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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

2040チバQ:2011/03/01(火) 23:06:28
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110301/01.shtml
県議選65人出馬予定、民・自の攻防が軸 告示まで1カ月
 
 統一地方選で県内での第1ラウンドとなる県議選は、4月1日の告示が1カ月後に迫った。今のところ、定数46(16選挙区)に対し前回(2007年)より8人少ない計65人が名乗りを上げている。09年の政権交代後、初の改選を迎え、地方でも足場を固めたい民主党と、底力を示したい自民党の攻防を中心に、各地で激戦が展開されそうだ。

 長崎新聞社の取材によると、立候補を予定しているのは現職41、元職5、新人19。政党別では自民26、民主12、公明3、共産1、社民2、みんなの党1、無所属20(民主推薦3、自民推薦1を含む)。

 県議会の現有議席(欠員1)は自民23、民主10、公明3、共産1、社民2、無所属6。

 民主は全選挙区への候補者擁立を目標に掲げたが、菅直人政権の支持率低迷などの逆風で、現有議席数より2増にとどまっている。推薦候補を含めても15人で、県議会の議席過半数には及ばない状況だ。

 対する自民は中央で野党に転落したものの、3増と議席過半数を狙う強気の構え。公明、社民は現有勢力の維持を目指す。共産は追加擁立を模索中。みんなの党は初の議席獲得を狙う。

 選挙区別で見ると、長崎市区(定数14)には計18人(現職11、元職1、新人6)が出馬を予定し、最大の激戦区となりそう。今回から合区となる佐世保市・北松郡区(定数9)でも計12人(現職9、元職1、新人2)がしのぎを削る。

 諫早市区(定数4)は計6人が激突。自民現職3人と民主現職1人に対し、無所属の元職1人と新人1人が割り込みを図る。自民現職1人が引退する大村市区(定数3)は、自民現職2人と民主元職1人、無所属新人1人の計4人で争う。

 対馬市区(定数1)は、民主現職1人と自民元職1人、無所属新人2人の計4人がつばぜり合いを展開。南島原市区(定数2)では、自民と無所属の現職2人が無所属新人1人の挑戦を受ける。

 一騎打ちの公算が大きいのは5選挙区(各定数1)。松浦、西海両市区と南松郡区はいずれも、自民現職と民主系の無所属新人がぶつかる。壱岐市区は現職と新人による無所属同士の戦い。五島市区では民主現職に自民新人が挑む。

 このほか島原、雲仙両市区と西彼郡区(以上、定数2)、平戸市区と東彼郡区(以上、定数1)の5選挙区は、無投票の観測が広がっているが、一部では出馬を模索する動きもある。

2041チバQ:2011/03/01(火) 23:10:30
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=30679
4月の鹿児島県議選 51議席に75人前後立候補か
(2011 03/01 06:30)

 任期満了に伴い4月10日に投開票が行われる鹿児島県議会議員選挙の告示(同1日)まで1カ月と迫った。政権交代後初となる統一地方選前半戦の県議選は、現行の総定数54(欠員1)を3減の51に、選挙区数23も2減の21に再編され実施される。2月28日現在、全21選挙区で計73人が立候補を表明。ほかにも出馬を模索する動きがあり、最終的には07年前回の82人を若干下回る75人前後になる見込み。選挙では「平成の大合併」後の地域振興策のほか、地方議会への風当たりがかつてないほど強まり、行政の監視機能や政策立案能力の向上が叫ばれる中、議会改革の在り方などが問われそうだ。
 定数が2減った鹿児島市・鹿児島郡区、定数据え置きながら合区した鹿屋市・垂水市区と西之表市・熊毛郡区などでは激戦必至の情勢となっている。一方、全21選挙区の3割超にあたる8選挙区で無投票当選の可能性がある。前回無投票は6選挙区だった。
 立候補表明73人の新旧内訳は現職50人、元職2人、新人21人。
 党派別では、現有1議席の民主が3人(新人2)、38議席の最大会派・自民が42人(現職37、元職2、新人3)、公明が現職3人、共産が現職1人、社民が新人1人。無所属は23人(現職8、新人15)となっている。
 選挙区別では、県内有権者の3分の1超を占める鹿児島市・鹿児島郡区(新定数17)は、23人が名乗りをあげる最激戦区。現時点で現職18人のうち最低1人は落選することになり、元職、新人も交えて激しい前哨戦が展開されている。
 鹿屋市・垂水市区(同4人)には6人が立候補を表明。現職2人が勇退する一方、30、40代の新人が名乗りを上げ、世代交代が進むかも注目される。
 西之表市・熊毛郡区(同2人)は3人が出馬を予定。自民現職2人と民主新人がしのぎを削る展開だ。
 1人区の争いも熱を帯びる。選挙戦が24年ぶりの南九州市区、16年ぶりの薩摩郡区のほか、曽於市区と阿久根市・出水郡区の計4選挙区で現職と新人の一騎打ちが見込まれる。志布志市・曽於郡区、枕崎市区は三つどもえになりそうだ。
 無投票の可能性がある8選挙区の内訳は、1人区が5、2人区が3。いずれも自民または自民系無所属の現職以外動きがない。

2042チバQ:2011/03/05(土) 15:00:37
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_129928896655.html
現職と新人2人 激戦の様相、別府市長選 
[2011年03月05日 10:32]
活性化が課題となっている別府市の中心市街地。政治への期待は高い
 いよいよ来月に迫った統一地方選。別府市長選には現職と新人の計3人が出馬を表明している。今回も激戦が予想される選挙戦の構図を探った。

浜田氏 「市民党」掲げ態勢固め
長野氏 世代交代の必要性強調 
衛藤氏 しがらみのなさ訴える

 昨年12月の別府市議会一般質問。楠港跡地への大型商業施設誘致を争点にした2006年市長選で激突した浜田博市長(71)と長野恭紘市議(35)の両者が、当時の浜田氏の公約をめぐり火花を散らした。
 長野氏「商業施設に併設のシネコン建設など市民への約束を果たしていないことは市長にも責任がある。誰も責任を取らずに終わるのか」
 浜田氏「結果として建設できていないことは反省している。企業側に責任転嫁して逃げるわけではなく、(次の任期で)最大限の努力をしたい」
 商業施設誘致の是非を問うため、出直し市長選を仕掛けた浜田氏。誘致反対派が担いだ長野氏との戦いを制し、誘致は実現したが、浜田氏が「必ず(企業に)造らせる」と明言したシネコンはいまだに見通しが立っていない。
 5年の歳月を経て両者は再び戦うことになった。浜田氏は昨年12月に出馬を表明。「市民党」を掲げ、古巣社民党の推薦に加え、市議会最大会派・自民党議員団(12人)からの支持も取り付け、態勢固めを急ぐ。
 対する長野氏は1月半ばに出馬会見。「世代交代」の必要性を強調する。浜田市政に批判的で、長野氏も所属する別の自民党系会派の市議も支援に動いており、06年選挙と様相は異なるものの、保守分裂は避けられない。
 “因縁”の両者の対決に、割って入ったのが元警察官僚の衛藤文一郎氏(66)。1月末に出馬表明した。大学進学以降、生まれ育った別府を離れていたが、それを逆手に「しがらみのなさ」をアピールする。
 「これまでの市政を全否定するつもりはない。ただ、誰かが一度、白紙から別府を見直す必要があるんじゃないか」と、出馬を決意した思いを明かす衛藤氏。後援会組織はつくらず、目立った支援団体もないが、高校時代の同級生らに呼び掛け、ミニ集会を開きながら支持者の開拓を図ろうとしている。

2043チバQ:2011/03/06(日) 09:42:08
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110305ddlk40010296000c.html
’11統一選ふくおか:蔵内氏、県議選へ 自民公認で筑後市選挙区 /福岡
 知事選を巡り、自民党県連の候補選考委員会で推薦候補に内定しながら、県連が擁立を見送った同党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)は4日、統一地方選で行われる県議選・筑後市選挙区に党公認候補として立候補すると、県連に伝えた。蔵内氏は既に党公認を得ていたが、知事選立候補の可能性があったため「幹事長預かり」となっていた。

 蔵内氏が同日、県連を訪れ、今林久・県連幹事長らに伝えた。蔵内氏は「議会と執行部の関係を、私自身の反省を込めて見直すなど、県議会の改革を行いたい」と強調。さらに「地方分権を進めるために福岡県が先導的な役割を果たし、九州の自立を進めることなどに取り組みたい。県南を振興させることで県(全体)の発展に結びつける」とも語った。【江田将宏】

〔福岡都市圏版〕

2044チバQ:2011/03/06(日) 13:43:25
>>1982
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110304ddlk41010466000c.html
佐賀維新の会:「理念に共鳴」上峰町長が賛意示す /佐賀
 上峰町の武広勇平町長は3日の定例会見で、民主党の原口一博前総務相が設立した政治団体「佐賀維新の会」について「党派やしがらみを超えて政治を前に進めるという原口前総務相の理念には共鳴する部分がある」と賛意を示した。

 町長就任前に民主党の川崎稔参院議員(佐賀選挙区)の秘書を務めていた武広町長は、2月11日に前総務相から「維新の会」の構想を聞いたことを明かした上で「4月の統一地方選をにらんだものではない」と話し、前総務相から具体的要請はないことを強調した。

 また町長は「幅広い意見を聞きたい」と、11年度中に50人程度の町民が参加する「まちづくり会議」(仮称)を作り、12年度からの町政に意見を反映させる考えを示した。【遠藤雅彦】

2045チバQ:2011/03/06(日) 13:47:52
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000491103010001
自民攻勢 民主は苦悩
2011年03月01日

 ◆県議選告示まで1カ月


 統一地方選で実施される県議選は、4月1日の告示まで1カ月に迫った。28日現在の朝日新聞のまとめでは、16選挙区(定数46)で67人が立候補の準備を進めている。昨年の知事選、参院選に勝利した自民が攻勢をかける一方、支持率が低迷する民主は活路を見いだせずにいる。


 ◆16選挙区67人準備


 党派別の現有議席数(長崎市の欠員1を除く)は、自民23、民主10、公明3、社民2、共産1、無所属6。


 県議会第1党の自民は第2次公認発表までで公認27人、推薦1人を決めている。平戸市を除く15選挙区に候補を立てて勢力拡大を目指す。


 対する民主の候補擁立は10選挙区で公認12人、推薦3人にとどまっている。当初は16選挙区すべてに候補擁立を目指したものの、党支持率が下げ止まらない逆風のなか、実現は厳しい状況となっている。


 公明は3人を公認し、現有議席の維持を目指す。社民は現職2人を公認、無所属現職1人を民主とともに推薦する。共産は長崎市で現職1人を公認し、佐世保などでも擁立を模索している。


 選挙区別にみると、長崎市(定数14)には18人が立候補をする見込みだ。自民、民主とも、現有議席数より1人多い5人ずつを公認。県、県議会ともに「推進」の立場をとる県庁舎移転の是非などが争点になりそうだ。


 今回から一つの選挙区になる佐世保市・北松浦郡(定数9)には、12人が立候補を決めている。自民は現職4人に加えて元職1人を公認。民主は現有2議席の確保を目指す。みんなの党も県内で唯一、公認候補を立てることを決めている。


 諫早市(定数4)には6人が立つ予定。諫早湾干拓事業の開門調査を決めた民主党政権の対応が県議選で有権者の投票態度にどう影響するかも、注目を集めそうだ。


 対馬市は定数1に5人が立候補を予定し、混戦模様。民主現職に自民元職と新顔3人が挑む構図となっている。


 自民が3議席を独占している大村市には、現職2人と、前回13票差で次点に泣いた民主元職、さらに現市長の長男が無所属で立候補を予定し、激戦が予想されている。南島原市も定数2に4人が立つ見込みだ。


 五島市、西海市、南松浦郡は自民、民主候補の一騎打ちの公算が大きい。壱岐市は無所属現職に、自民推薦の新顔が挑む。


 松浦市は自民現職の無投票当選が2度続いたが、今回は民主市議が無所属で立つ方針で、01年の補選以来、10年ぶりの選挙戦になりそうだ。


 島原市、平戸市、雲仙市、西彼杵郡、東彼杵郡の5選挙区は無投票の可能性がある。

2046チバQ:2011/03/06(日) 13:51:29
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110302ddlk42010422000c.html
決戦を前に:’11長崎市長選/上 田上氏「長崎を進化させる」 /長崎
 「前回経験した選挙は3日間。(本格的な)選挙戦は今回が初めてです」。昨年12月4日夜、長崎市南部の集会場。再選を目指す田上富久氏(54)は出馬表明後、初の市政報告をした。約35人の支援者の前で相次ぐ職員の不祥事をわび、その後に4年間の実績などを強調。アルコールも交えながら頭を下げ、握手して回った。

 “3日選挙”と呼ばれた07年の前回選。伊藤一長・前市長(当時61歳)が凶弾に倒れ、投票3日前に急きょ補充立候補した。ドタバタの中、有力視された伊藤氏の娘婿に953票差で勝利。「市政は家族のものでない」などと訴えた“世襲批判”も勝因の一つとされた。投票率は過去最低の55・14%。主な政党は非常事態に腰が定まらず、有権者からは「肝心の人柄や政策がほとんど分からなかった」と不満も漏れた。

 あれから4年。今度は確実に政策、手腕が問われる。ある市議は「可もなければ不可も無いよ」と冷ややかに語る。

 職員時代から携わったまち歩き観光「長崎さるく」は軌道に乗り、特に昨年は大河ドラマの影響もあって大好評だった。核拡散防止条約(NPT)再検討会議(昨年5月)に合わせて渡米、核兵器廃絶を訴えるなど「平和市長」の顔も備えた。行政改革により09年度には06年度比で人件費を26億円削減した。

 が、別の中堅市議は言う。「無難にやっているようだが、議会と執行部の関係を疑問視する声もある。地殻変動は起きている」

 09年10月11日、広島市役所。同市と共同で五輪招致検討委を設置すると発表した。市議には寝耳に水。「何の根回しもなかった」(ベテラン市議)。議会には不満がくすぶった。

 2月2日の後援会事務所開き。田上氏は真新しい黒縁眼鏡で登場、イメージチェンジも図った。選挙戦では「長崎を進化させる」をキャッチフレーズに、経済、街づくり、暮らしなど六つの「進化」を掲げるという。自身「初」という本格選挙。4年間の真価も問われる。

  ◇    ◇

 政権交代後、初の統一地方選。4月24日投開票の長崎市長選には、既に現職の田上氏と、新人で前教育長の太田雅英氏(62)が出馬表明。現市政に批判的な共産党も独自候補擁立を検討する。各種陣営が繰り広げる前哨戦や、主な政党の動きを追った。【下原知広】

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 ◆立候補予定者

田上富久(54) 無現(1)

太田雅英(62) 無新

〔長崎版〕

2047チバQ:2011/03/06(日) 13:52:44
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110303ddlk42010603000c.html
決戦を前に:’11長崎市長選/中 太田氏「リーダーシップを」 /長崎
 「選挙に出ようと思う」。昨年12月中旬、長崎市中心部のすし店。前市教育長の太田雅英氏(62)は、親しい知人2人と杯を交わし、市長選への思いを打ち明けた。1人から「気持ちは分かるが、慎重に」と諭された。

 太田氏が立候補を真剣に考え始めたのは昨年夏ごろ。ある企業幹部から「このままでは長崎市が村になる。それでいいのか」と問われた。人口減少、経済の衰退−−などの危機感はある。誰か他の立候補予定者が出ればその人を応援するつもりだったが、結局、誰も手を挙げない。加えて、相次いだ市職員の不祥事。8月には都市計画道路の約2億2000万円の予算流用が発覚。10月には市幹部職員らと市議らが高校野球を巡る賭け事をしたことも分かった。

 現職の田上富久氏(54)は市課長からの転身。職員OBは「課長が市長になり、部・課長がなめてかかる。それが不祥事を生む要因の一つ」と指摘。職員からも「もっと市長がリーダーシップを発揮して不祥事対策にあたるべきだ」との不満も漏れる。

 「このままじゃいけない」。だが、選挙をすれば家族や仲間も巻き込む。知人からは「金もなければ組織もない。やめとけ」と忠告された。

 それでも出馬表明の準備だけは進め、昨年末、自民党長崎支部に推薦願を提出。県選管には後援会設立届も出した。「順序が間違っている」ことは分かっていたが、知名度も、支援組織もない。「意思」を示し、賛同を得ようとした。

 そして1月27日。「2期目の現職は強いが、前回選は3日間。今回、現職にとっても初の選挙といっていい。勝負しよう」。思いを決め、同市樺島町の事務所で正式に出馬表明した。現職の表明から約2カ月遅れ。会見では、雇用環境の改善や義務教育での担任2人制などの政策を掲げ、市長に求められるのは「強いリーダーシップ」と繰り返した。不祥事があれば、前面に立って責任を取る−−。迷いに迷い“職員時代の後輩”に、挑戦状を突き付けた。「長崎の街を変える」【下原知広】

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 ◆立候補予定者

田上富久(54) 無現(1)

太田雅英(62) 無新

〔長崎版〕

2048チバQ:2011/03/06(日) 13:53:28
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110304ddlk42010485000c.html
決戦を前に:’11長崎市長選/下 各党の腰は定まらず /長崎
 「勝つには自力の強化だ」。今年1月15日、長崎市民会館。共産党県委員会などが開いた統一地方選での躍進を目指す演説会で、穀田恵二党国対委員長が約880人の支援者らに呼び掛けた。壇上で穀田氏と手を取り合う県議、市議候補予定者ら。この中に、党が擁立を目指す長崎市長選の候補予定者はいなかった。県委員会は「検討中」と繰り返し、今も視界は定まらない。

 有権者約36万6000人(2日現在)の長崎市。党は政策を伝える重要な選挙と位置付ける。同市長選では過去11回、公認候補を出しても出さなくても、何らかの関わりを持ってきた。現市政の核兵器廃絶などの平和の取り組みには理解を示すものの、市立病院の独立行政法人化や、新病院建設を巡る住民監査での資料提出拒否、新幹線長崎ルートの推進などには不満がある。

 だが今回、擁立が難航する特別な事情もある。統一選前半戦の県議選で議席増を狙う上、長崎市議選も議案提案権(4議席)の維持を目指す。同市議選は合併特例や条例改正により定数が51から40に減り激戦となるのは必至。関係者は「市長選までまだ手が回らない」と本音を漏らす。

 他党の動きも鈍い。県都市長選でありながら、政権党の民主や、10年2月の知事選・同7月の参院選長崎選挙区で連勝した自民は表舞台に立たない。再選を目指す現職の田上富久氏(54)は「考えの違いで市民を分けたくない」と、各党に推薦願を出さない方針。一方、新人で前市教育長の太田雅英氏(62)は民主、自民など主な政党に推薦願を出し、支援を求める。

 民主県連幹部は「支援組織の動きも見ながら対応を決めたい。太田氏もどこか一党に依頼するならまだしも、複数の党に出してもね……」。自民関係者は「(推薦願を出した)太田氏の動きも遅すぎる。県議・市議選もあり市長選の応援どころではない」とこぼす。

 非常事態だった前回選と同様、各党の腰は定まらず、前哨戦は静かに繰り広げられる。県都のリーダーに誰がふさわしいか、1カ月後、有権者の審判が下される。【下原知広】

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 ◇立候補予定者
田上富久(54)無現(1)

太田雅英(62)無新

〔長崎版〕

2049チバQ:2011/03/06(日) 13:57:46
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20110304ddlk43010511000c.html
熊本市:定数増で意見対立 来月の市議選巡り /熊本
 4月の熊本市議選に向け、合併を理由に定数増を求める意見が一部市議から出ている。ただ「市民感情にそぐわない」との意見もあり、3日は定数増を求める陳情書を巡り市議の意見が対立する場面もあった。

 市議会の条例上の定数は48。ただ合併に伴う定数特例により旧富合町で定数1、旧植木町で定数2を加え、現在は51人の市議がいる。旧城南町は特例を選択していない。このうち旧植木町の特例が終了したため、現状だと次の市議選は2選挙区計49議席となる。

 3日は市民団体から、合併による人口増に合わせて定数増を求める陳情書が議会運営委員会に送付された。共産の益田牧子団長は「(合併を経て)住民の意見を吸い上げるパイプが細くなっている」と歳費削減なども検討しながら定数増をすべきと主張。逆に公明の鈴木弘団長は「拙速にやることは市民感情から受け入れられない」と疑問を呈し、くまもと未来の下川寛団長も「対人口比だけで議員数を決めていいのか」と述べた。

 一方、自民の江藤正行団長は「現在協議中」、市民連合の田辺正信団長は「定数増が当然」と話している。定数増には選挙前に条例改正案を可決する必要があり、市議の対応が注目される。【勝野俊一郎】

2050チバQ:2011/03/06(日) 13:58:56
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001103050002
定数改正発議見送り
2011年03月05日

  熊本市議会の定数問題で、最大会派の自民党市議団(17人)は4日、開会中の市議会では定数条例改正案の発議を見送る方針を固めた。同案の発議を表明している会派はほかになく、4月の市議選後は在籍する議員数が現在の51人から2人減って49人になる見通しになった。


  自民党市議団は同日、非公開で会合を開催。終了後、江藤正行団長が取材に対し、今議会での発議を見送ることを全会一致で決めたとしたうえで、「選挙が終わった後、政令指定都市の実現に向けて、各会派と時間をかけて定数の議論をしなければならない」と述べた。


  同市議会の定数は現在48。これに、合併した旧富合、植木両町での市議増員選挙で選ばれた3人が加わり、計51人が在籍している。


  同じく市と合併した旧城南町については、合併の際の法定協議会で定数の割り振りを見送っている。


  4月の市議選では、旧植木町の定数はなくなる。だが、旧富合町の分は残るため、熊本市選挙区の定数48、旧富合町選挙区の定数1の計49をめぐって選挙が行われる見通しになった。


  市議会の定数をめぐっては賛否両論があった。「社民・民主・人 市民連合」(10人)や共産党市議団(3人)が定数増に前向きな一方、保守系会派「くまもと未来」(10人)と公明党市議団(7人)が慎重論を唱えており、自民党市議団の対応が注目されていた。

2051チバQ:2011/03/06(日) 14:03:36
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_12992900673.html
県議選告示まで1カ月 4選挙区、無投票か
[2011年03月05日 10:51]
 大分県議選(4月1日告示、同10日投開票)の告示まで1カ月を切り、各選挙区の出馬予定者がほぼ出そろった。4日までに出馬表明した人が定数と同じ選挙区のうち、県都大分市(定数13)では新たに男性1人が出馬を検討中で、津久見市(1)は社民党などが新人擁立へ調整している。佐伯市(3)、由布市(2)、豊後高田市(1)、杵築市(1)は無投票の可能性もある。民主党が大分、佐伯、宇佐各市で擁立を目指しているが、めどは立っていない。

 4日までに政党の公認、推薦を受けたか、会見などで出馬の意思を表明したのは計59人(内訳・現職33人、元職1人、新人25人)。
 大分市選挙区は4日に大分市役所で立候補予定者の説明会があり、既に表明している13人の陣営関係者に加えて、市内の造園業の男性(61)が出席した。
 自民党は大分市で1議席増の5議席を狙っていたが、現職の安部省祐議長が不出馬の意向。阿部英仁県連幹事長は「今から公認、推薦を立てるのは難しい」としている。
 一方、統一会派を組む民主、社民両党と、支援する連合大分は7人の擁立を目標にしており、民主が公認3人、社民は推薦を含めて3人を擁立した。残る1人は民主党県連が「無投票で市民に選択肢を与えない訳にはいかない」(梶原九州男選挙対策委員長)とあきらめない姿勢。
 津久見市は、自民党現職の長男が後継(無所属自民党推薦)で出馬するため、社民党が「無投票と“世襲”の阻止を望む声は強い」(内田淳一党県連合代表)として、市議の擁立へ調整中。決まれば民主党、連合大分も支援する方針。
 佐伯市は現職3人、由布市は現職2人以外に今のところ動きはない。豊後高田市は自民党会派の現職(今回は無所属で出馬)、杵築市は会派「無所属の会」の現職だけで、民主、社民両党は擁立を断念している。
 公明党は現有議席(大分市2、別府市1)の確保を狙い、共産党は大分市に加えて別府市での議席獲得を目指す。
 前回(2007年)無投票だった選挙区は国東市・東国東郡(2)だけだった。

2052チバQ:2011/03/06(日) 15:20:19
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/main/20110305/20110305_0001.shtml
福岡県知事選 候補者選び 検証 混迷の150日
2011年03月05日 11:28
 前哨戦は県議との「タッグマッチ」が続く。

 福岡県知事選に立候補する元内閣広報官の小川洋(61)は4日、福岡市で開かれた自民党県議の集会に姿を見せた。いわゆる「相乗り候補」。公明党県議の事務所開き、民主党系労組の会合など3月のスケジュールは、支持を受ける政党や団体の要請で埋まる。

 対抗するのは共産党が推薦する元北九州市議の田村貴昭氏(49)。この日は県東部の豊前市や吉富町、上毛町を訪ね、市や町の幹部と意見を交わした。「開かれた県政」をアピールすべく、自治体をこまめに回る日々。地域によっては、共産党の県議選立候補予定者と連動する。

 24日告示の福岡県知事選は新人同士の一騎打ちになる見通しだ。麻生渡知事が今期限りの退任を表明してから150日。候補者選びは混迷を極めた。有権者に分かりづらい、これまでの経緯を検証する。 =敬称略

   ◇   ◇

 ●「話が違う」 割れる自民 元首相動く

 最初に動いたのは「ダブル麻生」だった。

 現知事の麻生渡が「5選不出馬」を表明した昨年10月5日以降、元首相の麻生太郎(衆院福岡8区)は水面下で人選を進めた。見定めた相手は、麻生内閣で広報官を務めた小川洋。

 都内で立候補の意思を問うと、小川はきっぱり答えた。「故郷の福岡に恩返しをしたい」。与野党が支援する「相乗り」にならなくても立候補する。覚悟を伝えた小川に、元首相は演説の練習を指示した。

 麻生渡も福岡の経済団体幹部に小川を紹介していた。京大卒、旧通産官僚、元特許庁長官。2人の経歴は重なる。「自分の政策を引き継ぐのに適任と思ったのだろう」と県幹部は推測する。

 小川擁立の動きに、強い異論が出たのは自民党内からだった。

 党県議団会長の蔵内勇夫は「新知事は相乗りが望ましい」と公言する麻生渡の意をくみ、民主党や公明党の会派と候補者一本化を模索していた。「話が違う。人選は相乗りの土俵づくりの後じゃなかったのか」。根回し不足に元党幹事長の古賀誠(衆院福岡7区)も不快感を示した。

 11月25日夜。事態を打開するために、麻生太郎と古賀、蔵内が都内で会談した。「県南から知事を」。古賀の唱える蔵内擁立に、麻生は首を縦に振らなかった。

 立候補を促された蔵内は迷った。自分は古賀と地盤が重なる。麻生太郎とも関係は深い。党が割れた状態で勝てるか−。「2人がまとまらないと自民党は戦えない」。膠着(こうちゃく)したまま年を越した。

 1月下旬、蔵内は自民党の候補者選考レースに出る決意を固めた。選考委員会の大半は蔵内を支持する県議。「圧倒的に小川不利」の状況を見て麻生太郎が折れないか。心の中で期待した。

 だが、小川は選考委員会に推薦願を提出。元党副総裁の山崎拓に近い県議が推す九州大教授の谷口博文とともに、三つどもえの争いに突入した。

2053チバQ:2011/03/06(日) 15:20:45
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 ●幻の谷口擁立 分裂含み 密室の選考

 2月5日、自民党県連の選考委員会はもめた。

 メンバーの大半は蔵内支持だが、委員長の武田良太(衆院福岡11区)は採決せず、麻生太郎・蔵内会談で決着を図った。

 2人きりで1時間超話したが、結論は出ない。武田は間に入り、委員長一任を取り付けた。部屋を出ようとした武田を麻生が呼び止めた。

 「一体誰にするつもりだ」「双方のメンツが立つように、けんか両成敗で…」。そう言いかけた武田の言葉を蔵内が引き取った。「これで分かりましたか。小川にはならないということが」

 武田は後日、取材に対し「谷口でまとめようとしたことは一切ない」と否定した。しかし、谷口擁立を画策する動きは少なからずあった。

 蔵内に決まっても、麻生が推す小川の立候補は確実。「蔵内対小川」の選挙戦で、もし蔵内が敗れれば、本人と県議団が負うダメージは大きい。そこで、一部の県議が「民主党が乗りやすい谷口を立てた方がいい」と戦略を描く。麻生周辺の本音も「蔵内より谷口の方が戦いにくい」だった。

 谷口擁立の動きを察知した麻生は、蔵内推薦を了承し、長い選考委員会は決着した。その上で、麻生はこう言った。「それでもおれは小川がいいと思う」。見送りに来た蔵内は握手の手を差し出したが、素通りされた。

 「分裂選挙」が一気に現実味を帯び始めた。

   ◇   ◇

 ●蔵内推薦 誤算「勝てぬ」 ノーサイド

 自民党県連の推薦を得た蔵内だが、情勢は悪化するばかりだった。

 2月8日、地元企業の主な顔触れが小川支持を表明。9日には公明党県議団が続いた。早くから小川擁立にかかわった創価学会の意向が色濃くにじむ。「ちょっと早いな」。蔵内は、県議会で長く連携してきた公明党の急な動きに当惑した。

 それまで蔵内は強気だった。「相手は張り子の虎」。経済界が前面に出ても、小川側には選挙に精通し、仕切る人材がいない。県議会の民主、公明会派は、自分を支援してくれるはず。そんな思惑も巡らせていた。

 最大の誤算は足元の自民党内にあった。徐々に支援の輪を広げる小川に、蔵内周辺は浮足立つ。「小川を支援しないと、県議選で公明党と創価学会の票がもらえなくなる」。選挙地盤の弱い若手県議は動揺した。「出るだけ出て、足をすくわれてもいかん」。古賀も立候補断念を働き掛けた。「蔵内では勝てん」。ついに自民党は小川支持へかじを切る。

 17日、県連会長の武田が推薦撤回を本人に告げた。蔵内は大阪府知事の橋下徹と接触を試みるなど、なお立候補を目指したが、勢いを増す逆流にはあらがえなかった。「『党分裂を避ける』というこれまでの主張と矛盾する行動はとれない」

 20日の自民党県連総務会で、小川支持が正式に決まった。「あとはノーサイドだ」。蔵内は力なく笑った。

2054チバQ:2011/03/06(日) 15:21:09
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 ●後継は小川 議会と対立 知事の闘い

 1月16日、福岡市中央区にある九州電力の施設「城南クラブ」。九州経済連合会、福岡商工会議所、創価学会の幹部たちが小川を囲んでいた。

 出席者の人脈は太い線で一点に交わる。知事の麻生渡。「知事が動かないと集まらないメンバーだ」と関係者は解説した。

 麻生渡は年明けから、経済界を中心に小川支援の足場を着々と築いた。

 だが、知事選の主導権を握りたい自民党、民主党の県議から猛反発を食らった。「院政だ」。ずっと良好だった県議会との関係がきしみ始めた。

 1月21日の臨時議会。麻生渡は珍しく答弁原稿を読み誤った。1度ではない。「心中穏やかじゃないでしょう」「もうね、穏やかじゃないんですよ」。閉会後、県議に冷やかされて笑い返したが、言葉通りに4期16年の任期中にはなかった政治闘争に突き進む。

 小川が自民党県連に推薦願を出した1月27日、麻生渡は東京で麻生太郎と会った。最後まで小川でいく−。強い姿勢を見せる麻生太郎。「分かりました」。麻生渡の考えも同じだった。

 自民党県連の蔵内推薦内定から一夜明けた2月6日午前。麻生渡は福岡市博多区のホテルで蔵内と向き合っていた。

 「このままでは県政が混乱する」。蔵内にくぎを刺されても、麻生渡は意に介さなかった。両者の協調関係は完全に崩れた。自民党は「予告」通り、その後の県議会で知事批判を繰り広げた。

 県議会と対立しながらも、民主、自民、公明の3党相乗りを小川で実現した麻生渡。3月2日の取材にこう話した。

 「1月から激しく動いて、結果的にこうなったが、シナリオがあってできるもんじゃない。誰が知事に一番適切か。私の行動基準はそれだけだ」

   ◇   ◇

 ●「独自候補 勝算はゼロ」 民主の弱気

 「相乗りはしない。堂々と推薦する候補者を決めて戦う。それが民主党だ」。有無を言わさぬ口調だった。

 昨年11月6日夜。福岡市を訪れた民主党幹事長の岡田克也は「相乗り禁止」の方針を強調した。このころ福岡県連は、他党に先駆けて候補者選考を始め、小川洋、谷口博文ほか2人を対象に挙げた。政権与党の名に懸けて「独自候補擁立」に向かっていた。

 8日後、事態が暗転する。福岡市長選で推薦した現職が自民、公明両党の支援する新人に大敗。「尖閣問題」を契機に菅内閣の支持率も急落し、激しい逆風に民主党は候補者選考を中断した。

 「後出しじゃんけんが有利」とばかり、自民党の出方を見る県連。支持団体の連合福岡の幹部は、いら立ちをあらわにした。「時間切れでゲームオーバーだ」。有力労組の幹部は、公然と相乗り論を唱え始めた。

 1月30日、谷口の推薦要請を受けた民主党県連は約50日ぶりに選考を再開し、「谷口が軸」と打ち出した。自民党との相乗りを想定していた。

 思惑は外れた。谷口は自民推薦から漏れた。

 2月6日、民主党県連は方針を一変させる。最有力だった谷口をあっさりと見限って「小川を主軸に検討する」と発表し、預かっていた推薦願を受理した。昨年11月の段階で一度は選考対象から外したにもかかわらず、小川相乗りを求める連合の意向を無視できなかった。わずか数日で「支持」が決まった。

 2月16日、東京の国会議員会館。前日に小川と面談した衆院議員は自嘲気味に語った。「主戦論を貫きたかったけれど、いま民主党が独自候補を立てて勝てる確率なんてゼロだよ、ゼロ」


=2011/03/05付 西日本新聞朝刊=

2055チバQ:2011/03/07(月) 22:44:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/230369
前阿久根市長が県議選立候補表明
2011年3月7日 21:09 カテゴリー:政治 九州 > 鹿児島

 鹿児島県阿久根市の前市長、竹原信一氏(52)は7日、東京都内で記者会見し、統一地方選で行われる同県議選(4月1日告示、10日投開票)に、阿久根市・出水郡区(定数1)から無所属で立候補すると表明した。

 会見で竹原氏は「(役所の体質を変えるために)身分が全くないのは不利。目の前に県議選があるので立候補を決めた」と述べた。会見前、原口一博前総務相と都内で会談したが、原口氏が設立した政治団体「日本維新の会」への参加は「予定していない」という。

 竹原氏は2008年の同市長選で初当選。市議会から2度、不信任決議を受け09年4月に失職したが、出直し市長選で再選。その後は、議会を招集せずに専決処分を乱発。昨年12月、リコール(解職請求)による住民投票で失職し、今年1月の出直し市長選で落選した。

=2011/03/07 西日本新聞=

阿久根市・出水郡 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 12,867(73.8%) 中村真 65 自民=農政 現 5 養鶏業組合理事
□ 4,577(26.2%) 松岡徳博 52 無所属 新 水産会社長

2056チバQ:2011/03/07(月) 22:52:05
>>2051
現職の安部省祐議長が不出馬の意向

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/230320
大分県議会議長 安部氏が出馬へ 大分市長選
2011年3月7日 13:44 カテゴリー:九州 > 大分

 任期満了に伴う大分市長選(4月17日告示、24日投開票)に、大分県議会議長の安部省祐(せいゆう)氏(51)が立候補する意向を固めたことが7日、分かった。安部氏は同日、取材に対し「議長職を全うしたい。市長選のコメントはしない」と述べるにとどめたが、周囲に立候補する考えを伝えている。

 市長選には、現職の釘宮磐氏(63)が3選を目指し、無所属での立候補を表明、連合大分が推薦を決めている。共産党も候補を擁立する方針を示している。

 安部氏は大分市出身。1991年の県議選大分市選挙区で初当選し、5期目。自民党県連政調会長などを務め、2009年に県議会議長に就任、現在は九州各県議会議長会長。今年2月下旬、4月の県議選への不出馬を決めていた。

=2011/03/07付 西日本新聞夕刊=

2057チバQ:2011/03/08(火) 23:42:31
>>1968
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/nagasaki/20110308/20110308_0001.shtml
県議選 松田県議が出馬断念 パーティー券問題で引責
2011年03月08日 15:09  松田正民県議(自民)は7日県庁で記者会見し、自身が理事長をしていた社会福祉法人のパーティー券購入問題の責任を取る形で、4月の県議選(佐世保市・北松浦郡選挙区)に立候補しないことを明らかにした。「世論の反応を考えて判断した」としている。

 松田県議は、社会福祉法人が党県連のパーティー券を購入したことが県の特別監査で不適正支出と指摘され、1月末に理事長を辞任。県連幹事長も辞任した。

 当初は県議選出馬の意向を示していたが「県民から厳しい意見があり、政治家として反省すべき点が多い」として、2月下旬になって立候補断念を決めたという。

 松田県議は7期28年間在職。任期(4月29日)後の政治活動は「白紙」としている。

 県議選の佐世保市・北松浦郡区(定数9)では、松田県議を除き11人が立候補を予定している。


=2011/03/08付 西日本新聞朝刊=

2058チバQ:2011/03/09(水) 22:21:59
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/main/20110309/20110309_0003.shtml
九州7県 県議選 3割超無投票か 「定数減」「批判」で敬遠?
2011年03月09日 11:39
 4月1日に告示される九州の県議選は、4年前の前回に比べ、無投票が増えそうだ。今月8日現在の西日本新聞の調べでは、無投票になりそうなのは7県合わせて49選挙区・69人。前回の40選挙区・50人を上回り、全選挙区の約3分の1に相当する。前回よりも無投票当選者が増えるとみられるのは、佐賀、宮崎以外の5県議選。ただし、立候補者は告示までに増える見通しで、無投票は減る可能性がある。

 熊本(定数49)はいまのところ、22選挙区の半分の11選挙区で無投票が見込まれる。このまま告示日を迎えると、無投票選挙区数は1991年と並んで過去最多となる。前回は無投票当選が1人だった長崎も、今回は増加が確実だ。

 7県で無投票の選挙区と当選者が最も多くなりそうなのは、福岡(定数86)の14選挙区・22人。福岡都市圏の定数3―4の選挙区と、県南部の1人区で無風が目立つ。大分では、大分市選挙区の立候補予定者が3月に入っても定数と同じ13人だったが、今週になって1人が新たに加わった。

 立候補者が減った背景は地域によって異なる。無投票が多い1人区は、現職の支持基盤が固く、新人が割り込むのが難しい。定数削減や区割りが変更された選挙区では、同じ政党や会派内で争わないように候補者調整もあった。

 有権者の議会批判の影響を指摘する声もある。「議員報酬は下がる一方で、政務調査費の使い方では非難されてばかり。県議になりたいと思う人が減ったのではないか」と大分県議。県議会が市町村議会に比べて有権者に縁遠いことも、こうした傾向に拍車をかけているとみられる。

 ●「存在感薄い」住民指摘

 無投票の選挙区が増えそうな九州の県議選。無投票が確実とみられる選挙区を取材すると、県議会の「新陳代謝」が起きにくい要因が見えてくる。

 福岡県豊前市で5日開かれた自民党県議(60)の事務所開き。選挙区の市町長や議員、業界団体幹部など地域の顔役が並んだ。「4月1日午後5時をもって、万歳三唱をしましょう」。あいさつをした出席者の意識は、告示日の立候補届け出締め切り時間に飛んでいた。それほど、安泰ムードに満ちていた。

 福岡県議選の築上郡・豊前市選挙区(定数1)は、6期目を目指すこの現職以外に立候補の動きがなく、2期目から5回連続無投票当選の可能性が大きい。

 父親も県議を連続6期務めた「2世議員」で、支援を受ける団体は幅広い。「固い地盤を持つ現職に戦いを挑むのは相当な覚悟がいる」と市内の男性は解説する。ほかに立候補を検討する動きもあったが、やがて立ち消えになった。

 九州の農村部は自民党が根強い力を持つ。長崎県の雲仙市選挙区(定数2)では、自民党の現職2人に対抗して民主党が候補者を公募したが、応募はゼロ。「大きな企業がないので労働組合も少ない」と民主党関係者は嘆く。基礎票を労組に依存する足腰の弱さは、ほかの地域も同じだ。

 無投票選挙区が半分を占めそうな熊本県議選は民主党公認が6人にとどまり、自民党がほぼ独占する1人区で候補者探しが難航した。鎌田聡県連幹事長は「民主党の力不足もあるが、県議になる魅力が薄れている」と言い、議員報酬の削減や地方議員年金の廃止も影響していると考える。

 県議会の役割や仕事ぶりは住民によく伝わっていないのだろう。福岡県内の公務員(55)は「県議は首長と違って存在感が薄いから、無投票が続いても住民はあまり関心がない」と話した。


=2011/03/09付 西日本新聞朝刊=

2059チバQ:2011/03/13(日) 13:57:26
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110306ddm001010056000c.html
乱気流:地方議会/上 噴き出す議会不信 報酬・定数「優遇」の象徴
 ◇首長が住民あおり立て
 4月の統一地方選で選ばれる地方議員は、全国で1万6000人を超える。地方自治の身近な担い手のはずなのに、一種のブームになりつつあるのが「議会不信」だ。

 4日告示された名古屋市議会の出直し市議選(定数75)。1カ月前、名古屋市長選、愛知県知事選、同市議会解散の是非を問う住民投票の「トリプル投票」を制した河村たかし市長(62)の勢いが、やむ気配はない。自ら代表を務める地域政党「減税日本」から41人を立て、過半数の議席獲得をうかがう。

 「4年前(の市議選)と同じ人の名前を書いたら、何ともならんよ」。5日午前、名古屋市内で開かれた減税日本候補の決起集会で、河村市長が訴えたのは候補者の人となりではなく、議会メンバーの「入れ替え」だった。同市港区の候補者3人は市長の選挙手法をまねて自転車で会場入り。先導役の選挙カーからは録音された市長の声が流れていた。

 市議報酬を年800万円に半減する河村案などを巡り、市議会と市長は厳しく対立してきた。しかし、議会の解散後、民主党市議団は「圧倒的な民意が出た以上、報酬半減に反対とは言えない」と一転して受け入れを決めた。市長をチェックするはずの議会は、河村旋風に揺れている。

 名古屋だけではない。山口県防府市では昨年5月、松浦正人市長(68)が議員定数半減を掲げて当選。定数27を13に減らす条例改正案を提出し、昨年の9月議会で否決された。反発した市民団体が有権者の署名を集め、定数削減の条例改正案を直接請求している。

 大阪府柏原市の岡本泰明市長(71)は昨年の9月定例会で、議員定数を18から三つ減らす条例案を提出し、否決された。鹿児島県阿久根市でも首長と議会との対立が続いた。

 議会不信の一因は存在感の乏しさにある。毎日新聞が47都道府県と19政令指定都市の議会事務局に聞いたところ、07年4月以降、首長が提出した議案を否決・修正したことのない議会は2月末現在、埼玉県、奈良県、新潟市、神戸市など計33議会に上った。多くの議会は首長の追認機関になっている。

 一方、都道府県・政令指定都市の議員報酬の平均は月額約79万9000円。第2の給与といわれる政務調査費も議員1人当たり月平均約34万4300円支給されている。地域経済が冷え込むなか、地方議員は優遇される存在に映り、議会を変えたい首長の動きが住民の不満に火をつける構図だ。

 名古屋市で選挙戦が始まった4日。全国都道府県議会議長会会長の金子万寿夫・鹿児島県議会議長(64)は、陳情のため衆院議員会館を回っていた。地方自治法は首長について「地方公共団体を統括、代表する」と定めるが、地方議員に関する明確な規定はない。金子氏は国会議員に対し、法改正により議員の位置づけを明確にしてもらいたいと訴えた。

 議長会案は議員について「選挙により選出された住民の代表者」と位置づけ、責務として議会活動や調査研究などを挙げる。ただ、議会不信のさなか、議員の身分保障を急ぐ議会側の動きは、住民の不満とかみ合わない。

 毎日新聞の2月の世論調査では、地方議員について「身近に感じない」との回答が74%を占めた。

2060チバQ:2011/03/13(日) 13:57:56
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110308ddm002010042000c.html
乱気流:地方議会/中 看板倒れの「改革」条例
 議会不信に直面する地方議会が、自ら改革姿勢を示そうと躍起になっている。全国で相次ぐ「議会基本条例」制定の動きも、議員側の危機感の表れに他ならない。議会の機能を高め、住民の声を行政に反映させるのが条例の狙い。しかし、地方議会のあるべき姿をうたった条例があぶり出したのは、住民から遠い議会の現実だった。

 議会基本条例は06年5月、北海道栗山町で初めて制定された。町議会の基本的な役割やルールを定めたもので、(1)請願や陳情をした町民の意見を聞く機会を設ける(2)年1回の議会報告会を開催(3)議員相互の自由な討議の推進を重んじる、との項目が盛り込まれた。今では基本条例の「必須3項目」ともいわれる。

 川崎市議会は09年7月、政令指定都市初の基本条例を施行した。条例案策定まで議員による準備会合を20回重ねたが、「率直に発言できる環境が必要」との理由で全て非公開。市民団体は「住民参加をうたう条例の制定過程が、不透明なのはおかしい」と08年10月と11月、会議日誌の公開を求めたが、協議部分は黒塗りで出てきた。

 条例には「市民に開かれた議会を目指して」との副題がついたが、市民不在の議論の結果、「議会報告会の実施」の条文化は見送られた。一部の市議から「人口141万人の大都市で、どう開催するのか」との消極論が出たためだ。市民団体は「仏を作って魂入れずだ」と批判する。

 有識者らによる「自治体議会改革フォーラム」のまとめによると、基本条例は06年の3議会を皮切りに07年9議会▽08年19議会▽09年56議会▽10年79議会と、年々増加。制定議会は都道府県と市区町村の計1797議会の1割近くを占める。民間シンクタンク「東京財団」の大沼瑞穂さんは「存在意義を問われた地方議会が、改革の成果を示そうとしている」と分析する。

 09年7月に制定した北海道議会では、早くも条例の空文化が進む。政務調査費について「使途の透明性を確保するため公開する」と規定するが、09年度政調費の領収書を札幌市民オンブズマンが精査すると、自民系、民主系両会派に計7429万円に及ぶ「使途不明金」問題が浮上。ともに領収書に支出の詳細が書かれておらず、北海道に対し、両会派に不明金を返還させるよう求める訴訟が起きている。

 「議会が町民の代表機関として、地域における民主主義の発展と町民福祉の向上のために果たすべき役割は、将来にかけてますます大きくなる」

 山形県庄内町議会の条例は前文でこううたった。しかし、この前文は栗山町と一言一句同じ。高崎経済大の増田正教授(地方自治論)らは09年8月までに制定された54議会条例について、議会機能や住民参加の強化などの観点で分析し、庄内町をワースト1と位置づけた。その上で「他の条例にも栗山町の条例を積極的に模倣したものが少なくない」と断じる。

 地方分権の進展により、自らの住む地域を自らの責任でつくる。先行議会の模倣が横行する条例づくりの現状は、自治の理念にほど遠く、地域の自主性は見えない。増田教授は「条例制定が自己目的化している議会が目立つ。条例は議会改革のスタートラインに過ぎない」と指摘している。

2061チバQ:2011/03/13(日) 13:58:30
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110309ddm002010036000c.html
乱気流:地方議会/下 住民投票で代替の動き
 2月27日、埼玉県新座市議会本会議場。

 「日曜日にもかかわらず、多くの市民においでいただいた」。人もまばらな傍聴席に向かって、謝辞を述べる須田健治市長(64)の声がむなしく響いた。市議会は07年12月から休日議会を始めたが、計8回の平均傍聴者は34人にとどまる。この日も100の傍聴席は空席が目立った。

 全国市議会、町村議会議長会のまとめによると、週末や夜間に本会議を開催しているのは09年現在、全市町村の約4%にあたる81議会。熊本県御船町議会が今月初めて日曜議会を開くなど新規参入はあるが、全体の開催数は伸び悩む。週末・夜間議会を先行実施してきた自治体が近年、相次いで中止を余儀なくされているからだ。

 広島県三次市は6年間続けた休日議会を08年にやめた。北海道伊達市も同年、15年間続けた「ナイター議会」を中止。開催当初は先駆的な取り組みとして注目されたが、「最後は傍聴者は15人程度しか来てくれなかった」(伊達市議会事務局)という。

 テレビやインターネットで本会議を中継する議会も増えているが、住民の関心は今ひとつ。ケーブルテレビ最大手「ジュピターテレコム」(ジェイコム)はコミュニティーチャンネルで、東大阪市、北九州市など6議会を中継するが、視聴率は苦しい。広報担当者は「ごくごく関心のある方が視聴する程度の数字」と言葉を濁す。

 「知事はまだかー」

 4月の大阪府議選、大阪市議選をにらみ、地域政党「大阪維新の会」が1月に開いた街頭演説で、候補者にこんなヤジが飛んだ。集まった聴衆のお目当ては、維新の会代表でもある橋下徹大阪府知事(41)。片山虎之助元総務相(75)が「タレント民主主義」と呼ぶ大阪や名古屋の現象に注目が集まる一方で、議会そのものに対する住民の関心はなお薄い。

 住民から遠い地方議会の現状を踏まえ、政府は住民投票制度の創設を検討している。総務省が検討している地方自治法改正案は、条例で定める大規模な公共施設建設を対象に、議会の承認後に住民投票を行い、過半数の同意がなければ施設を造れなくする。議会のチェック機能を補うため、住民投票に一定の法的拘束力を持たせるのが柱だ。

 片山善博総務相(59)は2月7日、地方6団体との意見交換会で自治法改正案を説明した。大規模施設を建設し、07年に財政破綻した北海道夕張市を例示。片山氏は「議会で決めた結果、財政破綻や危機的状況に陥っている自治体がいっぱいある。議会制民主主義を補完する術として、住民が直接意見を言える機会があってもいい」と主張した。

 地方分権により、首長や地方議員を選ぶ住民の責任は重みを増す。加えて、地方議会の代わりに、住民自ら自治に積極的に関わる新たな枠組みが動き出そうとしている。自治の担い手として、有権者はどんな地方議員を選ぶのか。統一地方選の議員選挙は4月1日、44の道府県議選と16政令市議選の告示で幕を開ける。

 ◇  ◇  ◇
 川辺康広、福田隆、丸山進、奥山智己、笈田直樹、百武信幸、脇山隆俊が担当しました。

2062チバQ:2011/03/13(日) 13:59:55
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110305ddlk42010449000c.html
検証ともなが流:’11佐世保市長選/上 HTB支援 /長崎
 ◇「迷ったら、前へ」 自説を通し危機回避
 「ハウステンボス(HTB)は新たな出発ができた。今後も継続的に支援に取り組む」。定例議会初日の2月25日、朝長則男市長は力強く新年度の施政方針を述べた。当初予算案に固定資産税など相当額の再生支援交付金(約9億円)を盛り込んでいる。「真の再生」まで交付を続ける意思表示でもあった。

 09年に表面化したHTBの経営危機は、朝長市政をも激しく揺さぶった。閉園となれば、約1000人の雇用と計361億円(市試算)の直接需要と波及効果を失い、佐世保の経済は沈む。

 市長は支援企業探しに乗り出した。ホテル運営会社との交渉は決裂したが、直後、福岡経済界に支援を依頼。また、知人の紹介で旅行業大手エイチ・アイ・エス(HIS)にも協力を打診するなど奔走した。

 だが、こうした動きには「二また」との批判も浴びせられた。市長は「福岡とHIS双方が可能な形で協力してほしかった」と否定するが、結局、福岡経済界は支援の主導を断念。その一因になったとも言われ「つらかった」と振り返る。

 だが、これで勢いが鈍ることなく、逆に加速するのが“朝長流”だ。交渉相手をHISに絞り、再生支援交付金の10年間交付を打ち出す。市議会は「5年間までならOK」との意見が支配的で、「無茶な大盤振る舞いだ」と、前のめりの姿勢を懸念する声もあった。が、市長は「小出しはだめだ。それではHISは乗ってこない」と自説を押し通した。

 その後も、遊説中の前原誠司国交相(当時)を特急列車内でつかまえ直訴するなど精力的に動いた。最終局面では、HIS本社で沢田秀雄会長を待ち伏せし「情に訴えた」。後に沢田会長は支援決定の理由の一つに「地元の熱意」を挙げた。

 「迷ったら、前へ進む」。朝長市長のモットーだ。HTBは昨年、開園以来初の黒字を計上した。が、まだ市の交付金頼みであることは否めない。市長は言う。「いい方向に向かっているのは確かだ。今後もタイアップしてやっていく」

  ◇   ◇

 佐世保市長選は朝長市長以外に立候補表明はなく、市長の無投票再選が濃厚な情勢だ。朝長市政の4年間を振り返り、2期目に向けた課題を探る。【山下誠吾】

〔長崎版〕

2063チバQ:2011/03/13(日) 14:00:30
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110306ddlk42010339000c.html
検証ともなが流:’11佐世保市長選/中 石木ダム /長崎
 ◇政権交代で回り道 「第三者判断で早期解決を」
 「行政に都合のいいデータばかりを示す形だけの検討だ」。石木ダム事業に反対する地権者らが、事業を検証するための関係自治体による「検討の場」を批判した。1月28日に川棚町で開かれた第2回会合後のことである。記者会見を開き、傍聴はできても発言は許されないもどかしさをぶつけた。

 事業は朝長則男市長にとって市政最大の懸案の一つ。市長は就任時から毎月、同町で朝立ちして住民に事業推進を訴えたり、13世帯の反対地権者を戸別訪問し話し合いを求めた。が、再三の「川棚詣で」にもかかわらず膠着(こうちゃく)状態の打開には至らなかった。

 09年11月、市は県と共に強制収用にも道を開く事業認定を申請した。この時点で、朝長市長にとって石木ダム事業は「第三者の判断」を待つ課題となった。ところが、本来なら6〜10カ月程度で結論が出るはずの手続きが進まない。「脱ダム」を掲げた民主政権が、全国のダム事業の検証を始めたからだ。

 「検討の場」は国への報告をまとめる場だ。政権交代の余波で、市にとっては思わぬ回り道。朝長市長は忍の一字を決め込む。「国がいいか悪いか判断しようというのだから、そのルールに乗っておかないと仕方がない。言われたことを粛々とやるだけだ」

 一方、反対派。市民や町民でつくる「石木川まもり隊」の松本美智恵代表は、雨水・再生水の利用や海水淡水化など代替案への転換を求める。「国の検証という機会を生かし、市長がリーダーシップを発揮するチャンス。ダムに凝り固まっていないで、新たな気持ちで事業を見直してほしい」と話す。

 こうした反対派の要請に対する朝長市長の考えは「ダム以外はコスト高となり、市民の負担として跳ね返る。行政としてはダム建設しかない」と従来通り。どこまでいっても平行線だ。市長はこう語る。「推進派と反対派がいくら議論しても結論は出ない。だから場外乱闘はしたくない。第三者の判断で早期解決すべき。このままでは、お互いに不幸だ」【山下誠吾】

〔長崎版〕

2064チバQ:2011/03/13(日) 14:00:58
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110307ddlk42010205000c.html
検証ともなが流:’11佐世保市長選/下 潜水艦隊誘致要請 /長崎
 ◇「国防協力の一環」 夢実現へ課題山積
 「行政はいろいろ差し障りがあって、基地増強(を目指す)と言えないところがありまして……」。昨年12月、商工会議所の合併祝賀会に出席した朝長則男市長がにこやかにあいさつした。珍しく口が軽い。「皆さんは『増強』とはっきり言うことができる。心強い存在だ」

 朝長市長は4年前の市長選で、マニフェストに「基地機能の充実」を掲げて初当選した。しかし、その通りに動ける機会はなかなか訪れなかった。昨秋、海上自衛隊の潜水艦が16隻から22隻に増強されるとの報道があり、ようやく持論に沿った活動が始まった。

 市長は潜水艦増強計画が閣議決定されると、即座に防衛省に艦隊誘致を正式に要望した。市議会も誘致推進の意見書を可決したが、社民、共産が反対で市民の総意とは言えない状況だ。市長は市議会一般質問で、共産市議の質問にこう答えた。「これまでも国防政策に協力してきた。その延長だ。経済効果も副次的に出てくる」

 在日米軍を監視する市民団体「リムピース」編集委員で軍事問題に詳しい篠崎正人さん(63)は、市長の誘致活動や答弁について「バランスを欠いている」と指摘する。潜水艦基地には整備場や荷役設備などが必要だが、それらを含めた港湾計画の全体像が見えない。「高度な商業機能を持つ港だけが優れた軍港たり得る」が、そのための「軍民すみ分け」の青写真がないという。

 1月、米海軍佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)の移転・返還に日米が正式合意した。「すみ分け」の最重要課題の前進だが、跡地活用などの具体案は描けていない。市長は「あまり早く固定しない方がいい」と言うが、いつまでも白紙というのも懸念が募る。

 朝長市長には夢がある。「東アジアへ向けた九州サブゲートウェイ構想」だ。佐世保港を人、物の交流拠点とする。「中国、韓国の経済発展を、指をくわえて見ている手はない。夢を現実にしたい」と語る。そのために何が必要か。課題は山積している。【山下誠吾】

〔長崎版〕

2065チバQ:2011/03/13(日) 14:02:05
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110305ddlk41010417000c.html
未来はどこに:検証・古川県政/上 TPP /佐賀
 ◇賛否保留、独自性なく
 任期満了に伴い統一地方選で実施される知事選(24日告示、4月10日投開票)の告示が20日後に迫った。3選を目指す無所属で現職の古川康氏(52)と、共産党公認で党県委員長の新人、平林正勝氏(63)の一騎打ちという、前回と同じ顔ぶれが予想されている。今後4年の県のかじ取りを誰に託すのか。大切な選挙を前に、古川県政のこれまでを振り返る。

 2月中旬、鹿島市のJA鹿島農協会館で開かれた「古川康さんを励ます会」。古川知事の県政報告が終わり、質疑の時間となった。口火を切ったJA青年部員は「国民に安全・安心な産物を安定的に提供するため、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加には断固反対です。これからもご指導のほど、よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 「TPPについては先ほど申し上げた通りです。いろんなことが起きてくると思うので、しっかりと注意しながらやっていきたいと思います」と古川知事。県政報告の中では「簡単に反対と言えばいいという問題ではない」と繰り返していた。

 古川知事は、基本方針が閣議決定された翌日の昨年11月10日、記者団に対し「なぜTPPでなければならないのか知りたい」と発言。その後は「県民に責任を持って説明できる数字がない」と、データ不足を理由に賛否の表明を保留している。

 「学者先生みたいな言い方。農業県の知事として、もう少し立場をはっきりしてくれてもいいのに」。ある農協幹部は、そんな知事の説明を歯がゆく思う。

 県内総生産に占める農業部門の割合は2・1%(07年)と全国平均の2倍近く、カロリーベースの食料自給率も九州一の107%(08年度)と、県内に占める農業の役割は大きい。だが、同じ農業地域である北海道の高橋はるみ知事や鹿児島県の伊藤祐一郎知事が早々に反対の立場を明確に打ち出したのに比べると、古川知事の反応は物足りなく感じられる。

 「国の方針が決まるまでの時間稼ぎをしているのでは」と言うのは、プルサーマルと佐賀県の100年を考える会の野中宏樹世話人だ。「プルサーマルも九州新幹線も賛否両論ある問題だった。だが結局知事は国の判断を根拠に決断した。古川知事はいつも国策是認で、県独自の判断をしたことがない」と指摘する。「選挙前だけに、態度を表明して票が割れるのを恐れているのだろう」とも推測した。

 そんな中、TPP参加反対を知事選の争点に打ち出している共産党が、保守系政党とのつながりが強い農協に接近する動きが目立っている。

 農協の政治団体・県農政協議会は昨年12月16日、早々に古川知事の推薦を決定。その一方で2月19日には共産系の団体が佐賀市で開いたTPP学習会に農協職員が出席し「まだまだ周知が足りないので、学習会での意見を参考にしながら消費者に訴える活動をしなければと考えている」などと発言した。

 2月27日に同党の市田忠義書記局長が来県した際も、地元団体との意見交換会に農協幹部が出席。この幹部は「TPP反対という部分でなるべく幅広く手を結びたい」と理由を語った。

 県のリーダーである知事の決断は、県民生活に大きな影響を及ぼすとともに、それ自体が国や社会に向けてのメッセージともなる。有権者が望む知事は、どのようなメッセージを発する知事なのだろうか。

2066チバQ:2011/03/13(日) 14:03:28
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110306ddlk41010331000c.html
未来はどこに:検証・古川県政/中 がん治療センター /佐賀
 ◇資金や患者数に課題も
 2月23日の県議会本会議。県議の質問で、県が職員に対し、九州国際重粒子線がん治療センター(愛称・サガハイマット)の資金集めのために寄付を呼び掛ける文書を配布していることが明らかになった。

 「職員自身からの寄付や、親族が亡くなり香典返しをせずに寄付してくれる人の紹介を求めている。寄付金が集まらないからで、当初の計画がずさんだったと指摘せざるを得ない」

 県議の追及に、古川康知事は「職場での取りまとめはせず、強制ではない。関連企業や出資企業で社員の募金などが始まる中、プロジェクトの中核をなす県として職員に呼び掛けた」と抗弁した。

 九州新幹線新鳥栖駅前で今年1月27日に着工した同がんセンターの事業費調達が重い課題になっていることをうかがわせる光景だった。

 同センターは、古川知事が2期目のマニフェストで「がん治療の先端的施設の誘致に挑戦します」と触れていた肝いりのプロジェクト。加速器で光速に近い速度まで加速した炭素イオン(重粒子線)を病巣に当て、がん細胞を壊す治療法で、外科手術をせずに治療でき、痛みや副作用も少ないとされている。

 重粒子線を使う施設は国内4例目、九州では初めてで、事業費150億円をかけ、13年春のオープンを目指している。

 事業費は、県が20億円を補助し、残りは民間の出資や寄付でまかなう予定。これまでに県の補助も含め約119億円のめどが立っていると県は明らかにしている。しかし、まだ約30億円足りないのも事実だ。

 一方、開業後の患者数にも懸念がある。事業計画では年間800人を想定し、2割減の640人でも採算が成り立つと県は説明する。だが、同様の施設を持つ兵庫県立粒子線医療センターでも重粒子線での患者数は、稼働して7年目となる09年度の実績で238人。重粒子線と似た陽子線のがん治療施設の建設を計画する名古屋市の場合、09年に河村たかし市長が、市の患者数の試算に無理があるとして、計画を一時凍結させる事態も起きた。

 重粒子線がん治療センターの治療費は、健康保険が適用されないために1回当たり300万円と言われる。県は保険会社と協定を結び、粒子線治療費をまかなう保険商品販売を要請するなど、患者の負担軽減策を模索している。

 昨年11月、県がまとめたくらしの実感調査によると「安心して医療を受けられる環境だと思う」と答えた県民は半数に届かない44%。「思わない」と答えた理由(複数回答)には▽老人医療制度に不安がある47%▽国民健康保険制度に不安がある38%−−に続き「必要なときに地元で治療が受けられない」(36%)が挙がった。特に唐津市エリアでは43%と高くなっている。

 県内では北部や西部を中心に、医師不足などの医療課題が山積している。周産期母子医療センターの指定も、全国で最も遅く8月にようやく実現したばかりだ。

 先端医療と地域医療の充実。財源が限られている現在、どちらに力点を置くのか、県民の目が注がれている。

2067チバQ:2011/03/13(日) 14:04:07
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110307ddlk41010188000c.html
未来はどこに:検証・古川県政/下 くらしの満足度 /佐賀
 ◇県民と大きな隔たり
 昨年10月下旬、佐賀市内で古川康知事のローカル・マニフェスト検証大会が開かれた。日本青年会議所佐賀ブロック協議会が毎年開いており、2期目の最終年度となる今回は、48の全マニフェストを採点した。

 主催者の採点は68点。古川知事の自己採点はそれを上回る73点だった。このうち「これからの県を支える企業を4年間で60件誘致、3600人の新規雇用をめざします」などとしたマニフェストについては、主催者70点に対し古川知事80点。知事は、07年度からの3カ年で誘致企業53件、新規地元雇用者数3249人と、目標を上回るペースで実績を伸ばしていることを誇示した。

 だが、県民の実感はまだそこまでの高評価に至っていない。県が昨年11月にまとめた「くらしの実感調査」では、くらし全体に対する満足度について「満足している」「まあ満足している」と答えた満足派は、前回調査(06年)の65%を大きく下回る48%と半数に満たなかった。中でも「産業」分野での満足派は前回を4ポイント下回る15%、「雇用・労働」分野では前回を2ポイント下回る8%にとどまった。

 さらに「県内の企業に活気がないと思う理由」(複数回答)については「企業の誘致が進んでいない」が41%で2位、「だれもが意欲と能力に応じて働ける環境になっていないと思う理由」(同)でも「働ける場が少ない」が74%で断トツの1位。古川知事と県民の間には、現状認識に大きな隔たりがあることをうかがわせた。

 古川知事は就任以来、県の当初予算を徐々に減らし、08年度には18年ぶりに一般会計の総額が4000億円を下回った。しかし、同年秋のリーマンショックによる経済危機を乗り越えるために緊急総合対策を実施。09年度以降は当初予算を増額に転じさせて経済対策に力を入れてきた。

 しかし、県民の県政に対する期待は薄い。くらし実感調査で、分野ごとに県が力を入れることにどれくらい期待しているかを尋ねたところ、「安全・環境」などを除く4分野で「期待していない」「あまり期待していない」が4年前より0・4〜2・7ポイント増え、その大半が「期待しても無理」と答えていた。

 流動的な経済に合わせて施策を組み立てるのは容易ではない。だが、県民生活が知事の判断によって大きく左右されるのも事実だ。今後の4年間の生活を誰の判断に委ねるのか。顔ぶれは前回と変わらないとはいえ、周囲の状況は大きく変わった。県民に託された一票は重い。(この企画は竹花周が担当しました)

2068チバQ:2011/03/13(日) 20:05:26
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110310ddlk42010467000c.html
激戦区:’11統一選・県議選/1 大村市 /長崎
 ◇「吉川票」の争奪し烈
 三つの議席を4人で争う大村市区。市内をほぼ二分した昨年10月の大村市長選のしこりは残ったままで、更に前回選(07年)で8576票を獲得しながら今回出馬を見送った自民党県連幹事長、吉川豊氏の票の行方が注目を集める。前回は最下位当選者と次点者の差はわずか13票。今回も「4氏は横一線」と見る向きもあり、前哨戦はし烈を極めている。

 2月27日朝、3氏がそろって事務所開き。先陣を切ったのは松本崇市長の長男洋介氏。祖父、父と市長が2代続き「松本党」と称される強力な地盤が背景にある。唯一の無所属と34歳の若さを前面に「世代交代を」と声を張り上げた。

 事務所には市長や市長派の市議の姿はなかった。政争激しい大村で5選を果たした父との違いを自覚し、知名度を上げようと、毎朝、辻立ちをこなす。

 その1時間後、自民現職の2人が続く。小林氏の事務所には、市長選で惜敗し、今回市議選に出馬予定の里脇清隆氏も駆け付けた。用意した300席は埋まり「大変ありがたい。大村の発展に尽くす」と頭を下げた。県連政調会長の小林氏は、吉川票の動きにも言及。「これまで少し距離があると言われてきたが、幹事長に就任し、近くなった」と語るなど支持拡大に躍起だ。

 同じころ。前回トップ当選を果たした野口氏。事務所開きには金子原二郎参議院議員の姿も。金子氏は「議会で是々非々でやってくれた」と持ち上げた。野口氏も吉川氏との関係を強調。パンフレットに吉川氏と握手している写真を掲載していることを紹介し「掲載は吉川先生も快く認めている」と語った。

 市長の長男と現職2人に対し、民主は元職の高見氏を立てる。

 前回は無所属で惜敗。浪人した4年間は市内でミカンやアスパラガスを生産し「農業経営」の厳しさを実感したという。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)は反対の意向。「党内からも声を上げ、国内の農家を守りたい」と主張する。

 ミニ集会は20回を超えた。「大村独特の政争には私は関わりたくない。地道に支持を増やしたい」と語る。【柳瀬成一郎】

  ◇   ◇

 県議選告示まで3週間。16選挙区のうち激しい争いが予想される選挙区を紹介する。

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 ◆大村市(定数3)

 ◇立候補予定者
高見健  57 民元(1)

小林克敏 66 自現(4)

野口健司 47 自現(3)

松本洋介 34 無新

〔長崎版〕

2069チバQ:2011/03/13(日) 20:06:00
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110311ddlk42010442000c.html
激戦区:’11統一選・県議選/2 長崎市 /長崎
 ◇県庁舎移転なお争点?
 県都・長崎市区は、県内16選挙区中、最も多い定数14に18人が名乗りを上げる。三菱重工業長崎造船所のおひざ元で労組出身が多い民主の厚い地盤。従来から自民としのぎを削ってきた。今回は女性4人も出馬予定。都市部で無党派層が多いこともあり、前哨戦は激しさを増している。

 争いで無視できない存在となっているのが、長年、浮かんでは消え、消えては浮かんできた県庁舎の建て替え問題だ。先月1日、中村法道知事が「長崎魚市跡地への移転新築」を表明し、決着した。しかし、それでも反対の声は根強い。

 「県民は納得していない」。長崎市議を6期務め、今回くら替え出馬する中村氏はそう訴える。建設場所が埋め立て地であることに懸念を示し「知事が表明したって、あきらめる必要はない。県民投票で決めるべき問題」と争点化を狙う。

 移転反対は現職の堀江、浅田の両氏と新人の岩永氏も。4氏のうち3人は女性だが、その一人の堀江氏は「主張は重なるが、これで世論が高まってくれれば」とむしろ歓迎する。

 これに対し、争点化に異を唱えるのは、魚市跡地への県庁舎建設を促す意見書案に賛成した現職9人だ。「もう決まったこと。聞かれれば答えるが……」と積極的には発言していない。県庁舎整備特別委副委員長の高比良元氏は「流れは決まり、(新年度に)予算も上げている」と振り返らない。「跡地活用と合わせ、長崎を元気にするためのバネにしたい」と将来を見据える。

 同じく委員の江口氏は「身近な支持者に『一等地に(県庁のような)生産性のないものを持ってこなくても』と言われた」と反対の声があることを認めつつ「それよりも雇用対策など取り組むべき課題は多い」。また、昨年2月の知事選に出馬し、移転反対を訴えた元職の押渕氏も賛成に。「現地建て替えが一番いいけど、決まったことだし、何でも反対というわけには」と説明する。

 新庁舎の完成は5年余り先の16年度。地元が心配する跡地活用策は財源も含めていまだ見えない。果たして争点になり得るか、激戦の行方とともに注目される。【阿部義正】

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 ◆長崎市(定数14)

 ◇立候補予定者
高比良末男 62 民現(2)

渡辺敏勝  63 民現(2)

陣内八郎  61 民現(1)

高比良元  58 民現(1)

深堀浩   45 民新

野本三雄  73 自現(4)

中山功   62 自現(3)

下条文摩左 61 自現(1)

小森明人  51 自新

前田哲也  47 自新

江口 健  60 公現(2)

川崎祥司  48 公新

堀江ひとみ 51 共現(1)

金子三智郎 63 社現(1)

浅田眞澄美 44 無現(1)

押渕礼子  72 無元(2)

中村すみ代 64 無新

岩永賢一  53 無新

〔長崎版〕

2070チバQ:2011/03/13(日) 20:06:33
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110312ddlk42010184000c.html
激戦区:’11統一選・県議選/3 佐世保市・北松浦郡 /長崎
 ◇「台風の目」消え混とん
 「一から出直す」。自民現職の松田正民氏が7日、記者会見し、パーティー券購入問題を理由に出馬断念を表明した。選挙区(北松浦郡)が合区され、新たな票田となった佐世保市へ攻め入り、かき回していた台風の目が消えた。当落線上で複数の候補としのぎを削るとみられていただけに「これで決まりか」「松田票はどこへ行くのか」と憶測が飛び交う。松田氏の前回得票8400余票の行方が焦点だ。

 佐々町議からくら替えし、図らずも北松浦郡唯一の候補となった北村氏は、松田氏の会見から2日後の9日、自民党佐々支部へ推薦願を出し、自民支持層の取り込みに動いた。企業へのあいさつ回りや街頭演説で「若さと行動力」を訴え、無党派層への浸透も図る。北村氏は「支持者から『動きやすくなった』という声を聞く」と手応えを語る。

 また、前回は佐世保市区で最下位当選の末次氏。陣営幹部は松田氏不出馬について「うちにはマイナスしかない。振り出しに戻ってしまった」と危機感をあらわにする。2月半ばから県政報告会を頻繁に開き、地域への浸透を図ってきた。当選ラインの上昇が予想されるため、戦略を練り直すという。

 一方、猛烈な逆風にあえぐ民主は、現職2人の議席死守に懸命だ。「いばらの道が続くが、支援態勢の強化を」。2月下旬、佐世保市であった県第4区総支部の定期大会で、総支部長の宮島大典衆院議員が檄(げき)を飛ばした。久野氏は出身の佐世保重工業労組を軸に支持拡大を図る。山田氏は衆院議員で前農相の父正彦氏の支持者のほか、全駐労長崎地区本部など労組の支援を受けて戦う。

 このほか、自民現・元職の宮内、溝口、田中、外間の4氏が活動を活発化させ、票の上積みを図る。公明現職の織田氏、社民現職の吉村氏は共に手堅く基礎票をまとめる。みんなは昨年の参院選に続き中嶋氏を擁立し民主、自民批判の受け皿を目指す。【山下誠吾】

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 ◆佐世保市・北松浦郡(定数9)

 ◇立候補予定者
久野哲   63 民現(1)

山田朋子  38 民現(1)

宮内雪夫  77 自現(10)

田中愛国  66 自現(4)

溝口芙美雄 63 自現(2)

外間雅広  52 自元(1)

織田長   61 公現(3)

吉村庄ニ  71 社現(3)

中嶋徳彦  36 み新

末次精一  48 無現(1)

北村亮樹  40 無新

〔長崎版〕

2071チバQ:2011/03/13(日) 20:07:01
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110313ddlk42010293000c.html
激戦区:’11統一選・県議選/4止 南島原市 /長崎
 ◇3氏、水面下の攻防
 「全力フレッシュランナー」ののぼりが立つ後援会事務所。パイプ椅子に座った松島氏は県議選のテーマを三つ挙げてみせた。「脱組織、世代交代、脱オヤジ、ですね」

 前の二つは、建設業界を軸に組織を固める中島氏と、6期目の議長、末吉氏を意識したもの。三つ目は、前南島原市長の実父、世佳(つぐよし)氏と違うカラーを出す、という意味だ。

 定数2に3人が挑む南島原市区。昨年4月の市長選のしこりも残り、前哨戦は激しさを増す。

 前市長の下、前回選で史上最年少でトップ当選した松島氏。ところがその市長選で、世佳氏は元有家町長の藤原米幸氏に大差で敗れた。「父は集会に動員をかけたが、上滑りした。自分はドブ板選挙をしたい」。ミニ集会に加え、国道沿いで朝の辻立ちを始めた。

 松島氏のライバルとして登場したのは、世佳氏の市長選や前回県議選で松島氏を支援した中島氏。合併前の旧加津佐町議を1期務め、後は家業の建設業に専念していた。「現職は2人とも旧有家町出身。他の地域の声が届かない、住民の声を聞かない、と批判があった。ならば私が出ようと」

 口加高で高校総体四百メートルリレーに出場。今も母校でトレーニングし、百メートル走で市の「40〜44歳」の記録を持つ。スポーツ振興を訴える。「末吉さんは力がある。市民感情として議席に残さないかん」。照準を松島氏に合わせる。

 競り合う2人から置き去りにされないよう警戒するのは末吉氏だ。「(2人は)どっちが上がっても、よか県議になる。しかしまだ評価のしようがない」と実績不足を指摘する。三つどもえの市長選で支援候補は3位に沈んだが「影響はない」と強気だ。「人口減少が続く中、藤原市長がやろうとする学校給食無料化は市民を元気にする。市の施策に加勢すっとが仕事になる」。藤原市長への歩み寄りの姿勢も見せる。

 だが、市長支持者は自主投票。水面下の攻防に拍車を掛けている。【古賀亮至】(おわり)

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 ◆南島原市(定数2)

 ◇立候補予定者
末吉光徳 64 自現(6)

松島完  31 無現(1)

中島浩介 44 無新

〔長崎版〕

2072チバQ:2011/03/15(火) 23:47:03
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001103150001
原発事故、市民投票見送りに波及
2011年03月15日

  福島第一原子力発電所の事故の衝撃は、串間市の野辺修光市長が4月10日投開票で準備を進めていた原発立地の賛否を問う市民投票を「見送り」に追い込んだ。野辺市長が昨年7月の市長選で市民投票を公約に掲げて返り咲いてから約8カ月。「なぜ今さら市民投票か」といぶかる声もあった市民投票は、国の原発政策を揺るがしかねない事態の中、とりあえずの幕引きを迎えた。
  野辺市長は14日午後、臨時記者会見を開き、「原発は安全性が絶対条件だが、実施は市民の理解を得られない。不安と混乱を招きかねない」と、午前中の市議会全員協議会と同様の説明をした。ただ表現は「中止」「断念」ではなく、あくまでも「見送り」。報道陣から「任期中の実施の可能性は?」と繰り返し問われると、「分かりませんて、それは」と憮然(ぶ・ぜん)とした表情を見せた。だが、今後の実施の可能性については最後まで否定せず、市民投票条例そのものの廃止についても「その考えはない」と明言した。
  串間商工会議所など立地賛成の団体でつくる串間原電推進協議会(会長=矢野貞次・串間商工会議所会頭)。市民投票見送りを受け、報道陣からの問い合わせが相次いだが取材には応じず、矢野会長(67)名でA4の紙1枚を市を通じて出した。横書きに4行で「協議の結果、立地推進活動の中止を決定した」とのことだった。
  推進派の森光昭市議(無所属)は「国は福島原発の事故を教訓に、これから新設する原発は耐震度を見直すはず。今後できる原発は、何十年も前にできた福島原発と同じものではなく、安全なはずだ」としながらも、「市民が冷静に投票できる状況ではない。投票実施見送りは良い決断だ」と話した。
  一方、立地反対の串間反原発市民投票対策本部(共同代表4人)は14日朝、市長が見送りを表明する前に、市に投票中止を申し入れていた。共同代表の一人、山下芳数さん(50)は「投票見送りは歓迎する。原発の安全神話は崩れた。国が耐震強度の強い原発をつくってもさらに大きな地震が起きる可能性はある」と話した。
  反対派の児玉征威市議(共産)は「立地打診がない状態での市民投票は、そもそもおかしな話だった。市民投票の見送りは当然のこと。間違った公約は見直す勇気が必要だ」と強調した。

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2073チバQ:2011/03/17(木) 20:00:43
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110308/20110308_0001.shtml
佐賀県【激突の構図 2011年県議選】<1>佐賀市・全市1区で定数1減 三養基郡・現元新の三つどもえ
2011年03月08日 15:20  4月1日の県議選告示まで3週間余り。従来の14選挙区、定数41が今回、13選挙区、定数38に見直された。これまでに現職31人、元職2人、新人21人が立候補を表明、激しい前哨戦を繰り広げている。政権交代後、初の県議選。地方分権の時代を迎え、県議会の役割もかつてないほど問われている。各選挙区の「激突の構図」を紹介する。

 ●佐賀市 全市1区で定数1減 各党擁立で少数激戦

 2度の合併を経て、福岡県境の山間部から有明海沿岸まで市域が広がった佐賀市。今回初めて川副、久保田、東与賀の旧3町が加わり、前回までの佐賀郡選挙区は廃止された。全市域が一つの選挙区で、定数は前回(佐賀市10、佐賀郡2)から1減の11となった。

 現職8人、新人5人の計13人が立候補の準備を進めており、県内で唯一、民主、自民、公明、共産、社民の主要政党の候補者が激突する。立候補予定者の地盤は旧市内7人、旧郡部6人。選挙区が広がり有権者が増えた一方で、定数は削減されたことから、当選ラインの上昇が予想され、多くの陣営が「1万票以上」を目標に据える。地盤を越えた集票が必要で、激戦の様相を見せている。

 民主は、現職藤崎に加え、新人江口を擁立。ともに連合佐賀の推薦を受け、労組票のすみ分けを狙う。前回民主推薦で当選し、今回引退する太田記代子の支持票の取り込みもにらむ。旧佐賀市を中心とした衆院1区は県連代表の前総務相原口一博のお膝元でもあり、県連は2議席獲得を目指す。

 自民は現職、新人の6人を公認。旧市内が地盤の原口義己、吉田欣也、岩田和親が不出馬を表明しており、「票の流れが大きく変わる」と各陣営。郡部出身の篠塚、留守、古賀善は、有権者が多い旧市内への攻勢を強める。現職で唯一、旧市内が地盤の木原は5期目を目指し、足場固めに懸命。新人の古賀陽は地元の自治会協議会の推薦を取り付け、若さを売りに無党派層への浸透も図る。新人の川崎は、県議空白地の旧諸富町から議席をうかがう。

 公明の伊藤は精力的に集会を開き、支持組織の引き締めに力を入れる。前回トップ当選した共産の武藤はミニ集会を重ね、票の上積みを狙う。自治労の全面支援を受ける社民の徳光は支持拡大が焦点。無所属の合瀬は組織の推薦は受けずに草の根活動を展開。同じく畑瀬も「脱既成政党」のスタンスで浸透を目指す。

 ●佐賀市

            (定数11―13)
藤崎輝樹 40 党県総務会長 民現(1)
篠塚周城 61 書店組合顧問 自現(6)
留守茂幸 63 県議会議長  自現(5)
木原奉文 57 党県幹事長  自現(4)
古賀善行 65 元町助役   自現(1)
伊藤豊 61 党県代表   公現(3)
武藤明美 63 党県副委員長 共現(4)
徳光清孝 53 党県幹事長  社現(1)
江口善紀 43 元議員秘書  民新
川崎常博 44 自営業    自新
古賀陽三 33 元議員秘書  自新
合瀬博俊 40 会社役員   無新
畑瀬房次 54 農業     無新

2074チバQ:2011/03/17(木) 20:00:54
 ●三養基郡 現元新の三つどもえ 民主票と上峰票焦点

 みやき、上峰、基山の3町で構成される選挙区は、定数が3から2に削減された。現職、元職、新人の3人が出馬を予定している。

 県議会議長を務めた父の地盤を継ぎ、前回トップ当選した自民の宮原は、支援者へのあいさつ回りを精力的にこなす。地元の旧北茂安町に加え、旧三根町や上峰町への浸透を図る。

 旧中原町を地盤とする元職の石丸は、自民公認で返り咲きを狙う。初当選した8年前と同様、JR駅前での朝立ちを再開したほか、今後、出身地の上峰町で票の掘り起こしにも力を入れる。

 新興住宅地が多い基山町からは、新人服巻が無所属で挑戦する。今期限りで引退する自民現職の堀田一治を後援会顧問に迎えた。既に町内6千世帯を一巡し、町外にも活動を広げる。

 堀田とともに民主現職の末安善徳も引退。後継候補の擁立が難航した民主は“不戦敗”で、民主支持層の行方と、候補者がいない上峰町の有権者の動向が注目される。

 ●三養基郡

              (定数2―3)
宮原真一 41 農業     自現(1)
石丸元章 46 会社員    自元(1)
服巻稔幸 40 建築会社社長 無新

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。

 (敬称略)


=2011/03/08付 西日本新聞朝刊=

2075チバQ:2011/03/17(木) 20:01:47
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110310/20110310_0001.shtml
【激突の構図 2011年県議選】<2>鳥栖市・県内屈指の注目区 神埼市・郡・2現職に新人再挑戦
2011年03月10日 16:14  ●鳥栖市 県内屈指の注目区 社民牙城に民主挑む
 
 社会党時代を含め社民が1955年から通算13期、52年にわたり議席を守り続ける「牙城」。今期限りで引退する現職の後継候補として新人を擁立したが、県議会で統一会派を組む民主が初参戦。自民と無所属の2人の現職も引き続き意欲を見せており、定数3に4人がしのぎを削る県内屈指の注目区となった。

 社民山口の後援会長には、4期で県政界を退く牛嶋博明が就いた。前回牛嶋はトップ当選。自治労など労組とのつながりに加え、長年の政治歴で培った人脈も生かし、今も国労闘争団員で政治経験ゼロの山口を支える。

 鳥栖市議長を務めた民主新人の原は1月下旬、出馬を決意した。ただ、市議辞職に伴う補選で後継の民主候補が大敗し、危機感は強い。出身のJR労組を中心に組織固めを急ぎ、市議6期の実績もアピールする考え。

 3選を目指す自民の指山は、県私立幼稚園PTA連合会長を務め、市内の幼稚園や保育園関係者の支援を受ける。地元商店街や建設業界にも食い込んでおり、つじ立ちやあいさつ回りなども地道に続ける。

 無所属の向門は、2月の市長選で橋本康志の再選の原動力となった地元有力企業が支援する見込み。小学校区単位で県政報告会を積み重ねているほか、議員活動を紹介するチラシも配布し、支持拡大につなげる。

 鳥栖市は福岡都市圏のベッドタウンとして人口増が続いている。有権者の入れ替わりも激しく、各陣営とも無党派層を視野に入れた選挙戦術の構築を検討している。

 このほか、1陣営が7日の立候補予定者説明会に出席した。

 ●鳥栖市

              (定数3―4)
指山清範 45 幼PTA会長 自現(2)
向門慶人 40 元鳥栖市議  無現(1)
原康彦 56 元鳥栖市議長 民新
山口認 58 党県副幹事長 社新

 ●神埼市・郡 2現職に新人再挑戦 吉野ケ里町の票 鍵に

 民主内川と自民石井の現職2人に、前回72票差で落選した無所属新人の八谷が再び挑む構図。

 旧千代田町長の内川は民主県連幹事長。党の支持率が落ち込む中、県連は「絶対に負けられない選挙区」(幹部)と位置付ける。前回、出馬した自民候補(落選)と地域を二分する戦いを繰り広げたため、地元の票固めに奔走。「逆風を嘆いても始まらない」とミニ集会などを黙々とこなす。

 石井は昨年7月の参院選直後から、幹線道路などで定期的につじ立ちを実施。「党への追い風をつかむ」と県連幹部。地盤の旧神崎町の商工会をはじめ、小中高の同窓生人脈も活用する。前回、小差でかわした八谷の出馬に警戒感を抱き、旧千代田町や吉野ケ里町の集票にも力を入れる方針。

 再挑戦の八谷は、自民に加え、県農政協議会の推薦を獲得。1月下旬から選挙区内のJA支所で精力的に集会を重ね、農業政策を中心に訴えている。「現職に挑む壁は高い」と、小まめな支持者回りやつじ立ちを欠かさず、県職員時代の人脈も生かして支持拡大に努める考えだ。

 今のところ吉野ケ里町を地盤とする候補者はおらず、同町を舞台にした「票の争奪戦」も注目される。

 ●神埼市・郡

              (定数2―3)
内川修治 58 党県幹事長  民現(1)
石井久起 59 旧神埼町議  自現(1)
八谷克幸 61 元県副本部長 無新

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。

 (敬称略)


=2011/03/10付 西日本新聞朝刊=

2076チバQ:2011/03/17(木) 20:02:37
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110311/20110311_0002.shtml
【激突の構図 2011年県議選】<3>唐津市・東松浦郡・定数1減の6に10人 西松浦郡・現職のみが出馬表明
2011年03月11日 20:49  ●唐津市・東松浦郡 定数1減の6に10人 票読めない激戦区に
 
 定数1減の6に現職5人、新人5人が名乗りを上げた県内屈指の激戦区。各陣営とも「混戦模様で票の流れが全く読めない」と、危機感を強めている。

 現職は全員、県農政協議会の推薦を受けた。6選を目指す無所属の宮崎は長年の実績を強調し、農漁協や建設業界への浸透を図る。県政報告会も欠かさず、小まめなミニ集会を通して後援会組織を広げる。

 自民現職では、峰が市議時代(2期)の人脈を生かし、旧唐津市を中心に商業者や青壮年層にアピール。ただ旧郡部では知名度が低く、票の掘り起こしを急ぐ構え。前回トップ当選の桃崎は地元の旧浜玉町や旧七山村を精力的に回り、足場固めに余念がない。商工団体の推薦も取り付け、有権者が多い旧市内への浸透をうかがう。

 2期目を目指す大場は、前回推薦が得られなかった地元の鏡地区をほぼまとめ、後援会組織を強化。地元衆院議員の事務所長を務めた経歴も生かし、独自人脈も駆使する。玄海町を含む上場地区が地盤の田崎は集会に積極的に顔を出して地域振興を訴える。九州電力玄海原発の「従業員票」にも期待を寄せるが、連合佐賀推薦の民主新人宮地と“競合”しており、警戒感を隠せない。

 宮地は九電労組出身の唐津市議の支援を受け、他労組の支持も取り付ける構え。長年、地域おこし活動に携わっており、離島も含めた票の掘り起こしを視野に入れる。自民新人の米倉は引退する現職楢崎近の後継。県農政協や高校同窓会の推薦を受け、地元の旧相知町のほか旧郡部を中心に地盤を固めつつ、元市議の知名度で旧市内にも攻勢をかける。

 旧北波多村議の共産山口は3度目の挑戦。市中心部を拠点に街頭演説や集会をこなす。プルサーマルや環太平洋連携協定(TPP)への反対姿勢を鮮明にする。無所属の林は税理士事務所などで勤めた経歴をPRし、県財政の健全化を訴える。主に同級生が支援。旧市内に加え、知人が多い旧相知町、旧厳木町で精力的にあいさつ回りを続ける。旧大島邸(唐津市)の保存運動に携わった山崎も無所属で挑戦。反プルサーマルを掲げ、知人や同窓生を頼りに草の根活動を展開し、無党派層の取り込みを狙う。

 長年、複数の自民候補が当選してきた保守地盤。民主が初めて候補を擁立したほか、市民運動出身の増本亨が任期途中で死去したこともあり、「反保守票」の行方も焦点になっている。

 ●唐津市・東松浦郡

             (定数6―10)
峰達郎 50 薬剤師    自現(2)
桃崎峰人 61 農業     自現(2)
大場芳博 61 党県副幹事長 自現(1)
田崎信幸 56 農業     自現(1)
宮崎泰茂 68 農業     無現(5)
宮地昭博 51 会社社長   民新
米倉幸久 63 党支部幹事長 自新
山口勝弘 55 党県政策委長 共新
林正樹 62 会社役員   無新
山崎久美子 58 ピアノ講師  無新

 ●西松浦郡 現職のみが出馬表明 無投票再選の公算大

 自民現職の原田が再選を目指し立候補を表明している。

 今のところ、ほかに出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 原田が昨年秋から開いてきた県政報告会には地元町議も同行。地域の会合にも頻繁に出席し、地盤固めを続けてきた。

 ●西松浦郡

             (定数1―1)
原田寿雄 54 元会社役員  自現(1)

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。

 (敬称略)


=2011/03/11付 西日本新聞朝刊=

2077チバQ:2011/03/17(木) 20:03:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110312/20110312_0001.shtml
【激突の構図 2011年県議選】<4>小城市 杵島郡 多久市
2011年03月12日 15:17  ●小城市 “苦肉の策”で自主投票 農業票の行方に注目

 前々回から2回連続で、自民現職の伊東と藤木が無投票で議席を分け合ってきた。今回は2人に加え、新人で元小城市議の三根が無所属で立候補する構えを見せており、12年ぶりの選挙戦となる見通し。

 伊東、藤木ともに出身地は旧三日月町だが、伊東は旧芦刈町の漁業者に強く、藤木は旧牛津町を中心に農家から支持を集めてきた。伊東も藤木も支援者回りに余念がない。割って入る形の三根は旧小城町出身。JAさが小城地区生産組合協議会会長を務めており、農業関係者へのアプローチに走る。

 県農政協議会はこれまで伊東と藤木を推薦してきたが、JA幹部の三根が参戦するため、2人の推薦を見送った。「三根は身内の候補だが、伊東、藤木との関係も無視できない」と農政協幹部。“苦肉の策”で自主投票に落ち着いたが、農業票の行方が注目される。

 ●小城市             (定数2−3)
伊東猛彦49福祉法人役員 自現(4)
藤木卓一郎43農業     自現(3)
三根実54生産組合長  無新

 ●杵島郡 地盤重なり激戦模様 定数2に4人しのぎ

 江北、白石、大町の3町で構成される選挙区の定数は2。これまでに現職1人と新人3人が立候補を表明。それぞれ地盤が重なっており、激しい選挙戦が予想される。

 自民現職の石倉と無所属新人の三苫は前回、江北町を舞台にしのぎを削った。石倉は「2期8年の実績」を前面に打ち出し、建設業界や農家に浸透を図る。前回苦戦した白石町に切り込む戦術も描く。

 4年前に296票差で石倉に競り負けた三苫は3回目の挑戦。江北町婦人会長の肩書をフル活用するほか、今回は民主の推薦も得て、支持拡大に努める構え。

 選挙区の有権者数は約3万5千人で、白石町が6割を占める。3期務めた稲富康平が同町で強固な基盤を築いてきたが、今期限りで引退。稲富の後継者として自民は前白石町議の定松を擁立した。出身地の旧有明町を軸に農業・漁業層への食い込みを目指す。

 無所属新人の三根も白石町が地盤。県武雄土木事務所長など「土木畑」を歩んだ人脈から建設業に強みを持つ。候補者がいない大町町では4人が入り乱れそうだ。

 ●杵島郡             (定数2−4)
石倉秀郷61元体協理事長 自現(2)
定松一生53前白石町議  自新 
三苫紀美子65県婦人会長  無新 
三根建一60元県職員   無新

 ●多久市 8年ぶりの選挙戦に 現職と新人一騎打ち

 自民公認の福島は12年前に市議から転身し、三つどもえの選挙戦を制し初当選。前々回は共産との一騎打ち、前回は無投票と着実に地歩を固めてきた。今回は多久市議会の「非自民グループ」から市議の野田が無所属で名乗りを上げた。同年齢2人による8年ぶりの選挙戦となる見込み。

 福島は林業・農業や商工会、地元企業など幅広い支持を集める。野田は小まめなミニ集会を積み重ねている。

 ●多久市             (定数1−2)
福島光洋54森林組合会長 自現(3)
野田勝人54社会教育委員 無新

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。

(敬称略)


=2011/03/12付 西日本新聞朝刊=

2078チバQ:2011/03/17(木) 20:04:44

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110314/20110314_0001.shtml
【激突の構図 2011年県議選】<最終回>伊万里市 武雄市 鹿島市・藤津郡 嬉野市
2011年03月14日 16:43  ●同じ顔ぶれ4人挑む 8000票目指して激戦 伊万里市
 
 定数3に現職3人と元職1人が挑む。4人とも元伊万里市議で前回と同じ顔ぶれだが、元職を民主が公認したことから、自民現職3人は民主票の動向に神経をとがらせている。

 4期目を目指す竹内は主地盤の市中心部で商工業者の支持固めを急いでいる。同じく4選を視野に入れる中倉は工業団地が多い市西部を中心に浸透を図る。農村部の市東部は岡口の地盤。4年前は無所属で初当選し、今回は自民の公認を得た。

 前回、自民現職で落選した松尾は民主公認で返り咲きを目指す。元教員の経歴から教え子を中心にした草の根活動に加え、労組票の上積みを狙っている。

 現職3人によってすみ分けされた地盤に、初めて候補を擁立した民主が切り込む構図。各陣営とも当選ラインを「8千票」と予想する。

 ●伊万里市

              (定数3−4)
竹内和教 62 党県副幹事長 自現(3)
中倉政義 61 史跡顕彰会長 自現(3)
岡口重文 55 市陸協副会長 自現(1)
松尾真介 52 元教員    民元(1)

 ●現職2人、新人1人が表明 8年ぶりの選挙戦に 武雄市

 定数2に対し、現職2人、新人1人が立候補表明。前回は無投票だったが、民主が武雄市で初めて候補者を擁立したことから8年ぶりの選挙戦となりそう。

 自民現職の石丸は、武雄杵島地区医師会などの推薦を受け、地域の集会にも積極的に足を運ぶ。自民現職の稲富は、地縁血縁を絡めて浸透を急ぐ。民主新人の青木は自転車遊説に力を入れ、草の根活動を徹底する。

 出直し市長選に発展し、市を二分した市立病院民営化問題のしこりが、選挙戦にどう影響するかも焦点だ。

 ●武雄市

              (定数2─3)
石丸博 65 福祉法人役員 自現(4)
稲富正敏 63 建材販売業  自現(3)
青木一功 35 医療法人役員 民新

 ●定数2に3人が挑む 民主が推薦で初参戦 鹿島市・藤津郡

 定数2に対し、自民現職2人と民主推薦の無所属新人1人が争う見通し。民主の“参戦”は今回が初めてで、新たな構図で票の奪い合いとなりそうだ。

 鹿島市が地盤の土井は、商議所、農協、漁協など幅広い支持を集める。「鹿島ガタリンピック」を主催する市民団体代表を務めた人脈を生かした支持者回りを続ける。

 前回新人ながらトップ当選した坂口は太良町が地盤。有明海のノリ養殖業者やタイラギ漁師から強固な支持を受ける。地域の会合に小まめに顔を出している。

 松田は、地場大手の祐徳バスの元社員で、鹿島市議も務めた。元市長の桑原允彦が支援。民主の推薦を受けたことから、労組などが精力的に動いている。

 2009年衆院選と10年参院選で、鹿島市の比例代表の得票は民主が自民を上回っている。同市の票の行方が当落に直結する可能性がある。

 ●鹿島市・藤津郡

              (定数2−3)
土井敏行 57 信用組合理事 自現(2)
坂口祐樹 40 町商工会役員 自現(1)
松田義太 37 少年補導員  無新 

 ●5選目指す現職のみ 3回連続無投票か 嬉野市

 5選を目指す石井以外に立候補の動きはなく、旧藤津郡選挙区時代も含めて、3回連続での無投票となる見込み。

 ●嬉野市

              (定数1−1)
石井秀夫 63 党県副会長  自現(4)

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。
(敬称略)


=2011/03/14付 西日本新聞朝刊=

2079チバQ:2011/03/17(木) 20:06:39
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/oita/20110306/20110306_0002.shtml
【県議選の構図 16選挙区情勢】<上>表明13人まだ動きも・大分市 現新7人争う激戦区・別府市
2011年03月08日 15:22  ■2011統一地方選・大分■

 県議選(定数44)の告示(4月1日)まで、残り1カ月を切った。今のところ、立候補表明したのは59人。前回の2007年より10人減っており、少数激戦となりそうだ。4月10日の投開票日に向け、立候補予定者がしのぎを削る16選挙区の構図と情勢を紹介する。

 ●大分市

 (定数13−13)
 首藤 隆憲 63 民現1
 阿部英仁 62 自現5
 麻生栄作 49 自現3
 渕健児 70 自現3
 河野成司 53 公現1
 堤栄三 54 共現2
 平岩純子 56 無現2
 油布勝秀 60 自元1
 小嶋秀行 56 民新
 藤田正道 48 民新
 吉岡美智子 57 公新
 守永信幸 48 社新
 竹内小代美 65 無新

 今のところ立候補を表明しているのは、定数と同数の13人。これまで無投票となったことはないが、今回は立候補の動きは低調だ。ただ、新たな立候補表明や候補擁立の動きもあり、まだ構図は固まっていない。

 民主党は、市職労出身で現職の首藤を公認したほか、引退した現職の後継に九電労組出身の藤田を擁立。党県連幹事長の小嶋も市議からくら替えした。4人目の擁立もうかがう強気の姿勢で、現有2議席以上を目指す。

 自民党は現有4議席の上積みを狙ったが、現職4人のうち県議長の安部省祐が県議選への不出馬を決めた。阿部が市中心部、麻生が西部、渕が東部の地盤固めを進めており、元職の油布も農業者らの支援を得て返り咲きを狙う。

 公明は党県本部代表の竹中万寿夫が引退。現職の河野、新人で市議の吉岡が立候補する。現有2議席を守るため、市を東西に分けて浸透を図る。

 共産は現職の堤が1議席死守を狙う。

 社民は、県教組を支持母体とする現職の平岩を推薦。昨年の参院選比例代表で初当選した吉田忠智の後継として、県職労出身の守永を公認。党県連合代表の内田淳一の引退に伴い、元高校教諭の竹内を推薦した。


 ●別府市

 (定数5−7)
 佐藤博章 67 民現2
 牧野浩朗 59 自現7
 荒金信生 65 自現6
 嶋幸一 45 自現1
 戸高賢史 40 公新
 福田公子 35 共新
 原田孝司 51 無新

 現新7人が争う激戦区。前回擁立を見送った社民は推薦候補で議席を奪還し、同一会派の民主と合わせ1増を狙う。自民、公明は現有維持。共産も議席奪還をうかがう。

 民主は現職佐藤を擁立したが、前回まで支援を受けた社民が推薦候補支援に回った。

 自民は現職3人を公認。牧野がホテル業界関係者に浸透しており、荒金は手厚い後援会組織がフル回転。嶋は地盤の市北部地区を固めている。

 公明は、引退する現職伊藤敏幸に代わり、新人戸高が初挑戦。4月17日告示の市議選とも連携していく戦略だ。

 共産は新人の福田を公認、議席奪回を目指す。市議とともに活動し、票の掘り起こしを狙う。

 社民は推薦候補として市議の新人原田を支援する。労組を中心に組織票固めに懸命だ。

 ●中津市

 (定数3−4)
 大友一夫 64 自現3
 毛利正徳 51 自現1
 吉冨幸吉 61 無現2
 馬場林 57 無新

 自民現職2人は議席維持を目指し、前回は民主公認の現職が無所属で3選を期す。社民推薦の新人は、前回失った議席の奪還を狙う。

 前回トップ当選だった自民現職の大友は、地元の旧三光村など旧郡部の地盤を固める。高校の同級生などを通じて旧市部でも支持拡大を図る。

 自民現職の毛利はミニ集会を重ね、市議時代からの支持者を中心に浸透を図る。元衆院議員秘書の人脈を生かし、旧郡部への食い込みも狙う。

 現職の吉冨は民主への公認申請を取り下げ、無所属で立候補する。個人後援会と、経営する青果市場の関係者を軸に支持を広げる。

 社民推薦の新人の馬場は県教組出身で、市議から転身。平和運動センターと連合大分の推薦を受け、中学教諭時代の教え子の支持も広げる。

    ×      ×

 (注)文中敬称略。立候補予定者は氏名、年齢、所属、現元新別、当選回数。並びの優先は(1)現元新(2)政党公認(衆院勢力順)、無所属(3)当選回数(4)五十音−の順。


=2011/03/06付 西日本新聞朝刊=

2080チバQ:2011/03/17(木) 20:08:37
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/oita/20110308/20110308_0001.shtml
【県議選の構図 16選挙区情勢】<中>5人が名乗り激戦に・日田市 「自民系」が一騎打ち・竹田市
2011年03月08日 16:24  ■2011統一地方選・大分■

 ●日田市

 (定数3−5)
桜木博 72 自現2
井上伸史 64 無現3
酒井喜親 63 無現1
財津さやか 36 無新
杉野義光 67 無新

 自民系の現職2人と社民系の現職1人に、民主推薦の元市議と、元市議会議長の無所属2新人が挑む激戦となっている。

 自民現職の桜木は、唯一の党公認候補。後援会のほか、自衛隊OBの経歴を前面に出し支持を固める。自民系市議の支援も受け、旧市部の周辺にも浸透を図っている。

 前回の県議選で自民公認を受け、1万6322票でトップ当選した井上は、今回は自民推薦として無所属で出馬する。出身の旧郡部などで支持を求めている。

 社民の推薦を受ける現職の酒井は、市職員労組など各労働組合の組織力を背景に活動を展開。旧市部の支持者や知人を頼りに票の掘り起こしを図っている。

 民主の推薦を受け市議から転身を目指す無所属新人の財津は、街頭演説や集会を重ねている。唯一の女性で30代であることから、若年層や女性への支持拡大を目指す。

 元市職員、元市議会議長で無所属新人の杉野は、政党の推薦を受けず小まめに地域を回る。ミニ集会を重ねながら、旧市部を中心に出身の郡部にも食い込みを図る。

 ●佐伯市

 (定数3−3)
田中利明 59 自現3
御手洗吉生 64 自現2
深津栄一 62 社現1

 自民現職の田中、御手洗の2人と、社民現職の深津のほかに立候補の動きがなく、無投票となる公算が大きい。前回は6人が立候補する激戦となったが、新人が1人も名乗りを上げなかった。民主が候補擁立に動いたが、断念した。

 ●臼杵市

 (定数2−3)
志村学 65 自現4
久原和弘 64 社現4
芝崎祐治 59 無新

 5選を目指す自民と社民の現職2人に対し、学習塾経営の無所属新人が挑む。

 自民現職の志村は校区単位の県政報告会を約30回重ね、実績をアピール。自治会などの推薦を受け、地盤の旧市部で浸透を図る。前回から選挙区に編入された旧野津町でも集会を開き、保守層の取り込みに動く。

 社民現職の久原は大分市から選挙区を替えてから2度目の選挙。出身地の旧野津町では社民支持者に限らず、幅広く支持を広げる。有権者が多い旧市部にもしょうゆ会社の労組や高校同窓会などを通じて浸透を急ぐ。

 無所属新人の芝崎は、父親の敏夫(故人)が元臼杵市長。市内などで進学塾を経営し、人脈をたどって地道に支持の広がりを狙う。「よみがえれ、臼杵」などとアピールし、現職の批判票の取り込みを図る。

 ●津久見市

 (定数1−1)
古手川正治 54 無新

 すでに立候補を表明している自民推薦の無所属新人のほか、社民市議が今週中にも立候補表明の見通し。新人2人の争いとなりそうだ。

 自民推薦の古手川が、自民党県連会長代行を務める父親の茂樹の引退を受け、後継として立候補を表明。これに対し、市職労出身の社民市議が、社民や民主の推薦を受け、無所属で立候補する方向で検討している。

2081チバQ:2011/03/17(木) 20:08:54

 ●竹田市

 (定数1−2)
土居昌弘 41 無現1
荒巻文夫 64 無新

 自民推薦の現職と、無所属ながら自民党員の新人による一騎打ち。いずれも約60団体から推薦を受けるが、2人そろって推薦する団体も目立つ。保守票を奪い合う激戦となっている。

 現職の土居は、竹田市長になった首藤勝次の県議辞職に伴う2009年の県議補選で、無投票で初当選。再選を目指し名乗りを上げた。市内全域でミニ集会を精力的に開き、すでに2巡目に入った。県商工会議所青年部連合会長を務め、41歳の若さをアピールする。

 新人の荒巻は、合併前の旧市時代から市議を4期務め、09年には市議会議長に就任。告示まで約3カ月となった昨年12月下旬に立候補表明に踏み切った。農業を約30年間営み、カナダに農業移住した経験から、農業団体などへの浸透に力を入れている。

 ●豊後高田市

 (定数1−1)
佐々木敏夫 68 無現6

 現職の佐々木のほかに立候補の動きがなく、無投票の公算が大きい。自民会派に所属するが、幅広い支援を受けるために推薦を申請しなかった。

 ●杵築市

 (定数1−1)
衛藤明和 63 無現1

 前回、自民現職を破って初当選した無所属現職の衛藤のほかに立候補の動きがなく、無投票再選となりそうだ。

    ×      ×

 (注)文中敬称略。立候補予定者は氏名、年齢、所属、現元新別、当選回数。並びの優先は(1)現元新(2)政党公認(衆院勢力順)、無所属(3)当選回数(4)五十音−の順。


=2011/03/07付 西日本新聞朝刊=

2082チバQ:2011/03/17(木) 20:10:23
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/oita/20110308/20110308_0002.shtml
【県議選の構図 16選挙区情勢】<下>6人乱立で激戦区に・宇佐市 前回同様三つどもえ・玖珠郡
2011年03月08日 15:26  ■2011統一地方選・大分■

 ●宇佐市

 (定数3−6)
 末宗秀雄 56 自現2
 元吉俊博 54 自現2
 尾島保彦 58 無新
 高橋宏 58 無新
 中村明美 62 無新
 広岡利公 76 無新

 現職3人のうち、民主党県連副代表の賀来和紘が引退。自民現職2人、市議からの転身を目指す新人4人が名乗りを上げた。6人は、いずれも旧宇佐市が地盤で、3議席をめぐって激戦を繰り広げている。

 自民現職の末宗は、地盤の旧宇佐市東部での動きを活発化。賀来の地元地区にも攻勢をかける。

 自民現職の元吉は、地元の旧宇佐市西部で連日、ミニ集会を開催。引き締めに動いている。

 新人の尾島は、賀来の「後継」で社民の推薦を受けた。立候補表明がずれ込み、挽回に懸命だ。

 新人の高橋は、地域おこし団体が支援。旧安心院、院内町でもつじ立ちし知名度アップを図る。

 新人の中村は、フリースクール開校の経験を生かし、不登校児支援など福祉施策充実を訴える。

 新人の広岡は、旧市時代も含めて市議約28年の実績を強調。是永修治市長の公約実現を掲げる。

 ●豊後大野市

 (定数2−3)
 玉田輝義 48 無現1
 浅野益美 56 自新
 後藤政義 59 無新

 無所属現職、自民新人、無所属新人の3人による少数激戦となっている。合併前の旧7町村のうち、最も有権者が多い旧三重町の票の行方が焦点となりそうだ。

 無所属現職の玉田は、旧三重町職員。元市職労特別執行委員で、前回と同様に市職労の推薦を取り付けた。社民の推薦は受けていない。旧三重町を拠点に支持を広げる。

 自民新人の浅野は、前回トップ当選し、任期中に死去した佐々木哲也の「後任」を強調。自民の公認を前面に打ち出す。旧朝地町出身で、周辺部での浸透も狙う。

 無所属新人の後藤は出身地の旧三重町から大分市役所に通い、昨年、部長で退職。40年の行政経験をアピールする。高校同窓会などを通じ、旧三重町で支持拡大に動く。

 ●由布市

 (定数2−2)
 近藤和義 77 自現3
 江藤清志 73 無現3

 自民現職の近藤、民主と社民の推薦を受ける無所属現職の江藤のほかに立候補の動きがなく、いずれも無投票で4選を果たす可能性が大きい。

2083チバQ:2011/03/19(土) 10:42:48
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110315ddlk44010451000c.html
「政流」どこへ:11統一選/1 既成政党離れ進む /大分
 ◇県議選、立候補敬遠ムードも
 1月末。4月1日告示の県議選(定数44)に立候補を予定する新人は、民主県連の梶原九州男副代表と向き合っていた。「推薦要請はしない」。党員ではないが、「サポーター」として県連に登録しており当初は推薦要請方針を伝えていたが、後援会には各政党の支持者が入り交ざっており、政党色を明確にできない事情があった。これに対し、梶原副代表は「有利に戦えるのなら、一つの方法。まずは当選してもらわないと」と了承した。

 「4期目もと考えたが、勝てない。道を譲る」。民主組織委員長を務める横光克彦衆院議員(大分3区)のおひざ元・宇佐市選挙区。1月中旬、民主現職県議が不出馬を表明した。後任は社民系の新人だ。民主は社民などとの共同会派「県民クラブ」で県議会の第1会派となることを目標に、「定数3の選挙区(中津、日田、佐伯、宇佐)では会派で2人を立てる」と意気込んでいたが、宇佐では社民の基盤が強く、社民の擁立の動きを見た現職が自ら身を引いた。

 政権交代で、党勢が拡大するだろうという皮算用は、政権交代後の逆風で狂った。佐伯でも擁立は難しい情勢だ。政権交代を果たした総選挙後、自民県議の切り崩しも図り、一時は意欲を示した県議もいたが、結果的に1人も転身させられなかった。

 政党の枠組みでの選挙に苦戦するのは民主に限らない。今回の立候補予定者61人中、無所属で立つ予定は30人。前回の69人中33人より高率になった。自民公認も22人から19人に減った。引退現職の後継がいずれも推薦にとどめたほか、前回公認だった党県連役員の県議1人も推薦を希望。この県議は「支持基盤の党員減少も判断の一因」と多くを語らない。

 昨年の参院選比例代表で、県内の有権者は「みんなの党」に5万票近く投じた。民主、自民の各3分の1近くに達する。今回の統一選では大都市圏中心に地域新党も注目されているが、県内ではこうした立候補予定者はいない。

 69人が立った07年県議選と比べ、立候補者自体少なくなりそうだ。無投票当選も前回の1選挙区(国東市・東国東郡)から4選挙区に増える見通しだ。市町村合併で選挙区の枠組みが様変わりした前回の状況とは違うが、おしなべて、立候補を敬遠するムードは否定しがたく、有権者の選択肢は一層狭まる。

 2月末に大分地裁が3620万円の返還を事実上命じた県議の政務調査費問題、教員採用にかかわる口利き疑惑もあり、この4年間、県議会に有権者の厳しい視線が向けられ続けた。政党問わず議員への風あたりが強まる中、民主、自民の関係者とも「政治家になろうという人がいない」と嘆く。既成政党離れ、政治離れが進む中、有権者の中にたまり続ける不満のマグマは、どこに向かうのだろうか。

   ◇   ◇

 今月24日告示の知事選を皮切りに、本県では、統一地方選として県議選、2市長選、6市議選、2町村議選が実施される。県内政治の今を伝える。

2084チバQ:2011/03/19(土) 10:43:17
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110316ddlk44010358000c.html
「政流」どこへ:11統一選/2 国と地方のねじれ /大分
 ◇自民分裂、動かぬ県市連−−別府市長選
 4月17日告示の別府市長選に向け、4選を目指す現職の浜田博市長(72)が市議会で立候補の意向を表明、新人で市議の長野恭紘氏(35)の立候補も取りざたされていた昨年12月10日夕。JR別府駅西口にある岩屋毅衆院議員(53)=自民=の事務所に同市の若手・中堅の企業経営者らが集まった。

 09年の衆院選で、岩屋氏の手足となって活動したメンバーだ。すでに市議会の自民系最大会派「自民党議員団」(12人)は浜田氏支持の色合いを深めていた。経営者らが岩屋氏を訪ねたのは「『それでも俺たちは長野で動く』と告げるためだった」という。

 長野氏は自民系少数会派「新創世会」所属の自民党員。自民県連会長でもある岩屋氏の足下で自民分裂選挙の幕が開いた。

   ◇   ◇

 社民県議出身の浜田氏は、任期を重ねる中で自民党議員団との連携を深めていった。一方、浜田氏の“身内”とも言える社民クラブ(3人)は昨年10月下旬、自民党議員団とともに視察に出かけるなど連携を深めていた。12月議会では自民党議員団から出馬の意志を問う一般質問が出たが、社民クラブ議員は質問しなかった。「すり合わせは終わっている」(数人の市議)からだった。社民県連合が1月15日に推薦を決めたのに続き、自民党議員団は1月17日、全会一致で浜田氏支持を決めた。

 「県連会長としては、自民市連が一本化しない限り、介入などできない」と話していた岩屋氏は動けない。自民市連も市長選の対応を何も決めていない。市議は浜田氏支持派が多数とはいえ、市連の女性部や青年部には長野氏支持者が多く「社民出身の浜田氏を支持する理由が分からない」などと反発もあるからだ。

 浜田氏推薦であれ、長野氏推薦であれ、態度を決めれば市連の分裂につながりかねないという見方もある。結局、岩屋氏は浜田、長野両氏陣営に「激励文」を届けた。同市長選には、元中国管区警察局長の衛藤文一郎氏(66)も立候補を表明し、三つどもえの激戦が予想される。

   ◇   ◇

 党派でまとまる国政と、地方政治のねじれ現象。ある自民県議は「21世紀は政党対政党じゃなく、中央対地方の時代」と言い切る。政権交代後、地方の声を伝える場で、「民主の『地域主権』には乗れない」とにべもない県外国会議員に対し、「地方のためになるものなら、それで良かろうが」と色をなした。

 4年前の県議選直後に誕生した民主と社民の共同会派「県民クラブ」は、社民の政権離脱後も存続している。社民県議は「県議会が国防を判断するわけではなく、国政のような民主との決定的な溝はない」と語る。民主県議は「県議会が県政のチェック機関である以上は、議会一丸となって意見を言わないと、執行部の耳に届かない。本来なら自民、公明、共産も含めた統一大会派でもいい」と、国会でひところ言われていた「大連立」を口にした。

2085チバQ:2011/03/19(土) 10:43:43
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110317ddlk44010631000c.html
「政流」どこへ:11統一選/3 合併自治体、現職の受難 /大分
 ◇財政、地域対立で問題山積
 首長選はかつて「2選目が一番強い」と言われた。最初の4年間は「失政は目立たず、成功は手柄になる」からだった。ところが、竹田市(09年4月市長選)など平成の大合併で誕生した県内の市で2期目を狙った現職候補が次々と敗れる波乱が続いている。

 「少しでも節約した金を次の事業に再投資するつもりで取り組んでほしい」。2月の国東市長選で敗れた現職候補の野田侃生さん(67)は退任の3月3日、市長応接室に集まった部長級職員を前に語りかけ、市庁舎を後にした。厳しい財政事情の中で行財政改革に取り組みながら、道半ばで去る無念さがにじみ出ていた。

 野田さんは、4町合併で誕生した初代市長が収賄容疑で逮捕され辞職した出直し選挙で告示の5日前に立候補を表明。接戦の末、初当選を果たした。

 新市が発足した05年度末の経常収支比率は101・2%。財源に対する人件費など固定的な支出額の割合で、数字が小さいほど自由に使える金が多く、100%を超えると基金取り崩しなどの穴埋めが必要だ。

 人件費の削減などに取り組み、09年度91・7%にまで回復させた。しかし、2選目を狙った市長選では、新人の三河明史さん(62)に3774票もの大差を付けられた。「選挙の取り組みが遅れた」「新人陣営の批判に強く反論しなかった」などと陣営関係者はいくつかの敗因を語る。

 一方で、誰が市長になっていてもかじ取りが難しい、合併市の難しさもあった。4年前の市長選では、旧安岐町在住の元助役が先に立候補を表明。「このままでは本庁舎を含め、何もかも安岐町に持って行かれてしまう」と危機感を持った旧国東町の関係者が野田さんを担ぎ出した。陣営は「選挙で回ってみると旧安岐町の一部には強烈なアレルギーが残っていたようだ」と話す。厳しい財政事情が続く中、大規模公共工事に取り組みにくかったことも響いたのかもしれない。

 ある市議は、「いまや地方は本当に疲弊していて、1期4年が終わった時点で『あと4年だけまかせてみよう』と言える余裕がない。三河さんもよほど頑張らないと、4年後には野田さんと同じ立場に立たされる」。

 ◇ ◇
 05年に5町2村が合併し誕生した豊後大野市。橋本祐輔さん(57)は現職候補を僅差で破り、09年4月に就任した。しかし、就任早々、行財政改革に直面した。

 市全域でのケーブルテレビ事業、公立病院の統合−−と総額約100億円の大型事業を抱える。20年には固定軽費を今より約40億円削減しなければならない。そのため、合併で膨れあがった職員を約530人から390人まで減らす計画だ。さまざまな住民サービス低下が予想される。橋本市長は「予算をかけずにサービス維持は難しい。住民の理解がなければできない」と話す。首長の苦悩は続く。

2086チバQ:2011/03/19(土) 10:44:14
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110318ddlk44010687000c.html
「政流」どこへ:11統一選/4止 県と県都、現職に存在感 /大分
 ◇1区現象手堅さ…問われる「虚心坦懐」
 24日告示の知事選には、3選を目指す無所属現職の広瀬勝貞氏(68)に対し、共産の三重野昇氏(72)、無所属の中山統氏(57)の2新人が挑戦する構図となりそうだ。広瀬氏と現・衆院議員の吉良州司氏(53)=大分1区、民主=の大激戦となった前々回のような熱気は、前回に続いて見られない。

 8年前、通産・経産省事務次官から転身した広瀬氏に対し、商社マン出身の吉良氏は「官から民へ」を旗頭に猛追した。6期24年務めた平松守彦・前知事も旧通産省OB。「後継」と目された広瀬氏だったが、当選後、「このままでは県財政が破たんする」と従来の県政を一変。厳しい行財政改革に乗り出し、箱モノも手掛けず、ようやく危機を脱した。不況の中でも順調に企業誘致し、1月の有効求人倍率も九州7県で最も良い0・62と数字に表れている。九州地方知事会長として、国の出先機関廃止の受け皿となる「九州広域行政機構」も提唱。手堅い仕事師ぶりが定着した。

 ◇ ◇
 その知事選への転身がささやかれていたのが、大分市長の釘宮磐氏(63)だ。昨年12月末、釘宮市長は後援会の幹部ら5、6人を集め、今後の身の振り方を相談した。「知事選に出るべき」という期待の声と、「知事選出馬には時期が遅すぎる」などといった反対の意見があり、意見は割れた。

 結局、釘宮市長は1月21日、3選を目指し4月17日告示の市長選に無所属で立候補することを表明した。ある後援会関係者は「本人も知事選出馬の気がなかったわけではないだろうが、勝つのは厳しい」と明かす。

 その大分市長選には、4年前も候補擁立を断念した自民市連が候補者探しを進めてきた。国政で民主が混乱する今、元民主の国会議員だった釘宮市長に対し独自候補を擁立する「最大のチャンス」のはずだった。しかし、具体的候補をあげることができなかった。ある市議は「自民に魅力がないから」と嘆くが、衆院選でも小選挙区が導入された96年以降の5回、大分市で全敗した。こうした経緯から「釘宮市長に勝つのは難しい」というムードにつながっていった。

 そんな中、10日、自民県議の安部省祐氏(51)=15日、県議辞職、自民離党=が無所属での出馬を表明。安部氏自身「元々市長をやってみたいという思いはあった」。しかし、市連とのすりあわせはこれからだ。共産も候補を擁立する方針だが、候補者はまだ選定中だ。

   ◇   ◇

 「職員に、一方的な指示はしていないが、年齢や経験の差がおごりにならぬよう、よほど自戒しないといけない」。今月9日の県議会本会議。引退する内田淳一議員の「3期目は職員との年齢差も大きくなる。パイプが詰まることがないようにと念ずるが……」との一般質問に、広瀬勝貞知事は神妙な表情で答えた。釘宮市長も3選立候補会見で、かねて「2期8年をめどとしたい」としていたこととの整合性を問われた。

 「虚心坦懐(たんかい)」を保ち続けられるのか、有権者が判断する。=おわり(この連載は祝部幹雄、梅山崇、佐野優、高芝菜穂子が担当しました)

2087チバQ:2011/03/19(土) 19:08:58
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110319-OYT1T00479.htm?from=y10
鳩山邦夫氏の次男の二郎氏、福岡知事選出馬検討




. 4月10日投開票の福岡県知事選に、鳩山邦夫・元総務相(衆院福岡6区)の次男、二郎氏(32)が無所属での立候補を検討していることが分かった。

 二郎氏が立候補すれば、知事選は新人3人による争いとなる見通し。

 二郎氏は邦夫氏の地元・福岡県久留米市を中心に秘書として活動してきた。関係者によると、河村たかし名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」との連携を視野に入れているという。

 知事選にはこれまで、民主、自民、公明、社民、国民新の5党から支持を受ける元内閣広報官・小川洋氏(61)と、共産党の推薦を受ける元北九州市議・田村貴昭氏(49)が立候補を表明している。

(2011年3月19日14時41分 読売新聞)

2088チバQ:2011/03/20(日) 14:41:30
断念はやっ
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110319-OYT1T00693.htm
鳩山邦夫氏の次男、福岡県知事選出馬を断念

 4月10日投開票の福岡県知事選への立候補を検討していた鳩山邦夫・元総務相の次男、二郎氏(32)は19日、同県久留米市で取材に応じ、立候補を断念する意向を明らかにした。

 二郎氏は「既存政党の相乗りに一石を投じたいという思いだったが、経験や準備が不足していた」と述べた。当面、邦夫氏の秘書としての活動を続けるという。

 同知事選には、民主、自民、公明、社民、国民新の5党から支持を受ける元内閣広報官・小川洋氏(61)と、共産党の推薦を受ける元北九州市議・田村貴昭氏(49)が立候補を表明している。

(2011年3月19日20時28分 読売新聞)

2089名無しさん:2011/03/23(水) 22:15:09
相変わらず、大分だけ多い……
http://www5.sdp.or.jp/election/2011/election110401_01.htm

2090名無しさん:2011/03/24(木) 14:22:52
>>2089
元総理のお膝元だからですかね?

2091チバQ:2011/03/25(金) 20:39:40
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001103250003
元県議の記念碑 次々
2011年03月25日

  24日に開通した熊本市植木町と山鹿市菊鹿町を結ぶ鹿本広域農道(約17キロ)。沿道での式典で「佳境創生」と彫られた記念碑が披露された。揮毫(きごう)したのは元県議会議長の古閑三博(こ・が・さん・ぱく)氏(78)=山鹿市菊鹿町=。蒲島郁夫知事とともに名前も刻まれている。農道工事の受注業者から募った寄付で造られたが、これも含め一帯には古閑氏の名が入った碑が少なくとも八つ。負担を求められる業者の一部からは戸惑いの声も漏れるが、古閑氏は「業者側の判断」を強調する。(岩崎生之助)


  古閑氏は県議を8期務め、自民党の県連会長にも就いた実力者。2007年に引退し、現在は、鹿本広域農道の推進協議会顧問や県立装飾古墳館(山鹿市鹿央町)の名誉館長を務める。地元には「三博道路」と呼ばれる林道もあり、「道路整備が進んだのは古閑先生のおかげ」とたたえる人も少なくない。


  鹿本広域農道は、農作物の流通ルート充実などを目的に1993年度に着工。県農村整備課によると、事業費は約130億円で、国、県、市がそれぞれ5、4、1の割合で負担した。県建設業協会関係者の話では、地元では大きな公共事業で、市内外の約60業者がかかわったという。


  24日の式典には、県や山鹿市の幹部、業者ら約70人が出席。記念碑の除幕をした後、古閑氏が出席者に碑文に込めた思いを語った。中嶋憲正市長は「特に古閑三博様に格別の尽力を頂いたことを心から感謝申し上げたい」とあいさつした。


  記念碑の費用負担を求める文書は1月、受注業者のもとに届いた。「厳しい経営環境であることは十分承知」と断った上で、「受注金額の1万分の3くらい」と「相場」も示している。


  寄付に応じたという山鹿市内の業者は「また造るのかと思った。石碑が好きな三博さんの意をくんだのだろうが、もうそんな時代じゃなか。だけど、協力せんと何を言われるか分からんし……」と漏らす。別の業者は「今後を考えると少しはせんならんと思った」として、数万円を振り込んだという。


  一方、文書を出した「発起人一同」に名を連ねる建設会社社長は、「我々が計画を立てて古閑先生に書いてもらうようお願いした」。40社ほどから集めた約150万円をもとに同社の石材部で造ったといい、社長は「あくまでもお願い。嫌なら断ればいい」と語気を強める。


  同様に業者や地区の寄付などで現職時代も含めて建てられた古閑氏の名前や文言が刻まれた記念碑は、山鹿地域の道路や河川、県立装飾古墳館などにもある。


  古閑氏は取材に対し、「頼まれたから撰文(せん・ぶん)(碑文の文言を考えること)と揮毫をした。鹿本広域農道は県議時代に苦労して事業を進めてきた。それを知っていたから依頼されたんだろう。他の記念碑も、自分が『造れ』と言ったものはない。地域のためを思って努力してきたことを、皆さんが評価して下さった結果ではないか」と話した。

2092チバQ:2011/03/25(金) 23:26:39
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統一選 広がる波紋 揺れる心
2011年03月22日

 東日本大震災が、間近に迫った県内の統一地方選にも波紋を呼び起こしている。今月24日告示の知事選を前に計画されていた公開討論会が中止になったほか、県議選では立候補予定を撤回する人も出た。知事選や県議選は、県民の意見を県政に反映させる大切な機会。立候補予定者からは「延期してほしかった」との声も漏れる。


◇知事選候補予定者 「延期してほしかった」
 「正直言って延期してほしい」。知事選で3選を目指す古川康氏(52)は、告示に向けた18日のインタビューでそう語った。「(告示後の選挙運動に)全力投球するのが有権者への礼儀だが、(震災後の公務で)中途半端になってしまう不安がある。本当は、選挙と被災者対策にそれぞれ集中できる環境をつくってほしかった」
 震災発生の2日後に予定していた自らのマニフェスト発表会も延期し、「安全・安心」を前面に打ち出すよう見直しを進めている。「訴え方や名前の連呼も、地域での反応を見ながらやる部分が出てくると思う」と、告示後の活動の手法を模索している。
 統一地方選延期の臨時特例法について、被災地だけではなく、全国規模での延期を主張した共産党公認の県委員長、平林正勝氏(63)も、4月投開票に否定的だ。「今も食料や医薬品が足りない被災者がいて、日本が総力を挙げる時。県民も刻々と変化する現地の様子を心配する中、果たして県政の今後4年間の選択ができるのか」
 しかし知事選の実施が決まった以上、「立候補しないと現在の県政を認めることになる」と平林氏。玄海原発でのプルサーマル発電の停止など「県民の安心・安全」を最優先に訴えるつもりだが、「当初一番に訴える予定だった雇用や医療の問題を、どう訴えていくか考えている」とも話す。
 18日に予定されていた青年会議所主催の公開討論会は中止に。平林氏は「県民感情に配慮しながら、十分な政策論戦を保障すべきだ」と、別途、討論会を実施するように県選管に要望した。


◇県議選、運動自粛検討始める会派も
 一方、4月1日に告示される県議選では、佐賀市選挙区で無所属での立候補を予定していた新顔の男性(54)が、今回は見送ることを明らかにした。理由は被災地でのボランティアに参加するためという。すでにミニ集会を開くなどしていたが、「今は選挙を優先できない。被災地の受け入れ条件が整うまでボランティア活動の準備をする」。
 福岡や鹿児島などの県議会で選挙運動の一部自粛の動きが出る中、佐賀県議会でも検討を始める会派が出てきた。
 自民党は23日の議員団総会で震災を受けての選挙活動の在り方について意見を出し合い、対応を申し合わせる予定。党県連幹事長の木原奉文県議は「他県で決まったように、朝夜に時間を区切りマイクを使った街頭演説を自粛するのが良いのかどうか、話し合いたい」という。
 民主・社民系会派の「県民ネットワーク」も対応を協議。議会で選挙運動の自粛などを申し合わせる場合には、「個人演説会の呼び込みや最終日の『マイク納め』などを除き、朝夕各2時間ずつはマイクや拡声機の使用を自粛する」といった方針を確認した。
 公明党県本部は、県議選や市議選といった統一地方選を控えた議員に「当面の議会報告会の自粛」を指示したという。告示後の選挙運動について、県本部代表の伊藤豊県議は「当然配慮していかなければならず、今後の状況に応じて対応していきたい」と話した。
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2093チバQ:2011/03/25(金) 23:27:23
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県議選の構図(1)
2011年03月19日

 統一地方選前半戦の県議選は、4月1日の告示まで2週間を切った。4年前の前回選挙後、さらに進んだ市町合併により、今回から選挙区数は一つ減って16になる。立候補が予想される顔ぶれと選挙戦の構図を紹介する。(敬称略)


■長崎市 県内最多18人名乗り


 県内16選挙区で最多の18人が名乗りを上げる。無党派層が多いとされる選挙区で、混戦が予想される。


 民主は連合傘下の労組が中心となって組織を固める。高比良末と渡辺は三菱重工労組、深堀は電力総連、陣内は自治労の支援を受ける。旧三和町長から県議に転じた高比良元は独自のマニフェストで訴えに力を入れる。


 自民は民主に対する批判票を取り込んで県都での議席拡大を狙う。現職野本、中山、下条のほか、長崎市議から転じる小森、前田が立つ。


 公明は江口と川崎の現新2人を擁立する。共産は堀江、社民は金子がそれぞれ再選を目指す。無所属では現職浅田のほか、元職押渕、市議出身の新顔岩永と中村が名乗りを上げている。


 東日本大震災の発生で県庁舎移転問題に注目が集まる。堀江、浅田は明確に移転反対を主張している。


■大村市 現元新の4人が激戦


 当選4回の自民のベテラン吉川豊(76)は引退する。残る自民の2現職と民主元職、無所属新顔の4人が激しい前哨戦を繰り広げている。


 小林は党県連政調会長など要職を務める強みをアピール。前回の最下位当選から票の上積みを狙う。


 野口は前回トップで3選を果たしたが、今年2月にパーティー券問題で県議会の議会運営委員長を辞任。組織の引き締めを図っている。


 高見は無所属で立候補した前回、13票差で次点に泣いた。今回は民主が公認し、社民の支援も得て再挑戦する。「環太平洋経済連携協定(TPP)の締結反対」を訴える。


 松本の父は松本崇大村市長。若さを強調し、父が昨年10月の市長選で5選した勢いにも乗って初当選をめざす。


■西海市


 自民現職と無所属新顔の対決となる公算が大きい。


 西海市の誕生に伴って前回選挙から独立した1人区になった。3選をめざす瀬川は前回、保守系現職同士の一騎打ちを制した。「地場産業を育て、若者の働く場を作ることが急務。1人区で当選してきた責任を果たす」と訴える。


 対する田崎は民主県連の政治スクールで学び、民主の推薦を受けて立つ。「このままでは地域の衰退が進む」と県政刷新を訴える。


■西彼杵郡


 今のところ立候補を予定しているのは自民のベテランと民主新顔の2人だけ。無投票の可能性もある。


 議長経験もある三好は、長年の実績を前面に出しつつ「長崎の自然を大切にする施策を」と主張する。連合長崎の推薦を受け「労働者代表」をうたう浜口は、地方議会改革を進めたいと訴える。

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2094チバQ:2011/03/25(金) 23:27:49
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県議選の構図(2)
2011年03月20日

■佐世保市・北松浦郡 合区の9議席に11人


 旧佐世保市区(定数8)と旧北松浦郡区(同1)が合区。定数は両区を合わせた9が維持された。


 自民は前回、旧市区で2人が落選。今回は公認を実質1減の5人に絞って臨む構えだった。ところが、党県連幹事長だった松田正民が理事長を務めていた社会福祉法人で政治資金パーティー券の購入問題が発覚、松田は3月になって立候補を取りやめた。


 現職最多の11選を目指す宮内、漁協の後押しを受ける溝口は、立候補を断念した松田の支持層が多い旧郡区への浸透に動く。5選を狙う田中は市南部を中心に集会を重ねる。外間は返り咲きに向けて企業回りに懸命だ。


 民主は現有2議席の維持を目指す。久野は出身の佐世保重工労組が全面支援。父・正彦が前農林水産相の山田は女性への浸透を図る。


 公明は前回トップ当選した県代表の織田、社民も県代表の吉村を擁立し、それぞれ1議席死守を目指す。みんなの党は昨夏の参院選で落選した元佐世保市議の中嶋を県内唯一の公認候補として立てる。共産も擁立を検討中だ。


 末次は「真の地方分権を」と訴え再選を目指す。北村は自民推薦を得て町議からの転身を狙う。


■平戸市


 今のところ、名乗りを上げているのは再選を目指す西川だけだ。


 西川は自民党平戸支部幹事長や平戸市議会議長を経て2009年の県議補選に無所属で立候補し、初当選した。今回も「支持者が自民、民主両党にまたがる」として政党の公認は受けずに挑む。


■松浦市 10年ぶりの選挙戦へ


 4選を目指す永淵と、市議から転じる友田が立候補を表明している。永淵が初当選した2001年の補選以来10年ぶりの選挙戦となりそうだ。合併した福島・鷹島の旧両町が加わる初の戦いとなる。


 党松浦支部長の永淵は当選3回の実績を前面に出す。漁協や農協の支援を受け、旧町にも後援会を設けて組織固めを進めている。


 友田は昨年末、民主党4区支部幹事長を辞任した。友田は「党派で決めてほしくない」と幅広い支持を訴えて無所属で立つ構えだ。


■東彼杵郡


 立候補を表明しているのは3選を目指す中島だけ。無投票の公算が大きい。


 中島は出身地の波佐見町のほか川棚町にも事務所を開き、支持者の集会を活発化させている。民主党系の新顔擁立を模索する動きもあったが、同党への逆風が強まる中で断念に至った。(敬称略)

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2095チバQ:2011/03/25(金) 23:28:14
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県議選の構図(3)
2011年03月21日

■諫早市 元職加わり混戦に


 4現職に経験豊富な元職が加わって混戦状態だ。


 国営諫早湾干拓事業の常時開門を命じた福岡高裁判決を菅直人首相が受け入れた昨年末以降、開門反対を訴えてきた市民や農民たちの間では民主に対する批判が強まっている。開門については5人全員が「反対」の立場をとる。


 再選をめざす山口は旧町部で人口の多い旧多良見町が地盤。連合長崎や三菱重工労組などが組織固めを急ぐ。


 7選を狙う八江は知名度を生かして後援会組織をフル稼働させている。3選をめざす北浦は合併前の旧市を中心にこまめに回る。再選をめざす中村は地盤の旧小長井町など旧町部で支持を掘り起こす。自民3現職はいずれも景気・雇用対策の必要性を訴える。


 橋村は2009年4月の市長選で、わずか344票差で次点に泣いた。県議3期と旧森山町長の経験を前面に打ち出して「市周辺部の疲弊の解消」を訴え、旧町から市中心部へ攻め込む構えだ。


■南島原市 半島唯一の激戦区に


 現職2人と新顔1人が2議席を争う。島原半島で唯一の激戦区となりそうだ。元南有馬町議長も立候補を予定していたが、断念した。


 県議長の末吉は、公務で地元対策が手薄になりがち。「世代交代の風を受けると危ない」と陣営を引き締め、県議6期の実績を訴える。


 松島は、後ろ盾の父親が昨年4月の市長選で落選し、危機感を強める。若さをバネに県政刷新を訴え、辻立ちやミニ集会にも力を入れる。


 中島は元加津佐町議で、前回県議選では松島を支援した。今回は家業でもある建設業界の支持を基盤に「地域の声を県政に」と訴え、戦いの相手を松島に絞る。


■島原市


 現職の2人以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。


 昨夏の参院選に意欲を見せたものの候補者選考に敗れた加藤は、幅広い農業関係票を柱に盤石の態勢を固め、県政の実績を訴える。


 楠は無所属で立ち、民主と社民の推薦を受ける。政務調査費の使途で批判を浴びたが、支持層を手堅くまとめている。


■雲仙市


 現職2人のほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。


 旧国見町など島原半島の有明海側を地盤とする徳永は、手堅く地盤をまとめ、幅広いスポーツ関係票も狙う。


 金沢は旧小浜町に会社の事業所を持ち、半島の橘湾側を地盤とする。地域振興を訴え、農林水産関係票票や商工団体の支持を固める。

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2096チバQ:2011/03/25(金) 23:28:47
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県議選の構図(4)完
2011年03月22日

■五島市 現新一騎打ち 激戦


 3選を目指す山田に新顔の柿森が挑む一騎打ちの公算が大きい。2009年の衆院選小選挙区、10年の参院選選挙区の五島市での得票は自民が民主を上回っており、激戦が予想される。


 山田は06年の補選で自民新顔を45票差で破って初当選。07年の前回は約4千票差で自民新顔を下して再選した。過去2回は無所属で立ち、民主公認は今回が初めて。県道改良や難病患者の船賃割引などを「実績」として掲げる。


 柿森は旧奈留町出身。町議と五島市議を合わせて20年務め、その経験を打ち出しながら福江での浸透を図る。市観光協会長を3年務めており、交流人口の拡大を掲げ、支持を訴えている。


■対馬市 自民票の動向に注目


 初の民主公認を受けて再選を目指す永留に、自民元職の坂本、無所属新顔の中原、波田が挑む。2007年の前回は、当時現職だった坂本を永留が232票差の小差で破った。中原、波田も自民公認を視野に入れていたことから、自民票の動向にも注目。保守票の奪い合いが予想される。


 永留は市内各地区で県政報告会を定期的に開いて実績を訴えてきた。坂本は自民支持層の票固めを図る。中原は自衛隊父兄会県支部連合会の推薦を受ける。波田はミニ集会を重ねて支持を訴える。


■壱岐市 


 3選を目指す山口に、自民推薦を受けて山本が再び挑む。3人が立った前回は、山口が次点の山本に約3千票差をつけて勝利した。


 山口は「経済が疲弊する壱岐をよみがえらせる」と、特産品のブランド化、船賃の引き下げ、市民病院の医師不足の解消を掲げる。


 山本は、秘書を務めた谷川弥一衆院議員の支援を受ける。体験型観光の振興などを通じ「壱岐の産業同士の連携を図りたい」と訴える。


■南松浦郡


 自民現職の馬込に、無所属で民主推薦の末竹が挑む構図が固まってきた。


 定数が1減った前回は5人が乱立、自民は現職だった馬込を推薦にとどめ、別の公認候補を立てる異例の展開だった。今回は馬込で一本化、厚い保守地盤を固める。


 末竹は前回も民主推薦で出たが、得票は第4位と低迷した。落選後は民主県連代表の衆院議員山田正彦の秘書を務めた。その支援を受ける。

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2097チバQ:2011/03/25(金) 23:48:01
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103190005
【県議選の行方】

三つどもえ戦の様相
2011年03月17日

◆直方市(定数1)
香原勝司43 自新
高木直行55 無新
野下昭宣70 無現(3)

 前回まで4回連続で同じ顔ぶれの一騎打ちだったが、今回は三つどもえ戦の様相だ。

 香原は立候補に備え、2期途中で市議を辞職。市議時代の経験と若さを強みに、産業支援などを訴えている。

 麻生太郎元首相の秘書出身の高木は、秘書時代の経験と人脈を生かし、県と地元のパイプ役を目指している。

 野下は鞍手インターチェンジ周辺の整備など4年間の実績を強調。農政連の推薦を受け、農家の支持が厚い。

■現職に新顔挑む

◆飯塚市・嘉穂郡(定数2)
吉村敏男62 民現(3)
江藤秀之50 自現(2)
税田康文70 無新

 前回までの旧飯塚市区に旧4町と桂川町を編入した。

 県連幹事長の吉村は、前回は旧嘉穂郡・山田市区で当選。旧飯塚市区の現職吉柳順一との調整で、吉村の擁立が決まった。出身母体の自治労を中心に組織固めを図る。

 前回トップ当選の江藤は、新たに編入された地域で知名度向上を目指す。自民支部の組織を軸に企業の推薦獲得を図る。公明党県本部と農政連の推薦を得ている。

 介護福祉サービス会社経営の税田は「無投票阻止」を掲げ、行財政改革を訴える。

■前回と同じ構図

◆田川市(定数1)
浦田憲一(68)自現(2)
古賀靖典(46)無新

 自民現職の浦田に社民と民主推薦の古賀が挑む前回と同じ一騎打ちの公算が大きい。

 浦田は公明党県本部や農政連からも推薦を得た。企業や団体の朝礼を回ったり、夜はミニ集会で政策を訴えたりして、自民支持層を軸に浸透を図る。

 元県職員の古賀は出身の自治労を中心に展開。昨秋ごろから早朝に街頭演説を始めたほか、校区ごとに支援者へのあいさつ回りを強める。

■元教員一騎打ち

◆宮若市・鞍手郡(定数1)
塩川秀敏(62)自現(1)
豊福明子(50)無新

 元教員の一騎打ちになりそう。支持層はやや異なる。

 現職の塩川は元高校教員。地元をこまめに回り、あいさつに参加した催しは1年で600を超えるという。公明党県本部と農政連の推薦も得て保守層の取り込みを図る。

 一方、元小学校教員の豊福は日教組教文局次長を務めた経験を持ち、民主、社民両党からの推薦を得た。教育環境や高齢者福祉の充実などを訴え、浸透を目指している。

■引退議員票争う

◆田川郡(定数2)
大島道人(58)自新
冨原茂昭(67)社現(2)
神崎聡(48)無新

 3人が立候補を表明。引退する自民現職日野喜美男の票の行方に注目が集まる。

 大島は日野の後継として、自民支持層への浸透を図る。公明党県本部や農政連も推薦。福智町議長時代などに培った人脈を生かし、福智町以外での知名度アップを急ぐ。

 3選を目指す冨原は、地元川崎町を中心に自治労などが支援を強化している。ミニ集会や県政報告会などでは2期8年の実績と経験を強調し、支持を訴えている。

 前回に続く挑戦となる神崎は添田町が地盤。2月20日に同町で開いた決起大会には約600人が集まった。自民、公明党県本部のほか農政連の推薦も得て支持拡大を目指す。

■現職が7選狙う

◆嘉麻市(定数1)
吉原太郎(76)自現(6)
井上誠二(52)無新

 旧嘉穂郡・山田市区が嘉麻市だけになり、定数3が1になった。7選を目指す吉原は医師連盟や後援会を中心に支持を固める。農政連推薦も得た。不動産会社社長の井上は今月、立候補を表明。地元の旧稲築町を中心に浸透を図る。

2098チバQ:2011/03/25(金) 23:49:20
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定数増 6人が名乗り
2011年03月17日

◆久留米市(定数5)
中村誠治55 民新
十中大雅57 自現(1)
原口剣生56 自現(3)
田中正勝59 公現(4)
清田信治54 無現(3)
江口善明36 無新

 広域合併に伴い田主丸、北野、三潴、城島の旧4町が久留米市区に入り、定数は1増。6人が名乗りを上げる。

 原口と十中は農政連の推薦を受け、旧郡部への浸透を目指す。前回トップ当選の原口は女性の集いを開くなどして票の上積みを図る。十中は地元の企業・団体から300近い推薦を集めた。校区ごとのミニ集会など精力的だ。

 党県本部副代表の田中は、創価学会などの支援や小学校教員時代に培った人脈を活用して支持を集めている。

 清田は民主や連合福岡の推薦を取り、社民にも推薦願を出した。「新選挙区では新顔」と旧4町も細かく回る。

 昨年まで国会議員の秘書をしていた中村も連合福岡の推薦を得た。地元の田主丸地区を拠点に初当選を目指す。記者出身の江口は久留米市議。旧三潴郡選出で引退する砂山惣吉の地盤を継いだ。若さで精力的に動いている。

■現職 再選目指す

◆大川市・三潴郡(定数1)
秋田章二60 自現(1)

 旧三潴郡区のうち、広域合併しなかった大木町と大川市を合わせた区割りに変更された。再選を目指す秋田以外に動きは見られない。

■3選へ基盤固め

◆うきは市(定数1)
出利葉史郎73 農現(2)

 出利葉以外に動きはなく無投票の公算が大きい。旧浮羽、吉井町地区に後援会をつくり、自民の推薦も受けるなど支持基盤を築いている。

■無投票の公算大

◆小郡市・三井郡(定数1)
井上忠敏64 自現(3)

 今回から旧北野町(現久留米市)が抜け、小郡市と大刀洗町が選挙区。井上のほかに動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。

2099チバQ:2011/03/25(金) 23:50:46
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103190003
現新の6人 激戦区に
2011年03月17日

◆東区(定数4)
佐々木徹53 民現(2)
今林久62 自現(4)
長裕海57 自現(3)
大塚勝利45 公現(1)
橋本英一63 共新
外井京子53 ネ新

 現職4人と新顔2人が争う激戦区になっている。

 佐々木は駅前の辻立ちのほか、後援会の結束を図っている。今林は自民党県連幹事長として多忙の中、昨年まで務めた議長経験などを強調。長は後援会のミニ集会や支援企業の朝礼などにも出席して浸透を図っている。

 大塚は支援者を集めたミニ集会を重ねつつ、国会議員との街頭演説にも意欲的だ。橋本は街頭演説のほか、支持者や農協関係者などと意見交換を行う。外井はスーパーの駐車場などに立ち、福岡市議8年間の実績などを訴える。

■引退議員票の行方が焦点に

◆博多区(定数3)
堤かなめ(50)民新
井上貴博(48)自現(2)
高橋雅成(53)公現(2)
岩本壮一郎(30)み新
川崎智浩(46)無新 

 現職2人と新顔3人の争い。元自民党県連会長で今期限りで引退する新宮松比古が残す票の行方が、勝敗を左右しそうだ。

 昨夏の参院選で落選した元大学教授の堤は女性団体や同窓生らの支援を受ける。

 井上は街頭活動よりも支持者の集会を重視し、生活に密着した政策を訴える。

 高橋は辻立ちのほか、地元市議らと10〜15人程度の集会を開いて実績をアピール。

 投資顧問会社代表の岩本は、経営者や博多祇園山笠の仲間の集いで政策を訴える。政治団体代表の川崎は勤めていた会社やPTAの関係者らを中心に支持を呼びかける。

■民主の新顔らが自公現職に挑む

◆中央区(定数3)
原中誠志52 民新
鬼木誠38 自現(2)
大城節子60 公現(2)
池田素子39 み新

 現職2人に新顔2人が挑む。民主が念願の議席を獲得できるか注目されている。

 自治労出身の原中は「人柄を知ってほしい」と、ミニ集会を重ねている。前回、無所属でトップ当選した鬼木は街頭や企業の朝礼などで若さと実績を訴える。

 大城は県政報告会などを開き、女性の視点を生かした政策実現を強調する。イベント会社役員の池田は辻立ちしたり、自転車で選挙区を回ったりして浸透を図る。

2100チバQ:2011/03/25(金) 23:52:09
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103190002
民・自・み、2議席争う
2011年03月18日

◆城南区(定数2)
守谷正人45 民現(1)
武藤英治59 自現(7)
堀宏行41 み元(2)

 労組や建設業界の支援で前回初当選した守谷は、平日の朝に約2時間街頭に立つなど精力的に動き、地元での支持の広がりを目指す。
 ベテランの武藤は「横のつながり」を意識した活動を展開。政令指定市と県が抱える行政の「垣根」を政治主導で解決すると訴えている。
 前回無所属で落選した堀はみんなの党からの立候補を予定。精力的な街頭演説や支援者へのあいさつ回りを柱に、返り咲きを狙う。

■現職4人が準備 無投票の見込み

◆南区(定数4)
新村雅彦58 民現(3)
加地邦雄60 自現(3)
樋口明40 自現(2)
浜崎達也55 公現(3)

 今のところ現職4人以外に立候補の動きはなく、無投票になる公算が大きい。

 前回は無所属でトップ当選した新村は、集会で自作のスライドなどを使い、政策を訴える。加地は老人会のゲートボール会場などにこまめに出向く。2カ月で約250カ所まわった。樋口は街頭演説や県政報告会を重ね、今月に福岡市で運航が始まる水上バスの推進運動を実績として強調。浜崎は企業の朝礼などに参加して浸透を図るほか、支持者を10〜15人ほど集めたミニ集会を開き政策を訴える。

■無所属新顔が3現職に挑む

◆早良区(定数3)
宮浦寛45 民現(1)
新開昌彦53 公現(3)
古川忠62 無現(4)
松永洋幸38 無新

 宮浦は労組の支援を受ける一方、地域とのつながりを重視。精力的にミニ集会をこなし、議会改革と教育問題に取り組む姿勢を強調している。

 新開は国会議員を招いた講演会などで支援者に3期の実績をアピール。「油断は禁物」とあいさつ回りなどを精力的にこなしている。

 古川は「普段どおりの選挙」を合言葉に5期目を狙う。この4年間の実績や地方分権、議会の活性化について語り、支持を求めている。

 松永は外資系の保険会社員。議会改革を公約に掲げ、「民意を反映させた県政を取り戻す」と主張。街頭活動に取り組む考えだ。

■定数が1増に 3人以上意欲

◆西区(定数3)
仁戸田元気31 民新
田中久也77 自現(10)
野原隆士53 無新

 定数が1増えた。3人が名乗りを上げたほか、男性1人が立候補を模索している。

 松下政経塾出身で菅直人首相の秘書も務めた仁戸田は同年代の支援者らと自転車で支援を呼びかけるなど、若さを前面に知名度アップを図る。

 11期目を目指すベテラン田中は県議会で積み上げてきた実績を強調。県政の「旗振り役」を目指し、山積する地域課題の解決を唱える。

 県職員OBの野原は3度目の挑戦。今回は自民と農政連の推薦を得た。支援の輪を広げるため、あいさつ回りなどに余念がない。

2101チバQ:2011/03/25(金) 23:53:25
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103190001
定数1減の2に4人
2011年03月18日

◆大牟田市(定数2)
高岡新70 自現(7)
田中秀子49 自現(4)
中西倫仁50 共新 
大橋克己43 無新 

 三池郡(旧高田町)が選挙区から外れて定数が1減ったが、4人が名乗りを上げる。

 高岡は県議7期で培った「高岡党」とも呼ばれる後援会組織をバックに、自らも丹念に歩いて支持を固める。田中は全国初の女性議長。県とのパイプ役を合言葉に三井系企業のほか、農政連や漁連などの推薦で支持を広げる。2人とも公明党県本部の推薦も得て、票の上乗せを目指す。

 中西は前回に続く挑戦で、前々回に失った共産の議席回復を市議団と共に唱えている。元病院課長の経歴を持ち医療関係にも浸透を図る。

 大橋は市議を辞職して挑戦。民主と社民の推薦を得たほか連合も支援。前回トップ当選し任期中に死去した故石橋保則氏の後継者だ。

■自民現職に新人が挑む

◆柳川市(定数1)
江口吉男61 自現(6)
椛島徳博54 無新 

 合併で柳川市になった旧大和町と旧三橋町を含む区割りになった。旧柳川市区(定数1)で6選した江口に椛島が挑む構図になりそうだ。

 江口は過去2回は無投票で12年ぶりの選挙戦。元自民党幹事長の古賀誠衆院議員と関係が深い。「流通の土台づくり」などの政策を訴える。


 椛島は民主の野田国義衆院議員の元秘書。「政党にとらわれず地域の声を政治に届けたい」と無所属を選択。農業振興や有明海再生を掲げる。

■区割り変更 新顔対決か

◆八女市(定数1)
桐明和久52 自新 
近藤雅幸38 無新 

 旧八女郡選挙区から旧上陽町が加わった。2008年の補選で当選した自民現職が退き、新顔対決になりそうだ。

 桐明は党の八女市支部長で建設会社長。農政連の推薦を受け、建設業界や青年会議所、PTA関連団体などに浸透を図る。元大牟田市職員の近藤は八女市議からの転身。連合福岡の推薦を受け、市議時代の地盤を柱に、若さを生かして活発に動いている。

■無投票の公算大

◆みやま市(定数1)
板橋聡43 無新

 3町合併でみやま市区となって初の県議選。板橋は7期目の自民現職板橋元昭の長男で、自民公認を申請中。後援会や地元の青年会議所などから幅広い支援を受けており、ほかに動きはない。

■現職7選めざす

◆筑後市(定数1)
蔵内勇夫57 自現(6)

 知事選を目指した蔵内は一転して県議7選を目指す。ほかに動きはなく無風状態だ。

■今回も無風か

◆八女郡(定数1)
重野正敏70 農現(5)

 旧八女郡区のうち旧上陽町が八女市区に入れられ、外れた。4期連続無投票当選の重野以外に動きはなく、今回も無投票の公算が大きい。

2102チバQ:2011/03/25(金) 23:54:50
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103200001
3議席に5人激戦か
2011年03月20日

◆小倉北区(定数3)
原田博史44 民現(1)
中村明彦56 自現(7)
壱岐和郎54 公現(1)
永田浩一45 共新
佐藤栄作27 み新
 定数は前回から1減の3。現職3人と新顔2人の計5人が立候補を表明し、激戦の様相だ。震災後は街頭活動を控え募金活動をする党もある。
 再選を目指す原田は、民主党衆院議員の城井崇の元秘書。強まる政権への逆風を警戒しながら、支援企業や組織へのあいさつ回りを続ける。
 元自民党県連幹事長の中村は経済界に厚い支持基盤を持ち、これまで4回連続トップ当選。民主政権への批判を追い風に組織固めを進める。
 壱岐は銀行支店長の経歴を持ち、公明党小倉支部連合会長を務める。支持母体の創価学会を中心に教育問題などを訴えて支持拡大に走る。
 共産は、2期務めて前回は次点で落選した八記博春が北九州市議に転身。今回は党職員の永田を擁立し、議席奪回を狙う。
 佐藤は昨夏の参院選にみんなの党から出た前職佐藤正夫の長男。父の支持基盤を引き継ぐとともに、新たな支持者獲得を目指す。


■現・新各2人2議席争う
◆門司区(定数2)
川端耕一41 自新
森下博司61 公現(4)
楪一早雄42 み新
井上敏和37 無現(1)
 現職と新顔の計4人で2議席を争う。共産は擁立を見送ったが、前回議席を失った自民が奪回を狙うほか、既存政党批判層の受け皿を狙うみんなも加わり、激戦模様だ。街頭活動は4氏とも東日本大震災の発生後は控えている。
 川端は元北九州市議。党国会議員を招いて集会を開くなど基盤固めを進めてきた。
 公明党県幹事長の森下は支持基盤の創価学会を中心にミニ集会などで支持拡大を図る。
 元事務機器販売会社員の楪は街頭活動で「しがらみのなさ」を強調する。
 井上は民主、社民の推薦を得て戦う。政権批判のあおりを警戒しながら地元回りをする。

■3議席に4人
◆小倉南区(定数3)
泉日出夫43 民現(1)
吉村悠25 自新
二宮真盛57 公現(3)
高瀬菜穂子50 共元(2)
 定数3のところに民、自、公、共の4党が候補を擁立し少数激戦の模様。
 経営指導会社の所長などを経て前回初当選した泉は、民主への逆風に危機感を強めながら支援者へのあいさつ回りを続ける。
 吉村は、今期限りで引退する1期目の自民吉村朋美の長男だ。雇用促進などを訴え、若さをアピールしながら地盤継承を目指す。
 保険代理業や医療機器会社員の経験がある二宮は前回トップ当選を果たした。支持母体の創価学会を中心に支援拡大に努めている。
 元中学校教諭の高瀬は2期務めたが、前回は673票差の次点に泣いた。議席奪回を目指し、幅広い層に支持を呼びかけている。

2103チバQ:2011/03/25(金) 23:55:33
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103200002
現職・新顔一騎打ち
2011年03月20日

◆行橋市(定数1)
岡田博利63 無現(3)
田中純64 無新 
 現職で4選を目指す岡田に加え、昨年2月の行橋市長選で惜敗した会社役員の田中が2月中旬になって立候補を表明。市長選とほぼ同じ、現職に田中が挑む構図となった。
 市長選では田中が敗れたとはいえ、現職との票差がわずかに79票だっただけに、岡田陣営は危機感を強めている。公明党県本部や県農政連、自民党行橋市支部の推薦に加え、連合福岡の支持を得るなど組織固めを進めている。
 田中は行橋市長選に連続7回挑戦しており、知名度は高い。大きな組織や団体の推薦は受けず、草の根の支持拡大を目指す。若手支持者を中心に、市長選の余勢をかって女性の支持も取り込み、上積みを目指す。

■5期連続無投票か
◆築上郡・豊前市(定数1)
後藤元秀60 自現(5)
 6選をめざす後藤のほかに立候補の動きはなく、5期連続無投票の公算が大きい。地元の食材を使った石釜料理による地域おこしを提唱するなど、ソフト面の政策立案を強調している。

■現職以外動きなし
◆京都郡(定数1)
畑中茂広58 無現(1)
 前県議の町長選転出による昨年5月の県議補選で議席を得た元豊津町長の畑中以外に立候補の動きは今のところなく、無投票になりそう。畑中はすでにみやこ町と苅田町に後援会事務所を構えた。

2104チバQ:2011/03/25(金) 23:56:35
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民・自・み、1議席争う
2011年03月20日

◆八幡東区(定数1)
諏訪下勝造55 民現(1)
津田公治55 自新
平原潤42 み新
 定数が1減の1に。現職1人に、自民とみんなの新顔が挑む三つどもえの争いだ。
 前回は無所属で当選した諏訪下は民主公認で再選を目指す。新日鉄など連合傘下の労組の支援を受ける。地域の会合にも顔を出している。
 津田は昨夏の参院選に転じた大家敏志の後継者として、大家の支持者らの応援を受けて自民支持層への浸透を図っている。
 平原は元北九州青年会議所理事。支持者へのあいさつ回りを進め、民主、自民に不満な有権者をつかもうと知名度アップに力を入れている。

■現職4氏と新顔の混戦
◆八幡西区(定数4)
岩元一儀51 民現(2)
縣善彦58 自現(3)
松尾統章38 自現(3)
松下正治41 公新 
真島省三48 共現(1)
 今回から1減になったが、定数4は北九州市内の選挙区で最多。現職4人と新顔1人による混戦になりそうだ。
 岩元は連合傘下の労組の推薦を得た。県政報告会を重ね、党への逆風による支持離れの食い止めに懸命だ。
 縣もミニ集会を続けてきた。定数減で当選ラインが上がるとみて従来の支持層に加え無党派層へ浸透も目指す。
 前回まで3回連続トップ当選の松尾は、地元の八幡西区南部を中心に支持基盤の引き締めに力を入れている。
 松下は元市職員。4期で引退する現職の後継者として支持者へのあいさつや名前の売り込みに励む。
 真島は県内唯一の共産現職としてミニ集会などに懸命。党も重点区に位置づけて、支持拡大に力を入れている。

■民・自の現職に共の元職が挑む
◆若松区(定数2)
野村陽一43 民現(1)
中尾正幸46 自現(2)
山口律子62 共元(1)
 前回と同じ3人が2議席を争う。いずれも東日本大震災の発生後は街頭活動を控えている。
 前回無所属の野村は民主公認で再選を目指す。北九州市議の妻の協力も得て支援者回りを進め、支援者や企業回りを中心に支持拡大を図る。
 前回トップ当選の中尾は地域のイベントなどにも頻繁に出席。農政連の推薦を受け、自民市議らと連携して支持基盤固めを進めている。
 山口は前回失った議席の奪回を目指す。教員時代の人脈も生かして幅広い層からの支持獲得を狙う。

■民・共一騎打ち
◆戸畑区(定数1)
冨田徳二55 民現(4)
藤井広子26 共新
 5期目を目指す民主現職に若手の共産新顔が挑む。
 元新日鉄社員の冨田は同社労組に支持基盤を持ち、連合に加盟する労組へのさらなる浸透を図る。病院職員の藤井は医療政策や高齢者福祉の充実、若年層の雇用拡大などを訴え、党支持層以外への浸透も目指す。

2105チバQ:2011/03/25(金) 23:57:47
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103220002
現職2人に新顔挑む
2011年03月20日

◆遠賀郡(定数2)
助信良平57 民現(3)
松本国寛54 自現(3)
三角善彦39 無新 

 前回は無投票だったが、今回はともに4選を目指す現職2人に新顔が挑む。

 助信は連合傘下の労組の支援を受けるほか、同じ県議だった父親の代からの支持層を固め、党より個人を前面に押し出す。

 松本は県農政連の推薦を得たほか、郡内4町にそれぞれ事務所や担当者を置き、集会を開くなど支持固めに力を入れる。

 元岡垣町議の三角は知名度アップを狙って街頭演説を重ねている。4町で人口最多の地元、岡垣町を重点に「岡垣から県政へ」と訴えている。

■現職のみ無風か

◆中間市(定数1)
貞末利光55 自現(4)

 5選を目指す貞末以外に目立った立候補の動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。今期は議長を務めた貞末は県農政連など推薦団体は約200団体に及ぶ見込み。ミニ集会にも力を入れる。

2106チバQ:2011/03/25(金) 23:58:54
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103220001
4新顔、2議席争う
2011年03月22日

◆宗像市(定数2)
花田洋62 民新
伊豆美沙子52 自新
福田昭彦52 無新
吉武邦彦55 無新

 定数が1増え、3期務めた山田勝智の引退を受けて新顔4人が争う激戦だ。

 花田は市議3期の地盤に、連合福岡の推薦、社民の支持を加えて支持を広げる。自民の伊豆は女性の立場から放送番組などで活動し、農政連などの推薦を受ける。両者は激突した元県議の2世同士だ。

 市議から転身する福田は、住宅地を中心に無党派層の獲得を図ろうと連日、街の交差点に立つ。山田の後継である観光協会長の吉武は、旧玄海町を足場に農政連の推薦、連合福岡の支持も受け、挑む。

■自・民対決に市長選余波も

◆古賀市(定数1)
田辺一城30 民新 
前田宏三62 自現(2)

 3期目をめざす自民現職に民主新顔が挑み、昨年11月にあった市長選の余波も絡む。

 田辺は連合福岡の推薦、社民の支持を受け、新聞記者の経験を軸にミニ集会を重ねて支持層を開拓する。市長選で敗れた前市長の支持者の多くが支持に動いている。

 元市議会議長の前田は公明党県本部と農政連の推薦や自民系市議の支持を受ける。市長選では現市長を応援した。商工団体などの支持基盤固めと地域回りに精を出す。

■自民の現職に民主新顔挑む

◆福津市(定数1)
越本隆志40 民新 
阿部弘樹49 自現(1)

 プロボクシング元世界王者の民主新顔が、合併前の旧津屋崎町長で、2期目をめざす自民現職に挑む。

 越本は連合福岡の推薦、社民の支持を受け、「県政のリングへ」と唱え、ジムのある旧福間町を拠点に、無党派層への浸透にも力を入れる。

 阿部は2009年2月の市長選と同日の補選で当選した。医師で地元の神社宮司でもあり、農政連の推薦を受け、支持層を広げている。

■無投票が一転20年ぶり選挙

◆前原市・糸島郡(定数2)
川粼俊丸60 民現(1)
月形祐二52 自現(2)
岡村一伸56 無新 

 5期連続の無投票とみられていたが、3月に入って岡村が立候補を表明。年ぶりの選挙戦となる見通しだ。

 再選を目指す川粼は連合福岡の推薦を受け、自治労や地元の党衆院議員が支援する。農政連推薦の月形は小学校区ごとに支部がある後援会を軸に3選をねらう。岡村はバイオディーゼル燃料事業など環境面の取り組みをアピールする。

■共産擁立見送り 戦後初無投票か

◆粕屋郡(定数3)
小池邦弘50 民現(1)
吉松源昭42 自現(2)
上岡孝生60 公現(3)

 現職3人以外に動きがない。前々回に候補者を立てた共産も擁立を見送り、戦後初の無投票の公算が大きい。

2107チバQ:2011/03/26(土) 00:00:32
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103230001
単独区 5人争う激戦
2011年03月23日

◆春日市(定数2)
岸本善成36 民現(1)
中村孝三61 み新 
中牟田伸二53 無新 
平山喜基35 無新 
松尾嘉三42 無新 

 春日市・筑紫郡区から単独区になった。計5人が立つ激戦区だ。

 唯一の現職の岸本は前回、議席を独占していた自民の一角を崩して初当選した。民主逆風のなか、支持者回りで議席死守を目指す。

 自民は元県議を伯父に持つ中牟田と、元市議の松尾の2人を推薦した。農政連からの推薦も取り付け、再び議席独占をねらう。中牟田は化学商社員や建設会社員の経験を持ち、不動産会社長の松尾は党支部役員も務める。

 4回目の挑戦となる中村は今回、みんなの党の公認を取り付けた。市議3期の知名度を生かして既成政党不満層の取り込みを図る。2003年以来2度目の挑戦となる平山は、松下政経塾出身らしく議会の在り方や教育など政策中心に訴える。

■すみ分け崩れ一転混戦模様

◆朝倉市郡(定数2)
多田有一郎50 民新 
栗原渉45 自現(1)
林裕二60 農現(5)

 甘木市区と朝倉郡区が統合された。過去4回、自民と農政連の現職がすみ分けて無投票だったが、多田が名乗りをあげて混戦模様だ。

 昨春の補選で当選した栗原は地盤の旧甘木市を中心に組織固めに躍起。副議長の林も20年ぶりの選挙戦に後援会組織の立て直しに奔走する。栗原が農政連、林は自民からそれぞれ推薦を受ける関係もあり、相手の地盤にどう浸透させていくかに腐心している。

 多田は街頭に立って名前と顔を知ってもらう作戦。同級生や青年会議所仲間を軸に後援会を広げ、労組へのあいさつ回りも欠かさない。

■自民の現職に新顔2人挑む

◆大野城市(定数2)
井上博隆33 民新 
井上順吾59 自現(2)
吉村裕美38 無新 

 定数が1増。前回激戦を演じた井上2人の無投票とみられていた。吉村が立候補を表明し、様相が一変した。

 3選を目指す井上順は、西鉄春日原駅前に立って支持を訴える一方、少人数のミニ集会を開いて市民と意見交換を欠かさない。井上博は前回の無所属から民主公認を得て初当選を目指す。従来の後援会に加え、労組回りで新たな支持拡大をねらう。

 介護施設責任者という吉村は「介護現場の声を県政に」を掲げる。無党派層に名前と顔を売ろうと、街頭を中心に支持を訴えるという。

■5選狙う現職に無所属新顔挑む

◆太宰府市(定数1)
井本邦彦72 自現(4)
白石卓也49 無新 

 井本が3回連続の無投票当選とみられていたが、年明けに白石が立候補を表明した。

 久しぶりの選挙戦を迎える井本は5期目を目指す。副議長も経験し、これまで培った人脈を生かして後援会を中心に支持固めに余念がない。

 民主党参院議員の秘書だった白石は、幅広い層からの支持を得るため無所属での立候補を予定。駅や街頭に立って知名度アップを目指す。

■2人が名乗り

◆筑紫野市(定数2)
原竹岩海57 民現(2)
平井一三56 自新 

 立候補の名乗りをあげているのは2人だけだ。

 原竹はミニ集会をまめに開催。後援会に加え、労組を回って支持固めを続けている。自民はベテランが筑紫野市長に転じ、市議の平井を後継に。あいさつ回りを重ねる。

■無投票の公算大

◆筑紫郡(定数1)
渡辺英幸66 自現(3)

 春日市・筑紫郡区から分かれて単独区となった。立候補を表明しているのは渡辺だけで、無投票の公算が大きい。

2108チバQ:2011/03/26(土) 00:02:44
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110315/20110315_0001.shtml
【2011県議選の情勢】<1>門司区 小倉北区 小倉南区 若松区 八幡東区 八幡西区 戸畑区
2011年03月15日 14:44  統一地方選の県議選告示(4月1日)まであと半月に迫った。県内46選挙区の立候補予定者の顔触れは、ほぼ固まりつつある。前哨戦真っただ中の各選挙区の情勢を伝える。
 (敬称略)

 ●みんな参戦 2議席争う 門司区

 みんなの党が候補者を擁立し、2議席を4人で争う激戦となった。擁立の動きがない共産の前回得票5118票の動向が当落を分けそうだ。

 前回トップ当選した公明現職の森下博司は創価学会を中心に組織を固め、安定した戦い。民主、社民が推薦する無所属現職の井上敏和は民主党政権への逆風を懸念し、団体や労組回りに躍起だ。

 元北九州市議で自民新人の川端耕一は、支持団体を固めつつ、浮動票獲得に街頭に立つ。2月に立候補を表明したみんなの党新人の楪一早雄(ゆずりはいさお)は企業訪問や朝夕のつじ立ちで知名度アップを狙う。

 ▽門司区 (定数2)

森下博司 61 党県幹事長  公現
井上敏和 37 介護福祉士  無現
川端耕一 41 元北九州市議 自新
楪一早雄 42 町内会長   み新

 ●定数1減で5党が激戦 小倉北区

 定数が1減した選挙区に、みんなの党も候補を擁立。5党で3議席を争う激戦区になった。

 8期目を狙う自民現職の中村明彦は、後援会と保守層を中心とした厚い支持基盤を着実に固めている。公明現職の壹岐和郎は支持団体の創価学会がフル回転し、手堅い選挙活動を展開する。

 民主政権への逆風をもろに受ける民主現職の原田博史はミニ集会などを開き、新たな支持層の掘り起こしに躍起だ。前回失った議席回復を目指す共産新人の永田浩一は、街頭演説やミニ集会を繰り返し、無党派層への浸透に必死。みんなの党新人の佐藤栄作は、県議を4期務め、昨年の参院選に出馬した父、佐藤正夫の後援会を引き継ぎ、有権者の既成政党離れの受け皿を狙う。

 ▽小倉北区 (定数3)

原田博史 44 党県支部役員 民現
中村明彦 56 党県相談役  自現
壹岐和郎 54 党県役員   公現
永田浩一 45 党地区委員  共新
佐藤栄作 27 党支部役員  み新

 ●4人名乗り 混戦の模様 小倉南区

 自民現職の吉村朋美が立候補を取りやめ、長男の悠が後継候補に。定数3をめぐる4人の争いは混戦模様となっている。

 自民新人の吉村は、若者の雇用対策を重点政策にして若年層を引きつけるとともに、母親から引き継いだ地盤固めを急いでいる。

 民主現職の泉日出夫は党への逆風に危機感を強め、後援会回りや週末の街頭活動を続ける。固い支持組織を持つ公明現職の二宮真盛はミニ集会や企業訪問を重ねて県議3期の実績をアピール。

 返り咲きを期す共産元職の高瀬菜穂子は毎日、街宣車から教育・福祉の充実を唱え、無党派層への浸透を図る。

 ▽小倉南区 (定数3)

泉日出夫 43 党支部役員  民現
二宮真盛 57 党支部役員  公現
高瀬菜穂子 50 党県委員   共元
吉村悠 25 NPO事務員 自新

 ●自民を追う 民主、共産 若松区

 前回と同じ顔触れの3人で2議席を争う構図。

 前回トップ当選だった自民現職の中尾正幸は、農政連の推薦を受けて堅実な戦い。支持団体を回って足元を固める。民主現職の野村陽一は党の追い風に乗り初当選した前回から一転し、国政の影響を懸念。自転車で街中を回り、早朝は駅前で支持を呼び掛ける。議席奪回を期す共産元職の山口律子は、早朝に若戸大橋付近でつじ立ち。高校教諭時代の人脈を生かし女性層への浸透も狙う。

 ▽若松区 (定数2)

野村陽一 43 団体顧問   民現
中尾正幸 46 党副支部長  自現
山口律子 62 党地区副委長 共元

2109チバQ:2011/03/26(土) 00:02:58
 ●1議席を 3人が争う 八幡東区

 定数1減で議席は1。それを民主、自民、みんなの党の3人が争う構図となっている。

 民主現職の諏訪下勝造は、国政の混乱を考慮して政党色は出さず、街頭活動や集会で現職としての実績をアピールする。自民新人の津田公治は公明から推薦を受け、県議から参院議員に転身した大家敏志の後継者として組織固めを進める。みんなの党の平原潤は二大政党に不満を募らせる有権者を照準に、地道にあいさつ回りを続ける。

 ▽八幡東区 (定数1)

諏訪下勝造 55 党支部役員  民現
津田公治 55 党支部役員  自新
平原潤 42 党県支部長  み新

 ●擁立断念の社民票カギ 八幡西区

 定数が1減して4となった中、自民2人と、民主、共産、公明各1人が立候補を表明。社民は候補擁立を断念して民主への支持を決めたが、前回、7890票だった社民の支持層の動向が当落に影響を及ぼしそうだ。

 民主現職の岩元一儀は連合系労組の支持を固めつつ、混迷を深める民主党政権への逆風をかわそうと躍起だ。共産現職の真島省三はつじ立ちやミニ集会を精力的に展開し、共産支持層以外へ支持拡大を狙う。

 自民現職2人は北部と南部ですみ分けをして、ともに4選を目指す。縣(あがた)善彦はミニ集会や後援会回りに力を注ぎ、地盤固めを進める。前回トップ当選の松尾統章(とうしょう)は3期の実績を強調し、地元経済界へ浸透を図る。

 公明新人の松下正治は引退する現職の後継候補として、支持母体の創価学会の組織固めと知名度向上に努める。

 ▽八幡西区 (定数4)

岩元一儀 51 党支部副代表 民現
縣善彦 58 党県支部長  自現
松尾統章 38 党県役員   自現
真島省三 48 党地区役員  共現
松下正治 41 党区委員   公新

 ●現職着々と組織固める 戸畑区

 自民の候補者擁立が難航し、定数1をめぐる民主と共産の対決になっている。

 民主現職の冨田徳二は労働組合など約70団体から推薦を受け、組織固めを着々と進める。共産新人の藤井広子は支持者回りを続けるほか、26歳の若さを生かして無党派層の取り込みを狙う。

 ▽戸畑区 (定数1)

冨田徳二 55 党支部副代表 民現
藤井広子 26 党地区役員  共新


=2011/03/15付 西日本新聞朝刊=

2110チバQ:2011/03/26(土) 00:03:55
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110316/20110316_0003.shtml
【2011県議選の情勢】<2>遠賀郡 中間市 京都郡 行橋市 築上郡・豊前市
2011年03月16日 15:48  ●遠賀郡 現職2人に新人が挑戦
 
 2議席をめぐり、いずれも4選を目指す現職2人に、無所属新人が挑む構図だ。

 民主現職の助信良平は労働団体など約30の推薦を受けた。会合などに積極的に顔を出し、支持固めに努める。自民現職の松本国寛は公明の推薦を取り付けた。郡内各地で集会を開き、支持層を広げている。無所属新人の三角善彦は地元の岡垣町を中心に街頭演説で名前の浸透を図る。39歳の若さをアピールしている。

 ●中間市 自民現職が5選見通し

 5選を目指す自民現職の貞末利光が、着実に支持基盤を固めている。ほかに立候補の動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。

 ●京都郡 無投票再選 公算大きく

 再選を目指す無所属現職の畑中茂広以外に立候補の動きはなく、無投票になりそうだ。畑中は民主、社民のほか、連合福岡、農政連福岡京都支部などの推薦を獲得し、支持基盤を固めている。

 ●行橋市 ムード一変 一騎打ちに

 無投票ムードが一変、1議席をめぐり、無所属2人の一騎打ちになりそうだ。

 4選を目指す無所属現職の岡田博利は公明や県農政連、県医師会の推薦を得た。連合福岡の支持も受ける。精力的にミニ集会を開き、支援者の支持固めに努める。無所属新人の田中純は、昨年の行橋市長選で現職と大接戦を演じた。地元の建設業組合や漁協の推薦を得て、無党派層の取り込みにも力を入れる。

 ●築上郡・豊前市 5期連続で無風当選か

 6選を目指す自民現職の後藤元秀のほかに立候補の動きはない。後藤は2期目から無投票当選が続いており、今回も農政連や医師会などの推薦を取り付け、態勢を固めている。
 (敬称略)

    ×      ×

 ▽遠賀郡 (定数2)

助信良平 57 党県代表代行 民現
松本国寛 54 党県政調会長 自現
三角善彦 39 飲食店経営  無新

 ▽中間市 (定数1)

貞末利光 55 党県役員   自現

 ▽京都郡 (定数1)

畑中茂広 58 旧豊津町長  無現

 ▽行橋市 (定数1)

岡田博利 63 会社役員   無現
田中純 64 会社役員   無新

 ▽築上郡・豊前市 (定数1)

後藤元秀 60 酒造会社代表 自現


=2011/03/16付 西日本新聞朝刊=

2111チバQ:2011/03/26(土) 00:04:45
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110317/20110317_0002.shtml
【2011県議選の情勢】<3>直方市 田川市 田川郡 宮若市・鞍手郡 飯塚市・嘉穂郡 嘉麻市
2011年03月18日 15:44  ●直方市 1議席争い 3人が激突

 定数1を無所属現職と自民新人、無所属新人の3人が争う。
 
 現職の野下昭宣は、企業や労働組合の支援を受けない「草の根」の活動を強調。現職の知名度を生かし浸透を図る。農政連の推薦を受け、農業政策も訴える。

 新人の香原勝司は、市議時代の地盤だけでなく、市内各地でミニ集会を重ねる。自民公認を前面に打ち出し、後援会の運動も活発化させている。

 新人の高木直行は、公民館などで座談会を開き政策を訴えている。自民党国会議員の秘書を務めた経験をPRする一方、政党と距離を置く「市民党」を掲げる。

 ●田川市 前回と同じ2人が激戦

 前回と同じ自民現職の浦田憲一と、無所属新人の古賀靖典の対決となる公算が大きく、激しい前哨戦を展開している。

 浦田はタレント出身の党国会議員を招き集会を開くなど組織固めを進める。推薦団体も100を超え、企業回りやミニ集会に力を入れている。

 民主、社民推薦の古賀も出身母体の労組などの引き締めに懸命。一方で3年前から続ける街頭演説で政策を訴え、支持拡大を図っている。

 ●田川郡 三つどもえ 現新の争い

 自民現職が引退を表明。現職1人と新人2人の計3人が2議席を争う構図。

 社民現職の冨原茂昭は2月に党首を招いた県政報告会を開催。労組など約40団体の推薦を受けたほか、支援者へのあいさつ回りで足元を固める。

 自民新人の大島道人は引退する自民現職の後継者で、農政連などが推薦。小さな会合をこまめにこなす。

 無所属新人の神崎聡は、9日に自民の推薦が決定。企業の経営経験をアピールしつつ、地元の添田町以外でも集会を開き、支持拡大を図る。

 ●宮若市・鞍手郡 教員出身の現、新激突

 自民現職の塩川秀敏に無所属新人の豊福明子が挑む構図。

 ともに教員出身。塩川は地域の集会をまんべんなく回り、地盤を固める。インフラ整備や企業誘致の推進を中心に訴える。民主、社民の推薦、連合系労組や日教組直鞍支部の支援を受ける豊福は、教育や社会福祉の充実を唱え、支持拡大を図る。

 ●飯塚市・嘉穂郡 無投票一転 新人が準備

 民主、自民の現職2人以外に立候補の動きがなかったが、3月に入って新人が出馬に向けて準備を進め、一転して選挙戦になる可能性が高まった。

 民主現職の吉村敏男は出身母体の自治労を中心に労組の支持を固める一方、党への逆風を払うため後援会回りを強化。自民現職の江藤秀之は700の企業・団体推薦を取り付け、合併前の旧4町と桂川町で新たな支持者の掘り起こしを図る。無所属新人の税田康文は、県政の健全化、行財政改革を訴える。

 ●嘉麻市 現職と新人 一騎打ちに

 4日に新人が立候補を表明。定数1をめぐって現職との一騎打ちとなる公算が大きい。

 自民現職の吉原太郎は6期の実績をアピールし、後援会や地元医師会など支持者回りを積極的に行っている。無所属新人の井上誠二は出遅れを取り戻そうと旧稲築町長の次男という知名度も生かし、旧稲築町を中心に支持拡大を図る。

 (敬称略)

    ×      ×

 ▽直方市 (定数1)

野下昭宣 70 市自治連理事 無現
香原勝司 43 元直方市議  自新
高木直行 55 福祉施設顧問 無新

 ▽田川市 (定数1)

浦田憲一 68 田川文連会長 自現
古賀靖典 46 元県職員   無新

 ▽田川郡 (定数2)

冨原茂昭 67 元川崎町職員 社現
大島道人 58 元福智町議長 自新
神崎聡 48 元会社社長  無新

 ▽宮若市・鞍手郡 (定数1)

塩川秀敏 62 元高校教諭  自現
豊福明子 50 元小学校教諭 無新

 ▽飯塚市・嘉穂郡 (定数2)

吉村敏男 62 党県幹事長  民現
江藤秀之 50 党県役員   自現
税田康文 70 会社社長   無新

 ▽嘉麻市 (定数1)

吉原太郎 76 医院長    自現
井上誠二 50 会社社長   無新


=2011/03/17付 西日本新聞朝刊=

2112チバQ:2011/03/26(土) 00:06:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110319/20110319_0003.shtml
【2011県議選の情勢】<4>東区 博多区 中央区 南区 城南区 早良区 西区
2011年03月19日 16:16  ●東区 現職4人と 2新人争う
 
 現職4人と新人2人が争う激戦区。民主現職の佐々木徹は「かつてない厳しい選挙」と受け止め、労組や地元支援者の支持固めに力を入れる。

 自民現職の今林久は、高校の同窓会や香椎以東を中心に支援の輪を拡大。自民現職の長裕海は支持者回りやミニ集会で地盤の箱崎地区などを固める。

 公明現職の大塚勝利は小学校区単位の集会を一通り終え、支持者や企業回りに精力を注ぐ。共産新人の橋本英一は市議選の立候補予定者と連携して議席を狙う。「ふくおかネットワーク」の新人外井京子は福岡市議2期の経験や人脈を生かし、無党派層の取り込みを目指す。

 ●博多区 民主、みんな 参戦し激戦

 当選7回の自民現職が引退を表明。民主、みんなの党が初めて候補者を立て注目を集める。

 祖父、父の代からの地盤を継ぐ自民現職の井上貴博は、引退する自民現職票を取り込み、上積みを狙う。公明現職の高橋雅成は各校区でミニ集会を重ね、支持者回りに余念がない。

 昨年の参院選福岡選挙区に立候補した民主新人の堤かなめは、同窓会や市民活動を通じた人脈を生かし支持拡大を狙う。

 みんなの党新人の岩本壮一郎は、起業支援の仕事で得た人脈を中心に政策を訴える。無所属新人の政治団体代表、川崎智浩も勤めていた会社やPTA関係者らに支持を呼び掛けている。

 ●中央区 みんな参戦 民公が警戒

 自民現職の鬼木誠は、引退する早麻清蔵が得ていた自民党の組織票を吸収し、連続トップ当選をうかがうが、陣営は楽観ムードを引き締める。

 みんなの党新人の池田素子は2月14日に立候補を表明。出遅れは否めないが、公明現職の大城節子と民主新人の原中誠志は警戒している。昨年7月の参院選比例代表で、みんなの党が中央区で前回県議選の当選ラインに迫る1万1493票を獲得したからだ。

 公明党県本部は中央区を重点区に位置付け、大城への支援を強化している。原中は推薦団体や支持者回りを重ねて基礎票を固め、民主党として中央区初の議席を目指す。池田が無党派層に支持をどこまで広げるかが焦点になる。

 ●南区 政令市後初 無投票か

 現職4人以外に立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。南区の無投票は、1972年の政令市移行後初めて。

 民主現職の新村雅彦は初の党公認で4選を狙う。駅前でのつじ立ちを中心に支持を訴えている。

 自民現職の加地邦雄は医師会など約90団体の推薦を獲得。選挙になれば前回2位からトップ当選を目指す。同じく自民現職の樋口明は、企業・団体や後援会へのあいさつ回りで支持を広げる。

 公明現職の浜崎達也は支持母体の創価学会の支援固めを展開。企業関係者にも浸透を図る。

 ●城南区 民、自、みが 三つどもえ

 2議席をめぐり現職2人と元職1人が三つどもえの争いを繰り広げている。

 民主現職の守谷正人は、電力総連など約50団体の推薦を獲得。ミニ集会や自転車での街頭遊説などで幅広く支持を呼び掛けている。

 自民現職の武藤英治は知事選に立候補する新人を集会に2回呼ぶなど連動した活動を展開。企業・団体にも浸透し前回に続きトップ当選を狙う。

 元職の堀宏行は、前回の無所属からみんなの党公認で出馬、返り咲きを目指す。支援者へのあいさつ回りを重ね、支持を広げる。

 ●早良区 新人出馬で 選挙戦突入

 11日に無所属新人の松永洋幸が立候補を表明し、3議席を4人で争う。松永は「議会改革」を掲げ、知名度アップに奔走。一方、現職3人は活動計画を練り直し、臨戦態勢に入った。

 民主現職の宮浦寛は週末に100人規模の集会を重ねながら、足元を固める。公明現職の新開昌彦はあいさつ回りを続けながら、創価学会を軸に支持を広げる。無所属現職の古川忠は党派を超えて市議候補と連携。地域主権などを訴え、浸透を図る。

 ●西区 現新3人で 無投票へ

 3人以外に一部、立候補を模索する動きがあったが、最終的には無投票になる見通し。

 11期目を狙う自民現職の田中久也はベテラン議員の必要性を強調し、支持固めを徹底、公明党県本部の推薦も得た。民主新人の仁戸田元氣は市議候補と連携して知名度不足を補いながら地元へ浸透、首相夫人を招いた講演会も開いた。

 自民党や県農政連の推薦を受ける無所属新人の野原隆士は集会で政策を訴えながら、あいさつ回りを重ね、支持拡大を狙う。
(敬称略)

2113チバQ:2011/03/26(土) 00:06:51
    ×      ×

 ▽東区 (定数4)

佐々木徹 53 党県選対委長 民現
今林久 62 党県幹事長  自現
長裕海 57 党県副幹事長 自現
大塚勝利 45 党県青年局長 公現
橋本英一 63 党地区委員長 共新
外井京子 53 団体役員   ネ新

 ▽博多区 (定数3)

井上貴博 48 会社役員   自現
高橋雅成 53 党県組織次長 公現
堤かなめ 50 元大学教授  民新
岩本壮一郎 30 会社代表   み新
川崎智浩 46 政治団体代表 無新

 ▽中央区 (定数3)

鬼木誠 38 党県青年局長 自現
大城節子 60 党県女性局長 公現
原中誠志 52 党総支部幹事 民新
池田素子 39 会社役員   み新

 ▽南区      (定数4)

新村雅彦 58 党県役員   民現
加地邦雄 60 党県財務委長 自現
樋口明 40 党県役員   自現
浜崎達也 55 党県副幹事長 公現

 ▽城南区     (定数2)

守谷正人 45 党支部副代表 民現
武藤英治 59 党県常任顧問 自現
堀宏行 41 団体役員   み元

 ▽早良区 (定数3)

宮浦寛 45 党3区副代表 民現
新開昌彦 53 党県教育局長 公現
古川忠 62 NPO理事長 無現
松永洋幸 38 会社員    無新

 ▽西区       (定数3)

田中久也 77 党県常任顧問 自現
仁戸田元氣 31 党3区幹事  民新
野原隆士 54 PTA会長  無新


=2011/03/19付 西日本新聞朝刊=

2114チバQ:2011/03/26(土) 00:07:39
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110320/20110320_0001.shtml
【2011県議選の情勢】<5>宗像市 福津市 古賀市 粕屋郡 前原市・糸島郡
2011年03月20日 16:37  ●宗像市 市議が参戦 4氏の争い
 
 市議の福田昭彦が新たに出馬を表明し、新人4人が2議席を争う激戦となりそう。

 民主の花田洋は、市議会で同一会派だった福田の参戦に加え、党への逆風も懸念して、駅前でつじ立ちするなど無党派層への浸透に懸命だ。

 自民の伊豆美沙子は元県議の父の支援者がフル稼働。ミニ集会などで、ラジオパーソナリティーの実績や女性の視点からの政策実現を訴える。

 保守系無所属の吉武邦彦は漁協、建設業、消防団など幅広い推薦を取り付け、地盤の旧玄海町以外にも攻勢をかける。

 福田は無所属。駅前や街頭で「県政刷新」を訴え、無党派層などの取り込みを狙っている。

 ●福津市 自現と民新 一騎打ちに

 自民現職の阿部弘樹と民主新人の越本隆志による一騎打ちの公算が大きい。今回から宗像市の離島・大島(旧大島村)が選挙区から外れる。

 旧津屋崎町長の阿部は、県農政連や医師連盟など幅広く推薦を受け、再選を目指す。ボクシングの元WBC世界王者の越本はミニ集会などを重ね支持獲得に努めている。

 ●古賀市 市長選影響 残る戦いに

 接戦だった昨年11月の市長選の影響が残る戦いに。現市長を全面的に支えた自民現職の前田宏三に、前市長が支援に回った民主新人の田辺一城が挑む。市長選後に表面化した現市長の虚偽経歴問題も絡み、激戦となりそうだ。

 3選を目指す前田は医師会や商工会などの政治団体の推薦を受け地盤を着実に固める。田辺は数十人単位の対話集会を積極的に開くなどして、支持拡大を図っている。

 ●粕屋郡 現職の3人 無投票公算

 定数3に現職3人が立候補を表明した以外に動きはなく、この選挙区では初めての無投票となる公算が大きい。

 それでも3人は精力的に動く。民主の小池邦弘は朝のつじ立ちでアピールする。自民の吉松源昭は地域や支援団体の会合を積極的に回る。公明の上岡孝生も地元企業の朝礼に顔を出して支持固めに力を入れる。

 ●前原市・糸島郡 新人名乗り 無風が一転

 定数2に対し、民主現職で再選を目指す川崎俊丸と、3選を狙う自民現職の月形祐二の2人が立候補を予定し、5期連続無投票とみられていたが、無所属新人の岡村一伸が2月末に立候補の意向を表明、一転して選挙戦へ。

 連合福岡など労組の支援を受ける川崎は県政報告会を各地で開き、小学校区単位などでの後援会づくりを進める。県農政連などから推薦を受ける月形は陣営を引き締めるとともに団体や企業、支持者回りを行い、支持基盤を固める。岡村は大きな支持団体がなく、無所属であることを強調。自転車で街を回るなど草の根の活動で、知名度アップを狙う。
 (敬称略)

    ×      ×

 ▽宗像市     (定数2)

花田洋 62 食品会社社長 民新
伊豆美沙子 52 酒造会社役員 自新
吉武邦彦 55 観光協会長  無新
福田昭彦 52 市議     無新

 ▽福津市     (定数1)

阿部弘樹 49 精神科医  自現
越本隆志 40 党支部役員 民新

 ▽古賀市     (定数1)

前田宏三 62 会社社長   自現
田辺一城 30 元新聞記者  民新

 ▽粕屋郡     (定数3)

小池邦弘 50 党支部長   民現
吉松源昭 42 行政書士   自現
上岡孝生 60 党県役員   公現

 ▽前原市・糸島郡 (定数2)

川崎俊丸 60 党支部幹事長 民現
月形祐二 52 県河川協会長 自現
岡村一伸 56 NPO理事  無新


=2011/03/20付 西日本新聞朝刊=

2115チバQ:2011/03/26(土) 00:09:52
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110321/20110321_0001.shtml
【2011県議選の情勢】<6>春日市 大野城市 太宰府市 筑紫野市 筑紫郡 朝倉市・朝倉郡
2011年03月21日 14:30  ●春日市 5人名乗り 混戦の模様
 
 定数2に5人が立候補を表明した。現職を擁する民主に対し、自民は2人を推薦。みんなの党も絡み混戦模様だ。

 民主現職の岸本善成は党への逆風の中、あいさつ回りなどで1期4年の実績をアピールし、民主支持層の票固めを急ぐ。 みんなの党の新人中村孝三は朝だけでなく、夜も終電まで駅前に立つ。週2回程度、ミニ集会も行い支持拡大を図る。

 無所属新人の中牟田伸二は自民と公明の推薦を受けた。政治経験がなくつじ立ちなどで知名度アップに力を入れる。

 自民推薦で無所属新人の松尾嘉三は朝夕、街頭に立つほか、地区別の集会を開く。既に約8割をこなした。

 無所属新人の平山喜基は草の根の活動を展開。つじ立ちや、あいさつ回りなどで地道に支持者を開拓する。

 ●大野城市 無所属参戦 三つどもえ

 今回から定数が1増の2となる。過去2回激戦を繰り広げた自民現職の井上順吾と民主新人の井上博隆に続き、3月上旬、無所属新人の吉村裕美が立候補を表明した。

 井上順吾は連日、小規模の座談会を開き、支持組織を固める。井上博隆は民主への逆風の中、票の掘り起こしに躍起だ。吉村は街頭演説などで介護職経験や子育て体験を強調、支持を訴える。

 ●太宰府市 自民現職に新人が挑む

 無投票が2回続いたが、新人が名乗りを上げ、現職に挑む。

 5選を目指す自民現職の井本邦彦は公明の推薦を受け、各種団体の推薦も130を超えた。ほぼ毎日、地区別のミニ集会を開催。多いときは1日に3回こなし、着実に票固めを進める。

 無投票は有権者にとって大きな損失と、立候補を決意した無所属新人の白石卓也は民主推薦。朝夕、街頭に立って知名度アップを図るとともに、労組などの団体回りで支持拡大を狙う。

 ●筑紫野市 現職と新人 表明は2人

 定数2。現時点では3選を目指す民主現職原竹岩海と、自民新人平井一三が立候補を表明しているだけで、無投票の可能性がある。ただ、無投票を阻止すべきだとの声や出馬を模索する動きも残っている。

 原竹は13日に総決起大会を開くなど、支持団体の引き締めを図る。市議からの転身を目指す平井は、筑紫野市長となった元職藤田陽三の後継者として支持拡大に懸命だ。

 ●筑紫郡 出馬は1人 無投票公算

 前回まで春日市・筑紫郡だった選挙区から分離された。定数は1。今のところ立候補を表明しているのは、4選を目指す自民現職渡辺英幸だけ。無投票の公算が大きい。

 ●朝倉市・朝倉郡 現職2人を新人が追う

 旧甘木市選挙区(定数1)と旧朝倉郡選挙区(同)が合区され、朝倉市・朝倉郡選挙区(定数2)となった。民主、自民、県農政連の三つどもえの争い。

 昨年4月の旧甘木市区の補選で初当選した自民現職の栗原渉は、地盤固めに力を入れる。旧朝倉郡区で5選している県農政連現職の林裕二は農村部中心に議席死守に懸命だ。追う立場の民主新人の多田有一郎はつじ立ちなどで知名度アップを図っている。 (敬称略)

    ×      ×

 ▽春日市 (定数2)

岸本善成 36 党県5区役員 民現
中村孝三 61 党支部長   み新
中牟田伸二 53 空手支部顧問 無新
松尾嘉三 42 不動産会社長 無新
平山喜基 35 高同窓会役員 無新

 ▽大野城市 (定数2)

井上順吾 59 団体役員   自現
井上博隆 33 党県5区役員 民新
吉村裕美 38 介護施設職員 無新

 ▽太宰府市 (定数1)

井本邦彦 72 党紀副委員長 自現
白石卓也 49 元参議員秘書 無新

 ▽筑紫野市 (定数2)

原竹岩海 57 党地区幹事長 民現
平井一三 56 会社代表   自新

 ▽筑紫郡 (定数1)

渡辺英幸 66 党県副幹事長 自現

 ▽朝倉市・朝倉郡 (定数2)

栗原渉 45 党支部幹事長 自現
林裕二 60 県農政連委長 農現
多田有一郎 50 ビル管理業  民新


=2011/03/21付 西日本新聞朝刊=

2116チバQ:2011/03/26(土) 00:11:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110322/20110322_0001.shtml
【2011県議選の情勢】<7完>久留米市 大川市・三潴郡 小郡市・三井郡 うきは市 大牟田市 柳川市 筑後市 みやま市 八女市 八女郡
2011年03月22日 15:43  ●久留米市 現新6人が5議席争う

 田主丸、北野、三潴、城島の旧4町が合併して選挙区が広がり、定数1増の5議席を現職4人、新人2人が争う。

 民主は前回に続いて無所属現職の清田信治を推薦。さらに久留米市で初の公認候補として、元国会議員秘書の新人中村誠治を擁立。ともに連合福岡などの推薦を受け、支持を訴える。

 自民現職の2人は農政連などの団体から推薦を取り付けて議席確保を目指す。前回、旧久留米市選挙区でトップ当選の原口剣生は900通に上る推薦状を集めた。十中大雅も300近い推薦を集めて基盤を固め、ともに旧4町への浸透を図る。

 公明現職の田中正勝は創価学会や小学校教員時代の人脈を動員して支持固め。久留米市議で無所属新人の江口善明は、旧三潴郡選出で引退する現職の後継。市南部を中心に支持拡大を狙う。

 ●大川市・三潴郡 2期連続で無投票公算

 自民現職の秋田章二のほかに立候補の動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。2月下旬に大川市内で対立候補擁立の動きが顕在化したため、秋田本人と後援会の動きが活発化。こまめにミニ集会やあいさつ回りを続けている。

 ●小郡市・三井郡 無風の中で現職4選か

 4期目を目指す自民現職の井上忠敏のほかに立候補の動きはなく、前回に続いて無投票になりそうだ。井上は集会を開くほか、地域の会合などにも積極的に顔を出し、支持を固めている。

 ●うきは市 現職以外に動きはなし

 農政連現職の出利葉史郎のほかに立候補表明はなく、前回(旧浮羽郡選挙区)に続き、無投票の公算が大きい。出利葉は自民、公明のほか、農林商工など約170団体から推薦を受けた。

 ●大牟田市 2議席争い4人前哨戦

 定数1減で、2議席をめぐり4人が激しい前哨戦を繰り広げる。

 自民現職の高岡新は、区割りの変更で選挙区から外れた旧高田町(現みやま市)の票を市内で補うため、組織固めに力を入れる。自民現職の田中秀子は、三井関連事業所を中心に土木・建設業者など組織の引き締めに懸命だ。

 共産新人の中西倫仁は校区ごとの集会や街頭演説を増やしている。県知事選に立候補予定の田村貴昭との演説会も開催。無所属新人で元大牟田市議の大橋克己は労組を中心に支援態勢をつくり、ミニ集会などで無党派層の取り込みも図る。

 ●柳川市 12年ぶりに現新の争い

 12年ぶりの選挙戦となる見込み。7期目を目指す自民現職の江口吉男と無所属新人の椛島徳博が争う。合併で新たに選挙区になった旧大和町、旧三橋町の票の行方が当落に影響を与えそうだ。

 江口は農・漁政連、医師会などの推薦で基盤固め。ミニ集会を開き、陣営を引き締める。椛島は小中学校の同窓生を中心に支持拡大に懸命。西鉄柳川駅など14カ所で街頭演説をしている。

 ●筑後市 自民現職が7選の公算

 7選を目指す自民現職の蔵内勇夫のほかに立候補の動きはない。知事選出馬を断念した蔵内が、最終的に県議選への立候補を表明したのは今月4日と遅かったが、既に60を超える業界団体などから推薦を取り付けた。

 ●みやま市 現職引退で長男が後継

 立候補を取りやめた現職の板橋元昭の長男で、自民新人の板橋聡の無投票当選の可能性が大きい。板橋は医師会など60団体に推薦願を提出し、支持固めを進める。

 ●八女市 新人2人の一騎打ちに

 自民新人の桐明和久と無所属新人の近藤雅幸の一騎打ち。八女郡選挙区から編入された上陽町地区での票集めが焦点の一つになる。

 桐明は出身の建設業界や、農商工の業界団体から支援を受けた。市議の多くも支持を表明し、手堅く準備を進める。近藤は連合福岡が支援。無党派層や子育て世代への浸透を図り、街頭演説やミニ集会を重ねている。

 ●八女郡 無風で現職6選目指す

 6選を目指す農政連現職の重野正敏が、5回連続で無投票当選になる見通し。重野は広川町が地盤。旧八女郡内でくまなく集会を重ね、農林業関係者を中心に支持を広げている。

 (敬称略)

 =おわり

2117チバQ:2011/03/26(土) 00:11:49
    ×      ×

 ▽久留米市 (定数5)

十中大雅 57 党副支部長  自現
原口剣生 56 会社社長   自現
田中正勝 59 党県副代表  公現
清田信治 54 団体役員   無現
中村誠治 55 元衆議員秘書 民新
江口善明 36 JA青年部員 無新

 ▽大川市・三潴郡 (定数1)

秋田章二 60 医師     自現

 ▽小郡市・三井郡 (定数1)

井上忠敏 64 党県総務会長 自現

 ▽うきは市 (定数1)

出利葉史郎 73 元JA組合長 農現

 ▽大牟田市 (定数2)

高岡新 70 党県常任顧問 自現
田中秀子 49 党副支部長  自現
中西倫仁 50 党県地区役員 共新
大橋克己 43 商工団体役員 無新

 ▽柳川市 (定数1)

江口吉男 61 市交安協会長 自現
椛島徳博 54 元衆議員秘書 無新

 ▽筑後市 (定数1)

蔵内勇夫 57 団体役員   自現

 ▽みやま市 (定数1)

板橋聡 43 元商事会社員 自新

 ▽八女市 (定数1)

桐明和久 52 建設会社社長 自新
近藤雅幸 38 元八女市議  無新

 ▽八女郡 (定数1)

重野正敏 70 県森林組合長 農現


=2011/03/22付 西日本新聞朝刊=

2118チバQ:2011/03/26(土) 00:12:41
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110325/20110325_0002.shtml
滝井氏が出馬表明 田川市長選
2011年03月25日 11:32  4月の統一地方選で行われる田川市長選で、同市内で医院を経営する医師の滝井宏隆氏(68)が24日、無所属で立候補することを正式に表明した。滝井氏は、滝井義高・元田川市長の長男。

 記者会見した滝井氏は「医師ではなく、首長として田川を元気にしたい。まちづくりの先頭に立つ職員のやる気を引き出す」と出馬理由を説明した。市の財政悪化や市立病院の経営再建などの課題については「現状を把握し、改善すべきは改善する」と述べた。

 同市長選には現職で3選を目指す伊藤信勝氏(65)、新人で社会福祉法人理事長の笹山良孝氏(58)が、いずれも無所属で出馬表明している。

=2011/03/25付 西日本新聞朝刊=

2119チバQ:2011/03/26(土) 00:14:10
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110315/20110315_0001.shtml
【県政の課題】<1>有明海再生 開門へ丁寧な議論を
2011年03月15日 15:10  漁業者などが諫早湾干拓事業潮受け堤防排水門の開門を求めた訴訟で、昨年12月、「5年間の常時開放」を国に命じた福岡高裁判決が確定しました。でも、開門の方法や時期はまだ決まっていません。有明海再生は今後、どうなるのですか?

    ×      ×



潮受け堤防で閉め切られた諫早湾。開門調査では「有明海再生」に期待がかかる 上告断念は、菅直人首相が政治決断した。その直後から、県内の漁業者や訴訟弁護団は排水門の開門方法の協議に応じるよう求めている。だが、国は開門による影響を把握する有明海の環境アセスメントの中間報告(5月)を踏まえ具体策の検討を始める考えを譲らず、協議の場は依然として設けられていない。

 一方で、長崎県は「開門すると、防災面や干拓営農地に悪影響が懸念される」と強く反発し、開門を前提とした協議には応じない姿勢を示している。営農者も国を相手に開門差し止め訴訟を起こす構えをみせており、「長崎県側の同意を得ながら開門を進める」という政府方針の実現にはハードルが高い。

 佐賀県の立場は「農業、防災、漁業が並立できる開門調査」。このため新年度から佐賀大などと連携し、独自分析に乗り出す。環境アセスで調査されている三つの開門方法ごとに潮流や流速、水質変化などをシミュレーション。環境アセスの中間報告も検証し、国と開門方法を協議する際に指摘することで「より効果的な開門」を目指す考えだ。

 有明海異変は、干拓事業だけでなく、港湾事業や地球温暖化などが複雑に絡み合っているとされる。県は2003年3月、「有明海再生に関する佐賀県計画」を策定。以来、ヘドロの除去や底質環境の改善、干潟の浄化機能調査などに総額100億円以上を投じたが、再生への道筋は見えないのが実情。県や漁業者の多くが「開門調査が再生への第一歩」と訴えており、長崎県が協議の場に参加する環境を整えるためにも、引き続き丁寧な議論が求められている。


=2011/03/15付 西日本新聞朝刊=

2120チバQ:2011/03/26(土) 00:14:34
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110316/20110316_0001.shtml
【県政の課題】<2>がん治療施設 地域浮揚戦略も鍵に
2011年03月16日 14:59  県が旗振り役となり、産学官で取り組む最先端がん治療施設「九州国際重粒子線がん治療センター」(サガハイマット)の建設工事が、九州新幹線・新鳥栖駅前(鳥栖市)で始まりました。開業予定は2年後。どんな課題があるんでしょうか。

    ×      ×



九州新幹線の新鳥栖駅(右端)前で建設工事が始まった「九州国際重粒子線がん治療センター」 サガハイマットは、がん細胞を「切らずに治す」施設。通院を前提としており、ピンポイントで炭素イオン(重粒子線)を体外照射する治療時間は30分。千葉、群馬、兵庫各県で開業しており、全国で4番目となる。

 建設費や最新の医療機器購入費など初期投資は総額150億円。県が20億円を負担し、130億円を企業や団体などの出資金、寄付金で賄う計画だが、現時点で確保したのは119億円。残りの調達は難航気味だ。

 県と県医師会が設立した「佐賀国際重粒子線がん治療財団」が運営する。財団顧問は九州財界トップがずらり。その1人、九州電力の松尾新吾会長は1月27日の起工式で「社会のためになる施設ということを伝えていかなければ」と、資金集めへの苦労をにじませた。

 県も職員に寄付を呼び掛ける要請文を配布しており、「オール九州」「官民一丸」で巨大プロジェクトの完遂を目指す一方で、開業後の「患者確保」も重要な課題。財団によると、開業1年目は200人、4年目以降800人を想定しているが、数百万円に上る治療費は医療保険の適用対象外のため、患者が“敬遠”する恐れもある。

 県は生命保険会社約30社と協定を結び、特約などで治療費をカバーできる新商品の開発を要請し、患者の負担軽減を図る対策を進めている。

 さらに、九州新幹線との相乗効果で九州各地だけでなく、アジアなど国境を越えた“集客”にも力を入れる。九州観光を巻き込んだ「医療ツーリズム」構築などを模索しており、好立地の最先端医療施設を地域浮揚にどう生かすか、その戦略が注目されている。


=2011/03/16付 西日本新聞朝刊=

2121チバQ:2011/03/26(土) 00:15:17
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110317/20110317_0001.shtml
【県政の課題】<3>新幹線 「横軸」整備道険しく
2011年03月18日 15:37  九州新幹線鹿児島ルートが開通。九州の「縦軸」の利便性が飛躍的に向上し、観光振興などの期待感が沿線に広がっています。一方、「横軸」となる九州新幹線西九州ルートは2008年に着工したものの、整備が遅れている気がします。本当に開通するのでしょうか?

    ×      ×



「ハの字型」をした軌間変換装置を試験走行するフリーゲージトレイン。カーブ走行での技術開発が遅れている 鹿児島ルートは線路幅が在来線よりも広く、路盤も強固な新幹線専用の「フル規格」。一方、西九州ルートの線路幅は区間によって、(1)フル規格(2)在来線規格(3)線路幅は在来線と同じだが、路盤やトンネルの大きさはフル規格のスーパー特急規格−の3種に分かれる。

 全ルート147キロのうち、鹿児島ルートと重なる博多−新鳥栖はフル規格(26キロ)。新鳥栖−武雄温泉(51キロ)は在来線規格を使い、武雄温泉−諫早(45キロ)はスーパー特急規格、諫早−長崎(25キロ)は在来線という複雑な構成になる。08年4月に着工し、18年完成を目指して建設が進んでいるのは武雄温泉−諫早間。スーパー特急規格の区間の新線だ。

 線路幅が異なる線路を走るために、左右の車輪の間隔を変えて、線路の幅に合わせることができるフリーゲージトレイン(FGT)という新型車両が全国で初めて投入されるが、その開発は難航している。FGTは車輪の間隔を動かすため、台車の構造が複雑になり、重量が増してしまう。このため、在来線のカーブで特急よりも10―40キロ遅くなるという技術的な課題を解決できていない。

 さらに、時間短縮効果を上げるために、佐賀、長崎両県は在来線を利用予定の諫早−長崎間にスーパー特急規格の新線を建設するよう国に陳情しているが、国は約1100億円という事業費に難色を示し、めどは立っていない。

 巨額の税金を投入しながら、時間短縮効果は26分間しかないことから今でも県民の間で賛否が割れる西九州ルート。開通までの道は険しいと言わざる得ない。


=2011/03/17付 西日本新聞朝刊=

2122チバQ:2011/03/26(土) 00:15:57
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110318/20110318_0001.shtml
【県政の課題】<4>TPP 農業再生の議論必要
2011年03月18日 15:38  各国間貿易の関税を原則撤廃する環太平洋連携協定(TPP)。政府は6月をめどに参加の是非を判断するそうですが、県内では農業団体から反対の声が上がっています。TPPの参加・不参加は、県にどんな影響を与えるの?

    ×      ×



TPP参加反対の署名活動と反対のチラシを配布するJAグループ佐賀の職員。TPP参加の是非では農業と商工業の利害が対立する 米などの農産物は、食料自給力の維持を目的に、高関税で保護されている。関税が撤廃されれば、大規模経営で生産コストを抑えた海外の安価な農産物が国内市場に流入するのは必至。厳しい価格競争にさらされた結果、国産米の9割が海外産に置き換わり、麦に至っては国産の1%しか残らない壊滅的な打撃を受ける−との推計もある。

 関税撤廃により、国内農業の生産額は毎年4兆1千億円減少すると農水省は試算。県内でも、「米や麦、牛肉など10品目で約500億円減る」(県農林水産商工本部)とされる。

 一方、輸出で稼ぐ自動車業界や電子・電気機器業界には、関税撤廃が国際競争力の強化につながるといった見方が強い。TPP不参加の場合、中国などに太刀打ちできず、国際市場から締め出されるとの危機感がある。国の試算では、実質GDP1・53%相当(10・5兆円)が減少。県も自動車、電気電子、機械産業で県内GDPが年間500―600億円程度減少するとしている。

 農業と商工業の利害が真っ向から対立する問題だけに、政府もTPP参加の是非を先送りしているのが現状だ。

 県の農業産出額は1990年の1847億円から、06年は1194億円と約4割も減少。高齢化が進み、耕作放棄地も増加の一途をたどっている。こうした現状にある農業の再生と並行して、TPPを巡る議論を進めるべきだろう。また、TPP参加国間協議では金融、サービス、労働などの分野でも、“壁”を取り払うことも検討されている。「平成の開国」の是非は、多様な視点から、考える必要がある。


=2011/03/18付 西日本新聞朝刊=

2123チバQ:2011/03/26(土) 00:16:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110319/20110319_0001.shtml
【県政の課題】<5>全国学力テスト 昨年の低迷どう改善し
2011年03月19日 15:22  昨年4月実施の全国学力テスト(小学6年、中学3年対象)では、県内の平均正答率が低迷しました。どんな改善の取り組みがなされているんでしょうか。小規模学級などの新たな試みも始まっているようですが、どこまで進んでいるの?

    ×      ×



全国学力テストに臨む中学生たち=昨年4月、佐賀市 2007年に43年ぶりに“復活”した文部科学省の全国学力テスト。4回目を迎えた昨年は、政権交代による方針転換で「全校参加方式」から「抽出方式」に変更されたが、県内では「一定の効果がある」として、従来通り小学177校、中学99校の全校が参加した。

 結果は国語と算数・数学(いずれも知識に関する「A」と応用力を問う「B」)の2教科8種別のうち、6種別の平均正答率で県平均は全国平均以下となった。さらに、県内の結果分析では、多くの種別で県平均を下回る地域がある「県内の学力不均衡」という課題も浮き彫りになった。

 これを受けて、県教委は昨年10月から緊急対策に着手。各校は教務主任などを学力対策コーディネーターに選任し、大学講師やアナウンサーなど外部講師を招いた勉強会を開くなど、教師の指導力向上を目指す取り組みを開始した。また、県教委も各校が学力をチェックできる評価テストを作成するなど、全県的な学力の底上げを図る。

 県は07年11月に策定した「県総合計画」で、全国学力テストの平均正答率を「全国平均以上」にするという目標を掲げているが、これらの取り組みが子どもたちの学力向上にどう結び付くか。今年の学力テストが、試金石となる。

 こうした取り組みの傍ら、県は07年度から全国に先駆け、36人以上の学級編成となる小学校の1、2年を対象に、35人以下の少人数学級と複数の教師が指導するチームティーチング(TT)を選択できる制度を実施。09年度には対象を中学1年に拡大した。4月から、県立高校でも少人数学級の実践研究を始める。


=2011/03/19付 西日本新聞朝刊=

2124チバQ:2011/03/26(土) 00:16:53
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110320/20110320_0001.shtml
【県政の課題】<6>佐賀空港 地域浮揚の方策必要
2011年03月20日 16:28  全国の地方空港で不採算路線の廃止や減便が相次ぐ中、佐賀空港(佐賀市)でも1月、大阪便が廃止されました。旅客便は羽田便(1日4往復)しか残っていません。県は佐賀空港を今後、どうしようと考えているのでしょうか?

    ×      ×



路線拡大が懸案となっている佐賀空港 1998年7月に開港した佐賀空港(佐賀市)は、羽田、大阪、名古屋の3路線でスタート。だが、羽田便以外は搭乗率が上がらず、2003年に名古屋便、今年1月には大阪便が廃止された。便数が減少すれば、着陸料などの収入も減り、空港収支は開港以来、赤字続き。累積赤字は30億円超に膨らんでいる。

 そんな中、県は「路線や便数の充実で観光客を増やし、経済効果を含めたトータルでのプラスを目指したい」(空港・交通課)として、羽田便増便と海外の格安航空会社(LCC)誘致に力を注いでいる。

 1日4往復の羽田便は09年度の利用者数が前年度比11・3%増と、羽田路線では全国一の伸び率を記録。県は一層の増客で増便につなげようと、羽田からの乗客を対象にダブルマイルキャンペーン(昨年12月―今年2月)などを実施。2月末現在の搭乗率は61・1%と、採算ラインの60%をクリアしており、羽田空港が段階的に拡大する発着枠を狙い、1日5便化を目指す考えだ。

 日本での路線展開が相次ぐLCCの誘致では、安定した気象条件や九州の観光地へのアクセスの良さを材料に、中国や韓国などの数社と接触。中国の春秋航空とは具体的に協議を進めている。ただ、国際定期便就航には専用ターミナルビルが欠かせず、大型機の乗り入れとなれば、滑走路の延長も必要となる。

 県は国際線就航に備えた空港整備の調査を始めているが、さらなる整備費用の投入には慎重論もある。県民の理解を得るためには、空港を基点とした地域活性化の明確なビジョンを示すことが求められる。


=2011/03/20付 西日本新聞朝刊=

2125チバQ:2011/03/26(土) 00:17:21
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110321/20110321_0001.shtml
【県政の課題】<7>雇用対策 定職への支援 充実を
2011年03月21日 14:38
企業の採用担当者(左端)の説明に熱心に聞き入る佐賀大学生。厳しい雇用情勢が続いている=1月、佐賀市 卒業シーズンなのに就職が決まっていない大学生や高校生が多いと聞きます。いろんな経済指標を見る限り、景気は回復基調にあると感じていたのですが、東日本大震災の影響も心配です。県内の雇用情勢はどうなっているのでしょうか?

    ×      ×

 財務省佐賀財務事務所が16日に発表した、1―3月期の県内の法人企業景気予測調査によると、欧米向けの自動車輸出が増えたこともあり、全産業の景況判断指数(BSI)は前期比2・9ポイント増のマイナス5・0で、2期ぶりに改善した。

 県内の1月の有効求人倍率も前月比0・04ポイント増の0・61倍と、8カ月連続で改善。28カ月ぶりに、リーマン・ショックの影響が出る以前の2008年9月と同水準に持ち直している。

 だが、有効求職者数は依然、2万人台で高止まりしており、「景気は足踏み状態を脱しつつあるが、雇用情勢はまだ厳しい状態」(佐賀労働局)というのが現状だ。

 厚生労働省によると、今春卒業する大学生の就職内定率は全国平均68・8%(昨年12月1日現在)と1996年の調査開始以来、過去最低の水準。佐賀大でも2月1日現在の就職内定率は78・4%で、調査を始めた05年度以来最悪となった。高校生の就職内定率も1月末現在で86・6%と同時期の内定率としては2年連続で90%を下回った。

 県は、リーマン・ショック以降、これまでに雇用対策として約100億円を投入。道路清掃や行政文書の整理など県や市町が臨時採用する1277の事業を実施した。さらに、失業者や新卒を対象にした合同面談会や職業訓練も展開。延べ1万1161人が就職を果たしたという。ただし、こうした行政による雇用創出は緊急避難的色合いが強いこともあり、県雇用労働課は「安定した就職口を見つけるためにも、今後は面接指導や職業相談など、きめ細かなフォローアップが必要」としている。


=2011/03/21付 西日本新聞朝刊=

2126チバQ:2011/03/26(土) 00:17:49
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110322/20110322_0001.shtml
【県政の課題】<8完>プルサーマル 安全性を問う声再び
2011年03月22日 15:58
2009年5月、玄海原発の専用岸壁にMOX燃料輸送船(下)が到着(本社ヘリから)。3号機原子炉への燃料装てん作業などを経て、同年12月に国内初のプルサーマルの営業運転が始まった 東日本大震災によって、東京電力福島第1原子力発電所(福島県)で爆発事故が相次ぎ、放射性物質の漏えいが起きました。佐賀には、国内初のプルサーマルを導入した九州電力玄海原発(玄海町)があり、県民の間にも不安が広がっています。

    ×      ×

 プルサーマルは、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムをウランと混ぜたMOX燃料を、一般の軽水炉型原発で燃やす発電。玄海原発での実施をめぐっては、古川康知事が2006年3月、安全性について「国の確約を得た」として計画に同意。09年5月、フランスで製造されたMOX燃料が到着し、10月に3号機の原子炉容器に装填(そうてん)。11月に始動、12月に営業運転が始まった。

 だが、国の原子力政策全体を見渡すと、課題を抱えたままだ。プルサーマルは、ウラン資源の有効活用でエネルギー供給確保を目指す国の「核燃料サイクル」の一環。だが、使用済み燃料からプルトニウムを取り出す青森・六ケ所村の再処理工場の完成スケジュールが遅れ、使用済み燃料の中間貯蔵施設がないといった問題が残っている。サイクルは未完のままなのだ。

 県内では計画段階から、市民団体が反対活動を展開。昨年8月には、裁判の会が九電を相手取り、MOX燃料の使用差し止めを求めて佐賀地裁に提訴。法廷で「プルサーマルの安全性」をめぐる議論が続いている。

 東日本大震災によって福島第1原発の1―4号機で爆発事故や破損が発生したことで、日本の原発政策は根底から見直しを迫られる。うち3号機では玄海原発3号機に続いて昨年9月から、プルサーマルが導入されており、その安全性も問い直されるだろう。玄海原発3号機では昨年12月、放射性物質のヨウ素漏れが発生している。未曽有の原発事故が発生したことで、プルサーマルにとどまらず、原発の安全性確保が、最も重要な県政課題として浮上してきた。

 =おわり


=2011/03/22付 西日本新聞朝刊=

2127チバQ:2011/03/26(土) 11:13:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000200-mailo-l46
21区の顔ぶれ:’11県議選/1 /鹿児島
毎日新聞 3月17日(木)14時59分配信

 統一地方選第1ラウンドで実施される県議選は4月1日告示、10日投開票される。今回から定数が3減り、選挙区も再編されて2減の21選挙区に。総定数51に対し75人超が立候補の準備を進めている。各選挙区の構図を5回にわたって紹介する。【福岡静哉】
 ◇定数2減、激戦に拍車
 ◆鹿児島市・郡区(鹿児島市、三島村、十島村)
 今回、定数が2減って激戦に拍車がかかり、現職が少なくとも1人は落選する。出馬予定者は定数17に対し現職18▽元職1▽新人5の計24人。新人は2人が2度目の挑戦となる。
 民主は国政与党として初の県議選。「3人以上擁立」を掲げたが2人にとどまった。現職を労組などが支援し、新人は国会議員の後援会が支える。03年県議選で現新2人が共倒れした苦い経験があり、再び2議席奪取を目指すが、菅直人政権の支持率が低下傾向の中での戦いを強いられる。
 対する自民は前回、14人を擁立したが現職2人を含む4人もの落選者を出した。今回、現職に引退者はいないが、候補者を現有議席より2増の12人(現職10、元職1、新人1)に絞った。定数減の中、「1万票が当落ライン」(党県連幹部)とも言われ、前回下位だった現職は特に危機感を強める。業界団体や地域などそれぞれの組織固めに加え、旧喜入町など現職不在の地域で争いが激化している。
 公明は現職3人が出馬予定。前回は3人とも1万100〜1万800票を獲得した。今回も党支持層を中心に手堅い選挙を目指す。
 共産、社民は現有1議席の確保が至上命題。社民は現職が引退し、鹿児島市議を辞職した新人が出馬する。
 無所属は現職3人、新人2人が名乗りをあげた。
 団体関係では、県農政連が自民12人全員を推薦。連合鹿児島は民主現職、社民新人、無所属現職3人の計5人を推薦する。
………………………………………………………………………………………………………
 【鹿児島市・郡区】(定数17)
青木寛   62 民現(4)
吉留大輔  34 民新
尾辻義   66 自現(6)
柴立鉄彦  63 自現(5)
吉野正二郎 57 自現(5)
宇田隆光  56 自現(3)
大園清信  56 自現(3)
武昭一   61 自現(3)
永田憲太郎 64 自現(3)
桑鶴勉   64 自現(2)
寺田洋一  57 自現(2)
長田康秀  33 自現(1)
藤崎剛   37 自元(1)
野田啓介  35 自新
成尾信春  54 公現(4)
持冨八郎  60 公現(2)
松田浩孝  46 公現(1)
松崎真琴  52 共現(2)
福司山宣介 52 社新
二牟礼正博 63 無現(7)
山口修   63 無現(3)
柳誠子   50 無現(1)
下鶴隆央  31 無新
中間哲郎  48 無新
 (年齢は投票日現在)

3月17日朝刊

2128チバQ:2011/03/26(土) 11:13:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000291-mailo-l46
21区の顔ぶれ:’11県議選/2 /鹿児島
毎日新聞 3月18日(金)16時2分配信

 ◇三つどもえで混とん−−阿久根市・出水郡区
 ◆阿久根市・出水郡区(阿久根市、長島町)
 竹原氏に批判的な中村、古賀両氏に加え1月の出直し市長選で敗れた竹原氏が名乗りを上げ、三つどもえの戦いに。阿久根市で半数前後とみられる“反竹原票”が2氏に割れる可能性があり、勝敗の行方は混とんとしている。約3割を占める長島町の票が鍵を握る。
 中村氏は5期の実績を掲げ、反竹原派市民への浸透を図る。長島町では、赤潮被害対策に取り組んだ実績を掲げ精力的に回る。
 古賀氏は建設会社員。09年3月の出直し市議選で初当選したが、2月の住民投票で失職した。世代交代を訴え、無所属で挑戦する。
 竹原氏は「公務員が国民を裏切る仕組みがあり、県議会もろくでもない」などと、得意の公務員・議会批判を軸に訴える構え。
 ◆姶良市区(姶良市)
 4人が出馬表明し、混戦の様相を呈する。
 酒匂氏は元旧姶良町議。企画建設委員長を務める。
 川野氏は元旧加治木町長。前回無所属で当選後、自民入りした。
 桃木野氏は元県職員で元市議。民主、国民新の推薦を得た。
 山崎氏は元衆議員秘書で4度目の挑戦。草の根選挙を展開する。
 ◆霧島市・姶良郡区(霧島市、湧水町)
 前回と同じ顔ぶれとなる見通し。
 田之上氏は旧隼人町が地盤。前回の苦戦をバネに7選を目指す。
 山田氏は元旧国分市議。6期の実績を掲げ、支持固めを図る。
 高橋氏は3選を目指した前回、惜敗。捲土重来を期す。
 桐原氏は元旧霧島町職員で連合推薦。労組を軸に戦いを進める。
 中重氏は保守系無所属。地盤の旧国分市外でも浸透を図る。
 ◆伊佐市区(伊佐市)
 池畑氏の他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。
………………………………………………………………………………………………………
【阿久根市・出水郡区】(定数1)
中村真  69 自現(5)
古賀操  50 無新
竹原信一 52 無新
【姶良市区】(定数2)
酒匂卓郎  41 自現(2)
川野威朗  66 自現(1)
桃木野幸一 58 無新
山崎正明  41 無新
【霧島市・姶良郡区】(定数4)
田之上耕三 67 自現(6)
山田国治  65 自現(6)
高橋稔   59 自元(2)
桐原琢磨  57 無現(3)
中重真一  34 無現(1)
【伊佐市区】(定数1)
池畑憲一 63 自現(4)
 (年齢は投票日現在)

3月18日朝刊

2129チバQ:2011/03/26(土) 11:14:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000218-mailo-l46
21区の顔ぶれ:’11県議選/3 /鹿児島
毎日新聞 3月21日(月)13時47分配信

 ◇原発増設、関心高く−−薩摩川内市区
 ◆薩摩川内市区(薩摩川内市)
 前回と同じ構図の見通し。福島原発で相次いだ事故を受け、川内原発増設問題に再び関心が高まっている。
 鶴薗氏は旧入来町が地盤で県畜産協会理事を務める農政通。川内地区への浸透が課題。
 外薗氏は川内地区が地盤。元党県議団会長。業界団体など支持固めを図る。
 田中氏も川内地区が拠点で元市部長。頻繁な後援会便り発行など地道な活動を続ける。
 遠嶋氏は社民、連合推薦。「増設反対」を訴え、前回失った非自民議席の奪還を誓う。
 ◆薩摩郡区(さつま町)
 定数2の時代も含め過去3回連続無投票で、16年ぶりに選挙戦となる見通し。
 宮島氏は元民放社員、旧鶴田町出身。初当選が無投票だったため危機感を強める。
 井上氏は旧鶴田町長3期、合併後のさつま町長を1期。知名度を生かし浸透を図る。
 ◆出水市区(出水市)
 旧市町単位で1人ずつ出馬する見通しで、激戦も予想される。
 小幡氏は旧出水市出身。前党県連幹事長。5選を目指す。
 通畠氏は元旧野田町議。県たばこ耕作組合長。再選を目指す。
 堀口氏は旧高尾野町が地盤。市議を辞職した。父は元県議。
 ◆奄美市区(奄美市、龍郷町)
 民主が擁立を模索したが断念。自民現職2氏以外に動きがなく、1953年の奄美群島本土復帰後、初の無投票となる見通し。
 与氏は03年に旧名瀬市区で初当選。永井氏は龍郷町在住で03年に旧大島郡区で初当選。合併で両氏とも07年以降、奄美市区。
 ◆大島郡区(大和村、宇検村、瀬戸内町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町)
 合併で前回から定数1減で2人区になった。県議会議長で瀬戸内町出身の金子氏と元徳田毅衆院議員秘書で徳之島町在住の禧久氏以外に動きはなく、2回連続の無投票となる見通し。
………………………………………………………………………………………………………
 【薩摩川内市区】(定数3)
鶴薗真佐彦 57 自現(4)
外薗勝蔵  59 自現(3)
田中良二  54 自現(1)
遠嶋春日児 56 無新
 【薩摩郡区】(定数1)
宮島孝男 56 自現(1)
井上章三 64 無新
 【出水市区】(定数2)
小幡兼興 68 自現(4)
通畠幸一 61 自現(1)
堀口文治 57 無新
 【奄美市区】(定数2)
与力雄  65 自現(2)
永井章義 54 自現(2)
 【大島郡区】(定数2)
金子万寿夫 64 自現(5)
禧久伸一郎 54 自現(1)
 (年齢は投票日現在)

3月21日朝刊

2130チバQ:2011/03/26(土) 11:14:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000247-mailo-l46
21区の顔ぶれ:’11県議選/4 /鹿児島
毎日新聞 3月23日(水)15時58分配信

 ◇24年ぶり選挙戦に−−南九州市区
 ◆南九州市区(南九州市)
 指宿市区だった旧頴娃町が切り離され、川辺郡区に編入されて南九州市区となった。過去5回連続で川原氏が無投票当選で、24年ぶりの選挙戦となる見通し。候補者がいない旧頴娃町の票が焦点となりそうだ。
 川原氏は旧川辺町出身。危機感を強め精力的に地域を回る。
 柚木氏は元旧知覧町議、元市議。元川辺町長が支援する。
 ◆枕崎市区(枕崎市)
 三つどもえの戦いとなりそう。
 上野氏は県漁連会長。09年衆院選で国民新候補を支援するため自民を離党。今回は無所属で臨む。
 神園氏は保険代理店を経営し、前枕崎青年会議所理事長。出馬表明は遅れたが若手を中心に支持拡大を図る。
 原村氏は元船舶機械会社員。市議1期目途中で辞職した。後援会を中心に支持拡大を図る。
 ◆西之表市・熊毛郡区(西之表市、中種子町、南種子町、屋久島町)
 西之表市区(定数1)と熊毛郡区(同1)が合区された。
 松里氏は西之表市区で2回連続無投票のため12年ぶりの選挙。
 日高氏は旧屋久町出身。前回は熊毛郡区で石田尾氏を破った。
 石田尾氏は元上屋久町職労委員長。連合は「支持」にとどめた。
 ◆いちき串木野市区(いちき串木野市)
 現職の吉留氏以外に出馬表明はない。
 ◆日置市区(日置市)
 現職の前原氏と岩崎氏以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 ◆指宿市区(指宿市)
 旧頴娃町が切り離され定数が1減。現職の小園氏以外に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。
 ◆南さつま市区(南さつま市)
 園田氏は09年補選で初当選。自民党員だが無所属で出馬する。他に出馬表明はない。
………………………………………………………………………………………………………
 【南九州市区】(定数1)
川原秀男 64 自現(6)
柚木茂樹 57 無新
 【枕崎市区】(定数1)
上野新作 76 無現(5)
神園健  39 無新
原村且元 59 無新
 【西之表市・熊毛郡区】(定数2)
松里保広  53 自現(4)
日高滋   57 自現(3)
石田尾茂樹 52 民新
 【いちき串木野市区】(定数1)
吉留厚宏 49 自現(2)
 【日置市区】(定数2)
前原尉  52 自現(3)
岩崎昌弘 58 自現(2)
 【指宿市区】(定数1)
小園成美 53 自現(2)
 【南さつま市区】(定数1)
園田豊 51 無現(1)
 (年齢は投票日現在)

3月23日朝刊

2131チバQ:2011/03/26(土) 11:15:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000217-mailo-l46
21区の顔ぶれ:’11県議選/5止 /鹿児島
毎日新聞 3月25日(金)15時44分配信

 ◇7人名乗り、混戦−−鹿屋市・垂水市区
 ◆鹿屋市・垂水市区(鹿屋市、垂水市)
 選挙区再編で鹿屋市区(定数3)と垂水市区(同1)が合区。自民の山田宏之氏と連合推薦の櫛下勝美氏(無所属)が引退し、世代交代を図る。民主は候補を公募したが擁立を断念した。鹿屋5、垂水2の計7人が名乗りを上げ、混戦模様。山田氏の地盤の鹿屋市街地が草刈り場の様相を呈する。
 堀之内氏は元垂水市議。前回、垂水市区で激戦を制した。
 吉永氏は元旧鹿屋市議。農村部が地盤で、3選を目指す。
 大久保氏は鹿屋市議を辞職し、県議選初挑戦。旧串良町が地盤。
 柴立氏は党大隅地区委員長、元鹿屋市議。8日に出馬表明した。
 栗栖氏は元県職員。前回は垂水市区で落選し、2度目の挑戦。
 郷原氏は保育園長。鹿屋市街地在住で「若さ」を前面に出す。
 前野氏は社民、連合が推薦。元鹿屋市建設部長、市職労委員長。
 ◆曽於市区(曽於市)
 定数1減となった前回、旧大隅町の森義夫氏(故人)が旧末吉町の徳留氏との現職対決を349票差で制した。しかし森氏の死去に伴い徳留氏が繰り上げ当選。今回、旧大隅町の瀬戸口氏との間で再び激しい保守分裂選挙となる見通し。
 徳留氏は県議だった父の代からの後援会を軸に6選を目指す。
 瀬戸口氏は元市議。県農政連支部長。末吉に事務所を構えた。
 県農政連は双方の推薦を見送った。
 ◆志布志市・曽於郡区(志布志市、大崎町)
 前回に続き三つどもえの戦いとなりそう。
 中山氏は旧志布志町が地盤で、今回も連合の推薦を得た。
 西高氏は元大崎町議で前回無所属で落選。今回は自民公認。
 草野氏は大崎町の開業医。志布志市内でも支持拡大を図る。
 ◆肝属郡区(東串良町、錦江町、南大隅町、肝付町)
 鶴田氏が4回連続で無投票当選となる公算が大きい。=おわり
………………………………………………………………………………………………………
 【鹿屋市・垂水市区】(定数4)
堀之内芳平 58 自現(2)
吉永守夫  76 自現(2)
大久保博文 47 自新
柴立俊明  62 共新
栗栖善幸  59 無新
郷原拓男  33 無新
前野義春  58 無新
 【曽於市区】(定数1)
徳留紀寿  71 自現(5)
瀬戸口三郎 58 無新
 【志布志市・曽於郡区】(定数1)
中山信一 65 無現(2)
西高悟  51 自新
草野力  56 無新
 【肝属郡区】(定数1)
鶴田志郎 53 自現(3)
 (年齢は投票日現在)

3月25日朝刊

2132チバQ:2011/03/26(土) 11:18:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000212-mailo-l45
’11統一地方選:県議選・決戦の構図/上 宮崎市、最大の激戦区 /宮崎
毎日新聞 3月21日(月)13時41分配信

 統一地方選前半戦の県議選は、4月1日告示・10日投開票される。
 定数は45(現在欠員3)から6削減の39になり、現時点で53人が立候補を決めている。選挙区数は16から14に統合される。うち7選挙区・8議席で無投票となる可能性がある。残り7選挙区・31議席で45人による選挙戦となりそうだ。
 政党別の公認は民主3、自民20、公明3、共産1、社民5、無所属21人。新旧別では現職33、元県議2、新人18人。
 選挙区は宮崎市と旧清武町が合併され、宮崎市区と宮崎郡区が新たな宮崎市区に。西諸県郡・高原町が、田野尻町と合併した小林市区に合区される。6選挙区で定数が各1減となった。
 任期満了に伴う4年に一度の統一選は09年の政権交代後、初めて。予想される顔ぶれを紹介する。(敬称略)【石田宗久】
 ■宮崎市区(定数12)
 県内最大の激戦区。現職8人と新人11人の計19人が立候補を予定し、前回より1人少ない。宮崎市区(定数12)と宮崎郡区(同1)の合区で定数は1減となる。現職4人が引退または転身。
 政党別では、民主2▽自民4▽公明2▽共産1▽社民2▽無所属8人。
 民主は県連顧問の井上が6選出馬。昨年の参院選宮崎選挙区に立候補した新人で元新聞記者の渡辺が、引退する権藤梅義の後継で県政に初挑戦する。
 自民は外山と福田が7選、横田が3選を目指す。前回、宮崎郡区で当選した河野が再選に向け出馬する。
 公明は県本部代表の新見が4選出馬へ。前回トップ当選の長友安弘が引退し、新人で元かばん販売店経営の重松が挑む。
 共産は前屋敷が4選へ。社民は県連代表の鳥飼が7選を目指す。外山良治が引退し、09年の衆院選宮崎3区に出馬した幹事長の松村が立候補する。
 無所属は全員新人。有岡、伊地知、野崎は元市議、平原は元旧清武町副議長、菊地は元副市長で、議員や公職経験者が目立つ。医師の清山は29歳で最年少。有岡、平原、元銀行員の川添、元損保代理業の右松が前回に続いて再挑戦。川添は前回当選後に公選法違反事件の連座制で当選無効となった。
 前回、東国原英夫前知事支持で当選した「東国原チルドレン」代表格の武井俊輔は転身し、次期衆院選宮崎1区に自民公認で出馬する。
 ■都城市区(定数6)
 県議会自民党会派の萩原耕三会長が引退し、現職5▽元職1▽新人1の計7人の選挙戦となる見通し。
 自民は県連会長の中村が6選、星原が5選、山下が再選を目指す。社民は満行が4選に向けて出馬する。
 自民会派を離れ民主議員と統一会派を組む徳重は、無所属での5選に挑戦する。
 元職の内村は返り咲きを図る。新人の二見は元参議員秘書。
 ■延岡市区(定数5)
 前回は9人が立候補する混戦となったが、今回は現職4▽元職1▽新人1の計6人で議席を争う。
 民主の田口は再選へ立候補。自民は新人で元市議長の後藤を公認した。公明は河野、社民は太田が3選を目指す。
 松田は民主議員との統一会派に所属するが、前回と同様に無所属で再選出馬する。
 元副議長の井本は辞職して昨年1月の延岡市長選に出馬したが落選。無所属で県議5選復帰を目指す。

2133チバQ:2011/03/26(土) 11:18:41
………………………………………………………………………………………………………
 ■宮崎市(定数12)
有岡浩一  48 [元]市議    無新
井上紀代子 64 党県顧問     民現(5)
伊地知義友 56 [元]市議    無新
川添博   49 [元]銀行員   無新
河野安幸  71 党県副幹事長   自現(1)
菊地庸裕  63 [元]副市長   無新
清山知憲  29 医師       無新
重松幸次郎 51 [元]かばん販売 公新
新見昌安  58 党県代表     公現(3)
鳥飼謙二  63 党県代表     社現(6)
外山三博  71 食品会社会長   自現(6)
野崎幸士  39 [元]市議    無新
平原和利  61 [元]清武副議長 無新
福田作弥  66 農協理事     自現(6)
前屋敷恵美 61 党県副委員長   共現(3)
松村秀利  54 党県幹事長    社新
右松隆央  42 [元]損保代理業 無新
横田照夫  57 [元]党県総務長 自現(2)
渡辺創   33 [元]新聞記者  民新
 ■都城市(定数6)
内村仁子 68 農業      無元(1)
徳重忠夫 67 社福法人役員  無現(4)
中村幸一 68 党県会長    自現(5)
二見康之 30 [元]参議秘書 無新
星原透  63 党県総務会長  自現(4)
満行潤一 52 党県副代表   社現(3)
山下博三 61 党県組織委長  自現(1)
 ■延岡市(定数5)
井本英雄 64 [元]県副議長 無元(4)
太田清海 60 党県副代表   社現(2)
河野哲也 51 党県幹事長   公現(2)
後藤哲朗 55 [元]市議長  自新
田口雄二 52 党県副代表   民現(1)
松田勝則 45 [元]会社員  無現(1)
 敬称略、50音順。氏名、投開票日の年齢、主な肩書、党派、新旧、当選回数

3月21日朝刊

2134チバQ:2011/03/26(土) 11:18:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000191-mailo-l45
’11統一地方選:県議選・決戦の構図/中 合併で進む定数減 /宮崎
毎日新聞 3月22日(火)12時59分配信

 ■日南市区(定数2)
 09年に日南市と南那珂郡の北郷町、南郷町が合併して新日南市が誕生。定数は3から1減した。
 旧日南市が地盤の自民の外山、社民の高橋は、ともに3選を目指す。また、市長選に出馬した元職が支援者の要請を受け、立候補の可否を検討している。
 ■小林市・高原町区(定数2)
 小林市と野尻町が昨年合併し、高原町のみとなった西諸県郡が同市区に合区された。定数は3から1減した。
 自民は2人が立候補予定。高原町が地盤の丸山は3期ぶりの選挙戦で4選へ挑む。小林市が地盤の宮原は3選を目指す。
 昨年4月の市長選に立候補した新人で建設会社役員の鮫島は、県議選に初挑戦。
 自民会派を離脱し、民主議員との統一会派で代表を務めた水間篤典は引退する。
 ■日向市区(定数2)
 前回は無投票だったが、定数が3から1減となり選挙戦へ。
 自民は十屋が3選を狙う。新人で元市議の日高も自民公認で初挑戦する。
 民主議員との統一会派に所属する西村は、無所属での再選を目指す。
 自民の黒木覚市は引退する。
 ■串間市区(定数1)
 現職の辞職、市長選出馬に伴う昨年7月の補選と同じ顔ぶれの一騎打ちとなる公算が大きい。再選を目指す岩下に対し、新人で元市議の福留が挑む。いずれも無所属で立候補するが、自民県連は2人とも推薦している。
 県議選と同日実施予定だった原子力発電所立地の賛否を問う住民投票は、福島第1原発の事故を受けて見送りになった。
 ■西都市・西米良村区(定数1)
 定数は2から1減。自民で3選を目指す押川以外に立候補の動きはない。前回、自民公認で当選した浜砂守は退く。
 ■えびの市区(定数1)
 自民の中野が4選を目指す。立候補の動きは他になく無投票の可能性が高い。(敬称略)
………………………………………………………………………………………………………
 ■日南市(定数2)
高橋透 50 党県副代表  社現(2)
外山衛 53 党県政調会長 自現(2)
 ■小林市・高原町(定数2)
鮫島憲明  61 建設会社役員 無新
丸山裕次郎 42 党県青年局長 自現(3)
宮原義久  48 農業     自現(2)
 ■日向市(定数2)
十屋幸平 56 食肉会社社長 自現(2)
西村賢  38 運輸会社役員 無現(1)
日高博之 40 [元]市議  自新
 ■串間市(定数1)
岩下斌彦 65 [元]市教育長 無現(1)
福留成人 50 [元]市議   無新
 ■西都市・西米良村(定数1)
押川修一郎 55 党県部会長 自現(2)
 ■えびの市(定数1)
中野一則 62 農業 自現(3)
 (敬称略、50音順。氏名、投開票日の年齢、主な肩書、党派、新旧、当選回数)

3月22日朝刊

2135チバQ:2011/03/26(土) 11:19:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000274-mailo-l45
’11統一地方選:県議選・決戦の構図/下 児湯郡で5人混戦 /宮崎
毎日新聞 3月24日(木)16時52分配信

 ■北諸県郡区(定数1)
 選挙区の自治体は三股町のみ。自民の蓬原が5選に挑む以外に立候補の動きはない。
 ■東諸県郡区(定数1)
 国富町と綾町。国富町を地盤とする自民会派の中野が、今回は無所属で3選を目指す。無投票の可能性が高い。
 ■児湯郡区(定数3)
 口蹄疫(こうていえき)の被害集中地域である高鍋▽新富▽木城▽川南▽都農−−の5町。現職3人に新人2人が挑む構図となりそう。
 自民の坂口は、09年から県議会で1人会派。新富町を地盤に6選を狙う。高鍋町の松村は再選を目指す。
 東国原英夫前知事を支持する新人議員会派に所属した木城町の図師は前回、トップ当選した。道交法違反罪で略式起訴され会派を離脱。昨年2月、議会から辞職勧告を受けたが、1人会派で議員活動を継続、再選を期す。
 新人2人はいずれも川南町在住。口蹄疫で豚が被害を受けた農業法人会長の遠藤は初の立候補。林田は町議からの転身に挑戦する。
 ■東臼杵郡区(定数1)
 門川町、諸塚村、椎葉村、美郷町の2町2村。定数は2から1減。
 諸塚村の黒木は自民から再選へ向けて立つ。7選出馬を検討していた自民の米良政美が引退を決めたため、両者を推薦方針だった自民県連は、黒木を公認に切り替えた。
 ■西臼杵郡区(定数1)
 高千穂、日之影、五ケ瀬の3町。
 自民の緒嶋は高千穂町を地盤に7選へ向け出馬する。他に立候補の動きはなく、6期連続の無投票となる可能性が高い。(文中敬称略)
………………………………………………………………………………………………………
 ■北諸県郡(定数1)
蓬原正三 62 県副議長 自現(4)
 ■東諸県郡(定数1)
中野広明 69 [元]県部長 無現(2)
 ■児湯郡(定数3)
遠藤威宣 57 農業法人会長  無新
坂口博美 63 党県顧問    自現(5)
図師博規 41 精保福祉士   無現(1)
林田幸雄 59 [元]川南町議 無新
松村悟郎 57 建材会社長   自現(1)
 ■東臼杵郡(定数1)
黒木正一 60 [元]諸塚村議長 自現(1)
 ■西臼杵郡(定数1)
緒嶋雅晃 70 [元]党県会長 自現(6)
 (敬称略、50音順。氏名、投開票日の年齢、主な肩書、党派、新旧、当選回数)

3月24日朝刊

2136チバQ:2011/03/26(土) 11:28:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000253-mailo-l44
’11統一選・情勢と構図:県議選/上 /大分
毎日新聞 3月20日(日)15時23分配信

 ◇大分市区、立候補減り「静かな戦い」
 ◇別府、中津、宇佐は激しく
 県議選(定数44)は4月1日告示、同10日投開票される。16選挙区に前回より8人少ない61人が立候補を予定している。4選挙区で無投票の公算があり、東日本大震災による運動の自粛ムードもあって、「静かな戦い」となりそうだ。3回にわけて、情勢を報告する。(敬称略)
 ◆大分市区(定数13−14)
首藤隆憲  63 民現(1)
小嶋秀行  56 民新
藤田正道  48 民新
阿部英仁  62 自現(5)
麻生栄作  49 自現(3)
渕健児   70 自現(3)
油布勝秀  60 自元(1)
河野成司  53 公現(1)
吉岡美智子 57 公新
堤栄三   54 共現(2)
守永信幸  48 社新
平岩純子  56 無現(2)
竹内小代美 65 無新
箕迫高明  61 無新
 17人が立候補した前回と一変。無投票の可能性もあったが、辛うじて選挙戦になりそうだ。
 民主は、社民系だった現職の首藤、大分市議からくら替えする小嶋、引退する梶原九州男の後継で九電労組出身の藤田を公認。4人目擁立も模索し、現有2議席からの飛躍を目指す。別会派ではあるが、引退する新日鉄労組出身の高村清志の支持層取り込みがカギ。
 前回5人を公認、2人を推薦した自民は、今回は公認4人のみ。県議長の安部省祐が大分市長選に転身。現職の阿部、麻生、渕と、元職の油布で現有4議席を守る。
 公明は県本部代表の竹中万寿夫が引退し、現職の河野と、大分市議から転じる吉岡を公認。共産は現職の堤を公認。社民は、昨年参院議員に転身した吉田忠智の後継で県職労出身の守永を公認し、現職の平岩と、引退する内田淳一の後継で元高校教師の竹内を推薦。いずれも現状維持を目指す。新人の箕迫は草の根での選挙を目指す。
 ◆別府市区(定数5−7)
佐藤博章 67 民現(2)
牧野浩朗 59 自現(7)
荒金信生 65 自現(6)
嶋幸一  45 自現(1)
戸高賢史 40 公新
福田公子 35 共新
原田孝司 52 無新
 民主の佐藤は連合大分などの複数候補擁立方針の影響で減少する労組票を補うため「県立美術館誘致」を訴えて個人票集めに懸命。
 自民は現職の牧野、荒金、嶋を公認。牧野は観光業界や、後援団体回りで組織を引き締める。荒金は、毎夏の「音頭大会」など地道な活動で築いた支持基盤を精力的に回る。前回2位当選の嶋は、精力的に続けてきた後援会活動を生かし、支持拡大を目指す。
 公明は前回トップ当選の伊藤敏幸が引退し、元参院議員秘書の戸高を後継に擁立。支持団体回りで知名度アップを目指す。共産の新人、福田は街頭演説や小集会をこなし、4年前に失った党の議席奪還を目指す。社民は別府市議から転身する原田を推薦。出身の県教組や、教員時代の知人らに支持を訴え、社民系8年ぶりの議席を目指す。
 ◆中津市区(定数3−4)
大友一夫 64 自現(3)
毛利正徳 51 自現(1)
吉冨幸吉 61 無現(2)
馬場林  57 無新
 自民の大友は前回の区割り再編で地元の旧下毛郡が中津市に編入され、苦戦が予想されたが、高校同窓会などを通じて浸透しトップ当選。反動を警戒する。同じく自民現職の毛利は、今回も女性や若者らによる草の根運動を展開する。
 吉冨は、今回、民主への公認申請は取り下げ無所属で戦う。個人応援団・女性の会がフル回転している。
 社民推薦の馬場は前回の市議選でトップ当選。前回落選した塙晋の後継として、社民の組織、労組をフルに活用している。
 ◆宇佐市区(定数3−6)
末宗秀雄 56 自現(2)
元吉俊博 54 自現(2)
尾島保彦 58 無新
高橋宜宏 58 無新
中村明美 62 無新
広岡利公 76 無新
 市議から転じる4新人が現職2人に挑む。連合、社民と民主も推薦する元市議、尾島の参戦に、現職は危機感を深める。
 前回トップ当選の自民・末宗は、自民を支持する3市議が立つため陣営引き締めに躍起。事務所開きで岩屋毅県連会長も駆け付けた。元吉は建設、商工業者を中心に票を固める。連夜ミニ集会をこなす。
 尾島の総合後援会長に、引退する民主・賀来和紘が就き、事務所開きに民主・横光克彦衆院議員も駆けつけた。高橋は「とことん市民主義」を訴え浸透を図り、市内をくまなく回っている。女性の中村は市議の実績を強調し、「新風を巻きおこす」と呼び掛ける。広岡は「是永修治市政をつくった」と訴え、支持を広げる。【高芝菜穂子、梅山崇、祝部幹雄、大漉実知朗】

3月20日朝刊

2137チバQ:2011/03/26(土) 11:28:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000207-mailo-l44
’11統一選・情勢と構図:県議選/中 /大分
毎日新聞 3月21日(月)13時36分配信

 ◇日田、新人2人が現職に挑戦
 ◇由布、豊後高田、杵築は無投票か 国東一転選挙へ
 ◆日田市区(定数3−5)
桜木博   72 自現(2)
井上伸史  64 無現(3)
酒井喜親  63 無現(1)
財津さやか 37 無新
杉野義光  67 無新
 2市議が年末年始に出馬を表明。無風ムードから一転、激戦に。
 保守本流を自負する自民の桜木は旧市で厚く布陣。旧郡部は「ゲリラ戦で切り崩す」構え。同じ保守地盤の杉野とせめぎ合いも。
 自民公認から推薦に回った上津江出身の井上は旧郡部に加え、旧市内も後援会を強化。「前回のトップ当選は出来過ぎだ」と引き締める。
 前回、「社民の灯」を守った社民推薦の酒井は平和運動センター、連合の組織戦を展開し、「打って出る半面、引き締めが大事」と陣営。
 現職の在りように不満を抱く前市議会議長の杉野は元衆院議員や元市長との個人的パイプと厚い後援会で、出遅れなどのカバーに努める。
 民主・国民新推薦の財津は「若者と政治の距離を縮める」。無党派層や女性、若者を取り込む構えだが、中央で民主が失速。連合組織も酒井に傾き、態勢の再構築を急ぐ。
 ◆玖珠郡区(定数1−3)
浜田洋  67 自現(1)
梅木恒明 76 無新
佐藤左俊 63 無新
 自民の浜田に、民主・社民推薦の佐藤、無所属の梅木が挑む。
 浜田は元玖珠町商工会長の経験を基に、意欲的に県政報告会を展開。商工会、農協など推薦団体は約40。商工関係や保守票、九重町などへの浸透を図る。
 玖珠町議から転身する佐藤は草の根で浸透を図り、「新しい政治の風を」と現職批判を強める。町職員時代は農林畑。「農林業の衰退に歯止めをかける」
 東京・目黒高ラグビー部監督として一時代を築いた梅木は「年中無休夜間診療所」開設や福祉対策を訴える。
 ◆由布市区(定数2−2)
近藤和義 77 自現(3)
江藤清志 73 無現(3)
 無投票になれば、旧大分郡区時代を含めても91年以来、20年ぶり。旧湯布院町が地盤の近藤は副議長も経験し、安定感が増した。自治労出身の江藤は社民、民主推薦で、組合中心に支持基盤を固めている。
 ◆豊後高田市区(定数1−1)
佐々木敏夫 68 無現(6)
 区割りが一新した前回は、佐々木と旧西国東郡区の堤俊之との大激戦だったが、今回は無投票の公算大。自民県連副会長も務めた佐々木だが、「支持を広げ、小さい意見にも耳を傾けたい」と政党公認や推薦は受けない。
 ◆杵築市区(定数1−1)
衛藤明和 63 無現(1)
 対抗が立つ気配はないが、前回、3度目の挑戦で自民現職を破った衛藤は、選挙戦も想定。後援者回りを続け、地盤を固める。
 ◆国東市・東国東郡区(定数2−3)
三浦公   37 自現(2)
小野弘利  72 無現(4)
藤原真由美 57 無新
 無投票ムードは、2月上旬の藤原の立候補表明で一変。市を真っ二つに割った2月20日投票の市長選まで本格的な動きがしにくく、各陣営とも短期決戦の中で支持固めを急ぐ。
 三浦は県議会副議長も務めた父の時代からの支援者を中心に組織固め。商工・建設業者などの支援も受ける。
 社民推薦の小野は出身母体の県教組を中心とした労組の支援に加え、個人人気で保守層にも食い込む。
 藤原は旧国東町議会事務局時代や女性の社会進出活動の知人らで態勢を整え、知名度向上を図る。
 ◆速見郡区(定数1−2)
上野公則 53 無新
三浦正臣 33 無新
 現職の後継として年末に町議からの転身を決めた自民推薦の上野には農漁協、土地改良区、建設業界などが推薦。陣営は「各団体に相手の支持者も多く、一筋縄ではいかぬ」。
 前回惜敗した民主、社民推薦の三浦。釘宮磐・大分市長の参院選初出馬当時に支援した父の知人や各種業界にも支持を訴え、保守層にも一定程度浸透する。(文中敬称略)【楢原義則、深津誠、大漉実知朗、祝部幹雄】

3月21日朝刊

2138チバQ:2011/03/26(土) 11:28:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000185-mailo-l44
’11統一選・情勢と構図:県議選/下 /大分
毎日新聞 3月22日(火)12時53分配信

 ◇豊後大野、竹田、臼杵は現職と新人激突 津久見は新人同士
 ◆豊後大野市区(定数2−3)
浅野益美 56 自新
玉田輝義 48 無現(1)
後藤政義 59 無新
 有権者の4割がいる旧三重町の票がカギ。同町出身の玉田と後藤がしのぎを削る中、旧朝地町出身の浅野がどう切り込むか。
 浅野は在職死亡した佐々木哲也の後任。自民公認を得て、党派色を鮮明に打ち出し、保守層にアピールする。
 玉田は市職労や連合大分豊肥地協の推薦を受けたが、2年前の市長選の対応を巡り組織内にしこりも。保守層も取り込み、浮揚を狙う。
 後藤は三重農高同窓会の人脈と、大分市役所での行政経験が武器。ミニ集会や企業回りで知名度アップを図る。
 ◆竹田市区(定数1−2)
土居昌弘 41 無現(1)
荒巻文夫 64 無新
 保守系の一騎打ち。
 自民推薦の土居は首藤勝次の市長選立候補に伴う補選で無投票当選。県商議所青年部連合会会長も務め、若さを前面に出した戦い。
 荒巻は元市議会議長の知名度を生かす。基幹産業の農業振興が市活性化につながると主張。農業団体の推薦を受け挑む。
 ◆佐伯市区(定数3−3)
田中利明  59 自現(3)
御手洗吉生 64 自現(2)
深津栄一  62 社現(1)
 6人の激戦となった前回から一変。女性中心に候補者擁立を模索する民主は今も固めきれておらず、無投票の公算もある。
 自民県連政調会長の田中は地域をこまめに回り、支持を固める。同じ自民の御手洗は支持基盤の福祉関係を軸に訴えを浸透。社民の深津は「暮らし」や「平和」を掲げる。
 ◆臼杵市区(定数2−3)
志村学  65 自現(4)
久原和弘 64 社現(4)
芝崎祐治 59 無新
 ベテランの志村、久原に新人の芝崎が挑む。
 志村は副議長や自民県連幹事長など豊富な経験を掲げ、保守本流をアピール。市内の約90団体から推薦状が出ているが、陣営は上滑りを警戒する。
 前回大分市区から転入した久原は、出身の旧野津町を後援会がまとめ、旧市では支持労組が臼杵商高同窓生らを通じて浸透を図る。
 芝崎は、在職死亡した旧市長の長男。01年の旧市長選で9500票を得票した実績はある。民主市議らが支援する。
 ◆津久見市区(定数1−2)
板井王成  60 無新
古手川正治 54 無新
 7期務めた自民重鎮の古手川茂樹が引退。自民推薦を得た後継の長男正治に、社民推薦の板井が立ち向かう構図。
 3人が立った前回は保守系2人の支援を巡り、市基幹産業の石灰石採取関連企業が分裂したが、今回は一本化した。社民市議3期の板井は、出馬表明が今月9日と出遅れたが、支持労組を中心に巻き返す。民主にも協力を要請している。(文中敬称略)【佐野優、古田健治】

3月22日朝刊

2139チバQ:2011/03/27(日) 12:02:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000228-mailo-l42
’11統一地方選:長崎市長選 自民選挙区支部、田上氏を“支持” /長崎
毎日新聞 3月26日(土)16時3分配信

 自民党の「県第1選挙区支部」(冨岡勉支部長)は25日、4月の長崎市長選で現職の田上富久氏(54)=無所属=の“支持”を決めた。しかし、党内で市長選を担当する「長崎支部」は対応を明確にしておらず、党としての態度は不明。市長選には、新人で前市教育長の太田雅英氏(63)=同=と、新人で市議会副議長の中田剛氏(67)=共産=も立候補を表明している。
〔長崎版〕

3月26日朝刊


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