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第50回衆議院議員総選挙(任期満了2025年)スレ
1
:
名無しさん
:2022/03/06(日) 16:41:15
第49回総選挙(2021年)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1512569557/l50
第48回総選挙(2017年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/l50
第47回総選挙(2014年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1364563920/l50
第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50
第45回総選挙(2009年)
その2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30
第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30
3119
:
OS5
:2024/11/25(月) 21:08:00
連合に推薦されていない、立憲・国民・社民の候補者
https://www.jtuc-rengo.or.jp/senkyo/50th_shugiin/syo-senkyoku/index.html
#tokyo
■立国分裂
秋田3区 小川幾代(立憲) 村岡敏英(国民)小
千葉5区 矢崎堅太郎(立憲)小 岡野純子(国民)復
神奈川18区宗野創(立憲)小 西岡義高(国民)復
東京3区 阿部祐美子(立憲)復 奥本有里(国民) (連合東京は阿部を支援)
東京24区 有田芳生(立憲)復 浦川祐輔(国民)
東京28区 高松智之(立憲)小 奥村祥大(国民)
東京29区 木村剛司(立憲) 樽井良和(国民)
石川1区 荒井淳志(立憲) 小竹凱(国民)復
愛知16区 松田功 (立憲)復 福田徹 (国民)小
岡山1区 原田謙介(立憲) 佐々木雄司(国民)
山口1区 坂本史子(立憲) 野田陽志(国民)
補足
神奈川19区
佐藤喬(立民)推薦されず 小
深作ヘスス(国民)推薦された 復
愛媛1区
香曽我部慶教(立民)推薦されず
石井智恵(国民)推薦された 復
■社民党関係
千葉6区 安藤じゅん子(立憲)小 原田義康(社民) (ともに推薦されず)
神奈川15区 佐々木克己
愛知6区 大西雅人 前田雄吉(無所属)との分裂区
大阪9区 長崎由美子
福岡1区 丸尾圭祐(立憲) 村田峻一(社民) 丸尾のみ推薦
福岡11区 志岐玲子
熊本3区 橋村りか
補足
鹿児島4区山内光典 沖縄2区新垣邦男小 は推薦された
■カカシ
群馬4区 山田博規(立憲)
神奈川2区 柳家東三楼(立憲)
静岡5区 外山和之(立憲)
和歌山2区 新古祐子(立憲)
香川3区 大岡弘美(立憲)
■共産との連携?(共産擁立してない)
群馬3区 長谷川嘉一(立憲)復 21年推薦取り消し
神奈川17区 佐々木奈保美(立憲)復
東京5区 手塚仁雄(立憲)小
東京21区 大河原雅子(立憲)小
東京27区 長妻昭(立憲)小
愛知10区 藤原規眞(立憲) 小
山口2区 平岡秀夫(立憲)小
■無所属議員
茨城1区 福島伸享 小
茨城7区 中村勇太 小
東京26区 松原仁 小 (連合東京支持)
福岡9区 緒方林太郎 小
大分1区 吉良州司 小
*京都4区北神圭朗は推薦された
■不明
埼玉11区島田誠(立憲)
神奈川8区江田憲司(立憲) 小
神奈川20区大塚小百合(立憲)小 連合神奈川は支持
東京7区松尾明弘(立憲)小 22年参院選では推薦 連合東京は推薦
東京15区酒井菜摘(立憲) 小 補欠選で共産が支援したから?
東京20区大西健太郎(国民)
東京30区五十嵐衣里(立憲) 小
静岡1区高橋美穂(立憲)
兵庫1区井坂信彦(立憲) 小 連合兵庫は支持
3120
:
OS5
:2024/11/25(月) 21:56:35
当選回数は24年当選を数えてない数字
■高齢議員(1954年以前生まれ)
193902二階俊博13 ■引退■
194009麻生太郎14 □当選□
194104衛藤征士郎13 ●落選● 保守分裂(広瀬建 広瀬勝貞元知事の次男)
194309江崎鉄磨8 ■引退■
194401額賀福志郎13 □当選□
194403奥野信亮6 ■引退■
194504森山裕7 □当選□
194509平沢勝栄9 □当選□ (非公認)
194608大西英男4 ■引退■
194701林幹雄10 ■引退■
194701今村雅弘9 ■引退■
194708八木哲也4 ●落選●
194802渡海紀三朗10 □当選□
194808吉野正芳8 ■引退■
194901田中和徳9 □当選□
194808平口洋5 □当選□
194808森英介11 □当選□
194811伊東良孝5 □当選□ 比例単独(鈴木貴子が北海道7区出馬)
194812菅義偉9 □当選□
194908甘利明13 ●落選●
194910金田勝年5 ■引退■
194912桜田義孝8 ■引退■
195001遠藤利明9 □当選□
195002山口俊一11 □当選□
195202塩谷立10 ■引退■
195009小島敏文4 ●落選●
195008渡辺博道8 ●落選●
195011坂本哲志7 □当選□
195103根本匠9 ●引退●
===24年10月時点73歳ライン==========
195201谷公一7 □当選□
195202土屋品子8 □当選□
195204石田真敏8 □当選□ 比例単独(減員)
195205村上誠一郎12 □当選□ 比例単独(減員)
195205山本有二11 ●落選● 比例下位
195206佐藤勉9 △復活△
195209小泉龍司7 □当選□
195211古屋圭司11 □当選□
195303上川陽子7 □当選□
195304鈴木俊一10 □当選□
195305伊藤信太郎7 ●落選● 重複なし
195405下村博文9 ●落選● 非公認
195311船田元13 □当選□
195312永岡桂子6 △復活△
195312盛山正仁5 ●落選●
195401田所嘉徳4 △復活△
195406逢沢一郎12 □当選□
195408西銘恒三郎6 □当選□
195410山口壯7 □当選□
■55年以降生まれで当選回数10回以上
195510茂木敏充10
195510浜田靖一10
195702石破茂12
195707岸田文雄10
195710中谷元 11
196009野田聖子10
■立憲民主党当選回数が8回以上
194205小沢一郎18回
194610菅直人14回 ■引退■
194804阿部知子8回
194902海江田万里8回
194904中村喜四郎15回 ■引退■
195006中川正春9回 ■引退■
195307岡田克也11回
195612大島敦8回
195805近藤昭一9回
195907原口一博9回
196006長妻昭8回
196112渡辺周9回
196201安住淳9回
196201山井和則8回
196405玄葉光一郎10回
196405枝野幸男10回
197407泉健太8回
3121
:
OS5
:2024/11/26(火) 08:00:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3841945515618dbe6abae20d77308fde63aef83
【独自】「国民民主党は約束を破った」衆院選・岡山1区候補者が暴露する“公認トラブル”「私は票の掘り起こしに利用された」
11/26(火) 6:00配信
SmartFLASH
都内バーでの密会の翌日10月31日に多くの報道陣に対して“ぶらさがり取材”に応じた玉木氏。「103万円の壁」解消を掲げて、注目を集めている(写真・長谷川 新)
10月27日の衆院選で躍進を遂げた国民民主党。全国で42人の候補者を擁立し28議席を獲得した。
一方で、14人が落選し涙を飲んだ。そのうちの一人だったのが、岡山1区から立候補した佐々木雄司氏(54)だ。佐々木氏は小選挙区だけでなく比例での重複立候補だったが、ともに議席には届かなかった。だが、この佐々木氏をめぐってあるトラブルが起こっているという。国民民主党関係者はこう話す。
「選挙後、佐々木氏と党の間で『立候補者に関しての約束が違う』と大喧嘩になっているというのです。選挙後1か月近く経った今でも解決していません。党内でも問題になりつつありますが、一体、何があったのか……」
このトラブルの真相を聞くべく岡山に本誌が向かうと、佐々木氏はトラブルの事実を認め、「党から事前に聞いていた内容と、あまりに話が違う」と怒りを込めて“大躍進”の裏側を赤裸々に暴露した。佐々木氏の言い分はこうだ。
「私は党に騙されて立候補させられたのです。小選挙区では勝てないことはわかっていましたから、比例の票を岡山で掘り起こすために利用されただけでした。
当初、党からは『比例中国ブロックの国民民主の候補者は佐々木さん一人だ』と言われていたんです。『中国ブロックで比例の議席を獲得できれば佐々木さんの議席になるから、岡山から立候補してほしい』と。その約束を反故にされたのです」
実際、国民民主は中国ブロックの比例代表で1議席を獲得した。だが、当選したのは佐々木氏ではなく広島2区から立候補した福田玄氏だった。
もともと佐々木氏は岡山県赤磐市の市会議員を3期務めてきた。その後、2023年の統一地方選で岡山県議会選挙に挑戦したものの自民党の候補に敗れ、今後どうするかを思案していたという。
「そんな時、2023年4月に国民民主関係者から『次の衆院選に出て欲しい』と言われたのです。党の岡山県連の人間が、先に言った約束をしてくれて、『現在の党の地力なら、比例で一人は当選できるはず。佐々木さんは立候補さえしてくれれば、当選は間違いない』と言われました。ついに衆院議員になることができると思い、私は要請を受けることにしたのです」
だが、この「中国ブロックは佐々木氏しか立てない」という約束は、早い段階から雲行きが怪しくなった。2023年12月に広島に一人立てるといわれ、これに佐々木氏が反発すると、いったんその話は流れた。さらに翌年の2月に山口に立てるといわれ、「佐々木さん一人だけでは国民民主党の票を掘り起こせない」との説得に渋々応じ、これを容認した。
党の手のひら返しはまだ続いた。党はもう一度、広島での候補者擁立に動いたのだ。
「今年7月になって、昨年12月とは別の人物を擁立すると言い出したのです。これには『いや、それは約束が違います。私は降ります』と言いました。私が取りやめを伝えた党の川合孝典幹事長代行は『まだ確定ではない。検討しなおす』とお茶を濁していました。そしてそれ以降連絡はなかった。私は当然、当初の約束が守られたものだと思ったのです。
そうこうするうちに、いよいよ解散濃厚となり、10月4日から選挙態勢に入っていきました。事務所も借りて『さあ、これから!』と思っていたのですが……」
事件は起こった。流れたとばかり思っていた広島での候補者の存在を佐々木さんが知ったのは、すでに出馬のための供託金を支払った後だった。
「10月9日、Yahooニュースで、“国民民主党が広島2区に候補者を擁立する”というニュースを見て、初めてその事実を知ったんです。もう引き返せない状態にありました。これは党に騙されたと思いました」
この“裏切り”は、単に「候補者を黙って立てられた」というだけの話ではないという。
結果的に、国民民主党の中国ブロックで立候補したのは佐々木氏、広島2区に立った福田玄氏、そして山口1区に立った野田陽志(きよし)氏の3人だ。比例で議席を獲得した場合に当選するのは、小選挙区で当選した候補者にどれだけ近づけたかを示す「惜敗率」が高かった候補者。しかし、特に岡山1区と広島2区では、事情が大きく異なっていたという。佐々木氏が続ける。
3122
:
OS5
:2024/11/26(火) 08:00:20
「広島2区には立憲民主党の候補者がおらず、事実上、自民候補と福田氏の一騎打ち。しかも、同区では立憲は国民民主の応援に回ることが決まっていました。当然、福田氏は自民候補に大きく迫るわけですから、惜敗率も高くなる。
一方、私が出た岡山1区は、そもそも自民の大物議員・逢沢一郎氏の地元ですから、選挙区ではまず勝ち目がありません。しかも立憲の候補者もおり、票を食い合っている状態。これでは、私の惜敗率が広島2区を上回る可能性はほとんどありませんでした」
佐々木氏が当選できる可能性は、選挙戦に突入する前にほぼ消滅していたと言ってよかった。この状況を知った佐々木氏は茫然としたという。
「私は何のために戦っているのかわからなくなりました。どれだけ岡山で頑張っても小選挙区では私が当選できる可能性はなく、残されたのは、国民民主のためにどれだけ票を掘り起こせるかだけでした。『そんなことをするために立候補したのではない』『当初の話とは全く違うじゃないか』と、激しく怒りを感じながら選挙戦を戦わなければいけなかったのです」
実際、党の熱量も低かったという。玉木雄一郎代表は選挙中に岡山に応援に訪れたが、演説に立ったのはわずか10分ほど。しかも遅刻してきたという。あまりのやる気のなさに、佐々木氏の熱意は削がれた。
結果、佐々木氏は小選挙区で3位。中国ブロックで獲得した国民民主の比例区の議席1議席は、惜敗率により広島2区の福田氏に譲り渡した。
失意に暮れる佐々木氏は、選挙後、更なるトラブルに見舞われているという。
「出馬時に党に預けた供託金300万円が、党から返還されていないのです。供託金は一定の票数を獲得すれば返還される仕組みになっており、私も返還の対象です。
しかし、党は『ポスター代など、佐々木さんの選挙に使ったお金が340万円ある。そのうちの一部は、佐々木さんに返済して頂くことになる。この佐々木さんの返済に、預かった300万円を充てるので、供託金は返還できない』というのです。しかし、そもそも供託金は返還されるべきものですから、まずは返してくれと。そのうえで、選挙資金はきっちり清算しますと言っているのです。それでも党は聞く耳を持ってくれません。
さらに、国民民主の取り決めで選挙終了をもって支部事務所は消滅することになっているそうです。それを根拠に、10月28日以降は支部事務所は存在していないことになるらしく、毎月15日に振り込まれる支部事務所経費も11月には振り込まれず、11月度の家賃や経費は私の持ち出しになるとのことでした。しかし、10月に発生した人件費や電気代などの経費の支払いが11月になる場合もあり、岡山県連と話した結果、10月に発生した経費は県連で支払うことになっていますが……。11月1日から現在までに発生している家賃や光熱水費については、どうするのかいまだに決まっていません」
本誌は、佐々木氏が訴えたトラブルについて国民民主党に質問状を送付した。国民民主党の言い分はこうだ。まず、広島2区に候補者を立てたことについては、以下の回答を得た。
《本年2月に開催した党大会において「比例ブロックにおける獲得議席を最大化するためにも、地域事情等を勘案しつつ党公認内定予定候補者の積極的な擁立を進めます。」との方針を確認しております。特定のブロックにおいて選挙区候補者を1名のみとする取り決めは、上記党大会で確認した方針に明確に反するものでありますから、かかる取り決めがお約束されたとは考えられないと認識しております》
さらに供託金の返還については、《佐々木雄司さんの選挙運動費用については、法令に則り適切に報告するため、同人と岡山県連との間で話し合いが行われていると聞いております》とのみの回答。
支部の取り潰しに関しては、《今般の衆院選に出馬され惜しくも落選されてしまわれた元候補者の方々についての今後の国政選挙その他の選挙での公認等の取扱いについては、党内規則に則り決定されることとなります。なお、仮に次期選挙で公認等を行わない場合、現在の党総支部は暫定総支部とするか廃止するかいずれかの措置がとられることとなります》とその正当性について言及した。
佐々木氏の主張を党は否定したわけだが、佐々木氏はこう反論する。
「候補者についての約束について、私は党大会より以前の、2023年8月14日に榛葉賀津也幹事長と、川合孝典幹事長代行の言質を取っています。しかし、党大会の表明後、両名より約束の変更について話は一切ありませんでしたから、この日に交わした両氏との約束は生きていると考えます。選挙の責任を持つ党幹事長と幹事長代行の約束の重みは大きいと思います」
11月20日、榛葉幹事長は、玉木代表の不倫を受けた進退について「いたずらに撤退すればよいということではない」と述べている。その裏では、佐々木氏のように“撤退”を強いられた存在があったのだ。
3123
:
OS5
:2024/11/26(火) 16:15:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ee712e7de2898f63df48c2bdf5453b190f0c42f
「比例は共産に」現金郵送し14人に投票依頼容疑 元教員を書類送検
11/26(火) 11:30配信
朝日新聞デジタル
大阪府警本部=大阪市中央区
10月27日投開票の衆院選で、知人らに現金を郵送して特定政党への投票を依頼したとして、大阪府警は26日、府内の70代の女性を公職選挙法違反(買収申し込み、法定外文書頒布)容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、女性は10月2〜23日、府内の有権者の男女14人に対し、1人あたり現金1千〜2千円と、比例代表で共産党への投票を呼びかける文書を同封し、それぞれの自宅に郵送した疑いがある。書類送検前の任意の調べに容疑を認めていたという。
関係者によると、女性は堺市の元教員で、14人は元同僚を含む知人だったという。府警は、14人が封書を受け取った後、自ら府警に届け出たり、開封しなかったりしたことを確認しており、投票行動に影響はなかったとみている。(高井里佳子、小島弘之)
朝日新聞社
3124
:
OS5
:2024/11/27(水) 11:23:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/94b90e510a2aaf10724f1dcafea6820a3dbf214d
長崎1区 下条博文氏陣営2人逮捕から1週間 アルバイト関係者証言、違法性の認識なく
11/27(水) 10:40配信
長崎新聞
10月の衆院選で運動員に選挙運動の報酬を支払う約束をしたとして、長崎1区に自民党公認で立候補し落選した下条博文氏の陣営関係者2人が公選法違反(買収約束)の疑いで逮捕されてから27日で1週間。アルバイトとして選挙運動を手伝った女性の夫が26日、長崎新聞社の取材に応じ、違法性の認識はなく、当時通っていた講座の教室で知人に誘われたと証言した。
夫の説明によると、女性は衆院選前、長崎市で開かれていた講座の教室で受講生の一人から下条氏の選挙の手伝いをしてもらえないかと打診された。「時給千円」「バイト代の支払いは選挙後」などの条件を伝えられ、他の受講生約10人も一緒に承諾。「口約束」で、選挙事務所に出勤できる日を確認された。
女性は公示後、数日間出勤。1日7〜9時間(休憩時間含む)働き、「事務所の人」の指示の下、電話で候補者への投票を呼びかけるほか、ポスターのシール貼りもした。事務所に来ていたアルバイトは一緒に応じた約10人の他に数人いたとし、選挙期間中、ほぼ全て出勤した人もいたという。
逮捕・送検された長崎市油屋町の団体職員の容疑者(66)と同市茂里町の会社役員の容疑者(61)については「覚えていない」、下条候補については「事務所の中で見たくらい」と話している。事件発覚後、女性は「違法と知っていたら手伝うわけがない。よかれと思ってやったのに…」と気落ちしているという。
県警によると、両容疑者らは共謀し、10月上旬から中旬の間、選挙運動の報酬として「時給千円」を渡す約束をした疑いがある。知人らを通じてアルバイトを集めていたとみられ、報酬は支払われていない。
下条氏や複数の陣営関係者らによると、団体職員の容疑者は後援会の事務局長で選挙中は街宣活動の調整など事務的な仕事に従事。「形式上は実務の責任者」との証言もある。会社役員の容疑者は「支援者の一人」で個人演説会の会場設営などを任されていた。両容疑者は昔からの知人で、これまでも自民党候補の選挙に関わることがあったとみられる。
公選法では、選挙運動の「総括主宰者」「出納責任者」「組織的選挙運動管理者」らが罰金以上または禁錮以上の刑が確定した場合、候補者の当選は無効となり、同一選挙区から5年間立候補できなくなる連座制を規定。捜査関係者は「肩書よりも誰が考案し、誰が指示していたのか実態が重要」とし、両容疑者の陣営内での役割や他に関与した人物がいないかどうかも慎重に調べている。
3125
:
OS5
:2024/11/28(木) 11:31:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/f427b53e0d0f4155af0cea813abb0abccf5723bf
自民陣営が買収約束疑い 北海道11区、男性書類送検
11/28(木) 11:00配信
共同通信
北海道警察本部
10月27日投開票の衆院選で、知人に選挙運動を手伝う見返りに報酬の支払いを約束したとして、北海道警が北海道11区で落選した自民党の中川郁子氏陣営の幹部だった60代男性を公選法違反(買収約束)容疑で書類送検したことが28日、道警や捜査関係者への取材で分かった。中川氏本人は関与していないとみられる。
道警によると、書類送検容疑は、知人女性2人に、中川氏への投票を電話で依頼する活動に対して報酬を支払う約束をした疑い。実際に現金は渡っていないという。道警は報酬の受け取りを承諾したとして、女性2人も同法違反容疑で書類送検した。
中川氏は中川昭一元財務相(故人)の妻で、衆院議員を3期務めた。
3126
:
OS5
:2024/12/01(日) 22:37:05
>>3069
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfa1f9cddff6ca0953c851e26bd3b0b61d39e160
運動員にLINE退出指示 田淵容疑者「選挙違反の問題ある」 公選法違反事件・警視庁
12/1(日) 4:23配信
時事通信
衆院選で運動員に報酬を支払う約束をしたとして、東京26区から無所属で出馬した医師田淵正文容疑者(66)=落選=らが逮捕された事件で、同容疑者が選挙運動最終日の夜、運動員らに対し、陣営メンバーとして参加していたLINEグループから退出するよう指示していたことが1日、関係者への取材で分かった。
「選挙違反の問題がある」と運動員らに伝えていたことも判明。警視庁捜査2課は、同容疑者らが違法性を認識し、証拠隠滅を図った疑いがあるとみて、経緯を詳しく調べているもようだ。
関係者によると、LINEグループには陣営の運動員ら約30人のうち、約20人が参加していた。田淵容疑者は選挙運動最終日の10月26日夜、自身が経営する病院に集まった選挙スタッフ取りまとめ役小林繁容疑者(37)や運動員十数人を前に、選挙戦での貢献にねぎらいの言葉を述べ、LINEグループから退出するよう指示した。
田淵容疑者はその際、「これから選挙違反があるかどうか調べられる」と発言。その上で「皆さん心してやってください」と念を押したという。
田淵、小林両容疑者は10月上旬、20〜30代の会社員や大学生ら4人に選挙運動の報酬として時給1500円の支払いを約束したとして、11月30日に公選法違反容疑で逮捕された。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/370712
「露出コスプレ街宣」で話題の田淵正文容疑者、タイムカードを何十枚も用意していた 運動員が明かした「報酬」問題
2024年11月30日 20時28分
10月27日投開票の衆院選東京26区で選挙運動の見返りに現金授受の約束をしたとして、公職選挙法違反の疑いで警視庁捜査2課に逮捕された、医師の田淵正文容疑者(66)の陣営は選挙期間中、肌を露出したコスプレ姿の女性運動員が街頭で活動する姿などが話題となっていた。こうした運動員らは、陣営から金銭を支払う約束で動員されていたとみられる。
◆「タイムカードに時間を書いててくれればお金を払う」
東京都内の自営業女性(27)は10月9日、同容疑で逮捕された運動員で職業不詳の小林繁容疑者(37)から「一緒にお手伝いに行きませんか」とLINE(ライン)で誘われた。年齢や住所、職業などを聞かれ「タイムカードに働いた時間を書いてくれればお金を支払う。時給は1500円」と説明された。
警視庁を出る田淵正文容疑者(左)=須藤英治撮影
警視庁を出る田淵正文容疑者(左)=須藤英治撮影
車上運動員の業務と言われていたが、同25日朝に現場に行くと、女性を選管に登録していないとして、...
3127
:
OS5
:2024/12/01(日) 22:37:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dbdc587cd3122463252c23abbef0b25e6b3ed2f
支援企業「隠蔽打診」と証言 自民田畑氏の党員登録巡り 262人分、一部実在せず
12/1(日) 7:07配信
時事通信
不適切な自民党員登録問題を巡り、記者会見する田畑裕明衆院議員=11月29日、富山市
自民党の田畑裕明衆院議員(富山1区)が支援企業2社の従業員らを無断で党員登録していた問題で、うち1社で役員を務める男性が30日までに時事通信の取材に応じた。
身に覚えのない宛名で党総裁選の投票用紙が届き、問題発覚後、田畑氏から隠蔽(いんぺい)のための口裏合わせを打診されたなどと証言した。
田畑氏は11月29日夜、富山市内で記者会見し、不適切な党員登録は262人分に上り、中には実在しない人物もいたと明らかにした。2020年に亡くなった親族が党員を募り、党費を肩代わりする形で15年から続いていたと釈明し、自身の関与は否定した。
支援企業の男性によると、この企業は田畑氏が富山県議だった十数年前から支援。同氏の求めに応じて社員名簿を渡したところ、男性宅に党員向けの冊子などが届くようになった。
7、8年前からは宛名が自分とは別の人物に変わり、党総裁選の際には投票用紙も送られてきた。田畑氏側に確認すると「どこにでもある話」と言われたという。
今年9月の総裁選では社員十数人に計60〜70枚の投票用紙が届き、党県連に問い合わせて無断登録が発覚した。名字のみ同じで下の名前が異なる、実在しない人物宛てのものもあった。
発覚後、田畑氏から「ポケットマネーで党費を支払ったことにしてほしい」と持ち掛けられた。男性が拒否すると「亡くなったおじが支払ったことにする」と電話があり、男性はその後連絡を絶ったという。
田畑氏は12年衆院選で初当選し、現在5期目。旧安倍派に所属し、派閥の裏金事件では政治資金収支報告書に不記載があったとして注意を受けた。
党本部によると、党員数は23年末時点で約109万人で、120万人の獲得を目指している。14年には国会議員らに党員1000人確保のノルマを課すこともあった。
党県連の宮本光明幹事長は「無断で党員登録することはあってはならない」と強調。ある国会議員の秘書は「支援者への裏切りだ」と話した。
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OS5
:2024/12/03(火) 11:45:02
▽新潟3区(3人)
◎105,275黒岩宇洋 58☆元法務政務官立元(3)
△094,984斎藤洋明 47☆財務副大臣 自前(4)推(公)
×013,370吉村祐一郎49☆飲食店経営 維新
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/502953
連載[実録・衆議院選挙2024 新潟の戦い]<3>3区 黒岩宇洋氏、”天王山”新潟市秋葉区制す
2024/11/2 13:00
(最終更新: 2024/11/4 11:48)
新たに3区となった新潟市秋葉区での勝利を重視した黒岩宇洋。選挙戦最終日も有権者に支持を訴えて回った=10月26日
新潟県内小選挙区の定数が6から5に減り、再編された新たな区割りでの初めての衆議院選挙(衆院選)は、立憲民主党が全議席を奪取し、自民党の比例代表復活も1議席しか許さない結果に終わった。異例の超短期決戦では、有権者の支持を得るべく、各候補が激しい陣取り合戦を繰り広げた。各選挙区の12日間の選挙戦を振り返る。(5回続きの3、敬称略)
「相手候補は唯一残った派閥の所属議員だ。そして誰よりも早く資金パーティーをやっている」
衆院選公示後、最初の土曜日だった10月19日。新たに新潟3区となった新潟市秋葉区のショッピングセンター脇に立った立憲民主党の黒岩宇洋(58)は宿敵・自民党の斎藤洋明(47)を口角泡を飛ばして批判した。
斎藤は元首相の麻生太郎が率いる派閥に所属。自民派閥の裏金事件が問題となった後に、政治資金パーティーも開いた。黒岩はそこに矛先を向け、自民の「政治とカネ」の争点化を図った。秋葉は革新系が強いとされ、人口も多く無党派層の支持も狙えた。
新選挙に加わった新潟市秋葉区で街頭演説に臨む立憲民主党の黒岩宇洋氏(右から2人目)=2024年10月26日 新潟市秋葉区小須戸
黒岩は前回選で斎藤に完敗。比例復活も阻まれた。政治生命を懸けた「最後の戦い」と位置付け、地元での活動量を増やしていた。「この1年で3区内を10周回った。地球1周分だ」と自信を見せていた。
ただ、秋葉の野党関係者は最後まで不安を抱えていた。最たるものが選挙対策本部との連携不足だ。
旧4区だった前回は頻繁に各地域の選対メンバーが集まっていたが、「今回はそれがなく、秋葉だけが取り残されている思いだった」と関係者は打ち明ける。結果的に秋葉で約7300票差をつけ、勝利の決め手となったが「大勝は風でしかない」との声も漏れた。
今後の懸念もある。浪人中の3年間で離れた人がいることだ。野党系を支援することが多かった宗教団体・立正佼成会の一部教会は今回、斎藤を推薦した。
選対本部長を務めた元県議の佐藤浩雄はくぎを刺す。「組織や人間関係がしっかりしていれば、ここまで苦戦しない選挙だった。もっと地域の話を細かく聞いて回る姿勢が必要だ」
◆斎藤洋明氏、新エリアで態勢整備間に合わず
自民全敗-。衝撃の夜となった10月27日の投開票日。早々と仲間の落選が決まる中、最後まで粘ったのが斎藤だった。午後11時過ぎに敗北が確実になると畳に両手をつき、支持者にわびた。比例復活が決まっても表情は硬いままだった。
「勝てるとしたら3区」。自民県連内では斎藤への期待が高かった。斎藤は裏金事件への関わりがなく、約1万4千票差で黒岩を圧倒した前回の実績もあった。
黒岩陣営同様、斎藤陣営も秋葉が鍵を握るとにらんでいた。勝てなくとも、どれだけ差を抑えられるかが重要だった。
街頭では「国道403号の整備を進め、渋滞を解消する」などと地域課題を多く取り上げた。秋葉区地域選対本部長で県議の栗原学は「ここが天王山だ」と繰り返し、声を張った。
だが、逆風は斎藤にも吹いた。固められていないとみられた公明党支持層を意識し、斎藤は中盤以降「比例は友党・公明党に」と呼びかけを強化した。自民の比例票を減らしかねないが、やらざるを得なかった。
それでも最終的に秋葉は大敗。全域が3区になった新潟市北区の約3600票の負けも響いた。
秋葉は後援会の設立が間に合わず、拠点となる事務所もなかった。勝利した県北などに比べ、態勢が弱かったのが実情だ。3区選対本部幹事長で県議の岩村良一は「秋葉はもっと手をかけるべきだった。新発田同等か、それ以上に。大きな反省点だ」と敗戦を振り返った。
旧統一教会の問題もあった。斎藤は前回選で「電話作戦」の支援を受けた。関係は絶ったが、ある首長は明かした。「お願いしても『統一教会がね…』と嫌がる人が、それなりにいた」
◆吉村祐一郎氏、独自の戦い及ばず
日本維新の会の吉村祐一郎(49)は組織がなく、自身で選挙カーを運転して回る独自の戦いだった。吉村は「ある程度の爪痕は残せた」と述べた。
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OS5
:2024/12/03(火) 11:46:52
>>2899
>>3058
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/503322
連載[実録・衆議院選挙2024 新潟の戦い]<4>4区 米山隆一氏、妻の室井佑月さんと「米山・室井党」 有権者の関心引き集票
2024/11/3 11:30
(最終更新: 2024/11/4 10:07)
街頭演説に集まった有権者に握手をして回る米山隆一(中央)と妻の室井佑月(右隣)=10月18日、見附市
新潟県内小選挙区の定数が6から5に減り、再編された新たな区割りでの初めての衆議院選挙(衆院選)は、立憲民主党が全議席を奪取し、自民党の比例代表復活も1議席しか許さない結果に終わった。異例の超短期決戦では、有権者の支持を得るべく、各候補が激しい陣取り合戦を繰り広げた。各選挙区の12日間の選挙戦を振り返る。(5回続きの4、敬称略)
まばらな聴衆に、買い物客が一人、また一人と加わる。多い時には100人規模にも膨れ上がった。長岡市中心部のスーパー前。立憲民主党の米山隆一(57)がマイクを握り、妻で作家の室井佑月が笑顔で握手をして回る。「動員がなくても、多くの人が集まり聞いてくれる」。衆院選終盤、街頭演説は勢いを増し、陣営は手応えを感じた。
前回は無所属で事実上の野党統一候補として旧5区を制した米山は今回、立民公認となった。共産党が組織的な支援をせず、立民独自の組織もない中、当初はビラの配布にも苦労した。支えたのは社民党関係者だった。選挙対策本部長は社民の元県議、長部登。後継県議、諏佐武史らも動いた。
陣営は選挙戦で立民の政党色をあえて出さず、政策に強い本人の個性を生かす戦略を取った。米山は街頭で自民党派閥の裏金事件を批判しつつ、物価高など自公政権の課題も生活者目線で指摘。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題は是非ではなく、県民投票というプロセスを重要視するなど間口を広げた。
街頭演説する米山隆一氏=10月15日、長岡市
前知事だったことや、交流サイト(SNS)による発信で知名度は抜群。女性にファンが多い室井も毎回マイクを持ち、有権者の関心を呼び込んだ。陣営幹部は「立憲民主というより、米山・室井党で票を集めた」と総括してみせる。
区割り変更で新潟4区では出身地の魚沼市が選挙区から外れ、新たに加わったエリアに強固な地盤を築けたわけでもなかった。しかし、裏金事件による追い風がマイナス要素を吹き飛ばした。
◆鷲尾英一郎氏、新エリアで浸透し切れず
選挙戦中盤、自民党の鷲尾英一郎(47)が長岡市を自転車で街宣した合間にぽつりと言った。「意味が分からないよ」
報道各社の情勢調査では米山がやや優勢との結果が目立っていた。「反応は本当にいい」。自身が得る感触とのずれが埋まらぬまま、敗れた。
衆院6期。とはいえ、旧民主党から無所属を経て2019年に自民に入った鷲尾にとって一からの選挙戦だった。
元々は旧2区が地盤で、4区の有権者の約7割には「新人」となる立場。自民の4区支部長となった2023年2月からポスター約4500枚を張り、後援会「越鷲(えっしゅう)会」を約70地域でつくった。選対は重厚だった。
しかし、歴史的な「超短期決戦」となり、ほころびが出た。公示4日前、旧5区の小千谷市で開いた国政報告会は参加者が十数人の時もあった。大票田の長岡市は頼みの市議たちが直前まで市長選があり動けなかった。越鷲会は初めて選挙運動に関わるメンバーも多かった。
人繰りがうまくいかず、市議が選挙カーのハンドルを握った。選対幹部で長岡市議の丸山勝総は「失敗した。議員は自分の地域を固めないといけないのに」と悔やんだ。
敗戦濃厚となった10月27日夜、県議の柄沢正三は静かに言った。「浸透し切れなかった。地域を歩き、足元を固めるしかない」
◆泉田裕彦氏、無所属でも見せた影響力
自民公認を得られず無所属で戦った元知事の泉田裕彦(62)が4万3千票余りを獲得したことに、4区の自民関係者は衝撃を受けた。鷲尾に約1700票差まで迫った見附市の鷲尾選対幹部は「なぜこんなに票が出るんだ」とうめいた。
前回は旧5区で比例復活。今回は自民の元県議から裏金を要求されたとして刑事告発した過去を踏まえ、街頭で自民県連への批判を続けた。新潟日報社が加盟する共同通信社などの出口調査では自民と公明の支持層の2割弱を奪い、無党派の支持割合は鷲尾を上回った。
泉田は去就を明らかにしていない。自民県議の一人は「米山さんがいて泉田さんの影響力まで残ったら、それこそ4区の自民党は大変だ」と漏らした。
3130
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OS5
:2024/12/03(火) 11:47:49
>>3057
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/503840
連載[実録・衆議院選挙2024 新潟の戦い]<5>5区 梅谷守氏、日本酒供与で活動停止も敵失で影響少なく
2024/11/4 10:30
(最終更新: 2024/11/4 23:36)
当確が伝わった後、まず日本酒供与問題について陳謝した梅谷守=10月27日、上越市
新潟県内小選挙区の定数が6から5に減り、再編された新たな区割りでの初めての衆議院選挙(衆院選)は、立憲民主党が全議席を奪取し、自民党の比例代表復活も1議席しか許さない結果に終わった。異例の超短期決戦では、有権者の支持を得るべく、各候補が激しい陣取り合戦を繰り広げた。各選挙区の12日間の選挙戦を振り返る。(5回続きの5、敬称略)
衆院解散から間もないある日。自民党の宣伝カーが新潟5区の湯沢町から南魚沼市、魚沼市へと走った。自民の高鳥修一(64)をアピールするためだ。3市町の有権者数は約8万人。30キロ超の道中、車に手を振ったのは2人だけだったという。
3市町は中選挙区時代、元首相・田中角栄の後援会「越山会」と元環境庁長官・桜井新の「一新会」が激しく争い、自民支持者の多い地域だ。新区割りで上越地域と同じ5区となったが、高鳥の名前はなじみが薄い。とはいえ、この反応の悪さはどうだろう。車に乗った党員は「裏金問題の影響だ」と肌身で感じた。
同じ頃、立憲民主党の梅谷守(50)は魚沼地域を回るためJR小出駅にいた。偶然居合わせた中年の女性たちは梅谷と握手し「やっと会えたね」と笑顔だった。地域行事の主催者に日本酒を供与した問題が2月に発覚して以降、表から姿を消し活動は事実上停止。魚沼地域の開拓も止まった。だが反応は悪くなかった。
有権者と握手をする梅谷守氏=10月15日、妙高市
魚沼地域での二つの光景。与野党一騎打ちの選挙結果を暗示していた。
◆高鳥修一氏、裏金イメージ払拭できず
5年間で計544万円の政治資金収支報告書への不記載があった高鳥への風当たりは強かった。街宣で「裏金野郎」とやじを受けたり、指で「×」と示されたりした。上越圏選挙対策本部幹事長で県議の中村康司は「無視されるならまだしも、こんなに厳しい雰囲気は初めてだ」とぼやいた。
梅谷も日本酒供与問題を抱えていたが、報道の情勢調査では序盤から優位に立った。高鳥選対幹部は「日本酒の持参はある意味、慣習と理解を示す有権者もいる。裏金の方がよっぽど印象が悪い」と解説した。
高鳥陣営は、使途を詳細に明かして適法性を訴えてみたり、国とのパイプや政策の話に徹してみたりして反応を探った。だが「説明すれば言い訳だと取られ、触れないと逃げたと言われる。打つ手なしだった」と選対幹部は嘆息した。
魚沼地域でも苦戦した。高鳥は地元の県議や市議と組織戦を展開したが、党支部幹部は「名前を浸透させる前に裏金の悪いイメージが付いていた。どうあがいても払拭できなかった」。
対照的に梅谷陣営には魚沼地域の自民支持者から「高鳥は裏金問題があるから駄目だ。梅谷に入れる」との連絡が入った。街宣では自民の集票マシンとされてきた建設会社の作業員が手を振ることもあった。
党本部からの来援がなかった高鳥の応援弁士の顔ぶれに、渋い表情を見せる向きもあった。前経済安全保障担当相の高市早苗ら保守系に偏っており「これでは岩盤保守層にしか響かない」と陣営幹部はこぼした。
◆自民、立て直し急務 立民、足元固め必須
結局、魚沼3市町で高鳥は梅谷に計4424票差を付けられ、5区全体でも出身地の糸魚川市以外、梅谷に負けた。梅谷が強い大票田・上越市での劣勢を他の7市町で補う戦略は崩れた。
2025年夏の参院選を控え、5区でも自民は立て直しが急務だ。10月27日の開票当夜、巻き返しについて上越圏選対本部長代行で県議の楡井辰雄は「信頼回復へ愚直に活動していくしかない。難しい道のりだ」と厳しい表情を崩さなかった。
同じ夜。梅谷も当確の知らせに笑顔は控え目だった。日本酒供与問題で自民党員から公選法違反(寄付行為)の疑いで刑事告発されている身。当選のあいさつは問題へのおわびから始まった。
他の小選挙区同様、梅谷も敵失が幸いした。特に主たる労組のない魚沼地域では支持基盤の確立ができないまま選挙に突入した。選対幹部は「本人の努力もあるが、出どころが分からない票も多い。しっかりと足元を固めないと次回の選挙は足をすくわれる」と表情を引き締めた。
=おわり=
3131
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OS5
:2024/12/06(金) 13:07:56
>10月の衆院選で落選した、中通りを地盤とする元衆院議員
亀岡偉民かな?上杉謙太郎の可能性もあるけどもともと比例出馬予定だったし。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4128afc1a2bd595ae4a369df9113463fc8d2e4e1
福島・中通りの元衆院議員捜査 関係書類押収、選挙区内で現金配布か
12/6(金) 10:35配信
福島民友新聞
10月の衆院選で落選した、中通りを地盤とする元衆院議員が選挙区内で現金を配っていたことが5日、複数の関係者への取材で分かった。公職選挙法は政治家が選挙区内の人に寄付することを禁じていて、抵触する恐れがある。県警は元議員の関係先を捜索し、関係書類などを押収しており、立件を視野に慎重に捜査している。
関係者によると、元議員は10月上旬に開催された複数の祭りの団体に現金を配っていたとみられる。ある祭りでは、元議員本人が複数の団体に対して、会員でないにもかかわらず「会費」名目で現金を1万円程度ずつ配った。団体関係者を訪ね、現金を封筒に入れて渡したという。
福島民友新聞
3132
:
OS5
:2024/12/08(日) 22:08:11
>>1931
https://news.yahoo.co.jp/articles/bea17a335f7162f0d45a50ec11140d258fd03708
韓国の難局、韓悳洙首相がカギ…歴代政権で重用・「行政の達人」と野党も一目
12/8(日) 5:00配信
読売新聞オンライン
【ソウル=依田和彩】戒厳令を宣布して混乱を招いた韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に代わり、韓悳洙(ハンドクス)首相が政権運営の主軸を担うとの見方が浮上している。堅実な行政手腕を左派政権でも発揮した経歴を持ち、難局突破の救世主になりうるとの期待からだ。
戒厳令に反対
7日、ソウルの国会前で尹大統領に抗議する人たち=AP
韓悳洙首相は7日、保守系与党「国民の力」の韓東勲(ハンドンフン)代表と会談し、党と緊密に連携し、国民生活や経済政策に力を入れることを確認した。韓悳洙首相は3日夜の閣議で戒厳令宣布に反対したこともあり、権威が失墜した尹氏に代わって政権を担う適役と与党内で白羽の矢を立てられた可能性が高い。
韓国の首相は「大統領を補佐し、行政に関して大統領の命を受け、行政各部を統括する」(憲法86条)役割を担う。「大統領が空席になったり、事故によって職務を遂行できなくなったりした」場合に権限を代行するとの規定もある。憲法改正の発議や事実上3000以上に及ぶポストの任命など強大な権限を持つ大統領に比べると地味な存在ではある。
駐米大使
しかし韓首相は、政党色が薄く、韓国メディアで「政権が代わるたびに最高権力者が重用した『行政の達人』」(韓国日報)と評価されている。左派の地盤全羅北道(チョルラプクト)出身の元経済官僚でもあり、野党からも一目置かれている。
韓悳洙首相の主な経歴
米ハーバード大大学院で経済学博士号を取得した米国通で保守の李明博(イミョンバク)政権では駐米大使を務め、左派の盧武鉉(ノムヒョン)政権では首相を務めた。
堅実な仕事ぶりが評価される一方、国会では、政権批判一辺倒の野党議員に対して物おじしない答弁が目立つ。11月7日に行われた2025年予算案を巡る審議で、政府の事業に莫大(ばくだい)な予算がかかると非難した野党議員に対し、「フェイクニュースだ」と反論した。むしろ、急激な財政悪化を招いた左派の文在寅(ムンジェイン)前政権の5年の経済政策を「無責任だった」と言い返すなど強気な態度で向き合っている。
「責任首相制」案
4月に行われた総選挙では与党「国民の力」が大敗した責任をとるとして辞意を表明したが、現在まで首相として尹氏を支えてきた。
今後、大統領に集中した権限を委任し、首相が国政を運営できるようにする「責任首相制」をとる案も浮上している。次期大統領候補の一人、呉世勲(オセフン)ソウル市長は6日、「国政安定のために責任首相制に転換し、非常管理内閣を構成しなければならない」とSNSに投稿した。
通信社ニュース1も7日、韓代表が、国民生活の混乱と対外的な信用度の下落を収拾するため「責任首相制」をとることを含めて検討を進めていると伝えた。
物価高に戒厳令宣布による外国為替市場でのウォン下落が重なっており、経済回復が急務だ。韓首相は7日夜、「状況を早く収拾し、国民の日常が動揺なく維持されるよう全力を尽くす」との声明を発表した。
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OS5
:2024/12/08(日) 22:46:05
>>2909
社大で那覇市・南部離島区選出:平良識子
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1486040
沖縄県外でれいわ候補を応援した社大党県議の名は 「オール沖縄」選挙母体が問題視 来夏の参院選の候補差し替えに言及
2024年12月7日 3:58
「4区ひやみかち・うまんちゅの会」の申し入れは、「オール沖縄」勢力内でくすぶっていた社大党(高良鉄美委員長)への不満が表面化した格好だ。「政党会派会議の合意事項を無視し、オール沖縄に亀裂を生じさせた社大党には重大な責任がある」と強い憤りを示している。来夏の参院選では現職の高良委員長が立候補予定だが、同会は候補者差し替えにも言及している。
同会は島尻・南城市区選出の瑞慶覧長風県議のほか、同じ社大で那覇市・南部離島区選出の...
https://ryukyushimpo.jp/newspaper/entry-3595782.html
オール沖縄「県議選と同じ過ち」自公への逆風を生かせず れいわと決裂、票奪い合い<衆院選2024沖縄・混戦の舞台裏>1
公開日時 2024年10月29日 05:00
更新日時 2024年11月03日 14:23
「山川は当選なのか」。28日午前2時すぎ、沖縄4区の立民新人、金城徹氏がぽつりと漏らした。選挙区で敗北、比例復活もならないことが確定。支持者への感謝を伝えて選対幹部らに囲まれると口を突いて出たのは、比例復活を果たしたれいわ新人の山川仁氏の名前だった。
開票結果は自民前職の西銘恒三郎氏が6万1289票、金城氏が4万7248票、山川氏が2万284票。国政野党候補の金城氏、山川氏の票の合計は西銘氏を上回っていた。
金城氏と山川氏は公示前に名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力の統一候補の座を争った。選考委も開かれたが共闘の歴史を重視する共産や立民、社民、社大と党勢拡大を重視したれいわとの溝は埋まらないまま決裂。22日、山川氏の応援で来県したれいわの山本太郎代表は「オール沖縄の役割は終わった」と強烈に批判した。
れいわとの決裂は選考委で確認されていた4区内のオール沖縄の協力態勢にもひずみを生む。山川氏と近い社大党の瑞慶覧長風県議は金城氏への選挙協力を拒み、公然とれいわ支援を展開した。
自公が過半数を割るほどの逆風が吹き荒れる中、野党共闘のモデルとされたオール沖縄は戦略的な候補者調整ができない組織力の弱さを露呈。票を奪い合い「みすみす勝ちを逃した。県議選と同じ過ちを繰り返している」。オール沖縄幹部は自嘲気味に語った。
一方の西銘氏も想定外の苦戦を強いられた。金城氏は前回選で1万5千票差を付けて勝利した相手。「知名度も大臣経験の実績もある。戦わずして勝てる」(自民党関係者)ともくろんでいた。
報道各社の情勢調査でも金城氏にダブルスコアを付けるなど圧勝ムードも漂う中、選挙戦最終盤に自民の「裏金問題」が直撃。非公認候補への2千万円支出報道がでると票の伸びがぴたりと止まった。三日攻防の直前。「自民党というだけで離れていく。自己紹介しただけで票が逃げていく気がする」と西銘氏は事務所で力なくつぶやいた。
手応えのない中で迎えた投開票日。ふたを開けてみると、西銘氏は前回選に近い約1万4千票差で勝利した。西銘陣営幹部は「オール沖縄の失態で得た勝利だ」と語った。
♢ ♢
27日に投開票された第50回衆院選。自公政権への逆風が吹く中での選挙戦の内幕を追った (’24衆院選取材班)
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OS5
:2024/12/19(木) 19:46:47
>>3080
>>3089
https://news.yahoo.co.jp/articles/18a28dd68d55f5c7ffe59b4e675d38550366cc99
「涙の124票差」に、正反対の「風」。注目区の「隣」で起きていたこととは 知られざる選挙区で振り返る、10月の衆院選悲喜こもごも
12/19(木) 9:02配信
50回目となった10月の衆院選では、全国的に強い「風」が吹いた。派閥裏金事件に端を発する自民、公明両党への逆風だ。追い風を受けた立憲民主党は躍進し、「手取りを増やす」の公約とSNS戦略で若年層に支持を広げた国民民主党も大きく議席を伸ばした。与党は過半数割れし、石破茂首相は難しい政権運営を強いられている。
永田町の景色を大きく変えた国政選挙を個別の選挙区で見ると、少し異なる事情が見えてくる。ここでは3つの選挙区を取り上げたい。共通するのは、いずれも注目区の隣や近隣に位置する点だ。
鳥取では、立憲民主党への追い風を全く感じられなかった候補者がいた。大阪では、日本維新の会が「完全制覇」を果たし、公明党が4小選挙区で全敗する傍らで、立民がある「兆し」をつかんでいた。和歌山では維新候補が全国一の僅差で勝利を逃した。それぞれの悲喜こもごもを振り返る。(共同通信=古結健太朗、伊藤怜奈、上原香廉)
▽鳥取には「逆の風」が吹いていた
自民、公明両党が過半数割れする中、鳥取県の2選挙区ではいずれも自民候補が圧勝した。1区は首相に選出されたばかりの石破茂総裁で、13回連続の選挙区当選。立憲民主党が旧民主党系を含め2009年以来となる候補者を擁立し、共産党と三つどもえになった選挙で、得票率は85%を超えた。選挙区に一度も入らなかったにもかかわらず、他候補を全く寄せ付けなかった。
有権者に政策を訴える立憲民主党の湯原俊二氏=10月20日、鳥取県米子市
県西部の米子市を中心とした2区で勝利したのは赤沢亮正氏(64)。石破首相の「側近」として長年行動を共にし、石破内閣が発足すると晴れて経済再生担当相として初入閣を果たした。この赤沢氏に挑んだのが立民の湯原俊二氏(62)だった。当選はこれまで2回。赤沢氏とは6回目の戦いで、選挙区では一度も勝てていなかった。前回2021年は接戦の末に比例代表で復活当選した。湯原氏は今回の選挙期間中、こんなフレーズを繰り返していた。「有権者の判断を信じる」
ところが、鳥取だけは全国とまるで反対の風が吹いてしまった。
▽「6度目の正直」を阻んだのは人情?
湯原氏は選挙戦中盤、聴衆もまばらな街頭演説で、語気を強めてこんな話をしていた。「首相が出た山口も広島も、街は良くなっていない。政権を代えて、国づくりを根本から変えないといけない」。派閥裏金事件で自民に厳しい目が向けられる中での選挙戦。湯原氏自身は「6度目の正直」に期するものがあった。
ところが、報道各社の情勢調査では序盤から劣勢だった。湯原氏本人の口からはこんな言葉が漏れた。「鳥取だけは他と逆の風が吹いている」。対する赤沢氏は選挙戦後半、現職閣僚として他候補の応援演説に回った。湯原氏は選挙区に張り付き、街頭演説や集会を積み上げた。それでも結果は倍近い差をつけられての惨敗。重複立候補していた比例代表での復活当選もならなかった。立憲民主党の前職で落選したのは、湯原氏を含めて全国で2人しかいなかった。
湯原氏は復活当選の可能性が消えると、記者団を前に淡々と結果を振り返った。「鳥取から石破首相が出て、赤沢さんも閣僚になって。他の都道府県と正反対の風が非常に強く吹いた。大変な逆風だった」
立民の県連幹部はこう振り返る。「自民党総裁選から一気に向かい風になった」。衆院選期間中には、派閥裏金事件で非公認となった候補が代表を務める自民党支部に、党本部が活動費を支給したことが明るみに出た。自民批判はさらに強まった。それでも湯原氏が勝てなかった理由について、県連幹部の分析はこうだ。「鳥取県民は人情がある。追い込まれれば追い込まれるほど、石破政権を支えなければいけないという意思が働いたのだろう」
3135
:
OS5
:2024/12/19(木) 19:47:58
▽「独立国家」大阪で見えた兆し
日本維新の会の本拠地大阪では、19ある選挙区全てで維新の候補者が勝利した。選挙区ごとに当選者を落とし込んだ全国地図で、大阪だけは「維」の文字が埋め尽くした。SNS上ではこんな声が上がっていた。「独立国家のようだ」
大阪の注目は、維新が公明党と初めて直接対決した4選挙区。公明は支持母体の創価学会を中心に全国から支援者を大量投入したが、及ばなかった。両党とも候補者に比例重複立候補を認めない背水の陣で、文字通り激戦を繰り広げた。創価学会幹部は振り返る。「死力は尽くした。想像以上に維新の岩盤が固かった」
全国的には議席を減らした維新が、大阪では地力を見せつけた。公明との死闘に隠れて、立憲民主党のある候補者は反転攻勢の「兆し」を感じ取っていた。府北部に位置し、高槻市が中心の大阪10区で比例復活した元職の尾辻かな子氏(50)だ。選挙区当選者の得票に対する比率を示す「惜敗率」は74%。比例近畿ブロックの立民候補者では最後の議席となる4位に滑り込んだ。
立民の大阪府連幹部は勢力の衰えを自嘲してきた。「大阪の立民は共産党よりも弱い」。旧民主党政権下では複数の閣僚を輩出したが、このところは維新の台頭に押される一方の状態が続いていた。今回の比例復活を受けて、10区は大阪府議、地元市議、町議、衆参国会議員2人がそろった。「維新だらけ」の大阪では異例ともいえる地域となった。
▽「竜巻のような風が吹いた」
大阪10区は元々、府内でも特にリベラル色の強い地域とされてきた。交通の便が良い割に土地代が安く、1970年以降はパナソニック(旧松下電器)や東芝の工場建設に伴い人口が急増。この地を固めた立役者が、現在は全国比例選出の参院議員を務める辻元清美氏だ。1996年の衆院選初出馬以降、この地で20年以上かけて地盤を築いてきた。辻元氏の下で活動してきたボランティア団体やNPO法人をはじめ、選挙区内には社会運動に関心のある有権者が多い。
2021年衆院選で、その辻元氏に比例復活も許さない「完封勝利」を収めたのが、日本維新の会の池下卓氏(49)。辻元氏は「竜巻のような風が吹いた」と言い残した。後継が尾辻氏だった。国会論戦で圧倒的な知名度を誇る辻元氏ですら勝てなかった池下氏を相手に、ある陣営幹部の目標は控えめだった。「今回は名前を知ってもらう選挙。勝てなくてもいい」
▽「本当の敵は辻元」
尾辻氏の陣営幹部が選挙期間中の取材に何度も繰り返していた言葉がある。「尾辻の本当の敵は辻元です」。懸念していたのは、投票用紙に「辻元」と書かれて無効票になってしまう事態だ。辻元氏を応援弁士に招けば、拡散効果は大きい。その反面、辻元氏が立候補者だと有権者に勘違いされかねない。ジレンマを抱える中、それでも辻元氏を頼った。
尾辻氏は2つの点に力を入れた。ひとつは「バトンタッチ」の強調だ。街頭演説では5分に1度繰り返した。「辻元清美さんからバトンタッチした尾辻かな子です」「辻元さんは参議院に行かれたんですよ」。街頭では2人の間に「バトンタッチ」と書かれた巨大な看板を置いた。
もう一つはSNS。選挙戦中盤に差しかかったころ、街頭演説でよく見かけたのは、10〜20代の若者から「動画見ました」と声をかけられている姿だった。空手を特技とする尾辻氏は公示日以降、「今日の蹴り技」を配信。数十秒の短い動画だが、毎日10区内のさまざまな場所で蹴り技を披露するシュールな映像が若者の目に止まったようだ。尾辻氏は選挙戦をこう振り返る。「辻元さんの力を借りつつも、自分なりの戦い方を見せたかった」
自民党新人との三つどもえとみられていた選挙戦は中盤以降、池下、尾辻両氏の争いとなった。投開票日の翌朝、取材に応じた池下氏の表情は勝者のそれではなかった。「辻元さんと尾辻さんの『辻辻コンビ』。これからかなり強敵ですよ」。2025年には参院選も控えている。維新の牙城を崩すのは、自民党か、公明党か、それとも尾辻氏が加わって馬力が増した立憲民主党か。
3136
:
OS5
:2024/12/19(木) 19:49:14
>>2976
>>3084
▽激しい保守分裂選の傍らで
今回の衆院選で全国一の僅差となったのは、衆院和歌山1区だった。ただ、和歌山に2つある選挙区のうち、注目度は隣り合う2区(白浜町など)の方が圧倒的に高かった。二階俊博元幹事長の後継として自民党から立候補した三男の伸康氏に挑んだのは、自民の参院幹事長を務めていた世耕弘成氏。派閥裏金事件で責任を問われて離党し、無所属での出馬となった。かねてくら替えが取り沙汰されていた世耕氏が動いたとあって激しい保守分裂選が予想されたが、ふたを開けると世耕氏の圧勝に終わった。
和歌山市などで構成する1区で争ったのは日本維新の会の林佑美氏(43)と自民の山本大地氏(33)。2023年の補欠選挙で初当選した前職の林氏に、新人の山本氏が挑む構図だった。いずれも和歌山市議出身で、同期当選組の争いとなった。
▽「自分は何と戦っていたのか」
和歌山は「保守王国」とも呼ばれ、自民の支持基盤が厚い。自民の山本氏は「王道」の組織戦を展開した。決起集会にはおよそ1000人を集めた。公示後の出陣式や演説会でも、多くの自民党議員や支援者が姿を見せた。事務所には、必勝を祈願する党幹部らの「ため書き」がずらりと並んだ。その山本氏は投開票日前夜、記者団に囲まれると思いも寄らぬ本音をこぼしていた。「相手の顔が見えないのがつらかった。自分は何と戦っていたのか」
林氏は選挙カーで住宅街の細い裏路地をくまなく走り、道行く人に握手をして回った。山本氏の陣営には姿が見えなかったようで、選挙戦術は「ステルス作戦」と呼ばれた。街頭演説も、吉村洋文大阪府知事ら維新幹部が来た日以外はほとんどなかった。
ただ、「見えていなかった」のは林氏も同様だったようだ。選挙戦最終日、記者団に手応えを聞かれるとこんな言葉が返ってきた。「全くないです」。終始、本人も首をかしげたままだった。
▽0・03%の有権者
自民党にも日本維新の会にも逆風が吹いていた和歌山1区。敗れた林氏の惜敗率は99・8%に達した。なぜこれほどの接戦となったのか。
林氏の陣営は野党候補者の乱立を要因に挙げて悔しがる。「立憲民主党の候補が出ていなければ圧勝だった」。林氏が初当選した2023年の補欠選挙では自民、共産、政治家女子48党(当時)の3候補が相手だった。今回は立民も候補を擁立し、自民への批判票が流れたとみる。
自民サイドが指摘するのは、保守分裂選となった2区の余波だ。1区の自民候補・山本氏は二階氏側の立場。2区で二階伸康氏が勝てば、父の俊博氏が和歌山で築いた「二階王国」は保たれる。一方、世耕氏は二階氏との主導権争いを続けてきた。世耕氏が勝てば、和歌山政界の勢力図が大きく変わる可能性がある。2区での世耕氏勝利を見越して、山本氏を選挙区敗北に追い込む、つまり維新の林氏を推す流れができた、というわけだ。林氏の周辺では選挙戦中盤からこんな声が聞こえていた。「1区にも世耕氏の風が吹いている」
県の選挙管理委員会が定期的に発表する開票速報は、2人のあまりの接戦ぶりに何度も順位が入れ替わった。山本氏は翌日未明にずれ込んだ当選確実の知らせを受けて、こう力を込めた。「応援して良かったと言われる国会議員に必ずなる」
一方の林氏は比例復活への喜びよりも、選挙区で敗れた悔しさをにじませた。事務所でのあいさつでは涙を流して語った。「うれしいというより申し訳ない気持ちでいっぱい。引き続き和歌山のために頑張る」
大接戦ぶりはSNSでも注目された。「X」(旧ツイッター)では1万回以上リツイートされた投稿もあった。政治離れが目立つ昨今では珍しく「1票の重みが分かる選挙区」「投票は大切」とコメントが並んだ。124票が和歌山1区の有権者に占める割合は、わずか0.03%だった。
3137
:
OS5
:2024/12/19(木) 19:57:40
https://news.ntv.co.jp/n/ybc/category/politics/ybc56f377099cc47ab922dfa37596977ba
寒河江市長選2008年以来16年ぶりの選挙戦に…新人による三つどもえの公算大きく
2024年12月14日 12:07
任期満了に伴う寒河江市長選挙は15日告示されます。これまでに新人3人が立候補を表明していて、16年ぶりの選挙戦となる見通しです。
寒河江市長選挙に立候補を表明しているのは、いずれも無所属の新人で、元農林水産省職員の大泉勝利さん(68)、元寒河江市議会議長の国井輝明さん(49)、前の寒河江市副市長・斎藤真朗さん(58)の3人です。
現時点で3人の他に出馬の動きはなく、新人同士の三つどもえの戦いとなる公算が大きくなっています。寒河江市長選挙は15日告示され、2008年以来、16年ぶりの選挙戦となる見通しです。投開票は今月22日です。寒河江市の14日現在の有権者数は3万3221人となっています。
最終更新日:2024年12月14日 12:07
3138
:
OS5
:2024/12/19(木) 22:20:12
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/572171
有権者の不信「自民王国」でも、衆院山口 2区大接戦に【回顧やまぐち2024】②選挙
地域
山口
2024/12/17
(最終更新: 14:11)
twitter
当選確実の一報を受け、周南市の事務所で支持者と万歳をして喜ぶ岸氏=中央(10月28日、撮影・安部慶彦)
自民党派閥の裏金事件で広がった有権者の不信は、全国有数の「自民王国」とされる山口県内でも表面化した。石破政権下で初となった10月の衆院選。自民党が全3小選挙区の議席を守ったものの、自民党前職の岸信千世氏と立憲民主党元職の平岡秀夫氏の一騎打ちとなった2区では当落判定が投票翌日の未明までもつれる大接戦となった。
選挙戦でひときわ熱を帯びたのは、区割り変更で全域が2区に入り、有権者が2区の市町で最多となった周南市。自民党本部は苦戦とみて森山裕幹事長を送り込んだ。前回まで同市を地盤とした1区の前職高村正大氏も自身の選挙区を離れて集会に駆け付け、岸陣営のスタッフを鼓舞した。対する立憲民主党も野田佳彦代表が同市で平岡氏を応援し、総力戦の様相となった。
周南市で2848票リードした岸氏が総得票で1724票、得票率で0・8ポイントの差で競り勝った。ただ、同市を除く9市町の得票は平岡氏が上回った。自民党関係者は「県政界、中央政界から岸家の名が途絶えてしまうかもしれないと最後の最後まで肝を冷やした。近年で最も疲れた」と振り返る。惜敗した平岡氏は比例復活で当選し、2区を地盤とする衆院議員は2人となった。
投開票から一夜明けた10月28日には自民党県連から早くも石破茂首相への不満が噴出した。友田有幹事長は苦戦の要因に、非公認候補が代表を務める党支部に活動費2千万円を党本部が支給した問題を挙げ「それまでの調査などではいい数字が出ていたが、一気に縮まってしまった」と強調。与党が過半数割れしたことを受け「総裁は出処進退を含めてしっかり考えるべきだ」と苦言を呈した。
県内では無投票だった10月の宇部市長選を含め、六つの首長選と五つの議員選もあった。2020年の前回と同じ顔ぶれの一騎打ちとなった1月の岩国市長選は、無所属現職の福田良彦氏が5選。米軍岩国基地関連の交付金に頼らない市政運営を訴えた無所属新人の米重政彦氏を大差で退けた。投票率は前回を5・19ポイント下回る34・44%で過去最低だった。
20年ぶりの選挙戦となった4月の下松市長選は無所属現職の国井益雄氏が3選した。新人3人が立った10月の光市長選は、4期務めた市川熙氏の後継指名を受けた、無所属で前市経済部長の芳岡統氏が初当選。同月の周防大島町長選は無所属現職の藤本浄孝氏が再選を果たした。
25年夏には参院選が控える。山口選挙区(改選数1)は自民党が現職北村経夫氏の公認を決め、野党は候補者擁立に向けて準備を進める。自民離れの兆しが見え隠れした「王国」の民意を得るため、再び与野党の動きが加速する。(藤田龍治)
3139
:
OS5
:2024/12/20(金) 21:22:20
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/574365
自民党広島4区支部長に寺田稔氏 衆院選で比例復活
17:57
(最終更新: 19:51)
twitter
自民党広島県連は20日、役員会を広島市中区のホテルで開き、衆院広島4区支部長を寺田稔氏(比例中国)とする党本部の決定を報告した。10月の衆院選で寺田氏は4区で落選して比例復活しており処遇が注目されていた。
党本部は11月、次期衆院選の公認候補予定者となる支部長選任について比例復活を含む小選挙区の当選者などを基準とする方針を示していた。寺田氏の選任は基準に沿った対応とみられる。
4区支部長を巡っては県連内に、区割り変更前の旧5区を地盤とした寺田氏と、旧4区から比例代表中国ブロックに回って当選した新谷正義氏を推す二つの意見があった。(和多正憲)
3140
:
OS5
:2024/12/22(日) 11:47:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cc2f5baab1a7a47985b32e0fb5bdeef867ade0a
衆院鹿児島3区支部長は前回落選の小里氏に 自民県連が了承 自民入り希望の三反園氏がいる2区は議題に上がらず
12/22(日) 11:13配信
南日本新聞
小里泰弘氏
自民党は21日、次期衆院選の公認候補となる鹿児島3区支部長に10月の衆院選で落選した小里泰弘氏の選任を事実上決めた。鹿児島市であった県連の執行部役員・選対常任委員合同会議で党本部案を了承した。近く正式決定する。2区は党本部からの提示がなく、議題に上らなかった。
会議は冒頭以外非公開。終了後に会見した森山裕県連会長は、10日に党本部から文書で小里氏の支部長選任の打診があったと説明。「選挙結果が大変厳しかったので、さらに頑張らなければならないという声があった」と述べた。
2区は保岡宏武氏が落選し、支部長不在の状態。無所属で当選した三反園訓氏が自民入りを希望している。森山会長は「県連に判断をお願いする段階にない。ただ、衆院は常在戦場。できるだけ早く決める」と述べた。県連の議論を踏まえて党本部が決定する手法も一つの選択肢との認識を示した。
三反園氏の処遇については「(三反園氏が所属する)自民党・無所属の会の取り扱いは大事な課題。横にらみしながら決めていく」とした。
南日本新聞 | 鹿児島
3141
:
OS5
:2024/12/22(日) 12:12:12
>>3140
森山が次には引退だろうし
保岡か三反園が国替えすればスッキリするが。。。
3142
:
OS5
:2024/12/26(木) 20:12:26
>>3131
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b3712d9d76eed1c54a4a0916a34fa61abd83208
選挙区内の祭りで寄付…亀岡偉民前衆議院議員を書類送検【福島】
12/26(木) 19:44配信
KFB福島放送
福島放送
10月の選挙で落選した亀岡偉民(69)元衆議院議員が、選挙区内の祭りで寄付をしたとして、公職選挙法違反の疑いで書類送検されました。
警察によりますと亀岡元議員は、10月3日から13日ごろまでに選挙区である福島市と二本松市の神社の祭りで、参加していた20数団体に現金合わせて24万円を寄付した、公職選挙法違反の疑いで26日書類送検されました。
警察は11月中旬に事務所や関係先を家宅捜索し、捜査を進めてきました。
警察は亀岡元議員の認否について明らかにしていませんが、起訴を求める「厳重処分」の意見をつけて書類送検しました。
亀岡元議員は10月の衆院選で福島1区に立候補しましたが、相手候補との一騎打ちでおよそ4万票差で落選していました。
3143
:
OS5
:2024/12/26(木) 20:13:20
https://mainichi.jp/articles/20241226/k00/00m/040/101000c
選挙区内で現金寄付か 容疑で亀岡偉民・元衆院議員を書類送検
毎日新聞
2024/12/26 12:07(最終更新 12/26 17:48)
564文字
亀岡偉民氏=福島市で2024年10月10日午後1時29分、岩間理紀撮影
10月の衆院選前に立候補を予定していた選挙区内にある神社の例大祭の参加団体に対し現金を寄付したとして、福島県警が、自民党の亀岡偉民(よしたみ)・元衆院議員(69)を公職選挙法違反(寄付の禁止)の疑いで書類送検したことが捜査関係者への取材で判明した。県警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
捜査関係者によると、書類送検容疑は10月3〜13日ごろ、福島市と福島県二本松市で開かれた六つの例大祭などの参加団体に対し、二十数回にわたって計24万円を寄付したとされる。
1回当たりの寄付額は5000〜1万円で、会費などの名目だったという。県警は11月に自宅や事務所を家宅捜索し、亀岡氏本人の携帯電話などを押収して裏付けを進めていた。罰金刑以上が確定すれば原則5年間、公民権が停止される。
10月15日公示、同27日投開票の衆院選で、亀岡氏は福島、二本松両市を含む福島1区から自民党公認で立候補。立憲民主党の金子恵美氏(59)との一騎打ちに敗れ、過去2回連続で比例復活していたため党の方針で比例重複立候補ができず、議席を失った。
亀岡氏は作新学院高校(宇都宮市)の野球部で江川卓氏(元巨人)とバッテリーを組み、甲子園に出場。2005年の衆院選で初当選し、比例復活を含めて5回当選し、副復興相などを歴任した。【松本ゆう雅、岩間理紀】
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3144
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OS5
:2024/12/28(土) 15:27:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0156c0cdfa481fede0e19c578a7b20f9ed11fe85
亀岡元衆院議員、寄付慣例的か 例大祭関係者「昨年以前も会費名目で現金」
12/28(土) 7:45配信
福島民友新聞
亀岡偉民元衆院議員
10月27日投開票の衆院選を巡り、選挙区内で公示直前に現金計24万円を配ったとして、公選法違反(寄付行為)の疑いで書類送検された亀岡偉民元衆院議員(69)=自民、当選5回=や秘書が今回の衆院選以前にも、慣例的に寄付を繰り返していたことが27日、関係者への取材で分かった。
福島市など県北地方で実施された例大祭に参加した複数の団体の関係者によると、亀岡元議員や秘書は昨年以前も、亀岡元議員名義や、所属する福島メセナ協議会名義、「会費」名目で現金を持ってきたという。福島市のある町内会の男性は「例年もらっていた」と証言した。
昨年は女性秘書が5千円を持ってきたが、今年は来なかったという町内会もあった。この町内会長の男性は「別に要求しているわけではない。ただ、持ってこられたら断れない」と話した。
後援会「連絡ない」
亀岡元議員の後援会幹部を務める男性は27日、福島民友新聞社の取材に「(書類送検後)本人から連絡はない」と明かした。亀岡元議員と最後に連絡を取ったのは幹部の会合を予定していた22日で、亀岡元議員から「(会合を)取りやめたい」と電話があったという。
長年にわたり亀岡元議員の選挙などを支えてきた。政治家としてはスピード感を持って対応していた印象があるとし、「福島の再生を進めたいという思いでやってきたと思う。書類送検は残念だ」と話した。
福島民友新聞社
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OS5
:2024/12/28(土) 19:18:58
https://www.tokyo-np.co.jp/article/376472
<2024かながわ 取材ノート>衆院選 自民、小選挙区で過半数割れ 勢力拡大の野党も課題 有権者の信頼や期待 どう取り戻す
2024年12月28日 07時23分
10月27日投開票の衆院選は、神奈川県内でも自民党が大敗した。20小選挙区のうち、自民党が勝利したのは9人にとどまり、立憲民主党は11人が勝利した。比例南関東ブロックの復活も合わせた当選者は、自民が2021年選挙より3減、立民が4増で、同数の14人。国民民主党は擁立した2人共に比例復活したが、日本維新の会は1議席を守るのがやっとで、野党でも明暗が分かれた。
得票数に着目すると、立民の躍進というより、自民の「一人負け」が見えてくる。自民は21年選挙に比べて、小選挙区の合計票、比例票をいずれも40万票以上減らした。立民はほぼ横ばい。「勝った」と言えるのは国民だけで、比例票を21年選挙比で倍増させた。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係、派閥の政治資金パーティー収入の裏金問題などが重なった末の選挙で、当初から自民にとって厳しい結果が予想された。しかし当初は、政権交代した09年選挙のような熱狂は感じられず、冷淡な空気が漂っていた。
選挙戦後半、自民党本部が非公認候補側に2千万円を支給した問題が明るみに出てからは、県内でも街頭の空気が変わった。優勢が伝えられていた自民候補の演説でやじが飛び、日に日に支持を落とす様子が手に取るように分かった。政策論争は盛り上がらず、漂流する批判票を受け止めたのが、「手取りを増やす」という分かりやすいメッセージを掲げた国民だった。
自民は複数の陣営が「支持層を固めれば勝てる」と強気な姿勢で街頭に...
3146
:
OS5
:2024/12/28(土) 19:19:55
https://www.asahi.com/articles/ASSDW40WLSDWPXLB00BM.html
保守分裂選挙で注目の衆院選和歌山2区 民意、甘かった記者の見立て
松永和彦2024年12月28日 10時15分7 「世耕弘成氏がくら替えで、衆院選に立候補の意向を固めた」
そんな一報が飛び込んできたのは、公示を15日後に控えた9月30日のことだった。「やはり立候補するのか」と思う一方で、戸惑いもあった。
さかのぼること半年、朝日新聞和歌山総局内には「世耕氏が県内のある首長に電話で立候補の意向を伝えた」との情報が入っていた。
ただ、記者の間では和歌山県政界の反応をうかがう「様子見」ではないか、立候補しても「裏金問題の批判をまともに受けて勝ち目はないのでは」との見立てが主流だった。
5月には、二階俊博氏の三男伸康氏が県町村会などの推薦を受けて立候補の意向を表明。組織の後ろ盾がある伸康氏は盤石だと思われた。
しかし10月5日、世耕氏は田辺市内であった会見で、官房副長官などを歴任した政治経験の実績を挙げ、明確な公約も打ち出した。その姿は自信に満ちあふれていた。
和歌山2区は保守分裂の激戦模様となり、一気に全国でも注目の選挙区となった。選挙期間中の各社の情勢調査で「世耕氏リード」が報じられた。結果は世耕氏の圧勝で幕を閉じた。
政治家への取材だけではとても民意をつかみきれない。何が足りなかったのか。あらためて取材のあり方を考えさせられる選挙だった。
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OS5
:2024/12/30(月) 07:57:36
https://www.asahi.com/articles/ASSDX4R5XSDXOHGB007M.html?iref=pc_politics_top__n
崩れた自民の牙城、衆院岐阜4区 余波は新年1月の知事選にも
自民
荻野好弘2024年12月29日 11時00分
2万8903票。
10月27日に投開票された衆院選岐阜4区で当選した立憲元職の今井雅人氏(62)が獲得した11万4032票と、敗れた自民前職金子俊平氏(46)の得票差だ。自民党の牙城(がじょう)でなぜ、金子氏は比例区で復活できないほどの敗北を喫したのだろうか。
「自民王国」の岐阜全5区で自民党が取りこぼす可能性が最も高い――。そう考えていたのが、小選挙区制が導入された1996年から同党が無敗を誇る4区だった。
3選を狙う金子氏は飛驒地方を中心に厚い保守地盤に支えられる3世議員。これに対して、今井氏は前回(2021年)の衆院選では落選したが、17年まで4回続けて比例で復活当選した実力者だ。
政治資金をめぐる裏金問題で自民に逆風が吹けば、今井氏の「逆転」も予想された。
こうした状況で立憲民主党側は、野田佳彦代表が衆院解散前から労組票の見込める4区南部の可児市へ遊説に入り、公示後には泉健太前代表も駆けつけた。
今井氏自身も「政治とカネ」の問題を積極的に取り上げ、「企業・団体から政治献金をもらわない」と訴えた。報道各社の情勢調査で優勢も伝えられたが、「前回と同じ轍(てつ)は踏まない」と気を抜く様子を見せなかった。
一方、金子氏は「裏金議員」ではないものの、逆風にさらされた。選挙戦は「金子会」といわれる後援会が強力に支え、岸田文雄前首相のほか、高市早苗前経済安全保障相、小野寺五典政調会長ら党の「大物」も応援に入った。それでも「自民におきゅうを据えたい人は多い」と陣営幹部は案じた。
選挙戦が終わろうとする頃、信じがたい話が浮上した。金子氏が4区南部を移動中、選挙カーに続く随行車の中で女性運動員の体に触るなどしたというものだった。
10月27日夜、金子氏は高山市の選挙事務所で敗戦の弁を述べた。だが「セクハラ」について聞こうとする報道陣を振り切るように事務所を後にし、2日後に「相手の方に心から謝罪する」との文書を発表。祖父の代から3代の衆院選を支えた金子会が解散する事態に至った。
「セクハラ」が影響した程度は不明だが、担当記者として、落選はすでに濃厚だったと考えている。党への「逆風」だけではない。今井氏との得票差は、厳しい選挙戦を何としても勝ち抜こうという意欲の差ではなかったか。
「普段からもっと地元に顔を出すことができたはず」という声が支持者から聞かれ、ある会社経営者は「会合に出ても途中で帰っていた」と嘆いた。
思い起こしてみると、地盤を受け継いだことについて、金子氏は「(議員秘書から)民間に戻るつもりでいたが、地元のみなさんの声に背中を押された」と、演説や取材時に話していた。
金子氏は政界から退く意向を関係者に伝えたとされる。セクハラ問題がなかったとしても、落選すれば引退するつもりだったのではないか。本当は世襲などしたくなかったのではないか、とすら思える。
「完敗」の余波は来年1月の知事選に及んだ。衆院選前に立候補を表明していた自民党の渡辺猛之参院議員が一転、断念を表明した。「貴重な参議院の議席を離れるべきではないと決断した」という。
知事選に立てば、それに伴う参院補選で自民はさらに一つ、国会の議席を失うかもしれない――。金子氏が苦戦していた選挙中から自民関係者が危惧していたことだ。
3148
:
OS5
:2024/12/30(月) 07:59:03
>>3111
https://www.chunichi.co.jp/article/1004989
異例の3人全員当選 愛知10区の衆議院選挙、激戦の背景にあったのは…
2024年12月27日 05時10分 (12月27日 05時10分更新)
自民・公明の連立与党が過半数割れした10月の衆院選。愛知10区(一宮市、岩倉市)は立民の藤原規真さん(46)が制したが、自民の若山慎司さん(51)、維新の杉本和巳さん(64)も比例復活し、3人を国政に送り出した。県内有数の激戦となった背景には、自民前職で通算8期務めた江崎鉄磨元沖縄北方担当相(81)の引退に伴う「江崎時代」の終焉(しゅうえん)があった。
イベントにそろって参加した3人。前列左から藤原さん、杉本さん、若山さん=一宮市内で
12月22日朝、一宮市であったクリスマスイベントには3人がそろって参加。トナカイのかぶり物を着用した藤原さんは、中野正康市長とあいさつを交わした。スーツ姿の若山さんと杉本さんが和やかに談笑する場面もあり、約2カ月前の激戦は遠い昔のようだった。
衆院選で全国289の小選挙区のうち、3候補者が全員当選となったのは愛知10区と岐阜3区のみ。票が分散した要因の一つが...
3149
:
OS5
:2024/12/30(月) 08:02:47
https://www.asahi.com/articles/ASSCV1G8JSCVUTNB001M.html?iref=pc_rellink_03
「公明王国にしたくない」名簿要求され嫌気に拍車 前代表落選の深層
有料記事
中村瞬2024年11月29日 6時00分
10月の衆院選は自民党だけでなく連立与党を組む公明党にとっても厳しい結果となった。その象徴が、公明代表で前職の石井啓一氏(66)が国民民主党前職の鈴木義弘氏(62)に敗れ、代表辞任に追い込まれた埼玉14区だ。組織をフル活用して自公が支援した石井氏はなぜ敗れたのか。「アリがゾウを倒した」と鈴木氏が表現した波乱の背景には、自公協力のほころびがあった。
衆院選の開票が続いていた10月28日午前1時すぎ。石井氏は落選が確実となり、埼玉県草加市の選挙事務所に集まった支援者や自民県議らに向け、党本部からオンラインで悔しさをにじませた。
「今回の結果はひとえに私の力不足。ご支援をいただきながら結果に結びつけられなかったこと、本当に痛恨であります」
区割り変更で埼玉県内の選挙区が一つ増えたことを契機に、公明が石井氏擁立を発表した昨年3月から約1年半、自民は文字どおり組織をあげて支援してきた。
埼玉14区は、草加、三郷、八潮の3市からなる。草加は区割り変更前の旧3区で、三郷、八潮は旧14区。石井氏はいわゆる落下傘候補だったが、旧区を地盤にしていた自民の黄川田仁志氏(54)と三ツ林裕巳氏(69)がそれぞれ支援者を紹介していった。ある自民県議も、自身の後援会や支援先の企業・団体を案内するなどしたと強調する。「党本部が決定した以上は方針に従って一生懸命やるだけだった」
選挙が決まってからも、自民は石破茂首相や小泉進次郎氏ら大物議員が応援に入り、県内の衆院議員や県議も全面協力の姿勢を示した。ほかの小選挙区の自民候補がわざわざ「14区に知り合いがいる人は石井氏に投票してもらうよう頼んでください」と呼びかけるほどだった。
写真・図版
石井氏と手をとり、支持を呼びかける岸田文雄前首相(中央)や自民埼玉県議団の田村琢実団長(左端)=2024年10月25日夜、埼玉県草加市、中村瞬撮影
公明は県内の市町村議約200人を総動員し、票の掘り起こしを図った。狙いの中心は自民支持者だった。
石井氏は、1万票の差を付けられて鈴木氏に敗れました。記事後半では、自公が組織をフル稼働して臨んだにも関わらず、石井氏が大敗した背景をデータとともに探ります。
3150
:
OS5
:2025/01/18(土) 10:43:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a345cd1c6ea6211a2ff9a1c2293bbfbb1b4c036
「絶対に当選させる」政治と無縁だった市民が、後援会幹部として衆院選に臨んだら SNS全盛の時代に、岩盤保守の地で展開した地道な選挙戦。立憲民主党候補を支えて見えたものとは
1/18(土) 9:32配信
47NEWS
候補者の山本和嘉子さんと演説会で握手を交わす佐金美弥子さん(右)=2024年10月23日、京都府福知山市
第50回衆院選の投開票日を4日後に控えた夕方。京都府福知山市で保育園を経営する佐金美弥子さん(47)は、こう何度もつぶやいた。「どうか当選してほしい」。思い浮かべていたのは、衆院京都5区で立憲民主党から立候補していた山本和嘉子さん(56)だ。友人として付き合ってきた山本さんの熱意に打たれて、後援会に加わった。選挙区は自民党の総裁経験者らを輩出してきた「保守王国」。東京都知事選や兵庫県知事選でSNSを駆使した選挙運動が注目される中、頼りにしたのは人のつながりと、地域に根を張る地道な活動。政治の世界に初めて飛び込み、共に戦ったが、結果は伴わなかった。選挙とはほぼ無縁の「素人」に見えてきた、今後の課題とは。(共同通信=小玉明依)
▽圧倒的保守の土地にやってきた「わかちゃん」
京都5区は、舞鶴や福知山両市を中心に7つの市町からなる北部の選挙区だ。立憲民主党の泉健太前代表、日本維新の会の前原誠司共同代表ら非自民の国会議員が選挙区を握る京都府内で唯一、自民候補が小選挙区導入以降、一度も負けていない。
海上自衛隊の艦船が浮かぶ舞鶴港=2024年10月15日、京都府舞鶴市
人口約7万5千人で最大の舞鶴市は造船業で栄えた。舞鶴港には海上自衛隊の艦船が停泊する。人口約7万4千人で舞鶴に続く福知山市は、出版社が実施した2024年の「住みよさランキング」で、全国812市区のうち87位、府内では3位にランクインした。明智光秀が築いたとされる福知山城の城下町で、街と自然の両方を兼ね備えた自治体として移住者も多い。一方で福知山を含む5区内では、都市部への人口流出が止まらない現実もある。
ここで立候補したのが山本さんだ。比例単独で当選1回の経験があり、5区での挑戦は前回2021年に続き2回目。京都市で生まれ、三大祭り「葵祭」のヒロインとなる「斎王代」を務めた過去もある。元国会議員であるにもかかわらず、周囲からは「わかちゃん」と呼ばれる親しみやすさが売りだ。
▽面と向かって「自民党しか支援しない」
山本さんは、2021年の衆院選では比例復活もならず落選した。一度は京都市に戻ることを考えた。それでも、これまで北部で出会った人の顔を思い浮かべて、再挑戦を決意した。「北部の人々の暮らしを豊かにしたい」。その一心で3年間、北部中を駆け回った。最北端から1軒1軒あいさつに赴いた。交差点に立ち、通勤者、通学者に声をかける「朝立ち」は毎週欠かさず、各市町を順番に回った。福知山の中小企業でアルバイトし、特技を生かして習字教室を開き、地元に根ざした生活を送ってきた。
ただ、立憲民主党から支部長に渡される活動資金はわずか。切り詰めた生活を強いられた。あいさつに回った先で、面と向かって「自民党しか支援しない」と言われることも続いた。そんな心身を削る毎日を過ごしていた山本さんを見守ってきたのが、佐金さんだった。
▽「ネギを栽培することにした」
佐金さんは福知山市で生まれ育ち、短大卒業後、地元に戻って保育士として働き始めた。業務は忙しく、保護者との関係をはじめ精神的にもきつい仕事にもかかわらず、給料はそれに見合わないと感じていた。子育てとの両立はきわめて難しいのが実態で、出産後に復帰できない人も多く見てきた。「生涯続けられる仕事にしないといけない」。業界の働き方改革を目指し、園を自ら設立すると決めた。
山本さんと知り合ったのはこの頃。当時は現職議員で、国や市の職員、地元企業の担当者らにつないでくれたという。「地域ぐるみの開かれた保育園」を目指していた佐金さん。人脈が広がったおかげで、活動は勢いづいた。友人としての付き合いも始まった。
3151
:
OS5
:2025/01/18(土) 10:43:30
佐金さんは、山本さんに驚かされてばかりだった。「わかちゃんには裏表がない。肝が据わっているけれど、かわいらしさがある」。これまでに会ったことのないタイプの政治家だった。落選した後は「福知山でネギを栽培することにした」と聞き、仰天した。畑に入り、土まみれの手足と笑顔で作業する傍ら、地元を走り回って住民の声に耳を傾ける姿を、間近で見続けた。
▽衆院選前にかかってきた電話
衆院選が近づきつつあった4月のある日、山本さんから佐金さんに1本の電話がかかってきた。「後援会の代表幹事をやってくれませんか」。佐金さんは驚き、いったんは断った。「自分に務まるわけがない」と。職場でも、家庭でも、周りにいるのは自民党支持者ばかりだった。保育の業界も支持者が多い。周囲の目が気にならないと言えばうそになった。
それでも、山本さんを見てきて思うところがあった。「自分に利がある、ないではなく、地域で実際に困っていることを聞き、国政にフィードバックする。その姿勢に共感した」。地元を回り続けた「わかちゃん」の力になりたい。佐金さんは迷った末、代表幹事を引き受けた。
▽「個人ファン」が集まった後援会
佐金さんら40、50代の若手を代表に据えた「山本わかこ福知山後援会」は2024年4月に発足した。中心となる幹事は20人弱。政党や労働組合とは関わり合いのない、山本さんを純粋に応援する「個人ファン」の集まりだ。その1人、松井博孝さん(80)は約4年前、山本さんが参院議員秘書だった時に知り合った。3年前の衆院選で敗れた山本さんはその数日後、松井さんの自宅を訪れ、こう言って頭を下げた。「次は勝ちたい。力を貸してください」。松井さんは決意を受け止め、後援会の創設に奔走したという。
後援会は月1回幹事会を開き、ポスター掲示やイベントの実施について話し合った。幹事は山本さんの朝立ちにも同行した。山本さんが住民と対話する「語る会」も開催した。地域で何が課題となっているのか、山本さんがどのような政策を考えているのか。福知山、綾部、舞鶴、京丹後の4市で毎回100人以上を動員した。
衆院が解散されると、松井さんは選対本部長に就任した。後援会幹部は山本さんのイメージカラー、ピンクのジャケットに身を包み、ピンクのリボンを巻いた選挙カーで、京都府北部中を走った。
決起集会で「ガンバロー」コールをする山本和嘉子さんと支援者ら=2024年10月23日、京都府福知山市
▽自分の立場でできることを
代表幹事となった佐金さんは、自ら表に出ることは避けるつもりだった。自民党支持者が大半を占める保育の業界にいる身で、できることは限られていたからだ。それでも、友人として可能な限り力になりたい。葛藤の末、事務所開きの日からマイクを握った。夜の個人演説会では保育現場の窮状を訴え、山本さんならそれを変えてくれると力説した。
思い切って、家族や友人、知人に声をかけてみた。「山本和嘉子を応援しているんだ」。すると「選挙に行ってみようかな」という声がいくつも返ってきた。
山本さんは声をからして支持を訴えた。立憲民主党の枝野幸男前代表(当時)を招いた舞鶴での演説会では感極まった。「3年前の落選後『やり直したい』と松井さんに言った時は『並の覚悟じゃできないぞ』と言われて足がすくみました。それでも、一人暮らしの高齢女性の暮らし、物価高、後継者不足、公共交通の人手不足、いろんな思いを聞いて、この地域をもっとよくしていきたい、その思いでチャレンジすることにしました」。集まった支持者らには、涙を流す人の姿もあった。
3152
:
OS5
:2025/01/18(土) 10:43:50
別の決起集会では、出席者が想定を大きく上回り、約90席の会場が2倍にあふれ返った。急きょ、ロビーにあったソファを運び込んだ。岩盤保守の地でも、思いは伝わる―。3年前よりも手応えを感じていた。
投開票日の10月27日。投票締め切りの午後8時を回った直後、議席を争った自民党の本田太郎氏に「当選確実」の一報が流れた。福知山にある山本さんの事務所に集まった40人ほどの支援者は誰一人として帰らなかった。比例復活の可能性を信じていた。午後11時半を回っても、その知らせはなかった。とうとう松井さんが帰宅を促した。時が過ぎるにつれて、雨足が強まっていったこの夜。山本さんの2度目の当選はならなかった。
▽必要性を痛感した「対話の場」
福知山の雨は翌朝も続いた。車通りの多い交差点で、行き交う車や自転車通学の学生らに頭を下げる山本さんがいた。「ありがとうございました。ありがとうございました」。1台、1台に声をかけると、何台かが車の窓を降ろして手を振った。山本さんは歩道から身を乗り出して振り返した。
開票日から一夜明け、交差点に立つ山本和嘉子さん=2024年10月28日、京都府福知山市
事務所では、松井さんらがせっせと後片付けをしていた。ポスターやチラシだけでなくテレビや冷蔵庫まで、次々と軽トラックに運び込まれていく。片付けが終わると「ゆっくり休みな」と山本さんに声をかけ、1人、また1人と事務所を後にしていった。松井さんがつぶやいた。「保守は強かった。悔しいね」。翌日から、山本さんとともにあいさつ回りへと出かけていった。
山本さんはその後、福知山の事務所を引き払った。選挙に再び出ることは、今は考えていない。それでも、6年間応援してくれた福知山の人々に報いたいと、京都市の実家から車で約2時間かけて通い、習字教室を開き、子ども食堂に参加している。X(旧ツイッター)のアカウント名には「京都北部をこよなく愛す」と記し、選挙後も投稿を続ける。「国民の皆さんが幸せになれるようにと思って、これまで活動してきた」。形を変えても、思いは変わらない。
佐金さんは初めて、自ら選挙運動に飛び込んだ。「わかちゃん」にほれ込み、描く未来に期待を寄せ、その戦いを全力で支えた。「この政治家が好き」と自信を持って言える存在だった。
その佐金さんには、ここでも驚きがあった。特に若年層で、立候補している政治家の名前すら知らない人がいたことだ。衆院選の投票率は、福知山市では52・8%で、前回より約4ポイント下がった。山本さんと付き合ってきた自身の経験と照らし合わせて、日常的に政治を考える「ディベート」の場が必要だと痛感した。「政治家と直接対話できる場をつくらなければ」。人が減り続ける地方に住む者として、思いを新たにしている。
3153
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OS5
:2025/01/23(木) 21:44:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e199042e6c18be7aa15c6b99c494f02863e403c3
混迷続く、鈴木宗男氏が去った「北海道の維新」 5人で再スタート
1/23(木) 17:30配信
朝日新聞デジタル
札幌・ススキノで演説する馬場伸幸・日本維新の会代表(当時)=2024年7月18日、札幌市、日浦統撮影
衆院選の得票数低下、札幌市議の相次ぐ離党……。北海道内の日本維新の会の混迷が続いている。22日には道総支部長に守島正・衆院議員(大阪2区)が就任して再スタートを切ったが、前途多難だ。強い影響力があった鈴木宗男参院議員の離党から1年余りの維新の動きを振り返る。
【写真】衆院選の選挙協力を決めた新党大地の鈴木宗男代表(左)と中村裕之・自民党北海道支部連合会会長=2024年10月5日、札幌市、日浦統撮影
昨年の衆院選前、自民党には「裏金」問題で逆風が吹いていた。維新はチャンスとばかり北海道の全12選挙区での候補者擁立をめざした。
7月時点で候補者は北海道1、2、3区だけ。それでも、当時、来札した馬場伸幸代表は札幌・ススキノでの応援演説後、記者団に「一人でも多くの候補者を擁立していく」と力強く語った。
ただ、北海道の維新は、鈴木宗男氏が代表をつとめる地域政党・新党大地と関係が深いという地域特有の事情を抱えていた。鈴木氏は2023年10月、ロシア訪問をきっかけに維新を離党。維新と大地が分裂したことは、維新にとっては痛手となった。記者団にマイナスの影響を問われた馬場氏は「鈴木議員を支持されている方の中で、『維新の会、いいよね』と言っていただける方はまだまだたくさんいらっしゃると思います」と語った。だが、なかなか党勢の拡大は進まなかった。
その1カ月後。
札幌市内のホテルで、鈴木氏の毎月恒例の講演会が開かれた。記者団に衆院選の事前予想を尋ねられた鈴木氏は「2区も、3区も(維新の候補者は)もともと私の秘書ですけど、私は自由にやれ、と言った。でも、温情として言っただけ。もう絶対に触らんという思い」と語り、維新とはたもとを分かっている点を強調した。
流れが決定的になったのが、その2カ月後だ。
同じホテルで、鈴木氏が握手していたのは、自民党北海道支部連合会会長の中村裕之衆院議員だった。自民党道連と新党大地の衆院選での選挙協力の発表会見だ。
鈴木氏は「もともと私は自民党で生まれ育ってきた男。私の応援者の中では自民党と一緒になってやることはありがたいし、いいことだという声が圧倒的であります」と誇らしげに語った。
そして迎えた10月の衆院選。
維新の新たな候補者の積み増しはなし。3選挙区の得票数はいずれも前回2021年総選挙の得票数を下回った。比例道ブロックの得票数も9万6954票で得票率は4.05%にとどまり、議席は得られなかった。政権批判票の受け皿となったのは、立憲民主と国民民主の旧民主系2党だった。
年末には、内部告発で、札幌市議2人の政務活動費の「不適正な支出」が発覚。「身を切る改革」が身上の維新が、2人に離党勧告をする事態にもなった。
混迷が続く維新。札幌市内で1月22日にあった維新の新しい道総支部代表の就任会見で、守島氏は「改革政党としての立ち位置を見失った」と党勢低迷を分析したうえで、北海道については「鈴木宗男さんのこととか、特別の要因があるんですが、支持率の下げ幅が一番大きかった」ともらした。維新の道総支部は支部長と現職議員を合わせて5人で、守島氏は「小さなところからの再スタートになります」と語った。(日浦統)
朝日新聞社
3154
:
OS5
:2025/03/18(火) 22:43:20
>>3004
https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20241023-OYTNT50189/
衆院選栃木3区、保守分裂三つどもえ
2024/10/24 05:00
三つどもえの激戦となっている衆院選栃木3区は、5期目を目指す自民党前議員の簗和生(45)に、簗の政治資金収支報告書への「不記載」を争点化しようとする立憲民主党新人の伊賀央(60)が挑み、さらに自民党籍を持つ無所属新人の渡辺真太朗(31)が簗と保守票を奪い合うという複雑な展開を見せている。
23日朝、大田原市湯津上の農産物直売所前の駐車場に姿を見せた簗は、近くの国指定史跡・下侍塚古墳で松の保護活動に取り組む会のメンバー一人一人に、あいさつをして回った。
簗は20日に矢板市で市長の森島武芳(38)とともに行った街頭演説で、「(道路整備に)責任を持って予算をつける」とアピール。4期の在職で政務三役や党部会長を歴任して培った、政府・与党とのパイプ役としての自信をうかがわせた。地元には、「5選を決めれば大臣を狙える」との期待感もある。
しかし、今回は不記載問題による逆風の直撃を受け、党から比例選との重複立候補を認められなかった。陣営は、22日に前幹事長の茂木敏充(69)を招いて個人演説会を開くなど、自民、公明両党の支持層を固めようと懸命だ。
一連の問題で「潔白」を強調する簗は、有権者の反応に神経をとがらせる。陣営は、茂木の個人演説会を報道陣に公開しなかった。
◇
「私の名前、那須塩原市長さんと似ていて、親戚ですかとよく聞かれるが、親戚ではない。しかし、渡辺美智雄先生を熱心に支援していた家だった」
渡辺は23日夕方、那須塩原市内の街頭演説で、あえて言及した。
3候補でただ一人、3区内の那須烏山市出身の渡辺陣営がターゲットにするのは保守層。簗陣営との間で激しい票の奪い合いが繰り広げられている。
渡辺は「郷土愛」をアピールしつつ、1995年に死去した元副総理・渡辺美智雄にたびたび言及している。「政治家を目指すきっかけになった存在」と周囲に説明するが、「渡辺王国」の異名をとった地域だけに他陣営からは「(美智雄の親戚だと誤解させる)印象操作だ」との反発がある。
実際、渡辺陣営内でも「名前につられて支持者が増えている地区もある」との声も。美智雄の孫で、簗を支援する那須塩原市長の渡辺美知太郎(41)は当初、静観の構えを見せていた。しかし、終盤の23日、自身のSNSに「たまにお問い合わせを頂きますが、今回の衆院選に渡辺美智雄の親戚は立候補していません」と投稿し、やんわりとクギを刺した。
◇
伊賀は、簗との一騎打ちだった2021年の前回衆院選で、比例復活できずに大敗した。今回は、後援会支部を各市町に整備。簗の政治資金問題に照準を合わせ、短時間の「スポット街宣」をこまめに重ねながら、無党派層への浸透を急ぐ。
全国レベルでの追い風は感じるが、3区では保守分裂の影響で対立軸がぼやけがちなのがネックだ。
23日は小雨の降る中、JR那須塩原駅前に立ち、「『国民に知られさえしなければ何をやったっていい』というのが裏金問題の本質だ。国民に真正面に向き合う政治を作り上げたい」と声を張った。
22日には元代表の枝野幸男(60)も那須塩原市入り。簗と渡辺を念頭に、「自民党とは明確に違う伊賀央さんを(国会に)送り出さないと、裏金政治を変えることにはならない。三つどもえだが、一択しかない」と訴えた。
(敬称略、石塚格、三枝未来、近藤龍)
簗和生45自前《4》
渡辺真太朗31無新
伊賀央60立新
候補者一覧は届け出順。年齢は投票日現在。党派の略称は、自=自民、立=立民、無=無所属。白抜き数字は当選回数
3155
:
OS5
:2025/03/20(木) 15:46:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/165233a047ee823076bdec096519f185a87abe07
自民、衆院広島5区候補で宮沢税調会長の次男落選 地元冷ややか「ラスボス支持できない」
3/20(木) 7:00配信
産経新聞
自民党広島県連が次期衆院選で広島5区の公認候補予定者となる支部長に弁護士の今井健仁氏を選出した。103万円の壁を死守する「ラスボス」とSNS上で揶揄された宮沢洋一税調会長(参院広島選挙区)の次男が落選したことに、地元では冷ややかな声が上がっている。商品券配布問題で窮地に立たされる石破茂内閣。次期衆院選へ、早くも暗雲が立ち込めている。
同県連は昨年の衆院選で小島敏文元復興副大臣が落選したことを受け、支部長の公募を実施。宮沢洋一氏の次男で銀行員の二郎氏も応募した。
広島5区は尾道市や三原市などの瀬戸内海沿岸から県北の山間地までを含む広大なエリア。宮沢洋一氏の伯父、故宮沢喜一元首相が地盤とした中選挙区時代の旧広島3区に含まれ、県連の中には宮沢家の人脈に期待する向きもあった。ただ、宮沢氏の地盤は福山市で、現在は広島6区に含まれており、地元の反応は冷ややかだ。
尾道市の40代の男性は「元々宮沢家は福山が地盤。二郎氏が候補選出に立候補したこと自体が驚きだった。『福山の人なのになぜ』、『なりふりかまわないんだな』という印象」と切り捨てた。
広島6区の福山市は、小林史明環境副大臣が盤石の地位を築く。地元の有力企業の血縁者で、地元の商工関係者からも熱烈な支持を受けている。「福山でも宮沢家の求心力が弱まっている」といい、「洋一氏はラスボスといわれて地元のイメージも悪化している。世襲を支持する気にはなれない」という。
公募には6人が応募し、今井氏と二郎氏、財務官僚、尾道市議の4人が最終候補に残り、今井氏と二郎氏の決選投票で決着した。
今井氏は京都市出身で、法律事務所の代表として東京で勤務し、昨年、尾道市に転居したという。広島5区の勝敗を分けるのは票田の尾道市。地元は「縁のある人じゃないと当選できない」と今井氏にも手厳しい。(高木克聡)
3156
:
名無しさん
:2025/05/07(水) 18:21:07
NHK世論調査は今夜7時?
3157
:
OS5
:2025/05/07(水) 18:31:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/690b81180b0793c5293a8c6fa255c39546cf2a62
自民党・北海道11区支部 次期衆院選の候補予定者となる支部長の公募締め切る これまでに3人が応募
5/7(水) 14:28配信
HTB北海道ニュース
(写真:HTB北海道ニュース)
自民党の北海道11区支部は次期衆院選の候補予定者となる支部長の公募を6日に締め切りました。
自民党の関係者によりますと、応募したのは帯広市議の上野庸介氏(51)と東京在住で損保会社に勤める中川紘一氏(34)、札幌の元会社員竹花祐一氏(49)の3人です。
上野氏は帯広市議2期目で市内で保育園などを運営する学校法人の理事を務めています。中川氏は財務大臣を務めた故・中川昭一氏のおいです。竹花氏は金融機関で勤務していた時に、農業支援などの分野に携わった経験があるということです。
道11区支部は12日に選考方法などについての会議を行い17日に3人の面接を行う予定で、25日に行われる自民党道連の定期大会までに支部長を決めたいとしています。
HTB北海道ニュース
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:
OS5
:2025/05/09(金) 16:12:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dff4251aa49a42a5d89f36ea3aaaa74f5a96263
立民・野田代表の地盤、衆院千葉14区で自民が候補者公募も…「適任者いなかった」
5/9(金) 13:11配信
産経新聞
自民党千葉県連の斎藤健会長は9日、次期衆院選の千葉14区(船橋市の一部、習志野市)の候補者公募について、最終的に選定には至らなかったことを明らかにした。同日の党本部での県選出国会議員団会議後、記者団に「適任者がいなかった。今後の対応は党本部を含めて相談する」と述べた。詳細な選考過程は明言しなかった。
複数の関係者によると、3月から実施していた千葉14区の公募で、元衆院議員秘書の30代女性が有力視されていたが、最終段階で女性本人が辞退を申し出たという。14区は立憲民主党の野田佳彦代表が強固な地盤を維持しており、自民党候補は先の衆院選で野田氏に大差で敗れた。
この日の会議では、次期幹事長選挙は行わず、党務と党人事に関して幹事長に一任する方針を了承した。
3159
:
OS5
:2025/05/13(火) 21:18:05
丹羽秀樹 自民当選
前田雄吉 無所属落選
大西雅人 社民党落選
https://news.yahoo.co.jp/articles/5feb5f3d9b475ba2132cf364e54fb2825fc8f3bc
立憲民主党愛知県連が衆議院議員選挙の愛知6区に美容サロン経営の岩田真由美さんを擁立へ
5/13(火) 18:37配信
テレビ愛知
立憲民主党愛知県連は次の衆議院議員選挙の愛知6区に、新人で美容サロン経営の岩田真由美さんを擁立する方針を固めました。
愛知6区は小選挙区の区割り変更の影響で旧民主系の空白区となっていました。
3160
:
OS5
:2025/05/14(水) 10:50:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/27c48d9bd32e7322733e374d7f87b16a0776ffae
「自公協力の象徴区」衆院道10区、自民候補予定者の公募 植村道議と渡辺元議員を党本部に推薦へ
5/14(水) 8:05配信
HTB北海道ニュース
衆院道10区の自民党の候補予定者の公募で、選考委員会は公募に応じた道議と元衆議院議員の2人を党本部に推薦する方針を決めたことがわかりました。
自民党道10区の公募に応じたのはともに10区内を地盤とする植村真美道議と渡辺孝一元衆議院議員の2人です。関係者によりますと、9日に選考委員会の幹部で協議し、2人の議員としての実績などを踏まえて、2人を党本部に推薦し、党本部に判断を委ねる方針を決めました。道10区は、2012年の衆院選以降「自公協力の象徴区」として、公明党の稲津久氏を擁立していましたが、去年の衆院選で落選し不出馬を表明しています。
HTB北海道ニュース
3161
:
OS5
:2025/05/14(水) 11:05:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/35dab4d0242fcdb212aeccbcac9afa29ca16cc03
自民富山市連・次期衆院選 1区公認結論出ず 「田畑氏で戦えない」「現職を重視すべき」支持巡り温度差
5/14(水) 5:01配信
北國新聞社
田畑氏への対応を協議した会合=富山市の県民会館
自民党富山市連は13日、県民会館で支部長・幹事長総務会を開き、次期衆院選富山1区公認候補の対応を協議した。田畑裕明衆院議員の不適切党員登録問題を受け、県議や市議からは「田畑氏では戦えない」との意見が噴出。一方で校下支部長から「現職を重視すべきだ」と擁護する声も上がった。25日の市連定期総会までに方向性をまとめる方針だが、現職支持を巡って温度差があり、意見集約に時間が掛かるとみられる。
●意見集約に時間も
会合は冒頭を除いて非公開。終了後に報道陣の取材に応じた中川忠昭支部長は田畑氏擁護の声を含めていろいろ意見が出たとした上で、「全員から聞いたわけではない。引き続き個別に聞く」と意見集約を急ぐ考えを示した。
田畑氏問題を受け、自民県連は昨年12月、衆院選の公認候補となる富山1区支部長の選任を保留し、空席状態が続いている。
●「田畑氏に問題」9割
出席者によると、4月の富山市議選後に県内で世論調査を実施した結果、田畑氏の一連の行動に問題があると答えた人が全体の約9割に上ったことが報告された。執行部側からは県議と市議の大半が田畑氏を推せないとの考えを示していることが説明された。
夏の参院選への影響を推し量る声もあり、会合では「田畑氏から直接説明を聞きたい」との意見も出た。
中川氏は、支部長・幹事長から田畑氏を擁護する意見が多く出たことに触れ「参院選への逆風を感じていない気がした」と市連内での認識のずれを指摘。田畑氏が説明責任を果たす場を設けることには「本人から申し出があれば検討する」とし、執行部の責任については「十分に考えて判断したい」と述べるにとどめた。
富山1区の公認候補選考を巡っては、昨年10月の衆院選前に田畑氏の政治とカネの問題が発覚したことで紛糾。市連は別の候補擁立も視野に入れ、党員による「予備選」の実施に向けたアンケートを行おうとしたが、現職優先を鮮明にする校下支部から反対意見が上がり、撤回した。
結果的に衆院選では、市連が公認候補として田畑氏を支持し勝利した。ただ、田畑氏は衆院選後の昨年11月に不適切党員登録問題が発覚。自民県連や市連の常任顧問を解任された。
富山市議選では自民現職24人中4人が落選し、夏の参院選でも田畑氏の問題の影響が及ぶことへの懸念は強い。9日の市連常任総務会では、田畑氏を次期衆院選の公認候補に推すべきでないとの意見が大勢を占めた。
3162
:
OS5
:2025/05/15(木) 16:17:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/89d6871624dc3d11593aeda92155e4f178da8ae3
【撤回】道3区で公明党候補支援を白紙へ 道内1選挙区を公明党に譲る方針で調整継続 衆院選
5/15(木) 12:05配信
次期衆院選での自民・公明両党の選挙協力をめぐり、自民党は北海道3区で公明党の候補を支援することを撤回する方針を固めたことがわかりました。
自民党は前回の衆院選で北海道10区の公明党候補が落選したことをうけ、北海道3区を自民・公明の新たな協力区とする方針で調整していました。
関係者によりますと、自民党本部と道連幹部は、3区で公明党が候補を立てる方針を一度白紙にすることを確認したということです。
自公の選挙協力をめぐっては、3区を地盤とする高木宏寿前衆議院議員や道議が、方針撤回を求め、党本部に抗議文を送るなど猛反発していました。
自民党道連は、道内の1選挙区を公明党に譲ることで党本部や公明側との調整を続けていくことにしています。
3163
:
OS5
:2025/05/18(日) 17:39:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/911f6ce96ffff4de2560312b945b0c161731a490
自民党北海道11区支部 次期衆院選の支部長候補に中川紘一氏と上野庸介氏を推薦 中川氏が最適とする付帯意見を添える
5/18(日) 11:49配信
HBCニュース北海道
北海道放送(株)
自民党北海道11区支部は、次の衆院選の立候補予定者となる支部長候補の選考会を開き、2人を党本部に推薦することを決めました。
自民党・道11区支部は16日、公募で進めていた支部長候補者の選考会を開き、応募のあった3人のうち、帯広市議の上野庸介氏と、中川昭一元財務大臣の甥で東京で損害保険会社勤務の中川紘一氏の2人を党本部に推薦することを決めました。
(損害保険会社勤務・中川紘一氏)
「中川だから支援してくれ、応援してくれだけではなくて、しっかり個人として伝えることを伝えていきたい。それに尽きる」
党本部から地元の付帯意見を付けた上で、2人を上申してほしいとの指定があり、支部は中川氏が最適とする意見を添えるとしています。
今後、党本部が最終決定する見通しです。
北海道放送(株)
3164
:
OS5
:2025/05/20(火) 22:23:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/88e52de5a769155e5ff7a0683e31fedbd5fd22f5
富山1区支部長めぐり 自民富山市連は田畑議員を選任しない方針確認
5/19(月) 19:34配信
北日本放送
KNB北日本放送
自民党富山市連は、次の衆議院選挙富山1区の公認候補となる支部長ポストについて、きょう、常任総務会を開いて協議しました。そして支部長ポストに田畑裕明衆議院議員を選任しない方針を確認しました。
県民会館で開かれた自民党富山市連の常任総務会には、党所属の県議や富山市議が出席し、非公開で行われました。
富山1区の支部長をめぐっては、自民党富山市連は今月13日の総務会で、執行部が田畑議員を支部長の選考から外す方針を示しましたが、地域支部の代表などからは田畑議員を擁護する意見もあり、結論は出ませんでした。
出席者によりますと、きょうの会合では富山1区の支部長に田畑裕明衆議院議員を選任しない方針を、出席者の間で確認しました。
あす再び開催を予定している総務会で、合意を諮るということです。そのうえで、富山市連の総会を今月25日に開き報告するということです。
記事に関する報告
6
3165
:
OS5
:2025/05/20(火) 22:23:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/1948469c32833b5247cbcfaa2f4ea274f299d1f6
【次期衆院選】自公連携「象徴区」はどこに?党主導の北海道3区は地元が猛反発で“正式撤回”4区を推す声に地盤の中村道連会長「簡単な話ではない」
5/19(月) 19:31配信
次の衆院選で自民党が公明党に譲る北海道内の選挙区はどこになるのか?
党本部主導で進められた北海道3区の方針は、地元の猛反発にあって正式に撤回され、自公連携の「象徴区」は宙ぶらりの状態です。
17日、札幌市で開かれた自民党の北海道3区支部の会合に姿を見せたのは党本部の木原誠二選対委員長です。
非公開の会合で3区で独自候補を擁立せず、公明党候補を支援するとしていた党本部の方針の撤回を伝えました。
・自民党道連 中村裕之 会長
「北海道新幹線の早期開業など、様々な政策がある中でその政策を自公で協力に推進する意味で3区が適切か考えた結果、3区を白紙にして再調整すると」
これまで3区で選挙を戦って来た高木宏寿氏や地元支部は党本部の方針に猛反発していて、結果的に抗議が認められた形です。
・自民党 高木宏寿 元衆院議員
「参院選にきちんとのぞまないといけないので、今の状況のまま放置されたら党勢拡大に影響するし、選挙体制構築にも影響するし、これでいったんすっきりした形で臨める」
では、公明党に譲る選挙区はどこになるのか。
一部の自民党議員からは、4区を推す声も上がっています。
こうした動き対し、4区が選挙区の中村裕之道連会長は…。
・自民党道連 中村裕之 会長
「私自身の政治生命が短くなることも考えられるし、簡単な話ではないと受け止めている。いまのところ何区が有力とかではなくてこれらの政策を見比べた中で、理解を得られるところにもっていきたい」
また、現在、支部長の選考中で前回までは公明党候補を支援していた10区を自公連携の「象徴区」に戻す可能性も取りざたされていますが、先行きは不透明です。
一方、同じく支部長を選考中の11区は、帯広市議の上野庸介氏(51)と中川昭一元財務大臣の甥、中川紘一氏(34)の2人を、「中川氏が最適」とする意見を添えた上で、党本部に推薦することを決めました。
北海道放送(株)
3166
:
OS5
:2025/05/21(水) 14:18:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/4aa6db015d39d30e7d884e76d195c498882b2cb8
衆院選1区候補に田畑氏推さず 自民富山市連、多数決58対20
5/21(水) 5:02配信
北國新聞社
田畑氏の対応を協議した自民党富山市連の会合=20日午後7時、県民会館
●不満くすぶり一枚岩に疑問
自民党富山市連は20日、所属県議・市議と校下支部役員らによる総務会を開き、多数決で次期衆院選富山1区の公認候補に現職の田畑裕明氏を推さないとの意見をまとめた。県議・市議の総意として「田畑氏不支持」を提案し、不支持が58人、支持は20人だった。総務会として初めて結論を出した形だが、現職重視を主張してきた一部の校下支部では不満がくすぶる。
●新候補選び本格化へ調整作業が難航も
市連は自民県連と連携して、新たな公認候補選びを本格化させたい構えだが、全ての校下支部が納得しておらず、調整作業が難航する可能性がある。
県民会館で開かれた会合は非公開。中川忠昭支部長は、田畑氏が自身の不適切な党員登録問題などを巡り十分に説明責任を果たしていないと指摘。県議・市議の田畑氏を推せないとの総意に賛同するよう求めた。
出席者からは「田畑氏には引き続き働いてもらうべきだ」との声や執行部批判が出たが、執行部側が多数決を提案。「多数決に反対」との怒号が飛ぶ中、県議・市議と37校下支部の支部長・幹事長、女性部の部長・幹事長による投票に踏み切った。
その結果、田畑氏不支持が過半数を占めた。「進め方が強引だ」「議論を尽くすべきだった」として、12人が投票前に退席した。
会合後、中川支部長は田畑氏を推さないと決めたことについて「苦渋の決断だが、有権者の理解が得られない。本人になるべく早く会って伝えたい」と説明。田畑氏の説明には「納得いかないと言ってきたが何のアクションもなかった。残念で仕方ない」と述べた。1区支部長の選考時期や方法は白紙とし「まずは参院選を勝ち抜く。具体的なスケジュールを決めるのは選挙後だ」と語った。
田畑氏問題を受け、自民県連は昨年12月、衆院選の公認候補となる富山1区支部長の選任を保留するよう党本部に求め、空席状態が続いている。
市連内では田畑氏問題が夏の参院選に影響を及ぼすとの懸念があり、参院選前に問題の収束に向け結論を急いだ。執行部側が事前に各支部に意向を確認し、多数決で意見統一を試みた。
3167
:
そこそこイケメンでスカの不倫疑惑男
:2025/05/22(木) 06:02:58
《対外公表版》
>【詳しく】江藤農相が辞表提出 後任に小泉進次郎を起用
2025年5月21日(水) 19時12分 NHK
(一部加筆修正)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250521/k10014811531000.html
>江藤農林水産大臣は「コメは買ったことがない」などと発言した責任を取りたいとして、石破総理大臣に辞表を提出しました。
.
.
.
〓言語道断! 1972年5月にロッド空港(イスラエル)で無差別テロを行った赤軍派が旗揚げした神奈川のFラン大学を出た、朝鮮ゴロツキの稲川会 丸抱えのスカの不倫疑惑男、小泉進次郎 如きを抜擢する“鳥取の田舎っペ慶応ボーイ”、石破茂!
〓慶応の女子学生をレイプして海外逃亡し、女芸者絞殺疑惑もある小泉純一郎の息子で そこそこイケメンのスカの不倫疑惑男、小泉進次郎 如きを入閣させるとか、石破茂は2025年参院選で自民党を自爆させたいのか?
〓小泉進次郎 程度のイケメンなら、創業者が朝鮮戦争に従軍したLA生まれの元米軍人である親米ジャニーズ事務所OBの中に幾らでもゴロゴロしてるだろ。
〓何故あえてアメリカ政府から資産凍結、取引禁止処分を食らっている六代目山口組と友好関係にあるスカの朝鮮ゴロツキ稲川会 丸抱えで、1972年5月にイスラエル・ロッド空港で無差別テロを行った赤軍派が旗揚げした神奈川のFラン大学出の不倫疑惑男を2025年参院選の顔に据えようとするのか?
〓“自爆行為”と言っても過言ではない。
3168
:
名無しさん
:2025/05/22(木) 18:18:38
>>3165
ただの人(高木)が偉そうで草。
2回連続完全落選の2区(高橋)なら話は分かるが議員が居る4区って。
3169
:
OS5
:2025/05/23(金) 01:48:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/56109ffbae0242a55017d7f94b43565d4f8f90e3
衆院宮崎1区 新しい支部長の予定者は武井俊輔氏
5/22(木) 18:49配信
テレビ宮崎
衆議院宮崎1区の自民党の新たな支部長予定者に元衆議院議員の武井俊輔氏が選ばれました。自民党県連では、新しい支部長を選ぶ党員投票を行っていました。
自民党の宮崎県第1選挙区支部は、去年の衆院選で武井俊輔氏が落選したあと、支部長が不在となっています。
自民党県連は今年3月から4月にかけ、新たな支部長を公募。県の内外から7人が応募し、一次選考を通過した元農水省職員の中原由棟氏、県議会議員の野崎幸士氏、元衆議院議員の武井俊輔氏の上位3人による選挙が行われました。
選挙は宮崎1区の党員によって行われ、最も多い1060票を獲得した武井俊輔氏が22日、支部長予定者に選出されました。
武井氏は去年4月、秘書が運転する車が制限速度を大幅に超えて走行するなど不祥事もあり、前回の衆院選宮崎1区で落選しました。
(武井俊輔氏)
「私自身の使命は、宮崎県第一区を自由民主党に取り戻すということに尽きる。その思いで、きょうから一意専心取り組みたいと思います」
今後、自民党県連が党本部に武井氏の選任を申請し、承認されれば、武井氏は次の衆院選宮崎1区の公認候補予定者となります。
次の衆院選宮崎1区では、立憲民主党の現職・渡辺創氏と日本維新の会の横田朋大氏が立候補を予定しています。
テレビ宮崎
3170
:
OS5
:2025/05/24(土) 21:55:31
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/645781
自民広島県連、広島3区支部長に石橋林太郎氏を要望 党本部を明確に回答せず
政治・行政
行政
2025/5/21
(最終更新: 2025/5/21)
twitter
自民党本部の対応に不満を述べる中本会長代理
自民党広島県連の中本隆志会長代理は21日、党本部に森山裕幹事長らを訪ね、広島3区の党支部長を石橋林太郎氏(比例中国)とするよう改めて求めた。中本氏によると、「即答できない」と回答されたという。
中本氏と石橋氏が、森山氏と木原誠二選対委員長と非公開で面会。終了後、取材に応じた中本氏によると、夏の参院選までに支部長にするよう要望したが、両氏からは「調整できていない」との返答だったという。
広島3区は、公明党の斉藤鉄夫代表が議席を持つ。中本氏は「何回も党本部に言っているが、公明党との調整があるという答えしかない。最後のお願いが決裂したと捉えている」と憤った。この状況が続けば、次期衆院選で斉藤氏を支援できない考えも示した。
2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件を受け、自民党は21、24年の衆院選で3区擁立を見送り、斉藤氏が「与党統一候補」として当選。石橋氏は比例中国ブロックに回った。(秋吉正哉)
3171
:
名無しさん
:2025/05/24(土) 23:14:28
>>3170
前回の衆院選前の記事かと思った
あらいぐまのリリーフで1期だけやって引退だろと思ってたが余計引退できない境遇にいるのでね
3172
:
OS5
:2025/05/26(月) 12:45:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/00904cf847651c314d4a1accdb2ff3e53b035406
維新・上野蛍氏 次期衆院選に富山1区から出馬へ 「税金や社会保障の減額に取り組みたい」と決意 富山
5/26(月) 11:06配信
チューリップテレビ
チューリップテレビ
日本維新の会は次の衆院選富山1区に元富山市議の上野蛍氏を擁立することを発表しました。一方、ことしの夏の参院選の富山選挙区への公認候補擁立は断念します。
次の衆院選富山1区に日本維新の会から出馬するのは上野蛍氏です。
上野氏は富山市出身の40歳で、富山市議を経て2022年の参院選比例代表に立候補し落選しています。
上野氏は25日の記者会見でコメの高騰や物価高などにふれ、税金や社会保障の減額に取り組みたいと決意を述べました。
上野蛍氏
「子どもたちを社会的に守っていかなければならないし、少子化が進んでいる中で、家庭ひとつ一つを守っていくというのが地に足つけて、皆さんが生活を安心してできる社会をつくる一歩かなと思う」
また、維新はことし夏に行われる参院選について、富山選挙区への候補擁立を断念したと明らかにしました。
チューリップテレビ
3173
:
OS5
:2025/05/27(火) 15:14:01
1961年生まれ64歳 2期比例やると74歳くらいでそのまま引退になってしまいそう
https://news.yahoo.co.jp/articles/97270abbcb90773b3c0af327793b56db231512db
自民公明連携の「象徴区」北海道4区で調整 地元の中村裕之前道連会長は比例代表道ブロックで上位優遇を条件に選挙区を譲る方針
5/27(火) 12:27配信
北海道放送(株)
衆院選での自公連携の象徴区について、自民党が北海道4区とする方向で調整を進めていることがわかりました。
衆院選で自民党が独自候補を擁立せず公明党候補を支援する自公連携の「象徴区」をめぐっては、当初、自民党本部が北海道3区とする方針を示しましたが、地元の反発などにより撤回していました。
こうした中、複数の関係者によりますと、中村裕之前道連会長の選挙区である北海道4区が新たな選択肢として浮上。
中村氏も比例代表北海道ブロックでの上位優遇を条件に、選挙区を譲る方針だということです。
自民党北海道4区支部は31日に役員会を開き、支援者から意見を聞くことにしています。
3174
:
名無しさん
:2025/05/27(火) 22:39:37
>>3173
北海道自民の状況考えりゃ上位優遇2回の方が美味しい。相手は若い大築だし。
3175
:
OS5
:2025/05/28(水) 08:08:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a8c1ecdc52fd0f73f7e62299d56b04f51e307e8
紆余曲折の末…“自公の協力区”は北海道4区か?自民党が擁立せず公明党を支援する選挙区‐自民党・現職は比例にまわることを検討
5/28(水) 6:00配信
北海道ニュースUHB
自民党・中村裕之氏
次期衆院選において北海道内で自民党が独自候補を擁立せず公明党の候補を支援する協力をする選挙区について、北海道4区で調整されていることが分かりました。
北海道4区は、札幌市手稲区、西区の一部、石狩市、後志管内です。
関係者によりますと、自民党の現職・中村裕之氏は、協力する代わりに比例代・表道ブロックで上位優遇されることが検討されています。
中村氏が支部長を務める4区支部は31日に役員会を開き、対応を協議する予定です。
北海道の自公の協力区をめぐっては、自民党が10区(空知、留萌管内)で公明党の稲津久氏を支援し自民党の渡辺孝一氏が比例代表道ブロックの上位優遇にまわってきました。
しかし、前回衆院選で稲津氏が落選し、次期衆院選へ出馬しないことを表明。
その後、自民党は3区(札幌市豊平区、清田区、白石区の一部)を道10区に代わる協力区とする方針を一度は決めていましたが、地元関係者の反発を受け撤回していました。
UHB 北海道文化放送
3176
:
OS5
:2025/05/29(木) 22:13:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/185e6a1d0146b992340f3882e74ccef3ab9ff5c0
参院選の貢献度も判断材料…衆院選鹿児島2区で争った2人 自民の公認目指して“応援合戦”
5/23(金) 20:35配信
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コメント15件
南日本新聞
(右)国政報告会後、支援者と握手する三反園訓氏=指宿市の市民会館(左)朝のつじ立ちをする保岡宏武氏=鹿児島市谷山中央1丁目
1月に自民党入りした衆院鹿児島2区現職の三反園訓氏(67)と、昨年同氏に敗れた2区支部長で元職の保岡宏武氏(52)が、次期衆院選公認候補の座を巡り火花を散らしている。党県連は「当選確実な方を公認する」とし、夏の参院選の貢献度も判断材料になると説明。三反園氏は現職の強みを発揮し、立候補予定者を招いた集会を相次ぎ開く。保岡氏はつじ立ちなど草の根活動に徹し再起を図る。
【経緯が分かる】県連の頭越し…「希望すれば誰でも入党させるのか」 無所属・三反園氏が自民入り 地元県議が反発、くすぶる保守分裂の火種 支持者は歓迎「政策実現へプラス」
11日、鹿児島市で開かれた自民県連執行部役員の選対会議に三反園氏と保岡氏が顔をそろえた。党幹事長の森山裕県連会長も出席し、参院選鹿児島選挙区に党公認で擁立する園田修光氏(68)の当選に向け、情勢や選挙戦略を協議した。
先にマイクを握ったのは保岡氏。南薩や谷山地区で活動する中で「恥ずかしい話、地域を回ると『参院選に出るのか』と言われる。まだまだ私の知名度が足りない」と打ち明けた。地域支部や地縁がある奄美の県議らと連携し、参院選への体制整備に取り組むとした。
その後、新設された県衆院支部長に就いた三反園氏が役員会議で初めてあいさつ。「党の一員として仕事ができるようになったのも皆さんのおかげ」と感謝し、「参院選を必ず勝ち抜く。トランプ関税など多くの問題があるときこそ政権の安定が必要」と訴えた。
◆
保岡氏の活動は朝夕のつじ立ちと街宣が中心だ。タスキには「再挑戦」の文字。車で地域の隅々を巡回しながら「参院選で自民公認の園田さんを応援します」「園田さんとスクラムを組み、暮らしの向上に取り組みます」と表明している。
一方の三反園氏は地元での国政報告会に園田氏を招いて後押し。4月中旬に指宿市であった会合では約千人を動員した。来賓に森山氏のほか、打越明司指宿市長ら首長も並んだ。5月25日には枕崎市で集会を開くなど今後も予定する。
保岡氏は「今の私には大規模な集会を開くのは難しい」と認め、その上で「地道に地域の一人一人と会う努力を続ける。2区公認で何としても勝ち上がりたい」と語る。三反園氏は「自分のことより政権安定。参院選で議席を確保することが何よりも大事」と話す。
◆
自民県連は三反園氏の入党に際し、衆院支部長と2区支部長に優劣はなく、どちらかが比例区に回る可能性もあるとしている。
県知事時代の政治姿勢や2区で自民公認候補を破り当選した三反園氏の入党を巡っては今も異論があり、保守分裂の火種はくすぶる。ただ昨年の衆院選で自民が大敗し少数与党に転落。森山氏は「1人でも党所属の議員を増やすのが大義だ」と理解を求める。
保岡氏と3区支部長の小里泰弘氏(66)の落選で、県連所属の国会議員が減る中、全県域が舞台の知事選を戦った三反園氏を頼みの綱とする向きもある。県連の吉留厚宏幹事長は「両者に根強い支持者がいる。参院選でも互いに競い合って票の掘り起こしを頑張ってもらえたら」と期待する。
指宿での三反園氏の報告会後、取材に応じた森山氏は「次期衆院選がいつあるか分からないが、今後分析し、当選確実な方を公認する」とし、「2人とも一生懸命やっているので、よく見極めたい」と述べた。
南日本新聞 | 鹿児島
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OS5
:2025/06/16(月) 13:14:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/302eda4484dd58c07a10965393a0ca47ee9fb932
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
6/16(月) 11:15配信
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
永田町では衆参ダブル選が囁かれるなか、自民党は衆院の空白区でも候補予定者の選定を進めている。元首相らが築いた地盤でありながら連敗を重ねてきた広島5区もそのひとつで、党県連が擁立を決めたのは東大卒のエリート弁護士だった。しかし、自民党税調の“ラスボス”こと宮沢洋一氏の次男を公募で破ったこの人物は、ある企業買収案件で重大なトラブルを起こしていた──。ノンフィクション作家の森功氏がレポートする。(文中敬称略)
名門地盤に落下傘
原告が東京地裁に証拠として提出した被告宛のメールには、こう辛辣な言葉が並ぶ。
「あんたは結局、弁護士の面を被った詐欺師で、(中略)俺を騙りにかけただけだろう! 今に見ていろよ、天罰みたいに『犯罪者』として告発してやるからな!」
原告の石井徹也から詐欺師呼ばわりされている被告が、今井健仁(39)にほかならない。ピンとこない向きが多いかもしれないが、永田町界隈では、別の意味で話題になっている。さる3月17日、衆院広島5区の支部長に選出された人物である。
目下、与野党問わず国会議員たちの目は6月22日の通常国会会期末を控え、石破茂政権の動向に釘付けになっている。首相の石破が衆院の解散に打って出ると匂わせたからだ。小泉コメ旋風が千載一遇のチャンス、とばかりに自民党内も浮足立っているのである。立憲民主をはじめ、野党の候補者調整ができていない間隙を縫えば、少数与党状態を脱却できるのではないか。7月に衆参のダブル選挙だ、なんていう皮算用を弾いてきた。
そんな薄っぺらいシナリオ通りにいくかどうか。そこはひとまず置くとしても、やはり永田町の議員先生方は戦々恐々とし、全国的に衆院の公認候補者選びが加速している。そこで、自民党広島県連はいち早く5区の支部長を選定。通常、県連で選ばれた支部長は党本部からの公認を得られるので、今井の総選挙出馬はほぼ決まり、と見られているわけだ。
もっとも、党内ではなぜ今井なのか、と首をひねる向きも少なくない。当の今井本人が雑誌などで語ったところによれば、もともと京都出身で、インテリアデザイナーの両親に育てられ、東京の筑波大学附属駒場中高を卒業して東京大学法学部へ。司法試験に合格したあとは、第二東京弁護士会に所属し、日本五大法律事務所の一角を占めるTMI総合法律事務所を経て独立する。ピカピカのエリート弁護士のように見える一方、広島とは縁の薄い落下傘候補である。
いまの広島5区は、元首相の宮沢喜一や元運輸大臣の亀井静香の膝元として知られてきた中選挙区時代の3区と重なる部分が多く、名門宮沢家が長年地盤を築いてきた選挙区といえる。
現に衆院選を見据え、自民党税制調査会長で参院広島選挙区選出の宮沢洋一は、衆院広島5区に次男の二郎を送り出した。落下傘候補の今井ではとうてい歯が立たないと見られた。が、さにあらず。今井がみごと公認候補にあたる支部長の座を射止めたのだ。それだけでも十分驚きである。が、それよりもっとたまげるのが、冒頭の裁判だ。来る衆院選の候補者がまるで詐欺師呼ばわりされているのだから……。いったい何があったのか。
大地主の顧問弁護士に
原告の石井はJR五反田駅前をはじめ、都内にいくつもの優良不動産を所有する地主の家に生まれた。わけても東五反田1丁目のおよそ240平方メートルの所有地は、地元の駅前再開発地域にあった。石井はテナントビルの底地権者として、不動産の賃貸事業を始めた。いわゆるビルの大家だ。2017年8月、資本金888万円でM&T bondホールディングスという不動産管理会社を設立。石井の事業パートナーである河野守彦が、設立の経緯を説明する。
「石井さん一家は所有地を貸している関係で、借地料の増額などを巡り、借地人といくつも裁判を抱えていました。なかには土地を提供しているパチンコ店が役所から行政処分を受け、借地料で揉めたり。地代の集金代行をする会社があれば便利なので、不動産営業をやってきた私が石井さんといっしょにつくったのがM&Tだったわけです」
社名のM&Tは河野守彦と石井徹也のイニシャルに由来し、石井が社長に就任。河野の実母が888万円の資本金のうち約300万円を出資したという。河野が続ける。
「その集金代行をやるにあたり、信頼できる弁護士を探してくれ、と石井さんから頼まれ、私が友人の伝手で知った今井氏を紹介したのです」
3178
:
名無しさん
:2025/06/16(月) 13:15:09
法人の設立手続きを依頼された今井は出資していないが、M&Tの顧問弁護士兼取締役に就任し、事業にかかわっていく。そこから事件の幕が開く。
「今井氏は銀座に事務所を構えていて若手のやり手弁護士だと聞いていました。役員でもあったので株主総会にも参加していて、何度目かのときに彼が『M&Aのいい物件がある』と提案した。それが名古屋にあるエステの会社でした」(同前)
今井の持ち込んだ買収先が、男性向け脱毛エステティックサロンを都内や名古屋で複数経営していた「BIRDELL」だ。今井がM&Aコンサルタントから紹介され、社長の石井に提案した。
「私と取締役である母は、あくまで不動産事業をやろうとしていたので、怪しげなエステの買収には断固反対でした。しかし、今井氏が新宿でエステを立ち上げた女性を会社の(年末に行なう)納会に連れてきて石井さんに紹介し、講習会を開いたり。石井さんもその気になっていきました」(同前)
M&Aでは、金融機関から買収資金を調達し、相手企業に支払うケースが多い。このときも石井はみずほ銀行に相談したが、断わられてしまう。
「みずほの目黒支店長さんとも2回ぐらい会って話し合ったのです。けれども、怪しいと感じたのでしょう。当行としては融資できません、と断わられてしまいました。だから、いったんこの話は終わりと思っていました。ところが、気づくとなぜか契約がまとまっていたのです。僕もあとから聞いて驚きました」(同前)
買収後8か月で破産
M&Tは2018年7月、BIRDELLの発行済株式180株を1000万円で買い取る譲渡契約を結び、企業買収が成立した。1000万円は社長の石井がM&Tに貸し付ける形をとっている。
そこから問題が噴出する。買収したBIRDELLは銀行から1億円を超える負債を抱え、当時の社長が債務の連帯保証人になっていた。中小企業では経営者が借金の保証をして融資を受けるケース自体は珍しくない。
企業買収をする場合、話を持ち込むM&Aコンサルタントや仲介者が事前に企業査定調査(デューデリジェンス)し、買い手側に説明する必要がある。つまり今井がその任を担っていたわけだ。
しかしくだんのBIRDELLは毎月平均186万円の営業損失を出しており、明らかな債務超過に陥っていた。とどのつまり、エステ会社を1000万円で安く買えたと思っていたら、そこには1億円を超える借金が隠れていたという話である。今井は、会社をろくに調査もせず、石井に対し強引にM&A話を薦めてきたという。
買収した石井は前社長の連帯保証を含めたBIRDELLの債務を継承し、会社の赤字補填を余儀なくされた。ついには会社の資金が枯渇し、石井はやむなく2019年3月、破産手続きに踏み切った。M&Aの契約締結からわずか8か月後、エステは破産し、石井が前経営者の借金を肩代わりする羽目になるのである。
そうして石井は2022年、今井を東京地裁に訴えた。M&Tという会社として行なった損害賠償請求、さらに個人としても民事訴訟を提起した。冒頭の「弁護士の面を被った詐欺師」呼ばわりしたメールは、一連の裁判に提出され、怒りに震える石井の心情を如実に物語っている。事業パートナーの河野が補足する。
「裁判の話は私も聞いています。詐欺師呼ばわりしたのも頷けます。メールのなかでグルになって、と名指ししたエステ会社の社長は、名古屋から東京に出てきて石井さんを口説く姿を何度も見ました。みずほ銀行から融資を断わられたあともね。彼が乗っていた派手な外車とか、いかつい身なりを見ていると、普通ではない気がしましたし」
3179
:
名無しさん
:2025/06/16(月) 13:15:29
最後にこう吐き捨てた。
「あんなのはイカサマのM&Aですよ」
被告の完全敗訴
二つの裁判は地裁で原告の石井が勝訴し、控訴審まで争われたが、ともに控訴棄却となり、石井側の全面勝訴が確定している。一審の東京地裁判決言い渡しは、一つ目の会社による損害賠償請求が2022年3月で賠償額がおよそ1800万円、次の個人が昨年4月で約6400万円となっている。合わせて約8200万円もの賠償命令が下った。その裁判ではむろん原告の石井の尋問もあった。
「役員でもあり弁護士という職業柄もありますから、まさか嘘をつくなんていうことは思ってもみませんでした」
怒りをぶちまけていた。
「実際に(BIRDELLを)買ってみると、もうメッチャクッチャな会社で、もう経営なんかどうにもならないっていう状態でしたから、嘘つきだと思って呆れましたね」
日大法学部教授で弁護士の松嶋隆弘に判決文を分析してもらった。
「会社と個人の両方の訴えのどちらも、原告側の主張が100パーセント認められています。ただしこの裁判における注目点はそれだけではなく、被告(今井)には弁護士と会社の取締役という二つの側面があることです。会社法の423条ならびに民法709条違反の取締役としての任務懈怠、善管注意義務違反の疑いが濃い。原告代理人も当初はその点を強調し、民法に基づく会社に対する特別背任に該当する不法行為だと主張していたといいます」
特別背任は日産カルロス・ゴーン事件などで適用された刑事事件の罪のイメージが強いが、これは民事上の不法行為だ。それでもやはり特別背任となると、より重い責任が問われる。
「もっとも民事上の完全勝利が見えてきたのでそこまで追及する必要はない、と原告側が特別背任の主張を取り下げたのでしょう。それは理解できます。ただし、弁護士である被告が取締役としてここまでの任務懈怠を指摘されるのは、限りなく故意に近い重過失と言わざるを得ません」
仮に賠償金を支払わなければ、少なくとも弁護士資格を失う事態なのだというが、当の今井は賠償命令の判決が確定すると、さっさと石井側に支払ったようだ。8000万円をいとも簡単に払える資金力があるということかもしれないが、それ以上に本人の念頭にあるのは、政治家への転身だったのではないだろうか。
先に書いたように、今井は宮沢洋一の次男を破り、衆院広島5区支部長として名乗りを上げている。万が一、解散総選挙があれば、自民党候補として出馬するかもしれないのである。原告の石井は昨年他界し、話を聞くことはできないが、詐欺師と名指しされた今井をはじめとした関係者たちは、どう答えるか。
M&Aコンサルタントは「話すことはない」と逃げを打ち、BIRDELLの元社長はこう嘯く。
「(今井もコンサルタントも)覚えていないですね。代表者(の石井)とは話しましたけれど、そもそもうちの資料を見て買っているわけですから、あとになって訴えるのはおかしいのではないでしょうか」
被害に遭ったのは石井であり、それを賠償したのが今井だ。あなたの腹は痛んでいないのではないか。そう聞こうとしたが、これ以降は連絡を絶ったままだ。そして今井はメールでこう回答した。
「私は、社外取締役として就任したのであり、M&Aの担当役員のような形ではございません。BIRDELL社のM&A案件を石井氏に紹介し、石井氏をはじめとするM&T社の了承及び依頼のもと、弁護士として業務を行いました。石井氏が個人の資産をもとに買収したいという意向を示し続けていたためです。(賠償については)ご遺族と和解が成立しています」
とどのつまり、弁護士としてM&Aの職務をしたが、担当役員ではなく、あくまで石井の意志で行なったもの。賠償については答えず、和解したと言うだけだ。ここへ来て、衆参ダブル選の断念も聞こえてきた。自民党総裁はどう対処するつもりだろうか。
【プロフィール】
森功(もり・いさお)/ノンフィクション作家。1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒。新潮社勤務などを経て2003年よりフリーに。2018年、『悪だくみ――加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一ノンフィクション大賞受賞。『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』、『菅義偉の正体』、『魔窟 知られざる「日大帝国」興亡の歴史』など著書多数。
※週刊ポスト2025年6月27日・7月4日号
3180
:
OS5
:2025/06/17(火) 20:34:54
>>1400
>>3111
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9d236438afeb0f38bd6e4e8abae941cff23f82b
東京都議選で立民・藤原衆院議員が共産候補の応援演説 小川幹事長が注意、共産は擁護
6/17(火) 19:31配信
産経新聞
立憲民主党の小川淳也幹事長は17日の記者会見で、東京都議選(22日投開票)で共産党候補の応援演説を行った立民の藤原規眞(のりまさ)衆院議員(47)=愛知10区=を注意したと明らかにした。小川氏は「都議選で共産との間で選挙区調整なり、協議が水面下で全くないとはいわない。その上で、選挙区調整以上の共闘は控えることが基本的な党の立場だ」と説明した。
藤原氏は14日、墨田区選挙区と北区選挙区(いずれも定数3)から立候補している共産候補の応援演説に共産の小池晃書記局長とともに駆けつけた。藤原氏は演説で「立民を日頃応援している皆さまに『応援してくださいませんか』と伝えたい」「共産と立民で当選確実に酔いしれようじゃないか」などと語り、共産候補への支持を訴えた。
両選挙区には立民の公認候補や推薦候補は立候補していない。
小池氏は16日の記者会見で、藤原氏の応援について「共産候補者の応援に来るのは何ら矛盾もない」と擁護した。
3181
:
名無しさん
:2025/06/25(水) 00:03:24
民間労組の強い愛知でやってるから反発食らってると思ったら都議選でも普通に怒られ案件
3182
:
名無しさん
:2025/06/25(水) 21:22:55
石垣市議の砥板氏、市長選は固辞の意向 国民民主公認で衆院選に出馬か 沖縄
https://ryukyushimpo.jp/news/politics/entry-4374081.html
石垣市議の砥板芳行氏(55)が次期衆院選沖縄4区に国民民主公認で立候補する方向であることが24日までに、分かった。中山義隆石垣市長の不信任決議を受け、野党系市議らで構成する市民団体は、中山市長失職後の市長選に向け、砥板氏に立候補を打診する予定があるが、砥板氏は固辞する意向。
砥板氏は琉球新報の取材に応じ、次期衆院選に向け「党内手続きに入っており市長選出馬の打診を受諾するのは難しい」と述べた。
砥板氏は1969年10月8日生まれ。市登野城出身。東京デザイナー学院中退。八重山青年会議所理事長などを経て、2010年市議選で初当選。22年2月の市長選に出馬するため、3期目途中で辞職。同年9月の市議選で当選し現在4期目。
3183
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名無しさん
:2025/07/06(日) 22:33:05
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024101800784&g=pol
熱帯びる票田争奪戦 新区割り、自・立勢力が競合―衆院福島2区ルポ【注目区を行く】
時事通信 政治部2024年10月19日07時31分配信
【図解】衆院福島2区の新区割り
【図解】衆院福島2区の新区割り
集会で「頑張ろう三唱」をする支援者ら=12日、福島県郡山市
衆院小選挙区定数の1減に伴い区割りが変わった福島県。実質的な合併区と言える新しい2区は、旧2区で地盤を築いた自民党ベテランの長男と、旧3区で当選を重ねた立憲民主党の閣僚経験者が激突する。投開票に向け、票田の郡山市の攻防が熱を帯びる。(敬称略)
石破政権は維持できるか、衆院選後は政界再編も? 山崎拓氏が明かす自民総裁選の政治ドラマ【解説委員室から】
◇10回生、1万軒回る
「本当に志と能力があれば、地盤、看板、かばんを全部引き継ぐ必要はない」。立民の前職玄葉光一郎は16日、郡山市東部の街頭でマイクを握ると、党重鎮の体面をかなぐり捨てるように声を張り上げた。
矛先を向けるのは自民新人の根本拓。復興相や厚生労働相を歴任した根本匠の長男だ。匠が衆院解散直前に引退を表明し、公募を経る間もなく拓が後継に決まった経緯には自民支持層にも不満がくすぶる。ある県議は「手続きを踏んでおけば良かった」とこぼした。
それを突くのが玄葉陣営の戦術。「ちゃっかり世襲」と攻撃を強める。
新2区は旧2区の郡山市、旧3区の須賀川、田村両市と6町3村で構成される。人口32万人弱の郡山は東北地方で仙台市に次ぐ。新2区有権者の6割強が集中し、旧3区の玄葉には不利な構図だ。
立民は昨春、前回2021年衆院選の旧2区で匠に対して善戦した若手を比例代表に回し、玄葉を小選挙区に立てる方針を決めた。以来、玄葉は週末ごとに郡山市内であいさつ回りを重ねた。歩いた軒数は1万。後援会組織も40近く発足させた。同市の伝統校を卒業した縁も活用する。
中選挙区時代から10回連続で当選。旧民主党政権では国家戦略担当相や外相を歴任した。だが、新たな地盤づくりに余裕はない。陣営関係者は「郡山は浮動票が多く、どれだけ取れるか未知数だ」と認め、玄葉本人も「新人の気分」と漏らす。
◇38歳、「世代交代」訴え
福島の小選挙区減は、1票の格差是正を目的とした「10増10減」の一環。東京など大都市の定数が増え、福島と宮城、新潟、山口各県など地方が減らされた。ここにも日本の現実が表れる。
匠は旧岸田派の事務総長として前政権を支えた。玄葉との一騎打ちに備え、地盤である郡山市で引き締めを図った。「与党の政策実現力」を売りに、旧3区の商工会や建設、農業団体の切り崩しも進めた。
結局、岸田内閣の幕引きを理由に「使命の一つが終わった」と宣言。玄葉との戦いは慌ただしく拓に引き継がれた。
新たな看板は弁護士の経歴と38歳の若さ。還暦を迎えた玄葉を意識する。
「世代交代を推し進め、停滞感を突き破る。そのための選挙だ」。公示日の15日、拓は旧3区の一部だった石川町に入り、フレッシュさをアピール。隣に立った首相(党総裁)の石破茂は「新しい日本をこの福島からつくる」と呼応した。
派閥裏金事件で自民には厳しい風が吹く。だが、選対関係者は「うちは当事者ではないから堂々といける」と踏む。
とはいえ、拓は東京生活が長く、地元への浸透に不安を残す。陣営に加わる地元経済界の一人は郡山市の知人に支持を求めたところ、「あっち(玄葉)をやっている」と告げられた。同様の話は他にもある。12日、郡山の後援会幹部550人を集めて緊急会合を開き、活動強化を指示した。
福島2区には共産新人の丸本由美子も立候補している。
◇衆院福島2区立候補者
丸本由美子 62 元須賀川市議 共 新
玄葉光一郎 60 元外相 立 前(10)
根本拓 38 弁護士 自 新
推(公)
(注)敬称略、届け出順。年齢は投票日(27日)時点、丸数字は当選回数、「推」は推薦。共=共産党、立=立憲民主党、自=自民党、公=公明党。
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