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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

2014チバQ:2011/02/21(月) 12:25:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20110220-OYT8T00765.htm?from=nwlb
国東市長選 三河さんが初当選

草の根活動で支持広がる

 国東市長選は20日、投開票され、新人で元県東部振興局長の三河明史氏(62)(無所属)が、再選を目指した野田侃生氏(67)(無所属)を破り、初当選を果たした。

 三河氏は「県職員時代に培った経験と人脈を生かし、古里をよみがえらせたい」と、昨年9月に立候補を表明。市内全域をくまなく回って支持を訴える「草の根選挙」を展開した。最終盤には「市長の退職金を3割、副市長と教育長の退職金を2割カットする」と具体的な公約を掲げ、一気に勢いづいた。

 当選が決まると、同市国東町浜崎の公民館に姿を見せ、「皆さんのお陰で当選できました。一生懸命働いて、恩返しします」とあいさつ。支持者とともに万歳を繰り返し、喜びを爆発させた。

 野田氏は行財政改革など1期目の実績を強調したが、及ばなかった。

 当日有権者数 2万7378人▽投票者数 2万168人▽投票率 73・66%(前回77・70%)

(2011年2月21日 読売新聞)

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/227753
国東市長に新人三河氏
2011年2月21日 00:11 カテゴリー:九州 > 大分 政治

 任期満了に伴う大分県国東市長選は20日、投開票され、無所属新人で元県東部振興局長の三河明史氏(62)が、無所属現職の野田侃生氏(67)を破り初当選を果たした。

 三河氏は、豊富な行政経験で培った人脈を生かしたトップセールスの推進を強調。現職の批判票を取り込み、支持を拡大した。

 投票率は73・66%、当日有権者数は2万7378人(市選管調べ)。

■国東市長選 (開票終了)

当 三河 明史 無 新 11,903

  野田 侃生 無 現  8,129

=2011/02/21付 西日本新聞朝刊

2015チバQ:2011/02/21(月) 12:27:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110221-00000119-yom-pol
「混乱続く」阿久根市民、市長に続き不信任
読売新聞 2月21日(月)7時13分配信

 議会も出直すべきだ――。

 鹿児島県阿久根市議会(定数16)の解散の賛否が問われた20日の住民投票で、竹原信一前市長(51)を失職・落選させた有権者は、議会にも不信任を突き付けた。議会解散請求(リコール)を進めてきた竹原氏派は「市民のための議会に変えよう」と出直し市議選での躍進を誓った。一方、出直し選の結果によっては、西平良将市長(38)の市政運営が混乱する可能性もあり、反竹原氏派は警戒を強めた。

 午後9時50分過ぎ、竹原氏の親族が経営する建設会社事務所にリコール成立の一報が入ると、集まっていた「阿久根市議会リコール実行委員会」のメンバーら約70人から歓声が上がった。市議でありながら議会リコールを進め、自らも失職した石沢正彰委員長(65)は記者会見で「竹原氏が市長でなくなったことに市民が危機感を抱いた結果。名古屋市議会のリコール成立や、阿久根市が議員報酬を日当制から元の月額制に戻したことへの反発も要因だ」と分析した。

 会見には竹原氏も出席。「議員になると(自分が)偉いと思ってしまう。今は市民の側にいる議員がいない」と強い口調で批判した。前市長派は出直し選で過半数の議席獲得を目指し、今回失職した議員と新人を合わせ10人程度が立候補を予定している。

 市議会議長の立場で、反竹原氏派として解散反対を訴えてきた浜之上大成氏(60)は午後10時過ぎに自宅で会見。「結果を真摯(しんし)に受け止める」と述べる一方、「(前市長は)議会が改革に反対したというが、我々は常に是々非々のスタンスで対応し、一片の非もない。残念の極みだ」と悔しさをにじませた。

 今回は表立って動かなかった西平市長を支援する「阿久根の将来を考える会」の川原慎一会長(42)は「対立の構図の解消が先送りになったことは残念だが、不信任が突き付けられた以上、議会を変えなければならない」とし、候補者擁立を進める意向を示した。

 有権者からは、今回の結果を当然と受け止める声とともに、「混乱が続くのではないか」と心配する声も上がった。

2016チバQ:2011/02/21(月) 22:51:26
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20110220-OYT8T00666.htm
小川氏相乗り各党歓迎~知事選
対立候補は批判


知事選への立候補断念の意向を記者団に説明する蔵内氏(左端) 4月10日投開票の知事選を巡り、自民党県連が20日、元内閣広報官・小川洋氏(61)の支持を決めたことに、小川氏支持で歩調を共にする各党の関係者は「しっかり支えていく」と同調した。一方、対立候補は「相乗りありきの候補者選びだ」と批判した。

 「広く県民のコンセンサス(合意)を得られる方、というのが当初の目的だった。苦渋の決断で再協議した」。自民党県連の今林久幹事長は、小川氏支持を決めた総務会後、厳しい表情で記者団に説明した。

 小川氏を巡っては、経済界などが主体となって11日に支援組織を発足。今回、各党の対応はその流れを追う形となった。

 「各党が緩やかな支持で小川さんを担ぐのはいいことだ」と小川氏と18日に政策協定を結んだ民主党県連の吉村敏男幹事長。「16年前、県政を二分しないようにと麻生知事を擁立した時と同じような状況に落ち着いた」と評した。

 いち早く16日に小川氏支持を決めた公明党県本部の森下博司幹事長は「しっかりした県政や議会運営のため、当初から統一候補を模索するよう動いてきた。政党や団体間のしこりをなくし、小川さんを支えていかないといけない」と話した。

 一方、共産党の推薦を受け、無所属で立候補予定の元北九州市議・田村貴昭氏(49)は「相乗りありきで、自民も民主も候補者の選考過程が不透明。県民生活をどう変えていきたいかという方向性が見えない」と指摘した。

 また、知事選で、自民党県連の推薦候補に内定しながら擁立を見送られた党県議団会長・蔵内勇夫氏(57)は20日、福岡市内で記者団の取材に応じた。決定については「党が一致結束した戦いができると信じている」と理解を示した。

 今回の選考経過については、「自分の主張をし、選考委員会で満場一致で決定されたことは、最高の栄誉だと思っている」とさっぱりした表情で振り返った。

 離党しての知事選への立候補も「現時点ではない」と否定。県議を続けるかどうかについては、「今のところ全く白紙。ゆっくり考えたい」と述べるにとどめた。

(2011年2月21日 読売新聞)

2017チバQ:2011/02/21(月) 22:57:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110221/elc11022108390001-n1.htm
大山鳴動して…「民自公」相乗り 福岡知事選、政策論なく小川氏で決着
2011.2.21 08:37 (1/3ページ)

自民党県連総務会の後、出馬断念を表明した蔵内勇夫氏。「これでノーサイドだ」と強調した=20日、福岡市中央区(松本学撮影)
 自民党福岡県連は20日、総務会を開き、4月10日投開票の知事選で元内閣広報官の小川洋氏(61)を支持することを決めた。すでに民主、公明が小川氏支持を決めており、3党相乗りが確定。自民党の推薦内定を覆された党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)は同日、知事選出馬を断念する考えを示した。

 総務会には国会議員、地方議員ら約百人が出席。分裂選挙回避のため小川氏を支持したいとする執行部案が示され、承認された。

 知事選には他に元北九州市議の田村貴昭氏(49)が共産党推薦での出馬を表明しており、小川、田村両氏の一騎打ちとなる公算が大きい。





 福岡県知事選に向け約3カ月に渡って繰り広げられた自民党内の攻防は、20日の県連総務会で決着をみた。昨年11月の福岡市長選大勝に勢いづき、県連内では独自候補擁立による「主戦論」も強まったが、結局は経済界が描く与野党相乗りの形に落ち着いた。ドタバタ劇の末、「民自公相乗りvs共産推薦」に絞られた選挙戦の構図。「大山鳴動(めいどう)してネズミ一匹」の感は否めない。


蔵内氏の誤算


 麻生太郎元首相と麻生渡知事、松尾新吾九州電力会長ら地元財界トップを後ろ盾とする小川洋氏に対し、古賀誠元幹事長と党県議団主流派が推した蔵内勇夫氏。県連が候補の募集を締め切った時点では、候補者選考委員の大半を固める蔵内氏が優勢というのが関係者の見方だった。

 今月5日に蔵内氏の推薦が内定。その後も麻生元首相は小川氏支持の姿勢を崩さなかったが、蔵内氏周辺には「麻生氏も党のルールを破ることはできない」「小川氏はいずれ降りる」と楽観する向きがあった。

 しかし、それは誤算だった。小川氏は選考から漏れた後も、地元財界首脳らと会談するなどして出馬に向けた根回しを続けた。連合福岡や公明党の支持母体・創価学会も小川氏を推す方向で動き、「蔵内氏の内定をひっくり返す地ならしはできていた」(連合福岡関係者)という。

 実際、松尾会長らによる小川氏支援団体の設立が正式に決まった8日以降、「蔵内包囲網」は一挙に狭まる。

 蔵内氏が推薦願を出すつもりでいた公明党県議団が9日、小川氏支持を決めると、蔵内氏は報道陣にこう漏らした。「ちょっと早いな…」


乏しい主体性


 最終的に県連は「幅広い県民のコンセンサスを得られる態勢に乗じていく」(武田良太会長)ため、蔵内氏擁立を取りやめ小川氏に乗り換えた。

 自民党にとって県議選では公明党との協力が不可欠だ。党の分裂を避けるためには他に選択肢がなかったのだろう。しかし、旗色が悪いとみるや他党との相乗りに転じる姿勢は有権者の目にどう映っただろうか。

 20日の県連総務会に先立って行われた役員会でも、いったん内定した推薦候補を覆すという異例の経過に「一般党員や県民に分かりにくい」「劣勢になったから候補を変えるというのは主体性に欠ける」といった意見が相次いだ。

 大阪や愛知での地域政党台頭の背景には、既存政党に対する有権者の不満の高まりがある。政策論議ではなく暗闘や駆け引きばかりが目立った福岡県知事選の候補者選び。「民主もだめだが自民も…」という思いを強くした県民は少なくないはずだ。(松本学)

2018チバQ:2011/02/23(水) 00:47:55
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110222ddlk41010539000c.html
選挙:鳥栖市議補選 公認新人候補、大差の敗北 民主「政権混乱が影響」 /佐賀
 20日投開票された鳥栖市議補選(改選数1)で、民主は公認の新人候補が敗れた。4月の統一地方選を前に、政権交代後の混乱が地方での党の失速をもたらしていることをうかがわせ、県連では危機感が広がっている。

 「こんなに差をつけられるとは……」。無所属新人の中川原豊志氏(51)に約5600票差で敗れた民主新人の斉藤嘉慶氏(48)は20日深夜、選挙戦でかれた声でつぶやいた。

 今回の補選は、4月の県議選で同市区から立候補を表明している同党の原康彦氏(56)が1日付で市議を辞職したため行われ、民主が議席を明け渡す形となった。

 昨年の参院選で、民主公認候補は同市で約40%の得票率だったが、今補選で斉藤氏は約28%にとどまった。原氏は「『民主』の2文字に対する市民の反応は、我々が認識しているものとは違う。危機感どころか恐ろしさすら感じる」と声を落とす。

 県連の園田泰郎代表代行(元鳥栖市議)も「政権の混乱が(補選に)影響したとしか思えない」と話し「補選の結果を受け、県内の選挙態勢を再チェックしたい」と焦りを隠せなかった。【遠藤雅彦】

2019チバQ:2011/02/23(水) 00:59:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/227978
国東市長選 新人三河氏が大勝 閉塞感が「変革」選択
2011年2月22日 01:00 カテゴリー:九州 > 大分
国東市中心街を支持者らと練り歩く三河明史氏 20日投開票された国東市長選は、無所属新人で元県東部振興局長の三河明史氏(62)が、現職に約3800票差で大勝した。過疎化、高齢化で地域には閉塞(へいそく)感が広がっており、有権者は「変革」を選択した形となった。ただ景気回復が実感できず、市財政も厳しい状況が続く中で、どのような「変革」が打ち出せるのか。新市長の手腕が問われる。

 「活力ある国東にしたい」。選挙戦最終日。三河氏は、支持者70人と市内中心部で支持を呼び掛けた。起点となった商店街に三河氏の訴えが響くと、商店主や住民が顔を出す。相次いで握手を求められ、普段はひっそりとした通りが熱気を帯びた。現職の地盤でもある市中心部での手応えに、三河氏は「市民は変化を求めている」と確信したという。

 前回市長選で、現職を支持した国東市国東町の自営業女性(63)は「民間出身というので期待したが、4年間で何も変わらなかった」。今回は三河氏に1票を投じた。

 現職は1期目の4年間、一般会計と特別会計で計40億円の基金を積んだ。市の借金にあたる市債残高は68億円減に。財政再建の手腕は一定の評価を受けたが「分かりにくい」との指摘もあった。現職は知名度と組織力で三河氏を圧倒していたが、現状に危機感をもつ有権者の支持はつかみきれなかった。

 三河氏は、地域活性化策を重要課題に掲げた。しかし、市債残高は人口規模が同程度の自治体と比べると、なお高水準。市町村合併後の特例として割り増しされていた地方交付税も、2016年度から徐々に減り、その後は現在より約17億円減額となる見込みだ。財政再建を手掛けながら、振興策を打ち出すのは簡単なことではない。

 活性化策の軸となる企業誘致も、景気動向に左右される。65歳以上の高齢化率は35・6%(09年調査)で、県内市町村では5番目の高さだ。

 市長選から一夜明けた21日、当選証書を受け取った三河氏。圧勝は市民の強い危機感の表れでもあり「予想以上の得票にプレッシャーも感じる。だが4年間で成果を残したい。できないでは済まされない」と決意を新たにした。

=2011/02/22付 西日本新聞朝刊=

2020チバQ:2011/02/24(木) 00:26:32
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001102230001
県議、選挙へ前哨戦
2011年02月23日

 ■定例会閉会 駆け引き活発


 4月10日投開票の知事選や県議選を控えた県議会が22日、閉会した。引退表明した麻生渡知事には最後の定例会だったが、それぞれが両選挙を見すえて、思惑が交錯する議会運営だった。
(小林豪、新垣亮)


 「できれば知事選に介入せずに終わってほしかった」


 麻生知事が本会議場で退任のあいさつを終えた22日夕、自民党県議団会長の蔵内勇夫氏はこう漏らした。


 知事が元内閣広報官の小川洋氏(61)を次期知事候補として支持すると発表したのは、定例会中の8日だった。知事選立候補に意欲をみせていた蔵内氏はその3日前、自民党県連の推薦が内定したばかりで、2人の対立は決定的となった。


 各会派の代表者会議では、環太平洋経済連携協定(TPP)に積極的な知事を念頭に、蔵内氏が「県幹部の不用意な発言で農業団体が混乱している」と述べた。農林水産委員会では自民議員が知事の答弁を求めて紛糾するなど、16年に及ぶ麻生県政では異例の展開をたどった。


 前哨戦は小川氏が各界の支持を固め、蔵内氏は立候補を断念した。会期後半になると蔵内氏は「誰が知事になっても改革が進むように」と議会改革に力を入れ、他会派とともにプロジェクトチームを設置。非公式代表者会議を廃止したほか、議員の政策立案を支える専門スタッフ組織の設置に道をつけるなど、前進を見せた。


 一方、県議自身の選挙を意識した動きも見られた。


 公明党は最終日の22日、議員報酬と政務調査費の月額を1人10万円ずつ減らす改正条例案を提案。しかし、他会派から「プロジェクトチームで議論すべきこと」と非難を浴び、継続審査に。事実上の廃案となった。


 飯塚市の産廃処分場をめぐり、福岡高裁が業者に撤去などを命じるよう県に義務づけた判決でも、議会はこの日、県に上告を取り下げるよう求める決議案を可決した。


 民主・県政クラブの呼びかけで主要4会派の共同提案となったが、会派間の温度差は否めなかった。決議に消極的だった有力議員はこう語る。


 「重要な案件なのだから、議論に時間をかけるべきだった。決議を急いだのは選挙対策だろう」


   ◇
 県議会2月定例会は22日、約6169億円の新年度当初予算案や約163億円の補正予算案など65議案と、決議案など6件を可決・同意した。

2021チバQ:2011/02/25(金) 00:09:45
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1837637.article.html
知事選告示まで1カ月 与野党相乗り古川氏優位動かず
 第17回統一地方選は皮切りとなる3月24日の13都道県知事選まで1カ月となった。佐賀県知事選は、3期目を目指す現職の古川康氏(52)と共産党新人で同党県委員長の平林正勝氏(63)が立候補を表明。ほかに出馬の動きはなく、前回と同じ顔ぶれによる“再戦”の公算が大きい。古川氏は「与野党相乗り」で推薦を受け、県内全20市町の首長も支持し、前回より幅広い支援体制を固めている。

 

 古川氏に対し自民、公明が前回に続き、民主は初めて推薦を決めた。社民は対応を検討中だ。

 

 地域の支援態勢で様変わりしたのが、九州新幹線長崎ルート建設をめぐり対立していた鹿島市と杵島郡江北町。着工認可前の前回は前市長と田中源一町長は後援会長に就かなかった。その後、同ルートが認可・着工、市長も交代し、環境が変わった。

 

 14日夜、鹿島市で開かれた古川氏の同市後援会総会。会長に就いた樋口久俊市長は約300人を前に「8年前に(古川氏らと)知事選を戦い、新幹線問題が尾を引いて鹿島に冷たい人の後援をするのかとも言われたが、過去にとらわれず、将来を語らないといけない」と古川氏とがっちり握手した。

 

 18日夜の江北町の総会で田中町長も「新幹線問題でぎくしゃくしたが、少しずつよくなってきた」と県との関係改善をアピール。古川氏は「恩讐(おんしゅう)を乗りこえて、度量の大きさを示された。地域の行政、政治の責任者の応援は“品質保証”をしてもらうようなもので、ありがたい」と、“雪解けムード”を強調した。

 

 一方、平林氏は消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)参加に反対、地域経済再生や福祉充実を訴える。「オール古川」の状況に「今の県政は各党や団体、首長がそろって支援できるほど問題がないと言えるのか。単に物が言いにくくなっているだけに見える」と指摘、新幹線建設も「無駄な大型公共事業で、地元の建設業も潤わず、県民のためにはならない」と断じた。

 

 知事選と同じ4月10日投開票の県議選(13選挙区)は、定数3減の38議席を、現職31人、元職2人、新人21人の計54人が争う。党派別の内訳は自民の公認・推薦が30人、民主同は9人、共産公認が2人、社民同2人、公明同1人となっている。

2022チバQ:2011/02/25(金) 23:02:16
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110222ddlk41010528000c.html
11さが統一選:県議選13区の顔ぶれ/1 /佐賀
 4月1日の県議選告示まで残り40日を切った。佐賀市区と佐賀郡区が統合されて13選挙区となり、定数も現行の41から3減の38となって初めての選挙。現在のところ、現職31人、元職2人、新人21人の計54人が既に立候補を表明し、事務所開きや支援者へのあいさつ回りなど準備を進めている。党派別では、政権交代を実現した民主が7人を擁立。推薦の2人も加え、現有3議席からの拡大を狙う。自民は公認29人と推薦1人で現有30議席の確保が目標。選挙区ごとに、立候補予定者の顔ぶれを紹介する。

 ◆佐賀市区

 ◇市郡統合、定数は1減
 市町合併に伴い、佐賀市区(定数10)と佐賀郡区(同2)が統合。定数は1減の11となる。現職8人、新人5人が出馬を表明しているが、民主が議席増を目指すうえ、選挙区が広くなったため、従来より激しい票の奪い合いが展開されそうだ。

 旧市部では、自民が7期と6期のベテラン2人が引退。次期衆院選に転戦した若手を合わせると3議席が空く。それに対し新人は今のところ前回も出馬した元参院議員秘書の古賀陽氏と旧諸富町が地盤の会社代表、川崎氏の2人のみ。現職は議長の留守氏と党県幹事長の木原氏の2人が挑む。

 一方、民主は現職で元建設会社社長の藤崎氏に加え、新たに元衆院議員秘書の江口氏を擁立。大票田での議席増を狙う。公明の党県代表、伊藤氏と共産の党県副委員長、武藤氏、さらに社民の党県幹事長、徳光氏はいずれも現有議席の死守が至上命令だ。無所属は現職の女性議員が引退するのに対し、前JC理事長の合瀬氏と農業の畑瀬氏の2新人が名乗りを上げた。

 一方、旧郡部では、自民が旧川副町在住の元議長、篠塚氏と旧久保田町元助役の古賀善氏の現職2人を擁立した。

 前回の当選ラインは旧市部が6500票だったのに対し、旧郡部は5000票。旧郡部の候補が旧市部でどれだけ支持を集めることができるかも選挙戦の行方を左右することになりそう。

 ◆小城市区

 ◇12年ぶり選挙戦か
 社会福祉法人理事の伊東氏と、党広報委員長の藤木氏の自民2議員が、前々回から同じ顔ぶれで2回連続の無投票を経験してきたが、今回は元市議の三根氏が無所属で出馬を表明し、12年ぶりの選挙となる。現職2人は共に旧三日月町が地盤で、旧小城町が拠点の三根氏がどこまで支持を広げるかが焦点。

 ◆多久市区

 ◇同年齢2氏がしのぎ
 自民現職の県森林組合連合会長、福島氏は12年前に市議から転身し、三つどもえの選挙戦を制して初当選。その後、前々回は共産との一騎打ち、前回は無投票と比較的安定した選挙を戦ってきた。今回は市議の野田氏が無所属で名乗りを上げ、8年ぶりの選挙戦が同年齢の2人によって戦われることになる。

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 ◇佐賀市区(定数11)
藤崎輝樹 40 民現(1)
江口善紀 43 民新
篠塚周城 61 自現(6)
留守茂幸 63 自現(5)
木原奉文 57 自現(4)
古賀善行 65 自現(1)
川崎常博 44 自新
古賀陽三 33 自新
伊藤豊  61 公現(3)
武藤明美 63 共現(4)
徳光清孝 53 社現(1)
合瀬博俊 40 無新
畑瀬房次 54 無新
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 ◇小城市区(定数2)
伊東猛彦  49 自現(4)
藤木卓一郎 43 自現(3)
三根實   54 無新
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 ◇多久市区(定数1)
福島光洋 54 自現(3)
野田勝人 54 無新

2023チバQ:2011/02/25(金) 23:03:01
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110223ddlk41010454000c.html
11さが統一選:県議選13区の顔ぶれ/2 /佐賀
 ◆唐津市・東松浦郡区

 ◇定数1減、10人名乗り
 今回から定数が1減し6になった。現職、新人各5人の計10人が名乗りを上げており、9人で7議席を争った前回以上の激戦が予想される。初めて民主が候補を立てたこともあり、従来とは違った形で票が動くことになりそうだ。

 自民は3期目の現職1人が引退し、後継に旧相知町が地盤の米倉氏を擁立した。現職は、旧唐津市から薬剤師の峰氏と党県副幹事長の大場氏▽旧浜玉町から唐津観光協会理事の桃崎氏▽旧肥前町から元JA地区営農本部長の田崎氏−−の4人。互いに地盤を分け合い、現有議席の確保を狙う。

 民主は、まちおこしのNPO法人理事の新人、宮地氏が名乗りを上げた。原口一博前総務相の高校時代の同級生でもあり、初の議席獲得を目指している。

 共産は旧北波多村議で昨夏の参院選で敗れた党県政策委員長、山口氏が3回連続で挑戦する。

 無所属は現職2人のうち1人が任期途中で病死し空席となった。残る1人、県日中友好協会理事長の宮崎氏は、県農政協の推薦も受けて6期目を目指す。新人は事務代行会社社長の林氏と、市民団体「大島邸を保存する会」会長を務めた元高校講師、山崎氏の2人が参戦する。

 ◆伊万里市区

 ◇3議席に4人が挑む
 定数3に現職3人と元職1人の4人が挑む。4人とも元伊万里市議で顔ぶれは前回と同じだが、今回はうち1人を民主が公認したため、前回と異なる構図になりそうだ。

 自民は現職3人を公認。竹内氏は市中心部、中倉氏は市西部、岡口氏は市東部をそれぞれ地盤にする。岡口氏は前回無所属新人で当選し、自民党県議団に入り、今回は公認で再選を目指す。

 一方、前回自民現職で落選した松尾氏は元教員。今回民主の公認を得たことで新たな支持の拡大を狙う。

 ◆西松浦郡区

 ◇現職の無投票、可能性が高い
 現職で元製陶所役員の原田氏は前回、無所属から2度目の挑戦で自民現職を破り初当選した。今回は自民の公認を得た。ほかに目立った動きはなく、無投票の可能性が高い。

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 ◇唐津市・東松浦郡区(定数6)
宮地昭博  51 民新
桃崎峰人  61 自現(2)
峰達郎   50 自現(2)
大場芳博  61 自現(1)
田崎信幸  56 自現(1)
米倉幸久  63 自新
山口勝弘  55 共新
宮崎泰茂  68 無現(5)
林正樹   62 無新
山崎久美子 58 無新

 ◇伊万里市区(定数3)
松尾真介 52 民元(1)
竹内和教 62 自現(3)
中倉政義 61 自現(3)
岡口重文 55 自現(1)

 ◇西松浦郡区(定数1)
原田寿雄 54 自現(1)

2024チバQ:2011/02/25(金) 23:03:42
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110224ddlk41010402000c.html
11さが統一選:県議選13区の顔ぶれ/3 /佐賀
 ◆鳥栖市区

 ◇現新4人、激戦の様相
 定数3に対し、現職と新人各2人が出馬する。現職は共に自民系だが、前回選挙の公認争いで生じたあつれきを引きずり、今回も自民と無所属に割れた。新人も県議会で同じ会派を組む民主と社民がそれぞれ擁立し、議席を争うことになった。前回まで3回連続トップ当選した4期の社民現職が引退を表明し、票の行方が注目されている。

 社民が擁立するのは元国労支部執行委員の新人、山口氏。これに対し民主も、前鳥栖市議会議長の原氏が出馬を表明した。社民は「鳥栖市区には必ず候補を出すと伝えてきたのに」と不快感を表明するなど、これまでの協力関係にひびが入りかねない状況だ。また民主は原氏の辞職により実施された20日の市議補選で公認候補が落選し、県議選の行方に影を落としている。

 前回3人を公認した自民は、現職の党県青年局長、指山氏のみを公認した。だが20日の市長選では推薦した元職が敗れ、危機感を募らせる。

 一方、自民系無所属現職の元市議、向門氏は市長選で当選した現職を応援しており、追い風を期待する。

 ◆神埼市・郡区

 ◇民、自現職に1新人名乗り
 定数2に対し現職2人と新人1人が挑む。

 民主は党幹事長で旧千代田町長の内川氏が再選を目指す。

 自民は旧神埼町議の現職、石井氏を公認したほか、無所属で再挑戦するJAさが理事の新人、八谷氏を推薦した。

 ◆三養基郡区

 ◇定数1減 現、元、新挑む
 今回から定数は1減の2となる。基山町を地盤とする5期のベテラン自民現職と、みやき町の2期の民主現職が引退を表明した。今のところ、現職、元職、新人1人ずつの名前が挙がっている。

 自民は、旧北茂安町が地盤で前回トップ当選した現職の農業、宮原氏と、前回落選した旧中原町議の元職、石丸氏を公認した。

 民主の後継擁立は難航している。

 無所属では基山町から町商工会青年部長の新人、服巻氏が立候補する。

==============

 ◇鳥栖市区(定数3)
原康彦  56 民新
指山清範 45 自現(2)
山口認  58 社新
向門慶人 40 無現(1)

 ◇神埼市・郡区(定数2)
内川修治 58 民現(1)
石井久起 59 自現(1)
八谷克幸 61 無新

 ◇三養基郡区(定数2)
宮原真一 41 自現(1)
石丸元章 46 自元(1)
服巻稔幸 40 無新

2025チバQ:2011/02/25(金) 23:04:33
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110225ddlk41010383000c.html
11さが統一選:県議選13区の顔ぶれ/4止 /佐賀
 ◆武雄市区

 ◇8年ぶりの選挙戦に
 定数2に対し現職2人、新人1人が出馬予定。前回は無投票だったが、民主が候補を擁立したことで8年ぶりの選挙戦となりそう。

 自民の現職、社会福祉法人理事長の石丸氏と副議長の稲富氏はともに元武雄市議でいずれも60代。

 対する民主は、医療法人役員の新人、青木氏を擁立した。30代の若さを前面に打ち出して議席獲得を狙う。民主は昨年4月の武雄市長選で、推薦した新人候補が敗れており、リベンジを狙う。

 ◆鹿島市・藤津郡区

 ◇現新3氏、新たな構図
 定数2に対し現職2人、新人1人が挑む見通し。今回は新人が民主の推薦を受けることとなり、新たな構図での票の奪い合いとなる。

 自民は鹿島市が地盤の佐賀ユネスコ協会理事、土井氏と元太良町議、坂口氏の現職2人が出馬する。一方、無所属からは鹿島市議の新人、松田氏が立候補を表明した。

 前回は太良町の坂口氏が新人ながらトップ当選。民主の推薦を受けた松田氏が太良町でどれだけ支持をのばせるかが選挙の行方を左右しそう。

 ◆嬉野市区

 ◇無投票の公算大
 自民現職の党県副会長、石井氏以外に目立った動きがなく、藤津郡区時代からも含め、3回連続での無投票となる可能性が高い。

 ◆杵島郡区

 ◇地盤重なり激戦か
 定数2に対し現職1人新人3人が立候補を表明。自民公認の2人に対し、それぞれ地盤の重なる無所属が対抗する形で、激しい選挙戦が予想される。

 自民は3期の現職が引退。同じ白石町が地盤の党支部青年局長、定松氏を新人で擁立した。現職で江北町が地盤の元郡体育協会理事長、石倉氏とで議席独占を狙う。

 これに対して無所属では、白石町から元県建設政策監の新人、三根氏が立候補の意向。更に元江北町議の新人、三苫氏が民主の推薦を得て3回連続での出馬を表明した。約300票差で次点に泣いた前回選挙からの票の上積みを狙う。=おわり(この企画は竹花周が担当しました)

==============

 ◇武雄市区(定数2)
青木一功 35 民新
石丸博  65 自現(4)
稲富正敏 63 自現(3)

 ◇鹿島市・藤津郡区(定数2)
土井敏行 57 自現(2)
坂口祐樹 40 自現(1)
松田義太 37 無新

 ◇嬉野市区(定数1)
石井秀夫 63 自現(4)

 ◇杵島郡区(定数2)
石倉秀郷  61 自現(2)
定松一生  52 自新
三苫紀美子 65 無新
三根建一  60 無新

2026チバQ:2011/02/25(金) 23:24:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20110224-OYT8T01039.htm
県議会7会派、反発と困惑
政調費3616万円「違法」判決で
 県が2005年度、県議会の各会派に支給した政務調査費について、使途がはっきりしない支出など約3616万円を違法とする判決が下された24日、裁判に被告補助参加人として出席した各会派の代表らは「納得できない」と反発し、困惑の表情を見せた。一方、原告のおおいた市民オンブズマン側は、不適正な支出が認められたことを評価しながらも、認定額が請求の約4分の1にとどまったことに対し不満を口にした。

 7会派のうち、最高の約1680万円が不適正な支出と認定されたのは「自民党」。古手川茂樹会長は「むちゃくちゃな判決だ。返還するにしても高額で、すでに亡くなった議員もいる」と戸惑いを見せた。

 社会県民クラブ(不適正との認定額約636万円)、新政みらい(同約510万円)、県政クラブ(同約218万円)が2007年4月に統合して結成された「県民クラブ」の内田淳一会長は「旧3会派とも適正な支出をしていた。判決文を精査して対応を検討したい」と言葉少な。

 「公明党」(同約246万円)の竹中万寿夫代表は「国の予算案の説明会に出席するための旅費が認められていない点など、容認しがたい見解の相違がある」と不満を口にした。

 政調費の透明化を訴えてきた「共産党」も、議員控室で勤務する補助職員の人件費について「(全額でなく)2分の1が相当」と指摘されるなど、約162万円が不適正とされた。堤栄三代表は「現場の実態を見ずに判例をそのまま適用したような判決。憤りを禁じ得ない」と話した。

 このほか「無所属の会」の約160万円も不適正な支出だったと認定した。

 返還請求するよう命じられた広瀬知事は「重く受け止めている。政調費は県民の疑念を招かないよう適正に執行しなければならない」とのコメントを出した。

 判決後、原告側は大分市の県弁護士会館で記者会見を開き、代理人の瀬戸久夫弁護士が「認定に疑問が残る部分もあるが、一歩半は前進した。この判決で、議員は政務調査費の運用を改めるのでは」と総括した。

 松尾康利弁護士は「選挙区の人たちの接待費や、徒歩の交通費支給などが適正と認められるなど、納得できない判断も多々あり、しっかり検討したい」と話した。

 おおいた市民オンブズマンの永井敬三理事長は「ほかの年度の政務調査費も違法な支出がなかったか、引き続き調べたい」と話した。

(2011年2月25日 読売新聞)

2027チバQ:2011/02/28(月) 22:56:25
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1840704.article.html
牟田氏支持の会社社長逮捕 鳥栖市長選で供応容疑
 2月20日投開票された鳥栖市長選で、投票と票の取りまとめのため、飲食の接待をしたとして、佐賀県警捜査2課と鳥栖署は28日、公選法違反(事前運動、供応)の疑いで、同市養父町、人材派遣会社社長古賀照子容疑者(54)を逮捕した。

 

 逮捕容疑は告示前の同月6日夜、同市内の飲食店で有権者ら十数人に対し、同選挙に立候補し落選した牟田秀敏氏への投票や票の取りまとめを依頼し、その報酬として1人当たり数千円の飲食のもてなしを疑い。古賀容疑者は容疑を認めている。

 

 同課は動機や同容疑者への指示があったかどうかなどを調べるとともに、供応を受けたとされる十数人に対しても同法違反(受供応)の疑いで事情を聴く。

 

 同市長選には元市長の牟田氏ら3人が立候補。牟田氏は約1万3400票を獲得したが、現職に約2300票差で敗れた。

 

 古賀容疑者は鳥栖市内の建設会社役員を務めていた時、サガン鳥栖の経営に関係。2002年から社長を3年兼務したが、経営不調に陥り、現在のサガンドリームスに営業権を譲渡、運営会社は解散した。また、09年11月の鳥栖市議選に無所属で出馬し落選した。

2028チバQ:2011/02/28(月) 23:22:25
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110218ddlk40010324000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/1 121人が出馬準備 /福岡
 ◇86議席、定数減で激戦予想
 統一地方選第1ラウンド(4月1日告示、同10日投開票)で実施される県議選は、告示まであと6週間と迫った。17日現在、前回より2議席少ない86議席を巡って、46選挙区で121人(前回47選挙区、124人)が出馬の準備を進めている。無投票の公算が大きい選挙区は前回並みの20程度になる見込み。合併に伴う選挙区割りの見直しや定数減で激戦が予想される選挙区や、第三極を目指して初進出を目指すみんなの党の動向などが注目される。【松本光央】

 ■擁立状況

 現時点で、現職74人(前回78人)、新人44人(同42人)、元職3人(同4人)の出馬が予想されている。

 政党別では、民主(現有18議席)は公認候補25人を擁立し、勢力拡大を狙う。自民は現有42議席に二つ加え44人を公認。公明も新旧交代1人を含む現有議席と同じ11人を擁立する。共産は都市部などで7人(現有議席1)を公認。農政連は3人、社民は1人を公認の見通しだ。

 一方、2大政党を批判し第三極を狙うみんなの党が県議選に初挑戦する。都市部や近郊の大票田で5人を公認した渡辺喜美代表は「今後も有為な人材があれば公認、推薦したい」と話す。また、県内の市議会や町議会で活動する「ふくおか市民政治ネットワーク」からも1人が出馬し、県議会に新風が吹き込めるか注目される。無所属は24人の見込み。

 ■選挙区

 前回は市町村合併前の区割りで選挙ができる特例条例を適用し、実際の市町村の枠組みと食い違いが生じていたため、県議会では区割りの見直しを実施。今回は現在の市郡を基本としつつ、人口の少ない市郡を合区するなど1票の格差拡大の解消や人口に対する定数見直しにも着手した。

 定数減となったのは、北九州市小倉北区(4↓3)▽同八幡東区(2↓1)▽同八幡西区(5↓4)−−など。逆に定数増となったのは、福岡市西区(2↓3)▽久留米市(4↓5)▽大野城市、宗像市(各1↓2)−−などだ。定数減や合区したにもかかわらず定数が変わらない選挙区などでは激戦が予想される。

 八女市と八女郡では特例条例が適用され、「八女市区」(旧上陽町を含む旧八女市、定数1)、「八女郡区」(広川町と旧黒木町、旧立花町、旧矢部村、旧星野村、同1)に分かれて実施される。

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2011年2月18日 地方版

2029チバQ:2011/02/28(月) 23:23:03
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110219ddlk40010308000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/2 /福岡
 ◇現職、新人4人の争い
 ■中央区(定数3)

原中誠志 52 民新

鬼木誠  38 自現(2)

大城節子 60 公現(2)

池田素子 39 み新

 自民のベテラン県議が引退するが、後継は立たず、現職2人、新人2人が3議席を争う。

 原中氏は通勤時間帯に、毎日場所を変えながら朝立ちを重ねて知名度アップを図る。出身組織の自治労の支援も受ける。鬼木氏は企業の朝礼に参加したり、ミニ集会を重ねて支持拡大を目指す。当仁中の同級生や銀行員時代の人脈も生かす。

 大城氏は支持母体の創価学会の支援のほか、小学校から大学までの同窓生らの支援も得て、ミニ集会や企業回りで支援の輪を広げる。池田氏は「草の根」を強調。朝の大濠公園や昼のスーパー前でのつじ立ちの他、自転車で選挙区内を回る。筑紫女学園高の同級生らの支援も受ける。

 ◇3議席に現新の4人
 ■博多区(定数3)

堤かなめ  50 民新

井上貴博  48 自現(2)

高橋雅成  53 公現(2)

岩本壮一郎 30 み新

 自民のベテラン県議が引退し、現職2人と新人2人による選挙戦となりそう。

 堤氏は中学から大学時代の同窓生の他、市民活動を通じての友人らが運動の核。前回参院選で立候補した知名度も生かす。井上氏は祖父から3代続く盤石な後援会を軸に、各校区、各町内会で集会を開いて支持を固め、さらに上積みも狙う。

 高橋氏は、各校区でのミニ集会を100回以上開催した。支持母体・創価学会の他にも中小企業などに支援の輪を広げる。岩本氏は企業経営や若手起業家の支援などを通じて得た人脈や、自身のブログを活用するなど、従来とは異なる選挙戦略を練る。

 ◇2現職に元職が参戦
 ■城南区(定数2)

守谷正人 45 民現(1)

武藤英治 59 自現(7)

堀宏行  41 無元(2)

 民自の現職2人に元職が参戦し、激しい選挙戦が予想される。

 守谷氏は前回、出馬表明から2カ月の短期決戦で初当選。今回も建設業界や労組、同窓会の支援を軸に地域をこまめに回って支持を伸ばす。

 8期目を目指す武藤氏は20〜30人規模のミニ集会を重ねる。「2年前に亡くした妻の分まで頑張る」と、ネットワーク型の後援会拡充を図る。

 堀氏は街頭演説や後援会へのあいさつ回りに懸命。行財政改革と議会改革も訴えて返り咲きを狙う。現時点は無所属だが政党からの出馬も検討する。

 ◇自民次第で激戦も
 ■早良区(定数3)

宮浦寛  45 民現(1)

新開昌彦 53 公現(3)

古川忠  62 無現(4)

 現時点で名乗りを上げているのは現職3人だが、擁立していない自民の出方次第では激戦も予想される。

 宮浦氏は1期目に継続した朝の街頭活動に加え、労組の支援も受けながら各地で小規模集会を重ねる。新開氏は支援者の会合に精力的に顔を出して実績と支持拡大を訴え、「2万人に会うのが目標」だ。

 古川氏は10を越えるスポーツ、文化団体を支えに、県政報告などいつもの活動を拡充させている。

2030チバQ:2011/02/28(月) 23:23:31
 ◇4現職以外に動きなし
 ■南区(定数4)

新村雅彦 58 民現(3)

加地邦雄 60 自現(3)

樋口明  40 自現(2)

浜崎達也 55 公現(3)

 今のところ、前々回、前回に当選した現職4人以外に立候補の動きは見られない。

 新村氏は今回、民主公認で初の選挙。公民館での県政報告を重ね、出身の福教組など組織票も固めていく。加地氏は後援会を中心に支持の輪を広げる。毎年、住民が大きく入れ替わる地区だが、集会や座談会を続ける。

 樋口氏は農政連や福岡市医師会などから推薦を得ている。駅での朝立ちや後援会活動などでも支援を広げる。浜崎氏は創価学会の支援だけでなく、議会報告書を配りながら丁寧に地域を回る。在福岡の佐世保人会、佐世保南高同窓会の支援も。

 ◇4現職に挑む2新人
 ■東区(定数4)

佐々木徹 53 民現(2)

今林久  62 自現(4)

長裕海  57 自現(3)

大塚勝利 45 公現(1)

橋本英一 63 共新

外井京子 53 ネ新

 現職4人に新人2人が挑む構図。

 佐々木氏は県政報告会や各校区で集会を開き、地元支援者を固める。連合系労組の支援も受ける。今林氏は出身・香椎高の同窓会や地元支援者を中心に、1次産業や教育関係者らとの懇談会で支持の輪を広げる。

 長氏はミニ集会を徐々に増やし地域への浸透を図る。農政連や、がんの啓発運動などで築いた人脈も生かす。大塚氏は29校区ごとにミニ集会を開催。支持母体の創価学会や地元支援者へのあいさつ回りを徹底させている。

 橋本氏は区内の駅などで米軍の普天間飛行場問題などを訴えて知名度アップを目指し、議席増を狙う。外井氏は駅での朝立ちでアピール。福岡市議2期の経験や人脈を生かし、ふくおかネット初の議席獲得を狙う。

 ◇定数増で無投票も
 ■西区(定数3)

仁戸田元氣 31 民新

田中久也  77 自現(10)

野原隆士  53 無新

 定数見直しで1議席が増えたが、現時点で現職と新人2人の計3人以外に動きはみられず、無投票の可能性も高い。

 仁戸田氏は自転車で地域を走り回り、若さと行動力をアピール。労組などの推薦も受けて知名度の浸透を図る。11期目を目指す田中氏は強固な後援会組織を支えに「新県政をチェックする」と豊かな議会経験を訴える。

 野原氏は3度目の挑戦で初めて農政連と自民の推薦を受けた。「県民生活『快適』宣言」が旗印だ。

 ◇5回連続の無投票か
 ■前原市・糸島郡(現糸島市、定数2)

川崎俊丸 60 民現(1)

月形祐二 52 自現(2)

 定数2となった前々回は月形氏が無投票で、前回は月形、川崎両氏が議席を分け合った。今回も他に具体的な動きは見られず、5回連続無投票となる公算が大きい。2議席は指定席となりつつある。

 とはいえ、両氏は選挙戦になった時に備えて精力的に活動。川崎氏は連合福岡などの推薦を受け、15校区の後援会づくりや企業の推薦取り付けに動いている。月形氏は農政連や糸島漁協などの推薦を受けて、後援会17支部の引き締めに懸命。

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 立候補予定者の名鑑は氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党は衆院議席数による。民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽み=みんな▽農=農政連▽ネ=ふくおか市民政治ネットワーク▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

2031チバQ:2011/02/28(月) 23:23:55
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110222ddlk40010350000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/3 /福岡
 ◇2議席に現新3人
 ■朝倉市・朝倉郡(定数2)

多田有一郎 50 民新

栗原渉   45 自現(1)

林裕二   60 農現(5)

 旧甘木市区(定数1)と旧朝倉郡区(同1)が合区。旧選挙区選出の現職2人に新人が参戦し、三つどもえとなる公算が大きい。

 現職2人に挑む多田氏は民主の公認を受け、つじ立ちなど積極的な街頭活動を展開し、名前を売り込む。

 旧甘木市区で昨年4月の補選で初当選した自民の栗原氏と、旧朝倉郡区選出で農政連公認の林氏は、それぞれ旧選挙区の地盤固めを中心に新人の進出を阻む構え。現職の強みを前面に出し、保守層の取り込みに力を注ぐ。

 ◇現新5人の激戦に
 ■春日市(定数2)

岸本善成  36 民現(1)

中村孝三  61 み新

中牟田伸二 53 無新

松尾嘉三  42 無新

平山喜基  35 無新

 前回は春日市・筑紫郡で定数2だったが、今回の区割り変更で春日市単独で2議席となり、定数は実質増。しかし現職新人計5人が立候補を表明し、激戦区になっている。

 岸本氏は立候補予定者の中で唯一の現職。若さに加えて1期の実績も携え、支持者回りで清新さを訴える。

 中村氏は市議3期の経験を経て、4回目の県議選出馬。今回はみんなの党の公認を受け念願の初当選を狙う。

 自民は中牟田、松尾両氏を推薦し、議席独占に挑む。中牟田氏は会社員出身。地域経済の活性化をアピールする。松尾氏は市議2期目途中で県議選に挑戦。後援会を中心に支持拡大を図る。

 平山氏は政党推薦を受けず2回目の挑戦。松下政経塾出身で、草の根選挙を展開して若さと政策を訴える。

 ◇現職以外に動きなし
 ■筑紫郡(定数1)

渡辺英幸 66 自現(3)

 春日市・筑紫郡で一選挙区だったが、区割り見直しで定数1の単独区となった。今のところ、立候補の意向を表明しているのは4期目を目指す渡辺氏のみ。那珂川町議に一時立候補を探る動きもあったが出馬表明には至っていない。

 ◇無投票の公算大
 ■大野城市(定数2)

井上博隆 33 民新

井上順吾 59 自現(2)

 立候補を表明しているのは前回、前々回と同じ顔ぶれ。今回は定数1増の2議席となる中、他に出馬の動きはみられず、無投票となる公算が大きい。

 井上博隆氏は前回までは無所属だったが今回は民主の公認を受けての出馬。労組など同党支持層への浸透を目指す。井上順吾氏は市内に張り巡らせた後援会を中心に小規模集会を開催。保守層を中心に支持拡大を狙う。

 ◇定数2に現職と新人
 ■筑紫野市(定数2)

原竹岩海 57 民現(2)

平井一三 56 自新

 民主現職のほか、ベテラン自民の後継候補もようやく決まり、ともに立候補へ向けた準備を進めている。

 3期目を目指す原竹氏は市議出身。ミニ集会をこまめに開きながら、地盤固めと後援会組織の引き締めに懸命だ。自民は5選の藤田陽三氏が1月の市長選に当選したため、市議の平井氏を公認。市長選に勝利した勢いを持ち込みたい。

 ◇現職に新人が挑む
 ■太宰府市(定数1)

井本邦彦 72 自現(4)

白石卓也 49 無新

 無投票だった前回から一転、定数1を巡って現職に新人が挑む選挙戦になりそう。

 5期目を目指す井本氏は議会経験を前面に出す。太宰府町役場勤務時代から地域で培った人脈をフル稼働して市内各地で支持固めに回る。白石氏は民主党参院議員秘書を経て初挑戦。同党からは推薦とし、党派色は薄めた。駅や街頭でのつじ立ちで知名度を上げ、労組回りにも奔走する。

==============

 立候補予定者の名鑑は氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党は衆院議席数による。民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽み=みんな▽農=農政連▽ネ=ふくおか市民政治ネットワーク▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

2032チバQ:2011/02/28(月) 23:24:34
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110222ddlk40010350000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/3 /福岡
 ◇2議席に現新3人
 ■朝倉市・朝倉郡(定数2)

多田有一郎 50 民新

栗原渉   45 自現(1)

林裕二   60 農現(5)

 旧甘木市区(定数1)と旧朝倉郡区(同1)が合区。旧選挙区選出の現職2人に新人が参戦し、三つどもえとなる公算が大きい。

 現職2人に挑む多田氏は民主の公認を受け、つじ立ちなど積極的な街頭活動を展開し、名前を売り込む。

 旧甘木市区で昨年4月の補選で初当選した自民の栗原氏と、旧朝倉郡区選出で農政連公認の林氏は、それぞれ旧選挙区の地盤固めを中心に新人の進出を阻む構え。現職の強みを前面に出し、保守層の取り込みに力を注ぐ。

 ◇現新5人の激戦に
 ■春日市(定数2)

岸本善成  36 民現(1)

中村孝三  61 み新

中牟田伸二 53 無新

松尾嘉三  42 無新

平山喜基  35 無新

 前回は春日市・筑紫郡で定数2だったが、今回の区割り変更で春日市単独で2議席となり、定数は実質増。しかし現職新人計5人が立候補を表明し、激戦区になっている。

 岸本氏は立候補予定者の中で唯一の現職。若さに加えて1期の実績も携え、支持者回りで清新さを訴える。

 中村氏は市議3期の経験を経て、4回目の県議選出馬。今回はみんなの党の公認を受け念願の初当選を狙う。

 自民は中牟田、松尾両氏を推薦し、議席独占に挑む。中牟田氏は会社員出身。地域経済の活性化をアピールする。松尾氏は市議2期目途中で県議選に挑戦。後援会を中心に支持拡大を図る。

 平山氏は政党推薦を受けず2回目の挑戦。松下政経塾出身で、草の根選挙を展開して若さと政策を訴える。

 ◇現職以外に動きなし
 ■筑紫郡(定数1)

渡辺英幸 66 自現(3)

 春日市・筑紫郡で一選挙区だったが、区割り見直しで定数1の単独区となった。今のところ、立候補の意向を表明しているのは4期目を目指す渡辺氏のみ。那珂川町議に一時立候補を探る動きもあったが出馬表明には至っていない。

 ◇無投票の公算大
 ■大野城市(定数2)

井上博隆 33 民新

井上順吾 59 自現(2)

 立候補を表明しているのは前回、前々回と同じ顔ぶれ。今回は定数1増の2議席となる中、他に出馬の動きはみられず、無投票となる公算が大きい。

 井上博隆氏は前回までは無所属だったが今回は民主の公認を受けての出馬。労組など同党支持層への浸透を目指す。井上順吾氏は市内に張り巡らせた後援会を中心に小規模集会を開催。保守層を中心に支持拡大を狙う。

 ◇定数2に現職と新人
 ■筑紫野市(定数2)

原竹岩海 57 民現(2)

平井一三 56 自新

 民主現職のほか、ベテラン自民の後継候補もようやく決まり、ともに立候補へ向けた準備を進めている。

 3期目を目指す原竹氏は市議出身。ミニ集会をこまめに開きながら、地盤固めと後援会組織の引き締めに懸命だ。自民は5選の藤田陽三氏が1月の市長選に当選したため、市議の平井氏を公認。市長選に勝利した勢いを持ち込みたい。

 ◇現職に新人が挑む
 ■太宰府市(定数1)

井本邦彦 72 自現(4)

白石卓也 49 無新

 無投票だった前回から一転、定数1を巡って現職に新人が挑む選挙戦になりそう。

 5期目を目指す井本氏は議会経験を前面に出す。太宰府町役場勤務時代から地域で培った人脈をフル稼働して市内各地で支持固めに回る。白石氏は民主党参院議員秘書を経て初挑戦。同党からは推薦とし、党派色は薄めた。駅や街頭でのつじ立ちで知名度を上げ、労組回りにも奔走する。

2033チバQ:2011/02/28(月) 23:25:11
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110223ddlk40010333000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/4 /福岡
 ◇目が離せない選挙区
 ■筑後市(定数1)

 知事選への出馬を予定していた自民現職の蔵内勇夫氏(57)=6期=だが、一転、同県連が元内閣広報官、小川洋氏(61)の支持を決めたことで、知事選不出馬を表明した。今後について蔵内氏は「(県議選などは)全くの白紙。ゆっくり考えたい」と述べるにとどめており、選挙区内は目の離せない情勢となっている。

 ◇2議席に4人が挑む
 ■大牟田市(定数2)

高岡新  70 自現(7)

田中秀子 49 自現(4)

中西倫仁 50 共新

大橋克己 43 無新

 旧高田町(現みやま市)が外れ、1減の定数2に4人が名乗りを上げている。前々回、前回とも3位当選だった田中氏が女性初の県議長として注目される中、議席を守れるかも焦点の一つだ。

 高岡氏は、若い世代に譲る引退も検討したが、昨秋、8期目への出馬を決断。後援会中心に票固めに懸命。田中氏は議長公務で地元を空けがちだが、三池港整備事業などの実績を強調。三井系企業などの引き締めを狙う。

 中西氏は共産が前々回失った議席復活を目指す。前回に続く立候補で支持層への浸透を図る。前回トップ当選で09年に死去した石橋保則氏の後継が大橋氏。社民、民主、連合福岡の推薦で立つ。

 ◇12年ぶりの選挙戦に
 ■柳川市(定数1)

江口吉男 61 自現(6)

椛島徳博 54 無新

 旧大和、三橋両町が合併したが、定数1は変わらず。自民現職の江口氏だけの無風区とみられたが、民主の衆院議員秘書だった椛島氏が昨年12月に出馬を決断。12年ぶりの選挙戦になりそう。

 江口氏は農政連や医師会の推薦を受け、支持基盤は固い。旧2町での浸透にも力を入れる。椛島氏は民主の推薦は受けず、幅広い支持を得る考え。つじ立ちで支持を訴える。

 ◇板橋氏、長男擁立へ
 ■みやま市(定数1)

 旧山門郡区で定数は1のまま。旧大和、三橋両町が外れ、高田町が加わった。

 8選を目指すとみられていた自民現職の板橋元昭氏(72)が、「世代交代を望む支持者の意向」として、突然に引退を表明した。23日に上京し、地元選出の古賀誠衆院議員に報告する。商社勤務の長男(43)が後継となる準備をしており、後援会は長男支持でまとまりそうだ。

 ◇無投票の公算大
 ■大川市・三潴郡(定数1)

秋田章二 60 自現(1)

 再選を目指す秋田氏以外に動きはなく、無投票の公算が大きい。

 秋田氏は新たに選挙区に加わった大木町の3校区にそれぞれ後援会を設置。農政連や医師会、木工業関連にも支持拡大を狙う。

2034チバQ:2011/02/28(月) 23:25:50
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110224ddlk40010310000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/5 /福岡
 ◇現新6人の激戦区
 ■久留米市(定数5)

中村誠治 54 民新

原口剣生 56 自現(3)

十中大雅 57 自現(1)

田中正勝 59 公現(4)

清田信治 54 無現(3)

江口善明 36 無新

 旧田主丸町と旧北野町、旧三潴町、旧城島町が合併した今の久留米市の枠組みで初の選挙。定数は1増の5となり、現職4人に新人2人が挑む大激戦区。

 元衆院議員秘書で民主新人、中村氏は連合などの推薦を受ける。地元の旧田主丸町などに後援会組織を立ち上げ、支持を訴える。

 旧久留米市区で前回トップ当選の原口氏は農政連などの推薦を受ける。旧北野町、旧田主丸町にも組織を発足させ、基盤を固める。十中氏も農政連など100超の団体が推薦。3月に1000人規模の総決起大会などを開き、原口氏と自民2議席を狙う。

 田中氏は創価学会や小学校教諭時代の人脈が原動力。出身地の旧城島町をはじめ、旧田主丸町、旧北野町でも支持拡大を狙う。

 清田氏は、推薦する民主や連合の合同選対で労組関係を中心に支持を集める。教諭経験から得た教育分野での政策も訴える。

 江口氏は、旧三潴郡選出の砂山惣吉氏の引退に伴い、後継として立候補した。市南部で後援会組織の準備を進めている。

 ◇現職以外に動きなし
 ■うきは市(定数1)

出利葉史郎 73 農現(2)

 3選を狙う出利葉氏の他に立候補予定者はなく、無投票の可能性が高い。出利葉氏は旧浮羽町と旧吉井町で後援会を組織し、25日に事務所開きと500人規模の激励集会を予定している。

 ◇新人2人の一騎打ち
 ■八女市(定数1)

桐明和久 52 自新

近藤雅幸 38 無新

 08年の補選で無投票当選した井上明氏は出馬せず、新人2人による一騎打ちの見通し。

 桐明氏は、農政連をはじめ30近い団体から推薦を得た。土木建設会社を経営しており、業界関係者からの支援も厚い。他業種への支持拡大を狙う。

 連合福岡の推薦を受ける近藤氏は、市議出身。同級生らの後押しを得て徐々に支持を広げる。特に同年代の子育て世代を中心に支持拡大を図る。

 ◇無投票の可能性
 ■八女郡(定数1)

重野正敏 70 農現(5)

 合併特例条例による区割りで、広川町と現八女市内の旧黒木、立花両町、旧星野、矢部両村が選挙区となる。

 6期目を目指す重野氏のほかに立候補の動きはなく、林業や茶業関係者など従来の支持基盤を確実に固めつつある。五つの地域ごとに後援会を組織し、盤石の態勢を築く。

 ◇現職、無投票か
 ■小郡市・三井郡(定数1)

井上忠敏 64 自現(3)

 今回から旧北野町を除く小郡市、大刀洗町が選挙区。現時点で井上氏以外に立候補の動きはない。井上氏は60以上の後援会でミニ集会を開催。農政連、医師会などの各団体や地元企業計約120から推薦を取り付け、着々と地盤を固めている。

2035チバQ:2011/02/28(月) 23:28:14
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110225ddlk40010335000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/6 /福岡
 ◇定数1減で激戦予想
 ■八幡西区(定数4)

岩元一儀 51 民現(2)

縣善彦  58 自現(3)

松尾統章 38 自現(3)

松下正治 41 公新

真島省三 48 共現(1)

 定数は1減の4。現職4人と新人1人が出馬表明している。

 岩元氏は連合系労組が支援。地域の人脈も取り込み民主への逆風をかわそうと努める。

 縣氏は秘書として仕えた麻生太郎元首相とのパイプを示しつつ、保守地盤を固める。前回トップ当選の松尾氏は過去3期の実績で地元経済界への浸透を図っている。

 松下氏は引退する現職の後継者であり、創価学会などの支援で知名度アップに奔走する。真島氏は県議会唯一の共産現職。共産支持層以外への食い込みも懸命に狙う。

 ◇定数1に現新3人
 ■八幡東区(定数1)

諏訪下勝造 55 民現(1)

津田公治  55 自新

平原潤   42 み新

 定数が2から1に減る中、3人が立候補を表明した大激戦区。高齢化が進む地区だけに65歳以上の有権者の動向が注目される。

 諏訪下氏は前回の無所属から転じて今回は民主公認で臨む。北橋健治市長の支持者と接触しつつ、JC時代の人脈を生かして支持拡大を図る。

 津田氏は大家敏志・参院議員の後継者。大家氏の支持者や企業、団体をくまなく巡回しながら、民主政権に批判的な層の取り込みを進めている。

 3人の中で出馬の態度表明が一歩遅れた平原氏だが、みんなの公認を受けた。2大政党に不満を感じる層への浸透を図ろうと支持を呼びかける。

 ◇現職3人に1新人挑む
 ■小倉北区(定数3)

原田博史 44 民現(1)

中村明彦 56 自現(7)

壹岐和郎 54 公現(1)

永田浩一 45 共新

 定数が1減の3になった。既に現職3人と新人1人が表明している。市内で特に多い無党派層の反応に左右される可能性がある。

 原田氏は秘書を務めた城井崇衆院議員や連合などの支援を受けて再選を目指す。4回連続トップ当選の中村氏は、地元経済界などの支持基盤を固める。

 壹岐氏は党所属市議などと連動、地域活動も展開し再選を誓う。永田氏は国政・県政批判票を積み増し、前回失った共産議席奪回を狙う。

2036チバQ:2011/02/28(月) 23:28:34
 ◇現職と新人一騎打ちに
 ■戸畑区(定数1)

冨田徳二 55 民現(4)

藤井広子 26 共新

 定数1に対し、現職と新人の2人が出馬表明。前回新人を立てた自民は、今のところ立候補の動きはない。

 冨田氏は新日鉄労組など、連合傘下の労組や地域の各種団体に浸透している。地域経済活性化や福祉などの実績も訴える。

 藤井氏は清新さをアピールする。医療・福祉の充実や若者の雇用拡大を掲げ、党支持層以外にも支持を広げようと懸命だ。

 ◇現、元、新4氏の激戦に
 ■小倉南区(定数3)

泉日出夫  43 民現(1)

吉村悠   25 自新

二宮真盛  57 公現(3)

高瀬菜穂子 50 共元(2)

 現職2人、元職、新人各1人が出馬表明し、激戦が予想される。

 泉氏は前回の民主ブームが消えた状況に危機感を抱き、連合の支援を得て地域を回る。吉村氏は今月に引退を決めた県議の長男。譲られた地盤固めに懸命になっている。

 前回トップ当選した二宮氏は、支持母体の創価学会以外にも地域への浸透を図る。高瀬氏は673票差で次点となった前回の雪辱を期すべく、党支持層以外にも働きかける。

 ◇前回同様3氏の争い
 ■若松区(定数2)

野村陽一 43 民現(1)

中尾正幸 46 自現(2)

山口律子 61 共元(1)

 前回と同じ3氏が定数2を争う構図。

 野村氏は前回無所属だったが今回は民主の公認。労組に加え、妻の市議や北橋健治市長の支持者への働きかけも強める。中尾氏は農村・漁村部での支持が厚い。党市議らとも連携し、企業や団体、地域組織の取り込みを進めている。

 山口氏は返り咲きを目指す。党所属の市議と連動する一方、教員時代に培った人脈も生かし、党支持層以外の浸透も目指す。

 ◇2議席に4人争う
 ■門司区(定数2)

川端耕一 41 自新

森下博司 61 公現(4)

楪一早雄 42 み新

井上敏和 37 無現(1)

 現職2人と新人2人が2議席を争う。今回擁立を見送った共産の支持層の動向も注目される。

 川端氏は市議時代に培った人脈が強み。企業・団体・地域の支持固めを進める。森下氏は創価学会に支えられるが、党支持層以外にも浸透を図る。みんなから出馬する楪氏は既成政党に満足できない層の取り込みを図る。井上氏は民主、社民に推され再選を目指す。こまめな地域回りで政権批判をかわす構え。

2037チバQ:2011/02/28(月) 23:29:01
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110226ddlk40010337000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/7 /福岡
 ◇現職が出馬表明
 ■嘉麻市(定数1)

吉原太郎 76 自現(6)

 前回は定数3の旧嘉穂郡・山田市区で自民2、民主1と議席を分け合っていたが、今回から嘉麻市単独区となり、定数は1。自民ベテランの吉原氏だけが立候補を表明し、医師会や後援会を中心に支持固めを進めている。一方、市北部で新人が出馬の動きを見せている。

 ◇3人が2議席争う
 ■田川郡(定数2)

大島道人 58 自新

冨原茂昭 67 社現(2)

神崎聡  48 無新

 町長経験者の自民現職が引退し、社民現職と自民、無所属の新人2人が2議席を争う激戦となりそうだ。

 大島氏は旧金田町長で、合併後の福智町では議長も務めた。地盤を固める一方、上田川地域もこまめに回って知名度向上を図る。

 3選を目指す冨原氏は、自治労など労組の推薦を受ける一方、出身の川崎町を基盤にして保守層への浸透も図っている。

 添田町を地盤とする神崎氏は会社経営などの経験を生かした地域振興を訴え、小差で次点に泣いた前回の雪辱を期している。

 ◇現職に新人が挑む
 ■宮若市・鞍手郡(定数1)

塩川秀敏 62 自現(1)

豊福明子 50 無新

 前回は無所属から出馬して自民現職を破った塩川氏。今回は一転、自民公認を受けた塩川氏に、無所属新人の豊福氏が挑む一騎打ちとなりそうだ。

 塩川氏は地域の集まりや活動に積極的に顔を出すほか、県政報告を全戸に配布して浸透を図る。麻生太郎元首相後援会の支援も受けている。

 元小学教諭の豊福氏はこまめなミニ集会に加え、各地でつじ立ち。民主の推薦を受け、福教組や自治労などが活発に動いて知名度アップを図る。

 ◇前回と同じ一騎打ち
 ■田川市(定数1)

浦田憲一 68 自現(2)

古賀靖典 46 無新

 前回と同様、自民現職に社民系新人が挑む一騎打ちの構図となりそうだ。

 3選を目指す浦田氏は、自民支持層を基盤に実績をアピール。公明や農政連も支援する見通しで、前回票からの上積みを目指している。

 古賀氏は無所属での出馬を予定するが、出身の県職労など支持母体も動いて支持を固める。活発に街頭活動や小集会も重ね、浸透を図っている。

 ◇1議席を三つどもえで
 ■直方市(定数1)

香原勝司 43 自新

野下昭宣 69 無現(3)

高木直行 55 無新

 前回まで同じ顔ぶれの一騎打ちが4回続いたが、今回は一変。無所属現職と新人2人の三つどもえで1議席を争う激戦になりそう。

 香原氏はミニ集会を連続開催。市議2期の経験や若さを前面に出して、自民の議席奪還を目指している。

 前回、自民現職を破った野下氏は県政報告会をこまめに開く。農政連の推薦も得て幅広く浸透を図る。

 高木氏は、衆院議員秘書時代の人脈を活用しつつ、市中心部でのつじ立ちを中心に知名度アップに懸命だ。

 ◇2議席に2現職名乗り
 ■飯塚市・嘉穂郡(定数2)

吉村敏男 62 民現(3)

江藤秀之 50 自現(2)

 旧嘉穂郡・山田市区(定数3)の嘉穂郡部分が旧飯塚市区(定数2)に加わったが、定数は2のまま。現時点で現職2人が名乗りを上げているが、無投票を阻止しようと会社社長の新人が出馬の準備をしている。

 民主系は候補を一本化。旧飯塚市区の現職吉柳順一氏が勇退、旧嘉穂郡地盤の県連幹事長、吉村氏擁立で決着した。市職労など吉柳氏の支持母体を継ぎ、後援会で票を固める。

 前回の旧飯塚市区でトップ当選した江藤氏は、嘉穂郡についてはゼロからのスタートとなった。党組織がフル稼働するほか、農政連の推薦も受けて浸透を図っている。

2038チバQ:2011/02/28(月) 23:29:50
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110227ddlk40010201000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/8 /福岡
 ◇現職と新人の一騎打ち
 ■行橋市(定数1)

岡田博利 63 無現(3)

田中純  64 無新

 前回に続き岡田氏の無投票当選かと思われたが、2月に入って会社社長の田中氏が立候補を表明。一騎打ちとなる公算が強まった。

 19日にあった岡田氏の総決起大会には、八並康一市長や知事選に立候補予定の元内閣広報官、小川洋氏らが出席。農政連や自治労県本部など約50団体の推薦を受け、実績を強みに組織を固める。

 田中氏は20〜40代の有志グループ「行橋みらい塾」が支持母体。市民が強く要望するJR行橋駅前の交番開設が長年実現しない点について批判の声を強め、早期実現などを公約に掲げている。

 ◇5回連続無投票か
 ■築上郡・豊前市(定数1)

後藤元秀 60 自現(5)

 6選を狙う後藤氏の他に立候補の動きはなく、5回連続無投票となる公算が大きい。

 後藤氏は3月5日に豊前市で後援会事務所開きをする。農政連などの推薦を受け、現職の知名度を前面に体制固めを進める。

 ◇現職以外に動きなく
 ■京都郡(定数1)

畑中茂広 58 無現(1)

 前回の統一選で選出の井上幸春氏がみやこ町長に転身し、昨年5月の補選で元旧豊津町長の畑中氏が初当選。現時点で畑中氏以外に立候補表明はなく、無投票となる見通し。

 畑中氏は地盤の豊津地区を中心としたみやこ町を固め、苅田町にも事務所を置いて浸透を図る。民主の推薦を受ける一方、自民県連会長の武田良太衆院議員(福岡11区)と対立する山本幸三衆院議員(比例九州)が事務所開きに姿を見せた。

 ◇2回連続無投票か
 ■中間市(定数1)

貞末利光 55 自現(4)

 今のところ現職以外に出馬の動きはなく、2回連続で無投票となる公算が大きい。

 貞末氏は、地元商工団体など100を超える推薦を得る見通し。今期は県議長も経験したことから、前回以上に支援の輪を広げることを目標にする。

 ◇現職2人に1新人挑む
 ■遠賀郡(定数2)

助信良平 57 民現(3)

松本国寛 54 自現(3)

三角善彦 39 無新

 現職2人に新人が挑む構図となっている。

 助信氏は連合福岡など労働団体の支援を受ける。3月に予定している事務所開きから、ミニ集会など活動を本格化させる。

 農政連などが推す松本氏は、岡垣町を皮切りに決起集会を開催。郡内の幅広い推薦や県政報告などで支持拡大に取り組む。

 三角氏は郡内人口最多の岡垣町で町議2期を務めた。地元商工団体などを中心に浸透を図り、今後は演説など街頭活動を強化する。

2039チバQ:2011/02/28(月) 23:30:46
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110228ddlk40010156000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/9止 /福岡
 ◇新人4人、2議席争う
 ■宗像市(定数2)

花田洋   62 民新

伊豆美沙子 52 自新

吉武邦彦  55 無新

福田昭彦  52 無新

 定数は1増の2となった。3期務めた山田勝智氏が引退を表明。前々回、前回は無投票だったが、今回は新人4人が立候補を表明し一転、激戦の様相。

 花田氏は市議。推薦する連合福岡と傘下労組の結束を図り、支持固めを進める。伊豆氏は農政連や商工団体など幅広い推薦を取り付けて組織固めに懸命。両氏の父も県議選で3回激突している。

 吉武氏は山田氏の後継候補とされ、農政連の推薦を受けて伊豆氏をけん制する。市議の福田氏はJR駅前や街頭に立って知名度アップを図る。無党派層への浸透も目指す。

 ◇現職に新人が挑む
 ■古賀市(定数1)

田辺一城 30 民新

前田宏三 62 自現(2)

 現職に元新聞記者の新人が挑む一騎打ちの構図となっている。

 田辺氏は、連合福岡などの推薦を得て支持固めを図る。ミニ集会では市民目線で意見交換し、支援の輪を広げている。街頭で若さをアピールして無党派層への食い込みも狙う。

 前田氏は、農政連や商工団体などの推薦を受けて組織固めを本格化。駅前での朝立ちに加え、商店街や団地などで1000回を目標に街頭演説をこなし、支持拡大を狙う。

 ◇現職と新人の一騎打ち
 ■福津市(定数1)

越本隆志 40 民新

阿部弘樹 49 自現(1)

 今回から宗像市の離島・大島(旧大島村)が選挙区から外れる。現職の阿部氏と、プロボクシング元WBC世界フェザー級王者、越本氏の一騎打ちとなる公算が大きい。

 越本氏は、連合福岡などの推薦を受けて地盤固めを図っている。支持者へのあいさつ回りやミニ集会を精力的にこなして票の掘り起こしに努めている。

 阿部氏は、農政連をはじめ、医師会や建設業界などの推薦を受けて組織固めを図る。JR駅前での朝立ちに加えてミニ集会も開き、支持拡大に力を入れる。

 ◇無投票の公算大
 ■粕屋郡(定数3)

小池邦弘 50 民現(1)

吉松源昭 42 自現(2)

上岡孝生 60 公現(3)

 現職3人が立候補を表明している。共産が擁立を見送り、他に立候補の動きがないことから、戦後初の無投票当選の公算が大きくなっている。

 小池氏は菅内閣の支持率低下に危機感を強めている。推薦を受けた連合福岡や商工会などの諸団体を中心に支持固めを図る。

 吉松氏は農政連など約80団体の推薦を得て組織固めを進めている。また、ミニ集会や支持者回りで支持層の拡大を図る。

 上岡氏は支持基盤の創価学会を中心に組織票固めに力を入れる。一方で徹底して支持者回りに努め、票の上積みを目指す。=おわり

2040チバQ:2011/03/01(火) 23:06:28
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110301/01.shtml
県議選65人出馬予定、民・自の攻防が軸 告示まで1カ月
 
 統一地方選で県内での第1ラウンドとなる県議選は、4月1日の告示が1カ月後に迫った。今のところ、定数46(16選挙区)に対し前回(2007年)より8人少ない計65人が名乗りを上げている。09年の政権交代後、初の改選を迎え、地方でも足場を固めたい民主党と、底力を示したい自民党の攻防を中心に、各地で激戦が展開されそうだ。

 長崎新聞社の取材によると、立候補を予定しているのは現職41、元職5、新人19。政党別では自民26、民主12、公明3、共産1、社民2、みんなの党1、無所属20(民主推薦3、自民推薦1を含む)。

 県議会の現有議席(欠員1)は自民23、民主10、公明3、共産1、社民2、無所属6。

 民主は全選挙区への候補者擁立を目標に掲げたが、菅直人政権の支持率低迷などの逆風で、現有議席数より2増にとどまっている。推薦候補を含めても15人で、県議会の議席過半数には及ばない状況だ。

 対する自民は中央で野党に転落したものの、3増と議席過半数を狙う強気の構え。公明、社民は現有勢力の維持を目指す。共産は追加擁立を模索中。みんなの党は初の議席獲得を狙う。

 選挙区別で見ると、長崎市区(定数14)には計18人(現職11、元職1、新人6)が出馬を予定し、最大の激戦区となりそう。今回から合区となる佐世保市・北松郡区(定数9)でも計12人(現職9、元職1、新人2)がしのぎを削る。

 諫早市区(定数4)は計6人が激突。自民現職3人と民主現職1人に対し、無所属の元職1人と新人1人が割り込みを図る。自民現職1人が引退する大村市区(定数3)は、自民現職2人と民主元職1人、無所属新人1人の計4人で争う。

 対馬市区(定数1)は、民主現職1人と自民元職1人、無所属新人2人の計4人がつばぜり合いを展開。南島原市区(定数2)では、自民と無所属の現職2人が無所属新人1人の挑戦を受ける。

 一騎打ちの公算が大きいのは5選挙区(各定数1)。松浦、西海両市区と南松郡区はいずれも、自民現職と民主系の無所属新人がぶつかる。壱岐市区は現職と新人による無所属同士の戦い。五島市区では民主現職に自民新人が挑む。

 このほか島原、雲仙両市区と西彼郡区(以上、定数2)、平戸市区と東彼郡区(以上、定数1)の5選挙区は、無投票の観測が広がっているが、一部では出馬を模索する動きもある。

2041チバQ:2011/03/01(火) 23:10:30
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=30679
4月の鹿児島県議選 51議席に75人前後立候補か
(2011 03/01 06:30)

 任期満了に伴い4月10日に投開票が行われる鹿児島県議会議員選挙の告示(同1日)まで1カ月と迫った。政権交代後初となる統一地方選前半戦の県議選は、現行の総定数54(欠員1)を3減の51に、選挙区数23も2減の21に再編され実施される。2月28日現在、全21選挙区で計73人が立候補を表明。ほかにも出馬を模索する動きがあり、最終的には07年前回の82人を若干下回る75人前後になる見込み。選挙では「平成の大合併」後の地域振興策のほか、地方議会への風当たりがかつてないほど強まり、行政の監視機能や政策立案能力の向上が叫ばれる中、議会改革の在り方などが問われそうだ。
 定数が2減った鹿児島市・鹿児島郡区、定数据え置きながら合区した鹿屋市・垂水市区と西之表市・熊毛郡区などでは激戦必至の情勢となっている。一方、全21選挙区の3割超にあたる8選挙区で無投票当選の可能性がある。前回無投票は6選挙区だった。
 立候補表明73人の新旧内訳は現職50人、元職2人、新人21人。
 党派別では、現有1議席の民主が3人(新人2)、38議席の最大会派・自民が42人(現職37、元職2、新人3)、公明が現職3人、共産が現職1人、社民が新人1人。無所属は23人(現職8、新人15)となっている。
 選挙区別では、県内有権者の3分の1超を占める鹿児島市・鹿児島郡区(新定数17)は、23人が名乗りをあげる最激戦区。現時点で現職18人のうち最低1人は落選することになり、元職、新人も交えて激しい前哨戦が展開されている。
 鹿屋市・垂水市区(同4人)には6人が立候補を表明。現職2人が勇退する一方、30、40代の新人が名乗りを上げ、世代交代が進むかも注目される。
 西之表市・熊毛郡区(同2人)は3人が出馬を予定。自民現職2人と民主新人がしのぎを削る展開だ。
 1人区の争いも熱を帯びる。選挙戦が24年ぶりの南九州市区、16年ぶりの薩摩郡区のほか、曽於市区と阿久根市・出水郡区の計4選挙区で現職と新人の一騎打ちが見込まれる。志布志市・曽於郡区、枕崎市区は三つどもえになりそうだ。
 無投票の可能性がある8選挙区の内訳は、1人区が5、2人区が3。いずれも自民または自民系無所属の現職以外動きがない。

2042チバQ:2011/03/05(土) 15:00:37
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_129928896655.html
現職と新人2人 激戦の様相、別府市長選 
[2011年03月05日 10:32]
活性化が課題となっている別府市の中心市街地。政治への期待は高い
 いよいよ来月に迫った統一地方選。別府市長選には現職と新人の計3人が出馬を表明している。今回も激戦が予想される選挙戦の構図を探った。

浜田氏 「市民党」掲げ態勢固め
長野氏 世代交代の必要性強調 
衛藤氏 しがらみのなさ訴える

 昨年12月の別府市議会一般質問。楠港跡地への大型商業施設誘致を争点にした2006年市長選で激突した浜田博市長(71)と長野恭紘市議(35)の両者が、当時の浜田氏の公約をめぐり火花を散らした。
 長野氏「商業施設に併設のシネコン建設など市民への約束を果たしていないことは市長にも責任がある。誰も責任を取らずに終わるのか」
 浜田氏「結果として建設できていないことは反省している。企業側に責任転嫁して逃げるわけではなく、(次の任期で)最大限の努力をしたい」
 商業施設誘致の是非を問うため、出直し市長選を仕掛けた浜田氏。誘致反対派が担いだ長野氏との戦いを制し、誘致は実現したが、浜田氏が「必ず(企業に)造らせる」と明言したシネコンはいまだに見通しが立っていない。
 5年の歳月を経て両者は再び戦うことになった。浜田氏は昨年12月に出馬を表明。「市民党」を掲げ、古巣社民党の推薦に加え、市議会最大会派・自民党議員団(12人)からの支持も取り付け、態勢固めを急ぐ。
 対する長野氏は1月半ばに出馬会見。「世代交代」の必要性を強調する。浜田市政に批判的で、長野氏も所属する別の自民党系会派の市議も支援に動いており、06年選挙と様相は異なるものの、保守分裂は避けられない。
 “因縁”の両者の対決に、割って入ったのが元警察官僚の衛藤文一郎氏(66)。1月末に出馬表明した。大学進学以降、生まれ育った別府を離れていたが、それを逆手に「しがらみのなさ」をアピールする。
 「これまでの市政を全否定するつもりはない。ただ、誰かが一度、白紙から別府を見直す必要があるんじゃないか」と、出馬を決意した思いを明かす衛藤氏。後援会組織はつくらず、目立った支援団体もないが、高校時代の同級生らに呼び掛け、ミニ集会を開きながら支持者の開拓を図ろうとしている。

2043チバQ:2011/03/06(日) 09:42:08
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110305ddlk40010296000c.html
’11統一選ふくおか:蔵内氏、県議選へ 自民公認で筑後市選挙区 /福岡
 知事選を巡り、自民党県連の候補選考委員会で推薦候補に内定しながら、県連が擁立を見送った同党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)は4日、統一地方選で行われる県議選・筑後市選挙区に党公認候補として立候補すると、県連に伝えた。蔵内氏は既に党公認を得ていたが、知事選立候補の可能性があったため「幹事長預かり」となっていた。

 蔵内氏が同日、県連を訪れ、今林久・県連幹事長らに伝えた。蔵内氏は「議会と執行部の関係を、私自身の反省を込めて見直すなど、県議会の改革を行いたい」と強調。さらに「地方分権を進めるために福岡県が先導的な役割を果たし、九州の自立を進めることなどに取り組みたい。県南を振興させることで県(全体)の発展に結びつける」とも語った。【江田将宏】

〔福岡都市圏版〕

2044チバQ:2011/03/06(日) 13:43:25
>>1982
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110304ddlk41010466000c.html
佐賀維新の会:「理念に共鳴」上峰町長が賛意示す /佐賀
 上峰町の武広勇平町長は3日の定例会見で、民主党の原口一博前総務相が設立した政治団体「佐賀維新の会」について「党派やしがらみを超えて政治を前に進めるという原口前総務相の理念には共鳴する部分がある」と賛意を示した。

 町長就任前に民主党の川崎稔参院議員(佐賀選挙区)の秘書を務めていた武広町長は、2月11日に前総務相から「維新の会」の構想を聞いたことを明かした上で「4月の統一地方選をにらんだものではない」と話し、前総務相から具体的要請はないことを強調した。

 また町長は「幅広い意見を聞きたい」と、11年度中に50人程度の町民が参加する「まちづくり会議」(仮称)を作り、12年度からの町政に意見を反映させる考えを示した。【遠藤雅彦】

2045チバQ:2011/03/06(日) 13:47:52
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000491103010001
自民攻勢 民主は苦悩
2011年03月01日

 ◆県議選告示まで1カ月


 統一地方選で実施される県議選は、4月1日の告示まで1カ月に迫った。28日現在の朝日新聞のまとめでは、16選挙区(定数46)で67人が立候補の準備を進めている。昨年の知事選、参院選に勝利した自民が攻勢をかける一方、支持率が低迷する民主は活路を見いだせずにいる。


 ◆16選挙区67人準備


 党派別の現有議席数(長崎市の欠員1を除く)は、自民23、民主10、公明3、社民2、共産1、無所属6。


 県議会第1党の自民は第2次公認発表までで公認27人、推薦1人を決めている。平戸市を除く15選挙区に候補を立てて勢力拡大を目指す。


 対する民主の候補擁立は10選挙区で公認12人、推薦3人にとどまっている。当初は16選挙区すべてに候補擁立を目指したものの、党支持率が下げ止まらない逆風のなか、実現は厳しい状況となっている。


 公明は3人を公認し、現有議席の維持を目指す。社民は現職2人を公認、無所属現職1人を民主とともに推薦する。共産は長崎市で現職1人を公認し、佐世保などでも擁立を模索している。


 選挙区別にみると、長崎市(定数14)には18人が立候補をする見込みだ。自民、民主とも、現有議席数より1人多い5人ずつを公認。県、県議会ともに「推進」の立場をとる県庁舎移転の是非などが争点になりそうだ。


 今回から一つの選挙区になる佐世保市・北松浦郡(定数9)には、12人が立候補を決めている。自民は現職4人に加えて元職1人を公認。民主は現有2議席の確保を目指す。みんなの党も県内で唯一、公認候補を立てることを決めている。


 諫早市(定数4)には6人が立つ予定。諫早湾干拓事業の開門調査を決めた民主党政権の対応が県議選で有権者の投票態度にどう影響するかも、注目を集めそうだ。


 対馬市は定数1に5人が立候補を予定し、混戦模様。民主現職に自民元職と新顔3人が挑む構図となっている。


 自民が3議席を独占している大村市には、現職2人と、前回13票差で次点に泣いた民主元職、さらに現市長の長男が無所属で立候補を予定し、激戦が予想されている。南島原市も定数2に4人が立つ見込みだ。


 五島市、西海市、南松浦郡は自民、民主候補の一騎打ちの公算が大きい。壱岐市は無所属現職に、自民推薦の新顔が挑む。


 松浦市は自民現職の無投票当選が2度続いたが、今回は民主市議が無所属で立つ方針で、01年の補選以来、10年ぶりの選挙戦になりそうだ。


 島原市、平戸市、雲仙市、西彼杵郡、東彼杵郡の5選挙区は無投票の可能性がある。

2046チバQ:2011/03/06(日) 13:51:29
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110302ddlk42010422000c.html
決戦を前に:’11長崎市長選/上 田上氏「長崎を進化させる」 /長崎
 「前回経験した選挙は3日間。(本格的な)選挙戦は今回が初めてです」。昨年12月4日夜、長崎市南部の集会場。再選を目指す田上富久氏(54)は出馬表明後、初の市政報告をした。約35人の支援者の前で相次ぐ職員の不祥事をわび、その後に4年間の実績などを強調。アルコールも交えながら頭を下げ、握手して回った。

 “3日選挙”と呼ばれた07年の前回選。伊藤一長・前市長(当時61歳)が凶弾に倒れ、投票3日前に急きょ補充立候補した。ドタバタの中、有力視された伊藤氏の娘婿に953票差で勝利。「市政は家族のものでない」などと訴えた“世襲批判”も勝因の一つとされた。投票率は過去最低の55・14%。主な政党は非常事態に腰が定まらず、有権者からは「肝心の人柄や政策がほとんど分からなかった」と不満も漏れた。

 あれから4年。今度は確実に政策、手腕が問われる。ある市議は「可もなければ不可も無いよ」と冷ややかに語る。

 職員時代から携わったまち歩き観光「長崎さるく」は軌道に乗り、特に昨年は大河ドラマの影響もあって大好評だった。核拡散防止条約(NPT)再検討会議(昨年5月)に合わせて渡米、核兵器廃絶を訴えるなど「平和市長」の顔も備えた。行政改革により09年度には06年度比で人件費を26億円削減した。

 が、別の中堅市議は言う。「無難にやっているようだが、議会と執行部の関係を疑問視する声もある。地殻変動は起きている」

 09年10月11日、広島市役所。同市と共同で五輪招致検討委を設置すると発表した。市議には寝耳に水。「何の根回しもなかった」(ベテラン市議)。議会には不満がくすぶった。

 2月2日の後援会事務所開き。田上氏は真新しい黒縁眼鏡で登場、イメージチェンジも図った。選挙戦では「長崎を進化させる」をキャッチフレーズに、経済、街づくり、暮らしなど六つの「進化」を掲げるという。自身「初」という本格選挙。4年間の真価も問われる。

  ◇    ◇

 政権交代後、初の統一地方選。4月24日投開票の長崎市長選には、既に現職の田上氏と、新人で前教育長の太田雅英氏(62)が出馬表明。現市政に批判的な共産党も独自候補擁立を検討する。各種陣営が繰り広げる前哨戦や、主な政党の動きを追った。【下原知広】

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 ◆立候補予定者

田上富久(54) 無現(1)

太田雅英(62) 無新

〔長崎版〕

2047チバQ:2011/03/06(日) 13:52:44
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110303ddlk42010603000c.html
決戦を前に:’11長崎市長選/中 太田氏「リーダーシップを」 /長崎
 「選挙に出ようと思う」。昨年12月中旬、長崎市中心部のすし店。前市教育長の太田雅英氏(62)は、親しい知人2人と杯を交わし、市長選への思いを打ち明けた。1人から「気持ちは分かるが、慎重に」と諭された。

 太田氏が立候補を真剣に考え始めたのは昨年夏ごろ。ある企業幹部から「このままでは長崎市が村になる。それでいいのか」と問われた。人口減少、経済の衰退−−などの危機感はある。誰か他の立候補予定者が出ればその人を応援するつもりだったが、結局、誰も手を挙げない。加えて、相次いだ市職員の不祥事。8月には都市計画道路の約2億2000万円の予算流用が発覚。10月には市幹部職員らと市議らが高校野球を巡る賭け事をしたことも分かった。

 現職の田上富久氏(54)は市課長からの転身。職員OBは「課長が市長になり、部・課長がなめてかかる。それが不祥事を生む要因の一つ」と指摘。職員からも「もっと市長がリーダーシップを発揮して不祥事対策にあたるべきだ」との不満も漏れる。

 「このままじゃいけない」。だが、選挙をすれば家族や仲間も巻き込む。知人からは「金もなければ組織もない。やめとけ」と忠告された。

 それでも出馬表明の準備だけは進め、昨年末、自民党長崎支部に推薦願を提出。県選管には後援会設立届も出した。「順序が間違っている」ことは分かっていたが、知名度も、支援組織もない。「意思」を示し、賛同を得ようとした。

 そして1月27日。「2期目の現職は強いが、前回選は3日間。今回、現職にとっても初の選挙といっていい。勝負しよう」。思いを決め、同市樺島町の事務所で正式に出馬表明した。現職の表明から約2カ月遅れ。会見では、雇用環境の改善や義務教育での担任2人制などの政策を掲げ、市長に求められるのは「強いリーダーシップ」と繰り返した。不祥事があれば、前面に立って責任を取る−−。迷いに迷い“職員時代の後輩”に、挑戦状を突き付けた。「長崎の街を変える」【下原知広】

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 ◆立候補予定者

田上富久(54) 無現(1)

太田雅英(62) 無新

〔長崎版〕

2048チバQ:2011/03/06(日) 13:53:28
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110304ddlk42010485000c.html
決戦を前に:’11長崎市長選/下 各党の腰は定まらず /長崎
 「勝つには自力の強化だ」。今年1月15日、長崎市民会館。共産党県委員会などが開いた統一地方選での躍進を目指す演説会で、穀田恵二党国対委員長が約880人の支援者らに呼び掛けた。壇上で穀田氏と手を取り合う県議、市議候補予定者ら。この中に、党が擁立を目指す長崎市長選の候補予定者はいなかった。県委員会は「検討中」と繰り返し、今も視界は定まらない。

 有権者約36万6000人(2日現在)の長崎市。党は政策を伝える重要な選挙と位置付ける。同市長選では過去11回、公認候補を出しても出さなくても、何らかの関わりを持ってきた。現市政の核兵器廃絶などの平和の取り組みには理解を示すものの、市立病院の独立行政法人化や、新病院建設を巡る住民監査での資料提出拒否、新幹線長崎ルートの推進などには不満がある。

 だが今回、擁立が難航する特別な事情もある。統一選前半戦の県議選で議席増を狙う上、長崎市議選も議案提案権(4議席)の維持を目指す。同市議選は合併特例や条例改正により定数が51から40に減り激戦となるのは必至。関係者は「市長選までまだ手が回らない」と本音を漏らす。

 他党の動きも鈍い。県都市長選でありながら、政権党の民主や、10年2月の知事選・同7月の参院選長崎選挙区で連勝した自民は表舞台に立たない。再選を目指す現職の田上富久氏(54)は「考えの違いで市民を分けたくない」と、各党に推薦願を出さない方針。一方、新人で前市教育長の太田雅英氏(62)は民主、自民など主な政党に推薦願を出し、支援を求める。

 民主県連幹部は「支援組織の動きも見ながら対応を決めたい。太田氏もどこか一党に依頼するならまだしも、複数の党に出してもね……」。自民関係者は「(推薦願を出した)太田氏の動きも遅すぎる。県議・市議選もあり市長選の応援どころではない」とこぼす。

 非常事態だった前回選と同様、各党の腰は定まらず、前哨戦は静かに繰り広げられる。県都のリーダーに誰がふさわしいか、1カ月後、有権者の審判が下される。【下原知広】

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 ◇立候補予定者
田上富久(54)無現(1)

太田雅英(62)無新

〔長崎版〕

2049チバQ:2011/03/06(日) 13:57:46
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20110304ddlk43010511000c.html
熊本市:定数増で意見対立 来月の市議選巡り /熊本
 4月の熊本市議選に向け、合併を理由に定数増を求める意見が一部市議から出ている。ただ「市民感情にそぐわない」との意見もあり、3日は定数増を求める陳情書を巡り市議の意見が対立する場面もあった。

 市議会の条例上の定数は48。ただ合併に伴う定数特例により旧富合町で定数1、旧植木町で定数2を加え、現在は51人の市議がいる。旧城南町は特例を選択していない。このうち旧植木町の特例が終了したため、現状だと次の市議選は2選挙区計49議席となる。

 3日は市民団体から、合併による人口増に合わせて定数増を求める陳情書が議会運営委員会に送付された。共産の益田牧子団長は「(合併を経て)住民の意見を吸い上げるパイプが細くなっている」と歳費削減なども検討しながら定数増をすべきと主張。逆に公明の鈴木弘団長は「拙速にやることは市民感情から受け入れられない」と疑問を呈し、くまもと未来の下川寛団長も「対人口比だけで議員数を決めていいのか」と述べた。

 一方、自民の江藤正行団長は「現在協議中」、市民連合の田辺正信団長は「定数増が当然」と話している。定数増には選挙前に条例改正案を可決する必要があり、市議の対応が注目される。【勝野俊一郎】

2050チバQ:2011/03/06(日) 13:58:56
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001103050002
定数改正発議見送り
2011年03月05日

  熊本市議会の定数問題で、最大会派の自民党市議団(17人)は4日、開会中の市議会では定数条例改正案の発議を見送る方針を固めた。同案の発議を表明している会派はほかになく、4月の市議選後は在籍する議員数が現在の51人から2人減って49人になる見通しになった。


  自民党市議団は同日、非公開で会合を開催。終了後、江藤正行団長が取材に対し、今議会での発議を見送ることを全会一致で決めたとしたうえで、「選挙が終わった後、政令指定都市の実現に向けて、各会派と時間をかけて定数の議論をしなければならない」と述べた。


  同市議会の定数は現在48。これに、合併した旧富合、植木両町での市議増員選挙で選ばれた3人が加わり、計51人が在籍している。


  同じく市と合併した旧城南町については、合併の際の法定協議会で定数の割り振りを見送っている。


  4月の市議選では、旧植木町の定数はなくなる。だが、旧富合町の分は残るため、熊本市選挙区の定数48、旧富合町選挙区の定数1の計49をめぐって選挙が行われる見通しになった。


  市議会の定数をめぐっては賛否両論があった。「社民・民主・人 市民連合」(10人)や共産党市議団(3人)が定数増に前向きな一方、保守系会派「くまもと未来」(10人)と公明党市議団(7人)が慎重論を唱えており、自民党市議団の対応が注目されていた。

2051チバQ:2011/03/06(日) 14:03:36
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_12992900673.html
県議選告示まで1カ月 4選挙区、無投票か
[2011年03月05日 10:51]
 大分県議選(4月1日告示、同10日投開票)の告示まで1カ月を切り、各選挙区の出馬予定者がほぼ出そろった。4日までに出馬表明した人が定数と同じ選挙区のうち、県都大分市(定数13)では新たに男性1人が出馬を検討中で、津久見市(1)は社民党などが新人擁立へ調整している。佐伯市(3)、由布市(2)、豊後高田市(1)、杵築市(1)は無投票の可能性もある。民主党が大分、佐伯、宇佐各市で擁立を目指しているが、めどは立っていない。

 4日までに政党の公認、推薦を受けたか、会見などで出馬の意思を表明したのは計59人(内訳・現職33人、元職1人、新人25人)。
 大分市選挙区は4日に大分市役所で立候補予定者の説明会があり、既に表明している13人の陣営関係者に加えて、市内の造園業の男性(61)が出席した。
 自民党は大分市で1議席増の5議席を狙っていたが、現職の安部省祐議長が不出馬の意向。阿部英仁県連幹事長は「今から公認、推薦を立てるのは難しい」としている。
 一方、統一会派を組む民主、社民両党と、支援する連合大分は7人の擁立を目標にしており、民主が公認3人、社民は推薦を含めて3人を擁立した。残る1人は民主党県連が「無投票で市民に選択肢を与えない訳にはいかない」(梶原九州男選挙対策委員長)とあきらめない姿勢。
 津久見市は、自民党現職の長男が後継(無所属自民党推薦)で出馬するため、社民党が「無投票と“世襲”の阻止を望む声は強い」(内田淳一党県連合代表)として、市議の擁立へ調整中。決まれば民主党、連合大分も支援する方針。
 佐伯市は現職3人、由布市は現職2人以外に今のところ動きはない。豊後高田市は自民党会派の現職(今回は無所属で出馬)、杵築市は会派「無所属の会」の現職だけで、民主、社民両党は擁立を断念している。
 公明党は現有議席(大分市2、別府市1)の確保を狙い、共産党は大分市に加えて別府市での議席獲得を目指す。
 前回(2007年)無投票だった選挙区は国東市・東国東郡(2)だけだった。

2052チバQ:2011/03/06(日) 15:20:19
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/main/20110305/20110305_0001.shtml
福岡県知事選 候補者選び 検証 混迷の150日
2011年03月05日 11:28
 前哨戦は県議との「タッグマッチ」が続く。

 福岡県知事選に立候補する元内閣広報官の小川洋(61)は4日、福岡市で開かれた自民党県議の集会に姿を見せた。いわゆる「相乗り候補」。公明党県議の事務所開き、民主党系労組の会合など3月のスケジュールは、支持を受ける政党や団体の要請で埋まる。

 対抗するのは共産党が推薦する元北九州市議の田村貴昭氏(49)。この日は県東部の豊前市や吉富町、上毛町を訪ね、市や町の幹部と意見を交わした。「開かれた県政」をアピールすべく、自治体をこまめに回る日々。地域によっては、共産党の県議選立候補予定者と連動する。

 24日告示の福岡県知事選は新人同士の一騎打ちになる見通しだ。麻生渡知事が今期限りの退任を表明してから150日。候補者選びは混迷を極めた。有権者に分かりづらい、これまでの経緯を検証する。 =敬称略

   ◇   ◇

 ●「話が違う」 割れる自民 元首相動く

 最初に動いたのは「ダブル麻生」だった。

 現知事の麻生渡が「5選不出馬」を表明した昨年10月5日以降、元首相の麻生太郎(衆院福岡8区)は水面下で人選を進めた。見定めた相手は、麻生内閣で広報官を務めた小川洋。

 都内で立候補の意思を問うと、小川はきっぱり答えた。「故郷の福岡に恩返しをしたい」。与野党が支援する「相乗り」にならなくても立候補する。覚悟を伝えた小川に、元首相は演説の練習を指示した。

 麻生渡も福岡の経済団体幹部に小川を紹介していた。京大卒、旧通産官僚、元特許庁長官。2人の経歴は重なる。「自分の政策を引き継ぐのに適任と思ったのだろう」と県幹部は推測する。

 小川擁立の動きに、強い異論が出たのは自民党内からだった。

 党県議団会長の蔵内勇夫は「新知事は相乗りが望ましい」と公言する麻生渡の意をくみ、民主党や公明党の会派と候補者一本化を模索していた。「話が違う。人選は相乗りの土俵づくりの後じゃなかったのか」。根回し不足に元党幹事長の古賀誠(衆院福岡7区)も不快感を示した。

 11月25日夜。事態を打開するために、麻生太郎と古賀、蔵内が都内で会談した。「県南から知事を」。古賀の唱える蔵内擁立に、麻生は首を縦に振らなかった。

 立候補を促された蔵内は迷った。自分は古賀と地盤が重なる。麻生太郎とも関係は深い。党が割れた状態で勝てるか−。「2人がまとまらないと自民党は戦えない」。膠着(こうちゃく)したまま年を越した。

 1月下旬、蔵内は自民党の候補者選考レースに出る決意を固めた。選考委員会の大半は蔵内を支持する県議。「圧倒的に小川不利」の状況を見て麻生太郎が折れないか。心の中で期待した。

 だが、小川は選考委員会に推薦願を提出。元党副総裁の山崎拓に近い県議が推す九州大教授の谷口博文とともに、三つどもえの争いに突入した。

2053チバQ:2011/03/06(日) 15:20:45
 ◇   ◇

 ●幻の谷口擁立 分裂含み 密室の選考

 2月5日、自民党県連の選考委員会はもめた。

 メンバーの大半は蔵内支持だが、委員長の武田良太(衆院福岡11区)は採決せず、麻生太郎・蔵内会談で決着を図った。

 2人きりで1時間超話したが、結論は出ない。武田は間に入り、委員長一任を取り付けた。部屋を出ようとした武田を麻生が呼び止めた。

 「一体誰にするつもりだ」「双方のメンツが立つように、けんか両成敗で…」。そう言いかけた武田の言葉を蔵内が引き取った。「これで分かりましたか。小川にはならないということが」

 武田は後日、取材に対し「谷口でまとめようとしたことは一切ない」と否定した。しかし、谷口擁立を画策する動きは少なからずあった。

 蔵内に決まっても、麻生が推す小川の立候補は確実。「蔵内対小川」の選挙戦で、もし蔵内が敗れれば、本人と県議団が負うダメージは大きい。そこで、一部の県議が「民主党が乗りやすい谷口を立てた方がいい」と戦略を描く。麻生周辺の本音も「蔵内より谷口の方が戦いにくい」だった。

 谷口擁立の動きを察知した麻生は、蔵内推薦を了承し、長い選考委員会は決着した。その上で、麻生はこう言った。「それでもおれは小川がいいと思う」。見送りに来た蔵内は握手の手を差し出したが、素通りされた。

 「分裂選挙」が一気に現実味を帯び始めた。

   ◇   ◇

 ●蔵内推薦 誤算「勝てぬ」 ノーサイド

 自民党県連の推薦を得た蔵内だが、情勢は悪化するばかりだった。

 2月8日、地元企業の主な顔触れが小川支持を表明。9日には公明党県議団が続いた。早くから小川擁立にかかわった創価学会の意向が色濃くにじむ。「ちょっと早いな」。蔵内は、県議会で長く連携してきた公明党の急な動きに当惑した。

 それまで蔵内は強気だった。「相手は張り子の虎」。経済界が前面に出ても、小川側には選挙に精通し、仕切る人材がいない。県議会の民主、公明会派は、自分を支援してくれるはず。そんな思惑も巡らせていた。

 最大の誤算は足元の自民党内にあった。徐々に支援の輪を広げる小川に、蔵内周辺は浮足立つ。「小川を支援しないと、県議選で公明党と創価学会の票がもらえなくなる」。選挙地盤の弱い若手県議は動揺した。「出るだけ出て、足をすくわれてもいかん」。古賀も立候補断念を働き掛けた。「蔵内では勝てん」。ついに自民党は小川支持へかじを切る。

 17日、県連会長の武田が推薦撤回を本人に告げた。蔵内は大阪府知事の橋下徹と接触を試みるなど、なお立候補を目指したが、勢いを増す逆流にはあらがえなかった。「『党分裂を避ける』というこれまでの主張と矛盾する行動はとれない」

 20日の自民党県連総務会で、小川支持が正式に決まった。「あとはノーサイドだ」。蔵内は力なく笑った。

2054チバQ:2011/03/06(日) 15:21:09
  ◇   ◇

 ●後継は小川 議会と対立 知事の闘い

 1月16日、福岡市中央区にある九州電力の施設「城南クラブ」。九州経済連合会、福岡商工会議所、創価学会の幹部たちが小川を囲んでいた。

 出席者の人脈は太い線で一点に交わる。知事の麻生渡。「知事が動かないと集まらないメンバーだ」と関係者は解説した。

 麻生渡は年明けから、経済界を中心に小川支援の足場を着々と築いた。

 だが、知事選の主導権を握りたい自民党、民主党の県議から猛反発を食らった。「院政だ」。ずっと良好だった県議会との関係がきしみ始めた。

 1月21日の臨時議会。麻生渡は珍しく答弁原稿を読み誤った。1度ではない。「心中穏やかじゃないでしょう」「もうね、穏やかじゃないんですよ」。閉会後、県議に冷やかされて笑い返したが、言葉通りに4期16年の任期中にはなかった政治闘争に突き進む。

 小川が自民党県連に推薦願を出した1月27日、麻生渡は東京で麻生太郎と会った。最後まで小川でいく−。強い姿勢を見せる麻生太郎。「分かりました」。麻生渡の考えも同じだった。

 自民党県連の蔵内推薦内定から一夜明けた2月6日午前。麻生渡は福岡市博多区のホテルで蔵内と向き合っていた。

 「このままでは県政が混乱する」。蔵内にくぎを刺されても、麻生渡は意に介さなかった。両者の協調関係は完全に崩れた。自民党は「予告」通り、その後の県議会で知事批判を繰り広げた。

 県議会と対立しながらも、民主、自民、公明の3党相乗りを小川で実現した麻生渡。3月2日の取材にこう話した。

 「1月から激しく動いて、結果的にこうなったが、シナリオがあってできるもんじゃない。誰が知事に一番適切か。私の行動基準はそれだけだ」

   ◇   ◇

 ●「独自候補 勝算はゼロ」 民主の弱気

 「相乗りはしない。堂々と推薦する候補者を決めて戦う。それが民主党だ」。有無を言わさぬ口調だった。

 昨年11月6日夜。福岡市を訪れた民主党幹事長の岡田克也は「相乗り禁止」の方針を強調した。このころ福岡県連は、他党に先駆けて候補者選考を始め、小川洋、谷口博文ほか2人を対象に挙げた。政権与党の名に懸けて「独自候補擁立」に向かっていた。

 8日後、事態が暗転する。福岡市長選で推薦した現職が自民、公明両党の支援する新人に大敗。「尖閣問題」を契機に菅内閣の支持率も急落し、激しい逆風に民主党は候補者選考を中断した。

 「後出しじゃんけんが有利」とばかり、自民党の出方を見る県連。支持団体の連合福岡の幹部は、いら立ちをあらわにした。「時間切れでゲームオーバーだ」。有力労組の幹部は、公然と相乗り論を唱え始めた。

 1月30日、谷口の推薦要請を受けた民主党県連は約50日ぶりに選考を再開し、「谷口が軸」と打ち出した。自民党との相乗りを想定していた。

 思惑は外れた。谷口は自民推薦から漏れた。

 2月6日、民主党県連は方針を一変させる。最有力だった谷口をあっさりと見限って「小川を主軸に検討する」と発表し、預かっていた推薦願を受理した。昨年11月の段階で一度は選考対象から外したにもかかわらず、小川相乗りを求める連合の意向を無視できなかった。わずか数日で「支持」が決まった。

 2月16日、東京の国会議員会館。前日に小川と面談した衆院議員は自嘲気味に語った。「主戦論を貫きたかったけれど、いま民主党が独自候補を立てて勝てる確率なんてゼロだよ、ゼロ」


=2011/03/05付 西日本新聞朝刊=

2055チバQ:2011/03/07(月) 22:44:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/230369
前阿久根市長が県議選立候補表明
2011年3月7日 21:09 カテゴリー:政治 九州 > 鹿児島

 鹿児島県阿久根市の前市長、竹原信一氏(52)は7日、東京都内で記者会見し、統一地方選で行われる同県議選(4月1日告示、10日投開票)に、阿久根市・出水郡区(定数1)から無所属で立候補すると表明した。

 会見で竹原氏は「(役所の体質を変えるために)身分が全くないのは不利。目の前に県議選があるので立候補を決めた」と述べた。会見前、原口一博前総務相と都内で会談したが、原口氏が設立した政治団体「日本維新の会」への参加は「予定していない」という。

 竹原氏は2008年の同市長選で初当選。市議会から2度、不信任決議を受け09年4月に失職したが、出直し市長選で再選。その後は、議会を招集せずに専決処分を乱発。昨年12月、リコール(解職請求)による住民投票で失職し、今年1月の出直し市長選で落選した。

=2011/03/07 西日本新聞=

阿久根市・出水郡 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 12,867(73.8%) 中村真 65 自民=農政 現 5 養鶏業組合理事
□ 4,577(26.2%) 松岡徳博 52 無所属 新 水産会社長

2056チバQ:2011/03/07(月) 22:52:05
>>2051
現職の安部省祐議長が不出馬の意向

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/230320
大分県議会議長 安部氏が出馬へ 大分市長選
2011年3月7日 13:44 カテゴリー:九州 > 大分

 任期満了に伴う大分市長選(4月17日告示、24日投開票)に、大分県議会議長の安部省祐(せいゆう)氏(51)が立候補する意向を固めたことが7日、分かった。安部氏は同日、取材に対し「議長職を全うしたい。市長選のコメントはしない」と述べるにとどめたが、周囲に立候補する考えを伝えている。

 市長選には、現職の釘宮磐氏(63)が3選を目指し、無所属での立候補を表明、連合大分が推薦を決めている。共産党も候補を擁立する方針を示している。

 安部氏は大分市出身。1991年の県議選大分市選挙区で初当選し、5期目。自民党県連政調会長などを務め、2009年に県議会議長に就任、現在は九州各県議会議長会長。今年2月下旬、4月の県議選への不出馬を決めていた。

=2011/03/07付 西日本新聞夕刊=

2057チバQ:2011/03/08(火) 23:42:31
>>1968
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/nagasaki/20110308/20110308_0001.shtml
県議選 松田県議が出馬断念 パーティー券問題で引責
2011年03月08日 15:09  松田正民県議(自民)は7日県庁で記者会見し、自身が理事長をしていた社会福祉法人のパーティー券購入問題の責任を取る形で、4月の県議選(佐世保市・北松浦郡選挙区)に立候補しないことを明らかにした。「世論の反応を考えて判断した」としている。

 松田県議は、社会福祉法人が党県連のパーティー券を購入したことが県の特別監査で不適正支出と指摘され、1月末に理事長を辞任。県連幹事長も辞任した。

 当初は県議選出馬の意向を示していたが「県民から厳しい意見があり、政治家として反省すべき点が多い」として、2月下旬になって立候補断念を決めたという。

 松田県議は7期28年間在職。任期(4月29日)後の政治活動は「白紙」としている。

 県議選の佐世保市・北松浦郡区(定数9)では、松田県議を除き11人が立候補を予定している。


=2011/03/08付 西日本新聞朝刊=

2058チバQ:2011/03/09(水) 22:21:59
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/main/20110309/20110309_0003.shtml
九州7県 県議選 3割超無投票か 「定数減」「批判」で敬遠?
2011年03月09日 11:39
 4月1日に告示される九州の県議選は、4年前の前回に比べ、無投票が増えそうだ。今月8日現在の西日本新聞の調べでは、無投票になりそうなのは7県合わせて49選挙区・69人。前回の40選挙区・50人を上回り、全選挙区の約3分の1に相当する。前回よりも無投票当選者が増えるとみられるのは、佐賀、宮崎以外の5県議選。ただし、立候補者は告示までに増える見通しで、無投票は減る可能性がある。

 熊本(定数49)はいまのところ、22選挙区の半分の11選挙区で無投票が見込まれる。このまま告示日を迎えると、無投票選挙区数は1991年と並んで過去最多となる。前回は無投票当選が1人だった長崎も、今回は増加が確実だ。

 7県で無投票の選挙区と当選者が最も多くなりそうなのは、福岡(定数86)の14選挙区・22人。福岡都市圏の定数3―4の選挙区と、県南部の1人区で無風が目立つ。大分では、大分市選挙区の立候補予定者が3月に入っても定数と同じ13人だったが、今週になって1人が新たに加わった。

 立候補者が減った背景は地域によって異なる。無投票が多い1人区は、現職の支持基盤が固く、新人が割り込むのが難しい。定数削減や区割りが変更された選挙区では、同じ政党や会派内で争わないように候補者調整もあった。

 有権者の議会批判の影響を指摘する声もある。「議員報酬は下がる一方で、政務調査費の使い方では非難されてばかり。県議になりたいと思う人が減ったのではないか」と大分県議。県議会が市町村議会に比べて有権者に縁遠いことも、こうした傾向に拍車をかけているとみられる。

 ●「存在感薄い」住民指摘

 無投票の選挙区が増えそうな九州の県議選。無投票が確実とみられる選挙区を取材すると、県議会の「新陳代謝」が起きにくい要因が見えてくる。

 福岡県豊前市で5日開かれた自民党県議(60)の事務所開き。選挙区の市町長や議員、業界団体幹部など地域の顔役が並んだ。「4月1日午後5時をもって、万歳三唱をしましょう」。あいさつをした出席者の意識は、告示日の立候補届け出締め切り時間に飛んでいた。それほど、安泰ムードに満ちていた。

 福岡県議選の築上郡・豊前市選挙区(定数1)は、6期目を目指すこの現職以外に立候補の動きがなく、2期目から5回連続無投票当選の可能性が大きい。

 父親も県議を連続6期務めた「2世議員」で、支援を受ける団体は幅広い。「固い地盤を持つ現職に戦いを挑むのは相当な覚悟がいる」と市内の男性は解説する。ほかに立候補を検討する動きもあったが、やがて立ち消えになった。

 九州の農村部は自民党が根強い力を持つ。長崎県の雲仙市選挙区(定数2)では、自民党の現職2人に対抗して民主党が候補者を公募したが、応募はゼロ。「大きな企業がないので労働組合も少ない」と民主党関係者は嘆く。基礎票を労組に依存する足腰の弱さは、ほかの地域も同じだ。

 無投票選挙区が半分を占めそうな熊本県議選は民主党公認が6人にとどまり、自民党がほぼ独占する1人区で候補者探しが難航した。鎌田聡県連幹事長は「民主党の力不足もあるが、県議になる魅力が薄れている」と言い、議員報酬の削減や地方議員年金の廃止も影響していると考える。

 県議会の役割や仕事ぶりは住民によく伝わっていないのだろう。福岡県内の公務員(55)は「県議は首長と違って存在感が薄いから、無投票が続いても住民はあまり関心がない」と話した。


=2011/03/09付 西日本新聞朝刊=

2059チバQ:2011/03/13(日) 13:57:26
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110306ddm001010056000c.html
乱気流:地方議会/上 噴き出す議会不信 報酬・定数「優遇」の象徴
 ◇首長が住民あおり立て
 4月の統一地方選で選ばれる地方議員は、全国で1万6000人を超える。地方自治の身近な担い手のはずなのに、一種のブームになりつつあるのが「議会不信」だ。

 4日告示された名古屋市議会の出直し市議選(定数75)。1カ月前、名古屋市長選、愛知県知事選、同市議会解散の是非を問う住民投票の「トリプル投票」を制した河村たかし市長(62)の勢いが、やむ気配はない。自ら代表を務める地域政党「減税日本」から41人を立て、過半数の議席獲得をうかがう。

 「4年前(の市議選)と同じ人の名前を書いたら、何ともならんよ」。5日午前、名古屋市内で開かれた減税日本候補の決起集会で、河村市長が訴えたのは候補者の人となりではなく、議会メンバーの「入れ替え」だった。同市港区の候補者3人は市長の選挙手法をまねて自転車で会場入り。先導役の選挙カーからは録音された市長の声が流れていた。

 市議報酬を年800万円に半減する河村案などを巡り、市議会と市長は厳しく対立してきた。しかし、議会の解散後、民主党市議団は「圧倒的な民意が出た以上、報酬半減に反対とは言えない」と一転して受け入れを決めた。市長をチェックするはずの議会は、河村旋風に揺れている。

 名古屋だけではない。山口県防府市では昨年5月、松浦正人市長(68)が議員定数半減を掲げて当選。定数27を13に減らす条例改正案を提出し、昨年の9月議会で否決された。反発した市民団体が有権者の署名を集め、定数削減の条例改正案を直接請求している。

 大阪府柏原市の岡本泰明市長(71)は昨年の9月定例会で、議員定数を18から三つ減らす条例案を提出し、否決された。鹿児島県阿久根市でも首長と議会との対立が続いた。

 議会不信の一因は存在感の乏しさにある。毎日新聞が47都道府県と19政令指定都市の議会事務局に聞いたところ、07年4月以降、首長が提出した議案を否決・修正したことのない議会は2月末現在、埼玉県、奈良県、新潟市、神戸市など計33議会に上った。多くの議会は首長の追認機関になっている。

 一方、都道府県・政令指定都市の議員報酬の平均は月額約79万9000円。第2の給与といわれる政務調査費も議員1人当たり月平均約34万4300円支給されている。地域経済が冷え込むなか、地方議員は優遇される存在に映り、議会を変えたい首長の動きが住民の不満に火をつける構図だ。

 名古屋市で選挙戦が始まった4日。全国都道府県議会議長会会長の金子万寿夫・鹿児島県議会議長(64)は、陳情のため衆院議員会館を回っていた。地方自治法は首長について「地方公共団体を統括、代表する」と定めるが、地方議員に関する明確な規定はない。金子氏は国会議員に対し、法改正により議員の位置づけを明確にしてもらいたいと訴えた。

 議長会案は議員について「選挙により選出された住民の代表者」と位置づけ、責務として議会活動や調査研究などを挙げる。ただ、議会不信のさなか、議員の身分保障を急ぐ議会側の動きは、住民の不満とかみ合わない。

 毎日新聞の2月の世論調査では、地方議員について「身近に感じない」との回答が74%を占めた。

2060チバQ:2011/03/13(日) 13:57:56
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110308ddm002010042000c.html
乱気流:地方議会/中 看板倒れの「改革」条例
 議会不信に直面する地方議会が、自ら改革姿勢を示そうと躍起になっている。全国で相次ぐ「議会基本条例」制定の動きも、議員側の危機感の表れに他ならない。議会の機能を高め、住民の声を行政に反映させるのが条例の狙い。しかし、地方議会のあるべき姿をうたった条例があぶり出したのは、住民から遠い議会の現実だった。

 議会基本条例は06年5月、北海道栗山町で初めて制定された。町議会の基本的な役割やルールを定めたもので、(1)請願や陳情をした町民の意見を聞く機会を設ける(2)年1回の議会報告会を開催(3)議員相互の自由な討議の推進を重んじる、との項目が盛り込まれた。今では基本条例の「必須3項目」ともいわれる。

 川崎市議会は09年7月、政令指定都市初の基本条例を施行した。条例案策定まで議員による準備会合を20回重ねたが、「率直に発言できる環境が必要」との理由で全て非公開。市民団体は「住民参加をうたう条例の制定過程が、不透明なのはおかしい」と08年10月と11月、会議日誌の公開を求めたが、協議部分は黒塗りで出てきた。

 条例には「市民に開かれた議会を目指して」との副題がついたが、市民不在の議論の結果、「議会報告会の実施」の条文化は見送られた。一部の市議から「人口141万人の大都市で、どう開催するのか」との消極論が出たためだ。市民団体は「仏を作って魂入れずだ」と批判する。

 有識者らによる「自治体議会改革フォーラム」のまとめによると、基本条例は06年の3議会を皮切りに07年9議会▽08年19議会▽09年56議会▽10年79議会と、年々増加。制定議会は都道府県と市区町村の計1797議会の1割近くを占める。民間シンクタンク「東京財団」の大沼瑞穂さんは「存在意義を問われた地方議会が、改革の成果を示そうとしている」と分析する。

 09年7月に制定した北海道議会では、早くも条例の空文化が進む。政務調査費について「使途の透明性を確保するため公開する」と規定するが、09年度政調費の領収書を札幌市民オンブズマンが精査すると、自民系、民主系両会派に計7429万円に及ぶ「使途不明金」問題が浮上。ともに領収書に支出の詳細が書かれておらず、北海道に対し、両会派に不明金を返還させるよう求める訴訟が起きている。

 「議会が町民の代表機関として、地域における民主主義の発展と町民福祉の向上のために果たすべき役割は、将来にかけてますます大きくなる」

 山形県庄内町議会の条例は前文でこううたった。しかし、この前文は栗山町と一言一句同じ。高崎経済大の増田正教授(地方自治論)らは09年8月までに制定された54議会条例について、議会機能や住民参加の強化などの観点で分析し、庄内町をワースト1と位置づけた。その上で「他の条例にも栗山町の条例を積極的に模倣したものが少なくない」と断じる。

 地方分権の進展により、自らの住む地域を自らの責任でつくる。先行議会の模倣が横行する条例づくりの現状は、自治の理念にほど遠く、地域の自主性は見えない。増田教授は「条例制定が自己目的化している議会が目立つ。条例は議会改革のスタートラインに過ぎない」と指摘している。

2061チバQ:2011/03/13(日) 13:58:30
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110309ddm002010036000c.html
乱気流:地方議会/下 住民投票で代替の動き
 2月27日、埼玉県新座市議会本会議場。

 「日曜日にもかかわらず、多くの市民においでいただいた」。人もまばらな傍聴席に向かって、謝辞を述べる須田健治市長(64)の声がむなしく響いた。市議会は07年12月から休日議会を始めたが、計8回の平均傍聴者は34人にとどまる。この日も100の傍聴席は空席が目立った。

 全国市議会、町村議会議長会のまとめによると、週末や夜間に本会議を開催しているのは09年現在、全市町村の約4%にあたる81議会。熊本県御船町議会が今月初めて日曜議会を開くなど新規参入はあるが、全体の開催数は伸び悩む。週末・夜間議会を先行実施してきた自治体が近年、相次いで中止を余儀なくされているからだ。

 広島県三次市は6年間続けた休日議会を08年にやめた。北海道伊達市も同年、15年間続けた「ナイター議会」を中止。開催当初は先駆的な取り組みとして注目されたが、「最後は傍聴者は15人程度しか来てくれなかった」(伊達市議会事務局)という。

 テレビやインターネットで本会議を中継する議会も増えているが、住民の関心は今ひとつ。ケーブルテレビ最大手「ジュピターテレコム」(ジェイコム)はコミュニティーチャンネルで、東大阪市、北九州市など6議会を中継するが、視聴率は苦しい。広報担当者は「ごくごく関心のある方が視聴する程度の数字」と言葉を濁す。

 「知事はまだかー」

 4月の大阪府議選、大阪市議選をにらみ、地域政党「大阪維新の会」が1月に開いた街頭演説で、候補者にこんなヤジが飛んだ。集まった聴衆のお目当ては、維新の会代表でもある橋下徹大阪府知事(41)。片山虎之助元総務相(75)が「タレント民主主義」と呼ぶ大阪や名古屋の現象に注目が集まる一方で、議会そのものに対する住民の関心はなお薄い。

 住民から遠い地方議会の現状を踏まえ、政府は住民投票制度の創設を検討している。総務省が検討している地方自治法改正案は、条例で定める大規模な公共施設建設を対象に、議会の承認後に住民投票を行い、過半数の同意がなければ施設を造れなくする。議会のチェック機能を補うため、住民投票に一定の法的拘束力を持たせるのが柱だ。

 片山善博総務相(59)は2月7日、地方6団体との意見交換会で自治法改正案を説明した。大規模施設を建設し、07年に財政破綻した北海道夕張市を例示。片山氏は「議会で決めた結果、財政破綻や危機的状況に陥っている自治体がいっぱいある。議会制民主主義を補完する術として、住民が直接意見を言える機会があってもいい」と主張した。

 地方分権により、首長や地方議員を選ぶ住民の責任は重みを増す。加えて、地方議会の代わりに、住民自ら自治に積極的に関わる新たな枠組みが動き出そうとしている。自治の担い手として、有権者はどんな地方議員を選ぶのか。統一地方選の議員選挙は4月1日、44の道府県議選と16政令市議選の告示で幕を開ける。

 ◇  ◇  ◇
 川辺康広、福田隆、丸山進、奥山智己、笈田直樹、百武信幸、脇山隆俊が担当しました。

2062チバQ:2011/03/13(日) 13:59:55
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110305ddlk42010449000c.html
検証ともなが流:’11佐世保市長選/上 HTB支援 /長崎
 ◇「迷ったら、前へ」 自説を通し危機回避
 「ハウステンボス(HTB)は新たな出発ができた。今後も継続的に支援に取り組む」。定例議会初日の2月25日、朝長則男市長は力強く新年度の施政方針を述べた。当初予算案に固定資産税など相当額の再生支援交付金(約9億円)を盛り込んでいる。「真の再生」まで交付を続ける意思表示でもあった。

 09年に表面化したHTBの経営危機は、朝長市政をも激しく揺さぶった。閉園となれば、約1000人の雇用と計361億円(市試算)の直接需要と波及効果を失い、佐世保の経済は沈む。

 市長は支援企業探しに乗り出した。ホテル運営会社との交渉は決裂したが、直後、福岡経済界に支援を依頼。また、知人の紹介で旅行業大手エイチ・アイ・エス(HIS)にも協力を打診するなど奔走した。

 だが、こうした動きには「二また」との批判も浴びせられた。市長は「福岡とHIS双方が可能な形で協力してほしかった」と否定するが、結局、福岡経済界は支援の主導を断念。その一因になったとも言われ「つらかった」と振り返る。

 だが、これで勢いが鈍ることなく、逆に加速するのが“朝長流”だ。交渉相手をHISに絞り、再生支援交付金の10年間交付を打ち出す。市議会は「5年間までならOK」との意見が支配的で、「無茶な大盤振る舞いだ」と、前のめりの姿勢を懸念する声もあった。が、市長は「小出しはだめだ。それではHISは乗ってこない」と自説を押し通した。

 その後も、遊説中の前原誠司国交相(当時)を特急列車内でつかまえ直訴するなど精力的に動いた。最終局面では、HIS本社で沢田秀雄会長を待ち伏せし「情に訴えた」。後に沢田会長は支援決定の理由の一つに「地元の熱意」を挙げた。

 「迷ったら、前へ進む」。朝長市長のモットーだ。HTBは昨年、開園以来初の黒字を計上した。が、まだ市の交付金頼みであることは否めない。市長は言う。「いい方向に向かっているのは確かだ。今後もタイアップしてやっていく」

  ◇   ◇

 佐世保市長選は朝長市長以外に立候補表明はなく、市長の無投票再選が濃厚な情勢だ。朝長市政の4年間を振り返り、2期目に向けた課題を探る。【山下誠吾】

〔長崎版〕

2063チバQ:2011/03/13(日) 14:00:30
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110306ddlk42010339000c.html
検証ともなが流:’11佐世保市長選/中 石木ダム /長崎
 ◇政権交代で回り道 「第三者判断で早期解決を」
 「行政に都合のいいデータばかりを示す形だけの検討だ」。石木ダム事業に反対する地権者らが、事業を検証するための関係自治体による「検討の場」を批判した。1月28日に川棚町で開かれた第2回会合後のことである。記者会見を開き、傍聴はできても発言は許されないもどかしさをぶつけた。

 事業は朝長則男市長にとって市政最大の懸案の一つ。市長は就任時から毎月、同町で朝立ちして住民に事業推進を訴えたり、13世帯の反対地権者を戸別訪問し話し合いを求めた。が、再三の「川棚詣で」にもかかわらず膠着(こうちゃく)状態の打開には至らなかった。

 09年11月、市は県と共に強制収用にも道を開く事業認定を申請した。この時点で、朝長市長にとって石木ダム事業は「第三者の判断」を待つ課題となった。ところが、本来なら6〜10カ月程度で結論が出るはずの手続きが進まない。「脱ダム」を掲げた民主政権が、全国のダム事業の検証を始めたからだ。

 「検討の場」は国への報告をまとめる場だ。政権交代の余波で、市にとっては思わぬ回り道。朝長市長は忍の一字を決め込む。「国がいいか悪いか判断しようというのだから、そのルールに乗っておかないと仕方がない。言われたことを粛々とやるだけだ」

 一方、反対派。市民や町民でつくる「石木川まもり隊」の松本美智恵代表は、雨水・再生水の利用や海水淡水化など代替案への転換を求める。「国の検証という機会を生かし、市長がリーダーシップを発揮するチャンス。ダムに凝り固まっていないで、新たな気持ちで事業を見直してほしい」と話す。

 こうした反対派の要請に対する朝長市長の考えは「ダム以外はコスト高となり、市民の負担として跳ね返る。行政としてはダム建設しかない」と従来通り。どこまでいっても平行線だ。市長はこう語る。「推進派と反対派がいくら議論しても結論は出ない。だから場外乱闘はしたくない。第三者の判断で早期解決すべき。このままでは、お互いに不幸だ」【山下誠吾】

〔長崎版〕

2064チバQ:2011/03/13(日) 14:00:58
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110307ddlk42010205000c.html
検証ともなが流:’11佐世保市長選/下 潜水艦隊誘致要請 /長崎
 ◇「国防協力の一環」 夢実現へ課題山積
 「行政はいろいろ差し障りがあって、基地増強(を目指す)と言えないところがありまして……」。昨年12月、商工会議所の合併祝賀会に出席した朝長則男市長がにこやかにあいさつした。珍しく口が軽い。「皆さんは『増強』とはっきり言うことができる。心強い存在だ」

 朝長市長は4年前の市長選で、マニフェストに「基地機能の充実」を掲げて初当選した。しかし、その通りに動ける機会はなかなか訪れなかった。昨秋、海上自衛隊の潜水艦が16隻から22隻に増強されるとの報道があり、ようやく持論に沿った活動が始まった。

 市長は潜水艦増強計画が閣議決定されると、即座に防衛省に艦隊誘致を正式に要望した。市議会も誘致推進の意見書を可決したが、社民、共産が反対で市民の総意とは言えない状況だ。市長は市議会一般質問で、共産市議の質問にこう答えた。「これまでも国防政策に協力してきた。その延長だ。経済効果も副次的に出てくる」

 在日米軍を監視する市民団体「リムピース」編集委員で軍事問題に詳しい篠崎正人さん(63)は、市長の誘致活動や答弁について「バランスを欠いている」と指摘する。潜水艦基地には整備場や荷役設備などが必要だが、それらを含めた港湾計画の全体像が見えない。「高度な商業機能を持つ港だけが優れた軍港たり得る」が、そのための「軍民すみ分け」の青写真がないという。

 1月、米海軍佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)の移転・返還に日米が正式合意した。「すみ分け」の最重要課題の前進だが、跡地活用などの具体案は描けていない。市長は「あまり早く固定しない方がいい」と言うが、いつまでも白紙というのも懸念が募る。

 朝長市長には夢がある。「東アジアへ向けた九州サブゲートウェイ構想」だ。佐世保港を人、物の交流拠点とする。「中国、韓国の経済発展を、指をくわえて見ている手はない。夢を現実にしたい」と語る。そのために何が必要か。課題は山積している。【山下誠吾】

〔長崎版〕

2065チバQ:2011/03/13(日) 14:02:05
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110305ddlk41010417000c.html
未来はどこに:検証・古川県政/上 TPP /佐賀
 ◇賛否保留、独自性なく
 任期満了に伴い統一地方選で実施される知事選(24日告示、4月10日投開票)の告示が20日後に迫った。3選を目指す無所属で現職の古川康氏(52)と、共産党公認で党県委員長の新人、平林正勝氏(63)の一騎打ちという、前回と同じ顔ぶれが予想されている。今後4年の県のかじ取りを誰に託すのか。大切な選挙を前に、古川県政のこれまでを振り返る。

 2月中旬、鹿島市のJA鹿島農協会館で開かれた「古川康さんを励ます会」。古川知事の県政報告が終わり、質疑の時間となった。口火を切ったJA青年部員は「国民に安全・安心な産物を安定的に提供するため、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加には断固反対です。これからもご指導のほど、よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 「TPPについては先ほど申し上げた通りです。いろんなことが起きてくると思うので、しっかりと注意しながらやっていきたいと思います」と古川知事。県政報告の中では「簡単に反対と言えばいいという問題ではない」と繰り返していた。

 古川知事は、基本方針が閣議決定された翌日の昨年11月10日、記者団に対し「なぜTPPでなければならないのか知りたい」と発言。その後は「県民に責任を持って説明できる数字がない」と、データ不足を理由に賛否の表明を保留している。

 「学者先生みたいな言い方。農業県の知事として、もう少し立場をはっきりしてくれてもいいのに」。ある農協幹部は、そんな知事の説明を歯がゆく思う。

 県内総生産に占める農業部門の割合は2・1%(07年)と全国平均の2倍近く、カロリーベースの食料自給率も九州一の107%(08年度)と、県内に占める農業の役割は大きい。だが、同じ農業地域である北海道の高橋はるみ知事や鹿児島県の伊藤祐一郎知事が早々に反対の立場を明確に打ち出したのに比べると、古川知事の反応は物足りなく感じられる。

 「国の方針が決まるまでの時間稼ぎをしているのでは」と言うのは、プルサーマルと佐賀県の100年を考える会の野中宏樹世話人だ。「プルサーマルも九州新幹線も賛否両論ある問題だった。だが結局知事は国の判断を根拠に決断した。古川知事はいつも国策是認で、県独自の判断をしたことがない」と指摘する。「選挙前だけに、態度を表明して票が割れるのを恐れているのだろう」とも推測した。

 そんな中、TPP参加反対を知事選の争点に打ち出している共産党が、保守系政党とのつながりが強い農協に接近する動きが目立っている。

 農協の政治団体・県農政協議会は昨年12月16日、早々に古川知事の推薦を決定。その一方で2月19日には共産系の団体が佐賀市で開いたTPP学習会に農協職員が出席し「まだまだ周知が足りないので、学習会での意見を参考にしながら消費者に訴える活動をしなければと考えている」などと発言した。

 2月27日に同党の市田忠義書記局長が来県した際も、地元団体との意見交換会に農協幹部が出席。この幹部は「TPP反対という部分でなるべく幅広く手を結びたい」と理由を語った。

 県のリーダーである知事の決断は、県民生活に大きな影響を及ぼすとともに、それ自体が国や社会に向けてのメッセージともなる。有権者が望む知事は、どのようなメッセージを発する知事なのだろうか。

2066チバQ:2011/03/13(日) 14:03:28
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110306ddlk41010331000c.html
未来はどこに:検証・古川県政/中 がん治療センター /佐賀
 ◇資金や患者数に課題も
 2月23日の県議会本会議。県議の質問で、県が職員に対し、九州国際重粒子線がん治療センター(愛称・サガハイマット)の資金集めのために寄付を呼び掛ける文書を配布していることが明らかになった。

 「職員自身からの寄付や、親族が亡くなり香典返しをせずに寄付してくれる人の紹介を求めている。寄付金が集まらないからで、当初の計画がずさんだったと指摘せざるを得ない」

 県議の追及に、古川康知事は「職場での取りまとめはせず、強制ではない。関連企業や出資企業で社員の募金などが始まる中、プロジェクトの中核をなす県として職員に呼び掛けた」と抗弁した。

 九州新幹線新鳥栖駅前で今年1月27日に着工した同がんセンターの事業費調達が重い課題になっていることをうかがわせる光景だった。

 同センターは、古川知事が2期目のマニフェストで「がん治療の先端的施設の誘致に挑戦します」と触れていた肝いりのプロジェクト。加速器で光速に近い速度まで加速した炭素イオン(重粒子線)を病巣に当て、がん細胞を壊す治療法で、外科手術をせずに治療でき、痛みや副作用も少ないとされている。

 重粒子線を使う施設は国内4例目、九州では初めてで、事業費150億円をかけ、13年春のオープンを目指している。

 事業費は、県が20億円を補助し、残りは民間の出資や寄付でまかなう予定。これまでに県の補助も含め約119億円のめどが立っていると県は明らかにしている。しかし、まだ約30億円足りないのも事実だ。

 一方、開業後の患者数にも懸念がある。事業計画では年間800人を想定し、2割減の640人でも採算が成り立つと県は説明する。だが、同様の施設を持つ兵庫県立粒子線医療センターでも重粒子線での患者数は、稼働して7年目となる09年度の実績で238人。重粒子線と似た陽子線のがん治療施設の建設を計画する名古屋市の場合、09年に河村たかし市長が、市の患者数の試算に無理があるとして、計画を一時凍結させる事態も起きた。

 重粒子線がん治療センターの治療費は、健康保険が適用されないために1回当たり300万円と言われる。県は保険会社と協定を結び、粒子線治療費をまかなう保険商品販売を要請するなど、患者の負担軽減策を模索している。

 昨年11月、県がまとめたくらしの実感調査によると「安心して医療を受けられる環境だと思う」と答えた県民は半数に届かない44%。「思わない」と答えた理由(複数回答)には▽老人医療制度に不安がある47%▽国民健康保険制度に不安がある38%−−に続き「必要なときに地元で治療が受けられない」(36%)が挙がった。特に唐津市エリアでは43%と高くなっている。

 県内では北部や西部を中心に、医師不足などの医療課題が山積している。周産期母子医療センターの指定も、全国で最も遅く8月にようやく実現したばかりだ。

 先端医療と地域医療の充実。財源が限られている現在、どちらに力点を置くのか、県民の目が注がれている。

2067チバQ:2011/03/13(日) 14:04:07
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110307ddlk41010188000c.html
未来はどこに:検証・古川県政/下 くらしの満足度 /佐賀
 ◇県民と大きな隔たり
 昨年10月下旬、佐賀市内で古川康知事のローカル・マニフェスト検証大会が開かれた。日本青年会議所佐賀ブロック協議会が毎年開いており、2期目の最終年度となる今回は、48の全マニフェストを採点した。

 主催者の採点は68点。古川知事の自己採点はそれを上回る73点だった。このうち「これからの県を支える企業を4年間で60件誘致、3600人の新規雇用をめざします」などとしたマニフェストについては、主催者70点に対し古川知事80点。知事は、07年度からの3カ年で誘致企業53件、新規地元雇用者数3249人と、目標を上回るペースで実績を伸ばしていることを誇示した。

 だが、県民の実感はまだそこまでの高評価に至っていない。県が昨年11月にまとめた「くらしの実感調査」では、くらし全体に対する満足度について「満足している」「まあ満足している」と答えた満足派は、前回調査(06年)の65%を大きく下回る48%と半数に満たなかった。中でも「産業」分野での満足派は前回を4ポイント下回る15%、「雇用・労働」分野では前回を2ポイント下回る8%にとどまった。

 さらに「県内の企業に活気がないと思う理由」(複数回答)については「企業の誘致が進んでいない」が41%で2位、「だれもが意欲と能力に応じて働ける環境になっていないと思う理由」(同)でも「働ける場が少ない」が74%で断トツの1位。古川知事と県民の間には、現状認識に大きな隔たりがあることをうかがわせた。

 古川知事は就任以来、県の当初予算を徐々に減らし、08年度には18年ぶりに一般会計の総額が4000億円を下回った。しかし、同年秋のリーマンショックによる経済危機を乗り越えるために緊急総合対策を実施。09年度以降は当初予算を増額に転じさせて経済対策に力を入れてきた。

 しかし、県民の県政に対する期待は薄い。くらし実感調査で、分野ごとに県が力を入れることにどれくらい期待しているかを尋ねたところ、「安全・環境」などを除く4分野で「期待していない」「あまり期待していない」が4年前より0・4〜2・7ポイント増え、その大半が「期待しても無理」と答えていた。

 流動的な経済に合わせて施策を組み立てるのは容易ではない。だが、県民生活が知事の判断によって大きく左右されるのも事実だ。今後の4年間の生活を誰の判断に委ねるのか。顔ぶれは前回と変わらないとはいえ、周囲の状況は大きく変わった。県民に託された一票は重い。(この企画は竹花周が担当しました)

2068チバQ:2011/03/13(日) 20:05:26
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110310ddlk42010467000c.html
激戦区:’11統一選・県議選/1 大村市 /長崎
 ◇「吉川票」の争奪し烈
 三つの議席を4人で争う大村市区。市内をほぼ二分した昨年10月の大村市長選のしこりは残ったままで、更に前回選(07年)で8576票を獲得しながら今回出馬を見送った自民党県連幹事長、吉川豊氏の票の行方が注目を集める。前回は最下位当選者と次点者の差はわずか13票。今回も「4氏は横一線」と見る向きもあり、前哨戦はし烈を極めている。

 2月27日朝、3氏がそろって事務所開き。先陣を切ったのは松本崇市長の長男洋介氏。祖父、父と市長が2代続き「松本党」と称される強力な地盤が背景にある。唯一の無所属と34歳の若さを前面に「世代交代を」と声を張り上げた。

 事務所には市長や市長派の市議の姿はなかった。政争激しい大村で5選を果たした父との違いを自覚し、知名度を上げようと、毎朝、辻立ちをこなす。

 その1時間後、自民現職の2人が続く。小林氏の事務所には、市長選で惜敗し、今回市議選に出馬予定の里脇清隆氏も駆け付けた。用意した300席は埋まり「大変ありがたい。大村の発展に尽くす」と頭を下げた。県連政調会長の小林氏は、吉川票の動きにも言及。「これまで少し距離があると言われてきたが、幹事長に就任し、近くなった」と語るなど支持拡大に躍起だ。

 同じころ。前回トップ当選を果たした野口氏。事務所開きには金子原二郎参議院議員の姿も。金子氏は「議会で是々非々でやってくれた」と持ち上げた。野口氏も吉川氏との関係を強調。パンフレットに吉川氏と握手している写真を掲載していることを紹介し「掲載は吉川先生も快く認めている」と語った。

 市長の長男と現職2人に対し、民主は元職の高見氏を立てる。

 前回は無所属で惜敗。浪人した4年間は市内でミカンやアスパラガスを生産し「農業経営」の厳しさを実感したという。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)は反対の意向。「党内からも声を上げ、国内の農家を守りたい」と主張する。

 ミニ集会は20回を超えた。「大村独特の政争には私は関わりたくない。地道に支持を増やしたい」と語る。【柳瀬成一郎】

  ◇   ◇

 県議選告示まで3週間。16選挙区のうち激しい争いが予想される選挙区を紹介する。

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 ◆大村市(定数3)

 ◇立候補予定者
高見健  57 民元(1)

小林克敏 66 自現(4)

野口健司 47 自現(3)

松本洋介 34 無新

〔長崎版〕

2069チバQ:2011/03/13(日) 20:06:00
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110311ddlk42010442000c.html
激戦区:’11統一選・県議選/2 長崎市 /長崎
 ◇県庁舎移転なお争点?
 県都・長崎市区は、県内16選挙区中、最も多い定数14に18人が名乗りを上げる。三菱重工業長崎造船所のおひざ元で労組出身が多い民主の厚い地盤。従来から自民としのぎを削ってきた。今回は女性4人も出馬予定。都市部で無党派層が多いこともあり、前哨戦は激しさを増している。

 争いで無視できない存在となっているのが、長年、浮かんでは消え、消えては浮かんできた県庁舎の建て替え問題だ。先月1日、中村法道知事が「長崎魚市跡地への移転新築」を表明し、決着した。しかし、それでも反対の声は根強い。

 「県民は納得していない」。長崎市議を6期務め、今回くら替え出馬する中村氏はそう訴える。建設場所が埋め立て地であることに懸念を示し「知事が表明したって、あきらめる必要はない。県民投票で決めるべき問題」と争点化を狙う。

 移転反対は現職の堀江、浅田の両氏と新人の岩永氏も。4氏のうち3人は女性だが、その一人の堀江氏は「主張は重なるが、これで世論が高まってくれれば」とむしろ歓迎する。

 これに対し、争点化に異を唱えるのは、魚市跡地への県庁舎建設を促す意見書案に賛成した現職9人だ。「もう決まったこと。聞かれれば答えるが……」と積極的には発言していない。県庁舎整備特別委副委員長の高比良元氏は「流れは決まり、(新年度に)予算も上げている」と振り返らない。「跡地活用と合わせ、長崎を元気にするためのバネにしたい」と将来を見据える。

 同じく委員の江口氏は「身近な支持者に『一等地に(県庁のような)生産性のないものを持ってこなくても』と言われた」と反対の声があることを認めつつ「それよりも雇用対策など取り組むべき課題は多い」。また、昨年2月の知事選に出馬し、移転反対を訴えた元職の押渕氏も賛成に。「現地建て替えが一番いいけど、決まったことだし、何でも反対というわけには」と説明する。

 新庁舎の完成は5年余り先の16年度。地元が心配する跡地活用策は財源も含めていまだ見えない。果たして争点になり得るか、激戦の行方とともに注目される。【阿部義正】

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 ◆長崎市(定数14)

 ◇立候補予定者
高比良末男 62 民現(2)

渡辺敏勝  63 民現(2)

陣内八郎  61 民現(1)

高比良元  58 民現(1)

深堀浩   45 民新

野本三雄  73 自現(4)

中山功   62 自現(3)

下条文摩左 61 自現(1)

小森明人  51 自新

前田哲也  47 自新

江口 健  60 公現(2)

川崎祥司  48 公新

堀江ひとみ 51 共現(1)

金子三智郎 63 社現(1)

浅田眞澄美 44 無現(1)

押渕礼子  72 無元(2)

中村すみ代 64 無新

岩永賢一  53 無新

〔長崎版〕

2070チバQ:2011/03/13(日) 20:06:33
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110312ddlk42010184000c.html
激戦区:’11統一選・県議選/3 佐世保市・北松浦郡 /長崎
 ◇「台風の目」消え混とん
 「一から出直す」。自民現職の松田正民氏が7日、記者会見し、パーティー券購入問題を理由に出馬断念を表明した。選挙区(北松浦郡)が合区され、新たな票田となった佐世保市へ攻め入り、かき回していた台風の目が消えた。当落線上で複数の候補としのぎを削るとみられていただけに「これで決まりか」「松田票はどこへ行くのか」と憶測が飛び交う。松田氏の前回得票8400余票の行方が焦点だ。

 佐々町議からくら替えし、図らずも北松浦郡唯一の候補となった北村氏は、松田氏の会見から2日後の9日、自民党佐々支部へ推薦願を出し、自民支持層の取り込みに動いた。企業へのあいさつ回りや街頭演説で「若さと行動力」を訴え、無党派層への浸透も図る。北村氏は「支持者から『動きやすくなった』という声を聞く」と手応えを語る。

 また、前回は佐世保市区で最下位当選の末次氏。陣営幹部は松田氏不出馬について「うちにはマイナスしかない。振り出しに戻ってしまった」と危機感をあらわにする。2月半ばから県政報告会を頻繁に開き、地域への浸透を図ってきた。当選ラインの上昇が予想されるため、戦略を練り直すという。

 一方、猛烈な逆風にあえぐ民主は、現職2人の議席死守に懸命だ。「いばらの道が続くが、支援態勢の強化を」。2月下旬、佐世保市であった県第4区総支部の定期大会で、総支部長の宮島大典衆院議員が檄(げき)を飛ばした。久野氏は出身の佐世保重工業労組を軸に支持拡大を図る。山田氏は衆院議員で前農相の父正彦氏の支持者のほか、全駐労長崎地区本部など労組の支援を受けて戦う。

 このほか、自民現・元職の宮内、溝口、田中、外間の4氏が活動を活発化させ、票の上積みを図る。公明現職の織田氏、社民現職の吉村氏は共に手堅く基礎票をまとめる。みんなは昨年の参院選に続き中嶋氏を擁立し民主、自民批判の受け皿を目指す。【山下誠吾】

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 ◆佐世保市・北松浦郡(定数9)

 ◇立候補予定者
久野哲   63 民現(1)

山田朋子  38 民現(1)

宮内雪夫  77 自現(10)

田中愛国  66 自現(4)

溝口芙美雄 63 自現(2)

外間雅広  52 自元(1)

織田長   61 公現(3)

吉村庄ニ  71 社現(3)

中嶋徳彦  36 み新

末次精一  48 無現(1)

北村亮樹  40 無新

〔長崎版〕

2071チバQ:2011/03/13(日) 20:07:01
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110313ddlk42010293000c.html
激戦区:’11統一選・県議選/4止 南島原市 /長崎
 ◇3氏、水面下の攻防
 「全力フレッシュランナー」ののぼりが立つ後援会事務所。パイプ椅子に座った松島氏は県議選のテーマを三つ挙げてみせた。「脱組織、世代交代、脱オヤジ、ですね」

 前の二つは、建設業界を軸に組織を固める中島氏と、6期目の議長、末吉氏を意識したもの。三つ目は、前南島原市長の実父、世佳(つぐよし)氏と違うカラーを出す、という意味だ。

 定数2に3人が挑む南島原市区。昨年4月の市長選のしこりも残り、前哨戦は激しさを増す。

 前市長の下、前回選で史上最年少でトップ当選した松島氏。ところがその市長選で、世佳氏は元有家町長の藤原米幸氏に大差で敗れた。「父は集会に動員をかけたが、上滑りした。自分はドブ板選挙をしたい」。ミニ集会に加え、国道沿いで朝の辻立ちを始めた。

 松島氏のライバルとして登場したのは、世佳氏の市長選や前回県議選で松島氏を支援した中島氏。合併前の旧加津佐町議を1期務め、後は家業の建設業に専念していた。「現職は2人とも旧有家町出身。他の地域の声が届かない、住民の声を聞かない、と批判があった。ならば私が出ようと」

 口加高で高校総体四百メートルリレーに出場。今も母校でトレーニングし、百メートル走で市の「40〜44歳」の記録を持つ。スポーツ振興を訴える。「末吉さんは力がある。市民感情として議席に残さないかん」。照準を松島氏に合わせる。

 競り合う2人から置き去りにされないよう警戒するのは末吉氏だ。「(2人は)どっちが上がっても、よか県議になる。しかしまだ評価のしようがない」と実績不足を指摘する。三つどもえの市長選で支援候補は3位に沈んだが「影響はない」と強気だ。「人口減少が続く中、藤原市長がやろうとする学校給食無料化は市民を元気にする。市の施策に加勢すっとが仕事になる」。藤原市長への歩み寄りの姿勢も見せる。

 だが、市長支持者は自主投票。水面下の攻防に拍車を掛けている。【古賀亮至】(おわり)

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 ◆南島原市(定数2)

 ◇立候補予定者
末吉光徳 64 自現(6)

松島完  31 無現(1)

中島浩介 44 無新

〔長崎版〕

2072チバQ:2011/03/15(火) 23:47:03
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001103150001
原発事故、市民投票見送りに波及
2011年03月15日

  福島第一原子力発電所の事故の衝撃は、串間市の野辺修光市長が4月10日投開票で準備を進めていた原発立地の賛否を問う市民投票を「見送り」に追い込んだ。野辺市長が昨年7月の市長選で市民投票を公約に掲げて返り咲いてから約8カ月。「なぜ今さら市民投票か」といぶかる声もあった市民投票は、国の原発政策を揺るがしかねない事態の中、とりあえずの幕引きを迎えた。
  野辺市長は14日午後、臨時記者会見を開き、「原発は安全性が絶対条件だが、実施は市民の理解を得られない。不安と混乱を招きかねない」と、午前中の市議会全員協議会と同様の説明をした。ただ表現は「中止」「断念」ではなく、あくまでも「見送り」。報道陣から「任期中の実施の可能性は?」と繰り返し問われると、「分かりませんて、それは」と憮然(ぶ・ぜん)とした表情を見せた。だが、今後の実施の可能性については最後まで否定せず、市民投票条例そのものの廃止についても「その考えはない」と明言した。
  串間商工会議所など立地賛成の団体でつくる串間原電推進協議会(会長=矢野貞次・串間商工会議所会頭)。市民投票見送りを受け、報道陣からの問い合わせが相次いだが取材には応じず、矢野会長(67)名でA4の紙1枚を市を通じて出した。横書きに4行で「協議の結果、立地推進活動の中止を決定した」とのことだった。
  推進派の森光昭市議(無所属)は「国は福島原発の事故を教訓に、これから新設する原発は耐震度を見直すはず。今後できる原発は、何十年も前にできた福島原発と同じものではなく、安全なはずだ」としながらも、「市民が冷静に投票できる状況ではない。投票実施見送りは良い決断だ」と話した。
  一方、立地反対の串間反原発市民投票対策本部(共同代表4人)は14日朝、市長が見送りを表明する前に、市に投票中止を申し入れていた。共同代表の一人、山下芳数さん(50)は「投票見送りは歓迎する。原発の安全神話は崩れた。国が耐震強度の強い原発をつくってもさらに大きな地震が起きる可能性はある」と話した。
  反対派の児玉征威市議(共産)は「立地打診がない状態での市民投票は、そもそもおかしな話だった。市民投票の見送りは当然のこと。間違った公約は見直す勇気が必要だ」と強調した。

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2073チバQ:2011/03/17(木) 20:00:43
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110308/20110308_0001.shtml
佐賀県【激突の構図 2011年県議選】<1>佐賀市・全市1区で定数1減 三養基郡・現元新の三つどもえ
2011年03月08日 15:20  4月1日の県議選告示まで3週間余り。従来の14選挙区、定数41が今回、13選挙区、定数38に見直された。これまでに現職31人、元職2人、新人21人が立候補を表明、激しい前哨戦を繰り広げている。政権交代後、初の県議選。地方分権の時代を迎え、県議会の役割もかつてないほど問われている。各選挙区の「激突の構図」を紹介する。

 ●佐賀市 全市1区で定数1減 各党擁立で少数激戦

 2度の合併を経て、福岡県境の山間部から有明海沿岸まで市域が広がった佐賀市。今回初めて川副、久保田、東与賀の旧3町が加わり、前回までの佐賀郡選挙区は廃止された。全市域が一つの選挙区で、定数は前回(佐賀市10、佐賀郡2)から1減の11となった。

 現職8人、新人5人の計13人が立候補の準備を進めており、県内で唯一、民主、自民、公明、共産、社民の主要政党の候補者が激突する。立候補予定者の地盤は旧市内7人、旧郡部6人。選挙区が広がり有権者が増えた一方で、定数は削減されたことから、当選ラインの上昇が予想され、多くの陣営が「1万票以上」を目標に据える。地盤を越えた集票が必要で、激戦の様相を見せている。

 民主は、現職藤崎に加え、新人江口を擁立。ともに連合佐賀の推薦を受け、労組票のすみ分けを狙う。前回民主推薦で当選し、今回引退する太田記代子の支持票の取り込みもにらむ。旧佐賀市を中心とした衆院1区は県連代表の前総務相原口一博のお膝元でもあり、県連は2議席獲得を目指す。

 自民は現職、新人の6人を公認。旧市内が地盤の原口義己、吉田欣也、岩田和親が不出馬を表明しており、「票の流れが大きく変わる」と各陣営。郡部出身の篠塚、留守、古賀善は、有権者が多い旧市内への攻勢を強める。現職で唯一、旧市内が地盤の木原は5期目を目指し、足場固めに懸命。新人の古賀陽は地元の自治会協議会の推薦を取り付け、若さを売りに無党派層への浸透も図る。新人の川崎は、県議空白地の旧諸富町から議席をうかがう。

 公明の伊藤は精力的に集会を開き、支持組織の引き締めに力を入れる。前回トップ当選した共産の武藤はミニ集会を重ね、票の上積みを狙う。自治労の全面支援を受ける社民の徳光は支持拡大が焦点。無所属の合瀬は組織の推薦は受けずに草の根活動を展開。同じく畑瀬も「脱既成政党」のスタンスで浸透を目指す。

 ●佐賀市

            (定数11―13)
藤崎輝樹 40 党県総務会長 民現(1)
篠塚周城 61 書店組合顧問 自現(6)
留守茂幸 63 県議会議長  自現(5)
木原奉文 57 党県幹事長  自現(4)
古賀善行 65 元町助役   自現(1)
伊藤豊 61 党県代表   公現(3)
武藤明美 63 党県副委員長 共現(4)
徳光清孝 53 党県幹事長  社現(1)
江口善紀 43 元議員秘書  民新
川崎常博 44 自営業    自新
古賀陽三 33 元議員秘書  自新
合瀬博俊 40 会社役員   無新
畑瀬房次 54 農業     無新

2074チバQ:2011/03/17(木) 20:00:54
 ●三養基郡 現元新の三つどもえ 民主票と上峰票焦点

 みやき、上峰、基山の3町で構成される選挙区は、定数が3から2に削減された。現職、元職、新人の3人が出馬を予定している。

 県議会議長を務めた父の地盤を継ぎ、前回トップ当選した自民の宮原は、支援者へのあいさつ回りを精力的にこなす。地元の旧北茂安町に加え、旧三根町や上峰町への浸透を図る。

 旧中原町を地盤とする元職の石丸は、自民公認で返り咲きを狙う。初当選した8年前と同様、JR駅前での朝立ちを再開したほか、今後、出身地の上峰町で票の掘り起こしにも力を入れる。

 新興住宅地が多い基山町からは、新人服巻が無所属で挑戦する。今期限りで引退する自民現職の堀田一治を後援会顧問に迎えた。既に町内6千世帯を一巡し、町外にも活動を広げる。

 堀田とともに民主現職の末安善徳も引退。後継候補の擁立が難航した民主は“不戦敗”で、民主支持層の行方と、候補者がいない上峰町の有権者の動向が注目される。

 ●三養基郡

              (定数2―3)
宮原真一 41 農業     自現(1)
石丸元章 46 会社員    自元(1)
服巻稔幸 40 建築会社社長 無新

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。

 (敬称略)


=2011/03/08付 西日本新聞朝刊=

2075チバQ:2011/03/17(木) 20:01:47
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110310/20110310_0001.shtml
【激突の構図 2011年県議選】<2>鳥栖市・県内屈指の注目区 神埼市・郡・2現職に新人再挑戦
2011年03月10日 16:14  ●鳥栖市 県内屈指の注目区 社民牙城に民主挑む
 
 社会党時代を含め社民が1955年から通算13期、52年にわたり議席を守り続ける「牙城」。今期限りで引退する現職の後継候補として新人を擁立したが、県議会で統一会派を組む民主が初参戦。自民と無所属の2人の現職も引き続き意欲を見せており、定数3に4人がしのぎを削る県内屈指の注目区となった。

 社民山口の後援会長には、4期で県政界を退く牛嶋博明が就いた。前回牛嶋はトップ当選。自治労など労組とのつながりに加え、長年の政治歴で培った人脈も生かし、今も国労闘争団員で政治経験ゼロの山口を支える。

 鳥栖市議長を務めた民主新人の原は1月下旬、出馬を決意した。ただ、市議辞職に伴う補選で後継の民主候補が大敗し、危機感は強い。出身のJR労組を中心に組織固めを急ぎ、市議6期の実績もアピールする考え。

 3選を目指す自民の指山は、県私立幼稚園PTA連合会長を務め、市内の幼稚園や保育園関係者の支援を受ける。地元商店街や建設業界にも食い込んでおり、つじ立ちやあいさつ回りなども地道に続ける。

 無所属の向門は、2月の市長選で橋本康志の再選の原動力となった地元有力企業が支援する見込み。小学校区単位で県政報告会を積み重ねているほか、議員活動を紹介するチラシも配布し、支持拡大につなげる。

 鳥栖市は福岡都市圏のベッドタウンとして人口増が続いている。有権者の入れ替わりも激しく、各陣営とも無党派層を視野に入れた選挙戦術の構築を検討している。

 このほか、1陣営が7日の立候補予定者説明会に出席した。

 ●鳥栖市

              (定数3―4)
指山清範 45 幼PTA会長 自現(2)
向門慶人 40 元鳥栖市議  無現(1)
原康彦 56 元鳥栖市議長 民新
山口認 58 党県副幹事長 社新

 ●神埼市・郡 2現職に新人再挑戦 吉野ケ里町の票 鍵に

 民主内川と自民石井の現職2人に、前回72票差で落選した無所属新人の八谷が再び挑む構図。

 旧千代田町長の内川は民主県連幹事長。党の支持率が落ち込む中、県連は「絶対に負けられない選挙区」(幹部)と位置付ける。前回、出馬した自民候補(落選)と地域を二分する戦いを繰り広げたため、地元の票固めに奔走。「逆風を嘆いても始まらない」とミニ集会などを黙々とこなす。

 石井は昨年7月の参院選直後から、幹線道路などで定期的につじ立ちを実施。「党への追い風をつかむ」と県連幹部。地盤の旧神崎町の商工会をはじめ、小中高の同窓生人脈も活用する。前回、小差でかわした八谷の出馬に警戒感を抱き、旧千代田町や吉野ケ里町の集票にも力を入れる方針。

 再挑戦の八谷は、自民に加え、県農政協議会の推薦を獲得。1月下旬から選挙区内のJA支所で精力的に集会を重ね、農業政策を中心に訴えている。「現職に挑む壁は高い」と、小まめな支持者回りやつじ立ちを欠かさず、県職員時代の人脈も生かして支持拡大に努める考えだ。

 今のところ吉野ケ里町を地盤とする候補者はおらず、同町を舞台にした「票の争奪戦」も注目される。

 ●神埼市・郡

              (定数2―3)
内川修治 58 党県幹事長  民現(1)
石井久起 59 旧神埼町議  自現(1)
八谷克幸 61 元県副本部長 無新

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。

 (敬称略)


=2011/03/10付 西日本新聞朝刊=

2076チバQ:2011/03/17(木) 20:02:37
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110311/20110311_0002.shtml
【激突の構図 2011年県議選】<3>唐津市・東松浦郡・定数1減の6に10人 西松浦郡・現職のみが出馬表明
2011年03月11日 20:49  ●唐津市・東松浦郡 定数1減の6に10人 票読めない激戦区に
 
 定数1減の6に現職5人、新人5人が名乗りを上げた県内屈指の激戦区。各陣営とも「混戦模様で票の流れが全く読めない」と、危機感を強めている。

 現職は全員、県農政協議会の推薦を受けた。6選を目指す無所属の宮崎は長年の実績を強調し、農漁協や建設業界への浸透を図る。県政報告会も欠かさず、小まめなミニ集会を通して後援会組織を広げる。

 自民現職では、峰が市議時代(2期)の人脈を生かし、旧唐津市を中心に商業者や青壮年層にアピール。ただ旧郡部では知名度が低く、票の掘り起こしを急ぐ構え。前回トップ当選の桃崎は地元の旧浜玉町や旧七山村を精力的に回り、足場固めに余念がない。商工団体の推薦も取り付け、有権者が多い旧市内への浸透をうかがう。

 2期目を目指す大場は、前回推薦が得られなかった地元の鏡地区をほぼまとめ、後援会組織を強化。地元衆院議員の事務所長を務めた経歴も生かし、独自人脈も駆使する。玄海町を含む上場地区が地盤の田崎は集会に積極的に顔を出して地域振興を訴える。九州電力玄海原発の「従業員票」にも期待を寄せるが、連合佐賀推薦の民主新人宮地と“競合”しており、警戒感を隠せない。

 宮地は九電労組出身の唐津市議の支援を受け、他労組の支持も取り付ける構え。長年、地域おこし活動に携わっており、離島も含めた票の掘り起こしを視野に入れる。自民新人の米倉は引退する現職楢崎近の後継。県農政協や高校同窓会の推薦を受け、地元の旧相知町のほか旧郡部を中心に地盤を固めつつ、元市議の知名度で旧市内にも攻勢をかける。

 旧北波多村議の共産山口は3度目の挑戦。市中心部を拠点に街頭演説や集会をこなす。プルサーマルや環太平洋連携協定(TPP)への反対姿勢を鮮明にする。無所属の林は税理士事務所などで勤めた経歴をPRし、県財政の健全化を訴える。主に同級生が支援。旧市内に加え、知人が多い旧相知町、旧厳木町で精力的にあいさつ回りを続ける。旧大島邸(唐津市)の保存運動に携わった山崎も無所属で挑戦。反プルサーマルを掲げ、知人や同窓生を頼りに草の根活動を展開し、無党派層の取り込みを狙う。

 長年、複数の自民候補が当選してきた保守地盤。民主が初めて候補を擁立したほか、市民運動出身の増本亨が任期途中で死去したこともあり、「反保守票」の行方も焦点になっている。

 ●唐津市・東松浦郡

             (定数6―10)
峰達郎 50 薬剤師    自現(2)
桃崎峰人 61 農業     自現(2)
大場芳博 61 党県副幹事長 自現(1)
田崎信幸 56 農業     自現(1)
宮崎泰茂 68 農業     無現(5)
宮地昭博 51 会社社長   民新
米倉幸久 63 党支部幹事長 自新
山口勝弘 55 党県政策委長 共新
林正樹 62 会社役員   無新
山崎久美子 58 ピアノ講師  無新

 ●西松浦郡 現職のみが出馬表明 無投票再選の公算大

 自民現職の原田が再選を目指し立候補を表明している。

 今のところ、ほかに出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 原田が昨年秋から開いてきた県政報告会には地元町議も同行。地域の会合にも頻繁に出席し、地盤固めを続けてきた。

 ●西松浦郡

             (定数1―1)
原田寿雄 54 元会社役員  自現(1)

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。

 (敬称略)


=2011/03/11付 西日本新聞朝刊=

2077チバQ:2011/03/17(木) 20:03:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110312/20110312_0001.shtml
【激突の構図 2011年県議選】<4>小城市 杵島郡 多久市
2011年03月12日 15:17  ●小城市 “苦肉の策”で自主投票 農業票の行方に注目

 前々回から2回連続で、自民現職の伊東と藤木が無投票で議席を分け合ってきた。今回は2人に加え、新人で元小城市議の三根が無所属で立候補する構えを見せており、12年ぶりの選挙戦となる見通し。

 伊東、藤木ともに出身地は旧三日月町だが、伊東は旧芦刈町の漁業者に強く、藤木は旧牛津町を中心に農家から支持を集めてきた。伊東も藤木も支援者回りに余念がない。割って入る形の三根は旧小城町出身。JAさが小城地区生産組合協議会会長を務めており、農業関係者へのアプローチに走る。

 県農政協議会はこれまで伊東と藤木を推薦してきたが、JA幹部の三根が参戦するため、2人の推薦を見送った。「三根は身内の候補だが、伊東、藤木との関係も無視できない」と農政協幹部。“苦肉の策”で自主投票に落ち着いたが、農業票の行方が注目される。

 ●小城市             (定数2−3)
伊東猛彦49福祉法人役員 自現(4)
藤木卓一郎43農業     自現(3)
三根実54生産組合長  無新

 ●杵島郡 地盤重なり激戦模様 定数2に4人しのぎ

 江北、白石、大町の3町で構成される選挙区の定数は2。これまでに現職1人と新人3人が立候補を表明。それぞれ地盤が重なっており、激しい選挙戦が予想される。

 自民現職の石倉と無所属新人の三苫は前回、江北町を舞台にしのぎを削った。石倉は「2期8年の実績」を前面に打ち出し、建設業界や農家に浸透を図る。前回苦戦した白石町に切り込む戦術も描く。

 4年前に296票差で石倉に競り負けた三苫は3回目の挑戦。江北町婦人会長の肩書をフル活用するほか、今回は民主の推薦も得て、支持拡大に努める構え。

 選挙区の有権者数は約3万5千人で、白石町が6割を占める。3期務めた稲富康平が同町で強固な基盤を築いてきたが、今期限りで引退。稲富の後継者として自民は前白石町議の定松を擁立した。出身地の旧有明町を軸に農業・漁業層への食い込みを目指す。

 無所属新人の三根も白石町が地盤。県武雄土木事務所長など「土木畑」を歩んだ人脈から建設業に強みを持つ。候補者がいない大町町では4人が入り乱れそうだ。

 ●杵島郡             (定数2−4)
石倉秀郷61元体協理事長 自現(2)
定松一生53前白石町議  自新 
三苫紀美子65県婦人会長  無新 
三根建一60元県職員   無新

 ●多久市 8年ぶりの選挙戦に 現職と新人一騎打ち

 自民公認の福島は12年前に市議から転身し、三つどもえの選挙戦を制し初当選。前々回は共産との一騎打ち、前回は無投票と着実に地歩を固めてきた。今回は多久市議会の「非自民グループ」から市議の野田が無所属で名乗りを上げた。同年齢2人による8年ぶりの選挙戦となる見込み。

 福島は林業・農業や商工会、地元企業など幅広い支持を集める。野田は小まめなミニ集会を積み重ねている。

 ●多久市             (定数1−2)
福島光洋54森林組合会長 自現(3)
野田勝人54社会教育委員 無新

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。

(敬称略)


=2011/03/12付 西日本新聞朝刊=

2078チバQ:2011/03/17(木) 20:04:44

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110314/20110314_0001.shtml
【激突の構図 2011年県議選】<最終回>伊万里市 武雄市 鹿島市・藤津郡 嬉野市
2011年03月14日 16:43  ●同じ顔ぶれ4人挑む 8000票目指して激戦 伊万里市
 
 定数3に現職3人と元職1人が挑む。4人とも元伊万里市議で前回と同じ顔ぶれだが、元職を民主が公認したことから、自民現職3人は民主票の動向に神経をとがらせている。

 4期目を目指す竹内は主地盤の市中心部で商工業者の支持固めを急いでいる。同じく4選を視野に入れる中倉は工業団地が多い市西部を中心に浸透を図る。農村部の市東部は岡口の地盤。4年前は無所属で初当選し、今回は自民の公認を得た。

 前回、自民現職で落選した松尾は民主公認で返り咲きを目指す。元教員の経歴から教え子を中心にした草の根活動に加え、労組票の上積みを狙っている。

 現職3人によってすみ分けされた地盤に、初めて候補を擁立した民主が切り込む構図。各陣営とも当選ラインを「8千票」と予想する。

 ●伊万里市

              (定数3−4)
竹内和教 62 党県副幹事長 自現(3)
中倉政義 61 史跡顕彰会長 自現(3)
岡口重文 55 市陸協副会長 自現(1)
松尾真介 52 元教員    民元(1)

 ●現職2人、新人1人が表明 8年ぶりの選挙戦に 武雄市

 定数2に対し、現職2人、新人1人が立候補表明。前回は無投票だったが、民主が武雄市で初めて候補者を擁立したことから8年ぶりの選挙戦となりそう。

 自民現職の石丸は、武雄杵島地区医師会などの推薦を受け、地域の集会にも積極的に足を運ぶ。自民現職の稲富は、地縁血縁を絡めて浸透を急ぐ。民主新人の青木は自転車遊説に力を入れ、草の根活動を徹底する。

 出直し市長選に発展し、市を二分した市立病院民営化問題のしこりが、選挙戦にどう影響するかも焦点だ。

 ●武雄市

              (定数2─3)
石丸博 65 福祉法人役員 自現(4)
稲富正敏 63 建材販売業  自現(3)
青木一功 35 医療法人役員 民新

 ●定数2に3人が挑む 民主が推薦で初参戦 鹿島市・藤津郡

 定数2に対し、自民現職2人と民主推薦の無所属新人1人が争う見通し。民主の“参戦”は今回が初めてで、新たな構図で票の奪い合いとなりそうだ。

 鹿島市が地盤の土井は、商議所、農協、漁協など幅広い支持を集める。「鹿島ガタリンピック」を主催する市民団体代表を務めた人脈を生かした支持者回りを続ける。

 前回新人ながらトップ当選した坂口は太良町が地盤。有明海のノリ養殖業者やタイラギ漁師から強固な支持を受ける。地域の会合に小まめに顔を出している。

 松田は、地場大手の祐徳バスの元社員で、鹿島市議も務めた。元市長の桑原允彦が支援。民主の推薦を受けたことから、労組などが精力的に動いている。

 2009年衆院選と10年参院選で、鹿島市の比例代表の得票は民主が自民を上回っている。同市の票の行方が当落に直結する可能性がある。

 ●鹿島市・藤津郡

              (定数2−3)
土井敏行 57 信用組合理事 自現(2)
坂口祐樹 40 町商工会役員 自現(1)
松田義太 37 少年補導員  無新 

 ●5選目指す現職のみ 3回連続無投票か 嬉野市

 5選を目指す石井以外に立候補の動きはなく、旧藤津郡選挙区時代も含めて、3回連続での無投票となる見込み。

 ●嬉野市

              (定数1−1)
石井秀夫 63 党県副会長  自現(4)

    ×      ×

 立候補予定者は現、元、新の順。党派は衆院勢力順。党派が同じ場合は当選回数順。その他は五十音順。氏名の後は年齢、代表的な肩書。丸囲みの数字は当選回数。
(敬称略)


=2011/03/14付 西日本新聞朝刊=

2079チバQ:2011/03/17(木) 20:06:39
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/oita/20110306/20110306_0002.shtml
【県議選の構図 16選挙区情勢】<上>表明13人まだ動きも・大分市 現新7人争う激戦区・別府市
2011年03月08日 15:22  ■2011統一地方選・大分■

 県議選(定数44)の告示(4月1日)まで、残り1カ月を切った。今のところ、立候補表明したのは59人。前回の2007年より10人減っており、少数激戦となりそうだ。4月10日の投開票日に向け、立候補予定者がしのぎを削る16選挙区の構図と情勢を紹介する。

 ●大分市

 (定数13−13)
 首藤 隆憲 63 民現1
 阿部英仁 62 自現5
 麻生栄作 49 自現3
 渕健児 70 自現3
 河野成司 53 公現1
 堤栄三 54 共現2
 平岩純子 56 無現2
 油布勝秀 60 自元1
 小嶋秀行 56 民新
 藤田正道 48 民新
 吉岡美智子 57 公新
 守永信幸 48 社新
 竹内小代美 65 無新

 今のところ立候補を表明しているのは、定数と同数の13人。これまで無投票となったことはないが、今回は立候補の動きは低調だ。ただ、新たな立候補表明や候補擁立の動きもあり、まだ構図は固まっていない。

 民主党は、市職労出身で現職の首藤を公認したほか、引退した現職の後継に九電労組出身の藤田を擁立。党県連幹事長の小嶋も市議からくら替えした。4人目の擁立もうかがう強気の姿勢で、現有2議席以上を目指す。

 自民党は現有4議席の上積みを狙ったが、現職4人のうち県議長の安部省祐が県議選への不出馬を決めた。阿部が市中心部、麻生が西部、渕が東部の地盤固めを進めており、元職の油布も農業者らの支援を得て返り咲きを狙う。

 公明は党県本部代表の竹中万寿夫が引退。現職の河野、新人で市議の吉岡が立候補する。現有2議席を守るため、市を東西に分けて浸透を図る。

 共産は現職の堤が1議席死守を狙う。

 社民は、県教組を支持母体とする現職の平岩を推薦。昨年の参院選比例代表で初当選した吉田忠智の後継として、県職労出身の守永を公認。党県連合代表の内田淳一の引退に伴い、元高校教諭の竹内を推薦した。


 ●別府市

 (定数5−7)
 佐藤博章 67 民現2
 牧野浩朗 59 自現7
 荒金信生 65 自現6
 嶋幸一 45 自現1
 戸高賢史 40 公新
 福田公子 35 共新
 原田孝司 51 無新

 現新7人が争う激戦区。前回擁立を見送った社民は推薦候補で議席を奪還し、同一会派の民主と合わせ1増を狙う。自民、公明は現有維持。共産も議席奪還をうかがう。

 民主は現職佐藤を擁立したが、前回まで支援を受けた社民が推薦候補支援に回った。

 自民は現職3人を公認。牧野がホテル業界関係者に浸透しており、荒金は手厚い後援会組織がフル回転。嶋は地盤の市北部地区を固めている。

 公明は、引退する現職伊藤敏幸に代わり、新人戸高が初挑戦。4月17日告示の市議選とも連携していく戦略だ。

 共産は新人の福田を公認、議席奪回を目指す。市議とともに活動し、票の掘り起こしを狙う。

 社民は推薦候補として市議の新人原田を支援する。労組を中心に組織票固めに懸命だ。

 ●中津市

 (定数3−4)
 大友一夫 64 自現3
 毛利正徳 51 自現1
 吉冨幸吉 61 無現2
 馬場林 57 無新

 自民現職2人は議席維持を目指し、前回は民主公認の現職が無所属で3選を期す。社民推薦の新人は、前回失った議席の奪還を狙う。

 前回トップ当選だった自民現職の大友は、地元の旧三光村など旧郡部の地盤を固める。高校の同級生などを通じて旧市部でも支持拡大を図る。

 自民現職の毛利はミニ集会を重ね、市議時代からの支持者を中心に浸透を図る。元衆院議員秘書の人脈を生かし、旧郡部への食い込みも狙う。

 現職の吉冨は民主への公認申請を取り下げ、無所属で立候補する。個人後援会と、経営する青果市場の関係者を軸に支持を広げる。

 社民推薦の新人の馬場は県教組出身で、市議から転身。平和運動センターと連合大分の推薦を受け、中学教諭時代の教え子の支持も広げる。

    ×      ×

 (注)文中敬称略。立候補予定者は氏名、年齢、所属、現元新別、当選回数。並びの優先は(1)現元新(2)政党公認(衆院勢力順)、無所属(3)当選回数(4)五十音−の順。


=2011/03/06付 西日本新聞朝刊=

2080チバQ:2011/03/17(木) 20:08:37
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/oita/20110308/20110308_0001.shtml
【県議選の構図 16選挙区情勢】<中>5人が名乗り激戦に・日田市 「自民系」が一騎打ち・竹田市
2011年03月08日 16:24  ■2011統一地方選・大分■

 ●日田市

 (定数3−5)
桜木博 72 自現2
井上伸史 64 無現3
酒井喜親 63 無現1
財津さやか 36 無新
杉野義光 67 無新

 自民系の現職2人と社民系の現職1人に、民主推薦の元市議と、元市議会議長の無所属2新人が挑む激戦となっている。

 自民現職の桜木は、唯一の党公認候補。後援会のほか、自衛隊OBの経歴を前面に出し支持を固める。自民系市議の支援も受け、旧市部の周辺にも浸透を図っている。

 前回の県議選で自民公認を受け、1万6322票でトップ当選した井上は、今回は自民推薦として無所属で出馬する。出身の旧郡部などで支持を求めている。

 社民の推薦を受ける現職の酒井は、市職員労組など各労働組合の組織力を背景に活動を展開。旧市部の支持者や知人を頼りに票の掘り起こしを図っている。

 民主の推薦を受け市議から転身を目指す無所属新人の財津は、街頭演説や集会を重ねている。唯一の女性で30代であることから、若年層や女性への支持拡大を目指す。

 元市職員、元市議会議長で無所属新人の杉野は、政党の推薦を受けず小まめに地域を回る。ミニ集会を重ねながら、旧市部を中心に出身の郡部にも食い込みを図る。

 ●佐伯市

 (定数3−3)
田中利明 59 自現3
御手洗吉生 64 自現2
深津栄一 62 社現1

 自民現職の田中、御手洗の2人と、社民現職の深津のほかに立候補の動きがなく、無投票となる公算が大きい。前回は6人が立候補する激戦となったが、新人が1人も名乗りを上げなかった。民主が候補擁立に動いたが、断念した。

 ●臼杵市

 (定数2−3)
志村学 65 自現4
久原和弘 64 社現4
芝崎祐治 59 無新

 5選を目指す自民と社民の現職2人に対し、学習塾経営の無所属新人が挑む。

 自民現職の志村は校区単位の県政報告会を約30回重ね、実績をアピール。自治会などの推薦を受け、地盤の旧市部で浸透を図る。前回から選挙区に編入された旧野津町でも集会を開き、保守層の取り込みに動く。

 社民現職の久原は大分市から選挙区を替えてから2度目の選挙。出身地の旧野津町では社民支持者に限らず、幅広く支持を広げる。有権者が多い旧市部にもしょうゆ会社の労組や高校同窓会などを通じて浸透を急ぐ。

 無所属新人の芝崎は、父親の敏夫(故人)が元臼杵市長。市内などで進学塾を経営し、人脈をたどって地道に支持の広がりを狙う。「よみがえれ、臼杵」などとアピールし、現職の批判票の取り込みを図る。

 ●津久見市

 (定数1−1)
古手川正治 54 無新

 すでに立候補を表明している自民推薦の無所属新人のほか、社民市議が今週中にも立候補表明の見通し。新人2人の争いとなりそうだ。

 自民推薦の古手川が、自民党県連会長代行を務める父親の茂樹の引退を受け、後継として立候補を表明。これに対し、市職労出身の社民市議が、社民や民主の推薦を受け、無所属で立候補する方向で検討している。

2081チバQ:2011/03/17(木) 20:08:54

 ●竹田市

 (定数1−2)
土居昌弘 41 無現1
荒巻文夫 64 無新

 自民推薦の現職と、無所属ながら自民党員の新人による一騎打ち。いずれも約60団体から推薦を受けるが、2人そろって推薦する団体も目立つ。保守票を奪い合う激戦となっている。

 現職の土居は、竹田市長になった首藤勝次の県議辞職に伴う2009年の県議補選で、無投票で初当選。再選を目指し名乗りを上げた。市内全域でミニ集会を精力的に開き、すでに2巡目に入った。県商工会議所青年部連合会長を務め、41歳の若さをアピールする。

 新人の荒巻は、合併前の旧市時代から市議を4期務め、09年には市議会議長に就任。告示まで約3カ月となった昨年12月下旬に立候補表明に踏み切った。農業を約30年間営み、カナダに農業移住した経験から、農業団体などへの浸透に力を入れている。

 ●豊後高田市

 (定数1−1)
佐々木敏夫 68 無現6

 現職の佐々木のほかに立候補の動きがなく、無投票の公算が大きい。自民会派に所属するが、幅広い支援を受けるために推薦を申請しなかった。

 ●杵築市

 (定数1−1)
衛藤明和 63 無現1

 前回、自民現職を破って初当選した無所属現職の衛藤のほかに立候補の動きがなく、無投票再選となりそうだ。

    ×      ×

 (注)文中敬称略。立候補予定者は氏名、年齢、所属、現元新別、当選回数。並びの優先は(1)現元新(2)政党公認(衆院勢力順)、無所属(3)当選回数(4)五十音−の順。


=2011/03/07付 西日本新聞朝刊=

2082チバQ:2011/03/17(木) 20:10:23
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/oita/20110308/20110308_0002.shtml
【県議選の構図 16選挙区情勢】<下>6人乱立で激戦区に・宇佐市 前回同様三つどもえ・玖珠郡
2011年03月08日 15:26  ■2011統一地方選・大分■

 ●宇佐市

 (定数3−6)
 末宗秀雄 56 自現2
 元吉俊博 54 自現2
 尾島保彦 58 無新
 高橋宏 58 無新
 中村明美 62 無新
 広岡利公 76 無新

 現職3人のうち、民主党県連副代表の賀来和紘が引退。自民現職2人、市議からの転身を目指す新人4人が名乗りを上げた。6人は、いずれも旧宇佐市が地盤で、3議席をめぐって激戦を繰り広げている。

 自民現職の末宗は、地盤の旧宇佐市東部での動きを活発化。賀来の地元地区にも攻勢をかける。

 自民現職の元吉は、地元の旧宇佐市西部で連日、ミニ集会を開催。引き締めに動いている。

 新人の尾島は、賀来の「後継」で社民の推薦を受けた。立候補表明がずれ込み、挽回に懸命だ。

 新人の高橋は、地域おこし団体が支援。旧安心院、院内町でもつじ立ちし知名度アップを図る。

 新人の中村は、フリースクール開校の経験を生かし、不登校児支援など福祉施策充実を訴える。

 新人の広岡は、旧市時代も含めて市議約28年の実績を強調。是永修治市長の公約実現を掲げる。

 ●豊後大野市

 (定数2−3)
 玉田輝義 48 無現1
 浅野益美 56 自新
 後藤政義 59 無新

 無所属現職、自民新人、無所属新人の3人による少数激戦となっている。合併前の旧7町村のうち、最も有権者が多い旧三重町の票の行方が焦点となりそうだ。

 無所属現職の玉田は、旧三重町職員。元市職労特別執行委員で、前回と同様に市職労の推薦を取り付けた。社民の推薦は受けていない。旧三重町を拠点に支持を広げる。

 自民新人の浅野は、前回トップ当選し、任期中に死去した佐々木哲也の「後任」を強調。自民の公認を前面に打ち出す。旧朝地町出身で、周辺部での浸透も狙う。

 無所属新人の後藤は出身地の旧三重町から大分市役所に通い、昨年、部長で退職。40年の行政経験をアピールする。高校同窓会などを通じ、旧三重町で支持拡大に動く。

 ●由布市

 (定数2−2)
 近藤和義 77 自現3
 江藤清志 73 無現3

 自民現職の近藤、民主と社民の推薦を受ける無所属現職の江藤のほかに立候補の動きがなく、いずれも無投票で4選を果たす可能性が大きい。

2083チバQ:2011/03/19(土) 10:42:48
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110315ddlk44010451000c.html
「政流」どこへ:11統一選/1 既成政党離れ進む /大分
 ◇県議選、立候補敬遠ムードも
 1月末。4月1日告示の県議選(定数44)に立候補を予定する新人は、民主県連の梶原九州男副代表と向き合っていた。「推薦要請はしない」。党員ではないが、「サポーター」として県連に登録しており当初は推薦要請方針を伝えていたが、後援会には各政党の支持者が入り交ざっており、政党色を明確にできない事情があった。これに対し、梶原副代表は「有利に戦えるのなら、一つの方法。まずは当選してもらわないと」と了承した。

 「4期目もと考えたが、勝てない。道を譲る」。民主組織委員長を務める横光克彦衆院議員(大分3区)のおひざ元・宇佐市選挙区。1月中旬、民主現職県議が不出馬を表明した。後任は社民系の新人だ。民主は社民などとの共同会派「県民クラブ」で県議会の第1会派となることを目標に、「定数3の選挙区(中津、日田、佐伯、宇佐)では会派で2人を立てる」と意気込んでいたが、宇佐では社民の基盤が強く、社民の擁立の動きを見た現職が自ら身を引いた。

 政権交代で、党勢が拡大するだろうという皮算用は、政権交代後の逆風で狂った。佐伯でも擁立は難しい情勢だ。政権交代を果たした総選挙後、自民県議の切り崩しも図り、一時は意欲を示した県議もいたが、結果的に1人も転身させられなかった。

 政党の枠組みでの選挙に苦戦するのは民主に限らない。今回の立候補予定者61人中、無所属で立つ予定は30人。前回の69人中33人より高率になった。自民公認も22人から19人に減った。引退現職の後継がいずれも推薦にとどめたほか、前回公認だった党県連役員の県議1人も推薦を希望。この県議は「支持基盤の党員減少も判断の一因」と多くを語らない。

 昨年の参院選比例代表で、県内の有権者は「みんなの党」に5万票近く投じた。民主、自民の各3分の1近くに達する。今回の統一選では大都市圏中心に地域新党も注目されているが、県内ではこうした立候補予定者はいない。

 69人が立った07年県議選と比べ、立候補者自体少なくなりそうだ。無投票当選も前回の1選挙区(国東市・東国東郡)から4選挙区に増える見通しだ。市町村合併で選挙区の枠組みが様変わりした前回の状況とは違うが、おしなべて、立候補を敬遠するムードは否定しがたく、有権者の選択肢は一層狭まる。

 2月末に大分地裁が3620万円の返還を事実上命じた県議の政務調査費問題、教員採用にかかわる口利き疑惑もあり、この4年間、県議会に有権者の厳しい視線が向けられ続けた。政党問わず議員への風あたりが強まる中、民主、自民の関係者とも「政治家になろうという人がいない」と嘆く。既成政党離れ、政治離れが進む中、有権者の中にたまり続ける不満のマグマは、どこに向かうのだろうか。

   ◇   ◇

 今月24日告示の知事選を皮切りに、本県では、統一地方選として県議選、2市長選、6市議選、2町村議選が実施される。県内政治の今を伝える。

2084チバQ:2011/03/19(土) 10:43:17
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110316ddlk44010358000c.html
「政流」どこへ:11統一選/2 国と地方のねじれ /大分
 ◇自民分裂、動かぬ県市連−−別府市長選
 4月17日告示の別府市長選に向け、4選を目指す現職の浜田博市長(72)が市議会で立候補の意向を表明、新人で市議の長野恭紘氏(35)の立候補も取りざたされていた昨年12月10日夕。JR別府駅西口にある岩屋毅衆院議員(53)=自民=の事務所に同市の若手・中堅の企業経営者らが集まった。

 09年の衆院選で、岩屋氏の手足となって活動したメンバーだ。すでに市議会の自民系最大会派「自民党議員団」(12人)は浜田氏支持の色合いを深めていた。経営者らが岩屋氏を訪ねたのは「『それでも俺たちは長野で動く』と告げるためだった」という。

 長野氏は自民系少数会派「新創世会」所属の自民党員。自民県連会長でもある岩屋氏の足下で自民分裂選挙の幕が開いた。

   ◇   ◇

 社民県議出身の浜田氏は、任期を重ねる中で自民党議員団との連携を深めていった。一方、浜田氏の“身内”とも言える社民クラブ(3人)は昨年10月下旬、自民党議員団とともに視察に出かけるなど連携を深めていた。12月議会では自民党議員団から出馬の意志を問う一般質問が出たが、社民クラブ議員は質問しなかった。「すり合わせは終わっている」(数人の市議)からだった。社民県連合が1月15日に推薦を決めたのに続き、自民党議員団は1月17日、全会一致で浜田氏支持を決めた。

 「県連会長としては、自民市連が一本化しない限り、介入などできない」と話していた岩屋氏は動けない。自民市連も市長選の対応を何も決めていない。市議は浜田氏支持派が多数とはいえ、市連の女性部や青年部には長野氏支持者が多く「社民出身の浜田氏を支持する理由が分からない」などと反発もあるからだ。

 浜田氏推薦であれ、長野氏推薦であれ、態度を決めれば市連の分裂につながりかねないという見方もある。結局、岩屋氏は浜田、長野両氏陣営に「激励文」を届けた。同市長選には、元中国管区警察局長の衛藤文一郎氏(66)も立候補を表明し、三つどもえの激戦が予想される。

   ◇   ◇

 党派でまとまる国政と、地方政治のねじれ現象。ある自民県議は「21世紀は政党対政党じゃなく、中央対地方の時代」と言い切る。政権交代後、地方の声を伝える場で、「民主の『地域主権』には乗れない」とにべもない県外国会議員に対し、「地方のためになるものなら、それで良かろうが」と色をなした。

 4年前の県議選直後に誕生した民主と社民の共同会派「県民クラブ」は、社民の政権離脱後も存続している。社民県議は「県議会が国防を判断するわけではなく、国政のような民主との決定的な溝はない」と語る。民主県議は「県議会が県政のチェック機関である以上は、議会一丸となって意見を言わないと、執行部の耳に届かない。本来なら自民、公明、共産も含めた統一大会派でもいい」と、国会でひところ言われていた「大連立」を口にした。

2085チバQ:2011/03/19(土) 10:43:43
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110317ddlk44010631000c.html
「政流」どこへ:11統一選/3 合併自治体、現職の受難 /大分
 ◇財政、地域対立で問題山積
 首長選はかつて「2選目が一番強い」と言われた。最初の4年間は「失政は目立たず、成功は手柄になる」からだった。ところが、竹田市(09年4月市長選)など平成の大合併で誕生した県内の市で2期目を狙った現職候補が次々と敗れる波乱が続いている。

 「少しでも節約した金を次の事業に再投資するつもりで取り組んでほしい」。2月の国東市長選で敗れた現職候補の野田侃生さん(67)は退任の3月3日、市長応接室に集まった部長級職員を前に語りかけ、市庁舎を後にした。厳しい財政事情の中で行財政改革に取り組みながら、道半ばで去る無念さがにじみ出ていた。

 野田さんは、4町合併で誕生した初代市長が収賄容疑で逮捕され辞職した出直し選挙で告示の5日前に立候補を表明。接戦の末、初当選を果たした。

 新市が発足した05年度末の経常収支比率は101・2%。財源に対する人件費など固定的な支出額の割合で、数字が小さいほど自由に使える金が多く、100%を超えると基金取り崩しなどの穴埋めが必要だ。

 人件費の削減などに取り組み、09年度91・7%にまで回復させた。しかし、2選目を狙った市長選では、新人の三河明史さん(62)に3774票もの大差を付けられた。「選挙の取り組みが遅れた」「新人陣営の批判に強く反論しなかった」などと陣営関係者はいくつかの敗因を語る。

 一方で、誰が市長になっていてもかじ取りが難しい、合併市の難しさもあった。4年前の市長選では、旧安岐町在住の元助役が先に立候補を表明。「このままでは本庁舎を含め、何もかも安岐町に持って行かれてしまう」と危機感を持った旧国東町の関係者が野田さんを担ぎ出した。陣営は「選挙で回ってみると旧安岐町の一部には強烈なアレルギーが残っていたようだ」と話す。厳しい財政事情が続く中、大規模公共工事に取り組みにくかったことも響いたのかもしれない。

 ある市議は、「いまや地方は本当に疲弊していて、1期4年が終わった時点で『あと4年だけまかせてみよう』と言える余裕がない。三河さんもよほど頑張らないと、4年後には野田さんと同じ立場に立たされる」。

 ◇ ◇
 05年に5町2村が合併し誕生した豊後大野市。橋本祐輔さん(57)は現職候補を僅差で破り、09年4月に就任した。しかし、就任早々、行財政改革に直面した。

 市全域でのケーブルテレビ事業、公立病院の統合−−と総額約100億円の大型事業を抱える。20年には固定軽費を今より約40億円削減しなければならない。そのため、合併で膨れあがった職員を約530人から390人まで減らす計画だ。さまざまな住民サービス低下が予想される。橋本市長は「予算をかけずにサービス維持は難しい。住民の理解がなければできない」と話す。首長の苦悩は続く。

2086チバQ:2011/03/19(土) 10:44:14
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110318ddlk44010687000c.html
「政流」どこへ:11統一選/4止 県と県都、現職に存在感 /大分
 ◇1区現象手堅さ…問われる「虚心坦懐」
 24日告示の知事選には、3選を目指す無所属現職の広瀬勝貞氏(68)に対し、共産の三重野昇氏(72)、無所属の中山統氏(57)の2新人が挑戦する構図となりそうだ。広瀬氏と現・衆院議員の吉良州司氏(53)=大分1区、民主=の大激戦となった前々回のような熱気は、前回に続いて見られない。

 8年前、通産・経産省事務次官から転身した広瀬氏に対し、商社マン出身の吉良氏は「官から民へ」を旗頭に猛追した。6期24年務めた平松守彦・前知事も旧通産省OB。「後継」と目された広瀬氏だったが、当選後、「このままでは県財政が破たんする」と従来の県政を一変。厳しい行財政改革に乗り出し、箱モノも手掛けず、ようやく危機を脱した。不況の中でも順調に企業誘致し、1月の有効求人倍率も九州7県で最も良い0・62と数字に表れている。九州地方知事会長として、国の出先機関廃止の受け皿となる「九州広域行政機構」も提唱。手堅い仕事師ぶりが定着した。

 ◇ ◇
 その知事選への転身がささやかれていたのが、大分市長の釘宮磐氏(63)だ。昨年12月末、釘宮市長は後援会の幹部ら5、6人を集め、今後の身の振り方を相談した。「知事選に出るべき」という期待の声と、「知事選出馬には時期が遅すぎる」などといった反対の意見があり、意見は割れた。

 結局、釘宮市長は1月21日、3選を目指し4月17日告示の市長選に無所属で立候補することを表明した。ある後援会関係者は「本人も知事選出馬の気がなかったわけではないだろうが、勝つのは厳しい」と明かす。

 その大分市長選には、4年前も候補擁立を断念した自民市連が候補者探しを進めてきた。国政で民主が混乱する今、元民主の国会議員だった釘宮市長に対し独自候補を擁立する「最大のチャンス」のはずだった。しかし、具体的候補をあげることができなかった。ある市議は「自民に魅力がないから」と嘆くが、衆院選でも小選挙区が導入された96年以降の5回、大分市で全敗した。こうした経緯から「釘宮市長に勝つのは難しい」というムードにつながっていった。

 そんな中、10日、自民県議の安部省祐氏(51)=15日、県議辞職、自民離党=が無所属での出馬を表明。安部氏自身「元々市長をやってみたいという思いはあった」。しかし、市連とのすりあわせはこれからだ。共産も候補を擁立する方針だが、候補者はまだ選定中だ。

   ◇   ◇

 「職員に、一方的な指示はしていないが、年齢や経験の差がおごりにならぬよう、よほど自戒しないといけない」。今月9日の県議会本会議。引退する内田淳一議員の「3期目は職員との年齢差も大きくなる。パイプが詰まることがないようにと念ずるが……」との一般質問に、広瀬勝貞知事は神妙な表情で答えた。釘宮市長も3選立候補会見で、かねて「2期8年をめどとしたい」としていたこととの整合性を問われた。

 「虚心坦懐(たんかい)」を保ち続けられるのか、有権者が判断する。=おわり(この連載は祝部幹雄、梅山崇、佐野優、高芝菜穂子が担当しました)

2087チバQ:2011/03/19(土) 19:08:58
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110319-OYT1T00479.htm?from=y10
鳩山邦夫氏の次男の二郎氏、福岡知事選出馬検討




. 4月10日投開票の福岡県知事選に、鳩山邦夫・元総務相(衆院福岡6区)の次男、二郎氏(32)が無所属での立候補を検討していることが分かった。

 二郎氏が立候補すれば、知事選は新人3人による争いとなる見通し。

 二郎氏は邦夫氏の地元・福岡県久留米市を中心に秘書として活動してきた。関係者によると、河村たかし名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」との連携を視野に入れているという。

 知事選にはこれまで、民主、自民、公明、社民、国民新の5党から支持を受ける元内閣広報官・小川洋氏(61)と、共産党の推薦を受ける元北九州市議・田村貴昭氏(49)が立候補を表明している。

(2011年3月19日14時41分 読売新聞)

2088チバQ:2011/03/20(日) 14:41:30
断念はやっ
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110319-OYT1T00693.htm
鳩山邦夫氏の次男、福岡県知事選出馬を断念

 4月10日投開票の福岡県知事選への立候補を検討していた鳩山邦夫・元総務相の次男、二郎氏(32)は19日、同県久留米市で取材に応じ、立候補を断念する意向を明らかにした。

 二郎氏は「既存政党の相乗りに一石を投じたいという思いだったが、経験や準備が不足していた」と述べた。当面、邦夫氏の秘書としての活動を続けるという。

 同知事選には、民主、自民、公明、社民、国民新の5党から支持を受ける元内閣広報官・小川洋氏(61)と、共産党の推薦を受ける元北九州市議・田村貴昭氏(49)が立候補を表明している。

(2011年3月19日20時28分 読売新聞)

2089名無しさん:2011/03/23(水) 22:15:09
相変わらず、大分だけ多い……
http://www5.sdp.or.jp/election/2011/election110401_01.htm

2090名無しさん:2011/03/24(木) 14:22:52
>>2089
元総理のお膝元だからですかね?

2091チバQ:2011/03/25(金) 20:39:40
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001103250003
元県議の記念碑 次々
2011年03月25日

  24日に開通した熊本市植木町と山鹿市菊鹿町を結ぶ鹿本広域農道(約17キロ)。沿道での式典で「佳境創生」と彫られた記念碑が披露された。揮毫(きごう)したのは元県議会議長の古閑三博(こ・が・さん・ぱく)氏(78)=山鹿市菊鹿町=。蒲島郁夫知事とともに名前も刻まれている。農道工事の受注業者から募った寄付で造られたが、これも含め一帯には古閑氏の名が入った碑が少なくとも八つ。負担を求められる業者の一部からは戸惑いの声も漏れるが、古閑氏は「業者側の判断」を強調する。(岩崎生之助)


  古閑氏は県議を8期務め、自民党の県連会長にも就いた実力者。2007年に引退し、現在は、鹿本広域農道の推進協議会顧問や県立装飾古墳館(山鹿市鹿央町)の名誉館長を務める。地元には「三博道路」と呼ばれる林道もあり、「道路整備が進んだのは古閑先生のおかげ」とたたえる人も少なくない。


  鹿本広域農道は、農作物の流通ルート充実などを目的に1993年度に着工。県農村整備課によると、事業費は約130億円で、国、県、市がそれぞれ5、4、1の割合で負担した。県建設業協会関係者の話では、地元では大きな公共事業で、市内外の約60業者がかかわったという。


  24日の式典には、県や山鹿市の幹部、業者ら約70人が出席。記念碑の除幕をした後、古閑氏が出席者に碑文に込めた思いを語った。中嶋憲正市長は「特に古閑三博様に格別の尽力を頂いたことを心から感謝申し上げたい」とあいさつした。


  記念碑の費用負担を求める文書は1月、受注業者のもとに届いた。「厳しい経営環境であることは十分承知」と断った上で、「受注金額の1万分の3くらい」と「相場」も示している。


  寄付に応じたという山鹿市内の業者は「また造るのかと思った。石碑が好きな三博さんの意をくんだのだろうが、もうそんな時代じゃなか。だけど、協力せんと何を言われるか分からんし……」と漏らす。別の業者は「今後を考えると少しはせんならんと思った」として、数万円を振り込んだという。


  一方、文書を出した「発起人一同」に名を連ねる建設会社社長は、「我々が計画を立てて古閑先生に書いてもらうようお願いした」。40社ほどから集めた約150万円をもとに同社の石材部で造ったといい、社長は「あくまでもお願い。嫌なら断ればいい」と語気を強める。


  同様に業者や地区の寄付などで現職時代も含めて建てられた古閑氏の名前や文言が刻まれた記念碑は、山鹿地域の道路や河川、県立装飾古墳館などにもある。


  古閑氏は取材に対し、「頼まれたから撰文(せん・ぶん)(碑文の文言を考えること)と揮毫をした。鹿本広域農道は県議時代に苦労して事業を進めてきた。それを知っていたから依頼されたんだろう。他の記念碑も、自分が『造れ』と言ったものはない。地域のためを思って努力してきたことを、皆さんが評価して下さった結果ではないか」と話した。

2092チバQ:2011/03/25(金) 23:26:39
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001103210003
統一選 広がる波紋 揺れる心
2011年03月22日

 東日本大震災が、間近に迫った県内の統一地方選にも波紋を呼び起こしている。今月24日告示の知事選を前に計画されていた公開討論会が中止になったほか、県議選では立候補予定を撤回する人も出た。知事選や県議選は、県民の意見を県政に反映させる大切な機会。立候補予定者からは「延期してほしかった」との声も漏れる。


◇知事選候補予定者 「延期してほしかった」
 「正直言って延期してほしい」。知事選で3選を目指す古川康氏(52)は、告示に向けた18日のインタビューでそう語った。「(告示後の選挙運動に)全力投球するのが有権者への礼儀だが、(震災後の公務で)中途半端になってしまう不安がある。本当は、選挙と被災者対策にそれぞれ集中できる環境をつくってほしかった」
 震災発生の2日後に予定していた自らのマニフェスト発表会も延期し、「安全・安心」を前面に打ち出すよう見直しを進めている。「訴え方や名前の連呼も、地域での反応を見ながらやる部分が出てくると思う」と、告示後の活動の手法を模索している。
 統一地方選延期の臨時特例法について、被災地だけではなく、全国規模での延期を主張した共産党公認の県委員長、平林正勝氏(63)も、4月投開票に否定的だ。「今も食料や医薬品が足りない被災者がいて、日本が総力を挙げる時。県民も刻々と変化する現地の様子を心配する中、果たして県政の今後4年間の選択ができるのか」
 しかし知事選の実施が決まった以上、「立候補しないと現在の県政を認めることになる」と平林氏。玄海原発でのプルサーマル発電の停止など「県民の安心・安全」を最優先に訴えるつもりだが、「当初一番に訴える予定だった雇用や医療の問題を、どう訴えていくか考えている」とも話す。
 18日に予定されていた青年会議所主催の公開討論会は中止に。平林氏は「県民感情に配慮しながら、十分な政策論戦を保障すべきだ」と、別途、討論会を実施するように県選管に要望した。


◇県議選、運動自粛検討始める会派も
 一方、4月1日に告示される県議選では、佐賀市選挙区で無所属での立候補を予定していた新顔の男性(54)が、今回は見送ることを明らかにした。理由は被災地でのボランティアに参加するためという。すでにミニ集会を開くなどしていたが、「今は選挙を優先できない。被災地の受け入れ条件が整うまでボランティア活動の準備をする」。
 福岡や鹿児島などの県議会で選挙運動の一部自粛の動きが出る中、佐賀県議会でも検討を始める会派が出てきた。
 自民党は23日の議員団総会で震災を受けての選挙活動の在り方について意見を出し合い、対応を申し合わせる予定。党県連幹事長の木原奉文県議は「他県で決まったように、朝夜に時間を区切りマイクを使った街頭演説を自粛するのが良いのかどうか、話し合いたい」という。
 民主・社民系会派の「県民ネットワーク」も対応を協議。議会で選挙運動の自粛などを申し合わせる場合には、「個人演説会の呼び込みや最終日の『マイク納め』などを除き、朝夕各2時間ずつはマイクや拡声機の使用を自粛する」といった方針を確認した。
 公明党県本部は、県議選や市議選といった統一地方選を控えた議員に「当面の議会報告会の自粛」を指示したという。告示後の選挙運動について、県本部代表の伊藤豊県議は「当然配慮していかなければならず、今後の状況に応じて対応していきたい」と話した。
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2093チバQ:2011/03/25(金) 23:27:23
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県議選の構図(1)
2011年03月19日

 統一地方選前半戦の県議選は、4月1日の告示まで2週間を切った。4年前の前回選挙後、さらに進んだ市町合併により、今回から選挙区数は一つ減って16になる。立候補が予想される顔ぶれと選挙戦の構図を紹介する。(敬称略)


■長崎市 県内最多18人名乗り


 県内16選挙区で最多の18人が名乗りを上げる。無党派層が多いとされる選挙区で、混戦が予想される。


 民主は連合傘下の労組が中心となって組織を固める。高比良末と渡辺は三菱重工労組、深堀は電力総連、陣内は自治労の支援を受ける。旧三和町長から県議に転じた高比良元は独自のマニフェストで訴えに力を入れる。


 自民は民主に対する批判票を取り込んで県都での議席拡大を狙う。現職野本、中山、下条のほか、長崎市議から転じる小森、前田が立つ。


 公明は江口と川崎の現新2人を擁立する。共産は堀江、社民は金子がそれぞれ再選を目指す。無所属では現職浅田のほか、元職押渕、市議出身の新顔岩永と中村が名乗りを上げている。


 東日本大震災の発生で県庁舎移転問題に注目が集まる。堀江、浅田は明確に移転反対を主張している。


■大村市 現元新の4人が激戦


 当選4回の自民のベテラン吉川豊(76)は引退する。残る自民の2現職と民主元職、無所属新顔の4人が激しい前哨戦を繰り広げている。


 小林は党県連政調会長など要職を務める強みをアピール。前回の最下位当選から票の上積みを狙う。


 野口は前回トップで3選を果たしたが、今年2月にパーティー券問題で県議会の議会運営委員長を辞任。組織の引き締めを図っている。


 高見は無所属で立候補した前回、13票差で次点に泣いた。今回は民主が公認し、社民の支援も得て再挑戦する。「環太平洋経済連携協定(TPP)の締結反対」を訴える。


 松本の父は松本崇大村市長。若さを強調し、父が昨年10月の市長選で5選した勢いにも乗って初当選をめざす。


■西海市


 自民現職と無所属新顔の対決となる公算が大きい。


 西海市の誕生に伴って前回選挙から独立した1人区になった。3選をめざす瀬川は前回、保守系現職同士の一騎打ちを制した。「地場産業を育て、若者の働く場を作ることが急務。1人区で当選してきた責任を果たす」と訴える。


 対する田崎は民主県連の政治スクールで学び、民主の推薦を受けて立つ。「このままでは地域の衰退が進む」と県政刷新を訴える。


■西彼杵郡


 今のところ立候補を予定しているのは自民のベテランと民主新顔の2人だけ。無投票の可能性もある。


 議長経験もある三好は、長年の実績を前面に出しつつ「長崎の自然を大切にする施策を」と主張する。連合長崎の推薦を受け「労働者代表」をうたう浜口は、地方議会改革を進めたいと訴える。

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2094チバQ:2011/03/25(金) 23:27:49
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県議選の構図(2)
2011年03月20日

■佐世保市・北松浦郡 合区の9議席に11人


 旧佐世保市区(定数8)と旧北松浦郡区(同1)が合区。定数は両区を合わせた9が維持された。


 自民は前回、旧市区で2人が落選。今回は公認を実質1減の5人に絞って臨む構えだった。ところが、党県連幹事長だった松田正民が理事長を務めていた社会福祉法人で政治資金パーティー券の購入問題が発覚、松田は3月になって立候補を取りやめた。


 現職最多の11選を目指す宮内、漁協の後押しを受ける溝口は、立候補を断念した松田の支持層が多い旧郡区への浸透に動く。5選を狙う田中は市南部を中心に集会を重ねる。外間は返り咲きに向けて企業回りに懸命だ。


 民主は現有2議席の維持を目指す。久野は出身の佐世保重工労組が全面支援。父・正彦が前農林水産相の山田は女性への浸透を図る。


 公明は前回トップ当選した県代表の織田、社民も県代表の吉村を擁立し、それぞれ1議席死守を目指す。みんなの党は昨夏の参院選で落選した元佐世保市議の中嶋を県内唯一の公認候補として立てる。共産も擁立を検討中だ。


 末次は「真の地方分権を」と訴え再選を目指す。北村は自民推薦を得て町議からの転身を狙う。


■平戸市


 今のところ、名乗りを上げているのは再選を目指す西川だけだ。


 西川は自民党平戸支部幹事長や平戸市議会議長を経て2009年の県議補選に無所属で立候補し、初当選した。今回も「支持者が自民、民主両党にまたがる」として政党の公認は受けずに挑む。


■松浦市 10年ぶりの選挙戦へ


 4選を目指す永淵と、市議から転じる友田が立候補を表明している。永淵が初当選した2001年の補選以来10年ぶりの選挙戦となりそうだ。合併した福島・鷹島の旧両町が加わる初の戦いとなる。


 党松浦支部長の永淵は当選3回の実績を前面に出す。漁協や農協の支援を受け、旧町にも後援会を設けて組織固めを進めている。


 友田は昨年末、民主党4区支部幹事長を辞任した。友田は「党派で決めてほしくない」と幅広い支持を訴えて無所属で立つ構えだ。


■東彼杵郡


 立候補を表明しているのは3選を目指す中島だけ。無投票の公算が大きい。


 中島は出身地の波佐見町のほか川棚町にも事務所を開き、支持者の集会を活発化させている。民主党系の新顔擁立を模索する動きもあったが、同党への逆風が強まる中で断念に至った。(敬称略)

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2095チバQ:2011/03/25(金) 23:28:14
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県議選の構図(3)
2011年03月21日

■諫早市 元職加わり混戦に


 4現職に経験豊富な元職が加わって混戦状態だ。


 国営諫早湾干拓事業の常時開門を命じた福岡高裁判決を菅直人首相が受け入れた昨年末以降、開門反対を訴えてきた市民や農民たちの間では民主に対する批判が強まっている。開門については5人全員が「反対」の立場をとる。


 再選をめざす山口は旧町部で人口の多い旧多良見町が地盤。連合長崎や三菱重工労組などが組織固めを急ぐ。


 7選を狙う八江は知名度を生かして後援会組織をフル稼働させている。3選をめざす北浦は合併前の旧市を中心にこまめに回る。再選をめざす中村は地盤の旧小長井町など旧町部で支持を掘り起こす。自民3現職はいずれも景気・雇用対策の必要性を訴える。


 橋村は2009年4月の市長選で、わずか344票差で次点に泣いた。県議3期と旧森山町長の経験を前面に打ち出して「市周辺部の疲弊の解消」を訴え、旧町から市中心部へ攻め込む構えだ。


■南島原市 半島唯一の激戦区に


 現職2人と新顔1人が2議席を争う。島原半島で唯一の激戦区となりそうだ。元南有馬町議長も立候補を予定していたが、断念した。


 県議長の末吉は、公務で地元対策が手薄になりがち。「世代交代の風を受けると危ない」と陣営を引き締め、県議6期の実績を訴える。


 松島は、後ろ盾の父親が昨年4月の市長選で落選し、危機感を強める。若さをバネに県政刷新を訴え、辻立ちやミニ集会にも力を入れる。


 中島は元加津佐町議で、前回県議選では松島を支援した。今回は家業でもある建設業界の支持を基盤に「地域の声を県政に」と訴え、戦いの相手を松島に絞る。


■島原市


 現職の2人以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。


 昨夏の参院選に意欲を見せたものの候補者選考に敗れた加藤は、幅広い農業関係票を柱に盤石の態勢を固め、県政の実績を訴える。


 楠は無所属で立ち、民主と社民の推薦を受ける。政務調査費の使途で批判を浴びたが、支持層を手堅くまとめている。


■雲仙市


 現職2人のほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。


 旧国見町など島原半島の有明海側を地盤とする徳永は、手堅く地盤をまとめ、幅広いスポーツ関係票も狙う。


 金沢は旧小浜町に会社の事業所を持ち、半島の橘湾側を地盤とする。地域振興を訴え、農林水産関係票票や商工団体の支持を固める。

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2096チバQ:2011/03/25(金) 23:28:47
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県議選の構図(4)完
2011年03月22日

■五島市 現新一騎打ち 激戦


 3選を目指す山田に新顔の柿森が挑む一騎打ちの公算が大きい。2009年の衆院選小選挙区、10年の参院選選挙区の五島市での得票は自民が民主を上回っており、激戦が予想される。


 山田は06年の補選で自民新顔を45票差で破って初当選。07年の前回は約4千票差で自民新顔を下して再選した。過去2回は無所属で立ち、民主公認は今回が初めて。県道改良や難病患者の船賃割引などを「実績」として掲げる。


 柿森は旧奈留町出身。町議と五島市議を合わせて20年務め、その経験を打ち出しながら福江での浸透を図る。市観光協会長を3年務めており、交流人口の拡大を掲げ、支持を訴えている。


■対馬市 自民票の動向に注目


 初の民主公認を受けて再選を目指す永留に、自民元職の坂本、無所属新顔の中原、波田が挑む。2007年の前回は、当時現職だった坂本を永留が232票差の小差で破った。中原、波田も自民公認を視野に入れていたことから、自民票の動向にも注目。保守票の奪い合いが予想される。


 永留は市内各地区で県政報告会を定期的に開いて実績を訴えてきた。坂本は自民支持層の票固めを図る。中原は自衛隊父兄会県支部連合会の推薦を受ける。波田はミニ集会を重ねて支持を訴える。


■壱岐市 


 3選を目指す山口に、自民推薦を受けて山本が再び挑む。3人が立った前回は、山口が次点の山本に約3千票差をつけて勝利した。


 山口は「経済が疲弊する壱岐をよみがえらせる」と、特産品のブランド化、船賃の引き下げ、市民病院の医師不足の解消を掲げる。


 山本は、秘書を務めた谷川弥一衆院議員の支援を受ける。体験型観光の振興などを通じ「壱岐の産業同士の連携を図りたい」と訴える。


■南松浦郡


 自民現職の馬込に、無所属で民主推薦の末竹が挑む構図が固まってきた。


 定数が1減った前回は5人が乱立、自民は現職だった馬込を推薦にとどめ、別の公認候補を立てる異例の展開だった。今回は馬込で一本化、厚い保守地盤を固める。


 末竹は前回も民主推薦で出たが、得票は第4位と低迷した。落選後は民主県連代表の衆院議員山田正彦の秘書を務めた。その支援を受ける。

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2097チバQ:2011/03/25(金) 23:48:01
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【県議選の行方】

三つどもえ戦の様相
2011年03月17日

◆直方市(定数1)
香原勝司43 自新
高木直行55 無新
野下昭宣70 無現(3)

 前回まで4回連続で同じ顔ぶれの一騎打ちだったが、今回は三つどもえ戦の様相だ。

 香原は立候補に備え、2期途中で市議を辞職。市議時代の経験と若さを強みに、産業支援などを訴えている。

 麻生太郎元首相の秘書出身の高木は、秘書時代の経験と人脈を生かし、県と地元のパイプ役を目指している。

 野下は鞍手インターチェンジ周辺の整備など4年間の実績を強調。農政連の推薦を受け、農家の支持が厚い。

■現職に新顔挑む

◆飯塚市・嘉穂郡(定数2)
吉村敏男62 民現(3)
江藤秀之50 自現(2)
税田康文70 無新

 前回までの旧飯塚市区に旧4町と桂川町を編入した。

 県連幹事長の吉村は、前回は旧嘉穂郡・山田市区で当選。旧飯塚市区の現職吉柳順一との調整で、吉村の擁立が決まった。出身母体の自治労を中心に組織固めを図る。

 前回トップ当選の江藤は、新たに編入された地域で知名度向上を目指す。自民支部の組織を軸に企業の推薦獲得を図る。公明党県本部と農政連の推薦を得ている。

 介護福祉サービス会社経営の税田は「無投票阻止」を掲げ、行財政改革を訴える。

■前回と同じ構図

◆田川市(定数1)
浦田憲一(68)自現(2)
古賀靖典(46)無新

 自民現職の浦田に社民と民主推薦の古賀が挑む前回と同じ一騎打ちの公算が大きい。

 浦田は公明党県本部や農政連からも推薦を得た。企業や団体の朝礼を回ったり、夜はミニ集会で政策を訴えたりして、自民支持層を軸に浸透を図る。

 元県職員の古賀は出身の自治労を中心に展開。昨秋ごろから早朝に街頭演説を始めたほか、校区ごとに支援者へのあいさつ回りを強める。

■元教員一騎打ち

◆宮若市・鞍手郡(定数1)
塩川秀敏(62)自現(1)
豊福明子(50)無新

 元教員の一騎打ちになりそう。支持層はやや異なる。

 現職の塩川は元高校教員。地元をこまめに回り、あいさつに参加した催しは1年で600を超えるという。公明党県本部と農政連の推薦も得て保守層の取り込みを図る。

 一方、元小学校教員の豊福は日教組教文局次長を務めた経験を持ち、民主、社民両党からの推薦を得た。教育環境や高齢者福祉の充実などを訴え、浸透を目指している。

■引退議員票争う

◆田川郡(定数2)
大島道人(58)自新
冨原茂昭(67)社現(2)
神崎聡(48)無新

 3人が立候補を表明。引退する自民現職日野喜美男の票の行方に注目が集まる。

 大島は日野の後継として、自民支持層への浸透を図る。公明党県本部や農政連も推薦。福智町議長時代などに培った人脈を生かし、福智町以外での知名度アップを急ぐ。

 3選を目指す冨原は、地元川崎町を中心に自治労などが支援を強化している。ミニ集会や県政報告会などでは2期8年の実績と経験を強調し、支持を訴えている。

 前回に続く挑戦となる神崎は添田町が地盤。2月20日に同町で開いた決起大会には約600人が集まった。自民、公明党県本部のほか農政連の推薦も得て支持拡大を目指す。

■現職が7選狙う

◆嘉麻市(定数1)
吉原太郎(76)自現(6)
井上誠二(52)無新

 旧嘉穂郡・山田市区が嘉麻市だけになり、定数3が1になった。7選を目指す吉原は医師連盟や後援会を中心に支持を固める。農政連推薦も得た。不動産会社社長の井上は今月、立候補を表明。地元の旧稲築町を中心に浸透を図る。

2098チバQ:2011/03/25(金) 23:49:20
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定数増 6人が名乗り
2011年03月17日

◆久留米市(定数5)
中村誠治55 民新
十中大雅57 自現(1)
原口剣生56 自現(3)
田中正勝59 公現(4)
清田信治54 無現(3)
江口善明36 無新

 広域合併に伴い田主丸、北野、三潴、城島の旧4町が久留米市区に入り、定数は1増。6人が名乗りを上げる。

 原口と十中は農政連の推薦を受け、旧郡部への浸透を目指す。前回トップ当選の原口は女性の集いを開くなどして票の上積みを図る。十中は地元の企業・団体から300近い推薦を集めた。校区ごとのミニ集会など精力的だ。

 党県本部副代表の田中は、創価学会などの支援や小学校教員時代に培った人脈を活用して支持を集めている。

 清田は民主や連合福岡の推薦を取り、社民にも推薦願を出した。「新選挙区では新顔」と旧4町も細かく回る。

 昨年まで国会議員の秘書をしていた中村も連合福岡の推薦を得た。地元の田主丸地区を拠点に初当選を目指す。記者出身の江口は久留米市議。旧三潴郡選出で引退する砂山惣吉の地盤を継いだ。若さで精力的に動いている。

■現職 再選目指す

◆大川市・三潴郡(定数1)
秋田章二60 自現(1)

 旧三潴郡区のうち、広域合併しなかった大木町と大川市を合わせた区割りに変更された。再選を目指す秋田以外に動きは見られない。

■3選へ基盤固め

◆うきは市(定数1)
出利葉史郎73 農現(2)

 出利葉以外に動きはなく無投票の公算が大きい。旧浮羽、吉井町地区に後援会をつくり、自民の推薦も受けるなど支持基盤を築いている。

■無投票の公算大

◆小郡市・三井郡(定数1)
井上忠敏64 自現(3)

 今回から旧北野町(現久留米市)が抜け、小郡市と大刀洗町が選挙区。井上のほかに動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。

2099チバQ:2011/03/25(金) 23:50:46
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現新の6人 激戦区に
2011年03月17日

◆東区(定数4)
佐々木徹53 民現(2)
今林久62 自現(4)
長裕海57 自現(3)
大塚勝利45 公現(1)
橋本英一63 共新
外井京子53 ネ新

 現職4人と新顔2人が争う激戦区になっている。

 佐々木は駅前の辻立ちのほか、後援会の結束を図っている。今林は自民党県連幹事長として多忙の中、昨年まで務めた議長経験などを強調。長は後援会のミニ集会や支援企業の朝礼などにも出席して浸透を図っている。

 大塚は支援者を集めたミニ集会を重ねつつ、国会議員との街頭演説にも意欲的だ。橋本は街頭演説のほか、支持者や農協関係者などと意見交換を行う。外井はスーパーの駐車場などに立ち、福岡市議8年間の実績などを訴える。

■引退議員票の行方が焦点に

◆博多区(定数3)
堤かなめ(50)民新
井上貴博(48)自現(2)
高橋雅成(53)公現(2)
岩本壮一郎(30)み新
川崎智浩(46)無新 

 現職2人と新顔3人の争い。元自民党県連会長で今期限りで引退する新宮松比古が残す票の行方が、勝敗を左右しそうだ。

 昨夏の参院選で落選した元大学教授の堤は女性団体や同窓生らの支援を受ける。

 井上は街頭活動よりも支持者の集会を重視し、生活に密着した政策を訴える。

 高橋は辻立ちのほか、地元市議らと10〜15人程度の集会を開いて実績をアピール。

 投資顧問会社代表の岩本は、経営者や博多祇園山笠の仲間の集いで政策を訴える。政治団体代表の川崎は勤めていた会社やPTAの関係者らを中心に支持を呼びかける。

■民主の新顔らが自公現職に挑む

◆中央区(定数3)
原中誠志52 民新
鬼木誠38 自現(2)
大城節子60 公現(2)
池田素子39 み新

 現職2人に新顔2人が挑む。民主が念願の議席を獲得できるか注目されている。

 自治労出身の原中は「人柄を知ってほしい」と、ミニ集会を重ねている。前回、無所属でトップ当選した鬼木は街頭や企業の朝礼などで若さと実績を訴える。

 大城は県政報告会などを開き、女性の視点を生かした政策実現を強調する。イベント会社役員の池田は辻立ちしたり、自転車で選挙区を回ったりして浸透を図る。

2100チバQ:2011/03/25(金) 23:52:09
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民・自・み、2議席争う
2011年03月18日

◆城南区(定数2)
守谷正人45 民現(1)
武藤英治59 自現(7)
堀宏行41 み元(2)

 労組や建設業界の支援で前回初当選した守谷は、平日の朝に約2時間街頭に立つなど精力的に動き、地元での支持の広がりを目指す。
 ベテランの武藤は「横のつながり」を意識した活動を展開。政令指定市と県が抱える行政の「垣根」を政治主導で解決すると訴えている。
 前回無所属で落選した堀はみんなの党からの立候補を予定。精力的な街頭演説や支援者へのあいさつ回りを柱に、返り咲きを狙う。

■現職4人が準備 無投票の見込み

◆南区(定数4)
新村雅彦58 民現(3)
加地邦雄60 自現(3)
樋口明40 自現(2)
浜崎達也55 公現(3)

 今のところ現職4人以外に立候補の動きはなく、無投票になる公算が大きい。

 前回は無所属でトップ当選した新村は、集会で自作のスライドなどを使い、政策を訴える。加地は老人会のゲートボール会場などにこまめに出向く。2カ月で約250カ所まわった。樋口は街頭演説や県政報告会を重ね、今月に福岡市で運航が始まる水上バスの推進運動を実績として強調。浜崎は企業の朝礼などに参加して浸透を図るほか、支持者を10〜15人ほど集めたミニ集会を開き政策を訴える。

■無所属新顔が3現職に挑む

◆早良区(定数3)
宮浦寛45 民現(1)
新開昌彦53 公現(3)
古川忠62 無現(4)
松永洋幸38 無新

 宮浦は労組の支援を受ける一方、地域とのつながりを重視。精力的にミニ集会をこなし、議会改革と教育問題に取り組む姿勢を強調している。

 新開は国会議員を招いた講演会などで支援者に3期の実績をアピール。「油断は禁物」とあいさつ回りなどを精力的にこなしている。

 古川は「普段どおりの選挙」を合言葉に5期目を狙う。この4年間の実績や地方分権、議会の活性化について語り、支持を求めている。

 松永は外資系の保険会社員。議会改革を公約に掲げ、「民意を反映させた県政を取り戻す」と主張。街頭活動に取り組む考えだ。

■定数が1増に 3人以上意欲

◆西区(定数3)
仁戸田元気31 民新
田中久也77 自現(10)
野原隆士53 無新

 定数が1増えた。3人が名乗りを上げたほか、男性1人が立候補を模索している。

 松下政経塾出身で菅直人首相の秘書も務めた仁戸田は同年代の支援者らと自転車で支援を呼びかけるなど、若さを前面に知名度アップを図る。

 11期目を目指すベテラン田中は県議会で積み上げてきた実績を強調。県政の「旗振り役」を目指し、山積する地域課題の解決を唱える。

 県職員OBの野原は3度目の挑戦。今回は自民と農政連の推薦を得た。支援の輪を広げるため、あいさつ回りなどに余念がない。

2101チバQ:2011/03/25(金) 23:53:25
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定数1減の2に4人
2011年03月18日

◆大牟田市(定数2)
高岡新70 自現(7)
田中秀子49 自現(4)
中西倫仁50 共新 
大橋克己43 無新 

 三池郡(旧高田町)が選挙区から外れて定数が1減ったが、4人が名乗りを上げる。

 高岡は県議7期で培った「高岡党」とも呼ばれる後援会組織をバックに、自らも丹念に歩いて支持を固める。田中は全国初の女性議長。県とのパイプ役を合言葉に三井系企業のほか、農政連や漁連などの推薦で支持を広げる。2人とも公明党県本部の推薦も得て、票の上乗せを目指す。

 中西は前回に続く挑戦で、前々回に失った共産の議席回復を市議団と共に唱えている。元病院課長の経歴を持ち医療関係にも浸透を図る。

 大橋は市議を辞職して挑戦。民主と社民の推薦を得たほか連合も支援。前回トップ当選し任期中に死去した故石橋保則氏の後継者だ。

■自民現職に新人が挑む

◆柳川市(定数1)
江口吉男61 自現(6)
椛島徳博54 無新 

 合併で柳川市になった旧大和町と旧三橋町を含む区割りになった。旧柳川市区(定数1)で6選した江口に椛島が挑む構図になりそうだ。

 江口は過去2回は無投票で12年ぶりの選挙戦。元自民党幹事長の古賀誠衆院議員と関係が深い。「流通の土台づくり」などの政策を訴える。


 椛島は民主の野田国義衆院議員の元秘書。「政党にとらわれず地域の声を政治に届けたい」と無所属を選択。農業振興や有明海再生を掲げる。

■区割り変更 新顔対決か

◆八女市(定数1)
桐明和久52 自新 
近藤雅幸38 無新 

 旧八女郡選挙区から旧上陽町が加わった。2008年の補選で当選した自民現職が退き、新顔対決になりそうだ。

 桐明は党の八女市支部長で建設会社長。農政連の推薦を受け、建設業界や青年会議所、PTA関連団体などに浸透を図る。元大牟田市職員の近藤は八女市議からの転身。連合福岡の推薦を受け、市議時代の地盤を柱に、若さを生かして活発に動いている。

■無投票の公算大

◆みやま市(定数1)
板橋聡43 無新

 3町合併でみやま市区となって初の県議選。板橋は7期目の自民現職板橋元昭の長男で、自民公認を申請中。後援会や地元の青年会議所などから幅広い支援を受けており、ほかに動きはない。

■現職7選めざす

◆筑後市(定数1)
蔵内勇夫57 自現(6)

 知事選を目指した蔵内は一転して県議7選を目指す。ほかに動きはなく無風状態だ。

■今回も無風か

◆八女郡(定数1)
重野正敏70 農現(5)

 旧八女郡区のうち旧上陽町が八女市区に入れられ、外れた。4期連続無投票当選の重野以外に動きはなく、今回も無投票の公算が大きい。

2102チバQ:2011/03/25(金) 23:54:50
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103200001
3議席に5人激戦か
2011年03月20日

◆小倉北区(定数3)
原田博史44 民現(1)
中村明彦56 自現(7)
壱岐和郎54 公現(1)
永田浩一45 共新
佐藤栄作27 み新
 定数は前回から1減の3。現職3人と新顔2人の計5人が立候補を表明し、激戦の様相だ。震災後は街頭活動を控え募金活動をする党もある。
 再選を目指す原田は、民主党衆院議員の城井崇の元秘書。強まる政権への逆風を警戒しながら、支援企業や組織へのあいさつ回りを続ける。
 元自民党県連幹事長の中村は経済界に厚い支持基盤を持ち、これまで4回連続トップ当選。民主政権への批判を追い風に組織固めを進める。
 壱岐は銀行支店長の経歴を持ち、公明党小倉支部連合会長を務める。支持母体の創価学会を中心に教育問題などを訴えて支持拡大に走る。
 共産は、2期務めて前回は次点で落選した八記博春が北九州市議に転身。今回は党職員の永田を擁立し、議席奪回を狙う。
 佐藤は昨夏の参院選にみんなの党から出た前職佐藤正夫の長男。父の支持基盤を引き継ぐとともに、新たな支持者獲得を目指す。


■現・新各2人2議席争う
◆門司区(定数2)
川端耕一41 自新
森下博司61 公現(4)
楪一早雄42 み新
井上敏和37 無現(1)
 現職と新顔の計4人で2議席を争う。共産は擁立を見送ったが、前回議席を失った自民が奪回を狙うほか、既存政党批判層の受け皿を狙うみんなも加わり、激戦模様だ。街頭活動は4氏とも東日本大震災の発生後は控えている。
 川端は元北九州市議。党国会議員を招いて集会を開くなど基盤固めを進めてきた。
 公明党県幹事長の森下は支持基盤の創価学会を中心にミニ集会などで支持拡大を図る。
 元事務機器販売会社員の楪は街頭活動で「しがらみのなさ」を強調する。
 井上は民主、社民の推薦を得て戦う。政権批判のあおりを警戒しながら地元回りをする。

■3議席に4人
◆小倉南区(定数3)
泉日出夫43 民現(1)
吉村悠25 自新
二宮真盛57 公現(3)
高瀬菜穂子50 共元(2)
 定数3のところに民、自、公、共の4党が候補を擁立し少数激戦の模様。
 経営指導会社の所長などを経て前回初当選した泉は、民主への逆風に危機感を強めながら支援者へのあいさつ回りを続ける。
 吉村は、今期限りで引退する1期目の自民吉村朋美の長男だ。雇用促進などを訴え、若さをアピールしながら地盤継承を目指す。
 保険代理業や医療機器会社員の経験がある二宮は前回トップ当選を果たした。支持母体の創価学会を中心に支援拡大に努めている。
 元中学校教諭の高瀬は2期務めたが、前回は673票差の次点に泣いた。議席奪回を目指し、幅広い層に支持を呼びかけている。

2103チバQ:2011/03/25(金) 23:55:33
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現職・新顔一騎打ち
2011年03月20日

◆行橋市(定数1)
岡田博利63 無現(3)
田中純64 無新 
 現職で4選を目指す岡田に加え、昨年2月の行橋市長選で惜敗した会社役員の田中が2月中旬になって立候補を表明。市長選とほぼ同じ、現職に田中が挑む構図となった。
 市長選では田中が敗れたとはいえ、現職との票差がわずかに79票だっただけに、岡田陣営は危機感を強めている。公明党県本部や県農政連、自民党行橋市支部の推薦に加え、連合福岡の支持を得るなど組織固めを進めている。
 田中は行橋市長選に連続7回挑戦しており、知名度は高い。大きな組織や団体の推薦は受けず、草の根の支持拡大を目指す。若手支持者を中心に、市長選の余勢をかって女性の支持も取り込み、上積みを目指す。

■5期連続無投票か
◆築上郡・豊前市(定数1)
後藤元秀60 自現(5)
 6選をめざす後藤のほかに立候補の動きはなく、5期連続無投票の公算が大きい。地元の食材を使った石釜料理による地域おこしを提唱するなど、ソフト面の政策立案を強調している。

■現職以外動きなし
◆京都郡(定数1)
畑中茂広58 無現(1)
 前県議の町長選転出による昨年5月の県議補選で議席を得た元豊津町長の畑中以外に立候補の動きは今のところなく、無投票になりそう。畑中はすでにみやこ町と苅田町に後援会事務所を構えた。

2104チバQ:2011/03/25(金) 23:56:35
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民・自・み、1議席争う
2011年03月20日

◆八幡東区(定数1)
諏訪下勝造55 民現(1)
津田公治55 自新
平原潤42 み新
 定数が1減の1に。現職1人に、自民とみんなの新顔が挑む三つどもえの争いだ。
 前回は無所属で当選した諏訪下は民主公認で再選を目指す。新日鉄など連合傘下の労組の支援を受ける。地域の会合にも顔を出している。
 津田は昨夏の参院選に転じた大家敏志の後継者として、大家の支持者らの応援を受けて自民支持層への浸透を図っている。
 平原は元北九州青年会議所理事。支持者へのあいさつ回りを進め、民主、自民に不満な有権者をつかもうと知名度アップに力を入れている。

■現職4氏と新顔の混戦
◆八幡西区(定数4)
岩元一儀51 民現(2)
縣善彦58 自現(3)
松尾統章38 自現(3)
松下正治41 公新 
真島省三48 共現(1)
 今回から1減になったが、定数4は北九州市内の選挙区で最多。現職4人と新顔1人による混戦になりそうだ。
 岩元は連合傘下の労組の推薦を得た。県政報告会を重ね、党への逆風による支持離れの食い止めに懸命だ。
 縣もミニ集会を続けてきた。定数減で当選ラインが上がるとみて従来の支持層に加え無党派層へ浸透も目指す。
 前回まで3回連続トップ当選の松尾は、地元の八幡西区南部を中心に支持基盤の引き締めに力を入れている。
 松下は元市職員。4期で引退する現職の後継者として支持者へのあいさつや名前の売り込みに励む。
 真島は県内唯一の共産現職としてミニ集会などに懸命。党も重点区に位置づけて、支持拡大に力を入れている。

■民・自の現職に共の元職が挑む
◆若松区(定数2)
野村陽一43 民現(1)
中尾正幸46 自現(2)
山口律子62 共元(1)
 前回と同じ3人が2議席を争う。いずれも東日本大震災の発生後は街頭活動を控えている。
 前回無所属の野村は民主公認で再選を目指す。北九州市議の妻の協力も得て支援者回りを進め、支援者や企業回りを中心に支持拡大を図る。
 前回トップ当選の中尾は地域のイベントなどにも頻繁に出席。農政連の推薦を受け、自民市議らと連携して支持基盤固めを進めている。
 山口は前回失った議席の奪回を目指す。教員時代の人脈も生かして幅広い層からの支持獲得を狙う。

■民・共一騎打ち
◆戸畑区(定数1)
冨田徳二55 民現(4)
藤井広子26 共新
 5期目を目指す民主現職に若手の共産新顔が挑む。
 元新日鉄社員の冨田は同社労組に支持基盤を持ち、連合に加盟する労組へのさらなる浸透を図る。病院職員の藤井は医療政策や高齢者福祉の充実、若年層の雇用拡大などを訴え、党支持層以外への浸透も目指す。

2105チバQ:2011/03/25(金) 23:57:47
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103220002
現職2人に新顔挑む
2011年03月20日

◆遠賀郡(定数2)
助信良平57 民現(3)
松本国寛54 自現(3)
三角善彦39 無新 

 前回は無投票だったが、今回はともに4選を目指す現職2人に新顔が挑む。

 助信は連合傘下の労組の支援を受けるほか、同じ県議だった父親の代からの支持層を固め、党より個人を前面に押し出す。

 松本は県農政連の推薦を得たほか、郡内4町にそれぞれ事務所や担当者を置き、集会を開くなど支持固めに力を入れる。

 元岡垣町議の三角は知名度アップを狙って街頭演説を重ねている。4町で人口最多の地元、岡垣町を重点に「岡垣から県政へ」と訴えている。

■現職のみ無風か

◆中間市(定数1)
貞末利光55 自現(4)

 5選を目指す貞末以外に目立った立候補の動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。今期は議長を務めた貞末は県農政連など推薦団体は約200団体に及ぶ見込み。ミニ集会にも力を入れる。

2106チバQ:2011/03/25(金) 23:58:54
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103220001
4新顔、2議席争う
2011年03月22日

◆宗像市(定数2)
花田洋62 民新
伊豆美沙子52 自新
福田昭彦52 無新
吉武邦彦55 無新

 定数が1増え、3期務めた山田勝智の引退を受けて新顔4人が争う激戦だ。

 花田は市議3期の地盤に、連合福岡の推薦、社民の支持を加えて支持を広げる。自民の伊豆は女性の立場から放送番組などで活動し、農政連などの推薦を受ける。両者は激突した元県議の2世同士だ。

 市議から転身する福田は、住宅地を中心に無党派層の獲得を図ろうと連日、街の交差点に立つ。山田の後継である観光協会長の吉武は、旧玄海町を足場に農政連の推薦、連合福岡の支持も受け、挑む。

■自・民対決に市長選余波も

◆古賀市(定数1)
田辺一城30 民新 
前田宏三62 自現(2)

 3期目をめざす自民現職に民主新顔が挑み、昨年11月にあった市長選の余波も絡む。

 田辺は連合福岡の推薦、社民の支持を受け、新聞記者の経験を軸にミニ集会を重ねて支持層を開拓する。市長選で敗れた前市長の支持者の多くが支持に動いている。

 元市議会議長の前田は公明党県本部と農政連の推薦や自民系市議の支持を受ける。市長選では現市長を応援した。商工団体などの支持基盤固めと地域回りに精を出す。

■自民の現職に民主新顔挑む

◆福津市(定数1)
越本隆志40 民新 
阿部弘樹49 自現(1)

 プロボクシング元世界王者の民主新顔が、合併前の旧津屋崎町長で、2期目をめざす自民現職に挑む。

 越本は連合福岡の推薦、社民の支持を受け、「県政のリングへ」と唱え、ジムのある旧福間町を拠点に、無党派層への浸透にも力を入れる。

 阿部は2009年2月の市長選と同日の補選で当選した。医師で地元の神社宮司でもあり、農政連の推薦を受け、支持層を広げている。

■無投票が一転20年ぶり選挙

◆前原市・糸島郡(定数2)
川粼俊丸60 民現(1)
月形祐二52 自現(2)
岡村一伸56 無新 

 5期連続の無投票とみられていたが、3月に入って岡村が立候補を表明。年ぶりの選挙戦となる見通しだ。

 再選を目指す川粼は連合福岡の推薦を受け、自治労や地元の党衆院議員が支援する。農政連推薦の月形は小学校区ごとに支部がある後援会を軸に3選をねらう。岡村はバイオディーゼル燃料事業など環境面の取り組みをアピールする。

■共産擁立見送り 戦後初無投票か

◆粕屋郡(定数3)
小池邦弘50 民現(1)
吉松源昭42 自現(2)
上岡孝生60 公現(3)

 現職3人以外に動きがない。前々回に候補者を立てた共産も擁立を見送り、戦後初の無投票の公算が大きい。

2107チバQ:2011/03/26(土) 00:00:32
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001041103230001
単独区 5人争う激戦
2011年03月23日

◆春日市(定数2)
岸本善成36 民現(1)
中村孝三61 み新 
中牟田伸二53 無新 
平山喜基35 無新 
松尾嘉三42 無新 

 春日市・筑紫郡区から単独区になった。計5人が立つ激戦区だ。

 唯一の現職の岸本は前回、議席を独占していた自民の一角を崩して初当選した。民主逆風のなか、支持者回りで議席死守を目指す。

 自民は元県議を伯父に持つ中牟田と、元市議の松尾の2人を推薦した。農政連からの推薦も取り付け、再び議席独占をねらう。中牟田は化学商社員や建設会社員の経験を持ち、不動産会社長の松尾は党支部役員も務める。

 4回目の挑戦となる中村は今回、みんなの党の公認を取り付けた。市議3期の知名度を生かして既成政党不満層の取り込みを図る。2003年以来2度目の挑戦となる平山は、松下政経塾出身らしく議会の在り方や教育など政策中心に訴える。

■すみ分け崩れ一転混戦模様

◆朝倉市郡(定数2)
多田有一郎50 民新 
栗原渉45 自現(1)
林裕二60 農現(5)

 甘木市区と朝倉郡区が統合された。過去4回、自民と農政連の現職がすみ分けて無投票だったが、多田が名乗りをあげて混戦模様だ。

 昨春の補選で当選した栗原は地盤の旧甘木市を中心に組織固めに躍起。副議長の林も20年ぶりの選挙戦に後援会組織の立て直しに奔走する。栗原が農政連、林は自民からそれぞれ推薦を受ける関係もあり、相手の地盤にどう浸透させていくかに腐心している。

 多田は街頭に立って名前と顔を知ってもらう作戦。同級生や青年会議所仲間を軸に後援会を広げ、労組へのあいさつ回りも欠かさない。

■自民の現職に新顔2人挑む

◆大野城市(定数2)
井上博隆33 民新 
井上順吾59 自現(2)
吉村裕美38 無新 

 定数が1増。前回激戦を演じた井上2人の無投票とみられていた。吉村が立候補を表明し、様相が一変した。

 3選を目指す井上順は、西鉄春日原駅前に立って支持を訴える一方、少人数のミニ集会を開いて市民と意見交換を欠かさない。井上博は前回の無所属から民主公認を得て初当選を目指す。従来の後援会に加え、労組回りで新たな支持拡大をねらう。

 介護施設責任者という吉村は「介護現場の声を県政に」を掲げる。無党派層に名前と顔を売ろうと、街頭を中心に支持を訴えるという。

■5選狙う現職に無所属新顔挑む

◆太宰府市(定数1)
井本邦彦72 自現(4)
白石卓也49 無新 

 井本が3回連続の無投票当選とみられていたが、年明けに白石が立候補を表明した。

 久しぶりの選挙戦を迎える井本は5期目を目指す。副議長も経験し、これまで培った人脈を生かして後援会を中心に支持固めに余念がない。

 民主党参院議員の秘書だった白石は、幅広い層からの支持を得るため無所属での立候補を予定。駅や街頭に立って知名度アップを目指す。

■2人が名乗り

◆筑紫野市(定数2)
原竹岩海57 民現(2)
平井一三56 自新 

 立候補の名乗りをあげているのは2人だけだ。

 原竹はミニ集会をまめに開催。後援会に加え、労組を回って支持固めを続けている。自民はベテランが筑紫野市長に転じ、市議の平井を後継に。あいさつ回りを重ねる。

■無投票の公算大

◆筑紫郡(定数1)
渡辺英幸66 自現(3)

 春日市・筑紫郡区から分かれて単独区となった。立候補を表明しているのは渡辺だけで、無投票の公算が大きい。

2108チバQ:2011/03/26(土) 00:02:44
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110315/20110315_0001.shtml
【2011県議選の情勢】<1>門司区 小倉北区 小倉南区 若松区 八幡東区 八幡西区 戸畑区
2011年03月15日 14:44  統一地方選の県議選告示(4月1日)まであと半月に迫った。県内46選挙区の立候補予定者の顔触れは、ほぼ固まりつつある。前哨戦真っただ中の各選挙区の情勢を伝える。
 (敬称略)

 ●みんな参戦 2議席争う 門司区

 みんなの党が候補者を擁立し、2議席を4人で争う激戦となった。擁立の動きがない共産の前回得票5118票の動向が当落を分けそうだ。

 前回トップ当選した公明現職の森下博司は創価学会を中心に組織を固め、安定した戦い。民主、社民が推薦する無所属現職の井上敏和は民主党政権への逆風を懸念し、団体や労組回りに躍起だ。

 元北九州市議で自民新人の川端耕一は、支持団体を固めつつ、浮動票獲得に街頭に立つ。2月に立候補を表明したみんなの党新人の楪一早雄(ゆずりはいさお)は企業訪問や朝夕のつじ立ちで知名度アップを狙う。

 ▽門司区 (定数2)

森下博司 61 党県幹事長  公現
井上敏和 37 介護福祉士  無現
川端耕一 41 元北九州市議 自新
楪一早雄 42 町内会長   み新

 ●定数1減で5党が激戦 小倉北区

 定数が1減した選挙区に、みんなの党も候補を擁立。5党で3議席を争う激戦区になった。

 8期目を狙う自民現職の中村明彦は、後援会と保守層を中心とした厚い支持基盤を着実に固めている。公明現職の壹岐和郎は支持団体の創価学会がフル回転し、手堅い選挙活動を展開する。

 民主政権への逆風をもろに受ける民主現職の原田博史はミニ集会などを開き、新たな支持層の掘り起こしに躍起だ。前回失った議席回復を目指す共産新人の永田浩一は、街頭演説やミニ集会を繰り返し、無党派層への浸透に必死。みんなの党新人の佐藤栄作は、県議を4期務め、昨年の参院選に出馬した父、佐藤正夫の後援会を引き継ぎ、有権者の既成政党離れの受け皿を狙う。

 ▽小倉北区 (定数3)

原田博史 44 党県支部役員 民現
中村明彦 56 党県相談役  自現
壹岐和郎 54 党県役員   公現
永田浩一 45 党地区委員  共新
佐藤栄作 27 党支部役員  み新

 ●4人名乗り 混戦の模様 小倉南区

 自民現職の吉村朋美が立候補を取りやめ、長男の悠が後継候補に。定数3をめぐる4人の争いは混戦模様となっている。

 自民新人の吉村は、若者の雇用対策を重点政策にして若年層を引きつけるとともに、母親から引き継いだ地盤固めを急いでいる。

 民主現職の泉日出夫は党への逆風に危機感を強め、後援会回りや週末の街頭活動を続ける。固い支持組織を持つ公明現職の二宮真盛はミニ集会や企業訪問を重ねて県議3期の実績をアピール。

 返り咲きを期す共産元職の高瀬菜穂子は毎日、街宣車から教育・福祉の充実を唱え、無党派層への浸透を図る。

 ▽小倉南区 (定数3)

泉日出夫 43 党支部役員  民現
二宮真盛 57 党支部役員  公現
高瀬菜穂子 50 党県委員   共元
吉村悠 25 NPO事務員 自新

 ●自民を追う 民主、共産 若松区

 前回と同じ顔触れの3人で2議席を争う構図。

 前回トップ当選だった自民現職の中尾正幸は、農政連の推薦を受けて堅実な戦い。支持団体を回って足元を固める。民主現職の野村陽一は党の追い風に乗り初当選した前回から一転し、国政の影響を懸念。自転車で街中を回り、早朝は駅前で支持を呼び掛ける。議席奪回を期す共産元職の山口律子は、早朝に若戸大橋付近でつじ立ち。高校教諭時代の人脈を生かし女性層への浸透も狙う。

 ▽若松区 (定数2)

野村陽一 43 団体顧問   民現
中尾正幸 46 党副支部長  自現
山口律子 62 党地区副委長 共元

2109チバQ:2011/03/26(土) 00:02:58
 ●1議席を 3人が争う 八幡東区

 定数1減で議席は1。それを民主、自民、みんなの党の3人が争う構図となっている。

 民主現職の諏訪下勝造は、国政の混乱を考慮して政党色は出さず、街頭活動や集会で現職としての実績をアピールする。自民新人の津田公治は公明から推薦を受け、県議から参院議員に転身した大家敏志の後継者として組織固めを進める。みんなの党の平原潤は二大政党に不満を募らせる有権者を照準に、地道にあいさつ回りを続ける。

 ▽八幡東区 (定数1)

諏訪下勝造 55 党支部役員  民現
津田公治 55 党支部役員  自新
平原潤 42 党県支部長  み新

 ●擁立断念の社民票カギ 八幡西区

 定数が1減して4となった中、自民2人と、民主、共産、公明各1人が立候補を表明。社民は候補擁立を断念して民主への支持を決めたが、前回、7890票だった社民の支持層の動向が当落に影響を及ぼしそうだ。

 民主現職の岩元一儀は連合系労組の支持を固めつつ、混迷を深める民主党政権への逆風をかわそうと躍起だ。共産現職の真島省三はつじ立ちやミニ集会を精力的に展開し、共産支持層以外へ支持拡大を狙う。

 自民現職2人は北部と南部ですみ分けをして、ともに4選を目指す。縣(あがた)善彦はミニ集会や後援会回りに力を注ぎ、地盤固めを進める。前回トップ当選の松尾統章(とうしょう)は3期の実績を強調し、地元経済界へ浸透を図る。

 公明新人の松下正治は引退する現職の後継候補として、支持母体の創価学会の組織固めと知名度向上に努める。

 ▽八幡西区 (定数4)

岩元一儀 51 党支部副代表 民現
縣善彦 58 党県支部長  自現
松尾統章 38 党県役員   自現
真島省三 48 党地区役員  共現
松下正治 41 党区委員   公新

 ●現職着々と組織固める 戸畑区

 自民の候補者擁立が難航し、定数1をめぐる民主と共産の対決になっている。

 民主現職の冨田徳二は労働組合など約70団体から推薦を受け、組織固めを着々と進める。共産新人の藤井広子は支持者回りを続けるほか、26歳の若さを生かして無党派層の取り込みを狙う。

 ▽戸畑区 (定数1)

冨田徳二 55 党支部副代表 民現
藤井広子 26 党地区役員  共新


=2011/03/15付 西日本新聞朝刊=

2110チバQ:2011/03/26(土) 00:03:55
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110316/20110316_0003.shtml
【2011県議選の情勢】<2>遠賀郡 中間市 京都郡 行橋市 築上郡・豊前市
2011年03月16日 15:48  ●遠賀郡 現職2人に新人が挑戦
 
 2議席をめぐり、いずれも4選を目指す現職2人に、無所属新人が挑む構図だ。

 民主現職の助信良平は労働団体など約30の推薦を受けた。会合などに積極的に顔を出し、支持固めに努める。自民現職の松本国寛は公明の推薦を取り付けた。郡内各地で集会を開き、支持層を広げている。無所属新人の三角善彦は地元の岡垣町を中心に街頭演説で名前の浸透を図る。39歳の若さをアピールしている。

 ●中間市 自民現職が5選見通し

 5選を目指す自民現職の貞末利光が、着実に支持基盤を固めている。ほかに立候補の動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。

 ●京都郡 無投票再選 公算大きく

 再選を目指す無所属現職の畑中茂広以外に立候補の動きはなく、無投票になりそうだ。畑中は民主、社民のほか、連合福岡、農政連福岡京都支部などの推薦を獲得し、支持基盤を固めている。

 ●行橋市 ムード一変 一騎打ちに

 無投票ムードが一変、1議席をめぐり、無所属2人の一騎打ちになりそうだ。

 4選を目指す無所属現職の岡田博利は公明や県農政連、県医師会の推薦を得た。連合福岡の支持も受ける。精力的にミニ集会を開き、支援者の支持固めに努める。無所属新人の田中純は、昨年の行橋市長選で現職と大接戦を演じた。地元の建設業組合や漁協の推薦を得て、無党派層の取り込みにも力を入れる。

 ●築上郡・豊前市 5期連続で無風当選か

 6選を目指す自民現職の後藤元秀のほかに立候補の動きはない。後藤は2期目から無投票当選が続いており、今回も農政連や医師会などの推薦を取り付け、態勢を固めている。
 (敬称略)

    ×      ×

 ▽遠賀郡 (定数2)

助信良平 57 党県代表代行 民現
松本国寛 54 党県政調会長 自現
三角善彦 39 飲食店経営  無新

 ▽中間市 (定数1)

貞末利光 55 党県役員   自現

 ▽京都郡 (定数1)

畑中茂広 58 旧豊津町長  無現

 ▽行橋市 (定数1)

岡田博利 63 会社役員   無現
田中純 64 会社役員   無新

 ▽築上郡・豊前市 (定数1)

後藤元秀 60 酒造会社代表 自現


=2011/03/16付 西日本新聞朝刊=

2111チバQ:2011/03/26(土) 00:04:45
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110317/20110317_0002.shtml
【2011県議選の情勢】<3>直方市 田川市 田川郡 宮若市・鞍手郡 飯塚市・嘉穂郡 嘉麻市
2011年03月18日 15:44  ●直方市 1議席争い 3人が激突

 定数1を無所属現職と自民新人、無所属新人の3人が争う。
 
 現職の野下昭宣は、企業や労働組合の支援を受けない「草の根」の活動を強調。現職の知名度を生かし浸透を図る。農政連の推薦を受け、農業政策も訴える。

 新人の香原勝司は、市議時代の地盤だけでなく、市内各地でミニ集会を重ねる。自民公認を前面に打ち出し、後援会の運動も活発化させている。

 新人の高木直行は、公民館などで座談会を開き政策を訴えている。自民党国会議員の秘書を務めた経験をPRする一方、政党と距離を置く「市民党」を掲げる。

 ●田川市 前回と同じ2人が激戦

 前回と同じ自民現職の浦田憲一と、無所属新人の古賀靖典の対決となる公算が大きく、激しい前哨戦を展開している。

 浦田はタレント出身の党国会議員を招き集会を開くなど組織固めを進める。推薦団体も100を超え、企業回りやミニ集会に力を入れている。

 民主、社民推薦の古賀も出身母体の労組などの引き締めに懸命。一方で3年前から続ける街頭演説で政策を訴え、支持拡大を図っている。

 ●田川郡 三つどもえ 現新の争い

 自民現職が引退を表明。現職1人と新人2人の計3人が2議席を争う構図。

 社民現職の冨原茂昭は2月に党首を招いた県政報告会を開催。労組など約40団体の推薦を受けたほか、支援者へのあいさつ回りで足元を固める。

 自民新人の大島道人は引退する自民現職の後継者で、農政連などが推薦。小さな会合をこまめにこなす。

 無所属新人の神崎聡は、9日に自民の推薦が決定。企業の経営経験をアピールしつつ、地元の添田町以外でも集会を開き、支持拡大を図る。

 ●宮若市・鞍手郡 教員出身の現、新激突

 自民現職の塩川秀敏に無所属新人の豊福明子が挑む構図。

 ともに教員出身。塩川は地域の集会をまんべんなく回り、地盤を固める。インフラ整備や企業誘致の推進を中心に訴える。民主、社民の推薦、連合系労組や日教組直鞍支部の支援を受ける豊福は、教育や社会福祉の充実を唱え、支持拡大を図る。

 ●飯塚市・嘉穂郡 無投票一転 新人が準備

 民主、自民の現職2人以外に立候補の動きがなかったが、3月に入って新人が出馬に向けて準備を進め、一転して選挙戦になる可能性が高まった。

 民主現職の吉村敏男は出身母体の自治労を中心に労組の支持を固める一方、党への逆風を払うため後援会回りを強化。自民現職の江藤秀之は700の企業・団体推薦を取り付け、合併前の旧4町と桂川町で新たな支持者の掘り起こしを図る。無所属新人の税田康文は、県政の健全化、行財政改革を訴える。

 ●嘉麻市 現職と新人 一騎打ちに

 4日に新人が立候補を表明。定数1をめぐって現職との一騎打ちとなる公算が大きい。

 自民現職の吉原太郎は6期の実績をアピールし、後援会や地元医師会など支持者回りを積極的に行っている。無所属新人の井上誠二は出遅れを取り戻そうと旧稲築町長の次男という知名度も生かし、旧稲築町を中心に支持拡大を図る。

 (敬称略)

    ×      ×

 ▽直方市 (定数1)

野下昭宣 70 市自治連理事 無現
香原勝司 43 元直方市議  自新
高木直行 55 福祉施設顧問 無新

 ▽田川市 (定数1)

浦田憲一 68 田川文連会長 自現
古賀靖典 46 元県職員   無新

 ▽田川郡 (定数2)

冨原茂昭 67 元川崎町職員 社現
大島道人 58 元福智町議長 自新
神崎聡 48 元会社社長  無新

 ▽宮若市・鞍手郡 (定数1)

塩川秀敏 62 元高校教諭  自現
豊福明子 50 元小学校教諭 無新

 ▽飯塚市・嘉穂郡 (定数2)

吉村敏男 62 党県幹事長  民現
江藤秀之 50 党県役員   自現
税田康文 70 会社社長   無新

 ▽嘉麻市 (定数1)

吉原太郎 76 医院長    自現
井上誠二 50 会社社長   無新


=2011/03/17付 西日本新聞朝刊=

2112チバQ:2011/03/26(土) 00:06:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/fukuoka/20110319/20110319_0003.shtml
【2011県議選の情勢】<4>東区 博多区 中央区 南区 城南区 早良区 西区
2011年03月19日 16:16  ●東区 現職4人と 2新人争う
 
 現職4人と新人2人が争う激戦区。民主現職の佐々木徹は「かつてない厳しい選挙」と受け止め、労組や地元支援者の支持固めに力を入れる。

 自民現職の今林久は、高校の同窓会や香椎以東を中心に支援の輪を拡大。自民現職の長裕海は支持者回りやミニ集会で地盤の箱崎地区などを固める。

 公明現職の大塚勝利は小学校区単位の集会を一通り終え、支持者や企業回りに精力を注ぐ。共産新人の橋本英一は市議選の立候補予定者と連携して議席を狙う。「ふくおかネットワーク」の新人外井京子は福岡市議2期の経験や人脈を生かし、無党派層の取り込みを目指す。

 ●博多区 民主、みんな 参戦し激戦

 当選7回の自民現職が引退を表明。民主、みんなの党が初めて候補者を立て注目を集める。

 祖父、父の代からの地盤を継ぐ自民現職の井上貴博は、引退する自民現職票を取り込み、上積みを狙う。公明現職の高橋雅成は各校区でミニ集会を重ね、支持者回りに余念がない。

 昨年の参院選福岡選挙区に立候補した民主新人の堤かなめは、同窓会や市民活動を通じた人脈を生かし支持拡大を狙う。

 みんなの党新人の岩本壮一郎は、起業支援の仕事で得た人脈を中心に政策を訴える。無所属新人の政治団体代表、川崎智浩も勤めていた会社やPTA関係者らに支持を呼び掛けている。

 ●中央区 みんな参戦 民公が警戒

 自民現職の鬼木誠は、引退する早麻清蔵が得ていた自民党の組織票を吸収し、連続トップ当選をうかがうが、陣営は楽観ムードを引き締める。

 みんなの党新人の池田素子は2月14日に立候補を表明。出遅れは否めないが、公明現職の大城節子と民主新人の原中誠志は警戒している。昨年7月の参院選比例代表で、みんなの党が中央区で前回県議選の当選ラインに迫る1万1493票を獲得したからだ。

 公明党県本部は中央区を重点区に位置付け、大城への支援を強化している。原中は推薦団体や支持者回りを重ねて基礎票を固め、民主党として中央区初の議席を目指す。池田が無党派層に支持をどこまで広げるかが焦点になる。

 ●南区 政令市後初 無投票か

 現職4人以外に立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。南区の無投票は、1972年の政令市移行後初めて。

 民主現職の新村雅彦は初の党公認で4選を狙う。駅前でのつじ立ちを中心に支持を訴えている。

 自民現職の加地邦雄は医師会など約90団体の推薦を獲得。選挙になれば前回2位からトップ当選を目指す。同じく自民現職の樋口明は、企業・団体や後援会へのあいさつ回りで支持を広げる。

 公明現職の浜崎達也は支持母体の創価学会の支援固めを展開。企業関係者にも浸透を図る。

 ●城南区 民、自、みが 三つどもえ

 2議席をめぐり現職2人と元職1人が三つどもえの争いを繰り広げている。

 民主現職の守谷正人は、電力総連など約50団体の推薦を獲得。ミニ集会や自転車での街頭遊説などで幅広く支持を呼び掛けている。

 自民現職の武藤英治は知事選に立候補する新人を集会に2回呼ぶなど連動した活動を展開。企業・団体にも浸透し前回に続きトップ当選を狙う。

 元職の堀宏行は、前回の無所属からみんなの党公認で出馬、返り咲きを目指す。支援者へのあいさつ回りを重ね、支持を広げる。

 ●早良区 新人出馬で 選挙戦突入

 11日に無所属新人の松永洋幸が立候補を表明し、3議席を4人で争う。松永は「議会改革」を掲げ、知名度アップに奔走。一方、現職3人は活動計画を練り直し、臨戦態勢に入った。

 民主現職の宮浦寛は週末に100人規模の集会を重ねながら、足元を固める。公明現職の新開昌彦はあいさつ回りを続けながら、創価学会を軸に支持を広げる。無所属現職の古川忠は党派を超えて市議候補と連携。地域主権などを訴え、浸透を図る。

 ●西区 現新3人で 無投票へ

 3人以外に一部、立候補を模索する動きがあったが、最終的には無投票になる見通し。

 11期目を狙う自民現職の田中久也はベテラン議員の必要性を強調し、支持固めを徹底、公明党県本部の推薦も得た。民主新人の仁戸田元氣は市議候補と連携して知名度不足を補いながら地元へ浸透、首相夫人を招いた講演会も開いた。

 自民党や県農政連の推薦を受ける無所属新人の野原隆士は集会で政策を訴えながら、あいさつ回りを重ね、支持拡大を狙う。
(敬称略)

2113チバQ:2011/03/26(土) 00:06:51
    ×      ×

 ▽東区 (定数4)

佐々木徹 53 党県選対委長 民現
今林久 62 党県幹事長  自現
長裕海 57 党県副幹事長 自現
大塚勝利 45 党県青年局長 公現
橋本英一 63 党地区委員長 共新
外井京子 53 団体役員   ネ新

 ▽博多区 (定数3)

井上貴博 48 会社役員   自現
高橋雅成 53 党県組織次長 公現
堤かなめ 50 元大学教授  民新
岩本壮一郎 30 会社代表   み新
川崎智浩 46 政治団体代表 無新

 ▽中央区 (定数3)

鬼木誠 38 党県青年局長 自現
大城節子 60 党県女性局長 公現
原中誠志 52 党総支部幹事 民新
池田素子 39 会社役員   み新

 ▽南区      (定数4)

新村雅彦 58 党県役員   民現
加地邦雄 60 党県財務委長 自現
樋口明 40 党県役員   自現
浜崎達也 55 党県副幹事長 公現

 ▽城南区     (定数2)

守谷正人 45 党支部副代表 民現
武藤英治 59 党県常任顧問 自現
堀宏行 41 団体役員   み元

 ▽早良区 (定数3)

宮浦寛 45 党3区副代表 民現
新開昌彦 53 党県教育局長 公現
古川忠 62 NPO理事長 無現
松永洋幸 38 会社員    無新

 ▽西区       (定数3)

田中久也 77 党県常任顧問 自現
仁戸田元氣 31 党3区幹事  民新
野原隆士 54 PTA会長  無新


=2011/03/19付 西日本新聞朝刊=


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