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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

6088名無しさん:2021/01/08(金) 11:39:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/700b2a4cbbb0d5f1e9a824da058b0bfa2930100f
感染収束へ首相正念場、長期化なら求心力低下
1/8(金) 9:06配信

 菅首相は7日、新型コロナウイルス対策で「最後の切り札」と言える緊急事態宣言の発令に踏み切った。対策が効果を上げず、宣言が長期化する事態となれば、政権浮揚のカギを握る今夏の東京五輪・パラリンピックの開催も危ぶまれる。政権運営は正念場を迎えようとしている。

■長期化なら求心力低下

 緊急事態宣言は、8日から1か月の短期決戦で飲食店などに絞って新型コロナ対策を講じることで、感染の封じ込めを目指すものだ。首相は7日の記者会見で「(感染)克服のためにはもう一度、皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ない」と理解を求めた。

 首相は経済回復に水を差すとして宣言発令に否定的で、年末年始に感染防止策の徹底や忘年会の自粛などを呼びかけるにとどめた。しかし、東京都の新規感染者数が7日、過去最多の2447人に上るなど、拡大の一途をたどり、宣言発令に追い込まれた。

 自民党の二階幹事長は「事態を見極めた適切な判断だ」と宣言に理解を示している。もっとも、宣言を発令しても、政府の期待通りに飲食店や住民が協力する保証はない。昨年4月に続いて2度目の宣言となるため、「国民の意識を引き締める効果は限定的ではないか」(内閣府幹部)との弱気な見方も出ている。

 宣言を解除するには、新規感染者数などの6指標が改善し、感染状況が最も深刻な「ステージ4」から「ステージ3」の水準まで下がることが目安となる。解除へのハードルは高く、首相周辺は「2月7日までの宣言が延長になる可能性もある」と表情を曇らせる。

 首相は2月7日までの宣言解除後、2月下旬までに新型コロナのワクチン接種を始めて感染の広がりを抑え込むというシナリオを描いている。東京五輪の開催にこぎつけ、内閣支持率を上向かせたい考えだ。この日の記者会見でも、接種と五輪の実現で「国民の雰囲気も変わってくるのではないか」と期待感を示した。

 3月25日には、福島県から聖火リレーがスタートする。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の3月来日も取り沙汰されており、五輪関係者は「3月まで宣言が続くとまずい。遅くとも2月下旬くらいまでには終了してもらわないと」と語る。五輪開催が危ぶまれる事態となった場合、首相の求心力低下は避けられない。

 安倍内閣は、昨年4月の宣言発令後、内閣支持率と不支持率が逆転した。自民党内では、党が昨年末に行った次期衆院選の情勢調査で、「現有議席を30議席以上減らす」との結果が出たとする情報が駆け巡っている。菅内閣の支持率下落が続けば、党内の動揺はさらに広がりそうだ。

6089チバQ:2021/01/08(金) 14:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/700b2a4cbbb0d5f1e9a824da058b0bfa2930100f
感染収束へ首相正念場、長期化なら求心力低下
1/8(金) 9:06配信




新型コロナウイルス感染症対策本部で、緊急事態宣言を発令する菅首相(右から3人目)(7日午後、首相官邸で)=源幸正倫撮影
 菅首相は7日、新型コロナウイルス対策で「最後の切り札」と言える緊急事態宣言の発令に踏み切った。対策が効果を上げず、宣言が長期化する事態となれば、政権浮揚のカギを握る今夏の東京五輪・パラリンピックの開催も危ぶまれる。政権運営は正念場を迎えようとしている。

【動画】これは便利…買い物かごの自動除菌装置が登場

■長期化なら求心力低下

 緊急事態宣言は、8日から1か月の短期決戦で飲食店などに絞って新型コロナ対策を講じることで、感染の封じ込めを目指すものだ。首相は7日の記者会見で「(感染)克服のためにはもう一度、皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ない」と理解を求めた。

 首相は経済回復に水を差すとして宣言発令に否定的で、年末年始に感染防止策の徹底や忘年会の自粛などを呼びかけるにとどめた。しかし、東京都の新規感染者数が7日、過去最多の2447人に上るなど、拡大の一途をたどり、宣言発令に追い込まれた。

 自民党の二階幹事長は「事態を見極めた適切な判断だ」と宣言に理解を示している。もっとも、宣言を発令しても、政府の期待通りに飲食店や住民が協力する保証はない。昨年4月に続いて2度目の宣言となるため、「国民の意識を引き締める効果は限定的ではないか」(内閣府幹部)との弱気な見方も出ている。

 宣言を解除するには、新規感染者数などの6指標が改善し、感染状況が最も深刻な「ステージ4」から「ステージ3」の水準まで下がることが目安となる。解除へのハードルは高く、首相周辺は「2月7日までの宣言が延長になる可能性もある」と表情を曇らせる。

 首相は2月7日までの宣言解除後、2月下旬までに新型コロナのワクチン接種を始めて感染の広がりを抑え込むというシナリオを描いている。東京五輪の開催にこぎつけ、内閣支持率を上向かせたい考えだ。この日の記者会見でも、接種と五輪の実現で「国民の雰囲気も変わってくるのではないか」と期待感を示した。

 3月25日には、福島県から聖火リレーがスタートする。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の3月来日も取り沙汰されており、五輪関係者は「3月まで宣言が続くとまずい。遅くとも2月下旬くらいまでには終了してもらわないと」と語る。五輪開催が危ぶまれる事態となった場合、首相の求心力低下は避けられない。

 安倍内閣は、昨年4月の宣言発令後、内閣支持率と不支持率が逆転した。自民党内では、党が昨年末に行った次期衆院選の情勢調査で、「現有議席を30議席以上減らす」との結果が出たとする情報が駆け巡っている。菅内閣の支持率下落が続けば、党内の動揺はさらに広がりそうだ。

6090チバQ:2021/01/08(金) 17:07:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/50dd487fbb1341a720478629e258bfe356bb7ccc
緊急事態宣言も一転「ザル入国」続行 世界11カ国・地域とのビジネス往来 「親中・親韓」の影響、菅政権の限界か
1/8(金) 16:56配信
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 政府は7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令を決めたが、中国や韓国など11カ国・地域との間で合意しているビジネス関係者の往来については、継続する方向で調整に入った。「ザル入国」との批判を受けて、停止の検討に入っていたが一転した。「親中・親韓派」の影響力が強いとされる菅義偉政権の限界なのか。新型コロナの変異種の侵入が危惧されるなか、与党内からも反発が出ている。

【イラスト解説】新型コロナ感染かな?と思ったら

 「水際対策強化は危機管理上、待ったなしだ」

 自民党の佐藤正久外交部会長は7日、ツイッターでこう訴えた。

 政府は、東京都と神奈川、埼玉、千葉3県を対象とした緊急事態宣言の再発令と並行して、ビジネス往来の停止も検討していた。医療崩壊が指摘されるなか、英国や南アフリカで感染力の強い変異種が発見され猛威を振るっており、水際対策は喫緊の課題だった。

 ところが、政府は一転して継続する方向で調整に入った。「相手国の交渉が必要であり、一律に止めるのは困難と判断した」と伝えられるが、菅首相や周辺に経済優先の意向があったとの見方もある。

 この判断には、与野党から強い反発が出ている。

 自民党の新型コロナウイルス感染症対策本部会合でも7日、ビジネス往来について、「すぐ中止すべきだ」との意見が多数出たという。

 国民民主党の玉木雄一郎代表も7日、継続の報道を受け、ツイッターで、「国民に制約を求めるなら、水際対策の強化が先だろう。自民党もこれでいいのか」と批判した。

 政府としては、中国や韓国など11カ国・地域についても変異種の市中感染が確認されれば入国を停止する方針だが、「ザル入国」を続けていいのか。

 ジャーナリストの有本香氏は「まったく理解不能だ。国民には外出自粛や家族と面会の制限などの行動変容を求めながら、存在が確認されている変異株が流入する水際を止めないとは、筋の通らない話だ。与党内にも反発があるなかで、継続に執着している。『誰のための政治なのか? 中国のためなのか?』と問いたい」と指摘した。

 経済を重視する意見もある。

 評論家の八幡和郎氏は「現在実施されているビジネス往来には賛成だ。海外からの入国だけではなく、日本人がビジネスで海外に行くことにもなるので、日本経済のためにもなるのではないか」と語っている。

6091チバQ:2021/01/08(金) 17:34:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/898ce36657d15c5fa25e65f49336e6cb51d8f585
二階氏「飲食を伴う会合控えて」 党所属国会議員に文書
1/8(金) 16:26配信




自民党の二階俊博幹事長(中央)
 新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出されたことを受け、自民党の二階俊博幹事長は8日、飲食を伴う会合への参加を控えることや、午後8時以降の不要不急の外出自粛の徹底を求める文書を所属国会議員に出した。

 文書では、経路不明とされる感染原因のほとんどが飲食によるものと専門家が指摘しているとして、「まずもって飲食による感染リスクを抑え込んでいくことが感染収束には不可欠」として自粛を求めている。

 国会議員の会食をめぐっては、昨年12月に二階氏が菅義偉首相らと都内のステーキ店で5人以上で会食し、批判を浴びた。

 その後、国会で「夜8時まで」「参加人数4人以下」とする会食ルールの策定が一時検討されたが、日本医師会やネット上で「人数にかかわらず、全面自粛すべきだ」などと批判を受けて見送られていた。
朝日新聞社

6092チバQ:2021/01/08(金) 17:40:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/022ad3c41effd3427b40c61f634d59c950ad0c54
緊急事態宣言“最低限”に固執する政権 「対策小出しの時は過ぎた」与党内からも焦り
1/8(金) 9:50配信




菅義偉首相
 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない首都圏1都3県に7日、緊急事態宣言の再発出を決めた菅義偉首相。この段階でも経済への打撃回避に心を配り、期間を専門家の主張より短い1カ月間に、業種も飲食店などに限定した。全国の感染者数は初めて7千人を突破し、ウイルスの大波が日本を洗っている。政権が混乱を来し、これ以上の「後手」を踏むような余地はほぼ残されていない。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「ここ最近、全国的にさらに厳しい状況となっており、強い危機感を持っている」

 夕方、官邸で開かれた対策本部の会合で、首相は緊急事態宣言に踏み切る理由をこう説明した。続く記者会見では「1カ月後には必ず事態を改善させる」と決意を強調。午後8時までの営業時間短縮に応じた事業者に対し、4都県が行う協力金支払いをサポートするなど、政府の経済対策をアピールした。
 政府高官は夜、国民に首相の危機感が伝わったかと問われ、「受け手が感じることだけど、今日は良かったと思う。伝わったと思うよ」と話した。

 もともと宣言に消極的だった首相。東京都の小池百合子知事らの要請に押し込まれる形で方針転換した後も、その「範囲」を最低限に抑える姿勢に固執した。

 例えば官邸は当初、宣言の期間を「1月末」までとするシナリオで作業に入ったという。「経済への悪影響に加え、宣言後も感染拡大が止まらなかった場合に、期間の延長や業種の拡大といった『次のカード』がなくなる事態を危惧した」。官邸幹部は、対策を小刻みに打ち出す首相の戦略を打ち明ける。

 だがここ数日、そんな思惑を吹き飛ばすようなレベルで全国の感染者数が急伸した。政府の感染症対策分科会の尾身茂会長は5日夜の臨時会見で、宣言の効果によって感染が下火になる時期に関し「どんなに早くても1月末ということはない」と明言。別の専門家からも、宣言の抑止効果を最大限に活用しない姿勢を疑問視する声が続いた。
 複数の政府関係者によると、首相はこうした声に世論がどう反応するかを注視していた。

 尾身氏の発言が大きく報道されると、期間を「2月7日」までと決定。テレビのワイドショーなどが感染爆発を連日取り上げるようになり、官邸は6〜7日、時短の対象業種の大幅拡大を検討のテーブルに乗せた。結局は見送ったものの、霞が関は深夜まで4都県や関係業界との調整に追われた。「方針がころころ変わり、対応しきれない」。省庁職員からは、政府のパニックぶりを憂える声が漏れる。

「もう対策を小出しにする時は過ぎたのに…」
      ■ 

 この日、衆参両院は議院運営委員会で、宣言再発出を巡り審議した。

 野党側が要望した首相の出席を政府、与党側は拒否。立憲民主党の枝野幸男代表が「経済優先の姿勢が、結果的に経済にも悪影響を与えている」「対象が1都3県では不十分」と主張しても、答弁に立った西村康稔経済再生担当相は「12月23日の政府分科会でも、宣言を出す状況にはないとされていた」「感染動向を見ながら専門家の意見を聞いて判断したい」とかわし続けた。
 発出後、4都県以外のエリアで感染者数がさらに急増していく可能性もあるが、官邸中枢は「宣言の対象地域を追加すればいいだけだ」とこともなげに言う。

 首相が、夕方の会見で「感染の波は私たちの想像を超えた」と弁明したことが、とりもなおさず有効な対策を打ち出せていないことを証明している。「もう対策を小出しにする時は過ぎたのに…」(自民党中堅議員)との焦りは、政府、与党内からも上がり始めている。 (東京支社取材班)

6093名無しさん:2021/01/08(金) 20:29:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6048ea0d60eb2388a1e339e440c4213dad9870b
自民党・二階俊博幹事長 首相に「頼られ過ぎ」は逆に不安定要素か 菅政権誕生の流れを主導、押しも押されもせぬキングメーカー
1/8(金) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 自民党の二階俊博幹事長は昨年9月8日、田中角栄元首相の幹事長在任記録1429日を抜いて、歴代最長となった。昨年末で1543日となり、現在も記録を更新中だ。

 二階氏は、安倍晋三政権で総務会長から幹事長に起用され、政治力を高めてきた。中曽根康弘政権時代に総務会長から幹事長となり、「政界の寝業師」と言われた金丸信元副総裁と歩みが重なる。金丸氏は、盟友・竹下登元首相の政権では「事実上の後見人」として党内外ににらみを利かせた実力者であった。

 昨年8月末、安倍晋三首相の突然の辞任後、「ポスト安倍」を選ぶ総裁選で、二階氏は菅義偉政権誕生の流れを主導し、今や押しも押されもせぬキングメーカーとみられるに至った。

 二階氏の政治家人生は、波瀾(はらん)万丈そのものである。

 自民党議員秘書、和歌山県議から自民党最大派閥の田中派から出馬し、初当選を果たした。田中派分裂後は竹下派に、竹下派分裂時は小沢一郎氏に同調して羽田派に属した。さらに、自民党を離党して新生党、新進党、自由党と、小沢氏と行動をともにした。

 小渕恵三政権の自自公連立政権で与党に復帰。小渕改造内閣で運輸相兼北海道開発庁長官として念願の初入閣を果たした。

 その後、自由党の政策が実現されないとして連立解消を主張する小沢氏ら連立離脱派とたもとを分かち、保守新党を結成して連立に残留した。小渕内閣を引き継いだ第1次森喜朗内閣でも留任した。その後、保守新党は自民党に合流、二階氏は約10年ぶりに自民党へ復党した。

 こうしてみると、二階氏が政治家として大成する分岐点となったのが「小沢氏との決別」だったことが分かる。

 二階氏の一流の嗅覚と勝負勘、一気に流れを作る手法、懐の深さ、人情の機微に触れた心配りは、当代随一である。山あり谷ありの政治経歴で培ってきたものだろう。

 しかし、政界は「嫉妬の坩堝(るつぼ)」「権力闘争の連続」である。あまりの隆盛ぶりに、不満のマグマがたまってきているのも事実だ。

 自民党、とりわけ菅首相は、いささか二階氏に頼り過ぎているのではないか。二階氏とてスーパーマンではない。上手の手から水が漏れることもあり得るし、高齢に伴う健康問題は常に付きまとっている。

 二階氏の存在によって政権が安定している半面、頼り過ぎれば、逆に不安定要素ともなる。そのバランスをどうとるかが、今年の課題ではないか。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6094名無しさん:2021/01/08(金) 20:31:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b143b9255855fa9ad4d284da0fd234d03f756ae3
自民・二階幹事長が党議員に「会食自粛令」
1/8(金) 14:39配信

FNNプライムオンライン

自民党の二階幹事長は党所属の国会議員に対し、「会食自粛令」を出した。

二階幹事長がきょう、党所属の国会議員に宛てた文書では「飲食による感染リスクを押さえ込んでいくことが不可欠」だとして、「飲食を伴う会合への参加を控えること」や「20時以降の不要不急の外出自粛の徹底」を要請している。

これに先立って参議院の自民党はきのう「飲食を伴う不要不急の会合は避け、やむを得ず実施する場合は、少人数・短時間で行う。飛沫の拡散に注意する」などとした通達文を出している。

一方、立憲民主党はきのう所属議員に対し、夜の会食の自粛を要請している。

政治部

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7458050f2e9702c27e2599026b827ca859788f
自民 議員に「会食自粛令」 二階幹事長が文書で要請
1/8(金) 17:09配信

自民党の二階幹事長は、党所属の国会議員に対し「会食自粛令」を出した。

二階幹事長が8日、党所属の国会議員に宛てた文書では、「飲食による感染リスクを押さえ込んでいくことが不可欠」だとして、「飲食をともなう会合への参加を控えること」や「20時以降の不要不急の外出自粛の徹底」を要請している。

これに先立って、参議院の自民党は7日、「飲食をともなう不要不急の会合は避け、やむを得ず実施する場合は、少人数・短時間で行う。飛まつの拡散に注意する」などとした通達文を出している。

一方、立憲民主党は7日、所属議員に対し、夜の会食の自粛を要請している。

6095チバQ:2021/01/08(金) 22:06:22
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2101080036.html
夜の会食批判にピリピリ 与野党、衆院選控え活動制限に苦慮
2021/01/08 18:24産経新聞

夜の会食批判にピリピリ 与野党、衆院選控え活動制限に苦慮

自民党役員会後、記者団の取材に応じる二階俊博幹事長=5日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

(産経新聞)

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発令された中、国会議員が支持者らと接する機会として重視する夜の会食や街頭演説が自粛に追い込まれている。衆院選を間近に控え、選挙基盤の弱い議員を中心に対応に苦慮している。

 自民党の二階俊博幹事長は8日、全所属議員に「飲食を伴う会合への参加を控えるとともに、特に20時以降の不要不急の外出自粛を徹底する」よう要請した。立憲民主党の福山哲郎幹事長も7日、「街頭演説(朝・夕含む)、集会の開催等はお控え下さい」「飲酒の有無にかかわらず夜の会食はお控え下さい」との要請文を所属議員に送付した。

 これを受け、地元が宣言の対象となっている立民の早稲田夕季衆院議員(神奈川4区)は7日、「明日から緊急事態宣言中の朝活動、街頭活動を中止します」とツイッターに投稿。国民民主党は会食や地方出張の原則禁止を決定した。

 与野党は当初、宣言下の議員の会食ルールを作る予定だった。立民の安住淳国対委員長の提案に自民の森山裕国対委員長が応じ、6日に「4人以下、午後8時まで」とする方向で調整していた。だが、日本医師会の中川俊男会長が6日の会見で全国会議員に夜の会食の全面自粛を要求。結局、「(中川氏の発言を)重く受け止めて対応することに尽きる」(衆院議院運営委員会の高木毅委員長)とルール作りは見送られた。

 とはいえ、国会議員に向けられた世間の視線は厳しく、従来の政治活動は封印せざるを得ないのが現実だ。「仕事は会食」(立民幹部)との声があるように、国会議員は夜の会食や街頭演説を支持者らと接する貴重な機会と位置付けてきた。自民ベテランが「会食ができない現状は選挙基盤が弱い若手にとって厳しい」と話せば、立民中堅も「駅頭で演説する機会が多い(首都圏の)議員は特に困るだろう」と語る。

 自民関係者によると、先月14日夜に多人数の会食に出席し、菅義偉首相とともに批判を浴びた二階氏も最近は弁当を手に議員宿舎に帰宅しているという。(原川貴郎、今仲信博)

6096チバQ:2021/01/08(金) 22:15:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/807dd17b317a575116b2460ce72b0f418b3680be
「緊急事態宣言」で小池劇場が復活!二階派議員「菅首相がダメなら『首相候補カード』」〈週刊朝日〉
1/8(金) 20:54配信

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小池百合子東京都知事(C)朝日新聞社

 東京などの首都圏の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉政権は1月7日、1都3県に対して2度目の緊急事態宣言を発出した。


 昨年4月、コロナ感染第1波の際には国が主導して全国に出した緊急事態宣言。今回は東京都の小池百合子知事ら1都3県の知事がコロナ対策を担当する西村康稔経済再生相らに申し入れたことがきっかけで発出された。

「新年から、小池劇場のはじまりだよ」

と顔をゆがめるのは、自民党幹部だ。小池氏が急に動き始めたのは、昨年12月29日だったという。12月末になって、東京都の新規感染者数は連日、800人を上回った。「1000人超え」も時間の問題だと、小池氏は首都圏の知事に連絡をとり始めたという。

「小池氏は『首都圏だけでも緊急事態宣言を出したほうがいい』『国とかけあいましょう』などと知事たちに呼びかけたそうです。12月31日には『菅首相に会いにいきましょう』とも言っていたそうです」(東京都議)

 埼玉県の大野元裕知事はすぐに応じた。しかし、千葉県の森田健作知事は「東京都と千葉県では事情が違う」と難色を示した。そこを説得したのが、神奈川県の黒岩祐治知事だった。

 何とか3人の了解をとりつけたものの、皇居で新年祝賀の儀の開催などもあり、アポイントがとれたのは1月2日だった。

「小池氏はテレビなどで、いかにも自分が中心となって会談にこぎつけた雰囲気を出していました。しかし、実際にアポイントをとったのは、神奈川県の黒岩知事。自民党、公明党、与党に太いパイプがあるのを使ってねじ込んだ」(前出・自民党幹部)

 当初、会談には菅首相も当初は加わるとみられていた。しかし、直前になって、菅首相は参加を拒み、4人の知事に対応したのは西村康稔経済再生担当相だった。菅首相は、西村氏に細かく指示をして官邸を後にした。

「菅首相が来ると思っていた小池氏は、西村氏にかなり激しい言葉で緊急事態宣言をと迫った。だが、菅首相は会談前に西村氏に30分以上も『緊急事態宣言を出せば大変なことになる』と繰り返し言って、小池氏主導には乗るなという趣旨の話をしたそうだ。菅首相は小池氏を嫌っていて、最近は会食もしているが簡単には修復できない状況。菅首相は『小池氏は正月から、何を言っているのか』などと愚痴っていたそうだ」(前出・自民党幹部)

 菅首相がそう漏らす背景にあるのは、東京都のコロナ対応への不満だ。昨年12月末、大阪府が飲食店の営業時間を午後9時までと短縮要請をした。だが、小池氏は営業時間短縮に消極的な姿勢で、結局は午後10時とした。この「1時間」が東京都と大阪府の感染状況の「差」ではないかと菅首相はじめ、官邸筋は快く思っていなかった。

 東京都をはじめ、首都圏の新規感染者は右肩上がりに増加する中、菅首相は小池氏に押し切られる形で、緊急事態宣言の発出を決めた。

「経済重視の菅首相は、飲食店のさらなる営業時間短縮でかわそうとし、西村氏にもそう指示を出した。だが、感染が急拡大して医療機関はひっ迫、正月休みが状況をさらに悪化させるとみられ、緊急事態宣言に傾かざるを得なかった。菅首相は、総理になってからは逆風の連続で、かなり弱気になっている。本来なら、東京都だけで申し入れすれば、首都圏の知事を巻き込んで直談判した小池氏の作戦勝ち。また小池氏にしてやられたというのが、菅首相のホンネなのではないか」
 
 と、菅首相に近い衆院議員は心中を代弁する。

6097チバQ:2021/01/08(金) 22:16:16
 国家の危機にコロナ対応で国と地方が対立している場合ではない。それでも、自身の「手柄」としてしまうあたりが小池氏のしたたかさだ。

「小池氏は菅首相に緊急事態宣言を飲ませたことで、ますます政治的には勢いづくはず」

 と、先の都議は指摘する。今年7月には、東京都議選が予定されている。小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会は、前回の2017年にあった前回の選挙では「小池旋風」で都議会第1党にのぼりつめた。しかし、すでに6人の都議が離党。次期都議選ではかなり苦戦を強いられそうだ。

「小池氏は、都民ファーストが大きく議席を減らすことを想定していて、自民党の都議団に秋波を送っている。要は、自民党と都民ファーストで共同歩調ということだ。それは都民ファーストのためというより、都知事から衆院議員に転出することを狙っているためではないか」(前出・都議)

 10月には衆議院の任期も満了となるため、今年は必ず解散がある。そこが小池氏の狙いではないかと、自民党幹部はみる。

「緊急事態宣言で手柄は小池氏だと世論は称賛するだろう。仮に緊急事態宣言がうまくいかなくとも、出しているのは国なので小池氏は知らんぷりを決め込める。小池氏には、衆院解散、総選挙しか頭にないはず。都民ファーストと自民党を一緒に動かせるようにして、都知事から衆院に鞍替えしたときに、支援を得ようという魂胆でしょう」

 小池氏といえば、自民党内では二階俊博幹事長と太いパイプがあることで知られる。二階派の幹部はこう話す。

「小池氏が緊急事態宣言を菅首相に飲ませたことで、党内でも『また小池旋風か』という声もあるね。今のままなら、東京五輪も難しいだろう。『コロナのような災難、災害のようなものが私の在任中に襲ってくるの』と小池氏も愚痴っているそうだ。機を見るに敏な小池氏のこと、チャンスがあれば狙いは国政復帰でしょう。今の菅首相の体たらくには、二階派からも『失敗だった』『菅首相のダメさぶりが出るたびに二階派のイメージも悪くなる』と総スカンになりつつある。一方、二階幹事長と小池氏の関係は、ずっと良好。都議会、都民ファーストと自民党の関係が修復に動いているのには、二階幹事長の仲介もある。小池氏が国政復帰となれば、二階派にとっては1枚、『首相候補』というカードが手に入るということだ」

(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

6098名無しさん:2021/01/09(土) 12:43:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4eed5a5031551ec9cfe6090af1011f868d0e8878
自民、国会議員に飲食伴う会合の自粛求める…立民も街頭演説など自粛
1/8(金) 19:46配信

 自民党は8日、1都3県への緊急事態宣言の再発令を受け、党所属国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう二階幹事長名の通達を出した。午後8時以降の不要不急の外出自粛の徹底も求めたが、前回4〜5月の宣言期間中に求めた地元選挙区入りの自粛は求めなかった。

 立憲民主党は7日、対象地域での街頭演説や集会、夜の会食の自粛を求める通達を党所属議員に出した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/392e25122cfbf4f7caf9c50092f0a827674b954b
二階幹事長が自民議員へ会合自粛文書「不可欠です」
1/8(金) 20:39配信

コロナ禍での国会議員の会食に厳しい視線が向けられる中、自民党は8日、二階俊博幹事長名で文書を発出し、飲食を伴う会合への参加を控えるなどの対応を取るよう、党所属国会議員に呼びかけた。

文書では、7日に1都3県に緊急事態宣言が出されたことを踏まえ、飲食の際に生じる感染リスクを抑え込むことが「感染収束には不可欠です」と指摘。午後8時以降の不要不急の外出の自粛徹底も求めている。

コロナ禍での国会議員の活動をめぐっては、立憲民主党も7日、福山哲郎幹事長名での文書を発出。街頭演説や集会の開催を控えることのほか、「飲酒の有無にかかわらず夜の会食はお控え下さい」、と記されている。国民民主党は7日、所属議員の会食を伴う会合を原則禁止すると発表している。

国会では当初、与野党が協議して会食のあり方のルールづくりを進めることで合意し、「4人以下で午後8時まで」との案も出ていた。

しかし、日本医師会の中川俊男会長が6日の会見で、国会議員でも夜の会食を「全面自粛」するよう要請。「まずは隗(かい)より始めよ、です」と、踏み込んでいた。

国民が夜の会食自粛を求められる中、自主的な自粛に踏み込めない「永田町の論理」への批判が強まり、与野党のルールづくりは一転、見送られていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/06f457f7f2484376baf17702c5247f0909bd7c98
二階幹事長 飲食伴う会合“参加自粛要請”
1/8(金) 21:16配信

自民党の二階幹事長は、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるように要請しました。

自民党の二階幹事長は、緊急事態宣言の発出を受けて、「飲食による感染リスクを抑え込むことが、感染収束には不可欠」として、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう要請しました。特に、午後8時以降の不要不急の外出自粛を徹底することを求めました。

一方、立憲民主党の福山幹事長も、飲酒の有無にかかわらず、緊急事態宣言が出ている1都3県では「夜の会食」を自粛するよう党所属の議員らに要請しました。さらに街頭演説を含む集会も「密」を回避するために控えるよう呼びかけています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a3606a804e3f401ec7b1d0123126c78bbbe29f9
自民・二階幹事長、“飲食伴う会合”自粛要請 党所属国会議員に
1/8(金) 21:38配信

 緊急事態宣言が出されたことを受け、自民党の二階幹事長は党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう要請しました。

 自民党の二階幹事長は8日、緊急事態宣言が首都圏の1都3県に出されたことを受け、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えることや、特に午後8時以降の不要不急の外出自粛を徹底することなど新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、協力するよう要請しました。また、立憲民主党も飲酒の有無にかかわらず夜の会食を控えるなど、感染防止対策に留意した活動を行うよう党所属の国会議員らに要請しています。

 国会議員の夜の会食をめぐっては、与野党が「午後8時、4人まで」などとするルールを設けることで調整していましたが、日本医師会の中川会長が「4人以下の会食なら感染しないと思うなら間違い」と苦言を呈したことなどを受け、ルール化は見送られ、各党の判断で党所属の議員らに自粛要請を行った形です。(08日19:24)

6099名無しさん:2021/01/09(土) 12:43:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/82e5922c0c39a65af518bb7cba7d55c2b2e40169
〝ステーキ会食〟二階幹事長が所属議員に会合自粛要請 逆効果危惧する声も
1/8(金) 22:20配信

 自民党の二階俊博幹事長(81)が8日、新型コロナウイル対応の特別措置法に基づく、緊急事態宣言の発令を受けて、衆参所属議員に飲食を伴う会合の参加を控える文書を出した。

 二階氏が所属議員に宛てた文書では、経路不明とされる新型コロナ感染原因のほとんどが、飲食によるものと専門家が指摘したとして「まずもって飲食による感染リスクを抑え込んでいくことが感染収束に不可欠です」と強い自粛を求めている。

 特に20時以降の飲食を伴う会合への参加については「控えるように」として、不要不急の外出を徹底し、新型コロナ感染拡大の対応に協力を要請した。

 二階氏といえば、昨年12月14日に都内の高級ステーキハウスで、菅義偉首相(72)を始め、芸能人やスポーツ界のVIPら8人で会食したことを受け、ネット上で批判されたことに「意見交換の場だった」と反論して物議をかもした。

 緊急事態宣言下の会食を巡っては、衆参両院で国会議員の会食の在り方のルール作りが持ち上がったが、自民党の衆院議員を中心に「自覚を持って対応すればいい」と反発が相次ぎ、見送られたばかりだ。

 党内は二階氏の文書をどう受け止めたか。

 自民党議員は「すでにネット上で二階氏に対し『自分のことは棚に上げて…』と批判の書き込みがされています。選挙イヤーの今年、党のイメージを悪くする逆効果につながる危険があるのではないかと、心配しています」と不安を語った。

東京スポーツ

6100名無しさん:2021/01/09(土) 12:49:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5a633183473b6734eb8f4c98011530e9e6b8539
早くも「ポスト菅」探し? コロナ対応で求心力低下、自民党内で孤立との見方も
1/8(金) 20:20配信

 急速な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉首相が1都3県で緊急事態宣言に踏み切ったが、対策の遅れに不満が続出して支持率回復の糸口がつかめないままだ。

 自民党内では、早くも「ポスト菅」探しが始まっている模様で、無派閥の菅首相が党内で孤立し始めているとの見方が強まっている。

■ビジネス目的入国を巡っても、下村博文政調会長らから異論

 中国などでも変異ウイルスが見つかったと報じられる中、2021年1月に入って、政府は、中国や韓国など11の国・地域から受け入れていたビジネス目的の入国を停止する方針だと報じられた。

 ところが、緊急事態宣言を発令した7日になって、今度は、一転して入国の継続を決めたと報じられ、ネット上では、今後の影響を懸念する書き込みが相次いでいる。

 「財界の強いご要望もあるんだろ」と推測する向きもあったが、「なんで自国民には制限かけて入国は自由なんだよ...」「国内でいくら頑張って自粛しても意味ない」などと不満がくすぶっている。

 朝日新聞のウェブ版記事によると、菅首相の下で5日に検討したところ、変異種の感染拡大がみられる場合に停止することになったという。経済を重視する二階俊博幹事長側の意向もあるとしている。

 とはいえ、入国の継続について、自民党内では、一枚岩とは到底言えない状況だ。下村博文政調会長が本部長を務める党内の新型コロナウイルス感染症対策本部は7日、入国を全面停止すべきだと意見が一致し、党として政府に求めると報じられた。

 安倍晋三前首相が所属した細田派の下村氏は最近、菅首相に距離を置く姿勢を示している。

唯一拠り所の二階派も、女性総理擁立の動きが見えて...
 1月5日夜に放送されたBSフジの番組に出演した下村氏は、4月25日投開票予定の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補選で自民党が負けた場合について、「菅政権にとって大ダメージになる」とクギを刺した。

 下村氏は、現状では補選の状況は厳しいとし、両補選とも負けるような場合は政局になる可能性まで指摘した。

 一方、菅首相誕生の立役者になった二階氏も、菅首相から距離を取り始めつつあるらしい。関係者によると、首相がGo To トラベルの全国一斉停止に踏み切った後、首相を招いた著名人らとの忘年会で、二階氏は、「Go Toをなぜ止めたのか」といった内容で苦言を呈していたという。

 二階派からは、早くもポスト菅探しの動きも出ているようだ。初の女性総理として、野田聖子幹事長代行を擁立したらどうかとの話が出ていると、いくつかの週刊誌が1月に入って報じるまでになっている。

 政治評論家の有馬晴海さんは8日、菅首相の立ち位置について、J-CASTニュースの取材にこんな見方を示した。

「菅さんは、気の利いた答弁をするのが苦手で、会見をするたびに支持率を下げています。選挙でボーダーラインにいる自民党議員もけっこういて、菅さんの顔では選挙が戦えないと考える人も増えているようです。無派閥ですと、直接応援する人がいませんので、大変でしょうね。二階さんが支えないとその時点で終わりですので、党内で板挟み状態になって、孤立してきているようにも思えます。党内から揺さぶりも始まって、菅さんも官邸でイライラしているとも聞いています」

 菅首相は、解散・総選挙をするまで辞めると言わないとみるが、五輪実施がうまくいかなければ、厳しい状況に追い込まれかねないという。

「選挙は、補選と同じ時期の4月に行われる可能性もありますね。30議席以上減らすと交代論が出てくると思いますが、すでにポスト菅の動きが出てきています。女性総理誕生を目指す二階派のほか、安倍さんの再々登板を望む向きも多いですね。最近、元気になってきており、コロナ後の経済立て直しを期待する声も上がっていましたから」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

6101名無しさん:2021/01/09(土) 13:14:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/c19e5671b8bfedac2ef33447022596078b5f4bfa
菅首相、背水の再宣言 延長含み、国民の協力鍵 政権さらなる苦境も〔深層探訪〕
1/9(土) 8:32配信

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、菅義偉首相が緊急事態宣言の再発令を決断した。感染拡大を抑える「最後のカード」とされ、まさに背水の陣だ。国民の協力が鍵を握るが、関係者の間には懐疑的な見方が強く、早くも延長含みとの見方が広がる。感染状況の悪化を止められなければ夏の東京五輪開催に赤信号がともりかねず、菅政権はさらなる苦境に追い込まれる可能性もある。

 ◇「1カ月では収まらない」
 緊急事態宣言発令を決めた7日の政府対策本部後の記者会見。首相は「この状況を克服するために、もう一度制約のある生活をお願いせざるを得ません」と訴えた。

 今回の宣言は首都圏の1都3県を対象に1カ月の予定で、飲食店に対する営業時間の短縮要請が柱。昨年4月の宣言より絞り込んだ。首相には「前回のように経済が大きく落ち込む事態は避けたい」との思いがにじむ。

 だが、専門家の見方は厳しい。京都大の西浦博教授は、飲食店の時短などに限定した「緩やかな対策」では東京都の感染者数は2月末になっても1日約1300人に上るとの試算を公表。政府分科会の尾身茂会長は5日の会見で、宣言解除について「1カ月未満では至難の業」と指摘した。

 7日の基本的対処方針等諮問委員会では、県境をまたぐ移動の制限を求める声や、宣言解除の目安を2番目に深刻な「ステージ3」としている政府案への懸念が専門家から相次いで紛糾。予定を約30分超過した。背景には、年末からの加速度的な感染急増に直面しても、人の動きが目に見えて減少していないことがある。政府関係者は「国民は言うことを聞かないだろう。1カ月では収まらない。延長になる」と悲観的だ。

 政府・与党は、時短に罰則を設けて強制力を持たせ、協力すれば給付金を支給する特別措置法改正案を2月初めに成立させる方針。同月中のワクチン接種開始へ準備も急ぐ。

 ◇首相、求心力に陰り
 首相は再発令の検討を表明した翌5日、かつて対立を繰り返した麻生太郎副総理兼財務相を首相官邸に招き、昼食を共にした。昨秋の自民党総裁選で菅氏支持の細田、麻生、竹下3派連合を形成した麻生氏との連携は、政権基盤の安定に不可欠。感染拡大が抑えられず「火だるまになった菅政権の姿が見える」と党関係者が冷ややかに眺める中、足場固めに腐心しているようにも見える。

 衆院議員の任期満了を10月に控え、首相が4月25日の衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙に合わせて衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかとの観測も浮上した。政府のコロナ対策への不満や吉川貴盛元農林水産相の現金授受疑惑などで自民党はいずれも苦戦が予想されており、2敗となれば政権には深刻な打撃となる。先に解散することで局面転換を図るとの見立てだ。

 収束の見通しが立たないコロナ禍や相次ぐ「政治とカネ」の問題、内閣支持率の急落で、首相の求心力には陰りが見え始めた。自民党の下村博文政調会長は5日のBS番組で2補選に触れ、「両方負けたら政局になる」と発言。党幹部は、下村氏が9月末の党総裁任期切れに伴う総裁選に意欲を示したとの見方を示し、政府関係者も「もはや総裁選は無風にはならない」と漏らした。

 東京五輪・パラリンピック後の秋の解散論も根強い。二階派幹部は7日、「五輪後には国民の歓声が政権に向かう」と語った。だが、感染を抑え込めずに中止となれば、予定通りの開催を掲げる首相は逆に瀬戸際に追い込まれかねない。

 18日には通常国会が召集される。野党は国民の不満を好機と捉え、首相を徹底追及する構えだ。昨秋の臨時国会で答弁能力への不安を露呈した首相が、態勢を立て直せる材料は見当たらない。

 自民党には、首相自身の手で解散することすら困難との見方も出始めた。「党の支持率は安定している。選挙前に顔を代えればいい」。政権と距離を置く岸田派の中堅議員は「菅降ろし」の可能性に言及。党関係者は「春になっても感染が収束に向かっていなければ、党内がうごめき出すかもしれない」と予想した。

6102名無しさん:2021/01/09(土) 13:50:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/6764c42eaa106f71ef61e5f509ce8c54ec774796
緊急事態宣言も五輪に強気な森会長 不安しかないと批判殺到
1/8(金) 13:12配信

1月7日、首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言が再び発令された。この日、東京都は2447人もの新規陽性者を記録。感染拡大に歯止めがかからず、7月に控えた東京五輪の開催についても危機感が高まっている。

そんななか、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の発言が物議を醸している。

報知スポーツによると同日に都内で取材に応じた森会長は、大会開催について「不安? 全くありません」と発言。続けて「やるのは7月でしょ。今、オリンピックの準備は、ほとんど全部できている」と強調したという。

1月5日には自民党の二階俊博幹事長(81)も、「自民党として、開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」と強い意欲を示したばかり。さらに、「開催しないということのお考えを聞いてみたいぐらいだ」とまで述べていた。

新型コロナウィルスの影響で1年遅れとなった五輪。政府が大会を強行しようとするいっぽう、開幕に向けた準備にも懸念が広がっているという。

「全国的に医療がひっぱくしているなか、看護師らの離職も相次いでいます。そのような状況で、大会開催時の医療体制を確保できるか定かではありません。政府はワクチンによる集団免疫に期待しているようですが、専門家からは懐疑的な意見も上がっています。

昨年の宣言下では利用中止となったトップ選手のトレーニングセンターも、今回の宣言では制限されていません。ですがスポーツ界にも感染は広がっており、合宿の中止や練習の不参加を伝える選手も。

このままだと、3月から予定されているテストイベントも実施できるかわかりません。他にも感染対策や時間の詳細がわからず、聖火リレーの準備が進められないと嘆いている自治体もあります」(全国紙記者)

日刊スポーツの新春インタビューでは、「もう中止はできないから、たとえ無観客という指示が出たとしても工夫してやるべき」と答えた森会長。さらに、再延期についても「できるはずがない」と断言していた。

国民の不安と向き合わず、強気一辺倒な森会長。その姿勢に批判が広がっている。

《こんな状況で不安を感じない考えを持つ人が会長だということに不安しかない》
《森さんは不安じゃなくても国民の多くは不安なんだけど。組織委員会の会長なら自分のお気持ちを表明するんじゃなくて、国民の不安に寄り添ってほしいね。自覚がないんじゃない?》
《立場もあるのでしょうが、あまりにも現実離れしている意見。森って人と二階って人。このご老人二人の言動は理解に苦しみます》

6103名無しさん:2021/01/09(土) 19:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6048ea0d60eb2388a1e339e440c4213dad9870b
自民党・二階俊博幹事長 首相に「頼られ過ぎ」は逆に不安定要素か 菅政権誕生の流れを主導、押しも押されもせぬキングメーカー
1/8(金) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 自民党の二階俊博幹事長は昨年9月8日、田中角栄元首相の幹事長在任記録1429日を抜いて、歴代最長となった。昨年末で1543日となり、現在も記録を更新中だ。

 二階氏は、安倍晋三政権で総務会長から幹事長に起用され、政治力を高めてきた。中曽根康弘政権時代に総務会長から幹事長となり、「政界の寝業師」と言われた金丸信元副総裁と歩みが重なる。金丸氏は、盟友・竹下登元首相の政権では「事実上の後見人」として党内外ににらみを利かせた実力者であった。

 昨年8月末、安倍晋三首相の突然の辞任後、「ポスト安倍」を選ぶ総裁選で、二階氏は菅義偉政権誕生の流れを主導し、今や押しも押されもせぬキングメーカーとみられるに至った。

 二階氏の政治家人生は、波瀾(はらん)万丈そのものである。

 自民党議員秘書、和歌山県議から自民党最大派閥の田中派から出馬し、初当選を果たした。田中派分裂後は竹下派に、竹下派分裂時は小沢一郎氏に同調して羽田派に属した。さらに、自民党を離党して新生党、新進党、自由党と、小沢氏と行動をともにした。

 小渕恵三政権の自自公連立政権で与党に復帰。小渕改造内閣で運輸相兼北海道開発庁長官として念願の初入閣を果たした。

 その後、自由党の政策が実現されないとして連立解消を主張する小沢氏ら連立離脱派とたもとを分かち、保守新党を結成して連立に残留した。小渕内閣を引き継いだ第1次森喜朗内閣でも留任した。その後、保守新党は自民党に合流、二階氏は約10年ぶりに自民党へ復党した。

 こうしてみると、二階氏が政治家として大成する分岐点となったのが「小沢氏との決別」だったことが分かる。

 二階氏の一流の嗅覚と勝負勘、一気に流れを作る手法、懐の深さ、人情の機微に触れた心配りは、当代随一である。山あり谷ありの政治経歴で培ってきたものだろう。

 しかし、政界は「嫉妬の坩堝(るつぼ)」「権力闘争の連続」である。あまりの隆盛ぶりに、不満のマグマがたまってきているのも事実だ。

 自民党、とりわけ菅首相は、いささか二階氏に頼り過ぎているのではないか。二階氏とてスーパーマンではない。上手の手から水が漏れることもあり得るし、高齢に伴う健康問題は常に付きまとっている。

 二階氏の存在によって政権が安定している半面、頼り過ぎれば、逆に不安定要素ともなる。そのバランスをどうとるかが、今年の課題ではないか。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6104チバQ:2021/01/10(日) 12:29:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/df6374519cee48f857efde2a49ce58c9abc49990
コロナ対策で…田村厚労相「ブラック労働」のヤバすぎる裏事情
1/10(日) 7:02配信

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現代ビジネス
仕事量が減らせない
写真:現代ビジネス

 「田村憲久厚労相の疲労が限界に達しています。疲れから、目がかすんだり、物が二重に見えるという症状が出ているそうです。

 答弁の際も、手元のペーパーの文字が読めず、アドリブで答えていることもあるようです」(厚労省キャリア)

 新型コロナ流行以降、厚労省には莫大な業務が降りかかってきた。コロナ対応で残業時間が過労死ラインを超える職員が続出するなか、大臣も例外ではないという。

 「西村康稔経済再生担当相の陰に隠れていますが、実務量の多さでは閣僚のなかで田村さんが群を抜いている。朝から晩まで会議やレクが入り、休みもほとんど取っていない。

 疲れが溜まっているため、官僚からレクを受けている間も、何度も辛そうに首を回す仕草をする。ストレスも溜まっているのか、髪をかきむしっている姿も頻繁に見ます。最近では業務の合間にソファで横になっていることも多いです」(同前)

 田村氏の疲労はピークに達しているようだが、それでも仕事量を減らすこともできないという。

 「田村さんは'02年に第1次小泉政権で厚労省の政務官を務めて以来の厚労族で、第2次安倍政権でも厚労相を務めていたので、実務能力も十分。彼以外に、このコロナ禍の厚労行政を取り仕切れるような人はいないのです。

 もし田村さんに健康問題が起きれば、菅政権は計り知れないダメージを受けると思います」(自民党中堅議員)

 コロナ禍で素人大臣が登板となれば、目も当てられないことになる。

 『週刊現代』2021年1月9・16日号より

週刊現代(講談社)

6105チバQ:2021/01/10(日) 13:34:37
https://news.goo.ne.jp/article/president/business/president_42244.html?page=1
「1分に1回以上登場する"ある口癖"」菅首相の話し方が国民の不安・絶望感を増幅するワケ
2021/01/09 09:15プレジデントオンライン

「1分に1回以上登場する"ある口癖"」菅首相の話し方が国民の不安・絶望感を増幅するワケ

1都3県への緊急事態宣言について、記者会見する菅義偉首相=2021年1月7日、首相官邸 - 写真=時事通信フォト

(プレジデントオンライン)

PRESIDENT Online 掲載

首都圏1都3県を対象にした緊急事態宣言の再発令が決まった。コロナ対策で後手後手の感がぬぐえない菅政権への批判が出るのは必至だ。コミュニケーション・ストラテジストの岡本純子氏は「菅義偉首相は1月4日の約30分の会見内で39回も、語尾に『思います』『思っています』とつけた。自信のなさや責任逃れの印象を与え、人々の絶望感や不安を増幅している」と指摘する——。
■菅首相は30分間の会見内で語尾に39回も「思います」とつけた
コロナ禍の拡大で、菅政権に批判が集中している。すべてが政治の責任というわけでもなく、誰が手綱を握っても難しい局面だ。しかし、この未曽有の危機下でわが国のリーダーの「伝える力」のお粗末さが、人々の絶望感や不安を掻き立てている。

ここで、単なる政権批判をするつもりはない。筆者は、これまで経営者や政治家など世界のリーダーのコミュニケーション術やスキルを研究し続けてきた。そんな「コミュバカ」の視点から、いくつか話し方の提言をしたい。これはリーダーのみならず、誰でもすぐに実行できるテクニックだ。

1月4日、わずか30分ほどの年頭の会見で、菅義偉首相が39回も繰り返した言葉がある。それは、「思います」「思っています」だ。

まず、スピーチの部分では、

・改めてコロナ対策の強化を図っていきたいと思います。
・不要不急の外出などは控えていただきたいと思います。
・国民の皆様と共に、この危機を乗り越えていきたいと思います。
・皆さんに安心と希望をお届けしたいと思います。
・その年が新たな成長に向かう転機となった変革の年であった、こう言われる年にしたいと思います。

数えると、17回。しかも、記者との質疑応答の中では、さらにそのペースが加速し、22回。ひとつの答えに7回も「思います」が使われているケースもあった。

■「やってみるけど、できなかったら勘弁してね」というニュアンス
英語で言えば、I thinkと言い続けたということだろう。I think=私が思いますには……、I believe=私が信じているのは……と言った時点で、それは、「ファクト」=事実ではなく、単なる私見=「オピニオン」となってしまう。私見はエビデンスを持って実証できない。

この「思います」は、日本人がよく使う表現で、筆者がコーチングする企業のエグゼクティブの中でも、気が付かないうちに多用する人は少なくないが、ここまで頻繁に使う例はあまりない。

「強化を図ります」「控えてください」「危機を乗り越えます」「希望をお届けします」「こう言われる年にします」と短く強く言い切ればいいだけのことなのに、ついついワンクッション置いてしまう。癖なのかワザとなのかはわからない。聞く側は、丁寧さ・謙虚さを感じることもあるが、一方で、自信のなさ・責任逃れという印象を持つこともある。

「やりぬきます!」ではなく、「やりぬきたいと思います」では、真剣度が全く違う。前者は覚悟で、後者は「一応、やってみるけど、できなかったら勘弁してね」というニュアンスだ。

6106チバQ:2021/01/10(日) 13:35:00
■「非常に厳しい状況です」「心から感謝します」とシンプルに言わない謎
リーダーシップは語尾に宿る。だから、リーダーには言い切る勇気が絶対的に必要だ。筆者は常々、コーチング相手のエグゼクティブに口を酸っぱくして伝え、徹底的に、このクッション言葉を排除するよう指導する。

排除すべきは「思う」だけではない。

・非常に厳しい状況だと認識いたしております。
・心から感謝を申し上げる次第です。

というように直接的な表現を避けるクセを持つ人が多い。

「非常に厳しい状況です」「心から感謝します」とシンプルには言わないのは、スピーチ原稿を書く官僚特有のレトリックなのかもしれない。安倍晋三前首相の時も同様の表現が頻出したが、こうした回りくどさを排除しようと心がけるだけで、あっという間に話し方を変えていくことができる。

コミュニケーションにおいて大切なのは、「何を伝えるか」だけではない。「どんな思いを伝えるのか」がカギとなる。12月に上梓した拙著『世界最高の話し方』(東洋経済新報社)の中で、世界標準の話し方のノウハウを詳述しているが、政治家の場合、コロナ禍で国民の支持率を分けたのは、話す本人に共感力があったかなかったかということだった。

人々の気持ちに寄り添い、その苦悩を分かち合う姿勢を見せた指導者には支持が寄せられた。一方的に指示を出す「教官型」から、国民の感情を揺さぶる「共感型」へと、求められるリーダー像が変わってきているのだ。

菅首相は会見の中で、「皆さんの不安はよくわかる」「一緒に何とか乗り越えていきましょう」など、国民の思いに共感し、気持ちの伝わる言い回しはしなかった。一方で、緊張感をほぐそうとするのか、照れ隠しなのか、不必要に笑顔を見せる場面があった。

■菅首相は言葉に真摯な「思い」を乗せているか
「言葉に体重と体温を」

これは衆議院議員・小泉進次郎氏が2016年に大学生向けの講演で語った言葉だ。言葉には真摯な「思い」を乗せる必要がある、というわけだ。父親譲りの”小泉流“のパフォーマンスはあまり感心しないが、菅首相はこの自民党の後輩の言葉だけは取り入れるべきかもしれない。

「思います」会見や、「思いが乗っていない」会見を量産してしまうのは、やはり菅首相本人に原因があると言わざるを得ないが、それ以外にも要因がある。内輪の記者だけを招いた「記者会見」方式だ。原稿を読み上げるだけのリーダーも問題だが、記者も用意した質問を読み上げるだけという「予定調和」では、緊張感も生まれない。

1月4日の会見で菅首相は「GoToトラベルの再開は難しい」「緊急事態宣言は限定的に、集中的に行う」などと述べた。だが、この重要なポイントは本来のスピーチの中で言及したものではない。記者から質問されて初めて出てきたのだ。質問されなかったら、言わなかった可能性もある。

「釈迦に説法」で心苦しいが、人に伝える時の最重要ポイントは、冒頭のスピーチにギュッと詰め込んでおくことだ。この際、記者を通じて間接的にメッセージを伝えるという形ではなく、直接、国民に訴える形のコミュニケーションを検討してはどうだろうか。

6107チバQ:2021/01/10(日) 13:35:18
■論語の「巧言令色鮮し仁」を今こそ噛みしめるべし
コロナ禍で、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、イギリスのボリス・ジョンソン首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相といった世界の首脳の多くはビデオメッセージなどを通じて、直接、国民に呼びかけるスタイルをとっている。

記者会見方式では、メッセージを届ける相手である国民とアイコンタクトをとることはできないが、本来は、相手の目を見て伝えるべきものである。

論語の中に「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」という言葉がある。

巧みな言葉を用い、表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、人を思いやる心が欠けているという意味合いだが、残念ながら日本にはこうした価値観を持つ人が少なくない。

菅首相は「言葉よりも、実行である」と信じ、まじめに仕事をし、成果を出すことで国民に報いたいと考えているのかもしれない。しかし、国難において為政者に求められるのは、実行力だけではない。ウィンストン・チャーチル元英首相しかり、フランクリン・ルーズベルト元米大統領しかり、しっかりと国民に向き合い、対話をし、納得させるコミュ力なくして、リーダーシップは発揮しえない。

■ボールを投げずに、念力だけでキャッチボールをすることはできない
コミュニケーションはリーダーとしての資質の根幹であり、それをおろそかにするものはリーダーとしての資格がないに等しい。だが、この自覚があるリーダーが経営者も含めて、日本には少ないのも事実だ。

菅首相は自分の信念を強く持ち、特にコミュニケーションに関しては、周囲の提言を聞かないタイプという評判も聞こえてくる。もしかしたら、話し方を変える自信がないのかもしれないが、話し方は才能ではない。正しいやり方さえを学べば、何歳からでも、必ず、簡単に変えられるものだ。

ボールを投げずに、念力だけでキャッチボールをすることはできないし、無作為に投げたい球だけを放られても、受け止めきれない。どういった球、どういった投げ方なら相手のど真ん中に届くのか、頭をひねり、心を通わす地道な努力を続けていくほかないのである。

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岡本 純子(おかもと・じゅんこ)
コミュニケーション・ストラテジスト
グローコム代表。企業やビジネスプロフェッショナルの「コミュ力」強化支援のスペシャリスト。リーダーシップ人材の育成・研修などを手がけるかたわら、オジサン観察も続ける。著書に『世界一孤独な日本のオジサン』(角川新書)などがある。
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(コミュニケーション・ストラテジスト 岡本 純子)

6108名無しさん:2021/01/11(月) 12:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4b373eb1b68096930816df0b08bac0d25598c9d
麻生太郎副総理兼財務相 自らの損得を顧みず「義理と人情」を重視 菅政権を支える「麻生流人生訓」
1/10(日) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 麻生太郎副総理兼財務相は昨年8月15日、東京・富ヶ谷にある安倍晋三首相(当時)の私邸で懇談した際、安倍氏から「(持病再発で)調子が悪い。ちょっと休みたいので、その間(首相臨時代理を)お願いできないか」と告白された。

 これに対し、麻生氏は「しっかり守るから、政局になるようなことは考えないでほしい」と励ました。自らの損得を顧みず「義理と人情」を重視する、麻生流の政治美学である。

 しかし、麻生氏の思いとは裏腹に、安倍氏は13日後、辞意を表明した。

 コロナ禍の中、突然の首相辞任は、国家の緊急事態である。後継には誰が最もふさわしいのか、麻生氏は迷った。

 「アンチ安倍」の石破茂・元自民党幹事長は論外として、いち早く「ポスト安倍」に名乗りを上げた菅義偉官房長官(当時)と、外相や党政調会長として安倍政権を支えた岸田文雄氏の、緊急時に対応できるのはどちらか。

 菅氏は、安倍長期政権で内閣の大番頭として危機管理を担ってきた。一方、麻生氏は同じ宏池会の流れをくむ岸田氏も評価していた。ただ、盟友・安倍氏の意向を尊重したいと考え、岸田氏に安倍氏の意向を聞いてほしいと条件を付けた。

 安倍氏は、岸田氏について「緊急時のピンチヒッターとしては準備不足」とみていた。安倍氏が、岸田氏の出番は「次の次」が良いと考えたとしても不思議ではない。

 こうして「ポスト安倍」は、二階俊博幹事長が流れを作り、麻生氏の決断がそれを決定付ける形で決まっていった。

 この間、麻生派で河野太郎防衛相(当時)は総裁選出馬を模索した。この動きに対し、麻生氏は「あなたは麻生派の総裁候補だ。本格政権をやらせたいのだ」と河野氏を説得した。

 麻生氏は、河野氏の父・河野洋平氏(元自民党総裁、元衆院議長)に恩義がある。河野グループに所属していた麻生氏が「ポスト小泉」の総裁選に挑戦した2006年、洋平氏が「総裁選では主義主張を超えて麻生太郎さんを応援しよう」と激を飛ばしてくれたのである。洋平氏の息子に義理を果たす。これも麻生流政治美学である。

 麻生氏、菅氏、二階氏の3人は、安倍長期政権を支えた実力者「三羽ガラス」である。生まれも育ちも考え方も全く違うが、この3人は戦略的互恵関係にある。この関係は今も変わらない。

 年下で政治経験も自分より短い菅首相であるが、麻生氏は首相としての敬意を払うことを忘れない。自身の経験から「早期解散」を主張したが、菅首相に退けられても一切不満をいうことなく黙々と支えている。これも麻生流政治美学であろう。

 二階氏ばかりが注目されるが、菅政権は二階氏と麻生氏が協力しあって成り立っている。この2人は菅政権を支える「竜虎」なのである。その一挙手一投足から目を離すことはできない。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6109名無しさん:2021/01/11(月) 12:33:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/d92dcfbbb51bd537b631e09f75be129f04957acd
菅首相を見ていると、なぜか「三木降ろし」を思い出す【コメントライナー】
1/11(月) 9:04配信

時事通信

 政治アナリスト・伊藤 惇夫

第34回衆院選挙に向け、東京・数寄屋橋で第一声を上げる自民党の三木武夫首相(当時)=1976年11月15日【時事通信社】

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。

 今年の政局を展望するとき、やはりコロナの感染状況が大きく影響してくることは間違いないだろう。一方、具体的な政局の焦点といえば、やはり衆院解散(?)・総選挙の時期ということになる。

 衆院議員の任期は今年の10月21日に満了となる。当然、それまでには総選挙が行われることになる。

 ◆支持率が急落
 解散の時期については、2021年度予算成立後の4月説や、7月の東京都議選との同時選挙、9月の東京五輪・パラリンピック閉会直後など、さまざまな憶測が流れている。

 だが、ここにきて、総選挙と並んで政界の注目を集めているのが、菅政権の行方だ。

 後手に回るコロナ対策への批判、原稿を棒読みするだけの菅義偉首相のメッセージ能力の欠如などから、支持率が急落している菅政権が、果たして「いつまで持つのか」といった声が高まりつつある。

 1974年12月、田中角栄首相(当時)が金脈批判で退陣したことを受け、自民党副総裁だった椎名悦三郎が後継に指名、首相の座に就いたのが、最弱派閥の長であり、常に反主流派の立場にあった三木武夫だ。

 椎名が指名した理由はただ一つ、「金権自民党」のイメージ一新である。これが俗にいう「椎名裁定」だ。

 ◆「二階裁定」で誕生
 そういえば昨年、菅氏が急浮上、首相の座に就いた背景には、自民党の二階俊博幹事長の「電光石火」ともいえる早業があった。言ってみれば「二階裁定」で誕生したのが菅政権である。

 だが、「元祖」の三木首相は、その後に発覚したロッキード事件に対し、徹底究明の姿勢を示したことで、自民党内から反発、批判の声が高まり、いわゆる「三木降ろし」が起きる。

 その中心メンバーの一人が椎名で、記者から「なぜ」と聞かれて、「生んだのは私だが、育てるといった覚えはない」と答えたのは有名な話。

 ◆三木は任期満了で総選挙
 さて、三木は解散・総選挙での局面打開を図ったが、反対勢力に阻止されて果たせず、初の任期満了となった総選挙で自民党が惨敗し、退陣する。では、菅首相は今年、自らの手で解散・総選挙に持ち込めるのか。

 全ては「コロナ次第」だし、内閣支持率次第だろうが、仮に内閣支持率が回復しないとなったとき、「生みの親」の二階幹事長は、体を張って菅政権を支え続けるのか。

 このコラム冒頭の方で「衆院解散」にを「?」を付けたのは、もしかしたら総選挙よりも菅首相の任期の方が、先に「満了」となるかもしれないからだ。

 (時事通信社「コメントライナー」より)

 伊藤 惇夫(いとう・あつお)
 1948年生まれ。自民党本部の広報担当、新進党総務局企画室長、民主党結成・事務局長などを経て2001年より政治アナリスト。政界の裏事情に通じ、明快な語り口に人気が高い。テレビ・ラジオ出演のほか、「国家漂流」「政治の数字」「情報を見抜く思考法」「政党崩壊」など著書多数。

6110名無しさん:2021/01/11(月) 13:35:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/156450fc6e7dc6c94fa1872bb8507f21e8b739d6
「二階俊博」が“総理以上”の権力を持つ理由 永田町で囁かれる“都市伝説”とは
1/11(月) 5:59配信

“人物”が消えて久しい永田町。「今太閤」もいなければ、「剛腕」も今は昔。その間隙をつくように、いつの間にか「絶対的権力者」に上り詰めた者がいる。自民党幹事長、二階俊博。人呼んで令和のキングメーカー。だが、鵺(ぬえ)の如く正体不明。その男、面妖につき――。

 ***

「GoToキャンペーンには、国民の多くの皆さまが不満を持っていると思います!」

 独特の抑揚を伴ったおどろおどろしい声が響き渡る。

 2020年12月6日午後0時56分、和歌山県御坊(ごぼう)市。

 長閑(のどか)な田園地帯。

 雲ひとつない快晴。

 不釣り合いな姦(かまびす)しさ。

「はやぶさ2」のカプセルが地球に帰還し、久しぶりの明るいニュースに日本中が沸いたこの日、権力の中心地である東京・永田町から463キロ離れた田舎町は、普段の静謐とかけ離れた異様な喧騒に包まれていた。

「言わずと知れた親中派、親韓派!」

 片側2車線の県道185号線、通称「18メートル道路」は、けたたましい怒声に支配されると同時に渋滞の度を深めていく。

〈大日本〉

〈皇道宣布〉

〈維新〉

 日の丸とともに、勇ましい文字をボディに刻んだ車列が、道路を徐行巡回しながら拡声器でがなり立てる。その数、実に二十余台。

 空模様とは裏腹に、御坊の空気は一気に怪しくなり始める。

「我々は国賊を徹底糾弾すべく立ち上がっております!」

 60人超の機動隊員らが、道路を行き交うものものしい車群に目を光らせる。

〈大阪〉〈神戸〉〈奈良〉〈滋賀〉〈岐阜〉〈愛知〉〈愛媛〉……。

 異なる団体の車群のナンバープレートに記された各地の地名。さながら「日本の右翼大集結」の図だった。

 機動隊vs.右翼大連合。

 殺気立つ18メートル道路付近に野次馬が集まり、地元の老女は何事かと目を丸くして、近所の犬が吠える。騒然が騒然を呼ぶ、混乱の負のループ。その中心には、ある政治家の事務所が鎮座していた。

 右翼のボルテージがいや増す。

「GoToキャンペーンの委託先は全国旅行業協会。その会長は二階俊博なのであります!」

「日本の国益を脅かすパンダ二階はこの日本から出て行け!!」

「国賊の鑑のような方であります。絵に描いたような、売国奴の鑑のような方であります!  彼は決してパンダではありません。二階先生は犬なんです!!   ぶさいくな中国犬なんです!!!」

 中央政界では総理を作り出す力を持つ大政治家、二階俊博。だが地元御坊では、「右翼を呼ぶ男」として奇異な視線を向けられ迷惑がられている。

 キングメーカーにして国賊扱い。

 この奇怪な男は一体何者なのだろうか――。

6111名無しさん:2021/01/11(月) 13:37:45
>>6110

「菅・二階政権」
〈行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし〉

「一強総理」として国のトップに君臨してきた安倍晋三は再び病に倒れた。

 その後を襲い、国民に好感をもって迎えられた菅義偉も、政権発足3カ月にして早くも不支持率が支持率を上回り、〈とゞまることなし〉の影がちらつく。

 目まぐるしく潮目が変わる現代日本政治という大河の流れの中で、権力の中心にとどまり続けられた者はいない。振り返れば、民主党政権時代も含め時の権力者、実力者は〈かつ消え〉を繰り返してきた。

 だが今、大河の怒濤の水流に、ひとり抗し、とどまり続ける者がいる。

 自民党幹事長、二階俊博。

 20年9月8日、齢81、傘寿を過ぎた二階は自民党幹事長の通算在職日数が1498日となり、師匠の田中角栄を超え「歴代最長幹事長」となった。その7日後、菅によって幹事長に再任された二階は、今なお最長記録を更新し続けている。

 永田町では誰もがそれを当然視している。菅政権を作り出したのは、他ならぬ二階なのだからと。

 8月、持病の潰瘍性大腸炎が悪化した安倍が退陣を表明すると、二階はいち早く菅支持を表明。安倍の次は菅。この流れを既成事実化し、総裁選が始まる前に「菅勝利」を決めたのが二階だった。その二階を幹事長から外す選択肢は、菅にはなかった。

 幹事長代理として二階を支え、常に寄り添い、側近中の側近として知られる衆院議員の林幹雄(もとお)が証言する。

「安倍総理が退陣表明をしたのが8月28日。その4日後の9月1日の総務会で、14日に行われる総裁選の手順が決められることになっていました。その後に、菅さんが正式に出馬を表明する段取りになっていた。ところが二階さんは、『その前(菅の出馬表明前)に、派閥として菅推薦を出しておいたほうがいい』と言い、8月30日から31日にかけて、菅さん支持の連判署名を二階派議員全員から集めました。二階さんのすごさはこの素早さです。30日には『二階派、菅支持へ』とマスコミ各社が一斉に報道し、31日にはもう総裁選の勝負の流れが作られていました」

 そして林は、本音を隠さずにこう明かす。

「二階さんは平然としていましたが、これが二階流と言うのでしょうか、独特の政治勘だと感服しました。顔や態度には出しませんが、『菅総理を作った』という意識は持っているんじゃないかと思います。なにしろ、私ですら持っているんですから」

 こうして菅政権は走り出す。

 いや、正確ではない。日夜、永田町を駆けずり回っている大手メディアの政治部記者たちは、陰で、この政権の本質をついた別の名前を付けてこう呼ぶ。

「菅・二階政権」

 事実、二階は今、我が世の春を謳歌している。

6112名無しさん:2021/01/11(月) 13:39:23
>>6111

「総理以上」の存在
 9月16日、菅政権の閣僚名簿が発表されると、入閣候補者の「身体検査」を行う内閣情報調査室(内調)の職員は、複雑な思いのこもった溜め息をついた。

「本当に平沢さんが入閣している」

 当選8回、警察官僚出身の平沢勝栄は、これまで常に「入閣待機組」の椅子を温めてきた。かねてパチンコ業者との関係などが取り沙汰されてきた彼が、全メディアがスキャンダルはないかと目を光らせる大臣の座に就(つ)くことはあり得ない。それが内調をはじめ永田町雀たちの常識だった。

 しかし、常識は覆された。非常識が罷(まか)り通った。

 平沢は17年まで石原派に所属。しかも派閥事務総長の要職を務めていた。だが、彼は所属議員10名余の小所帯を見限り「脱藩」。そして、人事を握る最長幹事長を戴(いただ)く二階派に転籍する。結果、めでたく復興相として初入閣。非常識を押し通す力を持っていたのが、平沢その人でないのは明らかだった。

「数は力」を体現する二階の派閥は、今や「駆け込み寺」と化している。清濁併せ呑む。この二階のスタンスに、吸い寄せられるように人が集まってくるのだ。

 それは何も他派閥からだけに限らない。細野豪志、長島昭久……。自民党に移籍した旧民主党系議員たちも、悉(ことごと)く二階派に入会している。派閥転籍組以上に「よそ者」である彼らでも、二階派にいるとしっかりとポストにありつけるのだ。

 政界ウォッチのプロである全国紙の政治部デスクは、「細部」に二階の力を見る。

「菅政権の人事で、やはり旧民主党系からの移籍組である鷲尾英一郎が外務副大臣に、同じく移籍組の山口壮(つよし)は筆頭副幹事長の座をあてがわれています。『外様議員』でもポストがもらえる。そして大臣だけでなく、こうした細かいポストまで目配りする。それが二階派膨張の最大要因でしょう」

 12月10日、その外様議員である山口は、派閥のとりまとめ役である二階派事務総長に抜擢された。

 人事を「エサ」に拡大路線をひた走る二階派は、10月29日、新たにひとりの議員を迎え入れ48人となる。同数で並んでいた岸田派を抜き、単独で党内第4派閥の座に躍り出た。二階が幹事長に就任したのは16年8月。当時、二階派の議員は36人。まさに、二階の権力が増していくとともに派閥は膨れ上がっていった。

 新進党、自由党、保守党、保守新党、そして自民党への復党と、常に二階と歩みをともにし、自ら「二階の駒」と言い切る参院議員の鶴保庸介は、派閥膨張の要因をこう語る。

「結局、政治の世界は一寸先は闇。昨日の敵は今日の友であるし、今日の敵は明日の友であることが、政党を渡り歩いてきた二階さんは肌に染みついている。だから、人を立場や肩書で見ようとしない。その人が一所懸命頑張るというのなら面倒を見る。その結果、とりわけ新人議員が急に増えたんだと思います」

 この数の勢いを背景に、二階の言動は「絶対的権力者」の色を一層濃くしていく――。

 9月9日、すなわち最長幹事長となった翌日。二階は番記者たちとのオフレコ懇談に臨んでいた。

 番記者が尋ねる。

「昨日、総理(注・当時はまだ安倍総理)から幹事長在職最長のお祝いの連絡はあったんですか?」

 二階が応じる。

「なかったな。そういうことができたら、もっと偉くなっとるはずだ」

 総理以上に偉くなるとは? 戸惑う番記者が恐る恐る重ねて訊(き)く。

「総理は、既に充分偉いと思いますけど……」

 そっけなく二階は答えた。

「そういう気遣いができれば、もっと政権運営が安定していたはずだ」

 一強総理をも「偉くない」と断じる二階。この瞬間、二階は「総理以上」の存在と化していた。

6113名無しさん:2021/01/11(月) 13:39:33
>>6112

 同月16日、二階派の会長代行で元官房長官の河村建夫の地盤である山口3区から、岸田派参院議員で元文科相の林芳正が鞍替え出馬を模索していることが報じられる。脅かされる二階派の牙城。

 すると10月4日、二階は派閥の議員19人とともに同区内の宇部市に飛び、河村の総決起大会に参上した。

 親分が子分を引き連れ「賭場」に乗り込む。現代に甦る東映任侠映画の世界。

 そこで二階は400人の参加者を前にこう言い放った。

「『売られた喧嘩』という言葉がある。我々は、河村先生に何かあれば、政治行動の全てを擲(なげう)ってその挑戦を受けて立つ」

 本来は「レフェリー」であるべき幹事長らしからぬ、林への恫喝とも受け取れる強面(こわもて)発言だった。

 他方、静岡5区。自民党現職で岸田派の吉川赳(たける)がいるにも拘(かかわ)らず、二階はそこから「駆け込み組」の細野の出馬を検討し、ライバルである岸田派の殲滅を進めようとしている。公認権を握る「幹事長強権」が発動されようとしているのだ。

 細野の静岡5区挑戦は押し通すが、林の山口3区鞍替えは認めない。細野と林の大きな違い。それは二階派か否かだった。

 林には二階の意に逆らい、強行出馬する選択肢が残されてはいる。しかしその場合、党からの除名もあり得ると、二階派幹部はさらなるプレッシャーを林にかけている。

 除名を審議するのは党紀委員会。そして、党紀委員長の椅子には今、参院議員の衛藤晟一(せいいち)が座っている。その衛藤は……二階派だった。

6114名無しさん:2021/01/11(月) 13:41:31
>>6113

党本部に轟いた怒声
「任侠映画事件」3日後の10月7日、都内ホテルでの二階派パーティー。各派閥の領袖が馳せ参じ、権力の匂いを嗅ぎ分ける能力が異様に発達した東京都知事の小池百合子、そして総理の菅まで駆け付けた。

 菅はこう持ち上げた。

「党と政府が一体でなければならない。そうした中で、引き続き二階先生に幹事長をお願いした」

 同月10日、再び番記者たちとのオフレコ懇談。菅政権が滑り出し、高支持率下での年内解散が取り沙汰されている時期だった。番記者はその可能性を探ろうと二階の発言に耳を澄ませる。

 二階は言った。

「総選挙は明日でも構わない。今夜だっていいぞ。選挙で大変なのはひとり頭、数百万円の公認料だ。うちは、2回選挙やっても大丈夫なくらい準備している。2回連続でやってやろうか。野党はもたないぞ」

 最長幹事長の強みは人事だけではない。

 11月27日に公表された19年分の政治資金収支報告書を見てみる。自民党各派閥の収入を比較すると、二階派は3億305万円。2位の麻生派の2億8067万円を凌ぎ、3年ぶりに二階派がトップに立った。

 そして、二階本人が19年に自民党本部から受け取った「政策活動費」は10億1千万円。同費は自民党全体で13億円。実に78%が「二階のカネ」となっている。この政策活動費は使途記載の必要がない。つまり「二階の自由になるカネ」だ。

 人事とカネを握る最長幹事長の二階。彼が旗振り役を務める国土強靭化計画は、今年度までの3カ年計画のはずだった。だが11月末、さらに5年間、15兆円の事業規模で延長される方針が、予算不足のコロナ禍のなかであっさりと決まった。「誰の一声」だったかは言わずもがなだった。

 政策決定の面においても二階の存在感は増すばかり。加速する「菅・二階政権」。いや、もはや「二階・菅政権」の感すら漂う。

 こうして栄耀栄華を極め、老齢何するものぞと権力の中枢に君臨する二階。だが、そこに影がないわけではない。

 10月6日、自民党の一億総活躍推進本部長が決まった。その決定の前、党本部内に怒声が轟いていた。

「お前、二階派だからって、何でもかんでも好き勝手にできると思うなよ!」

 同党参院幹事長の世耕弘成が、片山さつきを面罵していたのだ。

 かつて官房長官を務めた青木幹雄が牛耳っていたように、参院自民党は衆院自民党とは毛色が違う「独立王国」の側面を持つ。そして同本部長ポストは「参院枠」。しかし、参院を今仕切る世耕に何の相談もなく、本部長には片山が就くことで話が進められていた。

 参院という自分の「ムラ」を荒らされたことに激怒した世耕は細田派、そして片山は二階派。結局、麻生派の猪口邦子が本部長となることで落ち着く。

 自民党内には静かに、しかし確実に、我が物顔に振る舞う二階派議員への反発と抵抗が生まれつつある。

 そして、二階派の中にはもうひとつ重大懸念がある――と、永田町では囁かれている。

6115名無しさん:2021/01/11(月) 13:42:39
>>6114

語り継がれる「都市伝説」
 10月20日夜、東京都港区、ロシア大使公邸。

 ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使との面会に臨んだ二階は、しばし「沈思黙考」していた。もしかしたら「瞑想」していたのかもしれない。その様子を敢(あ)えて何かに喩(たと)えるとするならば、船を漕(こ)いでいるようにも映ったという。

 また現在、永田町では、二階にまつわるこんな「都市伝説」がまことしやかに人から人へと語り継がれている。

「早朝、誰もいない自民党本部でひとりポツンとしていた」

「議員会館の地下でなぜかウロウロしていて、番記者に自分の部屋まで連れていってもらった」

「常に付き随うSPが、次の予定まで教えてあげていて介護人状態」

「椅子から立ち上がる際、『総力結集!』と言って自らを鼓舞している」

 齢81、二階俊博。

 それでも二階は大河の流れをものともせず、現在進行形で最長記録を更新し続けている。時に総理を動かしながら。

 11月12日、二階は交じり合うことがないと思われていたふたりを会食させた。

 菅と小池。

 パフォーマンス先行の小池を、菅は生理的に受け付けられないほど毛嫌いしている。

 ある大手マスコミ幹部は、今でも鮮明に記憶している。

「官房長官時代の菅さんと会食した際、『東京都はカネを持っているのに、五輪費用をケチろうとする。小池は何様のつもりなんだ』と、延々と小池さんの悪口を言っていた」

 天敵に見える菅と小池だが、二階立ち合いのもと、この日の夜、ホテルの日本料理屋で向かい合った。二階と小池は新進党、保守党時代の同志である。

 永田町にはひとりも友だちがいないとされる「一匹女狐」の小池。そんな彼女と付き合える「希少種」の二階。その二階を通じた小池側からの会食の打診を、すなわち事実上、二階からの申し入れを、菅が断れるはずもなかった。

 そして12月14日、菅は「8人ステーキ会食」に参加して集中砲火を浴びる。その店には、みのもんた、王貞治など「二階人脈」が集(つど)っていた。そこに顔を出さない道を選ぶことは、菅にはできなかった。

 総理までが二階の「磁力」に吸い寄せられ、引っ張り回される。彼はどのように人心を掌握し、「数」を得てきたのか。

 林幹雄は胸を張る。

「二階さんは『来る者拒まず去る者追わず』という姿勢です」

 鶴保が続ける。

「二階さんはマメで、気遣いの人です」

 つまりは「何でもあり」の人たらし。二階は、誰でも受け入れる「柔軟さ」を武器に永田町を生き抜いてきた。だが柔軟さは、時に「無原則」と紙一重であり、あるいは「無節操」と隣り合わせでもある。

 その融通無碍(ゆうずうむげ)さによって中央政界では最長幹事長として君臨しつつ、地元では国賊と罵られる。曖昧模糊として掴みどころのないこの政治家は、いかにして絶対的権力者の座に上り詰めたのか。

(敬称略)

「週刊新潮」2020年12月31日・2021年1月7日号 掲載

新潮社

6116チバQ:2021/01/11(月) 22:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/450f567c2a4a9b84ed8e16ff8e40c6e162da7fa8
緊急事態宣言再発令 菅政権、1カ月後の「次の一手」見当たらず
1/11(月) 20:14配信

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産経新聞
1都3県に緊急事態宣言を発令し会見で記者団の質問に答える菅義偉首相。奥は新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長=7日午後、首相官邸(春名中撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府は再発令した緊急事態宣言で経済社会活動を幅広く制限せず、飲食店の営業時間短縮などに絞った。危機管理の要諦は最悪の事態を想定することだが、感染が収まらない場合の追加措置は明らかになっていない。政府内には罰則付きの時短命令やワクチン接種に期待する声もあるが、宣言期間が終わる2月7日の時点では「次の一手」が見当たらないのが現状だ。

【去年との比較】緊急宣言後初の週末写真

 政府はコロナ分科会が示す4段階の基準でステージ3(感染急増)への改善を目安として宣言解除を検討する。2月7日の時点でステージ3のレベルに収まっていなければどうするのか。菅義偉首相は今月7日の記者会見で「仮定のことについて、答えは控える」と述べるにとどめた。

 分科会では県境を越えた移動の制限を求める声もあった。当初案では百貨店や遊興施設も時短要請の対象としていたが、法的根拠がない「働きかけを行う」との表現にとどめた。飲食店のさらなる時短や休業も追加対策として例示できたはずだが、政府首脳の口は重い。下手に言及すれば「対策が小出しになっている」との批判を招きかねない事情もある。

 政府は新型インフルエンザ等対策特別措置法に罰則規定を盛り込んだ改正案を18日召集の通常国会に提出する方針だ。しかし、2月初旬に成立したとしても施行は中旬以降となり、2月7日には間に合わない。

 こうした中で政府が期待するのがワクチンの接種だ。とはいえ、政府はワクチン接種の開始を2月下旬、国民に行き渡るのは6月までとしている。

 万策尽きても日本では法制上ロックダウン(都市封鎖)はできず、憲法に「緊急事態条項」もない。政府高官は「海外では民主主義国でも本当に危険になれば政府の判断で強い措置を取れる。戦後日本がどんなに平和だったかということだ」と嘆息する。

 いずれにせよ、1カ月後に追加できる有効打は見つかっていない。それにもかかわらず、首相は「1カ月後には必ず事態を改善させる」と言い切った。政治家人生で数々の勝負を仕掛けてきた首相は背水の陣で挑もうとしている。(児玉佳子、市岡豊大)

6117チバQ:2021/01/11(月) 22:24:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf73d1522d093869e63c9164b1669ec37464611e
与党「そんなに下がったか・・・」 支持14P超下落 不支持が逆転
1/11(月) 18:33配信

 11日も昼ごろに総理公邸に入った菅総理。地方都市の救急医療の担当者らが訪問し、医療体制の窮状を訴えました。

 「(総理からは)我々がお伝えしたことを重く受け止めて、しっかりと対処してまいりたいというような言葉を頂きました」(栃木県 救命救急医療の責任者)

 菅総理はその後、西村大臣らと、新型コロナ対策を協議しました。その菅内閣に厳しい結果となったのが、この週末に行ったJNN世論調査です。

 菅内閣を支持できるという人は、先月の調査結果より14.3ポイント減って41.0%。支持できないという人は14.8ポイント増加し、55.9%と、支持と不支持が初めて逆転しました。

 新型コロナウイルスの感染防止に向けた政府のこれまでの取り組みについて聞いたところ、「評価しない」が63%と、「評価する」を上回りました。さらに、政府が1都3県に出した緊急事態宣言のタイミングについては、「遅すぎる」と答えた人が83%に達し、「妥当だ」は15%にとどまりしました。

 支持率の低下に与党からは・・・
 「そんなに下がったか。そこまで下がると、議員が菅総理についてこなくなる」(自民党中堅議員)
 「グズグズしてると思われている部分もあるから、キチッと気を引きしめてもらわないと」(自民党幹部)

 世論の厳しい声はしばらく続きそうです。(11日17:36)

6118名無しさん:2021/01/12(火) 15:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ead4adbbec88b3f3bfbf6a731dada946c0c2f98
二階幹事長「ご心配なきよう」 下村氏の政局発言めぐり
1/12(火) 13:14配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月25日に投開票が予定される衆院北海道2区と参院長野選挙区の補選をめぐり、下村博文政調会長が「両方負けるとなったら政局になる」と述べたことについて、「政策のことについて政調会長のご意見は十分尊重するが、選挙は幹事長の責任。しっかりと対応してまいりますからご心配なきよう」と語り、政局にはならないとの考えを示した。

 下村氏は5日のBS番組で、補選について「二つで負けることが今後の菅政権にとって大ダメージになる」と主張。「補選の時に解散総選挙もあるかもしれない」とも語っていた。

 二階氏はこの日の会見で、記者団から「政局にはならないということか」と問われ、「当然です」と述べた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/acbc6bbda73b45b94ab02a8f185e7188a2dbc1f3
補選敗北で「政局にならず」 二階自民幹事長
1/12(火) 12:05配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月に予定される衆参両院の2補選をめぐり、同党の下村博文政調会長が「両方負けたら政局になる可能性もある」と発言したことについて「政局にはならない。当然だ」と否定した。

 その上で「政策は政調会長の意見を十分尊重するが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応するので心配は要らない」と不快感を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cf780053f4c15924aa0e04101e23f6423af4f83c
自民・二階氏「ご心配なきよう」 下村氏の「政局」発言に不快感
1/12(火) 11:48配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、下村博文政調会長が4月25日投開票予定の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙をめぐり、自民候補が2敗した場合「政局になる可能性もある」と述べたことについて、「政策は政調会長の意見を十分尊重していくが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応していくのでご心配なきよう」と不快感を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/43e72d129cd9039d5aa86237b7990e2c27889984
二階氏、政調会長に不快感 補選敗北「政局」発言で
1/12(火) 12:42配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙で自民党候補が敗北した場合、政局になる可能性があると発言した下村博文政調会長に不快感を示した。二階氏は「政策は政調会長の意見を尊重するが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応する。ご心配なく」と語った。

 同時に、2敗でも政局化しないかとの質問に対し「当然だ」と答えた。

 衆院北海道2区補選で党地元支部が市議に出馬要請したことに関しては「地元の意見を尊重しないといけないが、国政選挙なので最終的には党本部の責任で決定する」と語った。

6119名無しさん:2021/01/12(火) 15:06:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d66032a3f26e3108f2219412adb85bd1fd25b14
関西圏3府県へ緊急事態宣言 首相、自民党役員会で方針
1/12(火) 11:07配信

 菅義偉首相は12日午前の自民党役員会で、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言について、大阪、京都、兵庫の関西圏3府県を対象区域に追加する方針を表明した。自民党幹部が明らかにした。

 政府は13日にも専門家による基本的対処方針等諮問委員会の意見を聞いたうえで、衆参両院の議院運営委員会へ説明し、政府対策本部で決定する日程を想定している。3府県は政府に対し、9日に発令を要請していた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、首都圏4都県に対し今月8日から2月7日まで緊急事態宣言が発令されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/72e455c5d8a9ceb75432d5c581809bca98ff4fb6
首都圏以外の緊急宣言追加、「検討に入る」と菅首相=政府与党連絡会議で
1/12(火) 12:45配信

[東京 12日 ロイター] - 菅義偉首相は12日の政府与党連絡会議で、大阪や京都、兵庫の3府県を念頭に「感染が拡大している地域の緊急事態宣言追加の検討に入る」と言及した。近く専門家らによる基本的対処方針等諮問委員会で意見を聞き、政府のコロナ対策本部で発令を決定する見通しだ。

首相は連絡会議で「感染対策に全力を挙げつつ、次世代の成長の原動力としてデジタル、グリーンを推進する。感染拡大を何としても乗り越え、国民の安心と希望を実現していきたい」と述べた。

公明党の山口那津男代表は1都3県以外の感染拡大地域にも「的確な対応をお願いしたい」と要請。対象区域追加に伴う経済への影響に配慮するため、雇用調整助成金の延長や生活困窮者への追加支援が必要とし、「予備費の活用も含め、迅速な執行と周知をお願いしたい」と述べた。

自民党の二階俊博幹事長も「経済的に影響を受けている方々にスピード感をもって対応していく必要がある」と強調した。

(山口貴也 編集:内田慎一)

6120名無しさん:2021/01/12(火) 15:07:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/3556fde543f64055ddf730ec2c500d5e07473531
菅首相、二階氏に忖度?  「後手」批判浴びるコロナ対策
1/12(火) 7:03配信

 新型コロナウイルスの猛威を前に、打つ手打つ手が「後手に回った」と批判を浴びる菅義偉首相。

 人の動きを止め、強力な感染拡大防止策に集中できないのは、経済への打撃が計り知れないためだ。ただ、一連の対応は純粋な政策的判断だけによるものではなく、政権の後ろ盾である自民党の二階俊博幹事長に対する忖度(そんたく)もあったのではないかとの見方も根強い。

 首相が緊急事態宣言を決定した7日。首相官邸や国会で進む事前の手続きがテレビ中継され、日本中の耳目が集まっていた。こうした中、正月明けで人けもまばらな自民党本部9階会議室で、二階氏とその右腕である林幹雄幹事長代理ら党観光立国調査会の面々が、観光業界団体の幹部ら約30人と向き合った。宣言が解除されれば、停止中の観光支援事業「Go To トラベル」を速やかに再開すべきだとの立場で一致した。

 トラベル事業は、コロナ禍で打撃を受けた旅館やホテル、旅行会社など観光業者を下支えするため、政府が補助金を出して旅行を促す政策だ。安倍政権の下、昨年7月のスタート時から、官房長官だった首相の肝煎りとされてきた。だが、首相と緊密な関係にあり、全国旅行業協会の会長も務める二階氏の強い意向もあったとみられている。

 これを端的に示した場面があった。昨年12月14日、感染急拡大を重くみた首相が年末年始のトラベル事業一斉停止を表明すると、二階派幹部は「勝手なことしやがって」と吐き捨てるように言った。首相はこの日夕、二階氏に電話であらかじめ自身の決断を伝えていたが、幹部の言葉は二階氏の怒りを映したように見えた。

 この日の夜、首相は二階氏に頭が上がらないのではないかと受け取られた出来事もあった。首相は、二階氏や林氏が東京・銀座の高級ステーキ店で著名人ら5人と開いた忘年会に呼ばれた。政府が感染防止のため自粛を呼び掛けていた「大人数での会食」となり、世間の怒りの矛先は首相に向かった。首相は「あいさつだけするつもりだったのに引き留められた」と周辺にこぼしている。

 関係者によると、二階氏は当初、今回の緊急事態宣言にも反対していた。容認に転じたのは今月2日、政府に発令を求めた小池百合子東京都知事らの要請内容から、観光業への影響は限定的と判断したためだという。首相は発令の検討開始について、記者会見で表明する前日の3日に二階氏サイドに伝えたが、二階氏に配慮するあまり、発令をためらっていたのではないかとの臆測も与党内にはある。

 7日、党本部での観光立国調査会終了後、二階氏側近の林氏は記者団に「観光は日本経済の柱で、地方創生の切り札だ」と力説した。宣言解除後のトラベル事業再開を政府に近く申し入れる。感染を広げたとも批判される事業をそう簡単に再開できるのか。感染状況、世論の反応、そして二階氏の意向をにらみつつ対応を判断する首相の心中を、閣僚の一人は「難しい。二階さんがいるからGoToもやめられなかった」と推し量った。

6121名無しさん:2021/01/12(火) 15:08:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d6d7a2b57d83ca7497344c2b2276113a4f24fc6
内閣支持率急落で安倍・西村が仕掛ける「菅包囲網」の核心
1/12(火) 9:02配信

菅義偉首相(72)による新政権が発足して約3ヵ月半。携帯電話料金の値下げや不妊治療への保険適用の拡大といった政策を打ち出し、滑り出しは比較的順調に見えた。しかし、『Go To トラベル』の一時停止決定が遅れ、新型コロナウイルス感染拡大が深刻化するにつれ、支持率は低下していく一方だ。

そして、極め付きは12月14日夜のこと。菅首相は二階俊博自民党幹事長(81)らと8人で、「ステーキ会食」を開いていたことが明らかになったのだ。

一方、12月15日夜、東京・渋谷の超高級イタリアンの前に、安倍晋三前首相(66)と西村康稔(やすとし)経済再生担当大臣(58)の姿があった。SPに見守られながらそれぞれ出迎えの車に乗り込みその場を去っていく二人。どうやら菅首相が8人で会食を開いたのとは対照的に、二人きりでひっそりと密談を交わしていたようだ。いったい何を話していたのか。

「菅首相の動向について、安倍前首相が西村大臣から情報収集をしていたのでしょう。菅首相は『コロナ対策』や『敵基地攻撃能力の保有』をはじめとする安倍政権からの継続案件を実行していません。安倍前首相はそのことを不満に感じ、’21年9月の自民党総裁選に向け、菅首相に揺さぶりをかけようとしているのです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

思えば菅首相は総理大臣就任以後、安倍前首相の最側近だった今井尚哉前首相補佐官をはじめ、安倍前首相を支えた経産官僚を次々と切り捨ててきた。

「現在、『桜を見る会』の前夜祭の会費を安倍前首相側が補?(ほてん)したとして検察の捜査が本格化しています。ここに来て急に捜査が進んでいるのは、菅首相サイドが検察の捜査を黙認しているからと言われています」(全国紙政治部記者)

そんな、菅首相による〝裏切り行為〟とも言える動きを受けての今回の密談。

「菅の自由にはさせない」という安倍前首相による反撃の狼煙(のろし)が上がった――。

『FRIDAY』2021年1月8・15日号より

FRIDAYデジタル

6122名無しさん:2021/01/12(火) 15:12:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cefad16023333acdc55ea2f2bce8953591e2e2b
首相を呼び出す、無双のキングメーカー「二階幹事長」の頭を悩ませる「公認問題」
1/12(火) 11:03配信

くら替え問題
 昨年12月14日の8人が集った「ステーキ会食」で、菅義偉首相を呼び出したことを暴露された二階俊博幹事長。政府が「5人以上の会食の自粛」を要請する中での“決行”に、「飯を食うために集まったんじゃない」とうそぶき国民の総ツッコミを受けていた。菅氏を首相に就ける流れを作ったキングメーカーとして無双ぶりを見せつけるかのようだが、そんな二階氏にも悩みのタネとなっている「公認問題」があるという。

 ***

「衆院の山口3区の一件ですね」

 と政治部デスク。

「そこは二階派(志帥会)に所属する河村さん(建夫元官房長官)の地元なんですが、岸田派(宏池会)の林さん(芳正元文部科学相)が参院山口選挙区からくら替え出馬することに決めたという話が浮上しています。自民党の公認が得られない場合には、無所属での出馬も辞さないという強い決意のようで、揉めに揉めそうな気配です」

 山口3区は、かねて因縁の選挙区だった。

 林家は芳正氏で4代目となる政治一家。蔵相や厚生相を務めた父・義郎氏の時代には、衆院中選挙区の山口1区を地盤としていた。

 その旧1区は小選挙区制の導入で山口3区と4区に分かれ、4区を安倍晋三前首相が、3区を河村氏が確保。

 1996年10月の衆院選で、義郎氏は比例代表中国ブロックに回ることとなった。2003年に政界引退したが、一方で息子の芳正氏は1995年に参院議員となっていた。

「もともと旧山口1区時代から、安倍家と林家はしのぎを削ってきました。現在も晋三さんと芳正さんは犬猿の仲。晋三さんが地元とする下関は林家の城下町だという意識も強いし、実際そうですしね。それはともかく林家にとって、小選挙区の地盤を奪還することが悲願。これまでもコトあるごとに“芳正さんの衆院くら替え話”が浮上しては消えてきました。後援会からのプッシュもあり、芳正さんもスキあらばと狙ってきたわけです」(同)

6123名無しさん:2021/01/12(火) 15:13:16
>>6122

比例復活すらできない
 文科相、防衛相など大臣を歴任してきた林氏も今年、還暦を迎える。首相を目指すと言って憚らないが、そのためには衆院議員への転身は必須。衆院議員の任期切れまで1年を切って、状況が慌ただしくなってきたようだ。

「年末には、かつての派閥ボスである古賀さん(誠元幹事長)と面会したほか、引退しても依然として政界に影響力を持つ青木さん(幹雄元自民党参院会長)とも年明け6日に会って、次期衆院選でのくら替え出馬を伝えています。ガチンコ勝負に舵を切った印象がありますね」

 ある永田町関係者によると、

「河村さんは今年79歳。長男の政策秘書に地盤を譲るという話がありましたが、その間隙を縫って林さんが出てきかねず、それは実現しないままでした。結局、今年のどこかである解散総選挙には河村さん本人が出馬することになりそうですが、少し前に体調を悪くしたようで、そういうこともあって、林さんが攻勢をかけているのはありますね」

 相手の弱いところを突く。戦争の基本である。

 実際、山口3区で両者がガチンコ勝負をしたらどうなるのか? 

「林さんの圧勝ですね。先ほどもお話ししましたが、中選挙区時代からもともと林さんの地元だったわけですし、すでに政治家として“上がり”の河村さんに対し、首相待望論の根強い林さんとでは有権者の熱量も違う。公認の最終責任者は幹事長の二階さんなので、『自民党公認の河村さんvs無所属の林さん』という構図になるわけですが、林さんの圧勝は揺るがない。下手をすれば河村さんは比例復活すらできないかもしれません」

 とはいえ、河村陣営も手をこまねいているわけではない。

製造者責任を問われる
 昨年、河村氏の地元での決起集会では、二階幹事長は派閥の半分弱の人間を送り込んだ。

 そこで二階氏自ら、「反党行為をした人がどういう立場になるか、言わずとも分かるだろう」と発言。

 さらに二階氏の右腕である林幹雄幹事長代理は、「党に弓を引くことになり、除名になる。そういうおろかなことはしないと思う」などと、処分をチラつかせ挑発したのだった。

「本気で分裂選挙になれば戦争になります。その際には、林芳正さんが文科相時代に公用車で若干いかがわしく映るヨガ店を訪れていたと報じた週刊文春の記事のコピーが選挙区に大量にバラ撒かれることでしょう。かつて後藤田正純さんが女性との逢瀬をフライデーされた時も同じでしたが、仁義なき戦いそのものですね」

 とはいえ、

「二階さんを支える林幹雄さんも、年長の河村さんがいなくなれば自分が文字通り派閥のナンバー2になれるので、河村さんの当選を心から望んでいるかと言うとそこまでのものではないようです。さらに言えば、菅政権が低空飛行のままでは、“製造者責任”を二階さんは問われることになるでしょう」

 首相を呼び出すほどの権勢を極めた幹事長も一寸先は闇、ということになるだろうか

週刊新潮WEB取材班

2021年1月12日 掲載

新潮社

6124名無しさん:2021/01/12(火) 15:37:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/f822e401705e3275c90e2207653f231731a32b50
「飯を食うために集まったのではない」 “二階語録”で学ぶ「会食=政治活動の命」説
1/12(火) 6:12配信

 新聞を読み比べていると、1つの説が同時多発的にワッと出てくる瞬間がおもしろい。

 昨年末から急に見かけるのが次の説なのである。

『菅政権、麻生政権と似てきた? 支持率急落、解散先送り』(時事ドットコム2020年12月21日)

『麻生政権に似ている?』(東京新聞2020年12月25日)

 菅政権が、2008年9月に発足して1年で退陣した麻生政権に似ているのでは?という見立て。

 さらに読売新聞は年末の12月28日の一面で『内閣支持率下落拡大 発足3か月 29ポイント 麻生内閣と並ぶ』。

《読売新聞社が毎月の全国世論調査を開始した1978年3月以降の歴代内閣で、発足直後の調査から3か月後の下落幅を比較すると、麻生内閣と並んで最も大きかった。》

 なかなかの衝撃である。あの麻生氏と歩みが似ているなんてショックだろう。

社会情勢も麻生政権下に似ている…? 
 各紙をまとめると似ているのは支持率の下落だけではない。当時の麻生内閣の急落要因はおもに3つ。

「リーマン・ショックに伴う不況対策」

「麻生首相自身の漢字の読み間違い」

「ホテルのバー通い」

 菅政権も、

「コロナ対応」

「読み間違い&棒読み」

「大人数でのステーキ会食」

 なんか似ている……。

麻生政権との違いは「野党支持率の低さ」
 ただ1つだけ決定的に違う点が。麻生政権のときは野党の支持率が高かったが、現在は最大野党の立憲民主党の支持率は4%と低迷(読売・同)。

 ということはこのままの状況が続くと自民党内での「ポスト菅」の声が大きくなるということか?

 そんななか菅首相は7日、緊急事態宣言を再発令した。今回のポイントは「飲食」。

「感染リスクが高いとされる飲食店を中心に午後8時までの営業時間を短縮するなど対象を限定した」(毎日新聞1月8日)

 何のことはない。つい先日まで熱心に推進していたGo Toイートの否定である。自己批判である。

 さらにここで注目したいのは「政治家の会食」という視点だ。

 折も折、こんなルール作りがすすめられていた。

『議員会食「4人以下で」 与野党協議』(読売7日)

 政治家の会食を「4人以下で、午後8時まで」とする方向で調整していた。これに対し日本医師会の中川俊男会長は全面自粛したらどうかと会見で発言し、このルール作りは立ち消えて会食自体を自粛する方針となった。

6125名無しさん:2021/01/12(火) 15:38:07
>>6124

なぜ議員の「会食ルール」が検討されたのか?
 それにしても国民に自粛を求めながらなぜこんなルール作りを考えていたのか。思い当たることが1つある。

 これはもう「二階ルール」なんだろう。

 自民党の二階俊博幹事長。ミスター会食、いやミスター怪食とも言っていい。

 昨年12月、菅首相が二階幹事長らと計8人で会食して批判を浴びた。それなら「少人数、4人ならいいだろう」という二階のトシちゃんの声が聞こえる。実際にあのあとも4人以下で会食をしていたという話を永田町方面から私も聞いた。

 二階氏にとって会食は政治活動の命なのだ。

 ここで二階語録を紹介しよう。

《嫌な奴とも飯を食うことだ。かつての民主党は、仲の良い奴とだけ飯を食う。だから割れるんだ。嫌な奴だって二回、三回飯を食うと、良い所が見えてくるもんだ》(文藝春秋2020年11月号 二階俊博「最後のキングメーカー」の研究)

 いかがだろうか。

 言っていることは悪くないと私は思う。「人と会う」ことの意義を説いているからだ。しかし「今」ではないことは確かだ。

 さらにこの言葉には昭和政治家ならではの匂いも感じる。論理や政策を抜きにして、まず半径5メートル以内の人間を味方につけちゃえという情の論理である。もしかしたら世のおじさん達にも今も尊重されている手法かもしれない。

 しかし政治でこの手法が過ぎると主役は国会ではなく料亭となり、政策決定の過程がまったく見えなくなる。「裏」がメインになってしまう。不透明感が半端ない。

 私は二階氏が幹事長就任した際に「オモテに出したらいけないおじさん」だと書いた。2016年に当時の自民党幹事長だった谷垣禎一氏が自転車事故に遭い、本当に急だったから裏番長の二階氏を幹事長にするしかなかった。魔人がオモテに出てきてしまったのだ。

 その結果、二階氏は13年半ぶりの衆院代表質問に立つと、ヤジに対して「黙って聞け」と堂々と応戦。裏の顔が国会というオモテで炸裂してしまったのだ。

6126名無しさん:2021/01/12(火) 15:38:28
>>6125

「裏回し」コンビが表のツートップとなる事態
 そのあとも“二階の放出”は続いているのはご存知の通り。オモテに出てきてはいけないおじさんが堂々と「裏」を見せつけているのが今なのである。そういえば菅首相も裏の顔が長かった。その癖が抜けないのか首相になってもなかなかオモテに出てこない。

 この裏回しコンビが首相&自民幹事長というツートップなのだから明るさを感じられないのは当然か。

 緊急事態宣言後の「飲食」記事ではこんな声があった。

 牛丼チェーン店の関係者が「1人の客がほとんどで会話は少ない。他の飲食店と一緒に時短要請されるのはつらい」(毎日新聞8日)

 確かに牛丼店では会話はあまり無いはずだ。

 一方、二階氏はあのステーキ会食について何といったか。

「飯を食うために集まったのではない」(毎日新聞web12月27日)

 つまり「会話」が目的なのである。二階語録を見ても「飯を食う」というのはそういう意味だ。

 だからそれがヤバいんだって!

 菅首相はまず二階対策をするしかない。そして新聞各紙は「首相動静」のほかに「二階動静」を紙面につくってください。お願いします。

プチ鹿島

6127名無しさん:2021/01/12(火) 15:42:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fd8269db4bac1748ecfd28d7218429390d6a636
菅首相「グズグズ緊急事態宣言」の裏に「女帝」小池知事「やらかし」西村大臣らの暗闘〈週刊朝日〉
1/12(火) 8:00配信

 1月7日、緊急事態宣言を再発出した菅義偉首相。感染爆発に至ってからの“グズグズ”な再発出には「遅すぎた」との批判が絶えない。その裏には、政治家同士の不毛な対立が──。

 菅義偉首相の緊急事態宣言再発出は、なぜ後手に回ってしまったのだろうか。本誌の取材で、菅首相と小池百合子東京都知事、コロナ対策を担当する西村康稔経済再生相の3人の間の確執と政治的な駆け引きが「元凶」になった構図が浮かび上がってきた。

 そもそも、緊急事態宣言に一貫して消極的だった菅首相が今回の再発出に至ったのは、1月2日に小池氏が仕掛けた動きが発端だった。

 この日、小池氏と神奈川、千葉、埼玉の3県の知事が、緊急事態宣言の再発出を求めて電撃的に内閣府を訪問し、西村氏と面会した。官邸関係者は言う。

「小池氏らは当初、菅首相との面会を求めていましたが、結果的に菅首相とも相談の上、西村氏が単独で会談に応じることになった。西村大臣としては昨年12月に菅首相と小池氏が『Go To トラベル』の対応をめぐり二人で会談した時のように“スルー”される事態は避けたかったのではないか」

 会談は紛糾して3時間に及んだが、その後のぶらさがり取材で西村氏は再発出について「検討する」と答えるのみ。この間に菅首相は議員宿舎に帰宅しており、コロナ対策に消極的な印象を与えてしまった。

 話を会談に戻すと、この時の政府側は戦闘モードだった。小池氏に押し切られて再発出すれば「政府の対応が遅い」というイメージが世間に広がるのは確実だからだ。ある自民党幹部が言う。

「西村大臣は会談前に菅首相から『再発出すれば大変なことになる。小池氏主導の提案には乗るな』といった話をされていたそうです」

 このため、政府は何か強力な攻めどころはないかと事務方に探させ、ようやく見つけた「有効打」が、飲食店の時短の前倒しだったと前出の官邸関係者は振り返る。

 大阪市は飲食店への時短要請に伴う閉店時間を21時としていたが、東京など首都圏は22時のまま。そこで西村氏は小池氏ら4知事に対し、閉店時間を20時まで前倒しするよう求めたのだ。

6128名無しさん:2021/01/12(火) 15:43:24
>>6127

「政府とすればさらなる時短要請の結果も見極めた上で、主体的に再発出について判断したように国民に見せたかった。1都3県がこの条件での合意に時間がかかり、いずれ足並みが乱れるという思惑もあったでしょう。ところが翌3日には1都3県の調整があっさり完了し、『20時閉店』を表明されてしまった。誤算でした」(前出の官邸関係者)

 追い込まれた菅首相は4日の年頭会見で「緊急事態宣言の検討に入る」と表明せざるをえなかった。海千山千の「女帝」の策の前に屈した形だ。都政の専門紙「都政新報」の後藤貴智編集長が言う。

「小池氏一人では門前払いされた可能性がありますが、まず埼玉県の大野元裕知事と協調し、菅首相に近く、当初乗り気ではなかった神奈川県の黒岩祐治知事と千葉県の森田健作知事もうまく巻き込んだことが大きかった。小池氏が政治的手腕を見せつけた形になりました」

 こうした駆け引きの背景には、以前から続く菅首相と小池氏の対立があるとみられる。菅首相が飲食店の閉店時間前倒しにこだわったのも「小池氏の対応に問題があると印象づけたいから」(自民党関係者)との見方がもっぱらだ。

 菅首相は「北海道、大阪など、時間短縮を行った県は結果が出ている」と繰り返し主張してきた。だが、本誌が入手した政府の内部資料によれば、北海道と大阪の直近約2カ月(11月〜1月5日)の死者数はそれぞれ369人、377人と、東京都の193人を大きく上回る。7日には大阪府内の新規感染者数が過去最高の607人を記録した。小池氏をワルモノにするため「北海道や大阪は感染抑え込みに成功した」という“印象操作”に他ならない。

 年明け早々の西村氏の“やらかし”にも批判が噴出している。

「西村大臣は、元日にツイッターで<宮中の新年祝賀の儀に参列してまいりました>と書いた文章をタキシード姿の写真を付けて投稿しました。静かな年末年始を過ごすよう呼びかけていたのに、自分が新年会に出かけていた。危機感が欠如していると周囲はあきれています」(前出の官邸関係者)

6129名無しさん:2021/01/12(火) 15:43:50
>>6128

 今回の緊急事態宣言の効果自体を疑問視する声もある。ある閣僚関係者は「強制力のない今の緊急事態宣言では、再発出しても感染者は減らない」と嘆く。コロナ対策を担当する官僚の一人がこう話す。

「私権制限の必要性は昨年から指摘されていて、野党も昨年12月に臨時国会を延長して早期に法改正するよう求めていた。早々に国会を閉じて今に至るまで対応を怠ってきたから、今回の緊急事態宣言では強制力を伴う時短要請や外出制限ができなかった」

 政府はコロナ対策の根拠法となる新型インフルエンザ等対策特別措置法を18日に開会する通常国会で改正する考え。本来は2月上旬に改正特措法を成立させてから再発出をして「見せ場」をつくるシナリオだったというが、考えが甘すぎた。迷走を続ける菅政権に、打開策はあるのか。

「菅首相には側近がいない。本来なら頼りにすべき加藤勝信官房長官も信頼していないから、情報も権限も与えない。首相一人ですべてを決めるワンマン体質で、それが政府の対応の空回りに拍車をかけている。この政権は、今では内閣支持率しか見ていない」(前出の官邸関係者)

 西村氏に内閣府の広報担当を通じて小池氏ら4知事との対立になどについて尋ねると、文書で回答があった。以下、その内容を掲載する。

――1月2日の面会で、当初、小池都知事と首都圏3県の首長は当初、菅首相と面会を求めていたが、結局、西村大臣が会うことになったのはなぜか。西村大臣が拒否したのか。

「ご指摘のように、西村大臣が総理との面会を求める4知事の提案を拒否したという事実は一切ない。日頃から、4知事とは、累次にわたり面会や電話会談を行うことなどを通じ、緊密に連携をとりあっており、今回は、特措法担当大臣である私が、感染状況等の現状を共有し、講じるべき対策について意見交換を行うこととしたものである」

――政府側と4知事の間に政治的対立があることで、コロナ対策に遅れが生じているという指摘もあるが、これについてはどう考えるか。

「4知事とは、累次にわたり面会や電話会談を行うことなどを通じ、緊密に連携をとりあっており、1月2日の面会においても、1都3県の感染状況等を詳細に伺うとともに、今後の対策について十分に時間をかけて意見交換を行った。その結果、飲食店における時短営業、企業におけるテレワークの徹底、職場、学校での感染防止策の徹底、イベントの開催要件の厳格化の4点からなる合意事項をとりまとめ、共同で記者発表したところである。このため、『政府と4知事との間で対立が起きている』との批判は当たらない」

6130名無しさん:2021/01/12(火) 15:44:20
>>6129

――1月2日の4知事との会談の場において、政府側が飲食店などの20時までの営業時間の短縮を強く要請したのはなぜだったのか。

「12月11日の新型コロナウイルス感染症対策分科会において、感染高止まり地域や感染拡大地域に当たる地域においては、営業時間短縮要請の20時への前倒し等を行うよう提言された。
 
 12月23日の分科会においては、『首都圏からの感染の染み出し』が課題となっていることや、感染拡大地域においては、『飲食店を中心として感染拡大していると考えられるため、飲食店などの営業時間のさらなる短縮の要請を含め会食・飲食による感染拡大リスクを徹底的に抑えることが必要』と考えられることが指摘された。

 1都3県においてはその後も人流が減らず、感染が拡大しており、12月31日には東京都の新規陽性者数は過去最多の1337人に至った。大都市圏の感染拡大は、最近の地方における感染の発生にも影響していると考えられ、これを抑制しなければ、地方での感染を抑えることも困難になる。

 このような状況を踏まえ、1月2日の面会では、4知事に対し、専門家が『急所』としている飲食店については、4月〜5月の緊急事態宣言時と同等の対応を取り、飲食店(カラオケ・バー含む)の時短営業を20時まで(酒類提供は19時まで)とすること等を要請した」

――新型インフルエンザ等特措法の改正のための国会審議や、緊急事態宣言の発出について、遅すぎたとの声があるが、これについてはどう考えるか。

「新型インフルエンザ特別措置法の在り方については、分科会でも議論を行ってきており、罰則を含めて規制強化をすべきという意見や私権制限に慎重な意見等様々な意見が出されていたため、幅広いご意見を聴きながら慎重な検討を進めてきたところ。

 緊急事態宣言の発出については、20年3月の特措法改正時の附帯決議において、『専門的な知見に基づき慎重に判断すること』『国民の自由と権利の制限は必要最小限のものとすること』とされていることも踏まえ、慎重な検討が必要であり、日々専門家の意見を伺ってきたところ。

 昨年12月23日の分科会においては、『緊急事態宣言を発出する状況にはない』と提言されており、その時点では専門家も緊急事態宣言を発出する必要はないと考えていた。

 その後、12月31日に東京都で1300人を超える新規陽性者が報告されるなど年末年始も感染が拡大しており、特に1都3県の新規陽性者数が全国の半分を占めるなど、首都圏において厳しい状況となった。重症者数も高い水準にあり医療が非常に厳しい状況となった。

 こうした中、1月2日に4知事から、緊急事態宣言の発出の検討要望があり、首都圏の現下の感染状況が緊急事態宣言の発出が視野に入る厳しい状況ということを、国と1都3県で共有し、様々な事態を想定し検討してきたところであり、1月5日の分科会において、『まさに今、緊急事態宣言を発出する時期に至ったと考える』と提言をいただき、基本的対処方針等諮問委員会での議論を経て、緊急事態宣言の発出を行うものである」

(本誌・西岡千史、上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月22日号に加筆

6131名無しさん:2021/01/12(火) 15:45:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c93be6d1475f99e94f0d8b4e33d1813d1a2e1c5
菅首相、“最大の弱点”が早くも命取りに……今後も改善の兆しなしでお先真っ暗
1/12(火) 10:45配信

 1月7日は、大きなニュースの起きた1日となった。まず午後1時すぎ、多くのメディアが東京都の新規感染者数が2447人に達したと報じた。

 ***

「NHK NEWS WEB」は、「東京都 新型コロナ 2447人感染確認 2日連続で過去最多更新」との記事を配信した。

《1日の人数としては初めて2000人を超え、これまでで最も多かった6日の1591人から850人余り増えました》

《2日連続で最多を更新することになり、感染の急速な拡大が止まらない状況です》

 更に全国の感染者数については「新型コロナ 感染確認7000人超 3日連続で過去最多更新」との記事を配信、《1日の感染発表が過去最多を更新するのは3日連続》とした。

 午後5時半過ぎ、菅義偉首相(72)は東京都、埼玉と神奈川、千葉3県を対象とし、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の再発令を決定した。期間は2月7日までと報じられた。

 当初、菅首相は緊急事態宣言の再発例に消極的な姿勢を示していた。方針を転換した理由の1つに、内閣支持率の低下が挙げられる。

 昨年の12月28日、読売新聞は「内閣支持 下落幅最大 発足3か月 29ポイント 麻生内閣と並ぶ」との記事を掲載した。

(註:全角数字を半角にするなど、デイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)

《読売新聞社の全国世論調査で、菅内閣の支持率は45%となり、9月のスタート時の74%から29ポイント下落した。読売新聞社が毎月の全国世論調査を開始した1978年3月以降の歴代内閣で、発足直後の調査から3か月後の下落幅を比較すると、麻生内閣と並んで最も大きかった》

麻生内閣の“悪夢”
 記事中にある《麻生内閣》の文字は、特に自民党支持者にとっては“不吉”なイメージだったに違いない。

 2009年、現在の麻生太郎財務相(80)は首相として国会を解散し、総選挙を戦った。結果は敗北。政権交代が実現し、自民党は下野した。その“屈辱”は未だに鮮明な記憶として残っているはずだ。

 緊急事態宣言の再発令を決めた菅首相は、記者会見に臨んだ。ネットメディアの「THE PAGE」は「『なんとしても感染拡大を食い止める』 菅首相、1都3県に『緊急事態宣言』発出」と報じた。

「なんとしても」は強い決意の表れと解される。菅首相はリーダーシップを発揮しようとしているのかもしれない。これで内閣支持率はV字回復を果たすのか──と言えば、なかなか厳しそうだ。

 例えばTwitterを見てみると、批判ツイートが目立つ。《未だかつてない危機感の欠如を出し続ける菅政権》、《もう菅ちゃんは終わったな》、《胸に響かない演説だよね。大国のリーダーで、ここまでスピーチで民衆に語りかけることが出来ない政治家も珍しい》──という具合だ。

6132名無しさん:2021/01/12(火) 15:45:21
>>6131

コロナ対策は「後手後手」
 そもそもマスコミは、菅首相のコロナ対策が「後手」に回っていたと指摘していた。3例をご紹介しよう。

◆「菅首相、慎重姿勢から一転=知事突き上げ、後手続き-緊急事態宣言検討〔潮流底流〕」(時事通信:1月4日)

◆「小池氏に『いいようにやられ』宣言へ 首相、後手の末に」(朝日新聞デジタル:1月5日)

◆「アングル:後手に回った緊急事態宣言、効果なければ政局の引き金に」(ロイター電子版:同日)

 政治担当記者は「後手と指摘される理由の1つに、菅首相には優秀な“側近”、つまり参謀がいないという問題があります」と指摘する。

「自分の右腕が存在しないのは、致命的な欠陥です。今から急いで側近を探す、などということができるはずもありません。安倍晋三・前首相(66)も『菅総理には、菅官房長官がいない』と指摘したと言われています。この問題は深刻で、一朝一夕に改善されるとは思えません」

異例の秘書官人事
 この記者氏が注目するのは、1月1日に新聞各紙が報じた官邸人事だ。朝日新聞デジタルは「首相秘書官に寺岡氏 財務省出身、省庁との連携強化狙う」という見出しで配信した。

《政府は、政務担当の首相秘書官だった新田章文氏(39)が辞職し、後任に財務省出身で内閣官房内閣審議官だった寺岡光博氏(54)を充てる人事を決めた。発令は1日付》

 産経新聞は「首相秘書官、3カ月半で交代」と見出しに打ち、《約3カ月半で政務の秘書官が交代するのは異例》と指摘した。

 なぜ菅首相は異例の交代に踏み切ったのか。産経新聞は《新型コロナウイルスをめぐる政府対応が後手と批判されたり、官邸と与党との調整不足が指摘されたりする中、態勢を立て直す狙い》があると解説した。

 そもそも当初の人選から異例だったようだ。毎日新聞は20年9月「菅首相:4首相秘書官、異例の登用 菅首相」との記事を掲載している。

《菅義偉首相は、6人の省庁出身の首相秘書官のうち4人を自身の官房長官秘書官から抜てきした》

《異例の登用となる。(略)気心の知れた秘書官を配置することで政権の円滑なスタートを図る考えだとみられる》

6133名無しさん:2021/01/12(火) 15:45:49
>>6132

“側近不足”を露呈した人事
 前出の政治担当記者は「安倍内閣の政務担当秘書官と言えば、あの今井尚哉さん(62)が務めた要職です」と言う。

 今井氏と言えば、経済産業省のエリート官僚。第1次安倍内閣で安倍氏の知遇を得て、第2次内閣では内政から外交まで幅広くサポートし、「陰の総理」と呼ばれたこともある。

「歴史的に見ても、政務担当秘書官は“総理の側近中の側近”が任命されてきました。岸信介氏(1987〜1987)には、娘婿である安倍晋太郎氏(1924〜1991)が政務担当秘書官を務めました。小泉純一郎さん(79)の片腕が飯島勲さん(75)だったことは有名です。

 菅事務所で秘書を務めている新田氏は、確かに気心を許せ、信頼しているのかもしれません。しかし、39歳という年齢はあまりに若すぎます。そもそもやり手の秘書というわけでもなく、エリート官僚を統率する“胆力”を期待するのは酷というものでしょう」

 一方の寺岡氏は対照的な経歴の持ち主だ。1991年に大蔵省(現財務省)へ入省。15年から3年間、菅義偉官房長官(当時)の秘書官を務めたこともある。

「財務官僚らしい切れ者というか、やり手です。本来、寺岡さんのような人でなければ、政策担当秘書官は務まらないはずなのです。菅さんも分かっているはずなのに、若い新田さんに任せざるを得なかった。ここに菅さんの“側近不足”が象徴されていると思います」(同・政治担当記者)

官僚に参謀は無理
 デイリー新潮は20年9月14日、「早くも指摘される『菅義偉首相』の弱点 このままでは短期政権になると言われるワケ」の記事を配信した。

 佐藤栄作(1901〜1975)は、側近であり腹心だった田中角栄(1918〜1993)と福田赳夫(1905〜1995)を競わせ、長期政権の礎を築いた。

 宰相の陰に名参謀ありというわけだが、翻って菅首相の周辺を見渡してみると、側近として活躍できる人物は誰もない──というのが、この記事の骨子だ。

 政治家に側近候補が存在しないのなら、官僚を重用する手はある。菅内閣には、杉田和博・内閣官房副長官(79)、和泉洋人・内閣総理大臣補佐官(67)、北村滋・国家安全保障局長(64)といった面々が首相のブレーンとして機能している。

「3人とも超エリートで、まさに能吏です。ただ、彼らは政策を遂行するプロフェッショナルであっても、例えば政局のカンが冴えているわけではありません。菅首相に『コロナ対策で失敗すると、政権の潮目が変わってしまいます。世論の動向はこうなっています』とアドバイスできるようなタイプではありません」(同・政治担当記者)

6134名無しさん:2021/01/12(火) 15:47:04
>>6133

内閣のキーマンは? 
 興味深いことに、安倍内閣を支えた今井尚哉氏は、“政治的カンを持った官僚”という珍しいタイプだったという。

「今井さんの特徴は、政策を進言するにしても、安倍首相に政局や有権者の動向を見据えながら説明していたことです。霞が関にエリート官僚は、それこそ掃いて捨てるほどいますが、ああいう人はなかなかいません」(同・政治担当記者)

 昨年の12月16日に菅政権が発足して3か月になることから、日本経済新聞は15日、「首相、二階・林・森山氏と密接 3カ月間の面会、政権構造浮かぶ」の記事を掲載した。

 日経が菅首相の面会記録を調査すると、二階俊博・幹事長(81)、森山裕・国会対策委員長(75)、林幹雄・幹事長代理(73)の3人が上位となったとし、この3人が《政権の手綱を握る構図》が浮かんだと指摘した。

「3人の中でも特に菅内閣のキーマンと言えば、二階幹事長と森山国対委員長でしょう。二階さんは和歌山県議、森山さんは鹿児島市議から政治の世界をスタートさせた叩き上げで、同じように横浜市議だった菅さんとは気が合うのでしょう」

政権迷走の原因
 実務派であるところや、寝業師的なイメージなど、確かに3人には相通ずるものがあるようだ。

「二階さんも森山さんも実力者であることは間違いありませんが、政策通だったり、傾聴に値する国家観を持っていたりするようなタイプではありません。新型コロナに際して、日本という国家をどう舵取りするかといった点でアドバイスをすることはできないでしょう。こうして結局、菅さんは1人で何事も決める必要に迫られ、処理能力の限界を超えて政権は迷走しているのです」(同・政治担当記者)

週刊新潮WEB取材班

2021年1月12日 掲載

新潮社

6135チバQ:2021/01/12(火) 16:05:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3556fde543f64055ddf730ec2c500d5e07473531
菅首相、二階氏に忖度?  「後手」批判浴びるコロナ対策
1/12(火) 7:03配信
5303




自民党二階派の政治資金パーティーで二階俊博幹事長(右)と言葉を交わす菅義偉首相=2020年10月7日、東京都千代田区
 新型コロナウイルスの猛威を前に、打つ手打つ手が「後手に回った」と批判を浴びる菅義偉首相。

【国会議員情報】二階 俊博(にかい としひろ)氏

 人の動きを止め、強力な感染拡大防止策に集中できないのは、経済への打撃が計り知れないためだ。ただ、一連の対応は純粋な政策的判断だけによるものではなく、政権の後ろ盾である自民党の二階俊博幹事長に対する忖度(そんたく)もあったのではないかとの見方も根強い。

 首相が緊急事態宣言を決定した7日。首相官邸や国会で進む事前の手続きがテレビ中継され、日本中の耳目が集まっていた。こうした中、正月明けで人けもまばらな自民党本部9階会議室で、二階氏とその右腕である林幹雄幹事長代理ら党観光立国調査会の面々が、観光業界団体の幹部ら約30人と向き合った。宣言が解除されれば、停止中の観光支援事業「Go To トラベル」を速やかに再開すべきだとの立場で一致した。

 トラベル事業は、コロナ禍で打撃を受けた旅館やホテル、旅行会社など観光業者を下支えするため、政府が補助金を出して旅行を促す政策だ。安倍政権の下、昨年7月のスタート時から、官房長官だった首相の肝煎りとされてきた。だが、首相と緊密な関係にあり、全国旅行業協会の会長も務める二階氏の強い意向もあったとみられている。

 これを端的に示した場面があった。昨年12月14日、感染急拡大を重くみた首相が年末年始のトラベル事業一斉停止を表明すると、二階派幹部は「勝手なことしやがって」と吐き捨てるように言った。首相はこの日夕、二階氏に電話であらかじめ自身の決断を伝えていたが、幹部の言葉は二階氏の怒りを映したように見えた。

 この日の夜、首相は二階氏に頭が上がらないのではないかと受け取られた出来事もあった。首相は、二階氏や林氏が東京・銀座の高級ステーキ店で著名人ら5人と開いた忘年会に呼ばれた。政府が感染防止のため自粛を呼び掛けていた「大人数での会食」となり、世間の怒りの矛先は首相に向かった。首相は「あいさつだけするつもりだったのに引き留められた」と周辺にこぼしている。

 関係者によると、二階氏は当初、今回の緊急事態宣言にも反対していた。容認に転じたのは今月2日、政府に発令を求めた小池百合子東京都知事らの要請内容から、観光業への影響は限定的と判断したためだという。首相は発令の検討開始について、記者会見で表明する前日の3日に二階氏サイドに伝えたが、二階氏に配慮するあまり、発令をためらっていたのではないかとの臆測も与党内にはある。

 7日、党本部での観光立国調査会終了後、二階氏側近の林氏は記者団に「観光は日本経済の柱で、地方創生の切り札だ」と力説した。宣言解除後のトラベル事業再開を政府に近く申し入れる。感染を広げたとも批判される事業をそう簡単に再開できるのか。感染状況、世論の反応、そして二階氏の意向をにらみつつ対応を判断する首相の心中を、閣僚の一人は「難しい。二階さんがいるからGoToもやめられなかった」と推し量った。

6136チバQ:2021/01/12(火) 19:11:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/506ea51ebf26f0bea3461a37baff40d32fd43ffb
コロナ対策迷走、強すぎた官邸 元次官「知恵集められず」
1/12(火) 5:00配信
コロナ対策迷走、強すぎた官邸 元次官「知恵集められず」
1/12(火) 5:00配信




首相補佐官に起用され、安倍晋三首相(右)との記念撮影に臨む今井尚哉氏。経済産業省出身の今井氏は安倍首相の最側近と言われ、「官邸官僚」の代表格だった=2019年9月11日午後7時31分、首相官邸、越田省吾撮影
 昨年2月、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナウイルスの感染者が急拡大していた際のこと。沖縄の那覇港を出発した別のクルーズ船が感染者がいる可能性があるとして台湾に寄港を拒否され、沖縄に戻ろうとしていた。

「おいおい、あと2時間で沖縄に着くぞ」。官邸で首相秘書官らが見ていたのは、船舶の位置を確認できるインターネットの民間サイト。官邸関係者によると、国土交通省から連絡がなく、「国交省は全然駄目だな」と官邸官僚たちはささやき合った。民間サイトを見ながら、クルーズ船を沖縄に再入港させないよう国交省に指示したという。

 「官邸主導」「強い官邸」をめざした平成の政治改革の終着駅とも言えるのが、第2次安倍政権だった。内閣人事局の誕生で、首相や官邸は官僚たちの人事権を掌握。リーダーシップを強め、かつての縦割りの弊害を打破していった。

 一方、首相の安倍晋三が率いる自民党が国政選挙で勝ち続ける中、官邸はさらに力を強めていった。「強すぎる官邸」を前に、官僚たちは直言や意見することを控えるようになった。

 官邸を恐れて遠ざかる官僚。そして知恵を出さない官僚たちを信頼できず、トップダウンで指示を出す官邸官僚。布マスクの全戸配布などの迷走したコロナ対策は、官邸主導の負の側面が凝縮したかのようだった。

 元事務次官の一人はこう残念がる。「新型コロナの対策は未知のことばかり。こんな時こそ、霞が関の知恵を結集させるべきだが、それができていない」

 7年8カ月に及ぶ最長政権は昨年9月に幕を下ろした。しかし、安倍政権の間、人事権を手に霞が関ににらみをきかせてきた官房長官の菅義偉が「安倍政権の継承」を掲げて首相のイスに座った。

 コロナ対策の迷走は続く。「官邸に行きたいが、菅さんの機嫌が悪いようだ」。官僚たちの間ではそんな会話がかわされる。官邸は官僚たちの仕事ぶりに不満を抱き、官僚たちは官邸を恐れ、萎縮するという相互不信の構図はいまも変わっていない。(敬称略)
朝日新聞社

6137チバQ:2021/01/12(火) 21:14:57
はじめて、この辺のメンツと意見一致した気がする
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2b57a157b06785fc1c70b032df0c5ef7e6a96ec
自民「護る会」青山繁晴氏ら、政府にビジネス往来全面停止を要請
1/12(火) 18:32配信


 自民党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表・青山繁晴参院議員)は12日、首相官邸で岡田直樹官房副長官と面会し、新型コロナウイルスの感染防止のため、一部の国との間で継続しているビジネス往来の全面中止などを政府に求める緊急提言を手渡した。「国民の理解を得ることと、感染抑止の両面にとって必須の対策」だとした。青山氏によると、岡田氏は「完全中止も選択肢に入れて検討している」と述べた。

【グラフで見る】変異種流入で従来ウイルスより感染者数が拡大する

 政府は全世界からの入国を停止しているが、中国や韓国など11カ国・地域と合意した2国間のビジネス往来などの枠組みによる入国は認めている。

 青山氏は岡田氏との面会後、記者団に「海外から人を受け入れ、日本で変異種のウイルスが市中感染を引き起こすと、政府の責任は重大になる」と危機感を表明した。「1日どころか1時間、完全に止めるのが遅れたら、リスクは乗数効果で大きくなっていく」と語った。「国民に厳しい制限をお願いしておきながら、ビジネスだけで入ってきているはずの、特に中国の方々で、観光している人が非常に多い」とも述べた。

 政府は緊急事態宣言に伴い、全ての入国者にPCR検査の証明書提出を義務付けるなどの水際強化策を講じているが、青山氏は「検査をすれば入国してよしという状況ではない。変異種のウイルスについてどこまで信頼性があるか分からない」とし、即時の入国中止を求めた。

 ビジネス往来を当面継続するとの政府の対応については、青山氏は「何もかもが遅い。党では部会や対策本部を開いても『続けるべきだ』という人は一人もいない。非常に危機的だ」と訴えた。

6138チバQ:2021/01/12(火) 21:17:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/c152dd9759380e741e26fe645df4136346b8f036
入国全面停止要求の自民、経済重視の首相との間に深まる溝
1/12(火) 18:50配信

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産経新聞
 政府による新型コロナウイルスの水際対策に自民党内で不満が強まっている。政府は昨年末に全世界からの外国人の新規入国を一時停止し、今月8日にはすべての入国者に陰性証明を求める強化措置を打ち出したが、党内には中国や韓国など11カ国・地域と継続中のビジネス関係者らの往来の一時停止を含む入国の全面停止を求める声が強い。ただ、菅義偉首相は相手国で変異種の市中感染が確認されない限り入国は止めない方針で、溝が深まっている。

 「緊急事態宣言は国民の共感を得なければ機能しない。国民の共感を得るためにもビジネス往来を止めるべきだ」

 12日の党外交部会で佐藤正久部会長がこう気勢を上げると、複数の議員が「そうだ」と応じた。1時間の予定だった会合は2時間近く続き、発言者14人のうち13人が入国の全面停止を主張、1人が検査態勢の強化を求めた。出席した中堅は「ビジネスと言いながら観光客が入っている」と批判。閣僚経験者も「中国や韓国に配慮しているのではないか」と疑問を投げかけた。

 強硬姿勢の背景には、党を支持する保守層を中心に水際対策の強化を求める意見が強いことがある。出席議員は「政府は世論が見えていない」とこぼす。昨年、感染が広がった際も政府が中国全土の入国拒否を打ち出したのは3月で、世論や野党の批判を浴びた。

 だが、政府はビジネス関係者らの入国を継続しており、党内からは「首相が固い」との不満が漏れる。

 8日の緊急事態宣言発令の際、政府内では入国の一時停止も検討した。ただ、感染防止と経済活動の両立を重視する首相は継続を判断。首相は8日のテレビ朝日番組で「安全なところとやっている」と述べ、相手国で変異種が確認されれば停止する従来の方針を繰り返した。

 11カ国・地域からは短期出張者だけでなく農業や建設業などで活動する技能実習生らも入国している。小泉進次郎環境相は12日の記者会見で「経済が悪化すれば自殺者も増えていく。社会全体を見た上で命が失われることを防ぐ(首相の)判断だ」と理解を示した。

 政府内には「根拠なく停止したら再開が困難になる」(外務省幹部)との声もあるが、ある議員は「政府に全面停止を求め続ける」と息巻く。党側の主張に折れて全面停止したとなれば、政権の求心力の低下につながる懸念もある。(石鍋圭、沢田大典)

6139とはずがたり:2021/01/13(水) 15:58:42

退任後も迷惑な奴だなあ

安倍前首相 辞任後も私邸に警察官…異例の2億円警備続くワケ
記事投稿日:2020/11/12 11:00 最終更新日:2020/11/12 11:00
https://jisin.jp/domestic/1912630/

安倍晋三前首相が辞任してからもうすぐ2カ月、渋谷区内にある自宅マンション前の道路は、いまも警察官やバリケードによって封鎖されたままになっている。



「理由を言えば道を通してくれるのですが、やっぱり不便ですね」(近所の住民)



安倍前首相の自宅マンションの前にはポリスボックスも残されたままで、さらに付近の大通りにはマイクロバスなどの機動隊車両が4台待機していた。



政治ジャーナリストの有馬晴海さんは次のように語る。



「政治家など要人の警護レベルに関しては、警視庁警備部が判断しています。辞任しても首相経験者にはSPがつけられるのが慣例となっています。しかし、それは1人程度で、細川護熙元首相や村山富市元首相は、『煩わしいから』というような理由で断っています。元首相のために、それだけ厳重な警備が敷かれたままになっているのは非常に異例なことなのです」



また一つの可能性としては、警視庁が“何らかの情報”をつかんでいるために、警備レベルを下げていないということも考えられます。警備費用の基本は人件費。何人でどのくらいの期間を担当するか、ということになります」

6140とはずがたり:2021/01/13(水) 17:17:43

石破アホやな

石破茂元幹事長 「国会議員会食自粛令」が出た夜に「博多9人ふぐ宴会」写真
1/13(水) 16:12配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2f7dc5aaf34e4b39565e3e6e0b2d9c4b59d5117
文春オンライン

 1都3県を対象に「緊急事態宣言」が発出され、二階俊博幹事長が自民党国会議員に会食自粛を求める通達を出した1月8日。その当夜に、自民党の石破茂元幹事長(63)が、福岡県で飲酒を伴う多人数の会食に参加していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

 会食の参加者は、石破氏のほか、山崎拓元自民党副総裁(84)、三原朝彦衆院議員(73)、岳康宏福岡県議(50)ら計9名。山崎氏や三原氏は総裁選で石破氏を支援していた。会場となった博多のふぐ料亭はミシュランの2つ星を獲得したこともある高級店で、冬季限定の「特選ふく会席」は1人4万円から。

 宴会は1月8日夜6時頃からスタート。石破氏らは夜8時頃まで約2時間にわたって、個室でビールや日本酒を飲みながら天然ふぐや白子に舌鼓を打っていたという。

6141チバQ:2021/01/13(水) 19:55:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2f7dc5aaf34e4b39565e3e6e0b2d9c4b59d5117
石破茂元幹事長 「国会議員会食自粛令」が出た夜に「博多9人ふぐ宴会」写真
1/13(水) 16:12配信
8351




次の総裁選で“5度目の正直”を狙う ©文藝春秋
 1都3県を対象に「緊急事態宣言」が発出され、二階俊博幹事長が自民党国会議員に会食自粛を求める通達を出した1月8日。その当夜に、自民党の石破茂元幹事長(63)が、福岡県で飲酒を伴う多人数の会食に参加していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

【画像】会食に向かう石破氏

 会食の参加者は、石破氏のほか、山崎拓元自民党副総裁(84)、三原朝彦衆院議員(73)、岳康宏福岡県議(50)ら計9名。山崎氏や三原氏は総裁選で石破氏を支援していた。会場となった博多のふぐ料亭はミシュランの2つ星を獲得したこともある高級店で、冬季限定の「特選ふく会席」は1人4万円から。

 宴会は1月8日夜6時頃からスタート。石破氏らは夜8時頃まで約2時間にわたって、個室でビールや日本酒を飲みながら天然ふぐや白子に舌鼓を打っていたという。

 石破氏に電話で話を聞いた。

――福岡で会食された。

「別に少人数だったし、それはプライバシーだから誰が居たというのは内緒よ」

――何人居た?

「5、6人かなぁ。出たり入ったりしたからね」

――どんな目的の会合?

「だからあの、久しぶりに、(福岡に)来たから、しょげてたらかわいそうだから励ましてあげよう、みたいな。そんなことですよ」

――自民党も二階氏が会食自粛要請した。

「それはだってあれでしょ。たくさん集まって酒を飲んで大騒ぎみたいなものは、今そんなことやっちゃいかんでしょうな。普通であれば、これから『じゃあもう一軒行くか』みたいな話だけど、そういうのは一切やらないと。みんな気をつけてますもん。集まって酒飲んで、わーわー大騒ぎなんてこともないでしょうよ」
書面での回答は……
 改めて石破氏に書面で事実関係の確認を求めたところ、参加人数や会合の目的などについて、以下のように回答した。

「全体で約3名ずつの席が3つあった。今回、福岡に伺ったのは講演のためで『会食』のためではない。企業における講演後、福岡泊だったので夕食を取らせて頂いた。少人数でのプライベートな食事で、『会食』との認識はない。その食事においても感染拡大防止に細心の注意を払った認識である。(この食事の場では)特段の意見交換はない。講演後に予定されていた大人数での『会食』は中止とした」

 新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、日本医師会の中川俊男会長は「全国会議員の夜の会食を人数にかかわらず、全面自粛してはどうか。国会議員に範を頂きたい。『まず隗(かい)より始めよ』。4人以下の会食なら感染しないと思うなら間違いです」などと指摘している。また、福岡県内でコロナウイルス感染者が急拡大しているさなかの福岡入りだった(13日に緊急事態宣言対象地域に追加)。菅政権の支持率が急落する中、世論調査では「ポスト菅」として石破氏への期待も高まっているだけに、石破氏の説明は論議を呼びそうだ。

 1月14日(木)発売の「週刊文春」では、本当に3名ずつの席が3つだったのか、宴会中の石破氏の様子、石破氏がこの時期に福岡まで出向いた理由、宴会に同席した安倍晋三前首相と近い財界人の名前、山崎氏の小誌への意味深な説明などを当夜の写真と共に詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年1月21日号

6142チバQ:2021/01/13(水) 19:59:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f378d6e0f6c779359e2127b8237228935fdbbca
日本政府、ビジネス関係者の往来全面停止の方針 14日から=報道
1/13(水) 17:09配信
58




 1月13日、NHKなど国内メディアによると、政府は11の国と地域を対象に認めていたビジネス関係者の往来を停止する方針を固めた。写真は東京都の銀座で10日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 13日 ロイター] - NHKなど国内メディアによると、政府は11の国と地域を対象に認めていたビジネス関係者の往来を停止する方針を固めた。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための措置で、NHKは、これで外国人の入国が全面的に制限されると伝えている。

現在は中国や韓国など11カ国・地域からは例外的に入国を認めていた。日経によると、緊急事態宣言の拡大に合わせ、14日にも停止するという。

6143チバQ:2021/01/13(水) 20:45:41
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP1F6QX3P1FUTFK00F.html
外国人の新規入国、全面停止へ 首相が方針転換
2021/01/13 20:31朝日新聞

外国人の新規入国、全面停止へ 首相が方針転換

成田空港では入国者に検査を行っている=2020年11月2日、成田空港、川村直子撮影

(朝日新聞)

 菅義偉首相は13日、中韓を含む11カ国・地域からビジネス関係者などを受け入れている入国緩和策について、緊急事態宣言の期間中は一時停止とする方針を表明した。これにより外国人の新規入国は事実上、全面的に止まる。

 首相は記者会見で「英国からの帰国者によるクラスターで(新型コロナウイルスの)変異株が確認され、国民の不安が高まっている。あらゆるリスクを取り除くために一時停止する」と述べた。

 政府は7日の首都圏4都県を対象にした緊急事態宣言後も、新型コロナの変異ウイルスが確認された国・地域ごとに停止する方針を示していた。与野党から即時停止を求める声があがるなか、首相は8日のテレビ番組でも「(感染状況の収まっている)安全なところとやっている」と強調。受け入れ継続を続けてきたが、方針転換した形だ。

6144チバQ:2021/01/13(水) 21:06:15
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210113X742.html
自民党の石破元幹事長、大人数会食に参加=「深くおわび」
2021/01/13 18:03時事通信

 1都3県を対象に新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が出された直後、自民党の石破茂元幹事長が福岡県内で大人数の会食に参加していたことが13日、分かった。週刊文春(電子版)が報じた。石破氏は「苦しい思いをしている国民への十分な配慮が足りなかった。深くおわびしたい」とのコメントを発表した。

 週刊文春によると、石破氏は8日、福岡県内のふぐ料理店で、山崎拓元自民党副総裁や地元関係者ら9人で会食した。石破氏は、感染対策に努めたと強調しつつ、「会食を断ることは礼を失するとの思いが勝ってしまった」と釈明した。

6145名無しさん:2021/01/14(木) 10:39:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d04969d994e91ef5b07dd7dee546a5cbf185a79
石破氏も多人数会食 党「自粛」要請に反し8日に福岡で
1/13(水) 17:59配信

 自民党の石破茂元幹事長が8日夜に山崎拓元副総裁や三原朝彦衆院議員ら計5人以上で福岡市内の料亭で会食していたことが13日、分かった。週刊文春が同日、インターネットで報じた。二階俊博幹事長は8日に新型コロナウイルス対策として所属議員に飲食を伴う会合への参加を控えるよう要請しており、党の通達に反した形となる。

 石破氏は「参加するべきか逡巡(しゅんじゅん)したが、(店側が)感染対策に努めていたこともあり、お断りすることは厚意を無にすることになるため、礼を失するとの思いが勝った。苦しい思いをしている国民の皆さまへの十分な配慮が足りなかった」とコメントした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aed45c20b50db1dde394f57fa3819b5ee2ab617d
石破氏が9人で会食、緊急事態宣言の開始日 文春報道
1/13(水) 18:08配信

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が首都圏4都県で始まった8日、自民党の石破茂元幹事長が福岡県内で9人で会食をしていたと、文春オンラインが13日報じた。石破氏は同日コメントを出し「政府からのお願いで苦しい思いをしておられる国民の皆様への十分な配慮が足りませんでした」と謝罪した。

 文春オンラインによると、石破氏は8日、山崎拓・元党副総裁や三原朝彦衆院議員らとふぐ料亭で約2時間にわたって会食したという。同日には自民の二階俊博幹事長が、党所属国会議員に飲食を伴う会合への参加を控えることなどを求める文書を出していた。

 石破氏はコメントで、福岡での講演後に少人数の夕食に誘われたと説明し、「部屋に入って5人以上の会であることが分かった。参加するべきか逡巡(しゅんじゅん)したが、検温、消毒、常時窓を開けるなど感染対策に努めていたこともあり、お断りすることは礼を失するとの思いが勝ってしまった」などとした。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/521cd42beba897ff5541d671bad7379c88d2fbf8
石破氏が謝罪「ふぐ会食」で〝ガキ使景気〟吹っ飛んだ…
1/13(水) 22:23配信

 自民党の石破茂元幹事長(63)が13日、首都圏1都3県を対象に「緊急事態宣言」が発出される中、福岡県での〝ふぐ会食〟に参加していたことを謝罪した。

「文春オンライン」によれば、石破氏は福岡県で8日に行われた講演終了後、予定された懇親会が中止になった。その代わりに山崎拓元自民党副総裁(84)や三原朝彦衆院議員(73)、岳康宏福岡県議(50)ら計9人で、ミシュラン2つ星を獲得したことがある高級料亭の個室でビールや日本酒を飲みながら天然ふぐや白子に舌鼓を打ったという。

 石破氏は「会食は午後8時前に終了しましたが、新型コロナウイルス感染防止のための政府からのお願いで 苦しい思いをしておられる国民の皆様への十分な配慮が足りませんでした。深くここにおわび申し上げたいと思います」とした。

 党内では二階俊博幹事長(81)が、衆参所属議員に対し新型コロナウイル特措法に基づく、緊急事態宣言を受けて会食自粛を求めていた。

 ある自民党議員は「新型コロナ禍で、脇の甘さを露呈したのは残念です。誘われた宴会を断れないとは、まじめな石破氏らしくない行動です。暗い世相のなか、大みそかのテレビ番組に出演して、再び世間の人気を集めたというのに」と話した。

 石破氏は高視聴率を記録した大みそかの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ)に審査委員長として出演。ダウンタウンに「審査するにあたっては、ひたすら厳正公正、国民の納得と共感、これが得られるようにひたすら真摯に努めてまいります」と普段通りのなめらか口調で笑わせて、人気を集めた。

「今年は総裁選、衆院選が控えています。党内では人気がない石破氏ですが、菅首相が新型コロナ対策で失敗のらく印を押された場合、再びキーマンとして復活できた可能性が十分にありましたよ」(自民党議員)

 会食の自粛に応じなかった石破氏。代償はあまりにも大きい。

東京スポーツ

6146名無しさん:2021/01/14(木) 10:45:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5adc4629771370ef6668e7de901fe4394ed2437
下村氏「負けたら政局…」発言を二階氏否定
1/12(火) 16:38配信

自民党の二階幹事長は、4月に予定されている2つの補欠選挙をめぐり、同党の下村政調会長が「両方負けたら政局になる」と述べたことについて、不快感を示した上で否定しました。

4月25日に予定されている衆院北海道2区と参院長野選挙区の補欠選挙は、それまでに衆議院解散がなかった場合、菅政権にとって初めての国政選挙となる見通しです。

下村政調会長は、この2つの補選について、今月5日のBSの番組で、「自民党が両方負けたら政局になる可能性もある」と述べています。下村氏の発言は、総理大臣をすげ替える「菅降ろし」を示唆したものとも受け取られ、自民党内で波紋を広げていました。

これについて二階幹事長は12日の会見で、「政策については政調会長の意見は十分尊重しているが、選挙は幹事長の責任でやる。しっかりと対応しますから、ご心配なきよう」と語り、不快感を示しました。また、「政局にならないということか」と問われると、「当然です」と述べ、下村政調会長の発言を火消しする形となりました。

衆院北海道2区補選は、東京地検が贈収賄の疑いなどで家宅捜索を行った、自民党・吉川貴盛元農水大臣の辞職に伴うもの。参院長野選挙区補選は、昨年12月に立憲民主党の羽田雄一郎議員が死去したことを受けたもので、どちらも自民党にとっては厳しい戦いになるとの見方が大勢を占めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/61495bf62bba5f7a100e74cf919077821508bfb8
二階氏、下村政調会長の政局発言に不快感あらわ「選挙は幹事長の責任…心配なきよう」
1/13(水) 7:22配信

 自民党の二階幹事長=似顔上=は12日の記者会見で、4月25日に予定される衆参2選挙区(衆院北海道2区、参院長野)の補欠選挙に関して「2敗なら政局」と発言した下村政調会長=同下=に対し、不快感をあらわにした。

 二階氏は「政策のことは政調会長の意見を十分尊重するが、選挙は幹事長の責任だ。心配なきよう」と強調した。2敗する事態となっても政局には発展しないかと問われると、「当然(ならない)」と明言した。

 下村氏は5日のBSフジの番組で「二つ負けると菅政権の大ダメージになる。その後に政局になる可能性もある」と語っていた。

6147名無しさん:2021/01/14(木) 10:46:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d9a72eacf8192d57aacb8e4694f4cb68bb822d6
「政局」発言を反省 自民党の下村政調会長
1/13(水) 18:25配信

 自民党の下村博文政調会長は13日の記者会見で、4月に予定される衆参両院の2補選に関し、同党候補が敗北すれば「政局になる」と述べたことについて、「緊張感を持って選挙に対処することが大切だという思いの中での発言だった」と釈明した。

 その上で「『政局』という言葉は適切でなかった」と反省した。

 下村氏の発言をめぐっては、同党の二階俊博幹事長が12日の会見で不快感を示していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ccb1dc6c1cddc37f2d1c136e4b62d079a4cb7687
自民・下村氏が釈明 二階氏の“苦言”が影響か
1/14(木) 7:39配信

 自民党の下村政調会長は「補選に負ければ政局」という自らの発言について、釈明しました。二階幹事長の苦言が影響したものとみられます。

 下村政調会長:「まあ政局という言葉自体がちょっと適切ではなかったなと思いました」

 波紋を広げていたのは先週のこの発言です。

 下村政調会長:「補選が2つあったなかで自民党がもし負けることがあればですね、菅政権、大丈夫なのかというようなことが出てくる可能性もないとは言えないなかで」

 下村政調会長は5日、民放のテレビ番組でも4月に予定されている衆議院北海道2区と参議院長野選挙区の2つの補欠議員選挙について「負ければ政局になる」と発言していました。

 この発言に対し、二階幹事長は苦言を呈しました。

 二階幹事長:「選挙はこれ、幹事長の責任であります。しっかり対応して参りますからご心配なきよう」「(Q.政局にはならないと?)当然です」

 内閣支持率が急落していることを受け、自民党内からは早くも「菅おろし」の声が起き始めています。

 下村氏は13日、こう釈明しました。

 自民・下村政調会長:「私から菅おろしのようなことをするはずがなくですね、逆に菅政権を支えていくためにですね、政局にならない状況をどうするかと」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/6524ed43b13e06a934e1a4e85d46936ac0a20c63
下村氏「菅降ろしするはずない」 「補選2敗は政局」発言で反省の弁
1/13(水) 18:44配信

 自民党の下村博文政調会長は13日の記者会見で、4月に予定される衆院北海道2区と参院長野選挙区の2補選に関する自身の発言について、「菅政権を支える立場で、私から『菅降ろし』のようなことをするはずがない。『政局』という言葉自体が適切ではなかった」と反省の弁を述べた。

 下村氏は5日夜のBSフジの番組で、2補選で自民党が敗れた場合を想定し、「菅政権にとって大ダメージになる」と発言。「その後政局になる可能性もある」とも言及し、党内から苦言が相次いでいた。

 下村氏は会見で、「菅政権を支えていくために政局にならない状況をどう作るかという中での政局という発言だった」と釈明。今年予定される衆院選を含めた「全体的な政局という意味だった」とし、「党内の主導権争いとかそんな議論をしているわけでは全くなかった」と付け加えた。【飼手勇介】

6148名無しさん:2021/01/14(木) 10:49:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/67c81ba6c87b719aae0ef2725b1451778e1cc559
自公幹事長、コロナ特措法の早期成立方針を確認
1/13(水) 16:58配信

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長は13日、国会内で会談し、18日召集の通常国会に提出する新型コロナウイルス対応のための新型インフルエンザ党対策特別措置法改正案について早期成立を目指す方針を確認した。

 会談後、同席した森山裕国対委員長が記者団に明らかにした。具体的な成立時期に関しては「2月初旬に何としてもお願いしたい。現状のコロナの状況を考えると1日も早い成立が必要だ」と述べた。

6149チバQ:2021/01/14(木) 10:57:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/24983d3a707942b2dcc367436b9bee620513f9a4
1週間足らずの方針転換 首相、見えぬ出口戦略 緊急宣言の対象拡大
1/14(木) 7:12配信
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緊急事態宣言の対象区域に7府県の追加が決まり、記者会見する菅義偉首相=13日午後、首相官邸
 新型コロナウイルス感染拡大への対処に苦慮する菅義偉首相が13日、緊急事態宣言の対象地域拡大を決めた。

【図解】緊急事態宣言 11都府県に拡大

 感染状況が急速に悪化する大都市圏を中心に抑え込みを図る狙いだが、首相自身が7日に否定したばかりの対象拡大とあって、「1週間遅れた。後手に回った」(立憲民主党の枝野幸男代表)などと批判を浴びた。宣言の期限とした2月7日までに感染拡大を抑えられるかは見通せず、出口戦略も見えない。

 「先週の段階では、大阪の感染者が急増したのは直前のことであり、専門家からも原因を分析すべきだとの評価だった」。首相は対象地域の拡大を決めた直後の記者会見で、1週間足らずの方針転換をこう釈明した。

 これに先立つ衆院内閣委員会の閉会中審査では、立憲民主党の今井雅人氏が「発令基準がよく分からない。自治体から要請されると国が認める形で行われているようにしか見えない」と知事主導の対応を追及。西村康稔経済再生担当相は「緊迫した状況の表れだ」などと弁明に追われた。

 今回、対象に加えた7府県のうち、福岡を除く6府県で知事の要請が先行する形となった。首相は再発令を決めた7日の会見で、大阪などへの対象拡大を「現時点においてはそうした状況にはない」と否定。緊急事態宣言の再発令自体も、昨年末までは慎重姿勢を示していた。

 政府関係者によると、首相は対象地域を追加するに当たり、西村氏と12日に協議。要請がなかった福岡県を対象とした。人口が集積する大都市圏として大阪府や愛知県などを指定するのに合わせた形で、政府が主導した例外的なケースとなった。

 福岡県の関係者によれば、西村氏は12日、小川洋知事に電話で、感染拡大を抑えるため福岡を対象としたいと伝達。知事は消極的だったが、西村氏は「(今後は)追加指定は考えていない。最後の船だ」と押し切ったという。

 ただ、感染拡大は衰えを見せておらず、今後も対象を広げずに済む保証はなさそうだ。一貫性を保てていない政府対応は既に厳しい批判を招いており、不用意な発言は政権を一段と窮地に追い込みかねない。西村氏の発言を伝え聞いた自民党幹部は「余計なことを」と不快感をあらわにした。

 首相は7日の会見で「1カ月後には必ず事態を改善させる」と決意を示していたが、解除の目安は感染状況が2番目に深刻な「ステージ3」相当。東京都に当てはめれば、13日に1433人に上った新規感染者数を、500人以下に減らす必要がある。人々の「コロナ慣れ」や自粛疲れから十分な効果が期待できないとの指摘もあり、政府内でも「期間を延長せざるを得ないだろう」(関係者)との見方は根強い。

 首相は一度決めたことは「ぶれない」ことを信条としてきたが、コロナ対応ではここへきて次々と方針転換を強いられている。残り1カ月足らずで「約束」を果たせるのか。首相は正念場に立たされている。

6150名無しさん:2021/01/14(木) 11:43:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eb1a1d1a8dc8c5776892bc83108b8134487b0eb
菅政権の支持率急落で注目される首相より偉い「あのドン」
1/14(木) 7:00配信

自民党の二階俊博幹事長が12月14日に菅義偉首相ら8人と行った“ステーキ会食”が世間から批判の集中砲火を浴びた。自民党ベテラン議員の1人は「政治家は変なところで、自分の力を見せつけたがる。あの会合では、菅さんを呼びつけて自分の力を見せつけたかったのだろう」と語る。

実際、昨秋には、毎週月曜日の夕方に開かれる自民党役員会でこんな風景が続いたという。閣議前の閣僚懇談会でもそうだが、たいてい党総裁(首相)が最後に入場する。事前に着席して待っていた着席者は、党総裁(首相)の入場に合わせて起立して出迎える。ところが、秋の自民党役員会で最後に現れたのが二階幹事長だった。おぼつかない足取りで二階氏が現れると、先に席に着いていた菅氏が立ち上がり、「ご苦労様です」といった風情で出迎えたという。この光景に初めて出くわした他の出席者は、驚いたものの、「まあ、二階さんもお年だから、そういうこともあるよな」といった反応だった。

だが、この「二階幹事長が最後に登場」という役員会が2度続いた。参加者たちに「二階氏は確信犯だ」という雰囲気が広がった。関係者の1人は「1度遅れて総裁に迷惑をかけたら、誰でも恐縮して次から気をつける。2度続けたということは、意図的だとみられても仕方がない」と語る。

二階幹事長の行動の是非はさて置き、政治家はこのように自分の力を誇示するのが大好きだ。駆け出しの政治記者だったころ、つまらない仕事だが、よく「紙取り合戦」に巻き込まれた。役所が発表する政策資料を他社よりも早く入手して報道するという競争だ。どうせ、役所が発表するのだから、そんなことをするより、役所が隠そうとしている話を追いかける方が重要なのだが、下っ端記者にそんなことを言う力はない。命ぜられるがまま、ヤギになった気分で、あちこちに紙(ペーパーともいうが、政策資料のこと)取りに出かけた。

その際、「なるべく上流に行く」というのが取材で得た知恵だった。一番下流は記者会見。役所は、政治家から「そんなこと聞いてないぞ、俺は」と言われるのが一番いやなので、力のある政治家から順に説明する。最初は首相、次は自民党の派閥の長、次に族議員のボスといった具合だ。だから、自分の力が及ぶ限り、上流に泳いでいく。

このとき、私がたびたび世話になった政治家は、やはり、自分の力を誇示するのが好きだった。議員会館に出かけて、「紙をください」と頼むと、「よしきた。ちょっと待ってろ」と頼もしい返事が返ってくる。すると、この議員はその場で役所に電話をかけ、局長あたりを呼び出す。私が聞いているのを知ったうえで、「○○君、すぐにその紙持ってきてよ」と頼む。「どうだ、俺は役所を動かす力があるんだぞ」と記者に見せつけたかったのだろう。

6151名無しさん:2021/01/14(木) 11:44:05
>>6150

政治家に似ている職業は……
政治家は特に、同じ政治家のなかで、誰が力を持っているのか、すぐに品定めに走るところもある。海外勤務をしていた頃、日本大使館の知人が浮かぬ顔をしていた。日本からやってくる国会議員に怒鳴られたという。議員交流の夕食会の座席表を送ったところ、「なんで俺が、あいつより下座なんだ」と激高された。多数の議員が参加する席順は本当に難しい。それぞれが、当選回数や政治経歴、年齢など、自分に有利な数字を突きつけて、少しでも上座に行こうとするからだ。

この知人は疲れた顔で「政治家と芸能人とヤクザってどこか似ているがありますよね」とぽつりと漏らした。この3つの人種は、いつも人から見られているという共通点がある。自ずと、自分の存在をアピールしようと力が入る。芸能人は、とにかくカメラの中の立ち位置がセンターに行くように、遮二無二がんばる。ヤクザも、着る服や食べ物にカネをかけて目立とうとする。ライバルのヤクザより、1円でも高いものをおごってみせようともする。ヤクザを長年取材している知人によれば、やはり、「相談を依頼してくる人の目の前で電話をしてみせる」ことで権力を誇示してみせるのだという。

そして今、自民党は菅政権の支持率急落もあって、政治家同士の間で「力の見せつけ合い」「力の品定め」が始まろうとしている。永田町を歩いていると、「二階さんはポスト菅のカードに野田聖子議員と石破茂議員を考えている」とか、「最近、麻生太郎財務相が茂木敏充外相とよく会っているようだ。岸田文雄元外相も有力だろう」といった根拠があるのかないのかわからないような「うわさ」をあちこちで聞く。

最近、「菅内閣の支持率の落ち方は、麻生内閣のそれと似ている」という話もよく出る。ただ、麻生内閣の頃は自民党の支持率も一緒に落ちていったが、今回は自民党の支持率はそれほど落ち込んでいない。

現在、4割ちょっとの菅内閣の支持率が、4割近い自民党支持率を下回る事態になれば、いよいよ、「菅総裁の看板では選挙を戦えない」という声が高まり、政治家の力の見せつけ合いが始まるだろう。

牧野 愛博

6152チバQ:2021/01/14(木) 16:05:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f51a7d3b7ce8f967af77326beee29f983451fdd

菅首相、高まらぬ発信力 年末の訴え不発、与党にも不満
1/14(木) 12:34配信
103




発信力不足批判で逆風が強まる菅首相
 菅義偉首相は首都圏の1都3県への緊急事態宣言発令から1週間足らずで、対象エリア追加を迫られた。昨年末に「静かな年末年始」を訴えたものの、新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、発信力不足を改めて露呈。新型コロナ特別措置法改正やワクチン接種を政権浮揚につなげる考えだが、感染拡大を止められなければ、浮揚どころか政権への逆風は強まる。

 首相は13日の記者会見で、不要不急の外出を「午後8時以降だけではなく日中も控えてほしい」と要請した。同席した政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長も、すかさず「私どもが今最もやるべきことは、昼夜を問わず外出をなるべく控えることだ」と補った。

 事務方の用意した資料に目を落として読む首相の姿はこれまでと変わらない。記者席から「当ててください」と挙手が相次ぐ中、会見は41分で打ち切られた。

 首相は7日の会見では、午後8時以降の外出自粛を力説していた。政府の基本的対処方針は日中も含めた自粛を求めていたものの、宣言後初の休日となった9〜11日の繁華街などの人出は、昨春の緊急事態宣言発令時より減り幅が小さかった。与野党から「必要な対策が国民に伝わっていない」「宣言の効果が出ていない」などと批判が上がる。

 昨年12月25日の会見でも「静かな年末年始をお過ごしをいただきたい」と呼びかけたが、首都圏のほか、大阪府や愛知県で年明け以降も感染が拡大。過去最多の感染者を更新するなど、首相の発信が国民に届いているとは言いがたい。

 発信力を高めようと、首相は年末年始からテレビやラジオ番組に積極的に出演。内閣記者会の取材依頼にも応じるようになった。だが…

6153名無しさん:2021/01/14(木) 19:11:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/92980a1b9f0cbd53aaa2b579deadbb8ddc7264bb
田崎史郎氏 石破氏の大人数会食に「永田町の会食文化…自分が批判されているような気分」
1/14(木) 12:31配信

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が14日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。自民党の石破茂元幹事長が、東京など1都3県で新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が始まった今月8日に、福岡県内で大人数の会食に参加していたことについて言及した。

 会食について、週刊文春がウェブサイトで報じ、石破氏は「国民の皆さまへの十分な配慮が足りなかった。深くおわび申し上げたい」とのコメントを発表した。週刊文春によると、石破氏は8日夜、山崎拓・元自民党副総裁ら9人で約2時間にわたり、福岡県内のふぐ料理店で会食したという。自民党は同日、所属議員に飲食を伴う会合への参加自粛を求める通達を出していた。

 田崎氏は「僕なんかは永田町の会食文化にどっぷり浸かってたんですけど、自分が批判されているような気分になりますね」と言い、「緊急事態宣言が出された翌日で、二階幹事長が通知を出した日にぶつかってしまったんですね。2、3日前だったら、これほど大騒ぎにならなかった感じがする。間が悪いというか運が悪いというか、いじめられやすい石破さんにちょっと同情します」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/794cbd2057ae203fd44e477578707fc767b283ae
田崎史郎氏、会食問題浮上の石破元幹事長は「間が悪いって言うか、運が悪いって言うか」
1/14(木) 14:02配信

 14日放送のTBS系「ひるおび!」(月〜金曜・午前10時25分)では、自民党の石破茂元幹事長(63)が東京など1都3県で新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が始まった今月8日、福岡県内で大人数の会食に参加。「国民の皆さまへの十分な配慮が足りなかった。深くおわび申し上げたい」との謝罪コメントを発表した一件を特集した。

 コメンテーターで出演の政治ジャーナリスト・田崎史郎氏(70)は「ちょうど緊急事態宣言が出された翌日で、二階(俊博)幹事長が(会食自粛の)通達を出した日にぶつかってしまったんですね。2、3日前だったら、これほど大騒ぎにならなかった気がするんですけど…。まあ、間が悪いって言うか、運が悪いって言うか、いじめられやすい石破さんに、ちょっと同情しますけどね」と苦笑しながら話した。

報知新聞社

6154チバQ:2021/01/15(金) 10:32:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff10233a624141b31627ceb74b79735145dafec0
菅首相の継続「固執」で迷走 ビジネス往来停止の舞台裏 新型コロナ
1/15(金) 7:11配信
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首相官邸に入る菅義偉首相=14日午前、東京・永田町
 菅義偉首相がビジネス往来の全面停止に踏み切った。

 政府内では昨年末の新型コロナウイルス感染者の急増を受けて検討が始まっていたが、首相は経済への影響や相手国との関係を考慮して継続に固執。世論や自民党内の声に押されて、13日の記者会見で停止を表明したが、同党内からは判断が遅いとして公然と批判の声が上がった。

【グラフ】新型コロナウイルス 都道府県別感染者数・死者数

 「先生方の意見が政府の背中を押した」。14日の自民党外交部会で、佐藤正久部会長はこう誇示。だが、在留資格保持者の再入国は条件付きで認められたため、「水際が『水浸し』から『水漏れ』になったレベル」と苦言も呈した。出席者からは「もっと早くやるべきだった」との意見が続出した。

 自民党内では10月の衆院議員任期満了を控え、感染収束の兆しが見えないことにいら立ちが高まっている。下村博文政調会長は7日、緊急事態宣言再発令に合わせて外国人の入国を全面禁止するよう政府に申し入れたが、政府の対応は水際対策の強化にとどまった。このため12日の外交部会では、「首相は国民の声を聞けないのか」との反発も出ていた。

 政府関係者によると、年明け早々の段階で加藤勝信官房長官も「全て止めるしかない」との考えに傾いていた。だが、首相は「経済を動かし続けなければならない」と主張。ビジネス往来は「相手国との調整に苦労した。日本企業から『中国との制度を使いやすくして』と言われていた」(外務省幹部)との事情もあった。

 首相は自民党の二階俊博幹事長の意向も考慮したようだ。今月1日から13日までにビジネス往来で入国した外国人約1万7700人のうち、ベトナムが約8300人、中国が約4800人。二階氏は親中派として知られ、超党派の日越友好議員連盟の会長を務める。政府関係者は「往来停止は二階氏に相談が必要な案件」と明かした。だが、停止発表前日の12日、周辺から「宣言を拡大するのに、外国人を止めなければ批判される」と指摘され、首相は進言を受け入れた。

 首相の方針転換について、自民党竹下派の竹下亘会長は記者団に「どの判断をしても『遅い』と言われたり『早い』と言われたり。私たちは全面的に支えていく」と擁護。だが、閣僚経験者は「止めるならもっと早く止めれば良かった。ぶれている」と語り、自民若手は「官房長官時代ならこんな判断はしなかった。どうしたのだろう」と漏らした。

6155チバQ:2021/01/15(金) 13:22:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff22dae290864666cf0ac6d2a72e75f8c37b1cd
自民4派閥「そろって弁当」我慢…配布取りやめ・持ち帰り
1/15(金) 0:27配信



 自民党は14日、党内7派閥のうち4派閥が定例会合を開き、活動を再開した。所属議員がそろって弁当を食べ、結束を確認するのが派閥の伝統だが、コロナ禍での国会議員の会食に批判が高まっていることを踏まえ、各派ともメンバーが集まっての昼食は控えた。
 岸田派(47人)は約20人がオンラインを通じて会合に参加し、食事の提供自体を取りやめた。同派会長の岸田文雄・前政調会長は「国民に自粛をお願いするなら、議員自らが範を示さなければいけない」と会食自粛を呼びかけた。
 二階派と石原派は弁当を持ち帰る形としたが、竹下派は「持ち帰って議員同士で食べてしまう」として配布も取りやめた。同派議員からは「『一致結束、箱弁当』の伝統もしばらくは我慢するしかない」(中堅)とぼやきも漏れた。

6156名無しさん:2021/01/15(金) 13:36:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff22dae290864666cf0ac6d2a72e75f8c37b1cd
自民4派閥「そろって弁当」我慢…配布取りやめ・持ち帰り
1/15(金) 0:27配信

 自民党は14日、党内7派閥のうち4派閥が定例会合を開き、活動を再開した。所属議員がそろって弁当を食べ、結束を確認するのが派閥の伝統だが、コロナ禍での国会議員の会食に批判が高まっていることを踏まえ、各派ともメンバーが集まっての昼食は控えた。

 岸田派(47人)は約20人がオンラインを通じて会合に参加し、食事の提供自体を取りやめた。同派会長の岸田文雄・前政調会長は「国民に自粛をお願いするなら、議員自らが範を示さなければいけない」と会食自粛を呼びかけた。

 二階派と石原派は弁当を持ち帰る形としたが、竹下派は「持ち帰って議員同士で食べてしまう」として配布も取りやめた。同派議員からは「『一致結束、箱弁当』の伝統もしばらくは我慢するしかない」(中堅)とぼやきも漏れた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/717e282338abb60e581a0d4860dd6371a27748b9
結束確認の「箱弁当」は自粛 自民各派が今年初会合
1/14(木) 20:33配信

 自民党内の4派閥が14日昼、東京都内で会合を開き、年末年始で休止していた活動を再開した。

 毎週木曜日の定例会合で所属議員がそろって弁当を食べ、結束を確認するのが各派の「伝統」だが、新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出され、会食自粛が叫ばれる中とあって、いずれの派閥もメンバーが集まっての昼食は控えた。

 竹下派は手狭な派閥事務所から党本部の広めの部屋に場所を移し、「例会」を開催。同じ弁当を食べて連帯を確認する様子から、かつては「一致結束、箱弁当」とも評された同派だが、この日は「批判を受けかねない」(幹部)と缶入りのお茶しか振る舞われなかった。所属議員からは「弁当が一番の楽しみなのに」とぼやきも漏れた。

 岸田派の「在京議員懇談会」も飲み物のみ。岸田文雄会長は「国民に自粛を願うなら、議員が範を示さなければ」と語った。ただ、食事なしのせいか、集まったのは約15人。約20人は議員会館などからオンラインで参加した。

 一方、二階、石原両派は所属議員がそろっての食事は控えつつ、持ち帰り用の弁当を用意。二階俊博幹事長は「今年は選挙だ。靴底がすり減るぐらい歩け」と所属議員に檄(げき)を飛ばした。細田派など残る3派閥も来週以降、「3密」回避の工夫を施しながら今年の活動をスタートさせる。

6157名無しさん:2021/01/15(金) 13:37:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bb6b94f4a727befb921230510e9d8657014bdd0
下村氏は政局仕掛けられず 自民・山口氏
1/14(木) 16:12配信

 自民党の山口泰明選対委員長は14日、下村博文政調会長が4月に予定される衆参両院の2補選で同党が敗北すれば「政局になる」と発言したことに関し、「政局は仕掛ける人がいないと政局にならない。いま仕掛ける人はいないから。しっかりみんなで(菅政権を)支えよう」と述べた。

 党本部で記者団に語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/acf1d584543c451a33272ae69dc16583d94ae5c6
総裁選「石破氏出るべきだ」 自民・平氏
1/14(木) 18:57配信

 自民党石破派の平将明衆院議員は14日、日本記者クラブで会見し、9月に予定される党総裁選に関し、「石破茂元幹事長も意欲があれば出るべきだ」と語った。

 石破氏は昨年の総裁選敗北の責任を取り、派閥会長を辞任。党内には出馬は困難との見方もある。平氏は「われわれは菅義偉首相を支えるが、総裁選となれば誰かが出るべきだ」と指摘した。

6158名無しさん:2021/01/15(金) 14:33:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7e05cf53cde0c17c112e5ab361a67e795c7fcc6
世襲議員が3割の自民党が日本の活力を奪う? “いじめられたことも…”元キャリア官僚の二世議員が明かした複雑な胸中
1/14(木) 20:02配信

 このところ支持率が右肩下がりの菅政権だが、就任当初には菅総理が「非世襲議員」であることが注目と期待を集めた。安倍晋三氏や麻生太郎氏、福田康夫氏など、近年の総理大臣の多くが世襲議員だった中、菅総理が20年ぶりの“たたき上げ議員”だったからだ。

 菅総理自身、2009年には「ある大臣は“大正13年から一族で議席を預かっている”なんて言っていた。ある人は“世襲の権化で4代目だ”と話していた。自民党内では世襲の話はタブーだ。なぜなら3割以上がそういう人たちだからだ。しかし党内で自浄作用を働かさなきゃならない」と発言、世襲候補者の党公認に制限をかけるべきとの考えも示していた。

 ところが菅内閣の顔ぶれを見てみると、20人いる閣僚のうち、実に12人が世襲議員。去年11月の衆院予算委員会で立憲民主党の辻元清美議員に「世襲制限をして世代交代を図るという当たり前のことをやらないと自民党に未来はない(と言っていた)、それは今でも同じか」と問われた菅総理は「出馬する選挙区で党員投票をやって決めようとか、そういういろんなルールを作っている」と“トーンダウン”していた。

 自民党所属の宮路拓馬衆院議員(41)は、政界を引退した父・和明氏(80、鹿児島3区)の後継候補として2014年の総選挙に出馬。選挙区では破れたものの、比例九州ブロックで復活し初当選した。農水官僚だった和明氏が衆院選に初当選したのは、宮路議員が11歳のときのこと。そして父と同じ東京大学法学部に進学、卒業後は総務相に入省し、霞が関官僚となった。

 「父は(農水省を退官後)5年間は浪人、つまり無職だったので、当選したときに“親父は何かになったんだな”という思いはあった。そういう父の背中は見ていたし、周りの方に“期待しているよ”と言われたこともあった。それは嬉しくもあったが、冷やかされたり、場合によってはいじめられたりということもあった。だから思春期には反発もしたし、政治家はなるものではないとも思っていた。

 具体的に政治家になることをイメージしたのは就職を考えるときだったと記憶している。父から明確に“継げ”と言われたことは無かった。“阿吽の呼吸”のようなものだったと思う。ただ、“まだ早い。10年間は役所で法律や予算についてしっかり勉強しよう”という思いから、まずは霞が関の門を叩いた」。

6159名無しさん:2021/01/15(金) 14:34:04
>>6158

■宮路議員「自動的に議席を引き継げるというのは、やはり問題があると思う」
 選挙には欠かせない「地盤(後援会)、看板(知名度)、カバン(金)」の三バンを親族から受け継ぐことができた世襲議員。東京大学大学院の内山融教授(日本政治)によれば、会期中、非世襲議員の多くが平日は国会で活動、週末には選挙区に戻って祭りなどを回り有権者に顔と名前を覚えてもらおうと努力するのに対し、世襲議員なら週末も東京に残って勉強することができ、結果的に政策通の議員に育ちやすいというメリットもあるという。

 一方、数千万円規模にもなるという政治資金管理団体をそのまま引き継ぐ場合、相続税が一切かからないというのも強さの秘密と言えそうだ。「安定した政治資金があるということは、逆に言えば新しい考えを持った候補者、政策的な知識はあるがネットワークや資金面で弱い候補者が新規参入しにくくなるこということでもある」(内山教授)。

 宮路議員の場合、自身の選挙において世襲のメリットを感じる機会はあまりなかったという。しかも世襲とはいえ、父子揃って東大法学部卒の元キャリア官僚という経歴。「色々な思いはあるが、自動的に議席を引き継げるというのは、やはり問題があると思う」と明かす。

 「確かに地元や永田町では、皆さんが“宮路”という名前を知っているし、“お前の親父には世話になった”と言っていただけることもある。そこをゼロから築き上げるのは大変だろうし、その意味で私は恵まれていると思う。しかし父は初出馬で落選を経験するなど苦労もしていたし、お金の面でも余裕があったとは思わない。世襲というのは批判を浴びてなんぼだが、私も経歴からは見えない失敗も数多くしてきたし、努力してきた自負もある。しかも選挙では大敗し、比例復活で当選させてもらった立場だ。人口減少に伴う議席減によって選挙区が無くなった関係で、今は立憲民主党の川内博史議員がいる地域で新人のように活動をしている。さらに党の公認を争っている相手は、図らずも世襲の方(保岡興治元衆院議員の長男・宏武氏)だ」。

 宮路議員が大学生だった2003年、和明氏が地元の集会や農家に挨拶回りをする様子を密着取材したテレビ朝日の平石直之アナウンサーは「政治家って、自分がしたいことを高々と掲げて活動しているというイメージを持っていたが、有権者が何を求めているのか、ひとりひとりの話を一生懸命に聞いている姿が印象的だった。逆に言えば、選挙が危うくなると自分のやりたいことにじっくりと取り組むこともできなくなるということだと思う。その意味では、地盤がしっかりしているということは大事なことだと感じた」と振り返る。

 当時は父親の仕事ぶりに今ほど関心が無かったという宮路議員だが、「父は自分のやりたいことよりも、人々を望むことを仕事にしていく人だったと言われる。私もそのスタイルを継いでいくのかもしれないと思っている。私の新しい選挙区は、鹿児島の中でも都市部だ。そこでの有権者のニーズは、父から引き継いだ選挙区とは全く違っていて、女性や子どもの問題や障害、福祉の問題など、ある意味では今までの自民党っぽくない政策だ。しかし、これこそが今の日本社会に求められている政策だと思っているし、女性やLGBT、障害のある方が政治の場に出てきている今の変化を一過性のものにしないための努力が求められている。それが普通の世襲政治家にはない、自らフロンティアを切り開かなければならない私の立場だと思っている」と強調した。

6160名無しさん:2021/01/15(金) 14:34:14
>>6159

■夏野剛氏「世襲議員が多い国会で格差の問題が議論されるだろうか」
 東大法学部卒の元通産官僚でもある八幡和郎・徳島文理大学教授は「日本の世襲は“いいところ”だけ引き継げるのが良くない」と指摘する。

 「政治資金の問題もそうだが、“悪いところ”、“悪い評判”は引き継がない。例えば田中角栄さんの跡を継いだ眞紀子さんに対して、誰もロッキード事件の事を聞かない。これは外国ではあり得ないことだと思う。そんな世襲議員の多い自民党が、日本の政治を“バカ殿政治”にしている。つまり親の真似をして、それらしくはやれるが、専門知識があるとか、それなりに苦労してきた、ということもないので、本当に突っ込んで物事を考えられない。田中角栄さんには学歴がなかったが、周りに福田赳夫さんや中曽根康弘さんといったレベルの高い人たちがいたから、一生懸命勉強して負けないようにやってきた。それが今は世襲の人ばかりだから、あまり難しいことを言うと嫌われる。

 平成の時代がダメだった理由は、世襲の政治家たちが“まあいいじゃないか”と済ませてきた。その結果、日本の経済成長率は平成30年間で世界201位、ほぼ最下位だ。自民党は各選挙区で候補者を決めるのではなく、他党のように基本的には党が決めるようにすれば良いのではないか。そうすれば優秀な世襲の方をお父さんとは別の選挙区で出すこともできるし、女性比率を高めることにも繋がると思う」。

 同じく東大法学部を卒業後、父の跡を継いで大王製紙の3代目となった井川意高氏は「自分のことを棚に上げるわけではないが、閣僚名簿を見ていると、確かにおじいさん、お父さんたちの名前や顔が浮かんでくる。ただ、世襲にも大きく分けて二つあると思う。一つは、初めに叩き上げの人が政治家になり、その親族も政治家になっていったパターン。もう一つは、麻生さんや平井さんなど、地方で企業グループを経営しているような地元の有力者一族の出身というパターン。後者については貴族院議員のようなものを復活させればいいと思うが(笑)、いずれにしろ世襲ばかりが増えれば国の活力が失われてしまうと思う」とコメント。

 慶應義塾大学特別招聘教授でドワンゴ社長の夏野剛氏も「東京に生まれ育って、一度も地元に住んだことがないのに、親の地盤を引き継いでトップ当選した、というようなパターンを見ると、果たして地元の声を本当に代表していると言えるのだろうかと思う。今の日本は、親の資産によって学歴や人生が大きく違ってきてしまうという、ストックの格差が大きな国になってしまった。しかし世襲議員が多い国会で、そういう問題が議論されたり、制度改正が行われたりするだろうか」と訴えていた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

6161名無しさん:2021/01/16(土) 12:25:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/92daa8731cd9a1320db7ec19c16ca1a704324c59
自民党・岸田文雄前政調会長 続く試練打破へ「良き軍師」を周辺に置けるか 昨年の総裁選で情報力不足と戦術立案能力欠く
1/15(金) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 岸田文雄前自民党政調会長は、昨年9月の自民党総裁選で2位になったが、その後、選挙対策や公認調整をめぐり、指導力に疑いが持たれている。

 その1つは、連立与党を組む公明党が斉藤鉄夫副代表(中国比例)を、一方的に次期衆院選の広島3区に擁立することを決めたことである。

 同選挙区は、一昨年の参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で公判中である河井克行元法相の選挙区だ。同氏は岸田派所属ではないが、「広島県は岸田派(宏池会)の牙城」との理由で、岸田氏の対応が注目されることとなった。

 しかし、公明党が候補者擁立の理由としている大規模買収事件は、無理やり2議席獲得を狙った二階俊博幹事長ら党執行部に背景があり、岸田氏の責任ではない。さらに、同県連会長は宮沢洋一元経産相で、岸田氏は県連顧問に過ぎない。にもかかわらず、なぜか岸田氏に話が振られている。

 もう1つは、衆院静岡5区の公認問題である。同区自民党支部長の吉川赳内閣府政務官は岸田派の若手だが、小選挙区で3連敗している。そこに、民主党から民進党、希望の党と渡り歩きながら吉川氏を破ってきた無所属の細野豪志氏が二階派に所属し、自民党からの出馬を意図しているのである。

 もし、選挙を仕切る二階氏が、自民党にも所属していない細野氏を公認するようなことになれば、岸田氏の派閥領袖(りょうしゅう)としてのメンツは丸つぶれとなる、というわけである。

 だからといって、岸田氏が首相候補から外れるかと言えば、答えは「否」である。首相や総裁は公認調整や選挙対策が本務ではなく、国の行く先を示し、国民をまとめていくことが仕事である。

 安倍晋三政権の下で外相を4年、自民党の政策責任者である政調会長を3年も経験した岸田氏が、その有資格者であることに変わりはない。「政界、一寸先は闇」の世界である。万が一、菅義偉首相に何かがあった場合、現時点では、岸田氏はやはり最有力候補者なのである。

 昨年の総裁選では岸田氏の対応が遅れ、菅氏の後手に回った観は否めない。情報力不足と戦術立案能力を欠いていたというべきであろう。諸葛孔明不在の劉備玄徳のごとく、優秀な武将がいても軍師不在では戦いには勝てないのである。

 歴代の政権には、必ずそうした役回りを果たす立場の存在がいた。現時点の岸田氏には、そうした存在はいないように見える。

 これでは何度チャンスがめぐってきても、昨年と同じことになるだろう。「良き軍師」を周辺に置けるかどうか。岸田政権実現の成否は、そこにポイントがあるように思える。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6162名無しさん:2021/01/16(土) 12:28:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/0683edacf620cff6ad1e6bab2c2194ccec458bfa
強まる「菅首相への逆風」…補選見送り、閣僚経験者「負けのダメージ避けた?」
1/16(土) 5:05配信

 自民党が、吉川貴盛・元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙の候補者擁立を見送ったのは、「政治とカネ」の問題で批判を浴びる中、苦戦は避けられないと判断したためだ。自らに近い吉川容疑者の在宅起訴を受け、菅首相への逆風は一層強まっている。

 「国民に心からおわびを申し上げたい。公党として責任を強く痛感している」

 山口泰明選挙対策委員長は15日の記者会見で、こう陳謝した。公明党も同日、同補選に候補者を擁立しない方針を示したため、与党の不戦敗が事実上決まった。

 自民党内では、吉川容疑者の長男の北海道議の擁立を模索する動きや、鈴木貴子衆院議員(比例北海道)を推す声があった。地元の道連支部は札幌市議の擁立に動いていた。

 ただ、北海道はもともと野党が強い地盤を持つ。野党は候補者の一本化に向けた調整を進めており、党内からは「誰が出ても勝つのは難しい」との声が上がっていた。自民党幹部は「補選を戦って有権者に憎まれるより、次期衆院選に備えた方がいいという判断だ」と語った。

 4月25日には、立憲民主党の現職議員の死去に伴う参院長野選挙区の補選も予定されているが、こちらも苦戦必至とみられている。首相は新型コロナウイルス対策で苦境にあり、閣僚経験者は「二つとも負けて政権がさらにダメージを受けるのを避けたのだろう」と指摘する。

 吉川容疑者は、首相と衆院議員の初当選同期で、昨年9月の党総裁選では、菅陣営の選対事務局長を務めた。立民の安住淳国会対策委員長は記者団に対し、「連帯責任も含めて国会で厳しく追及していきたい」と述べ、首相の責任を問う考えを示した。

 さらに、首相を支える二階幹事長への影響も指摘されている。吉川容疑者は直前まで二階派に所属し、事務総長を務めていた。同派は総裁選で菅政権誕生の流れを作ったが、所属議員に「政治とカネ」を巡る問題が相次いでいる。他派閥には「幹事長派閥としてのおごりがある」(若手)と不満がくすぶっている。

6163名無しさん:2021/01/16(土) 12:29:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee8ac8431c19de6ada2f2a94f85bb8fea435ccfa
補選「不戦敗」で痛撃回避 内閣支持急落、苦境一段と 春解散論下火に〔深層探訪〕
1/16(土) 8:32配信

 4月25日投開票の衆院北海道2区補欠選挙まで3カ月を残し、自民党は候補者擁立を断念した。収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農林水産相の議員辞職に伴う選挙とあって、逆風は必至。同日選となる参院長野選挙区補選も旗色が悪く、2敗すれば政権に深刻な打撃になるとみて「不戦敗」を選択した。新型コロナウイルス対策への批判を背景に内閣支持率の低下にも歯止めがかからず、菅義偉首相の苦境は一段と鮮明になった。

 ◇「2敗よりまし」
 「今回の事態を重く受け止め、深く反省し、有権者の信頼回復に努めることを優先すべきだと考えた」。首相は15日、擁立見送りの理由について記者団にこう説明した。

 自民党細田派中堅は「2敗するより、一つを不戦敗にした方がダメージは少ない」と、同時に行われる参院補選も勝ち目がないとみていることを明かした。公明党の石井啓一幹事長も記者会見で「厳しい補選」と認めた。

 自民党は、「桜を見る会」をめぐる問題で安倍晋三前首相の公設秘書(当時)が略式起訴されたばかり。菅政権は立て続けに「政治とカネ」の問題に見舞われている。固い地盤を誇った立憲民主党の羽田雄一郎元国土交通相の死去に伴う参院補選は、立憲にとって「弔い合戦」となり、自民党が議席を奪還するのは困難との判断だ。

 コロナ対策に手を焼く政権の苦境を、内閣支持率の急落が映し出す。時事通信の1月の世論調査で、支持は34.2%と前月から8.9ポイント下落。不支持は39.7%で、初めて支持を上回った。「危険水域」とされる30%割れも目前に迫る。

 自民党内では「コロナ対応は誰がやっても批判される」(麻生派中堅)と首相を擁護する声もある。だが、党国対幹部は18日召集の通常国会で首相が野党の追及の矢面に立たされ、「支持率はさらに下がる」とみる。「『菅首相で衆院選は戦えない』という声が出てくるかもしれない」と漏らした。

 ◇五輪開催に悲観論
 自民党内では衆参補選に合わせた衆院解散・総選挙論が取り沙汰されていたが、衆院補選を不戦敗としたことで、こうした見方は下火になりそうだ。擁立見送りは、解散権を握る首相と、二階俊博幹事長も了承済みだ。感染収束の見通しが立たず、4月の衆院選は困難との見立てもある。若手議員は「4月はもうないんだろう」と語った。

 次のタイミングは7月22日の任期満了に伴う東京都議選との同日選だ。同23日から東京五輪が予定通り開催されれば、事実上の任期満了選挙となる秋の解散を避ける最後のチャンスとなるが、都議選に集中したい公明党が難色を示す。ここを逃すと、パラリンピックが閉幕する9月5日より後しかない。

 秋の段階で東京五輪とパラリンピックが成功裏に終了していれば、政権に追い風となる可能性もある。だが、感染拡大を抑え込めない現状から、政府・与党内では開催そのものへの悲観論が急速に広がっている。中止となればコロナ対策の失敗を意味し、政権は窮地に追い込まれかねない。首相は自身の手で解散どころか、9月末に任期を迎える党総裁選での再選もおぼつかない。

 V字回復を繰り返した安倍政権を引き合いに、政府関係者はこう語った。「支持率は今後も上がる要素はない。菅首相は外交でも得点を挙げられないからきつい」

6164名無しさん:2021/01/16(土) 12:29:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4afff2ca5a55815d58eecb99b751ba57b9df6ab0
要職歴任も資質問う声 過去に口利き疑惑 身内びいきの評も・吉川元農水相
1/16(土) 7:14配信

 吉川貴盛元農林水産相(70)は、北海道議を経て国政入り。

 経済産業副大臣や農林水産副大臣などを歴任し、昨年9月に自民党二階派の事務総長となり党内での存在感も高まっていたが、12月の疑惑発覚後に議員辞職した。以前から口利き疑惑や地元で親族をひいきする姿勢には資質を問う声も上がっていた。

 「クリーンなイメージだった」。札幌市幹部は吉川氏の印象についてこう語る。震度7を記録した2018年の北海道地震では、仮設住宅の建設や停電復旧などに尽力したといい、「北海道のために尽くしてくれた」と語った。

 ただ、カネをめぐるうわさは以前から出ていた。農水相就任前には、太陽光発電所設置業者による補助金詐取事件をめぐり、補助金決定で口利きした疑惑が浮上。就任後の会見で質問されると「お答えしようがない」とかわした。

 党北海道連会長を務めた地元政界でも、独断専行だとの批判が集まっていた。引退する道議の選挙区に次男を出馬させようと画策。道連役員の多くが抗議の辞表を出す騒動に発展し、撤回された。関係者は「立場を利用した公私混同が甚だしい」とあきれる。

 こうした行動の背景として、菅義偉首相との関係を指摘する声もある。道連関係者は「総裁選では、石破茂元幹事長を支持する人もいたのに地元分の3票をすべて菅さんに入れると言って聞かなかった。菅さんの顔を立てることしか考えていない」と話す。

 吉川氏は現金受領疑惑が浮上した昨年11月下旬、不整脈を理由に入院。12月2日、「治療に専念しなければならない」として党の全ての役職を辞任する意向を示し、同22日に衆院議員を辞職した。

6165名無しさん:2021/01/17(日) 12:00:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/733bab6f8e9929e90b621d128aa37caaadb113bd
首相、深まる孤立感 就任4カ月 言い間違い連発、悪循環
1/16(土) 17:04配信

 16日で就任から4カ月を迎える菅義偉首相が孤立感を深めている。新型コロナウイルス対応が後手に回り、支持率の下落が続くが、官邸内で首相に意見具申できる空気は薄く、蜜月だった自民党ともすきま風が吹き始めている。首相は重要案件で言い間違いを連発するなど、負の連鎖から抜け出せずにいる。

 首相は15日朝、日課の散歩をこなし、官邸で閣議に出席。午後には田村憲久厚生労働相らとコロナ対応を協議し、複数の議員らと面会をこなした。年末から休み返上で働いており、せき込む場面が目立つなど、官邸内からは疲労を懸念する声も出ている。

 首相周辺は「体調は問題ない」と話すが、目立つのが言い間違いだ。13日の記者会見で医療提供体制の逼迫(ひっぱく)を改善する法改正について問われ、首相は「国民皆保険を続けていく中で今回のコロナがあり、検証していく必要がある」と発言。ネットで国民皆保険の見直しに言及したとの臆測が広がり、加藤勝信官房長官が翌日の会見で火消しに追われた。

 13日の政府対策本部でも緊急事態宣言を発令する地域について「福岡」を「静岡」と発言。厚生労働省幹部は「問題なのは間違ってもすぐに訂正しようとする官僚がいないこと。半分は怒られたくないから、半分はこの人を守っても仕方がないという空気になっている」と推測した。

 周辺が萎縮して意見を言えず、トップの言動が物議を醸す。こうした悪循環を生んだ一因とささやかれるのが官邸内の体制だ。歴代首相の事務担当秘書官は通常、省庁の局長級の幹部が務めてきた。安倍政権時の秘書官は「首相を交えてガンガン意見交換する場面があった」と振り返る。

 一方、菅内閣の事務秘書官5人中4人は官房長官時代からの昇格。課長級で年次が若く、首相が「政策も国会対策もおれがやる」と周囲に語る中、自由に意見具申できる空気はない。

 首相は状況打開のために元日付で政務担当の秘書官を交代させた。財務省出身の官房長官時代の秘書官を起用し、省庁とのパイプを強化する狙いがあったが、別の首相秘書官経験者は「政務秘書官は党との窓口や選挙対策が主な仕事。省庁の調整を求めるのは妥当なのか」と首をかしげる。

 良好とされてきた党との関係も微妙だ。後見役の二階俊博幹事長は、首相が観光支援事業「Go To トラベル」の全面停止を発表した際に「勝手にしろ」と周囲に激怒。首相は多人数でのステーキ会食を批判された12月14日以降、二階氏と会食していない。今月13日の党外交部会では米連邦議会議事堂をトランプ大統領の支持者らが一時占拠した事件で、首相が強いメッセージを発しなかったことに不満が噴出した。

 数少ない相談相手は麻生太郎副総理兼財務相。5日には官邸で食事を共にした際、コロナ対策による財政悪化を心配する首相に麻生氏は「財政は気にせず、ドーンとやれ」と激励した。首相の漢字の読み間違いやバー通いなどで支持率が短期間で急落した麻生政権と比較する向きも多い。

 政府関係者は「同じ表情をしていても4カ月前なら切れ者だと思ってたのに、今は『大丈夫かこの人』と思ってしまうのが政治の怖さだ」と話す。「仕事人」のさえを見せられない首相を見る目は厳しさを増している。(石井努)

6166名無しさん:2021/01/17(日) 19:07:03
https://www.nikkansports.com/m/general/column/jigokumimi/news/202101090000058_m.html
西村に責任押しつけ、細田派も分断/政界地獄耳
[2021年1月9日9時56分 ]

★言葉足らずの発言や、1日には門松の横にタキシード姿で立つ写真とともに、「新年おめでとうございます。宮中の新年祝賀の儀に参列してまいりました」とネットに投稿。「マスクしろ」と炎上した。言葉が軽く根回しが下手。調子に乗りやすいといえば経済再生相でコロナ担当・西村康稔。最近は首相・菅義偉に代わり、7日には衆院の議院運営委員会に緊急事態宣言の事前報告で答弁。本来首相が国民に説明し、協力を訴える役割を一括して担っている。

★都知事・小池百合子にあしらわれながらも首相の信任が厚いことに、政界では前首相・安倍晋三の側近だと思っていたが、官房長官・加藤勝信が伸び悩む中、目下大売り出し中という評価なのだろうか。自民党中堅議員が言う。「コロナ禍になる前は暇さえあればパーティーばかりやっているイメージ。そつなく動き回り、上昇志向が強い。経産省の先輩にはぺこぺこしていると思っていたが、早くから総裁選に出馬。安倍退陣の総裁選でも構えを見せたが、次はかわいがられている菅に代わる総裁選挙に出馬するのだろうか」と党内の評判がいいわけでもなさそうだ。

★「それにはもうひと裏ある」とは西村が所属する清和会(細田派)の幹部だ。続けて「1月4日に首相に呼ばれた西村は『君が僕の代理だから』と緊急事態宣言発出の国会説明役をまかせるためにおだてられた。西村はすっかり舞い上がり清和会会長・細田博之に相談というよりもっぱら自慢。それを耳にした派閥幹部でポスト菅を狙う党政調会長・下村博文が『貴様ごときをポスト総理にはしないぞ』となって5日の『4月の補選に負けると菅政権にとって大ダメージになる。その後は政局になる可能性もある。補選の時に解散・総選挙もあるかもしれない』という発言につながった。これで緊急事態宣言発出が失敗しても西村のせいにできるし、細田派の分断もできる」。首相はなかなかしたたかだ。(K)※敬称略

6167チバQ:2021/01/17(日) 19:39:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/392814c094b627e8281c72079ff6845cacf34c3e
高まる「後手」批判…支持率急落の菅政権、道険し 衆院解散いつ? 通常国会あす召集
1/17(日) 11:52配信

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西日本新聞
国会議事堂

 通常国会が18日、召集される。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発出される中、政府、与党は対策の柱となる2020年度第3次補正予算案と、コロナ特別措置法改正案の早期成立にまずは全力を傾ける。ただ、政府の一連の対応に「後手」との批判が高まっており、「政治とカネ」を巡る問題も再燃し、野党の厳しい追及は必至。内閣支持率が急落している菅義偉首相は次期衆院選の時機も見据えつつ、きわどい国会運営を強いられそうだ。

【関連】国民に届かない「自粛」メッセージ

 会期は6月16日までの150日間で、夏に東京都議選と東京五輪を控えており、会期延長は困難とみられている。開会日の18日に首相が施政方針演説し、それに対する衆参両院の各党の代表質問は20日から3日間となる。

 序盤の注目点は、第3次補正予算案の成立後に審議入りするコロナ特措法改正案だ。緊急事態宣言下で休業、営業時間短縮に応じない事業者に50万円以下の過料を科す罰則を導入する内容だが、野党には否定的な意見もあり、攻防が予想される。政府は2月上旬の成立を目指すが、法律の周知期間があるため、緊急事態宣言期間の2月7日までの施行は難しい見通し。

 野党は、観光支援事業「Go To トラベル」の全国停止、緊急事態宣言の再発出、入国制限など水際対策の強化のタイミングが遅いなどと、政府のコロナ対応をただす。

 「政治とカネ」の問題では、召集直前の15日に吉川貴盛元農相=衆院議員を辞職、自民党離党=が収賄罪で在宅起訴され、親しい関係だった首相に打撃となった。野党は「吉川氏の国会招致は不可欠だ」(立憲民主党幹部)と息巻き、加えて、安倍晋三前首相側による「桜を見る会」前日の夕食会費用補填(ほてん)問題も重ねて取り上げ、攻勢をかける。

 10月に衆院議員の任期満了を控える今年は、首相がいつ衆院解散に踏み切るかが政治の最大焦点。

 通常国会会期中の4月25日には、衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙がある。自民は北海道2区の候補擁立見送りを決めたが、長野選挙区には擁立する方向だ。ここに衆院選をぶつける同日選の可能性もささやかれるものの、公明党の石井啓一幹事長は「仮に厳しい補選をしのぐためであれば、意図はすぐ見透かされる」とけん制している。

 デジタル庁創設に向けた関連法案などを着実に成立させ「働く内閣」をアピールし、閉会後には東京五輪・パラリンピックを成功に導き、その実績を掲げて秋に解散-というのが最もあり得るシナリオ。だが、最近の報道各社の世論調査では、内閣支持率を不支持率が上回る結果が相次ぐ。さらに支持率が続落していけば、与党内から「菅総裁の下では総選挙を戦えない」との声が噴出して政局になる可能性もゼロではない。まずは、早期に新型コロナを収束に向かわせられるか否かが、首相の命運を握る。 (森井徹)

西日本新聞社

6168チバQ:2021/01/17(日) 19:40:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a7ec5e5f92d7f204cde1e6530bded1458e9354f
総理首席秘書官が3か月半で異例の交代 近づく官邸崩壊の足音
1/17(日) 11:05配信

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NEWSポストセブン
異例の早さで政務秘書官を交代させた背景とは(写真/共同通信社)

 菅政権がコロナ対策の甘さで窮地に陥っているが、官邸崩壊も近づいているようだ。元日、首相官邸で異例の人事が発令された。「総理首席秘書官」と呼ばれる政務秘書官の交代だ。菅事務所の秘書である新田章文氏が辞職し、後任に財務官僚で内閣審議官を務めた寺岡光博氏が就任した。

【写真】官邸で、盆栽をバックに会見する菅首相

 政務秘書官は各省庁から派遣される6人の事務秘書官を束ねる役割で、官房長官と並んで官邸中枢を取り仕切る。

 安倍前内閣では、“総理の懐刀”といわれた経産省出身の今井尚哉氏が7年半にわたって政務秘書官を務めたが、政権発足3か月半での政務秘書官の交代は例がない。政治ジャーナリスト・藤本順一氏が語る。

「勝負の3週間が始まった昨年11月頃から、菅首相の秘書官が『総理に直接、打ち込めない』とぼやいているという情報があった。菅首相は各省出身の秘書官と頻繁に打ち合わせをしているが、首相がGo Toを継続したいと頑なだから、秘書官が中止を具申したくてもできないというのです」

 その結果、対策が後手に回ってGo To一時停止と支持率急落に見舞われた。官邸スタッフが語る。

「菅総理は官房長官時代のように役所や党の情報が入ってこないからコロナ対策の判断が遅れたと不満が強い。その責任を政務秘書官が取らされた」

 安倍政権時代、コロナ対策は「官邸官僚」といわれた今井氏を中心とする経産官僚が仕切り、各省庁をまとめていたが、菅首相は安倍時代の官邸官僚を“パージ”し、官邸から追放した。その結果、経産省は菅政権と距離を置き、コロナ対応も情報の継続性が失われた。

 菅首相が推進するデジタル庁設立や「縦割り行政の打破」という行革も霞が関を敵に回す政策だ。

 財務官僚の寺岡氏を政務秘書官に据えたのは、財務省の力を借りて官邸を立て直し、役所の反乱を防ぐため。つまり、菅氏自身が総理としての力の低下を自覚し、延命を図る目的ではないか。

※週刊ポスト2021年1月29日号

6169名無しさん:2021/01/18(月) 14:38:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/114926b5e316ecdb22653e37dedb7358e74cef50
菅首相“オレがやるからコロナは大丈夫”の過信が仇に 「アフター菅」への道
1/18(月) 11:31配信

世の中を動かしているのは政治
 通常国会は今日開会。首相就任直後に高い内閣支持率を誇った菅義偉政権には、自民党内から「早期解散に踏み切るべきだ」という期待が拡がったが、コロナ対策での躓きが重なり、アフターコロナならぬアフター菅などという不名誉な言葉が出回り始めた。官房長官として在職歴代1位で、特に危機管理対応力が評価されていただけに、「菅さん自身が一番、“こんなはずじゃなかった”と思ってるんじゃない?」と指摘する声も。

「これだけ新型コロナが猛威を振るっている中だと、誰が首相をやっても同じでしょ。安倍さん(晋三前首相)だって、マスクとかやることなすこと空回りでうまくいっていなかったわけだし。コロナがなければ携帯電話の値下げやデジタル庁とか、バリバリ仕事をしていただろうに」

 と話すのは、ある官邸関係者。

 官邸スタッフだから首相の肩を持つのは当たり前と言えばそうなのだが、その一方で、こうも続ける。

「菅さんの場合は、“誰がやっても同じ”とは考えていなかった。“オレがやるんだから大丈夫だ”って考えていたはずです。その強烈な自負心に足をすくわれた感じがします」

 菅氏は民間企業で働くうちに、「世の中を動かしているのは政治だ」と考えるようになった。

 国会議員秘書、市会議員、国会議員と権力の階段を上っていくことになった背景に、「政治家は地元、国民に尽くすのが全てなのに何もしない、してくれない。ならば自分がやるしかない」という思いがあったと周辺に語っていたことがある。

怒ってるよぉ、ふふふ
 菅氏といえば官僚の人事掌握である。

 2014年5月、国家公務員の幹部人事を一元管理する内閣人事局が設置された。

 ありきたりの人事に風穴を開け、適材適所、政治主導を極めると聞こえは良いが、実際は「菅主導」。

 菅氏と相いれない総務次官候補がパージされたこともあった。

「菅氏に睨まれれば見捨てられ、媚びれば逆転も可能」という虚しい人生すごろくが、霞が関で生まれたわけだ。

 例えば2017年6月のこと。通常国会が延長なく閉じられた後、新聞紙面に各省庁のトップ人事が連日躍った。

 夜の会合を終えた菅氏と番記者とのオフレコ懇談の場で、こんなひと幕があった。

記者:次官人事がどんどん報じられていることについて、長官ご本人はやはりご機嫌斜めですか? 

菅:怒ってるよぉ、ふふふ。

記者:報道が出ちゃった今、これから変える可能性は? 

菅:(苦笑いし)変えてやるよ。

記者:ホントにそういうことはありますか? 

菅:まあ、どこか(の社)は訂正の記事を出すことになるんじゃないの。

記者:文科省の人事は(まだ)出ていませんね? 

菅:(再び苦笑い)

 事実、紙面に掲載された幾つかの人事がその直後にひっくり返された。

「菅さんは何でもそうですが、前もって漏れた話を覆すのが好きでした」(先の官邸関係者)

 番記者たちは長官に集中する権力を嫌と言うほど見せつけられたに違いない。

 何かを書けばそれがなかったことになるどころか、下手をすれば「誤報」となる。

 記者から書くことを奪ってしまうのも、自らの権勢を確認する手段だったのかもしれない。

 2019年10月から約1年間、菅氏を官房長官の番記者として取材し、『菅義偉とメディア』を出版した毎日新聞の秋山信一記者は、菅氏の首相就任直後、こんな記事(2020年10月2日付)を書いている。

6170名無しさん:2021/01/18(月) 14:38:49
>>6169

大臣は総務相しかやっていないなぁ
《19年11月に安倍晋三首相(当時)の通算在任日数が歴代最長になった時だった。議員宿舎に帰宅した菅氏は「長く続けることがおめでたいわけではない」と言った上で、「権力」について「重みと思うか、快感と思えるか」とボソッと語った。重圧に潰されないようにするためには、思うように政策を進める快感を力に変えられるかどうかだということだ。別の機会に「官房長官は楽しいか」と尋ねると、「楽しいに決まっているだろ。やりたいことができるんだから」と明快だった》

《そんな菅氏には安倍政権の官房長官は理想の役回りだった。菅氏は言葉足らずな面が目立ち、政治的パフォーマンスも苦手で、国家観がなく、外交に強い思い入れはないように見える。安倍氏がこうした面で前面に立つ一方、内政の統括を菅氏に任せた。この信頼感が菅氏に並の官房長官以上の「権力」を与えた》

 ある自民党の閣僚経験者はこんな風に評する。

「たっぷり汗をかいてきた、官房長官を歴代最長期間務めた、それで首相の意思決定を間近で見続けた……というのが菅さんの売りだったわけですが、こうやってコロナ対策で国民の不満のマグマが高まり、あっと言う間に内閣支持率が不支持率を下回ると、“そういえば菅さんって大臣は総務相しかやっていないなぁとか、党3役を1つもやってないよね、だからダメなんじゃないの”っていうような批判が出てくるんですよ。菅さん自身が一番、“こんなはずじゃなかった”と思ってるんじゃない?」

“こんなはずじゃなかった”は足元でも進行しており、元日付けで、政務担当の首相秘書官を菅事務所の秘書から派遣されていた新田章文氏から財務省出身の寺岡光博氏に交代させた。

 事実上の更迭である。

 首相秘書官は7人いるが、6人は各省庁からの出向。うち4人は官房長官時代からスライドだった。

 政治部デスクによると、

「更迭された新田さんは39歳で、内閣支持率が下がり続ける中で危機感を持ち、課題をまとめて菅さんに提案していたようですが、菅さんは“若くて力不足”と判断したようです」

「世の中を動かしているのは政治だ」は、「世の中を動かしているのはオレだ」へ。それが「そんなオレがやるんだから間違いない」となり、落とし穴があった。

「今のところ、支持率が下がってもそれが野党の支持率アップにつながっているわけではないのは、言い方は悪いのを承知で言えば不幸中の幸い。今後、ワクチン接種が拡大していけば状況は好転するんだろうけど、それがうまく行かなければ、菅さんで選挙は戦えない、“アフター菅だ”っていう話にならざるを得ないでしょう」(先の閣僚経験者)

週刊新潮WEB取材班

2021年1月18日 掲載

新潮社

6171名無しさん:2021/01/18(月) 14:39:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c8ad18ffb78d96bbb5c7eee0dc919e1a435f304
自民党内で菅政権を見限る動き 菅&二階では選挙を戦えないの声
1/18(月) 7:05配信

 後手後手に回ったコロナ対策で、菅政権が窮地に陥っている。自民党内では“泥船”の菅政権を見限る動きも始まってきた。

 緊急事態宣言の国会報告が行なわれた1月7日の衆院議院運営委員会。トップバッターに立った自民党の松本洋平・元経産副大臣(東京19区)が、西村康稔・経済再生相に厳しい質問を浴びせた。

「去年12月には新規陽性者数が過去最多の水準になっていた。年明けのこのタイミングで発令した理由は何か。もっと早く出すべきだったとの批判にどう答えるのか」

 野党より厳しい追及だ。それもそのはずで、内閣支持率は急落を続け、NHKの1月調査では支持率40%で不支持率(41%)が上回った。緊急事態宣言については「遅すぎた」が79%に達している。いまや自民党議員は菅首相を批判しないと選挙で生き残れないのだ。

 週刊ポストでは、政治ジャーナリスト・野上忠興氏の協力で衆院の全選挙区と比例代表の選挙予測を行ない、自民党にとって最悪ケースでは、53議席減で過半数割れもあり得ると報じた。

 実は、自民党もこの年末年始にひそかに世論調査を行ない、全小選挙区の情勢を調査していた。自民党選対関係者が語る。

「全体の結果は菅総理と二階俊博・幹事長らごく一部の幹部にだけ報告されたが、現段階でも小選挙区だけで40議席くらい減らす可能性がある。各議員にはそれぞれの選挙区の情勢が伝えられ、どんな手を使っても挽回しろとムチが入っている」

 苦戦を知らされた議員たちは、票が取れるなら、総理批判であろうとなりふり構っていられない。自民党の大臣経験者が言う。

「衆院選を巡る状況は、追い込まれ解散で自民党が大敗した麻生内閣の時(2009年)にものすごく似てきた。コロナ対応が後手後手に回り、地元を回っても“今頃緊急事態宣言なんて何をやってるんだ”と言われ、強い逆風を感じる。支持率はもっと落ちていくだろう」

 菅首相への党内からの批判も今後増えるという。

「選挙が終われば総理は代わる。ポストが欲しいベテランも選挙が厳しい若手も、菅さんの顔色を窺う必要はなくなった」(同前)

※週刊ポスト2021年1月29日号

6172チバQ:2021/01/18(月) 19:34:52
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-132558.html
【速報】ワクチン担当相に河野太郎氏 菅首相が正式表明
2021/01/18 18:55FNNプライムオンライン

菅首相は18日午後、新型コロナウイルスのワクチン接種を円滑に行うための担当閣僚を新たに設置し、河野太郎規制改革担当相を起用する方針を固めた。

午後6時45分ごろ、菅首相が記者団の取材に応じた。

菅首相「ワクチンは感染対策の決め手であります。できる限り、2月下旬までに開始をします。必要な方に円滑に接種ができるように自治体とも連携し、準備をしてきております。これまでは、官邸チームによって、それぞれの各大臣のもとで執り行ってきました。今回、体制を強化することとし、先ほど、全体の調整を河野大臣に指示を致しました。そして、皆さんに安全で有効なワクチンがお届けできるよう全力で取り組んでいきたい。このように思ってます」

(河野大臣を任命された狙いは何だったのでしょうか?)

菅首相「規制改革担当大臣として、それぞれの役所にわたる問題について解決をしてきた。そうした手腕に、河野大臣を任命しました」

ワクチンについて、政府は感染収束へのカギと位置づけ、2月下旬までの接種開始を目指していて、河野大臣は、円滑な接種に向け、自治体と連携し、万全な接種体制を確保するための調整にあたる。

6173チバQ:2021/01/19(火) 09:44:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/7823c537b28882018b252c9668348a96500c1e01
二階幹事長ら自民党3人組 「菅降ろし」の時機を見計らっている
1/19(火) 7:05配信
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二階俊博・幹事長らの3人組はどう動く?(写真/共同通信社)
 後手後手に回ったコロナ対策で菅政権が窮地に陥っている。その菅政権の命運を決めるのは、4月25日に行なわれる北海道2区と参院長野選挙区のダブル補選だ。
 北海道2区は鶏卵業者から現金を受け取り、東京地検特捜部の捜査を受けて自民党を離党した吉川貴盛・元農水相(議員辞職)の後任を争い、参院長野選挙区は立憲民主党の羽田雄一郎・元国交相がコロナで急死したことによる補選だ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が語る。

「長野は雄一郎氏の弔い合戦で、後継候補が出馬すれば勝利の可能性が高い。北海道2区もスキャンダル批判で自民党に勝ち目はないでしょう(その後、1月15日に自民党は候補擁立断念を表明)。連敗すれば党内から“菅義偉・首相では総選挙を戦えない”という声が噴き出し、政権の致命傷になり得る」

“政権の余命は3か月”というわけだ。そうした“菅降ろし”のタイミングを虎視眈眈と見計らっているのが、二階俊博・幹事長、林幹雄・幹事長代理、森山裕・国対委員長の「3人組」だ。

 昨年の総裁選では、菅氏を総理・総裁に担ぎ上げる原動力となった。ところが、昨年12月のステーキ会食が批判されて以来、頻繁だった3人組と菅首相の会合がパッタリなくなった。政治ジャーナリスト・角谷浩一氏が指摘する。

「菅首相は支持率急落に合わせるように3人が自分と面会しなくなったことに、“菅降ろしに動くつもりなのでは”と疑心暗鬼になっているようです。二階さんは菅政権の生みの親ではあるが、菅首相の続投にはこだわらない。野田聖子氏を幹事長代行に抜擢し、石破茂氏についても『まだ可能性はある』と発言するなど、ポスト菅候補2人を手駒にしている」
 自民党内は、キングメーカーの二階氏ら3人組がどんなタイミングで動くかに注目している。

「もちろん、菅政権の“大幹事長”として好き放題に権勢を振るってきた二階さんへの不満も党内には根強くある。下村博文・政調会長がわざわざテレビ番組で、3か月後の補選で2つとも負けたら『政局になる可能性もある』と言及したが、政局となれば選挙の責任者である幹事長は当然、総理と一緒に退場してもらうという話になる」(自民党関係者)

 自民党内の醜い権力闘争というわけだが、もはや菅首相にそれを抑える力は残っていない。国民の信を失い、支える味方もいなくなった総理大臣には退場してもらうほかないのである。

※週刊ポスト2021年1月29日号

6174チバQ:2021/01/19(火) 09:44:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/96599da3873733c7ee5eb30697243ab992c81a9f
「ポスト菅」候補の可能性も? “困った時の林”林芳正参院議員の勝算と弱点
1/19(火) 6:12配信
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父は厚生相、蔵相を務めた林義郎 ©文藝春秋
 自民党の林芳正参院議員(59)が、衆院山口3区への鞍替え出馬を固めた。「参院のドン」青木幹雄元官房長官や、林氏が所属する岸田派の前会長、古賀誠元幹事長にも1月6日に面会し、出馬の意向を伝えたという。

【画像】安倍氏の求心力低下も好機に

 林氏は東大、ハーバード大院、父の秘書などを経て、1995年に参院に初当選。防衛相、経済財政相、農水相、文科相を歴任した。閣僚の不祥事が起こるたびに、代打起用が取り沙汰され、「困った時の林」と言われるその能力は折り紙付きだ。

 早くから宰相を目指し、2012年の総裁選に出馬したが、これは“負け覚悟”の顔見せ興行。本気で首相を目指す際に避けて通れなかったのが衆院鞍替えだ。衆院の解散権を持つ首相は衆院議員であることが不文律。選挙のたびに鞍替えが囁かれてきたが、今回は不退転の決意だ。

「林氏は1月19日に60歳になる。また山口は次の次の衆院選から選挙区が4から3に減る見込み。首相を目指して勝負するなら今年の衆院選しかないと思ったのだろう」(政治部記者)
無所属で挑む林氏の勝算は?
 山口3区は二階派の重鎮・河村建夫元官房長官(78)が現職。昨年10月には二階俊博幹事長自らが派閥の19人を率いて山口入りし、林氏の除名もちらつかせる示威行動を行ったが、林氏は無所属でも挑戦する構えだという。河村氏は昨年末に入院し、高齢による体力の衰えが不安視されるため、地元記者は「3区の県議らは林氏支持でほぼ固まっており、無所属でも林氏が勝つだろう」とみる。

 林氏にとっては、同じ山口の安倍晋三前首相が体調不良で退陣し、「桜を見る会」事件もあって求心力が落ちているのも好機だ。林氏の父と安倍氏の父は、中選挙区制時代のライバルで、息子の代になっても緊張関係が続いてきた。そうした背景もあり、これまで山口では安倍氏(4区)と実弟の岸信夫防衛相(2区)、高村正彦前副総裁(1区)らが「反林」で固まり、鞍替えの壁となってきた。だが安倍氏の権勢も落ち、岸氏も昨秋、息子を防衛相秘書官にして代替わりの準備に入り、高村氏は前回衆院選で既に息子に世襲した。

「初代の伊藤博文以来、8人、のべ42年間にわたり総理を輩出してきた山口政界において、近く総理を目指せるのは林氏だけ。地元の期待は林氏にとって追い風だ」(政治部デスク)

 林氏の弱点は、所属する岸田派のお公家体質だ。「宏池会は能力が高い人が多いが、政局が苦手。私たちをきちんと使ってくれるかどうかが大切だ」と語ったこともある林氏。二階派からの今後の圧力も跳ね返し、お公家さんから脱却できれば、「ポスト菅」候補に躍り出る可能性は十分ある。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年1月21日号

6175チバQ:2021/01/19(火) 11:16:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa2274a1fe591f332ff178b0fe23b32a33ae5795
徹底的?限定的? 言い間違え続ける首相、頭抱える自民
1/19(火) 8:00配信

参院本会議で施政方針演説をする菅義偉首相=2021年1月18日午後3時51分、恵原弘太郎撮影
 通常国会が18日から始まり、菅義偉首相の安定しない答弁ぶりに注目が集まっている。重要な場面での発言や記者会見などで「言い間違え」が相次いでいるためだ。20日の代表質問から論戦に入り、リーダーとしての発信力も問われる。今後も続くと、政権運営の不安定要因ともなりかねない。

 首相は18日に開会した通常国会で施政方針演説に臨んだ。衆院本会議ではほぼ原稿通り読み上げたが、その後の参院本会議では、新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言をめぐり、「徹底的な対策」というべきところを「限定的な対策」、35人学級について「小学校」と言うべきところを「小中学校」と口にし、言い直す場面もあった。

 首相は17日、東京・赤坂の衆院議員宿舎から外出しなかった。18日午前、記者団からどう過ごしていたのか聞かれ、「施政方針演説など、そうしたことを一通り復唱をしていた」と語り、準備に充てたことを明かした。だが、演説を聴いた党幹部は「あれでは伝わらない」と漏らした。

 最近の言い間違えは、首相発言に注目が集まる場面で続いた。13日は、新型コロナの政府対策本部だった。緊急事態宣言の対象地域を追加すると表明する際、「福岡」というべきところを「静岡」と言い、その場では訂正しなかった。最も重要な対象地域の言い間違えに、記者団は騒然とし、一時、SNS上でも困惑する投稿が続いた。自民党ベテランは「どうなっているんだ」と頭を抱えた。
朝日新聞社

6176チバQ:2021/01/19(火) 18:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7111e86cedd849fa9c5288486dbd1bae45030a7
武田総務相が釈明 KDDI新料金プラン「評価」 PR方法は「問題」
1/19(火) 17:08配信
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武田良太総務相=竹内幹撮影
 KDDIが発表したデータ容量20ギガバイトで月額2480円(税抜き)の新料金プランについて、武田良太総務相が「紛らわしい」と批判していた件で、武田氏は19日の閣議後記者会見で「音声通話をあまり利用されない方にとってはありがたい制度」と述べた。同社のPR方法は問題だと改めて指摘した上で、選択肢が増えることは評価した。

 KDDIは13日にオンライン専用の新プラン「povo(ポヴォ)」を発表。1回5分以内の国内通話無料を500円のオプションとして、通話料込みのNTTドコモやソフトバンクよりも安く設定した。高橋誠社長は会見でオプションなどについて説明した上で「最安値を目指した」と言及。武田氏は15日の会見で、料金比較の条件が異なるとして「あたかも一番安いと思わせるやり方」と強く非難していた。

 KDDIによると、20代以下の利用者の6割が月の通話時間が10分以内。新プランはこうしたニーズに対応したものだ。武田氏の発言が報じられると、ネット上ではKDDIを擁護する声が多かった。

 武田氏は19日の会見で「料金プランに対して指摘したつもりはない。さらなる低廉化が進むことは非常にいいこと」と釈明。その上で「発表する記者会見の席で(社長が)使った『最安値』という言葉が誤認を導くことを懸念した。これからも消費者の立場に立って、指摘していくべきことは指摘していきたい」と強調した。【松倉佑輔】

6177チバQ:2021/01/19(火) 18:52:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4711b7588b51d06f98edd4585c7b60860d51a01
自民・安藤衆院議員が感染 コロナ、国会議員8人目
1/19(火) 12:19配信
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安藤高夫衆院議員
 衆院は19日、自民党の安藤高夫衆院議員(61)=比例東京=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。国会議員の感染確認は8人目。喉の痛み以外に症状はなく、自宅で療養している。

 議員会館の事務所に勤めるスタッフの感染が18日に判明し、検査を受けた結果、感染が分かった。18日午後の国会開会式などには出席したが、保健所は事務所の別のスタッフのみ濃厚接触者に認定した。

6178名無しさん:2021/01/19(火) 20:49:30
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-p自民・二階氏「とりあえず河野くんで」 ワクチン担当相任命に
2021/01/19 11:49産経新聞

自民・二階氏「とりあえず河野くんで」 ワクチン担当相任命に

自民党役員会に臨む二階俊博幹事長(左)と菅義偉首相=18日午後、国会内(佐藤徳昭撮影)

(産経新聞)

 自民党の二階俊博幹事長は19日午前の記者会見で、河野太郎行政改革担当相がワクチン担当相に任命されたことについて「適材適所ということに尽きる」と述べた。その上で、「自民党は人材豊富だ。それに代わる者を用意しろといわれたらいくらでも準備できるが、今はとりあえず河野くんだけでいい」と語った。lt2101190011.html

6179名無しさん:2021/01/19(火) 23:06:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/accb25fe176123ff288bcf4c2c7c260ba287a3c3
自民・二階氏「とりあえず河野くんで」 ワクチン担当相任命に
1/19(火) 11:45配信

 自民党の二階俊博幹事長は19日午前の記者会見で、河野太郎行政改革担当相がワクチン担当相に任命されたことについて「適材適所ということに尽きる」と述べた。その上で、「自民党は人材豊富だ。それに代わる者を用意しろといわれたらいくらでも準備できるが、今はとりあえず河野くんだけでいい」と語った。

6180名無しさん:2021/01/19(火) 23:06:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbd1dcd6f2b0bced0529b045a22d8ec2b8658b9b
二階幹事長「鼻出しマスク」で会見 ネット一斉ツッコミ「失格」「受験生ダメなのに」
1/19(火) 19:58配信

 自民党の二階俊博幹事長が19日午前に党本部で行った会見で、「鼻出しマスク」だったとネット上で突っ込みが相次いでいる。自民がコロナ対策で提言を行うことを伝えるテレビのニュースなどで、マスク姿の議員らに囲まれた形で会見を行っている二階氏のマスクが、鼻の下まで下がっている映像が流れたことを受けて。

 会見時にマスクを外して会見する政治家も多いが、くしくも16日の大学入学共通テストで、鼻出しマスクを再三注意されても従わずに失格になった受験生の行動が物議をかもしているタイミングとあって、気になる人が多いようだ。

 ネット上には「二階幹事長は鼻出しマスクで記者会見やってるし」「誰か注意してやってくれ」「早速二階さんが鼻出しマスク」「あれが、失格、退場になったってやつですか?」「鼻だしマスクはやめなさい!」「二階さんも気をつけなさい」「受験生はダメでも二階は鼻出しマスクいいんだな」「つまみ出されないの?」「周りは誰も注意しないの?」「こんな騒がれてるのに」との投稿が相次いでいる。

6181名無しさん:2021/01/19(火) 23:08:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/1798ad3a25ba9ecf3273033c222d5fe57629e8b4
菅首相が朝食会をとうとう自粛 やめられなかった理由はお気に入りの店の「権力の味」?
1/19(火) 12:03配信

 筑波大学准教授、メディアアーティスト、写真家など様々な才能を持ち、著名作家落合信彦氏の子息でもある落合陽一氏が、菅義偉首相や産経新聞幹部らと朝食会をしていたことをめぐって、テレビコメンテーターの古市憲寿氏とバトルを繰り広げる出来事がありました。菅氏は昨年のステーキ会食が批判されたことから、夜の会食は控えたものの、お気に入りの店での朝の会食は続けていたわけですが(その後、朝の会食も自粛)、菅氏がどうしても会食をやめられないほどのお店というのは、どのようなところなのでしょうか。

 菅氏がいつも朝食会に利用しているのは、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急のレストラン「ORIGAMI」です。このホテルとホテル内にある「ORIGAMI」「星ヶ岡」というレストランは、永田町や霞が関では知らない人はほとんどいません。

 ザ・キャピトルホテル東急は、以前は東京ヒルトンホテルという外資系のホテルで、ORIGAMIはヒルトン時代からあったラウンジ/レストランです。同ホテルには星ヶ岡というレストランもありますが、この店名は、戦前、同じ敷地に「星岡茶寮」という高級料亭があったことに由来しています。星岡茶寮は、もともと要人たちの会合の場として作られたもので、著名な芸術家であった北大路魯山人がプロデュースしたことでも知られています。料亭の隣には山王ホテルという別のホテルもあり、二・二六事件では反乱将校側の司令部が置かれました。首相官邸や国会に近いため、この一帯はもともと権力者ゆかりの場所だったわけです。

 東急にホテルの運営権が移ってからも、要人御用達ホテルとしての役割は変わりませんでした。中曽根政権当時には、首相のブレーンとして活躍した瀬島龍三氏(元陸軍参謀でのちに伊藤忠商事会長)が同ホテルのスイートルームに事務所を構え、さながら第二の首相官邸という状況でした。

 こうした経緯から、同ホテルのレストランで会食をすることは、権力を掌握したことの象徴となっており、多くの政治家や関係者にとって憧れの場所となっています(気持ちを奮い立たせるため、初登院した新人議員が会食の予定がなくても、あえて食べに行くことさえあるとも言われています)。

 安倍前首相もORIGAMIと星ヶ岡をいつも利用していましたし、安倍氏と極めて親しいジャーナリストで、同じくジャーナリストの伊藤詩織さんに対する性的暴行について裁判で争っている山口敬之氏も同ホテルを事務所兼自宅にしていたと報道されています。

 ちなみにORIGAMIはパーコー麺が非常に有名で、2800円と少々値段は張りますが、ボリュームがありますし、何より多くの権力者が食べたメニューですから、もしかすると権力の味がするかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)

6182名無しさん:2021/01/19(火) 23:18:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b19527b3002b7d80b0cdba3d255dabee12d3a6b
「ギリギリの瀬戸際なのに…」菅首相の“説得”伝わるか 不信感拭えず正念場
1/19(火) 9:49配信

 新型コロナウイルスの脅威にさらされ、緊急事態宣言下で迎える異例の通常国会に-。18日の施政方針演説で、菅義偉首相は「安心」と「希望」をキーワードに据え、感染拡大抑止と暮らしの立て直しを訴えた。コロナ対応でこれ以上の「後手」に回れば、政権の前途は視界不良になる。低支持率にあえぐ野党も存在意義を問われている。近づく衆院選も念頭に、国民注視の論戦の幕が上がった。

 「まずは『安心』を取り戻すため、新型コロナウイルス感染症を一日も早く収束させる」。午後2時、衆院本会議場。首相は静かに語り始めた。

 「私自身もこの闘いの最前線に立ち、難局を乗り越えていく決意だ」。時折、声のトーンを上げたものの、自身のスタイルである淡々とした語り口を通した。罰則や財政支援を盛り込む新型コロナ特別措置法改正案の提出に言及すると、野党席から「遅すぎる」とやじが飛んだ。

「覇気も危機感も感じなかった」
 演説を聞き終えた自民党のベテラン議員は「国民の不安を払拭(ふっしょく)しようとの覇気も危機感も感じなかった」と首をかしげた。「政権はじり貧、ギリギリの瀬戸際なんだけどな…」

 ウイルスが全国で猛威を振るうにつれ、日を追うごとに政権の体力が削られている。観光支援事業「Go To トラベル」の停止、緊急事態宣言の再発出のいずれも時機を逸したとの声や、政策判断が「朝令暮改」との批判も。発足時、70%前後あった内閣支持率は急落し、報道各社の世論調査は軒並み、不支持が支持を上回る。

 「首相への信頼が薄れ、言葉とメッセージが国民に響かなくなっている」。宣言という「カード」を切り、外出と人との接触を控えるよう訴えても人出があまり減らない現状に、政府関係者は頭を抱える。

「首相がさらに追い込まれれば…」
 今国会の攻防線には「政治とカネ」もある。吉川貴盛元農相の汚職事件、安倍晋三前首相側による「桜を見る会」前日の夕食会費用補填(ほてん)問題。国民が政治不信を強める中、衆院議員の任期満了は10月に迫り、衆院選の足音を聞きながらの与野党攻防が激しさを増すのは必至。ある閣僚経験者は「首相がさらに追い込まれれば『選挙の顔にならない』となって、会期途中に『ポスト菅』の動きが急加速する」と話す。

 この日の演説で、首相が「私の信条」としてひときわ力を込めて紹介した言葉がある。

 「…国民に負担をお願いする政策も必要になる。その必要性を国民に説明し、理解してもらわなければならない-」

 長らくコロナと向き合い、緊急事態宣言で制約された暮らしを何とか営んできている国民に、もう一段の忍耐とその先にある希望を納得してもらえるか。25年前の衆院議員の初当選時、「政治の師」と仰ぐ故梶山静六元官房長官から授けられたという信条の強さを問われる国会論戦。首相にとって正念場となる。 (一ノ宮史成)

6183名無しさん:2021/01/19(火) 23:18:49
>>6182

追及と提案 野党両立探る
 政権批判の高まりは野党にとって「大きな好機」(共産党幹部)のはずだが、支持は集まっていない。新型コロナ禍で追及にばかり時間を費やせば批判も招きかねず、野党は衆院選に向けて吹く風を慎重に読みながら「提案」もアピールしていくことになりそうだ。

 「菅政権は支離滅裂。今こそ、もう一つの選択肢を示すのが最大野党の責任だ」。立憲民主党の枝野幸男代表は18日、オンライン会議で同僚議員にハッパを掛けた。

 立民が神経をとがらせるのが「建設的提案」の演出。20日の衆院代表質問で、枝野氏は安倍晋三前首相らによる「政治とカネ」の問題には触れず、コロナ対策に的を絞ってただす方針。立民幹部は「こんなに先が読めない通常国会は初めて」とし、新型コロナ特措法改正案を巡っても、感染状況や世論の動向を見極めて瞬発力で対応することになると話す。

 迫力を欠くムードの背景には、内閣支持率の急落にもかかわらず、立民をはじめとする野党の支持率が上向かない現実がある。「政権交代」を掲げ、一刻も早く衆院解散に追い込もうとする熱は感じられない。

 旧民主党の政権交代を経験した立民秘書は「当時の政権前夜と今では、肌感覚が全く違う。政府の失策が野党への期待につながらない」。立民の衆院議員も「昨年12月に特措法改正案を示すなど、政権に対し先手を打っているのに…」と唇をかむ。

 コロナ対策の提案と、厳しい政権攻撃は両立し得ないのか。共産の志位和夫委員長は、この日の記者会見で「コロナ対応に一番大事な政治に対する信頼を回復する上でも、一連の(政治とカネの)疑惑究明は必要だ」と強調した。総選挙の前哨戦となる論戦で、二つのバランスを取りながら野党が効果的な国会共闘を組めるかも鍵となる。 (川口安子)

6184名無しさん:2021/01/19(火) 23:20:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/afeb5adc6246345839752661c4854d9f93e367dc
支持率下落が止まらない菅政権 自民幹部「人心が離れた菅さんで乗り切るのは容易でない」〈AERA〉
1/19(火) 8:02配信

 コロナ禍への対応が後手に回り、支持率が急落する菅政権。身内の自民党内でも厳しい受け止めが広がる。また、感染リスクが高い医療や介護などの現場で働く人々からは、緊急事態宣言の有無にかかわらず現場環境は好転しないという悲観的な声があがっている。AERA 2021年1月25日号から。

*  *  *
 菅義偉首相は13日、それまで東京、千葉、神奈川、埼玉の1都3県に発令していた緊急事態宣言を、栃木、愛知、岐阜、大阪、兵庫、京都、福岡の7府県にも拡大すると発表した。

 しかしこれまでの会見で、菅首相は「北海道、大阪など営業時間短縮を行った地域は(感染抑止の)結果が出ている」(4日)、「今の時点ではそういう(緊急事態宣言を出す)状況ではない」(7日)と明言していた。

■「支援の枠組みを」悲鳴

 7日の時点で感染拡大が全国で進んでいることは政府の新型コロナウイルス対策分科会が明確に認めていたにもかかわらず、なぜ官邸は「1都3県」にこだわったのか。自民党幹部は、政府のこの方針は、当初から首をかしげる内容だったと語る。

「経済への打撃を鑑み、緊急事態宣言の発令は『限定的・集中的』にやるのが効果的という大方針を政府は打ち立てました。しかし、感染拡大地域の首長らの要請も圧力となって、結果、1週間も経たないうちに方針転換を強いられた。この先も芋づる式に該当県が増えていくのは明らかで、それでは緊急事態宣言そのものが形骸化してしまう。案の定、支持率は落ちる一方。最悪のケースは人心が離れること。そうなると、この危機を菅さんの顔で乗り切るのは容易ではなくなる」

 この自民党幹部の言葉通り、すでに当該地域の、とくに医療や介護などの現場で働く人々からは、諦めにも似た「しらけた」声もあがる。大阪市内にある介護施設の幹部は、政府が今更、緊急事態宣言を発出しようがしまいが、現場の環境は好転しないのではないかと、悲観的な見方を示す。

「施設内でクラスターが出たとしても、スタッフに対するPCR検査は『マスクをつけないで15分以上会話した』などの条件がないと、濃厚接触者として認められず公費での検査も受けられない。この対応はソーシャルワークの最前線で働いていても、一般人と同じ。結局、自分たちで民間の検査施設を探して検査を受けるしかない。これでどうやって社会的に最も弱く、感染リスクが高い人々を守れるのか。この状況が去年の春から全く変わっていないのです」

 その上で、最大の課題は、すぐに使える支援のスキームがないことだと嘆く。

「当初、病床や宿泊医療施設をはじめ、介護や福祉施設にも使える緊急包括支援交付金があったのですが、第2波でその予算も底を突いてしまっています。そんなことは、厚生労働官僚であれば誰でも知っている。明日にでも施設の運営、経営そのものが破綻するかもしれないと、胸が張り裂けそうな危機感を抱く事業者の具体的な受け皿が、ここにきて何もない。結局、自力でなんとかしろ、と国に突き放されたとしか思えないのです」

(編集部・中原一歩)

※AERA 2021年1月25日号より抜粋

6185名無しさん:2021/01/19(火) 23:23:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5c35641f1136db4354027e0f36d17ce154f1806
「二階俊博」を権力者にした“気遣い伝説” 視察に美女を手配、お土産の配り方も一流
1/19(火) 5:59配信

 その風貌は決して冴えたものとは言い難い。だが、現下の政局では抜群の切れ味を誇る。男の名は二階俊博(81)。いかにしてこの面妖なるドンは自民党歴代最長幹事長に昇り詰めたのか。サラリーマン必読、出世術の極意に迫る。

 ***

「金銀ではない。だが……」

 聞き覚えのある、浪花節を思わせるだみ声。その声の主は続く一言で本質をついてみせた。

「鉛のようなどす黒い光を放つ男」

 それが「歴代最長幹事長」なのだと。どす黒い光、すなわち妖しげな光……。

「俺が郵政民営化に反対して自民党を離れたら、あいつは志帥会(現・二階派)に入りこんで会長になった。いわば『空き巣泥棒』だ」

 元運輸相の亀井静香。二階をこう評しつつも、昨年11月、自身の84歳の誕生日祝いでふたりは酒席をともにしている。

「ああいう男と呑んでも面白くもおかしくもない。光がない。くらーい顔してさ。友だちにはなりたくないね。でも、無口なところが二階の力になっている。何を考えているか分からない、その気持ち悪さ。国民に腹の内を見せないというのも政治家の一つの手だ。今や二階は天下の幹事長。もう志帥会の長というより、立派な党の長だ。だがね……」

 だみ声が一段と凄みを増す。

「菅(義偉・総理)と同じで、二階も田舎から出てきた、たたき上げの庶民政治家。だから二階に金メッキを施したらダメなんだ。彼の『数は力』という考え方は、俺は間違っていると思う」

 亀井の「親心」を知ってか知らずか、二階当人は今なお派閥拡大路線を押し進め、数という「金メッキ」を纏(まと)い、最長幹事長として絶対的権力者の道をひた走っている。どす黒く、妖しげな光を放ちながら――。

 1939年、和歌山県御坊市に生まれた二階は、戦前に木造船会社を起こし後(のち)に県議となる父と、医療従事者の母を持つ。

 中央大学法学部政治学科を卒業し、11年間、衆院議員の遠藤三郎の秘書を務めた後、8年間の和歌山県議生活を経て、83年に衆院議員に初当選する。

 田舎の出から経歴を積み重ね権力の階段を駆け上がる。菅と似てたたき上げのイメージの強い二階だが、本人はそれを嫌がる。

〈“秘書上がり”だとか、“たたき上げ”とか生意気なことを言うやつがいる。お前は何アゲだ。唐揚げとは言わんが、何で俺だけ“たたき上げ”なんだ。俺は、政治学の本筋をずっとやってきたんだ〉(「文藝春秋」2020年11月号)

 滲み出る「プロ政治家」の自負。それはどこから生まれたのか。

6186名無しさん:2021/01/19(火) 23:23:23
>>6185

越山会の女王に…
「二階さんは、講演などでよく『私が政治を学んだのは県議会です』と言っています」

 和歌山県政における二階の1期先輩で、元公明党県議の渡辺勲が証言するよう、二階は県議時代から現在の姿を髣髴させる「政治家ぶり」を発揮していた。

 二階と県議当選同期の盟友、元和歌山県議会議長の門三佐博(かどみさひろ)が振り返る。

「二階さんは若い頃から組織をまとめ上げる力のある男でした。当時、和歌山県政では保守系が人事を争って分裂していたんですが、二階さんは36歳で県議に初当選すると、まず同期の議員10人を集めて『清新クラブ』という会派を作ります。それが後に『清新自民党県議団』となり、公明党や社会党、共産党も巻き込んで『六派連合』を結成。こうして県政でのキャスティングボートを握り、最終的には県議会のドンと言われた人物に、『議長と副議長ポストさえ渡すなら他は好きなようにしろ』と言わせてしまいました」

 目下、「数は力」を地で行き、派閥を急膨張させることでキングメーカーに昇り詰めた二階。だが所詮、彼の派閥は党内第4派閥に過ぎない。

 しかし第2派閥の麻生派、第3派閥の竹下派、いずれも二階派の「47人」と合わせると、第1派閥の細田派を数で凌ぐ。後に触れる「裏切り」の過去を持つ二階を誰も敵には回したくない。斯(か)くして党内キャスティングボートを掌握。

 昔も今も二階は変わらない。

 県議時代から「数集め」に長(た)けていた二階。それを可能にした彼の「武器」とは何なのか。渡辺の回顧から読み解く。

「県議時代の1977年頃のことでした。二階さんが主催したイサキ釣りに、県幹部と一緒に参加したんです。前夜から呑んだくれて早朝に出発したものだから、みんな船酔いしてそれは酷いものでした。でも港に帰ってくると、発泡スチロールの箱に入ったイサキが50匹くらい用意されていた。釣れなかった時、ちゃんとお土産として持って帰れるようにね。用意したのは二階さんでした」

 痒いところに手が届く「ザ・昭和型」の出世術。

 門が明かすエピソードも負けてはいない。

「県議時代、二階さんに声をかけてもらい一緒にシンガポールに視察に行きました。すると現地には、日本語を話せる容姿端麗なシンガポール人女性が案内役として待っていた。なんでも彼女は、鈴木善幸総理をアテンドしたこともある才女だそうです。手配したのは二階さんでした」

 こうして「数」と「気遣い」を駆使し県政の実力者となった二階は、44歳で衆院選に挑む。

 渡辺がその経緯を明かす。

「二階さんが国政に打って出た時、私は創価学会和歌山県支部の青年部トップでした。そして彼を当選させるために、和歌山では公明党と二階さんたちとで選挙協力することにしました。今のような自公協力体制が築かれる、遥か前のことです。二階さんは中選挙区時代の旧和歌山2区から出馬。1区には公明党の候補者がいました。その1区では公明党の候補を応援してもらう代わりに、2区では学会票を二階さんらに回すことにしたんです」

 すなわち、自公のバーター。結果、二階は見事当選する。

「衆院議員二階俊博」

 それは誕生の時から「数の力」の申し子だった。

 また、「禁断の自公協力」の恩恵に与っ(あずか)た点では、今の二階の「何でもあり」の原点であったのかもしれない。

 この和歌山における二階のデビュー戦には田中角栄も気を揉んでいたという。その恩義からなのか、田中の金庫番と言われた「越山会の女王」佐藤昭(あき)との秘話を渡辺が繙(ひもと)く。

「無事、二階さんは衆院選で当選を果たし力をつけていった。そして私たちは佐藤さんから河口湖の別荘に招かれます。そこに二階さんはいませんでしたが、彼女はこう言っていました。『二階は可愛いのよ』と。なんでも二階さんは、毎週、その別荘に活きのいい魚を送り届けていたそうです」

 田中派のメンバーとして国政デビューした二階は、以後、師匠である田中角栄の振る舞いを模していく。

6187名無しさん:2021/01/19(火) 23:23:43
>>6186

「表の顔」と「裏の顔」
 日本経済新聞の記者だった政治評論家の篠原文也は、二階が衆院議員に初当選して以来40年近くの親交を持つ。

「あれは二階さんが当選1期目のことだったと思います。ある経済人から『会わせたい人がいる』と言われたのが二階さんでした。赤坂の料亭『大乃』で、3人で会食する予定になっていたんですが、私は仕事で到着が1時間ほど遅れてしまったんです」

 待たされているのはイサキから才女まで気が利く男、二階である。

「さすがに、もう料理も出されているだろうと思いながら慌ててかけつけました。すると、なんとまだお茶とおしぼりしか出ていない。驚いて、『先に始めていなかったんですか?』と訊(き)くと、その経済人が『俺は始めようと言ったんだけど、この人が“待ちましょう”と言って料理を運ばせなかったんだよ』と、指をさした先が二階さんでした。これには参った。1年生議員でこんな気遣いができるなんてただ者じゃないと、強烈な印象が残ったことを今でも覚えています」

 源流は田中派で、一度自民党を離れてから復党し、幹事長まで昇り詰める――二階と同じ道を歩んだ石破茂も彼の「角栄流」を目の当たりにしたひとりだ。

「いわゆるロッキード選挙と言われた83年の衆院選で二階さんたちが初当選した時、私は田中派の職員でした。二階さんと当選同期の中で、当時一番輝き、注目されていたのは角栄先生の娘婿の田中直紀さんだった。でも、選挙後に我々のような末端職員まで招き、『皆さん、ありがとう』と言って宴席を持ってくれたのは二階さんだけでした」

 角栄流で磨きをかけた気遣いを武器に、二階は国政を遊泳し始める。

 92年、田中派の流れを汲(く)む竹下派(経世会)が分裂。剛腕・小沢一郎らは政治改革を旗頭に「改革フォーラム21」を名乗り、後に総理となる羽田孜(つとむ)を担いで新派閥を結成。翌年、小沢らは自民党を離党して新生党を結党する。二階も小沢に追随。その後、小沢側近として頭角を現していく。

 流浪を経て老骨となった今なお、小沢は「改革」を叫んで止まない。その小沢の側仕えであったならば、二階もまた筋金入りの改革主義者であるはずだ。

 だが、小沢の知恵袋として知られる元衆院事務局職員(後に参院議員)の平野貞夫は一笑に付す。

「当時まだペーペーだった二階さんは、はじめ、政治改革法案に大反対だった梶山さん(静六・元官房長官)にくっついていましたから政治改革に後ろ向きでした。梶山さんには『おい平野、お前と小沢と羽田は水戸藩の諸生派なんだ。屁理屈ばっかり言って自民党を潰すつもりか!』と、ものすごい剣幕で怒られたものです。二階さんは、もともとはそんな梶山さんの子分でしたから、あくまで世論の流れを読んで『選挙に勝つため』に小沢さんのほうに乗った議員。政治改革とは何かということを全く理解していなかったと思います」

「選挙に勝つ」、つまり「数」を求めて小沢に張った二階は、その後、新生党、新進党、自由党と小沢に付き随(したが)い、側近の座を揺るぎないものにしていく。

 平野が振り返る。

「小沢さんにしてみれば、新生党からずっと自分の後ろをくっついてくる二階さんは、そりゃ可愛かったと思いますよ」

 だが二階の思いは違った。

 99年1月、自民党と自由党による自自連立政権がスタートすると、10月、小沢は寵愛していた二階を運輸相の座に押し込む。この時、二階は60歳。念願の初入閣だった。

 00年、小沢は公明党が加わり自自公となっていた連立政権からの離脱を決意。当然、二階も小沢と行動をともにするものと思われた。しかし……。平野は今でも鮮明に記憶している。

「2000年の4月1日の18時に自自公の3党首会談が行われ、正式に自由党の連立政権離脱が決まることになっていた。その直前、2時間前のことでした。小沢さんが私を呼び出し、こう打ち明けたのです。『昨日まで、中西(啓介・元防衛庁長官)と二階は俺と一緒にやると言っていたのに、さっきふたりが(小沢とは)別れますと言ってきた』と。中西さんも二階さんも、小沢さんの側近中の側近。それなのに、ギリギリになって裏切ったのです」

「二階の駒」を自称し、新進党から今に至るまで、常に二階と歩みをともにしてきた自民党参院議員の鶴保庸介はこう説明する。

「連立政権離脱直前の3月31日、有珠山が噴火しました。二階さんから『そんな時に離脱騒ぎをしている場合ではない』と言われたことを覚えています。大臣の職責をほっぽり出すわけにはいかないんだと」

 だが小沢の元秘書に言わせると、それは二階の「表の顔」に過ぎない。「裏の顔」は、この元秘書が当時聞いた、二階に関する小沢の呟きから浮かび上がってくる。

「まあ、権力の味を知ったってことだわな」

 小沢率いる自由党と袂を分かった二階は保守党、保守新党を経て03年、結局、「ザ・権力」である自民党に復党していった――。


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