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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

1チバQ:2017/12/06(水) 23:12:37
ということでスレ立てします!

第48回総選挙(2017年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/l50

第47回総選挙(2014年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1364563920/l50

第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

3944チバQ:2021/10/29(金) 15:03:01
https://kahoku.news/articles/20211028khn000009.html
藤原、小沢両陣営が若者にロックオン 岩手3区、地盤を超えた攻防激化
2021年10月28日 10:58

 衆院選岩手3区に立候補している自民党前議員の藤原崇氏(38)と、立憲民主党前議員の小沢一郎氏(79)の両陣営が、奥州市で若い世代の支持獲得を目指した攻防を繰り広げている。元々は小沢氏の強固な地盤だが、若い世代の取り込みはどちらにもチャンスがあるとみて浸透を図る。

「若い政治家応援を」
 「残り1週間、お力添えをいただきたい。小選挙区で勝つぞ」

 25日夜、奥州市であった藤原氏の個人演説会。高校生の聴衆もいた会場で音頭を取ったのは、奥州市、金ケ崎町の若手経済人でつくる「崇友(そうゆう)会」の菊地弘樹会長(52)だ。昨年春に発足した藤原氏の応援団で、30〜40代を中心に会員は約180人に上る。

 市内の電気通信工事会社の社長を務める菊地会長は「相手候補も長年地域に貢献したが、世代交代は必要。この街のことを考え、良くしようという若い政治家を応援すべきだと思った」と結成の狙いを語る。

 普段から藤原氏を囲んだ勉強会を開いており、会員制交流サイト(SNS)を通じたネットワークも強固。選挙期間は演説会の準備や告知などを手伝う。

 奥州市は自民県議がおらず、自民市議も2人だけ。「組織力が課題」(藤原氏陣営)という敵陣の真ん中にあって、頼もしい存在となっている。


演説会場で「勝つぞ」コールをする菊地会長=25日、奥州市
「若い声にも耳傾ける」
 対する小沢候補の陣営は、祖父、父の代から小沢氏支持という30、40、50代の系列県議3人が中心となり、地盤を守り抜く構えだ。

 その1人、千葉秀幸県議は24日、日曜日の市内を選挙カーで回り、街頭から呼び掛けた。

 「私は34歳だが、小沢先生は若い声にもしっかり耳を傾け、『そうか、それじゃいかん。対策をしよう』と言ってくれる」

 花巻東高で甲子園に出場した経歴を持ち、スポーツ関係にも支持者が多い千葉県議。機会があるたびに「国政の中心で小沢先生に仕事をしてもらうことが必要だ」と売り込んでいる。

 小沢氏の後援会は高齢化が指摘される。陣営関係者は「支持者の年齢層はどうしても高い。若い3人の県議に若年層を取り込んでほしい」と期待する。

 26日まで県議会9月定例会の会期中だったため、十分な選挙活動ができなかった。千葉県議は「27日からラストスパートをかけたい」と意気込む。

 前回、小沢氏は選挙区全体で約3万3000票差をつけて勝利。このうち奥州市では半分の約1万6000票のリードを稼いだ。藤原氏陣営は「奥州市で1万票以内に差を詰めれば、勝機はある」とみており、攻防の結末が注目される。


選挙カーで街頭演説する千葉県議=24日、奥州市
【岩手3区立候補者】
藤原崇 38歳 自前③(公推)
小沢一郎 79歳 立前⑰

3945チバQ:2021/10/29(金) 15:53:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5fab92a338a12a1407d9d5ae8cbf37fd76bf024
鹿野氏の「弔い合戦」激化 山形1区 遠藤氏、異例の地元入り 原田氏、後継者アピール
10/29(金) 10:59配信

河北新報
 山形1区を地盤とし、衆院議員を11期務めた元農相鹿野道彦氏が亡くなったことを受け、同区で「弔い合戦」が激化している。自民党選挙対策委員長の前議員遠藤利明氏(71)は党四役として異例の地元入りを重ね、鹿野氏が実現に尽力した山形新幹線の高速化を強調。立憲民主党新人の原田和広氏(48)は、師と仰ぐ鹿野氏の後継をアピールする。共にかつての鹿野氏の支持者獲得に注力する。

■「何としてもお参りを」

 「(鹿野氏は)ライバルというより先輩だった。亡くなられたと聞き、何としてもお参りに行かなければと思った」

 訃報が伝わった22日夜、遠藤氏は天童市の演説会に飛び入りで現れ、熱弁を振るった。この日は仙台市での応援演説を終えて帰京するはずだったが、予定を変更した。陣営は党の選挙責任者となった本人の不在を想定した体勢を構築しており異例の地元入りだった。

 翌23日には山形市での緊急選対会議で山形新幹線に触れ、「東京-山形間の1時間台を何としても実現させる。鹿野先生の遺志は私が継ぐ」と断言。その後も街頭演説で「(鹿野氏と)個人的には大変近い存在だった」と繰り返した。

 鹿野氏とは約20年にわたり議席を争い、1区の戦績は3勝3敗。陣営関係者は「新人相手に接戦は許されない」と手綱を緩めない。

■喪章を胸に街頭へ

 原田氏は、鹿野氏が政界引退後に山形市で開いた政治塾「愛山塾」の出身。25日には胸に喪章を着けて街頭に立った。

 「魂を託す」。鹿野氏から生前に掛けられたという言葉を披露し、正統な後継者であることを訴えた。「訃報を聞き、途方もない悲しみを覚えた。議席を取り返して恩返しがしたい」とマイクを握る手に力を込めた。

 鹿野氏を長年支えた後援会「愛山会」は高齢化が進み、当人の引退で解散状態になった。2020年には事務所が閉じられ、組織は誰にも引き継がれなかった。立民に軸足を置く原田氏を後継者と認識する鹿野氏の支援者は少ない。

 原田氏の陣営関係者は「票が相手に流れることはないだろうが、こちらに入るかはまた別の話。浮遊する一部の『鹿野票』頼みが現状だ」と明かす。

【山形1区立候補者】

原田和広 48歳 立新 

遠藤利明 71歳 自前⑧(公推)

河北新報

3946チバQ:2021/10/29(金) 15:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3201cdf83104355a080970b5cc5c0d2846330ad
衆院選鹿児島 「馬毛島」争点化が影響か 期日前投票が好調 4区の西之表市、市長・市議選並み
10/29(金) 13:05配信

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南日本新聞
(写真:南日本新聞社)

 馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画を抱える西之表市で、衆院選の期日前投票が好調だ。公示翌日から6日間(25日時点)の投票者数は、計画の是非が最大の争点だった1月の市長選・市議会議員選挙にほぼ並ぶ。今回も主要争点で、近年50%台にとどまる国政選挙の投票率をどこまで押し上げられるか注目される。

【写真】馬毛島

 同市の選挙人名簿登録者数に占める期日前投票者数の割合は、5日間(24日時点)で5.25%。前回2017年の同時期に比べて1.5倍となった。県全体が1.31倍、全国1.38倍で、市民の関心の高さがうかがえる。

 同市を含む鹿児島4区には3人が立候補。それぞれ同市に入り、計画へのスタンスを明確にした。

 自民前職の森山裕さん(76)は20日、集会で真っ先に計画を取り上げた。米軍施設を造るわけではないと繰り返し、「日本を取り巻く安全保障環境は大きく変わっている。国民を守るため自衛隊の訓練施設が必要だ」と理解を求めた。

 社民新人の米永淳子さん(58)は21日、街頭で「前市長も現市長も反対なのに、一方的に計画を進めている。民意とは何なのか」と自公政権を批判。「国の危うさを実感している。住民が安心して暮らせる政治に変えなければ」と訴えた。

 25日には「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の宮川直輝さん(48)が、「自衛隊誘致は賛成だが、米軍依存から脱却するためにも訓練移転は反対」と主張した。

 衆院選を“民意の指標”と捉える計画賛成、反対両派にとって、投票率は関心事だ。市長選・市議選は80%を超えた。

 賛成派の政治団体「西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会」の折口金吉会長(69)は「市民が市や国の現状を踏まえ、判断する機会。国がなし崩し的に計画を進めては理解が得られない」と話す。

 市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の三宅公人会長(69)は「事情があって反対と言えない人も多い。投票が積極的な意思表示になる」と、投票率アップを期待している。

3947チバQ:2021/10/29(金) 15:59:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4babaa1e60e005f0ccd2ed6cbe1d5243b8bdb5b
岸田首相に焦り? 「奥の手」チャーター機で衆院選接戦区を遊説
10/28(木) 18:56配信

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毎日新聞
岸田文雄首相を乗せて飛び立つチャーター機=北秋田市の大館能代空港で2021年10月28日午後0時25分、川口峻撮影

 岸田文雄首相は28日、衆院選の遊説で東北や北陸、四国地方を回るため、チャーター機で各地を移動した。自民党総裁の首相が選挙戦でチャーター機を使うのは、2009年8月に行われた衆院選の麻生太郎首相以来。全国各地に接戦区が広がるなか、数多くの応援演説をこなしたい岸田首相の焦りの表れとも言えそうだ。

【写真】高校の卒アル 凜々しい表情の岸田青年

 首相は28日朝、東京・赤坂の衆院議員宿舎を出発すると、青森、秋田、新潟、石川、香川県の順に応援演説に回った。青森市から秋田県大館市までは車を使ったが、それ以降は全日空のチャーター便を使い空路で移動した。大館市では「大激戦を何としても皆さんの力で押し上げていただきたい。こうした強い思いで駆けつけた」と訴えた。

 首相は27日までは、羽田空港を発着する定期便を利用して遊説先に出向くことはあったが、その後の移動は電車や車だった。選挙戦が終盤に差し掛かり、移動時間を短縮するため「奥の手」に出たとみられる。自民党関係者は「安倍晋三元首相は『追い風』で選挙に臨むことが多かった。今回はチャーター機を使わないと、接戦区を回りきれない」と話す。

 首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

3948チバQ:2021/10/29(金) 16:02:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/74d1e70ad3a87da3ff4103539cccdedb4e311d55
山崎拓氏が辻元清美氏を応援 自民大阪、除名を上申
10/28(木) 19:15配信

共同通信
山崎拓・元自民党副総裁

 自民党大阪府連は28日、山崎拓元副総裁が衆院選大阪10区に立候補している立憲民主党の前職辻元清美副代表の応援をしたとして、自民党本部に除名処分とするよう上申した。10区には自民前職の大隈和英氏が出馬しており、府連は「他党の応援に行くことは後ろから弓を引く行為で、許されない」と説明している。

 山崎氏は27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説に立ち「小選挙区は絶対に辻元。必ず当選させてほしい」と呼び掛けた。自社さ政権下で安全保障を巡り辻元氏と議論を交わしたと紹介し、親密ぶりもうかがわせた。

https://nordot.app/826104825867190272
山崎拓氏「小選挙区は辻元清美、比例は自民」に維新・松井代表「大阪の選挙は不思議な事がしばしば」
2021/10/27 23:43 (JST)
 自民党で幹事長、副総裁を歴任し、2012年に政界を引退した山崎拓氏(84)が27日、衆院選で大阪10区に立候補している立憲民主党・辻元清美氏の応援演説を行った。

 同選挙区には自民党の大隈和英氏、日本維新の会の新人・池下卓氏が立候補し、大激戦が伝えられている。

 辻元氏は自身のツイッターで山崎氏が「最後に『小選挙区は辻元清美、比例区は自民党』と申し上げまして私の応援演説といたします」などと訴える動画を投稿し、ツイートとともに拡散した。


 ネット上では“小選挙区は立民・辻元氏、比例は自民”との応援演説が取り上げられ、ザワつくと、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長は「大阪の選挙は不思議な事がしばしばあります。」とツイートしていた。

3949チバQ:2021/10/29(金) 16:05:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fb3275a434ed4d3c6114d00d84a36827121d853
「アベノミクス」の功罪、北海道9区で論戦 トヨタも動いた
10/29(金) 6:00配信

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朝日新聞デジタル
候補者の演説に拍手を送る人々=2021年10月28日、北海道苫小牧市、松尾一郎撮影

 「組織をギリギリまで固める」「企業票を最後まで上積みする」。衆院選の選挙戦終盤、激戦区の陣営ではこんな言葉が飛び交っている。北海道の苫小牧、室蘭両市を含む胆振、日高地方を選挙区とする北海道9区。立憲前職の山岡達丸氏(42)、自民前職の堀井学氏(49)による与野党一騎打ちとなった同区では、安倍政権から続く経済政策「アベノミクス」の功罪が、論戦のテーマになっている。

【写真】立憲前職の山岡達丸氏=2021年10月27日、北海道室蘭市

 22日、道内を遊説して回った岸田文雄首相は堀井氏を応援するため、最後の訪問地に苫小牧市を選んだ。夕方、岸田首相が堀井氏の事務所に到着した際の出迎えの中に、トヨタ自動車北海道(苫小牧市)の北條康夫社長の姿があった。車から降りた岸田首相と北條社長は名刺を交換し、あいさつを交わした。

 自民に近い財界の有力企業のトヨタ自動車。これまで道9区では、トヨタ北海道が選挙で目立った自民支援の動きをしたことはなかった。しかし近年、自動車業界ではガソリン車から電動車への転換の流れから、カーボンニュートラル(脱炭素、CN)への対応が急務となっている。そうしたなかでのトヨタグループ企業の自民への「接近」は、経済界でCNに関わる政策対応の必要性が高まっていることをうかがわせる。

 堀井陣営にとって、トヨタのこうした動きは渡りに船だ。終盤にかけ、系列や下請け企業からの支援を上積みできると期待する。

 さらに陣営が企業から支援を得るキーワードとして挙げるのが「アベノミクス」だ。

 28日夕、苫小牧市の建設会社の駐車場に、建設や土木、製造の会社幹部ら千人を超える人が集まった。登壇したのは安倍晋三元首相。同市では7月に続く2度目の訪問となる。

 2012年の第2次安倍政権発足時を振り返り、「『3本の矢』といわれたアベノミクスで有効求人倍率は1を超え、まっとうな社会、経済を作り上げた」と強調。政治の使命は経済のなかでも、雇用、働く場の確保だとした。

 さらに、年金制度に触れ「15歳から65歳の年金の支え手が500万人増えた」と成果も強調した。

 堀井氏は、公約の北海道電力泊原発の再稼働で電力料金を引き下げ、選挙区内の企業や家計を守ると訴えた。陣営幹部は「森友、加計学園、桜を見る会と、いろいろ問題もあり、安倍さんはマイナスになるかとも考えた。しかし、最後の最後は、身内を固めるのが定石。アベノミクスの円安・株高で恩恵を受けた企業やその従業員にアピールすれば、一層票固めに動いてくれる」と話す。

 対する山岡氏。27日は午後から室蘭市を回り、夕方、同市の商店街で、連合北海道の杉山元会長を迎え、アベノミクス批判を展開した。

 円安と株高について、「株の運用で暮らしている人がどれだけいますか。豊かな人がより豊かになっただけ。額に汗して働く人、年金暮らしの人にとって、野菜、果物、肉という必需品が値上がりして、生活はよくならなかった」と主張。経済政策の転換と、消費税、所得税を対象にした期間限定の生活減税の必要性を訴えた。杉山会長も「岸田首相は所得の再分配をするというが、具体性は示さない。選挙目当ての発言だ」と話した。

 別の街頭演説では、新型コロナウイルスのワクチン接種で打ち手確保に協力したという「メッセージ」を読み上げ、自民を応援してきた地元医師会の政治団体の推薦を受けたことを強調し、保守層にアピールした。29日は苫小牧市役所前で、アベノミクス批判を掲げる枝野幸男・立憲代表とともに、「政権交代」を訴える。(西川祥一)

朝日新聞社

3950チバQ:2021/10/29(金) 16:13:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7be4a9971944e7795e61dc132da5a6785f8e1b9
保守分裂の静岡5区「昨日の敵は今日の友」支持者も翻弄
10/28(木) 19:37配信

産経新聞
衆院選「10・31」が目前に迫る中、保守分裂選挙となった全国屈指の注目区、静岡5区も終盤戦に突入し、舌戦は激しさを増している。昨日の敵は今日の友。与野党対決だった前回選から激戦の構図は一変し、翻弄される支持者にとっても面子(めんつ)をかけた政治決戦が繰り広げられている。

「負けたら政界引退」の背水の覚悟で8選に挑む、無所属前職の細野豪志氏(50)は27日、静岡県富士市のJR吉原駅前でマイクを握った。

「孤立無援の戦いだが、無所属候補が優勢を保っていること自体、極めて全国的にまれなことだ」と支持者に感謝。続けて「肌感覚だが、目指す圧倒的な勝利にはまだ届いていない。真の静岡5区の代表に押し上げてほしい。奇跡を起こそう」と支持拡大を訴えた。

念頭にあるのは、選挙後の自民党入りだ。「自民党の正統な議席を守るのが使命だ」と対抗する自民前職、吉川赳氏(39)の比例復活当選を許さないほど圧勝しなければ、自民党入りの高い壁は乗り越えられないからだ。

民主党政権では閣僚など要職を歴任した細野氏。野党転落後、希望の党などを経て今度は「現実的な安全保障政策」などの実現を掲げ、無所属のまま自民党入りを目指す決意を示しているが、かつての支持者からは変節に映ることも。街頭演説で「裏切り者」と罵倒され、これまで支援してきた連合静岡の関係者は「裏切られた感じだ。敵対している政党に入っても、本人のやりたい政策が本当にできるのか疑問だ」と首をかしげる。

労働組合票が見込めなくなった細野氏は、公明党支持者を含め保守層の切り崩しに照準を絞り、「比例は公明党」と連呼する。まさに「去る者は追わず、来る者は拒まず」。過去に自民党候補を応援してきたが自民党入りを前提に、細野氏支持に変えた保守層も少なくない。

今回から細野氏支持に切り替えた保守系の地元議員は理由を説明する。「細野氏が掲げる現実的な安保政策などを聞くと、こういう人材が自民党には必要だと感じた。他の政治家に比べても、地元への貢献なども含めてずば抜けて有言実行の政治家だからだ」。別の地元議員も細野氏の地元への貢献度などを理由に挙げるが、周囲からは「政界渡り鳥のような候補をなぜ応援するのか」との批判を浴びるという。

一方、細野氏に3連敗中で、雪辱を期す吉川氏は岸田文雄首相率いる岸田派所属をアピールし、政策実現力を強く訴える。自民党幹部や中堅も続々と応援に入り、組織固めを徹底する。

木原誠二官房副長官が23日、三島市の演説会で「政党を飛び歩くような候補者」と細野氏を揶揄(やゆ)すれば、福田達夫総務会長は細野氏の自民党入りについて「公認していなくても勝てば自民党に入れるという約束をしたことはない」と断言し、会場からは拍手がわいた。

「細野氏が勝ち上がった場合、どういう道があるのかは本人が地元と相談し、考える余地がある」。甘利明幹事長は追加公認に含みを持たせるが、吉川氏陣営の選対幹部は「細野氏を入れるかどうかは自民党、つまり俺たちが決めることだ。選挙結果と自民党入りは別だ」と拒絶し、こう言い放った。

「自民党に入りたければ土下座すればいい」

とはいえ、組織固めを徹底するのは強い危機感の裏返しだ。「細野氏優勢」という情勢報道を見越し、選挙区では「表向きは吉川氏支持でも腹の中は読めない地方議員は少なくない」「両方に〝保険〟をかけている支持者もいる」との声が漏れる。

政権交代を訴える立憲民主党新人の小野範和氏(48)は、保守分裂の構図について「コップの中の争い」と一蹴し、「資本主義の暴走に歯止めをかけなければいけない」と声をからす。

地元県議によると、細野氏の長年の支持者は二極化しているといい、「変節した細野氏を許せないという人と、それでも支持する人に分かれている」と指摘する。小野氏の支援に切り替えた「許せない人たち」は吉川氏陣営に「応援できないけれども頑張ってね」と敵に塩を送るような異例のエールを送れば、後援会が細野、吉川、小野3氏に支持が分裂し、保守陣営から一本化の催促に戸惑いを隠せない地元首長もいる。

刻々と近づく審判の日。選挙後は間違いなくしこりが残る。

静岡5区には諸派新人、千田光氏(43)も立候補し税制、教育、議員定数などの改革を訴えている。

3951チバQ:2021/10/29(金) 16:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6d3aac8504545049e9f8454d1f4ebd304ca4046
[衆院選2021]全国を飛び回る党首の遊説先に見る「戦略」と「事情」
10/29(金) 16:00配信

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読売新聞オンライン
街頭で立候補者の演説を聞く人たち(28日、大阪市内で)

 衆院選は31日の投開票を控え、論戦が続いています。各党の党首は全国各地を遊説し、政策のアピールと候補者の支援に躍起です。読売新聞オンラインの「全国遊説マップ」を使って、27日まで9日間の各党党首の遊説先から何が見えてくるか調べました。(読売新聞オンライン 八角一紀)

【写真】党首の「全国遊説マップ」

 遊説初日を福島県、宮城県でスタートさせた自民党総裁の岸田首相は、東京都、大阪府、広島県に2日間ずつ入りました。自民候補の応援に加え、連立を組む公明党の候補が競り合っている小選挙区を重点的に回っている様子がうかがえます。

 公明党の山口代表は、北海道、東京都、大阪府、兵庫県、広島県など、公明が小選挙区に候補者を擁立した都道府県を中心に回り、比例選の全ブロックにも足を運んでいます。比例票の掘り起こしを進める狙いがありそうです。

 立憲民主党の枝野代表は、東京都と愛知県に2日間ずつ入るなど、接戦が伝えられる都市部の選挙区を重点的に回りました。一方で、鳥取県や島根県など自民が強いとされる地方にも足を運んでおり、陣営のテコ入れを図ったようです。

 共産党の志位委員長は、小選挙区に擁立した公認候補の激戦が伝えられる東京都に3日間、入りました。大阪府と神奈川県にも2日間ずつ入るなど、序盤から重点区の選別をはっきりとさせたようです。一方で、北海道と沖縄県も訪れるなど全国を飛び回っています。

 日本維新の会の松井代表は、大阪府に6日間入るなど、拠点の大阪府内を固めようとする狙いが明確です。東京都に2日間入ったほか、北海道や新潟県、神奈川県も訪れており、小選挙区での勝利を通じて大阪府外への勢力拡大を図りたい考えも伝わります。

 国民民主党の玉木代表は、重点区と位置づける長崎県に3日間入っています。参院の補欠選挙で野党系の候補が勝利した静岡県には2日間入っており、補選で勝利した勢いを衆院選につなげたいという考えのようです。

 れいわ新選組の山本代表は7日間滞在した東京都を中心に、関東に限定して活動しています。社民党の福島党首は神奈川県、大阪府、福岡県を2日間ずつ訪れ、大都市で比例票の掘り起こしを図ったようです。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花党首が遊説したのは東京都のみでした。

3952チバQ:2021/10/29(金) 16:21:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0950b5a25b06e49155cea4e7292f025b4dd05955
社民青森県連苦悩の選挙戦 候補なく街宣車、マイク使用制限
10/29(金) 11:18配信

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Web東奥
メガホンを使って政策を訴える社民党県連の今村代表=23日

 衆院選で社民党青森県連が難しい戦いを強いられている。比例代表東北ブロックでの議席獲得を目標とするが、青森県選挙区に候補を擁立していないため、街宣車やハンドマイクが使えないなど選挙活動に制約を抱える。期待していた野党共闘も成立せず、非自民候補と並んで街頭に立つ場面もない。どう存在感を示せるか。党員は悩みながら選挙戦を送っている。

 23日、青森市郊外の住宅街。今村修県連代表はメガホンを手に「原発に頼ってはならない。福島の惨事を忘れてはならない」と訴え、比例代表は社民党に投票するよう呼び掛けた。公選法による制限で、公示前まで使えた社民党の名前入りの旗やハンドマイクを使用できない。使えるのは、比例代表の候補者が来県した時だけ。そばにいた党員は「やっぱり拡声器がいいな」と悔しがった。

 昨年12月の臨時大会で、県連は立憲民主党への合流を希望する党員の離党を認めた。長く代表を務めてきた三上武志氏や幹事長だった齋藤憲雄氏も立民へ。その後の党員数は、県連は非公表としつつも数十人程度とみられる。トップには、かつての代表で元衆院議員の今村氏が再び就いた。

 今回の選挙で県連は人材難から候補を擁立できず、立民、共産各県組織に対して野党候補一本化を働き掛けてきた。しかし活動は実らず、県連は「反自民の自主投票」を方針とせざるを得なかった。

 「やっぱり一本化は無理だったか」と、党員の一人はため息。青森市の県連事務所では「統一候補の方が勝てる可能性が高いのに…」と、選挙戦の最中の今も残念がる声が聞こえる。

 国政でも退潮が続く社民党にとって、衆院選での目下最大の目標は、公選法上の政党要件を満たす得票率2%の死守。28日は比例東北の久保孝喜候補が青森県入りし、県連としてようやく本格的な街頭活動を行った。「社民が元気でないと国民生活はしぼむ。選挙戦を戦い抜く」と吉川進幹事長。今村代表は「やりづらい選挙だが、分裂騒動で小さくなった社民党がなぜこれから先も必要なのか訴えていく」と力を込める。

3953チバQ:2021/10/29(金) 16:21:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d8f228ae284df577e065037ebf232a0f36ad586
維新、地元関西圏を中心にテコ入れ…議席増目指し「二枚看板」が遊説
10/29(金) 0:03配信

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読売新聞オンライン
街頭演説する日本維新の会の松井一郎代表(28日午後5時39分、大阪市平野区で)=宇那木健一撮影

 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で勢いを保っている日本維新の会は、最終盤は本拠地の大阪などの関西圏を中心にテコ入れを図る構えだ。「第3極」として、国政での影響力を持つために、大幅な議席増を目指している。

 「我々は地方の政党として住民に一番近いところで仕事をしてきた。国会で法律を出す力を与えてもらって、永田町の非常識にメスを入れさせてほしい」

 維新の松井代表(大阪市長)は28日、大阪市内の街頭演説で、維新が首長を務めてきた大阪府や大阪市で取り組んできた「改革」をアピールした。

 公示前勢力が11議席の維新は今回の衆院選で、予算を伴わない法案を単独で提出できる21議席の獲得を目標に掲げ、96人を擁立した。目標を達成するには大阪の小選挙区で議席を積み増すことが不可欠だとみて、29、30両日は、「二枚看板」である松井氏と吉村洋文副代表(大阪府知事)が府内を中心に遊説する方針だ。

 2012年に地域政党・大阪維新の会を母体に日本維新の会が誕生した。同年の衆院選では、創設者の橋下徹大阪市長(当時)の人気から「第3極ブーム」を巻き起こし、公示前の11から54に議席を増やした。

 その後、分裂や合流の結果、14年に「維新の党」となった。同年の衆院選では41議席獲得。15年には民主党との合流に反対した地域政党・大阪維新の会のメンバーらが「おおさか維新の会」を結成。16年に再び党名を「日本維新の会」に変更したものの、翌17年の衆院選では11議席にとどまった。

 昨年11月に行われた2回目の大阪都構想の住民投票が否決されたことで、衆院選への影響も懸念されていた。しかし、終盤情勢でも勢いを維持しているのは、共産党を含む野党共闘とは一線を画すことで、政権批判票の取り込みを図る戦術が奏功しているようだ。

 松井氏は28日の記者会見で「自民党が単独過半数を割り込むところまで頑張る」と強調した。維新関係者は「維新が法案に賛成しなければ国政が動かないという状況を作れればベストだ」と意気込んでいる。

3954チバQ:2021/10/29(金) 16:22:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3457e94f749386b2d9affa9bba06da3472a39d6
長崎4区、自民ベテランが野党共闘候補と競り合い
10/28(木) 23:04配信

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産経新聞
公明党の選挙カーに乗り、支持を訴える自民前職候補=27日、長崎県佐世保市

投開票が31日に迫る衆院選で、長崎4区では閣僚経験のあるベテランの自民党前職と、野党共闘候補の立憲民主党新人が激しく競り合っている。自民前職は、公認問題で支持組織や団体にきしみが生じる。選挙協力する公明党の支援を頼み、支持を訴えている。

「自公連立与党はお互い助け合い、支え合い、導き合っている。小選挙区で応援いただいたご恩返しとして、比例区は公明党に投票いただきたい」

27日、長崎県佐世保市内で公明の選挙カーに乗り込んだ自民前職の北村誠吾氏(74)は、有権者を前に、約5分の演説で比例票を公明に投じるよう求め続けた。

隣に立った公明県議は集会後、「ここまで言っていただけたら(支持母体の)創価学会員も気持ちよく北村氏を応援できる」と満足げな表情を浮かべた。

× × ×

公明への過剰ともいえる配慮は、北村氏が今回、公示前に大きくつまずき、自民支持層を固めきれていないことが背景にある。

閣僚時代の不安定な国会答弁に加え、退任時の不用意な発言が地元で不興を買った。自民党長崎県連の選挙対策委員会は9月、北村氏ではなく、自民県議の瀬川光之氏を公認申請することを決めた。選対委員の投票では北村氏の12票に対し、瀬川氏が22票と大差がついた。

ところが、党本部は公示直前の10月15日、県連の意向を退け、北村氏を公認候補とした。その結果、瀬川氏は不出馬を表明して保守分裂は回避したが、選挙区内では「北村氏が岸田文雄首相が会長を務める岸田派(宏池会)所属だったから優遇された」との不満が残った。

公認決定後、北村氏は瀬川氏を支持していた県看護連盟や県農政連からも推薦を取り付け、公示後には瀬川氏が地盤とする選挙区内南部の西海市を回るなどして融和を図る。支持組織や団体を再び「一枚岩」とすることを目指すが、北村氏は周囲に「自民支持層の5割強が誰に入れていいか分からないとしている調査さえある。本当に恐ろしい。無所属で戦った選挙戦以上に苦しい」とこぼした。

× × ×

一方、立民新人の末次精一氏(58)は〝敵失〟に乗じて、選挙区での勝利を目指す。共産党が候補者擁立を見送ったことで野党共闘候補として臨む。

公示前の今月1日に社民党の福島瑞穂党首が選挙区入りし、公示後の24日には立民の蓮舫代表代行が駆けつけた。これまで自由党や生活の党から国政に挑戦してきた末次氏は、自身の後援会が持つ基礎票に加え、労組や政党の票が乗ると見込む。「野党共闘、それも野党第一党からの出馬は初めてだ。労働組合の支援もつき、共産も表立ってではないが、相当動いてくれている」と語る。

ただ、足元では、選挙区内での労組票の主力だった佐世保重工業の事業縮小に伴い組合員が減少している上に、共産を組んだ野党共闘へのアレルギーもあり、国民民主系の民間労組の動きは鈍い。

それでも末次氏は「私にとっては今回の選挙が(立民候補としての)スタート地点だ。労組の動きなどはマイナスにはならない。共産を含め、すべてがプラスだ。勝機はある」と強調している。



長崎4区には、いずれも無所属の萩原活氏(61)と田中隆治氏(78)も立候補している。(中村雅和)

3955チバQ:2021/10/29(金) 16:22:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fee9f02157a5d338dbeda425a9084ef3cfdaf8f
野党系「無所属」の吉凶 衆院埼玉8区
10/28(木) 20:06配信

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産経新聞
衆院埼玉8区で一騎打ちを繰り広げる(右から届け出順に)自民党前職の柴山昌彦氏、無所属元職の小野塚勝俊氏=いずれも28日午前(兼松康撮影)

31日の衆院選投開票に向け、与党と野党系の一騎打ちになった選挙区で最終盤のつばぜり合いが熱を帯びている。埼玉8区では、立憲民主党から公認を見送られた無所属元職が自民党閣僚経験者に挑む。皮肉にも、無所属で臨んだことが追い上げの好材料の一つになっているようだ。

【図でみる】主要政党の予想議席数(10月25日付)

埼玉8区には届け出順に自民党前職の柴山昌彦氏(55)と無所属元職の小野塚勝俊氏(49)が立候補している。産経新聞社が23、24両日にFNN(フジニュースネットワーク)と合同で行った情勢調査によると、柴山氏を小野塚氏が追い上げている状況だ。

ただ、先行を許しているとはいえ、小野塚氏は予想外の猛追ぶりを見せているというのが地元関係者の一致した見方だ。文部科学相や首相補佐官を歴任した柴山氏は、知名度や実績の点ではるかに優位に立っており、今夏ごろまでは圧勝の観測がもっぱらだった。

柴山氏は28日の埼玉県所沢市での街頭演説で、最終盤の情勢について「今のままだと非常に厳しい」との認識を口にした。

小野塚氏は平成21年の衆院選で旧民主党公認で初当選したが、その後3回の衆院選はいずれも落選した。

今回の衆院選に向け、立憲民主党に公認を申請したものの、選挙区内の大票田である所沢市の市議を中心に擁立反対論が広がり、最終的に見送られた。落選が続いていることへの厳しい評価が相次いだためだ。

しかし、一騎打ちという構図にも助けられ、野党支持層への浸透度は政党の公認候補にもひけをとらない。産経・FNNの調査によると、小野塚氏は立憲民主、共産両党の支持層を堅調に固めた上で、日本維新の会や国民民主党の支持層にも食い込んでいる。公明党支持層の一部を押さえているのも、無所属という立場ゆえかもしれない。

柴山氏は28日の演説で、衆院選で共闘する立憲民主党や共産党を念頭に「考え方の一致していない勢力が政権をひっくり返すためにくっついている」と批判を重ねた。しかし、政党の公認を受けていない小野塚氏にはアキレス腱(けん)を突かれたという認識は皆無で、「個人の小野塚として戦っている」と受け流す。

もっとも、無所属での立候補のデメリットは大きく、比例重複立候補による復活当選の余地もない。

28日、東武東上線鶴瀬駅(同県富士見市)前に立った小野塚氏は、駅利用者に深々と頭を下げて支持を呼び掛けた。

「党派を超えて戦っています!」

無所属での出馬を逆手にとるかのように声を張り上げた。(兼松康)

3956チバQ:2021/10/29(金) 16:24:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/224445a4a434495937fc920ba4366d38984f7853
広島3区・斉藤鉄夫国土交通相「勝つ以外に仕事を続けていくことはできません」比例見送り
10/29(金) 6:00配信
 広島3区は、大規模買収事件で懲役3年の実刑が確定した河井克行元法相(58)の地元選挙区だ。「政治とカネ」の震源地ともいわれ、激戦となっている。比例中国ブロックからくら替えした現職閣僚の斉藤鉄夫国土交通相(69)=公明=に、元会社役員で政界デビュー戦となるライアン真由美氏(58)=立民=が挑む。事件の影響が色濃く残る同区で、有権者はどのような判断を下すのか。(坂口 愛澄)

 「大変、厳しい選挙。3区で勝つ以外に仕事を続けていくことはできません。何としても勝たせてください」。斉藤氏は27日、JR緑井駅前で約250人を前に声を張り上げた。

比例代表との重複立候補を見送り、小選挙区で負ければ「ジ・エンド」。党副代表の現職大臣を落選させれば、党勢への影響も大きい。党幹部や自民党から連日のように応援が入る。28日には、自民の小泉進次郎前環境相(40)がマイクを握り「広島で政治の信頼を失墜することがあった。立ち上がって挑む斉藤先生の思いをくみ取ってほしい」と懇願した。

 もともと同区は河井氏ら自民の地盤だったが、流れが変わったのは19年の参院選だ。定数2の広島選挙区に自民2人が出馬し、岸田派のベテラン議員が落選。当選した河井氏の妻・案里氏(48)は翌年3月、陣営に1億5000万円が渡った巨額買収事件に関与したとして逮捕。1審で有罪判決を受け、今年2月に議員辞職した。

 4月には、案里氏の当選無効に伴う参院再選挙で、自民新人は野党統一候補の新人・宮口治子氏(45)に完敗。衆院広島3区は自民党が候補者を立てず、斉藤氏が与党統一候補になった。

 岸田文雄首相(64)のお膝元で閣僚の落選となれば、大きな痛手を負う。陣営は「『もう選挙には行かない』など厳しい批判もあった」と振り返る。それでも公示以降は「活動が浸透し、盛り返してきた」と手応えも感じている。直前まで候補者擁立を巡って対立した自民県連も全面協力。背水の陣で勝利を目指す。

 ◆広島3区(広島市安佐南区、安佐北区など)

大山宏 73歳 無 新
矢島秀平 29歳 N党新
斉藤鉄夫 69歳 公明前〈9〉
玉田憲勲 64歳 無 新
ライアン真由美 58歳 立民新
瀬木寛親 57歳 維新新

※敬称略、届け出順。数字は当選回数。年齢は31日の投開票日

3957チバQ:2021/10/29(金) 16:30:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bf5540f09441531144532234737fef9ce8bbdf8
自民の単独過半数維持は微妙、立民が議席増・維新は勢い保つ…読売・衆院選終盤情勢
10/28(木) 22:00配信

読売新聞オンライン
 読売新聞社は31日投開票の衆院選の終盤情勢を探るため、26〜28日に世論調査を行った。自民党は単独での衆院定数の過半数(233)維持が微妙な情勢だ。立憲民主党は議席を増やす公算が大きく、日本維新の会は勢いを保っている。289ある小選挙区の約4割で接戦となっている。

【表】有権者から「デートして」・宴席で有力者に体触られ…「票ハラ」に悩む女性候補

(写真:読売新聞)

 調査結果に全国の総支局などの取材を加味し、情勢を分析した。

 自民は終盤に入り、野党に追い上げられる小選挙区が目立っている。優勢を保つ候補は113人にとどまり、劣勢は序盤の46人から60人に増えた。当落線上で104人がしのぎを削る。特に野党の地盤が強い北海道、大阪、沖縄で苦戦している。一方、保守地盤の強い富山、山口、高知では安定した戦いを展開しており、山形でも議席独占の可能性が出てきた。比例選では70議席近くを視野に入れるが、公示前の276議席からは減らしそうだ。

 公明党は、9人を擁立した小選挙区の多くで安定した戦いを進める。比例選では順調に議席を積み増し、前回の2017年衆院比例選の21議席を上回る可能性がある。自民、公明の与党では、国会を安定的に運営するための「安定多数」(244)をうかがう。

 立民は、優勢な小選挙区を序盤の30から七つ増やすなど公示前の110議席から30近く増やす可能性がある。ただ、94人が接戦を演じており、情勢は流動的だ。比例選では40議席を超える見通しとなっている。

 共産党は沖縄1区で優位に立ち、比例選でも2桁の議席確保を狙う。公示前の12議席は上回る勢いだ。

 維新は拠点の大阪で、19ある小選挙区の半数以上を制しそうだ。比例選でも20議席台に乗せる可能性があり、公示前の11議席から3倍超をうかがう。

 国民民主党は、公示前の8議席を確保できるかどうかが焦点だ。

 調査は電話で実施し、18万2039人から回答を得た。一定数の回答者が小選挙区選や比例選で投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢はなお流動的な要素もある。

 衆院選には、小選挙区選(定数289)に857人、11ブロックの比例選(定数176)に194人(重複立候補を除く)の計1051人が立候補している。

3958チバQ:2021/10/29(金) 16:31:02
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50010/?from=yhd&ref=yahoo
[スキャナー]自民、当落線上に党幹部・閣僚含む104人…「野党一本化」響く
2021/10/29 09:37
立民5割近く横一線
 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で、自民党は単独過半数(233)が微妙な情勢となっている。当落線上で党幹部や閣僚も含めて104人が競り合っており、予断を許さない状況だ。立憲民主党も5割近くが横一線の争いで、接戦区の勝敗がカギを握りそうだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

危機感
街頭演説をする自民党の岸田総裁(28日午後1時56分、JR新潟駅前で)=今利幸撮影
 「北海道から沖縄まで、どの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、勝利を与えていただきたい」


 岸田首相(自民党総裁)は28日、秋田県大館市で演説し、危機感をあらわにした。首相はこの日、青森や秋田、石川各県の接戦区を中心に回った。

 首相は今回、就任から10日で衆院解散に踏み切り、超短期決戦に臨んだ。自民内には新内閣発足の「ご祝儀相場」を当て込む向きもあったが、24日の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は自民の1勝1敗に終わり、「早くも相場が崩れ始めた」(党幹部)との声が漏れる。期待した追い風は吹かず、地力を問われる選挙となっている。

 立憲民主党が共産、国民民主、れいわ新選組、社民の4党と213選挙区で候補者を一本化した影響も大きい。前回2017年衆院選では野党候補が乱立して自民に有利に働いたが、今回は132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれた。自民の小選挙区候補277人のうち、当落線上にいる104人の中には党幹部や閣僚も含まれ、その多くは野党統一候補と争っている。

甘利氏も
 象徴的なのが神奈川13区だ。自民の甘利幹事長は立民の 太ふとり 栄志氏と横並びのまま、終盤にもつれ込んだ。全国を応援で回っていた甘利氏も28日は地元の神奈川県大和市に入り、「自民党改革をして、必ずこの日本を再興してみせます」と声を張り上げた。

 福島2区でリードしていた根本匠・元厚生労働相は立民の馬場雄基氏の猛追を受け、互角の戦いに持ち込まれた。東京5区では立民の手塚仁雄氏と自民の若宮万博相、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と塩谷立・元文部科学相がデッドヒートを繰り広げている。

 東京8区で苦戦を強いられている自民の石原伸晃・元経済再生相のもとには27日、首相が応援に入り、テコ入れを図ったが、共産の支援を受ける立民の吉田晴美氏がやや抜け出した。

「風」吹かず
 ただ、立民にも「風」は吹いていない。小選挙区に立つ214人の立民候補のうち、優位に戦いを進めているのは序盤から微増の37人にとどまり、94人は引き続き接戦となっている。大物候補が激戦を強いられているのも自民と同様だ。

 岩手3区では、当選17回を誇る小沢一郎氏が自民の藤原崇氏に接戦に持ち込まれた。小沢氏は公示日の19日、全国遊説ではなく、地元で第一声に臨んだ。後援会も「初日の地元入りは初当選以来」と驚くほどだ。福島3区では、小選挙区で7回連続当選の玄葉光一郎・元外相が自民の上杉謙太郎氏と接戦を演じている。

街頭演説をする立憲民主党の枝野代表(23日、東京都豊島区で)=富永健太郎撮影
 立民の枝野代表は28日、長野県や埼玉県、東京都の接戦区を回って追い込みを図った。長野県小諸市でマイクを握った枝野氏は、「私たちには具体的なプランがある。ぜひ実行させてほしい。政治を変えるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。

3959チバQ:2021/10/29(金) 16:33:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3d029b636bc1ffcab42ed57e1acc93eb1ca3783
立憲・西川将人氏に殺害予告ツイート、街頭演説中止 北海道6区
10/29(金) 16:04配信
 衆院選北海道6区に立候補している立憲民主党新人で前旭川市長の西川将人氏(52)が29日、同市で記者会見し、ネット交流サービス(SNS)に自身を殺害するとの書き込みがあることを明らかにした。陣営は同日予定していた街頭演説を中止した。

 西川氏や陣営によると、28日夜にツイッターに「西川将人 襲撃して殺してOK」との書き込みがあると道警から連絡があった。西川氏は「限られた選挙日程の中で全く活動できなくなった。非常に残念で憤りを感じる」と語った。陣営は刑事告訴を検討している。士別市内のポスター掲示板には、西川氏の顔に×印のテープが張られているのが見つかったという。

 北海道6区には「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の斉藤忠行氏(30)と自民新人の東国幹氏(53)が立候補している。【土屋信明】

3960チバQ:2021/10/29(金) 16:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/72dbc7871a5400cb62c803c096627780774f2535
小沢一郎、中村喜四郎ら「無敗の男」が苦戦 自民党の追撃で地元で「どぶ板」〈dot.〉
10/29(金) 9:44配信

AERA dot.
有権者に訴える小沢一郎氏(C)朝日新聞社

 10月31日の衆院選の投開票日まであと3日と迫ってきた。

【全国289選挙区当落予測はこちら】

 激しい選挙戦が展開され、これまで衆院選で圧勝してきた立憲民主党の大御所、2人が今回は大苦戦しているという。

 岩手3区は長年、政界を牛耳ってきた小沢一郎氏の地盤だ。当選17回、数々の要職を自民党、旧民主党で歴任した。

 だが、マスコミ各社の世論調査の数字では、自民党の藤原崇氏とほぼ互角と接戦が続いている。

「しばらくぶりですけど、地元のみなさんに選挙戦の第一声をお届けすることでご支援を賜りたい」

 選挙戦初日に小沢氏は地元でこう声を上げた。だが、小沢氏の支援者は不安気に話す。

「小沢先生が公示日に地元で演説するなんて何十年も見たことがない。これまでは選挙前から当選が決まったようなムードで、相手の票数をどれぐらい上回るかが、話題になっていたほど。新聞などで小沢先生が厳しいと書いてありますが、本当なのでしょうか」

 今回の選挙戦でも小沢氏は小さな台に上がり、政策、政権交代を訴える独自のスタイルは変わらないという。

「国民の生活が第一という政治を実践したい、今回の選挙戦、大変厳しい。ご支援をお願いします。万年野党から政権交代を言い続けてきた。それが目標だ」

 小沢氏が演説をはじめると、吸い寄せられるように人が集まる光景も変わらないという。それなのになぜ、「小沢離れ」が地元で進んでいるのか。

「変わったのは地元にいる日数です。ほとんど張り付き、どぶ板状態といっていい。昔は地元に1日も戻れず、陣営だけで選挙していましたからね。これまで地元では小沢氏に政権交代、総理総裁という夢を託していました。しかし、今の野党ではとても難しい。それに小沢先生自身が野党のトップでもなく、総理総裁になることもない。小沢先生を支援してきた人たちが高齢化し、有権者の世代交代という面もある」(小沢氏を支援する地元の県議)

 もともとの地盤は岩手4区だったが、区割り変更で選挙区が一つ減って区域が広がり、3区となった。4区時代は8万票ほどの大差をつけて圧勝してきた。3区でも2〜3万票の差をつけていた。

 対照的に士気が上がるのは自民党の藤原陣営だ。

「直近2回の衆院選では、差はつけられたが、粘って比例復活して票を上積みしてきた。これまで選挙中、相手の背中が見えることはなかったが、今回は見えてきた。大番狂わせのチャンスだ」(藤原陣営の県議)

3961チバQ:2021/10/29(金) 16:35:14
 もう一人、苦戦している大御所がいる。「無敗の男」として知られる茨城7区の中村喜四郎氏だ。

 自民党時代はプリンスと呼ばれ建設大臣、科学技術庁長官などを歴任した。ゼネコン汚職事件で1994年に失脚したが、這い上がり、無所属で当選を重ねたこと14回。

 中村氏と議席を争ってきた自民党の永岡桂子氏は5回連続で比例復活での当選だが、2017年の衆院選では15000票差まで迫った。今回は維新の新人、水梨伸晃氏も参戦している。

 中村氏は選挙になるとバイクにまたがって演説会場をはしご。1回の演説に1時間を費やして、集まった有権者と握手するという独自の中村スタイルの選挙戦は地元では有名だ。その手法は「田中角栄最後の弟子」と呼ばれるほど徹底した有権者目線だ。

 ゼネコン汚職事件後はずっと無所属で小選挙区当選を果たしてきた中村氏。今回、決定的に違うのは、立憲民主党からの出馬という点だ。中村氏は選挙戦終盤の演説でその理由を説明している。

「今回は野党がまとまってきました。(ゼネコン汚職事件で)有罪判決になったが、あきらめずやってきた。政権交代となれば国民の方を見た政治になってくる。国民をなめた政治がなくなる。私は立憲民主党へ好きで入ったのではない。弱いものを強くするためです。なんで弱いのか?与党はまとまっているが、野党はバラバラ。まとめていくのは、頭を下げること。だから私は入った」

 中村氏の後援会幹部は接戦になっている理由をこう語る。

「これまで中村先生の後援会、喜友会が中核になって応援してきました。そこに公明党の推薦もありました。今回は中村先生が立憲民主党から出馬となったことで、自民党の永岡氏に公明党がついたことで接戦となっている」

一方、永岡氏を支援する自民党県議はこう意気込む。

「選挙の度に永岡氏は中村氏との差を詰めてきた。公明党が推薦をしてくれたことで、ムードも盛り上がる。今回こそは破りたい」

 自民党では東京8区の石原派会長の石原伸晃元幹事長(当選10回)や、熊本2区の野田毅・税制調査会最高顧問(当選16回)ら大ベテランの苦戦が伝えられる。

 衆院議長経験者の自民党大物の大島理森氏、伊吹文明氏、立憲民主党では赤松広隆氏らが今回の選挙で引退した。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「私も自民党時代、小沢氏や中村氏の姿を横で見てきた。田中角栄の後継者と思っていたが、紆余曲折があった。石原氏や野田氏も一緒に仕事をした。大物たちが苦戦するとは時代が変わってしまったのか。今は野党だが、田中角栄から薫陶を受けた小沢氏、中村氏は政治への執念がすさまじい。勝負は最後までわからないよ」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

3962チバQ:2021/10/29(金) 16:50:46
https://www.sankei.com/article/20211028-4HUAH2KNYJKQZOGGE6ELWEAKMU/
茨城7区 「無敗」候補の野党入りで一変 陣営も票読み困難
2021/10/28 20:07
自民党と立憲民主党、日本維新の会の3氏が立つ茨城7区(古河市、結城市、下妻市の一部、常総市、坂東市、八千代町、五霞町、境町)。「保守王国」茨城で長年、自民が議席を奪えない唯一の選挙区だ。当選14回で「無敗」を誇る立民前職の中村喜四郎氏(72)と比例復活が続く自民前職の永岡桂子氏(67)の対決が軸だが、中村氏の立民入りで支持基盤に変化が生じている。投票行動にどんな影響が出るのか両陣営とも見通せないでいる。


与党の組織力前面
「自公の安定が日本の今までを支えてきた」

公明党ののぼり旗も複数立つ街頭演説で永岡氏は、与党間の強固な連携をアピールしてみせた。亡き夫、洋治氏の後を継いで出馬して以来、選挙区では中村氏に5連敗し、比例復活に甘んじてきた。

だが、今回は風向きの違いを感じる。長らく保守系無所属だった中村氏が立民入りし野党の立場を鮮明にしたことから、中村氏を推薦してきた公明が永岡氏を推薦したのだ。

選挙区内の8首長も全て永岡氏を支援するほか、中村氏支援の県議会派を切り崩すなど「包囲網」の構築にも成功。新型コロナ対策でも「充実した医療体制を築き上げるのは、安定した自公政権だけ。7区から自民党の灯を消してはいけない」と政権与党の公認候補であることを強調する。


「党より人」期待
「党の世論調査で自民候補に3%遅れている。最初から遅れているのは初めてだ」。公示日の出陣式で中村氏は危機感を隠さなかった。自民党時代は「首相候補」とも呼ばれたが、平成6年のゼネコン汚職事件で逮捕され離党。その後は無所属で「無敗」を重ねた。

1強多弱にあぐらをかく古巣の自民を脅かす野党の存在が必要とし、昨年、立民入り。「日本再建のためには与野党を伯仲させるしかない」と力を込める。

これまで自民支持層を取り込んで勢力を維持し、公明との協力関係にも腐心してきた中村氏陣営。鉄の結束を誇る後援会「喜友会」の男性も「野党からの出馬だが『党より人』と中村を応援してくれる自民、公明支持者はいるはずだ」と期待する。永岡氏陣営でも「(長年、中村氏を支援した)公明票がどれくらいうちに流れてくるかは未知数だ」と話す関係者もいる。


野党共闘にかじを切り、中村氏支援に回った共産支持層と〝水と油〟の連合茨城の組織票、公明支持層に照準を定めた両陣営の争奪戦はぎりぎりまで続く。

世代交代を強調
公示4日前の出馬表明となった維新新人の水梨伸晃氏(42)は前職の2人を念頭に「世代交代」を掲げる。出陣式では「古い政治を必ず壊し、新しい政治をつくる」と訴えた。


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教育費の完全無償化、生活に必要な最低限の金額を一律給付する「ベーシックインカム」の検討など党の公約を打ち出し、無党派層や子育て世代の取り込みに狙いを定めている。(谷島英里子、永井大輔)

3963チバQ:2021/10/29(金) 17:41:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d18a8fd37a9f3b9ef95b101ea926d90024f6660
「甘利明幹事長」と「石原伸晃元経済再生担当相」 落選する可能性はどれくらいあるのか?
10/29(金) 6:03配信

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デイリー新潮
頭を下げた甘利幹事長
楽勝とは行かない2人

 自民党の甘利明幹事長(72、神奈川13区)と石原伸晃元経済再生担当相(64、東京8区)が衆院選で苦しい戦いを余儀なくされている。それぞれに苦戦の理由があるようだが……。

【写真3枚】この記事の写真を見る

 まずは、「岸田さん(文雄首相)は自分がトップになったらあの人を幹事長にする、とハナから決めていたそうです」と政治部デスクが話す甘利幹事長から。

 公明党が衆院選での自民党公認候補225人に対し、第一次推薦を決めたのは10月14日のこと。党4役で言えば、岸田文雄総裁、高市早苗政調会長、福田達夫総務会長、そして遠藤利明選対委員長はこれに含まれたが、甘利幹事長は除外された。

 同じ神奈川では公明党・創価学会との蜜月ぶりで知られる菅義偉前首相は含まれ、小泉進次郎前環境相、河野太郎前行政改革担当相は含まれなかった。

「進次郎さんと河野さんはそもそも公明党の支持が要らないレベルなので別として、甘利さんや彼に近い山際大志郎経済再生担当相は漏れました。甘利さんはその後の第二次でも外れ、結局推薦されたのは第三次の時点でした」(同)

 甘利氏は2016年に報じられた金銭授受問題後の17年総選挙の際に、公明党と創価学会に頭を下げて支援をお願いしたという。その甲斐あって当選を果たしたが、甘利氏とカネの問題はくすぶり続けたままだ。

選挙が終わっても遺恨が残りそう
 公明党が甘利氏に厳しい姿勢を取ったのには、自らの党の不祥事も関係していたようだ。今年に入って、同党の遠山清彦衆院議員は緊急事態宣言下でのクラブ通いが発覚し、議員辞職に追い込まれた。その後、東京地検特捜部が遠山氏の当時の秘書ら2人が貸金業の登録をせずに融資を仲介した疑いがあるとして、関係先に家宅捜索に入ったのだった。

「公明党・学会にとってカネや女性の問題は、他の党よりはるかにご法度とされています。すでに辞職しているとはいえ遠山さんのことがあったばかりなのに、甘利さんを積極的に応援するわけには行かない。推薦が遅れた理由はそこが大きいと思います」(先のデスク)

 もっとも、公明党が連立を組む相手という以上に一体化し、友党と呼ぶよりも深く連帯する自民党の幹事長をギリギリまで推薦しないとは穏やかではない。

「甘利さんもその状況を受け入れがたかったようです。とはいえ、抗議したところでこの選挙中に何かが変わるわけではありません。甘利さんが小選挙区を落とすことはないと思いますが、公明・学会との関係がギクシャクする幹事長というのは連立を組んで以降、いなかったと思います」(同)

 選挙が終わっても遺恨となりそうな気配だ。

3964チバQ:2021/10/29(金) 17:41:30
山本太郎出馬騒動も雨降って地固まる
 続いて、石原伸晃氏。現在の小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、ライバル候補に小選挙区はもちろん比例復活さえ許さず9回の当選を重ねてきた彼も苦境に立たされている。

 もっとも、これまでも石原氏が無敵だったというわけではない。

 前回選挙での東京8区には、旧立憲民主、旧希望、共産の候補らが立候補し、結果的に票が割れた。石原氏は約10万票を獲得して当選したが、次点の吉田晴美氏は約7万6000票。旧希望や共産の候補者らも合わせた得票合計は、石原氏を約4万票近く上回る。

「東京8区にはれいわ新選組の山本太郎代表が一時出馬表明しましたが、立民との調整不足が露呈し、山本代表が東京の比例に回ることで収束を図りました。立民の枝野代表のあずかり知らないところで話が進んでいた調整不足で、一時は敵を利したと言われましたが、現在は雨降って地固まると言いますか、野党共闘が吉とでています」(先のデスク)

 野党共闘と一口に言ってもアンチ自民票をそっくりそのまま合算するわけには行かないし、野党が戦略なく共闘しただけで、すなわち吉と出るわけではない。ざっくり言うと、「与党がそこまで強くない選挙区で野党が1つに固まること」に意味がある。

期日前投票でも後塵を拝して
 その点、東京8区は、「与党がそこまで強くない選挙区で野党が1つに固まる」モデルケースとなっているようだ。

「石原さんに関しては、過去に当時の総裁を裏切るような形で総裁選に出馬したり、大臣として失言が続いたりなど失点が相次いだ過去が選挙のたびに蒸し返され、今回も向かい風になっています」(先のデスク)

 政党支持率の調査をすれば自民党が常にトップで表向き他党を圧倒するが、実は「支持政党なし」が“隠れ第2党”として存在感を際立たせている。

「この支持政党なしがどれくらい選挙に行くのか、彼らの票をどれくらい得られるのかというのもポイントでしょう。今回の選挙の情勢調査では実際、石原さんは対抗馬に結構なリードを許しています。期日前投票でも後塵を拝している状況。さすがにこれだけの大物ですから投票日に向けてかなりの追い上げを見せるでしょうし、仮に選挙区で敗れても比例で救われるレベルかなとは思いますが……」

 小所帯とはいえ派閥のボスが選挙区を落とすという事態になれば、なかなかショッキングなことではあるが……。

デイリー新潮取材班

2021年10月29日 掲載

新潮社

3965岡山1区民:2021/10/29(金) 17:57:50
埼玉新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/483510bce94e9774b06236fa7584aed958db0c36
1区、村井先行 武正追う
2区、新藤が安定した戦い
3区、黄川田が一歩リード
4区、穂坂が支持固め優位
5区、枝野に牧原が猛追
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e60222484709251767a3d516e187112d3a0206b
6区、大島が8選へ手応え
7区、小宮山と中野が拮抗
8区、柴山が7期目へ優勢
9区、大塚が手堅くリード
10区、山口と坂本が競り合う
https://news.yahoo.co.jp/articles/62d0646ee31439881f42fa59c59c0786d65d2d2c
11区、小泉が優勢をキープ
12区、野中と森田が大接戦
13区、土屋が安定した戦い
14区、三ツ林が盤石の態勢
15区、田中がややリード

3966チバQ:2021/10/30(土) 07:34:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/c93e5b7e6425caeca9332707496c68bc9a3d1788
衆院選、自民大物OBが後輩の足を引っ張る
10/29(金) 19:11配信

産経新聞
応援演説に立った元自民党幹事長の山崎拓氏=27日、大阪府高槻市

自民党では国会議員を引退した大物OBの言動に反発が広がっている。衆院大阪10区では、山崎拓元副総裁が自民前職の大隈和英氏と争う立憲民主党前職の辻元清美氏の応援演説を行ったことなどに批判が相次いだ。

自民の山田宏参院議員はツイッターで「言語道断。党重鎮のこのような行為に頰被りをすれば、党の結束はない」と書き込み速やかな処分を求めた。有村治子元少子化担当相もツイッターで「政党政治の信頼を揺るがす断固許されない反党行為です」とした。

山崎氏は27日、大阪府高槻市での演説で、選挙区は辻元氏、比例代表は自民党を支持する考えを明らかにし、党府連は28日、山崎氏の除名処分を求める上申書を党本部に提出した。同区には日本維新の会の新人、池下卓氏も出馬している。

また福田康夫元首相は27日の講演で、安倍晋三元首相が主導した日米など4カ国(クアッド)の枠組みについて「『中国包囲網』という注釈がよくない。政治が国民の感情対立を招くのはよくない」などと述べた。安倍氏に近い若手は「親中派の福田氏がまた言っている、という感じだ」と突き放した。(沢田大典)

3967チバQ:2021/10/30(土) 07:35:12
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-211030-202110290001224.html
【衆院選】最多7候補乱立、対照的な自民推薦2人の応援態勢 東京15区
2021/10/30 07:19日刊スポーツ

【衆院選】最多7候補乱立、対照的な自民推薦2人の応援態勢 東京15区

東京15区

(日刊スポーツ)

東京15区は289小選挙区で最多の7候補が入り乱れる激戦だ。

自民党の秋元司前衆院議員がIR汚職事件で離党し、有罪判決を受けたことで公認候補擁立が見送られた。自民党は今村洋史元衆院議員と、柿沢未途前衆院議員の2人を推薦。当選者を追加公認の方向だ。

自民党は今村氏だけを猛プッシュしている。前回17年の衆院選は比例・東海ブロックから出馬(落選)した今村氏は、事務所開きが公示前日と知名度が低い。大物幹部が次々に応援に入り、安倍晋三元首相も「今村さんは知名度が劣るんです。自民党がしっかり推薦しているのを知らない人が多い。写真を撮って拡散して」と懸命に呼びかけた。

対照的に父の故柿沢弘治元外相から受け継いだ地元で09年から5回目の出馬となる柿沢氏に自民党の応援はない。選挙区での勝利は12、14年で、09、17年の比例復活も含め4回連続で当選は続けており、地盤は堅い。立憲民主党会派だったが4日の首相指名選で岸田文雄首相に1票を投じ、会派を離脱。衆院選後に自民党入りする方針の柿沢氏は「地元で地道に真面目にやってきた。よその候補がどうのじゃなく、自分との戦い」とした。

野党統一候補の立憲民主党・井戸正枝氏は、17年選挙で戦った東京4区(大田区)を共産党候補に譲り、19日の公示直前の12日に東京15区に国替え出馬が発表された。井戸氏は「急に来たので、もっと受け入れられないかと思っていたが、転勤とか住居を買ってよそから来た方が多い。子育てとか、福祉に声を上げられなかった部分の受け皿になる」と手応えを口にした。【大上悟】

3968チバQ:2021/10/30(土) 07:35:40
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-211030-202110290000981.html
【衆院選】「政治とカネ」逆境の与党、岸田首相誕生で“異変” 広島3区
2021/10/30 07:19日刊スポーツ

【衆院選】「政治とカネ」逆境の与党、岸田首相誕生で“異変” 広島3区

広島3区

(日刊スポーツ)

全国的な注目を集める広島3区は、19年参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行氏の地盤だ。比例中国ブロックから鞍替えした「与党統一候補」の公明前職の斉藤鉄夫氏(69)、立憲民主党新人のライアン真由美氏(59)らが激戦を繰り広げる。当初、与党は「政治とカネ」で逆境に立っていたが、岸田文雄首相誕生で“異変”が起きている。

28日、広島市安佐南区にあるJR緑井駅前での斉藤氏の街頭演説。小泉進次郎前環境相が登場すると、大きな歓声が上がった。「広島で政治の信頼を失墜することがあった。立ち上がって挑む斉藤先生の思いをくみ取ってほしい」。元環境相の“先輩”である斉藤氏の手を持ち上げ、支持を訴えた。

30年ぶりに広島からの首相誕生、斉藤氏の国交相就任で、ムードは一変した。「首相の地元で現職閣僚を絶対に落とすわけにはいかない」(自民関係者)。敗北は岸田政権の大きなダメージになる。岸田氏は公示翌日の20日に斉藤氏の応援に入り、事件に触れ、謝罪した。“異変”について斉藤氏を直撃すると「岸田政権が誕生するまで与党に厳しい風が吹いていた。まだ僅差だ」と気を引き締めた。

現職閣僚からの「金星」を狙うライアン氏は「必ず金権政治を終わらせる」と攻め込み、「この国は大臣のポジションでさえも選挙に利用する国になってしまったんですか」と岸田氏と斉藤氏に矛先を向ける。日本維新の会の新人、瀬木寛親氏(57)は「しがらみのない政治」を掲げて戦う。あと1日、混戦を制するのは-。【松浦隆司】

3969チバQ:2021/10/30(土) 07:37:02
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211029-567-OYT1T50547.html
「私の選挙史上で一番大変」と自民・甘利氏、地元から動けず…立民は接戦区に幹部投入
2021/10/30 06:37読売新聞

「私の選挙史上で一番大変」と自民・甘利氏、地元から動けず…立民は接戦区に幹部投入

自民党の甘利幹事長(29日、神奈川県綾瀬市で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党は、最終盤を迎えた衆院選(31日投開票)で、一部の党幹部や閣僚が接戦に持ち込まれているとして、危機感を強めている。岸田首相(自民党総裁)はチャーター機を活用して全国を飛び回り、甘利幹事長は地元に張り付き、最後の追い込みに入っている。立憲民主党は、自民党幹部らとの接戦区に集中的に幹部を投入して、支持を訴えている。

 首相は29日、鹿児島、宮崎、千葉の各県を慌ただしく駆け抜けた。移動には、前日に続いてチャーター機も使用した。首相が国政選の応援で同機を使うのは、2009年衆院選の麻生太郎氏以来となる。

 首相は千葉県成田市では、千葉10区で出馬した林幹雄・元経済産業相の応援に立ち、「大激戦が続いている。林氏は要職を次々と務められ、政治のど真ん中で活躍してきた」と力を込めた。

 読売新聞社の終盤情勢調査によると、同区では、立民の谷田川元氏と、当選9回の林氏が互角の戦いを展開している。ベテラン議員の苦戦が目立つことについて、自民の閣僚経験者は「古い自民党的なものに厳しい目が向けられ、有権者が世代交代を求めているのかもしれない」と危惧する。

 一方、甘利氏は全国遊説を見送り、出馬した神奈川13区で街頭活動を行っている。同じ情勢調査では、甘利氏と立民の 太ふとり 栄志氏が終盤に入って、接戦の度合いを強めている。甘利氏は28日から同区で街頭に立ち、29日には「私の選挙史上、一番大変だ」と声を張り上げた。党幹部ら応援弁士の予定を掲載する党ホームページの一覧からは甘利氏の名前は消えた。党内には「陣頭指揮を執る幹事長が地元から動けないとは前代未聞だ」(幹部)との動揺が広がる。

 自民の遠藤利明選挙対策委員長は東京都内で記者団に「みんな大変だ。私だって大変だ」と語った。情勢調査では、自民は小選挙区の立候補者のうち104人が当落線上にいる。ただ、党本部の支援には限界があり、「個々の候補者が自分の力で勝ち抜くしかない」(ベテラン)状況だ。

 9人を擁立した小選挙区の多くで安定した戦いを進める公明党は、比例票の上積みを目指す。山口代表は29日、東京都内での街頭演説に力を注いだ。公明は2017年衆院選の比例東京ブロックで2議席を得た。山口氏は取材に「比例は個々のブロックでしのぎを削っている。わずかな差でどっちに転ぶかわからない」と強調した。

 議席を増やす公算が大きい立民は、自民党の閣僚らが出馬した小選挙区での議席奪取に力を注いでいる。30日には、若宮万博相が相手の東京5区に福山幹事長、石原伸晃・元経済再生相と争う東京8区に蓮舫代表代行を投入する方針だ。

 立民の枝野代表は29日、遊説先の北海道苫小牧市で記者団に「追い上げて接戦としている選挙区が大変多い。追い越せる所を取り切りたい」と訴えた。

 野党共闘のために、小選挙区の候補者を過去最少の105人に絞った共産党は情勢調査で、公示前の12議席は上回る勢いだ。小池書記局長は「反応は非常に良い。もっと伸ばしたい」と意気込んだ。

3970チバQ:2021/10/30(土) 07:37:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_NTCE7F2YY5IRLLUJOVMJUBZGDQ.html
千葉13区、最後まで三つどもえ激戦
2021/10/29 22:22産経新聞

千葉13区、最後まで三つどもえ激戦

最後まで激戦が続く衆院千葉13区のポスター掲示板ー=29日、千葉県鎌ケ谷市(小野晋史撮影)

(産経新聞)

ベッドタウンの千葉県柏市や印西市、農業が盛んな富里市まで県北部の東西に広がる衆院千葉13区。立憲民主党前職で選挙区初勝利での2期目をねらう宮川伸氏と、自民党新人で医師の松本尚氏の大接戦を、地元の鎌ケ谷市長を5期務めた日本維新の会新人の清水聖士氏が追いかける、三つどもえの激戦が、選挙戦最後の30日まで繰り広げられる。

「科学をベースとした新型コロナウイルス対策を、しっかりと進めます」。29日朝、鎌ケ谷市の新鎌ケ谷駅前には支援者らと政策ビラを配りながら、そう訴える宮川氏の姿があった。

生命科学の研究者を経て創薬のベンチャー企業を立ち上げた宮川氏。公示後は連日、各地の駅頭や商業施設前などで訴えを繰り返してきた。27日には立民の枝野幸男代表の応援を得た。「コロナ対策に不満を持っている方は結構多い。だんだんと盛り上がってきたと思う」と、取材に終盤戦の手応えを語った。

松本氏には29日、本県入りした岸田文雄首相が応援に駆け付けた。首相は終盤戦、野党と激しく競り合う全国の選挙区に入っている。13区も自民と立民が接戦を展開している。

松本氏は印西市の日本医科大の千葉北総病院を拠点に、医師が搭乗する「ドクターヘリ」の普及に貢献してきた。危機に強い医療体制づくりといった「医療の安全保障」を訴えている。コロナ対策の即戦力として期待され、24日には松野博一官房長官が「日本有数の権威だ」とたたえた。

清水氏は市長として行財政改革に取り組んだ実績を訴えてきた。そして、維新が掲げる「身を切る改革」への理解を求めている。

公示前の17日に維新の副代表を務める大阪府の吉村洋文知事が、26日には幹事長の馬場伸幸氏が相次いで選挙区に入った。馬場氏は応援演説後、「日ごとに維新の主張が広がっていると感じている」と強調した。鎌ケ谷市以外の知名度が課題とされた清水氏だが、「鎌ケ谷から遠くても手を振ってくれる」と手応えを見せた。(小野晋史)

3971チバQ:2021/10/30(土) 07:38:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/b24aebec0469b055c1ca73cd18311b41aa1485d3
宮城2区激戦再び 秋葉氏、大物を続々投入 鎌田氏、庶民目線で走る
10/30(土) 6:00配信
 衆院選は31日の投開票まで残り1日となり、東北最多の有権者約45万6000人を抱える宮城2区の最終盤の攻防が熾烈(しれつ)を極めている。自民党前議員の秋葉賢也、立憲民主党元議員の鎌田さゆりが再対決。2017年の前回は、1316票差で秋葉が激戦を制した。新型コロナウイルス禍で見えにくい民意をつかもうと、両陣営は総力戦を繰り広げる。

■物量作戦で突進

 国政と県政の大物が並び、総力戦の布陣が整った。

 仙台市宮城野区で27日夜あった秋葉の決起集会。同日選の宮城県知事選で5期目を狙い選挙中の現職、村井嘉浩がマイクを握った。

 「あれから4年。毎日、毎日、秋葉さんの何を褒めようか、ずーっと考えたんですが、やっぱり何も思い浮かばなかった」。前回の終盤でも使ったネタで、200人超の聴衆を沸かせた。

 村井が秋葉の応援に入るのは公示後初めて。マイクを握る予定はなかったが、接戦が伝えられ、県議選初当選の同期が一肌脱いだ。

 元首相の安倍晋三も駆け付けた。今月2度目。「自民党の将来のホープだと確信している。負けるわけにはいかない」。安倍の登場に会場が盛り上がる中、秋葉は「本当に厳しい選挙。訴えても訴えても足りない」と声をからした。

 秋葉は前回、党所属の地方議員との不和で足元が乱れた。「よろしく頼む」。安倍はJR仙台駅で帰路に就く際、市議に念を押すのを忘れなかった。

 首相の岸田文雄、党政調会長の高市早苗、党選挙対策委員長の遠藤利明らが相次いで来仙。序盤は鈍かった自民、公明両党の分厚い支持組織も動き始め、物量作戦で勝利に突き進む。

■「保守票剥がす」

 「選挙カー前方を走るのが鎌田さゆり本人です」

 27日午後、宮城野区岩切の住宅街を巡る選挙カーが主役の登場を告げた。

 「庶民目線」を自負する鎌田は路地から路地に人影を探し、走り続ける。姿を見るや駆け寄り、肘タッチ。個人演説会は一切開かず、有権者と直接会って話すことに重きを置く。

 陣営関係者は言う。「4年前の悔しさをばねに、村議選のように1票1票を直接つかみに行く」

 住宅街を回った26日夜は、明かりの消えた家にまで手を振る徹底ぶり。選挙戦で体脂肪率は半分に落ちて1桁になった。17年ぶりの議席に執念を燃やす。

 市議時代から泉区が地盤の鎌田は、秋葉に前回2887票差をつけられた宮城野区の巻き返しを期す。選対本部長の山崎透は「候補者同士の対決に持ち込み、保守票をひっぺがす」と意気込む。

 党代表の枝野幸男、元首相の野田佳彦、党代表代行の蓮舫…。重鎮を招いた空中戦も熱を帯びる。

 仙台駅東口に29日夜、連合初の女性会長、芳野友子が来援した。鎌田は「相手の背中に手がかかった。絶対この手を離さないで、必ず追い抜いて逆転して勝つ」と力を込めた。

 NHK党新人の林幸子は子どもの人権を重視した政策を訴える。

(敬称略)

【宮城2区立候補者】

鎌田さゆり 56歳 立元②

秋葉賢也 59歳 自前⑥(公推)

林幸子 47歳 N新 

河北新報

3972チバQ:2021/10/30(土) 07:42:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211030ddlk19010122000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>小選挙区ルポ 2区 巨象VSアリの一穴 /山梨
2021/10/30 07:30毎日新聞

 女性3候補による選挙戦が展開されている2区。第49回衆院選の投票日が4日後に迫った27日、自民前職でワクチン担当相の堀内詔子氏は都留市の富士急行東桂駅前でマイクを握った。「この地域に、多くの予算を国から取ってまいりました」。普段の控えめな演説とは打って変わり、成果を強調するような言葉に聴衆からは「必死なんだよ」との声が漏れた。

 優勢が伝えられるが、陣営は引き締めに躍起だ。堀内氏が、義父・光雄氏の後継として自民公認で初当選したのは2012年の衆院選だ。当時、無所属元職だった長崎幸太郎氏(現在は知事)に敗れたが、比例で復活当選した。

 長崎氏とは、前回選挙(17年)まで3回続けて戦った。光雄氏も引退前に2回長崎氏と対決、堀内家としては前回選挙まで5回続けて保守分裂の選挙を経験。長崎氏が19年に知事に就任し、「因縁の対決」に終止符が打たれた。

 自民が一本化され、現職閣僚として臨む初の選挙だが、堀内氏が必死になるのは、09年衆院選で閣僚経験もある光雄氏が敗れ、引退に追い込まれる様を間近で見てきたからだ。

 陣営幹部は、かつて長崎氏に投票した有権者が堀内氏に反発し、棄権が増えることを警戒。別の幹部は「今後、保守票を二分する選挙になっても揺るがない基盤を作りたい」と先を見据える。

 立憲新人の市来伴子氏は選挙サンデーの24日、富士吉田市の商店街を歩いて回った。車の運転手から運動員、誘導員まで、イメージカラーのオレンジ色ポロシャツでそろえた女性ばかりだ。「政治とともに、選挙スタイルも変えたい」と意気込む。

 市来氏は遊説を終えた午後7時から、女性を中心に10人前後を集会所などに集めミニトークを開いた。小沢雅仁・立憲県連代表は「巨象(堀内氏)に立ち向かうアリだ」と、草の根での活動を重ねる市来氏をたたえる。16日に応援で来県した立憲の福山哲郎幹事長は「アリの一穴の言葉もある」とエールを送った。

 陣営内には、連合傘下の労組や県教職員組合など、組織票の結集を重視する意見も根強い。峡東地区の男性支援者は「車の両輪でフル回転すれば、一穴もあるかもしれないが」と、草の根の活動を続ける市来氏本人と、旧来型の組織選挙を進める陣営とが一枚岩でないことを懸念する。

 比例による議席増を目指すのは共産新人の大久保令子氏だ。比例票の掘り起こしを図りたい立憲、共産両党の思惑もあり、2区は野党共闘が実現しなかった。共産は、比例南関東ブロックで、前回選(17年)は1減し2議席にとどまった。「議席奪還は私の責任」と党員や支持者に加え、無党派層にも浸透を図る。【山本悟】

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 ◇2区立候補者=笛吹、都留、富士吉田市など

市来伴子 44 [元]参院議員秘書 立 新(比)

大久保令子 71 党県常任委員 共 新

堀内詔子 56 ワクチン担当相 (3)自[岸]前(比)[公]

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3973チバQ:2021/10/30(土) 07:43:58
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-139607.html
注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は
2021/10/29 07:05東京新聞

注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は

注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は

(東京新聞)

 4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)では前回衆院選で初当選した立憲民主前職と比例復活した自民前職、敗れた無所属元職が再び激突。新人二人も加わり、県内選挙区最多の五人が熱戦を繰り広げる。情勢調査では、政権への不満票の取り込みを目指す立民前職と無所属元職が横一線で争い、自民前職が追う展開になっている。(石原真樹)

◆4区 横浜市栄区、鎌倉・逗子市、葉山町

山本朋広 46 自<前><4> 公

浅尾慶一郎 57 無元<3>

早稲田夕季 62 立前<1>

大西恒樹 57 無新 

高谷清彦 42 維新 

 神棚の手前に、金色の額に入れた公認証がうやうやしく飾られていた。十六日に鎌倉市内で開かれた自民前職山本朋広さん(46)の事務所開き。陣営幹部は「自民の公認は一人だけ。公認証はこれまでの実績を示している」と胸を張った。

 4区は山本さんと、自民党員だが無所属で立候補した元職浅尾慶一郎さん(57)が競合する「保守系分裂」の選挙区だ。山本さんは直近三回の衆院選はいずれも小選挙区で敗れ、比例復活した。今回初めて公明党と選挙協力。街頭で「小選挙区は山本、比例は公明」と繰り返し、悲願の小選挙区勝利を目指す。

 一方、公認を得られなかった浅尾さんは保守層に自民への不満が一定数あるとみて、自身と自民との距離感を逆手に取り「自民を内側から壊せるのは自分」とアピール。「自民に不満だから野党、ではなく浅尾に」と呼び掛ける。

 浪人中はこまめに地元を回り、今年四月の鎌倉市議選では、応援した候補者四人が当選した。若手支援者らが企画した今月二十二日の集会に「夜回り先生」として知られる元高校教諭水谷修さんを招くなどし、組織力のカバーを試みる。

 立民前職の早稲田夕季さん(62)は、前回選挙では小池百合子東京都知事の「希望の党」に「排除」される形で立ち上がった党への期待から追い風に乗って初当選したが、今回その風はない。再選に向けて「保守系分裂で漁夫の利なんて言われるけれど、そんなことはない」と危機感を強める。

 ジェンダー平等への世論の高まりなどを背景に、候補者五人で唯一の女性の立場から、子育てや女性の貧困問題への取り組みをアピール。街頭演説には地元の女性地方議員も顔をそろえ、「女性の声が政治を変える」と力を込める。

 元逗子市議の維新新人高谷清彦さん(42)の政治の出発点は浅尾さんの秘書。市議時代に所属したみんなの党に「おごりがある」と感じ離党した。「4区から維新が出ることを訴えたい」と票の掘り起こしを目指す。

 為替ディーラーの経歴を生かし、経済政策の大転換などを訴える無所属新人の大西恒樹さん(57)。複雑な経済の話を動画配信も使って解説し、「新しい政治が必要」と呼び掛ける。

3974チバQ:2021/10/30(土) 07:46:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk12010194000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/下 13区 「魔の3回生」消え激戦 自民・立憲・維新の三つどもえ /千葉
2021/10/29 05:24毎日新聞

 選挙カーの上から「大ヒットのドラマ『コード・ブルー』を見た人はいますか」との問いかけに、聴衆が手を挙げた。公示日の19日、新鎌ケ谷駅前の街頭演説で応援弁士が候補者を紹介した。ドクターヘリをテーマにしたドラマの医療監修者で自民党新人の医師、松本尚氏(59)が「33年間、医療現場にいた。新型コロナウイルス対策の即戦力です」と声を張り上げた。【中村宰和】

 ◇無党派層の取り込み鍵

 13区では、3期連続当選の自民前職の白須賀貴樹氏を巡って秘書による当て逃げ事故など不祥事が相次ぎ、「魔の3回生」問題は保守分裂の危機を招いていた。県議9人が2020年9月に議員辞職や離党勧告などを求める嘆願書を出す一方で、市議や町議ら58人は白須賀氏の支援を表明する署名を提出した。緊急事態宣言下の夜の会食問題が発覚したため、白須賀氏は2月に離党して立候補見送りを表明し、公募で松本氏が選ばれた。ある自民県議は「白須賀問題が消え、結果的に一つにまとまった」と胸をなで下ろす。

 松本氏の演説会には自民と公明党の議員が並ぶ。前回の13区の比例代表は自民6万6200票、立憲5万1344票で、公明2万7274票の存在は大きい。富里市で24日開かれた演説会で、応援弁士の松野博一官房長官は「政権選択の選挙で、自公政権を続けていくのか、立憲民主党から共産党までの野党に政権を託すかの判断をいただきたい」と強調した。公明県本部副代表の竹内真二参院議員が「全力で応援する。比例は公明とお書きください」と呼び掛けると、松本氏は「ドクターヘリが普及しなかった時に友党の公明が助けてくれた。比例は公明に」と配慮を見せた。

 新鎌ケ谷駅前で19日、立憲前職の宮川伸氏(51)の街頭演説があった。応援弁士の野田佳彦元首相が「宮川さんはいい政治家になる。以前ここにいたような、議員バッジをつけた途端、銀座や赤坂で飲み歩く人は伸びない」と皮肉交じりに紹介した。宮川氏は24日、栄町のスーパー前で休日の買い物客らに「8、9月の新型コロナは大変だった。国民が本当に苦しい時に国会を開かず、コロナを議論しない議員が必要でしょうか。命と暮らしを守る政治を取り戻したい」と訴えた。前回比例復活の宮川氏は、候補者擁立を見送った共産の支持層に食い込み、農業や中小企業対策を打ち出して保守層の一部の取り込みを図る。

 日本維新の会は前鎌ケ谷市長で新人の清水聖士氏(60)を擁立し、重点選挙区と位置付ける。副代表の吉村洋文・大阪府知事が公示前の17日、初めて首都圏に衆院選の応援に入り、新鎌ケ谷駅前でマイクを握った。吉村氏は「自民とガチンコでやっていくまともな野党が必要。そのために維新は仲間を増やす」と熱弁を振るった。清水氏は19日、市長を6月まで5期19年務めて新型コロナ対策の最前線にいた経験から、「国が市町村の事情を踏まえずにコロナ対応をする状況を変えなければいけない。権限を国から自治体に委譲すべき」と演説した。清水氏は「政権のコロナ対応に有権者が相当不満を持っていて、演説にうなずく人が多い」と手応えを語る。

 三つどもえの激戦は無党派層の取り込みが鍵を握る。3氏は選挙戦終盤の29、30日、駅頭や商業施設前など有権者が多く集まる場所で最後の支持を訴える。

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 ◇13区の候補者=船橋市北部、印西市など

宮川伸 51 [元]会社役員 (1)立 前(比)

松本尚 59 医師 自 新(比)[公]

清水聖士 60 [元]鎌ケ谷市長 維 新(比)

3975チバQ:2021/10/30(土) 07:47:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211028ddlk12010079000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/中 8区 ねじれ、二分 支持乱れ 与野党候補構図複雑で連携難 /千葉
2021/10/28 05:07毎日新聞

 ◇同日の柏市長選、影響強く

 柏市長選が告示された24日。JR柏駅前では、市長選の4候補がほぼ1時間おきに演説会や第一声を行い、支持を訴えた。1日平均9万人超の乗車人員がある同駅前は絶好の見せ場。衆院選千葉8区(柏市西部、我孫子市)の候補者も連日、代わる代わる街頭演説をしていたが、市長選と衆院選の支持関係が入り乱れており、この日は市長選候補に場所を譲り、4人の演説終了直後に衆院候補が活動を始めた。「柏市はもう、ぐちゃぐちゃ。一部で遊説場所の調整がつかない」。ある陣営幹部は明かす。【橋本利昭】

 8区では一時、野党3党が公認候補を擁立する構えだった。しかし、れいわ新選組で公認予定だった元職の太田和美氏(42)が市長選に転向。共産党新人も立憲民主党との候補者調整で取り下げ、野党候補は立憲新人の本庄知史氏(47)に一本化された。ただ、構図は複雑なままだ。

 「8区はお任せしたい」。9月10日に市長選に立候補を表明した太田氏は、その5日前に本庄氏に伝え、個人的な支援も明らかにした。しかし、本庄氏が総支部長を務める立憲千葉8区総支部は10月2日「市長選は自主投票」と決定、協力関係とはならなかった。

 「いろいろな人がいるから」。陣営の関係者はこう実情を明かす。本庄氏の支持者は衆院選では反自民で結集しているものの、市長選では太田氏の支持派がいる一方、政党を渡り歩いた太田氏に対し否定的な考えがくすぶり、一部は市長選で保守系候補の中沢裕隆氏(51)を応援しねじれた状態だ。このため、14日に立憲県連が「太田氏支持」を打ち出しても、本庄氏の陣営は自主投票の方針を変えていない。

 1996年の小選挙区制導入以来、8区で候補者を擁立してきた共産は立憲に譲り、街頭活動では「小選挙区は本庄氏、比例は共産」と訴える。しかし、立憲は「比例は共産」と呼びかけず、両党間の距離は縮まらない。共産の東葛地区委員会幹部は「(比例での協力は)候補者調整の条件ではなかった」と理解を示し、立憲、共産関係者は「一番大切なことは政権を変えること。お互いに票を伸ばせばいい」と話す。

 本庄氏は街頭演説で「自民党1強を変え、政権を取れる勢力を」と有権者に訴え、初当選を目指している。

   ◇  ◇

 一方の自民党。前職の桜田義孝氏(71)は五輪担当相だった2019年2月、競泳の池江璃花子選手が「白血病」と診断されたことを巡り、「がっかりしている」と述べるなどし同年4月に辞任、逆風は今も続く。また、市長選では秋山浩保市長(53)が後継指名した中沢氏と、保守系市議らが推す村田章吾氏(42)が出馬して支持層が二分し、連携はままならない。

 柏市内で15日にあった中沢氏の励ます会は危機感に包まれた。「桜田氏の言動で不快な思いをさせた」。桜田氏の陣営幹部が、集まった業界団体関係者らに謝罪すると、会場は静まりかえった。有料レジ袋の是非を巡ってツイッターで一石を投じ、地元貢献と人柄で盛り返す桜田氏だが、失言への批判はくすぶる。「政党の問題でなく資質の問題になっている」(関係者)と焦りを募らせ、17日の桜田氏の励ます会では、後援会幹部が約400人を前に「追い詰められている」と奮起を促した。桜田氏は取材に「大衆の中に入って訴えるだけ。決して諦めない」。

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 ◆8区の候補者

 =柏市西部、我孫子市

本庄知史 47 [元]衆院議員秘書 立 新(比)

桜田義孝 71 [元]五輪相(7)自[二]前(比)[公]

宮岡進一郎 80 [元]高校教諭 無 新

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 ◆柏市長選の候補者

山下洋輔 43 会社副社長 無新

太田和美 42 [元]衆院議員 無新

中沢裕隆 51 市体協副会長 無新

村田章吾 42 経営コンサル 無新

 (いずれも届け出順)

3976チバQ:2021/10/30(土) 07:48:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211027ddlk12010074000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/上 1区 自民・立憲の県都決戦 初の一騎打ち、接戦か /千葉
2021/10/27 06:33毎日新聞

 ◇過去の選挙や来年の参院選…複雑に影響

 「国政18年でようやく一騎打ち。これこそ小選挙区制が目指していた姿だ」。衆院選公示日の19日午前、立憲民主党前職、田嶋要氏(60)が第一声を上げた。対する自民党前職、門山宏哲氏(57)も同日午前の出陣式で「初めての一騎打ち。我が国を守れるのはどの政権か、政権選択の選挙」と聴衆に訴えた。【柴田智弘】

 県内13小選挙区のうち、1区(千葉市中央、稲毛、美浜区)を含む4選挙区は自民と立憲のみが候補者を擁立。県都・千葉市の半数以上の人口を占める1区の結果に注目が集まる。

 両氏は2012年から対決を続け、田嶋氏の2勝1敗。過去3度は共産党候補を含む4、5人による選挙戦だったが、今回は候補者調整で田嶋氏が野党統一候補となった。各報道機関の情勢調査では接戦が予想され、両氏の元には応援弁士として閣僚経験者らが訪れている。構図は単純になったように見えるが、過去の選挙や来年の参院選が複雑に影響している。

 門山氏の街頭演説会場には選挙対策本部長の自民県議、臼井正一氏(46)の姿がある。自民県連幹部から「有権者はどちらが候補者か迷ってしまわないように」とアドバイスを受け、臼井氏は「地元選出県議の臼井正一です」と自己紹介するにとどめ司会に徹するが、来年夏の参院選千葉選挙区(改選数3)に出馬することになっている。

 臼井氏にとっても田嶋氏は因縁の相手だ。田嶋氏が国政に初挑戦した03年、破った相手は臼井氏の父親の日出男氏(82)だった。また、臼井氏自身も09年の選挙で田嶋氏に敗れた。

 今年3月の知事選で、自民推薦候補に100万票以上の大差をつけて初当選した熊谷俊人知事は、「県政運営に集中していきたい」と述べ、衆院選から距離を置いている。ただ、門山氏の陣営は、旧民主党会派の千葉市議出身で、知事選では1区で81%の得票率を誇った熊谷氏の影響力を警戒する。自民関係者は「一騎打ちならば立憲候補に入れる(1区の)傾向が見える」と漏らす。田嶋陣営は熊谷氏との二連ポスターを作製し「県は変わった。次は国が変わる番だ」と政権交代を訴える。

 前回、候補者を擁立した共産と日本維新の会の票の行方にも両陣営は神経をとがらせる。共産は約2万4000票獲得し、維新は約1万5000票だった。勝利した門山氏と田嶋氏の票差はわずか1357票。門山氏は立憲と共産の選挙協力に「共産主義の思想を選択にするのか」と指摘し、田嶋氏は「与党が結集するなら野党も結集するしかない」とかわす。

 自民県連幹部は「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)の支持がなくては当選は難しい」と漏らす。駅頭を埋め尽くした聴衆を見ながら、候補者個人を厳しく見定める有権者の目を意識する。

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 31日の投開票に向け後半戦に入った衆院選。公示直前まで野党の候補者調整が続くなど、慌ただしい選挙戦に臨んでいる候補者の姿を追った。

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 ◆1区の候補者

 ◇1区(2)=千葉市中央区など

田嶋要 60 [元]経産政務官 (6)立 前(比)

門山宏哲 57 弁護士 (3)自[破] 前(比)[公]

 ◇名鑑の見方

◆氏名、年齢(投票日の31日現在)、職業・肩書、当選回数、党派、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。自民候補は派閥を四角囲み文字で記した。(比)は比例との重複立候補。末尾の四角囲み文字は推薦・支持政党

◆政党名は、自=自民党、立=立憲民主党。自民党の派閥は[破]=石破派

3977チバQ:2021/10/30(土) 07:50:47
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/823930/
【激戦区ルポ・福岡2区】閣僚級来援の「空中戦」vsどぶ板の「1棟つぶし」
2021/10/30 6:00
小川 俊一、野間 あり葉
衆院選は最終盤を迎えた。九州一の都市型選挙区ともいわれる福岡2区で、4度目の対決となる与野党前職が対照的な戦い方を展開している。自民党の鬼木誠氏は党の閣僚経験者らの相次ぐ来援を受け、街頭演説など「空中戦」で攻勢をかける。対する立憲民主党の稲富修二氏は、マンションごとにマイクを向けて訴える「1棟つぶし」作戦を決行。31日の投開票へデッドヒートが続く。

「自転車で営業していた人こそ国会議員に」

 27日、福岡市・天神。自民の片山さつき総務会長代理は集会で、元銀行員の鬼木氏をこう持ち上げた。壇上には、鬼木氏の当選同期で岸田文雄首相に抜てきされた小林鷹之経済安全保障担当相の姿も。600人の支持者は、2人の軽妙な語り口に何度も沸いた。

 19日の公示後、この日までに来援した党所属の閣僚・閣僚経験者は6人。1日半に1人のペースだ。20日は、小渕優子組織運動本部長が商店街で街宣。25日の総決起集会では、中谷元・元防衛相が約千人を前に「彼の先祖は対馬で外敵から日本を守っていた。(鬼木氏は)防衛副大臣に適任だ」と熱弁を振るった。

 鬼木氏は22、23日、防衛副大臣の在京当番のため、政治家人生で初めて選挙期間中に選挙区を空けた。だが23日には、首相自らが候補者本人不在の天神で演説。山際大志郎経済再生担当相も、博多湾の潮風漂う漁協前で支持を呼び掛けた。

 「これでご飯が進むよ。頑張ってね」。22日、防衛大臣室。福岡名物の辛子めんたいこを持参した鬼木氏は岸信夫防衛相から激励を受けた。「そうそうたる方々の応援をもらっている。絶対に負けられない」と鬼木氏。選挙戦最終日の30日は、高市早苗政調会長が駆け付ける。

   ◇    ◇ 

 「1票で結果が大きく変わる。どうか政治を変える力を私にください」

 日が落ち、肌寒くなった21日午後7時半、福岡市中央区小笹の住宅街。マイクを手に訴える稲富氏の視線の先には、高層マンションがそびえる。「頑張れよ」。ベランダから顔を出した男性が声を掛けた。別の部屋からは若い女性が笑顔で手を振っていた。

 市街地に集合住宅がひしめき合う2区。有権者へのアプローチが難しい状況で陣営がひねり出したのが、マンションの「1棟つぶし」作戦だ。

 稲富氏は、特に集合住宅が多い中央区を中心に、マイクと拡声器を持って一棟一棟の前に立つ。公示前の16日から始めた。当初、反応はまばらだったが、「次第に良くなってきた」。

 小選挙区で3連敗を喫している鬼木氏の組織力に対抗するため、「どぶ板」選挙よりもさらに泥くさく地道な「超どぶ板」(陣営幹部)に徹してきた。

 PTAやトイレ掃除ボランティアなど草の根活動で「稲富党」を開拓。朝のつじ立ちは、2区を選挙区にして以降14年間欠かさず、選挙期間以外も交差点に立ち続けてきた。「立民支持じゃないけど、稲富さんは好き」「ずっと自民支持だが今回は稲富さんに入れる」という有権者の声も届くようになった。

 公示後、以前から自民支持という福岡市の男性社長が稲富氏の熱意にほだされ「1棟つぶし」に同行した。稲富氏は「相手には相手のやり方がある。私は私のやり方で支援を増やしていく」と闘志をたぎらせた。

   ◇    ◇ 

 福岡2区には日本維新の会新人の新開崇司氏も立候補。街頭演説などで、全国民に一定額を給付する「ベーシックインカム」導入の必要性などを訴えている。

 (小川俊一、野間あり葉)

3978チバQ:2021/10/30(土) 07:53:06
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/823930/
【激戦区ルポ・福岡2区】閣僚級来援の「空中戦」vsどぶ板の「1棟つぶし」
2021/10/30 6:00
小川 俊一、野間 あり葉
衆院選は最終盤を迎えた。九州一の都市型選挙区ともいわれる福岡2区で、4度目の対決となる与野党前職が対照的な戦い方を展開している。自民党の鬼木誠氏は党の閣僚経験者らの相次ぐ来援を受け、街頭演説など「空中戦」で攻勢をかける。対する立憲民主党の稲富修二氏は、マンションごとにマイクを向けて訴える「1棟つぶし」作戦を決行。31日の投開票へデッドヒートが続く。

「自転車で営業していた人こそ国会議員に」

 27日、福岡市・天神。自民の片山さつき総務会長代理は集会で、元銀行員の鬼木氏をこう持ち上げた。壇上には、鬼木氏の当選同期で岸田文雄首相に抜てきされた小林鷹之経済安全保障担当相の姿も。600人の支持者は、2人の軽妙な語り口に何度も沸いた。

 19日の公示後、この日までに来援した党所属の閣僚・閣僚経験者は6人。1日半に1人のペースだ。20日は、小渕優子組織運動本部長が商店街で街宣。25日の総決起集会では、中谷元・元防衛相が約千人を前に「彼の先祖は対馬で外敵から日本を守っていた。(鬼木氏は)防衛副大臣に適任だ」と熱弁を振るった。

 鬼木氏は22、23日、防衛副大臣の在京当番のため、政治家人生で初めて選挙期間中に選挙区を空けた。だが23日には、首相自らが候補者本人不在の天神で演説。山際大志郎経済再生担当相も、博多湾の潮風漂う漁協前で支持を呼び掛けた。

 「これでご飯が進むよ。頑張ってね」。22日、防衛大臣室。福岡名物の辛子めんたいこを持参した鬼木氏は岸信夫防衛相から激励を受けた。「そうそうたる方々の応援をもらっている。絶対に負けられない」と鬼木氏。選挙戦最終日の30日は、高市早苗政調会長が駆け付ける。

   ◇    ◇ 

 「1票で結果が大きく変わる。どうか政治を変える力を私にください」

 日が落ち、肌寒くなった21日午後7時半、福岡市中央区小笹の住宅街。マイクを手に訴える稲富氏の視線の先には、高層マンションがそびえる。「頑張れよ」。ベランダから顔を出した男性が声を掛けた。別の部屋からは若い女性が笑顔で手を振っていた。

 市街地に集合住宅がひしめき合う2区。有権者へのアプローチが難しい状況で陣営がひねり出したのが、マンションの「1棟つぶし」作戦だ。

 稲富氏は、特に集合住宅が多い中央区を中心に、マイクと拡声器を持って一棟一棟の前に立つ。公示前の16日から始めた。当初、反応はまばらだったが、「次第に良くなってきた」。

 小選挙区で3連敗を喫している鬼木氏の組織力に対抗するため、「どぶ板」選挙よりもさらに泥くさく地道な「超どぶ板」(陣営幹部)に徹してきた。

 PTAやトイレ掃除ボランティアなど草の根活動で「稲富党」を開拓。朝のつじ立ちは、2区を選挙区にして以降14年間欠かさず、選挙期間以外も交差点に立ち続けてきた。「立民支持じゃないけど、稲富さんは好き」「ずっと自民支持だが今回は稲富さんに入れる」という有権者の声も届くようになった。

 公示後、以前から自民支持という福岡市の男性社長が稲富氏の熱意にほだされ「1棟つぶし」に同行した。稲富氏は「相手には相手のやり方がある。私は私のやり方で支援を増やしていく」と闘志をたぎらせた。

   ◇    ◇ 

 福岡2区には日本維新の会新人の新開崇司氏も立候補。街頭演説などで、全国民に一定額を給付する「ベーシックインカム」導入の必要性などを訴えている。

 (小川俊一、野間あり葉)

3979チバQ:2021/10/30(土) 07:54:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211030ddlk15010138000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>小選挙区ルポ 6区 豪雪被害対策も争点 /新潟
2021/10/30 07:29毎日新聞

 ◇梅谷氏 「雪国減税」創設したい/高鳥氏 排雪用水のダム整備を

 立憲民主党新人、梅谷守氏と、自民党前職、高鳥修一氏、無所属新人、神鳥古賛氏の3氏が立候補した新潟6区。今年1月に記録的な大雪に見舞われるなど豪雪地帯の上越地方にとって、雪の被害は切実であり、対策を願う有権者の声は根強い。候補者たちも争点の一つと捉え、それぞれ公約に掲げる。

 「雨で言えば『線状降水帯』のようなもの。数日ずっと降りっぱなしだった。3メートルくらい積もり道路も埋まって身動きが取れなかった」。上越市内で30年以上にわたり除雪作業に従事する岩崎秀夫さん(66)は、今年の大雪をこう振り返る。

 上越市などは1月、大寒波に見舞われ、気象庁高田観測所によると、8日から9日にかけて24時間降雪量が103センチと観測史上1位を更新した。同市の高田地区では9年ぶりに道路を通行止にし、雁木(がんぎ)や屋根の雪を下ろす「一斉雪下ろし」も実施された。それでも各地で除雪が追いつかず、生活インフラはまひした。

 岩崎さんは、行政の委託を受けて個人宅などの雪下ろしや除雪を請け負う。一人暮らしの高齢者ら自力で作業ができない人たちが主な対象といい、「屋根の上でスコップや雪かき用シャベルで雪を下に落としていくのはかなりの重労働。とても高齢者1人でできるようなものではない」と説明する。

 同市が取りまとめた中間報告によれば、2020年度に上越市内で確認された雪による人的被害は60人に上り、その約8割の47人が60歳以上。1月の大雪に伴う要援護世帯除雪費助成事業の申請は、多くが独居などの高齢者世帯だった。

 大雪は地域の安全にも影響を及ぼす。上越市内を管轄する上越署で地域官として対応に従事した小泉州史警視は「除雪はどうしても緊急車両が通る車道に集中し、排雪が歩道に積まれてしまう」と指摘。歩行者は車道を歩くことになり、小学生の通学路も例外ではなく、排雪能力も事故防止に必要不可欠という。

 「雪が降るのはやむを得ないこと。事故防止のためにも関係機関が連携して地域の人、特に高齢者に対するケアが重要だ」。小泉警視はソフト面の強化が必要との認識を示す。

 多種多様な課題が山積する新潟6区。中でも、度々地域を悩ませるのが雪害で、政治への期待も大きい。こうした現状認識から主な候補者たちも対策への注力を公約に掲げる。

 「『雪国減税』の創設を」。梅谷氏はこう主張する。雪国ならではの苦労などを整理した上で都市部選出の国会議員らに現場を視察してもらい、その負担について考える勉強会を開く。減税を含めた負担の軽減法案の策定を目指すとしている。

 「雪国の方々は我慢強いから、もっと声をあげるべきだ。災害が起きてからではなく、日常的にこういう状況なんだというのを知ってもらうことで、雪国の暮らしを都会に啓蒙(けいもう)していく」と力説する。

 高鳥氏は「街の機能がまひし、4日間も家から出られない状況が続く住民もいた」と1月の大雪を振り返り、自然災害などにおける住民の安心安全を優先課題の先頭に挙げる。

 公約とするのは「上越市、特に高田地区を『克雪モデル地域』に」。妙高市などを流れる関川と支流の儀明川が合流する上越市にダムを整備し、その用水を都市部の融雪溝に流すなどして排雪に備えるとし、概算額240億円のインフラ整備を掲げる。

 上越地方は今月18日、妙高山で初冠雪が確認された。まもなく雪の季節がやってくる。

 岩崎さんは、大雪対策にはインフラ整備や助成の枠組みよりも重要なことがあると感じている。雪下ろしは結局、人海戦術に頼る部分が大きく、特に大雪の対応となれば動ける人手を増やすしかないのだという。

 そして政治にこう期待をかける。「今は多くの人や企業が持続可能性や地球温暖化に関心を寄せている。目先のもので対応するのではなく、長い目を持って、地味でも現実味のある先のビジョンを見据えてほしい」【露木陽介】

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 ◇6区立候補者=十日町、上越市など

梅谷守 47 [元]県議 立 新(比)

高鳥修一 61 党政調会長代理 (4)自[細]前(比)[公]

神鳥古賛 53 派遣社員 無 新

3980チバQ:2021/10/30(土) 07:55:28
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211027-OYT1T50085/
維新 全国政党へ試金石 自民・立民 強める対決姿勢…兵庫6区
2021/10/27 05:00
衆院選2021・激戦区ルポ
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 投開票を1週間後に控えた24日夜。歌劇の聖地・宝塚大劇場に近い兵庫県宝塚市の阪急宝塚駅前の広場は、黒山の人だかりだった。聴衆の目当ては、大阪府知事で日本維新の会副代表の吉村洋文(46)だ。兵庫6区で雪辱を期す維新公認、市村浩一郎(57)の応援に駆けつけ、熱弁をふるった。

 「改革する政党が、日本には一つぐらい必要だ。今の自民党では出来ない」


 維新のイメージカラーである黄緑色のパーカ姿の吉村は、大阪での「身を切る改革」の実績をアピールし、自民党への対抗心をむき出しにした。26分間の演説で「改革」に言及したのは25回。聴衆からは「頑張れ!」と声援が飛び、広場は熱気にあふれた。

 衆院議員を3期務め、民主党政権では国土交通政務官も務めた市村は、「即戦力として使ってほしい」と支持を訴えている。兵庫6区の一部は大阪府に隣接し、府内への通勤者が多い。知事として新型コロナウイルス対応で注目を浴びた吉村の知名度は抜群で、維新幹部は「維新の改革を感じてもらいやすい選挙区」と分析する。

 前回衆院選では、維新が兵庫県内の小選挙区で議席を得ることはなかった。だが、地元首長もその存在を無視できなくなっている。市村の事務所には15日、選挙区内の伊丹市長を務める藤原保幸(67)が、ため書き持参で現れ、「応援しています。伊丹を盛り上げましょう」とエールを送った。藤原はかつて、大阪(伊丹)空港の将来のあり方を巡って、維新と激しく対立したことがある。だが、「維新は今や主要政党。連携が必要だ」として、今回は、自民党公認の大串正樹(55)と市村の2人を支援する考えだ。

 維新は、2012年に元大阪市長の橋下徹(52)や党代表で現市長の松井一郎(57)らが地域政党・大阪維新の会を母体に結党した。当時から、大阪以外への浸透を図り、全国政党へと成長することが悲願だった。昨年11月には大阪都構想を巡る2回目の住民投票で敗北する痛手を被ったが、橋下、松井に続き、「第2世代」と位置づけられる吉村が今では党を引っ張る存在となりつつある。

 4月の宝塚市長選では、維新公認候補が敗れたが、当選者に約1600票差まで詰め寄った。自民が維新への危機感を一気に強めたのが、7月の兵庫県知事選だ。県議会最大会派の自民は当初、同県の副知事経験者に出馬を打診した。維新は総務省出身の斎藤元彦(43)の擁立に動き、いち早く推薦を決めた。

 これに慌てたのが自民の地元国会議員だった。「維新単独で勝利されれば、衆院選に影響がある」として、県議の一部と組んで斎藤支援に回った。自民党本部も斎藤の推薦を決め、結果的に自民、維新の相乗りで当選を後押しできた。しかし、自民は分裂選挙を強いられ、しこりが残った。斎藤は今春まで大阪府財政課長として吉村を支えた経験もあり、自民内には「斎藤が『維新の知事』との印象が県民にある」との見方が広がった。

 自民は維新に神経をとがらせている。知事選後、斎藤との関係をアピールしたい維新がさっそく、衆院選小選挙区の候補者と斎藤の写真が一緒に掲載された広報物を作成し、自民側が「待った」をかけたこともあった。

 一方、大串は、前首相の菅義偉(72)を支える衆院議員グループ「ガネーシャの会」に所属する。菅の肝いりだった携帯電話料金の引き下げでは、菅に何度も助言するなど、積極的に取り組んだ。

 菅は16日、阪急宝塚駅前でマイクを握り、「携帯電話の料金引き下げを手伝ってくれたのが大串さんだ。どうしても大串さんが必要なんです」と持ち上げた。直後には、前環境相の小泉進次郎(40)も駆けつけ、「私たちは与党だ。大串さんが、維新以上に改革をやります」と対決姿勢を鮮明にした。

 陣営は、野党である維新を意識し、演説会場などで配るビラには、実績を多数書き込んだ。大串は、与党として「取り組みをさらに進めていく」と強調する。

 立憲民主党公認の桜井周(51)は、自公政権の経済政策を批判し、維新に対しても「改革しても悪くなることもある」と攻撃する。候補者の擁立を見送った共産党支持層に加え、無党派層の取り込みも目指す。

 維新が大阪以外での勢力拡大に成功するのか。迎え撃つ自民、立民の前議員が維新の進出を阻むことができるのか。兵庫6区での戦いは、今後の維新の浮沈を占う試金石ともなる。(敬称略、大槻浩之)

兵庫6区
桜井周 51 立前《1》
大串正樹 55 自前《3》
市村浩一郎 57 維元《3》
(届け出順。年齢は投票日現在。《 》は当選回数)

3981チバQ:2021/10/30(土) 07:56:40
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/70737.html
2021年10月27日特集記事
“名門”対決の行方は
衆議院 長野3区
長野県から出た唯一の総理大臣、羽田孜。
衆議院選挙で、その羽田の選挙区が、長野県東部、戦国武将・真田氏の城跡で知られる上田市などを含む長野3区だ。

ただ、この選挙区には「羽田家」とともに、もう1つ、歴史を歩んできた“名門”の一族がある。
元官房長官の井出一太郎らを輩出した「井出家」だ。

中選挙区時代は、「羽田」と「井出」で議席を分け合ってきた。

小選挙区制度にかわり、最近では「井出家」の井出庸生が「羽田家」やその後援会と連携して、野党議員として長野3区の議席を守ってきた。
ところが、おととし、井出は急遽、自民党に移籍。
今回の衆議院選挙は、自民党の公認候補として立候補している。

「羽田家」の後援会は、井出の移籍を「裏切りだ」と訴えて、羽田の縁戚にあたる立憲民主党の新人、神津健を擁立。
そこにNHK党の新人、池高生も加わった。

各地の注目区のルポ、3回目は義理人情が入り交じる長野3区。
寒風吹きすさび始めた信州が、いま、真夏のように熱を帯びている。

(西澤文香、高田実穂)

舞台は「羽田王国」
日本有数の山並みに囲まれ、美しい自然が豊富な長野県。

県東部に位置する長野3区は、有権者40万人あまり。戦国武将・真田氏の城跡で知られる上田市や佐久市、軽井沢町など17の市町村で構成される。
故・羽田孜が長年にわたって議席を維持し、その影響力から「羽田王国」とも呼ばれる。

立憲民主党の新人、神津健(44)は、JICAやアフリカ開発銀行に勤務し、途上国のインフラ整備などに取り組んできた。
曾祖父は、地元の電鉄会社を興し、志賀高原を開発した佐久市の実業家。
さらに、羽田孜は伯父にあたり、新型コロナで亡くなった羽田雄一郎・元国土交通大臣やその後継の羽田次郎参議院議員はいとこにあたる。

3982チバQ:2021/10/30(土) 07:57:00
一方、自民党の前議員、井出庸生(43)は、この3区で4回目の当選を目指す。公明党が推薦する。

井出は、佐久地域を地盤とする政治家一家の生まれで、祖父の一太郎は内閣官房長官などを歴任。伯父の正一も厚生大臣を務め、中選挙区時代は、羽田と議席を分け合ってきた。
NHKで8年間記者として務めたあと、政治家に転身した。

年齢もほぼ同じ。ともに政治との関わりが強い家に生まれた2人。
相手のことは意識しているのだろうか。

神津
「彼のことはあまり意識していないし、自分との違いなども気にしたことはない。選ぶのは有権者。政治家としてどうあるべきか、有権者はよく見ているのではないか」

井出
「昔は相手候補が気になったが、今は、人は人、自分は自分だと思っている。だが、先代から受け継いだ看板を守り、自分の大きな決断を理解してもらうためにも負けられない戦いだ」

「個人戦」と「組織戦」
2人の選挙活動は対照的だ。

神津の選挙スタイルは「組織戦」。
後ろ盾となっているのは、総理大臣を務めた伯父・羽田孜を支え、いとこたちを国会に送り込んだ羽田家の後援会「千曲会」。
どこを回れば効果的か、誰に会えばいいのか。地域の事情を知り尽くした選挙のプロたちが、政治経験のない神津をサポート。


公示日には、参議院議員の羽田次郎も駆けつけ、「羽田家の選挙」であることを印象づけた。
神津は意気込む。
「伯父の羽田孜や、志半ばで亡くなったいとこの雄一郎の遺志を引き継ぎながら、羽田の関係者全員で戦っていきたい」

神津が訴えるのは、「子どもの未来のための政治」だ。
困難な状況に置かれる子どもを減らしたいと、まずは貧困家庭などをなくすため、所得や男女、都会と地方などの格差の是正を主張。さらに、地方に重点を置いた、持続可能な社会づくりに力を入れるとしている。


一方の井出は、「行動なくして実現なし」をモットーとする。

政治の世界に身を投じた頃から変わらぬ「個人」での活動が中心だ。「ここは」という場所を見つけては車を止めさせ、こまめに辻立ちをする。
地元の自民党県議なども支援はしているものの、自身が訴えることにこだわり、組織には頼らない。
ひとりひとりと向き合うことを意識した結果だという。SNSでもこまめに活動を発信し、夜遅くまで丁寧に返事をする。


井出は言う。
「老若男女、全ての有権者に信条を伝えることを大切にしている。
有権者は見ていないようで見ているし、聞いていないようで聞いているものだ」

今回の選挙戦では、男女間の雇用格差など、女性に関する課題の解消や、地方の雇用や教育の拡充などを主張。
災害に対する地域の強じん化や経済活性化のためにも、選挙区内を含む約34キロが未着工となっている中部横断自動車道の早期開通の実現を目指している。

3983チバQ:2021/10/30(土) 07:57:20
積もるわだかまり
そもそも、政治に縁がなかった神津が、なぜ立候補することになったのか。

その理由を象徴するあるはり紙が、神津の事務所の奥まった所に掲げられている。
燃えさかる炎を背景に、神津と羽田孜の顔、それに「不義を討つ」の大きな文字。「千曲会」の幹部が作ったという。

井出は、おととし12月、自民党へ移籍した。元々、みんなの党、結いの党、維新の党、民進党、希望の党と野党で過ごしてきた。

「千曲会」は、前回2017年の衆院選で、当時希望の党で現職だった井出の支援に回った。
この支援は、「千曲会」からすると大きな痛みを伴うものだった。
長年、会と行動を共にしてきた、同じく希望の党所属で、羽田孜の秘書を務めていた寺島義幸が4区に「国替え」になったからだ。
選挙で寺島は落選。そうまでして支援した井出の突然の移籍は、裏切られたような思いだと「千曲会」は語る。

結果、野党は、小選挙区制度になってから一度も自民党に明け渡さなかった3区で議席を失った。

移籍から2年がたとうとする今も、「千曲会」関係者の恨みは晴れない。
ある幹部は、「自民党に行くなら行くでいいが、礼を尽くすべきだし、説明不足だ」と憤る。

「説明はした。後悔はない」
一方、井出本人は、自民党への移籍をどう説明するのか。
単刀直入に尋ねると、
「違う道に行くことは申し訳ないと関係者には説明した。礼を尽くしたかどうかは、相手があることなので、納得してもらえない人もいるし、何とも言えない」

自らの理想を実現できる場を追い求め、政党を渡り歩いてきた井出が行き着いたのは、与党・自民党だった。

かつて選挙対策本部長を務めた、選挙区内の市長は、
「地元では『与党に移って』という話は多くあったし、希望の党を離れて無所属になった時点で、いずれ自民党に行くのではと思っていた。まっすぐで誠実な男だ。譲れないものがあったのでは」と推測する。
「紆余曲折あったが、政党を変えてきたことへの後悔はない。自民への移籍は、自分が描く未来を現実のものとするための決断だった」


野党議員としての生活が長かった井出だからこそ、自分が描く未来を現実のものにするには、政策を実現できる政権与党にいることが必要だという思いを強くしているのかもしれない。

「弱い立場の人を守りたい」
長野3区ではもう1人、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の池高生(53)が立候補している。



ゲーム開発会社社長を務める池は第一声で、「ゲームやアニメ、漫画への規制。行政や公共団体が、そういう規制を訴える団体に対して弱腰にならないでもらいたい」と訴えた。
選挙活動はツイッターやユーチューブを中心に行っていて、お金をかけないで選挙ができる体制の構築が必要だと主張している。
池は、「いじめを受けている弱い立場の人、ネット上でひぼう中傷を受けている弱い立場の人、こういう弱い立場の人を守りたい。
この国は長い間平和になってきたが、これからも平和であり続ける保障はないと思っている。このことを国民一人一人が強く感じ、何が自分一人一人ができるのか考えないと私の子や孫の世代が本当に大変な思いをすると思う」と話す。


さらに、「自民党の総裁選では、旧態依然とした自民党の悪いところが復活したと思う。かといって立憲民主党が共産党と手を組むであるとか、これは非常に国民の理解が得られるのかは疑問だ。はやく自民党の対抗となる政党、もしくは自民党にとってかわる政党ができないと、と思っている。遊説や演説はしないが、私の足で長野3区、もしくは長野県を歩いて、どんな素晴らしいものがあるのか、もう一度再発見し、それをユーチューブで紹介していければと思っている」と訴えている。

一歩も譲れぬ戦い
久々の名門対決となった長野3区。全国各地で事実上の与野党一騎打ちの構図が増え、激戦となる選挙区が増える中、この地の戦いは、真田の時代を彷彿とさせるような熱気に満ちている。

(文中敬称略)

3984チバQ:2021/10/30(土) 07:58:15
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000823929.html
【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負
2021/10/30 06:00西日本新聞

【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負

【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負

(西日本新聞)

自民前職の金子万寿夫氏を「熟練政治家」と持ち上げ支持を訴える岸田文雄首相=29日午前、鹿児島市有権者に積極的に駆け寄る無所属新人の三反園訓氏=23日午前、鹿児島市 自民前職の金子万寿夫氏を「熟練政治家」と持ち上げ支持を訴える岸田文雄首相=29日午前、鹿児島市2021衆院選@九州
 「おや、知事をやってた人じゃなかけ」。23日朝、鹿児島市南部の公園。ゲートボールに興じていた高齢の男性は目を丸くした。前知事の無所属新人、三反園訓(みたぞのさとし)が車を飛び出し、握手を求めてきたからだ。

 三反園はこの日も、住宅街を選挙カーで細かく回った。「前の知事さんじゃ」。有権者が玄関先に出てきたり、窓から手を振ったり。「感触はいい」。陣営幹部は手応えを口にした。

 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の稼働に慎重な立場を掲げ、旧民進、社民両党の後押しを受けて2016年の知事選で現職を破った三反園。就任後は脱原発の姿勢が後退し、保守系の色を濃くしていった。昨夏の知事選では自民、公明両党の推薦を得て組織型選挙を展開したが、政策が「変節した」などと批判され、無所属新人の塩田康一に競り負けた。

 政党に縛られない身軽さと、親しみやすさのアピールが三反園の戦略だ。照準は無党派層。テレビの取材には「選挙区回りで履き続けている」と穴の開いたスニーカーを紹介するなど「徒手空拳のどぶ板」の強調に余念がない。

 三反園は知事選の落選後すぐ、鹿児島市南部の団地などでつじ立ちや戸別訪問を始めた。2区は自民前職の金子万寿夫がいるだけに、自民県連は「今度は自民を裏切るのか」と反発。政党の後ろ盾のない戦いを強いられている。だが、寒い朝に1人で立ち、酷暑の中で一軒一軒回る姿に、有権者の間で「知事までやった人が汗をかいている」との同情が拡散。自民の地方議員には「三反園さんをいじめないで」といった声が寄せられた。支持はじわじわ広がった。

 一方で、三反園が演説会で頼るのは自民の「大物」との縁だ。「岸田文雄首相はよく知っている」「高市早苗政調会長とは『さんちゃん』と呼ばれる仲だ」。27日夕の演説会では、民放キー局の政治記者時代に培った人脈を誇示した。「当選後は自民入りする」。選挙終盤に入り、こんなうわさがささやかれる。

      ■

 「これほど地元をよく知る熟練の政治家を他に知らない」。29日午前、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前。来援した首相の岸田は、県議を6期、県議会議長を8年経験した金子を持ち上げた。「国政に再度送っていただきたい」。金子も隣で声を張った。

 金子は14年衆院補選で初当選して以来、選挙戦を全て圧勝。今回も、業界団体が前面に出た組織型選挙を展開する。自身は「終盤に入っても手応えは上々」と周囲に語るが、マスコミ各社の世論調査では三反園の先行が伝えられる。

 「陣営は金子氏を取り巻く『構造的な問題』が見えていない」。ある自民県議は分析し、危機感をあらわにした。2区は鹿児島市南部など薩摩半島の南半分と、奄美群島で構成する変則的な選挙区だ。互いの距離は400〜600キロ離れ、産業も地域性も大きく違う。

 金子は奄美の生まれ。2区は00年以降、奄美で育った候補の当選が続く。本土の指宿市出身の三反園という有力候補の登場で「『今度は本土から』との雰囲気が薩摩半島側に拡大しつつある」と県議はみる。

 また、公明に広がる自民県連への不満も苦戦の背景にあるという。昨年の三反園の落選で、自民主導で支援し公明が共闘した候補は知事選で2連敗。関係者によると、「負けが続けばうちの組織力にも影響する」との不満が公明の支持団体で噴出した。特に奄美は公明の支持者が多く、自民との不協和音が直撃した。

 選挙戦は最終盤。「組織力でなんとかしのぎたい」。陣営幹部は決意を語った。

 共産党新人の松崎真琴は「奄美の軍事基地化反対」などと訴える。 =敬称略

 (片岡寛、郷達也)

3985チバQ:2021/10/30(土) 08:02:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk26010213000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 1区 伊吹氏引退 自、共、維三つどもえ 熱気と不安、入り乱れ /京都
2021/10/29 07:00毎日新聞

 31日投開票の衆院選で京都1区(京都市北区、上京区など)は、自民、共産、維新の三つどもえの構図となった。1996年の小選挙区制導入以降、過去8回の選挙では、旧民主党などへの政権交代につながった2009年衆院選を除き、議席を得てきたのは自民前職の伊吹文明元衆院議長(83)。伊吹氏の引退で全国でもまれに見る激戦となった、1区の現場を歩いた。【矢倉健次、福富智、添島香苗】

 「生まれ育った京都の思いを国に伝えます」。選挙戦序盤の22日、自民新人の勝目康氏(47)は出町桝形商店街(上京区)を練り歩きながら、有権者に支持を訴えた。傍らには、後援会組織などを引き継いだ伊吹氏が寄り添い、長年の支持者へ共に頭を下げる。「出馬表明は7月。時間が限られた中でも、当選しなければ始まらない」。陣営関係者が意図を説明する。

 2人の二人三脚ぶりはあらゆる場面で顕著だ。勝目氏の政見放送には伊吹氏も登場し、選挙公報には「伊吹から勝目へバトンタッチ‼」の文字が躍る。ほとんどの演説会には伊吹氏の姿があり、公示前から選挙区内に張り巡らされた後援会へのあいさつ回りも、二人三脚で進めてきた。

 ただ、有力支援組織の関係者は「20〜30分の滞在中、伊吹さんがほぼ一人で話し、勝目さんは傍らでうなずいていた。名前を覚えてもらえるのか心配になった」と打ち明ける。伊吹氏の存在感を勝目氏の知名度アップにどうつなげるか、模索が続いている。

   ◇   ◇

 「野党共闘候補の私を、ぜひ勝たせていただきたい」。24日、京都駅(下京区)周辺での街頭演説で、共産前職の穀田恵二氏(74)が声を張り上げた。穀田氏と一緒に並んだ志位和夫委員長も「野党共闘のキーマン中のキーマンだ」と穀田氏への支援を求めると、聴衆から歓声が湧き起こった。

 1区は立憲が最後まで候補の擁立を模索したが、最終的に擁立を見送り「事実上の」野党共闘が成立した。穀田氏の選挙事務所(上京区)には、小沢一郎氏など立憲の重鎮らから「為書(ためが)き」が届いているほか、穀田氏の選挙公報にも立憲の安住淳国対委員長や中村喜四郎氏の名前が「応援団」として並ぶ。

 党府委員会の渡辺和俊委員長は「(前回17年衆院選から)この4年間での共闘の中心に穀田氏がいた」と評する。ただ、立憲府連は共産府委員会との共闘を拒否したままで、変化の兆しは見えない。立憲府連幹部が「(共闘は)本部の事情なのだろう。京都は京都なので」と突き放す中、立憲支持層や他の支持層にも支持を広げるため、選挙区を回っている。

   ◇   ◇

 「結婚して(夢を)諦めた。子どもができて、また諦めた。でも、女性だって頑張りたいんです」。22日、京都・四条河原町での街頭演説会で、維新新人の堀場幸子氏(42)が力を込めた。維新副代表の吉村洋文大阪府知事も「厳しい選挙区だと分かった上で出馬してくれている。力を貸してほしい」と語り掛けた。

 聴衆の中には、吉村氏の写真を撮影したり、声援を送ったりする人の姿も目立つ。普段は東京で主に活動しているという、ある陣営関係者は「関西での吉村さんの人気ぶりに驚いた」と打ち明ける。

 維新が1区に候補を擁立するのは、前身の旧維新の党が立てた14年衆院選以来。この時は約3万6000票を得たが、維新が票を伸ばすには、吉村氏の応援に象徴されるように無党派層の支持が欠かせない。他党の府関係者も「維新の動きは気になる」と焦りをみせる。

 大阪を中心に根強い支持を得ている維新にとって、京都で議席を獲得することは、全国的な党勢拡大に向けて大きな意味を持つ。「京都から政治を変えましょう」。堀場氏は今日も街頭で声をからす。

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 ◆京都

 ◇1区(3)=京都市北・上京区など

穀田恵二 74 党国対委員長 (9)共 前(比)

堀場幸子 42 研修講師 維 新(比)

勝目康 47 [元]総務省室長 自 新(比)[公]

〔京都版〕

3986チバQ:2021/10/30(土) 08:04:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk40010259000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 福岡5区 一騎打ち、接戦続く 読みづらい支持者動向 /福岡
2021/10/29 05:33毎日新聞

 福岡5区は立憲新人の堤かなめ氏(61)と自民前職の原田義昭氏(77)が接戦を演じている。堤氏は共産の候補取り下げで、原田氏は公認を争った元県議・栗原渉氏(56)の出馬断念で、与野党一騎打ちの構図だ。

 堤氏が26日夜に筑紫野市で開いた個人演説会には女性の姿が目立ち、時折赤ちゃんの泣き声が響く。生活苦にあえぐ女性の実例を挙げながら「女性の声を国会に届ける」と訴えると拍手が湧いた。少人数の座談会で女性の声に耳を傾けるなどして支持を広げる一方、県教組や自治労が動き、立憲支持層と共産支持層を固めつつある。

 栗原氏の地盤の朝倉地区では「栗原さんの無念を堤に託して」と呼び掛けて支持者を取り込もうと懸命。連合に配慮して街頭宣伝や演説で共産との「共闘」に触れることはほとんどないが、堤氏は「共産党だが応援している、と声を掛けられる」と言い、手応えを感じるという。

 原田氏は公認争いにより「深い傷が残った」(陣営幹部)中での戦いに臨んでいる。27日に春日市であった個人演説会では「栗原さんの思いをしっかり実現し、バトンタッチしたい」などと述べ、融和を強調した。

 栗原氏を推薦していた団体などは原田氏の公認に強く反発したが、ここに来て変化も出ている。県医師連盟は26日、原田氏を推薦した。栗原氏との協力を進めていた公明は自主投票としながらも、今週初めから原田氏陣営と一緒に企業や団体への支援要請に回っている。ただ「朝倉地区では原田憎しというより党本部の公認の決め方への怒りがものすごい」と陣営幹部。

 両陣営とも読みづらい朝倉地区のコアな栗原氏支持者の動向が勝敗に影響を与える要因の一つとなりそうだ。【桑原省爾】

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 ◇福岡5区立候補者(届け出順)

堤かなめ 61 立新

原田義昭 77 自前

〔福岡都市圏版〕

3987チバQ:2021/10/30(土) 08:05:30
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211028ddlk40010213000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 福岡2区 無党派層の動向が鍵 都市型選挙、各陣営熱気 /福岡
2021/10/28 07:03毎日新聞

 福岡2区は、4選を目指す自民前職の鬼木誠氏(49)と、小選挙区の議席奪還を狙う立憲前職の稲富修二氏(51)が激突し、接戦が伝えられている。

 転入出の多い2区は「都市型選挙」といわれ無党派層の動向が勝敗の鍵を握る。2012年、14年と鬼木氏が勝利。前回の17年も鬼木氏が勝利したが、稲富氏も8160票差に迫り比例復活した。

 「立憲と共産が組み、どう国を守るのか」。岸田内閣で副防衛相に就任した鬼木氏は25日、中谷元・元防衛相らを招いた総決起集会で語気を強めた。「選挙区は鬼木、比例は公明」と繰り返し呼びかけ、自公連立の「安定」を印象づけた。

 今回は共産が候補擁立を見送り、陣営には「共産の票が稲富氏に流れたら負ける」との懸念は根強い。終盤に近づき一歩リードとの見方もあるが、陣営関係者は「緩んだ方が負け。一晩で形勢は変わる。しびれる」。コロナ下で屋内での集会を大幅に縮小しつつ大ホールの演説会や青空集会をこなす。

 「コロナという国家危機で2人も総理が辞めた。安倍政権以来の自民1強のおごりだ」。稲富氏も25日、総決起集会に党幹事長の福山哲郎氏らを招いた。「九州の最激戦区を制し、日本の政治を変える。何としても(選挙区を)取りたい」と声を上ずらせ、政権批判の先頭に立つ姿勢を際立たせた。

 朝夜のつじ立ち、夕食時には拡声器と投光器を用い、少人数で住宅街を練り歩くなど「どぶ板」の徹底を公示後も貫く。「選挙の熱、機運が徐々に高まっている」と稲富氏。陣営は「投票率が上がれば有利とみている。手応えはある」と話す。

 日本維新の会新人の新開崇司氏(50)は街頭演説を重ね社会保障制度改革を軸に訴える。【土田暁彦】

   ◇   ◇

 衆院選は31日の投開票に向け、各候補が支持拡大にしのぎを削っている。激戦区の状況を探った。

………………………………………………………………………………………………………

 ◇福岡2区立候補者

 (届け出順)

新開崇司 50 維新

鬼木誠  49 自前

稲富修二 51 立前

〔福岡都市圏版〕

3988岡山1区民:2021/10/30(土) 13:07:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8cb5b82176b1b4ba2f6609532c00f739f9952d0
投票率、低水準の見方=「与党有利」に懐疑論も【21衆院選】
10/30(土) 7:09配信

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時事通信
国会議事堂=東京・永田町

 衆院選の投開票を31日に控え、各党は投票率の行方を注視している。

 各党関係者の間では、戦後2番目に低かった前回2017年(53.68%)と同様、低水準にとどまるとの見方が出ている。新型コロナウイルス禍を受け、各党こぞって分配政策を公約に掲げ、対立軸が鮮明になっていないことが背景にあるとみられる。

【図解】政党支持率の推移

 衆院選の投票率は、旧民主党が政権交代を果たした09年は69.28%だったが、自民、公明両党が政権を奪還した12年は59.32%と低下。自公が政権を維持した14年は戦後最低の52.66%を記録した。

 今回、公示翌日の20日から24日までの期日前投票者数は約567万人で前回の同時期に比べ約156万人増加。期日前利用者は増加傾向にあり、前回は過去最高だった。自民党筋は、コロナ禍で密を避けるため期日前利用者が増える一方、投開票日当日に投票所へ足を運ぶ有権者は減るとみている。

 投票率が低い場合、自民党など組織力を持つ政党が有利とされる。しかし、自民党関係者は「長期政権やコロナ禍の閉塞(へいそく)感で支持者がしらけている」と指摘。セオリーが当てはまらない恐れがあると懸念を示す。

 公明党もコロナ禍で昨年来、集会を効果的に開けなかったとして、「低投票率は決して有利ではない」との認識だ。

 一方、立憲民主党は期日前投票で同党が好調との情報があることから「自民支持層が投票に行っていないのかもしれない」と推測。共産党は「低いと決めてかかる必要はない」として、政権批判票をさらに掘り起こす構えだ。

 日本維新の会のある候補者は有権者の反応は良好としつつも、「固定票があるわけではない」と投票率アップに期待を示す。国民民主党幹部は投票率は若干上がるとの見方を示した上で「どの政党にも積極的な支持が集まっていない。勝者なき戦いになる」と漏らす。

3989岡山1区民:2021/10/30(土) 13:10:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/31448aeddadb6cc68ef4113e67b2120afc7e2679
投票率 低いと与党、高いと野党有利? 議席数への影響どうなる
10/30(土) 7:00配信

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毎日新聞
期日前投票所で1票を投じる有権者=福島市役所で2021年10月20日、肥沼直寛撮影

 与野党が、31日に投開票される衆院選の投票率の行方を注視している。今回の選挙戦は、立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから、与野党の接戦区が増えた。そのため、投票率を左右する無党派層の動向が各党の議席数に大きく影響するからだ。

 「投票率が上がると、無党派層の票が野党に流れる。激戦区が多いので心配だ。投票日は雨になることを祈りたい気分だ」。自民党関係者は冗談めかしつつ、投票率と無党派層の動向に神経をとがらせる。

 一般的に、投票率が低いと企業・団体など組織戦を展開する自民や、支持母体・創価学会の支援を受ける公明党に有利に働くとされる。逆に、投票率が高ければ、無党派層からの票の上積みが期待できる野党に有利に働くケースが多い。

 実際、2009年衆院選は、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降で最高の投票率69・28%を記録し、旧民主党が政権交代を果たした。一方、自民党が政権に復帰した12年以降は、14年衆院選が52・66%、17年衆院選が53・68%と低水準で、安倍晋三元首相は「自民1強」体制を築いた。特に10〜30代の若年層の投票率が低かったことが低水準につながった。

 今回の選挙は、自民党が約30の小選挙区を「重点区」に設定。野党幹部は「100小選挙区が激戦だ」としている。投票率が高まれば、無党派層の票が多くなる。その動向は、接戦区の大勢を決め、選挙結果全体を左右する可能性が大きい。

 野党は投票率の高まりを期待している。立憲幹部は、菅前政権の新型コロナウイルス対応の不手際などを挙げ、「無党派層の自民党に対する不満はたまっている。正直、大雨か晴れかで、かなり選挙結果が変わってくる」との見方を示す。

 ただし、自民党内には「最近は、単純に高投票率が野党に有利とは言えない」との指摘もある。近年は20〜30代などの層に自民支持者が増えており、自民関係者は「高投票率でも勝負になる。要は、無党派層の気持ちをつかめるかどうかだ」と語る。

 今回の投票率はどうなるのか。一橋大大学院の中北(なかきた)浩爾教授(現代日本政治論)は「前回並みの50%台前半ではないか」とみる。接戦区の多さは投票率を押し上げる要因になるが、与野党に国民人気が極めて高い党首が見当たらず、野党が訴える「政権交代」の可能性も低いとの見方が広がっていることも要因のようだ。

 ただ、低投票率が与野党のどちらに有利に働くかは見通せないという。7月の東京都議選は過去2番目に低い投票率(42・39%)だったが、自民党は事実上敗北した。中北氏は、コロナ禍で自民候補と支援者の集会などが減ったとして、「組織が緩んでおり、低投票率でも、従来通り与党に有利になるかは分からない」と指摘する。【飼手勇介、加藤明子】

3990とはずがたり:2021/10/30(土) 19:42:35
[スキャナー]自民、当落線上に党幹部・閣僚含む104人…「野党一本化」響く
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50010/
2021/10/29 09:37

立民5割近く横一線
 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で、自民党は単独過半数(233)が微妙な情勢となっている。当落線上で党幹部や閣僚も含めて104人が競り合っており、予断を許さない状況だ。立憲民主党も5割近くが横一線の争いで、接戦区の勝敗がカギを握りそうだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

危機感
街頭演説をする自民党の岸田総裁(28日午後1時56分、JR新潟駅前で)=今利幸撮影
 「北海道から沖縄まで、どの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、勝利を与えていただきたい」


 岸田首相(自民党総裁)は28日、秋田県大館市で演説し、危機感をあらわにした。首相はこの日、青森や秋田、石川各県の接戦区を中心に回った。

 首相は今回、就任から10日で衆院解散に踏み切り、超短期決戦に臨んだ。自民内には新内閣発足の「ご祝儀相場」を当て込む向きもあったが、24日の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は自民の1勝1敗に終わり、「早くも相場が崩れ始めた」(党幹部)との声が漏れる。期待した追い風は吹かず、地力を問われる選挙となっている。

 立憲民主党が共産、国民民主、れいわ新選組、社民の4党と213選挙区で候補者を一本化した影響も大きい。前回2017年衆院選では野党候補が乱立して自民に有利に働いたが、今回は132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれた。自民の小選挙区候補277人のうち、当落線上にいる104人の中には党幹部や閣僚も含まれ、その多くは野党統一候補と争っている。

甘利氏も
 象徴的なのが神奈川13区だ。自民の甘利幹事長は立民の 太ふとり 栄志氏と横並びのまま、終盤にもつれ込んだ。全国を応援で回っていた甘利氏も28日は地元の神奈川県大和市に入り、「自民党改革をして、必ずこの日本を再興してみせます」と声を張り上げた。

 福島2区でリードしていた根本匠・元厚生労働相は立民の馬場雄基氏の猛追を受け、互角の戦いに持ち込まれた。東京5区では立民の手塚仁雄氏と自民の若宮万博相、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と塩谷立・元文部科学相がデッドヒートを繰り広げている。

 東京8区で苦戦を強いられている自民の石原伸晃・元経済再生相のもとには27日、首相が応援に入り、テコ入れを図ったが、共産の支援を受ける立民の吉田晴美氏がやや抜け出した。

「風」吹かず
 ただ、立民にも「風」は吹いていない。小選挙区に立つ214人の立民候補のうち、優位に戦いを進めているのは序盤から微増の37人にとどまり、94人は引き続き接戦となっている。大物候補が激戦を強いられているのも自民と同様だ。

 岩手3区では、当選17回を誇る小沢一郎氏が自民の藤原崇氏に接戦に持ち込まれた。小沢氏は公示日の19日、全国遊説ではなく、地元で第一声に臨んだ。後援会も「初日の地元入りは初当選以来」と驚くほどだ。福島3区では、小選挙区で7回連続当選の玄葉光一郎・元外相が自民の上杉謙太郎氏と接戦を演じている。

街頭演説をする立憲民主党の枝野代表(23日、東京都豊島区で)=富永健太郎撮影
 立民の枝野代表は28日、長野県や埼玉県、東京都の接戦区を回って追い込みを図った。長野県小諸市でマイクを握った枝野氏は、「私たちには具体的なプランがある。ぜひ実行させてほしい。政治を変えるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。

3991とはずがたり:2021/10/30(土) 19:43:47
>首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

岸田首相に焦り? 「奥の手」チャーター機で衆院選接戦区を遊説
https://mainichi.jp/articles/20211028/k00/00m/010/210000c
毎日新聞 2021/10/28 18:56(最終更新 10/28 19:08) 567文字

 岸田文雄首相は28日、衆院選の遊説で東北や北陸、四国地方を回るため、チャーター機で各地を移動した。自民党総裁の首相が選挙戦でチャーター機を使うのは、2009年8月に行われた衆院選の麻生太郎首相以来。全国各地に接戦区が広がるなか、数多くの応援演説をこなしたい岸田首相の焦りの表れとも言えそうだ。

 首相は28日朝、東京・赤坂の衆院議員宿舎を出発すると、青森、秋田、新潟、石川、香川県の順に応援演説に回った。青森市から秋田県大館市までは車を使ったが、それ以降は全日空のチャーター便を使い空路で移動した。大館市では「大激戦を何としても皆さんの力で押し上げていただきたい。こうした強い思いで駆けつけた」と訴えた。


 首相は27日までは、羽田空港を発着する定期便を利用して遊説先に出向くことはあったが、その後の移動は電車や車だった。選挙戦が終盤に差し掛かり、移動時間を短縮するため「奥の手」に出たとみられる。自民党関係者は「安倍晋三元首相は『追い風』で選挙に臨むことが多かった。今回はチャーター機を使わないと、接戦区を回りきれない」と話す。

 首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

3992とはずがたり:2021/11/01(月) 00:39:22

保守、自民重鎮か43歳元財務官僚か 野党は一本化で対抗 熊本2区
会員記事2021衆院選
https://www.asahi.com/articles/ASPBC5RLQP9XTLVB00T.html
長妻昭明2021年10月12日 8時00分コメント


 熊本市西部と玉名市などが含まれる熊本2区では、自民党の現職で最多の当選16回を誇るベテランに無所属の新顔が世代交代を挑み、保守層をめぐる激しい争いが2回連続で繰り広げられる見通しだ。

 「野田毅(たけし)が役に立たんならいらんです。でも野田がいないとできん仕事がまだまだある」。9月15日、自民現職の野田毅氏(80)は熊本市で開いた決起集会で訴えた。党税制調査会長や旧自治相、旧建設相などを歴任してきた重鎮だが、支援者一人ひとりに深々と頭を下げ、笑顔でグータッチもした。

 「今回は相当厳しい戦い」と、陣営幹部は危機感を隠さない。「支持基盤が崩されてきている。相手は4年間『浪人』しただけあって、人間関係を作ってきている」。相手とは、元財務官僚の西野太亮(だいすけ)氏(43)。前回、衆院選に初挑戦するにあたり自民党公認を求めたがかなわず、野田氏に2万3千票余りの差で敗れた。今回も無所属で立候補する予定だ。

 保守層を巡って2氏が火花を散らす一方、共産党県書記長の橋田芳昭氏(65)は自公政権を真っ向から批判し、党公認で立候補する予定だ。立憲民主党などは候補者擁立を見送り、野党候補が一本化される。

 昨年10月、野田陣営に衝撃…

3993チバQ:2021/11/01(月) 07:08:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100179&g=pol
自民251議席、14県独占 立民89、維新36【21衆院選】
2021年11月01日04時00分


 31日投開票の衆院選は1日午前3時半現在、自民党が小選挙区で186議席を獲得した。14県で議席を独占。比例代表は65議席で、合わせて251議席となった。
 自民党が独占したのは青森、山形、群馬、山梨、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、鳥取、島根、山口、愛媛、高知の各県。大阪と佐賀は全敗した。
 自民党は、東京15区、奈良3区で議席を得た同党系無所属の候補をそれぞれ追加公認した。
 同党は選挙区に277人を擁立。公示前勢力276からは議席を減らしたが、焦点だった単独過半数(233)を維持した。
 公明党は選挙区に擁立した前職9人が全勝。比例は19議席で合わせて28議席。
 一方、立憲民主党は選挙区に214人を擁立し54人が勝利した。比例の35議席と合わせて89議席。公示前勢力110から上積みを狙ったが苦戦した。
 日本維新の会はお膝元の大阪で選挙区15を獲得し、兵庫でも1議席を得た。比例は20議席。公示前勢力11人から3倍以上の計36議席となった。単独での法案提出が可能となる21を超えた。
 共産党は沖縄1区を死守し、比例7議席を確保した。
 国民民主党は選挙区で6議席を獲得。公示前勢力は8人。
 社民党は沖縄2区で新人が勝利し、議席を維持した。公示前勢力は1議席だった。れいわ新選組も議席獲得を目指す。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得が難しい情勢。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100013&g=pol
自民、過半数維持 岸田政権が継続―立民不振、維新第3党へ【21衆院選】
 第49回衆院選は31日、投開票された。自民党は公示前の276議席から減らすものの、過半数(233)を維持した。公明党と合わせ、国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261に達し、岸田政権は継続する。野党共闘を進めた立憲民主党は振るわなかった。共闘と一線を画した日本維新の会は公示前から躍進し、公明党を抜いて第3党となる見込み。

 衆院選を受けた特別国会は11月10日に召集され、第2次岸田内閣が同日中に発足する見通し。
 岸田文雄首相(自民党総裁)は1日未明、党本部で記者団に「政権選択選挙で信任を頂いたことは大変ありがたかった」と表明。一方、選挙区で甘利明幹事長は敗北し、辞任の意向を首相に伝えた。これに関し首相は「本人の話を聞いた上で私が判断する」と述べた。
 立民の枝野幸男代表は31日夜の記者会見で「足腰を強くしないと政権にたどり着くことはできない」と力不足を認めた。「結果を分析して参院選に臨みたい」と語った。
 1日午前3時半現在、自民党は選挙区で186議席を確保。比例代表で65議席を確実にし、計251議席を固めた。立民は選挙区で54議席、比例で35議席の計89議席を確保した。
 公明党は選挙区と比例を合わせて28議席を確保し、公示前の29議席の積み増しをうかがう。公示前12議席の共産党は8議席を獲得した。維新は公示前の11議席を大きく超える36議席に達した。公示前8議席の国民民主党は6議席を確保した。
 社民党は公示前と同じ1議席を維持した。
 衆院選は2017年10月以来4年ぶり。465議席(小選挙区289、比例代表176)を争った。新型コロナウイルス下で初の大型国政選挙で、コロナ対策や経済立て直しが争点となった。発足間もない岸田政権に加え、この4年間に国政を担った安倍、菅両政権の評価も問われた。
 立候補者は現行制度で最少の1051人。投開票が現行憲法下で初めて衆院の任期満了日(10月21日)の後にずれ込んだ。内閣発足から衆院解散までは10日間、解散から投開票までは17日間でともに戦後最短だった。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100083&g=pol
柿沢、田野瀬氏を追加公認 自民【21衆院選】
2021年11月01日01時52分


 自民党は31日付で、衆院選に無所属で出馬した東京15区の柿沢未途氏と、奈良3区の田野瀬太道氏を追加公認した。東京15区は候補者の調整が付かず、柿沢、今村洋史両氏を推薦。田野瀬氏は「銀座クラブ」問題で自民を離党していた。

3994チバQ:2021/11/01(月) 07:10:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100783&g=pol
重鎮、選挙区で続々敗北 自民・甘利氏、立民・小沢氏ら【21衆院選】
2021年11月01日03時15分

 31日投開票の衆院選では与野党の重鎮議員が相次いで小選挙区で敗れた。自民党の甘利明幹事長は神奈川13区で敗北が確実に。党関係者によると、1955年の結党以来、現職幹事長が選挙区で敗れた例は確認できないという。同党では石原伸晃元幹事長も東京8区で敗北した。

 選挙対策を統括する立場の甘利氏は、終盤に苦戦が伝えられると地元に張り付いて巻き返しを図ったが、立憲民主党の新人に及ばなかった。甘利氏は幹事長を辞任する意向で、岸田政権は体制の立て直しを迫られる。石原氏の選挙区も立民、共産両党などが候補者を一本化し、野党共闘の象徴となっていた。
 一方、自民党幹事長や民主党代表などを歴任した大ベテランの立民・小沢一郎氏は岩手3区で敗北。同じく立民の中村喜四郎元建設相も茨城7区で敗れた。
 また、熊本2区では17選を目指した自民党の野田毅元自治相が敗北。比例代表に重複立候補しておらず、落選となった。
 現職閣僚では若宮健嗣万博担当相(自民)が東京5区で敗北が確実。香川1区では自民党の平井卓也前デジタル相、千葉8区では同党の桜田義孝元五輪担当相がそれぞれ敗れた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100079&g=pol
公明、小選挙区全勝に安堵 来夏の参院選へ弾み【21衆院選】
2021年11月01日03時03分
 公明党は、衆院選で候補者を立てた九つの小選挙区全てで勝利したことに安堵(あんど)している。衆院選小選挙区全勝は2014年以来。今夏の東京都議選での全員当選に続き、来夏の参院選に向けて好調の流れを維持したい考えだ。

山口那津男代表は1日未明の記者会見で「滑り出しは大変厳しい状況だったが、良い結果に結びついた」と述べ、胸をなで下ろした。選挙前は、新型コロナウイルスの感染拡大で得意とする組織戦が制約されるなど不安材料が多くあり、選挙戦の行方が危ぶまれていた。
 山口氏は31日夜のテレビ朝日の番組で、与党での過半数確保について「進むことに対する信任の意味では、実に大きい」と強調。一方、自民党の議席数減については「これまでのコロナの感染状況への厳しい評価がまだ残っている。謙虚に受け止めなければならない」と指摘した。

3995チバQ:2021/11/01(月) 07:29:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100855&g=pol
自民堅調、安堵の声 甘利氏辞意、岸田首相は立て直し急ぐ【21衆院選】
2021年11月01日02時28分
 自民党は衆院選で議席減の見通しとなったが、事実上の「勝敗ライン」と目された単独過半数233を確保し、党内に安堵(あんど)の声が漏れた。ただ、岸田文雄首相(党総裁)は小選挙区で敗れた甘利明幹事長から辞意を伝えられ、態勢の立て直しを迫られる。


 「国民に認められた。しっかり政権運営、国会運営をしていく」。首相は1日未明、自民党本部で記者団にこう強調した。
 党内では、9月末の総裁交代を受けて逆風は和らいだとの見方が大勢を占めると同時に、野党の候補一本化を踏まえて公示前勢力(276)から一定の議席減は織り込んでいた。
 首相周辺は「大崩れせず、よく持ちこたえた」と指摘。党関係者は「単独過半数はびっくりだ。これが実力ということになる」と手放しで喜んだ。
 議席減に対しては、安倍政権時代に起きた森友・加計学園問題など長期政権の弊害と言える不祥事を理由に挙げる向きが党内に多い。菅政権でも新型コロナウイルス対応に関する説明不足が批判された。
 総裁選後の人事も要因とみられている。刷新感を出すよりも、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁への配慮を優先。人気者の河野太郎前規制改革担当相ら「小石河連合」の要職起用を見送った。党中堅は「首相は安倍・菅政権を継承したと受け止められた」と指摘した。
 甘利氏は現金授受問題を引きずり幹事長に就任。自身の苦戦情報を受け、終盤は地元に張り付いた。党関係者は「こんな幹事長は見たことがない」とあきれ顔で、岸田派議員は「失敗人事だった」と語った。
 首相に対しては、就任から間もないこともあり、現段階で責任論は強くない。ただ、来年夏に参院選を控え、党の「顔」として疑問視する見方は残っており、参院側から「何をやりたいのか分からず、有権者に支持されていない」(若手)との危機感が漏れた。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100833&g=pol
共闘不発、立民困惑 路線継続も執行部に不満【21衆院選】
2021年11月01日02時18分

テレビ番組のインタビューに答える立憲民主党の枝野幸男代表=31日夜、東京都港区
テレビ番組のインタビューに答える立憲民主党の枝野幸男代表=31日夜、東京都港区

 立憲民主党は公示前勢力の110から大幅議席増を目指したが、不発に終わった。共産党などと共闘態勢を構築して自信を持っていただけに、困惑の色を隠せない。枝野幸男代表は成果はあったとして来年夏の参院選でも共闘路線を継続する考えを示すものの、党内には不満がくすぶる。
 「自民党が強いところでも接戦に持ち込めた。一定の成果があった」。枝野氏は31日夜の記者会見で、今回の野党共闘の意義をこう強調。「参院選でも(改選数1の)1人区は基本的に一緒だ」と表明した。
 立民は共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の4党と213選挙区で候補者を一本化して選挙戦に臨んだ。特に共産党とは、政権交代が実現した場合には「限定的な閣外からの協力」を得ると合意するなど、共闘をより深化させた。
 しかし、政権交代とはほど遠い状況に、立民関係者は「競り勝てそうなところで競り負けた」と分析。枝野氏周辺は「共闘で接戦に持ち込めても勝ち切れなかったら意味がない。こんなのは初めてだ」と戸惑いの表情を浮かべた。 
 小選挙区では自民党幹事長経験者らを破る「金星」も挙げた。こうした点を踏まえ、ある中堅は「野党共闘は大いに意味があった。参院選でも続けなければならない」と枝野氏を支持する考えを表明。共産党の志位和夫委員長も31日夜の会見で「自民党を追い詰める上で効果を挙げた。次の参院選、衆院選でもチャレンジしたい」と語った。
 とはいえ、立民は党の力量がより表れる比例代表でも伸び悩んでいるとの見方が出ている。これについて党関係者は「今の党に魅力がないからだ」と指摘。現執行部に不満を持つベテランも「低調な政党支持率がそのまま反映された。これが実力だ」と述べ、状況の打開には党役員の刷新が必要だと訴えた。
 最大の支持団体である連合は共産党との共闘に反対の姿勢を堅持する。関係者によると、現在の芳野友子会長は特に強硬な反対論者といい、来夏に向けて連合との間合いの取り方も課題となる。

3996チバQ:2021/11/01(月) 07:32:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba68f23de1551f2fa7d1aa4d062a0491fc0ee2f0
自民「絶対安定多数」立憲14議席減 維新は約4倍
11/1(月) 6:09配信
 衆議院議員選挙は自民党が国会を安定して運営できるいわゆる「絶対安定多数」261議席を単独で獲得しました。

 自民党は公示前の276からは15議席減らしましたが、野党共闘で候補者の一本化を進めた立憲、共産両党などとの接戦に競り勝ちました。

 その結果、衆議院にある17の常任委員会すべてで委員長を出したうえで、過半数の委員を確保できるいわゆる「絶対安定多数」を確保しました。

 公明党が獲得した32議席と合わせると、与党で293議席を確保したことになります。

 岸田総理大臣:「自民党の単独過半数、これも国民の皆さんにお認め頂いた。ぜひそうした結果を踏まえてこれからしっかり政権運営、国会運営を行っていきたいと思っています」

 一方、野党側は公示前は110議席だった第1党の立憲民主党が14議席を減らしました。

 これに対して日本維新の会は公示前の11議席からおよそ4倍となる41議席を獲得し、野党第2党に躍進しました。

 共産党は公示前の12議席から2議席減らしました。

 なお、今回の衆議院選挙の推定投票率は55.33%前後で、戦後3番目に低くなる見通しです。

テレビ朝日


https://news.yahoo.co.jp/articles/2c79eaf813d621cb480bffa9fefc862eda6afa98
衆院選の全議席確定、維新が41議席で第3党 自民261、立憲96
11/1(月) 5:49配信
 31日に投開票された衆院選(定数465)の全議席が確定した。自民党が261議席、公明党32議席で、両党で絶対安定多数(261議席)を超える計293議席を獲得した。選挙協力を進めた野党5党では、立憲民主党が96議席と公示前より減らした。他の4党は国民民主党が11議席、共産党が10議席、れいわ新選組が3議席、社民党が1議席だった。そのほかでは、日本維新の会が41議席を獲得し、第3党になった。

3997チバQ:2021/11/01(月) 07:33:41

7554 :チバQ :2021/11/01(月) 07:33:15
自民は負けなかったけど、AAAが負けたってことできっしー的には良かったのでは
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2cd7d7217d398f29ec202a3a1ef7260f1ced6b8
甘利明氏、負けた 自民現職幹事長として初の敗北…比例で復活も辞意伝える
11/1(月) 6:00配信

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スポーツ報知
当選確実の花が付かなかった甘利明幹事長(左)と岸田文雄総裁(代表撮影)

 小選挙区289議席と比例選176の計465議席を争う第49回衆議院選挙が31日に投票、即日開票された。自民党は公示前の276議席から減らす見通しだが、単独で定数465の過半数を確保した。公明党と合わせて絶対安定多数を確保、岸田政権は継続する。ただ、神奈川13区で甘利明幹事長(72)=比例復活=が1996年の小選挙区比例代表制導入以降、現職幹事長として初めて敗北、辞任する意向を党幹部に伝えた。立憲民主党と共産党などの野党は候補者を一本化したが、伸び悩んだ。日本維新の会は30超の議席を得て野党第2党に躍進した。

【写真】甘利明を囲む会で加藤紗里&三原じゅん子2ショット

 「政権選択選挙において、大変貴重な信任を頂いたということになると思う」。最初のヤマ場を終え、岸田文雄首相は党本部で語った。党本部で候補者の名前が書かれたボードに、バラの造花をつける際、ほとんど笑顔はなかった。自公で絶対安定多数は確保したが、岸田氏が幹事長に抜てきした甘利氏が小選挙区で立民の新人・太栄志氏(44)に敗北。比例で復活当選したものの、辞任する意向を固め、党幹部に伝えた。

 甘利氏は「政治とカネ」の問題を最後まで払拭することができなかった。2016年1月、週刊文春が道路工事の補償を巡って都市再生機構(UR)とトラブルになった千葉県の建設会社から現金100万円を受け取ったと報じた。甘利氏は現金授受を認め、経済再生担当相を辞任した。東京地検の捜査で不起訴となったが「説明責任を果たしていない」との批判が根強く残ったまま、甘利氏は衆院選に突入した。「政治とカネ」を巡る甘利氏の姿勢に有権者の厳しい目が注がれ、逆風になったとみられる。

 この日、午後8時に開票作業が始まり3時間が経過しても、甘利氏の「小選挙区勝利」の報はないまま。同じ神奈川県を地盤とする小泉進次郎前環境相、河野太郎党広報本部長、菅義偉前首相らの当選が相次いで伝えられる中、甘利氏は党本部で時折、疲れ切った表情を見せた。

 TBS番組では、爆笑問題の太田光から「戦犯ですね?」「ご愁傷さまでした」などの厳しい質問を浴び、進退については岸田氏と相談すると応じていた。約4時間後には小選挙区敗北の報が流れ、甘利氏は厳しい表情のまま無言で帰路についた。比例で復活したものの、幹事長の交代は不可避となった。

 銀座クラブ訪問問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長が落選し、石原伸晃元幹事長、桜田義孝元五輪相らベテラン議員が小選挙区で敗北するなど衝撃もあった。甘利氏の地元では落選運動も勃発。元東京地検特捜部で弁護士の郷原信郎氏は手作りの夕刊紙風ビラを作り、甘利氏の落選運動を展開。甘利氏は不快感を示したが、郷原氏は取材に「甘利氏からも党からも落選運動について抗議は来ていない。ぜひ直接、公開の場で討論しましょう」と呼びかけた。

 岸田氏は経済政策「アベノミクス」からの転換を掲げ、「新しい資本主義」などを打ち出していたが、発足時の支持率は50%台半ばと低調だった。自公で絶対安定多数は維持する見通しだが、幹事長を失う厳しい結果を突きつけられた。

報知新聞社

3998チバQ:2021/11/01(月) 07:46:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ac6e3b264daa40a4c0c0804962a342fa44fc6ad
石原伸晃氏、比例復活もできずに落選 開票直後に「小選挙区敗退確実」の惨敗
11/1(月) 6:00配信

スポーツ報知
石原伸晃氏

 東京8区では自民・石原伸晃元幹事長(64)が落選した。開票直後に「小選挙区敗退確実」となり、比例復活もできなかった。立民の新人・吉田晴美氏(49)に敗れ、中選挙区制だった1990年の初出馬以来初めて選挙区での黒星となった。地元に張り付き“ステルス遊説”を行う独自の戦いを展開したが、届かず。閣僚や党三役を歴任した現役派閥の領袖(りょうしゅう)が敗れるのは極めて異例。一方、維新は“地元”の大阪を中心に議席を伸ばし、大幅に躍進した。

 目の周りはくぼみ、マスクの上からもやつれているのが分かった。事務所に現れた石原氏は、入ってすぐに一礼。「申し訳ありませんでした」と集まった支援者に謝罪した。

 過去8回、東京8区で全勝。相手に比例復活を一度も許さない強さを見せてきた。だが今回は前回選挙で2万票以上離した相手に、それ以上の差をつけられ惨敗。開票開始直後の午後8時1分、吉田氏に当選確実が報じられた。「私の力量不足。皆さんが一丸となって頑張ってくれたのに、大将として申し訳ない」。何度も両手を合わせ、頭を下げた。

 苦しかった選挙戦。本来は派閥の領袖として全国の候補者らを応援する立場だ。しかし自らのピンチに、地元に張り付くことを余儀なくされた。

 相手のすったもんだも逆に自身を苦しめた。10月、れいわ新選組の山本太郎代表(46)が東京8区からの出馬を宣言。野党の混乱を招いたが、結局は吉田氏でまとまった。自民党内からは「山本だったら話題にはなるが、野党がまとまりきらない。まだ山本太郎が出てくれた方がよかった」との声も聞こえた。

 さらに苦しんだのはコロナ対応。今年1月に自身が新型コロナウイルスに感染。世間で病床不足が叫ばれる中、発熱などの症状がないのに入院し大ブーイングに。表立って説明しないまま選挙戦に突入。報道陣を避けるように遊説日程を公表せず、後日に演説動画をSNSにアップする“ステルス遊説”を展開した。

 スピーチでもコロナの話題はほぼ触れず。突然現れた駅前で「本当に危ないんです!」とSOSを連呼した。石原氏自身は「敗因はコロナで支援者に会えなかったこと」と多くを語らなかった。

 派閥の現役領袖が小選挙区で敗れるのは異例。派閥の前のトップ・山崎拓氏(84)が2003、09年の2度、同年に額賀福志郎氏(77)、町村信孝氏(享年70)が敗北したくらいだ。

 この日、石原氏は今後について語らず。同じように地にまみれた前任の山崎氏は03年の落選後も会長職にとどまり、05年に返り咲いた。報道陣から比例復活の可能性について聞かれても「小選挙区制ですから。負けだと思う」と言い切り事務所を後にした。

報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0b0302cc3e5c7765590af8cd70b84434e25affd
自民・石原宏高氏 復活当選で兄と明暗分かれる
11/1(月) 5:30配信

石原宏高氏

 ◇第49回衆院選

 石原家の三男で自民の石原宏高氏(57)も小選挙区の東京3区で立民の松原仁氏(65)に敗れたが、比例東京ブロックで復活当選となり、兄・伸晃氏と明暗が分かれた。

 自民は最重点区の一つに位置づけ、公示日に河野太郎党広報本部長、30日には岸田文雄首相が最終演説を行っていた。

3999チバQ:2021/11/01(月) 08:43:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cb2316de103cae8b650475693d679564f024d72
閣僚経験者の落選相次ぐ 自民逆風の象徴に 世代交代求める声も
11/1(月) 6:00配信
 衆院選では、現職閣僚の若宮健嗣万博担当相が比例代表で当選したものの東京5区で敗北するなど、自民党の閣僚経験者ら「大物候補」が相次いで小選挙区で敗れた。立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから苦戦を強いられた。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた候補者たち

 東京8区では、石原派会長の石原伸晃元幹事長が野党統一候補の立憲新人に敗れ、比例代表の復活当選もできなかった。香川1区の平井卓也前デジタル相、千葉8区の桜田義孝元五輪担当相も立憲候補に敗北。塩谷立元文部科学相(静岡8区)、金田勝年元法相(秋田2区)も立憲前職に競り負けた。

 保守分裂の構図となった熊本2区では野田毅元自治相が、古賀誠元幹事長らが支援した無所属の新人に敗れ、17回目の当選を果たせなかった。

 一方で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪問した問題で自民を離党した無所属の松本純元国家公安委員長(神奈川1区)も敗れた。松本氏は麻生太郎副総裁の側近として知られるが、議席を失った。

 ただ、立憲も自民党幹事長や旧民主党代表などを務めた重鎮、小沢一郎氏が岩手3区で敗北。中村喜四郎元建設相が茨城7区で敗れた。与野党ともに世代交代を求める世論の「逆風」を受けたとも言える。【飼手勇介】

4000とはずがたり:2021/11/01(月) 08:50:31
こんなんでは入れる気にならんし勝てんよという千葉Qさんのご指摘が全部当たった(奥野は勝てたけど)選挙でした。

立憲に産業政策,自動車政策がない,国民に改革保守票を取れる体制が無いと批判してきたけど,立憲本体をこんなに比例がとれないんじゃ仕方がないのでもう一寸産業政策を押し出しつつ,改革保守テイストを増やして行くべきか。


国民とも脱原発政策降ろして先ずは地球環境の為に石炭火発を減らしていく方を優先することで合併を図っていくのも良いかも知れない。

折角の共産党とのパイプなので積極的にこちらから切っていかなくても良いとは思うんだけど。

4001チバQ:2021/11/01(月) 09:17:02
ブルーオーシャンというか、保守系野党がいないから票が集まっただけかと
https://news.yahoo.co.jp/articles/280748de6f887589eb148b54c62b5c8d17aba4cd
維新が議席大幅増「吉村人気」追い風 松井氏「今日からスタート」
11/1(月) 0:25配信

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毎日新聞
インタビューで笑顔を見せる日本維新の会の松井一郎代表=大阪市北区で2021年10月31日午後11時2分、藤井達也撮影

 「実績を積み上げるために、今日からスタートだ」。日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、大阪市内のホテルで記者会見に臨み、厳しい表情を崩さずに語った。候補を擁立した大阪府内の15選挙区で全勝し、自民党候補を圧倒。新型コロナウイルス対応で知名度を上げた吉村洋文副代表(大阪府知事)の人気も追い風に、議席を大幅に伸ばした。

【一覧】甘利氏、小沢氏…小選挙区で敗れた候補者たち

 午後10時ごろから始まった会見で、松井氏と吉村氏は小選挙区で当選を決めた候補者の札をボードに掲げた。その後、松井氏は「選挙は与党の勝利で、岸田内閣が信任された。厳しい戦いだったが、法案を単独で出せる力を頂いた。政策を実現すべく、これから死力を尽くしたい」と今後への思いを淡々と述べた。吉村氏は「大阪で改革の実績を積み上げてきたことが評価された」と勝因を語った。

 2017年の前回選では自民や立憲民主党と比べて存在感が埋没し、大阪府内の小選挙区で獲得が3議席と惨敗した。今回は、松井氏や吉村氏が全国を遊説に回り、なじみの薄い関西以外の地域でも票の掘り起こしに努めた。特に吉村氏の人気は高く、ある維新府議は選挙中、「吉村さんが住宅街を回ると住民がマンションのバルコニーに出てきて話を聞いてくれる。無党派層への浸透が進んでいる」と手応えを口にした。

 府内に約260人いる地方議員や首長らも街頭演説やチラシ配りなどにフル稼働し、終盤には激戦区に議員らを集中投入した。20年11月、維新が看板としてきた「大阪都構想」が2度目の住民投票で否決され、党には大きなダメージとなったが、大阪を中心とする底堅い支持や知名度を最大限に生かして盛り返した。【鶴見泰寿、芝村侑美、田畠広景】

4002チバQ:2021/11/01(月) 10:00:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a9f10ab6198eba6cd9f54845d7beea3e1082ce9
岸田首相「勝利宣言」も表情硬く=甘利氏辞意、重い空気―自民【21衆院選】
10/31(日) 22:09配信

時事通信
衆院選の開票速報に厳しい表情を見せる岸田文雄首相(自民党総裁)=31日夜、東京都千代田区

 「与党で過半数確保」を維持しつつも、議席減の見通しとなった自民党。

 岸田文雄首相は東京・永田町の党本部で、「政権選択選挙において大変貴重な信任をいただいた」と述べたが、表情は硬かった。甘利明幹事長も小選挙区で敗北確実となり、党本部は重苦しい空気に包まれた。


 テレビ各社のインタビューに応じた甘利幹事長は、多くの選挙区で苦戦したことに「コロナ禍で国民に鬱積(うっせき)していた不安や不満を、政府与党が受け止め切れていなかったのではないか」と神妙な面持ち。自身も小選挙区で苦戦し、「非常に厳しく受け止めている」と述べたが、その後敗北が報じられると、岸田首相に辞意を伝達した。

 岸田首相は当選確実となった候補者氏名の横に赤いバラを付けて回ったが、カメラを向けられても笑顔は少なめ。石原伸晃元幹事長や平井卓也前デジタル相らの小選挙区での敗北が次々と伝えられる中、インタビューで議席減について問われると、「しっかりと受け止め、今後の参考にしなければならない」と淡々と答えた。



https://news.yahoo.co.jp/articles/0cdcb1c3f6a8062a715a0e6f3ac9a105ce07fbf5
自民が大阪府内で全敗 候補擁立の15選挙区 結党以降で初
11/1(月) 0:11配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で

 自民党は大阪府内で公認候補を擁立した15の選挙区で全敗を喫した。府選挙管理委員会の記録によると、公認候補が府内の選挙区で一人も勝利できなかったのは、1955年の自民党結党以降に実施された計22回の総選挙で初めて。


 自民党は府内全19選挙区のうち、連立政権を組む公明が擁立した四つの選挙区以外で候補を立てた。

 旧民主党が政権交代を果たした2009年衆院選で、自民は候補を立てた15の選挙区のうち、唯一、大阪13区の西野陽氏が勝利し、全敗は免れていた。【石川将来】

4003チバQ:2021/11/01(月) 10:01:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/155574d60c9bc481f2ec75058fb25a608734284e
自民単独過半数、立民は惨敗…維新が第3党に躍進
11/1(月) 4:19配信

読売新聞オンライン

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インタビューを受ける岸田首相(31日午後10時48分、東京都千代田区で)

 第49回衆院選は31日投開票された。自民党は公示前の276議席から減らしたものの、単独で総定数465の過半数(233)を大きく上回った。公明党と合わせた与党では、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261)を確保した。立憲民主党は100議席を割り込み、惨敗した。日本維新の会は議席を大きく伸ばし、第3党に躍進した。小選挙区選の投票率は読売新聞社の推計で55%前後となり、2017年の前回選(53・68%)を上回りそうだ。

 岸田首相(自民党総裁)は11月1日未明、自民党が単独過半数を確保したことについて、「大変ありがたい。結果を踏まえ、しっかり政権運営を行っていきたい」と述べた。党本部で記者団に語った。

 政府・与党は、11月10日に特別国会を召集する方針だ。首相は首相指名選挙で選出された後、ただちに第2次内閣を発足させる。

 今回の衆院選は、新型コロナウイルス対策や経済政策、外交・安全保障政策が主な争点になった。自民党はワクチン接種などの実績を強調し、今後も新型コロナ対策や経済再生に万全を期す考えを示して自公政権の継続を訴えた。

 公明党はコロナ禍の克服を前面に出して戦った。小選挙区に擁立した9人全員が当選し、比例選でも安定した戦いを見せた。

 対する野党は、立憲民主、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党が、全289選挙区の7割以上となる213選挙区で候補者を一本化し、132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込んだ。

 立民は、小選挙区で160人が野党統一候補となった。政府・与党の経済政策が所得の向上につながっていないとして政策転換を主張したが、政権批判票を集約しきれなかった。

 枝野代表は31日夜のNHKの番組で、野党共闘について「多くの選挙区で接戦に持ち込めた。一定の効果があった」と語った。

 5野党の共闘と一線を画す日本維新の会は、拠点とする大阪の小選挙区で擁立した15人全員が当選した。比例選は近畿ブロック以外でも複数議席を確保した。公示前の11議席から3倍以上に伸ばした。

 共産は振るわず、公示前の12議席に届かなかった。国民は公示前の8議席を上回った。

 今回の衆院選は2017年10月以来、4年ぶりに行われ、小選挙区選289、比例選176の総定数465議席が争われた。前議員の任期満了日(10月21日)以降に投開票が行われたのは、現行憲法下で初めてとなった。内閣発足から衆院解散までは10日間、解散から投開票までは17日間で、ともに戦後最短だった。

4004チバQ:2021/11/01(月) 10:11:22
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50172/
れいわ、東海ブロックで1議席獲得の票得たが…公選法規定で公明候補が当選
2021/11/01 10:03

 比例東海ブロックでは、れいわ新選組が1議席を獲得できる票を得たものの、公職選挙法の規定で次に議席が配分される公明党の候補者が当選した。


 同法は小選挙区と比例選の重複候補が小選挙区で大差で敗れ、供託金を没収された場合、比例選で復活当選できないと定めている。同ブロックのれいわの重複候補2人は小選挙区で、いずれも供託金没収の対象となった。

4005チバQ:2021/11/01(月) 10:11:45
過半数   233
安定多数  244
絶対安定多数261
与党公示前 305 
憲法改正  310

自民    261 (276:-15)
立憲     96 (110:-14)
維新     41 ( 11:+30)
公明     32 ( 29:+ 3)
国民     11 (  8:+ 3)
共産     10 ( 12:- 2)
れいわ     3 (  1:+ 2)
社民      1 (  1:± 0)
NHK     0 (  1:- 1)
諸派      0 (  1:- 1)   
無所属    10 ( 11:- 1)

4006チバQ:2021/11/01(月) 13:05:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/66b9ae75d2c90ab81c765e2cea3f8b52ee87970c
「自民王国」で重鎮の“落選ドミノ” 公示前から逆風の予兆
11/1(月) 10:42配信
西日本新聞
集まった支持者らに頭を下げる野田毅氏=31日夜、熊本市南区(撮影・帖地洸平)

 「実績」は、変化を望む民意の波にのまれた。政権を奪還した2012年の衆院選以降、自民党が盤石の強さを誇ってきた九州の小選挙区で、閣僚経験者らベテラン前職が相次ぎ敗北。保守地盤の厚い「自民王国」で起きた重鎮の“落選ドミノ”に、党関係者の間には動揺が広がった。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 議員歴49年、当選16回を誇る重鎮も、「世代交代」の訴えの前になすすべがなかった。熊本2区では、自治相や建設相、党税制調査会長などを歴任した野田毅氏が落選。熊本市南区の事務所で「残念な結果だが、厳粛に受け止める」と支持者らに頭を下げた。

 公示前から逆風の予兆はあった。自民の有力な支援団体である熊本県農政連の2総支部が、野田氏と無所属新人の西野太亮氏の2人を推薦するなど、野田氏支持の「岩盤」にくさびが打ちこまれていた。

 自民県連は、公示前に所属県議全36人で計3回のローラー作戦を決行。「過去、応援を頼んだことはない」(野田氏)という選挙期間中も、小泉進次郎前環境相や安倍晋三元首相が来援。最終盤に野田氏は「私も80歳。これが最後のご奉公」と情に頼ったが、届かなかった。

 岸田文雄首相の「盟友」も苦杯をなめた。福岡10区の山本幸三氏は、元地方創生担当相。経済通で「アベノミクス」の仕掛け人を自負し、首相の出身派閥「宏池会」の副会長として、今後の経済政策もリードする決意だった。

 9期目を目指した今回は共産が候補擁立を見送り、4度目の対決となった立民前職の城井崇氏が「野党統一候補」となって立ちはだかった。党内規の年齢制限で比例重複立候補できず、「負けたら政治生命終わり」と口にしていた。

 選挙中は「岸田さんには何でも話せる、何でも頼める」とアピール。首相も応援に駆け付けたが、及ばなかった。落選が決まった後、進退は明言せず、「総理を支えることができずに残念だ」と絞り出すのがやっとだった。

 「私の力不足。誠に申し訳ありませんでした」。環境相を務めた福岡5区の原田義昭氏は「野党統一候補」の立民新人、堤かなめ氏との一騎打ちに敗れ、福岡県太宰府市の事務所で集まった支援者に深々と頭を下げた。

 自民の元県議会議長との公認争いは、1年超も続いた。公示の4日前に原田氏が公認を得てからも、地元県議や市議との間にはしこりが残った。

 原田氏は支援者や友好団体に経緯を説明して回り、遊説でも「これが最後の選挙。政治家人生の集大成」と訴えたが、支持は広がらなかった。

 自民福岡県連幹部は「一定程度とはいえ、野党共闘が功を奏したのは想定外だ」。九州の別の県連関係者は「そこまでの逆風は感じなかったが、コロナ禍でたまった有権者の不満が経験のある議員に向けられたのではないか」と話した。

 (綾部庸介、鶴加寿子、下村ゆかり)

4007チバQ:2021/11/01(月) 13:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cb2316de103cae8b650475693d679564f024d72
閣僚経験者の落選相次ぐ 自民逆風の象徴に 世代交代求める声も
11/1(月) 6:00配信
毎日新聞
小選挙区での落選確実となり支持者に頭を下げる石原伸晃氏=東京都杉並区で2021年10月31日午後8時22分、梅村直承撮影

 衆院選では、現職閣僚の若宮健嗣万博担当相が比例代表で当選したものの東京5区で敗北するなど、自民党の閣僚経験者ら「大物候補」が相次いで小選挙区で敗れた。立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから苦戦を強いられた。


 東京8区では、石原派会長の石原伸晃元幹事長が野党統一候補の立憲新人に敗れ、比例代表の復活当選もできなかった。香川1区の平井卓也前デジタル相、千葉8区の桜田義孝元五輪担当相も立憲候補に敗北。塩谷立元文部科学相(静岡8区)、金田勝年元法相(秋田2区)も立憲前職に競り負けた。

 保守分裂の構図となった熊本2区では野田毅元自治相が、古賀誠元幹事長らが支援した無所属の新人に敗れ、17回目の当選を果たせなかった。

 一方で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪問した問題で自民を離党した無所属の松本純元国家公安委員長(神奈川1区)も敗れた。松本氏は麻生太郎副総裁の側近として知られるが、議席を失った。

 ただ、立憲も自民党幹事長や旧民主党代表などを務めた重鎮、小沢一郎氏が岩手3区で敗北。中村喜四郎元建設相が茨城7区で敗れた。与野党ともに世代交代を求める世論の「逆風」を受けたとも言える。【飼手勇介】

4008チバQ:2021/11/01(月) 13:10:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4fae21ed2507ce791c98e07bd69763af48b2145
自民笑顔なき赤バラ 岸田首相かれた声 甘利幹事長も厳しい表情
10/31(日) 23:44配信
毎日新聞
当選確実になった候補者に花を付ける岸田文雄首相(中央)。左から2人目は甘利明幹事長=東京都千代田区の同党本部で2021年10月31日午後9時56分、竹内幹撮影

 自民党の岸田文雄首相は31日午後7時40分ごろ、党本部に到着した。同党議員の落選が次々と報じられるなか、本部内の開票センターで当選確実の議員名の上に赤いバラをつける恒例行事に臨んだが、ほとんど笑顔はなかった。午後10時からのテレビの中継取材には「結果はまだ出ていない」と硬い表情で繰り返した。


 選挙は首相就任から1カ月に満たない異例の短期決戦となり、就任直後に高い支持率が出る「ご祝儀相場」のなかで有利な展開も予想されたが、野党が候補者を一本化した影響などから約70選挙区で接戦が伝えられた。麻生太郎副総裁の「温暖化のおかげで北海道のコメがうまくなった」との問題発言も飛び出し、終盤はチャーター機に乗って全国の応援に飛び回った。

 岸田首相はかれた声で「(前回の衆院選からの)4年間の取り組みがそれぞれの選挙区で問われたのではないか」と振り返った。

 街頭演説では「未来選択選挙だ」と訴える一方、森友学園問題や相次いだ同党議員による政治とカネの問題など安倍・菅政権の「負の遺産」に向き合う姿勢は見せなかった。選挙結果を受けて対応を変えるか問われると「従来通りで今は変えることは考えていない」と返した。

 甘利明党幹事長も厳しい表情でテレビ各社の中継取材に臨んだ。幹事長就任後も都市再生機構(UR)を巡る金銭授受問題の批判はやまず、自身の選挙も接戦になっており「結論が出た後に進退は当然総裁に預ける」と述べた。

 甘利氏は選挙戦への金銭授受問題の影響を指摘されると「私の力不足」「不徳の致すところ」と力なく繰り返した。説明不足の指摘には「(いくら説明しても)エンドレスになる」「真実が伝わっていない」と反論してみせたが、キャスターから「こんな元気のない甘利さんを見たのは初めて」と言われる場面もあった。【大場弘行、川口峻】

4009チバQ:2021/11/01(月) 13:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/31e70b69822c2a292a9cd4c22203afc8aff0aa8e
石原伸晃、平井卓也、後藤田正純ら「親ガチャ」候補が小選挙区で相次いで敗北「世襲で空気読めず」〈dot.〉
10/31(日) 23:30配信
10月31日に投開票された衆院選の東京8区は午後8時に投票が締め切られると同時に、自民党の元幹事長で石原派会長の石原伸晃氏が小選挙区で敗北したと各メディアに報じられた。

 これまで小選挙区では無敵だった石原氏。しかし、今回は選挙直前にれいわ新選組の山本太郎代表が8区で出馬表明し、野党共闘が混乱。結局は山本氏が比例にまわり、立憲民主党の吉田はるみ氏が野党統一候補となり、石原氏に勝利した。石原氏は比例代表の復活当選もできなかった。

 これまで石原氏といえば、故・渡哲也氏が率い、有名タレントを擁する「石原軍団」が選挙を盛り上げ、勝利を重ねてきた。しかし、今回は「石原軍団」の姿もなければ、元東京都知事で作家の父、石原慎太郎氏の姿もなかった。

「山本氏の出馬表明問題で野党がギクシャクしたが、騒動のおかげで吉田氏の知名度が高まった。石原氏もビックリしていた。当初、石原氏は演説日程を伏せて、運動をしていたが、終盤戦に劣勢が伝えられると街頭演説に立ち、必死の形相となった」

「石原、今回は厳しい。どうか支援を広げてください」

「厳しい選挙戦、勝たせてください」

 石原氏はマイクを握りしめて街頭に立ち、情に訴えたが、挽回はならなかった。

「これまで圧倒的な知名度もあって厳しい選挙の経験がなかった。いわば守りの選挙です。今回のような相手を追いかける、追い抜くような選挙を知らない。何をどうしていいのか、わからなかった。やばいと思ったら手遅れでした。石原軍団に頼るような発想もなく、吉田氏の背中が見えなくなっていた。今回は父、慎太郎さんも関わっていない。石原さん本人も『どうなっているのか?』『党本部に言ってドンドン応援に来てもらえ』などというものの、具体的な策は何もありませんでした」

 石原氏陣営の都議はこう振り返った。

 香川1区では菅政権でデジタル担当相を務めた平井卓也氏が小選挙区で立憲民主党の小川淳也氏に敗北した。祖父は参議院副議長や郵政大臣を務めた元参議院議員の平井太郎氏、父は元労働大臣の卓志氏、母は四国新聞社社主の温子氏、同社代表取締役CEOは弟の龍司氏という名門一族だ。

 しかし、映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で一躍、人気になった小川氏に敗れた。

 平井氏は閣僚の座を射止めたものの、NTT接待疑惑や官僚への恫喝音声の流出などで支持が急降下していた。

 AERAdot.で10月29日に配信した記事で報じたように、小川氏に先行を許す状況の中、「向こうは映画スターとしての人気。平井は悪いやっちゃというイメージ」と攻撃していた。

「私はデジタル社会推進本部長、自民党で最大の圧力をかけられるポストをいただいた」などとアピールしていた。

「平井氏は演説をすれば『安倍政権と菅政権で2度も入閣した』と自慢していた。堂々と戦えばいいのに、出遅れで焦って小川氏にネガティブキャンペーンを繰り返したことが逆効果。まさに自爆ですね」(地元の自民党県議)

4010チバQ:2021/11/01(月) 13:12:31
 徳島1区では自民党の後藤田正純氏が無所属の仁木博文氏に小選挙区で敗れた。

 当選7回の後藤田氏は「カミソリ後藤田」で有名な、元官房長官、後藤田正晴氏の甥というサラブレットだ。

 これまで仁木氏の挑戦を6回、退けて圧倒的な強さを誇っていた。

 しかし、議員宿舎に女性を連れ込むなどのスキャンダルが週刊誌で報じられ、地元での信頼を失っていた。選挙戦になると妻で女優の水野真紀さんが応援に駆けつけていたが、今回は姿がなかった。

 さらに自民党徳島県連が5月、党本部に「後藤田氏を公認しないでほしい」という申し入れ書を提出。申し入れ書には徳島県議会最大会派「県議会自民党」の24人全員が賛同し、署名を付けていた。申し入れ書に問題視される後藤田氏の言動が列挙され、地元では四面楚歌の状態になっていた。

「これまでは自民党の県議、市議が一体でガッチリと支援する体制だった。その背景には叔父の正晴さんの強力な威光があった。しかし、今では県議らの支援はほぼゼロ。おまけにこれまで支援してくれた各種団体も距離をおき、仁木氏にまわるところもあった」(後藤田陣営の地方議員)

 選挙前から地元では仁木氏の評価が高かったという。

「選挙になれば、自分は勝てると変な自信が後藤田氏にはあったようだ。選挙が始まるとこれまでのスキャンダルがボディブローのように効き、『後藤田が国政にいくとまたスキャンダルを起こすんじゃない』と心配する有権者もいた。後藤田陣営が劣勢になっていると気付いた時は、仁木氏が突っ走って姿がもう見えなくなっていた」(同前)

 勝った仁木氏はこれまで旧民主党系から出馬していたが、今回はあえて無所属を選んだ。

「政党に縛られず、無所属なら言いたいことが言えた。やっと後藤田氏に勝てたのはそういう捨て身の戦いが良かったのかと思う」と勝因を語った。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう話す。

「今年の流行語に『親ガチャ』という言葉がある。石原氏、平井氏、後藤田氏ら大物は2世、3世で世襲議員です。自民党も選挙が楽だからと世襲を出馬させるが、彼らは地元の空気がなかなか読めない。コロナ禍にあってみな厳しい状況にある中、自民党が世論を読めていなかったと感じます」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

4011チバQ:2021/11/01(月) 13:16:19
https://mainichi.jp/articles/20211101/k00/00m/010/076000c?inb=ys
維新「第3党」の裏で何が 「吉村人気」だけではない底力と限界
イチオシ 田畠広景 鶴見泰寿 芝村侑美

国政選挙
毎日新聞 2021/11/1 05:00(最終更新 11/1 11:13) 有料記事 2211文字
 日本維新の会は31日投開票の衆院選で、公示前の3倍を超える議席を獲得し、第3党の座を確実にした。拠点とする大阪府内では候補を立てた全15選挙区で勝利したほか、比例でも全国的に議席を伸ばした。看板施策「大阪都構想」が2015年に続いて20年秋の住民投票で再び否決されて頓挫、国政では「政権の補完勢力」と受け止められて埋没気味だったが、一躍存在感を示した。一体何が起こったのか。

 「議席を増やしてもらったとはいえ、小さな政党だ。政権に入ると埋もれてしまって意見を言えなくなる。第三極として対峙(たいじ)したい」。松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、出演した民放番組で、連立政権入りを否定し、是々非々の立場で政権与党に臨む考えを示した。吉村洋文副代表(大阪府知事)は記者会見で「約束を実行する姿勢が評価された」と語った。

 「自民党には改革マインドがない」。安倍晋三元首相、菅義偉前首相と良好な関係を築いてきた松井氏は、岸田政権に対しては対決姿勢を鮮明にした。「日本に一つぐらい改革政党があっていい」と強調し、現状に不満を持つ有権者心理に訴えかけた。新型コロナウイルス対応で全国的に知られた吉村氏の遊説先では、大阪・関西を中心に駅頭や繁華街が聴衆であふれ、準備に携わる所属議員からは「もっと広い場所を確保すべきだった」と悲鳴が上がるほどだった。ただ、躍進をもたらしたのは、「改革アピール」と「吉村人気」だけではなかった。

「落下傘」候補、地元議員が…

4012チバQ:2021/11/01(月) 13:17:02
https://mainichi.jp/articles/20211031/k00/00m/010/145000c?inb=ys
二階俊博氏の後継巡り早くも動き? 世襲、くら替え…地元で聞いた

毎日新聞 2021/10/31 20:08(最終更新 11/1 08:56)
 2016年から自民党幹事長を歴代最長の約5年務めた二階俊博氏(82)の地元・和歌山3区では、今回の衆院選が終わった後が「本番」とも言える様相を呈している。関係者によると、二階氏引退の臆測が広がり、参院和歌山選挙区選出の世耕弘成・参院自民党幹事長(58)が3区へのくら替えの準備を進めていたという。二階氏が出馬したため結局立ち消えとなったが、早くも次の衆院選に向けて後継を巡る動きが本格的に幕を開けそうだ。

 「初心にかえってスタートさせていただく、そういう思いでこの選挙戦に臨んでいます。ほとんど無名だった私を東京に送っていただき、一歩一歩切り開いていった。古里のみなさんのご恩に応えたい、この一心でした。古里がさらに発展するよう一緒に頑張ろうじゃないですか」。選挙戦終盤の10月27日夕、和歌山県日高町の公民館で開かれた個人演説会。二階氏は約250人の支持者を前に、20分弱のあいさつで政策の話は一切せず、「古里」という言葉を16回用いて地元への思いと感謝の言葉を繰り返した。

 関係者によると、今年の夏以降、世耕氏は二階氏の出身地である御坊市などで事務所設置の準備を進め、ポスターも作成していたという。3区の自治体が選挙区の県議は「私のところにも本人が来た。各市町村を回って…

4013チバQ:2021/11/01(月) 13:18:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae0c292e1dd082c67a81d23117090ef20a7306dc
【衆院選】選挙でも終焉迎えた〝石原軍団〟伸晃氏最終日の落選〝決定打〟
11/1(月) 11:40配信

東スポWeb
石原伸晃氏(左から2人目)は落選で支持者らに頭を下げた(東スポWeb)

 石原ブランド崩壊へ。31日に投開票された衆院選で大注目となった東京8区は、自民党のベテラン石原伸晃元幹事長が小選挙区で敗北、比例でも復活できなかった。弟の宏高氏も東京3区で敗北し、比例でギリギリ命拾い。特に伸晃氏は野党共闘に討ち取られた形だ。本紙はそんな伸晃氏が選挙戦最終日に見せた奇妙な行動を目撃していた。


 伸晃氏は選挙事務所に集まった支援者らに「大将として申し訳ない」と何度も頭を下げた。

 午後8時に投票箱のフタが閉じてすぐの秒殺。公示前にここまでの結果を予想していた人は少ないだろう。伸晃氏は当選10回を数えるが、東京8区は必ずしも保守王国ではなかった。むしろリベラルが強い土地柄で、だからこそ野党統一の候補がまとまりにくかった背景がある。しかし、れいわ新選組の山本太郎代表が突然、同区から野党統一候補として出馬すると表明。これで流れが変わった。

 結果的に山本氏は降り、立憲民主党の吉田晴美氏が統一候補となった。選挙中は山本氏と吉田氏の合同街宣で“和解”をアピールするなど、「雨降って地固まる」となっていた。

 一方で石原陣営は演説日程を公開しないステルス作戦を敢行。報道からの問い合わせにも答えず、大手紙記者ですら伸晃氏の演説を見かけたら教えてほしいとツイッターを通じて呼び掛けたほどだった。

 街頭演説ではヤジも飛んだ。「ウソつき!」とヤジられた伸晃氏が戸惑う映像がテレビやネットで話題にもなった。伸晃氏は別の場所での演説中、「厳しい選挙戦だと思わざるを得ません。演説をすると邪魔をする人、暴力を振るう人、三十有余年でこのような経験をしたことはありません」と嘆いていた。

 そんな伸晃氏が奇妙な行動を見せたのは選挙戦最終日だった。JR荻窪駅前で約10分ほどマイクを使って演説しただけで、“マイク納め”をしていた。午後8時以降はマイクを使わず駅頭に立ってアピールし続けた。

 最後まであきらめない姿勢を見せていると思いきや、午後10時前になると伸晃氏が突如いなくなったのだ。それでも残っていたスタッフは「本人もうすぐ戻ります!」と声を張り上げていたが…伸晃氏が戻ってくることはなかった。

 急に帰ろうと思ったのか、待ち構えていた報道陣をまこうと思ったのかは不明だが、スタッフが有権者に対して「本人戻ります」とウソをつくことになってしまっていた。その事態を招いたのは伸晃氏にほかならない。

 石原慎太郎元都知事の長男で、叔父に石原裕次郎さんがいる華やかな家系。政治家としては経済再生担当相など閣僚を歴任し、派閥会長もしている。宏高氏は三男。一方で「最後は金目」「福島原発第一サティアン」など失言癖があり、批判を浴びることも多かった。コロナ禍では自身も感染。即入院したことに“上級国民”とバッシングを浴びた。石原ブランドにかつての面影はない。

東京スポーツ

4014チバQ:2021/11/01(月) 13:19:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/92634aeed8ab79e7ef1e4240d099daa8161a1668
正念場の少数政党 社民は1議席確保 れいわ、N党は独自の戦い
11/1(月) 4:30配信
 今回の衆院選の公示前勢力でいずれも1議席だったれいわ新選組、社民党、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、党勢拡大に向けて正念場となった。れいわ、社民はそれぞれ1議席を維持した。れいわはさらに1議席を上積みした。N党は議席を得られなかった。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた候補者たち

 2019年の参院選で2議席を獲得し、政党要件を満たしたれいわは今回、初めて衆院選に臨んだ。選挙区では、立憲民主党などとの候補者一本化のため、公示前に8選挙区で擁立を取り下げ、12選挙区に絞り込んだ。一方で、東京など都市部で比例票の上積みを図る戦術を取った。

 選挙戦では「新型コロナウイルス対策で積極財政が必要」として児童手当倍増や家賃補助などの「分配策」を強く打ち出した。立憲などとは市民連合を介した共通政策で「消費税減税」の方針を確認したが、れいわの独自政策としてはさらに踏み込み、「消費税廃止」をアピールした。

 社民は選挙区で唯一守ってきた沖縄2区の議席を維持した。同党は20年、立憲に合流する所属議員の離党を認めて事実上分裂。衆参4人のうち2人が立憲に参加し、地方議員らも立憲に移る動きが相次ぎ、組織の弱体化に苦しむ中での選挙戦となった。

 参院議員の福島瑞穂党首は党の生き残りをかけ、「弱音をはける社会へ」をスローガンに各候補の応援に奔走した。

 19年参院選で1議席を獲得し、れいわと同様に政党要件を満たしたN党は、公示後に追加公約を発表するなど存在感アップを試みた。【堀和彦、東久保逸夫】

4015チバQ:2021/11/01(月) 13:24:16
https://news.yahoo.co.jp/byline/oohamazakitakuma/20211101-00266038
衆院選予測はまたも各社が外す結果に、情勢調査の実情と限界

大濱崎卓真選挙コンサルタント・政治アナリスト
11/1(月) 11:23

情勢調査では朝日新聞の報道が大金星
 衆議院議員総選挙は31日に投開票が行われ、自民党はやや議席を減らしたものの、自民党は単独で絶対安定多数を確保するに至りました。自公で圧倒的多数(310議席/憲法改正や参議院で否決された法案の衆院再可決に必要な議席数)には至りませんでしたが、議席減はわずかにとどまったと言えます。一方、野党は立憲民主党が公示前より議席を減らしたことや日本維新の会が議席を4倍以上に増やしたことが特徴的でした。

 報道各社による事前の情勢調査や予測記事は外れる結果となりました。報道各社の事前予測では、「自民“単独過半数”は微妙な情勢」(25日、FNN)、「自民の単独過半数維持は微妙」(28日、読売新聞)と、自民党が233の過半数を取れるかどうか疑問視する向きが多く、与党にとって前向きな結果でも「自民議席減・与党過半数の公算 立憲上積み視野」(21日、毎日新聞)「衆院選 自公で「絶対安定多数」視野、立憲は伸び悩み」(27日、共同通信)という程度に留まっていました。

 一方、選挙期間中に「与党優勢」の報道を出して注目されていた朝日新聞の予測は、結果的に報道各社の中で最も現実に近しいものになりました。「自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい 朝日情勢調査」(25日、朝日新聞)と題された記事では、「自民は、政権を奪還した2012年の衆院選以降、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を確保してきた。接戦となっている74の選挙区の勝敗次第では、今回もこれを獲得できる。」と記しており、結果的に自民単独での絶対安定多数を予測したほぼ唯一の記事と言えます。野党寄りと呼ばれる朝日新聞が与党有利の情勢報道を出したことにくわえ、従来から情勢調査の手法として確立されていた「電話調査」ではなく、(これまではサンプルが偏るために情勢調査には不向きとされた)インターネットで回答を募る「ネットパネル調査」を基に小選挙区の予測をしたことも注目を浴びました。

 なお、筆者も公示前の早い時期とはいえ、Yahoo!ニュースに「衆院選公示前最終議席予想、自公で絶対安定多数を確保も自民は議席減か」との寄稿をしました。記事中の「自民・公明の与党で絶対安定多数を確保する可能性」「自公で圧倒的多数を獲得するには至らない」は当たったものの、「野党は立憲民主党(中略)日本共産党が議席を増やす」という点は大きく外したほか、れいわ新選組の議席数も外す結果(予測:0→得票:3)となりました。結果として、予測的妥当性に欠ける結果となったことを素直にお詫び致します。

 この情勢調査と実際の得票との乖離の理由については、今後丁寧な事後検証が必要だと思います。考えられる理由としては、接戦区が非常に多かったこと、電話調査手法のリーチ限界、若い世代を中心とするネットパネル調査のパネル数が増えたことによる(ネットパネル調査の)予測的妥当性の高まり、朝日新聞社調査のモデリング手法の高さ、「自民党支持」と回答することの電話調査での回答忌避、電話調査の多さによる完全回答者の偏りなど、様々な理由が考えられます。いずれにせよ予測的妥当性を高めるためにも、また選挙報道のあり方を考え直すためにも、まずは総務省が出す「衆議院議員総選挙結果調」や公益財団法人明るい選挙推進協会が行う「意識調査」の結果なども踏まえた事後検証が今後行われることになるでしょう。

4016チバQ:2021/11/01(月) 13:24:49
出口調査でも「外れ」たのは違う意味
20時の時点で報道各社が打ち出した自民・立憲の予測議席と、最終議席(図は筆者作成)
 ここまでは選挙戦までの「情勢調査」をもとにした予測と現実との乖離について説明をしてきました。一方、選挙戦中盤以降の報道では、これに加えて出口調査の結果も反映されます。投開票日当日(31日)も報道各社は投票所出口で投票者に声をかけて投票行動の結果を聞く出口調査を大規模に行いますから、投開票日当日(31日)の20時に報道各社が出す予測数字は、概ね正確なものに収束することが通例です。

 今回、テレビ報道各社が31日20時の時点で打ち出した獲得議席予測は、上表の通りでした。結果として、ここまで述べた通り当日出口調査の数字まで反映されているはずの予測議席と実際の議席とが、これまで乖離することは極めて珍しいと言えます。

 また、NHKの数字というのは、報道に対する予算が多く出口調査に人的リソースが多く割けることから、民放の数字よりも格段に信頼性が高いとされていますが、かつ上表の通り広いレンジを設けたのにも関わらずそのレンジ外に数字が着地したことは、出口調査も含めた予測ですら、困難だったことを裏付けます。

 出口調査は電話調査と異なり、回答者の全員が(虚偽でもない限り)投票者であり、投票棄権者の数字が調査結果に反映されないことになります。筆者も出口調査の結果を複数社から入手しましたが、この出口調査の結果には、まだ与党不利・野党有利の傾向が若干残っており、接戦区での判定に誤りがあったことがうかがえます。この原因についても今後究明が待たれますが、期日前投票者数が増えたことによる期日前投票の出口調査の割合が相対的に少なかったこと、出口調査に回答する回答協力者に与野党支持の偏りが存在するとみられること、接戦区において政治記者によるバイアスが働いている可能性が否定できないこと、などが挙げられるでしょう。

 また、選挙プランナーとして現場に出ていた肌感覚では、この公示後の12日間でも情勢(風向き)が変わった選挙だったと言えます。選挙期間中に大きなサプライズやイベントは無かったものの、(与党側政治家による失言など)野党に追い風だった時期と(野党側政治家による失言など)与党に追い風だった時期とがあり、これらの風向きを予測で捉えきれなかったことも、予測と実際との乖離に繋がった可能性があるでしょう。

 いずれにせよ、衆院選における報道各社の情勢調査や予測は、一部の例外をのぞきことごとく外す結果となりました。有権者の動向を的確に捉えて報道する情勢報道は「アナウンス効果」による負の側面なども指摘されることから、予測的妥当性が低くなれば批判を受けることも当然です。来年夏には参議院議員通常選挙が行われますが、この衆院選を受けて報道各社がどのように選挙報道・情勢報道を変えていくのか、また情勢調査の手法が変わるかどうかにも注目したいと思います。

4017チバQ:2021/11/01(月) 13:26:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d504f9f13521fca5a1ad289db390b645c5f6fadd
維新、吉村氏人気追い風に続々復活 兵庫で擁立の9人全員当選
11/1(月) 8:31配信

神戸新聞NEXT
接戦を制し、花束を掲げて喜ぶ日本維新の会の市村浩一郎氏=宝塚市逆瀬川2(撮影・中西幸大)

 風の勢いは兵庫にも広がった。岸田政権への対決姿勢を鮮明にし、大阪に次ぐ「第2の牙城」の兵庫で、自民党前職が立つ9選挙区に9人を擁立した日本維新の会。小選挙区で6区の市村浩一郎氏(57)が接戦を制し、他選挙区の8人全員が比例復活を果たした。吉村洋文大阪府知事の人気を追い風に、自公長期政権に不満を持つ有権者の受け皿になり、県内の一大勢力へと躍進した。(三島大一郎、霍見真一郎)



 維新の県内地方議員は、神戸・阪神間を中心に約50人に上る。7月の県知事選では、自民と相乗りではあったものの、推薦した斎藤元彦知事が初当選した。国政選挙は2012年衆院選(旧日本維新の会)で県内の新人3人が比例復活するなどしたが、現在、国会議員は参院議員3人だけだ。

 今回衆院選は公明党が候補者を立てた2、8区と、西村康稔前経済再生・コロナ担当相が7選を目指した9区以外で候補者を擁立。コロナ対応で注目された吉村知事の人気に乗り、比例票の掘り起こしを図った。

 長く自公の補完勢力とされてきた維新だが、代表の松井一郎大阪市長と蜜月だった菅義偉前首相の退陣を受けて一転。松井市長と吉村知事は岸田政権への批判を繰り返し、保守票の取り込みを狙った。

 公示直後に吉村氏を初めて西播磨地域に投入。吉村知事が街頭に立つと、黒山の人だかりができた。

 最終日に吉村知事の応援を受けた6区の市村氏は自民、立民候補との三つどもえの激戦を制し、「兵庫でも維新を受け入れてもらえていることが分かった」と手応えを振り返った。

 1区の一谷勇一郎氏(46)、3区の和田有一朗氏(57)、4区の赤木正幸氏(46)、5区の遠藤良太氏(36)、7区の三木圭恵氏(55)、10区の掘井健智氏(54)、11区の住吉寛紀氏(36)、12区の池畑浩太朗氏(47)も知名度や実績のある大物と善戦を展開した。

 「厳しい戦いだったが、皆さんの思いで復活当選できた」と赤木氏。遠藤氏は「若さに期待してもらえた。しがらみのない政治を貫きたい」と力強く語り、掘井氏は「東播磨からも改革の火種をつくっていきたい」と決意を新たにした。

 兵庫での広がりに、吉村知事は「まだ不十分なこともあるが、大阪でやっている改革、実績が少しずつ浸透している」と述べた。

 全国政党化へと弾みをつけた維新。ただ、吉村知事の人気頼みで、今後も支持を安定させられるかどうかは不透明だ。さらなる党勢拡大に向け、県内の首長選にも照準を合わせるが、衆院選と同日となった神戸市長選には独自候補を立てることができなかった。

 党本部の幹部は「今回の衆院選はあくまでファーストステップ。控える参院選や統一地方選に向け、兵庫での組織力を高める必要がある」と気を引き締めた。

4018チバQ:2021/11/01(月) 14:26:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/392b49a8a188258280165230ffe2fd1544acfef5
非自公、関東は立憲、関西は維新が受け皿に 数字で見る「振れ幅」
11/1(月) 14:00配信
 自民、公明両党が293議席を獲得した今回の衆院選。「野党共闘」の効果は限定的にとどまり、非自公勢力では維新が躍進した。「地殻変動 自公vs.非自公」グラフの2021年の結果からは、非自公側に振れる動きが関西と関東で目立った。関西では日本維新の会、関東は立憲民主党が主に受け皿となっていた。

【写真】「地殻変動 自公vs.非自公」のスマートフォン表示画面。選挙ごとに地図を切り替えられ、拡大・縮小できる

 グラフは小選挙区の自公候補と非自公候補の得票率差が前の選挙からどれだけ変動したかを示した。17年から21年にかけての変動の総量は、09年の衆院選以降で最大だった12年の4割弱に相当した。14年、17年の3割弱より増えたものの、12年や19年の半分以下だった。

 変動の「重心」を探ろうと平均を求めると、今回は非自公側に2・0ポイントずれていた。17年に続いて非自公側に傾く動きだが、その変動量は17年の1・8ポイントとほとんど変わらない。09年から12年にかけて起きた変動は26・7ポイントも自公側に振れる大きなものだった。その後、17年と21年で非自公側へと戻したが、変動量でみると、17年と同規模の小さな動きが今回も繰り返された形だ。

朝日新聞社

4019チバQ:2021/11/01(月) 15:11:05
https://digital.asahi.com/articles/ASPC13HCXPB0ULEI00G.html?pn=4&unlock=1#continuehere
不振の野党共闘を数字で見る 対決型・三つどもえ型・混戦型の結果は
会員記事2021衆院選

山下剛2021年11月1日 14時00分
 31日に投開票された衆院選で、立憲民主と共産、国民民主、れいわ新選組、社民の野党5党は全289選挙区の75%にあたる217選挙区で候補者を一本化して臨んだ。この217選挙区で当選した野党5党の候補は野党系無所属を含めても62人(29%)で、公示前の51人から大きく上積みできなかった。

比例区では立憲と国民の得票は計約1400万票にとどまり、前回2017年の立憲と希望の党の計約2千万票を大きく下回った。共産も得票を減らしており、共闘野党の不振につながった。

 今回、候補者の一本化が進んだのは、前回17年衆院選で旧民進党が希望と立憲に分裂し、候補者が乱立した反省からだ。

ここから続き
 ただ、今回は日本維新の会が独自に候補者の擁立を進め、与党候補と共闘野党候補の一騎打ちの構図になった「対決型」選挙区は145選挙区にとどまった。この「対決型」選挙区で当選した共闘野党候補は40人(28%)だった。

 秋田2区では前回希望から立候補して僅差(きんさ)で敗れた立憲前職の緑川貴士氏が自民前職の金田勝年・元法務相を破ったほか、千葉8区で立憲新顔で岡田克也氏の元秘書・本庄知史氏が自民前職の桜田義孝・元五輪相を、神奈川13区では立憲新顔の太栄志氏が自民前職の甘利明幹事長を破った。一方、岩手3区では18期目をめざした元民主党代表で立憲前職の小沢一郎氏が自民前職の藤原崇氏に敗れた。

 維新の候補も加わる「三つどもえ型」の72選挙区では、維新が大阪府などで10人当選するなど存在感を発揮し、共闘野党候補の当選者は22人(31%)にとどまった。

 東京8区で立憲新顔の吉田晴美氏が自民前職の石原伸晃・元幹事長を破り、香川1区で立憲前職の小川淳也氏が自民前職の平井卓也・前デジタル相を破った一方、茨城7区では「無敗の男」と呼ばれた立憲前職の中村喜四郎・元建設相が自民前職の永岡桂子氏に、大阪10区では立憲前職の辻元清美・党副代表が維新新顔の池下卓氏に敗れた。

 候補者を一本化しなかった「混戦型」の72選挙区では、当選した野党5党の候補は6人(8%)のみ。このうち、野党5党や野党系無所属候補の得票を単純に合算しても、与党候補の得票を上回って、勝敗が逆転した可能性があるのは6選挙区だけだった。(山下剛)

4020チバQ:2021/11/01(月) 15:11:51
https://www.asahi.com/articles/ASPC13GJZPC1PTIL00D.html
自民が全敗「吉村さん人気は大きかった」 大阪に吹いた維新の風
2021衆院選

久保田侑暉、浅沼愛、細見卓司2021年11月1日 10時55分


 衆院選では、大阪府内の小選挙区で維新が大勝し、全国的に堅調だった自民が全敗する結果になった。新型コロナ対策などについて論戦が交わされた衆院選の投開票から一夜明けた1日。各党の候補者たちは早朝から街頭に繰り出し、それぞれの決意を語った。

 大阪2区で初当選した維新新顔の守島正氏(40)は1日朝、事務所近くの大阪メトロ昭和町駅前(大阪市阿倍野区)に立ち、通勤客などに「ご支援ありがとうございました」と頭を下げた。

 大阪2区で維新が勝利するのは初めて。維新は大阪府内の19選挙区のうち、公明候補がいる4選挙区を除く15選挙区を制した。

 守島氏は早朝に確定票を確認したといい、「これほどまでに差がついたことも含め、多くの人に期待を寄せてもらった。改めて身が引き締まった」。今後については「躍進したといえど、自民党と対峙(たいじ)するところまでは行かず、第3極の立場。党勢拡大に尽力したい」と意気込みを語った。

 「おはようございます。自民の高麗です。力不足で申し訳ありませんでした」

 大阪8区で落選した自民新顔の高麗啓一郎氏(41)は午前7時、大阪府豊中市の阪急豊中駅前にスーツ姿で立ち、通行人に何度も頭を下げた。

 維新新顔に約5万票差で敗れた。「維新、というより吉村さん人気は大きかった。無党派層はほとんど取られてしまった」。党副代表・吉村洋文知事の影響を敗因に挙げた。

 自民は擁立した15人が敗れ、比例復活も2人にとどまった。この結果について、「自民党支持層を固めるだけでは足りない。無党派層がもつイメージを変え、抜本的に戦略を見直す必要があるのではないか」と語った。

 立憲民主党も大阪府内の小選挙区で議席を得ることはできなかった。

 前職の辻元清美氏(61)は大阪10区で維新新顔に敗れ、比例復活も果たせなかった。午前7時にJR高槻駅前に立ち、市民らに頭を下げた。激励の言葉をかけられると笑顔を見せ「また一から出直すね」と力を込めた。

 8選をめざした選挙戦の中盤、報道各社の情勢調査で維新候補との接戦が報じられた。街頭で維新批判を増やす戦略に転じたが、猛攻にのみ込まれた。

 議員バッジを失うことが判明した1日未明。報道陣に「途中から非常に大きな風を感じた。維新は10区だけでなく、大阪で大きな支持を得ている。しっかり自覚をしていかなければいけない」と話していた。

 今後については、「みなさんと相談しながら考えたい」、党副代表や府連代表については「責任をとって辞任するのが筋だと思う」と述べた。(久保田侑暉、浅沼愛、細見卓司)

4021チバQ:2021/11/01(月) 15:12:33
https://www.asahi.com/articles/ASPC10GT4PBYUZPS002.html
自民の若者人気に陰り? 立憲は高齢者頼み続く 衆院選出口調査分析
有料会員記事2021衆院選

植木映子2021年11月1日 8時00分
 自民党は若い世代からの支持が厚めで、立憲民主党は高年齢層頼みが続く――。31日投開票の衆院選の出口調査で、比例区投票先を年代別に分析すると、こんな傾向が浮かんだ。ただ、自民の若者人気には微妙な陰りも見える。

 比例区投票先を年代別に見ると、自民は若年層で支持が厚く、10代の42%、20代の40%が自民党に投票していた。40代と50代は35%、60代は33%とやや低めだった。

 自民党が民主党(当時)から政権を奪還した2012年の衆院選では、若い世代からの人気は顕著ではなかった。20代は32%と他の年代よりやや高かったが、30〜60代は20%台後半で、70歳以上が36%と最も高かった。

 自民の若者人気が目立つよう…

4022チバQ:2021/11/01(月) 15:17:42
https://www.sankei.com/article/20211101-SJTF6SWOAZPP7OHTVFLMGZHEPA/
自民、首都圏で67%占有 大阪19選挙区勝利できず
2021/11/1 13:35
自民党は東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏計71小選挙区で47議席を獲得した。追加公認した無所属の柿沢未途氏を含めても前回平成29年に比べて8議席減で、占有率は約67%だった。

自民は15選挙区の愛知で11議席、12選挙区の兵庫で8議席を勝ち取った一方、前回10議席を獲得した大阪の19選挙区では勝つことができなかった。

立憲民主党は首都圏で22議席を得て、旧立民が前回獲得した8議席から大幅に伸長。愛知で3議席、兵庫で1議席を勝ち取ったものの、大阪では全ての選挙区で敗北を喫した。


躍進した日本維新の会は、地盤の大阪の19選挙区で15議席を獲得。首都圏では議席を得られなかったものの、兵庫でも1議席を得た。

公明党は、東京、大阪、兵庫の選挙区に擁立した計7候補が全員当選した。

4023チバQ:2021/11/01(月) 15:46:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100975&g=elc&ref=2021syu
自民・河野氏21万票、最多得票を更新 小選挙区5.5万票で当選も【21衆院選】
2021年11月01日12時50分

河野太郎氏=10月29日、埼玉県所沢市
河野太郎氏=10月29日、埼玉県所沢市


 衆院選の小選挙区当選者のうち、最多得票は自民党の河野太郎氏(神奈川15区)で、21万515票を獲得した。旧民主党が政権を獲得した2009年衆院選で党代表だった鳩山由紀夫氏の20万1461票を上回り、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の最多記録を更新した。
【点描・永田町】「完敗」小石河連合の“三者三様”

 河野氏は1日、自身のツイッターに「得票率79.3%。きょうから頑張ります」と投稿した。
 今回の小選挙区当選者の中で最少得票は、自民党の北村誠吾氏(長崎4区)の5万5968票。一方、同党の青山周平氏(愛知12区)は12万8083票を獲得したが、立憲民主党の候補に敗れて比例代表で復活当選した。

4024チバQ:2021/11/01(月) 15:46:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100954&g=elc&ref=2021syu
新人当選、大幅増の97人 自民、3分の1が世襲【21衆院選】
2021年11月01日12時20分

【図解】新人候補者の当選者数
【図解】新人候補者の当選者数


 衆院選の新人当選者は小選挙区41人、比例代表56人の計97人となり、前回の56人を大幅に上回った。全当選者に占める比率は20.9%だった。
 最多は自民党の33人。2位は今回躍進した日本維新の会の27人だった。維新は当選者の7割弱が新人。以下、立憲民主党16人、公明党9人などと続いた。
 父母、義父母、祖父母のいずれかが国会議員、または三親等内の親族に国会議員がいて同一選挙区から出馬した候補を「世襲」と定義すると、前回から1人減の108人が世襲当選者。全当選者の23.2%を占めた。
 政党別では、自民党の87人が最多で、当選者の3分の1に上った。山口泰明前選対委員長の次男・晋氏や、塩崎恭久元官房長官の長男・彰久氏らが初当選した。

4025チバQ:2021/11/01(月) 17:00:42
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50188/
立民の共闘路線は不発、勝率3割下回る…無党派の離反招いた「共産と協力」に党内から悔やむ声
2021/11/01 11:49
 立憲民主党は、共産党や国民民主党などを合わせた5野党共闘で選挙戦に臨んだが、公示前から14議席減らす大敗を喫した。国家観や基本政策が異なる共産との連携強化が従来の支持者や無党派層の離反を招いたとみられ、立民内では共闘体制の見直しを求める声が強まっている。

記者団の質問に答える立憲民主党の福山幹事長(1日午前、国会で)=源幸正倫撮影
 「(接戦区で)競り勝つことができなかったのは残念だ。小選挙区を一本化して戦ったことには一定の評価が得られたが、(選挙結果について)分析を進める」


 立民の福山幹事長は1日午前、野党共闘の不振について、国会内で記者団にこう語るにとどめた。

 立民と共産、国民、れいわ新選組、社民党の5野党は、全289選挙区の7割以上となる213選挙区で候補者を一本化した。

 立民内では「公示前勢力から30超は上積みできそうだ」(幹部)と強気の発言も出ていたが、野党統一候補が勝利したのは59選挙区に終わり、勝率は3割を下回った。

 立民は9月、共産、社民、れいわの3党とともに市民団体と政策協定を締結。その後、立民、共産両党は政権交代が実現した場合に共産が立民に対して「限定的な閣外からの協力」をすることで合意した。

 政策協定では、安全保障関連法の一部廃止や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の中止などを掲げており、立民内からは「非現実的な政策で選挙にマイナスだ」と不安視する向きもあった。

 また、限定的な閣外協力についても、「閣内に入らなければ責任を持つことはできない」(公明党の山口代表)と、選挙戦で与党側の批判の的となった。

 国民の玉木代表は1日朝、東京都内で記者団に「政策を脇に置いて、選挙のために国民の思いとは違うところで物事を決めていくことに厳しい審判が下った」と語った。

 立民内では共産との連携について「共産との協力という禁じ手を使ってこの結果では話にならない」(中堅)、「共産とべったり連携して、もう穏健保守層からは信頼されない」(ベテラン)などと悔やむ声が出ている。

https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50189/
維新、「大阪中心」から全国政党に…当選者「今回は維新がまだましというレベル」
2021/11/01 12:09
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 「大阪中心の政党」とみられてきた日本維新の会は、これまで議席のなかった東京で2議席を獲得するなど、比例選で全国的に支持を広げ、本拠地・大阪以外でも躍進を見せた。

比例選での復活当選を決め、陣営のスタッフと握手する小野さん(1日午前3時21分、東京都新宿区で)=板倉拓也撮影
 東京1区から出馬した小野泰輔さん(47)は、小選挙区で敗れたものの比例選で復活。1日午前3時すぎ、小野さんは東京都新宿区の事務所で、「いよいよ全国政党として歩み始めた。自民党でも、立憲民主党でもないという方が、『第3極』の維新に期待してくれた」と手応えを語り、「自民党に対して具体的な提案を突きつけ、経済が成長する改革を行っていきたい」と意気込んだ。


 大阪13区で初当選を果たした岩谷良平さん(41)は、大阪府東大阪市のJR駅近くで通勤客らに「初心を忘れることなく、国においても改革を進めていきます」と感謝を伝えた。

 2011年の統一地方選で府議に当選し、1期4年務めて以来の政治家復帰。同じ統一選で大阪市議としてスタートした「当選同期」の吉村洋文・維新副代表らが応援に駆けつけ、自民党候補らとの激しい選挙戦を制した。

 「今回は『(他の政党より)維新がまだまし』というレベルで、少しでも緩めば民意はひっくり返る。結果を出すことでしか評価してもらえない」と気持ちを新たにしていた。

4026とはずがたり:2021/11/01(月) 18:17:43
当日,旦那が亡くなられたそうな。。

新潟4区 菊田真紀子氏(立民・前)当選確実
10月31日 23時33分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211031/1030018798.html

新潟4区では、立憲民主党の前の議員で、社民党県連合が推薦する菊田真紀子氏が7回目の当選を確実にしました。

菊田氏は52歳。
加茂市議会議員を経て、平成15年の衆議院選挙で旧民主党から新潟4区に立候補し、初当選しました。
民主党政権では外務政務官を務め、現在は立憲民主党の幹事長代理を務めています。
選挙戦で、菊田氏は新型コロナウイルスのPCR検査の拡充や子育て支援、農家の所得の安定を図るため「戸別所得補償制度」の復活などを訴えました。
そして、立憲民主党や共産党、社民党など野党の支持層を着実に固めたうえで、特定の支持政党を持たないいわゆる無党派層にも支持を広げ、自民党の新人で元三条市長の国定勇人氏を退け、7回目の当選を確実にしました。

会場では、立憲民主党の菊田真紀子氏の小島晋選対本部長が、まず、菊田氏の夫が31日亡くなったことを説明しました。
そして、夫がいた東京に駆けつけた菊田氏と電話でつなぎました。
菊田氏は「みなさんとともに祝うことができなくて本当に申し訳ございません。野党統一候補として必死に私の議席を守ってくださったことに感謝します。人生とはわからないもので私はきょう、最愛の人を失いました。きっとそれは意味のあることで何を守るべきかを身をもって教えてくれたと思います。すべての人の命を守るために全力で尽くしていきたい」と述べていました。

4027チバQ:2021/11/01(月) 18:51:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d62ade85541e425dad44e99419b4642f40213c1
自民、「魔の3回生」当選は9割超=選挙区では苦戦も【21衆院選】
11/1(月) 11:04配信
時事通信
 今回の衆院選では、自民党が政権復帰した2012年衆院選の初当選組で、不祥事や失言が相次ぎ「魔の3回生」と呼ばれる前職の当落にも注目が集まった。

 過去3回のように同党への「追い風」はなかったが、73人中70人が4選を果たした。

 ただ、小選挙区で立候補した69人のうち、20人は落選して比例代表で復活当選。この中には、内閣府政務官時の被災地視察で職員におんぶされて水たまりを渡った務台俊介氏や、秘書が当て逃げ事故を起こした武井俊輔氏らが含まれる。

 一方、がん患者について「働かなければいい」と発言した大西英男氏は選挙区で当選。福田達夫総務会長や小林鷹之経済安全保障担当相、牧島かれんデジタル相ら、岸田政権で要職に起用された顔ぶれも順調に勝利を収めた。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で実刑判決を受けた秋元司氏や、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に高級クラブを訪れて離党した白須賀貴樹氏ら6人は出馬しなかった。

 73人とは別に、宣言中のクラブ訪問で離党した田野瀬太道氏は、無所属で当選後に同党から追加公認された。

4028とはずがたり:2021/11/01(月) 19:10:43

# 選挙
自民党・萩生田光一がブチ切れた! 衆院選「東京15区」で起きたヤバすぎる現実
「うちの党は何を考えているのか」と…
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88599?page=3
小川 匡則 プロフィール
「高校が一緒」って…
実際、今村のつけているタスキには赤文字で「公認」と印字されていたが、その部分が剥がされていた。今村陣営は「それどころか、『自民党公認』と書いたビラを11万枚も刷っていたのに全部無駄になった」と嘆く。

それにしてもなぜ柿沢が自民党推薦を得られたのか。

「柿沢さんは名門の麻布高校出身ですが、高校の先輩である谷垣禎一・元自民党総裁を頼ったんでしょう。昨年出した著書では谷垣さんに帯を書いてもらっていた。今回も谷垣さんを通じて有隣会(谷垣グループ)で代表世話人を務めている遠藤利明選対委員長に話を通したと言われています」(全国紙政治部記者)

谷垣は柿沢に送った応援動画で、「私も柿沢さんの将来を広げるということに少しでもお手伝いをして、また柿沢さんとスクラムを組んで歩んでいきたいと思っています」と語っている。

柿沢は選挙ビラでも谷垣との繋がりをアピールしている


こうした流れでの決定だけに、萩生田の怒りの矛先は選対委員長の遠藤に向けられている。

「江東区のことは江東区の人たちが決める、東京のことは東京の我々が決めるんですよ! 山形県の政治家(遠藤利明)に東京や江東区の何がわかるんですか! 私、なんでこうなったんだと文句言ったら、前の総裁(谷垣禎一)の後輩が相手の候補(柿沢未途)なんですって。『高校が一緒』ってなんの話してるんですか! そんなことで日本の政治を語ってどうするんだと思いますよ! 我々東京の自民党が推薦しているのは今村さんだけですよ!」

4029チバQ:2021/11/01(月) 21:04:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3330ca96e7d339fe2e99ce890d3b24e60fb38c7
野党共闘はなぜ失敗したのか 惨敗の立憲民主、政治評論家が指摘した「維新との差」
11/1(月) 19:50配信

J-CASTニュース
衆院選のテレビ中継に出演した枝野幸男代表

 立憲民主党、共産党などが衆院選の選挙区で候補者を一本化した野党共闘について、結果として「共倒れ」に終わったのではないのかと、ネット上で厳しい声が噴出している。

 立憲民主党では、枝野幸男代表の責任を問う声も多く、枝野代表らは、近く進退を判断すると報じられている。一体何がいけなかったのだろうか。

■「選挙は数取り合戦なので、その意味では失敗だったのでは」

 コロナ対策への不満や相次ぐ不祥事で自公政権への批判は強いとして、枝野代表は、衆院選を戦うのに当たって、政権選択の選挙だと盛んに強調していた。

 マスコミの世論調査でも、自民党が単独過半数を取るか微妙な情勢だと報じられたが、2021年10月31日に投開票が一斉に行われると、翌11月1日未明には、自民党が前回より議席を減らしたものの絶対安定多数の261議席を獲得したことが分かった。一方、立憲民主党は、公示前の110議席から96議席に落ち込み、共産党も、12議席から10議席になった。

 枝野代表は、結果がはっきりする前の31日夜、NHK番組に出演し、野党共闘について、「かなり多くの選挙区で接戦にまで持ち込めたというところであり、一定の効果があった」と述べた。しかし、議席を減らしたことに対して党内から不満が出ていると伝えられ、共闘は「共倒れ」に終わったのではないかと厳しく指摘するメディアもあった。

 立憲民主党幹部の進退問題も浮上しており、枝野代表らは、11月2日までに判断する見通しだとも報じられている。

 同じ野党でも、対照的だったのは、日本維新の会だ。

 共闘とは距離を置き、独自の戦いだったが、41議席と公示前の11議席の4倍近くにも達し、自民、立憲に次ぐ第3党に躍進した。強固な地盤がある大阪府内では、選挙区で3議席から15議席への大幅増となって自民を圧倒した。

 野党共闘の結果について、政治評論家の有馬晴海さんは1日、J-CASTニュースの取材に対し、次のような見方を示した。

「自民党は、不満を持つ人も多く、それほど勝っているわけではありません。大臣級だった自民党の大物議員が次々落選しており、共闘には成功している部分もあるかもしれません。枝野さんが接戦だったと言っているのは、かなり競っていた選挙区が多かったからでもあるとは思います。とはいえ、数取り合戦であるのが選挙です。数を減らしたので、その意味では、共闘は失敗だったのではないかと思います」

4030チバQ:2021/11/01(月) 21:04:44
「立憲はリベラル過ぎて、保守層の人たちは維新に逃げた」
 共闘がうまくいかなった理由については、有馬さんはこう指摘する。

「立憲民主党が自らの政策を捻じ曲げたわけではなく、共産党が候補者を立てなかっただけです。共産党も立憲の候補に対して力を入れて応援していたわけではありません。しかし、共産党が一緒になったことで、普段は違うのに選挙のときだけ協力することが気に入らない人が多かったと思います。政権を取れば閣外協力という形でしたが、外交政策でも一緒だとおかしいと思われてしまったのでは。足せばどうにかなると考えたのだと思いますが、うまくいきませんでしたね」

 連合の芳野友子会長も、共闘に異議を唱えており、応援しているのになぜという組合員も多かったのではないかと有馬さんはみる。

 日本維新の会が躍進したのは、こうした有権者の心理が影響したのではないかと分析した。

「自民がいいとは思えないが、立憲はリベラル過ぎて、保守層の人たちは維新に逃げたのではないかと思います。維新が獲得した議席は、大阪と兵庫の1議席以外は、すべて比例です。選挙区では自民に入れて、比例は維新にした人も多かったのでは。大阪では、市議やバス運転手らの給与削減などの成果を上げて、維新しかないという人は多いですね。これまで自民と合流するのではと言われてきましたが、改革ができると支持を広げて、大阪以外でも独自の活動で少しずつ根を張ってきています。これに対して、立憲は、共産に票を借りようとしているだけで、根を生やす努力をしてこなかったようにも見受けられますね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

4031チバQ:2021/11/01(月) 21:05:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c248e82e183823b9a297e81df8f719cf300762
ベテラン議員「続々退場」の衆院選 自民党「73歳定年制」で消えた大物たち
11/1(月) 19:29配信

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J-CASTニュース
建設相や自治相を歴任した野田毅氏(80)。熊本2区で敗れ、議席を失うことが決まった(2018年撮影)

 2021年10月31日に投開票された衆院選では、与野党問わずベテラン議員が小選挙区で相次いで落選し、世代交代を印象づけた。野党では、立憲民主党の平野博文代表代行(72)が大阪11区で維新新人の中司宏氏(65)に敗れ、重複立候補していた比例近畿ブロックからも復活当選することはできなかった。小沢一郎氏(79)は岩手3区で自民前職の藤原崇氏(38)に敗れ、比例東北ブロックで復活当選した。

 一方、自民党の甘利明幹事長(72)は、神奈川13区で立憲新人の太栄志(ふとり・ひでし)氏(44)に敗れたが、比例南関東ブロックで復活当選。ただ、仮に甘利氏が1年早く生まれていたとすれば、議席を失っていた可能性が高い。自民党は内規で比例区の「73歳定年制」を設けているためだ。自民党から小選挙区で立候補した73歳以上の候補者は24人。建設相や自治相を歴任した野田毅氏(80)を筆頭に7人が小選挙区で敗れ、そのまま国会から去ることが決まった。岸田文雄首相はそのうち5人の応援に入ったが、奏功しなかった。特に73歳以上の立候補者が最も多かった福岡県では4人中3人が落選。大幅に世代交代が進んだ。

■小選挙区のみから立候補した73歳以上は24人

 「73歳定年制」は公認の時点で73歳以上の場合、小選挙区との重複も含め、比例区には原則として立候補できないとする自民党の内規だ。03年の衆院選から厳格に適用されるようになり、中曽根康弘、宮沢喜一両元首相らが政界引退に追い込まれたことは有名だ。今回の衆院選では、内規に従う形で比例重複なしで小選挙区に立候補している73歳以上は24人いた。最高齢が和歌山3区の二階俊博前幹事長(82)で、福岡8区の麻生太郎副総裁(81)が続く。この24人とは別に、比例近畿ブロックで奥野信亮氏(77)、比例九州ブロックで今村雅弘氏(74)が例外的に公認を受け、当選を決めている。

 特に73歳以上が多いのが九州の選挙区で、24人のうち10人が出馬。そのうちのひとりが熊本2区の野田氏だったが、保守分裂の末に、財務省キャリア官僚の無所属新人、西野太亮(だいすけ)氏(43)に敗れた。熊本県では14年12月の総選挙以来、全4小選挙区を自民党候補者が独占してきた。野田氏の落選で、それが約7年ぶりに崩れたことになる。

対立候補の年齢は61歳、48歳、48歳
 特に惨敗だったのが福岡県。4人が出馬し、勝利したのは麻生氏のみだった。福岡5区の原田義昭元環境相(77)、福岡9区の三原朝彦氏(74)、福岡10区の山本幸三・元地方創生担当相(73)の3人は議席を失うことが決まった。小選挙区で勝利した対立候補の年齢は、それぞれ61歳、48歳、48歳だ。

 無所属で出馬して当選後に自民党の追加公認を受けるパターンを含めると、12年12月の衆院選以来、自民党は福岡県内に11ある小選挙区で全議席を独占してきた。今回の3人の落選で、この「一強」体制が9年ぶりに崩れた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

4032チバQ:2021/11/01(月) 21:06:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/af8fbafc6a6ae71ad2aeb5394abee538461527c7
立民「論客」相次ぎ落選 「批判だけでは支持されず」
11/1(月) 20:44配信
産経新聞
報道陣の取材に応じる辻元清美氏=1日午前0時51分、大阪府高槻市(恵守乾撮影)

衆院選で、立憲民主党では辻元清美氏をはじめ黒岩宇洋、今井雅人、川内博史各氏ら国会審議で政権批判やスキャンダル追及をしてきた「論客」が落選した。

社民党から議員生活を始めた辻元氏は「ソーリ!」と答弁者を指名するスタイルで有名になった。昨年2月には、当時の安倍晋三首相に週刊誌報道をベースに質問し、安倍氏が「意味のない質問だよ」とやじを飛ばしたこともあった。

黒岩氏は野党による官僚に対する「合同ヒアリング」の中心人物。「桜を見る会」前日に安倍氏の事務所が主催した夕食会をめぐる発信に対し、安倍氏が「真っ赤な噓」と反論したこともある。

森友学園問題などで政府を追及してきた今井氏は、平成21年の旧民主党を振り出しに毎回政党を変え、いずれも比例復活で4回連続当選してきたが、立民で臨んだ今回は5回目の当選を果たせなかった。立民中堅は「最前線で批判ばかりしていた人が軒並み落ちた。路線を変えないと、支持は得られない」と語った。

4033チバQ:2021/11/01(月) 21:07:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7a9694be907e99fe5beb71d823c4fb3bdc3b460
大阪自民、大ダメージ 現職政務官も落選
11/1(月) 20:17配信

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産経新聞
前回と今回の衆院選 大阪選挙区における自民党の勝敗

衆院選で自民党は国会運営を主導できる「絶対安定多数」を確保しながら、大阪府内の選挙区では全敗と壊滅的な結果になった。府内で絶大な人気を誇る日本維新の会の候補者に太刀打ちできず、涙をのんだ現職政務官も複数いた。昨年11月に維新の看板政策「大阪都構想」が住民投票で否決されてから初の衆院選で維新との地力の差が浮き彫りになった形で、自民は態勢の立て直しを迫られている。

【写真】大阪4区で敗れ、頭を下げる自民党の中山泰秀氏

「長い時間待っていただき、心からおわび申しあげたい」

1日午前2時すぎ、大阪4区(大阪市北区など)で敗れた自民の中山泰秀氏(51)は落選が決まると、選挙事務所に集まった支援者らに深々と頭を下げた。「今回は分が悪かった」「維新が強かった」。陣営からは口々にこんな声が上がった。

平成24年に橋下徹前代表が維新を国政政党として旗揚げして以降、国政・地方問わず数々の選挙で苦戦を強いられてきた大阪の自民。そうした中でも29年の前回衆院選では、公認候補者を擁立した府内15選挙区のうち10選挙区で維新に競り勝ち、国政与党としての面目を保った。だが、今回は全選挙区で維新に敗北。落選した候補者には大西宏幸氏(54)ら現職の政務官も複数含まれていた。

「10年がかりで維新王国ができあがってしまった」。自民府連幹部はこう嘆く。府内での維新人気が拡大するにつれ、維新公認の首長が次々と誕生。橋下氏が引退してもなお、維新副代表で大阪府知事の吉村洋文氏による新型コロナウイルス対策などが脚光を浴び、維新人気はさらに高まった。自民府連幹部は「維新に風が吹いていたわけではない。無風だからこそ、維新の地力が際立った」と分析する。

維新が進めた昨年11月の都構想の住民投票は僅差で否決された。ただ、それすらも「維新との最大の対立軸がなくなり、訴える力が下がってしまった」とマイナスの要素としてとらえる向きもある。

大阪9区(茨木市など)で落選した自民府連会長の原田憲治氏(73)は、今回の結果を受けて会長を辞任する意向を府連に伝えた。一方で、今回府連から比例近畿ブロックで当選した3人は、柳本顕(あきら)氏(47)らいずれも比較的若い世代だ。

ある自民関係者は力を込める。「自民府連も維新のようにリーダーシップのある若い人を立て、自ら風を作っていかないといけない。新しい感性の自民党を作ってほしい」。

4034チバQ:2021/11/01(月) 21:08:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bfd610d29e3e9bd0bfada4f35b69348d1eccac3
野党共闘の効果限定的 統一候補の勝率3割
11/1(月) 19:34配信

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産経新聞
今回の衆院選で対決パターン別に与野党の勝敗を分析したところ、立憲民主や共産など野党5党が統一候補を擁立した213選挙区のうち、保守系無所属を含む自民または公明のいわゆる与党系候補は、約65%にあたる139選挙区で勝利したことが分かった。これに対し、統一候補は約28%の59選挙区でしか勝てず、野党共闘の効果が限定的だったことを裏付けた。

213選挙区を地域別にみると、北海道は官公労が強い地域とあって、統一候補を擁立した9選挙区中、自公4勝、立民5勝と野党5党側が勝ち越した。東京では革新系の影響力が残っているが、与党系10勝なのに対し、統一候補は7勝と及ばなかった。

保守地盤が強固な西日本では、日本維新の会が幅を利かす大阪府を除き、中国地方で統一候補は14選挙区中1勝、四国では8選挙区中2勝しかできなかった。九州でも自民16勝なのに対し、統一候補は6勝にとどまるなど、野党が束になって掛かっても、与党側は寄せ付けなかった。

135選挙区に上る事実上の与野党一騎打ちでも、与党系が96勝なのに対し、野党系は39勝と振るわなかった。

一方、野党5党から複数の候補者が出た72選挙区ついては、与党59勝に対し、野党5党側はわずか6勝と無残な結果に終わった。

これらの選挙区については、反自民票が分散したために5野党側が敗北したとは必ずしも言えず、5野党で候補者を一本化した場合の票数を単純計算で足し合わせた場合、与党候補を上回ったのは5選挙区だけだった。与党に太刀打ちできないと判断した選挙区については、あえて候補者調整をせずに、比例票の掘り起こしを優先させた可能性がある。

今回の衆院選結果は、立民が組織票目当てで共産などと組んでも、票の上積みには限界があり、地力に勝る自民を負かすには、旧民主時代から言われ続けてきた、党の足腰となる地方組織の強化が急務であることを改めて突き付けたといえる。(坂井広志)

4035チバQ:2021/11/01(月) 21:10:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c14226d605cb1feedca331d6e14a54040ace5ce
深夜会食、暴行…衆院選で不祥事組に明暗
11/1(月) 20:12配信

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産経新聞
支援者を前に敗戦の弁を述べる無所属の松本純氏=10月31日午後8時36分、横浜市磯子区(橘川玲奈撮影)

今回の衆院選には、不祥事により選挙前に離党を余儀なくされた候補者らも再起をかけて臨んだが、明暗が分かれた。

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言下の1月、東京・銀座のクラブを深夜に訪れ、自民党を離党した松本純元国家公安委員長は神奈川1区から無所属で出馬。安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁らが応援に駆け付たが、立憲民主党の前職に2万票以上の差をつけられて落選した。

一方、松本氏と一緒に銀座のクラブを訪れて自民を離党し、奈良3区から無所属で出馬した田野瀬太道氏は、2位に8万票以上の大差で圧勝。党は10月31日付で追加公認した。

元秘書への暴行罪で罰金20万円の略式命令を受け、昨年10月に党を離党した石崎徹氏は日本維新の会に転じ、新潟1区で出馬。当選した立民前職に10万票以上及ばず比例代表での復活もならなかった。

北朝鮮による拉致被害者について「生きている人はいない」などと発言し立民から公認を得られなかった生方幸夫氏は無所属で千葉6区から出馬し、自民前職に5万票以上の差をつけられて落選した。

4036チバQ:2021/11/01(月) 21:46:11
7559 チバQ 2021/11/01(月) 14:56:14
同意
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e334f823d31450eea6f17f8937375a8ca9b4b7c
田崎史郎氏 議席減の立憲民主党に「共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因」
11/1(月) 11:34配信

スポニチアネックス
フジテレビ社屋

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。衆院選の全465議席の当選者が確定し、自民、公明の与党は計291で国会運営を主導できる絶対安定多数(261)を上回ったことに言及した。

 自民党は公示前から17減らしたものの、261で単独過半数(233)となり、安定多数(244)も得た。立憲民主党は公示前110から14減の96。日本維新の会は公示前の11から41まで大きく伸ばし、衆院第3党に躍進した。公明党は3増の32、共産党は2減で10。国民民主党は3増の11だった。

 田崎氏は「立憲、共産にとって惨敗ですよ」と言い、その理由を「なぜ立憲が負けたかっていうのは、僕は共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因だと思うんですね」と指摘。

 そして「民主党が政権取るまでっていうのは保守層も詰め込むような形で支持を集めて政権が取れて、それで政権運営に失敗して引いたわけですけれど。だから今の左寄りの路線を立憲が続けていくのかどうか、それをしっかり議論しないと再生はないんじゃないかと」と分析した。

4037チバQ:2021/11/01(月) 22:56:33
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPC11GWWPBYPXLB008.html
二階氏、引退説ささやかれたが…「比較しないで」と13選 和歌山
2021/11/01 10:00朝日新聞デジタル

二階氏、引退説ささやかれたが…「比較しないで」と13選 和歌山

当選を確実にし、支援者らと写真を撮る岸本周平氏=2021年10月31日午後8時32分、和歌山市屋形町2丁目、滝沢貴大撮影

(朝日新聞デジタル)

 衆院選は31日に投開票された。県内の三つの小選挙区のうち、1区は国民前職の岸本周平氏(65)が制し、5回目の当選を決めた。2区と3区はいずれも自民前職の石田真敏氏(69)と二階俊博氏(82)がそれぞれ議席を守った。小選挙区の投票率は58・24%(前回52・96%)だった。

■1区 岸本氏、辻立ち重ね5選

 国民前職の岸本周平氏が自民前職の門博文氏との一騎打ちを制し、5選を果たした。

 午後8時、当選確実が報じられると、和歌山市内の岸本氏陣営の会場では集まった支援者から拍手がわき起こった。岸本氏は「不安だったが、『日本一の応援団』がいるから絶対大丈夫と言い聞かせた。懸命に生きる皆さんの声を国会に届けます」と笑顔を見せた。

 選挙戦では駅前や交差点に1人で立つなど、近い距離で市民と向き合うことに重きを置いた。「普通の生活を守ることが重要」として、コロナ禍からの立て直しや、子育て、介護の改善などを訴えた。

 門氏は、4回連続で岸本氏に敗れた。選挙期間中、閣僚経験者が連日応援に駆けつけ、国とのパイプ役を果たしてきたことを強調したが及ばなかった。門氏は「目標を達成できず、申し訳ありません」と述べた。(滝沢貴大、高田純一)

■2区 石田氏、安定8選

 自民前職の石田真敏氏が新顔3氏を振り切って、8選を決めた。

 「長く支えていただき、大臣も務めた。皆さんの期待に沿えるよう頑張っていく」。午後8時過ぎ、当選確実の一報を受け、石田氏は岩出市宮の事務所で支援者らと万歳した後、そう言って頭を下げた。

 また、野党が共闘し、統一候補を擁立したことに触れ、「一つ間違えれば大変なことになると、気を引き締めて戦わせていただいた」と話した。

 選挙戦では、当面の課題として新型コロナ対応を挙げ、「司令塔の強化、国の役割分担の明確化などを、これからの予算編成の中で対策を講じていく」と主張。被害が予想される南海トラフ地震については、「憲法に緊急事態条項を設けることをしっかりと議論し、備えなければならない」と改革の必要性を訴えた。(国方萌乃)

■3区 二階氏、交代論封じ13選

 自民前職の二階俊博氏が新顔3人を退けて、13回目の当選を果たした。

 御坊市島の事務所前に集まった支持者の拍手の中、壇上に立った二階氏は、「次に向かってこの和歌山を躍進させる責任がある。力を貸してください。日本一のふるさとと言えるようにがんばろう」とお礼の言葉を述べた。

 5年間務めた党幹事長を退いたものの、選挙期間中は応援演説などで全国を回ることも多かったが、自民県議や各首長らが支持を呼びかけ、終始優位に選挙戦を展開した。

 1996年に小選挙区制が導入されて以降、この選挙区で初めて4人が立候補。高齢でもあることから一時期「引退説」もささやかれたが、「ほかの人と比較しないでほしい」「(進退は)選挙民のみなさんが決めること」などとし、「世代交代を」と訴える他陣営を寄せ付けなかった。(勝部真一)

4038チバQ:2021/11/01(月) 22:58:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211101ddlk32010312000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>自民9回連続、議席独占 /島根
2021/11/01 10:50毎日新聞

 31日に投開票された第49回衆院選で、県内二つの小選挙区は即日開票の結果、1区は自民前職の細田博之氏(77)が11回目、2区は自民新人、高見康裕氏(41)が初の当選を果たした。自民による県内小選挙区の議席独占は1996年の小選挙区制導入から9回連続。両陣営とも人口減少対策などを訴えた。1区は与野党の事実上の一騎打ちとなり、立憲前職の亀井亜紀子氏(56)は及ばなかった。個人で活動する無所属新人の亀井彰子氏(64)は支持が広がらなかった。2区は新人の三つどもえとなり、高見氏は立憲の山本誉氏(64)と共産の向瀬慎一氏(50)を破った。県内の当日有権者数は55万9986人(男26万6353人、女29万3633人)。投票率は61.55%(前回60.64%)だった。

 ◆1区

 ◇細田氏、父超える11選

 細田氏は選挙戦12日間のうち7日間は応援演説で全国を回り、その間は青木一彦参院議員らがマイクを握った。31日も不在だったが松江市千鳥町のホテルに陣営幹部らが集まり、当選確実の一報が入るとバンザイ。運輸相を務めた父吉蔵氏(1912〜2007年)を超える11回目の当選を祝った。細田氏は電話を通じ、「地元や国のために頑張りたい」と決意を述べた。

 選挙戦で細田氏は、過疎地での安定した雇用創出のための法整備などの実績を強調。新型コロナで打撃を受けた経済への対策に力を注ぐと訴えた。

 島根原発については「エネルギー小国の日本では動かさないといけない」と、稼働を推進する立場を明確に示した。【目野創】

 ◇比例に望みつなぐ 亀井亜紀子氏「私の力不足」

 細田氏当選確実の情報を受け、亀井亜紀子氏は午後9時前に支援者が集まる松江市御手船場町の労働会館に姿を現し「私の力不足。相手の組織力は強く壁は厚かった。比例(復活)に望みをつないで待ちたい」と話した。

 前回選は小選挙区で細田氏に敗れ、比例復活。今回の選挙戦では、新型コロナ禍でもろさが浮き彫りとなったとして公的サービスの立て直しや、島根原発再稼働の是非を問う住民投票の実施などを訴え、「この保守王国で私が勝てば必ず日本が変わる」と主張してきた。

 氏名の読み方が同じ候補が1区に立ったことで、公示直前に届け出名の名前を平仮名から漢字に変更したり、ポスターを印刷し直したりする一幕もあった。【小坂春乃】

 ◆2区

 ◇高見氏、新人争い制す

 高見氏の支援者らは出雲市今市町の会場に集まった。当選確実の報が入ると、拍手や歓声が巻き起こり、バンザイをして初当選を喜んだ。

 元県議の高見氏は、9月に死去した竹下亘元自民党総務会長の後継として国政に初挑戦。選挙戦では竹下氏の政治信条「ふるさと創生」を前面に掲げた。この日、祝福に集まった約350人の支持者を前に「この地域への愛をすべて背負って国に届けられる政治家に成長する覚悟です」と、人口減少対策などに取り組む決意を述べた。

 「竹下」の名を書くことに慣れた「竹下王国」の保守地盤の中で高見氏の知名度は低く、末端への浸透が課題だったが、組織に支えられて乗り切った。【萱原健一】

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 ■視点

 ◇謙虚さと訴え継続を

 10月14日の解散から投開票日までが戦後最短となった今回の衆院選。島根の二つの小選挙区の議席を託されたのはベテランと新人の自民の2人だった。両者の訴えに「改革」の要素はあまり見えず、有権者は「継続」を選んだのか。保守王国の面目躍如だったのか。

 2019年春の知事選で一部県議が国会議員の意向とは異なる候補を擁立して勝利したしこりで県議会の自民会派が分裂したまま。2区では兄登氏の代から約60年にわたる「竹下王国」を守ってきた竹下亘氏が9月に死去し、後継に立った元県議は多くの有権者になじみが薄い。だが保守地盤は揺るがず、事実上の与野党一騎打ちとなった1区の立憲候補も及ばなかった。

 課題は山積している。コロナ禍による地域経済への深刻な打撃。人口減少で暮らしが成り立たなくなりつつある過疎の現場。一見すると「継続」の民意には、憤りや嘆息が詰まっている。自民に謙虚さを求めたい。そして野党は反自民の真の受け皿たるべく訴えを続けてほしい。【目野創】

4039チバQ:2021/11/01(月) 22:59:25
https://news.goo.ne.jp/article/ibaraki/region/ibaraki-20211101050002.html
衆院選茨城7区 中村氏、比例復活15選
2021/11/01 05:00茨城新聞

衆院選茨城7区 中村氏、比例復活15選

茨城新聞

(茨城新聞)

 「無敗の男」落城-。1976年の衆院選初当選以来、14回連続で当選を果たしてきた7区の立民前職、中村喜四郎氏が、初めて選挙区で敗退した。かつて所属した自民党が権威主義的な政治で自浄能力を失ったとして、「与野党伯仲」を旗印に戦った。比例で復活当選し、15選を果たした。
 94年のゼネコン汚職事件で自民を離党。実刑判決後に復帰して以降は無所属を貫いていた。2020年9月結成の新「立憲民主党」に入党。野党共闘にかじを切り、「自民がやりたい放題できるのは野党が弱いから。民主主義を守る」と72歳の体にむち打ち、バイクで選挙区内を駆け巡った。
 壁となったのは、かつての同志たち。県議会の中村系会派「自民県政クラブ」が同年6月に消滅し、所属議員は相次いで自民会派に移籍した。選挙区内8市町の全首長も「地域発展には大臣に要望を通せる議員が必要」と、自民前職を支援。〝包囲網〟が敷かれ、かつてない逆風が吹いた。
 前回衆院選で与党批判を展開し、18年県議選では共産候補にため書きを届けた。過去3回推薦を受けてきた公明は距離を置き始め、中村氏の立民入りが決定打となり関係を解消。今回は与野党対決色が濃くなり、中村氏を追い詰めた。
 頼みの綱は後援会「喜友会」。支援者と直接結ばれた自慢の組織だ。だが保守系支持者にとって、立民入党は寝耳に水だった。選挙戦終盤、男性支持者は「本当は自民(に票を投じたい)。同じ思いの人は少なくない」と嘆息。一度揺らいだ絆は完全には元に戻らなかった。
 中村氏は選挙区での敗北に「一敗地にまみれる結果となり、私の不徳の致すところで深くおわび申し上げる。目指すところは一貫して、日本再建と与野党伯仲。与えられた試練と受け止めて、これからも前を向いていく」と述べ、境町内の選挙事務所に集まった支持者に深々と頭を下げた。

4040チバQ:2021/11/01(月) 23:00:02
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-140112.html
無所属・柿沢未途さん当選 IR汚職の秋元司氏が不出馬で乱戦に<東京15区>
2021/11/01 00:31東京新聞

無所属・柿沢未途さん当選 IR汚職の秋元司氏が不出馬で乱戦に<東京15区>

当確の報を受け、こぶしを突き上げる柿沢さん=東京都江東区の事務所で

(東京新聞)

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で自民党を離党し、一審で実刑判決を受け控訴中の秋元司前衆院議員が立候補しなかった東京15区は、自民推薦の無所属前職柿沢未途さんが当選。同じく自民が推薦した無所属元職今村洋史さんら7人が乱立した混戦を制した。

 午後11時半すぎに当確の報。柿沢さんは「地元の皆さんのおかげで勝てました」と感謝した。自民からの追加公認も決まり、「胸を張って政権与党の代議士として政策を形にしていきたい」と述べた。

 都議を経て2009年以降、4度の総選挙にみんなの党、維新、希望の党で出馬し当選。10月まで立民会派の野党系無所属だった。だが自民の衆院議員を務めた父の故弘治さんの時代から保守系の支援者は多く、「与党で仕事を」と期待され転向を決意。首相指名選挙は自民の岸田文雄総裁に投票し、麻布中・高、東京大の先輩、谷垣禎一元総裁の推しもあり推薦を得た。

 公明都議の応援はあったが、自民区議や党都連は一致して今村さんを支持する分裂選挙となる中、「地元育ちの政策通」と公示直前に擁立された野党共闘の候補や今村さんとの違いを強調し、支持を集めた。(井上靖史)

4041チバQ:2021/11/01(月) 23:01:34
https://www.asahi.com/articles/ASPB03Q4GPBZPTIL00D.html?ref=goonews
「眼中になかった」維新の猛攻 辻元清美氏敗北、大阪10区でなにが
有料会員記事2021衆院選

細見卓司、久保田侑暉2021年10月31日 20時20分
 衆院大阪10区で、立憲前職で党副代表の辻元清美氏(61)が、維新新顔で前大阪府議の池下卓氏(46)に敗れた。辻元氏が小選挙区で負けるのは、民主党が下野した2012年の衆院選以来で、比例復活も果たせなかった。抜群の知名度を誇り、「党派を超えた政治家個人の力」での当選を自負してきた辻元氏でさえ、維新の猛攻をはね返すことができなかった。

「最後のとりでなんです!」
 「大阪は維新の候補者が勝つ勢いだと報道されている。最後の一つ、なんとか持ちこたえられるかどうかという瀬戸際が、この大阪10区。大阪の最後のとりでなんです!」

 選挙戦最終日、10月30日夜の阪急高槻市駅前(高槻市)。辻元氏は演説で「最後のとりで」というフレーズを何度も使って、声を張り上げた。

 維新が掲げる「大阪から日本を変える!」とのキャッチコピーを引用し、「みんなが支え合う、セーフティーネットを大事にする、カジノをやめる。そんな大阪に変われば、日本が変わります。大阪の最後のとりでを一緒に守ってください!」と支持を訴えた。

 2週間前は違った。

 衆院が解散された10月14日。辻元氏は高槻市内で演説後、池下氏について記者団に問われ、「あんまりね、他陣営のことは気にしない方なんです。維新はローカル。ローカルな維新は眼中にないんですけどね」と言い切った。

 選挙戦序盤の演説の力点は、岸田政権にどう対峙(たいじ)するか。

 維新に関しては、ツートップである松井一郎代表(大阪市長)と、吉村洋文副代表(大阪府知事)が推し進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)について「しっかり歯止めをかける」と演説で述べる程度だった。

「敵は辻元氏」
 一方、衆院選初挑戦となる池下氏の陣営は、最初から「敵は辻元氏」と見定めていた。

 辻元氏が演説した同じ日の14日、吉村副代表はJR高槻駅前に応援に駆けつけた。デッキ上を埋め尽くした約3千人の聴衆(陣営発表)を前にこう訴え、拍手喝采を浴びた。

 「(選挙で)強い人がいるんです。辻元さん。強烈に厳しいからやってきた。成長のための改革は維新しかできない。改革をやるのが池下さんだ」

 吉村副代表は、辻元氏の発言を念頭に自身のツイッターでも「眼中に入っていってやろうじゃないか」と気勢を上げた。

 池下氏の陣営関係者は「(辻元氏の発言は)ありがたかった。池下と辻元氏の対立構造に持ち込めた」と振り返る。

 池下氏自身も地元出身をアピール。高槻市議だった祖父の時代から続く地盤と府議時代に培った人脈をいかし、自民支持層への食い込みを図った。陣営関係者によると、あえて自民批判は手控えたという。

 選挙戦中盤にさしかかり、報道各社の情勢調査で辻元氏と池下氏との接戦が報じられた。

接戦が報じられると、辻元氏は戦術を転換しました。さらに、新たな手も打ち、波紋を広げました。その内幕を紹介します。

 辻元氏は、街頭での維新批判…

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4042チバQ:2021/11/01(月) 23:02:41
https://digital.asahi.com/articles/ASPC16RD5PC1TIPE00X.html?iref=com_shuinsen2021_news_list_n
玉城知事支える「オール沖縄」に衝撃 辺野古抱える3区で敗北
会員記事2021衆院選

国吉美香、寺本大蔵、福井万穂2021年11月1日 21時50分
 沖縄では衆院全4選挙区で自民候補と、玉城デニー知事を支える政治勢力「オール沖縄」の推す候補が激突し、オール沖縄側が選挙前の3議席から1議席減らす結果となった。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を旗印としてきたが、辺野古を抱える3区でも敗北。衝撃が広がっている。

 3区で勝利した元沖縄北方相の自民新顔、島尻安伊子氏(56)は31日夜、報道陣に「(勝因は)コロナ後の経済対策と沖縄振興の訴え」と語った。移設への有権者の考えに変化があるかとの問いには「私はずっと普天間の一日も早い危険除去が第一と話してきた。そういった私の当選は大変重いご判断」と話した。

 自民にとっては衆院選で2014年全敗、17年1勝からの議席増。来年1月の名護市長選、来秋の知事選に向け「100点満点の結果だ」と自民党県連の関係者は手放しで喜ぶ。

 島尻氏勝利の要因は、有権者…

この記事は会員記事です。

4043チバQ:2021/11/01(月) 23:05:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211101k0000m010335000c.html
「民主王国」愛知、野党共闘があだに 労組、共産との接近に警戒
2021/11/01 21:36毎日新聞

「民主王国」愛知、野党共闘があだに 労組、共産との接近に警戒

野党共闘が実現したが、小選挙区で敗れ支持者に頭を下げる立憲民主党の伴野豊氏(中央)=2021年10月31日午後11時55分、黒尾透撮影

(毎日新聞)

 単独過半数を確保するなど自民が全国的に堅調ぶりを見せた今回の衆院選は、「民主王国」と呼ばれた愛知県でも例外ではなかった。自民が前回衆院選より3増の11議席を獲得したのに対し、立憲民主、国民民主の旧民主系勢力は前回より3減の4議席にとどまった。自民に対抗するための野党共闘は機能しなかったのか。立憲関係者は「共闘は『両刃の剣』」と指摘する。

 「何とか差しきりたかった。本当に申し訳ありません」。10月31日の開票日深夜、愛知8区の立憲元職、伴野豊氏(60)は深々と頭を下げて敗戦の弁を述べた。当選した自民前職、伊藤忠彦氏(57)との差はわずか1065票。野党共闘が実現し、6回目の対決で初の一騎打ちだった。比例復活を果たしたものの伴野氏は「私の力不足」と笑顔はなかった。

 愛知は全15選挙区のうち10選挙区で共産が候補擁立を見送り、立憲や国民と候補者を一本化した。過去の民主系候補の得票と共産系を合わせると勝ち抜けると見込んだが、結果は6敗で多くが僅差で競り負けた。

 「共産がついたことで一定程度入れてくれた人はいると思うが、それ以上に逃げたとみないと(6敗という)この数は説明しにくい」と連合幹部は見る。背景について立憲県連幹部は「過去の選挙もそうだったが、愛知は裕福な県で、変わりたくない、変わると自分の生活を脅かされるような恐怖感を感じる人が多い。非常に保守的。だから(革新の)共産に引いてしまう」と地域特性を指摘した。

 自動車産業が盛んな愛知は労働組合が選挙に力を持ち、労組を束ねる連合の影響力は大きい。「立憲と共産の接近を警戒する連合に配慮し一枚岩になりきれなかった」と話す陣営関係者も。立憲県連の塚本久幹事長は「共闘についてもう少し議論をした上なら違ったかもしれないが、いきなりだった」と述べ、衆院解散から投開票まで17日間という戦後最短のスピード選挙に恨み節をこぼす。

 対する自民は野党側のこうした揺らぎを徹底的に攻めた。応援に駆けつけた麻生太郎元首相は街頭演説で「立憲共産党」と連呼。一方で強固な支持基盤を持つ公明との関係を深め、候補は街頭で「比例は公明党」と繰り返し、組織固めにまい進した。

 愛知という土地柄で「民主王国」の再建はあるのか。来年に参院選を控える中、野党は今回の結果を踏まえ、戦略の練り直しを迫られている。【太田敦子、高井瞳】


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