菅氏が師と仰ぐ梶山静六は竹下(登)派の七奉行の1人。田村氏は「かつて竹下登は、首相を目指すなら『敵は作ってはいけない』と言い、さまざまな政治家に自らできる協力を惜しまなかった。そうした現場にも私は遭遇しています。菅も『Go To キャンペーン』など難しい政策をやり遂げる剛腕で知られながらも、敵が少ない」と話す。
【田村重信】
政治評論家、元自民党政務調査会調査役
1953年、新潟県栃尾市(現長岡市)生まれ。拓殖大学政経学部卒業後、宏池会(大平正芳事務所)を経て、自由民主党本部に勤務。現在は、日本国際問題研究所客員研究員、拓殖大学桂太郎塾名誉フェロー、JAPAN STAR ENTERPRISES特別顧問。7月に新刊『気配りが9割』(飛鳥新社)を出版