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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

1チバQ:2017/12/06(水) 23:12:37
ということでスレ立てします!

第48回総選挙(2017年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/l50

第47回総選挙(2014年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1364563920/l50

第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

3999チバQ:2021/11/01(月) 08:43:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cb2316de103cae8b650475693d679564f024d72
閣僚経験者の落選相次ぐ 自民逆風の象徴に 世代交代求める声も
11/1(月) 6:00配信
 衆院選では、現職閣僚の若宮健嗣万博担当相が比例代表で当選したものの東京5区で敗北するなど、自民党の閣僚経験者ら「大物候補」が相次いで小選挙区で敗れた。立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから苦戦を強いられた。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた候補者たち

 東京8区では、石原派会長の石原伸晃元幹事長が野党統一候補の立憲新人に敗れ、比例代表の復活当選もできなかった。香川1区の平井卓也前デジタル相、千葉8区の桜田義孝元五輪担当相も立憲候補に敗北。塩谷立元文部科学相(静岡8区)、金田勝年元法相(秋田2区)も立憲前職に競り負けた。

 保守分裂の構図となった熊本2区では野田毅元自治相が、古賀誠元幹事長らが支援した無所属の新人に敗れ、17回目の当選を果たせなかった。

 一方で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪問した問題で自民を離党した無所属の松本純元国家公安委員長(神奈川1区)も敗れた。松本氏は麻生太郎副総裁の側近として知られるが、議席を失った。

 ただ、立憲も自民党幹事長や旧民主党代表などを務めた重鎮、小沢一郎氏が岩手3区で敗北。中村喜四郎元建設相が茨城7区で敗れた。与野党ともに世代交代を求める世論の「逆風」を受けたとも言える。【飼手勇介】

4000とはずがたり:2021/11/01(月) 08:50:31
こんなんでは入れる気にならんし勝てんよという千葉Qさんのご指摘が全部当たった(奥野は勝てたけど)選挙でした。

立憲に産業政策,自動車政策がない,国民に改革保守票を取れる体制が無いと批判してきたけど,立憲本体をこんなに比例がとれないんじゃ仕方がないのでもう一寸産業政策を押し出しつつ,改革保守テイストを増やして行くべきか。


国民とも脱原発政策降ろして先ずは地球環境の為に石炭火発を減らしていく方を優先することで合併を図っていくのも良いかも知れない。

折角の共産党とのパイプなので積極的にこちらから切っていかなくても良いとは思うんだけど。

4001チバQ:2021/11/01(月) 09:17:02
ブルーオーシャンというか、保守系野党がいないから票が集まっただけかと
https://news.yahoo.co.jp/articles/280748de6f887589eb148b54c62b5c8d17aba4cd
維新が議席大幅増「吉村人気」追い風 松井氏「今日からスタート」
11/1(月) 0:25配信

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毎日新聞
インタビューで笑顔を見せる日本維新の会の松井一郎代表=大阪市北区で2021年10月31日午後11時2分、藤井達也撮影

 「実績を積み上げるために、今日からスタートだ」。日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、大阪市内のホテルで記者会見に臨み、厳しい表情を崩さずに語った。候補を擁立した大阪府内の15選挙区で全勝し、自民党候補を圧倒。新型コロナウイルス対応で知名度を上げた吉村洋文副代表(大阪府知事)の人気も追い風に、議席を大幅に伸ばした。

【一覧】甘利氏、小沢氏…小選挙区で敗れた候補者たち

 午後10時ごろから始まった会見で、松井氏と吉村氏は小選挙区で当選を決めた候補者の札をボードに掲げた。その後、松井氏は「選挙は与党の勝利で、岸田内閣が信任された。厳しい戦いだったが、法案を単独で出せる力を頂いた。政策を実現すべく、これから死力を尽くしたい」と今後への思いを淡々と述べた。吉村氏は「大阪で改革の実績を積み上げてきたことが評価された」と勝因を語った。

 2017年の前回選では自民や立憲民主党と比べて存在感が埋没し、大阪府内の小選挙区で獲得が3議席と惨敗した。今回は、松井氏や吉村氏が全国を遊説に回り、なじみの薄い関西以外の地域でも票の掘り起こしに努めた。特に吉村氏の人気は高く、ある維新府議は選挙中、「吉村さんが住宅街を回ると住民がマンションのバルコニーに出てきて話を聞いてくれる。無党派層への浸透が進んでいる」と手応えを口にした。

 府内に約260人いる地方議員や首長らも街頭演説やチラシ配りなどにフル稼働し、終盤には激戦区に議員らを集中投入した。20年11月、維新が看板としてきた「大阪都構想」が2度目の住民投票で否決され、党には大きなダメージとなったが、大阪を中心とする底堅い支持や知名度を最大限に生かして盛り返した。【鶴見泰寿、芝村侑美、田畠広景】

4002チバQ:2021/11/01(月) 10:00:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a9f10ab6198eba6cd9f54845d7beea3e1082ce9
岸田首相「勝利宣言」も表情硬く=甘利氏辞意、重い空気―自民【21衆院選】
10/31(日) 22:09配信

時事通信
衆院選の開票速報に厳しい表情を見せる岸田文雄首相(自民党総裁)=31日夜、東京都千代田区

 「与党で過半数確保」を維持しつつも、議席減の見通しとなった自民党。

 岸田文雄首相は東京・永田町の党本部で、「政権選択選挙において大変貴重な信任をいただいた」と述べたが、表情は硬かった。甘利明幹事長も小選挙区で敗北確実となり、党本部は重苦しい空気に包まれた。


 テレビ各社のインタビューに応じた甘利幹事長は、多くの選挙区で苦戦したことに「コロナ禍で国民に鬱積(うっせき)していた不安や不満を、政府与党が受け止め切れていなかったのではないか」と神妙な面持ち。自身も小選挙区で苦戦し、「非常に厳しく受け止めている」と述べたが、その後敗北が報じられると、岸田首相に辞意を伝達した。

 岸田首相は当選確実となった候補者氏名の横に赤いバラを付けて回ったが、カメラを向けられても笑顔は少なめ。石原伸晃元幹事長や平井卓也前デジタル相らの小選挙区での敗北が次々と伝えられる中、インタビューで議席減について問われると、「しっかりと受け止め、今後の参考にしなければならない」と淡々と答えた。



https://news.yahoo.co.jp/articles/0cdcb1c3f6a8062a715a0e6f3ac9a105ce07fbf5
自民が大阪府内で全敗 候補擁立の15選挙区 結党以降で初
11/1(月) 0:11配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で

 自民党は大阪府内で公認候補を擁立した15の選挙区で全敗を喫した。府選挙管理委員会の記録によると、公認候補が府内の選挙区で一人も勝利できなかったのは、1955年の自民党結党以降に実施された計22回の総選挙で初めて。


 自民党は府内全19選挙区のうち、連立政権を組む公明が擁立した四つの選挙区以外で候補を立てた。

 旧民主党が政権交代を果たした2009年衆院選で、自民は候補を立てた15の選挙区のうち、唯一、大阪13区の西野陽氏が勝利し、全敗は免れていた。【石川将来】

4003チバQ:2021/11/01(月) 10:01:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/155574d60c9bc481f2ec75058fb25a608734284e
自民単独過半数、立民は惨敗…維新が第3党に躍進
11/1(月) 4:19配信

読売新聞オンライン

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インタビューを受ける岸田首相(31日午後10時48分、東京都千代田区で)

 第49回衆院選は31日投開票された。自民党は公示前の276議席から減らしたものの、単独で総定数465の過半数(233)を大きく上回った。公明党と合わせた与党では、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261)を確保した。立憲民主党は100議席を割り込み、惨敗した。日本維新の会は議席を大きく伸ばし、第3党に躍進した。小選挙区選の投票率は読売新聞社の推計で55%前後となり、2017年の前回選(53・68%)を上回りそうだ。

 岸田首相(自民党総裁)は11月1日未明、自民党が単独過半数を確保したことについて、「大変ありがたい。結果を踏まえ、しっかり政権運営を行っていきたい」と述べた。党本部で記者団に語った。

 政府・与党は、11月10日に特別国会を召集する方針だ。首相は首相指名選挙で選出された後、ただちに第2次内閣を発足させる。

 今回の衆院選は、新型コロナウイルス対策や経済政策、外交・安全保障政策が主な争点になった。自民党はワクチン接種などの実績を強調し、今後も新型コロナ対策や経済再生に万全を期す考えを示して自公政権の継続を訴えた。

 公明党はコロナ禍の克服を前面に出して戦った。小選挙区に擁立した9人全員が当選し、比例選でも安定した戦いを見せた。

 対する野党は、立憲民主、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党が、全289選挙区の7割以上となる213選挙区で候補者を一本化し、132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込んだ。

 立民は、小選挙区で160人が野党統一候補となった。政府・与党の経済政策が所得の向上につながっていないとして政策転換を主張したが、政権批判票を集約しきれなかった。

 枝野代表は31日夜のNHKの番組で、野党共闘について「多くの選挙区で接戦に持ち込めた。一定の効果があった」と語った。

 5野党の共闘と一線を画す日本維新の会は、拠点とする大阪の小選挙区で擁立した15人全員が当選した。比例選は近畿ブロック以外でも複数議席を確保した。公示前の11議席から3倍以上に伸ばした。

 共産は振るわず、公示前の12議席に届かなかった。国民は公示前の8議席を上回った。

 今回の衆院選は2017年10月以来、4年ぶりに行われ、小選挙区選289、比例選176の総定数465議席が争われた。前議員の任期満了日(10月21日)以降に投開票が行われたのは、現行憲法下で初めてとなった。内閣発足から衆院解散までは10日間、解散から投開票までは17日間で、ともに戦後最短だった。

4004チバQ:2021/11/01(月) 10:11:22
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50172/
れいわ、東海ブロックで1議席獲得の票得たが…公選法規定で公明候補が当選
2021/11/01 10:03

 比例東海ブロックでは、れいわ新選組が1議席を獲得できる票を得たものの、公職選挙法の規定で次に議席が配分される公明党の候補者が当選した。


 同法は小選挙区と比例選の重複候補が小選挙区で大差で敗れ、供託金を没収された場合、比例選で復活当選できないと定めている。同ブロックのれいわの重複候補2人は小選挙区で、いずれも供託金没収の対象となった。

4005チバQ:2021/11/01(月) 10:11:45
過半数   233
安定多数  244
絶対安定多数261
与党公示前 305 
憲法改正  310

自民    261 (276:-15)
立憲     96 (110:-14)
維新     41 ( 11:+30)
公明     32 ( 29:+ 3)
国民     11 (  8:+ 3)
共産     10 ( 12:- 2)
れいわ     3 (  1:+ 2)
社民      1 (  1:± 0)
NHK     0 (  1:- 1)
諸派      0 (  1:- 1)   
無所属    10 ( 11:- 1)

4006チバQ:2021/11/01(月) 13:05:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/66b9ae75d2c90ab81c765e2cea3f8b52ee87970c
「自民王国」で重鎮の“落選ドミノ” 公示前から逆風の予兆
11/1(月) 10:42配信
西日本新聞
集まった支持者らに頭を下げる野田毅氏=31日夜、熊本市南区(撮影・帖地洸平)

 「実績」は、変化を望む民意の波にのまれた。政権を奪還した2012年の衆院選以降、自民党が盤石の強さを誇ってきた九州の小選挙区で、閣僚経験者らベテラン前職が相次ぎ敗北。保守地盤の厚い「自民王国」で起きた重鎮の“落選ドミノ”に、党関係者の間には動揺が広がった。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 議員歴49年、当選16回を誇る重鎮も、「世代交代」の訴えの前になすすべがなかった。熊本2区では、自治相や建設相、党税制調査会長などを歴任した野田毅氏が落選。熊本市南区の事務所で「残念な結果だが、厳粛に受け止める」と支持者らに頭を下げた。

 公示前から逆風の予兆はあった。自民の有力な支援団体である熊本県農政連の2総支部が、野田氏と無所属新人の西野太亮氏の2人を推薦するなど、野田氏支持の「岩盤」にくさびが打ちこまれていた。

 自民県連は、公示前に所属県議全36人で計3回のローラー作戦を決行。「過去、応援を頼んだことはない」(野田氏)という選挙期間中も、小泉進次郎前環境相や安倍晋三元首相が来援。最終盤に野田氏は「私も80歳。これが最後のご奉公」と情に頼ったが、届かなかった。

 岸田文雄首相の「盟友」も苦杯をなめた。福岡10区の山本幸三氏は、元地方創生担当相。経済通で「アベノミクス」の仕掛け人を自負し、首相の出身派閥「宏池会」の副会長として、今後の経済政策もリードする決意だった。

 9期目を目指した今回は共産が候補擁立を見送り、4度目の対決となった立民前職の城井崇氏が「野党統一候補」となって立ちはだかった。党内規の年齢制限で比例重複立候補できず、「負けたら政治生命終わり」と口にしていた。

 選挙中は「岸田さんには何でも話せる、何でも頼める」とアピール。首相も応援に駆け付けたが、及ばなかった。落選が決まった後、進退は明言せず、「総理を支えることができずに残念だ」と絞り出すのがやっとだった。

 「私の力不足。誠に申し訳ありませんでした」。環境相を務めた福岡5区の原田義昭氏は「野党統一候補」の立民新人、堤かなめ氏との一騎打ちに敗れ、福岡県太宰府市の事務所で集まった支援者に深々と頭を下げた。

 自民の元県議会議長との公認争いは、1年超も続いた。公示の4日前に原田氏が公認を得てからも、地元県議や市議との間にはしこりが残った。

 原田氏は支援者や友好団体に経緯を説明して回り、遊説でも「これが最後の選挙。政治家人生の集大成」と訴えたが、支持は広がらなかった。

 自民福岡県連幹部は「一定程度とはいえ、野党共闘が功を奏したのは想定外だ」。九州の別の県連関係者は「そこまでの逆風は感じなかったが、コロナ禍でたまった有権者の不満が経験のある議員に向けられたのではないか」と話した。

 (綾部庸介、鶴加寿子、下村ゆかり)

4007チバQ:2021/11/01(月) 13:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cb2316de103cae8b650475693d679564f024d72
閣僚経験者の落選相次ぐ 自民逆風の象徴に 世代交代求める声も
11/1(月) 6:00配信
毎日新聞
小選挙区での落選確実となり支持者に頭を下げる石原伸晃氏=東京都杉並区で2021年10月31日午後8時22分、梅村直承撮影

 衆院選では、現職閣僚の若宮健嗣万博担当相が比例代表で当選したものの東京5区で敗北するなど、自民党の閣僚経験者ら「大物候補」が相次いで小選挙区で敗れた。立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから苦戦を強いられた。


 東京8区では、石原派会長の石原伸晃元幹事長が野党統一候補の立憲新人に敗れ、比例代表の復活当選もできなかった。香川1区の平井卓也前デジタル相、千葉8区の桜田義孝元五輪担当相も立憲候補に敗北。塩谷立元文部科学相(静岡8区)、金田勝年元法相(秋田2区)も立憲前職に競り負けた。

 保守分裂の構図となった熊本2区では野田毅元自治相が、古賀誠元幹事長らが支援した無所属の新人に敗れ、17回目の当選を果たせなかった。

 一方で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪問した問題で自民を離党した無所属の松本純元国家公安委員長(神奈川1区)も敗れた。松本氏は麻生太郎副総裁の側近として知られるが、議席を失った。

 ただ、立憲も自民党幹事長や旧民主党代表などを務めた重鎮、小沢一郎氏が岩手3区で敗北。中村喜四郎元建設相が茨城7区で敗れた。与野党ともに世代交代を求める世論の「逆風」を受けたとも言える。【飼手勇介】

4008チバQ:2021/11/01(月) 13:10:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4fae21ed2507ce791c98e07bd69763af48b2145
自民笑顔なき赤バラ 岸田首相かれた声 甘利幹事長も厳しい表情
10/31(日) 23:44配信
毎日新聞
当選確実になった候補者に花を付ける岸田文雄首相(中央)。左から2人目は甘利明幹事長=東京都千代田区の同党本部で2021年10月31日午後9時56分、竹内幹撮影

 自民党の岸田文雄首相は31日午後7時40分ごろ、党本部に到着した。同党議員の落選が次々と報じられるなか、本部内の開票センターで当選確実の議員名の上に赤いバラをつける恒例行事に臨んだが、ほとんど笑顔はなかった。午後10時からのテレビの中継取材には「結果はまだ出ていない」と硬い表情で繰り返した。


 選挙は首相就任から1カ月に満たない異例の短期決戦となり、就任直後に高い支持率が出る「ご祝儀相場」のなかで有利な展開も予想されたが、野党が候補者を一本化した影響などから約70選挙区で接戦が伝えられた。麻生太郎副総裁の「温暖化のおかげで北海道のコメがうまくなった」との問題発言も飛び出し、終盤はチャーター機に乗って全国の応援に飛び回った。

 岸田首相はかれた声で「(前回の衆院選からの)4年間の取り組みがそれぞれの選挙区で問われたのではないか」と振り返った。

 街頭演説では「未来選択選挙だ」と訴える一方、森友学園問題や相次いだ同党議員による政治とカネの問題など安倍・菅政権の「負の遺産」に向き合う姿勢は見せなかった。選挙結果を受けて対応を変えるか問われると「従来通りで今は変えることは考えていない」と返した。

 甘利明党幹事長も厳しい表情でテレビ各社の中継取材に臨んだ。幹事長就任後も都市再生機構(UR)を巡る金銭授受問題の批判はやまず、自身の選挙も接戦になっており「結論が出た後に進退は当然総裁に預ける」と述べた。

 甘利氏は選挙戦への金銭授受問題の影響を指摘されると「私の力不足」「不徳の致すところ」と力なく繰り返した。説明不足の指摘には「(いくら説明しても)エンドレスになる」「真実が伝わっていない」と反論してみせたが、キャスターから「こんな元気のない甘利さんを見たのは初めて」と言われる場面もあった。【大場弘行、川口峻】

4009チバQ:2021/11/01(月) 13:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/31e70b69822c2a292a9cd4c22203afc8aff0aa8e
石原伸晃、平井卓也、後藤田正純ら「親ガチャ」候補が小選挙区で相次いで敗北「世襲で空気読めず」〈dot.〉
10/31(日) 23:30配信
10月31日に投開票された衆院選の東京8区は午後8時に投票が締め切られると同時に、自民党の元幹事長で石原派会長の石原伸晃氏が小選挙区で敗北したと各メディアに報じられた。

 これまで小選挙区では無敵だった石原氏。しかし、今回は選挙直前にれいわ新選組の山本太郎代表が8区で出馬表明し、野党共闘が混乱。結局は山本氏が比例にまわり、立憲民主党の吉田はるみ氏が野党統一候補となり、石原氏に勝利した。石原氏は比例代表の復活当選もできなかった。

 これまで石原氏といえば、故・渡哲也氏が率い、有名タレントを擁する「石原軍団」が選挙を盛り上げ、勝利を重ねてきた。しかし、今回は「石原軍団」の姿もなければ、元東京都知事で作家の父、石原慎太郎氏の姿もなかった。

「山本氏の出馬表明問題で野党がギクシャクしたが、騒動のおかげで吉田氏の知名度が高まった。石原氏もビックリしていた。当初、石原氏は演説日程を伏せて、運動をしていたが、終盤戦に劣勢が伝えられると街頭演説に立ち、必死の形相となった」

「石原、今回は厳しい。どうか支援を広げてください」

「厳しい選挙戦、勝たせてください」

 石原氏はマイクを握りしめて街頭に立ち、情に訴えたが、挽回はならなかった。

「これまで圧倒的な知名度もあって厳しい選挙の経験がなかった。いわば守りの選挙です。今回のような相手を追いかける、追い抜くような選挙を知らない。何をどうしていいのか、わからなかった。やばいと思ったら手遅れでした。石原軍団に頼るような発想もなく、吉田氏の背中が見えなくなっていた。今回は父、慎太郎さんも関わっていない。石原さん本人も『どうなっているのか?』『党本部に言ってドンドン応援に来てもらえ』などというものの、具体的な策は何もありませんでした」

 石原氏陣営の都議はこう振り返った。

 香川1区では菅政権でデジタル担当相を務めた平井卓也氏が小選挙区で立憲民主党の小川淳也氏に敗北した。祖父は参議院副議長や郵政大臣を務めた元参議院議員の平井太郎氏、父は元労働大臣の卓志氏、母は四国新聞社社主の温子氏、同社代表取締役CEOは弟の龍司氏という名門一族だ。

 しかし、映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で一躍、人気になった小川氏に敗れた。

 平井氏は閣僚の座を射止めたものの、NTT接待疑惑や官僚への恫喝音声の流出などで支持が急降下していた。

 AERAdot.で10月29日に配信した記事で報じたように、小川氏に先行を許す状況の中、「向こうは映画スターとしての人気。平井は悪いやっちゃというイメージ」と攻撃していた。

「私はデジタル社会推進本部長、自民党で最大の圧力をかけられるポストをいただいた」などとアピールしていた。

「平井氏は演説をすれば『安倍政権と菅政権で2度も入閣した』と自慢していた。堂々と戦えばいいのに、出遅れで焦って小川氏にネガティブキャンペーンを繰り返したことが逆効果。まさに自爆ですね」(地元の自民党県議)

4010チバQ:2021/11/01(月) 13:12:31
 徳島1区では自民党の後藤田正純氏が無所属の仁木博文氏に小選挙区で敗れた。

 当選7回の後藤田氏は「カミソリ後藤田」で有名な、元官房長官、後藤田正晴氏の甥というサラブレットだ。

 これまで仁木氏の挑戦を6回、退けて圧倒的な強さを誇っていた。

 しかし、議員宿舎に女性を連れ込むなどのスキャンダルが週刊誌で報じられ、地元での信頼を失っていた。選挙戦になると妻で女優の水野真紀さんが応援に駆けつけていたが、今回は姿がなかった。

 さらに自民党徳島県連が5月、党本部に「後藤田氏を公認しないでほしい」という申し入れ書を提出。申し入れ書には徳島県議会最大会派「県議会自民党」の24人全員が賛同し、署名を付けていた。申し入れ書に問題視される後藤田氏の言動が列挙され、地元では四面楚歌の状態になっていた。

「これまでは自民党の県議、市議が一体でガッチリと支援する体制だった。その背景には叔父の正晴さんの強力な威光があった。しかし、今では県議らの支援はほぼゼロ。おまけにこれまで支援してくれた各種団体も距離をおき、仁木氏にまわるところもあった」(後藤田陣営の地方議員)

 選挙前から地元では仁木氏の評価が高かったという。

「選挙になれば、自分は勝てると変な自信が後藤田氏にはあったようだ。選挙が始まるとこれまでのスキャンダルがボディブローのように効き、『後藤田が国政にいくとまたスキャンダルを起こすんじゃない』と心配する有権者もいた。後藤田陣営が劣勢になっていると気付いた時は、仁木氏が突っ走って姿がもう見えなくなっていた」(同前)

 勝った仁木氏はこれまで旧民主党系から出馬していたが、今回はあえて無所属を選んだ。

「政党に縛られず、無所属なら言いたいことが言えた。やっと後藤田氏に勝てたのはそういう捨て身の戦いが良かったのかと思う」と勝因を語った。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう話す。

「今年の流行語に『親ガチャ』という言葉がある。石原氏、平井氏、後藤田氏ら大物は2世、3世で世襲議員です。自民党も選挙が楽だからと世襲を出馬させるが、彼らは地元の空気がなかなか読めない。コロナ禍にあってみな厳しい状況にある中、自民党が世論を読めていなかったと感じます」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

4011チバQ:2021/11/01(月) 13:16:19
https://mainichi.jp/articles/20211101/k00/00m/010/076000c?inb=ys
維新「第3党」の裏で何が 「吉村人気」だけではない底力と限界
イチオシ 田畠広景 鶴見泰寿 芝村侑美

国政選挙
毎日新聞 2021/11/1 05:00(最終更新 11/1 11:13) 有料記事 2211文字
 日本維新の会は31日投開票の衆院選で、公示前の3倍を超える議席を獲得し、第3党の座を確実にした。拠点とする大阪府内では候補を立てた全15選挙区で勝利したほか、比例でも全国的に議席を伸ばした。看板施策「大阪都構想」が2015年に続いて20年秋の住民投票で再び否決されて頓挫、国政では「政権の補完勢力」と受け止められて埋没気味だったが、一躍存在感を示した。一体何が起こったのか。

 「議席を増やしてもらったとはいえ、小さな政党だ。政権に入ると埋もれてしまって意見を言えなくなる。第三極として対峙(たいじ)したい」。松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、出演した民放番組で、連立政権入りを否定し、是々非々の立場で政権与党に臨む考えを示した。吉村洋文副代表(大阪府知事)は記者会見で「約束を実行する姿勢が評価された」と語った。

 「自民党には改革マインドがない」。安倍晋三元首相、菅義偉前首相と良好な関係を築いてきた松井氏は、岸田政権に対しては対決姿勢を鮮明にした。「日本に一つぐらい改革政党があっていい」と強調し、現状に不満を持つ有権者心理に訴えかけた。新型コロナウイルス対応で全国的に知られた吉村氏の遊説先では、大阪・関西を中心に駅頭や繁華街が聴衆であふれ、準備に携わる所属議員からは「もっと広い場所を確保すべきだった」と悲鳴が上がるほどだった。ただ、躍進をもたらしたのは、「改革アピール」と「吉村人気」だけではなかった。

「落下傘」候補、地元議員が…

4012チバQ:2021/11/01(月) 13:17:02
https://mainichi.jp/articles/20211031/k00/00m/010/145000c?inb=ys
二階俊博氏の後継巡り早くも動き? 世襲、くら替え…地元で聞いた

毎日新聞 2021/10/31 20:08(最終更新 11/1 08:56)
 2016年から自民党幹事長を歴代最長の約5年務めた二階俊博氏(82)の地元・和歌山3区では、今回の衆院選が終わった後が「本番」とも言える様相を呈している。関係者によると、二階氏引退の臆測が広がり、参院和歌山選挙区選出の世耕弘成・参院自民党幹事長(58)が3区へのくら替えの準備を進めていたという。二階氏が出馬したため結局立ち消えとなったが、早くも次の衆院選に向けて後継を巡る動きが本格的に幕を開けそうだ。

 「初心にかえってスタートさせていただく、そういう思いでこの選挙戦に臨んでいます。ほとんど無名だった私を東京に送っていただき、一歩一歩切り開いていった。古里のみなさんのご恩に応えたい、この一心でした。古里がさらに発展するよう一緒に頑張ろうじゃないですか」。選挙戦終盤の10月27日夕、和歌山県日高町の公民館で開かれた個人演説会。二階氏は約250人の支持者を前に、20分弱のあいさつで政策の話は一切せず、「古里」という言葉を16回用いて地元への思いと感謝の言葉を繰り返した。

 関係者によると、今年の夏以降、世耕氏は二階氏の出身地である御坊市などで事務所設置の準備を進め、ポスターも作成していたという。3区の自治体が選挙区の県議は「私のところにも本人が来た。各市町村を回って…

4013チバQ:2021/11/01(月) 13:18:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae0c292e1dd082c67a81d23117090ef20a7306dc
【衆院選】選挙でも終焉迎えた〝石原軍団〟伸晃氏最終日の落選〝決定打〟
11/1(月) 11:40配信

東スポWeb
石原伸晃氏(左から2人目)は落選で支持者らに頭を下げた(東スポWeb)

 石原ブランド崩壊へ。31日に投開票された衆院選で大注目となった東京8区は、自民党のベテラン石原伸晃元幹事長が小選挙区で敗北、比例でも復活できなかった。弟の宏高氏も東京3区で敗北し、比例でギリギリ命拾い。特に伸晃氏は野党共闘に討ち取られた形だ。本紙はそんな伸晃氏が選挙戦最終日に見せた奇妙な行動を目撃していた。


 伸晃氏は選挙事務所に集まった支援者らに「大将として申し訳ない」と何度も頭を下げた。

 午後8時に投票箱のフタが閉じてすぐの秒殺。公示前にここまでの結果を予想していた人は少ないだろう。伸晃氏は当選10回を数えるが、東京8区は必ずしも保守王国ではなかった。むしろリベラルが強い土地柄で、だからこそ野党統一の候補がまとまりにくかった背景がある。しかし、れいわ新選組の山本太郎代表が突然、同区から野党統一候補として出馬すると表明。これで流れが変わった。

 結果的に山本氏は降り、立憲民主党の吉田晴美氏が統一候補となった。選挙中は山本氏と吉田氏の合同街宣で“和解”をアピールするなど、「雨降って地固まる」となっていた。

 一方で石原陣営は演説日程を公開しないステルス作戦を敢行。報道からの問い合わせにも答えず、大手紙記者ですら伸晃氏の演説を見かけたら教えてほしいとツイッターを通じて呼び掛けたほどだった。

 街頭演説ではヤジも飛んだ。「ウソつき!」とヤジられた伸晃氏が戸惑う映像がテレビやネットで話題にもなった。伸晃氏は別の場所での演説中、「厳しい選挙戦だと思わざるを得ません。演説をすると邪魔をする人、暴力を振るう人、三十有余年でこのような経験をしたことはありません」と嘆いていた。

 そんな伸晃氏が奇妙な行動を見せたのは選挙戦最終日だった。JR荻窪駅前で約10分ほどマイクを使って演説しただけで、“マイク納め”をしていた。午後8時以降はマイクを使わず駅頭に立ってアピールし続けた。

 最後まであきらめない姿勢を見せていると思いきや、午後10時前になると伸晃氏が突如いなくなったのだ。それでも残っていたスタッフは「本人もうすぐ戻ります!」と声を張り上げていたが…伸晃氏が戻ってくることはなかった。

 急に帰ろうと思ったのか、待ち構えていた報道陣をまこうと思ったのかは不明だが、スタッフが有権者に対して「本人戻ります」とウソをつくことになってしまっていた。その事態を招いたのは伸晃氏にほかならない。

 石原慎太郎元都知事の長男で、叔父に石原裕次郎さんがいる華やかな家系。政治家としては経済再生担当相など閣僚を歴任し、派閥会長もしている。宏高氏は三男。一方で「最後は金目」「福島原発第一サティアン」など失言癖があり、批判を浴びることも多かった。コロナ禍では自身も感染。即入院したことに“上級国民”とバッシングを浴びた。石原ブランドにかつての面影はない。

東京スポーツ

4014チバQ:2021/11/01(月) 13:19:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/92634aeed8ab79e7ef1e4240d099daa8161a1668
正念場の少数政党 社民は1議席確保 れいわ、N党は独自の戦い
11/1(月) 4:30配信
 今回の衆院選の公示前勢力でいずれも1議席だったれいわ新選組、社民党、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、党勢拡大に向けて正念場となった。れいわ、社民はそれぞれ1議席を維持した。れいわはさらに1議席を上積みした。N党は議席を得られなかった。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた候補者たち

 2019年の参院選で2議席を獲得し、政党要件を満たしたれいわは今回、初めて衆院選に臨んだ。選挙区では、立憲民主党などとの候補者一本化のため、公示前に8選挙区で擁立を取り下げ、12選挙区に絞り込んだ。一方で、東京など都市部で比例票の上積みを図る戦術を取った。

 選挙戦では「新型コロナウイルス対策で積極財政が必要」として児童手当倍増や家賃補助などの「分配策」を強く打ち出した。立憲などとは市民連合を介した共通政策で「消費税減税」の方針を確認したが、れいわの独自政策としてはさらに踏み込み、「消費税廃止」をアピールした。

 社民は選挙区で唯一守ってきた沖縄2区の議席を維持した。同党は20年、立憲に合流する所属議員の離党を認めて事実上分裂。衆参4人のうち2人が立憲に参加し、地方議員らも立憲に移る動きが相次ぎ、組織の弱体化に苦しむ中での選挙戦となった。

 参院議員の福島瑞穂党首は党の生き残りをかけ、「弱音をはける社会へ」をスローガンに各候補の応援に奔走した。

 19年参院選で1議席を獲得し、れいわと同様に政党要件を満たしたN党は、公示後に追加公約を発表するなど存在感アップを試みた。【堀和彦、東久保逸夫】

4015チバQ:2021/11/01(月) 13:24:16
https://news.yahoo.co.jp/byline/oohamazakitakuma/20211101-00266038
衆院選予測はまたも各社が外す結果に、情勢調査の実情と限界

大濱崎卓真選挙コンサルタント・政治アナリスト
11/1(月) 11:23

情勢調査では朝日新聞の報道が大金星
 衆議院議員総選挙は31日に投開票が行われ、自民党はやや議席を減らしたものの、自民党は単独で絶対安定多数を確保するに至りました。自公で圧倒的多数(310議席/憲法改正や参議院で否決された法案の衆院再可決に必要な議席数)には至りませんでしたが、議席減はわずかにとどまったと言えます。一方、野党は立憲民主党が公示前より議席を減らしたことや日本維新の会が議席を4倍以上に増やしたことが特徴的でした。

 報道各社による事前の情勢調査や予測記事は外れる結果となりました。報道各社の事前予測では、「自民“単独過半数”は微妙な情勢」(25日、FNN)、「自民の単独過半数維持は微妙」(28日、読売新聞)と、自民党が233の過半数を取れるかどうか疑問視する向きが多く、与党にとって前向きな結果でも「自民議席減・与党過半数の公算 立憲上積み視野」(21日、毎日新聞)「衆院選 自公で「絶対安定多数」視野、立憲は伸び悩み」(27日、共同通信)という程度に留まっていました。

 一方、選挙期間中に「与党優勢」の報道を出して注目されていた朝日新聞の予測は、結果的に報道各社の中で最も現実に近しいものになりました。「自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい 朝日情勢調査」(25日、朝日新聞)と題された記事では、「自民は、政権を奪還した2012年の衆院選以降、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を確保してきた。接戦となっている74の選挙区の勝敗次第では、今回もこれを獲得できる。」と記しており、結果的に自民単独での絶対安定多数を予測したほぼ唯一の記事と言えます。野党寄りと呼ばれる朝日新聞が与党有利の情勢報道を出したことにくわえ、従来から情勢調査の手法として確立されていた「電話調査」ではなく、(これまではサンプルが偏るために情勢調査には不向きとされた)インターネットで回答を募る「ネットパネル調査」を基に小選挙区の予測をしたことも注目を浴びました。

 なお、筆者も公示前の早い時期とはいえ、Yahoo!ニュースに「衆院選公示前最終議席予想、自公で絶対安定多数を確保も自民は議席減か」との寄稿をしました。記事中の「自民・公明の与党で絶対安定多数を確保する可能性」「自公で圧倒的多数を獲得するには至らない」は当たったものの、「野党は立憲民主党(中略)日本共産党が議席を増やす」という点は大きく外したほか、れいわ新選組の議席数も外す結果(予測:0→得票:3)となりました。結果として、予測的妥当性に欠ける結果となったことを素直にお詫び致します。

 この情勢調査と実際の得票との乖離の理由については、今後丁寧な事後検証が必要だと思います。考えられる理由としては、接戦区が非常に多かったこと、電話調査手法のリーチ限界、若い世代を中心とするネットパネル調査のパネル数が増えたことによる(ネットパネル調査の)予測的妥当性の高まり、朝日新聞社調査のモデリング手法の高さ、「自民党支持」と回答することの電話調査での回答忌避、電話調査の多さによる完全回答者の偏りなど、様々な理由が考えられます。いずれにせよ予測的妥当性を高めるためにも、また選挙報道のあり方を考え直すためにも、まずは総務省が出す「衆議院議員総選挙結果調」や公益財団法人明るい選挙推進協会が行う「意識調査」の結果なども踏まえた事後検証が今後行われることになるでしょう。

4016チバQ:2021/11/01(月) 13:24:49
出口調査でも「外れ」たのは違う意味
20時の時点で報道各社が打ち出した自民・立憲の予測議席と、最終議席(図は筆者作成)
 ここまでは選挙戦までの「情勢調査」をもとにした予測と現実との乖離について説明をしてきました。一方、選挙戦中盤以降の報道では、これに加えて出口調査の結果も反映されます。投開票日当日(31日)も報道各社は投票所出口で投票者に声をかけて投票行動の結果を聞く出口調査を大規模に行いますから、投開票日当日(31日)の20時に報道各社が出す予測数字は、概ね正確なものに収束することが通例です。

 今回、テレビ報道各社が31日20時の時点で打ち出した獲得議席予測は、上表の通りでした。結果として、ここまで述べた通り当日出口調査の数字まで反映されているはずの予測議席と実際の議席とが、これまで乖離することは極めて珍しいと言えます。

 また、NHKの数字というのは、報道に対する予算が多く出口調査に人的リソースが多く割けることから、民放の数字よりも格段に信頼性が高いとされていますが、かつ上表の通り広いレンジを設けたのにも関わらずそのレンジ外に数字が着地したことは、出口調査も含めた予測ですら、困難だったことを裏付けます。

 出口調査は電話調査と異なり、回答者の全員が(虚偽でもない限り)投票者であり、投票棄権者の数字が調査結果に反映されないことになります。筆者も出口調査の結果を複数社から入手しましたが、この出口調査の結果には、まだ与党不利・野党有利の傾向が若干残っており、接戦区での判定に誤りがあったことがうかがえます。この原因についても今後究明が待たれますが、期日前投票者数が増えたことによる期日前投票の出口調査の割合が相対的に少なかったこと、出口調査に回答する回答協力者に与野党支持の偏りが存在するとみられること、接戦区において政治記者によるバイアスが働いている可能性が否定できないこと、などが挙げられるでしょう。

 また、選挙プランナーとして現場に出ていた肌感覚では、この公示後の12日間でも情勢(風向き)が変わった選挙だったと言えます。選挙期間中に大きなサプライズやイベントは無かったものの、(与党側政治家による失言など)野党に追い風だった時期と(野党側政治家による失言など)与党に追い風だった時期とがあり、これらの風向きを予測で捉えきれなかったことも、予測と実際との乖離に繋がった可能性があるでしょう。

 いずれにせよ、衆院選における報道各社の情勢調査や予測は、一部の例外をのぞきことごとく外す結果となりました。有権者の動向を的確に捉えて報道する情勢報道は「アナウンス効果」による負の側面なども指摘されることから、予測的妥当性が低くなれば批判を受けることも当然です。来年夏には参議院議員通常選挙が行われますが、この衆院選を受けて報道各社がどのように選挙報道・情勢報道を変えていくのか、また情勢調査の手法が変わるかどうかにも注目したいと思います。

4017チバQ:2021/11/01(月) 13:26:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d504f9f13521fca5a1ad289db390b645c5f6fadd
維新、吉村氏人気追い風に続々復活 兵庫で擁立の9人全員当選
11/1(月) 8:31配信

神戸新聞NEXT
接戦を制し、花束を掲げて喜ぶ日本維新の会の市村浩一郎氏=宝塚市逆瀬川2(撮影・中西幸大)

 風の勢いは兵庫にも広がった。岸田政権への対決姿勢を鮮明にし、大阪に次ぐ「第2の牙城」の兵庫で、自民党前職が立つ9選挙区に9人を擁立した日本維新の会。小選挙区で6区の市村浩一郎氏(57)が接戦を制し、他選挙区の8人全員が比例復活を果たした。吉村洋文大阪府知事の人気を追い風に、自公長期政権に不満を持つ有権者の受け皿になり、県内の一大勢力へと躍進した。(三島大一郎、霍見真一郎)



 維新の県内地方議員は、神戸・阪神間を中心に約50人に上る。7月の県知事選では、自民と相乗りではあったものの、推薦した斎藤元彦知事が初当選した。国政選挙は2012年衆院選(旧日本維新の会)で県内の新人3人が比例復活するなどしたが、現在、国会議員は参院議員3人だけだ。

 今回衆院選は公明党が候補者を立てた2、8区と、西村康稔前経済再生・コロナ担当相が7選を目指した9区以外で候補者を擁立。コロナ対応で注目された吉村知事の人気に乗り、比例票の掘り起こしを図った。

 長く自公の補完勢力とされてきた維新だが、代表の松井一郎大阪市長と蜜月だった菅義偉前首相の退陣を受けて一転。松井市長と吉村知事は岸田政権への批判を繰り返し、保守票の取り込みを狙った。

 公示直後に吉村氏を初めて西播磨地域に投入。吉村知事が街頭に立つと、黒山の人だかりができた。

 最終日に吉村知事の応援を受けた6区の市村氏は自民、立民候補との三つどもえの激戦を制し、「兵庫でも維新を受け入れてもらえていることが分かった」と手応えを振り返った。

 1区の一谷勇一郎氏(46)、3区の和田有一朗氏(57)、4区の赤木正幸氏(46)、5区の遠藤良太氏(36)、7区の三木圭恵氏(55)、10区の掘井健智氏(54)、11区の住吉寛紀氏(36)、12区の池畑浩太朗氏(47)も知名度や実績のある大物と善戦を展開した。

 「厳しい戦いだったが、皆さんの思いで復活当選できた」と赤木氏。遠藤氏は「若さに期待してもらえた。しがらみのない政治を貫きたい」と力強く語り、掘井氏は「東播磨からも改革の火種をつくっていきたい」と決意を新たにした。

 兵庫での広がりに、吉村知事は「まだ不十分なこともあるが、大阪でやっている改革、実績が少しずつ浸透している」と述べた。

 全国政党化へと弾みをつけた維新。ただ、吉村知事の人気頼みで、今後も支持を安定させられるかどうかは不透明だ。さらなる党勢拡大に向け、県内の首長選にも照準を合わせるが、衆院選と同日となった神戸市長選には独自候補を立てることができなかった。

 党本部の幹部は「今回の衆院選はあくまでファーストステップ。控える参院選や統一地方選に向け、兵庫での組織力を高める必要がある」と気を引き締めた。

4018チバQ:2021/11/01(月) 14:26:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/392b49a8a188258280165230ffe2fd1544acfef5
非自公、関東は立憲、関西は維新が受け皿に 数字で見る「振れ幅」
11/1(月) 14:00配信
 自民、公明両党が293議席を獲得した今回の衆院選。「野党共闘」の効果は限定的にとどまり、非自公勢力では維新が躍進した。「地殻変動 自公vs.非自公」グラフの2021年の結果からは、非自公側に振れる動きが関西と関東で目立った。関西では日本維新の会、関東は立憲民主党が主に受け皿となっていた。

【写真】「地殻変動 自公vs.非自公」のスマートフォン表示画面。選挙ごとに地図を切り替えられ、拡大・縮小できる

 グラフは小選挙区の自公候補と非自公候補の得票率差が前の選挙からどれだけ変動したかを示した。17年から21年にかけての変動の総量は、09年の衆院選以降で最大だった12年の4割弱に相当した。14年、17年の3割弱より増えたものの、12年や19年の半分以下だった。

 変動の「重心」を探ろうと平均を求めると、今回は非自公側に2・0ポイントずれていた。17年に続いて非自公側に傾く動きだが、その変動量は17年の1・8ポイントとほとんど変わらない。09年から12年にかけて起きた変動は26・7ポイントも自公側に振れる大きなものだった。その後、17年と21年で非自公側へと戻したが、変動量でみると、17年と同規模の小さな動きが今回も繰り返された形だ。

朝日新聞社

4019チバQ:2021/11/01(月) 15:11:05
https://digital.asahi.com/articles/ASPC13HCXPB0ULEI00G.html?pn=4&unlock=1#continuehere
不振の野党共闘を数字で見る 対決型・三つどもえ型・混戦型の結果は
会員記事2021衆院選

山下剛2021年11月1日 14時00分
 31日に投開票された衆院選で、立憲民主と共産、国民民主、れいわ新選組、社民の野党5党は全289選挙区の75%にあたる217選挙区で候補者を一本化して臨んだ。この217選挙区で当選した野党5党の候補は野党系無所属を含めても62人(29%)で、公示前の51人から大きく上積みできなかった。

比例区では立憲と国民の得票は計約1400万票にとどまり、前回2017年の立憲と希望の党の計約2千万票を大きく下回った。共産も得票を減らしており、共闘野党の不振につながった。

 今回、候補者の一本化が進んだのは、前回17年衆院選で旧民進党が希望と立憲に分裂し、候補者が乱立した反省からだ。

ここから続き
 ただ、今回は日本維新の会が独自に候補者の擁立を進め、与党候補と共闘野党候補の一騎打ちの構図になった「対決型」選挙区は145選挙区にとどまった。この「対決型」選挙区で当選した共闘野党候補は40人(28%)だった。

 秋田2区では前回希望から立候補して僅差(きんさ)で敗れた立憲前職の緑川貴士氏が自民前職の金田勝年・元法務相を破ったほか、千葉8区で立憲新顔で岡田克也氏の元秘書・本庄知史氏が自民前職の桜田義孝・元五輪相を、神奈川13区では立憲新顔の太栄志氏が自民前職の甘利明幹事長を破った。一方、岩手3区では18期目をめざした元民主党代表で立憲前職の小沢一郎氏が自民前職の藤原崇氏に敗れた。

 維新の候補も加わる「三つどもえ型」の72選挙区では、維新が大阪府などで10人当選するなど存在感を発揮し、共闘野党候補の当選者は22人(31%)にとどまった。

 東京8区で立憲新顔の吉田晴美氏が自民前職の石原伸晃・元幹事長を破り、香川1区で立憲前職の小川淳也氏が自民前職の平井卓也・前デジタル相を破った一方、茨城7区では「無敗の男」と呼ばれた立憲前職の中村喜四郎・元建設相が自民前職の永岡桂子氏に、大阪10区では立憲前職の辻元清美・党副代表が維新新顔の池下卓氏に敗れた。

 候補者を一本化しなかった「混戦型」の72選挙区では、当選した野党5党の候補は6人(8%)のみ。このうち、野党5党や野党系無所属候補の得票を単純に合算しても、与党候補の得票を上回って、勝敗が逆転した可能性があるのは6選挙区だけだった。(山下剛)

4020チバQ:2021/11/01(月) 15:11:51
https://www.asahi.com/articles/ASPC13GJZPC1PTIL00D.html
自民が全敗「吉村さん人気は大きかった」 大阪に吹いた維新の風
2021衆院選

久保田侑暉、浅沼愛、細見卓司2021年11月1日 10時55分


 衆院選では、大阪府内の小選挙区で維新が大勝し、全国的に堅調だった自民が全敗する結果になった。新型コロナ対策などについて論戦が交わされた衆院選の投開票から一夜明けた1日。各党の候補者たちは早朝から街頭に繰り出し、それぞれの決意を語った。

 大阪2区で初当選した維新新顔の守島正氏(40)は1日朝、事務所近くの大阪メトロ昭和町駅前(大阪市阿倍野区)に立ち、通勤客などに「ご支援ありがとうございました」と頭を下げた。

 大阪2区で維新が勝利するのは初めて。維新は大阪府内の19選挙区のうち、公明候補がいる4選挙区を除く15選挙区を制した。

 守島氏は早朝に確定票を確認したといい、「これほどまでに差がついたことも含め、多くの人に期待を寄せてもらった。改めて身が引き締まった」。今後については「躍進したといえど、自民党と対峙(たいじ)するところまでは行かず、第3極の立場。党勢拡大に尽力したい」と意気込みを語った。

 「おはようございます。自民の高麗です。力不足で申し訳ありませんでした」

 大阪8区で落選した自民新顔の高麗啓一郎氏(41)は午前7時、大阪府豊中市の阪急豊中駅前にスーツ姿で立ち、通行人に何度も頭を下げた。

 維新新顔に約5万票差で敗れた。「維新、というより吉村さん人気は大きかった。無党派層はほとんど取られてしまった」。党副代表・吉村洋文知事の影響を敗因に挙げた。

 自民は擁立した15人が敗れ、比例復活も2人にとどまった。この結果について、「自民党支持層を固めるだけでは足りない。無党派層がもつイメージを変え、抜本的に戦略を見直す必要があるのではないか」と語った。

 立憲民主党も大阪府内の小選挙区で議席を得ることはできなかった。

 前職の辻元清美氏(61)は大阪10区で維新新顔に敗れ、比例復活も果たせなかった。午前7時にJR高槻駅前に立ち、市民らに頭を下げた。激励の言葉をかけられると笑顔を見せ「また一から出直すね」と力を込めた。

 8選をめざした選挙戦の中盤、報道各社の情勢調査で維新候補との接戦が報じられた。街頭で維新批判を増やす戦略に転じたが、猛攻にのみ込まれた。

 議員バッジを失うことが判明した1日未明。報道陣に「途中から非常に大きな風を感じた。維新は10区だけでなく、大阪で大きな支持を得ている。しっかり自覚をしていかなければいけない」と話していた。

 今後については、「みなさんと相談しながら考えたい」、党副代表や府連代表については「責任をとって辞任するのが筋だと思う」と述べた。(久保田侑暉、浅沼愛、細見卓司)

4021チバQ:2021/11/01(月) 15:12:33
https://www.asahi.com/articles/ASPC10GT4PBYUZPS002.html
自民の若者人気に陰り? 立憲は高齢者頼み続く 衆院選出口調査分析
有料会員記事2021衆院選

植木映子2021年11月1日 8時00分
 自民党は若い世代からの支持が厚めで、立憲民主党は高年齢層頼みが続く――。31日投開票の衆院選の出口調査で、比例区投票先を年代別に分析すると、こんな傾向が浮かんだ。ただ、自民の若者人気には微妙な陰りも見える。

 比例区投票先を年代別に見ると、自民は若年層で支持が厚く、10代の42%、20代の40%が自民党に投票していた。40代と50代は35%、60代は33%とやや低めだった。

 自民党が民主党(当時)から政権を奪還した2012年の衆院選では、若い世代からの人気は顕著ではなかった。20代は32%と他の年代よりやや高かったが、30〜60代は20%台後半で、70歳以上が36%と最も高かった。

 自民の若者人気が目立つよう…

4022チバQ:2021/11/01(月) 15:17:42
https://www.sankei.com/article/20211101-SJTF6SWOAZPP7OHTVFLMGZHEPA/
自民、首都圏で67%占有 大阪19選挙区勝利できず
2021/11/1 13:35
自民党は東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏計71小選挙区で47議席を獲得した。追加公認した無所属の柿沢未途氏を含めても前回平成29年に比べて8議席減で、占有率は約67%だった。

自民は15選挙区の愛知で11議席、12選挙区の兵庫で8議席を勝ち取った一方、前回10議席を獲得した大阪の19選挙区では勝つことができなかった。

立憲民主党は首都圏で22議席を得て、旧立民が前回獲得した8議席から大幅に伸長。愛知で3議席、兵庫で1議席を勝ち取ったものの、大阪では全ての選挙区で敗北を喫した。


躍進した日本維新の会は、地盤の大阪の19選挙区で15議席を獲得。首都圏では議席を得られなかったものの、兵庫でも1議席を得た。

公明党は、東京、大阪、兵庫の選挙区に擁立した計7候補が全員当選した。

4023チバQ:2021/11/01(月) 15:46:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100975&g=elc&ref=2021syu
自民・河野氏21万票、最多得票を更新 小選挙区5.5万票で当選も【21衆院選】
2021年11月01日12時50分

河野太郎氏=10月29日、埼玉県所沢市
河野太郎氏=10月29日、埼玉県所沢市


 衆院選の小選挙区当選者のうち、最多得票は自民党の河野太郎氏(神奈川15区)で、21万515票を獲得した。旧民主党が政権を獲得した2009年衆院選で党代表だった鳩山由紀夫氏の20万1461票を上回り、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の最多記録を更新した。
【点描・永田町】「完敗」小石河連合の“三者三様”

 河野氏は1日、自身のツイッターに「得票率79.3%。きょうから頑張ります」と投稿した。
 今回の小選挙区当選者の中で最少得票は、自民党の北村誠吾氏(長崎4区)の5万5968票。一方、同党の青山周平氏(愛知12区)は12万8083票を獲得したが、立憲民主党の候補に敗れて比例代表で復活当選した。

4024チバQ:2021/11/01(月) 15:46:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100954&g=elc&ref=2021syu
新人当選、大幅増の97人 自民、3分の1が世襲【21衆院選】
2021年11月01日12時20分

【図解】新人候補者の当選者数
【図解】新人候補者の当選者数


 衆院選の新人当選者は小選挙区41人、比例代表56人の計97人となり、前回の56人を大幅に上回った。全当選者に占める比率は20.9%だった。
 最多は自民党の33人。2位は今回躍進した日本維新の会の27人だった。維新は当選者の7割弱が新人。以下、立憲民主党16人、公明党9人などと続いた。
 父母、義父母、祖父母のいずれかが国会議員、または三親等内の親族に国会議員がいて同一選挙区から出馬した候補を「世襲」と定義すると、前回から1人減の108人が世襲当選者。全当選者の23.2%を占めた。
 政党別では、自民党の87人が最多で、当選者の3分の1に上った。山口泰明前選対委員長の次男・晋氏や、塩崎恭久元官房長官の長男・彰久氏らが初当選した。

4025チバQ:2021/11/01(月) 17:00:42
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50188/
立民の共闘路線は不発、勝率3割下回る…無党派の離反招いた「共産と協力」に党内から悔やむ声
2021/11/01 11:49
 立憲民主党は、共産党や国民民主党などを合わせた5野党共闘で選挙戦に臨んだが、公示前から14議席減らす大敗を喫した。国家観や基本政策が異なる共産との連携強化が従来の支持者や無党派層の離反を招いたとみられ、立民内では共闘体制の見直しを求める声が強まっている。

記者団の質問に答える立憲民主党の福山幹事長(1日午前、国会で)=源幸正倫撮影
 「(接戦区で)競り勝つことができなかったのは残念だ。小選挙区を一本化して戦ったことには一定の評価が得られたが、(選挙結果について)分析を進める」


 立民の福山幹事長は1日午前、野党共闘の不振について、国会内で記者団にこう語るにとどめた。

 立民と共産、国民、れいわ新選組、社民党の5野党は、全289選挙区の7割以上となる213選挙区で候補者を一本化した。

 立民内では「公示前勢力から30超は上積みできそうだ」(幹部)と強気の発言も出ていたが、野党統一候補が勝利したのは59選挙区に終わり、勝率は3割を下回った。

 立民は9月、共産、社民、れいわの3党とともに市民団体と政策協定を締結。その後、立民、共産両党は政権交代が実現した場合に共産が立民に対して「限定的な閣外からの協力」をすることで合意した。

 政策協定では、安全保障関連法の一部廃止や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の中止などを掲げており、立民内からは「非現実的な政策で選挙にマイナスだ」と不安視する向きもあった。

 また、限定的な閣外協力についても、「閣内に入らなければ責任を持つことはできない」(公明党の山口代表)と、選挙戦で与党側の批判の的となった。

 国民の玉木代表は1日朝、東京都内で記者団に「政策を脇に置いて、選挙のために国民の思いとは違うところで物事を決めていくことに厳しい審判が下った」と語った。

 立民内では共産との連携について「共産との協力という禁じ手を使ってこの結果では話にならない」(中堅)、「共産とべったり連携して、もう穏健保守層からは信頼されない」(ベテラン)などと悔やむ声が出ている。

https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50189/
維新、「大阪中心」から全国政党に…当選者「今回は維新がまだましというレベル」
2021/11/01 12:09
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 「大阪中心の政党」とみられてきた日本維新の会は、これまで議席のなかった東京で2議席を獲得するなど、比例選で全国的に支持を広げ、本拠地・大阪以外でも躍進を見せた。

比例選での復活当選を決め、陣営のスタッフと握手する小野さん(1日午前3時21分、東京都新宿区で)=板倉拓也撮影
 東京1区から出馬した小野泰輔さん(47)は、小選挙区で敗れたものの比例選で復活。1日午前3時すぎ、小野さんは東京都新宿区の事務所で、「いよいよ全国政党として歩み始めた。自民党でも、立憲民主党でもないという方が、『第3極』の維新に期待してくれた」と手応えを語り、「自民党に対して具体的な提案を突きつけ、経済が成長する改革を行っていきたい」と意気込んだ。


 大阪13区で初当選を果たした岩谷良平さん(41)は、大阪府東大阪市のJR駅近くで通勤客らに「初心を忘れることなく、国においても改革を進めていきます」と感謝を伝えた。

 2011年の統一地方選で府議に当選し、1期4年務めて以来の政治家復帰。同じ統一選で大阪市議としてスタートした「当選同期」の吉村洋文・維新副代表らが応援に駆けつけ、自民党候補らとの激しい選挙戦を制した。

 「今回は『(他の政党より)維新がまだまし』というレベルで、少しでも緩めば民意はひっくり返る。結果を出すことでしか評価してもらえない」と気持ちを新たにしていた。

4026とはずがたり:2021/11/01(月) 18:17:43
当日,旦那が亡くなられたそうな。。

新潟4区 菊田真紀子氏(立民・前)当選確実
10月31日 23時33分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211031/1030018798.html

新潟4区では、立憲民主党の前の議員で、社民党県連合が推薦する菊田真紀子氏が7回目の当選を確実にしました。

菊田氏は52歳。
加茂市議会議員を経て、平成15年の衆議院選挙で旧民主党から新潟4区に立候補し、初当選しました。
民主党政権では外務政務官を務め、現在は立憲民主党の幹事長代理を務めています。
選挙戦で、菊田氏は新型コロナウイルスのPCR検査の拡充や子育て支援、農家の所得の安定を図るため「戸別所得補償制度」の復活などを訴えました。
そして、立憲民主党や共産党、社民党など野党の支持層を着実に固めたうえで、特定の支持政党を持たないいわゆる無党派層にも支持を広げ、自民党の新人で元三条市長の国定勇人氏を退け、7回目の当選を確実にしました。

会場では、立憲民主党の菊田真紀子氏の小島晋選対本部長が、まず、菊田氏の夫が31日亡くなったことを説明しました。
そして、夫がいた東京に駆けつけた菊田氏と電話でつなぎました。
菊田氏は「みなさんとともに祝うことができなくて本当に申し訳ございません。野党統一候補として必死に私の議席を守ってくださったことに感謝します。人生とはわからないもので私はきょう、最愛の人を失いました。きっとそれは意味のあることで何を守るべきかを身をもって教えてくれたと思います。すべての人の命を守るために全力で尽くしていきたい」と述べていました。

4027チバQ:2021/11/01(月) 18:51:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d62ade85541e425dad44e99419b4642f40213c1
自民、「魔の3回生」当選は9割超=選挙区では苦戦も【21衆院選】
11/1(月) 11:04配信
時事通信
 今回の衆院選では、自民党が政権復帰した2012年衆院選の初当選組で、不祥事や失言が相次ぎ「魔の3回生」と呼ばれる前職の当落にも注目が集まった。

 過去3回のように同党への「追い風」はなかったが、73人中70人が4選を果たした。

 ただ、小選挙区で立候補した69人のうち、20人は落選して比例代表で復活当選。この中には、内閣府政務官時の被災地視察で職員におんぶされて水たまりを渡った務台俊介氏や、秘書が当て逃げ事故を起こした武井俊輔氏らが含まれる。

 一方、がん患者について「働かなければいい」と発言した大西英男氏は選挙区で当選。福田達夫総務会長や小林鷹之経済安全保障担当相、牧島かれんデジタル相ら、岸田政権で要職に起用された顔ぶれも順調に勝利を収めた。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で実刑判決を受けた秋元司氏や、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に高級クラブを訪れて離党した白須賀貴樹氏ら6人は出馬しなかった。

 73人とは別に、宣言中のクラブ訪問で離党した田野瀬太道氏は、無所属で当選後に同党から追加公認された。

4028とはずがたり:2021/11/01(月) 19:10:43

# 選挙
自民党・萩生田光一がブチ切れた! 衆院選「東京15区」で起きたヤバすぎる現実
「うちの党は何を考えているのか」と…
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88599?page=3
小川 匡則 プロフィール
「高校が一緒」って…
実際、今村のつけているタスキには赤文字で「公認」と印字されていたが、その部分が剥がされていた。今村陣営は「それどころか、『自民党公認』と書いたビラを11万枚も刷っていたのに全部無駄になった」と嘆く。

それにしてもなぜ柿沢が自民党推薦を得られたのか。

「柿沢さんは名門の麻布高校出身ですが、高校の先輩である谷垣禎一・元自民党総裁を頼ったんでしょう。昨年出した著書では谷垣さんに帯を書いてもらっていた。今回も谷垣さんを通じて有隣会(谷垣グループ)で代表世話人を務めている遠藤利明選対委員長に話を通したと言われています」(全国紙政治部記者)

谷垣は柿沢に送った応援動画で、「私も柿沢さんの将来を広げるということに少しでもお手伝いをして、また柿沢さんとスクラムを組んで歩んでいきたいと思っています」と語っている。

柿沢は選挙ビラでも谷垣との繋がりをアピールしている


こうした流れでの決定だけに、萩生田の怒りの矛先は選対委員長の遠藤に向けられている。

「江東区のことは江東区の人たちが決める、東京のことは東京の我々が決めるんですよ! 山形県の政治家(遠藤利明)に東京や江東区の何がわかるんですか! 私、なんでこうなったんだと文句言ったら、前の総裁(谷垣禎一)の後輩が相手の候補(柿沢未途)なんですって。『高校が一緒』ってなんの話してるんですか! そんなことで日本の政治を語ってどうするんだと思いますよ! 我々東京の自民党が推薦しているのは今村さんだけですよ!」

4029チバQ:2021/11/01(月) 21:04:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3330ca96e7d339fe2e99ce890d3b24e60fb38c7
野党共闘はなぜ失敗したのか 惨敗の立憲民主、政治評論家が指摘した「維新との差」
11/1(月) 19:50配信

J-CASTニュース
衆院選のテレビ中継に出演した枝野幸男代表

 立憲民主党、共産党などが衆院選の選挙区で候補者を一本化した野党共闘について、結果として「共倒れ」に終わったのではないのかと、ネット上で厳しい声が噴出している。

 立憲民主党では、枝野幸男代表の責任を問う声も多く、枝野代表らは、近く進退を判断すると報じられている。一体何がいけなかったのだろうか。

■「選挙は数取り合戦なので、その意味では失敗だったのでは」

 コロナ対策への不満や相次ぐ不祥事で自公政権への批判は強いとして、枝野代表は、衆院選を戦うのに当たって、政権選択の選挙だと盛んに強調していた。

 マスコミの世論調査でも、自民党が単独過半数を取るか微妙な情勢だと報じられたが、2021年10月31日に投開票が一斉に行われると、翌11月1日未明には、自民党が前回より議席を減らしたものの絶対安定多数の261議席を獲得したことが分かった。一方、立憲民主党は、公示前の110議席から96議席に落ち込み、共産党も、12議席から10議席になった。

 枝野代表は、結果がはっきりする前の31日夜、NHK番組に出演し、野党共闘について、「かなり多くの選挙区で接戦にまで持ち込めたというところであり、一定の効果があった」と述べた。しかし、議席を減らしたことに対して党内から不満が出ていると伝えられ、共闘は「共倒れ」に終わったのではないかと厳しく指摘するメディアもあった。

 立憲民主党幹部の進退問題も浮上しており、枝野代表らは、11月2日までに判断する見通しだとも報じられている。

 同じ野党でも、対照的だったのは、日本維新の会だ。

 共闘とは距離を置き、独自の戦いだったが、41議席と公示前の11議席の4倍近くにも達し、自民、立憲に次ぐ第3党に躍進した。強固な地盤がある大阪府内では、選挙区で3議席から15議席への大幅増となって自民を圧倒した。

 野党共闘の結果について、政治評論家の有馬晴海さんは1日、J-CASTニュースの取材に対し、次のような見方を示した。

「自民党は、不満を持つ人も多く、それほど勝っているわけではありません。大臣級だった自民党の大物議員が次々落選しており、共闘には成功している部分もあるかもしれません。枝野さんが接戦だったと言っているのは、かなり競っていた選挙区が多かったからでもあるとは思います。とはいえ、数取り合戦であるのが選挙です。数を減らしたので、その意味では、共闘は失敗だったのではないかと思います」

4030チバQ:2021/11/01(月) 21:04:44
「立憲はリベラル過ぎて、保守層の人たちは維新に逃げた」
 共闘がうまくいかなった理由については、有馬さんはこう指摘する。

「立憲民主党が自らの政策を捻じ曲げたわけではなく、共産党が候補者を立てなかっただけです。共産党も立憲の候補に対して力を入れて応援していたわけではありません。しかし、共産党が一緒になったことで、普段は違うのに選挙のときだけ協力することが気に入らない人が多かったと思います。政権を取れば閣外協力という形でしたが、外交政策でも一緒だとおかしいと思われてしまったのでは。足せばどうにかなると考えたのだと思いますが、うまくいきませんでしたね」

 連合の芳野友子会長も、共闘に異議を唱えており、応援しているのになぜという組合員も多かったのではないかと有馬さんはみる。

 日本維新の会が躍進したのは、こうした有権者の心理が影響したのではないかと分析した。

「自民がいいとは思えないが、立憲はリベラル過ぎて、保守層の人たちは維新に逃げたのではないかと思います。維新が獲得した議席は、大阪と兵庫の1議席以外は、すべて比例です。選挙区では自民に入れて、比例は維新にした人も多かったのでは。大阪では、市議やバス運転手らの給与削減などの成果を上げて、維新しかないという人は多いですね。これまで自民と合流するのではと言われてきましたが、改革ができると支持を広げて、大阪以外でも独自の活動で少しずつ根を張ってきています。これに対して、立憲は、共産に票を借りようとしているだけで、根を生やす努力をしてこなかったようにも見受けられますね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

4031チバQ:2021/11/01(月) 21:05:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c248e82e183823b9a297e81df8f719cf300762
ベテラン議員「続々退場」の衆院選 自民党「73歳定年制」で消えた大物たち
11/1(月) 19:29配信

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建設相や自治相を歴任した野田毅氏(80)。熊本2区で敗れ、議席を失うことが決まった(2018年撮影)

 2021年10月31日に投開票された衆院選では、与野党問わずベテラン議員が小選挙区で相次いで落選し、世代交代を印象づけた。野党では、立憲民主党の平野博文代表代行(72)が大阪11区で維新新人の中司宏氏(65)に敗れ、重複立候補していた比例近畿ブロックからも復活当選することはできなかった。小沢一郎氏(79)は岩手3区で自民前職の藤原崇氏(38)に敗れ、比例東北ブロックで復活当選した。

 一方、自民党の甘利明幹事長(72)は、神奈川13区で立憲新人の太栄志(ふとり・ひでし)氏(44)に敗れたが、比例南関東ブロックで復活当選。ただ、仮に甘利氏が1年早く生まれていたとすれば、議席を失っていた可能性が高い。自民党は内規で比例区の「73歳定年制」を設けているためだ。自民党から小選挙区で立候補した73歳以上の候補者は24人。建設相や自治相を歴任した野田毅氏(80)を筆頭に7人が小選挙区で敗れ、そのまま国会から去ることが決まった。岸田文雄首相はそのうち5人の応援に入ったが、奏功しなかった。特に73歳以上の立候補者が最も多かった福岡県では4人中3人が落選。大幅に世代交代が進んだ。

■小選挙区のみから立候補した73歳以上は24人

 「73歳定年制」は公認の時点で73歳以上の場合、小選挙区との重複も含め、比例区には原則として立候補できないとする自民党の内規だ。03年の衆院選から厳格に適用されるようになり、中曽根康弘、宮沢喜一両元首相らが政界引退に追い込まれたことは有名だ。今回の衆院選では、内規に従う形で比例重複なしで小選挙区に立候補している73歳以上は24人いた。最高齢が和歌山3区の二階俊博前幹事長(82)で、福岡8区の麻生太郎副総裁(81)が続く。この24人とは別に、比例近畿ブロックで奥野信亮氏(77)、比例九州ブロックで今村雅弘氏(74)が例外的に公認を受け、当選を決めている。

 特に73歳以上が多いのが九州の選挙区で、24人のうち10人が出馬。そのうちのひとりが熊本2区の野田氏だったが、保守分裂の末に、財務省キャリア官僚の無所属新人、西野太亮(だいすけ)氏(43)に敗れた。熊本県では14年12月の総選挙以来、全4小選挙区を自民党候補者が独占してきた。野田氏の落選で、それが約7年ぶりに崩れたことになる。

対立候補の年齢は61歳、48歳、48歳
 特に惨敗だったのが福岡県。4人が出馬し、勝利したのは麻生氏のみだった。福岡5区の原田義昭元環境相(77)、福岡9区の三原朝彦氏(74)、福岡10区の山本幸三・元地方創生担当相(73)の3人は議席を失うことが決まった。小選挙区で勝利した対立候補の年齢は、それぞれ61歳、48歳、48歳だ。

 無所属で出馬して当選後に自民党の追加公認を受けるパターンを含めると、12年12月の衆院選以来、自民党は福岡県内に11ある小選挙区で全議席を独占してきた。今回の3人の落選で、この「一強」体制が9年ぶりに崩れた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

4032チバQ:2021/11/01(月) 21:06:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/af8fbafc6a6ae71ad2aeb5394abee538461527c7
立民「論客」相次ぎ落選 「批判だけでは支持されず」
11/1(月) 20:44配信
産経新聞
報道陣の取材に応じる辻元清美氏=1日午前0時51分、大阪府高槻市(恵守乾撮影)

衆院選で、立憲民主党では辻元清美氏をはじめ黒岩宇洋、今井雅人、川内博史各氏ら国会審議で政権批判やスキャンダル追及をしてきた「論客」が落選した。

社民党から議員生活を始めた辻元氏は「ソーリ!」と答弁者を指名するスタイルで有名になった。昨年2月には、当時の安倍晋三首相に週刊誌報道をベースに質問し、安倍氏が「意味のない質問だよ」とやじを飛ばしたこともあった。

黒岩氏は野党による官僚に対する「合同ヒアリング」の中心人物。「桜を見る会」前日に安倍氏の事務所が主催した夕食会をめぐる発信に対し、安倍氏が「真っ赤な噓」と反論したこともある。

森友学園問題などで政府を追及してきた今井氏は、平成21年の旧民主党を振り出しに毎回政党を変え、いずれも比例復活で4回連続当選してきたが、立民で臨んだ今回は5回目の当選を果たせなかった。立民中堅は「最前線で批判ばかりしていた人が軒並み落ちた。路線を変えないと、支持は得られない」と語った。

4033チバQ:2021/11/01(月) 21:07:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7a9694be907e99fe5beb71d823c4fb3bdc3b460
大阪自民、大ダメージ 現職政務官も落選
11/1(月) 20:17配信

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産経新聞
前回と今回の衆院選 大阪選挙区における自民党の勝敗

衆院選で自民党は国会運営を主導できる「絶対安定多数」を確保しながら、大阪府内の選挙区では全敗と壊滅的な結果になった。府内で絶大な人気を誇る日本維新の会の候補者に太刀打ちできず、涙をのんだ現職政務官も複数いた。昨年11月に維新の看板政策「大阪都構想」が住民投票で否決されてから初の衆院選で維新との地力の差が浮き彫りになった形で、自民は態勢の立て直しを迫られている。

【写真】大阪4区で敗れ、頭を下げる自民党の中山泰秀氏

「長い時間待っていただき、心からおわび申しあげたい」

1日午前2時すぎ、大阪4区(大阪市北区など)で敗れた自民の中山泰秀氏(51)は落選が決まると、選挙事務所に集まった支援者らに深々と頭を下げた。「今回は分が悪かった」「維新が強かった」。陣営からは口々にこんな声が上がった。

平成24年に橋下徹前代表が維新を国政政党として旗揚げして以降、国政・地方問わず数々の選挙で苦戦を強いられてきた大阪の自民。そうした中でも29年の前回衆院選では、公認候補者を擁立した府内15選挙区のうち10選挙区で維新に競り勝ち、国政与党としての面目を保った。だが、今回は全選挙区で維新に敗北。落選した候補者には大西宏幸氏(54)ら現職の政務官も複数含まれていた。

「10年がかりで維新王国ができあがってしまった」。自民府連幹部はこう嘆く。府内での維新人気が拡大するにつれ、維新公認の首長が次々と誕生。橋下氏が引退してもなお、維新副代表で大阪府知事の吉村洋文氏による新型コロナウイルス対策などが脚光を浴び、維新人気はさらに高まった。自民府連幹部は「維新に風が吹いていたわけではない。無風だからこそ、維新の地力が際立った」と分析する。

維新が進めた昨年11月の都構想の住民投票は僅差で否決された。ただ、それすらも「維新との最大の対立軸がなくなり、訴える力が下がってしまった」とマイナスの要素としてとらえる向きもある。

大阪9区(茨木市など)で落選した自民府連会長の原田憲治氏(73)は、今回の結果を受けて会長を辞任する意向を府連に伝えた。一方で、今回府連から比例近畿ブロックで当選した3人は、柳本顕(あきら)氏(47)らいずれも比較的若い世代だ。

ある自民関係者は力を込める。「自民府連も維新のようにリーダーシップのある若い人を立て、自ら風を作っていかないといけない。新しい感性の自民党を作ってほしい」。

4034チバQ:2021/11/01(月) 21:08:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bfd610d29e3e9bd0bfada4f35b69348d1eccac3
野党共闘の効果限定的 統一候補の勝率3割
11/1(月) 19:34配信

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今回の衆院選で対決パターン別に与野党の勝敗を分析したところ、立憲民主や共産など野党5党が統一候補を擁立した213選挙区のうち、保守系無所属を含む自民または公明のいわゆる与党系候補は、約65%にあたる139選挙区で勝利したことが分かった。これに対し、統一候補は約28%の59選挙区でしか勝てず、野党共闘の効果が限定的だったことを裏付けた。

213選挙区を地域別にみると、北海道は官公労が強い地域とあって、統一候補を擁立した9選挙区中、自公4勝、立民5勝と野党5党側が勝ち越した。東京では革新系の影響力が残っているが、与党系10勝なのに対し、統一候補は7勝と及ばなかった。

保守地盤が強固な西日本では、日本維新の会が幅を利かす大阪府を除き、中国地方で統一候補は14選挙区中1勝、四国では8選挙区中2勝しかできなかった。九州でも自民16勝なのに対し、統一候補は6勝にとどまるなど、野党が束になって掛かっても、与党側は寄せ付けなかった。

135選挙区に上る事実上の与野党一騎打ちでも、与党系が96勝なのに対し、野党系は39勝と振るわなかった。

一方、野党5党から複数の候補者が出た72選挙区ついては、与党59勝に対し、野党5党側はわずか6勝と無残な結果に終わった。

これらの選挙区については、反自民票が分散したために5野党側が敗北したとは必ずしも言えず、5野党で候補者を一本化した場合の票数を単純計算で足し合わせた場合、与党候補を上回ったのは5選挙区だけだった。与党に太刀打ちできないと判断した選挙区については、あえて候補者調整をせずに、比例票の掘り起こしを優先させた可能性がある。

今回の衆院選結果は、立民が組織票目当てで共産などと組んでも、票の上積みには限界があり、地力に勝る自民を負かすには、旧民主時代から言われ続けてきた、党の足腰となる地方組織の強化が急務であることを改めて突き付けたといえる。(坂井広志)

4035チバQ:2021/11/01(月) 21:10:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c14226d605cb1feedca331d6e14a54040ace5ce
深夜会食、暴行…衆院選で不祥事組に明暗
11/1(月) 20:12配信

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支援者を前に敗戦の弁を述べる無所属の松本純氏=10月31日午後8時36分、横浜市磯子区(橘川玲奈撮影)

今回の衆院選には、不祥事により選挙前に離党を余儀なくされた候補者らも再起をかけて臨んだが、明暗が分かれた。

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言下の1月、東京・銀座のクラブを深夜に訪れ、自民党を離党した松本純元国家公安委員長は神奈川1区から無所属で出馬。安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁らが応援に駆け付たが、立憲民主党の前職に2万票以上の差をつけられて落選した。

一方、松本氏と一緒に銀座のクラブを訪れて自民を離党し、奈良3区から無所属で出馬した田野瀬太道氏は、2位に8万票以上の大差で圧勝。党は10月31日付で追加公認した。

元秘書への暴行罪で罰金20万円の略式命令を受け、昨年10月に党を離党した石崎徹氏は日本維新の会に転じ、新潟1区で出馬。当選した立民前職に10万票以上及ばず比例代表での復活もならなかった。

北朝鮮による拉致被害者について「生きている人はいない」などと発言し立民から公認を得られなかった生方幸夫氏は無所属で千葉6区から出馬し、自民前職に5万票以上の差をつけられて落選した。

4036チバQ:2021/11/01(月) 21:46:11
7559 チバQ 2021/11/01(月) 14:56:14
同意
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e334f823d31450eea6f17f8937375a8ca9b4b7c
田崎史郎氏 議席減の立憲民主党に「共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因」
11/1(月) 11:34配信

スポニチアネックス
フジテレビ社屋

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。衆院選の全465議席の当選者が確定し、自民、公明の与党は計291で国会運営を主導できる絶対安定多数(261)を上回ったことに言及した。

 自民党は公示前から17減らしたものの、261で単独過半数(233)となり、安定多数(244)も得た。立憲民主党は公示前110から14減の96。日本維新の会は公示前の11から41まで大きく伸ばし、衆院第3党に躍進した。公明党は3増の32、共産党は2減で10。国民民主党は3増の11だった。

 田崎氏は「立憲、共産にとって惨敗ですよ」と言い、その理由を「なぜ立憲が負けたかっていうのは、僕は共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因だと思うんですね」と指摘。

 そして「民主党が政権取るまでっていうのは保守層も詰め込むような形で支持を集めて政権が取れて、それで政権運営に失敗して引いたわけですけれど。だから今の左寄りの路線を立憲が続けていくのかどうか、それをしっかり議論しないと再生はないんじゃないかと」と分析した。

4037チバQ:2021/11/01(月) 22:56:33
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPC11GWWPBYPXLB008.html
二階氏、引退説ささやかれたが…「比較しないで」と13選 和歌山
2021/11/01 10:00朝日新聞デジタル

二階氏、引退説ささやかれたが…「比較しないで」と13選 和歌山

当選を確実にし、支援者らと写真を撮る岸本周平氏=2021年10月31日午後8時32分、和歌山市屋形町2丁目、滝沢貴大撮影

(朝日新聞デジタル)

 衆院選は31日に投開票された。県内の三つの小選挙区のうち、1区は国民前職の岸本周平氏(65)が制し、5回目の当選を決めた。2区と3区はいずれも自民前職の石田真敏氏(69)と二階俊博氏(82)がそれぞれ議席を守った。小選挙区の投票率は58・24%(前回52・96%)だった。

■1区 岸本氏、辻立ち重ね5選

 国民前職の岸本周平氏が自民前職の門博文氏との一騎打ちを制し、5選を果たした。

 午後8時、当選確実が報じられると、和歌山市内の岸本氏陣営の会場では集まった支援者から拍手がわき起こった。岸本氏は「不安だったが、『日本一の応援団』がいるから絶対大丈夫と言い聞かせた。懸命に生きる皆さんの声を国会に届けます」と笑顔を見せた。

 選挙戦では駅前や交差点に1人で立つなど、近い距離で市民と向き合うことに重きを置いた。「普通の生活を守ることが重要」として、コロナ禍からの立て直しや、子育て、介護の改善などを訴えた。

 門氏は、4回連続で岸本氏に敗れた。選挙期間中、閣僚経験者が連日応援に駆けつけ、国とのパイプ役を果たしてきたことを強調したが及ばなかった。門氏は「目標を達成できず、申し訳ありません」と述べた。(滝沢貴大、高田純一)

■2区 石田氏、安定8選

 自民前職の石田真敏氏が新顔3氏を振り切って、8選を決めた。

 「長く支えていただき、大臣も務めた。皆さんの期待に沿えるよう頑張っていく」。午後8時過ぎ、当選確実の一報を受け、石田氏は岩出市宮の事務所で支援者らと万歳した後、そう言って頭を下げた。

 また、野党が共闘し、統一候補を擁立したことに触れ、「一つ間違えれば大変なことになると、気を引き締めて戦わせていただいた」と話した。

 選挙戦では、当面の課題として新型コロナ対応を挙げ、「司令塔の強化、国の役割分担の明確化などを、これからの予算編成の中で対策を講じていく」と主張。被害が予想される南海トラフ地震については、「憲法に緊急事態条項を設けることをしっかりと議論し、備えなければならない」と改革の必要性を訴えた。(国方萌乃)

■3区 二階氏、交代論封じ13選

 自民前職の二階俊博氏が新顔3人を退けて、13回目の当選を果たした。

 御坊市島の事務所前に集まった支持者の拍手の中、壇上に立った二階氏は、「次に向かってこの和歌山を躍進させる責任がある。力を貸してください。日本一のふるさとと言えるようにがんばろう」とお礼の言葉を述べた。

 5年間務めた党幹事長を退いたものの、選挙期間中は応援演説などで全国を回ることも多かったが、自民県議や各首長らが支持を呼びかけ、終始優位に選挙戦を展開した。

 1996年に小選挙区制が導入されて以降、この選挙区で初めて4人が立候補。高齢でもあることから一時期「引退説」もささやかれたが、「ほかの人と比較しないでほしい」「(進退は)選挙民のみなさんが決めること」などとし、「世代交代を」と訴える他陣営を寄せ付けなかった。(勝部真一)

4038チバQ:2021/11/01(月) 22:58:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211101ddlk32010312000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>自民9回連続、議席独占 /島根
2021/11/01 10:50毎日新聞

 31日に投開票された第49回衆院選で、県内二つの小選挙区は即日開票の結果、1区は自民前職の細田博之氏(77)が11回目、2区は自民新人、高見康裕氏(41)が初の当選を果たした。自民による県内小選挙区の議席独占は1996年の小選挙区制導入から9回連続。両陣営とも人口減少対策などを訴えた。1区は与野党の事実上の一騎打ちとなり、立憲前職の亀井亜紀子氏(56)は及ばなかった。個人で活動する無所属新人の亀井彰子氏(64)は支持が広がらなかった。2区は新人の三つどもえとなり、高見氏は立憲の山本誉氏(64)と共産の向瀬慎一氏(50)を破った。県内の当日有権者数は55万9986人(男26万6353人、女29万3633人)。投票率は61.55%(前回60.64%)だった。

 ◆1区

 ◇細田氏、父超える11選

 細田氏は選挙戦12日間のうち7日間は応援演説で全国を回り、その間は青木一彦参院議員らがマイクを握った。31日も不在だったが松江市千鳥町のホテルに陣営幹部らが集まり、当選確実の一報が入るとバンザイ。運輸相を務めた父吉蔵氏(1912〜2007年)を超える11回目の当選を祝った。細田氏は電話を通じ、「地元や国のために頑張りたい」と決意を述べた。

 選挙戦で細田氏は、過疎地での安定した雇用創出のための法整備などの実績を強調。新型コロナで打撃を受けた経済への対策に力を注ぐと訴えた。

 島根原発については「エネルギー小国の日本では動かさないといけない」と、稼働を推進する立場を明確に示した。【目野創】

 ◇比例に望みつなぐ 亀井亜紀子氏「私の力不足」

 細田氏当選確実の情報を受け、亀井亜紀子氏は午後9時前に支援者が集まる松江市御手船場町の労働会館に姿を現し「私の力不足。相手の組織力は強く壁は厚かった。比例(復活)に望みをつないで待ちたい」と話した。

 前回選は小選挙区で細田氏に敗れ、比例復活。今回の選挙戦では、新型コロナ禍でもろさが浮き彫りとなったとして公的サービスの立て直しや、島根原発再稼働の是非を問う住民投票の実施などを訴え、「この保守王国で私が勝てば必ず日本が変わる」と主張してきた。

 氏名の読み方が同じ候補が1区に立ったことで、公示直前に届け出名の名前を平仮名から漢字に変更したり、ポスターを印刷し直したりする一幕もあった。【小坂春乃】

 ◆2区

 ◇高見氏、新人争い制す

 高見氏の支援者らは出雲市今市町の会場に集まった。当選確実の報が入ると、拍手や歓声が巻き起こり、バンザイをして初当選を喜んだ。

 元県議の高見氏は、9月に死去した竹下亘元自民党総務会長の後継として国政に初挑戦。選挙戦では竹下氏の政治信条「ふるさと創生」を前面に掲げた。この日、祝福に集まった約350人の支持者を前に「この地域への愛をすべて背負って国に届けられる政治家に成長する覚悟です」と、人口減少対策などに取り組む決意を述べた。

 「竹下」の名を書くことに慣れた「竹下王国」の保守地盤の中で高見氏の知名度は低く、末端への浸透が課題だったが、組織に支えられて乗り切った。【萱原健一】

………………………………………………………………………………………………………

 ■視点

 ◇謙虚さと訴え継続を

 10月14日の解散から投開票日までが戦後最短となった今回の衆院選。島根の二つの小選挙区の議席を託されたのはベテランと新人の自民の2人だった。両者の訴えに「改革」の要素はあまり見えず、有権者は「継続」を選んだのか。保守王国の面目躍如だったのか。

 2019年春の知事選で一部県議が国会議員の意向とは異なる候補を擁立して勝利したしこりで県議会の自民会派が分裂したまま。2区では兄登氏の代から約60年にわたる「竹下王国」を守ってきた竹下亘氏が9月に死去し、後継に立った元県議は多くの有権者になじみが薄い。だが保守地盤は揺るがず、事実上の与野党一騎打ちとなった1区の立憲候補も及ばなかった。

 課題は山積している。コロナ禍による地域経済への深刻な打撃。人口減少で暮らしが成り立たなくなりつつある過疎の現場。一見すると「継続」の民意には、憤りや嘆息が詰まっている。自民に謙虚さを求めたい。そして野党は反自民の真の受け皿たるべく訴えを続けてほしい。【目野創】

4039チバQ:2021/11/01(月) 22:59:25
https://news.goo.ne.jp/article/ibaraki/region/ibaraki-20211101050002.html
衆院選茨城7区 中村氏、比例復活15選
2021/11/01 05:00茨城新聞

衆院選茨城7区 中村氏、比例復活15選

茨城新聞

(茨城新聞)

 「無敗の男」落城-。1976年の衆院選初当選以来、14回連続で当選を果たしてきた7区の立民前職、中村喜四郎氏が、初めて選挙区で敗退した。かつて所属した自民党が権威主義的な政治で自浄能力を失ったとして、「与野党伯仲」を旗印に戦った。比例で復活当選し、15選を果たした。
 94年のゼネコン汚職事件で自民を離党。実刑判決後に復帰して以降は無所属を貫いていた。2020年9月結成の新「立憲民主党」に入党。野党共闘にかじを切り、「自民がやりたい放題できるのは野党が弱いから。民主主義を守る」と72歳の体にむち打ち、バイクで選挙区内を駆け巡った。
 壁となったのは、かつての同志たち。県議会の中村系会派「自民県政クラブ」が同年6月に消滅し、所属議員は相次いで自民会派に移籍した。選挙区内8市町の全首長も「地域発展には大臣に要望を通せる議員が必要」と、自民前職を支援。〝包囲網〟が敷かれ、かつてない逆風が吹いた。
 前回衆院選で与党批判を展開し、18年県議選では共産候補にため書きを届けた。過去3回推薦を受けてきた公明は距離を置き始め、中村氏の立民入りが決定打となり関係を解消。今回は与野党対決色が濃くなり、中村氏を追い詰めた。
 頼みの綱は後援会「喜友会」。支援者と直接結ばれた自慢の組織だ。だが保守系支持者にとって、立民入党は寝耳に水だった。選挙戦終盤、男性支持者は「本当は自民(に票を投じたい)。同じ思いの人は少なくない」と嘆息。一度揺らいだ絆は完全には元に戻らなかった。
 中村氏は選挙区での敗北に「一敗地にまみれる結果となり、私の不徳の致すところで深くおわび申し上げる。目指すところは一貫して、日本再建と与野党伯仲。与えられた試練と受け止めて、これからも前を向いていく」と述べ、境町内の選挙事務所に集まった支持者に深々と頭を下げた。

4040チバQ:2021/11/01(月) 23:00:02
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-140112.html
無所属・柿沢未途さん当選 IR汚職の秋元司氏が不出馬で乱戦に<東京15区>
2021/11/01 00:31東京新聞

無所属・柿沢未途さん当選 IR汚職の秋元司氏が不出馬で乱戦に<東京15区>

当確の報を受け、こぶしを突き上げる柿沢さん=東京都江東区の事務所で

(東京新聞)

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で自民党を離党し、一審で実刑判決を受け控訴中の秋元司前衆院議員が立候補しなかった東京15区は、自民推薦の無所属前職柿沢未途さんが当選。同じく自民が推薦した無所属元職今村洋史さんら7人が乱立した混戦を制した。

 午後11時半すぎに当確の報。柿沢さんは「地元の皆さんのおかげで勝てました」と感謝した。自民からの追加公認も決まり、「胸を張って政権与党の代議士として政策を形にしていきたい」と述べた。

 都議を経て2009年以降、4度の総選挙にみんなの党、維新、希望の党で出馬し当選。10月まで立民会派の野党系無所属だった。だが自民の衆院議員を務めた父の故弘治さんの時代から保守系の支援者は多く、「与党で仕事を」と期待され転向を決意。首相指名選挙は自民の岸田文雄総裁に投票し、麻布中・高、東京大の先輩、谷垣禎一元総裁の推しもあり推薦を得た。

 公明都議の応援はあったが、自民区議や党都連は一致して今村さんを支持する分裂選挙となる中、「地元育ちの政策通」と公示直前に擁立された野党共闘の候補や今村さんとの違いを強調し、支持を集めた。(井上靖史)

4041チバQ:2021/11/01(月) 23:01:34
https://www.asahi.com/articles/ASPB03Q4GPBZPTIL00D.html?ref=goonews
「眼中になかった」維新の猛攻 辻元清美氏敗北、大阪10区でなにが
有料会員記事2021衆院選

細見卓司、久保田侑暉2021年10月31日 20時20分
 衆院大阪10区で、立憲前職で党副代表の辻元清美氏(61)が、維新新顔で前大阪府議の池下卓氏(46)に敗れた。辻元氏が小選挙区で負けるのは、民主党が下野した2012年の衆院選以来で、比例復活も果たせなかった。抜群の知名度を誇り、「党派を超えた政治家個人の力」での当選を自負してきた辻元氏でさえ、維新の猛攻をはね返すことができなかった。

「最後のとりでなんです!」
 「大阪は維新の候補者が勝つ勢いだと報道されている。最後の一つ、なんとか持ちこたえられるかどうかという瀬戸際が、この大阪10区。大阪の最後のとりでなんです!」

 選挙戦最終日、10月30日夜の阪急高槻市駅前(高槻市)。辻元氏は演説で「最後のとりで」というフレーズを何度も使って、声を張り上げた。

 維新が掲げる「大阪から日本を変える!」とのキャッチコピーを引用し、「みんなが支え合う、セーフティーネットを大事にする、カジノをやめる。そんな大阪に変われば、日本が変わります。大阪の最後のとりでを一緒に守ってください!」と支持を訴えた。

 2週間前は違った。

 衆院が解散された10月14日。辻元氏は高槻市内で演説後、池下氏について記者団に問われ、「あんまりね、他陣営のことは気にしない方なんです。維新はローカル。ローカルな維新は眼中にないんですけどね」と言い切った。

 選挙戦序盤の演説の力点は、岸田政権にどう対峙(たいじ)するか。

 維新に関しては、ツートップである松井一郎代表(大阪市長)と、吉村洋文副代表(大阪府知事)が推し進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)について「しっかり歯止めをかける」と演説で述べる程度だった。

「敵は辻元氏」
 一方、衆院選初挑戦となる池下氏の陣営は、最初から「敵は辻元氏」と見定めていた。

 辻元氏が演説した同じ日の14日、吉村副代表はJR高槻駅前に応援に駆けつけた。デッキ上を埋め尽くした約3千人の聴衆(陣営発表)を前にこう訴え、拍手喝采を浴びた。

 「(選挙で)強い人がいるんです。辻元さん。強烈に厳しいからやってきた。成長のための改革は維新しかできない。改革をやるのが池下さんだ」

 吉村副代表は、辻元氏の発言を念頭に自身のツイッターでも「眼中に入っていってやろうじゃないか」と気勢を上げた。

 池下氏の陣営関係者は「(辻元氏の発言は)ありがたかった。池下と辻元氏の対立構造に持ち込めた」と振り返る。

 池下氏自身も地元出身をアピール。高槻市議だった祖父の時代から続く地盤と府議時代に培った人脈をいかし、自民支持層への食い込みを図った。陣営関係者によると、あえて自民批判は手控えたという。

 選挙戦中盤にさしかかり、報道各社の情勢調査で辻元氏と池下氏との接戦が報じられた。

接戦が報じられると、辻元氏は戦術を転換しました。さらに、新たな手も打ち、波紋を広げました。その内幕を紹介します。

 辻元氏は、街頭での維新批判…

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4042チバQ:2021/11/01(月) 23:02:41
https://digital.asahi.com/articles/ASPC16RD5PC1TIPE00X.html?iref=com_shuinsen2021_news_list_n
玉城知事支える「オール沖縄」に衝撃 辺野古抱える3区で敗北
会員記事2021衆院選

国吉美香、寺本大蔵、福井万穂2021年11月1日 21時50分
 沖縄では衆院全4選挙区で自民候補と、玉城デニー知事を支える政治勢力「オール沖縄」の推す候補が激突し、オール沖縄側が選挙前の3議席から1議席減らす結果となった。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を旗印としてきたが、辺野古を抱える3区でも敗北。衝撃が広がっている。

 3区で勝利した元沖縄北方相の自民新顔、島尻安伊子氏(56)は31日夜、報道陣に「(勝因は)コロナ後の経済対策と沖縄振興の訴え」と語った。移設への有権者の考えに変化があるかとの問いには「私はずっと普天間の一日も早い危険除去が第一と話してきた。そういった私の当選は大変重いご判断」と話した。

 自民にとっては衆院選で2014年全敗、17年1勝からの議席増。来年1月の名護市長選、来秋の知事選に向け「100点満点の結果だ」と自民党県連の関係者は手放しで喜ぶ。

 島尻氏勝利の要因は、有権者…

この記事は会員記事です。

4043チバQ:2021/11/01(月) 23:05:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211101k0000m010335000c.html
「民主王国」愛知、野党共闘があだに 労組、共産との接近に警戒
2021/11/01 21:36毎日新聞

「民主王国」愛知、野党共闘があだに 労組、共産との接近に警戒

野党共闘が実現したが、小選挙区で敗れ支持者に頭を下げる立憲民主党の伴野豊氏(中央)=2021年10月31日午後11時55分、黒尾透撮影

(毎日新聞)

 単独過半数を確保するなど自民が全国的に堅調ぶりを見せた今回の衆院選は、「民主王国」と呼ばれた愛知県でも例外ではなかった。自民が前回衆院選より3増の11議席を獲得したのに対し、立憲民主、国民民主の旧民主系勢力は前回より3減の4議席にとどまった。自民に対抗するための野党共闘は機能しなかったのか。立憲関係者は「共闘は『両刃の剣』」と指摘する。

 「何とか差しきりたかった。本当に申し訳ありません」。10月31日の開票日深夜、愛知8区の立憲元職、伴野豊氏(60)は深々と頭を下げて敗戦の弁を述べた。当選した自民前職、伊藤忠彦氏(57)との差はわずか1065票。野党共闘が実現し、6回目の対決で初の一騎打ちだった。比例復活を果たしたものの伴野氏は「私の力不足」と笑顔はなかった。

 愛知は全15選挙区のうち10選挙区で共産が候補擁立を見送り、立憲や国民と候補者を一本化した。過去の民主系候補の得票と共産系を合わせると勝ち抜けると見込んだが、結果は6敗で多くが僅差で競り負けた。

 「共産がついたことで一定程度入れてくれた人はいると思うが、それ以上に逃げたとみないと(6敗という)この数は説明しにくい」と連合幹部は見る。背景について立憲県連幹部は「過去の選挙もそうだったが、愛知は裕福な県で、変わりたくない、変わると自分の生活を脅かされるような恐怖感を感じる人が多い。非常に保守的。だから(革新の)共産に引いてしまう」と地域特性を指摘した。

 自動車産業が盛んな愛知は労働組合が選挙に力を持ち、労組を束ねる連合の影響力は大きい。「立憲と共産の接近を警戒する連合に配慮し一枚岩になりきれなかった」と話す陣営関係者も。立憲県連の塚本久幹事長は「共闘についてもう少し議論をした上なら違ったかもしれないが、いきなりだった」と述べ、衆院解散から投開票まで17日間という戦後最短のスピード選挙に恨み節をこぼす。

 対する自民は野党側のこうした揺らぎを徹底的に攻めた。応援に駆けつけた麻生太郎元首相は街頭演説で「立憲共産党」と連呼。一方で強固な支持基盤を持つ公明との関係を深め、候補は街頭で「比例は公明党」と繰り返し、組織固めにまい進した。

 愛知という土地柄で「民主王国」の再建はあるのか。来年に参院選を控える中、野党は今回の結果を踏まえ、戦略の練り直しを迫られている。【太田敦子、高井瞳】

4044チバQ:2021/11/01(月) 23:05:58
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_M4E7UJBA2BNXHP5MTKMXTPAZAY.html
「4度目の正直」で立民幹部から議席奪取 静岡6区
2021/11/01 21:13産経新聞

「4度目の正直」で立民幹部から議席奪取 静岡6区

街頭で当選を報告する勝俣孝明氏=1日午前、JR沼津駅前(岡田浩明撮影)

(産経新聞)

「4度目の正直」で野党の牙城を崩し、つかんだ悲願の選挙区初勝利だった。静岡6区の自民党、勝俣孝明氏は一夜明けた1日朝、〝いつもの場所〟から4期目をスタートさせた。「おはようございます。気持ちを新たに皆さんの負託をしっかりと国政に反映したい」。JR沼津駅南口の一角はこの11年間、毎週欠かさず、通勤客らに政策を訴えた場所だ。

8回連続当選していた立憲民主党幹事長代行、渡辺周氏の壁は厚かった。盤石な支持基盤は「渡辺王国」ともいわれ、前回選は631票差で涙をのんだ。悔しさを糧に議席を奪取した理由について「(地元回りなど)コツコツと積み重ねた結果。選挙は一朝一夕で当選できない」と語る。

一方、選挙区で敗北した渡辺氏は、比例復活で9選を果たした。「地域活動を含めてすべて私の力不足」と頭を下げた。「(全国的に)与野党ともにベテラン議員が落選した。飽きられているのかもしれない。当選回数を重ねている人よりもフレッシュな人を求めるという背景があったのか分析したい」とも語った。

陣営幹部は敗因について、後援会の高齢化で活動量が減った上、共産党を含む野党共闘が思うように機能しなかった側面も挙げる。実際、共産候補が出馬していた前回選よりも得票を減らしている。

背景には、支援を受ける連合静岡の共産への根強い抵抗感があるとみられ、陣営の選対本部長を務めた立民の曳田卓県連幹事長は「県内事情を考えると共闘はまだ難しい」と指摘し、「政権交代を目指すのが第一義。熟議しながら進めたい」と慎重に言葉を選んだ。

4045チバQ:2021/11/01(月) 23:11:29
https://www.sankei.com/article/20211101-P34YGDGBIJNZHHR25BD5AS5YOA/

衆院選長野 自民激戦区粘り勝ち 立民1減
2021/11/1 22:35
第49回衆院選は1日未明に開票が終了し、長野県内の選挙区では自民党が解散前より1つ多い4議席を獲得、立憲民主党は1つ減らし1議席となった。投票率(選挙区)は59・77%(男60・64%、女58・94%)。4年前の前回(60・40%)よりも0・63ポイント下回った。

当選を果たした議員らは一夜明けて早速、街頭で支持者らに手を振ってお礼の挨拶をするなどし、衆院議員としての任務全うを誓った。

1区で立民前職を破った自民新人の若林健太氏は1日午前、長野市で会見し、「1区では、平成21年の衆院選で自民党の議席が失われて12年。地域で停滞した課題に一つ一つ取り組み、解決したい」と地域に恩返しする決意を述べた。国会では「さっそく税制改正や予算編成があり、経済対策に地元の声をしっかり届けたい」とした。


選挙期間中は各紙で劣勢が伝えられていたが、党本部の調査と乖離があって戸惑ったとした上で「後援会の皆さんが萎縮しないか不安だったが、かえって発奮していただき活発化したのでは」とプラス効果があったと自己分析した。

3区で立民新人を破り、4選した自民前職、井出庸生氏も佐久市の街頭に立って、有権者らに手を振って謝意を伝えた。井出氏は2年前に自民入りしたことについて、かつて応援していた有権者らから批判もあったとし、応援だけでなく、批判にも向き合う姿勢を示す。国会議員の関心が低い男女共同参画、選択的夫婦別姓、女性に対する犯罪対策について自民党内でも声を上げるとしている。


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衆院選では、野党による候補の一本化が進められた。県内でも1、3、5区で途中、産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で行った情勢調査などで自民候補の劣勢が伝えられたが、いずれも最後に自民が追い上げ、粘り勝ちをみせた。1区では、当選した若林氏と立民、篠原孝氏の差は、わずか6461票だった。

4046チバQ:2021/11/01(月) 23:12:38
https://www.sankei.com/article/20211101-HFUWC5YMQVLR7G2V2US2XKZQQE/
「保守王国・群馬」底力 野党全敗、比例復活なし
2021/11/1 21:03
衆院選は今回も自民公認候補が群馬県内5議席を独占する圧勝となり、「保守王国」の底力を見せつけた。比例北関東も県勢が自公で1議席ずつ確保した。野党各党は選挙区全敗のうえ、比例復活当選も阻まれた。今後、党勢の抜本的な立て直しを迫られそうだ。

中曽根康隆氏と尾身朝子氏の公認争いが最後までもつれた1区。保守分裂の懸念も一時浮上したが、公示直前に中曽根氏で一本化された。強固な選挙基盤にも支えられ、得票率56・32%、11万票以上を獲得し選挙区初当選を飾った。


一方、尾身氏も比例北関東で当選。記者団に対し尾身氏は「(中曽根氏は)同じ県連所属であり若い力で活動してほしい」とコメント。ただ、1区からの再挑戦を問われると「地域代表として活動してほしいという声があれば可能性としてはある」と含みを残した。

中曽根氏の勝利は野党分裂という「敵失」もあった。宮崎岳志氏と斉藤敦子氏が立憲民主の公認争いの末、宮崎氏が日本維新の会公認、斉藤氏が立民県連「支援」で出馬。共産も店橋世津子氏を擁立したため野党は一枚岩となれず3候補で野党票を奪い合った。


自民が圧倒的な強さを見せつけたのは5区と4区だ。5区は8選の小渕優子氏が76・59%、4区は4選の福田達夫氏が65・02%という高得票率をマーク。いずれも統一候補の伊藤達也氏、角倉邦良氏を退けた。岸田政権発足に伴い小渕氏は党組織運動本部長、福田氏は党総務会長という要職に就いたことも追い風になった。

2区、3区はいずれも自民公認の井野俊郎氏、笹川博義氏が54%強の得票率で勝利し、いずれも立民公認の堀越啓仁氏、長谷川嘉一氏の比例復活当選を許さなかった。


一方、自民との選挙協力関係を築いた公明は福重隆浩氏が比例北関東で当選を果たした。



「国の形」を考える機会は持てたのか
衆院選は自民が全議席を独占し、保守王国の面目躍如を果たした。開票日の選挙事務所は満面の笑みであふれ返ったが、新たな門口に立ったにすぎず、今後の仕事の中身こそ問われる。

一つは新型コロナウイルス対策だ。コロナ禍は発生から約1年半がたち死亡者は176人(1日現在)に上る。繰り返される休業要請、外出制限で経済は傷み、国難に誰もがあえぐ。


選挙期間中はどの候補者も判で押したようにコロナ対策と経済再生を訴えたが、どう行動に移すのか。有権者は経済再生、生活再建の具体的な成果を求めている。その願いにしっかり答えるべきだろう。


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残念なのは、論争がコロナ禍に集中し、有権者が「国の形」を考える機会を持てたのかということだ。憲法改正や安全保障、社会保障など重要課題は棚上げになった印象は拭えない。国政選挙では本来、これらを真正面から有権者に問うべきだったのではないか。(柳原一哉)

4047チバQ:2021/11/01(月) 23:13:52
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPC11FNWPBXIIPE00C.html
道内は自公が計11議席、過半数獲得 6区で立憲の地盤奪う
2021/11/01 11:00朝日新聞デジタル

道内は自公が計11議席、過半数獲得 6区で立憲の地盤奪う

当選確実となり、支持者の拍手にこたえる自民の東国幹氏=2021年10月31日、北海道旭川市

(朝日新聞デジタル)

 衆院選は31日、投開票された。北海道内12選挙区のうち、自民党が6議席、公明党が1議席を獲得。比例北海道ブロック(定数8)の自民3議席、公明1議席と合わせて11議席を獲得し、2017年の前回衆院選に引き続き過半数を獲得した。9選挙区で共産党と候補者を一本化した立憲民主党は、小選挙区で5議席、比例区で2議席を確保した。

 安倍、菅政権から続く自公政権の4年間の評価が問われた選挙。菅前政権の新型コロナウイルス対応への批判などから逆風にさらされていた与党は、自民党総裁選や岸田政権発足といった政権浮揚策がある程度奏功。ワクチン接種の実績や、コロナ対策と両立させた経済再生などをアピールして支持をつなぎとめ、小選挙区で解散前の5議席から6議席に伸ばした。

 政権与党の公明も道内唯一の小選挙区議席を激戦の末に維持し、比例1議席も確保した。

 政権交代を訴えた野党は、道内でも市民団体の仲立ちで立憲、共産、れいわ新選組、社民党が共闘を進め、公示直前に9選挙区で立憲候補に一本化。アベノミクスを「恩恵を受けたのは大企業や富裕層だけ」などと批判した。与野党一騎打ちとなった5選挙区のうち3選挙区で勝利したが、小選挙区では解散前の6議席から5議席に減らした。

 保守層の政権批判票の獲得を狙い道1〜3区に擁立した日本維新の会は、小選挙区での議席獲得はならなかった。(中野龍三)

■1区 道下氏 再選決める

 立憲の道下大樹氏が自民の船橋利実氏を破り、2回目の当選を果たした。

 当選確実の報が入り、支援者から祝福を受けた道下氏は「これまでの自公政権の政策から、もうけている人には相応の負担をしてもらい、働く人の給料を上げて税負担を抑える政策へ流れを変えたい」と抱負を語った。

 道下氏は衆院議長を務めた横路孝弘氏の後継として、道議から転じ前回初当選。今回は無党派層が多い選挙区内を小まめに回る活動を続けた。

 選択的夫婦別姓の導入や産休・育休の制度拡充、同性婚を法律で認めることなど自らの政策を訴え、子育て世帯や若年層などに支持を広げ、接戦を制した。

 船橋氏は菅前政権での財務政務官としての実績をアピール。自民党総裁選で応援した河野太郎・党広報本部長や、所属派閥の長である麻生太郎・自民党副総裁らと街頭活動をしたが及ばなかった。(三木一哉、芳垣文子)

4048チバQ:2021/11/01(月) 23:14:07
■2区 松木氏が当選 自民候補破る

 立憲の松木謙公氏が自民の高橋祐介氏らを破り、6回目の当選を果たした。4月、元農林水産相の吉川貴盛氏=収賄罪で公判中=の辞職による補選で勝利し、その勢いを維持した。

 当選確実の報を受け、選挙事務所で支持者らを前に万歳し、「幸せの土台作りの実現に向けて頑張りたい。当選できたのは何より皆様のおかげです。本当にありがとうございます」とあいさつ。その後、報道陣に「若い人たちは本当に苦しい生活を送っており、奨学金の問題は給付型などに変えていかないといけない。消費税減税も主張していく。高齢者の年金も減らないよう、みんなが明るく過ごせる日本であるため、一生懸命やっていきたい」と語った。

 自民は4月の補選では「不戦敗」となり、今回は公募で選ばれた高橋氏が立候補。医療関係団体での勤務経験から、医療や介護、福祉の現場で働く人々の待遇改善などを訴えたが、及ばなかった。(松尾一郎、川村さくら)

■4区 中村氏 薄氷の4選

 与野党候補の一騎打ちは、自民の中村裕之氏が立憲の大築紅葉氏をわずかな差で破り4選を果たした。

 当選を決めた中村氏は1日午前1時10分ごろ事務所で花束を受け「4区の勝利者は皆さんです」と感謝の言葉を述べた。報道陣の取材には、「マイナスからのスタートで、とにかく厳しい選挙戦だった。インフラ整備や教育環境の整備などに真摯(しんし)に取り組み、形になっていることを認めていただいた」と語った。

 中村氏は岸田内閣で農林水産副大臣に就任。選挙戦では3期の実績を訴えつつ、「これから農水省で仕事をさせて欲しい」と語り、農水産物などを生かした地域振興策を掲げた。ニセコ地区のスキー場が訪日客の人気を集めていることに触れ、「食や観光で世界ブランドを作ることが必要。観光投資を呼び込めば人口減少の歯止めになる」と訴えた。

 4区で初の一騎打ちになった選挙戦では支持組織を引き締め、人口が多い札幌市での遊説に注力。安倍晋三元首相らも応援に入るなどのテコ入れが奏功し、大築氏の猛追を振り切った。

 立憲は前回比例復活した本多平直氏が舌禍問題で7月に辞職し、大築氏が8月に立候補を表明。

 大築氏は選挙戦では地域振興を重点施策として掲げ、2児の母として「教育や子育ての予算を倍増させる」と訴えた。立憲の枝野幸男代表らが応援に入った。小選挙区では及ばなかったが比例復活で当選を決め、「これまでの政治を変えていきたいという、一つひとつの声が集まった表れだと思う。その声をもっと広げて国に届けていきたい」と語った。(佐野楓、鈴木剛志)

■6区 東氏が初当選 元旭川市長破る

 元市長と元道議の新顔同士の与野党対決は、元道議で自民の東国幹氏が元旭川市長で立憲の西川将人氏らを破って初当選した。東氏は当選が確実になった午後8時過ぎ、事務所で支持者に拍手で迎えられ、「上川地域を変えなければいけないという皆さんの思いのおかげ。上川管内の市町村としっかり連携し、地域振興のため国政で汗を流していく」と語った。

 東氏は4月に道議を辞職後、上川管内の各地域に後援会組織を整え、選挙戦の準備を進めてきた。建設業界のほか、農協なども取り込んで支持を拡大。公示後は岸田首相らが応援演説に駆けつけ、序盤から安定した戦いを見せた。9月の旭川市長選で、自民推薦の候補が立憲推薦の候補に大勝した勢いもあり、衆院選でも自民支持層や公明支持層だけでなく、無党派層にも浸透し、初当選を果たした。

 6区で引退した佐々木隆博氏の後継として立った西川氏は、野党共闘で政権批判の受け皿となることを狙ったが、立候補表明が7月下旬と出遅れた。自らの後継候補が旭川市長選で大敗したことなども響き、立憲の議席を守れなかった。(井上潜)

4049チバQ:2021/11/01(月) 23:14:30
■9区 山岡氏 前職対決制す

 立憲の山岡達丸氏が自民の堀井学氏との与野党一騎打ちを制した。2人の対決は4度目で、山岡氏が初めて小選挙区で議席を得た。

 当選確実の報を受けた山岡氏は支持者らに祝福され、「経済格差を生んだアベノミクスに対する批判が理解され、政治を大きく変えようという訴えも有権者に届いた。野党共闘も成功した」と語った。

 山岡氏はその実績を評価した多くの労組の推薦を受け、組織を固めた。公示直前に共産が候補者を下ろした野党共闘も奏功した。

 コロナ禍に苦しむ商店主や中小企業者の相談に乗り、後援者を拡大。また、自民を支持していた苫小牧市医師会の政治団体からも推薦を受け、日高地方では若手の農業者や漁業者にも支持が広げるなど、保守層を切り崩した。

 堀井氏は選挙戦中盤以降、原発再稼働による電気料金の値下げで企業や家計を守ると訴えた。岸田首相や安倍元首相ら党重鎮が相次いで応援に入り、製造業や建設業などの組織を固めたが、及ばなかった。(西川祥一)

■10区 稲津氏が5選 公明議席維持

 前回に続く一騎打ちは、公明の稲津久氏が立憲の神谷裕氏を破り、公明の道内唯一の小選挙区議席を守った。稲津氏は比例単独で初当選した2009年を含め、5回目の当選となる。

 当選を決めた稲津氏は「新型コロナ対策を進め、自公の選挙協力を行ったことが勝因。国産ワクチンや経口治療薬の開発に取り組みたい」と語った。

 稲津氏は選挙戦で、厚生労働副大臣を務めた際に新型コロナのワクチン確保に取り組んだことを強調。米価下落対策や飲食・観光業への支援を主張した。道路整備など公共事業の予算確保も訴え、与党としての政治力をアピールした。

 10区は道内の自公協力の象徴とされ、公明は山口那津男代表が10月に3度選挙区入り。自民も岸田首相ら重鎮が応援に入った。

 前回わずかな差で敗れた神谷氏は今回も及ばなかった。格差が広がる現状を批判し、「政治を変え、汗をかいた人が報われる世の中に」と訴えたが、与党の壁を崩せなかった。(岡田昇)

■11区 石川氏 中川氏に連勝

 立憲の石川香織氏が、自民の中川郁子氏との前回に続く一騎打ちを制して再選を決めた。

 当選確実の報を受けた石川氏は支持者らと万歳し、「分厚い保守との厳しい選挙戦を何とか勝ち抜けられた。コロナや赤潮被害の問題などに、改めて取り組んでいきたい」と語った。

 石川氏は、現場の声を聴き、予算委員会で質問して施策に反映させたことなど実績をアピール。「十勝の皆さんのために役に立てるような政治家になりたい。力を貸してください」と主張。連合や農民連盟のほか、共闘体制にある共産の組織も固めた。一部で勝手連的な支援の動きも出るなど、草の根の支持も広げた。

 前回の落選から雪辱を期した中川氏は、「十勝を強くするためには、十勝に政権与党の国会議員が必要」と訴えた。農業、商業、建設業界などの推薦を得て、組織力を生かした選挙戦を展開した。維新道総支部代表、新党大地代表の鈴木宗男参院議員も加勢したが、及ばなかった。(大野正美、中沢滋人)

■12区 武部氏 手堅く4選

 自民の武部新氏が、立憲の川原田英世氏、共産の菅原誠氏を退け、4選を果たした。当選確実の一報が早々と伝えられると、北海道北見市の選挙事務所は大きな歓声と拍手に包まれた。

 武部氏は岸田内閣で農林水産副大臣に就任。1次産業が中心の選挙区で存在感を増しての選挙戦だった。

 武部氏は支持者を前に「畑から浜からたくさんのご声援をいただいた。地元の皆様方の副大臣に対する期待は大きい。生産基盤を確立して安定的に第一次産業の経営ができることが大事。脱炭素化社会をめざし、持続可能性と生産力の向上の両立に向けて全力で取り組んでいく」と述べた。

 野党側は統一候補の擁立が実現せず、与野党一騎打ちの構図に持ち込めなかった。川原田氏は「間違った政治を続けさせるわけにはいかない」、菅原氏も「野党連合政権を実現しよう」と、ともに自公政権からの変化を訴えたが、政権への批判は分散した。(神村正史)

4050チバQ:2021/11/01(月) 23:15:07
「王国」岩手3区で小沢一郎氏が敗れ比例復活 県内勢力図どうなる
2021/11/01 11:00朝日新聞デジタル

「王国」岩手3区で小沢一郎氏が敗れ比例復活 県内勢力図どうなる

当選確実の速報を受けて支持者と万歳をする階猛氏(中央)=2021年10月31日午後8時5分、盛岡市菜園2丁目、宮脇稜平撮影

(朝日新聞デジタル)

 第49回衆院選が31日、投開票された。岩手3区では、現役最多の18回目の当選をめざした立憲民主前職の小沢一郎氏が自民前職の藤原崇氏に敗れた。世代交代か経験重視かを争点の一つに激戦が展開されたが、30代若手に競り負けた。小沢氏は比例東北ブロックで復活当選した。このほか1区は立憲前職の階猛氏、2区は自民前職の鈴木俊一氏が当選した。今回は実質的な与野党対決の構図となり、自公連携、野党共闘が進んだ。投票率は60・38%(前回59・15%)だった。

■1区 階氏 実績アピール6選

 立憲前職の階猛氏が、連続6回目の当選を決めた。盛岡市内のホテルに現れた階氏は「本当に厳しい選挙戦だった。今日から新たなスタートだと思って、全力でみなさんの役に立てる仕事をして、しっかりと評価と信頼をいただけるよう頑張っていく」と語り、集まった支援者からは大きな拍手が起きた。

 政策重視の姿勢を前面に押し出して戦った。新型コロナウイルス感染拡大による地域経済への影響が大きい中、苦しむ飲食店や中小企業への支援が不足していると現政権を批判してきた。東日本大震災時に当時の民主党政権が実現した復興特別税を引き合いに出し、もう一度「支え合い」や「再分配」が必要だとも訴え、支持を広げた。

 入管収容施設で外国人女性が死亡した問題を国会で追及したことなど、議員5期目の実績をアピールした点も奏功したとみられる。

 毎晩、遊説から戻ると、大学教授や弁護士、若手起業家らとの政策議論の動画を生配信。大規模集会を開けないコロナ禍でも工夫して精力的に活動してきた。

 立憲県連とは資金問題を巡り裁判中で、県連からの応援は事実上ゼロだった。陣営からは不安の声もあがっていたが、党本部の公認を強調した。初当選時から支援を受ける連合岩手など労働組合との連携も固く、影響はほとんどなかった。

 自民前職の高橋比奈子氏は5度目の挑戦で悲願の小選挙区勝利を目指したが、及ばなかった。1年あまり文部科学副大臣を務めた実績をアピールし、河野太郎氏、麻生太郎氏など党の大物が応援に駆けつけたが、支持は広がらなかった。

 共産新顔の吉田恭子氏は、コロナ禍における給付金などの政府の対応を批判したほか、男女格差の是正や環境問題への取り組みを掲げたが、浸透は限定的だった。(中山直樹)

■2区 鈴木氏 大差で10選

 10回目の当選を果たした自民前職の鈴木俊一氏は、滝沢市の集会施設で、支持者に「真の意味での復興を完成させる」と誓った。

 本州一広い選挙区を、通算30年近い議員活動で築いた支持基盤でカバーした。

 コロナ禍のため、大規模な集会は自粛したが、震災復興事業を通じて関係が強まった首長や地方議員らのほか、専門分野の医療、漁業・漁港整備などの業界団体が支持固めをはかった。

 自身も解散前から選挙区で地道に会合を重ねた。解散直前に財務相に就任したことも追い風になった。選挙終盤は他候補の応援に回り、秘書で長男の俊太郎氏が代わりに支持を訴えた。

 立憲新顔の大林正英氏は、知名度不足が最後まで響いた。

 釜石市の復興支援員や市議として、震災復興や過疎地の課題と向き合った実績から「岩手で成功事例を示せば日本の再生につながる。それが復興の恩返しになる」と訴えた。しかし、東京出身で地縁がなかったうえ、立候補表明が8月中旬と遅かった。連日50回前後の辻立ちを続け、1次産業従事者らに支持を広げたが、浸透は難しかった。

 NHK党新顔荒川順子氏は支持が広がらなかった。(東野真和)

4051チバQ:2021/11/01(月) 23:15:36
■3区 藤原氏 激戦制す 小沢氏 比例復活

 自民前職の藤原崇氏が、4度目の挑戦で初めて小選挙区での当選を果たした。北上市の事務所で藤原氏は「県南の暮らしを支えていくことが一番大切と訴え、皆様に『お前が代表』と言っていただいた。重い責任だと思う」と語った。

 政権交代を主張する相手の大ベテラン候補に対し、「政権交代より世代交代」を掲げて挑んだ。

 若さを生かし、活動量は豊富だった。早朝から人通りの多い場所で辻立ちをし、スピーカーを使った活動ができる午前8時以降は、多い日で1日に50〜60カ所の街頭演説をこなした。小刻みに移動し、広い選挙区を網羅した。

 「ものづくり、農業、地の利を生かした物流。この地域はまだまだ成長できる」と繰り返し訴えた。復興政務官を務めた経験や、与党議員として政策実現に直接関与できる利点を強調した。この半世紀のうちに17回あった衆院選で無敗を誇ってきた重鎮の牙城(がじょう)を崩した。

 立憲前職の小沢一郎氏は、近年では異例の公示日に地元入りし、第一声で「厳しい選挙。何としてもお力をお借りしたい」と危機感をあらわにしていた。最終盤の3日間は選挙区内を約110カ所まわり、短い滞在時間ながら集まった人たちとふれ合い、票の掘り起こしに努めた。

 自民党政権が国民の暮らしを軽視した政治を続けていると指摘。国民の生活を守ることが本来の政治だと訴え、「政権をもう1回取るまで議員をやる。自民党を倒す」と執念を見せていた。

 しかし支持者の高齢化に伴って陣営の活動量の減少は否めず、若い相手候補に競り負けることとなった。(大西英正)https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPC111F2PB0ULUC010.html

4052チバQ:2021/11/01(月) 23:18:43
https://news.goo.ne.jp/article/jbpress/politics/jbpress-67555.html
直前まで大敗予想の自民党、なぜ絶対安定多数を確保できたか
2021/11/01 18:00JBpress

 自民党は10月31日投開票の衆院選で絶対安定多数の261議席を獲得した。この結果を予測していたメディアや有識者、永田町関係者は少なかった。なぜなら報道各社の情勢調査や当日の出口調査で、自民党の苦戦を伝える数字が出ていたからだ。

 自民党幹部でさえ情勢をかなり悲観していた。例えば、投票日の31日昼時点で、自民党有力筋でさえも「過半数割れの可能性がある」との見方を示していた。もっと言えば同日午後8時過ぎの段階でも、フジテレビは単独過半数割れとの見通しを報じていたほか、NHKも単独過半数は「ぎりぎり」と繰り返していた。

驚愕の「自民惨敗」を示す出口調査
 10月31日午後、主要報道機関の出口調査が永田町に一斉に出まわった。数字は中間報告、途中経過に過ぎなかったが、自民党が過半数の233に達しないという予測が次々に出てきた。報道機関が出口調査の詳細を公表していない以上、あくまで推測でしかないが、自民党が絶対安定多数を取る兆候は数字からは読み取れなかったようだ。自民党有力筋も当然、それらの情報をつかんでおり、自民党惨敗を感じさせる材料だらけだった。

 31日夕、千葉県のある自民候補者の陣営幹部は複数の報道関係者に問い合わせを行い、「このままでは危ない」と語り、有力支援者らに投票に行ったかどうかを確認する電話を慌てて入れ始めた。投開票日当日の選挙運動、特定候補への応援は禁じられているが、投票を呼びかけること自体は推奨行動だ。支持者を固めきり、投票に行ってもらわなければ接戦では勝てない。だから最後の5分まで、投票に行ってもらうよう呼びかける。油断して投票しない人も中にはいる――。長年政権を維持してきた自民党は、投開票日当日も手を抜かない。

 一般的に低投票率の方が与党に有利とされ、今回もそのセオリー通りの結果となったが、選挙現場ではやや様相は異なる。「自民党に入れるべき支持者が漏れなく投票に行くように積極的に働きかけている」のが実態だ。敗北への危機感と焦りが、ぎりぎりまで票を積み上げる努力に結びつく。結果的に、この陣営幹部が推す候補者は接戦を制した。筆者には「本当に危なかった」と明かした。

集中的で無駄のない遊説作戦
「150選挙区好調」「80選挙区で苦戦」「50選挙区で接戦」・・・。

 10月25日夜、自民党の選対会議での情勢分析結果だ。複数の関係者によると、会議の場は重苦しい雰囲気に包まれていたという。接戦の50選挙区のうち半分を制しても175議席。この時点では比例代表で自民党は60〜65議席といわれていたため、過半数割れの可能性は否定できなかった。自民党は明らかに不利な状況にあり、惨敗の“恐怖”が党内に広がった。

 選挙に妙案はないが、自民党は終盤に向けて緻密な遊説日程を組み始めた。接戦区に岸田文雄首相や菅義偉前首相、安倍晋三元首相を優先的に投入する作戦を展開したのだ。これは菅氏の街頭での反応が非常に良いことも踏まえた判断だったという。例えば、茨城6区には終盤だけでも、岸田、菅、安倍の3氏が日替わりで現地入りしている。

 30日の選挙戦最終日の党幹部遊説は、自民党の粘りを象徴していた。埼玉、東京、神奈川の接戦区に岸田氏、菅氏、麻生太郎副総裁、河野太郎広報本部長らを集中投入し、選挙区での勝利につなげている。神奈川7区には岸田氏と麻生氏、東京23区や埼玉15区には岸田氏と菅氏、といった具合だ。いずれの選挙区も事前の情勢調査や出口調査で劣勢といわれていたところばかりで、極めて計画的だ。

4053チバQ:2021/11/01(月) 23:19:24
 首相並びに首相経験者の応援は、圧倒的知名度はもちろん、陣営の士気を高める意味で絶大な効果がある。岸田氏自身、覇気や闘争心を前面に出すタイプではなく、安倍元首相のような盛り上がりを演出することはできないが、現職総理の応援に勝るテコ入れはない。終盤の自民党の遊説日程には無駄がなかった。接戦区、勝てそうなところのみを選んでいる。残念ながら、立憲民主党の幹部遊説日程を見る限り、そこまでの計算と計画は感じられなかった。

 投開票日翌日に共同通信が報じたところによれば、公示日から選挙戦最終日までに岸田氏が応援に入った小選挙区は68で、うち36選挙区で勝利したという。「勝率」は5割を超える。それに対して立憲の枝野幸男代表の方は、51選挙区に応援に入り、勝利したのは15選挙区。勝率は3割を下回る。

 両党首とも応援に入った26の選挙区で比較すると、選挙区で勝ったのは自民党が15人で、立憲民主党が9人。比例復活したのは自民9人、立憲8人というからいずれも接戦だった。

 自民党が接戦区を数多く制することが出来た大きな要因は、やはり経験豊富な選対の緻密な戦略によるところが大きいと言えるだろう。

岸田首相は「3A」から脱却、菅前首相は復権へ
 さて261議席獲得で、自民党内はひとまず安泰のようにみえるが、小選挙区で落選した甘利明幹事長が辞任の意向を示しており、党内に動揺が広がっている。岸田首相は安倍氏、麻生氏、甘利氏のいわゆる「3A」に配慮した党運営を意識してきたが、甘利氏の求心力の低下に伴い、自らのカラーを出しやすくなるだろう。

 一方、9月の総裁選で「3A」に対抗した小泉進次郎前環境相、石破茂元幹事長、河野氏のいわゆる「小石河」は圧倒的な得票で当選した。来年の参院選に向け、さらには「ポスト岸田」を念頭に置いた動きを強めていくはずだ。

「小石河」サイドには、菅前首相が不気味に控えている。菅前首相は午後8時の投票終了直後に当選確実を出し(ゼロ当)、2カ月前の国民的不人気が嘘に思えるような強さを見せた。街頭では「1日100万回接種の体制をつくる、あえて高めの数字を公言した。そこから大変でしたが」と笑いを取る余裕もあった。首相時代には考えられないハッスルぶりは、復権への意欲満々と受け取っていいだろう。

維新の将来性と立民の絶望
 日本維新の会の大躍進がニュースになっているが、2012年に57議席を獲得しており、ようやく初期ブーム時の水準に近づいたという見方が正しい。とはいえ、第3極の躍進は自民党、立憲民主党の両二大政党からみると脅威である。

 小選挙区比例代表並立制は1996年の総選挙から数えて9回目となった。理論的には二大政党に収れんしていくとされているが、日本政治においてはそうはなっていない。二大政党制を提唱してきた野党の実力者、小沢一郎氏が小選挙区で落選したことがすべてを物語っている。日本の有権者は、25年を経ても多党制志向が強い。

 立憲民主党にとっては厳しい結果となった。候補者個人の力で勝利しているケースが多く、党としての勢いは皆無に近いといってもいいだろう。岸田政権が中道寄りで一定の支持を得ている以上、立民は立ち位置を整理しなければ来年の参院選も苦しくなる。立民は絶望的ではないか。

 それに対して、第三党となった日本維新の会は、保守・中道層が求める自民党に代わる票の受け皿になる可能性が高まってきた。

 まず中道に寄せてきた自民と明確な中道路線を取る維新は政策的には十分組める。維新の連立政権入りは政策的にはすぐにでも可能だ。ただ、維新は自民党との連立を頑なに否定してきた歴史を持つため、なかなか難しい。とはいえ、国会での存在感が増し、当面維新がキャスティングボートを握ることになった。そして何より注目すべきは新鮮さを維持している点かも知れない。維新は松井一郎大阪市長が代表選への不出馬を表明し、維新人気を支えてきた吉村洋文大阪府知事も代表選への出馬を否定した。維新は新陳代謝を継続している点で将来性がある。

(紀尾井 啓孟)

4054チバQ:2021/11/01(月) 23:20:08
https://www.sankei.com/article/20211101-5NCVMXF3MBNZTAIGS6R5GIBAPU/
激戦の京都1区、全員当選 落選2氏も比例で復活
2021/11/1 12:10
自民の重鎮、伊吹文明氏の政界引退を受け、自民と維新の新人2人と共産前職1人の計3人が激しい戦いを繰り広げた京都1区(京都市中京区など)は、伊吹氏の後継で新人の勝目康氏(47)が選挙区を制し、共産前職の穀田恵二氏(74)と維新新人の堀場幸子氏(42)も比例で復活、全員が当選を果たした。

勝目氏は伊吹氏との「二人三脚」で選挙区をくまなく遊説し、引き継いだ地盤を堅実に固めて当選。投開票から一夜明けた1日朝、選挙事務所で「1区全体を預かる立場になった。これからの責任や努力、研鑽(けんさん)を考えると身が引き締まる思いだ」と決意を述べた。


京都1区では小選挙区制導入後の平成8年以来、自民と共産が議席を争ってきた。共産の穀田氏は選挙区では今回も及ばず比例復活で10選。ただ、維新の堀場氏も次点に約3千票差まで迫る6万2007票を獲得し、比例で復活した。

「たくさんの有権者に背中を押してもらい、改めて維新への期待の大きさを感じた」。1日朝、堀場氏は近鉄東寺駅(京都市南区)の前に立ち、支持者らに感謝の言葉を述べた。今回大幅に議席を増やした維新が京都でも存在感を発揮。「大阪に比べ京都では維新の風はまだ『そよ風』。さらに組織力を高め、非自民、非共産の受け皿になりたい」と意気込んだ。


野党統一候補を前面に、悲願の選挙区勝利を目指した穀田氏も復活当選が決まった10月31日夜、「京都における市民と野党の共闘の第一歩を踏み出すことができた」と強調した。

4055チバQ:2021/11/02(火) 07:59:19
ただ小選挙区当選は大阪以外あだと市村だけなんですよね
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cce8cfb8f2dd2152de82ca0db4c3b24413ab4ea
衆院選 維新躍進で兵庫の勢力図一変 吉村氏「首長誕生させる」
11/2(火) 7:30配信

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 10月31日に投開票された衆院選で、兵庫県内の政党勢力図が一変した。日本維新の会は、比例復活を含め擁立した9人全員が当選。兵庫への浸透ぶりが際立った。一方、自民党は小選挙区で2議席を落としたが、いずれも比例復活し辛うじて10議席を確保。維新と拮抗(きっこう)した。立憲民主党も2議席を獲得し、県内の衆院議員は史上最多の23人に上った。

【グラフ】10代、20代と70代が同じ傾向

 「維新の改革が兵庫で少しずつ浸透している。小選挙区で1議席を取れた意義は大きい」。投開票から一夜明けた11月1日。日本維新の会の吉村洋文副代表は、兵庫での躍進を喜んだ。

 維新は選挙前、県内に衆院議席が1議席もなかったが、一気に9議席を獲得。7月の県知事選で、自民と相乗りで推薦した斎藤元彦知事との連携について、吉村副代表は「これで(維新を)軽くは見られなくなる」と期待感を示した。

 ただ当選者の多くを新人が占める。全小選挙区を制覇した大阪の勢いが当選を後押しし、吉村副代表は「自分が偉くなったと勘違いしないで」とくぎを刺した。

 今後は首長誕生を目指す方針で、吉村副代表は「市町で地方議員を誕生させ足腰を強めて、首長を誕生させる。強い自民と戦える唯一の方法だ」と述べた。

 比例復活で7年ぶりの国政復帰を果たした三木圭恵氏(55)は、「第三極」としての立ち位置を強調。前回、小選挙区で大敗した自民候補に1530票差まで迫った。三木氏は「自民1強の政治に一石を投じる役割を期待されている」と語り、政権批判票の受け皿になったとした。

    ◇

 党への逆風、維新への追い風に翻弄(ほんろう)された自民。「責任政党として、結果を出していきます」。1日朝、兵庫1区で落選し、比例復活を果たした盛山正仁氏(67)は神戸市灘区のJR六甲道駅前に立ち、通勤客らに当選を報告した。

 立憲民主党の元職に破れた盛山氏。比例復活を確実にした1日未明には「コロナ対応や経済対策に対し、有権者が与党に不満を持っている」と声を落とした。1区では維新新人も復活当選し、「有権者が『身を切る改革』にひかれたのだろう。来夏の参院選でも伸ばしてくる可能性がある」と危機感を口にした。

 県内では今回、小選挙区と比例代表で計23人が当選。小選挙区比例代表並立制では2000年と03年、12年の17人が最多だったが、大幅に更新した。自民が10人で維新は9人。立民(2人)、公明(2人)を大きく引き離した。

 県内の比例代表では維新が約78万票でトップ。自民の得票を11万票以上上回った。自民のベテラン県議は「大阪での人気は絶大だが、兵庫でもここまでとは。今後の選挙課題は大きい。首長も狙われる」と警戒を強める。(衆院選取材班)

4056チバQ:2021/11/02(火) 08:00:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/924bbbbe19ebcf746c6f923bf3526bcc2670d9dc
辺野古移設反対「オール沖縄」は勢力後退 知事選へ活気づく自民
11/1(月) 19:11配信

毎日新聞
沖縄4区で当選確実の報を受け、花束を手にガッツポーズする西銘恒三郎氏(左端)=沖縄県南風原町で2021年10月31日午後11時19分、平塚雄太撮影

 31日投開票された衆院選で沖縄県の4小選挙区は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する「オール沖縄」勢力が2勝にとどまり、3勝1敗だった2017年の前回選から後退した。辺野古を含む3区の議席を自民に奪われ、22年1月の名護市長選や秋の知事選に大きな痛手となった。一方、自民は知事選での県政奪還に向け、活気づく。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた主な候補者

 「オール沖縄」勢力の4候補を支援した玉城(たまき)デニー知事は1日朝、県庁で記者団の取材に「有権者の審判を厳粛に受け止めたい」と語り、「『辺野古は反対』という方は依然多いと思うが、今回はコロナで厳しい状況にある経済対策を、国と県が協力してやってほしいという要望が強かったのではないか」と敗因を分析した。

 「オール沖縄」勢力は3区で、玉城知事の後継として19年の補選で初当選した立憲前職の屋良朝博(やらともひろ)氏(59)が、自民新人の島尻安伊子(しまじりあいこ)氏(56)に敗れ、比例復活もできなかった。4区は現職閣僚に立憲新人が完敗した。

 2カ月半後に迫る名護市長選は、再選を目指す現職の渡具知武豊(とぐちたけとよ)氏(60)と、辺野古移設に反対する市議の岸本洋平氏(48)の一騎打ちとなる見通しだ。「オール沖縄」勢力は前回18年の市長選で敗北。それだけに、岸本氏を支える山里将雄県議(名護市選出)は「辺野古反対の民意は強いと思うが、コロナで経済が逼迫(ひっぱく)している中、それだけでは戦えない。戦略を立て直すことになる」と語る。

 一方、3区の議席を奪った自民県連の島袋大幹事長は「知事への評価の表れだ。知事選に向けて弾みがついた」と力を込める。

 辺野古移設について、3区で勝利した島尻氏は街頭演説で触れない戦略を徹底した。島尻氏は当選後、「『移設容認』と(取材などでは)言っているので、皆さんの理解はいただいたと思う」と語りつつ、「経済を立て直すことへの関心が高かった」と振り返った。

 島尻氏を支援した名護市の渡具知市長は「根本的には『移設反対』が多いと思うが、『基地問題ばかりではない』という意識の変化がある」と3区での勝利を解説した。【竹内望、平塚雄太、喜屋武真之介】

4057チバQ:2021/11/02(火) 08:24:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/76cb42f5e242f8a8f1bf68ea8b3af3fc990850ec
山本左近が比例代表で衆議院議員選挙初当選。「新しい挑戦の第一歩が始まります」
11/1(月) 22:33配信

オートスポーツweb
2021年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2ラウンドに表彰台プレゼンターとして登壇した山本左近

 2006〜2007年にスーパーアグリやスパイカーで、2010年にHRTからF1に参戦した山本左近が、10月31日に投開票が行われた第49回衆議院議員総選挙で比例東海ブロック代表の自由民主党公認候補として初当選を果たした。「皆さまに押し上げていただき、スターティンググリッドにつかせていただきました」と衆議院議員としての意気込みを語っている。

 全日本F3、フォーミュラ・ニッポン、さらにJGTC全日本GT選手権など国内で戦ってきた左近は、2006年にスーパーアグリからF1にデビューした後、2007年にスパイカー、2010年にHRTからF1に参戦。2019年には政治家として参議院議員選挙にも挑戦したが、その際は当選はならなかった。

 他にもテレビ『SUPER GT+』の解説などを務めたほか、フォーミュラE挑戦、さらに2020年にはひさびさにドライバーとしてスーパー耐久や全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に挑戦していた左近だが、10月31日に投開票が行われた衆議院選では、比例東海ブロック代表の自由民主党公認候補として出馬し、見事当選を果たした。

 当選を果たした左近は、自身のSNS(@SakonYamamoto)で「この度は応援、本当にありがとうございました!! 東海ブロック比例代表の自由民主党公認候補者として第49回衆議院議員総選挙を戦い抜き、皆さまからご支援いただき、当選させていただきました」と感謝を綴った。

「(中略)この選挙戦を通じて改めて自動車に関する税制や、自動車の未来のあり方など、レーシングドライバーとして育ち、F1の世界で日の丸を背負って戦ってきた山本左近だからこそできることがある。そうやって皆さんからご支援いただき、応援いただけましたことが何より、スタートラインに立たせていただいた、これからの挑戦のエネルギーになります!」

 社会保障や人口減少、コロナ禍など左近が取り組みたい項目は多い。「私は未来への希望を持てる社会づくりが、政治家に求められる役割だと考えています。日本を良くしたい。地域を良くしたい。困っている方の役に立ちたい」と左近は綴る。

「今回は支援者の皆さまに最後尾のスターティンググリッドに押し上げて、並ばさせていただきました。新しい挑戦の第一歩が始まります。焦らず、でも確実に、皆さんとともに新しい時代を作っていくために挑戦して参ります!」

 今回の第49回衆議院議員総選挙では、2001年にJGTCやフォーミュラ・ニッポン、スーパー耐久でレースクイーンを務めた森下千里候補も自由民主党公認で宮城5区から出馬していたが、健闘するも当選はならなかった。

[オートスポーツweb ]

4058チバQ:2021/11/02(火) 08:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2f0e8d7cd5f1a68aafe137c9db0403178ee30df
衆院選議席予想 TV各局大ハズレの異常事態 自民261をフジ230、NHK212〜253
11/1(月) 18:15配信
デイリースポーツ
 衆院選から一夜明け会見する岸田文雄総裁(代表撮影)

 第49回衆院総選挙が10月31日に投票、即日開票された。テレビ各局は開票特番を組み、投票締め切りの午後8時の瞬間に、出口調査をもとにした獲得議席予想を発表したが軒並み大外れとなる異常事態となった。

【写真】とりあえずひと安心?壇上にズラリと並ぶ自民の大物たち

 最終的な獲得議席は、自民党261、公明党32、立憲民主党96、共産党10、日本維新の会41、国民民主党11、れいわ新選組3、社民党1だった。

 しかし午後8時段階での各局は、自民党苦戦を予想。中でもフジテレビは自民を230議席と31議席も低く予想。「単独過半数割れか」とテロップを出し、キャスターを務めた宮根誠司が「岸田首相には厳しいスタートとなりそうです」と伝えた。フジは立民130議席と34多く見積もった。

 自民については、日本テレビも238、TBSも239、テレビ東京も240と予想。最も的中に近かったテレビ朝日ですら243で、改選前(276)から大幅に減らす見込みを立てた。膨らみを持たせた形で発表するNHKは212〜253議席。最大の予想でも届かなかった。

 改選前110議席から14議席減らし、惨敗となった立民。NHKは99〜141で「議席増」と報じた。民放も、130予想のフジを始め、TBS115、日テレ114、テレ朝113。テレ朝は「立民伸び悩み」とテロップで言及したが、それでも議席を増やすと予想していた。

 以下、各局の午後8時段階の議席予想

【NHK】自212〜253、公27〜35、立99〜141、共8〜14、維34〜47、国7〜12、れ1〜5、社0〜2

【日テレ】自238、公31、立114、共10、維45、国12、れ2、社1

【テレ朝】自243、公32、立113、共12、維39、国12

【TBS】自239、公30、立115、共12、維40、国13、れ3、社1

【テレ東】自240、公30、立110、共11、維45、国13

【フジ】自230、公31、立130、共14、維39、国7、れ1、社1

4059チバQ:2021/11/02(火) 09:54:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/130d5b9120ceac59ebc03fdd984a85020d778369
「比例は公明党」細野氏も自民もラブコール 保守分裂の静岡5区
11/2(火) 4:50配信

毎日新聞
「比例は公明党。ピンクの紙には公明党」と聴衆に訴える細野豪志氏=富士市大淵で2021年10月27日午後2時42分、石川宏撮影

 「バカだと言われても連立の力を信じる。比例は公明党」と自民党の吉川赳氏(39)が直球で懇願すれば、無所属で自民党入りを狙う細野豪志氏(50)も「比例は公明党。ピンクの紙には公明党」とラブコール――。保守分裂の衆院選静岡5区は、激しく戦う2人がともに公明党に秋波を送った。“二重奏”の効果か、5区で公明党は比例票を増やした。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた主な候補者

 自公連立政権を背景に、公明党は静岡県内8小選挙区に立候補した自民党候補8人のうち7人に推薦を出したが、吉川氏だけは推薦しなかった。「保守分裂の選挙区はともに推薦を出さない」と公明党は説明するが、2017年の前回選では吉川氏を推薦。吉川氏からすれば、推薦が剥奪された形だ。

 その裏事情について、ある細野陣営関係者は「公明党に7月の東京都議選、斉藤鉄夫副代表が立候補した衆院広島3区でも多くの人を紹介した。今回はそのバーターだ」と説明する。別の関係者は「『比例は公明』と自民候補が言っても5区は票の上積みがないと公明党は以前から不満を抱いていた」と話す。

 危機感を抱いたのが吉川氏。10月25日に福田達夫自民党総務会長を招き、富士市で開いた演説会で「公明党の推薦に関し、いろんな報道がされている。だが、私はバカだと言われても、単純だと言われても、連立の力を信じる。比例は公明党」と悲壮な表情で語っていた。

 一方、細野氏も選挙戦の途中から公明党に言及するようになった。27日に富士市大淵で開いた街頭演説会で、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)患者団体の支援に公明党が熱心だったと持ち上げ、「声なき声、小さな声に寄り添い一緒に活動してくれたのが公明党。困った時に手を差し伸べる内政をするため、比例は公明党。ピンクの紙に公明党」と訴えた。

 この「比例は公明」二重奏の状況に、三島市議会議長も務めた同党の鈴木文子市議は「応援してもらえるのはプラス。でも、自民党も一人でも比例復活を増やしたいはずだ。他力に頼るのでなく、自分たちで地道な運動をする」と話す。両てんびんにかけたのでは、との指摘に対しては「それは逆。自民が一本化できず、保守分裂になった結果」と話す。

 今回の衆院選で県全体の公明党比例票は18万4221票。前回選の19万5370票よりも減らした。一方、今回の5区の公明党比例票は3万464票で、前回の2万6836票より逆に増やした。5区の公明党関係者にとって満足できる結果だ。投開票から一夜明けた11月1日、吉川氏は取材に「公明党から一定の票を頂けた。今後の課題として対話を重ねたい」と述べた。【石川宏】

4060チバQ:2021/11/02(火) 11:38:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfbbea2339e74df3aa15955a0d0a7e7a9fc48179
選挙区連勝ストップ・中村喜四郎氏「自民が憎いわけでない」…野党転身で保守層の動揺招く
11/2(火) 11:20配信

読売新聞オンライン
7区敗退の見通しとなった後、支援者の労をねぎらう中村氏(10月31日午後10時22分、境町の事務所で)=西海弘輔撮影

 10月31日投開票の衆院選で、無所属から立憲民主党に転じた中村喜四郎氏は茨城7区で敗れ、選挙区での連勝が「14」で止まった。一夜明けた1日、読売新聞の取材に応じ、比例選での復活当選について「(7区の当選者との得票差を)僅差にしてくれた支持者に感謝している。これまでとは違った重みのある比例復活だ」と語った。

【動画】衆院選2021_開票状況から見る今後の政局<1>

 選挙区敗退が確実となった31日午後10時10分頃、中村氏は自宅に近い茨城県境町の事務所に姿を見せた。「皆さんの懸命の支援を受けながら、結果を出せなかった」。深々と頭を下げた。

 野党への転身は保守層の動揺を招いた。後援会幹部は選挙戦で「中村は今も保守」と古くからの支援者に説明。中村氏も「自民党が憎いわけではない」と訴え、街頭演説は過去最多の207回に上った。

 過去3回の衆院選と異なり、公明党の推薦も得られなかった。共産党県委員会の支援を得たが、支援者離れの懸念は現実となった。

     ◎

 「無敗の男」と称された。27歳だった1976年、無所属で初当選し、自民党に入った。科学技術庁長官として戦後生まれでは初の閣僚となり、43歳で建設相に。将来の首相と期待された。

 ゼネコン汚職事件で94年に離党。逮捕・起訴された後も、無所属で当選を重ねた。実刑判決の確定で2003年に失職したが、刑期が明けて公民権が復活すると、05年に無所属で出馬して国政に返り咲いた。公民権の停止期間を除き、衆院選では前回選まで、選挙区で勝ち続けてきた。

 「刑務所から戻った私を地元の人たちは手を振って迎えてくれた。恩に報いるため、日本の再建に全力を尽くす」。昨年9月、立民に加わった。与野党伯仲を思い描き、「横暴になった自民党が変わってくれれば」と語っていた。

     ◎

 衆院選で初めて敗戦の弁を述べた31日夜。「天が中村に与えた試練と受け止める。与野党伯仲と日本再建という目標は道半ばとなったが、前を向いて進んでいく」と強調した。

 先頭に立って野党の結集と共闘を進めてきた。「私は負けたが着実に芽は出ている。この経験を生かしてこの道を極める。大きな流れにしていく」と語った。

 自宅に併設した事務所には1日朝、後援会幹部が集まった。中村氏を囲み、今回の反省点や今後の取り組みを話し合ったという。

4061チバQ:2021/11/02(火) 11:38:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/21942d137f5fc1b46079de5a5a53037d918b365c
細野豪志氏、自民入党は「党幹部の判断待つ」…比例復活の自民・吉川赳氏「極めて異例の状況」
11/2(火) 11:07配信
衆院選投開票から一夜明けた1日。静岡県内では、戦いを終えた当選者が朝から街頭であいさつに立った。


 静岡5区で8選を決めた無所属の細野豪志さん(50)は早朝からJR富士駅北口に立ち、通勤客らに当選を報告。グータッチにも笑顔で応じた。

 保守分裂の5区は自民党入りを目指す細野さんが当選し、敗れた自民の吉川赳さん(39)は比例で復活当選する結果となった。

 細野さんは報道陣に「自民党入りを訴えて得票が過半数を超えた重みは非常に大きい。入党は党幹部に伝えており、判断を待ちたい」と話した。

 同駅南口であいさつした吉川さんは「公認候補がいるのに『入党したい』という極めて異例の状況」と指摘した一方、「私自身の力不足は露呈したので、研さんしていく。地方の経済刺激策に努めていく」と気を引き締めていた。

 8区で自民のベテラン塩谷立さん(71)を初めて破った立憲民主党の源馬謙太郎さん(48)は、浜松市内で通行人らに手を振った。「我々世代にかじ取りを任せてもらいたいという訴えが理解された」と振り返った。

 一方、比例で復活当選した塩谷さんは中区の事務所で支援者らと万歳で当選を祝った。8区の敗戦は「私の力不足」と認め、「もう一度原点に立って、一つ一つ仕事をしていきたい」と力を込めた。

 県内では、3区の自民の宮沢博行さん(46)、4区の国民民主党の田中健さん(44)、6区の立民の渡辺周さん(59)も比例で復活当選した。渡辺さんは自民の勝俣孝明さん(45)に大接戦で敗れたが、9選を果たした。田中さんは初当選となった。

4062チバQ:2021/11/02(火) 11:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba4260085aca1b99968d06bf125577085e8934f1
[針路 21衆院選後]<上>「薄氷の勝利」1強の戦いはこれから
11/2(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
 「多くの厳しい声も寄せられたことは厳粛に受け止めなければならない。これからの国政、次の選挙に生かしていく」


衆院選の結果を受け、記者会見する岸田首相(左、右は甘利幹事長)(1日午後、自民党本部で)=源幸正倫撮影

 岸田首相は1日の記者会見で、選挙戦でかすれた声で語った。自民党単独で絶対安定多数(261)の議席を獲得したにもかかわらず、その表情は厳しかった。

 「薄氷の勝利」(党幹部)だった。野党の候補者一本化の影響を受け、多くの小選挙区が接戦に持ち込まれた。自民が5000票未満の僅差で逃げ切った選挙区は17に上り、34選挙区が1万票未満の差だった。結果は一変していたかもしれない。

 野党共闘に距離を置いた日本維新の会は、大きく躍進した。「1強」や長期政権のおごりにうんざりした有権者が、自民でも、野党共闘でもない受け皿として、維新を選んだのは明らかだ。首相と公明党の山口代表が1日にサインを交わした政権合意には、「選挙戦を通じて寄せられた民意を深く胸に刻み」という文言が追加された。自民側からの要望だった。

 党首会談には両幹事長が同席する予定だったが、急きょ取りやめになった。自民の甘利幹事長が小選挙区で敗れ、辞任を申し出たためだ。「政治とカネ」の問題を抱える甘利氏の起用には批判的な声が強かっただけに、政権への打撃は避けられない。

 首相は、後任幹事長に竹下派会長代行の茂木外相の起用を決めた。茂木氏は安倍元首相や麻生副総裁と近い。安倍氏が影響力を持つ細田派と麻生、竹下両派を取り込み、衆院選後の党運営を安定させる狙いだ。ただ、安倍、麻生両氏の存在感が増せば、首相の政権運営の自由度が阻害されるとの見方もある。

 来夏には参院選が控えている。政権選択選挙の衆院選とは異なり、「有権者がお灸(きゅう)をすえやすい」(閣僚経験者)。2019年の参院選では32ある改選定数1の1人区すべてで、野党は統一候補を立てた。計15議席以上減らせば、与党は参院で過半数を失い、「ねじれ国会」に逆戻りしかねない。

 「選挙戦という戦いが終わり、これから政権を待ち受けているのは、政策実現のための戦いだ」

 首相は記者会見で強調した。首相就任から1か月。本当の戦いが始まる。(政治部 石田浩之)

 衆院選の結果を受け、政治はどこへ向かうのか。今後の針路を探る。

4063チバQ:2021/11/02(火) 11:40:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e577deeb1ccf255e3d5d097b1eb8f4ef1e542af
衆院選惨敗の立民、共産との「閣外協力合意」が裏目に…福山幹事長「議席減は想定外」
11/1(月) 23:30配信

読売新聞オンライン
連合の芳野会長との会談後、記者の質問に答える立憲民主党の枝野代表(1日午前、東京都千代田区で)=伊藤紘二撮影

 衆院選で惨敗した立憲民主党は、共産党との選挙協力で、政権交代した場合の「限定的な閣外からの協力」の合意にまで踏み込んだことが、裏目に出た。日米安全保障条約の廃棄などを掲げる共産を警戒した無党派層や、従来の支持者の離反を招いたとみられ、立民内外で党執行部への不満が噴出している。

【動画】いずれは水没?…小笠原諸島付近の海底火山「福徳岡ノ場」と西之島を上空から見る

 立民の枝野代表は1日、最大の支持団体・連合の芳野友子会長と東京都内の連合会館で会談し、「思った通りの議席を得られず申し訳ない」と陳謝した。芳野氏は「議席を減らしているので、党としてしっかり総括してほしい」と求めた。

 芳野氏は会談後の記者会見で、共産との連携について「到底受け入れられない。引き続き党に言っていく」と繰り返し強調した。

 共産との「閣外からの協力」の合意は、自民党などから「立民が政権を取れば共産党が政府に関与する」との批判を招き、立民の候補者からも不安の声が漏れていた。

 対照的に、立民執行部は一貫して共闘効果に自信を示していた。福山幹事長は1日、国会内で記者団に「議席が減ることはほとんど考えていなかった」と、想定外の結果だと強調した。

 だが、実際は共闘で共産支持者の票が立民候補に回った一方、失った票も多いとみられ、福山氏も「離れた票もあることは認める」と述べた。

 これまで、立民執行部は、政府・与党への対決姿勢を鮮明にすることで支持拡大を図ることを基本戦略にしてきた。

 その象徴的な例が、共産などとの「合同ヒアリング」だ。政府・与党の不祥事や政策の不手際があるたびに、関係する省庁の幹部職員らを会議室に呼び出して説明させるものだ。国会議員に強く反論できない立場の省庁職員を詰問する姿には、与党などから「やり過ぎだ」との批判も出ていた。

 新型コロナウイルスの感染対策では、枝野氏が今年1月、市中感染ゼロを目指す「ゼロコロナ」を提唱して政府の対応を批判した。

 立民中堅は「有権者から、官僚いじめに見える言動や非現実的な政策に魅力がないと思われた。党の政策や展望を立て直さないといけない」と語った。

4064チバQ:2021/11/02(火) 11:43:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbc2d7b68761b0530152901a5cb00ea1b2b16376
衆院選宮崎1区 激戦わずか1070票差
11/2(火) 11:07配信

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宮崎日日新聞
 4人が立候補した衆院選の宮崎1区は、立憲民主党の新人渡辺創氏(44)が初当選し、自民党の前職武井俊輔氏(46)をわずか1070票差で振り切る激戦となった。「県内オール野党」で戦いに臨み、無所属にも浸透した渡辺氏に対し、車検切れ問題や保守分裂の構図でこぼれた票を取り戻すことができなかったとみられる武井氏。両陣営は投開票翌日の1日、接戦となった選挙戦をそれぞれ「わずかにかわした」「終盤追い上げたが、一歩届かなかった」と振り返った。

宮崎日日新聞

4065チバQ:2021/11/02(火) 11:44:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a56e49acf0e5ee6537ddfcff07d5d6b8ac356d7a
河村建夫氏の長男 比例北関東で次点落選 山口3区公認争いの末に
11/1(月) 17:24配信
 衆院山口3区で自民党から公認されず政界を引退した河村建夫元官房長官(78)の長男建一氏(45)が、比例北関東ブロック(定数19)で落選した。自民の比例北関東の名簿順位は単独32位だったが、次点に終わった。

 結果が確定した1日午前4時ごろ、建一氏は山口県宇部市の事務所で取材に応じ、「残念ながらこのような結果になったが、政治家として新たな一歩を踏み出せた。改めて国政をめざして再出発したい」と語った。

 自民は比例北関東で7議席を得たが、重複立候補した党公認候補が小選挙区で相次ぎ落選し、建一氏は議席に届かなかった。

 山口3区公認を河村氏と争い、初当選した林芳正元文部科学相(60)に対し、建一氏は「山口県から次の総理をめざしていただきたい」と語った。

 一夜明けた1日には宇部市と地元の同県萩市で支援者向けの報告会を開き、今後も国政をめざす決意を語った。

 自民執行部は山口3区での保守分裂回避のため、河村氏に立候補見送りを促すと同時に、建一氏の比例中国での処遇案を伝えたが、党山口県連が反発。建一氏は比例北関東での立候補で決着していた。(太田原奈都乃)

朝日新聞社

4066チバQ:2021/11/02(火) 11:46:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/175b5d4a77b02e8e01a21278512b2008ad1b6728
兵庫自民、揺らぐ1強 盛山、大串氏小選挙区落とす
11/1(月) 8:31配信
 発足直後の岸田政権に、風は吹かなかった。31日、投開票された衆院選。兵庫では自民党が前職を擁立した10小選挙区のうち2小選挙区で破れた。比例復活したものの、自公による「完勝」のもくろみは崩れた。大阪から勢力拡大を狙う日本維新の会が勢いに乗り、比例を含めて大きく躍進。野党共闘した立憲民主党は比例と合わせ2議席を確保した。自公政権への不満がくすぶり、「第三極」を強調した維新が政権批判の受け皿になった。



 自民党は、1区の盛山正仁氏(67)が立憲民主党の元職井坂信彦氏(47)に破れるなど、兵庫の2小選挙区で競り負けた。岸田文雄首相と同じ派閥に属する盛山氏には公示直後から岸田首相が自ら応援に入ったが、日本維新の会の躍進と野党共闘に阻まれた。

 新型コロナウイルス対策の批判を一身に浴びた菅義偉前首相から岸田政権に変わり、自民への逆風は一時和らいだ。

 だが、党本部の情勢調査は解散前から複数の選挙区で「接戦」との結果に。公示翌日、岸田首相がてこ入れのため駆け付けたのが兵庫1、6区だった。

 兵庫1区は2003年以降、同じ候補の連続当選がない激戦区。今回は県内最多の5人が乱立する中、5選を目指す盛山氏が頼みにしたのが岸田首相との関係だった。

 首相がトップを務める派閥「宏池会」の一員として、第一声で「岸田政権の信任を問う選挙だ。総理に近い議員として地域の声を官邸に届ける」と強調。首相と街頭に並び、親密さをアピールした。

 今回は立民と共産党の共闘で構図が変化。維新も新人を立て、自民との対決姿勢を鮮明にした。自民県連が分裂した知事選の影響で後援会幹部が抜けるなど、足元も揺らいだ。

 「今までで一番しんどい選挙」(陣営幹部)。不安は現実となった。

 「自公の政権運営への批判が思った以上に大きかった。森友・加計学園、桜を見る会の問題の説明などが国民に届かなかった」。比例復活を果たした盛山氏は“敗因”を口にした。

 序盤は優勢とみられていたほかの選挙区も終盤、維新の猛追に苦しんだ。

 2012年の初当選以来、「安倍1強」の追い風で当選を重ねた兵庫6区の大串正樹氏(55)は、菅前首相や小泉進次郎氏らの来援を受けたが失速。小選挙区の議席を失った。

 安倍晋三元首相ら党幹部の来援を受けた兵庫7区の山田賢司氏(55)は、維新の「停滞か維新か」という訴えに票を奪われ、薄氷の勝利となった。

 「ここまで伸びるとは」。来夏に予定される参院選。立候補予定の末松信介文部科学相(兵庫選挙区)は維新への警戒感をあらわにした。

4067チバQ:2021/11/02(火) 11:47:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/eec71639389ab52d164e054aefdad1063c8e0394
衆院選長崎1区 西岡さん再選 全国的注目区で圧勝
11/1(月) 9:56配信

長崎新聞
再選が確実となり、涙を浮かべながら支援者と喜びを分かち合う西岡さん(中央)=10月31日午後8時8分、長崎市元船町の選挙事務所

 仲間の拍手と笑顔に出迎えられ、国民民主前職、西岡秀子さん(57)の目に涙がにじんだ。安倍晋三元首相の元政策秘書を迎え撃ち、全国から注目された長崎1区。「今こそ、政治に信頼を」と丁寧に訴え、県都の議席を守った。
 「“安倍政治”を変えられるかどうか象徴的な選挙区」(玉木雄一郎党代表)。前回議席を争った自民前職から相手が変わり、対立軸は明確になった。だが所属する国民は昨年の野党再編で小規模になり、「比例復活はない」。背水の陣だった。優勢が報じられても「すごく厳しい。本当に見えない。組織力の違いを感じる」と不安を拭えずにいた。
 参院議長を務めた亡父武夫氏から受け継いだ支持基盤“西岡党”や連合長崎など労組が全面的に支え、玉木氏も公示後3度、長崎入り。西岡さんは「より多くの人に思いを届けたい」と市内を歩き続けた。
 父譲りのブレない姿勢、信念は演説に現れている。「私が戦っているのは大きな権力、巨大な組織」。相手候補を個人攻撃することは一切なかった。10万円の定額給付金など党提案の政策の実現例を挙げ、「国民が望む政策を適切な時期に提案すれば、野党でも政府を動かせる」と訴えた。
 ふたを開ければ約3万票差の圧勝。午後8時すぎ、事務所のテレビが全国で最初に西岡さんの当確を報じた。「大きな責任をいただいた。政治の流れを変える。長崎が直面する課題に全力で取り組みたい」。何度も頭を下げた。

4068チバQ:2021/11/02(火) 11:48:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d445db86e1b16ef8909fc850200357c5487e240a
立民・源馬氏に「風」 静岡8区で自民ベテラン破る
11/2(火) 0:18配信
元文部科学相で自民党役員も歴任した塩谷立氏との一騎打ちで、静岡8区の議席を初めて奪った立憲民主党の源馬謙太郎氏。1日朝、浜松市中区の駅前で、選挙中の自転車遊説でも耳にかけていたハンズフリーマイクで「市民の声を国会に届けていきます」と、選挙区を託された2期目の決意を語った。

前夜は接戦予想を覆し、午後8時の投票終了直後に早々と「当選確実」の報が流れる快勝だった。陣営関係者も「こんなに早くいい結果が出るとは想像もしなかった」と、野党一本化と世代交代の「風」の相乗効果を感じていた。

過去3連敗中だったが次第に差を詰めて、前回は初めて比例で復活。さらに今回は公示直前の共産の擁立見送りを受け、非自民票の唯一の受け皿となる好機を得た。

「1対1になって戦いやすくなった」(源馬氏)なかで、71歳の塩谷氏を意識し「働き盛り世代に政治を任せてほしい」と世代交代、自公政権からの転換を主張。10月24日の参院静岡選挙区補欠選挙では、浜松市出身で同じ40代の山崎真之輔氏が自民候補に競り勝っており、浜松で強まった「追い風」に乗った。

一方の塩谷氏。比例復活での10回目の当選を受け1日、「みなさんに引き上げていただけた」と前を向いたものの、「昨日は地獄に突き落とされたような思いでいた」とも振り返り、ダメージは大きい。

源馬氏猛追が公示前から伝えられた中、文科相や党役員歴任の実績、農業振興策など地元への長年の貢献を前面に押し出し、岸田文雄首相(自民党総裁)の応援も得た。だが県内候補者で最年長、最多当選回数で、〝ベテラン〟強調が逆効果だった可能性もある。

自民県連幹部は「年齢などいろいろな風が吹いた。参院補選と絡めて報道されたのも要因」と話した。

4069チバQ:2021/11/02(火) 11:48:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f3fa0557b88327688d9a65fa29b5486d3b1ece1
比例選では23議席も減少した立民、小選挙区の共闘成功は首都圏など一部のみ
11/1(月) 23:40配信
 立憲民主党と共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の5党は衆院選で、213の選挙区で候補者を一本化した。だが、5野党統一候補が当選したのは全体の約28%の59選挙区にとどまった。共闘が成功したのは、首都圏など一部の選挙区で、5党が期待したほどの成果は上げられなかった。

 213選挙区のうち、立民の候補者に一本化された160選挙区で、立民が勝利したのは54選挙区だった。国民民主党が勝ったのは3選挙区。共産党は39選挙区で統一候補を立てたものの、沖縄1区でしか勝てなかった。

 5野党が共闘の効果だと強調するのは、立民新人が自民党の石原伸晃・元幹事長を破った東京8区だ。2017年衆院選では、旧立民、希望、共産の候補者らが乱立して政権批判票が分散したが、今回は集約に成功した。立民新人が自民の甘利幹事長を破った神奈川13区も共闘の成果が表れた。

連合会館に入る立憲民主党の枝野代表(右)と福山幹事長(1日午前、東京都千代田区で)=伊藤紘二撮影

 ただ、1000票以下の差で統一候補が敗れた北海道4区や大分2区など多くの接戦区で取りこぼした。

 立民の枝野代表は1日、東京都内で記者団に「僅差まで迫った選挙区で競り勝てず議席を減らしたことは大変残念だ」と語った。

 立民は小選挙区に限れば公示前勢力の48議席から9増の57議席に伸ばし、党執行部は「野党共闘に一定の効果があった」と口をそろえる。一方で、比例選では公示前の62議席から39議席へと大きく落とした。

4070チバQ:2021/11/02(火) 11:49:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8786850ada5283e98e806a6f0262e902f208fae5
“因縁の対決”自民が勝利 衆院長野3区 政治家一族『羽田・井出』が議席争う 立憲は比例復活 
11/1(月) 19:45配信

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NBS長野放送
長野3区で議席を獲得した自民・井出庸生さん 1日朝

激戦となった衆議院長野3区。与野党一騎打ちという構図だけでなく、因縁の対決となりました。

かつて選挙で戦った羽田孜元首相と井出正一元厚生相。そのおい2人が与野党に分かれ、政治家一族対決を繰り広げました。

これを制したのは…。

(記者リポート・31日夜)
「会場にやって来ました。笑顔が見られます。充実した表情で多くの支援者から声をかけられ、結果を喜んでいます」

「羽田王国」と呼ばれた長野3区で自民党が議席を取るのは、1994年の小選挙区制度導入後、これが初めてです。

長野3区で当選した・井出庸生さん(31日夜):
「5回選挙やってきた中で一番苦しい選挙だった」

一夜明け…。

長野3区で当選した・井出庸生さん(1日朝):
「どうもありがとうございました」

野党系を渡り歩き、過去の選挙では羽田陣営の支援を受けたこともある井出さん。前の任期中に自民党入りしたことへの批判は受け止めつつ、1日朝も「国会でしっかりと活動したい」と話しました。

長野3区で当選した・井出庸生さん(1日朝):
「これからも、応援にも批判にも向き合っていきたいと思いますし、(与党の中で)やりたいことができると思うので、そこは胸を張って活動していきたい」

小選挙区では敗れた立憲民主党の神津健さん。井出さんの当選確実の情報のあと、事務所を訪れると…。

神津さん陣営の幹部・寺島義幸さん:
「(相手に当確が出て)候補を呼んでごあいさつをと思っておりましたら、比例で復活することができたと…」

比例復活を果たしました。

比例復活当選した・神津健さん(31日夜):
「地域のために政治家として活動していきたいと思っている」

「羽田王国」の火を何とか守った神津さん。1日朝は、早くも巻き返しに意欲を見せていました。

比例復活当選した・神津健さん(1日朝):
「私の名前を書いてくださった方に申し訳ないという気持ちと、ありがたいという気持ち。この方々のためにも次の選挙戦は絶対負けられない」

(記者解説)
「井出さんは、2012年の初当選以降、毎回異なる政党で当選を重ねてきました。今回の選挙は『自民党入党への審判』と位置づけ、戦い抜きました。立憲の神津さんは今年6月の立候補表明と後れを取りましたが、羽田家の後援会・千曲会などの支援で接戦に持ち込み、比例復活。3区では今後も『井出・羽田』の因縁の戦いが続くことになりそうです」

長野放送

4071チバQ:2021/11/02(火) 11:50:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeb827475adfe91c679a9b11a83ea61b556635ca
新潟6区〉大接戦!130票差で勝利した梅谷氏「とことん地元のために」 高鳥氏は比例復活
11/1(月) 19:06配信
10月31日に投開票が行われた衆議院議員選挙。〈新潟6区〉についてお伝えします。

晴れ晴れとした表情で1日朝を迎えたのは…

【立憲民主党 梅谷守 氏】
「ここからが本当の勝負・スタートなので、いかに公約を実現できるか。喜びは脇に置いて、前へとことん梅谷。また攻めていこうと思います」

立憲民主党の新人・梅谷守さんがバンザイをしたのは、日付が変わる午前0時ごろ。

苦節7年の末、130票差という大接戦を制し、初当選を果たしました。

【立憲民主党 梅谷守 氏】
「この愛すべき地元・新潟6区。とことん地元のために、これから精いっぱい、全身全霊かけて、とことん頑張ってまいります。本当に皆さん、今後ともよろしくお願い致します。本当にありがとうございました」

一方、自民党の県連会長という立場で小選挙区に敗れた前職・高鳥修一さん。

【自民党 高鳥修一 氏】
「小選挙区の議席を守れなかった。ひとえに私の不徳の致すところで、まずもって心からお詫びを申し上げます」

比例復活で5期目の当選を果たしたものの、県連会長としての責任を痛感。

自身の進退については明言を避けました。

NST新潟総合テレビ

4072チバQ:2021/11/02(火) 14:56:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/142222ada304291d8c967f72e2b18aba10408f86
平成生まれ初の衆院議員、比例復活で誕生…29歳「失われた30年のど真ん中で育った」
11/2(火) 14:44配信

読売新聞オンライン
比例復活を果たし支持者と抱き合って喜ぶ馬場さん(1日午前3時59分、郡山市で)

 衆院選の比例東北ブロックで、立憲民主党の馬場雄基さん(2区)が復活当選した。小選挙区での敗戦の弁を述べた約3時間後の1日午前3時40分頃、待ちわびた「比例復活」の知らせに、福島県郡山市の事務所で支持者と抱き合い喜んだ。

 総務省によると、平成生まれの衆院議員は初めて。同日午前8時頃からJR郡山駅前に立った29歳は、「経済低迷が続いた『失われた30年』のど真ん中で育った。所得、教育などの格差は悪化していると教科書で学んできたが、40年、50年と続かぬよう若者世代として立ち上がっていく」と決意を示した。

 さらに、8万5501票の得票について「身が引き締まる思い。福島の農作物に対する風評被害払拭(ふっしょく)など皆さんの思いを形にするため粉骨砕身精進していく」と語った。

 一方、前回選に続いて比例復活した自民党の上杉謙太郎さん(3区)は同日午前7時、JR白河駅前で行き交う車や通行人に、手を振った。岸田内閣で外務政務官を務める。3区をはじめ県内は農村地帯も多く「米価対策など地元の要望に応えていきたい。農林水産品の輸出や規制解除にも取り組みたい」と意欲を見せた。

4073チバQ:2021/11/02(火) 15:08:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/083d6bd253496933f8b38f0ed083db57d358a58a
自民「コロナ対策で議席増」 増す鈴木宗男氏の存在感 北海道衆院選
11/2(火) 12:00配信

朝日新聞デジタル
比例復活で当選し、万歳をしたあと涙ぐむ自民の中川郁子氏(中央)=2021年11月1日午前4時51分、北海道帯広市

 衆院選は1日未明に開票が終了し、北海道内の議席が確定した。12の小選挙区では自民党が6、立憲民主党が5、公明党が1選挙区を制した。比例道ブロック(定数8)は自民4、立憲3、公明1議席を獲得。小選挙区と比例区を合わせた計20議席のうち、与党の自公が過半数の12議席を確保し、野党の立憲は8議席にとどまった。共産は比例議席の奪還はならなかった。

【写真】北海道10区で当選を決め、あいさつに訪れた公明党の稲津久氏(右)とグータッチする自民党道連の伊東良孝会長=2021年11月1日午前0時58分、札幌市中央区、中野龍三撮影

 日本維新の会は道内での議席獲得はならなかったが、道総支部代表の鈴木宗男参院議員が代表を務める地域政党「新党大地」推薦の自公候補が議席を得るなど、存在感を示した。

 自公は2017年の前回よりも1議席増で、新型コロナウイルス対策など与党の政策が有権者から一定の評価を得た形となった。

 「厳しい戦いだったが、ようやく国政に戻れる。組織が一致団結して、一つ一つ支持を積み重ねてくれたことが勝因だ」。道3区で返り咲いた自民の高木宏寿氏は1日朝、報道陣に語った。

 前回3区を制した立憲の荒井聰氏の長男で、野党統一候補の立憲・荒井優氏に約4400票差で競り勝った(荒井氏は比例復活)。高木氏は「3区はいつも激戦区。次回は、早い段階で当選を確実なものにしたい」と述べ、国政復帰後はコロナ対策をはじめ、経済対策や防災、人口減少問題に取り組むと意気込んだ。

 道6区では、元道議の自民・東国幹氏が、元旭川市長の立憲・西川将人氏を破り、14年に自民が失った同区の議席を奪還した。

 6区では衆院選の「前哨戦」の士別市長選、旭川市長選で自民系候補が連勝。いずれも40代の候補が「若さ」をアピールした。その勢いで臨んだ衆院選では、「地元に政権与党を代表する国会議員が必要」と訴え、停滞する地域経済に変化を求める有権者の間に期待感を生み出したようだ。

 31日、札幌市の自民道連で結果を見守っていた伊東良孝会長(道7区)は「コロナ対策と経済回復、道民が望むわかりやすい政策を訴えたことが議席増につながった」と分析。別の幹部も「道内のコロナの状況が落ち着き、これまでの成果が見えるようになった」と話した。

朝日新聞社

4074チバQ:2021/11/02(火) 15:53:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/024183913651641c2a13b4aa36e116ada6ea2815
「歴史の一こまになった思いだ」 河村建夫元官房長官が長男落選に落胆 涙流す支持者も
11/2(火) 6:00配信

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中国新聞デジタル
建一氏(左端)の敗戦の弁を険しい表情で聞く建夫氏(前列右から2人目)

 「歴史の一こまになった思いだ」。河村建夫元官房長官は1日、山口県宇部市の事務所の閉所式で支援者約30人に頭を下げた。長男の建一氏は比例代表北関東ブロックで立候補し、次点で落選したことを報告。涙を流す出席者もいた。



 建一氏が結果を知ったのは午前4時ごろ。林芳正元文部科学相の当選確実から8時間後だった。林氏と公認を争った河村氏は党の方針に従い、公示直前に引退を決意。「国替え」に挑んだ建一氏も敗れた。首相を目指して参院から衆院へ転身を遂げた勝者と対照的な結末となった。

 建一氏は国政を目指して政治活動を続ける。「山口を含め全国どこでも国政を担えるよう頑張り、将来は故郷に錦を飾りたい」。河村氏は「政治の世界は一寸先は闇。いつ、どこでチャンスが訪れるか分からない。絶えず自分を磨き、政治に前向きに取り組むことが必要」と背中を押した。

中国新聞社

4075チバQ:2021/11/02(火) 23:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c04e2fda9da518ad88252cd1b7013470020fd18
開く票差、押し黙る支援者 「小沢王国」の陰り
11/2(火) 12:00配信


河北新報
声をからし、厳しい表情で支持を訴える小沢氏=10月30日午後4時50分ごろ、奥州市水沢

 10月31日投開票の衆院選岩手3区で、連続17回当選を誇る立憲民主党の小沢一郎が初めて選挙区で敗れた。比例代表東北ブロックで復活当選したものの、岩手に築かれた「小沢王国」の陰りは否めない。自民党の藤原崇が挙げた金星は、岩手県政界にも大きな影響を与えそうだ。(敬称略)

■(上)79歳と38歳の対決

 31日午後10時51分。藤原の当選確実が伝わると、奥州市水沢のホテルに集まった小沢の支援者が押し黙った。「信じられない」。後援会連合会長の千葉龍二郎(78)は顔色を失った。最終的な票差は9000以上に開いた。

 厳しい選挙になることは小沢も分かっていた。過去3度対決して全て比例復活した藤原は38歳。若さを売りに運動量を増やしていた。「伸びしろがある」と警戒し、公示日の19日には異例の地元での第一声を行い、支持固めに動いた。

 北上市での第一声で「バイデン米大統領と私は全く同い年だ」と健在ぶりをアピールした。最終盤3日間も地元入りし、107カ所を巡る「どぶ板選挙」を展開した。

 小沢は79歳。水沢での最終の街頭演説では時折、声を詰まらせた。「政権交代より世代交代」と唱える藤原陣営の勢いを止められなかった。

■高齢化する後援会

 「うちの選挙は後援会組織が頼み」と選対幹事長の県議佐々木順一は言う。初当選から50年以上。選挙区に100超の組織を張り巡らせても、メンバーの高齢化で動きは鈍かった。

 小沢派運動員が公示前の掲示板に選挙ポスターを張り、警告を受ける事案も発生した。「前代未聞。人手が足りないのだろう」と捜査関係者はあきれた。

 長年支えた選挙参謀が昨年死去した影響も指摘された。ある県議は「有形無形の影響力があり、独自のネットワークを持つ人だった。小沢さんはそこを補うため、地元入りしているのではないか」と語った。

 2012年の民主党分裂から野党暮らしが続く。メディアの露出は減り、中央政界での影響力もかつてとは比較にならない。「そもそも若者は小沢を知らない」。陣営関係者は嘆いた。

■震災後の対応響く

 「小沢さんには東日本大震災後も含め一度も会ったことがない。『大丈夫か』と電話をもらったこともない」。選挙序盤の21日、宮城県知事の村井嘉浩が奥州市でマイクを握った。公明党の比例候補の応援のためだった。

 小沢が沿岸被災地に入ったのは震災10カ月後。当時の対応に不満がくすぶる。藤原を支持する奥州市の50代男性は「小沢さんは震災後、どうして熱心に地元に足を運んでくれなかったのか。今でも話題になる」と指摘する。

 河北新報社が28〜30日に一関、北上、奥州各市で実施した期日前投票の出口調査(311人)では、20〜50代は藤原に入れた割合が圧倒的に高く、60代以上でもほぼ互角。高齢者からは「ずっと小沢に投票してきたが初めて藤原にした」といった声も聞かれた。

 選挙戦最終日、開票日の予定を報道陣に問われると、小沢はこう言い残して東京に戻った。「君らが一生懸命追い掛けてくれる事態になればいいがのお」。選挙巧者で鋭い票読みで知られる小沢。まるで敗北を悟っているかのような口ぶりだった。

河北新報

4076チバQ:2021/11/02(火) 23:19:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a5ae516588f52453a6fb55c0813ce369d3e184
九州で無所属の当選者が増えた背景 自民批判層の受け皿に?
11/2(火) 20:58配信

毎日新聞
熊本2区で当選確実の報を受け、万歳する西野太亮氏(中央)=熊本市南区で2021年10月31日午後8時38分、栗栖由喜撮影

 10月31日投開票の衆院選では、無所属の当選者10人のうち4人が九州の選挙区からだった。過去に郵政選挙(2005年)などで自民系の無所属候補が多数出馬したことはあったが、過去4回の衆院選で九州の無所属当選者は0〜1人だった。識者は「野党が自民不満層をすくい取れなかったことの証左ではないか」とみる。中には自民入りの意向を示している当選者もおり、動向が注目されている。


 「自民党でお世話になりたい」。熊本2区で当選した無所属新人、西野太亮(だいすけ)氏(43)はそう公言して選挙戦を戦った。相手は当選16回の自民前職、野田毅(たけし)氏(80)と野党が候補を一本化した共産新人。事実上の保守分裂一騎打ちで、西野氏が野田氏に約5万票の大差をつけて初当選を果たした。共産新人は供託金没収ライン(有効投票総数の1割)にも届かなかった。

 大勝した西野氏は「以前から自民党にお世話になりたいと言っている。丁寧に話し合いながら進めたい」と改めて自民入りを目指す考えを表明。これには選挙中、西野氏に激しく反発してきた自民党県連も「世代交代の流れがあった。我が党の支援者が西野さんを選択した事実は受け止めないといけない」(前川收=おさむ=会長)と軟化せざるを得なかった。

 福岡9区では、かつて旧民主党の福岡県連副代表などを務めた緒方林太郎氏(48)が無所属で立候補。自民前職と共産元職を破って4年ぶりの国政返り咲きを果たした。選挙前は複数の野党から「うちから出ないか」と声がかかったというが、前回、希望の党公認で出て敗れた経験から「気乗りしないものには乗らない」と無所属を貫いた。

 こうした経緯から旧民主系の立憲や国民とは距離を置いており、当選後は「全国の苦楽を共にした仲間と話したい。あらゆる可能性を考えていく」と話すなど自民党や保守系会派入りも否定していない。

 鹿児島2区では、前鹿児島県知事の三反園訓(みたぞのさとし)氏(63)が「保守系無所属」を掲げて立候補し、自民前職と共産新人を破った。16年の知事選は脱原発を掲げ、野党の支援を受けて当選。しかし再選を目指して落選した20年の知事選では一転、自公の推薦を受けていた。

 三反園氏は自民入りを望んでいるとみられるが、自民党鹿児島県連の森山裕会長は1日の記者会見で「対立候補として出られた方が自民党に(追加公認を)申請することはないと思っている」と不快感をあらわにした。

 大分1区で自民、共産などの新人4人を破って6回目の当選を果たした吉良州司氏(63)は連合大分の推薦を受け、立憲の国会議員の応援も受けた。当選後については「新しい固まりを作ったり、政党に所属したりすることもあり得る」とし、明らかにしていない。

 それぞれ事情は異なるが、無所属候補が当選した選挙区では自民前職や自民に対する批判票がありながら、野党が議席に結びつけられなかった。熊本大の伊藤洋典教授(政治思想)は「新型コロナウイルスの影響で多くの人が困窮する中、効果的な政策を打てない自公政権に疑問を抱いている人は多い。そうした不満層を取り込めなかった野党のふがいなさが背景にある」と話す。【城島勇人、浅野翔太郎、足立旬子、石井尚】

4077チバQ:2021/11/02(火) 23:30:41
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPC162SMPBPULEI005.html
リベラル派の声、ツイッターで広がらぬ理由は 保守派のほうがマメ?
2021/11/02 13:28朝日新聞

リベラル派の声、ツイッターで広がらぬ理由は 保守派のほうがマメ?

感情を表す言葉の使用頻度(%)

(朝日新聞)

 ツイッターでは、安倍晋三元首相に好意的な「保守派」のほうが、批判的な「リベラル派」より幅広い層にメッセージを届けられているとの研究を、豊橋技術科学大と東京大、香港城市大のチームがまとめた。「『自民党一強』が長く続いている理由の一つかもしれない」としている。

 研究チームによると、政策への賛否は、その政策を進めようとする政治家個人が好きか嫌いかといった感情にも左右され、日本では首相への好き嫌いが大きく影響することが、過去の政治学研究の積み重ねでわかってきているという。

 研究チームは、安倍氏が首相だった2019年2月から辞任直後の20年10月までの期間、「安倍」と「アベ」という言葉を含むツイートを約1億3千万件見つけて分析。同じツイートをリツイートすることが多い利用者同士を結んだネットワークを作ると、二つの大きなグループに分かれた。

4078チバQ:2021/11/03(水) 08:09:48
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-20211102khn000057.html
挑んだ38歳、山深い町から「川上作戦」 連載・「小沢王国」の陰り
2021/11/03 06:00河北新報

挑んだ38歳、山深い町から「川上作戦」 連載・「小沢王国」の陰り

当選が確実となり、花束を受け取る藤原氏(右)=10月31日午後11時15分ごろ、北上市の事務所

(河北新報)

 10月31日投開票の衆院選岩手3区で、連続17回当選を誇る立憲民主党の小沢一郎が初めて選挙区で敗れた。比例代表東北ブロックで復活当選したものの、岩手に築かれた「小沢王国」の陰りは否めない。自民党の藤原崇が挙げた金星は、岩手県政界にも大きな影響を与えそうだ。(敬称略)

■(中)敵のお株奪い金星

 「歴史が変わる」。難攻不落と信じられた「王国」がついに陥落し、北上市の選挙事務所が沸き返った。
 衆院選投開票日の10月31日午後11時。立憲民主党の小沢一郎(79)を4度目の対決で破った岩手3区の自民党の藤原崇(38)は、ガッツポーズで歓喜に応え、支持者を見やった。「新人時代から10年支えてもらい、この日を迎えられた」
 藤原は2012年の初挑戦から3回連続で敗れたが、いずれも比例復活した。「安倍1強」という時代に恵まれたとはいえ「小沢さんに挑んだ多くの候補は大敗し、1度で去った。藤原は運を持っている」と地元秘書は評する。

■不利を強みに

 出身は人口5200余と3区で最も少なく、山深い和賀川上流に位置する西和賀町。地盤のハンディも「中山間地を知る政治家」と強みに変えた。
 母校黒沢尻北高があり、和賀川下流域の北上市には藤原を囲む若手経済人らの勉強会がいち早くできた。年齢が近く飾らない人柄が若者を引きつけ、奥州市にも結成された。
 直近の4年間、藤原は復興政務官や予算委員会理事を務めた。「国際リニアコライダー(ILC)誘致や東日本大震災の復興状況などさまざまな話を聞ける」と参加者。「仕事に役立つ」と、小沢が大きな影響力を持っていた建設業界の関係者も集会に顔を出す。
 6月の通常国会閉会後は半分以上の期間を地元で過ごし、コロナ禍で苦しむ企業を精力的に回った。若手経営者の後援会「山宗会」会長の石川祐介(46)は「小沢さんがやらないことに着目し徹底した」と話す。
 会員制交流サイト(SNS)を巧みに使いこなし、地元のラーメン店の話題などを投稿。天下国家を論じる小沢と対照的だが、「人柄を分かってもらえる」と藤原。昨年秋は10前後だった「いいね」の数は最近、3桁に達した。
 選挙戦ではキャッチフレーズ「政権交代より世代交代」も効いた。公示後、テレビで小沢の演説を聴いた父利雄(68)のつぶやきだった。「まだまだ働ける」と反論する小沢陣営を巻き込み、世代交代論議を起こした。
 選対本部長には、かつて小沢を師と仰いだ元参院議員平野達男(67)。「1日60〜70カ所街頭に立つ。小沢先生に教わった戦術が生きた」。平野の指揮で小沢流の選挙が徹底された。
 前回1万592票の大差がついた一関市対策として、やはり小沢とたもとを分かった元衆院議員黄川田徹(68)の元秘書を配置。今回は845票上回った。

■政治力を誇示

 公示前には政治力を3区全域に知らしめた。地滑りで長期通行止めとなっている地元西和賀町の国道107号。錦秋湖サービスエリア(SA)周辺の住民が、SAから迂回(うかい)路の秋田自動車道に乗り入れできる特別措置が講じられた。「藤原先生に頑張っていただいた成果だ」。町長細井洋行(72)が公言した。
 選挙区をきめ細かく回り、川の流れのように山間部から都市部に支持を広げる「川上作戦」。小沢流選挙戦術の代名詞だ。そのお株を奪う戦いぶりで、藤原は金星を挙げた。
 小沢が異例の地元第一声をすると聞いた藤原は「どちらの訴えがいいか、県民に見てもらい判断を仰ぐのはいいことだ」。自民を2度も下野させた王国のあるじを、戦う前からのんでいた。

4079チバQ:2021/11/03(水) 09:41:53
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140365?rct=sou_shu21
なぜ野党共闘は敗北したのか? 31選挙区は1万票差以内で競り負け
2021年11月1日 21時33分


 今回の衆院選で、立憲民主党を中心とする5野党が候補者を一本化した213小選挙区のうち、1万票差以内で敗れた選挙区は31に上った。うち1000票差以内で敗れた選挙区も4つあった。接戦を勝ち抜ける共闘に向け、敗因分析が課題となる。
 立民は公示前の110議席を96議席に減らした。一本化した小選挙区で、野党候補が勝利したのは59にとどまった。仮に1万票差以内の「接戦区」を全て勝ち抜いていれば、一本化した小選挙区の4割を超える90議席を獲得できたことになり、公示前議席からの上積みも狙えた。
 枝野幸男代表は1日、記者団に「僅差まで迫った選挙区が多かったが、競り勝てなかった」と、接戦区での弱さが議席減の一因との見方を示した。福山哲郎幹事長も「紙一重でひっくり返る可能性もあった」と悔しさをにじませた。
 立民、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党は今回、候補者調整に力を注ぎ、野党候補が乱立して共倒れが多数出た2017年の前回選とは違った構図をつくりあげた。枝野氏は「野党共闘に一定の成果はあった」と強調した。
 一本化した小選挙区の勝率は3割弱にとどまった。しかし、本紙の集計では、5野党が候補者を一本化しなかった72の小選挙区では、わずか6勝とさらに低迷。5野党から立候補した候補の票を足し合わせると、与党候補を上回る選挙区も5つあった。
 しかし、今後の一本化のネックになりそうなのは、立民の最大の支持組織である連合だ。連合は、共産を含む選挙共闘に強く反発している。
 連合の芳野友子会長は1日の記者会見で、立民の議席減について「組合員の票が行き場を失った。連合として(共産を含む候補者調整は)認められない」と批判し、立民執行部に選挙戦を検証するよう注文した。これを受け、党内で共産との関係見直しを求める意見が出る可能性もある。(我那覇圭、井上峻輔)

4080チバQ:2021/11/03(水) 09:42:43
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140364?rct=sou_shu21
自民・甘利明幹事長なぜ敗北? 地元では「負けるべくして負けた」と厳しい声
2021年11月1日 21時28分
 衆院選神奈川13区では、自民党幹事長の前職甘利明さん(72)が立憲民主新人の太栄志さん(44)に敗北した。地元の自民党県連は「負けるとは思わなかった」と言葉を失ったが、有権者や陣営に聞くと、甘利さんの「政治とカネ」の問題や太さんの「熱意」が勝敗を分けたと指摘する声が多く聞かれた。(村松権主麿、丸山耀平、志村彰太)
選挙戦終盤、地元で街頭演説する甘利明さん=10月29日、神奈川県海老名市の海老名駅前で
選挙戦終盤、地元で街頭演説する甘利明さん=10月29日、神奈川県海老名市の海老名駅前で

 「甘利さんは政治とカネの問題で地元での信頼が足りていない」。有権者の神奈川県大和市の無職男性(77)は1日、同市の大和駅近くでこう話した。知人の支援者から甘利さんの応援を頼まれたが、断ったといい「甘利さんは負けるべくして負けた」と切り捨てた。太さんに投票したという同市の男性会社員(30)は「甘利さんを地元で見たことがなく人柄が分からない。太さんからは熱意を感じた」と語った。
 甘利さん陣営の選対本部長の藤代優也県議(50)は金銭授受問題に関して「本人は説明を果たしている。直接の敗因かどうかは検証しなくてはいけない」と言葉少な。別の陣営関係者は「(金銭問題を)野党に利用された」と恨み節の一方、太さんについて「あれだけ歩き、顔を売るのは見事だと思う。今回は太さんの運動量が勝利した」と競り負けた原因を分析した。
 太さんは4年前、希望の党から神奈川13区に出馬し、甘利さんに2倍以上の票差をつけられて大敗。しかし、諦めずに活動を続け、ほぼ毎日駅頭で演説し、有権者の声を聞き続けた。
 共同通信が実施した衆院選出口調査によると、太さんは幅広い有権者に浸透していた。立民や国民民主、選挙協力をした共産や社民の各党支持層を固めるだけでなく、公明支持層の32%、自民支持層の21%に食い込んだ。女性の56%は太さんに投票。年代別では、60代を除く全年代で甘利さんより多くの支持を集め、岸田文雄内閣を支持する層の32%が太さんに投票した。
 公示直前に共産党が候補を取り下げ、一騎打ちの構図となった影響も大きかった。1日未明、大和市内の事務所で万歳した太さんは「自公政権と対峙するには、野党も力を合わせる必要がある」と「共闘」の意義を語った。
 立民県連の阿部知子代表は「13区は野党統一候補を求める根強い声があった。日ごろから活動した(太さんの)下地があったからこそ、一本化が実現できた」と称賛した。

4081とはずがたり:2021/11/03(水) 10:51:40

https://twitter.com/soekawaarit0/status/1455022373321596941
添川注射器注射器マスクをした顔@double jabbed
@soekawaarit0
比例見ると立民の負けっぷりがより鮮明に。

北海道
自3→4
公1
立/希 3/1 → 立/国 3/0

東北
自 5→6
公1
維0→1
立/希 3/3 → 立/国 4/0
共1

北関東
自7
公2→3
維0→2
立/希 5/4 → 立/国 5/1
共1

東京
自6
公2
維0→2
立/希 4/3 → 立/国 4/0
共2
れ0→1

https://twitter.com/soekawaarit0/status/1455084713752727556
添川注射器注射器マスクをした顔@double jabbed
@soekawaarit0
比例「希望の党」の議席の移動先。

北海道
希1→自1
東北
希3→自1, 維1, 立1
北関東
希4→公1, 維2, 国1
東京
希3→維2, れ1
南関東
希4→自1, 維2, 国1
北信越
希2→自1, 維1
東海
希5→自2, 維1, 国1, れ1
中国
希2→自1, 維1
四国
希1→維1
九州
希4→自1, 公1, 維1, 国1
午後5:10 ・ 2021年11月1日・Twitter for Android

4082チバQ:2021/11/03(水) 11:54:50
>>2307

次回区割り
>東京都で5▽神奈川県で2▽埼玉、千葉、愛知の各県で1――の定数増が必要となる。
>宮城、福島、新潟、滋賀、和歌山、岡山、広島、山口、愛媛、長崎の10県は1ずつ減る。比例代表(定数176)は「3増3減」となる。

福島
新潟
滋賀
和歌山(世耕弘成の鞍替えも>>3690
岡山(3区は平沼)
広島(3区は公明斎藤)
山口
愛媛
は自公系は現職オーバーフローに。

4083チバQ:2021/11/03(水) 12:00:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/b71baa4382eb48d0dc2d1b7cbcc58a3e15136bf0
【衆院選2021】無党派からの風強まらず 「野党共闘」の効果、神奈川でも限定的
11/2(火) 23:00配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂

 10月31日投開票の第49回衆院選で、立憲民主党や共産党などが進めた野党共闘の効果を神奈川県内の投票者に対する出口調査で探った。支持政党なし層(無党派)の野党系候補への支持は2017年の前回選と比べ横ばいで、与野党一騎打ちの選挙区でも伸び悩んだ。無党派からの追い風は強まらず、立民など野党苦戦の一因となった。


 対与党で政策協定を結んだり候補者調整を行うなどした上で、県内選挙区に候補を立てた政党を対象に、今回の「立民、共産、国民民主、社民党」と、前回選挙の「旧立民、旧希望の党、共産、社民党」の無党派のデータを比較した。

 野党系候補への無党派の投票割合は今回55・6%で前回比3・3ポイント減少。過半数は保っているが、小池百合子都知事の「排除」発言などで旧希望が失速したのをバネに、旧立民が躍進した前回のような盛り上がりを欠いたことも背景にありそうだ。

 「野党共闘」の象徴で一騎打ち構図となった2、5、7、8、11、13、14、16の8選挙区では59・4%。同3・9ポイントの伸びにとどまり、一本化の効果は限定的だった。野党共闘の協議などの永田町の熱気は、地域の有権者には波及しなかったとみられる。

神奈川新聞社

4084チバQ:2021/11/03(水) 12:03:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1465f97b85e13132102a215f5e60b8c7ea5781cd
道内の野党共闘、「プラスもマイナスも」 票上積み、想定通り進まず
11/3(水) 9:00配信
朝日新聞デジタル
立憲の枝野幸男代表の辞任を受け、報道陣の取材に応じる同党道連の逢坂誠二代表=2021年11月2日午後4時0分、函館市の函館空港、三木一哉撮影

 10月31日投開票の衆院選で、立憲民主党は北海道内12選挙区では5議席、比例道ブロック(定数8)では3議席と計8議席の獲得にとどまり、道内全20議席の過半数に届かなかった。小選挙区では9選挙区で共産党などとの野党統一候補を立てたが、解散前より1議席減。野党共闘の効果は「プラスもマイナスもあった」(関係者)と限定的で、今後の共闘のあり方に課題を残した。2日には立憲の枝野幸男代表が辞任を表明。来年の参院選に向け体制立て直しが急務となっている。


 2日、枝野代表の辞意表明を受け、立憲道連の逢坂誠二代表(道8区)は函館市で報道陣の取材に応じ、「大変残念。党を立ち上げた人が辞任するのは相当なダメージになる。早く次の代表を決め、党を立て直して国会にのぞまなくてはならない」と述べた。梶谷大志幹事長は「衆院選での厳しい結果を受け、責任をとったものと受け止めている」と話した。

 衆院選で立憲は、共産、れいわ新選組、社民党と共闘。12の小選挙区では、共産が3選挙区で候補を取り下げ、9選挙区を野党統一候補として臨んだ。与野党一騎打ちとなった5選挙区では3勝、9選挙区では5勝だった。

 一騎打ちだった道9区では、立憲の山岡達丸氏が自民の堀井学氏との4度目の対決を制した。しかし堀井氏も比例復活となる接戦で、厳しい戦いだった。

 9区は鉄鋼や自動車の大手企業があり、労働組合の支持基盤がある。ただ労組側は立憲が共産と共闘することへの不信感が根強かった。原発関連産業の労組は、「脱原発」の主張が強く出ることへの警戒感もあった。山岡氏陣営でもそうした雰囲気から「脱原発の共産に警戒感が出て、労組の動きが鈍るのではないか」という心配があった。

 堀井氏の陣営は製造業や建設など企業関係の組織を固めており、労組側のほころびは勝敗を左右しかねない。連合北海道は山岡氏の支援強化のため、相次いで首脳が9区入りし、組合員に支援を呼びかけた。杉山元・連合北海道会長は室蘭市で労組に支援を要請して回った。

 結果は、山岡氏が約6700票差で堀井氏の猛追を振り切って勝利。今回の得票数は、前回の山岡氏と共産候補の合計より約1万票少ない。共闘が単純なプラスになったとは言えない結果だ。

朝日新聞社

4085とはずがたり:2021/11/03(水) 18:00:09


>衆院埼玉8区に立候補予定の無所属元職、小野塚勝俊氏(49)は28日、埼玉県所沢市で記者団に、立憲民主党へ公認を申請していることを明らかにした。
>ただ、党側は判断に二の足を踏んでいる。小野塚氏は直近3回の衆院選に連続で落選しており、選挙区内の大票田である所沢市の市議を中心に擁立慎重論がくすぶっているためだ。

立民か、国民か、無所属か 衆院選に臨む旧希望落選者
https://www.iza.ne.jp/article/20210728-RA62Z3GUGZM4VPE4FRUEPNG6SA/
2021/7/28 20:17

小池百合子東京都知事が率いた旧希望の党から前回衆院選に出馬、落選した無所属の元議員らが、次期衆院選で身を寄せる先を定めつつある。前回選後の野党再編で旧希望の党は姿を消し、旧民進党系勢力の大部分は昨年9月に発足した立憲民主党へと糾合された。ただ、旧希望の党は、憲法改正や安全保障政策に関し旧立憲民主党と大きく異なる主張を掲げた経緯があり、別の道を模索する向きもある。

衆院埼玉8区に立候補予定の無所属元職、小野塚勝俊氏(49)は28日、埼玉県所沢市で記者団に、立憲民主党へ公認を申請していることを明らかにした。

ただ、党側は判断に二の足を踏んでいる。小野塚氏は直近3回の衆院選に連続で落選しており、選挙区内の大票田である所沢市の市議を中心に擁立慎重論がくすぶっているためだ。

小野塚氏は、公認が決まらなかった場合は「無所属でも出る」と強調した。旧希望の党公認候補として臨んだ前回選については「当時の民進党の機関決定に従って希望の党に行ったが、国民が期待していた野党の立場とは違っていた。国民の期待を裏切り反省している」と総括した。


前回選で埼玉県内の選挙区で落選した旧希望の党候補のうち、1区の武正公一氏(60)、10区の坂本祐之輔氏(66)の両元職は、立憲民主党の公認が決まっている。

一方、14区の元職、鈴木義弘氏(58)は、国民民主党から出馬することを決断した。鈴木氏は「希望の党の流れをくむのが国民民主党だ。基本理念も共有している」と語っている。(兼松康)


2021.10.16
衆議院新潟5区 立憲民主党県連が米山隆一氏推薦
https://www.uxtv.jp/news-ux/%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E6%96%B0%E6%BD%9F%EF%BC%95%E5%8C%BA%E3%80%80%E7%AB%8B%E6%86%B2%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A%E7%9C%8C%E9%80%A3%E3%81%8C%E7%B1%B3%E5%B1%B1%E9%9A%86%E4%B8%80%E6%B0%8F%E6%8E%A8/

立憲民主党新潟県連は衆議院新潟5区から立候補を予定している米山隆一氏の推薦を発表しました。党本部が推薦を出さない方針のため、県連独自の推薦で連携を強化します。米山氏は無所属での立候補を予定していますが、社民党も推薦を決めていて事実上の野党統一候補として選挙戦に臨みます。米山氏は「野党の力は結集できていると思う。これからも変わらずに皆さんの力を結集して、より幅広い支持を得られるように全力を尽くしていきたい」と述べました。衆議院新潟5区では自民党の前職泉田裕彦氏と無所属の新人森民夫氏も立候補を予定しています。

4086とはずがたり:2021/11/03(水) 18:01:24
圧勝だったなあ。。

菅前首相異例の地元入り 立民〝美魔女〟候補とハマのドンが連合軍結成で焦り
10/20(水) 6:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd82c09d0bb982c92d3d9071011566edaaf72800
東スポWeb

 衆院選(31日投開票)が19日公示され、神奈川2区で、ガースー元首相VS美魔女&ハマのドン連合軍による〝仁義なき戦い〟が再び火ぶたを切った。

 同区は自民党の菅義偉前首相(72)の地盤で、先ほどまで首相だっただけに選挙は安泰かと思いきやそうではなかった。野党は共産党の候補を下ろし、立憲民主党の岡本英子元衆院議員(57)に一本化したからだ。

 岡本氏は元横浜市議で地縁があり、2009年の政権交代選挙では、小此木八郎氏を破って、当選。浪人中の8年前には国民的美魔女コンテストのファイナリストに選出された異色経歴の持ち主でもある。

 しかも横浜港ハーバーリゾート協会会長で〝ハマのドン〟といわれる藤木幸夫氏(91)が岡本氏の支援に出た。今年8月の横浜市長選で藤木氏は息子同然だった小此木氏ではなく、野党統一候補の山中竹春氏を応援し、勝利に導いた。菅氏も子飼いだったが、再び自民党にソッポを向いたのだ。

 岡本氏の決起集会でマイクを握った藤木氏は「私は昔、共産党員だった。優秀な党員だった。本当だったら共産党の委員長ですよ」と意外な過去を明かすと「野党は偉い。統一を組んだ。共産党は一番偉い。野党が統一したら、腐った自民党なんか倒せる。私は神奈川県の自民党第1号で、今でも自民党員だから言う」と岡本陣営にハッパをかけた。

 岡本氏が勝利すれば、菅氏は落選する可能性もあるが、藤木氏は「ダメなものはダメ。良い物に取り換えるのは当たり前だ!」と小此木氏に続き、菅氏も奈落の底に落とす気で満々だ。

 一方、菅氏は10数年ぶりという公示日に地元入りし「北朝鮮のミサイル発射があり、安全・安心を守るのが政府の仕事。共産党は日米安保は破棄、自衛隊は憲法違反だから解消するという。こういう人たちに日本を任せるわけにはいかない」と立民・共産連合を斬った。

 さらに「絶対に当選させてください。そして、どうかできるだけ、多くの票で当選させてください」と前首相のプライドをかなぐり捨てて、聴衆に支援を訴えた。

4087チバQ:2021/11/03(水) 23:08:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/623c32d752329712ac1f8ed4b8c772bd41b8c39f
衆院選千葉振り返り 自民が地力、立共連携に反発も
11/3(水) 21:59配信

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産経新聞
13区で初当選を決め、支援者から花束を受け取った自民党新人の松本尚氏=10月31日、印西市(小野晋史撮影)

10月31日に投開票された衆院選で千葉県内は、選挙区と比例を合わせると自民党は12議席、立憲民主党は5議席だった。13選挙区で4敗した自民だが、うち3氏は比例復活するなど立民候補との票差が小さく、「(次回選挙で勝利する)可能性を残した負け方」(浜田靖一県連会長)だと言える。立民と共産党の連携がマイナスに働いた可能性があるほか、地方議員らとの協力関係などで自民が〝地力〟を発揮した格好だ。

「厳しい結果だと受け止めている。必ずしも有権者の受け皿になれなかったと反省している」。投開票から一夜明けた1日、立民県連代表の長浜博行参院議員は険しい表情で今回の衆院選を総括した。立民は選挙区での議席を改選前から3つ増やすにとどまり、比例でも低迷したことが念頭にある。

詳細な分析はこれからだが、共産との連携が与えた影響は無視できない。長浜氏も「あると思う」と、有権者が離れた可能性を否定しなかった。

象徴的なのが立民の有力な支持母体である連合の露骨な反発だ。連合千葉の幹部は選挙戦のさなか、「歴史や職場の事情を見ても共産党とは相いれない。活動の方向が違う」と共産との連携を掲げる立民の方針に明確な拒否反応を示した。

連合千葉の永富博之会長が公示日にマイクを握って応援したのは、1区の田嶋要氏、4区の野田佳彦元首相、9区の奥野総一郎氏の3氏。いずれも選挙区で当選したが田嶋、奥野両氏は連合の組織内候補で、野田氏も「私は別に共産党と連携していたわけではない。立憲民主党が掲げた政策をしっかりやる」との立場だった。



一方、自民は全体的に底堅さを見せたが、大物議員が苦戦を強いられた。特に10区では、選挙区単独で出馬した前幹事長代理の林幹雄氏が立民の谷田川元氏に辛勝。立民にとって県内唯一となる比例での復活当選を許した。

林氏は成田空港の機能強化や銚子沖の洋上風力発電など地元への貢献を強調。これに対し、谷田川氏も選挙前から熱心に地元回りを続け、反自民票の受け皿としてアピールしてきた。

さらに、林氏の息子による女性問題を機に、大票田である成田市の後援会幹部が離反して谷田川氏を支援。林陣営は当初、同市内での獲得目標を2万9千票と設定したが、開票結果は2万4千票弱で谷田川氏に約300票差まで迫られた。

苦戦となった林氏を支えたのは、議員や首長をはじめとした豊富な人脈だ。23日に旭市で開かれた演説会では、地元市町長や県議らが駆け付けた。最終盤の29日には岸田文雄首相や菅義偉前首相に加え、3月の知事選で立民の支援を受けて圧勝した熊谷俊人知事も支援を呼び掛けた。知事と近い自民、公明両党関係者の働きかけがあったとされる。



このほか、当初は接戦が予想された13区でも、医師で新人の松本尚氏が立民前職に2万票以上の差をつけて初当選を果たした。

浜田氏は1日、接戦区で勝敗を分けた要因として地元議員らとの連携を強調。「一つになった所は勝ち切っている。(10区は)最後の最後に踏みとどまってくれた」と分析した。(小野晋史)

4088チバQ:2021/11/03(水) 23:11:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/94778803fd2e0504ddaa145f34f3f38f37130eba
維新「第3党」躍進のお寒い実情…次点にもなれず比例復活の“ゾンビ議員”がウヨウヨ
11/3(水) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
第3党に躍り出て、比例制度サマサマ(会見を行う「日本維新の会」の松井一郎代表)/(C)日刊ゲンダイ

 今回の衆院選で驚いたのは日本維新の会の躍進だ。新型コロナウイルス対策で名を広めた大阪府知事の吉村副代表を「選挙の顔」に据え、候補を立てた府内15選挙区は全勝。公示前11議席から4倍近い41議席まで増やし、第3党に躍り出たが、その実情は選挙制度の“欠陥”に救われたようなものだ。


 イケイケムードとは裏腹に、大阪以外の小選挙区を制したのは1つだけ。それも大阪のベッドタウン、宝塚市や伊丹市を含む兵庫6区である。自民を上回るトップの10議席を獲得した比例近畿ブロックの約318万票の内訳も、得票率42.5%と他党を圧倒した大阪の171万5862票が半数以上を占める。

 維新旋風は、なにわのパワー全開があればこそ。その支えによって京都1区、兵庫1区、奈良1区で次点にもなれず、3位に甘んじた小選挙区候補3人が比例復活。さらに「惜敗率」50%台で2人が当選した。全国を見渡せば、そんな“ゾンビ議員”がウヨウヨいる。

 近畿ブロック以外で比例復活した維新候補は15人。うち13人が惜敗率7割未満で、選挙区で次点になれなかった候補は9人に上る。中でも四国ブロックで当選した吉田知代(徳島1区)の惜敗率20.1%は歴史に残る“珍記録”。歴代でも3番目に低い惜敗率での当選者となった。

立憲には惜敗率91.8%でも復活できなかった候補が
選挙区で次点にもなれなかった候補が続々の復活(C)日刊ゲンダイ

 立憲の「顔」がイマイチで反自民の受け皿になれず、比例票が維新に流れたせいで、選挙区で有権者に否定されたゾンビ議員が大量発生とはやりきれない。

 例えば沖縄3区で自民の島尻安伊子・元沖縄北方相と激戦を演じた立憲の屋良朝博の惜敗率は91.8%。それでも比例復活は果たせなかった。それが重複立候補制度の定めとはいえ、「民意を反映しているのか」と言いたくもなる。

「維新も大阪の候補は吟味して選んでいるようですが、他のエリアは『出たければどうぞ』のノリとしか思えない。さすがに落選しましたが、今度の選挙でも元秘書への暴行を機に自民を離党した石崎徹氏を新潟1区で公認したように誰でもオッケー。維新議員の不祥事が相次ぐのも、さもありなんです」(政界関係者)

 今回当選した41人のうち、また何人かはやらかすのだろうか。

4089チバQ:2021/11/04(木) 07:53:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fd3b051d284b681cf6c4ba6f452d43b711da492
選挙区落選の小沢一郎氏 王国の帝王、影響力低下した二つの決定打
11/3(水) 11:00配信

朝日新聞デジタル
選挙戦最終日に地元に集まった多くの支持者を前に語りかける小沢一郎氏=2021年10月30日午後4時51分、岩手県奥州市水沢横町付近、大西英正撮影

 10月31日に投開票された衆院選。岩手3区で、無敗を誇ってきた立憲民主党の大ベテラン、小沢一郎氏が落選した。岩手県政に絶大な影響力を持ち、「小沢王国」に君臨してきた「帝王」の選挙区敗北により、県政に地殻変動は起きるのか。(敬称略)

【動画】小沢一郎氏の戦い

 10月31日夜、岩手県奥州市のホテルに設けられた一室。集まった小沢一郎の陣営幹部は、テレビで開票速報が流れ始めると、次第に無言になっていった。

 10万9362票と、11万8734票。半世紀にわたってこの地で17選し、絶対的な強さを誇った小沢はこの日、人生で初めて、敗れた。

 小沢は単なる多選の国会議員ではない。「剛腕」「壊し屋」という異名を持ち、長年、政界のうねりを先導してきた。

 47歳で自民党幹事長になり、党内で反主流派になると1993年に離党。新生党を結成し、自民党を政権から引きずりおろして非自民の連立内閣を樹立。連立政権時代には政治改革を掲げ、衆院の選挙制度に小選挙区制をとり入れた。03年に民主党と合併し、09年に再び政権交代を果たした。

 一方、政治資金規正法違反の罪で強制起訴(その後、無罪が確定)されるなど、政治とカネで疑惑も持たれた。

 浮き沈みの中で、小沢から離れる国会議員や地方議員がいても、県内では存在感を保ち続けた。小沢が選挙区に入らなくても、自身や弟子たちを当選させる様子は「神通力」と言われた。だが、近年はじわりじわりと影響力が低下。政策決定に関与できない野党生活が長くなり、子飼いの地方議員は減っていった。自身の選挙区でも、3期連続で復活当選を許していた。

 影響力低下の決定打は二つの「1区問題」だ。

 一つは衆院1区の階猛を相手どって県連の政治資金をめぐる裁判を起こしたこと。もう一つは、この階に対する「刺客」として女性候補を党公認で擁立しようとしたことだ。党本部は首を縦に振らず、女性は比例に回され、階は訴訟騒動の影響なく、当選した。

 かつての小沢なら、党を割って離党していたかも、という声もある。

 立憲県連の関係者はこう漏らした。「二つの1区問題は『これは何のための争いだろう。県民のためじゃないのでは?』と感じた人が多かった。結果的に、小沢先生は自滅なされた」

朝日新聞社

4090チバQ:2021/11/04(木) 08:21:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/14c6f50c670a44471396d97814fcf2652dc51e07
新たな人材輩出に道開く 連載・「小沢王国」の陰り
11/4(木) 6:00配信

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河北新報
比例復活した小沢氏の代わりに当選の弁を述べる木戸口氏=1日午前1時55分、奥州市のホテル

 10月31日投開票の衆院選岩手3区で、連続17回当選を誇る立憲民主党の小沢一郎が初めて選挙区で敗れた。比例代表東北ブロックで復活当選したものの、岩手に築かれた「小沢王国」の陰りは否めない。自民党の藤原崇が挙げた金星は、岩手県政界にも大きな影響を与えそうだ。

(敬称略)

■(下)岩手県政界への影響

 王国のあるじの敗戦に、忠臣たちは虚を突かれた。

 衆院選岩手3区で立憲民主党の小沢一郎(79)が自民党の藤原崇(38)に敗れた翌日の1日。岩手県知事の達増拓也(57)は報道陣に囲まれ「比例復活というのも当選」と平静を装った。小沢を中心に動いてきた岩手県政界。達増も常に行動を共にし、衆院議員、知事として脇を固めてきた。

 小沢陣営選対本部長の参院議員木戸口英司(57)は同日未明、比例復活が決まった小沢の代役として報道陣の前に立ち「(来年の参院選に向け)立て直しを図る」と顔をこわばらせた。

■巨大な壁に穴

 自民にとって小沢は立ちはだかる巨大な壁だった。

 2区で通算10選の財務相鈴木俊一(68)は「岩手全体に小沢先生を核とした選挙態勢があり、藤原さんが穴を開けた。(小沢を応援してきた人々の)結束や活動に影響は大だと思う」と予測する。

 藤原陣営選対本部長の元参院議員平野達男(67)も「山が動いたどころではない。岩手の政治の流れが大きく変わる」と強調した。

 岩手3区は当初から接戦が見込まれていたとはいえ、小沢の得票は予想以上に伸びなかった。全7市町のうち藤原を上回ったのは地元奥州市だけだ。

 野党統一候補として小沢を推した社民党県連幹事長の照井省三(75)は「小沢さんの影響力に陰りが出てきた」と認め、共産党県委員長の菅原則勝(63)は「共闘が小沢さんを復活当選させたが、大義や魅力は有権者に十分届かなかった」と指摘する。

 影響力の低下は、党本部との関係にも見て取れた。

 立民の階猛(55)が6選を果たした1区。立民県連は8月、階との政治資金を巡る訴訟を理由に新人の擁立を発表した。県連代表の小沢は党代表の枝野幸男(57)に新人の公認を迫ったが、認めさせることはできなかった。

 内紛は、格好の攻撃材料となる。自民と連立を組む公明党県本部代表の小林正信(44)は衆院選で「岩手は野党共闘の源流ではなく、野党分裂の発火点だ」と繰り返した。

■組織の力なお

 自公幹部の多くが岩手3区の勝利に高揚する中にあって、藤原だけは冷静だ。「直ちに県政界が変わるというわけではないし、参院選で勝てるわけでもない」。小沢と忠臣によって張り巡らされた組織の力を、身をもって知っているがゆえだ。

 ただ、藤原が唱えたキャッチフレーズ「政権交代より世代交代」は、無党派層よりも小沢陣営に大きく響いていたに違いない。

 小沢は1日に「引き続き全力で活動して参りたい」との談話を出したが、奥州市の後援会関係者は「早く後継者を見つけた方がいいという声も出始めている」と打ち明ける。

 はっきりと見えてきた王国の陰り。忠臣の一人で後にたもとを分かった元衆院議員の黄川田徹(68)は、そこに光明を見いだす。

 「自民党と『小沢派』という枠組みの中で、自由に立候補できなかった有能な人材が今後、出てくるはずだ」

河北新報

4091チバQ:2021/11/04(木) 11:33:30

7577 :チバQ :2021/11/03(水) 08:12:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211103ddlk15010153000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>検証 野党 共闘「大健闘」と評価 実態は薄氷踏む戦い /新潟
2021/11/03 05:45毎日新聞

 「全国的に票が伸びない中で大いに評価できる。大健闘だ」。立憲民主党県連の大渕健幹事長は、10月31日に投開票された衆院選をこう振り返った。

 立憲は県内全6小選挙区のうち四つの区に公認候補を擁立。6区は130票差、4区では238票差という全国屈指の激戦を制し、公示前と同じ3議席を死守した。県連として推薦した新潟5区の無所属新人、米山隆一氏の勝利も合わせると、野党が躍進した2017年の前回衆院選と同じく小選挙区で「4勝2敗」。与党に勝ち越した背景には、他県に先んじた「野党共闘」の歴史がある。

 県内で共闘の流れが生まれたのは2016年の参院選から。以降、同年の知事選、17年の衆院選で共闘して勝利を収め、19年の参院選では立憲と共産、国民民主、社民が野党統一候補を擁立し、自民現職を破った。今回の衆院選で立憲と共産の党本部は市民連合を介した政策協定を結ぶなど距離を縮め、全国の小選挙区の7割で候補者一本化。県内では野党系候補と共産関係者が並んで街頭に立つ場面も見られた。

 共産党県委員会の樋渡士自夫委員長は「上だけの合意でギクシャクした地域もあったようだが、新潟は自治体ごとの組織にまで共闘関係が鍛えられている。相互のリスペクトの中で力を発揮できた」と分析。小選挙区で野党共闘候補が勝ち越した都道府県が数少ない中、新潟で野党が勝ち越せたのは「共闘の深化だ」と強調した。

 一方で共闘は格好の攻撃対象にもなり、県内入りした自民の重鎮たちから「自由主義社会と社会主義社会、どちらを選ぶか」としきりに叫ばれた。樋渡氏は「攻撃は共闘の深化と一体のもの。共闘態勢での選挙を重ね、有権者への理解を深めていくことが大切だ」と話すが、県内のある野党幹部は「『共産』の名にひるんでしまった有権者もいるはずだ」と明かす。

 ただ、立憲が共産との距離を離すことにはリスクも伴う。共産が候補を擁立することで野党票が分かれ、結果的に自民に有利に働く可能性もあるからだ。今回の衆院選で共産、国民民主の野党候補2人が出馬し、県内の小選挙区で唯一、共闘できなかった2区は、10万超を得票した自民候補に大敗を喫した。

 「前回選に続いて出馬した野党候補は4人全員が前回から得票数を減らした。与党の人材難という『敵失』もあった」。県内のある野党幹部は、自民に勝ち越したとはいえ、共闘の実態は薄氷を踏む戦いだったとみる。

 共闘で無視できないのは、立憲最大の支援団体である連合の存在だ。労働組合である連合は、かつて労働運動で対立した共産と距離を置いている。連合新潟の牧野茂夫会長は「中央から共産との連携の話が出て、労組のモチベーションが下がった感じはある。県内ではこれまでうまく連携できていたとは思うが、中央の方針の影響が全国に波及した。衆院選という政権選択選挙での野党共闘のあり方はさらに検討すべきだ」と指摘する。

 立憲は今回の衆院選で全国的に小選挙区の議席、比例票を減らし、2日には枝野幸男代表が辞意を表明。県連の大渕氏は「結果がすべて。責任ある立場として重い判断を示した。政権交代に向けた方向性を示せる代表選をしなければならない」と話し、今後の選挙に向けては「冷静な総括が必要だ」とした。

 2022年には参院選と知事選、新潟市長選が控え、野党共闘の真価が問われる。【露木陽介】

4092チバQ:2021/11/04(木) 11:33:40


7578 :チバQ :2021/11/03(水) 08:19:05
■野党系岩盤選挙区
96年小選挙区制度導入以降
自公が当選したことない小選挙区
岩手1(階).【崩壊】3(小沢)
宮城5(安住)
【崩壊】茨城7(中村喜四郎)  特殊 03年選には中村喜四郎出馬せず自民が当選
神奈川8区(中田宏 江田憲司 岩國哲人)
【崩壊】長野3(羽田孜 寺島義幸 井出庸生)
【崩壊】静岡6区(渡辺周)
愛知2区(青木宏之 古川元久)
【崩壊】愛知11区(伊藤英成 古本伸一郎)
大阪19区(保守党:松浪健四郎 民主党:長安豊 維新:丸山穂高) 00年保守党は自公系とカウントするべきか・・・
広島6区(亀井静香 佐藤公治)03年まで自民党所属


00年以降自公が当選したことない小選挙区
福島3(玄葉)
埼玉5(枝野)
千葉4(野田)

4093チバQ:2021/11/04(木) 11:34:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2955f87a39884171ac42730ff707c32f4169fa9
衆院選ながさき2021・上 自民大苦戦 早くも“後継論議”
11/2(火) 11:30配信

長崎新聞
当選を確実にし、朝長市長の祝辞を聞く北村氏(左)=1日午前1時58分、佐世保市内

 日付が1日に変わるころ、長崎4区で8選を目指す自民前職、北村誠吾(74)の支持者は長崎県佐世保市内のホールで開票結果を待っていた。立憲民主新人の末次精一(58)に対し、他市町で3105票差を確定させていたが、無党派層が多い大票田の同市の劣勢を挽回するには心もとない。開票所からの情報で一時、末次が3千票抜け出した。「万事休すか」。諦めムードが広がる中、差が2500票程度に縮まったと情報が入った。選対幹部は電卓をたたき、391票差で勝ち抜けるとはじいた。「まるで市議選だ」
 北村には1年前から逆風が吹いていた。地方創生担当相時の不安定な国会答弁や失言を理由に、地元で公認候補としての資質に疑問の声が噴出。西海市区選出の県議、瀬川光之(59)の公認を求める動きも広がった。だが自民県連関係者によると、北村は「瀬川らによる政治的な攻撃」と受け止めているようだった。
 解散前の党の情勢調査では瀬川、末次を含めた3人のうち最下位。選挙戦突入後の調査でも佐世保市で末次に大負けしていた。保守地盤の足元で有権者離れが確実に進んでいた。
 農相の金子原二郎や佐世保市長の朝長則男、県市議らが必死に巻き返し、まさに薄氷の勝利。だがそれは無党派層が結果を左右する近年の選挙において、組織戦の限界を露呈する格好にもなった。ある市議は言う。「自民にも立民にも風は吹いていない。北村にだけ逆風が吹いた。本当につらい戦いだった」
 3区でも自民前職、谷川弥一(80)が大苦戦。「落選したと思った。一つは高齢批判。もう一つは野党共闘が想像以上だった」。約2千票差で勝利した谷川は報道陣にそう答えた。谷川もやはり無党派層が多い大村市で立民新人の山田勝彦(42)に6千票以上の差をつけられたが、自民支持層が多い離島で挽回。「大村などで厳しい批判を受けた。次の世代に向けていろいろ考えんばいかん」と後継探しに言及した。
 北村も「最後の戦い」と明言。既に後継として、公認争いで北村側に立った県議の山下博史(46)や、金子の長男の名前が取り沙汰されている。今回公認から漏れた瀬川もあきらめていない。
 一方、谷川の3区は単に後継を探せばよいという状況にない。今後、県内選挙区は区割り変更で4から3に減る見通しで、3区と2区(諫早市、島原半島など)は一定ひとつの選挙区になると想定される。2区には初当選した自民新人の加藤竜祥(41)がおり、いずれ3区側と公認一本化の調整に直面する。
 谷川の後援会幹部は言う。「負けていたら、加藤がそのまま合区で公認される恐れがあったので、票差は別として勝って良かった」 =敬称略=

4094チバQ:2021/11/04(木) 11:43:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5256090e6ee6de30a785c4639ef1bf0cc1b99dd
衆院選ながさき2021・中 区割り改定 合区で公認争いか
11/3(水) 10:30配信

長崎新聞
「当確」の一報を受け、喜ぶ谷川氏=10月31日、大村市の選挙事務所(写真左) 支持者に笑顔を見せる加藤氏=10月31日、諫早市の選挙事務所(写真右)

 選挙戦中盤の先月24日午後、長崎3区のJR大村駅近くで自民前職の谷川弥一(80)が有権者に支持を訴えていた。「次は絶対に出ないので今回だけはお願いします」。そう言うと、応援に来ていた雲仙市区選出の県議、宅島寿一(51)を後継候補の1人として紹介した。記者から「お披露目か」と問われた宅島は「県連政調会長として各地を回っているだけだ」とかわし、車に乗り込んだ。
 確かに谷川も宅島を後継に絞り込んだわけではない。「一義的には県議の中から探すが、私にすべて甘えられては困る。政治家は郷土のために相当の情熱が必要だ。自分で後援会をつくる気概を持って、私は後ろで応援するくらいじゃないと」。当選後、報道陣にこう述べ、強い自立心を要求した。
 谷川の念頭にあるのは、衆院選挙区画定審議会(区割り審)が進める区割りの見直しだ。2020年国勢調査人口に基づき、来年6月までに首相に改定案を勧告。これを受け政府は公職選挙法改正案を国会に提出し、成立後早ければ来年夏以降に新しい区割りが導入される。その中で本県の小選挙区は4から3に減る見通しだ。
 選挙区の具体的な線引きは未定だが、長崎、佐世保両市をそれぞれ中心とする選挙区と、現在の2区と3区の県央部分を中心とする選挙区になると想定される。自民は2区に今回初当選した加藤竜祥(41)を抱え、谷川の後継はいずれ加藤と公認争いを演じる可能性がある。
 後継に名前が挙がる宅島は2区内の県議だが、加藤の父で引退した前職の寛治(75)とは距離を置いてきた。加藤に近い県議は「次の選挙で2区と3区が合区になっても心配ない。谷川の代わりが誰になろうと党本部は現職優先だ」と意に介さない。実際、今回4区で党県連が7期目の北村誠吾(74)ではなく、県議の瀬川光之(59)を公認申請した際も、党本部は現職優先を盾に北村を公認した。
 ただ県連は9月、寛治の後任を協議する選挙対策委員会で、「選挙区の対等合併なので現職優先と言わない」とし、合区時に再度協議することを確認している。ある大村市議は「無理に加藤を押し込んできたら3区側も黙っていない」とけん制。3区内の県議は「地域のさまざまな課題を誰がまとめられるのか。まずは分裂している県議会の自民系会派を一本化し、ゼロベースで話し合わなければならない」と言う。
 加藤に近い県議も、4区で起きた公認争いを意識し「もめれば自民勢力が一枚岩になれず、次の選挙で勝てない」との危機感がある。対抗の野党は共闘で一定の成果を挙げ、勢いに乗る。合区の候補は、谷川に小差で敗れるも比例復活で初当選した立憲民主の山田勝彦(42)が有力視されている。
=敬称略=

4095チバQ:2021/11/04(木) 11:44:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0d78f36042a6d8582da3a26c5a0a5325107a1cf
衆院選ながさき2021・下 参院選へ 野党共闘 VS 地力の自民
11/4(木) 10:30配信

長崎新聞
公示日に4区の北村氏の応援に入った金子氏=10月19日、佐世保市下京町(写真右)「次は私の番」とこぶしを握る白川氏=11月1日、大村市竹松本町(写真左) 

 投票から一夜明けた1日正午ごろ、長崎市の共産党県委員会の事務所。職員が市町別の得票数を確認していると、初当選した立憲民主の末次精一(58)が突然訪ねてきた。「おかげさまで国会に行くことができる。一緒に県民のため頑張りましょう」。終始笑顔の末次に職員から拍手が送られた。
 野党は長崎2〜4区でいずれも立民候補に一本化。投票日の本紙の出口調査によると、共産支持層の半数以上が立民候補に投票。4区の末次と3区の山田勝彦(42)が自民候補と大接戦を演じ、いずれも比例で復活当選を果たした。
 だが共闘の内実は少し複雑だ。党レベルでは安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」が仲介役となり、立民、共産、社民など野党が「共通政策」を締結。県内の地方組織でも同様の動きが模索されたが、実現しなかった。
 立民は労働団体「連合長崎」の支援を受け、1区で西岡秀子(57)を擁立した国民民主県連とも協力。だが連合、国民ともに共産とは距離を置き、立民支持団体からも共産との共闘に批判の声が上がる。結果、文書は交わさず共産が支援する形となった。さらに国民系の労働団体は、原発政策を巡り合意できなかった山田を推薦しなかった。
 野党が強固な一枚岩となれずとも、山田が自民前職の谷川弥一(80)に肉薄できた要素の一つに、谷川の「高齢」がある。山田は「世代交代を訴え、共感してもらえたのが大きい」と振り返る。4区でも末次が自民前職の北村誠吾(74)と競り合えたのは、「北村の失言への批判など“敵失”があったのも事実」(地元市議)。「好条件でも勝てず成功とは言えない」との厳しい声も聞かれ、立民県連幹部も「党と末次の連携が不十分だった」と言う。
 立民は全国で議席を減らし、2日、代表の枝野幸男は辞任を表明した。今後、来夏の参院選に向け野党共闘路線が議論の遡上(そじょう)に載ることは想像に難くない。

 1日朝、山田は大村市内で市民に手を振り、当選のお礼を述べていた。その横に立っていたのは、参院選長崎選挙区に出馬を予定している白川鮎美(41)。山田の事務所に戻った後、「次は私の番」とこぶしを握り締めた。
 対する自民候補は衆院議員5期、知事を3期務め、参院議員3期目を目指す農相の金子原二郎(77)。今回の衆院選でも劣勢の北村の応援に何度も入り、いまだ衰えない地力を見せた。だが周辺は「3区と4区で顕著だったように世代交代を求める波は間違いなく来る」と警戒感を隠さない。
 共闘と若さで攻勢を強める野党が議席を奪取するのか。それとも自民が固い保守地盤ではね返すのか。県内政界は大きな岐路に差し掛かっている。=敬称略=

4096チバQ:2021/11/04(木) 11:52:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2948cfb91defac88d8065fbb40a865d5f4c1565c
次点との差わずか391票…衆院選小選挙区、自民当選者2割が辛勝
11/4(木) 7:03配信

読売新聞オンライン
差5ポイント未満34人 前回比1・3倍


長崎4区で接戦を制して喜ぶ自民党の北村誠吾氏(1日午前1時55分、長崎県佐世保市松浦町で)

 今回の衆院選小選挙区で、次点候補と得票率5ポイント未満の差で辛勝した自民党候補は34人に上った。2012年衆院選の2倍、前回17年の1・3倍に上り、政権復帰以降では最多となった。得票率差5ポイント未満で勝利した野党側は28人だった。立憲民主党など5野党が候補一本化を進める中、自民が接戦区をわずかな差で制したことが党勢維持につながったとみられる。

 「選挙戦の最中はずっと不安で五里霧中だった。本当に感無量だ」。1日未明、接戦の末に長崎4区での当選が判明した自民の北村誠吾・元地方創生相(74)は胸をなで下ろした。次点の立民新人とは391票差で、得票率では0・30ポイント差だった。小選挙区を制した自民候補187人(追加公認は含まず)の中で最も僅差での勝利だった。

 今回の衆院選では、自民の小選挙区当選者の約2割に当たる34人が、次点候補との得票率の差が5ポイント未満だった。政権復帰した12年は17人だったが、14年は22人、17年は27人と、選挙を重ねるたびに増えている。今回の34人のうち33人は、5野党の統一候補との接戦に持ち込まれた上で勝利しており、自民幹部も野党の候補一本化について「一定の効果はあった」と認めざるを得なかった。

 得票率差が5ポイント未満だった62の接戦区を地域別にみると、野党の地盤が強い北海道では立民の3勝2敗、無党派層が厚い東京都では立民の5勝3敗と、自民は苦しめられた。これに対し、労組票が強いとされる愛知県で自民が4勝0敗、立民が地盤を築く長野県で自民が2勝0敗と接戦を制し、沖縄県でも、自民が1勝1敗に持ち込んだ。

 野党共闘に競り勝ったことに、自民の世耕弘成参院幹事長は「我が党が最後の力を振り絞って接戦区を制したことが、今回の数字に出ている」と胸を張った。

 一方、次点候補との得票率差が10ポイント未満で当選した自民候補は59人だった。自民候補が5ポイント減らして次点候補が5ポイント伸ばしていれば、自民候補は小選挙区で59人が敗れていた計算になり、自民単独で過半数となる233議席を確保できなかった可能性もあった。

 12年の衆院選以降、10ポイント以上の得票率差で圧勝した自民候補は減り続け、今回の衆院選では128人と、12年の約7割にまで落ち込んでいる。1選挙区につき1人だけが当選する小選挙区制は、世論の風向きで当落が左右されやすく、閣僚の一人は「いっそう緊張感を持って政権運営に当たらなければならない」と気を引き締めた。

4097チバQ:2021/11/04(木) 11:55:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/15b4f376fa1f7aa0f10dc0e755a6e18b64550c15
【二者択一の明暗 衆院選県内政党(上)】与党 拭いきれぬ敗戦色
11/2(火) 13:43配信

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福島民報
(写真:福島民報)

 新型コロナウイルス対策や経済対策、復興施策の進め方などが争点となった衆院選が終わった。二者択一の選挙戦で見えた県内政党の課題を追い、針路を探る。(文中敬称略)

   ×   ×

 第四十九回衆院選の投開票から一夜明けた一日午前、福島市の自民党県連会館に集まった県連役員は一様に険しい表情を見せた。「有権者におきゅうを据えられた格好だ」

 県内五つの小選挙区の戦績は二勝三敗。敗れた三人は比例東北で復活当選し、改選前の五議席は維持したものの、敗戦色は拭いきれない。旧民主党に政権を奪われた二〇〇九(平成二十一)年以来、十二年ぶりの負け越しだった。

 今回は小選挙区比例代表並立制が導入された一九九六年以降で初めて県内全選挙区で「自民党候補」対「野党統一候補」の一騎打ちとなった。野党共闘に対する有権者の拒否反応が起きると目算したが、政権与党への批判票を野党候補が集約しやすい構図となり、厳しい戦いが待っていた。

 野党候補一本化の手ごわさは前回の1区で味わっていた。自民前職が一万三千百五十票差を付けられて苦杯をなめた。今回も1区は同じ顔触れによる一騎打ちで「相当な危機感」(県連幹部)を持って臨み、五千五百四十六票差まで詰め寄ったが涙をのんだ。

 県連幹部の一人は「保守層を固めきれなかったのが敗因の一つだ」と分析。連立を組む公明党と協力体制を敷いたが「公明支持層にも浸透しきれなかった」という。公明党県本部幹事長の伊藤達也は「野党共闘に対抗するためには組織力をより強固にしなければならない」と強調する。

 衆院選に際し、福島民報社が実施した電話世論調査で比例代表の投票先を自民と答えた人を年代別に見ると、三十代以下が五割強を占めた一方、四十代以上は四割弱にとどまった。特に五十代、六十代が他の年代よりも自民離れが進んでいる状況が表れた。

 自民の支持基盤となっている保守層の支持が十分に広がらなかった背景には、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した県民の政治不信があると県連幹部はみる。十年七カ月余りが経過した今なお、約三万五千人が県内外に避難するなど本県の復興は途上にある。復興は着実に進んでいるものの、不満の矛先は事故当時の旧民主党政権、その後の自民党政権に対して向けられやすい。福島第一原発の廃炉では、汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出方針を巡り、県民には新たな風評の発生に対する懸念が根強い。

 自民県連は比例東北での復活当選により県内全域で衆院議員を擁する体制を維持し底力を見せた。県内各市町村の声を政府につなぐパイプを失わなかったことは「及第点」だと安堵(あんど)する。

 ただ、幹事長の西山尚利は「小選挙区での敗北は厳粛に受け止めなければならない」と現実を直視し、県民の負託に応えるための政治基盤を盤石にしようと決意を新たにする。「復興施策で課題を一つ一つ解決し、県民の理解と信頼を得ていくしかない」

4098チバQ:2021/11/04(木) 11:55:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/eee8822f43a4c925a92111bd2037bf92bd8ebeeb
【二者択一の明暗 衆院選県内政党(下)】野党 共闘路線に温度差
11/3(水) 13:43配信

福島民報
(写真:福島民報)

 立憲民主党県連は二日午後、福島市の県連事務所で県議団会議を開き、第四十九回衆院選を総括した。県内五小選挙区に擁立した候補者四人全員が比例復活を含めて当選し、党所属衆院議員は改選前の三議席から一増の四議席。「野党共闘により、県内全選挙区で与野党一騎打ちの構図に持ち込んだ成果だ」。幹事長の亀岡義尚は手応えを口にした。

 県内五選挙区で立民は三勝二敗と自民党に勝ち越した。旧民主党が五選挙区を独占した二〇〇九(平成二十一)年八月以来、十二年ぶりの勝利となった。ただ、自民前職三人の比例東北での復活当選を許し、自民の改選前五議席を維持させる結果となった。

 1区と3区の立民前職は、二〇一七年十月の前回と同じ自民前職と戦い議席を守ったものの、いずれも前回から得票を減らした。前回同様に野党共闘で浸透を図った1区は約三千票、共闘を前面に打ち出していない3区では約二千五百票それぞれ目減りした。「政策面で温度差がある野党の共闘によって保守層が距離を置いたのでは」。別の県連幹部は、共闘に拒否感を抱いた有権者の票を取りこぼしたと分析する。

 県内小選挙区で唯一、共産党の新人が野党統一候補となった5区では、立民の最大支援団体で「反自民・非共産」を掲げる連合福島が組合員の自主投票を決定。連合福島いわき・双葉両地区の組合員約一万五千人の票が宙に浮いたとされる。

 連合会長の芳野友子は投開票翌日の一日の記者会見で、共産との野党共闘を進めた立民を念頭に「連合の組合員の票が行き場を失った。到底受け入れられない」と批判した。芳野は選挙戦終盤の十月二十九日、立民候補者応援のため福島市でマイクを握った際、立民の党名を最後まで口にしなかった。

 共闘した立民、共産、社民党などの比例東北での県内党派別得票率を見ると、前回を軒並み下回った。立民は41・4%を目指したが25・7%。共産は7・2%で前回比0・6ポイント減、社民は2・3%で前回比1・0ポイント減と低調だった。共産党県委員長の町田和史は「接戦区で野党候補が勝ち抜けたのは一定の成果。政権交代で政治を変えるため、共闘の枠組みは外せない」として来夏の参院選での共闘を望んでいる。

 一方、立民県連幹事長の亀岡は「他力本願の寄り合い所帯では与党相手に勝ちきれない」と断言し、「各党が自立した足腰の強い選挙活動をした上で、再び結束することで県民の望みに応えられる」としている。参院選で野党共闘体制を再び組むかは「現時点で白紙」という。

 二者択一の選挙戦で県内では結果的に議席数を伸ばした野党。一方、全国では議席を減らした責任を取る形で立民代表の枝野幸男は二日、辞意を表明した。共闘路線の枠組みを継続させるのか、野党は岐路に立たされている。(文中敬称略)


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