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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8580OS5:2023/05/15(月) 08:27:44
側近の汚名返上のため
 ただ、イレギュラーな人選だったことは、2人の副大臣のこれまでの渡航先を見てもわかる。山田氏の渡航先がセネガルや南アフリカなどアフリカ諸国が大半なのに対し、武井氏はネパール、スリランカなどアジアが中心、アフリカ行きは初めてだ。

 武井氏がジブチ行きを志願した理由は容易に想像できる。武井氏といえば、2021年10月の総選挙前に“当て逃げ事故”で批判を浴びた人物だ。2021年6月、武井氏が同乗し、秘書(当時)が運転する車が東京・六本木交差点で自転車にぶつかり、軽傷を負わせながらそのまま立ち去った。武井氏は会見で「当て逃げをしたというような認識はなかった」と釈明したが、後に、警察の捜査でドライブレコーダーに後部座席にいた武井氏の「行ってしまえ」という声が残っていたことが報じられた【※注】。

【※注/武井氏所有の車は車検と自賠責保険が切れていたため、総選挙後の2022年1月、武井氏は道路運送車両法と自動車損害賠償保障法違反の疑いで書類送検された(不起訴処分)。運転していた当時の秘書も過失運転致傷の罪で略式起訴された】

 この事故で武井氏は地元(宮崎1区)で厳しい批判を浴びて総選挙では選挙区敗北、比例でなんとか復活当選した。邦人救援で名を上げ、汚名返上したかったのだろう。

 実際、武井氏はジブチに避難した邦人と面会する様子を写真入りでツイートするなど実績アピールに最大限利用した。

 だが、舞台裏を知る自民党外交族議員は冷ややかな視線を向ける。

「岸田総理は前回総選挙の時に苦戦する武井のために宮崎入りし、『最も信頼する政治家です』と応援したほどのお気に入り。今回の人選は側近議員にポイントをあげたいという親心なのだろうが、ジブチに行くはずだった山田副大臣にすれば、宏池会のスキャンダル議員の汚名返上のために、せっかくの邦人保護という晴れ舞台のチャンスを奪われたのだから内心穏やかではないはずだ。山田副大臣は麻生派の期待株だけに、親分の麻生太郎・副総裁は武井の横車を聞き入れた総理の判断が面白くないのでは」

 その麻生派の中堅はこう不平を鳴らす。

「総理の人事は公平でなければならない。派遣する副大臣の人選を入れ替えるなんていくらなんでも身内びいきが過ぎる」

宴席も仲間とばかり
「宏池会偏重」はそれだけにはとどまらない。酒豪の岸田首相は宴席好きで知られ、外遊中や公務の日程がない夜は親しい財界人や政治家と会合を持つことが多いが、「お相伴にあずかるのは宏池会の議員ばかり」(他派の若手議員)とこれも党内の不満を生んでいる。

 事実、大型連休のアフリカ諸国訪問前には、首相は従兄弟の宮沢洋一・自民党税調会長、松山政司・元少子化相など宏池会の参院議員たちと“壮行会”を開いて焼き肉を囲んだのをはじめ、首相動静を辿ると、確認できるだけで今年に入って14回も宏池会の議員らと食事をしていた。大手紙政治部記者はこう言う。

「岸田首相は飲み会で自派の議員たちに『無条件に応援してくれる仲間だと思っている』と語って信頼を寄せています」

 自民党には、総理・総裁になれば党運営の公平さを保つために派閥を離脱する不文律がある。だが、岸田首相はそれを無視して総理になっても派閥会長の座にしがみついている。“派閥嫌い”で知られる菅義偉・前首相はそうした姿勢を「派閥政治を引きずっている」と強く批判したが、岸田首相は全く意に介さない。

 それどころか、官邸官僚の目には「支持率が上がって自信を持ってからは、総理の宏池会重視の傾向がますます強くなってきた。政策を決める時も自派の議員の話にしか耳を傾けない」と映っている。前述の武井氏のジブチ派遣はまさにそうで、他派の議員をはなから信用していないのだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。

「岸田総理は安倍派、麻生派、茂木派など各派のバランスを考えて人事を行なっているように見えるが、本当に支えてくれるのは宏池会だけです。

しかし、宏池会の議員からすれば、総理は前会長の古賀誠氏から後継者に指名されたから会長になれただけで、自分の力で派閥を大きくしたといった実績があるわけではない。“総裁派閥なのに安倍派に比べて大臣ポストが少ない”という人事の不満もくすぶっているのが実情。総理はそれがわかっているから、派内を掌握し続けるために、会長も辞めないし、派閥の議員をひいきして求心力を保とうとしている」

 権力への執着は増すばかりだ。

※週刊ポスト2023年5月26日号

8581OS5:2023/05/15(月) 08:30:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd607f5c300ca1160529282b929b85abcfd17a71
最大派閥「清和会」、決まらない“ポスト安倍”に森元総理も迷走 筆頭候補・萩生田政調会長には「本当に領袖が務まるのか」の声
5/15(月) 6:02配信
 自民党の最大派閥「清和会」が5月16日、都内のホテルでパーティーを開くことがわかった。「清和会」といえばもちろん、昨年、銃弾に倒れ帰らぬ人となった安倍晋三元総理が領袖を務めていた、いわゆる「安倍派」。所属議員は今や100人を超える党内最大派閥として君臨するが、安倍氏の死去以降、いまだに新しい領袖が決まらない“異常事態”が続いている。そうした最中に開かれるパーティーとあって注目が集まっているが、その一方で、領袖候補の一人と目される萩生田光一氏が、東京15区の候補者選定をめぐって、周囲を困惑させているという。

【写真】自民党最大派閥「清和政策研究会」で再び力を持った「森元総理」の姿

細田さんにもう一回
 政治部デスクが言う。

「安倍元総理が亡くなって以降、清和会は、会長代理の塩谷立元文部科学大臣がまとめ役を担っているものの、決して“塩谷派”というわけではなく、大臣経験者や党の役職を務める、有力幹部らによる集団指導体制が敷かれています」

 有力幹部とは、高木毅国会対策委員長、西村康稔経産相、松野博一官房長官、世耕弘成参院幹事長、萩生田光一政調会長の5人のこと。

「この5人のうち、次の領袖候補として特に野心をちらつかせているのが、西村氏、世耕氏、そして萩生田氏なのですが、三者とも、安倍さんのような圧倒的なカリスマ性はなく、いまいち決め手に欠ける。誰が領袖になったとしても、袂を分かとうとするグループが生まれ、清和会が空中分解してしまうのではないか、と言われています。だからこその集団指導体制なのですが、来年には総裁選が控えている。このままでは最大派閥でありながら、前回・前々回と同じく独自候補を擁立できない危険性もある。果たしていつまでこの状態を続けるのか」

 かつて清和会の領袖を務めた森喜朗元総理大臣も、この問題には頭を悩ませているという。

「安倍さん不在の中、重鎮として森さんの存在が大きくなっており、ポスト安倍についても“森さんの決定なら従う”という雰囲気も派閥内にはあるにはある。でも、森さん自身もこの候補者たちでは力不足だと感じている。また、新たな領袖が決まった時に起こりかねない派閥の分裂に危機感を抱いており、責任も取りたくないため、判断を渋っているんです。最近では、“(衆院議長を務める)細田(博之)さんにもう一回領袖をやってもらうのがいいんじゃないか”とぼやいているそう。たしかに衆院議長を辞して党籍復帰すれば“再登板”は可能ですが、ただ、細田さんも歳ですし、何より“細田派”に戻しても結論を先送りにするだけで、根本的な解決にはなりませんからね」

追加公認
 そんな中、有力候補の一角である萩生田光一氏のある判断を巡って、周囲が困惑する事態が起きているという。

 自民党幹部が声を潜める。

「問題となっているのは東京15区(江東区)の候補者選びです。都連の会長を務める萩生田さんが、ここの候補者選定を“公募”にしようとしているのです」

 東京15区といえば、先の衆院選(2021年)では、かつて民進党や希望の党に所属していた柿沢未途氏が、自民党の推薦を受けて出馬し、当選。現在、柿沢氏は自民党所属の議員として活動しているが、

「この選挙の際、萩生田氏は、柿沢氏とは別に自民党東京都連の推薦候補を立てていたのです。それなのに、当時、選対委員長を務めていた遠藤利明氏が、柿沢氏を15区の自民党候補者として擁立しようとしたのです。結局、どちらも無所属で出馬させ、勝った方を追加公認するという形をとり、最終的に柿沢氏が圧勝したというわけ。もともとこの選挙区で勝ってきた柿沢氏が強いのは当然ですが、萩生田氏からすれば、党本部が自分の頭ごしに、勝手に方針を決めたことにも腹が立っているようです」

清濁合わせのむ
 とはいえ、結果的に柿沢氏が当選した事実は覆りようがない。となれば当然、次の選挙でも柿沢氏がこの選挙区の候補となるのが道理となるはずだが、

「萩生田さんはいまも納得できておらず、“東京15区の候補者は、改めて公募という形を取る”と息巻いています。たとえ柿沢氏が応募してきても選考で落とそうと考えているのではないか。“気持ちはわかるけど、柿沢さんじゃないと勝てないんだから”と周囲が説得しても聞く耳を持たない。清濁合わせ飲むのが上に立つ者の務めであるはずなのに。こんな調子では“とても清和会の領袖は務まらないんじゃないの”なんて、口さがない人は陰で言ってますよ」

 果たして、パーティーの主役になれるか――。

デイリー新潮編集部

新潮社

8582OS5:2023/05/17(水) 09:53:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/5df80f9557478c93b4433b68c30a26c1bcd9b9e0
見えてきた岸田首相の「魂胆」 一番怖いのは安倍派、頭の中はサミットと人事だけ〈週刊朝日〉
5/17(水) 7:30配信

AERA dot.
閣議に臨む岸田文雄首相

 気がつけば支持率も回復し、余裕の表情を見せるようになった岸田文雄首相。脳裏には、安倍晋三元首相並みの長期政権構築がちらついているようだ。そのための最大の武器が、解散カード。広島サミットを終えた時、どんな決断をするのか──。


*  *  *

 5月9日、米誌「タイム」(5月22・29日号、電子版)の表紙を、得意げな笑みを浮かべた岸田文雄首相の顔写真が飾った。その横には「日本の選択」という見出しとともに、「岸田首相は数十年の平和主義を放棄し、日本を真の軍事大国にしたいと望んでいる」と紹介した。

 特集記事のタイトルは外務省が「表題と中身に乖離(かいり)がある」と指摘して後に変更されるという騒ぎがあったものの、世界的な雑誌の表紙に選ばれたこと自体には、「岸田首相は周囲のイメージと違って、欲深い人。まんざらでもないはずだ」(官邸幹部)との声もあがる。

 周辺によると、岸田首相は「安倍さんはああだった」と言うのが口癖のようになっており、昨年7月の銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相の立場と自らを重ね合わせている節があるという。そこにはもちろん、安倍氏並みの本格長期政権を目指す意思も含まれているのだろう。ある政府関係者は語る。

「岸田首相は長期政権を見据え、いま主流派の岸田・麻生・茂木の3派体制から茂木派を切り、現在やや距離を置いている安倍派を迎え入れる新3派体制構築を狙っている。次の党幹部人事で安倍派の萩生田光一政調会長を幹事長に横滑りさせれば、永田町の政治的パワーバランスは変わる。多少支持率が下がっても政権運営に支障はなくなる」

 こうした観測について、政治アナリストの伊藤惇夫氏も同調する。

「岸田首相が一番怖いのは政敵の菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ではなく、安倍派です。メンバーが百人に達した安倍派がどう動くかは、党内政局に非常に大きな影響を与える。そこは首相もわかっており、安倍派を敵にしない作戦を取っている。理念、哲学がなく融通無碍(むげ)なのが皮肉にも岸田首相の強みなんです」

 5月7日に行われた韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領との会談の中で、岸田首相は徴用工問題に関して個人的な見解として「心が痛む思いだ」と述べた。日韓関係の改善は進めつつも、安倍派に多い岩盤保守層に配慮して韓国側が求める「明確な謝罪」は避けたかたちだ。これで解決に向かうなら「融通無碍」も役に立つことになるが、日韓交渉についての伊藤氏の評価は辛口だ。

「岸田首相はこれまで日韓関係について熱心だったわけではない。今回の動きもほとんど韓国側の事情によるもので、日本が積極的に動いて解決に導いたわけではなく、日本は韓国側の動きに対応しただけ。理念、信念を持って日韓関係の改善に動いたとは思えない」

8583OS5:2023/05/17(水) 09:53:42
 では、安倍氏亡き後の安倍派はいまどうなっているのか。安倍派幹部は「新代表が決まらないまま萩生田氏、西村康稔経産相、世耕弘成党参院幹事長らの集団指導体制が続き、実質的には森喜朗元首相が出張ってきて束ねている状態。森氏にとってはもはや『生きがい』という感じですね」と苦笑する。カギを握るのは、岸田首相の動向だ。


「安倍元首相の一周忌である7月8日までに後継会長が決まらない可能性もある。ただ、岸田首相が次の人事で萩生田氏を幹事長にすることをのめば萩生田氏を会長に、世耕氏を実質ナンバー2の共同代表といったかたちにして、文字どおりど真ん中で岸田首相を支持する」(安倍派ベテラン議員)

 自民党内で駆け引きが続く中、いま、永田町では岸田首相が本気で早期の解散に踏み切るかが関心の的になっている。

■態勢が整わない維新の候補擁立

 岸田首相は5月4日、訪問先のモザンビークで記者会見した際に早期解散の可能性について問われ、「重要な政策課題の結果を出すことに全力を尽くしているところであり、今は解散・総選挙は考えていない。その答えに尽きる」と述べた。だが、永田町でこの発言をそのまま受け取る向きは少ない。5月19〜21日に広島で開催する主要7カ国首脳会議(G7サミット)を成功させれば、首相は通常国会会期末となる6月21日までに解散するとの観測がくすぶり続けているからだ。

「長期政権しか考えていない」(伊藤氏)首相にとり、24年9月の党総裁選は絶対に勝たなければならない戦いだ。国民の支持が回復しているうちに衆院選に打って出て勝利すれば、総裁選での再選につながっていく。

 野党の状況を見ても、統一地方選で躍進した日本維新の会は衆院選の候補者擁立を急いでいるが、「早期に解散されたら全289小選挙区での擁立は間に合わず、立憲民主党とバーター、事実上のすみ分けを行わざるを得ない」(維新関係者)。立民も、選挙で結果が出せない泉健太代表のまま戦わざるを得なくなる。

 早期解散の背中を押す主戦論者は茂木敏充幹事長、森山裕選挙対策委員長ら党幹部と岸田首相に近い小野寺五典元防衛相ら。自民党内の選挙区調整は山口、和歌山を残すのみで、いつでも選挙戦に打って出る態勢を整えているという。

 早期解散は本当にあるのか。その決断を左右するのは、サミットの成否だ。岸田首相は「核による脅し」という禁じ手を使うロシアを強く牽制(けんせい)するため、G7として「絶対に核を使わせてはならない」と打ち出す一方、ウクライナ支援でのさらなる結束をアピールしようと意気込む。しかし、当初あてにしていたバイデン米大統領の長崎訪問は、日程上の関係でなくなってしまった。さらに、政府が借金できる上限額を巡って野党・共和党との対立が続く米政府は6月にも債務不履行(デフォルト)に陥りかねない状況で、バイデン大統領がG7サミットに出席できない可能性まで出てきた。

「各国首脳を引き連れての広島平和記念資料館訪問など、被爆地である広島出身の首相が指導力を発揮する演出にも徹底的にこだわる計画。しかし、肝心かなめの米国大統領が欠席するような事態になれば、場は白ける。首脳宣言を手堅くまとめ、メディアで連日大きく報じられて『大成功』という、したたかな計算も狂ってくる」(外務省幹部)

8584OS5:2023/05/17(水) 09:53:57
 こうした状況の中で、首相が最も気に掛けていることが「ロシアによる核使用だ」(官邸幹部)という。

 今後、北大西洋条約機構(NATO)の主要国から戦車の提供を受けたウクライナ軍が反転攻勢を強め、現地での戦闘が激化すれば、ロシアによる核使用の危機がますます現実味を帯びてくる。

 実際に使われてしまったら第2次世界大戦後初の非常事態となるのはもちろんだが、その手前の一触即発の核危機という局面でも、「選挙で対応できませんでした」などと言ったら世界中の笑いものになる。しかも、今年はG7議長国だ。首相は周囲に「議長国の責任は重い」と、盛んに話しているという。

■総選挙遅らせる核と金融の危機

 さらに、国際金融への懸念も存在する。米国では過度のインフレが収まりつつあるものの、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが続く影響で銀行の破綻が相次いでいる。前述のように米政府はデフォルト回避に必要な連邦政府の債務上限引き上げ問題を抱えており、かつてのリーマンショックのような危機に転じる恐れがないとは言えない。

 ある閣僚経験者は「核と金融の二つの危機が顕在化してくると、総選挙は今年の夏以降になるだろう」と、予測する。

 過去にも似たような例はある。2016年4月の熊本地震を受け、当時の安倍首相は狙っていた衆参同日選挙を断念。リーマンショックが起きた08年には、当時の麻生太郎首相が解散を見送った。

 一方で、官邸や岸田派の中では、そもそも早期解散は得策ではない、という意見もあるという。

「いま、首相の頭の中はサミットと人事だけ。来秋の党総裁選での勝利が最優先であり、そのためには衆院選勝利の余韻が残るよう、解散のタイミングはできるだけ総裁選に近づけたほうがいいということです」(前出の政府関係者)

 この意見に賛同しているのは麻生副総裁、森元首相、青木幹雄元参院議員会長ら重鎮組だ。

 当の首相は周囲に「(時機を逃して負けた)麻生副総裁と菅前首相の轍は絶対に踏みたくない」と、選挙の話題になると、ことあるごとに話しているという。

8585OS5:2023/05/17(水) 09:54:12
 政治ジャーナリストの野上忠興氏はこう語る。

「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)票が減っているのは事実だし、公明党は統一地方選で票をかなり減らした。自公の集票力低下は明らかで、防衛費の増税議論も待ったなしだ。岸田首相は『単独過半数さえ割らなければいいやと思っている』という話もある」

 前回の総選挙では、1万票以内の僅差で自民候補が勝った小選挙区が30余り、2万票以内は50余りある。4月の衆参補選も接戦が多かった。

「その辺は頭のどこかにあるのではないか。現有議席から30人減ったら、退陣論が出てくるでしょう。首相は長期政権しか頭にない。どこまでをチャンスととらえるか、あるいはリスクととらえるかですね」(前出の伊藤氏)

 長期政権のため、最善のタイミングで解散権を行使する。それが首相の「魂胆」なのか。そんなことより、様々な分野で壁にぶち当たっている日本の課題を解決する方向にこそ、知恵を絞ってほしいのだが……。(本誌・村上新太郎)

※週刊朝日  2023年5月26日号

8586OS5:2023/05/17(水) 14:24:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/64b34a445e5615ad0788619793254cdb55405a88
実質「森派」? 決め手欠きまだ決まらない「ポスト安倍」
5/17(水) 5:30配信

スポニチアネックス
安倍派後継会長レース

 昨年7月の安倍晋三元首相死去後、会長ポストが空席となっている自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会)が16日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。同派運営に強い影響力を持つ森喜朗元首相が後継選出を巡り「一つのめど」と言及、注目が集まっていた代表あいさつの人選。マイクを握ったのは会長代理の塩谷立元文部科学相だった。

 補欠選挙を経て所属議員数が100人となった安倍派。塩谷氏は、安倍氏死去後も一人も脱退しなかったと結束を強調した上で「最大派閥としての期待に応えたい」と述べた。しかし、塩谷会長案は既に消滅。昨秋「つなぎ役」として模索されたが、若手が猛反発。森氏もダメ出ししたとされている。数を誇示する宴は、衆目の一致する党総裁・首相候補が見当たらず、収れんさせられない窮状を映しているようだった。

 有力候補は萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長。森氏も会合で5人衆に触れるなど「早く絞り込めとのスタンス」(永田町ウオッチャー)。しかし、「誰がなっても巨大派閥をまとめられるか不透明。依然、分裂含み」(安倍派関係者)。あいさつの人選には森氏の意向も反映したとされ、同関係者は「遠心力が働くことを避けた」との見方を示した。

 後継レースは初当選同期の萩生田、西村両氏が一歩リードとされるが、「決められない安倍派」を象徴するように「萩生田会長、西村総裁候補」というすみ分け案が浮上。

 世耕氏の動向も焦点。同派議員の4割を占め結束力のある参院グループ「清風会」会長で、共同代表制を画策する動きも。「萩生田・世耕派」か「西村・世耕派」か。首相の座を目指し衆院への鞍替えをもくろんでおり、慎重に見定めている。

 いずれにせよ、7月の安倍氏一周忌が控える中、後継選びは今後も難航が予想される。5人衆と会食するなど、キーマンと目される森氏。3月下旬には、くじ引き決着案にまで言及した。

 確実に言えるのは、森氏の存在感が増していることで、政府関係者は「森氏がにらみを利かせる“森派”の状態がしばらく続きそうだ」と指摘。岸田文雄首相は森氏と良好な関係にあり、安倍派にかかわる問題の相談相手でもあるという。「政権運営上、代替わりが進むより“森派”のままの方がありがたい」――。官邸からは、こんな声が聞こえてきそうだ。

 ≪萩生田氏“本命”≫決め手に欠ける会長の後継レースだが、スポニチ本紙の取材では萩生田氏がトップだ。安倍氏に最も近かったことで、中堅・若手から待望論が広がる。森氏も「総合力は最も高い」と評価する。しかし、安倍氏ほどのカリスマ性はなく、当選回数も6回。大所帯をまとめきれるかが未知数だ。元通産官僚で、09年の総裁選に出馬した西村氏の能力を推す声もあり、その差はわずかとみられる。参院約40人をまとめる世耕氏の動向も注目される。

8587OS5:2023/05/20(土) 14:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/061de7ff0b98b2c93a2a319ca5bdc50b55b2febe
「外務次官交代」で後任に山田外務審議官か…長期政権狙う「外交の岸田」にかかっている
5/20(土) 6:03配信
現代ビジネス
外務省トップの後任人事固まる?
写真提供: 現代ビジネス

 外務省で今夏、就任から丸2年を迎える森健良次官が退任し、後任に山田重夫外務審議官が就くことが有力視されている。山田氏は3月の岸田文雄首相のキーウ極秘訪問で中心的役割を果たし、省内外の評価も高い。


 慶大出身の山田氏は、'86年に入省。主流である総合外交政策局長などを経て、'21年に外務審議官(政務)に就任した。政務を担当する外審は、秋葉剛男国家安全保障局長ら歴代次官が経験してきた最重要ポストとされる。

 霞が関では「部下に慕われ、他省庁にも配慮できる人格者だ」(経済官庁幹部)との声が聞かれる。外相を2年務め、次期総理候補の一人とされる茂木敏充自民党幹事長など、大物政治家の受けもいい。

 岸田首相は広島サミットを前に「ウクライナの現状を見たい」と、山田氏ら外務省幹部に強く発破をかけていた。情報漏洩や戦況悪化などの紆余曲折を経たが、ゼレンスキー大統領とも会談したことで、国際社会での面子を何とか保った。これで山田氏は外務省トップの座により近づいた。

 一方、経済担当の小野啓一外審('88年入省)を次官に推す声もある。開成高校出身で岸田首相と同窓の小野氏は、首脳宣言の取りまとめ役を担い、広島サミットの成功に向けて奔走。ただ、経済担当の外審が次官に昇格する例はほとんどなく、年齢も57歳と若いため「小野氏を政務担当の外審にし、将来的に次官に昇格させる」(官邸関係者)との見方も浮上する。

 長期政権を狙う「外交の岸田」の意向が、当面の人事を左右しそうだ。

 「週刊現代」2023年5月20日号より

週刊現代(講談社)

8588OS5:2023/05/21(日) 18:12:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/886b42217df897450f0dfd237d6dd7cae26af32b
「逃げるんですか」の声に、首相が記者会見再開 G7サミット
5/21(日) 17:16配信

毎日新聞
議長国として記者会見する岸田文雄首相=広島市中区の平和記念公園で2023年5月21日午後3時24分、北山夏帆撮影

 「総理、逃げるんですか」

 21日の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国記者会見で、岸田文雄首相が会見を終えて演台から離れようとした際、会場にいた男性記者から核廃絶問題について追加の質疑を求める声が上がった。首相は再び演台に戻り、約3分間質問に答えた。


 首相は核軍縮問題を自身のライフワークと公言するだけに、「逃げるのか」との一言に我慢できなかったようだ。

 記者会見は同日、広島市の平和記念公園で午後2時40分ごろから始まり、首相の冒頭の発言の後、記者4人の質問に答えた。その後、司会の四方敬之・内閣広報官が会見終了を告げたが、男性記者がサミットで採択した核軍縮に関する首脳声明「広島ビジョン」について「1問だけでいい」と声を上げた。首相は既に演台に背を向け応答要領のファイルも警護官(SP)に手渡していたが、「逃げるのか」の声にきびすを返し、「核軍縮ビジョンについて答えろ、という質問でありました」と答弁を再開した。自身が昨年8月に提唱した「ヒロシマ・アクション・プラン」などについて答えた。

 政府側は、今回の議長国会見を30分間の予定で実施するとしていた。最初に首相が会見を終えようとした際、開始から約40分が経過していた。【小田中大】

8589OS5:2023/05/21(日) 19:00:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8edf2668b3c1ec192db8b8efe5e07be95276e6b
安倍派パーティーで感じた「異変」森喜朗元首相が姿を消した後の妙な静けさは「嵐の前の…」?
5/21(日) 11:00配信
安倍晋三元首相が昨年7月に凶弾に倒れた後、初めてとなる安倍派(清和政策研究会)のパーティーが、5月16日に都内のホテルで行われた。メイン会場に出席者が入りきれず、ホテル内の他の会場とオンラインでつなぐのは、安倍氏が会長就任後初めての会となった昨年と同じ。出席者も3000人と盛況の様相だったが、昨年と違う場面があった。それは、会に出席した森喜朗元首相(85)のあいさつがあった昨年と、なかった今年の違い。今回は、森氏のあいさつがないだけでこんなに雰囲気が変わるのかと驚いたほどで、それだけ今の森氏の安倍派における影響力の強さを感じずにはいられなかった。

 なぜ、あいさつがなかったのか。複数の関係者の話を総合すると、当初は、あいさつの機会が検討されたが最終的に調整がつかず、森氏は途中で退席したようだ。岸田文雄首相があいさつをして退席した後、少し作業をして顔を上げたら、もう森氏の姿はなかった。

 政治家や派閥のパーティー取材では、誰がどんな内容のあいさつをしたか把握するのが大きな仕事。あいさつは塩谷立・会長代理、世耕弘成参院幹事長、派閥元会長の細田博之衆院議長、公明党の山口那津男代表、岸田文雄首相、茂木敏充幹事長が行った。茂木氏ら党執行部、他の自民党派閥からの代表者が登壇し、昨年はこの後に森氏があいさつした。



 森氏の昨年のあいさつは、話題になった。所属人数が97人(当時、現在は100人)になったことを念頭に「数を誇っちゃいけない。あと何人で100人になるぞ、なんてやっている時がいちばん危ない。それで滅びたところがたくさんある」「数があればなんでもできると思ったところから崩壊が始まる」と、本来、権力の源泉となる「数の力」に関する持論を述べ、勢力維持への注意点も語った。「これだけの数がそろった派閥は、ほとんど私が作った」とも述べたように、森氏はもともと森派時代の清和会の領袖(りょうしゅう)。そして、安倍氏亡き後の今、自身が基盤作りに関わったと自負する派閥の行方に、強い影響力を持っているとみられている。

 昨年7月に安倍氏が亡くなり、まもなく1年となるが、依然次期会長が決まらない安倍派。森氏はこれまで、特定の議員の名前(松野博一官房長官、高木毅国対委員長、西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、世耕氏)を挙げながら、後継会長人事にたびたび言及してきた。この日のパーティーでも、森氏が「後継会長」に何らかの形で言及するとみられていただけに、まさかのあいさつなし&途中退席という「異変」。後継人事をめぐる森氏と森氏の発言を警戒する派閥側のせめぎ合いが、その理由だと受け止められていて、逆に、必要以上にかき回されたくない派閥側の警戒感もにじんだ。



 首相のあいさつの後から退場する参加者は見受けられたが、森氏も会場を後にすると、空席が目立つようになり、場の空気も変わった。熱量が明らかに少なくなった。場内にも、森氏の発言への「期待感」みたいなものがあったのかもしれない。結果的にあいさつした「会長候補」に名前が挙がる人は、世耕氏のみ。世耕氏は「(次期会長候補に関しては)『小粒ばっかり』『どんぐりの背比べ』などと言われたが、毎日ニュースで(安倍派の)主要メンバーを見ない日はない」とアピールした。一方、森氏が次期会長候補に名前を挙げた萩生田氏や西村氏は、岸田政権の閣僚や自民党幹部として仕事をするメンバーの1人として、壇上で紹介されただけだった。

 会の最後には、所属議員全員が壇上に上がった。森氏の言う100人という「分裂リスク」を抱えた派閥の結束を、全員でアピールしたようにも見えた。ただ、中心に安倍氏がいた昨年とは対照的に「見せ場」というにはほど遠かった。

 会長代理の塩谷氏は「いずれ引っ張っていくリーダーも必要。だれがなってもしっかり日本の政治を動かしていきたい」と、いずれは会長を決める考えを示したが、出席者の1人は「『だれが(会長に)なっても』というのは、本音ではないはず。だれがなっても、必ず反発する人はいる。派閥が割れかねないリスクがある。だから、決められないんだ」と、苦笑いしながら解説してくれた。

 ホテルから帰る時に「なんか、パッとしなかったな」という出席者同士の会話を聞いた。派閥の将来に向けた「道筋」が示されなかったことへの期待外れ感は、少なからずあったのかもしれない。一方、示されたら示されたで、混乱も起きただろう。森氏が去った後の場内の熱量の少なさは、次期会長人事を控えた「嵐の前の静けさ」だったのかもしれない。【中山知子】

8590OS5:2023/05/23(火) 10:42:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c22ccabc04932bb71d8c68f11910fcf57f7e287e
自民党に大激震…!麻生太郎が地方紙でベラベラ語った「次の総理候補、オレならこう評価する」
5/23(火) 9:03配信


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現代ビジネス
「あいつは親分タイプ」
写真提供: 現代ビジネス

 「北國新聞は、地元の大物である森さんと昔から関係が深い。この企画も、森さんが麻生さんに頼んで実現した。だからこのタイミングで、安倍派の会長選びに言及したのでしょう」(自民党関係者)

【独自】逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する

 5月16日に開かれた自民党安倍派(清和会)のパーティーで、ある地方紙の記事が話題となった。金沢の「北國新聞」が同日、インタビュー連載「総理が語る」で、党副総裁・麻生太郎氏のこんな発言を掲載したのだ。

 「安倍派は100人の大台に乗りましたが、これから大変ですよ。会長選びも難しいでしょう。(中略)萩生田光一政調会長は親分タイプですね。西村康稔経済産業相は、頭はいいと思いますが、みこしに乗ってじっとしていられるタイプですかね」

 「世耕弘成参院幹事長は衆院へのくら替えが取り沙汰されています。くら替えに成功して総理になった例と言えば、宮沢喜一さんだけです」

 紛糾している安倍派会長の候補「五人衆」の面々を、実名で論評する――。大胆すぎる内容の裏には、「石川のドン」である安倍派元会長・森喜朗元総理の意向があった。

地位盤石
 「森さんは萩生田さんを次期会長に推していて、パーティーでも萩生田さんに挨拶させたがっていた。それを塩谷(立・安倍派会長代理)さんが止めたから、パーティー当日、森さんは怒って途中退席したほどです。

 麻生さんもこの時、森さんと同じく退席した。麻生さんがインタビューで萩生田さんを持ち上げ、そのライバルである西村さんや世耕さんを『総理に向いてねえよ』とばかりこき下ろしたのは、森さんの肩を持って『貸し』を作るためだったのでしょう」(安倍派所属議員)

 麻生氏は岸田総理のみならず、次期総理候補とされる茂木敏充党幹事長や河野太郎デジタル相にも頼られ、党内随一のキングメーカーとして鳴らす。森氏をも取り込み、さらにその地位を盤石にしつつあるようだ。

8591OS5:2023/05/23(火) 16:44:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/45bc92c06cb91984b726e651426f5b5596fbd5fc
82歳の麻生氏 首相支えるも「ポスト岸田」育成課題
5/18(木) 20:42配信
自民党第2派閥の麻生派(志公会、55人)は18日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派を率いる麻生太郎副総裁は岸田文雄首相の後見役として政権を支え、党内でも強い影響力を誇る。ただ今年9月に83歳を迎えるだけに、後進の育成が課題だ。

「岸田政権の屋台骨を支え、政権のど真ん中で、日本の発展のため一層頑張っていきたい」

麻生氏はパーティーでこう語り、今後も岸田政権を中心となって支えていく考えを強調した。

首相は広島市でバイデン米大統領らと首脳会談に臨むため欠席したが、ビデオメッセージを寄せ、「麻生氏は文字通り政権の大黒柱。悩んだ時に真っ先に相談するのが麻生氏だ」と蜜月ぶりをアピールした。

今の岸田政権は、麻生派と第3派閥の茂木派(平成研究会、54人)、首相が率いる第4派閥の岸田派(宏池会、46人)が主流3派を形成する。これまでは、首相と麻生氏、茂木派を率いる茂木敏充幹事長の3人が政権の重要方針の決定を主導してきた。

首相は次の総裁選で再選を図るためにも、特に麻生氏との連携を重視している。麻生氏も11日に韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談し、首相が意欲を示す日韓関係の改善を側面支援するなど、バックアップしてきた。

ただ、党内の「ポスト岸田」候補には、麻生氏の影響力を後ろ盾にしようと距離を縮める動きもある。次期総裁選への出馬をうかがう茂木氏は、パーティーで「昼夜を問わず麻生氏に温かく指導してもらい、おかげで最近笑顔が増えたといわれる」と持ち上げた。

麻生派には、次の首相候補として河野太郎デジタル相がいるが、反原発などを持論とする河野氏には党内で抵抗感を示す議員も多く、派が一枚岩で推す状況には至っていない。派内は、昨年12月に側近の薗浦健太郎元衆院議員が「政治とカネ」の問題で議員辞職するなど混乱した経緯もある。

麻生氏は次の総裁選レースを左右する立場にもある。ただ、当面は首相を支えて求心力を保ちつつ、河野氏ら次の総裁候補も育てて派の基礎体力を高め、次世代に引き継ぐ体制作りを進める構えだ。(奥原慎平)

8592OS5:2023/05/23(火) 16:46:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e74c2dc9f7ef2a3f779fcc6091dd2987f673606
派閥パーティー花盛り 早期解散へ軍資金確保と結束
5/9(火) 23:09配信
自民党各派閥は、10日の森山派(近未来政治研究会)以降、今月中旬までに東京都内で相次いで政治資金パーティーを開く。岸田文雄首相(自民総裁)が早期の衆院解散・総選挙に踏み切るとの観測もある中、派閥の「軍資金」確保と結束強化を図る。新型コロナウイルス禍を受けた感染対策として規模縮小を強いられてきたが、飲食を伴うウィズコロナの形式を模索する動きも出てきた。

派閥が春ごろにパーティーを開くのは通例となっており、二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)は他派に先駆けて4月26日に開いた。感染対策として入場時の検温や手指の消毒を徹底し、飲食無しの着席形式で行った。

今月8日、新型コロナ感染症の感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行した。茂木敏充幹事長は9日の党役員連絡会で「本格的な日常を取り戻す新たなステージが始まる」と述べたが、パーティーでコロナ禍以前にみられた立食形式を含めて飲食の解禁を検討している派閥もある。

森山派は持ち帰りの軽食を用意する予定だ。最小派閥ながら、領袖の森山裕選対委員長は衆院選挙区「10増10減」に伴う選挙区調整に尽力するなど政権内での存在感を増している。

茂木派(平成研究会)は12日のパーティーで、3年半ぶりに飲食を伴う懇親会を計画している。会長の茂木氏は「ポスト岸田」の呼び声があるが、派の結束を盤石にすることが第一の関門だとされる。

安倍派(清和政策研究会)は16日のパーティーまでに、昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長は決まらない見通し。4月の衆参5補欠選挙を経て所属国会議員が「分裂する」といわれる100人に達しており、最大派閥を維持できるかが課題だ。

岸田派(宏池会)は17日にパーティーを開く。岸田政権が発足し、総裁派閥となって以降、新規入会が続き、二階派を抜いて第4派閥に浮上しており、勢いがある。

麻生派(志公会)は18日のパーティーを立食形式で開く考えだ。会長の麻生太郎副総裁は首相や茂木氏と良好な関係にある一方で、ポスト岸田に意欲を隠さない河野太郎デジタル相が所属しており、麻生氏の動向が注目されている。谷垣禎一元総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は6月7日にパーティーを予定している。(野村憲正)

8593OS5:2023/05/23(火) 16:47:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/7edd0bbe75cfa924600fadb2144f19f3ac403656
茂木幹事長、アメリカ訪問で「ポスト岸田アピール」大成功…総裁選へ意欲みせるもネックは「1.1%の壁」
5/3(水) 18:07配信
 5月3日、自民党の茂木敏充幹事長は、訪問先の米ワシントンで、ブリンケン米国務長官と会談した。

 4月30日からの米国訪問で、茂木氏は、ポンペオ前国務長官、シューマー上院院内総務、サリバン大統領補佐官らと会談するなど、「ポスト岸田」の有力候補として存在感を見せつけた。

 茂木氏は5月3日、自身のTwitterにこう書きこんだ。

《今回の訪米では、2日間で8件の会談があり、閣僚、大統領補佐官、そして11名の上院議員と面会するなど、大変充実した滞在となりました。今回、外務大臣とはまた違った立場で、率直に意見交換し、日本の考えもしっかりと伝えました。2週間後のG7広島サミットに向け、いい訪米になったと思います》

「菅義偉前首相は、官房長官時代の2019年5月に訪米し、その1年後に首相に就任しました。米国要人との会談がこれだけ実現したことは、茂木氏にとって『ポスト岸田』の顔見せが大成功したといっていいでしょう」(政治担当記者)

 茂木氏は、2日、FNNの単独インタビューに応じ、2024年の自民党総裁選について、「いまは幹事長なので首相を支えることにつきる」としたうえで、「仲間の議員や支持者の期待は理解している」と述べた。時期が来れば自ら判断するとの思いを強くにじませるなど、自民党総裁への意欲を隠さなかった。

「2021年9月の総裁選は不出馬でしたが、同年11月、悲願だった平成研究会(旧竹下派)の会長に就任。自民党の幹事長となってからは、『ポスト岸田』の有力候補と目されるようになりました。

 これまで、外相、経産相、経済再生相、党の選対委員長、政調会長を歴任するなど、経歴は十分です。

 現在、茂木派は54人。これまで衆参で対応が割れがちだった平成研ですが、参院側もまとまりつつあります。党内第3派閥の麻生派(志公会、55人)を率いる麻生太郎副総裁とも深い関係を築いており、総裁選出馬をにらみ、次々に手を打ってきました。

 ただ、ネックとなるのは、いまだ犬猿の仲とされる青木幹雄元党参院議員会長の存在です。青木氏は小渕優子氏を平成研のトップにしたがっており、青木氏の意向を受けた岸田文雄首相が小渕氏を推しているのです」(同)

 3月に韓国・尹錫悦大統領と菅義偉前首相が都内で会談した際、小渕氏が同席したのは岸田首相の意向があったと共同通信が報じている。

 茂木氏にとっては知名度もネックだ。1月の産経新聞社とFNNの合同世論調査で、「次の首相にふさわしい人はだれか」を尋ねたところ、茂木氏は1.1%。時事通信の4月の世論調査でも、「次の首相にふさわしい人物」として、これまた1.1%と低迷しているのだ。

 茂木氏が、今回、総裁選出馬に意欲を隠さなかったことに、SNSでは賛否が渦巻いている。

《勘弁してください。。》

《総裁の器じゃな〜い》

 と否定的な声が上がる一方で、肯定的な意見も。

《もうそろそろ平成研から立候補者出さんと寂しい所もあるが・・・》

《次期総裁選では岸田総理が再選濃厚。茂木幹事長は初めて総裁選に立候補して次次回の総裁選で総裁になる》

 岸田首相の今後の人事にも注目が集まっている。

《茂木氏が来年秋の総裁選に出るかどうかは、次の内閣改造、党役員人事で、岸田総理が茂木幹事長を続投させるのか、茂木氏が幹事長を受けるのかどうかで分かるんじゃないかな》

《茂木敏充財務大臣か小渕優子外務大臣か、それが問題だ(?)後者は流石に無いんじゃないかなあと思いつつもどうにも最近の外交への顔出しぶりを見るとねえ・・・》

 かつて自民党の最大派閥だった平成研。1998年の小渕恵三氏以来、首相を出していない「名門派閥」が返り咲く日は来るだろうか。

8594OS5:2023/05/24(水) 07:33:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/0005baf842120bebd42cdde2597fc9916a1b67f7
被爆地開催、サプライズで結実 岸田首相、対ロ結束の成果誇示 新興国取り込みに奔走・G7サミット〔深層探訪〕
5/24(水) 7:00配信
 被爆地・広島での先進7カ国首脳会議(G7サミット)は、ロシアのウクライナ侵攻に対するG7の結束を強く打ち出した。ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃的な来日は、世界的にも大きなインパクトを与え、議長役の岸田文雄首相は成果を誇示。「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の取り込みにも奔走した。

 ◇空気一変
 「国民の先頭に立ってロシアに立ち向かうゼレンスキー大統領にも議論に参加してもらい、メッセージをより力強く国際社会に発信することができた」。首相は21日、サミット閉幕を受けて広島市の平和記念公園で記者会見し、こう手応えを口にした。

 ウクライナ危機への対応は、当初から中心テーマだった。それでも、オンライン形式で参加予定だったゼレンスキー氏が、実際に広島を訪問したことで、サミットを取り巻く空気は一変。最終日は「ウクライナ一色」となった。

 一連の討議で、首相は「法の支配に基づく国際秩序」の維持・強化を繰り返し主張。中国の覇権主義的な動きとも重ね合わせ、G7の合意形成に腐心した。

 首相側には、ライフワークとする「核兵器のない世界」実現へ、ゼレンスキー氏の登場を追い風としたい思惑もにじむ。ロシアによる核兵器使用の威嚇に直面する当事者が主張すれば、より説得力が増すとみているためだ。

 ゼレンスキー氏は21日、平和記念資料館(原爆資料館)を視察。両首脳はそろって原爆死没者慰霊碑に献花した。

 「核兵器のない世界に向けて取り組む上で、大変重要な意義を有する」。首相はその後の首脳会談の席上、ゼレンスキー氏に「ウォロディミル」とファーストネームで呼び掛けるなど、緊密な連携をアピールした。

 ◇「お膳立て」
 米欧と中ロの双方から距離を置くグローバルサウスとの連携強化も焦点だった。代表格のインドをはじめ、日本政府が今回のサミットに招待した8カ国のうち、6カ国がこうした国々だ。

 首相には、ウクライナ危機への対応を巡りゼレンスキー氏から直接、新興・途上国に主張を伝えてもらう狙いもあった。

 実際、招待国首脳が顔をそろえた拡大会合は、1時間の予定を30分以上オーバー。複数のG7関係者は「ウクライナとグローバルサウスの接点をお膳立てすることが重要な目的だった」と明かした。

 ゼレンスキー氏側の要請を受け、水面下で来日を調整した日本政府。G7メンバーの協力も得て、警備体制や移動手段を整えた。「大過なく終わって良かった」。サミット閉幕を見届け、関係者は胸をなで下ろした。

 ◇強まる解散観測
 G7の対ロ結束、「核なき世界」の発信に、ゼレンスキー氏の来日という「サプライズ」も加わり、自民党内からは政権浮揚を期待する声が上がる。閣僚経験者の一人は「内閣支持率は相当上昇するだろう」と指摘。早期の衆院解散・総選挙も「あり得る」との見方を示した。

 そもそも、サミットの「成果」をアピールして解散に踏み切るとの観測は、開催前から取り沙汰されていた。首相自身は21日の会見で「今は考えていない」と重ねて否定。これに対し、野党関係者は「これ以上のタイミングはない」と警戒感を隠さなかった。

8595OS5:2023/05/24(水) 07:36:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/761b2e9f0a23181535dfdc10aa2e06960232c628
岸田首相、パーティ行脚で森にも麻生にもおべっか三昧!狙うはG7後の “自民4派閥” 盤石政権
5/24(水) 6:03配信
「最近はさすがに控えてます」

 巷で聞かれる “酒豪伝説” について、岸田文雄首相(65)はバラエティ番組でこう答えていたが、最近の動静を見ると “虚偽答弁” の疑いが――。

 二階派を皮切りに、自民党の各派閥は久々に大々的な政治資金パーティを開催し、岸田首相も盛大に迎えられながら相次いで出席。そこから、G7・広島サミットに直行する怒涛のパーティ行脚だった。

「広島サミットでは、来日回避が囁かれていた米国のバイデン大統領の参加だけでなく、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃参加という大金星も上げた。

 平和色を強く打ち出した国際行事を成功させた実績で、岸田首相に『ノーベル平和賞』受賞の声も上がってきました」(政治部記者)

 自派閥のパーティで、岸田首相は過去にサミット議長を務めた同派出身の歴代首相と自身を並べ、「宿命を感じざるを得ない」と語った。その決意どおりの大成功を可能にしたのは、重鎮からの覚えがめでたいゆえに、党内で盤石の体制を築けていたからだろう。

「今回の各派パーティで、岸田首相は二階俊博氏には『目配り、気配り、心配りを体現されている』と、領袖不在の安倍派では『日本最大の政策集団』、小派閥の長である森山裕氏にすら『素晴らしい政治姿勢を私も実践したい』と、おべっかを使い分けていました。

 直接参加できなかった麻生派でも『(麻生氏は)オーラを放っておられました』と、ビデオメッセージで褒め殺し。

 首相は以前から、安倍派のお目付け役である森喜朗元首相と定期的に会食を重ねていて、 “トップ外交” で同派との関係性を維持し、 “ジジ殺し” は得意技なんですよ。そのおかげで、反旗を翻そうという他派閥の動きはほとんどありません」(同前)

 総選挙とともに噂される「党4役の入れ替え」でも、 “屈指の調整役” である岸田首相は本領を発揮するという。

「岸田さんの頭にあるのは、虎視眈々と次期総裁を狙う茂木敏充幹事長にその “準備期間” を与えると同時に、安倍派の萩生田光一氏を幹事長に起用する構想です。

 実現すれば、今まで非主流派にいた安倍派を主流派に引き込み、岸田派、麻生派、茂木派との “主要4派体制” を完成できる目論見ですよ」(自民党中堅議員)

 安倍派パーティでは、初参加の生稲晃子氏がぎこちない様子で参加者と交流していたが、首相自らお手本を見せていたのかも。

週刊FLASH 2023年6月6日号

8596OS5:2023/05/24(水) 17:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/95123a1c98a62c17780062d533d924ad3ecc5482
官房長官、内閣不信任案提出が解散大義かは「首相の専権事項」
5/24(水) 12:41配信
毎日新聞
松野博一官房長官

 松野博一官房長官は24日の記者会見で、野党から内閣不信任決議案が提出された場合、衆院を解散する大義になるかについて「仮定の質問や首相の専権事項である解散について、私個人の考えをお答えすることは控えたい」と述べた。4年前に内閣不信任決議案の提出が解散の大義になると明言した当時の菅義偉官房長官とは対照的な答弁で、「首相の専権事項」という従来の姿勢を崩さなかった。

 内閣不信任決議案が衆院解散の大義になるかについては、安倍政権だった2019年5月の記者会見で、菅氏が「当然なるのではないか」と発言。結局、衆院解散は見送られたが、菅氏の異例の言及は与野党内で波紋を呼んだ。

 6月21日の会期末まで1カ月を切った今回の通常国会では、内閣不信任決議案の提出が衆院解散の呼び水になるという観測が出ている。【古川宗】

8597OS5:2023/05/26(金) 13:28:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/5567547d8ed79a06af904ebc4021fa85d062f315
岸田首相の“ダメ息子”翔太郎氏にも国民愚弄のDNA…由緒ある公邸階段で忘年会「組閣ごっこ」
5/26(金) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
またやらかした…(岸田首相の長男・岸田翔太郎首相秘書官)/(C)J M P A

 岸田翔太郎首相秘書官がまたやらかした。昨年末、いとこたちを首相公邸に招いた忘年会で大ハシャギ。玄関ホールにある「西階段」で“組閣ごっこ”に興じた写真を週刊文春に入手され、25日発売の最新号に報じられた。


 翔太郎氏は岸田首相の長男。今年1月、父の外遊に同行した際、公用車利用の土産購入や観光疑惑が国会で問題視された。問題の写真は赤じゅうたん敷きの階段に若い男女が並び、全員私服とはいえ、組閣時の記念撮影と同じ構図だ。翔太郎氏はセンターに陣取り、父と同じ立ち位置でニンマリ。すっかり首相気分とは、いい気なものである。

 首相公邸は万全の警備体制が敷かれ、年間の維持費だけで約1億6000万円。むろん、原資は国民の血税だ。翔太郎氏は「父譲りの酒豪で酩酊するまで飲むこともしばしば」(知人)という。酒の勢いを借りたのかもしれないが、純然たる「公の場」での悪ふざけには選民意識がのぞく。

「現在の公邸は1929(昭和4)年竣工で、かつて首相官邸として使われた由緒ある建物。『西階段』は戦前から内閣発足時の記念撮影の舞台でした」(官邸事情通)

受け継いだ国民愚弄のDNA
2022年の内閣改造後は21年ぶりに「西階段」で撮影(C)共同通信社

 この場所で“ごっこ遊び”にふけったのは翔太郎氏だけじゃない。15年には安倍元首相が音楽プロデューサーの秋元康氏や幻冬舎社長の見城徹氏ら「アベ友」5人を秘密裏に公邸に招き、西階段で現職の安倍中心に5人が囲んで撮影した“組閣ごっこ”写真が流出。フライデーに報じられた。

 一度ならず二度までも。まさか西階段での“組閣ごっこ”は恒例のおもてなしなのか。「そこに山があるから」じゃあるまいし、「そこに階段があるから」と歴代首相以下、官邸に出入りできる面々が悪ふざけしてきた様子を疑いたくもなる。

「西階段に立てたのは本来、天皇の認証を受けた歴代の国務大臣のみ。日本の憲政史を象徴し、歴史的・文化的価値の高い場所だからこそ、05年に現在の地に曳家・改修した際、建築当時の姿へと丁寧に復元したのです」(政界関係者)

 当時の総改修費は約85億円。翔太郎氏は岸田首相からしっかり、国民愚弄のDNAを受け継いでいるようだ。

8598OS5:2023/05/29(月) 19:12:30
>>8326
https://news.ntv.co.jp/category/politics/ee5dd37c940f47a58f7b17eac8c73f2c
政治
2023年5月29日 18:35
岸田首相の長男・翔太郎氏 総理秘書官を6日1日付で辞職へ 後任は山本高義氏 政府発表

政府は、岸田総理大臣の長男で秘書官である翔太郎氏が総理秘書官を辞職すると発表しました。

政府は、岸田総理大臣の長男で秘書官である翔太郎氏が6日1日付で総理秘書官を辞職すると発表しました。

翔太郎氏をめぐっては、総理大臣公邸で親族と記念撮影をするなど、不適切な行動をした問題で岸田総理自身も「適切さを欠くものであり誠に遺憾だ」と述べていました。

8599OS5:2023/05/29(月) 20:07:13
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20230526210601.html
岸田首相へ一転逆風 サミット後順風満帆のはずが…自公亀裂に長男問題追い打ち
2023/05/26 21:06神奈川新聞

岸田首相へ一転逆風 サミット後順風満帆のはずが…自公亀裂に長男問題追い打ち

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 地元開催の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を無事に終えて順風満帆となるはずの岸田文雄首相に一転、逆風が吹き始めた。自民、公明の与党選挙協力に東京で亀裂が生じ、長男である翔太郎秘書官の公邸での不適切行動が追い打ちをかける。26日の参院予算委員会はサミットの実績を披露する舞台だったが、公邸問題を巡り、立憲民主党から追及を受けた。

 「セキュリティーの関係もあり、公にしてはいけない」。首相は立民の田名部匡代氏から「公邸の利用の内規に照らせば部外者が執務や迎賓スペースで寝転んで写真を撮るのは違反行為ではないのか」と問われるも、内規の有無を明言しなかった。

 松野博一官房長官は「そもそも内規とは一般用語で定義はない」と説明。「報道にある行動は適切さを欠く」との認識は示したものの、「決まり事を破ったかどうか」の追及に対する回答は避け続けた。

8600OS5:2023/05/29(月) 20:33:50
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-230527X186.html
菅氏、静かに存在感アピール=自公「パイプ役」期待も
2023/05/27 18:18時事通信

 自民党の菅義偉前首相が静かに存在感をアピールしている。一時活発化させた岸田文雄首相に対する批判を控える一方、政策提言や議員外交で影響力を発揮。亀裂が深まる公明党との関係では、事態の打開に向けてパイプ役を期待する声があり、動向が注目されている。

 「現状は大変残念だ」。菅氏は27日、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う東京での与党候補者調整難航について秋田市内で記者団に尋ねられ、こう強調。「自公の信頼は政治の安定につながる」として早期収拾を訴えた。

 岸田政権下、菅氏は非主流派に位置付けられる。内閣支持率が低迷していた今年1月、首相について「派閥政治を引きずっている」と批判のトーンを強めた。「岸田降ろしか」との見方も広がったが、党内に同調する動きはほとんどなく、尻すぼみに終わった。

 その後、支持率が回復し始めると、こうした言動を封印。自身が首相在任中に手掛けた日本学術会議の見直しを巡って政府が4月に改正案の今国会提出を断念した際も、「しょうがないな」と関係者に語る程度で、表立って発信しなかった。

 「反岸田で動けばハレーションが起きる。政権が簡単に倒れるとは思っていないから、じっとしている」。菅氏の心境を側近議員はこう解説する。

 一方で、3月に出産費用の実質無償化を提唱。政府がまとめた少子化対策の「たたき台」に、検討していく方針を盛り込ませた。今月31日には日韓議員連盟会長として初めて訪韓することが決まっている。尹錫悦大統領と会い、関係正常化の流れを後押しする考えだ。

 そんな菅氏に周囲が期待するのは、公明党の支持母体・創価学会との水面下の話し合いだ。自公協議は公明側が東京での選挙協力解消を通告する事態に発展。党幹部同士の交渉では着地点が見えない状況にあり、ここで菅氏が道筋を付ければ影響力拡大につながるという計算もあるようだ。

 菅氏は7年8カ月に及んだ第2次安倍政権の官房長官時代、学会幹部と関係を築いた。ある公明党関係者は「学会と直接話ができた菅氏なら、こうはなっていなかった」と指摘。菅氏に近い自民党のベテラン議員は「最後には菅氏が動くしかない。そのために首相が頭を下げに行くかどうかだ」と語る。

 菅氏は27日、記者団に対し、自民党が参院で過半数を得ていない現状にも言及。「自公の意思疎通では互いに配慮していく必要がある」と述べた。

8601OS5:2023/05/30(火) 21:20:10
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_ZTI5KKI3WFIT7PJJ62K6X2LHGI.html
自公パイプ役不在、岸田政権たびたび不協和音
2023/05/30 20:49産経新聞

自公パイプ役不在、岸田政権たびたび不協和音

来賓として挨拶した安倍晋三首相(右・当時)と公明党代表に再選した山口那津男代表=2018年9月30日、東京都千代田区

(産経新聞)

令和3年10月の岸田文雄政権発足後、自民党と公明党の不和がたびたび表面化している。

4年夏の参院選に向けて、改選数3以上の5選挙区で自民が公明候補を推薦する一方、32ある1人区で公明が自民候補を推薦する「相互推薦」について、公明が唐突に見送り方針を表明し、自民側を慌てさせた。公明側には、相互推薦の協定締結が自民の都合で遅れたことへの不満があった。

政権を直撃した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題でも、昨年10月、首相が宗教法人法に基づく質問権行使に向けた対応を指示したのに対し、公明は宗教団体の創価学会を支持母体としていることもあり、山口那津男代表は記者会見で「事前に説明は一切なかった」と不快感をあらわにした。

自公の連携不足の背景には、ベテラン議員の引退などで、信頼関係を下支えするパイプ役の不在がある。

自公連立は20年以上に及ぶが、憲法改正や安全保障政策などで主張が異なることもあり、両党はこれまで、相互の有力議員が緊密に意思疎通を図ってきた。だが、安倍晋三元首相と信頼関係を築いた公明の太田昭宏前代表らが一昨年に引退。また、自民内で公明や創価学会に太いパイプを持つ菅義偉前首相、二階俊博元幹事長らは執行部を外れ、首相と距離を置く。

定期的な開催を原則とする自公両党の幹事長と国対委員長による「2幹2国」も、岸田政権下で一時不定期開催となった。現在は週1回開催が定例化されたが、安倍、菅両政権時代に比べて短時間で終わるケースが目立つ。(児玉佳子)

8602OS5:2023/05/30(火) 21:21:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_3FVFNUQPHFJ3PAVOUSL6UBLDCM.html
自公、対立拡大を回避 党首会談で連立確認
2023/05/30 20:04産経新聞

自公、対立拡大を回避 党首会談で連立確認

岸田文雄首相との会談を終え記者団の取材に応じる公明党の山口那津男代表=30日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

岸田文雄首相(自民党総裁)は30日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談した。衆院選挙区「10増10減」に伴う候補者調整で両党の対立が深まり、公明が東京都内の衆院選挙区で自民候補を推薦しない方針を示したことについて「連立政権をしっかり保ち、政治を揺るがすことがないよう継続していく」と確認した。自民側は同日、公明が候補擁立を決めた埼玉14区(草加市など)と愛知16区(犬山市など)について、事実上、公明に譲る方向で調整する考えを伝えた。

山口氏は首相との会談後、記者団に「連立の意義、大局を大事にしながら、連携を保っていこうと確認し合った」と説明した。「連立政権には公明の存在が極めて重要だ。それに取って代わる組み合わせや政権の姿は今のところ見られない」とも強調した。

首相は「幹事長らに丁寧に対応するよう指示している」と述べた。しかし、東京の推薦問題では具体的な言及を避けたという。

これに関連し、自民の茂木敏充幹事長は同日、公明の石井啓一幹事長と国会内で会談し、埼玉14区と愛知16区について、公明の要望に沿い、地元県連との調整を早急に進める考えを伝えた。これに対し、石井氏は謝意を示し、両氏は東京を除く46道府県での選挙協力の具体化に向けて両党の幹事長と選対委員長による協議を継続することで一致した。

ただ、石井氏は会談後、東京での選挙協力を解消する方針について「対応は変わらない」と強調した。

次期衆院選を巡り、公明は新設された東京29区(荒川区と足立区の一部)での候補擁立を発表した。東京28区(練馬区の一部)でも擁立を求めたが、自民が28区を拒否したため、公明は東京での選挙協力を解消する方針を伝えていた。

8603OS5:2023/05/31(水) 18:27:39
https://www.asahi.com/articles/ASR5V72HWR5VUTFK00X.html
自民の派閥、こぞって規模拡大に走る事情は 党内主導権や総裁選…
有料記事自民

藤原慎一 千葉卓朗 白見はる菜2023年5月27日 10時00分
 「古い政治」の象徴とも言われる自民党の派閥が、勢力拡大に余念がない。党内で存在感を高める狙いは共通だが、各派には独自の事情があり、岸田文雄首相の派閥も例外ではない。ただ、拡大路線は摩擦や分裂のリスクと隣り合わせで、規模の追求に慎重な声は少なくない。

 「宏池会(岸田派)が一致結束し、他の政策集団とも力を合わせていきたい」。17日夜、東京都内であった岸田派パーティーで、首相は力を込めた。岸田派は党内第4派閥。官僚出身が多く、権力闘争に疎いとして「お公家集団」と揶揄(やゆ)されてきた歴史があるが、現在、規模拡大に意欲的だ。

 3月以降、越智俊之参院議員ら3人が入会し、計46人になった。岸田派中堅議員は「人数は多い方がいいと、首相も思っている」。

岸田派「50人」目標の声も
 党内基盤が弱い首相は、政権…

8604OS5:2023/05/31(水) 18:28:41
https://www.asahi.com/articles/ASR535H25R4XUTFK02B.html?iref=pc_rellink_04
「夏までやれば…」岸田首相、在任日数の野心 悩ましい茂木氏の存在
有料記事

楢崎貴司2023年5月5日 21時00分
岸田文雄首相は何をしたいのかわからない――。政権発足から1年7カ月。今もなお、そんな見方があります。実際には何をめざしているのか。政策はどう決まっているのか。「岸田官邸の実像」に迫ります。


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 4月17日夜、東京・南青山の天ぷら料理店。岸田文雄首相は自民党の茂木敏充幹事長と向き合っていた。2人きりでシャンパンや白ワインを飲みながら語り合ったのは、投開票が6日後に迫った衆参五つの補欠選挙についてだった。

 事前の調査で自民候補の苦戦が伝えられていた。茂木氏は首相に「万が一、1勝4敗になるようなことがあっても、すぐに政権ががたつくようなことはない」と力説した。そして、こう続けた。「3派で岸田政権をしっかりと支えていきます」。首相は顔をほころばせた。

 茂木氏の言う「3派」とは、岸田派と茂木派、そして麻生太郎副総裁が率いる麻生派だ。政権が発足して以降、3人は党本部などで定期的に協議したり、毎月のように食事をともにしたりして、密な情報交換を欠かさない。3人のうちの1人は「派閥として固まりがあるのは岸田派、麻生派、茂木派だ」と主流派を自任し、「三頭政治」を誇る。

 政権発足から1年7カ月。首相をとりまく党内力学は徐々に変容した。

 首相は当初、麻生派の甘利明氏を幹事長に起用した。実力者の安倍晋三元首相にも近いことが理由だった。ところが直後の衆院選で甘利氏が選挙区で落選。後任に茂木氏を起用した。

 岸田派と源流を同じくする麻生派と谷垣グループの固まりに、茂木派が脇を固めるという今の体制が完成した。麻生氏、茂木氏に加え、総務会長の遠藤利明氏(谷垣グループ)の3人は、役職こそ一部代わったものの、一貫して党中枢を占めている。

 昨年8月の内閣改造・党役員人事では、安倍氏側近だった萩生田光一氏を政調会長に起用した。「非主流派」代表格の菅義偉前首相と関係が近い森山裕氏を選挙対策委員長に充てた。

 一方で、総裁選で争った河野太郎氏と高市早苗氏は閣内に取り込んだ。「ポスト岸田」の野心を隠さない2人の動きを封じて、「待望論」の芽を摘む狙いがあった。

「もっと増えてもいいんだけどなあ」弱い党内基盤、破れるか
 モザイクのように各派が入り…

8605OS5:2023/05/31(水) 18:29:06
https://www.asahi.com/articles/ASR5354K3R4WUTFK01R.html?iref=pc_rensai_short_1818_article_2
第2回
首相の指示差配、政策への「拒否権」も 官邸を支える2人の番頭とは
有料記事

阿部彰芳2023年5月4日 21時00分
岸田文雄首相は何をしたいのかわからない――。政権発足から1年7カ月。今もなお、そんな見方があります。実際には何をめざしているのか。政策はどう決まっているのか。「岸田官邸の実像」に迫ります。


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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本対メキシコ戦のテレビ中継に多くの人が釘付けになっていた3月21日午前、岸田文雄首相はウクライナで列車に揺られていた。

 前夜、外遊先のインドのホテルを裏口からひそかに抜け出し、ポーランドを経て、陸路でキーウを目指していた。ホテルに取り残された首相秘書官は、首相が出発した後に計画を知らされたという。

 「岸田総理がウクライナを電撃訪問」のニュース速報が流れたのは、ちょうど九回、無死一、二塁で日本代表の村上宗隆に打順が回ってきたときだった。

 電波で居場所を知られないよう、携帯電話の電源を切り、外部からの電波も遮断。通訳などの外務省関係者や警護のSPも絞り込み、随行者は10人足らず。穀倉地帯を走る列車の中に、首相と深夜までゼレンスキー大統領との会談の打ち合わせをしていた2人の側近の姿があった。

 嶋田隆・首席首相秘書官(63)と木原誠二・官房副長官(52)。

 政権の機微に触れる重要な政策決定には、必ずこの2人が関わる。今年2月に発表されるまで、保秘が徹底された日本銀行総裁の後任人事。2人は数カ月前から、水面下で候補者のリストアップを進めてきた。

経産省へ直接指示 まるで「嶋田資源エネルギー庁長官」
 嶋田氏は首相と同じ開成高校…

8606OS5:2023/06/05(月) 11:25:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae8cc2b6f7a8796c890e3b121190ba1fc07766ad
創価学会にやたらと嫌われている「茂木幹事長」が自公亀裂のキーマンである理由
6/5(月) 6:00配信
「10増10減」を巡って
自民党の茂木幹事長

 次期衆院選で小選挙区の定数が「10増10減」されることに伴い、自民党と公明党は候補者調整を進めてきた。しかし、公明と支持母体の創価学会が望む東京28区(練馬区東部)での擁立を自民は拒絶。これを受けて公明はそれを受け入れる代わりに「東京の選挙区では自民候補の推薦を見送る、都議会での自民との協力関係を白紙に戻す」方針を打ち出すことにーーというのがこのところ話題の「自公亀裂」のあらましである。では、この亀裂の発端はどこにあるのか。最大の「責任者」として名指しされているのが茂木敏充自民党幹事長である。

【写真を見る】必死の形相で公明党議員の応援演説を行う「久本雅美」「柴田理恵」

 そもそも今回の件、どのくらい深刻なものだと当事者は受け止めているのか。

「自公両党には四半世紀に及ぶ連立の歴史があり、今回の件でそれを反故(ほご)にすることにはならないとは見ています。ただ、これが揉めているフリだとかプロレスだとかということは全くありません。ガチンコですね」

 と、政治部デスク。

相互推薦での行き違い
「公明・学会側としては“東京28区が欲しいというのは、それほど無理な要求ではないでしょう”という認識でいたのですが、自民側に拒絶されてしまいました。ここへ来て自民党側の責任者である茂木幹事長への不信感がさらに募っているようです」(同)
このデスクが「さらに」と言ったのは、茂木幹事長と公明・学会側との距離が大きく広がったままだからだそうだ。

「ざっくり言うと去年の参院選における相互推薦での行き違いが大きかった。相互推薦とは2016年の参院選から本格的にスタートしたものです。参院選には1人区と複数区とがあり、公明が擁立しない1人区では自民を支援し、その代わりとして公明が擁立する複数区では自民から推薦を受けるというやり方です」(同)

 公明党の支持母体である創価学会は選挙の際に実力を発揮するというのは定評である。がその彼らにとっても2021年秋に解散総選挙があったばかりなのに、1年も経たないタイミングでまた参院選、となると組織をフル稼働するのはかなりハードなことなのだという。

蛇蝎のごとく嫌われ
 ここで公明党が茂木幹事長に不信感を抱く理由があった。

「公明としては早めに選挙協力の詳細を固め、選挙に走り出したいと自民側に伝えてきたのですが、自民の茂木幹事長がなかなか結論を出さなかった。その後、公明側は態度を硬化させ、山口那津男代表は会見でも相互推薦の見送りもちらつかせていました」(同)

 その後、岸田文雄首相と山口代表とが会談し、最終的に相互推薦は一部を除き完了。表向きは協力体制が整ったかに見えていたのだが……。

「あれ以来、茂木幹事長は公明・学会から蛇蝎(だかつ)のごとく嫌われています。嫌がらせのように話をまとめなかったことに怒り心頭というわけです。実際、茂木幹事長の背後には麻生太郎自民党副総裁がいて、2人は公明・学会側とは微妙な距離を取るというスタンスを共有していたと聞いています」(同)

 つまり、自公の蜜月関係の維持を絶対視しないというところか。相互推薦での結論先送りは、そのスタンスに基づいた行動だったということになるだろうか。

8607OS5:2023/06/05(月) 11:25:26
他のエリアでは? 
「もともとそういった不信感がある中で、今回の東京28区の問題があり、1度ならず2度までも茂木幹事長に嫌がらせされたとの思いが公明・学会側にあるようです。学会にとって東京は池田大作名誉会長の生誕地があり、本部があり、学校があり……と全てが集まる極めて大事なエリアとされています。それだけに東京28区という希望は受け入れて欲しかったということでしょうね」(同)

 話し合いが決裂した結果、公明党の石井啓一幹事長は「東京の選挙区では自民候補の推薦を見送る」ことを表明している。裏返すと、東京以外では仲良くやりますよということになるわけだが、実際はどうなのか。

「確かにそのような姿勢を公明側も見せていますが、先ほどお伝えしたように大事な東京で冷たい扱いを受けている以上、他のエリアでは“握手して共闘”というわけにはなかなか行かないと聞きますね。接戦が予想される選挙区では与党が勝ち切れないところも出てくるとすでに噂されています。要するに、今回の一件は全国的に波及し、選挙後にはガラッと風景が変わっている可能性もあると思います」(同)

 自公連立始まって以来の危機であることは疑いないようだ。
創価学会との関係については自民党支持者の中でも意見の分かれるところとはいえ、茂木幹事長はここまで見越していたのだろうか。

デイリー新潮編集部

新潮社

8608OS5:2023/06/07(水) 21:04:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/22597d276f0dc2cf8e37a3553e212078ef75de46
自民「谷垣派」月内にも発足へ 存在感の発揮狙う
6/7(水) 16:18配信


共同通信
自民党谷垣グループの政治資金パーティーであいさつする谷垣禎一氏=7日午後、東京都内のホテル

 自民党谷垣グループ(有隣会、22人)の代表世話人を務める遠藤利明総務会長は7日、同グループのパーティーで派閥化を目指す意向を表明した。「谷垣派としたい。仲間と相談して方針を決める」と述べた。21日に会期末を迎える今国会中の正式発足を目指す。派閥を名乗ることで、岸田文雄首相を支える主流派の一つとして存在感の発揮を狙う。他派閥との掛け持ちを認める方向だ。


 派閥トップの代表世話人は引き続き、中谷元・首相補佐官と遠藤氏が務める予定だ。

 派閥移行は、昨年夏の参院選後に検討を開始。複数の新人から相次いで、政治資金の配分や、政権ポストへの推薦機能もある派閥でないことを理由に入会を断られたのを踏まえた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44e9023deff8825697e4d49e82c33fec1f8b77b0
自民・遠藤氏、谷垣グループの派閥化の意向表明
6/7(水) 19:35配信

産経新聞
「有隣会と日本の未来を語る会」であいさつする岸田文雄首相。左は谷垣禎一元自民党総裁=7日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)

自民党の遠藤利明総務会長は7日の谷垣禎一元党総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会、22人)のパーティーで、同グループを派閥化し、「谷垣派」とする意向を示した。遠藤氏は派閥化に向けて「これからグループの皆さんと話して、今後の方針を決めていきたい」と語った。

遠藤氏は「昨年の参院選後に新人議員から『派閥じゃないから行きません』といわれ、大変悔しい思いをした」と派閥化する理由を説明した。

また、有隣会は現在、他派閥との掛け持ちを認めているが、遠藤氏は「他の派閥に所属して(有隣会で)一緒に活動していただく形は一切変えたくない」と明言し、派閥化後も掛け持ちを容認する考えを示した。

有隣会は、平成24年に谷垣氏らが旧古賀派(現岸田派)を脱会して立ち上げた政策グループ。遠藤氏と中谷元・首相補佐官が代表世話人を務めている。

8609OS5:2023/06/08(木) 18:16:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/60099113223c045228a955fb5526c086476d5a51
自民・遠藤氏、「谷垣派」に向け検討意向 グループから派閥化
6/7(水) 21:04配信
 自民党の遠藤利明総務会長は7日、自身が代表世話人を務める谷垣グループ(有隣会)が東京都内で開いた政治資金パーティーで、グループの「派閥化」に向けて検討していく考えを示した。

 谷垣グループは、2000年に野党の森喜朗内閣不信任案に同調しようとした加藤紘一元幹事長らによる「加藤の乱」をきっかけに分裂した旧宏池会の流れをくむ。谷垣禎一元総裁らが12年に現在のグループを結成し、現在の岸田派(現宏池会)とも関係が深い。22年1月からは定例会合の開催日を水曜から他派閥と同じ木曜昼に変更し、派閥化に向けた環境整備を進めてきた。谷垣氏は議員引退後もグループ特別顧問を務める。

 現在22人いる所属議員のうち、12人は他の派閥や議員グループに所属。遠藤氏はあいさつで「今までの形、有隣会に所属して、他の派閥に所属していても一緒に活動していく形は変えたくない」と述べた。通常、派閥は所属議員の他派閥との掛け持ちを認めておらず、遠藤氏は「気持ちとしては『谷垣グループ』から『谷垣派』への名称変更で、中身は全く変わらないと思う」とも語った。【木下訓明】

8610OS5:2023/06/12(月) 15:30:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/b217bde8fd6ef33b1833d7765b1cd70411dcf4e2
「派内の力関係変わる」 自民党幹部ら懸念 青木幹雄さん死去
6/12(月) 11:34配信

毎日新聞
青木幹雄氏=松江市で2010年、細谷拓海撮影

 官房長官などを歴任した青木幹雄元参院議員会長の死去を受けて、自民党内からは今後の政界への影響を懸念する声が相次いだ。



 青木氏は、政界引退後も茂木派の参院側に強い影響力を持ち続けてきた。茂木派OBだが、茂木敏充幹事長とは距離があり、茂木氏にとっては総裁選出馬に向けて派閥をまとめる上で、青木氏との関係修復が課題となってきた。自民党幹部は「青木さんが亡くなったことで、茂木派内の力関係が変わってくるだろう」と語った。

 青木氏は、安倍派OBの森喜朗元首相、岸田派OBの古賀誠元幹事長と連携して3派の結束を後押ししてきた。自民の参院幹部は「今後も3派の結束は揺らぐことはない。引き続き政権を支えていく」とした上で「安倍(晋三)元首相亡き後、発言力が高まった森さんの力がさらに大きくなるだろう」と予測した。【飼手勇介】

8611OS5:2023/06/12(月) 15:31:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba06e8f5e043b854cdcbdf647d2e60db44d05d86
「参院のドン」青木幹雄元官房長官死去 引退後も政局節目で存在感「5人組」密談には批判も
6/12(月) 11:19配信

日刊スポーツ
青木幹雄氏(2004年5月28日撮影)

 小渕内閣の官房長官や自民党参院議員会長などを務め、影響力の大きさから「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄(あおき・みきお)氏が11日に死去したことが12日、関係者への取材で分かった。89歳。

 島根県出身。地元が同じで早大の先輩でもあった竹下登元首相の秘書や島根県議を経て、1986年参院選で初当選し、国政に入った。1999年、小渕内閣で官房長官として初入閣。2000年4月、小渕恵三首相が脳梗塞で倒れた際には首相臨時代理として対応に当たった。その際、後継首相の決定の過程をめぐって、青木氏や森氏ら「5人組」による水面下での「密談」に批判が出たこともあった。その後発足した第1次森内閣でも官房長官を務めた。

 自民党内の実力者としても力を発揮したほか、与野党ともに広い人脈を築いた。当選は4回。2007年、第1次安倍内閣の参院選で敗れたことで参院議員会長を辞任した。2010年参院選に出馬せず、長男の一彦氏に地盤を引き継ぎ政界を引退した。

 政界引退後も、所属した平成研究会(平成研、現茂木派)で強い影響力を持ち続け、平成から令和とこれまでに至るさまざまな政局の節目でも、存在感をみせてきた。昨年11月には、早大の後輩でもある岸田文雄首相や森氏のほか、将来の平成研会長、首相候補と見すえて目をかけてきた小渕優子組織運動本部長らと会食し、話題になった。

8612OS5:2023/06/13(火) 19:44:33
https://news.goo.ne.jp/article/kutv/region/kutv-541234.html
【独自】自民党・高野光二郎参議院議員が秘書に暴行か 居酒屋で秘書が流血するさわぎ(高知)
2023/06/13 18:17
のおしぼりで血をぬぐい、血が付いたおしぼりは事務所が店に許可を取り、持ち帰ったということです。その秘書はその後、退職したということです。

後援会高知事務所はテレビ高知の取材に対し、「全く知らなかった。本人を含め、事実確認をさせてほしい」としています。

高野光二郎参議院議員は2013年に高知県選挙区で初当選。第四次安倍改造内閣で農林水産大臣政務官をつとめ、2019年に徳島・高知選挙区(合区)で再選しています。

8613OS5:2023/06/13(火) 21:24:19
ださっ

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20230613k0000m010107000c.html
LGBT法案採決 「おなか痛い」自民・高鳥氏退席 杉田水脈氏は欠席
2023/06/13 14:39毎日新聞

LGBT法案採決 「おなか痛い」自民・高鳥氏退席 杉田水脈氏は欠席

衆院本会議場を出る自民党の高鳥修一氏(中央奥)=国会内で2023年6月13日午後1時34分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 LGBTQなど性的少数者への理解増進を目的とする議員立法「LGBT理解増進法案」を巡り、13日の衆院本会議で、自民党の高鳥修一衆院議員は採決を前に退席した。

 高鳥氏は同党保守派の一人で、党内議論で法案に反対していた。高鳥氏は退席理由について記者団に「おなかが痛いということだ」と述べた。採決との関係については「今は話さない。時期が来たらまた話をする」とかわし、同法案については「意見はあるけれども、今はちょっと言えない」と語った。

 同じく自民党保守派の杉田水脈(みお)衆院議員は本会議を欠席した。【竹内望】

8614OS5:2023/06/14(水) 07:46:38
こたつ記事っぽいなあ と思ってクリックしたら
まじでこたつ記事だった 本文省略
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2023061300025.html
自公の摩擦は収まらない根強い悲観論 連携崩壊後どうなるのか、政界大波乱の可能性も
2023/06/14 07:30
※AERA 2023年6月19日号より抜粋

8615OS5:2023/06/14(水) 11:02:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bd0a5f99ee0278185284913eebe80a28fb10dcf
「新会長」がいまだ決まらない“安倍派”「清和会」…安倍元首相の秘蔵っ子の登場で「戦局」が揺れ動いている…!
6/14(水) 8:03配信
現代ビジネス
新会長が決まらない安倍派に衝撃の新人が登場
写真提供: 現代ビジネス

 「もう7月8日の安倍さんの一周忌には間に合わないかもしれないが、実際問題、次の内閣改造の前には新会長を決めないと清和会が人事で冷遇される。しかし、萩生田(光一政調会長)さんも世耕(弘成自民党参院幹事長)さんも決め手に欠ける」(清和会所属議員)

【写真】大蔵省の「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」いまだからウラ話を明かそう!

 いまだ後継会長が決まらない清和会=安倍派だが、その候補のひとりである世耕氏の事務所に、ある「新人」が姿を見せて衝撃が広がっている。故・安倍晋三元総理の秘書を17年務めた後、'21年の総選挙で長崎1区から出馬した初村滝一郎氏だ。

 「政治家一族出身の初村さんは、父親が安倍さんと一緒に米国留学した親友で、その繋がりで安倍事務所に入った。ただ当時は若かったこともあり、『安倍さんの威光を笠に着ている』と陰口を言われることも多かったようです。選挙に出た際も、選挙区が微妙に出身地とズレていたために『安倍さんがヨソ者を捻じ込んだ』と地元の反発をくらい、落選してしまいました」(清和会関係者)

 政界復帰を希望する初村氏には、清和会事務局職員として働くとの話も浮上していたというが、そこで手を挙げ、引き受けたのが世耕氏だった。

 「もちろん世耕さんは、彼の面倒をみることが『自分こそ安倍派の正当な後継者だ』とのアピールになる、と考えている。参院議員の世耕さんは、すぐに会長になることが難しいので、今は若手や浪人の手勢を増やそうとしているのもある」(同前)

 「大物秘書」を従え、抜きん出ることができるか。

 「週刊現代」2023年6月17日号より

週刊現代(講談社)

8616OS5:2023/06/14(水) 17:46:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/805ff42029c43db8714d00fa4ef2bb1819efc29a
秘書を殴打、出血 「軽率な行動、おわび」 自民・高野氏
6/14(水) 16:14配信

時事通信
自民党の高野光二郎参院議員

 自民党の高野光二郎参院議員(48)は14日、昨年12月に20代の男性秘書の顔をたたき、出血させていたことを明らかにした。

 「しっかり頑張れよと気合を入れる意図で左手の甲で(秘書の)胸をたたくつもりが、鼻に当たり鼻血が出てしまった」と釈明した。国会内で記者団の取材に応じた。

 地元秘書3人と飲食しながら打ち合わせをしていたという。高野氏は「私は救急救命の講習を受けており、いろんな止血方法を知っている」と述べ、止血に努めたと説明。「秘書を鼓舞する気持ちとはいえ、軽率な行動で申し開きができない。彼の気持ちを害したことについて、心からおわびする」と述べた。本人に直接謝罪する意向も示した。男性秘書は今年1月に退職した。

 高野氏は参院徳島・高知選挙区選出で当選2回。農林水産政務官などを務め、現在は党副幹事長。

8617OS5:2023/06/15(木) 16:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c349f49c06234ccd7c359478cb8cf50b677e3a6
自民安倍派幹部、安倍氏後継・吉田氏の無所属出馬を否定
6/15(木) 15:36配信

産経新聞
自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の塩谷立(しおのや・りゅう)会長代理は15日、党本部で記者団の取材に応じ、衆院選挙区の「10増10減」に伴う山口県の新3区の公認調整で、安倍晋三元首相の後継である吉田真次衆院議員(現山口4区)が支部長に選ばれなかった場合でも、次期衆院選で吉田氏が無所属で出馬することはないと明言した。

新3区を巡っては、党本部は林芳正外相(現山口3区)を選挙区で公認し、吉田氏を比例代表に転出させる方向で最終調整している。安倍派や安倍氏の妻の昭恵氏は吉田氏を新3区で公認するよう求め、吉田氏は公認を得られなければ新3区で無所属での立候補もありうるとの考えを党幹部や周囲に伝えていた。

塩谷氏は「昭恵さんも、絶対に(吉田氏が)党を出ることはないと言っている」と説明し、無所属での出馬を否定した。

8618OS5:2023/06/16(金) 11:53:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ccb112ac451af1557ceceb53a81097fda49510
秘書の鼻を殴打した高野光二郎・参院議員、議員辞職へ…「胸をたたこうと」説明に秘書「うそだ」
6/16(金) 11:48配信

読売新聞オンライン
高野光二郎参院議員

 自民党の高野光二郎参院議員(48)(徳島・高知選挙区)は16日、男性私設秘書の鼻を殴打し、出血させた責任を取り、議員辞職する意向を固めた。同日午後、高知市内で記者会見を開いて説明するとしている。

 高野氏によると、昨年末、高知市内の居酒屋で20歳代の男性秘書3人と飲食した際、隣に座っていた私設秘書の鼻をたたいて、出血させた。秘書は約1か月後、退職した。

 高野氏は14日、国会内で記者団に対し、「頑張れよと気合を入れる意図で胸をたたこうとしたら、鼻に当たった」と釈明していた。

 一方、党関係者によると、元秘書は「殴られており、高野氏の説明はうそだ」と話しているという。

 高野氏は2013年7月に初当選し、19年に再選している。

8619OS5:2023/06/18(日) 22:15:47
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8620OS5:2023/06/18(日) 22:16:11
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8621OS5:2023/06/18(日) 22:16:44
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8622OS5:2023/06/18(日) 22:17:43
会・総分離論
 自民内では、会長レースを巡り、萩生田と西村が有力と見る向きが多い。いずれも安倍側近で、政府や党の要職経験が豊富だ。2人は派閥議員の6割近くを占める中堅・若手の支持集めに腐心している。

 「私が最も信頼している同志だ」

 萩生田は6月11日、新潟県燕市での衆院当選4回の細田健一(58)のパーティーに足を運び、こう持ち上げた。萩生田は多忙な予定の合間を縫い、会合出席のために全国を駆け回る。

 西村も5日夜、東京・人形町の日本料理店に当選1回の若手を集め、約2時間酒を酌み交わした。話題が、首相の岸田文雄(65)が退いた後の総裁選に及ぶと、「必ず出る」と決意を口にした。

 西村は、野党時代の2009年の自民総裁選に出馬した。西村の目標はまず総裁候補に再びなることで、派閥トップへのこだわりはない。一方、萩生田は「いずれは幹事長」との思いを公言しており、派内では、会長は萩生田、総裁候補は西村とする「会・総分離論」も飛び交っている。

 ただ、最大派閥の総裁候補は、すなわち次期首相の最有力候補ともなり得るため、分離論で決着するかどうかは不透明だ。

 下村らも会長の座に照準を合わせており、世耕は萩生田らとの「共同代表」への就任を狙っている。松野は、萩生田や西村が牛耳ることに苦々しい思いを持っているとされる。選定が本格化すれば、派内で亀裂が顕在化する恐れがある。

 森の意向は、若手・中堅には浸透しにくくなっており、決定的な裁定者はいないのが実情だ。異例の「選挙」を唱える議員さえ出ている。

 安倍の一周忌は約3週間後に迫る。会長選定のルールすら決まっていない状況は、最長政権を築いた安倍の存在の大きさを改めて浮き彫りにしている。(敬称略)

8623OS5:2023/06/18(日) 22:19:28
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50018.html
ポスト岸田狙う4氏…「敵も味方も多い」茂木氏、「どちらも少ない」と皮肉られる林氏
2023/06/17 17:58読売新聞

ポスト岸田狙う4氏…「敵も味方も多い」茂木氏、「どちらも少ない」と皮肉られる林氏

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<5>
 葉巻の煙をくゆらせながらの政治談議は4時間超に及んだ。

 5日夜、東京・四谷の日本料理店で、自民党幹事長の茂木敏充(67)は、党副総裁の麻生太郎(82)と向き合った。話題は、共に外相経験を持つ2人が好む外交問題や、取り沙汰されていた早期解散の行方など多岐に及んだ。

 「最近、仲間の議員とよく飯を食っているようだが、それでいい」

 麻生は茂木をこう褒め、次期衆院選の候補者調整については「敵は作らんようにやれよ」と助言した。

 衆院解散の時期を巡り、首相の岸田文雄(65)を交えて定期的に意見交換することでも一致した。

 「ポスト岸田」の有力候補と目される茂木は党内第3派閥・茂木派(54人)を率い、麻生は第2派閥・麻生派(56人)の会長だ。茂木にとって、麻生との関係構築は総裁レースに向けた布石でもある。

敵と味方
 茂木は経済産業相や外相を歴任してきた。党務でも、政調会長や選挙対策委員長を経て、2021年11月に幹事長に就いた。「自民党三役(幹事長、総務会長、政調会長)のうち幹事長を含む二つ、蔵相、通産相、外相のうち二つ」。かつて田中角栄が唱えた首相就任の条件を満たす。

 参院茂木派に影響力を残していた元官房長官の青木幹雄が11日に死去したことも、茂木の総裁選戦略に影響すると見る向きも多い。青木は茂木の出馬に冷ややかだったためだ。

 茂木は岸田より2歳上だ。前首相の菅義偉(74)は内閣発足時、71歳だったことから、茂木は「焦りはない」と周囲に漏らすが、岸田内閣が長期に及べば、世代交代の声も高まりかねない。

 幹事長の立場で岸田を補佐しつつ、どう好機をつかむのか、岸田との間合いの取り方も課題だ。岸田の看板政策である少子化対策を巡っては、茂木は財源として社会保険料に言及した後、引き上げ自体は否定し、波紋を呼んだ。情報発信で首相官邸側と事前調整がないことも多く、首相周辺には「総裁選を意識し、いつ牙をむくか分からない」との警戒感もある。

 岸田は党選対委員長の森山裕(78)への信頼を高め、党内には、8月にもあるとされる党役員人事で森山を次期幹事長に推す声もある。早期に幹事長を外れることになれば、続投を目指す茂木は戦略の練り直しが求められる。

 首相の座を視野に入れているのは、外相の林芳正(62)も同じだ。総裁派閥の岸田派(宏池会、45人)でナンバー2の座長をこなしつつ、じっくりと時機到来を待っている。

 21年衆院選で「国のかじ取り」を目指すとして、参院からくら替えした。岸田が距離を置く宏池会前会長の古賀誠(82)とも良好な関係を保つ。思い描くのは、長期安定の宏池会政権だ。林は周囲にこう豪語する。「宏池会が権力の中枢にいる期間が10年あれば、安倍派(100人)並みにできる」

 ただ、慎重すぎる言動で党内の存在感は今一つだ。ある外務官僚は気難しいとの指摘もある茂木を「敵も味方も多い」と評し、林は「そのどちらも少ない」と皮肉る。

8624OS5:2023/06/18(日) 22:20:46
突破力
 前回総裁選で岸田と争ったデジタル相の河野太郎(60)は「次の首相」候補を尋ねる各世論調査で、茂木や林を圧倒することが多い。

 6日夜、河野は元厚生労働相の田村憲久(58)ら、菅内閣でワクチン接種に携わった関係者約10人を都内の日本料理店に招いた。河野と田村は、菅と同じ1996年初当選組だ。河野は、急ピッチで進めたワクチン接種を「同期でなければできなかったな」と誇らしげに振り返った。

 最近は、自らを慕う党内の中堅・若手議員と会食することも多い。

 だが、持ち味の「突破力」ゆえに足元は揺らいでいる。マイナンバーカードの普及を巡るトラブルが相次ぎ、「あまりに強引過ぎた」との批判にさらされている。

 党内保守派の間では、初の女性宰相候補として、経済安全保障相の高市早苗(62)への期待も根強い。もっとも、後ろ盾の安倍晋三が亡くなり、無派閥の高市の支持基盤は弱まった。

 茂木と林、河野、高市はいずれも党や閣内で岸田を支える立場だ。岸田が次期総裁選再選に向け、秋以降も視野に衆院解散のタイミングを探る中、後継を巡る戦いもひそかに熱を帯びている。(敬称略)

8625OS5:2023/06/19(月) 09:49:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/05c8c787d4a09ce5ef5152fd473c18566cdc7ff9
「参院のドン」青木幹雄氏の遺言…小渕優子の抜擢で始まる岸田総理の「茂木つぶし」
6/19(月) 7:04配信

現代ビジネス
「あいつの姿だけは俺に見せるな」と激昂

 「生前、青木さんが党幹部とゴルフに行くことになり、ある人が『茂木さんにも声をかけましょうか』と言ったら『あいつの姿だけは絶対に俺に見せるな! 』と激昂した。その青木さんがいなくなって茂木さんはホッとしている」(自民党関係者)

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 小渕恵三内閣で官房長官を務め「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄氏が6月11日、89歳で死去した。

 「去年までは元気そうだったが、この半年ほどは車椅子に乗り、体調が思わしくないようだった」(自民党ベテラン議員)

 青木氏は'10年、体調不良を理由に政界から引退したが、その後も旧田中派の流れを汲む平成研究会のOBとして影響力を発揮し続けた。領袖の茂木敏充党幹事長を差し置いて、寵愛したのが盟友の娘、小渕優子党組織運動本部長だ。

 「青木さんは口を開けば『我々の使命は小渕内閣を作ることだ』と言っていました。青木さんの後を受けて参院平成研をまとめる石井準一(参院議員)さんは、小渕さんを支えろという遺言を受け取っているとも噂されている」(平成研所属議員)

 一方、来年9月に迫る自民党総裁選は、67歳の茂木氏にとって総理総裁の座を狙うラストチャンスになるかもしれない。青木氏の影響で「反茂木」だった派閥メンバーを切り崩し、支持基盤を固めようと画策しているが、問題は次の内閣改造・党役員人事だ。

 「岸田総理は茂木さんの勢力拡大を警戒して、選挙を仕切る幹事長から財務大臣にスライドさせるといわれています。さらには、後ろ盾がいなくなった小渕さんを幹事長や総務会長などの要職に抜擢して、茂木さんを牽制するのではないか」(前出と別の平成研所属議員)

 もっとも小渕氏には「'14年に政治資金問題で追及され、事務所のハードディスクをドリルで破壊した件の禊が済んでいない」との声も党内で根強い。総理はなりふり構わず「茂木潰し」を断行するのか。

 「週刊現代」2023年6月24日号より

週刊現代(講談社)

8626OS5:2023/06/19(月) 16:15:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c299a5dd4b293ff8174394a6beedf987b0f26d4
《岸田首相の総裁選再選戦略に大誤算》“参院のドン”の死で派閥力学が大変動、茂木幹事長がクーデター準備か
6/19(月) 11:15配信

NEWSポストセブン
岸田文雄政権、危うし?(写真/EPA=時事)

 岸田文雄・首相は“影の政治指南役”の訃報にこう声を震わせた。「本当に感謝の思いでいっぱいだ」──。「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄・元参院議員会長(享年89)の死は、首相にとって政権を揺るがしかねない痛恨の出来事だった。

【写真】盟友関係の2ショット 森喜朗・元首相と青木幹雄・元参院議員会長

 岸田首相には、次の総選挙に勝利すれば来年の自民党総裁選での再選を確実にできるという「長期政権」への野望がある。その再選戦略のキーマンがいずれも早大の先輩である森喜朗・元首相と青木氏だった。

 昨年の内閣改造前の8月3日、森氏の仲介で青木氏と会食した岸田首相はこう助言を受けた。「焦らずじっくりでいいからやりなさい」。

 以来、人事や重要事項について「総理は青木さんと森さんへの相談や報告を欠かさなかった」(岸田派議員)という。

「総理の座」を狙う
 長老2人は政界引退後も出身派閥に隠然たる影響力を持ってきた。森氏は安倍晋三・元首相の死後、会長不在の最大派閥・安倍派のまとめ役であり、青木氏は茂木派の前身、経世会時代から大幹部として派を支え、引退後も同派の事実上のオーナー的存在だ。「総理は2人を抱き込むことで、安倍派と茂木派が反旗を翻さないように抑えて政権を安定させた」(同前)のだ。

 来年の総裁選で岸田首相の最大のライバルになると見られているのは自民党ナンバー2の茂木敏充・幹事長だ。本来なら政権を支える立場だが、周辺に「どんな状況でも次の総裁選には出馬する」と語り、5月には米国を訪問して国務長官や大統領補佐官らと会談、外交パイプをつくるなど虎視眈眈と総裁の座を狙って動き出した。

 官邸が警戒するのは、茂木氏の言動が過激になってきたことだ。茂木氏は公明党との東京での選挙協力交渉を破談にしたうえ、世論調査で自民党支持層の6割が公明党との連立を解消すべきと回答していることを会見で「そういう声があることを注視しなければならない」と語って公明党を挑発し、自公関係をさらに悪化させている。少子化対策でも官邸に相談なく中身を決めるなど政策面でもスタンドプレーが目立つ。

 そんな茂木氏の言動について官邸の岸田側近は「総裁選をにらんでわざと総理の足を引っぱっている。ひそかにクーデター準備を進める獅子身中の虫だ」と神経を尖らせ、いまや総理と幹事長は「敵対関係」にあるといっていい。

 その茂木氏と“犬猿の関係”だったのが茂木派の長老・青木氏であり、岸田首相は青木氏に取り入ることで茂木氏を牽制してきた。政治評論家の有馬晴海氏が語る。

「青木さんは派閥会長の茂木氏を嫌っていて、小渕優子氏を総理候補にしたい意向だった。茂木派内には青木氏に恩を受けた議員が多く、茂木氏がまとめているのは派の半数程度とされる。だから岸田首相は、青木さんがNOといえば茂木氏の総裁選出馬は難しくなり、自分は無投票で再選できるという読みがあったのではないか。

 しかし、目の上のたんこぶだった青木氏が亡くなったことで今後は茂木氏が派内を掌握し、反岸田を鮮明にして総裁選に挑んでくるのは確実になった」

 岸田首相は青木氏の死で茂木氏を封じ込める“切り札”を失い、野に放つことになった。

8627OS5:2023/06/19(月) 16:16:05
森元首相の影響力低下
 それに連動するのが最大派閥・安倍派の岸田離れだ。青木氏の死は、盟友として長くコンビを組んできた森元首相の“失脚”につながる。2人をよく知る政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「森氏が政界引退後も政治力を維持してきたのは、早大雄弁会の先輩だった青木氏との盟友関係に負うところが大きい。参院自民党では安倍派と茂木派の2派で過半数を占め、引退後も青木氏と森氏を中心に両派が結束して参院を仕切ってきたからです。

 だが、青木氏が亡くなり、森氏1人ではこれまでのように参院を仕切ることはできない。しかも、安倍派の幹部たちはOBの森氏がいつまでもオーナー顔で派閥運営に口を出すことに不満が非常に強い。森氏の参院自民党への力が衰えれば、派内はたちまち森氏のいうことを聞かなくなるはずです」

 安倍派の勢力は統一補選後に衆参100人に達し、岸田派(46人)の2倍以上に膨れあがっている。

 岸田首相は森氏を抱き込むことで総裁選で安倍派100人の協力を得るつもりだったが、青木氏の死去による森氏の影響力低下でその戦略に大きな狂いが生じている。

 折しも、安倍氏の一周忌の7月8日には自民党、安倍派、安倍家合同の法要が行なわれる。

「安倍派では萩生田光一・政調会長や西村康稔・経産相はじめ有力な後継候補たちが牽制し合って一周忌までに会長は決まりそうにない。だが、派内がバラバラでは来年の総裁選で草刈り場になりかねないから、独自候補を擁立すべきだという声が強い。安倍派は結束を守るために総裁選で岸田支持に回らず、対立候補を立てる方向になるだろう」(野上氏)

「参院のドン」青木氏の死は岸田首相の党内基盤を揺るがし、茂木幹事長を総裁選へと走らせ、安倍派を反岸田へと旋回させている──。岸田首相が解散・総選挙で負ければ当然政権は危うくなるが、たとえ勝利しても「選挙の指揮をとる政敵の茂木幹事長の功績になるから、首相には総裁選にプラスとはいえない」(野上氏)。

 党内第4派閥の基盤しかない首相を待ち受けているのは、選挙に負けても勝ってもその後の総裁選に向けた茨の道なのだ。

※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号

8628OS5:2023/06/19(月) 17:16:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023061600140&g=pol
LGBT法成立 自民・山東氏ら採決退席


 LGBTなど性的少数者への理解増進法は16日の参院本会議で自民、公明、日本維新の会、国民民主4党などの賛成多数で可決、成立した。性的少数者への理解を広げるため、政府に基本計画の策定を義務付けることが柱。近く施行される。自民党の山東昭子前議長と青山繁晴、和田政宗両氏が採決の際に退席した。

 山東氏は記者団に「拙速だ。差別する気持ちはないが、(女性に)成り済ます犯罪が助長されるのではないか」と指摘した。
 理解増進法は「ジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別はあってはならない」と規定。土台となった2021年の超党派議員連盟案では「性自認を理由とする差別は許されない」との表現だったが、自民党保守派の主張や維新、国民との協議を踏まえ修正された。
 保守派を中心に女性の権利侵害への懸念も指摘されていることから、「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」と明記し、政府に法律の運用指針策定を求める条文も追加された。

8629OS5:2023/06/22(木) 13:18:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/494ad3cd15e4f05261aff43eb400ccdb3f527189
岸田首相、夏から秋にかけ内閣改造を検討か…河野デジタル相の処遇が焦点
6/22(木) 5:00配信
 岸田首相(自民党総裁)は、夏から秋にかけて内閣改造・自民党役員人事の実施を検討するとみられる。顔ぶれを大幅に交代すれば刷新感を打ち出す効果が期待できる反面、新閣僚の起用には不祥事が発覚するリスクもあり、政権浮揚につながるかどうかは不透明だ。
 首相は21日の記者会見で、内閣改造について「様々な政策課題を前に進めることに専念する。その進み具合を見ながら人事を考えていく」と述べ、時期や人事構想への明言を避けた。

 今国会での衆院解散見送りを受け、自民内では、次の衆院解散のタイミングとして、衆院議員の任期の折り返しを迎える秋が最速との見方が出ている。このため、有権者へのアピールとなるような若手や女性の大胆な起用など「サプライズ」を求める声がある。

 ただ、首相には、昨年8月の内閣改造後、初入閣3人を含む4閣僚が不祥事で相次いで辞任した苦い経験がある。今の布陣で、大きな不祥事もなく通常国会を乗り切ったことから、自民内では「骨格は変えずに小幅改造にとどめた方がいい」との意見も根強い。

 現職閣僚では、河野デジタル相の処遇が焦点となる見通しだ。マイナンバーカード問題への責任論が一部で浮上しているものの、知名度や突破力から「代役はなかなか見つからない」との評価もある。河野氏は「ポスト岸田」の一角とも目されており、首相が「閣内に取り込んだ方が得策」と判断する可能性もある。

 一方、夏以降は外交日程が目白押しだ。

 7月中旬にリトアニアで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を手始めに、8月には米ワシントンでの日米韓首脳会談、9月は主要20か国・地域(G20)首脳会議や国連総会などが予定されている。首相は着実に外交成果を積み上げ、存在感を発揮したい考えだ。

8630OS5:2023/06/23(金) 21:53:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ebdb12ac171f3fc2d171c1920001c5bb30024d0
青木幹雄氏の死で加速する小渕優子氏の“幹事長就任”説 創価学会も歓迎する理由とは?
6/23(金) 5:56配信

デイリー新潮
小渕優子氏

 大物の死には波紋と臆測が付きもの。“参議院のドン”こと、自民党の青木幹雄元官房長官の死去を受けて、永田町では解散前の内閣改造とともに、アノ女性議員の表舞台への復活が取り沙汰されている。

【写真】「岸田文雄」を青山の料理屋に呼びつけた「古賀誠」長男とロールスロイス

 自民党幹部が解説する。

「岸田文雄総理は後見人の麻生太郎副総裁の強い意向もあって、いよいよ内閣改造に踏み切るとの見方が強まっています。目玉は党役員人事での小渕優子元経産相の幹事長への起用。茂木敏充幹事長が率いる茂木派の所属ですが、一気に世代交代を進める狙いだとか」

 政府が掲げる異次元の少子化対策の予算を巡り、茂木氏は財源について明言を避ける総理と一線を画するように“増税や国債の発行は考えていない”と繰り返してきた。総理はそんな茂木氏に不信を募らせたが、

「茂木氏には春の衆参補選を4勝1敗とした実績がある。クビを切ってフリーハンドに政権批判をされるより、手元に置いて動きを把握していた方が得策との判断もあって、あえて自由にさせてきたそうです」

「表立って嫌いとは言えない」
 そんな総理・総裁への意欲を隠さない茂木氏にとって、青木氏は「何かと批判してくる目の上のタンコブ」(茂木派議員)だった。

 自民党中堅議員が言う。

「小渕内閣で官房長官を務めた青木さんは“優子を総理にするのが私の使命”が口癖で、娘のようにかわいがってきました。一方で“あいつは信用できない”と茂木さんを毛嫌いしてきた。前回の参院選の際、茂木さんは優子さんの手引きで島根の青木さんの自宅を訪問。両者の和解がささやかれましたが、実際には完全な関係改善とはなりませんでした」

 青木氏の死が強力な後ろ盾を失うことを意味する小渕氏。反対に茂木氏にとっては「歓迎すべき事態」(先の茂木派議員)というが、コトはそう単純ではない。

 政治部記者が解説する。

「青木氏も、その盟友だった森喜朗元総理も岸田総理も早大OB。内閣改造に際して森氏が岸田総理に“大学の先輩である青木さんの遺志”と小渕氏の幹事長就任を迫れば、総理はもとより茂木幹事長も表立って嫌とは言えないでしょう」

創価学会が歓迎する理由
 平成26年に本誌(「週刊新潮」)が小渕経産相(当時)の公職選挙法違反疑惑を報じると、地元の関係者が電動ドリルでパソコンのハードディスクに穴を開けるという証拠隠滅行為が明るみに出た。いまだ小渕氏は説明責任を果たしておらず、“ドリル優子”の悪名は全国に拡散したままだ。

「とはいえ、小渕さんの幹事長就任は公明党も歓迎ムード。平成11年の自公連立の橋渡しをしたのは当時の総理だった小渕氏の父・恵三氏。それを側近としてサポートしたのが青木氏だったという縁からです」

 実際、青木氏の訃報に接した山口那津男代表は12日、記者団に「自公連立政権が誕生した陰の立役者だった」とその死を悼んだ。

「公明党にとって、恵三氏と青木氏は悲願の与党入りをもたらした大恩人。そんな二人の“愛娘”ですが、公選法違反疑惑を引きずっている以上、入閣すれば予算委員会などで野党に追及されるのは必至。ただ、党役員なら黙認する意向のようです」(公明党関係者)

 その支持母体である創価学会にも、小渕幹事長の誕生を歓迎する理由があった。

「自公が物別れに終わった衆院東京28区の候補者調整の過程で、茂木氏と“学会の政治部長”と呼ばれる佐藤浩副会長の不仲は修復不可能なレベルにまで悪化しました。秋口ないし年内ともうわさされる解散・総選挙を考えれば、自民党と公明党・創価学会の関係修復は一日でも早いほうがいい。小渕さんはそのパイプ役として期待できます」(同)

 自民初の女性幹事長の誕生は“幹部への女性の登用”を訴える総理の妙手。単なるお飾りになりませぬよう。

「週刊新潮」2023年6月22日号 掲載

新潮社

8631OS5:2023/06/25(日) 08:09:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/907691e94fd08120befbc65273889bb77dc73332
岸田官邸は「脱菅(すが)」模索 公明との関係修復なるか
6/24(土) 20:22配信
産経新聞
自民党の菅義偉前首相(鴨志田拓海撮影)

岸田文雄首相はこれまでと異なる自公関係を探っている。自民、公明両党は過去、いさかいが生まれた際に菅義偉前首相と公明の支持母体である創価学会のラインで対処し、協力関係を維持してきた。しかし、次期衆院選の東京での候補者擁立を巡る今回の対立では、首相官邸は菅氏のパイプから脱却した対処を図った。

自公は26日以降、東京以外では選挙協力を推進する合意文書を交わす方針。衆院選の予定が決まっていない中、連立政権を組む政党同士がわざわざこうした合意を結ばざるをえないほど関係がゆがんだといえる。決定打は5月に公明が東京での選挙協力解消を決めたことだった。

「公明の意思決定権は(事実上は)創価学会にある」(自民幹部)とされるが、創価学会幹部と自民の茂木敏充幹事長のラインは解決に向けて十分に機能しなかった。自民内で「事態収拾のため菅氏に頼るしかない」との声も出たが、岸田首相は仲介を頼まなかった。その理由について政府関係者は「今回こうなったのも、菅さんのやり方が相手を増長させたからではないか」と語る。

安倍晋三政権下でもたびたび自公間に亀裂が走った。消費税率引き上げに伴い、生活必需品の税率を低く抑える「軽減税率」を巡る平成27年の協議では、導入を主張する公明と、反対する自民税制調査会・財務省が対立。導入決定を主導したのは、創価学会で選挙を担当してきた幹部から働きかけを受けた菅氏だったとされる。

首相自身も苦杯をなめた。令和3年衆院選を控えた菅政権時代、広島3区で首相が推す自民新人候補と公明の斉藤鉄夫副代表(現国土交通相)が競合した際、自民は最終的に斉藤氏擁立を認めた。菅氏周辺から「それでは首相になれない」と苦言を呈された首相は当時の屈辱を今も忘れていない。

ただ、年内の衆院解散・総選挙の実施も視野に入る中、首相は「今こそ結束が大事だろう。カッとせずにまとめなければいけない」とも語り、関係修復を自民執行部に指示。森山裕選対委員長が公明の西田実仁選対委員長との間で影響を拡大させないための合意文書案をまとめた。(田中一世)

8632OS5:2023/06/25(日) 09:02:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fa79e7f1c44a5bda98a40e0ab34606eaabbe418
自民、党員獲得のノルマと成績発表 「ムチ」も一定の効き目?【政界Web】
6/25(日) 8:30配信
時事通信
自民党大会で気勢を上げる岸田文雄首相(壇上前列中央、党総裁)と党執行部=2月26日、東京都港区[代表撮影]

 自民党は2022年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を5月に発表した。1位は青山繁晴参院議員(比例代表)、2位は堀内詔子前ワクチン担当相(衆院山梨2区)でいずれも前年と同順位。3位は高市早苗経済安全保障担当相(衆院奈良2区)だった。

【写真特集】岸田文雄首相の歩み

 現在の党員数は約112万5000人(22年)で、日本人のおよそ110人に1人に当たる。その数は浮き沈みが激しく、ピーク時は540万人を超え、野党転落時は70万人台に落ち込んだ。党員数は党勢に直結する。積極的な勧誘に向け党執行部はノルマを課したり、成績を公表したりすることで議員にハッパを掛けてきた。(時事通信政治部 川上真央)

ピーク時546万人が一時73万人に
 入党資格は、(1)自民党の綱領、主義、政策等に賛同(2)満18歳以上で日本国籍を有する(3)他の政党の党籍を持たない―の三つ。一般党員は年4000円、家族党員は年2000円の党費を納める必要がある。

 党員には、事実上の次の首相を決める選挙ともなる総裁選の投票資格が与えられる。総裁選の2年前から継続して党費を支払うことが条件だが、その期間は短縮されることもある。例えば、岸田文雄首相が勝利した21年9月の前回総裁選では、20年に新たに党費を納入した党員らにも選挙権が付与された。

 岸信介元首相が総裁だった1957年、自民党は国民的な組織政党を目指し、党役員・閣僚の全国遊説を実行した。これに合わせて、党勢拡張のための「500万党員」獲得運動を展開し、地盤を強固にした。91年には党員数は約546万人に上り、ピークを迎えた。その後、党員は減り続け2009年の野党転落後には100万人を割り込み、12年に約73万人にまで減った。

2022年党員獲得数上位3人、左から青山繁晴、堀内詔子、高市早苗各氏【時事通信社】

 減少の要因として、党関係者は「参院選比例代表制が拘束名簿式から非拘束名簿式に変更された影響が大きい」と語った。

 1998年まで続いた「拘束名簿式」は、政党があらかじめ候補者の当選順位を記載した比例名簿を提出する。自民党はこの順番を決定する際、党員獲得数や後援会名簿の数などを指標としてきたため、候補者は自然と党員集めに苦心せざるを得なかった。ところが2001年、当選順位を比例名簿に記載しない「非拘束名簿式」に変わると、党員を多く集める必要性が低下した。

ノルマ未達で「罰金」「重複立候補却下」も…
 党員数の減少傾向を反転させて党勢を拡大させようと、党は14年に「120万党員獲得運動」の方針を決めた。議員と各選挙区支部長に党員1000人確保のノルマを課し、15年末までに達成できなければ、不足党員1人に付き2000円の「貢献金」を都道府県連に支払う「罰金」制度を設け、罰金の支払いが200万円近くに上った議員もいた。この「劇薬」が効き目を発揮し、16年には100万人台に回復した。

 党員獲得数が少ない国会議員ワースト10を明らかにする「見せしめ」措置を取ったことも。18年5月、前年の獲得党員数が少なかった議員10人の実名が発表された。順位やそれぞれが獲得した党員数は非公表だったものの「議員を震撼(しんかん)させた」(党関係者)という。

 20年には「1人当たり年間1000人」の党員獲得目標を達成できない衆院小選挙区候補は、比例代表と重複立候補をさせない方針も打ち出した。こうした「ムチ」により、党員は徐々に増えてきたものの目標の「120万人」には届いていない。

8633OS5:2023/06/25(日) 09:03:36
https://www.sankei.com/article/20230515-EKKJ4NRLXZNJFOJZV26M4QA2JU/
党員獲得、青山繁晴氏が最多 自民ベスト10発表
2023/5/15 20:26
自民党は15日、令和4年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を発表した。1位は青山繁晴参院議員(比例)、2位は堀内詔子元五輪相(山梨2区)で、3年と同じ順位を維持した。3位は高市早苗経済安全保障担当相(奈良2区)だった。

4年末時点の党員数が112万4763人。自民は120万人獲得を目標に掲げている。小渕優子組織運動本部長は同日の役員会で結果を報告。「選挙に勝利するためには足腰を鍛錬することが必要不可欠だ。引き続き党組織を強化していく」と述べた。

4位は3年に3位だった森山裕選対委員長(鹿児島4区)、5位以下は二階俊博元幹事長(和歌山3区)、茂木敏充幹事長(栃木5区)、武田良太元総務相(福岡11区)、細野豪志元環境相(静岡5区)、小野田紀美防衛政務官(参院岡山)、城内実衆院議員(静岡7区)の順だった。

8634OS5:2023/06/27(火) 22:43:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f883ad2b7b366ec96823c71e259d07a8dc82936f
内閣改造で安倍元首相が推した高市早苗氏の再任はない? 党人事は茂木氏の処遇が焦点〈dot.〉
6/27(火) 17:00配信
 国会が閉じ、解散風もいったん落ち着いた。となると、次の焦点は内閣改造と自民党の役員人事だ。岸田文雄首相が次の総裁選を見据えた際、ライバルをどこに配置するかは重要になる。注目は茂木敏充幹事長のポストだが、前回の総裁選で安倍晋三元首相が推した高市早苗氏の扱いや、マイナンバー制度の問題で対応に追われる河野太郎氏の処遇も気になる。

「今年は8月下旬から9月初め」

 自民党の閣僚経験者によると、党役員人事の時期について、党内からはそんな声が聞こえてくるという。

 ただ、岸田首相は世論調査の数字を非常に気にすることで有名なだけに、

「下落傾向の数字を気にするなら、また早めに人事を行うかもしれない」

 との見方を示す。数字とは、各社が実施した世論調査での内閣支持率のことだ。

 直近の6月23〜25日にあった読売新聞の結果では、内閣支持率は41%で、前回(5月20〜21日調査)の56%から15ポイント下落、不支持率の44%(前回33%)を下回った。

 同日に行われた日本経済新聞とテレビ東京の調査では、内閣支持率は39%で5月の前回調査から8ポイント下がった。支持率は2カ月連続の下落で、内閣を「支持しない」と答えた割合は7ポイント上昇の51%。

 読売新聞は、5月の広島G7サミット期間中に上がったその反動と、マイナンバーカードをめぐる問題などが影響した結果、大幅下落になったと分析している。

 昨年の内閣改造は、予定を繰り上げてお盆前の8月10日に敢行した。安倍晋三元首相の銃撃事件で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との密接な関係が露見し、岸田内閣の支持率が下落した後だ。

 しかし、閣僚には山際大志郎氏のように旧統一教会のイベントに参加したり、選挙応援を受けていたりした大臣が含まれていた。また、スキャンダルなどもあって4人が途中で「更迭」された。

 次の人事で最も注目されるのは、茂木敏充幹事長の処遇だ。

「岸田首相と茂木幹事長は、しっくりきていない」

 というのは、よく聞かれる話ではある。

 茂木幹事長は、小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整で、5区増える東京での公明党との調整、交渉に失敗した。

 公明党から、

「東京で自民党には推薦を出さない」「公明党への推薦を求めない」「都議会での自民党と公明党の協力関係を解消する」

 などと突き付けられた自民党側で交渉にあたっていたのは、茂木幹事長だった。

 自民党の政調担当を長く務めた政治評論家の田村重信氏はこう話す。

「岸田首相が次の内閣改造、党人事で念頭に置くのは解散・総選挙です。公明党とうまくやれない茂木幹事長は切るしかない。そうなると公明党との関係を修復できる幹事長が必要で、森山裕・選対本部長の名前があがっています。派閥重視なら茂木幹事長に替わり、同じ派閥の加藤勝信厚生労働相あたりでしょうか。新会長が決まらない安倍派からの起用は見送るのでは」

8635OS5:2023/06/27(火) 22:43:21
 森山氏の幹事長起用については、先の自民党・閣僚経験者も同様の見方を示す。

「幹事長には森山氏を、という呼び声も高い。森山氏は、岸田首相と距離を置く菅義偉前首相や二階俊博元幹事長とも良好な関係にあります。この2人は公明党ともずっとしっかりとした関係を築いてきました」


 そもそも岸田首相が解散を見送ったのは、公明党との関係修復に時間を費やしたい意向もあるようだ。

 ただ、茂木幹事長はすでに外相、幹事長と重要ポストを歴任しており、派閥の長でもある。実績からみて、釣り合うポストは財務相など極めて限定される。その点を踏まえると、

「岸田首相が茂木幹事長を閣内に取り込んだまま総裁選に出馬させないようにするなら財務相となるでしょう。ただ茂木幹事長が岸田首相の案に乗るかどうかは微妙。以前から小渕優子衆院議員を閣僚か党の重要ポストに、という話もあります。同じ派閥でも、茂木幹事長にとって小渕氏はライバルなので、総裁選を考えれば無役を選ぶ可能性も考えられます」(自民党の閣僚経験者)。

 総裁選で茂木幹事長以外に岸田首相のライバルとなりそうなのは、高市早苗・経済安全保障担当相と河野太郎デジタル相だ。高市氏は保守層からの支持があり、河野氏は国民的な人気が高い。田村氏は、

「高市氏は、後ろ盾だった安倍元首相がいないとなれば、岸田首相は再任しないのではないでしょうか。河野氏は国民的な支持はありますが、マイナンバーの問題で何かしらの責任を取らなきゃいけないでしょう。となると再任されたとしても総裁選は難しいのでは」

 と話したうえで、こう付け加えた。

「岸田首相にとって解散するということは、総裁選にも勝つつもりということです。岸田首相より年長の茂木幹事長にとってもチャンスは多くないので、次の総裁選には必ず出るはずです。一方、“次の首相”候補にフレッシュな人材があまりいないのも事実。そうなると、国民の支持が得られにくくなって選挙が厳しくなる。岸田首相は微妙なかじ取りが必要になります」

(AERA dot.編集部 今西憲之)

8636OS5:2023/06/28(水) 11:06:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/1399282a06d582ce12ddc935784a91ef96738936
安倍派会長ポスト、西村氏「決断のとき」 世耕氏「遠くなく結論」
6/28(水) 10:50配信



西村康稔経済産業相は28日放送のラジオ日本番組で、昨年7月の安倍晋三元首相の死去後、自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の会長ポストが空席となっていることに関し「安倍氏の一周忌を迎え、自立して一人一人が判断・決断をしなければならないときがきている。結束して割れることなく進んでいく」と述べた。自身の新会長就任への意欲を問われ「みんなと相談しながら一致結束していく」と述べるにとどめた。

自民党の世耕弘成参院幹事長は27日の記者会見で、「そう遠くなく、何らかの結論は導き出していきたい」と述べた。派内では、西村、世耕両氏と萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長の有力5氏による集団指導体制を公式化する案がある。26日には5氏が東京都内で会い、新体制に関して意見交換した。

世耕氏は、今後想定される内閣改造・自民党役員人事や衆院解散・総選挙を巡り「きちっと交渉の窓口、顔が決まってた方がいいのではないか、との声が若手を中心に出てきている」と説明。「そういう声をしっかり受けとめ、(派閥)幹部で話し合いを進めていきたい」と語った。

8637OS5:2023/06/28(水) 21:31:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa37df8286ebecb9b09c786ee8b1c69a40a8401a
西村氏、安倍派の新体制「5人中心に」
6/28(水) 20:11配信

産経新聞
西村康稔経済産業相

西村康稔経済産業相は28日、東京都内で講演し、昨年7月に安倍晋三元首相が死去して以降、会長が不在となっている自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の新体制について「5人を中心に進めていこうという雰囲気が少しずつ出てきている」と述べた。西村氏、松野博一官房長官、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長という有力「5人衆」による集団指導体制が念頭にある。

岸田文雄首相(自民総裁)が来年9月の任期満了に伴う総裁選で再選を目指す場合、「首相が頑張っている限り、しっかり支えたい」と述べた。その上で、「ポスト岸田」については「(派内の)理解が得られれば是非挑戦したい」と重ねて意欲を表明した。

8638OS5:2023/06/29(木) 08:34:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/e737f13b428fb2346721bbedec4ccddc22593041
安倍派、新体制へ動き活発 一周忌控え思惑交錯 自民
6/29(木) 7:06配信

時事通信
自民党安倍派のパーティーで壇上に上がる高木毅国対委員長(左から2人目)、世耕弘成参院幹事長(同3人目)、萩生田光一政調会長(同4人目)、西村康稔経済産業相(右から2人目)、松野博一官房長官(右端)ら=5月16日、東京都港区

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)で、故安倍晋三元首相の後を継ぐ新会長選出に向けた動きが活発化してきた。

 会長不在がさらに続けば、党内で存在感が低下しかねないとの危機感からだ。7月8日の安倍氏一周忌に合わせて新体制を発足させるべきだとの声が相次ぐが、有力者の思惑が入り乱れ、先行きは不透明だ。

 「安倍氏が亡くなって1年になる。決断しなければいけない時が来ている」。安倍派の前事務総長の西村康稔経済産業相は28日のラジオ日本の番組で、会長人事についてこう語った。

 参院安倍派を束ねる世耕弘成参院幹事長も27日の記者会見で、内閣改造・党役員人事が今夏に予想されるとした上で「(岸田文雄首相との)交渉の窓口は決まっていた方がいい。そう遠くなく何らかの結論は導き出したい」と語った。

 安倍派は昨年7月の安倍氏死去後も会長を空席としたまま「安倍派」を名乗り、塩谷立、下村博文両会長代理が形式的に率いる暫定体制を続けている。集団指導体制とする案や「塩谷派」に衣替えする案が浮かんだが、いずれも派内の反対論で立ち消えになった。

 衆院小選挙区「10増10減」に伴う調整では、安倍氏の地盤を継いで初当選した衆院議員が岸田派の林芳正外相との公認争いに敗れた。安倍派内では会長不在による発言力低下が影響したとの不満がくすぶる。

 会長選びを主導するのは、西村、世耕両氏に萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、松野博一官房長官を加えた「5人衆」。折に触れて後継体制を協議しており、26日夜も意見を交わした。世耕氏は会見で「5人でしっかり話し合いを進める」と語った。

 派内には衆院議員の萩生田、西村、高木、松野各氏のいずれかを会長に推す声がある。これに加えて世耕氏を「共同会長」に据える案もある。萩生田氏を会長、西村氏を党総裁(首相)候補とする分離論も取り沙汰される。

 西村氏は28日の講演で、総裁選への出馬について「(派から)理解を得られればぜひ挑戦したい」と意欲を表明。分離論について「いろいろあり得る」と否定しなかった。

 ただ、5人衆は派の正式な機関ではなく、外されたベテランらは批判的。同派関係者の一人は「5人衆に決める資格はない」と反発した。塩谷氏は28日夜、同派の若手議員と東京都内で会食し、5人衆とは別に意見聴取を始めた。

 安倍派は7月6日に総会を開き、新体制について協議する見通し。所属議員は派閥分裂の分水嶺(れい)とされる100人に達しており、元会長で今も同派に影響力を持つ森喜朗元首相は26日発売の月刊誌で「それぞれが陣営をつくると、亀裂が生じる。派が空中分解すれば、安倍氏の遺志に反する」と懸念を示した。

8639OS5:2023/06/29(木) 08:35:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/1433de11dcd43ac053cfa397d990f677e05e5dad
解散目前“夏の政局”水面下でうごめく、小渕優子「官房長官抜擢」と小池百合子「国政復帰」
6/29(木) 7:03配信


集英社オンライン
小渕優子議員・小池百合子都知事/集英社オンライン

秋口にもあるといわれる衆議院の解散。それに向けて「政局は近い」とすでに多くの政党が動き出している中、にわかに熱い視線を浴びることとなったのが、小渕優子自民組織運動本部長と小池百合子東京都知事だ。


岸田首相にとって小渕氏の抜擢は「一石二鳥」
「次に解散があるとしたら、秋口。臨時国会の冒頭あたりに岸田首相が解散を決断する可能性は高い。ただ、この1カ月間で12ポイントも急落する(毎日新聞調べ)など、内閣支持率はダダ下がりしている。当然、首相は秋口解散の前に世間受けする内閣改造や党人事を断行し、支持率アップを狙うでしょう」(自民党関係者)

その目玉と目されているのが、小渕優子議員の官房長官起用だという。もし、小渕氏が官房長官に抜擢されれば、女性初の官房長官誕生となる。女性進出が遅れている日本だけに、この人事は世論、とくに女性の有権者から好感視されるはずだ。

全国紙政治部デスクもこう続ける。

「もともと、次の内閣改造で岸田首相が小渕氏を起用するのではという観測は今年の春先から永田町にくすぶっていました。その観測がさらに強まったのは今年3月。都内で菅義偉前首相と韓国の尹錫悦大統領が会談した際、岸田首相が小渕氏も出席させてほしいと菅さんに強く要請し、会談の同席が実現したんです。首相が次の内閣改造で小渕氏を厚遇する前触れと受けとめる向きは少なくありませんでした」

小渕氏の抜擢は、ポスト岸田への意欲を隠さない茂木敏充自民幹事長へのけん制にもなるという。

「茂木幹事長が5月に訪米し、ブリンケン国務長官ら、バイデン政権の要人とご満悦の表情で会談したことを首相周辺は心よく思っていない。党幹事長としていまは首相を支える立場なのに、ポスト岸田への色気を出しすぎだと反発を買っているんです。

小渕さんは茂木派の領袖だった小渕恵三元首相の娘ということもあり、茂木派のプリンセス的存在。将来の女性宰相候補の声の呼び声もあがるほどです。その小渕さんを厚遇することは派閥内での人望がイマイチの茂木幹事長の台頭をけん制することにもなり、岸田さんにとっては一石二鳥というわけです」(前同)

8640OS5:2023/06/29(木) 08:35:55
公明の浮いた「70万票」の行方
もうひとりは小池百合子東京都知事だ。女性初の総理大臣にもっとも近い距離にいるとされた小池都知事もすでに齢70歳。都知事を2期も務める間に国政ブランクも長引き、永田町での影響力もめっきりと衰えを見せている。その小池都知事が今回の解散見送りを機に、久しぶりに政局の中心に躍り出るのでは?という見立てが浮上しているのだ。

きっかけは衆院小選挙区「10増10減」にともなう自公のさや当てだ。新設される東京28区での候補調整がドロ沼化し、ついに東京で自公選挙協力を解消する騒ぎになったのだ。

公明が前回の21年衆院選で獲得した東京選挙区での比例票は71万5000票。この票の大部分が、小選挙区では自公協力によって自民候補に回ったとされる。その威力は絶大で、もし公明票がなかったら、自民は東京小選挙区で当選した16人の自民議員のうち、7人が野党候補に逆転負けしていたというデータもあるほどだ。

ところが、自公の抗争激化で次回衆院選の東京選挙区ではこの70万票が宙に浮く可能性が出てきた。この展開を見て、「機を見るに敏な小池都知事が動く可能性がある」と指摘するのは政治評論家の有馬晴海氏だ。

「公明にすれば、宙に浮く70万票の有効活用法を探りたい。そこで関西での連携維持と引き換えに、東京でこの70万票を維新に回すというシナリオがささやかれているんです」(有馬氏)

公明は大阪、兵庫の6小選挙区で当選者を出しており、これは維新候補が圧倒的な強さを誇る関西では異例のことだ。たとえば、大阪では19の小選挙区中15で維新候補が当選しており、残る4つが公明。

ちなみに自民、立憲とも大阪小選挙区での当選はゼロだ。このように公明がしぶとく大阪の小選挙区で勝利しているのは維新と暗黙の連携が維持されているためだ。有馬氏が続ける。

「維新は公明が大阪都構想への支持や大阪市議会での協力をしてくれていることへの見返りとして、6つの選挙区での候補擁立を遠慮してきた。だから、公明は楽々と6人もの当選者を出せているんです。

ただ、維新は次の衆院選ですべての小選挙区への候補擁立を目指しており、6選挙区での公明との連携も解消すると宣言している。そうなると、公明の当選はおぼつかない。そこで危機感を深める公明が宙に浮いている東京選挙区での70万票を維新に回す代わりに、大阪での選挙協力を維持する裏取引を維新に持ちかける可能性があるんです」

8641OS5:2023/06/29(木) 08:36:07
公明と維新と都民ファーストがタッグ?
では、そこに小池都知事がどうからむのか?

「勢いがあるとはいえ、東京での維新の基盤はまだまだ弱い。次の衆院選で現状の25から30に増える小選挙区すべてに擁立できるほど、候補者の発掘も進んでいない。そこで公明に加え、東京都で実績のあるファーストと連携すれば、自民や立憲の候補に勝てると小池さんが維新に働きかけるというわけです。

ファーストも維新も改革志向の都市型政党で、トップが自治体首長という共通点がある。しかも、地盤が東京と大阪で食い合いになることもない。小池さんも今年で71歳。国政復帰のチャンスはもうそんなに多くないはず。政局を読む目は確かな小池さんだけに、これが最後のチャンスとばかりにファーストと維新の連携に動く可能性は否定できません」(有馬氏)

すでに秋口解散があると見込んで、多くの政党が動きだしており、「この夏は政局になる」(前出・自民関係者)との見立ては少なくない。はたしてその政局の中心に小渕、小池両氏の姿はあるのか? 要注目だ。

取材・文/集英社オンラインニュース班

8642OS5:2023/06/29(木) 19:42:22
>>8639
森山真弓。。。

8643OS5:2023/06/29(木) 20:19:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b71289f20c765a82179527b31763c17e8a7038b0
自民党・安倍派の大揺れ「呉越同舟」…世耕・松野・高木・西村・萩生田の5人体制、トップが決まれば派閥割れの可能性も
6/29(木) 19:44配信


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SmartFLASH
安倍派のパーティーで壇上に上がる萩生田光一氏ら(写真・時事通信)

 100人規模の議員を抱える自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)。

 2022年7月に安倍晋三元首相が死去してから会長の椅子は空席だったが、一周忌を前に、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長の “5人衆” による集団指導体制になることが決まった。

「5人は6月26日の夜に都内の料理屋で会い、正式に決めたようです。集団指導体制と聞くと円満なイメージですが、裏返せば誰もが納得するリーダーがいないということです。

 最大派閥のリーダーは、すなわち総理大臣候補。森喜朗元首相は萩生田さんを推したようですが、旧統一教会のゴタゴタがありました。世耕さんは参院議員の40人をまとめていますが、永田町には長く『解散がない参院の議員が首相になって解散権を行使するのはいかがなものか』という声があります。

 西村さんは自らポスト岸田に手をあげていますが、広がりと人望が今ひとつ。松野さんは地味だし、高木さんは当選回数が多いだけと言われています。

 こういったことから、派内が割れないことを最優先したのでしょう」(政治担当記者)

 長期間の会長不在は派内に動揺を生んでいた。

 衆院小選挙区の「10増10減」の対象区である新山口3区の候補者調整では、安倍派は安倍氏の後継として4月23日の衆院補欠選挙で当選した吉田真次氏を公認するよう働きかけた。だが、結果は岸田派の林芳正外相が選ばれ、吉田氏は比例代表に回ることに。

 安倍派内では、「このままでは、次の内閣改造と党役員人事でも冷遇されるではないか」といった声が高まっており、それが今回の集団指導体制につながったと見られている。

 今後の安倍派はどうなるのだろうか。政治アナリスト・伊藤惇夫氏が解説する。

「今回の集団指導体制は、安倍さんが後継者を育成してこなかったことがそもそもの原因です。リーダーがいない組織は影響力が低下します。そのため、安倍派もどこかで誰かに決めないといけない時期が来るでしょう。

 そのリーダーが西村さんなのか萩生田さんなのかはまだわかりませんが、トップが決まったとたん、派閥が割れる可能性は否定できません。

 これまで清和会は、総理総裁を出し続けたことで結束力を保ってきましたが、今後しばらくはそれも難しいでしょうから、結束力を維持するのは大変です」

 しばらくは大揺れとなりそうな安倍派の「呉越同舟」。「敵は身内にあり」ということのようだ。

8644OS5:2023/06/30(金) 15:31:51
とりあえず下村を排除することで一致した?
https://news.yahoo.co.jp/articles/64590492a8ccb175760d3e1b9360a15c0667b5a2
安倍派「5人衆」結束を確認 集団指導体制案が浮上
6/30(金) 13:41配信

産経新聞
自由民主党本部=東京都千代田区永田町

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)で有力「5人衆」と呼ばれる松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長は30日、国会内で同派の新体制について協議し、5氏を中心に結束していくことを確認した。5氏による集団指導体制が念頭にある。世耕氏はオンラインで出席した。7月6日の派閥総会開催を検討しており、調整が本格化する。

安倍派は昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長が不在で、安倍氏が指名した塩谷立、下村博文両会長代理が役職上のトップを務める一方、「5人衆」が重要な意思決定を担ってきた。今年7月8日の安倍氏の一周忌を控え、中堅・若手からは派の存在感が低下しているとして、新会長選びを急ぐべきだとの意見が広がっていた。今後の党役員人事・内閣改造に向け、交渉力確保を求める声も強まっている。

ただ、一気に新会長を決めれば、分裂を招きかねないだけに、当面は集団指導体制とする案が有力となっている。将来的には萩生田、世耕両氏が共同代表となる案や、萩生田氏を会長とし西村氏を党総裁候補とする案、消去法的に総裁候補とみられておらず分裂を避けるための選択肢として高木氏を会長とする案などが浮上している。

一方、塩谷、下村両氏らによる反発も予測される。

8645名無しさん:2023/07/01(土) 22:15:24
塩谷は比例復活 世耕は参議院 高木は性癖に問題あり

まずここら辺は脱落だろ。

8646OS5:2023/07/02(日) 17:26:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/5294568f045120803c2b431ba90648557d9bf24e
「安倍派」は「旧安倍派」になるだけ?安倍元首相一周忌直前でも不透明な派閥内権力争いの行方
7/2(日) 11:00配信

日刊スポーツ
安倍晋三元首相(2019年撮影)

 昨年7月8日、安倍晋三元首相が参院選中に銃撃されて命を落としてから、まもなく1年となる。今月8日には、昨年葬儀が営まれた東京・増上寺で一周忌法要が行われ、議員による焼香や一般からの献花も予定されている。


 安倍氏亡き後の日本政界では、安倍氏がトップを務めた安倍派を中心に、「重しが取れた」(自民党関係者)ことによる大小さまざまな混乱も起きてきた。新しい会長が決まらないまま1年近くが経過した安倍派では、一周忌を1つの区切りとして新しい体制づくりを打ち出すかどうか、結論を出す最終段階にある。

 1強政治の象徴となった安倍氏の後を継ぐとなれば、比べられたり、受ける重圧も避けられない。当初、昨年9月の国葬までに選ぶといわれながらもまとまらず、昨年末も見送られた。今年に入っても意見がまとまらず結果的に見送られ、今年5月16日の派閥パーティーでのお披露目も実現しなかった。だからこそ一周忌を1つの節目として、何らかの結論を出すことが急がれている側面もある。

 関係者を取材すると、特定の1人ではなく、いわゆる「5人衆」(松野博一官房長官、高木毅国対委員長、西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長)と呼ばれる幹部5人による集団指導体制を取りながら、少しずつ変化させていく選択肢が有力だという。ただ、それぞれのリーダーを支持する議員がいる上に、5人を選ぶことに納得しない勢力もあることから、全体の了解を得られるかは不透明という。

 「これは1つの権力争いだ。ひとつでも手法や順番を間違えば、この1年かろうじて保たれてきた結束が崩れかねない」と、関係者の1人は話す。ナーバスな局面なのだ。

 安倍氏の会長時代は、党の派閥の中で所属人数が最も多い「最大派閥」が売りだったが、分裂危機の分岐点といわれる100人まで人数が増えた上、誰もが納得する求心力ある会長候補がいないことから、誰を選んでも角が立ってしまう。「1人に決められない問題」が常態化する結果になってしまった。

 「安倍派」はメディアなどが使う名称で、「清和政策研究会(清和会)」という正式名称がある。現在、岸田文雄首相が会長を務める岸田派の「宏池会」とともに、自民党草創期からの歴史を持つ。もし現体制に変化があった場合、「安倍派」という名前はどうなるのか。長く永田町と関わる関係者に聞くと「本人が亡くなっているのに『安倍派』とするのはおかしい状態だった。派閥自体も、いつかは安倍氏から脱却しなければいけない」としながらも「今の状況では、新しい会長が1人選ばれるのは難しい。かつての安倍氏のように資金集めもできて力もあるような人物は、いま表に出ている名前には見当たらない。特定の人物に決まらない限りは『清和会(旧安倍派)』みたいな感じにならざるを得ないのではないか」と話す。

 かつて、宏池会会長だった大平正芳首相が参院選のさなかに病気で急死し、続いて首相に就任した鈴木善幸氏が派閥を継いだ時にも、誰が次の派閥を担うかでさまざまな声があったとされる。「一致結束箱弁当」といわれた旧田中派と比べる形で、宏池会の派閥会合では和洋中3種類の弁当が出されたことから「食べる弁当もバラバラ」と言われることもあったという。宏池会はその後、分裂した。

 清和会も過去に分裂した歴史がある。「安倍派」となってからは、安倍氏の求心力のもとで結束してきた組織だけに、まとめ役がいなくなった以上、全員が結束するのは難しいと、悲観的な声も聞いた。

 後任体制に言及するなど今も強い影響力を持ち、「事実上の安倍派会長」などといわれる森喜朗元首相は、昨年5月の安倍派パーティーで、「数を誇っちゃいけない。あと何人で100人になる、なんてやっている時がいちばん危ない」「数があればなんでもできると思ったところから崩壊が始まる」と、今となっては暗示のような言葉を口にしていた。

 清和政策研究会のホームページには、「清和会」の名前の由来について「1979年、派閥争いが勢いを増す時代に、創設者福田赳夫元首相が『政清人和(まつりごと清ければ人おのずから和す)』、清廉な政治は人民を穏やかにするという意味を込め『清和会』と命名した」とある。政治の世界では絶対的に必要とされる「数の力」が、強みからリスク要因に変わる時もあるという、思いも寄らなかった現実を前に、安倍派は「1人に決められない問題」に、どんな結論を導くのだろう。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

8647OS5:2023/07/03(月) 08:54:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/f754bffd0bd2894ea4ccfda9b2c39c09667e424c
マイナ批判で矢面に立つ河野氏、自民内には首相の「防波堤」との見方も…「ポスト岸田」へ正念場
7/3(月) 7:01配信

読売新聞オンライン
 河野デジタル相が、マイナンバーカードを巡る問題で試練を迎えている。持ち前の突破力で普及の旗振り役を務めたが、相次ぐトラブルで批判の矢面に立たされているためだ。高まる国民の不信感を払拭(ふっしょく)し、「ポスト岸田」候補として存在感を発揮できるかが注目される。

不信払拭 丁寧な説明必須
閣議に臨む河野デジタル相(6月30日、首相官邸で)

 河野氏は2日、NHK番組の冒頭で、「問題が起き、色々とご迷惑をかけていることはおわび申し上げたい」と述べ、一連のトラブルを改めて陳謝した。

 政府は、マイナカードに関連するシステムやデータの総点検を秋までに完了させる方針だ。河野氏は番組で、「秋を一つのめどとするが、間に合わない場合には、点検をしっかりやる方を優先した日程にせざるを得ない」とも語り、丁寧に取り組む考えを強調した。マイナンバー制度とマイナカードが「世の中で混乱している」と指摘し、マイナカードの将来的な名称変更にも言及した。

 6月30日には民放の朝の情報番組に出演した。高齢者や主婦層を意識したもので、「情報発信を強化する狙い」(河野氏周辺)があった。岸田首相も、河野氏の高い発信力に期待しており、政府の総点検では「司令塔役」を命じている。

(写真:読売新聞)

 今春以降、コンビニの証明書交付サービスで別人の証明書が交付されたり、公金受取口座で別人の口座が誤登録されたりなどのトラブルが相次ぎ判明した。「細心の注意を払ってやらないとダメだ」(山口俊一・衆院議院運営委員長)などと、自民党内からも批判の声が上がる。

 河野氏は昨年8月の内閣改造でデジタル相に就任後、関係省庁が「準備が整っていない」などと難色を示す中、2024年秋に健康保険証を原則廃止する方針を打ち出し、マイナカードの普及を推進した。菅内閣時代にワクチン接種を急ピッチで進めた経験から、今回の普及でもスピード感を重視したとみられる。

 「次の首相」候補を尋ねる報道各社の世論調査では上位に立つことも多く、自民内の中堅・若手からは、「選挙の顔」としての期待が高い。

 ただ、知名度が高いゆえに批判が向かいやすい面は否めない。自民内には、「首相が自らに批判が集中しないように、河野氏を『防波堤』として利用しているのではないか」との見方もある。

 5日には、マイナカードを巡る問題で衆院の閉会中審査が行われ、河野氏も答弁に立つ予定だ。政府・自民内には、「この問題を乗り越えなければ、『ポスト岸田』への道は開けてこない」との意見もある。河野氏には、国民が納得できる対応や説明が求められている。

8648OS5:2023/07/03(月) 11:43:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/50471ab97771dae6def3b492499f1f47c8ba9217
「一度舐められた首相」が今後、思うがままの人事を行えるのか/倉山満
7/3(月) 8:51配信
―[言論ストロングスタイル]―
解散風の次は改造風が吹き始めた
 私は一貫して「こんな時期に解散し、総選挙に突入したとしたら、おもしろい」と言い続けた。案の定と言って良いのか、岸田文雄首相は見事なまでの腰砕けとなった。

 誰が反対しても、総理大臣が「反対の閣僚を罷免して全閣僚を兼任の上で衆議院を解散する」と宣言すれば、誰も止めることはできない。日本の総理大臣は衆議院選挙に負けなければ、本人が「辞める」と言わない限り、辞めさせることはできないのだ。

 しかし、岸田首相は散々「解散風」を吹かして与野党の衆議院議員を選挙準備に走らせた挙句、「やっぱ、やめた」と、とりやめた。今や「解散権を弄んでいる」との批判が高まりつつある一方、秋の内閣改造に向けて今度は「改造風」が吹き始めた。

解散権が首相の伝家の宝刀と言われる所以
 今後、岸田首相が自ら「辞める」と言いたくなるような圧力が加わるだろうか。

 そもそも、もし岸田首相がこんな時期に衆議院を解散したら、何が「おもしろい」のか。政治のセオリーに外れているからである。

 政治はスケジュールで動く。岸田首相が政権の座を維持する次の関門は、来年9月に予定されている自民党総裁選だ。その時に多数派でいる為には、その前に解散総選挙を打って、味方を一人でも多く増やしたい。「政権は、解散をすれば強くなり、内閣改造を繰り返せば弱くなる」と言われる。これは、例外はあるが、一般論としては正しい。なぜなら、解散とは衆議院議員全員の身分を失わせることであり、代議士は本能的に恐れる。その上で「自分を当選させてくれた総理」には感謝するし、勝たせてくれる総理の下で選挙を戦いたい。解散権が首相の伝家の宝刀と言われる所以である。

岸田首相にとって適切な解散の時期
 では、岸田首相にとって、解散の適切な時期はいつか。来年の6月、つまり来年の今ごろである。通常国会が終わるタイミングで解散、総選挙で勝利をして、総裁選に臨みたい。

 逆算すると、今年の今の時期は何をしなければならないか。「改造風」である。今年の8月で今の岸田内閣の大臣任期が1年となるので、9月が改造の時期だ。ほっといても、大臣になりたい政治家はソワソワする。今ごろになって「改造風」を吹かせるなら、何の為の解散風だったのか。来年なら衆議院議員は前の解散から3年目だが、今年だと任期半分の2年も経っていない。これでは、何がしたかったかわからない。仮にこの6月に解散しても、来年の自民党総裁選まで1年以上、どうやって政権を維持するつもりだったのか。

茂木敏充幹事長も麻生太郎副総裁もこぞって反対
 こうした政治の定石を無視した時期ハズレの解散風に、岸田政権の主流派は総じて反対だった。総裁派閥の岸田派は第四派閥にすぎない。第二派閥の茂木派と第三派閥の麻生派が支える。ところが、領袖の茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁がこぞって反対との声ばかりが聞こえてきた。さらに、「安倍晋三元首相の一周忌に合わせて投票日」との観測も流れてきたが、当の最大派閥の安倍派は「静かに迎えさせてほしい」と難色を示していた。

 さらに連立与党の公明党が、明らかに嫌がっていた。山口那津男代表に至っては「受けて立つ」などと、およそ与党党首の発言とは思えない身構え方だった。そらそうだろう。選挙区調整をめぐり、不協和音を拡大するような発信ばかりが飛んでいた。あげく自民党からは、「連立解消」にまで言及される始末。25年も連立を組み、野党の3年半も連れ添ってくれた同盟政党を、弊履の如く捨て去って大丈夫か。特に、史上最長政権となった安倍内閣の8年間など、創価学会公明党の支援の賜物ではないのか。岸田首相は、創価学会公明党を抜きにして選挙に勝てると思っているのか。この点は、週刊SPA!6月13日号で詳しく書いた。

8649OS5:2023/07/03(月) 11:44:07
第四派閥の「一度舐められた首相」にできるのか
 とにもかくにも、岸田首相は解散しなかった。次は早ければ秋にでも衆議院を解散するとの観測もあるが、果たして可能だろうか。

 秋に岸田内閣の支持率が低ければ、主流派の面々は解散阻止に動き、燎原の火の如く自民党に反対論が広がるだろう。誰も選挙に勝てない首相の下で戦いたくないからだ。何より、「説得すれば岸田首相は解散を思いとどまる」と今回の騒動で知れ渡ってしまった。

 仮に内閣改造を行うにしても、岸田政権を支える茂木派と麻生派は、好き勝手な要求をするだろう。それに安倍派も乗じるに決まっている。自民党総裁選は、必ず他派閥と連合しなければ勝てない。第四派閥の「一度舐められた首相」が、大派閥の要求に抗し、思うがままの人事を行えるのか。今回の騒動で、岸田首相は自分で新たな関門を設けてしまった。

日銀人事は今のところ成功させている岸田政権
 ただ、岸田内閣がこれまでやってきたことは、決して悪くない。外形的には。

 まずは経済。日銀人事は今のところ成功している。植田和男現総裁も今は「景気回復までは景気回復策をやめない」との政策を続けている。結果、株価は堅調、増税も社会保険料の増額も不要なほど、税収が増えている。それどころか、このままいけば防衛費も増やせるかもしれない。

 岸田政権は「防衛費5年で倍増」を掲げ、着手している。ただでさえ周辺諸国の脅威がある上に、ウクライナ事変だ。アメリカがアジア太平洋に関われないならば、日本は自力で強くなるしかない。国際情勢がどのように変動しようと、戦後史を通じてサボってきた宿題をこなさねばならないのは同じだ。今までは日本の大国回帰をアメリカが邪魔してきたが、もはや力に陰りが見えるアメリカの方から「日本よ、自分の身は自分で守ってくれ」と言ってきている状態だ。

国家意志があるのならば、解散でもなんでもやりきればいい
 これを「安倍内閣以上の戦前回帰」と言う人がいるが、ドイツにたとえれば1949年のアデナウアーだ。西ドイツのアデナウアー首相は、「東ドイツを取り返す!」との明確な国家意思を示し、国民も共有した。そして約40年後に実現した。

 果たして、今の岸田首相にアデナウアーほどの国家意思があるか。少なくとも、聞いたことが無い。「決まったことだから」「たぶんこれが正解だからやる」は意志ではない。

 もし岸田首相が「日本を大国に戻す」との意思を持っているなら、時期ハズレの解散でもなんでもやりきればいい。無いならば、潔く下野すればよい。

 我々国民も意志を持ち、国家全体で共有すべきでは?

―[言論ストロングスタイル]―

【倉山 満】
’73年、香川県生まれ。憲政史研究者。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務め、’15年まで日本国憲法を教える。ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰し、「倉山塾」では塾長として、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交についてなど幅広く学びの場を提供している。主著にベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』や、『13歳からの「くにまもり」』を代表とする保守五部作(すべて扶桑社刊)などがある。『沈鬱の平成政治史』が発売中

日刊SPA!

8650OS5:2023/07/03(月) 21:41:10
茂木敏充幹事長
森山裕 選対委員長
萩生田光一政調会長
鈴木俊一財務相
https://www.sankei.com/article/20230703-WSUDPXUCWZLJDC6YYXQUB5V5CI/
自民幹事長人事で4氏浮上 首相の狙いは対抗馬封じ
2023/7/3 17:43
茂木氏は最近、幹事長留任を優先する考えを政権幹部に示したという。次期総裁選への出馬意欲を直接的に示さないようにもなっており、5月の民放番組では「幹事長として岸田首相を全力で支える」と述べた。

茂木氏が退任する場合、後任の幹事長候補は誰か。

8651OS5:2023/07/04(火) 20:51:55

4396:OS5:2023/07/04(火) 08:26:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/67b06a86eac8447e8bcc7bb2858600e13a76bd52
「安倍氏死去から1年」を前に巨大派閥の混沌具合 「5人衆」の集団指導案浮上、“指南役"は森氏に
7/4(火) 7:02配信



 安倍晋三元首相の非業の死から、7月8日で丸1年。この「命日」をにらんでの安倍派(100人)の後継会長選びは混沌としているが、ここにきて萩生田光一政調会長や西村康稔経済再生相を軸とする、いわゆる「5人衆」による集団指導体制案が浮上している。

 ただ、同派の代表代理として派内運営に当たってきた塩谷立元文科相、下村博文元政調会長らが「世代交代のための長老外し」(若手)と反発、なお流動的な要素も。このため、混乱収拾の“指南役”として森喜朗元首相の存在感が増し、「森派への先祖返り」もささやかれる状況だ。

 超巨大派閥「安倍派」のトップを狙う萩生田、西村両氏に世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長の3氏を加えた「5人衆」は、6月26日夜に都内の料理屋で会合を開き、安倍元首相の一周忌以降は「『5人衆』による派閥の集団運営体制を目指す」との考えで一致したと報じられている。

 出席者などによると、同日の会合で確認されたのは「安倍氏死去後続いてきた塩谷、下村両会長代理を中心とする集団指導体制を、次世代代表格である『5人衆』中心の派閥運営に移行させる」との方針だ。

 同派は2022年7月の安倍死去以降、安倍氏に代わる会長は空席としてベテラン中心の集団指導体制を続けてきた。これに対し、年明け以降には、派内の若手などから「いつまでも会長不在では人事や解散・総選挙での公認調整で不利になる」との声が相次ぎ、派執行部も対応を迫られていた。

■新山口3区で林外相公認、安倍派・吉田氏は比例に

 自民党内の注目の的だった、衆院小選挙区の「10増10減」の対象区である新山口3区の公認候補者調整で、同派は安倍氏の後継として4月23日の山口4区衆院補欠選挙で当選した吉田真次氏を公認するよう求めたが、党執行部は岸田派の林芳正外相を選び、吉田氏は比例代表に回されることになった。

 これも踏まえ、安倍派内では「このままでは、次の党・内閣人事でも冷遇される」との不安が広がり、それが今回の新集団指導体制移行案につながった。近い将来の総理・総裁を狙う萩生田、西村両氏と、派会長就任を目論む世耕、松野、高木3氏の「5人衆」での集団指導体制にすることで、派の結束をアピールして党内での影響力を確保する狙いだ。

 ただ、この「5人衆」の“談合”では、それぞれの思惑と利害が複雑に交錯し、「誰もが納得する会長候補がいないのに強引に選べば派が分裂するため、とりあえず混乱を避ける弥縫策に落ち着いた」(派長老)というのが実態とみられる。

 そこで存在感を増しているのが森氏だ。同派の会長を長く務め、今でも派内に強い影響力を持つ同氏を「混乱回避の“時の氏神”にするしかない」(派幹部)との声が強まっていることを受け、同氏は岸田文雄首相や党執行部との調整役にも自信をにじませている。

 そもそも森氏は、今春からさまざまな場面で、安倍派の後継会長選びに言及してきた。同氏と親しい関係の地元紙のインタビューの中では、①最有力は萩生田氏だが旧統一教会との関係がネック、②西村氏は広がりと人望が今一つ、③世耕氏は参院代表に専念すべきで、今、総理総裁を狙う立場ではない、④松野、高木両氏は当選回数が多いだけで、総理総裁候補には力量不足――などとしたり顔で解説してみせた。

8652OS5:2023/07/04(火) 20:52:22

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■「リーダーなき巨大派閥」では影響力低下

 こうした状況について、多くの党内有力者は「安倍氏が再登板を意識して、後継者を育てなかったことがそもそもの原因。いくら人数を誇っても、リーダーがいない組織の影響力が低下するのは当たり前」(長老)と指摘する。

 ただ現状をみる限り「トップを決めた途端に派閥が割れる可能性がある」(同)というのが実態だ。森氏の解説どおり、「萩生田氏か西村氏が総理総裁候補として派会長になれば、これに反発するグループが派を割る方向に動く」(同)とみられており、そうなれば、巨大派閥の党内影響力は失われ、党内各派の草刈り場にもなりかねない。

 そうした中、対応が注目されている西村氏は6月28日の講演会で、2024年秋の自民党総裁選に岸田首相が立候補しない場合の対応を問われると、「清和会(安倍派)の皆さんから理解が得られればぜひ挑戦したい」と胸を張った。併せて「岸田内閣の一員でもあり、首相が頑張られている限りしっかり支えていきたい」とも語り、岸田首相が続投を目指す場合は総裁選に出馬しない考えも強調した。

 今回の西村発言の背景には、最大のライバルの萩生田氏の置かれた立場の複雑さがあるとみられる。

 同氏は2022年秋に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との親密な関係が明らかになった際、党政調会長として国会審議の場で「国民の皆さまに深くおわびをする。結果として教団の信用を高めることに寄与したとする指摘を、真摯(しんし)に受け止め、猛省をしなくてはならない」と陳謝と反省の弁を繰り返した。西村氏はその萩生田氏の弱点を突いた格好でもある。

■「萩生田会長」は次期衆院選以降? 

 萩生田氏支持が多いとされる安倍派内でも「萩生田会長誕生は次期衆院選以降」(幹部)との見方が少なくない。というのも、次期衆院選の東京での自民・公明両党の対立は「自民都連会長の萩生田氏の言動が最大の原因」(自民選対)との指摘があるからだ。

 自民都連でも「(自公対立は)茂木幹事長が元凶だが、主犯は萩生田都連会長」(幹部)と顔をゆがめる向きが多い。萩生田氏の地元・八王子はもともと「公明党の金城湯池」(同)でもあり、同地域の新小選挙区での公認候補擁立を目指す公明に対し、「自らの側近を推して公明排除を画策している」(同)とみられているからだ。

 こうした複雑な状況も踏まえ、後継会長の有力候補の1人の世耕氏は、西村発言に先立ち「そう遠くなく、何らかの結論は導き出していきたい」と自信ありげに語った。

 その一方で、萩生田氏は7月2日の秋田市での講演で、衆院解散・総選挙の時期について「今年あるのではないかといわれている」と年内の可能性を示唆したうえで、党・内閣人事についても「(党役員の)任期は1年だから、(9月末までに)当然人事があるので、しっかり仕事をしていきたい」と続投や主要閣僚就任への意欲をにじませた。

 この西村、萩生田両氏の「にらみ合い」も踏まえ、同派内には当面の策として「世耕会長・西村総裁候補」という会長・総裁候補分離論も浮上している。ただこれは「5人衆の話し合いがもつれるのが前提で、萩生田氏やその支持グループが黙ってはいない」との見方が支配的。

 萩生田氏は、世耕、西村両氏と違って反岸田勢力の旗頭とも目される菅義偉前首相との親交も深く、「党全体では萩生田氏の評価が一番高い」(自民長老)のは事実。このため、萩生田氏の支持グループは「会長・総裁候補分離論は受け入れられない立場」(同)とみられる。

 いずれにしても命日まであと4日。党内他派閥幹部は「もめて分裂含みになってくれれば、儲けもの」(麻生派幹部)と事態の推移を注視する構えだけに、命日当日まで「5人衆」のそれぞれの力量が厳しく問われる状況が続きそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8653OS5:2023/07/06(木) 13:07:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1fd17cb558c299e65588aa69f82f4f00f2046d5
会長不在の安倍派 会長代理の塩谷氏ら「集団指導体制」を拒否へ
7/6(木) 12:04配信



安倍元総理大臣の死後、会長不在の状態となっている安倍派が総会を開きます。派閥の有力議員5人は、「集団指導体制」を目指していますが、会長代理を務める塩谷氏らは、これを拒否し、新会長を選ぶことを提案する見通しです。

自民党の最大派閥・安倍派は、去年7月に安倍氏が銃撃され死亡して以降、会長ポストが空席となっています。

派閥内では、萩生田政調会長、世耕参院幹事長、高木国対委員長ら有力議員5人、いわゆる「5人衆」が、自分たちによる「集団指導体制」への移行を目指しています。

一方、内閣改造・党役員人事も見据え、新たな会長を早期に選んで窓口を一本化すべき、との声も上がっています。

6日の派閥の総会に先立つ幹部会では、会長代理を務める塩谷氏らが、事前のヒアリングの結果、「新しい会長1人を決めるべき」との意見が多かったとして、5人による「集団指導体制」案を拒否する見通しです。

塩谷氏らは、その上で立候補者を募り幹部会の場で新会長を選ぶことを提案するものとみられます。

8654OS5:2023/07/06(木) 13:08:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f5965c6c8dc1158a938de19f5585e62c11f5e7a
安倍元首相一周忌法要…重要な「司会」を務める、意外な「議員の名前」
7/5(水) 7:03配信

現代ビジネス
「後継者」の印象は強まるのか


 前代未聞の凶行から1年が経過しようとしている。

 7月8日、安倍晋三元首相の一周忌法要が東京・芝公園の増上寺で執り行われる。当日は一般参列も受け入れられる方針で調整が進められているというが、その式次第が徐々に明らかになってきた。


 「増上寺での法要と併せて、8日にザ・プリンスホテルパークタワーで『直会』が営まれる予定です。来賓あいさつは岸田文雄首相、献杯の挨拶を兄で実業家の安倍寛信氏、最後の挨拶を喪主の昭恵夫人が務めます」(政治部記者)

 「いの一番」に壇上に立つ人物、つまり司会を務めるのは誰なのか。

 5月の自民党清和会(安倍派)パーティーであいさつをした塩谷立会長代理がふたたびその役を引き受けると思われたが…。

今なお続く公認候補争い
 「’23年4月の衆院山口4区補欠選挙で当選した、吉田真次氏が司会を務めます。安倍元首相から地盤を引き継ぎ、昭恵夫人が後援会会長に就任。小選挙数区が3に減る次期衆院選で山口新3区からの出馬の意向を示しています。

 衆院選の解散風は一旦止んでいますが、自民党の悩みのタネである林芳正外相との新3区公認候補争いは続いている。今回、吉田氏が重要な役割を担うことで、『後継者』の印象はより強まるでしょう」(前出・記者)

 国会初登院時には「志半ばで命を奪われてしまった安倍先生の無念さを晴らしたい。安倍先生の志をみんなで実現して、引き継いでいきたい」と語った38歳の吉田氏。

 その一挙手一投足に、さまざまな人々の想いが重なる。

マネー現代編集部

8655OS5:2023/07/06(木) 21:31:03
>>8561
https://www.iza.ne.jp/article/20230614-KMWQJ4XWNJOALBPVWRGTHNTY6I/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
自民・中川郁子氏が麻生派入会へ 4月に二階派へ退会届
2023/6/14 19:14自民党の中川郁子衆院議員(比例北海道ブロック)が麻生派に入会することが14日、分かった。15日の麻生派会合に出席する方向で調整している。複数の関係者が明らかにした。中川氏は4月、それまで所属していた二階派に退会届を提出していた。

麻生派は党最大派閥の安倍派に次ぐ第2派閥。中川氏が入会すれば、所属議員は56人となる。

8656OS5:2023/07/07(金) 17:55:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ef0c4520457823e436ffe9f4ef068430e7dc001
安倍派中枢「5人衆」による指導体制を提案…塩谷立氏らは反発「強力な会長が必要」
7/7(金) 13:34配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派幹事会を終えて総会に臨む(手前から)塩谷立・会長代理、萩生田政調会長、下村博文・会長代理(6日、党本部で)

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)は6日、党本部で会合を開き、今後の派閥運営について話し合った。高木毅・国会対策委員長は自らを含む派閥中枢の「5人衆」による集団指導体制を提案した。塩谷立・会長代理らは新会長の選出を主張し、結論は持ち越された。

【図表】清和政策研究会のあゆみ

 8日の安倍元首相の一周忌後に議論を再開し、早期の結論を目指す方向だ。

(写真:読売新聞)

 出席者によると、派閥事務総長を務める高木氏は非公開で行われた幹事会で、自身と萩生田政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野官房長官、西村経済産業相が協力することを念頭に、「5人で派閥を運営していくのが一番良いのではないか」と述べた。これに世耕氏も同調した。

 一方、塩谷氏や下村博文・会長代理は新会長を決めるべきだと反発した。塩谷氏は会長希望者が名乗り出て、幹事会で選ぶ案を示したという。

 その後に行われた総会では、塩谷氏は冒頭、「集団を引っ張っていく強力な会長も必要だと多くの会員から求められている。その方向で決めていきたい」と述べ、5人衆による新体制案をけん制した。「具体的な話は一周忌が終わってから議論したい」とも求めた。

 高木氏や萩生田氏らは6月30日、国会内で協議し、派閥運営を5人衆の指導体制へ移行させる考えで一致していた。安倍氏の死去後、1年が経過しても塩谷、下村両氏が会長代理を務める暫定的な体制が続いていることについて、5人衆の一人は「速やかにバトンタッチしてもらいたい」と周囲に語った。

 5人衆は6日夜には、安倍派に影響力を持つ森喜朗元首相と都内で会食し、5人の指導体制が望ましいとの方針を確認した。

 ただ、塩谷氏らは現段階では認めない立場で、調整は難航しそうだ。総会後、記者団に対し、塩谷氏は「会長の下で結束する。派閥というものはそういうものだ」と強調した。下村氏は「5人衆は清和研の正式な組織ではない」と不快感を示した。

 新会長を求める声は、中堅や若手の一部にもある。今後の内閣改造・党役員人事では、岸田首相と交渉する代表者が不可欠となるためだ。

8657OS5:2023/07/07(金) 17:57:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3c420cd8aa8d5887f8b8f4773046a9e246db6e6
安倍派新体制、結論持ち越し 一周忌後に再度議論
7/7(金) 7:05配信


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時事通信
自民党安倍派の会合で、発言する塩谷立会長代理=6日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)は6日、安倍晋三元首相の死去に伴い空席が続く会長ポストを含む新体制について協議したが、一周忌となる8日以降に結論を持ち越した。

 派内の有力議員5人は集団指導体制への移行を目指しているが、ベテランを中心に反対論が根強く、決着はなお難航が予想される。

 派閥総会の冒頭で、塩谷立会長代理は「具体的な話は一周忌が終わってからしっかり議論させてもらいたい」と提案。異論なく了承された。

 安倍氏の死去後、同派はベテランの塩谷氏と下村博文会長代理が暫定的にトップを務めてきた。これに対し、高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」は、集団指導体制の実現を求めている。

 総会に先立つ幹部会合は、予定時間を超えて議論が続いた。この中で、高木氏は「5人で派閥を運営していくのが一番いい」と主張。塩谷、下村両氏は新会長を選出すべきだと譲らなかった。

 「5人衆」は先週来、断続的に対応を協議。6日も朝に国会近くのホテルに集まったほか、夜には同派に強い影響力を持つ森喜朗元首相を交えてホテルで意見交換した。「遠くなく結論を導き出したい」(世耕氏)などと動きを活発化させている。

 ただ、派内では「責任の所在が分からない」「誰が『5人衆』なんて決めたんだ」などと反発もくすぶる。幹部会合でも、集団指導体制への異論が相次ぎ、萩生田氏が「5人に能力がないように聞こえる。不愉快だ」と気色ばむなど、感情的な対立が目立ち始めた。

 同派は来週中に改めて幹部らが議論する方針。今夏にも内閣改造・党役員人事が見込まれる中、派内にはポスト配分などで不利にならないよう早期の新体制発足を求める声もあるが、中堅議員は「適任者がいないことに変わりない」と先行きを不安視した。

8658OS5:2023/07/07(金) 17:57:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fda4d21c179316c6e08980a8e7d3d232481930a
5人組派&新リーダー派で安倍派対立 元首相銃撃から8日で1年 世代間あつれき
7/7(金) 5:30配信


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スポニチアネックス
安倍派の対立構造

 安倍晋三元首相が参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件から、8日で1年を迎える。会長不在状態が続いている自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会、100人)は6日、総会を開催。一周忌を前に新体制の確立を求める声が強まっており、注目されたが、結論を来週以降に持ち越した。背景の一つとして指摘されるのが世代間のあつれき。分裂含みの主導権争いが激化していく展開も予想される。

 最大の焦点となっていたのは、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長ら有力者「5人組」が中心となって進めてきた集団指導体制への移行の扱い。総会前の幹事会で、会長代理として下村博文元文科相とともに派閥運営を取り仕切ってきた塩谷立元文科相が、派内の声を踏まえ「会長を一周忌後に決めよう。意欲がある人は手を挙げてほしい」と提案。下村氏も同調した。

 これに対し、5人組の一人で、派閥事務総長を務める高木毅国対委員長が「今後は5人組で運営していくのが一番いい」と反論。世耕氏も「閥務で汗をかいてきた5人で相談させてほしい」と訴えた。ただ「社長が5人もいる会社はない」などと反対意見が噴出、一蹴された。

 塩谷氏は総会で「政策集団を引っ張る強力な会長が必要だ」と強調し、来週以降の幹事会で議論を加速させる考えを示した。異論は出なかったという。今夏といわれる内閣改造・党役員人事までの決着を目指す。

 5人組は高木、萩生田、世耕の各氏と、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相。塩谷、下村両氏に加え、安倍氏の信頼が厚かった5人組も派閥の意思決定に関与してきたことから、指導体制の明確化を目指した。後継を決められず、動揺を隠せない中堅・若手の間で遠心力が働く中、分裂を回避しつつ党内での影響力を確保しようと5人組の動きを顕在化させていった。

 しかし、これは塩谷、下村両氏らに「世代交代」を迫ることを意味。2人は最近、会長選出論が高まっていた若手・中堅との会合を精力的に重ね、「5人組却下」に向けた環境整備を進めていった。会長、そして首相(党総裁)の座に意欲的とされる下村氏は幹事会後、記者団に「(5人組は)正式組織ではない」と切り捨てた。

 5人のスクラムは強固ではなく、集団指導体制への反対は少なくない――そう踏んだ塩谷氏は総会後、下村氏と共に高木氏に迫った。「そこまで言うならば5人組から新会長に手を挙げるのか」。険悪な空気だけが残った。

 政府関係者は「分裂劇に発展するのか全く見通せないが、まとまりを欠いたままの方が岸田文雄首相がくみしやすい面があるのは確か」とほくそ笑んだ。

8659OS5:2023/07/10(月) 10:59:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/455cf386cb205b6bac4876432925f9153f17db43
【政界アウトレイジ】岸田文雄・首相「非情なる改造人事」茂木、河野、高市も「全員更迭」
7/10(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
内閣改造・自民党役員人事はどうなる?(時事通信フォト)

 前回の内閣改造(昨年8月10日)から間もなく1年。政治の焦点は内閣改造・自民党役員人事に移った。

【写真4枚】「非情なる改造人事」のターゲットと目される茂木敏充・幹事長や河野太郎・デジタル相兼消費者相、高市早苗・経済安保相

 岸田文雄・首相が解散を先送りしたことで永田町の解散風は一時止んだように見えるが、首相は諦めてはいない。内閣改造では秋の解散・総選挙をにらんだ「選挙シフト」を敷くとの見方が有力だ。しかも、来年の自民党総裁選での再選を確実にするために、ライバルたちを内閣や自民党中枢から一掃する“粛清人事”まで練っているようなのだ。

 その大粛清を前に、自民党では首相側近の遠藤利明・総務会長が、「(内閣改造は)たぶん8月か9月にはある」と声を上げ、萩生田光一・政調会長も「党役員任期は1年だから当然人事はある」と口調を合わせている。党3役の2人までがそう言い切る以上、首相はすでに人事の根回しを進めていると見ていい。

 第1の標的は次の総裁選への出馬意欲を隠さない茂木敏充・幹事長だという。岸田派議員はこう言ってはばからない。

「岸田総理は総裁選で自分のライバルとなる茂木幹事長に選挙の指揮をとらせるつもりはない。茂木氏は公明党との関係を悪化させるなどいまや政権の足を引っぱる存在だから交代は既定方針。後任の幹事長には森山裕・選対委員長の抜擢が有力視されている」

 森山氏は悪化した公明党との関係を修復して自公の選挙協力文書を交わした立役者だ。首相は6月30日に森山氏と会食してその労をねぎらうなど、「党役員の中でいま一番頼りにしている存在」(岸田側近)とされる。しかも、森山派は衆参8人のミニ派閥で、総裁候補とは見られていない。

「総理にすれば森山さんを幹事長に起用しても寝首を掻かれる心配がない。そのうえ非主流派の二階派や菅義偉・前首相との関係がいいから党をまとめられる」(同前)

 それが森山幹事長説というダークホース浮上の理由だ。

 粛清の次なる標的に挙げられているのが河野太郎・デジタル相兼消費者相と高市早苗・経済安保相。前回総裁選で岸田首相と総裁の座を争った2人だ。

 河野氏は続出するマイナンバー問題の担当大臣。「責任は大臣たる私にある。何らかの処分をやらなければならない」としたが、岸田首相は「職責を果たしてもらいたい」と更迭を拒否している。

 だが、それは表向きで、実際は内閣改造で河野氏に全責任を負わせて交代させる方針なのだ。


 その舞台も周到に整えた。自民党は野党の要求に応じてマイナンバー問題の国会閉会中審査(衆院7月5日、参院同26日)の開催を決め、岸田首相は「関係閣僚に説明を尽くさせる」と言明した。政治ジャーナリストの野上忠興氏は、これを“河野潰し”作戦と見る。

「岸田首相が閉会中審査に応じたのは、担当大臣の河野氏に野党から集中砲火をあびせさせて火だるまにするためです。そうなれば河野氏は来年の総裁選までにイメージを回復するのは難しいから、首相は内閣改造で河野氏を更迭し、無役にしても怖くないと読んでいる。いま引責辞任させるより大きなダメージを与えることができるわけです。河野氏の総裁の芽を事実上潰し、マイナンバー問題も幕引きしようという一石二鳥の狙いでしょう」

 そして内閣改造は、総務省文書問題をめぐる「ねつ造」発言の責任がウヤムヤになっている高市氏を交代させる絶好の機会だ。

「後ろ盾の安倍晋三・元首相をなくした高市氏を交代させても反発は出ないでしょう。後顧の憂いなく更迭できる」(野上氏)

 次の総裁選のライバルである茂木氏、河野氏、高市氏をいっぺんに切り捨てるという指摘だ。

※週刊ポスト2023年7月21・28日号

8660OS5:2023/07/10(月) 12:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/4183ab1e4585b5fd861eb70b0801ab30ff188fc0
「安倍路線」、岸田首相の間合いに変化 防衛財源で溝、LGBT押し切る
7/8(土) 7:09配信


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時事通信
記者団の質問に答える岸田文雄首相=7日午後、首相官邸

 安倍晋三元首相の死去から1年がたち、岸田文雄首相の政権運営に「脱安倍」とも言える変化の兆しが見える。

 「安倍路線」を尊重する姿勢は維持しつつ、LGBTなど性的少数者への理解増進法を巡っては自身の考えを実行に移した。今後も安倍派をはじめとする自民党保守系との間合いを計りながら慎重に政策を進めることになりそうだ。

 「この1年、安倍元首相の遺志に報いるためにも、先送りできない課題に一つ一つ正面から取り組んできた。これからも(従来の姿勢を)大事にしながら職責を果たす」。首相は7日、首相官邸で記者団にこう強調した。

 首相は昨年12月、安倍氏の主張に沿う形で防衛費の大幅増額や「反撃能力」(敵基地攻撃能力)保有を決断。今年2月に内定した日銀総裁人事では、安倍派に「アベノミクス」維持を求める声が強まる中、急激な金融政策の転換に慎重とみられる植田和男氏を選んだ。憲法改正に取り組む意向も繰り返し示す。

 一方、防衛費増額の財源に関する昨年末の党内議論では対応に苦慮した。増税による財源確保を表明した首相に対し、保守派は猛反発。安倍氏の「威光」を盾に堂々と異論を展開する光景に、政府関係者は「遺志をかたっている」と不満をあらわにした。結局、首相が押される格好で結論の先送りとなった。

 ただ、首相は6月上旬、LGBT法の通常国会会期中の成立に向け、調整の加速を指示。保守派に一定の譲歩をしつつ、会期末直前に成立させた。

 日韓関係についても、韓国軍艦艇による海上自衛隊機への火器管制レーダー照射問題など懸案が残る中、改善にかじを切った。結果的に大きな抵抗がなかったことに、ある政府関係者は「『保守の反発』というのは幻影かもしれない」と語る。

 首相は保守派を抑える重しとして安倍氏を頼り、生前はたびたび事務所を訪れて政権運営について意見を聴いた。安倍氏死去後の昨年8月の党役員人事ではその役割を期待し、安倍氏側近の萩生田光一氏を政調会長に据えた。

 ただ、膝詰めで会う機会が多い麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長に比べ、萩生田氏と個別に時間を割いて向き合う場面は少ない。安倍派の後継会長選びが長引く中、岸田派からは萩生田氏について「安倍派を抑えられていない」(幹部)との指摘も出ている。

 内閣支持率はこのところ、マイナンバーカードを巡るトラブル続出の影響で低下。さらに、自民党関係者によると「コアの保守層の気持ちが離れ気味」という。保守派への配慮と独自色。「二兎(にと)」を追う政権運営が続く。

8661OS5:2023/07/10(月) 19:13:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a9a8c79a54e6e83e3d7378d7689e5de551b30cc

在職日数が宮沢氏超え 岸田首相、長期政権に執念
7/10(月) 18:25配信
岸田文雄首相は10日、令和3年10月の政権発足からの在職日数が645日となり、自身が会長を務める自民党の派閥「宏池会(岸田派)」の先輩、宮沢喜一元首相を超えた。宮沢氏は国連平和維持活動(PKO)協力法成立など成果を残したが、党内の権力闘争に振り回され、2年に満たず退陣に追い込まれた。宮沢氏の失意を知る首相は党内の掌握に腐心し、長期政権への執念を燃やす。

先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)最終日の今年5月21日夜、サミット会場のホテルで、議長の大役を終えた首相は酒杯を傾けた。林芳正外相、電撃参加したウクライナのゼレンスキー大統領を広島空港で出迎えた木原誠二、磯崎仁彦両官房副長官ら宏池会メンバーが首相を囲んだ。

「宏池会のサミットだった」。派閥関係者は誇らしげにこう語った。

宏池会にはサミットを巡る苦い記憶がある。1993(平成5)年の東京サミットで議長を務めたのが宮沢氏だった。サミット前、自民党の最大派閥「経世会(現・平成研究会、茂木派)」内の権力争いで経世会を離脱した小沢一郎元幹事長(現・立憲民主党)らが、野党が提出した内閣不信任決議案に賛成し、不信任案が可決した。

宮沢氏は衆院解散に踏み切ったが、サミット閉幕後の衆院選では分裂状態に陥った自民が完敗し、結党以来初めて野党に転落した。宮沢氏には政局を乗り切る体力がなかった。

政治基盤の弱さは岸田首相も同じだ。宏池会は今、第4派閥(45人)に過ぎない。首相周辺は「首相は総主流派体制で政権を維持する考えだ」と語る。政権発足以来、首相は第2派閥の麻生派(志公会、55人)を率いる麻生太郎副総裁と第3派閥の茂木派(54人)の茂木敏充幹事長と定期的に会合を重ねてきた。同時に、松野博一官房長官や萩生田光一政調会長らを重用し、最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)の実力者も取り込む。

首相は周囲に「結果を出すことを積み続けていく。それが長さにつながる」と語る。政権が続けば、来年2月に宏池会出身の鈴木善幸元首相の864日を追い越す。来秋の自民総裁選で再選を果たせば、1575日在職した宏池会の始祖・池田勇人元首相の記録の更新も視野に入る。

ただ、首相同様に党内融和を重視し「和の政治」を唱えた鈴木氏は、在職が800日を超え、他派閥から総裁再選阻止の動きが出たため、任期満了直前に退陣を表明した。第4派閥の首相が党内を掌握するのは容易ではない。

この点でかぎとなるのが、今年8、9月に実施する内閣改造・党役員人事だ。「池田氏超え」に向け、首相・総裁の座に意欲を見せてきた茂木氏や安倍派の有力者の処遇が焦点となる。(永原慎吾)

8662OS5:2023/07/10(月) 19:17:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/86a8d4c5ce61e979aa467a85f807baf7ddea935d
内閣改造「9月中旬軸」か…〝人事刷新〟に注目 最大の焦点は茂木敏充氏のポストと「文春砲」木原誠二氏の処遇
7/10(月) 17:00配信
岸田文雄首相(自民党総裁)は、8〜9月に内閣改造・党役員人事を検討している。LGBT法の拙速な成立や、ケジメを欠いた日韓関係改善などから岩盤保守層の自民党離れが指摘され、マイナンバーカードをめぐるトラブル続出も加わり、内閣支持率は下落している。問題を抱えた閣僚や準閣僚、党幹部もおり、人事刷新で政権浮揚を画策しているようだが、政権運営や党内力学を考えると簡単ではない。「政界屈指の親中派」とされる林芳正外相や、前代未聞の「文春砲」が直撃した木原誠二官房副長官、「ポスト岸田」を狙う茂木敏充幹事長の処遇はどうなりそうか。すでに永田町周辺では「内閣改造・党役員人事の賞味期限はごく短期だ」と厳しい声も出ている。

【画像】自民党内の「ポスト岸田」を巡る相関図

「先送りできない課題に、一つ一つ正面から取り組み答えを出す。こうした基本的姿勢をこれからも大事にし、判断すべきだ。今の時点で何も決めていない」

岸田首相は7日、官邸で記者団にこう語った。

前回の内閣改造・党役員人事は昨年8月10日に行われた。ただ、今年はマイナンバーをめぐる総点検の中間報告が8月上旬までかかり、下旬には訪米が予定されている。9月は、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議(4〜7日)や、G20(20カ国・地域)首脳会議(9〜10日)、国連総会(19日〜)などがあり、現時点で「9月中旬軸」との見方が強い。

最大の焦点は、茂木氏の処遇だ。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「茂木氏は選挙をめぐる調整不足や、公明党との連携欠如など、岸田政権の『ガバナンス危機』の一因ともされる。岸田首相も理解しているだろうが、茂木氏が納得する重要ポストを用意できるかが問題だ。これによって、玉突き式に人事が固まる」と語る。

「ポスト岸田」を狙う茂木氏は、岸田派と麻生派とともに、岸田政権を支える主流派、茂木派の領袖(りょうしゅう)である。すでに、外相や経産相、党政調会長などを歴任している。

鈴木氏は「茂木氏のポストとして、財務相が候補に挙がるが、岸田首相としては、現在の鈴木俊一財務相(麻生派)、自身のいとこでもある宮沢洋一党税制調査会長(岸田派)とのラインは動かしにくい。さらに、後任幹事長候補の一人である小渕優子元経産相は茂木派で、茂木氏には納得し難い面がある。最終的に幹事長留任もあり得る。動かすなら、経産相や総務相などが妥当だ」と指摘する。

これを受けて、閣僚人事はどうか。

松野博一官房長官は、堅実で手堅い仕事ぶりだが、地味な面もあり、交代となれば人事刷新のアピールになる。

林氏は、中国当局がアステラス製薬の現地法人幹部を拘束したため、邦人奪還のために4月に訪中した。「親中派」人脈が期待されたが、李強首相や外交トップの王毅共産党政治局員と笑顔で握手する映像を流された。

河野太郎デジタル担当相は、マイナンバーカード大混乱の責任が問われている。

高市早苗経済安保担当相は、日本の安全保障や経済を左右する、機密情報の取り扱い資格「セキュリティー・クリアランス」(適格性評価=SC)という難題に取り組んでいるが、岸田首相とは憲法改正や国家観をめぐって相違がある。

8663OS5:2023/07/10(月) 19:18:10
政治評論家の有馬晴海氏は「まず、松野氏は、安倍晋三元首相が率いた安倍派だ。安倍氏亡き後、清和会は後継者問題で揺れている。官房長官では身動きが取れないため、派内には『ポストを離れて、派閥問題に注力してほしい』との声もある」と語る。

鈴木氏は「岩盤保守層の批判が強い林氏だが、岸田首相は外交で政権浮揚を図ろうとしている。林氏を外相から外さないだろう。河野氏にはマイナンバーの批判が集中しているが、総裁選のライバルだった岸田首相には好都合だ。今後も『盾』にするのでは。高市氏は、安倍氏が総裁選で支援した。『保守派で女性』でもあり、ポストは留意するのではないか」と語った。

■尾を引く週刊誌報道、木原氏自身が進退決断も 女性の積極登用も

準閣僚級である官房副長官、木原氏の処遇は「隠れた焦点」だ。岸田首相の腹心だが、週刊文春(7月13日号)が報じた「岸田最側近 衝撃音声」という記事はあまりにも衝撃的だ。他の週刊誌報道も続いている。

鈴木氏は「これ以上、引きずると政権に悪影響が出るだけに、岸田首相がどう判断するか。木原氏自身が、進退を決断する可能性もある」と語る。有馬氏も「自民党内の懸念は相当、高まっている。内閣に置けば任命責任がある。党務に回す判断があるかもしれない」とみる。

若手や女性を積極登用するとの観測もある。

有馬氏は「福田達夫前総務会長や、小林鷹之前経済安保担当相ら当選3〜4期の気鋭の若手もいるが、すでに一定程度露出している。小泉進次郎元環境相も新味のイメージは出にくい。松川るい参院議員ら『女性の登用』を期待する声もあるが、少数では看板倒れになりかねない」と厳しい見方だ。

過去、内閣改造・党人事で政権浮揚を果たした首相もいるが、人事失敗が組織崩壊につながったケースもある。

鈴木氏は「岸田首相の頼みの綱の外交も『戦略』に乏しい。一度広がった国民の不信感は容易に払拭できない。広島G7(先進7カ国)サミットのご祝儀相場もすぐにしぼんだ。人事は難しさの割に、浮揚効果も限定的だろう」と語っている。

8664OS5:2023/07/11(火) 08:44:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e12cd027f77fd03694414a89487b49ad04248410
河野太郎「あまりの叱責の激しさ」で人心が離れつつあるとの噂…「次の総理」の席遠のくか
7/11(火) 6:48配信
河野太郎大臣、人心離れつつある
Gettyimage

 マイナンバーを巡ってトラブルが相次ぐデジタル庁で、河野太郎大臣に対する官僚たちの「面従腹背」が横行している。官僚に対する叱責があまりに激しく、しだいに人心が離れつつあるようだ。


 デジタル庁の内情を知る関係者によると、官僚からレクを受ける時の河野氏の口癖が「前倒し」だという。この関係者は「ことあるごとに『前倒ししろ』と怒鳴られるので、やがて庁内では、1年でできることを『1年半はかかります』と報告するようになった。河野さんが怒り出したら『なんとか頑張って1年でやります』と言うわけです」と声を潜める。

 このような無駄なやりとりばかりでは、喫緊の政策が進まないのも無理はない。河野氏に間近で仕えたある官僚は「結局、根っからの役人嫌いなのだろう。あれほど厳しく詰められると、とても本当のことを報告する気にはなれない」と振り返る。こうしたミスコミュニケーションが、トラブルの種となっているのだ。

 加えて、デジタル庁特有の「縦割り問題」も深刻だ。ある職員は「プロジェクトごとに組織が細分化されすぎていて、隣の部署が何をしているか全然分からない」と漏らす。事務方トップである浅沼尚デジタル監も、庁内の細かい状況を把握できていないという。

 別のある省庁の幹部は「次の内閣改造で、河野さんだけはウチに来てほしくない」と漏らすなど、霞が関から総スカンを食っている河野氏。デジタル庁の混乱が長引けば、「次の総理」の椅子は遠のきそうだ。

 「週刊現代」2023年7月1・8日合併号より

週刊現代(講談社)

8665OS5:2023/07/11(火) 10:03:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8480f94219b3e22170ff7a480d4bf58ce68305fc
岸田首相の改造人事はどうなるか 最大派閥の安倍派はLGBT法成立ですでに骨抜きに
7/11(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
入閣候補は世襲女性ばかりだという(時事通信フォト)

 前回の内閣改造(昨年8月10日)から間もなく1年。政治の焦点は内閣改造・自民党役員人事に移った。岸田文雄・首相が解散を先送りしたことで永田町の解散風は一時止んだように見えるが、首相は諦めてはいない。内閣改造では秋の解散・総選挙をにらんだ「選挙シフト」を敷くとの見方が有力だ。しかも、来年の自民党総裁選での再選を確実にするために、ライバルたちを内閣や自民党中枢から一掃する“粛清人事”まで練っているようなのだ。


入閣候補は世襲女性ばかり
 岸田首相は今回の改造で選挙アピールのために女性や若手を多く起用する方針とされている。官邸官僚の1人が語る。

「昨年の内閣改造は前倒しで実施したため、身体検査の時間が不十分で新閣僚に旧統一教会との接点が明らかになるケースがあった。そこで今回は総理からリクエストがありそうな女性議員や初入閣候補の若手を含めて、1か月以上前から入念に身体検査させている」

 女性閣僚は「過去最多入閣もあり得る」(岸田側近)と見られており、岸田首相の政治の師でもあるかつての宏池会会長・加藤紘一・元幹事長の三女、鮎子氏らの名前が挙がっている。

 さらに女性枠で再入閣が確実視されているのが茂木派の小渕優子・自民党組織運動本部長だ。小渕氏といえば、経産相時代に政治資金規正法違反事件【※注】で引責辞任し、元秘書の有罪が確定。身体検査では“レッドカード”のはずだが、あえて小渕氏を起用するのは政敵潰しの一環だという。

【※注/2014年10月、当時経済産業相だった小渕優子氏の政治団体が開催し、地元支援者が参加した観劇会をめぐり収支に不透明な点があることが報じられた。元秘書が政治資金規正法違反(虚偽記載・不記載)で起訴され有罪判決を受けたが、小渕氏は嫌疑不十分として不起訴処分となった。一連の報道で、東京地検特捜部が関係先を捜索する直前に、会計書類を保存したパソコンのハードディスクがドリルで破壊されていたことも注目を集めた】

 岸田側近議員の話。

「総理は6月に亡くなった青木幹雄先生との約束を果たすつもりだ。青木さんは茂木派の実力者で小渕さんの後見人でもあったから、昨年の内閣改造前、総理は青木さんと会談した際に小渕さんの入閣を持ちかけた。その時“入閣は次でいい”といわれたそうだ。その約束は守る。

 政治資金問題は10年前の話でみそぎは済んでいる。しかも、茂木派内の青木系議員は、小渕恵三・元首相の娘である小渕さんを派閥の正当な後継者候補と考えていて、茂木氏のことを会長と認めていない。小渕さんを重要閣僚で引き立てることで同派を分裂状態にさせれば、茂木氏の総裁選出馬が難しくなるという効果がある」

8666OS5:2023/07/11(火) 10:03:35
 茂木敏充・幹事長を潰すためにあえてスキャンダルで閣僚辞任した小渕氏を大臣に起用するという権力維持最優先の人事構想なのである。

 工作は跡目問題でもめる最大派閥・安倍派にも及んでいる。岸田政権の党内基盤は現在、「主流3派」と呼ばれる岸田派(46人)、麻生派(55人)、茂木派(54人)が支えているが、茂木氏を交代させると茂木派は反主流に回る。岸田首相が総裁選で再選するには、安倍派(100人)の支持が欠かせない。

 そのため、首相は安倍派の後継者候補で「5人組」と呼ばれる松野博一・官房長官、西村康稔・経産相、萩生田光一・政調会長、高木毅・国対委員長、世耕弘成・参院幹事長を揃って重要閣僚や党の要職に起用してポストで厚遇してきた。政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「茂木氏を幹事長から交代させるとなると、安倍派を怒らせるわけにはいかない。総裁再選までは松野官房長官や萩生田氏ら5人組は重要ポストで処遇するでしょう。一方で、岸田首相は安倍派のタカ派色を薄める作戦を進めています」

 通常国会終盤に成立させたLGBT理解増進法がそれだ。

安倍派を骨抜きに
 LGBT法の制定には安倍氏の政治基盤だった保守系団体などが反対し、自民党の保守派議員にも抵抗が強かったが、岸田首相は日本維新の会の主張を丸飲みして与党案を修正、自民、公明、維新、国民民主党の賛成で成立させた。そのため法案の採決時に自民党では安倍派を中心とする保守派の議員から大量造反が出ると見られていた。

 ところが、フタを開けると、衆院の採決で安倍派の杉田水脈氏が体調不良を理由に本会議を欠席、同じく高鳥修一氏がトイレに駆け込んで採決に出なかったものの、公式な造反はゼロとされた。

 一方、参院では山東昭子・前参院議長(麻生派)、青山繁晴氏(無派閥)、和田政宗氏(無派閥)の安倍派以外の3人が「賛成できない」と表明して本会議を退席した。安倍派の世耕参院幹事長は「党議拘束に反した行動」として3人を厳重注意処分とし、和田氏は国対副委員長を更迭された。安倍派は切り崩されたのだ。安倍派の若手議員が悔しそうに語る。

「官邸から造反を出すなという指示が出され、派閥の幹部たちは反対していた議員たちを個別に説得していった。安倍先生が存命であればこんなことにはならなかったはずです」

 自民党保守派を代表する派閥だった安倍派はいまや“骨抜き”にされ、安倍派5人組は岸田首相に物言うどころか、軍門に下ったことがわかる。

“最大派閥といってもその程度か”──岸田首相がほくそ笑む顔が目に浮かぶようだ。

 しかし、首相が長男・翔太郎氏の公邸私物化スキャンダルやマイナンバー問題の失政を糊塗しようと政敵粛清の準備に力を入れるほど、内閣支持率は急降下。読売新聞の6月世論調査は支持率41%と前月より15ポイントも落ち込んだ。野上氏が指摘する。

「失政の責任を政敵に負わせる人事は党内では通用しても国民の目は誤魔化せない。内閣改造後に解散・総選挙に臨めば、有権者から手痛いしっぺ返しを受けるでしょう」

 次の総選挙でそれがはっきりするはずだ。

※週刊ポスト2023年7月21・28日号

8667OS5:2023/07/11(火) 11:08:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/e83f2047af0ef2b17b8d81f6b883abb70e60ae91
一周忌終え駆け引き激化 自民安倍派、新体制巡り
7/11(火) 7:11配信



 安倍晋三元首相の一周忌を終え、自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の新体制を巡る駆け引きが激しくなってきた。

 新会長選出にこだわるベテランに対し、有力議員の「5人衆」は集団指導体制への移行を重ねて主張。「5人衆」の中にも温度差が生じており、決着にはなお時間を要する見通しだ。

 「新会長を早めに決めるべきだ。5人だけでやるのではなく、派閥全体の総力でやるべきだ」。同派の下村博文会長代理は10日に国会内で講演し、「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長をけん制。「森喜朗元首相からお墨付きを得たように振る舞っている感じがする」と述べ、5人衆を後押しする森氏の動きにも暗にくぎを刺した。

 6日の派閥会合では、派閥運営の主導権を握ろうとする「5人衆」と、同派暫定トップを務める下村、塩谷立両会長代理との対立が表面化。塩谷氏が安倍氏一周忌後に新体制の議論を持ち越すと宣言し、双方がいったん矛を収めた。下村氏については、新会長就任に意欲的と見る向きが多く、10日の講演では「意欲があるかないか、言うべき時期ではない」と含みを持たせた。

 これに対し、世耕氏は8日の安倍氏一周忌法要後、記者団に「5人はこれまでも(派外と)交渉に当たってきた中心だ。5人を中心にやるのが政策集団の交渉力を高めることになる」と主張。今秋にも行われる内閣改造・党役員人事を念頭に「5人衆」による集団指導体制の必要性をアピールしてみせた。

 ただ6日の派閥会合で「5人衆」の主張について目立った賛同は得られておらず、5人の結束が続く保証もない。萩生田氏は8日、記者団に対し「会長を決めるまでの間、5人でやっていこうということを提案したまでだ。直ちに会長が決まるのであれば、それは一つの方法だ」と述べ、条件によっては新会長選出を容認する姿勢を表明。派内には「塩谷、下村両氏が認めれば、萩生田氏が会長になる可能性もある」との見立てもある。

 同派は週内に開催を予定していた派閥会合を20日に延期し、引き続き調整を続ける方針。8日の安倍氏法要後の食事会で、森氏は安倍派の現状に対し「しっかりしろ」といら立ちを隠さなかった。

8668OS5:2023/07/11(火) 11:58:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0508e5516168b20833dadcede93e4150700d99a
マイナンバー問題で河野は続投…?アンチ岸田の高市はサヨナラ…?岸田「内閣改造」で出世する人と去る人の意外な名前
7/11(火) 10:03配信


現代ビジネス
内閣改造、最大の注目点
写真提供: 現代ビジネス

 先の通常国会は予定通り6月21日に閉会し、岸田文雄首相は衆院解散を見送った。次の焦点は内閣改造・党役員人事に移る。遅くとも9月中旬には断行の構えだ。


 今回の人事は、

 1、低迷する内閣支持率を上げる政権浮揚策

 2、来秋の党総裁選で再選を狙う党内掌握

 の2点において岸田政権の命運を握る。森喜朗元首相をはじめとするキングメーカーら実力者、派閥間の勢力均衡に配慮し、かつ新鮮味を出し世論の支持を高めるのは、アクセルとブレーキを同時に踏むのに似る。針の穴を通すがごとき難作業となる。

 最大の注目点は、茂木敏充幹事長が続投するかどうかだ。茂木氏は2021年11月に幹事長に就き、2期目。故・安倍晋三元首相が勝った12年総裁選では、岸田氏と共に石原伸晃元幹事長陣営の中核を担った。一方、岸田氏が制した21年総裁選では、率いる党茂木派の大勢を岸田氏支持に導いた。

 しかし最近は岸田氏との関係は冷え込む。例えば岸田氏が目玉として「予算倍増」を掲げた子育て政策では、茂木氏は首相に先んじる形で「児童手当の所得制限撤廃」や「子ども予算の特別会計創設」などに次々と踏み込み、首相のお株を奪う発言を繰り返した。政権中枢からは「でしゃばりすぎる茂木交代はもはや既定路線」との声すら聞かれる。

 「茂木は自分の方が能力は高いと自負し、首相の座を射止めるのに待ちきれなくなったのではないか。先に発言すれば、そのぶん注目される。頭が良く、政府から情報を入れて言うので、内容は正しい。しかし、それを首相が面白いとは思わないだろう」(政府関係者)

 世論調査でも、茂木氏の首相候補としての人気は低迷する。24年秋の総裁選出馬を見送れば、次の27年総裁選までチャンスがなく「その間に忘れ去られる」(派閥関係者)のは想像に難くない。政府関係者の一人は「幹事長留任を含め、要職に起用しても、岸田氏に盾突いて来秋の総裁選に出ようとするなら交代させるしかない」と読み解く。

 茂木氏は政権随一の実力者である麻生太郎副総裁に幹事長留任を強く要請しているとの情報もあり、単なる「左遷」は断じて受けない構えだ。茂木氏と長く対立し、参院茂木派に影響力を持った青木幹雄元官房長官が6月に死去し、茂木氏の政治基盤は強化された側面がある。

 無役にして完全に干せば、茂木氏は捨て身で牙をむきかねない。穏便な交代になるなら、重要閣僚である財務相転出が無難とみられる。しかし現在の鈴木俊一財務相は麻生氏の親戚筋で、麻生氏と利害が衝突する。その場合は鈴木氏を副総理として処遇する案がある。

 では次期幹事長は誰なのか。

有力幹事長候補
 台頭著しいのが森山裕選対委員長である。森山氏はもともと、岸田氏の最大の政敵である菅義偉前首相、二階俊博元幹事長と近い。前回総裁選では岸田氏に敗れた河野太郎デジタル相を支持した非主流派である。率いる森山派の所属議員はわずか一桁。しかし22年8月の選対委員長起用後、瞬く間に持ち前の政治手腕で頭角を現す。

 象徴的なのは、野党第1党である立憲民主党の安住淳・国対委員長との太いパイプだ。自民党は現在、高木毅衆院議員が国対委員長だが、複数の関係者がこう内情を明かす。

 「重要案件で安住氏との交渉を実質的に仕切っているのは森山氏。二階元幹事長の下で長く国対委員長を務め、安住氏と強固な関係を築いたためだ。だから首相が一目を置いている」

 先の国会では、6月16日に立憲が内閣不信任決議案を提出すれば、首相が衆院を解散するとも報じられていた。このため立憲内部では16日提出に強い反対があった。しかし16日に出したのに、結局は衆院解散はなし。「よほど安住氏と自民党との間で話ができていたのではないか」(永田町筋)とささやかれた。

 第2次安倍政権はいずれも非主流派の石破茂、谷垣禎一、二階俊博各氏を幹事長に据え、長期政権を築いた。森山氏を幹事長に据えれば菅、二階氏らへの配慮にもなり、挙党態勢を演出する絶好の布陣とも言える。

8669OS5:2023/07/11(火) 11:58:51
 もう1人、有力幹事長候補と目されてきたのが萩生田光一政調会長だ。いまだ権勢を誇る森元首相の寵愛を受け、安倍氏側近としても鳴らした。しかし財政再建色の濃い岸田官邸に対し、積極財政に近いとされる萩生田氏は調和し切れていない。

 旧統一教会問題が取り沙汰された経緯や公明党との軋轢も重なり、官邸周辺からも「萩生田氏の幹事長就任は難しくなりつつある」との声が漏れる。さりとて萩生田氏が所属する党旧安倍派(清和会)は衆参約100人の大所帯であり、岸田首相も次期総裁選をにらむと萩生田氏を取り込む利点がある。政調会長留任や選対委員長など党四役にとどまる公算は大きい。

 また、麻生氏の影響力で、鈴木財務相が幹事長に就くとの予測も一部から出ている。

あの大物の娘も復活の可能性
 茂木氏が幹事長を外れれば、党四役で茂木派の「枠」が空く。そうなると、小渕優子元経済産業相がそこを埋める可能性がある。故・小渕恵三元首相の娘で二度入閣したが、政治資金事件で元秘書らが有罪になったうえ、事務所のパソコンがドリルで破壊されたと大きく報じられた。

 しかし最近は党四役で復権するとの観測が広がりつつある。「女性で華もあり、知名度は高い。閣僚と違い党幹部は国会答弁を求められず、追及は受けにくい。政調会長や総務会長、選対委員長にはうってつけ」(政権関係者)というわけだ。

 小渕氏は茂木氏と折り合いが悪く、岸田首相にとって小渕氏起用は茂木氏への強い牽制となる。もっとも小渕氏を後見してきた青木氏の死去で、勢いづく茂木氏が阻止に動く可能性は否定できない。

 党四役ではほかに、選対委員長と合わせ2期務めた遠藤利明総務会長に退任がささやかれている。

官房長官は誰?
 閣内に目を向けると、大きな焦点は官房長官人事である。現職の松野博一衆院議員は岸田政権発足時から務めるが、当初から存在感の乏しさを引きずってきた。

 「官邸など岸田首相の周辺は木原誠二官房副長官ら岸田派の面々の影響力が強い。松野氏はそのサークルには入れず、いわば外様のままだ。第2次安倍政権時の菅官房長官のような強い力はない」(政権筋)

 与党関係者らは「森元首相は以前、松野氏が旧安倍派を継ぐ可能性があることを口にしていたという。しかし森氏が松野氏を高く買っているという話は次第に聞かれなくなった。松野氏を評価していた安倍氏も亡くなってしまった」と話す。

 反比例し、旧安倍派で森氏の評価が上がったとされるのが世耕弘茂参院幹事長だ。与党関係筋は「世耕氏は森氏から嫌われていると言われていたが、最近は関係が改善している」「世耕氏の官房長官登用は十分ある」と語る。

8670OS5:2023/07/11(火) 11:59:11
女性官房長官誕生も
 他方、連日記者会見する官房長官は、上川陽子元法相ら女性起用などで少しでも国民にアピールすべきだとの意見も根強い。流動的要素は多そうだ。世耕氏が入閣すれば、後任の参院幹事長には人柄、能力とも定評がある岡田直樹地方創生担当相らが順当とされる。

 さて、「ポスト岸田」候補だ。これは、非主流派に多い。

 最右翼が河野デジタル相だ。明瞭な言語と理論派で鳴らすが、所管するマイナンバーカード問題で矢面に立っており、収拾のため続投するとの観測がある。岸田首相にとっては「次期総裁選でライバルとなる河野氏の動きを封じる」(自民党関係者)狙いもありそうだ。

 同じく首相を目指す高市早苗・経済安全保障担当相は、これまで増税方針を巡りツイッターで首相を批判したり、記者会見で罷免されても仕方ないなどと述べた経緯があり、閣内に取り込んでおくのは難しく、退任になるとの見方が一般的だ。

 09年総裁選に立候補した西村康稔経済産業相も首相の座を狙うが、「首相が頑張っている限りは支える」などとも述べており、留任がささやかれる。産業行政に造詣が深く、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出問題など重要課題への対応も背景にあるとみられる。

 ポスト岸田を狙う林芳正外相も続投が有力視される。「首相にとっては岸田派内でのライバルの取り込みになり、退任させても対立を招くだけ」(関係筋)になるためだ。

どんな決断が…
 総裁候補級では、異例の3度目起用となった加藤勝信厚生労働相の動向も注目される。厚労省はマイナ健康保険証や社会保障国民負担増といった懸案が多く手腕が評価される一方で、自民党内では「いくら何でも3度目登板は多すぎで、同じ派閥内での茂木氏によるライバル封じ込め工作が背景にあったとみられる」との見方が根強い。加藤氏が閣外に出た場合は派閥での存在感が増し、茂木派内の勢力バランスに一石を投じそうだ。

 このほか週刊誌によるスキャンダル報道の相次ぐ木原官房副長官の去就が注目点に浮上してきた。

 もうひとつ、総裁候補として国民的人気の高い石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境相を閣内に取り込む構想が出る可能性がある。いずれも非主流派に位置し、実現するかどうかは、内閣支持率のさらなる低下が起こるかなどの状況に左右されそうだ。若手ホープの福田達夫前総務会長には入閣待望論がある一方、所属する旧安倍派内では急速な台頭に警戒感が出ている。

 岸田内閣の命運を握る内閣改造。かつては「検討する」を多用するとして首相を「検討使」と評した人もいた。今度は玉虫色ではない、大胆な決断を下すことができるのだろうか。

雨宮 和哉

8671OS5:2023/07/11(火) 15:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f26757c081ad0e83e572533c6d3ff9f3969a139
跡目争いがドロ沼化!一周忌の後に安倍派幹部が「麻布の高級料亭」で交わした「密談」
7/10(月) 7:00配信
FRIDAY
涙ながらに挨拶した安倍晋三元首相の妻・昭恵氏

安倍晋三元首相の一周忌に伴う法要と直会が7月8日、都内で行われた。

午前中の法要には安倍昭恵夫人(61)、甥っ子の岸信千世議員(32)などの親族の他、岸田文雄総理(65)ら自民党幹部が顔を揃えた。立憲民主党の泉健太代表(48)ら野党議員に加え、経済界や拉致関係者など約300人が参列して故人を偲んだ。



法要終了後、近接するホテルに場所を移した直会は、岸田首相の式辞に始まり、昭恵夫人の涙の挨拶で締めくくられた。午後からの一般献花では数百人の行列ができるなど、今なお国民も未曾有のテロの悲しみから抜け出せていない、といった様子だった。

一周忌が無事執り行われたことを機に焦点となるのは、自民党の最大派閥である安倍派(清和政策研究会)の会長人事だ。現在は塩谷立衆院議員(73)が会長代理を務めているが、水面下では激しいトップ争いが繰り広げられている。安倍派のベテラン秘書がこう明かす。

「安倍派は現在、萩生田光一政調会長(59)、世耕弘成参院幹事長(60)、松野博一官房長官(60)、西村康稔経済産業大臣(60)、高木毅国会対策委員長(67)の『5人衆』と下村博文代議士(69)、塩谷代議士の7名が派閥の中心にいます。昨年行われた会長を決める話し合いの中では、波風立たぬように年長の塩谷さんを会長代行にする“妥協案”で落ち着いた。新会長には一部から萩生田さんを推す声もありますが、ポスト安倍を巡る争いが激化しつつあります」

中でも慌ただしい動きを見せているのが、党内でも総理を目指す、と強い意欲を見せている西村大臣と世耕参院幹事長だという。

「高木国対委員長は細かいミスが多く、昨年11月には野党側が要求した与野党国対委員長会談を拒否し、最終的に松野官房長官が野党側に謝罪する事態を招いた。今国会でも汚名返上ができず、『国対は高木さんじゃダメだ』と囁く者も多い。さすがに本人もそれに気づいていて、自身がトップになるのは難しいと感じているのでしょう。高木さん自身を含めた5人が共同で派閥運営をするという提案を行い、これに同意する代議士達と新会長を望む声で二分されているのが現状です。

ところが、5人衆の中でも西村大臣などは自身が会長へという野心が見え隠れしますし、世耕さんも衆議院には知らせずに参院だけで派閥内の極秘研修会を静岡で行うなど“裏工作”も行ってきた。ただ、その研修会では写真撮影禁止、SNS禁止が命じられ、更にJRパスの使用まで禁止され、参加した議員も『貴重な休日を潰し、囲い込みのためだけの研修会でした』と嘆いていましたね」(同前)

こういった後任人事を巡るゴタゴタは、かつて派閥の長だった安倍元首相の一周忌の直後にも起こっていた。献花を含む一連の行事が終わった後、安倍派の議員達は、足早に車に乗り込み麻布(港区)にある完全予約制の高級料亭へ向かったのだ。

FRIDAYデジタル編集部が確認した限り、料亭には派閥内の幹部達に加え、衆議院議長の細田博之(79)、稲田朋美元防衛大臣(64)ら錚々(そうそう)たるメンバーが集結。3派閥の今後の運営を肴に箸を進めていたという。

前出のベテラン秘書が続ける。

「ただ、明確な方針は決まらなかったといいます。安倍派所属ながら法要だけ参加して地元に戻った議員は少なくなく、半分以上が会食を欠席していた。とくに若手ほど“遠慮”して参加を見送っていたそうです。秋解散も囁(ささや)かれるなか、多くの議員が週末は地元で真面目に活動をしており、幹部が安倍さんの命日に高級料亭で会食しているのはいかがなものか、という意見も当然ありました」

実際、欠席した安倍派の議員は「お世話になった安倍さんの命日に跡目争いの話を聞く気にはどうしてもなれなかった」とその胸の内を明かす。

自民党最大派閥の会長争いは、今後の政権運営にも大きく関与してくるだけにできるだけ禍根を残さないように慎重に進めたい、という思惑が伝わってくる。会長人事は今後、本格的に議論される予定だが、自身の命日にまで派閥内の権力闘争が行われるとは、安倍元首相も草葉の陰で泣いているかもしれない。

FRIDAYデジタル

8672OS5:2023/07/12(水) 08:58:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b7aa2c4a84a2bb8bbd72f9fd2cd6b35e48268e6
一周忌のウラで、安倍派は「分裂寸前」へ…関係者が明かした、キーマンになる「大物議員」の名前
7/12(水) 8:03配信


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現代ビジネス
昭恵夫人の涙
photo by gettyimages

 「清和会はみんな仲良しなんだよー」
「一致団結してやっていこうと話した。分裂なんてしないよー」

【写真】再逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する

 赤ら顔の柴山昌彦元文科相(57)はそう語ると、「ビール、日本酒、ワイン、今日は楽しく飲んだなー」といい添えて、ふらつく足取りで最寄りの広尾駅を目指した。

 7月8日、港区の料亭「有栖川 清水」に清和会(安倍派)所属の議員の半数が集った。ちょうど一年前、憲政史上最長の政権を担った安倍晋三元総理が凶弾に倒れた。当日昼には増上寺で一周忌が、近くのホテルで直会も営まれた。

 「昭恵夫人は焼香で涙をこぼすと、岸田総理や麻生さん、菅さんの元総理が偲ぶ言葉を寄せる度に、ハンカチで何度も目元を拭っていました。昨年9月の国葬では気丈に振る舞っていただけに、もらい泣きする参列者もいました」(法要参加者)

 参列者一人ひとりに丁寧に頭を下げた昭恵夫人(61)。直会ではこう述べていたという。

 「今日はつい気が緩んで泣いてしまいました。岸田総理をはじめ主人の意志を継いでくれる方も増え、主人が撒いた種を百年、二百年後も咲きますように、主人が愛した日本をよろしくお願いいたします。私も微力ながらお手伝いしていきたい」

2人と「五人衆」の綱引き
 一周忌を迎え、安倍家としてはひとつの区切りを迎えたことだろう。しかし、安倍氏が会長を務めていた清和会(安倍派)は混乱が収まらない。国会議員100名からなる最大派閥で、新しい会長が決まらないまま一年が経過した。

 「会長代理の2人と、五人衆の綱引きが起きている」

 清和会の中堅議員はそう述べる。会長代理とは、塩谷立元文科相(73)、下村博文元政調会長(69)両会長代理。この一年、派閥運営の中心を担った。

 五人衆とは、松野博一官房長官(60)、西村康稔経産相(60)、萩生田光一政調会長(59)、高木毅国対委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(60)。5人の幹部による集団指導体制を取り、いずれ総裁候補や会長を決めていく、という考えだ。

 「五人衆による指導体制となれば、会長代理の2人はこの1年間、派閥を切り盛りし、他派閥との窓口となっていましたが、外される。年齢的にも一丁上がりで半隠居にされるので、抵抗している。

 下村さんは会長に意欲を示し、若手を食事に誘うなど精力的でしたが、実施的なオーナーの森喜朗元総理が首を縦に振らず、森さんの健康が悪化すれば……、と悪い冗談も胸内をよぎることでしょう」(清和会中堅議員)

キーマンは萩生田
 五人衆も現状はまとまっているが、同床異夢で、いずれ対立は深まる。前述の議員は「次の人事次第」と指摘し、こう続ける。

 「萩生田さんが幹事長となれるか否かにかかっている。幹事長となれば党のカネと人事を掌握できる。清和会は安泰となり、萩生田さんが会長兼総裁候補ともなる。萩生田さんは森さんの寵愛も受けており、残りの幹部も反対しづらい。

 しかし、人事は総理の考えること。現幹事長(茂木敏充)がその権力をすんなり手渡すはずもない。麻生派を含め、他派閥も幹事長ポストを狙う。

 安倍さんが存命ならば、総理も清和会の意向を汲まねばならなかったし、数の力で他派閥を圧倒できた。しかし、その安倍さんはもう居ない……」

 萩生田氏は7月9〜13日の日程でベトナム、ラオス、タイを訪問。帰国後、派閥運営について話し合いがもたれる。とはいえ、1年間も決まらなかったものが、すんなり決まるはずもない。このまま時間だけが流れ、人事でも冷遇されると、安倍夫妻の想いの詰まった派閥は散り散りとなるのではなかろうか。

 (文中一部敬称略)

 取材・文/岩崎大輔

現代ビジネス編集部

8673OS5:2023/07/12(水) 10:35:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/f32f4b27f645e9f53381649babdf1b80795a5990
安倍氏の死から1年、会長不在の安倍派を横目に「菅の復権」と「岸田の勝負」
7/12(水) 6:02配信
 安倍晋三元首相が非業の死を遂げてから1年が経った。安倍の不在は、自民党内に権力の空白を生み出し、100人を擁する最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の混迷のみならず、与野党、メディア、世論にも今なお大きな影響を与えている。安倍政治は何を残し、今の政治にどう影響しているのか。(敬称略)

■ 徹底した野党分断

 安倍が長期政権を維持できた理由はいくつも挙げられる。それについては、政策、政局の両面において、すでに多くの側近や官邸スタッフ、ジャーナリストや政治記者が分析しているので割愛する。改めて注目したいのは、安倍が臨んだ国政選挙すべてで、野党が激しく分断、分裂を繰り返してきた点だ。

 安倍は2012年の衆院選、13年の参院選、14年の衆院選、16年の参院選、17年の衆院選、19年の参院選の計6度の国政選挙で勝利した。衆院選については、タイミングの妙、参院選に関しても党勢拡大等さまざまな要因があるが、野党がまとまらなかったことが最もプラスに働いている。小選挙区制が導入された1996年以降、野党は幾度となく、結集を図ってきたが、第2次安倍政権以降の野党の分断ぶりは際立っている。

 安倍の6連勝に寄与したのは、日本維新の会の伸長である。維新の地盤である大阪の自民党を捨ててもいいぐらいのつもりで、維新との蜜月を維持した。維新の目を安倍に向けさせることで、立憲民主党をはじめとする民主党系の野党は維新を攻撃する。維新と民主党系がまとまらなければ自公政権を倒すことができない。だから、野党をとにかく分断させる――。これが、安倍の持論である。

■ リベラル政党のお株を奪い続けた安倍氏

 野党分断策は、政権維持の要諦ではあったが、それだけでは新鮮味も革新性もない。安倍が斬新だったのは、従来のリベラル政党が取り組むべき「女性活躍」や「賃上げ」や「働き方改革」などの国内政策を強力に推進し、野党の“お株”を奪い続けたことに尽きる。

 同じような試みは田中角栄政権など歴代内閣も行ってきたが、安倍の場合は労働組合までも引き込むなど、異次元レベルで踏み込んだ。そうこうしているうちに、民主党系は「昭和型で既存組織の味方」のようなイメージが増幅され、少子化対策やスタートアップ育成が安倍政権の専売特許となっていく。

 安倍は外交・安全保障政策で同じ価値観を共有できる維新との協調をことさら重視した。官房長官として安倍政権を一貫して支えた前首相の菅義偉は、日常的に維新幹部と連絡を取り合っていた。経済・労働・産業政策で民主党系の出番を奪い、外交・安保政策で維新を取り込む。

 経済政策で対決しづらいから、民主党系は必然的に安倍の外交・安保政策批判に夢中になる。しかし、維新はすでに安倍サイドについている。「タカ派の安倍!  右翼の安倍!」という非難や追及だけでは、国民はついてこない。野党の団結阻止こそが、安倍の真骨頂で、この遺産は今なお有効に活用されている。

8674OS5:2023/07/12(水) 10:35:58
■ 安倍礼賛の保守派が菅を担ぐか否か

 安倍亡き後、最も困っているのは、いわゆる保守派の言論人たちである。「Hanada」「正論」などは、安倍特集を毎月のように組み続けており、その政治的遺産の振り返りと継承に躍起になっている。

 ただ、いつまでも安倍を「至高の神」として崇めているわけにはいかない。安倍礼賛も今回の一周忌がピークにならざるを得ない。となると、早急に安倍の後継者を見つけないといけない。今のところ、清和政策研究会の「五人衆」(高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、西村康稔経産相)が安倍の後継候補とみられているが、保守派言論人たちには物足りない。

 そこで、徐々に支持を集めているのが菅である。安倍亡き後、安倍路線を継承できる首相経験者で、再登板を狙えるのは菅しか存在しないからだ。だが、菅政権時代、保守派言論人たちは菅に冷たかった。イデオロギー色が安倍より薄いからだ。菅は安倍礼賛の保守派言論人たちの、自らに向けられた視線を決して忘れてはいないだろう。

 ただし、世論に一定の影響力を保ち、自民党の有力支持基盤となっている保守派言論人たちの力を知り抜いているのは菅である。安倍応援団ともいうべき保守派言論人が応援するなら、もはや菅しか残っていない。菅もその動きに気づいている。

 菅は真剣な顔で「趣味は安倍晋三」と公言し始めた。安倍応援団が、菅応援団に変わる可能性がにわかに出てきたというわけだ。安倍派が1年経ってもトップを決められない中、インドを訪問するなど精力的に動いている菅の姿は復権への野心を感じさせる。

 岸田文雄首相が「脱安倍」を図ろうとする中、「安倍回帰」の旗を振って菅が仕掛ける場面は今後、出てくるだろう。

■ 解散・総選挙の時期

 安倍は2014年と17年、いずれも先手必勝といえる衆院解散を断行している。首相の岸田も今年6月、解散風を強く吹かせて、その再現を狙った節があるが、見送られた。この解散見送りが致命傷となり、政権の求心力がなくなるとの懸念はいまも広がっている。岸田は焦っているだろう。

 岸田は、安倍のように戦略的に、政局的に解散を打ちたいと思っている。安倍の呪縛、安倍時代の成功体験は岸田の脳裏に深く刻まれている。

 岸田が衆院解散に打って出る時期は、おおむね4パターン考えられる。(1)年内、(2)来年9月の総裁選前、(3)来年9月の総裁選以降、(4)再来年の衆参ダブル選――である。勝負に出るのはいつなのか。

 秋の政治日程をおさらいする。

 巷間いわれているように、内閣改造・党役員人事は9月11日の週に行われる公算が大きい。9月7日にインドネシア・ジャカルタで開かれる東アジア首脳会議(EAS)、同月9〜10日にインド・ニューデリーで開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20)、同月20日前後にニューヨークで開かれる国連総会等の外交日程が詰まっているからだ。

 最短での衆院解散は9月下旬の臨時国会召集で、諸々の日程を勘案すると、10月3日公示、10月15日投開票が最も早い想定だ。10月17日公示、10月29日投開票説も永田町では流布されている。

 ポイントとなるのは防衛費と少子化対策の財源問題だ。岸田は財源についての結論を出していない。

 安倍は『安倍晋三回顧録』(中央公論新社)で、財務省に関して「自分たちの意向に従わない政権を平気で倒しに来る」と指摘しつつ、14年4月と19年10月の計2回、増税を実施した。安倍は嫌いな財務省と戦いながら、重大な決断を下した。

 岸田は大好きな財務省と、どのように話をつけるのか。財源問題に決着がつけば、岸田の長期政権が見えてくる。

紀尾井 啓孟

8675OS5:2023/07/13(木) 18:00:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaeb6157457b41845774cfe470df199a0c2a4924
岸田首相の懐刀、木原氏周辺に〝文春砲〟官邸去った後の相談相手は国民・玉木代表に? 永田町で注目される人事と解散
7/13(木) 17:00配信

夕刊フジ
岸田首相は「懐刀」木原氏の処遇をどう判断するのか

【ニュース裏表 安積明子】

「これで年内の衆院解散はなくなりましたね」

こう水を向けると、ある議員は静かにうなずいた。

「これで」というのは、先週発売の週刊文春(7月13日号)が報じた、木原誠二官房副長官の親族に関する〝疑惑〟だ。

木原氏の顧問弁護士は5日、司法記者クラブに宛て、「マスコミ史上稀(まれ)にみる深刻な人権侵害」として、抗議の意を表明する「御通知」を送付した。文書によると、木原氏側は、週刊文春の発行元の文藝春秋社や、記事の関係者を刑事告発する意向だという。

岸田文雄首相の「懐刀」とされる木原氏は官邸を取り仕切る立場だ。内閣支持率が下落する現在、今回の「文春砲」は痛い。

仮に、腹心の木原氏が官邸を去った場合、岸田首相の相談相手は誰になるのか。もしかしたら、国民民主党の玉木雄一郎代表かもしれない。

木原氏と玉木氏は、東大法学部から大蔵省(当時)に進んだ同期だ。キャリアは見劣りしない。玉木氏は、岸田首相の派閥「宏池会」のトップだった大平正芳元首相と同郷(香川県)で後継を自負しており、親和性がある。岸田政権には是々非々の態度で、玉木氏が率いる国民民主党は、2023年度予算に賛成した。野党としては異例の対応だ。

一部で木原―玉木のホットラインが報じられたことがあるが、永田町で広まるのは両者の「不仲説」だ。木原氏は国民民主党が主張したガソリン税の一部を減税する「トリガー条項の凍結解除」に理解を示さなかったこともある。

実際、自民党と国民民主党の連絡役を担っていたのは、古川禎久法相(当時)と、古川元久国対委員長の「FFライン」とされる。同い年で、ともに東大法学部卒というだけではなく、気心が知れた「大人の関係」だとか。

岸田首相と玉木氏は、以前から頻繁に電話で連絡を取り合う関係だったと聞く。こちらは、木原氏が官房副長官を外れれば、関係はよりダイレクトになり、両党が連立を組むことになっても不思議ではない。

そうなれば、国民民主党の前原誠司代表代行は離党し、京都府議会と市議会で統一会派を結成する日本維新の会と合流し、一気に政界再編が進む…。という流れも想定できる。

だが、木原氏はそう簡単に、官房副長官の地位を手放さないかもしれない。もしそうなれば、岸田首相は衆院解散のタイミングをつかみあぐね、内閣支持率は、ますます低下していくのではないか。 (政治ジャーナリスト)

8676OS5:2023/07/14(金) 08:15:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/20f330df77fe5095003b2148e6958d1fee777e3b
安倍派の後継騒動 小泉純一郎元首相による裁定へ期待の声 森喜朗元首相が提唱「集団指導体制」の不評が背景
7/13(木) 18:41配信


カナロコ by 神奈川新聞
竹内英明県議の合同葬に出席した小泉純一郎元首相(前列右)。隣は息子の進次郎氏=6月28日、横須賀市のプラザヨコスカ

 故安倍晋三元首相の派閥の後継会長選びが混迷を深める中で、かつて同派を率いた小泉純一郎元首相による裁定を求める声も聞かれ始めた。森喜朗元首相が提唱した「集団指導体制」の不評が背景にあるとみられ、方針決定のために20日に予定されている派閥会合が「裁定なし」となるならば、もつれそうな気配だ。

■白紙委任ノー

 同派運営を巡っては、これまでに世耕弘成自民参院幹事長、高木毅国会対策委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の5人による集団指導体制の採用が浮上。同派暫定トップの下村博文、塩谷立両会長代理との対立が深まっている。

 対立が露呈した6日の派閥会合では、塩谷氏が安倍氏一周忌後への議論持ち越しを宣言し、いったん矛を収めた状態だ。自民党幹部によると、下村氏は10日の国会内での講演で「会長を置くべきだ」と明言し、集団指導に反意を示した。

 関係者の話を総合すると、集団指導への支持が広がらない理由は二つある。一つは「岸田文雄総理への白紙委任となる」からで、「党総裁候補となる会長が不在のまま来秋の総裁選に突入すれば不戦敗が濃厚」(同派関係者)という。内閣の支持率が低迷する中、得策ではないとの見立てだ。

■キーマン変更

 もう一つは構想を推進しているのが森元首相ということだ。下村氏は講演で「5人は森元首相からお墨付きを得たように振る舞う」と説明。8日の一周忌法要の出席者によると、森氏は法要後に5人組の1人をつかまえ「しっかりしろ」と一喝したとされる。

 安倍派の中堅議員は「森さんは東京五輪を巡る収賄事件で名が挙がったばかり。それがキーマンとなっては国民の心証が良いはずがない」と本音を明かす。裁定役を模索する中で、小泉元首相の存在が浮上してくるゆえんだ。

■一喝で覚醒?

 小泉氏は3度目の総裁選に派閥を抜けて出馬し「脱派閥」を掲げた。首相退任後も復帰しなかった。しかし安倍晋三氏が第1次政権を体調不良を理由に退任した直後、派閥総会に突然出席。「人生には上り坂もあれば下り坂もある。もう一つ『まさか』という坂もある」などと話して派内をなだめた。後に再登板を果たした安倍氏は「動揺を鎮め、派の結束を維持してくれた小泉さんのおかげでまた復帰できた」と謝意を口にしていたという。

 さらにさかのぼると三塚博氏が会長就任当時、若手の小泉氏は派内に分派の動きが出るや「筋が通らない」と懐柔による収拾構想を一蹴。「造反議員」とされた者をドア前に立ちふさがって派閥会合に入れない「身体を張った実力行使」(安倍派議員秘書経験者)を見せた。そんな「小泉神話」の信奉者はいまだ多いといい、先の中堅議員は「小泉さんに『派閥なんかやめてしまえ』と一喝してもらえば、みんな目が覚めるだろう」と覚醒効果を期待した。

神奈川新聞社

8677OS5:2023/07/14(金) 11:51:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eba79d3deef569f14845ed59069bc7390972173
小渕氏?上川氏?野田氏?稲田氏?高市氏? 派閥の力学、過去の不祥事…内閣改造と自民党内人事、女性登用増に立ちはだかる壁
7/14(金) 9:10配信

西日本新聞
首相官邸

 9月に想定される内閣改造・自民党役員人事は、女性登用も焦点の一つ。現在女性閣僚は2人にとどまり、先進7カ国(G7)で最低水準。ジェンダー平等の視点に乏しいとの指摘を払拭できるか注目される。有力候補とされる議員の中には過去の不祥事や派閥内の思惑も絡み、岸田文雄首相は難しい判断を迫られる。

【図表】第2次岸田改造内閣の顔触れ

 筆頭格は茂木派の小渕優子組織運動本部長。6月、都内で開かれた小渕氏のパーティーでは、小渕氏の後ろ盾だった故青木幹雄元官房長官の盟友で、岸田首相と良好な関係にある森喜朗元首相が「小渕氏を華やかな舞台に登場させたい」と発言、首相に秋波を送った。官房長官など重要ポストがささやかれている。

 別のパーティーでは、首相最側近の木原誠二官房副長官が「世界では若い世代がリーダーとして働いている。小渕さんも先頭に立っていただかねばならない」と持ち上げてみせた。党関係者は「ポスト岸田を狙う茂木敏充幹事長へのけん制だ。彼女を生かす手はいかようにもある」と解説する。小渕氏は、政治資金規正法違反事件を巡り、2014年に経済産業相を辞任した負のイメージがつきまとっているのが懸念材料。

 上川陽子幹事長代理も存在感を高めている。米上院議員政策スタッフを務めた国際派で、法相などを歴任。賃上げ実現などの主要政策に携わり、所属する岸田派の中堅は「実務能力が高く優秀だ」と太鼓判を押す。

 無派閥の野田聖子前女性活躍担当相も注目の一人。21年総裁選で挑戦4回目にして初めて推薦人20人を確保し出馬にこぎ着けた。女性登用拡大などに積極的で、中堅は「ダイバーシティ(多様性)を実現できるリーダー。時流を読んで世論に訴えれば長老政治を打破できる」と期待を寄せる。

 安倍派では、稲田朋美元防衛相の処遇に関心が集まる。防衛費増額に伴う増税方針に賛同するなど首相に接近する言動が目立つ。派内で慎重論が根強いLGBTなど性的少数者への理解増進法を巡っては、21年に超党派での合意案を取りまとめていただけに非難の声はなおある。派中堅は「稲田氏を重用すれば安倍派をかき乱す」とけん制する。

 失速気味なのが、故安倍晋三元首相に近かった保守派の高市早苗経済安全保障担当相。放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を捏造(ねつぞう)と主張し、奈良県知事選では県連会長ながら保守分裂を招いて惨敗した。ただ首相にとっては岩盤保守層をつなぎ留めるメリットがあり、保守派議員は「敵に回せば厄介な相手。閣内に置いておく方が賢明だ」とくぎを刺す。 (御厨尚陽、大坪拓也)

西日本新聞

8678OS5:2023/07/16(日) 22:23:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7c4646b7566e0e6174bf6d8a810508f0f096432
小渕優子氏の表舞台復活はあるか 内閣改造&自民党人事へ注目 順風ばかりでなかった政治家人生
7/16(日) 11:00配信
日刊スポーツ
青木幹雄元官房長官の訃報を受け、報道陣の取材に応じる自民党の小渕優子組織運動本部長(2023年6月12日撮影)

 「夜の10時半に電話をかけてきて、あなた、その質問はないでしょうと(笑い)」。

 今年6月、自民党の鈴木貴子衆院議員が在職10年を記念して、都内で開いた感謝の集い。来賓の1人としてあいさつに立ち、こんな言葉を口にしたのは、同党の小渕優子組織運動本部長(49)だ。自身の父小渕恵三氏が首相時代、官房副長官を務めた鈴木宗男氏の長女で、小学生のころから知っているという貴子氏に、かつて子づくりに関する相談を夜間の電話で受けたことがあるという思い出話を披露し、場内の笑いを誘った。


 通常国会が終わって1カ月が経過し、永田町周辺は表向き静かだが、岸田文雄首相が9月にも踏み切るとみられている内閣改造や自民党役員人事に向けて、水面下での「ざわつき」は続いている。その改造や人事に向けて、いろんなところで名前を聞くのが、この小渕氏だ。岸田首相が、何らかの形で小渕氏を起用するのではないかという見方。本当にそうなれば久しぶりの「表舞台」復帰となる。

 父が首相在職中に急死し、急きょ地盤を継いで2000年の衆院選に出馬し、26歳で初当選した小渕氏も今年、50歳になる。初当選時は「政界のサラブレッド」などと呼ばれ、麻生内閣では、少子化担当相として、戦後最年少の34歳で初入閣した。その後、第2次安倍内閣の経産相時代、関連政治団体をめぐる政治資金の問題が発覚し、更迭された。関係者がデータ入りのパソコンハードディスクに工具で穴を開けたとして、「ドリル優子」と批判され、表舞台で活動しにくい状況が続いた。2021年10月の岸田政権発足に伴い、自民党組織運動本部長に就任。「復活」への道筋も見え始めたが、政治資金問題で受けたダメージは、今もくすぶっている。

 それでも、永田町で取材をすると、小渕氏については「幹事長など自民党4役」や「官房長官」や「閣僚」など、さまざまなポスト予想が飛び交っていると聞いた。特に、自民党の要職ポストとなると、小渕氏が所属する茂木派(平成研究会)会長、茂木敏充幹事長の立場との兼ね合いも生じるため、「将来の派閥会長候補」とされる小渕氏とのセットで、茂木氏の去就も関心を集めている。

 永田町関係者は「茂木氏は仕事はできる人だが、人当たりがあまり良くない。ご本人も最近は親しみやすさをアピールしているが、ポスト岸田を狙う茂木氏があまり力を持ちすぎると困るのも、岸田首相。今回の改造や人事の最大関心事は、首相が茂木氏をどう処遇するのか。それによって小渕さんの処遇も固まってくる」と話してくれた。

 生前、茂木派に強い影響力を持っていた青木幹雄元官房長官が6月に亡くなり、青木氏との関係性の悪さが有名だった茂木氏と、小渕内閣の官房長官だった青木氏が後見役でもあった小渕氏の「パワーバランス」に、今後変化が出るという分析もある。ただ、自民党関係者は、岸田首相は小渕氏のことを「買っているのではないか」と話す。

 小渕氏は酒豪で知られ、「ノミニケーション力」もあるといい、同じ酒豪の首相は親近感を感じているという。3月に来日した韓国の尹錫悦大統領との夕食会では、最も酒が強い日本の政治家として、小渕氏の名を挙げて紹介した。また、岸田首相は尹氏と菅義偉前首相の会談の場に、当初予定になかった小渕氏を同席させた。小渕政権時の1998年に「日韓共同宣言」が出されており、首相が重視している日韓外交の「カード」としても、小渕氏は存在意義を見いだされている。

 野田聖子氏や高市早苗氏、都知事に転身した小池百合子氏など、自民党では「女性初の総裁→首相」を目指して総裁選に出馬した女性議員たちがいるが、総裁はもちろん党ナンバー2の幹事長にも、まだ女性の登用は実現していない。自民党内には、今回の内閣改造や自民党人事で、首相が女性や若手議員の積極登用を考えているとの見方もある。もし小渕氏が要職に抜てきされるようなら、女性総裁候補の「世代交代」にもつながるという声も聞く。

 小渕氏は、冒頭記したパーティーのあいさつの最後に「子どもたちのために良い国を残したいという覚悟で、母として腹をくくり、いばらの道を歩いて行きたい」と口にした。後輩へのエールのようで、自分に向けた言葉のようにも受け取れた。今後もし要職に就いて表舞台に戻ってくれば、政治資金問題も蒸し返されることになるだろう。必ずしも順風ばかりではなかったといえる小渕氏の政治家人生。「転機」が訪れた場合の身のこなし方には、今から関心が注がれている。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

8679OS5:2023/07/17(月) 18:09:51
https://www.asahi.com/articles/ASR7F6VMTR7FUTFK00N.html
自民党麻生派、ぐらつく足元 河野太郎氏苦境、麻生氏側近は不在に
有料記事自民

白見はる菜 松山紫乃2023年7月14日 16時00分
 自民党第2派閥の麻生派(志公会)の足元がぐらついている。岸田政権を中枢で支える主流派の一つだが、会長の麻生太郎副総裁を支えた側近議員が相次いで永田町を去った。将来の首相に意欲を示す河野太郎デジタル相は、マイナンバー制度のトラブルで苦境にあり、失速している。

 「次期衆院選に向けてしっかり備えろ。選挙は勝ってなんぼ。議員は当選するのが仕事だ」。12日夜、東京都内の中華料理店。麻生派や岸田派(宏池会)、無派閥などの10人近くの中堅・若手議員を前に、麻生氏は力説した。経済や皇室、外交などが話題になったという。

 麻生氏が先に帰った後、若手らは「麻生さんは、若手との飲み会もよくやっている。麻生派はうらやましい」と語り合ったという。

 麻生派は河野氏の父で元衆院…


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