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国際政治・世界事情(その2)

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:37:17

国際政治・世界事情(その1)…前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50

地域別スレ>>2

253チバQ:2015/02/03(火) 20:11:55
http://www.cnn.co.jp/world/35059867.html
大統領の集会直後に自爆テロ、2人死亡 ナイジェリア
2015.02.03 Tue posted at 12:24 JST
(CNN) ナイジェリア北東部ゴンベにあるスタジアムの前で2日、自爆テロとみられる爆発が起き、2人の死者が出た。現場ではこの直前、ジョナサン大統領が選挙に向けた集会を開いていた。
警察は、自爆犯の女と別の女性1人が死亡したと発表した。一方で救急隊や病院の情報筋は、2人とも自爆したと述べた。
負傷者についても、地元警察責任者が軽傷6人と発表したのに対し、同情報筋は18人と報告するなど情報が交錯している。
警察責任者によれば、自爆犯は警備態勢に阻まれて集会に近付けなかったとみられる。大統領は1時間前に会場を出発し、すでに市外へ出ていたという。
現時点で犯行声明は出ていない。
ナイジェリアでは今月14日に選挙が実施される予定。ゴンベを含む同国北東部では最近、イスラム過激派「ボコ・ハラム」による攻撃が続発している。

254チバQ:2015/02/04(水) 20:11:20
http://www.sankei.com/world/news/150203/wor1502030062-n1.html
2015.2.3 22:30

フィジー、国旗から「ユニオンジャック」外す 10月お披露目、コンテスト実施





 南太平洋の島国フィジーからの報道によると、バイニマラマ首相は3日、現在の国旗のデザインから英連邦加盟を示す英国旗ユニオンジャックを外し、太平洋地域の国家であることを示すものに変更すると述べた。新しい国旗のデザインコンテストを実施し、新国旗を10月の独立記念日に掲げたいとしている。

 首相は、現在の国旗は1970年に英国の植民地から独立して以降、一定の役割を果たしたが、時代遅れになったと説明した。

 英連邦では、ニュージーランド政府が昨年10月、国旗のデザインを変更するかどうかを決める国民投票を実施すると決めたと発表した。(共同)

255チバQ:2015/02/06(金) 19:12:22
http://www.asahi.com/articles/ASH264JDCH26UHBI013.html
豪首相が退陣の危機 与党内から動議「党首交代を」
シドニー=郷富佐子2015年2月6日18時54分

 オーストラリアのアボット首相は6日、シドニーで会見し、自ら率いる与党自由党の国会議員から、党首と副党首の辞職を求める動議が出されたと明らかにした。10日に党議員総会を開き、動議が通れば党首選が行われる。アボット氏が敗れれば、3年間の任期途中での退陣となる。

 2013年9月の総選挙に勝利し、6年ぶりに労働党から政権を奪還したアボット氏は、教育や医療などの分野での政策が不人気で、支持率が低迷。最近も英国フィリップ殿下への豪州勲章の爵位授与をほぼ独断で決めたところ、党内からも批判が相次ぎ、複数の国会議員から「党首交代」を求める声が出た。

 動議が通って党首選が行われた場合、勝者が首相になる。野党時代の09年党首選でアボット氏に敗れたターンブル通信相の党首返り咲きや、副党首のビショップ外相らの名前が後任候補として挙がっている。(シドニー=郷富佐子)

256チバQ:2015/02/06(金) 19:25:36
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150206/k10015257131000.html
チュニジアで新内閣 「アラブの春」唯一の成功例
2月6日 6時29分

4年前、「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の発端となった北アフリカのチュニジアで、新しい内閣が発足し、政権移行のプロセスが完了しました。
「アラブの春」を経験したほかの国々で混乱が続くなか、その成功例として安定に向かうのかどうか、注目されます。

チュニジアでは、失業中の若者が警察に抗議して焼身自殺したことをきっかけに「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が起き、2011年1月、23年間、独裁体制を続けたベンアリ政権が崩壊しました。
その後、民主化プロセスが進められ、去年12月の大統領選挙で、世俗派政党の党首のカイドセブシ氏が当選しました。
組閣作業を進めた結果、5日、独裁政権崩壊後の暫定政権で内相を務めたシド氏を首相とする内閣が議会で承認されました。
新内閣には、世俗派政党との対立が懸念されていたイスラム系政党などからも入閣して挙国一致の連立政権が誕生し、これで4年にわたった政権移行のプロセスが完了しました。
「アラブの春」を経験したシリアやリビアなど中東のほかの国々で内戦や混乱が続いていますが、チュニジアは民主化プロセスが進み、「『アラブの春』の唯一の成功例」とも言われてきました。
しかし、最近ではイスラム過激派の活動が活発化し、イスラム過激派組織「イスラム国」にチュニジアから多くの若者が加わっているとも指摘され、新政権が治安の回復や経済の再生に成果を挙げ、国が安定に向かうのかどうか、注目されます。

257チバQ:2015/02/06(金) 19:40:18
http://mainichi.jp/select/news/20150206k0000e030190000c.html
チュニジア:新内閣に世俗派とイスラム勢力が参加
毎日新聞 2015年02月06日 10時29分

 【カイロ秋山信一】チュニジア議会(定数217)は5日、首相候補のハビブ・シド氏が提案した閣僚人事案を賛成多数で承認した。新内閣には世俗政党ニダチュニス(チュニジアの呼びかけ)とイスラム政党アンナハダ(再生)の2大政党が参加。2011年の民主化要求運動「アラブの春」による革命以来、世俗派とイスラム勢力の対立が政治や経済の混乱を招いてきたが、国難に対応するために妥協が成立した格好で、新政権には中東民主化の模範の役割も期待されている。

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 地元メディアによると、28の閣僚ポストのうち、ニダチュニスに外相や財務相など四つ、アンナハダに雇用・職業訓練相のポストが配分された。シド首相や国防相、内相、法相は無党派の実務者で、全体的に政治色が薄い構成となった。

 新政権の最重要課題は、経済活性化と治安の立て直しだ。2大政党の連立政権が誕生したことで政局が安定し、改革への取り組みが円滑に進むことが期待される。一方、融資元の国際通貨基金(IMF)からは増税や補助金削減など緊縮策が求められている。緊縮策は革命後の混乱に疲弊した国民の反発を招く恐れがあり、難しいかじ取りを迫られる。

 革命後に制定された新憲法では、外交・国防は大統領、内政は内閣と権限が分散されている。昨年10月の議会選、11〜12月の大統領選では、いずれもニダチュニスが勝利。カイドセブシ大統領から組閣を要請されたシド氏は当初、アンナハダを排除した閣僚人事案を議会に提出したが、ニダチュニスへの権限集中を懸念する声が他の世俗政党からも高まったため、人事案を練り直していた。

 チュニジア政治に詳しいシンクタンク・アルジェリア戦略研究所のアブドルラフマン・ハナノ所長は「民主政治には野党の存在が重要だが、混乱期には与野党が一致結束することも重要だ。チュニジアの2大政党による妥協は、混乱が続く他のアラブ諸国の模範となる」と指摘した。

258チバQ:2015/02/06(金) 23:29:29
>>255
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015020600879
首相退陣論が表面化=与党内から反旗−豪



6日、シドニーで、与党内の造反の動きを受け、険しい表情で記者会見するオーストラリアのアボット首相(AFP=時事)
 【シドニー時事】オーストラリアの与党・自由党のシンプキンズ下院議員らは6日、党議員総会が10日に開かれる際、アボット首相(自由党党首)に退陣を迫る動議を提出する方針を表明した。アボット首相には指導力が欠如していると主張し「もはや誰も首相の言うことを聞かない」と批判した。
 アボット政権は2013年9月に発足したが、国民に負担を求める緊縮型予算などが嫌われ、最近の世論調査では支持率は34%まで下がっている。1月下旬に実施されたクイーンズランド州議会選挙で、与党は予想外の敗北を喫した。党内に一気に危機感が広まり、反首相派から「アボット降ろし」の動きが表面化した。
 アボット首相は6日、記者会見し「動議否決を働き掛けるまでだ」と述べ、反対勢力の押さえ込みに向け強気の姿勢を強調した。反首相派から後任の首相候補に名乗りを上げた議員はまだいないが、水面下ではターンブル通信相らを推す動きがある。(2015/02/06-18:55)

259チバQ:2015/02/08(日) 12:52:21
http://www.sankei.com/world/news/150208/wor1502080009-n1.html
2015.2.8 11:50

ナイジェリア大統領選、来月に延期 ボコ・ハラム掃討で「安全性確保できない」






7日、ナイジェリアの首都アブジャで、大統領選の延期に抗議する人たち(AP)
 ナイジェリアの選挙管理委員会は7日、14日に投票予定だった大統領選挙を3月28日に延期すると発表した。フランス公共ラジオなどが伝えた。治安当局がイスラム過激派ボコ・ハラムの掃討作戦を優先し、警備に人員を充てられないため選挙の安全性が確保できないことが理由という。

 大統領選は、再選を目指す与党「国民民主党」のジョナサン大統領(57)と野党「全進歩会議」のブハリ元最高軍事評議会議長(72)による事実上の一騎打ちで接戦の見込み。政権交代の好機ととらえ、今月14日の実施を求めていたブハリ陣営が反発し、混乱が広がる恐れがある。(共同)

260チバQ:2015/02/08(日) 13:23:07
http://mainichi.jp/select/news/20150207k0000e030190000c.html
ボコ・ハラム:ニジェールに侵攻…町を攻撃後に撤退
毎日新聞 2015年02月07日 12時31分(最終更新 02月07日 13時25分)
 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアの北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムが6日、国境を越えて隣国ニジェールに侵入し、町を攻撃した。ニジェール軍などが応戦し、ボコ・ハラムは撤退した模様。ボコ・ハラムは最近、カメルーンへの越境攻撃を強めてきたが、ニジェールへの侵攻は初めてで、今後さらなる攻撃が懸念される。

 AP通信などによると、ボコ・ハラムは6日、ニジェール側の国境の町ボッソに侵攻。ニジェール軍とニジェール支援のため駐留するチャド軍が応戦した。

 ナイジェリア北東部の支配地域でイスラム国家樹立を宣言するボコ・ハラムは昨年12月以降、カメルーン北部で攻撃を強めてきた。このためカメルーン軍支援のために1月からカメルーン領内に駐留していたチャド軍が今月3日、ナイジェリア領内に進攻し、ボコ・ハラムが制圧していた町ガンボルを奪回した。

 しかし、ボコ・ハラムはその後、カメルーン側の町フォトコルを急襲。AP通信は4、5両日で100人近い死者が出たと報じている。

 勢いを増すボコ・ハラムについて周辺国の危機感が高まっており、アフリカ連合(AU)がチャド、ニジェールを含めた5カ国による、ボコ・ハラム対策の多国籍部隊の発足を決めたばかり。ボコ・ハラムのニジェールへの攻撃は周辺国の機先を制する狙いも考えられる。

261チバQ:2015/02/08(日) 13:24:24
http://mainichi.jp/select/news/20150208k0000m030022000c.html
豪州:高まる首相辞任求める声 政策迷走で支持率低迷
毎日新聞 2015年02月07日 18時11分(最終更新 02月07日 21時25分)
【ジャカルタ平野光芳】オーストラリアのアボット首相の辞任を求める声が、与党自由党内で高まっている。2013年9月の総選挙で労働党から政権を奪還したが、政策の迷走もあって支持率は30%台に低迷。10日の党国会議員総会で党首の座を追われ、首相が交代する事態の生じる可能性もあり、政権は発足以来の危機を迎えている。

 「首相を支持していない。政策に一貫性がなく、理路整然としていない」。今月3日、党所属の下院議員の一人が、豪ABCテレビで公然と批判すると、同調する議員が続出した。直前のクイーンズランド州議会選挙で自由党系が惨敗し、党内の不満が爆発した形だ。

 反アボット派がどの程度支持を集められるかは不透明だが、地元メディアでは「所属国会議員の少なくとも3割が解任に賛成する」との観測も出ている。

 アボット氏は野党党首として6年ぶりの政権交代を実現。ところが就任後は総選挙で掲げていた「教育、年金、医療をカットしない」との公約を、財政難などを理由に次々と変更した。

 国民の激しい反発を招き、通院医療費の実質値上げや、大学授業料の値上げ規制緩和などは頓挫。さらに先月26日には、英エリザベス女王の夫フィリップ殿下に「ナイト称号を贈る」と決定し、「時代錯誤」(オーストラリアン紙)などと批判が殺到した。

 こうした動きに対し、アボット首相は一歩も引かない構え。アボット首相が信任されて続投する場合でも、1年半後の総選挙をにらみ「党の顔」を巡る駆け引きが続きそうだ。

 一方、アボット首相は安倍晋三首相と会談を重ね、個人的な関係を築いてきたとされる。両首脳の下では、豪州が進める次世代の潜水艦導入計画に対し、日本が建造や技術面で協力する協議が進行中。アボット氏が辞職に追い込まれれば、影響が出るとの見方がある。

263チバQ:2015/02/09(月) 19:59:22
まちがえた
330 :チバQ :2015/02/09(月) 19:57:30
http://mainichi.jp/select/news/20150210k0000m030059000c.html
ナイジェリア:大統領選を3月に延期 ボコ・ハラム掃討へ
毎日新聞 2015年02月09日 19時40分

 【ヨハネスブルク服部正法】イスラム過激派ボコ・ハラムの勢力拡大による治安悪化を理由に、西アフリカ・ナイジェリアの選挙管理委員会は7日、今月14日に実施予定の大統領選と議会選を3月28日に延期すると発表した。これについて、形勢を危ぶむ与党側からの圧力に選管が屈したとの見方が野党側から出ており、今後与野党支持者の対立がさらに強まる可能性がある。

 「民主主義の大きな後退だ」。最大野党「全進歩会議(APC)」の最高幹部は選管の延期決定を声明でそう批判した。ケリー米国務長官は延期決定について声明で「深い失望」を表明した。

 選管のジェガ委員長は7日の会見で延期決定の背景として、ボコ・ハラム掃討に「少なくとも6週間」必要とする当局の見方を明らかにした。ボコ・ハラムは2009年以降、テロ攻撃を繰り返しており、ロイター通信によると、APCの大統領候補で、現職ジョナサン大統領との一騎打ちの公算が大きいブハリ元最高軍事評議会議長は「6年間(鎮圧)できなかったことを、彼ら(治安当局)は6週間ではできない」と皮肉った。

 ボコ・ハラムは昨年4月、北東部チボクの女子校から約270人の女子を拉致。国際社会に衝撃を与え、ナイジェリア政府による救出やボコ・ハラム鎮圧への期待が高まったが、事態は好転していない。ボコ・ハラムは同8月には支配地域でのイスラム国家樹立も宣言して制圧地を拡大し、国家の分断化を進めている。さらには隣国カメルーンなどへの攻撃も強めている。

 「ジョナサン氏対ブハリ氏」の大統領選の構図は前回(11年)と同様だが、ボコ・ハラムへの対応への批判や政府内の汚職への不満が強まっており、最近では両氏の支持率が拮抗(きっこう)している。ジョナサン氏は南部出身のキリスト教徒で、ブハリ氏は北部のイスラム教徒。支持者の対立が地域・宗教間対立に発展する懸念も指摘される。前回選の直後には北部を中心にブハリ氏支持者らが暴徒化するなどして、約800人の死者が出た。

264チバQ:2015/02/09(月) 20:00:28
http://mainichi.jp/select/news/20150209k0000e030053000c.html
オーストラリア:アボット首相が続投
毎日新聞 2015年02月09日 10時07分(最終更新 02月09日 10時29分)

 【ジャカルタ平野光芳】オーストラリアの与党自由党は9日、国会議員総会を開き、党首のアボット首相の解任案を反対多数で否決した。アボット首相の続投が決まった。

 アボット氏は2013年9月の総選挙に勝利して首相に就いたが、政策が迷走して支持率が低下。与党からも党首・首相の交代を求める声が上がり、議員総会で解任案を議論した。解任反対が61票、賛成が39票だった。

 アボット政権は発足以来最大の危機を乗り切ったが、4割の議員が解任に賛成したことで今後の求心力低下は避けられない情勢。1年半後の総選挙に向け、与党内で首相交代論がくすぶりそうだ。

265チバQ:2015/02/09(月) 20:02:12
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150209-OYT1T50076.html
豪首相、不信任動議否決も「退陣は時間の問題」
2015年02月09日 19時11分
 【ジャカルタ=池田慶太】オーストラリア与党の自由党は9日、議員総会を開き、国会議員による投票の結果、アボット首相(自由党党首)ら執行部の不信任動議を61対39で否決した。


 可決されていれば、アボット首相は3年の任期半ばで退陣を迫られるところだった。アボット氏は投票後、「国を成功に導くため最善を尽くす」と続投を宣言した。

 財政再建を目指した緊縮予算が国民の不評を買い、与党支持率が30%台と低迷したことから、与党内の一部で首相への不満が噴出。政権の「中間評価」とされたクイーンズランド州議会選(1月31日投票)で大敗すると、連邦議会の総選挙を来年に控え、執行部刷新の声が急速に広まった。党執行部は、不意打ち的に議員総会を1日前倒しして動議を抑え込んだが、「退陣は時間の問題」(地元紙シドニー・モーニング・ヘラルド)とさえ言われている。

http://www.afpbb.com/articles/-/3039096
アボット豪首相続投へ、与党が不信任動議を否決
2015年02月09日 10:32 発信地:シドニー/オーストラリア

【2月9日 AFP】オーストラリアの与党・自由党(Liberal Party)は9日、党首トニー・アボット(Tony Abbott)首相(57)の指導力を疑問視する党内議員から出されていた不信任動議を、反対61賛成39で否決した。これによりアボット氏は引き続き首相の座にとどまることが確定した。

 2013年9月の就任から1年5か月を迎えたアボット首相だが、最近は支持率が低迷し、数々の政策も行き詰まっていることから、先週に自由党議員から首相とジュリー・ビショップ(Julie Bishop)副首相の交代を求める動議が提出されていた。

 動議否決によって退任を免れたアボット首相はテレビ放送された声明で、この問題は「すでに過去のものになった」と述べ、党内の「分裂と不確定さ」に終止符を打つよう訴えた。(c)AFP/Martin PARRY

266チバQ:2015/02/11(水) 13:56:53
http://mainichi.jp/select/news/20150211k0000e030129000c.html
ニジェール:非常事態宣言 ボコ・ハラムから攻勢
毎日新聞 2015年02月11日 11時09分

 イスラム過激派ボコ・ハラムによる攻勢を受け、ニジェール政府は10日、ナイジェリアと国境を接する南東部ディファ州で、15日間の非常事態宣言を出した。フランス公共ラジオが伝えた。ナイジェリアを拠点とするボコ・ハラムは6日に初めてニジェールを襲撃するなど周辺国に攻撃を拡大している。

 ディファ州では9日に自爆テロで6人が死亡するなど、緊張が高まっていた。非常事態宣言で、治安当局に家宅捜索などの権限を与える。

 ニジェールの国民議会は9日、ナイジェリアでのボコ・ハラム掃討作戦に約750人の軍部隊を派遣することを満場一致で決定した。(共同)

267チバQ:2015/02/11(水) 14:06:42
http://www.afpbb.com/articles/-/3039225
「大統領選までにボコ・ハラム掃討」 ナイジェリア安全保障顧問
2015年02月10日 12:58 発信地:アブジャ/ナイジェリア
【2月10日 AFP】ナイジェリアのサンボ・ダスキ(Sambo Dasuki)国家安全保障顧問は9日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」を3月の大統領選挙までに掃討し、同選挙の再度延期を避ける決意を表明した。AFPのインタビューに語った。

 ナイジェリア大統領選挙については先週末、ダスキ氏の助言に従い、当初の予定から6週間延期し3月28日に実施されることが発表されていた。

 ダスキ氏はインタビューで、変更された投票日までに「ボコ・ハラムの全拠点を排除する」と宣言。新たな投票日までに達成できる成果について問われると「彼ら(ボコ・ハラム)はいなくなる。解体されるだろう」と語った。

 ナイジェリア当局は以前にもボコ・ハラム掃討の期限を設定したことがあるが、達成されることなく過ぎていた。だがダスキ氏は、たとえ目標が達成されなくとも「その時の状況は選挙に十分資するものになる」と述べ、再度の投票日延期は不要だろうとの見解を示した。

 一方、カメルーン北部では8日、ボコ・ハラムとみられる武装集団がバスの乗客20人を拉致し、うち12人を殺害して残りの8人を解放する事件があった。(c)AFP/Ola AWONIYI, with Aminu ABUBAKAR in Kano

268チバQ:2015/02/13(金) 20:11:45
http://www.sankei.com/world/news/150213/wor1502130063-n1.html
2015.2.13 19:23

ボコ・ハラムがチャド襲撃 周辺3カ国との対立激化





 ナイジェリア北東部を拠点とするイスラム過激派ボコ・ハラムは13日までに、越境してチャド西部の村を襲撃し、5人を殺害した。フランス公共ラジオが伝えた。チャドを攻撃するのは初めて。カメルーン、ニジェールに続き、ナイジェリア北東部と国境を接する3カ国全てで被害が発生した。

 ナイジェリア北東部に進攻し、ボコ・ハラム掃討を進めるチャド軍に対する報復の可能性がある。ニジェールも今月に入ってボコ・ハラムから襲撃を受ける一方、軍部隊を掃討作戦に派遣する方針を決定し、ボコ・ハラムと周辺国の対立が激しさを増している。(共同)

269チバQ:2015/02/13(金) 20:22:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015021300660

野党が大躍進=アボット首相に逆風も-豪地方選


 【シドニー時事】1月31日に実施されたオーストラリア北東部クイーンズランド州の議会選挙(定数89)の開票結果が13日、発表された。野党労働党が予想外の勝利を収め、3年ぶりに州政権を奪回した。与党自由党内で求心力が低下するアボット党首(連邦政府首相)への逆風が一段と強まりそうだ。
 労働党は改選前の9議席から44議席へ大躍進した。自由党系の自由国民党は73議席から42議席に後退した。公有資産の民営化政策が嫌われたほか、「アボット批判票」も出たもようだ。 
 アボット政権は緊縮予算で不評を買い、支持率が低迷している。与党内からは「アボット首相では来年の連邦総選挙を戦えない」との声が上がり、辞任要求動議が出される事態となった。動議は否決されたが、地方選敗北を受けて交代論が再燃する可能性もある。
 有色人種を排斥する「白豪主義」復活を訴えるワンネーション党のポーリン・ハンソン党首は僅差で敗れ、政界復帰は成らなかった。(2015/02/13-16:45)

270チバQ:2015/02/13(金) 20:35:04
http://mainichi.jp/select/news/20150214k0000m030082000c.html
ボコ・ハラム:隣国チャドも攻撃 ナイジェリアから越境
毎日新聞 2015年02月13日 20時14分

 【ヨハネスブルク服部正法】ロイター通信によると、西アフリカ・ナイジェリア北東部で勢力を伸ばすイスラム過激派ボコ・ハラムが13日未明、隣国チャドの村を攻撃し、死者が出た。ボコ・ハラムによるチャド側への越境攻撃は初めて。これで、ナイジェリア北東部と接する隣国すべてに越境攻撃を加えたことになる。

 ボコ・ハラムの戦闘員30人程度がカヌーで国境に位置するチャド湖を渡り、チャド側の村ヌグブアを襲撃した模様だ。住民によると10人程度を殺害した後、チャド軍に追い払われたという。

 ボコ・ハラムは、イスラム国家樹立を一方的に宣言し、ナイジェリア北東部で支配地域を拡大している。昨年12月以降は隣国カメルーン領内への越境攻撃を強めている。今月6日には初めて隣国ニジェール領内の町も攻撃した。

 国境を越えて勢力拡大を狙うボコ・ハラムに対し、アフリカ連合(AU)は7日、チャド、ニジェールなどを含む5カ国による8750人規模の多国籍部隊創設を承認。部隊展開に先んじる形で今月3日にチャド軍がナイジェリア領内に進攻して、ボコ・ハラムと交戦している。

271チバQ:2015/02/16(月) 21:53:44
http://www.sankei.com/world/news/150216/wor1502160038-n1.html
2015.2.16 20:09
【イスラム国】
「アラブの春」が裏目? 事実上「内戦」のリビアが格好の標的に

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 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」系組織がリビアでも台頭し、新たな人質殺害事件を起こしたことは、イスラム国が、2011年以降のいわゆる「アラブの春」で混乱した中東・北アフリカ情勢を利用し、勢力を拡大させている現実を国際社会に突きつけた。

 エジプトに隣接するリビアでは11年、反政府デモへの弾圧をきっかけとした内戦と、北大西洋条約機構(NATO)などの軍事介入でカダフィ政権が崩壊。その後は制憲議会が民選されたが、軍閥化した各地の反カダフィ派民兵の権力争いが激化したことで政権移行プロセスが頓挫した。

 昨年夏には制憲議会に代わる議会を選ぶ選挙が行われた。しかし、新議会の正統性を認めない西部ミスラタの有力軍閥や、イスラム原理主義のムスリム同胞団系、東部ベンガジを拠点とする国際テロ組織アルカーイダ系などのイスラム勢力が「リビアの夜明け」連合を結成し、首都トリポリで独自に学者のオマル・ハーシ氏を首相に擁立した。

 これに対し、国際的な承認を受ける新議会側は、拠点を東部トブルクに移しシンニー首相を選出。シンニー氏は、カダフィ政権で軍高官だったハフタル将軍や西部ゼンタンの軍閥と連携し「リビアの夜明け」側と対立している状況だ。

 これまでイスラム国は、宗派対立に起因する政情不安が続くイラクや内戦下にあるシリアなど、国家権力が機能していない地域に狙いを定めることで勢力を急拡大させてきた。

 そんなイスラム国にとり、事実上の内戦状態にあるリビアは格好の浸透対象だ。カダフィ政権を打倒する内戦の過程で戦闘的なイスラム勢力が台頭していたことや、内戦中のフランスなどによる武器支援もあって銃器が氾濫していることも好条件となっている。

 こうしたリビアの状況に対し、多数の労働者がリビアへ働きに出ているエジプトのシーシー政権は強い懸念を表明してきた。リビアから大量の銃器が周辺国に流出していることなどへの危機感も強く、昨年夏にはアラブ首長国連邦(UAE)とともにトリポリでイスラム勢力を空爆したとも取り沙汰された。

 ただ、財政難にあるエジプトが単独でリビアへの介入を続けるのは難しいとみられ、今後は湾岸アラブ諸国など他の有志連合参加国に協力を求めることも考えられる。

272チバQ:2015/02/17(火) 22:00:45
http://mainichi.jp/select/news/20150217k0000m030096000c.html
21人殺害:分断リビアを侵食…IS、組織肥大化の恐れ
毎日新聞 2015年02月17日 00時52分(最終更新 02月17日 03時08分)

 【カイロ秋山信一】リビアでイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の分派がキリスト教徒のエジプト人21人を殺害した事件は、ISがリビアで拠点化を進めている実態を浮き彫りにした。リビアは2011年のカダフィ独裁政権崩壊後、武装勢力が割拠し、混乱が続いている。豊富な石油資源を有するリビアがISの温床になれば、組織の肥大化が進む恐れがある。

ISの分派「ISトリポリ州」が15日にインターネット上で公開した映像は、IS本体の広報部門のロゴマーク入りで高画質だった。黒ずくめの戦闘員は殺害された人質と同人数おり、組織が小規模なテロ集団にとどまらないことを示唆した。戦闘員が人質を連行する写真は、ISが12日に発行したウェブ版英字機関誌にも掲載されており、今回の事件はIS本体の主導だった可能性がある。

 ISが昨年6月にシリアとイラクの実効支配地域で「建国」を一方的に宣言した後、リビアでも既存のイスラム過激派組織の一部がISに忠誠を誓った。昨年11月にはISのバグダディ指導者がリビアへの勢力拡大を宣言。IS分派は東部デルナや中部シルトで政府庁舎などを制圧し、実効支配の足がかりをつかもうとしている。

 中央政府の不在もISの勢力拡大を助長している。昨年6月の暫定議会選の正当性を巡って、選挙で勝利した世俗派と、イスラム主義者が対立。イスラム勢力は首都トリポリを武力制圧し、東部トブルクを拠点にした世俗派との東西対立が続く。国連が1月に始めた和解調停も成果は上がっていない。エジプトやアラブ首長国連邦(UAE)は世俗派、トルコやカタールはイスラム勢力を支援し、周辺国の足並みも乱れている。

 広域的な実効支配以外に、資源施設を狙っている可能性もある。英石油大手BPによると、リビアは世界9位の原油埋蔵量(485億バレル)を誇る。ISはシリアやイラクで油田を制圧し、原油密売を資金源にしてきた。米軍主導の有志国連合が、シリアやイラクでISの製油施設を集中的に空爆。資金源が細ったため、ISが新たな資金源としてリビアの油田に着目しているとの見方もある。

273名無しさん:2015/02/17(火) 22:18:53
http://www.jiji.com/jc/isk?g=isk&k=2015021600583&rel=top01
左派勝てば「イスラム国」侵入?=首相の選挙用動画-イスラエル

 【エルサレム時事】3月17日投開票のイスラエル総選挙に向けた、ネタニヤフ首相率いる与党・右派リクードのPR用の動画が物議を醸している。過激組織「イスラム国」の戦闘員に扮(ふん)した男らが登場し、安全保障面で「弱腰」な左派に投票すればテロリストが侵入してくると不安をあおる内容。左派からは「治安面が不安なのは首相の方だ」と強く反発されている。
 14日夜に公開された動画では、イスラム国の黒い旗を掲げ「戦闘員」が乗った軽トラックが路上で止まり、隣の車の運転手に「エルサレムにはどう行けばいい?」と尋ねる。運転手が「左に曲がれ」と答えると、テロップで「左(派)はテロに屈することになる」「私たちか彼らかだ。リクードしか、ネタニヤフしかいないのだ」とメッセージが表示される。動画に合わせてアラビア語のラップ音楽も流れている。
 動画公開を受け、労働党と中道政党「ハトヌア」による統一会派「シオニスト・キャンプ」(中道左派)は猛反発。左派からすればネタニヤフ政権こそが「1000人以上の囚人を釈放してイスラム原理主義組織ハマスを強化し、イランを核兵器保有直前まで到達させた」元凶だ。ネタニヤフ首相の「治安分野での大失敗」を忘れていないと訴えている。
 音楽を無断使用されたパレスチナ人の音楽グループも、イスラム国と関連付けられ「メンバーの生活が危険にさらされた」と抗議している。
 最新の世論調査では、選挙戦はリクードとシオニスト・キャンプが第1党を争っている。(2015/02/16-16:28)

274チバQ:2015/02/18(水) 21:18:17
http://mainichi.jp/select/news/20150219k0000m030065000c.html
ボコ・ハラム:ナイジェリア国境越え拡大 IS手法まね
毎日新聞 2015年02月18日 20時04分(最終更新 02月18日 21時01分)

 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部で支配地域を広げるイスラム過激派ボコ・ハラムは今月に入り、隣国ニジェールとチャドに相次いで侵攻している。ナイジェリア軍の鎮圧作戦に屈するどころか、逆に国境を越えて拡大している。強大化の背景には、イスラム過激派とのネットワークや、地域の民族的な対立が浮かび上がってくる。

 ボコ・ハラムは今月1日には北東部の最大都市マイドゥグリにも大規模攻撃を仕掛けたほか、これまでに北東部3州を中心にベルギーに匹敵する3万平方キロ程度を制圧。約170万人を支配下に置いたとも推測される。

 隣国への攻撃も始めた。昨年12月からカメルーンへの攻撃を強め、今月6日にニジェール、同13日にチャドをそれぞれ初めて越境攻撃した。越境前には、この3カ国で戦闘員勧誘を活発化させていたことが明らかになっており、事前に隣国にも布石を打っていた可能性がある。

 支配地域拡大の背景にあると見られるのが、ナイジェリア北東部と、この3カ国の国境地帯にまたがって住むカヌリ人の存在だ。「ボコ・ハラムの戦闘員の多くがカヌリ人」(ナイジェリア北部カノの住民)との指摘もある。ボコ・ハラムは過激思想を吹き込んで勧誘するだけでなく、カヌリ人の帰属意識や、人口が多くナイジェリア北部で政治的、社会的に主流をなしてきたハウサ人に対する、カヌリ人の反発を利用して、戦闘員の勧誘と拡大を進めている可能性もある。

 ナイジェリアと周辺3カ国にまたがる地域は、カヌリ人が主流となった「カネム・ボルヌ帝国」(9世紀ごろ〜19世紀)のあった地域でもあり、一部の専門家からは、ボコ・ハラムの目的が同帝国の再現にあるとの分析も出ている。

 進撃を続けるボコ・ハラムの中心的な戦闘員数について4000〜6000人程度との推計がある。しかし、ボコ・ハラムに詳しいシンクタンク「安全保障研究所」(南アフリカ)のマーティン・エウィ上級研究員は、戦闘員の実数について「最大約2万人」と推測し、これまでの推計以上に拡大している可能性を指摘する。

 また、資金面では、国際テロ組織アルカイダ系でアルジェリアを拠点とする「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」(AQIM)から援助を受けているとされている。崩壊したリビアのカダフィ政権が保有していた武器が、AQIMやチャドなどを経由して、流入している疑いがある。

275チバQ:2015/02/19(木) 21:34:01
http://www.sankei.com/world/news/150218/wor1502180049-n1.html
2015.2.18 23:03

ナイジェリア軍がボコ・ハラムを掃討、11地域奪還 空爆で住民30人死亡も

ブログに書く1




 【カイロ=大内清】ロイター通信によると、ナイジェリア軍は18日、ここ数日間で同国北東部を拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」の掌握していた町や村11カ所を奪還し、戦闘員300人以上を殺害したと発表した。また、ボコ・ハラム掃討に協力している隣国カメルーンも、ナイジェリア国内の村を占拠していたボコ・ハラムの部隊を空爆したと発表した。

 ロイター通信によると、ナイジェリア北東部の国境周辺の村が空爆され、住民約30人が死亡した。誤爆の可能性もある。

 ナイジェリア北東部では17日、ボコ・ハラムによるとみられる自爆テロが相次ぎ、AP通信によると少なくとも41人が死亡。同組織の指導者、シェカウ容疑者は同日、3月28日に予定される総選挙を「神は絶対に許さない」とするビデオをネット上に公表、選挙妨害のためにテロを活発化させると宣言した。

 シェカウ容疑者はビデオで、「われわれの命にかえても、選挙を平和的に実施させることはない」と強調。ナイジェリアやカメルーンとともにボコ・ハラム掃討に乗り出しているニジェールやチャドに対しても非難を繰り返した。

277チバQ:2015/02/22(日) 18:53:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015022200071
リオのカーニバルで大盤振る舞い=赤道ギニアの独裁大統領

 【サンパウロ時事】ブラジル・リオデジャネイロのカーニバル(謝肉祭)で、アフリカ中部・赤道ギニアの独裁者ヌゲマ大統領が大盤振る舞いをしたと話題になっている。公共事業発注先のブラジル企業にサンバチームへの資金提供も働き掛けたとされ、ブラジル紙グロボは「庶民の祭りが独裁者から支援を受けることが正しいのか、疑問だ」と報じている。

 グロボ紙によると、熱狂的カーニバルファンのヌゲマ氏は、息子のヌゲマオビアンマンゲ副大統領らとリオを訪問。12万レアル(約500万円)でVIP席を借り、家族や友人と大量の高級シャンパンを飲みながら真夏の祭典を楽しんだ。
 カーニバル翌日には市内の高級料理店に約40人を招き、1人2000レアル(約8万3000円)の食事を振る舞った。飲食費が公金だったかは明らかにされていない。
 カーニバルでは、赤道ギニアをテーマに歌や踊りを披露したサンバチームが優勝した。演出に巨額費用を投じたチームは、赤道ギニアで公共事業を請け負うブラジル企業から事前に計1000万レアル(約4億1500万円)の寄付を受けたと認めているという。(2015/02/22-15:20)

278チバQ:2015/03/01(日) 23:42:36
http://www.sankei.com/world/news/150301/wor1503010003-n1.html
2015.3.1 06:00
【国際情勢分析】
“補充兵力”に使われる「少年」…南スーダン 少年89人誘拐、戦闘を強制





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南スーダンとの国境地帯で、銃を手にするケニアのトゥルカナ族の少年たち。両国の国境紛争にも、それぞれの少年兵が駆り出されている=2014年12月21日(ロイター)
 国連児童基金(ユニセフ)は21日、政府軍と反政府勢力の武力衝突が続くアフリカの南スーダンで先週、少なくとも89人の少年が武装集団に誘拐されたと公表した。少年兵として戦闘に参加させる目的とみられ、ユニセフは強く非難し、即時解放を求めた。2011年7月にスーダンから分離独立し、陸上自衛隊が翌年から国連平和維持活動(PKO)に参加している南スーダンでは、13年12月から内戦状態となり、政府軍と反政府勢力の激しい戦闘が断続的に続いている。双方とも兵力を補うため、誘拐した少年を強制的に戦闘に従事させており、ユニセフは昨年1年間で約1万2000人の子供が少年兵にさせられたと推計している。(SANKEI EXPRESS)

民家に押し入り

 ユニセフによると、武装集団は先週初め、南スーダン北部の油田地帯、上ナイル州の州都マラカル近郊の集落を包囲し、住宅に一軒ずつ押し入って12歳以上の少年を選んで連れ去ったという。89人とは確認された人数で、実際にはもっと多いとしている。政府軍と反政府勢力のいずれの側に立つ武装勢力かは明らかになっていない。

 ユニセフ南スーダン事務所のジョナサン・ベイチ代表は「子供たちが武装勢力に誘拐され、戦闘員として利用されることによって、地域の家庭やコミュニティーが崩壊する。子供たちは想像を絶する暴力にさらされ、家族と学校に通う機会をも失い、見るべきではないものを目撃させられる」と憤慨した。

279チバQ:2015/03/01(日) 23:42:52
「第3の民族」狙う

 南スーダンでは、サルバ・キール大統領(63)と反政府勢力トップのリエック・マシャール前副大統領の対立によって内戦が始まって以降、1年2カ月で少なくとも1万人が死亡し、約150万人が国内で避難民状態にある。対立の背景には、新たな国家運営の主導権争いや石油利権をめぐる暗闘などがあるが、民族対立という側面も有している。

 キール大統領の出身部族で政府軍に多い最大民族ディンカと、反政府勢力の主体である第2の有力民族ヌエルとの争いだ。双方は少年兵を強制的に駆り立てる際、内戦には中立を保っている第3の民族シルクをターゲットにしており、マラカル近郊の集落はシルク族の居住地域だった。

 政府軍と反政府勢力はこれまでに数回停戦協定を結んだが、協定破りを繰り返してきた。今月2日にもキール大統領とマシャール前副大統領が隣国エチオピアの首都アディスアベバで会談し、停戦協定に署名したばかりだが、戦闘は完全にはやんでいない。ただ、ユニセフや国際人権団体などの働きかけによって少年兵の解放が順次実現することになり、ユニセフは約3000人の少年兵が近く解放されると発表していた。

近く激しい衝突か

 2月以降、これまでに3回、200〜300人単位で双方から少年兵が解放されてきたが、その矢先に起きたのが今回の誘拐だった。過去の例では、大規模な戦闘が始まる前に大がかりな誘拐が行われている。それだけに、近く再び激しい衝突が起きるのではないかとの観測も出ている。

 12〜17歳の子供たちが戦闘に駆り出されて、日常的に殺し合いを強制されている。決して国際社会は看過してはならない。

280チバQ:2015/03/01(日) 23:44:49
http://www.sankei.com/world/news/150301/wor1503010028-n1.html
2015.3.1 20:43

91歳の大統領、自分プリント礼服やゾウ・ワニ肉振る舞い…ジンバブエで超豪華誕生会






2月28日、ジンバブエのビクトリアの滝近くで開かれた自身の誕生日を祝う式典に参加したムガベ大統領(中央)(AP=共同)
 アフリカ南部のジンバブエで2月28日、世界最高齢の国家元首であるムガベ大統領の91歳の誕生日を祝う豪華な式典が開催された。支持者数千人が参加し、約100万ドル(約1億2千万円)が費やされた。野党はその金を教育や保健医療に使うべきだと批判した。フランス公共ラジオなどが伝えた。

 世界三大瀑布の一つ、ビクトリアの滝近くのゴルフ場で開かれた式典の費用は個人や企業の寄付金でまかなわれ、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線が主催した。参加者らはムガベ氏の肖像画が入った礼服を身にまとい、地元の著名な歌手らがパフォーマンスを披露。ゾウやワニの肉が振る舞われたという。

 野党、民主変革運動の報道官は2月中旬に「この節度に欠けるパーティーの資金を破綻した地元の病院や学校の再建に充てるべきだ」と訴えた。

281チバQ:2015/03/04(水) 23:36:48
http://www.sankei.com/world/news/150303/wor1503030054-n1.html
2015.3.3 20:05

リビア、軍閥の長を最高司令官に任命 「内戦」に新たな火種?

ブログに書く1




 【カイロ=大内清】リビア東部トブルクにある同国暫定政府は2日、首都トリポリを掌握しているイスラム勢力と対立する軍閥の長、ハフタル将軍を国軍の最高司令官に任命した。反イスラム勢力の急先鋒(せんぽう)であるハフタル氏が公式に政府の要職に就いたことで、内戦状態が激しさを増す可能性がある。

 リビアでは2011年の内戦でカダフィ政権が崩壊して以降、各地で軍閥やイスラム武装勢力が台頭し政権移行プロセスが頓挫。昨年夏には、国際的な承認を受ける暫定政府がトブルクで、その正統性を認めないイスラム勢力連合「リビアの夜明け」がトリポリでそれぞれ首相を擁立し、分裂状態に陥った。

 そんな中、東部を中心とする有力軍閥を率いるハフタル氏は「リビアの夜明け」と激しく対立し、暫定政府側での存在感を強めていた。

282チバQ:2015/03/05(木) 19:38:03
http://www.sankei.com/premium/news/150305/prm1503050001-n1.html
2015.3.5 11:00
【国際情勢分析】
揺れるアルゼンチン テロ犯隠蔽・密約疑惑、追及検事は謎の死…世論調査55%「疑惑濃厚」と疑われる女性大統領の危機





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密約疑惑で窮地に立つフェルナンデス大統領(ロイター)
 南米アルゼンチンで1994年に起きたユダヤ系施設爆破テロ事件に絡み、フェルナンデス大統領らがイラン人容疑者らの関与を隠蔽したとされる疑惑で、アルゼンチン連邦裁判所が、検察からの告発を却下し、波紋が広がっている。疑惑を捜査していた検察官が死亡したり、その協力者だった元情報機関幹部が密輸容疑で告発されるなどミステリアスな展開をたどっていることで関心は高まる一方だ。「大統領は隠蔽に関与したと思う」と過半数が答えた世論調査もあり、政権運営に影響する可能性もある。(ロサンゼルス 中村将)

「状況証拠すらない」

 「大統領の疑惑」を捜査していた検察官、アルベルト・ニスマン氏の遺体は1月18日、首都ブエノスアイレスの自宅浴室でみつかった。ニスマン氏は翌日、疑惑について議会証言する予定だった。AP通信によると、ニスマン氏はその数日前、「大統領の疑惑」を連邦裁判所に告発していた。

 遺体は頭部に被弾。使用された拳銃はそばに落ちており、同僚のものと判明した。ニスマン氏は同僚に「私の警護担当者らを完全に信頼することができないので貸してほしい」といって拳銃を借りたとされる。

 警察は他殺と自殺の両面で捜査しているが、いまだに結論を出していない。

 検察当局は2月13日、ニスマン氏の“遺志”を受けて、捜査を本格化させることを発表したが、連邦裁判所の担当判事は同月26日、「状況証拠すらなく、正式な捜査開始に必要な最低条件を満たしていない」とニスマン氏から出されていた告発を却下した。

「反論不可能な証拠」

 94年7月18日午前、ブエノスアイレスのユダヤ系施設が爆破され、85人が死亡、200人以上が負傷するテロ事件が起きた。検察当局は事件に関与したイラン政府高官ら容疑者6人を特定し国際手配した。テロ事件もニスマン氏が捜査していた。

 「大統領の疑惑」は、フェルナンデス大統領やティメルマン外相らがこの国際手配をもみ消し、容疑者らを摘発しない見返りに、イランから石油を安価に輸入し、アルゼンチンから穀物や肉を輸出する密約を結んだ-というものだ。ニスマン氏は生前、「反論不可能な証拠がある」としていた。検察側は通信傍受の記録などを保有しているとされる。

 これに対し、大統領は情報機関の反大統領派が仕掛けた謀略に検察がのせられていることをほのめかした上で、「ばかげている」と一蹴。カピタニッチ官房長官も「証拠能力は不十分」と発言していた。

283チバQ:2015/03/05(木) 19:38:18
「口封じ」と批判

 こうした中、アルゼンチン政府は24日、ニスマン氏の捜査に協力していた元情報機関幹部、アントニオ・スティウソ氏を、密輸容疑で刑事告発した。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、スティウソ氏は、テロ事件当時からニスマン氏の捜査に協力していたという。ニスマン氏はこの捜査を進める中でフェルナンデス大統領らがイランの関与を隠蔽しようとした証拠をみつけたとされる。スティウソ氏の情報が「大統領の疑惑」を浮上させたのだ。

 フェルナンデス大統領は昨年12月、スティウソ氏を解任。ニスマン氏が大統領らを刑事告発したのはその約1カ月後だった。

 スティウソ氏は今回、情報機関幹部に認められている法律上の特権を悪用して、違法な電子製品などを密輸したとして告発されたが、「口封じ」との批判を声高にさけぶ国民も少なくない。

「大統領は関与」過半数

 地元紙クラリンによると、世論調査会社「マネジメント・アンド・フィット」が最近実施した調査で、回答者の55・2%が「大統領が隠蔽に関与したと思う」とし、「わからない」(26・6%)、「疑惑はでっちあげだと思う」(18・1%)を大きく上回っている。

 ニスマン氏が死亡してちょうど1カ月に当たる2月18日には、ブエノスアイレスの大統領府周辺の道路で、「大統領の疑惑」の追及を求める大規模デモが行われ、地元メディアは「40万人が参加した」と報じた。デモは検察関係者が呼びかけ、ニスマン氏の元妻と2人の娘も参加した。

 連邦裁判所が検察の捜査にストップをかけた2月26日、フェルナンデス大統領は、内閣の要、官房長官に側近の大統領府長官を充てる改造人事を断行。体制固めを図ったが、大統領への世論の視線が厳しさを増す中で、政権運営への影響を懸念する声は増えている。

284チバQ:2015/03/07(土) 20:12:49
http://www.sankei.com/world/news/150307/wor1503070023-n1.html
2015.3.7 12:27

ブラジル汚職の捜査承認 過去最大、大統領に打撃も






ブラジルのルセフ大統領(AP=共同)
 ブラジル最高裁は6日、国営石油会社ペトロブラスをめぐる大規模汚職疑惑で、政治家ら54人への捜査開始を承認した。AP通信などが報じた。捜査対象にはコロル元大統領や連立与党の上下両院議長、ルセフ政権のかつての閣僚が含まれ、2期目の任期が1月に始まったばかりのルセフ大統領にとって大打撃となる可能性がある。

 疑惑はブラジル史上最大規模の汚職といわれ、地元メディアなどによると、大手建設会社などの贈賄額は少なくとも総額8億ドル(約965億円)を超すという。

 疑惑は、2003年以降の労働党政権下で、ペトロブラス社との契約を望む建設会社などが、同社幹部らに賄賂を提供したとの内容。その一部が与党政治家らに渡り、選挙資金などとして使われたとされる。(共同)

285チバQ:2015/03/08(日) 23:11:43
http://www.afpbb.com/articles/-/3041811
シエラレオネ与党が副大統領を追放、エボラは無関係?
2015年03月07日 18:56 発信地:フリータウン/シエラレオネ
【3月7日 AFP】西アフリカのシエラレオネで、護衛1人がエボラ出血熱で死亡したことを受け、自主的な隔離措置として6日間にわたって自宅待機を行っていたサミュエル・サムスマナ(Sammuel Sam Sumana)副大統領が6日、与党から追放された。

 同国の与党、全人民会議党(All People’s Congress、APC)は首都フリータウン(Freetown)の党本部で会見を開き、サムスマナ氏の追放とエボラ出血熱の関係はなく、追放の措置は数週間にわたってサムスマナ氏の行動や背景を調査した結果だと述べた。

 同党のオスマン・ヤンサニ(Osman Yansaneh)幹事長は「副大統領は自分はイスラム教徒だと言っていたが、調査の結果、それは正しくないことが分かった」と語り、その他、副大統領に対する多くの非難すべき点を挙げた。同幹事長によれば、米国の大学の学位を持っているという主張も偽りだった上、東部州(Eastern Province)コノ(Kono)地区で頻発している暴動もサムスマナ氏に非があるという。さらに4番目の疑惑として、APCから枝分かれして、別の政党を立ち上げることを画策していたとも責めた。

 副大統領職については、剥奪されるかどうかを決めるのは「法律」であり、現状ではその座にとどまるとヤンサニ氏は述べた。(c)AFP

286チバQ:2015/03/12(木) 19:33:48
http://www.sankei.com/world/news/150312/wor1503120038-n1.html
2015.3.12 12:46

市長選候補の女性殺害 メキシコ、首切断





 メキシコ南部ゲレロ州の検察当局は11日、同州アウアクオツィンゴ市の市長選に出馬を予定していた女性のアイデ・ナバさん(42)が誘拐され、首を切断された状態で殺害されているのが見つかったと発表した。メキシコメディアが報じた。

 遺体のそばには、地元犯罪組織が「言うことを聞かない政治家は同じ目に遭う」と書いたメッセージが残されていたという。アウアクオツィンゴ市長だったナバさんの夫も昨年銃殺され、ナバさんの息子は2012年に誘拐されたまま行方不明となっている。

 ナバさんは、6月の市長選に左派の革命民主党から出馬を予定。9日、選挙活動中に誘拐された。10日夜、約170キロ離れた町の道路脇で遺体が発見された。(共同)

287チバQ:2015/03/13(金) 21:31:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150313-00000035-jij_afp-int

干ばつで最大35万人が飢餓状態、マダガスカル
AFP=時事 3月13日(金)15時22分配信

干ばつで最大35万人が飢餓状態、マダガスカル
マダガスカル南部トゥリアラ州ツィオンベ地区のImongy村で、栄養不良のため診断を受ける生後15か月の乳児(2015年3月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフリカ大陸の東、インド洋に浮かぶマダガスカルの村、ベラノ(Berano)でトウモロコシの入った小さなビニール袋を握りしめながら、6歳のハオバ・トボハちゃんは地面をひっかいている。国連(UN)の世界食糧計画(WFP)がトウモロコシを配給した際に地面に散らばった分を、掘り起こそうとしているのだ。ハオバちゃんは「これ見つけたの。お父さんとお母さんがもらうトウモロコシに入れるの」と話した。

マダガスカル首都で洪水、少なくとも14人死亡

 マダガスカル南部の村々では、昨年10月から今年2月まで続いた干ばつで、前の年に植えた農作物が壊滅的な被害を受けた。農家の人々の植え直しの努力もむなしく、種子と食糧の在庫を減らすだけだった。2月にようやく雨が降ったが、もはや手遅れで、村の人々は皆、飢えに苦しみ、子どもたちは衰弱している。

 WFPが行った食糧援助により、12万人前後が辛うじて飢え死にを免れているが、3歳未満の幼児の半数には栄養不良による発育の遅れがみられる。食糧がますます乏しくなる中、WFPは食糧備蓄の補充を支援してほしいと国際社会に呼び掛け始めた。

 しかし、マダガスカル南部で何百人もが餓死した1991年のときとは異なり、現在の状況はまだ「飢饉(ききん)」とはいえないという専門家もいる。同国南部出身で、01年から非政府組織(NGO)の活動に携わるベルトラン・ランドリアナリボさんは「あのときは、水を求めて村を出て、その途中で行き倒れる人たちがいた」という。WFPも今回の干ばつでもたらされた状況を、飢饉には至っていない深刻な食糧不足ととらえている。

 だが、ベラノ村の人々は違う。ひどく痩せ細った女性ラハリオサさん(25)は、昨年12月に2歳の娘を餓死で失ったという。「飢饉のせいで、大人たちが衰弱し、子どもの世話をしてやることもできない」と訴えた。村の医療従事者、メーシーさんによると、12月には飢饉で4人の子どもが亡くなった。

 近隣にあるImongy村でも12月に12人の子どもが餓死したと、医療センター所長のマルク・アンドリアコトニンドリナさんは述べた。「こうした子どもたちに病気の兆候はいっさいなく、少しずつ体重が減って死に至る」という。

 NGOのランドリアナリボさんは「干ばつは5〜6年おきにやって来る。周辺の地域は大部分が孤立している。集水システムの導入や、島の他の地域との連携強化が必要だ。そうした事業に投資する用意が支援国にはあるのに、歴代政府の指導者たちの態度がそれを遠ざけてきた」と批判する。

 人口2200万人の低所得国であるマダガスカルでは今、20万〜35万人が飢えに苦しんでいると政府は推計している。国民生活の豊かさを示す国連開発計画(UNDP)の「人間開発指数」(HDI)で、マダガスカルは187か国中、155位。国民の70%超が貧困ラインを下回る生活を強いられている。【翻訳編集】 AFPBB News

288チバQ:2015/03/15(日) 09:41:34
http://www.sankei.com/world/news/150314/wor1503140050-n1.html
2015.3.14 14:57

モルディブ、元大統領に禁錮13年 在任中に対立判事に逮捕命令





 ロイター通信などによると、モルディブの裁判所は13日、在任中の2012年に対立する判事の逮捕を命じたとして、反テロ法違反罪に問われたナシード元大統領に禁錮13年の判決を言い渡した。

 元大統領の支持者らは同日夜、判決に抗議して裁判所周辺でデモを実施した。

 ナシード元大統領は08年、初めて民主的に実施された大統領選で当選したが、判事との対立を発端にした警察や軍によるクーデターで失脚。13年の大統領選ではヤミーン現大統領に敗れた。(共同)

289チバQ:2015/03/15(日) 09:45:04
http://www.sankei.com/world/news/150314/wor1503140088-n1.html
2015.3.14 22:59

シエラレオネ副大統領が米に亡命求める エボラ熱では自らを「隔離」

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 ロイター通信によると、西アフリカ・シエラレオネのサムスマナ副大統領は14日、首都フリータウンの米国大使館に亡命を求めていることを明らかにした。サムスマナ氏は新たな政党をつくろうと画策した疑いがあるなどとして、与党の全人民会議党から6日に除名処分を受けていた。

 サムスマナ氏は2月末、警護担当者がエボラ出血熱で死亡したため、自らを21日間隔離すると発表して注目を浴びた。(共同)

290チバQ:2015/03/15(日) 09:48:17
http://mainichi.jp/select/news/20150314k0000m030119000c.html
シリア:反政府勢力が乱立…反アサド政権デモから4年
毎日新聞 2015年03月14日 07時50分

 【カイロ秋山信一】2011年に中東の民主化要求運動「アラブの春」に触発され、シリアでアサド政権に対する大規模な抗議デモが始まってから15日で4年を迎える。アサド政権と反体制派の2極対立の構図は崩れ、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)や国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」、クルド人勢力や周辺国の思惑が絡んで戦況は泥沼化。国民の半数が自宅を追われ、故郷に戻れる見通しさえ立たない状況だ。

 ◇内戦泥沼、国民の半数が難民

 「家族は仕事を失い、学問をあきらめ、恐怖の中で暮らしている。独裁者も、テロ組織も、私の答えではない」。ISの実効支配下にある北部ラッカ出身の男性(26)は12日、避難先のトルコで毎日新聞の電話取材に答えた。4年前、反政権デモに参加して以来、反体制派として活動してきた。今はISに対する抵抗運動を続けている。「自由や人間の尊厳をかけた戦いだ。あきらめるわけにはいかない」と語った。

 アサド政権は11年の改革要求デモを武力で弾圧した。「最初から平和的なデモなど存在しなかった。デモ隊は警察官を殺害したのだ」。アサド大統領は今月上旬のポルトガルメディアとのインタビューで弾圧を正当化した。反体制派は軍の離反兵士などを中心に武装闘争を始め、12年夏に内戦が本格化した。

 反体制派は当初、首都ダマスカス郊外などで優勢に立ち、政権崩壊も一時、現実味を帯びた。だが、反体制派内で、世俗派とイスラム勢力などの権力争いが徐々に表面化。特にイスラム教に基づく国家造りを目指すイスラム勢力を巡っては、支援国の足並みも乱れた。イスラム勢力を支援するカタールのタミム首長は昨年9月の米CNNとのインタビューで「米国などはイスラム主義勢力を全て過激派とみなすが、我々には受け入れられない」と米欧との違いを強調した。

 権力争いで低迷する反体制派に代わって13年から勢力を急拡大したのがイラクのアルカイダ系組織を母体とするISだった。北・東部で反体制派やヌスラ戦線との抗争を制し、14年6月にはイラク北部にも侵攻。巧みな広報戦略と、原油密売などによる資金力を生かし、中東全域に脅威を与える存在になった。

 一方、アサド政権も、友好関係にあるロシアやイラン、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの支援を受け、主要都市が集まる西部で勢力圏を回復している。

「前にアサド政権、後ろにIS。勝てる見込みのない消耗戦だ」。親欧米反体制派の幹部はそう漏らす。米国主導の有志国連合は昨年9月にシリアでISへの空爆を開始。親欧米派への軍事訓練の強化を通じて反体制派の立て直しを図る構えだ。しかし昨年後半以降、有力部隊がヌスラ戦線の攻撃で次々と壊滅するなど劣勢が続く。

 各勢力が入り乱れて戦闘を続ける中、市民の疲弊は限界に達している。国連によると、国民の半数以上が国内避難民や周辺国への難民となった。政権、IS、反体制派は、それぞれが住民に対する搾取や略奪、人権侵害を行っていると指摘されている。

291チバQ:2015/03/15(日) 22:06:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150315-00000542-san-asia
サイクロン直撃したバヌアツ 首都の9割の家屋が崩壊…訪日の大統領「最悪の事態」
産経新聞 3月15日(日)19時53分配信

 【シンガポール=吉村英輝】非常に強いサイクロン「パム」が13日から14日にかけて南太平洋の島国バヌアツを直撃した。人口約4万4千人の首都ポートビラの家屋の9割が甚大な被害を受けたとの情報もある。首都以外の島々の状況把握も大幅に遅れており、同国は非常事態宣言を出した。ロンズデール大統領は15日、「最悪の事態だ」と述べて国際社会に大規模な支援を要請した。

 ロイター通信は15日、少なくとも10人の死亡が確認されたと伝えた。また、国連の会議に出席するため仙台市を訪れているバヌアツ赤十字社社長は、首都以外での死者数は40人を超えるとの未確認情報を明らかにしており、死傷者数は大幅に膨らむ恐れがある。

 バヌアツは83の島からなり、うち60余りの島に26万人が住む。15日には先遣隊や救援物資を積んだニュージーランドの輸送機が現地に到着し、国際的な支援が始動した。

 サイクロンの風速は一時80メートル以上に達し、現地からの映像では多くの住宅の屋根が飛ばされている。停電と通信障害で他の島々との連絡が途絶えているという。

292チバQ:2015/03/15(日) 23:04:05
http://www.sankei.com/world/news/150315/wor1503150045-n1.html
2015.3.15 22:38

跡形もなくつぶれる家屋 根こそぎ倒れる木々…「経験のない恐怖」 バヌアツの日本人経営者






大破した住宅で残った家財道具を集める住民=15日、ポートビラ(ロイター)
 大型サイクロンが直撃した島国バヌアツの首都ポートビラでホテルを経営する大数加裕信さん(41)=千葉県船橋市出身=は15日、共同通信の電話取材に「これまで経験したことがない強い風で恐怖を感じた」と話した。

 サイクロンが猛威を振るったのは13日午後11時ごろから2〜3時間。飛ばされた物が当たる激しい音が続き、「コンクリート製のホテルの建物が揺れているように感じた」。14日朝、あちこちで木々が根こそぎなぎ倒されていた。

 ポートビラ市内は15日、台風一過のように天候が回復。片付けも始まったが、ブロックを積んでトタン屋根を乗せた簡素な造りの住宅や海辺の土産店の多くが跡形もなくつぶれていた。

 コンクリート製の建物は残ったが、屋根や看板が飛ばされた場所も。一部ではインフラが回復したが、多くの地域で停電や通信網の断絶が続く。(共同)

293名無しさん:2015/03/16(月) 21:32:30
http://mainichi.jp/select/news/20150317k0000m030062000c.html
バヌアツ:緊急支援始まる 大統領自身の家族安否も不明
毎日新聞 2015年03月16日 20時06分(最終更新 03月16日 21時22分)
 超大型のサイクロン「パム」で壊滅的な被害を受けた南太平洋の島国バヌアツでは16日、オーストラリアやニュージーランドなど諸外国からの緊急支援が本格的に始まった。首都ポートビラでは9割の家屋が被害を受けたとの情報があるが、約80ある島の間の輸送や通信が途絶された状態で、被害の全容は依然として不明。橋や道路が各地で寸断され、支援は難航している模様だ。

 国連防災世界会議に出席するため仙台市を訪れているロンズデール大統領はAP通信に対し、「サイクロンはモンスターのようで、これまでの発展が台無しになってしまった」と述べ、自身も家族の安否が確認できていないと明らかにした。バヌアツを管轄する在フィジー日本大使館によると、約80人の在留邦人のうち、依然数人と連絡が取れず安否が確認できていないという。17日にも職員を現地に派遣して、調査を進める予定。

 一方、ポートビラでホテルを経営する大数加(おおすか)裕信さん(41)によると、現地では16日からスーパーが開き、空港も再開したが、多くの地域で停電や断水が続いている。「経験したことがないような強い風だった。ほとんどの民家は屋根が吹き飛ばされたり、倒壊したりしている」。木々はなぎ倒され、港に停泊中のヨットもひっくり返ったままで手つかずという。

 当時、同ホテルには日本人の宿泊客男女2人のほか、大数加さんが経営する旅行代理店のスタッフら日本人4人が滞在。コンクリート製のホテルの室内にいても風圧で建物が揺れ、恐怖を感じたという。「ゴーという雨風の音がものすごかった」と振り返った。【小泉大士、ジャカルタ平野光芳】

294チバQ:2015/03/16(月) 22:11:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015031600526
大統領夫人の疑惑報じた記者解雇=メキシコ



メキシコのペニャニエト大統領(左)とアンへリカ・リベラ夫人=2014年7月、メキシコ市(AFP=時事)
 【メキシコ市AFP=時事】メキシコのペニャニエト大統領夫人に関わる疑惑を報じたことで知られる女性記者が15日、所属していたメキシコのMVSラジオから解雇された。有識者からは「メキシコの言論の自由が受けた傷は深い」と批判されている。

大統領夫人の疑惑を暴いた、メキシコのカルメン・アリステギ記者=2012年5月、メキシコ市(AFP=時事)
 解雇されたカルメン・アリステギ記者が昨年報じたのは、元女優のアンヘリカ・リベラ大統領夫人が、高速鉄道建設受注を目指す中国企業も絡む企業連合の1社から豪邸の提供を受けた疑惑。記者が率いる取材チームの2人が最近MVSを解雇され、2人の復職を求める記者と上司の関係は険悪になっていた。(2015/03/16-16:28)

295チバQ:2015/03/17(火) 21:23:49
http://www.asahi.com/articles/ASH3J22N5H3JUHBI005.html
不況・汚職…ブラジルで大規模デモ 政権退陣求める
サンパウロ=田村剛2015年3月16日13時50分
 南米初の五輪を来年に控えるブラジルで15日、ジルマ・ルセフ大統領の退陣を求める大規模なデモが全27州の150以上の都市であった。地元有力紙フォーリャ・デ・サンパウロによると、少なくとも計100万人の市民が参加。低迷する経済や与党政治家らによる大規模な汚職の発覚で、現政権や与党・労働党に対する市民の不満がこれまで以上に高まっている。

 ルセフ氏は昨年の大統領選の決選投票で、貧困層の支持を集めてわずかの差で再選。低迷する経済の再建を約束していたが、1月に2期目がスタートしてからもインフレは収まらず、通貨レアルは下落。増税の一方で、国営石油会社を巡り、与党議員らが関わる汚職疑惑が次々と発覚し、政権への支持率は2割台に急落している。

 政権や労働党への不満は、昨年の大統領選でルセフ氏の対抗馬に投票した中間所得層を中心に拡大。15日のデモの呼びかけは、ソーシャルメディアなどを通して、主に白人の中間所得層に広まった。目立った破壊行為や警察との衝突は報告されていない。

 最大都市サンパウロのデモには、雨にもかかわらず、民間調査会社の調べで約21万人が参加。目抜き通りを埋めた市民が「ジルマは去れ。労働党は去れ!」と声を合わせた。エンジニアのアレシャンドレ・レイチさん(44)は「生活がよくなるのは貧困層ばかり。我々は高い税金に見合った教育や医療サービスを求めている。今の政権のままではだめだ」と語った。(サンパウロ=田村剛)

296チバQ:2015/03/17(火) 21:24:09

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150317/mcb1503170500003-n1.htm
汚職撲滅 ブラジル本腰 100万人街頭デモ、大統領退陣も要求 (1/2ページ)
2015.3.17 06:17
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「嘘つきジルマ(ルセフ大統領)は出て行け」と書かれた横断幕を掲げて行進する反政府デモの参加者ら。今回の大規模デモを受け、政府は汚職撲滅に乗り出す=15日、サンパウロ(AP)
「嘘つきジルマ(ルセフ大統領)は出て行け」と書かれた横断幕を掲げて行進する反政府デモの参加者ら。今回の大規模デモを受け、政府は汚職撲滅に乗り出す=15日、サンパウロ(AP)【拡大】
 ブラジル政府は、汚職の撲滅に向けた包括的な対策を近日中にも打ち出す方針を明らかにした。15日に国内の主要都市で繰り広げられた100万人規模の街頭デモを受け、火消しに動いた格好だ。

 参加者の一部は、経済政策の不満をぶちまけるだけでなく大がかりな不正に関与したとしてルセフ大統領の退陣も要求。これ以上の支持率低下を避けたい政府としては、迅速な対応に踏み切らざるを得なかったとみられる。

 ◆献金で選挙禁止

 カルドゾ法相は15日、ルセフ大統領との会談後に記者会見し、政府の策定した汚職防止法案が数日中に発表される見通しだと述べた。この中には政治家に対し、選挙運動の資金を企業からの献金で賄うことを禁じる措置が盛り込まれるという。同相はブラジルにはこうした「政治改革」が不可欠だとした上で、有権者との対話の道はいつでも開かれていると強調した。

 ブラジル国民はガソリンをはじめとする価格統制品の値上げや増税といった財政政策への反発に加えて、史上最大の汚職スキャンダルにまみれた政界に対する怒りもあらわにする。

 ルセフ大統領は昨年10月の大統領選で接戦の末に再選を決めたが、それ以降同政権の支持率は急落。15日の抗議デモは、公共サービスの充実と汚職撲滅を求めて100万人強が参加した2013年6月のデモの規模を上回る可能性がある。

 首都ブラジリアに本社を置き政治的リスクの管理を手掛けるアルコ・アドバイスのパートナー兼戦略担当責任者、チアゴ・ジ・アラゴン氏は「これほど大規模なデモから受ける圧力を政府が無視できるはずもない。汚職防止法案の中身がどこまで具体的なものとなるかは疑わしいが、現状で必要不可欠の対応であることは間違いない」と分析した。

◆前閣僚らを捜査

 現地メディア、グロボによれば、抗議デモが行われたのは16の州と連邦区。同社のテレビネットワークは、各地の警察当局の発表としてポルトアレグレで10万人、ブラジリアで4万5000人がデモに参加したと報じた。

 暴力や破壊行為などは伝えられていないが、サンパウロでは警察がデモ隊からロケット花火を押収した。当局が同市での参加者を100万人と推計する一方、調査会社のダタフォーリャは21万人だったとしている。

 複数の市民団体が呼び掛けた今回のデモは、フェイスブックやツイッターといった交流サイトなどを通じて参加人数が膨れ上がった。サンパウロでデモに加わったジャーナリストのエリアナ・バチスタ・ド・ノルチ氏は「単なる与党批判ではなく、汚職そのものを糾弾するために参加した。腐敗した人々を残らず排除しなくてはならない。ルセフ大統領に対しても、すでに退陣を迫れるだけの情報を得ている」と語った。

 ブラジル最高裁は今月6日、国営石油会社ペトロブラスをめぐる大規模汚職疑惑で、有力政治家らへの捜査開始を承認した。この中には連立与党の上下両院議長、ルセフ政権の前閣僚などが含まれる。大統領本人は捜査対象とはなっていない。

 カルドゾ法相は前述の会見で「政権が弱体化しているとは思わない。3カ月前に5500万票近くを集めて当選し、その後も民主主義を貫いている現大統領の地位はいささかも揺らいではいない」と明言した。(ブルームバーグ David Biller、Raymond Colitt)

297チバQ:2015/03/18(水) 21:54:47
http://www.jiji.com/jc/p?id=20150318092433-0018874361&n=1
モシシリ新首相就任=レソト
アフリカ南部の小国レソトで17日、モシシリ新首相(70)が就任宣誓した。昨年のクーデター騒ぎを受けて2月に前倒し総選挙が行われ、新たに誕生した連立政権を率いる=2011年撮影、ルアンダ 【AFP=時事】

299チバQ:2015/03/19(木) 21:16:01
http://mainichi.jp/select/news/20150319k0000e030183000c.html
チュニジア襲撃:「中東民主化のモデル」 国内外に衝撃
毎日新聞 2015年03月19日 11時16分(最終更新 03月19日 12時49分
 【カイロ秋山信一】チュニジアの首都チュニスで起きた国立バルドー博物館襲撃事件は、日本人を含む多数の外国人観光客が犠牲になる大惨事となった。襲撃犯は政教分離主義の政府に反発する勢力との見方が強い。2011年の中東民主化要求運動「アラブの春」で独裁政権が倒れた国々の混迷が続く中、先駆けとなったチュニジアは「中東民主化のモデル」と期待されているだけに、今回のテロ事件は国内外に衝撃を与えた。

 今回の事件で外国人が多数巻き込まれたことから、地元では観光業への悪影響を懸念する声が強い。観光業はチュニジアの国内総生産(GDP)の7%を占める基幹産業の一つだ。

 チュニジアは地中海沿岸都市として古代から栄えた歴史があり、カルタゴやローマ帝国時代の遺跡も多く、沿岸のリゾート地も観光客に人気だ。最盛期にはフランスやイタリアを中心に年間約700万人の外国人観光客が訪れた「観光立国」で、国民の2割程度は観光関連の仕事に就いているとされる。政府観光局のウェブサイトには日本語版もあり、日本人旅行客の誘致にも力を入れている。

 大規模な反体制デモでベンアリ独裁体制が倒れた11年の革命後、治安への不安から観光業は一時低迷。11年の外国人観光客は前年の3分の2程度の約470万人に減った。だが、軍や警察がイスラム過激派の掃討作戦を進めている内陸部の国境付近と異なり、チュニスがある北部や沿岸部の観光地は治安が比較的良好だった。外国人観光客も13年以降は年間約600万人台に持ち直していた。

 チュニジアは11年の革命後、世俗政党とイスラム政党の対立が深刻化し、一時は新憲法制定作業がストップするなど政治危機に直面した。しかし、同様の対立が軍事クーデターに発展したエジプトや、武力紛争に発展したリビアとは異なり、世俗政党とイスラム政党が対話で民主化を進めた経緯がある。そのため、国際社会では「民主化の優等生」とたたえる声もある。

 その一方、政治対立の裏で、治安の混乱や経済の低迷が続いたことは、若者が過激派に感化される一因になっている。

300チバQ:2015/03/19(木) 21:17:34
http://mainichi.jp/select/news/20150319k0000e030203000c.html
チュニジア銃撃:「まさか治安安定の首都でショック」
毎日新聞 2015年03月19日 11時56分(最終更新 03月19日 12時07分)
 【カイロ秋山信一】紛争が相次ぐアラブ諸国の中で、チュニジアは比較的治安が保たれていた。襲撃事件が起きた首都チュニスや地中海沿岸のリゾート地では近年、大規模なテロ事件が起きていなかっただけに、首都中心街近くでの事件は衝撃的だった。日本外務省の渡航情報でも退避勧告などは出ていなかった。

 政府と敵対するイスラム過激派は、主に南西部の山岳地帯や南東部のリビア国境の砂漠地帯で活動している。地元ジャーナリストのハビーブ・ワザンさん(30)は「事件が遠い山岳地帯ではなく、国家の中枢近くで起きたのはショックだ」と話した。

 事件を巡っては、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)などイスラム過激派が関与したとの見方もある。2011年の革命後、独裁政権下で抑え込まれていたイスラム過激派は勢力を拡大。シリア内戦ではISなどに約3000人のチュニジア人が参加していると推定されている。

 チュニジアでは11年の「アラブの春」でベンアリ独裁政権が倒れた後、独裁の中核を担った警察組織が弱体化。13年には当時与党だったイスラム政党に批判的な野党指導者2人がチュニスで相次いで暗殺される事件が発生。政治的なデモも頻発していた。

 さらに隣国リビアでは11年の内戦後、武力紛争が常態化。ISもリビアへの浸透を図っている。

http://mainichi.jp/select/news/20150319k0000e030204000c.html
チュニジア銃撃:人気の観光地暗転 中東混乱で客足遠のく
毎日新聞 2015年03月19日 12時00分(最終更新 03月19日 12時17分)
 地中海に面し、ヨーロッパとアフリカを結ぶ重要な中継地点として発展したチュニジアは、古代遺跡など有名な観光資源も多い。しかし中東情勢の不安定化に伴い、近年は国内からの旅行客の足は遠のいているという。

 大手旅行代理店の担当者によると、チュニジアは地中海沿岸諸国を巡るクルーズなどに組み込まれることが多い。ただ、2011年の中東の民主化要求運動「アラブの春」の影響もあり、アフリカ北部へのツアー自体が近年減少傾向にあるという。

 担当者は「以前はエジプトを中心にアフリカ北部は旅行客に人気があったが、『アラブの春』以降は旅行会社のツアーの取扱本数も減っている」と指摘。「あえて訪れるのは、よほど旅慣れている人や『行ったことのないところに行きたい』という人、あるいはその土地の歴史や文化に特に関心がある人くらいではないか」と語った。

 外務省は「治安当局の警戒体制は機能しているが、治安状況が依然不安定」として首都チュニスへの渡航に対し、十分な注意を促す渡航情報を出していた。

 チュニジア国家観光局のホームページによると、チュニジアには紀元前9世紀に海洋民族のフェニキア人が築いた幻の古代都市カルタゴなど歴史遺跡が数多く残り、映画「スター・ウォーズ」のロケ地としても知られている。チュニスの「メディナ」と呼ばれる中世イスラム都市の旧市街は世界遺産にも登録され、土産物店などの露店でにぎわっている。事件が起きたバルドー博物館は「チュニジアのルーブル」と呼ばれる国立博物館で、世界有数のモザイクを所蔵している。【和田武士、堀智行】

301チバQ:2015/03/19(木) 21:21:24
http://www.sankei.com/world/news/150319/wor1503190033-n1.html
2015.3.19 12:09
【チュニジア襲撃テロ】
「安全なはずなのに…」遺跡やリゾートで人気






事件のあった博物館近くで警戒に当たるチュニジア軍(AP)
 博物館襲撃テロで日本人の死傷者が出たチュニジアは、北アフリカでも人気の観光地とされる。民主化運動「アラブの春」の影響で日本からの旅行者が減った時期もあるが、日本の旅行代理店は「事件現場がある首都チュニスは特に安全なはずなのに、なぜ」と首をひねった。

 チュニジアは古代都市国家カルタゴの遺跡や地中海リゾートなどが日本人にも好評で、在日チュニジア大使館によると、日本からの渡航者はピークの2010年には約1万3千人に上った。アラブの春の先駆けとされる「ジャスミン革命」が起きた11年は約3千人に減少したが、14年には約6千人に回復していた。

 ユーラシア旅行社(東京)によると、事件があったバルドー博物館はモザイク画の展示が有名で、チュニスの観光では必ず訪れる場所という。


 担当者は「最近は過激派組織『イスラム国』の影響で、チュニジアへの日本人観光客は再び落ち込み始めていたが、チュニスの治安は通常では全く問題ないという認識だった」と語る。

 近畿日本ツーリスト(東京)の担当者は「エジプトなどの周辺国に比べて治安はいいという認識。チュニジアを訪れるクルーズ船のツアーも取り扱っているが、事件を受けて今後の対応について検討したい」と話した。(共同)

302チバQ:2015/03/19(木) 21:23:54
http://www.sankei.com/world/news/150319/wor1503190059-n1.html
2015.3.19 21:05
【チュニジア襲撃テロ】
「非イスラム」なら破壊対象 アフリカにも拡散する過激派の脅威

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18日、事件の舞台になったチュニス・バルドー博物館の入り口で犠牲者を追悼する人々(AP)
 【カイロ=大内清】チュニジアで日本人を含む多くの外国人が犠牲になった襲撃テロは、アフリカに広がるイスラム過激派の脅威を改めて突きつけた。チュニジアは2011年以降の中東民主化運動「アラブの春」で唯一の成功例といわれ、民主的な政権移行を進めてきたが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」など過激派には現代国家がそもそも「非イスラム的=悪」であり破壊対象だ。世俗派主導の政権への敵対心を先鋭化させ、経済に打撃となる観光客襲撃を実行したとみられる。

 北アフリカではアルジェリアで13年、国際テロ組織アルカーイダ系「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQIM)」の分派によるテロで日本人10人を含む外国人人質約40人が死亡。エジプト東部やリビアでは、イスラム国系組織が活動を活発化させている。

 また、西アフリカ・ナイジェリアのボコ・ハラムや、ソマリアのアッシャバーブも、周辺国を含む広い地域でテロを展開しており、過激派の脅威は拡散の一途をたどっている。

 チュニジアでは11年1月、権威主義的な統治を敷いたベンアリ政権が民衆デモを受けて崩壊した。その後の議会選ではイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系のアンナハダが躍進し暫定政府の主導権を掌握。旧政権期には厳しく監視されていた過激なイスラム勢力も活動の自由を得て、アンサール・シャリーアなどの組織を結成し、国内外の組織と連携を深めた。

 これに対し、フランス統治時代の影響から世俗主義が根強いエリート層はアンナハダと激しく対立。14年の大統領選で世俗派エリートの代表格であるカイドセブシ氏が当選したことでアンナハダは求心力を低下させ、過激派に対する取り締まりも厳しさを増した。

 チュニジアでは、政権移行こそ民主的に実現したものの、現実には現在の国家体制を支える世俗派とイスラム勢力の権力闘争があり、それが過激派の動向にも影響を与えている。

 こうした中で外国人観光客が襲撃されたのは、政権に経済的打撃を与える狙いからに他ならない。観光以外に目立った産業がないチュニジアで観光客の足が遠のくことは、外貨収入の大幅な減少に直結する。

 しかも過激派の論理では、非イスラム的政府を支える観光客の殺害はジハード(聖戦)として正当化される。同様の戦術は、イスラム過激派のテロが頻発した1990年代のエジプトでもみられ、97年にはルクソールで日本人10人を含む外国人60人以上が死亡した。

 チュニジアからは約3000人がイスラム国に参加し、うち500人ほどがすでに帰国したとされる。地元メディアでは1年以上前から帰還者のテロを警戒する声が高まっていたが、隣国リビアが内戦状態にあることなどから、人や武器の流れを管理するのは難しい。

 カイドセブシ政権は今後、強権的な手法も含めたテロ対策に乗り出すものとみられるが、それによって追い詰められたと感じる過激派がさらなるテロ闘争に出る恐れもある。

303チバQ:2015/03/19(木) 21:31:32
http://www.sankei.com/world/news/150319/wor1503190057-n1.html
2015.3.19 20:37

汚職、値上がり…ブラジル・ルセフ大統領の支持率低下、わずか13%に

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ブラジルのルセフ大統領(AP)
 【ロサンゼルス=中村将】南米ブラジルのルセフ大統領の支持率低下に歯止めがかからない。経済の低迷が続き、回復の兆しがみえないことに加え、国営石油会社ペトロブラスをめぐる政治家らの汚職疑惑への批判が政権を直撃している。18日に公表された世論調査会社ダタフォーリャによると、支持率は10%台にまで下がり、AP通信は、ルセフ氏の人気を、コロール元大統領が汚職疑惑で弾劾された1992年以来、「最悪」と報じた。

 ダタフォーリャの調査では、ルセフ政権について、「支持」にあたる「非常によい」「よい」との回答者は約13%にとどまり、「不支持」にあたる「非常に悪い」「悪い」は約62%に上った。「普通」は約24%だった。「不支持」は1カ月前の約44%から大幅に増えており、ルセフ氏の支持基盤とされる低所得者層からも、多くが「不支持」に回ったことを示している。

 調査は16、17の両日に面談形式で行われ、2842人が回答した。

 今年に入ってからの消費者物価指数は前年同時期に比べ7%以上上昇し、公共料金の値上げなどへの国民の不満も募る。景気対策は昨秋の大統領選でも争点となっていたが、一向に改善されていない。

 ペトロブラスの汚職疑惑がこれに追い打ちをかける。疑惑は、ペトロブラス幹部と政治家らが、請負業者に業務を発注する見返りに数百億ドルの賄賂を受け取った-というものだ。

 30人以上の連邦議員が関与しているとされ、ルセフ氏が所属する労働党も含め、大半が連立与党の議員という。最高裁が政治家らへの捜査を許可し、ルセフ氏もテレビ演説で「徹底的に調べる」と表明したが、政権への批判は増大し、15日にはルセフ氏の弾劾や退陣を求める大規模デモが全国150以上の都市で実施された。AP通信によると、デモ参加者は最大都市サンパウロだけで最終的に計210万人に上った。

304チバQ:2015/03/21(土) 12:06:38
http://mainichi.jp/select/news/20150321k0000m030050000c.html
チュニジア:悲しみと怒り 国旗掲げ「反テロ」叫ぶデモ
毎日新聞 2015年03月20日 19時43分(最終更新 03月20日 21時32分)
【チュニス秋山信一】血だまりに一輪の花がささげられた。心の傷をそっと癒やすように。ある人は鎮魂のろうそくに灯をともし、ある人は「反テロ」を声高に叫ぶ。静と動のコントラストが、チュニジアの動揺を物語っていた。

 日本人3人を含む23人が犠牲になった国立バルドー博物館襲撃事件から一夜明けた19日、閉鎖されていた博物館の敷地の一部が開放され、数百人のデモ隊が入り口の前まで行進した。「血塗られたチュニジアに自由を、テロリズムを追い出せ」。赤を基調とした国旗を掲げ、国歌を歌うデモ隊の姿は、テロに屈しない市民の意思を体現していた。

 イスラム過激派に警察官の夫を殺害されたジュディ・アメンさん(49)は約120キロ離れた中部スースから駆けつけた。「夫のことを思い出し、昨夜は眠れなかった」。反テロのシュプレヒコールを勇ましく叫ぶが、心境を問うと「とても悲しい」と答えが返ってきた。

 近くに住む中学1年生のワディ・サルミさん(12)は、博物館裏手にある商店で母親と買い物をしていた時に事件に遭遇した。連続する銃撃音の大きさに「(2011年の)革命の時に聞いた祝砲とは違うとすぐに分かった」。逃げ惑う観光客の姿が脳裏に焼き付き、「チュニジアのために行動したい」と母親に訴えて、デモに参加した。

 警察官が厳重に警備する入館口前の路上には、10カ所以上に血だまりが残り、ガラスの破片が散らばっていた。血だまりの近くには、ピンクのバラや大小のろうそくが供えられていた。

 博物館から離れると、チュニス市内は平穏な空気が漂う。19日夕、約4キロ東の目抜き通りでは、春の陽気に誘われて、路上ライブや屋外カフェがにぎわっていた。

 だが表層には出ない緊張感もある。「なぜ日本人と一緒にいるんだ」。記者がチュニジア人通訳(20)と歩いていると、私服警官が声をかけてきた。通訳が持っていた身分証が期限切れだと指摘し、発行元の会社に身元確認の電話を入れる念の入れようだった。

 チュニジアは国民の約2割が観光関連の仕事に就く「観光立国」だ。外国人観光客が多数巻き込まれた事件に衝撃を受け、治安当局は「第二のバルドー」を厳重に警戒する。「バルドー博物館の警備要員として新たに警察官400人が採用されることになりました」。19日にラジオから聞こえてきたニュースは、過剰とも思える政府の反応を伝えた。

 「この先、どうなるのか心配です」。中心街のホテルに勤めるソニアさん(40)はため息をついた。客商売に笑顔は欠かせない。ソニアさんは事件後も明るく振る舞うが、接客が途絶えると表情が曇る。「こういう痛み、あなたに分かるかしら」。両拳を心臓の前に合わせ、ソニアさんはギュッと目をつぶった。

 チュニジアは20日、独立記念日を迎え、中心街にはチュニジア国旗が並ぶなど高揚感が漂っている。直前の襲撃事件を受けて、国民の連帯を表す大規模な集会も予定されている。

305チバQ:2015/03/21(土) 12:14:22
http://www.sankei.com/world/news/150321/wor1503210003-n1.html
2015.3.21 00:36
【チュニジア襲撃テロ】
「戦士よ、戦争を仕掛けろ」アルカーイダ? イスラム国…残る謎「今は答えない」

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襲撃事件の現場となったバルドー博物館の入り口前では19日、ローソクが灯され、「テロにノーを」と書かれたプラカードを持った女性らが犠牲者の死を悼んだ(大内清撮影)
 【チュニス=大内清】チュニジアの博物館襲撃事件で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が「犯行声明」を出した。一方で同国のカイドセブシ大統領は、チュニジアやリビアで活動する過激派アンサール・シャリーアの犯行だとの見方を示したほか、別の武装組織の存在も指摘される。事件の背後関係はなおも謎に包まれている。

飛び交う声明

 18日の襲撃事件の約12時間前、ネット上に、チュニジアでのテロを呼び掛ける音声声明が掲載された。「戦士よ、(政府に)戦争を仕掛け暴力を喚起しろ」



 発信者は、同国西部の丘陵地帯を中心にテロを展開する「オクバ・イブン・ナフィア旅団」の幹部。国際テロ組織アルカーイダ系ともイスラム国支持に乗り替えたともいわれる組織だ。

 19日には、主に同旅団が犯行声明などに利用する過激派系ネットメディアの名で、実行犯2人の当日の行動を詳細に説明した文書が出回った。事件に関する同国政府の説明を嘲(あざけ)り、「お前たちの嘘を楽しむため、誰が背後にいるかは今は答えない」としている。

 文書の真偽は不明で、発信元のネットメディアもアンサール・シャリーアとの関連が指摘されるなど、実態は分かっていない。

 さらに、イスラム国は19日の声明で実行犯2人はイスラム国メンバーだと主張。複数グループの声明が飛び交い、事件の真相を一層分かりにくくしている。

狙いは国内不安定化?

 「襲撃グループは特定の組織のメンバーというより、独立した『ローンウルフ(一匹おおかみ)』の寄せ集めではないか」。エジプトのテロ専門家、カマール・ハビーブ氏はそう分析する。

 「犯行声明」とされるイスラム国の声明からも、直接的な指令や支援があったかは不明で、事件への関与を誇示することで過激派の間での名声を高めたいとの狙いも透けてみえる。

 今回の事件で実行犯2人は観光の目玉である博物館を襲撃しているが、これは、観光に依存した国で国内経済に打撃を与えるための「テロ闘争の常道」。ハビーブ氏は、外国人殺害は「主目的である国内権力の不安定化」を達成するための手段だと推測する。

リビアで訓練か

 一方、英BBCによると、チュニジアの治安当局者は20日、実行犯2人が内戦状態の隣国リビアで軍事訓練を受けていたことを明らかにした。

 リビアにはチュニジアのアンサール・シャリーアを率いるアブーアヤド容疑者が潜伏しているとされることから、同組織の関与を指摘する状況証拠の一つになっているものとみられる。

 他方、政府が機能していないリビアは多くの組織の武器調達ルートとなっており、オクバ・イブン・ナフィア旅団なども拠点を構えているとみられる。イスラム国系組織も存在する。

 過激派の間では、異なる組織のメンバーが個人的に結びついたり、1人が複数の組織に関係していることは珍しくなく、襲撃グループの組織的背景の解明には時間がかかりそうだ。

306チバQ:2015/03/22(日) 12:17:31
http://www.sankei.com/world/news/150321/wor1503210049-n1.html
2015.3.21 21:41
【チュニジア襲撃テロ】
警官はコーヒー休憩中? 誰も任務果たさず「大失態」と議会が批判






チュニジアの首都チュニスの繁華街で、反テロのメッセージが書かれたプラカードを手にする女の子=20日(共同)
 フランス公共ラジオによると、チュニジア議会のモーロ副議長は20日、博物館襲撃テロが起きた際、警備担当の警官がカフェでコーヒーを飲むなどして、誰も任務を果たしておらず「大失態」があったと批判した。

 モーロ氏によると、事件発生当時、隣接する博物館と議会の警備任務を割り当てられていたのは4人の警官だが、実際には「誰もいなかった」。

 モーロ氏は4人について「2人はカフェにいた。1人は軽食を取っており、1人は来ていなかった」と述べた。(共同)

307チバQ:2015/03/23(月) 20:21:13
http://mainichi.jp/select/news/20150324k0000m030063000c.html
チュニジア襲撃:客の姿もまばらに…観光業界に広がる不安
毎日新聞 2015年03月23日 19時40分

 ◇「船のキャンセル響く」 見合わされる外国客船寄港

 【シディブサイド(チュニジア北部)宮川裕章、チュニス秋山信一】チュニジアの首都チュニスで国立バルドー博物館が襲撃され20人以上が死亡した事件で、国の基幹産業の観光業界に不安が広がっている。2011年の反政府運動で崩壊したベンアリ政権時代に経済が安定していたことを懐かしむ声も出ている。

 地中海沿いの丘に連なる鮮やかな青白2色の建物。チュニジア北部の観光地シディブサイドには土産物店が並ぶが、通りは客の姿がまばらだ。「船のキャンセルが響いている」。キーホルダーなどを売る土産物店主、フェシシ・ボルヘンヌさん(38)は渋い表情だ。18日にチュニスで起きた襲撃事件以降、外国からの客船の寄港が見合わされている。

 「今回のテロの影響は、11年の革命時の混乱で観光客が減った時とは比較にならないほど大きい」。国内の旅行代理店700店が加盟するチュニジア旅行代理店協会のナディア・クタタ事務局長(40)は心配する。

 革命前、約700万人だった外国人観光客は一時470万人に減ったが、13年以降は600万人台に持ち直していた。だが以前の水準には戻っておらず、観光業界では、人権抑圧体質だった一方で治安、経済は安定していたベンアリ政権時代を懐かしむ声が聞こえてくる。

 クタタ事務局長は02年に南部ジェルバ島のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)でドイツ人観光客ら約20人が死亡したテロ事件を振り返り、「あのテロでドイツからの観光客が減少し、その時の影響が続いていた。そこに首都で事件が起きた。回復までに何年かかるのか分からない」と話した。

 国内総生産の7%を占め、直接雇用だけで40万人、間接雇用などを合わせると人口1000万人の国民の2割が従事するとされる主産業・観光業への打撃に政府も頭を痛めている。政府は襲撃事件後、治安対策と同時に観光業界へのテコ入れを進める緊急委員会を発足させ、金融支援をこれまでの2倍に増やす意向だ。

 「観光しかない国だからこそ、博物館がテロに狙われた。この危機を国民みんなで団結して乗り越えなければならない」。チュニスのタクシー運転手、アビブ・キアリさん(46)は語った。

308チバQ:2015/03/23(月) 21:02:39
http://www.afpbb.com/articles/-/3043180
ダルフールでアラブ系と黒人系が衝突、死者発生 スーダン
2015年03月21日 16:09 発信地:ハルツーム/スーダン
戦争・紛争
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ダルフールでアラブ系と黒人系が衝突、死者発生 スーダン ×スーダン・北ダルフール州の州都エルファシェル入りした反政府勢力「スーダン解放軍」の戦闘員ら(2008年9月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/ASHRAF SHAZLY 写真写真拡大をみる 写真購入のお問合せはこちら
【3月21日 AFP】アラブ系と非アラブ系の部族対立が続くスーダン西部ダルフール(Darfur)地方で、両グループの武装組織による衝突により、死者が発生した。両部族の指導者は20日、AFPの電話取材に応じたが、両者の言い分は異なっている。

 北ダルフール(North Darfur)州の州都エルファシェル(El Fasher)北方のマリト(Mallit)地区では、重火器による戦闘が続いている。アラブ系の部族、ザヤディヤ(Zayadiya)の指導者、アブダラ・ジェズ(Abdallah Jezu)氏はAFPの電話取材に対し、非アラブ系部族のベルティ(Berti)に村落を襲撃され、6人が死亡、13人が負傷したと語った。襲撃は19日から続いているという。

 一方、ベルティ側の指導者、マク・アーメダエ(Al-Mak Ahmedaye)氏は同じくAFPの電話取材に、最初は17日にザヤディヤ側がベルティの村落を襲い、複数の村落を焼き払ったと述べ、ベルティの13人が死亡したと語った。

 両者とも先に攻撃を仕掛けたのは相手側だと主張し、交戦が始まった理由には触れていないが、ダルフールでは土地や家畜をめぐる部族間衝突が常態化している。

 AFPが電話取材した目撃者は、少なくとも20体の遺体を目にしたと語ったが、どちら側の死者かは不明だという。また襲撃では両者とも重火器を用いていたと証言した。

 ダルフールでは2003年に、アラブ系中心の政府に疎外されているとして反発した黒人系住民が蜂起して以来、衝突が泥沼化。いわゆるダルフール紛争で、国連(UN)によると少なくとも30万人が殺害され、200万人以上が避難民となった。(c)AFP

309チバQ:2015/03/24(火) 20:40:30
http://www.sankei.com/world/news/150323/wor1503230005-n1.html
2015.3.23 07:00
【テロリストの軌跡・チュニジア襲撃(上)】
異常な信仰心、友人と縁切る…当初は警察署攻撃計画か

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チュニジア政府は21日、首都チェニスの国立バルドー博物館内で、ライフルを構えて歩くテロリスト2人(右)を映した防犯カメラの映像を公開した(AP)
 チュニジアの首都チュニスのバルドー博物館が18日白昼に襲撃され、日本人観光客3人を含む21人がテロリストの凶弾に倒れた。現場で治安部隊に射殺された襲撃犯2人とは誰なのか。なぜ世界を震撼(しんかん)させた蛮行に及んだのか。チュニジアで2人の足取りを追った。



 兄には一種の予感があった。「弟は早く死んでアッラー(神)の下に行きたいと考えているのでは」

 チュニジア西部の村イブラヒム・ザハールで1年半ほど前、襲撃犯となるジャーベル・ハシュナーウィ(19)に突如、大きな変化が訪れた。「(イスラム教の聖典)コーランを読みながらボロボロと涙を流し始めたんだ」と兄のムラード(29)は振り返る。「神と一つになれたと感じていたようだった」

 ジャーベル本人には天啓に等しい経験だったのだろう。つかれたように聖典を読みふけるようになった。

 未明まで机に向かい、1時間ほど仮眠して夜明けの礼拝に起き出す。偶像を否定するイスラムの教えに忠実であろうと、自分の写真をすべて焼き捨てる-。

 「とてもじゃないが普通の信仰態度じゃない」。ムラードは今、弟を「病院に連れて行けばよかった」と自責の念に駆られている。

× × ×

 その約半年後、イブラヒム・ザハールから約200キロ離れた首都チュニスでは、後の共犯者、ヤシン・アビーディ(27)も強烈な信仰心を抱くようになっていた。足しげくモスク(礼拝所)に通い、少しずつひげをたくわえた。同時に、「それまでの友達全員と縁を切ってしまった」と幼なじみの男性は言う。

 同じサッカーチームを応援し、近所の仲間でプレーもした。イスラム教が禁じる酒を酌み交わすこともあった。フランス植民地時代に世俗化が進んだ都市部では標準的な若者同士の交流だ。だがヤシンは、幼なじみと道ですれ違っても顔を背け、モスクで知り合ったとみられる友人とだけ付き合うようになっていった。

× × ×

 ジャーベルとヤシン。生まれた場所も年齢も違う2人は18日、ローマ時代のモザイクの収蔵数では世界有数とされる観光名所、バルドー博物館に突入した。

 何が2人を変えたのか。取材を進めるうちに、イスラム過激派に連なる人物がジャーベルの周辺に浮かび上がってきた。

戦闘員斡旋の男が洗脳? 20日前から博物館下見

 ジャーベル・ハシュナーウィが住んでいた村は、チュニジア最高峰シャンビ山の麓に広がる丘陵地帯にある。一帯はイスラム武装組織「オクバ・イブン・ナフィア旅団」の拠点で、ここ数年は警察へのテロが頻発。ジャーベルが通った高校のある町サビーバでは、警察官の多くが防弾チョッキを着て勤務に当たる。

 警察官の一人が匿名を条件に明かした。「ジャーベルの友人の兄に、同旅団関係者でシリアやリビアへ戦闘員を斡旋(あっせん)しているらしき男がいる。ジャーベルはやつに影響されたんだ」。両者の接点は比較的最近からとみられるという。

 「いつかお前らを殺す!」。昨年秋ごろ、この警察官はジャーベルにこう罵(ののし)られた。高校生のジャーベルや家族に当局とのトラブルはない。なのに、警察を目の敵にする弟の心理状態について、兄のムラードは「信仰が純化した状態で(誰かから)簡単に洗脳されたのだろう」とみる。

310チバQ:2015/03/24(火) 20:40:49
 警察は昨年暮れごろ、ジャーベルが友人と警察署攻撃を計画しているとの噂を察知し、署に呼んで事情を聴くことにした。「そうしたら姿を消しちまった」(同警察官)。逃亡先は内戦状態の隣国リビア。両親にも知らせず、旅券もなかった。警察は、問題の男が出国を手助けしたとの見方を示しているという。

× × ×

 ジャーベルはリビアから家族に電話を4回している。「最後の電話では『二度と戻らない』と言っていた。問い詰めたら電話が切れた」と父のアッズッディーン(54)は話す。これが最後の会話となった。

 チュニスのヤシン・アビーディもほぼ同時期にリビアへ入国したとみられている。近所の友人らは「過激なモスクに出入りして感化された」と噂し合った。

 政府高官によると、リビアには東部ベンガジやデルナ、西部サブラタなどにチュニジア人を受け入れる武装勢力の訓練施設があり、2人もそのいずれかで銃や爆発物の扱いを習得したとみられる。2人がリビアで出会った可能性は高い。

× × ×

 2人はいつから犯行を計画し、準備に入ったのか。

 治安当局者が地元紙に明らかにしたところでは、リビアから戻った2人は、襲撃の約20日前から博物館周辺を下見。ジャーベルは犯行24時間前の17日昼にも現場を訪れていたという。

 その日の深夜、ヤシンの近所の男性は、家の前の暗がりで、携帯電話で話すヤシンを見かけている。その姿は「まるで恋人との電話みたいに少し興奮した様子だった」という。その相手はジャーベルだったのか。それとも別の共犯者か-。大統領のカイドセブシは22日、地元テレビに「3人目の襲撃犯が逃亡中だ」と明かし、必ず逮捕すると力を込めた。=呼称・敬称略

(チュニス 大内清)

311チバQ:2015/03/24(火) 20:41:27
http://www.sankei.com/world/news/150324/wor1503240038-n1.html
2015.3.24 13:29
【テロリストの軌跡・チュニジア襲撃(下)】
「あなた方はイスラム教徒ではない」家族に不信仰者宣告 強まる過激思想

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襲撃犯の1人、アビーディ容疑者が金曜礼拝のために通っていた自宅近くのモスク。イマーム(導師)の男性は固く口を閉ざした=チュニス北西部イブン・ハルドゥン地区(大内清撮影)
 「あなた方は本当のイスラム教徒ではない」。チュニジア博物館襲撃事件を実行して射殺されたジャーベル・ハシュナーウィ(19)が、家族に言い放った。聖典コーランに極度に傾倒するようになって間もなくのことだ。

 イスラム過激派が広く共有する思想に、「タクフィール(不信仰者宣告)」がある。たとえ同じイスラム教徒でも、信仰が足りない人や「敵」に協力的な人を不信仰と決めつけ、殺害さえ正当化する。

 高校生のジャーベルは「普段は家族と言い争うことはなかった」(兄のムラード)。が、こと宗教に関しては家族さえも一方的に断じる教条的な言葉には、過激思想の萌芽(ほうが)がある。

 後にジャーベルとともに射殺されるヤシン・アビーディ(27)にも、似た傾向があった。

 昨年、ヤシンの近所に住む幼なじみはガールフレンドとお茶を飲んでいたところ、ヤシンから「男女交際はハラーム(宗教上の禁忌)だ」と難詰された。周囲との交際を絶っていたヤシンから聞いた久しぶりの言葉は、極めて攻撃的なものだった。

× × ×

 ジャーベルは、チュニジア西部イブラヒム・ザハールで4人きょうだいの末っ子として生まれた。リンゴの産地として知られるだけの小さな村だが、その中では広い土地を持つ一族だ。親族に教師が多く、長兄ムラードは博士課程で学ぶ。そんな環境で育ったジャーベルは、「勉強好きの礼儀正しい子だった」(近所の女性)。

 一方、ヤシンの一家が7〜8年ほど前に近所から移り住んだというチュニス北西部イブン・ハルドゥン地区の実家は、富裕ではないが、貧しくもない。近所の友人は「多めにお小遣いをもらえるヤシンがうらやましかった」。本人の学業成績も優秀だったという。

 比較的ゆとりのある家庭で不自由なく育ち、真面目との評価も受けてきた2人。だがその性格は、信仰心が強くなるに従い他者への不寛容につながっていった。

× × ×
   

 「ここで何をしている?」。ヤシンの地元にあるモスク(礼拝所)を訪ねると、警官を名乗る私服の男性に声を掛けられた。ヤシンの立ち回り先への監視が強化されていることがうかがわれる。

 近所の住民によるとヤシンはほぼ毎週、ここで金曜礼拝に参加していた。だがモスクのイマーム(導師)は、困惑しながら「そんな人は知らない」と言い、原理主義的な傾向が強い別のモスクの名を挙げた。

 そのモスクも同様にヤシンとのつながりを否定し、また別のモスクを紹介してきた。次のモスクも、そのまた次も。ヤシンの名を出すと、一般の礼拝者も多くが顔をこわばらせる。

 友人らの証言から、これらのモスクにヤシンが出入りしていたのは間違いないとみられるが、みな関わりを避けようとする。当局からにらまれるのを恐れているのだ。その一方でイマームたちは、判で押したように「イスラムは平和的な宗教だ」と繰り返した。

 にもかかわらずヤシンらがテロリストとなったのは、個人の資質や環境によるものなのか、それともイスラム教に内在する何かが作用してのことなのか。

 ヤシンとの関係を否定しようとする関係者らの態度は、臭いものに蓋をして、イスラム世界が過激思想の拡散をどう防ぐかという問いから、目を背けているだけであるように見える。=呼称・敬称略(チュニス 大内清)

312チバQ:2015/03/26(木) 23:05:53
http://mainichi.jp/select/news/20150327k0000m030093000c.html
ナイジェリア大統領選:元軍政議長が支持拡大 政権交代も
毎日新聞 2015年03月26日 21時27分

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ最大の人口と経済規模を持つナイジェリアで28日、大統領選と議会選が行われる。北東部で勢力を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムへの対応や汚職横行などを巡って、現職ジョナサン大統領(57)の人気に陰りが出る中、元軍事政権トップの最大野党候補ブハリ氏(72)への期待が高まり、両者の支持率は拮抗(きっこう)。政権交代の可能性をはらんだ接戦となっている。

 「失敗した現職か実績のある元独裁者か、という選択だ。治安、汚職、経済の分野でナイジェリアが直面する課題を見るべきだ。率直に言ってジョナサン氏は(対応能力を)示せなかった」。ブハリ氏陣営の報道官は英紙サンデー・テレグラフの取材に「争点」をそう明言し、自負をのぞかせた。

 1960年に英国から独立したナイジェリアでは軍事政権の期間が長く、99年に民政移管。以後、すべての大統領選で与党「国民民主党(PDP)」の候補が野党候補を破ってきた。しかし今回は最大野党「全進歩会議(APC)」に大きな追い風が吹いている。

 最大の要因は、一向に奏功しない政府のボコ・ハラム鎮圧作戦への強い批判だ。2009年から北部で政府機関や学校などへのテロ攻撃を強めてきたボコ・ハラムは昨年4月、北東部チボクの女子校から少女約270人を拉致。国民の間で早期救出による解決を願う声が高まったが、いまだに少女たちの消息は不明のまま。さらにボコ・ハラムは昨年7月ごろから、北東部で町や村の制圧を進め、同8月にはイスラム国家樹立を宣言。ベルギーに匹敵する約3万平方キロを支配下に置いたとの推計もある。事実上国家の分断が進む中、ジョナサン政権は有効な手を打てていない。

 一方、軍出身のブハリ氏は、84〜85年に最高軍事評議会議長として軍政を率いた経験がある。民政移管後は前回(11年)を含め3回大統領選に出馬したがいずれも敗れた。だが今回はかつての強権イメージが逆に「強いリーダー」と受け取られ、支持拡大につながっているようだ。

 ナイジェリアは北部がイスラム教徒、南部がキリスト教徒が多数派で人口も拮抗。ジョナサン氏が出身地の南東部のキリスト教徒を支持基盤にする一方、イスラム教徒のブハリ氏は出身地の北部で支持を固め、最大都市ラゴスがある南西部でも支持を広げているとされる。

 本来先月14日に予定されていた選挙は、治安悪化を理由に選管が今月28日に延期した経緯があり、野党側には、形勢不利と見た与党側が選管に圧力を加えたとの見方もあり、不満がくすぶる。ジョナサン氏がブハリ氏を破った前回選では直後に、暴動が発生しイスラム教徒とキリスト教徒の衝突にも発展、800人以上が死亡したとも指摘され、今回も暴動が起きないか懸念される。また選挙自体に反対するボコ・ハラムによるテロ攻撃も心配される。

313チバQ:2015/03/26(木) 23:06:27
http://www.afpbb.com/articles/-/3043614
ナイジェリア政府、ボコ・ハラムによる子ども大量拉致を否定
2015年03月26日 11:26 発信地:ラゴス/ナイジェリア
【3月26日 AFP】ナイジェリア政府は25日、同国北東部でイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が多数の子どもを拉致したとの報道を否定した。

 報道では、今年初めにボコ・ハラムによって掌握された北東部ボルノ(Borno )州の町ダマサク(Damasak)が、最近になって隣国チャドとニジェールの連合軍によって奪還された際、ボコ・ハラムが数百人の子どもを連れ去ったとされていた。

 だがナイジェリア政府のマイク・オメリ(Mike Omeri)治安問題担当報道官はAFPに対し、「ダマサクで新たな拉致事件は発生していない」と述べ、市民集団拉致の情報は把握していないと説明。さらに、同地域選出の上院議員や情報当局の高官も、情報の信ぴょう性に疑問を呈している。

 こうした矛盾した情報は、約6年にわたり続くボコ・ハラムの武装闘争によって北東部の通信インフラが壊滅し、人々の移動が制限されている状況での事実確認の難しさを改めて浮き彫りにしている。(c)AFP

314チバQ:2015/03/26(木) 23:43:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3043597
「黒人お断り」の中華レストランが閉鎖、ケニア
2015年03月25日 21:13 発信地:ナイロビ/ケニア
【3月25日 AFP】黒人の入店を拒否しているとして批判されていたケニアの首都ナイロビ(Nairobi)の中華レストランが一時閉店となり、店主らが当局に出頭を求められた。現地メディアが25日、伝えた。

 ナイロビの商業・居住地区キリマニ(Kilimani)にある「重慶(Chongquing)」は、人種差別的な対応をとっているとして近隣住民がソーシャルメディアで激しい怒りの声を上げたことから市当局に注視されるようになった。同レストランは、午後5時以降の黒人の入店を拒否していたという。ソーシャルメディアでは「#RacistRestaurant(人種差別レストラン)」や「#NoBlacksHere(黒人お断り)」、「#TheChineseInvasion(中国の侵略)」などのハッシュタグがトレンドの話題となった。

 レストランの店主らによると、この措置は2013年の強盗事件を受けたもの。地元紙デーリー・ネーション(Daily Nation)によると店主らは人々を怒らせてしまったことについて謝罪しているという。

 だが、レストランが一時閉店となったのは、正式な免許を持っていなかったためだった。ナイロビ州のエバンス・キデロ(Evans Kidero)知事は声明で「このレストランが免許を持っていなかったことが分かり、規則に従うまで同店を閉鎖するよう私が命じた」と述べた。

■「知らないアフリカ人の入店を認めない」

 レストランの広報担当者はデーリー・ネーション紙に対し、強盗とソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム過激派組織「アルシャバーブ(Shebab)」の戦闘員の入店を阻止するためにこのような措置をとったと語った。アルシャバーブは2013年にナイロビの「ウエストゲート(Westgate)」モールを襲撃し、少なくとも67人が死亡した。

「われわれは知らないアフリカ人の入店を認めない。なぜなら、誰がアルシャバーブで誰がそうでないかの区別がつかないからだ」とレストランの広報担当者エスター・ザオ(Esther Zhao)氏は語り、在ナイロビ中国大使館から中国企業に対し襲撃に警戒するよう注意があったと付け加えた。

 中国は東アフリカ最大の経済国であるケニアの主要な投資国。ナイロビ市当局者は地元紙スター(Star)に「(今回の騒動は)ケニアと中国の友好、外交関係とは無関係」と語った。(c)AFP

315チバQ:2015/03/27(金) 21:56:15
http://mainichi.jp/select/news/20150328k0000m030062000c.html
ミャンマー:総司令官 続く内戦に「停戦には武装解除を」
毎日新聞 2015年03月27日 19時46分(最終更新 03月27日 21時16分)

 【ネピドー春日孝之】ミャンマー国軍記念日の式典が27日、首都ネピドーであった。ミンアウンフライン総司令官は演説で、中国との国境近くで国軍と一部少数民族武装組織との戦闘が続く問題に絡み「停戦実現には武装解除と(国軍への)統合が不可欠だ」と訴えた。

 内戦は民主化プロセスを阻害しかねない最大懸案の一つで、「全国停戦」に向けて政府と少数民族側の和平交渉が続く。だが、双方は停戦合意案の内容を巡り、最近も「全国停戦が先か、武装解除が先か」の綱引きを繰り広げた。

 ミャンマー北部カチン州ではカチン独立軍(KIA)、東部シャン州ではコーカン族など複数の武装組織が国軍と戦火を交えている。少数民族側は「高度の自治権」を求めているが、司令官は演説で「真の和平を望むなら、武力でなく、政治的な手段のみを使うべきだ」と主張した。

 2011年の民政移管について、「国軍(軍政)が規律ある民主主義国家への平和的な移行を成し遂げた」と自賛。今年11月予定の総選挙を「民主化の象徴的な出来事」と位置づけ、今後も民主化プロセスを後押しする姿勢を示した。

 ただ中東の民主化運動「アラブの春」の失敗を念頭に「改革を急がないことだ」と指摘。「政党政治を過度に重視するのでなく、国家全体の利益を考慮した政治こそが安定と平和をもたらす」と述べ、党派・党略にとらわれない「国軍」の役割の大きさを強調した。

 軍優位を規定した憲法の改正を野党指導者アウンサンスーチー氏は「民主化の核心」と主張しているが、司令官は「完璧な憲法を持つ国などない。改正が必要なら憲法規定に従うべきだ」と突き放した。改正には国会議員の4分の3超の賛成が必要。軍人議員が国会の4分の1を占めており、改正には軍の賛同が欠かせない。

 国軍記念日は故アウンサン将軍の抗日蜂起を記念し、70周年の今年も恒例の軍事パレードが行われた。将軍の娘で一昨年から出席していたスーチー氏は欠席。「体調不良」とみられている。

316チバQ:2015/03/28(土) 09:47:11
http://www.afpbb.com/articles/-/3043843
ナイジェリア軍、ボコ・ハラム要衝を奪回 大統領選前日に発表
2015年03月28日 09:15 発信地:アブジャ/ナイジェリア
【3月28日 AFP】ナイジェリア軍は27日、大統領選の投票を翌日に控えて緊張が高まる中、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の要衝グウォザ(Gwoza)の奪回に成功したと発表した。

 有力な野党候補者の挑戦を受けつつも今回の大統領選で再選を目指しているグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領は6年前から続いているボコ・ハラムの武力行動を止めるには至っていない。ボコ・ハラムの攻撃によってこれまでに1万3000人以上が死亡しているが、グウォザを失ったことはボコ・ハラムにとってこれまでで最大の打撃となった。

 グウォザ奪回はナイジェリアの首都のアブジャ(Abuja)で発表されたが、首都の中心部に人影はほとんどなかった。ジョナサン大統領と野党候補の両陣営は大統領選で勝利すると公言しており、多くの人が投票後に騒乱が起きると予想しているためだ。

 選挙戦ではボコ・ハラムへの対応が争点になった。野党・全革新会議(All Progressives Congress、APC)の大統領候補で、かつて独裁者としてナイジェリアの軍事政権を率いたムハンマド・ブハリ(Muhammadu Buhari)氏はジョナサン大統領の治安対策を批判している。

 ブハリ氏は選挙運動期間最終日の26日、大統領になれば軍と治安機関の立て直しを新政権の「最優先事項」にして「ナイジェリアを二度とテロリストの安全地帯にはさせない」と述べ、昨年4月にボコ・ハラムによって誘拐された219人の女子生徒を保護し、家族と再会させると約束した。(c)AFP/Ola Awoniyi with Phil Hazlewood in Lagos

317チバQ:2015/03/29(日) 11:50:15
http://mainichi.jp/select/news/20150329k0000m030068000c.html
ナイジェリア:大統領選は事実上の一騎打ち 支持率拮抗
毎日新聞 2015年03月28日 19時36分

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ最大の人口と経済を抱えるナイジェリアで28日、大統領選と議会選が実施される。大統領選では、北東部で活発化するイスラム過激派ボコ・ハラムへの対応などを巡って批判が強まる現職ジョナサン氏に、最大野党候補のブハリ氏が挑む、事実上の一騎打ちの構図で、両者の支持率は拮抗(きっこう)している模様だ。数日以内に大勢が判明するとみられる。

 2009年以降、北部でテロ攻撃を激化させてきたボコ・ハラムは、昨年4月に北東部チボクの女子校から少女約270人を拉致。7月ごろからは北東部で町や村を制圧し、8月にはイスラム国家樹立を一方的に宣言した。国民の間では、混乱を収拾できない現政権への批判が高まっている。

 選挙は当初、先月14日に実施予定だったが、ボコ・ハラムの攻勢を受け、選管が延期を決めた。

318チバQ:2015/03/29(日) 12:02:49
http://www.sankei.com/world/news/150328/wor1503280046-n1.html
2015.3.28 19:56

ナイジェリア大統領選実施、焦点は対「ボコ・ハラム」厳戒下、与野党候補接戦

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28日、ナイジェリア首都アブジャの近郊で、大統領選で投票するために列に並ぶ女性ら(AP)
 ナイジェリアで28日、大統領選挙が実施された。イスラム過激派ボコ・ハラムのテロを警戒し、軍などが全土で厳戒態勢を敷いた。現職の与党候補と野党候補の接戦が見込まれ、1999年の民政移管後、初の政権交代が実現するかが注目される。大勢は数日中に判明する見通し。

 テロのほか、対立する支持者の衝突を防ぐため、投票所が開いた午前8時(日本時間同日午後4時)以降、車の移動は原則禁止され、普段は多くの車が行き交う首都アブジャの街中はひっそりとしていた。数日前から陸と海の国境は封鎖された。

 与党「国民民主党(PDP)」の現職ジョナサン大統領(57)と、野党「全進歩会議(APC)」のブハリ元最高軍事評議会議長(72)による事実上の一騎打ち。事前の世論調査で、2人の支持率は拮抗している。(共同)

319とはずがたり:2015/03/31(火) 10:51:51

世界でいちばん怠け者が多い国、ってどこの国?
http://news.livedoor.com/article/detail/9944011/
2015年3月29日 7時0分

大西洋南西部に浮かぶナウル島にあるのがナウル共和国。国土の面積は約21平方キロメートルで人口は約1万人。このナウル島はアホウドリや他の海鳥の糞が堆積してできたリン鉱石が豊富に存在していた。20世紀初頭にリン鉱石の採掘が始まり、外国へ販売することで国民は豊かな生活を享受した。1980年代には世界で最も高い国民所得を誇り、税金はなく、医療費、教育費は無料。ベーシックインカムなど豊富な社会保障を実現していた。

「働いて金を稼ぎ、生活する」という経験のない成人が数多く存在し、全国民に占める肥満の割合は世界1位で71.1%。全国民の30%以上が糖尿病を患っている。

しかし、1990年代後半にリン鉱石が枯渇。長年国民が労働を経験せず、生活物資も輸入に頼っていため、経済が崩壊した。現在の失業率は90%以上で、基本的なインフラを維持するのも困難なほどになり、各国の援助に依存しているという。

人間誰でも「宝くじに当って左団扇」を一度は想像するだろうが、やはり人間は「適度に働いて、その金で生活する」のが大切なようだ。

日刊大衆

320チバQ:2015/03/31(火) 21:13:37
http://www.sankei.com/world/news/150331/wor1503310070-n1.html
2015.3.31 20:11

ナイジェリア大統領選 野党候補が優勢、暫定結果 15人殺害、対「ボコ・ハラム」が争点、外出禁止令も

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 【ロンドン=内藤泰朗】アフリカ大陸最大の人口を抱え、経済規模も大陸で最大級とされるナイジェリアの大統領選挙は31日、同国選挙管理委員会が暫定的な開票結果を公表した。全36州のうちアブジャ首都圏を含む31州で野党のブハリ元最高軍事評議会議長(72)が約1300万票を獲得し、約1050万票を得た現職のジョナサン氏(57)をリードした。最終結果は同日以降に発表するとしている。

 選挙は、キリスト教徒が多く、産油地帯で潤沢な石油収入がある南部出身のジョナサン氏と、イスラム教徒が多く、開発から取り残されて貧しい地域も多い北部出身のブハリ氏による事実上の一騎打ち。拡大する経済格差や、アフリカ最大とされる同国の石油産業をめぐる汚職疑惑、イスラム過激派ボコ・ハラムへの対処が最大の争点となった。

 ロイター通信によると、3月28日の投票日には、ボコ・ハラムが支配を確立しようとしている同国北東部で市民ら少なくとも15人が射殺された。選挙で不正が行われたとして、投票のやり直しを求めた抗議デモと治安当局の衝突も起き、政府はリバース州で夜間外出禁止令を出した。

321チバQ:2015/04/01(水) 07:33:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015040100051
野党ブハリ氏勝利=現職、敗北認める-ナイジェリア大統領選


 【ロンドン時事】西アフリカのナイジェリアで3月28、29の両日実施された大統領選挙の開票は31日までにほぼ終了し、ロイター通信などによると、最大野党・全進歩会議(APC)のムハンマド・ブハリ元最高軍事評議会議長(72)が与党・国民民主党(PDP)の現職グッドラック・ジョナサン大統領(57)を破り、勝利した。
 APCによれば、ジョナサン氏はブハリ氏に電話し、敗北を認めた。1999年の民政移管以来、大統領の座を独占してきたPDPから初めて野党への政権交代が実現した。
 選挙管理委員会の正式発表は出ていないが、ロイターによる各州の結果の集計によると、ブハリ氏の得票は約1500万票、ジョナサン氏は約1300万票だった。第2の都市カノなどブハリ氏の地盤である北部では、多くの支持者が街頭に繰り出し、勝利を祝った。
 2011年の前回選挙後、敗れたブハリ氏の支持者が暴徒化し、800人以上の死者が出たが、今回はジョナサン氏が敗北を認めたことで、混乱が小規模に抑えられると見込まれる。(2015/04/01-05:47)

322チバQ:2015/04/01(水) 07:34:10
http://www.sankei.com/world/news/150331/wor1503310090-n1.html
2015.3.31 23:56

ナイジェリア大統領選、野党候補が「勝利宣言」 ボコ・ハラム襲撃死傷や衝突、外出禁止令も

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 【ロンドン=内藤泰朗】アフリカ大陸最大の人口を抱え、経済規模も大陸で最大級とされるナイジェリアの大統領選挙は31日、同国選挙管理委員会が暫定的な開票結果を公表した。全36州のうちアブジャ首都圏を含む34州で野党のブハリ元最高軍事評議会議長(72)が約1460万票を獲得し、約1130万票を得た現職のジョナサン氏(57)をリード、ロイター通信によると、野党側は早くも勝利を宣言した。

 大統領が敗北を認めれば、民政移管に伴う2003年大統領選以降で初の与野党の政権交代につながる「歴史的勝利」となる。

 選挙は、キリスト教徒が多く、産油地帯で潤沢な石油収入がある南部出身のジョナサン氏と、イスラム教徒が多く、開発から取り残されて貧しい地域も多い北部出身のブハリ氏による事実上の一騎打ち。

 ロイター通信によると、3月28日の投票日には、ボコ・ハラムが支配を確立しようとしている同国北東部で市民ら少なくとも15人が射殺された。選挙で不正が行われたとして、投票のやり直しを求めた抗議デモと治安当局の衝突も起き、政府はリバース州で夜間外出禁止令を出していた。

324チバQ:2015/04/01(水) 19:56:01
http://mainichi.jp/select/news/20150401k0000e030238000c.html
ナイジェリア:民政後初の政権交代…大統領が敗北宣言
毎日新聞 2015年04月01日 13時06分

 【ヨハネスブルク服部正法】3月28、29日に投票が行われた西アフリカ・ナイジェリアの大統領選で31日、最大野党「全進歩会議(APC)」のブハリ氏(72)の当選が確実となった。事実上の一騎打ちとなっていた「国民民主党(PDP)」の現職ジョナサン大統領(57)は同日、勝利宣言したブハリ氏に電話で祝意を伝えて敗北を認めた。1999年の民政移管後、同党が一貫して政権を担ってきており初の政権交代となる。

 AFP通信によると、ナイジェリア選管も1日、ブハリ氏の当選を正式に発表。確定得票数はブハリ氏が約1542万票(得票率約54%)。ジョナサン氏は約1285万票(同45%)。北部出身のイスラム教徒のブハリ氏と南部のキリスト教徒のジョナサン氏の対決だったが、ブハリ氏は地盤の北部で票を固め、キリスト教徒が比較的多い南西部各州でも大きく支持を広げた。

 一方、ジョナサン氏は出身地の南東部で強さを見せたが及ばなかった。ジョナサン政権に対して、北部でテロ攻撃を強めるイスラム過激派ボコ・ハラムを鎮圧できない指導力や汚職横行などを巡り、国民の間に批判が高まっていた。

 ブハリ氏は軍出身で、84〜85年には最高軍事評議会議長(国家元首)として軍事政権を率いた。民政移管後は大統領選に3回出馬し、いずれも敗北。今回は強権イメージが、ボコ・ハラムに悩まされる国民に「強い指導者」と受け取られ期待が集まった面もある。

 今回と同様に「ジョナサン氏対ブハリ氏」の構図となった前回(2011年)選挙では、イスラム教徒とキリスト教徒の衝突に発展、800人以上が死亡したとされる。今回も大規模な衝突の発生を危惧する声があるがジョナサン氏の速やかな敗北宣言が混乱を抑止する可能性もある。

325チバQ:2015/04/01(水) 19:56:41
http://mainichi.jp/select/news/20150402k0000m030038000c.html
ナイジェリア:政権交代後に待ち受ける貧困と汚職問題
毎日新聞 2015年04月01日 19時49分

 【ヨハネスブルク服部正法】3月28、29両日に投票が行われた西アフリカ・ナイジェリアの大統領選で、選挙管理委員会は1日、最大野党「全進歩会議(APC)」のブハリ氏(72)の当選を正式発表した。事実上の一騎打ちとなっていた与党「国民民主党(PDP)」の現職ジョナサン氏(57)は発表に先立ち、敗北を認めた。1999年の民政移管後初の政権交代を受け、変革への国民の期待を背負ったAPC政権は、イスラム過激派ボコ・ハラム対策や汚職根絶など山積する課題に向き合うことになる。

 ジョナサン氏がブハリ氏に電話で祝意を伝えたことが報じられると、首都アブジャやブハリ氏の地盤である北部カノなどでは大勢の支持者が路上に繰り出し、選挙戦で陣営が用いた「汚職追放」の象徴であるほうきを振り、歌やダンスで喜びを爆発させた。

 ロイター通信などによると、勝利を決めたブハリ氏は支持者らに対し「一党(支配)国家を脱した。変革の時が来た」と述べた。得票数はブハリ氏が約1542万票(得票率53.95%)、ジョナサン氏は約1285万票(同44.96%)だった。

 ブハリ氏は北部のイスラム教徒でジョナサン氏は南部のキリスト教徒。両者が同様に競った前回選(2011年)では、選挙後に発生した暴動が両教徒の対立に発展し、約800人が死亡したとされる。ジョナサン氏はテレビ演説で「いかなる政治的野心も人々の流血には値しない」と、平静を保つよう国民に訴えた。

 ボコ・ハラム対策はもちろんだが、新政権に対する汚職根絶と格差是正への国民の期待は強い。

 アフリカ最大の1億7000万人以上の人口を抱えるナイジェリアは、アフリカ一の産油国。経済規模も南アフリカを抜いてアフリカでトップの地域大国だが、1日1ドル(約120円)未満で暮らす貧困層は人口の6割にも上り、特に、油田に恵まれる南部と貧困層が多い北部の格差は大きい。一方で、1960年の独立以降、国庫に入るべき約4000億ドル(約48兆円)が消えたとも指摘され、長年の腐敗は深刻だ。変革を掲げるブハリ氏の手腕が注目される。

326チバQ:2015/04/01(水) 20:00:28
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/2576
名は体を表す?ナイジェリアの風変わりな命名作法
2011年05月27日 18:17 発信地:ラゴス/ナイジェリア

327チバQ:2015/04/01(水) 23:29:51
http://www.afpbb.com/articles/-/3044168
ペルー議会が首相不信任案を可決、国民らの情報収集疑惑で
2015年03月31日 19:26 発信地:リマ/ペルー
【3月31日 AFP】(一部更新)ペルーの国家情報局(DINI)の情報収集疑惑を追及していた同国議会は30日、アナ・ハラ(Ana Jara)首相の不信任案を72票対42票で可決した。同議会が首相を解任に追い込むのは1968年以来初めて。

 議会の不信任案可決で、同国の最高行政権者であるオジャンタ・ウマラ・タッソ(Ollanta Humala Tasso)大統領は任期1年を残して、7人目の首相を任命しなければならなくなった。大統領は在任4年間で最大の危機を迎えている。

 情報収集疑惑については今月19日、同国の週刊誌コレオ・セマナル(Correo Semanal)がDINIの情報収集の対象となっている人物のリストを掲載。対象には政治家やその家族、ジャーナリスト、財界人、一般国民が含まれていた。

 議会の証人喚問でハラ首相は、この情報収集は少なくとも2政権前にさかのぼるものだと述べた。政府は2月、DINIの一時閉鎖を命じていた。野党議員のハビエル・ベドヤ(Javier Bedoya)氏は「ハラ首相が情報収集を命じたのではなくても、誰かが責任を取る必要があるのは明白だ」と述べた。(c)AFP

328名無しさん:2015/04/03(金) 23:50:42
http://www.sankei.com/world/news/150403/wor1504030075-n1.html
2015.4.3 21:25
【ケニア大学襲撃】
「キリスト教徒か?」 人質選別し宗教対立あおる 

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3日、ケニア・ナイロビで祈りを捧げるキリスト教徒(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】ケニア東部ガリッサの大学が襲撃され147人が死亡した事件は、犯行を名乗り出た、ソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカーイダ系のイスラム過激派アッシャバーブの脅威を改めて見せつけた。

 報道によると、アッシャバーブはここ数年、拠点のソマリア国内では勢いを失っていたとされるが、隣国ケニアの首都ナイロビでは2013年、67人が犠牲となったショッピングモール襲撃事件を実行するなど、国外に活路を見いだす姿勢が目立っていた。昨年9月には、米軍の空爆で殺害された最高指導者に代わる新指導者が指名されていた。

 2日の大学襲撃の実行犯で、現場で自爆した4人の容疑者は、学生らを人質にとる際、「キリスト教徒か」と聞いて標的を選別していたとされ、犯行にはイスラム教徒とキリスト教徒との対立を扇動する狙いがあったとみられている。

 アフリカでは、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に忠誠を誓ったナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムなども存在する。専門家は、これらの過激派が今後、連携を強めていく恐れがあるとして神経をとがらせている。

 一方、ロイター通信などによると、ソマリア国境から約200キロのガリッサでは不審者が目撃され、大学側が襲撃を警戒していたが、大学には正門に警備員2人がいただけだった。

 ケニヤッタ大統領は事件を受け、警察官を1万人増員する方針を示した。

329チバQ:2015/04/03(金) 23:52:29
http://www.sankei.com/world/news/150403/wor1504030021-n1.html
2015.4.3 11:26
【ケニア大学襲撃】
“地獄”目の当たり…「キリスト教徒を選別して殺していた」

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ケニア東部ガリッサで起きた襲撃事件の現場近くで走る軍の兵士=2日(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】「テロの危険を知らされていた」「キリスト教徒が殺された」…。ケニア東部ガリッサの大学で起きたイスラム過激派による襲撃事件から逃れた学生たちが2日夜、欧米メディアに悲劇の様子を語り始めた。未来の教職員を目指す学生たちはこの日、“地獄”を目の当たりにした。

 「寝ていたが、銃声を聞いて跳び起き、仲間と必死で逃げた」-。

 ロイター通信に学生の1人が語った。2日午前5時半(日本時間同午前11時半)ごろ、武装集団が大学正面ゲートを手投げ弾で爆破し、敷地内で銃を乱射する音を聞いたのだ。裸のまま逃げた学生もいた。

 「おまえはイスラム教徒かキリスト教徒か」。過激派はこう叫びながら、約800人が暮らす学生寮の部屋のドアをたたいて回り、キリスト教徒を選別して殺害していったという。

 駆けつけた治安部隊との激しい銃撃戦が始まると、過激派は学生寮の一つに追い込まれたが、学生を人質に取り、夜まで立てこもった。犯人側は「多くのキリスト教徒を人質に取った」と主張していた。

 事件当時、大学から避難していた女子学生の話では、「大学内で見知らぬ男たちがいる」との不審情報が先月30日ごろから大学当局に寄せられ、学長の判断で臨時休校の措置が取られた。しかし、学内には学期中で学生たちが残っており、今回の事件に巻き込まれたようだ。

330チバQ:2015/04/03(金) 23:54:30
http://www.sankei.com/politics/news/150403/plt1504030032-n1.html
2015.4.3 19:46
【浪速のエリカさま病欠疑惑】
橋下市長、火消しに躍起 「一番許せない国会議員の典型例だ!」 都構想への思わぬ“障害”に激怒

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2012年12月26日、国会に初登院した際の上西小百合氏
 維新の党は「大阪都構想」の住民投票を5月17日に控え、3日告示の大阪府議選と大阪市議選を「前哨戦」と位置づける。ところが決戦直前に上西小百合衆院議員(比例近畿)の「国会病欠旅行」疑惑が浮上。「身を切る改革」を掲げる維新最高顧問の橋下徹大阪市長は3日、維新傘下の大阪維新の会代表の権限で対応を主導し、ピンチをチャンスに転じようと躍起となった。

 「上西氏を大阪に呼び対応を決めたい。税金の使い方を厳しくチェックしていくのが大阪維新の会の原点だ。一番許せない国会議員の典型例だ」

 3日朝、通勤客らで混雑するJR大阪駅前。統一地方選の第一声としてマイクを握った橋下氏が開口一番言及したのは、身内への容赦ない非難だった。

 上西氏は2日のフェイスブックで、3月13日の衆院本会議の病欠を謝罪する一方、14、15両日に旅行に出たとの指摘には「療養に専念した」と反論した。しかし、橋下氏は納得せず、記者への説明を避ける上西氏に対し3日夜の緊急記者会見への同席を求めた。

 橋下氏が機敏に反応した理由は、そのタイミングにあった。統一選の告示はワイドショーが上西氏の疑惑を連日報じる中で迎えた。“不祥事”によるイメージダウンを最小限に抑える必要があった。

 江田憲司代表は2日の記者会見で、党本部主導で事実関係を調査し、「問題があれば厳正に対処したい」と表明した。危機感の相違を感じ取った橋下氏は3日の演説で「維新の党がなんと言おうとも大阪維新は許さない」と強調した。

 橋下氏は昨年12月の衆院選直後、都構想実現に専念するため共同代表を退き、党運営を江田氏らに委ねた。今回いまだ衰えぬ存在感を示したが、面目を失った非大阪系党幹部との間に軋轢(あつれき)を生む可能性も否定できない。

 橋下氏が強硬姿勢に出るのは、住民投票前の失速への懸念がある。大阪市議選の公認候補は過半数に届かないが、各党で最多の38人に上った。統一選前の29議席を下回れば「維新としては負けで、勢いに水を差すことになる」(維新国会議員)。

 府議選も負けられない。住民投票で賛成多数となった場合、平成29年4月の特別区設置までの2年間に都構想関連の条例を府議会で成立させる必要がある。維新顧問の松井一郎府知事は1日の記者会見で「2年間でスピーディーにものごとを進めるために過半数獲得は重要だ」と強調した。

 統一選での失速は維新の崩壊にもつながりかねない。ある維新の府議選候補は「票を伸ばせなければ、メンバーみんなが荷物をまとめて去っていくことになる」と表情を引き締めた。

331チバQ:2015/04/18(土) 00:06:51
http://mainichi.jp/select/news/20150418k0000m030074000c.html
ケニア:「テロ温床で閉鎖」難民キャンプめぐり国連と対立
毎日新聞 2015年04月17日 20時29分(最終更新 04月17日 22時53分)

 【ヨハネスブルク服部正法】ソマリア難民を収容するケニア東部の「ダダーブ難民キャンプ」を巡りケニア政府と国連などが対立している。約35万人が暮らす世界最大級の難民キャンプだが、ソマリアのイスラム過激派アルシャバブによる大学襲撃事件を受け、ケニア政府がキャンプをテロの温床として閉鎖する意向を表明したからだ。国連はケニア政府に再考を促し、国際人権団体は「難民に罪をきせるな」と批判している。

 今月2日、ケニア東部ガリッサで起きた襲撃事件では、キリスト教徒の学生がアルシャバブの戦闘員に標的とされ、計148人が死亡した。

 「ダダーブ難民キャンプ」は、1991年に勃発したソマリア内戦による難民のために設置された。ケニアのルト副大統領は11日、声明で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対し、3カ月以内にソマリア難民を別の場所に移住させることを要求。国連が応じない場合、ケニア政府が移住させると表明した。

 ケニア当局が神経質になるのは、キャンプをアルシャバブの潜伏先と見ているからだ。だが、アルシャバブは既にケニア国内で勢力を拡大。ケニア北東部を中心に約250万人が暮らすソマリ系ケニア人社会やインド洋沿岸のイスラム教徒コミュニティーにも入り込んで活動していると言われている。

 また、首都ナイロビのスラム地域からも多数の若者がソマリアに渡航し、アルシャバブに参加した可能性も出ている。襲撃事件でも実行犯とされる4人はソマリ系を含むケニア人で構成されていたとみられている。

 一方、ケニア政府の方針に対しUNHCRは14日、「急なキャンプ閉鎖と強制的な難民の帰還は人道的、実務的に極端な結果を招く」「ソマリア国内の多くの地域では大規模な(難民)帰還は依然不可能」との見方を示し、再考を促した。

 英BBCなどによると、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のアフリカ地域幹部は「難民を身代わりにするのでなく、ケニア政府はガリッサ事件の容疑者を特定し訴追すべきだ」と述べた。また、ロイター通信は、キャンプ閉鎖が「絶望し何もすることがない若者を戦闘員としてアルシャバブに差し出すことになる」というケニアの人権グループ関係者の懸念を伝えた。

332とはずがたり:2015/04/19(日) 16:17:54

州政府が滞納、電話止められる…五輪で財政悪化
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150419-OYT1T50042.html?from=ycont_top_txt
2015年04月19日 14時32分

 【リオデジャネイロ=吉田健一】来夏に五輪・パラリンピックを控えるブラジル・リオデジャネイロ州で、州政府が電話やインターネットの代金約1億7000万レアル(約66億6000万円)を滞納し、通信会社によって一部の回線が遮断される事態となっている。

 その他の未払い金を含めると、滞納総額は少なくとも約10億レアル(約392億円)に上るという。

 ブラジル紙グロボ(電子版)が17日、報じた。

 同紙によると、通信が止められているのは、州政府の管理部門が中心。州知事執務室があるリオデジャネイロ市内のビルの電話も、今年に入り数日間止められた。

 同州は、五輪への大型投資や原油安による原油関連収入減少などで財政状況が悪化した。

333チバQ:2015/04/19(日) 22:39:41
http://www.sankei.com/world/news/150419/wor1504190023-n1.html
2015.4.19 18:48

南アで移民襲撃の波、東部で6人死亡 失業率25%…ズマ大統領に試練「暴力終わらせる」

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 【ロンドン=内藤泰朗】南アフリカの各地で移民が襲撃される事件が相次ぎ、アフリカの国々から懸念する声が上がっている。南アのズマ大統領は18日、インドネシアで始まったアジア・アフリカ会議への出席を急遽(きゅうきょ)中止し、襲撃で6人が死亡した東部ダーバンを訪れ、移民への暴力を終わらせると約束した。ズマ氏は試練の時を迎えた形だ。

 英BBC放送などによると、今月に入りダーバンでアフリカや中国からの移民の商店などが襲われ、略奪されたり放火されたりする事件が続出した。騒ぎは数日前から最大都市ヨハネスブルクにも拡大した。

 警察は外国人排斥を訴える群衆にゴム弾を撃つなどして、18日までに150人を逮捕した。だが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、この3週間で5千人以上が避難民となった。恐怖におののく移民たちの中には、南アから脱出する動きも出ているという。

 南アは、アパルトヘイト(人種隔離政策)終結後、移民が増加し、その数は人口の約4%に当たる約200万人から500万人とも推計されている。

 最大民族ズールーの指導者が3月、移民は南アから出ていくべきだと発言したのをきっかけに襲撃が始まったとされる。約25%という高い失業率に加え、貧富の格差への不満が背景にあるとみられる。

 19日には、人権弾圧で批判される隣接国ジンバブエのムガベ大統領も、移民排斥について「衝撃的で、うんざりだ」と非難した。

334チバQ:2015/04/19(日) 23:25:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150419-00000017-jij_afp-int
ナイジェリアで「謎の病」、24時間で死亡 既に18人が犠牲に
AFP=時事 4月19日(日)11時46分配信
【AFP=時事】ナイジェリア南西部で今月13日以降、発症から24時間以内に命を奪う「謎の」病気による死者が相次いでいる。南西部オンド(Ondo)州保健省のダヨ・アデヤンジュ(Dayo Adeyanju)長官は18日、AFPに対し、23人がこの病気にかかり、うち18人が死亡したと明らかにした。

 これに先立ちAFPの電話取材に応じていた同州政府報道官は、同州のオデイレレ(Ode-Irele)という町で発生したこの病気にかかると頭痛や体重減少、かすみ目、意識消失などの症状が出て発症から1日以内に死亡するが、検体検査ではエボラウイルスやその他のウイルスは検出されていないと述べていた。

 一方、世界保健機関(World Health Organization、WHO)は、これまでに14人が発症し、うち12人が死亡したという情報を得ていると明らかにした。WHOのタリク・ヤシャレビチ(Tarik Jasarevic)報道官はAFPに宛てた電子メールでこの病気の調査を進めていると述べた他、WHOの別の報道官グレゴリー・ハートル(Gregory Hartl)氏は予備的な報告によるとこの病気の患者は全員が今月13〜15日の間に発症したとしている。

 オンド州のアデヤンジュ保健長官によれば、WHOや国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)、ナイジェリア疾病対策センター(Nigerian Centre for Disease Control、NCDC)の専門家らが調査のため、既にオデイレレに入っている。【翻訳編集】 AFPBB News

335チバQ:2015/04/19(日) 23:33:58
http://mainichi.jp/select/news/20150420k0000m030053000c.html
バンドン会議:「南南協力」を推進 首脳会議声明案
毎日新聞 2015年04月19日 22時07分

 【ジャカルタ平野光芳】1955年の「アジア・アフリカ会議(バンドン会議)」の開催60周年を記念する首脳会議(22、23日)で採択される声明の草案が19日、明らかになった。発展途上国が資本や技術面で支援し合う「南南協力」を推進し、国連などを通じた国際協力で「多極化した世界を構築する」としている。

 バンドン会議は新興独立国が反植民地主義を掲げ、東西冷戦下の国際情勢に大きな影響を与えた。ジャカルタで開かれる60周年国際会議は19日の高官級会合を皮切りに始まり、20日に閣僚級会合を開く。一連の会合にはアジア、アフリカ諸国を中心に86カ国が参加する予定で、首脳会議には安倍晋三首相や中国の習近平国家主席ら首脳級32人が出席。24日には一部首脳が約120キロ離れたバンドンに移動し、記念式典を行う。

 声明の草案は44項目で、19日の高官級会合で大筋合意された。過去10年間で各国が著しい発展を遂げる一方、紛争や貧困、格差、感染症といった課題が残っており、「各国が具体的、持続的に協力する必要がある」と確認した。

 一方、民主主義を「普遍的な価値」としながら、「人々の願望や文化に基づいて発展すべきで、一つのモデルは押し付けられない」と記述。中国など民主化が遅れる国々に配慮し、欧米諸国をけん制する内容となった。イラクやシリアで勢力を伸ばすイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)のテロ行為について「重大な懸念を表明する」とし、国際社会の対策強化を求めている。

 首脳会議ではパレスチナ問題に関する宣言も採択する。毎日新聞が入手した草案によると、「パレスチナを巡る協議の停滞が、違法な占領を既成事実化する時間稼ぎに使われている」とイスラエルを強く非難する内容になっている。

 ◇首脳会議の声明案骨子

▽バンドン会議の原則を再確認する

▽平和、民主化、経済、健康、教育の分野で数十年間で大きな進歩があった

▽技術協力などを通じた「南南協力」を推進

▽民主主義は普遍的な価値

▽貿易や投資を促進

▽ISなどのテロに懸念

▽大学間交流や女性の地位向上、災害対策で連携強化

336チバQ:2015/04/20(月) 21:47:14
http://www.sankei.com/world/news/150420/wor1504200035-n1.html
2015.4.20 20:08

22日にインドネシアでアジア・アフリカ会議60年記念首脳会議 /中国、「影の議長」として存在感 議長国インドネシア、「民主主義」の価値観共有訴え 新たな「南南協力」模索

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 【シンガポール=吉村英輝】インドネシアで1955年、新興独立国が反植民地主義と相互連帯を誓ったアジア・アフリカ会議(バンドン会議)から60年を記念する首脳会議が、首都ジャカルタで22日から始まる。両地域で中国が台頭するなか、議長国のインドネシアは民主主義などの価値観の共有を掲げ、「非同盟」の盟友らに新たな協力を訴える見通しだ。

 会議は「世界の平和と繁栄を推進するための南南協力」をテーマに23日まで行われ、10年ぶりとなる首脳会議には、安倍晋三首相をはじめ30カ国以上の首脳級が出席する予定。閉幕時には、両地域の経済協力や、貧困や格差の是正に向けた声明が採択される。

 バンドン会議は、米国と旧ソ連による東西冷戦の緊張を和らげ、民族自決を進めるための連帯を示そうと、インドネシアのスカルノ大統領、中国の周恩来首相、インドのネール首相、エジプトのナセル大統領(いずれも当時)らが中心となり開催され、後の非同盟運動につながっていった。

 それから半世紀以上がたち、アジアでは中国が世界第2位の経済大国に躍進するとともに、資源豊富なアフリカで経済協力や投資を活発化させている。会議参加国の多くは、中国主導の国際金融機関アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーだ。出席予定の習近平国家主席は、2国間会談などで各国を取り込み、“陰の議長”として存在感を発揮しそうだ。

 冷戦は終わったものの、両地域では紛争や貧困などの課題を抱えたまま。世界人口の75%を占める新興市場は成長への期待が大きいが、課題も多い。

 インドネシアのルトノ外相は、基本的人権や国際紛争の平和的解決などを60年前の首脳らが誓った「バンドン10原則」を再確認する重要性を強調するとともに、経済発展と民主化を達成したインドネシアが、各国の差異を埋める「懸け橋となる用意がある」と意欲を示した。

 会議では、国家樹立を目指すパレスチナを後押しする特別宣言の発表や、イスラム過激派によるテロ問題での協議も予定。インドネシアのジョコ大統領の側近は、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)に、「大統領は中東での紛争解決支援にも意欲を示している」とし、世界最大のイスラム教徒を抱える立場を生かした外交の展開も模索している。

337チバQ:2015/04/20(月) 21:49:32
http://mainichi.jp/select/news/20150420k0000m030083000c.html
バンドン会議:構図変容 中国の影響拡大、インド警戒強め
毎日新聞 2015年04月20日 00時28分

 アジア・アフリカ会議(バンドン会議)の開催60周年を記念する一連の国際会議が19日、ジャカルタで始まった。新興独立国が「反植民地主義」で連帯して米国やソ連をけん制するという当時の構図は変わり、今回の議題の中心は開発や経済成長に。急速な成長を続ける中国が発言力を増し、インドなどが警戒を強める構図となっている。【北京・石原聖、ニューデリー金子淳、ジャカルタ平野光芳】

 今回のテーマは「世界の平和と繁栄を推進する南南協力の強化」。先進国に頼るのではなく、資金や人材、技術で先行する発展途上国が別の途上国を支援するとの理念だが、「最大の途上国」である中国にとって影響力を示す格好の機会だ。

 中国の2010〜12年の対外援助総額は約893億4000万元(約1兆7000億円)。援助方針に民主化などの政治的条件を一切付けないことと、「高速鉄道外交」と呼ばれるインフラ輸出で急速にアジア・アフリカでの存在感を高めてきた。アフリカについては天然資源の調達先や中国製品の輸出市場として重視し、00年から「中国・アフリカ協力フォーラム」を開催。12年にはエチオピアの首都アディスアベバにあるアフリカ連合(AU)本部ビルを建設し、AUに中国政府代表部も開設された。

 アフリカでは中国企業の進出で現地雇用が生まれ、インフラ整備も進む一方、さまざまな摩擦も生まれている。支援に当たって多くの労働者を送り込むほか、資源の権利や中国製資材の使用を要求するためで、欧米諸国だけでなくアフリカ諸国からも「新帝国主義」と批判の声が出る。

 中国の習近平国家主席はバンドン会議出席に先立ち、パキスタンを訪問。中国側が40年の管理権を持つパキスタンのグワダル港の運用が今月開始されるとみられ、グワダルと新疆ウイグル自治区カシュガルを鉄道でつなぐ「中国パキスタン経済回廊」計画も本格化する。アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設で中国が提唱する海と陸のシルクロード経済圏構想が実現に向けて動き出している。中国はこれらを南南協力の具体策と位置づけ、アジア・アフリカの発展途上国の中心として、会議出席国に中国主導の経済圏への参加を呼びかける構えだ。

 一方、インドは中国の影響力拡大を警戒する。南アジアの地域大国として存在感を示すため近隣国の援助を重視しており、15年度予算では開発援助(総額約910億ルビー=約1700億円)の約9割が南アジア地域協力連合(SAARC)加盟国(パキスタンを除く)にミャンマーを加えた計7カ国に対するものだった。

 とりわけバングラデシュやスリランカは海上交通路の要衝として中国が関係を緊密化させており、インド側は神経をとがらせる。モディ首相は昨年5月、首相就任宣誓式にSAARC諸国の首脳を招待するなど、改めて近隣国を重視する外交姿勢を強調した。

 インドは08年から原則3年ごとにインド・アフリカフォーラムを開催するなど、アフリカ支援にも重点を置き始めている。地元メディアによると、同フォーラムはこれまで十数カ国の首脳しか出席していなかったが、年内に開催予定の3回目のフォーラムでは54カ国の首脳を招待する。ただ援助額では中国に及ばず課題が多い。

338チバQ:2015/04/20(月) 21:50:36
http://mainichi.jp/select/news/20150421k0000m030034000c.html
キューバ:市議選に反体制派出馬 開票待たず落選認める
毎日新聞 2015年04月20日 19時02分(最終更新 04月20日 21時11分)

 【サンパウロ朴鐘珠】ロイター通信などによると、キューバで19日、全国一斉に市議選が投票された。首都ハバナでは反体制派の男性候補2人が地域の候補者指名委員会で推挙され、立候補していた。独裁色の濃いキューバで反体制を公言する人物の推挙は前代未聞。2人は20日の開票結果を待たずに落選を認めたが、政府が対米関係正常化へかじを切る中、有権者の政治意識にも変化が生じ始めているようだ。

 この2人は、元弁護士のフリージャーナリスト(65)と反体制運動団体のメンバー(26)。市議選に立候補するには、小さな集落ごとの候補者指名委員会で推挙されなければならない。当選すれば1959年のキューバ革命後、国内で初めて共産党一党支配に対抗する勢力の誕生になると注目されていた。

 国交正常化交渉で米国がキューバに要求する民主化の指標の一つが多党制の実現だ。キューバ政府は選挙法を改正し、17年に総選挙を実施すると今年2月に発表した。しかし、法改正の内容は明らかにされていない。

 キューバの地方議会は市と県レベルに分かれる。任期2年半の市議選には今回、全国で定数1万2589に対し2万7379人が立候補した。共産党機関紙は19日、療養中のフィデル・カストロ前国家評議会議長(88)が自宅で投票用紙に記入する姿の写真をウェブサイトに公開した。

339チバQ:2015/04/21(火) 20:38:05
http://www.sankei.com/world/news/150421/wor1504210033-n1.html
2015.4.21 12:18

アルゼンチン大統領、捜査免れる 密約疑惑






アルゼンチンのフェルナンデス大統領(ゲッティ=共同)
 アルゼンチンのフェルナンデス大統領がユダヤ人協会本部爆破テロ事件の容疑者を処罰しない密約をイランと結んだとされる疑惑で、刑事上告裁判所の担当検察官は20日、正式捜査を認めないとの下級審判断に対し上訴を断念するとの意見書を上告裁に提出した。

 大統領は当面の危機を乗り切った形だが、疑惑を捜査していた検察官ニスマン氏が1月、議会証言の前日に遺体で見つかった事件は真相が明らかになっておらず、国民の不信感は募っている。

 疑惑は、大統領が1994年の同事件で国際手配されたイラン人容疑者を処罰しない代わりに安く石油の提供を受ける密約を交わしたというもの。2月に担当判事が疑惑の正式な捜査開始を認めないとの判断を示し、別の裁判官3人による審理でも3月、この判断が追認されていた。(共同)

340チバQ:2015/04/22(水) 00:00:04
http://www.sankei.com/world/news/150421/wor1504210051-n1.html
2015.4.21 21:47

キューバで前代未聞、地区議員選に「反体制派」2人が出馬 指導部軟化の現れか

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キューバの地区議員選挙で投票の準備をするフィデル・カストロ前国家評議会議長=19日、ハバナ(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】共産党の一党独裁政権下にあるキューバで19日、国内168地区の地区議員を選ぶ選挙が行われた。欧米メディアによれば、反体制派2人が特別に出馬を認められた前代未聞の選挙。2人は落選したが、米国との関係改善に踏み出したカストロ政権が柔軟姿勢を見せ始めた兆しとして注目されている。

 立候補したのは、弁護士兼ジャーナリストのイルデブランド・チャビアノ氏(65)と、非合法政党所属のユニエル・ロペス氏(26)。2人は首都ハバナの異なる地区から立候補した。

 AP通信によれば、開票は反体制派の人々や外国メディアが見守る中、ほぼ問題なく行われた。選挙管理委員会の中間発表によれば、チャビアノ氏は少なくとも138票、ロペス氏は少なくとも65票獲得したという。

 定員計1万2589人に対し、立候補したのは2万7379人。地区議員は、道路の補修や害虫駆除、水供給といった諸問題の解決を任務とする。

 1976年から地区議員選挙が始まったキューバで、候補者の選挙運動は一切認められておらず、国民は候補者の履歴と写真を参考に投票する仕組みとなっている。

 2人によれば、選管幹部は今回、それぞれの経歴を書き換え、海外を拠点としたり、海外から金銭支援を受けたりしているといった「反革命的」分子と紹介したという。

 チャビアノ氏は落選後、「投票も、開票も、問題なく行われたと思っている。人々は変化を欲しなかったが(出馬は)成功だった。人々は私たちが誰であるかを知ることになった」と満足げに語った。

 ロペス氏も「私への逆風が吹き荒れた選挙で、(一部の)人々が支持してくれたことを幸せに思う」と述べた。

 共産党機関紙「グランマ」(電子版)によれば、フィデル・カストロ前国家評議会議長はハバナの自宅で投票した。同紙は、反体制派2人の立候補については言及していない。

341チバQ:2015/04/23(木) 21:21:01
http://mainichi.jp/select/news/20150424k0000m030054000c.html
バンドン会議閉幕:インドネシアが存在感 地位向上に布石
毎日新聞 2015年04月23日 20時44分(最終更新 04月23日 21時17分)

 【ジャカルタ平野光芳】1955年の「アジア・アフリカ会議(バンドン会議)」60周年を記念する首脳会議は23日、首脳宣言「バンドン・メッセージ2015」などを採択して閉幕した。約30人の首脳級を含む約100カ国が参加した会合では、ホスト役のインドネシアのジョコ大統領が存在感を示した。人口世界第4位で、急速な経済成長を続ける東南アジアの「地域大国」として国際地位向上の足がかりにしたい考えだ。

 「国連がより機能するよう改革を求める」「新しい国際経済秩序を構築する必要がある」。ジョコ大統領が会議冒頭、発展途上国の立場を代弁するスピーチを行うと大きな拍手が起きた。地元メディアも「知的に正しく機会を生かした」と好意的で、ジャカルタ・ポスト紙はジョコ大統領を中心に安倍晋三首相、中国の習近平国家主席が左右に並ぶ写真を1面トップに掲載した。

 新興国が反植民地主義や世界平和を掲げて集結したバンドン会議は、カリスマ的指導力があったスカルノ初代大統領の遺産といえる。参加国間の関係悪化で長らく開かれなかったが、05年に当時のユドヨノ大統領らが50周年会合として復活させて104カ国が参加。民主主義が定着し、経済成長が続くインドネシアにとって、国際社会での存在感を示す重要な場となっている。

 議事進行でも実利を得た。2億人超のイスラム教徒を抱えてパレスチナ問題への関心が高い中、完全な独立を達成していないパレスチナを「反植民地主義を掲げた55年以来の未解決問題」と位置づけて主要議題に並べ、イスラエル批判を含む宣言を取りまとめた。ジョコ大統領が重要政策として掲げる海洋ネットワークの強化構想も、首脳宣言に盛り込まれた。ジョコ大統領は経営者出身で政党や組織に依存せず、庶民からの草の根人気に支えられた政治家。外交専門家からは「国民の目線を意識した実利重視の外交を行う」との見方が出ている。

 このほか首脳宣言では、発展途上国が資本や技術面で支援しあう「南南協力」を推進するとともに、国連などを通じた国際協力を推進すると明記。より具体的な計画を記した文書も併せて採択した。

 24日はジョコ大統領や習主席ら参加首脳が約120キロ離れたバンドンに移動。60年前に使われた会議場の周辺で記念式典を開き、会合の意義を確かめる。

342チバQ:2015/04/23(木) 21:40:27
http://www.cnn.co.jp/world/35063635.html
ニュージーランド首相、ウエートレスの髪を引っ張り謝罪
2015.04.23 Thu posted at 15:37 JST
(CNN) ニュージーランドのジョン・キー首相は23日までに、行きつけのカフェでウエートレスの女性のポニーテールを繰り返し引っ張ったことを謝罪した。
女性はニュージーランドの政治サイト「デーリー・ブログ」に匿名で、首相のこうした行為について投稿。「受け入れがたいあいさつの方法だった」と書いた。
投稿によれば、引っ張り行為は昨年の選挙シーズンに始まった。女性は首相にはっきりと言葉で文句を言ったことはなかったものの、ボディーランゲージでは「嫌だと叫んでいた」という。
「首相は私に近づいてくると、そのほうが良いと思ったのか両手を高く上げ、映画『ジョーズ』の音楽のような怖い効果音を発した」と女性は書いた。
「彼が私の頭上で手を挙げると、私は怖くて後ずさった。(キー首相の妻の)ブロナさんは夫に『ちょっかいを出してはだめ』と言っていた」

こうした行為は数カ月の間に数回行われた。結局は店の支配人が首相に苦情を伝えたという。
キー首相は記者団に対し、「ちょっとしたおふざけ」のつもりだったと弁解した。また、女性がデーリ・ブログに投稿する前に謝罪は済んでいたとも述べた。
投稿によれば、首相はおわびのしるしとして女性にワイン2本を贈ったという。
野党・緑の党のメティリア・トゥレイ議員はこの問題で「自分の行為がどれほど不適切で、他の人に嫌な思いをさせているか気がつかないとは、首相が(世間と)ずれている証拠だ」と首相を批判した。
またCNNの系列局TVNZによれば、雇用機会均等委員会のジャッキー・ブルー委員長も「本人の許しも得ずに体に触るなど問題外だ」と非難した。

343チバQ:2015/04/23(木) 21:58:39
http://www.sankei.com/world/news/150423/wor1504230061-n1.html
2015.4.23 20:17
【バンドン会議】
国連、世界銀「機能果たさず」…アジア・アフリカに不満 首脳会議が閉幕、「南南協力」は題目倒れ?

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 【ジャカルタ=吉村英輝】アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議は23日、インドネシアの首都ジャカルタで2日目の協議を行い、発展途上国の発言力強化へ国連改革などを訴える声明を採択して閉幕した。大国主導の国際政治の中で存在感を示せず不満を募らせる途上国の連帯を確認し、戦後国際秩序への挑戦を示した。

 「植民地だった国は独立したが世界は不公平や格差、暴力に満ちている。戦いは終わっていない」。議長国インドネシアのジョコ大統領は22日の開会式でこう述べ、60年前に誓った団結を改めて求めた。

 国連改革を要求する背景には、山積する課題に国連が「機能を果たせていない」(ジョコ氏)とのいらだちがある。創設70年の国連は安全保障理事会常任理事国の権限が強く、アジアやアフリカの国々には意見が反映されていないとの思いが強い。イスラム過激組織によるテロ対策でも、イスラム教徒を多く抱える国々を中心に現在の国連機能では不十分との声がある。

 会議ではパレスチナの国家樹立や国連正式加盟の後押しを確認した。参加国の結束をアピールした形だ。

 またジョコ氏は、世界銀行など既存の国際金融機関だけではグローバル経済に対応できないとし、「新興国にも開かれた新たな世界経済秩序が必要」との考えを示した。

 アジアとアフリカは、それぞれ世界人口の60%、15%を占める。国連によると2014年の経済成長率も同じく5.9%、3.5%と世界平均の2.6%を上回る。だが、両地域の間では関税削減や規制緩和が遅れ、「潜在力を生かし切れていない」(ジョコ氏)。

 60年たち、会議の目標は反植民地主義から新たな国際秩序の枠組み形成に変化したが、大国に要求を認めさせるには経済発展など実力の向上も必要だ。アジア、アフリカ両地域の貿易や投資を促進する取り組みを自ら実現していかなければ、会議で確認された「南南協力」の推進は“お題目”のまま終わることになる。

344チバQ:2015/04/24(金) 23:59:38
http://mainichi.jp/select/news/20150425k0000m030042000c.html
イタリア:戦火逃れ危険な海渡り…難民はさらに北を目指す
毎日新聞 2015年04月24日 19時34分(最終更新 04月24日 22時30分)
 【ミラノ福島良典】リビア沖の地中海上で18日に起きた密航船転覆事故は中東・アフリカの紛争地から欧州に逃れる難民・移民の窮状を浮き彫りにした。シリアやソマリア、エリトリアなどから命がけの渡航の末、イタリアに上陸した難民は、ドイツなど欧州でもより豊かな「北」を目指す。イタリア北部の商業・文化都市ミラノは、難民にとっての中継地点となっている。

 国際博覧会(ミラノ万博)の開幕を5月1日に控え、活気あふれるミラノ中央駅。階段の踊り場のベンチに体を休める一団がいた。内戦下のシリアから、地中海を渡って来た難民約20人だ。

 元教師のアブサフワン・マスリさん(48)はシリア中部の主要都市ホムスの出身。アサド政権軍と反体制派の激戦を逃れて陸路トルコに渡り、地中海の港湾都市アンタルヤから約100人乗りの小さなボートでイタリアに向かった。仲介業者に支払った密航料は4000ドル(約48万円)。

 転覆事故は人ごとではない。マスリさんらの乗ったボートは事故当日の18日、地中海上にいた。その後、シチリア島沖160キロで航行不能になり、救助された。「トルコに残っている友人が心配して『お前は大丈夫か』と電話をかけてきた」

 駅では非営利組織(NPO)「SOSミラノ難民救援」のメンバーが難民に軽食や飲み物を提供する。「冬が終わり難民が増えている。彼らにとっては戦争での死か、海上での死か、の選択だ」。ボランティアのフルビア・ティツィアーニさん(51)が解説する。

 多くの難民にとって、債務危機の影響が尾を引き、失業率が高止まりしているイタリアは経由地に過ぎない。「私はカネがないが、イタリアもカネがない」とマスリさん。「ドイツに行きたい。美しく、豊かだ。仕事を見つけ、シリアに残る家族に仕送りしたい。いずれ呼び寄せられるかもしれない」と夢を膨らませている。

 だが、欧州側は難民の受け入れ拡大には消極的だ。欧州諸国が難民認定申請を受け付けたシリア難民は全体(約400万人)の約5%。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、欧州諸国に密航仲介業者の取り締まり強化だけでなく、難民の受け入れを増やすよう求めている。

 取材の最後、難民の親子連れに写真撮影の許可を求めたが「静かにしておいてほしい」と断られた。笑顔だったシリア人青年も「写真を使うなら顔が分からないようにしてほしい。国境で足止めを食うのはご免だから」と言った。欧州という「新天地」に着いたものの、彼らは不確かな将来への不安を抱えている。

          ◇

 中東、アフリカの紛争や貧困に伴い近年、欧州の「玄関口」にあたるイタリアに渡る難民・移民が急増。地中海を渡航中に死亡した難民・移民は一昨年に推定約600人だったが、昨年は約3500人に増えた。今月18日にリビア沖で起きた密航船転覆事故では、過去最悪の800人以上が死亡したとみられている。

346チバQ:2015/04/26(日) 09:16:39
http://mainichi.jp/select/news/20150425k0000e030211000c.html
南アフリカ:移民排斥…7人死亡、5000人が家失う
毎日新聞 2015年04月25日 12時24分(最終更新 04月25日 15時46分)
 【ヨハネスブルク服部正法】南アフリカで南ア人が他のアフリカ各国からの移民らを集団で襲う「ゼノフォビック(外国人嫌悪)攻撃」が多発し、これまでに7人が死亡、約5000人が家を失い、多くの移民が南アを脱出した。生活に困窮する南ア人貧困層の一部が、移民を不満のはけ口にしている。南ア政府は21日、沈静化のため最大都市ヨハネスブルクのタウンシップ(旧黒人居住区)などに軍を配置、状況は沈静化に向かっているが、自国民が標的とされたマラウイでは南ア系スーパーなどへの不買運動も起きている。

 「これを見て」。ヨハネスブルクの避難民キャンプで21日、ダーバン郊外からの避難民のマラウイ人男性、ジェイクさん(22)が携帯電話を記者に差し出した。画面には全身が炎に包まれた男性の静止画像が映る。ジェイクさんの知人のマラウイ人で襲撃者に火をつけられて焼き殺されたのだという。3カ月前に南アに来て縫製工場で働いてきたが、刃物や石を手に襲ってきた暴徒への恐怖は消えず「この国にはいたくない。マラウイに帰る」ときっぱり言った。

 「『(外国人は)出て行け』と叫んでいた」とガーナ人女性のファトゥマさん(37)は証言した。ヨハネスブルク郊外の家を襲われ、夫は目を殴られけがをし、売り物の服はすべて奪われたという。

 移民攻撃はダーバンから始まった。南アの最大民族でダーバン周辺に多く住むズールー人の伝統的指導者が先月、「外国人には荷物をまとめて国に帰るよう求める」と発言し、反移民感情をあおったとされる。「外国人に職を奪われている」との思いを抱く一部の南ア人がジンバブエやモザンビーク出身の移民を襲った。攻撃は先週、ヨハネスブルクにも拡大した。

 ヨハネスブルク中心街から車で10分ほどの地区では、外国人経営の工場などが軒並み襲われていた。インド系住民経営の自動車部品などの工場では、侵入した暴徒によって工場内の車のバッテリーなどが盗まれ、事務所には書類などが散乱していた。隣のウガンダ人男性の修理工場も同様だ。周辺の商店の外壁は焼け焦げ、窓ガラスが割られている。近所のナイジェリア人男性は「夜になると襲撃者たちがやって来て略奪していくんだ」と憤った。

 南アはBRICS(新興5カ国)の一角を占める地域大国だが、富裕層と貧困層の経済格差は世界で最悪のレベル。公式の失業率は24%だが実際に職がない人はさらに多い。

 一方で、移民は200万〜500万人程度いるとみられ、2008年に起きた移民への攻撃では60人以上が死亡した。

347チバQ:2015/04/26(日) 09:17:18
http://mainichi.jp/select/news/20150426k0000m030021000c.html
ブラジル:大統領弾劾求め1000キロデモ行進
毎日新聞 2015年04月25日 20時02分(最終更新 04月25日 20時07分)
 ブラジルのルセフ大統領の弾劾などを求め、首都ブラジリアに向けて1100キロ余りの道のりを踏破するデモ行進が24日始まり、参加者が最大都市サンパウロを出発した。5月27日にブラジリアの国会に到着し、国会議員に弾劾を訴える。

 ブラジルでは3月以降、与党政治家らを巻き込んだ汚職事件や経済低迷に抗議し、ルセフ氏弾劾や汚職撲滅を求める大規模な反政府デモが全土で発生。今回のデモ行進の参加者は24日時点で数十人だが、主催者はゴールのブラジリアで数十万人の結集を目指している。(共同)

348チバQ:2015/04/26(日) 18:48:00
http://www.sankei.com/world/news/150426/wor1504260042-n1.html
2015.4.26 16:08

大統領にマンゴーぶつけて陳情「今夜食べる」と住宅提供即決 ベネズエラ





 南米ベネズエラで、反米左翼マドゥロ大統領の支持者の女性がマドゥロ氏の頭部にマンゴーをぶつけて住宅問題を抱えていると訴えたところ、大統領はアパートを贈呈すると即決した。支持者らは「寛大だ」と称賛するが、露骨な人気取りだとの批判が出ている。

 同国のメディアなどによると、東部で18日、大統領を取り囲んだ群衆の中からマンゴーが投げ付けられた。マンゴーには「電話して」という文言と番号が記されていた。

 大統領は4日後のテレビ番組でマンゴーを示し、政府当局者が女性に連絡したと明らかにした。女性は貧しいとみられ、住む家を欲しがっていたといい、大統領は貧困層支援プログラムの一環としてアパート提供を表明。「マンゴーは今夜食べる」と述べ、笑いを誘った。(共同)

349とはずがたり:2015/04/27(月) 23:47:26
ナミビアでの軍港建設で狙う中国の大西洋覇権
あんだけ滅茶苦茶な国家運営してこんだけ財政余力有るんだからまともな国になったらアメリカなんか目じゃなくなるよなぁ。。

重要な交易ルート上での軍港計画が示す中国の軍事的野心
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/04/post-3618.php
2015年4月20日(月)12時05分
ミシェル・フロルクルス

 アフリカ大陸を見渡せば、至る所で中国のプレゼンスを感じられる。この大陸のあちこちで、中国が多くの事業に莫大な投資をしてきたのは周知の事実。だが軍事的プレゼンスの拡大(それも大西洋岸での軍港建設)となると、まったく次元の異なる問題だ。

 アフリカ南西部ナミビアでの軍事基地建設計画は、1月にナミビアの英字紙で暴露された。先月下旬に中国の代表団が訪問し、ウォルビス湾に中国艦艇6隻の拠点となる軍港を建設する協議を詰めることになっていたという。

 中国もナミビアも公式には認めていないが、両国にとって地政学的にも経済的にも重要な意味を持つプロジェクトと考えられる。

 この計画は、イエメンやスリランカ、マダガスカルなどで中国が進める軍港建設計画の1つだ。いずれも重要な交易ルートにあり、中国海軍による哨戒活動の拠点とすることが目的だ。

 軍港ができれば、ナミビアにおける中国の存在感はさらに大きくなる。「中国はウラン鉱山を開発している。中国人の店もあちこちにある。近いうちに中国系の国会議員が誕生してもナミビア人は驚かない」と、外交問題に精通した弁護士ロバート・オブライエンは指摘する。

 中国は「ウォルビス湾への大胆かつ賢明で地政学的な投資で、大西洋の覇権を争う地位を手に入れる」ことになり、「ウォルビス湾の軍港を出た中国艦艇が大西洋の向こう側の国と合同演習を実施する可能性」も高まると、オブライエンは言う。フォークランド諸島の領有権争いでイギリスと対立するアルゼンチンもその候補だ。

[2015年4月14日号掲載]

350チバQ:2015/04/28(火) 22:33:38
http://www.afpbb.com/articles/-/3046417
南アフリカ議会が休会、「外国人嫌悪」への対策で
2015年04月24日 21:28 発信地:ケープタウン/南アフリカ
【4月24日 AFP】南アフリカの議会は、アフリカ系移民を標的にした襲撃が相次いでいる事態を受け、議員らが地元に戻って有権者らに「外国人嫌悪」への反対を呼び掛けることができるように、来週から議会を休会することを決めた。

 南アフリカではこの数週間、外国人を標的にした襲撃が相次ぎ、これまでに少なくとも7人が死亡、数千人が自宅を追われている。外国人に対する暴力を鎮めるため、南アフリカ政府は相次いで対策を打ち出している。

「普段通りのふりをして議事を進行することはできない」と国民議会(下院)のバレカ・ムベテ(Baleka Mbete)議長は語り、議員たちは「適切」な活動を行うために(議会から)放たれたと述べた。

 また議会は声明を発表し、寛容の必要性を強調した。

「議会は、わが国における外国人を標的にした暴力、人種差別、そして不寛容に対する一致団結した非難の声に賛同する」(議会声明)

「われわれがすべての人々に与えるべき尊厳と尊重は、われわれが人種差別や性差別に反対し自由と人権を求めて闘っていたときに、とりわけアフリカの人々たちによって繰り返しわれわれに対して示されてきたものだ」と声明は付け加えた。(c)AFP

351チバQ:2015/04/28(火) 22:39:23
http://www.asahi.com/articles/ASH4W6HSSH4WUHBI02S.html
スーダン大統領選、現職バシル氏圧勝 野党はボイコット
ヨハネスブルク=三浦英之2015年4月28日01時49分
 アフリカ中部のスーダンの選挙管理委員会は27日、今月中旬に実施された大統領選で、現職のバシル大統領(71)が94%の得票を得て当選したと発表した。野党は公平な選挙が実施されないとして選挙をボイコットしており、投票率は46%にとどまった。AP通信などが伝えた。

 バシル氏は1989年にクーデターを起こし、1993年に大統領に就任。次が6期目となる。国際刑事裁判所(ICC)は2009年、西部で発生したダルフール紛争に絡み、バシル氏に戦争犯罪や人道に対する罪などで逮捕状を出している。(ヨハネスブルク=三浦英之)

352チバQ:2015/05/05(火) 21:40:51
http://www.afpbb.com/articles/-/3047205
拉致されていた女性と子ども234人を救出、ナイジェリア軍
2015年05月02日 11:45 発信地:アブジャ/ナイジェリア
【5月2日 AFP】ナイジェリア軍は1日、同国北東部のサンビサ森林地帯(Sambisa Forest)にあるイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の拠点から、女性と子ども234人を救出したと発表した。

 軍の声明によると、人質となっていた女性たちは先月30日、サンビサ森林地帯のカウリ(Kawuri)とコンドゥガ(Konduga)側で救出された。ここ数日の間に軍が救出した人数はこれで500人を超えた。

 集団拉致の被害者の多さは、ボコ・ハラムがどれほどの規模でこうした戦術を実行しているかを明確に示している。国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)によると、昨年初め以降にボコ・ハラムが拉致した女性や少女はおよそ2000人に上っている。(c)AFP


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