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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

5062名無しさん:2020/09/26(土) 01:23:42
>>5061

◇一石三鳥の妙手 ? 谷垣サプライズ

石破問題の決着を受けて永田町の関心は当然「誰が幹事長?」となったが、首相が指名したのは法相を務めていた谷垣氏だった。マスコミでも谷垣幹事長を予測した社はなく、文字通りのサプライズ人事だった。首相経験者が再登板するくらいだから総裁経験者が幹事長になってもおかしくはないのだが、谷垣氏は政治理念も首相とは対極にある党内リベラル派の代表的存在。「お人よし」を自認し、政局での手練手管とは無縁の人物だけに、カネと人事を握り、選挙の采配を振るう幹事長職に適任 とは誰も考えなかったからだ。

しかし、「この人事は一石三鳥の妙手」(首相経験者)だった。仮に幹事長に腹心や“お友達”を起用すれば、党内の反発は避けられなかった。ハト派で親中派の谷垣氏は党内に敵も少なく、自民党が野に下った期間に総裁として必死に党をまとめて政権奪回にこぎつけた功労者でもある。「安倍政権のタカ派色を中和し、中国にも融和のサインになる。党もまとまり元総裁として首相にも意見が言える」(長老)とのプラス評価も当然で、多くの世論調査でも6割前後の支持を得た。

ただ、今回の人事全体をみると首相の政局的なしたたかさとリーダーとしての計算高さが透けて見える。首相はかねてから「老壮青のバランス」と「女性登用」を重視する意向を示していたが、「老」代表として谷垣氏とともに総務会長に二階俊博氏を起用した。二階氏は首相に批判的な野中広務、古賀誠両元幹事長(二人とも政界を引退)の盟友でもある。さらに、ハト派論客として集団的自衛権見直しに異議を唱えた加藤紘一元幹事長は谷垣氏の兄貴分。加藤、古賀氏も会長を 務めた党内リベラル勢力の拠点でもある宏池会(岸田派)は岸田文雄会長の外相留任で主流派に取り込まれたままだ。

◇小渕、竹下両氏は旧田中派のシンボル

さらに、故田中角栄元首相の流れを汲み、宏池会とともにリベラル色の強い旧田中派の平成研(額賀派)からは小渕優子、竹下亘両氏をそれぞれ経済産業相と復興相に起用した。小渕氏は故小渕恵三元首相の娘で竹下氏は故竹下登元首相の弟。両氏とも平成研のシンボル的人物でもある。首相の出身派閥で故福田赳夫元首相の流れをくむ清和研(町村派)とは過去に対立してきた保守本流の岸田、額賀両派を取り込む意図は明らかだ。対照的に環境相を務めていた石原伸晃氏を含め同氏を領袖とする石原派は入閣ゼロだった。石破氏をリーダーとする無派閥議員を中心とした石破グループも石破氏以外は起用されず冷遇されたが、反発よりもあきらめムードが漂っている。

女性については当初の目標通り「党・内閣で6人」を実現した。これまでの党3役に2人、閣僚に2人の合計4人から5割増し。「女性管理職を3割に」という公約を今 回人事で実行した形で、世論調査でここにきて下落傾向が強かった女性の内閣支持率が跳ね上がった。

今回の人事を経て表向きは首相の政治的求心力が増した。国会勢力の「1強多弱」に加えて自民党内の「安倍1強」体制も確立したように見える。確かに、来年9月の自民党総裁選を視野に入れると、最大のライバルの石破氏が入閣後のテレビ出演などで「来年の総裁選不出馬」を明言し、後継候補に浮上した谷垣氏も「総裁を支え続けるのが幹事長の仕事」と出馬を否定する。前回出馬した町村派会長の町村信孝氏はもちろん、石原氏や林芳正前農水相も出馬できる環境にはない。一時、“反安倍”をにじませて出馬が取りざたされた野田聖子前総務会長も推薦人確保が困難視される。これから1年、現状の「安倍1強」が続けば本格的総裁選では異例の無投票再選が実現する可能性が大きい。

しかし、昔から「一寸先は闇」というのが政界だ。「安倍政権は今がピーク。これからは支持率も求心力もジリ貧になる」(長老)との見方も少なくない。当面の内政・外交課題をみても、北朝鮮による 拉致被害者の帰国に期待が集まる同国の特別調査委による「第1次報告」も日朝両政府の水面下の調整が難航して提示が遅れている。悪化したままの日中、日韓関係も関係改善の糸口はつかめていない。米中間選挙(11月)での民主党劣勢予測もあってTPP交渉も合意先送りの公算が強まっている。

5063名無しさん:2020/09/26(土) 01:23:53
>>5062

◇難題は辺野古移設と消費税10%

原発再稼働とエネルギー政策が絡む福島県知事選(10月26日)は与野党相乗りで乗り切る方向となったが、米軍普天間基地の辺野古移設問題が争点となる沖縄県知事選(11月16日)は移設反対派が優勢とされる。政府は辺野古移設について「もう決まった過去の話」(菅義偉官房長官)と粛々と着工への手続きを進める構えだが、「知事選で県民の意思が示されれば計画通り進めるのは困難」(防衛省幹部)とみられる。

さらに、年末に決断しなければならない来年10月からの消費税10%導入も7〜9月期の国民総生産(GDP)の数値が悪ければ、先送りを余儀なくされる可能性もある。もともと首相は「1内閣が2回も消費税を増税するのは無理がある」と 慎重で「まず11月中旬に発表される7〜9月期のGDP数値をみてから」とニュートラルな立場を強調しているが、麻生太郎副総理兼財務相は「断行」を主張し、民主、自民、公明による「3党合意」の当事者の谷垣幹事長も財務相経験者として「上げないリスクの方が大きい」と先送り反対の立場だ。最終的には12月の予算編成作業の前に首相が決断することになるが、アベノミクスの失速を回避するために増税時期を先送りしようとすれば党・内閣に亀裂が生じることにもなりかねない。

今回の人事では約60人の入閣待望組の1割強しか閣僚になれなかった。当然、“外れ組”からの不満が表面化するとみられたが、来年9月の総裁選後に次の人事が予想されるため「物言えば唇寒し」の状況が続いている。野党はますます弱体化し、分裂・合流を経て新たに結党した「維新の党」や「次世代の党」は野党でありながら安倍政権寄りの路線を取る。政治的に見れば「安倍政権に死角なし」だ。

◇各界から“安倍独裁化”への不安

にもかかわらず、永田町、霞が関(官僚)にとどまらず財界 やマスコミ界でも「安倍政権の前途への不安」がささやかれている。第2次安倍改造内閣発足に合わせて著名な経済学者の大前研一氏が週刊誌の論評欄で「日本は独裁を許しやすい国民性を有している。独裁が進めば進むほど、異論を唱えるのが難しくなる」と安倍政権の“独裁化”への警鐘を鳴らしている。首相の体調も含め「首相一人に日本の命運がかかる」という過去に例のない権力構図を首相自身がどれだけ自覚し、多くの国民の望む政権運営を進めてくれるのか、という点に不安の原因があるとみられる。

(平成26年9月16日記) 泉 宏

5064名無しさん:2020/09/26(土) 11:08:45
https://special.sankei.com/a/politics/article/20200921/0001.html
政界徒然草
総裁選で吹っ切れた岸田氏 派閥の「緩さ」を克服できるか
2020.9.21

 14日投開票の自民党総裁選は、菅義偉(すが・よしひで)首相が党内7派閥のうち5派閥の支持を得て完勝した。初めて出馬した岸田文雄前政調会長は議員票を積み増す意地を見せ、石破茂元幹事長を押さえて2位を死守。来年の次期総裁選への挑戦権をもぎ取った。ただ、地方票では菅首相と石破氏に大差を付けられ、党員・党友投票が全面的に反映される次の総裁選には不安を残す。菅首相による党役員・閣僚人事では冷遇され、久々に無役となった岸田氏は自らの派閥の一致結束を維持して再起を図れるのか。

 「完全な冷や飯だな」

 岸田氏が率いる岸田派(宏池会、47人)の若手議員は憔悴(しょうすい)した表情で菅内閣の顔ぶれを見てこう述べた。

 岸田派は党役員人事で四役を逃し、獲得できたのは小野寺五典元防衛相の組織運動本部長だけ。

 閣僚ポストでも、同派が希望した金子恭之(やすし)衆院議員(当選7回)らの初入閣は見送られ、3度目の起用となる上川陽子法相と再入閣の平井卓也デジタル改革担当相の2人が入った。菅首相から岸田氏への相談もなく、一本釣りされた形だ。

 安倍政権では内閣、党ともに要職を渡り歩いてきた岸田氏自身も処遇されず、菅首相を支援した党幹部は「(岸田氏は)次の総裁選にも出るんでしょう? だったら閥務に励むべきだ」と突き放す。安倍政権で主流派を占めてきた岸田派は一転、非主流派となった。

https://special.sankei.com/a/politics/article/20200923/0001.html
政界徒然草
自民竹下派、念願の衆参一致も垣間見えた溝
2020.9.23

 自民党総裁選で竹下派(平成研究会)は他の4派とともに菅義偉首相を支持した。結果的に一部の所属議員が岸田文雄前政調会長や石破茂元幹事長の支援に回ったものの、衆参両院のほとんどの議員が首相を支持し、衆参で対応が一致した。平成30年の前回総裁選では衆参の対応が真っ二つに割れたことを考えれば、「衆参一致」は上出来ともいえるが、派としての方針を決める過程では改めて衆参の溝が浮き彫りになり、課題も残した。

 「(わが派は)分裂選挙が多かった。こういった形で選挙に臨めたことはよかった」

 竹下亘会長は総裁選前の7日、東京都内のホテルで開いた派閥会合後、記者団にこう語った。

 安倍晋三前首相が8月28日に辞任を表明し、二階俊博幹事長らが官房長官だった菅首相の総裁選出馬に向けて動き出す中、竹下派は同31日に全員が集う緊急総会を開いた。

 派内では、茂木敏充外相のほか、菅内閣で官房長官に就任した加藤勝信氏、小渕優子元経済産業相らが「ポスト安倍」候補として取り沙汰されていた。

https://special.sankei.com/a/politics/article/20200821/0001.html
動く「ポスト安倍」の夏・派閥編
二階派 菅長官との関係軸に全方位外交
2020.8.21

 自民党二階派(志帥会)を率いる幹事長、二階俊博は、混戦模様の次期総裁選でどう動くのか。

 「ともに連携していこう」

 二階は20日夜、東京・永田町の日本料理店で、官房長官の菅義偉にこう語りかけた。菅とのこうした会合は、通常国会が閉会した6月17日以降、早くも3度目を数える。

5065さきたま:2020/09/26(土) 12:38:50
>>5056
発言の内容は最低最悪で、複数の自民党関係者の証言があるのに発言を否定するという厚顔無恥。
杉田は前回2017衆院選で比例中国ブロック17位当選。自民は比例中国(定数11)で5議席獲得で比例20位まで当選。
この品性下劣な議員を落選させるには、中国5県の小選挙区で野党が5議席以上勝つ必要がある。なかなか厳しい。


杉田議員、女性はいくらでもうそ 自民党の合同会議で蔑視発言
2020年9月25日 13時25分 (共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/57748
 自民党の杉田水脈衆院議員は25日の党の内閣第一部会などの合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。被害者を蔑視する発言で批判が出るのは必至だ。
 杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と述べて発言を否定したが、会議に参加した複数の関係者から、杉田氏の発言が確認された。杉田氏は、会議で来年度予算の概算要求を受け、女性への性暴力に対する相談事業について、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。


「女性はうそをつける」自民 杉田水脈衆院議員 本人は発言否定
2020年9月25日 20時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200925/k10012635291000.html
自民党の杉田水脈 衆議院議員が、党の会議で女性に対する暴力や性犯罪などに関連して「女性はいくらでもうそをつける」などと発言していたことがわかりました。
25日開かれた自民党の内閣第一部会などの合同会議では、内閣府の来年度予算の概算要求が議題となり、内閣府の担当者が女性政策や子育て支援策などとともに、性暴力被害者の相談事業について説明しました。
関係者によりますと、杉田水脈衆議院議員は質疑の中で、女性に対する暴力や性犯罪などに関連して「女性はいくらでもうそをつける」などと発言したということです。
杉田氏は会議のあと記者団に対し「そのようなことは言っていない」と発言を否定しました。
共産 田村政策委員長「怒りを抑えられない」
共産党の田村政策委員長は記者会見で「大変驚き、怒りを抑えられない。女性たちが安心して性被害について相談し、解決ができるよう政府の動きも始まっている時に、こうした発言が出てくるのは許しがたい。杉田議員は女性に蔑視的な発言を繰り返していて、なんら反省がないことのあらわれであり、自民党としてこのまま認めるのか問われている」と述べました。


性暴力巡り 杉田水脈議員「女性はいくらでもウソつける」
25日 19時22分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4087194.html
 自民党の杉田水脈衆院議員が25日、党の会議で性暴力の被害などに関し、「女性はいくらでもウソをつける」などと発言していたことが分かりました。
 複数の自民党関係者によると、杉田衆院議員は25日、来年度予算の概算要求を議論する党の会議で、女性への性暴力に対する相談事業をめぐり、「女性はいくらでもウソをつけますから」などと述べ、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張したということです。
 性暴力被害の虚偽申告があるように受け取れるこの発言には、出席者からも「この発言はダメだ」と批判の声が上がっています。
 一方、杉田氏側はJNNの取材に対し、「そのようなことは言っていない」と発言を否定しています

5066さきたま:2020/09/26(土) 12:53:16
>>5056>>5065
共同ソース詳細。
二階はスルーするのかね。


杉田水脈氏「女性はいくらでもうそ」性被害者を蔑視
[2020年9月25日18時22分]
https://www.nikkansports.com/general/news/202009250000643.html

自民党の杉田水脈衆院議員は25日に開かれた党の内閣第一部会・第二部会合同会議で、政府側から性暴力被害者の相談事業に関する説明を受けた際「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。被害者を蔑視する発言で、批判が出るのは必至だ。

杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と述べて否定したが、会議に出席した複数の関係者が、杉田氏の発言を認めた。

この日の会議では内閣府が、所管する女性政策や子育て、防災関連の2021年度予算概算要求に関し説明。男女共同参画局は、行政や民間が運営する性暴力被害者のための「ワンストップ支援センター」を全国で増設する方針などを説明した。

関係者によると、杉田氏は質疑の中で、支援センターなどでの相談事業について、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。担当者は「国の方針として性暴力根絶に向けて取り組む」と回答した。

杉田氏を巡っては8月、性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織さんを誹謗(ひぼう)中傷するツイッターに賛同を示す「いいね」を押し、名誉を傷つけたとして提訴されている。この他、18年には性的少数者のカップルは「生産性がない」と月刊誌に投稿するなど、言動が物議を醸してきた。(共同)

5067さきたま:2020/09/26(土) 18:30:13
>>5056>>5065>>5066
杉田水脈氏「女性はいくらでもウソ」と発言 本人は否定
2020年9月26日 16時49分
https://www.asahi.com/articles/ASN9V5F5XN9VUTFK002.html

 自民党の杉田水脈衆院議員が25日、党本部であった会議に出席した際に、女性への性犯罪に絡んで「女性はいくらでもウソをつける」と発言したことが、出席者への取材でわかった。女性蔑視と受け取られる発言で、党内外から批判が起きそうだ。

 杉田氏は同日開かれた、来年度予算の概算要求の説明を受ける党の内閣部会などの合同会議に出席。会議は非公開だったが出席者によると、性暴力被害者を支援するための相談事業に関連し、杉田氏は元慰安婦支援団体に触れたうえで、事業を民間団体に任せることを批判。「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言したという。

 会議後、杉田氏は朝日新聞などの取材に「そういう発言はしていない」と否定。元慰安婦支援団体を話題にしたとされる点については「聖域になり、誰も切り込めないようになってはいけないという指摘はした」と説明した。

 杉田氏は2018年、月刊誌で同性カップルを念頭に「子供を作らない、つまり『生産性』がない」と主張し、批判を浴びた。

5068名無しさん:2020/09/26(土) 22:57:55
https://special.sankei.com/a/politics/article/20200904/0001.html
政界徒然草
河野防衛相の宰相への道 見えない国家観、危うい発信力など課題も
2020.9.4

 河野太郎防衛相が、安倍晋三首相(自民党総裁)の辞意表明に伴う総裁選への立候補を断念した。堪能な語学力を武器に海外要人と丁々発止でやり合う姿勢や、ツイッターで約165万人のフォロワーを持つなど高い発信力で国民的な人気が高く、立候補すれば、注目度の高い候補となり得た。日頃から宰相への意欲を公言し、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで“変人”の異名もあった河野氏が「日本の顔」になる日は近いのか。

 最近、河野氏が話題となったのは、8月23日に自身のインターネット配信番組「河野太郎と語ろう」での皇位継承問題にからむ発言だ。河野氏は「男系による皇位継承が続くのが一番望ましいと考えている」と断った上で、女性宮家や女系天皇容認も含め、国民的議論が必要との認識を示した。

 河野氏は以前から周囲に「支持層のウイングを広げないと首相にはなれない」と語っており、男系男子の堅持を重視する保守層を支持基盤とする安倍首相との違いを鮮明にした形だ。

https://special.sankei.com/a/politics/article/20200912/0001.html
政界徒然草
総裁選で小泉氏が見せた一面 菅氏とつながる「改革」の意志
2020.9.12

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選(14日投開票)の党内政局に、小泉進次郎環境相が絡む場面が増えている。平成30年の前回は総裁選に一定の距離を置いていたが、今回は早々に河野太郎防衛相への支持を表明。河野氏が出馬を見送るや菅義偉官房長官支持に転じ「改革の人だ」と持ち上げた。総裁選の形式をめぐっても党員投票の実施を求め、党総務会にも乗り込んだ。一連の行動に込めた小泉氏の思いとは。

 「菅氏には『安定性』や『継続性』がさかんに言われているが、私の抱いているイメージは異なる。『菅氏=改革』だ。思い切った改革を断行してもらいたい」

 小泉氏は8日の記者会見で、菅氏を支持する理由をこう語った。

 小泉氏は、同じ神奈川県選出で「大先輩以上の存在」と慕う菅氏と昨年9月の初入閣後も頻繁に連絡を取り合ってきた。小泉氏肝いりの石炭火力発電所の輸出要件厳格化や、旅行先で休暇を楽しみながら仕事に取り組む「ワーケーション」の推進も菅氏の後押しがあった。昨年8月にフリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚した際は、真っ先に首相官邸に菅氏を訪ね、報告した。

 「テレビカメラが『ネクストバッターズサークル』やベンチを映してもおかしい。バッターボックスに立った人に脚光を浴びせるべきだ」

5069名無しさん:2020/09/26(土) 23:01:40
https://special.sankei.com/a/politics/article/20200922/0002.html
「安倍さんは秋波を送っていた」 なぜ岸田氏は首相になれなかったのか(上)
2020.9.22

【歴代番記者覆面座談会】

 自民党の岸田文雄前政調会長は、今の菅義偉(すが・よしひで)首相の姿をどうみているのだろうか。今年の春先までは、安倍晋三前首相らから支持を受け、「ポスト安倍」の最有力候補だったのに-。岸田氏はどこで間違い、何をしなければならなかったのか。そもそも有資格者なのか。今回の総裁選では、「吹っ切れた」と語る岸田氏が明朗に政策を語る場面が目立ったが、次の総裁選に向け、今後どうすればいいのか。岸田氏を担当した歴代番記者5人が、裏話も交えながら匿名で語り合った。

■「古賀切れず」は真の敗因?

A「今回の総裁選で、岸田さんの敗因は何だろう」

B「ちょっと待った。敗因というのはおかしい。2位になっただけで十分だ。あれだけ票が伸びるとは思わなかった。接戦といわれていた中で、結果的に負けて勝った」

https://special.sankei.com/a/politics/article/20200923/0002.html
「ポスト菅」蚊帳の外、開けぬ展望 なぜ岸田氏は首相になれなかったのか(下)
2020.9.23

【歴代番記者覆面座談会】

 自民党の岸田文雄政調会長は、これまで安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相が「ポスト安倍」の本命候補と位置付けてきたが、なぜ今回の総裁選で敗れたのか。菅義偉(すが・よしひで)首相が「岸田つぶし」とも思えるポスト配分をする中で、将来トップの座を勝ち取るためには何をすべきか。岸田氏の歴代番記者5人による覆面座談会(下)では、戦闘能力に乏しい「お公家集団」と称される岸田派(宏池会)の実像に迫る。

■総裁選の戦術は

E「岸田さんは、党内が『菅首相選出』で固まりそうになったときの派閥の会合で『石破茂元幹事長まで総裁選に出ないという噂がある。こんなこと許されていいのか!』と憤りをあらわにしたそうだね。こういう気迫を、もっと前に発揮できていればよかった」

C「今回は二階俊博幹事長に『菅選出』の流れを先手先手でつくられた。頼みの綱だった麻生派(志公会)にも最後は切られた」

5070名無しさん:2020/09/26(土) 23:28:24
https://bunshun.jp/articles/-/3273
「オモテに出てはいけないおじさん」二階俊博幹事長を“二階語録”で振り返る
昭和の寝業師の「生態」ウォッチング
プチ鹿島2017/07/14

「谷垣氏を待つ人々」というコラムがあった(読売新聞・7月4日)。

 昨年7月のサイクリング中の事故で入院中の自民党の谷垣禎一前幹事長。今もリハビリに励み復帰を目指している。記事の締めは、

《1強の手綱を引き締める谷垣氏のような存在が、今の自民党には必要だ。》

“ハト派”谷垣禎一からの、“昭和の寝業師”二階俊博
 いわゆるハト派の谷垣氏を幹事長にすることでバランスを保ってきた安倍体制。しかし、ちょうど1年前、あの自転車事故が起きたのだった。谷垣氏の存在感を示す記事がこちら。

《党内では、後任幹事長として、岸田文雄外相や細田氏の名が取りざたされている。一方、政権内にはなお、谷垣氏の続投を望む声もある。(略)リベラル色が強い谷垣グループを率い、総裁経験者でもある谷垣幹事長の存在が政権の安定につながっているとの見方は多い。別の官邸幹部は「谷垣氏は代えがたい」と話す。》(2016年7月29日・朝日新聞デジタル)

 安定を保っていた柱のひとつが突然消えた。後任を誰にするか、けっこうな問題だ。人事次第では潮目が変わる。

 そして、選ばれたのは二階俊博氏だった。

「二階幹事長党内抑え役 『実力者』起用に警戒感」(毎日新聞・2016年8月2日)

《二階氏は1993年に自民党を離党し、新進党、自由党などを経て03年に復党した。財政再建派の谷垣氏とは対照的に、公共事業を重視する国土強靱(きょうじん)化を主張し、財政出動に積極的だ。このため、政府筋からは「二階氏の起用は劇薬になり得る」と懸念する見方がある。》

「国土強靱化=建設業界に強い」という二階氏のキャリアは言ってみれば「昭和の寝業師」タイプ。古い政治家の匂い。

13年半ぶりの衆院代表質問 低い声で「黙って聞け」
 目立たない場所でトップを支えているうちはいいが、こういう人をオモテに出したらヤバいのではないか? と当時思った。今はSNSの時代だからだ。古い政治家の「不規則発言」は一気に拡散し、問題視されるに違いない。
 
 つまり野次馬の私はワクワクしながら二階氏の言動に注目しはじめたのである(失礼!)

 そしたらさっそく。

「自民・二階俊博幹事長『黙って聞け』 衆院代表質問で野党のヤジに激怒」(産経ニュース・2016年9月27日)

 二階氏が、約13年半ぶりとなった衆院本会議での代表質問をおこなった。すると……。

《二階氏が「自然災害の変化に対し、私たち自民党は、強くてしなやかな国づくりのため…」と語ったところで野党席からヤジを浴びせられると、低い声で「黙って聞け」と反論した。》

 すごい。「黙って聞け」!

 産経ニュースは「反論」と書いているが控えめに言って「恫喝」だろう。しかもこのとき興味深かったのは「黙って聞け」のあと、何事もなかったように演説に戻っていた二階氏の姿。これまでの“生息地”での様子が手に取るようにわかる。これが日の当たる場所で思いっきり披露されてしまった。

「人の頭をたたいて血を出したって話じゃないのだから」
 続いてはこれ。

「二階派公認巡り『私を追い出せ』」(朝日新聞・4月27日)

 過去の経緯から自民党復党が難航していた議員を次期衆院選で公認候補として擁立することを決めた二階幹事長。「方針に揺るぎはない。公認をする決意だ」と語ったあとに「文句があったら私を幹事長の席から追い出してみろ」。

 恫喝おじさんここにあり。

 実は同じ日にはこんなことも言っていた。

「二階幹事長『首を取るまで張り切らなくても』今村前復興相辞任でマスコミに恨み節」(スポーツ報知・4月27日)

 東日本大震災を巡る失言で復興相を辞任した今村雅弘衆院議員の発言を報じたメディアを、二階氏が批判したのだ。

「マスコミは余すところなく記録を取り、一行でも悪いところがあれば、『これはけしからん。首を取れ』『すぐ、首を取れ』と。なんちゅうことですか」

「そんな人は、はじめから排除して(会場に)入れないようにしなきゃダメですよ。そういう思惑のある人は」

「人の頭をたたいて血を出したって話じゃないのだから、いちいち首を取るまで張り切っていかなくとも良い」

 密室に慣れてきた人からすると、言動を逐一見られるストレスがあるのだろう。

5071名無しさん:2020/09/26(土) 23:28:35
>>5070

どうにも止まらない二階語録
 記憶に新しい最新発言はこれ。

「自民・二階氏メディア批判」(東京新聞・7月1日 )

《自民党の二階俊博幹事長は三十日、東京都議選の応援演説で「落とすなら落としてみろ。マスコミの人たちが選挙を左右すると思ったら大間違いだ」とメディアの姿勢を批判した。》

 この他にも「われわれはお金を払って(新聞を)買ってんだよ。買ってもらっているということを忘れては駄目じゃないか」とも語った。

 そう、われわれはお金を払って買っているので、権力者がこのようにおかしなことを言ってないか、新聞にはちゃんと書いてほしい。それを忘れたら駄目だ。

 それにしても「黙って聞け」、「文句があったら追い出してみろ」、「落とすなら落としてみろ」。止まらない二階語録。

 オモテに出ちゃいけないキャラの人が幹事長になったおかげで恫喝がオモテに流れっぱなし。

 谷垣氏の自転車事故で、たしかに潮目は変わったのである。

5072名無しさん:2020/09/26(土) 23:29:23
https://news.livedoor.com/article/detail/11030041/
菅官房長官 自民党No.2の政治生命瞬殺するほどの力を示した
2016年1月5日 16時0分 NEWSポストセブン

「影の総理」と呼ばれるほど権勢を振るった官房長官は過去少なくない。中曽根内閣の後藤田正晴氏や橋本内閣の梶山静六氏、あるいは小渕内閣の野中広務氏の存在が思い出される。国の政策の総合調整を担当する官房長官には情報と権限が集まり、実務と政略に長けた政治家がその任にあたればおのずと権力を握ることになる。

 現在の菅義偉・官房長官がまさにそうだろう。菅氏は昨年末にかけて、たてつづけにその力を見せつけた。

 まず自民党とおおさか維新との一騎打ちとなった大阪ダブル選挙(府知事選と市長選)だ。菅氏は裏でパイプのあるおおさか維新の支持に回り、自民党候補はいずれも大敗。選挙を指揮した自民党大阪府連幹部をして「真の勝者は菅さん」といわしめた。

 次に消費税の軽減税率導入問題。菅氏は軽減税率の適用範囲をどこまで広げるかをめぐって谷垣禎一・幹事長をはじめとするオール自民党を相手にバトルを演じ、公明党の主張を丸呑みさせた。谷垣氏の「抗議の辞任説」が流れると、菅氏は「辞めたければ辞めればいい」と言い放った──与党内ではそんな“武勇伝”まで語られている。

「つい最近まで谷垣さんがポスト安倍の最右翼といわれていたが、菅さんに敗れたことで党内や霞が関の評価は致命的に下がった。もう谷垣さんの政治生命は終わったとみられている」(自民党ベテラン議員)

 自民党ナンバーツーの幹事長の政治生命を“瞬殺”するほどの力を示したのだ。それでも、官房長官はあくまで総理の「影の存在」のはずだった。だが、いまや菅氏自身、国民に向けてはっきり「表の権力者」の顔をみせ始めている。

 それを象徴するのが昨年末に行なわれた安倍首相と橋下徹氏、松井一郎・大阪府知事の“忘年会会談”だろう。お膳立てしたのは同席した菅氏とされ、会談翌日には自らテレビの報道番組(12月20日)に出演して会談内容をこう明かした。

「橋下氏が、安全保障や外交について、いろんな質問をしていた。そういうことに首相が答えていた」

「橋下氏はそれ(憲法改正)を前からずっといっている」

 安倍政権とおおさか維新による「憲法改正連合」という今後の重要な政権の針路が菅氏主導で決められたことを匂わせたのだ。谷垣氏や自民党大阪府連は不満を漏らしたが、菅氏の権勢の前にかき消された。

 会談前日、橋下氏が市長退任会見で菅氏のことを「感謝している。とんでもない政治家ですよね」と最大限持ち上げたのも、首相官邸の真の権力者が誰なのかを敏感に察していたからではないか。

「菅は明らかに官房長官としてののりを超えたな」

 副総理兼財務相の麻生太郎氏が漏らしたとされる言葉が官邸の主客転倒、静かな“菅クーデター”の実態を見事に言い当てている。

※週刊ポスト2016年1月15・22日号

5073名無しさん:2020/09/26(土) 23:32:25
https://www.dailyshincho.jp/article/2015/12240730/
“谷垣幹事長を恫喝”自民党、財務省を「敵」にしてでも公明に媚びる「菅義偉」官房長官
国内 政治 週刊新潮 2015年12月24日号掲載

 軽減税率を巡る与党協儀の結果は、“庶民の味方”を標榜する公明党案を、自民党が丸のみする形で決着した。その背景には、創価学会とのパイプを政治的基盤にする菅義偉官房長官(67)による、公明党配慮の姿勢があった。

 ***

 来夏に控えた、参院選挙。

「自民党にとって、公明党の選挙協力は欠かせませんが、今の官邸は公明党・創価学会に大きな借りを二つ作っています。一つは、平和を掲げる公明党に安保法制で大幅に譲歩をしてもらったこと。もう一つは、11月の大阪ダブル選で、安倍官邸と蜜月の大阪維新を勝たせるために、公明サイドに反維新の旗幟を鮮明にしないよう、自主投票にしてほしいとお願いしたことです」(大手メディア政治部デスク)

 こうした事情を抱えた菅氏は、9月の時点で、創価学会の佐藤浩副会長から、

「これ(自民党の方針である軽減税率が4000億円の枠内)では、参院選は戦えない」

 と迫られ、自公の選挙協力の見直しを匂わされると、以降、「近い」自民党ではなく、「遠い」公明党の意向に沿って動いていく。

■“谷垣辞任論”
 まず10月、そもそも軽減税率の導入自体に否定的な野田毅・前自民党税調会長の更迭を安倍晋三総理に進言する。

 次に、軽減税率の対象拡大を警戒する財務省の田中一穂事務次官に対して4000億円以上の財源を見つけるよう厳命し、田中氏が難色を示すと、その後、田中氏と同省の佐藤慎一主税局長に、官邸への出入り禁止を申し渡した。

 さらに、与党協議にあたっていた自民党の谷垣禎一幹事長が、軽減税率の対象を生鮮食品に限定すべきだとして譲らないと、

「12月上旬、菅さんはそれまで谷垣さんの姿勢に共鳴していた二階さん(俊博・自民党総務会長)に会い、公明党案に賛成してくれるよう懐柔を試みました。すると12月8日に二階氏は、『(4000億円プラス)数千億円で公明党が選挙協力してくれるなら安いもんだ』と、近しい政界関係者に漏らし、豹変するに至ります。こうして、谷垣さんを孤立させた。菅さんは、『そんなに(対象拡大が)イヤなら、谷垣さんは(幹事長を)辞めりゃいいじゃないか』と、谷垣辞任論にまで言及したと言われています」(自民党関係者)

 実際、経済ジャーナリストの須田慎一郎氏が説明するには、

「12月9日、菅さんは谷垣さんを官邸に呼びつけ、『参院選に責任が持てるのか』と、恫喝する形で軽減税率の対象を広げるよう指示しています」

 このように、自民党、財務省を「敵」に回しながら、公明党に媚びる動きを見せた菅氏。野田氏や、野田氏の後任として自民党税調会長の座に就いた宮沢洋一・前経産相が不快感を示すのも当然で、それどころか、

「内閣の重鎮である麻生さん(太郎・現財務相)も、12月上旬、『君は本当に総理の意向を踏まえて振る舞っているのかね』と菅さんに直接伝え、官房長官の強権ぶりを訝(いぶか)っていました」(同)

「特集 軽減税率を政争の具にした愚! どこへ行った財源と財政再建! 公明党に6000億円を貢いだ『菅官房長官』の前方視野」より

5074名無しさん:2020/09/26(土) 23:41:26
https://www.news-postseven.com/archives/20190729_1421019.html
2019.07.29 07:00  週刊ポスト
自民党役員人事 幹事長、官房長官は誰になるのか

 参院選に勝利した安倍首相は、開票日のテレビ番組でこう語った。「解散を選択肢から外しているわけではない」。

 自民党内でも首相が参院選勝利の余勢を駆って「11月の大嘗祭の後に衆院解散、12月総選挙に踏み切る」との見方が強まっている。

 そうなると、「9月12日」が有力視されている内閣改造と党役員人事では、「11月解散」や「憲法改正」を睨んで大幅な組み替えが行なわれる可能性が高い。

◆幹事長「岸田vs菅」

 最大の焦点は次の総選挙の司令塔となる幹事長の座。政界の常識でいえば、「参院選に勝った二階俊博・幹事長は続投」だが、首相周辺には、「80歳の二階さんは体力的に限界」と名誉職である副総裁への棚上げ論が燻る。幹事長交代となれば、党内に激震が走る──。

 次期幹事長の椅子を争うと見られているのは岸田文雄・政調会長と“影の総理”の菅義偉・官房長官だ。

 この勝負はすでに始まり、決していた。2人は参院広島選挙区で幹事長を賭けた「代理戦争」を演じ、菅氏が応援した新人の河井案里氏が岸田派重鎮で当選5回の溝手顕正氏を下して勝利したからだ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が語る。

「幹事長に不可欠な条件は選挙に強いこと。岸田氏は地元の広島だけでなく、秋田、山形、滋賀で岸田派現職を落選させた。対照的に菅氏は全国を応援に回って勝利に貢献。公明党・創価学会とのパイプも太い。安倍首相も本音では菅氏にこれ以上力をつけさせたくないだろうが、二階副総裁にするなら、菅氏以外の選択肢はないのではないか」

 この間、政権三本柱の1人、麻生太郎・副総理兼財務相は年金報告書問題で事実上“沈没”した。

「消費増税の責任者だから今回は留任でしょう。しかし、本人は麻生派と岸田派を合流させる大宏池会構想を最後の仕事と考えているから、次の総選挙後に自ら副総理を退いて派閥に戻る可能性が高い」(野上氏)

 麻生・菅・二階のトロイカ体制は風前の灯火なのだ。

◆官房長官「下村vs萩生田」

「菅幹事長」が誕生すれば、内閣の要である官房長官の椅子が空く。

 後任に名乗りを上げそうなのが安倍首相の“お友達筆頭”といわれる下村博文・元文科相と自称「側近ナンバーワン」の萩生田光一・幹事長代行だ。下村氏はかつて官房長官の有力候補とされながら、菅氏にさらわれた経緯がある。政治評論家・有馬晴海氏がいう。

「萩生田氏の初入閣は固いでしょう。官房長官には実績が足りないという判断なら、法務大臣や環境大臣あたりではないか。

 それよりも急務はトラブル続きで本領が発揮できていない岩屋毅・防衛大臣です。イージス・アショアの配備や、イラン情勢で米国が日本に求めている有志連合への参加をどうするかの問題がある。後任の人選が重要で、防衛相経験者の小野寺五典氏、下村氏や西村康稔・官房副長官の起用もあり得る」

※週刊ポスト2019年8月9日号

5075名無しさん:2020/09/26(土) 23:46:49
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/140222/plt14022215100012-n1.html
「菅幹事長」「甘利官房長官」の新体制へ、今国会後の人事で飛び交う観測
2014.2.22 15:04

【松本浩史の政界走り書き】

 今国会の会期末(6月22日)後に予想される内閣改造・党役員人事をめぐり、政府・自民党では早くも、うごめきが始まったようである。「入閣適齢期」を迎えている国会議員は、衆参両院で約50人おり、不満を少しでも和らげないと、「反安倍」の空気をいたずらに醸す羽目になりかねない。安倍晋三首相が持論とする憲法改正に向けた体制整備という色合いも帯びる。ささやかれている人事とはいかなる布陣か。

 ある自民党筋によれば、政府側の関係者が1月下旬、人事のありように関し、参院側の意向を探るため、幹部の一人を訪ねたという。会談時間は、予定を大幅に超え1時間近くにも及んだようだ。

 「ポストの話ではなく、閣内に入れたい議員名のやり取りだろう。党役員人事でも突っ込んだやり取りが行われたはずだ」

 この筋はこんな見立てをしている。

 平成24年12月に発足した第2次安倍内閣は当初、昨年夏の参院選後に人事に踏み切るとの観測が強かった。しかし、菅義偉官房長官は、今国会が閉幕するまで行わない考えを明言し、封印した経緯がある。となれば、今国会の閉幕後に人事をしない可能性はゼロなわけだ。

 改造に絡む首相サイドには思惑はこうだろう。

 内閣・党支持率が高止まりする中、今のところ、首相の政権運営に対し、露骨に反旗を翻し、「ポスト安倍」含みの政局に持ち込もうとする動きは表面化していない。それでも、政府主導の政策決定や党内手続きに関する慣習破りが目立っていることから、一歩間違えばあれよという間に首相が窮地に至る素地はある。

 実際、首相が衆院予算委員会で集団的自衛権の憲法解釈の見直しについて「私が最高責任者」と発言したことをめぐり、党臨時総務会では批判が吹き出した。その渦は小さいけれど、看過しておくと、知らぬ間に手がつけられなくなることだってあり得る。となれば、人事カードを切り出すことで求心力を保とうという狙いが透けてみえるではないか。

 ただ、そうはいっても、民主党が3年3カ月にわたり与党だったことや、小泉純一郎元首相が派閥の意向に配慮しない人事を断行したため、自民党には、「閣僚適齢期」とされる議員が増え、人事が滞留している。当選3回以上とされる参院では、衆院からのくら替え組みを含めて約10人、衆院でも5回以上の議員が約40人いる。

 閣僚ポストは全部で18。連立を組む公明党には1人配分するのが慣例で、参院からは2〜3人、その他が衆院枠となる。首相の肝いりで民間人が起用されたり、再入閣する議員もあるかもしれない。留任や横滑りする閣僚もいるだろうから、改造が行われても新閣僚の枠は多くても10前後となる公算が大きい。

 今は人事カードをちらつかせ党内ににらみをきかせることができても、人事で処遇されない勢力が大半になるのは自明である。党内にたまった澱(おり)を一掃するのはなかなかの難事であり、後々の首相の政権・党運営に少なからず影響を与える可能性もある。

 党役員人事で何よりも大切なことは、憲法改正の手続きを定めた96条の改正に向けた体制整備という視点である。首相は、改正問題をめぐっては、国民の十分な理解を得られていないと判断しており、人事を踏まえ、「新規まき直しで国民運動を主導していく」(中堅)構えだ。このため、首相と理念を共有する現在の一部閣僚を党務に就かせ、これに当たらせる腹だとされる。

 来年4月の統一地方選や28年の次期参院選のほか、任期満了となる同年12月にかけて、いつあるか分からない衆院選の対応をきちんととる必要もある。

 さて、首相はいかなる人事を行うのか。聞けば、幹事長には、菅氏との説が出ている。党内には「菅氏は幹事長として、国政選挙を仕切りたい気持ちが強い」(幹部)とされ、首相の信任も厚い。後任の官房長官には、甘利明経済再生担当相が横滑りして就任。下村博文文部科学相や古屋圭司拉致問題担当相は、党側で憲法改正の国民運動を起こす新設の部署に回り、先の総裁選で首相と争った石破茂幹事長は閣内に取り込む…。

 「内閣改造をするほど首相の権力は下がり、解散をするほど上がる」

 首相の大叔父に当たる佐藤栄作元首相の箴言(しんげん)である。人事で求心力が高まればいいけれど、対応に苦慮し、さまざまな欲や妬みを気に病めば、かえって、よろしくない結末を招くとの含意がある。安倍首相は、その辺のところを含んで事に当たった方がいい。

〔記者ブログ〕松本浩史「政界走り書き(ブログ編)」

5076名無しさん:2020/09/26(土) 23:50:28
https://www.sankei.com/politics/news/200807/plt2008070041-n1.html
菅長官「憲法改正は各党が考え述べることが大事」
2020.8.7 23:48政治政策

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は7日夜、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主宰するインターネット番組「言論テレビ」で、憲法改正について「衆参両院の憲法審査会でそれぞれの政党が考えを述べて、進めていくことが大事だ」と語った。同時に「自民党は憲法改正が党是だ」とも語った。

 ポスト安倍候補に挙がる自民党の石破茂元幹事長については「(野党時代に)安倍晋三総裁、石破幹事長、菅幹事長代行という関係で仕事をしたことがある。自民党の中で、(ポスト安倍に)名乗りを上げているという評価はされている」と語った。

 一方、岸田文雄政調会長については「私の立場で個別のことに発言することは控える」と言及を避けた。自身の出馬は「考えていない」と重ねて否定した。

 また、政府が配布したアベノマスクを着用しなかった理由を問われ、「布マスクは私は使っていない。暑そうなので」と語った。

5077名無しさん:2020/09/26(土) 23:53:19
https://facta.co.jp/article/201506007.html
微妙なのは「菅幹事長」の実現が、安倍首相の胸先三寸というより、本人の悲願である点だ。きな臭さが漂い始めた。
2015年6月号 POLITICS [「歴代4位」菅長官の去就]

米議会演説に「歴史的成功」と酔い痴れる安倍晋三首相とその政権。安保法制の国会成立を早々と米国に公約し、「内政に敵なし」と自信満々である。戦後70年談話も地ならしが進み、視線はすでに後半国会を素通りし、9月の自民党総裁選での再選も織り込んで、長期政権をにらんだ秋の内閣・党人事へ向いている。焦点は官邸の実力者・菅義偉官房長官が、党幹事長に転じるかどうか。4カ月先の政局だが、7月の霞が関人事も国会運営も危機管理もメディア対策も、すべてはそこに照準を合わせて進むので、今後の国政はそこから逆算し解読しなければいけない。微妙なのは「菅幹事長」の実現が、安倍首相の胸先三寸というより、菅氏本人の悲願でもある点だ。2人にすきま風は吹いていなくても、政治家の野心という業が、避けられない微妙なずれを生む。そこに波乱の芽が潜む。菅氏は5月で官房長官在職日数が歴代4位に ………

5078名無しさん:2020/09/26(土) 23:55:44
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58477
二階俊博×菅義偉「安倍政権のこれから」を語る
実力者2人が特別対談
週刊現代講談社

安倍晋三総理を支える最重要キーマンは、この二人をおいていない。この先も政局の震源地ともなり続ける幹事長と官房長官は、9歳差。世間では不仲説も囁かれてきた二人が、異例の対談に応じた。

菅義偉(すが・よしひで)
48年、秋田県生まれ。法政大法学部卒業後、小此木彦三郎代議士秘書、横浜市会議員などを経て、'96年に衆議院議員に初当選。総務大臣を務めた後、'12年12月より現在まで内閣官房長官
二階俊博(にかい・としひろ)
39年、和歌山県生まれ。遠藤三郎代議士秘書、和歌山県議会議員などを経て、'83年に衆議院議員に初当選。運輸大臣、経産大臣などを経て、'16年8月より現在まで自由民主党幹事長

互いをこう見ている
――まずはお互いの人物評を聞かせて下さい。《司会・篠原文也(政治解説者)》

二階 難しいこと聞くね(笑)。一口に言って、大変な人格者で、安定した人柄……これが国民の皆さんの信頼をさらに高めている。そんな官房長官だと日頃より感じております。

菅 総理は党運営に関して安心して、すべてを幹事長に託していらっしゃる。そういう意味でも非常に頼りになる。何かあっても幹事長がいらっしゃる。そういう思いです。

――お二人はメディアに出てこないところでも意思疎通は頻繁にやられているんですよね。

二階 意思疎通の必要もないほど、意思はお互いに通じ合っています。

――定期的に食事をしたりしているんですか?

菅 表には出ていませんが(笑)。

――されてますね(笑)?

菅 (しぶしぶ頷きながら)はい。

――あと、必要な時は電話ですか?

二階 この二人で? まあ、否定はしません。

菅 幹事長とは方向がほとんど同じなんです。国会運営にしろ、その他の段取りとか、ほとんど一緒ですね。

それと、とにかく何を持っていっても面倒を見ていただける。「これはダメだ」とは言わない。それはありがたいですね。

例えば農業改革。これは党内で大変でしたが、それも最後は二階さんのところに頼みに行こうと思っていましたが、実際頼みに行くとその場で収まりました。

二階 うん。それは褒めすぎだけど。問題があって、ふつふつと火を噴くようなことがあってはならないわけです。私は官房長官の立場を十分考えて行動しています。また、私の立場も考えて対応してくださいます。これはお互いの信頼関係ですね。

――自分をどういう政治家だと思っていますか?

菅 自分のことはあまりわからないですね。ただ、幹事長のそばにいる時にはなんとなく温かくて、何頼んでもいいんだという包容力を感じます。

(この間、二階氏、うつむきながらコーヒーをかき混ぜている)

私自身そういう政治家になりたいと思っています。それから地方議員をお互い経験していますから共感することも多い。

――お二人には座右の銘はありますか?

二階 その時その時を誠実に生きていくということであって、これが信条だと振りかざすほどのものはありません。

菅 私は「意志あれば道あり」という言葉です。高校まで秋田にいて、家出同然で東京に出てきて、いろんな経験をして、いろんな人にお世話になった。

政治をやりたいと思ったのは26歳くらいの時です。だけど誰も知っている人はいない。紆余曲折あって、横浜の市会議員になり、今に至っています。やっぱり自分はこれをやりたい、っていうことに近づいていったのがよかったと思います。

――政治家を志した理由を教えて下さい。

菅 きれいごとを言いますと、田舎から出てきて働き始めた時に、初めて世の中の厳しさを知りました。自分に何が向いているかと探して行く中で、政治だと思った。一生一回しかないんだし、好きなことをやるべきじゃないかなと思いました。

二階 いつから本腰を入れたかというのは定かではありませんが、代議士の秘書になる時には、誰かに告げたわけではないが、政治家になると腹の中では決めていた。

だからその道に入ったのであって、一度決意したことはどんな困難があっても貫いていこうということです。

5079名無しさん:2020/09/26(土) 23:57:48
>>5078

下積み時代に学んだこと
――尊敬するリーダーは?

二階 誰を目指しているとか、誰を敬愛しているということはない。

――原点は政治の師である遠藤三郎・元建設相ですよね?

二階 私にとって一番身近な人として10年政治の道で師匠として決めてお仕えしたわけですからね。今振り返ってみて、その道は大変幸せなコースだと思っています。

――菅さんは国対族として知られた小此木彦三郎さんの秘書をしていた。

菅 私はそこで11年間秘書をやって、箸の上げ下ろしとか、人との付き合い方とかを教わりました。非常に厳しかったですが、そこで色々経験させてもらったと思います。

私は2年ほど、朝は必ず小此木先生の自宅に呼ばれて朝食を一緒にいただいていました。秘書で朝食を一緒にいただくというのは私だけでした。

二階 (深く頷きながら)仕えている先生とどう近づくか、どれだけ近くに存在するかということが秘書として一番大事なことです。食事を共にしていたというのは大変恵まれていると思いますね。

――二階さんも遠藤さんの会合にはほとんど同席していたとか。

二階 ええ、毎回なんでも一緒に行くわけです。僕らの修業の道は厳しかったけど、幸せだったと思います。

――政治家にとって一番の要件はなんですか。

菅 私が心がけていることは、約束していることはどんなことがあっても守るということです。

二階 うん。

菅 これを私は貫いてきていますし、守ってくれた人のことを信頼します。政治って派閥のしがらみとかいろんな状況がありますが、政治家として一旦口に出して約束したことはどんなことがあっても守るということが大事だと思います。

二階 やっぱり信頼関係に尽きますね。だから、官房長官との間だったら立場がどうあろうと私も信頼するし、長官も信頼してくれる。この関係によって何事も解決できる。これは幸いなことだと思います。誰とでもそうなれるわけではないんです。

菅 本当にそうなんです。

5080名無しさん:2020/09/26(土) 23:58:43
>>5079

辞めろと言われない限り
二階 先ほど、たまたま二人とも議員の秘書を経験しているという話が出ましたが、秘書にとって約束を守るというのは当たり前のことだし、そうしたことに対してかなり厳しいはずですよ。

――政治家は政策力や表現力がいくらあっても、信頼がないとダメですね。

二階 前に進まないわね。

――お二人の信頼関係には確固たるものがある。

菅 私は本当に何かあったら(二階さんのところに)顔出しにいけばいいやと思ってますから(笑)。

――お二人は昔風に言うと「党人派」です。

二階 そういう意味では党人派のほうが、人を裏切ることに対して厳しいんじゃないですかね。

菅 お互いに地方議員で一つ一つ選挙を重ねてきた。それと議会を経験してきた。議会というのは、それはそれで結構大変なんですよ。

そこで色々なしがらみとか人間模様を見るわけですよね。ですから、そういう中で、自分で党人派を体験しながら人間ができていく。

――お二人は大変な軍師であるという特徴があります。安倍総理を豊臣秀吉にたとえると二階さんは竹中半兵衛、菅さんは黒田官兵衛といつも私は位置付けているのですが。

二階 その評価はご自由ですが、我々は一度もそういうことを考えたことはない。今の総理だってなかなかの軍師ですよ。(こう言いながら菅氏をじっと見つめる)

平凡で真面目なだけだと務まりませんよ。相当な軍師だと思ってかからないとダメです。だから、私は辞めろと言われない限り一生懸命お仕えします。

――二人の実力派軍師がいて、それに支えられているほうも軍師だとしたら相当強いですね。

二階 そら、申し訳ないけど他ではちょっと及ばないですよね。

菅 やはり政権というのはものすごい重圧があるんですよね。その重圧に耐える、あるいはその重圧をうまくかわしながら前に進んでいくというのはいろんな人が周りにいてこそだと思いますよね。

そういう意味では総理は、党のことは幹事長にお委ねしている。節目節目に総理と幹事長が会談されますけど、それは、中身の話はなんとなく会っただけでわかる、ということだと思いますよ。

二階 野球でも、ピッチャーとキャッチャーのバッテリー間で、試合中でも確認する場面ってあるでしょ。あれと同じようなことが必要なんですよ、我々の世界でも。そういう意味ではたまにちょっと会う。たくさんの時間はいらないんです。

――私は、安倍総理は二階さんに相当気を遣っているなと思います。

二階 (苦笑して)いや、そんなことはないですよ。

――例えば、総理は電話に出られなかった時、「二階俊博」という着信履歴があれば真っ先にかけると聞いています。

二階 滅多にしないですけど、私が電話するときは大事なときなんです。だからリターンがあっても当然だと思います。大変ありがたいことだと思いますが。我々の間に信頼関係がなくなったら政権は三日ともたないですよ。

――菅さんは、官邸では総理との打ち合わせは一日に何回もやられているのですか?

菅 1回以上はしています。時間は1〜2分ですが、必要なことについて確認しています。そうしないとなかなかうまく回らないと思いますよ。

――言い争うことは(笑)?

菅 それはないです。

――ベクトルは同じですか?

菅 そこはほとんど変わらないですね。

――でも、確認しないといけないことがある。

菅 それは当然だと思いますよ。私が総理のご判断を仰ぐとき、こういう感じでいかがですか、と方向性を出して確認をいただく。総理に細かいこと一つ一つご判断いただくと結構大変なので、「こんな感じでどうでしょうか?」と。

――安倍総理はどういう政治家ですか。

菅 やはり、よく気配りをされる方ですよ。それに懐が深い。私は安倍晋三という政治家が強硬一辺倒だという姿は見たことがないですね。非常に柔軟です。全体を見ながら進めています。

二階 非常に柔軟だし、人の意見を聞くという姿勢を持っておられる。その点は立派なもんですよ。我々が見習わないといけない。私は、今は理想の総理に恵まれたので、大事にしてこの総理を守っていくことが重要だと思いますね。

――3年という任期が限られる中、政権の求心力を維持していくのは大変だと思います。特に政治姿勢をめぐって国民からの信頼度が一時より落ちている。安倍総理は3選を果たしたものの、どう乗り越えていきますか?

菅 総理は次の総裁選に出ないと明言されていますので、やはりなすべきことを一つ一つやっていくということだと思います。

安倍政権の特徴は何をやるかということを明確に掲げていることです。例えば、経済の再生、外交と安全保障の再生、それから全世代型の社会保障を実現する。

5081名無しさん:2020/09/27(日) 00:03:33
>>5080

安倍4選はあるのか?
――長期政権となり、国民の飽きも出ています。

菅 奇抜なことはやるべきではないと思います。

二階 国民の皆さんがびっくりするようなことはするべきではない。安定ですよ。安定が一番大事。そういう意味では今の総理は菅官房長官のように、周りの人に恵まれて安定しているので、我々は信頼して支持しているということです。

――来年は地方統一選や改元などいろいろな政治日程が控えています。中でも参院選が最大の関門だと思います。

二階 我々が党内の同志の議員にしっかりお願いしないといけないことは、国全体の大きなことを考える以前に自分の選挙だけは自分で勝ち抜いてきてくださいということです。これは心からお願いしたいと思います。

ご自身の選挙は周りがいくら騒いだって本人がやる以上に十分なことはできません。本人がしっかりして、獅子奮迅の戦いを展開する。その姿を国民の皆さんが見ていて、この政権はしっかりしているとか、ちょっと緩んでいるなと判断されるわけですから。

皆さんそんなに詳しいことを知っておられるわけではない。その雰囲気を見て判断するわけですから、その判断で脱落することがないようにしないといけない。

――'13年の選挙は勝ちすぎているので、今回はかなり厳しいのでは。

菅 厳しいと言われますけど、衆議院選挙は政権交代時も含めて3回、参議院選挙2回、その間に統一地方選挙もありました。これだけ勝ち続けた政権は他にないんです。

だけど、私は選挙って常に厳しいと思っているんです。幹事長が言われましたように、まず自分でやるべきことをやる。

――風頼みじゃなくて。

二階 もちろんですよ。風なんて台風になるかもしれない。風を頼ってたら自分がやられちゃいます。(語気を強めて)選挙で風に頼るなんていうのは無責任ですよ。

――「モリカケ」のような問題が起き、政権の信頼度が落ちると、支持率はそうは上向かない。政策などでカバーするといっても限界があります。

二階 やはり国民の皆さんが一番嫌がることはスキャンダルです。ですから、そうしたことの疑念を国民に与えていないか、政府だけでなく与党も考えていかないといけない。

丁寧な説明と同時にそういうことは二度とやらないという強い決意を内外に示していくことが大事だと思います。

――さっそく新しい閣僚のスキャンダルが週刊誌などで報じられています。

菅 説明責任をしっかり果たすことに尽きます。

――ポスト安倍について。3年後にもう一度安倍さんが続けてやる可能性はありますか?

菅 いやー……総理は終わりだと言ってますね。

(こう言って二階氏の目を見る)

二階 それは、政治だからわかりませんね。

――しかし、総裁任期の切れる2021年を前に解散総選挙をして勝ったら、総裁任期延長論が出てくるのでは?

二階 そら、出てきますよ。出てきます。

菅 (動じずに)解散権は総理の専権事項ですから。

5082名無しさん:2020/09/27(日) 00:06:30
>>5081

菅総理もあり
――自民党内で総理を目指す人には何が必要だと思いますか?

菅 何をやるかを明確に打ち出すことが一番大事だと思います。総理のこの6年は座標軸を明確に示してその方向に向かって進めてきましたよね。

アベノミクスで経済をまずよくする。ですから自民党として、その政権として何をやるのか、それを明確に掲げることが大事じゃないですかね。

――それはポスト安倍についても言えそうですね。

二階 出ようという人は、それなりの考えを持ってるでしょうから、しっかり努力されることが大事です。持っていなければ出て来るべきじゃないです。(こう言って菅氏の顔を見る)

――ポスト安倍にふさわしい候補はいますか?

菅 自民党というのはその時になるといろんな人出てくるんじゃないですか。まだ3年先の話です。

二階 安倍さんがしっかりやってくれていますから、この線で進めて行くことが今の日本としては大事なことだと思います。

――ポスト安倍の世論調査をやると菅さんの名前がよく出てくる。私は有力候補だと思います。

二階 いいんじゃないですか。(語気を強めて)いいと思います。

菅 (遮るように)私はまったくないですよ。安倍政権をしっかり支えます。総理というのは大変なことですから、重圧に耐えられる人でないと。私はないです。

二階 今はないと言っておいたほうがいい(笑)。今からあると言っていたら混乱が生じる。

――ところで、麻生さんとお二人の関係はどうですか? 時々、政権の構図が菅+二階vs.麻生になっているように見受けられることがあります。

菅 ハハハハハ(苦笑)。

二階 そんなこともないですけど(笑)、総理経験者ですからね。

菅 確かに総理を経験された重みを感じます。

――一昨年の参院選は衆参ダブル選挙を主張した麻生さんをお二人が退けた。

菅 私は幹事長と政局観がほとんど一緒なんですよね。だから幹事長とは何も相談する必要がないんですよ。

――二階さんや菅さんのようなタイプは今後出てきそうにありません。私は政界の絶滅危惧種だと言っています(笑)。

二階 いや、それはね(苦笑)、もうちょっと勉強して語彙を深めてもらいたい。なんで私が絶滅危惧種なんだ。私は絶滅なんかしませんから。

篠原文也(しのはら・ふみや)
47年、大分県生まれ。早大政治経済学部卒業後、日本経済新聞社政治部次長、テレビ東京解説委員などを歴任。玉川大学客員教授。文科省主権者教育推進会議座長、政府IR推進会議委員なども務める。「篠原文也の直撃!ニッポン塾」主宰・塾長
「週刊現代」2018年11月10日号よ

5083名無しさん:2020/09/27(日) 00:14:56
https://www.asahi.com/articles/ASN877WWJN87UTFK023.html
菅官房長官、ポスト安倍めぐり石破氏に異例の言及
安倍龍太郎
2020年8月8日 0時18分

 菅義偉官房長官は7日夜、インターネット番組に出演し、「ポスト安倍」に意欲を示している石破茂元幹事長について、「そういう評価はされているのではないか」と述べ、次の総裁候補の一人だとの認識を示した。菅氏が特定の議員の名を挙げ、ポスト安倍に言及するのは異例。

 ジャーナリストの櫻井よしこ氏との対談番組で語った。菅氏は、櫻井氏からポスト安倍候補として、石破氏や岸田文雄政調会長、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相、茂木敏充外相らについての評価を問われた。

 菅氏は「私の立場で個別のことを発言するのは控える」「みなさん、その可能性がある人だと思っている」などと応じた。ただ、石破氏については「(野党時代に)安倍総裁、石破幹事長、菅幹事長代行で仕事をしたことがある」と述べたうえで、「そういう評価はされているのではないか」と言及した。一方、自身の意欲については「考えていない」と否定した。

 また櫻井氏が、菅氏を含めた閣僚らが「アベノマスク」と揶揄(やゆ)されている政府配布の布マスクを着用していないこと指摘すると、「私、布マスクって使っていないんです。暑そうで」と説明。櫻井氏から布マスクも使って欲しいと促されると、「はい」と述べた。(安倍龍太郎)

5084名無しさん:2020/09/27(日) 00:32:45
https://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=NS466857
9月の内閣改造、菅幹事長があるかが焦点
ポスト安倍、菅氏が急浮上、岸田、加藤、茂木の処遇にも注目
2019/8/22 14:33エルネオス (ビジネス情報月刊誌)(News Socra)
Reuters

 参院選後に行われる内閣改造・自民党役員人事を巡って永田町スズメの間で「内示」が飛び交っている。当たるも八卦当たらぬも八卦だが、それなりに理屈がついているから皆気にかかるようだ。 まず人事の時期は、首相周辺では9月上旬説が取りざたされている。臨時国会の召集時期や安倍晋三首相の外遊日程を考慮したものらしい。 安倍首相を支える「トライアングル」といわれる菅義偉官房長官、麻生太郎副総理兼財務相、二階俊…

5085名無しさん:2020/09/27(日) 00:41:57
https://taishu.jp/articles/-/40507
石破外相&菅幹事長誕生か!?内閣改造「椅子取りゲーム」行方
2014.05.26 07:00 公開

「今国会の後半は"集団的自衛権をめぐる論戦が中心"とマスコミは報じているが、野党の反対は安倍さんの人気で押し切れる。そんなことより……」と、自民党幹部が声を潜めて話すのが、内閣改造・党人事だ。

「安倍内閣が、長期政権になることは間違いない」(民放局デスク)

それだけに、どんな人事となるかが注目されているのだ。

自民党番記者が言う。
「秋の臨時国会前にある人事の焦点は、石破茂幹事長の処遇。石破氏は確かに"ポスト安倍"の最有力候補だけど、幹事長留任となるか……微妙なところです」

石破氏は防衛のプロを自任。
ただ、政権の"忠犬"ではなく、歴史認識も集団的自衛権も、安倍首相とは正反対の思想。
つまりは、「先の大戦は軍事的に誤り。指導者と一緒に国民が総懺悔(ざんげ)するのはおかしい」
「首相が、A級戦犯が合祀(ごうし)される靖国神社に参拝すべきではない」と考えていて、各メディアで持論を展開してきた。

だが、先般、石破サンはコロッと変節。
圧倒的人気の安倍氏に盾突いては干されるから、"右ならえ"で、「総理大臣がコロコロ変わる無責任な政治はやるべきでない」「与党幹事長として、全力で政府を支える」と公言。
熟柿の落ちるのを待つように、ポスト安倍を狙ってきたが、ここで残念なお知らせが……。

「安倍首相は、石破が本心ではないとお見通しです。幹事長は、選挙の責任者。来年の地方選、再来年の衆参W選は、ヘナチョコな野党のおかげでおそらく自民は大勝。それが石破氏の手柄になるのは腹が立つでしょう」(全国紙デスク)

そこで幹事長交代説が噴出。後釜はまさかのあの人。
「菅義偉官房長官です。安倍さんは絶大な信頼を置いていて、論功行賞的に、選挙大勝という手柄を授けたい。将来的には、副総理の椅子まで用意しているとか」(前同)

一方、石破氏の処遇は?
「"異動"を希望している茂木敏充経産大臣と、外務大臣の椅子を取り合う形になる。ただ、外務大臣は、重要ポストには違いないが、全然いい話ではない。というのも、安倍首相は"外交は俺がやる"と外遊を重ねて成果を上げており、担当大臣の出る幕はゼロなんですから」(官邸筋)

座敷牢か、ヒラ社員か!?

5086名無しさん:2020/09/27(日) 00:47:12
https://www.jiji.com/sp/v4?id=201904tnc150001
【点描・永田町】「令和おじさん」が急浮上の理由

政治ジャーナリスト・泉 宏
 新元号「令和」を発表した菅義偉官房長官がポスト安倍の有力候補に急浮上して、政界の注目を浴びている。30年前に「平成」の額を掲げて「平成おじさん」と呼ばれた小渕恵三官房長官(故人)が、その後、首相の座を射止めたことから「次の首相は菅氏か」との観測が広がったからだ。

 当の菅氏は「(首相になることは)全く考えていない」と苦笑交じりで否定するが、二階俊博幹事長が「(首相に)十分耐え得る人材」と評価したことなどが「菅後継説」を後押ししている。

 ここにきて自民党内では安倍晋三首相の「総裁4選論」も取り沙汰されるなど、「ポスト安倍」が不透明感を増すばかりだが、その背景には「首相候補の人材不足」(自民幹部)があるのは間違いない。

 その一方で、あえて菅氏を持ち上げた二階氏の発言や党内実力者たちの反応には、2019年夏の参院選後に想定される党役員・内閣改造人事をにらんだ駆け引きがあるとの見方も少なくない。

 菅氏は4月1日正午前の記者会見で「新元号は令和であります」と発表したが、続いて正午過ぎに首相が会見して新元号の典拠(出典)などを説明したことで、表向きには「安倍改元」が演出された。

 しかし、翌2日の新聞各紙1面の写真はほとんどが「令和」の額を掲げる菅氏の姿だったため、インターネットでも「令和おじさん」が一気に拡散した。

 もともと、政界には「首相に何かあった場合は菅氏が後継者」との見方もあり、ポスト安倍を狙う石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長が決め手や迫力に欠けていることもあって、二階氏の発言をきっかけにメディアが一斉に「菅氏がポスト安倍に浮上」と報じたのだ。

背景に“石破つぶし”の思惑も
 菅氏は秋田県のイチゴ農家出身の70歳。高校卒業後集団就職で上京し、苦学して法政大学を卒業した後、政治に目覚め、自民党有力議員の秘書を経て横浜市議となり、1996年衆院選で神奈川2区から初当選して現在8期目。

 当初は小渕派(現竹下派)に入ったが、その後は堀内派(現岸田派)に移り、現在は無派閥だ。ただ、政治家としての実力と面倒見の良さで、若手を中心とした無派閥組を束ねる「菅グループ」は、大派閥に迫る30〜40人規模に拡大している。

 新元号発表と併せて菅後継説が浮上するきっかけとなったのは、4月7日投開票の統一地方選前半戦での菅氏の“戦績”だ。唯一の与野党対決となった北海道知事選では、菅氏が擁立を主導した鈴木直道前夕張市長(与党推薦)が圧勝した。

 その一方で、最大の焦点だった大阪ダブル選を陣頭指揮した二階氏は、地域政党「大阪維新の会」の完勝を許し、麻生太郎副総理兼財務相が新人の擁立をごり押しした福岡県知事選も、現職が大勝するなど、菅氏との落差が際立った。

 さらに、麻生派の塚田一郎・前国土交通副大臣の「忖度(そんたく)」発言と、二階派の桜田義孝前五輪担当相の「復興より議員」発言で連続した辞任騒動でも、「事実上の更迭を主導したのは菅氏」(官邸筋)とされる。

 このため、麻生、二階両氏とのあつれきも目立つ一方で、党内での菅氏の存在感も一段と拡大している。

 こうした党内力学の変化に伴い、参院選後の党・内閣人事での菅幹事長説も浮上するなど、菅氏の去就が注目され、相対的にポスト安倍の一番手とされてきた石破氏の存在がかすみ始めているのが実態だ。

 首相や麻生、二階両氏も「石破氏を首相にしたくない、との考えでは一致している」(麻生派幹部)とされるだけに、今回の菅後継説浮上の背景には、「ポスト安倍レースでの“石破つぶし”の思惑がある」(閣僚経験者)とみる向きも少なくない。

(時事通信社「地方行政」2019年4月22日号より)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63554000X00C20A9PP8000/
二階幹事長、在任最長に 菅氏「頼りになる」
2020/9/8付日本経済新聞 朝刊
自民党の二階俊博幹事長の通算在任日数が8日、1498日となり歴代単独1位になる。佐藤栄作首相の在任中に2度幹事長を務めた田中角栄…

5087名無しさん:2020/09/27(日) 00:55:46
https://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140307/plt1403071727002-n1.htm
内閣改造に潜む自民党内の対立 菅、石破氏を抑えた内閣で首相の悲願達成か
2014.03.08

★鈴木哲夫の核心リポート

 安倍晋三首相が通常国会の会期末(6月22日)後に内閣改造を行う、という見方が広まっている。人心一新を図るとともに、安倍首相の持論である憲法改正などに向けた体制整備という色合いも帯びるが、人事は一歩間違えば不必要な恨みを買いかねない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が、政府・自民党内のうごめきに迫った。

 ◇

 全国紙が2月末、通常国会閉会後の内閣改造の可能性を報じた。この核心リポートでは1月に報告したが、安倍首相周辺は昨年末から内閣改造に言及し始めていた。

 「安倍首相は自身の任期(自民党総裁任期は来年9月まで)を考えて、悲願である集団的自衛権の行使容認や憲法改正に着手する。そのため、論功行賞的な人などは排除し、(信頼する同志による)純化路線に移るだろう」(首相と懇意の民間シンクタンク代表)

 いまは高い支持率も、どうなるか分からない。「2014年に政治家としての『一丁目一番地』に着手するのは当然」(首相周辺)といえる。

 まず注目されるのは、外相と防衛相だ。

 最近、岸田文雄外相が派閥領袖を務め、小野寺五典防衛相も所属する宏池会でこんな一幕があった。OBの古賀誠元幹事長が「(安倍首相の保守路線に)きっちりモノを言うことが大事じゃないのか!」と、ハッパをかけたというのだ。

 宏池会はリベラル色が強く、安倍路線とは一線を画す。

 安倍首相が作成経緯の検証を認めた慰安婦をめぐる「河野洋平官房長官談話」について、岸田氏は「見直すつもりはない」と発言した。

 首相側近は「リベラル色を出されては足並みがそろわなくなる。後ろに古賀氏がいるのも気になる。岸田氏は交代だろう。首相は小野寺氏を信頼しているが、もっと積極的な陣容にするのではないか」と分析する。

 内閣改造に絡む、最も複雑な事情は、菅義偉官房長官と石破茂幹事長の処遇といえる。

 菅氏は内閣の要であり、安倍政権のガバナンスを一手に引き受けている。だが、安倍首相と付き合いの長い面々は最近、「安倍首相と菅氏の溝」を口にしている。

 「菅氏は『いま(靖国神社に)行くタイミングではない』とか『経済最優先で』などと、安倍首相に諫言したようだ。首相の思いを理解していないんじゃないか」(首相に近い自民党中堅)

 菅氏への嫉妬と見ることもできるが、こうした「溝」の存在は、自民党内で一人歩きを始める。そこで、浮上するのが菅幹事長説である。

 「菅氏を自民党幹事長にする。幹事長なら来年の統一地方選挙に追われて、政府にはタッチできなくなるだろう」(同)

 「ポスト安倍」を狙うという石破幹事長はどうなるのか。

 「石破氏には入閣を要請し、閣内に封じ込めたいが、石破氏が軍門に下るかどうか…。官房長官は、甘利明経済財政担当相じゃないか」(同)

 あくまで、安倍首相に近い中堅議員の個人的意見だが、菅、石破両氏を抑えた内閣で、首相の悲願が達成できるのか。

 菅氏に近い中堅議員は「菅氏が幹事長になれば、どんどん政権に政策的注文をつける。石破氏も無役になれば、来年9月の総裁選に向けて反主流派として準備する。首相周辺が吹聴する内閣改造案は、党内亀裂を生む危険な発想だ」と語る。

 安倍首相の難しい「人事手腕」が問われることになりそうだ。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「最後の小沢一郎」(オークラ出版)、「政治報道のカラクリ」(イースト&プレス)など多数。

5088名無しさん:2020/09/27(日) 01:31:43
https://dot.asahi.com/aera/2018042100009.html
安倍退陣後は岸田禅譲内閣へ「二階副総裁、菅幹事長の人事手形も」
村上新太郎2018.4.21 12:10AERA#安倍政権

「先生の発する言葉は心の奥にまで響くすごみがありました。今に続く自公政権の礎を築いてくださった」

 4月14日、京都市内で開かれた野中広務元幹事長(享年92)の「お別れの会」で安倍晋三首相は、政治信条では対極に位置した故人をしのんだ。参列した村上誠一郎元行革相は涙を浮かべて筆者に語った。

「安倍さんは野中先生の気持ちを理解しているように思えません。本当に心の奥まで響いたのか。最近の政治家の言葉には相手を思いやる気持ちや惻隠の情が全く感じられない。安倍さんや麻生(太郎財務相)さんは自分の責任を放棄して公務員の責任にして逃げている。最高責任者としてあるまじき行為だ。一日も早く即刻退陣すべきだ!」

 自民党が4月上旬に実施した次期総選挙の独自調査では、政権への逆風にもかかわらず、「自民12議席減」にとどまる結果が出た。安倍・麻生両ツートップも、「辞める気はなく、意欲に衰えはない。最大派閥の細田派、第2派閥の麻生派が結束し、安倍3選の方針に変わりはない」(官邸幹部)という。

 政権中枢も今後の政権運営について、巷間伝わっている「解散・総選挙」や「内閣改造」で野党にブラフ(脅し)をかけるべく、「(政権寄りの)メディアに情報をリークした」と打ち明ける。そのうえで、・14年ぶりの日朝首脳会談を実現・省庁再々編で財務省の組織改編・消費増税の3度目の延期アナウンスを前倒し・天皇退位に絡む新元号発表など皇室の政治利用・来年のラグビーW杯の日本開催による国威発揚──これらの政治スケジュールで、「安倍首相が悲願とする憲法改正を描いていた」(同)と語る。

 官邸関係者も「得意の外交が最大の焦点になる。だが、セクハラ財務事務次官は、昨年離党を余儀なくされた『ハゲー・パワハラ発言』の豊田真由子前衆院議員ぐらい、創価学会婦人部など女性への印象が極めて悪い。外交得点が挙げられず、永田町用語で『岩盤』と言われる『支持率30%』を割ると、安倍3選は確実にない」と見る。

 この関係者によると、安倍首相自ら「乾坤一擲」と期待値の高い肝心の拉致問題解決を含めた水面下の日朝交渉では、「さまざまなルートを通じても、依然いい回答は返ってきていない状況」という。

「つまり、改憲できない=内閣総辞職に追い込まれる」と解説する自民党重鎮によれば、「ポスト安倍」の党の幹部人事について、「改憲を主導してきた高村正彦副総裁を二階俊博幹事長へ交代。後任幹事長に菅義偉官房長官を充てる。官房長官には総裁選のカギを握る竹下派の加藤勝信厚生労働相を充てて恩義を売り、麻生氏は相次ぐ財務省の不祥事により辞任必至でしばらく蟄居するが、事実上のキングメーカーになる。既に岸田文雄政調会長への禅譲を最優先に人事手形が打たれた。場合によっては、石破茂元幹事長でもいい。皆、ポストと利権が欲しいだけだ」と明かす。

 憲法9条改正に長年反対し、学生団体「SEALDs(シールズ)」などとともに官邸や国会周辺でデモに参加し続けている都内の教員、野本直見さん(64)は、「とっくに安倍政権は真っ黒とわかっている」と語気を強める。続けて、「国民をないがしろにして、党利党略と保身だけで権力を持つ政治家を破壊したい。そのためには、私たち国民も、ちゃんと声を上げるべきだと思います。この国の政治レベルは(主権者レベルも)低すぎますね。もう少し誇りの持てる国に住みたいものです」。

 前に触れた野中氏のお別れの会では、「戦前の大政翼賛会のようにならないでください!」という、野中氏を全国区に押し上げた沖縄米軍基地使用を継続する法案可決に先立ち発言した97年4月の衆院本会議演説がビデオ映像で流された。「まさに今の自民党の状況を予言しておられた」(村上氏)。野中氏は生前、政治資金集めのパーティーを一度も開かなかった稀有な存在だったが、もうこの世にいない。

 国民に蔓延する白けた政治不信。劣化する議員。正義を錦の御旗に、批判に終始する危機感のないメディアの端くれとして、政治家のうそ偽りのない「言葉」に真剣に耳を傾けたい。

(ジャーナリスト・村上新太郎)

※AERA2018年4月30日-5月7日号より抜粋

5089名無しさん:2020/09/27(日) 01:41:57
https://dot.asahi.com/wa/2017020800034.html
二階幹事長×菅官房長官対談「小池さんはわれわれと反対のことをすると思ってちょうどいい」
2017.2.10 11:30週刊朝日#安倍政権#小池百合子

 不仲説も取りざたされる、安倍政権を支える二枚看板、二階俊博自民党幹事長と菅義偉官房長官が本誌で初対談した。劇場人気が衰えぬ小池百合子都知事、ポスト安倍、そして衆院の解散戦略……。作家の大下英治氏が切り込んだ。

*  *  *
大下:国内では相変わらず、小池劇場が続いてます。

二階:(小池さんに)「どのようなお考えですか」と聞いて差し上げることも大事なことですが、われわれは都政まで本当は手が回らない。東京都のことは都の人でやってもらわないと。都連だからといって、国政の中に紛れ込んで、一緒になって考えろって言ったって無理です。小池さんがこちらと協調してやっていくと言うなら、われわれも意見を言います。ほとんどがこちらの言うことの逆になっていくでしょう(笑)。小池さんだけでなく、メディアの流れも自民党、都連が悪役というか、まあ、これは本能というか、それぞれだからしょうがない。そういう人たちが集まっている世界なんだから。だから、われわれの思う方向の逆にくると思っていたほうがちょうどいい。

大下:小池さんが新党を作ったら影響はあるのでは。

二階:影響がないとは言っていない。

大下:都政に対する注目度は高いが?

二階:それはマスコミのおかげです。

菅:私も全く同じ認識です。みんながあおっているのではないか。

大下:千代田区長選は菅官房長官も応援に入られた。

菅:自民党都連が推薦してますから。応援に行っただけでおもしろおかしく書かれる。解散もそうだが、わーと書かれる、大変ですよ。

大下:都議会では公明党が自民党と手を切りましたが。

菅:公明党は東京都の選挙を一番大事にしてますから。小池さんの公明党への対応がうまかった。

5090名無しさん:2020/09/27(日) 01:42:18
>>5089

二階:公明党との間には長い長い歴史がある。そんな一つや二つのことで、ゴタゴタするような間柄じゃないです。だから、公明党と自民党との間が政策面でぎくしゃくするだろうと思って楽しみに待っている人がいるなら大間違い。それは政局勘がずれている。これはあんまり表に出してませんが、週1回、自公幹事長、国対委員長交えて、用があってもなくても、必ず1時間、話し合いをすることにしてるんですよ。よっぽどのことがあれば、私も官房長官に連絡するなり、場合によっては総理に連絡するなりということをしておかなくてはならない立場ですけどね。そんなことを一回もしたことないです。

菅:そうですね。

二階:それほど、自公は信頼関係はがっちりいってます。だから、安倍政権は強いのです。

大下:今、文部科学省の天下り問題が議論されている。官房長官は天下り問題に取り組まれてきたが。

菅:再就職等監視委員会を作りました。今回の問題はそこが見つけましたが、ひどすぎる。ずっと旧態依然の状態が続いていると思っている。今、調査しているのですが、断じて許すことはできないということで、ここは徹底して、文科省に第三者を入れて調べてます。総理がすぐに山本幸三国家公務員制度担当相に全省庁に対して徹底的に調べろと指示しましたから、徹底して対応したい。

大下:お二人とも、安倍総理を党と官邸から支えているわけですけれど、次期総裁選では当然、安倍総理を支える意味合いととらえていいか。

二階:まあ、一番わかりやすく言えば安倍総理の後は安倍総理だと言っているんです。これが一番。これよりわかりやすい言葉はないでしょう。なぜ、そうかということになるとね、やっぱり、政治は信頼ですよ。安倍総理ならばやってくれるだろうと。安倍総理なら、われわれ、ついていったって、途中で路線が変わったり、責任逃れをなさったり、そういうことは絶対ないとわかりますから。

大下:総理は1期目で学んだ面があるんでしょうね。

菅:学んだと思います。前回は急ぎすぎた、気負っていた。「これをやろう」「あれをやろう」と。今回はやるべきことを全体を見渡して行い、全体の様子、国民の声を自分で感じ取りながら進めていってますよね。1回目の失敗した経験が大きかったと思います。後は、健康に自信を持てるということですね。

二階:健康であることが全てです。今は自信満々。健康に自信がなかったら、あんなに外遊できませんよ。

菅:昔はビール一杯全然飲めなかったのに。今はビールからワインまで飲めるようになりましたから。

大下:長くやってるから、国際的にもリーダー格になってますよね。

二階 今、一番じゃないですか。

菅:例えば、国連総会に行った場合でも、安倍総理と会談したいという申し込みがものすごく多いんですね。かつてないぐらいのことです。

二階:うれしいことだよ。

菅:日本に来たいという国家首脳がものすごく多くなりました。アメリカの場合は、いわゆる日本の外交官は米議会の要職の方とはなかなか会えないんですね。他方、国会議員を送っていただければそういう米議会の要人とも会えますから、日米関係上も非常に効果的だと思います。

二階:その意味で公明党とも相談して議員交流を積極的にしようと考えています。誰が大統領になるか、ほとんど違っていたじゃないですか。ある意味で(外務省には)任せておけないという思いを持っている。外交は政府が一元的にやるのが当たり前だが、他の面で交流をしていくことが大事だと思っている。

5091名無しさん:2020/09/27(日) 01:43:12
>>5090

大下:次の総裁選で、石破茂元幹事長や岸田文雄外相が取りざたされているが、菅さん自身はどうでしょう。

菅:私は(出馬する気は)全くありません。

大下:私はそうは思っていないんですけど。

菅:私は安倍晋三という政治家と一緒にこの国をつくっていきたい。自分のことはよくわかってます。言いたいことを言って、一生懸命やってますから。

大下:誰かを担ぐ可能性は。

菅:さっき、幹事長が言われたとおり、安倍総理の後は安倍総理です。

大下:安倍総理の3期目の総裁任期切れとなる2021年9月以降のことですが。

二階:その時になれば、よく相談して、自民党や日本の国がぐらぐらしないように、ちゃんとしないといけないと思ってます。

大下:その後、石破、岸田とはいかないか。

二階:ご本人たちから直接何も聞いたことないから。

大下:では、本題を。次期衆院選の解散のタイミングはどうお考えですか?

二階:毎日、いろんなところ行って(マスコミから)解散にさらされてますが、私は今まで解散について失言したことはない。解散は総理のご一存で決める専権事項ですから、これを党や内閣が思いつきで言うことは控えねばならない。総理としては、全権を預かる身として、解散は命がけの仕事です。だから、相談を受けたら別ですけど、そうでなければ、ちょこちょこ意見を言うことは控えなくてはいけない。

大下:総理と解散について話し合ったことはない?

二階:総理と官房長官に全てを預けております。官房長官といろんな問題で打ち合わせをしてます。年明け解散とかいろいろ観測がされましたが、解散のことで意見を交換したり質問を投げかけたことは一回もございません。

菅:「幹事長がこんな話を言ってますが、どうですか?」と聞いてくるが、普段話していることと全く変わっていないことを、大げさに書かれたりするんですよ。

大下:幹事長は「官房長官に伝えれば、必ず総理に伝わるし、総理に伝えておけば、全部官房長官に伝わる」とおっしゃっていた。

二階:これが政権の強みです。ここにちょっと隙間があるとか、人によっては付け足す人もあったり、差し引きする人もいる。

菅:そういう人はいっぱいいますよね(笑)。

二階:官房長官はその点は全く信頼できるから。総理も信頼しておられる。それがなければ、本当、政治にならないですよね。

大下:総理に聞いたのですが、例えば10の案件を三つに絞って、ABCで「総理どう思われますか」と言う時に、単なるABCだけじゃなくて、菅さんは「B案がいいと思いますが、総理はどう思われますか」という形にするということをおっしゃったんで、すごいなと思ったんですけれど。

菅:今、ほとんど違いはないんです。総理の考え方はわかってますから。こういう感じでいかがですかということは必ず上げて、了解をもらってます。

二階:総理と官房長官の間に、ほとんど違いがないことが、今日の安倍政権、自民党政権の安定のもとなんですよ。ですから、われわれも安心していられます。

大下:官邸と党が時にぎくしゃくしたりということが普通ありますけど。

菅:幹事長に難しい問題をまとめていただいています。農業改革にしても、党内でいろんな意見が出てきますよね。私は幹事長が総務会長時代から、内緒でご相談させていただいて、まとめていただいたんです。軽減税率の問題も、これは表に出てませんが、全部、幹事長にご相談させていただきました。

大下:本当に今の自民党と官邸とのつながりの強さはすごいですね。

二階:官房長官も私も人前でそんな派手なことは言いませんけど、われわれは何かがあったら、お互いに責任を取る覚悟がある。

大下:天皇の退位問題について、政府は一代限りの特例法制定の方針のようだが、民進党などは皇室典範改正を主張しています。

菅:政府として陛下のお言葉を重く受け止め有識者の皆さまにお願いして、陛下のご公務の負担軽減を図るための方策について論点整理をしていただいた。国会では、皇室会議の議員でもある衆参両院の議長・副議長の下に検討の場が設けられ、議論が進められている。総理から議長・副議長に、この議論の参考にしてくださいとお願いし、私からご説明させていただいた。国会での議論をしっかりと受け止めて、政府として更に検討を進めていきたい。

二階:議論はこれからです。(構成 本誌・村上新太郎、上田耕司)

※週刊朝日  2017年2月17日号より抜粋

5092名無しさん:2020/09/27(日) 01:49:43
https://toyokeizai.net/articles/-/276423
「ポスト安倍に菅官房長官」説が急浮上したわけ
党内で増す「たたき上げ」政治家の存在感
泉 宏 : 政治ジャーナリスト
2019/04/13 5:40

新元号「令和」を発表した菅義偉官房長官がポスト安倍の有力候補に急浮上している。

30年前に「平成」の額を掲げて「平成おじさん」として人気者となった小渕官房長官がその後、首相の座を射止めた歴史もあり、今回も「菅氏が次の首相になるのでは」との観測が、政界だけでなく国民の間にも広がっている。

「菅後継説」の背景にはポスト安倍候補不足
当の菅氏は記者会見で「(首相になることは)まったく考えていない」と繰り返し否定しているが、自民党内ナンバー2の二階俊博幹事長が10日発売の月刊誌で「(総裁候補として)十分耐えうる人材」などと評価した。また、岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長も8日の民放テレビ番組で、同氏が後見役となる岸田文雄政調会長を差し置く形で、菅氏を次期首相の有力候補に挙げてみせた。

ここにきて、安倍晋三首相の「総裁4選論」と同時進行の形で「菅後継説」が浮上した背景に「ポスト安倍の人材不足」(自民幹部)があるのは否定できない。ただ、二階氏の発言も含めた党内の動きを、夏の参院選後に想定される党役員・内閣改造人事に向けた政権内部の権力闘争とみる向きも多い。今後も実力者による思惑絡みの発言が続きそうだ。

4月1日正午前、首相官邸で「新元号は令和であります」と緊張した表情で発表した菅氏だが、直後に安倍首相自身が会見して新元号の典拠(出典)などを説明したことで、内外には「安倍改元」の印象が広がった。しかし、翌2日の新聞各紙1面での新元号報道では、ほとんどが「令和」の額を掲げる菅氏の写真を掲載、インターネットなどでも一気に「令和おじさん」が拡散した。

永田町や霞が関ではもともと、「首相に何かあった場合は菅氏が後継者」との観測があった。ポスト安倍を狙う石破茂元幹事長や岸田氏が決め手や迫力に欠けているため、「安倍政治を継承するなら、安定感のある菅氏しかいない」(自民長老)との見方が広がっていたからだ。だからこそ、二階氏が新元号発表にタイミングを合わせるように「菅後継」の可能性に言及したことで、メディアは一斉に「菅氏がポスト安倍に急浮上」と報じたのだ。

菅氏と二階氏はいずれも政治家秘書、地方議員を経て中央政界の実力者にのし上がったいわゆる「たたき上げ」の政治家。ともに歴史に残る首相を祖父にもつエリート世襲政治家の安倍、麻生両氏とは対照的な苦労人で、波紋を呼ぶ発言を繰り返す二階氏と違い、政権の黒子役に徹する菅氏の態度は、党内でも派閥を超えた信望を集めている。

菅氏は秋田のイチゴ農家出身の70歳。高校卒業後、集団就職で上京し、苦学して法政大学を卒業した後に政治に目覚め、自民党有力議員の秘書や大臣秘書官を経て横浜市議となった。

1996年の衆院選で神奈川2区から初当選して現在8期目だ。初当選後は当時の小渕派に入ったが、政治の師と慕う同派の梶山静六氏(元幹事長、故人)の総裁選出馬に伴い同派を退会、その後、故加藤紘一氏や古賀氏との親しさから宏池会(現岸田派)に所属したが、再び総裁選を機に退会して無派閥となった。若手を中心とした無派閥組を束ねた「菅グループ」は、大派閥に迫る30〜40人規模にまで拡大しているとされる。

5093名無しさん:2020/09/27(日) 01:50:00
>>5092

きっかけは統一地方選での「戦績」
菅後継説が浮上したきっかけは、7日投開票の統一地方選での菅氏の戦績だった。唯一の与野党対決となった北海道知事選は与党推薦の鈴木直道前夕張市長が圧勝したが、地元県連の異論を封じて鈴木氏擁立を主導したのは菅氏だ。対照的に、麻生氏は地元の福岡県知事選で、強引に自民推薦を取り付けた新人候補が現職に惨敗、メンツ丸つぶれとなった。また、二階氏が3度も現地入りして陣頭指揮を執った大阪府知事・市長選も、地域政党「大阪維新の会」の圧勝に終わり、政権3本柱の明暗が際立った。

しかも、菅氏は福岡県知事選では水面下で現職を支援したとされ、大阪ダブル選では大阪維新代表の松井一郎前府知事との太いパイプもあって自民擁立候補の応援を控えたため、麻生、二階両氏を苛立たせた。さらに、麻生派の塚田一郎・前国土交通副大臣の「忖度(そんたく)」発言での辞任や、二階派の桜田義孝・前五輪担当相が10日の「復興より議員」発言で辞任した際も、「事実上の更迭劇を主導したのは菅氏」(官邸筋)とみられている。麻生、二階両氏とのあつれきも目立つ一方、党内での菅氏の存在感は増している。

大手メディアの最新の世論調査での「ポスト安倍」候補の人気度でも、菅氏への支持は急上昇している。国民的人気者の小泉進次郎氏や石破氏、岸田氏に肩を並べる勢いだ。とくに、30〜40代男性の支持の高さは、政権運営で菅氏が発揮してきた実務能力への評価によるものとみられている。その一方、党内で浮上している安倍首相の総裁4選論については各調査で反対が過半数を占めている。

こうした状況がポスト安倍の後継レースの不透明感にもつながり、首相が参院選後の夏から秋にかけて断行するとみられている党役員・内閣改造人事をめぐって、党内外で揣摩臆測が広がる原因ともなっている。とくに安倍首相が、麻生、菅、二階3氏に委ねてきた「政権の骨格」を参院選後も維持するのか、それとも「人心一新」して再出発するのかがポスト安倍も絡む最大の注目点となる。

麻生、二階氏は「もはや老害」
細野豪志・元環境相の二階派入りなど、旧民主党系議員の自派取り込みなどで党内にあつれきを引き起こしている二階氏が、ここにきて「総裁4選論」や「菅後継説」を打ち上げたのも、「俺を外すと大変だぞ、という幹事長続投への強烈なアピール」(自民長老)との見方が多い。

また、統一選前半戦の直後に1万円札などの紙幣の一新を決断、発表した麻生氏も「続投に意欲満々」(側近)とされる。これに対し、菅氏周辺からは「麻生、二階両氏はもはや老害。これからは菅氏が政権運営を主導すべきだ」(無派閥若手)との声も出ている。

もちろん、「人事は参院選の結果次第」(自民幹部)でもあり、衆参同日選の有無や10月からの消費税10%の可否も絡むため、まだ流動的要素が多い。しかし、党内では早くも骨格交代を前提にした「菅幹事長、岸田財務相、茂木敏充外相、加藤勝信官房長官」といった人事構想が流布されている。「二階氏の一連の発言や、菅氏をポスト安倍に推す動きも、一皮めくれば人事をめぐる権謀術数」(首相経験者)との見方が広がる由縁だ。

一躍、渦中の人となった菅氏は、今回の騒ぎにも「新元号発表に伴う一時的現象で、すぐに収まる」と苦笑しているとされる。ただ、安倍首相が当選同期の集まりで「次は岸田さん」と発言しているのに、岸田氏に派閥を引き継いだ古賀氏があえて「菅氏は総裁候補の1人」などと発言したことも含め、「菅後継説」は当分、永田町の話題の中心となりそうだ。

岸田氏周辺からも「古賀さんはもともと菅氏を評価していて、現在も親交が続いている。宏池会出身でもあり、念願の宏池会政権作りにはまず菅首相を、と考えている」(岸田派関係者)との声が漏れてくる。

一方、ポスト安倍を狙う石破氏陣営は警戒心を強めている。新元号決定で「きちんと説明すべきだ」と注文つけるなど、昨年の総裁選以降も反安倍の姿勢を一段と鮮明にしているのが石破氏だけに、「安倍政治の継承」を前提とした菅後継説を「石破つぶしの一環」(石破氏側近)と受け止めているからだ。確かに、安倍政権の中枢を担う有力議員の多くは「ポスト安倍が石破氏となることだけは阻止したい」(細田派幹部)のが本音とされる。

5094名無しさん:2020/09/27(日) 01:50:10
>>5093

5月の訪米は国際舞台での顔見世?
6年半近く、内閣の大番頭として政権の危機管理を一手に担う菅氏だが、大型連休明けの5月9日からの訪米を検討中だ。「拉致問題担当相としてアメリカ側と協議するのが目的」(政府筋)とされるが、沖縄基地問題も担当しているだけに、河野太郎外相や茂木経済産業相と並んで今後の日米交渉のキーパーソンとなる可能性もある。留守を預かる立場の官房長官の外遊は「極めて異例」(官邸筋)なだけに、政府部内でも「安倍首相も菅後継を意識して、国際舞台での顔見世を演出したいのでは」(有力閣僚)との声も出ている。

官房長官の在任期間では歴代1位の記録を更新中の菅氏は「酒も飲めず、仕事が最優先の真面目人間」(本人)とされる。自民党内に世襲議員が跋扈(ばっこ)する中、「コネも縁故もない」(自民若手)のに政界の中枢にのし上った菅氏の座右の銘は「意志あれば道あり」だ。官房長官就任時にはアメリカの国務長官だったコリン・パウエル氏の著書『リーダーを目指す人の心得』を熟読したとされるだけに、「党内から『日本のために』と請われれば、拒否するはずはない」(自民長老)との見方も広がる。

ただ、古稀を超える年齢と官邸記者会見での女性記者との感情的なバトル、さらには、各省庁の幹部人事をめぐる霞が関官僚との軋轢など「マイナス材料も少なくない」(麻生派幹部)のも事実。このため、永田町では「安倍首相が突然退陣した場合の暫定的後継はありうるが、自ら総裁選に打って出て勝負するタイプではない」(自民長老)との声も少なくない。

5095名無しさん:2020/09/27(日) 02:09:33
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020082100008.html
ポスト安倍は「麻生」か「菅」か/安倍vs二階の攻防激化
安倍内閣総辞職の可能性強まる。「佐藤栄作」越えの24日以降か
佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長
2020年08月21日
ポスト安倍|二階幹事長|体調不良|菅官房長官|麻生副総理

 日本政界は一転、風雲急を告げる雲行きとなってきた。

 私が得た情報によると、8月24日以降、安倍晋三内閣は総辞職する可能性が強くなった。後継自民党総裁の調整などでまだ波乱要因があるが、情報では安倍首相の精神的疲労が大きく、首相職を継続する意欲が相当減退しているという。

 8月24日は、安倍首相の連続在任日数が大叔父の佐藤栄作元首相の2798日を超えて歴代単独トップとなる日。この日以降、このトップ記録を花道に首相を退くことになりそうだ。

 逆に言えば、これほど長い期間首相を続けながら「レガシー」として語られるような功績を何一つ残すことができなかった。何とも皮肉な花道と言える。

安倍首相は「麻生内閣」、二階幹事長は「菅内閣」
 私が得たこの情報は最新のものであり、まず最重要の情報を真っ先に書いておこう。安倍首相は自身の後継者として麻生太郎副総理を推しているようだ。

 これに対して、二階俊博自民党幹事長と菅義偉官房長官が強い難色を示しているという。情報によれば、二階氏らは「世論に批判の強い麻生首相では選挙はボロ負けになる」として「菅首相」の意向を示しているそうだ。

 安倍内閣総辞職に向けてもう一つ重要な調整課題となっているのは、肝心の総辞職の理由だ。

 「体調不良」が理由ではあまりに「不名誉」と首相自身が考えているらしく、公職選挙法違反罪で起訴された河井克行前法相の任命責任を第一に考えているようだ。

 風雲急を告げる情勢となったのはここ19日と20日あたりで、安倍首相が慶應大学病院を受診した17日と翌日の18日までは、安倍首相自身の「体調不良」の問題を除いては自民党周辺では波風は立っていなかった。

5096名無しさん:2020/09/27(日) 02:09:44
>>5095

「首相吐血」の真偽
 安倍首相の体調問題と言えば、第1次政権を投げ出した原因とされる持病の潰瘍性大腸炎が指摘される。

 17日に5台の車列を組んで向かった慶應大学病院では7時間半ほど病院内に留まった。安倍首相の周辺が弁明した「追加検診」「通常の健康チェック」という言葉では説明がつかないほど長い滞在時間に、「持病が悪化したのではないか」などと様々な憶測を呼んだ。

 個人の健康というセンシティブな問題について、外部から論評することは一般に適切ではない。だが、国家の最高権力者の健康問題はこの国で暮らす多くの人々の暮らしに直結する重大問題だ。まして今はコロナ禍という国家的危機にある。国会も首相の記者会見も開かれず、首相の健康状態について首相官邸から明確な説明がない現状において、首相の健康を巡る情報を分析し、考察を加えることは許されるであろう。

 私はこの17日夜から18日未明にかけて、安倍首相の病院入りの真相について複数の情報を得た。それらの情報はツイッターですぐにツイートした。フリージャーナリストである私は、掴んだ情報は情報源を特定されないように細心の注意を払いながら即座に流すことにしている。

 国民が知るべき情報について、自分一人が胸に秘めておく特権は私にはないからだ。そのツイートの一つは次のものだ。

また追加情報が入った。昭恵と親しい元代議士が確認したところ昭恵は一笑に伏していたとの事。「小さい頃から仮病に関しては迫真の演技をする」という父晋太郎による晋三評もあるそうだ。元代議士による有力情報。先頃流れた吐血の話もウソ情報。国民相手に観測気球多すぎる。
 断っておくが、私はツイッターでは公人や著名人にはほとんど敬称を略させていただいている。字数が限られている上に、特に政界関係者に対しては国民の一人からの「つぶやき」という趣旨を貫くためだ。

 だが、「一笑に伏して」は「一笑に付して」の間違いである。この点は私のミスだ。

 このツイートに対する安倍首相支持層からの反響は凄まじいものがあった。しかし残念なことにと言うか驚くべきことにと言うか、386もあったリプライコメントの内容はほとんど同一だった。私がかつて在籍していた朝日新聞社への批判で、文言も寸分変わらないものが多かった。政界の司令塔筋からの指示に基づくものかもしれない。

 「安倍総理が、7月6日に首相執務室で吐血した」

 週刊フラッシュがこの情報を流したのが8月4日発売号。私はこの話に関しても真偽を疑う情報をすぐに掴み、ツイートした。

「極秘情報」が漏れたわけ
 冷静に考えていただきたい。権力の中枢にいる政治家にとって健康問題は極めて重要な情報だ。健康問題に不安を抱える権力者に付き従っていく者は少ない。

 戦後の日本政治史を見ても、第55代首相を務めた石橋湛山は軽い脳梗塞を起こしてすぐに辞任、安倍首相の祖父、岸信介が後継首相となった。第58-60代首相の池田勇人の場合は喉頭がんを本人にも告知せず側近議員が池田退陣まで隠し通したという。

 安倍首相が「吐血」にいたるような極めて深刻な健康問題を抱えていた場合、「吐血した」という情報は政権中枢の限られた範囲の人間しか知ることはできない。そのような極秘情報を中枢の人間が外部に漏らすだろうか。

 まず漏れるはずがない「吐血」情報が週刊誌に掲載されているということは、その情報を故意に流した人間が官邸内に存在することを意味する。週刊フラッシュの記者は、その人間が極秘情報を知る立場にいることを理解しているからこそ記事を執筆したはずだ。つまり、極秘情報を流した人間は何らかの意図を持って記者に伝えたに違いない。

 その意図とは何か。

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5097名無しさん:2020/09/27(日) 02:24:32
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020082900003.html
「安倍・麻生」vs「二階・菅」 国家権力を私物化する総裁選の行方
麻生総理、二階総裁、菅幹事長……「総総分離」案も浮上!?
佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長
2020年08月29日
二階俊博|安倍辞任|総総分離|自民党総裁戦|麻生太郎

 8月28日午後5時、安倍晋三首相は珍しくも左右前方のプロンプターなしに記者会見に臨んだ。プロンプターがないためか記者たちの質問に対する答えは短く、質問に立つ記者たちの数もいつになく多かった。

 午後6時ちょっと前、最後から二人目に質問に立った西日本新聞女性記者の質問は、その中で最も意味のある質問だったと私は思う。

 「森友学園、加計学園、桜を見る会の問題など国民から厳しい批判にさらされたこともあったと思います。こういったことに共通するのは、政権の私物化といったことではないか。それについて総理はどう考えますか」

 この指摘の通り、7年8か月にわたる安倍政権を読み解くキーワードは一言で言えば「政権の私物化」だろう。これに対して安倍首相は、話し始める前に1秒足らず目を瞑り、こう答えた。

 「政権の私物化はあってはならないことでありますし、私は政権を私物化したという気持ちはまったくありませんし、私物化もしておりません」

 安倍首相が記者会見で本音をしゃべることはない。

 このタイプの会見者の場合、記者側は西日本新聞記者のような本質的な質問をズバリと聞かなければ意味がない。特に今回のような「辞任表明」が予告された重要な会見の場合、記者たちが最も本質的と考える質問をしなければ時間の無駄と言っても過言ではない。

 この日、会見に先立つ3時間前の午後2時、NHKや民放各社はほとんど一斉に「安倍首相、辞任表明へ」という速報を流した。安倍首相が辞任の意向を固めたという記事(『ポスト安倍は「麻生」か「菅」か/安倍vs二階の攻防激化』)を私が「論座」で公開した8月21日からほぼ1週間経過して、報告した記事内容が現実のものとなったわけだ。

 私が安倍首相の記者会見を受けてここに書き記すレポートも、いまだひとつの経過報告に過ぎない。しかし、この経過報告は非常に驚くべきもので、その内容を一言でまとめるとすれば、ズバリ「政権の私物化」である。これをお読みになる読者はさぞ憤ることだろう。

河井夫妻の公選法違反事件
 「政権の私物化はあってはならないことであります」

 安倍首相はそう語ったが、西日本新聞記者の質問にあったように「森友学園、加計学園、桜を見る会の問題」は、多くの国民の目からはまさに「政権の私物化」問題に見える。

 念のために記しておけば、政権とは国民の公的な負託があって初めて構築できるもので、そこに自らや自らの周囲の人間を益するような私物化が存在すれば、道義的な批判を招くどころか即座に刑事問題となるべきものだ。

 西日本新聞記者の質問の中には例示されていなかったが、安倍首相の頭を悩ますもう一つの大きな刑事疑惑問題が存在する。「辞任表明」記者会見3日前の8月25日に東京地裁で初公判が開かれた河井克行、案里両夫妻の公職選挙法違反事件だ。

 この事件は、昨年7月の参院選で河井夫妻が、選挙区の広島県議や広島市議ら有力者計100人に計約2900万円を配ったとされるもので、その原資となったかどうかはよくわからないが、自民党本部は案里候補者に1億5000万円もの破格の運動資金を交付していた。

 1億5000万円は通常の候補者の10倍もの交付金。有力者らに配った金額をそのまま引き算すれば残りの1億2000万円あまりはどこに消えたのか、という問題が残る。政党交付金の分配は党幹事長の仕事だが、これだけの資金を出すには当然ながら安倍自民党総裁の許可が必要だ。

 案里候補者の選挙運動には安倍首相の複数の秘書が参画していたことも知られている。私に入ってきた情報によれば、東京地検特捜部は、1億2000万円の消えた先とともに、このあたりのことにもいまだに強い関心を持ち続けているようだ。破格の資金交付を許可し、自らの秘書たちが深く関わってきた選挙だけに、安倍首相にとっては公判途中でどのような事実が出てくるか非常に気になる事件だろう。

5098名無しさん:2020/09/27(日) 02:24:50
>>5097

麻生副総理の地元案件
 安倍首相が辞任表明をした28日の午前10時36分から同11時11分まで、特別に時間を取って二人だけで話し込んだ人物がいた。麻生太郎副総理兼財務相だ。何を話し込んだのかはわからないが、私に入ってきた情報では、安倍首相は自らの後継首相として麻生副総理を強く推している。

 私が安倍首相の「辞任意向」を初めて伝えた21日以降、首相後継をめぐって、安倍首相の推す麻生副総理と、二階俊博自民党幹事長の推す菅義偉官房長官との対決の構図が続いている。

 そして、この麻生副総理も、疑惑に発展しかねない大きい問題を地元で二つほど抱えている。

 ひとつは安倍首相の地元である山口県下関市と麻生副総理の地元、福岡県北九州市を結ぶ約6キロの下関北九州道路の建設問題だ。この道路は1980年代から計画が持ち上がっていたが、2008年には完全凍結された。財政難が凍結の理由であり、その財政事情は現在も何ら変わっていない。

 ところが、安倍首相、麻生副総理の下で2019年度に調査が再開された。19年4月、当時の塚田一郎国土交通省副大臣(麻生派、その後落選)が「総理とか副総理は言えないので、私が忖度した」と発言、「忖度道路」と呼ばれて大きな問題となった道路だ。

 総工費数1000億円とされるこの道路が本格着工となれば、麻生副総理の実家であり自ら社長も務めた麻生セメントを中核企業とする麻生グループは大きく潤う。

 本当に「忖度」なのかどうか、塚田氏は後に発言そのものを撤回しているが、調査再開の背後に横たわる不透明な構造は解明されていない。

 麻生副総理に関係するもう一つ気になる問題は、広島県呉市に本社を構える企業が、北九州沖の響灘で進める洋上風力発電事業だ。

 独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から補助金を受けて進めているものだが、この企業の社長が代表を務める政治団体は、麻生副総理の資金管理団体「素淮会」に対して、2017年に2000万円、翌18年にも1000万円を寄付している。

 以上の二つの案件はジャーナリストの山岡俊介氏が主宰するアクセスジャーナルで7月29日と8月22日に公開されたものだが、実を言えば、私はそれと同時かその以前からそれらの情報に接していた。

 東京地検特捜部が、麻生副総理が関連するこれらの案件に関心を持っているという情報は今のところない。しかし、河井案里氏への1億5000万円供与をはじめとする安倍首相関連の案件には深い関心を持っている。

 「官邸の守護神」とも呼ばれた黒川弘務前東京高検検事長が賭け麻雀で失脚。「守護神」を失った安倍首相が新たな「守護神」として「麻生後継」を強く推す構図はよく理解できる。

秋元司衆院議員のIR事件
 一方、「麻生後継」に対して「菅後継」を押し立てる二階幹事長の方の事情はどうだろうか。

 今月20日、IR事業をめぐる汚職事件に絡んで、秋元司衆院議員が再逮捕されて社会に驚きが走った。保釈中の身でありながら、贈賄罪で起訴された中国企業側に虚偽証言をするよう持ち掛け、報酬の提供を申し出たというのだからあきれ返った人も多いにちがいない。

 しかし、自民党を離党するまで秋元衆院議員が所属していた派閥のリーダー、二階氏は別の意味で衝撃を受けた可能性がある。

 再逮捕容疑を冷静に眺めてみると、証人買収の申し込みをしたのはあくまで秋元衆院議員の支援者。しかも、支援者は申し込みをしただけで実際に現金を渡したわけではなく、秋元衆院議員は自身の関与を否定している。

 保釈中の国会議員の再逮捕は極めて珍しい上に、再度の身柄拘束に踏み切るにしては容疑が弱い。秋元衆院議員側からしてみれば、再逮捕事案がこう見えたとしても不思議ではない。

 地検が秋元衆院議員の身柄を抑えて追及する狙いは他に何かあるのではないか。IR担当の内閣府副大臣となった背景には派閥会長である二階幹事長と菅官房長官の力があったとされる。二階幹事長は地元和歌山県のIR誘致をバックアップし、菅官房長官は、これも地元の横浜市のIR誘致を推している。

 つまり、菅官房長官と二階幹事長は、ともに秋元衆院議員をつなぐ線で結ばれており、大なり小なり検察の動きには敏感にならざるをえない。こちらの方も黒川「守護神」不在の現在、検察の動きを抑える上で政権を離れるわけにはいかないのだ。

5099名無しさん:2020/09/27(日) 02:25:34
>>5098

急浮上した「総総分離案」
 「安倍・麻生」VS「二階・菅」の対決構図はこうして8月21日以降激化の一途をたどってきた。

 私に入ってきた情報によると、当初は強気の「安倍・麻生」組が優勢だったが、その後「二階・菅」組の多数派工作が功を奏して形勢逆転。これに麻生副総理の不人気が輪をかけていたが、その後、秋元衆院議員関連の検察情報が「安倍・麻生」組に入ってさらに形勢再逆転……。

 安倍首相が辞任表明をした28日夜には、この情勢を受けて「二階・菅」組が驚くべき妥協案を提示した模様だ。

 日本国総理と自民党総裁を二人の人物で分け合う「総総分離」案だ。この案によると、総理に麻生氏、自民党総裁に二階氏、党幹事長に菅氏などとなっているようだ。官房長官には麻生派議員の名前が挙がっているという。

 この「総総分離」案は、1980年の「大福戦争」の時の大平正芳総理、福田赳夫総裁案、1982年の中曽根康弘総理、福田赳夫総裁案などがあったが、いずれも調整に失敗している。

 しかし、今回浮上した「総総分離」案は、以上説明してきたように、ともに疑惑の発覚を抑えようという意図から出た妥協案。そこにあるのは、国民のための政治とは縁もゆかりもない、まさに「政権の私物化」というキーワードで一括りできるような発想から湧き出た代物である。

 安倍首相の辞任表明を受けて、事態は非常に流動的だ。この原稿を書いている最中にも、急を告げる新情報が自民党筋から入ってくる。そのひとつは、「総総分離」案と矛盾するかのような総裁選の日程だ。

 それによると、今後の道行きは「9月12、13両日に両院議員総会を開いて新総裁を決定、同23日に組閣内定、同25日に臨時国会召集、首班指名」となる。その場合、9月28日か29日に衆院解散、10月25日投開票というシナリオまでついている。

 しかし、同時に入ってきた情報によると、「総総分離」案はいまだに消えていない。上記のような日程は流れているが、最後の最後までもつれるのではないか、という予測だ。

 その場合、まさに最終段階で「総総分離」案が出てくる可能性がある。「現下の国難に立ち向かうべく強力なオール与党体制を立ち上げた」などと標語的に言いふらすのだろう。

 しかし、改めて指摘するまでもなく、このような妥協成立は「悪の談合」と言うべきものであり、良識のある国民が最も嫌悪するものだ。

 自民党議員はもう一度政治の初心に立ち返り、党員にまで開かれたフルオープンの総裁選を堂々と実施すべきだ。その選択をしない場合、そう遠くない未来に大変なしっぺ返しを食らうことになるだろう。解党という事態もありうると私は思う。

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5100さきたま:2020/09/27(日) 08:53:28
>>5056>>5065>>5066>>5067
「一部報道における私の発言について」
2020-09-26 14:41:56
https://ameblo.jp/miosugita-blog/entry-12627611697.html

「一部報道における私の発言について」

昨日、一部で私の発言についての報道がございましたので、ご説明いたします。

まず、報道にありましたような女性を蔑視する趣旨の発言(「女性はいくらでも嘘をつく」)はしていないということを強く申し上げておきたいと存じます。

私が出席しておりました内閣第一部会・内閣第二部会合同会議では、男女共同参画の来年度要求予算額についての説明がありました。

男女共同参画の要求額が今年度の2倍となっており、その中で「女性に対する暴力対策」への比率が高かったことを受け、以下のような内容の発言をいたしました。

かねてより申し上げているように、私は女性への暴力はあってはならず、許されない犯罪だと考えており、暴力を振るった加害者はきちんと罰せられることで再発を防ぐべきであり、その為には警察の関与と連携は不可欠であると考えています。

被害者が民間の相談所に相談をして「気が晴れました」で終わっては、根本的な解決にはなりません。
警察の中に相談所を作り、女性警察官を配置することで敷居を下げ、相談しやすくすることができるのではないか、また、それが警察における女性活躍にも繋がるのではないかということを申し上げました。

また、慰安婦問題と女性に対する暴力は全くの別問題ではありますが、一方で民間団体の関与という点においては、韓国の挺対協が「聖域」になってしまって、長年誰も切り込めなかった期間の公金の不正利用などの問題が次々と発覚していることもあり、日本でも同じ問題が起こる可能性を懸念する声もあります。
新規事業として民間委託を拡充することだけでは、女性の人権を守り、暴力問題の解決をのぞむ世論と乖離するのではないでしょうか、という趣旨の意見を申し上げました。

繰り返しになりますが、女性蔑視を意図するような発言はいたしておりませんことを改めて主張いたします。

5101さきたま:2020/09/27(日) 09:10:03
>>5056>>5065>>5066>>5067>>5100
記者の入らないクローズドな部会。
「複数の証言者」は議員か秘書(代理出席)か官僚のいずれかになるので、
名乗っての証言はできないと踏んだか。
ブログで否定し、あとは記者会見も報道への法的措置もなし、党の処分は当然なしで幕引き狙いか。



はすみ としこ
@hasumi29430098
https://twitter.com/hasumi29430098/status/1309710349529042944
昨夜杉田水脈議員に直接聞いてみたが「そんな事は言っていない」「その場には記者は居ない」「居たとしたら壁耳」との事。
別の情報筋からは「会の参加議員に記者と結託して杉田議員を陥れようとしている人がいるんじゃないか」との事。
選挙も近いと囁かれてるし、怖い怖い闇w

5102さきたま:2020/09/27(日) 09:13:47
>>5056>>5065>>5066>>5067>>5100>>5101
>杉田氏は26日午後、自らのブログに「一部報道における私の発言について」と題する記事を投稿し「女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」と記しているが、共同通信の取材に対し、複数の会議出席者が杉田氏の発言を認めている。


杉田水脈氏 性暴力被害者巡り「女性はいくらでもうそ」 問題発言繰り返す背景とは
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月26日 19時57分(最終更新 9月26日 20時06分)
https://mainichi.jp/articles/20200926/k00/00m/040/183000c

 性的少数者やジェンダーをめぐる寄稿や発言がたびたび問題化してきた自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が、今度は性暴力被害者の相談事業をめぐって「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言した。これまでの問題発言を振り返り、その背景を探った。【大迫麻記子/統合デジタル取材センター】

 杉田氏は9月25日に開かれた自民党内の会議で、行政や民間が運営する性暴力被害者のための「ワンストップ支援センター」を全国で増設する方針などを内閣府が説明した際、「女性はいくらでもウソをつけますから」と、被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をした。杉田氏は26日午後、自らのブログに「一部報道における私の発言について」と題する記事を投稿し「女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」と記しているが、共同通信の取材に対し、複数の会議出席者が杉田氏の発言を認めている。

 杉田氏の主張が大きな問題となったのは2018年、月刊誌「新潮45」(新潮社)に「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題する寄稿をしたのが最初だ。LGBTなど性的少数者について「子どもを作らない、つまり生産性がない」などと記し、差別的だとして批判が殺到。新潮45は休刊に追い込まれ、自民党も「個人的な意見とはいえ、問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」と不適切だったことを認める見解を発表した。

 今年1月には衆院本会議で、選択的夫婦別姓の導入を求める野党議員の質問の最中、本会議場から女性の声で「だったら結婚し…

5103名無しさん:2020/09/27(日) 16:19:15
https://mainichi.jp/articles/20200907/k00/00m/010/248000c
支持固め、安定の菅氏 巻き返し図る岸田氏と石破氏 自民総裁選8日告示
毎日新聞2020年9月7日 19時28分(最終更新 9月7日 19時29分)

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後任を決める党総裁選(14日投開票)が8日告示される。菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の3氏が立候補する。党内7派閥中5派閥の支持を固めた菅氏が安定した選挙戦を展開する見通し。巻き返しを図る岸田、石破両氏は7日、それぞれインタビューに応じ、支持拡大を訴えた。

 立候補は8日午前10時から党本部で受け付ける。午後1時から所見発表演説会、午後3時に共同記者会見がいずれも党本部で行われる。衆参両院議長を除く国会議員394人と都道府県連各3人の計535票で争われ、14日の両院議員総会で新総裁が選出される。

 菅氏は、細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派と一部の無派閥議員の支持を受け、すでに国会議員票の3分の2以上を固めた。

 岸田氏は報道各社のインタビューで「格差の問題にしっかり向き合う」とし、教育費や住宅費の負担軽減、最低賃金の引き上げなど中間層支援策を表明。ビッグデータや第5世代通信規格(5G)を「新たな経済成長エンジン」と位置づけ「データ庁のような強力な権限を持った組織を作る」と述べた。

 石破氏もインタビューで東京一極集中の解消に向け「地方への移住を阻む原因を取り除く」と主張。税制による移住支援策を講ずる考えを示した。消費税については「(社会保障を支える)安定財源としての必要性は何ら揺らがない」と指摘する一方で「低所得者の可処分所得を引き上げるにはいろんな手法がある」と述べた。【加藤明子、畠山嵩】

5104名無しさん:2020/09/27(日) 16:20:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/7626ebbb486b3f6544edf443870ac00bdacb362b
菅首相に増毛疑惑 名誉総裁務めるハゲ議連は除名検討するのか
9/18(金) 7:05配信

 安倍政権に残された数々の疑惑の再調査には消極的な菅義偉・首相だが、就任早々、自身に“疑惑”が浮上している。

 菅氏といえば、官房長官に就いた2012年から変わらない丸く雄大な額がトレードマークで、自民党総裁になる前に、自民党の毛髪の乏しい議員で結成された「日本を明るくする会(通称ハゲ議連)」の「名誉総裁」に就任していた。

 だが、その生え際に“改竄”があると囁かれているのだ。

〈菅さんってやっぱり髪の毛増えたよね!?〉〈桜を見る会問題の疑惑も晴らして欲しいが菅官房長官のズラ疑惑についても疑惑を払拭して欲しい〉などと、ネットでは“問題提起”があがっており、増毛疑惑を検証するサイトまでできている。

 さすがに菅氏も「そのような指摘は当たらない」と否定しそうなので、本誌・週刊ポストも過去の写真を確認してみた。すると、4年前は当時60代の菅氏のオデコが現在より広く、頭髪はやや寂し気に見える。前髪の流し方によるものかもしれないが、「令和おじさん」として知名度を上げた70代のほうが、毛量が豊かで若々しい印象だ。

 就任早々の「頭髪疑惑」は総理総裁に影響はないだろうが、「ハゲ議連」の名誉総裁としての立場は揺らぐのではないのか。

「日本を明るくする会」の幹事長である宮沢博行・衆院議員(45)に見解を求めた。

「こちらは『ありのままの髪を大切にする』ことを議連のルールとしていますのでカツラの方に入会資格はございません。

 髪の毛が増えた場合については、除名が検討されたことがあります。かくいう私がその対象でしたが、事実上黙認となっています。ですので、仮に菅さんに増毛などがあったとしても、ありのままを大切にしておられれば、現時点では問題にすることはありません」

 議連の“お墨付き”で、総理の仕事にハゲめるか。

※週刊ポスト2020年10月2日号

5105名無しさん:2020/09/27(日) 18:04:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0089809b481850781b50b9b3e92eb37de7ab568c
「角栄」「小泉」「橋龍」…菅首相はどのタイプ? 
9/27(日) 17:55配信

 16日に発足した菅義偉内閣は、報道各社による世論調査の支持率も高く、順調な滑り出しをみせている。首相は安倍晋三内閣の路線継承を掲げるが、「縦割り行政の打破」など独自カラーも出始めている。歴代首相と比べれば、首相はどのようなタイプとなるだろうか。有識者3人の話を手掛かりに探ってみた。(児玉佳子、佐藤侑希、田中将徳)

 「そりゃ田中角栄だよ」

 政治評論家の田村重信氏はこう語る。

 田中元首相は高等小学校を卒業し、土木会社を立ち上げた後、政界に進出した立志伝中の人物だ。自民党職員時代に多くの首相と接した田村氏は、菅首相について「政治家の2世、3世じゃない。たたき上げで、田中角栄と一緒だ。まさにジャパニーズドリームを実現した」と話す。

 菅首相も高校卒業後に上京して就職。その後大学に進み、民間企業を経て議員秘書を務めた経歴を「たたき上げ」と表現する。これが高い支持率に寄与しているとみられるが、政治路線となると別の見方もある。

 ■改革で世論追い風に

 自民党を多角的に分析した「自民党-『一強』の実像」の著者、一橋大大学院の中北浩爾教授は「安倍路線が一番近いとは思うが、小泉純一郎路線もかなり意識しているのではないか」と話す。小泉元首相は郵政民営化などの改革路線で高支持率を得た。

 菅首相は無派閥で、自民党総裁選の勝利を主導した二階派(志帥会)も第4派閥。中北氏は首相の党内基盤の弱さに着目する。首相は総裁選で7派のうち5派の支持を受けたが、中北氏は「派閥を取り込み続けるのは簡単ではない。そう考えると世論を意識して改革路線を打ち出すのではないか」と分析する。

 ただ、郵政民営化を突破口にした財政投融資改革や国と地方の「三位一体の改革」など大掛かりな改革を進めた小泉氏と異なり、菅首相はデジタル庁設置や携帯電話料金の引き下げなど国民にとって身近なテーマに力点を置く。中北氏は「小泉政権のように体系的に改革路線を打ち出すかは疑問だ。安倍政権と小泉政権の中間くらいでやるのではないか」と話す。

 ■外交は未知数

 外交スタイルはどうか。首相が7年9カ月務めた官房長官は海外出張の機会が少なく、外交では安倍氏の陰に隠れがちだった。

 著書『官邸外交』などで歴代政権の外交を分析した国際大の信田智人教授は、菅外交は「未知数」と語りながらも、官房長官として各国の駐日大使と付き合った経験が生きると考える。

 政治スタイルが似通っていると指摘するのは橋本龍太郎元首相だ。信田氏は首相と橋本氏の共通点について「官僚操術にたけていて、行政改革に力を入れている」と指摘する。

 首相は「縦割り行政打破」の象徴的政策としてデジタル庁設置を掲げている。橋本氏も金融改革や省庁再編に取り組んだ。信田氏は「新しい分野に切り込む部分で、デジタル庁は金融ビッグバンに相当するのではないか」と語る。

 首相が政治の師と仰ぐ梶山静六氏は橋本内閣で官房長官を務めた。首相と橋本氏が重なるのは当然かもしれないが、無派閥の首相は自民党の歴史の中で事実上初めてだ。新たな「首相像」を示すことができるか。

5106名無しさん:2020/09/27(日) 18:12:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d9e1566feaf585c0791b75e3944cebd0fd20cdb
菅首相の「農家出身」という経歴が中国人に驚愕であるワケ
9/24(木) 16:05配信

 安倍晋三前首相の突然の辞任により、9月16日に第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉新首相。これまで、たびたび日本との対立や関係悪化が取り沙汰されてきた中国だが、国民は今回の新首相の誕生をどう受け止めているのか。中国の経済、社会に詳しいジャーナリストの高口康太さんが解説する。

 * * *
「この菅義偉ってどういう人なの?」
「漢字3文字だから中国人っぽい名前だよね(笑)」
「何でもいいけど、親中なのか反中なのかだけ教えてよ」
「みんな知らないの? 安倍政権の官房長官だよ。だから何も変わらないのでは」

 菅新首相の誕生を中国国民はどう受け止めたのか、少しでも知りたいと思い、中国の大手SNS「微博(ウェイボー)」を覗いてみたら、「この人だれ?」という反応が大半を占めていた。安倍前首相の辞任が突然だったこともあり、新首相のひととなりが知られていないのは当然とはいえ、「よく分からんが、日中関係のさらなる発展を期待する」くらいの、“期待を込めつつの態度保留”程度からスタートしてもらえないものだろうか。まあ、「よく分からないが、日本の新首相ゆるすまじ」という理由なきマイナススタートよりはマシなのかもしれないが。

 さて、「よく分からない」という中国国民に対し、中国メディアはどのような切り口で新首相の誕生を伝えたのか。中国の雑誌『環球人物』ウェブ版は「“農家の長男”菅義偉、首相の道を切り開く」との記事を掲載した。秋田の農家で生まれた「平民」が首相になるまでの人生を短くまとめている。一方で、菅新政権の展望については「安倍首相なき安倍政権」になるのではとの予測で、「多分何も変わらないのでは」という見立てのようだ。

 在日中国人作家の徐静波氏は、「菅義偉:出稼ぎ農民から首相までの道はどれほどの遠さか」と題したコラムを発表している。なるほど、菅新首相の生い立ちを知ると、「出稼ぎ農民が首相になるなんて!」と驚く中国人は多いだろう。菅新首相は農家出身に加え、上京後は一時期、ダンボール工場で働いた経歴もある。中国風に言うと、「農民工」(出稼ぎ農民)だ。今も、「きつい」「汚い」「危険」の3K労働の多くを担っているのは出稼ぎ農民たちである。以前と比べれば待遇は改善されて来たとはいえ、都市戸籍を持つ住民たちとの格差は未だに大きい。

 大学進学にあたってもハンデがあるうえ、名門大学に入学できたとしても、頼れるコネがあるかなどの格差は一生付きまとう。政権トップはというと、革命元勲の父を持つ「太子党(革命功労者の子弟による派閥)」の習近平国家主席と、北京大学卒のエリートである李克強国務院総理(首相)。出稼ぎ農民がここまで辿りつく道は見えない。毛沢東が農民の国を建国したはずなのに、気づけば農民が割を食う国になっているのが中国の現状だ。その中国的感覚から見ると、出稼ぎ農民から首相というサクセスストーリーは驚き以外の何者でもない。

5107名無しさん:2020/09/27(日) 18:12:43
>>5106

 中国の著名経済メディア『第一財経』も、「農民の息子から日本の新首相へ、菅義偉は安倍の遺産を継承するのか?それとも新路線か」と題した記事を掲載した。ここでも切り口は農民だ。デジタル庁や社会保険改革、携帯電話料金引き下げなどの菅新首相の新政策を紹介している。ただ、いずれも日本の未来像を描くグランドデザインとは言い難い。そのため、長期的視野に立った改革プランを打ち出せるかどうかは、新型コロナウイルスをいかに早く収束できるかにかかっている、との分析だ。一方、中国国民の関心が最も高い外交については、菅新首相は外交面についてほとんど独自色が見られないため、「安倍政権の延長だよね、多分」以上の評価はほとんど見られなかった。

 もっとも安倍政権は中盤以降、中国との関係改善を重ねてきた。新型コロナウイルスの流行がなければ、今春に習近平国家主席の国賓訪問が実現し、今頃は日中の「蜜月」が演出されていた可能性もある。日中関係の改善が前に進まない一方で、米中対立の激化が続くなか、安倍外交を継続しようにも、どこまで継続できるのかは未知数だ。

 だが、米国の圧力が強まるなか、中国共産党は関係改善に期待を寄せているようだ。習近平国家主席、李克強首相は9月16日、菅新首相に祝電を送り、日中関係のさらなる発展に期待を示している。新首相の誕生に祝電を送るのは当たり前のようにも思えるが、中国政治ウォッチャーの水彩画さん(ペンネーム)は、「安倍政権が長期間続いたのでみんな忘れているところがありますが、日中関係がぎくしゃくした時期が続いていたこともあって、ここ数代の首相誕生では祝電は見送られてきました。中国の総書記と総理が揃って日本の総理に祝電を出すのは、2000年の森喜朗元首相の就任以来となるはずです」と指摘する。

 20年ぶりの祝電に込められた中国の秋波に、菅義偉新首相はどう答えるのだろうか。

【高口康太】
ジャーナリスト。翻訳家。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。中国の政治、社会、文化など幅広い分野で取材を行う。独自の切り口から中国・新興国を論じるニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。著書に『現代中国経営者列伝』(星海社新書)など。

5108名無しさん:2020/09/27(日) 18:14:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c75a94872e461c774435ccf5f97e3b22b20bc60b
中国人が菅首相の誕生に「絶対ありえない出世」と驚嘆する理由
9/24(木) 6:01配信

 菅義偉官房長官が日本の首相になったというニュースは、中国でも大々的に報じられた。多くの中国人は菅氏の首相就任について「中国では絶対にありえない」と驚き、かつ、総じて好意的に捉えている。その背景には、中国独特の社会的な事情がある。(日中福祉プランニング代表 王 青)

● 中国でも「令和おじさん」で有名 好意的なコメントが多い

 9月14日、菅義偉官房長官が日本の自民党総裁に選出されたというニュースは、中国の各メディアも相次いで速報を流した。その日の各ネットニュースを見ると、いずれも注目ランキング3位内に入るほどの注目ぶりだった。先月「安倍総理の辞任」が発表されたときと比べると、やや盛り上がりには欠けるが、相変わらずコメント欄への書き込み数は多い。

 菅氏は8年間、陰で政権を支え、「安倍政権の執事」のような存在だっただけに、中国の人々の中でそれなりに知名度があった。特に「令和」を発表したときの映像が印象に残っていたようである。

 実際、下記のようなコメントが少なくない。

 「あの令和おじさんか!なんか顔が地味だが、優しそう…、フルネームをみて、一瞬、わが同胞かと思った」

 「長年安倍政権を支えてきた『万年秘書』は、やっと“扶正”ができたね」(※筆者注:扶正とは、本来の意味は妾を正妻に取り立てることだが、今は、長年我慢してやっと出世したことを表す)

 「非常に控えめそうな方だが、農民出身で一国のトップに上り詰めたるとは、並々ならぬ本人の努力があったのだろうな」

 などの声がある一方、一部には下記のような厳しい見方もある。

 「どうせ次期の総理選挙の繋(つな)ぎだろう、しょせん、安倍さんが垂簾聴政(すいれんちょうせい)となり、つまり前総理の操り人形、傀儡(かいらい)政権だ」

 「慰安婦問題を否定した人だろう、これからの対中政策がどうなるか気になる」

 「日本は、誰が総理になっても一緒だ。どうせアメリカと中国の板挟みの犠牲者になるのだ」

 しかし、菅氏に対しては総じて好意的な見方をする中国人が多い。

 その理由は明らかで、詳しくは後述するが、エリート層ではない人物が数々の努力の末、「一国のリーダー」となったからだ。

5109名無しさん:2020/09/27(日) 18:15:14
>>5108

● 農民出身者が 一国のトップになることへの驚き

 「農民出身者が一国のトップになった」こと――。

 その驚きと衝撃は、中国のSNSに投稿されたコメントを眺めると、ヒシヒシと伝わってくる。菅新政権の今後や、政権寿命の長短という問題よりも、むしろ、菅氏のこれまでの生い立ちや経歴などに圧倒的に関心が高い。

 それは各ニュースの見出しを見れば、一目瞭然だ。

 「“農民工”から首相へ」
「農民の息子、一国のトップになる」
「農民出身の草の根の首相が誕生」
「昔日の農民工、今日の首相」

 など、「農民」「農民工(※筆者注:詳しくは後述、中国の出稼ぎ農民のこと)」というキーワードが付いた見出しがやたらと目につくのだ。

 つまり、菅氏は、もともと代々農家の出身で、いわば、田舎から都会への“出稼ぎ農民”だった。これは、今の日本の多くの政治家が世襲であるのとは正反対である。現に8年間陰で支えた安倍総理は政治一家で、祖父や父親が大物の政治家だった。一方の菅氏は秋田県にある小さな村のイチゴ農家の息子。どうやってここまで上り詰めてきて、一国のトップとなったのか。中国人にとっては、このプロセスにひかれ、大いに興味を持っているのだ。

 実際、中国の各メディアで紹介されている菅氏の「サクセスストーリー」を見ると、概ね下記のような感じで記されている(※筆者注:多少、誇張されている部分もあるようだ)。

 「秋田の田舎のイチゴ農家に生まれた長男。家は代々コツコツ土を耕す農民。中学、高校時代に、毎日1時間から2時間もかけて山道や雪道を歩いて通学した。高校卒業後、集団出稼ぎで上京した。ダンボール工場や配管工として働く傍ら、大学の夜間部に通っていた。それも学費が一番安い大学と学部を選んだ。その後、人生の転機が訪れて、議員の小此木氏の秘書となった。

 いつも控えめで、忠実に議員に仕えた。会食のときも必ず先に食べ終えて、議員たちに気遣いをした。その早食いのクセは今でも残っている。このため、最もよく食べるのが(早く食事ができる)うどんとそばだ。そして、横浜市会議員に出馬したときに、票を獲得するために奔走し、数カ月で靴を6足も履き潰した。

 当時、他の候補者が室内でプレゼンすることが多かったなか、彼はそれらの場所を借りるお金がないため、駅前でマイクを手にし、歩行者に挨拶し演説をした。その後、他の候補者もみな、街頭演説をまねしはじめた。彼は街頭演説の元祖である。

 小泉、安倍政権で長らく『脇役』として、陰で政権を支えてきた。常に控え目で低姿勢、各方面との協調、火消しに苦労して来た人。また、お酒やたばことも無縁で、人柄も真面目。長年の努力の積み重ねで、特に激しい政治闘争も行わずして、自然の流れで一国のトップとなった。これらはまさに彼の座右の銘『意志があれば道があり』の通り、努力の賜物だ」

● 多くの中国人が 菅氏に感銘する事情とは

 多くの中国人が、菅氏の「成功物語」に感銘し、共感するのは、中国には複雑な事情があるからだ。

 そもそも中国の諺(ことわざ)には、「寒門出貴子」(社会的地位が低く裕福でない家の子どもは逆境に強く出世をする)という言葉がある。

 ところが、これはあくまでもごくまれなケースであり、願望である。

 実は、中国の戸籍制度は日本と異なる。同じ「農家の出身」であっても、日本と中国では事情が大きく違うのだ。

 最近は日本でも徐々に知られるようになってきたが、中国の人々は、生まれた土地に基づいて戸籍が制定されて、簡単に移すことができない。先述した農民工は、中国において「農民」の戸籍を持ち、大都市で就労する労働者である。つまり、たまたま農村で生まれた人は都会の戸籍になれず、農村の戸籍を一生背負っていくことになる(※筆者注:一部例外もある。特別な分野の人材であれば特例もある)。

 戸籍により、受けられる公共サービスや社会保障など、さまざまな面で大きな格差が生じる。この状況は今も変わってない。戸籍により運命がほぼ決まってしまうのだ(※筆者注:近年、戸籍制度改革の動きがあり、緩和される地域もある)。

 戸籍の違いによる移動制限はないが、都市部で仕事をし、長年住んでいても、都会の戸籍にはなれず、「暫住居住証」という暫定的な居住証しか持つことができない。そうした人は何億人もいると言われている。

 これまで農村部の人々が自らの運命を変えるには、勉強をするしかなかった。このため、一家は成績の一番良い子どもに賭けて、借金をしても大学まで送り出す。その子が出世すれば家族の生活もよくなっていくという夢である。実際、数十年前は農村出身者でも有名大学を卒業してビジネスで大成功する人物も少なからずいた。

 ところが、これも中国の経済が発展するにつれ、地域間の貧富格差が拡大していく中で、勉学で現状を変えることは困難になってきている。

5110名無しさん:2020/09/27(日) 18:15:35
>>5109

● 都会と内陸農村部の子どもでは 教育にも大きな格差

 都会と比べると、内陸の農村は教育資源が圧倒的に少ない。親がみんな都会へ出稼ぎに行ってしまうため、教育を受けたことがない祖父母と暮らすケースが多く、結局、中卒や高卒で終わってしまう。社会競争が激しい中国では、学歴がない人の就職は難しい。家を支えるため、給料の安い仕事に就いてしまい「貧困の連鎖」となる。

 ゆえに、階級が段々固定化し、分断していく。都会の若者は親の代から金銭や人脈などいろいろな資源を引き継ぐことができ、最初から勝者である。一方、農村の若者は「人生の転機」を作るのが至難のわざで、その道のりはあまりに遠く険しい。

 約10年前から中国では、「??」(1文字目は手偏に并、2文字目は父の下に多)という流行語がある。その意味を説明すると、若者が一生懸命努力するよりも、権力や金銭があるお父さんを持ったほうが、就学や就職、結婚など人生のすべてにおいて有利であるという意味だ。「不公平な社会」を暗喩する際に使われる。つまり、経済力や社会地位が固定化しており、生まれた家庭により「富二代」か、「窮二代」かが決まっているということだ。

 菅氏の「山道や雪道を登って通学した」ことや「夢を持ち、夜行バスに揺られて都会に向かった」こと、「ダンボール工場で出稼ぎ労働者として働いた」ことなどのエピソードは、まさに、中国の内陸農村部の児童が今でも2〜3時間かけて険しい山道を通って通学している現実や、3K(キツイ、キタナイ、キケン)に属する労働を担っている「農民工」らのイメージを彷彿させるものだ。

● 菅氏は逆境にある中国の若者にとって 「ジャパニーズ・ドリーム」の象徴

 特に「農民工」は、都会の開発や経済発展に大きく貢献しているにもかかわらず、全身土まみれ、汗まみれであり、帰省のときは一番安い乗り物を選ぶなど「負のイメージ」を持っている人が少なくない。

 このため、菅氏が「一農民工」から「一国の頂点に立つ人」になるというのは、中国の庶民にとっては、あまりにドラマチックであり、魂が揺さぶられるほど感慨深い話なのだ。

 まさに「ジャパニーズ・ドリーム」。

 彼らは、こう感嘆する。

 「このような学歴や経歴だと、わが中国では一村長にもなれない…」
「まさにシンテレラのような人生、『草の根』が逆襲した人生の見本だ!」
「国策と制度、道を作ってくれているからこそ、菅さんのような人を生み出したのだ!」
「運気も大事だが、本人の努力で一歩ずつ着実に歩んでいなければできないだろう」

 「努力」「自律」「恒心」「志有る者は事ついに成るなり」…。これらを実行してきた菅氏の成功物語は中国の逆境にある若者たちにとっては、まさしく“理想”であり、何よりも励まされるのだ。

王 青

5111名無しさん:2020/09/27(日) 18:16:23
>>5110

中島恵
ジャーナリスト

中国では菅首相誕生の際、「農民の子」という枕詞で紹介されていた記事がたくさんありました。中国の「農民」のイメージのまま語られているものが散見されましたが、在日中国人がそれを訂正しているところも見かけました。
記事にある通り、中国では都会に出て働く農民を「農民工」といい、出稼ぎ労働者のことをさします。都市部では差別されることもあります。もちろん、日本の集団就職とは違いますし、日本の「農民」や「農家」とも違うのですが、同じ漢字を使うために、誤解されやすいのです。
また、中国の戸籍は都市戸籍と非都市(農村)戸籍の2種類あり、農村出身者が都市で働いても、都市住民と同じような社会保障や福利厚生は受けられない、という問題があります。少しずつ改善されているのですが、そうした根本的な社会背景の違いがあるため、中国では「まさか、農民出身で首相になれるなんて信じられない!」と思った人が多かったのです。

5112名無しさん:2020/09/27(日) 18:52:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/82e38d4a4b315c845b34f8fb1251783caa5e431c
安倍氏の細田派復帰期待 自民・世耕氏
9/25(金) 17:11配信

 自民党の世耕弘成参院幹事長は25日の記者会見で、安倍晋三前首相の細田派復帰に期待を示した。

 「(派閥の)会長かどうかは別にして、仲間として復帰していただければ」と語った。世耕氏も同派所属。安倍氏は第2次政権発足に先立ち前身の町村派を離脱した。

5113名無しさん:2020/09/27(日) 20:18:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdb1114967edbc53044b725e9d68071371a7b137
菅vs小池バトル続行! 政治姿勢は水と油? 二階氏仲介で「和解」演出も…識者「菅首相も内心いろいろある」
9/25(金) 16:56配信

 菅義偉首相と、東京都の小池百合子知事は23日、官邸で新内閣発足後、初めて会談し、新型コロナウイルス対策や、東京五輪・パラリンピックに向けた連携方針を確認した。ただ、2人は以前から「不仲説」が指摘されており、今回の会談も、小池氏に近い自民党の二階俊博幹事長の仲介で実現した。政治姿勢も水と油だけに、今後も確執は続きそうだ。

 「都はコロナ対策に、東京五輪・パラの開催と大きな課題を抱える。国と連携して進めたい」

 小池氏が会談でこう切り出すと、菅首相は「私も全く同じ気持ちだ」と応じた。記者団を前に、2人は握手の代わりに拳を合わせる「グータッチ」をしてみせたが、どこかぎこちなかった。

 15分間の会談後、小池氏は「国と都の連携が国益、都民の利便性に資するという点で、考え方は一致している」と記者団に強調した。ただ、会談には、二階氏の最側近である林幹雄幹事長代理が同席していた。小池氏側が主導した「和解演出」という印象が残った。

 政界屈指の仕事師である菅首相と、パフォーマンスが目立つ小池氏は、政治スタイルが違う。

 2012年の自民党総裁選で、菅首相は安倍晋三前首相を担いだが、小池氏は途中で安倍氏支援から石破茂元幹事長へ乗り換えた。これで2人に埋めがたい溝ができた。

 新型コロナ対応でも、官房長官だった菅首相は7月、都内での感染者急増を受けて「この問題は圧倒的に東京問題だ」と指摘した。

 これに対し、小池氏は「国の問題だ」と応酬。菅首相が旗振り役だった観光振興策「Go Toキャンペーン」事業の前倒しにも、小池氏は「冷房と暖房の両方をかけるようなものだ」とあてこすった。

 2人は今回、関係修復できたのか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「菅首相も内心ではいろいろとあり、不信感もあるのかもしれないが、小池氏とともに政治家だ。『ケンカを続けるのは国内外にマイナスだ』とみて、大人の判断をした。小池氏は7月、4つの都議補欠選挙すべてで自民党が勝利したのをみて、自らを支援する都民ファーストの会を見限っている。『自民党に接近しなければ都議会運営も難しい』として、菅政権に歩み寄ったのだろう。来年夏の都議選を前に、小池氏は、かつて率いた旧希望の党を切り捨てたように、都民ファーストも見捨てるのではないか。歴史は繰り返す」と語っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/395b4de1f485a910e3116d304d31bc11857d7dcc
小池知事「はい、以上」菅首相への苦手意識問われ
9/25(金) 16:49配信

東京都の小池百合子知事は25日、会見の質疑応答で、菅義偉首相に対して「苦手意識など、そういった認識はされているのか」と問われ「されておられません。はい。以上です」と苦笑いしてかわした。

その上で「都庁内でも対立を懸念する声が出ているが」と問われ、「自治体として必要な、また、自治体だからこそ分かることなどがある。それらを連係して、意見交換をしていく。そして課題解決ということを目指すのは当然のことだ」と突っぱねた。

2人の不仲は、菅氏が官房長官に就任した12年の第2次安倍政権発足時ごろから続く。最近では菅氏が7月、都内でのコロナ感染者増加を「圧倒的に東京問題」と批判。小池氏は菅氏肝いりの観光支援事業「Go To トラベル」を「冷房と暖房の両方をかけるようなもの」と切り捨てるなど、舌戦を繰り広げた。

5114名無しさん:2020/09/27(日) 20:19:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/f03a6a29e76cf04aad2bace406b704e1948207ff
元ミス日本・松野未佳氏に永田町のおじさんがメロメロ 初の女性首相の大本命
9/26(土) 6:15配信

 自民党が次期衆院選で元ミス日本グランプリの松野未佳氏(25)の擁立に動き出し、永田町でその動向が注目されている。

 松野家は有力政治家を輩出し続けている〝華麗なる一族〟。父親は元維新の党代表の松野頼久元衆院議員で、祖父は岸、佐藤内閣の閣僚を歴任した頼三元衆院議員だ。

 未佳氏は24日、自民党本部に姿を見せ、二階俊博幹事長と面会した。2人を引き合わせたのは、なんと小泉純一郎元首相だという。小泉氏も党本部に現れ、報道陣に「女性活躍(の時代)だから、若い女性を応援して」とだけ言葉を残し、二階氏に未佳氏を公認するよう求めたという。

 未佳氏は慶応大在学中の2016年にミス日本に輝いた才女。当時、「小さいころから政治家は憧れ。外交官なども視野に入れている」と語り、首相官邸を表敬訪問した際には、政治家志望と聞いた安倍晋三首相(当時)から「その時は自民党から」と〝出馬予約〟が入ったほどだった。

 自民党関係者は「祖父はの頼三元衆院議員は小泉元首相の後見人で知られ、松野家と小泉家は縁が深い。小泉元首相たっての希望となれば、衆院選で小選挙区の空きはないものの比例ブロックで出馬し、当選も難しくないでしょう」と指摘する。

 衆院選は来年秋までに行われる。

「自民党では26歳で当選した小渕優子衆院議員が、34歳で最年少大臣となった記録がある。未佳氏も25歳の若さで当選し、いずれ松野家の地盤である熊本の小選挙区が割り当てられ、キャリアを積めば小渕氏の記録更新、女性初の首相も夢物語ではない」(前出の関係者)

 小泉元首相だけでなく、進次郎環境相もいずれは、未佳氏の後見人となって、〝小泉家の恩返し〟が見られる日が来るかもしれない。

東京スポーツ

https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150033-n1.html
自民・世耕氏、党四役は「実務タイプで堅実」
2020.9.15 16:15政治政局

 自民党の世耕弘成参院幹事長は15日の記者会見で、同日の臨時総務会で二階俊博幹事長ら党四役が正式に決まったことについて「実務タイプで、堅実な方が選ばれた。菅義偉(すが・よしひで)新総裁の下、結束をして新しい政権を与党として支えていくのに極めて十分な態勢が整った」と述べた。

 また、二階氏の幹事長続投については「誰もが認める手腕で安倍晋三政権後半も自民党をしっかりまとめ、難しい局面でうまく与党が政権を支える構図を作った。続投は極めて妥当な判断」と語った。

5115名無しさん:2020/09/27(日) 20:23:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/da1ea8678a69e09b72d33a70d4e01a34ab10613c
菅首相、「解散権行使」へ取りうる2つの選択肢
9/26(土) 5:11配信

 菅義偉政権が発足してから10日が経過した。菅首相は持論の縦割り行政打破を旗印に、デジタル庁新設や携帯料金値下げ実現に向け、矢継ぎ早に指示を繰り出し、実績作りに邁進している。

 その一方、高い内閣支持率を背景に自民党内では早期の衆院解散論も湧き起こり、永田町は解散風に揺れている。

 しかし、解散にはハードルが多い。コロナの感染収束が大前提で、しかも11月に日程が集中する首脳外交への対応や年内成立が必要な協定・法案処理のための国会審議を抱えている。

■立ち消えになった秋口解散説

 各種世論調査では就任時の内閣支持率が歴代3位の高率となり、自民党の下村博文政調会長は「自民党議員のほぼ総意で即解散」とあおるが、野田聖子幹事長代行は「解散強行で、国民に説明責任を果たせるのか」と牽制する。菅首相にとっても「強引な解散で国民の支持を失う」との不安は拭えず、当面は「慎重な検討」(側近)を続けることになりそうだ。

 菅政権の発足当初、内閣と自民党の支持率急上昇を受けて秋口解散説が流布され、与野党の衆院議員は一斉に事務所確保などの選挙準備に動いた。その際想定されていたのは、「9月末に臨時国会召集、所信表明・代表質問後の10月上旬に解散、同25日か11月1日投開票」という日程だった。

 しかし、自民党が菅首相の意向も踏まえて臨時国会を10月23日か26日に召集する方針を野党側に伝えたことで、秋口解散説は立ち消えとなった。このため、自民党内では、年明けも含めた早期解散説と、2021年9月の自民党総裁選後の事実上の任期満了選挙説が交錯する状況となっている。

 今後の政治日程も考慮して解散と総選挙のスケジュールを予測すると、「年内」と「年明けから来春」、「来秋」の3つの選択肢が浮かび上がる。まず年内のケースだが、臨時国会が10月23日か26日に召集された場合、所信表明・代表質問後に菅首相が解散に踏み切れば、11月10日公示―同22日投開票の日程が有力だ。

 ただ、11月中下旬には菅首相の首脳外交の初舞台となるAPEC首脳会議(11日〜12日)やG20首脳会議(21日〜22日)に加え、3日のアメリカ大統領選で現職のトランプ氏が再選した場合には、中旬にもワシントンでのG7首脳会議(サミット)開催も想定される。解散すれば菅内閣は「職務執行内閣」となるため、「外交儀礼上はありえない」(外務省幹部)との指摘が多い。

 自民党は臨時国会の会期を12月上旬までの50日間程度とする方針で、年内に国会での議決が必要な日英経済連携協定(EPA)や2021年夏の五輪開催に伴い、祝日を移動させる特別措置法案などを処理する構えだ。ただ、「召集から案件処理まで最低でも3週間以上が必要」(自民国対)とされる。

5116名無しさん:2020/09/27(日) 20:23:19
>>5115

■コロナで総選挙どころではなくなる

 そこで、自民党内で浮上してきたのが、国会での案件処理を前提とした「11月中下旬解散―12月6日か13日衆院選投開票」という日程だ。その場合、公示は11月24日か12月1日となり、選挙期間が首脳外交と重なる事態は回避できる。併せて、手続き的には12月中下旬に特別国会を召集し、首相指名・組閣を経て第2次菅政権を発足させれば、遅くとも1月上旬までに2021年度予算案の編成が可能だ。

 ただ、晩秋から初冬を迎える時期だけに、多くの医療関係者は「コロナの感染再拡大で選挙どころではなくなる」と予測する。菅首相自身も「コロナの感染拡大防止と経済再生がなにより優先される」と繰り返しており、選挙中に感染再拡大ともなれば、「菅首相の責任も問われ、選挙での自民議席減にもつながりかねない」(自民幹部)との不安も広がる。

 次の解散の機会は、年明けの通常国会での冒頭か、コロナ対策のための第3次補正予算成立直後の解散だ。1月上旬に通常国会を召集すれば、補正を処理しても1月下旬までの解散が可能だ。その場合、最も早いケースは「1月26日公示―2月7日投開票」となる。

 ただ、衆院選を受けての特別国会召集は2月中旬以降となり、首相指名と第2次菅政権発足を経て、改めて施政方針演説や各党代表質問を実施する必要がある。2021年度予算案の衆院審議入りは2月末以降にずれ込み、予算の年度内成立は極めて困難となる。

 2021年度予算成立後の3月末か4月初めの解散説もあるが、7月上旬に想定される東京都議選に全力投球したい公明党が強く反対している。菅首相は公明党・創価学会と太いパイプを持っているのが強みとされるだけに「公明の離反を招くような解散はするはずがない」(自民選対)との見方が支配的だ。

 さらに、7月23日から9月5日までは、1年遅れでの東京五輪・パラリンピックが予定されている。国際オリンピック委員会(IOC)でも予定どおりの開催論が強まっており、開催されればその間の解散・衆院選は政治的にも不可能だ。

 その場合、9月下旬までの実施が予定される本格的な自民党総裁選の日程を繰り上げることも難しく、菅総裁(首相)再選後の選挙となれば、「10月5日公示―10月17日投開票」の任期満了選挙となる公算が大きい。もちろん、これらの解散・衆院選日程は選挙での自民勝利が前提で、敗北すれば菅政権の存続も危うくなり、選挙後の政局も混乱必至だ。

■本格政権狙いの人事

 こうしてみると、菅首相が持つ解散権行使のタイミングは、政治日程上は年内か来秋の2択となる。与党内では「菅首相が内政での実績作りを急ぐのは、来秋の総裁再選を受けての衆院選が念頭にあるからだ」(自民長老)との見方が広がる。

 党・内閣の新体制をみると、総裁再選を前提とした本格政権狙いの意図がにじむ。次期総裁選でのライバルとなる石破茂元幹事長、岸田文雄前政調会長をどちらも無役に追いやり、「ポスト菅」候補に浮上している茂木敏充外相、加藤勝信官房長官、河野太郎行革・規制改革担当相、下村政調会長らを内閣と党の要職に据えた。これは「(茂木氏らが)来秋の総裁選に出馬しにくくする狙い」(麻生派幹部)と受け取る向きが多い。

 今後1年間、菅首相が着実に実績を積み上げて高い内閣支持率を維持できれば、「総裁再選は確実」(周辺)とみられている。そのうえで、任期満了選挙で絶対安定多数(261議席)以上の議席を確保できれば、菅政権は4年の本格・長期政権となる。 

 しかし、今回の突然の首相交代劇をみても「政界の一寸先は闇」だ。中曽根、小泉、安倍という過去の長期政権の後継首相は、いずれも1〜2年の短命を余儀なくされている。菅首相も、安倍前政権の負の遺産でもあるIR汚職事件や河井夫妻の巨額買収事件、ジャパンライフ元会長の逮捕によって再燃した桜を見る会の私物化疑惑という火種を抱えている。

 いずれも、官房長官だった菅首相の裏舞台での関与が取り沙汰される事件ばかりだ。このため、司法の捜査や裁判などで事件の真相解明が進めば、菅政権を揺さぶる事態となる可能性もある。

 だからこそ、菅首相も「年内選挙の誘惑にかられる」(側近)わけだが、世論調査でもコロナ禍での年内選挙を期待する声は少数派だ。「国民のために働く内閣」を目指すからには、今後は与党内でも「年内より、実績を積み上げての来秋の任期満了選挙というのが憲政の常道」(自民長老)との声が強まりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5117名無しさん:2020/09/27(日) 20:59:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/088feb5858b022088a82015d5071b5a40ec3cf09
菅首相、公明と蜜月アピール 初当選の頃は敵対したけど
9/27(日) 18:54配信

 菅義偉首相(自民党総裁)は27日、東京都内で開かれた公明党大会であいさつに立ち、官房長官時代に自ら主導した観光支援策「Go To トラベル」や菅内閣として重点政策とする不妊治療への保険適用をめぐり、連立相手の公明党に「花」を持たせた。公明やその支持母体の創価学会とパイプは首相の権力基盤の一つで、蜜月ぶりをアピールした形だ。

 首相が掲げる新型コロナウイルス対応と経済の両立にとって、政策の柱となっているのが「Go To トラベル」。不妊治療の公的支援については総裁選で訴えてきた。

 だが、この日のあいさつでは、東京などで感染拡大が収まらない7月下旬に「Go To トラベル」を始めたことについて、「(公明党出身の)赤羽一嘉国土交通相と私、一緒になって悩みながら判断させていただいた」と語った。不妊治療の保険適用についても「公明党の女性局(女性委員会)のみなさんから強い要請を受けてきた。できるだけ早く保険適用できるようにしたい」と語り、公明との連携ぶりを強調した。

 首相は1996年の衆院選初当選のころ、「特定の宗教団体に支配された党に、日本の将来を託すわけにはいかない」などと公明や創価学会と敵対していた。その後は、一転して創価学会との人脈づくりにも励む。官房長官時代の2015年には、消費増税時の軽減税率導入をめぐって創価学会の意向を探り、公明の主張に沿った形で決着させたこともある。

朝日新聞社

5118名無しさん:2020/09/28(月) 10:30:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c396444f3dce5c138b27a1d1a9455133c361f40
菅首相 二階幹氏の要望丸呑みで「大臣1人増」の奥の手
9/28(月) 7:05配信

 菅義偉・新首相(71)率いる新内閣は支持率「74%」(読売、日経)と上々の滑り出しだ。庶民派イメージと「携帯料金4割値下げ」「新婚夫婦に60万円支給」「不妊治療の保険適用拡大」といった公約で、女性や若い世代からさらに支持を集めようとしている。

 そうした政策の裏で、自民党では公約とは逆の「長老支配」が進んでいる。

 党執行部は81歳の二階俊博・幹事長と75歳の森山裕・国対委員長が仕切り、新任の佐藤勉・総務会長(68)、下村博文・政調会長(66)、山口泰明・選対委員長(71)を合わせた執行部中枢メンバーの平均年齢は72.2歳だ。

 閣僚では再任された麻生太郎・副総理兼財務相が80歳を迎え、平沢勝栄・復興相は歴代最年長の75歳で初入閣した。政治ジャーナリスト・野上忠興氏は「菅一強」にはほど遠い政権の実情をこう指摘する。

「菅首相は総裁選で圧勝したとはいえ、無派閥で党内基盤が極めて弱い。“総理にしてもらった恩人”である二階幹事長の意向には絶対逆らえない。加えて、いまは渋々、菅氏を支持している麻生派が敵に回った途端に主流派体制が崩れて政権維持が危うくなるから、麻生副総理の言うことも聞かざるを得ない」

 新政権の組閣人事でも、菅氏は二階氏の要望を丸呑みした。

「菅総理は河野太郎氏を総務相に内定していたが、土壇場で二階氏が難色を示し、総務相には二階派の武田良太氏が横滑り。河野氏は2度目の行革相に回らざるを得なかった」(菅側近議員)

 実は菅内閣の大臣数(首相を除く)は20人で、安倍内閣時代の19人から1人増えた。それも二階氏の要求を受け入れるためだったという。

「二階氏は平沢勝栄氏と、“隠し子疑惑”が報じられた坂本哲志氏の2人をなんとしても初入閣させるように要求し、大臣枠が足りなくなった。そこで菅総理は大臣定員を1人増やすという奥の手で対応した」(同前)

 世論が大臣や議員の削減を求めている中、“菅行革”は初っ端から骨抜きになっている。

※週刊ポスト2020年10月9日号

5119名無しさん:2020/09/28(月) 10:37:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/c348477058f2c9fd3a1d62953ea35069fae439fa
麻生太郎氏が「かん内閣」と執拗に言い間違える深いワケ
9/28(月) 7:02配信

 さあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。話題沸騰「二階劇場」第二幕の幕開けだ。神速の早業で新政権を作った81歳の男が、次に狙うは政敵排除! 威張りん坊で態度のデカい、あの人が次の生け贄だよ! 発売中の『週刊現代』が特集する。

「かん」が!「かん」が!
 「やってられんぜ」

 顔を歪めて、苦虫を?み潰している男がいる。

 副総理兼財務相の麻生太郎だ。

 このところは日増しに、イライラと焦りが募る。

 「菅と二階ごときにここまでやられるとは……」

 麻生は感じている。菅(義偉)総理の誕生で閉幕したはずの「二階劇場」の、第二幕が始まっていることを。そしてそれが、自分を包囲し、徹底的にすり潰そうという、実にえげつないストーリーであるということを。

 菅新政権は、史上第3位という高支持率(74%・日経新聞)を記録し、順調な滑り出しを見せている。

 自民党内の派閥間のバランスを取る古典的な人事をしたにもかかわらず、世論ではとくに問題視もされず、「安倍政権の続きだから」と、抵抗なく受け入れられた格好だ。

 順風満帆、本日も晴天なり。一致団結で仕事に励む新内閣―と言いたいところだが、そんな中、燻る「火種」となっているのが、麻生の存在だ。

 「昨日をもって、『かん内閣』が発足しまして……」

 9月17日、菅が自民党総裁選で勝利を収めた翌日、麻生は自派閥の会合で行った挨拶で、「すが」を「かん」と言い間違えた。

 こう感じた人もいるかもしれない。麻生と言えば、「みぞうゆう(未曾有)」「ふしゅう(踏襲)」など、数々の言い間違い事件のレジェンドとして知られている。だから「菅」を「かん」と間違えても、麻生なら仕方がなかろう――。

 しかし、そんなわけはない。わざと言い間違えたのだ。

 麻生は菅と安倍政権で約8年、総理の右腕、左腕という立場で政権を切り盛りしてきた。その菅の名を、いまさら間違えることなどあり得ないのである。

 「麻生さんは表向き、余裕の構えを見せていますが、実は腸が煮えくり返っている。麻生さんは、今回の政局を読み違えた。二階さんや菅さんを舐めていたからです。

 安倍さんから持病のことを真っ先に相談され、主導権を握れたはずなのに、素早く菅さんを取り込み流れを作った二階さんに動きを封じられ、慌てて追従することしかできなかった。『こんなはずではなかった』と、すこぶる機嫌が悪い」(麻生派中堅議員)

 麻生が腹に据えかねているのは、菅・二階コンビの狡知に長けた人事である。麻生派は新内閣で麻生本人に加え、河野太郎が行革担当相、井上信治が万博担当相として入閣し、表面上は厚遇されているように見える。

 だが、それはあくまで「表面上」に過ぎない。

 「麻生がイラつく要因は、武田良太が総務相で入ったこと。武田は福岡選出で、地元が同じ麻生にとっては『天敵』として知られている。

 事あるごとに自分に盾突く武田を麻生はずっと干してきたが、事もあろうにその武田を、菅は総務相という目玉の重要閣僚に抜擢した。しかも彼は二階派。麻生にしてみれば、福岡が二階に乗っ取られそうで、気が気ではないだろう」(自民党閣僚経験者)

 武田は、二階派の「若頭」としても知られる。

 「二階派では、鷹揚というか茫洋というか、何を考えているか分からないボスの二階さんに対し、側近の林(幹雄自民党幹事長代理)さんが派内に睨みを利かせる役割。

 すると不満も出てくるのですが、それを『まあまあ、俺に任せろ』と宥めて、面倒を見ているのが親分肌の武田さんなのです」(二階派議員の一人)

5120名無しさん:2020/09/28(月) 10:37:34
>>5119

河野は本当に「抜擢」か
 その武田は、麻生を「老害」と見做して衝突も辞さない。昨年4月の福岡県知事選でも、麻生が元厚労官僚の武内和久を自民党推薦で擁立したのに対し、無所属で出馬した現職(当時)の小川洋を推したのが武田だった。

 結果は、武内=麻生の大敗に終わる。

 「小川を推したのは武田の他、宮内秀樹や鳩山二郎ら、二階派の議員だった。この一件以来、福岡では麻生の求心力が低下して、武田に乗り換える動きが加速している。

 もともと麻生は、『安倍の兄貴分』として大きな顔をしてきたが、その神通力がなくなれば、育ちの良さを鼻にかけた嫌味な奴、と見ている不満分子が息を吹き返してくる」(前出・閣僚経験者)

 先日の自民党総裁選で、福岡は麻生のお膝元だというのに党員票が割れて、菅の2票に対して石破(茂元幹事長)にも1票が入り、分裂状態となった。

 福岡では、反麻生の古賀誠(元幹事長)もいまだ隠然たる影響力を持っており、麻生の足元は急速に揺らぎ始めている。

 よりによってそんなさなかに、菅は武田を政権の象徴、中枢とも言える総務相に抜擢したわけだ。

 麻生は派閥会合で、「かん内閣」「かん政権」と一度のみならず、わざわざ二度も連呼したが、ヤケクソで連呼でもしないともはや腹の虫が収まらないのである。

 「だいたい、自派閥の河野太郎が行革担当相に就任したとはいえ、これは『汚れ役』でもある。

 あれは古い、ここはおかしい、と各方面にイチャモンを付けるのが河野の仕事で、マスコミ受けはするが、基本的にはあちこちと軋轢が生じて恨みを買う仕事だ。『美味しいポスト』とはとても言えない」(自民党ベテラン議員)

 菅は「仕事内閣」を標榜しているため、変人として党内の人望はないが、世間の人気が高く同じ神奈川選出で親密な河野を一本釣りした。

 成功すれば菅内閣の功績になるし、失敗したら「やはり変人はダメだ」と切り捨てればいい。だが、派閥の長としての麻生はそうはいかない。

 「河野が成功すれば、麻生派は一気に『河野派』へと世代交代が進む。そうなれば、あたかも『菅派』のようになるだろう。他方、河野が失敗して転べば、麻生派は自派閥の総裁候補を失うことになる。

 麻生にとって、今回の人事は自分の『一丁上がり』感が強まっただけで、なんの旨味もない」(前出・自民党ベテラン議員)

5121名無しさん:2020/09/28(月) 10:37:52
>>5120

うわべだけの「安倍継承」
 かん、かん、と連呼しながら、麻生は周囲にこうも愚痴っているという。

 「マスコミは(菅を)叩き上げとか言ってるが、あれは安倍や俺に対する当てつけかよ。だいたい菅も、そんな話で好感度を上げようとか、安倍政権を否定しているようなもんじゃねえか」

 残念ながら、それはそうだ。菅は建て前とは裏腹に、安倍・麻生らが幅を利かす「世襲貴族政治」を否定するために総理となった。最高権力さえ握ってしまえば、自分を「下々の者」と小バカにしてきた麻生など、優遇する理由はまったくない。

 麻生にしてみれば、身から出たサビではある。だからと言って、このまま潰され、「過去の人」に追いやられてしまうのは我慢がならない。

 「麻生さんは、夫人の千賀子さんから、福岡8区を長男の将豊さんに譲って引退したらどうかと言われているようですが、『ダメだ、まだ俺がやる』と言い張っているそうです。

 菅さんと、裏で糸を引いている二階さんにやられたままでは、プライドが許さないというのでしょう」(麻生派議員の一人)

 まだだ、まだ終わらんよ―。麻生は抵抗しているが、すでに、菅と二階が巧妙に隠して掘った穴に落ちてしまった以上、巻き返しは難しい。

 一方、麻生を嵌めた菅は、「安倍政権の継承」という看板と、「デジタル化」などの改革方針を旗印に、順調な船出に成功した。

 ただし、菅が本当に「安倍を継承」しているかと言えば、そうでもない。

 「実は、安倍さんは退任にあたって、今井尚哉首相秘書官の留任を強く希望していました。他の人事は菅さんに任せてもいいが、『今井さんだけは残すように』と。

 ところが菅さんは、あっさり今井さんを(内閣官房参与に棚上げして)切り捨ててしまった」(官邸関係者)

 これが菅という男の本質である。麻生も今井も、これまで菅を見下し、排除しようとしてきたという点で一致している。

 自分に屈辱を与えた輩を、菅は決して許さない。菅の辞書に、「和解」という二文字はない。自分が弱いうちは愛想笑いで平身低頭し、じっと耐える。

 だがその怨念が消えることはなく、立場が逆転した時、必ず「倍返し」する。菅はそうして、総理の座に辿り着いたのだ。

 麻生を潰し、今井を消す。菅の復讐は始まったばかりなのである。

 「菅は就任早々、『桜を見る会』の再調査をしないと宣言した。これに安倍は安堵した。

 『桜を見る会』問題を掘り返せば、買収による公選法違反が成立する可能性が高く、安倍本人が刑事告訴される可能性もあった。そうならないよう、安倍は『再調査しない』という菅を担ぐことにしたわけだ。

 だがこれは、菅から見れば、『人質』を取ったようなもの。もはや安倍の今後の命運は、菅のさじ加減一つ。安倍と菅の力関係は完全に逆転している」(自民党幹部の一人)

 あわよくばキングメーカーになろうという安倍の動きを封じることは、その出身派閥である清和研(細田派)98人も制御できるということだ。

 菅は無派閥を売りにしてきた。その菅が、今では二階派47人の支持を受け、細田派を制圧し、自身の「菅グループ」二十数人を含め、約170人の議員集団の上に君臨することになった。

 「さらに言えば、竹下派の54人も、二階との関係で、実質的な『菅派』となったに等しい。合わせて200人以上。

 『菅は派閥を持たないから基盤が弱い』などというのは真っ赤な嘘で、とてつもない強権内閣ができ上がったことに、マスコミもあまり気づいていない」(同)

 実際には、その不穏な空気を真っ先に感じ取っているのは、潰しのターゲットになっている麻生派の議員たちだ。

 麻生派の若手議員の一人がこう漏らす。

 「よく二階派を寄せ集めと言いますが、麻生派こそ実はそうで、元は麻生さんが作った少人数グループに、新人や山東派、谷垣グループ、甘利(明税制調査会長)さんらが加わってできた派閥です。

 麻生さんの求心力で何とかまとまっているだけで、もし麻生さんが力を失って会長を降りたりすれば、たちまち崩壊する恐れがある。干されることが確実の派閥にいたいとは、誰も思わないんですよ」

 執念深い菅が、麻生の力を削いでいく。やがて麻生派はバラバラになり、議員の数合わせのための草刈り場になる―。

 笑うのは誰かと言えば、この絵を描いた二階俊博幹事長である。

 新政権で、二階派は二階本人が幹事長に留任したのみならず、武田が総務相、平沢勝栄が復興相に就任。側近の林幹雄が幹事長代理と選対委員長代理を兼任し、今後の選挙は二階一味がすべてを仕切ることになった。空前の大勝利だ。

5122名無しさん:2020/09/28(月) 10:38:02
>>5121

もう誰も止められない
 そんな中、内輪の会合で二階が突如として発した言葉に、同派の中堅議員は戦慄した。

 「解散総選挙はどうなるのか、という話題になった時に、二階さんが『解散なんて、年に二度でも三度でもやればいいんだ。そうすりゃ野党はカネがないから圧勝できる』と言い放ったんです。

 みんな笑いましたが、内心では震え上がりましたよ。二階さんがその気になれば、本当にそうなる。選挙になれば、いまや誰も、二階さんには逆らえない」

 これぞ、まさしく二階流である。実際に解散があるのかどうか、そんなことはどうでもいい。「二階は早期解散に反対している」(別の自民党ベテラン議員)という、真逆の情報すら流れている。

 「あるかも」と思わせるだけでいいのだ。解散総選挙になるかもしれない、と疑心暗鬼が広がれば、いまや田中角栄をも凌ぐ大幹事長・二階の力は指数関数的に跳ね上がる。

 選挙を恐れる議員たちは、カネと公認権、選挙のすべてを差配する二階の前に、長蛇の列を成して平伏せざるを得ない。

 「安倍政権と菅政権の決定的な違いは、この二階の圧倒的な存在感だ。安倍一強の時は明らかな『官高党低』で、必ずしも二階がいなくとも成り立つ政権だった。

 だが、菅政権は違う。二階がいなければ菅は政権を維持できない。唯一、同格の存在だった麻生が沈めば、二階を止めることができる者は誰もいなくなる」(前出・自民党幹部)

 二階派の中核議員の一人は、こう語った。

 「二階劇場の真骨頂は、芝居の緞帳が上がった時、すでに芝居は終わっているということなんだよ」

 菅政権誕生の第一幕に続き、第二幕が始まった。と思ったら、その時点で勝敗は決していた。

 「麻生さんが潰される」 

 誰もがそう気付いた時、麻生はすでに、完全に終わっているのだ。
老いた怪物の政界蹂躙は、こうしてどこまでも続いていく。
(文中敬称略)

 発売中の『週刊現代』ではこのほかにも『夫婦で情報共有しないとこんなに損する』『パイロットがウーバーイーツの配達員に転職する時代』『「三浦春馬ロス」現象を考える』『1970年代 日本の「長者番付」を見に行く』などを特集で掲載している。

 『週刊現代2020年10月3・10日合併号』より

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週刊現代(講談社)

5123名無しさん:2020/09/28(月) 13:26:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1f95b9909c05911491b41338339f1a98057375f
「武田VS麻生」波立つ福岡県政界…総務相就任で“三国志”勢力図に変化
9/28(月) 10:53配信

 衆院議員武田良太(福岡11区)の総務相就任が、福岡県政界の勢力図に微妙な変化をもたらしている。総務相は首相菅義偉が意欲を示す携帯料金値下げなどを担う「花形」ポスト。武田に近い議員も副大臣などに就任し、県内では「武田さんの影響力が大きくなるのは間違いない」との見方が広がる。財務相の麻生太郎、自民党元副総裁の山崎拓、元幹事長の古賀誠による覇権争いは「福岡三国志」と呼ばれてきたが、武田がくさびを打ち込んだ格好。武田と麻生による権力の二分構図が強まることが予想され、首長らは頭を悩ます。

 「この人事はたいしたもんでしょう」。武田は組閣があった16日夜、周囲にこう語った。

 武田は初入閣(国家公安委員長)時にスキャンダルが報じられたこともあり「長くは持たないだろう」(自民県議)と見る向きが大勢だったが、官僚から「面倒見がいい」など評判は上々で、国会答弁も「詰まっているのを見たことがない」(政府高官)と及第点。

 所属派閥会長で党幹事長の二階俊博の下で地方選挙にも汗をかき、官邸関係者は「菅さんは武田さんの仕事ぶりを大いに認めていた」と話す。当初、総務相には別の人物の起用もささやかれていたが、二階派への配慮もあり滑り込んだ。

 組閣翌日の17日、武田は「一刻も早く携帯値下げの結果を出したい」と多くのマスコミの前で胸を張った。武田と親しい全国町村会副会長の永原譲二(福岡県大任町長)は「総務相は事実上昇格。それだけ期待されているということだ」と声を弾ませた。

   ◇    ◇

 武田の抜てきに冷ややかな目を向けるのは、閣内に並ぶ麻生だ。

 組閣前の15日夜、麻生は武田の総務相起用を聞き、怒りを口にしたという。財務相と総務相は地方交付税の配分などで連携が必要だが、閣僚懇談会で2人は「話すことも、目を合わせることもない」(官邸筋)。

 菅にとって麻生はアベノミクス継続に欠かせない存在だ。だが、関係は決して良好とは言えないことから「武田起用はけん制の意味もあるのでは」(同)との観測もあり、麻生側のいらだちに拍車を掛ける。

 さらに、武田の弟分の宮内秀樹(福岡4区)が副大臣、鳩山二郎(同6区)が政務官に就いたが、県内の麻生派議員の登用はなし。麻生周辺は「非常にやりにくい。麻生は『やってみりゃ、いいじゃねーか』くらいにしか思ってないよ。お手並み拝見だ」と敵対心を向ける。

   ◇    ◇

 財源を握る重要閣僚の2人が並び立つことは、地元にとって本来喜ばしい状況のはず。ところが、県北のある首長は暗い顔だ。「片方を立てれば、もう片方に角が立つ。これからは陳情にも気を使わなければ…」

 麻生と武田は2016年の衆院福岡6区補選、19年の知事選などで互いに支持する候補がことごとく衝突してきた。県内政界で2人の対立は周知の事実だ。

 16日、県議会自民党議員室。テレビで閣僚名簿が読み上げられるのを見ていた県議たちは、麻生の留任に「おーっ」と歓声を上げたが、続いて武田の名前が読み上げられると静まりかえった。麻生に近い県議は「財政面で主導権を握る財務相が格上だ。麻生さんの力は揺るがない」。一方、県連関係者は「武田さんは露出も増えるし、存在感は大きくなる。県連会長を取りに来るんじゃないか」と身構える。

 武田と付き合いが長い山崎は語る。「麻生ももう80歳。『三国志』時代は終わる。5年もすれば『武田1強』かもしれんぞ」(敬称略)

西日本新聞社

5124名無しさん:2020/09/28(月) 18:00:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7b4c1a9a48d0fb27a4fb03ca3ac599a8eab7ff7
ただの「継承」に留まるな 行政学者が菅首相に寄せる期待
9/28(月) 16:42配信

 菅義偉氏が首相に就任し2週間が経つ。自民党総裁選への出馬を表明して以降「安倍政権の継承」を前面に打ち出してきたが、「デジタル庁」や「縦割り110番」など独自色も出し始め、支持率も高い。安倍晋三前首相の辞任による「準備なきつなぎ政権」の性格も持つが、筆者はただのワンポイントリリーフ以上の役割を期待している。(行政学者・佐々木信夫中央大名誉教授)

***

 夏の甲子園野球に例えてみよう。勝ち上がってきた準決勝。7回裏ピンチの場面でエース安倍が突然腹痛を覚え降板、代わりに二階監督が指名したのは控え投手の2人ではなく、菅捕手だった。ただ、監督は躊躇する菅捕手に「ここを乗り切ったら、次回(決勝)はエースで登板させるから」と耳打ちし背中を押し、交代を審判に伝えたのだ。

 無観客の試合で起きた出来事とはいえ、テレビ中継を見ていた国民は面白いドラマではないか、菅捕手がどんな継投をするか、固唾を飲みながら注目した。

 筆者はこのように見た。「決勝」は来年9月の自民総裁選のこと。

改革実績なき長期政権はダメ
 各報道機関による世論調査を見ると、菅内閣を「支持する」が65%前後を占め、その理由に「人柄が信頼できる」「地方再生に期待する」が並ぶ。安倍前政権は一定の支持率を保ちながらも「人柄が信用できない」という不支持の理由も多かった。菅政権はその裏返しかも知れない。

 新政権の信認を国民から早く得た方が良い、と衆院解散総選挙を囃(はや)し立てる空気もあるが、安倍政権の継承を掲げる同氏に言いたいことがある。安倍政権のように7年8か月で6回の衆参選挙をやり、勝ち続けることで政権の在職期間は長くなったが、「一内閣一仕事」といわれる「改革の実績」は殆ど残していない、という悪しき選挙主義だけは継承してほしくない。任期は「仕事の単位」だ。何を解決し国民に提供するかが問われる。

 菅政権はとりあえず自民総裁の残り任期の1年をつなぐ格好だが(本人はそう思っていないかも)、仮に近々衆院選を仕掛け4年間の議員任期を得ようとするなら(実質本格政権への切符を入手)、バーチャルでもよいから菅政権4年を想定し政権構想を固めて欲しい。

 当人が再三述べているようにコロナ禍対策と経済再生に力を入れることは当面の課題だ。また、公約に掲げている中央省庁の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打破することは大いに期待したい。

 同時に、この国は大きなターニングポイントに立っているという歴史認識の上に大きな国の方向を示す骨太の改革に挑んでほしい。

 この国は過密の「東京国」と過疎の「地方国」に分断されている。このことで国全体の活力が削がれている。東京一極集中、財政再建、中央地方にみる集権構造の解体、地方分権への道筋、150年前の47府県体制に代わる新たな統治機構の構築といった国家の設計についてだ 。

 安倍前首相を含め、このところ日本の首相は「行政官」タイプが多い。直面する問題を処理しながら安全運転を続けるタイプだが、たたき上げで地方出身の菅新首相には「政治家」タイプを期待したい。中長期の構想力を持って国の新たな方向を示し、果敢にその実現に挑むタイプだ。田中角栄、中曽根康弘、小泉純一郎に近い仕事の仕方を望む。これだけ大きな転換期にあるのに目先の問題処理に終始するのは「政治不在」の証。新たな「国のかたち」を国民と共有できる「羅針盤」を示す、夢のある政治を望みたい。

5125名無しさん:2020/09/28(月) 18:01:01
>>5124

新たな「国かたち」をつくる!
 いま東京圏で地方移住への関心が高い。コロナ禍の影響もあるが、それだけではない。多くの会社員が在宅勤務やテレワークを経験し、ゆとりある暮らし、新しい働き方への意識変化が強まっている。内閣府の調査では東京圏で約4割、30〜40代が強い関心を示している。いまこそ、中央集権体制と東京一極集中の国づくりを解体し、分散分権型の国に変えるチャンスだ。

 わが国は半世紀以上、工場等の地方分散を狙い、職住近接の地域づくりを目指し全国総合開発計画(1〜5次)などを進めてきた。だが、そうはならなかった。ただ幸いなことにその間、新幹線や高速道、空港など3大高速交通網が整備され動き易くなった。ところが今のままだと集権体制の温存でストロー効果が働き、その果実は東京に一極集中し、地方は疲弊するだけの状態だ。ふるさと納税の発想は良いが、それだけでは根本解決にはならない。

 いま必要なのは大振りの改革に挑むことだ。分権改革を進め地方主権体制を目指す、広域圏を州とし内政の拠点にする、既にある3大高速網の移動コストを公共管理で引き下げ、人の動きを一層流動化する。 

 日本は米カリフォルニア州1州ほどの小さな国。だが3大高速網がよく整備され端から端までの移動にそう時間は掛らなくなった。だが、カネ(費用)が掛かる。これがバリアとなり東京圏から企業も人も出ない。ここを直すと良い。これは時間を掛けずにやれる。

 新幹線、高速道、航空機の運賃を国や都の負担で実質上タダにするのだ。そうすると、人も企業も事務所も広範囲に動き出す。これまで力を注いできた道路づくりの時代は終わった。造るより利用を工夫すべきた。ガソリン税を、道路利用者がタダで動けるように使ったらどうか。毎年の地方創生費5兆円もそこへ投入、東京の再開発予算から数兆円を回すことも選択肢かも知れない。

 総力戦で東京一極集中の解消を狙う。すると、本社は東京でも新幹線沿い、高速道沿い、地方空港沿いに様々な支店、サテライトオフィスが集積し人も企業も動く。水は低きに流れる。立地コストが安く環境が良ければそこが集積地になる。東京圏は150キロ圏の仙台、名古屋まで、大阪圏も同様に名古屋、広島まで広がる。大都市圏から地方都市、農山村に移り住む若い人も増える。そうすれば、子どもがもっと生まれよう。地方のオフィスと都会の自宅を往来する2拠点生活者も出てこよう。こうして地方分散が進み、日本は元気を取り戻す。

 与野党の対立、自民党内の利害が錯綜する大改革だが、地方への権限・税財源の移譲、州制度への移行を睨み「第3臨調」を設置したらどうか。いまこそ新たな国のかたちを創るべきだ。

5126名無しさん:2020/09/28(月) 18:45:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/d66028fad95a646540205655333e8683fa484977
自民・谷垣グループがパーティー 総裁選では3分裂、結束が課題
9/23(水) 21:14配信

 自民党谷垣グループ(約20人)は23日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。先の総裁選で所属議員の支持動向は3分裂。2年前の前回に続いて自主投票となり、各派閥が功名を争う中で存在感を示せなかった。代表世話人の中谷元・元防衛相はあいさつで「ワンチームで活動していく」と強調したが、言葉通りに結束できるかどうかが課題だ。

 特別顧問の谷垣禎一前幹事長も出席し「菅政権の下、課題を解決していかなければならない。メンバーはいろいろな働きをしてくれると固く信じている」と述べ、新政権の下での連携を呼び掛けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f30a2d3286e867f0c2aca4bd48dee29e4d71e3c0
谷垣グループ、都内でセミナー開催
9/23(水) 21:17配信

 自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は23日夜、東京都内のホテルでセミナーを開いた。代表世話人を務める中谷元・元防衛相は菅義偉政権について「国民が大変大きな期待を寄せている。われわれも全力で菅政権を支え、勇気と信念で改革を前に進めたい」と述べた。

 中谷氏は新型コロナウイルス対策に関し、「まだまだ重症患者は多数おり、経済への影響も大変深刻だ。対策に全力を挙げていく」と強調した。谷垣氏も登壇し、「菅政権のもと、自民党はいろんな課題を解決していかなければならない。有隣会メンバーの働きを固く信じている」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b51f871a12291196d071e144faa324337a8199c
旧谷垣グループがパーティー
9/23(水) 20:33配信

 自民党旧谷垣グループは23日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。

 特別顧問の谷垣禎一前幹事長はあいさつで、「長い間の安倍晋三前首相の大変な努力の後を受けて、菅政権の下、自民党はいろんな問題を解決していかなければならない。メンバーはそのためにいろいろな働きをしてくれると私は固く信じている」と述べ、結束して新政権を支えるよう呼び掛けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/39eb399bc99b88c0b803b282d6094c87b0bc7f10
谷垣グループが政治資金パーティー 総裁選で意思統一できず結束課題
9/23(水) 20:15配信

 自民党の谷垣グループは23日夜、政治資金パーティーを東京・紀尾井町のホテルで開いた。先の総裁選に立候補した岸田文雄前政調会長や石破茂元幹事長も出席した。

 谷垣グループは総裁選対応で意思統一できず、2人の代表世話人は遠藤利明・元五輪担当相が岸田氏を、中谷元・元防衛相が石破氏を支援した。若手の多くは菅義偉首相を支持し、グループの結束がなお課題だ。【飼手勇介】

5127名無しさん:2020/09/28(月) 18:49:49
https://go2senkyo.com/seijika/78642/posts/166893
国場 幸之助 ブログ
19日間の総裁選挙
2020/9/15
 自民党総裁選挙に関われたのは、 掛け替えの無い経験でした。  菅義偉新総裁には、これからの 御活躍を心から期待するとともに、 沖縄政策にも精通されているので、 引き続き、沖縄の課題と可能性が なお一層、国政の中枢テーマと なる様、私も今まで以上に、 取り組みます。  宏池会の会長が総裁選挙に 立候補したのは、加藤紘一会長 以来、約21年ぶりでした。  2006年、2009年には、谷垣禎一 先生、2012年には林芳正先生が、 総裁選挙に立候補しましたが、 その時期はまだ、私が県議、浪人時代 でしたので、 衆議院議員になって今回は、 はじめて宏池会から擁立する事が 出来たので、自民党のダイナミズムを 体感できました。  岸田文雄候補の随行担当として、 各種討論会や、山梨、静岡、宮城、 福島を訪問しました。  台風10号の対応がありましたから、 広島、神戸、滋賀、大阪の集会には 岸田候補は、リモートで、参加し、 決意を訴えました。  岸田会長は側にいても、常に周りに 配慮し、移動中や待機中も、絶えず勉強を 重ね、電話で支持を最後まで呼びかけ、 総裁選挙を通し、政治家の厚みと迫力を 感じる場面が多々ありました。  結果は地方票10票。  国会議員票79票。  宏池会は47人ですので、有隣会を 含め、32人の方々からのご支援には、 頭が下がります。  「誰が入れたのかは詮索しない様」に、 という先輩議員からのアドバイスもありましたので、 個別に御礼は出来ませんが、 宏池会の理念と岸田会長の訴えてきた公約を 実現すべく、今後も精進していきます。  同時に政局面では、多くの反省点もあります。  未熟さを痛感する19日間でもありました。

5128名無しさん:2020/09/28(月) 19:49:01
https://mainichi.jp/sunday/articles/20200918/org/00m/010/004000d
自民党総裁選 やはり“石破最下位”…安倍の怨念
会員限定有料記事 2020年9月24日 05時00分(最終更新 9月24日 12時42分)
サンデー毎日

 スタート前から勝負が決まり、シラけ気味だった自民党総裁選。そこで、ひそかに注目を集めていたのが、2位争いだった。「政治生命を左右しかねない」(自民党関係者)と囁(ささや)かれていた次点レースに、なんと、安倍晋三首相の〝怨念〟が絡んでいたというのだ。

「官房長官として国のために黙々と汗を流してきた姿をずっと見てきた。この人なら間違いない。令和時代に最もふさわしい新総裁ではないでしょうか」

 9月14日、新型コロナウイルス対策のため、従来実施されてきた東京・平河町の党本部を離れ、都内のグランドプリンスホテル新高輪の最大規模の宴会場「崑崙(こんろん)」で開かれた自民党の両院議員総会。圧勝で総裁の座を射止めた菅義偉官房長官に対し、安倍晋三首相がこう賛辞を送ると、会場の自民党議員から割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

5129名無しさん:2020/09/28(月) 19:49:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/9aff876b904da4f28958ec0beba51e002472e406
【総理・総裁】同じように見えて、実はまったく別物です
9/25(金) 7:01配信

専門家が独自の目線で選ぶ「時代を表すキーワード」。今回は、政治アナリストの伊藤惇夫さんが、「総理・総裁」について解説します。

* * * * * * *

◆今はたまたま2つを兼ねている状態

安倍晋三・前首相は、2つの肩書を持っていた。ひとつは「内閣総理大臣」で、もうひとつが「自民党総裁」だ。ちなみに「首相」という呼称は、マスコミが使うもの。総理と総裁、2つの肩書はセットのように思われがちだが、実はまったくの「別物」なのである。

自民党では、総裁に指名された人物が、国会での首班指名候補(総理候補)になることが慣例化している。その自民党は、戦後の政治史の大半で議席の過半数以上を占める第1党だったから、自民党総裁イコール総理大臣のイメージが定着しているが、これは「たまたま」そうなっているだけ。

つまり、総理大臣は国民が選んだ国会議員によって選ばれた「公(おおやけ)」の役職だが、総裁は自民党という一政党が、“勝手に”選んだ党首にすぎないともいえる。

だから、自民党総裁が自動的に総理の座に就くわけではない。過去には自民党から2人(大平正芳と福田赳夫両元総理)が総理候補として、国会での指名選挙で争ったことがあるし、自民党が野党に転落していた時期の総裁は総理になっていない。河野洋平元衆議院議長と谷垣禎一前自民党幹事長の2人がそれだ。

また、派閥が今よりずっと元気で、党内抗争が激しかった1980年代には、しばしば「総(理)総(裁)分離論」が浮上したこともある。対立するライバル同士で総理と総裁を分け合う、という妥協策だ。ただし、これが実現した例はない。

さて、新総理は、この2つの肩書をうまく使い分けることができるかどうか。

伊藤惇夫

5130名無しさん:2020/09/28(月) 19:54:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/198561799c27c97b476609a960cde2e98b1390d4
聖域なんてない? 経済記者は見た「菅首相」の恐ろしさ
9/26(土) 9:30配信

 自民党総裁に菅義偉氏が決まり、菅政権が発足した。自民党としては初の「無派閥たたき上げ」の首相で「非世襲」は20年ぶりという。そんな菅氏は安倍政権の路線継承を明言しているものの、いずれ政権運営で菅カラーが出てくるのは間違いない。【毎日新聞経済プレミア・大久保渉】

 安倍政権の官房長官時代の菅氏で私が印象に残っているのは、時の首相ですら口を挟めなかった自民党税制調査会と全面対決し、「聖域」をぶち壊したことだ。

 権威や慣習をモノともせず、大義や理屈すら無視して、実利を取りに行く姿に空恐ろしさを感じた。

 ◇官僚の評価は二分

 霞が関の官僚の菅氏への評価は「骨があって頼もしい」との意見がある一方、「首相の器ではない」と二分されているように見える。当時を振り返り、なぜ評価が割れるのか、読み解いてみたい。

 「しっぽ(菅氏)に胴体(政府・与党)が振り回されている。むちゃくちゃだ」。2015年冬、自民党税調幹部は自民・公明の与党間で協議するはずの税制改正を、官房長官の菅氏が陰で操っていることに怒りを爆発させていた。

 当時の課題は、食品など生活必需品の消費税率を8%に据え置く軽減税率制度。自民党は「事業者負担が大きい」と導入に反対だったが、公明党は「消費者の痛税感を和らげるため必要」と譲らなかった。

 そこで動いたのが、公明党と太いパイプを持つ菅氏。翌年の参院選での選挙協力を至上命令に、公明党の願い通り政策を実現させようとウラで糸を引いた。

 まずは、軽減税率に反対していた自民党の野田毅税調会長を「更迭」し、新会長の下で具体的な制度設計の議論を始めさせた。

 野田氏に退任要請の電話をかけたり、新会長に軽減税率の検討を指示したりしたのは当時の安倍首相だが、安倍氏は外交を優先し、軽減税率への関心が薄かった。菅氏の意向で物事が動いているのは「公然の秘密」だった。

 ◇メンツより実利

 その後の焦点は、軽減税率の対象範囲。生鮮食品に限定したい自民党と、加工食品にまで拡大したい公明党の間で再びバトルが始まった。

 軽減税率の対象を広げれば消費者にはありがたいが、その分だけ税収が減り、穴埋め財源が必要になる。公明党案では1兆円規模の財源が必要だが、穴埋めのメドはついておらず、「社会保障の負担増の痛みを皆で分かち合う」という消費増税の基本精神が崩壊する恐れがあった。

 財政規律と社会保障の両立という増税の大義を重んじる自民党税調は、党ナンバー2の谷垣禎一幹事長(当時)の後ろ盾を得て一歩も譲らなかった。

 だが、菅氏はお構いなしだった。公明党や支持母体の創価学会幹部らと接触を重ねつつ、自民党税調とタッグを組む財務省幹部に「公明党案をのめないなら、消費増税そのものを先送りする」と密かに脅した。

 最終局面では、独自に公明党とのパイプを持つ二階俊博総務会長(当時)にも相談。「参院選のためにはやむなし」との党内世論をテコに安倍首相の同意を取り付け、公明党案を丸のみさせた。自民党税調と谷垣幹事長のメンツはボロボロに潰された。

 ◇期待と警戒が交錯

 自民党税調は、重鎮と呼ばれる数人のベテラン議員から成る非公式会合(インナー)で重要事項を決めるのが慣習。国の礎をなす税制は中長期の視点で決める必要があり、大衆迎合的(ポピュリズム)な政治から切り離すのが一つの狙いだった。ただ、利害関係者が多い税制にもかかわらず、数人が密室で決めることに「体質が古い」との批判も出ていた。

 菅首相を待望する官僚は、聖域を恐れず、自らの責任で、どんな手を使ってでも政策を実現してしまう姿にほれ込んでいる。ある経済官庁幹部は「菅氏の理解さえ得れば希望する政策を実現できる。族議員や業界団体との調整が少なく済み、やりやすい」と話す。

 一方、菅首相を警戒する官僚は、大義や理屈を無視し、個別政策の実現に血眼になる姿に危うさを感じている。党内で「人格者」の誉れ高い谷垣氏の顔に泥を塗るような冷酷さへの恐れも少なくない。

 別の経済官庁幹部は「日本をどんな国にしたいのか、大きなビジョンが見えない。暗い雰囲気で指示が細かい首相は旧民主党政権の菅直人氏以来で、官僚が萎縮しないか心配だ」と話す。

 果たして菅政権はどんなカラーを打ち出し、有権者の支持を得られるのだろうか。

5131名無しさん:2020/09/28(月) 20:05:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/17a79b7be7fd456db7ca4111be6f3bdf7081a52b
政府、副大臣・政務官を決定 目玉政策に菅グループの登用目立つ
9/18(金) 17:41配信

 政府は18日の閣議で、菅義偉(すが・よしひで)内閣の副大臣25人と政務官27人の人事を決めた。自民党から元女優の三原じゅん子参院議員を厚生労働副大臣に充てた。三原氏は菅首相に近い無派閥の若手グループの一員で、内閣の目玉政策である不妊治療への支援拡充などを担う。

 加藤勝信官房長官は18日の記者会見で「国民のために働く内閣を実現するための適材適所の布陣だ」と強調し、三原氏を起用した理由について「参院厚労委員長などを務め、自らの経験も踏まえ、がん対策にあたってきた」と説明した。

 首相は政権の最重要テーマを扱う省庁の副大臣に菅グループの議員を登用した。「首相直轄」として成果を急ぎたい思いがみえる。携帯電話料金の引き下げを目指す武田良太総務相を補佐する総務副大臣には、無派閥の熊田裕通衆院議員を充てた。

 ポストはおおむね、自民党各派の所属人数に応じて割り振る「派閥均衡型」となった。首相に近い無派閥は副大臣に3人、政務官に2人が登用され、事実上の「菅派」を印象付けた。公明党からは副大臣、政務官に各3人ずつ入った。

 外交・防衛分野では保守系議員が目立った。防衛副大臣には、自民党外交部会長として政府に中国の習近平国家主席の国賓訪日中止を求める決議文をまとめた中山泰秀衆院議員、外務副大臣には民進党を経て昨年自民党に入党した鷲尾英一郎衆院議員、防衛政務官には松川るい参院議員をそれぞれ起用した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e13891ba2c88fe4932603992db9a2326db0ab52e
厚労副大臣に三原じゅん子氏 看板政策に菅グループ登用
9/18(金) 15:15配信

 政府は18日の閣議で、菅内閣発足に伴う副大臣25人と政務官27人の人事を決めた。自民党から菅義偉首相に近い無派閥若手グループの一員で元女優の三原じゅん子参院議員を厚生労働副大臣に充てた。菅内閣の看板政策を担う省庁に「菅グループ」議員を登用し、実現を急ぎたい狙いがうかがえる。

 武田良太総務相を補佐する総務副大臣には、菅氏を支持する無派閥議員グループ「ガネーシャの会」の熊田裕通衆院議員を起用。同会の三谷英弘衆院議員は文部科学政務官に充てた。

 女性起用は副大臣、政務官各3人。ポストはおおむね自民7派閥と無派閥に均衡に割り振った。公明党は副大臣、政務官各3人。

5132名無しさん:2020/09/28(月) 20:43:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d22c7034fb2cf6b768a95f237821e961681e890
「次の総理」菅義偉氏の叩き上げ人生 地縁血縁ゼロから登りつめた強運と実力とは〈dot.〉
9/3(木) 9:00配信

“ポスト安倍”の最右翼といわれる菅義偉官房長官(71)が2日、自民党総裁選に正式に出馬表明をした。会見で語られたのは、その歩み。いかにして総理の座に「王手」をかけることができたのか。その運と実力を物語る過去を振りかえる。

*  *  *
「私の原点について少しお話させてください」

 夕方に開かれた記者会見で、決意表明の直後に語り出したのは、政治の世界に入るまでの歩みだった。選挙区は神奈川2区だが、出身地は秋田。農家の長男として生まれたという。

「卒業後すぐに農家を継ぐのに抵抗を感じて、東京に出てきました。町工場で働き始めてすぐに厳しい現実に直面。紆余曲折を経て、2年遅れで法政大学に入学しました」
 
 卒業後いったんは民間企業に就職するものの、政治家の秘書になったのが26歳のとき。その秘書を11年間務めたのち、38歳で横浜市議会議員選挙に初当選。47歳で衆院議員になった。
 
 会見では、それ以降は政策の説明に時間がさかれたため、有権者には国政に出てからは順調にコマを進めて来たように思われるが、意外なエピソードがある。2009年の政権交代の衆院選挙だ。当時を取材した記者は、その人柄を語る。

「すでに重鎮と呼べる存在でしたが実際に接してみるとびっくりするほど気さくなおじさんでした。朝の駅立ちは欠かさない律義さがあった。政治家にしては素朴で無欲というイメージです」

 もちろん選挙では、自民党の候補者には逆風が激しく吹いていた。神奈川2区では、菅氏の対抗馬として、民主党からは東大卒の経産省出身の三村和也氏が立候補した。三村氏は、女優の広末涼子の従兄で、33歳(当時)という若さ。「横浜から若い力を国会へ!新しい時代を選択しよう」と訴え、支持を拡大していった。

 当然、選挙は大接戦になった。政権交代の波にのまれて、自民党の大物議員がバタバタ落選していくなか、当落が判明したのは深夜。わずか548票差で、菅氏が競り勝った(三村氏は比例当選)。

「記者らはみんな、この人はホンモノだって思いましたよ」(前出記者)

 ちなみに、このときの選挙で、神奈川県の18選挙区のうち、自民党で当選したのは菅氏の選挙区を含めて3区だけ。それだけでも実力がわかるが、残りの2人の顔ぶれをみれば、もっとはっきりするだろう。その2人とは小泉進次郎氏(11区)と河野太郎氏(15区)。いわずもがな、この2人は誰もが知る大物議員を父にもつ、いわゆる世襲議員である。

 さて、総裁選に話にもどすと、菅氏は、自民党内では菅グループ(無派閥)は30人ほどで基盤は弱い。参謀型の本人にも野心はなかったといわれている。そこからの急展開。すでに最大派閥の細田派(97人)や麻生派(54人)、二階派(47人)など主要会派の支持をかためたと報じられている。新型コロナウイルス対策をはじめ難題が山積の日本。本当に強運の持ち主なのか、ここから実力が試される。(AERAdot.編集部)

5133名無しさん:2020/09/28(月) 20:46:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed4c24ecb7f624e6e65201a688b852d408552393
「派閥の復活」説は「中身」を見ていない 菅氏「側近」が、政治は「全く変わる」と強調する理由【坂井学氏インタビュー】
9/4(金) 21:00配信

 自民党総裁選(2020年9月8日告示、14日投開票)に現時点で立候補を表明している3人のうち、とりわけ安倍晋三首相の政策を「継承」すると繰り返しているのが菅義偉官房長官だ。

 菅氏は3人の中で唯一「無派閥・非世襲」だ。30人ほどいる無派閥・非世襲の議員でつくる「菅グループ」の出馬要請後に出馬を表明した菅氏だが、すでに5派閥が菅氏の支持を決め、結局は派閥の力学で物事が決まるとの指摘も根強い。仮に菅(すが)政権が誕生するとなれば、安倍政権から何が変わり、何が変わらないのか。菅氏の側近のひとりとして知られ、9月2日の出馬会見では司会も務めた坂井学衆院議員に聞いた。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 工藤博司)

■「菅グループ」が「派閥」と「全く違う」理由

―― 坂井議員をはじめとする、派閥に所属しない議員による「菅グループ」の議員有志が出馬の要請をしたこともあって、菅義偉官房長官は9月2日に正式に立候補を表明しました。この「菅グループ」は、「派閥」とは、どう違うのでしょうか。

坂井: 全く違います。集まっているメンバーの目的、出来上がる過程も違います。派閥というのは、派閥、政策集団があって、最終目的は今行っている総裁選で総裁を出すことです。それに対して我々は、今こうやって集まって連絡がとれる体制は取っていますが、(菅)長官とそれぞれのメンバーの一対一の人間関係が基本です。みんな無派閥なので、情報も入ってこなければ相談できるような関係にもなりにくいということで、みんな「長官と関係があるのだから、情報交換しよう」ということで集まり始めた、という経緯です。

―― 長官も無派閥ですね。

坂井: 長官は今は無派閥で(編注:09年に古賀派を退会してから無派閥を続けている)、2世でも3世でもないということで、今までも大変苦労してきました。そこで、無派閥で、しかも2世3世のような基盤がないところでやっていくのは大変だろうから、そういう人を応援したいというのが長官(との関係)のスタートです。そういう(菅氏から声をかけられた)人たちは同じような境遇でぽつぽついるわけで、「みんなで集まって話をしたり情報交換したり、助けたり助けられたり」をやろうよ、ということで集まっているので、派閥とは全く違います。

―― いわゆる派閥と比べると「緩やかなつながり」だというイメージですか。

坂井: 「緩やか」というか、自発的にみんな必要だから集まっているので、「派閥ありき」ではありません。しかも、この会に忠誠があるのではなく、元々、菅さんとの付き合いがあった人たちが集まっているわけですから、その視線は菅さんに向かっているわけです。「派閥がこうだ」「グループがこうだ」といったこととは、全く違います。

―― 長官はこれまで、月刊誌のインタビューや記者会見で、「ポスト安倍」の可能性を繰り返し否定してきました。そんな中で「菅グループ」は8月31日に出馬要請しました。

坂井: チャンスがあれば...というか、総裁選になれば、私どもは以前から出ていただきたいという思いがありました。ご本人が「今の政権を支え、うまく回すことに徹するべきだ」ということをずっとおっしゃっていたので、我々もそれ以上言わなかったのですが、いきなりの総理の辞意表明で総裁選に流れ込むという形になったわけです。総裁選があることが分かれば、以前から我々の思いとしては「出ていただきたい」ということだったので、その思いを伝えに行きたいということで(出馬要請のための面会の)お願いをしたということですね。

5134名無しさん:2020/09/28(月) 20:47:13
>>5133

繰り返された「総裁選に出てください」「俺はそんなこと考えてない」のやり取り
―― グループとしては、前々から「出馬してほしい」という思いは変わらないわけですね。

坂井: 変わりませんね。我々のメンバーとのやりとりの中で、「総裁選に出てください」「いや、俺はそんなこと考えてない」という会話は、もう何度もあったわけです。

―― 坂井議員は、出馬要請の直前に記者団に対して、無派閥で世襲ではない議員にとっては菅氏のことが「希望の星」だと述べています。無派閥の人が総裁、首相になることで、どういった変化があるのでしょうか。

坂井: 全く変わりますよね。よく「派閥政治が復活したのか」と言われますが、これは全く実は中身を見てない方々の話です。派閥と言っても、そのそれぞれに、菅さんに近い方がいらっしゃるわけです。元々「(出馬を)考えていない」という菅さんが、総裁候補として名前が挙がっているということ自体、各派閥に元々「総裁にしたい」という人がいたということの表れです。今回総裁が変わる総裁選が実際に行われることになって、その人たちは「菅総裁」実現のために自分の派閥で大変動いていただいたわけです。若手に声をかけたり、お願いできる人にお願いをしたりして、自分の派閥で菅さんを推すように動いてくれているわけです。その結果、派閥の中がだんだん「菅色」に変わって、派閥の領袖もそういうのを見て、「じゃあ自分の派閥では、他のメンバーを推すよりは菅さんだな」ということで、菅さんを推そうという形になっていると私は思います。官房長官が派閥の領袖(りょうしゅう)とちょこちょこっと話をして、何か「利害が一致したから、うちは皆であんたを応援するよ」といった、簡単な話ではありません。

利害調整に「今までよりは色々なパターン」
―― 先ほどの、無派閥の人が総裁に選ばれることで「全く変わる」という点について、もう少し具体的に聞かせてください。利害関係の調整がしやすくなる、ということですか。

坂井: 調整がしやすくはなりませんが、物事を決めるときの決め方が変わるはずです。派閥の領袖同士で話しをして、「利害関係が一致するから」というだけではなく、そこに色々な要素が絡んでくることになります。今後「(具体的に)どう変わります」というのは言えませんが、今までよりは色々なパターンが出てくるだろう、ということです。

―― 具体的なことはやってみないと分からないけれども、何らかのメカニズムが変化する、ということですか。

坂井: 間違いなく変わると思います。

―― 菅氏は「非世襲」でもあります。そうした人がトップにつくことで、自民党の雰囲気も変わっていくのでしょうか。

坂井: これも(具体的に)何が変わるか申し上げられませんが、今回の3人の候補者の中で地方で高校卒業まで過ごしたのは菅さんだけです(編注:岸田文雄氏は開成高校(東京)、石破茂氏は慶應義塾高校(神奈川)出身)。それに加えて、(実家の)農家というものを継ぐか継がないかを突きつけられたわけです。これは、今の地方にある、色々な方々が経験をしてきたことと同じことを経験をしているわけです。ですから、地方・地域の色々なことを実感することができると思います。その後、(菅氏は)東京に出てきて町工場の従業員、つまり労働者でした。こういった立場を経験したことのある方が国会議員になって、要職に就いてこられた。総理ということが実現をすると、まさしく本当に多くの方の希望になると思います。実際にそこで見てきたもの、感じたものを土台に、自分で組み上げてきたわけです、ここまで。

―― 世襲の人とは大きく違った経歴ですね。

坂井: 簡単に言うと、ご本人が全部自分でやらざるを得なかった。全部自分でやるということは、誰もセットアップしてくれない、段取りをつけてくれないわけですから、裏を返すと段取りの付け方も分かる、ということです。ですから、今までの2世3世だと準備の仕方が分からなかったものでも、(菅氏は)それが全部ある。それはもう、視点・視線が広くなる上に深くなると思います。そこからくる結論というのは当然、例えばみんなが同じ中小企業振興政策に取り組むと言ったにしても、やる人によって、その中身は変わってこざるを得ないと思います。

5135名無しさん:2020/09/28(月) 20:49:19
>>5134

安倍政権と菅(すが)政権、何が変わるのか
―― 9月2日の出馬会見では、菅氏は安倍氏が取り組んだ政策を「継承する」と繰り返し、記者からは「まるで安倍総理のご発言を聞いているかのように感じた」という質問が出ました。仮に総裁に選ばれれば、安倍政権と菅(すが)政権は、どんな違いが出ますか。

坂井: 同じことを言っても、実際に誰がやるかによって全く違うものが出てくるわけです。言葉上や政策上は同じで...というか、変わること自体がおかしい。今までの(安倍)政権の政策も、何割かは(菅氏)ご本人がやっていて、しかも主立ったところはご本人が差配していたわけだから、それを長官という立場が変わるからということで、態度を変えるということ自体がおかしい。これ(掲げる政策が同じこと)は当たり前と言って私はいいと思います。ただ、今後それを進めていくときの進め方や、色々な手続きの仕方、それから細かな話で、どんどん違いが出てくると思います。

―― ところで、坂井議員と菅長官との関係は、どのくらい長いのですか。

坂井: 初めて出馬した2003年11月の衆院選では敗れているのですが、その公認の時に菅先生が(神奈川)県連の会長をされて、小此木さん(小此木八郎衆院議員)が横浜市連の会長をされていて、それで小此木さんとの関係で候補者に名前を挙げてもらって菅さんにお会いして最終的に(公認が)決まった、という感じです。それからですかね。18年になります。

―― その18年の中では色々なことがあったと思いますが、菅氏は色々な局面で、坂井議員の選挙区での応援演説に入っています。

坂井: お願いして来てもらっていますので...。

―― 坂井議員は、自民党が下野していた09年8月から12年12月まで「浪人」生活を送っていました。ウェブサイトに載っている12年衆院選に向けた決起集会での菅氏のあいさつでは、「さかいさんにとっては、本当に長い長い3年と3ヶ月だったと思います」とあります。「浪人」期間中に、菅氏から励ましの言葉をかけられたりしたことはありますか。

坂井: 結局こちら(永田町)に来ておらず状況がよく分からないので、2〜3回ぐらいですかね...? 声をかけてくれて食事も一緒にさせてもらって、永田町の状況を教えてもらったりしていました。確かあのとき、改革特区みたいな話が結構出ていました。改革特区を使って、いろんな社会問題解決するんだ、といった話をさせてもらったのを覚えていますね。

5136名無しさん:2020/09/28(月) 20:49:35
>>5135

「決められるんですよ。決められるんですよね」
―― 坂井議員は副大臣や政務官として、菅氏と仕事をする機会もあったと思います。特に観光庁担当政務官の時は、ビザ緩和や免税品の拡充などを菅氏に提言し、実現させたという経緯があります。上司として「仕事がしやすい」関係でしたか。記者会見を見ていると「コワモテ」にも見えてしまいますが、実際のところはいかがですか。

坂井: 単なる政務官と官房長官ということではなく、やはり選挙区が隣でそういうふうにいろいろとご配慮いただいているという感じでしたので、相談はしやすかったです。今出たビザ緩和の話では、観光客を増やしたい国交省は前向きな一方で、法務省と警察庁の反対で実現できておらず大きな課題になっていた、という背景がありました。私からは他の国ではどうなっているかという話をさせてもらいました。韓国では(ビザなし入国を)オープンにして、さほど大きな問題になっていないので、韓国程度はビザ緩和しても大丈夫ではないか、といったやり取りをさせてもらいました。そこで2人で目安を作って、「そこの目安まで今回やってもらうか」ということで、菅さんの方が役所と大臣を集めて「このくらいにしよう」と決めたときに秘書官を呼んで、「3〜4日後の10時」と決めて(関係)4大臣を集めて、そこで菅さんが「これこれ頼む」という話をして、それでビザ緩和が決まったという状況がありました。とにかく頭がいいし(頭の)回転がいいし決められるんですよ。決められるんですよね。

―― 8月31日のNEWS23(TBS)では、三谷英弘衆院議員が
「最近流行っているインターネットの動画とかを見て、一緒になって『すげーなこれ!』みたいな感じで喜んだりする。大笑いしてる」
と話していました。意外なエピソードですが、どんな動画を好んでご覧になるのしょうか。

坂井: いろいろですよ。「評判の動画」みたいなのがあるじゃないですか。

―― ツイッターで言うところの「トレンド」入り、ユーチューブの「急上昇」のようなものですね。

坂井: そうそう、そういうものを、我々が一緒に行ったときに見せるわけです。三谷君なんかが「今、こういうのが流行ってるんですよ」って。動画によっては、(菅氏が)えらく大ウケすることもあります。こういう動画は大事な情報のひとつですし、世間でどういうことが話題になっているのかを知ってもらうのも大事だと思っています。

―― 坂井議員は安倍内閣で政務官や副大臣を歴任したわけですが、仮に菅氏が総裁に選ばれた場合、どういった形で菅(すが)内閣と関わりたいですか。

坂井: 何でもいいですが、菅さんの力になれればいいなと思います。求められるところでやれればいいです。

坂井学さん プロフィール
さかい・まなぶ
衆院議員、自民党副幹事長。1965年生まれ。東大法学部卒。松下政経塾(第10期生)、民間企業勤務、鳩山邦夫衆院議員秘書を経て2005年に衆院神奈川5区から出馬し、初当選。財務副大臣、総務・内閣府副大臣などを歴任。通算で現在4期目。

5137名無しさん:2020/09/28(月) 20:53:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/771792d7128de76332c19a98d04a24169d9c328b
三原じゅん子氏 菅新内閣で沖縄・北方担当相起用が有力か
9/8(火) 7:05配信

 安倍晋三・首相が辞任会見した直後から永田町では、“大臣手形”が飛び交い、菅新内閣の“閣僚名簿”が何度も書き直されている。早々に勝ち馬を見定めるや、総裁選はコロナ対策もそっちのけで、寝返り、おべんちゃら、足の引っ張り合いが繰り広げられる猟官運動の場と化した。

 自民党大派閥が雪崩を打って菅義偉・官房長官支持に回ると、“ポストを持っていかれるのではないか”と気が気でない無派閥の菅グループ議員たちが直訴に動いた。

 菅氏の子飼いで、「官房副長官候補」とみられている坂井学・元総務副大臣を中心とする「ガネーシャの会」の若手衆院議員15人は8月31日に菅氏を訪ね、1人ずつ“菅総理”誕生への思いを伝えて出馬を要請した。

 一歩出遅れたのが参院の菅グループだ。三原じゅん子・党女性局長はその翌日、無派閥の参院議員11人で菅氏に面会し、「身を粉にして支える。菅総理誕生のために戦っていきたい」そう忠誠を誓った。

「三原さんの期待はもちろん入閣。選挙のたびに菅さんに同行して応援に回ってきたし、女性の目玉閣僚として菅さんが重視する沖縄・北方担当相などへの起用が有力視されている」(無派閥議員)

 菅氏と当選同期の再入閣待望組もアピール合戦では負けていない。

 二階派の桜田義孝・元五輪相、麻生派の佐藤勉・元総務相ら派閥がバラバラの十数人が三原氏と同じ日に菅氏に「支持」を伝えたが、その中には岸田派の竹本直一・IT担当相もいた。早くも岸田陣営から現職閣僚が菅支持に“寝返った”かたちだ。

「大阪15区の竹本氏は選挙のたびに維新の議員と大接戦を繰り広げてきたが、党の比例代表定年(73歳)を超えているため重複立候補できない。次の選挙で生き残るには、維新とパイプの太い菅さんに頼らざるを得ない」(二階派ベテラン)

「派閥の掟」より「議員バッジ死守」が寝返りの理由という指摘だ。

※週刊ポスト2020年9月18・25日号

5138名無しさん:2020/09/28(月) 21:11:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b2b61030f18cb72a6b6cba0907a8a459e1096f0
「菅流勝利の方程式」の継承者は?「ポスト菅」の闘いはすでに始まっている
9/19(土) 7:01配信

 少々、時代を遡る話だがお付き合い願いたい。あっという間に菅義偉官房長官が自民党総裁選で圧勝し、第99代内閣総理大臣(首相)に選出されたのかの「なぜ」を探り、その理由を知るために必要なのだ。

 「幕が上がったと思ったら、芝居は終わっていた」――1980年6月12日に心筋梗塞による心不全で急死した大平正芳首相の後任自民党総裁・首相に就いた鈴木善幸総務会長を巡る「後任選出劇」を、同首相が率いた宏池会(現岸田派)に所属した1期先輩の前尾繁三郎元衆院議長が当時の西村榮一党副総裁(旧七日会・現竹下派)に語った言葉である。

 同じ宏池会の大ベテランであり本来は黒子である鈴木総務会長を後継に据えたのは田中角栄元首相(七日会オーナー)である。大平氏急死直後に後継候補に挙げられた腹心・伊東正義官房長官が固辞し続ける間隙を突いて田中氏が、それこそあっという間に鈴木氏後継の流れを作ってしまったのだ。

 当時すでに派閥の領袖であり、田中氏とは同期で防衛庁長官(佐藤栄作内閣)、通産相(田中内閣)、幹事長(三木武夫政権)を歴任していた中曽根康弘氏は鈴木首相に蔵相を求めたが、拒絶されて端パイの行政管理庁長官に甘んじた。

 だが、一念発起した中曽根氏は土光敏夫元経団連会長を担いで旧国鉄と旧電電公社の民営化を実現する「土光臨調」を主導したことが、結果的に「ポスト鈴木」の座を射止めることになったのである。

岸田氏が「79票」も獲得できた理由
 総裁選で石破茂元幹事長を破り2位となった岸田文雄前政調会長はこの伝に倣い、世上や派内から何と言われようとも、菅内閣の一員になるか、恥を忍んで政調会長続投を働き掛けて後日に期するべきであった。

 そもそも、岸田氏が国会議員票で岸田派47人を遥かに超える79票も獲得できたのは、安倍前首相の意を汲んだ最大派閥・細田派(98人)から25〜30票の「施し票」を回してもらったからである。

 これまた故事来歴にある。宮澤喜一(元首相)、三塚博(元蔵相)、渡辺美智雄(元副総理・外相)の3人が争った91年の総裁選は、当時の最大派閥・旧経世会(現竹下派)の最高実力者である金丸信副総裁の指示で同会98人のうち20余人が渡辺氏に一票を投じたことから予想外の2位につけた。総裁に選出されたのは経世会丸抱えの宮澤氏。そして渡辺氏は打診され幹事長を断って宮澤内閣の副総理・外相に就いたのである。3位に終わった三塚氏は自民党政権最後の宮澤改造内閣で政調会長に起用された。

 実はこうした激動の政変劇を繰り返してきた自民党の権力闘争の歴史を頭にきちんとインプットしているのが、実は安倍前首相であり、菅新首相である。残念ながら、菅氏と総裁選を戦った岸田、石破両氏にはこうした蓄積がない。

「ポスト菅」有力候補

 では、ここに来て一気に「ポスト菅」有力候補に躍り出た加藤勝信官房長官、河野太郎行政改革相の2人はどうであろうか。

 竹下派に所属するが、安倍氏の信認が厚い加藤氏は、実の祖父・室崎勝造氏(故人)が島根県議会議長だったことや義父・加藤六月元政調会長(故人)の薫陶も受けている上に、旧大蔵省OBであることを考えれば、この種の政変劇に通じている可能性が高い。

 一方、河野氏は父が河野洋平元衆院議長(元官房長官)であり、祖父は鳩山一郎政権下の1956年に日露国交回復交渉を担った河野一郎元農林相(55年の自由民主党誕生にも貢献)である。発信力と突破力はあるが、一言多いのが玉に瑕とされる河野氏。それでもやはり3代続く政治家ファミリーを考えれば、本人の口から聞いたことはないが、同氏もまた聞き上手に違いない。

 一度出会って信頼関係を築いた人物とは立場(派閥など)が異なってもその関係をいつの日かのために温存し、且つ自民党の政変劇に関する知識を蓄えて自分の政治手法・手腕を磨く――それが菅流勝利の方程式なのだ。これが「なぜ」の解である。

歳川 隆雄(ジャーナリスト)

5139名無しさん:2020/09/28(月) 21:18:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e52d5f5ed81fb6a3e187ed89704095479d7248f
〔深層探訪〕圧勝菅氏に派閥の影 本格政権へ人事試金石 見えぬ解散時期
9/19(土) 8:24配信

 次期首相を事実上決める自民党総裁選は、5派閥の支援を取り付けて議員票を固めた菅義偉官房長官が地方票でも他の2候補を圧倒した。今後は「菅カラー」をどれだけ打ち出せるかが焦点となるが、見返りを期待する各派との綱引きが始まった人事が最初の試金石。新型コロナウイルスが収束しない中、衆院解散・総選挙のタイミングをめぐっても判断に迷う場面が出てきそうで、目指す本格政権に向けてはハードルが待ち構える。

 ◇得票操作? 
 「大きな数を頂いたので、安定して自分の政治を行う環境は整った」。14日、新総裁選出を受けて党本部で開かれた記者会見で菅氏はこう強調。圧勝の要因に「地方出身で地方の現場をよく知っている」点を挙げ、自身の資質が評価されたとの認識を示した。

 だが、総投票数の7割を超えた得票は派閥の後ろ盾があったからに他ならない。二階俊博幹事長が総裁選出馬のきっかけをつくり、細田派や麻生派など5派が次々と支援を表明。菅氏が「勝ち馬」と映り、地方票でも一気に支持が広がった。

 2位を確保した岸田文雄政調会長は国会議員票で、陣営の事前の読みを25票程度上回る79票を獲得。地方票に強みを持つ石破茂元幹事長は3位に沈んだ。細田派出身の安倍晋三首相や麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は「岸田総裁」を模索していたが、菅氏支持に転じた経緯があるため、党内ではこの2派が「同情から票を回した」との見方が広がる。「政権批判を続けた石破氏つぶしだ」「菅氏が勝ちすぎないようにした」といった臆測も出て、結果的に派閥の力をうかがわせることになった。

 ◇「閣僚か4役で」
 菅氏と各派の水面下の交渉は投開票日の数日前には本格化した。細田派に縁の深いある党長老は同派の萩生田光一文部科学相について、菅氏側近を通じて「官房長官か党4役で処遇してほしい」と伝達。これを聞いた菅氏は笑みを浮かべたものの、何も答えなかったという。竹下派幹部も「人事のお願いで大変だ」と語る。

 菅氏は14日の会見で「既得権益、あしき前例主義を打ち破っていくのが私の仕事だ」と表明した。携帯電話料金の値下げなど「改革」を政権の旗印にする考えで、党役員人事や組閣についてもそれに沿った人選とする方針を改めて明確にした。

 「脱派閥」を身上としてきただけに、派閥に配慮した論功行賞型の人事を行えば直ちにイメージダウンにつながりかねない。そうした事情から、「麻生氏を外せばそれなりのインパクトが出る」「無派閥議員や若手を思い切って要職に起用する」などの見方が飛び交う。

 ◇「支持率落ちる前に」
 今回の総裁選は安倍首相の突然の退陣表明に伴う緊急避難的な措置であるため、菅氏が政権の「正統性」を得るため早期の衆院解散に打って出るとの見方は根強い。政権発足直後は「ご祝儀相場」で内閣支持率が高く出る傾向があることから、「やるなら早い方がいい」(閣僚経験者)という思惑もある。

 菅氏に近い森山裕国対委員長は14日、「新しい内閣だから、どこかで国民に信を問うことは大事だ」と記者団に明言。「予算編成に支障を来さないことが非常に大事だ」とも述べ、来年度予算編成が本格化する前の11月中に総選挙を終えるべきだとの見解をにじませた。政界では11月1日や同8日に投開票との日程が取り沙汰される。

 ただ、安倍政権を長期にわたり下支えした菅氏は地味な印象が濃く、選挙の「顔」として不安視する向きは党内に多い。コロナ感染が再拡大すれば政治空白をつくりにくい。菅氏としても実績を上げてから衆院選に臨みたいとの思いがあるようで、14日の会見では解散時期に絡んで「せっかく総裁に就任したわけだから仕事をしたい」との心境も吐露した。

5140名無しさん:2020/09/28(月) 21:21:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5506431cd0a05f84e2e68c26b4529000b9baba2a
岸田氏、「私が変わらなければ」 派閥会合で総裁選総括
9/24(木) 16:34配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は24日の岸田派会合で、先の総裁選の敗北に関し、「間違いないことは、私自身がより努力し、変わっていかなければいけないことだ」と振り返った。

 その上で「引き続き力添えを心からお願いする」と述べ、次回も出馬を目指す意欲を重ねて示した。

 同派はこれに先立ち、総裁選の総括を行った。出席議員からは、地方票獲得に向けた動きの遅さなどを指摘する意見が出た。

 一方、石破茂元幹事長は同日の石破派会合で、総裁選の敗北について「足らざるところ、全て私の責任だ」と陳謝。今後の対応を協議するため、所属議員と個別に面会することを決めた。

https://www.asahi.com/articles/ASN6M2DXTN6LUTFK02R.html
同僚に「派閥入っちゃだめ」 政権中枢支えた夫妻の暗転
有料会員記事 河井夫妻の公選法違反事件
小野甲太郎、河合達郎、安倍龍太郎
2020年6月19日 10時00分

 公職選挙法違反容疑で逮捕された前法相で衆院議員の河井克行容疑者(57)は安倍晋三首相の返り咲きを支援し、菅義偉官房長官の側近として振る舞うことで、政界での地位を確立していった。皮肉にも暗転のきっかけとなったのは、閣僚へと引き上げてくれた2人の政権中枢が主導した選挙だった。

 妻の案里容疑者(46)が、昨年7月の参院選広島選挙区(改選数2)の2人目の自民党公認候補に決まったのは、同年3月。その後、克行議員は党本部に二階俊博幹事長を訪ね、何度も頭を下げた。

 「なんとしても当選させたい。二階派で全力で応援してください」

 2人しか当選できない選挙区に、自民が公認2人を立てる異例の選挙であるうえに、1人目は、岸田派重鎮で現職の溝手顕正・元国家公安委員長。案里議員が初当選を果たした暁には二階派入りすることを条件に、党の実力者を頼ったのだ。党内で、安倍首相(自民党総裁)と距離を置く溝手氏を「落とすための選挙」(閣僚経験者)とうわさされた「代理戦争」に、負けるわけにはいかなかった。

 複数の自民議員によると、克行…

5141名無しさん:2020/09/28(月) 21:22:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/422f9c8f4385935e9edc12c39fe8410a30fe3d79
官僚だから知っている菅総理の「サイン、顔色、理屈」
9/24(木) 17:00配信

菅義偉氏が16日、首相に就任した。菅氏は7年8カ月に及んだ第2次安倍政権で「名官房長官」の名声を確固たるものにした。その要諦は、霞が関官僚を縦横無尽に使いこなしたという点にある。

菅官房長官に対するブリーフィングは、霞が関官僚の間では、極度の緊張を強いられる時間だったと語り継がれている。官僚はブリーフィングの際、ほぼ例外なく説明資料を持参する。その資料に沿って、官僚が新しい政策や政府の対処方針などについて説明する。

菅氏はどんな対応をしたのか。一言でいうと、官僚ペースになることを極度に嫌っていた。「菅さんは地頭が良い方だと思った」。官房長官時代の菅氏にブリーフィングした経験のある官僚はこう語る。菅氏は官僚が持参した説明資料を自分の頭で判断しようとした。このため、説明資料に沿ってブリーフィングする官僚としばしば、呼吸が乱れる事態が起きた。

この官僚によれば、菅氏は資料を一瞥して納得すると、ものすごい勢いで資料を読み進めた。官僚が1枚目を説明しているのに、もう3枚目に目を通していた。逆に、納得しないと非常にゆっくりペーパーを読んだ。ブリーファー役の官僚はいつも、説明のペースやどこに力点を置くのかなど、極めて緊張した状況に置かれていたという。

菅氏に説明した経験のある官僚の一人は「ペーパーを読んだ後、菅さんが『はい、わかりました』と言えば問題なかった。何も言わないときは不承知という意味だった。でも、何も言わないことを黙認したと早合点した官僚が後で叱責されたことがある」と語る。

菅氏は、霞が関でよくある文化のひとつである「言い訳」や「ごまかし」の文化を非常に嫌った。ある日、複数の官庁による官房長官ブリーフィングがあった。すでに一度ブリーフしていたが、事務方のミスで説明に問題があり、改めて釈明も兼ねたブリーフィングだった。ここで、ある官僚がミスの原因が他官庁にあるという説明をしてしまった。1週間後、この官僚は担当ポストを外された。

菅首相は自民党総裁選の際、「私ども(政治家)は選挙で選ばれている。何をやるという方向を決定したのに、反対するのであれば異動してもらう」と述べた。

霞が関のキャリア官僚の一人は「官僚は政治家の指示に従って仕事をする。政治家の指示に反対することはありえない」と語る一方、菅氏の発言はそれだけ、「官僚支配の打破」を強く意識した発言なのだろうという見方を示した。実際、菅政権は縦割り行政の解消を重要課題の一つに据えるなど、官僚ににらみを利かせる姿勢を強調している。

今回の組閣でも、菅氏の「官僚を統制したい」という思惑が色濃く出た。自民党のベテラン議員によれば、菅氏は各派閥トップが示した「入閣待望リスト」を無視した。「菅さんは、各派閥に割り当てるポスト数については、派閥の要望通りにした。しかし、誰を入閣させるかは、菅さんの一存で決められた。入閣要請も派閥トップを通じてではなく、直接、菅さんがその政治家に伝えていた」。

そして、菅氏が最も重視したのが、「同じポストの大臣経験者」という点だった。再登板組は、麻生太郎財務相に始まり、萩生田光一文部科学相、上川陽子法相ら内閣の約半数に達する。菅氏は周囲に「大臣は1回やるだけではだめだ。2〜3回やって、初めて官僚と伍していける」と語っていたという。

5142名無しさん:2020/09/28(月) 21:22:43
>>5141

「ごまかし文化は許さない」菅氏の姿勢
では、こうした菅氏の意向を受け、霞が関の官僚たちはどう変わっていくのだろうか。

かつて、霞が関の次官経験者は私にこう語った。「我々には、最高の政策を提案できる能力がある。だが、例えば、良い政策だが、財政を圧迫する結果を招くなど、政府全体では最上の策とは言えない場合がある。また、政府全体で最上の策だったとしても、外国との関係や、国民感情を甚だしく悪化させるケースもある。そこは、選挙で選ばれた政治家に決めてもらうしかない。我々は複数の政策を準備して、それぞれの良い点と悪い点を政治家に説明して選んでもらうのが仕事なんですよ」

この意味では、菅氏の「霞が関のごまかし文化は許さない」という姿勢は、良い相乗効果をもたらすと言えそうだ。

一方、問題もある。菅氏が主導して2014年に創設した内閣人事局は、各省庁の審議官クラス以上の人事を一手に引き受けている。霞が関のキャリア官僚の1人は「昔も、次官や大使は閣議で決めていた。でも内閣人事局は、審議官クラス以上の人事データをすべて把握するようになった。少しでも政治家ににらまれる事件を起こしたら、そこで昇進がストップする。皆が緊張するようになったのも事実だ」と語る。

官僚がこれまで考えてきた「日本のために最善の政策を提示する」という精神は、しばしば、「政治家のために最善の政策を提示する」というものに変質する恐れがある。ある官庁の官僚は「昔は、自分のクビをかけて政治家に諫言するというサムライもいましたが、今はポストばかりを考える小役人が圧倒的に多くなりましたね」と語る。

メディアとの関係では、政治家に怒られることを恐れて、記者と面会することを極力避ける一方、政治家が可愛がる一部の記者には積極的にリークする官僚も少なくないという。

菅氏は官房長官時代、しばしば「木で鼻をくくった答弁」を繰り返し、メディアから批判の対象になった。ただ、その答弁のための応答要領を作ったのは官僚たちだ。菅氏が「木で鼻をくくったような応答要領」を良しとしたのも事実だが、官僚たちがメディアの批判を承知で、「菅氏に怒られないように」「菅氏に気に入られるように」と忖度したことも事実なのだ。

自民党のベテラン議員はこう言った。「マスコミは、忖度、忖度と騒ぐが、実は忖度される側よりも、忖度する方が、罪が重いんだよ。忖度する奴がいなければ、そもそもそんな問題は起きないんだから」。

せっかく誕生した菅政権だ。政治家も官僚も、一刻も早く忖度が死語になる国政を目指して頑張ってほしい。

牧野 愛博

5143名無しさん:2020/09/28(月) 21:23:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/55931a857a80f70915544c42ddcc3258db5f72fd
「朝昼晩、必ず誰かと会食。携帯電話は鳴りっぱなし」“菅グループ”メンバーが明かす菅新総裁の素顔
9/15(火) 14:51配信


 いよいよ動き出す菅義偉新総裁。感染防止と経済活動を両立させた新型コロナウイルス対策など、安倍政権の継承を掲げつつ、地方創生や行政のデジタル化などについても繰り返し言及、改革に意欲を見せている。

 そんな菅新総裁の番記者をしていた経験もある、テレビ朝日中国総局長の千々岩森生記者は「私は菅さんだけでなく、石破さんと岸田さんも数年にわたって担当した。その上で公平を期して言うが、3人の中では菅さんが圧倒的に面白い。華はない人だが、話をしていると、“何かやってやろう”とギラギラしているのを感じる。内輪や2人だけで話すと、本当に悪い顔をして、ニヤニヤしながら表で言えないことを言う。改革派という意味では、見た目も歯切れも言葉遣いも違うが、小泉純一郎さんタイプと言っても良いかもしれない。民主党政権時代、私は民主党担当だったが、その間にも会いに行っていた。面白いし、菅さんを見ていると、野党時代の自民党がどっちの方向に行きそうなのかが見えてくる。そういうことを思わせてくれるタイプの人だ。政治家としての佇まいが本当に面白いし、ワクワクさせてくれるタイプの人だと思う」と明かす。

 その一方、「一番前に出るイメージはではない。14日の会見を見ても分かるとおり、口下手で、カリスマ性で人を引っ張るタイプではない。官房長官は今までの菅さんのようなタイプで十分だが、総理大臣にはそういう部分が求められると思う。安倍さんは国の顔として華があったし、トランプさんと並んでもカッコイイという面があった。その点は心配だなというのが正直なところだ」と話した。

 無派閥の菅新総裁を支えてきた“菅グループ”の中核をなすといわれる「ガネーシャの会」メンバーで、経済産業副大臣の牧原秀樹衆議院議員は、次のようなエピソードを紹介する。

 「日本人がアルジェリアで武装集団に襲われた事件の時のことだ。民間機が飛んでいないため、現地の方もご遺体も帰国することができないという時に、政府専用機を使ってはどうかという話が出た。ところが政府専用機は皇族や総理だけが使えるものだし、必ず2機がセットで飛ぶものだということもあり、できませんと言われてしまった。それでも菅先生は“日本人を助けるためなんだから、1機でも飛ばせるなら飛ばせ”と押し切った。普通の政治家なら諦めてしまうところ、正しいと思ったらやり遂げる強さがある」

 「もう一つは、私が環境政務官の時にある局長の方から聞いた話だ。その方は若い頃、横浜市役所に課長として出向したそうだが、中央省庁出身ということもあり、肩で風を切るような感じだったそうだ。そんな中、横浜市議1期生だった若き日の菅先生と言い争いになった。意気揚々と“菅さんという生意気な議員を言い負かして来た”と言ったら、周りの人は驚いて“あの人は1期生だが、市会議員の精神的支柱だ。そんなことしたら市役所でやっていけないよ”と心配されたそうだ。翌日、菅先生に呼ばれたのでドキドキしながら行ったら、部屋に入った瞬間、菅先生は頭を下げてお詫びをされたた。“いやいや先生、頭を上げて下さい”と言ったところ、“悔しかったので徹夜で全て調べた。そしたら言い争いになった7つの項目のうち、4つは君が正しかったが、3つは君が間違っていた。そこについては謝れ”と(笑)。以来、局長と菅先生は食事などをする関係になったという」。

 牧原議員によれば、菅新総裁はこうした人柄によって幅広く人脈を構築、情報網を張り巡らせているのだという。

 「菅先生は朝・昼・晩と色々な方と食事していて、自宅ではこの数十年、食事をしていないとも言われている。特に夜は皆さんと10分間ほど喋って、またまた別の場所に行って、という具合だ。下手をすれば、野党議員の中には自分の党の代表よりも菅先生の方が好きだという人もいると思う。同様に、菅先生の役に立ちたいという方は役所、地方の首長、マスコミも含め、ありとあらゆるところにいて、“今日こんなことがあった”という報告が次々と入れてくる。だから菅先生の携帯電話は鳴りっぱなしだ」。

5144名無しさん:2020/09/28(月) 21:25:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f9a455e2879fcf7454dc1ecb1d90ed5abab562a
早くも指摘される「菅義偉首相」の弱点 このままでは短期政権になると言われるワケ
9/14(月) 11:00配信

ここでも人材不足?

 安倍晋三首相(65)を支えた功労者として、菅義偉・官房長官(71)、麻生太郎・副首相兼財務相(79)、今井尚哉・首相補佐官兼秘書官(62)──この3人の名は必ず挙がる。ならば次期首相が確実視される菅氏の側近・盟友・知恵袋と呼べる人物は誰だろうか? 

 ***

 9月8日、自民党総裁選の所見発表演説会が党本部で開かれた。立候補した石破茂・元幹事長(63)、岸田文雄・政調会長(63)、そして菅氏の3人が、コロナ対策や格差問題について自説を展開した。

 しかしながら、総裁選は既に菅氏の勝利が確定しているという見方が圧倒的だ。つまり次期首相は、菅氏で決まりということになる。

 であるからこそ、菅首相をサポートする側近が今すぐにでも必要なのだ。政治担当記者が言う。

「首相側近と言ってもブレーンや秘書など様々な立場がありますが、まず女房役の官房長官に注目が集まります。何しろ毎日、記者会見を開き、テレビで流されます。内閣の顔であり、官房長官のイメージが内閣支持率に影響を与えることも珍しくありません。政策の遂行では官僚をまとめ上げ、与党との折衝が求められる重要ポジション。果たして菅さんが誰を任命するのか、今から関心が高まっています」

 日本史の教科書に記述が載ることは少ないが、多くの首相側近が日本政治史には名を残している。

池田勇人の側近
 前出の政治担当記者が解説する。

「戦後復興を成し遂げた宰相と言えば吉田茂(1878〜1967)です。“吉田13人衆”や“吉田学校”という言葉があるように、彼は側近に恵まれ、多くの後進を育てました。中でも通商産業省(現:経済産業省)の設立に尽力した白洲次郎(1902〜1985)と、大蔵省(現:財務相)次官から政界に転じ、当選1年目から大蔵大臣に就任した池田勇人(1899〜1965)の2人が特に“吉田の右腕”と呼ばれています」

(註:故人は敬称略とした。新聞記事の引用などに際しては、全角数字を半角に変えるなど、デイリー新潮の表記法に合わせた)。

 吉田退陣後、2人は好対照の道を歩んだ。白洲次郎は政界と一切の関係を絶ち、財界に復帰した。池田勇人は1960年、首相に就任した。「所得倍増計画」はあまりに有名なスローガンだ。

「首相の池田を首席秘書官として支えたのが伊藤昌哉(1917〜2002)でした。満州国軍の士官として終戦を迎え、戦後は九州のブロック紙・西日本新聞の記者になりました。経済記者として池田と出会い、関係を深めたのです。伊藤は社内で閑職に回されたこともあって退社。1958年に池田の私設秘書になりました」(同)

5145名無しさん:2020/09/28(月) 21:25:28
>>5144

10億円の演説
 伊藤は池田のスピーチライターとしても才能を発揮した。

 60年10月、日本社会党の委員長だった浅沼稲次郎(1898〜1960)を17歳の少年が刺殺するという事件が発生。池田が衆議院で読み上げた追悼演説は伊藤が執筆したものだ。

 その追悼演説で、最も話題になった箇所を引用しよう。

《君は、また、大衆のために奉仕することをその政治的信条としておられました。文字通り東奔西走、比類なき雄弁と情熱をもって直接国民大衆に訴え続けられたのであります。

 沼は演説百姓よ
 よごれた服にボロカバン
 きょうは本所の公会堂
 あすは京都の辻の寺

 これは、大正末年、日労党結成当時、浅沼君の友人がうたったものであります》(註:文中の旧字を新字に改めた)

 名スピーチと高く評価されただけでなく、国会の演説で詩の引用は珍しいと大きな注目を集めた。池田は「5億円か10億円の価値があった」と満足したという。

後藤田正晴の活躍
 次の佐藤栄作(1901〜1975)は、田中角栄(1918〜1993)と福田赳夫(1905〜1995)を競わせ、長期政権の礎を築いたことは有名な話だ。

 72年、首相に就任した田中だが、金脈問題で有権者の支持が離反、74年に退陣へ追い込まれた。

 だが、その後も権勢をほしいままにし、“キングメーカー”として長く自民党に君臨した。

 1984年12月の朝日新聞は、田中の《側近中の側近》として秘書だった早坂茂三(1930〜2004)の名を記した。

 更に《腹心》は二階堂進(1909〜2000)と、後藤田正晴(1914〜2005)の2人を挙げている(84年12月20日「消えた自重自戒:上 有罪判決で田中があえて選んだ道は(田中支配:21)」)。

「中曽根康弘(1918〜2019)は党総裁選に勝利すると、その後藤田に官房長官就任を要請します。普通は自派閥から選ぶのが慣例でしたが、後藤田は田中派。おまけに旧内務省で中曽根の先輩でした。後藤田は当初は固辞しますが、それほど異例の人事だったのです。ところが最終的に後藤田が受諾すると、たちまち首相の懐刀として抜群の働きを示し、政権の長期化に大きく寄与したのです」(同)

5146名無しさん:2020/09/28(月) 21:25:50
>>5145

小泉首相の側近
 近年の政権では1996年、首相に就任した橋本龍太郎(1937〜2006)を、内閣総理大臣秘書官(政務担当)として江田憲司・衆院議員(58)が支えた事例が有名だ。ちなみに当時の江田氏は通産省のエリートキャリアだった。

 2006年9月15日、毎日新聞は「クローズアップ2006:小泉政権5年5カ月 飯島勲・秘書官に聞く」の記事を掲載した。

 小泉純一郎氏(78)は01年から06年まで首相を務めたが、このインタビュー記事で毎日新聞は、首相秘書官を務めた飯島勲氏(74)を《小泉純一郎首相の最側近》と形容した。

 記者が《昨年の「郵政選挙」の「刺客候補」》について質問すると、以下のように内幕を赤裸々に語った。

《私が関与する候補の発表というか、打ち上げ花火のタイミングは任せてもらいました。オールジャパンで名前が通っていて、どこの有権者も納得できる経歴の持ち主を探したが、「この選挙区でないと嫌だ」という人は有名人でも外しました。準備は解散の3カ月前ぐらいから。最後は小泉、自民党の武部勤幹事長、二階俊博総務局長(現経済産業相)の3人の意見が100%一致した人を擁立しました》

菅氏のリーダーシップ
 小泉氏は自民党内でも一匹狼として知られた男だった。飯島氏がいなければ、総理の座に就くことはできなかった。もちろん、長期にわたって政権を維持することもできなかった。

 結局は首相のリーダーシップが重要なのは言うまでもない。とはいえ、側近の能力が低ければ、短命政権に終わる確率が一気に上昇してしまう。

 首相を長く続けるためには、優秀な女房役や側近が必要なことは間違いない。

 菅氏は無派閥の議員である。しかしながら、自民党内で結成された「令和の会」や「ガネーシャの会」といった無派閥議員のグループで、リーダー的なポジションに就いている。

 大手全国紙は、こうしたグループを実質的な“菅派”と見なし、産経新聞が《無派閥議員の「菅グループ」は30人を超える》と報じたこともある。

 菅氏は徒手空拳で首相の座に就くのではない。側近の候補を探せる“自前の派閥”を一応は持っているとも言えるのだ。

 ところが前出の政治担当記者は、そもそも“菅派”が存在するのか疑問を示す。

5147名無しさん:2020/09/28(月) 21:26:17
>>5146

“立候補者”は落第
 更に菅氏のリーダーシップも疑問視されているという。

「菅グループは派閥ではなく、従って菅さんは“派閥の領袖”ではありません。集めた金を、配下の議員へ定期的に渡しているわけではないのです。派閥のトップであれば、一応はリーダーシップの持ち主だと認められます。しかし、菅さんはこれまで『総理の座など考えていない』と発言したこともあって、求心力やリーダーシップについて評価されたことすらありません。ですから同時に、グループの中で『あの人こそ菅さんの右腕だよ』と認められた議員もいないのです」

 菅氏の参謀として名乗りを挙げた議員なら存在した。しかし、とてもではないが、その任には堪えられないという。

「公職選挙法で起訴され、公判が続いている河井克行容疑者(57)と、菅原一秀・元経産大臣(58)が意欲を見せていたのは、永田町では有名な話です。しかし、お二人は菅さんの側近として活躍してきたわけではありません。正直言って、官僚や党内をまとめるだけの人望がないのです」(同)

 河井・菅原組よりは適性の高い候補者の名前も出ているというが、“帯に短し襷に長し”という顔ぶれだという。

舌禍事件の懸念
 前出の政治担当記者が言う。

「官房長官では、河野太郎・防衛相(57)と小泉進次郎・環境相(39)の名も挙がっています。菅さんは18年に都内で講演した際、『若い世代で注目する政治家』として2人の名を明かして話題になりました。菅さんを含めた3人とも神奈川県内が選挙区で、距離の近さが関係の深さを生んだのかもしれません」

 だが、2人ともダメなのだ。まず河野防衛相に対する評価からご紹介しよう。

「河野さんが外相だった19年7月、徴用工の訴訟問題で韓国大使を呼び出し、『無礼だ』と批判しました。これに韓国メディアは一斉に反発したのですが、日本の一部メディアも『無礼という言葉を使う必要はなかった』と安倍首相や菅官房長官が疑問視したと報じたのです。メディアの前でああいう態度を示すようでは、危なくて仕方ありませんね。いつか舌禍事件を起こすんじゃないでしょうか」(同)

5148名無しさん:2020/09/28(月) 21:26:32
>>5147

現実味を増す人材難
 小泉環境相の場合は、既に意味不明の発言がネット上などで揶揄されている。政治家としての“資質”さえ疑う声があるほどだ。

「たとえ小泉さんが急速に成長したとしても、39歳という年齢はさすがに若すぎます。官僚を束ね、自民党内に睨みをきかせるには全く経験が足りない。まだ10年後なら可能性がありますが、まだまだ国会議員として修行が足りません」(同)

 他にも森山裕・国対委員長(75)を推す声もあるという。こちらはベテランで能力に申し分はない。だが、菅氏と交流を持つようになって日が浅いのが難点だという。

「ならば菅さんの秘書で手練手管のベテランがいるかと思えば、そうでもありません。なので秘書官など黒子のポジションで政権を支えてくれそうな人材も見当たらないようなのです」(同)

 現状を考えると、意外に短期政権で終わる可能性があると言われるのも仕方あるまい。

週刊新潮WEB取材班

2020年9月14日 掲載

新潮社

5149名無しさん:2020/09/28(月) 21:33:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/2864f82c7e85c3ed27f71c2402c04ff0d9e1bba5
二階氏ら自民執行部と会食 菅首相
9/28(月) 19:46配信

 菅義偉首相は28日夜、東京都内の中華料理店で自民党の二階俊博幹事長ら新執行部と会食した。

 10月下旬召集予定の臨時国会など今後の政治日程をにらみ、政権運営の在り方に関して意見交換したとみられる。

 二階氏は、自民党総裁選でいち早く支持を打ち出し、首相が勝利する流れをつくった。首相が二階氏と会食するのは、政権発足後初めて。下村博文政調会長、佐藤勉総務会長、山口泰明選対委員長らも同席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f83902669452108875c41fe0eb8705da3d939e67
自民選対委員長、全国行脚を開始 次期衆院選にらみ
9/25(金) 21:08配信

 自民党の山口泰明選対委員長が25日、次期衆院選をにらみ、全国行脚を開始した。

 仙台市内で党関係者との会合に出席。「いつ衆院解散があっても戦える姿勢を作らなければいけない」と語り、党本部として準備を進めていく考えを示した。

 山口氏は会合後、解散について記者団に「コロナ対策、経済対策をしっかりやることが最優先。それがそれなりに評価された時点で(菅義偉)首相が判断されると思う」と指摘し、「支持率が高いから即解散という考え方には素直な気持ちで『はい』と言えない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/873725039bf30bcf81f5dc4a63e99f66efdb1a83
首相動静(9月28日)
9/28(月) 7:35配信

 午前6時38分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同42分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時26分、官邸発。同28分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で、秘書官と打ち合わせ。
 午前8時35分、同ホテル発。同38分、衆院第2議員会館着。
 午前9時15分、同所発。同18分、官邸着。
 午前10時2分、北村滋国家安全保障局長、秋葉剛男外務事務次官が入った。同11分、秋葉氏が出て、滝沢裕昭内閣情報官が加わった。同13分、滝沢氏が出た。同16分、北村氏が出た。同17分から同27分まで、山口泰明自民党選対委員長。
 午前11時51分、官邸発。
 午前11時58分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。同ホテル内のレストラン「オーキッド」で高島宗一郎福岡市長と会食。
 午後1時2分、同ホテル発。
 午後1時6分、官邸着。
 午後2時31分から同44分まで、北村国家安全保障局長、鈴木浩外務審議官、岡村健司財務官。
 午後2時58分から同3時13分まで、西村泰彦宮内庁長官、宮田亮平文化庁長官。
 午後3時16分から同31分まで、金融庁の氷見野良三長官、中島淳一総合政策局長、古沢知之企画市場局長。
 午後3時32分から同48分まで、公明党の山口那津男代表、斉藤鉄夫副代表、石井啓一幹事長。
 午後5時26分、官邸発。同28分、衆院第2議員会館着。
 午後5時44分、同所発。
 午後6時2分、東京・芝公園の東京プリンスホテル着。同ホテル内の宴会場「鳳凰の間」で自民党細田派のパーティーに出席し、あいさつ。同13分、同ホテル発。
 午後6時25分、東京・東麻布の中国料理店「富麗華」着。
 午後7時18分、同所発。(了)

5150名無しさん:2020/09/29(火) 00:14:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b6e2ed62c6f23fb9a6216809f6d82e7fc94aa03
自民細田派がパーティー 菅首相、協力呼び掛け
9/28(月) 20:44配信

 自民党細田派(細田博之会長)は28日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。

 先の党総裁選で同派の支援を受けた菅義偉首相が駆け付け、「既得権益、あしき前例主義を正して規制改革を進め、国民の期待に応えたい」と述べ、協力を呼び掛けた。

 パーティーには同派出身の安倍晋三前首相も出席。安倍氏は2012年の第2次政権発足に伴い、前身の町村派を離脱したが、派内には復帰を待ち望む声がある。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務める森喜朗元首相も出席し、来年の五輪開催に改めて意欲を表明。細田氏は「来年の五輪を必ず実現し、大成功を収めよう」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9c1032b2c93e534447c9e7241c2330b020d817
菅首相、二階氏ら党役員と会食
9/28(月) 19:45配信

 菅義偉(すが・よしひで)首相は28日夜、自民党の二階俊博幹事長や佐藤勉総務会長ら党役員会メンバーと東京都内の中華料理店で会食した。今後の政権運営や政策課題などについて意見を交わしたとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/26347a576c2704dd63aa6c8fc4fac8b7c4000ec7
菅首相、総裁選陣営幹部を慰労
9/23(水) 21:28配信

 菅義偉首相は23日夜、先の自民党総裁選で自身の陣営幹部として選挙対策を取り仕切った小此木八郎国家公安委員長、山口泰明選対委員長らを東京都内のホテルに招き、食事を共にして慰労した。

 出席者によると、首相は「しっかり国民のために頑張りたい」とあいさつした。政局の焦点となっている衆院解散・総選挙は話題に上らなかったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a953fe0fded489bc8cde439efcf36179af17e7a
首相動静(9月23日)
9/23(水) 7:10配信

 午前6時37分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同41分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時23分、官邸発。同25分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で自民党の森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理と会食。
 午前8時32分、同ホテル発。同34分、官邸着。
 午前10時3分から同23分まで、デジタル改革関係閣僚会議。
 午前10時36分から同39分まで、野上浩太郎農林水産相。
 午前10時52分から同11時1分まで、平沢勝栄復興相。
 午前11時14分から同28分まで、坂本哲志地方創生担当相。
 午後0時2分から同45分まで、黒田東彦日銀総裁と昼食。
 午後1時31分から同46分まで、小池百合子東京都知事と東京五輪・パラリンピックについて意見交換。林自民党幹事長代理同席。
 午後1時50分から同2時25分まで、石川正一郎拉致問題対策本部事務局長。
 午後2時26分から同36分まで、山本一太群馬県知事。
 午後3時30分から同45分まで、岸信夫防衛相。
 午後3時53分から同4時4分まで、超党派の「病院船・災害時多目的支援船建造推進議員連盟」の衛藤征士郎会長、井上義久会長代理による申し入れ。同10分から同20分まで、橋本聖子五輪相、和泉洋人首相補佐官、森健良外務審議官。
 午後4時21分から同36分まで、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話会談。橋本五輪相同席。
 午後5時16分から同34分まで、ジョンソン英首相と電話会談。同54分から同6時まで、滝沢裕昭内閣情報官。
 午後6時25分から同26分まで、報道各社のインタビュー。同27分、官邸発。同36分、東京・芝公園のホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」着。同ホテル内の宴会場「スカイバンケット」で、自民党総裁選で陣営の選対本部長を務めた小此木八郎防災担当相、事務総長を務めた山口泰明同党選対委員長らと会食。
 午後7時21分、同ホテル発。同30分、衆院第2議員会館着。
 午後8時2分、同所発。
 午後8時5分、ザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で秘書官と食事。
 午後8時46分、同ホテル発。同50分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後10時現在、同議員宿舎。(了)

5151名無しさん:2020/09/29(火) 08:51:50
https://mainichi.jp/articles/20200915/ddm/005/010/165000c
自民党総裁選 無派閥・非世襲、初の総裁 菅氏、若手と結束緩やか
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月15日 東京朝刊

 自民党総裁選で第26代総裁に選出された菅義偉官房長官(71)は派閥に属さず、国会議員の親族を持つ世襲議員でもない。引き継いだ地盤で当選を重ね、「数の力」で主要派閥をまとめる実力者がトップに立ってきた同党の歴史では初めての「無派閥・非世襲」の総裁だ。

 現在は無派閥の菅氏だが、1996年の衆院選初当選後は平成研究会(現竹下派)に所属した。だが、98年総裁選で故・梶山静六元官房長官を支持するため当選1回で派閥を離脱。2000年には宏池会(現岸田派)に入会するものの、09年総裁選で河野太郎氏(現防衛相)を支援し再び離脱した。それ以降は派閥に属していない。

 過去にも「無派閥」総裁は誕生したが、いずれも形式的だった。小泉純一郎氏は01年総裁選に直前まで属した清和政策研究会(清和研、現細田派)を離脱して出馬し「古い自民党をぶっ壊す」と訴え勝利したが、実質的には同派が支えた。安倍晋三首相も無派閥だが、出身派閥の清和研が母体だ。

https://mainichi.jp/articles/20200914/k00/00m/010/001000c
菅氏 初の「無派閥たたき上げ」総裁選出 「非世襲」は20年ぶり
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月14日 11時08分(最終更新 9月14日 18時34分)

 安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党総裁選は14日午後、東京都内で開かれる両院議員総会で、国会議員と、都道府県連の代表各3人による投票が行われ、即日開票された。菅義偉官房長官(71)が岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)を降し、第26代総裁に選出された。

 過去の自民党総裁選では「数の力」を背景に主要派閥の出身者が選出されることが多く、中でも1990年代以降の勝者は国会議員の2世、3世がほとんどを占めてきた。14日投開票の総裁選で優位に立つ菅義偉官房長官は派閥に属さず、国会議員の親族から地盤を引き継いだ世襲議員でもない。総裁に選出され、党で初めての「無派閥・非世襲」総裁となった。

 菅氏は96年の衆院選初当選後に平成研究会(現竹下派)に属した。しかし98年総裁選で「政治の師」とあおぐ故・梶山静六元官房長官を支持するため当選1回で派閥を飛び出した。2000年には宏池会(現岸田派)に入会したが、野党転落に伴う09年総裁選で河野太郎氏(現防衛相)を支援し再び離脱。それ以降は無派閥を続けている。

https://mainichi.jp/articles/20200927/ddl/k14/070/119000c
記者のきもち
「菅ちゃん」 /神奈川
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月27日 地方版

 菅義偉首相の誕生に、地元の横浜やゆかりの人たちはお祝いムードだ。喜び、期待、激励。そんな声が多い。一方で菅首相を含む新内閣の顔ぶれに対しては、手厳しい意見を聞く。「代わり映えのしない、おじいさんたち」(30代の会社員女性)、「ほかに誰かいないの?と思った」(30代の公務員男性)。思えば、総裁選や内閣改造のたびに人材難が指摘されている。

 「人材不足だよ」。県内の自民党関係者も頭を悩ませる。なぜなのか。菅内閣の顔ぶれを見ると、県選出の議員は安倍内閣に続いて河野太郎行政改革担当相、小泉進次郎環境相が入閣。小此木八郎国家公安委員長が閣内に入り、坂井学官房副長官も菅氏を支えている。人材は豊富に思える。この関係者は「じゃあ、次誰を出せるの、という話だよ」と率直だ。

5152名無しさん:2020/09/29(火) 09:16:51
https://www.asahi.com/articles/ASN9934NHN98ULOB01R.html
総裁選、菅氏勝利で「神奈川の悲願」を 圧勝目指す地元
会員記事 自民党総裁選2020
田井中雅人、武井宏之、斎藤茂洋、大平要
2020年9月9日 9時58分

 自民党総裁選が8日、告示された。最有力とされる菅義偉官房長官=神奈川2区=を支持する県内の議員たちは、14日開票の県連による予備選での「圧勝」をめざして動き始めた。菅氏を支持する関係者の間には、論功行賞人事を期待する声もある。

 「勝つぞ! 勝つぞ!」。パーティー会場に、来場者約250人が発するコールが響いた。

 横浜市内のホテルで7日夜に開かれた自民党の坂井学衆院議員(神奈川5区)の政治資金パーティーは、菅氏の「決起集会」の様相を呈した。坂井氏は自民党の衆院当選4回以下の無派閥有志でつくる「ガネーシャの会」のメンバーとして菅氏に総裁選出馬を求め、菅氏の立候補表明の会見では司会を務めた。菅氏の選対事務局長代理も務める。

 この日、菅氏は台風10号対応のため出席を取りやめたが、パーティーの途中には菅氏の電話の声が流れた。「坂井先生は、私の右腕として、選対を取り仕切ってくれております」

 会場には、ともに県選出の自民党参院議員で無派閥の島村大氏と三原じゅん子氏も駆けつけた。県議、横浜市議らとともに電話を通じて「勝つぞ!」コールを送ると、菅氏は「がんばります」と応じた。

 三原氏は取材に「私は『菅グループ』ですから、当然、下働きをします。神奈川の悲願のためにがんばりたい」。坂井氏の後援会幹部は「(菅氏が)もし総理になったら、弟子にも必ずや……」と、坂井氏の重要ポストへの登用に期待をにじませた。

 今回の総裁選で菅氏は最有力候…

https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/200831/plt20083113200010-n1.html
無派閥の菅グループが対応協議
2020.8.31 13:20

 辞任表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選をめぐり、菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い無派閥有志議員は31日、国会内で会合を開き対応を協議した。坂井学元総務副大臣らが出席した。総裁選出馬の意向を持っている菅氏支援を確認する見通しで、菅氏に出馬要請を行うことも検討している。

https://www.sakigake.jp/news/article/20200907AK0003/
「隠れ菅派」増す存在感 衆参の無派閥、枢要ポスト狙う?
会員向け記事 2020年9月7日 掲載

菅氏への出馬要請後、会見に臨む参院議員有志=1日、衆院第2議員会館

 「ポスト安倍」レースは菅義偉官房長官が早々と優位に立った。勝ち馬に乗り遅れまいと自民党内の5派閥が菅氏支持に回り、早くも菅政権誕生をにらんでの主導権争いが激化。その陰で存在感発揮に意欲を見せているのが無派閥グループだ。“親衛隊”として菅氏との「近さ」を演出し、アピール合戦を繰り広げている。

 「無派閥で非世襲の議員にとって菅先生はまさしく希望の星」。坂井学元総務副大臣は8月31日、議員会館で報道陣を前にこう語った。その直後、自ら会長を務める「ガネーシャの会」のメンバー14人で菅氏の元を訪ね、立候補を促した。

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(全文 919 文字 / 残り 663 文字)

5153チバQ:2020/09/29(火) 10:48:37
麻生将豊

https://news.yahoo.co.jp/articles/cbebe693de984ad936dcceeb7e4e3f3568e094a9
期解散迫る麻生氏 「引退求められる前にもう1期」が本音
9/29(火) 7:05配信
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早期解散総選挙を求める麻生氏にはさらなる狙いがある(時事通信フォト)
 菅義偉・首相は新内閣を「国民のために働く内閣」と命名した。“官房長官時代は安倍晋三前首相を守るために働いたが、これからは心を入れ替え国民のために働く”というのなら喜ばしい。だが、どうやら本音は違う。「影の総理」が表の総理になった途端、二階俊博・幹事長、麻生太郎・副総理に操られ、政界は“長老政治家の楽園”に向かっているのだ。

 政治ジャーナリスト・野上忠興氏は「菅一強」にはほど遠い政権の実情をこう指摘する。

「菅首相は総裁選で圧勝したとはいえ、無派閥で党内基盤が極めて弱い。“総理にしてもらった恩人”である二階幹事長の意向には絶対逆らえない。加えて、いまは渋々、菅氏を支持している麻生派が敵に回った途端に主流派体制が崩れて政権維持が危うくなるから、麻生副総理の言うことも聞かざるを得ない」

 その麻生氏が菅氏に迫っているのが解散・総選挙だ。

「下手したらすぐ(解散・総選挙)かもしれない」
「早期解散は考えるべき」

 麻生氏はそう早期解散論を繰り返している。麻生側近が語る。

「麻生氏の長男の将豊氏(麻生商事社長)は今年、地元・飯塚の青年会議所理事長に就任し、後継の準備を整えた。麻生夫人も後援会も、将豊氏に早く国政に出てキャリアを積ませたい。だが、麻生氏はもう1期やった後に息子に譲るつもりだから、身内から引退を求められる前に早期解散させて選挙に出たい。副総理を続けるのはそのためだ」
 この目論見が実現すれば現在80歳の麻生氏が4年後も大権力者ということになる。

 自民党内では麻生氏の尻馬に乗って「支持率も上がっている。自民党の若手はほぼ全員が早く選挙をやってもらいたい」(下村博文・政調会長)という声が強まり、「11月総選挙」説が有力視されている。

 菅氏は解散権を事実上、麻生・二階コンビに握られているといっていい。

※週刊ポスト2020年10月9日号

5154チバQ:2020/09/29(火) 10:49:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/b257e6180b7943c6367a349f43478cc3b9b28815
安倍前首相、そろり再始動 影響力、菅内閣でも
9/29(火) 7:13配信
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自民党細田派のパーティーで気勢を上げる安倍晋三前首相(右から3人目)ら。左端は細田博之会長=28日午後、東京都港区
 自民党の安倍晋三前首相は28日、東京都内で開かれた出身派閥の細田派のパーティーに出席し、壇上に上がってあいさつした。

【写真】自民党細田派のパーティーに出席した菅義偉首相と安倍晋三前首相

 歴代最長を記録した政権運営への協力に謝意を示し、今後も政治活動を続けていくことに意欲を表明。首相官邸を離れて以降、表舞台に出ていなかったが、退陣表明からちょうど1カ月がたったのに合わせて再始動した格好だ。

 「一議員としてしっかり菅政権を支えながら、日本のためにこれからも頑張りたい」。安倍氏はパーティーでこう強調。「菅義偉首相に立派に後を引き継いでもらい、本当に安心している」と語った。自身の体調にも触れ、「だいぶん薬が効き、回復しつつある」と説明した。

 安倍氏は先月28日、持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に辞任を表明した。その後、菅首相就任までの約半月は各国首脳に退陣を伝える電話会談など残りの職務に当たっていたが、16日の内閣総辞職以降は体力の回復に専念。一部メディアのインタビューに応じる程度の活動にとどめていた。

 複数の関係者によると、安倍氏は従来の飲み薬に代わる新しい点滴薬の効果で「体調はほぼ回復した」。趣味のゴルフに近く出掛ける計画もあるという。

 完全に復調すれば、国際的な知名度や外国首脳とのパイプを生かし、特使などとして外交面で菅政権を支える考えとみられる。細田派には当分戻らない意向というが、宿願の憲法改正を目指して保守系の議員らとの連携にも力を入れる見通しだ。

 先の自民党総裁選で安倍氏は「意中の候補」を公にしなかった。だが、舞台裏では「菅氏が望ましい」と語っており、こうした意向が漏れ伝わって菅氏優位の流れが固まった。総裁として国政選挙6連勝の実績は発言力につながる。退任直前に内閣支持率が急上昇し、国民に「NO」を突き付けられながら官邸を去る形にならなかったこともあり、菅政権でも一定の影響力を発揮しそうだ。

5155チバQ:2020/09/29(火) 19:54:18
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009290010.html
はんこは文化…でも行政手続きでは「いらない」 河野行革相
2020/09/29 12:34産経新聞

はんこは文化…でも行政手続きでは「いらない」 河野行革相

河野太郎行政改革担当相=17日、東京都千代田区(代表撮影)

(産経新聞)

 河野太郎行政改革担当相は29日午前の記者会見で、行政手続きでの印鑑使用を全府省で原則廃止する方針に関連して「はんこは文化的な側面もある。はんこ文化を振興していくお手伝いは私も積極的にやっていきたい」と述べた。

 河野氏は28日に自身のツイッターで、全日本印章業協会の徳井孝生会長らと面会したことを明らかにしており、29日の記者会見ではこうした考えを徳井氏に伝えたとも説明した。そのうえで「不要なはんこを廃止することについて、(徳井氏らから)ご理解をいただいたと思う」と語った。

 河野氏はまた、蔵書印や落款印の普及などについて「(協会から)何か提案があれば、しっかり後押しする」と述べた。一方で、行政手続き上の印鑑使用に関しては「三文判を押す行為は個人の認証にもならず、いらないと思う」と重ねて強調した。

5156チバQ:2020/09/29(火) 19:54:58
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020092901001633.html
首相補佐官に共同通信前論説委員 柿崎明二氏
2020/09/29 12:01共同通信

首相補佐官に共同通信前論説委員 柿崎明二氏

共同通信社前論説副委員長の柿崎明二氏

(共同通信)

 政府は29日の閣議で、首相補佐官に共同通信社前論説副委員長の柿崎明二氏(59)を充てる人事を決定した。10月1日付で就任し、政策の立案と検証を担う。これに先立つ9月30日付で共同通信社を退職する。首相官邸によると、国会議員を経ずに報道機関出身者が首相補佐官に就任するのは初めて。

 加藤勝信官房長官は記者会見で「これまでの知識、経験を踏まえて政策全般について評価、検証、改善すべき点を必要に応じて首相に進言を行っていただく」と述べた。

 柿崎氏は秋田県出身で早大卒。毎日新聞社を経て1988年に共同通信社入社。2019年から論説副委員長。9月16日から総務局付。

5157名無しさん:2020/09/29(火) 21:41:28
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180627-00000047-ann-pol
「菅グループ」が極秘会合を!総裁選の運命握る? テレ朝 news

 カメラが捉えたのは菅官房長官を中心とした菅グループの会合。菅官房長官は若手議員らと定期的に会合を開いているが、これまで実態はよく分かっていなかった。この日の2次会は総理公邸で総理を交えて行われた。衆参合わせて28人いるとみられる菅グループ。実は、9月の総裁選に向けて大きな影響力を持っている。安倍総理の支持を明言している派閥を足しても国会議員票は過半数には届かない。だが、これに菅グループを足すと過半数となる。党内の派閥からは警戒する声も。そもそも、グループの存在を公言していない菅官房長官は…。
 菅官房長官:「色々な方と会ってということは、これは政治家としてある意味当然のことじゃないでしょうか」
 言葉を濁した菅官房長官。だが、このグループが総裁選の鍵を握っているのは間違いなさそうだ。

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190620/k00/00m/010/264000c
菅氏支える「令和の会」発足 自民・無派閥議員間で主導権争い
会員限定有料記事 毎日新聞2019年6月20日 19時56分(最終更新 6月20日 23時26分)

 菅義偉官房長官に近い自民党の無派閥議員による動きが活発化している。菅氏を支える中堅議員を中心に新たなグループ「令和の会」が発足し、20日、菅氏と会食した。新元号「令和」発表で知名度が急上昇し「ポスト安倍」としての期待感が高まる菅氏に対し、無派閥議員間の主導権争いが過熱しそうだ。【遠藤修平、立野将弘】

 「(令和の発表で)びっくりするくらい注目が集まって驚いている。元号の発表は大きかった」。20日昼、東京都内のホテルで開かれた令和の会の会合。衆参両院議員計10人と会談した菅氏は中華料理を味わいながら、笑顔で語った。

https://mainichi.jp/articles/20190621/ddm/005/010/062000c
自民党
中堅が「令和の会」 菅氏応援団、次々
会員限定有料記事 毎日新聞2019年6月21日 東京朝刊

 菅義偉官房長官に近い自民党の無派閥議員による動きが活発化している。菅氏を支える中堅議員を中心に新たなグループ「令和の会」が発足し、20日、菅氏と会食した。新元号「令和」発表で知名度が急上昇し「ポスト安倍」としての期待感が高まる菅氏に対し、無派閥議員間の主導権争いが過熱しそうだ。【遠藤修平、立野将弘】

 「(令和の発表で)びっくりするくらい注目が集まって驚いている。元号の発表は大きかった」。20日昼、東京都内のホテルで開かれた令和の会の会合。衆参両院議員計10人と会談した菅氏は中華料理を味わいながら、笑顔で語った。

 令和の会は、派閥に所属していない5〜7期の衆院議員が中心で4月下旬に発足した。菅原一秀元副財務相が「座長」を務め、会には菅原氏のほか、石田真敏総務相、城内実副環境相ら衆院議員7人と参院議員6人の計13人が参加。名称の由来は「令和おじさん」として著名になった菅氏にあやかった。

5158名無しさん:2020/09/29(火) 21:52:55
【自民党】 菅官房長官の派閥「令和の会」が発足 ポスト安倍へ向け存在感 [593776499]
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1561066941/1

1 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ d310-GfTP)[] 投稿日:2019/06/21(金) 06:42:21.73 ID:Jpt2cpgn0 ?2BP(4023)
sssp://img.5ch.net/ico/kashiwamo-chi32.gif
菅氏、無派閥議員と「令和の会」=ポスト安倍へ存在感-自民
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062001037&g=pol
菅義偉官房長官を中心とした自民党無派閥議員による新たな勉強会「令和の会」が発足した。参加者によると、「安倍政権を支えてきた菅氏を応援する」ことが趣旨。
「ポスト安倍」候補の一人として浮上してきた菅氏には、党内での存在感をさらに高める狙いもありそうだ。

「令和の会」に参加するのは、石田真敏総務相、菅原一秀衆院議員ら。国会近くのホテルで20日昼に開かれた会合には、菅氏を含め約10人が出席。
菅氏は、新元号発表に関して「びっくりするくらい注目が集まって驚いている。あの発表はものすごく大きかった」と語ったという。

https://www.news24.jp/articles/2019/06/20/04454116.html
菅官房長官を支持 「令和の会」本格始動|日テレNEWS24

菅官房長官を支持する自民党・無派閥議員の新たなグループ「令和の会」が20日、本格始動した。

20日に行われた「令和の会」の会合には、衆参の無派閥の議員ら約10人が出席し、菅長官も参加した。会合では、メンバーが菅長官を支えることや、参議院選挙の勝利にむけてそれぞれの議員が努力することを確認したという。

また菅長官は、新元号「令和」について触れ、「びっくりするくらい注目が集まって驚いている」などと話したという。

メンバーのひとりは、「ポスト安倍として長官を支えるという意味合いではない」と説明するが、自民党の無派閥議員の中にはすでに菅長官を支持するグループが複数あり、新たな会合の発足は、菅長官の存在感が増していることの表れといえそうだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46357340Q9A620C1PP8000/
菅氏囲む「令和の会」発足 自民無派閥議員
2019/6/20 18:30

菅義偉官房長官に近い自民党の無派閥議員が菅氏を囲む勉強会を発足した。菅氏が新元号、令和を発表したことにちなみ「令和の会」と名付けた。菅原一秀元財務副大臣、城内実環境副大臣ら十数人が参加した。今後も定期的に会合を開く。

20日に都内のホテルで会合を開き、菅氏も出席した。出席者によると菅氏は「安倍晋三首相を支えて参院選で勝利しよう」と述べた。菅原氏は会合後、記者団に「首相を支える菅氏を支援する無派閥の連絡会で、派閥やグループではない」と説明した。

党内では二階俊博幹事長らが菅氏について「ポスト安倍」の有力候補にあげている。

https://www.sankei.com/politics/news/190604/plt1906040005-n1.html
菅氏招き議員ら勉強会 令和の会、近く発足 「ポスト安倍」存在感
2019.6.4 08:32政治政局

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い自民党の無派閥の中堅議員らが新たな勉強会を発足させることが3日、分かった。名称は、菅氏が新しい元号「令和」を発表したことを踏まえ「令和の会」となる見通し。「ポスト安倍」を目指す上で党内の支持基盤となる可能性もある。

 令和の会は、菅原一秀元財務副大臣や城内実環境副大臣を中心に、当選5、6回の衆院議員ら十数人で構成する。関係者によると、4月25日に東京都内で菅氏を招いて会合を開き、勉強会の名称などについて話し合ったという。

 今月中に改めて会合を開き、正式に発足させる予定。発足後は月1回程度のペースで菅氏を招いた勉強会を開く方針だ。

 党内では、派閥に属さない菅氏の下に多くの無派閥議員が集まっており、若手衆院議員らでつくる「ガネーシャの会」など複数の「菅グループ」が存在する。

 令和の会について、関係者は「あくまでも情報交換を主とした勉強会。菅氏が『ポスト安倍』と注目されるかなり前から構想していた」と強調する。しかし、会には無派閥の閣僚経験者らとの連携を模索する動きもあり、今後、党内で存在感を強める可能性がある。

5159名無しさん:2020/09/29(火) 21:58:53
https://www.asahi.com/articles/DA3S14065662.html
(#政界ファイル)石田総務相、菅氏に近いグループに「入会していない」
有料会員記事
2019年6月22日 5時00分

 石田真敏総務相は21日の閣議後会見で、菅義偉官房長官に近い自民党無派閥議員が立ち上げた「令和の会」に、自身の名前が挙がっていたことについて「(新聞)記事を見て驚いた。私はメンバーには入っていない」と述べ、所属を否定した。メンバーは衆参13人とされたが、12人になる。

 石田氏は衆院7期目で、かつて…

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256760
石田総務相がメンバー否定…“菅派”の船出にいきなりケチが
公開日:2019/06/22 14:50 更新日:2019/06/22 14:50

 菅官房長官に近い自民党無派閥議員十数人が参加する「令和の会」が、しょっぱなからズッコケた。

 菅が「令和おじさん」と呼ばれるようになり、好感度がアップした4月下旬に発足。“ポスト安倍”として存在感が高まる菅にとって「次期総裁選での“実動部隊”になりうる」(永田町関係者)と党内の関心を集めるなか、20日初会合を開いたのだが、早速ミソをつけた。

 会のメンバーのひとりと報じられていた石田真敏総務相が21日の会見で「私はメンバーに入っていない」「入るという意思表示はしていない」と否定し、「記事を見て驚いている」とあからさまに距離を置いたのだ。

「石田大臣は、〈講師として来てくださいと言われた〉とも話している。取りまとめ役の菅原一秀衆院議員が報道陣に会について説明したのですが、どうやらそこで齟齬が生じたようです」(自民党関係者)

 複数のメディアが「石田総務相もメンバーのひとり」と報じている。そろって誤報を打つのも不自然な話なものだから、かえって臆測を呼んでいる。

「石田大臣は、安倍内閣の現職大臣。“ポスト安倍”として存在感を強める菅長官のグループに名を連ねるのは、どうにも具合が悪い。首相を支える内閣の一員なのに、“ポスト安倍”候補に肩入れしているとみられたら、安倍首相から怒りを買いかねません。それで、石田大臣は〈メンバーじゃない〉と全否定したのではないか」(前出の永田町関係者)

 昨秋の自民党総裁選で安倍首相を批判した石破茂元幹事長は、徹底的に冷や飯を食わされている。根に持つタイプといわれる安倍の不興を買うのを恐れ、「冷や飯は勘弁」とばかりに石田が慌てて火消ししたのだろうか。“菅派”の船出にケチがついたのだけは間違いない。

5160名無しさん:2020/09/29(火) 22:02:08
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65792
無派閥議員が次々参集「菅派」誕生の予兆に、安倍総理が警戒モード
小渕恵三も総理になったし
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総勢50人ほどが結集
6月20日、ホテルニューオータニの中華料理店「大観苑」で開かれた昼食会が、永田町で注目を集めた。

菅義偉官房長官を支える新グループ「令和の会」が発足し、菅氏本人とともに会合を開いたのだ。メンバーは、全員自民党の無派閥中堅議員で、総数は十数名だという。出席議員が語る。

「連休前、麻布十番の中華料理店で、菅さんに来てもらって食事をしたのが初回でしたので、今回は第2回。勉強会というより、菅さんの世話になっている議員の集まりだと認識しています」

この日の会合で、菅氏はご満悦だったという。

「菅長官は、『最近、街で子どもたちが私を見ると、みんな額縁を掲げる真似をするんだからね』と笑っていました。ポスト安倍? そんな話はしませんでした。選挙区事情とか、政策とか、四方山話ですよ」(別の出席議員)

菅原一秀元財務副大臣が「座長」を務め、5期〜7期目の議員が集まった「令和の会」の発足により、菅氏の元には、若手無派閥議員約20人が集まる「ガネーシャの会」や、派閥所属議員も加えた「偉駄天の会」、さらには参議院の菅グループまであわさり、総勢50人ほどが結集したことになる。

「この日、菅氏は昼は令和の会に出たと思えば、夜はガネーシャの会の会合に出席。自派結成も間近か、という印象も受けますね」(政治部デスク)

ただし、これを警戒しているのが安倍晋三総理なのだという。

「無派閥議員で菅さんを支持する勢力が、衆議院だけで30人に達する。次の総裁選で自分の対抗馬として、それが基礎票になりやしないかと、総理は気が気でないようです。それを察してか、『令和の会に参加』と報じられた石田真敏総務相が、慌てて否定のコメントを出したのは、総理に悪く思われたくないからでしょう」(自民党議員)

令和おじさんが、いよいよ総理大臣になる日が来るのだろうか。

『週刊現代』2019年7月6日号より

5161名無しさん:2020/09/29(火) 22:09:15
地方の声を中央に!-石田真敏・和歌山2区-:自民党総裁選にあたり
http://blog.livedoor.jp/ishida_masatoshi_net/archives/1848077.html

2020年09月02日
自民党総裁選にあたり

石田です

このたびの自民党総裁選挙で
菅氏を支持することにしました

大きな理由は2つです

一つは現在の課題と政府の取り組みを
熟知されていることから
この緊急時に政治空白を防げること

次に、従来から指摘しているように
現在は大変革期のまっただ中で
日本がどのように対応し
変化していくかが喫緊の課題であり
「平時の岸田、乱世の石破、大乱世の菅」
と評される中で、今は大変革期
すなわち大乱世だけに
菅氏に期待するところです


菅氏は携帯料金の値下げをはじめ
インバウンド推進に伴うビザや免税、
迎賓館など施設の開放といった
規制緩和に積極的に取り組み
風穴を開けてこられました

現在、大変革期の課題が山積しており
とくにデジタルトランスフォーメーションの遅れや
東京一極集中の弊害、地方創生の必要性が
コロナ禍で広く認識されました

それだけに今日までの遅れを取り戻し
解決していくには
強力な突破力が必要であり
菅氏を支持する由縁です


この大変革期に対応して
変わってくことができなければ
日本は世界の潮流に乗り遅れ
衰退してしまいます

いまがまさしく正念場です


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