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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

4599チバQ:2015/03/23(月) 20:23:16
http://mainichi.jp/select/news/20150324k0000m010060000c.html
辺野古:沖縄県が作業停止を沖縄防衛局に指示
毎日新聞 2015年03月23日 19時35分(最終更新 03月23日 19時39分)
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を巡り、沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は23日、現場海域の全ての移設作業を7日以内に停止するよう沖縄防衛局に指示した。防衛局が指示に従わない場合は来週にも岩礁破砕許可を取り消す方針。沖縄県は許可が取り消されれば今月12日に再開された政府の海底ボーリング調査はできなくなるとしているが、政府は移設作業を続行する方針。政府と沖縄県の対立は先鋭化している。

 岩礁破砕は辺野古移設を推進する仲井真弘多(なかいまひろかず)知事在任中の昨年8月に県が防衛局に許可した。沖縄県は許可の際、県漁業調整規則に基づき(1)県の指示に従う(2)申請外の行為や条件に違反した場合は許可を取り消すことがある−−と条件を付けていた。

 一方、沖縄県は2月26日、防衛局が海底に沈めたコンクリート製ブロックが県が許可した区域外でサンゴ礁を損傷していることを現地調査で確認。知事の許可なく岩礁が破砕された可能性が高いと判断し、更なる調査が必要として移設作業の停止を指示した。

 翁長知事が防衛局に指示するのは、2月16日に許可区域外に新たなブロックを投入しないよう指示したのに続き2回目。防衛局が今回の指示に従わなかった場合の対応について、翁長知事は県庁での記者会見で「防衛局への作業停止の指示は2回目で、前より大変重いものがある。私の腹は決めている。粛々とさせていただく」と述べ、許可を取り消す考えを示した。

 辺野古移設を巡っては、翁長知事は前知事による辺野古の埋め立て承認の撤回・取り消しを念頭に、承認に法的な問題がなかったかどうかを検証する第三者委員会を1月26日に発足。検証終了まで移設作業を見合わせるよう防衛局に申し入れた。しかし、政府は昨年9月に中断していた海底ボーリング調査を3月12日に再開した。【佐藤敬一】

 ◇官房長官「粛々と進めたい」

 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、沖縄県の翁長雄志知事が米軍普天間飛行場の海上での移設作業停止を求めたことに対し、「現時点で中止する理由は認められない。環境に万全を期して粛々と進めたい」と続行を明言した。政府が今年夏ごろを想定している同県名護市辺野古沖の埋め立て工事開始にも影響しないとの見解を示した。【木下訓明】

4600チバQ:2015/03/24(火) 20:29:53
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/157967
通年議会は遺物か 検証無く県議選へ
2015年03月24日(最終更新 2015年03月24日 03時00分)
18日に閉会した県議会の定例会。昨年、通年議会は廃止され、定例会方式に戻った
18日に閉会した県議会の定例会。昨年、通年議会は廃止され、定例会方式に戻った
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 全国の都道府県議会に先駆けて、2012年に「通年議会」を導入した県議会。しかし、昨年「議員や県職員の拘束時間が長すぎる」ことなどを理由に、わずか実施2年で廃止してしまった。14年度は年4回の定例会方式に戻ったが、成果や問題点などは十分に検証されることなく県議選に突入する。公約で通年議会の是非を示す立候補予定者は少なく、もはや「過去の遺物」とされつつある。
 通年議会は、ほぼ年中、開会した状態にして十分な審議時間を確保し、議員による政策提言を増やすことが目的とされる。当時多数派だった民主党系議員などが中心となって導入を決めたが、県議補選などで自民党、公明党会派が勢力を逆転して廃止した。
 廃止の理由とされた拘束時間。通年議会と定例会方式でどれくらい違うのか。県議会事務局によると、本会議や委員会の日数は、11年度が52日、通年議会を導入した12年度が80日、13年度が64日、定例会方式に戻った14年度は54日だった。
 定例会方式となったこの1年間の評価は、各会派によって分かれる。
 自由民主党・愛郷の会の議員は「地方創生が叫ばれる中、地域課題を県政に伝えるために県民から話を聞く時間が増えた」。公明党の議員は「定例会ごとの区切りがあり充実していた。(通年議会の)名前に踊らされてばたばたと導入する必要はなかった」と話す。
 一方、導入を進めた民主党系会派の改革21・新生ながさきの議員は「審議時間が少なく、県政のチェックと政策提言する議員の役割を十分に果たしていない」と定例会方式を批判。日本共産党の議員は「議会で発言する機会が少なくなり、追認議会になっている」と現状を嘆く。
 改革21・五島の議員は「議員の質を高めるには、通年議会がいい。しかし、有権者と触れ合う機会は定例会のほうが多い」と両方の利点を語る。県議選を前に、通年議会の是非をめぐる論戦は低調気味だ。「通年議会と叫んでも票につながらない」。ある議員は漏らした。
=2015/03/24付 西日本新聞朝刊=

4601チバQ:2015/03/24(火) 21:55:42
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20150324-OYS1T50027.html
北九州市議会定数「57」に、主要3会派4減合意
2015年03月24日
 北九州市議会(定数61)で過半数を占める自民党、民主・社民党系会派「ハートフル北九州」、公明党の3会派は23日、議員定数を現行から4減の57とすることで合意した。戸町武弘議長が共産党を含めて各会派と協議し、早ければ6月定例会に定数削減の条例改正案を提案する見通し。

 23日に開かれた議会改革協議会の会合で合意した。同協議会は3会派と共産党で構成。共産党は現状維持を主張した。市議会は2013年3月、人口減少が予測されることなどから同協議会を設置し、定数削減を検討してきた。

 新定数は〈1〉六つの常任委員会が機能するには各委員会とも最低9人必要〈2〉議員数が最少の戸畑区は4人以上――との枠組みで計算。議員1人当たりの人口格差が現在の1・26倍から1・16倍へと是正できる57人が最適と判断した。

 この結果、門司、小倉北、若松、八幡東の各区で定数が1減になる。

4602チバQ:2015/03/24(火) 21:56:01
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/169519
唐津市議会 市長不信任案あす採決
2015年03月24日 09時02分
 唐津市議会は23日、議会運営委員会を開き、市発注の公共工事をめぐる不正入札事件に絡み、共産党議員から提出された坂井俊之市長に対する不信任決議案について、25日の本会議で採決することを決めた。

 不信任決議案は、共産党の浦田関夫議員が20日に田中秀和議長に提出。同党の志佐治徳議員と社民党の伊藤一之議員が賛同した。

 決議案は収賄で前企画財政部長ら市職員2人が逮捕・起訴されたことや、市長の企業後援会長が主催するゴルフコンペに「唐津市長杯」の冠が使われたことなどを問題視。市民に疑惑と不信を抱かせ、公務への信頼を失墜させたとしている。

 浦田議員は「8年前の総務部長に続き、任期中に2度も部長が逮捕されるのは前代未聞。市長としての資質や管理・監督責任が問われる」と話した。

 可決には4分の3以上の同意が必要。採決は投票ではなく起立評決で行われ、最大会派の志政会などが反対に回る見通し。

 また、同日の議運では、17日の一般質問で市教委のセクハラ問題への対応を追及する議員に対し、被害を訴えた女性教員の行動を非難するようなやじを飛ばした議員が名乗り出たことを田中議長が報告。事実関係の調査を続け、2団体から出されている謝罪を求める要請書の取り扱いについても25日に協議するとした。

4603チバQ:2015/03/25(水) 19:44:06
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/156594
【県議選・直前情勢】(1)門司区 小倉北区 小倉南区 若松区 八幡東区 八幡西区 戸畑区
2015年03月18日(最終更新 2015年03月18日 19時06分)
 県議選の告示(4月3日)まで2週間に迫った。県内45選挙区の立候補予定者の顔触れは固まりつつある。直前情勢を探った。(敬称略)

 ●門司区、現職2人に2新人挑む
 現職2人と新人2人の計4人が、2議席をめぐって争う展開になりそうだ。
 再選を目指す自民現職の川端耕一は約150の企業や業界団体の推薦を受けた。地元2市議も全面支援し、「地方創生」を訴える。前回トップ当選した公明現職の森下博司は支持母体の創価学会に加え、1万件を超える市民相談に応じた5期の実績もアピールする。
 前回擁立を見送った共産は新人の一ノ瀬小夜子を立てる。福祉施策の充実などを掲げて駅前での街頭演説を重ねる。無所属新人の畠山恵美は所属するふくおか市民政治ネットワークのほか、民主、社民、連合福岡の推薦を得て、子育て施策などを訴えている。
    ◇      ◇
 ●小倉北区、現職3人に共産が挑戦
 3議席をめぐる戦いは、現職3人に共産新人が挑む構図。9選を目指す自民現職の中村明彦は支援企業や団体へのあいさつ回りをほぼ終え、後援会を中心に地盤固めを図る。3選を狙う民主現職の原田博史はミニ集会を繰り返し後援会や労組を固める。民主・社民系市議とも連携する。
 公明現職の壹岐和郎は3期目に向け、支持母体の創価学会を中心に政策を訴え、党の市議とともに足場固めに力を注ぐ。前々回失った議席奪還を目指す共産新人の中村訓八は党幹部の来援を受けつつ、つじ立ちやミニ集会を重ねる。
    ◇      ◇
 ●小倉南区、6人が表明し激戦必至
 現職3人、元職1人、新人2人の計6人が立候補を表明し、激戦が予想される。
 再選を目指す自民現職の吉村悠は推薦企業、団体をこまめに回るほか、地元市議と協力しミニ集会を重ねる。3選に挑む民主現職の泉日出夫は2月からミニ集会を本格化させ、支持基盤固めを図る。維新にも推薦願を出した。5選に向け公明現職の二宮真盛は、支持母体の創価学会を軸にミニ集会を積極的に展開。党の市議との連携も固い。
 8年ぶりの議席奪還を狙う共産元職の高瀬菜穂子は街頭で県政への批判勢力の必要性を訴え、支持拡大を目指す。地域政党「みんなの改革福岡」から出馬する新人の湊孝典は新党「日本を元気にする会」の推薦を得て、つじ立ちなどで知名度向上に努める。無所属新人の井田利浩は自民市議の一部と連携し、あいさつ回りや集会などで保守層への浸透を図る。
    ◇      ◇
 ●八幡東区、無投票の公算が大きく
 再選を目指す自民現職の津田公治のほかに立候補表明はなく、無投票の公算が大きい。津田は約140の企業・団体から推薦を取り付け、2月下旬から街頭演説も本格化させた。
    ◇      ◇
 ●若松区、自民共三たび同じ対決
 2議席をめぐり現職2人と元職1人が立候補の見通し。3回続けて同じ顔ぶれによる争いとなりそう。4期目に挑む自民現職の中尾正幸は支持団体や企業を回り地盤固めを徹底。公明や県農政連の推薦も受ける。民主現職の野村陽一は連合福岡加盟労組の支援を得た。各地で朝立ちを重ねるなど3選に向け幅広い支持を目指す。8年ぶりの議席奪還を狙う共産元職の山口律子は元高校教諭の経歴をアピールし、集会や街頭活動で政策を訴えている。
    ◇      ◇
 ●八幡西区、4現職VS2新人 激戦か
 現職4人と新人2人が出馬を表明。定数4をめぐり激戦が予想される。2人の自民現職はそろって5選を狙う。縣善彦は100を超す団体から推薦を得た。足元固めに力を注ぎ、企業へのあいさつ回りを重ねる。松尾統章は約350団体の推薦を取り付け、ミニ集会で実績をアピールし、朝の街頭演説も始めた。
 民主現職の岩元一儀は4期目に向け、労組など約70団体の推薦を獲得。街頭演説にも力を込める。再選を目指す公明現職の松下正治は支援母体の創価学会を固めつつ、ミニ集会を通じ支援の広がりを目指す。共産新人の伊藤淳一は街頭演説のほか、あいさつ回りやミニ集会などで知名度向上に懸命。無所属新人の卯野泰生は2月から街頭演説などを始め、知人と草の根活動に取り組む。
    ◇      ◇
 ●戸畑区、民主共産で争う見通し
 定数1を前回と同様、民主と共産で争う見通し。6選を目指す民主現職の冨田徳二は、新日鉄住金八幡労組の推薦を受け、支援者へのあいさつ回りや地域の催しへの参加を重ねる。2日に立候補を表明した共産新人の水上建二郎はチラシ配りや街頭演説を繰り返し、知名度アップを目指す。

4604チバQ:2015/03/25(水) 19:44:31
>>4603
    ◇      ◇
 ▽門司区  (定数2)
川端耕一  45 元北九州市議 自現
森下博司  65 党県幹事会長 公現
一ノ瀬小夜子 65 元病院看護師 共新
畠山恵美  46 元理学療法士 無新
 ▽小倉北区  (定数3)
中村明彦 60 党県役員   自現
原田博史 48 党支部役員  民現
壹岐和郎 58 党県新聞委長 公現
中村訓八 55 党地区役員  共新
 ▽小倉南区  (定数3)
吉村悠 29 党県青年局長 自現
泉日出夫 47 党支部役員  民現
二宮真盛 61 党県役員   公現
高瀬菜穂子 54 党県委員   共元
湊孝典 47 元新聞記者  諸新
井田利浩 45 元高専教諭  無新
 ▽若松区  (定数2)
中尾正幸 50 党県政調会長 自現
野村陽一 47 保護司    民現
山口律子 66 党地区副委長 共元
 ▽八幡東区  (定数1)
津田公治 59 党支部長   自現
 ▽八幡西区  (定数4)
縣善彦 62 党県総務会長 自現
松尾統章 42 党県役員   自現
岩元一儀 55 党県役員   民現
松下正治 45 党支部連長  公現
伊藤淳一 63 党地区委員  共新
卯野泰生 51 鉄工所社員  無新
 ▽戸畑区  (定数1)
冨田徳二 59 党支部役員  民現
水上建二郎 67 党地区委長  共新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、諸=諸派、無=無所属。

=2015/03/18付 西日本新聞朝刊=

4605チバQ:2015/03/25(水) 19:45:17
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/156847
【県議選・直前情勢】(2)遠賀郡、中間市、行橋市、京都郡、築上郡・豊前市
2015年03月19日(最終更新 2015年03月19日 03時55分)

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 ●遠賀郡、新人4人が現職に挑む
 
 2議席をめぐり、現職1人に対し新人4人が挑む構図になりそうだ。
 5選を目指す自民現職の松本国寛は公明や県農政連、企業など100近くの推薦を受けて組織戦を目指す。民主新人の今井保利は9日に芦屋町議を辞職。労組と連携し、支援者回りを本格化している。維新新人の林高史は38歳の若さをアピール。ミニ集会で「政治とカネ」の問題に言及し、党の政策を訴える。
 無所属新人の安部弘彦は有権者が最も多い地元岡垣町を拠点に保守層への浸透を図る。無所属新人の入江東樹は元小学校長の経験を生かし、地元の岡垣町を中心に教育施策の充実を訴える。
    ◇      ◇
 ●中間市、12年ぶりの選挙で激突
 現職と新人が立候補を予定している。12年ぶりとなる選挙戦は、保守系同士の対決が見込まれている。
 6選を目指す自民現職の貞末利光は公明や県農政連をはじめ、200以上の団体や企業から推薦を受けた。2月下旬の事務所開きには麻生太郎副総理や小川洋知事も駆けつけた。自民市議団代表を務める無所属新人の片岡誠二はつじ立ちや支援者へのあいさつ回りによる草の根活動を展開。警察署誘致など安全安心のまちづくりを掲げている。
    ◇      ◇
 ●行橋市、自民分裂で激戦の様相
 昨年4月の補選で争った現職と新人の戦いになる見通し。補選と同様、自民分裂の激戦となりそうだ。
 無所属現職の堀大助は自民県連と県農政連に加え、自治労県本部、県看護連盟の推薦も得た。安倍政権幹部との近さをアピールしつつ実績を訴える。無所属新人の小堤千寿は福岡11区選出の自民衆院議員の元秘書。自民と公明の地域支部のほか、区長連合会から推薦を取り付け、支援層の拡大を狙う。
    ◇      ◇
 ●京都郡、無投票3選公算大きく
 無所属現職で3選を目指す畑中茂広が民主、社民のほか連合福岡、県農政連の地域支部の推薦を取り付け、着実に態勢固めを進めている。ほかに立候補の動きはなく、前回に続き無投票になりそうだ。
    ◇      ◇
 ●築上郡・豊前市、現職の無投票再選濃厚
 前職の豊前市長選出馬に伴う2013年5月の補選で初当選した自民現職の西元健のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。補選は事実上の自民分裂選挙だった。県連は2月末に西元の公認を発表した。
 (敬称略)
    ◇      ◇
 ▽遠賀郡  (定数2)
松本国寛58 党県議団役員 自現
今井保利64 元芦屋町議  民新
林高史38 玩具会社役員 維新
安部弘彦56 元岡垣町議  無新
入江東樹72 元小学校長  無新
 ▽中間市  (定数1)
貞末利光59 党県役員   自現
片岡誠二48 前市議会議長 無新
 ▽行橋市  (定数1)
堀大助35 弁護士    無現
小堤千寿32 自民支部役員 無新
 ▽京都郡  (定数1)
畑中茂広62 旧豊津町長  無現
 ▽築上郡・豊前市  (定数1)
西元健35 党支部役員  自現
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、諸=諸派、無=無所属。

=2015/03/19付 西日本新聞朝刊=

4606チバQ:2015/03/25(水) 19:46:02
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/157118
【県議選・直前情勢】(3)直方市、田川市、田川郡、宮若市・鞍手郡、飯塚市・嘉穂郡、嘉麻市
2015年03月20日(最終更新 2015年03月20日 03時00分)

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 ●直方市、自民現職 無投票再選か
 
 再選を目指す自民現職の香原勝司だけが立候補を表明している。無投票となれば1979年以来。前回、三つどもえの戦いを制した香原は3月も約20カ所でミニ集会。団体や企業から約300の推薦を取り付けた。
    ◇      ◇
 ●田川市、新人2人がしのぎ削る
 12年前に父親同士が議席を争った自民新人の浦田大治と無所属新人の佐々木允による一騎打ちの公算が大きい。現職の父を継ぐ浦田は公明や県農政連をはじめ約150の企業、団体から推薦を受けた。佐々木は民主、社民の推薦を得て、地域を回る。8年近く務めた田川市議時代の実績もアピールする。
    ◇      ◇
 ●田川郡、自民系3人と社民競う
 自民系の3人と社民新人の計4人が2議席を争う混戦模様になりそうだ。自民現職の大島道人は地元国会議員を招いた県政報告会を開いて人脈を強調。自民推薦で無所属現職の神崎聡は県議会の代表質問や一般質問の実績を訴える。社民新人の藤中寛之は前回失った社民の議席奪還を目指し、あいさつ回りを続ける。1月末に出馬表明した無所属新人の有田浩二は自民田川郡支部の推薦を受けた。
    ◇      ◇
 ●宮若市・鞍手郡、自民ねじれ激戦の様相
 現職と新人が出馬表明しているが、自民県連と地元支部で対応が割れた。自民公認の現職塩川秀敏は約100団体・企業から推薦を得て組織力を生かす。自民宮若・鞍手郡連合支部が推薦する無所属新人の春田章匡は農業団体を足場に支援の広がりを目指す。
    ◇      ◇
 ●飯塚市・嘉穂郡、2現職に2新人が挑む
 2議席をめぐり、ベテラン現職2人に新人2人が挑む構図になりそうだ。4選を目指す自民現職の江藤秀之は770の企業、団体から推薦を得て、15日には県政報告集会を開いた。5選を目指す民主現職の吉村敏男は支援者回りを地道に続け、強固な後援会もフル回転する。無所属新人の小幡俊之は昨年の飯塚市長選に立候補して知名度を上げており、支持拡大に期待する。無所属新人の高橋義彦は高校、大学の同級生で組織する後援会青年部が支援し、最年少をアピールする。
    ◇      ◇
 ●嘉麻市、前回と同じ対決構図に
 前回と同様、自民現職の吉原太郎に無所属新人の井上誠二が挑む構図が予想される。8選を目指す吉原はインフラ整備などの実績を強調。公明が初推薦した。世代交代を訴える井上は地元の稲築地区を中心に有権者回りを続ける。
 (敬称略)
    ◇      ◇
 ▽直方市 (定数1)
香原勝司47 市体育協会長 自現
 ▽田川市 (定数1)
浦田大治40 県議事務所員 自新
佐々木允33 福祉施設職員 無新
 ▽田川郡 (定数2)
大島道人62 農業     自現
神崎聡52 県農政連役員 無現
藤中寛之40 党県副代表  社新
有田浩二55 建設会社役員 無新
 ▽宮若市・鞍手郡 (定数1)
塩川秀敏66 元高校教諭  自現
春田章匡59 元議員秘書  無新
 ▽飯塚市・嘉穂郡 (定数2)
江藤秀之54 党県役員   自現
吉村敏男66 党県代表代行 民現
小幡俊之57 元飯塚市議  無新
高橋義彦31 元証券会社員 無新
 ▽嘉麻市 (定数1)
吉原太郎80 医院長    自現
井上誠二56 不動産会社長 無新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、諸=諸派、無=無所属。
=2015/03/20付 西日本新聞朝刊=

4607チバQ:2015/03/25(水) 19:47:51
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/157427
【県議選・直前情勢】(4)博多区、東区、中央区、南区、城南区、早良区、西区
2015年03月21日(最終更新 2015年03月21日 03時00分)
 ●博多区、共産、維新加わり混戦
 
 共産と維新が2月中旬以降、新人の擁立をそれぞれ発表。現職2人と新人3人が3議席を争うことになりそうだ。
 自民新人の井上博行は県議から衆院議員に転出した兄の後援会が全面支援し、小学校区ごとにミニ集会を開いて支持層拡大を目指す。民主現職の堤かなめは連合系労組が支援するほか、ミニ集会で女性の社会参画などの施策を訴えている。公明現職の高橋雅成は支持母体の創価学会で地盤を固め、異業種交流会などで築いた人脈を生かして支援を呼び掛ける考え。
 維新新人の岩本壮一郎は前回みんなの党から出馬し次点。経営者団体を通じて地域を回り、若者向け集会も開いて出遅れをカバーする。共産新人の渡辺宏は福岡市議選の立候補予定者と連携し、街頭演説などで政策を訴えている。
    ◇      ◇
 ●東区、3党の現職に共産挑む
 定数4を自民2、民主1、公明1で分け合う現職に、共産が挑む8年前と同じ構図になりそうだ。
 6期目を目指す自民現職の今林久は後援会を軸にこまめに支援者を回り、地盤を固める。共産と接戦になった経験がある自民現職の長裕海は「厳しい戦い」を訴えて推薦団体を回る。
 民主現職の佐々木徹は政党を前面に出し、連合福岡を中心とした労組の応援が浸透してきた。公明現職の大塚勝利は党員や支持者の案内で各校区を回り、福岡市議選の立候補予定者とも連動する。共産は東区を重点区と位置付け、新人の立川由美が街頭演説で無党派層の取り込みに力を注ぐ。
    ◇      ◇
 ●中央区、無党派層の取り込み鍵
 現職2人、新人2人が3議席を争う見込み。単身世帯が6割に上り、住民の1割が毎年入れ替わる都心部で無党派層の取り込みが鍵を握る。
 公明現職の大城節子は、党本部が「超重点区」に位置付ける中、ミニ集会を頻繁に開き、女性層を中心に3期の実績を訴える。連合福岡の支援を受ける民主現職の原中誠志は前回、次点と469票差。危機感をバネに地域をこまめに回る。
 自民新人の岳康宏は衆院議員秘書時代に培った人脈を生かし、100以上の団体から推薦を受けた。維新新人の大野善行は昨年の衆院選比例代表で、党が得た約1万票を固めようと、つじ立ちで知名度アップに努める。
    ◇      ◇
 ●南区、民主分裂で激戦模様に
 4議席をめぐり、現職4人と新人1人が名乗りを上げ、激戦が予想される。民主は公認調整のもつれで分裂選挙となる見込みだ。
 前回、民主で公認を得た現職の新村雅彦は、同じ南区で長男が福岡市議選に出馬予定のため党内から批判を浴び、今回は無所属。福教組など出身労組をはじめ約30団体の推薦を得た。一方、民主新人の大田京子には元衆院議員稲富修二の後援会が支援するほか、無党派層への浸透を図ろうと28日に開く集会に党代表代行の蓮舫が駆けつける。
 自民現職の加地邦雄は議長の公務もあり、秘書や全25校区の後援会が地盤固めに努める。自民現職の樋口明は企業へのあいさつ回りのほか、駅での朝立ちで支援の広がりに期待する。公明現職の浜崎達也は支持母体の創価学会を軸に無党派層への浸透にも力を注ぐ。
    ◇      ◇
 ●城南区、現職2人に共産が挑む
 共産が今月10日、新人の擁立を発表したことで、2議席をめぐり、現職2人に新人1人が挑む構図になりそうだ。
 前回トップ当選の自民現職の武藤英治は座談会やミニ集会などで支持基盤を固め、9選を目指す。民主現職の守谷正人は街頭で県政報告書を配布し、フェイスブックを通じて政策を訴える。共産新人の中島英樹は住宅街を徒歩で回るなどして知名度アップを図っている。
    ◇      ◇
 ●早良区、6人名乗り激戦は必至
 3議席をめぐり、現職2人と新人4人が名乗りを上げ、激戦が予想される。
 自民新人の大田満は120の企業や業界団体から推薦を得た。座談会を重ね、知名度アップに努める。無所属現職で自民推薦の古川忠は連日のミニ集会を通して足場固めに力を注ぐ。
 公明現職の新開昌彦は支持母体の創価学会を軸にミニ集会を積極的に展開。無所属新人の外井京子は民主、社民、ふくおか市民政治ネットワークの推薦を受け、支援の広がりを目指す。共産新人の山内恵美子は、福岡市議と一緒に朝の街頭演説を繰り返す。無所属新人の松永洋幸は約50団体の推薦を受けつつ、つじ立ちなどで浸透を図っている。

4608チバQ:2015/03/25(水) 19:48:57
>>4607
 ●西区、現職3人に新人が挑戦
 3議席をめぐる争いは現職3人に維新新人が挑む構図が予想される。
 12選を目指す自民現職の田中久也は公明と県農政連の推薦を受け、後援会を中心に足元を固める。自民現職の野原隆士は県農政連など約100の企業、団体から推薦を得た。ミニ集会を重ね支援の広がりを狙う。連合福岡などの推薦を受けた民主現職の仁戸田元氣は街宣活動を繰り返し、地盤固めを徹底する。維新新人の水野信一はつじ立ちなどで政策を訴え、浸透を図る。
 (敬称略)
    ◇      ◇
 ▽博多区 (定数3)
井上博行51 会社社長   自新
堤かなめ54 元大学教授  民現
岩本壮一郎34 会社社長   維新
高橋雅成57 党県総支部長 公現
渡辺宏36 地区労副議長 共新
 ▽東区 (定数4)
今林久66 党県役員   自現
長裕海61 党県役員   自現
佐々木徹57 党県常任幹事 民現
大塚勝利49 党県局次長  公現
立川由美44 党准県委員  共新
 ▽中央区 (定数3)
岳康宏44 会社役員   自新
原中誠志56 党2区幹事  民現
大野善行48 元予備校講師 維新
大城節子64 党県女性局長 公現
 ▽南区 (定数4)
加地邦雄64 教育団体理事 自現
樋口明44 党県議団役員 自現
大田京子36 党2区幹事  民新
浜崎達也59 党県幹事長  公現
新村雅彦62 元中学教諭  無現
 ▽城南区 (定数2)
武藤英治63 党県会計監督 自現
守谷正人49 党県監査委員 民現
中島英樹40 党地区委員  共新
 ▽早良区 (定数3)
大田満48 元議員秘書  自新
新開昌彦57 党県副幹事長 公現
山内恵美子44 党区役員   共新
古川忠66 NPO理事長 無現
外井京子57 元福岡市議  無新
松永洋幸42 会社社長   無新
 ▽西区 (定数3)
田中久也81 党県相談役  自現
野原隆士58 党県役員   自現
仁戸田元氣35 党3区役員  民現
水野信一53 NPO理事  維新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、諸=諸派、無=無所属。
=2015/03/21付 西日本新聞朝刊=

4609チバQ:2015/03/25(水) 19:49:44
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/157570
【県議選・直前情勢】(5)粕屋郡、古賀市、福津市、宗像市、糸島市
2015年03月22日(最終更新 2015年03月22日 03時00分)
 ●粕屋郡、8年ぶり選挙戦の見通し
 
 3議席をめぐって現職2人、新人3人が立候補を表明し、8年ぶりの選挙戦となる見通し。
 自民現職の吉松源昭は2月末から後援会組織の集いを開催するなど4選への地盤固めを進める。3選を狙う無所属現職の小池邦弘は民主、維新から推薦を得た。企業の朝礼にも顔を出し、支持母体の労組以外への浸透を狙う。元古賀市議で公明新人の西尾耕治は3月から粕屋町に後援会事務所を置き、支持母体の創価学会と連携する。県農政連新人の世利昌規は粕屋農政連が支援し、知名度アップに全力を挙げている。無所属新人の森一は3月に入って出馬を表明した。共産も擁立を検討しているが人選が難航している。
    ◇      ◇
 ●古賀市、前回に続き自・民対決へ
 昨年11月の古賀市長選のしこりで自民の公認候補の擁立作業は難航したが2月末に決着した。定数1を前回と同様、自民と民主が争う見込み。古賀市議から転身する自民新人の許山(のみやま)秀仁は団体・企業を回り、支援の広がりに期待する。分裂した自民の結集が鍵を握る。再選を目指す民主現職の田辺一城は対話集会を継続し、この4年間、全ての定例県議会で一般質問に立った実績を訴える。
    ◇      ◇
 ●福津市、自民現職無投票3選か
 3選を目指す自民現職の阿部弘樹のほかに立候補の表明はない。阿部は約60の企業・団体から推薦を集め、支持者へのあいさつ回りを続ける。
    ◇      ◇
 ●宗像市、現職の2人が立候補へ
 定数2。自民現職の伊豆美沙子と無所属現職の吉武邦彦が立候補を表明している。伊豆は約400人を集めた「支えるつどい」を開いたほか、会合にもこまめに顔を出す。吉武は連合福岡など約50団体の推薦を得た。地元の旧玄海町を固め、全市への浸透を目指す。
    ◇      ◇
 ●糸島市、立候補は2人無投票か
 3選を目指す民主現職の川崎俊丸と自民新人の浦伊三夫のほかに立候補表明はなく、無投票の公算が大きい。川崎は労組のほか業界団体など計70団体の推薦を取り付けた。浦は精力的に支援者や団体・企業を回って政策を訴えている。
 (敬称略)
    ◇      ◇
 ▽粕屋郡 (定数3)
吉松源昭46 行政書士   自現
西尾耕治54 党支部連合長 公新
世利昌規61 農協理事   農新
小池邦弘54 民主町支部長 無現
森一41 作業療法士  無新
 ▽古賀市 (定数1)
許山秀仁66 NPO理事長 自新
田辺一城34 元新聞記者  民現
 ▽福津市 (定数1)
阿部弘樹53 医師     自現
 ▽宗像市 (定数2)
伊豆美沙子56 酒造会社役員 自現
吉武邦彦59 旅館経営   無現
 ▽糸島市 (定数2)
浦伊三夫41 会社役員   自新
川崎俊丸64 党3区幹事長 民現
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、諸=諸派、無=無所属。

4610チバQ:2015/03/25(水) 19:50:39
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/157724
【県議選・直前情勢】(6)春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、筑紫郡、朝倉市・朝倉郡
2015年03月23日(最終更新 2015年03月23日 16時26分)

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 ●春日市、前回出馬の3人が激突
 
 当初、無風と思われたが、維新が6日、解党したみんなから前回出馬し、次点だった元春日市議の中村孝三の擁立を発表。前回、初当選していずれも自民に入った現職の松尾嘉三と中牟田伸二を加えた3人が2議席をめぐって再度、激突しそうだ。
 現職2人は選挙戦を想定してつじ立ちや地区集会を開催。前回トップ当選の松尾は春日市議を2期務め、知名度は十分。県農政連の推薦を受ける。中牟田は井上澄和市長と二人三脚で動く。公明、県農政連の推薦を得た。中村は5人が出た前回選挙で、この3人以外の2人が獲得した計1万票を超す反自民票の結集を目指す。「春日に2人も自民県議はいらない」と訴えている。
    ◇      ◇
 ●大野城市、新人が名乗り 選挙戦へ
 現職2人の無投票当選が濃厚とみられたが、新人が立候補を表明し、2議席を3人で争う構図となる見込み。
 4選を目指す自民現職の井上順吾は2月までに市内全27行政区でミニ集会を実施。公明や県農政連などの推薦を受け、8日の決起大会には約900人が集まった。再選を期す民主現職の井上博隆は2、3月に市内12カ所でミニ集会を開催。連合福岡などの推薦を受けるほか、後援会を中心に支援の広がりを目指す。無所属新人の高口拓巳は「買い物弱者支援」などを掲げ、少人数の集会を重ねるなど草の根運動を展開する。
    ◇      ◇
 ●太宰府市、自、民の2新人がしのぎ
 自民公認で公明、県農政連推薦の柳原荘一郎と無所属で民主、社民推薦の渡辺美穂の両新人が1議席を争うことが予想される。
 柳原は150以上の推薦を得て徹底した組織選挙を念頭に置く。知名度アップのため駅前でのつじ立ちやミニ集会を続けている。渡辺は市議として3回連続トップ当選。支持層の拡大を目指し、ミニ集会を重ねる。市議時代に取り組んできた実績を訴え、地域の課題に耳を傾ける。
 市長選で3選を期す井上保広や市長に近い市議選の立候補予定者が柳原を支援。市長選出馬予定の新人芦刈茂や現市政に批判的な市議選立候補予定者は、渡辺支援と、市を二分する戦いとなりそうだ。
    ◇      ◇
 ●筑紫野市、支持拡大へ2現職奔走
 定数2。自民現職の平井一三と民主現職の原竹岩海が出馬を表明している。再選を目指す平井は公明や農政連など100を超える団体・企業からの推薦を集めた。4選を狙う原竹は連合福岡などの推薦を受ける。企業・団体を回り、保守層を含め支持拡大を目指す。
    ◇      ◇
 ●筑紫郡、現職引退 後継浸透図る
 定数1。今期で引退する現職渡辺英幸の後継として、長男で自民新人の渡辺勝将が立候補を表明しているほかに動きはない。渡辺は公明や県農政連など約30の団体・企業から推薦を受け、浸透を図る。
    ◇      ◇
 ●朝倉市・朝倉郡、2現職の無投票当選か
 自民現職の栗原渉と県農政連現職の林裕二が着々と態勢を固める。ほかに立候補表明はなく、無投票の公算が大きい。旧甘木市区を中心に後援会を組織する栗原は県政報告会や支持者回りを続ける。旧朝倉郡区が地盤の林は農業、商工団体の会合や地元の行事に参加し、6期の実績を強調する。
 (敬称略)
    ◇      ◇
 ▽春日市 (定数2)
中牟田伸二57 党県議団役員 自現
松尾嘉三46 不動産業   自現
中村孝三65 元春日市議  維新
 ▽大野城市 (定数2)
井上順吾63 行政書士   自現
井上博隆37 党5区幹事長 民現
高口拓巳37 元青果卸売業 無新
 ▽太宰府市 (定数1)
柳原荘一郎43 建設会社社長 自新
渡辺美穂52 元太宰府市議 無新
 ▽筑紫野市 (定数2)
平井一三60 県河川協会長 自現
原竹岩海61 党5区副代表 民現
 ▽筑紫郡 (定数1)
渡辺勝将38 建設会社役員 自新
 ▽朝倉市・朝倉郡 (定数2)
栗原渉49 党支部長   自現
林裕二64 県農政連委長 農現
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、諸=諸派、無=無所属。

4611チバQ:2015/03/25(水) 19:51:24
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/157965
【県議選・直前情勢】(7)久留米市、大川市・三潴郡、小郡市・三井郡、うきは市
2015年03月24日(最終更新 2015年03月24日 03時55分)

写真を見る

 ●久留米市、保革の8人が混戦模様
 
 自民、民主、公明、無所属の争いが見込まれた構図に23日、共産も正式に名乗りを上げ、8人が5議席を争う混戦の様相だ。
 原口剣生と十中大雅の自民現職2人は、共に700人規模の集会などで実績を強調。農業、商工業を軸に企業、団体からの推薦を積み重ねた。
 民主現職の中村誠治は地元の市東部を固め、教員系を含む労組への浸透を図る。中村と同様、連合福岡の推薦を受ける民主新人の内野雅晴は、つじ立ちやビラ配りで知名度向上を急ぐ。
 公明現職の田中正勝は創価学会や教員時代の教え子など足元を固める。出馬表明したばかりの共産新人物部真儀は非自民層への浸透を狙う。
 元職江口善明と新人後藤敬介の無所属2人は保守層の取り込みを図る。江口は地盤の市西部を中心にチラシ配布や街頭演説をこまめに展開。市南西部が地盤の後藤は農業関係者を中心にあいさつ回りを続ける。
    ◇      ◇
 ●大川市・三潴郡、3選へ現職が地盤固め
 3選を目指す自民現職の秋田章二のほかに立候補の動きはなく、3回連続で無投票当選が濃厚だ。秋田は公明や県農政連などから推薦を受けたほか、2月の事務所開きでは500人超を集め、地盤固めを着実に進めている。
    ◇      ◇
 ●小郡市・三井郡、現職以外に動きはなし
 5期目を目指す自民現職の井上忠敏のほかに立候補の動きはなく、3回連続で無投票となる公算が大きい。井上は約70の企業・団体から推薦を得た。行政区単位で集会を開き、地域の会合にも積極的に顔を出す。
    ◇      ◇
 ●うきは市、3回連続無投票の公算
 県農政連新人の小河誠嗣のほかに立候補の動きはなく、3回連続で無投票の公算が大きい。
 市市長公室長を務めた小河は今期限りで引退する県農政連現職の後継。自民の推薦を受けたほか、商工会や医師会など各団体の推薦を得た。
 (敬称略)
    ◇      ◇
 ▽久留米市 (定数5)
原口剣生60 会社社長   自現
十中大雅61 党県総務副長 自現
中村誠治59 元議員秘書  民現
内野雅晴38 整骨院副院長 民新
田中正勝63 党県副代表  公現
物部真儀52 党地区委員  共新
江口善明40 JA青年部員 無元
後藤敬介52 会社社長   無新
 ▽大川市・三潴郡 (定数1)
秋田章二64 医師     自現
 ▽小郡市・三井郡 (定数1)
井上忠敏68 党県副幹事長 自現
 ▽うきは市 (定数1)
小河誠嗣61 農業     農新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、諸=諸派、無=無所属。
=2015/03/24付 西日本新聞朝刊=

4612チバQ:2015/03/25(水) 19:51:58
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/158214
【県議選・直前情勢】(8)大牟田市、柳川市、筑後市、みやま市、八女市・八女郡
2015年03月25日(最終更新 2015年03月25日 03時00分)
●大牟田市、現新4人の前哨戦激化
 
 定数2をめぐり、現職2人と新人2人の計4人が激しい前哨戦を繰り広げている。
 自民現職の田中秀子は三井関連事業所や建設業者など300近くの推薦を取り付けた。県議20年の実績をアピールし、組織固めと支持者回りに懸命だ。無所属現職の大橋克己は民主、社民の推薦を受け、労組中心で態勢を整える。無党派層への浸透を目指しイベントに積極的に顔を出し、つじ立ちも増やした。
 共産新人の中西倫仁は昨年12月の衆院選で党が躍進したことを追い風に、福祉充実や大型開発中止などを訴える。街頭演説、支持者回りを増やしている。無所属新人の桑原誠は自民党員で、元幹事長古賀誠の元秘書。推薦は地元有力企業など約170に増えた。支持者回りなどで知名度アップを急ぐ。
    ◇      ◇
 ●柳川市、現職のほかに動きなし
 再選を目指す無所属現職の椛島徳博のほかに立候補の動きがなく無投票の公算が大きい。椛島は約80の団体や企業から推薦を得た。各地区で開く県政報告会で4年間の実績を強調する。
    ◇      ◇
 ●筑後市、8選へ現職が地盤固め
 8選を目指す自民現職の蔵内勇夫のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。既に公明や県農政連などを含めた約70団体から推薦を受けた。事務所開きには約150人、県政報告会には約千人を集めるなど地盤は強固になりつつある。
    ◇      ◇
 ●みやま市、前回に続いて無投票か
 再選を目指す自民現職の板橋聡のほかに動きはなく、前回に続き無投票になりそうだ。板橋は県農政連、医師連盟など200を超える団体、企業から推薦を取り付けた。地域の会合にも積極的に出席する。
    ◇      ◇
 ●八女市・八女郡、2議席めぐり現新4人
 八女市区と八女郡区が統合されて初の選挙。2議席をめぐり、現職1人と新人3人が立候補の見通しだ。
 再選を目指す自民現職の桐明和久は公明や県農政連の推薦を受け、支持団体を回って地盤固めを徹底。民主新人の野田稔子は社民や連合福岡が支援する一方、ミニ集会で政策を訴える。
 県農政連の推薦を受けた無所属新人の近藤雅幸は組織固めと合わせて無党派層の取り込みを目指す。無所属新人の竹下英治は地元の広川町を中心につじ立ちや地域回りを重ね、草の根的に支持拡大を目指す。
 (敬称略)
 =おわり

4613チバQ:2015/03/25(水) 21:06:22
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/03/25/235702315
連合大分異例の「分裂」 複雑な構図があらわ
 
 
 26日告示の知事選で、県内最大の労働団体「連合大分」は対応を一本化できず、異例の分裂選挙を余儀なくされた。傘下の主な産業別組織(産別)は現職の広瀬勝貞氏(72)と前大分市長の釘宮磐氏(67)=いずれも無所属=に支持が分かれたほか、完全中立の自主投票や、加盟労組に判断を委ねた組織もある。民主、社民両党の支持労組を束ねる連合大分は各級選挙で存在感を発揮してきたが、今回の足並みの乱れは県政界を二分する選挙構図の複雑さを浮き彫りにしている。

 主要産別では、経済産業省出身の広瀬氏を製造業系の基幹労連、電機連合、化学総連、自動車総連がそれぞれ支援。輸出が好調な大企業の関連労組が目立つ。一方、元民主党衆院議員の釘宮氏には流通・サービス系のUAゼンセンや情報労連、JP労組が全面的に支援するほか、社民党系の県教職員組合も推薦を決めた。
 今回は自民党が広瀬氏、民主党が釘宮氏をそれぞれ支援して「与野党対決」の色合いも帯びるが、産別・単組ごとに両氏への距離感が異なり、企業・業界の事情、行政との関係も絡み合う。
 釘宮氏支持の労組幹部は自民党が統一地方選の「重点選挙区」に位置付けたことを挙げ、「労組として安倍政権を後押しする判断はできない」。これに対し、広瀬氏支持の産別幹部は「自民公認なら話は別だが、あくまで無所属」と主張する。ある連合幹部は「県政界の実力者同士の対決。単純な与野党対決では割り切れない」と打ち明ける。
 最大産別の自治労県本部は加盟労組に判断を委ねる方針。知事と労使関係にある県職員労働組合は広瀬氏支持を決めたが、多くの市町職労は釘宮氏を推す構えを崩さず、支持候補の一本化を断念した。同じ統一地方選の県議選や他の首長選への影響も考慮し、ある幹部は「特定の“色”を出せる状況にない」と話した。
 電力総連は自主投票を決めた。基本方針は民主党支持だが、ある幹部は「これまで両氏とは良好な関係にあり、今回は組合員の判断に任せるほかない」。
 知事選には他に共産党県常任委員の山下魁氏(38)、造園業の箕迫(みいさこ)高明氏(65)が出馬を表明している。

4614チバQ:2015/03/25(水) 21:37:55
http://www.sankei.com/region/news/150325/rgn1503250009-n1.html
2015.3.25 07:07

福岡、大分知事選 因縁の対決も





 26日に告示される全国10道県知事選のうち、九州・山口では福岡、大分で知事選が行われる。4月12日の投開票日に向け、前哨戦は激しさを増している。

                   ◇

 福岡県知事選は、再選を目指す無所属現職の小川洋氏(65)=自民、民主、維新、公明、社民推薦=に、無所属新人で弁護士の後藤富和氏(46)=共産支持=が挑む。

 小川氏は昨年12月の県議会で出馬表明すると、前回に続き与野党相乗り態勢が早々に固まった。さらに農政連、連合福岡、医師会といった主要団体も推薦に雪崩を打った。県政界一の実力者である麻生太郎副総理兼財務相や地元財界も全面的にバックアップしており、死角は見当たらない。後援会会長は松尾新吾・九州経済連合会名誉会長が務める。

 小川氏は、ロボットなど先端産業の育成支援、中小企業振興、雇用創出を重点的に訴える。陣営幹部は「(共産党推薦候補との一騎打ちとなった)前回知事選の得票率7割を上回りたい」と語る。

 対する後藤氏は、これまでの弁護士活動を通して親交のある環境・人権団体などの支援を受ける。政党には支援を求めなかったが、共産党が主張が近いことを理由に推薦より弱い「支持」を申し出た。

 選挙戦では、安倍晋三政権が進める原発再稼働や集団的自衛権の限定的行使などへの反対を掲げる。その上で小川氏を「安倍政権の言いなりだ」と批判する。陣営幹部は「5党が小川氏を推薦したとはいえ、それぞれの支援者の気持ちは別だろう。無党派層も含めて県民に幅広く浸透できればチャンスはある」と意気込む。

                  ◇

【福岡知事選立候補予定者】

 小川洋65 知事・元内閣広報官    無現 【自】【民】【維】【公】【社】
 後藤富和46 弁護士・元大学非常勤講師 無新 【共】
                   ◇

 大分県知事選は、4選を目指す現職の広瀬勝貞氏(72)、3期務めた大分市長を辞職して立候補する釘宮磐氏(67)の2氏を軸に、共産党県常任委員の山下魁氏(38)、造園技能士の箕迫高明氏(65)が挑む激戦となりそうだ。

 広瀬、釘宮両氏は政党推薦は受けない。だが、自民党県連は広瀬氏を全面支援、民主党県連は、釘宮氏が元民主党衆院議員だったことから所属国会議員らが支える。事実上「自民vs民主」の構図となっている。

 広瀬氏は農協や建設業など100近い団体から推薦を取り付け、県内18市町村に後援会支部を設置し組織固めを進める。産業振興や企業誘致など、3期12年の実績を強調しながら、引き続き地域活性化策推進の重要性を訴える。

 一方、釘宮氏は地盤である大分市を中心に、反自民票や無党派層の取り込みを図る。広瀬県政を「トップダウンな手法だ」などと批判し、地方創生や市町村と県の二重行政解消などを主張する。

 有力2氏の衝突に、労組や政党は苦悩する。

 連合大分はこれまで、知事選で広瀬氏を、大分市長では釘宮氏を推薦してきた。今回、一本化を断念し、傘下組織の判断に委ねる。

 自動車総連や電機連合などは広瀬氏を、県教組や日本郵政グループ労組(JP労組)、UAゼンセンは釘宮氏を支援する。自治労は県職労が広瀬氏を、市町職労の多くは釘宮氏を支援するという。

 大分で一定の勢力を維持する社民党県連も、対応が分かれた。

 元首相の村山富市氏が個人的に広瀬氏支援を明言したが、県連内には自民党が全面支援する広瀬氏への抵抗感も強いという。結局、県連として結論は出さず、県内各支部の判断に委ねる異例の対応となった。

                   ◇

 公明党は24日、持ち回りの中央幹事会を開き、大分県知事選で4選を目指す現職の広瀬勝貞氏(72)を県本部推薦とすることを決めた。

                  ◇

【大分知事選立候補予定者】

 広瀬勝貞72 知事     無現
 釘宮磐 67 前大分市長  無新
 山下魁 38 党県常任委員 共新
 箕迫高明65 造園技能士  無新

4615チバQ:2015/03/26(木) 20:01:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150324ddlk43010346000c.html
霞む野党:’15統一選・県議選/上 民主 党勢退潮、止まらず 公認候補は2人だけ /熊本
毎日新聞 2015年03月24日 地方版

 「彼に万が一のことがあれば、民主県連そのものの崩壊に直結する。総力を結集して当選させてほしい」。県議選(4月3日告示、12日投開票)告示まで3週間を切った14日、熊本市南区の公園でマイクを握ったのは民主党政調会長、細野豪志氏(43)。熊本市第2区から立候補を予定している民主県連代表の現職、鎌田聡氏(50)の総決起集会に集まった支持者約350人を前に「代表危うし」の危機感を強調した。

 民主県連は政権交代を果たした2009年の衆院選後、衆院2、参院1の計3人の県選出国会議員を擁したが、その後は現職の離党や国政選敗北でいなくなった。地方組織の強化も進まず、政令市移行後初となった昨年11月の熊本市長選は候補擁立を断念。翌月の衆院選は1998年の結党以来初めて全県で候補を出せなかった。

 巻き返しを図るはずだった今回の統一地方選でも、県議選の公認候補は熊本市第1区の元職と鎌田氏の2人のみ。県連は自力での候補者探しを諦め、昨年10月から公認候補を公募したが応募はなかった。こうした現状を4年前に民主公認で立候補して落選した男性は「今は民主の看板で戦える状況ではない」と語る。党勢拡大どころか唯一の現職である鎌田氏の議席を守れるかすら不透明な状況だ。

 前回県議選の公認候補6人でただ1人当選した鎌田氏は、社民系の無所属議員らと会派「民主・県民クラブ」(5人)を組んだ。しかし、定数49の県議会で32議席を占め、国会と同じく1強状態の自民を前に存在感を示すことは難しかった。

 政府が集団的自衛権行使容認を閣議決定した直後の昨年8月には民主県連として街頭演説をした。地方から安倍政権に対峙(たいじ)する姿勢を鮮明にする狙いがあったが、その後は民主県連が熊本市長選、衆院選と“不戦敗”を続けたこともあり、県内で集団的自衛権を巡る議論が大きなうねりになることはなかった。

 「党勢拡大の努力が不足していたとの批判は免れない。今回の統一地方選を反転攻勢のきっかけにしたい」。県連代表として事あるごとに批判の矢面に立たされた鎌田氏は4年間の反省を交えてそう語る。県連内では「党勢退潮は全国的な流れだ。県連をまとめられる人材は他にいない」と鎌田氏を擁護する声が大勢で、支援する連合熊本も鎌田氏5選へ加盟34産別労組の総力を結集する構えだ。

 それでも「万が一」が起きれば県議会での「民主消滅」は現実味を帯びる。じり貧状態が続く民主にとっては正念場の選挙となる。

 ◇      ◇
 統一地方選は4月3日告示の県議選と熊本市議選を皮切りに戦いの火ぶたが切られる。県議選は1強状態の自民が更に勢力拡大をうかがうが、対する民主、共産はいずれも現有1議席を守れるかの戦いとなり、野党の存在感は霞(かす)みがちだ。各党の浮沈をかけた前哨戦を追った。

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 <熊本市第2>(定数5)

 ◇予想される顔ぶれ
村上寅美 75 自現

井手順雄 55 自現

甲斐正法 57 自現

前田憲秀 50 公現

鎌田聡 50 民現

益田牧子 64 共新

荒木章博 61 無現

高島和男 51 無新

4616チバQ:2015/03/26(木) 20:02:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150325ddlk43010277000c.html
霞む野党:’15統一選・県議選/中 共産 躍進の勢い広がり欠く 2議席獲得への道のり遠く /熊本
毎日新聞 2015年03月25日 地方版

 「行政の無駄遣い病を治療するには議会がオール与党では駄目。そのためには共産党の議席を増やすことたいね」。県議選に熊本市第2区から立候補予定の共産新人、益田牧子氏(64)は18日午後、熊本市西区の後援会事務所で集まった支持者8人に語りかけた。

 共産県委員会が県議選に公認候補として擁立するのは、熊本市議7期の実績がある益田氏の他、熊本市第1区と八代市・郡区の新人各1人の計3人。目指すは初の県議会2議席確保だ。これまでの県議選当選者は「ゼロか1」を繰り返してきたが、昨年12月の衆院選で全国13議席増の21議席に躍進した余勢を駆って、県内でも未踏の領域を見据えている。

 衆院選では、県内でも比例代表で前回比1・6倍増の5万7965票を獲得。「1強状態」の自民さえ得票を減らす中、政権批判の受け皿として一定の存在感を示した。支持者は「支持を呼びかける電話をかけると、以前は『共産党』と言っただけで切られたが、衆院選では話を聞いてもらえた。反応が全く違っていた」と驚く。

 しかし、その勢いが地方選に波及しないのが党関係者ら共通の悩みだ。「比例代表では共産党を選んでも、県議選で党の候補者名を書いてくれるのか」。日高伸哉・県委員長もその難しさを口にするように、2議席獲得への道のりは遠い。

 益田氏が立候補する熊本市第2区は、24日時点で定数5に現職6人と新人2人の計8人がひしめく激戦区。確実に現職が1人以上落ちる厳しい戦いに新人が割って入るのは容易ではない。「過去の選挙の実績でみると難しいが、市民の道理が共産党にあることを議席で示したい」。そう語る益田氏は熊本市議選に立候補を予定する共産候補と共に街宣活動を続けている。

 別の新人の元坂本村議、内田次一氏(64)を擁立する八代市・郡区(定数4)も自民公認2人と民主推薦1人の現職3人に加え、自民推薦の元職1人と無所属新人1人の計6人が名乗りを上げる。4年前の県議選では共産候補が最下位当選者に約7600票差をつけられて敗れている。

 新人の党職員、山本伸裕氏(51)を立てる熊本市第1区は定数12に対し、立候補の意思を示しているのが13人(24日現在)。党関係者の間では最も議席獲得の期待が高い。山本氏は昨年の衆院選前から立候補を表明し、街頭演説などを重ねる。

 共産は衆院選に比例代表制が導入された1996年も全国24議席に躍進したが、県内の党勢拡大にはつながらなかった苦い記憶がある。「今度こそは躍進の勢いを地方に届けたい。今回議席を増やせなければ、いつ増やすのか」。支持者らは焦りにも似た思いを抱えて選挙準備を進める。

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 ◇予想される顔ぶれ(敬称略)
 ◆熊本市第1(定数12)

岩下栄一 68 自現

小杉直 69 自現

藤川隆夫 62 自現

橋口海平 36 自現

城下広作 55 公現

氷室雄一郎 65 公現

濱田大造 44 民元

山本伸裕 51 共新

西聖一 54 無現

岩田智子 53 無新

松野明美 46 無新

松村秀逸 61 無新

山中惣一郎 32 無新

 ◆熊本市第2(定数5)

村上寅美 75 自現

井手順雄 55 自現

甲斐正法 57 自現

前田憲秀 50 公現

鎌田聡 50 民現

益田牧子 64 共新

荒木章博 61 無現

高島和男 51 無新

 ◆八代市・郡(定数4)

小早川宗弘 47 自現

高野洋介 37 自現

内田次一 64 共新

磯田毅 62 無現

坂田孝志 57 無元

高山正夫 59 無新

4617チバQ:2015/03/26(木) 20:03:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150326ddlk43010415000c.html
霞む野党:’15統一選・県議選/下 自民 空白区解消へ攻勢 7選挙区は無投票の公算 /熊本
毎日新聞 2015年03月26日 地方版

 「統一地方選でも圧勝して、県民の負託に応えられる強い政治基盤を作らないといけない」。1月8日、熊本市のホテルであった自民県連の新春の集い。会場を埋めた支持者らを前に、県連会長の山本秀久県議(79)は保守王国・熊本の地歩固めを宣言した。

 現在、自民は県議会(定数49、欠員4)で32議席を占め、議会占有率は71%。九州では佐賀(75%)、鹿児島(71%)両県と共に突出して高い。今回の県議選でも全21選挙区に公認32人、推薦3人の計35人を擁立する予定で、民主(公認2人)、共産(同3人)など野党を圧倒。現職不在の阿蘇郡区と宇城市・下益城郡区でも空白区の解消を目指す。

 阿蘇郡区は、2003年から衆院熊本3区で争った現職の坂本哲志氏(64)と故松岡利勝元農相の“代理戦争”といわれた。定数1になった07年から、坂本氏を支持する無所属現職の堤泰宏氏(67)が自民系の新人に2連勝しており、堤氏は現在も無所属のままだ。

 今回は「阿蘇郡に自民県議を」と求める地元首長らが前南小国町長の河津修司氏(62)を推し自民もそれに乗った。河津氏を新人候補として推薦して雪辱を期す。河津氏は阿蘇市町村会長なども務め、近年の衆院選では坂本氏を支えた。自民関係者は堤氏支持層への食い込みを期待する。

 現職県議だった守田憲史氏(55)の宇城市長転出で自民空白区になっていた宇城市・下益城郡区(定数2)には、園田博之衆院議員の元秘書で新人の吉田孝平氏(37)を公認した。今回、自民の新人では唯一の公認。事務所開きには国会議員や山本会長ら県連幹部も出席し、新人候補としては異例の力の入れようをうかがわせた。

 守田市長は無所属新人の農業、末松直洋氏(52)の激励集会にも出席し、吉田氏と両面支援の構えを見せる。自民関係者は、民主系会派に所属して7選を目指す無所属現職、鬼海洋一氏(70)からの議席奪取も思い描く。

 一方、前回の11選挙区からは減るものの、今回も7選挙区が無投票になる見通し。いずれも自民候補の“不戦勝”になる公算が大きい。巨大与党・自民を前に、野党の存在意義さえ霞(かす)んでいる。=おわり(この連載は取違剛、松田栄二郎、井川加菜美が担当しました)

==============

 ◇予想される顔ぶれ(敬称略)
 ◆阿蘇郡(定数1)

堤泰宏 67 無現

河津修司 62 無新

 ◆宇城市・下益城郡(定数2)

鬼海洋一 70 無現

吉田孝平 37 自新

末松直洋 52 無新

吉田裕司 58 無新

4618チバQ:2015/03/26(木) 20:23:33
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/miyazaki/20150326-OYS1T50041.html
諸塚村40年ぶり村長選に期待
2015年03月26日
 統一地方選後半戦(4月21日告示、26日投開票)で行われる諸塚村長選は、新人2人が立候補を表明し、1975年以来40年ぶりの選挙戦となる見通しだ。激しかった村長選の反省もあり長く選挙戦は行われてこなかったものの、高齢化や人口減少に伴い、村で盛んな自治公民館活動が曲がり角に立ちつつあることが、背景にあるという。

 元村議の松村晃三さん(71)は、前回75年の村長選は村を二分する激しい戦いだったと振り返る。1411票対1208票。「若手の新人と現職、どの地区もどちらを支持するかを巡って割れた。その反省から選挙が長く行われなかったのかもしれない」と話す。

 その75年の村長選では敗れた元村長の甲斐重勝さん(83)は無投票が続いた要因について、「自治公民館活動を基盤とした村作りができていたからではないか。村長はその後ろでどっしりと構え仕事をしてきた」と分析する。

 村では終戦直後から、16地区それぞれに青年部、壮年部、婦人部などの組織が設けられ、住民自治を実践。「諸塚方式」と呼ばれ、88年には農林水産祭「むらづくり部門」で村自治公民館連絡協議会が最高賞の天皇杯を受賞した。

 村は県北部の九州山地に位置し、面積の約95%は山林。主要産業は林業で、木材価格や特産のシイタケの販売価格の低迷が続く。前回村長選時には約3900人だった人口は約1800人に減少、約12%だった高齢化率も40%を超えている。世帯数が約20にまで減少し神楽の奉納が出来なくなるなど活動に影響が出ている地区もあり、これまで自治公民館が担ってきた、住民と行政との橋渡しが難しくなってきているという。

     ◇

 立候補を表明しているのは、前村議・中本洋二氏(42)と前副村長・西川健氏(64)。

 中本氏は「地縁血縁の結びつきを超える戦いを繰り広げたい」、西川氏は「長年の仕事での経験や顔の広さを生かし、正々堂々と戦う」と語る。

 3期目の今期で退任する成崎孝孜村長(78)は「年齢や経験の大きく異なる2人の候補者から話を聞き、投票ができるというのはとても意義のあること。40年ぶりの選挙戦にかける期待は大きい」と話す。

2015年03月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4619チバQ:2015/03/26(木) 22:56:48
http://www.asahi.com/articles/ASH3S5K7DH3STIPE037.html
沖縄県議会・与党会派、辺野古対策で土砂搬入規制浮上
山岸一生2015年3月24日16時56分

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 沖縄県議会で翁長雄志知事を支える与党会派が、埋め立て用土砂の県外からの搬入を規制する条例案の提出を検討していることが分かった。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設作業では、大量の県外の土砂を埋め立てに使う予定だが、翁長氏が掲げる「移設阻止」に向け、埋め立てを妨げる狙いがある。早ければ4月にも提出したい考えだ。

特集:辺野古埋め立て
沖縄防衛局が不服審査請求 知事の移設作業停止指示で
 与党の議席数は現在、過半数を占める。複数の与党県議によると、条例案の目的には、県外の土砂内の外来生物が環境に悪影響を及ぼさないようにすることを掲げる方針。実際には辺野古移設の阻止が狙いとなる。条例案では、県外の土砂の搬入に独自の審査制度を設けることを想定している。ただ、与党会派内でも具体的な内容では意見の違いがあり、今後調整する。

 辺野古沖の埋め立てに使われる土砂は約2100万立方メートル。防衛省は移設予定地周辺で採取できる分を除いた約1700万立方メートルを、県内の他の場所や九州などから購入する方針だ。

 県議会の与党は、社民・護憲▽県民ネット▽共産▽沖縄社会大衆▽うまんちゅの5会派など。(山岸一生)

4620チバQ:2015/03/26(木) 23:29:48
モノレールで足りる程度しか人がいないってことですよね
http://www.asahi.com/articles/ASH3Q52RDH3QTPOB002.html
モノレール貸し切って民主県連大会 沖縄
2015年3月24日19時00分

モノレール「ゆいレール」内で開かれた民主党沖縄県連の定期大会=那覇市

 民主党沖縄県連が22日に開いた定期大会。会場は定番のホテル宴会場ではなく、借り切りにした那覇市を走るモノレール「ゆいレール」だった。

 役員ら約30人が乗り、那覇空港駅と首里駅を往復する間に議事を進めた。来賓の翁長雄志知事は「政党では初だろう。新しい政治をやるパワーがある」。

 昨年は、当時の県連代表が党本部の方針に反して県知事選に出馬し惨敗するなど、県連にとっては受難の年だった。再生へ「出発進行」となったか。

4621チバQ:2015/03/27(金) 15:45:07
>>4619
那覇空港の拡張もナシになりますね、これだと

4622チバQ:2015/03/27(金) 22:04:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddlk44010382000c.html
’15統一選おおいた:知事選告示 過去最多、5候補激戦(その1) /大分
毎日新聞 2015年03月27日 地方版

 統一選の前半戦に当たる知事選が26日、告示され、17日間の選挙戦に突入した。立候補したのは届け出順に、4選を目指す無所属の広瀬勝貞氏(72)▽共産党県常任委員の山下魁氏(38)▽1級造園技能士で無所属の箕迫高明氏(65)▽前大分市長で無所属の釘宮磐氏(67)▽元大分大准教授で無所属の池崎八生氏(61)−−の5人。第1回知事選(1947年)の4候補を上回り、過去最多となった。県選管に届け出を済ませた各候補者は大分市内で出陣式に臨むなど、快晴の下、舌戦をスタートさせた。選挙戦では、広瀬県政の3期12年への評価や地方創生、東九州道を活用した地域振興などを巡り論戦が交わされる。4月3日に告示される県議選と共に同12日に投開票される。期日前投票は27日〜4月11日、各市町村庁舎などで受け付ける。【西嶋正法】

 ◇「安心、活力、発展」掲げ 広瀬勝貞氏
 広瀬氏は午前8時半から大分市荷揚町の大分城址公園で出陣式。村山富市元首相や推薦する公明県本部の河野成司代表らが駆け付け、支援者約1000人が耳を傾けた。

 広瀬氏は「県民の気持ちを県政に反映させてきた」と3期12年の県政を総括した。「安心、活力、発展の県づくり」を掲げ、「時代の要請はこちらにある。人と仕事を創出する好循環の中で、県の振興を図っていきたい」と意欲を語った。

 大分県が2019年ラグビーワールドカップの開催地に決定したのを受け、学生有志が強豪国ニュージーランドの民族舞踊「ハカ」を披露し参加者を鼓舞した後、ガンバロー三唱。臼杵など県南の沿岸部を回った。【浅川大樹】

 ◇国にもの言う県政に 山下魁氏
 山下氏は、午前8時半から大分市中津留のおおとり公園で開かれた出発式で「安倍(晋三)暴走政権は本当にひどい。戦時立法は絶対に許されない。国を守るために欠けているのは武力ではなく、外交力だ」と力を込めた。

 山下氏は「国の言いなりではなくものが言える県政」「大企業優先から農林水産業や中小企業を応援する県政」「暮らしを支える県政」という県政の「三つの転換」の必要性を強調した。その上で、「企業誘致で増えたのは非正規雇用ばかり」と企業誘致ための補助金を批判し、「地域の中小企業や農林水産業重視の経済政策を進め、暮らしと福祉を優先する県政に切り替えたい」などと訴えた。【池内敬芳】

 ◇農業経験生かしたい 箕迫高明氏

 箕迫氏は県庁2階の正庁ホールに姿を見せ、午前8時半の立候補届け出を済ませた。その後、自ら選挙カーのハンドルを握り、早速、大分市内から遊説をスタートした。

 箕迫氏は毎日新聞などの取材に「人生の最後を知事で終え、県に貢献したいという思いが強い」と出馬の動機を語っている。「農業や造園の仕事を通じ、栽培の工夫の仕方などを学んだ。その経験を県内の農林業の再生に生かしたい」と語り、県政モニターなどをする中で、意見を表明すれば社会は変わるということを身を持って感じたとも話す。

 一方で、「どうしても変わらないこともあると分かった。知事になって県政を変えたい」と意気込む。【西嶋正法】

 ◇市町村が主役の時代 釘宮磐氏
 釘宮氏は午前8時半、大分市のJR大分駅北口駅前広場で出陣式を行った。支援者のほか、民主党関係者や労組幹部ら約1000人が参加。羽田孜元首相や県選出の同党国会議員のメッセージが読み上げられた。

 後援会幹部らのあいさつ後、釘宮氏はマイクを握り、「この街を我々が責任をもって作るのがこれからの時代。まさにボトムアップ。皆さんが主役、市町村が主役なんです。市町村が個性を持ち自信を持つことが大分の発展につながる」と強調。さらに「(与野党系が対決する)大分に全国が注目している。勝つことで中央政府は地方を見捨てることができなくなる。皆さんの草の根を広げて必ず勝利しよう」と熱っぽく語った。【佐野格】

4623チバQ:2015/03/27(金) 22:05:15
 ◇観光で雇用増できる 池崎八生氏
 池崎氏は午後に届け出を済ませた後、報道各社の取材に応じた。「大学で学生の就職支援に関わってきた経験から、県の特長である観光面でもっと雇用を確保できるのではと考えた。東京圏に向けてアピールしたら観光客は増える」と立候補の理由を語った。

 地域振興について「人口減少を食い止めるのは難しく、どう対応するかを考えるべきだ」と指摘。「ドクターヘリ普及などで医療への不安を解消したい」と話した。

 2月ごろから立候補を検討していたが、最終的に決断したのは26日午後という。政党や団体の支援はなく、一人だけの戦い。選挙カーでの訴えはせず、知人への電話やメールなどで支持の拡大を目指す。【池内敬芳】

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 ◇立候補者(届け出順)
広瀬勝貞(ひろせ・かつさだ) 72 無現(3)

 九州地方知事会長[歴]在スペイン大使館1等書記官▽首相秘書官▽通産省機械情報産業局長・事務次官▽経産事務次官▽大分放送社外取締役▽大分朝日放送非常勤役員▽東大

山下魁(やました・かい) 38 共新

 党県常任委員・県青年学生部長[歴]ガソリンスタンド会社員▽民青同盟中央委員・県委員長▽国民救援会県本部常任理事▽党県委員・県豪雨災害対策委員長▽NHK学園高

箕迫高明(みいさこ・たかあき) 65 無新

 1級造園技能士▽公益財団法人オイスカ会員▽職業訓練指導員▽放送大

釘宮磐(くぎみや・ばん) 67 無新

 [元]大分市長[歴]大分舞鶴高校同窓会理事▽県議▽参院外務委員長▽社会福祉法人博愛会理事▽衆院厚労委筆頭理事▽全国市長会副会長▽九州市長会長▽明治学院大

池崎八生(いけざき・やつお) 61 無新

 農業[歴]九州工大職員▽大分大准教授▽九州工大

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 ■解説

 ◇課題山積、将来像に耳を
 県政のかじ取り役を決める知事選が始まった。現職知事に元県都市長が挑む構図に加え、広瀬氏を自民県連と公明県本部が推薦、釘宮氏を民主が実質支援する事実上の「与野党対決」になり、全国的にも注目される選挙になった。候補者間の政治的動きに目を奪われがちだが、有権者は、大分の未来を誰に託すのか、政策を見極めた上での冷静な判断が求められる。

 県政には課題が山積している。県内でも少子高齢化が進み、周辺部の疲弊が著しい。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の効果は依然見えにくい。宮崎までつながった東九州道を生かしつつ、いかに「大分県版」地方創生を進めていくのか。

 「知事になればいいというものではない。知事になって何をするかが問題だ」。村山富市元首相はある候補の集会でそう語った。各候補がいかに課題に向き合い、どのような将来像を描いているのか、それぞれの訴えにしっかり耳を傾ける必要がある。

 ただ、昨年末の衆院選同様、「争点が分かりづらい」という声を多く聞く。候補者は政策を有権者に分かりやすく示し、議論を深めてほしい。政局ではなく、大分の将来を見据えた論戦の盛り上がりに期待したい。【西嶋正法】

4624チバQ:2015/03/27(金) 22:05:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddlk44010403000c.html
’15統一選おおいた:知事選告示 過去最多、5候補激戦(その2止) 有権者、地域活性に期待 /大分
毎日新聞 2015年03月27日 地方版

 知事選は5候補による舌戦がスタートした。地域の持続可能性への危機感が強まる中、県内の有権者からも地方創生へ期待の声が聞かれた。豊後高田市の住職、大畑雅英さん(64)は「広域合併から10年がたち、ひずみが出ている。地方創生をいうのであれば、地域の人たちの声を政治にどう反映させるか、見どころだ」と話す。

 津久見市のコンビニエンスストアオーナー、佐藤勉さん(47)も「県内も大分市一極集中。地方は人口が減って傷み、生活弱者が増えている。人口減は仕方ない面もあるが、どうカバーしていくのか定住促進策などを注視したい」と語った。

 日田市の酒類販売業、赤尾重信さん(68)は「やはり関心の的は地方創生」とした上で、「地場経済は疲弊し、アベノミクスの恩恵も感じられない。活力を生み出し、萎縮している消費者のサイフを緩められる施策を打ち出す候補者に投票したい」。宇佐市の会社員、岡田りかさん(50)も「景気がよくなったといっても、地方までは及んでいない。子どもたちには地元企業で働いてもらいたいので、積極的に企業を誘致してほしい」と地方経済の活性化を望む。

 東九州道やJR大分駅ビルなど県内の新たな魅力を生かしたまちづくりへの期待感も。佐伯市米水津の水産加工会社員、笹田真喜子さん(54)は「九州の中でも立ち遅れていた佐伯も高速道が全線開通し、誘客の期待は大きい。佐伯でお客さんが降りてくれる観光やまちづくりの政策に期待する」。大分市に住む地方公務員の女性(21)は「もうすぐ駅ビルも開業し、注目度も上がる。県内各地の観光が盛り上がってたくさんの人に来てもらえる大分県になってほしい」と語った。

 暮らしの安心を望む声もあった。日田市の主婦、財津静枝さん(68)は「高齢者に優しく住みやすい町づくりに熱心な人を見極めたい。それに、きれいな水や森など次世代が共有できる自然環境の整備を図ってほしい」。大分市の男性(74)も「介護を充実してくれる候補者を選びたい。若い人の負担は増えるかもしれないが、うまく対応してほしい。少子化への対策も重要。女性の待遇を良くして、無理せず子育てできる環境を整えないといけない」と話した。
 一方、別府市の大野靖夫さん(74)は政治家としての資質に注目する。「上から下へ政策を下ろすのではなく、県内各地で地道に活動する県民の声を吸い上げる人を選ぶ。若い世代の活力を生かす度量も必要だ。マスコミなどを通じて県の政策を県外へ発信する能力も重視したい」と話す。

 知事選には「あまり関心がない」という別府市の看護師、河野照美さん(32)は「新知事は政治と行政の経験を重視して選ぶ。中でも道路行政に期待したい。県内の道路は工事が下手なせいか整備が悪すぎる。特に福岡との格差が激しく、県境がはっきり分かるほどで恥ずかしい」と話す。

4625チバQ:2015/03/27(金) 22:14:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015032700904
市庁舎位置で住民投票へ=大合併後対立続き-滋賀県高島市


 滋賀県高島市議会は27日の本会議で、市南部にある市役所本庁舎を増改築するか、北部に新築するかを選択する住民投票条例を賛成多数で可決した。「平成の大合併」以降、対立を引きずっており、統一地方選で行われる県議選に合わせ、住民投票が4月3日告示-同12日投開票の日程で行われる。
 本庁舎の位置をめぐっては、2005年に6町村が合併して市が発足した際、北部の旧今津町に本庁舎を新築することで合意していた。しかし13年1月の市長選で、計画の「凍結」を掲げた南部出身の福井正明市長が当選。14年9月の市議会で南部の旧新旭町に本庁舎を置くとする位置条例改正案を提出したが、否決された。
 市長側は今年3月、位置条例改正案を再提出したが、27日の本会議で再び否決されたため、住民投票条例案を提出した。住民投票に法的拘束力はないが、市民に直接問うことで状況を打開したい考えだ。福井市長は記者会見で「非常にタイトな日程だが、将来の一体的なまちづくりのため、住民投票で民意をしっかり把握したい」と述べた。(2015/03/27-19:15)

4626チバQ:2015/03/28(土) 09:59:31
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_saga/article/158978
「佐賀の乱」県議選に余波 農政協、自民対応に格差
2015年03月28日(最終更新 2015年03月28日 03時00分)

 4月3日告示の佐賀県議選(定数38)は、自民党が分裂した1月の知事選のしこりを引きずったまま選挙戦に突入する。山口祥義(よしのり)知事を支援したJAグループ佐賀の政治組織「県農政協議会」は、知事選で離反した自民公認の立候補予定者の一部を推薦しないと決める一方、関係を修復した予定者は推薦し、対応に差をつけた。佐賀県は農業が基幹産業で、政府の農協改革や環太平洋連携協定(TPP)交渉に農家の不満がくすぶる。予定者たちは農業票の行方に気をもむ。
 「長年支えてもらっただけに残念だ」。佐賀県小城市区(定数2)選出で地元の農政協三日月支部から推薦を拒まれた自民現職の藤木卓一郎副議長(47)は肩を落とす。農家出身で母親は元農協役員。支部推薦を後ろ盾に5選を期すはずが知事選で目算が狂った。
 知事選は、首相官邸サイドが担ぎ出した元武雄市長の樋渡啓祐氏と、これに対抗した農政協推薦の山口氏との事実上の一騎打ちだった。自民党県議団は選択を迫られて二分。党本部が農協改革を旗印に「政権対農協」とあおったこともあり、樋渡氏を支援した藤木氏は農協関係者から「裏切った」と猛反発を買った。
 「けじめをつけないと同じことが起きる」と三日月支部の幹部は語る。支部は小城市区で山口知事を支援した別の自民現職と無所属新人を支部推薦した。
 一方で、小城市区では農政協本部としては誰も推薦しなかった。三日月支部のさらに上部の支部が自主投票とし、追認した。中央でも県内でも「自民1強」が実情で「自民党との決定的対立は地域を割る」(関係者)と判断したという。
 知事選で敵対した自民候補でも謝罪の意思を示し、農協改革やTPP交渉について「農協の立場を守る」とした政策協定文書に署名した予定者は推薦した。
 県内全13選挙区の自民公認立候補予定者30人のうち農政協が推薦したのは22人。6選挙区で現新8人の推薦を見送り、うち5人は樋渡氏の支援者だった。
 県西部の自民現職は2月下旬、農政協支部の会合に顔を出して「知事選では判断を誤った」と釈明、推薦を得たという。別の現職は知事選で中央の圧力をはね返した農政協の組織力は「やっぱり大きい」と話している。
=2015/03/28付 西日本新聞朝刊=

4627チバQ:2015/03/28(土) 10:00:24
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/158472
県議選情勢(上) 16選挙区に62人出馬予定
2015年03月26日(最終更新 2015年03月26日 03時00分)

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 統一地方選として行われる県議選の告示(4月3日)まであと1週間あまり。県内16選挙区(定数46)には、今のところ前回より3人少ない62人が立候補を予定している。各選挙区の情勢を探った。 (敬称略)
 ◆長崎市区(定数14) 前回上回る最激戦に
 前回の18人を上回る20人が立候補予定。五つの政党の公認候補がそろい、女性は4人。都市部の無党派層の動きが読みづらく、最激戦区となりそうだ。
 自民は野本三雄(77)、下条文摩左(65)、前田哲也(51)、江真奈美(47)の現職4人と新人の久保田将誠(43)が出馬する。それぞれ商工業者や医療系の団体の支持を固める。
 民主は現職の渡辺敏勝(67)、清水正明(60)、深堀浩(49)が出身の労組を中心に支持拡大を図る。新人では、市議の吉村正寿(52)と若さを売りにする赤木幸仁(30)を公認した。
 公明は現職1人が引退し、麻生隆(60)が市議から転向。現職の川崎祥司(52)と地域を分けながら、現有の2議席確保を目指す。
 共産は現職の堀江ひとみ(56)が中村県政批判を展開して、3期目を目指す。前回選挙で議席を失った社民は、新人の坂本浩(56)を擁立して議席奪還を視野に入れる。
 現職の中山功(66)と高比良元(62)は今回、政党の公認は受けずに無所属で立候補の構え。参院選に出馬した元職の浅田眞澄美(48)は返り咲きを狙う。
 無所属新人では、元市議の中村住代(68)が補選を合わせると3度目の挑戦。4年前に市議選に出馬した山口喜生(57)と富川憲四郎(56)は今回、県議選に立つ予定だ。

 ◆諫早市区(定数4) 元参院議員 新たに参戦
 現職4人と元職1人、新人1人の計6人が立候補を予定。4議席を争う混戦とみられる。
 昨年12月の衆院選に民主公認で長崎2区から立候補し、落選した元参院議員の元職大久保潔重(49)が1月、無所属で出馬を表明。高い知名度を誇る大久保に現職4人は危機感をあらわにする。自民現職の八江利春(75)は7期の実績を強調し、組織固めを図る。自民現職の橋村松太郎(68)は各地区で集会を開き、支持を訴える。
 民主現職の山口初實(67)は支持基盤の労組の引き締めを強化。自民現職の中村和弥(54)は支持者回りを重ね、後援会組織の拡大を進めている。共産は新人寺田敏之(60)を擁立。諫早湾干拓事業の開門問題などを訴える。

 ◆西彼杵郡区(定数2) 2現職に新人挑む
 自民の三好徳明(75)と民主の浜口俊幸(59)の現職2人に、長与町議を3期務めた無所属新人の山口経正(59)が挑む構図となりそうだ。
 三好は県議長など6期の実績を訴え、企業や団体を回る。浜口は出身団体である三菱重工労組長船支部からの推薦を得て支持基盤を固める。自民から推薦を受ける山口は唯一、長与町からの立候補であることを強調して議席の獲得を目指す。
=2015/03/26付 西日本新聞朝刊=

4628チバQ:2015/03/28(土) 10:00:50
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/158727
県議選情勢(中)
2015年03月27日(最終更新 2015年03月27日 03時00分)

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 ◆大村市区(定数3) 支持基盤持つ4氏の戦い
 
 3選を目指す民主現職の高見健(61)、再選を目指す自民現職の松本洋介(38)に、昨年10月の大村市長選出馬に伴い辞職した無所属元職の小林克敏(70)が6選を、元大村市議長を務めた自民新人の里脇清隆(55)が初当選を狙う。
 4氏とも一定の支持基盤を持つ実力者。いかに浮動票を取り込むかが鍵となる。それぞれミニ集会や県政報告会などを開き、支持を訴えている。市長選では4氏が絡んで激しい選挙戦を展開。そのしこりも残っており、三つの議席をめぐる争いは熱くなりそうだ。

 ◆南島原市区(定数2) 2現職に自民新人挑む
 再選を目指す自民現職の中島浩介(48)、3期目を狙う無所属現職の松島完(35)に、昨年7月の出直し市長選に出馬した自民新人の伊藤剛(46)が挑む。
 前回トップ当選の中島は出直し市長選で、同じ加津佐町出身の現市長と、落選した元市議会議長の双方を応援。地元の一部で批判もくすぶる。地盤と「改革派」のイメージが重なる松島と伊藤は、ともに地道に浸透を図る。

 ◆島原市区(定数2) 現職と新人、三つどもえ
 民主、社民が推薦する無所属現職の楠大典(67)が4選を、自民現職の山本由夫(53)が再選を目指し、昨年2月の補欠選挙で山本との一騎打ちに敗れた自民新人の大場博文(49)が雪辱を期す三つどもえの構図。
 自民県議を8期務めた加藤寛治の国政転身後、初の本選挙。楠は「非自民」の受け皿として票を固める。補選では約1300票差の接戦を展開した山本と大場は浸透を急ぐ。

 ◆松浦市区(定数1) 無所属現職以外出馬の動きなし
 無所属現職の友田吉泰(51)以外に出馬の動きはなく、無投票となる公算が大きい。友田は大小さまざまな地域行事に顔を出し、各種団体にも浸透を図る。再選に向けて地道に支持を固めている。

 ◆雲仙市区(定数2) 自民現職2人 無投票の公算
 4期目を目指す徳永達也(55)と2014年の補欠選挙で無投票当選し再選を狙う宅島寿一(44)の自民現職2人が立候補を予定している。ほかに出馬の動きはなく、無投票となる可能性が高い。

 ◆東彼杵郡区(定数1) 立候補の動き自民現職のみ
 4期目を狙う自民現職の中島広義(68)以外に立候補の動きがない。中島は3町の農業関係者や地元企業へのあいさつ回りで地盤を固める。「人口減対策や若者の雇用拡大を訴えていきたい」と話す。

 ◆西海市区(定数1) 4選狙う現職のみ
 自民県連の幹事長を務める現職の瀬川光之(53)以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 4期目を目指す瀬川は農漁業者などの支持を固め、万全の態勢を敷く。
 (敬称略)
=2015/03/27付 西日本新聞朝刊=

4629チバQ:2015/03/28(土) 10:01:23
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/158980
県議選情勢(下)
2015年03月28日(最終更新 2015年03月28日 03時00分)

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 ◆佐世保市・北松浦郡区(定数9) 前回同様の少数激戦
 
 9議席に前回と同数の11人が立候補を予定し「少数激戦」の様相だ。
 現職5人を公認する自民は現有議席の維持を狙う。12選を目指す宮内雪夫(81)、市南部を地盤とする田中愛国(70)、相浦地区を中心に漁業者票やカトリック票をまとめる溝口芙美雄(67)、企業・団体回りに力を入れる外間雅広(56)に加え、昨年の県議補選で無投票当選した吉村洋(58)が合併地域を含む北松地区での浸透を図る。
 民主は佐世保重工(SSK)労組出身の久野哲(67)、元農相の父・正彦の支持者から支援を受ける山田朋子(42)の現職2人がともに3選を目指す。社民は党県連代表の現職吉村庄二(75)が基地の街での議席死守に向け支持を訴える。
 2期連続でトップ当選した現職が引退する公明は、後継に新人宮本法広(42)を擁立。共産は新人の石川悟(62)が「反自民」の受け皿を狙う。佐世保市議を2期務めた無所属新人の山下広大(40)は世代交代を訴え若者層や浮動票の取り込みを図る。
 ◆壱岐市区(定数1) 自民現職のみ立候補の予定
 2期目を目指す自民現職の山本啓介(39)が立候補を予定。ほかに動きはなく、無投票の可能性が大きい。後援会を軸に支持を広げ、企業や団体など70以上から推薦を受けた。選挙戦に備え29日に総決起大会を開く予定で、雇用創出や子育て支援などを訴える。
 ◆対馬市区(定数1) 4選目指す現職無投票の公算大
 4選を目指す自民現職の坂本智徳(61)以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。坂本は農漁業や建設関連など幅広い業界から支援を受けた。選挙を想定し、島内各地でミニ集会を開いており「最後まで気を引き締めていきたい」と話す。
 ◆平戸市区(定数1) 自民の現職が無投票3選か
 自民現職の西川克己(67)が、3選を目指し立候補を予定。前回は無所属で再選したが、当選後に自民会派入りし、今回は自民からの出馬。22日に平戸市で県政報告会を開いた。ほかに目立った立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 ◆南松浦郡区(定数1) 現職と新人一騎打ち
 6期目を目指す無所属現職の馬込彰(62)と、自民新人で、元青雲高教諭の近藤智昭(58)が出馬の見通しで、町を二分する激戦が予想される。前回当選後に自民会派を離脱し無所属で臨む馬込は、実績をアピールし、観光客誘致など島の活性化を訴える。近藤は自民の地盤を固め、県柔道場連盟理事長の経験を生かし、スポーツ振興や救急医療の充実などを訴える。
 ◆五島市区(定数1) 僅差だった2氏が再激突
 無所属現職の山田博司(44)と、自民新人で元五島市議の柿森誠(62)が出馬表明。118票差の僅差だった前回と同じ顔ぶれでの激戦が予想される。市全域の巡回7巡目を終えた山田は、110回におよぶ県政報告会で実績を訴え、若さと行動力を強調。柿森は、市議13人の支援を受け、あいさつ回りやミニ集会に力を入れる。若者の雇用の創出や1次産業の振興などを訴えている。
 (敬称略)
=2015/03/28付 西日本新聞朝刊=

4630チバQ:2015/03/30(月) 18:43:53
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/158981
町内会長、厳しく批判 人吉市議会改革“結論”出せず
2015年03月28日(最終更新 2015年03月28日 03時00分)

 「身を切る改革は先延ばしか」-。統一地方選後半戦の4月19日告示、同26日投開票の日程で行われる人吉市議会(定数18、欠員1)の議会改革をめぐり、市内の町内会長たちから厳しい声が上がっている。議員報酬見直しや政務活動費廃止などを求めた町内会長側の要望に対し、議会が改選前などを理由に結論を出さなかったからだ。議会側は各議員の意見を列挙して回答したが、町内会側は「納得いかない」として、27日に議会の統一見解をまとめるようあらためて要望した。
 昨年12月、市内92の町内会でつくる市町内会長嘱託員連合会(神瀬文夫会長)などが永山芳宏議長宛てに要望書を提出。「人口減少や財政難など課題が山積している」と指摘し、(1)議員報酬(一般議員で月34万7千円)見直し(2)政務活動費(月2万円)廃止(3)委員会活動や視察研修の目的、内容などの情報公開-など5項目を求めた。
 議会側は議会制度研究会で3回協議したが結論が出なかった。このため全議員の項目ごとの意見を実名でまとめ今月20日、回答書として連合会側に手渡した。
 回答は議員ごとに、まさにさまざま。議員報酬では「月額40万円ぐらいにするべきだ」「減額は若い方の参政が不可能になる恐れがあり現状維持」「特別職報酬等審議会にゆだねたい」。政務活動費も「半額」「廃止でよい」「先進地視察や政策研修などのため必要」などだった。
 これに対し町内会長の1人は「(身を切るという)都合の悪いことの先延ばしだ。議会活動の質が上がらん」と厳しく批判。神瀬会長も「議会としての回答を求めており、的外れで満足できない」と話す。
 議会側はホームページにも回答書を公開している。永山議長は「私たち議員の任期満了が近いという面も勘案し、結論を出すには至らなかった。(改選後に)議員定数も含め、議論されていくのではないか」と話した。
   ◇    ◇
 有馬晋作宮崎公立大教授(地方自治論)の話 町内会長は一面では地域の代表であり、議会側は住民の意見として真摯(しんし)に受け止める必要がある。一方で、議会が全議員の多様な意見を実名で公開したのは先進的な取り組みだ。有権者は、議会改革に対するそれぞれの考えを基に、市議選の投票の判断材料にできる。
=2015/03/28付 西日本新聞朝刊=

4631チバQ:2015/03/30(月) 18:44:54
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/158472
県議選情勢(上) 16選挙区に62人出馬予定
2015年03月26日(最終更新 2015年03月26日 03時00分)

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 統一地方選として行われる県議選の告示(4月3日)まであと1週間あまり。県内16選挙区(定数46)には、今のところ前回より3人少ない62人が立候補を予定している。各選挙区の情勢を探った。 (敬称略)
 ◆長崎市区(定数14) 前回上回る最激戦に
 前回の18人を上回る20人が立候補予定。五つの政党の公認候補がそろい、女性は4人。都市部の無党派層の動きが読みづらく、最激戦区となりそうだ。
 自民は野本三雄(77)、下条文摩左(65)、前田哲也(51)、江真奈美(47)の現職4人と新人の久保田将誠(43)が出馬する。それぞれ商工業者や医療系の団体の支持を固める。
 民主は現職の渡辺敏勝(67)、清水正明(60)、深堀浩(49)が出身の労組を中心に支持拡大を図る。新人では、市議の吉村正寿(52)と若さを売りにする赤木幸仁(30)を公認した。
 公明は現職1人が引退し、麻生隆(60)が市議から転向。現職の川崎祥司(52)と地域を分けながら、現有の2議席確保を目指す。
 共産は現職の堀江ひとみ(56)が中村県政批判を展開して、3期目を目指す。前回選挙で議席を失った社民は、新人の坂本浩(56)を擁立して議席奪還を視野に入れる。
 現職の中山功(66)と高比良元(62)は今回、政党の公認は受けずに無所属で立候補の構え。参院選に出馬した元職の浅田眞澄美(48)は返り咲きを狙う。
 無所属新人では、元市議の中村住代(68)が補選を合わせると3度目の挑戦。4年前に市議選に出馬した山口喜生(57)と富川憲四郎(56)は今回、県議選に立つ予定だ。

 ◆諫早市区(定数4) 元参院議員 新たに参戦
 現職4人と元職1人、新人1人の計6人が立候補を予定。4議席を争う混戦とみられる。
 昨年12月の衆院選に民主公認で長崎2区から立候補し、落選した元参院議員の元職大久保潔重(49)が1月、無所属で出馬を表明。高い知名度を誇る大久保に現職4人は危機感をあらわにする。自民現職の八江利春(75)は7期の実績を強調し、組織固めを図る。自民現職の橋村松太郎(68)は各地区で集会を開き、支持を訴える。
 民主現職の山口初實(67)は支持基盤の労組の引き締めを強化。自民現職の中村和弥(54)は支持者回りを重ね、後援会組織の拡大を進めている。共産は新人寺田敏之(60)を擁立。諫早湾干拓事業の開門問題などを訴える。

 ◆西彼杵郡区(定数2) 2現職に新人挑む
 自民の三好徳明(75)と民主の浜口俊幸(59)の現職2人に、長与町議を3期務めた無所属新人の山口経正(59)が挑む構図となりそうだ。
 三好は県議長など6期の実績を訴え、企業や団体を回る。浜口は出身団体である三菱重工労組長船支部からの推薦を得て支持基盤を固める。自民から推薦を受ける山口は唯一、長与町からの立候補であることを強調して議席の獲得を目指す。
=2015/03/26付 西日本新聞朝刊=

4632チバQ:2015/03/30(月) 18:45:21
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/158727
県議選情勢(中)
2015年03月27日(最終更新 2015年03月27日 03時00分)

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 ◆大村市区(定数3) 支持基盤持つ4氏の戦い
 
 3選を目指す民主現職の高見健(61)、再選を目指す自民現職の松本洋介(38)に、昨年10月の大村市長選出馬に伴い辞職した無所属元職の小林克敏(70)が6選を、元大村市議長を務めた自民新人の里脇清隆(55)が初当選を狙う。
 4氏とも一定の支持基盤を持つ実力者。いかに浮動票を取り込むかが鍵となる。それぞれミニ集会や県政報告会などを開き、支持を訴えている。市長選では4氏が絡んで激しい選挙戦を展開。そのしこりも残っており、三つの議席をめぐる争いは熱くなりそうだ。

 ◆南島原市区(定数2) 2現職に自民新人挑む
 再選を目指す自民現職の中島浩介(48)、3期目を狙う無所属現職の松島完(35)に、昨年7月の出直し市長選に出馬した自民新人の伊藤剛(46)が挑む。
 前回トップ当選の中島は出直し市長選で、同じ加津佐町出身の現市長と、落選した元市議会議長の双方を応援。地元の一部で批判もくすぶる。地盤と「改革派」のイメージが重なる松島と伊藤は、ともに地道に浸透を図る。

 ◆島原市区(定数2) 現職と新人、三つどもえ
 民主、社民が推薦する無所属現職の楠大典(67)が4選を、自民現職の山本由夫(53)が再選を目指し、昨年2月の補欠選挙で山本との一騎打ちに敗れた自民新人の大場博文(49)が雪辱を期す三つどもえの構図。
 自民県議を8期務めた加藤寛治の国政転身後、初の本選挙。楠は「非自民」の受け皿として票を固める。補選では約1300票差の接戦を展開した山本と大場は浸透を急ぐ。

 ◆松浦市区(定数1) 無所属現職以外出馬の動きなし
 無所属現職の友田吉泰(51)以外に出馬の動きはなく、無投票となる公算が大きい。友田は大小さまざまな地域行事に顔を出し、各種団体にも浸透を図る。再選に向けて地道に支持を固めている。

 ◆雲仙市区(定数2) 自民現職2人 無投票の公算
 4期目を目指す徳永達也(55)と2014年の補欠選挙で無投票当選し再選を狙う宅島寿一(44)の自民現職2人が立候補を予定している。ほかに出馬の動きはなく、無投票となる可能性が高い。

 ◆東彼杵郡区(定数1) 立候補の動き自民現職のみ
 4期目を狙う自民現職の中島広義(68)以外に立候補の動きがない。中島は3町の農業関係者や地元企業へのあいさつ回りで地盤を固める。「人口減対策や若者の雇用拡大を訴えていきたい」と話す。

 ◆西海市区(定数1) 4選狙う現職のみ
 自民県連の幹事長を務める現職の瀬川光之(53)以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 4期目を目指す瀬川は農漁業者などの支持を固め、万全の態勢を敷く。
 (敬称略)
=2015/03/27付 西日本新聞朝刊=

4633チバQ:2015/03/30(月) 18:45:41
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/158980
県議選情勢(下)
2015年03月28日(最終更新 2015年03月28日 03時00分)

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 ◆佐世保市・北松浦郡区(定数9) 前回同様の少数激戦
 
 9議席に前回と同数の11人が立候補を予定し「少数激戦」の様相だ。
 現職5人を公認する自民は現有議席の維持を狙う。12選を目指す宮内雪夫(81)、市南部を地盤とする田中愛国(70)、相浦地区を中心に漁業者票やカトリック票をまとめる溝口芙美雄(67)、企業・団体回りに力を入れる外間雅広(56)に加え、昨年の県議補選で無投票当選した吉村洋(58)が合併地域を含む北松地区での浸透を図る。
 民主は佐世保重工(SSK)労組出身の久野哲(67)、元農相の父・正彦の支持者から支援を受ける山田朋子(42)の現職2人がともに3選を目指す。社民は党県連代表の現職吉村庄二(75)が基地の街での議席死守に向け支持を訴える。
 2期連続でトップ当選した現職が引退する公明は、後継に新人宮本法広(42)を擁立。共産は新人の石川悟(62)が「反自民」の受け皿を狙う。佐世保市議を2期務めた無所属新人の山下広大(40)は世代交代を訴え若者層や浮動票の取り込みを図る。
 ◆壱岐市区(定数1) 自民現職のみ立候補の予定
 2期目を目指す自民現職の山本啓介(39)が立候補を予定。ほかに動きはなく、無投票の可能性が大きい。後援会を軸に支持を広げ、企業や団体など70以上から推薦を受けた。選挙戦に備え29日に総決起大会を開く予定で、雇用創出や子育て支援などを訴える。
 ◆対馬市区(定数1) 4選目指す現職無投票の公算大
 4選を目指す自民現職の坂本智徳(61)以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。坂本は農漁業や建設関連など幅広い業界から支援を受けた。選挙を想定し、島内各地でミニ集会を開いており「最後まで気を引き締めていきたい」と話す。
 ◆平戸市区(定数1) 自民の現職が無投票3選か
 自民現職の西川克己(67)が、3選を目指し立候補を予定。前回は無所属で再選したが、当選後に自民会派入りし、今回は自民からの出馬。22日に平戸市で県政報告会を開いた。ほかに目立った立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 ◆南松浦郡区(定数1) 現職と新人一騎打ち
 6期目を目指す無所属現職の馬込彰(62)と、自民新人で、元青雲高教諭の近藤智昭(58)が出馬の見通しで、町を二分する激戦が予想される。前回当選後に自民会派を離脱し無所属で臨む馬込は、実績をアピールし、観光客誘致など島の活性化を訴える。近藤は自民の地盤を固め、県柔道場連盟理事長の経験を生かし、スポーツ振興や救急医療の充実などを訴える。
 ◆五島市区(定数1) 僅差だった2氏が再激突
 無所属現職の山田博司(44)と、自民新人で元五島市議の柿森誠(62)が出馬表明。118票差の僅差だった前回と同じ顔ぶれでの激戦が予想される。市全域の巡回7巡目を終えた山田は、110回におよぶ県政報告会で実績を訴え、若さと行動力を強調。柿森は、市議13人の支援を受け、あいさつ回りやミニ集会に力を入れる。若者の雇用の創出や1次産業の振興などを訴えている。
 (敬称略)
=2015/03/28付 西日本新聞朝刊=

4634チバQ:2015/03/31(火) 06:28:01
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/03/31/225612915
吉冨幸氏、県議選出馬を取りやめ 「後継に妻」発表 NEW!


 県議選中津市選挙区(定数3)に立候補を予定していた現職の吉冨幸吉氏(65)は30日、病気療養を理由に出馬を取りやめ、後継として妻の麻里子氏(64)を擁立すると発表した。
 幸吉氏は昨年夏に腰を骨折、治療やリハビリを受けたが、今年に入り風邪をこじらせて再び入院。昨年9月以降、定例県議会を3回連続で欠席した。「予定より回復が遅れ、苦渋の決断ながら今回の選挙は見送る」とのコメントを出した。
 同選挙区にはこのほかに現職2人が出馬予定。現時点で他に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高まっている。告示は4月3日。

4635チバQ:2015/03/31(火) 06:28:32
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/03/31/005228241
政党の思惑 中央色薄める自・民 NEW!


街頭演説で訴える共産党新人の山下魁候補=30日、別府市内
街頭演説で訴える共産党新人の山下魁候補=30日、別府市内
広瀬勝貞 72 無現(3)
山下魁 38 共新
箕迫(みいさこ) 高明 65 無新
釘宮磐 67 無新
池崎八生(やつお) 61 無新
 ※届け出順。数字は年齢。党派は共=共産党、無=無所属。丸囲み数字は当選回数。

 国政と絡めて「自民と民主の与野党対決」ともいわれ、両党が重点区に定めた今回の大分県知事選。だが自民党県連が推薦する広瀬氏、民主党県連が実質支援する釘宮氏とも政党色を排した「県民党」を掲げており、両党は候補の姿勢に配慮しながら戦っている。
 自民党県連は告示前日の25日に広瀬氏の推薦を決定。同じ与党で24日に推薦を出した公明党県本部と歩調を合わせた。26日の出陣式では、衛藤晟一県連会長(参院議員)があいさつで「私どもも“黒子”になりながら、懸命に支えさせていただきたい」と一支援団体の立場を強調。広瀬氏側の要望で、中央から党幹部の来援も予定していない。
 ただ、2月に広瀬氏への「全面支援」を打ち出して以降、元民主党衆院議員の釘宮氏を意識した対応を強化した。広瀬選対に党関係者が加わったり、県議選の出馬予定者が地元で広瀬氏支持を併せて訴えるなど「これまでにない取り組み」(県連幹部)という。
 一方、民主党県連は釘宮氏の意向をくんで推薦は出していないが、吉良州司衆院議員(大分1区)ら所属議員の後援会を中心に全面支援する。「推薦はなくても、釘宮氏は“おらが候補”だ」と党関係者。
 29日に宇佐市であった釘宮氏の個人演説会には、足立信也県連代表(参院議員)が駆け付け、「民主党にとっても大分は最重点区。この知事選は国政にも大きな影響を持つ」と力説。側面支援する方針の党本部もてこ入れに動く構えだ。
 同じ野党の社民党県連合は、党内の意見集約を見送った。重鎮の村山富市元首相(県連合顧問)が広瀬氏を熱心に応援する一方、党支持労組でつくる県平和運動センターは釘宮氏を推薦。「党として表には出にくい」と県連合幹部。
 「この統一地方選で共産党が大きく伸びていくことが、憲法9条を守り、安倍政権の暴走にストップをかける確かな力となる」
 候補5人のうち唯一政党公認の山下氏が街頭演説でまず切り出すのは政府との対決姿勢だ。「大企業優先から働く皆さんの暮らしを守り、地域経済をしっかり支える県政に変える」などと党の政策を前面に出す。
 党県委員会は県議選(4月3日告示)と連動した票の掘り起こしも狙っており、候補を立てる大分、別府両市を中心に山下氏の選挙カーを走らせ、街頭演説に力を入れる方針。
 箕迫氏と池崎氏は政党・団体の支援を受けずに戦う。箕迫氏は「県民の声を聞いて行政に反映させる」、池崎氏は「観光や農林水産業で雇用を創出する」などと訴えている。

4636名無しさん:2015/03/31(火) 20:12:29
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20150329-OYTNT50110.html
諫早市合併10年期待と課題
2015年03月30日

◆企業誘致に力 求人倍率県内でトップ

 諫早市は今月、1市5町の合併から10年を迎えた。鉄道や高速道路が走り、空港へも近い立地の良さから企業進出が加速する一方、合併前の旧町域での人口減や、市外の大型店に客が流れ中心市街地の核店舗が撤退するなどの課題も抱えている。節目を迎えた市の現状を報告する。(小園雅寛)

◆商業施設は不振、旧町域で人口減激しく

 ■進む企業進出

 2月23日、諫早市が造成した西諫早産業団地に佐世保市の食料品卸売業「下田商事」の進出が決まった。団地内に物流拠点の建設を予定している下田弥吉社長は、「立地を決めた一番の理由は、高い交通利便性だ」と明かす。

 市内には、諫早インターチェンジ(IC)近辺に5か所の産業・工業団地がある。西諫早産業団地では、昨年4月から8区画の分譲を開始し、すでに3社の進出が決まった。市は「早期の完売が見込める」と強気の姿勢だ。

 市によると、5か所の団地で計約200社が立地し約1万人が働く。「利便性」を武器に企業誘致を展開した結果、合併以降の市内の有効求人倍率は県内でトップクラス。昨年11月から4か月連続で1・0倍を超えたのは諫早市だけだ。

 市は新年度から6か所目の団地整備を目指して調査に入り、今後も積極的に企業の受け皿作りを進めていく方針だ。

 ■撤退する商業施設

 先月、JR諫早駅前で約30年間営業してきた総合スーパーの西友諫早店が、業績不振などを理由に4月末で閉店することが明らかになった。「隣接する長崎市や大村市の郊外型大型店などへ、買い物客が流れている」。諫早商工会議所の幹部は困惑する。

 市中心部では2006年、二つの大型商業施設計画が持ち上がったことがあった。しかし、地元の経済界を中心に「無秩序な開発は避けるべき」など主張。結局、計画は実現しなかった。市議の一人は「多くの市民、特に若年層を中心に大型商業施設の進出を望んでいる。働く環境を整えることも大事だが、市は市民の住みやすさを考え、商業面での充実をもっと重視すべきだ」と訴える。

 商議所幹部は「大型店は地元商店街などにとってライバルだが、人を引きつける効果は大きい」と認め、工業地域への大型店の進出などに期待感をみせる。

 ■真価問われる行政

 05年の合併時、市の人口は約14万4000人だった。現在は約13万8500人で全体的には微減にとどまっているが、1市5町の旧町域でみると人口減が著しい。このうち旧小長井町では、10年で約13・9%減り、過疎化が進んだ。

 調査研究機関「ながさき地域政策研究所」(長崎市)は、諫早市の現状は、開発できる土地に余力があり、成長潜在能力は高いと評価する。ただ、街の規模に比べて大型商業施設など商業面が立ち遅れているとし、菊森淳文研究所長は「市は住宅や商業開発に対する姿勢を柔軟にし、開発しやすい環境を整えるべき」と指摘する。

 このため、市は新年度から開発が規制される市街化調整区域の一部で、これまで一戸建て住宅に限られていた建築物について、マンションなども建てられるようにするなど住宅開発基準の緩和に乗り出す。

 宮本明雄市長は「住居と勤務地、消費する場所が諫早市内で収まることが理想。“自立できる都市”を目指す」と意気込む。

 県内随一の交通の要衝として成長が期待されている諫早市。だが、地元経済界では「印象の薄い“素通りのまち”になっている」と危惧する意見が多い。県内でも屈指の恵まれたインフラをどう生かすか。「ポスト10年」に向けてスタートを切った市の真価が問われている。

2015年03月30日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4637チバQ:2015/03/31(火) 20:22:50
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/kumamoto/20150326-OYS1T50027.html
特定の熊本市議が職員に圧力 業務妨げる
2015年03月26日
 熊本市の大西一史市長は25日の記者会見で、特定の市議が、職員に威圧的な態度で接するなどして、通常業務を妨げる行為があったことを明らかにした。大西市長は「不当な要求には毅然きぜんとした態度で臨む」として、一般的な不当要求や行政対象暴力と同じ様に対処する方針を示した。

 市のコンプライアンス担当監を務める樋口雄三弁護士が昨年8月、職場環境に関する職員アンケートを実施。「特定の議員が正当な理由がないのに面会を要求した」「長時間にわたり、威圧的な態度で接してきた」という趣旨の回答があった。樋口弁護士は1月、「市議が影響力を不正に行使することがあってはならない」とする意見書を市に提出し、適正な対処を求めた。意見書は、議員名や詳しい中身には触れていない。

 会見で大西市長は「どう喝的な態度を排除するには、きちんとしたルールが必要」と指摘。市議からの要望や相談は全て記録し、不正な影響力行使が疑われる場合は、「不当要求行為等防止対策会議」(会長・大西市長)で対応を協議する。議員個人や議会に改善を求めることもあるという。

 三島良之・市議会議長は「職員への圧力が事実とすれば、ゆゆしきことだ。4月の改選後、各議員の話を聞きながら対応を検討したい」と語った。

2015年03月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4638チバQ:2015/03/31(火) 21:04:01
http://mainichi.jp/select/news/20150331k0000m010170000c.html
辺野古:沖縄県「次の手」に苦慮…知事指示を「執行停止」
毎日新聞 2015年03月31日 07時30分
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設作業をストップするため翁長雄志(おなが・たけし)知事が県漁業調整規則を根拠に出した指示は30日、林芳正農相の判断で一時的に効力を止められた。県が新たな対抗手段をとらなければ、沖縄防衛局による現場海域での移設作業は当面続く見通しだ。農相の執行停止決定は移設作業の遅れによる「日米間の重大な損害」にも言及し、政府は譲歩の姿勢を見せていない。翁長氏は岩礁破砕許可取り消しの検討に入ったが、県は苦しい対応を迫られている。

 ◇「法的に勝てる手段を」

 沖縄防衛局による林農相への執行停止申し立てに対し、県は27日の意見書で、国が不服を申し立てることは制度上できないとして、却下を求めていた。防衛局の請求の適否を同じ政府内の農相が判断するのはおかしいというわけだ。

 これについて、林氏は30日、「岩礁破砕には知事の許可が必要で、防衛局はその許可をとって作業している。この点で私人が事業者である場合と変わらず、申立人として適格が認められると解するのが相当だ」と記者団に説明した。

 執行停止決定は、行政不服審査法に基づく審査請求手続きの一部であり、この決定だけを取り上げて県が訴訟に踏み切っても敗訴する可能性は高いとされる。このため現状では、防衛局の審査請求を農相が裁決するまで、現場海域での移設作業は続くことになる。

 しかも、裁決で農相が防衛局の請求を棄却すれば、同局は知事の指示取り消しを求めて提訴できる。これに対し、国から受託した事務については自治体が原告になれないという判例があり、農相が請求を認めて指示を取り消した場合、県は裁決を不服とする行政訴訟を提起できない。

 行政法に詳しい小早川光郎成蹊大法科大学院教授は「農相が裁決で知事の指示を取り消せば、県がとれる法的手続きは行政不服審査法の中にはない。ただ、今回の執行停止は(裁決が出るまでの)現状凍結ではなく、作業を進めるという意味を持つので、政府はその部分の説明は必要だろう」と指摘する。

 県が移設作業に待ったをかけるには、コンクリート製ブロックによるサンゴ礁の損傷を理由に、岩礁破砕許可を取り消すことが考えられる。翁長氏を支える共産、社民両党などの県選出国会議員5人は28日、「防衛局が指示に従わないなら、知事は迷うことなく、自信を持って破砕許可を取り消すよう強く要請する」との緊急アピールを発表した。現地で移設反対の抗議活動を続ける人たちも翁長氏の「次の一手」を注視する。

 ただ、翁長氏は30日、記者団の質問に対し「専門家と相談しているところで、コメントすることはない」などと慎重な発言に終始した。ある県幹部は「効力を停止された指示を根拠に破砕許可を取り消せるかどうか法的な検討が必要だ」と明かす。

 翁長氏は仲井真弘多(なかいまひろかず)前知事による埋め立て承認の取り消しも視野に入れている。県の第三者委員会は7月にも検証結果を知事に報告する見通しで、前知事の判断に誤りがあれば、翁長氏は取り消しに踏み切る構えだ。その場合、防衛省は公有水面埋立法を所管する国土交通省に不服審査請求するとみられる。県幹部は「既に法律上の争いになっているので、勝つ確率が高い手段を考えなければならない」と手探り状態を認める。

 一方、政府側にも県との対立が決定的になるのを懸念する声はある。岩礁破砕許可の期限は2017年3月まで。移設工事を進めるには許可延長を避けて通ることはできず、政府としていずれは翁長氏を説得しなければならなくなる。

 安倍晋三首相は30日の参院予算委員会で「今後、機会があれば、首相官邸として意思疎通を図りたい。信頼関係を構築したい」と答弁した。政府は今夏に埋め立てを始めたい考えで、菅義偉官房長官も翁長氏との会談に前向きな姿勢を示している。【飼手勇介、木下訓明、佐藤敬一】

4639チバQ:2015/03/31(火) 21:04:16
◇米、軍再編に影響警戒

 【ニューヨーク西田進一郎】米政府は辺野古移設について、「多くの選択肢を検討したうえで、最善の移設場所だと判断した」(シアー国防次官補)として、日本政府の代替施設整備を引き続き支持している。米議会は昨年12月、辺野古移設の「進展」に合わせ、基地負担軽減につながる在沖米海兵隊のグアム移転予算の執行凍結を全面解除した。辺野古移設が停滞すれば、再び米軍再編全体にも影響が出かねない、と米政府は警戒している。

 米国防総省当局者は、翁長知事が辺野古移設に向けた作業停止を防衛省沖縄防衛局に指示した時点で「(移設先の)基地を建設しているのは日本政府であって米国防総省ではない。だからコメントはない」と語り、「日本政府の問題」と強調した。日本政府が強力に推進する姿勢を示しているため、公式コメントは「移設は計画通り進んでいくと理解している」(ハーフ国務省副報道官)となる。

 日米両政府は2012年に普天間問題と在沖海兵隊のグアム移転を切り離すことで合意。しかし、米議会は辺野古移設の進展をグアム移転の予算支出と絡めてきた経過がある。辺野古移設が停滞してグアム移転の予算支出に再び制約が出るようなことになれば、中国の台頭を念頭に米軍が戦略拠点として整備を進めるグアムの施設整備が思い通りに進まなくなる懸念がある。

 一方、米国の一部有識者には、米軍基地が1カ所に集中することによる軍事的脆弱(ぜいじゃく)性や沖縄世論の反対の強さをふまえて、新しい提案も出ている。元国防次官補で対日政策に詳しいジョセフ・ナイ米ハーバード大教授は昨年、ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」に寄稿し、中国の弾道ミサイル技術の向上を受け、「固定化された沖縄の米軍基地は脆弱性を増してきた」と指摘。在日米軍基地を日本政府に移管し、米軍がこれらの基地を一定期間ごとに巡回駐留して自衛隊と共同使用する将来像を提案した。

4640チバQ:2015/03/31(火) 21:06:19
http://www.sankei.com/politics/news/150331/plt1503310004-n1.html
2015.3.31 00:28

辺野古停止で農水相「無効」に沖縄「翁長氏」手詰まり…官邸は会談探る

ブログに書く4




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 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の作業停止を求めた沖縄県の翁長雄志知事の指示について、林芳正農林水産相が効力を止める執行停止を決定したことで、防衛省が指示の「取り消し」を求めた審査請求についても林氏が認める公算が大きくなった。指示を根拠に岩礁破砕許可の取り消しに踏み込むという翁長氏の算段は崩れつつあり、次の一手に頭を悩ませそうだ。

 「普天間飛行場周辺の危険性や騒音の継続」「日米の信頼関係への悪影響」

 林氏が執行停止を決めた論拠はこの2つの損害だ。指示に基づいて作業を停止すれば辺野古移設は大幅に遅れ、普天間飛行場の危険性は除去できず、日米同盟の信頼関係も損なうとの防衛省の主張を受け入れた上で、決定書はこう結論づけた。

 「効力の停止以外の措置で損害を避けるという目的を達することはできない」

 2つの損害を避けることは辺野古移設の意義そのものだ。普遍的な論拠でもあるため、防衛省幹部は「審査請求の裁決でも重視されるはずだ」と指摘し、裁決で指示が取り消されることに手応えを示す。

 翁長氏は指示を出した23日から1週間後の30日までに防衛省が作業を停止しなければ、辺野古沖での岩礁破砕許可を取り消す考えを示していた。指示が効力を失ったことで、水産庁幹部は「指示に基づいて許可を取り消すことはできない」との認識を示した。

 指示により移設反対派の喝采を浴びたのもつかの間、翁長氏は反対派から移設阻止に向けた代替策を迫られる。作業の差し止めを求める訴訟の提起や、別の理由による岩礁破砕許可の取り消しが想定されるが、県幹部は「政府に比べて準備不足は否めない」と漏らし、危機感を強める。

 政府が海底ボーリング調査を進め、夏にも埋め立て工事に着手するにあたっては実施設計に関する県との事前協議が必要だ。産経新聞とFNNの合同世論調査では、安倍晋三首相や菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官が翁長氏と会談すべきだとの回答が86・9%に上っており、事前協議の前に会談時期を探ることになる。(半沢尚久)

4641チバQ:2015/03/31(火) 21:19:06
http://www.sankei.com/region/news/150331/rgn1503310092-n1.html
2015.3.31 07:03

民主の看板「背負いたくない」 九州・山口8県議候補、前回より25人減か 鹿児島は「公認ゼロ」





 4月3日に告示が迫った九州・山口8県の県議選で、最大野党の民主党が存在感を示せずにいる。党公認候補は、過去最多だった前回(平成23年)の69人より、25人少ない44人にとどまる見通しで、鹿児島県に至っては「公認ゼロ」のありさまだ。民主党の看板を背負っての立候補に尻込みする人が多いことが大きな理由だというが、地方での深刻な「民主党離れ」に、地方組織は強い危機感を抱く。

 「後援会と話し合い、無所属のほうが党派を超えた地域の代表として戦いやすいという結論に至った。理由はそれがすべてです」

 民主党員であり、前回鹿児島県議選に党公認で出馬、落選した吉留大輔氏(38)は今回、無所属として再挑戦する。党からは推薦を得るにとどめたが、その理由をこう語った。

 民主党鹿児島県連は、現職の青木寛氏(66)が引退するため、現職県議がいなくなる。

 県連は吉留氏や鹿児島市議ら複数人に公認での出馬を打診したが、すべて断られた。民主党政権下で迎えた平成23年の前回県議選は3人を公認したが、今回はゼロという非常事態となった。

 民主党は24年の衆院選で、鹿児島県内の議席をすべて失うと、25年の参院選、26年の衆院選にも敗れ、国会議員ゼロとなった。県議選でも公認候補が立てられず、党勢回復の兆しすら見えない。

 県連の泉広明副代表(元鹿児島市議)は「一度失った有権者の信頼が回復できていないと感じているから、誰も民主党公認になりたくないのだろう。選挙前だけでなく、普段から候補者擁立に向けて(新人発掘の)活動しないといけなかったと反省している」と語る。

 一方、現職県議35人を擁する自民党は、今回は新人5人を含む38人を公認し、勢力拡大を目指す。自民党の現職県議の1人は「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加や農協改革に、(支持団体の)農協が反発しているなど不安材料はたくさんある。でも、民主党が対抗馬になり得ないので、自民党候補が多数落選するなんてことは考えられない」と楽観する。

                × × × 

 民主党の凋落(ちょうらく)は、鹿児島に限らない。

 現職が1人しかいない熊本県連も、昨秋から公認候補を募集したが、1人も名乗りを上げなかった。結局、公認候補は現職と元職計2人にとどまり、前回の6人から大幅に減る見通しとなった。

 「(もし落選すれば)県連の崩壊につながる」。今月14日、熊本市内で開かれた唯一の現職、鎌田聡氏(50)の決起集会で、応援演説に駆けつけた細野豪志政調会長は危機感をあらわにした。

 山口県連も現職3人の擁立にとどまり、前回の9人から大幅に減らしそうだ。

 統一選で民主党が苦心する県は、国会議員がいないのも特徴だ。国会議員がいなければ地方議会の人材も育ちにくい。一方で地方議会に議員がいなければ、国会議員を当選させる力もなくなる。

 「勝てる候補」どころか、手を挙げる人も見つけられない民主党は、こうした「負のスパイラル」に陥ったといえる。

 この結果、候補者数が定数(当選者数)を超えずに無投票となる選挙区が、各県で大幅に増えそうだ。前回、無投票となったのは8県議選・161選挙区のうち50選挙区。だが、今回は4割近い約60選挙区、90人前後の候補が、有権者の審判を受けずに当選を果たすことになりそうだ。無投票率が最も高いのは宮崎県で、14選挙区のうち7割にあたる10選挙区に上る公算が大きい。

4642チバQ:2015/04/01(水) 19:43:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150401ddlk45010348000c.html
’15統一選みやざき:3日告示、県議選の情勢 立候補予定、過去最少47人 10選挙区で無投票の可能性 /宮崎
毎日新聞 2015年04月01日 地方版

 統一地方選前半戦の県議選(定数39)は、3日告示、12日投開票に迫った。これまで立候補を予定しているのは過去最少の47人。政党別公認は自民27、民主3、維新1、公明3、共産2、社民4、無所属7。新旧別は現職34、元職2、新人11。新たな表明がなければ14選挙区中、過去最多の10選挙区が無投票となる可能性がある。【門田陽介、荒木勲】

 宮崎市区(定数12)は現職11人、新人6人の計17人が争う見通しだ。自民は2011年の前回から倍増の8人を公認。現職に3新人を加え勢力拡大を目指すが、支持層などが重なる公認同士でも警戒感が広がる。

 民主は現職2人が議席維持に全力を注ぎ、維新は新人で県議選初挑戦。公明、共産はそれぞれ現有勢力の維持を図る。ベテランが引退する社民は、新人に後継を託す。無所属は現職1、新人1の計2人の見通しだ。

 都城市区(同6)は、現職5、元職1、新人1の計7人が出馬準備を進める。自民は、前回8000票以上集めた前県連会長が引退。地盤の重なる立候補予定者を含む現職4人を立てる。社民は元職が返り咲きを狙い、共産は知名度の高い元市議を擁立。無所属現職は6選をうかがう。

 児湯郡区(同3)は、新富、高鍋、川南各町出身の現職2人と新人1人が自民から、木城町が地盤の現職1人が無所属で出馬を予定する。東臼杵郡区(同1)では、諸塚、門川の町村議会経験のある現職と新人の一騎打ちが見込まれる。

 ◇「県議を身近に感じない」
 一方、無投票が予想されるのは、延岡市(定数5)▽日南市▽小林市・高原町▽日向市=いずれも定数2=、串間市▽西都市・西米良村▽えびの市▽北諸県郡▽東諸県郡▽西臼杵郡=いずれも定数1=の10選挙区。延岡市で無投票になれば1947年の第1回選挙以来初めてとなる。

 市民に話を聞くと「1票の権利を行使できないのは非常に残念」「無投票でも仕事をするなら問題ない」と反応はさまざまだ。団体職員の男性(62)は「県という地方公共団体の位置付けがはっきりせず、県議を身近に感じられない」と、県議会の存在感が薄れていると指摘した。

 延岡市の現職は「県議会は国と市町村の中間にある。地元だけではなく、国にも意見できる仕事だが、県民に見えていないかもしれない」と認め、県議の発信力不足がなり手減少の一因と考えている。

4643チバQ:2015/04/01(水) 19:54:11
>>4254
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/04/34384/0401_ymh_2/
竹原信一氏、阿久根市議選に出馬へ!!
統一地方選2015年 
 トップニュース 国内政治・社会政治・社会|政治 2015年4月1日17:12

前阿久根市長の竹原信一氏 19日告示の鹿児島県阿久根市議選(同26日投票)に、竹原信一・元阿久根市長が立候補することが明らかになった。竹原氏は、阿久根市議を経て2008年、阿久根市長選で初当選。議員と職員の不正や怠慢を正すなど、市政改革に取り組んだ。11年、市長リコールにともなう出直し選挙で864票差の僅差で敗れ、15年1月の市長選に再挑戦したが、及ばなかった。
 竹原氏は、今回の市議選出馬を「天命」と受けとめている。「私物化、利己性から遠のきたいという思いが、損得にとらわれず、私を突き動かした」という。
 市役所経営の現実を取り上げて、「市の負担約3,000万円という話で進められた阿久根駅改築事業が6倍の1億8,000万円に膨れ上がった挙句、11カ月で破綻させた」と、西平良将市長と市議会を批判。「西平市長はこっそり給与と税金を上げている。経営のない運営で阿久根市を破綻させ、市民の暮らしは転落する」と警告する。
 「与える阿久根、心を育てる阿久根に変わらなければいけない」「阿久根の破綻消滅を止めるには甘えのない本物の経営が要ります」と訴える竹原氏。議会に返り咲いて、再び市政改革の旋風を巻き起こすか注目される。なお、「トップ当選しなければ、議員辞職するのでは」との観測も流れているが、本人は天命の市政改革をやりぬくべく、退路を断って市議選に挑戦した模様だ。
【山本 弘之】

4644チバQ:2015/04/02(木) 21:21:24
>>4634
後継が妻だの長男だの・・・
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk44010363000c.html
選挙:県議選中津市選挙区 元県議の長男が立候補へ /大分
毎日新聞 2015年04月02日 地方版

 元県議の大友一夫氏の長男で会社社長の大友栄二氏(41)が1日、県議選中津市選挙区(定数3)から立候補する意向を表明した。自民党に公認申請している。同選挙区は無投票の公算が大きかったが、一転、少数激戦になりそうだ。

4645チバQ:2015/04/02(木) 21:42:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk45010272000c.html
’15統一選みやざき:県議選、あす告示 選挙戦は4区のみか /宮崎
毎日新聞 2015年04月02日 地方版

 統一地方選前半戦の県議選(総定数39)が3日、告示される。これまでに出馬を表明しているのは、14選挙区で前回より7人少ない47人。10選挙区で定数と同数しか立候補予定者がおらず、選挙戦は宮崎市、都城市、児湯郡、東臼杵郡の4区だけの可能性がある。

 最大会派の自民は、13選挙区で現有勢力を3人上回る計27人を擁立。激戦区の宮崎市(定数12)では現職・新人計8人を公認する。

 民主は2選挙区で現職3人▽維新は1選挙区で新人1人▽公明は2選挙区で現職3人▽▽共産は2選挙区で現・新2人▽社民は4選挙区で現・元・新4人−−をそれぞれ公認。政党公認を受けない無所属の出馬予定者は7人の見込み。

 現職38人(欠員1)のうち、4人が引退または転身により不出馬。立候補予定者の内訳は、現職34、元職2、新人11。

 立候補の届け出は3日午前8時半〜午後5時、県庁や各市役所など県内10カ所で受け付ける。【門田陽介】

4646チバQ:2015/04/02(木) 21:42:59
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_11631.html
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県内のニュース

百条委出頭拒否の元社長 都城市議会が告発
2015年4月2日


 都城市議会は1日、新燃岳の降灰収集運搬業務をめぐる詐欺事件を調べる調査特別委員会(百条委)への出頭を拒否している廃棄物処理会社「東亜環境」元社長、吉岡建太郎被告(49)=詐欺罪に問われ公判中=を地方自治法違反容疑で都城署に告発したと発表した。告発状の提出は3月31日で、同署は1日までに受理した。

4647チバQ:2015/04/02(木) 21:44:44
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/160064
【市議選】政令市後初、59人出馬へ 北区無投票か
2015年04月02日(最終更新 2015年04月02日 03時00分)

 熊本市議選も県議選と同日程の3日に告示され、12日に投開票される。2012年の政令市移行後、初の選挙で、五つの選挙区に分かれて実施される。前回設けられた合併特例の富合町選挙区(定数1)がなくなり、全体で前回より1減の定数48に対し、計59人が立候補を表明している。昨年12月に12年ぶりに市長が交代するなど、新たなステージに入った県都のまちづくりが主な争点となる。
 59人の内訳は、現職42人、元職2人、新人15人。党派別では自民党16人、民主党2人、維新の党1人、公明党7人、共産党5人、無所属28人。維新は初めての公認候補擁立となる見込みで、前回1人を公認した社民は今回はゼロの見通し。
 区別では、中央区(同11)は新人6人を含む16人、東区(同13)は14人、西区(同6)は8人、南区(同8)は11人。北区(同10)は10人で、無投票となる公算が大きい。
 立候補届け出は3日午前8時半から午後5時まで、中央区は熊本市役所、西区は西部公民館(正午からは西区役所)、東区、南区、北区はそれぞれの区役所で受け付ける。
=2015/04/02付 西日本新聞朝刊=

4648チバQ:2015/04/02(木) 21:45:31
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kagoshima/article/160068
【県議選】鹿児島は75人出馬へ、3日告示 最大の激戦区、大島郡5人の争いに
2015年04月02日(最終更新 2015年04月02日 03時00分)

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 統一地方選前半戦で実施される鹿児島県議選が3日告示、12日投開票される。2日時点で21選挙区(定数51)に75人が立候補を表明し、前回は無投票だった大島郡区(定数2)などで激戦になりそうだ。県議会最大会派の自民は公認38人の擁立を決め、現有の35議席から勢力を拡大できるかが焦点となる。無投票の区は7となる見込みだが、指宿市区(定数1)で新人1人に立候補の動きがあり、告示日まで流動的だ。
 立候補予定者数は2011年の立候補者79人をわずかに下回る。新旧別では現職41人、元職4人、新人30人。政党別では自民38人、維新1人、公明3人、共産5人、社民2人で、26人が無所属。民主は引退を表明している現職1人の後継候補を発掘できず、1998年の党県連結成以来初めて県議選での擁立を断念した。女性は計6人で、全体の8%にとどまりそうだ。
 最大の激戦区は、医療法人徳洲会の選挙違反事件を受け、自民県議だった金子万寿夫氏が衆院議員に転じた大島郡区。自民現職1人と新人4人が立候補を表明。新人のうち3人は自民系だが、天城町、瀬戸内町、伊仙町と地盤が異なり、地域代表として「ポスト金子」の座を争う。
 県都がある鹿児島市・鹿児島郡区(定数17)には現職13人、元職3人、新人6人の22人が立候補を予定し、前回同様に混戦となりそうだ。特に4人の女性がどれだけ票を集めるかが注目される。
 南九州市区(定数1)は、昨年12月の衆院選で無所属の野間健氏を支援した無所属現職に自民新人が挑む構図。日置市(定数2)でも野間氏を応援した無所属新人と自民現職2人が争うことになりそうだ。
 自民現職1人が引退する出水市区と奄美市区は、いずれも定数2に4人が出馬予定。自民県連はそれぞれ現職を公認した一方、新人2人の公認申請を保留。枕崎市区(定数1)も同様に新人2人の公認を先送りした。選挙に勝った新人が自民公認の座を得られることになり、争いに拍車がかかるのは間違いない。
 無投票となりそうな選挙区は姶良市区(定数2)、肝属郡区(定数1)、伊佐市区(同)など。中でも肝属郡区は4期連続で無投票が続いている。
=2015/04/02付 西日本新聞朝刊=

4649チバQ:2015/04/03(金) 22:59:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150401ddlk43010336000c.html
変わる選択肢:’15熊本市議選/上 北区 政令市でも無投票か 「地方自治の空洞化」に危機感 /熊本
毎日新聞 2015年04月01日 地方版

 「今後も二人三脚で切磋琢磨(せっさたくま)したい。彼がいなければ私も議員活動ができない。できればトップ当選してほしい」。4月3日の県議選告示まで残り9日の3月25日、熊本市北区で開かれた現職県議の県政報告会。あいさつに立った熊本市議は、現職県議の応援演説に終始して話を終えた。

 「もどかしさを感じている」。同日告示の熊本市議選に北区から立候補する予定の市議は報告会前にそう漏らした。北区は政令市議選では異例の無投票になる可能性が高まっており、まちづくりを巡る政策論争ができないかもしれないためだ。

 熊本市議選は2012年4月の政令市移行に伴い、今回から初めて行政区ごとの五つの選挙区に分かれて実施される。定数48の内訳は▽中央11▽東13▽西6▽南8▽北10。これまでに計59人が出馬表明しているが、北区は現職8人と新人2人の計10人だけで、無投票になれば01年に国が政令市の人口要件を緩和して誕生した全国7政令市で2例目となる。

 「政令市としてのまちづくりをどう考えているのか、立候補者の議論を聞いた上で選びたかった」。そう嘆く北区の自治協議会長(74)は現在の北区で生まれ育ち、就職のために熊本を離れた。定年退職して約40年ぶりに帰郷したが、代わり映えしない古里の姿に衝撃を受けた。「市内でも特に取り残されているのではないか」。近年は駅やバス停から離れた住宅地に住み、車を運転できなくなった老夫婦らの“買い物難民化”が一層深刻だ。

 政令市移行で多少でも暮らしやすくなるかと期待して、市とのまちづくり論議に積極的に参加してきた。北区を含む市全体の将来ビジョンなどの議論が市議選を通じて深まることを願ったが、政令市となって最初の市議選から無投票では先が思いやられる。「これまでと同じ全市区で実施されれば、少なくとも無投票は避けられた」との思いも拭えない。

 一方、無投票は立候補する側にとってもジレンマだ。現職の一人は「正直にいえば選挙がない方が楽だが、今後4年間、『お前は市民の信任を受けていない』と言われるのもつらい」と打ち明ける。別の現職も「市議選が無投票では、市民の政治離れが一層進んでしまう」と懸念する。

 今回、無投票回避のために新人候補擁立を模索した政党もあったが、適任者が見つからず断念した。「政務活動費などの問題を巡って議員への風当たりも強い。このままでは市議になろうという人は減る一方ではないか」。党関係者は政令市においてさえ進行する「地方自治の空洞化」に危機感を募らせる。

 ◇      ◇
 統一地方選の熊本市議選(4月3日告示、12日投開票)は従来の全市区から各行政区単位の区割り選挙になり、有権者の選択肢が大きく変わる。告示直前の動きを追った。

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 ■予想される顔ぶれ(敬称略)

 ◆北区(定数10)

家入安弘 68 無現

小池洋恵 45 無新

小佐井賀瑞宜 52 自現

坂田誠二 65 自現

園川良二 58 公現

竹原孝昭 67 自現

田中敦朗 37 無現

原口亮志 58 自現

福永洋一 61 無現

山部洋史 48 共新

4650チバQ:2015/04/03(金) 23:00:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk43010338000c.html
変わる選択肢:’15熊本市議選/中 西区 選挙区分断に戸惑い “どぶ板”重視で戦術一変 /熊本
毎日新聞 2015年04月02日 地方版

 「これまで熊本市北部で取っていた二千何百票は今回からゼロになる。このままでは落ちるかもしれん」。熊本市議選の告示を6日後に控えた3月28日夜。同市西区であった現職市議の総決起大会で、あいさつに立った後援会幹部は危機感をあらわにした。

 熊本市議選は2012年4月の政令市移行に伴い、今回初めて行政区ごとの五つの選挙区に分かれて実施される。西区から立候補する現職市議は前回、全市域で約5100票を取って上位当選したが、約2400票が妻の実家がある北区などの票だった。しかし、西区だけの戦いになる今回は「北区票」がない。西区などの約2700票だけでは前回の最下位当選者の得票にも及ばず、陣営はかつてない危機感を抱く。

 政令市の人口要件が01年に緩和され、人口約73万人だった熊本市も全国20番目の政令市になった。政令市議選は区ごとに実施することが公職選挙法で定められており、市議会の定数48は▽中央11▽東13▽西6▽南8▽北10−−に割り振られた。市議は従来の「市民の代表」から「区民の代表」へと変容する。

 しかし、選挙区が分断されたことに立候補予定者や有権者は戸惑いを隠せない。北区の男性(67)は長年支援してきた現職市議が今回、西区から立候補するため新たな投票先が決まらず、苦戦している市議に何も応援できないもどかしさが募る。その上、北区は定数10に対して立候補表明しているのが現職8人と新人2人の計10人にとどまり、無投票の可能性が高まっている。

 選挙戦も様変わりしている。西、北、南の3区を主な地盤にしてきた現職市議は「これまでは他の議員との競合を避けてよそで支持を伸ばす手もあった」と振り返るが、もはやそうも言っていられない。西区から立候補する今回は、他候補との競合も覚悟してJR上熊本駅周辺の発展や消防署設置などを訴える。南区に住む支持者には同じ会派の議員への投票を頼む一方、自身も西区の支持者を紹介してもらうなど「票のバーター」も進める。

 「どぶ板」の様相を呈する選挙戦術に、現職市議は「中心市街地の再開発計画が進むなど、今まさに市の将来像が変わろうとしている。そんな時に区の話ばかりしていていいのか」とジレンマを口にする。しかし、区で支持されない限り市全体を論じる場には立てない。「区ごとに選挙をする意義が分からない。有権者も関心を持てないのではないか」。市議は首を振った。

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 ◇予想される顔ぶれ(敬称略)
 ◆西区(定数6)

津田征士郎 70 自現

藤永弘 61 公現

森重伸 57 共新

落水清弘 58 無現

古川泰三 70 無現

田尻清輝 71 無現

田尻将博 63 無現

園田光祥 36 無新

4651チバQ:2015/04/03(金) 23:02:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150403ddlk43010381000c.html
変わる選択肢:’15熊本市議選/下 南区 旧富合町から議員を 生き残り懸ける現職陣営 /熊本
毎日新聞 2015年04月03日 地方版

 「やっぱり地元から議員を出さないかん」。熊本市南区の旧富合町地区を地盤とする現職市議の事務所。集まった支持者らは熊本市議選の告示を前に、南区(定数8)から立候補する現職の議席死守を誓い合った。

 旧富合町は2008年に熊本市と合併。前回(11年)の市議選は合併特例で富合町選挙区(定数1)が設けられたため、確実に地元議員を送り出せた。

 しかし、合併特例は13年10月で終わったため、今回は旧富合町選出の現職も他の候補と同じ土俵で戦わなければならず、事実上初めての市議選となる。その上、南区は定数8に現職10人と新人1人が立候補する見通しで、現職2人以上が落選する激戦区。旧富合町地区の有権者らは「地元から議員がいなくなるのでは」と気をもむ。

 前回市議選の旧富合町選挙区では、現職が約2500票を取って新人を退けた。しかし今回、各陣営が予想する当落ラインは4000票前後。現職は旧富合町内の支持を固めて町外にも打って出る構えだが、既に他の現職が浸透している地域に食い込むのは容易ではない。逆に他の候補が旧富合町地区での票獲得をうかがう動きもあり、陣営は生き残りを懸けてピリピリムードを漂わせる。

 旧富合町が熊本市との合併に踏み切るかどうかでもめていた06年当時、人口約8000人の町には14人の町議がいた。住民の一人は「当時は気軽に地元の問題について相談できた」と懐かしむ。しかし、合併後は議員が1人になり、町役場も市の総合支所を経て現在は南区役所になった。

 「町役場時代の職員は『自分の町のことだから』と我々の話を一生懸命聞いてくれたが、今では子供たちの通学路整備を求めてもうまくいかない。これで議員までいなくなったらどうなるのか」。現職市議の支持者らは危機感を募らせる。

 ◇      ◇
 政令市移行後初の熊本市議選が3日、告示される。昨年11月に新市長が誕生し、市中心部では市が参画する大規模再開発が進む。安倍政権が掲げる「地方創生」政策では地方の知恵が求められるなど、市の将来ビジョンが問われている。選挙戦を通じて各候補がどのような選択肢を示せるのか。それが新しい熊本市議会の試金石になる。=おわり(この連載は井川加菜美、取違剛が担当しました)

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 ◇予想される顔ぶれ(敬称略)
 ◆南区(定数8)

江藤正行  68 自現

澤田昌作  43 自現

朽木信哉  69 自現

大島澄雄  66 自現

寺本義勝  55 自現

田辺正信  64 民現

浜田大介  51 公現

広瀬由美  59 共新

田中誠一  69 無現

白河部貞志 65 無現

西岡誠也  60 無現

4652チバQ:2015/04/03(金) 23:05:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk46010339000c.html
’15統一選かごしま:県議選・激戦区/上 あす告示 総定数51に76人出馬か /鹿児島
毎日新聞 2015年04月02日 地方版

 統一地方選第1ラウンドで実施される県議選は3日告示、12日投開票される。今のところ、総定数51に対し、少なくとも76人が立候補の準備を進め、21選挙区のうち15選挙区前後で選挙戦が展開される見通しだ。2014年12月の衆院選の勢いそのままに、更なる党勢拡大を目指す圧倒的多数の自民(35人)に、どこまで野党各派が批判票を取り込めるかが注目される。激戦が予想される選挙区の構図を紹介する。【津島史人】

 ◆鹿児島市・郡区(鹿児島市、三島村、十島村)

 ◇投票率低迷、票の争奪戦
 定数17に、22人が立候補の意向を表明。21選挙区で最大の激戦地となる可能性が高い。県内有権者の3分の1以上が集中するものの、投票率は前回、県内最低の46・64%。今回も低迷することが懸念され、限られたパイの中、既に水面下で激しい綱引きが繰り広げられている。

 最大会派の自民は、前回現職3人が落選する苦い選挙となった。今回は現職6人と前回落選した3人、新人2人の計11人を公認。2007年の14人、11年の12人よりも更に絞ったが、「貢献度も加味して、絞りに絞った候補。当選第一に選んだ」(県連幹部)として、現有の8人から勢力拡大を狙う。

 公明からは、現職3人が立候補を予定。支持票を手堅くまとめる作戦だ。

 民主は、唯一の公認現職が、今期限りで引退を表明した。下降傾向が止まらない党勢を反映して1998年の結党以来、初の擁立を断念。無所属新人1人への推薦のみにとどめた。

 維新は、初めて公認候補1人を擁立。地方での足場作りをもくろむ。

 追い風にある共産は、現職の4選を目指す。社民は、前回初当選した現職の再選を確実にしたい考え。

 無所属は、現職2人、新人3人が名乗りを上げている。

 非自民勢力の結集を目指す連合鹿児島は、4人を推薦。県農政連は、自民公認候補11人を推薦している。

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 【鹿児島市・郡】(定数17)

柴立鉄彦 67 自現 (6)

吉野正二郎 61 自現 (6)

永田憲太郎 68 自現 (4)

大園清信 60 自現 (4)

桑鶴勉 68 自現 (3)

藤崎剛 41 自現 (2)

宇田隆光 60 自元 (3)

寺田洋一 61 自元 (2)

長田康秀 37 自元 (1)

宝来良治 46 自新

中村奈応子 35 自新

成尾信春 58 公現 (5)

持冨八郎 64 公現 (3)

松田浩孝 50 公現 (2)

安陪信 38 維新

松崎真琴 56 共現 (3)

福司山宣介 56 社現 (1)

柳誠子 54 無現 (2)

下鶴隆央 35 無現 (1)

上山貞茂 52 無新

岩重仁子 41 無新

吉留大輔 38 無新

 (年齢は投票日現在)

4653チバQ:2015/04/03(金) 23:06:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150403ddlk46010315000c.html

’15統一選かごしま:県議選・激戦区/下 /鹿児島
毎日新聞 2015年04月03日 地方版

 ◆霧島市・姶良郡区(霧島市、湧水町)

 ◇保守、革新しのぎ削る
 8選を目指すベテラン2人に加え、前回返り咲きを果たして4選を目指す現職の計3人が自民から公認を受ける。

 更に保守陣営からは、旧国分市長が立候補を表明した。

 2003年以来、全選挙区で複数の公認候補を擁立を目指した社民は、伝統的に支持者が多いこの選挙区で新人を公認した。国政選挙での追い風を期待したい共産も公認候補を擁立。保守と革新の各陣営が激しくしのぎを削る選挙区となった。

 また、無所属の男性(30代)が出馬の動き。

 ◆奄美市区/大島郡区(奄美市、龍郷町)(徳之島町など10町村)

 ◇「徳洲会事件」で乱立
 共に無投票だった前回選挙と比べ、今回は定数の倍以上が立候補を表明する激戦区に様変わりした。

 乱立模様となったのは、現職の引退に加え、医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件の影響で、「すみ分けが計られていたこれまでの擁立を巡る調整機能が、全くない選挙環境になったため」(関係者)という。

 奄美市区は、現職1人が引退を表明。4選を目指す現職に加え、保守系2人が立候補の準備をしている。共産も新人1人を擁立し、革新支持層の受け皿を狙う。

 12年ぶりの選挙戦が見込まれる大島郡区は、3選を目指す現職と保守系新人4人の計5人が出馬を準備。それぞれ出身地を地盤に、激戦が予想される。

 ◆薩摩川内市区(薩摩川内市)

 ◇原発の影響に注目
 前回、前々回と同じ4人が立候補の動きを見せる。前回選は福島原発事故の影響で、九州電力川内原発に注目が集まった。昨年11月、県議会と伊藤祐一郎知事による同意後も、再稼働が遅れている川内原発の影響が、どのような形で選挙に反映されるか注目される。

 自民公認は5選を目指す現職と、返り咲きをもくろむ元職2人。無所属は2人で、それぞれ再稼働に賛成と反対の立場で分かれた。

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 【霧島市・姶良郡】(定数4)

田之上耕三 71 自現 (7)

山田国治 69 自現 (7)

高橋稔 63 自現 (3)

永田義人 66 共新

向井尊麿 60 社新

鶴丸明人 69 無新

 【奄美市】(定数2)

永井章義 58 自現 (3)

荒田幸司 63 共新

向井俊夫 65 無新

伊東隆吉 64 無新

 【大島郡】(定数2)

禧久伸一郎 58 自現 (2)

富隆志 66 無新

広田勉 64 無新

寿肇 41 無新

林健二 37 無新

 【薩摩川内市】(定数3)

外薗勝蔵 63 自現 (4)

鶴薗真佐彦 61 自元 (4)

田中良二 58 無現 (2)

遠嶋春日児 60 無現 (1)

4654チバQ:2015/04/03(金) 23:10:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150403ddg041010004000c.html
’15統一地方選:福岡県議選告示 民主、執念の擁立20人 共産、勢いで奪還狙う 自民、国政1強の余裕
毎日新聞 2015年04月03日 西部夕刊

 統一地方選の県議選と政令市議選が3日告示された。国政での1強状態を追い風に地方での更なる組織強化を目指す自民に対し、野党がどう対抗していくのかが注目される。福岡県議選は昨年末の衆院選躍進で勢いづく共産が議席奪還をうかがい、民主が九州・山口の県議選の中で最多人数を擁立するなど、与野党がしのぎを削る。【上村里花、宍戸護】

 3日午前11時、福岡県八女市役所近くの公園で第一声を上げた、八女市・八女郡選挙区から民主党公認で立候補した野田稔子(としこ)氏(56)。応援演説に立った夫で同党の野田国義参院議員(56)は雨の中、「厳しい戦いとなっている。皆様の支援をお願いします」と頭を下げた。

 同選挙区は、1人区だった二つの選挙区が統合されてできた。2人区となった今回は「現職国会議員の地元で擁立しない選択肢はない」(県連幹部)という姿勢で臨んだが、本命だった新人が無所属での出馬を選択。その後も複数の人物に出馬を打診したが断られ、最終的に稔子氏が「野田の地元で不戦敗は許されない」と決断した。

 同選挙区には自民現職の桐明和久氏(56)と、いずれも無所属新人の近藤雅幸氏(42)、竹下英治氏(56)も立候補を届け出た。

 政権与党時代の前回統一選(2011年)で、民主はその4年前に比べ県全体で8議席増やした。しかし、その後の政権陥落に伴い、今回、擁立作業は難航した。それでも前回(25人)に近い20人にまで伸ばした。

 昨年末の衆院選で21議席を獲得した勢いに乗って躍進を目指すのが共産だ。前回は1963年以来48年ぶりに県議会の議席を失ったが、今回は前回(7人)を上回る12人を擁立した。

 注目選挙区の一つが北九州市の小倉南区(定数3)だ。自公民の現職3人と無所属新人、諸派新人の計5人と争うことになった共産元職(54)は、前回443票差で敗れた後、2回の衆院選で地元小選挙区から出馬し知名度を上げた。元職は3日午前11時、同区の徳力団地前で「オール与党の議会に暮らし応援の旗を掲げるため、議席を取り戻させてほしい」と支持を訴えた。

 岡野隆県委員長は「前回は自民、民主の二大政党制の流れの中で選択肢から締め出され非常に苦しんだが、今回は違う。自公政権への対決構図をきちんと示し、批判票の受け皿として存在意義を示したい」と語った。

 社民も前回失った議席奪還が課題だ。ただ擁立できたのは、前回現職が敗れた田川郡選挙区(定数2)から立候補した新人1人だけ。背水の陣で臨む村山弘行・県連幹事長は「田川郡の議席を取れば、来年の参院選に弾みがつく」と述べた。このほか維新も福岡県議選で初めて公認候補を擁立した。

 一方で前回(44人)より多い46人を擁立した県議会最大会派の自民は余裕が漂う。県連幹部は「野党それぞれに思惑があるのだろうが、いずれの動きも大きなうねりになっていない。うちは最大会派の維持を目指し、油断せず、議席のとりこぼしをしないようにしていくだけだ」と話した。公明も現有11議席の維持を目指している。

4655チバQ:2015/04/04(土) 21:52:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150404ddp041010023000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 街再生、議論なく 福岡県議選で直方市、36年ぶり無投票
毎日新聞 2015年04月04日 西部朝刊

 3日告示された県議選は全国的に無投票が広がり、九州・山口8県の計161選挙区中59選挙区で計87人が無投票当選した。地方の疲弊が深刻化する中、今後4年を託す地域の代表を選べないことに住民から嘆きの声も上がった。一方、立候補者が定数を上回った選挙区は12日の投開票に向けて9日間の選挙戦に突入。識者は「有権者の声を届ける貴重な機会」と話し、投票を呼びかけている。

 ◇市長選と“ダブル”も
 36年ぶりに無投票となった福岡県直方市選挙区(定数1)。再選が決まった自民現職の香原勝司氏(47)の事務所で3日夜開かれた祝勝会には、麻生太郎副総理も駆けつけた。

 香原氏は「直方の潜在力を引き出し、どこにも負けない市にする」と力強くあいさつした。麻生副総理は「誰も対抗馬が出ないというのは、よほど立派な実績だったのだろう。4年後もそうなるよう、きちんと仕事をしないと」と冗談を交えてエールを送った。

 同選挙区は1995年から4回連続で同じ顔触れの激戦だったが、前回2011年に新人だった香原氏が立ち、44年ぶりに自民の議席を得た。その選挙で敗れた社民出身の前職は今回、市議選にくら替えし、国政での自民1強を背景に今回は対立候補擁立の動きもなかった。19日告示の市長選も16年ぶりに無投票となる公算が大きく、市議選(定数19)だけが選挙戦になる見通しだ。

 「地方創生」はかつて炭鉱で栄えた直方にとって大きなテーマだ。03年に16%だった市内4商店街の空き店舗率は40%近くまで拡大し、各地でシャッター通りが目立つ。直方商工会議所が11年11月、月2万円程度の家賃で中心商店街に体験出店できる「ビストロ直方」をオープンさせたが、客足の鈍さもあり今年3月、3年余りで幕を閉じた。

 ビストロ直方で経験を積み、商店街の一角に喫茶店を開業した本松陽子さん(65)は「ダブル無投票」の公算について「商店街再生にもいろんな手法があるはず。県議選や市長選で議論を聞きたかった」と残念そうに語った。元高校教諭の樋口清さん(66)も「盛り上がりに欠け、実感のわかない統一選だ。対立軸が鮮明な選挙戦を見たかった」と話す。

 市議3期を務め、市長選に出た経験もある中村幸代さん(70)は「若い世代にとって、地方政治家より安定したサラリーマンの方が魅力的なのだろう。人材不足を実感する」と指摘。当選した香原氏も「選挙戦になれば直方を引っ張っていく思いをもっと有権者に伝えられたのだけど」とやや複雑な表情だった。【梅山崇】

 ◇大飯原発地区「反対の選択なし」
 福井県議選(定数37)の大飯(おおい)郡選挙区(おおい町・高浜町、定数1)では、自民現職の田中宏典氏(50)が無投票で3選を決めた。

 県内に立地する原発14基のうち8基が両町にある。高浜町議会は3月、高浜3、4号機の再稼働について容認を決定。原子力規制委員会の審査は大詰めを迎え、関西電力は11月の再稼働を目指す。大飯3、4号機も審査が進んでいる。

 地域活性化につながるとして再稼働への期待は大きく、田中氏も賛成の立場。当選後の取材に「今、実際に原発が存在する以上、安全を前提に最大限活用しなければならない」と話した。

 一方、原発に反対する候補者の出馬がなかったことについて、高浜町の農業、東山幸弘さん(68)は「対抗軸を示せる候補者が立てば原発の方向性が議論になるが、反対を訴える者に選択肢がないのは残念だ」と話した。

 原発の他にも人口減対策や新たな産業振興策など両町の課題は多い。元おおい町議の男性は「町民にも『自分の町から出さなければ』という意識が薄いのではないか。選挙で選ばれてこそ議員活動に対する覚悟も固まるはずなのに」と指摘する。【松野和生】

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 【九州・山口県議選の今回と前回の無投票選挙区数】

    無投票    全体

福岡  16(13)/ 45(46)

佐賀   6(2) / 13

長崎   7(5) / 16

熊本   7(11)/ 21(22)

大分   7(4) / 16

宮崎  10(6) / 14

鹿児島  6(6) / 21

山口   0(3) / 15

計   59(50)/161(163)

(※カッコ内が前回の数字)

4656チバQ:2015/04/04(土) 21:52:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150404ddp041010020000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 政令市移行の熊本、初の区割り選挙 どぶ板へ一変 有権者も戸惑い
毎日新聞 2015年04月04日 西部朝刊

 3日告示された政令市議選には、2012年4月に政令市に移行した熊本市が初めて加わった。前回までは全市1区だったが、今回から五つの行政区ごとに分かれた。計48の定数に対し、立候補を届け出たのは現職42人と元職2人、新人15人の計59人。地盤を分断された候補や有権者は戸惑いを隠せず、選挙運動も「どぶ板」重視に一変した。【井川加菜美、取違剛】

 「非常に情勢は厳しく、どうなるか分からない。前回(西区で取った票)の倍は取らないといけない」。西区(定数6)から7選を目指す無所属現職は3日午前、区内であった出陣式で危機感をあらわにした。

 全市域で争った前回は約5100票を取って上位当選した。しかし区割りで地盤が西区と北区に分断された。前回、西区側での得票は約2700票。これだけだと前回の最下位当選者の得票にも届かない。

 支持者も困惑している。現職を最初の選挙から支援してきた北区の男性(67)は「いきなり『他の人を』と言われても考えられない」。西区に住む知人に投票を呼びかけているが「大変な時に直接応援できないのがもどかしい」と嘆く。

 現職自身の選挙運動も変わった。前回までは他候補との競合を避けて地元以外にも幅広く支持を求めていたが、今回は計8人で狭いエリアの票を奪い合う。訴える内容は市全体の課題より、地元の駅周辺の発展や消防署設置など区への利益誘導にならざるを得ない。「同じ地域で争って住民同士の対立を招きはしないか」など、不安は尽きない。

 定数8に対し11人が出馬し、少なくとも現職2人が落選する南区から立候補した無所属現職も「初めての区割り選挙でどうなるのか読めない」と話し、他区の現職に南区の支持者を紹介してもらうなど必死だ。

 一方で北区(定数10)は最初から無投票に。国が01年に政令市の人口要件を緩和して誕生した全国7政令市では、07年の浜松市浜北区以来2回目。北区の自治協議会長の男性(74)は「政令市になって初の選挙で無投票は寂しい。候補者の政策などを聞けたら良かった」と語った。

4657チバQ:2015/04/05(日) 11:03:53
http://mainichi.jp/select/news/20150405k0000m010130000c.html
統一地方選:大分知事選 支援団体分裂し混戦
毎日新聞 2015年04月05日 10時00分(最終更新 04月05日 10時08分)

 約40年にわたり知事は保守系、県都市長は非自民系が死守してきた大分の県知事選は、自民や公明が県レベルで推薦する現職の広瀬勝貞氏に、民主が実質支援する前大分市長の釘宮磐氏らが挑む因縁の対決となった。自民や民主は19日告示の大分市長選と連動し、悲願のダブル勝利を狙う。だが、これまで双方を支援してきた政党や団体が内部で分裂するなど選挙戦は混戦模様だ。【和田浩幸、西嶋正法、佐野格】

 告示日の3月26日、大分市内の大分城址(じょうし)公園で、広瀬氏の出陣式に、白く豊かな眉毛が特徴の人物が姿を見せた。地元出身で、社民党名誉党首の村山富市元首相(91)だ。

 「子や孫のために大分県がどうなるかを心配している。何としても広瀬さんを勝たせる以外にない」。あいさつに立った村山氏は約1200人(主催者発表)を前に力説した。

 広瀬氏と、釘宮氏は2003年に知事と市長に初当選、ともに3期12年を務めた。広瀬氏は経済産業事務次官などを歴任。釘宮氏は民主党衆院議員からくら替えした。

 社民は釘宮氏を過去3回の市長選で勝手連的に支援した一方、11年の知事選では広瀬氏を推薦。だが、2人が戦う今回の知事選は支持団体や支部によって態度が分かれ、「どちらかに決めるとハレーションが起きる」(社民県連幹部)として、自主投票にした。

 村山氏は個人的に広瀬氏支援を続けた形になる。その真意を聞こうと3月29日に自宅を訪ねると、村山氏は記者を応接間に通した。

 「どげな運動しよるか気になる」。村山氏は前日夜に広瀬氏の後援会事務所に電話を入れて遊説の状況などを確認したといい、「応援するからには勝たないかん」と、柔和な表情を引き締めた。保守系候補を支援している点については、「地方が疲弊している時に政党色で決めるのはつまらん」と語った。

 県市のトップとして広瀬氏と釘宮氏の関係は良好とは言えず、これまで意見がすれ違うことも度々あった。

 「中央が応援するトップダウンの知事ではなく、市町村主体のボトムアップの県政が必要だ」。3月28日夜、大分市内の小学校体育館で行われた演説会で、釘宮氏は集まった約200人の支援者らに訴えた。昨年7月以降にあった滋賀、沖縄、佐賀の3県知事選で自民推薦候補が敗れたことを引き合いに出し、「地方のことは地方が決めるべきだ」と声を張り上げた。

 対する広瀬氏は「首長たるものリーダーシップを発揮しなければならない。それが上意下達というのは間違いも甚だしい」と応酬し、舌戦は熱を帯びる。

 釘宮氏は03年市長選に出馬する直前、知事選出馬を示唆したことがあった。2人の対決が12年越しで現実となり、自民、民主とも「知事と市長が両方取れる好機」と受け止める。

 自民県連は広瀬氏に加え、19日告示の市長選に出馬する元中小企業庁次長を推薦。民主も釘宮氏と元大分大教授の市長選候補を支援し、対決は激しさを増す。

 知事選は共産公認の山下魁氏ら3人を含む過去最多の5人が出馬している。

 ◇大分知事選立候補者(届け出順)

広瀬勝貞(ひろせ・かつさだ)72 九州知事会長(3)無現

山下魁(やました・かい)38 党県常任委員 共新

箕迫高明(みいさこ・たかあき)65 造園技能士  無新

釘宮磐(くぎみや・ばん)67 [元]大分市長  無新

池崎八生(いけざき・やつお)61 [元]大学准教授 無新

4658チバQ:2015/04/05(日) 11:10:14

>大分県知事選では、自公両党の県組織から推薦を受けている現職の広瀬勝貞氏が、安定した戦いを見せている。
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2015/news/20150404-OYT1T50126.html
対決型2知事選、与党系候補が先行…読売分析
2015年04月05日 05時07分


 読売新聞社は、統一地方選前半戦の10道県知事選と5政令市長選について、世論調査や総支局などの取材に基づき、情勢を分析した。

 その結果、10知事選すべてで現職が堅調な戦いを展開。このうち与野党対決型となった北海道、大分県の2知事選では、いずれも与党系候補が先行し民主党系候補が追いかけている。政令市長選のうち札幌市長選では、民主系候補が自民党系候補をややリードしている。ただ、各陣営は3日告示された道府県議選とも連携した選挙戦を進めており、情勢には流動的な面がある。

 統一地方選の前半戦では知事選、政令市長選のほか、41道府県議選、17政令市議選が行われており、いずれも12日に投開票される。知事選では北海道、大分の2道県知事選、政令市長選では札幌市長選が、それぞれ自民、民主両党による事実上の対決構図となり、各党が特に行方を注視している。

 40年ぶりに現職と新人の一騎打ちとなった北海道知事選では、自民、公明両党の支援を受け、道政史上初の4選を目指す現職の高橋はるみ氏が一歩リードし、民主などが推す新人でフリーキャスターの佐藤のりゆき氏が追いかけている。

 大分県知事選では、自公両党の県組織から推薦を受けている現職の広瀬勝貞氏が、安定した戦いを見せている。

 両知事選以外の構図は、神奈川、福井、奈良、鳥取、徳島、福岡の6県で与野党が現職に相乗りし、三重、島根の2県では民主党が候補の擁立を見送っている。

 このうち奈良では、現職の荒井正吾氏が一歩リードし、新人の前生駒市長・山下真氏が追っている。他の7県知事選も、いずれも現職の側に安定感がある。

 政令市長選では、唯一の新人同士の争いとなった札幌市で、民主などが推す元副市長の秋元克広氏がややリードし、自民推薦で元総務省職員の本間奈々氏が追い上げている。公明党は自主投票となっている。

 相模原、静岡、浜松、広島の各政令市長選では、いずれも現職が立候補。このうち相模原、広島の現職には自民、民主、公明の各党が相乗りし、優位な戦いを展開。静岡の現職は自民、公明両党などが推薦して、一歩リードしている。浜松は無所属の現職が安定している。

2015年04月05日 05時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4659チバQ:2015/04/05(日) 11:31:56
http://www.asahi.com/articles/ASH445S04H44TPOB003.html
翁長知事との会談「遅すぎた」 沖縄の自民支持層も不満
奥村智司、山岸一生2015年4月4日20時22分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設をめぐり、翁長雄志知事と菅義偉官房長官の会談が5日、実現する。移設阻止を掲げる翁長氏の知事就任からまもなく4カ月。「遅すぎた会談」に、県内では政権与党の自民党を支持してきた人たちからも、不満や懸念の声が上がる。


 4日に沖縄入りした菅氏は、自民党県連大会の懇親会に出席。県連会長の島尻安伊子参院議員は「わが自民党政権は沖縄への愛情たっぷりだ」と菅氏を持ち上げた。

 だが、県内で聞かれるのは好意的な反応ばかりではない。国頭(くにがみ)村の宮城久和村長は昨秋の知事選で、辺野古移設で政府と歩調を合わせる仲井真弘多・前知事を支援した。しかし、翁長氏に対する安倍政権の対応には不満を抱く。「知事が上京のたびに要望しても、なかなか政府の要人に会えないさまは異常だった。今回の会談は遅い」

 元沖縄市助役の高良武さん(73)は過去に、自民の国会議員や県議の後援会幹部を務めてきた。今回の会談には「安倍首相の訪米を控え、沖縄側の意見は聞いたというアリバイにしようとしているのでは」と懐疑的だ。翁長氏が主張をしっかり訴えることを期待するが、「官房長官がその言葉を心にとめて総理らと検討する、ということにはならないだろう」とみる。

 嘉手納基地を抱える嘉手納町で、20年にわたり町長を務めた宮城篤実(とくじつ)氏(78)は「安倍政権は問答無用で移設を強行しようとしている。あまりに懐が狭い」と嘆く。

4660チバQ:2015/04/06(月) 00:47:32
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/160723
【県議選】初の週末 広い選挙区知恵絞る 佐伯市、東九州道を活用
2015年04月05日(最終更新 2015年04月05日 03時00分)
開通したばかりの東九州道を利用して、選挙区内を移動する選挙カー(写真の一部を加工しています)
開通したばかりの東九州道を利用して、選挙区内を移動する選挙カー(写真の一部を加工しています)
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 県知事選に続き、県議選も告示され、週末の4日、各候補者は住宅街や人の集まる地域などを回り、有権者に支持を訴えた。「九州一広い市」といわれる佐伯市では、3月に開通したばかりの東九州自動車道を利用するなど、各陣営は選挙カーのコースに知恵を絞った。
 佐伯市区(定数3)には、自民と社民、維新の政党公認候補計4人が立候補。小雨もようとなったこの日は、3人の候補が宮崎県境に接する県最南端の蒲江波当津(はとうづ)地区などを訪れた。
 ある候補は「あいにくの雨だが、雨降って票固まるだ」と鼓舞し、6日に祭りが開かれる広場で、「1次産業の振興に力を尽くしたい」などと支持者らに決意表明した。別の陣営は「雨でも突き進むだけ」と話し、県南特有のリアス式海岸沿いの道を、有権者に手を振りながら選挙カーを走らせた。
 東九州道・佐伯インターチェンジ(IC)-蒲江IC間(20・4キロ)の開通を利用した陣営は、蒲江地区での遊説後、佐伯ICまで一気に車を北上させ、市中心部で再び遊説。両IC間は無料で、陣営関係者は「時間も節約できる。広い佐伯市を回るので本当に助かる」と話していた。
 また、4日は県議選の期日前投票も始まり、大分市役所の投票所には午前中から県知事選の投票と合わせ、多くの有権者が訪れた。
=2015/04/05付 西日本新聞朝刊=

4661チバQ:2015/04/06(月) 20:39:13
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20150406-OYS1T50021.html?from=sytop_main6
大分知事選は広瀬氏先行 本社情勢分析
2015年04月05日
 読売新聞社は、統一地方選前半戦の10道県知事選と5政令市長選について、世論調査や総支局などの取材に基づき、情勢を分析した。その結果、10知事選すべてで現職が堅調な戦いを展開。このうち与野党対決型となった北海道、大分県の2知事選では、いずれも与党系候補が先行し民主党系候補が追いかけている。政令市長選のうち札幌市長選では、民主系候補が自民党系候補をややリードしている。ただ、各陣営は3日告示された道府県議選とも連携した選挙戦を進めており、情勢には流動的な面がある。

 統一地方選の前半戦では知事選、政令市長選のほか、41道府県議選、17政令市議選が行われており、いずれも12日に投開票される。知事選では北海道、大分の2道県知事選、政令市長選では札幌市長選が、それぞれ自民、民主両党による事実上の対決構図となった。

 大分県知事選では、4選を目指す現職の広瀬勝貞氏がリードする展開。前大分市長の釘宮磐氏が追い、共産党県常任委員の山下魁氏と元大分大准教授の池崎八生氏、造園業の箕迫高明氏が続く。自民、公明両党の県組織から推薦を受ける広瀬氏は、両党に加え、民主、社民両党支持層にも食い込む。元民主党衆院議員で、同党の県選出国会議員の支援を受ける釘宮氏は民主、社民両党を中心に支持を広げる。

4662チバQ:2015/04/07(火) 21:14:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk43010308000c.html
’15統一選くまもと:激戦区ルポ 県議選・阿蘇市区 自民現職に対抗馬 呉越同舟に反発も /熊本
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 4日、阿蘇市役所波野支所前に県議選阿蘇市区(定数1)から立候補した無所属新人、岩本浩治氏(61)の姿があった。演説では、佐藤義興・阿蘇市長や河崎敦夫・元阿蘇町長の支援を受けていることに言及。「オール阿蘇市」態勢をアピールし、自民現職の佐藤雅司氏(64)からの議席奪取に意欲を示した。

 「佐藤市長と河崎氏が手を組むなんて過去になく、最初は耳を疑った。まさに『呉越同舟』だ」。2005年に初代阿蘇市長の座を巡って激闘を演じた2人が、岩本氏支援のために手を組んだことに関係者からは驚きの声が上がっている。

 もともと佐藤雅司氏は河崎氏らの支援を受けて03年の県議選に初当選。07年は佐藤市長の支持者の支援もあって再選を果たした。しかし、いずれともその後の関係が悪化したことが、2人が岩本氏を担いで共闘する事態につながった。

 特に佐藤市長との関係悪化の背景には、12年7月に起きた九州北部豪雨の復旧事業を巡る対立があった。被害が集中した阿蘇市は12年9月、県が進める砂防や治山、河川整備などの事業を国直轄でするよう蒲島郁夫知事に要望したが、県は「原則は県事業で実施するもの」と姿勢を変えず、自民県議団からも異論は出なかった。岩本陣営は「国直轄でやった方が復旧事業も高い技術力でスピードアップできたはず。県議は非協力的だった」と批判する。

 これに対し、佐藤陣営関係者は「国の直轄事業になればゼネコンが受注し、地元建設業者が育たなくなる」と反論。選挙戦では「自民公認候補」を前面に打ち出すと同時に、復旧事業に取り組んできた実績をアピールする。

 一方、岩本陣営の一部には因縁ある河崎氏と佐藤市長が手を組んだことへの反発から、佐藤陣営の支援に回る動きも出るなど、いくつかの遺恨が絡んだ選挙戦は複雑さを増している。【松田栄二郎】

4663チバQ:2015/04/07(火) 21:51:54
http://www.sankei.com/region/news/150407/rgn1504070020-n1.html
2015.4.7 07:08
【大分県知事選】
「県民党」自・民隠しに躍起

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大分県知事選の個人演説会で、候補を応援する国会議員
 大分県知事選(12日投開票)は、自民・公明が支援する現職の広瀬勝貞氏(72)がリードし、民主党が推す前大分市長の釘宮磐氏(67)が追う展開となっている。2人はともに「県民党」を強調するだけに、党からの支援は最低限に抑えているが、「自民vs民主」の攻防は、水面下で激しさを増している。

 「地方創生を加速させるには、広瀬氏が勝ち抜き、今後も継続して知事をやってもらうことが重要だ。『一族郎党』として、私からも広瀬氏支援をお願いしたい」

 4日夜、林芳正農林水産相が、JAおおいた本店(大分市羽屋)で開かれた広瀬氏の個人演説会に駆けつけ、集まった農協関係者約500人にこう語った。

 「一族郎党」という言葉通り、林氏は広瀬氏の妻の甥にあたる。

 演説では安倍政権が進める農協改革などには触れず、農産物の輸出推進の重要性などを中心に述べ、冒頭と最後に広瀬氏の支援を呼びかける程度にとどめた。広瀬陣営の幹部は「あくまでも親族として支援してもらった」と強調する。

 広瀬氏は告示前日の3月25日に自民党県連と公明党県本部から推薦を受けた。自公の県議や市議らが応援する。

 ただ、党本部の推薦はない。これまで「県民党」として与野党相乗りだったことや、自民党の色が出過ぎると無党派層取り込みの妨げになると懸念したからだ。

 陣営に配慮し、自民党県連会長の衛藤晟一首相補佐官(参院議員)は3月26日の出陣式で「私たちは『黒子』になって支えていく」と裏方を強調した。自民党選対委員長の茂木敏充氏も4月1日に来県したが、街頭に立つことはなく、選挙事務所や支援団体を回り、水面下で組織の引き締めを図った。

 また、大分では社民党が一定の勢力を持つ。党県連顧問で元首相の村山富市氏は、個人的に広瀬氏支援を決めた。広瀬陣営の幹部は「自民党の組織力はありがたい。だが、村山氏の支援は、自民党色を薄めるのに効果があり、もっとありがたい」と語った。

 一方、釘宮氏は広瀬氏以上に「県民党」をアピールする。

 釘宮氏の意向を受け、民主党は県連レベルでも推薦は出していない。民主党本部は告示日、岡田克也代表の応援を打診したが、陣営が断った。以降も、3月31日に玄葉光一郎党選対委員長が事務所を訪問しただけ。現時点で民主党幹部の来援は予定していない。

 陣営幹部は「政府や自民党とべったりのイメージが強い広瀬氏との違いを明確にし、草の根選挙をやっていく。無党派層が動けば潮目は一気に変わる」と語る。

 とはいえ、選挙戦では組織が重要となる。釘宮陣営は、3回の市長選勝利の原動力となった市職労を中心に、昨年末の衆院選で大分1区で勝利した民主党衆院議員の吉良州司氏の後援会などを頼みとする。

 吉良氏本人は告示後、1度応援演説したきりだが、後援会は衆院選で、自民の穴見陽一氏(比例復活)を破った実績を持つ。広瀬氏の陣営も「選挙のプロ集団」と警戒する。

 同じ12日投開票の県議選に出た民主系候補も、釘宮氏の支援を呼びかける。

 民主党県連幹部は「今後の国政を考えれば知事選は重要。推薦という目に見える支援ではないが、個人レベルでの意識は高い」と語った。ただ、連合大分の傘下組織の一部が広瀬氏に回っており劣勢は否めない。

 知事選ではほかに、共産党県常任委員の山下魁氏(38)が「安倍政権に物を言える県政に」と訴え、造園技能士の箕迫高明氏(65)、農業の池崎八生氏(61)もそれぞれ支持を呼び掛けるが苦戦している。

4664チバQ:2015/04/08(水) 21:21:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk40010420000c.html
’15統一選ふくおか:県議選 選投票日まであと4日 地域二分する激戦 /福岡
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 県議選の投票日まであと4日となった。行橋市(定数1)では新人の元衆院議員秘書、小堤千寿氏(32)と現職で弁護士の堀大助氏(35)が立候補。小堤氏を自民党11区支部が、堀氏を党県連が推薦する昨年4月の補選と同じ構図で、地域を二分する激しい選挙戦が展開されている。【山本紀子】

 ◇小堤氏
 「素直でまっすぐ。何かあるとすぐ反応してくれる」。5日の出陣式で、小堤氏を最初に秘書として雇った太田誠一・元農相が応援演説した。

 小堤氏は武田良太・自民党副幹事長の元秘書で、党11区支部の青年局長。1年前の苦杯をばねに妻と選挙区内をくまなく巡り、準備を重ねてきた。公明党行橋支部は前回同様、小堤氏を推薦。選対は支持者固めや電話作戦でフル回転の状態だ。

 2年半前の衆院選で堀氏と戦った武田氏は告示後の街頭演説で「地元国会議員とパイプのない県議を作ってもよいのでしょうか」とたびたび語りかけ、地方創生の重要性を強調。小堤氏は「住み続けたいと思える街にします」と頭を下げた。

 ◇堀氏
 堀氏は1976〜90年に行橋市長を務めた堀助男氏の孫。2012年12月の衆院選に維新から初出馬して武田氏に敗れ、離党して昨年の県議補選で当選した。農政連と民主、社民の推薦を得ている。

 麻生太郎副総理兼財務相は5日、前回に続いて堀氏の応援に訪れた。「1年前はいまいち頼りないと思ったけれど、自信が彼を成長させた」。聴衆を笑わせ、人口が増え続ける行橋や北九州空港の可能性について熱弁した。堀氏も「福岡県の目は今、東に向いています」とし「嬉しい思いを形にしたい」と再選を訴えた。

 プロのアナウンス係は雇わず電話は極力控える、独自の選挙スタイル。堀氏は「前回同様厳しい戦い」と遊説に力を入れている。

〔京築版〕

4665チバQ:2015/04/08(水) 22:27:34
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/161320
【福岡市議選】ポスター戦略、効果はいかに
2015年04月08日(最終更新 2015年04月08日 03時00分)

 80人が名乗りを上げた福岡市議選(定数62、12日投開票)は7日、選挙戦の折り返しを迎えた。候補たちにとって、街角に張った選挙ポスターはライバルとの違いを視覚に訴え、自分を売り込むアイテムだ。色使いや写真、添えられたキャッチフレーズ。狙いや思いがこもったポスター戦略の効果はいかに。広告や看板を研究する九州大大学院の佐藤優教授(視覚記号学)に聞いた。
 まずは、ポスターの色使い。赤や青、緑など原色が目につく。「彩度が高い方が目立ちやすいですからね」と佐藤教授。色にも各候補の狙いがあるという。赤はエネルギッシュで力強く、青はさわやかで堅実、緑は穏やかな調和型…。与党系の候補に青が多めだ。佐藤教授は「強いアピールではなく、安定感を示したいからでは」と分析する。
 ポスターに納まる写真の写り方にもいくつかのタイプがある。立ったままの姿で顔がアップの「直立不動型」や、ガッツポーズを見せる「こぶし型」。こぶし型は強い意思を示す狙いがあると佐藤教授。「上下の動きを表現した方が人の気を引きやすい」という二次的な効果もあるとか。
 キャッチフレーズもさまざま。「中学3年まで医療費無料に」「議員報酬50%カット」と具体的な公約を明示した「政策主張型」は野党系候補に多い。
 地域との密着度を強調する「わがまち型」は現職候補のポスターによく登場する。にっこり笑顔の脇に「大好きです。私達の郷土」「このまちを守る」。選挙区名に「まち」とルビを付ける候補もいる。20〜30代の新人候補は「若さプッシュ型」だ。「若いチカラが」「最年少の挑戦」など、若さを前面に出し、年齢も記しているケースが多い。
 ポスターは、名誉毀損(きそん)や選挙妨害などに当たらなければ、デザインは自由。だが大半は、無地の背景に顔写真、キャッチフレーズが並ぶ。佐藤教授は「画一的で定番化しすぎている。自分を売り込むだけにとどまっている」と指摘する。背景に地元の名所の写真を使ったり、候補者が描く街づくりをイラストで示したり「候補が何をやりたいか、有権者が連想できるポスターを見てみたい」と“脱定番”ポスターを期待する。
 当選の暁には、既成概念にとらわれない柔軟な発想の議論を議場で待ちたい。
=2015/04/08付 西日本新聞朝刊=

4666チバQ:2015/04/08(水) 22:28:11
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/161323
「市選出県議」の存在感は… 政令市移行、熊本市議の役割増大
2015年04月08日(最終更新 2015年04月08日 03時00分)
並んで掲示されている県議選・熊本市第1区(左)と熊本市議選・東区の立候補者ポスター
並んで掲示されている県議選・熊本市第1区(左)と熊本市議選・東区の立候補者ポスター
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 熊本市が2012年に政令市に移行して初めて実施される今回の県議選。県から国道や県道の管理、教員人事、都市計画決定など1600近い「仕事」が移った同市が県と同等の行政機能を持った分、市選出県議の存在感低下は否めない。市議の役割は増す一方で「政令市選出の県議はそんなに多く必要なのか」との意見も全国でくすぶる。果たして候補者たちの思いは-。
 「熊本市選出の県議の役割とは」
 熊本市の選挙区から立候補している無所属新人は、自身のホームページや後援会資料にこんな大きな見出しを付け「市との懸け橋になる議員が必要」などと訴える。「有権者やマスコミに、政令市の県議はいらないって言う人がいるけど、そんなことはないと発信したかった」
 県議会(定数48)は今回の改選で、熊本市第1区(同12)と第2区(同5)を合わせ、3割強の17人が同市からの選出となる。同市から出馬したある新人候補は「『県議はどがんことばすっとね。何の役に立つと』と市民からよく聞かれる」と困惑する。実際にある現職は「道路管理の陳情を受けたら、市議を紹介するようにしている」と苦渋の表情で打ち明ける。
 もちろん市内の県議選候補者たちは、一部では複雑な思いを抱えながらも、誰もが自分たちの立場の重要性を強調する。
 ある現職は「熊本市民が払っている県民税の使い道をチェックする必要があるし、水俣病や川辺川ダム問題にも取り組んでいる」と不要論に反論。別の現職は「地元への利益誘導という視点で見るから熊本市に県議はいらない、という発想になる。県全体の発展のために仕事をするのが県議だ」と訴える。
 政令市選出の県議が存在感を高められるかどうか。当選後の仕事ぶりが、これまで以上に問われるのは間違いない。
=2015/04/08付 西日本新聞朝刊=

4667チバQ:2015/04/11(土) 00:52:00
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/173911
=県議選激戦区=(1) 唐津市・東松浦郡(6-10)
2015年04月05日 10時47分
定数6に対し10人が立候補した唐津市・東松浦郡選挙区=3日午後、唐津市役所前
定数6に対し10人が立候補した唐津市・東松浦郡選挙区=3日午後、唐津市役所前
■公明と共産、2議席へ攻勢

 「現職の巻き返しで苦戦を強いられているが、これからは私たちが逆襲し、大勝利を収めよう」。党として初めて唐津市の選挙区に挑む公明新人・木村雄一(42)の3日の出陣式。大雨の中、必勝はちまきを締めた支持者120人が集まった会場は熱気を帯びた。

■自民幹部に緊張感

 公明党本部は重要選挙区と位置づけ、期間中は現職国会議員を投入する。出陣式には党九州本部長の木庭健太郎前参院議員が駆け付けた。昨年10月以来、語る会をこまめに開催。前回の当落ラインを超える基礎票に加え、「必勝のためにやれることはすべてやってきた」と陣営幹部は自信をのぞかせる。

 佐賀市と合わせた「2議席」獲得。公明だけでなく、共産も力を注ぐ。原発やオスプレイ論戦を控える県議会の候補に市議2年の若手井上祐輔(29)に白羽の矢を当てた。「反原発だけでなく、市役所の汚職事件で、反金権の市民の支援を感じる」と陣営幹部。出陣式には社民党市議の応援メッセージも披露された。

 定数6に10人が出馬する大混戦。両党の勢いに自民も警戒感を隠さない。前回は6議席中5議席を占め、保守王国の底力を見せつけたが、今回はこれまで選挙協力してくれた公明が独自候補を立てたことで、自民現職はどの陣営も千票以上のマイナスは必至だ。さらに「知事選のような低投票率なら当選ラインが下がり、共産も絡んでくる。負ければ3議席だ」と自民幹部。緊張感も広がる。

■“すみわけ”崩れる

 前回は市東部(浜玉、七山)を桃崎峰人(65)=3期、大票田の旧市内を峰達郎と大場芳博(65)=2期、上場を田崎信幸(60)=2期、市南部(相知、厳木、北波多)を米倉幸久(67)=1期=が“すみわけ”ていた。峰が市長選出馬で辞職した後、名乗りを挙げたのは田崎と同じ肥前町の市議の井上常憲(63)。地域バランスが崩れた。

 田崎は前回の選挙では、上場の中心にある鎮西町岩野に事務所を置いたが、今回は肥前町切木に構え、足場固めを最優先した。農政協は知事選で山口祥義を支援した田崎に推薦を出したが、支援する市議は「農業票だけに頼っては勝てない」と危機感を募らせる。

 新人の井上常憲は告示前、峰の不出馬で“空白地帯”となった市中心部でつじ立ちを続けた。ただ、共産の井上も実家は肥前町とあって、「肥前町に縁が深い候補者が3人もおり、地元だけでは厳しい。あらゆるつてを頼って票を掘り起こしたい」と陣営関係者。

 前回最下位当選だった米倉の陣営も「市南部から県議の灯を消してはいけない」と懸命だ。地元固めと、峰の地盤で相知に隣接する鬼塚や久里校区で集票を目指す。2回連続トップ当選の桃崎と、旧市内では唯一の自民候補となる大場は陣営の引き締めを図る。

 6期のベテラン宮崎泰茂(72)=無所属=は脱原発に加え、安倍政権の安全保障政策などを批判。出陣式では、候補擁立を断念した民主党の大串博志衆院議員の音声メッセージが披露されるなど反自民票の受け皿を狙う。

 元町議の井手國興(65)=相知町=は期間中、つじ立ちなどで、作業療法士の芳野秀樹(40)=七山=はネットや自転車街演を通じ支持を訴える。=敬称略

   ◇   ◇ 

 統一地方選前半戦の県議選が12日投開票に向け、スタートした。県内13選挙区のうち6選挙区が無投票となり、激戦を繰り広げる7選挙区の情勢を探った。

■立候補者(届け出順)

井上常憲 63 自新
大場芳博 65 自現(2)
米倉幸久 67 自現(1)
木村雄一 42 公新
桃崎峰人 65 自現(3)
井手國興 65 無新
宮崎泰茂 72 無現(6)
井上祐輔 29 共新
芳野秀樹 40 無新
田崎信幸 60 自現(2)
【2015県議選】

4668チバQ:2015/04/11(土) 00:52:39
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/174080
=県議選激戦区=(2) 嬉野市、多久市
2015年04月06日 10時45分
■嬉野市(1-2) 16年ぶり選挙、湯のまち二分

 県議会議長や自民党県連幹事長も務めたベテランの現職石井秀夫(67)=5期=に、党嬉野町支部長の新人神近勝彦(55)が挑む。16年ぶりの選挙戦はどちらも党公認を得ず無所属での争いとなった。嬉野に新駅ができる九州新幹線長崎ルートのフル規格化など重点施策では大きな相異点はない。両方を推薦する団体・組織も多く、湯のまちを二分する激戦となっている。

 「変わらんば」。神近は変革を合言葉に、世代交代を前面に出して訴える。「人口流出をいかに食い止めるか。無難な政策から視点を変えて取り組む必要がある」。雇用創出や専門学校誘致を掲げ、若者にターゲットを当てる。

 3回連続無投票当選を経ての選挙戦となった石井は「20年と一口に言うが、予算を持ってくるのもそう簡単ではない」。これまで培ってきた党本部とのパイプや実績をアピールする。企業誘致や農業施策の充実などで支持拡大を図る。

 ベテラン対新人の一騎打ちで接戦となった昨年1月の市長選では、それぞれの支援者は双方に入り交じり、各陣営幹部からは「情勢が読めない」という声が漏れる。

 両者の地元嬉野町でのつばぜり合いに加え、塩田町でいかに浸透できるかが当落の鍵を握ると見て、知人や地元市議を足がかりに攻勢をかける。

立候補者(届け出順)

神近 勝彦 55 無新

石井 秀夫 67 無現(5)

■多久市(1-2) 前回と同じ顔ぶれ、激戦必至

 「今回は出遅れて、負けている」。自民現職福島光洋(58)=4期=の3日の出陣式。党多久支部幹部は約260人の支持者を前に悲壮感を漂わせた。

 無所属新人野田勝人(58)との一騎打ちで、4年前の再戦となった多久市選挙区。前回455票の僅差だった以上に、その後の市長選、知事選でいずれも自民が推す候補が敗れたことが、福島陣営の危機感を強めている。

 市議16人のうち保守系や公明の11人が支えるが、「厳しい戦い。一丸となって進むしかない」と陣営幹部。女山トンネル着工など4期16年の実績を掲げ、地元を固めて支持拡大を図る。

 野田陣営は選挙事務所玄関に知事の山口祥義の推薦文を拡大して張り出し、知事選の“再現”を狙う。

 約250人が集まった出陣式では、市長の横尾俊彦や、推薦を出した連合佐賀幹部、前回も支援した民主衆院議員の大串博志が顔をそろえた。農政協は自主投票だが、JAさが理事が姿を見せ、陣営は「農業票の受け皿に」と力を込める。

 1期経験した市議時代から取り組む教育問題や子育て環境の充実を訴える。陣営幹部は「情勢は混とんとしている。市民目線で、女性票を取り込んでいきたい」と雪辱を期す。=敬称略

立候補者(届け出順)
野田勝人 58 無新
福島光洋 58 自現(4)

【2015県議選】

4669チバQ:2015/04/11(土) 00:53:15
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/174504
=県議選激戦区=(3) 三養基郡、神埼市・郡
2015年04月07日 11時19分
知事選の影響を色濃く受ける三養基郡選挙区。地元固めに加え、農業票の取り込みが当落を左右しそうだ(写真の一部を画像加工)
知事選の影響を色濃く受ける三養基郡選挙区。地元固めに加え、農業票の取り込みが当落を左右しそうだ(写真の一部を画像加工)
■三養基郡(2-3)知事選支援絡み混とん

 三養基郡選挙区は、自民現職2人と無所属の元職の三つどもえの争いで、前回と同じ顔ぶれ。県農政協議会が自主投票を決めたことに加え、1月の知事選の支援状況も絡み、情勢は混とんとしている。

 自民党を離党して無所属で出馬した元職の石丸元章(50)は知事選で当選した山口祥義を支援した。地元の中原農政協議会の推薦のほか、みやき町の民主党元県議もバックアップ。「無所属を前面に出し、無党派層を取り込みたい」と意気込む。候補空白で、前回半数の得票を占めた上峰町に攻勢をかける。

 「他の2候補に風がなびいている」。自民現職の宮原真一(45)=2期=陣営は強い危機感を示す。県農協中央会長などを歴任し、県議会議長も務めた父岩政から引き継いだ地盤で、前回は県農政協推薦を得ていただけに、引き締めに躍起だ。北茂安支所の支援は受けるものの、「知事選で旗色を鮮明にしなかった影響があるのかどうか」。

 自民現職の服巻稔幸(44)=1期=も知事選で前武雄市長を支持した影響を懸念する。飛び地を逆手に“オール基山”で結束を強め、JA基山支所の推薦を得た。ただ知事選で投票率が5割を切るなど低投票率が顕著。約800人が参加した決起大会では「町内の投票率を70%台に」と呼び掛け、若年層の票の掘り起こしに力を入れる。

・立候補者(届け出順)

石丸元章 50 無元(1)
服巻稔幸 44 自現(1)
宮原真一 45 自現(2)

■神埼市・郡(2-3)農家、吉野ヶ里町の票が鍵

 自民の八谷克幸(66)=1期、民主を離党した無所属の内川修治(62)=2期=の現職2人に、自民新人の古川裕紀(41)が挑む。保守分裂となった知事選の影響で、県農政協議会は現職2人を推薦。3氏とも神埼市内を地盤としているだけに、農業票や神埼郡吉野ケ里町の票の行方が当落の鍵を握りそうだ。

 「県農政協が推薦してくれるなんて思わなかった」。3日の出陣式で、内川は農政協や生産組合の役員に謝辞を述べた。元千代田町長、県議2期の経験をアピール、少子高齢化対策や安全なまちづくりなどで支持拡大を図る。後援会を軸に地元・千代田町を固め、吉野ケ里町の集票に努める。

 八谷の出陣式には、知事選で山口祥義を共に応援した衆院議員の今村雅弘や農政協幹部が並んだ。地元は票田の神埼市だが、陣営幹部は「県議として知名度はあっても新人に票が流れる可能性があるし、吉野ケ里の情勢も読めない」と引き締めを図る。農林漁業、まちの活性化などを訴える。

 古川は、子育て介護世代として「若さと行動力」を前面に押し出す。自民や商工業者、農業者の若手を中心に、地元の千代田町、吉野ケ里町での浸透を図る。子育て支援や市街地再生などを訴えており、陣営幹部は「現状への不満の受け皿となれるよう、草の根で支持を訴えたい」と語る。

・立候補者(届け出順)

内川修治 62 無現(2)
古川裕紀 41 自新
八谷克幸 66 自現(1)

【2015県議選】

4670チバQ:2015/04/11(土) 00:53:43
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/174825
=県議選激戦区=(4) 小城市
2015年04月08日 10時58分
ベテラン現職2人と新人がしのぎを削る小城市選挙区。候補者は個人演説会で支援を呼び掛ける(写真の一部を画像加工)
ベテラン現職2人と新人がしのぎを削る小城市選挙区。候補者は個人演説会で支援を呼び掛ける(写真の一部を画像加工)
■知事選しこり、支持流動化

 「何としてでも小城町から県議を」。6日、小城市のJA中央支所であった新人の池田正恭(59)の個人演説会。総括責任者は集まった約90人に悲願実現への支援を呼び掛けた。16年ぶりの地元県議誕生に向け、旧小城町選出の市議8人を中心に支持を固める。

 2月に市部長を辞めた池田は土木、農業畑を中心に歩み、農政協の小城町支部と三日月町支部から推薦を受けた。市内の有力な医療法人も支援するなど体制は整っている。自身も行政経験を生かした「即戦力」をアピールしている。ただ、陣営幹部は「現職2人の小城町内への浸透は相当なもの」といい、「小城はまとまった」との声を警戒し、組織を引き締める。

 県議会副議長を務めた自民現職2人と無所属新人による三つどもえの激戦。保守が分裂した1月の知事選のしこりも色濃く残り、農政協議会も支部で対応が分かれるなど支持基盤も流動化している。

 5期目を目指す現職の藤木卓一郎(47)は、地元の三日月町と事務所を構える牛津町や芦刈町など南部を中心に足場を固め、小城町でも浸透を図っている。牛津町での出陣式には500人を超える支持者を集め、陣営幹部が「今回が一番厳しい選挙」と危機感を強調する。

 市内全域で開いている個人演説会では、4期16年の実績を踏まえ、自民党本部や官公庁幹部と直接交渉できるパイプを掲げる。さらに40代という「若さ」も打ち出す。知事選では農政協とは別候補を支援し、今回は推薦を見送られた。ただ、陣営幹部は「地元の農家は関係なく、支援してもらっている」と影響は限定的との見方を示す。

 知事選では農政協が推す山口祥義の支持をいち早く表明した現職の伊東猛彦(53)。今回は地元の農政協三日月町支部の推薦を受ける。ただ、小城町から新人が出馬したことで、陣営幹部は「地域的に一番割を食う」と危機感を強め、地元での足場固めと新たな票の掘り起こしに躍起だ。

 出陣式には農協の現職幹部のほか、知事選で山口の選対本部長も務めた元県農政協副会長も顔を見せた。告示前には農協の支所ごとに4カ所で語る会を開き、告示後は毎日2カ所での個人演説会を重ねる。5期20年の実績だけでなく、大学誘致や子育て支援充実など今後の政策実現に向け、知事との距離感の近さもアピールする。=敬称略

■立候補者(届け出順)

池田正恭 59 無新
藤木卓一郎 47 自現(4)
伊東猛彦 53 自現(5)

4671チバQ:2015/04/11(土) 00:54:30
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/175157
=県議選激戦区=(5) 佐賀市(11-12)
2015年04月09日 11時00分
夕方暗くなるなか、路地に入り有権者に支持を訴える候補者ら=佐賀市川副町(写真の一部を画像加工しています)
夕方暗くなるなか、路地に入り有権者に支持を訴える候補者ら=佐賀市川副町(写真の一部を画像加工しています)
■「空白区」の3町票争奪

 「皆さんの声を県に、国に届けます。橋渡し役として頑張らせてください」。県議選が告示された3日午後。佐賀市川副町西干拓地区に選挙カーで支持を訴える候補者の声が響いた。雨の中、傘を差して軒先で訴えを聞いた女性(75)は「議員さんは地元の代弁者として大事な存在。今回は誰に入れればいいか…」。悩ましい様子で選挙カーを見送った。

 佐賀市選挙区は、現職8人、新人4人が定数11を争う「1人落ち」の少数激戦となっている。川副町が地盤の元議長篠塚周城と久保田町の自民現職古賀善行の不出馬で、東与賀町を含む旧佐賀郡南部3町は「空白区」となった。「主のいない城」に複数の現職、新人が入り乱れ、激しい票の争奪戦を繰り広げている。

 川副町出身の民主、江口善紀(47)=1期=は地元をアピール。父善己は旧川副町長で、地域の人脈を生かしながら支持を広げる。8、9日は町内4カ所で個人演説会を開き、てこ入れする。

 自民新人の内田譲二(53)は親類、知人をつてに浸透を急ぐ。白山に続き開いた川副町の出陣式では篠塚もマイクを握り激励。市中心部と南部を重点的に回り、川副町でも10日に総決起大会を開く。無所属新人の青木一功(39)の陣営関係者は「組織を持たないので、(不出馬2人が前回得票した)約1万8千票に何としても絡みたい」。住宅街をくまなく回り、無党派層への食い込みを目指す。

 自民の川崎常博(48)=1期、古賀陽三(37)=1期=はそれぞれ諸富、木原に事務所を置き、地元を固めながら近辺の南部3町での上積みをうかがう。

 川副町はオスプレイ配備計画に揺れる佐賀空港の「地元」。社民の徳光清孝(57)=2期、県内唯一の女性候補、共産の武藤明美(67)=5期=も個人演説会を開き、オスプレイ反対で支持を訴えた。

 他の2新人の動向にも注目が集まる。公明の中本正一(56)は、市議時代の人脈と公明支持者の堅い組織票で選挙戦を進める。「基礎票があると言われるが、上滑りが怖い」と陣営幹部。高木瀬、若楠、開成に軸足を置きながら市全域を回る。自民の西久保弘克(50)は大票田の鍋島で農業票を取り込みながら足元を固める。「誰が落ちてもおかしくない。新人なのでさらに厳しい」(陣営幹部)と危機感を募らせる。

 前回トップ当選した議長の自民現職、木原奉文(61)=5期=の陣営幹部は「集票地区に複数の新人が立ち、前回より苦戦する」。佐賀市北部を拠点にする自民県議団会長の留守茂幸(67)=6期、民主の藤崎輝樹(44)=2期=の両陣営も「厳しい選挙」と組織の引き締めに躍起だ。

 5政党の候補がそろう選挙区ながら、陣営からは「選挙熱が感じられない」との声が漏れる。ある候補者の個人演説会に参加した川副町の男性(74)は「選挙が政策論争の場になっていない。佐賀空港のオスプレイをどうするのか、主張を避ける候補者が多い」と残念がった。=敬称略

■立候補者(届け出順)
留守茂幸 67 自現(6)
江口善紀 47 民現(1)
内田譲二 53 自新
川崎常博 48 自現(1)
徳光清孝 57 社現(2)
藤崎輝樹 44 民現(2)
青木一功 39 無新
木原奉文 61 自現(5)
古賀陽三 37 自現(1)
中本正一 56 公新
武藤明美 67 共現(5)
西久保弘克 50 自新

4672チバQ:2015/04/11(土) 00:55:58
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/175428
=県議選 終盤情勢= 三養基郡
2015年04月10日 09時51分
■“空白地”で浸透図る

 現職2人と元職1人が2議席を争うが、各候補の知事選時の動向が絡み混戦模様。農業票と候補者がいない上峰町、旧三根町の票が鍵で、8千票前後が当落ラインとみられる。

 出馬表明が3月上旬と出遅れた石丸元章は、前回5割を得た上峰町に攻勢をかける。無所属を前面に出し、旧中原町に加え革新系や無党派層の受け皿を狙う。

 服巻稔幸は基山町の地盤固めを進め、みやき、上峰も丹念に街演車を走らせる。「現場主義」「ご用聞き」を掲げ、若年層の掘り起こしにも力を入れる。

 宮原真一は2期8年の実績や県とのパイプなど現職の強みをアピール。“候補空白地”の旧三根町で演説会を開いたほか、支持基盤の農業者層の引き締めも急ぐ。

【候補者】
石丸元章 50 無元(1)
服巻稔幸 44 自現(1)
宮原真一 45 自現(2)

http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/175429
=県議選 終盤情勢= 神埼市・郡
2015年04月10日 09時52分
■吉野ヶ里で得票争い

 知名度に勝る自民、無所属の現職2人を自民新人が追う展開。各陣営とも投票率は前回(60・20%)を切り、当落ラインを8千票台とみる。いずれも地盤が神埼市だけに、神埼郡吉野ケ里町での支持拡大を急ぐ。

 民主を離党した無所属の内川修治は、地元・千代田町を固める。県農政協、後援会女性部を軸に吉野ケ里町、神埼町でも票を掘り起こす。

 自民新人の古川裕紀の地盤も千代田町。毎朝のつじ立ち、各町での演説会で「若さ」をアピール。商工業者の支援も受け子育て世代の票を集める。

 自民現職の八谷克幸は、後援会を軸に票田の地元・神埼町をまとめる。県農政協、自衛隊関係者などのつながりで、吉野ケ里町で浸透を図る。

【候補者】

内川修治 62 無現(2)
古川裕紀 41 自新
八谷克幸 66 自現(1)

http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/175430
=県議選 終盤情勢= 嬉野市
2015年04月10日 09時53分
■“草の根”対“組織戦”

 世代交代を掲げる新人の元市議神近勝彦が、議長も務めたベテランの現職石井秀夫に挑む。ともに自民党系で重点課題も共通しており、「接戦」と言われながら盛り上がりはいまひとつ。両陣営とも投票率を60%前後と想定しており、7千票が当落ラインとみている。電話などで1票の掘り起こしに全力を注いでいる。

 「かわらんば」を合言葉とする神近は、血縁や同級生など密な関係者を軸に、雇用や子育て対策の充実を訴えており、若年層や塩田町内の票に食い込みを狙う。

 5期の経験や国政への太いパイプを強調する石井は、10人の市議団や茶業関係者、女性支援者ら従来からの支持者が支援し、嬉野町内を中心に票を固める。

【候補者】

神近勝彦 55 無新

石井秀夫 67 無現(5)

4673チバQ:2015/04/11(土) 00:57:19
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/175433
=県議選 終盤情勢= 小城市
2015年04月10日 09時54分
■小城町の票、どう動く

 副議長経験者の自民現職2人に対し、大票田の小城町から元市幹部の無所属新人が出馬し、三つどもえの激しい争いを展開している。投票率は前回より5ポイント近くダウンの55%前後との見方が多く、当落ラインは6500票程度になる見通し。有権者の3分の1を占める小城町の票の動きが焦点になる。

 池田正恭は「16年ぶりに小城町から県議を」の期待を受け、地元市議8人も全面支援している。40年近い行政経験を訴え、支持を固める。

 藤木卓一郎は農政協の推薦から漏れたが、16年の実績と中央とのパイプを強調。牛津町などを基盤に他町へも浸透する。

 6期目を狙う伊東猛彦は、支援を受ける農政協などを軸に、山口知事との「近さ」もアピールし、市全域で票の掘り起こしを図る。

【候補者】

池田正恭 59 無新
藤木卓一郎 47 自現(4)
伊東猛彦 53 自現(5)

http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/175434
=県議選 終盤情勢= 唐津市・東松浦郡
2015年04月10日 09時54分
■自民、現有維持へ苦戦

 定数6に10人が挑む最大の激戦区。公明と共産は若手新人を擁立し、佐賀市とあわせ2議席の獲得へ総力戦となっているほか、「反原発」を訴える無所属のベテランも堅調。自民は前回獲得の5議席維持へ厳しい戦いを強いられている。

 市議選などでみられる公明の基礎票は9千票弱。党の重要選挙区と位置づけ、国会議員らを応援に投入し上位当選を狙う。共産は基礎票4千票前後とみられるが、「反原発」に加え、市役所の汚職事件を受けての「反金権」の訴えで票の上積みを目指す。

 5人を公認した自民は今回、上場地区で候補が重複し、“すみ分け”が崩れたことで混戦模様。これまで同党を支援してきた公明が独自候補を擁立したことで、どの候補も千票以上のマイナスは避けられず、前回と同じ5議席が確保できるかが焦点となっている。

 前回の最下位当選者の得票数は6843票。1月の知事選で唐津市の投票率はは49・97%と低く、今回も低投票率の懸念は大きい。当選ラインは6千票を下回る見方も出ている。

【候補者】
井上常憲 63 自新
大場芳博 65 自現(2)
米倉幸久 67 自現(1)
木村雄一 42 公新
桃崎峰人 65 自現(3)
井手國興 65 無新
宮崎泰茂 72 無現(6)
井上祐輔 29 共新
芳野秀樹 40 無新
田崎信幸 60 自現(2)

4674チバQ:2015/04/11(土) 00:58:03
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/175435
=県議選 終盤情勢= 佐賀市
2015年04月10日 09時55分
■無所属新人の動向鍵に

 佐賀市は、定数11を現職8人、新人4人が争う少数激戦区。自民、民主、公明、共産、社民は前回獲得議席の死守を目指しており、無所属新人が選挙戦にどう絡むかが焦点となっている。

 自民は前回と同じ6人を公認した。現職4人はこれまでの支持基盤をもとに堅調に選挙戦を進めており、「票が読みにくい」(ある自民陣営)2新人の集票が議席維持の鍵を握る。

 現職2人の擁立にとどまった民主は守りの戦い。南部と北部を拠点に支持拡大を図り、推薦を受ける連合佐賀など労組票での上積みを目指す。

 公明新人は堅い組織票で選挙戦を展開。陣営は「新人なので、上滑りが心配」と引き締める。共産、社民も議席維持へ向け、地元を中心にラストスパートをかけている。無所属新人は「政党のしがらみがない」とアピールし、佐賀市南部へ攻勢をかけている。

 各陣営は「盛り上がりを感じない」と口をそろえ、投票率は「5割を割り込む」との見方が大半を占める。5千票台が当落ラインとなりそうだ。

【候補者】
留守茂幸 67 自現(6)
江口善紀 47 民現(1)
内田譲二 53 自新
川崎常博 48 自現(1)
徳光清孝 57 社現(2)
藤崎輝樹 44 民現(2)
青木一功 39 無新
木原奉文 61 自現(5)
古賀陽三 37 自現(1)
中本正一 56 公新
武藤明美 67 共現(5)
西久保弘克 50 自新

4675チバQ:2015/04/11(土) 08:53:42
http://www.asahi.com/articles/ASH4B61FFH4BTIPE02Z.html
「私を選挙に連れてって」熊本県選管CM、批判の投稿
山下知子2015年4月11日06時34分

 「私を選挙に連れてって!!」。そんなフレーズで統一地方選の投票率アップを狙った熊本県選管の選挙啓発CMに、女性への配慮が足りないとの物言いが付いた。県選管は「今後十分に配慮する」としている。

2015統一地方選
 同県議選(12日投開票)を前に、県選管が企画会社に制作させたCMで、告示翌日の4日から地元テレビやネット、街頭ビジョンなどで流している。CMは15秒で、若い女性がフレーズを叫び、微笑する若い男性が振り向くシーンから始まり、男性が壁に手をついて強引に迫るスタイルの「壁ドン」で「期日前投票もあるよ」と告げて終わる。

 このCMについて、熊本大法学部の鈴木桂樹教授(政治学)が8日付の熊本日日新聞の読者投稿欄に「感じ取ってしまったのは『政治はしょせん男の世界』『女は政治にうとく、むしろそのほうがかわいい』というメッセージ」「『女性が侮辱されている感じがした』との声も聞いた」などと投稿した。

4676チバQ:2015/04/12(日) 20:15:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk42010290000c.html
審判を前に:’15統一選・県議選/上 /長崎
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 県議選の投開票日(12日)が3日後に迫り、選挙戦は最終盤を迎える。無投票だった7選挙区を除く9選挙区(定数38)で舌戦を繰り広げている52人の戦いぶりを追った。(立候補者名は届け出順)

 ◆長崎市

 ◇県都で18人が激戦
 現職11人、元職1人、新人6人が、長崎市と連携した地域づくりなどをテーマに、激戦を展開している。

 下条氏は、自治会や企業などの基礎票固めに取り組む。社民の議席奪還を狙う坂本氏は、党支持層以外への浸透に懸命。中山氏は地盤の市南部を軸に、インフラ整備などを訴える。中村氏は保育料無料化などの政策に加え、市議6期の経験を強調。市議を3期務めた麻生氏は、後援会組織の引き締めを図る。深堀氏は九電労組の支援を受け、観光産業振興などを主張する。

 元県職員の清水氏は長い行政経験をアピールし、労組も支援。前田氏は医療・介護分野などでの実績を掲げ、再選を狙う。赤木氏は30歳の若さを前面に無党派層へ浸透を目指す。高齢者福祉の充実などを訴える川崎氏は、党支持層を固める。野本氏は5期の実績を強調し、交通網整備などを訴える。浅田氏は、定住人口増への取り組みなどが政策の柱。

 渡辺氏は、候補を一本化した三菱重工労組長船支部が支援。自民で唯一新人の久保田氏は知名度アップに懸命だ。カジノ反対などを訴える堀江氏は、陣営の引き締めを図る。市南部が地盤の高比良氏は、議会改革などを訴える。江氏は「政治に女性の目線が必要」と、支持を呼び掛ける。市議を2期務めた吉村氏は、医療費負担軽減などを訴えている。【小畑英介】

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 ◇長崎市(定数14−18)
下条文摩左 66 自現(2)

坂本浩 56 社新

中山功 66 無現(4)

中村住代 68 無新

麻生隆 60 公新

深堀浩 49 民現(1)

清水正明 60 民現(1)

前田哲也 51 自現(1)

赤木幸仁 30 民新

川崎祥司 52 公現(1)

野本三雄 77 自現(5)

浅田眞澄美 48 無元(2)

渡辺敏勝 67 民現(3)

久保田将誠 43 自新

堀江ひとみ 56 共現(2)

高比良元 62 無現(2)

江真奈美 48 自現(1)

吉村正寿 52 民新

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 ◆南松浦郡

 ◇現職と新人、一騎打ち
 近藤氏と、馬込氏の一騎打ち。両陣営とも街頭で活発に支持を訴えている。

 近藤氏は、離島の魅力を生かした移住促進などを政策に掲げ「県や国とのパイプ役に」と訴える。県選出国会議員が来援し、公明の推薦も受けている。

 馬込氏は、若者の雇用対策や高齢者の生活支援などを通じた地域づくりを訴え、6選を目指す。前回公認を受けた自民支持層への食い込みも狙う。【小畑英介】

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 ◇南松浦郡(定数1−2)
近藤智昭 58 自新

馬込彰 62 無現(5)

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4677チバQ:2015/04/12(日) 20:15:37
◆佐世保市・北松浦郡

 ◇福祉や経済など舌戦
 現職8人、新人3人が9議席を争う。現職の一部が安定した戦いを進め、当落線上で競り合う候補は票の上積みへ奔走している。

 溝口氏は漁業者やカトリック信者を支持基盤に票を固め、農林水産業の振興や人口減少対策を主張。12選を目指すベテラン宮内氏は知名度と実績を生かし、高齢者福祉の充実を訴える。山田氏は育児支援などを訴え、女性の代表として支持を求める。元農相の父正彦氏も全力で支援している。外間氏は市中心部で企業や団体票を手堅くまとめ、県民所得向上や企業誘致などが政策の柱だ。

 佐世保重工業(SSK)出身の久野氏は労組の支援を受け、地元票を着実に掘り起こす。吉村庄二氏は佐世保地区労など労組票を軸に、労働環境の改善や基地拡大反対を訴える。山下氏はフェイスブックなどを活用し「世代交代」を強調。若さを武器に浮動票の取り込みを図る。

 昨年1月、補選で無投票初当選した吉村洋氏は地盤の北松浦郡区を重点的に回り、地域経済活性化を訴える。石川氏は石木ダム建設反対や護憲を旗印に各地で街頭演説し、反保守勢力の受け皿を目指す。公明は県本部代表の織田長氏の後継として出馬した宮本氏が福祉の充実などを主張。組織票に加え若さを武器に支持拡大を図る。市南部が地盤のベテラン田中氏は5期の経験をアピール。インフラ整備や県民所得向上を訴える。【梅田啓祐】

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 ◇佐世保市・北松浦郡(定数9−11)
溝口芙美雄 67 自現(3)

宮内雪夫 81 自現(11)

山田朋子 43 民現(2)

外間雅広 56 自現(2)

久野哲 67 民現(2)

吉村庄二 75 社現(4)

山下広大 40 無新

吉村洋 58 自現(1)

石川悟 62 共新

宮本法広 42 公新

田中愛国 70 自現(5)

〔長崎版〕

http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk42010264000c.html
審判を前に:’15統一選・県議選/中 /長崎
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 ◆諫早市

 ◇旧市票めぐり激戦
 八江氏以外の現職3人の主地盤は旧町で、有権者が少なく、旧市での票の上積みが不可欠だった。そこに、旧市を地盤とし知名度が高い元参院議員の大久保氏が参戦を表明。各陣営が「(当落の行方が)分からない」と口をそろえる激戦となっている。

 中村氏は個人演説会で自民公認、公明推薦の立場を強調しながらも、「4番手と5番手のところをさまよっている状態」と危機感をあおる。

 八江氏は7期の実績を背景に、後援会組織は安定しているが、「(大久保氏出馬で)今までと違った要素がある」と警戒心をあらわにする。

 山口氏は「民主の議席維持」に懸命。昨年の衆院選で自身が選対本部長を務めた大久保氏出馬の影響を最小限にとどめようと、労組の引き締めを図る。

 前回トップの橋村氏は「前回は(2009年の)市長選で惜敗したことへの同情票。今度は厳しい」と訴え、森山町長時代の実績を強調する。

 寺田氏は諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の早期開門や国保料、介護保険料の引き下げ、憲法9条順守などを訴え、街頭演説を中心に浸透を図る。

 大久保氏は、市内をくまなく回り、支持を訴えている。陣営幹部は「反応はいいが、それが票になるかどうか」と不安ものぞかせる。【武内靖広】

==============

 ◇諫早市(定数4−6)
中村和弥 54 自現(2)

八江利春 75 自現(7)

山口初實 67 民現(2)

橋村松太郎 68 自現(4)

寺田敏之 60 共新

大久保潔重 49 無元(2)

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 ◆五島市

 ◇前回同様の接戦に
 同じ顔ぶれだった前回は山田氏が118票差で辛勝した。今回も接戦を展開しており、勝敗を分ける浮動票の奪い合いが激しさを増している。

 山田氏は、この4年間、個人演説会や街頭演説で支持基盤を固め、「若さと行動力」「市民目線で市民の声を県政に反映させる」とアピール。地域活性化を訴える。

 柿森氏は「市議、町議の経験があり、即戦力になる」「地域創生に全力で取り組む」と訴え、自民や公明(推薦)、市議13人の支援を受け、浸透を図っている。【椿山公】

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 ◇五島市(定数1−2)
山田博司 44 無現(3)

柿森誠 62 自新

4678チバQ:2015/04/12(日) 20:16:03
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 ◆西彼杵郡

 ◇三つどもえの戦い
 浜口氏と三好氏の現職2人に対し、新人で自民推薦の山口氏が挑む三つどもえの戦い。

 三菱重工労組出身で元時津町議の浜口氏は連合票を固め、民主1枠の維持を目指す。「誠実・堅実・行動力」を掲げ「自民の独裁政治を許してはいけない。非自民勢力を結集すべきだ」などとして、地域主権改革や県議会改革、地元の渋滞緩和などを訴える。

 7選を目指す三好氏は議長や自民県連幹事長も務めた重鎮。地盤の時津町を中心に支持を広げ、長与町にも浸透している。「健全な県議会を保つため、行政とのパイプを生かし、調整役となる。豊かな経験と実績で地方創生の時代をつくる」などと訴える。

 前長与町議会議長の山口氏は「長与から県政に」をスローガンに掲げ、長与町を中心に浸透を図る。「豊かなふるさとづくりを次世代にバトンタッチ」として、子育て支援や医療・介護の充実、長与−時津間の新道路建設による渋滞緩和などを訴える。【大場伸也】==============

 ◇西彼杵郡(定数2−3)
浜口俊幸 59 民現(1)

三好徳明 75 自現(6)

山口経正 59 無新

(注)各選挙区とも立候補者名簿は届け出順

〔長崎版〕

4679チバQ:2015/04/12(日) 20:16:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150411ddlk42010345000c.html
審判を前に:’15統一選・県議選/下 /長崎
毎日新聞 2015年04月11日 地方版

 ◆大村市

 ◇市長選が影落とす混戦
 昨秋の市長選で、松本氏と里脇氏は当選した松本氏の父崇氏につき、落選した小林氏の選対本部長は高見氏が務めた。2対2で争った市長選が影を落とす混戦となった。

 松本氏は、崇氏から続く「松本党」ともいわれる強固な後援会組織を背景に、市長とのパイプを強調。若さを前面に、街宣活動を活発にして浮動票の取り込みも狙う。

 高見氏は、衰退傾向が続く民主の議席死守に懸命。市長選で小林氏を支援したことに支持母体の労組から一部反発もあり、最終盤を迎えて組織の引き締めを図っている。

 里脇氏は市議5期、市議長の経験を基に「即戦力の新人」をアピール。「自民2議席獲得」を目指して谷川弥一衆院議員自ら演説会に駆けつけるなど全面的に支援する。

 前回トップ当選した小林氏は、県議5期の実績と経験、培った人脈を強調して「即仕事ができる人が必要」と主張。県議会復帰を目指して、自衛隊票の取り込みも図る。【武内靖広】

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 ◇大村市(定数3−4)
松本洋介 38 自現(1)

高見健 61 民現(2)

里脇清隆 55 自新

小林克敏 70 無元(5)

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 ◆島原市

 ◇自民独占か阻止か注目
 4選を狙う楠氏と、昨年2月の補選で初当選した山本氏の現職2人に、補選で敗れた新人の大場氏が挑む。2議席を自民が独占するかどうか注目される。

 大場氏は元市議会議長。補選の雪辱を期し、市議5期を支えてきた後援会を立て直した。「経験が力、若さが力」と20年の議員経験などをアピール。道路網の整備、雇用増加を公約に、草の根選挙で支持拡大を目指す。

 不動産会社社長や社会福祉法人理事などを務める山本氏は、商工、福祉関係の組織選挙を展開している。「明日の島原のために」を掲げ、演説会で産業振興、行財政改革、島原半島の一体化−−を訴えている。

 楠氏は、同じ選挙区で競り合い、自民県議を8期務めた加藤寛治氏の衆院転出で「対立軸がぼやけた」と危機感をあらわにする。ミニ集会で「自民独占阻止」を柱に「多様な意見を県政に反映させる」と強調している。【古賀亮至】

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 ◇島原市(定数2−3)
大場博文 49 自新

山本由夫 54 自現(1)

楠大典 67 無現(3)

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 ◆南島原市

 ◇三つどもえの戦い

 自民の現職と新人に、無所属現職がぶつかる三つどもえの戦い。自民の2議席独占なるかが焦点の一つ。

 松島氏は前回2議席目を278票差で現職の県議長に競り勝った。前回受けなかった父、松島世佳元市長の支援を受ける。空き家対策や「議員の口利き」をなくす県政改革案を掲げ、草の根選挙を展開している。

 伊藤氏は、市職員を辞めて挑戦した昨年7月の市長選で5000票余を獲得した。26年間の行政経験をアピール。そうめん作りなど地場産業の活性化、海上交通体系づくり−−の訴えを街頭演説で浸透させようと図る。

 前回トップ当選の中島氏は、旧加津佐町議時代からの支持基盤の建設業協会が動いている。市長選の余波で揺らいだ支持層も再び固めつつあり、人口減少対策と道路交通網の整備に、訴えの力点を置いている。【古賀亮至】

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 ◇南島原市(定数2−3)
松島完 35 無現(2)

伊藤剛 47 自新

中島浩介 48 自現(1)

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 (注)各選挙区とも立候補者名は届け出順

〔長崎版〕

4680チバQ:2015/04/12(日) 20:17:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk44010321000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/1 大分市 2期目へ厳しい試練 /大分
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 告示を2日後に控えた1日朝、大分市内の国道に九州電力労組出身の藤田正道氏の姿があった。「おはようございます。行ってらっしゃい」。車が通るたびに頭を下げ、手を振り続けた。電力関連企業という基盤だけでは「2期目は厳しい」と感じ、支持層を広げるため、衆院選後の昨年暮れからほぼ毎朝、地元を中心に行った。

 県内有権者の約4割を占める県都・大分市選挙区(定数13)は、前回は特定の支持基盤のない無所属の新人1人が敗れただけだったが、今回は状況が一変。新人6人が出馬し、現職11人を含め17人が争う激戦となった。

 中でも危機感を強めているのが2期目に挑む5人の現職だ。新人には、死去した前回トップの自民県議や引退した2位の民主県議の後継という有力候補も含まれる。3月下旬の連合大分の会合では、2期目5氏のうち4氏がボーダーラインに含まれているとの情勢が報告された。

 県職員労組出身の守永信幸氏の陣営は「2期目は『前回通ったから大丈夫でしょう』と言われる。甘い動きをしていると危ない。県職員数も減っている」と引き締めている。OBも含めた組織の票固めに加え、地元を中心に新たな票の獲得を目指す。

 前回は新人ながら5番目で当選した吉岡美智子氏も「市議時代も2期目の挑戦は得票が下がった。決して楽な選挙ではない」と現職として初めて審判を受ける厳しさを語る。

 竹内小代美氏は社民党推薦で当選したが任期中に自民党入りし、支援者の顔ぶれが大きく変わった。竹内氏は「なかなか票が読めない」とした上で「自民の支援はほとんどない。個の戦い」と草の根選挙を強調する。

 前回、最下位当選だった小嶋秀行氏は「(最下位当選で獲得した)8681票からのスタート。自分が一番厳しい」と表情を引き締める。藤田氏同様、朝の活動を展開。さらに民主が実質支援する知事選候補者とも連動することで、支持層の拡大を図ってきた。

 議会報告などを積み重ねたという藤田氏や小嶋氏は「4年間がどれだけ評価してもらえるのか。そこがカギ」と力を込める。果たして「2期目の壁」を何人が飛び越えるのか。12日の投票日を目指し必死の訴えが続く。【佐野格】=つづく

    ×

 3日に告示された県議選は9選挙区で舌戦を展開している。5選挙区を取り上げ、今回の県議選模様を報告する。

==============

 ◇大分市(届け出順・定数13−17)
堤栄三 58 党県副委員長 共現

麻生栄作 53 党県政調会長 自現

阿部英仁 66 党県副会長 自現

後藤慎太郎 40 農業法人代表 社新

吉岡美智子 61 党県女性局長 公現

小嶋秀行 60 党県副代表 民現

深田容史 57 [元]県職員 無新

河野成司 57 党県代表 公現

森田智伸 55 [元]会社員 無新

衛藤博昭 35 [元]会社員 無新

藤田正道 52 九電社員 民現

油布勝秀 64 畜産業 自現

平岩純子 61 [元]小学教諭 無現

木田昇 47 [元]市職員 無新

竹内小代美 69 精神科医 自現

宮本幸生 71 農業 維新

守永信幸 52 党県副代表 社現

4681チバQ:2015/04/12(日) 20:18:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk44010287000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/2 国東市・姫島村 すみ分け崩れ一騎打ち /大分
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 「定数が減って県と市村とのパイプ役が1人になった。私をそのパイプ役にしてください」。6日午前、国東市の市道。前市議の木付親次氏は選挙カーから駆け下りると、有権者に深々と頭を下げて呼びかけた。

 今回の県議選で唯一定数が削減され、2人区から1人区となった国東市・姫島村選挙区。かつて姫島村から元自民党副総裁の故西村英一氏を出すなど元来は保守基盤の強い地域で、長年にわたり自民系県議が2議席を独占してきた。だが、20年前に社民系候補が革新系勢力をまとめて初当選して以降は2議席を分け合ってきた。

 ところが今回、定数が1減ったことで自民系と社民系の「すみ分け」の構図が崩れた。現職2人の引退に伴い、自民公認の木付氏と、民主・社民の推薦を受ける酒匂法子氏による新人同士の一騎打ちとなり、保革が相まみえる格好となった。

 国東市と姫島村は少子高齢化と人口流出で過疎化が進み、閑散とした商店街は日常の風景となっている。木付氏は「こんな時代だからこそ自民とのパイプがないと地方創生に乗り遅れる」と語り、県や自民とのパイプの必要性を強調する。

 これに対し、酒匂氏は「自民党のやってきた結果が今の疲弊した状況だ」と批判し、客室乗務員として海外での勤務経験を売りに「新しい政治」をアピールする。陣営関係者は「古い政治を変えるには(新人同士が対決する)今回しかない」と話す。非自民勢力の期待も大きい。連合大分は推薦はしていないが、酒匂氏への投票を呼びかけるなど「側面支援」を表明。幹部は「酒匂氏が当選すれば保守王国に風穴が開く」と期待している。

 もっとも、すみ分けができなくなったことで、両氏とも支持層の幅を広げる必要に迫られている。3日の木付氏の出陣式には三河明史国東市長や保守系市議、商工会関係者らに交じって一部労組関係者の顔もあった。陣営幹部は「保守というより『オール国東』という意識で戦う」と意気込む。一方、酒匂氏の出陣式にも自民党支持者が参加するなど保守層への浸透も進めている。

 引退した社民系前職は、あえて酒匂氏とは距離を置いている。その理由をこう語った。「当選するには革新系の票だけではだめだ。保守票や浮動票も取らなければ」【西嶋正法、佐野格】=つづく

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 ◇国東市・姫島村(定数1−2・届け出順)
酒匂法子 46 [元]客室乗務員 無新

木付親次 59 [元]市議 自新

4682チバQ:2015/04/12(日) 20:18:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk44010288000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/3 豊後高田市 続く無投票、危機感も /大分
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 告示日の3日、豊後高田市選挙区で立候補の届け出を済ませた清末浩一氏は、聴衆にこう呼びかけた。「世代交代を進め、自分たちの町の未来を自分たちで勝ち取りましょう」

 清末氏が「自分たちで」と強調したのにはわけがある。同区は過去7回のうち実に5回が無投票。選挙で市民が候補に審判を下したのはわずか2回だったからだ。「無投票が続いて市民が政治から離れたことが地域の衰退を招いている」と清末氏の後援会幹部は危機感をあらわにする。

 昔ながらの町並みを再現し、まちおこしの成功例として全国的にも注目される「昭和の町」の一角で菓子店を営む清末氏は「ピーク時に比べ来客数は確実に落ちている」と話す。「地方創生のためには自分たちで市の将来を考えないといけない。そのきっかけになるのが選挙戦。無投票は許されない」

 清末氏は3日、応援に駆けつけた前環境相の石原伸晃氏と共に昭和の町を練り歩いて「自民の清末」をアピールした。

 一方、当選7回を誇る佐々木敏夫氏。出陣式には永松博文・豊後高田市長や豊後高田商工会議所の金谷吉弘名誉会頭のほか、自民と協力関係にある公明党関係者も参加した。佐々木氏は「『将来を見据えたまちづくり』をキャッチフレーズに、1期目から道路の整備などに取り組んできた」と7期28年の実績を強調する。

 1987年に4候補による選挙戦を制して初当選して以来、選挙を戦ったのは前々回の2007年のみ。他の選挙区と比べても無投票は突出している。佐々木氏は「それだけ長年の実績が有権者の支持を得ているということだ」と胸を張る。

 佐々木氏は自民党に所属していたが、前回11年の当選後間もなく、議会内のポストを巡って会派が分裂し、新会派の「自由民主党」を設立。自民県連から除名処分になると、自民豊後高田市支部を解散した。新たなメンバーが13年に同支部を発足させ、今回、清末氏を擁立した。

 清末氏が「自民」を強調するのは、こうした経緯があるためだ。だが、佐々木氏は「自民のための選挙ではない」と自民側を切り捨てる。

 天田望氏は「競争(選挙)がないとその地域は腐る。自民、非自民ではなく、新しい視点から豊後高田の将来を訴えていく」と話す。【西嶋正法】=つづく

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 ◇豊後高田市(定数1−3・届け出順)
清末浩一 47 菓子店経営 自新

佐々木敏夫 72 市柔道連会長 無現

天田望 59 [元]会社員 無新

4683チバQ:2015/04/12(日) 20:19:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk44010321000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/4 由布市 旧町意識払拭なお遠く /大分
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 由布市選挙区のある候補は、こうつぶやいた。「3町の戦いなってしまった」

 同市は2005年に庄内、挾間、湯布院の3町が合併して誕生した。それ以前の県議選では3町は大分郡選挙区(定数2)に属し、3町から候補者が出ていずれか1町が議員の椅子からはじかれる構図が続いてきた。

 だが、挾間町出身者は大分郡として最後となった03年に落選後は立候補者はなく、由布市となってからは07年、11年と庄内、湯布院両町が議席を分け合った。

 その「均衡」が崩れた。きっかけは、庄内町出身県議の後継に挾間町の二ノ宮健治氏が立候補したことだった。挾間町からは「16年ぶりの県議誕生」を待望する声が出ている。地元を回りながら熱気を感じるという二ノ宮氏は「あくまで市全体の選挙だが、どうしても地域意識が働いてしまう」と話す。

 こうした「町の代表」を求める意識は挾間町に限らない。「せっかくなら庄内から県議を」「市の核である湯布院に県議がいないと」。そんな声も聞かれる。

 だが、12年ぶりの旧3町対決となったものの、各候補者の政治的背景や主張はまったく異なる。

 二ノ宮氏は連合大分推薦で少子高齢化対策に重点を置く。一方、湯布院町のベテラン、近藤和義氏は自民公認で、農林水産業と観光業の振興を訴える。同じ湯布院町でも長谷川修司氏は若手有志が選挙戦を支えており、ネット選挙を重視し、若者に訴えを浸透させたい考えだ。庄内町からは、元市議の佐藤友信氏が地元自治区長会などの推薦を受けて立候補し、不十分な道路整備に力を入れたいとする。

 由布市は旧3町に分かれた本庁機能の庄内庁舎への一元化を進めており、これが「旧町ナショナリズム」に火を付けた面もある。大分郡選挙区時代は、いかに足元の出身町を固めたかが勝敗の鍵を握ってきた。「3町レース」の様相を見せていることに、議長経験者の近藤氏も「今回は頑張らないと」と危機感をにじませる。

 一方で、各陣営からは戸惑いの声も漏れている。「それぞれの町に個性がある。総合力で臨まないと地域は前を向かない」。合併から10年。旧町意識が払拭(ふっしょく)される日はいつ来るのだろうか。【浅川大樹】=つづく

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 ◇由布市(定数2−4・届け出順)
近藤和義 81 県畜産協会長 自現

二ノ宮健治 67 農業 無新

長谷川修司 62 輸入会社社長 無新

佐藤友信 63 会社会長 無新

4684チバQ:2015/04/12(日) 20:19:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150411ddlk44010297000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/5止 佐伯市 漂流する郡部票どこへ /大分
毎日新聞 2015年04月11日 地方版

 「旧南海部郡から県議を出さないといけないという声はずっとあるんですが」。合併から10年を迎えた佐伯市。合併前の旧郡部の首長の一人は、前回に続いて今回も旧郡部から挑戦者が出ないことを嘆息する。

 定数1オーバーの4人が立候補した佐伯市選挙区。合併前は旧市区(2人)と8町村の旧郡区(1人)だった。合併後の8年前の前々回は元旧宇目町長が挑戦したが、旧市から5人が乱立した争いにはじき飛ばされた形で最下位に終わった。

 はじき飛ばされた要因の一つに長く続いた旧郡区の2人区時代、「海4町村から1人、山4町村から1人」というすみ分けの構図があったとの見方もある。元旧宇目町長の小平一郎さん(68)も「南郡は一つと思っていたが、海と山の間にある旧市とそれぞれが重なり合う部分が大きかった」と話す。

 旧郡部の2日現在の有権者数は2万5251人。市全体(6万4097人)の約4割の“大票田”だ。ある現職陣営は「これまでに旧郡に後援会をつくっており、特に郡部の票に力を入れるということはない」、新人陣営も「不要な道路を造らないなど是々非々の党の方針をまず訴える」という。一方、「どの陣営も手を付けていない地区がまだある」と漏らす陣営もある。

 合併直後の2005年の国勢調査で8万297人だった市の人口は、2月末現在で7万5913人と減少。特に旧郡部で激しく、1990年に1万人を超え8町村トップだった旧蒲江町は減少の一途をたどり、昨年には旧弥生町に抜かれ、2月末では7372人(高齢化率42・8%)となった。

 9日、ある候補者が旧蒲江町を遊説した。候補者名を連呼して選挙カーが通り過ぎる国道沿いで漁船を修理していた男性(52)は「高速道はできたが、人口はさらに減るんじゃないかという声はよく聞く。若い人が安心して暮らせる定住対策など地域の声を県に伝える地元代表が出るのが理想なんだが」とつぶやいた。

 小平さんは「合併後旧宇目町内にも行政を当てにせず自立してやろうという動きも出ているが、急速な過疎・高齢化で希望が持てなくなっている。開通した高速道の恩恵も少ない。こうした所にこそ、光を当ててほしい」。漂流する「4割」の行方が注目される。【古田健治】=おわり

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 ◇佐伯市(定数3−4・届け出順)
深津栄一 66 党県副代表 社現

田中利明 63 市相撲連会長 自現

桑原宏史 44 党県代表代行 維新

御手洗吉生 68 社福法人役員 自現

4685チバQ:2015/04/12(日) 20:24:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk43010308000c.html
’15統一選くまもと:激戦区ルポ 県議選・阿蘇市区 自民現職に対抗馬 呉越同舟に反発も /熊本
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 4日、阿蘇市役所波野支所前に県議選阿蘇市区(定数1)から立候補した無所属新人、岩本浩治氏(61)の姿があった。演説では、佐藤義興・阿蘇市長や河崎敦夫・元阿蘇町長の支援を受けていることに言及。「オール阿蘇市」態勢をアピールし、自民現職の佐藤雅司氏(64)からの議席奪取に意欲を示した。

 「佐藤市長と河崎氏が手を組むなんて過去になく、最初は耳を疑った。まさに『呉越同舟』だ」。2005年に初代阿蘇市長の座を巡って激闘を演じた2人が、岩本氏支援のために手を組んだことに関係者からは驚きの声が上がっている。

 もともと佐藤雅司氏は河崎氏らの支援を受けて03年の県議選に初当選。07年は佐藤市長の支持者の支援もあって再選を果たした。しかし、いずれともその後の関係が悪化したことが、2人が岩本氏を担いで共闘する事態につながった。

 特に佐藤市長との関係悪化の背景には、12年7月に起きた九州北部豪雨の復旧事業を巡る対立があった。被害が集中した阿蘇市は12年9月、県が進める砂防や治山、河川整備などの事業を国直轄でするよう蒲島郁夫知事に要望したが、県は「原則は県事業で実施するもの」と姿勢を変えず、自民県議団からも異論は出なかった。岩本陣営は「国直轄でやった方が復旧事業も高い技術力でスピードアップできたはず。県議は非協力的だった」と批判する。

 これに対し、佐藤陣営関係者は「国の直轄事業になればゼネコンが受注し、地元建設業者が育たなくなる」と反論。選挙戦では「自民公認候補」を前面に打ち出すと同時に、復旧事業に取り組んできた実績をアピールする。

 一方、岩本陣営の一部には因縁ある河崎氏と佐藤市長が手を組んだことへの反発から、佐藤陣営の支援に回る動きも出るなど、いくつかの遺恨が絡んだ選挙戦は複雑さを増している。【松田栄二郎】

4686チバQ:2015/04/12(日) 20:25:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk43010251000c.html
’15統一選くまもと:激戦区ルポ 熊本市議選中央区 「区割りは新人にチャンス」 浮動票と分断票の争奪戦 /熊本
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 統一地方選の熊本市議選(定数48)で、中央区(同11)は現職8人、元職2人、新人6人の計16人が乱立する激戦となっている。各候補者は、無党派層や区割りで投票先を失った有権者らを狙って票獲得に奔走している。

 「自転車はいても、歩く候補はなかなかいない。人と違うことをしないと」。無所属新人は6日、かれ気味の声でそう話した。何とか目立とうと、名前の漢字1字を背中に入れた青いジャンパーを着て、徒歩での街頭演説を中心に活動する。

 政令市移行に伴って五つの行政区ごとに実施される初めての市議選。現職との知名度の差は大きいが、区割り選挙で地盤が分断される現職候補もいるため「新人にとっては今回はチャンス」と前向きに捉える。「若手だからこそ汗を流し必死な姿を見せて浮動票を取り込みたい」と話す。

 再選を目指す自民現職は7日、街頭で「一番難しい選挙」と声を上げて支援を求めた。地元で票を固め、街頭演説が中心のスタイルは前回と変わらない。しかし、地盤が分断された他区の候補者から中央区の有権者を紹介してもらい、ミニ集会を開くなど“分断票”を狙った新たな動きも見せる。「選挙に来るのか分からない浮動票より、これまで確実に投票してきた人をつかまえたい」と意気込む。

 返り咲きを狙う無所属元職は7日、選挙カーによる遊説や街頭演説を繰り返した。区割りの影響で得票の多くを占めていた北、東区の票を失った。陣営は「初出馬のつもりで戦っている」と話し、地元の票固めを中心に街頭演説など地道な選挙活動を展開している。【井川加菜美】

4687チバQ:2015/04/12(日) 20:25:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk43010286000c.html
’15統一選くまもと:激戦区ルポ 県議選 上天草市区 前市長が現職に挑戦 引責辞任から5カ月 /熊本
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 前回(2011年)は無投票だった県議選上天草市区(定数1)は、現新一騎打ちの激しい選挙戦となっている。立候補したのは、3選を目指す自民現職の山口裕氏(43)と、前上天草市長の無所属新人、川端祐樹氏(43)。川端氏は14年11月、市発注業務を巡る贈収賄事件で前副市長らが逮捕された責任を取って市長を辞職したばかりで、わずか5カ月足らずでの県議挑戦を有権者がどう判断するかも注目される。【松田栄二郎】

 「私は市長を経験させていただき、現市長の苦悩を一番把握している。市政を全力で支えていく」。川端氏は7日、市内で街頭演説して市長を2期目途中まで務めた実績を強調して支持を求めた。

 川端氏は市長辞職の際に出直し選出馬に意欲を見せたが、10日後に「市政安定のため」と一転して不出馬を表明した。後援会幹部は「当選すれば15年4月の任期満了で再び市長選がある。支援者には『なぜ短期間に2度も選挙をしなければならないのか』との批判が強かった」と明かす。

 選挙戦では「自問自答したが、どうしても政治を志したい」と出馬の動機を率直に語り、市長選時の倍に及ぶ街頭演説をこなすなど支持拡大に懸命。後援会幹部は「行政改革に取り組んだ市長経験者を埋もれさせてはならない」と力を込める。

 一方の山口氏は7日、市内の漁港に集まった支持者たちと拳を突き上げ、ガンバローコールで気勢を上げた。選挙戦では、1次産業を中心に地域経済の振興に取り組んだ県議2期8年の実績をアピール。各種業界団体から推薦を得ている他、市議の約半数からも支援を受けている。

 ある陣営関係者は、川端氏出馬について「聞いた時は『本当か』と信じられなかった」と振り返る。11年の市長選で川端氏が再選を目指して立候補した際には、山口氏が出陣式でマイクを握って応援演説するなど良好な関係構築に努めてきたという。それだけに川端氏への反発は激しい。

 しかし、川端氏の前市長としての知名度は高く、陣営関係者は「有権者の反応には見えない部分もあり、最後の最後まで気は抜けない」と警戒する。

4688とはずがたり:2015/04/13(月) 08:16:52

>民主党は公認候補の擁立を見送ったほか、唯一推薦した1人が落選した

(鹿児島県)
県議選、自民過半数を堅持
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20150413-OYTNT50134.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 統一地方選前半戦の県議選(定数51)は12日、15選挙区で投開票が行われ、44人が当選を果たした。無投票当選の6選挙区7人と合わせて、新議員51人が出そろった。自民党は過半数の32議席を獲得して安定的な勢力を保った。一方、民主党は公認候補の擁立を見送ったほか、唯一推薦した1人が落選した。投票率は48・78%で、これまでで最低だった前回の53・23%を下回った。

4689とはずがたり:2015/04/13(月) 08:47:18
22/39とは宮崎意外に自民少ないね。こんなもんか?
>無投票区の11人を含む22人が当選、改選前の24議席は下回ったものの、過半数を維持した。

>共産党と社民党はいずれも現有より1議席増やした

(宮崎県)
県議選、自民過半数22議席
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20150413-OYTNT50146.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 県議選(定数39)は12日、無投票の10選挙区を除く4選挙区で投開票され、新議員が出そろった。最大勢力の自民党は、無投票区の11人を含む22人が当選、改選前の24議席は下回ったものの、過半数を維持した。民主党と公明党はともに改選前の3議席を守った。共産党と社民党はいずれも現有より1議席増やした。維新の党は初の議席獲得はならなかった。無所属は5人が当選した。投票率は42・52%(前回49・02%)で、過去最低だった。

4690とはずがたり:2015/04/13(月) 08:58:52
>自民党は現職3人と新人2人が落選し、当選は13人にとどまった。無投票当選の12人を合わせると、定数の約65%を確保したが、現有議席比では3減の25議席

(佐賀県)
県議選 自民、議席減らし「25」
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20150413-OYTNT50183.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 統一地方選の前半戦となる県議選(定数38)は12日、無投票だった6選挙区を除く7選挙区(定数25)で投開票が行われた。自民党は現職3人と新人2人が落選し、当選は13人にとどまった。無投票当選の12人を合わせると、定数の約65%を確保したが、現有議席比では3減の25議席。民主党は現職2人が当選し、無投票当選の1人を加えると3議席を維持した。公明、共産両党は2議席を獲得、社民党は1議席を確保した。無所属は5議席。投票率は戦後最低の50・92%だった。

4691チバQ:2015/04/13(月) 21:58:24
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2015/news/20150413-OYT1T50027.html
得票同数、14日にくじで決定…熊本市議選南区
2015年04月13日 03時19分
 2012年の政令市移行後初めて行われた熊本市議選(定数48)は、南区(同8)の8議席目を巡り、いずれも現職の田中誠一さん(69)(無所属)と田辺正信さん(64)(民主党)の得票が4515票で同数となった。


 このため、公職選挙法の規定に基づき、南区選管は14日午後3時に区役所で選挙会を開き、選挙長がくじで当選者を決める。

4692チバQ:2015/04/14(火) 00:45:23
http://www.nikkansports.com/general/news/1460849.html
松野明美氏が熊本県議選で初当選
[2015年4月13日9時40分 紙面から]
 第18回統一地方選は12日、前半戦となる10道県知事選や5政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が投開票された。

 元マラソンランナーでタレントの松野明美氏(46=無所属)が、熊本県議選の熊本市第1選挙区(定数12)で初当選した。熊本市と旧植木町の合併に伴う10年の熊本市議増員選挙で初当選後、2期務め、鞍替えに成功した。松野氏は市内の選挙事務所で支援者らに「若手指導者を育成し、20年の東京五輪に熊本から選手を出したい」とあいさつ。記者団に「(当選は)ゴールではなく、フルマラソンのスタートライン。中だるみすることなくやっていきたい」と決意を述べた。

4693チバQ:2015/04/14(火) 00:52:50
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20150413-OYS1T50058.html
国会議員・市議から… 転身組決意新た
2015年04月13日
当選から一夜明け、住宅地を走りながら住民とハイタッチする松野明美さん(13日午前、熊本市北区で)=大久保和哉撮影
当選から一夜明け、住宅地を走りながら住民とハイタッチする松野明美さん(13日午前、熊本市北区で)=大久保和哉撮影
 12日に投開票された統一地方選の府県議選や政令市議選で、市議や元国会議員からのくら替え組が相次いで当選した。13日朝、それぞれ街頭に立つなどし、決意を新たにしていた。

 無所属で、熊本市議からくら替えし、熊本県議選同市第1区(同12)で、トップ当選を果たした元マラソンランナーの松野明美さん(46)は13日朝、「プレッシャーもあるが、競技生活と同様、倒れるまで走り抜く」と語り、日課にしているランニングの途中で、住民に手を振りながら当選の喜びを伝えた。

 県議から国政へ転身し、再び県議に復帰した長崎県議選諫早市区(同4)の元民主党参院議員、大久保潔重ゆきしげさん(49)。トップ当選を果たし、同選挙区に立候補した民主党現職は落選した。大久保さんは13日朝、同市の国道沿いで街頭演説し、「政治家としての原点に立ち返り、市民の期待にしっかり応えたい」と語った。

2015年04月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4694チバQ:2015/04/14(火) 21:42:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk46010342000c.html
’15統一選かごしま:県議選を振り返って 自民増加/社民複数議席に /鹿児島
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 12日投開票された県議選で、新県議51人が決まった。最大会派・自民の公認候補38人は32人が当選。更に無所属新人の当選者4人を追加公認し、改選前を1議席上回る36議席を確保した。一方、4人の現職が相次いで落選した。川内原発の再稼働反対の訴えを軸の一つとした野党は地元・薩摩川内市区で反原発候補が落選したが、社民が12年ぶりに複数議席を確保するなど原発周辺の自治体で票を伸ばした。【津島史人、杣谷健太】

 ◇自民36議席「原発再稼働に信任」
 ◆自民「上向き」現状維持。原発再稼働は「追認」

 「どちらでもない。現状維持が、上向きつつあるのかな、というところ」−−。開票から一夜明けた13日朝、鹿児島市内の自民党県連本部で森山裕会長(衆院議員)は、報道陣から選挙結果の「勝ち負け」を問われ、こう答えた。「上向き」の理由としては、「全選挙区で自民の公認候補が当選した」ことを挙げた。

 落選した現職候補はいずれも当選3回以上のベテラン議員。森山会長は「終盤の陣営の緩み、衆院選を引きずってのねじれ、体調の問題や自治体の元首長の立候補などがあった」と分析した。また、鹿屋市・垂水市区などで30代の新人が当選したことについて「(自民県議は)『老壮青』の青の部分が弱かったので、大分変わった印象がある」と歓迎した。

 原発再稼働が争点となった薩摩川内市区は前回落選した元職、鶴薗真佐彦さん(61)が復活した。森山会長は「民主的に決まったことを、県議選で地元の方に追認していただいた」と述べ、県議会による昨年11月の川内原発再稼働の地元同意が、有権者から信任を得られたとする考えを示した。

 ◇野党各派 再稼働の流れにくぎ
 ◆原発、周辺自治体「反対」根強く。野党、票を伸ばす

 薩摩川内市区で、鶴薗さんと入れ替わって落選したのは、再稼働反対を訴えた遠嶋春日児さん(60)=社民推薦=だった。

 前回より約3500票減らした遠嶋さんは12日夜、「市民が再稼働を望んでいるかといえば、違うと思っている。私の力不足」と落胆した表情を見せた。選対幹部は「『原発反対はいない』という材料にされてしまう」と懸念。薩摩川内市の上原正利さん(67)は「県議会のつっかえ棒がなくなってしまった感じがする」と声を落とした。

 一方で票を伸ばしたり、一定の票を集めたりしたのは、反原発を訴えた鹿児島市・郡区や霧島市・姶良郡区などの候補。周辺自治体の住民の原発反対の根強さが浮き彫りになった。

 東京電力福島第1原発事故は、4年以上が経過した今も放射能被害は原発立地自治体だけにとどまらない。その現実が、周辺自治体の住民の投票行動に結びついたとみられる。

 鹿児島市・郡区は、脱原発を訴える共産現職の松崎真琴さん(56)が約2500票増の1万1251票を獲得し、3位当選。松崎さんは「1万を超える票は原発反対の表れ。県議会は民意と違う形の結論を出した」と訴える。

 脱原発を掲げる社民も、鹿児島市・郡区で福司山宣介さん(56)、霧島市・姶良郡区で向井尊麿さん(60)が当選し、12年ぶりに複数議席を獲得した。党県連の川路孝幹事長は「再稼働やむなしということではない」と再稼働の流れにくぎを刺した。社民党公認と連合鹿児島が推薦した無所属の新県議7人は、最大会派の自民に対抗する会派を形成する方向で調整している。

 ◇投票率戦後最低の48・78%「無関心層の増大反映」
 県議選の投票率は48・78%と戦後最低を記録し、前回(53・23%)に比べて更に4・45ポイントも低かった。この結果に、鎌田六郎・県選管委員長は12日、「さまざまな手段を用いて啓発に努め、有権者に投票への参加と棄権防止を強く呼びかけてきたが、非常に残念」とする談話を発表した。

 鎌田委員長は「選挙に対する無関心層の増大などが反映されたのではないか」と分析。「今後も根気強く啓発に取り組む」とした。

 県選管は今回、政治への関心が薄いとされる若年層に対する啓発活動に、特に力を入れてきたという。【津島史人】

4695チバQ:2015/04/14(火) 21:43:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk45010322000c.html
’15統一選みやざき:県議選 自民、過半数動かず 改選後県議会 共産は28年ぶり複数議席 /宮崎
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 12日投開票された県議選(定数39)は、自民当選者が改選前の24議席を割り込む22人だったのに対し、共産は2、社民は4へ議席を増やした。現職3人をそれぞれ立てた民主、公明は議席を守り、維新の議会進出はならなかった。過去最多の10選挙区が無投票となり県民の関心は低く、投票率は前回を6・5ポイント下回る42・52%と過去最低を更新。県選管の後藤仁俊委員長は「このままでは民主主義の根幹を揺るがしかねない」と声明で危機感をあらわにした。【門田陽介】

 ◇社民、復活4議席 民主、公明は維持
 当選者の内訳は、現職31▽元職2▽新人6。党派別では自民22▽社民4▽民主3▽公明3▽共産2▽無所属5。女性は現職3人のうち1人が落選し、2人に減った。

 国政での勢いを背に前回より7人多い27人を公認した自民は、現職3人を含む5人が涙をのんだ。ただ、自民過半数は動かず、県連は自民候補への投票率が54%と前回2011年比で20ポイント増となった「成果」を強調。無投票当選の無所属新人も会派入りの意向を示し、県議会での「1強」状態は継続される。

 全国的な退潮の中で統一選を迎えた社民は、引退したベテランの後継新人が宮崎市区の議席を手堅く守った。さらに都城市区の元職が復活を果たし、無投票当選の2現職と合わせて党勢拡大を果たした。同区では共産新人も、14年衆院選で躍進した勢いに乗り、3位で当選。共産は28年ぶりに県議選で複数議席を確保した。

 民主は当落線上だった女性現職が支援労組のてこ入れなどで滑り込み、現有3議席を死守した。公明は支持母体の組織票を背景に安定した戦いで勢力を維持。県議選初挑戦の維新は、地盤のない新人が宮崎市区で約4700票を獲得し、陣営は「もう少し時間があれば浸透できた」と悔やんだ。

 ◇自民2議席減らすも全体得票率は54・39% 県選管発表、政党別得票率
 県選管は県議選の政党別得票数・率を発表した。無投票10選挙区を除く4選挙区で自民は最多の12万2898票を獲得した。現有議席を2減らしたが、全体の得票率は54・39%で、前回2011年より20・06ポイント増えた。

 過去最低の投票率も反映し、有効投票数は前回比15万5097票減の22万5975票。共産を除く全政党が得票数を減らした。

 議席数を維持した民主の得票率は6・37%(前回比0・68ポイント減)でほぼ横ばい、公明も8・19%(同0・2ポイント減)で横ばいだった。

 これに対し、議席数を1増やした共産は7・36%で同5・41ポイント増えた。社民も議席を1増やしたが、2議席が無投票だったため得票率は7・18%と同2・49ポイント減った。

 一方、初めて候補者1人を擁立した維新は2・08%。無所属で出馬した5人の合計得票率は14・42%で、同24・19ポイントの大幅減だった。【中村清雅】

4696チバQ:2015/04/14(火) 21:43:17
◆4選挙区を分析

 ◇宮崎市区
 6政党と無所属の17人が12議席を激しく争った。8人を公認した自民では8期目を目指した現職議長の福田作弥さん(70)と、前議長の外山三博さん(75)が共に落選。地盤が近く、約1万票を得て2位当選した党新人の日高陽一さん(41)の勢いに押された形で、福田さん陣営幹部は「世代交代の流れがあった」と認めた。8年ぶりの清武町出身議員となった自民新人は田野町のJA組織に浸透した。

 トップ当選は前回に続き自民の清山知憲さん(33)。公明、共産候補は組織を固め3〜5位に入った。社民新人は引退する県連代表の後継を強調し、連合宮崎の支援も受け議席を守った。区の投票率が39%と低迷する中、維新新人の票は伸び悩んだ。【門田陽介】

 ◇都城市区
 定数6に現元新計7人が出馬した少数激戦区。基幹の農畜産業振興を訴えた自民現職、山下博三さん(65)が農家らの支持を集めトップ当選。自民現職、星原透さん(67)は地盤の旧北諸4町を中心に厚い支持で6選した。

 共産新人の来住一人さん(70)は区で念願の党初議席を得た。市議8期の知名度に加え、政府主導の農協改革に反発する農家ら保守層にも支持を広げ、得票を上積みした。

 社民元職の満行潤一さん(56)は、連合傘下労組の組織票を固めて返り咲き。自民現職の二見康之さん(34)は若さを前面に出し、無所属現職の徳重忠夫さん(71)も手堅く票をまとめた。自民現職、内村仁子さん(72)は支持に広がりを欠いた。【重春次男】

 ◇児湯郡区
 定数3に現新4人が出馬し少数激戦となったが、現職が議席を守った。投票率は56・69%で前回2011年比で2・07ポイント減だったが、県平均は上回った。

 トップ当選の自民現職、坂口博美さん(67)は地元新富町を得票率約65%と手堅く押さえ、他3町でもそれぞれ1000票超の得票で安定した強さを見せた。自民現職の松村悟郎さん(61)も大票田の地元高鍋町で得票を伸ばした。木城町を地盤とする無所属現職、図師博規さん(45)は若さをアピールし、区内5町で満遍なく得票した。

 元川南町議の山下寿さん(67)は、尾鈴地区出身県議の復活を訴えたが、地元での得票率が約56%にとどまり、281票差で次点となった。【中村清雅】

 ◇東臼杵郡区
 3期目を目指した自民現職、黒木正一さん(64)が396票の小差で逃げ切った。

 前回は無投票のため選挙戦は8年ぶり。大票田・門川町出身の新人、安田厚生さん(45)を迎え撃つ陣営は当初から「非常に厳しい」と危機感を強めた。

 県連は告示翌日の4日、無投票当選の県議11人や国会議員の事務所関係者らを集め選対会議を開催。組織を挙げた支援態勢で、続々と応援を投入した。

 黒木さんが地盤とする諸塚村など入郷地区出身の門川町在住者にも地縁を使いアピール。各種団体への働きかけも強めた結果、同町で1860票を得た。手堅くまとめた地元票と、門川町で投票率が伸び悩んだことにも助けられた。【荒木勲】

4697チバQ:2015/04/14(火) 21:44:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk44010331000c.html
’15統一地方選:県議選 投票率最低58.17% 各党、勝利感乏しく 維新は初議席 /大分
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 県議選で第1党の自民党は推薦を含め20議席にとどまり、目標の過半数には届かなかった。対する民主党も単独推薦含め現有維持どまり、社民党は議席減に。公明党の議席維持は順当だが、共産党はわずかの差で2議席目を奪えなかった。各党とも勝利感が乏しい中で、維新の党が議席を確保。県議会に足場を作った。県議選の投票率は前回2011年より0・24ポイント低い58・17%と過去最低を更新した。【西嶋正法、佐野格、池内敬芳】

 自民県連の御手洗吉生幹事長は「現職2人が落選し、目標に掲げていた県議会での単独過半数を確保できなかったのは残念だが、各候補が頑張り現有19議席から1議席伸ばせた。後半戦も県政与党として一致団結し、党勢拡大のために全力を挙げたい」とコメントした。

 一方、民主県連の首藤隆憲幹事長は「大分市で推薦の新人が当選し、現職が議席を守ったので最低限の結果は残せた」と総括した上で、「民主党にとって厳しい選挙だった。自民の得票が高く、民主の得票が低かったのは、政党よりも日ごろの地域を中心とした活動が不十分だったということだろう」と反省の弁を述べた。

 同党と同一会派を組む社民県連の内田淳一代表は「国東市・姫島村で善戦し、大分市では新人が当選できた。しかし佐伯市で議席を落としたのは意外だった。各地で自民党が上位当選し、社民党にとって厳しい戦いだった」と振り返り、「自民の1強他弱といわれている状況が依然として続いていると感じた」と述べた。

 公明県本部の河野成司代表は「知事選で推薦候補が勝ち、県議選では公認候補が議席を維持できてほっとしている。ただ、後半戦に勝って初めて統一選勝利と言える。気を引き締め、地方創生実現のために候補者全員の当選を目指したい」と話した。

 昨年12月の衆院選では躍進した共産は、知事選は同党候補としては過去最低の得票数にとどまった。林田澄孝県委員長は「予想外の残念な結果になった。『自民・民主対決』の構図の中で、はじかれてしまった」と述べ、県議選に関しては「別府市も有権者の反応が良く、自信があったが、最終的に票に結びつけられなかった。地力不足だった」と話した。


’15統一地方選:県議選 投票率最低58.17% 各党、勝利感乏しく 維新は初議席 /大分
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 維新の桑原宏史・県総支部代表代行は「支持母体はなかったが、草の根選挙に徹した結果、県議会で悲願の議席獲得を果たすことができた。県民の良識に訴えるやり方は間違っていなかった。発信力が大きい県議会で、維新の考え方を地道に広めていきたい」とさらに党勢の拡大を目指す考えを示した。

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 ◆確定得票

 ◇大分市(定数13−17)
当 21,481 衛藤博昭 35 無新

当 18,172 麻生栄作 53 自現

当 18,087 阿部英仁 66 自現

当 15,995 木田昇 47 無新

当 15,060 油布勝秀 64 自現

当 14,542 吉岡美智子 61 公現

当 13,787 平岩純子 61 無現

当 12,501 河野成司 57 公現

当 12,107 堤栄三 58 共現

当 11,049 藤田正道 52 民現

当 10,002 小嶋秀行 60 民現

当  9,938 守永信幸 52 社現

当  9,524 後藤慎太郎 40 社新

   8,731 竹内小代美 69 自現

   6,000 宮本幸生 71 維新

   3,527 森田智伸 55 無新

   1,608 深田容史 57 無新

※一部地域既報

4698チバQ:2015/04/14(火) 21:44:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk44010305000c.html
’15統一地方選:大分市長選、知事選の影響は 佐藤氏陣営、市内圧勝「弾みつく」/椋野氏陣営、警戒強め連合結束へ /大分
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 知事選が終わり、今後の最大の焦点は統一地方選後半戦の大分市長選(19日告示、26日投開票)に移る。これまでに出馬表明しているのは、元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)と元大分大副学長の椋野美智子氏(59)の2人だけ。佐藤氏は広瀬氏同様に自民が、椋野氏も釘宮氏同様に民主が支援するだけに、「自民VS非自民」の第2ラウンドとなる。

 12日夜、大分市内であった広瀬氏の祝勝会場。「大変お世話になりました。あなたの地盤で助けられた」。壇上で広瀬氏は佐藤氏と握手し、頭を下げた。

 知事選で佐藤陣営は、選対の一部が広瀬氏を全面的にバックアップ。一方で佐藤氏も広瀬氏の個人演説会にたびたび足を運び、入り口で来場者にあいさつするなどして市長選への「布石」を打ってきた。佐藤陣営関係者は「大分市内での圧勝で市長選に向け弾みが付いた」と喜んだ。

 広瀬氏は13日、「天王山の大分市内で一生懸命応援してもらったことは事実だ」と指摘し、側面支援を匂わせた。広瀬氏の後援会幹部は「(知事選の)恩返しも兼ね、これからは佐藤さんの応援に全力を挙げる」と意気込む。

    ◇

 知事選の投票が締め切られる2時間前の12日午後6時、連合大分の幹部が集まり、大分市長選について協議した。既に釘宮氏の劣勢がささやかれていた。会合では「市長選は短期決戦で。知事選とは別だ。きっちりやろう」と椋野氏当選へ向けて意思統一を図った。

 釘宮氏は大分市内でも広瀬氏に約4万6000票以上の差をつけられた。椋野陣営関係者は「この票差が市長選に影響しないか」と警戒感を強める。

 椋野氏は13日朝、釘宮氏敗戦のショックを払拭(ふっしょく)するかのように、民主党吉良州司衆院議員と共に大分駅前に立った。14日夕の街頭演説には同党の蓮舫参院議員を迎えるなど民主色を前面に出す。推薦する連合関係者も「市長選は連合の存亡をかけた戦いになる。絶対に負けられない」と悲壮感を漂わせた。【佐野格、西嶋正法】


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