したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情(その2)

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:37:17

国際政治・世界事情(その1)…前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50

地域別スレ>>2

865チバQ:2016/05/22(日) 20:27:23
http://www.sankei.com/premium/news/160516/prm1605160010-n1.html
2016.5.16 03:00
【どうなるリオ五輪(下)】
警察と犯罪組織が“戦争状態” 給料未払いで警察官の職務意識低下 サッカー・リバウド氏「治安ひどい」
 五輪を間近に控えたブラジルのリオデジャネイロでは、ルセフ氏の大統領弾劾問題で政争に明け暮れている間に、治安が深刻な状況に陥っている。

 サッカーの2002年日韓ワールドカップ(W杯)でブラジル代表の10番を背負ったリバウドさんはネット上でこう訴えた。

 「今朝、少女がギャングに殺害された。ブラジルの状況はひどいことになっている。五輪のためにブラジルに来ることを考えている人に国に止まるように忠告したい」

 祖国の英雄リバウドさんの訴えは、リオ市内各地の銃撃事件で多くの市民が犠牲となるケースが相次いでいることが原因だ。

 少女(17)は母の日の前日の7日、家族と国際空港まで母親を迎えに行く途中、銃撃を受けた。現場は、五輪期間中、大動脈となる幹線道路だった。犯人はファベーラ(貧民街)に住む18歳の少年。遊ぶ金ほしさの犯行だった。

 その2日前には、警察部隊と麻薬犯罪組織との間で近年珍しい大規模な銃撃戦がリオ中心部で繰り広げられた。現場は五輪マラソン競技のスタート・ゴール地点で、カーニバル会場としても有名な施設「サンボドロモ」の近く。銃撃戦は全土に生中継され、警官を含む6人が死亡した。

 リオの犯罪事情に詳しい日本の警察幹部がこう指摘した。「警察と麻薬組織は戦争状態にある。経済危機に伴い犯罪が増え、五輪の懸念材料だ」

 統計によると、市内の強盗発生事件は昨年8万1000件で、4年前に比べ約50%増加。毎年80人に1人が被害にあっている計算だ。

 問題を深刻にさせているのがリオ州の財政難だ。州警察に夫(44)が務める妻が重い口を開いた。「もう3カ月も給料をもらっておらず、多くの警官が生活に困っている」。

 犯罪対策で警官自身が死傷するケースも急増。今年4カ月間ですでに35人が殉職、128人が重傷を負った。治安の専門家は「給料未払いで警官の職務意識が低下している。今後、警官がストライキを起こす可能性もある」と警告した。

 地元紙は、街を警備する警官の数が減っていると指摘。五輪中の警察の応援部隊が、2000人少なくなることも判明した。政府は期間中、軍部隊も動員し、安全を確保すると説明する。だが、市民の多くは、そのしわ寄せが五輪後にきて、犯罪が一層増加することを懸念している。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

866チバQ:2016/05/24(火) 20:32:36
http://www.sankei.com/world/news/160524/wor1605240035-n1.html
2016.5.24 18:30
【ブラジル情勢】
汚職捜査妨害疑惑で閣僚を停職、暫定政権に痛手「流血止めるには最高裁と協定」
 ブラジル暫定政権のジュカ企画・予算管理相が就任前、自らが捜査対象となっている汚職事件の捜査を妨害しようとしていた疑いを示す電話の盗聴記録が23日、地元メディアに報じられ、テメル大統領代行(副大統領)はジュカ氏を一時停職にした。

 弾劾手続きでルセフ大統領が停職になったことを受けて12日に発足したばかりのテメル暫定政権にとって大きな痛手になった。

 ジュカ氏による捜査妨害の疑惑が指摘されたのは国営石油会社ペトロブラスを舞台に多数の政治家や企業幹部を巻き込んだ汚職事件。報道によると、ジュカ氏は3月、同じく捜査対象になっている元会社社長との電話で「流血を止めるためには政権を代えなければならない」と述べ、暫定政権は、捜査を指揮する最高裁などと「協定」を結ぶべきだとの考えを示したとされる。(共同)

867とはずがたり:2016/05/25(水) 12:04:44
人道サミット閉幕、潘氏「がっかり」 G7欠席相次ぐ
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/179/b069592e5c3ad3fd6d7e766fed90e265.html
(朝日新聞) 10:37

 トルコ・イスタンブールで開かれていた初の国連の「世界人道サミット」は24日、2日間の会期を終えて閉幕した。シリア難民など人道危機が相次ぐ中で、支援資金の確保が主なテーマだったが、大口資金提供元である主要7カ国(G7)のうち、ドイツのメルケル首相以外の首脳は欠席。主催した潘基文(パンギムン)国連事務総長は閉幕の際、「がっかりした」と振り返った。

 サミットでは、潘氏が紛争や災害の現場で難民らに物資を提供するといった従来の人道支援のあり方から、社会基盤を強化するなどして難民ら人道支援を必要とする人々を生みにくくするための支援への転換を提唱した。潘氏はそうすることで、「より少ない資金でこの状況を解決できる」と主張し、実現に向けて取り組みを続ける意向をサミットで示した。(イスタンブール=松尾一郎)

868とはずがたり:2016/05/25(水) 12:05:24
ロシアが声明文 世界人道サミット「署名したくない」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ5Q5J6GJ5QUHBI01V.html
05月24日 03:21朝日新聞

 国連の世界人道サミットの開催に神経をとがらせているのが、ロシアだ。開催直前になって米ニューヨークにある各国の国連代表部に声明文を配布。サミットの運営を批判し、いかなる誓約文書にも「署名したいと思っていない」と牽制(けんせい)した。

 声明文はサミットの約2週間前に出された。サミットの成果物になる誓約文書のたたき台について「加盟国の個々の立場を反映させる余地がなく、加盟国間で広く合意されていない」「広範囲に及ぶ加盟国への義務規定が含まれている」と反発している。

 これに対し、国連のデュジャリック報道官は「国連は多くの時間を掛けて加盟国と議論し、準備を進めてきた。ロシア以外からはそのような手紙(不満)は届いていない」と不快感を示している。

869チバQ:2016/05/25(水) 21:22:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160525k0000m030064000c.html
<ベネズエラ>大統領罷免の国民投票巡り、与野党対立激化
05月24日 20:44毎日新聞

<ベネズエラ>大統領罷免の国民投票巡り、与野党対立激化
マドゥロ大統領罷免を求めるデモ参加者(中央)を押し戻す警官=ベネズエラ・カラカスで18日、AP
(毎日新聞)
 【サンパウロ朴鐘珠】南米ベネズエラでマドゥロ大統領の罷免を求める国民投票の実施を巡り、与野党対立が激化している。原油価格の低迷で財政危機に陥る同国では、反米左派を旗印にしたマドゥロ政権の求心力が急速に低下。国民投票が年内に実現すれば政権交代は確実な情勢だが、政府は手続きを遅らせており、デモが多発するなど国内も混乱している。

 左派政権にとっては来年1月10日が命運を分ける日付だ。憲法の規定上、これより前に国民投票でマドゥロ大統領が罷免されれば大統領選が行われ、同日以後であれば罷免されても残りの任期2年は与党のイストゥリス副大統領が大統領を務める。

 中道右派の野党連合は昨年12月の国会議員選で3分の2超の議席を獲得しており、年内に国民投票まで持ち込みたい考えだ。大統領罷免の手続きの第1段階は、有権者の1%の署名(約20万筆)を1カ月以内に集めることで、ロイター通信などによると、野党連合は1週間足らずで185万筆を集め、5月2日に選挙管理委員会へ提出した。

 これに対し、イストゥリス副大統領は「不正行為」などを理由に署名活動は無効だと主張し、国民投票を実施しない意向を表明した。マドゥロ大統領は、隣国ブラジルで左派のルセフ大統領に対する弾劾裁判開廷が決まった翌日の13日に非常事態を宣言。「国内右派の要請を受けワシントンが手段を講じている」と、ベネズエラとブラジルで国家転覆計画が進んでいるとの陰謀論を国民に説いた。

 このため、今月中旬以降、首都カラカスでは野党連合の呼びかけに応じた数千人規模のデモ隊が軍や警官隊と衝突し、催涙ガスなどで鎮圧される騒動が相次いでいる。野党指導者で前回大統領選でマドゥロ氏に惜敗したカプリレス氏は17日、「軍人たちに告ぐ。憲法に従うか、マドゥロに従うか。真実を選択する時が来た」と呼びかけた。

 4月末に発表された世論調査では、約70%の国民が政権交代を望んだ。同国経済は原油輸出の利益に依存し、食料品や生活必需品を輸入に頼っている。2014年以降の原油価格低迷により、外貨収入が減少し、物不足が顕著となっている。

870とはずがたり:2016/05/26(木) 23:08:59

砂糖不足ベネズエラ、コカ・コーラ製造一部停止
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/144/d224708dccb3048e5096e496ced5f714.html
(読売新聞) 21:40

 【リオデジャネイロ=吉田健一】英BBCなどによると、原油安で経済危機に陥っている南米の産油国ベネズエラで、砂糖不足が起き、米飲料メーカー大手コカ・コーラが一部飲料の製造停止に追い込まれている。

 ベネズエラでは、原油安の直撃による外貨不足で砂糖の輸入が難しくなっていることに加え、農家が価格統制下にある砂糖の生産を嫌って、国内生産量が減っていることが追い打ちをかけた。同社は、砂糖を使わない飲料などの製造は続けるとしている。

 ベネズエラでは、大半を輸入に頼る生活必需品や食料品の不足が深刻化。4月には、同国食品大手のポラールが、輸入による大麦の確保ができないとしてビールの生産を停止している。

871チバQ:2016/05/27(金) 23:12:36
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160527k0000m030107000c.html
<南スーダン>石油利権、対立の火種 暫定政権1カ月
05月26日 22:40毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】内戦状態が続いていた南スーダンで、反政府勢力も加わった暫定政権が発足して1カ月。目立った衝突もなく安定が保たれているが、キール大統領派が画策する「州分割」などを巡って反政府勢力との対立の火種がくすぶっている。

 「首都ジュバでは平穏な状況が続き、市場もにぎわっている。張り詰めた空気はない」。地元記者は電話取材に現状をそう語った。

 反政府勢力トップのマシャール氏は4月26日に首都に戻り、第1副大統領に就任。当初の見込みから7カ月遅れで、同29日に統一政権が発足した。2年半後に選挙で選ばれた新政権が引き継ぐ。

 2年以上に及んだ内戦では数万人が死亡し、230万人以上が家を追われた。経済も著しく疲弊し、インフレ率は200%を超えた。暫定政権は国際機関などに経済立て直しの支援を求めているが、反応は鈍い。キール派とマシャール派の対立が根深く、双方の出身民族であるディンカ人とヌエル人の対立感情も絡むからだ。

 大きな火種の一つが「州分割」問題だ。キール大統領は昨年8月の和平合意後、現行の全10州を分割して28州にする方針を決定。ディンカ人が多数派になるように州の境界線を引き、石油利権などを握る意図があると指摘される。

 南スーダンは元々、スーダンからの分離独立(2011年7月)以前、政府(当時は自治政府)の歳入の98%を石油に頼っていた。極端な石油依存体質から、石油が争いの種になってきた。

 マシャール派は分割案の凍結を求めているが、大統領は「平和と安定を望まないのか」と拒否。和平合意に応じない一部の反政府勢力の存在などとともに、混乱収束に向けた障害となっている。

 シンクタンク「安全保障研究所」(ナイロビ)のガティム研究員は「政府内に2人の大統領が併存しているようなもの。国より出身民族への帰属意識が強い人々に、国民意識をどう形成するかは大きな課題だ」と語った。

872チバQ:2016/05/29(日) 11:31:43
http://www.sankei.com/world/news/160528/wor1605280068-n1.html
2016.5.28 23:51
【ペルー大統領選】
ケイコ氏やや優勢…終盤も接戦続く 決選まで1週間
 【ロサンゼルス=中村将】南米ペルーのウマラ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が6月5日に行われる。アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女で中道右派のケイコ・フジモリ氏(41)と、元首相で中道右派のクチンスキ氏(77)による一騎打ち。投票まで1週間となり、ケイコ氏リードを伝える世論調査もあるが、終盤も接戦が続くことは確実な情勢だ。

 今月22日に公表された、地元調査会社による模擬投票で、ケイコ氏は52・6%を獲得。47・4%のクチンスキ氏を上回った。模擬投票は19、20の両日に実施された。一方、20日にはケイコ氏のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑が報じられ、ケイコ氏は否定したものの、司法長官が「初歩的な捜査」に着手していることを認めたため、選挙戦への影響が指摘されていた。

 ところが、今月26日に公表された別の調査会社による世論調査では、ケイコ氏の支持率が46%、クチンスキ氏は38・9%で、ケイコ氏が引き続き、やや優勢を保っているもようだ。

 両候補とも、開放的な経済政策に重点を置いており、公約にも争点になりそうな差は見当たらない。選挙戦は政策論争より、対立候補への誹謗(ひぼう)が目立つ。

 ケイコ氏には、父親の評価がプラスとマイナスの両面に作用する。アルベルト氏は高インフレで破綻していた経済を立て直し、貧困層への手厚い施策や教育の充実などを施した。その半面、政権中枢の汚職や人権弾圧などの批判も絶えず、「独裁」「恐怖政治」などのレッテルが張られる。

 1回目の投票で、ケイコ氏はクチンスキ氏の倍近い得票率だったが、終盤まで接戦が続いていることは、根強いアルベルト氏への批判票がクチンスキ氏に流れていることを示している。

873名無しさん:2016/05/29(日) 16:52:10
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052400492&g=pol
首脳伴侶、同行半数のみ=米大統領夫人は欠席-伊勢志摩サミット

 26日開幕の伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)では、ドイツ、カナダ、イタリアの3カ国首脳の伴侶が来日する。メルケル独首相の夫で表舞台にあまり出ない大学教授のヨアヒム・ザウアー氏(67)が来日するが、ロシアを含め4カ国首脳の伴侶が来日した2008年の北海道洞爺湖サミットに比べ、同行者はやや減った。

 ザウアー氏は「私個人はアンゲラ・メルケルの政治活動とは全く関係ないところにいる」として、政治的行事からは距離を置いており、洞爺湖サミットの際も来日しなかった。ただ、ドイツ開催のサミットでは首脳伴侶のホスト役を務めた経験がある。サミット初参加となるカナダのトルドー首相のソフィー夫人(41)は記者出身。レンツィ・イタリア首相のアニェーゼ夫人(39)は教師だ。
 一方、ミシェル・オバマ米大統領夫人(52)は来日しない。理由は明らかになっていないが、夫人はこれまでも子供の教育を優先して、オバマ大統領の来日に同行しなかった。
 キャメロン英首相のサマンサ夫人(45)も欠席の方向。オランド仏大統領は、元事実婚パートナーで記者のバレリー・トリルベレールさん(51)と14年に破局し、今はパートナーがいない。(2016/05/24-14:21)

874とはずがたり:2016/05/29(日) 20:51:51
今コロンビアって左右どっちの政権だっけ?

政府の中枢の近くで組織売春、女性200人救出 コロンビア
http://www.afpbb.com/articles/-/3088682?cx_part=txt_topstory
2016年05月29日 15:32 発信地:ボゴダ/コロンビア

875とはずがたり:2016/05/29(日) 20:59:48
「経済認識に隔たり」=安倍首相の危機感、共有されず-海外メディア
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052800099&g=eco

 【ニューヨーク時事】日本時間27日に閉幕した主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)での議論について、海外メディアは、安倍晋三首相が訴えた世界経済への危機感が共有されず、首脳間の「認識の隔たりが露呈した」(英紙フィナンシャル・タイムズ)などと報じた。
 同紙は英政府報道官の「キャメロン首相は安倍首相の悲観を共有せず、世界経済に前向きな認識を示した」との発言を伝えた。また、現状を2008年のリーマン・ショック前の状況になぞらえた安倍首相の主張は、消費税増税を再延期するための布石だったと解説した。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも、安倍首相は財政出動などでの協調を求めたが、財政規律を重視するメルケル独首相が反対し、「各国がそれぞれの必要性に基づき、成長に向けた歩みを進める」(オバマ米大統領)との合意にとどまったと指摘した。(2016/05/28-08:56)

876チバQ:2016/05/30(月) 21:06:55
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160530X033.html
ケイコ氏、わずかに優勢=終盤まで接戦続く―ペルー大統領選
17:41時事通信

 【サンパウロ時事】ペルー大統領選挙の決選投票が6月5日に迫った。一騎打ちとなるアルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(41)と元首相ペドロ・クチンスキ氏(77)は激しい争いを展開。投票まで1週間を切り、世論調査ではケイコ氏がわずかにリードを広げつつある。日系人大統領がペルーで再び誕生する可能性が高まっている。

 投票日前最後の日曜日となった29日、ケイコ氏はテレビ討論会に参加。前回2011年の大統領選で敗れて以降、国内をくまなく歩き、有権者の声に耳を傾けてきたと強調した。都市部と農村部の格差是正、治安対策の重要性を訴えるとともに「国家融合に向けて全力で働く」と語り、同国初の女性大統領への意気込みを見せた。

 ケイコ氏は4月の第1回投票で首位になったが、過半数には届かなかった。決選は有権者を二分する激しい戦いで、終盤になって、ケイコ氏がやや優勢。最新世論調査では53.1%を獲得し、クチンスキ氏を約6ポイント上回っている。

 ただ、両者は公約が互いに似通っている上、ケイコ陣営には幹部のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑も浮上している。投票先を決めかねている有権者も多く、外交筋は「勝負は最後まで分からない」と分析する。

 ケイコ陣営の懸念は、一部の有権者が批判する父親の「負の遺産」だ。フジモリ元大統領は1990年から2000年までの在任中、左翼ゲリラ掃討やインフレ対策で成果を挙げ、ペルーの平和と経済発展の礎を築いた。一方で、強権的な政治姿勢は多くの人権弾圧事件も起こした。退陣後に禁錮25年の刑が確定し、今も収監生活を送る。

 劣勢に立つクチンスキ氏は、有権者に根強い「反フジモリ感情」をあおって最後の巻き返しを図る戦略だ。29日の討論会でも元大統領とケイコ氏のイメージを重ね合わせ、「独裁から民主主義を守る」と訴えた。

877チバQ:2016/05/30(月) 22:20:05
>>874
>>18 なので右派ですね

878チバQ:2016/05/31(火) 20:18:22
http://www.sankei.com/world/news/160531/wor1605310020-n1.html
2016.5.31 09:31

セネガルの特別法廷がチャド前大統領に終身刑 反体制派への殺人、拷問の罪 他国での裁判は異例

反応

反応



 セネガルの特別法廷は30日、反体制派への大規模な殺人、拷問を指示したとして、戦争犯罪や人道に対する罪などに問われたチャドのハブレ前大統領(73)に終身刑の判決を言い渡した。ロイター通信などが伝えた。前大統領は上訴できる。

 国家元首だった人物が国際刑事裁判所(ICC)でなく他国の法廷で裁かれるのは世界でも異例という。国連のゼイド人権高等弁務官は「残虐行為が絶えない中でこの判決は全世界に影響を与える」と述べ、人権団体は独裁体制を敷く他の国家元首への警鐘になると歓迎した。

 前大統領は1982年の就任後、反体制派を弾圧、約4万人を殺害したとされる。90年にデビ現大統領のクーデターで追放され、セネガルに亡命した。アフリカ連合(AU)が訴追を求め、2013年に拘束された。(共同)

879チバQ:2016/05/31(火) 20:20:47
http://www.sankei.com/world/news/160531/wor1605310050-n1.html
2016.5.31 19:58
【ブラジル情勢】
暫定政権の重要閣僚また辞任 汚職対策担うどころか、捜査対象者に摘発逃れを指南 

反応

反応


(1/2ページ)

 【リオデジャネイロ=佐々木正明】ブラジルの暫定政権で、最重要課題の汚職対策を担当するシルベイラ透明性・監察・監督相が5月30日、辞任した。国営石油会社ペトロブラスを舞台にした大規模汚職「ラバジャト事件」をめぐり、シルベイラ氏が捜査妨害を働いたと受け止められる通話記録が判明した。弾劾手続きが進むルセフ大統領の停職を受け、暫定政権を発足させたばかりのテメル大統領代行にとって、同様の疑惑で辞任に追い込まれた重要閣僚は2人目。8月のリオデジャネイロ五輪を前に政局の混迷は深まる一方だ。

 地元メディアが報道した通話記録によると、シルベイラ氏はラバジャト事件の捜査を担う検察当局を批判。さらに、テメル氏と同じブラジル民主運動党(PMDB)に所属し、捜査対象となっているカリェイロス上院議長に対し、検察の追及から逃れるための助言をしていたとされる。

 報道の後、首都ブラジリアでは、シルベイラ氏の部下たちが大臣職の辞任を要求し、職務をボイコットする事態になっていた。

 暫定政権では、ジュカ企画・予算管理相も5月24日に辞任に追い込まれた。カリェイロス上院議長自身も、捜査妨害を画策した会話の内容が暴露されている。

 事件の重要な証拠とされる通話記録が地元メディアに次々にリークされる背景には、汚職政治家の追放を求める国民の声を背景にした検察当局の強い意図が反映されているとされる。

 一方、今後、弾劾裁判を迎えるルセフ氏と、政策運営から追い出された労働党(PT)にとって、対立するPMDBの幹部が摘発されることは好都合だ。地元メディアは、ルセフ氏はPMDBへの世論の批判が高まり、弾劾裁判での劣勢を挽回するシナリオを描いていると報じている。

880とはずがたり:2016/06/01(水) 08:55:26
>>877
有り難うございます!
南米って左右で政権交代あるから民主制の筈ですがどうも安定しないっすねぇ。。

881chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:13:22
http://www.sankei.com/world/news/160603/wor1606030049-n1.html
2016.6.3 20:21更新

南米ペルー大統領選 ケイコ氏優勢の見方広がる 「最後の訴え」に3万人超集結

【リマ=中村将】5日に決選投票が行われる南米ペルーの大統領選は2日、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女、ケイコ・フジモリ氏(41)と、元首相のクチンスキ氏(77)の両陣営が遊説や集会による「最後の訴え」を終えた。主要世論調査ではいずれもケイコ氏がリードし、勢いを増す。どちらの候補に投票するか決めていない有権者の動向が勝敗を左右しそうだ。

 「ペルーは資源が豊富なのになぜ発展しないのか。政府がやるべきことをやっていない」。ケイコ氏は2日夜、リマ市内で熱弁をふるった。治安対策や農業などの産業支援策も打ち出した。小雨が降っていたが会場には多くの支持者が訪れ、地元メディアは3万人以上が集まったと報じた。

 もともとリマ市内はクチンスキ氏が優勢とされていたが、集会に参加する支持者の数をみると、終盤になって形勢は逆転したもようだ。リマ市長も2日、ケイコ氏支持を表明した。


 現地調査会社4社の世論調査の最終結果では、いずれもケイコ氏がリードしている。9・6%リードしているものから、誤差を考慮するとほぼ互角と出ているところもあるが、「ケイコ氏優勢」との見方は広がりつつある。ケイコ氏が当選すれば、同国初の女性大統領の誕生となる。

 「人権弾圧」「汚職政治」といった父親への批判がケイコ氏に向けられる構図は前回選と同じ。投票先を決めていない有権者の判断がカギを握る。

882chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:23:05
http://mainichi.jp/articles/20160603/ddm/007/030/043000c

フジモリ家の十字架
.
ペルー大統領選・決選投票/上 治安悪化で支持拡大 貧困層、強権に期待



毎日新聞2016年6月3日 東京朝刊


5日に投開票されるペルー大統領選の決選投票は中道右派同士の戦いで、日系3世のケイコ・フジモリ候補(41)がアルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女という知名度をいかし、クチンスキ元首相(77)の優位に立つ。元大統領に対する国民の評価は今も真っ二つに割れ、「フジモリ家の復権」を認めるかどうかの選挙とも言われる。その最終盤の様子を追った。【リマ朴鐘珠】


 リマ市内南部のビジャエルサルバドル地区。リマに1本だけ通る電車路線の終点で、山肌には貧民街の集落が広がる。「立ち入ったら身ぐるみはがされるところもあるぞ」。駅周辺の商店主たちが口をそろえて警告した。拳銃を使った強盗事件やタクシー運転手による誘拐。麻薬に溺れる若者も多いという。

 この地区の有権者は親フジモリ派を象徴するような人々だ。




貧民街が広がるビジャエルサルバドル地区=いずれもリマで5月28日
 「フジモリには感謝している」。青果商を営む女性のカルメン・チャベスさん(48)はアルベルト氏の治世を懐かしんだ。決選投票では当然、娘のフジモリ氏に1票を投じる。

 チャベスさんは一家がリマ南東部の山岳地帯のアヤクチョ県に住んでいた1988年、極左武装ゲリラ「センデロ・ルミノソ」に母を殺された。同県を拠点とするゲリラはコカインの栽培で活動資金を作り、誘拐した幼い子を洗脳し戦闘員に仕立て上げ、左翼思想に共鳴しない者を惨殺した。

 母はゲリラへの食料の拠出を拒否。ある晩、自宅に押し入ってきた戦闘員に体を縛られ、頭をおので割られた。一家は母の死をきっかけに、リマへ移り住んだ。ビジャエルサルバドルの集落は、ゲリラを恐れ、アヤクチョ県から避難した者たちが形成した。





 ペルーでは80年に軍政から民政へ移管した後、テロによる民間人被害が本格的に拡大。テロを制圧し、治安を改善したのが90〜2000年に大統領を務めたアルベルト氏だ。軍と結託して国会を閉鎖するなど、独裁色も強い政治家だったが、チャベスさんのようにテロの脅威を肌で感じた世代は賛辞を惜しまない。

 「もっと多くの警官と軍が通りを見張らなければならない」。第1回投票を3日後に控えた4月7日、リマ市内北部であった集会でフジモリ氏が1万人を超える支持者を前に訴えた。トップで決選投票進出を決めた後も遊説先で繰り返し、警察と軍増強による治安改善策を強調している。

 フジモリ氏の大統領選出馬は11年に続き2回目だ。ペルー政府の統計では、国内の犯罪認知件数は11年の約21万件から、14年には約28万件へと大幅に増加した。世論調査によると、ペルーが抱える問題として国民の62%が犯罪を挙げており、大統領選で最大の争点は治安対策だ。前回は強権的だった父親のイメージがマイナスに働き敗北したフジモリ氏だが、今回は逆に後押しとなっている。

 国立サンマルコス大法学部のロナル・ガマラ教授(56)は「ペルーでは軍政時代が最近まで続いたこともあり、民主主義の実現より、軍の統制下であっても安全に暮らせる方が良いと捉える心理が国民の間に根付いている」と分析する。また、いまだに女性を軽んじ、力と規律を重んじる男性優位社会であることも、強権的な政治家の誕生を許す土壌になっているという。

 望むと望まざるとに関わらず、強い政治家の姿は、大統領を目指すフジモリ氏が背負わなければならない宿命なのかもしれない。

883chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:23:53
http://mainichi.jp/articles/20160604/ddm/007/030/094000c

フジモリ家の十字架
.
ペルー大統領選・決選投票/下 声上げる弾圧被害者 強権政治復活に不安



毎日新聞2016年6月4日 東京朝刊


リマ中心部で5月31日、大統領選決選投票に向けケイコ・フジモリ氏(41)に反対する大規模集会があった。幅広い年齢層から3万人以上が集結した。


 「フジモリ家の復権を認めるわけにはいかない」。急進左派のメンドサ国会議員(35)が群衆に訴えた。フジモリ氏の対抗馬として注目された女性議員で、第1回投票は3位で落選。決選投票では、政治思想が相いれない中道右派クチンスキ元首相(77)を支持すると改めて表明した。

 政党の垣根を越え反フジモリ派が連帯していることは、父アルベルト・フジモリ元大統領(77)による強権政治の「負」のイメージが今も根強いことを示す。フジモリ氏は「選挙に出るのは父ではなく、私だ」と距離を置く発言をしている。だが、元大統領の内閣で農相だった人物を自身の副大統領候補にしているだけでなく、当選すれば父の他の側近を入閣させる可能性も否定していない。

 フジモリ氏の当選を最も恐れるのが、元大統領による数々の人権弾圧の被害者たちだ。

 リマ市バリオスアルトス地区で1991年、民家に突入した軍特殊部隊が左翼ゲリラのテロリストと間違え15人を無差別に射殺した。悪名高い「バリオスアルトス事件」だ。元大統領は部隊を指揮したなどとして、禁錮25年の刑に服している。

 事件で当時18歳の妹を殺されたグラディス・ルビナさん(48)によると8年前、元大統領が被告席に座る法廷で、傍聴席のフジモリ氏は遺族たちに言い放ったという。「あなたたちをゴキブリのように踏みつぶしてやる」

 裁判でフジモリ家の名が汚されたと思ったのか、後継者として国会議員になっていたフジモリ氏はいらだっていたようだった。ルビナさんは記憶をたどりながら、声を震わせた。「選挙で見せる笑顔は別人です。法廷で見せたあの顔、恐ろしくて。大統領になったらどうなるのか」

 元大統領を起訴した検事のアベリノ・ギジェン氏(62)も同調する。元大統領の政権下では軍、国会、官公庁、司法機関、報道機関のいずれもが汚職にまみれ機能不全だったという。「人権弾圧と汚職がはびこる時代に後戻りしていいのか。我々は分岐点にいる」

 元大統領による人権弾圧のもう一つの例とされるのが、貧困対策として当時の政権が奨励した不妊手術だ。先住民族と貧困層を中心に30万人以上の男女が手術を受けたが、このうち少なくとも2000人が「同意なしに手術を強制された」と名乗り出ている。

 ビクトリア・ビゴさん(55)もその一人。96年に公立病院で3人目の子を帝王切開で産んだ際、知らぬ間に卵管を結紮(けっさつ)された。二度と子をつくれない体になっていた。

 強制不妊を巡っては誰一人、刑事責任を負っていない。リマの検察庁の前で毎週火曜日、捜査を求めるデモがある。ビゴさんも参加しているが、「ケイコが大統領になったら、捜査が進む可能性はなくなる」と悲観する。

 検察庁は捜査を開始するかの判断を5月中に出すはずだった。だが、その時期は最近、決選投票後まで延期された。「親フジモリ派の圧力がかかった政治腐敗のにおいがする」。デモを主催する人権団体幹部の女性弁護士が唇をかんだ。【リマ朴鐘珠】

884chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:30:51
http://mainichi.jp/articles/20160604/ddm/007/030/094000c


フジモリ家の十字架

ペルー大統領選・決選投票/下 声上げる弾圧被害者 強権政治復活に不安



毎日新聞2016年6月4日 東京朝刊
リマ中心部で5月31日、大統領選決選投票に向けケイコ・フジモリ氏(41)に反対する大規模集会があった。幅広い年齢層から3万人以上が集結した。


 「フジモリ家の復権を認めるわけにはいかない」。急進左派のメンドサ国会議員(35)が群衆に訴えた。フジモリ氏の対抗馬として注目された女性議員で、第1回投票は3位で落選。決選投票では、政治思想が相いれない中道右派クチンスキ元首相(77)を支持すると改めて表明した。

 政党の垣根を越え反フジモリ派が連帯していることは、父アルベルト・フジモリ元大統領(77)による強権政治の「負」のイメージが今も根強いことを示す。フジモリ氏は「選挙に出るのは父ではなく、私だ」と距離を置く発言をしている。だが、元大統領の内閣で農相だった人物を自身の副大統領候補にしているだけでなく、当選すれば父の他の側近を入閣させる可能性も否定していない。

 フジモリ氏の当選を最も恐れるのが、元大統領による数々の人権弾圧の被害者たちだ。

 リマ市バリオスアルトス地区で1991年、民家に突入した軍特殊部隊が左翼ゲリラのテロリストと間違え15人を無差別に射殺した。悪名高い「バリオスアルトス事件」だ。元大統領は部隊を指揮したなどとして、禁錮25年の刑に服している。

 事件で当時18歳の妹を殺されたグラディス・ルビナさん(48)によると8年前、元大統領が被告席に座る法廷で、傍聴席のフジモリ氏は遺族たちに言い放ったという。「あなたたちをゴキブリのように踏みつぶしてやる」

 裁判でフジモリ家の名が汚されたと思ったのか、後継者として国会議員になっていたフジモリ氏はいらだっていたようだった。ルビナさんは記憶をたどりながら、声を震わせた。「選挙で見せる笑顔は別人です。法廷で見せたあの顔、恐ろしくて。大統領になったらどうなるのか」

 元大統領を起訴した検事のアベリノ・ギジェン氏(62)も同調する。元大統領の政権下では軍、国会、官公庁、司法機関、報道機関のいずれもが汚職にまみれ機能不全だったという。「人権弾圧と汚職がはびこる時代に後戻りしていいのか。我々は分岐点にいる」

 元大統領による人権弾圧のもう一つの例とされるのが、貧困対策として当時の政権が奨励した不妊手術だ。先住民族と貧困層を中心に30万人以上の男女が手術を受けたが、このうち少なくとも2000人が「同意なしに手術を強制された」と名乗り出ている。

 ビクトリア・ビゴさん(55)もその一人。96年に公立病院で3人目の子を帝王切開で産んだ際、知らぬ間に卵管を結紮(けっさつ)された。二度と子をつくれない体になっていた。

 強制不妊を巡っては誰一人、刑事責任を負っていない。リマの検察庁の前で毎週火曜日、捜査を求めるデモがある。ビゴさんも参加しているが、「ケイコが大統領になったら、捜査が進む可能性はなくなる」と悲観する。

 検察庁は捜査を開始するかの判断を5月中に出すはずだった。だが、その時期は最近、決選投票後まで延期された。「親フジモリ派の圧力がかかった政治腐敗のにおいがする」。デモを主催する人権団体幹部の女性弁護士が唇をかんだ。【リマ朴鐘珠】

885名無しさん:2016/06/05(日) 14:36:08
http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00e/030/091000c

ペルー大統領選

5日投開票 フジモリ氏僅差で先行も接戦

リマ朴鐘珠】ペルー大統領選の決選投票が5日に投開票される。最新の世論調査によると、同国初の女性大統領を目指す日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)が支持率でクチンスキ元首相(77)をわずかにリード。アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女で、抜群の知名度を誇るフジモリ氏だが、猛烈な追い上げを受けている。大勢判明は同日夜(日本時間6日昼)になるとみられている。


 2日にかけて発表された世論調査3社の予想得票率では、フジモリ氏のリードは0.6〜4.2ポイント。4月の第1回投票の得票率はフジモリ氏が40%、クチンスキ氏が21%と大差がついた。この段階で落選した8人の候補者のうち、得票率19%で3位だったメンドサ国会議員ら3人が決選投票でクチンスキ氏を支持すると表明。一方で、フジモリ氏支持に回った候補者はいない。

 貧困対策や左翼ゲリラ掃討による治安改善で成果を上げた元大統領だが、独裁や汚職など負のイメージも強烈で、「反フジモリ」派の結集につながっているとみられる。

 ペルー・カトリカ大のカルロス・アルサ教授(政治学)は「世論調査は、有権者の12%を占める浮動票の動向を把握できていない。勝敗は日曜日(5日)の夜まで分からない」と接戦を予想する。

 フジモリ氏は5月中旬、資金洗浄の疑いで司法当局から捜査されている事実が発覚。同時期に、陣営幹部の国会議員も麻薬密売で得た資金を選挙に流用した疑いが報道されており、浮動票の行方に影響する可能性がある。

 両氏は2日、投票前最後の集会を開催。貧困層が主な支持層のフジモリ氏はリマで「クチンスキ氏は大企業を助け、私は弱者を助ける」と主張。一方、世界銀行勤務の経験があり、経済通として知られるクチンスキ氏は南部アレキパで「暗闇と汚職の時代に戻るか、前進するかを決める戦いだ」と訴えた。



毎日新聞2016年6月5日 10時03分(最終更新 6月5日 10時03分)

886名無しさん:2016/06/05(日) 16:09:43
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060400203&g=pol
「期待半ばで見守る」=ケイコ氏の義母も応援-ペルー大統領選

 【リマ時事】ペルーで5日に行われる大統領選の決選投票をめぐり、ケイコ・フジモリ氏(41)の義母にあたる父アルベルト・フジモリ元大統領の妻、片岡都美さんが時事通信の取材に「期待半ばの胸中で日本から見守っている」とのコメントを出した。
 片岡さんは「彼(元大統領)が国民の選択を重んじる姿勢に変化はない」と夫の心境を代弁。ケイコ氏の当選で「元大統領への国民の評価が良い方向に変わることを期待する」と訴えた。
 片岡さんは2006年、チリで拘束中の元大統領と結婚。同年のペルー大統領選では現地に駆け付け、ケイコ氏とともにフジモリ派候補を応援した。
 ペルーでは2日、ケイコ氏の最後の遊説が行われ、実母や弟も壇上から支援を呼び掛けた。 (2016/06/04-15:16)

887チバQ:2016/06/06(月) 20:41:09
http://www.sankei.com/world/news/160606/wor1606060022-n1.html
2016.6.6 20:10
【ペルー大統領選】
フジモリ派vs.反フジモリ派 接戦の背景にケイコ氏の父、アルベルト氏へのマイナス評価

 ペルー大統領選決選投票は開票を重ねてもなお、クチンスキ氏とケイコ氏の競り合いが続く。背景にあるのは、ケイコ氏の父親で人権侵害などの罪で収監中のアルベルト・フジモリ氏に対する評価だ。接戦は「フジモリ派」と「反フジモリ派」の対立が社会全体に広がっていることを浮き彫りにしている。

 ケイコ氏は5年前の前回の大統領選決選投票でも、父親の負のイメージを徹底的に攻撃され、敗北を喫した。今回はそうした攻撃を乗り越えられるかが一つの焦点だった。

 ケイコ氏の強い支持基盤は低所得者層。医療や教育など低所得者層への富の再分配や、左翼ゲリラの殲滅(せんめつ)作戦などを行った父親を支持してきた有権者を受け継いでいる。だが、反フジモリ派は今回もアルベルト氏の政権時代を「独裁」「人権蹂躙(じゅうりん)」「汚職まみれ」と批判してきた。

 ケイコ氏は大統領に当選しても父親を恩赦しない方針を示すなど、反フジモリ派の取り込みを図ってきたが、父親のイメージ払拭は容易ではない。

 4月の1回目の投票ではケイコ氏の得票率は約40%で、クチンスキ氏の倍近い数字だったが、決選投票の選挙戦になると、両候補はほぼ互角の戦いを展開した。政策とは無関係に、「反フジモリ」の一点で結集した票がクチンスキ氏に流れたからだ。接戦は、アルベルト氏の評価をめぐる対立の根深さを示している。(リマ 中村将)

888チバQ:2016/06/07(火) 19:39:57
http://mainichi.jp/articles/20160607/dde/007/030/035000c
ケニア
デモ隊衝突 選管に抗議、大統領選へ緊張 2人死亡

毎日新聞2016年6月7日 東京夕刊
【ヨハネスブルク小泉大士】東アフリカのケニアで、選挙管理委員会に対する抗議デモが続いており、地元メディアは6日、デモ隊と治安部隊の衝突で2人が死亡したと伝えた。デモは野党側が動員をかけており、来年8月の大統領選を前に緊張が高まっている。

 現地からの報道などによると、デモは毎週月曜に行われ、6日も参加者は「選管は政府寄りだ」などと訴えた。西部の都市キスムでは、治安部隊がデモを強制的に解散させようとして催涙弾を発射。野党側は実弾による発砲で、少なくとも2人が死亡したとしている。首都ナイロビでも、若者らがタイヤに火を付け、道路を封鎖した。

 デモ参加者は、ケニヤッタ大統領と対立関係にあるオディンガ前首相の支持者ら。

 ケニアでは2007年の大統領選の結果を巡って大規模な暴動が起き、1000人以上が死亡。13年の前回選でも、敗れたオディンガ氏が選挙で不正があったと抗議した。

889チバQ:2016/06/07(火) 19:41:30
http://www.sankei.com/world/news/160607/wor1606070025-n1.html
2016.6.7 13:37
【ペルー大統領選】
フジモリ氏の弟投票せず、家族の確執背景か
 5日に行われたペルー大統領選決選投票で、地元メディアは6日までに、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女ケイコ・フジモリ氏(41)の弟で国会議員のケンジ・フジモリ氏(36)が投票しなかったと伝えた。

 理由は不明だが、ケイコ・フジモリ氏は選挙戦で強権政治や汚職などのマイナスイメージが強い元大統領と距離を置く戦略を取り、元大統領やケンジ氏との確執が表面化している。ケンジ氏はケイコ・フジモリ氏よりも父に近い。

 ケイコ・フジモリ氏は4月下旬、一家による長期政権への懸念を抑え込むため、ケンジ氏が2021年の大統領選に出ないと明言。しかし、ケンジ氏は「ケイコが負ければ21年に立候補する」と表明し、ケイコ・フジモリ氏が「利己的な姿勢」と叱責した経緯がある。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/160607/wor1606070018-n1.html
2016.6.7 13:30
【ペルー大統領選】
元首相とケイコ氏僅差の接戦続く、勝敗は海外と遠隔地の票に
【リマ=中村将】南米ペルー大統領選決選投票の開票は異例の大接戦が続いている。選挙管理当局は6日午後(日本時間7日午前)、開票率94・9%の得票率を発表、元首相のペドロ・パブロ・クチンスキ氏(77)が50・23%、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女で日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)は49・77%となっている。

 開票が始まって以降、最大で1・64ポイント開いていた差は0・46ポイントまで縮まった。選管によると、残りは山岳地帯など遠方から集められる票(約2%)と、海外在住の有権者の票(約3%)で、集計には一両日を要する見通し。

 国内で残っているのはケイコ氏が強い地域の票が多いとされ、海外の票はクチンスキ氏がやや優位とされる。ペルーでは投票は義務だが、海外在住の有権者は法律の対象外のため、実際の投票数は開票されるまで把握できない。

 勝敗は予断を許さない状況で、両陣営の関係者は地元メディアの取材に「負けたわけでも、勝ったわけでもない。(選管確定の)発表を静かに待つ」「ただ待つしかない」と話した。

890チバQ:2016/06/07(火) 19:43:37
http://mainichi.jp/articles/20160607/k00/00e/030/175000c
ペルー大統領選
フジモリ氏、追い上げ…当落判明遅れ

毎日新聞2016年6月7日 11時10分(最終更新 6月7日 12時55分)
 【リマ朴鐘珠】ペルー大統領選の開票作業は6日も続いたが、候補者2人の得票率は約0.46ポイント差で拮抗(きっこう)し、当落判明は9日以降にずれ込む見通しになった。選挙管理委員会のクチョ委員長が6日会見し明らかにした。

 6日夜現在、開票率94.9%で得票率はペドロ・クチンスキ元首相(77)50.23%、日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)49.77%。フジモリ氏が差を詰めている。

 クチョ委員長によると、開票率が100%に達するのは早くとも9日、遅ければ11日になる。投票の7%を占める在外有権者と国内辺境地の有権者の票が9日までにリマの選管に全て届く予定だ。

 4月の第1回投票での在外投票の得票率はフジモリ氏が43%、クチンスキ氏が25%だった。国内辺境地の選挙区もフジモリ氏優勢の傾向があり、最終的に同氏が逆転当選する可能性がある。

 ただ、開票率が100%に達しても当落は即座に判明しない模様だ。6日の開票率94.2%の時点で、投票用紙への記入が鮮明でないなど「疑問票」が1.6%存在する。

 疑問票が有効かどうかの審査は7日以降、選挙特別裁判所が1票ずつ判断していく。両候補の差がわずかしかない場合、無効票の扱いが勝敗を分けることになるが、審査は11日までかかる見通し。

891チバQ:2016/06/07(火) 21:59:07
http://www.sankei.com/world/news/160607/wor1606070010-n1.html
2016.6.7 07:45
【佐々木正明のリオ日誌】
「信じられるか?」…車を盗んだ10歳少年を警察官が射殺した 貧困街の子供たちの過酷な現実

 北海道七飯町の山林で7歳の男児が両親に置き去りにされ、6日後に無事保護されたニュースはここブラジルでも大きく伝えられた。

 リオデジャネイロの有力紙グロボも1面で報道。詳報が中面にもあり、男の子が笑顔でピースする写真と記者に囲まれる父親の写真が添えられた。そして、「サバイバルする本能」という見出しがついた。

 捜索活動に自衛隊まで加わって、のべ1000人体制で1人の男の子を懸命に探すという日本の実態に、ブラジル社会でもよほど関心が高かったようだ。ワイドショーのような番組でも盛んに報じられていた。

 実は、グロボ1面の北海道の7歳の男の子のニュースの隣にもう1つのニュースが掲載されていた。「信じられるか?」との見出しがつき、同じ囲み記事の中に収まっていた。

 そのニュースとはサンパウロで10歳の少年が車を盗み、追跡中の警察の発砲で射殺されるという事件だった。

 少年は2日夜、仲間の11歳の別の少年と一緒にサンパウロ市内で車を盗んだ。市内を走行中に、巡回していたパトカーが盗難された車であることを認知し、追跡。少年2人組が乗った車は速度をあげ、警察を振り切ろうとしたが、途中でドライバーがハンドル操作を誤り、バスに衝突した。

 盗難車は大破し、停止した。警察官が窃盗犯を拘束しようとまわりを包囲したが、車の中から銃を撃ってきた。警察官は反撃した。犯人に向かって発砲し、しばらくして銃声はやんだ。

 運転席にいた小さな体の「犯人」が頭を狙撃され、死亡していた。

 10歳の少年だった。もう1人の11歳の少年は後部座席にいて、銃弾を受けることはなかった。

 車の中から38口径の拳銃が押収された。11歳の少年は車を2人で盗んだことを認めた。そして、警察への発砲は10歳の少年がやったとも供述した。真相の解明は、11歳の少年の証言と付近の防犯カメラの映像だけが手がかりとなった。

 ブラジルの法律で11歳の児童は逮捕できないため、その日、この少年は母親に付き添われ、帰宅した。

 警察官は10歳の少年の頭への銃撃を非難されたが、「犯人が少年とはわからなかった。頭ではなく、身体をむけて撃った」と正当化を訴えた。

 亡くなった少年の母親は「息子は歌を歌うのが好きだった」とうなだれた。4人兄弟の次男で、当時、小学2年生だったという。周囲の人たちも「聡明で、態度の良い少年だった」と弁護した。

892チバQ:2016/06/07(火) 21:59:26
 少年は明日を生きるのにも困難な状況に置かれていた。貧困街に住み、父親は2013年に麻薬取引で逮捕され、刑務所に入所中。母親も窃盗罪で逮捕され、出所したばかりだった。子供を養う収入は、1カ月400レアル(約1万2千円)しかなかった。

 近くの住民は「少年は食べるものさえ困っていた。どうやったら銃を入手できるんだ」とも言った。

 だが、少年には別の顔があった。これまで何回か犯罪を働き、更生施設に何度も入所していた。車を盗み、追跡してくる警察官と銃を撃ち合うテレビゲームが好きだったとも友人は証言した。

 ブラジルの貧困街「ファベーラ」の問題は、両親が、麻薬組織の抗争に巻き込まれ、早くに死亡していたり、罪を犯して刑務所に入っていたりと、子供たちが親不在のまま育つ実態が背景にある。しつけが行われるのは親ではなく、麻薬組織の兄貴分だったりもする。

 貧困街では、子供たちへの教育もまったく行き届いていない。子供たちは明日を生きるために、兄貴の命令を受けて薬物を売り、街に出てきては強盗を働く。銃は簡単に手に入り、車やバイクを盗むためには、運転する技術も自分たちで身につけなくてはならない。当然、交通規則を教わることもない。

 ブラジルでは近年の経済危機に伴い、街頭犯罪が急増している。貧困街の少年たちが相次いで犯行に手を染めている。しかし、彼らは法律で守られているために、長期間、更生施設に収容できない実態がある。それが、犯罪増加の一因になっていると識者は指摘している。

 サンパウロで10歳の少年が警察に射殺されたニュースが、世界各国に打電されることはなかった。ブラジル国内ではそこそこの大きさで報じられ、人々は事件の背景を一時的には同情するものの、貧困街を取り巻く、似たような状況はリオデジャネイロや他の大都市でもあり、決して、特異なケースではないとかたづけられてしまう。

 北海道の7歳の男の子は6日間、水だけを飲み生き抜いた。父親は何度も頭を下げ、捜索活動に感謝した。一方、サンパウロの少年も車を盗もうとした動機は、明日を生き抜くためだった。10年という短い人生の中で、両親はどれほど彼を褒め、将来のためにどれほど叱ったのだろうか。

 最後の少年の瞬間や彼が生き抜いた過酷な環境を想像すると、胸が締め付けられるようだ。この事件には、五輪開催を控える、ブラジルの社会問題の深刻さが反映されている。

 7歳の男の子も10歳の少年も「サバイバルする本能」を身に備えていた。かたや、世界的なニュースになってお茶の間が安堵し、もう1つはブラジルの混乱の中の日常の出来事として、もう世間に語られることはなくなった。

 しかしせめてまでも、北海道で7歳の男の子が保護されたのとほぼ同じ時間帯に、地球の裏側で亡くなった10歳のイタロ君の名前を、この先もずっと忘れまいと思うのだ。(リオデジャネイロ臨時支局長)

893チバQ:2016/06/08(水) 20:12:32
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080027-n1.html
2016.6.8 10:04
【ペルー大統領選】
最終盤でも決まらず クチンスキ氏とケイコ・フジモリ氏の差は0・3ポイントの僅差 勝敗確定までに数日か

 【リマ=中村将】終盤まで大接戦が続いている南米ペルーの大統領選決選投票は7日も開票作業が続いた。選挙管理当局によると、開票率98・72%時点の得票率は元首相のペドロ・パブロ・クチンスキ氏(77)が50・17%で、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女で日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)は49・83%。票にすると約5万7千票の差。両者の差は0・3ポイント前後で推移した。

 選管によると、開票が遅れていたケイコ氏が強いとされる山岳地帯などの遠隔地の投票の集計はほぼ終わったといい、残りは海外在住の有権者の票が大半となっている。

 海外の有権者は約88万人いるとされるが、投票が義務となっている国内の法律からは除外されている。このため投票総数がどれぐらいあるかは不明。現在集まっているのは半分ぐらいだという。海外票が勝敗の行方を左右する状況になってきた。

 このほか疑問票も30万票近く残っているもようだ。

 票の集計作業は最終版にさしかかってきたが、地元メディアは、終了までにはさらに数日を要するとの見方を示している。

894チバQ:2016/06/08(水) 21:09:58
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080047-n1.html
2016.6.8 18:47

ペルー首都、「恥の壁」が隔てる貧困層 長さ約10キロ、分断社会を象徴 向こう側は高級住宅、大統領選の対立構図も映す

 アルベルト・フジモリ元大統領(77)の政治手法に対する評価が争点となり、歴史的な大接戦となった南米ペルー大統領選決選投票は、「フジモリ派」か「反フジモリ派」かで社会を二分した。首都リマの南東の丘に約10キロに渡って敷設された「壁」は、ペルーの“分断社会”の象徴となっている。(リマ 中村将)

 小高い丘の上から壁の両側を見下ろすと、まったく違う風景が見える。

 貧困層が暮らすパンプローナ・アルタ地区はトタン屋根にベニヤ板のような壁、窓がない家が密集する。道はあるが、舗装されていないため黄色い砂ぼこりが常に舞っている。水はタンク。電気も十分に通っていない。

 壁の反対側は造成が進む。丘の麓のラス・カスアリーナス地区は大きな一軒家や大型マンションが立ち並び、プールや大型競技場の緑の芝生が映える高級住宅地。中間所得者層にはまったく手が届かない、あこがれの街のひとつだ。

 貧困層の住民の先祖は山から仕事を求めて都市部に下りてきた。丘に自分たちの住み家や道路を作り、定住を始めた。ほとんどの住民が土地の所有権を持たない。

 壁は5年ほど前に反対側から敷設された。理由は、貧困層が地域に入ってきて、犯罪が起きる可能性があるからだ。貧困層の住民らはこの壁を「恥の壁」と呼ぶ。「大きな差別を感じる。私たちが先に住んでいたのに…」。2児の母、ダナエ・ビダルテさん(23)はそう話す。

 集落には、アルベルト氏の長女、ケイコ・フジモリ氏(40)のポスターや掲示板が目立つ。大半の住民はケイコ氏を支持している。「フジモリ大統領は私たちの集落に足を運んでくれた。ケイコも大統領にならなければならない」とビダルテさんは力を込めた。

 アルベルト氏は貧困地域に出向き、住民らの要望を聞いた。住民税などは収めていないのに、集落には学校や教育施設が整うなど貧困層に手厚い支援を施した。ただ、これが高級住宅街側の住民には、アルベルト氏のパフォーマンスに映ったようだ。各地の集落をまわり、貧困層の住民の声に耳を傾けるケイコ氏は父親と同じだった。

 ペルーは投票が法律で義務づけられている。高級住宅街側は大半がケイコ氏の対抗馬の元首相、クチンスキ氏(77)を支持している。「経済を活性化させて、300万人分の雇用を生みだす」とクチンスキ氏が訴える公約は貧困層側の心には響かない。異様な壁を通じて分断された社会が見える。

895チバQ:2016/06/08(水) 21:12:00
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080029-n1.html
2016.6.8 10:22
【国連事務総長選】
国際機関の経験アピール アルゼンチンのマルコラ氏ら

 国連本部で開かれた公聴会に出席したアルゼンチンのマルコラ外務・宗務相=7日、ニューヨーク(国連提供・共同)
 国連本部で開かれた公聴会に出席したアルゼンチンのマルコラ外務・宗務相=7日、ニューヨーク(国連提供・共同)

 国連総会(193カ国)は7日、今年末に任期満了を迎える潘基文事務総長(71)の後任候補2人に対する公聴会を開いた。出席したアルゼンチンの女性閣僚、マルコラ外務・宗務相(61)は国際機関や民間企業で長年勤務した経験をアピールした。

 国連史上初の女性事務総長待望論が強まっており、いずれも女性で前ニュージーランド首相のクラーク国連開発計画(UNDP)総裁(66)や国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長(63)=ブルガリア=らとともに、有力候補となる可能性もある。

 マルコラ氏は民間企業で約25年、国連でも約10年勤めた実績を強調。同氏は2012年から国連事務総長官房長(事務次長)を務めた経験もある。

 もう一人の公聴会出席者、スロバキアのライチャーク外相(53)は移民・難民問題に積極的に取り組む意向を表明した。(共同)

896チバQ:2016/06/08(水) 21:13:35
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080023-n1.html
2016.6.8 09:37
【米大統領選】
専門家の予測は「クリントン氏有利」 カギは白人労働者票
米大統領選はヒラリー・クリントン前国務長官が民主党の候補指名獲得を確実にし、11月8日の本選で共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏と戦う構図が定まった。全米レベルの世論調査ではクリントン氏をトランプ氏が数ポイント差で追う展開。専門家の間では「クリントン氏有利」との予測がほとんどだが、トランプ氏は支持基盤である白人労働者層の徹底的な掘り起こしで起死回生を狙う。

 本選は、50州と首都ワシントンに割り振られた選挙人538人の過半数である270人を獲得した候補が勝利する。各州で有権者が正副大統領候補に投票し、最も多く得票した候補が州の選挙人を原則として総取りする。このため、投票動向が両党に揺れ動く「スイング・ステート(揺れる州)」など、激戦州の動向が選挙結果を左右する。

 米CNNテレビの予測ではクリントン氏は伝統的に民主党が強い「ブルー・ステート(青い州)」と呼ばれる、大票田のカリフォルニア(選挙人数55)、ニューヨーク(同29)両州などを固め、同党寄りのペンシルベニア(同20)、ミシガン(同16)両州も合わせ、既に237人の確保が確実な見通し。さらに、激戦州のフロリダ(同29)、オハイオ(同18)両州を獲得すれば過半数に届く計算だ。トランプ氏がクリントン氏の勝利を阻止するには、この2州の確保が必須だ。

 フロリダ州はカリフォルニア、テキサス両州に次ぎ、ニューヨーク州と同数の選挙人を抱える。また1964年以来、オハイオ州を落として大統領になった候補はいない。

 一方のトランプ氏は、テキサス(同38)やジョージア(同16)、アリゾナ(同11)などの計191人を「基礎票」に、どこまで上積みできるかが焦点だ。

 トランプ氏は自由貿易協定に強く反対することで、クリントン元大統領が初当選した92年以来、民主党が勝ち続けている「ラストベルト」(さびた工業地帯)のミシガン、ペンシルベニア、イリノイ各州の白人労働者を狙うなど、民主党の地盤の大幅な切り崩しを図る。(加納宏幸)

897チバQ:2016/06/09(木) 20:07:56
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060900596&g=int

開票99.9%、元首相優位動かず=フジモリ氏、沈黙守る-ペルー大統領選













ペルー大統領選に不正の疑いがあるとして、選管前で抗議するケイコ・フジモリ氏の支持者ら=7日、リマ(AA=時事)

 【リマ時事】ペルー大統領選の決選投票は9日、選管の集計(開票率99.9%)でペドロ・クチンスキ元首相(77)の得票率が50.11%となった。ケイコ・フジモリ氏(41)の49.89%への優位を保っている。両候補の差はわずか0.22ポイント(約4万票)だが、残りの票は少なく、ケイコ氏の逆転は困難との見方が強まっている。
 両候補は集計結果を待つ姿勢を崩さず、勝敗に関する発言を慎重に避けている。
 開票率は9日中に100%に達する見通し。ただ、投票用紙破損や記入不鮮明などの理由による「疑問票」の判定は続き、すべての集計が終わるのは週末になるとみられている。(2016/06/09-16:12)

898チバQ:2016/06/09(木) 20:14:37
http://www.asahi.com/articles/ASJ685TWNJ68UHBI01X.html
日系人、ケイコ氏へ思い複雑 ペルー大統領選

リマ=田村剛

2016年6月8日21時35分

 5日に行われたペルー大統領選の決選投票は、8日朝までに99%超の開票が終わった。クチンスキー元首相(77)が、フジモリ元大統領の長女ケイコ氏(41)をわずかにリードしているが、勝敗は依然として判然としない状況だ。異例の大接戦を特別な思いで見つめる人々がいる。ケイコ氏と同じ日系ペルー人たちだ。

 「ケイコを応援している。同じ日本人の血が流れているから」。7日、首都リマで暮らす日系2世の女性(77)は語った。一方で複雑な胸中もにじませた。「あまり目立つと日系人に嫌がらせがあるのではないかと、少し心配している」

 選管の中間発表によると、開票率99・5%でクチンスキー氏の得票が50・13%、ケイコ氏が49・87%。地元有力紙はクチンスキー氏の優勢を伝えるが、両候補とも勝敗についてはまだ沈黙したままだ。

 ペルーの日系人は約10万人とされる。少数派にとって政治はデリケートな問題だ。かつて日本が国際社会で孤立を深めていた1940年には、日系人が暴徒に襲われる排日暴動が発生。第2次大戦中は日系人の資産凍結や米国への強制連行も行われた歴史がある。

899チバQ:2016/06/11(土) 00:52:47
http://mainichi.jp/articles/20160611/k00/00m/030/090000c
ペルー大統領選
フジモリ氏惜敗 致命傷は陣営裏金疑惑か

毎日新聞2016年6月10日 20時20分(最終更新 6月10日 21時55分)

 【サンパウロ朴鐘珠】ペルー大統領選は、下馬評の高かったケイコ・フジモリ氏(41)が最終盤でペドロ・クチンスキ元首相(77)の逆転を許した。専門家は、決選投票前に噴出したフジモリ陣営の裏金疑惑などが致命傷となったとみている。

決選投票前に「クチンスキ氏が勝つ可能性はない」と断言していたパシフィコ大経済学部のホルヘ・ゴンザレス教授(68)は、予想が外れた理由として、フジモリ陣営に相次いだ裏金スキャンダルと、第1回投票で落選した候補者の支持者の多くがクチンスキ氏についた点を挙げた。


 投票日まで残り半月に迫った5月20日、検察が資金洗浄の疑いでフジモリ氏を捜査していると現地紙が報道。また5月中旬、フジモリ氏が5年前の大統領選に出馬した際、同氏から選挙資金として1500万ドル(約16億5000万円)の裏金を現金で受け取ったと側近のラミレス国会議員が語る盗聴音声が、報道で暴露された。

 さらに、クリンペル第1副大統領候補が、親しいテレビ局幹部に働きかけ、ラミレス議員の疑惑を否定する報道をさせた疑いも発覚。陣営では、2月にファロク第2副大統領候補が有権者を缶詰と水で買収したとして候補者資格を取り消されていた。父のアルベルト・フジモリ元大統領(77)を想起させる政治腐敗の印象をフジモリ氏は払拭(ふっしょく)できず、自滅した格好だ。

 一方、決選投票での票の動向を地方別に見ると、伝統的に左派色が濃い国内南部で中道右派のクチンスキ氏が60%台の高い得票率を稼いだ。第1回投票で3位で落選した急進左派のメンドサ国会議員(35)が「反フジモリ」の旗の下、政治思想が相いれないクチンスキ氏を支持した影響が顕著に表れたと分析されている。

 インターネットの力も大きい。反フジモリ派の大規模デモは、フェイスブックで動員された。ペルーの有権者数は約2300万人。5月下旬の1週間で460万人が読んだサイト「No a Keiko(ケイコにノー)」を管理する図書館司書の男性ゴンサロ・コルドバさん(35)によると、最も多い読者層は25〜34歳の男性だ。

 コルドバさんは「元大統領の時代の記憶がなくても学歴が高く、民主主義とは何かを理解する若者は、フジモリ家の復権を警戒する傾向がある」と言う。

 5年後、フジモリ家に3度目の挑戦はあるのか。元大統領の4人の子のうち、政界にいるのは長姉のフジモリ氏と末弟のケンジ国会議員(36)の2人。4月の国会議員選を国内最多得票で当選したケンジ氏は既にこう公言している。「ケイコが落ちたら2021年は私が立候補する」

900チバQ:2016/06/11(土) 00:53:21
http://www.sankei.com/world/news/160610/wor1606100040-n1.html
2016.6.10 20:14
【ペルー大統領選】
フジモリ政権評価の呪縛 「候補者は父でない、私が候補」と訴えたが…
 歴史的接戦となった南米ペルーの大統領選の審判は、ケイコ氏に厳しい現実を突きつけた。前回(2011年)に続き、今回も決選投票で僅差で及ばなかった。第1回目の投票を5年前と比較すると、ケイコ氏の得票率は前回の23.6%(2位)から39.9%(1位)に増えた。ケイコ氏の政治的ビジョンが浸透した結果といえる。

 だが、元大統領である父親、アルベルト・フジモリ氏時代の政権運営の評価が争点となった選挙戦で、「候補者は父ではない。私です」と訴え続けたにもかかわらず、最終盤で「独裁政権が復活する」と不安をあおる反フジモリ派の激しいネガティブキャンペーンに勢いをそがれた。

 事実上の勝利宣言をしたクチンスキ氏は、「すべての政党と話し合う」とケイコ氏側との協議も模索する。フジモリ派と反フジモリ派で二分化された社会の「融和を図るため」とされるが、実際には国会はケイコ氏が党首を務める政党の議員が過半数を占める「ねじれ」状態。クチンスキ氏の政権運営は船出から逆風だからこその発言だろう。

 政権と地道に対峙していけば、ケイコ氏は5年後、3度目の挑戦で悲願達成の可能性もあるが、慎重さも求められる。政権側に反対するだけでは、「やはり独裁を求めている」とのレッテルを貼られ、「融和を阻害している」として反フジモリ派に攻撃材料を与えかねないからだ。フジモリ政権への評価という“呪縛”は今後も続く。(ロサンゼルス 中村将)

901チバQ:2016/06/11(土) 00:53:50
http://www.sankei.com/world/news/160609/wor1606090032-n1.html
2016.6.9 20:24
【ペルー大統領選】
投票行動割れた日系社会 ケイコ氏特別視せず 明暗分けた可能性

 【リマ=佐々木正明】歴史的大接戦となった南米ペルーの大統領選は、ケイコ・フジモリ氏(41)のルーツである日系社会の投票行動が、明暗をわける一つの要素となった可能性が出てきた。リードするペドロ・パブロ・クチンスキ元首相(77)との得票差はわずか4万票。同国の日系人社会は約10万人規模だが、全てがケイコ氏支持ではなく、「日系人の3分の1はクチンスキ氏に流れた」との声も出ている。若い世代の帰属意識の薄れなどが原因に挙げられる。

 フジモリ氏は選挙戦終盤で日系社会を重要視しなかったようだ。5月に首都リマで行われた2万人規模の日系社会関連イベントに招待されていたが、出席を辞退。関係者は「欠席し多くの有権者の票を失った」と話した。

 他方、ペルーの日系主要団体もフジモリ氏支持を明確に打ち出さず、選挙支援を行わなかったという。会社経営のマルコス・スズキ氏(65)は「伝統的にペルーの日系社会は政治運動に消極的。フジモリ家との接点も少なくなっている」と話した。

 近年、日系社会には、ケイコ氏の父親であるアルベルト・フジモリ元大統領(77)を知らない若い世代も現れ、その数は増えているという。

 日系人の女子大学生(18)は「クチンスキ氏の方が経済に強そうだ」と指摘。主婦(28)は「ケイコ氏はまだ若く、国の運営を任せられない」と話した。ペルーの日系紙「プレンサ・ニッケイ」のマヌエル・ヒガ編集局長は「インターネット上では激しい“反フジモリ”キャンペーンが展開され、日系社会の若い層はそれに流された」と説明している。

902チバQ:2016/06/11(土) 00:54:23
http://mainichi.jp/articles/20160611/k00/00m/030/061000c
ペルー大統領選
クチンスキ氏初当選へ、4万1684票差

毎日新聞2016年6月10日 19時42分(最終更新 6月10日 20時22分

開票率100% 疑問票が最大1万200票、逆転ない
 【サンパウロ朴鐘珠】大接戦となったペルー大統領選の決選投票は9日、ペドロ・クチンスキ元首相(77)の初当選が確実となった。日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)は前回2011年の大統領選同様、決選投票で敗北。父アルベルト・フジモリ元大統領(77)に続く親子2代の日系人大統領誕生はならなかった。

 選挙管理委員会が発表した開票率100%の得票率はクチンスキ氏50.12%、フジモリ氏49.88%で、わずか0.24ポイント(4万1684票)の差だった。記入不鮮明などの疑問票が最大1万200票あるが、全てフジモリ票と判定されても逆転はない。投票率は約80%だった。

 強権政治で知られた元大統領は、市民虐殺などの罪で今も服役中。フジモリ派復権を嫌悪する国民感情が根強いことに加え、投票直前にフジモリ氏本人と陣営幹部の選挙資金を巡る裏金疑惑が相次いで発覚し、自滅した格好となった。

 一方、1院制の国会(定数130)ではフジモリ氏が党首の中道右派「人民勢力党」が過半数の73議席で第1党。クチンスキ氏が所属する中道右派政党「変革のためのペルー国民」は18議席の第3党で、急進左派「拡大戦線党」の20議席にも及ばない。「ペルー国民」が多数派を形成するには人民勢力党と連立与党を組むしかなく、フジモリ氏が政権運営に影響力を行使する道は残されている。

 クチンスキ氏は7月28日、大統領に就任する。9日、現地経済誌のインタビューに応じ、政党間の合意を重視する政権を目指すうえで、フジモリ氏の協力が必要だと語った。また元大統領に特別待遇で恩赦を与える意思はないが、「高齢の受刑者にあまねく自宅服役を認める法律を議会が通すのなら賛成する」と明言した。元大統領は過去、自宅服役を請求したことがあるが、裁判所が棄却。その可能性に道を開くことで、フジモリ氏に譲歩する姿勢を示した。

903チバQ:2016/06/11(土) 10:10:49
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/160611/cpd1606110500004-n1.htm
ペルー大統領選、クチンスキ氏過半数 議会とねじれ、経済通に試練 (1/2ページ)
2016.6.11 05:00
 開票作業が続いていたペルー大統領選決選投票は9日、ペドロ・クチンスキ氏が過半数を獲得した。クチンスキ氏は「全てのペルー人のために働く」と宣言した。

 選挙管理当局の9日の発表によると、開票率100%でクチンスキ氏が50.12%、ケイコ・フジモリ氏が49.88%と、同国の大統領選としてはこれまでで最も僅差となっている。選管は数日中にクチンスキ氏の勝利を正式に発表する見通し。0.22%の疑問票が現在、選挙特別裁判所で審査中のため、最終的な数字は若干変わる可能性がある。

 クチンスキ氏はこの日、集まった支持者や記者団に「ペルーには困難な課題が待ち構えている。われわれは和解して団結し、対話の用意がある国を望む」と訴えた。

 ◆4%成長維持も

 今後はクチンスキ氏の経済手腕が試される。ペルーは、多くのラテンアメリカ諸国同様に、10年以上にわたる資源ブームと中国からの投資に沸いていたが、その後資源価格は下落し、中国経済は減速。一時的に中間層入りした数百万の国民は、危機感を抱くようになった。それでも同国経済は、近隣諸国の大半と比べて強く、ブラジルやベネズエラがリセッション(景気後退)に陥っているのに対して、今年は4%の成長率を記録する見通しだ。

 米ジョージ・ワシントン大学の政治学者、シンシア・マクリントック氏は「ペルー経済にとって目覚ましい15年間だった。だがここ2年は、国民の多くがこのままではいけないという思いを持ち、経験豊富な人に指揮を執ってもらいたいと考えていた」と説明した。

 クチンスキ氏は、ベルリン生まれの医師を父親に、フランス文学者を母親に持つ。リマで生まれ、子供時代をペルーで過ごしたが、その後は長く海外で暮らした。なまりのないスペイン語と英語、フランス語を話す。選挙戦では、人生のほとんどを国外で過ごした金持ちで、ペルー人の気質と文化になじみがないというイメージと戦わなければならなかった。

 ◆安全な選択肢

 クチンスキ氏は英オックスフォード大学と米プリンストン大学で学び、世界銀行と国際通貨基金(IMF)で幹部を務めた経済通だ。しかし政治に通じているのはフジモリ氏の方で、同氏が率いるフエルサ・ポプラルは4月の議会選挙(定数130)で73議席を獲得した。クチンスキ氏率いる変革のためのペルー国民党の獲得議席は18だった。そのため、クチンスキ氏は政策実現に向けて複雑な取り組みを迫られることになる。

 クチンスキ氏は中小企業向けに減税を行う方針だ。それによって、中小企業は高金利の闇金融ではなく、銀行から融資を受けることができ、必要とされている融資拡大に向けての条件が整う。さらに民間セクターでの雇用創出にもつながる。また農業や観光業の発展を促し、鉱業依存の経済からの脱却を図る。ペルーは世界有数のコカイン生産国だが、コカ農家には他の作物への転作を、薬物ディーラーには合法的な職業への転職を促す計画もある。

 1990年代後半に駐ペルー米大使を務めたデニス・ジェット氏は「高齢で基本的には外国人のクチンスキ氏と、元大統領を父に持ち、汚職とのつながりもうわさされるフジモリ氏が対立した。継続性という意味で、クチンスキ氏は安全な選択肢だった」と指摘した。(ブルームバーグ John Quigley)

904チバQ:2016/06/11(土) 11:21:52
http://mainichi.jp/articles/20160611/k00/00e/030/210000c
ペルー大統領選
フジモリ氏が敗北宣言 5年後狙い思惑も

毎日新聞2016年6月11日 10時51分(最終更新 6月11日 10時58分)
 【サンパウロ朴鐘珠】ペルー大統領選の決選投票で落選したケイコ・フジモリ氏(41)が10日、リマ市内の選挙事務所で記者会見し敗北を認めた。「クチンスキ氏の幸運を祈る」と勝者を祝福する一方で、自身が党首を務め、国会で過半数を占める人民勢力党は「責任ある野党であり続ける」と強調し、新政権に連立与党として参加する可能性には否定的な姿勢を示した。

 現地報道によると、フジモリ氏は4月の国会議員選で当選した人民勢力党の議員73人が居並ぶ壇上で声明を読み上げた。冒頭で「民主主義の精神にのっとり選挙結果を受け入れる」と敗北を宣言。5年後の次期大統領選に再立候補したいフジモリ氏は、選挙結果に異議を唱えず有権者に好印象を持たせる思惑があるとみられる。

 フジモリ氏は「私の公約に賛同してくれた850万を超える人々の思いを大切にし、この国の未来を考える責任ある野党であり続ける」と述べ、新政権の監視役を務める意向を明示した。

 フジモリ氏の発言を受け、クチンスキ氏は同日、自身のツイッターで「フジモリ氏に感謝する」と述べた。

 ペルーの1院制国会(定数130)で人民勢力党は73議席を有するが、クチンスキ氏の政党「変革のためのペルー国民」は18議席しかない。野党となる人民勢力党との協力関係を築けなければ、新大統領は厳しい政権運営を迫られる。

905名無しさん:2016/06/11(土) 15:53:36
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061000490&g=pol
側近疑惑で失速、父の二の舞い=村上京都大准教授-ペルー大統領選

 村上勇介京都大准教授(ラテンアメリカ政治)の話 ペルー大統領選の第1回投票で首位だったケイコ・フジモリ氏が決選投票で敗北した大きな理由は、5月半ばに発覚したケイコ氏陣営幹部のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑だろう。これにより、ケイコ氏は失速し、反フジモリ派が勢いづいた。
 ケイコ氏の周辺によれば、ケイコ氏は父アルベルト・フジモリ元大統領に似て、苦言を呈する人を遠ざける傾向があるという。2000年に辞任したアルベルト氏も側近の疑惑で足をすくわれたが、ケイコ氏もその二の舞いになったと言えよう。 
 ペルーは資源ブームの恩恵にあずかったが、新たな産業の発展などには結び付かなかった。国民の間に格差や治安悪化に対する不満がある。新大統領は警察・司法などの改革を進めていかなければならないが、決選投票の両候補はいずれも新自由主義的発想で、国家をどうするかという考えがあまり伝わってこなかった。このため、今後は中道左派が勢力を伸ばすことも考えられる。(2016/06/10-18:28)

906チバQ:2016/06/12(日) 10:03:03
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20160612-567-OYT1T50024.html
ケイコ・フジモリ氏、弟と確執か…父との関係で
09:23読売新聞

 【リマ=吉田健一】ペルー大統領選決選投票で敗れたフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(41)と、弟で国会議員のケンジ・フジモリ氏(36)との間に、父親との関係を巡り確執が生じているとの見方がペルー国内で広がっている。

 ケンジ氏が5日の投票日に投票所に姿を見せなかったためだ。

 地元メディアによると、ケンジ氏はケイコ氏より父親と近く、今回の選挙戦で父親と距離を置く作戦をとったケイコ氏に不満を募らせているという。

 ケンジ氏は4月下旬、「姉が負ければ、2021年の大統領選に立候補する」と表明。2人が所属する人民勢力党党首のケイコ氏が翌日、「候補者をだれにするかは政党が決めること」と否定する一幕もあった。

907とはずがたり:2016/06/13(月) 12:17:56
習主席、太平洋の米中「分割統治論」を封印か
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160606-OYT1T50148.html?from=yartcl_outbrain1
2016年06月06日 22時06分

 【北京=五十嵐文】中国の習近平シージンピン国家主席は6日の米中戦略・経済対話の開幕式で、「広大な太平洋を各国が対決する競技場にすべきではない」と述べた。

 習氏はこれまで、米中2大国が太平洋を2分割して統治する構想とも受け止められる発言を繰り返していたが、南シナ海問題などをめぐる外交的な「孤立」を踏まえ、「分割統治論」を表向きは封印した可能性がある。

 習氏は2013年6月に国家主席就任後の初訪米でオバマ米大統領と会談した際、「広大な太平洋は中米両大国を受け入れる十分な空間がある」と発言した。国家副主席だった12年ごろから使い始めた表現で、その後も節目の際には米中が対抗、衝突しないとする「新しいタイプの大国関係」と並び、繰り返し米側に受け入れを迫ってきた。

908チバQ:2016/06/13(月) 12:44:13
3426 チバQ 2016/06/11(土) 12:15:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160611-00000035-jij-int
大接戦、深い溝残す=元大統領の評価で対立-ペルー大統領選〔深層探訪〕
時事通信 6月11日(土)8時33分配信

大接戦、深い溝残す=元大統領の評価で対立-ペルー大統領選〔深層探訪〕
ケイコ・フジモリ氏=5日、リマ(AFP=時事)
 ペルー大統領選の決選投票で、ペドロ・クチンスキ元首相(77)が大接戦の末、ケイコ・フジモリ氏(41)を下して勝利した。選挙戦は、ケイコ氏の父アルベルト・フジモリ元大統領(77)の政治的評価をめぐり「フジモリ派」と「反フジモリ派」が激しく対立した。深い溝を残した国民の融和がクチンスキ氏の新政権にとって大きな課題となる。

 ◇親子同一視に反発
 両候補はともに中道右派で、政策面で大きな争点がない選挙戦だった。クチンスキ氏は、市民虐殺罪で禁錮25年の有罪判決を受けた元大統領の「負の側面」に焦点を当て、「反フジモリ派」の結集を図った。「独裁」「汚職」の批判を浴びる元大統領の姿をケイコ氏に重ねて「独裁か民主主義か」と呼び掛けた。

 だが「泥棒の子供は泥棒になりかねない」と訴えたクチンスキ氏の攻撃的な発言は、テロ撲滅などに手腕を発揮した元大統領を評価するケイコ氏支持者の強い反感を買った。首都リマ郊外での集会に駆け付けたマルタ・サンタマリアさん(80)は「私は大工だったが、子供たちは大工にならなかった」と強調。安易に親子を同一視するクチンスキ氏を「信用できない」と切り捨てた。

 ◇元大統領処遇も焦点
 クチンスキ氏は9日、事実上の勝利宣言を行い、「われわれは対話と団結を進める」と国民融和に乗りだす姿勢を強調した。クチンスキ氏の政党は議会の少数派で、安定的な政権運営には他党との協力が不可欠。単独過半数を占めるフジモリ派政党の議員が「融和の前にまずは謝罪すべきだ」と態度を硬化させる中、ケイコ氏との対話も急ぐ構えだ。

 リマで収監生活を送る元大統領は7月に78歳の誕生日を迎える。高齢に加えて健康状態も優れず、ペルー国内では「釈放や処遇改善を容認する声は増えつつある」(地元紙幹部)。ケイコ氏はかつて、父の恩赦を求めて実現しなかったが、クチンスキ氏は「ノーサイド」を強調する切り札として、自宅軟禁を認めるなど処遇改善に応じる可能性も浮上している。

 ◇ケイコ氏弟が挑戦も
 支持者から「大統領として実績を残せば、父への評価も変わるはずだ」と期待されたケイコ氏だったが、2011年の前回大統領選に続き、2度目の敗北となった。選挙のたびに再燃する「反フジモリ感情」の壁は厚く、5年後の次回大統領選に再挑戦するかは不透明だ。

 一方、ケイコ氏の弟で、4月の国会議員選でトップ当選したケンジ氏(36)は、「姉が今回敗れた場合、次回選挙は私が出馬する」と語っている。ケンジ氏はケイコ氏同様に知名度が高い上、姉以上に元大統領との距離が近い。父親譲りの強気の性格とされ、フジモリ家復権の新たな担い手になる可能性もある。(リマ時事)

909チバQ:2016/06/16(木) 21:14:15
http://www.sankei.com/world/news/160615/wor1606150001-n1.html
2016.6.15 10:00
【日々是世界】
電力も食糧もトイレットぺーパーもない! 反米左派ベネズエラ大統領が原油安の直撃を受け窮地に…罷免求める動きも加速

 南米ベネズエラで、反米左派マドゥロ政権の足元が大きく揺らいでいる。景気低迷や食糧・トイレットペーパーなどの品不足、電力不足といった事態に国民が不満を強め、マドゥロ氏罷免の是非を問う国民投票実施を求める声が高まっているためだ。米メディアはマドゥロ政権を批判するとともに、野党側にも事態打開に向け、厳しい注文を付けている。

 ベネズエラ国内では今、国民投票の手続き開始に必要な署名(20万人)を大幅に超える180万人の署名が集まっている。マドゥロ氏は2013年、“反米の旗手”として国民の間で人気が高かったチャベス氏から事実上、大統領職を禅譲されたが、カリスマなき指導者への不満は今、頂点に達しつつある。

 最大の原因は経済低迷だ。今年の経済成長率(予想)はマイナス8%。石油大国であるがゆえに、国際的な原油価格低下の影響を大きく受けている。マドゥロ政権は当初、石油売却で得た豊富な資金を元手に、政権の支持母体である貧困層に手厚い福祉・年金政策を施してきたが、米紙ニューヨーク・タイムズ(インターナショナル・ウイークリー版)の5月29日付の社説は、南米のいくつかの政権と同様、「福祉・年金政策をもはや堅持できなくなっている」と辛口の見方を示している。

 国内ではトイレットペーパーなどのモノ不足も顕著で、国民が商品買い占めのために長蛇の列をなし、略奪も多発。同社説は「(マドゥロ政権は)多様な経済の仕組みを作り上げることに失敗したのだ」と烙印を押す。

 ベネズエラではここしばらく、干ばつのため水力発電も十分に行えず、深刻な電力不足も起きている。同紙の15日付の社説は「(マドゥロ政権は国家の)危機に対処する健全なアイデアを持っていない。政権の失敗を外国政府の陰謀のせいにもしている」と批判する。電力不足へのマドゥロ政権の諸対策は、国際社会から失笑を買っている。政権は国内の女性たちに、ヘアドライヤーで髪を乾かすのを極力控えるよう“要請”。また、電力消費を抑えられるとして公務員に「週休5日制」を認めるあり様だ。

 ベネズエラ国会は現在、マドゥロ政権と対立する野党が多数を占め、財政再建法案や政治犯釈放法案などを通過させたが、マドゥロ氏の絶大な影響下にある司法当局によって施行が先送りされているのが実情だ。政治・社会混乱が続くなか、野党は国際社会がマドゥロ政権に圧力をかけることを強く望んでいる。

 ローマ法王庁(バチカン)はこれを受けて最近、深刻な対立に懸念を表明する書簡を政権側に送るなど、対立解消に躍起だ。同社説は「政権と野党の分断の溝を埋める国際的な仲介は遅きに失しているかもしれないが、試みる価値はある」と期待をにじませている。

 社説はただ、なかなか一枚岩になれない野党に対して、国家の諸問題を解決するための方策を明確に発表することも要求。さもなくば「(マドゥロ氏を)罷免することに成功しても、国家の混乱に終止符を打つことはできない」とクギを刺している。

910チバQ:2016/06/16(木) 21:23:42
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160616X531.html
大統領代行に不正献金疑惑=司法取引で名指し証言―ブラジル
17:48時事通信

 【サンパウロ時事】ブラジル最高裁は15日、テメル大統領代行が不正な政治献金を求めたと主張する国営石油公社ペトロブラス子会社元社長の司法取引での証言内容を公表した。テメル氏は「法を逸脱する行為はしていない」と疑惑を否定している。

 証言によると、テメル氏は2012年のサンパウロ市長選で、所属政党から出馬した候補者を支援するための政治献金を元社長に要請。元社長が取引先との間で不正に捻出した150万レアル(現在のレートで約4500万円)を受け取った。

 元社長は、テメル氏の要請が「不正な資金捻出を求めていたことは明らかだ」と話している。

 ペトロブラスをめぐる汚職は、国を揺るがす事件に発展。汚職捜査を妨害した疑惑の浮上したテメル暫定政権の閣僚が、元社長の証言で辞職に追い込まれている。

911チバQ:2016/06/17(金) 19:08:11
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160617k0000e030211000c.html
<南アフリカ>人種隔離闘争の記憶薄れ ソウェト蜂起40年
13:41毎日新聞

<南アフリカ>人種隔離闘争の記憶薄れ ソウェト蜂起40年
ソウェト蜂起で犠牲になった少年の記念碑前に集まった人々=南アフリカ・ソウェトの「ヘクター・ピーターソン博物館」で2016年6月16日午前10時35分、小泉大士撮影
(毎日新聞)
 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカ・ヨハネスブルク郊外の旧黒人居住区ソウェトで1976年、黒人学生のデモに白人警官が発砲し多数の死傷者が出た「ソウェト蜂起」から16日で40年。反アパルトヘイト(人種隔離)闘争の転換点となった悲劇だが、「弔いの日」の意味が薄れつつあることを危惧する蜂起参加者もいる。

 この日は祝日で、ズマ大統領は政府主催の式典で「抑圧と闘った学生の英雄的行為を称賛する」と演説。警官に撃たれて死亡した13歳の黒人少年の名を冠した「ヘクター・ピーターソン博物館」を多数の市民が訪れ、記念碑に花輪をささげた。

 蜂起の中心人物の一人の自宅前では歴史を語り継ごうと、中高年の男女が学生服姿でパーティーを開いていた。黒人の高校教師のシベ・コラさん(49)は蜂起の意義を「娘や孫は白人と机を並べて授業を受けられる。当時は考えられなかったことだ」と強調した。

 一方、月日の流れとともに事件の衝撃が薄れ、地方選挙を控える政党が支持者獲得のため記念行事を開催するなど、政治的に利用されるようになったという批判もある。また、夕方になると、酒に酔って浮かれる若者の姿も目についた。

 40年前のデモに参加した乗り合いバスの運転手デビット・シャバララさん(59)はこうした風潮にいらだつ。警官の発砲に逃げ惑った記憶は、今も鮮明に残っているからだ。「命がけで白人支配に立ち向かった日なんだ。俺たちは酒のために闘ったわけじゃない」

 ◇ことば「ソウェト蜂起」

 1976年6月16日、白人言語のアフリカーンス語を学校で強制的に使用させられていたことに、黒人生徒らが反発してデモ行進。当局が発砲して死者が出たのを契機に、全土で大規模な抗議行動が起きた。死者は1カ月で数百人に達したとされる。白人政権のアパルトヘイト政策に国際的な批判が集まり、94年のマンデラ政権誕生につながったと言われる。

912チバQ:2016/06/17(金) 19:20:45
http://www.sankei.com/world/news/160617/wor1606170018-n1.html
2016.6.17 11:54
【ブラジル情勢】
アルベス観光相が辞任 違法献金受領の疑惑で

ツイート反応

ツイート
反応


 ブラジルのアルベス観光相が国営石油会社ペトロブラスの汚職事件に絡み、155万レアル(約4700万円)の違法な献金を受け取った疑いが浮上し、アルベス氏は16日、辞任した。地元メディアが伝えた。

 ルセフ大統領が弾劾手続きで停職になったことを受けて5月に発足したテメル暫定政権で閣僚の辞任は3人目。いずれも汚職事件との関連で辞任に追い込まれており、政権にとっては新たな打撃となった。

 検察との司法取引に応じたペトロブラス関連会社トランスペトロのマシャド元社長の供述によると、トランスペトロの取引先の建設会社が2008〜14年に計155万レアルをアルベス氏に渡した。合法的な献金の形をとっているが、実際にはトランスペトロが建設会社に事業を発注した際に、契約額を水増しして捻出した違法な資金とされる。(共同)

913名無しさん:2016/06/18(土) 22:14:36
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600813&g=pol
安保理改革「議論活性化を」=次期国連総長候補のクラーク氏

 次期国連事務総長候補のヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁は16日、東京都内の日本記者クラブで会見し、日本が積極的な国連安保理改革について「事務総長になれば、この問題について話し合うよう加盟国に促したい」と述べ、議論を活性化させたい考えを示した。
 ただ、日本の常任理事国入りの是非を含む改革の具体案については、「あらゆるオプションが検討されるべきだ」と指摘するにとどまった。
 また、内戦や地域紛争に関し「(事務総長は)善意の仲介者の役割をもっと果たす必要がある。トラブルの兆候があれば、本当の紛争になる前になるべく早く介入する」と語り、予防外交に力を入れる必要性を強調した。 
 クラーク氏は女性で、ニュージーランド首相を務めた後、2009年から現職。今年末に任期を終える潘基文事務総長の後任に名乗りを上げた11人のうち、有力候補の1人と目されている。(時事)
潘基文(パン・ギムン)(2016/06/16-18:51)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600928&g=pol
UNDP総裁が安倍首相表敬

 安倍晋三首相は16日、次期国連事務総長の選考に立候補しているヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁の表敬を首相官邸で受けた。クラーク氏は候補者の一人として抱負や所信を述べるとともに、国連に対する日本の貢献を高く評価した。 (2016/06/16-21:20)

914チバQ:2016/06/19(日) 21:24:46
http://www.sankei.com/world/news/160618/wor1606180064-n1.html
2016.6.19 09:01
【リオ五輪】
「準備、経験した中で最悪」とIOC幹部 地下鉄開通は開幕わずか4日前 財政難で警官も投入されず犯罪増加

 州政府が「治安、健康、教育、交通、環境管理が全面的に崩壊する恐れがある」と訴えたリオデジャネイロ市では、五輪開催を控え、あちこちで財政危機のひずみが露呈している。

 大会の準備状況についてはすでに、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長が、2004年開催のアテネ大会よりも悪く、「私が経験した中で最悪だ」と指摘している。

 州政府が97億レアル(約2900億円)の予算をかけて建設した、五輪の観客輸送の大動脈となる地下鉄4号線の開通は、五輪開幕4日前の8月1日に大幅にずれこむ。州政府は中央政府に追加支援を要請しているが、関係者は「工事が間に合わなければ、期間中、市内の他の道路は大渋滞に陥るだろう」と危惧する。

 地元メディアによると、財政難に苦しむ州政府はさまざまな支払いを滞らせており、州政府が借りているレンタカーの代金400万レアル(約1億2000万円)でさえ支払うことができない状況という。

 州職員だけでなく、学校教師の給料も数カ月単位で遅延しており、州立大学や一部の学校では教師らがストライキを起こし、裁判所が調停に乗り出す事態になっている。

 さらに、地元紙は最近、財政難のため警備に投入される警官の人数が減り、犯罪件数が増加していると伝えた。五輪期間中は応援部隊が来て、治安は確保されるはずだが、外交筋は「警官が減る大会後に犯罪件数が大幅に増えるのではないかと多くの市民が懸念している」と述べている。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

915チバQ:2016/06/19(日) 21:25:27
http://www.sankei.com/world/news/160618/wor1606180063-n1.html
2016.6.19 09:01
【リオ五輪】
五輪は大丈夫か? ついに州政府が財政非常事態宣言 借金が雪だるま 行政改革もされず…

 8月に迫るリオデジャネイロ五輪を主催するリオデジャネイロ州政府が異例の財政非常事態を宣言した。本質的な原因は、借金が雪だるま式に増えているにもかかわらず、人件費抑制などの徹底した対策をとらなかった州政府の計画性の欠如だ。加えて、ルセフ大統領の弾劾問題などによる政治空白のせいで、本来は事実上の「国家的事業」であるはずのリオ五輪に中央政界が本腰を入れて取り組まなかったことも混迷に拍車をかけた。

 リオ州は、州内に本社を置く石油関連企業の法人税に歳入を頼っていた。しかし、近年は国際的な石油価格の下落や、リオ市内に本社を置く国営石油会社ペトロブラスを舞台にした大規模汚職事件のあおりで税収が大幅に減少。昨年の石油関連企業からの税収は前年比で38%も落ち込んだ。

 一方で、州政府は、歳出削減に向けて約47万人の州職員の給与抑制や年金改革に切り込むことができなかった。専門家は、リオ州はすでに財政破綻状態にあり、地下鉄建設や治安対策を含めた五輪関連費は「大きな重荷になっている」と指摘する。

 1930年代以来とされる不況の中、財政危機は国全体をむしばんでおり、地元紙によると、州、市を合わせた国の公的負債額は4兆レアル(約120兆円)を超えているという。

 ルセフ大統領の弾劾問題をめぐって与野党が政争に明け暮れ、中央政府の対応が後手にまわったことが問題を深刻化させたとの指摘も相次いでいる。

 ルセフ氏の職務停止を受け、テメル暫定政権は財政再建に乗り出したものの、道のりは険しい。五輪開催への政府支援も、他の事業を犠牲にしなくてはならない状況にある。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

916チバQ:2016/06/21(火) 20:49:57
http://www.sankei.com/world/news/160621/wor1606210023-n1.html
2016.6.21 20:33

豪総選挙が7月2日投開票 経済政策が最大争点 与党と労働党が拮抗

 【シンガポール=吉村英輝】29年ぶりの両院解散に伴うオーストラリア総選挙が、7月2日に投開票される。経済政策が最大の争点で、与党の保守連合(自由党、国民党)は法人税減税などによる成長を掲げる一方、最大野党の労働党は、経済弱者支援による雇用創出などを訴えて政権奪還を目指す。

 労働党は19日、最大都市シドニーで選挙キャンペーンを始動した。ショーテン党首は、2013年9月の前回総選挙で敗北して以来となる政権奪還に意欲を表明。職場復帰を目指す母親や若者、高齢者を雇用する中小企業への減税などで、「毎年、約3万人の雇用を生み出せる」と主張した。

 自由党を率いるターンブル首相は、10年間で約480億豪ドル(約3兆8千億円)を減税し企業活動を活発化させる戦略を描くが、ショーテン氏は「多国籍の大企業を利するだけ」と冷ややかで、医療や教育への予算配分増などを訴える。

 豪州は、中国の資源需要減退や商品市況の低迷で、資源依存型経済からの脱却が急務。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は今月3日、昨年5月以来となる利下げを行ったが、経済の拡大には政府が政策で主導する成長が欠かせない。

 選挙戦では景気回復のほか、難民・移民の受け入れ拡大の是非なども争点になりそうだ。

 アボット前首相への不満が募っていた自由党内で昨年“クーデター”を起こし党首についたターンブル氏は、地球温暖化対策や同性婚問題などへのリベラルな価値観も評価され、高い支持率を維持している。

 ただ、今月16〜19日に実施した世論調査では、「好ましい首相」でターンブル氏が46%と、ショーテン氏の31%を上回るが、その差は15ポイントで、6週間前調査の22ポイントから縮められている。二大勢力に限った支持率では、保守連合と労働党がともに50%と拮抗(きっこう)している。

 選挙権は18歳以上で義務投票制。解散時の議席は上院(定数76、原則任期6年)が保守連合33、労働党25。下院(同150、任期3年)が保守連合90、労働党55。

917チバQ:2016/06/23(木) 21:23:59
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160623/k10010567901000.html
南アフリカ 市長選巡る抗議行動が暴徒化
6月23日 10時06分
南アフリカ 市長選巡る抗議行動が暴徒化
南アフリカの首都プレトリアで、地元の市長選挙の候補者選びを巡って抗議行動を起こしていた住民の一部が暴徒化し、車の放火や商店の略奪などが相次いでいて、日本大使館も注意を呼びかけています。
南アフリカの首都プレトリアでは、与党のANC=アフリカ民族会議が地元の市長選挙の候補者を発表しましたが、これに対し地元の意向を無視した決定だとして住民の間で反発が広がり、ここ数日、抗議行動が相次いでいます。
プレトリア近郊の貧困地域では、抗議行動が一部で暴徒化し、車やバスが次々に放火されたり、道路をブロックするためにレンガなどが投げ込まれたりしていました。
外国人の商店を狙った略奪も相次いでいて、警察官に護衛されながら店から逃げ出す人たちの姿も見られました。
警察によりますと、暴動でこれまでに2人が死亡し、多くの逮捕者が出ているということです。
南アフリカでは去年4月にも移民や外国人が一部の住民に襲撃される事件が相次ぎ、外国人排斥の動きが拡大しました。
現地の日本大使館は、今後、被害がさらに広がるおそれもあるとして、注意を呼びかけています。

918チバQ:2016/06/23(木) 21:53:56
http://www.sankei.com/world/news/160623/wor1606230005-n1.html
016.6.23 01:15

コロンビア政府、左翼ゲリラと停戦合意 半世紀続く内戦終結に大きな進展
【ニューヨーク=上塚真由、ロサンゼルス=中村将】南米コロンビアのサントス大統領と、左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)のロンドニョ(通称ティモチェンコ)最高司令官による停戦合意の署名式が23日、キューバの首都ハバナで行われる。半世紀に及ぶ激しい内戦に終止符を打つ歴史的合意となる。

 署名式には、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長や、交渉を仲介してきたキューバのラウル・カストロ国家評議会議長、ベネズエラのマドゥロ大統領、チリのバチェレ大統領らが出席する。

 旧ソ連共産党の影響を受けたFARCは1964年に結成され、社会主義政権樹立を目指した。麻薬組織との連携や、誘拐による身代金を原資にテロや凶悪犯罪を繰り広げてきた。2002年のピーク時には約2万人の勢力を誇ったが、政府の掃討作戦によって、約8000人に減少している。

 政府とFARCは12年10月から本格的な和平交渉に入り、昨年9月、6カ月以内に最終合意を結ぶことで一致したが、期限に間に合わず協議を続けていた。

 ハバナで22日、「政府とFARCは相互かつ最終的な停戦に合意した」との共同声明を発表していた。

919チバQ:2016/06/23(木) 21:59:59
http://mainichi.jp/articles/20160623/k00/00e/030/202000c
コロンビア
内戦終結 大統領、停戦合意文書署名へ

毎日新聞2016年6月23日 12時46分(最終更新 6月23日 12時46分)
 【サンパウロ朴鐘珠】南米コロンビアの報道によると、同国政府と左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)は23日、キューバのハバナで停戦合意文書に署名する。22万人が犠牲になった半世紀にわたる内戦の終結がほぼ確実になった。

 停戦合意は、2012年に始まった和平交渉の中で最重視されていた項目。サントス大統領は22日、短文投稿サイト「ツイッター」で「明日は特別な日になる。コロンビアが夢見た平和が実現する」と発言した。

 双方はこれまでの交渉で▽地方の貧困農地の開発▽武装解除したゲリラ構成員の政治参加▽麻薬犯罪防止に向けた協力--などの項目で合意していた。23日の停戦合意を経て、サントス大統領は7月20日までに和平合意を最終的に取りまとめた文書に署名し、国民投票で合意への賛否を諮る方針だ。

 FARCは中南米最大のゲリラ組織。貧農への富の再配分を求めて1964年に創設、反政府テロを繰り返した。

920チバQ:2016/06/26(日) 10:33:51
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062500200&g=int
豪総選挙、与野党が接戦=小政党躍進も-来月2日



オーストラリアのターンブル首相(写真左)と野党・労働党のショートン党首(EPA=時事)
 【シドニー時事】オーストラリアで7月2日、29年ぶりの上下両院解散に伴う総選挙が行われる。世論調査では与党・保守連合(自由党、国民党)と最大野党・労働党の支持率は拮抗(きっこう)しており、接戦が見込まれる。難民増加や治安悪化への不満から、保護主義や外国人排斥を叫ぶ小政党などが勢力を伸ばす可能性もある。(2016/06/25-15:52)

921とはずがたり:2016/06/29(水) 11:29:08
中独両国の話しだから此処へ。

ドイツと中国の"蜜月"に走り始めた亀裂〜メルケル首相が見せた冷徹な手のひら返し 記者会見で首脳同士が激しく応酬
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160624-00048994-gendaibiz-int&p=1
現代ビジネス 6月24日(金)7時1分配

これまで番困難で一な訪中
 6月12日、メルケル首相が南京の中国科学院大学の名誉博士号を授かった。授与式は北京で行われ、赤と黒のマントを着たメルケル首相が、同じくマント姿の学長(? と並んだツーショットが、ドイツのニュースで派手に流れた(メルケル首相は博士帽を被ることだけは強硬に拒否したとか)。

 博士号授与の理由は、メルケル氏の「決然とした意思と英知による世界平和への貢献と、彼女が実践してきた実務的な中国外交」を讃えるものであるという。

 しかしながら、ケチをつけるわけではないが、はっきり言って、今、世界平和は第二次世界大戦以後最大の危機に陥っている。また、「実務的な中国外交」というのは、ドイツが中国の人権問題などに口を挟まず、商売第一でやってきたということだ。これを中国に褒められたからといって、さして自慢できることでもないだろう。

 ドイツと中国は2011年に二国間政府サミットの協定を結んで以来、首脳や閣僚が定期的に差し向かいで協議をしてきた。今回も、両国合わせて30人近い大臣、副大臣などが顔を合わせたという。

 もちろん産業界の大物も必ず同伴して、大型商談をまとめる。メルケル首相の今回の訪中は、就任以来9回目。ちなみに、その間のメルケル首相の訪日はたったの3回だ(うち2回はサミット)。

 ただ、今回の北京での3日間は、これまでで一番難しかった訪中と言われている。まず第1日目、これも戦略的なのだろうが、メルケル首相は名誉博士号を受けた後の記念講演で、中国人学生を相手にかなり明確に中国政府批判を展開した。

 「創造は、自由と、世界への門戸開放の雰囲気の中でのみ成就する」などと聞けば、それが政治を指していることは誰の耳にも明らかだ。これまで商売繁盛という大義名分の下で、異常なまでに友好的に保たれてきた独中関係だったから、中国政府はかなり慌てたのではないだろうか。

中国での儲けに陰りが出始めたとたん…
 中国の人権侵害、商売上のルール違反、軍拡といった問題は、なにも今に始まったことではない。そのくせ習近平主席は、「中国ほど公平と平和を愛する国はない」と世界で触れ回っていたのだから、その矛盾にドイツ人が気がつかなかったと言えば嘘になる。

 ところがドイツ政府は一貫して気がつかない振りをし、毎回の首脳会談でも、お座なりにそれを指摘するだけでお茶を濁してきた。そのうえ、大手メディアも多かれ少なかれ協力し、中国についてのプラス面を強調した報道を長く続けた。

 しかし現実には、中国企業の世界進出が進み、ルール違反があちこちで深刻化し、それに南シナ海での軍事的膨張が相まって、さすがのドイツ国民も「あれっ」と思い始めた。

 そんなとき、これまで中国万歳であった報道が手のひらを返すようにその内容を変えた。このごろとみに、中国市場がいかに閉鎖的で、外国企業にとって不利、不公平であるかというようなニュースがよく流れる。

 また、最近、産業ロボットの先進技術を持つKUKAというドイツ企業が中国に買収されるかもしれないという話が浮上した途端、ドイツ政府までが異議を唱え始めた。中国で活動しているドイツのNGOや報道陣にプレッシャーが掛けられている事実にも、ドイツ国内では反発の声が高くなっている。

 ドイツ人は、中国での儲けに陰りが出始めたので、「言うべきことは言おう」という作戦に転じたのか、今、独中関係は、仕切り直しの感が強い。

 経済的にウィンウィンの関係にあるならば多少のことには目を瞑るが、その前提が崩れれば、その限りではない。ドイツ人のこの冷徹な手のひらの返し方は、それはそれで恐ろしい。中国からしてみれば、まさに“豹変”に近いだろう。

 その結果、博士号授与式の翌13日に行われたメルケル首相と李克強首相の共同記者会見は、ニュース映像を見るだけでも、過去のような和気藹々ムードでないことがわかる重苦しいものとなった。

 李克強氏はホームグラウンドの強みもあるのか、かなり強引な主張を展開し、それに対しメルケル首相が、一字一句を慎重に選びながら対応していた。

922とはずがたり:2016/06/29(水) 11:29:21

EUは、中国を「市場経済国」とは認めない
 今回の協議で、一番大きな不協和音となったのが、中国が市場経済国であるかどうかという、根本的な定義の問題である。

 中国は2001年、WTO(世界貿易機関)に加盟した。WTOとは貿易を促すことを目的とし、それに関する様々な国際ルールを決めている機関だ。中国が加盟した当時、15年後(つまり今年)には中国を正式に「市場経済国」の仲間に入れるということが決められた。15年あれば、中国市場も西側諸国と同じルールを共有できるようになるだろうという希望的観測がもとになっていたようだ。

 ところが今年の5月、EU議会は、中国を市場経済国とするのは時期尚早であるという採択をした。

 EUにしてみれば、市場を十分に開放していない国を市場経済国として認めてしまうと、ダンピングをされたときに対応が難しくなるという問題がある。いまだって、中国の余った粗鋼が安価で出回り、EUの鉄鋼業界は苦境に陥っているのだ。

 それに怒った中国は、EUを激しく攻撃し始めた。そして、このたび李克強首相はメルケル首相に、EUが15年前の約束を果たすよう、ドイツがEUに働きかけよと迫ったのだった。

 この共同記者会見の全容が、ドイツ政府のホームページに掲載されている(https://www.bundesregierung.de/Content/DE/Mitschrift/Pressekonferenzen/2016/06/2016-06-13-merkel-mp-li.html)

 「約束は約束だから、守らなければならない」と執拗に繰り返す李克強首相の姿が印象的だ。普通、歓迎の意を込めた共同記者会見の場で、相手を横に立たせたまま、このような話し方はしない。強引さの裏には、焦りがあったのか? 
 以下は、その一部の和訳だ(川口訳)。

 「中国の考えは、EUは15年前の約束を守る義務があるというものだ。中国とEUはそれに合意した。つまり、取り決め通り、合意した日時を守り、その義務を果たさなければならないということだ」

 「私たちは、EUが義務を行使するよう、ドイツ側が今まで通りポジティブな役割を演じてくれることを期待する」

 そして氏は最後にこう言って、スピーチを終えた。

 「簡潔に言うなら、中国とドイツはこれまで通り、誠実に付き合うことになるだろう。互いに歩み寄り、さらに合意を広めていくことになる。その上で、注意深く、適当なやり方で、争点を、といってもそれはごくわずかな割合でしかないが、争点を取り除かなければならない。そうすれば、今ある戦略的なパートナーシップは、常に新しいレベルに達することができるだろう。どうもありがとう」

記者会見でも「李克強vsメルケル」の応酬
 ドイツがこういう事態に陥ってしまったのには、理由がある。

 一昨年、中国の太陽光パネルのダンピングでEUが困り果て、関税制裁をかけたとき、中国に頼まれて、その内容を骨抜きにすることに尽力したのがドイツだった。だから中国は、今度もドイツにその役目を果たしてもらおうと期待しているのだ。

 メルケル首相もそこらへんは弁えていて、李克強氏のプレッシャーをのらりくらりとかわしつつ、中国を褒めたり、人権問題を突いたりしながら、あまり中身はないが立派な文脈を紡いでいた。

 15年前に結ばれたEUと中国の約束については「とてもはっきり覚えており、それを白紙に戻すつもりはない」が、「ドイツはEUの中の一国なので、これについてはEU委員会が交渉と対話を行う」とか。そもそも、一党独裁の国が真っ当な市場経済国でありえないということは、わざわざEUの議会で討議しなくてもわかるはずだが……。

 この後、記者の質問があったが、これが面白かった。初っ端から、李克強氏がメルケル首相に向けられた質問を奪い取ってしまったのだ。

 それもそのはず、質問内容は、“中国企業はドイツのハイテク企業を買収できるが、中国市場は閉鎖的でそのようなことは許されていないのをどう思うか”とか、“南シナ海で起こっている事態を見て、ドイツでは、中国は間違った方向に進んでいるという声があるが、それをどう思うか”などという、中国にとって不都合なものだったからだ。

923とはずがたり:2016/06/29(水) 11:29:34
>>921-923
 李克強氏は奪った質問に長々と答え、最後に質問した記者に向かって、「メルケルさんに代わって私がお答えしました。でも、誤解しないでください。私はメルケルさんのためにしたのです」と言い、次にメルケル首相に向かい、「メルケルさん、私のことを誤解なさることはありませんね。悪く思わないでください。どうもありがとう」と締めた。

 メルケル首相はそれに対して、「もちろん悪く思ったりはしませんが、でも、私も発言する自由をいただくことにして…」と、また、あまり中身のない、絶対に揚げ足を取られない、立派なことを喋った。

 しかし、次の記者が二つの質問をしたときには、ちょっとした押し問答になった。1問目はメルケル首相にと言っているにもかかわらず、李克強氏が「それは私が両方まとめてお答えします」と言い出したのだ。

 それにはさすがのメルケル首相も引っ込まず、「いえ、私が答えます。第1問目は…」と言いかけたところで、またもや李克強氏が割って入った。「じゃあ、あなたは1問目をお答えください」。

 するとメルケル氏いわく、「2問目は私にではない? 両方とも私への質問だと思いますよ!」

 そして一瞬、「でも、もし、2問目が中国の首相へのものなら…」と戸惑った末、突然、「もう、どっちでもいいわ。私は言いたいことを言います!」と居直って、泰然として話し始めたので、さすがの李克強も黙ってしまった。

斬新なメルケル話術
 そんなわけで、おそらくその場にいたら、結構スリルに満ちた記者会見だったと思われる。

 とはいえ、中国の政治家が、記者会見で他人の質問を取ってしまうのは、よくあることだそうだ。日本の岸田外相もそれをやられて、呆れかえり、「やれやれ」と首を振っておしまいになったことがあったという。

 だが、そういう意味では、“取られたものは取り返す”ドイツ人に学ぶべきところは多いかもしれない。

 特に、「約束を守っていないではないか!」と責められた時、「その約束についてははっきり覚えています」と堂々と言ってのけるメルケル話術は斬新だった。私生活でも大いに利用できそうだと、私は一つ賢くなった気がしている。

 著者: 川口マーン惠美
『ヨーロッパから民主主義が消える』
(PHP新書、税込み864円)
押し寄せる難民、繰り返されるテロ、そして甦る国境……。日本人がいま絶対に知らなければならないことは何か? ドイツ在住30年のベストセラー作家による現地レポート!

924チバQ:2016/06/29(水) 21:19:34
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160629X341.html
非常任5カ国改選、イタリアとオランダが任期折半へ=国連安保理
11:42時事通信

 【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は28日、安全保障理事会の非常任理事国10カ国中、今年末で任期が切れる5カ国の入れ替え選挙を行い、カザフスタン、エチオピア、ボリビア、スウェーデンの4カ国を選出した。イタリアとオランダが1議席を争ったが、接戦で勝敗がつかなかった。両国は1年ずつ任期を折半することで合意。合意は追って総会に提案され、認められる見通しだ。

 非常任理事国は毎年半数が入れ替わり、五つの地域枠ごとに議席配分数が決まっている。改選2議席の「西欧その他」枠には今年、スウェーデン、イタリア、オランダが立候補。スウェーデンは当選に必要な有効投票総数の3分の2以上を得た。イタリアとオランダは4回の再投票を経ても支持が拮抗(きっこう)し、いずれも95票と得票は3分の2に届かなかった。

 総会で両国に対する投票がそれぞれ行われ、両国は必要な票数を得た上で選出されるとみられる。

 選出された4カ国の任期は2017年1月1日から18年12月31日までの2年間。カザフスタンは初の選出。イタリアは17年、オランダは18年の1年間、任期を務めることで合意した。

925チバQ:2016/06/30(木) 20:39:20
http://diamond.jp/articles/-/94105
ロイター発 新着ニュース


アングル:豪選挙、勝敗の鍵握るシドニー西部が戦いの焦点に




2016年6月30日

[シドニー 30日 ロイター] - 与野党の接戦が見込まれる7月2日の豪総選挙では、国内最大都市シドニーの西部が勝敗の鍵を握る可能性があり、同地域の政策に的を絞った選挙活動が展開されている。

自由党と国民党からなる連立与党を率いるターンブル首相は、雇用と富の創造に焦点を当て、人々が住んで働ける「通勤30分以内の都市」を全国につくるという野心的な計画を打ち出し、2期目続投を目指す。

シドニー西部の都市パラマタに住むミッチェル・ベックウィズさん(22)は自宅の近くで働くため、都心部近隣にあった職場を辞め、フォークリフトドライバーをしている。

「都心までの通勤はストレスが多く、交通費もかかる。40分立ちっぱなしだった」と、今週期日前投票に訪れたベックウィズさんは振り返る。

「今は職場まで車で通っている。起きる時間も遅くなったし、前よりも元気。仕事が終わった後にどうやって帰ろうかと気に病む必要がなくなり、自由な時間が増えた」という。

シドニー西部は、320億豪ドル(236億米ドル)規模のインフラ・都市再開発計画が最も力を入れている地域だ。

同地域には票が揺れる不安定な議席が6つもあり、選挙の行方を左右する可能性がある。

世論調査で僅差の結果が予想される中、ターンブル首相は英国の欧州連合(EU)離脱による衝撃を利用し、有権者に現政権を選ぶよう促している。

<ベトナムのフォーにネパールの餃子>

シドニー西部は、より豊かな近隣の港湾地域と比べ、犯罪率が高く、雇用や健康、教育水準も低い。最近まで公共投資計画の対象にならず、住民は長い間「ウェスティーズ」と呼ばれ、あざけられてきた。

移民が多く、約39%の世帯が英語以外の言語を話す。この比率は全国平均の18%を大幅に上回る。

現在のところ、高賃金の仕事や都心部への便利なアクセスを提供するインフラよりも、ベトナムのフォーやネパールの餃子「モモ」といったエスニック料理に出くわす方が容易だ。

ターンブル首相はこの状況を変えるべく、300億豪ドル規模のプロジェクトを計画。公共交通機関・都市道路開発や新国際空港の建設を実施し、企業の進出を促して雇用を創出したい考えだ。

ターンブル氏は今月、パラマタの改革モデルを発表した際、記者団に対し「通勤30分以内の都市の見本になるよう、通勤者の大移動を終わらせ、シドニー西部を支援する」と語った。

野党・労働党のショーテン党首も、同地域の雇用創出を選挙運動の柱に掲げている。

<賃金やサービスの格差>

通勤30分以内の都市構想は、都市計画では新しいアイデアではない。英国などで実施されており、ある程度成功している。

しかし、人口が沿岸部に集中し、主要都市間を結ぶインフラがほとんど整備されていないオーストラリアにとっては、国全体の構造を大きく変える可能性がある。

レンドリースLLC.AXやレイトン・プロパティーズなど建設大手はすでにシドニー西部で道路やオフィスの建設に着手している。

またデベロッパーのメリトンは、4億5000万豪ドルを投じて、パラマタに53階建ての高級マンションを建設する計画だ。

ただ、シドニー西部のような地域では賃金やサービスに大きな差があり、ターンブル氏の計画を実施するのは難しいかもしれない。高層マンションが建ち始める中、サービス部門の主要企業が追随している兆候はまだほとんど見られていない。

シドニー中心部のメディア企業まで1時間かけて電車通勤するジェマ・ノットさん(24)は「シドニー西部で仕事があれば、転職したい。実際、数カ月前に探したが、私の業界の仕事はほとんどなかった」と話す。

だが、一部の小規模企業は都心部からの移転に動いている。

ビル・ピカリングさんは約2年前に、自身のPR・マーケティング会社ヒューゴ・ハリデーをシドニーからパラマタに移転。購入したオフィスの支払いはシドニーで借りていたオフィスの賃料を下回るという。

「ここでのビジネスは今後5─10年に活気づくだろう。だが、適切に行うことが重要で、特に地元の事業、中小規模事業に焦点を当てる必要がある」とピカリングさんは指摘する。


(Ian Chua記者、Yuzuha Oka記者 翻訳:佐藤久仁子 編集:加藤京子)

926チバQ:2016/06/30(木) 21:20:28
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160701k0000m030060000c.html
<豪総選挙>2日に投開票 与党保守連合やや優位の分析も
20:24毎日新聞

 【シドニー平野光芳】オーストラリアの総選挙が2日、投開票される。ターンブル首相率いる与党保守連合(自由党、国民党)と野党労働党が下院(定数150、小選挙区制)の過半数確保を巡って激しく競り合う展開。与党がやや優位との分析もあるが、情勢は依然、流動的だ。

 世論調査会社ニューズポールによると、2大勢力を対象にした6月27日時点の支持率は保守連合が51%、労働党49%で真っ二つに割れている。ただ地元メディアは、議席数を左右する激戦区で与党がリードし、現状では与党が勝利する可能性が高いとの見方を伝えている。

 与党に追い風になっているのは、英国が欧州連合(EU)離脱を決めた国民投票だ。世界的な経済不安が広がる中、実業家出身で経済通として知られるターンブル氏は「不確かな時に国会を混乱させてはいけない」と安定した政権の継続をアピール。最終盤で支持を固めている。

 一方、ショーテン党首が率いる労働党は、医療制度や教育、環境分野で現政権批判を展開し、有権者の支持を集めている。大敗だった3年前の総選挙から議席の上積みは確実な情勢だが、過半数に届くかが焦点。「首相にふさわしい人物」を尋ねた世論調査では、ターンブル氏45%に対してショーテン氏は30%で、個人的な人気で及んでいないのも懸念材料だ。

 世論調査では、「緑の党」など特徴ある政策を掲げる小政党や無所属候補に投票すると回答した有権者が計21%に上り、数議席を確保するとみられる。保守連合と労働党が伯仲すれば、第3勢力の存在感も増しそうだ。

 豪州は安全保障では同盟国の米国に依存する一方、経済的には最大の貿易相手国・中国との関係が深まっている。南シナ海問題などを巡り米中の緊張が高まる中、両国のバランスをどう取るかは豪州にとって大きな課題。外交は目立った争点になっていないが、選挙後の政権がどう対処していくかも注目されている。

927チバQ:2016/06/30(木) 21:21:11
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1606300035.html
【豪総選挙】「中国人爆買い」の住宅高騰が争点に 「そのうち中国人がシドニーを全部買ってしまう」
20:14産経新聞

【豪総選挙】「中国人爆買い」の住宅高騰が争点に 「そのうち中国人がシドニーを全部買ってしまう」
30日、オーストラリア・シドニーで、国際空港前の道路に設置された住宅の広告。英語と中国語で書かれている(田中靖人撮影)
(産経新聞)
 【シドニー=田中靖人】オーストラリアで7月2日、上下両院の総選挙の投開票が行われる。争点の一つが、中国人の投資が原因とされる住宅価格の高騰だ。親中色が強い与党・保守連合(自由党、国民党)のターンブル政権に対し、野党・労働党は不動産投資への税制優遇策の一部撤廃を主張。ターンブル首相率いる自由党は投資を萎縮させると反発している。一般市民の不満が総選挙にどう影響するか注目される。

 「熱売中 あなたのために温かな故郷を作る」

 最大都市シドニーの国際空港近くの幹線道路に、中国本土で使う簡体字で書かれた広告が並ぶ。広告主は中華系の社長の頭文字を取った開発会社だ。2010年設立の同社は高級マンション9棟を完成させ、1100戸を建築中、2000戸を計画中という。

 豪州住宅建築業協会によると、05年からの10年間で住宅用の土地価格は約2倍に上昇。シドニー市の不動産会社によると、同市周辺の住宅価格の中間値は、15年に100万豪ドル(約7600万円)を超えた。

 新築物件の購入者の7割前後が中国人で、基本的に外国人が購入できない中古物件でも、マンションの6、7割が中華系の名前だという。中国本土からの購入の専門仲介業者も多い。大半が投資目的で、価格高騰で一般人が買えないとして社会問題化している。

 中華系の豪州人は「高騰は中央銀行の金融緩和が原因」(下院議員候補者)などと反論する。だが、一般的には中華系と中国本土からの投資を区別せず、「中国人が原因」という認識が主流だ。自身も移民だというタクシー運転手(56)は、「そのうち中国人がシドニーを全部買ってしまうよ」と話した。

 不動産サービス大手CBREで、シドニーを含むニューサウスウェールズ州の投資部門を担当する中華系の責任者は取材に対し、最近の取引相手の約半分が中国本土だと明かし、「シドニーの価格は現地人からすると高いかもしれないが、中国の投資家から見れば香港や広東より安い」と指摘。「職業的な観点から言えば当然、自由党の政策を支持する」と話した。

 6月発表の世論調査結果では、「豪州における中国人の投資」に59%が否定的な評価をしており、自由党と連立を組む国民党は伝統的に鉱山や農地などの産業への海外直接投資を嫌う。住宅価格高騰が総選挙にどう影響するかは不透明だ。

928チバQ:2016/07/01(金) 20:38:05
http://www.sankei.com/world/news/160701/wor1607010024-n1.html
2016.7.1 18:59
【豪州総選挙】
人口の4%、高まる中華系の影響力 “強圧”中国政府との距離感悩ましく 対中依存の経済「転換が必要」とも

 豪州は経済の中国依存に加え、国内の政治面でも中華系住民の影響力の拡大に直面している。中華系は2011年の推計で86万人(豪州生まれ含む)、人口の約4%を占め、現在は100万人を超すとの見方もある。ただ、国内外で強圧的な姿勢を示す現在の中国に対する、中華系豪州人の見方は複雑だ。

 豪州第2の都市、メルボルン郊外の商工業地域にある下院ホザム選挙区。与党、自由党から立候補したジョージ・ホワ(華●(=王へんに玉)●(=青の月が円、右に見))氏(34)は、中国・上海から2007年に豪州に留学後、定住した「新移民」だ。当選すれば、中華系新移民で初の下院議員となる。移民政策に寛容な野党、労働党ではなく、自由党から出馬したのは「党の『小さな政府』の理念が私と同じだからだ」と話す。

 大学時代に「豪州の政治が知りたい」と党のボランティアに参加し09年に入党。卒業後、IT企業を立ち上げ、12年に国籍を取得した。14年には州議会選に出馬し落選している。

 ホザムは過去36年間、労働党が議席を守ってきた同党の強固な地盤だ。だが、今回はターンブル首相やアボット元首相をはじめ、自由党の重鎮が次々と応援に入る。背景には、僅差で負けた前回選の経験から、ホワ氏の擁立で選挙区内の8%超とされる中華系住民の票を取り込もうとする思惑も透けてみえる。

 中国共産党の一党独裁下で成長したホワ氏だが「中国の政治は身近になかった」と中国の内政や外交には関心がないようだ。それどころか、中国への鉱物輸出に依存してきた豪州は「経済の構造転換が必要だ」と訴える。

■  ■

 豪州の中華系の団体で最も政治的影響力が大きいとされる「オーストラリア中華系フォーラム」(本部シドニー)のケンリック・シエ(謝維礼)議長(34)は、豪州生まれのマレーシア系華人だ。団体は超党派だが、自身は労働党の職員でもある。

 1985年に設立され、中華系の地位向上に関するロビー活動などを行ってきた。会員は、70〜80年代に東南アジアや香港から来た移民や90年代以降に中国本土から来た富裕層、台湾系を含め広範で、年次会合には有力政治家が顔を出す。

 会員の政治的関心は高いが、必ずしも中国支持ではない。与野党の候補者を招いた6月の討論会では、南シナ海問題で「同盟国の米国とビジネスパートナーの中国との間で、豪州はジレンマに直面している」と対応を問う質問が出た。

 シエ氏も「完璧な政府はない」と中国政府への直接の批判は避けつつ、「南シナ海や台湾への攻撃的姿勢は支持しない」と話す。

 そこには自由と民主主義の豪州で生きていく上での、“祖国”中国への複雑な距離感が表れているようだ。自らは中国人か豪州人かと聞くと、ホワ氏もシエ氏も「中華系豪州人だ」と声をそろえた。(シドニー 田中靖人)

929名無しさん:2016/07/04(月) 21:25:39
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160704X189.html
イスラム教徒排斥を宣言=国政復帰の極右党首―豪
16:33時事通信

 【シドニー時事】オーストラリア上院選で当選を決めた極右政党ワンネーション党のポーリン・ハンソン党首(62)は4日、記者会見で「近所でテロリストを見たくない」と述べ、公約したイスラム教徒排斥に取り組むと宣言した。

 ハンソン氏は1990年代、「アジア人に国が乗っ取られる」と訴えて同党を一時躍進させ、国内外で物議を醸した。この日の会見でも「ここはキリスト教国だ」と力説したが、今回は白人優遇の移民政策「白豪主義」復活は主張しないという。

 2日実施の選挙で、ハンソン氏は18年ぶりに国政復帰を果たした。ワンネーション党としても上院(定数76)に複数議席を得る勢いで、国政で影響力を持つのは確実だ。イスラム過激思想の影響を受けた事件が国内でも発生し、一部有権者が同氏の過激発言に共鳴したとみられている。

930チバQ:2016/07/04(月) 21:27:18
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160704X187.html
解散の「賭け」裏目に=与野党が多数派工作―豪総選挙
16:23時事通信

 【シドニー時事】2日に投票が行われたオーストラリアの総選挙は与野党の大接戦となり、4日時点でも、政権党を決める下院(定数150)でいずれの勢力も過半数に届いていない。上院(定数76)では、大衆迎合的な小政党が躍進。「安定政権」を狙って29年ぶりの上下両院解散に踏み切ったターンブル首相の「政治的な賭け」(豪紙)は、裏目に出た形だ。

 公共放送ABCによると、下院での獲得見込み議席は与党保守連合(自由党、国民党)68、野党労働党67で、いずれも過半数の76に達しない。10議席は、5日開票する郵送票で決まる。ターンブル首相は「郵便投票は伝統的に自由党票が多い」と自信を示すが、単独過半数は困難との見方が強い。 

シェアツイートgooブログ

931チバQ:2016/07/05(火) 22:00:57
http://www.asahi.com/articles/ASJ6R32WLJ6RUHBI00W.html
投票終わったのに勝敗確定せず 豪総選挙、異例の大接戦

郷富佐子@シドニー郊外の投票所

2016年7月5日17時00分

■南十字星の下で

 7月2日に実施されたオーストラリアの総選挙が、大変な展開になっている。

特集:南十字星の下で

 5日午後現在、定数150議席の下院で、与党・保守連合(自由党と国民党で構成)、最大野党の労働党がともに過半数の76議席に達していない。投票日から3日たつのに、いまだに勝者が決まっていないのだ。

 過去に議席数が真っ二つとなった「ハングパーラメント(宙づり議会)」はあったが、この期に及んで議席数そのものが判明していないというのは前代未聞だ。なぜ、こんなことになったのだろうか。

 それを考えるとき、欠かせないのがオーストラリアの独特な選挙制度についての知識だ。日本人の私からみると、そこには非常に興味深い要素がたくさんあるように思えてならない。

 まず前提として、オーストラリアで投票は義務だ。正当な理由なく投票しなかった場合は、20豪ドル(約1500円)の罰金が科される。そのうえで、有権者の都合を配慮するさまざまな工夫がなされている。「投票は義務なのでしてください。でも、できるだけ投票しやすいよう、事務方もあらゆる便宜を図ります」というスタンスだ。

 今回の遅れの原因として間違いなく言えるのは、2大政党の間でかつてないほど大接戦になったことだ。接戦になるほど、精度を上げるために「全投票数」に近い票を集計する必要がある。

 関係者の名誉のために言うと、…

932チバQ:2016/07/05(火) 22:01:56
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070500674&g=int

豪総選挙、長期戦か=迫る「宙づり議会」







 【シドニー時事】2日に投票が行われたオーストラリアの総選挙で、政権党を決める下院(定数150)は5日までの開票で依然、与野党の大接戦が続いている。与野党いずれも過半数に達しない状況を見越して多数派工作も始まっており、決着は数週間後との見方も出ている。
 公共放送ABCによると、獲得見込み議席は与党保守連合(自由党、国民党)69、野党労働党67、その他5。残り9議席が未確定で、郵送や事前投票の集計が進められている。いずれも過半数76に届かず、「ハングパーラメント(宙づり議会)」に陥る公算が大きい。その場合、多数派形成に向けて無所属議員の獲得合戦となる。(2016/07/05-18:21)

933チバQ:2016/07/05(火) 22:02:51
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160705/plt1607051658007-n1.htm
民進、長島氏で最終調整 都知事選の候補者擁立

2016.07.05

 東京都知事選の候補者擁立を巡り、民進党都連は5日、会合を開き、都議らが出馬を要請していた長島昭久元防衛副大臣を軸に最終調整することで一致した。長島氏は会合後、報道陣の取材に「重く受け止めている」と述べた。

 都連会長の松原仁衆院議員はこれまで、都の特別区長会の有志が出馬を要請した増田寛也元総務相を支援する可能性も示唆していたが、この日の会合後、「自民が応援する増田氏に同調することはできない」と話した。

 松原氏は「長島氏を軸に検討する。(参院選と同様に)野党共闘を尊重して擁立作業を進めたい」と強調した。

934チバQ:2016/07/06(水) 21:29:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070600548&g=int
与党がリード=過半数獲得も-豪総選挙


 【シドニー時事】2日投票のオーストラリア総選挙は6日も、政権党を決める下院(定数150)の開票が続いた。与野党いずれも過半数の76議席に達していないが、与党保守連合(自由党、国民党)が徐々にリードを広げ、過半数に届く可能性も出てきた。
 公共放送ABCによると、獲得予想議席は与党72、野党労働党66、その他5で、未確定は7議席。今週になってから開票が始まった事前投票や郵送票は「伝統的に保守連合支持票が多い」(ターンブル首相)ことから、与党の議席が伸びている。ABCの選挙分析専門家は「与党は73議席以上を獲得し、最大で76議席もあり得る」と予測する。(2016/07/06-17:52)

935名無しさん:2016/07/07(木) 21:31:29
http://www.asahi.com/articles/ASJ6R32Z8J6RUHBI00X.html
極右党首が国政に復帰「イスラム排斥」 豪上院選に衝撃
郷富佐子@ニューサウスウェールズ州ツイードヘッズ2016年7月7日17時00分
■南十字星の下で

 7月2日に投票が行われたオーストラリアの上下両院総選挙は、今も集計作業が続いている。政権の行方を決めるため、どうしても下院の方に注目が集まりがちだが、今回は上院について書いてみようと思う。

特集:南十字星の下で
 まずは基本情報から。オーストラリアの上院は定数76で任期は基本的に6年。州ごとの大選挙区で、比例代表制をとっている。六つある州にそれぞれ12議席が配分され、おおむね3年ごとにその半分が改選される。キャンベラがある首都特別地域と北部準州は2議席ずつだが半分には分けず、3年ごとにすべてが改選される。

 上院で過半数を確保するには、39議席が必要だ。選挙前の勢力図をみると、「与党・保守連合33」「労働党25」「緑の党10」「その他8」だった。与党にとっては、定数150のうち90議席を獲得して圧倒的に有利な下院と比べ、かなりきつい運営である。過半数の39にするためには、無所属系議員ら少なくとも6人の協力が必要だった。

 昨年9月に首相に就任したターンブル氏は、明らかに上院の運営にいらだっていた。法案を上院で通過させようとするたびに与党以外の議員から反発されるため、交渉と譲歩を繰り返して法案修正をしなければならない。そこで、両院を一気にすべて解散し、上院でも安定過半数を勝ち取ろうという賭けに出た。

 こうして通常なら半数改選の上院も全議席が改選され、29年ぶりの両院同時解散となったわけである。表向きの理由は「建築・建設業界を監視する委員会を再設置するための法案を通したいから」としたが、それを信じる人はまずいない。

 さて、結論から言うと、ターンブル首相は賭けに負けた。それも、完膚無きまでにたたきのめされたといっていい。まだ集計の最中ではあるが、5日現在の豪ABCテレビの政治記者による上院の新勢力図の見立ては、「保守連合30」「労働党27」「緑の党9」「その他10」となっている。

 もしこの通りになった場合、保守連合が法案を通すには「その他」の10人のうち、実に9人から協力を得なければいけない。選挙前より状況はずっと悪くなったわけだ。

 それだけではない。「その他」の中に、あの極右のポーリン・ハンソン氏(62)が入った。上院でハンソン氏率いる極右政党「ワンネーション党」の候補は最低2人、多ければ3人当選するとみられているのだ。

 ハンソン氏は1990年代、アジア移民の制限や先住民アボリジニーへの優遇策の撤廃を掲げ、「白豪主義の復活か」とも言われた人物だ。96年に下院で当選した後、ワンネーション党を立ち上げた。98年の地元クイーンズランド州の州議会選で89議席中11議席を獲得すると、オーストラリア政界に衝撃が走った。

 ハンソン氏はその後、下院選で…

936チバQ:2016/07/09(土) 13:33:32
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070800626&g=int
ターンブル首相続投へ=野党が敗北宣言-豪総選挙
 【シドニー時事】2日投票のオーストラリア総選挙で、野党労働党のショーテン党首は8日、与党保守連合(自由党、国民党)の下院での獲得議席が「数日後に(勝敗)ラインに達するだろう」と述べ、敗北を事実上認めた。ターンブル首相の続投がほぼ確定した。
 与党側も、パイン産業相が「勝った」と断言。ただ、ターンブル首相は「国民の判断を尊重するため、集計完了を待ちたい」と勝利宣言を持ち越した。公共放送ABCによると、与党の現時点の獲得予想議席は73で、下院(定数150)の過半数(76)が視野に入っている。労働党は66、その他5で、残り6議席を確定させるため集計が続いている。

 首相が訴えた法人税減税策などの反応はいまひとつで、与党は改選前の90から議席を減らす見通し。一方、医療や教育の充実を訴えた労働党は、改選前の55から勢力を伸ばすのが確実だ。(2016/07/08-16:11)

937チバQ:2016/07/10(日) 18:23:17
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160710X028.html
ターンブル首相が勝利宣言=政権運営難航も―豪総選挙
15:59時事通信

 【シドニー時事】2日投票のオーストラリア総選挙で、ターンブル首相は10日記者会見し、「与党が勝利した」と宣言した。与野党の接戦となり、結果判明まで1週間以上かかった。ただ、上下両院とも与党保守連合(自由党、国民党)は議席を大きく減らすのが確実。ターンブル政権は2期目に入って、一層難しい政権運営を迫られそうだ。

 集計作業はまだ継続中。公共放送ABCの開票速報によると、政権党を決める下院(定数150)の与党獲得議席は74(改選前90)。過半数(76)到達は微妙だが、既に無所属議員らの協力を取り付けた。野党労働党は66、その他5、未確定5となっている。

 リベラル派として知られるターンブル氏は昨年9月、アボット氏を追い落として首相に就任。29年ぶりの上下両院解散に打って出て、経済政策をアピールしたが、支持は広がらなかった。「賭けが裏目に出た」(豪紙)形となり、アボット氏支持の右派が巻き返しに出る可能性がある。

 上院(定数76)でも与党は苦戦し、過半数割れが確定的。大衆迎合主義の少数政党が躍進しており、環太平洋連携協定(TPP)関連法案の審議などが難航する恐れがある。また、中国との経済関係を重視する親中的な外交姿勢を首相が続けるかどうかも注目されている。

938チバQ:2016/07/10(日) 18:31:42
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160710k0000m030096000c.html
<南スーダン>建国5年、経済疲弊…急務の和平定着
00:31毎日新聞

 「世界で一番新しい国」南スーダンは9日、建国5年を迎えた。2年続いた内戦を経て今年4月に暫定政権が発足したが、8日も140人以上が死亡する戦闘が首都で発生。経済は著しく疲弊し、内戦再燃の懸念も浮上する。現状を報告する。【ジュバで小泉大士】

 ◇インフレ深刻、続く混乱

 「インフレが急速に進み、深刻な影響が出ている。月給1000ドルが300ドルに減ったようなもの」。首都ジュバの国立ジュバ大のフィリップ・アポロ講師(44)がため息をつく。国立5大学の教授や講師は3カ月間給与が支払われず5月下旬にストを決行。先日ようやく受け取ったが、今月以降の見通しはない。「世界一」とされるインフレ率だが、基本給は据え置きだ。

 南スーダンでは公務員給与の遅配が常態化し、ストの嵐が吹き荒れる。ジュバ大ではマイクが買えず、500人の学生に大声で授業をすることもある。

 南スーダンは2011年7月9日、アフリカ54番目の国としてスーダンから分離独立。石油収入で国造りを目指したが、13年7月にキール大統領がマシャール副大統領(当時)を解任。両者の確執は出身民族ディンカ人とヌエル人の抗争に転化し、少なくとも5万人が死亡し230万人が家や国を追われた。人口のほぼ5人に1人だ。

 15年8月、両派は欧米などの仲介で和平協定に調印。散発的な衝突は続いたが、マシャール氏が16年4月にジュバに戻り第1副大統領に就任し、暫定統一政権が誕生した。

 だが、昨年1ドル=3南スーダンポンドだった為替レートは同40ポンドに暴落し、5月のインフレ率は295%だ。生活必需品や燃料は入手困難で、闇市場に人々が群がる。産油量の半減や原油価格の下落で、赤字まみれの政府は機能まひに陥っている。

 今年は独立記念日の式典を中止。電力不足で空港管制は機能せず兵士の給与も払えない。「代金は大統領に請求しろ」。6月中旬、市場から食料品を奪った軍服姿の男らは、そう言い残したという。

 国際社会に経済再建への支援を呼びかけるが、米国などは経済改革や和平協定の履行をまず要求する。マクエイ情報相は和平合意の履行が進まないのは財政難が原因と強調。「現状は独立時に描いていた姿からほど遠いが、どの国であろうと建国後にたどってきた道だ」と主張した。

939チバQ:2016/07/10(日) 18:32:02
◇陸自PKO、緊張なお

 南スーダンの内戦で、陸上自衛隊の施設部隊が参加する国連の平和維持活動(PKO)は大幅な軌道修正を余儀なくされてきた。日本の安全保障関連法で可能となった「駆け付け警護」が自衛隊員に適用される初の現場となる可能性もあるが和平の行方は未知数だ。

 ジュバの外れのPKO本部。真っ黒に日焼けした自衛隊員が、国連を意味する「UN」の文字が付いた重機を操作していた。竹中弘毅1尉(37)は「日本に頼んで良かったと思ってもらえる仕事をしたい」。派遣されているのは陸自第7師団(北海道千歳市)など10次隊約350人。正面ゲート前の道路整備や避難民キャンプの外壁造りなどを行う。

 日本政府は国造りの支援で12年1月から陸自施設部隊を派遣したが、南スーダンは独立から2年半で内戦に突入。陸自部隊が拠点とするジュバ市内の国連施設にも避難民が押し寄せた。一時は周辺で銃声が響き全隊員に武器携行命令が出た。国連は市民保護をPKOの最重要任務に変更。陸自隊員も避難民への医療活動を行った。現在、活動は国連施設内に限られる。隊員は「状況が許せば外に出て、インフラ整備などを行いたい」と話した。

 だが、独立記念日前日の8日にジュバの大統領府の周辺で銃撃戦が発生。地元ラジオは9日、146人の死亡が確認されたと伝えた。キール大統領は8日「南スーダン国民であると認識して初めて国家の発展がある」と団結を呼びかけた。

 石油収入の分配が絡む州分割問題や政府軍と反政府部隊の統合など対立の火種は多い。住民虐殺の責任を追及する国際法廷の設置でも政権幹部の意見は食い違う。「問題山積だが解決の政治的意志を感じない」とジュバ大のジェームズ・オクック教授。和平監視団を率いるモハエ・元ボツワナ大統領も「期待していた進展は見られない」と言う。暫定政権の任期は30カ月。18年の選挙が近づくほどキール派とマシャール派の緊張は高まっていく。

940チバQ:2016/07/10(日) 19:03:50
http://www.sankei.com/world/news/160710/wor1607100021-n1.html
2016.7.10 16:04
【豪州総選挙】
「われわれが勝った」マルコム・ターンブル首相が勝利宣言 野党も敗北認め…投票9日目にようやく決着?

 【シンガポール=吉村英輝】大接戦となったオーストラリア総選挙(2日投開票)で、与党保守連合(自由党、国民党)を率いるマルコム・ターンブル首相は10日、記者会見し、「われわれが選挙に勝った」と述べ、勝利を宣言した。開票作業は続いているが、最大野党・労働党のビル・ショーテン党首も10日、敗北を認めた。だが、保守連合は上下両院とも議席を大きく減らすのが確実で、ターンブル政権は難しい政権運営を強いられそうだ。

 オーストラリア放送協会(ABC)の10日時点の判定では、下院(定数150)の議席数は保守連合74、労働党66、その他5。5議席が未確定だが、ABCによると、保守連合がそのうち2議席の獲得を確実にし、過半数を確保した。

 ショーテン氏は10日の記者会見で、与党が過半数を握って「政権を担うのは確実だ」と述べる一方、国内雇用確保などの選挙公約を与党に迫っていく姿勢を示した。ターンブル氏にも電話をかけ、敗北を認めた。

 ターンブル氏は昨年9月、党内でアボット前首相を追い落とし首相に就任。29年ぶりに上下両院を解散して総選挙に踏みきり、経済政策をアピールしたが、支持は広がらなかった。

941チバQ:2016/07/10(日) 19:22:03
http://www.afpbb.com/articles/-/3093470
南スーダンの首都ジュバで戦闘、兵士150人以上死亡
2016年07月10日 08:21 発信地:ジュバ/南スーダン
【7月10日 AFP】建国5周年を9日に迎えた南スーダンの首都ジュバ(Juba)で8日、激しい戦闘があり、少なくとも同国兵士150人が死亡した。ジュバは緊張に包まれているという。

 世界で最も新しい独立国である南スーダンで発生した今回の戦闘は、2013年12月に内戦が勃発し、和平協定の締結以降も戦闘が続く同国への新たな打撃となった。

 反政府勢力のリーダーから副大統領になったリヤク・マシャール(Riek Machar)氏の報道官、ローマン・ニアルジ(Roman Nyarji)氏は「死者は150人を超えた」と述べ、マシャール副大統領派とサルバ・キール(Salva Kiir)大統領派の双方の死者はさらに増える恐れがあると付け加えた。

 同報道官は、8日の戦闘ではマシャール副大統領とサルバ大統領のそれぞれの警護隊が全面的に交戦したため、死者はさらに増えるとの見方を示した。

 8日の戦闘は、キール大統領とマシャール副大統領が大統領府で会談した際、両氏の警護隊の間で銃撃戦になった。銃撃戦が30分間ほど続いた後、重火器も使われ始め、ジュバ市内の数か所で機関銃や砲撃の音が鳴り響いたという。戦闘は8日の日没後に収束した。

 キール大統領とマシャール副大統領は、8日の戦闘について「不幸な事件だ」とコメントした。緊張が残る首都ジュパでは9日厳重な警備体制が敷かれ、街を歩く市民はまばらだという。

 英国など各国政府は自国民に対し、可能ならば南スーダンを出国するか、屋内にとどまるよう勧告している。

 過去数年間と違い、今年は資金不足のため独立記念日の公式記念祝賀行事は行われないという。

 南スーダンでは2015年8月、内戦終結のための和平協定が結ばれたが、和平プロセスは進展しておらず、統一政府が樹立されたにもかかわらず戦闘は続いている。

 ジュバで戦闘が起きたのは、和平協定の一環として両派の部隊がジュバ市内に展開した今年4月では今回が初めて。

 2年以上続いている南スーダンの内戦は多数の死者を出し、300万人近くが避難生活を強いられ、約500万人が食料の緊急支援に頼っている。

 南スーダンは人道危機と共に貨幣価値の暴落と制御不可能のインフレによる経済危機に見舞われている。同国の主な収入源であった石油産業は崩壊し、周辺地域の町も内戦で破壊された。(c)AFP

942チバQ:2016/07/10(日) 19:24:57
http://www.afpbb.com/articles/-/3092890
「地獄へようこそ」、リオ警察が空港で抗議デモ 観光客困惑
2016年07月05日 10:39 発信地:リオデジャネイロ/ブラジル
【7月5日 AFP】五輪開幕まで約1か月となったブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の空港で4日、警察官らが「地獄へようこそ」と書かれた横断幕を掲げ、給与未払いの現状に抗議した。殉職した警察官に見立てたマネキンも置かれ、動揺する観光客の姿も見られた。

 抗議デモが行われたのは、8月5日に開幕する五輪に向け、観光客約50万人の主な玄関口となるアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港(Carlos Jobim International Airport、ガレオン国際空港)。デモには、警察官や消防士ら100人以上が参加した。

 職員らが掲げた横断幕には、「地獄へようこそ。警察と消防士には給料が支払われていない。リオデジャネイロに来る人は誰も安全ではない」と書かれていた。

 今年に入り、リオデジャネイロでは殉職した警察官が50人を超えている。床に並べられた制服姿のマネキンは、これらの殉職者を象徴するものだ。

 抗議に参加したベテラン警察官のネトさん(56)は、「市民や外国人観光客にブラジルの現実を知ってもらうためにここにいる」と語った。

 リオデジャネイロ州の財政難を背景に、リオの警察官らは先週から始まった抗議デモを通じて、給与が何か月も十分に支払われていない現状を訴えている。

 リオデジャネイロでは16年第1四半期、殺人事件の発生件数が、前年に比べて15%増加。路上強盗など、殺人以外の犯罪も増えており、1日には44万5000ドル(約4500万円)相当の五輪取材向けテレビ機器を搬送していたトラックが襲撃される事件も起きたばかりだ。

 抗議デモを目の当たりにした観光客は、「素晴らしい都市として知られるリオなのに…」と、警察官らによる「歓迎」に困惑した様子だった。

 報道によると、連邦政府による緊急支援を受けた州政府は4日、救急隊員や教師、病院職員、刑務官らに対して、未払い分の支払い手続きを開始したという。(c)AFP/Sebastian Smith and Madeleine Pradel

943チバQ:2016/07/10(日) 19:25:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3092888
アルビノの「避難所」、タンザニアのウケレウェ島
2016年07月05日 11:10 発信地:ウケレウェ/タンザニア
【7月5日 AFP】タンザニア・ビクトリア湖(Lake Victoria)に浮かぶウケレウェ島(Ukerewe Island)の夜明けから1時間後。57年間の人生で、焦げ付くような日光に色素のない肌を痛めつけられてきたアルフォンス・ヤコボ( Alphonce Yakobo)さんは、自宅前で元気に落ち葉を掃いていた。

 ヤコボさんは「今が一日の中で一番いい時間なんだ。一日が始まるが、太陽はまだ上がっていない」と話す。あと数分で、つば広の帽子とサングラスを身に付け、露出した肌全体にたっぷりと日焼け止めを塗らなければならない時間になる。

 アルビノ(先天性色素欠乏症)のヤコボさんは体内でメラニン色素を生み出せないため、肌や髪、目に色素がなく、太陽光から身を守れない。他のアルビノの人たちと同じく、ヤコボさんは視力が弱く、皮膚がんになりやすい。

 しかし、太陽だけがアルビノの人々の脅威ではない。

 タンザニアやマラウイなどのサハラ以南のアフリカ諸国の一部では、アルビノの人々の体の一部は薬や幸運と富をもたらすお守りになると信じられており、ブラック・マーケットで売買するため殺害され体を切断されている。

 カナダの慈善団体「アンダー・ザ・セイム・サン(Under The Same Sun)」は、タンザニアで近年発生した161件のアルビノの人々に対する襲撃事件を記録。そのうち76件は殺人で、アフリカで最も多かった。

 しかし、ウケレウェ島は比較的安全だ。島の魚屋で働いているというヤコボさんは「過去には恐怖を感じていたこともあったが、今は神に感謝している。夜に、銃なしで眠れるからね」と話した。

 地元の人々によると、アルビノの人々の家族が、その特異な容姿は呪いのためだと考えてアルビノの人たちを島に残して行ったことが始まりだった。

 ウケレウェ・アルビノ協会(UAS)によると、人口20万人のウケレウェ島で暮らしているアルビノの人は75人。割合は、国全体の平均とおおむね同じだ。

 慈善団体「アンダー・ザ・セイム・サン」タンザニア支部のビッキー・ヌテテマ(Vicky Ntetema)氏によると、タンザニアの他の場所と同様、アルビノの人々の遺体を墓から掘り出そうとする盗掘者が島に来たこともあった。2007年には、髪が白いアルビノの男性1人が襲撃され呪術に使うため髪を切られた。

 ただ、島のアルビノのコミュニティーの代表、ラマダン・ハリファ(Ramadhan Khalifa)さんは「アルビノが殺されたことは一度もない」と強調した。

 もっとも、身体的な暴力はまれでも、差別はよくみられる。

 黒い肌のハディジャ・ナムトンド(Hadija Namtondo)さん(30)には4歳になるアルビノの息子がいる。ナムトンドさんは「この子の父親は息子の肌の色が気に入らず、私たちを捨てたのです」と語った。(c)AFP/Nicolas DELAUNAY

944チバQ:2016/07/10(日) 19:29:59
http://www.afpbb.com/articles/-/3093483
海抜4100メートルの極寒の地に刑務所開設、ペルー
2016年07月10日 17:43 発信地:リマ/ペルー
【7月10日 AFP】骨まで凍り付くような寒さの中、ソーラーパネルが光を反射している。誰もが夢見るような行き先ではないが、恐らくそれが狙いなのだろう。ペルーのアンデス(Andes)山脈に9日、新しい刑務所が開設された。

 この刑務所がある海抜4100メートルのパスコ(Pasco)県コチャマルカ(Cochamarca)は日中でも気温は10度程度にまでしか上がらず、夜になると氷点下14度まで冷え込む。

 新刑務所の収容能力は1224人。刑務所がある町の人口をわずかに下回る数字だが、雇用を創出するとして地元では歓迎されている。住民の多くは農業に従事している。寒い季節に家畜に餌をやるのは非常に大変な作業だ。

 ペルーの刑務所の収容能力は著しく不足している。先月の大統領選で当選したペドロ・パブロ・クチンスキー(Pedro Pablo Kuczynski)元首相は、4万人分に達している刑務所の収容能力不足の改善を公約に掲げていた。新刑務所の寒さは厳しいが、受刑者には収容能力不足の方が酷かもしれない。

 今月28日に任期が終わるオジャンタ・ウマラ・タッソ(Ollanta Humala Tasso)大統領は、新刑務所よりさらに高い海抜4500メートル以上に位置する極寒の地チャラパルカ(Challapalca)とヤナマヨ(Yanamayo)にある刑務所の閉鎖を検討するよう求めた国連(UN)機関の要請を拒否していた。(c)AFP

945チバQ:2016/07/10(日) 23:48:06
http://mainichi.jp/articles/20160711/k00/00m/030/161000c
南スーダン
「内戦に逆戻り」銃撃戦で死者272人に

毎日新聞2016年7月10日 22時28分(最終更新 7月10日 23時18分)

【ヨハネスブルク小泉大士】南スーダンの首都ジュバで10日、政府軍と反政府勢力との間で銃撃戦が相次いだ。同国は2011年に独立したが13年に内戦が発生。和平合意に基づき今年4月、暫定政権が発足したばかり。英BBCによると、反政府勢力を率いるマシャール第1副大統領の報道官は「内戦に逆戻りした」と語った。

 ロイター通信によると、死者は先週以降、民間人33人を含む計272人に達した。10日も早朝から国連平和維持活動(PKO)の本部があるジュベル地区で、激しい銃撃や砲撃が続き、第1副大統領派の兵士が宿営地を構えるグデレ地区などでも銃撃戦があった。マシャール氏の報道官は、マシャール氏の邸宅も攻撃されたと明らかにした。

 南スーダンでは13年末からキール大統領派の政府軍と、マシャール氏を支持する反政府勢力が対立し、内戦状態が続いた。今年4月に双方が参加する暫定政権が発足し、和平定着を目指していた。

 これまでジュバ周辺の治安は比較的安定していたが、7日にジュバ市内で両派の銃撃戦があり、5人が死亡。独立記念日前日の8日には大統領府周辺などで戦闘があり、約150人が死亡。暫定政権が発足して以来、最悪の事態となった。戦闘はいったん収まったが、10日に再び起きた。

 両派による報復合戦の様相を呈し、戦闘は拡大している。キール氏とマシャール氏は平静を呼びかけたが、地元記者は「兵士の統率がきかなくなっている」と指摘した。

 国連安全保障理事会やアフリカ連合(AU)は9日、非難声明を発表し、戦闘停止と緊張緩和を促した。南スーダンでは陸上自衛隊の施設部隊がPKOに参加し、ジュバを拠点に道路整備などをしている。

946チバQ:2016/07/11(月) 22:16:02
http://www.sankei.com/world/news/160711/wor1607110034-n1.html
2016.7.11 18:26

南スーダン対立再燃「戦争状態に戻った」 国連安保理、即時停戦を要求
 【カイロ=大内清、ニューヨーク=上塚真由】南スーダンの首都ジュバで7日以降、再燃したキール大統領派とマシャール第1副大統領派との戦闘は11日も続いた。ロイター通信によると、死者は10日までに270人を超し、マシャール氏の報道官は英BBCに「戦争状態に戻った」と述べた。

 国連安全保障理事会は10日、両派の戦闘行為を非難し、即時停戦を求める報道声明を発表した。また、現地で活動する南スーダン派遣団(UNMISS)の増強を検討するなど必要な措置をとることも確認した。

 ロイターによると、一連の戦闘でPKOに参加する中国人隊員1人が死亡。陸上自衛隊の施設部隊も宿営地を置くジュバのPKO施設には、国連の保護を求める市民数百人が避難した。陸自部隊約350人は宿営地にとどまるよう指示を受けた。国際協力機構(JICA)関係者ら在留邦人約80人について、被害は確認されていない。

 南スーダンは2011年、欧米の後押しを受けてスーダンから分離独立したが、13年にキール氏がマシャール氏を副大統領職から解任したことなどをきっかけに内戦状態に陥った。両氏は15年夏に和平で合意し、今年4月にはマシャール氏を第1副大統領に迎えた統一政府が発足した。

 しかし、キール氏とマシャール氏はその後も権力の配分などをめぐり対立。今月7日以降、再び緊張が高まり、10日には両氏の会談中に両勢力が交戦する事態に発展した。

947チバQ:2016/07/11(月) 22:16:44
http://www.sankei.com/world/news/160711/wor1607110037-n1.html
2016.7.11 19:58

南スーダン、和平合意破綻なら人道危機伴う内戦の恐れも
【カイロ=大内清】2011年に独立を果たした南スーダンで、再びキール大統領派とマシャール第1副大統領派の緊張が高まっている。同国が抱える民族対立は根深く、今回の戦闘で和平合意が破綻すれば、深刻な人道危機を伴う内戦に発展する恐れもある。

 南スーダンは11年7月、20年以上にわたったスーダン内戦の和平合意に基づく住民投票でスーダンから独立。新政府では、独立闘争を主導したスーダン人民解放運動(SPLM)主流派のディンカ人であるキール氏が大統領に、ヌエル人のマシャール氏が副大統領に就き権力の均衡を図った。

 ただ、言語や文化が異なる数十の黒人系民族で構成される南スーダンはもともと一枚岩ではなく、スーダン内戦当時から内紛も頻発してきた。特にヌエル人などのマシャール氏派には、キール氏がディンカ人を優遇し権力掌握を進めているとへの強い不満があった。

 13年末には両派の対立が本格的な武力衝突に発展。その中では、両派による少年兵徴用や他民族の大量殺傷などが報告されている。

 スーダン内戦を終結に導いた05年の和平合意では、欧米が南スーダン側を強く後押しした。そこには、イスラム教徒が多数派のスーダンに対し、南スーダンにはキリスト教徒が多いことからくる連帯感情や、南スーダンの石油資源への関心も作用したとみられる。

 独立が決まった11年の投票では、住民に新国家作りに向けた高揚感があった。一方で、SPLM兵士らの武装解除や他民族への不信払拭などが進まぬ中で“見切り発車”的な独立となったこともまた間違いない。同国は15年の和平合意を受け、キール氏とマシャール氏が権力を分け合う体制にいったんは戻っているが、これらの不安定要因は一向に解消されていない。

948とはずがたり:2016/07/11(月) 22:54:09
悪臭放つアフリカ連合(AU)も解体せよ
Disband the African Union
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/au.php
2016年7月11日(月)18時15分
ジョージ・アイッティー(米自由アフリカ財団理事長)

<形だけEUをまねたアフリカ連合(AU)は大失敗で、設立以来15年、何一つ達成していない。ならず者国家も破綻国家も加盟し放題、加盟国で戦争犯罪や不正選挙があっても内政「不干渉」、そして「1マイルの道路も作らなった」という非効率。イギリスの離脱でEUが再出発を求められている今、AUも作り直す必要がある> (写真右は、2010年、リビアのトリポリで第3回EU・アフリカ首脳会議を主催したカダフィ)

 イギリスのEU離脱は、EUとイギリスばかりでなく、アフリカにとっても新しい始まりだ。

 アフリカ大陸の国々は大半が1960〜1970年代に独立したばかりなので、これれまでひたすら西欧の政治制度をまねてきた。バチカンにサンピエトロ大聖堂があれば、コートジボワールの首都ヤムスクロにはそれより大きいバシリカ大聖堂が建つ。フランスに皇帝がいたと聞けば、ジャン・ベデル・ボカサのように2500万ドルをかけて即位式を行い中央アフリカ帝国皇帝になった者もいる。アメリカに宇宙センターがあるなら、ナイジェリアにも作る。人口の半分以上が1日1.25ドルで生活している国が、宇宙センターに8900万ドルを費やした。アフリカ大陸を覆う「輸入品」の残骸のなかでも、いちばんひどい悪臭を放っているのがEUをまねたAU(アフリカ連合)だ。

 少なくとも世界経済危機の頃から、そしてイギリスがEU離脱を決めた国民投票の後はとくに、EUはヨーロッパのために機能し得ないことがはっきりした。アフリカの指導者も、EUをまねただけの虚飾の塊がアフリカのためにならないことを認めるべきだ。

アフリカ大統領になろうとしたカダフィ
 AUは2001年に設立された。植民地時代以来の初の汎アフリカ機関だったOAU(アフリカ統一機構)の後を継いだ。AUを構想したのはリビアのムアマル・カダフィ将軍(当時)だ。自らを「王の中の王」と称していたぐらいだから、アフリカ合衆国の最初の大統領になろうという妄想を抱いていたとしてもおかしくはない。新組織の目標は、国際社会に対してアフリカが統一戦線を張ることと、大陸の開発をスピードアップすることだ。だがAUは組織設計のまずさから最初から躓いた。権力が集中しているのに求心力は弱く、組織として機能しなかったのだ。

 AUの意思決定権はAU委員会に集中している。AU委員会は、EU委員会に相当する行政組織で、政策を提案し、AU議会などの決定を執行する。AU委員会は予算も管理し、加盟国はその政策提案に対して何の影響力もない。54カ国と2000以上の民族が集まる大組織のなかでは、中央に権力が集まり過ぎていた。AU委員会の力はほとんど疑惑や陰謀を生み出すだけで、最後は加盟国の抵抗に合った。

 誰にでも加盟を許したのも勘違いだった。EUに加盟するためには厳しい政治的経済的条件を満たさなければならないが、AUには、どんな「ならず者国家」も破綻国家も入ることができた。実際、出資金の滞納で前身のOAUを追放されるべきだった18カ国も、カダフィが滞納分を立て替えて加盟させていた。AUはまた加盟国の内政には不干渉を貫いている。戦争犯罪や人権侵害を犯した政府を怖がらせないようにするためだ。その結果今では、モロッコを除くすべてのアフリカ諸国がAUのメンバーになっている。

 当然ながら、AUは設立来の15年間でほとんど何も達成していない。年1回の首脳会議では荒唐無稽なコミュニケを発表するだけで、あとは恥知らずの独裁者同士でシャンペンを酌み交わし、互いの長寿を讃え合うのが恒例だ。2011年にリビアが内戦状態に陥ると、AUは首脳会議議長を務めるギニアのテオドロ・オビアン・ンゲマ・ンバゾゴ大統領を派遣した。アフリカでも最長記録を誇る独裁者オビアン・ンゲマを、紛争収拾と「民主化への移行」を助けるために送ったのだ。

 AUはこれまでに1度も外交的に紛争を解決したことがないし、AUが平和維持軍を送った先では、スーダンのダルフールにしろソマリアにしろマリにしろ、一向に和平はこない。

949とはずがたり:2016/07/11(月) 22:54:30
>>948-949
 AUでは民主主義の定義も一致しない。AUの判定では、どんな選挙も「自由で公平」になる(最近、反政府の指導者を投獄したルワンダやウガンダ、コンゴなどを非民主的と非難することも、AUの高邁な「不干渉主義」に違反することになるのだから)。

 AUは経済政策でも無能だった。AUは自らの本部ビルを建てるお金もなかったので、エチオピアのアジスアベバに建設されたピカピカのビルの建設費2億ドルは中国に払ってもらった。

 もちろん、腐敗した独裁者なら支払えただろう。たとえばスーダンのオマル・ハッサン・アフメド・アル・バシル大統領の資産は推定90億ドル。アンゴラ大統領の長女、イザベル・ドス・サントスでさえ個人資産は32億ドル。

 だが、本当に恥辱なのは本部の中で行われていること、あるいは行われていないことだ。AUは市場統合と道路、線路、通信などのインフラ建設を進めることで工業化を促進する役割を担っていた。そして、どちらにも見事に失敗した。

アフリカ版マーシャル・プランも失敗
 AUの惨憺たる「実績」のなかで唯一明るい部分があるとすれば、2001年に発表した「アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)」だろう。IMF(国際通貨基金)や世界銀行などの指図を受けずにアフリカがアフリカのために作った経済政策だ。主としてインフラ開発のために、西側から640億ドルの資本を呼び込むことに成功した。

 だが「アフリカ独自」を打ち出しながらも、NEPADは実は、第2次大戦後にヨーロッパを復興したアメリカのマーシャル・プラン(欧州復興計画)を下敷きにしていた。言うまでもなく、戦後のヨーロッパとアフリカは似ても似つかない。アフリカでは壊れたものを修復するのではなく、制度やインフラを一から作らなければならない。ナイジェリアの政治家で元国連アフリカ経済委員会事務局長のアデバヨ・アデデジが2002年に言ったように、「マーシャル・プランはアフリカのような低開発市場ではうまくいかない。アフリカに必要なのは新しいビルで、ビルの復旧でも再建でもない」

道路1マイルも作らず
 2003年、当時AU議長だった南アフリカのターボ・ムベキ大統領は、NEPADは失敗の危険に直面していると認めた。大半のアフリカ諸国には、大規模の投資を効率的に活用する能力がなかったからだ。3年後、NEPADは死の床にあった。投資はほとんど実行されなかった。当時セネガルの大統領でNEPADの生みの親の一人であるアブドゥライ・ワッドは2006年の記者会見で言った。「NEPADはわずか1マイルの道路も作らなかった」

 アフリカは盲目的に西側をまねするのをやめ、自らの伝統や遺産をモデルにするべきだ。アフリカは優れた統治の歴史がある。緩やかな連合、長の下での合意に基づいた参加型民主主義、自由な市場......。すべてのアフリカ帝国は、マリ、ガーナ、ジンバブエ、かつてのゾンガイ帝国(今の西サハラ)などもそうだが、権限の移譲と権力分散による連合体になっていた。同様に市場も植民地時代以前のアフリカではどこにでもあったし、価格も管制ではなく取引によって決まった。

 中央集権化して誰も言うことをきかないAUのような組織の代わりに、上から選択肢を押しつけるのではなく各国が互いに利害を調整する緩やかな連合体が必要だ。こうした連合体は、厳しい加盟条件を課さなければならない。政治経済の決定や将来のビジョンを共有するには、共通の基盤が必要だ。最低でも、各メンバーは民主主義国でアフリカの遺産でもある自由市場、自由企業、自由貿易を旨としなければならない。

 イギリスのEU離脱はEUの終わりを早めたかもしれないが、アフリカはこれを新たな始まりと見るべきだ。AUは、外国製の制度がアフリカには合わないことを証明した。幸い、よりよいモデルはアフリカ自身の裏庭に見つけることができる。

From Foreign Policy Magazine

950チバQ:2016/07/12(火) 00:16:11
http://www.afpbb.com/articles/-/3093512
南スーダン首都で新たな戦闘、数千人避難 安保理が自制呼び掛け
2016年07月11日 10:25 発信地:ジュバ/南スーダン
【7月11日 AFP】(更新、図解追加)南スーダンの首都ジュバ(Juba)の市内数か所で10日、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領を支持する政府軍とリヤク・マシャール(Riek Machar)第1副大統領派の反政府勢力との間で激しい戦闘が再発し、数千人が避難した。

 南スーダンでは8日にも短時間ながら火器による激しい交戦があり、双方で推定計150人が死亡していた。10日の戦闘による死傷者の詳細は不明。

 南スーダンは前日の9日に建国5周年を迎えたばかりだった。2013年12月に始まった内戦の終結に向けた和平交渉は難航しており、戦闘再発は新たな打撃となった格好だ。

 国連(UN)によると迫撃砲や携行式ロケット弾、地上攻撃用の重火器が使用され、武装ヘリコプターや戦車も展開したとされる。

 こうした中、ケニアやスーダンと含む周辺国の指導者は戦闘の停止を呼び掛けた。11日にケニアのナイロビ(Nairobi)で特別首脳会議を開く予定だ。

 国連も戦闘の再発を非難し、潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は「衝撃を受け、がくぜんとした」と述べた。

 国連安全保障理事会(UN Security Council)は10日、情勢の緊迫化を受けて緊急会合を開き、キール大統領派とマシャール第1副大統領派の双方に「それぞれの勢力の自制に最大限取り組む」よう求める声明を全会一致で採択。また周辺諸国に対して、南スーダンに平和維持部隊を追加派遣し、ジュバで再発した戦闘の終結を促すよう要請した。(c)AFP

951チバQ:2016/07/12(火) 21:38:09
http://mainichi.jp/articles/20160712/k00/00e/030/129000c
南スーダン
大統領と反政府勢力が即時停戦に合意

毎日新聞2016年7月12日 10時21分(最終更新 7月12日 10時21分)
 【ヨハネスブルク小泉大士】内戦再燃の危機に直面している南スーダンのキール大統領と反政府勢力トップだったマシャール第1副大統領が11日、即時停戦に合意した。ただ末端の兵士の統率が取れておらず、実効性は不明だ。

 政府軍と元反政府勢力の戦闘は7日以降、首都ジュバで断続的に続き、銃弾や砲弾が飛び交う大規模な市街戦に発展していた。

 現地からの情報によると、政府スポークスマンのマクエイ情報相は11日夕、国営放送でキール氏が政府軍兵士に停戦を命じたと発表。マシャール氏の報道官も同日夜、「副大統領が配下の司令官に戦闘停止を指示した」と明らかにした。

 市内では一部兵士による略奪行為なども報告されており、政府軍参謀長は兵士に兵舎へ戻るよう命令。「従わない場合は逮捕する」(軍報道官)としている。

 キール氏とマシャール氏は8日にも共同で声明を発表し、兵士らに自制を呼びかけた。だが、その後も激しい衝突が繰り返されただけに、停戦合意が事態の収拾につながるかを疑問視する声もある。

 これまでの戦闘で少なくとも270人が死亡。急速な治安の悪化を受けて、新たに数千人の市民が国連施設や教会などに避難した。 日本政府は自衛隊のC130輸送機を派遣し、在留邦人を退避させる準備を進めている。現地に滞在する国際協力機構(JICA)関連の外国人の避難にも協力するという。

952チバQ:2016/07/12(火) 21:41:55
http://mainichi.jp/articles/20160713/k00/00m/030/069000c
南スーダン
即時停戦合意 大統領と副大統領、混乱収拾へ

毎日新聞2016年7月12日 20時53分(最終更新 7月12日 20時53分)

【ヨハネスブルク小泉大士】南スーダンの首都ジュバでキール大統領派とマシャール第1副大統領派が衝突し12日までに少なくとも270人が死亡した戦闘に関し、キール大統領のアテニー報道官は同日、毎日新聞の電話取材に「大統領と副大統領は協力関係を維持することを決めた。(昨年8月の)和平協定は崩壊していない」と語った。両氏は11日に混乱収拾のため電話協議し停戦で合意したという。

 一方、国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は11日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、国連安全保障理事会に南スーダンへの武器禁輸と戦闘当事者への制裁を科すよう促すと明らかにした。また、現地に派遣されている国連平和維持活動(PKO)部隊へのヘリコプターなどの配備も認めるよう求めた。

 地元記者によると、ジュバでは12日午前の段階で銃声はやみ、前日まで展開していた戦車や攻撃ヘリは見られなくなったが、道路は閑散としているという。国連施設などに避難した市民の一部は帰宅を始め、政府も日常生活に戻るよう市民に呼びかけている。停戦発表後の11日夜も一部で銃声が聞こえたが、衝突はなかったもようだ。

 軍への統率が利かなくなっているとの見方をアテニー報道官は否定し「政府軍兵士は大統領の命令に従い兵舎に戻った」と述べた。

 潘事務総長はキール氏とマシャール氏に「治安を維持する倫理的、政治的な責任がある」と訴えた。また、PKOの中国人隊員2人らの死亡に関し南スーダン政府を非難した。国連安保理は12日にも再度、対応を協議する予定だ。国連によると、7日以降の戦闘で約3万6000人が避難した。

 マクエイ情報相は12日、国営放送を通じ、閉鎖していたジュバの空港を再開すると発表した。在南スーダン日本大使館によると、在留邦人の退避については市内の治安状況などを考慮しながら検討するという。

953とはずがたり:2016/07/13(水) 15:41:55
俺基本的にどこの地域でも独立支援派だけど,現実はこんなもんだなぁ。。

<南スーダン>即時停戦合意 大統領と副大統領、混乱収拾へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160712-00000089-mai-m_est
毎日新聞 7月12日(火)20時54分配信

 【ヨハネスブルク小泉大士】南スーダンの首都ジュバでキール大統領派とマシャール第1副大統領派が衝突し12日までに少なくとも270人が死亡した戦闘に関し、キール大統領のアテニー報道官は同日、毎日新聞の電話取材に「大統領と副大統領は協力関係を維持することを決めた。(昨年8月の)和平協定は崩壊していない」と語った。両氏は11日に混乱収拾のため電話協議し停戦で合意したという。

 一方、国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は11日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、国連安全保障理事会に南スーダンへの武器禁輸と戦闘当事者への制裁を科すよう促すと明らかにした。また、現地に派遣されている国連平和維持活動(PKO)部隊へのヘリコプターなどの配備も認めるよう求めた。

 地元記者によると、ジュバでは12日午前の段階で銃声はやみ、前日まで展開していた戦車や攻撃ヘリは見られなくなったが、道路は閑散としているという。国連施設などに避難した市民の一部は帰宅を始め、政府も日常生活に戻るよう市民に呼びかけている。停戦発表後の11日夜も一部で銃声が聞こえたが、衝突はなかったもようだ。

 軍への統率が利かなくなっているとの見方をアテニー報道官は否定し「政府軍兵士は大統領の命令に従い兵舎に戻った」と述べた。

 潘事務総長はキール氏とマシャール氏に「治安を維持する倫理的、政治的な責任がある」と訴えた。また、PKOの中国人隊員2人らの死亡に関し南スーダン政府を非難した。国連安保理は12日にも再度、対応を協議する予定だ。国連によると、7日以降の戦闘で約3万6000人が避難した。

 マクエイ情報相は12日、国営放送を通じ、閉鎖していたジュバの空港を再開すると発表した。在南スーダン日本大使館によると、在留邦人の退避については市内の治安状況などを考慮しながら検討するという。

954とはずがたり:2016/07/14(木) 12:53:25
仲裁判決尊重求める=ASEMで中国に-比
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016071400282&g=int

 【マニラ時事】フィリピン外務省は14日、声明を発表し、15日からモンゴルで開催されるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議で、南シナ海問題の仲裁裁判所判決を取り上げ、「判決を当事者が尊重する必要性」について訴える方針を明らかにした。首脳会議の場で中国に対し、判決の尊重を求めるとみられる。
 比側の「全面勝訴」となった仲裁裁判所の判決が出た後、比政府が中国に尊重を求める姿勢を示したのは初めて。中国政府はASEMに関し「南シナ海問題と直接の関係はなく、議論する場ではない」と主張しているが、比外務省は声明で「南シナ海に関する平和的でルールに基づいた比側の方針についても討議する」とした。(2016/07/14-12:04)

955とはずがたり:2016/07/17(日) 19:32:56
女性の王位継承者めぐり騒動、インドネシア・ジョグジャカルタ
http://www.afpbb.com/articles/-/3094126
2016年07月15日 17:00 発信地:ジョグジャカルタ/インドネシア

【7月15日 AFP】インドネシア・ジョグジャカルタ(Yogyakarta)のスルタン(イスラム王侯)が見守る中、凝った衣装に身を包み、優雅なジャワの音楽に合わせて踊る臣下たち──実質的な政治的権力を持つインドネシア最後のスルタン、ハメンクブウォノ10世(Hamengku Buwono X)の70歳の誕生日を祝う式典の様子だ。

 これは、インドネシアの小さな王国で数世紀にわたって行われてきた至って普通の光景だが、5月に行われた式典は、これまでのそれとは明らかに様子が違っていた。多くの親族が、出席を拒否したためだ。

 ハメンクブウォノ10世がジョグジャカルタ初の女性君主として、長女を後継者に指名したことに反発した親族らが、式典への出席を拒んだのだ。

 インドネシアのそれぞれの州では、民主的に選ばれた首長が存在し、スルタンはほぼ名誉職的な地位となっている。ジョグジャカルタ特別州のみスルタンが知事を兼務している。

 ここでは現在、男子の嫡子がいないハメンクブウォノ10世が長女を後継者に指名したことで、これまで女性君主が存在しなかったジョグジャカルタの数百年にわたるイスラム教の伝統、そして保守的なスルタン制が覆されかねないとして王族の間に異論が噴出している。

■「おんどり」か「めんどり」か

 ハメンクブウォノ10世のいとこであるカンジェン・ラデン・トゥムングン・ジャティニングラット(Kanjeng Raden Tumenggung Jatiningrat)氏はAFPに対し、「女性のスルタンはあり得ない。王宮にはおんどりのシンボルがあるが、女性スルタンが誕生すれば、それをめんどりに変えるのか?」と語った。ここでは、おんどりは勇気を象徴するシンボルだ。

 同氏はまた、モスクでの儀式やその他の式典は伝統的に男性が取り仕切ることとなっているため、女性スルタンでは無理だとコメントした。

■「ここはイスラム王国だ」

 ハメンクブウォノ10世は、変更の正当性を主張しており、何をもってしても体制の変更を止めることはできないとしながら、インドネシアの近代化に順応する必要性を説いている。

 地元メディアに対しては、「ジョグジャカルタの王宮には、変更できない世襲制度という伝統はない。そしてすべてのスルタンは制度を変えることができる」と語った。

 しかし、親族や地元のイスラム系組織などからは、ハメンクブウォノ10世の考えに反対する声も上がっている。

 地元の強硬派イスラム組織「イスラミック・ジハード・フロント(Islamic Jihad Front)」のメンバーは、「ハメンクブウォノ10世は伝統を守るべきだ。なぜなら、ここはイスラム王国だからだ」と語気を強めた。

 ただ、インドネシア全体では、これが初の女性君主ではない。現在はイスラム教徒が多数派だが、ヒンズー教徒や仏教徒の王国も数世紀にわたって存在しており、約300の少数民族もいる。

 13世紀後半から数世紀にわたり、現在のインドネシアの大部分と重なる領域に栄えたマジャパヒト(Majapahit)王国では、複数の女性の君主が存在した。また、スマトラ(Sumatra)島西部アチェ(Aceh)にあったイスラム王国にも女性スルタンがいた。

 ただ、この後継者をめぐる騒動は当面おさまる気配はなく、ハメンクブウォノ10世の戴冠記念日と誕生日を祝う5月の式典にも暗い影を落とした。

 式典を欠席したハメンクブウォノ10世の義理の兄弟は、「いまや王族の9割はスルタンを尊敬していない」と感情をあらわにした。(c)AFP/ Olivia Rondonuwu

956チバQ:2016/07/19(火) 20:11:54
http://news.biglobe.ne.jp/international/0718/jj_160718_5980235594.html

ラッド豪元首相、出馬へ意欲=国連事務総長選


時事通信7月18日(月)17時42分
[.]

 【シドニー時事】オーストラリアのラッド元首相が、国連事務総長選に出馬する意向を豪政府に通知した。ビショップ外相が18日テレビ番組で、立候補に必要な政府指名を求められたと明らかにした。
 ラッド氏は2007〜10年と13年に労働党政権で首相を務めた。与党保守連合(自由党、国民党)政権内には、ラッド氏指名に否定的な声がある。ターンブル首相は記者会見で「内閣で検討する」と述べるにとどめた。 

[時事通信社]

958とはずがたり:2016/07/19(火) 21:05:08
“なければ創る”!新インバウンド需要創出へ 経産省とカード各社が訪日客の消費行動分析に乗り出す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160719-00010000-nkogyo-ind
日刊工業新聞電子版 7月19日(火)11時58分配信

 クレジットカード関連大手各社は、ビッグデータの利活用で連携する。経済産業省主導で「VISA」など国際ブランドが規定する加盟店情報の入力フォーマットを統一し、データを内閣官房などが提供する「地域経済分析システム(RESAS)」に反映させる。訪日外国人旅行者(インバウンド)の消費動向を的確につかめ、カード会社などがマーケティングに活用できる。官民一体でインバウンド需要を取り込み、地方創生の礎となる観光産業振興を後押しする。

 経産省にワーキンググループ(WG)を設置。ビザ・ワールドワイド・ジャパン、マスターカード、三井住友カード、三菱UFJニコス、ユーシーカード、楽天カードが参加し、19日に第1回会合を開く。年内にデータ標準化指針を策定する。統一する入力情報は加盟店の名前や都市名、郵便番号、業種コードなど。商品データなどは除く見込み。ローマ字など入力形式も決める。

 国際ブランド各社は加盟店開拓会社(アクワイアラ)に対し、送信する売り上げデータのフォーマットを規定している。すでにこのデータを、産業構造や人口動態などに関するビッグデータを集約して可視化するRESASに提供して、消費行動を分析している。ただフォーマットがふぞろいで業種や住所、売り場情報などが判別しにくかった。

 WGでの議論を通じて、各社が協調できる領域までフォーマットを統一し、データベース(DB)を整備する。実現すればカード会社の新ビジネスの創出を促進する可能性も高い。

 訪日外国人旅行者数は2015年に約2000万人だった。10年間で3倍に膨らんでいる。政府は20年に訪日外国人旅行者数4000万人を目指し、インバウンド需要喚起に向けたキャッシュレス化推進を成長戦略に盛り込んだ。クレジットカードを安全に利用できる環境整備やビッグデータ利活用を進める方針を示している。

959チバQ:2016/07/19(火) 21:29:41
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160718X258.html
防衛産業相を新設=ターンブル首相、新内閣発表―豪
07月18日 17:45時事通信

 【シドニー時事】オーストラリアのターンブル首相は18日記者会見し、近く発足する新内閣で防衛産業相を新設し、パイン産業相が横滑りで就任すると発表した。仏企業が選ばれ、日本勢は受注を逃した次期潜水艦開発計画を担当する。

 ビショップ外相、モリソン財務相、ペイン国防相ら主要閣僚は留任で、改造は小幅にとどまった。与党内の右派からは、昨年9月の党首選でターンブル氏に追い落とされたアボット前首相の閣僚登用を求める声があったが、退けられた。

 2日に投票された総選挙は多くの選挙区で与野党の接戦となり、18日時点も集計が続く。公共放送ABCによると、政権党を決める下院(定数150)での与党保守連合(自由党、国民党)獲得議席は76で、辛うじて過半数に到達した。

960とはずがたり:2016/07/19(火) 21:39:39
2016年 06月 17日 09:44 JST
ベネズエラが非常事態:食品略奪で死者続出、中国に債務返済延期を要請か/注目トピックス 経済総合
http://jp.reuters.com/article/idJP00093300_20160617_00220160617?rpc=223

深刻な経済危機に見舞われているベネズエラでは、食品略奪などで4人の命が奪われたと報じられている。原油輸出に依存している同国の経済が原油相場の急落で危機状態に陥っており、インフレ加速と食料品・生活物資不足でスーパーマーケットの前で長時間の行列を並んでも食品を手に入らないことが背景にある。

また、電力不足で政府部門では週に数回家での待機制が導入されており、政府の機能も麻痺していると批判されている。

こうした中、ベネズエラは援助をし続けている中国に対し、追加の支援を要請していると報じられている。海外メディアによると、ベネズエラは中国と交わした原油・資金交換プログラムについて、資金の償還期限の延長を中国に要請しているという。これにより、国営ベネズエラ石油(PDVSA)のキャッシュフローが30億米ドル増加し、この金額はベネズエラ国内の原油生産の縮小がもたらす損失に相当すると試算されている。

なお、中国は2007年から同プログラムを通じてベネズエラに対し、約500億米ドルの資金を支援している。原油価格の下落に伴い、ベネズエラがより多くの原油を支払うことになっている。

《ZN》

961とはずがたり:2016/07/20(水) 20:40:51

ブラジルの過激派がISISに忠誠誓う、南米で初めて
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/isis-71.php
BRAZIL EXTREMISTS 'DECLARE LOYALTY TO ISIS' WEEKS BEFORE OLYMPICS
2016年7月20日(水)16時00分
ルーシー・クラーク・ビリングズ

<リオ五輪を3週間後に控え、ブラジルの過激派組織がISISの傘下に。テロ対策は間に合うか> (写真は、リオデジャネイロのオリンピック施設をパトロールするブラジル陸軍兵士) 

 ブラジルの過激派組織がISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)への忠誠を宣言したと、地元メディアが伝えた。リオ・デジャネイロ五輪の開幕まで、3週間を切っている。

 南米の組織がISIS支持を表明するのは初めて。ロシアで開発された暗号化通信アプリ「テレグラム」上で「アンサール・ヒラーファ・ブラジル(Ansar al-Khilafah #Brazil)」という広報チャンネルを立ち上げ、ISISの指導者アブ・バクル・アル・ バグダディへの忠誠を表明した。

【参考記事】ロシア製メッセンジャーアプリ「テレグラム」、ISISの宣伝手段に

 イスラムテロ組織を監視する米団体「SITEインテリジェンスグループ(SITE Intelligence Group)によると、次のようなメッセージも書きこまれていた。「フランス警察でさえテロを阻止できないなら、ブラジルの警察にどんな訓練を施したところで役に立つはずがない」

 ブラジルと国際社会の間で、テロ対策の連携が進んでいるのを踏まえたものだ。

ニーステロ受け警戒強化
「オリンピックを間近に控え、忠誠を誓う投稿があった」と、SITEを統括するリタ・カズはツイートした。「ISISの西欧系の外国語サイトは、ブラジルのポルトガル語サイトも含めて、質も通信速度も劇的に向上している」

【参考記事】暗雲漂うリオ五輪を襲った7つの嫌なニュース

 フランス南部ニースで14日に起きたトラック突入テロを受けて、ブラジルの主要空港では安全対策が強化された。ニースでは、革命記念日を祝う人混みに大型トラックが突っ込み、84人が死亡した。

962チバQ:2016/07/23(土) 13:19:54
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072300043&g=int

大統領選、決選投票入りへ=暫定結果を修正-サントメ・プリンシペ
 【サントメAFP=時事】西アフリカ・ギニア湾の島国サントメ・プリンシペ選管当局は22日、同国で17日に行われた大統領選で「有効投票の過半数を獲得する候補はいなかった」と発表した。決選投票が行われる見通しという。
 投票日の夜に発表された暫定結果では、独立民主行動党のエバリスト・カルバリョ候補が得票率50.1%で、同24.8%だった現職のダコスタ大統領らを抑え首位だった。これが確定すれば決選投票なしで勝利が決まっていたが、選管は在外有権者の票などを算定し、結果を修正したと説明した。
 ダコスタ氏は暫定結果に異議を表明していた。選挙の最終結果は、選管でなく憲法裁判所が確定する。(2016/07/23-05:16)

963チバQ:2016/07/23(土) 13:29:31
http://www.sankei.com/world/news/160722/wor1607220019-n1.html
2016.7.22 09:30更新


国連事務総長選の初回非公式投票 ポルトガル元首相のグテレス氏がトップ
【ニューヨーク=上塚真由】今年末に任期満了を迎える国連の潘基文(パンギムン)事務総長の後任候補選出で、事実上の選出権限を持つ安全保障理事会(15カ国)は21日、12人の候補者への1回目の非公式投票を行った。安保理関係者によると、ポルトガル元首相で、前国連難民高等弁務官のグテレス氏が最多の支持票を獲得した。

 投票では15カ国が「支持」「不支持」「意見表明なし」のいずれかを表明。グテレス氏が12カ国の支持でトップに立ち、2位は11カ国支持のスロベニアのトゥルク前大統領となった。

 国連には初の女性事務総長待望論があったが、1、2位は男性だった。女性候補では、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長(ブルガリア)が9カ国、ニュージーランド出身のクラーク国連開発計画(UNDP)総裁が8カ国の支持をそれぞれ集めた。

 候補が絞り込まれた段階で行われる投票で、拒否権を持つ常任理事国が1カ国でも反対すれば自動的に落選となる。

964チバQ:2016/07/23(土) 13:37:28
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072300049&g=int

ウガンダへ避難2万6千人超に=南スーダン

 【ベルリン時事】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報道官は22日、南スーダンでキール大統領派とマシャール副大統領派の衝突が始まった今月7日以降、隣国ウガンダに逃れた住民の数が2万6000人を超えたと明らかにした。
 11日に両派の停戦が発効したが、難民らは戦闘が今も続き、武装集団による略奪や市民の殺害も行われていると訴えているという。21日には一日で最も多い8000人以上がウガンダに入った。(2016/07/23-05:47)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板