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自民党政権綜合スレ

1チバQ:2012/12/01(土) 19:12:22
前スレに続き、政権の枠組みがはっきりしないので、
スレタイトルはシンプルに。
「政策」「政権課題」「政権人事」などの話題のこのスレで。

【民主党政権綜合スレ】
実質前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/l50

【自公保観察スレ】
自民党公明党の党内政局はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l50

【政治とカネ】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1245815657/l50

【第46回衆議院議員総選挙(2013年?)】
2012年12月16日投開票の衆院選はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

>>2以降しばらくは、衆院選の争点関係の話で行きましょう。

2286名無しさん:2015/10/08(木) 23:52:01
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151007-00045633-gendaibiz-bus_all
安倍・麻生・甘利・黒田の「仲間割れ&罵詈雑言」すべて!「大事なときに日銀弾切れかよ」「策を持たない官邸は能無し」 内閣崩壊から、経済崩壊へまっしぐら
現代ビジネス 10月7日(水)6時1分配信

 GDPがマイナスに転落して、経済再建は待ったなし。そんな緊急事態なのに、「チーム安倍」はまさかの内輪もめを始めた。内閣崩壊から、経済崩壊へまっしぐら……。不吉なムードになってきた。

メンツを潰された
 表情には今夏の安保国会での疲労感を残しながらも、声には力強さを込めた。

 「強い経済を作っていく」

 安倍晋三総理は61歳の誕生日という節目を迎えた9月21日、記者団を前にしきりと「経済」をアピールして見せた。

 「安倍総理は安保強行で落とした支持率をいち早く回復させたい。だから憲法改正などの安倍色はいったん封印して、世論受けのいい経済政策を進めていくしかないと考えている。ぐらついた足元を整えるために、経済政策の花火を高々とぶちあげて支持率回復を目論むのはいつもの安倍方式。経済政策の妙案はないかと、安倍総理はブレーンや各省庁に相談し始めた」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 しかし、である。

 実はいま、安倍内閣の経済政策を支えてきた麻生太郎財務大臣、甘利明経済再生担当大臣、さらには日本銀行の黒田東彦総裁らと安倍総理の間に隙間風が吹き始めている。

 事実上の仲間割れ寸前で、まともな経済運営が期待できるような状況ではなくなっている。

 「最も怒っているのは麻生大臣です」

 財務省幹部が言う。

 「安倍総理は10月予定の内閣改造で、財務大臣からの『麻生外し』を画策したのです。安倍総理が『日本のヒラリーにする』とまで買い被っている稲田朋美政調会長を財務大臣に据えて、麻生大臣を自民党副総裁に勇退させようとした。

 もちろん麻生大臣からすれば、安倍総理に仕えてきたのにどういうつもりだ、と。現副総裁の高村正彦さんにしても安保成立に汗をかいた中心人物であり、こんな冷遇人事は受け入れ難い」

 安倍総理はかねてから麻生大臣に対して、「財務官僚の言うことを聞きすぎる」と漏らしていた。しかし、麻生大臣が節目で財務官僚たちを納得させ、安倍官邸の思う政策を実現させてきたそのグリップ力には信頼を置いてきた。

 「その信頼が揺らぎ始めたのは、今夏の自民党総裁選がきっかけでしょう」と自民党関係者は言う。

 「野田聖子前総務会長が安倍総理の対抗馬として立候補しようとした際、安倍総理は党内各派を締めつけて推薦人集めを妨害し、野田氏の立候補を断念に追い込んだ。その最中、ある財務省出身の議員が野田サイドで動いていることを察知した安倍総理は、財務省の嫌がらせだと勘ぐった。なぜこうした動きを押さえこめないのかと、麻生大臣への不信を募らせた」

 永田町、霞が関ではいま財務省が考案したマイナンバーを利用した消費税還付案をめぐる一件が騒がしいが、この騒動の渦中にも安倍-麻生の確執は表面化した。

 官邸関係者が明かす。

 「マイナンバーを使った還付案は、財務省が独断で進めていたかのように言われているが、しっかり根回しをしていた。まず自公の税調幹部に内々に説明して了承を得て、安倍総理も納得した。9月1日には麻生大臣、田中一穂事務次官、佐藤慎一主税局長が官邸を訪れ、還付案を与党税調にかけて議論して、年末にまとめる'16年度税制改正大綱に盛り込む段取りまで確認していた。

 それなのに、批判が噴出すると安倍総理は『与党協議を見守る』と他人事を決め込んだ。麻生大臣ははしごを外されたうえ、メンツを潰された」

2287名無しさん:2015/10/08(木) 23:53:23
>>2286

「勝手なことをしゃべるな」
 安倍総理が支持率回復のための「ウルトラC」として考えているのは、2017年に予定されている消費税の10%への増税延期を決定して、それを争点に来年夏に衆参ダブル選挙に持ち込むというものである。財務省からすればなんとしてでも阻止したいシナリオであり、これも両者の間に深い亀裂を走らせる一因になっている。

 「安倍総理が増税延期の動きを見せれば、財務省は配下の国税庁をフルに使って政治家に『脅し』を仕掛けてくる可能性もある。安倍総理の進めようとする経済政策を潰す動きも出てくるだろう」(全国紙政治部デスク)

 そんな安倍-麻生の仲以上に冷え込んでいるのは、安倍総理と黒田総裁との関係である。

 一時は「アベクロ」とセットで語られ、日本経済を牽引するツートップのように居並んでいたが、いまや見る影もない。

 「(日本の)ケチャップは、今年4月、25年ぶりに値上げされました。日本銀行が買ったわけではありませんが」

 お世辞にもおもしろいとは言えないアメリカン・ジョークを交えながら、日本経済がデフレから脱却しつつあることを強調する演説の一節。

 これは黒田総裁が8月末、米ニューヨークで語ったものだが、この黒田演説が安倍官邸の不興を買っている。

 黒田総裁が演説を行ったのは、日米交流の民間機関「ジャパン・ソサエティー」でのこと。黒田総裁は質疑応答で中国経済の見通しを聞かれて、「中国経済は今年と来年、6%から7%の成長を維持できると確信している」と持論を展開。さらに、中国失速が日本経済に与える影響について、「今後数年でひどい悪影響が出るとは思っていない」と楽観論に徹した。

 「これが政府の『公式見解』とは真逆の内容だとして、官邸の逆鱗に触れた」(日銀OB)

 日本経済がいま冷え込んでいる真因は、安倍総理が「英断」した昨年4月の消費増税にある。しかし、失策を責められたくない官邸は、やれ気候が悪くて消費が落ちたなどと景気低迷の理由探しに懸命になっている。

 「そこに降ってわいたように、中国経済が急降下した。官邸はこれを格好の材料として、中国不安説を垂れ流した。黒田総裁の中国楽観論は、そんな官邸の意図に水をさすものだった。それが、『あいつらは俺たちの部下のくせに勝手なことをしゃべるな』と反発を買った」(同前)

2288名無しさん:2015/10/08(木) 23:54:57
>>2287

「官邸は能無しだ」
 それだけではない。

 「大事な時に支えるのが仕事だろ。それがなんだこの体たらくは。弾切れって、なんなんだよ。こんな時期に」

 9月初旬、官邸スタッフはこう怒りを吐露した。

 弾切れとはなんのことか―。

 日銀は年間3兆円という巨額を株式市場に投じて、株高を演出している。株価チャートはそのまま安倍政権の支持率と同じ弧を描くので、日銀マネーは政権の縁の下の力持ちを担ってきたといえる。

 しかし、ここへきて株購入のタネ銭が底をつき始め、日銀は思うように動けなくなっている。

 「中国発の株式ショックが想定外だった。このときに日本株を支えるために実弾を撃ちまくった結果、年間3兆円という枠の多くを使い果たしてしまった。本来であれば、年末までにあと1兆円ほどは残っているはずだったのに、7000億円ほどしかない」(大手運用会社ファンドマネージャー)

 折しも、市場は米国の利上げ懸念、ギリシャ危機などの問題が山積みで、一向に落ち着きを見せない。安倍総理は安保国会を強行突破した結果、政権へのイエローカードと言われる40%割れまで支持率を落とした。

 こういう時こそ日銀に盛大に株価を盛り上げてもらい、内閣支持率も急浮上……といきたいのに、日銀はまさかの弾切れ。

 官邸「まったく肝心な時に役に立たねえな」

 日銀「俺たちはやれることはなんでもやっている。それをすべて日銀に責任を押し付けて、策を持たない官邸は能無しだ」

 互いから、そんな愚痴のような、文句のような声が漏れ出した。

 日銀職員が憤る。

 「安倍総理が唐突に携帯料金の値下げを指示したのには驚いた。われわれがインフレ率2%に向かって汗を流している中で、あえて物価を下げるような措置を投げてきたわけで、あれは日銀への意趣返しだ。

 しかも、官邸は日銀に追加緩和で株高にして欲しいけれど、円安でこれ以上、物価が上がるのはよくないと都合のいいことを言い出した。もう相手にしていられない」

 麻生、黒田両氏との不仲とくらべれば、安倍-甘利は良好関係を維持しているが、亀裂の芽はある。

 「甘利大臣はTPP(環太平洋経済連携協定)について、安倍総理の姿勢が『妥協しすぎだ』とぼやいている。一方で、安倍総理は甘利大臣に対して、『ここまで妥協してあげているのに、なぜTPPをまとめられないのか』と不満を持っている」(経産官僚)

2289名無しさん:2015/10/08(木) 23:56:28
>>2288

中国に似てきた
 そもそも日本経済は仲間割れをしている場合でないほどに、根元から腐り始めている。

 安保国会の最中であまり話題にならなかったが、米大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9月16日に日本国債の格下げを決定した。

 「'11年度から'14年度の間に、一人当たり平均所得は4万7000ドル弱から3万6000ドルに減少した」

 「政府が打ち出した経済政策『アベノミクス』は当初奏功する兆しがみられたものの、経済が今後2~3年で日本国債の信用力を好転させるまでに改善する可能性は低い」

 S&Pは格下げの理由として、日本経済と財政の苦境をこれでもかと言わんばかりに書き連ねたが、これが世界から見た日本経済のリアルな姿なのである。

 「今回の格下げで日本は中国や韓国よりも格下のAプラスとなり、イスラエルやマルタと同レベルです。この格下げで、トヨタや三菱UFJフィナンシャル・グループなど日本の巨大企業の資金調達コストが海外で上昇する可能性もある。ジワリジワリと企業収益にダメージを広げかねない。マーケットは日本経済への不信感を強めている」(シグマ・キャピタル・チーフエコノミストの田代秀敏氏)

 そうした中、官邸がいま経済政策の一手として考えているのは、「最低賃金の引き上げです」と安倍総理に近い人物は言う。

 「最低賃金法は、安倍総理の祖父である岸信介元総理が導入したもの。祖父を信奉する安倍総理がいかにも好む政策です。すでに厚生労働省で議論を始めさせた。もう一つ、官邸は冬にかけて『デフレ脱却宣言』を企んでいる。日本経済はデフレから脱却して、アベノミクスの成果が出てきたとアピールする狙いです」

 最低賃金の引き上げは働く身からすれば嬉しい政策だし、デフレ脱却宣言は政権への期待をシンボリックに浮揚させる効果はあるだろう。

 「しかし、いずれも実体経済を押し上げるための即効性はない。本来であれば安倍政権は規制緩和などの『第三の矢』に手を付けるべきなのに、票を失うことを怖れてやらない。これでは景気は浮揚しない」(経済ジャーナリストの磯山友幸氏)

 そのうえ、「チーム安倍」は内部抗争を繰り広げる始末なのである。

 この先にあるのは、権力闘争の果てに経済が崩壊する末路だ。それは隣国・中国でいま起きていること、そのままなのだが……。

 「週刊現代」2015年10月10日合併号より

週刊現代

2290チバQ:2015/10/09(金) 00:11:45
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20151008/plt1510081140002-n1.htm
組閣“暗闘”舞台ウラ 「ポスト安倍」要所に配置する余裕 一方で岸田派を「壊滅」 (1/3ページ)
2015.10.08
 第3次安倍改造内閣が7日夕、発足した。今回の改造では、麻生太郎副総理兼財務相ら9人が留任するため安定重視との声があるが、実は「ポスト安倍」を狙う人物を要所に配置して競わせるなど、安倍晋三首相に長期政権の余裕と巧みさが感じられる陣容となった。初入閣はプロレスラー出身の馳浩元文科副大臣や、テレビ朝日アナウンサー出身の丸川珠代元厚労政務官ら9人だが、天敵の息子といえる、河野太郎元法務副大臣を起用する「サプライズ」も用意した。組閣の舞台裏を検証する。

 ■「ポスト安倍」号砲

 「新たな体制で新たな課題に臨みたい。結果を出すことで国民の負託に応えたい」

 安倍首相は7日午前、自民党役員人事を決定した臨時総務会で、こうあいさつした。その表情は自信に満ちていた。

 今回の内閣改造で、安倍首相は、3年後の総裁選を見据えて新派閥を立ち上げた石破茂地方創生担当相と、「ポスト安倍」の呼び声が高い岸田文雄外相の2人を、あえて閣内にとどめた。

 石破氏は、側近らが「無役になって3年後の総裁選に備えるべきだ」と忠告し、岸田氏も周囲に「党で仕事がしたい」と漏らしていたことを踏まえると、両氏とも残留しない可能性があった。

 それでも、あえて引き留めたのは「寝首をかかれないようにするため」(自民党中堅)との見方もある。

 さらに、安倍首相が「女性の宰相候補」として期待している稲田朋美政調会長については、党内の嫉妬を念頭に、党に残して力をつけさせることにした。「地方」「外交」「政策」の枢要ポストで3人を競わせるわけだ。

 安倍首相の大叔父である佐藤栄作元首相が、田中角栄、福田赳夫両元首相を、大勲位・中曽根康弘元首相が、竹下登、宮沢喜一両元首相と安倍晋太郎元外相の3人を競わせたのを参考にしたのかもしれない。

 ■意外な人事も

 初入閣9人のうち、目を引くのは河野氏の行革担当相への抜擢(ばってき)だ。河野氏は、慰安婦募集の強制性を認める「官房長官談話」を発表した河野洋平元衆院議長の長男で、安倍首相からすれば「不倶戴天の敵」の血を引く2世ということになる。

 だが、行革問題に精通し、強い発信力を持つ河野氏をあえて閣内に取り込んで利用する、懐の深さを見せたといえそうだ。

 ■森の影

 元国語教師で元五輪出場選手(ロサンゼルス五輪レスリング代表)、「ジャイアントスイング」の名手として知られた元プロレスラー、馳氏の起用は、2020年東京五輪に向けた目玉人事の1つといえそうだ。

 ただ、馳氏は石川県出身の文教族で、同郷の文教族のドン、森喜朗元首相(五輪組織委員会会長)に近いことでも知られる。留任となった遠藤利明五輪相も文教族として森氏に近いことから、民主党幹部は7日朝、「安倍内閣の中に『森』の影がチラついている」と揶揄(やゆ)した。今後、森氏の影響力が強まるのは必至で、野党の格好の攻めどころとなりかねない。

 ■岸田派「壊滅」

 安倍首相は、今回の改造で冷酷さもみせた。

 岸田派(宏池会)はこれまで、計5人の閣僚を送り込んでいたが、今回は岸田氏1人と、徹底的に干したのだ。岸田氏は6日、安倍首相に直談判したが、判断は変わらなかった。岸田派中堅は「ショックだ。やる気がなくなった」と吐き捨てた。岸田派の冷遇は、いち早く「安倍首相支持」を表明した岸田氏にとっては大きなダメージで、元領袖で派内に影響力を残す古賀誠元自民党幹事長の「反安倍」の動きを封じきれなかった点もマイナスに働いたようだ。

 一方、安倍首相の出身派閥である党内最大勢力の細田派(清和政策研究会)は、入閣待望組の高木毅元国交副大臣を含む4人を閣内に送り込み、わが世の春を謳歌(おうか)している。党内では「完全に清和会内閣だ」(ベテラン)とのやっかみも充満している。

2291チバQ:2015/10/09(金) 00:12:02
 ■女性は3人

 安倍首相がこだわってきた女性閣僚は4人から3人に減った。女性閣僚といえば、昨秋の小渕優子元経産相、松島みどり元法相の「ダブル辞任」の記憶が生々しい。今回は「身体検査を徹底的にやった」(官邸周辺)との話もあり、実績などを勘案して絞り込んだ結果といえる。

 来年改選を迎える沖縄県選出の島尻安伊子元復興政務官は、沖縄北方担当相に起用した。「適材適所」かつ、露骨な人事も潜り込ませた。知名度の高い丸川氏は、地味な環境相にし、温暖化問題などで発信力を強めていこうという意図を込めた。

 ■元TPP反対派のボスを登用

 政権発足からまもなく3年を迎える長期政権ということもあり、安倍首相の人事も「巧みさ」を増してきた。かつて、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)反対派のボスだった、森山裕・党TPP対策委員長を農水相に充てた。少数派閥の入閣適齢期を迎えたベテランを取り込むというのも自民党内で好まれる手法といえる。

 ■側近を「1億総活躍相」に

 安倍首相の側近として24時間体制で行動をともにし、絶大な信頼を置く加藤勝信官房副長官を新設の「1億総活躍担当相」に持ってきた。拉致問題、女性活躍の担当相も兼ねる。加藤氏は官僚出身で手堅さに定評があり、副長官としての役回りを、そのまま閣僚に「昇格」させたといえる。

 「安定・実務重視」「新味なし」「細田派偏重」といった評価が予想されるが、詳細をみてみると、計算し尽くされた観がある内閣改造といえそうだ。

2292チバQ:2015/10/09(金) 20:27:54
http://www.sankei.com/politics/news/151009/plt1510090006-n1.html
2015.10.9 12:00
【内閣改造の舞台裏】
「電話がない!」残留組も部屋の片付け 密室人事に派閥の不満も…

ブログに書く2






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首相官邸で記念撮影に臨む安倍晋三首相(前列中央)と閣僚ら=7日午後、首相官邸(福島範和撮影)
 安倍晋三首相が7日に断行した内閣改造では、人事や政策決定に関し、政党よりも政府が主導権を握る「政高党低(せいこうとうてい)」の構図が鮮明になった。組閣直前まで本人に「入閣」や「留任」が伝えられず、先行するマスコミ報道の確認に追われる場面も。一方、閣僚候補を推薦する派閥の意向にとらわれずに組閣名簿を練り上げる官邸人事に対して、総裁選で首相を支持した派閥からも不満が漏れている。

 「初閣議用に燕尾服は用意していたが、7日の日程は辞表取りまとめ閣議の時間しか分からなかった」

 留任した閣僚の一人も、人事を伝えるマスコミ報道とは裏腹に、官邸から当日まで連絡がなかった。焦りばかりが募り、先週末から官邸関係者に数回電話をかけ、「本当に留任なのか」と確認したほどだ。

 また、別の閣僚は事務方に退任した場合のスケジュールを用意させ、執務室の引っ越し作業を進めていたという。

 官邸主導の人事には、党側の不満が募っている。

 閣僚を出せなかった自民党山東派は8日、山梨県富士吉田市で研修会を開催した。山東昭子会長は「わがグループから大臣が出なかったことはちょっと残念だが、全体的には大変堅実で、清新な内閣という気がする」と総括した。

 山東派では、2人の入閣希望者を官邸側に伝えていたが、前日の夜まで具体的な情報はなく、期待と焦りが交錯した。同派中堅議員は「(第2次改造内閣の)昨年9月のときよりも情報が漏れなかった」と徹底した秘密ぶりに舌を巻いた。

 入閣は留任の岸田文雄外相のみという苦汁をなめた岸田派(宏池会)。8日の派閥会合では、山本幸三衆院議員が「国民生活をどう豊かにするかをまず考えていかなければいけない。宏池会としてもそういう論調を張ってもらいたい。内閣では岸田氏しかもういないのだから、しっかり首相に申し上げてもらいたい」と苦言を呈した。

 人事も政策も官邸が握る政高党低の構図に、党内の不満がじわりと高まっている。首相とは“戦略的互恵関係”を続けていた二階俊博総務会長も7日の記者会見で、独走気味の官邸サイドにこうクギを刺した。

 「『明日は閣議にかけなきゃいけない』とギリギリの日程を組んで、(議案の審査を)党側に押し込んでくるが、これでは落ち着いた議論も重要な議論もできない」

2293チバQ:2015/10/09(金) 20:33:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00050089-yom-pol
小泉進次郎氏は外れる…副大臣・政務官計52人
読売新聞 10月9日(金)12時8分配信


 政府は9日午前の閣議で、副大臣25人と政務官27人を決定した。

 2013年9月から東日本大震災の復興を担当していた小泉進次郎政務官は外れた。菅官房長官は同日午前の記者会見で、「1億総活躍社会の実現を始め、未来へ挑戦する内閣だ。新たな国づくりに向けて再出発を図るものであり、そうした目標の実現に向けた布陣を安倍首相が適材適所で人選した」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000031-mai-pol
<安倍改造内閣>副大臣・政務官人事を決定 女性は5人
毎日新聞 10月9日(金)11時37分配信


 政府は9日午前の閣議で、第3次安倍改造内閣の副大臣・政務官人事を決定した。1億総活躍担当の副内閣相に高鳥修一厚生労働部会長、副外相に木原誠二元外務政務官、副文部科学相に義家弘介元文部科学政務官などが起用された。いずれも自民党。副大臣では留任は同党の長島忠美副復興相、公明党の高木陽介副経済産業相の2人にとどまり、23人が交代する大幅入れ替えとなる。女性の内訳は副大臣1人、政務官4人。【高本耕太】

 9日に決定した副大臣、政務官は次の通り。(敬称略)

 ◇副大臣

 復興=長島忠美、若松謙維▽内閣府=高鳥修一、松本文明、福岡資麿▽総務=土屋正忠▽総務・内閣府=松下新平▽法務・内閣府=盛山正仁▽外務=木原誠二、武藤容治▽財務=坂井学、岡田直樹▽文部科学=義家弘介▽文部科学・内閣府=冨岡勉▽厚生労働=竹内譲、渡嘉敷奈緒美▽農林水産=伊東良孝、斎藤健▽経済産業=鈴木淳司▽経済産業・内閣府=高木陽介▽国土交通=土井亨▽国土交通・内閣府・復興=山本順三▽環境=平口洋▽環境・内閣府=井上信治▽防衛・内閣府=若宮健嗣

 ◇政務官

 内閣府=牧島かれん、酒井庸行▽内閣府・復興=高木宏寿▽総務=輿水恵一、森屋宏▽総務・内閣府=古賀篤▽法務・内閣府=田所嘉徳▽外務=黄川田仁志、浜地雅一、山田美樹▽財務=大岡敏孝、中西祐介▽文部科学=堂故茂▽文部科学・内閣府・復興=豊田真由子▽厚生労働=三ツ林裕巳、太田房江▽農林水産=加藤寛治、佐藤英道▽経済産業=北村経夫▽経済産業・内閣府・復興=星野剛士▽国土交通=宮内秀樹、江島潔▽国土交通・内閣府=津島淳▽環境=鬼木誠▽環境・内閣府=白石徹▽防衛=熊田裕通▽防衛・内閣府=藤丸敏

2294名無しさん:2015/10/09(金) 22:17:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00010000-asiap-soci
米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見 質問を事前設定か
アジアプレス・ネットワーク 10月6日(火)10時43分配信

安保法案の成立後、ニューヨークで国連総会に出席した安倍首相。帰国前に現地で記者会見を開き、国連の安保理常任理事国入りに言及したことなどが日本でも華々しく伝えられた。しかし、その会見をめぐって外国の記者から強い批判が浴びせられたことは、日本では伝えられていない。そこで外国人記者が感じたのは、日本のメディアと政権との癒着だった。(アイ・アジア編集部)

「もう1つ、質問が有る。あなたはシリアの難民問題で支援を表明したが、なぜ難民を受け入れないのか?」

ロイター通信の記者がこう質問すると、通訳を通して質問を理解した安倍首相の表情が強張った。実は、その質問に慌てたのは安倍首相だけではなかった。会見場にいた日本人記者全員が「予定外」の質問にざわめきたったのだ。

日本時間の9月30日朝に行われたニューヨークでの安倍首相の会見。「予定外」の質問とはどういうことなのか。アイ・アジアが入手した首相官邸の資料や取材に応じたアメリカ人記者の話によると、この会見では、質問者も質問内容も予め決められていたのだ。つまり、出来レース会見だったのである。

アイ・アジアが今回入手した資料は会見前に準備されていたもので、それによると、日本のメディアの記者と外国メディアの記者が交互に、5人まで質問することが決まっていた。極めて興味深いのは、その資料には、質問者の名前とともに、質問内容まで書かれていたことだ。

まずNHKの記者が、日ロ関係について質問、続いてロイター通信の記者がアベノミクスについて質問、続いて共同通信の記者が内閣改造について質問、そして4番目に米公共放送NPRの記者が、普天間基地の移設問題について質問し、最後が、テレビ朝日の記者で、国連改革について質問、となっている。

これについて、初めて日本の総理の会見に出たというアメリカの雑誌記者は驚きを隠さない。

「質問事項をあらかじめ提出しろということですから驚きました。そんなことは、アメリカでは記者倫理に違反する行為です。ところが、それは日本の政府と記者との間では常に行われていることだというではありませんか。本気かよ?と思ったのは私だけじゃありませんよ」

そして、前述のロイター通信の記者の「予想外」の質問となったわけだ。
予め決められていた質問は、「アベノミクス2.0の新しい3本の矢は、なぜこれを選んだのか。また、具体的に何をしようと考えているのか」で、安倍首相が準備されていた内容を答えている。

その記者が続けてシリア難民の質問を始めた際に、慌てたのが安倍首相だけでなかったことは前述の通りだ。結果的に、安倍首相は難民問題全体に対する取り組みの必要性を強調し、広報官が次に控えている共同通信の記者に振ったので、会見は荒れることもなく進んだ。しかし、それで終わらなかった。

共同通信の記者が想定通りの質問をし、安倍首相が想定通りの答えを行った後、今度は米公共放送NPRの記者が質問に立った。記者は最初、「普天間飛行場移設問題について、現状では日本政府と沖縄県との対立があるが、日本政府と沖縄県のどちらが責任をもって対処する問題なのか。妥協策を含む、政府の今後の対応は?」と質問。

これは予め、予定されていた質問だ。それに対して安倍首相が準備された答弁をし、広報官が予定されていたテレビ朝日の記者に振ろうとした時、NPRの記者が続けざまに、(辺野古)移転後に環境汚染が起こらないと保証できるのかと畳みかけた。

想定外の質問に、安倍総理は明確な返答が出来ず、その後、テレビ朝日の記者の質問は行われずに会見は中止となった。納得がいかない外国メディアの記者たちと対照的に、日本人記者たちは、広報官に挨拶をするなどして足早に会見場を立ち去ったという。

前述のアメリカの雑誌記者が表情を曇らせながら語った。

「アメリカで今、日本のメディアは安倍政権に牛耳られていると報じられているのを、日本の記者たちは知らないのでしょうか?記者会見というのは市民を代表してジャーナリストが権力者に挑む場だというのは、アメリカにおいては一般の人も知っている常識です。しかし、残念ながら、日本の権力者の会見はそうではなかった。質問内容は権力側が予め検閲し、その答弁は予め準備されており、会見はその通りに行われる...ちょっと信じられません」

NHKと共同通信の記者の質問は、総理官邸が作った資料と一字一句違わなかったという。企業の粉飾問題などが発覚するたびに「国際的な基準に照らして問題がある」と批判する日本の新聞やテレビだが、実は自分たちの姿こそ「国際的な基準に照らして問題がある」ことを自覚すべき時ではないか。

2295名無しさん:2015/10/09(金) 22:19:35
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http://echo-news.net/japan/wikileaks-docs-shows-kono-said-national-police-agency-roll-in-cabinet-member-check
2014年9月16日20時56分

ウィキリークス流出 アメリカ大使館機密公電で判明 「閣僚選任の『身体検査』は警察庁が担当」 河野太郎氏が米国へ情報提供

組閣で大臣らの選任を行う際に、閣僚候補者に不祥事がないかを事前に調べる「身体検査」について警察庁がその少なくとも一部を担当していることが、第一次安倍内閣の内閣改造時にアメリカ大使館の作成した機密指定文書に記載された河野太郎衆議院議員の発言から、分かった。

この文書は、ジュリアン・アサンジ氏が代表を務める情報告発サイト、ウィキリークスが開示した25万通の米国国務省、公電の中から発見されたもの。



(河野太郎氏が、アメリカ大使館員に語った記載箇所。National Police Agency,NPAとあるのが警察庁。)

これによれば、河野太郎氏は小泉内閣時に法務副大臣としての正式な内定通知を待っていたがなかなか連絡が無いため、6時間して官邸に確認の電話を入れたものの、「警察庁が現在身辺調査を実施中である」との返答しか得られなかったとペラペラ述べている。

身体検査の実施機関に警察庁が含まれていることが、具体的な公文書で明らかになるのは初めて。

もっとも、これまでも各種報道で「身体検査」については伝聞で、内閣情報調査室や公安調査庁、警察などの情報を使っているとされていたが明言した人物や公的文書が見つかるのは希である。たとえば江田憲司議員は取材に対して「具体的な方調査方法は守秘義務があって話せない」としており、また内閣官房参与の飯島勲氏は、90%は公開情報で行われるが、残りの手の内は明かせない」という旨の発言をしたことが報道されている。

しかし、今回の河野太郎氏発言部分を読む限りは、警察庁が(おそらく犯歴や、こんご立件できそうな前科その他のデータベースを使用して)大々的に関与しているようである。実際、人員数的にも内調や公調に比して、都道府県警察を含む警察機構の方が、圧倒的に大きく明らかになってみれば驚くべき話ではない。

しかしそうすると2つ問題点が持ち上がる。まず、一つはもし議員や関係者の犯歴について警察が情報を把握しているのなら、それは「身体検査」を待つなどするのではなく、さっさと検挙するべきではないかと言うことである。

そうせずに、犯罪の証拠などを身体検査までの秘密カードとして保有している合理的な動機があるとすれば、それは犯罪の摘発よりも、政界への影響力確保を警察機構が優先していると推認される。またもし、一般人なら検挙されるのに議員なら犯罪の証拠を握られていても検挙されないというのならば、これは不公平である。

また第二に、江田憲司氏らが守秘義務といって国内向けにはぼかしていたよりも、踏み込んだ内容を(同盟国とはいえ)河野太郎氏がアメリカ大使館員に話していることである(実際、筆者もうすうすは警察あたりがやっているだろうとは思っていたが、警察を使って身体検査を行っているという確証はこのWikiLeaks文書を見るまで得られなかった。)。

もっとも、この程度の内容は、アメリカ大使館なら把握していたあろうから話しても差し障りないのでは無いかという考えもありうる。

しかし、わざわざ公電のなかに長々と記載しているので聞き手にとって印象的な話であり、有益な情報なのだったと解釈されるべきである。加えて、今回ウィキリークスにアメリカ経由で流出したことをみても分かるように、秘密情報は拡散すればするだけ発覚しやすくなる。そのため余計なことは誰が相手であれ喋らない方がよい。

最後に、前回の記事でも触れたように、国務省公電の中では河野氏と飯島氏が、現在の米国大使館にとって日本の政界情報のメインソースである。



(WikiLeaksに流出した、記事冒頭の画像にある、福田康夫総理を酷評する飯島勲氏の見解。やはりCONFIDENTIAL(機密)の指定がなされている文書の一部だが、Iijima Critical of Fukuda という一節がとられて異例の長さで参照されている。)

ウィキリークス漏洩公電を読む限り、河野氏と飯島氏はアメリカのエージェントである。この両人に知られた内容は、まずアメリカ政府に握られると覚悟しておいた方がよいと思われる(逆に、アメリカに知られたくない情報は、何としてでもこの二人に握られないことが必要である。)。

皮肉を言えば、これらの漏洩文書は身体検査の腕前について一家言ある飯島勲内閣官房参与がアメリカ政府への情報提供者であることを示す「身体検査」の露骨な結果である。

2296名無しさん:2015/10/09(金) 22:35:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151003-00000019-xinhua-cn
安倍首相の国連演説会場はガラガラ、朴槿恵大統領よりも空席目立つ・・韓国ネットは「日本は一人ぼっち」「国連事務総長が韓国人だから…」
FOCUS-ASIA.COM 10月3日(土)13時37分配信

韓国・国民日報は2日、安倍首相が28日に国連本部で開かれた総会で演説をした際、空席が目立ったことから、日本の“進歩ネチズン”から嘲笑を浴びていると伝えた。

記事によると、日本のツイッターには最近、安倍首相が演説した国連総会の写真に「空っぽの国連で演説中の安倍首相(笑)。こんな光景はめったに見られない」などと説明を加えた投稿があり、注目を集めた。写真に映った範囲では半分以上が空席になっているという。

同じ角度から撮影されたオバマ大統領やローマ法王フランシスコの演説シーンでは、空席は見当たらない。ロシアのプーチン大統領の演説も、空席はあるものの大半は埋まっている。中国の習近平国家主席は、安倍首相と同じように半分以上が空席になっていた。そして、韓国の朴槿恵大統領の演説シーンは、会場の3分の2程度が埋まっていた。

記事は、これを受けて日本のネット上では「内容のないスピーチには厳しい」「聴衆の数で各人物が国際社会でどれほど注目されているか分かる」「韓国より下なんて恥さらし」など、日本の国際的地位の低下を懸念する声が上がっていると紹介している。

この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「朴大統領が安倍や習近平より国際的に認めらているとでも思っているのか?誰もそうは思ってない」

「安倍首相と朴大統領はお似合い」

「それで韓国は喜べばいいのか?」

「国連事務総長が韓国人だから、朴大統領の演説には気を使っていると思う」

「安倍首相も習主席も朴大統領もそんなに違わない。少し人数が多いからって何?」

「遠距離ではなく近距離で取った写真を公開すべき。客が多いから、みんな聞いているとは限らない」

「朴大統領と安倍首相はパートナーであり、競争相手」

「誰もそんなに気にしてない」

「日本は一人ぼっち。韓国でも中国でもアジア全体で嫌われている。それでも安倍は気づいていない」

「これが真実」

「安倍とローマ法王を比べるのが、おかしい。世界にはキリスト教徒が数えきれないほどいる」

「ローマ法王と比べるのは、無礼」

「日本人は安倍首相ひとりのせいで、国家イメージがどれだけダウンしているかを知るべき」

(編集 MJ)

2297名無しさん:2015/10/10(土) 14:45:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000159-jij-pol
河野行革相、ブログ再開
時事通信 10月9日(金)21時23分配信

 河野太郎行政改革担当相が7日の入閣前後から閲覧できないようにしていた自身のウェブサイトのブログを9日までに再開させた。
 ただ、頻繁に更新してきた看板のブログは8日の記事しか閲覧できず、安倍政権の原発再稼働方針に異論を唱えてきた過去の主張は、サイト内の「国政報告紙」に残されているのみだ。
 河野氏は7日ごろから自身のブログの一部を「メンテナンス中」として閲覧できない状態とし、8日には「リニューアルしている最中だ」と記者団に説明していた。野党は河野氏の持論が政府方針と矛盾するとみて国会で追及する構えだ。

2298名無しさん:2015/10/10(土) 14:47:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000040-san-pol
「政高党低」内閣改造、募る不満…留任組、連絡なくやきもき 落選組、舌を巻く秘密主義
産経新聞 10月9日(金)7時55分配信

 安倍晋三首相が7日に断行した内閣改造では、人事や政策決定に関し、政党よりも政府が主導権を握る「政高党低(せいこうとうてい)」の構図が鮮明になった。組閣直前まで本人に「入閣」や「留任」が伝えられず、先行するマスコミ報道の確認に追われる場面も。一方、閣僚候補を推薦する派閥の意向にとらわれずに組閣名簿を練り上げる官邸人事に対して、総裁選で首相を支持した派閥からも不満が漏れている。

 「初閣議用に燕尾(えんび)服は用意していたが、7日の日程は辞表取りまとめ閣議の時間しか分からなかった」

 留任した閣僚の一人も、人事を伝えるマスコミ報道とは裏腹に、官邸から当日まで連絡がなかった。焦りばかりが募り、先週末から官邸関係者に数回電話をかけ、「本当に留任なのか」と確認したほどだ。

 また、別の閣僚は事務方に退任した場合のスケジュールを用意させ、執務室の引っ越し作業を進めていたという。

 官邸主導の人事には、党側の不満が募っている。

 閣僚を出せなかった自民党山東派は8日、山梨県富士吉田市で研修会を開催した。山東昭子会長は「わがグループから大臣が出なかったことはちょっと残念だが、全体的には大変堅実で、清新な内閣という気がする」と総括した。

 山東派では、2人の入閣希望者を官邸側に伝えていたが、前日の夜まで具体的な情報はなく、期待と焦りが交錯した。同派中堅議員は「(第2次改造内閣の)昨年9月のときよりも情報が漏れなかった」と徹底した秘密ぶりに舌を巻いた。

 入閣は留任の岸田文雄外相のみという苦汁をなめた岸田派(宏池会)。8日の派閥会合では、山本幸三衆院議員が「国民生活をどう豊かにするかをまず考えていかなければいけない。宏池会としてもそういう論調を張ってもらいたい。内閣では岸田氏しかもういないのだから、しっかり首相に申し上げてもらいたい」と苦言を呈した。

 人事も政策も官邸が握る政高党低の構図に、党内の不満がじわりと高まっている。首相とは“戦略的互恵関係”を続けていた二階俊博総務会長も7日の記者会見で、独走気味の官邸サイドにこうクギを刺した。

 「『明日は閣議にかけなきゃいけない』とギリギリの日程を組んで、(議案の審査を)党側に押し込んでくるが、これでは落ち着いた議論も重要な議論もできない」

2299名無しさん:2015/10/10(土) 14:50:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151010-00000016-asahi-pol
1億総活躍相、担当は何? 石破氏「突如登場した概念」
朝日新聞デジタル 10月10日(土)7時48分配信

 安倍晋三首相が新内閣の「目玉」として掲げた「1億総活躍」について、留任した石破茂地方創生相が9日、「突如登場した。国民に戸惑いがないとは思わない」と語った。加藤勝信氏が就任した「1億総活躍担当相」の英訳は長く、略称も定まらない。野党からは「何をする閣僚なのかわからない」との声が上がる。

 石破氏は9日の記者会見で、1億総活躍について「最近になって突如として登場した概念だ。国民の方々には『何のことでございましょうか?』という戸惑いみたいなものが、全くないとは思っていない」と語った。石破氏は同日のTBSの番組収録でも、政権が1億総活躍社会の目標にする「GDP(国内総生産)600兆円の達成」に関して「目標は達成するためにある。華々しく数字さえ打ち上げればいいというものではない」と語った。

 そもそも「1億総活躍」とは何か。加藤氏は自らの仕事について、首相が1億総活躍社会を目指して放つとした新「3本の矢」を挙げ、「『強い経済』『子育て支援』『安心につながる社会保障』。600兆という目標もある。そういったものを実現していくための政策をまとめ上げていきたい」と説明する。

朝日新聞社

2300名無しさん:2015/10/10(土) 14:55:19
>>2297

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000058-nksports-pol
河野太郎氏、原発批判封印 入閣した途端ブログ閉鎖
日刊スポーツ 10月9日(金)9時59分配信

 「脱原発」は封印か-。第3次安倍改造内閣で初入閣した河野太郎・行革担当相が自身のホームページ(HP)で公開していたブログ「ごまめの歯ぎしり」や「主張・政策」などの項目が8日までに、閲覧できない状態になった。

 「メンテナンス中」と書かれ、これまで公開してきた過去記事などは読めない。河野氏は一貫して脱原発を訴え、安倍政権の原発政策を批判。先月3日のブログでは、自身が共同代表を務める「原発ゼロの会」の活動も紹介した。閣僚となり、持論と政府の政策が「閣内不一致」と批判される可能性もあり、一時的に「封印」した可能性がある。

 7日から閲覧できなかったブログは8日深夜、更新され、「入閣に当たり」と題した文章が掲載された。

 「これまでは政府の外から自らの主張を訴えるだけでしたが(略)政府の中で主張を訴えることができるようになった」とした上で、「私のすべての主張がそのまま政府の政策になるわけではないが、1つ1つ、実現に向けて努力をしていく」と釈明。「政府の一員になる以上、政府の外に向かっては、政府の政策を擁護していく」と、持論の「封印」に理解を求めた。

 ただ、河野氏の持ち味は歯に衣(きぬ)着せぬ物言いだ。初入閣と引き換えに発言にブレが出れば、政権のアキレスけんになる可能性もあり「もろ刃の剣」といわれた河野氏の初入閣は、改造内閣船出早々、早速、波紋を広げた。

 野党は今後、国会審議で河野氏を追及する。民主党の岡田克也代表は「これまでのはっきりした発言と整合性が問われる。内閣の一員としてどう折り合いを付けていくか、よく見ていきたい」と、けん制した。

2301名無しさん:2015/10/10(土) 14:59:40
http://www.sankei.com/politics/news/151010/plt1510100008-n1.html
2015.10.10 00:38
副大臣・政務官人事 岸田派は増員、小泉進次郎氏は党へ?

 9日に閣議決定した副大臣・政務官人事は自民党内の派閥の所属議員数に合わせて比例配分したバランス重視型だ。ただ、安倍晋三首相は党内最大派閥でおひざ元の細田派には配慮をみせて、副大臣に7人、政務官に8人の計15人を起用。細田派は副大臣・政務官ともに内閣改造前よりも1人ずつ増えた。

 閣僚が5人から1人に激減した岸田派は副大臣が1人減り2人となったが、ゼロだった政務官に3人が起用され、計5人が政府入りして改造前から2人増えた。石破派からの起用は副大臣・政務官ともに1人ずつで副大臣が1人減った。

 一方、内閣改造で、閣僚や官房副長官への起用が取り沙汰された自民党の小泉進次郎氏は復興政務官を外れた。

 進次郎氏は先月30日の都内での講演で「自分には、まだまだかけるべき『雑巾がけ』の期間がある」と政府要職への就任を“拒否”。党幹部からは「あの当選回数で官邸の要請を断る選択肢なんてない」との批判もある。

 進次郎氏は、党での処遇を希望しているといい、来夏に参院選を控え、父の小泉純一郎元首相譲りの発信力を、党で生かすことになるのか。党役職への起用が注目されそうだ。

2302名無しさん:2015/10/10(土) 15:03:38
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20151009/plt1510091541004-n1.htm
元プロレスラー馳浩文科相とヤンキー先生“武闘派タッグ” 
2015.10.09

 第3次安倍改造内閣発足に伴い、副大臣・政務官人事が9日、決定。衆参400人を超える大所帯の自民党では、副大臣・政務官ポストも「狭き門」で、8日深夜まで閣僚人事以上に“激しい”調整が行われた。結果、文部科学副大臣には「ヤンキー先生」で知られる義家弘介元文部科学政務官が決まり、元プロレスラーの馳浩文部科学相と“武闘派タッグ”を組むことになった。

 副大臣は、衆院では当選3回以上の中堅議員が目指すポスト。閣僚の代理を務めることもあり、各省庁の行政を現場で取り仕切ることができる重要な役職だ。このため、閣僚人事以上に派閥やグループの意向が働き、熾烈(しれつ)なポスト争奪戦が展開された。

 今回の副大臣・政務官人事でも、菅義偉官房長官が内閣府だけでなく、他省庁の副大臣・政務官内定者に直接電話で連絡をしたケースも多く、引き続き、官邸主導の人事が展開されたようだ。

 まず、「準閣僚級」といわれる財務副大臣には、菅氏の側近として知られる坂井学元国交政務官を起用。外務副大臣には岸田派を「脱会」したばかりの木原誠二元外務政務官が就く。

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)対策の先頭に立つ農水副大臣には、石破茂地方創生担当相の派閥に所属する斎藤健元環境政務官を充てた。

 一方、党役員人事も大きな焦点となってきた。

 「更迭」の見方が党内で広がっているのは、船田元・党憲法改正推進本部長だ。安全保障関連法の審議が佳境に入っていた6月、自民党が推薦した学者が憲法審査会で「違憲」発言を行い、世論の反発を招いたことは記憶に新しいが、船田氏は審査会の筆頭幹事だった。

 党内では「世論の反発をわざわざ招いたA級戦犯」(党幹部)との声が充満している。

 このほか、元私設秘書が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された野田毅・党税制調査会長の去就も注目されている。

2303名無しさん:2015/10/10(土) 15:05:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000037-san-pol
TPP合意 「参院選が心配」政局の火種
産経新聞 10月9日(金)7時55分配信

 内閣の顔ぶれも一新された永田町で、新たな“政局の芽”として浮上しているのがTPP交渉をめぐる議論だ。自民党は8日、交渉参加12カ国による大筋合意を受けた党内協議を始めたが、政府側の説明不足への不満や、影響を受けるとみられる農業や畜産業への不安が続出。野党・民主党も批判を強めている。来年夏の参院選を見据え、秋のTPP政局が過熱しそうな雲行きだ。

 自民党本部で8日開かれた外交・経済連携本部、TPP対策委員会などの合同会議は、衆参両院議員約100人が出席、ピリピリとした雰囲気に包まれた。

 「これまで一切出てこなかった」

 甘利明TPP担当相の説明に耳を傾けていた野田毅税制調査会長は、政府への不満を口にした。今回の合意内容に果汁の関税撤廃が含まれていることが明らかにされたからだ。

 これをきっかけに、若手からも批判が続出。「地元で『ウソをついた』という言葉をぶつけられた」(長峯誠参院議員)、「参院選が大変な結果にならないか心配だ」(古賀篤衆院議員)…。TPPが影響を与える額を早期に試算し、国内対策を講じるべきだとの声も複数上がった。

 西川公也・党TPP対策委員会顧問は8日、支持者への説明強化のためTPPに関する想定問答集を作成するよう農林水産省に指示。今後、新たな補助金制度や輸出力強化策などの策定に着手するが、難航は必至だ。

 民主党も8日、TPPに関する関係部門合同会議を国会内で開いた。黒岩宇洋衆院議員は「(農産品の重要5分野保護を求めた)国会決議に反している」と批判。福島伸享衆院議員は「どこが貿易の促進につながるか分からない」と指摘した。岡田克也代表は記者会見で、「中身をみれば相当問題がある」と述べ、TPPに関する閉会中審査について「来週に開くべきだ」との認識を示した。

 TPPをめぐる議論は、参院選をにらんだ各党の損得勘定もからみ、一筋縄ではいかない経緯をたどりそうだ。

2304名無しさん:2015/10/10(土) 15:12:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000150-jij-pol
「基地と振興策は別」=翁長沖縄知事
時事通信 10月7日(水)21時36分配信

 沖縄県の翁長雄志知事は7日、新しい沖縄担当相に就任した沖縄県選出の島尻安伊子参院議員に対し、「基地(問題)と振興策は別だ」と述べ、くぎを刺した。
 翁長氏は「混同しなければ(島尻氏は県の)一番強力な味方になる。混同することがあれば、ややこしいことになりやすい」と指摘した。県庁で記者団に語った。
 翁長氏は島尻氏について「個人的にもよく承知している。潤いのある県民生活の実現に向けて、いろいろ意見交換ができるのではないか」と期待感も示した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000041-asahi-pol
菅長官「県民の多くは歓迎」 島尻氏の沖縄・北方相就任
朝日新聞デジタル 10月8日(木)14時27分配信

 菅義偉官房長官は8日の記者会見で、沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が振興策担当の島尻安伊子沖縄・北方相の就任について「基地と振興策は別々。混同することがあれば、ややこしい」と発言したことに対し、「それは知事の懸念ではないか。沖縄県民の多くの方は歓迎している」と語った。

 翁長氏は7日、島尻氏の就任について「とにかく基地と振興策は別々。それを彼女が混同しなければ、一番強力な味方になる。混同することがあれば、それはなかなかややこしいことになろうかなと思う」と記者団に語っていた。

朝日新聞社

2305名無しさん:2015/10/10(土) 15:14:40
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151010-00045781-gendaibiz-pol
安倍新内閣、実はココがすごい〜永田町のプロ筋が高評価する理由
現代ビジネス 10月10日(土)6時2分配信

各メディアの安倍政権に対する距離感の違い?
 10月7日夜に発足した第3次安倍改造内閣について、マスコミ各社が行った緊急世論調査の結果が興味深い――。

 『読売新聞』調査(7〜8日実施)では、内閣支持率が前回比5ポイント増の46%、不支持率は前回比6ポイント減の45%で、再び1ポイントながら支持率が不支持率を上回った。ところが、『毎日新聞』調査(同)は、内閣支持率が前回比4ポイント増の39%、不支持率は前回比7ポイント減の43%で、依然として不支持率が支持率を4ポント上回っている。

 次に『日本経済新聞』調査(同)結果を見ると、内閣支持率は9月19日の安全保障関連法成立直後の前回調査を4ポイント上回る44%で、不支持率は42%と5ポイント低下した。共同通信社調査(同)でも、内閣支持率は44.8%で、前回9月の38.9%から5.9ポイント上昇している。

 『朝日新聞』も調査を実施したはずだが、なぜか報道がない。いずれにしても、『毎日』調査とほぼ同じ結果となると思われる。だが、世論の評価は恐らく今回の内閣改造と自民党役員人事について概ね好感したと判断していいだろう。各社ともに内閣支持率は5〜6ポイント上昇しているからだ。

 しかし、支持が不支持を若干上回る結果が出ている『読売』、『日経』、共同通信と、依然として不支持が支持を上回る『毎日』、『朝日』との好対照となっているが、これは、まさに各メディアの安倍晋三政権に対する距離感の違いを表していると言っていいだろう。

 安倍首相は麻生太郎副総理・財務相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相、甘利明経済財政・経済再生相ら主要閣僚を留任させ、閣僚交代を9人に留めた。そして党役員人事でも谷垣禎一幹事長、二階俊博総務会長、稲田朋美政調会長、茂木敏充選対委員長の党4役は留任させた。

 内閣改造は小幅に終わり、これといった目玉人事もなく、政権浮揚に繋がったとは言いい難い。が、プロ筋の間では「なかなか巧妙な出来栄えだ」という見方が支配的である。

2306名無しさん:2015/10/10(土) 15:15:13
>>2305

祖父・岸信介を手本にした?
 具体的に言えば、

 ①内閣人事局長兼務で官房副長官(政務)として霞が関に網を張り巡らせてきた加藤勝信総活躍相兼拉致問題担当相は、年末までに各省庁との調整を行い、「1億総活躍社会」づくりの工程表を打ち出す可能性が高い

 ②安倍首相の歴史問題の立ち位置批判を続けてきた河野洋平元衆院議長の息子であり、党派を超えた「原発ゼロ」運動を行ってきた河野太郎党行政改革本部長を、国家公安委員長兼行政改革担当相として閣内に封じ込めた

 ③今や党内最実力者である二階総務会長の最側近の林幹雄元国家公安委員長を主要閣僚である経済産業相に起用し、同省に今なお影響力を持つ二階氏をして「満額回答」と言わせた

 ④安倍首相の最側近を自任する萩生田光一筆頭副幹事長兼総裁特別補佐を官房副長官(政務)として官邸入りさせたことで、党執行部内で棚橋泰文幹事長代理らと亀裂・対立の心配が無くなった――などが挙げられる。

 いずれにしても、小規模に終わった内閣改造だが、祖父・岸信介元首相も1959年1月総裁選で再選された後は、今回以上の小規模改造だったことが想起される。

 前年の12月の池田勇人国務相、三木武夫経済企画庁長官、灘尾弘吉文相の3閣僚が警職法改正問題を巡る首相との対立で辞任したこともあり、事実上、手直し程度の改造だった。

 但し、当時閣僚未経験の福田赳夫氏(後に首相)を幹事長に抜擢している。この人事は岸派内に不協和音を出来、幹事長を交代させられた川島正次郎、椎名悦三郎(後に副総裁)など岸の腹心や股肱の臣の猛反発を呼び、岸派分裂の導火線となった。

 だがしかし、狡猾な岸は改造から半年後、参院選で勝利して最後の大幅改造で池田を取り込むことに成功した経緯がある。安倍首相は祖父の故事ばかり意識していないだろうが、党役員には一切手をつけずに、しかも主要閣僚は軒並み留任させた。

 はたして安倍首相にとっての“第2の池田勇人”は誰なのか?池田が創設した宏池会(岸田派)は閣僚5人から自ら1人だけとなり派内からブーイングが出ているが、領袖の岸田外相の芽は残っているのかどうか、即断はできない。

歳川 隆雄

2307名無しさん:2015/10/10(土) 16:29:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015101000194
臨時国会見送り強まる=野党反発「政権逃げ腰」

 秋の臨時国会召集が見送られる可能性が強まってきた。政府・与党は、10月下旬以降の安倍晋三首相の外遊日程を優先するとして、開会に慎重な姿勢を崩さない。これに対し、民主党など野党側は、首相が安全保障政策や環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意をめぐる国会論戦から「逃げている」と反発、一致して早期召集を迫っている。
 「首相の外交日程は最優先しなければならない。通常国会は戦後最長となる延長を行った」。菅義偉官房長官は8日の記者会見でこう語り、臨時国会召集に後ろ向きな姿勢を隠そうとしなかった。
 首相は10月下旬に中央アジアを歴訪。11月中下旬には、トルコで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議など複数の国際会議に相次いで出席する。外交日程の合間を縫って国会審議に十分対応するのは困難というのが政府の立場だ。
 国民の理解が進まない安全保障関連法や、農業団体を中心に批判のあるTPP合意を野党に追及されたくないとの思惑もにじむ。自民党幹部は「国会を開いてもいいことはない」と言い放ち、公明党幹部は「国会を開いたらまたデモをやられる。首相はそれが嫌なのだろう」と指摘した。
 政府は例年、通常国会で処理しきれなかった法案や、補正予算案など緊急案件を処理するため、秋に臨時国会を召集してきた。通常国会は9月27日まで延長されたものの、労働基準法改正案など積み残しの重要案件は少なくない。召集が見送られれば、8月の人事院勧告を踏まえた国家公務員の給与を改定する法改正も来年に先送りとなる。
 内閣改造から数カ月も、国会で新閣僚の所信聴取が行われないのも異例だ。与党は「国会軽視」との批判をかわそうと、衆参予算委員会で閉会中審査に応じる方針を早々と決めた。
 これに対し、民主、維新、共産、社民、生活の野党5党は、臨時国会の召集要求で足並みをそろえている。国会が開かれれば、TPPや政権の経済対策「新3本の矢」などで徹底論戦を挑む構え。河野太郎行政改革担当相の持論である「脱原発」と、原発推進の政府方針の整合性も突く。
 「与党は逃げ腰だ。嫌なことからは逃げるという露骨な安倍内閣の姿勢が出ている」。民主党の枝野幸男幹事長は、政権を盛んに挑発している。(2015/10/10-14:23)

2308名無しさん:2015/10/10(土) 16:30:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2015100900751&j4
給与上げに「待った」?=公務員、臨時国会見送り論で

 政権内で臨時国会見送り論が浮上している影響で、国家公務員の給与引き上げに来年の通常国会まで「待った」がかかる可能性が高まってきた。8月の人事院勧告に基づく法改正のめどが立たないためだ。例年通りなら12月の冬のボーナス(期末・勤勉手当)は増額のはず。来年に持ち越しとなれば、さかのぼって支給されるとはいえ、公務員にしてみればアベノミクスの恩恵を感じにくい年末となりそうだ。

 国家公務員の給与は、民間企業の水準に合わせるのが基本。人事院は8月、月給を0.36%、ボーナスを0.1カ月分引き上げるよう勧告した。実現すると、平均年間給与は5万9000円増える。
 ただし、実施するためには給与法の改正が必要。例年は夏の勧告後、秋の臨時国会で法改正し、年内に給与を改定しており、越年となれば平成初の珍事だ。法改正が遅れても、月給は今年4月、ボーナスは12月にさかのぼって、増額分を後から支給することに変わりはない見通しだが、感覚的には「寒い冬」となりそう。(2015/10/10-03:14)

2309名無しさん:2015/10/10(土) 16:30:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015101000059
危険業務叙勲に3610人

 政府は10日付で、危険業務従事者叙勲の受章者3610人(うち女性8人)を発表した。警察官や自衛官など危険性の高い業務に長年従事し、社会に貢献した元公務員(55歳以上)が対象。11月3日に発令される。
 内訳は、瑞宝双光章1598人、瑞宝単光章2012人。職種別では警察官が1841人で最も多く、全体の51.0%を占めた。以下、自衛官933人(25.8%)、消防士639人(17.7%)、刑務官・入国警備官137人(3.8%)、海上保安官60人(1.7%)の順だった。(2015/10/10-05:26)

2310名無しさん:2015/10/10(土) 16:32:56
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151009/k10010265161000.html
TPPの国会承認要請は1月以降に
10月9日 20時30分

甘利経済再生担当大臣は、NHKなどのインタビューに応じ、交渉が大筋合意したTPP=環太平洋パートナーシップ協定について、締結に向けて国会に承認を求めるのは来年1月以降になるという見通しを示しました。
この中で甘利経済再生担当大臣は、交渉が大筋合意に達したTPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「いま交渉参加各国が法的な整合性を審査していて、それが終わり次第、署名の準備ができてくる。アメリカは署名する3か月前までに議会に協定内容を通知するルールがあるので、アメリカの署名は少なくとも来年1月以降になる」と述べました。そのうえで甘利大臣は、「各国の署名の後、国会に提出することになるが、それぞれの国ができるだけ直近の国会に提出して承認を得る作業に入っていくと思う」と述べ、協定の締結に向けて国会に承認を求めるのは、来年1月以降になるという見通しを示しました。
また、甘利大臣は、アメリカ大統領選挙で民主党の最有力候補のクリントン前国務長官が「現時点では支持できない」と表明したことについて、「われわれが決めた基準が世界基準になることをアメリカの議員が認識すれば、困難を乗り越えて了承につながるのではないか」と述べました。

2311名無しさん:2015/10/10(土) 16:33:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015100900499
12月から適性評価義務付け=特定秘密で政府

 政府は9日の閣議で、特定秘密保護法における「特定秘密」の取り扱いについて、12月1日から「適性評価」を受けた人に限定する政令を決定した。岩城光英法相が閣議後の記者会見で発表した。
 昨年12月施行の特定秘密保護法では、特定秘密を扱う公務員や民間人に対し、機密を漏えいする恐れがない人物かチェックする身辺調査「適性評価」が義務付けられている。しかし、適性検査が間に合わないため、経過措置を設け、検査を受けていない人でも扱うことができた。(2015/10/09-16:28)

2312名無しさん:2015/10/10(土) 21:34:00
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151009-00000000-bshunju-pol
長期政権の命運握る大阪ダブル選
文藝春秋 10月9日(金)10時30分配信

「祖父」を追い続ける安倍に、公明、維新はどこまで付いていけるのか

    ◇    ◇

 短いコメントの中に首相・安倍晋三の政権戦略が明確に込められていた。

「国民の命と平和な暮らしを守るための法的基盤が整備されたこと、第2次政権発足から1000日を迎えたこと、そしてまずは強い経済をつくっていくことに全力を挙げていくことを誓いました」

 シルバーウィーク後半の9月22日、静岡県小山町の冨士霊園。祖父の岸信介元首相、父の安倍晋太郎元外相の墓参りの後、安倍は記者団にこう述べた。

「強い経済をつくっていく」。この一言が示すように、アベノミクスへの回帰こそが安倍政権の次の一手である。

 安倍は衆院議員になってまだ2年目の1995年、集団的自衛権について国会で「真剣に議論をしていかなければいけない」と発言している。その行使容認を柱とする安保法成立は20年越しの悲願だった。さらに祖父の岸信介首相が「限定的な行使容認はあり得る」と答弁したのは60年。祖父の立場にたてば、55年目の悲願達成という側面もあった。

 安保法成立は、内閣支持率を30%台後半まで急落させた。それでも、安倍は安保法案の参院採決の前、周辺にこう話していた。

「あの時は反対がもっと強かったんだよね」。あの時とは、岸が旧安全保障条約を改定した時のことである。

 経済政策でも、祖父へのこだわりを感じさせる。安倍は「高度成長の基礎を築いたのは岸総理だ」と周辺にこぼす。岸は内閣発足直後の57年、高い経済成長率維持を目標とする戦後初の「新長期経済計画」を策定し、所得を倍増させる計画を経済審議会に諮問している。池田勇人首相の「所得倍増計画」は、その「新長期経済計画」の延長に過ぎないというわけだ。

「アベノミクス回帰」宣言は、「安保の岸」を安保法成立で追体験した安倍が、岸が下敷きを作った「経済の池田」の役回りも演じようとしていることを指す。

 そして、自民党総裁に無投票で再選され18年9月までの任期を手に入れたいま、大叔父の佐藤栄作首相以来の超長期政権をも目指す。

2313名無しさん:2015/10/10(土) 21:34:16
>>2312

■花火を見た橋下と松井

 安保法案をめぐって野党が大立ち回りを演じている裏で進んでいたのが、「維新の党」の分裂だった。

 8月22日夜、全国的に有名な秋田県・大曲の「全国花火競技大会」会場の升席。そこには仲良く並んで花火を見る、青い雨合羽を着込んだ大阪市長の橋下徹と大阪府知事の松井一郎の姿があった。

 見物客の目にもとまり、2人の行動を知った民主党は「(維新が自主投票としていた)山形市長選の実情を視察にきたのではないか」と疑心暗鬼に陥った。実際はお忍びの観光だった。ただ、2人の間でこの時、3カ月後に迫った11月22日の大阪府知事・市長のダブル選を勝つために「行動を起こす」というコンセンサスができあがったという。住民投票による都構想否決以来、地元大阪でも一時ほどの勢いはない。場所は東北だったが、2人の頭には大阪しかなかったのだ。

 そこから、橋下の動きは急だった。

 5日後の27日には、柿沢未途前幹事長の山形市長選をめぐる動きに反発して離党を表明。ダブル選に向けて政治団体である「大阪維新の会」を国政政党化すると表明した。

 松井以外、数人しか知らされていなかった橋下発言の衝撃は強かった。

 大阪選出議員は「聞いていなかった。メールも来なかった」と当惑の色を隠さず、翌日夜、京都市内の日本料理店で設定されていた維新の党との連携を模索する民主党の前原誠司元外相と橋下、松野頼久維新の党代表らの会合も、急遽取りやめとなった。

 維新の弱体化は「第三極を生き残らせる野党分断作戦」という官邸の戦略が崩れる可能性を秘めている。

 もし、勢いを失った維新が大阪のダブル選で全敗すれば、維新の求心力はいよいよ低下し、野党勢力の一本化が進みかねない。絶対に避けたいシナリオだ。

 官邸も手をこまねいているわけではない。官房長官の菅義偉は、橋下が離党表明する2日前の8月25日に松井と会食し、大阪系の勢力を確保するために全面的に協力すると約束したという。

 さらに安倍自身が動く。9月4日、国会開会中の平日にもかかわらず大阪に入って在阪民放のテレビ番組に出演し、安保法案への理解を訴えた。

 その後、公明党幹事長を務めた故・冬柴鉄三の次男・大が大阪市北区で経営する牡蠣料理店を訪ねて秘書官らと食事をして帰京した。この時、同席した公明党関係者に対して安倍は橋下との関係修復を依頼したという。

 維新候補を勝たせるなら本来、自民党大阪府連に候補者の擁立を見送らせればいい。だが、勢いづく大阪府連を翻意させるのは安倍や菅といえども不可能な状況だ。

 自民党府連に力が入るのは、5月の大阪都構想の住民投票で大阪の公明党・創価学会が、学会本部からの「中立」要請をも振り切って、「反維新」に舵を切ったことが大きい。公明党に対して、橋下が「宗教の前に人の道がある」と発言したことが未だに尾を引いている。

 公明票の最終的な行方が勝敗を決めた都構想の住民投票の二の舞は避けたい。せめて大阪の公明党・創価学会に中立の立場を貫いてもらいたい。それが官邸の本音だ。

 だが、安倍はこれまで、維新との蜜月関係を野党分断に利用すると同時に、与党の公明党の発言力を削ぐためにも使ってきた。

「選挙は地元の自公関係が基本だ。地元組織が自民党と一緒にやるというなら止められない」。安倍のご都合主義に公明党幹部は、そう冷ややかな視線を送る。

 橋下は9月26日、新党名を「おおさか維新の会」とし、知事選に松井、市長選には橋下の側近で衆院議員の吉村洋文を擁立することを正式決定。改めて大阪都構想を争点に掲げるとした。反対する自民大阪府連と再び全面対決になる。

2314名無しさん:2015/10/10(土) 21:34:36
>>2313

■慌てる公明党・創価学会

 安保法案で重ねた無理は、官邸にとって公明党との関係でも足枷になっている。

 公明党は安保法案の審議の行方を当初は楽観していた。6月に憲法学者3人が安保法案を違憲と表明して反対運動が広がり始めたときも、「昨年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定で決着済み」として静観していた。

 ただ、4月の統一地方選では、創価学会の運動員が「なぜ平和の党である公明党が安全保障関連法案に賛成するのか」と一般有権者から尋ねられる場面が多くなり、それが苦戦の原因になったとの声が内部で噴出した。このため、公明党は選挙後に急遽、この法案に関する学習ビデオを制作している。

 5月の大型連休後、創価学会は今年になって構築したネットによる映像配信システム(ビデオ・オン・デマンドシステム)で、全国の地区部長らにこの学習ビデオを配信した。だが、この時点では「必要に応じて地域の学習活動に使うように」との連絡だけで、視聴を徹底させるような指示は出していない。昨夏の集団的自衛権行使容認の閣議決定の際、学会では徹底した学習活動を展開していた。公明党が強く求めて行使を限定的にしたことで9条との整合性が図られたとの説明を組織内に徹底させた経緯もあり、「すでに対策は打ってある」と強気だった。

 ところが、事態は一向に収まらない。6月、7月と国会審議が進むにつれ、一部の学会員が反対の署名活動を始めるなど学会内部からも反対の声が公然と強まってきた。反対デモに赤・黄・青の学会の三色旗を掲げる学会員が参加したことなどが相次いで報じられた。それでも学会本部はなお特段の動きを見せなかった。

 転換点の一つとなったのは、7月28日から4日間、東京・信濃町で開かれた全国13方面の方面長らと本部の最高幹部たちが一堂に集まる創価学会の全国最高協議会だった。

 年2回開催されるこの重要会合で、出席者から「『公明党はなぜ戦争法案に賛成なのか』と聞かれて会員たちが困っている」などと厳しい意見が相次いだ。初日の会合に招かれていた公明党代表の山口那津男は「しっかり対応します」と答えるのが精一杯だった。

 8月に入り、創価大学の教員らが呼びかけ人になって法案反対の署名活動が始まると、強気だった幹部たちの間にも動揺が広がった。

 学会では7月下旬から全国的に夏休みに入っていたが、休みが明けた8月24日から、先述のビデオを使った学習活動を全国で本格的に始めた。

 各支部やその下の地区の集会には、公明党の国会議員や地方議員も講師として駆り出された。国会開会中の平日は国会議員が東京に滞在していることから、安保法制の与党協議会で座長代理を務めた北側一雄(副代表)や衆院の特別委員会で理事を務めた遠山清彦らが、毎晩のように首都圏の集会に出席して説得した。

 学習ビデオには、公明党代表の山口に続いて、外部の有識者として元防衛相の森本敏や政治評論家の森田実らが登場。公明党がいかに与党協議で頑張って9条との整合性を保ったかについて解説している。だが、30人から50人程度が出席する「地区」の集会では、説得しても「納得できない」という学会員が出るという。

 公明党幹部は「来年の参院選は相当厳しい。F票(学会員以外の票)獲得活動を行う運動員が安保法制について『説明』を求められ、足が鈍る可能性が高い」と危機感を強めている。

2315名無しさん:2015/10/10(土) 21:34:48
>>2314

■共産党の「アシスト」

 野党は安保法制闘争の延長戦を狙う。最初に動いたのは共産党だった。

〈「戦争法廃止、立憲主義を取り戻す」の一点で一致する政党が共同して、「戦争法廃止の国民連合政府」の樹立を〉。その日の未明に安保法が成立したばかりの9月19日午後、第4回中央委員会総会を東京都内の党本部で開き、安保法制廃止を結集軸に、来年参院選での選挙協力を野党に呼びかけることを決めた。

 官邸は、安保法制反対で野党の選挙協力が進むことを強く警戒していた。

 2009年衆院選で共産党は「比例選に重点を移す」として、当時の300小選挙区のうち、擁立を152選挙区に絞った。その結果、反自民票が集中した民主党が大勝、政権交代のきっかけとなった。

 しかし、共産党の声明の内容を知った菅は、自民党幹部に「この方向で進んでもいい」と漏らしたという。菅が胸をなで下ろしたのは、今回の発表が「国民連合政府樹立」まで踏み込んでいたからだ。民主党が共産党との選挙協力を進めれば「共産党との連立政権を組む」という印象が強くなり、保守層が逃げる。党勢を伸長してきた共産党にしてみれば、参院選を前に党員以外の有権者を取り込もうと一歩踏み込んだ形だが、官邸には思わぬ“援軍”となった。

 25日、民主党代表の岡田克也は共産党委員長の志位和夫と会談。岡田は連合政府については「簡単ではない」と否定的な反応を示しつつ、選挙協力には前向きな姿勢だ。

 経済政策の最優先と第三極を生き残らせる野党分断作戦は、第2次内閣発足当初の政権戦略そのものへの回帰でもある。しかし、その前提となる維新の党、そして連立パートナー公明党は揺らいでいる。

(文中敬称略)

(文藝春秋2015年11月号「赤坂太郎」より)

2316名無しさん:2015/10/10(土) 22:19:56
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151009-00000004-sasahi-pol
創価学会のおかげ? 御厨貴「官僚が頼りにしているのは公明党」〈週刊朝日〉
dot. 10月9日(金)7時6分配信

「安全保障関連法案」が最大のテーマだった通常国会。身内のミスに足を引っ張られながらも、数にものを言わせて安保法を成立させた安倍政権に、東大・松原隆一郎教授(社会経済学)と放送大・御厨貴教授(政治学)の2人が迫る。

*  *  *
松原:非常に残念だったのは、安倍首相は今回も自衛隊員のありうべき死について踏み込みませんでした。

御厨:首相は「安保法案で日本は平和になる」「隊員のリスクは下がる」で進めてしまいましたから。そちらの議論は必要とはわかっていても、今さらできないのでしょう。

松原:活動範囲が広がれば、隊員のリスクが高まるのは明らかです。最悪の事態が起きたとき、国はどう責任を取るのか、どこに祀(まつ)るのか、どのような遺族補償をするのか。今から議論を進めておかないと。隊員も家族もやってられませんよ。

御厨:自衛隊員が死ぬということのリアリティーをほとんどの政治家がわかっていないように思います。死ぬかもしれないけど、かつての大戦のように死ぬわけではない。数もごく少数という、どこか楽観的な雰囲気が広がっている。非常に危うさを感じます。

松原:どうせ数で押し切られるなら、軍事的に何が起きるのか議論してみる。それは民主党しかできなかったことでしょう。でも、決定的な論点を生み出せなかった。「安倍首相の暴走だ」と批判しましたが、民主党政権に呆れた国民が安倍支持に雪崩をうったことの結果です。その根本的な反省がないから、何も出てこない。

御厨:学生団体「SEALDs(シールズ)」による抗議活動が注目を集め始めたとき、民主党はものすごく喜んで「連帯しよう」と近寄りました。学生と連帯してどうするんですか。しかも、向こうの中心メンバーから民主党は信用しないと言われたのだから、目も当てられません。

松原:与党とはいえ「平和の党」を標榜(標榜)する公明党が、あっさり法案に賛成したことも特徴的でした。

御厨:反対して再び野党に戻るなんてことは、全く考えていないのでしょう。官僚に聞いたところ、安保法案の勉強会をやると自民党より、公明党のほうがはるかに熱心だったようです。

松原:バックに創価学会がいるから、彼らにしっかり説明しなければという重圧があるんですかね。

御厨:かつて自民党に強い派閥があったときは、官僚の人たちはそこに法案を持ち込んで「お願いします。進めてください」というスタイルでした。それが今では最初に公明党に持ち込んでいる。東大の法学部卒の弁護士が多く、説明すると理屈で何とかなる。

松原:公明が今や自民党の有力派閥になっているんですね(笑)。

御厨:官僚がいま頼りにしているのは間違いなく公明党。公明を巻き込み自民党にぶつかっていく。公明は補完勢力ではなく、前衛勢力に変わりつつあります。

※週刊朝日 2015年10月16日号より抜粋

2317名無しさん:2015/10/10(土) 22:20:36
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151009-00000001-sasahi-pol
松原東大教授「安倍首相が嫌いな中国とどう協調していくのかも難題」〈週刊朝日〉
dot. 10月9日(金)7時5分配信

 悲願の「安全保障関連法案」を成立させた安倍首相。しかし、東大・松原隆一郎教授(社会経済学)と放送大・御厨貴教授(政治学)の論客2人は、今後の安倍政権に落とし穴があると指摘する。

*  *  *
御厨:今後の安倍政権についてです。首相は安保法を成立させた達成感があると思う。やることをやったので。あとは何をするのか。任期は3年間ですが、僕が非常に危険だと思うのは集団的自衛権を使いたくなるんじゃないかということ。自分の内閣では使わないと言ってきたけど、オモチャの銃を握ったら最後は引き金を引いてみたくなるものです。

松原:小泉首相は最後の1年何もしなかったですが、3年もあるとそうもいかない。憲法改正を諦めているとすれば、やりたそうなのは集団的自衛権の行使しかないですね。

御厨:軍需産業の関係者はいわゆる集団的自衛権特需でこれからもうけようとしているし、防衛省の中では技術官僚が明らかに喜んでいる。技術研究本部が一つ大きくなって防衛装備庁ができたんですからね。今後、技術者らが独走して文民統制が危うくなる場面が出てくるかもしれない。安倍首相はあまり考えていないでしょうが。

松原:経済も危うい。日銀がこれ以上「黒田バズーカ」を撃てないということになると、国債の価格が暴落するかもしれません。

御厨:アベノミクスの総括もせずに「新3本の矢」と言われても、本当かねと思いますよ。どんどん予算つけたから財政赤字は増えた。でも安倍さんはそのことに触れない。

松原:日本の景気は中国次第というところもある。安倍首相が嫌いな中国とどう協調していくのかも難題です。経済でつまずけば、来夏の参院選で手痛いしっぺ返しを食うことになる。

御厨:今後のことを考えると、安倍政権も安泰とは言えないですね。

※週刊朝日 2015年10月16日号より抜粋

2318名無しさん:2015/10/10(土) 22:22:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000006-okinawat-oki
島尻沖縄相、異色の経歴 民主から自民へ 辺野古容認を先導
沖縄タイムス 10月8日(木)10時24分配信

 「台所から政治を変える」をキャッチフレーズに、2007年4月に参院補選で初当選、2期目途中で閣僚の座を射止めた。日本語学校副理事長などを経て、04年に民主党公認として那覇市議補選で初当選し、政治の世界へ。参院補選で当選後に自民党入りした異色の経歴だ。
 4人の子育ての経験から、妻、母、働く女性の目線での政治を基本に据える。党では女性局長、沖縄振興調査会事務局長を務めて存在感を示し、消費者政策にも明るい。野党時代には仲井真弘多県政と連携し、一括交付金の創設を盛り込んだ改正沖縄振興特別措置法や駐留軍用地跡地法の成立に奔走。第2次安倍内閣の発足時には内閣兼復興政務官を務めて、頭角を現した。14年9月からは参院環境委員長に就任。ことし3月末の米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の返還と改正跡地法の成立に尽力した。沖縄の基地負担軽減担当を兼務する菅義偉官房長官の信頼が厚い。
 米軍普天間飛行場の返還問題では、10年の自らの選挙で「県外移設」を訴えたが、政務官就任後に「辺野古容認」を表明。当時、「県外移設」を掲げていた自民党県連の「辺野古容認」シフトの先導役となった。ことし4月の県連会長就任時には、名護市辺野古の新基地建設に反対する市民運動を「責任のない市民運動」と発言し、物議を醸した。

 ■島尻安伊子氏(しまじり・あいこ) 1965年3月生まれ。仙台市出身。上智大文学部卒。専門学校副理事長などを経て、2004年に那覇市議補選に民主党公認で初当選。05年7月の同市議選で再選後に離党。07年4月の参院補選に自民、公明の推薦を受け、無所属で立候補して初当選。同年8月に自民党入り。現在2期目。第2次安倍内閣発足時に内閣兼復興政務官を務めた。14年から参院環境委員長。ことし4月から自民党県連会長。夫・昇さんとの間に3男1女。

2319チバQ:2015/10/10(土) 22:40:35
>>1540とか
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201510/CK2015101002000177.html
小渕氏元秘書に有罪判決 説明果たさず地元冷ややか

2015年10月10日


 小渕優子・元経済産業相の元秘書折田謙一郎被告が九日、政治資金規正法違反の罪に問われ有罪判決を受けた。地元の中之条町では「政治とカネ」の問題に説明がない小渕氏に対し、父の故小渕恵三元首相時代から二代にわたって応援し続けた住民の間に冷めた見方が広がっている。
 問題となった東京・明治座の観劇会に参加していた中之条町の女性(73)は「説明がなくうやむやにされた。もう小渕さんは応援したくない」と不満を訴えた。
 小渕氏は昨年末の衆院選に「一からの出直し」と出馬、一日三十〜四十カ所で遊説するなどの徹底した「おわび行脚」で、支持者のつなぎ留めに奔走した。
 遊説先でビールケースに立ち、涙ながらに頭を下げると、支持者から「優子ちゃんは悪くない」と声が上がる場面も。結局得票率七割を超す圧勝で二新人を破って六回目の当選を決め、変わらぬ人気ぶりを見せつけた。
 だが、飲食店経営の男性(74)は「他に有力候補がおらず、小渕さんを支持するしかなかった」と振り返った。
 一方、昨年十月に問題が発覚した直後、折田被告は町長を辞職。十一月の町長選で「折田氏の町政を引き継ぐ」とした前副町長の伊能正夫氏が、共産党推薦の新人候補を大差で破り初当選した。
 中之条町の職員は「町長は折田さんと頻繁に連絡を取って相談し、業務には支障がない」と話した。
◆「政治家は透明性大切」 知事がコメント
 大沢正明県知事は判決を受け、「有罪となったことは誠に遺憾である。政治資金をめぐる問題は、これまでもたびたび世間を騒がせているが、政治家は、国民の負託にしっかり応えるためにも、その透明性を確保することが大切であると考えている」とのコメントを発表した。

2320名無しさん:2015/10/10(土) 22:44:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000548-san-pol
新潟市長「短期間で代わり過ぎ」拉致担当相交代
産経新聞 10月9日(金)16時16分配信

 新潟市の篠田昭市長は9日の定例会見で、第3次安倍晋三改造内閣で拉致問題担当相が加藤勝信氏に交代したことについて「民主党政権のときからそうだが、あまりにも短期間で代わり過ぎる」と批判した。

 篠田市長は「拉致被害者家族や関係者が『これで大丈夫か、本当にやる気はあるのか』という気持ちを持つのは当然だ」と語り、こうした懸念を新潟の首長として政府に伝えたいとの考えを示した。

 また、担当相が頻繁に代わるのは北朝鮮に間違ったメッセージを出していることになりかねないと指摘した。

2321名無しさん:2015/10/10(土) 22:50:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00050067-yom-pol
首相、官邸には側近議員…萩生田氏と柴山氏
読売新聞 10月9日(金)11時7分配信

 7日発足した第3次安倍改造内閣で、安倍首相は、自らに近い萩生田光一氏を官房副長官、柴山昌彦氏を首相補佐官に起用した。

 主要な閣僚や党役員に安定感のある実力者を置く一方、身の回りは心を許せる側近議員で固める構図だ。

 萩生田氏はタカ派的な言動で知られ、首相が本音を漏らせる最側近の一人とされる。今年6月、報道機関への圧力を求める保守系議員の勉強会にも出席した。

 柴山氏は2004年の衆院補選で初当選。当時、自民党幹事長だった首相が手がけた一般公募に応じた経緯があり、選挙期間中、首相が頻繁に応援に入った。同じく首相補佐官に起用された河井克行氏は、外交問題で首相に進言したり、首相の意向を踏まえて議員外交を行ったりしてきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000114-mai-pol
<安倍首相>官邸に側近集める 「お友達内閣」批判再燃も
毎日新聞 10月8日(木)22時8分配信

 安倍晋三首相は7日に行った内閣改造・自民党役員人事で、首相官邸に側近議員を集めた。官房副長官に、党総裁特別補佐として靖国神社に首相の代理で玉串料を奉納してきた萩生田光一氏を起用。交代した首相補佐官2人の後任は首相に近い柴山昌彦、河井克行両氏とした。萩生田氏の後任の総裁特別補佐には下村博文前文部科学相を充て、党とのパイプ役とする。

 萩生田氏は首相の出身派閥の細田派で、拉致問題などで首相と行動を共にするなど首相の信頼が厚い。官僚人事を一元管理して「官邸主導」の象徴とされる内閣人事局長も兼務する。柴山氏は、首相が幹事長時代の2004年に行った公募で衆院埼玉8区補選の公認候補となるなど関係が深い。河井氏も首相執務室を度々訪れていた。思想面で首相の盟友とされる衛藤晟一氏も首相補佐官に留任した。

 首相は閣僚人事でも気心の知れた人物を重用。加藤勝信1億総活躍担当相は、義父の加藤六月元農相が首相の父・安倍晋太郎元外相の側近だった関係から家族ぐるみの付き合いだ。第1次政権の退陣後も首相から離れず、返り咲きを支えた。

 首相が「政権の骨格」と呼ぶ麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明経済再生担当相、岸田文雄外相の4人は第1次政権でも閣僚を務め、「四天王」と呼ぶ声も。このうちの一人は留任について「首相から明確な言葉はなかった。『あうん』だった」と距離の近さを語る。

 政権の中軸を首相に近い人材で固め、円滑な意思疎通や安定を優先した人事だ。菅氏は8日の記者会見で「首相との近さより、政策実現に必要な人材を適所で登用した」と説明したが、党内では、第1次政権で首相批判の決まり文句だった「お友達内閣」との表現で不満を漏らす議員も増え始めている。【高本耕太】

2322名無しさん:2015/10/10(土) 22:54:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000131-mai-pol
<TPP大筋合意>野党、情報開示と臨時国会開催を要求
毎日新聞 10月6日(火)23時10分配信

 野党各党は6日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉の大筋合意を受け、政府に情報開示と臨時国会の開催を要求する考えを示した。民主党の細野豪志政調会長は与党内で出ている臨時国会の見送り論について、記者会見で「議論から逃げるのは論外だ」と批判した。

 細野氏は牛肉・豚肉の関税引き下げについて「経済的打撃が大きくなり、地域社会への影響も大きいのではないか」と懸念を表明。自動車分野も「早く妥協しすぎた」と指摘したが、同党は談話でTPPによる貿易拡大の必要性は認めた。

 維新の党の今井雅人幹事長も「自由貿易推進は賛成だから方向性はいい」と評価。日本を元気にする会も「さまざまな経済分野が自由化へと大きく前進したことを歓迎する」とコメントした。

 一方、共産、社民両党は大筋合意に強く抗議し、交渉撤退を政府に要求した。

 政府は秘密保持を理由に詳しい交渉経緯をふせており、野党には「密室的」(維新の松野頼久代表)との批判がある。「重要5項目」の保護などを求めた2013年の国会決議は国民への十分な情報提供を求めており、政府に対して「決議違反だ」(社民幹部)との声も出ている。【佐藤慶】

2323名無しさん:2015/10/10(土) 23:00:06
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151009-00010008-agora-pol
いま、ネットでもっとも話題の新大臣は誰?? --- 選挙ドットコム
アゴラ 10月9日(金)19時35分配信

安倍首相は7日、内閣改造を行い、第3次安倍改造内閣が正式に発足しました。新設された一億総活躍担当大臣を含む19人の閣僚が発表され、初入閣が9人、再入閣が1人、留任が9人で、女性閣僚は3人となりました。

ネットで話題の大臣ベスト3
7日の閣僚発表を受け、今回初入閣となった9人の名前がネット上で急上昇しました。
名前のワード数が多い順に並べると、第3位は、丸川珠代環境大臣。
テレビ朝日のアナウンサー時代には「ビートたけしのTVタックル」や「ニュースステーション」に出演していた姿が思い出されます。

第2位は、河野太郎国家公安委員会委員長。
時には政府に堂々と異論を唱える自民党議員として、幅広い支持を集めています。行政改革担当と内閣府特命担当大臣(防災)も兼任するので、もはや「ごまめの歯ぎしり」ではなくなってしまったのでは?閣僚入りした日から同名ブログが「メンテナンス中」になっているのは一体どういうことなのか、様々な憶測がネット上で流れています。

注目の第1位は、馳浩文部科学大臣。
元プロレスラー初の大臣就任にプロレスファンの目頭が熱い。学生時代に古典を読んでいたことなど、文武両道のイメージも強い。プロレス界初の国会議員となったアントニオ猪木氏との質疑が実現するかもしれません。

内閣にとって最も重要なポストとは?
さて、これらの話題性とは別に、今回の改造内閣にとって最重要ポストと見られているのが、新設された一億総活躍社会担当大臣です。

安倍首相は9月24日に「強い経済」、「子育て支援」、「社会保障」を柱とする「新3本の矢」政策で、一億総活躍社会を目指すと表明(*1)していました。

また新内閣が発足した昨日も「一億総活躍社会の実現に向けて戦後最大のGDP=国内総生産600兆円、希望出生率1.8、介護離職ゼロの実現を目指す」(*2)方針を改めて強調しました。

数値目標は立てても、具体策はどうなるのか。その取りまとめを進めていくのが一億総活躍社会担当大臣で、前官房副長官の加藤勝信氏が抜擢されました。加藤氏はその他、女性活躍担当大臣や内閣府特命担当大臣(少子化対策)なども兼任するため、アベノミクス第2ステージにとってなくてはならない存在と言えます。

果たして「一億総活躍社会の実現」を目指して新しい3本の矢がどこまで飛んでいけるのか、第3次安倍改造内閣の今後に注目していきます。

選挙ドットコム編集部

編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2015年10月8日の記事『プロレスラー大臣・アナウンサー大臣・ブログ閉鎖大臣…いま、ネットでもっとも話題の大臣は誰??』を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は選挙ドットコム(http://article.go2senkyo.com/)をご覧ください。

選挙ドットコム

2324名無しさん:2015/10/10(土) 23:26:09
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151009-00045748-gendaibiz-pol
安倍首相はなぜこんなに「ツイている」のか? 〜ノーベル賞とTPP報道で対立ムードが吹っ飛んだ 消えた反対派、国会前は閑散
現代ビジネス 10月9日(金)6時2分配信

ノーベル賞の人間ドラマにはかなわない
 ついこの間までのギスギスした世間の雰囲気がウソのようだ。連夜のノーベル賞受賞ニュースは安全保障関連法をめぐる激しい対立を完全に吹き飛ばしてしまった。昼間のテレビ番組はすっかり祝賀モードである。安倍晋三政権はツイている。

 明るいニュースは他にもある。難航していた環太平洋連携協定(TPP)交渉が大筋合意にこぎつけた。批判もあるが、やはり合意は喜ばしい。もしも失敗していたら「安倍政権に大打撃。政権は何をやっているんだ」という声が広がっていただろう。

 スポーツ好きの私としては、さらにテニスの錦織圭選手とラグビー日本代表の活躍も加えたい。錦織選手は先の全米オープンで予想外の1回戦敗退を喫した後、大丈夫かと思っていたが、楽天ジャパンオープンですっかり復活したようだ。

 時系列で確認しておこう。TPPの大筋合意が報じられたのは10月6日の各紙朝刊だ。同じ日の朝刊で大村智・北里大学特別栄誉教授のノーベル医学生理学賞受賞が報じられた。朝日新聞朝刊はTPP合意が一面トップ、大村教授の受賞は一面5段左肩の準トップという扱いである。

 翌7日になると、今度は梶田隆章・東京大学宇宙研究所長のノーベル物理学賞受賞が朝日の一面トップで報じられ、内閣改造は一面左肩3段の準トップになった。ちなみに読売新聞は6日朝刊で大村教授の受賞を一面トップ、TPP合意は左肩4段で扱った(いずれも東京本社発行版)。

 ノーベル賞とTPP合意なかりせば、安倍改造内閣のニュースがどうなっていたかといえば、批判的トーンが強くなっていたのではないか。他に重大ニュースがないのだから、内閣改造について掘り下げざるをえず、勢い、記事は批判的になる。

 「新味がない」とか「順送り人事の復活」「そもそも1億総活躍相って何をするんだ」といった具合である。その関連で、安倍首相がぶち上げた「新3本の矢」についても「単なるスローガンを並べただけじゃないか」といった批判が加速していただろう。

 ところがノーベル賞の人間ドラマにはかなわないから、内閣改造もTPPも脇へと押しやられてしまった感がある。TPPについては、批判の定番になっていたISD条項(投資家対国家の紛争解決条項)の問題も飽きられてしまったのか、ほとんど報じられなかった。

2325名無しさん:2015/10/10(土) 23:26:31
>>2324

反対派はどこへ消えたのか
 ネットでも「反対派はあれほどISD条項で騒いでいたのに、すっかり影が薄くなったのはどうした訳か」といった声が出ている。

 私はもともとISD条項をめぐる批判は実態以上に誇張されていると思っていたので、合意で報じられなかったのも当然と思う。ISD条項にTPPの本質があるわけでは、まったくない。

 言うまでもなく、ノーベル賞もTPP合意も安倍政権の意図でどうにかなる話ではない。錦織選手やラグビー日本代表の活躍もそうだ。政権にしてみれば、天から降ってきた贈り物に近い。世間を明るくするのは間違いないから、やはり政権はツイている。2年前の東京五輪招致成功を思い出させるような展開だ。

 それにしても、である。安保関連法をめぐる騒ぎはいったい、どこへいったのか。民主党も共産党も「戦いはこれから。始まったばかりだ」と絶叫していたではないか。私はその後も時々、国会周辺に出掛けているが、デモ隊の姿はすっかり消え失せてしまった。

 国会周辺だけではない。テレビのニュースや新聞紙面からも消えてしまった。だが、これがマスコミの本質であり、マスコミが作り出す世間の雰囲気なのだ。マスコミは目の前に新しいニュースがあれば、それに食いつかないわけにはいかない。

 1つ1つのニュースを仔細に取り上げれば、批判的に報じる、あるいは論じるべき論点はまだまだあるはずなのに、ニュースのメニュー自体が良かれ悪しかれ、社会のムードを作り出していってしまう。ニュースの受け手は、そんな時こそ冷静になるべきだ。

 そこで、いくつかコメントしておこう。

 まずTPPだ。TPPはこれまで以上に市場の競争をアジア太平洋ベースに拡大していく。農業が典型である。そこで、たとえば日本の農業が「自動車自由化の犠牲になった」というようなストーリーが流布している。

 ところが「農業」と一括りにするのが、そもそも間違いなのだ。個々の農家に目を向ければ、同じリンゴやコメを作っていても、従来と変わらず日本市場だけを相手にしている農家もあれば、輸出を目指す農家もある。品質向上に懸命な農家もあれば、熱心でない農家もある。

 市場がグローバル化して競争が激化すれば、勝ち残りに懸命な農家がそうでない農家を駆逐していくのは当然である。それは繊維や自動車、鉄鋼など他の産業をみれば、まったく明らかではないか。強い企業が勝ち残り、弱い企業は退出を迫られる。

 「農業という産業」だけが例外で、農家がぜんぶ丸ごと保護されるべきであるかのように考えること自体が誤りなのだ。私は輸入品と国産品、さらに国内農家同士の競争が激しくなって、結果として多少、値段が高くなっても、おいしく安全な食物が多くなるのは賛成である。

2326名無しさん:2015/10/10(土) 23:26:53
>>2325

アジア版NATO構想も浮上
 TPPはもちろん中国を意識している。中国はいま焦っているに違いない。TPPがまとまらなければ、中国主導のルール作りが進んだかもしれないが、期待に反して合意してしまったので、中国はTPPルールを無視して貿易を拡大するのが難しくなった。

 もちろん、中国自身がTPPに入る道も閉ざされてはいない。だが、それには知的所有権や投資保護など、中国がTPP合意に沿って国内体制を抜本的に改める必要がある。いまの中国にそれは無理だろう。なにしろ、政府自身が領土や主権にかかわる国際法を無視しているくらいなのだから。

 TPPの次には、アジア太平洋における集団安全保障体制の構築も視野に入ってくる。すでに、理念型としてはアジア版北大西洋条約機構(NATO)の議論もある。TPP合意の直前に日本が集団的自衛権の限定的行使を容認した安保関連法を成立させられたのは、もちろん大きな前進である。

 それから、内閣改造について。新設された1億総活躍相が何をするのか、私にも分からない。当の加藤勝信大臣もまだ、よく分かっていないのではないか。ただ1億というからには、女性と高齢者が対象になるのは確実だ。

 そうなると、子育て支援と介護の問題を抜きには語れない。保育所の拡充が望ましいのは当然だが、私は「何がなんでも政府がぜんぶ手当する」という発想をやめて、企業に任せる施策をもっと強めてもいいのではないか、と思う。

 よく知られているように、ローソンや資生堂、ヤクルトなどは企業自身が保育所を整備している。あるいは保育所とか託児所付きマンションも登場している。トヨタは配偶者手当を廃止して、子ども手当を大幅増額する。

 こういう処遇も働く母親と子育て支援になる。そんな企業努力を政府や自治体が補助金や税制優遇で後押ししてはどうか。

 保育所へのニーズがあるのははっきりしている。働きたいお母さんがいるからだ。ニーズがあるところにビジネスありだ。企業はそういう働き手を取り込むために何ができるか、大胆な方策を考えてほしい。そして政府はそれを支援すべきである。

2327名無しさん:2015/10/10(土) 23:27:14
>>2326

新内閣への「布石」
 内閣改造自体は「これで終わり」という話ではない。今度の改造は来年7月の参院選をにらんでいる。私はかねて公言しているが、消費税10%への引き上げを再び先送りしたら、安倍政権は衆参ダブル選に打って出る可能性があるとみている(http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/44837)

 そうなれば総選挙後は当然、新内閣だ。つまり、今回の改造内閣はせいぜい来年7月までの布陣である公算が高い。意地悪く言えば、今回の改造は選挙をにらんだ内閣の広告塔作りと入閣待ち政治家の滞貨一掃という性格もある。

 そんな中で新大臣が「おおっ」と思わせるような仕事ができれば、選挙後も次の仕事が待っているはずだ。大臣になって喜ぶのは一晩でおしまいにしたほうがいい。

 最後に宣伝を一言。私が司会を務めるテレビの解説討論番組「ニュース女子」がTOKYO MXでも放送スタートになりました。これまでCS放送のDHCシアターで放送してきましたが、それに加えて今度は地上波です。

 西川史子(MC)、脊山麻理子、神田愛花、青山繁晴、勝谷誠彦、末延吉正、上念司、井上和彦、須田慎一郎、岸博幸、藤井厳喜、原英史ら論客の各氏が続々と登場し、日本と世界の大問題をガチンコの本音で論じていきます。毎週水曜日の26:40から1時間、次回は10月14日26:40〜(15日02:40〜)。ぜひご覧ください。

長谷川 幸洋

2328名無しさん:2015/10/10(土) 23:28:01
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151010-00045730-gendaibiz-pol
難民問題は「カネ」で解決?安倍総理よ、本当に「強いリーダー」であるならメルケルを見習ってくれないか 『週刊現代』官々愕々より
現代ビジネス 10月10日(土)11時1分配信

難民と安倍とメルケルと

 9月30日の国際連合における欧州の難民問題に関する会議の前日29日。安倍総理が国連総会で演説し、難民問題に対して、8億1000万ドル(972億円)の支援を行うと表明した。

 今、シリアから流出した400万人の多くが欧州へ向かう。中でも圧倒的多数がドイツに向けて「大移動」しているのは、メルケル首相が難民受け入れに積極姿勢を貫いているからだ。年内のドイツへの難民申請は100万人を超えると言われる。最近では、同国の難民認定の処理能力は限界を超え、難民申請の制限が始まった。ドイツの今年の財政支出は、1兆円を超えるのではないかとも言われている。

 それでも揺るがないメルケル首相の積極姿勢の裏には、人道的観点以外に2つの理由がある。

 1つは、健全な財政と堅調な経済である。ドイツは、今年も黒字財政を維持し、失業率もユーロ圏平均の半分程度と優等生だ。財政相は、30万人までなら難民を受け入れても財政黒字は維持できると表明していた。

 もう1つの理由が、大量の難民受け入れが、人手不足のドイツ経済にプラスだという確信である。難民がEUにたどり着くためには、かなりの現金と最新情報を入手する能力が必要だ。彼らは教育水準も高く、専門技能を持つ者も多い。それなら、労働力として活用するのも難しくない。難民受け入れは、単なる「慈善事業」ではなく、「成長戦略」のひとつなのだ。

 さらに、重要なメリットがある。ドイツは今、世界中に「人道主義の国」、「希望の国」というイメージを広げることに成功しつつある。特に、中東諸国の間でのイメージ向上効果は大きく、これは、外交・安全保障上も極めて大きな意味を持つ。

 一方の日本。安倍総理が、憲法9条を無視して、米国とともに世界中に自衛隊を派遣する安保法制を無理矢理成立させたのは、何よりも、日本の国際貢献は「カネだけ」ではないということを米国に見せたかったからではないのか。そのために、安倍総理は、国民に対して、「人を殺し、殺される覚悟」を求めている。それが、「強いリーダー」だと信じているのだろう。

 しかし、'14年の難民申請5000人に対し、難民認定はたったの11人。他の先進国に比べて極端に少ない。すでに日本に対して、「カネだけじゃだめだ、難民を受け入れろ」という批判の声がある。しかし、安倍総理は、何故かここでは、「カネだけ」の貢献しか考えない。

 もちろん、財政負担や、外国人が大量に入ったときの文化摩擦や治安悪化などへの懸念は理解できる。しかし、「積極的平和」という言葉を政策の柱に掲げ、「強いリーダー」を自任するのであれば、難民受け入れのために国民に力強く「説明して説得する」という姿勢が必要だ。その勇気も気概もないのだろうか。

 ドイツでも難民受け入れへの懸念は高まるだろう。しかし、メルケル首相は、信念を持って、国民に呼びかけている。彼女が国民に求めているのは、「人を助ける覚悟」だ。

 「人を殺し、殺される覚悟」を国民に求める安倍総理と「人を助ける覚悟」を求めるメルケル首相。どちらが崇高なリーダーなのか。

 答えは、明白だ。

 『週刊現代』2015年10月17日号より

 * * *

 古賀茂明「改革はするが戦争はしない」フォーラム4
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古賀 茂明

2329名無しさん:2015/10/11(日) 10:53:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151010-00000110-jij-cn
上海でも邦人拘束=スパイ容疑で女性民間人
時事通信 10月10日(土)21時54分配信

 【上海時事】中国上海市内で、日本人がスパイ行為に従事した疑いで拘束されていることが10日分かった。
 関係者によると、拘束されたのは民間人の女性で6月に拘束された。中国では5月にも日本人2人が同じスパイ容疑で拘束されたことが最近明らかになったばかり。中国でスパイ容疑による邦人の拘束が相次ぐ異例の事態となっている。
 女性の拘束理由など詳しい容疑内容は明らかになっていない。背景などについて調査を受けているとみられる。
 日本政府は邦人保護の観点から在外公館を通じた支援を行っている。
 中国政府は昨年11月、「反スパイ法」を制定し取り締まりを強化中。スパイ行為は、最高で死刑となる可能性がある。広東省珠海市では今年3月、米国人女性企業家が拘束された。続く5月には遼寧省の中朝国境近くと浙江省の軍事施設周辺で邦人男性が相次ぎ拘束され、その後正式に逮捕された。

2330名無しさん:2015/10/11(日) 11:41:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151010-00010001-videonewsv-pol
安倍政権、アメリカでもメディア操縦を試み失敗
ビデオニュース・ドットコム 10月10日(土)22時20分配信

 安倍政権は発足以来、すべての記者会見で基本的には記者クラブ所属の記者のみに質問の機会を与え、自分にとって不都合な質問や、デリケートな問題を質される機会を避けてきた。それが安倍政権の一貫したメディア操縦だったことは、9月26日のNコメでも指摘した通りだ。

 ここで指摘したように、9月24日の自民党の総裁選後の記者会見、そして安保法案可決後の最初の会見となった9月25日の会見は、いずれも質問の機会を記者クラブ所属の記者に限定したために、新総裁や首相として当然質されるべき質問がほとんど何も行われないまま予定調和の中で会見が終了してしまった。

 新総裁として臨んだ9月24日の平河クラブの記者会見では、萩生田光一筆頭副幹事長が冒頭、質問者は平河クラブに限ると宣言をした上での露骨なメディア統制を行っている。

 また、9月25日の首相会見では司会を務めた内閣広報官は、フリーランスやネットメディアの記者が大勢挙手をしているにもかかわらず、挙手をしていなかったNHKの記者を指名して失笑を買っている。

 こうして、国内では本当の意味での記者会見を一度も行わずに国連総会出席のためにアメリカを訪れた安倍首相は9月29日の内外記者会見でも、同じようにメディア操縦を試みた。そこでは質問者5人をあらかじめ選び、質問内容を事前に通告させたうえで、官僚が回答を用意し、首相はプロンプターに表示された原稿を読むだけで事なきを得るという手筈だった。

 5人の内訳は日本の報道機関からNHK、共同通信、テレビ朝日の3名、海外メディアがロイター通信と公共ラジオ局のNPR(National Public Radio)の2名だった。

 トップバッターのNHKは事前通告通りの質問を行い、首相もあらかじめ用意された回答を気持ちよく読んで一問目の質問は無事消化できた。

 ところが、2人目の質問者となったロイター通信の記者が、最初は通告通りに「アベノミクスの新3本の矢」についての質問をした後、「もう1つ、質問が有ります。あなたはシリアの難民問題で支援を表明したが、なぜ難民を受け入れないのでしょうか?」と予定にはいっていなかった質問と唐突に行ったのだ。

 言うまでもないが、今回安倍首相が参加した国連総会は、シリアの難民問題が主要な議題だった。難民問題を議論するために開かれた国連総会だったと言っても過言ではない。そして、具体的な議論の内容は、百万人単位で流出しているシリアの難民の受け入れを、どのような形で世界が分担するかだった。

2331名無しさん:2015/10/11(日) 11:42:10
>>2330

 しかし、難民問題については安倍首相は会見の冒頭で一方的に日本の資金援助などについて語ったが、日本の難民受け入れについては一言も触れていなかった。ロイターの記者の追加質問は日本の記者クラブの基準では「掟破り」なものだったが、世界では常識であり、それを聞かないことの方が問題といってもいいほど、ごくごく当たり前の質問だった。

 しかし、追加質問が始まった瞬間に、ヘッドフォンで通訳の声に聞き入っていた安倍首相の表情が強張った。一瞬、両眉が吊り上がり、表情に緊張が走ったことが誰の目からも見て取れた。予定外の質問に会見場にざわめきが走ったという。

 安倍首相はアベノミクスについては用意された答えを無難に読み上げたが、いざ難民問題のくだりになると、いきなり意味不明な話を始めた。

 「そして、今回の難民に対する対応の問題であります」と切り出した首相は、「人口問題として申し上げれば、我々はいわば移民を受け入れるよりも前にやるべきことがあり、それは女性の活躍であり、あるいは高齢者の活躍であり、そして出生率を上げていくにはまだまだ打つべき手があるということでもあります」などととんでもないことを言い出したのだ。

 この回答があらかじめ用意された回答でなかったことは明らかたった。われわれが事前通告なしの質問に対する安倍首相の理解のレベル、そして本心を聞くことができた、もしかすると初めての瞬間だった。

 その後、予定通りの共同通信の質問を経て、NPRの記者も事前に取り決めされた質問に加えて、当初は予定になかった沖縄の辺野古沖で進む米軍基地で環境が汚染される恐れはないのかと質した。

 安倍首相はこの質問には事実上何も答えず、そこで会見は打ち切られた。最後のもう一つテレビ朝日の記者の質問が予定されていたが、それを割愛しての唐突な会見の終了だった。

 安倍首相の事前通告無しの質問に対する答えの内容については、あえて踏み込まないことにしよう。踏み込むのさえ恥ずかしいような内容であると同時に、本稿に書かれた事情を知る人にとっては、語る意味を持たないことも明らかだからだ。また、それが武士の情というものだろう。(それにしても「難民受け入れ」の質問の主語がなぜか「移民」に変わり、それが「女性の活躍」イコール「女性がたくさん子供を産める環境」の話になるとは。普通の人はその論理の流れは理解できなかったにちがいない。)

 そもそも報道機関が事前に質問項目を提出することは、報道倫理に違反する。少なくとも先進国ではそうだ。日本ではこれが当たり前なのかもしれないが、海外の記者は日本ほどの先進国でこのようなことが公然と行われていることに、さぞかし驚いたにちがいない。ロイターとNPRの記者は事前に質問を提出しなければ質問する権利が与えられないのであればと、一応形だけは質問を提出したが、当然のこととして、それ以外の「本来聞くべき質問」をぶつけてきただけのことだった。しかし、その一方で、NHKと共同の記者の質問は事前通告の内容と一言一句違わなかった。

 普段は当たり前のように質問を仲間内の記者クラブに限定し、事前に用意した回答を読むだけの、やらせの会見しかやっていない首相は、欧米の指導者たちのように日頃からメディア対応が鍛えられていない。そのため、いきなり厳しい質問が飛び出した時に、まったくそれに対応する知識も能力もそして肝っ玉も持ち合わせていなかったことが露呈してしまった。いや、厳しい質問と書いたが、今回会見で行われた「予定外」の質問は、どちらかいうとごくごく当たり前の質問だった。むしろ、日本で、そのような「あたり前のこと」が質されない会見が存在していることの方が、異常と考えるべきだろう。

 欧米では通常、政治家がメディア対策の中で最も力を入れていることは、日頃から厳しい想定問答を用意し、その受け答えを反復して予行練習することで、どんな質問が来ても慌てずに対応できるような状態を常に作っておくことだ。それがメディア対策の意味だ。安倍政権が行っていることは、メディア対策ではなく、メディア操縦でありメディア介入だ。統治権力がメディアに介入する行為を言論弾圧と呼ぶ。

 しかし、今回の会見で欧米の記者たちが何よりも驚いたことは、そのような政治のメディア介入に唯々諾々と従っている日本の報道機関の記者たちの姿だったに違いない。

 なぜか既存のメディアが触れようとしないニューヨークの記者会見で起きた最も重要なニュースを、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。

最終更新:10月10日(土)22時20分

2332名無しさん:2015/10/11(日) 11:43:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151010-00000033-jij-pol
参院選へ「守り」鮮明=処遇に偏り、党内に不満も〔深層探訪〕
時事通信 10月10日(土)8時28分配信

 安倍晋三首相は7日の内閣改造と自民党役員人事で政権の骨格を維持し、来年夏の参院選に向け「守り」の姿勢を鮮明にした。ポストも人材も限られる中、目玉閣僚として1億総活躍担当相を新設。「ポスト安倍」に意欲を隠さない石破茂地方創生担当相は閣内にとどめ、取り込みを図った。安全志向を前面に出した布陣に、党内からは「変わり映えがしない」(中堅)との声が上がった。

 ◇目玉閣僚に側近
 「1億総活躍は内閣としての大変重要な柱だ」。首相は7日午後、担当相に起用した加藤勝信氏にこう言い含めた。加藤氏はこの後、記者団に「スピード感を持ってやっていきたい」と成果を急ぐ考えを強調した。
 担当相には経験豊富なベテランではなく、閣僚未経験で知名度も高いとは言えない加藤氏を選んだ。堅実な手腕に定評がある元大蔵官僚で、第2次政権発足当初から官房副長官として首相を支えてきた側近。靖国神社への定期的な参拝を欠かさないなど、政治信条も首相に近い。加藤氏の岳父の故加藤六月元農林水産相は、首相の父の故安倍晋太郎元外相の側近で、故人の夫人同士が親しいという縁もある。
 後任の副長官には懐刀の萩生田光一衆院議員を起用した。首相は6日、萩生田氏に電話で「この1年が勝負だ。頑張ってもらいたい」と指示。長期政権が懸かる参院選の勝利に向けてハッパを掛けた。
 今回の閣僚人事で注目されていたのが、石破氏の処遇だ。石破氏は首相が9月の自民党総裁選で再選されるのを待って、3年後の総裁選出馬と、自前の派閥結成を表明。側近は石破氏に、閣外に出て存在感を示すよう求めていたが、首相サイドは「党では絶対、石破氏を処遇しない。平の議員として地方を回っても、カネもないし何の意味もないだろう」(周辺)とけん制。石破氏は首相の続投要請を受け入れるしかなかった。
 ◇派閥で明暗
 首相は盟友の麻生太郎副総理兼財務相や腹心の菅義偉官房長官ら9人を留任させ、交代は10閣僚だった。このうち4人を出身派閥の細田派が占め、破格の扱いとなった。二階派は総裁選で首相の再選支持をいち早く打ち出した会長の二階俊博総務会長が続投、側近の林幹雄氏は重要閣僚の経済産業相に充てられた。
 一方、額賀派からは加藤氏と島尻安伊子参院議員が入閣したが、党内では加藤氏は「首相枠」、島尻氏は「女性枠」との見方がもっぱらだ。岸田派は適齢期の議員を閣内に押し込めず、会長の岸田文雄外相1人が留任しただけだった。派内からは「惨敗だ。岸田会長は求心力を失う」との声も漏れ、各派で明暗が分かれた形だ。冷遇された派閥には不満が渦巻いており、ある派閥領袖(りょうしゅう)は早くも「参院選後の人事は大幅にならざるを得ない」と指摘した。
 ◇不安材料も
 党内では新たな陣容を不安視する声も漏れる。沖縄県選出議員として初めて沖縄担当相に就いた島尻氏は、来年夏の参院選で改選を迎える。沖縄振興予算を差配できるメリットがある一方、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設計画への逆風で厳しい選挙戦を強いられる。現職閣僚が落選すれば、移設計画にも打撃となる。
 行政改革担当相の河野太郎氏も「もろ刃の剣」となりそうだ。党内きっての改革派だが、「脱原発」が持論。原発再稼働を推進する安倍政権にあって、野党の格好の標的となりそうだ。

2333名無しさん:2015/10/11(日) 11:45:02
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151011-00045772-gendaibiz-pol
【徹底分析】国会議員活動データでみる新内閣〜質問回数・質問時間・議員立法提出回数で中谷元氏が3冠
現代ビジネス 10月11日(日)6時2分配信

第3次安倍内閣の最多質問議員は中谷元氏
 10月7日、内閣改造が行われ、第3次安倍政権の閣僚の顔ぶれが決まった。

 これまでにも「国会議員三ツ星データ」として、国会議員の活動データを基に「三ツ星国会議員」を紹介する他、質問回数・議員立法提出回数・質問主意書提出回数などを全くしていない「オールゼロ議員」なども紹介してきたが、今回は、内閣改造を受けて、選ばれた閣僚たちの、国会議員としての、国会での実際の活動データを紹介しようと思う。

 9月27日に閉会となった189通常国会については、現在集計中である。188国会も3日間の特別国会であったため、今回は182国会から昨年末の衆議院総選挙前、187国会までの2013年・2014年データを参照する。

 まず、国会での質問回数について。衆参両院で、最も国会質問を行ってきた議員を見ていきたい。

 第3次安倍内閣の閣僚の中で最多だったのは、182国会から187国会までの間に30回もの質問をした中谷元 衆議院議員(高知2)だ。30回という質問回数は、閣僚に限らず自民党内全体で見ても2位に当たり、衆議院全体でも71位と、極めて積極的に活動していたことが分かる。

 次いで質問回数が多かったのが、8回の島尻安伊子 参議院議員(沖縄)。参議院議員なので単純比較はできないが、この回数は参議院全議員中154位に当たる。

 3位は馳浩 衆議院議員(石川1)の7回で、衆院172位。4位が塩崎恭久 衆議院議員(愛媛1)の5回で220位。5位が石破茂 衆議院議員(鳥取1)の4回(253位)。6位が遠藤利明 衆議院議員(山形1)の3回(287回)、と続く。

 7位は2回(衆320位・参233位)の4人、河野太郎 衆議院議員(神奈川15)、高市早苗 衆議院議員(奈良2)、公明の石井 啓一 衆議院議員(比北関東)、岩城光英 参議院議員(福島)が並び、ここまでが今回の閣僚のBest10となる。

 ちなみに質問1回(衆363位・参254位)は3人、高木毅 衆議院議員(福井3)、森山裕 衆議院議員(鹿児島5)、丸川珠代 参議院議員(東京)だった。

 残りは質問0回となるわけだが、そもそも閣僚の場合、国会質問に立つことができない事情を説明しておかなければならない。また、野党に比べて議員数の多い与党では、なかなか質問の順番が回ってこないといった状況があることも加えておきたい。

2334名無しさん:2015/10/11(日) 11:45:42
>>2333

質問時間では1位:中谷議員、2位:石破議員、3位:塩崎議員
 衆議院では質問回数のほかに質問時間についてもデータを取っている。その内訳を見てみると、質問回数とは少し順位が異なってくる。

 これは、回数は少ないものの1回の時間が長い質問を任されていたことを示すものになる。

 1位は質問回数でも1位だった中谷元 衆議院議員(高知2)が、計335分(134位)で独走。

 2位は回数こそ少なかったが、石破茂 衆議院議員(鳥取1)の213分(158位)。3位は塩崎恭久 衆議院議員(愛媛1)の205分(160位)。4位が高市早苗 衆議院議員(奈良2)の156分(191位)。5位が馳浩 衆議院議員(石川1)の140分(209位)と並び、ここまでが100分超えの議員たちだ。

 以下、6位が石井啓一 衆議院議員(比北関東)の85分(279位)、7位が遠藤利明 衆議院議員(山形1)の47分(339位)、8位が高木毅 衆議院議員(福井3)の39分(354位)、9位が河野太郎 衆議院議員(神奈川15)の33分(359位)、10位が森山裕 衆議院議員(鹿児島5)の29分(371位)と並ぶ。

 参議院についてはデータがないので対象外となる。

 ここまで、質問回数や質問時間といったデータを基に、第3次安倍内閣の閣僚たちの国会での活動を見てきたが、みなさんはどう感じただろうか。

 「意外にあの議員がこんなに活動を」といった印象もあるかもしれない。メディアが伝える印象とは異なる見方をする参考になればと思う。

議員立法の提案数最多は、中谷氏・遠藤氏・林氏
 2013年・2014年の2年間で、1度でも議員立法を提案したことのある議員は、衆議院では議員定数480人中204人、参議院では議員定数242人に対して91人しかいない。

 立法府と言われる議会ではあるが、必ずしもすべての議員が立法活動を行っているわけではないのだ。

 しかもこの人数は、議員立法発議者として名を連ねている議員でしかなく、このすべての議員が議員立法の実務に関わっているわけではないことを考えると、「立法府」と言われながらも、実際に議員立法に携わっている議員は、本当に少ないことが分かる。

 ただ、こうした中で、与党にいながら真面目に議員立法を提出している議員もいる。今回の第3次安倍内閣の中で最多、3回の提出を行っているのが、中谷元 衆議院議員(高知2)と、遠藤利明 衆議院議員(山形1)、林幹雄 衆議院議員(千葉10)の3名だった。

 議員立法提出回数3回というのは、与野党を通じても積極的に活動しているほうであり、全衆議院議員中でも61位と、非常に限られた議員であることが分かる。

 次いで2回が、馳浩 衆議院議員(石川1)、高市早苗 衆議院議員(奈良2)で96位。1回が塩崎恭久 衆議院議員(愛媛1)、石破茂 衆議院議員(鳥取1)で128位と、政策通と言われている議員たちも多く含まれている。

 最後に、NHKの国会中継などで見られるような口頭による質問とは別の、紙面による「質問主意書」についても紹介しておこう。

 質問主意書は、議長に提出され承認を受けたのち、内閣に送られる。内閣は7日以内に文書による答弁書で返答することとなっており、やむを得ず期間内に答弁できない場合でも、その理由と答弁までの期限を通知しなければならない。

 時間の制限がないこの質問主意書だが、残念ながら19人の閣僚すべてが、1度も行っていなかった。

 今回は、メディアでは必ずしも報道されない国会議員の活動について関心を持ってもらおうと、内閣改造のタイミングで、閣僚にスポットライトを当てて書いてみた。

 今年1月26日から245日にわたって行われた189通常国会が9月27日にようやく幕を降ろした。こちらのデータも分析を進め、追ってみなさんにご紹介できればと思っている。

2335名無しさん:2015/10/11(日) 11:45:52
>>2334

  【第3次安倍内閣閣僚の国会活動データ】

 <衆議院>
▽首相=安倍晋三(山口4区) 質問時間数0分(413位)・質問回数0回(413位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽副総理兼財務相=麻生太郎(留 福岡8区)質問時間数0分(413位)・質問回数0回(413位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽総務相=高市早苗(留)質問時間数156分(191位)・質問回数2回(320位)・議員立法提出回数2回(96位)・質問主意書0回(63位)
▽外相=岸田文雄(留 広島1区)質問時間数0分(413位)・質問回数0回(413位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽文部科学相=馳浩(石川1区)質問時間数140分(209位)・質問回数7回(172位)・議員立法提出回数2回(96位)・質問主意書0回(63位)
▽厚生労働相=塩崎恭久(留 愛媛1区)質問時間数205分(160位)・質問回数5回(220位)・議員立法提出回数1回(128位)・質問主意書0回(63位)
▽農林水産相=森山裕(鹿児島5区) 質問時間数29分(371位)・質問回数1回(363位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽経済産業相=林幹雄(千葉10区) 質問時間数0分(413位)・質問回数0回(413位)・議員立法提出回数3回(61位)・質問主意書0回(63位)
▽国土交通相=石井啓一(公明 比例北関東)質問時間数85分(279位)・質問回数2回(320位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽防衛相=中谷元(留 高知2区)質問時間数335分(134位)・質問回数30回(71位)・議員立法提出回数3回(61位)・質問主意書0回(63位)
▽官房長官=菅義偉(留 神奈川2区)質問時間数0分(413位)・質問回数0回(413位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽復興相=高木毅(福井2区)質問時間数39分(354位)・質問回数1回(363位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽国家公安委員長兼行政改革担当相=河野太郎(神奈川15区)質問時間数33分(359位)・質問回数2回(320位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽経済再生担当相=甘利明(留 神奈川13区)質問時間数0分(413位)・質問回数0回(413位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽1億総活躍兼女性活躍兼拉致問題担当相=加藤勝信(岡山5区)質問時間数0分(413位)・質問回数0回(413位)・議員立法提出回数0回(205位)・質問主意書0回(63位)
▽地方創生担当相=石破茂(留 鳥取1区)質問時間数213分(158位)・質問回数4回(253位)・議員立法提出回数1回(128位)・質問主意書0回(63位)
▽五輪担当相=遠藤利明(留 山形1区)質問時間数47分(339位)・質問回数3回(287位)・議員立法提出回数3回(61位)・質問主意書0回(63位)

 <参議院>
▽法相=岩城光英(参院)質問回数1回(254位)・議員立法提出回数0回(92位)・質問主意書0回(67位)
▽環境相=丸川珠代(参院 東京)質問回数1回(254位)・議員立法提出回数0回(92位)・質問主意書0回(67位)
▽沖縄・北方担当相=島尻安伊子(参院)質問回数8回(154位)・議員立法提出回数0回(92位)・質問主意書0回(67位)

高橋 亮平

2336名無しさん:2015/10/11(日) 11:46:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00000028-jij-pol
トルコとの連帯を表明=安倍首相
時事通信 10月11日(日)11時19分配信

 安倍晋三首相は11日、トルコの首都アンカラで起きた爆弾テロを受け、同国のエルドアン大統領に対し、「テロはいかなる理由においても正当化できず、日本はあらゆる形態のテロ行為を断固として非難する。このテロ事件に際し、トルコ政府および国民に対し連帯の意を表する」とのメッセージを送った。

2337名無しさん:2015/10/11(日) 12:37:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00000007-mai-bus_all
<思いやり予算>政府、減額提案…安保関連法受け 米は難色
毎日新聞 10月11日(日)7時0分配信

 政府は2016年度予算編成で、「思いやり予算」と呼ばれる在日米軍駐留経費の日本側負担を減額する調整に入った。集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法成立により、日本の国防を一方的に米国に頼る日米安全保障体制の「片務性」が緩和されると判断。限られた防衛関係予算を有効活用するため、思いやり予算を削り、浮いたお金を沖縄の基地負担軽減や島しょ防衛力強化に振り向ける。米政府と協議の上で12月までに結論を得る。【宮島寛】

 思いやり予算支出の根拠となる原則5年ごとの特別協定が今年度で期限を迎えるため、改定に向けた外務・防衛当局者協議で日本側が減額を提案した。現在は基地で働く日本人従業員約2万5000人の労務費の9割を思いやり予算で肩代わりしているが、その割合を減らしたり、基地内米兵住宅の光熱費肩代わりをやめたりすることなどを求めた模様だ。15年度予算では1899億円を計上していたため、日本側の主張が通れば数百億円規模で減らせる可能性がある。

 1978年度から始まった思いやり予算はピークの99年度には2756億円を支出した。日本の財政悪化などを踏まえて削減傾向にあったが、前回10年の特別協定改定交渉では、普天間飛行場移設問題を巡る鳩山由紀夫元首相の「最低でも県外」発言で悪化した日米関係改善を図るため、15年度まで前年度並み予算を確保することで妥結した。

 日本側関係者によると米側は削減提案に難色を示している。日本側は、沖縄の基地負担軽減が急務であることや、16年度が財政健全化計画の初年度に当たり、思いやり予算といえども歳出改革の例外にできないことを理由に理解を求めていく方針だ。

 【ことば】思いやり予算

 日本による在日米軍駐留経費の一部肩代わり分。日米地位協定で日本の支出が義務づけられている基地用地の借地料とは別に、1978年から日本人従業員労務費の負担を始めた。87年からは特別協定(原則5年ごとに改定)を締結し、光熱費や訓練移転費も負担するようになった。

2338名無しさん:2015/10/11(日) 13:56:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00050031-yom-pol
官房長官、異例の外遊へ…米海兵隊の移転先視察
読売新聞 10月11日(日)12時16分配信

 菅官房長官は29、30の両日、米領グアムを訪問する方向で最終調整に入った。

 政府関係者が10日、明らかにした。日米両政府は在沖縄米海兵隊の一部をグアムに移転することで合意しており、菅氏は移転先の米軍基地を視察するほか、現地の米軍関係者らとの会談などを予定している。沖縄の基地負担軽減に取り組む姿勢を示すのが狙いだ。

 政府の危機管理を担う官房長官の外遊は異例で、2003年に福田康夫官房長官(当時)が訪中して以来となる。

2339名無しさん:2015/10/11(日) 17:10:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015101100052
軽減税率、導入の方針=「連立合意通り進める」-菅官房長官

 菅義偉官房長官は11日、NHK討論番組に出演し、消費税率10%への引き上げに伴う負担軽減策として、軽減税率の導入を目指す方針を鮮明にした。自民党では、還付金方式を主張していた野田毅税制調査会長が事実上更迭されることが固まっており、政府・自民党内で軽減税率導入に向けた流れが強まった。
 菅氏は番組の中で、軽減税率について「連立合意にもある。約束したことはしっかり進めていきたい」と表明。軽減税率導入を求めている公明党の石井啓一国土交通相も同じ番組で「年末の税制改正に向けて、積極的な議論が展開されると期待している」と語った。
 自民、公明両党は2014年12月の連立合意に「国民の理解を得た上で、税率10%時に導入する。17年度からの導入を目指す」と明記。首相は先月24日の記者会見で「(与党税制改正)大綱に沿って議論を進めていくことが必要だ」と語っており、11日の菅氏の発言はさらに踏み込んだ形だ。
 また、菅氏は番組で、17年4月の消費税率10%への引き上げについて、「リーマン・ショックのような異変がない限り、予定通り行うことに変わりはない」と強調した。 
 食料品への軽減税率適用など複数税率を導入するには、品目ごとに税額を計算するインボイス(税額票)が不可欠とされる。ただ、中小・零細事業者の事務負担が増えるため、与党は慎重。年末の16年度税制改正大綱の決定に向けた与党協議は難航が予想される。(2015/10/11-16:48)

2340名無しさん:2015/10/11(日) 17:11:29
>>2337

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015101100090
思いやり予算、減額を提案=数十億円規模、米は難色-政府

 政府が在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)について、米側に減額を提案したことが分かった。日本政府関係者が11日、明らかにした。日本側としては数十億円程度の削減を目指しており、日米外務・防衛当局間の協議で、2016年度予算案を編成する12月までに結論をまとめる。ただ、米側は難色を示しているとされ、調整は難航も予想される。

 思いやり予算の支出根拠となる特別協定は、原則5年ごとに改定しており、現協定は15年度末に期限を迎える。同予算は1999年度以降、日本の財政難を理由に毎年削減されてきたが、前回の改定では鳩山政権下で悪化した日米関係改善のため減額を見送っていた。今回、日本側は「厳しい財政事情を米側に伝えている」(政府関係者)という。 
 先の国会で安全保障関連法が成立したことも、減額提案の背景にありそうだ。政府は、今後の自衛隊の活動拡大や南西諸島防衛の強化に向けた予算を捻出したい意向とみられる。
 思いやり予算で、日本側は在日米軍施設で働く日本人労働者の人件費、米軍の光熱水費などを負担している。15年度予算では1912億円(契約ベース)が計上されている。(2015/10/11-15:46)

2341名無しさん:2015/10/11(日) 22:58:46
>>2329

http://www.sankei.com/world/news/151011/wor1510110007-n1.html
2015.10.11 07:00
上海で50代女性も拘束 摘発は中国国家安全省 スパイ容疑か、計4人に

 中国・上海で6月、50代の日本人女性が、スパイ活動を取り締まる国家安全省に拘束されたことが10日、日本政府関係者などへの取材で分かった。中国当局に逮捕、拘束されたことが判明した邦人は計4人となった。詳細な背後関係などは不明で、日本政府は解放へ向けて情報収集を急いでいる。

 国家安全省は政府の情報機関で、日本の警察に当たる公安部門とは違う組織。海外の情報収集を担うほか国内でのスパイ活動を監視、摘発する。

 これまで逮捕、拘束が明らかになっているのは、札幌市在住の60代の男性▽愛知県在住の51歳の男性▽神奈川県在住の55歳の男性-の3人。

 60代の男性の関係者によると、男性は元航空会社員で中国に豊富な人脈を持ち、コンサルタントとして日中間を頻繁に行き来していた。帰国予定日を過ぎても連絡が取れないため、知人が6月下旬に男性の関係先に問い合わせると、「本人から『2〜3日帰国が遅れる』と連絡があった」と言われた。その後、外務省から妻に身柄拘束の連絡があったという。

 55歳の男性は中朝国境に近い遼寧省丹東市周辺で、51歳の男性も浙江省温州市の軍事施設周辺で、それぞれ5月に拘束された。

2342名無しさん:2015/10/12(月) 01:15:28
古い記事

http://www.sankei.com/politics/news/150104/plt1501040006-n1.html
2015.1.4 06:07
自民総裁任期延長論が浮上 「2期6年を3期9年に」…首相、五輪・改憲へ道

 連続で2期6年までとなっている自民党総裁の任期を「3期9年」まで延長すべきだとの声が安倍晋三首相(総裁)の周辺を中心に党内で浮上してきた。現行の党則や総裁公選規程に従うと安倍総裁の任期は平成30年9月まで。首相が招致に成功した2020(平成32)年東京五輪・パラリンピックを安倍首相のままで迎えるべきだというのが理由だ。首相の悲願である憲法改正に道筋をつけたいとの思惑も働いている。

 昨年12月の衆院選で自民党が解散前の議席をほぼ維持したことを受け、今年9月の総裁選は安倍首相が再選される可能性が高い。首相の対抗馬とみられる石破茂地方創生担当相は1日、総裁選不出馬を示唆した。

 28年夏には参院選があり、憲法改正の発議要件である3分の2以上の議席を与党で確保できるかが焦点になるとみられる。

 総裁の任期延長は衆院選直後に出はじめた。

 首相側近は「党則や総裁公選規程を改正して安倍首相の任期を延長し、『長期政権が視野に入る強い首相』をアピールすればいい」と発言する。3期まで任期を延長すれば、安倍首相は33年9月まで務めることができる。

 町村信孝衆院議長も、町村派会長時代の昨年12月19日、記者団に対し「どこの(自治体の)首長も1期4年を3期、4期する。次回の総裁選のみならず、その後も可能な限り長くやって政治を前に進めることが、国民の期待することだ。首相は長くやったほうがいい」と語った。

 ただ、谷垣禎一幹事長や二階俊博総務会長らは任期延長に慎重だという。別の党幹部は、安倍政権の長期化は「ポスト安倍」候補が育たない土壌を作ることにもなりかねず、「党の力を弱める。犯してはいけない禁じ手だ」と批判する。

 総裁の任期は、15年9月に小泉純一郎首相(当時)が総裁に再選されてから、1期あたり2年から3年に1年延長された。郵政民営化を争点とした17年の衆院選で自民党が大勝し、小泉氏の任期を1期延長すべきだとする意見が出たが、小泉氏は受け入れず、任期満了で退陣した。

 一方、昭和61年の衆参同日選で自民党大勝に導いたとして、中曽根康弘首相(同)の総裁任期が特例で1年延長された。

2343名無しさん:2015/10/12(月) 01:15:50
>>2342

http://www.sankei.com/premium/news/150206/prm1502060004-n1.html
2015.2.6 11:00
【経済インサイド】
アベノミクスに迫る「2018年問題」…秘かに取り沙汰される金融緩和「出口戦略の失敗」恐怖のシナリオ

 「2018(平成30)年」問題という言葉をご存じだろうか。この年、安倍晋三首相と黒田東彦・日銀総裁がともに“任期”を迎えるのだ。安倍政権の経済政策「アベノミクス」で日本経済は息を吹き返し、足元では昨年10月末の日銀による追加金融緩和で「円安・株高・債券高(金利低下)」が一気に進んだ。だが、“2人の総裁”が任期を迎える30年について市場は、「アベノミクスの節目」と捉える見方が多く、先行きを懸念する声が早くも上がり始めている。

2人の総裁

 安倍首相は24年9月に「自民党総裁」に就任。党則などによると、総裁の任期は「2期6年まで」と定められている。安倍首相は今年9月の総裁選で再選される可能性が高いが、総裁を続けられるのは最長で30年9月までだ。このため、首相としての任期も30年に終了してしまう。

 最近は党内で総裁任期を「3期9年」まで延長する案も浮上しているようだが、本格的な議論にはなっていない。

 一方、アベノミクス「第1の矢」の金融政策を担う黒田総裁の任期も30年4月まで。日銀法では、総裁は再任可能とされているが、市場は、30年をアベノミクスの節目ととらえている。

 原油安で足元の物価上昇率は0%台と低迷し、年内にはマイナス圏に沈むとの観測も広がる。日銀は「2年で2%」の物価目標を掲げ、27年度中の到達を目指していたが、1月21日には同年度の物価上昇率の見通しを1.0%まで下方修正し、自ら“白旗”を揚げた。

 だが…。

 「黒田氏が日銀総裁の間は金融緩和が続くだろう」

 日銀ウオッチャーのエコノミストの間ではこんな見方が広がる。黒田総裁の金科玉条は「脱デフレ」だからだ。物価目標は遠のいたとはいえ、手綱を緩めるわけにはいかない。

大半の国債を日銀が保有へ

 そもそも、日銀の大規模金融緩和は、国債を買って市場に出回るお金の量を大きく増やす仕組み。緩和マネーが金融市場に流れ込むと円安株高となり、銀行が企業にお金を貸し出しやすくなる。その結果、景気が回復し、物価も上向くというシナリオだ。

 しかし、原油安で物価低迷に歯止めが掛からなくなったため、日銀は追加緩和で国債の年間購入量を従来比30兆円増の80兆円に引き上げた。

 昨年末、日銀の国債保有残高は約200兆円に達し、国債発行残高の約4分の1を買い占めたようだ。

 三菱東京UFJ銀行によると、このままのペースで国債を買い続ければ、発行残高に占める日銀の保有割合は年々上昇し、29年末には52%(保有残高440兆円)と国債の大半を日銀が買い占める計算になる。

 昨年10月末に量的緩和第3弾(QE3)を終了した米連邦準備制度理事会(FRB)の国債保有割合は21%程度。欧州中央銀行(ECB)も1月22日の理事会で量的緩和の導入を決めたが、ECB出資比率に応じて各国の国債が買われるため、国債需給はそれほど逼(ひっ)迫(ぱく)しないとみられる。日銀の国債保有は先進国の中で突出することになる。

2344名無しさん:2015/10/12(月) 01:16:00
>>2343

困難な出口戦略

 1月中旬、スイス国立銀行(中央銀行)が突然、自国通貨スイスフランの対ユーロ上限を撤廃したことで世界の金融市場は混乱。投資家はリスクを軽くしようと安全資産とされる日本国債を買う動きを強め、国債の「品薄感」に拍車が掛かった。この結果、長期金利は一時0.1%台という歴史的低水準となった。

 「債券市場の機能は完全に失われた」

 最近、債券アナリストからは日銀に対してこんな批判が目立つようになった。

 日本の一般政府債務は1100兆円超という天文学的な数字。本来であれば、財政悪化による信用不安から金利上昇の圧力が強まるはずだ。しかし、日銀による“官製相場”で、金利は政府の財政悪化に警告を発する役割を発揮できなくなった。

 その一方、将来的に日銀が金融緩和の縮小に動くか、市場で「2018年問題」が意識されるようになれば、抑圧され続けた長期金利は一気に跳ね上がる恐れもある。

 国債の利子負担が膨らむほか、国債を買ってくれる人がいなくなり、「財政破綻」の懸念が現実味を帯びる。また、企業や家計が銀行から借り入れるお金の利息も急騰してしまう。

 BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは「日銀は、国債価格の暴落(金利急騰)を避けるため、緩和を縮小できなくなるだろう」と警告。

 三菱東京UFJ銀の石丸康宏・経済調査室次長も「財政健全化への道筋が示されなければ、緩和終了に向かう日銀の『出口戦略』は難しくなる」と分析した。

 最近の超低金利は、2018年問題の深刻さを物語っているのかもしれない。

2345名無しさん:2015/10/12(月) 09:46:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00050082-yom-pol
ユネスコ分担金見直しを…二階氏が見解示す
読売新聞 10月11日(日)22時25分配信

 自民党の二階総務会長は11日、徳島市で講演し、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)が世界記憶遺産に「南京大虐殺の文書」を登録したことについて、「ユネスコが『(南京事件で)日本は悪い』というなら、ユネスコの資金はもう日本は協力しないと言えないとしょうがない」と述べた。

 ユネスコ予算の約1割(年間約37億円)に当たる日本の分担金を見直すべきだとの考えを示したものだ。

 南京大虐殺の文書を巡っては、外務省が「完全性や真正性」に疑問を呈し、ユネスコについて「中立・公平であるべき国際機関として問題」と批判した。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151011/k10010266931000.html
二階氏 ユネスコへの拠出金見直すべき
10月11日 20時18分

自民党の二階総務会長は徳島市で講演し、ユネスコ=国連教育科学文化機関が、旧日本軍が多くの中国人を殺害したなどとされる「南京事件」を巡る資料を、「記憶遺産」に登録することを決定したことを念頭に、ユネスコへの日本の拠出金の在り方を見直すべきだという考えを示しました。
旧日本軍が多くの中国人を殺害したなどとされる「南京事件」を巡り、ユネスコは中国が「記憶遺産」として申請していた資料について登録することを決定しました。
これを念頭に、自民党の二階総務会長は徳島市での講演で、「日本は国連の会議でも、なんの会議でも、世界でアメリカに次いで2番目のお金を拠出する国だということで、それで喜んでいるが、日本の主張がどれだけ通っているかということがなければならない」と述べました。
そのうえで、二階氏は「お金を出すだけが能ではない。ユネスコが日本が悪いと言うのであれば、日本として『資金はもう協力しない』というくらいのことが言えなければ、どうしようもない。協力の見直しは、当然、考えるべきだ」と述べ、ユネスコへの日本の拠出金の在り方を見直すべきだという考えを示しました。

2346名無しさん:2015/10/12(月) 11:46:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150922-00000001-jct-soci
安倍首相、相変わらずの「産経びいき」 安保可決で独占インタビュー、読売など他紙はどうしてる...
J-CASTニュース 9月22日(火)17時26分配信

 産経新聞は、今や業界ナンバーワンだ。安倍晋三首相との、関係の深さでは......。

 2015年9月19日午後、未明に安全保障関連法を可決させたばかりの安倍首相が真っ先に単独インタビュー取材に応じたのは、ほかならぬ産経新聞だった。

■新聞では産経、テレビでは日テレ

  「何とか成立することができてよかった」

 20日付朝刊に掲載されたインタビューの一節だ。首相のリラックスした様子がうかがえる。取材は約30分かけて行われ、今回の安保関連法から、憲法改正、内閣改造、TPPなど、幅広い問題についてとうとうと持論を展開している。

 首相はこのインタビュー後、続けて日本テレビの取材を受け、そのまま山梨県での休暇に入ってしまった。法案に肯定的だった読売新聞を含め、他紙は22日の朝刊段階では、いまだ首相を単独取材の形で紙面に登場させられていない。新聞ではまさしく産経の「独占」インタビューだった。

 首相が取材に応じるメディアを「選別」しているとの声は、以前からたびたび上がってきた。特に安保関連法の審議中には、フジテレビ「みんなのニュース」や、わざわざ大阪まで足を伸ばして読売テレビ「ミヤネ屋」「そこまで言って委員会」などにも出演、さらに雑誌「WiLL」(ワック)やニコニコ生放送にも顔を出して「国民への説明」に努める一方、テレビ朝日やTBSの番組には、最後まで出演しなかった。

首相はゴルフ三昧の日々
 元々、首相のテレビ出演は各局順番、また新聞のインタビューも内閣記者会による共同取材と、各社間で「平等」に行うことが慣習となっていたが、第2次安倍政権ではこのルールが撤廃された。その結果、朝日・毎日系列が比較的冷遇されるのに対し、読売・産経系列が重用される傾向が続いてきた。

 特に産経は距離の近さが目立ち、一時期はサンケイスポーツ、夕刊フジなどの系列紙にまで首相が相次いで登場したことが話題となった。そこに来て今回、安保関連法可決後という重要な場面で、首相が産経新聞を選んだことで、読売を含む他紙は完全に「先を越された」格好だ。

 新聞の「首相動静」欄を見ると、20日の安倍首相は山梨県でゴルフの後、富士河口湖町のハンバーガー店で食事。マスコミ取材はない。21日も午前中ゴルフだったが、夕方には午後は報道各社のインタビューと記されている。しかし、22日の主だった新聞の朝刊にはそれらしきインタビュー記事は見当たらない。

 読売は21日の朝刊で、緊急世論調査の結果を受けて、「安保法『十分に説明』12%...国民の理解進まず」という記事を載せた。「安全保障関連法への国民の理解が進んでいないことが浮き彫りになった」「内閣支持率は前回調査に比べて4ポイント下落」と書いている。

2347名無しさん:2015/10/12(月) 11:47:04
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150924-00018704-jprime-life
大谷昭宏氏、安倍政権の支持率回復は「ない」と断言
週刊女性PRIME 9月24日(木)16時0分配信

 乱暴なやり方を改めなかった政府与党への怒りは、来年夏の参院選でどう示されるか。

「主体的に動き始めた人はもう止まらないと思います。これは大学生の夏休みだけの活動ではないということを強調したいです。“(安保関連法案の)賛成議員を落選させよう”というのが合言葉のように使われています。法案が通るまでの運動とは違うものに今なりつつあるのではないかと思っています」

 安保関連法案に反対する学生グループ『SEALDs』のメンバーで明治学院大学4年の奥田愛基さん(23)は、法案成立目前の記者会見でそう述べた。

 第2幕が開けた。終幕は来夏の参院選だ。憲法学者や弁護士、文化人、著名人らによる違憲訴訟ラッシュが起こる。デモは終わらない。

「政治家は“落ちたらタダの人”と皮肉られるほどつぶしのきかない職業。改選議員が生活と政治生命をかけた選挙戦で、戦争法案を強行採決した“戦犯宰相”と並んでマイクを握る度胸があるか。ツーショットポスター撮影も、応援演説も、どれほど首相に要請があるか全く不透明だ」

 と全国紙記者。

 内閣支持率は低下した。しかし、政治評論家の有馬晴海氏は「安倍首相は来夏の衆参ダブル選挙を考えている」として次のように話す。

「自民党単独で衆院は3分の2の議席を持っている。しかし、参院は公明党の議席を合わせないと過半数にも足りない。そこでダブル選を仕掛け、衆院で300議席取る勢いを利用して、衆院も参院も自民党に入れてもらおうと考えている。どうしても衆参両院で憲法改正発議要件の3分の2をとりたいんですよ。解釈改憲の安保関連法はいずれ裁判所から『違憲』判決が出てアウトになります。党総裁の任期中、宿願の憲法改正のささやかなチャンスは、来年の参院選しかないんです」

 どこまで憲法改正に前のめりなのだろう。安倍首相は支持率回復のため、安保問題から国民の目をそらすあらゆる政策を打ち出すはずという。支持率回復の具体的な見込みはあるか。ジャーナリストの大谷昭宏氏は「ない」と言い切る。

「支持率は下がる一方でしょう。例えばアベノミクスの破綻は明らかで、安倍さんは最近、アベノミクスの『ア』の字も言わなくなった。いまだに景気回復の実感がない。“第3の矢”の成長戦略も全く見えてきません。誰が見たって安保関連法は憲法違反。国民も政治に無関心ではなくなってきた。自民党議員は、地元選挙区で受けた批判と、国会でやってきたことがいかに乖離しているか肌で感じているはず。国会を閉会したあとも、これがボディーブローのように効いてくる」(前出の大谷氏)

2348名無しさん:2015/10/12(月) 11:47:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00000524-san-bus_all
中国ショックに戦々恐々の安倍政権 「下手すればリーマン・ショック級の衝撃が…」
産経新聞 10月12日(月)11時0分配信

 アベノミクスによる好発進で、デフレ脱却宣言が視野に入っていた安倍晋三政権が想定以上の向かい風にさらされている。政権奪還を果たした約3年前から景気は回復基調が続いてきたが、中国経済の減速があらわになり、国内企業を萎縮させているからだ。米国による利上げ観測も強まり、日本経済は海外からの「ダブルパンチ」を乗り切れるかどうかの正念場を迎えている。首相が狙う対抗策は大規模な財政出動か、日銀による追加金融緩和か、それとも-。

■戦々恐々の官邸

 自民党総裁選を無風で再選した安倍首相は、総裁2期目も「経済最優先」路線を貫くと表明。9月末の訪米中の講演では「一にも、二にも、三にも経済だ」と語り、国内外に経済再生への取り組みを進めることをアピールした。念願の安全保障関連法を成立させ、アベノミクスを再び軌道に乗せるシナリオは予定通りだが、首相がことさらに強調する背景には強い危機感がある。

 政権発足直後は、日銀による異次元の金融緩和や機動的な財政政策が奏功し、企業収益の改善や個人消費の増加などに結びついてきた。だが、その後の成長戦略や規制緩和策などは小粒感が漂う。高い内閣支持率を維持してきた要因である経済政策での「凡打」が続けば、市場に失望が広がることは想像に難くない。

 日銀は、国内経済は全体として「緩やかな回復を続けている」との強気の姿勢を崩さないが、4〜6月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除く実質で前期比年率1.2%減。日銀が今月1日に発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の景況感が3期ぶりに悪化した。

 経済産業省幹部は「海外経済の減速など先行き懸念が広がり、消費の伸び悩みも響いている」と語る。

■大規模な景気対策?

 麻生太郎財務相は否定しているが、政府内で景気刺激のための補正予算編成が視野に入ったのは8月だ。中国が3日連続で人民元を切り下げた後、元安が進みすぎた場合にドルを売って元を買う市場介入も行い、世界同時株安を招いた時期と重なる。財務省幹部は頻繁に首相官邸を訪れ、「チャイナ・ショック」の説明を繰り返していた。

 「アベノミクスの成否は、中国経済がどうなるのか次第だ」

 「下手をすれば、リーマン・ショック級の衝撃がくるぞ」

 財務省をはじめ経済官庁の幹部は9月半ば、東京都内の和食店にひそかに集まり、現状分析と今後の展望を協議。「効果的な対抗策を検討すべきだ」との認識で一致した。

 英調査会社マークイットが発表した9月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は47.0と、8月確報値の47,3から一段と下降。好不況を判断する分かれ目の50を7カ月連続で割り込み、平成21年3月以来6年半ぶりの低水準に落ち込んでいる。

 米国に次ぐ経済大国である中国からの「突風」は、国内企業の萎縮に直結した。産経新聞社が9月23日まとめた主要企業アンケートを見ると、中国経済の動向について「減速」と回答した企業は約9割に達し、中国経済の減速懸念を示した。すでに中国からは日系企業の撤退・縮小が相次いでいるものの、「爆買い」と呼ばれるインバウンド消費や貿易関係を考慮すれば、中国の景気失速によるダメージは大きい。

2349名無しさん:2015/10/12(月) 11:48:17
>>2348

■サプライズはあるか

 「風邪が悪化する前に予防的措置をとるのがベターだろう」。首相官邸には脱デフレに黄信号がともる状態から脱するため、日銀による追加金融緩和を期待する声は多い。

 日銀は昨年10月末、「原油安で企業や家計のインフレ意識が低下するリスクを未然に防ぐ」との理由で追加緩和に踏み切った前例がある。2%物価目標の達成が危ぶまれる中、黒田東彦総裁は9月下旬に安倍首相と会談しており、予防的な金融緩和に向けた環境整備は整ってきているとの見方は根強い。

 9月末、安倍首相は旧知の政界関係者からの電話に熱心に耳を傾けた。

 「日銀は相変わらず動きが遅い。このまま何も手を打たなければ、恐らく(日経平均)株価は1万6000円を割り込むことになるだろう」

 首相官邸が重視する日経平均株価は9月29日、中国経済への不安から前日比714円安の1万6930円。約8カ月半ぶりに1万7000円を下回り、「チャイナ・ショック」の破壊力を突きつけた。成長戦略の要となる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の大筋合意で、株価が復調の動きを見せる場面があるものの、中国経済低迷は株価を一気に冷え込ませるパワーをはらむ。

 黒田氏は「(中国は)財政・金融政策によって安定的な成長を続けていくだろう」と中国当局の政策対応に期待を示しているが、黒田氏を知る財務官僚OBは「『中国が効果的な対応をしなければ、こちらが動くぞ」と言っているようなものだ」と見る。

 アベノミクス再起動の前に現れた巨大な壁。安倍首相はいかなる方策で乗り越え、デフレ脱却につなげるつもりなのか。難局に立ち向かう次の一手に国内外の熱視線が注がれている。(尾崎良樹)

2350名無しさん:2015/10/12(月) 11:48:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151010-00000018-pseven-soci
「一億総活躍」という表現には大人のズルさが凝縮されている
NEWS ポストセブン 10月10日(土)16時6分配信

 第3次安倍内閣が目玉として「一億総活躍」担当相を置いた。だが字面をみても要するに誰がなにをするのかさっぱりわからない。大人力コラムニスト・石原壮一郎氏はそこに「大人のズルさ」を見る。

 * * *
 冗談みたいで聞いた途端に苦笑を禁じ得ないという点では、昔、どっかの市役所に「すぐやる課」があると聞いたときの感覚を思い出しました。10月7日に発足した第3次安部改造内閣で、目玉のひとつとして誇らしげに登場したのが「一億総活躍担当大臣」というポストです。第一号には、加藤勝信衆議院議員が就任しました。

 難しいことはよくわかりませんが、こういうポストを作ったのも、こういう大胆な名前にしたのも、きっと壮大な構想や深遠な狙いがあるのでしょう。ただ、この字面を見ると、たぶん多くの人がそうだったと思いますが、ほかのいろんな「一億総○○」を連想します。

 「一億総動員」「一億総懺悔」「一億総白痴化」「一億総中流」など、日本では昔から「一億総○○」という表現が便利に使われてきました。なぜ「一億総○○」は、こんなにも活躍してきたのか。共通点を考えることで、大人にとって大切な何かを学び取りましょう。

 どれもそれなりにつながる部分はありますが、「一億総活躍」との共通点がもっとも明確なのは、第二次世界大戦が終結した直後に当時の東久邇内閣が唱えた「一億総懺悔」でしょうか。たとえば、こういう共通点を見出すことができます。

1.字面や響きがどことなくインチキ臭い

2.「それはケシカラン!」と批判しづらい

3.誰が何をやればいいのかよくわからない

4.ほかの何かのせいだと思わせてくれる

5.本当に実現するとは誰も思っていない

 やはり政治家というのは、昔も今も、言葉を都合よく使うのがお上手なんですね。いや、1の共通点にしても、字面や響きがインチキ臭いのは、使っているほうもきっと承知の上です。それでも使わざるを得ない、だからこそ使っておきたい理由があるのでしょう。

 活躍にせよ懺悔にせよ、そのこと自体は「悪いこと」ではないので、2のように「それはケシカラン!」と批判しづらいという共通点もあります。「安心」とか「安全」とか言えば誰も反対できなくて、学校の中などで子どもの管理がどんどんきつくなっていく構図と似ているかもしれません。

 3は、どちらも呼び掛けられている内容が抽象的なので、誰が何をやればいいのかや何を目指せばいいのかが曖昧です。4も、政府が「一億総活躍」を唱えてくれたら、今の自分が活躍できていないのは社会のせいだと思えるし、「一億総懺悔」という言葉があったおかげで、結局は誰も本気で懺悔しませんでした。

 そして5つ目の共通点としてあげられるのは、唱えている側も聞かされた側も、本当に実現するとは思ってないこと。なんせ3で言ったように誰が何をやればいいのかがわからないので、実現のしようがありません。

 どうやら、ふたつの「一億総○○」の共通点から浮かび上がってくるのは、大人のおためごかし力や大人のその場しのぎ力や大人の本質ごまかし力といった、大人のズルさが凝縮されたマイナスの大人力ばかり。「一億総懺悔」を「一億総動員」に入れ替えても、ほぼ同じことが言えそうです。

 ただ、清濁併せ呑むのが大人の懐の深さに他なりません。たとえば、会社でもっともらしい目標を掲げなければならない場合は、「営業部総活躍を目指します」とか「5人総活躍のチームを作っていこう」と言っておきましょう。「総懺悔」も、いちおう大げさに謝っておく必要があるときに活用できます。

 共同通信社が行なった全国緊急電話世論調査によると、「一億総活躍」という方針に対しては、「期待する」が44.8%で「期待しない」が48.1%だったとか。残念ながら、あまり期待されていないようです。どうせなら夢は大きく、何かの間違いで「一億総一億」という言葉が生まれて、究極のバラマキ政策を実行してくれることを期待しましょう。あっ、それだと対象にならない人が出てしまうので、「一億2685万総一億2685万」のほうがいいかな。まっ、どうせ妄想なのでどっちでもいいですね。失礼しました。

2351名無しさん:2015/10/12(月) 11:54:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151012-00000509-san-pol
内閣改造の目玉は「稲田朋美⇔甘利明」の入れ替え構想だった!幻となったのはあの派閥の横やり…
産経新聞 10月12日(月)9時47分配信

 第3次安倍改造内閣が10月7日、発足した。安倍晋三首相は今回の内閣改造・自民党役員人事で徹底した箝口令を敷いたが、その背景には、「犬猿の仲」として知られる自民党の稲田朋美政調会長と甘利明経済再生担当相をめぐるサプライズ人事構想の頓挫があったとされる。キーワードは「やっかみ」だ。

 「閣内に入ってもらいたい」

 安倍首相は秋の大型連休が明けた9月24日、党本部で開いた役員会後、稲田氏を党総裁室に呼び、こう告げた。首相は当初、稲田氏を経済産業相か文部科学相に起用する意向だった。

 稲田氏は、平成24年の第2次安倍内閣で行政改革担当相として初入閣。首相は昨年9月、稲田氏に「帝王学」を授けるため、党政調会長に抜擢した。ただ、当選4回の若さの足元をみられてか、党内の意見調整に手間取る場面も散見された。首相は今回、新天地でさらに研鑽を積ませる道を模索したようだ。

 そこで問題となるのは甘利氏だ。稲田氏とは6月、国の財政再建策の立案過程で鋭く対立。甘利氏が稲田氏を怒鳴っても、稲田氏は持論を曲げない場面もあった。稲田氏が経産相に就任すれば、経済成長戦略を立案する甘利氏と所管がかぶり、再び衝突しかねない。

 首相周辺は「稲田氏の後任の政調会長候補の1人に甘利氏がいた」と語る。甘利氏はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)担当相も務めるが、9月30日から始まったTPP交渉参加12カ国による関係閣僚会合は、内閣改造までに大筋合意する見通しがあった。

 甘利氏は自民党が野党時代に短期間政調会長を務めたが、今回は政策遂行力が格段に違う与党としての再登板が期待されていた。そこで首相は、甘利、稲田氏が交わらぬよう入れ替える構想を練ったとされる。

 しかし、稲田氏の入閣構想には、思わぬ横やりが入る。震源は稲田氏の出身派閥・細田派(清和政策研究会)だった。

 細田派は昨年9月の内閣改造で、党内最大派閥ながら2人しか入閣せず、会長の細田博之幹事長代行の求心力が弱まった。細田氏は今回、首相に8人前後の入閣候補者を示し、入閣者を増やすよう要請。それだけに、稲田氏が再び入閣する噂を耳にすると「待機組のポストがまた減る」と不快感を示したという。

 日に影に圧力を受けた首相サイドは、稲田氏の処遇の再検討に着手した。その結果、9月30日(日本時間10月1日)、訪問先のジャマイカで同行記者団に対し、早々と稲田氏を含む党四役の留任させる考えを明言した。人事の1週間前の留任発表は異例だが、首相周辺は「稲田氏をめぐる憶測を早く消し、これ以上組閣に余計な圧力がかかることを避けたかった」と振り返る。首相はその後、人事に関して徹底した箝口令を敷いた。

 結局、細田派は今回の改造で、前回から倍増する4人の入閣に成功した。細田氏は周囲に「満額回答だ」と笑顔をみせた。

 当選回数の若い議員の重用は、党内で激しいやっかみを受ける。特に稲田氏は首相から特別扱いされているだけに、細田派内では快く思わない人も少なくない。もっとも、ひがむ本人の実力は推し量れないのだが…。

 首相の稲田氏育成術は、過去に帝王学を学んだ小泉純一郎元首相の手法をまねているのかもしれない。小泉氏は平成15年、閣僚経験のない安倍氏をいきなり自民党の幹事長に抜擢。その後、安倍氏は17年に官房長官、18年に首相と出世の階段を駆け上った。閣僚経験を積んで派閥会長となり、総裁選で他派と多数派工作に挑むという古いしきたりとは異質のものだ。

 特に現在、党内で有力な「ポスト安倍」候補が見当たらないことも、首相が稲田氏の育成を急ぐ要因になっている。やっかみが絡んだ留任とはいえ、政調会長は政府・与党の政策の生殺与奪を一手に握る重責。稲田氏は厚遇をどれだけ生かせるか、2期目の手腕が試される。(政治部 水内茂幸)

2352チバQ:2015/10/12(月) 11:59:28
http://www.sankei.com/politics/news/151010/plt1510100005-n1.html
2015.10.10 08:44

教育、農業…改革の布陣 第3次安倍晋三改造内閣の副大臣人事

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安倍晋三首相と記念撮影する副大臣ら=9日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)
 第3次安倍晋三改造内閣を支える副大臣と政務官の顔ぶれが決まった。首相はライフワークの「教育再生」を推進するため、自身と教育観の近い義家弘介氏を文部科学副大臣に起用し、「攻めの農業」実現へ自民党農林部会長として党内調整に手腕を発揮した斎藤健氏を農水副大臣に据えた。要所に「改革」のメッセージを込めた実務型の布陣となった。(千葉倫之)

 44歳の義家氏は衆院当選2回だが、参院議員時代をあわせるとキャリアは8年超と当選4回並み。第1次安倍政権で教育再生会議の事務方トップに起用されて以来、首相とのつながりは深い。公教育から日教組の悪影響を排除することなど、目指す教育観が近く、教育基本法改正や教育委員会制度改革など実務に汗をかいてきた。

 首相はもう1人の文科副大臣にも文科行政に通じた冨岡勉氏を起用。やはり自身に近い馳浩文科相とあわせ、教育再生をさらに推進する布陣を整えた。

 一方、斎藤氏は経済産業省出身で、農政とは無縁とされてきた。ところが、平成25年に党農林部会長に抜擢(ばってき)された。異例の人事として波紋を広げたが、農協改革や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉などで難しい党内の意見集約に奔走し、評価を高めた。

 農政に通じた伊東良孝農水副大臣とともに、TPP交渉の大筋合意に伴う国内対策などの重責を担うことになる。斎藤氏は首相のライバルである石破茂地方創生担当相率いる派閥から唯一の起用でもあり、首相が斎藤氏の手腕を評価している裏返しとみられる。

 震災復興では復興副大臣の長島忠美氏が続投するなど「継続性」に配慮した。首相は7日に閣議決定した内閣の基本方針で「復興の加速化」を掲げており、16年の新潟県中越地震で同県山古志村長として陣頭指揮を執った長島氏の経験を引き続き活用したい考えだ。

 環境副大臣には井上信治氏が再登板。当選5回は副大臣として「重量級」で、東京電力福島第1原発事故からの復興や廃棄物処理などの難題を引き続き担う。女性活躍の象徴として起用され、子育てにも忙しい丸川珠代環境相をサポートする狙いもある。

 首相は9日夜、初の副大臣会議で「各府省の持てる力を存分に発揮できる環境をつくり、国政運営にあたっていただくようお願いする」と指示した。

2353チバQ:2015/10/13(火) 21:07:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00050040-yom-soci
馳文科相、教員時代の体罰認め謝罪…竹刀で殴る
読売新聞 10月13日(火)13時42分配信

 馳文部科学相は13日の閣議後の記者会見で、教員時代に自身が高校生に対して体罰を行ったことを認め、「改めて、私に竹刀で殴られた高校生たちに謝罪をしたいと思う」と述べた。

 その上で「体罰はあってはならない」と強調した。

 馳氏は記者会見場の机をたたき、「教壇で教員がこうやってたたくだけで、(生徒は)萎縮をして、自ら先生に(思いを)伝えようというその気持ちすらなくなってしまう」とも語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000020-asahi-pol
馳文科相、教員時代に体罰「私が未熟だった」
朝日新聞デジタル 10月13日(火)12時18分配信

■馳浩文科相

 (過去の月刊誌の対談で体罰経験を語ったことについて聞かれ)体罰は絶対反対です。記事全体を読めばおわかりいただけると思うが自戒・反省・謝罪を込めて発言した。

 教員時代、朝の登校時に生徒のカバンを見て、中に何も入っていない生徒のカバンを取り上げて「なんだこれは」と、こういったことがなかったとは言わない。やられた高校生がよく覚えていると思う。しかし、それはダメだ。特に体の大きい声のデカいこのような私がしたことの謝罪と反省を踏まえて申し上げたと記憶している。部活動においても本当は体罰は絶対してはいけないのだが、私が未熟だったばかりに高校生の諸君に迷惑をかけたことを反省をしているとの意味で、発言したと記憶している。改めて、あの時、私に竹刀で殴られた高校生たちに謝罪したい。

 体罰はあってはならないし、してはいけない。形を変えてもだ。たとえばこう(「ドンッ」と書類で机をたたく)やって教壇で教員が感情にまかせてやるだけで、児童・生徒は萎縮して本来の自らの気持ちを先生に伝えようという気持ちすらなくしてしまう。星稜高校の教員時代も、授業においては常に気をつけていたつもりだが、部活動でそういうことがあったのは事実であり、改めて申し上げた。(記者会見で)

2354名無しさん:2015/10/13(火) 22:15:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000584-san-bus_all
経団連が政党政策評価「自民党に高評価」 政治献金呼びかけへ
産経新聞 10月13日(火)20時54分配信

 経団連は13日、企業が政治献金する際の判断基準となる政党別の政策評価を発表した。自民党については環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の大筋合意などの成果を踏まえ「高く評価する」とした。

 一方、民主党や維新の党、次世代の党の野党については「取り組みや実績を評価できない」(経団連幹部)とし、主要政策を紹介するにとどめた。

 政策評価では与党の取り組みなど13項目について、経団連の方針と照らして検証した。経団連は20日の幹事会で政策評価を示し、会員企業約1300社に、榊原定征会長名で献金を呼び掛ける。献金の呼び掛けは2年連続となる。

2355名無しさん:2015/10/13(火) 23:22:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015101300759
軽減税率、官邸主導鮮明に=参院選意識し公明に配慮

 焦点となっている消費税の軽減税率について、菅義偉官房長官が2017年4月の消費税率10%への引き上げと同時に導入すべきだと明言した。首相官邸は、軽減税率導入に慎重だった自民党の野田毅税調会長を事実上更迭。来年夏の参院選で協力が欠かせない公明党の主張に、最大限の配慮を示した形だ。軽減税率をめぐり難航する与党協議を、官邸主導で打開する姿勢を鮮明にした。
 菅長官は13日の記者会見で、これまで「聖域」とされてきた党税調の会長人事について「具体的に私は承知していない」と官邸の関与を否定。軽減税率に関し「どなたが税調会長になったところで、これは公党間の約束、国民に対する公約だから、政府としてしっかり進めたい」と強調した。(2015/10/13-19:01)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015101300363
公明代表、菅氏発言を歓迎=軽減税率

 公明党の山口那津男代表は13日、菅義偉官房長官が2017年4月の消費税率10%への引き上げと同時に軽減税率を導入すべきだとの考えを表明したことについて、「政府高官の立場でわが党と同じ方針を示したことは今後の協議に大きな指針になる」と歓迎した。羽田空港で記者団の質問に答えた。
 軽減税率導入に慎重だった野田毅自民党税制調査会長が交代することに関しては、「消費税率10%時の導入を具体化できるよう新たな体制で推進すべきだ」と語った。(2015/10/13-12:53)

2356名無しさん:2015/10/13(火) 23:22:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015101300349
ユネスコ分担金停止も検討=菅官房長官、「南京」登録受け

 菅義偉官房長官は13日午前の記者会見で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が中国の申請した南京事件の資料を世界記憶遺産に登録したことを受け、日本政府が拠出する分担金の削減や停止を検討する方針を明らかにした。

 菅長官は会見で「わが国の分担金や拠出金は、支払いの停止等を含めて、あらゆる可能性の見直しを検討したい」と表明。登録された文書については「本物なのかどうか専門家の検証を受けていない」と疑問を呈した上で、「政府として文書を見ることができない」と指摘した。
 南京事件資料の世界記憶遺産登録をめぐり、日本政府は事前に慎重な審議を繰り返しユネスコに要請していた。今後、ユネスコ側に制度の改善も働き掛ける方針で、菅長官は「制度そのものも含めて見直しを行うべきだ」と語った。 (2015/10/13-12:35)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015101300365
脱原発発言、今後は自重=河野行革相

 河野太郎行政改革担当相は13日の閣議後記者会見で、政権の原発再稼働方針に異論を唱えてきた過去の発言について、「自分の信念信条が変わるわけではない」としつつ、「外に向かっては政府の政策をきちんと申し上げるのが議院内閣制のルールだ」と述べ、今後は自重する考えを示した。(2015/10/13-12:55)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015101300656
厚労省不祥事に厳正対処=菅官房長官

 菅義偉官房長官は13日午後の記者会見で、社会保障と税の共通番号「マイナンバー」制度関連の事業契約に絡み、厚生労働省の室長補佐が収賄容疑で逮捕されたことについて、「容疑が事実であれば極めて問題だ。事実が確認された場合には、厚労省と厳正な対応をする」と述べた。
 来年1月に予定されるマイナンバー制度運用開始への影響に関しては「今度のこととは直接リンクはしていないだろう」と指摘。「国民の利便性や行政の効率化にとって同制度は極めて大事だ」として、計画通り準備を進める考えを示した。 (2015/10/13-17:30)

2357とはずがたり:2015/10/14(水) 01:55:52
介護・保育は渋滞と併せて真剣に考えるべき最重要な政策課題だとは思う。介護に関しては寝たきりにさせない欧州風のやり方が必要であろう。

「一億総活躍社会」の目標設定は意外とシリアス
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2015/10/post-777.php
2015年10月13日(火)16時15分

…この「一億総活躍」はまったくの「内容のカラッポなスローガン」なのでしょうか?

 必ずしもそうではないようです。というのは、「2番目」と「3番目」には極めて具体的な目標が設定されているからです。

 まず2番目には、「国民の『希望出生率』として『出生率=1.8』を想定する」という具体的な数値目標が掲げられています。

 この「出生率」について言えば、要するに国として人口が減少しないようにするには「人口置換水準」、つまり世代が一回りした場合に人口が「減らずに置き換わる」ことが必要で、そのための出生率は「2.1」だとされています。

 社会として人口減をストップさせるにはこの水準が必要なのですが、いきなり1.4から2.1に増加させるのは困難ですし、同時に「一人一人の生き方に反する強制」になってしまう危険があるわけです。ですから厚生労働省としては、「夫婦の意向」に加えて「独身者の結婚希望等」の数値を使って、現在の日本における「全体として人々が希望している出生率」を想定しています。

 計算式としては、

「希望出生率」= {既婚者割合×夫婦の予定子ども数+未婚者割合×未婚結婚希望割合×理想子ども数}×離別等効果」

ということで、要するに「既婚者の希望する子どもの数」に加えて、独身者の場合は「結婚を希望する割合」に「理想とする子ども数」をかけて足す、といった計算をしています。

 もちろん、これではフランスのように「未婚でも出産し子育て」とか、アメリカのように「積極的な養子縁組」というような「家族の概念の変更」という発想は入らないわけですが、それは安倍政権の性格と支持層を考えると無理だということでしょう。いずれにしても、計算式としては根拠があるわけで、実際に計算すると厚生労働省の計算によれば、

{(34%×2.07 人)+(66%×89%×2.12 人)}×0.938≒1.8 (2010年出生動向調査をベース)

ということで「1.8」という数字が出てくるわけです。

 つまり、希望しない人に無理に結婚や出産を強制することなく、国民全体として自分の人生設計としての「希望」を足し算していくと、1.8という数字が出てくる、そして現状の1.4との差「0.4」を政策で埋めていくという話です。

 もちろん、その具体策が大事であり、そこが空回りしてはダメなわけですし、実際に「0.4」の底上げというのは、ありとあらゆる政策を動員し、日本人の働き方や家族観まで踏み込んだ改革なくしては不可能です。そうではあるのですが、目標設定としては具体的であり、根拠もある話だと言えます。

 3番目の「介護離職ゼロ」というのも、唐突に出てきたという印象がありますが、こちらも極めてシリアスな話です。親などの介護を引き受けた結果、働き盛りの男女が短時間勤務などに追い込まれて、最終的にはフルタイムの職を失うケースが増えており、社会問題になっていますが、この点にフォーカスして「離職ゼロ」を達成しようと言うのですから極めて具体的な話です。

 その方法論としては、厚生労働省としては「男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、パートタイム労働法に基づく紛争解決援助制度」というのを推進しようとしています。具体的には、都道府県の「労働局雇用均等室」などを主体として、労働者と事業主との間で、「男女均等取扱い、育児・介護休業、パートタイム労働者の雇用管理等」について「民事上のトラブル」が生じた場合、「解決に向けた援助」を行うというものです。

 つまり、従来の「家族的経営」だとか「終身雇用に縛られた滅私奉公」あるいは「家族の介護による日本的福祉」といったカルチャーで問題をごまかすのはやめるという話です。そうではなくて、「介護離職」などの背景にある問題は「雇用主と労働者の間の民事トラブル」だとして、その「解決を援助する」というのです。政府がこうした発想で問題に向かっていくということは、現時点では始まったばかりではありますが、注目して良いと思います。

2358名無しさん:2015/10/14(水) 19:47:00
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20151013-00000570-fnn-pol
投資拡大などに向け、政府と経済界が話し合う「官民対話」創設
フジテレビ系(FNN) 10月13日(火)22時41分配信
弱さが残る景気を回復させるため、投資の拡大などに向け、政府と経済界が話し合う「官民対話」の枠組みが設置された。
安倍首相は、「未来への投資を拡大するうえで、制度的に壁があれば、取り除きます」と述べた。
政府は、景気の本格回復には、設備投資の拡大が必要としているが、実際には、伸び悩んでいるため、官民対話で、設備投資の拡大を経済界に要請する一方、規制緩和などについても、具体策を協議する考え。
経団連が、現在32.11%の法人税率を、できるだけ早期に20%台へ引き下げることが重要と提言するなど、経済界は、法人税のさらなる引き下げを求めている。
政府は、今週中にも、官民対話の初会合を開く方針。
一方、経団連は、自らが打ち出している政策を、各政党が、どれだけ実行しているかを評価・検証した「政策評価」を公表した。
この中で、自民党を中心とする与党について、「日本再興に向け、強いリーダーシップを発揮しつつ、TPP(環太平洋経済連携協定)の大筋合意をはじめとする経済成長戦略や、外交・安全保障政策を遂行し、成果を上げており、高く評価できる」としている。
しかし、公明党が「軽減税率の導入」を求めていることについては、相反するとしている。
一方、野党の民主党については、「原発稼働ゼロを目指す」と指摘し、維新の党についても、「原発フェードアウトの実現を掲げている」などとして、経団連の政策と合わないと政策を検証するにとどめた。
最終更新:10月14日(水)0時35分

2359チバQ:2015/10/14(水) 20:22:18
http://www.sankei.com/politics/news/151014/plt1510140014-n1.html
2015.10.14 12:12

森山農水相の自民支部、談合で指名停止後も献金690万円





 第3次安倍改造内閣で初入閣した森山裕農相が代表を務める自民党鹿児島県第5選挙区支部が、県発注の海上工事の談合に絡んで県の指名停止措置を受けた複数の業者から、指名停止直後の平成23年以降、3年間にわたり690万円の献金を受けていたことが14日、分かった。

 鹿児島県は25年、業者側に談合の契約違反による違約金として計約36億円を請求。業者側は減額を求め同年に鹿児島簡裁に調停を申し立て、県も地域経済への影響を踏まえ26年、請求を半額にすることを決めた。同支部は調停申し立て後も献金を受け続けており、こうした経緯を十分に精査していなかったことの道義的責任が問われそうだ。

 森山氏は取材に「談合に関与した業者から政党支部への献金自体は問題ないと思っていた業者側と相談し返金するかどうか検討する」と述べた。

2360名無しさん:2015/10/14(水) 20:25:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000018-fsi-bus_all
経団連「自民党政策、高く評価」
SankeiBiz 10月14日(水)8時15分配信

 経団連の榊原定征会長は13日の記者会見で、政党別の政策評価を発表した。自民党について「高く評価する」とし、安倍晋三政権への政策支持を強調。さらに、この評価を基づいて昨年に続き、「企業に政治献金を呼びかける」(榊原氏)方針だ。自民党を中心とした与党については、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の合意の実績などで、昨年同様に「高く評価する」としている。これに対し民主党、維新の党、次世代の党の野党については「取り組みや実績を評価できない」(経団連幹部)とし、政策を紹介するにとどまっている。

2361名無しさん:2015/10/14(水) 20:28:39
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151014-00010005-shincho-pol
【独占スクープ】1億総活躍「安倍内閣」だから「下着ドロボー」が「大臣」に出世した!〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月14日(水)17時38分配信

 1億総活躍社会を宣言した第3次安倍内閣に「下着ドロボー」から「大臣」へと、奇跡的な出世を遂げた人物がいる。初めて閣僚になった福井2区の高木毅復興大臣(59)だ。

 すでに当選6回の大ベテランだが、これまで約20年間、選挙のたびに、怪文書が流され「下着ドロボー」「パンツ窃盗」と悪口を書かれ続けてきた一風変わった経歴を持つ。

 例えば、1996年の総選挙では、〈“女性下着泥棒常習犯”『高木毅』がなぜ自民党公認候補者になれたか?〉とあるし、2012年の総選挙の折にも〈敦賀の恥さらし〉というタイトルで、〈高木氏はかつて勉強が苦手で逃避しパンツ窃盗歴があり(後略)〉と執拗に攻撃されてきたという。

 今や、福井県敦賀市では、高木代議士と聞けば「下着ドロボー」の“コンセンサス”が出来上がってしまったほどだが、それでも所詮、怪文書の真相は藪の中だった。

 しかし、大臣就任のお祝いを兼ね、「週刊新潮」が福井県で怪文書の真偽を徹底的に追跡取材。その結果、下着を盗まれた被害者の家族や事件の目撃者を発見することに成功したのだ。

 証言によれば、当時、高木氏はわざわざ白い手袋をはめて、ある女性宅に侵入したという。

 警察は指紋を採取し、車のナンバーから彼の身元を特定したが、特別な理由でその立件を見送った。

 では、高木氏は女性宅に侵入して、何をしていたのか。なぜ事件は立件されなかったのか。

 福島の復興を担う大臣の過去の行状ついて、10月15日発売の「週刊新潮」が報じている。

***

「週刊新潮」2015年10月22日号(10月15日発売)

【特集】やっぱり見落とされた新大臣「身体検査」の落第判定
・「安倍内閣」が踏んだ大型地雷! 「下着ドロボー」が「大臣閣下」にご出世で「高木毅」復興相の資質
・「暴力団」事務所に出入りの過去がある株成金の「森山裕」農水相

・かなり質素だった「佳子さま」キャンパスライフ実況中継――学食「ネギトロ丼」500円に「高いよね〜」
・「ノーベル賞」受賞の光と影と舞台裏

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2362名無しさん:2015/10/14(水) 20:30:01
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151014-00000005-sasahi-pol
内閣改造 丸川珠代大臣「愚か者め」女王様キャラに注目〈週刊朝日〉
dot. 10月14日(水)11時37分配信

 第3次安倍改造内閣で環境・原子力防災担当相として初入閣を果たした丸川珠代参院議員(44)。

「福島の再生については環境省が除染という作業、また廃棄物の処理、放射線にかかる住民の皆様の健康の管理、健康不安対策に全力で取り組んでいくことが重要な基盤であると思っております」

 10月7日の就任会見に臨んだ丸川氏は、緊張した面持ちで手元の原稿をゆっくりと読み上げた。れんが色のセットアップ姿で登場。この色は今秋の流行色という。

 かつてテレビ朝日アナウンサーとして、「ビートたけしのTVタックル」を仕切った印象が強い。最近では「自民党女ヤジ将軍」といったほうが通りがいいかもしれない。

 野党自民党のころ、ことあるごとにヤジで注目を集めた。2010年3月、参院厚生労働委員会の子ども手当法案強行採決で叫んだ。

「この愚か者めが!」

「このくだらん選択をしたバカ者どもを絶対忘れん!」

 元アナウンサーらしく、よく通る大きな声が国会中継で流れ、話題に。自民党で「愚か者めが」と書かれた「愚か者Tシャツ」も発売された。同年5月の参院本会議では、鳩山由紀夫首相(当時)に「ルーピー(愚か者)」と、強烈なヤジを放った。

 自身の言動が問題になったこともある。13年2月、厚生労働政務官時代に人材派遣会社の広告に登場。「日雇い派遣の原則禁止」について見直しの議論が進んでいるなど事実と違うチグハグな説明で不評を買った。「当時は相当疲れていたのか、目が血走っていましたね」(厚労省関係者)

 丸川氏の初当選は、07年の参院選。アナウンサーとして活躍していたテレビ朝日の元同僚は言う。

「撮影現場で、ある人が『よかったらもらって』と、物を丸川さんにあげたことがありました。ニコニコしてうれしそうにもらっていたのに、そのあと、すぐに『いらないから』と、他の人に譲っていました。正直者なんですよね……」

 丸川氏は東京電力福島第一原発事故の中間貯蔵施設なども担当する。関係者の調整も難しく、一筋縄ではいかない。

「原発事故対策は、泥臭い分野です。これまでの女王様答弁では持たないと思いますよ。丸川さんにできるのか、お手並み拝見です」(野党議員)

 前出の元同僚も懸念する。

「仕事は本当によく頑張る人でした。でも、上から目線の態度があるんですよね」

 就任会見では「若輩者」と殊勝な様子だった。これから野党の厳しい追及に耐えられるか。閣僚になれなかった待機組から怨嗟の声があがる中、与野党が注目している。

※週刊朝日 2015年10月23日号

2363名無しさん:2015/10/14(水) 20:30:39
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151014-00054897-playboyz-pol
安倍改造内閣が抱えた丸川、河野の時限爆弾。ポスト待ち議員70名の反乱も!
週プレNEWS 10月14日(水)6時0分配信

予想通り、小幅の改造に終わった第3次安倍改造内閣。一見、手堅く映る今回の改造だが、内紛につながりかねないリスクが見え隠れする。

今回の組閣リストを見て、ジャーナリストの川村晃司氏はこう感想を語る。

「よく言えば手堅い、悪く言えば面白みに欠ける改造でした。第2次安倍内閣は無難に仕事をやり遂げた。その陣容をいじりすぎて、せっかくうまくいっている今の状態を壊したくない。そんな首相の思いがにじんでいます」

大臣に起用されるのは首相と思想が近いタカ派のお友達か女性議員ばかり。そのため、待機組からは『大臣になりたければ、ネトウヨになるか、スカートをはくしかない』との皮肉も飛び出るほど」(官邸担当記者)とか。

とはいえ、目玉人事がなかったわけではない。加藤勝信一億総活躍相(59歳)、丸川珠代環境相(44歳)、河野太郎行革担当相(52歳)といった人事はプチサプライズだった。

「今回の改造の目玉は一億総活躍大臣。アベノミクス第2ステージを支える新3本の矢を実現する新設大臣です。首相はそのポストに側近の加藤勝信前官房副長官を当てた。一見、お友達人事のように映るが、ここには別の意図も見え隠れします。

それは派閥を立ち上げたばかりの石破茂地方創生相への牽制(けんせい)。GDP600兆円達成や希望出生率1.8の実現など地方創生相と一億総活躍相の仕事は重なる政策メニューが多い。

おそらく、石破、加藤両大臣は歩調を合わせて仕事をすることになる。首相は次期総裁候補の石破さんが独自の動きをして存在感を高めないよう、側近の加藤さんをお目つけ役として、このポストに起用したフシがあります」(川村氏)

では、河野太郎行革担相についてはどうか。

「一種の異論封じでしょう。脱原発を主張するなど、とかく安倍政権の政策に異を唱えてきた河野さんは、党では行革推進本部長として改革を手がけてきた。だったら、うるさ型の河野さんを閣内に取り込み、行革をやらせてみようということ。閣僚になれば、内閣一致が原則ですから、河野さんも異論は吐けない。その分、政権は波風が立たないというわけです」

だが、これらの目玉人事にはリスクもつきまとう。政治評論家の有馬晴海氏がこう心配する。

「丸川さんはわずか参院2期で大臣になる。これは新入社員がいきなり役員になるようなもの。首相は丸川さんをかわいがっているだけに、これでは党内から『またお友達人事か』と、不満が出ても仕方ない。しかも丸川さんは、鳩山元首相を『ルーピー(愚か者)』とヤジったように自由奔放。大臣答弁で失言して野党から追及されるハメになるのではと、今から危ぶむ声しきりです」

同じリスクは河野行革相についても言えるという。

「河野さんの存在は諸刃(もろは)の剣になる恐れがあります。原発再稼働や行革で自民党内がごたついた時、河野大臣が政権批判に回る可能性はゼロではありません」(前出・川村氏)

人気者の小泉進次郎前復興大臣政務官を閣内に取り込もうとしたものの、進次郎サイドから色よい返事をもらえなかったという話も聞こえてくるが、その一方で自民党には大臣ポストの待機組が70名近くもおり、キャリアを積んだのに選ばれなかった彼らの恨みつらみも見逃せない。

一見、手堅く映る今回の内閣改造だが、内紛につながりかねないリスクがあちこちに潜んでいるのだ。政治評論家の浅川博忠氏もこう言う。

「大臣ポスト待ちの議員の不満は根強い。今は安倍一強が続いているので、表立って批判はしない。しかし、政権が下り坂になった途端、一気に安倍降ろしに動くかもしれない。70名近い中堅議員が反旗を翻せば、安倍首相とて安泰ではありません」

果たしてこの内閣改造、安倍首相にとって吉と出るのか、凶と出るのか? さらに詳細は発売中の『週刊プレイボーイ』43号にてお読みいただきたい。

■週刊プレイボーイ43号(10月13日発売)「第3次安倍改造内閣の死角はココだ!」より

2364名無しさん:2015/10/14(水) 20:31:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00050116-yom-pol
河野行革相「私にはブレーキが付いていない」
読売新聞 10月14日(水)18時25分配信

 河野行政改革相は14日、内閣府で職員を前に就任のあいさつを行い、「私にはブレーキが付いていないので、アクセルを踏み込んだらどこまでも行く」と述べ、行政改革の推進に強い意欲を示した。

 歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで知られる河野氏だが、「政府の一員になるので、政府の外にはきちんと政府の方針を伝えたい」とも語り、対外的には「安全運転」に徹する考えも明らかにした。

最終更新:10月14日(水)18時27分

2365名無しさん:2015/10/14(水) 20:31:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00000056-mai-pol
<森山農相献金問題>菅官房長官、進退影響「全くない」
毎日新聞 10月14日(水)18時6分配信

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で、森山裕農相が代表を務める選挙区支部が、談合に絡んで鹿児島県から指名停止措置を受けた複数の業者から献金を受けていた問題について「指名停止措置を受けた者が行う寄付は、政治資金規正法で特別の制限はない。森山氏から問題ないとの報告を受けている」と述べた。森山氏の進退への影響については「全くない」と語った。

2366名無しさん:2015/10/14(水) 21:15:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00050144-yom-pol
麻生氏、軽減税率「めんどくさい」…公明批判も
読売新聞 10月14日(水)21時11分配信

 麻生財務相は14日、札幌市内の会合で、消費税率10%への引き上げと同時に飲食料品などの税率を低く抑える軽減税率の導入について、「財務省は、本当は反対だ。めんどくさいとみんな言っている。社会保障に回る金がそれだけ減る」と述べた。

 軽減税率に欠かせないとされるインボイス(税額票)の導入には、中小・零細事業者が反対していることから、「公明党さん、それ(企業の説得)はそっちでやってくれるんでしょうね。俺たちに押しつけないでくださいよ、としつこく言っている」とも語った。公明党は早くから軽減税率導入を求め、与党の議論をリードしてきた。

2367とはずがたり:2015/10/15(木) 00:24:36
インボイス導入しろよなぁ。。

首相、軽減税率導入を指示 17年4月の消費増税と同時
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20151014/Kyodo_BR_MN2015101401001097.html
共同通信 2015年10月14日 11時44分 (2015年10月14日 12時15分 更新)

 安倍晋三首相は14日、自民党税制調査会長に内定した宮沢洋一前経済産業相と官邸で会い、2017年4月の10%への消費税増税と同時の軽減税率導入を検討するよう指示した。商工業者の事務負担に対する配慮も求めた。首相が姿勢を鮮明にしたことで、財務省の還付制度案は撤回されることで最終決着した。
 与党は今年末にまとめる16年度税制改正大綱に盛り込む見通し。対象品目の選定や事務負担の軽減策といった制度の内容が今後の焦点となる。
 宮沢氏によると、首相は「商工業者などの無用な負担になるようなことは避け、現実的な解決策を考えてほしい」と述べ、公明党とよく協議するよう求めた。

2368チバQ:2015/10/15(木) 22:16:42
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/166342
早くも疑惑まみれ 森山農相を追い詰める「ヤクザ」と「カネ」

2015年10月15日
 安倍政権は今度の改造でちゃんと身体検査をしたのか。疑惑まみれになっているのが森山裕農相だ。

 森山大臣は鹿児島5区が選挙区で、ミニ角栄と呼ばれている。市議から国政に上がった叩き上げだ。森山大臣は市議会議長だった時に地元紙に“黒い交際”疑惑を書かれて辞任した。1988年7月、暴力団幹部2人が組事務所で当時30代の男性を竹刀などでメッタ打ちにした時、森山大臣が居合わせたのである。

 週刊新潮がさっそくこの疑惑を蒸し返して報道しているが、森山大臣は組事務所に行ったことは認め、「後になって暴力団事務所だと知りました」などと言っている。被害男性は森山大臣の知人の弟に金を貸していた。借金返済を迫っていたところ、ヤクザにボコボコにされた。そんな所に居合わせて、「知らない」は通じないだろう。

 しかも、森山大臣には金銭絡みの疑惑まで浮上している。森山大臣が代表を務める自民党鹿児島第5選挙区支部が、談合に関与して鹿児島県の指名停止を受けた複数の業者から、11年から3年にわたり690万円の献金を受けていたことが発覚した。森山大臣はIT株で30億円をボロ儲けしたという話もある。

 森山大臣は農水族のくせに、TPP反対派の説得に奔走した論功行賞で大臣ポストを射止めたが、「カネ」と「ヤクザ」の問題で、もうコーナーに追い詰められている。

2369名無しさん:2015/10/15(木) 22:53:39
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151015-00005525-sbunshun-pol
安定重視の内閣改造で異彩 強面官房副長官起用の吉凶
週刊文春 10月15日(木)18時6分配信

 第三次安倍改造内閣が発足した。閣僚は9人が留任し、「安定重視」と評される中、政界の玄人たちが注目しているのが、官房副長官人事だ。1億総活躍相となった加藤勝信氏の後任として、当選4回の萩生田光一衆院議員(52)が起用されたのだ。

 萩生田氏は八王子市を地盤とし市議、都議を経て2003年に初当選。市議時代から取り組んでいた拉致問題で安倍氏と気脈を通じ、正真正銘の「同志」(自民党関係者)となったという。都議選に出馬した際には、官房副長官だった安倍氏がわざわざ応援に駆けつけたほどだった。

 12年に第二次安倍政権が発足すると、「自民党総裁特別補佐」という聞き慣れないポジションに就いた。

「当時の石破茂幹事長に対するお目付け役でした」(官邸関係者)

 特別補佐時代、メディアの取材が殺到したのが、靖国神社の参拝問題だ。安倍首相が8月15日に参拝を見送るたびに、「総裁」の代理として玉串料を奉納する役目だったためだ。

 安倍首相の信頼は厚く、その意向を受け、“汚れ役”となる場面も多かった。今年2月には、テレビ番組で戦後70年の首相談話に関して「与党内に事前検閲のような機運が高まっているが、裁量権は首相に預けるべきだ」と発言、作成過程に関与を求めていた公明党をけん制して見せた。

「恫喝も含めた“強面”と、面倒見のいい人情派の両面があり、世襲議員が多い自民党に今や少ない党人派の政治家です」(前出・官邸関係者)

 これまで文科政務官を務めたのみで、行政実務経験は少ない。前任の加藤氏が旧大蔵官僚出身で、「政策通で、口は堅く、腰は低かった」(内閣府幹部)のとは対照的だ。

「第二次安倍政権は、官房長官の菅義偉氏、副長官の加藤氏、世耕弘成氏、杉田和博氏の役割分担が絶妙で、それが抜群の安定感を生み出していた。個性の強い萩生田氏が入ることで、改造の狙いだった『安定』が崩れるのではないか」(前出・官邸関係者)

 萩生田氏といえば、昨年秋に、テレビ局に「公平中立」な報道を要求し、批判を浴びた。報道機関への圧力を正当化する発言が相次いだ自民党文化芸術懇話会の“仕掛け人”でもあった。

 官房副長官となれば、番記者に追いかけられ、オフレコ発言も「政府筋」としてすべて報じられる。今後は、“圧力”だけでは済みそうにない。


<週刊文春2015年10月22日号『THIS WEEK 政治』より>

「週刊文春」編集部

2370名無しさん:2015/10/15(木) 23:23:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015101400910
記憶遺産の在り方見直しを=分担金削減には慎重-萩生田副長官

 萩生田光一官房副長官は14日、BSフジの番組で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が中国の申請した南京事件の資料を世界記憶遺産に登録したことを受け、「ユネスコを政治利用せず、人類共通の財産、遺産として残せるものを冷静にルールとして決めるべきだ」と述べ、制度の見直しを訴えた。

 萩生田氏は「日本はユネスコの最大の財政負担国として、運営にイニシアチブを取れるはずだ。政治色があるものはなじまないということを、ルールとして決めておくべきだった」と指摘。制度改革に向け、文部科学省や外務省で検討を始めたことを明らかにした。
 ユネスコに拠出している分担金の削減や停止については、「感情的に直ちに負担金を引き揚げると、かえって国際社会の誤解を招くので慎重であるべきだ」と語った。 (2015/10/14-23:39)

2371名無しさん:2015/10/15(木) 23:23:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015101500432
麻生氏、軽減税率「面倒くさい」=菅氏、財務省をけん制

 麻生太郎財務相が消費税率の10%への引き上げに合わせた軽減税率の導入について「財務省は、本当は反対だ。面倒くさいとみんな言っている」などと述べていたことが15日、分かった。麻生氏は札幌市で14日に開かれた会合で発言した。

 これに関し、菅義偉官房長官は15日午前の記者会見で、「自らの発言として言及したものではない、ということだ」と述べ、あくまで財務省の立場を代弁した言動であることを強調。その上で「軽減税率は、安倍晋三首相が指示したように、導入の方向で与党に準備を進めてもらう。財務省も与党に協力するのは当然だ」とけん制した。(2015/10/15-12:34)

2372名無しさん:2015/10/15(木) 23:24:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015101500868
「共有型経済」議題に=規制改革会議

 政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)は15日の会合で、住宅や自動車などを社会全体で活用する仕組み「シェアリング・エコノミー(共有型経済)」推進など4分野を経済成長のための重点分野と位置付け、関連する規制の撤廃を目指すことを決めた。(2015/10/15-19:21)

2373チバQ:2015/10/16(金) 21:44:12
http://www.sankei.com/politics/news/151016/plt1510160036-n1.html
2015.10.16 14:58

自民支部、補助金企業の献金返還 馳浩氏「誤解招かぬように」





 馳浩文部科学相は16日の記者会見で、自身が代表を務める自民党支部が、石川県からの補助金を受けた金沢市の企業から2012年以降の2年間で232万円の献金を受け取ったとして、15日に全額返金したことを明らかにした。

 政治資金規正法は、国の補助金を受けた企業が試験研究や調査に関連するものを除き、交付決定通知から1年間、献金することを禁じている。

 馳氏は、県の補助金で違法ではないとの認識を示した上で「大臣という立場でもあり、誤解を招かないように返金した」と説明した。献金した企業の社長は自身の後援会会長を務めているという。この企業は取材に「違法ではなく、問題のないお金だが、馳氏側の考えを尊重して預かることにした」とコメントした。

2374名無しさん:2015/10/17(土) 01:53:02
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20151015/plt1510151535003-n1.htm
高木復興相に「下着ドロ」報道 30年前に… 事務所は否定
2015.10.15

 7日の内閣改造で初入閣した高木毅復興相(59)をめぐり、過去の“信じられない噂”を週刊誌が報じた。約30年前に「下着ドロ」を働いていたというのだが…。

 15日発売の週刊新潮によると、約30年前に福井県敦賀市の一軒家に何者かが押し入り、女性の下着が盗まれた。近くにあった車のナンバーなどから、当時、敦賀市長を務めた父親が設立した会社で勤務していた高木氏が浮上したが、立件はされなかったという。

 この噂は地元で知られるようになり、その後、高木氏が選挙に出るたびに怪文書が出回り、父親の銅像にパンツがかぶされたという。

 高木氏の事務所関係者は同誌に「対抗勢力がデマを流し続けているだけ」と否定している。

 同日発売の週刊文春も「パンツ泥棒の常習犯だった」とする地元県議の話を紹介、“安倍首相は「パンドロの箱」を開けてしまったようだ”と報じた。仮に事実であれば、内閣はふんどしを締め直すしかなさそうだ。

2375名無しさん:2015/10/17(土) 01:55:38
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1015/ltr_151015_9231319753.html
安倍内閣の新閣僚に「下着ドロボー」の過去! 警察で取り調べ受けるも敦賀市長の父親と原発利権の力でもみ消し
LITERA10月15日(木)21時0分

 安倍改造内閣の新閣僚スキャンダルが止まらない。本サイトがスクープした新閣僚の森山裕農水大臣の暴力団交遊、そして馳浩文部科学大臣の体罰自慢は大きな話題となった。森山氏に関しては複数のメディアが後追いし、馳氏は会見で体罰問題の釈明に追われる事態となった。

 だが、第三次安倍内閣のスキャンダル劇はそれでは止まらなかった。今日発売の「週刊新潮」(新潮社)と「週刊文春」(文藝春秋)が、同じく初入閣組の高木毅復興・原発事故再生担当大臣のとんでもない過去を暴いている。

 その過去とは下着ドロボー。信じられないような話だが、れっきとした事実だ。

 事件が起きたのは30年ほど前。当時30歳前後だった高木氏は地元福井県敦賀市の住宅に住む20代女性の下着を盗むべく、家に上がり込みタンスの中を物色したというのだ。高木氏は当時福井銀行敦賀支店に勤めていた被害女性を一方的に気に入り、家を突き止めて下着ドロボーをするという犯行に及んだのだ。

「週刊新潮」では被害者女性の妹がこうはっきりと証言している。

「はい。被害者は私の姉です。近所のおばさんが"家の斜め前に車を停めて中に入っていく人を見たけど、知り合いか"って? 通報したのはわたしだったかな。(略)教えてくれた近所のおばさんが車のナンバーを控えとってくれたんで、すぐにやったのは高木さんやと分かった」

 しかも、妹の証言によると、家への侵入方法は計画的なものだった。

「合鍵を勝手に作っとったんです。田舎やから、無防備に小屋にカギ置いといたりするでしょ。それをいつの間にか持っていって、自分のカギを作っとったみたい。それにしても、どうして勝手に家に上がり込んだりするのか。急に家の人が帰ってきたら、とか思わんかったんかな......」

 当時高木氏は30歳前後で、結婚もしていたというが、これが事実なら下着ドロボーだけでなくカギの窃盗や家宅不法侵入にも問われる事態だ。実際、高木大臣は、当時、敦賀署で窃盗と住居侵入容疑で取り調べを受けたという。

 だが、なぜか、高木氏は逮捕もされず、事件が立件されることはなかった。

「当時、高木氏の父親は敦賀市長で、地元の名士。そこから、警察に手を回したんだろうというもっぱらの噂でした。また、高木氏の父親はバリバリの原発推進派で、電力会社や原発関連企業とべったりでしたから、その筋から被害者の勤務先に圧力が加わったという話もあります」(地元関係者)

 しかし、事件化していないとはいえ、「週刊新潮」は今回、被害者の妹だけでなく、近所のおばさんの目撃証言も掲載しており、高木氏に言い逃れする余地はなさそうだ。

 しかも高木大臣の下着ドロボーはこれだけではかった。「週刊文春」では前出の被害者に対する下着ドロボーだけでなく、こんな証言も記されている。

「青山学院大学に通っていたときも、帰省した際に元カノのパンツを盗んだそうです」(被害者知人のコメント)

 こうした高木氏の"下着ドロボー癖"は永田町にも知れ渡っており、"パンツ大臣"と揶揄されるほど常習犯だったと記されている。もちろん地元敦賀ではもっと露骨だ。

「地元では、若い頃の高木氏はパンツ泥棒の常習犯だったというのは、有名な話です」(「週刊文春」福井県議のコメント)

 そのためか、選挙の度に下着ドロボーについて記された怪文書が出回るだけでなく敦賀気比高校の敷地に立つ高木氏の父親の銅像に、"ある異変"が起こるという。

2376名無しさん:2015/10/17(土) 01:55:50
>>2375

「その銅像に、高木氏が選挙に出るたびに、パンツが被されるんです。パンツの色はたいて自民党のイメージカラーの青」

 しかも、信じられないのは、こうした高木氏の下着ドロボー癖を官邸は事前に知っていたということだ。

「あまりに有名すぎる話ですから、もちろん官邸もそれを把握していたはず。しかし高木氏は安倍首相の出身派閥の細田派所属で、細田派と原発ムラからかなり強いプッシュがあった。「昔のことだし時効だろう」と、人事を強行してしまったようです」(大手紙政治部記者)

"どんな人間を大臣にしようが、俺たちには誰もさからえない"という、安倍政権の驕りが伝わってくるような話だが、実際、安倍内閣の不祥事は他にも、続々と明るみに出ている。

 前述した森山農水相は暴力団との関係だけでなく、14日には不正献金疑惑までが発覚している。これは森山氏が代表を務める自民党鹿児島県第5選挙区支部が、談合で公正取引委員会から指名停止処置を受けた複数の建設業者から約690万円の献金を受け取っていたというもの。これに対し森山氏は「談合した企業だから献金を受けられないわけではない」などと主張したが、結局事実関係を認め全額返金することを表明している。

 同様に馳氏もまた問題献金疑惑が発覚している。これを報じた「週刊文春」(10月22日号)によると、馳氏はボトリングシステムの製造で国内トップシェアを誇る金沢市の澁谷工業から165万円の献金を受けていた。澁谷工業は馳氏の後援会会長が社長を務める会社だが、一方で1億1400万円の国庫補助金を受け取っている企業でもある。

「政治資金規正法では、試験研究目的などの例外を除き、一年以内に国から補助金を受けている企業からの献金を禁じている」(「週刊文春」より)

 体罰問題に対し釈明会見で大ウソをついた馳氏だが、今回の問題献金にしてもはなから規則やルールを守るつもりなどなかったのだろう。

 だが、新聞やテレビにはこうした不正、スキャンダルを本格的に追及しようという姿勢はほとんど見られない。週刊誌やネットがいくら追及しても、新聞・テレビがこの体たらくでは、問題閣僚を辞任に追い込むことなどできないだろう。日本の政治報道は本当にこれでいいのか。
(田部祥太)

2377とはずがたり:2015/10/17(土) 08:26:24
は,恥ずかしい(;´Д`)

2378名無しさん:2015/10/17(土) 16:22:04
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151017-00045868-gendaibiz-pol
消費増税巡る、官邸と財務省の高度な「駆け引き」〜安倍首相の「サプライズ」人事に隠されたメッセージとは
現代ビジネス 10月17日(土)8時1分配信

自民党税調会長のサプライズ人事
 渡邉恒雄読売新聞グループ本社会長兼主筆の高笑いが聞こえてきそうだ――。

 9月19日付本コラムで「読売新聞が『対財務省戦争』に完全勝利! 〜総力上げて還付金案つぶし」と書いたが、『読売新聞』はその後も、焦点の軽減税率導入問題報道で独走している。

 10月10日付朝刊の一面左肩に「自民税調会長 宮沢氏――首相方針、野田氏と交代」と報じ、同日夕刊では「自民税調 野田氏、最高顧問に――公明幹部『事実上の更迭』」と続報を放った。

 自民党税制調査会長に宮沢洋一前経済産業相が起用され、最高顧問に封じ込められた野田毅氏は、会長を事実上更迭されたと断じたのである。

 翌日の各紙朝刊はこのスクープをフォローした。

 『毎日新聞』の「野田氏更迭、還付金案見送り―軽減税率の検討加速」、『東京新聞』の「慎重派の野田税調会長更迭――軽減税率協議 首相が打開、官邸主導で税制論議」、『日本経済新聞』の「消費増税時 軽減税率が軸――自民党税調会長 宮沢氏に交代、対公明で首相決断」といった見出しでも分かるように、『読売』報道を追認せざるを得なかったのだ。

 事実、その後の展開を見てもそのようになった。菅義偉官房長官は13日午前の例会見で、2017年4月に消費税率を10%に引き上げるのと同時に軽減税率を導入すべきだと語った。

 翌日14日の各紙は一面トップで次のように報じた。「消費税10%、軽減税率同時導入――政府方針、財務省案は撤回」(『読売』)、「消費税還付案を撤回――10%時、軽減税率を検討」(『朝日』)、「首相 軽減税率導入を検討――消費増税時を検討」(『毎日』)。

 『日経』は消費再増税と軽減税率の同時導入の完全裏取りができなかったのか、四面に「軽減税率の導入、官邸『増税と同時』軸に――参院選意識、公明に配慮」と、一歩引いた扱いだった。

 ただ、本文記事で宮沢税調会長人事は、<来年夏の参院選を控え、仮に財務省が「軽減税率導入は間に合わない」と主張すれば、首相が消費税引き上げを先送りする大儀にもなり得る>と重要な指摘をしている。

 衆院当選3回、参院に鞍換えして1期目の宮沢氏がたとえ自民党税調の「インナー」(非公式幹部会議メンバー)であったにせよ、衆院15回の大ベテランである野田氏を更迭してでも、会長に抜擢された背景には「何か」があったと思わざるを得ない。

 7日に実施された内閣改造・党役員人事前にも野田氏交代説が流れたのは事実だ。それでも、後任には伊吹文明元衆院議長か額賀福志郎元財務相のいずれかではないかと見られていた。

 確かに、「宮沢自民党税調会長」はサプライズであった。そして安倍晋三首相は14日午前、官邸に宮沢税調会長を招き、消費増税と同時に軽減税率を導入するよう検討を指示した。

 次なる報道では、『日経』が一矢報いた。15日付朝刊で他紙に先駆けて「簡易インボイス」(食料品などに軽減税率を設ける際に中小事業者の事務負担が少ない税額票)導入、政府と与党税調で検討すると報じたのである。

2379名無しさん:2015/10/17(土) 16:22:36
>>2378

黒田総裁のリアクションはいかに?
 では、こうした“報道合戦”を尻目に、当の財務省(田中一穂事務次官)はなにを考えているのか? 
 オール財務省の悲願は、改めて言うまでもなく、17年4月からの消費税率10%実現である。そこで注目を集めるのが、10月30日に開催される日本銀行(黒田東彦総裁)の政策決定会合だ。

 東京株式市場はすでに「黒田バズーカ第3弾」を織り込んでおり、万が一、金融の追加緩和がなければ海外の機関投資家が“失望売り”に走るのは目に見えている。もちろん、官邸はそれを承知している。

 黒田総裁は、昨年10月31日に「黒田バズーカ第2弾」を放ったにもかかわらず、安倍首相が消費増税見送り・衆院解散・総選挙に踏み切ったことに強い不満を抱いている。

 財務省OBで財政再建論者である黒田総裁だが、中国経済の想像以上の減速、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の9月利上げ見送り、想定以上の国内消費の冷え込みなどでアベノミクスが空転している現在、中央銀行総裁として打開の道は追加緩和しかないことを理解していないはずがない。

 官邸からのメッセージである宮沢税調会長の誕生を、黒田総裁はどう受け止めているのかがキーとなる。30日の判断を待ちたい。

歳川 隆雄

2380名無しさん:2015/10/17(土) 16:48:36
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151015-00000001-sundaym-pol
<サンデー時評>安倍政権とは何だったのか やはり保守本流とは言えぬ
mainichibooks.com 10月15日(木)15時7分配信

 ◇倉重篤郎のサンデー時評 連載71

ちと早すぎるか。安倍晋三政権とは何だったのか、と語るには。

 確かに彼は、誰の挑戦も受けることなく3年という自民党総裁(=首相)任期をものにし、歴代政権がなしえなかった(あえてなさなかった)集団的自衛権の行使容認立法を国会で通し、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉大筋合意という追い風を受け、1億総活躍社会実現という新アベノミクスなる看板を掲げたばかりの人物だ。あたかももう終わったかのごとく論じるのは失礼千万とのご批判もあろう。

 ただ、私は今ゆえに安倍政権の本質論を語りたい。理由は二つ。政権発足から3年という節目は、アベノミクスと一連の外交・安保政策を総括するにふさわしい。次に、もし安倍政権の基本政策に誤りがあるなら、折り返し点での議論は重要だ。さもなければ、誤ったまま3年も続くことになり、国家国民的に許されないことである。

「安倍政権は果たして保守本流か?」という設問から始めたい。

 というのも、これをめぐる二つの面白い議論が出てきたからだ。

 一つは、『日経新聞』10月4日付コラムで伊奈久喜特別編集委員が展開した「安倍政権保守本流論」である。伊奈氏は保守本流度を測る物差しとして、故・田中六助氏が提唱した「統治責任の自覚と能力のある政治家や集団」と、北岡伸一氏の唱える「日米協調路線の維持継続をはかる勢力」という2軸が適切だとして、安倍政権はまぎれもなく保守本流だと結論付けている。

 もう一つは、民主党の枝野幸男幹事長が4日の講演で「保守は歴史と伝統を重視する。保守は民主党でしょ、とそろそろ言いたい」「多神教である日本は古くから寛容と多様性と支え合いを重視してきた。私がその保守本流を継いでいる」などと語ったことである。

 安倍氏と枝野氏のいずれに保守本流の冠をかぶせんか。それともいずれも不適か。記者仲間で議論すると、伊奈氏に軍配を上げる人が多い。伊奈氏は敬服する外交記者の一人だが、私は枝野氏に共感を持つ。以下はその理由である。

2381名無しさん:2015/10/17(土) 16:49:24
>>2380

 ◇国民を説得できる統治 日米対等の協調路線 今こそ保守政治の英知を

 一つ目の軸である統治能力が政権の本格度を測る指標として重要なことはよくわかる。ただ、安倍政権における統治能力とは、安倍氏個人が持つ本来的能力とは別に二重にかさ上げされている。小沢一郎氏が主導した小選挙区制度改革による総理総裁への権力(公認権、人事権)の一極集中がその一つであり、小泉純一郎政権が郵政解散で見せた刺客選挙への恐怖がなお自民国会議員の中でトラウマ化しているのが二つ目である。要は制度と、それを使った過去の体験が、いや応もなく自民党総裁ポストの統治能力を高めている。

 安倍氏はその高みにそびえる統治の王座に座っているだけで、強力な統治能力を手中にしている。かつて、その王座がまだ制度的になかった時代、派閥領袖(りようしゆう)たちは集金力、政策立案力、人間力を競い合って個人としての統治能力に磨きをかけていた。そういう人物たちに比べると、とても保守本流と認定できる資質は見受けられない。

 もう一つの軸についても疑問がある。確かに日米協調は戦後保守政治の骨格路線である。ただし、今回の安保法制はグローバルに米軍の後方支援を代替していく典型的な従米政策である。私は、日本が国内の基地を戦後一貫して安定的に貸与し、そのことが米国の世界戦略にとってかけがえのない資産になっていることと、米軍が日本国の防衛義務を負っていることが、アンバランスとは考えない。

 安倍氏とその周辺は、米軍兵の流す血と、日本の提供する土地とカネではバランスが取れない、とし、最終的には「シェッド・ザ・ブラッド(一緒に血を流すこと)」を目指しているように見えるが、それこそが悪(あ)しき自虐主義である。血を流すことの不毛と悲劇をさんざん経験し、二度とそれを繰り返さないためにどうするか、という自問自答のもとでの戦後70年の歩みを無にするものである。むしろ、対等の立場から意見を述べ合うという、あるべき日米協調体制からは後退したのではないか。

2382名無しさん:2015/10/17(土) 16:49:57
>>2381

 経済政策でも安倍政治は保守本流とは相容(あいい)れない。アベノミクスとは、異次元金融緩和策であり、インフレ期待の心理を利用した「期待と意思の経済学」だ。これが円安、株高を通じ、一時的に日本経済に活況をもたらしたことは否定しない。ただ、この政策の本性は、日本経済本来の停滞要因である人口問題(総数減、急速な少子高齢)と、世界一悪い財政問題(国の負債1000兆円超え)には手を付けず、当面は日銀からジャブジャブとカネを出すことでムード的に好況感を作り上げ、自分たちだけはハッピーになろうという、独善的でその場しのぎのものである。

 元日銀監事であった横山昭雄氏は著作『真説 経済・金融の仕組み』(日本評論社)の中で、いかにジャブジャブに増やしたカネが経済活動を広げるものになりえていないかを詳細に分析し、異次元緩和策は「ドーピングまがいの強壮剤過剰注入の匂いさえうかがわせるもの」とまで述べている。

 保守本流の経済政策とは、ものごとの本質に真正面から向き合い、国民をお客様扱いにするのではなく、情報を共有し、その説得力によって国民に負担と協力を求めることのできる政治である。安倍政治は今その対極にある。政権期間中はボロが出ないかもしれないが、後世に対して不誠実である。

 それに比べれば、人口問題については予算を若い世代に重点配分し(子供手当、高校授業料無償化)、財政をにらんで増税と社会保障制度の一体改革により、問題の本質に愚直に取り組んだ民主党の経済政策の方が保守本流に近いのではないか。枝野氏の言い分にも一理あり、と思う次第である。

2383名無しさん:2015/10/17(土) 17:07:18
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/166341
醜聞続々…高木復興相は「下着ドロの過去」報道に逃げの一手
2015年10月16日

 日刊ゲンダイ既報の通り、安倍改造内閣で閣僚の醜聞が次々と発覚している。中でも見過ごせないのが、15日発売の週刊新潮や文春が一斉に報じた高木毅復興相(59)の下着ドロだ。こんなハレンチ大臣、前代未聞だ。

 高木大臣は30年ほど前に地元・敦賀市内の住居に上がり込み、タンスを物色し下着を盗んだ。被害女性の知人が通報したことで発覚した。週刊誌が報じた内容がこれだが、実は組閣直後から怪文書が出回り、本紙も高木大臣の事務所に真偽を問い合わせた。地元事務所は「分からない」の一点張りだったが、週刊誌報道などによると、高木大臣は事前に作った合鍵で侵入したというから、まるでストーカーではないか。

「“余罪”はまだあります」と言うのは、さる地元関係者だ。

「父親の孝一さんが5期目をかけて戦った95年の市長選の時、〈高木毅は下着ドロ〉といった怪文書が出回りました。この怪文書については地元で知らない人はいないほど知れ渡っている。最初に下着ドロに手を染めたのは高木さんが高校生の頃のこと。青山学院大に進学し、東京へ移ってからもやっていた。大学卒業後、地元に戻ってからも懲りずに3、4回盗んでいた。そんなウワサも出ていた。真偽はとにかく、そんなウワサが出ている人物が国会議員であることに驚きます」

 他にも「敦賀気比高の前に立つ孝一氏の銅像に女性物のパンツがかぶせられていた」「衆院選の際、投票用紙に〈パンツ泥棒〉と書かれていた」――なんて話も出てきている。これが事実なら“常習犯”だが、高校時代の同級生はこう話す。

「明るい性格でスポーツは得意でしたね。でも、孝一さんに比べると、高木さんは頭の出来がイマイチだった。生徒会長を務めていましたが、会議にはほとんど出席しなかった。部活にもほとんど顔を出していなかった。現在もあまり地元に帰らず、市民との交流も希薄。さしたる実績もないので、まさか大臣になれるとは思いませんでした」

 地元でも「アイツが大臣?」と仰天なのだ。高木大臣はどう釈明するつもりなのか。改めて事務所に質問したが「担当者が不在」と返答はなし。しかし、閉会中審査が開かれれば、その瞬間、高木大臣はアウトだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151016-00000028-asahi-pol
復興相「お答え控える」 30年前下着窃盗と週刊誌報道
朝日新聞デジタル 10月16日(金)11時39分配信

 高木毅復興相は16日、週刊新潮などの週刊誌で高木氏が過去に女性の下着を盗んだことがあると報じられたことについて、記者団に首相官邸で事実関係を問われ、「今日はそういった場所ではございませんので、お答えを控えさせていただく」と述べた。

 週刊誌は、高木氏は約30年前、地元の福井県敦賀市で、当時20代女性の自宅に侵入し、下着を盗んだと報じている。記者団は「事実かどうか」とさらに質問を重ねたが、高木氏は答えなかった。

 高木氏は7日に発足した第3次安倍改造内閣で初入閣した。若松謙維・復興副大臣は16日、福島県庁で記者団に「詳しいことは聞いていないし、かなり昔の話でもある。大臣自身が、政治家として、しっかり説明するのではないか」と語った。

朝日新聞社

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151017_13029.html
<下着窃盗報道>高木復興相、説明拒否

 高木毅復興相(59)は16日、閣議後の記者会見で、高木氏が約30年前、女性の自宅に忍び込み、下着を盗んだとする一部週刊誌の報道についての質問を受け「きょうはそういった場所ではない」と述べ、説明を拒んだ。
 記者会見では記者団に「週刊誌の報道内容は事実かどうか」と問われ、高木氏は「きょうはそういった場所ではないので、答えを控えさせていただく」と語った。その後も同様の質問が続いたが、一切答えず、約2分で記者会見を打ち切り、足早に官邸を立ち去った。
 週刊誌報道によると、高木氏は30歳前後だったころ、地元の福井県敦賀市の女性宅に合鍵を使って侵入。たんすを物色し、女性の下着を盗んだとされている。
 被害女性の親類や知人、目撃者のほか、警察官を取材した地元雑誌記者の話として報じられている。

2015年10月17日土曜日

2384名無しさん:2015/10/17(土) 17:07:50
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151015-35858745-collegez-pol
田原総一朗:労働力不足問題は待ったなし 安倍政権は移民法を整備すべきだ
BizCOLLEGE 10月15日(木)9時57分配信

 安倍晋三首相は9月29日、ニューヨーク国連総会で一般討論演説に臨み、シリア・イラク難民に対して約8億1000万ドル(約972億円)の経済支援を実施する考えを表明した。演説後の記者会見で難民の受け入れ可能性について聞かれると、「国際社会で連携して取り組まなければならない課題だ」としながらも、「人口問題としては、移民を受け入れるよりも、女性や高齢者の活躍に注力したい」と答え、海外メディアから一斉に批判を浴びた。

●日本はなぜ移民を受け入れないのか

 難民に限らず、移民受け入れに対してなぜ消極的なのか。実は安倍内閣に限らず、これまでの内閣でも、移民については全く議論されてこなかった。移民の問題に手を付けると、国民から非常に強い反発を受けるからだ。

 一つ目の理由は、犯罪が増えると言われているからだ。だが、それは事実だろうか。在日外国人検挙件数の推移を見ると、犯罪件数は、2004年に4万7128件あったのが、2013年には1万5419件まで減少している。人数でも、2004年は2万1842人だったのが、2013年には9884人となっており、大幅に減少している。在日外国人の数は年々増えているにも関わらず、犯罪件数は減っているのだ。

 つまり、「移民を受け入れる=犯罪が増える」というのはイメージだけの話であり、現実は真逆で、犯罪数は減っているということが分かる。

 二つ目の理由は、日本国内の雇用が奪われるという心配があるからだ。しかし、今は労働力不足の方が問題になっている。外食産業では、すき家のように人手不足によって閉店せざるを得ない企業も増えている。建設業界でも東京五輪に向けて需要が急増する中で人手不足が生じている。福島の原発事故によるがれき撤去作業や除染作業にも影響が出ている。日本において移民が労働市場の脅威になるとは考えにくい。

 三つ目の理由は、テロや暴動などに発展するという懸念だ。だが、イスラム諸国と国境を接している欧州諸国に比べると、その危険性は極めて低いと言えるだろう。

2385名無しさん:2015/10/17(土) 17:08:13
>>2384

人口減少が進む日本で1億総活躍社会は実現できるのか
 安倍首相は第3次改造内閣の発足にあたって1億総活躍社会を掲げ、希望出生率を現在の1.4から1.8まで高めた上で、「少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する」と表明した。

 だが、少子高齢化が進む日本は、年々、人口減少が加速している。厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の調べ「日本の将来推計人口」によると、日本の総人口は2015年の1億2694万人から、2020年には1億1662万人、2048年には1億人を切って9913万人にまで減少するという。数字で見ると驚異的なスピードで人口減少が加速していることが分かる。

 たとえ今後出生率が向上しても、2070年までは総人口が減り続けるのだ。安倍首相が言う「50年後に人口1億人を維持する」というのは極めて難しい状況だ。

 総務省統計局の発表によると、2015年9月15日の推計で高齢者人口は3384万人と総人口に占める割合が26.7%と過去最高になり、80歳以上の人口が初めて1000万人を超えた。2035年の我が国の人口構造を見ると、80歳以上の人口が14.5%に達し、総人口で大きな割合を占めるようになる。2060年には日本の人口は完全な「逆ミラミッド」になる。

 こうした超高齢社会を支える介護職員は全国で160万人いるが、2025年には240万人必要になるという。この数も圧倒的に不足している。

 超高齢社会が進むにつれ、社会インフラも大きく変貌しつつある。2000年から2012年までに廃校になった公立高校は5796校。同期間に廃止された鉄道網は35路線、674km。さらには、毎年廃止されているバス路線は2000kmにものぼると国土交通省が発表している。廃止されている路線は過疎化が進む地方に集中している。地方創生には程遠い状況が続いているのだ。

日本の定住外国人の割合は、世界の中でも低水準
 人口減少に伴う労働力不足の問題は待ったなしだ。外食産業や建設業界では、すでに人手不足が深刻な問題となっている。

 深夜の外食店やコンビニエンスストアでは外国人が働いている姿をよく目にするようになった。だが日本の定住外国人の割合が非常に低い。定住外国人の数は、2014年末に212万人と人口比で1.7%程度に過ぎず、前年末に比べて5万5386人増と2.7%しか増えていない。

 例えば、ドイツは2004年に移民法を制定して、2013年には年間44万人の移民を受け入れた。現在問題となっているシリアなどの難民については80万人を受け入れることを表明している。そのほかにも、ヨーロッパの国々は、どこも移民法をつくって移民を受け入れる体制を整えている。その結果、ドイツもフランスも人口の10%以上が移民で占められている。

 韓国でさえ、2007年には外国人施策の基本をまとめた「在韓外国人処遇基本法」、いわゆる移民法を施行した。韓国は、かつて在韓外国人の割合がほぼゼロだったが、今では全人口の3.1%を占める。日本の約2倍の割合だ。

 総人口に占める定住外国人の数は世界の中で151番目に位置する、非常に低い水準だ。日本はもっと定住外国人の数を増やしてもいい。


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