内は混乱を極め、後継の会長も決められない中で、派閥パーティー収入の組織的な不正還流が発覚した。原因究明などの有効な対応は何一つとれないまま、閣僚らは更迭され、派閥解散が決まり、35人が処分を受けた。

プリンス
 安倍亡き後の統制のなさを象徴するかのように、三回忌での行動もまとまりを欠いていた。

 山口に向かった福田らのグループとは別に、処分を受けて離党した元経済産業相の世耕弘成(61)を中心とする参院安倍派の約30人は奈良市の銃撃事件現場に足を運んだ。一方、保守系有志議員でつくる「保守団結の会」で共同代表を務める衆院議員の高鳥修一(63)らは奈良市の霊園で安倍の慰霊碑に献花した。

 派内では、9月に予定される総裁選を控え、四分五裂の状況を危惧し、福田に「ベテラン組と一線を画した新たな固まりを作ってほしい」との期待感が出ている。祖父で元首相の赳夫は安倍派の源流・福田派の創設者だ。父の康夫を首相秘書官として支えた後、政界に入り、当選4回を重ねた福田は「プリンス」として、将来のリーダーと目されている。

 ただ、事件の逆風は依然強く、福田は「今回はおとなしくしておくべきだ」と周囲に漏らし、表だって動くことに慎重な姿勢を崩していない。

「HKT」
 「総裁選は権力争いで甘いものじゃない。軽い気持ちでうろうろするのはマイナスになる」

 7月8日夜、元国土交通政務官の佐々木紀(49)ら中堅・若手約10人が東京都内のホテルの中華料理店で総裁選を見据えた対応を話し合っていると、遅れて顔を出した前政調会長の萩生田光一(60)はこう語り、渋い表情を見せた。

 萩生田は派閥中枢を占めた「5人衆」の1人で、慕う議員が多く、派閥横断的なつながりも持っている。

 茂木派で元官房長官の加藤勝信(68)、二階派で元総務相の武田良太(56)とは菅内閣の閣僚時代から連携を維持し、その頭文字から「HKT」と称される。

 萩生田は首相で党総裁の岸田文雄(67)とひそかに首相公邸で面会を重ねて関係を保ちつつ、HKTを含めて一定の数をどう束ね、影響力を発揮するか、模索を続けている。

 5人衆で前官房長官の松野博一(61)は地元・千葉での活動に専念している。松野の周辺は「官房長官に登用された義理は重い」と指摘し、岸田が再選出馬すれば、支持する可能性が高いと解説した。

悲哀
 派の大勢は、総裁選での支持候補を見定められていないのが実情だ。処分を巡って岸田に恨みを募らす者はいるものの、安倍と折り合いが悪かった元幹事長の石破茂(67)や、デジタル相の河野太郎(61)を敬遠する声も多い。

 閣僚経験者は「清和会は総裁選で各陣営が集票を競う『草刈り場』となり、派閥がなくなった悲哀を実感するだろう」とため息をついた。

 かつて最大派閥として栄華を誇った竹下派(経世会)は、その後の橋本派(平成研究会)時代、会長の橋本竜太郎が2001年総裁選で小泉に敗れたのをきっかけに転落し、清和会が台頭した。

 副総裁の麻生太郎(83)は岸田派を解散する意向をいち早く表明し、安倍派解散の流れを作った岸田について、皮肉交じりに周囲にこう評した。

 「小泉は経世会を壊し、岸田は清和会を壊した」

 次期総裁選は日本のかじ取り役を決めるだけではなく、派閥の栄枯盛衰を映す歴史的な機会ともなる。(敬称略、おわり)

(この連載は、海谷道隆、中田征志、土居宏之、梅本寛之、樋口貴仁、田ノ上達也が担当しました)

29OS5:2024/08/04(日) 18:23:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a773ba8a208fd0b1c5a641b0d09afa4bb116ee5
自民総裁選、二階派の動向に注目…トップ引退表明で結束には陰り
8/4(日) 15:31配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選に向け、二階派にいた議員らの動向に注目が集まっている。派の元幹部は再結集を模索するが、派閥の解散決定や会長だった二階俊博・元幹事長の引退表明で、かつての結束には陰りも見られる。派の元所属議員で総裁候補に浮上している小林鷹之・前経済安全保障相に対する評価も、派内で一致していない。


懇親会参加6割弱
(写真:読売新聞)

 7月29日夜、東京・赤坂の焼き肉店。二階派の事務総長を務めた武田良太・元総務相は、派に所属していた若手議員らに「これからもまとまっていこう」と結束を呼びかけた。武田氏と派の会長代行だった林幹雄・元幹事長代理は、この日を含めて22日、25日、8月1日と計4回、当選回数別などで元所属議員を招いた懇親会を開催した。

 二階派は、二階氏が歴代最長の5年超にわたって幹事長を務めた安倍、菅両政権下で主流派として隆盛を誇ったが、岸田政権では一転して非主流派に甘んじてきた。武田氏らが懇親会を開催するのは「総裁選で結束して力を示し、次の政権での影響力を確保したい」との思惑があるとみられる。

 ただ、二階氏は体調の都合でいずれの懇親会にも欠席した。武田、林両氏以外の出席者は3〜7人にとどまり、4回の合計も20人と、派の解散決定時に所属した38人の6割弱だった。懇親会に参加した議員の一人は、「総裁選では派閥単位ではなく、それぞれの考えで動くべきだ」と語った。

ポスト岸田一致せず
 党内で「ポスト岸田」候補の一角として認知されつつある小林氏は、刷新感を打ち出せる「新顔」として注目されている。所属した二階派内では、小林氏と同じ千葉県選出の林氏が「相当優秀だ」と持ち上げているほか、若手の一部にも推す動きがある。

 一方、武田氏は小林氏の総裁選出馬に慎重とされる。7月29日の懇親会では、次期総裁の資質として「世論の支持が重要だ」と語り、一例として石破茂・元幹事長と小泉進次郎・元環境相の名前を挙げたという。

 武田氏は、総務相として仕えた菅前首相と良好な関係で、7月1日には菅、石破両氏と会食した。小泉氏も菅氏に近く、派内では「武田氏は、菅氏と歩調を合わせることで二階派の影響力拡大を狙っているのではないか」との見方が専らだ。

 小林氏は「派閥の力学だけで総裁が決まると、党の明日はない」と公言しており、総裁選に出馬する場合でも、派閥色が前面に出ない形になることが想定される。派内のベテランには「ほとんど接点がない」と話す議員もおり、小林氏を派の総裁候補として押し上げる機運は乏しい。

 派を率いた二階氏は、総裁選への対応について口を閉ざしている。引退を表明したものの派内には今も慕う議員は多く、「派としての方向性は、二階氏の動き次第で決まるだろう」との声も出ている。

30OS5:2024/08/04(日) 21:49:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a2b7b5c0add02c3a6c5741ea33782d78abb7fd7
岸田首相、総裁再選へ麻生・森山両氏と連携図る 出馬か断念か、決断に影響を与える重鎮
8/4(日) 21:33配信
産経新聞
自民党選対会議であいさつする岸田文雄首相(左)=7月25日午後、党本部(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は9月の自民総裁選に再選を目指して出馬するか断念するか、中央アジア訪問後の今月半ば以降に決めるとみられる。決断に影響を与えそうなのが麻生太郎副総裁と森山裕総務会長の動向だ。首相は党内の一部から「選挙の顔にならない」と撤退圧力を受ける。麻生、森山両氏の支持も離れれば外堀が埋まりかねず、2人と面会を重ね、連携強化を図っている。

首相は2日午後に約1時間、党本部で麻生氏と会談し、党内情勢について話し合った。その6時間後の夜には、石川県出張から帰京した直後の森山氏を約1時間公邸に招いた。「誰が総裁選に出る意向なのだろうか」と質問するなど、総裁選の情勢も話題になった。ただ、首相自身の進退には言及しなかった。

首相は麻生氏と7月25日にも党本部で約50分間、森山氏とは翌26日に官邸で約30分間、2人きりで会っている。総裁の座を狙う茂木敏充幹事長との関係が冷え込む中、麻生、森山両氏との関係強化が際立つ。

■派閥を残した麻生氏

麻生氏は今や党内唯一の派閥領袖(りょうしゅう)だ。パーティー収入不記載事件を受け、岸田派を皮切りに多くの派閥が解散を表明したが、麻生氏は麻生派を存続させ、同派50数人のうち一定数を動かせる。首相は再選のため、自身の旗振りに反した麻生氏に傾斜している。

岸田政権発足以来の首相の後ろ盾の麻生氏は、防衛費増額や反撃能力の保有を例に「安倍(晋三)内閣ではできなかったが、岸田になったら1年でできた」と手腕を認めてきた。

4〜6月、不記載事件の関係議員処分や改正政治資金規正法の法案修正を巡る首相の対応に麻生氏が不満を抱き、溝が生じた。ただ最近は再び首相を評価することがあり、周辺は「首相を担ぐのでは」とみる。

とはいえ、各種世論調査では首相の続投を望まない声が多い。来年改選を迎える参院議員の一人は「首相に引導を渡せるのは麻生さんしかいない」と語る。

■相談相手の森山氏
森山氏は7月26日の記者会見で次期総裁に求める資質を問われ、「国際情勢への理解」と「デフレからの脱却」を挙げた。国民人気を最優先する党内の風潮とは一線を画し、首相の再選支持も選択肢のようだ。

党内で岸田降ろしが表面化した6月には、周囲に「国際情勢がこれだけ大変な時に、岸田首相以上に世界の首脳に顔が利く日本の政治家はいない」と語った。党三役である限り総裁を支える責任があるとも強調している。

首相は政権初期、森山氏を非主流派として扱ったが、じきに「誠実に働いてくれる仕事師」(首相周辺)として頼った。不記載議員処分や改正規正法修正で党内の意見が割れた際、最も相談し、意見を聞き入れた相手は森山氏だった。

この重鎮2人以外に、首相の再選のため自民議員らとの調整を担える実力者はあまり見当たらない。バイデン米大統領はペロシ元下院議長ら民主党重鎮の支持が離れて外堀が埋まり、選挙戦撤退を決断した。(田中一世)

31OS5:2024/08/04(日) 22:42:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/7337f6f2e2614d39dcc1c8b29234612a88c231cb
「ポスト岸田」窮地の上川外相…米兵事件巡り与野党批判「女性首相の目はない」
7/31(水) 20:20配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂

 岸田文雄首相が解散を表明した派閥出身で「ポスト岸田」の有力候補とされる上川陽子外相が窮地に立たされている。日米両政府が1997年に合意した在日米軍による事件・事故の通報手続きについて「詳細は把握していなかった」と認めた発言が波紋を呼んでいるからだ。上川氏は迅速に報告を受けたと説明しており、通報を適切に指示できなかった可能性が浮上。野党は辞任要求を突きつけ、与党内からも「初の女性首相の目はない」と突き放す声が上がる。


 97年合意では米軍絡みの事件・事故は米軍→外務省→防衛省→県や市町村へと速やかに通報して情報共有を図ることを定める。在沖縄米兵による性的暴行事件を扱った30日の参院外交防衛委員会の閉会中審査で、情報共有ルートは「詳細を把握していなかった」と明かした上川氏は「問題になった段階でフレームワークの流れを把握した」と釈明に追われた。

 野党は「監督責任を果たせず外相の資格がない」(立憲民主党の小西洋之氏)と辞任を直接要求。同委員会の委員である立民の水野素子氏(参院神奈川選挙区)は同日、相模原市の街頭演説で「上川氏は与野党議員の追及を逃げて、全く反省や改善の空気はなかった」と外相の資質を問うた。

 与党からも説明責任を果たさない姿勢に疑問の声が漏れる。上川氏は同日の衆院安全保障委員会の閉会中審査で「非公表の事案との捜査当局の判断を踏まえ、事務方で対応し、防衛省に情報を提供しなかった」と釈明。これに「大臣として重要な手続きを把握しないだけでなく、自ら判断すら下せないのか」(自民の中堅議員)と不満が高まる。 

神奈川新聞社

32OS5:2024/08/05(月) 18:13:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c11df08fc7c5a21ffcfd2771cc94c5e2b344739
「小石河」が「河小石」に? 自民党総裁選、関係複雑化で小泉氏の仲介期待も
8/5(月) 17:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
横浜市内の企業を視察し意見を交わす(左から)小泉氏、星野氏、古川氏、三谷氏=7月29日

 前回の自民党総裁選では河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)の勝利を目標に結束した小泉進次郎元環境相(11区)と石破茂元幹事長の三者だが、「小石河連合」といわれる関係がここに来て複雑化してきた。河野氏に続き石破氏が出馬に意欲を示し、対決の可能性が出てきたからだ。両氏とも支援を望んで小泉氏との接触を模索する「河小石」の構図。間に立つ格好の小泉氏の出馬を促す機運も党内にはあり、秋の総裁選では3人が並び立つ可能性も取り沙汰される。

【写真で見る】「小石河連合」が討論会

 「小石河連合」の複雑化を促したのは、3氏が頼みとする菅義偉前首相(2区)が進めた脱派閥の動きだ。派閥裏金事件の打開策として岸田文雄首相が丸のみし、麻生太郎副総裁の派閥を除く各派が解散、もしくは解散手続きに入っている。議員への縛りがなくなったことで、総裁選出馬に必要な推薦人(国会議員20人)の確保も容易となった格好だ。

 前回の総裁選で石破氏が河野氏支援に回ったのも「推薦人集めで見通しが立たなかった」(自民幹部)のが一因とされる。今回は総裁選の日程も決まっていない7月27日の地元・鳥取の県連大会で事実上の出馬表明を行ったが、「自力での20人確保のめどが立ったのではないか」(同)との見方がもっぱらだ。

 菅氏に近い中堅議員は「菅さんが進めた脱派閥が小石河関係の複雑化につながるとしたら皮肉」と漏らすが、「出たい人が挑戦するのが総裁選本来の姿。世間から乱立と批判されようが、どんどん出て党の再生や政策を訴えればいい」と話した。

 ただ、前回総裁選で岸田首相に敗れた非主流派議員たちからすれば結果として現職の再選を利する事態は避けたいところだ。二階俊博元幹事長の旧派閥に所属していたベテラン議員は「40代で先がある小泉さんにここでは仲介役に回ってもらい、石破さんと河野さんの一本化を模索してほしい」との期待を明かした。

神奈川新聞社

33OS5:2024/08/06(火) 07:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1ff4f619e9cba6d58d9969556c915d60fbea6b6
株価暴落、岸田首相に逆風 総裁再選戦略に影響も
8/6(火) 7:06配信

時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=5日午前、東京・永田町

 9月に想定される自民党総裁選で再選を目指す岸田文雄首相(党総裁)に新たな懸念材料が浮上した。

【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移

 下落傾向を示していた日経平均株価が5日に暴落。首相への逆風は避けられないとみられ、株高や賃上げを追い風に再選を引き寄せる首相のもくろみは再考を迫られそうだ。首相は最近、総裁選をにらんだ動きを活発化させており、お盆明けにも意向を表明するとみられるが、再選戦略は描き切れていない。

 「冷静に判断していくことが重要だ」。林芳正官房長官は5日夕、株価の急落を受け、首相官邸で記者団に危機感をあらわにした。

 首相は今月に入り、鈴木俊一財務相、麻生太郎副総裁、林長官らと個別に会談。森山裕総務会長とは2日に続いて5日も面会し、昼食を共にした。いずれも首相が再選を目指す上でのキーパーソンで、政権幹部は「最終判断は遠くない。首相は総裁選に出る」との見方を示す。

 政府・自民関係者の間には、首相は9〜12日の中央アジア・モンゴル歴訪後に最終判断するとの見方が広がる。先月末、岸田派若手が総裁選への対応を尋ねると、首相は「もう少しで盛り上がってくるんじゃないか」と応じてみせた。

 もっとも、派閥裏金事件を巡る世論の批判はなお強く、内閣支持率は低迷を続ける。このため、首相が「頼みの綱」にするのが、7月に日経平均株価が4万2000円超の史上最高値を付けるなどした「経済の好循環」だった。しかし、日経平均は5日に史上最大の下げ幅を記録。首相に近い党幹部は「これはまずい。推移を見る必要がある」と衝撃を隠さなかった。

 日銀は金融政策の正常化や円安是正に向けて利上げに動いており、株価の動向は不透明さを増している。一方、岸田政権は「資産所得倍増」を掲げて少額投資非課税制度(NISA)拡充などを推進してきた経緯があり、株価の下落は以前より国民の懐に響きやすくなっているとの見方がある。

 政府関係者は「これまでの経済政策のひずみが出てくる」と指摘。自民の中堅は「この状況は首相にプラスにはならない」との見方を示した。同党の閣僚経験者は「政権への打撃は避けられない」と語った。

34OS5:2024/08/06(火) 21:18:06
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/452391
[自民党総裁選]青山繁晴参院議員(比例代表)が出馬の意向 新潟市西区の講演で岸田政権を批判「総裁選で変われなければ日本おしまい」
2024/8/3 20:00
自民党総裁選に出馬する意向を示した青山繁晴参院議員=8月3日、新潟市西区

 自民党の青山繁晴参院議員(比例代表)は8月3日、新潟市西区で講演し、9月に行われる自民党総裁選に出馬する意向を明言した。立候補に必要な推薦人20人を集めたいとした。

 自民の細田健一衆院議員(旧新潟2区)の国政報告会で発言した。青山氏は拉致問題の進展がないことや電気代の高騰を挙げて、岸田政権を批判。「野党に政権担当能力はない。総裁選で変われなければ日本はおしまいだ」と主張した。参院から首相が誕生し...

35OS5:2024/08/07(水) 16:08:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6fa89e4b214a6811be31e9d3c46e9b1429cf840
自民・木村次郎議員が威圧的言動 元秘書「繰り返しパワハラ」訴え
8/7(水) 15:56配信

共同通信
 自民党の木村次郎衆院議員(56)=青森3区=の元私設秘書の男性(46)が在職中に木村氏からパワハラを繰り返し受けたと訴え、木村氏は7日、威圧的言動など一部を認めて「深く反省している」とするコメントを発表した。

 男性は今年7月8日に採用され、青森県弘前市の事務所で勤務。ストレスによる体調不良で5日間で退職したという。

 男性によると、木村氏は男性が運転する車に乗った際、赤信号で「行ってしまえ。時間がもったいない」と強要した。次期衆院選の他党候補予定者のポスターを見かけた際は、運転しながら撮影するよう指示。運転席を後部からたたいたこともあったとしている。

 男性は6日に青森県庁で記者会見。秘書が何人も退職していると指摘した上で「一番の原因は、木村氏の高圧的かつ個人の尊厳を軽視した態度にある」と訴えた。

 一方、木村氏は7日、信号無視などについて「道交法違反を教唆する指示はしていない」と書面で反論。運転席の殴打なども否定した。ただ「一部行きすぎた言動があったのは事実だ」とも説明した。

36OS5:2024/08/07(水) 16:56:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/05cd257379562eddb106c1b30d6dd593e901e7db
「政策では間違っていない」 麻生氏、岸田首相を評価 森山氏と会食
8/6(火) 22:55配信


毎日新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 自民党の麻生太郎副総裁と森山裕総務会長は6日夜、東京都内の日本料理店で会食した。9月の総裁選に岸田文雄首相が出馬意欲をにじませる中、対応を協議したとみられる。

 会食には麻生派の井上信治幹事長代理と、解散した森山派の坂本哲志農相が同席。関係者によると麻生氏は首相が防衛費の大幅増を実現したことなどを挙げて「政策では間違ったことはしていない。安倍晋三元首相が計画して難しいと思ったことでもしっかり結果を出している」と評価したという。

37OS5:2024/08/08(木) 22:58:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b7c047f0ab11ccf41fa13caf8d66e8e7afaebcf
麻生派はもはや「支えない閣」? 3閣僚が相次ぎパーティー、見限りの臆測も
8/8(木) 21:20配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂(資料写真)

 岸田文雄内閣の3閣僚が相次ぎ政治資金パーティーを開いた。このうち麻生太郎・自民党副総裁の派閥ナンバー2でもある鈴木俊一財務相は地元岩手で今月3日に開催。「大臣規範」は在任中の大規模パーティー自粛を定めているが、有名無実化の実態が露呈している。

 ほかに開催した武見敬三厚生労働相、松本剛明総務相はいずれも麻生派。内閣の評判低下につながるパーティーの開催が野放し状態となっており、党内には「麻生氏が岸田総理を見限った。もはや『支えない閣』だ」(自民幹部)との臆測が広がっている。

 共同通信などの報道によると、鈴木氏のパーティーは年2回程度開催している「政経セミナー」で会費は1万円。党岩手県連関係者ら約250人が出席し鈴木氏が約1時間にわたり講演した。その後に懇親会も行われたという。鈴木財務相は8日の閣議後記者会見で「違法でもなければ脱法でもない」と開催を認めた。

 7月30日には同県選出の広瀬めぐみ参院議員が公設秘書の給与をだまし取った疑いで東京地検特捜部の強制捜査を受け自民を離党した。一方、金融市場では政策金利引き上げを巡って動揺が広がり、鈴木財務相ら政府側の説明責任が問われている。そんな中でのパーティー開催に自民のベテラン議員は「下り坂政権ならではの最悪の巡り合わせ」とあきらめ顔だ。

神奈川新聞社

38OS5:2024/08/09(金) 01:07:28
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2024080801002501.html
政府、首相外遊の可否検討 南海トラフ関連調査で
2024/08/08 20:51共同通信

政府、首相外遊の可否検討 南海トラフ関連調査で

南海トラフ地震に関し、記者団の取材に応じる岸田首相=8日午後8時5分、首相官邸

(共同通信)

 政府は8日、南海トラフ巨大地震の注意情報発表を受け、岸田文雄首相が9日に予定している長崎での平和祈念式典への出席と、中央アジア、モンゴル歴訪の可否の検討に入った。林芳正官房長官が8日夜の臨時記者会見で明らかにした。

 首相は官邸で記者団に「政府として南海トラフ地震への警戒態勢を構築しているところだ。それらの状況を踏まえて適切に判断したい」と述べた。

 首相の外遊は、林氏が8日午前の定例会見で発表した。9〜12日の日程でカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴルを訪れる予定。カザフスタンでは、中央アジア5カ国との初の首脳会合を開催。

39OS5:2024/08/10(土) 07:42:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b4f4fc6a518ccd3dbfef493fb6705ad16840bab
菅 vs 麻生の「元総理バトル」が激化…「自民党のドン」をめぐる大戦争が始まった!
8/10(土) 7:00配信


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現代ビジネス
「ポスト岸田」をめぐる総裁選
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9月に予定される自民党総裁だが、なかなか「本命」が決まらない。岸田文雄首相は続投する意欲満々だが、世論調査での数字がいまいちだ。たとえば8月のJNNの世論調査では、内閣支持率は31%と前月比4.1ポイント上昇し、不支持率は66.4%と5.1ポイント減少して改善を見せたが、「次期総裁選で岸田首相は交代した方が良い」との回答が7割を占めた。

【一覧】「次の総選挙」で落選する「裏ガネ議員」の全実名…!

一方で「次の自民党総裁に相応しい国会議員」としては、各調査ともに石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境大臣と河野太郎デジタル大臣の名前が上位を占める。このうち石破氏と河野氏は次期総裁選に意欲を示しているようだ。もし出馬すれば、石破氏にとって5度目、河野氏にとって3度目の挑戦になるが、勝利への道はやはり遠いといえるだろう。自民党総裁選は議員票が鍵となるからだ。

民主党から政権奪還を目指して行われた2012年の総裁選では、石破氏は165票の党員算定票を獲得。安倍晋三元首相らを押さえて1位になったが、過半数を制するに至らず、議員票のみで行われた決戦投票で89票しか獲得できなかった石破氏は、108票を得た安倍元首相に敗退した。

2021年の総裁選で河野氏が獲得した党員票は169票と、岸田首相より59票も多かった。しかし河野氏は議員票を86票しか得ることができず、146票を獲得した岸田首相はもちろん、114票を獲得した高市早苗経済安全保障担当大臣よりも少なかった。

キングメーカー同士の戦い
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このように自民党総裁選で勝つためには、党内でいかに支持を集めるかが重要になる。そのためには強力な後ろ盾が必要だ。たとえば2021年の総裁選で2名の女性候補が出馬できたのは、高市氏には安倍元首相の支援があり、野田聖子元総務大臣には二階派から推薦人が「貸し出された」ためだった。

当時はほぼ派閥を単位にして票読みが行われたが、昨年末の「政治とカネ問題」を契機に派閥は解消され、麻生派と茂木派のみ政策集団として存続している。

そして54名の麻生派を率いる麻生太郎副総裁はキングメーカーの座を狙い、45名(衆参両議長を除く)の平成研を率いる茂木敏充幹事長は次期総裁の座を狙う。いずれも岸田首相が就任時に設定したガバナンコードにより次期総裁選後には現在の党の役職に留まることはできないが、残されたチャンスを生かすべく蠢(うごめ)いている。

キングメーカーとしての麻生氏の「持ち駒」は、副総裁として支える岸田首相と麻生派所属の河野氏だ。ただし河野氏は岸田内閣の現職閣僚であるため、すぐさま次期総裁選に出馬表明することは難しいだろう。

その河野氏が麻生派を離脱してくれるのを望んでいるのが、麻生氏と同様に「総理経験者」である菅義偉前首相だ。

安倍政権ではトロイカ体制を組んでいた麻生氏と菅氏だが、菅政権末期の2021年9月に政権浮揚策として麻生氏に河野氏の党役員登用をもちかけたところ、「お前と一緒に河野を沈めるわけにはいかねえ」と断られたことから、2人の関係はいまいちしっくりいっていないと言われている。また派閥を温存させている麻生氏に対し、菅氏は派閥を造らないという政治スタイルを堅持するなど、共通点はあまりない。

ただ「(自分の)首相への再登板はない」と述べる菅氏だが、キングメーカーへの野心は捨てていない。「菅さんは派閥を持たないが、一定数の側近がいる。彼らにポストを与えなければならないから、しっかり見極めたいのだろう」と、ある自民党関係者は語る。

40OS5:2024/08/10(土) 07:43:10
「小泉進次郎」という切り札
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その菅氏が将来の総裁候補と考えていると言われるのが、同じ神奈川県連に所属する河野氏や小泉氏で、菅政権で官房長官を務めた加藤勝信氏についても「仕事をきちんとする人」と好意的だ。

石破氏についても、菅氏は「期待できる方だ」と高評価。7月1日には武田良太元総務大臣と3人で会食するなど、接近を図っていた。

しかも石破氏が麻生氏とあまり関係が良くない事実も、菅氏にとって都合が良い。問題はただひとつ、石破氏が当選するのかどうかという点だ。

前述の自民党関係者は、「石破さんが当選する可能性が高ければ、菅さんは石破さんに乗るだろう」と断言する。一方で石破氏の態度はまだ不鮮明だが、石破氏に近い人は「石破さんは自分からあえて本心を言い出す人ではない、他の人から請われて出馬したいのだ」と説明。お盆に地元で支持者に出馬を請われることになっているようだが、それまでは菅氏と石破氏は両すくみの状態だ。

もっとも菅氏には「小泉進次郎」というカードもある。2009年の衆院選で初当選して以来、小泉氏は自民党のスターとして育てられてきた。最近では「50歳までは総裁選に出るな」と言っていた父・純一郎氏が態度を和らげたとの話も聞こえてくるが、だからといってまだ43歳の小泉氏を、慌てて出馬させる必要もないだろう。「持ち駒」を使い分けることも、キングメーカーの醍醐味といえるだろう。

次期総裁選は2人のキングメーカーの戦いでもある。その勝利は自民党で最高権力を握るということを意味し、日本を支配できるということだ。ただし次期衆院選で負けることは許されない。最大のネックとなる「政治とカネ」問題は、いつになったら解消されるのか。

さらに関連記事『【完全予測】「次の総選挙」で落選する「裏ガネ議員」全実名を大公開…!』では、次の総選挙で落選しうる「裏ガネ議員」たちを実名で予測している。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

41OS5:2024/08/11(日) 06:35:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/76773514e99cdff68e16b96a786bf45142f576a2
異例の歴訪中止、総裁選も意識 出発1時間40分前、岸田首相決断
8/10(土) 7:05配信



時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9日午後、東京・永田町

 岸田文雄首相は9日から予定していた中央アジア歴訪を急きょ取りやめた。

 南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出たことで、その備えを優先したためだが、9月に予定される自民党総裁選に影響が及ぶのを避ける狙いもあったもよう。異例の「ドタキャン」に政府内は混乱した。

【ひと目でわかる】南海トラフ巨大地震(半割れ)のイメージ

 「念には念を入れ、1週間程度は国内にとどまり、政府の対応や情報の発信に万全を期すべきだと判断した」。首相は長崎市での記者会見で、今回の訪問を中止する理由についてこう説明した。

 当初、12日までの日程でカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴルを訪れる予定だった。長崎の平和祈念式典に参列後、長崎空港を午後3時ごろにたつことにしていた。

 だが、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が8日午後に発生。気象庁が初めて南海トラフ地震臨時情報を発表すると、状況が一変した。首相は歴訪の可否について判断を迫られた。

 8日夜の段階で、首相は記者団に「適切に判断したい」と述べるにとどめた。自民党幹部には、長崎滞在中に決めると電話で伝えた。

 長崎には9日午前9時ごろに着いたが、11時すぎの林芳正官房長官の会見では発表されず、首相が取りやめを会見の場で公表したのは午後1時20分ごろ。出発予定時刻の1時間40分前だった。

 決断が遅れたのは、歴訪の可能性をぎりぎりまで探ったためだ。カザフで開く中央アジア5カ国との初の首脳会合には、この地域に強い影響力を持つロシアや中国をけん制する狙いがあった。首相周辺も8日夜、「中ロのどちらかに寄らないでほしいと首相自ら伝えることに意味がある」と力説していた。

 最終的に南海トラフ地震への備えを優先したのは、総裁選を意識したためとみられる。気象庁は今後1週間、巨大地震に注意するよう呼び掛けた。首相の不在中に発生すれば、「危機管理の最高責任者」として批判される可能性が高い。

 政府筋は「世論を恐れたのだろう」との見方を示す。ある岸田派幹部は「失点の材料をつくらないことだ」と語り、首相の判断に理解を示した。

 中止発表を受け、首相に同行するため長崎空港で待機していた外務省関係者には戸惑いの声が広がった。幹部の一人は「急に決まった。そうでなければ、こんなに大挙してここまで来ない」と肩を落とした。


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