したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

1854名無しさん:2010/12/16(木) 21:31:51
若返りすぎじゃね?>組合員が団塊の世代から選挙権のない若い世代に交代
----
選挙:県議選 高村県議が不出馬
http://mainichi.jp/area/oita/news/20101216ddlk44010598000c.html
 大分市選挙区の高村清志県議(57)=無所属の会、3期=が15日表明。新日鉄労組が擁立していたが、
同労組は「組合員が団塊の世代から選挙権のない若い世代に交代し、当選ラインに際どい。来春の県議選
には候補を立てない」と説明した。

1855チバQ:2010/12/16(木) 21:50:39
http://www.data-max.co.jp/2010/12/post_12957.html
ラジオ・パーソナリティの伊豆美沙子氏が県議選へ〜宗像は保守分裂の構図
2011統一地方選挙2010年12月16日 12:06 自民党福岡県連が14日に発表した、来年(2011年)4月の福岡県議選3次公認に、ラジオ番組のパーソナリティ、伊豆 美沙子(いず みさこ)氏(51)が、宗像市区の公認候補予定者として発表された。
 伊豆氏の生家は、約300年の歴史を持つ蔵元という宗像の名家。実父も県議を7期務めた。伊豆氏は、自身のホームページ上で「この度新たな出発のために...」と、11月末にパーソナリティを務めていたラジオ番組からの降板を説明している。

 伊豆氏が自民党から立つことで、宗像市選挙区は保守分裂の様相を呈す。前回(2007年)の県議選で定数1の同選挙区は、次回1議席増えて定数2に。しかし、伊豆氏の実父の後釜として現在、同選挙区から県議を3期務めてきた現職・山田勝智氏(緑友会)は、別の新人候補を後継に立てる意向。一方、民主党からは新人・花田洋氏が公認候補予定であり、このままいけば2議席をめぐる3つ巴の戦いが繰り広げられることになる。

【山下 康太】

1856チバQ:2010/12/16(木) 22:07:09
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001012150002
視察旅行 計630万円
2010年12月16日




 佐賀市議会の政務調査費から、視察旅費として2009年度に計約630万円が支出されていることが朝日新聞の調べで分かった。視察先は沖縄県や北海道など全国各地に及ぶが、視察報告書はA4判数枚で、具体的な成果が見えない視察もある。視察旅費のキャンセル料を支出しているケースもあり、専門家は「視察が市政に役立っていないと思っている市民は多く、議会の自己改革が必要」と指摘する。(吉村治彦)


 09年度の視察先は、北海道や東京都のほか、沖縄、青森、岩手、栃木など20都道府県。旅費は共産党を除く全会派が政調費から支出していた。共産党の責任者は「地域の課題を探るための住民アンケートを政調費で実施するなどしたため、視察には行かなかった」と説明する。


 政新会と民主クラブの市議・元市議の計4人は09年4月、沖縄県の石垣市と宜野湾市を2泊3日で訪問した。費用は1人10万4460円で総額41万7840円。ある市議の視察報告書によると、パパイアのブランド化事業と普天間飛行場跡地利用について視察したといい、「重要なノウハウを聞けた」などと文末に記されている。


 だが、パパイア事業視察の成果を市政に生かすよう市議会で執行部に質問するなど、具体的な活用事例は視察から1年8カ月が過ぎてもまだ行われていない。参加した市議の一人は「これから議会で質問することを考えている。跡地利用は、向こうでこういうことをやっていると市の職員に提案した」と説明する。


 一方、自民市政会の9議員は09年5月、2泊3日で北海道の滝川市と江別市を訪問。費用は1人11万3650円で、総額102万2850円。報告書によると、移住・定住推進事業と交通バリアフリー基本構想を調査。参加者によると視察はそれぞれ2時間半程度で、2日目は昼過ぎに視察が終わり、その日は午後からは自由行動になったという。


 市議の一人は「先方の受け入れの都合もあり、2泊3日の日程となった。自由行動では町を歩いて見学したり、ホテルに帰ったりして過ごした。移住・定住の先進事業は北海道の自治体しかやっていなかった」と話す。


 また、視察旅行のキャンセル料を政調費から支出していたのは、政新会に所属していた元市議の男性2人。任期満了直前の昨年10月5、6の両日、東京都と千葉県の下水道関連施設を見学する予定だった。しかし、1人が持病の痛風が悪化したため前日に旅行をキャンセル。視察は2人以上という運用上の決まりのため、2人の航空代金のキャンセル料として計3万4千円を政調費から支出した。


 元市議は「病気というやむを得ない事情なので、キャンセル料を自費で負担することは考えなかった」と説明。別の元市議も「議会事務局の職員に相談して了承を得ており、問題はないと考えている」と話している。


 一方、伊万里市議会は昨年5月、市議6人が奈良県で開かれる議員研修に出張する予定だったが、新型インフルエンザが流行したため、感染を防ぐ目的で旅行を中止した。キャンセル料は「市民の理解を得られない」などと政調費から支出しなかったという。


 地方議会に詳しい大森彌(わたる)・東大名誉教授(地方自治)は「文献を見るだけではなく現地に行かないとなぜ政務調査の目的を達成できないのか、そして目的が達成されたのか、どう役立てたのかを説明できないと、制度があるから視察に行っていると市民は判断するだろう。議会の自己改革が必要だ」と話している。

1857チバQ:2010/12/17(金) 22:09:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/216055
阿久根 市議補選 候補者ゼロ? 解散の可能性、報酬も激減・・
2010年12月17日 00:22 カテゴリー:政治 九州 > 鹿児島
 市長リコール(解職請求)が成立し、来年1月9日告示、16日投開票の出直し市長選が決まった鹿児島県阿久根市。失職した竹原信一前市長(51)とリコール運動を推進した住民団体の役員だった西平良将氏(37)が立候補を表明し、対決構図に注目が集まる。対照的に、同日程の市議補選(被選挙数2)は今のところ立候補表明者が1人もいない。「候補者ゼロ」も懸念される背景には、二つの理由がある。

 市議補選は、9月議会で議場を占拠した竹原前市長派の4市議のうち2人が除名処分となり、欠員が生じて行われる。

 候補者が出にくい理由の一つは、議会解散の可能性だ。竹原前市長を支持する住民団体は市長リコールに対抗する形で11月下旬、市議会解散を求める直接請求の賛同署名9266人分を市選管に提出した。19日までの審査や縦覧を経て「有権者の3分の1以上」(約6600人)の署名が有効と確定すれば、本請求から60日以内に議会解散の賛否を問う住民投票があり、過半数の賛成で議会は解散、40日以内に出直し市議選となる。

 もう一つは、竹原前市長が議会に諮らず専決処分した議員報酬の日当制(日額1万円)への変更。7月に施行され、平均約400万円だった年間の議員報酬は数十万円に減り「生活に余裕のある人でないと選挙には出られない」(市議)。

 竹原、西平両氏の陣営とも「議会解散は確実で補選に出る必要はない」(竹原氏支持・石沢正彰市議)、「市長選に全力を注いでおり補選までは手が回らない」(西平氏陣営)と補選候補者の擁立に否定的。「議会の存亡に関わる。誰か出るように声は掛けている」と話す市議がいる一方で、別の市議は「『議会は無駄』と公言している竹原氏が市長選で勝てば、議会の存在意義がなくなる。今回の補選に出るのは無意味」と冷ややかだ。

 全国では2008年8月、北海道上砂川町議補選(被選挙数数2)で立候補者が1人しかなく、定数割れで無投票となった例がある。

 注目される阿久根市議補選の立候補予定者説明会は21日に行われる。

=2010/12/17付 西日本新聞朝刊=

1858チバQ:2010/12/17(金) 22:10:40
>>940
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001012170002
宮崎市、地域コミュニティ税廃止
2010年12月17日

 街づくりの財源に充てる独自の税金として宮崎市が2009年4月に全国で初めて導入した「地域コミュニティ税」の今年度限りでの廃止が16日、決まった。市議会本会議で条例案が賛成多数で可決された。住民活動を資金面から支援する仕組みとして注目されたが、「自治会費の二重取り」との批判もあった。


 同税は納税者一律500円で、個人市民税に上乗せしている。年間約8千万円の税収を確保し、09年度は防犯灯の維持費や防災マップの作成費など、各地で企画された計255事業に支出された。


 新たな仕組みとして注目されたが「本来は一般財源で賄うべき」「住民に理解が得られていない」などと疑問視する声が絶えず、今年1月の市長選では同税廃止を公約した戸敷正市長が初当選した。


 戸敷市長は6月議会に廃止議案を提出したが「導入から日が浅く、まだ評価が難しい」などの理由で継続審査となっていた。だが、市議の間から「住民に負担を課したまま来春の統一地方選を戦えない」との声も出て、来年度予算の編成前に採決した。可決後の取材に対し、戸敷市長は「今後は一般財源で、ということ。コミュニティー形成を更に拡大する方向は変わらない」と話した。
     (上田輔)

.

1859チバQ:2010/12/17(金) 22:32:46
>>1345>>1361
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20101216ddlk42010520000c.html
県議事務所員のパー券問題:議運委長辞任を野口県議に勧告−−政倫審 /長崎
 野口健司県議(47)=大村市区選出、3期目=の事務所職員が、新幹線保守基地建設予定地の図面を渡す見返りに政治資金パーティー券を購入するよう持ち掛けていた問題で、県議会の県政治倫理審査委員会は15日、報告書をまとめ、末吉光徳議長に提出した。報告書では、野口氏に「結果として、事務所職員の不適切な行為を誘発する機会をつくり出し、監督者責任を免れ得ない」などとして、野口氏が就いている議会運営委員長のポストを辞するよう勧告している。

 野口氏は毎日新聞の取材に「内容を検討した上で、判断したい」と話した。政倫審のメンバーは報告書を議長に提出後、記者会見。「勧告は法的な拘束力はないが、議長を除く全議員の申し立てで設置された政倫審。そこでの勧告であり、重く受け止めてほしい」と話した。【阿部義正】

〔長崎版〕

1860チバQ:2010/12/19(日) 21:51:24
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101219ddlk45010402000c.html
県議会自民:新知事が決定次第、知事に辞職要求へ 予算編成に好都合 /宮崎
 県議会最大会派の自民党(萩原耕三会長)は東国原英夫知事に、26日投開票の知事選で新知事が決まり次第、辞職するよう21日に申し入れる。11年度予算を新知事が本格編成できることなどが理由。

 知事は来年1月20日までの任期を全うする意思を示しており、応じる可能性は低いとみられる。

 県議会は1月に臨時議会を招集予定。任期満了直前の知事ではなく、新知事と今後の県政を議論すべきとの考えから17日の党議で決めた。

 公職選挙法では、知事選で新知事が決まった後に現職が任期を残して辞職した場合、翌日から新知事の任期が始まる。また、4年後の知事選も多忙な年末でなく11月実施が可能になるといい、萩原会長は「ぜひ知事にはご高配をいただきたい」と話している。【石田宗久】

1861チバQ:2010/12/19(日) 21:52:05
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20101219ddlk42010368000c.html
選挙:長崎市長選 前教育長、自民支部に推薦願 /長崎
 長崎市の前教育長で市社会福祉事業団理事長の太田雅英氏(62)が16日付で、自民党長崎支部に同市長選の推薦願を出した。支部役員によると、太田氏はまだ出馬表明していないため、取り扱いを保留しているという。

 来年4月の長崎市長選には現職の田上富久市長(54)が既に出馬表明しているが、政党への推薦願は出さない意向。太田氏はまだ出馬表明していないが「自分の気持ちを理解していただくために推薦願を出した。年内に態度を決めたい」としている。

 自民党長崎支部は市議の会で市長選の対応を協議する方向だが、時期は未定。関係者は「現職支持なども含めての検討になる」と言う。一方、民主党には今のところ推薦願はなく、市長選への対応も未定という。

 太田氏は長崎市出身。県立長崎西高、佐賀大経済学部を卒業し、73年に長崎市役所入り。秘書広報課長、原爆被爆対策部長、企画部長などを務めた。【下原知広】

〔長崎版〕

1862チバQ:2010/12/20(月) 22:45:00
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20101220-OYS1T00649.htm
次期古賀市長の経歴問題、当選無効の異議棄却
地方選
 福岡県古賀市長選で初当選した竹下司津男(しづお)氏(42)が告示前に事実と異なる経歴を公表していた問題で、市選管は20日、落選した中村隆象市長(62)の支援者が申し立てた竹下氏の当選無効を求める異議を棄却した。

 市選管の決定書は、判例などをもとに、「当選者が違法な選挙運動を行っていたとしても、現段階では刑に処せられておらず、当選は有効」としている。決定に不服がある場合は、決定書が届いた日から3週間以内に県選管に審査の申し立てができる。

 中村市長の支援者らは、11月28日に投開票された市長選を巡り、竹下氏が告示前、すでに解散していた東京都内の貿易会社「株式会社国際文化企画」の現職代表と表明した点を問題視。公職選挙法違反(虚偽事項の公表)の疑いがあると主張している。

 竹下氏は今月23日付で市長に就任する予定。

(2010年12月20日 読売新聞)

1863チバQ:2010/12/20(月) 22:46:09
>>1806
http://mainichi.jp/area/saga/news/20101220ddlk41010149000c.html
選挙:鳥栖市長選 牟田前市長を自民県連推薦 /佐賀
 自民党県連は19日、佐賀市で総務会を開き、任期満了に伴う鳥栖市長選(来年2月13日告示、同20日投開票)に立候補を表明している牟田秀敏・前市長(69)の推薦を決めた。市長選には現職の橋本康志氏(54)も出馬を表明している。福岡資麿会長は「推薦願いを受けたのは牟田氏だけで、鳥栖支部の判断を尊重した」と話した。

 牟田氏は参院議員秘書などを経て99年初当選。03年は無投票、前回07年の市長選で敗れたが、いずれも自民の推薦を受けた。公明、民主にも推薦を求める方針を示している。

 また、県連は来年4月の県議選の第2次公認候補3人と新人1人の推薦も発表した。公認内定はこれで29人。

 公認3人は次の通り。(敬称略)

 【佐賀市】新人=古賀陽三(33)【唐津市・東松浦郡】新人=米倉幸久(62)【杵島郡】新人=定松一生(52)

1864チバQ:2010/12/23(木) 18:22:46
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-171515-storytopic-25.html
県議会 浦看民間移譲を一転可決 民主、野党勢力と「決別」2010年12月23日

 県議会で与野党の対立案件となっていた県立浦添看護学校を廃止する条例案は、自民党、公明県民会議の県政与党と民主党との賛成多数により、2012年度からの民間移譲が決まった。既に譲渡先の学校法人と契約を結んでいた仲井真弘多知事にとって、否決された場合の影響は計り知れなかった。今回の議決を通じて民主は県政与党に歩み寄り、仲井真知事の施策実現に協力する姿勢がいよいよ鮮明となった。少数与党の議会対策に苦しんできた知事だが、2期目の政治環境を占う大きな転換点となりそうだ。
 野党の3県議が県立廃止に反対する討論を行い、議案の採決に入ろうとした矢先、自民党県連副会長の翁長政俊県議が「動議を提出する」と立ち上がった。看護師志望学生への修学資金の拡充、病院内保育所整備など5項目を、議案に付随する「要望」として提案した。想定外の展開に野党県議は当惑するばかりだったが、民主党の新垣安弘、上里直司の両県議には水面下で織り込み済みの連携プレーだった。

■要望
 自民党が「要望」で示した項目は、20日に上里氏と県当局が協議し、民主側が県に対応を求めた内容だった。21日には民間移譲に伴う新たな対応策として双方が合意に至り、自民党が議会意思として表明する方策を最終本会議の直前まで検討していた。
 新垣氏は「民間移譲に伴う修学資金の倍増で、県全体に経済的な支援が広がる。生活困窮者を優先して修学資金を貸与する体制になることも大きい」と政策的な意義を強調。上里氏は「県とわれわれだけの確約だけでは困るので、県政与党も同じ意識に立って執行部と向き合うことができるのか、最後まで見極めて賛成した」と与党からの「要望」を評価した。
 自民党県連幹部は「9月議会で継続審議とした段階で、既に賛成に向けた条件整備だった。県立廃止に伴う社会的な影響に懸念がある中で、民主が受け入れられる条件をどうつくるかを詰めた」と語る。

■反発
 県議会は議長を除くと与党の22議席に対し、野党が25議席を占める。ただ2人が賛成に転じれば議案の可否がひっくり返る議席差のため、民主がキャスチングボートを握る格好だ。
 民主県連幹事長でもある新垣氏は「県政与党にはならない」としつつも、「県民全体に関わる県政の要求に対して、政権与党としての役割を果たさなければならず、他の野党とは違う。事案によって是々非々に対応する」と野党との連携に“決別”を宣言する。
 一方で、仲村信正連合沖縄会長は野党で足並みをそろえて県立を存続させるよう民主の両県議に申し入れていた。しかし民主最大の支持母体の意向に反し、自民、公明を与党とする現県政に助け船を送った対応に、仲村会長は「公式、非公式の要請に背く結果に、憤りすら感じる。新自由主義路線がもたらした格差社会のゆがみを正すことなく、自民党の政策に寄り添った判断だと受け止めざるをえない」との異例の談話を発表した。
 連合沖縄が主催する年明けの新春の集いへの出席自粛や、事務所への出入り禁止を両県議に通知するなど、波紋を広げている。過敏な反応を示す背景には、米軍普天間飛行場移設問題をめぐって菅政権が仲井真知事に接近する知事選以来の情勢がある。野党会派からは「自公民の始まりだ。沖縄が大連立の先駆けになるかもしれない」と政局につながる、との見方を強めている。(与那嶺松一郎)

1865チバQ:2010/12/23(木) 18:23:55
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1777318.article.html
展望・2011地方選(1)【知事選】古川氏“独走”(10年11月30日)

 「対抗馬が表れてこない中で、古川知事が自民と民主に対してどんなスタンスを取るのか。それともどこにも頼らず“県民党”でいくのか。そこが関心事になっている」。自民県議の一人は政権交代後、初めてとなる知事選をめぐる現状をそう見立てる。
 
 来年4月の知事選。現職の古川康(52)は9月に3選出馬を表明。他に誰も名乗りを上げない中で、10月末には初めて東京で政治資金パーティーを開催、本格始動した。今は各地で後援会会合を開く。
 
◆共産擁立急ぐ
 
 前哨戦は古川の“独走”状態。前回、古川との一騎打ちとなった共産党は「他党との連携も考えたが、もはや独自候補擁立しかない」と年内選考を急いでいる状態だ。



 
 古川は、約300の団体に推薦願を出す一方、各政党への推薦要請については、まだ方針を明確にしない。19日の定例会見では「(推薦願は)前回は1月ごろだった。今決めなければいけないとは考えていない」と、推薦願提出の判断が年明けになることを示唆した。他の知事選で政党推薦を求めなかったり、「相乗り」のケースがあることを「参考にしている」とも。
 
 政権交代後、初の知事選となる民主。前回は党本部の「相乗り禁止」に沿って最後まで古川の対抗馬擁立を探り、結局は自主投票とした。今回、県連代表原口一博は地域主権改革への協力を評価し、古川支持を強くにじませる。
 
 今も「相乗り禁止」を口にする党幹部はいるが、県連副代表の大串博志は「他県の選挙では相乗りが出ている」と縛られない考え。独自候補を擁立する動きはない。
 
◆相乗り温度差も
 
 一方、県議の4分の3を占める「県政与党」の自民。前回は推薦して後押しした。県議は「推薦願を出すプロセスを見ている。推薦願を出さないつもりなら由々しきこと。『誰が支えているのか』と、出さない現状に不満を漏らす議員もいる」と不満げ。ただ県連幹部は「こちらから積極的に働きかけないが、県政与党だからいずれ来ると思う」とし、民主との相乗りについては「政権は民主にあり、結果的に相乗りになっても違和感はない」とも。県連内の現状認識には温度差もある。
 
 「推薦願がきた時点で対応を考える」と民主、自民、公明、社民は口をそろえる。古川が行動を起こさない限り、政党側も動きが取りにくい状態。古川の対政党戦略に注目が集まる。(統一地方選取材班)=敬称略
 
  ◇     ◇
 
 政権交代後初の統一地方選まで4カ月と迫り、4年に一度の審判となる知事、県議選へ向けた動きが加速し始めた。民主党政権が主要閣僚の問責決議でぐらつく中、地方選に政党事情がどう影響を及ぼすのか。プレ統一選となる鳥栖市長選を含め、展望を探った。


【写真】鳥栖市後援会の会合で知事選3選への意欲を語る現職の古川康氏。無風の中、各地での足場固めを進める=鳥栖市商工センター

1866チバQ:2010/12/23(木) 18:24:20
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1778140.article.html
展望・2011地方選(2)【県議選】最低6選挙区で自・民激突(10年12月1日)

◆定数3減で混戦拍車



 11月下旬に開かれた民主党県連の政治スクール。「(政権の迷走などで)大変迷惑をかけている」。あいさつに立った園田泰郎代表代行は、出席した来春の統一地方選の立候補予定者らを前に頭を下げた。

 

 通常なら叱咤激励の言葉が続くはずだが「中央のごたごたや全国の選挙で敗退が続き『(出馬の)意欲がそがれた』との声も耳にしていた」と園田代表代行。そんな厳しい情勢が、思わず態度に表れたという。

 

 昨夏の衆院選で中央は政権交代したが、地方は依然、自民党が与党として存在感を示す。佐賀県議会も自民30人に対して民主は3人。この構図が来春の改選でどう変化するのか。両党は現時点で少なくとも佐賀、唐津・東松浦など6選挙区での激突が確実視される。41議席から38議席(佐賀市、唐津市・東松浦郡、三養基郡が1減)となる定数削減も絡み激戦は必至だ。

 

【支部の力再結集】

 

 衆院選への転出や引退などで現職6人が不出馬見通しの自民は、13すべての選挙区に公認候補を擁立し、「現行の30議席プラスアルファ」を掲げる。1次公認では現職24人と新人1、元職1の計26人が名乗りを上げ、19日の2次公認・推薦には新人4人が申請を予定。現職3人が不出馬となる佐賀市にはさらなる新人擁立の動きもある。

 

 木原奉文県連幹事長は、民主に対抗意識を燃やし「地域に根ざした市町村支部の力を再結集する」と意気込む。

 

 10人以上の候補擁立を掲げる民主は現在、公認4、推薦2の計6人が固まった。県都佐賀市で複数候補擁立を目指すほか、党の足場が脆弱(ぜいじゃく)な県西部では4選挙区を対象に公募を実施。人選もほぼ終えて、近々正式に決める。

 

 ただ中央から吹く逆風に「10人の目標クリアは簡単ではない」(県連幹部)との声も。園田代表代行は「国会議員3人の組織などフル稼働しないといけない」と語る。

 

【社・公・共も危機感】

 

 2党以外も消長をかけた戦いに危機感をもって臨む。社民党は鳥栖市と佐賀市の現有2議席のほか、伊万里市、唐津市東松浦郡、小城市で候補擁立を目指したが「かなり厳しい情勢」(県連幹部)だ。現職の2選挙区に力を傾注することになるが、鳥栖市で現職出馬か新人擁立か決まっていないなど不安要素を残す。

 

 公明党は佐賀市の現職が4期目を目指す。唐津市東松浦郡での擁立を検討したが、定数削減で見送り。他党との協力については、これまでのつながりから自民系が基本となるが、「人物や政策を基本に友好的かどうかが判断基準になる」と党幹部。民主系も最初から門前払いすることなく門戸は開くという。

 

 共産党は、現有の佐賀市に加えて、唐津市東松浦郡での議席獲得を目指す。党県委員会幹部は「市町議会ではうちの議員は浸透してきている。県議会で存在感を示すには2議席必要」と強調する。

1867チバQ:2010/12/23(木) 18:24:46
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1778874.article.html
展望・2011地方選(3)【県議選】佐賀市 (10年12月2日)
 2度の合併で、福岡県と県境を接する山間部と有明海まで広がった佐賀市。川副、久保田、東与賀の3町が加わった今の「新佐賀市」になってからは初の県議選になる。佐賀市(定数10)と佐賀郡(同2)に分かれていた選挙区を統合したうえで定数を1減するため、11議席を争う戦いとなる。今のところ、出馬を明言しているのは現職8人、新人2人。民主、自民、公明、共産、社民の5政党の公認候補が顔をそろえる。他にも擁立の動きがあるが、少数激戦の様相となっている。
 
 自民では、篠塚周城(61)=6期・川副町▽県議会議長の留守茂幸(63)=5期・大和町▽木原奉文(57)=4期・多布施▽古賀善行(64)=1期・久保田町=の現職4人と、新人の川崎常博(44)=諸富町=が既に公認を得ている。原口義己=(71)7期・神野▽吉田欣也(73)=6期・木原=は勇退。岩田和親(37)=3期・中の小路=は次期衆院選に佐賀1区から出馬するため立候補しない。
 
 新人の古賀陽三(33)=新郷本町=も自民に公認申請している。
 
 政権交代後初の県議選となる民主は、地方組織の基盤強化のため「複数の候補擁立を検討」(県連幹部)している。既に現職の藤崎輝樹(39)=1期・大和町=の公認を決定。新人1人が準備を進めている。
 
 公明、共産、社民はいずれも現有の1議席死守へ現職を擁立する。公明は伊藤豊(61)=3期・開成、共産は前回トップ当選の武藤明美(63)=4期・天祐、社民は徳光清孝(53)=1期・朝日町。無所属の太田記代子(74)=2期・赤松=は「検討中。年内には判断したい」とする。
 
 有権者数は、選挙区統合で前回より2万7千人増の18万9千人超。合併した旧佐賀郡3町が地盤の候補者の旧佐賀市への支持拡大、勇退する現職の支持者の動きなどが焦点となる。当落ラインを「8500から9千票」とみる関係者が多いが、ある立候補予定者は「あくまで単純計算した結果で、全く読めない」と頭を悩ます。前回からさらに選挙区が拡大した中で、職場、地縁や血縁など、あらゆるつてをたぐりながらの前哨戦を繰り広げている。

1868チバQ:2010/12/23(木) 18:25:10
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1779944.article.html
展望・2011地方選(4)【県議選】唐津市・東松浦郡 (10年12月3日)
 定数1減となる6議席をめぐって、現職5人と新人4人が争う構図がほぼ固まった。市町村合併から5年が経過、これまで根強かった旧市郡の「議席のすみ分け」意識が変化するのか、さらに政権与党の民主が初の公認候補を立てる選挙区として、どのような戦略で挑むのかが注目される。
 
 旧唐津市では自民現職の峰達郎(50)=2期・山本=と無所属の宮崎泰茂(67)=5期・佐志=が後援会活動を本格化させている。再選を目指す自民の大場芳博(61)=1期・半田=は地盤の鏡地区から、無所属の新人林正樹(62)=鏡=が名乗りを上げたことで足場固めを急ぐ。前回選挙で地域を二分しただけに、「この4年間の浸透ぶりが問われる」という。
 
 民主公認で挑む新人の宮地昭博(51)=和多田=は「地元代表」の色合いを前面に、会社経営で培った人脈に支持を求める。「政権与党として国とのパイプを訴え、商工業を中心に若い保守層を取り込みたい」という。九電を核に連合傘下の労組が支援に回る見通しだが、一枚岩の協力体制が築けるかが焦点だ。
 
 旧郡部では自民現職の桃崎峰人(61)=2期・浜玉=が再選への準備を進める。ベテランの楢崎近(74)=3期・相知=が今期限りで引退。後継の自民系市議、米倉幸久(62)=相知=は、過去の選挙の“しこり”が残っていた地元の保守層をまとめる期待を担う。知名度不足の懸念から同僚市議との連携で浸透を図る。
 
 現職地盤の新旧交代の動きに「従来の地区割りにとらわれない、支持拡大の動きが出てくる」(現職陣営)とみられ大混戦は必至。2万票前後の投票数を見込む上場地区をただ一人地盤とする自民現職の田崎信幸(56)=肥前・1期=は「票が余っていると思われ、ここが草刈り場になるのではないか」と警戒感を強める。
 
 昨年亡くなった市民派の故増本亨=妙見町=を支持した票の行方も焦点。共産はこうした有権者の取り込みを狙い、新顔の擁立を模索したが結局、前回の県議選や7月の参院選に出馬した山口勝弘(55)=北波多=に落ち着いた。体制づくりはこれからとなる。公明は候補擁立を見送った。

1869チバQ:2010/12/23(木) 18:25:33
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1780967.article.html
展望・2011地方選(5)【県議選】鳥栖市・三養基郡 (10年12月4日)
◆【鳥栖市】民主、候補擁立で調整


 自民2、社民1で議席を分け合ってきたが前回、自民公認を得られなかった新人の向門慶人(39)=1期・古賀町=が初当選、自民は指山清範(45)=2期・藤木町=1人になった。
 
 指山は11月6日に党公認を受け、あいさつ回りなどを始め3期目への準備を進めている。向門は今回も無所属での出馬予定で、県政報告会を兼ね校区単位で組織固め。保守系で世代交代が進んだこともあり、ほかの動きは低調だ。
 
 社民の牛嶋博明(69)=4期・宿町=は、一時、年齢や世代交代を理由に引退の意向を示したが、党支部で対応を協議している。「支部に任せており、現時点では何とも言えない」と話す。
 
 民主は候補擁立の方針で調整を急いでいる。焦点は市議会議長の原康彦(56)=鎗田町=の動向。国政選挙で共闘する社民との関係もからみ流動的だ。
 
◆【三養基郡】定数1減、出馬動向に影響


 来春から定数1減となり、2議席を争う。現在のところ、現職、元職、新人の3人が出馬を明言している。前回は5人が立候補したが、立候補予定者が「当選ラインも上がり、大変な選挙になる」と語るように、定数削減が出馬の動きに微妙な影響を与えている。
 
 自民現職の宮原真一(40)=1期・みやき町江口=と自民元職の石丸元章(46)=みやき町原古賀=が既に自民公認を得て地盤固めを進める。民主現職の末安善徳(69)=2期・みやき町簑原=は「民主の灯は消せない」とするが、明確な態度表明はしていない。
 
 自民現職の堀田一治(74)=5期・基山町=は勇退する。同じ基山町から町商工会青年部長の新人服巻稔幸(40)が無所属で出馬を表明、まず町内の票のとりまとめを急いでいる。 =敬称略=

1870チバQ:2010/12/23(木) 18:25:58
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1782094.article.html
展望・2011地方選(6)【県議選】神埼市郡・小城市(10年12月6日)
◆前回選挙の顔ぶれか 神埼市郡(定数2)



 現職2人と新人1人が立候補を表明。元職1人も出馬の是非を検討している。いずれも前回立候補した顔ぶれだ。


 現職は自民の石井久起(59)=1期、神埼市神埼町=と、民主の内川修治(58)=1期、同市千代田町。いずれも2期目に意欲を見せ、1期目の実績などを訴え、支持を広げている。


 新人は前回小差で敗れたJA神埼郡支部理事八谷克幸(61)=同市神埼町=。元県職員でJAでの経験も生かして態勢を固める。県議3期の実績を持ち、前回、自民公認で立候補して敗れた元職の富崎三郎(61)=同市千代田町=は「状況を見ながら検討する」と含みを残す。


 前回は城原川ダム問題への対応も争点のひとつだった。民主党が政権を奪ったが、全国のダム問題の建設の是非の検討はこれからで、影響は読みづらい状況。候補空白区の吉野ケ里町での支持獲得なども焦点になっている。



◆12年ぶりの選挙戦へ 小城市(定数2)



 2期連続で無投票だったが、自民現職の伊東猛彦(48)=4期・三日月町=、藤木卓一郎(43)=3期・三日月町=の2人に加え、前小城市議の三根實(54)=小城町=も無所属での立候補を表明。12年ぶりの選挙戦になりそう。


 藤木は10月末に事務所を再開。「12年間の働きが評価される選挙」と意気込む。伊東は11月末に佐賀市で「励ます会」を開き、支援者に「地方から政治を変えたい」と支持を訴えた。


 新人の三根は、有権者の4割近くを抱える小城町が主地盤。「政党の論理でなく市民のための県政を目指す」と活動を活発化させている。


 民主は候補者選定が難航し、擁立は厳しくなっている。民主との共闘を呼び掛けていた社民は擁立を断念している。   =敬称略=

1871チバQ:2010/12/23(木) 18:26:25
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1782783.article.html
展望・2011地方選(7)【県議選】武雄市・杵島郡(10年12月8日)
◆民主擁立で選挙戦か 武雄市(定数2)
 
 前回は無投票で自民公認の現職2人が当選した。今回も現職の石丸博(65)=4期・橘町=と、稲富正敏(63)=3期・武雄町=が既に党公認を受け、出馬準備を進めている。民主も擁立を進めており、選挙戦になる公算が大きい。
 
 今期議長を務めた石丸は、小規模な会合などに出席しながら浸透を図る。5期目へ「新幹線を生かしたまちづくりなどを訴えたい」と意欲を見せる。
 
 副議長の稲富も「地域の声、田舎の声を県政の場で発言し続けたい」と、市内全世帯への議会報告配布や地区単位の集会など準備を進める。
 
 民主は4月の武雄市長選で新人候補(落選)を推薦するなど党勢拡大を図ってきたが、党公認の市議などはいない状況で、まずは組織や地盤づくりが鍵を握る。
 
 合併によって前回選挙から加わった山内町や北方町への浸透、民主支持層の動向なども焦点になりそう。
 
◆現職勇退で乱戦模様 杵島郡(定数2)



 現職1人と新人3人が立候補の意向を明らかにしている。自民現職の稲富康平(65)=3期・白石町=は勇退の意向で、4人で争う構図になりそう。
 自民現職の石倉秀郷(61)=2期・江北町=は、県政報告会を行うなど現職の強みを生かした活動で「杵島郡3町の特色を生かし、一体となった発展を」と訴えている。
 
 勇退する稲富の地盤の白石町からは新人2人が動きを見せる。町議で農業法人代表の定松一生(53)=白石町戸ケ里=は、大票田の地元を固めながら、江北、大町への浸透をうかがう。自民に公認申請している。元県職員の三根建一(60)=白石町堤=は、社会資本整備を中心に携わった36年の行政経験の豊富さを訴えながら、支持拡大を急いでいる。
 
 過去2回出馬し、前回は296票差で敗れた県地域婦人連絡協議会長の三苫紀美子(65)=江北町=は、民主の推薦を受けて再挑戦。「必ず女性の声を県政に届けるという強い気持ち」と当選を期す。 =敬称略=

1872チバQ:2010/12/23(木) 18:26:50
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1783648.article.html
展望・2011地方選(8)【県議選】多久市、鹿島市・藤津郡、嬉野市(10年12月9日)
展望地方選【県議選】多久市、鹿島市・藤津郡、嬉野市

◆現職と新人一騎打ち 多久市
 
 2期連続で無投票だったが、自民現職の福島光洋(54)=3期・西多久町=に加え、多久市議の野田勝人(53)=北多久町=も立候補に向けて準備を進めている。8年ぶりの選挙戦となりそう。
 
 福島は、自民系市議らを中心とした自民党市支部と後援会組織を中心に活動。4期目の目標として「精神的な豊かさを実感できる地域づくり」を掲げる。
 
 野田は「開会中の定例議会に集中したい」と出馬を明言しないが、7月の参院選で民主候補を応援した市議の支援を取り付けに動いており、年内にも態度表明する見通し。現職と新人の一騎打ちという構図が固まってきた。
 
 市議は自民系だけでなく、民主のサポーターも多い。民主の動向も注目される。
 
◆2議席を3人で争う 鹿島市・藤津郡
 
 自民現職の土井敏行(57)=2期・鹿島市高津原=と、坂口祐樹(40)=1期・太良町多良=が出馬の意向。無所属新人で鹿島市議の松田義太(37)=鹿島市高津原=も民主推薦で立候補する。2議席を3人で争う構図になりそう。
 
 前回は鹿島市と太良町が合区され、定数は3から1減。九州新幹線長崎ルート建設問題などを争点に現職1人と2新人が争った。
 
 今回は民主の推薦候補が出る新たな構図。民主は7月の参院選で、鹿島市で投票数の約4割の6千票余りを得ている。推薦した松田への民主県連の支援も焦点で、現職の土井、坂口も後援会活動を本格化させて体制固めを急ぐ。
 
 土井、松田はともに鹿島市高津原で地盤が重なる。坂口も太良の議席死守を目指すなど、地域事情も複雑に絡む。
 
◆現職のほかに動きも 嬉野市
 
 過去2回は無投票。今回も今のところ出馬を明らかにしているのは自民現職の石井秀夫(63)=4期・嬉野町=だけ。ただ、水面下で立候補を模索する動きもあり、民主の動向も不透明。選挙戦になる可能性も残している。
 過去2回が無投票当選だった石井は「今回は選挙となる心づもりでいる」と、今年初めから始動して地域の行事や各種会合に出席、県政報告会も開いて地歩を固めている。
 他にも立候補を目指す動きはあるが、具体化するまでには至っていない。民主の擁立は難しそう。

1873チバQ:2010/12/23(木) 18:27:14
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1783933.article.html
展望・2011地方選(9)【県議選】伊万里市、西松浦郡(10年12月10日)
◆元職、民主公認で出馬 伊万里市(定数3)
 
 3議席をめぐって、自民現職3人と元職1人が名乗りを上げている。前回と同じ顔ぶれだが、以前は自民公認だった元職の松尾真介(52)=瀬戸町=が民主公認で出馬する。政党事情が複雑になり混戦模様だ。
 
 現職3人は、竹内和教(61)=3期・松島町=▽中倉政義(61)=3期・東山代町=▽岡口重文(55)=1期・大川町=。松尾を含め4人とも市議経験があり既に支持基盤を持っている。

 松尾は2003年に初当選し前回選挙で落選。前回は自民公認だったが、今回は「民主党のマニフェストと改革姿勢に共感した」として民主から出馬する。後援会組織づくりと民主支持層への浸透を図る。

 現職陣営は民主票の行方に警戒感を強めている。ともに県議3期の竹内と中倉は、県政報告会などで県と市のパイプ役を担ってきた実績を強調し、足場を固める。前回無所属で出馬した岡口は、自民公認候補として、ミニ集会などで農業関係者らへの支援を訴える。
 
◆現職の無投票再選も西松浦郡(定数1)
 
 自民現職の原田寿雄(53)=1期・有田町戸杓=が出馬の意向で、既に公認を得ている。民主の擁立は現状では難しそう。他に動きはなく無投票となる可能性もある。
 
 原田は前回、4期目を目指す自民現職を破って初当選。今回は自民公認を得て「伝統産業、有田焼の再生をはじめ、雇用問題など経済対策が最優先」と訴える。11月からは週1回、町内の公民館で町議の町政報告会と一緒に県政報告会を開いている。
 
 民主党県連は9月、西松浦郡など4選挙区を対象に候補者を公募。4人が応募したが、「まだ結論は出していない。ぎりぎりまで候補者擁立の努力は続ける」としている。 =敬称略=

1874チバQ:2010/12/23(木) 18:27:37
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011rensai.0.1786265.article.html
展望・2011地方選(10)【鳥栖市長選】(10年12月14日)
◆前回の顔ぶれで再戦へ



 来年3月12日の九州新幹線全線開通を控える鳥栖市。新鳥栖駅前には重粒子線がん治療施設が建設される予定で、これまでの物流に加え、人の交流がさらに盛んになる期待が高まっている。
 
 市政のかじ取り役を決める2月の市長選には、現職の橋本康志(54)=本町=と前市長の牟田秀敏(69)=立石町=が立候補を表明、2007年と同じ顔ぶれによる保守系同士の一騎打ちになりそうだ。
 
 橋本は元食品会社社長で07年の市長選で「市政の変革」を訴え無所属で立候補。自民と公明が推薦する現職の牟田を破り初当選した。就任後はマニフェストで掲げた市長退職金、市長公用車を廃止した。
 
 また、重粒子線がん治療施設の誘致などを進めた。なかでも「市民参加で総合計画案を作ったのは行政の大きな変換」と自負する。選挙戦ではマニフェストを発表する考えで準備を進めている。
 
 市長2期を務めた牟田は落選後、自民党籍を離れて活動を続けてきた。出馬の意思を固めたのは11月末。決断の理由として支持者の再三の要請に加え、「もっとリーダーシップを持って挑戦すべき」と現市政についての不満を挙げた。
 
 福祉を重視してきた牟田だが、課題として行財政改革、市町村合併、市内における地域分権の3点を挙げる。なかでも合併については「トップ同士の話し合いで推進すべき」と強調する。
 
 前回は市を二分する闘いとなった。牟田は自民、公明、民主に推薦願を出す方針で、橋本は政党推薦について「今は未定。後援会と相談する」としている。支持層を含め前回と同じ対決構図になる可能性は高く、攻守を入れ替えての再戦は激戦必至だ。 =敬称略=

1875チバQ:2010/12/23(木) 22:19:33
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101216ddlk45010614000c.html
県政再考:知事選みやざき/1 農業 /宮崎
 ◇迫るTPPに危機感
 百姓一揆を思わせる「むしろ旗」は、農家の危機感を県民に訴える過激な演出だった。

 貿易自由化で農業への打撃が懸念される環太平洋パートナーシップ協定(TPP)。JAグループ宮崎は今月5日、宮崎市で約3200人規模の集会を主催し、市内をデモ行進した。えびの市の米農家、鬼川直也さん(37)も、ござに「TPP反対」と大きく書いた旗を担いで加わった。

 鬼川さんは、主に約2ヘクタールの水田でヒノヒカリを栽培している。TPP交渉参加の動きに県が出した影響試算では、米はほとんどが価格の安い外国産米に置き換わり、県内生産額236億円の稲作は壊滅する。

 消費者が農や食を考える機会に、と農家民泊や農業体験企画に取り組む鬼川さん。「トンボが飛び、涼しい風がそよぐ日本の原風景は農村が守ってきた。自然や環境が大切なら消費者も関心を」と望む。

 デモには宮崎市清武町の和牛繁殖農家、落合博美さん(40)の姿もあった。家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)が終息してほっとしたのもつかの間。唐突なTPP参加の動きに「驚くしかなかった」。牛肉は高級牛しか残らないとの試算に「安心・安全でよい牛を作るしかないが……。農業の未来を守ってほしい」とつぶやいた。

 口蹄疫は11月末、韓国で再発が確認された。家畜ゼロから経営を再開させた児湯地区の若手養豚農家で作る「新生養豚プロジェクト協議会」は、地域ぐるみでの徹底した防疫を目指す。だが、会長の野津手重人さん(40)は農家の意識差に不安を感じている。「いつ再発してもおかしくない。指導すべき県、農家の危機意識が薄らいでいる」と警鐘を鳴らす。

 宮崎の08年農業生産額は3246億円で、全国5位。県が基幹産業と位置づけるが、農家総所得は1戸当たり378万5000円と低水準で、農業従事者約5万4800人の半数を65歳以上の高齢者が占める。生産から加工、流通まで通して農畜産物の付加価値を高める6次産業化などの将来像が問われている。【石田宗久】

   ◇  ◇

 県産品のトップセールスなどで宮崎の知名度を高めた東国原英夫知事は、1期4年で県政を去る。後に残される県政の課題を、現場から再考する。

1876チバQ:2010/12/23(木) 22:20:03
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101217ddlk45010651000c.html
県政再考:知事選みやざき/2 観光 /宮崎
 ◇“知事景気”後の活性策は
 「知事がいなくなったら、観光コースからはずれるんでしょうね」

 県庁−−。1932(昭和7)年に建てられ九州では最も古い庁舎が、にわかに観光スポットとして脚光を浴びたのは、07年の東国原英夫知事の就任と時を同じくする。12月初旬、熊本県から来たという男性(62)は土産を買い込むといそいそと観光バスに乗り込んだ。今、年間30万〜40万人が訪れる。県は新たに職員を配置して、庁舎内の案内にも応じている。

 しかし、知事退任後は、再びもとの古いだけの庁舎になってしまうことが懸念される。「寂しい。知事にはもう少しやってほしかった」と守衛の沼口博文さん(62)。

 道路を挟んで向かい合う「みやざき物産館」は、知事景気の恩恵を最も受けたといえる。就任前の06年度の売り上げは1億3000万円だったが、09年度は8億2700万円と6倍以上に増えた。

 知事のトップセールスは、埋もれていた県産品に光を当てた。しかし、県内の観光客数・観光消費額は伸びていない。

 県観光動向調査によると、観光客数はここ数年1200万人台を推移している。知事が就任した07年の観光客数は1234万人で前年比で1・5%増えた。しかし、08年は1217万人、09年は1190万人と2年連続で減少した。観光消費額も06年が895億円。07年は932億円と増えたが、08年は923億円。09年も減少が予想されている。

 県観光推進課は「リーマンショック後の世界金融不況や新型インフルエンザなどの影響もあった。10年は口蹄疫(こうていえき)の影響でさらに落ち込むだろう」という。

 県は88年、国のリゾート法を受け「宮崎・日南海岸リゾート構想」を打ち上げた。民間活力を導入し、長期滞在型リゾート地を目指した。核となるのがシーガイアだった。しかし、赤字がかさみ、01年に会社更生法を申請、構想は頓挫した。

 05年、改めて県観光・リゾート振興計画を策定し、自然・文化など地域資源を生かした新たな観光の方向を打ち出した。この中で09年の観光客目標値を1320万人と設定したが、実際は1190万人と大きく下回った。

 県ホテル旅館生活衛生同業組合の植田恒雄理事長は「九州新幹線が開通しても魅力がなければ、宮崎は取り残される。各自治体が周辺との連携をさらに密にして、それぞれの魅力を互いにプラスにしていく取り組みを強化していかないと、実体経済は潤わない」と危機感を募らせる。【小原擁】

毎日新聞 2010年12月17日 地方版

1877チバQ:2010/12/23(木) 22:20:31
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101218ddlk45010569000c.html
県政再考:知事選みやざき/3 地域医療 /宮崎
 ◇医師偏在、解消が急務
 小さな手が、ギュッと母親の小指を握った。

 小林市の保険代理業、小川真さん(33)の次女は先月生まれたばかり。妻(30)が都城市の産科で出産した際、低酸素状態だった。すぐに提携先の総合病院に救急搬送され、一命を取り留めたが、経過観察中だという。

 出産前、妻の体調が思わしくなく「生まれた時、もし何かあったらと不安だった」と小川さん。妻の勤務先でもあり、小林市と比べ医療が充実していると判断し、都城市での出産を選んだ。

 最近、2歳の長女が39度の熱を出した時も慌てた。小林市立病院に電話すると、車で約1時間の都城市で受診するよう告げられた。小児科は医師が退職し、11月から休診状態だった。

 「緊急なのに地元で診てもらえない。これでは安心して子供を育てられない」と小川さん。妻も「夜中に熱を出した子供にとって、車の移動は負担が重い」とため息をつく。

 医師不足の背景にあるのが04年導入の新しい臨床研修制度。新人医師が研修先を自由に選べる半面、高度・専門医療が充実した都市部が好まれ、地方が敬遠される傾向にある。

 08年現在の県内の医師数は2602人で、98年比で259人増加した。しかし、過半数の1373人が宮崎東諸県医療圏に集中し、小林市を含む西諸県医療圏は144人。小児科系医師数も66人に対し、5人と地域、診療科に偏在がある。

 小林市立病院では、内科医3人が派遣元の鹿児島大学に引き揚げ現在1人。症状の軽重を問わずに患者を受け入れて医師が過重労働を強いられた過去があり、市民も動き始めた。

 今年5月に発足した「地域医療を考える会」。地域で座談会を開き、まず民間のかかりつけ医を受診し、必要に応じて市立病院を受診するよう勧めている。医師の負担を減らし、働きたくなるような勤務環境の改善が目標だ。啓発DVDには坪内斉志院長が出演し「危機的状況に理解を」と語り掛ける。市立病院を、救急など地域医療支援病院と位置づけ、民間との役割分担を目指す。西諸医師会の開業医も輪番制で市立病院の夜間診療を支援するなど意識は変わりつつある。

 県は、へき地や小児科勤務を前提に、現在49人が利用する医師修学資金貸与制度や、宮崎大学で始まった地域医療を担う「総合医」育成を支援している。高橋博・福祉保健部長は「地方勤務の義務化制度を国に働き掛けることも必要。大学や医師会と連携したい」と話す。【石田宗久】

1878チバQ:2010/12/23(木) 22:21:42
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101219ddlk45010398000c.html
県政再考:知事選みやざき/4 入札改革 /宮崎
 ◇建設業界の体力低下
 気の遠くなるような作業だった。

 家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の発生を受け、建設業界も休みのないフル操業が続いた。

 西都市の建設会社社長、橋本和夫さん(58)は、5月末から殺処分した家畜を埋却する作業などに追われた。夜も明けきらぬ早朝から午後8時まで、戦いは約40日間も続いた。

 「現場では天気も日時も関係なかった。どんどん家畜の死体が届いて、重機で埋める作業を黙々と繰り返すだけだった」

 作業前と後、鎮魂のため塩をまき、手を合わせた。結局、西都市では2万412頭の家畜が殺処分され、県全体では約29万頭に上った。

 地震、台風などの災害現場では、建設業関係者の力を抜きに復旧は語れない。その建設業界の倒産、廃業が相次いでいる。

 公共工事への信頼回復を公約に掲げた東国原英夫知事は、入札制度改革に着手した。談合の温床とされた指名競争入札制度をまず廃止した。一般競争入札は、改革前までは予定価格(入札上限価格)1億円以上の工事が対象だったが、段階的に引き下げ、08年1月には250万円以上の工事を対象にした。これにより一般競争入札への参入業者が増え、競争は激化した。

 県は同時に業者の技術力や地域貢献度などを評価する「総合評価落札方式」を積極的に取り入れた。価格が安いだけでは落札できなくなった。この総合評価方式で落札した業者は、06年度はわずか3件だったのに対し、09年度には935件と急増した。

 次々と断行された改革は、一方で平均落札率(予定価格に対する落札額の比率)の低下を招いた。06年度に93・4%だった落札率は、07年度は83・9%、08年度は84・1%に下がり、業者は利益減を余儀なくされた。

 民間信用調査会社の帝国データバンクによると、県内の建設業者の倒産件数(負債額1000万円以上)は、06年度18件、07年度35件、08年度は46件とピークに達した。「地域経済への影響が深刻だ」として県建設業協会や自民党県連は、最低制限価格の引き上げ、指名競争入札の復活を県に要望している。

 県建設業協会の仁科俊一郎理事は「入札改革を一気にやりすぎた。会社を維持するために若い人の採用枠をなくしたため、災害時などにも対応できる体力・能力も急激に低下している」と分析している。【小原擁】

1879チバQ:2010/12/23(木) 22:22:19
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101221ddlk45010628000c.html
県政再考:知事選みやざき/5止 中山間地域 /宮崎
 ◇山村維持に迫る限界
 曇り空に覆われた山あいに、生コン車がコンクリートをドサドサと吐き出す音が響いていた。

 今月7日、諸塚村。役場から15キロほど奥の桂集落では、地域の男たち十数人が林道を舗装していた。生コンは村の助成だが、作業はボランティア。先月から村で暮らす木野奨太さん(27)も「村の役に立ちたい」と、作業を手伝った。

 木野さんは県の中山間地域活性化事業「中山間盛り上げ隊」の派遣ボランティア。東京都出身で宮崎への移住を希望した。農作業などにも声が掛かる。妻(26)と生後2カ月の長男も歓迎され「村の人たちは温かい」と顔をほころばせる。

 早朝から夕方までかかって数百メートルの舗装を終え、夜は集落の高齢者も参加して慰労を兼ねた忘年会。女性たちのシシ肉料理に舌鼓を打ち、ほろ酔いの笑顔が広がった。

 森林は、間伐や下草刈りなど人の手が入ることで守られる。水源や国土の保全、地球温暖化の要因とされる二酸化炭素吸収など、森林や山村の価値が再認識されている。

 県内の杉生産量は123万立方メートルで全国一を誇る。だが、林業経営は厳しく、09年の木材平均価格は1立方メートル当たり8900円で79年の3万5500円の4分の1。75年に8460人だった林業従事者は、05年現在で2311人。若者は安定収入を求めて村外に出ざるを得ず、諸塚村でも過疎化で廃校になった小学校がある。

 公民館長の山崎国則さん(56)は「山を放置すれば災害が起き、川の下流できれいな水は飲めなくなる。山村に目を向けてほしい」と望む。

 林業やシイタケ栽培で暮らす見原隆明さん(61)も「昔は食べていければそれで良かったから。過疎が進もうと少子化だろうと山村を捨てるつもりはない」と言い切った。

  ◇   ◇

 景気悪化による税収減と高齢化で増える社会保障費。厳しい県財政に口蹄疫(こうていえき)対策が追い打ちを掛けた。県の財政調整基金残高は、09年度末の166億円が、10年度11月補正後に44億円まで減少。国に税源移譲や道路などの社会資本整備を強く求める東国原英夫知事だが、中山間地対策など県議会で相次ぐ要望に対し「住民サービスの充実にはコストがかかり、青天井。行政には限界がある」。限られた予算の「選択と集中」が求められる時代。新知事の政治哲学が問われる。【石田宗久】=おわり

1880チバQ:2010/12/25(土) 07:46:52
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/217500
東国原氏初マイク 中立捨て後継支援 宮崎知事選26日投票
2010年12月25日 00:36 カテゴリー:政治 九州 > 宮崎

宮崎県知事選の候補者の横で熱弁を振るう東国原英夫知事=24日、宮崎市の中心商店街 26日投開票される宮崎県知事選にこれまで距離を置いていた東国原英夫知事が24日、選挙戦で初めてマイクを握った。前副知事河野俊嗣(こうのしゅんじ)氏(46)=無所属新人=の応援演説に立ち、「東国原県政を発展的に継承してくれる」と訴え、後継者に指名した。投票日2日前になっての表舞台登場に「選挙妨害だ」との批判の声も聞かれた。

 1期限りで退任する東国原知事だが、県民の人気は衰えていない。今回の知事選では「マイクを握るなら全員」などと中立の立場を取っていた。

 知事はこの日、宮崎市内で「この4年間で(政党や派閥の)『しがらみ』をなくしたのに、時計の針が戻される」などと対立候補を批判。投票直前の方針転換については「県庁の内部事情など、事実が県民に伝わっていない」と語った。

 突然の知事登場に関係者は戸惑い気味。「自主投票」の社民党県連合の鳥飼謙二代表は「中立と言ってきた知事自らが『しがらみ』をつくった」と指摘、演説内容は「相手候補への選挙妨害」と語った。

 知事選には農業宮本大善(だいぜん)氏(39)=無所属、共産党県委員長津島忠勝氏(65)=共産、元県商工観光労働部長中馬(ちゅうまん)章一氏(64)=無所属=の新人3氏も立候補している。

=2010/12/25付 西日本新聞朝刊=

1882名無しさん:2010/12/26(日) 12:56:37

選挙:県議選 速見郡選挙区に新人立候補 /大分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101225-00000237-mailo-l44
毎日新聞 12月25日(土)16時3分配信
 県議選同選挙区(定数1)に上野公則・日出町議(52)が24日、立候補を表明。引退する佐藤健太郎氏の後継。無所属で自民に推薦を求める予定。同選挙区には元衆院議員秘書の新人、三浦正臣氏(32)も民主、社民の推薦を受け、無所属で立候補することを表明している。

12月25日朝刊

1883チバQ:2010/12/26(日) 18:19:35
>>1861
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20101226/01.shtml
長崎市長選に太田氏が出馬へ 前市教育長、1月にも正式表明

 来春の任期満了に伴う長崎市長選で、前市教育長の太田雅英氏(62)が25日までに、無所属で立候補する意向を固めた。来月にも記者会見し、正式表明する見通し。長崎新聞社の取材に答えた。

 太田氏は2008年から務める市社会福祉事業団理事長の辞職願を同日までに提出。24日に県選管に後援会の設立を届け出た。自民党長崎支部にも推薦願を出しており今後、後援会関係者らと調整しながら動きを活発化させる。

 太田氏は長崎市出身。佐賀大経済学部卒。1973年に長崎市職員となり、原爆被爆対策部長、企画部長などを歴任。04〜08年に市教育長を務めた。

 同市長選には、現職で2期目を目指す田上富久氏(54)が既に立候補を表明。太田氏が出馬の意向を固めたことで、選挙戦はほぼ確実とみられる。

 太田氏は「都市間競争が激化する中、地方主権の推進が一層求められる時代。県や近隣の都市と連携しながら、力強く、誇りある長崎の再生を目指す。過去の行政経験と実績を力にリーダーシップを発揮し、長崎の現状を一歩でも二歩でも前に進めたい」と語った。

1884チバQ:2010/12/26(日) 18:20:26
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-171613-storytopic-25.html
浦看民間移譲2県議賛成 民主、分裂の危険水域2010年12月26日

 22日の県議会で可決された県立浦添看護学校を廃止する条例案への対応で、民主会派の2県議が自民、公明の県政与党とともに議案の賛成に回ったことに対し、民主党県連(喜納昌吉代表)の内部でも新たな離党者を招くなど、組織分裂の危険水域に達している。
 条例案に賛成した新垣安弘県連幹事長、上里直司県連政調会長の両県議は「県全体の看護師養成・確保へさらに強い後押しができる」と政策的な判断だったと説明するが、県連所属の衆院議員らは「仲井真弘多知事を支える態勢に傾いている」と反発している。
 米軍普天間飛行場の辺野古移設に民主党本部が回帰したことへの不満が県連所属議員にくすぶる中で、11月の知事選の対応をめぐって山内末子県議が離党。糸満市議会の伊敷郁子市議も「党本部だけでなく県連のスタンスがあまりにも変わり、もはや相いれない」として、今回の浦添看護学校の民間移譲で民主会派が賛成に転じたことを受けて離党を決意した。

■異例の遺憾表明
 県議会の民主会派に対しては、仲村信正連合沖縄会長も「連合沖縄の公式、非公式の要請に背く結果になった」として、遺憾の意を表す異例の談話を22日に発表。仲村会長は「民主党議員の支持基盤はどこなのか。勤労大衆に依拠した政治活動を今後も推し進めていくか疑問を感じる」と今後の選挙協力関係の見直しも示唆している。
 対立の火種は、11月の知事選の対応からくすぶっていた。連合沖縄が伊波洋一氏の支持・支援を表明し、玉城デニー、瑞慶覧長敏の両衆院議員も伊波氏の応援に加わった。
 これに対し喜納代表や新垣、上里の両県議は党本部の主張に沿って、選挙戦では特定の候補者の応援に動かないよう県連役員に注文し、選挙戦を静観した。伊波氏を支持した民主議員からは「反自公でやってきた伊波氏を支えるのが本来の県連の心情であるべきだ。現執行部の態度は仲井真氏への側面支援でしかない」と不信感を高めた。

■“急接近”
 知事選を終え、仲井真知事の2期目最初となる12月定例会での、民主会派の県政与党への急接近。県連副代表の玉城衆院議員は「県連としての議論もなく、県議の独断で決まった。労働組合からも慎重な対応を求める再三の要請がありながら、稚拙極まりない行為だ」と執行部批判を展開し、早期の役員会招集を主張している。
 仲井真県政と民主党政権との仲介役として、県連の政策実現を図る方向へとかじを切っていくのか。離反が続出する中で、県連組織が維持できるのか。今後の民主党県連の方向性をめぐって、支持基盤も巻き込んだ路線対立が顕在化している。(与那嶺松一郎)

1885チバQ:2010/12/26(日) 19:00:07
http://mytown.asahi.com/areanews/okinawa/SEB201012250051.html
民主県連、またも離党者 今度は糸満市議、基地問題不満
2010年12月26日

 民主党県連の伊敷郁子糸満市議が離党届を提出していたことが25日までにわかった。県連での離党者は今月に入り2人目。米軍普天間飛行場の移設問題をめぐる政府・党本部への不満が背景にある。

 伊敷氏は朝日新聞の取材に、来県した菅直人首相が県民との対話の機会を設けなかったことや県連所属の県議が仲井真弘多知事と同調する姿勢を強めていることを挙げ「党本部も県連も県民とねじれている。我慢も限界だ」と語った。

 伊敷氏は5月、党本部での会合で普天間問題は「雲の上の話」などと語った党幹部に発言の撤回を迫るなど、党への反発を強めていた。

1886チバQ:2010/12/26(日) 19:46:43
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20101222ddlk40010353000c.html
飯塚市議会:政調費巡り空転 改正案、会派間の調整つかず /福岡
 飯塚市議会は12月定例会最終日の21日、1議員当たり年間48万円が支給される政務調査費を巡って半日以上、空転した。

 一部会派が政務調査費を来年度から廃止する条例改正案を議員提案しようとしたところ「唐突だ。慎重に検討すべき問題だ」とする会派との間で調整がつかず、森山元昭議長が条例改正案を預かった状態となった。

 市が提案していた一般会計補正予算案などをすべて議決して休憩に入った後は再開のめどが立たず、当初、午後4時までとされていたこの日の閉会時間を急きょ、午後11時59分に延長した。

 22日午前0時を回って日が変わると定例会は自然流会となることから、提案側の会派は地方自治法に基づいて議会再開を森山議長に求めたが、応じない状態が続いた。

 政務調査費を巡っては、各地の議会で不適切な支出が指摘される中、田川市議会が来年4月からの廃止を決めたほか、飯塚市のNPO法人「オンブズパーソンかほ」が今月、廃止を求める要望書を森山議長に提出した。【笠井光俊】

〔筑豊版〕

1887チバQ:2010/12/27(月) 22:45:46

松形祐尭元知事の支援者らが支えた
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20101227-OYT8T00088.htm
中馬さん出遅れ響く
 宮崎市内の中馬さんの事務所では、後援会幹部らが待機して吉報を待った。敗戦が伝わると、重苦しい雰囲気が漂い、中馬さんは沈痛な表情で「力不足でした」と頭を下げた。

 告示日前日に「候補者に県出身者がいない。東国原知事は対話不足」と急きょ立候補を表明した。選挙戦に入って県内の主要政党に推薦願を出したが、多くは河野さんへの支援を決めており、支持を得られないまま終盤戦に突入した。

 県職員や市町村、民間団体との連携強化を訴え、松形祐尭元知事の支援者らが支えたが、出遅れを取り戻すことはできなかった。

 「もっと早く立候補を表明していれば、結果は違ったかもしれない」。陣営幹部は唇をかんだ。

(2010年12月27日 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20101227-OYT8T00085.htm
県政継承 喜びの河野さん
終盤、陣営引き締め成功


当選を決めて支持者と握手を交わす河野さん(26日午後8時7分、宮崎市内のホテルで)  26日に投開票された知事選は、新人で前副知事の河野俊嗣さん(46)が、東国原県政の継承を掲げて他の3人を引き離して初当選を果たした。民主、自民、公明の各県組織やJAなど県内の主要な経済団体、東国原後援会などから支援され、有権者に幅広く浸透した。元県部長の中馬章一さん(64)は出馬表明が遅れたことや、知事の支持層からの反発もあり、及ばなかった。農業の宮本大善さん(39)は知名度不足が最後まで響いた。共産党県委員長の津島忠勝さん(65)は2度目の挑戦だったが、支持が広がらなかった。

 河野さんの陣営が宮崎市内のホテルに設けた会場に当選確実が伝わると、一斉に「やったー」と歓声がわき起こった。集まった支持者に祝福されながら壇上に立った河野さんは「口蹄疫(こうていえき)からの再生復興に全力で取り組みたい」と紅潮した顔で語り、そばで妻の直佐(ちさ)さん(43)が何度も頭を下げた。

 東国原知事が不出馬を表明した9月29日の翌日、知事に出馬の意欲を伝え、約2週間後に立候補を表明した。告示まで2か月を切り、準備不足は否めなかったが、「ほかに有力な候補者も出ないだろう」と陣営には楽観ムードが漂った。

 しかし、県内出身者で行政経験豊かな中馬さんが告示日前日に出馬を表明すると状況は一変。陣営に危機感が募り、選挙戦中盤になって、ようやく支援政党や団体による会合を開き、河野さんが頭を下げて支援の徹底をお願いした。

 終盤には支援団体などの組織選挙と、友人や知人のつながりによる草の根運動が両輪で動き始めた。東国原知事の応援演説が実現したこともあり、ほかの3人を突き放した。

 「知事職とは重荷を背負うこと。私が県民の先頭に立ってやっていく」。副知事としてナンバー2に徹してきた河野さんが、リーダーの一歩を踏み出す決意を強調した。

(2010年12月27日 読売新聞)

1888名無しさん:2010/12/27(月) 23:46:53
宮崎県知事選挙は、大方の予想通り、そのまんま知事の後継者たる副知事の当選が決まりましたが
泡沫候補扱いされた宮本大善氏が、共産党公認候補を上回る得票をしたのが印象的であります

1889名無しさん:2010/12/28(火) 00:39:59
まあ河野以外に誰も立候補者がいなかった時期の出馬表明というご祝儀的なものもあっただろう
というか共産が酷すぎるのでは?

1890名無し:2010/12/28(火) 01:26:38
宮崎知事選、共産党は人も金もなにもほとんどかけてないからね。全くやる気がないのに候補者だしているからね。

1891チバQ:2010/12/28(火) 20:49:19
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20101228ddlk40010234000c.html
’11北九州市長選:自民系市議会派の一つ、北橋氏を実質支援へ /福岡
 北九州市長選(11年2月6日投開票)で、市議会(定数61)の自民党系2会派のうち「自民市民クラブ」(7人)は27日、無所属で再選を目指す北橋健治市長(57)を実質支援する方針を固めた。自民党が擁立を見送り、民主と自民の2大政党の対決構図が崩れた今回、北橋陣営は各党各会派に推薦は求めない構えだが、市議レベルで支援の動きが始まりつつある。

 会派の複数の幹部が明らかにした。28日に北橋氏と面会。再選した場合、11年度市予算案などへのクラブの要望を理解することを求め「認められれば、大半の所属市議が支援する」(幹部)という。今後、所属市議の後援会会合に招くなどして支援するという。

 自民党系会派のうち議長会派の「自民党議員団」(15人)は10月、候補者を擁立しない方針を決定。所属市議の多くは態度を決めていないが、北橋氏支援を探る向きもある。

 市長選には、無所属新人の北九州市立大名誉教授、三輪俊和氏(67)=共産推薦=も出馬表明している。【平元英治、仙石恭】

〔北九州版〕

1892チバQ:2010/12/29(水) 08:36:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20101227-OYT8T01101.htm?from=nwlb
継承 東国原流<上>
圧勝でも危うさ残る

 「新知事は真っ白なキャンバスに大きな将来の絵を描き、県民が塗り上げればいい」

 当選の喜びにわく前副知事・河野俊嗣氏(46)の陣営の会場で、あいさつに立ったJA宮崎中央会の羽田正治会長は、河野氏に県民の意向を重視する姿勢を求めた。次にマイクを持った民主党県連の川村秀三郎会長も「支援の理由は対話。県民と対話し、耳を傾けることを強くお願いしたい」と注文した。

 次点に20万票以上の大差を付けた29万3579票は、4年前の選挙で東国原知事が獲得した26万6807票を2万票以上も上回る。高い支持率の知事をしのぐ得票だが、河野氏が打ち出した政策が評価されたとは言い難い。

 東国原知事が不出馬を表明した9月29日の翌日、河野氏は知事室で「知事は後継者にどういうイメージを持っているか」と尋ねた。

 「あなたはどう思う?」と返す知事。「興味がある」と打ち明けた河野氏に、知事は「いろんな人に相談して決意を固めるのなら、それもいいことじゃないか」と背中を押した。東国原県政を側近が引き継ぐというシナリオが書かれ始めた。

 河野氏は公約に当たる政策提案の素案を知事に見せて意見を聞いた。事務所開きの司会は東国原後援会のスタッフが担当。知事は「特定候補のためにマイクは握らないと思う」と公言していたが、選挙戦最終盤には、対立候補の県政批判に反発して、河野氏の応援演説に立った。

 知事の人気に頼った得票は、退任とともに有権者の心が離れる危険性もはらむ。

 河野氏は当選あいさつで、司馬遼太郎著の小説「項羽と劉邦」に触れ、「武術や体力で項羽に劣る劉邦の強みは空っぽの器。周りが心配して器を埋めて、大きな力になった」と県民総力戦での勝利を強調、険しい県政運営を見通すように何度も一致団結を繰り返した。

   ◇

 知事選が終わった。東国原県政の影響は河野県政にどう受け継がれ、有権者は何を期待しているのか。河野氏当選の背景や、今後の展望を2回に分けて検証する。

(2010年12月28日 読売新聞)

1893チバQ:2010/12/29(水) 08:36:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20101229-OYT8T00110.htm
継承東国原流<下>
対話重視に転換強調

 「県民との対話と協働を重視し、全力で取り組みます」

 当選証書を受け取った後のあいさつで河野俊嗣氏(46)は自らの政治スタンスを緊張した面持ちで宣言した。

 「東国原知事の県政運営を継承する」と言い、後継候補であることを前面に出して選挙を戦った河野氏。しかし、目指す政治手法は知事とは異なる。

 タレント出身で、大きな発信力を誇った知事は、その一方で、議会などとの「対話不足」が指摘された。自民党県連の幹部は「あの人は聞く耳を持っていなかった」と不満をぶちまける。

 これに対し、河野氏は公約に当たる政策提案で「対話と協働」をうたい、街頭演説でも繰り返し強調してきた。「知事はアピール力が抜群である反面、対話が十分でなかったとの指摘がある。私が知事になったら、そこは変えていきたい」との思いからだ。

 こうした姿勢を評価し、政党や経済団体も選挙戦では河野支援に動いた。出馬表明間もない河野氏が自民党県連に協力要請に訪れた際、中村幸一・自民党県連会長は「聞く耳を持っている人だ」と好印象を語った。

 対話重視の路線を打ち出し、その点で「脱東国原」を図ろうとする河野氏。逆に、受け継ごうとするのは「しがらみを排除する」という姿勢だ。

 県政での「しがらみ」は、特定の団体や個人との結びつきが強まって癒着することをいう。官庁内では「天の声」によって動く職員がいたり、報復人事が行われたりした。官庁の外では民間企業などに対する便宜供与の土壌となった――。官製談合・贈収賄事件の出直し選で、こうした「しがらみ」の一掃を訴えて当選した東国原知事は河野氏の応援演説で、「しがらみをなくして風通しのいい県庁にした。自由闊達(かったつ)な議論ができるように整えてきた」と説明。河野氏がその路線上にあることを強調し、しがらみ排除の継続に期待感を示した。

 ただ、政党関係者の支援をほとんど受けずに当選した東国原知事とは異なり、河野氏は民主、自民、公明各党の県組織と経済10団体から支援を受けて当選した。それだけに「当選後は、しがらみが発生するのでないか」と懸念する声もある。

 読売新聞が投票日に実施した出口調査で、河野氏に投票した人の86%が「東国原県政の継承を望む」と答えた。東国原知事の何を継承し、何から脱却するのか――。その選択も含め、新知事の手腕を県民は注目している。

(2010年12月29日 読売新聞)

1894チバQ:2010/12/29(水) 20:25:28
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100402-465846/news/20101228-OYT1T00497.htm
阿久根市議会が越年…出直し市長選費用で延長

. 解職請求(リコール)の住民投票で市長が失職した鹿児島県阿久根市の市議会は28日、会期が延長されている9月議会の本会議を開き、出直し市長選の実施費用などがいまだに提案されていないとして、会期をさらに来年1月21日まで延長することを決めた。

 本会議では、午前10時の開会時刻を過ぎても市長職務代理者の仙波敏郎氏(61)をはじめ執行部全員が議場に姿を見せず、浜之上大成議長が「執行部が欠席しているが、議事を継続する」と開会を宣言。会期延長を決め、約10分で散会した。同市はトップが不在のまま、議会が越年する異常事態となった。

 一方、仙波氏は報道陣に「地方自治法の解説には、むやみに会期延長してはならないとある。市民生活に影響のある補正予算であり、専決処分をせざるを得ない」と主張。出直し市長選の実施費用や生活保護費など約7000万円の一般会計補正予算を近く専決処分する考えを明らかにした。

(2010年12月28日13時00分 読売新聞)

1895チバQ:2010/12/30(木) 12:48:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101230-00000012-mai-pol
<阿久根市>出直し市長選、前哨戦激しく 1月9日告示
毎日新聞 12月30日(木)9時51分配信

 竹原信一・前市長(51)のリコール成立に伴う鹿児島県阿久根市の出直し市長選は1月9日に告示、同16日に投開票される。失職した竹原氏と、リコール団体元監事の養鶏業、西平良将氏(37)の対決の構図は、わずか398票差だった今月5日の住民投票と同じだが、1000人規模の総決起集会が開かれるなど早くもヒートアップしている。

 「破壊を伴う『改革』ではなく創造を」。26日、西平氏は約1000人を集めた総決起集会でこう訴えた。

 公約では、市役所改革として役職定年制導入や段階的な給与削減(4年間で15%)などを提示。議会改革としては議員定数を16から14〜10に削減▽執行部も逆質問できる議会基本条例の制定−−を挙げた。官民格差や議会批判がウリの「竹原流」への対抗策だ。

 9月に出馬表明した西平氏は11月以降、朝のつじ立ちで浸透に努めるが、知名度では竹原氏に及ばない。陣営もリコール運動を担った20〜40代が中心で大半が選挙未経験。西平氏は「『市長リコール賛成』イコール『西平支持』ではない」と危機感を募らせる。

 当初、12人の「反竹原派」市議とは距離を置いたが、住民投票後「知恵と経験を借りたい」と連携に動いた。竹原派は、議会リコール運動と絡めて「西平氏は既得権益を取り戻したい議員と結託した」と攻撃するが、陣営は「議員とは是々非々の姿勢を貫く」と反論する。

 一方の竹原氏は連日、ミニバイクで市内を回り「平成維新!」と大書したビラを配っている。1日約600戸。ほぼ全世帯の約1万戸が目標で、年末年始も返上という。

 「ブログ市長」で知られるが、政治活動の原点はビラ配り。建設会社員だった02年ごろ、市役所や議会を批判するビラを配った。「直接配れば市民の暮らしが分かる」。今回は、窓口手数料、保育料、ごみ袋の値下げや固定資産税の減税など「実績」を列挙した。支持する石沢正彰市議は「生活がギリギリの人は専決処分などの手続き論より明日の生活が重要」と解説した。

 約450人を集めた11日の決起集会では、官民の給与差を0.19%と発表した今夏の人事院勧告を引き合いに「阿久根は300%だ。皆さんはだまされている」と挑発。公務員批判を核に「改革者」イメージの浸透に躍起だ。【村尾哲、馬場茂、福岡静哉】

1896チバQ:2011/01/05(水) 23:04:01
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/219148
式辞で前市長を称賛 阿久根市成人式で仙波氏 新成人も選挙戦の渦中へ
2011年1月5日 20:45 カテゴリー:社会 九州 > 鹿児島
 出直し市長選(9日告示、16日投票)を間近に控えた鹿児島県阿久根市の成人式が5日、市民会館であり、市長職務代理者の仙波敏郎氏が新成人約270人を前に、市長選への立候補を表明している竹原信一前市長を称賛する式辞を述べた。市を二分する戦いに選挙権を得たばかりの若者も巻き込む格好となり、反竹原派は「晴れの場に政争を持ち込んだ」と反発している。

 仙波氏は式辞で「成人の義務は投票。投票しない人に政治を語る資格はない」と述べた上で「阿久根が変われば日本が変わる」「失職をいとわず、市民と市職員の給与差が3倍以上という不条理を直そうとした」と竹原氏をたたえる言葉を並べた。竹原氏のスローガン「平成維新」も用い「平成維新の年になると信じている」と訴えた。

 これに対し、市PTA連絡協議会長として成人式に出席し、竹原氏の市長解職運動を進めてきた住民団体の川原慎一会長(42)は「晴れの場にふさわしくない話であきれる。大人が二つに分かれている状況を持ち込み、若い人たちに恥ずかしい」と批判した。

 新成人の反応は賛否両論。専門学校に通う男性(20)は「竹原さんは市民のために力を尽くしてくれた。仙波さんの言う通り」。歯科助手の女性(19)は「こういう場でなぜ竹原さんの話をするのか。嫌な気持ち」と感じたという。

 市長選の最大の争点は地方自治法を無視し、議会を招集しないまま専決処分を繰り返してきた竹原氏の政治手法の是非。

 帰省中に出席した男子大学生(20)は「何でも自分勝手に決めるやり方は反対」と批判。市内のスーパーでアルバイトした経験がある男性(20)は「竹原さんが市のごみ袋代を値下げすると、多くの市民が購入に訪れた。市民のためにやってくれていると実感した」と語る。

 市長選は必ず投票するという男子大学生(20)は「次の市長は分裂した街に一体感を取り戻してほしい」と話した。

=2011/01/05 西日本新聞=

1897チバQ:2011/01/05(水) 23:10:32
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100402-465846/news/20110105-OYT1T00613.htm
総務相、阿久根市の専決処分「違法、無効だ」
. 片山総務相は5日午前の閣議後の記者会見で、鹿児島県阿久根市の市長職務代理者の仙波敏郎氏が議会開会中に補正予算を専決処分したことについて、「全く論外だ。何を考えているのかと思う。要件を満たさない専決処分は違法、無効だ」と批判した。

 地方自治法は専決処分について、「議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき」などに首長が行えると規定しているが、阿久根市議会側は反発している。

(2011年1月5日12時47分 読売新聞)

1898チバQ:2011/01/05(水) 23:11:12
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001101030001
問う!阿久根出直し市長選 (上)
2011年01月04日
 「ブログ市長」として全国的に知られた阿久根市の竹原信一・前市長(51)。きっかけは2008年8月の市長選挙期間中のインターネットの日記「ブログ」の更新にさかのぼる。


 告示後も他候補の批判や自身の個人演説会の様子を紹介。「公選法に触れる恐れがある」と市選管の指導を受けるなど問題化したが、4人の乱戦を制し初当選した。


 市長になると、市政に関する情報をブログで発信し続けた。首長としての考えや改革の必要性を書き込んで伝えた。しかし、内容の多くが議会や市役所の批判。市議会の追及に竹原氏は「個人としてやっている」と意に介さなかったが、ブログが市議会との関係を悪化させた。


 09年1月、ブログで「辞めてもらいたい議員アンケート」を実施したことで対立は決定的に。議会から最初の不信任決議を受けたのは、これが発端だった。


 その後、議会から2度目の不信任決議を受けて失職した竹原氏。しかし、09年5月の出直し市長選では反対派市議らが擁立した対立候補を破って再選を果たした。竹原氏がブログで繰り返し発信し続けた議会や市役所の改革の必要性や熱意が市民に徐々に浸透。むしろ過激とも言えるブログの内容は「改革派市長」のイメージを高めた。


 一方で、リコール運動にまで発展する要因の一つになったのもブログ記述だった。
 「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」
 障害者差別ともとれる09年11月の記述に、福祉団体などから抗議が殺到。昨年2月には約500人が参加した抗議集会も開かれた。竹原氏は昨年9月、自身の解職を求めるリコール署名1万364人分が市選管に提出された際、記者会見で記述について初めて謝罪したが、それまで謝罪の言葉はなかった。


 この問題を契機に、若手市民有志でつくる「阿久根の将来を考える会」が発足。会は竹原氏のリコール運動を進める団体の母体となった。


 良くも悪くも、ブログで市政に様々な波紋を起こしてきた竹原氏。現在も、更新は不定期に続いている。


                  ◇


 竹原氏が阿久根市長を解職されたことに伴う出直し市長選が9日、告示される。現在、立候補を表明しているのは竹原氏と、「阿久根の将来を考える会」発起人の西平良将氏(37)。選挙戦を前に、約2年3カ月の竹原市政を三つのテーマで振り返る。
.

1899チバQ:2011/01/05(水) 23:11:51
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001101050001
問う!阿久根出直し市長選 (中)
2011年01月05日

 阿久根市の竹原信一・前市長の2期目の市政運営で、キーワードとなるのが「専決処分」だ。「議会は自分に対して不信任状態だ」として、議会に諮らず専決処分を繰り返した。「自治体の意思決定機関である議会を無視したやり方は問題」「市民のためになるなら構わないのでは」。市民の間でも評価は分かれた。


 竹原氏は昨年5月、課長会席上で「必要な施策は専決処分で進める」との方針を明らかにした。その後、市職員の賞与を大幅にカットする条例改正や、議員報酬を日当制にする条例制定などを次々に行った。7月には副市長に元愛媛県警巡査部長の仙波敏郎氏を起用する人事も決めた。
 地方自治法によると、首長が専決処分できるのは災害発生時など議会を招集する余裕がない時などに限られる。竹原氏は昨年3月定例議会中、「傍聴席にマスコミがいる」との理由で議会出席をボイコット。以来、議員側の要求にもかかわらず、議会を招集しなかった。そして自らの施策を進めるため、専決処分という手法を用いた。当然、議会からは反発の声が上がった。


 伊藤祐一郎知事からは2度の是正勧告を受けたが、竹原氏は従わなかった。9月に総務相に就任した、地方自治に精通している片山善博・元鳥取県知事に「(竹原氏の)専決処分は違法で無効」と断じられても動じなかった。
 議会を招集し、出席したのは8月25日。ボイコットから約半年後のことだった。
 専決処分の連発が住民投票での解職成立の最大の要因になったとみられる。市民が「独善的な市政はノー」を突き付けた形だが、竹原氏は記者会見で「専決処分の内容をマスコミが全く報道せず、自分の趣味のように誤解された」と報道陣を批判した。
 専決処分のうち、市役所の窓口手数料の値下げや今年4月からの固定資産税率の引き下げなどは、市民の負担を軽くする施策だ。専決ではないが「ゴミ袋半額」「保育料の減額」も歓迎する市民は多い。だが、将来的に税負担が増える可能性がある点などは、議会で議論されずに決まっただけに、市民は評価しづらい。いずれにしろ、これらは竹原氏への一定の評価につながっているとみられる。


 竹原氏がとった専決処分の連発は、地方自治法の改正論議にまで影響を及ぼした。総務省は首長が専決処分できる案件を絞るなど、制限を設ける方針だ。
.

1900チバQ:2011/01/05(水) 23:12:20
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001101050002
問う!阿久根出直し市長選 (下)
2011年01月05日


 阿久根市の竹原信一・前市長の約2年3カ月の市政運営は「対立」の連続だった。相手は議会や市職員労働組合。議会では、時に議事とは関係のない暴言の応酬が繰り広げられ、溝は修復不可能なところまで深まった。


 議会との対立は、2008年に市長に初当選した直後から続いた。竹原氏が選挙戦で公約に掲げていた議員定数や市長給与を削減する議案を提案しても否決。竹原氏は「議会は何でも反対する。議会では議論ができない」と様々な場で不満を漏らした。一方の議会は「反対したのは説明不足や、根拠が不明な議案」と反論した。
 竹原氏が09年5月に出直し市長選を制して再選したことで、ある程度の関係改善が期待された。議会から2度の不信任を受けて失職しながらも再び市民から信任されたことで、議会は「是々非々でやる」と態度を軟化させたからだ。ところが竹原氏と市職労との対立が、結果的に議会との関係も損なっていく。


 竹原氏は再選直後、市庁舎内にあった市職労事務所に退去命令を出した。さらに、自身が失職直前に庁舎内に張り出させた職員人件費の総額を書いた張り紙をはがした男性係長を懲戒免職(1年後の昨年8月に復職)にした。議会の多数を握る反市長派はこれらに反発。双方の問題とも取り消しを求めて鹿児島地裁に訴えられ、竹原氏と市は敗訴したが、議会は市側の弁護士費用などを認めなかった。
 議会との決定的な亀裂が生じたのは昨年3月定例会。10年度当初予算案の使途不明な部分を反市長派議員が総括質疑で追及する予定だったが、竹原氏は本会議をボイコット。執行部にも答弁を禁じた。


 強硬な姿勢は人事にも表れた。「改革」の障害とみなした人は排除し、自身に賛同する人を据えるようになる。一部の職員を降格させたこともあった。また、市賞罰審査委員を支持派議員に代えたり、市公平委員に自身を支持する市民を充てる人事案を提案(議会は否決)したり。自身の解職の賛否を問う住民投票の告示直前には、住民投票に関する「内部資料の誤記」を理由に、実務を担ってきた選管書記を異動させ、1カ月の停職処分まで科した。


 竹原氏を支持する人は「改革を推進する強力なリーダーシップがある」と評価し、不信感を抱く人たちは「ルールを守らない独裁者」と非難する。9日に告示される2度目の出直し市長選で、市民はどんな審判を下すのか。16日の投開票が注目される。
.

1901チバQ:2011/01/07(金) 23:15:12
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110107-OYS1T00563.htm?from=nwlb
「どっち派?」疑心暗鬼、商店街の絵で色分けも
阿久根対立


市役所内の窓口に張り出された人件費の推移を示す紙(6日午後1時11分、鹿児島県阿久根市で)=大原一郎撮影 前市長の失職に伴う出直し市長選(9日告示、16日投開票)を目前に控えた鹿児島県阿久根市。長引く混乱と対立が繰り返される中、新たな年を迎えたまちを歩いた。

 市中心部に近い五色ヶ浜海岸。元日の朝、浜辺には地元の小学生や高齢者ら約50人の姿があった。46回続く恒例の初泳ぎ。年末年始を襲った寒波で海に入る時間こそ短かったが、近くの施設で開かれた懇親会では、持ち寄った正月料理や雑煮が振る舞われ、にぎやかさを取り戻した。

 出直し市長選の話は出なかった。が、出席者の男性(59)がぽつりと漏らした。「みんな黙っているからこそ不気味」。知らず知らずに「どっち派」かを見定めようとしている自分がいた。

 男性は10年ほど前に漁師をやめた。「以前は、漁師の方が市職員よりも収入が多かったはず。文句一つ聞かなかった。街の衰退が心まで貧しくしてしまったから、対立も生まれたのだろうか」。いつもの新春の光景も違って見えた。

 「私の数年分の年収。下げて当然でしょ」

 6日午後、阿久根市役所を訪れた会社員の女性(61)は、昨年末に張り替えられた紙を見て、うなずいた。

 〈1億6270万円(正規職員数22名)〉。部署ごとに2007〜09年度の人件費と職員数が並び、最後に〈皆様のお役に立つ職場作りに努めます〉とある。

 「市職員の半数以上が年収700万円」「立派な車や家を持っているのは公務員だけ」

 住民の多くは「官民格差」に敏感だ。

 市役所から5キロほど離れた山あいで十数頭の肉牛を飼育している寺地政文さん(74)が格差を感じ始めたのは、竹原信一前市長(51)が09年2月、市のホームページに全職員の給与を公表してからだ。「肉は売れず、数億円の借金を抱える仲間もいるのに……」。県外にいる子どもたちまでも「不景気で帰省できない」と言い、今年の正月は孫にも会えなかった。「とにかく格差のない阿久根にしてほしい」。その思いをますます強くした。

 市中心部の商店街。ある通りには15年前に27店があったが、今も営業しているのは5店だけだ。

 商店街のシャッターに風景や人物などを描く事業が始まったのは09年度。竹原氏が街のにぎわいを演出するために取り組んだ事業だが、今となっては「色分け」にも使われる。ある商店主の男性は言う。「絶対、絵は描かん。前市長派と思われたら腹立たしい」

 シャッターに絵を描いてもらった別の店主は、竹原氏派が進める議会解散の署名に応じた。「商売をやっていれば、いろんな事情がある」と言う。しかし、竹原氏の対抗馬として立候補を表明している養鶏業の西平良将氏(37)の陣営が開いた集会にも昨年末、初めて顔を出した。

 「20年、30年前の潤っていた頃に、というわけではない。せめて2、3年前、普通に暮らしていた阿久根に戻ってほしい」と言う。「店主同士が疑心暗鬼になって商売を続けている」。こんな現状から抜け出したいと願っている。

(2011年1月7日 読売新聞)

1902チバQ:2011/01/07(金) 23:28:13
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_129118254899.html
別府市長選 浜田、長野氏が出馬へ
[2010年12月01日 14:48]
 来春の別府市長選に、現職の浜田博市長(71)と別府市議の長野恭紘氏(35)が立候補する意思を固めたことが1日、両者の関係者への取材で分かった。開会中の定例市議会本会議の中で機会を設けて表明するものとみられる。
 浜田市長は11月に入り各種団体から出馬要請を受けていた。「熟慮している」と慎重な発言を繰り返していたが、同月30日には要請団体に対して、前向きな発言をしていた。関係者によると、「『ONSENツーリズム』の心である、市民と協働のまちづくりをさらに推進したい」との思いが強くなったようだ。
 浜田市長は市議2期、県議4期を務めた後、2003年の市長選で初当選。楠港跡地への複合商業施設の誘致をめぐる06年の出直し市長選を含めて3回当選している。
 また、長野氏の関係者によると、同氏は「浜田市長の任期中、市内の経済や雇用情勢などが全くよくなっていない」などと話しており、地域の活性化のためには若い世代へのバトンタッチが必要との思いから、出馬の意思を固めたようだ。
 長野氏は衆院議員秘書を経て03年の市議選に初当選。06年出直し市長選に出馬し、落選。07年の市議選で2回目の当選を果たした。市議会では自民党系の新創世会に所属している。


http://mainichi.jp/area/oita/news/20110107ddlk44010551000c.html
選挙:別府市長選 浜田博市長の後援会が事務所開き /大分
 6日、同市石垣西であり、民主、社民両党の国会議員や県議、市議、建設、観光団体、JAなどの関係者が出席した。浜田氏は「2月にはサッカーJ1名古屋がキャンプインし、3月から大型クルーズ船が連続5回寄港する。これからどんどんお客さんを呼んでくる。このまちづくりを今やめるわけにはいかない」と訴えた。同市長選は4月24日。

07年
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070423/20070423_001.shtml
別府市長に浜田氏三選 観光再生 どう道筋 「さらに市民と手を携え、観光や地域再生に不退転の決意で取り組みたい」。別府市長選で三選を決めた浜田博氏は、開票が始まって間もない22日午後9時20分すぎ、同市観海寺のホテルで早々と万歳。支持者から祝福を受けながらも、市政のかじ取りに表情を引き締めた。

 「市民の目線」での市政継続を訴えた浜田氏は今後4年間、中心市街地の活性化や行革の推進など多くの課題と向き合う。しかし、具体的な政策目標を記したマニフェストを配布したのは終盤の20日になってからで、戦いぶりには物足りなさを感じた有権者も少なくなかった。

 今回の選挙は、イズミの大型スーパー誘致という明確な争点が浮かび上がった昨年5月の出直し市長選とは違い、想定外の出来事が相次いだ。

 相手候補の諸派新人、菊川勝氏は告示日、締め切り15分前に届け出。選挙公約の公表はその2日後となり、慌ただしい選挙戦となった。一方、浜田氏も長崎市長射殺事件を受け、遊説を一時自粛し、選挙カーから訴える内容も投票の呼び掛けに変更。選挙戦は最後まで盛り上がらなかった。

 市議選と同時選挙だったこともあり、投票率は61.98%。浜田氏はまず、12月に予定されるイズミ開店に伴う交通渋滞への対応策など、行政手腕が試される。

=2007/04/23付 西日本新聞朝刊=





06年
http://www.47news.jp/CN/200605/CN2006052101005659.html
別府市長に浜田氏再選 活性化に大型店誘致推進

 前市長の辞職に伴う大分県別府市長選は21日投票、即日開票の結果、無所属前職の浜田博氏(67)=社民支持=が、無所属新人で元別府市議長野恭紘氏(31)=自民支持=を破り、再選を果たした。投票率は62・09%で過去最低。  市中心部の埋め立て地にイズミ(広島市)の大型スーパーを誘致する立地協定案が市議会で審議未了で廃案となり、浜田氏は4月に市長を辞職。経済活性化のため大型店を誘致すべきかどうかが焦点となった出直し市長選に出馬した。選挙戦は誘致反対を掲げる長野氏との一騎打ちとなった。  浜田氏は、イズミ誘致で見込まれる税収増を強調するとともに、温泉を中心とした観光地づくりや行財政改革など1期目の実績をアピール。誘致賛成派の一部自民系市議の支援も取り付け、組織選挙を展開した。
2006/05/21 13:33 【共同通信】

1903チバQ:2011/01/07(金) 23:30:37
07年の記事
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/5940

5940 :とはずがたり:2007/04/17(火) 23:17:04

別府市長選 本番前に迷走 民主幹部 出馬会見ドタキャン 県連、「寝耳に水」の事態
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070410/20070410_002.shtml

 戦後1度も無投票がなく、現職への対抗馬が出るかどうかが注目されている別府市長選(15日告示、22日投開票)で、前民主党県連代表で別府市支部長代行の菅正雄氏(60)は9日、立候補表明の記者会見を設定。ところが、関係者の猛反対を受け、直前になって中止した。

 市長選への出馬を唯一表明している現職の浜田博氏(68)は元社民党県議で、菅氏と同じ革新系。菅氏は態度を保留しており、民主は社民との協力関係に影響を与えかねない事態を憂慮、調整を急いでいる。

 菅氏は9日午後3時半ごろ、別府市役所内の記者室を訪れ「離党願を出し、同4時半から出馬表明会見を行いたい」と通知。だが、集まった報道陣の前に現れたのは、民主党別府市支部の木原勝彦幹事長。離党や出馬について「話がついていない」などと青ざめた表情で中止を告げた。10日午前には態度を明らかにするという。

 菅氏は今回の県議選で社民系組織の支援を得て当選した民主党公認の佐藤博章氏(64)=別府市区=の選対本部長を務めた。

 民主党県連にとって寝耳に水の事態。梶原九州男県連幹事長は「民主党県連としてはまったく知らない。公認候補を立てない方針に変わりはない」と述べ、菅氏の個人判断だと強調。別の県連幹部は「離党届が出ても受け取らず、除名にすべきだ」との声も上がった。

=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

15日告示の別府市長選 戦後初の無投票か 現職が盤石の構え 有力対立候補、立ち消え
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070413/20070413_001.shtml

 15日に告示が迫った別府市長選(22日投開票)は無投票になる公算が大きくなってきた。正式に立候補を表明しているのは現職の浜田博氏(68)ただ1人。前市長が態度を保留するなど不確定要因を残しているが、昨年5月の出直し市長選で圧勝した浜田氏の前に、有力な対立候補は現れそうにない。無投票になれば戦後初めてのケース。過去何度も激しい政争を繰り広げてきた別府政界に何が起きているのか。

 社民党県議だった浜田氏は前回、自民推薦で現職の井上信幸氏(70)に6400票余りの差をつけ初当選。就任3年目の昨年5月、イズミの大型スーパー「ゆめタウン別府」誘致を争点にした出直し市長選に踏み切った。自民党を分裂に追い込み、誘致反対を訴えた元市議(31)に1万2000票差で圧勝した。

 浜田氏は選挙後、今回の統一地方選を見据えて地盤固めに奔走。従来の後援会に加え、出直し市長選で相手陣営に回った地元経済界を取り込んだ新たな後援会を組織し、盤石の構えを築いた。2月下旬の事務所開きには多くの自民市議らが出席。党派を超えた支援態勢を着々と築きながらも「無風はないと肝に銘じ、誰が出ても勝ち抜く」と訴え、すきを見せない。

 1995年の市長選は現職の中村太郎氏、元市長の脇屋長可氏ら5人が出馬する大混戦を、井上氏が中村氏に約3000票差をつけ初当選。99年は井上氏が中村氏と一騎打ちを演じ、前回と同じ3000票差で再選した。井上氏は前回3選を目指したが、浜田氏に阻まれた。

 波風立てない風土と対極にある別府政界。浜田氏が盤石に見える中で、今月に入り、立候補を目指す動きが顕在化。前民主党県連代表の菅正雄氏(60)が離党した上で独断の出馬を試みた。だが「民主と社民の協力関係が壊れる」ことを懸念する民主関係者の猛反対に遭い、あっけなく断念。

 前市長の井上氏は水面下で出馬の機会をうかがい続けた。昨年11月、市長時代をまとめた著作の出版記念パーティーで「自ら(市長選に)手を挙げることはないが、別府の役に立つことがあれば何でもやりたい」と意欲たっぷりのあいさつ。その後も周囲に出馬をほのめかしているが、関係者によれば、みこしは登場しそうにない。

 市を2分した出直し市長選からまだ1年。「今回は無投票でも」。市民の間には、これまでと違った空気も広がっているようだ。

=2007/04/13付 西日本新聞朝刊=

1904チバQ:2011/01/07(金) 23:34:29
06年の記事
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2515
市有地への大型スーパー・イズミ(広島市)の誘致をめぐり、市長が辞職した大分県別府市の出直し市長選(5月14日告示、21日投開票)に16日、誘致反対の立場から同市議の長野恭紘(やすひろ)氏(31)が立候補することが事実上固まった。市長選には既に、誘致を推進する前市長の浜田博氏(67)が「誘致の是非を問う」として、立候補の意思を明らかにしている。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2540
別府市長選/ねじれる自民

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2554
選挙:別府市長選 共産が長野氏支援 「今回は特殊な事例」と説明 /大分

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2573
自民県連 「長野氏を最大限支援」 「相談ない」浜田氏側市議は抗議


で、結局
http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=ixSC_19rer4J&p=%E5%88%A5%E5%BA%9C%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%83%B3%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E8%A6%8B%E9%80%9A%E3%81%97%E7%AB%8B%E3%81%9F%E3%81%9A&u=www.yomiuri.co.jp%2Fe-japan%2Foita%2Fnews%2F20101229-OYT8T00078.htm
別府シネコン建設見通し立たず
 別府市楠町の商業施設「ゆめタウン別府」を運営するスーパー・イズミ(広島市)の山西泰明社長は28日、別府市役所を訪れ、来年4月の浜田博市長の任期までの着工を約束していた複合映画館(シネコン)などの建設について、着工の見通しが立っていないことを明らかにした。

 イズミは2006年6月、市と交わした立地協定書でシネコン建設を明記し、07年11月にゆめタウン別府を開店させた。08年3月には確約書も提出していた。

 山西社長は、浜田市長に「不景気の中、努力したが約束を守れなかったことをおわびします」と述べた。浜田市長は、同店進出が争点になった06年5月の出直し市長選で誘致推進を掲げた経緯があり、「環境が整い次第、必ず建設してもらいたい」と要望した。

(2010年12月29日 読売新聞)

1905チバQ:2011/01/07(金) 23:51:24
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110107-OYS1T00166.htm
阿久根市議会リコール、住民投票実施確定
阿久根対立
 阿久根市議会(定数16、欠員2)の解散請求(リコール)で、市選挙管理委員会は6日、「阿久根市議会リコール実行委員会」(委員長・石沢正彰市議)が提出した署名数を確定し、有効署名を8768人と告示した。有権者の3分の1(6635人)を上回り、早ければ2月下旬にも議会解散の賛否を問う住民投票が実施される。

 市選管が昨年12月に告示した有効署名は8809人だったが、再審査で代筆などが判明した41人分が無効とされた。署名簿は7日に実行委側に返付され、実行委は即日、解散を本請求する。本請求後、市選管は住民投票の日程を決める。

 石沢市議は「署名数は『このままの市議会ではいけない』という市民の意思。住民投票で解散に追い込みたい」と主張。これに対し、市議会の浜之上大成議長は「住民に選ばれた議会が住民によって解散されようとしていることは、複雑な思いだ」と話した。

(2011年1月7日 読売新聞)

1906チバQ:2011/01/08(土) 01:25:07
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001101070001
阿久根市長選 9日告示 陣営の戦略は
2011年01月07日

 阿久根市の出直し市長選が9日、告示される。前市長の竹原信一氏(51)と、養鶏会社経営の西平良将氏(37)の一騎打ちの公算が大きい。両陣営の関係者に、選挙戦の争点と戦略を聞いた。



◆竹原氏陣営・石沢正彰市議


 今回の戦いは市民にとっては最後のチャンス。争点は2009年5月の前回出直し市長選と大筋では変わらない。一般市民と一部の既得権益を守りたい人たちとの戦いだ。阿久根市が沈むか、市民がそれなりの生活ができるかが決まると思っている。
 竹原氏は市長在任中、ごみ袋の半額化や市役所窓口手数料の値下げなど、市民の生活が少しでも良い状態で送れるよう様々な施策を行ってきた。中には「違法性が高い」と批判された専決処分によるものもあるが、日々の生活に追われている一般市民には受け入れられてきたと思う。
 選挙戦は草の根運動。告示前は後援会で作ったチラシを有志で配り、竹原氏が行ってきた政策について市民に説明して回っている。告示後も、運動員の数は相手よりも少ないし、高齢者も多いので地道な呼びかけが中心になるだろう。組織型の選挙ではなく、市民一人ひとりの顔が見える距離で竹原氏を支援したい。


◆西平氏陣営・川原慎一・阿久根の将来を考える会会長


 一方的な専決処分など独善的な市政運営を認めるのか、対話による進歩的な市政を目指すのかが争点。竹原氏の改革の方向性は間違っていないが、手法に問題がある。市民、市議、市職員から幅広く意見を聴き、知の集合体としての市政を目指すべきだ。
 官民の所得格差でも、市職員の給与を下げると同時に民間所得を上げることも大切。産業振興に手を付けてこなかった竹原市政では民間所得は上がらない。竹原氏の主張の中には市の人件費総額など誇張やうそもある。
 竹原氏の熱烈な支持者がいることは承知しているが、感情的な対立ではなく政策を競う選挙戦にしたい。各地区でミニ集会を開き、政策を説明する。陣営は30代くらいの若い世代が中心。仕事や子育てをする現役世代を主な対象として訴えていきたい。ルールを守らない方法を認めてしまえば、子どもたちに説明がつかない。竹原氏の市政運営はおかしいと主張していく。

.

1907チバQ:2011/01/09(日) 11:27:24
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110108ddlk42010444000c.html
選挙:政権交代後初の統一選 “地方”勢力図、変わるか−−4月 /長崎
 4月の統一地方選まで約3カ月。県内は前半戦に県議選(1日告示、10日投開票)、後半戦に4市町長選と8市町議選(17日または19日告示、24日投開票)が予定されている。民主への政権交代後初の統一地方選で、菅内閣の支持率が低迷する中、地方組織の基盤強化を狙う民主が議席を伸ばせるか、自民など野党が地方での存在感を示せるかが注目される。このうち、県議選の構図と行方を探った。【まとめ・阿部義正】

 総定数46は前回と変わらないが、選挙区は市町村合併を受けて佐世保市と北松浦郡が合区に。現職45人のうち42人が再選へ意欲を示すなど、立候補者数は前回(73人)に迫る勢いだ。

 党派別でみると、民主は公認12人(現職9、元職1、新人2)と推薦2人(現職1、新人1)を発表。当初、「全16選挙区で公認・推薦候補擁立」を目指したが、一部候補が「民主の看板を背負うのは得策ではない」と公認・推薦に難色。このため、県連は方針転換し「空白区」でこうした無所属候補を支援し、最大会派の自民を過半数割れに追い込みたい考えだ。

 自民は公認25人(現職22、元職2、新人1)を発表し、近く追加公認2人(新人2)・推薦1人(新人1)を決定する。政権交代を許した09年8月の衆院選長崎1〜4区は全敗。しかし、その後の10年2月の知事選、同7月の参院選長崎選挙区で勝利し、底力を見せつけた。県連は「引き続き単独過半数を維持し、県政与党を担う」と意気込む。

 公明は公認3人(現職2、新人1)を発表し、長崎市2、佐世保市・北松浦郡1の現有議席維持を狙う。両選挙区以外では自主投票方針。「政党として推薦・支持はしないが、支援はあり得る。人物本位で決めたい」としている。

 みんなは新人1人を佐世保市・北松浦郡で擁立し、初議席を狙う。共産は長崎市で現職1人を公認し、諫早市、佐世保市・北松浦郡でも擁立を検討する。社民は公認2人(現職2)、推薦1人(現職1)を発表。議席死守を目指す。

 ◇民・自議席増狙い混戦?
 ■長崎市

 有権者36万7000人を抱える県都。定数14に16人(現職11、新人5)が出馬の準備を進めている。民主、自民が激しく競り合う選挙区で、共に前回より1人多い5人を擁立する。これに現職1人が勇退し新人に代わる公明、1議席死守を目指す共産、社民、無所属の現職・新人が絡む構図。無所属の元職も出馬を模索しており、当落は予断を許さない状況になりそうだ。女性は3、4人が出馬の構えで、戦いぶりが注目される。

 ◇合区どう影響?
 ■佐世保市・北松浦郡

 定数9に12人(現職9、元職1、新人2)が立候補予定。選挙区が合区され、各陣営は地盤の死守、拡大に躍起。民主は政権の支持率低迷の中、公認を現職2人にとどめ、現有議席維持を目指す。前回は公認2人が落選した自民は実質1減でしのぎを削る。公明、社民は基礎票を手堅くまとめる。新人は「みんな」の元市議と、無所属の佐々町議が出馬。共産も擁立を検討している。

 ■島原市

 10年7月の参院選で自民公認を得られず出馬を断念した加藤氏と、支持層が異なる楠氏の現職2人が出馬予定で、無投票の公算が大きい。

 ■諫早市

 定数4。国営諫早湾干拓事業の開門調査には民主、自民両県連ともに反対しているため、争点にはならない見通し。民主は山口氏が議席死守を目指す。自民は八江、北浦、中村の3氏がそれぞれの地盤を固めつつある。それに割って入ろうとするのが09年の市長選に立候補し惜敗した橋村氏。また、旧森山町長の田中氏ら数人も出馬を検討しており、激戦区となりそうだ。

 ◇5氏がしのぎ
 ■大村市

 定数は3。民主は前回13票差で次点に泣いた高見氏を公認し、議席の奪取を目指す。迎え撃つ自民現職3人は▽県連総務会長の吉川氏▽県連政調会長の小林氏▽議会運営委員長の野口氏−−といずれも要職を務め、集票力、動員力に優れる。これに松本崇市長の長男の洋介氏が無所属で出馬を予定。混戦に拍車がかかるのは必至だ。

 ■平戸市

 09年11月の補選で初当選した西川氏が再選を狙う。無投票も。

 ◇10年ぶり選挙戦か
 ■松浦市

 4選を目指す永淵氏に、民主市議の友田氏が無所属で挑む。選挙戦は約10年ぶり。

 ■対馬市

 再選を目指す永留氏に、返り咲きを狙う坂本氏。これに自民公認を得られなかった中原、波田両氏が絡み、前回以上の混戦模様に。

1908チバQ:2011/01/09(日) 11:27:44
■壱岐市

 3選を目指す山口氏に、前回に続き山本氏が挑戦するが、今回は無所属(自民推薦)で。一騎打ちか。

 ■五島市

 こまめな支持者回りで3選を目指す山田氏に、前市観光協会長の柿森氏が市議を辞して挑む。

 ■西海市

 3選を目指す瀬川氏は今回初めて自民公認で臨む。対する元中学講師の田崎氏は民主の支援を受ける。共に旧西彼町出身。

 

 ■雲仙市

 自民の2議席独占を崩そうと、民主が候補を公募するも難航している。

 ■南島原市

 10年の三つどもえ市長選がどう影響するか。前回自民公認で敗れた宮崎氏を、市長選で民主支持層を取り込んだ市長が後押し。市長選で父親が再選できなかった松島氏は巻き返す構え。県議会議長の末吉氏は市長選で支援した候補が3位で、組織立て直しを図る。元加津佐町議の中島氏は「市南部代表」を掲げる。

 ■西彼杵郡

 民主はベテラン現職が勇退。代わりに同じ三菱重工労組出身の時津町議、浜口氏を擁立。自民は三好氏が6選を狙う。無投票の可能性も。

 ■東彼杵郡

 中島氏が3選を目指す。他に立候補を模索する動きも。

 ■南松浦郡

 前回は5人が乱立する混戦だったが、今回は自民現職の馬込氏と、山田正彦衆院議員の元秘書で民主推薦の末竹氏による一騎打ちの様相。

1909チバQ:2011/01/10(月) 00:49:29
http://www.asahi.com/politics/update/0109/SEB201101090061.html
除名の2市議が無投票当選 阿久根の補選2011年1月10日0時5分

 阿久根市長選と同時に9日告示された市議補選(被選挙数2)には2人しか立候補を届け出ず、無投票当選が決まった。昨年の9月市議会で議場に立てこもるなど議事進行を妨害したとして除名処分を受け失職した前市議2人の欠員を埋める補選だったが、この2人が再び当選した。

 2人は物産館経営の山田勝氏(65)と建設会社役員の牟田学氏(52)で、共に竹原信一前市長を支持してきた。9月議会では別の竹原氏派市議2人と共に議場を封鎖。竹原氏と対立する議長を羽交い締めにしたり突き飛ばしたりして議長席を占拠したため、昨年10月に除名処分を受けた。

 同市議会(定数16)は反竹原氏派が多数を占めるため、山田氏と牟田氏は失職後、他の2市議らと共に議会解散の直接請求運動を進めた。解散の賛否を問う住民投票は2月20日に決定。有効票の過半数が賛成なら議会は解散され、2人は再び失職する可能性もある。山田氏は「今回の出馬は竹原氏の市長選応援のためだ。選挙運動が一日で終わったのは残念だ」と話した。

1910チバQ:2011/01/10(月) 00:51:45
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110110k0000m010075000c.html
阿久根市長選:市民二分、一騎打ち 「騒動終わって」の声

出直し市長選の出陣式で、拳を突き上げて気勢を上げる支持者ら=鹿児島県阿久根市で2011年1月9日午前9時10分、福岡静哉撮影 市役所や市議会の「改革」をうたい、特異な手法を続けた竹原市政の是非を争点に9日告示された鹿児島県阿久根市の出直し市長選。元リコール委員会監事の養鶏業、西平良将氏(37)と竹原信一前市長(51)による舌戦が始まった。議会出席を拒否し議会招集をも拒んで専決処分を乱発する市長、その竹原氏が解職され、今度は市議会解散を目指す運動−−。08年秋の竹原市政スタート以来、混迷を重ねる中で2年半近く市を二分してきた戦いは、最大の節目を迎えた。【馬場茂、村尾哲、川島紘一、黒澤敬太郎】

 西平氏は午前9時、阿久根市港町の事務所前で第一声。小雨の中、市長リコール署名運動を担った若者ら約500人が集まった。

 「阿久根はどうなるのかという憂いをこの1年間、いろんな方々から聞いてきた」と、監事を務めたリコール運動を振り返った西平氏は「大事なのは対立ではなく対話だ」と混乱が続いた市政の正常化を強調。「私は阿久根を盛り上げ、新しく変えていきたい」と訴えた。

 竹原氏は午前9時、同市赤瀬川の事務所前に約200人を集めて出陣式。「私が目指してきたことは社会の真実の姿を知っていただくこと。公務員はどれだけ給料をもらっているかを隠し、特権をさらに拡大しようとし、政治家とも裏で手をつないでいる」と公務員批判。「一人一人が全体を考え、次の世代のために我慢しようという気持ちになれば素晴らしい阿久根市になる」と「改革」継続を呼び掛けた。

 ◇        ◇
 出直し市長選の激戦ぶりそのままに阿久根市民の意見も二分されている。

 同市の旅館業の女性(74)は「ごみ袋代が少し安くなったからといって生活が楽になるわけではない。竹原さんは水産業、農業を活性化させ、観光客を呼び込む努力をしていない」と竹原市政を批判。同市赤瀬川の主婦(34)は「若い世代が引っ張って阿久根を元気にしてほしい」と期待を込めた。

 一方、竹原氏の写真をプリントしたTシャツを着た同市大川、大工、大田勇一さん(62)は「公務員と民間との格差を是正して、改革ができるのは竹原さんしかいない」と熱っぽく語った。同じく同市大川の女性(71)は「竹原さんが市長になってから市職員の対応が良くなった。目に見える結果が出ているからいいのでは」と話した。

 ただ、08年夏から市議選、住民投票も含め5度目の「選挙」に食傷気味の声も。同市波留の自営業の女性(66)は「とにかくこの騒動が早く終わってほしい。選挙を何度もして税金の無駄」とあきれた様子で話した。

 ◇市議補選は無投票 竹原氏派の2氏が当選
 阿久根市の混乱度合いが大きいためか、各政党はいずれの候補も支援せず、静観している。8日現在の有権者数は1万9878人。

 市長選と共に市議補選(改選数2)も9日告示され、除名処分で失職した竹原派の前市議2人が「竹原氏の支援」を目的に立候補し、無投票当選した。同市では、竹原氏と対立する市議会の解散の是非を問う住民投票も31日に告示される。【福岡静哉、馬場茂】

1911チバQ:2011/01/10(月) 19:48:57
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011001000459.html
市長選、西平氏がわずかに先行 阿久根市、竹原氏追う
 鹿児島県阿久根市の竹原信一前市長(51)に対するリコール成立に伴う出直し市長選で、共同通信社は9、10の両日、電話世論調査を実施し、取材結果を加味して情勢を探った。リコール運動を進めた市民団体の元役員で新人の養鶏業西平良将氏(37)がわずかに先行し、3選を目指す竹原氏が激しく追い上げる展開となっている。

 ただ、14・6%は投票する人を「まだ決めていない」と回答しており、16日の投票日に向け、情勢は大きく変化する可能性がある。

 市長選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と回答したのは計93・0%に達しており、有権者の関心は極めて高い。

 市長に取り組んでもらいたい課題は「市長と市議会の対立・混乱の解消」を挙げた人が46・3%と最も多かった。

2011/01/10 18:48 【共同通信

1912無党派さん:2011/01/11(火) 13:09:47
中央区=原中誠志は、自治労出身だよね。

自治体関連の労働組合でつくる自治労出身の民主党参院議員、江崎孝氏(比例)の資金管理団体「えさきたかし後援会」が2009年に政治資金パーティーを開いた際、約300人収容の会場に対し約2千枚のパーティー券を自治労やその傘下団体などが購入していたことが11日、分かった。出席者分以外はパーティー券購入を装った脱法的な献金とみなされる可能性がある。

1913とはずがたり:2011/01/11(火) 16:11:07
阿久根市の壁画が色々とヤバイ件 【画像あり】
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1190.html

1914チバQ:2011/01/11(火) 20:46:18
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110111-OYT1T00636.htm
佐賀知事選、民主が擁立断念

民主党
 4月10日投開票の佐賀県知事選について、民主党県連は10日、立候補者の擁立断念を決めた。

 3選を目指す古川知事に目立った失政がないことなどが理由。一方、共産党県委員会は8日の総会で公認候補の擁立を決定した。他に立候補の動きはなく、知事選は前回同様、現職と共産新人との一騎打ちの公算が大きくなった。

 10日に開かれた民主党県連の常任幹事会で、知事選の対応について協議した。古川氏の政治姿勢について、〈1〉県連の原口一博代表(衆院議員)が総務相だった時に地方分権の推進に協力した〈2〉諫早湾干拓問題など、県の課題に円滑に取り組んでもらっている――など評価する声が上がり、「対立候補擁立を模索すべき」という意見は出なかったという。

 古川氏は前回、自民、公明の推薦を受けた。今のところ政党への推薦願は出していないが、民主党本部は知事選での他党との相乗りを原則禁止している。この点については「政権交代後は状況が変わり、問題はない」と判断したという。

 一方、共産党県委員会は総会で、九州新幹線長崎ルートなどの大型開発推進や、九州電力玄海原子力発電所(玄海町)でのプルサーマル発電についての同意などを挙げ、「古川氏の姿勢は容認できず、県民の審判を問うべき」と決めたという。近く候補者を発表する。(佐々木浩人)

(2011年1月11日14時43分 読売新聞)

1915チバQ:2011/01/12(水) 22:20:49
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=29427
阿久根市長選 基礎票は互角、浮動層が鍵と両陣営
(2011 01/12 11:30)
新人と前職が激しく争う阿久根市長選。期日前投票は10日始まった=阿久根市役所 9日告示された阿久根市長選挙(16日投開票)は、新人の西平良将さん(37)と前市長の竹原信一さん(51)が市を二分する激戦を繰り広げている。基礎票はほぼ互角とみられ、両陣営とも「浮動層の取り込みが鍵」と掘り起こしに奔走する。基礎票が崩れる可能性もあり、勝負の行方は流動的だ。
 竹原さんは議会に諮らず専決処分で公約の人件費削減などを強行し、手法の賛否は割れてきた。その分、竹原さんに対する支持・不支持とも基礎票は固く、不支持の受け皿が西平さん、というのが今回市長選の構図だ。
 竹原さんが過去2回の市長選で獲得した票は、事実上三つどもえの2008年8月の初当選時が5547票。一騎打ちの09年5月は8449票、対立候補7887票(投票率82.59%)。昨年12月の市長リコール住民投票は解職反対(竹原さん支持)7145票、賛成(不支持)7543票(同75.63%)。
 こうした経緯から、両陣営とも基礎票を7000〜7500、浮動票を1000〜1500と読む。有権者は約2万人で、投票率が75%前後なら基礎票で競り合う換算。双方とも「85%ほどに上がれば自陣に有利」とそろばんをはじく。
 「竹原さんは独善的。西平さんには実績がない」。同市西目の女性(59)は告示後も支持を決めかねている浮動層の一人。竹原さんの登場で市政への関心は強まったが、人件費削減だけが市長の仕事ではないと感じる。「政策をじっくり比べて判断したい」という。
 同市赤瀬川の主婦(49)も「どちらに託すか迷っている」。度重なる選挙や住民投票にうんざり気味で、今回も政策論争に発展していないとみる。市議会との対話や市政活性化策を重視し、決断する予定だ。
 竹原さんが市長の座を追われた住民投票の結果は、市長選の行方を占う目安になるはず。だが、民意にねじれも出ている。
 市長リコールに反対(竹原さん支持)票を入れた同市山下の自営業男性(66)は「今度は西平さんに投票する」に変わった。竹原さんの改革路線に賛同し、1年半にわたって支援団体幹部を務めてきたが「聞く耳を持たず、もうついていけなくなった」と明かす。
 逆に同市脇本の無職男性(61)は市長リコールに賛成したが、市長選では竹原さんに投票するつもりだ。「リコールはお灸(きゅう)。今後は反省して法律を守るはずだ」と理由を説明。「急に担ぎ上げられた西平さんの力量は未知数。竹原さんとは実績が違う」と話した。

1916チバQ:2011/01/14(金) 22:02:35
>>1017
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110113ddlk42010417000c.html
県庁舎移転!?:長崎魚市跡地に建設へ 意見書案を可決−−県議会 /長崎
 ◇知事、決断時期は「ノーコメント」
 県議会は12日の臨時会本会議で、長崎魚市跡地(長崎市尾上町)に新たな県庁舎を建設するよう促す意見書案を賛成多数で可決した。これを受け、中村法道知事は近く最終判断をするが、パブリックコメントなどでも大勢を占めている「魚市跡地へ移転」を決断するものとみられる。

 意見書案は、県庁舎整備特別委員会(小林克敏委員長、13人)が上程。「災害発生時の防災拠点施設としての役割を果たすため、耐震性と適切な機能を整備することが喫緊の課題。県として放置することは許されない」と指摘。知事に県庁舎建設を速やかに進めるよう求めている。

 討論では、浅田眞澄美議員(創爽会)が「跡地活用策が具体化されてない中、県庁から市役所までの官庁街のうち県庁だけ魚市跡地に移すと、街は2極化し、ゴーストタウン化が進む」と意見書案に反対。野本三雄議員(自民党)は「機は熟しており、今、この時期を逃せば、二度と県庁舎の建設はできない」と賛成した。起立採決で創爽会、共産党の計4人以外は起立し、意見書案は可決された。

 中村知事は報道陣に「ご意見を踏まえ、できる限り速やかに方向性を示したい」と述べたが、判断時期は「ノーコメント」と明言を避けた。【阿部義正】

 ◇街の全体像で論議を
 県庁舎の魚市跡地移転建設構想の判断は、議会から中村知事に移った。ただ自民党の支援で知事選を戦い、同党議員が多数を占める県議会の結論を知事が覆すことは考えにくく、移転構想は本日をもって動き出したと言えるだろう。が、それでもあえて提起したい。長崎の未来のために、事は慎重に進めるべきだと。

 県庁に庁舎の基本構想策定室ができたのは一昨年7月。跡地活用プロジェクト会議(PT)の設置は同2月。いずれも2年と経っておらず、PTは「県と市の担当者が意見交換している段階」(幹部)だ。いまだ県庁周辺の人の流れを知る動態調査すら行われていない。

 一方で田上富久市長は県庁舎の移転賛成に続き、昨年末、唐突に市役所の建て替え方針も表明したが、この件はまだ市議会にも正式に提起されていない。また新庁舎は新幹線長崎駅と空中回廊で結ぶ構想があるが、JR九州や地元経済界との協議もない。県庁、市役所、駅という、長崎市街地にとって三大拠点ともいえる場所が姿を変えようという時に、その全体像を描くこともなく、てんでバラバラに話が動こうとしていることに怖さすら感じる。

 街は生き物だ。拠点が変われば人の流れが変わり、経済的基盤の弱い地域は簡単に廃れる。また長崎は長年「人を呼んで栄えた地」(高田勇・元知事)だが、その根幹は歴史ある街の魅力だ。中国との玄関口という県の構想や、歩いて楽しい街という市の観光方針などと、三大拠点の変化をどう整合させるのか。県議会の意見書可決は重いが、尊重しつつ、市や民間も巻き込んで街の全体像を改めて論議すべきだ。今日がそのスタートの日となることを切に願う。【潟永秀一郎】

〔長崎版〕

1917チバQ:2011/01/14(金) 22:02:54
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110112ddlk42010492000c.html
’11統一選ながさき:長崎市長選は自主投票か 民主、候補擁立を断念 /長崎
 4月の長崎市長選で、民主党県第1区総支部(総支部長・高木義明衆院議員)は独自候補を擁立しない方針を固めた。16日の総支部常任幹事会で正式決定する。同市長選への関わり方については「今後の推移を見守る」としており、自主投票の可能性もあるという。

 候補者擁立断念について、関係者は「年末に開いた三役会や支援団体との協議結果を踏まえ判断した」と説明。「自前の声もあったが候補者がおらず、現職を替える状況でもない」などと話した。

 長崎市長選には、現職の田上富久氏(54)が既に立候補を表明。前教育長の太田雅英氏(62)が自民党長崎支部に推薦願を出すなど立候補を目指し、共産党も独自候補擁立に向け検討を続ける。【下原知広】

〔長崎版〕

1918チバQ:2011/01/14(金) 22:16:17
>>1847-1848とか
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001101140005
知事選 候補者選び停滞
2011年01月14日

 ■自民 県連会長人事絡む
  民主 内閣支持率低下で


 ●対決回避求める声も


 県知事選の告示まであと2カ月余となったが、自民、民主の候補者選考が停滞している。県政与党の自民は、県連会長人事で国会議員と県議の主導権争いが再燃。民主も低下する内閣支持率を背景に選考がストップ。両党は今月中の擁立を目指すが、労働界、経済界には対決回避を求める声が強い。県議会内では、統一候補の擁立を模索する動きが再び出始めた。
(小林豪)


 昨年12月22日、東京・永田町の自民党本部。県連執行部の県議4人が、県関係の国会議員6人と向かい合った。「県連会長の人選は国会議員に一任します」。県議側はそう伝えた後、「若い人を頼みます」と、麻生太郎元首相の就任を牽制(けん・せい)した。


 昨年11月、自民は民主との相乗りも視野に、麻生内閣で内閣広報官を務めた小川洋氏(61)を擁立する方向で調整に入った。だが、主戦派の県議からは「ダブル麻生に近すぎる」と反発が起きた。


 小川氏は麻生元首相だけでなく、麻生渡知事ともつながりがある。京大法学部卒、旧通産省、特許庁長官を歴任するなど、経歴は麻生知事と似通う。ダブル麻生による「院政」を懸念する県議の間では、昨年の参院選、福岡市長選を連勝した勢いに乗り、有力県議を擁立しようという動きが出始めた。


 12月、県連会長の藤田陽三県議が筑紫野市長選出馬を理由に辞意を表明すると、事態はさらに混迷した。


 会長ポストをめぐっては、長らく県議と国会議員の争いがある。2007年から2代続けて県議が務めたが、今回は県議側の一方的な事情のため、「後任は国会議員に譲るしかない」(県連幹部)。ただ、知事候補の選考委員会が新県連会長の下に置かれるため、「会長人事が候補者選考にも影響を与える」との見方が広がった。


 国会議員側には麻生元首相を会長に推す声があるが、県議側は「総理経験者が、なぜ今さら地方政治に手を突っ込むのか」と反発。新会長は17日の執行部会で決まる見通しで、県連幹事長の今林久県議は「1月中には候補者を決定して、選挙準備に入りたい」と話す。


 一方の民主党県連は、これまでに財務省出身の九州大教授と慶応大教授の男性2人に絞り込んだが、12月中旬以降は選考委員会を開いていない。幹事長の吉村敏男県議は「(支持母体の)連合との意思統一もしており、最終的な絞り込みに至っていない」と説明する。


 連合福岡の高島喜信会長は朝日新聞の取材に「この難局を乗り越えるには『県民党』として知事を作るしかない」と話し、自民との統一候補を要望。「経済界と連合は一緒にやろうということになっているが、政党が絡むと前に進まない」と語った。


 こうした中、県議会では再び統一候補を探ろうという動きが出ている。自民、民主、公明など主要4会派の代表による協議は昨年11月に決裂したが、関係者によると、14日以降に再開される可能性があるという。公明党県議団の森下博司団長は「県の重点施策を引き継げる人で、官僚出身が望ましい」と期待する。


 ●共産系田村氏が出馬表明
  「県民の声を聞く」
 今春の県知事選への立候補を表明した元北九州市議の田村貴昭氏(49)は13日、福岡市博多区内で開いた記者会見で、「現在の県政は遠くて見えない存在だ」と4期16年にわたる麻生県政を批判。「県民の声に耳を傾け、そのことに税金を使っていきたい」と語った。


 会見ではさらに、「県民不在の県政は、認めてはいけない。子どもやお年寄りが安心して暮らせるようにしたい」とも言及した。


 田村氏は大阪府出身。1997年から同市議を2期務めた。5日、共産党県委員会などでつくる「福岡県民の会」から立候補を要請されており、同党が推薦する方針。

1919チバQ:2011/01/14(金) 22:31:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110114-00000009-maiall-pol
<阿久根市長選>終盤戦、ともに「改革」訴え 戦術は好対照 
毎日新聞 1月14日(金)16時14分配信

有権者が続々と訪れた阿久根市長選の期日前投票=阿久根市で2011年1月10日午後0時5分、村尾哲撮影

 市長リコール成立に伴う鹿児島県阿久根市の出直し市長選は、16日の投開票日に向け終盤戦に入った。リコール団体元監事の新人、西平良将氏(37)と、返り咲きを目指す前職、竹原信一氏(51)の一騎打ち。若者中心の組織戦を展開する西平氏に対し、竹原氏は集会や演説の計画は立てず「風任せ」(陣営)の戦術だ。ともに「改革」を掲げるが、西平氏が具体的公約を示すのに対し、竹原氏は「実績」の強調に終始するなど、戦いぶりも対照的だ。【村尾哲、福岡静哉】

 13日夕、肥薩おれんじ鉄道の阿久根駅前であった西平氏の街頭演説。開始30分前にはそろいの赤いジャンパー姿の若者10人がキャッチフレーズの「地を行く」ののぼりを掲げ、行き交う車に手を振った。支持者も徐々に集まり、約80人に。選挙カーで到着した西平氏は「新しい阿久根を作り直すため、私に牽引役を任せてください」と熱弁をふるった。

 現場で動くのは約60人いる20〜30代の若者たち。母体は、西平氏ら5人の若者が始めた市長リコール団体だ。 9日の告示後、日中は街頭演説を連日9カ所で行い、夜は3〜4カ所のミニ集会をこなす。事前に計画を立て、約500人いる市長リコール運動時の署名受任者を通じて各集落に日時を伝える。

 配布する法定ビラには、4年で市職員の給与を15%削減、中学生以下の医療費無料化といった17項目の政策を列挙している。

 先月あった市長解職の是非を問う住民投票は、398票差の大接戦だった。それだけに、陣営は引き締まったという。あるスタッフは「選挙経験がない素人集団。でも、住民投票前に投票呼び掛けの集会を繰り返し、経験者のアドバイスも受けながら改善を重ねてきた」と、手応えを感じている。

  ◇   ◇

 「市民のための政治ができる国に変えられるのは日本中で私だけだ。阿久根からこの国は変わってしまう!」

 13日午後、竹原氏は黒之浜港で絶叫した。支持者が多いとされる地区で、お年寄りを中心に約20人が聴き入り「頑張れよ!」と熱狂的な拍手を送った。

 「街頭演説の場所も、選挙カーのコースも竹原さん次第で、行き当たりばったり」(陣営幹部)。聴衆が数人の場所も珍しくない。また、期間中に集会の予定は無いという。

 公職選挙法では、街頭での運動は午後8時までだが、竹原氏は午後6時半ごろには切り上げる。7時半ごろには帰宅。事務所は8時前には真っ暗だ。

 陣営幹部は「夜、やらないは市民に迷惑をかけるため。告示前にやるべきことはやった」と話す。失職から告示までに約9000世帯にビラを配布。さらに昨年9月以降はリコール運動に対抗し、約50回の集会も開いた。

 08年8月の初当選後、2度の失職で3度目の選挙。竹原氏は「(過去2回で)ずっと出している。(新たな公約を)求

1920チバQ:2011/01/16(日) 14:04:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/110113/lcl1101132135006-n1.htm
【天王山・阿久根出直し市長選】(上)「対立より対話」強調 “反竹原氏派”の西平良将氏 (1/2ページ)
2011.1.13 21:33
 竹原信一市政への賛否をめぐる鹿児島県阿久根市での竹原氏派、反竹原氏派の対立は、16日に投開票される出直し市長選で最大の山場を迎える。「天王山」の戦いに臨む2陣営の動きを、2回に分けて届け出順に追う。(敬称略)

     ◇

 「1年をかけた戦いにようやく終止符が打たれようとしています。新しい一歩を踏み出そうとしています」

 阿久根市中心部の黒神岩公園前。西平良将(37)は、そろいのジャンパー姿のスタッフたちと道沿いに立ち、一言一言かみしめるように訴えた。

 西平は、前市長の竹原信一(51)の市政運営に反発し、昨年1月に発足した市民団体「阿久根の将来を考える会」の設立当初からのメンバー。この団体を母体とする「阿久根市長リコール委員会」の署名活動の結果、竹原は失職に追い込まれた。今回の出直し市長選は、西平らにとって運動の総決算といえる。

 陣営スタッフは、市長リコール運動を進めてきた20〜40代の若手が中心だ。大半が選挙にかかわるのは初めてで「正直に言えば素人集団。しかしこの1カ月間、目の色を変えて努力し『戦える集団』になってきた」と西平。市長リコール委では委員長を務めた選対本部長、川原慎一(42)も「農林水産、教育、福祉など、さまざまな分野の100人くらいの人から意見を聞き、公約を作った。手応えは十分感じている」と話す。

   ■    □   

 市職員の役職定年制導入、4年間で15%の給与削減、議員定数削減…。西平の公約には行革に関する多くの項目が並ぶ。「官民格差の是正」を掲げ支持を集めてきた竹原への対抗策と見ることもできる。

 先月の市長リコール住民投票は398票という「薄氷の差」(西平)での勝利。このことが「陣営の引き締めにつながった」(反竹原派市議)とみる向きもあるが、「竹原行革」が市民から一定の評価を受けているという側面は否定できない。

 それだけに西平は「竹原氏の改革をすべて否定するわけではない」と強調し、能力に問題があると判断した場合の市幹部の降格などにも言及する。行革推進の姿勢を明確に打ち出した上で、竹原の「手法」に批判の的を絞るという訴え方である。

 「大事なのは対立ではなく対話」。演説の際に西平はこのフレーズを頻繁に口にする。

 竹原の3選を阻止したいのは西平陣営だけではない。対立を繰り返してきた12人の反竹原派市議たちも思惑は同じだ。

 ただ、西平陣営と市議は「つかず離れず」の関係を保っているようにも見える。告示日の朝、市役所近くの事務所で行われた西平の出陣式には、竹原が「職員組合とつながっている」として敵視する櫁柑(みかん)幸雄(73)ら複数の反竹原派市議が訪れたが、応援のマイクを握る市議はいなかった。

 背景には、市議との連携を打ち出し過ぎると「市民の間で根強い“議員アレルギー”」(西平陣営関係者)を刺激しかねないという事情があるようだ。実際、市長リコール住民投票の際に竹原陣営は「市民vs職員労働組合・議会」の構図を強調、西平らリコール委に批判の矛先を向けた。

 西平は、市長に就任しても議会に対し「是々非々」の立場を貫くと重ねて訴える。「議会と議論を重ねれば対立することも出てくるでしょう。ただ、自分の意地を通すことが市民のためになるとは思わない。大事なのは市民の利益です」(松本学、力武崇樹)

     ◇

 ◇阿久根市長選立候補者(届け出順)

西平良将 37 養鶏業  無新

竹原信一 51 前市長  無前(2)

1921名無しさん:2011/01/16(日) 14:05:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/110115/lcl1101151714000-n1.htm
【天王山・阿久根出直し市長選】(下)公務員改革「日本変える」 前市長の竹原信一氏
2011.1.15 17:11
 田畑や農家の間を縫うように伸びる曲がりくねった路地を、選挙カーがゆっくりと進んでいた。    

 年配の男性が農作業をしている。鹿児島県阿久根市の前市長、竹原信一(51)は車を降りていそいそと駆け寄った。「頑張らんといかんぞ」と男性。竹原は握手を交わし頭を下げた。          

 山間部に漁港、住宅地…。市内各所を車で回りながらひたすら握手と辻立ちを繰り返す。      

 「ブログ市長」と称された特異なキャラクター、専決処分乱発に象徴される強硬な政治手法。その型破りなイメージとは異なり、竹原の選挙活動はいたってオーソドックスである。  

 「ついて回っても、面白くないでしょう?」 

 一癖ある“空中戦”を期待するこちらの心中を見透かすように竹原が笑った。

 竹原の事務所には高齢者の姿が目立つ。20〜40代が中心の西平良将(37)陣営とは対照的だ。   

 後援会長の牛之浜鉄男(73)は「年寄りが多いのは、その思いを竹原さんが実現してくれているから」。支持者の男性(75)は「(竹原市政以前は)市役所の窓口の対応もぞんざいだった。竹原さんが役所を変えた」と話す。

   ■    □   

 依然として根強い人気があるとはいえ、昨春に議会出席を拒否した頃から支持者の離反も起きているとされる。「『出直し選では西平に乗り換える』と公言する地域の有力者も少なくない」(反竹原派市議)。

 こうした中、竹原派も反転攻勢に出た。市議の石沢正彰(65)らが、反竹原派が多数を占める市議会のリコール運動を展開。竹原への「援護射撃」(石沢)として有権者の半数近い8768人分の署名を集め、議会解散の是非を問う住民投票が2月20日に実施されることになった。  

 現在14人いる市議のうち反竹原派は12人。竹原派は、除名処分になり失職していた2人が市議補選(1月9日告示)で無投票再選を果たし、元の4人に戻るが、依然として少数派だ。

 ただ、出直し市議選が実施されることになった場合、竹原派は、この4人に加えさらに5人を擁立する計画という。竹原に近い関係者は「定数16のうち半数は押さえることができる」とみており、出直し市長選で竹原を返り咲きさせたうえで、市議会での勢力も伸ばすという筋書きを描く。

   ■    □   

 「阿久根が変われば日本が変わる」。今回の選挙戦で竹原が好んで使う言い回しである。       

 「公務員は恵まれ過ぎた状況にある。このことを役人と一緒になって隠さなければ、政治家は私のように失脚してしまう」と竹原は主張する。「だから日本中が私を、阿久根市民を注目している」とも。    

 竹原市政の刷新を目指し、昨年1月に市民団体での活動を始めた対抗馬の西平は、この選挙に「1年間学んで感じてきたこと全てをはき出すつもりで」臨むと言い切る。一方で、西平らの言い分に歩み寄ることなく、「官民格差の是正」という持論を一切曲げなかった竹原もまた同様に、出直し選に政治生命の全てを賭けているのではないか。その思いが「日本が変わる」というオーバーにも思えるフレーズににじんでいるのではないか。 

 東シナ海を望む漁港の集会施設。竹原は「私が成功すれば日本中の市町村が(公務員改革を)やりたいはずだ」と訴えた後、高揚してあいさつを締めくくった。「この選挙を乗り越えれば阿久根市民は英雄になれます」        

=敬称略

(松本学、力武崇樹)

1922名無しさん:2011/01/16(日) 21:13:18
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011601000117.html
阿久根市長に西平氏初当選確実 出直し選、竹原氏及ばず

 竹原信一前市長(51)に対するリコール(解職請求)成立に伴う鹿児島県阿久根市の出直し市長選は16日投開票され、リコール運動を進めた市民団体の元役員で新人の養鶏業西平良将氏(37)が、竹原氏を破り初当選を確実にした。

 投票率は82・39%で、2009年5月の前回を0・2ポイント下回った。議会を招集せずに、副市長選任や職員ボーナスの半減など違法性が指摘される専決処分を繰り返した、竹原氏の強引な市政運営に市民が「ノー」を突き付けた形だ。

 竹原氏は市職員や議会を「特権階級」と痛烈に批判し、官民の給与格差に不満を募らせる市民の支持を取り付ける戦術を採ったが、職員や議会側との「対話を重視する」として市政の正常化を訴えた西平氏に及ばなかった。
2011/01/16 21:01 【共同通信】

1923名無しさん:2011/01/16(日) 22:04:12
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/221300
出直し阿久根市長選 新人の西平氏当選確実
2011年1月16日 21:43 カテゴリー:アジア・世界
 鹿児島県阿久根市の出直し市長選は16日、投開票され、市長のリコール(解職請求)運動を進めた住民団体元役員で新人の西平良将氏(37)=無所属=が、昨年12月の住民投票で失職した前市長の竹原信一氏(51)=無所属=を制し、初当選した。竹原氏は、市議会の不信任決議で失職した後に再選された前回市長選(2009年5月)の再現を狙ったが、3選はならなかった。

 最大の争点は、議会を招集せずに専決処分を乱発、国の地方自治法改正論議にまで発展した竹原氏の政治手法の是非。行財政改革や基幹産業の漁業振興、九州新幹線のルートから外れて疲弊が続く地域浮揚策も住民の大きな関心事だった。

 竹原氏は反市長派が多数を占める議会を「反対ばかりで無駄」と公言。議会に諮らずに副市長選任や市職員のボーナス半減、議員報酬を1日1万円の日当制とする変更などの専決処分を繰り返した。2度にわたる県の是正勧告も無視した末、リコール成立で失職。初当選した08年8月以来約2年5カ月間で4度目となった審判は、住民投票に続き市民に拒否された。

 選挙戦は街を二分する激戦となった。西平氏は「大事なのは対立ではなく対話。合法的に改革を進める」と主張し、有権者の信任を得た。竹原氏は「官民格差を是正できるのは役人の顔色をうかがわない自分だけ」と訴えたが、法令無視の姿勢や独善的手法が批判を招いた。

 阿久根市では、竹原氏派市議ら住民団体の直接請求で市議会解散の賛否を問う住民投票が今月31日告示、2月20日投票の日程で行われる。西平氏は当選したとはいえ、市政はなお揺れ続け、かじ取りは容易でない。

 投票率は82・39%。398票の小差で竹原氏が解職された住民投票(75・63%)を上回り、前回市長選の82・59%とほぼ同水準だった。当日有権者数は1万9715人(市選管調べ)。

=2011/01/16 西日本新聞=

1924名無しさん:2011/01/16(日) 23:16:01
http://www.asahi.com/politics/update/0116/SEB201101160058.html
竹原氏「市職員たちが勝った」 阿久根市長選落選(1/2ページ)2011年1月16日23時1分
印刷



.
敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時7分、鹿児島県阿久根市、溝脇正撮影
 竹原流に「NO(ノー)」――。鹿児島県阿久根市の住民投票で解職された竹原信一前市長(51)の返り咲きはならなかった。16日投開票の出直し市長選。解職運動の中心人物だった養鶏会社経営の新顔西平良将氏(37)が、竹原氏との一騎打ちを制した。この2年半で3度目の市長選。市議会を無視して専決処分を繰り返した竹原氏の政治手法が争点になったが、市民は受け入れない判断を下した。

 当選した西平氏陣営はこの日夕方から後援会スタッフが開票を待つ準備を始めた。市役所そばの選挙事務所には大型テレビが設置され、開票速報を書き込む紙が張られた。支持母体の「阿久根の将来を考える会」の川原慎一会長ら幹部たちは陣営のキャッチフレーズ「地を行く」と書かれた赤いジャンパーを羽織って開票作業を待った。

 午後10時ごろには事務所前に当選を知った100人を超す支持者が集まった。歓声のなか、西平氏が軽トラックの荷台に上がり、万歳三唱。お祝いのタイを頭上に掲げ、くす玉も割られた。

 西平氏は報道陣に「阿久根を作り直していかないといけない。その責任に大きなものを感じている。これからは独善的ではなく、法律を守り、そのうえで対立ではなく対話をしていく。それが支持を受けた理由なので、ぶれることなくやっていきたい」と抱負を語った。

 落選した竹原氏は午後8時すぎ、自ら運転する車で支持者の待つ事務所に到着。報道陣の問いかけには答えず、無言のまま事務所に入ると、カーテンを閉めた。午後9時過ぎには、市長職務代理者の仙波敏郎氏も事務所に入った。

 竹原氏は午後9時40分ごろから事務所内で支持者に選挙結果を報告。午後10時過ぎに報道陣の前に現れた。自身が公務員批判を繰り返してきたことを念頭に、「職員たちが勝ったということ。今回の選挙は竹原対職員組合だった。彼らの力が大きかった。職員組合と報道に負けた」と時折笑みを浮かべながら淡々と語った。

 報道陣から今後の活動について問われると「まだ何も考えていない」とだけ述べ、当選した西平氏については「望むことはない」と話した。

 有権者からは竹原氏への批判の声が目立った。

 西平氏に投票した無職男性(72)は「定年退職後に阿久根に戻ったが、混乱したふるさとを見ると悲しい。議会を無視した専決処分は独裁だ。対話を強調する西平さんには阿久根再生の意気込みを感じる」と話した。

 農業男性(82)も「あのやり方は民主主義ではない」と竹原氏を批判。「議員も相当の支持を得て当選している。議員を選んだ側の市民を無視している」と語り、会社員女性(37)も「阿久根市民として恥ずかしい市長を変えたかった。西平さんのことは知らないけれど、きっと荒れてしまった阿久根を何とかしてくれると思う」。

1926チバQ:2011/01/17(月) 22:16:41
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110117/kgs11011712070005-n1.htm
微妙864票差…ブログ市長の竹原氏、面倒さ回避で支持失う
2011.1.17 11:04 (1/2ページ)

クリックして拡大する

報道陣をかき分けるようにして選挙事務所に入る竹原信一氏=16日午後8時3分、鹿児島県阿久根市
 16日投開票の鹿児島県阿久根市の出直し市長選で、3選を目指した竹原信一前市長(51)が864票差で敗れ、竹原氏のリコール(解職請求)を推し進めた西平良将(にしひら・よしまさ)氏(37)が初当選を果たした。「官民格差の是正」を旗印に市職員や議員の厚遇へ矛先を向け、「熱狂的なファン」(市議)を生んできた竹原氏だったが、議会を招集せず専決処分を繰り返すなどの強硬な市政運営の末、その手法は市民の支持を失うことになった。

 職員給与の削減などを進めるうえで、竹原氏は「市長の仕事は市民の願いをかなえること。私は議会と手を結ぶ人間ではない」と主張し、反竹原派が大半を占める議会の説得を怠ってきた。

 その結果、2度の出直し市長選という異例の混乱を招き、選挙実施のための膨大なコストを「市民」に押しつける格好となった。

 確かに、特定の組織や団体との間にしがらみを抱えた議員の存在が行革の障壁になることはあろう。「議会があってよかったという首長など一人もいない」という竹原氏の言い分は、少なからぬ首長の本音なのかもしれない。

 しかし、議員も首長と同様、選挙の洗礼を受けた有権者の代表である。自らが掲げる施策を、「根回し」「説得」「取引」といった議会対策をこなしながら実現していく手腕も首長の資質に含まれるのではないか。

 市長のリコールを決めた住民投票に続く竹原氏の敗北は、“面倒くささ”を忌避した首長に市民が退場を迫った結果といえる。(松本学)

1927名無しさん:2011/01/17(月) 22:23:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20110117-OYT8T00048.htm
垂水市長選 3氏立つ
 垂水市長選は16日告示され、いずれも無所属の元市長・矢野繁氏(72)、新人の元市課長・迫田裕司氏(56)、新人の前市議・尾脇雅弥氏(43)の3人が立候補を届け出た。2期務めた水迫順一市長(70)勇退後の市政のかじ取り役を決める選挙は、三つどもえの激戦となった。

 矢野氏は、同市錦江町の広場で出陣式を行った。約800人(陣営発表)の支持者を前に、市企画開発課長などを歴任した行政経験や、市長として「道の駅たるみず」の開業などに携わった実績を強調。「市長には政策立案能力があり、即戦力になる人が就かないといけない。私の行政、政治経験を役立てていきたい」と支持を呼びかけた。

 迫田氏は、同市上町の選挙事務所前に約300人(陣営発表)を集めて第一声。市企画課長などを務めた約30年間の行政経験をアピールし、「このままでは垂水が沈んでしまう。何とかしたいと思い立候補を決意した」と説明。「市役所が変われば町が変わる。市民の役に立つ場所になるよう、職員の意識改革を進めたい」と決意を語った。

 尾脇氏は、同市錦江町の選挙事務所前で出陣式。水迫市長も駆けつけ、約1800人(陣営発表)の支持者に市長の後継者であることを印象づけた。尾脇氏は「5年後、10年後、20年後の夢を描きながら、現実に迫っている問題に対応していきたい。若さと情熱で、元気な垂水づくりの先頭に立っていきます」と抱負を語った。

 投票は23日午前7時〜午後7時に市内15か所(うち2か所は午後5時に繰り上げ)で行われ、同8時半から市民館で開票される。

 15日現在の有権者数は1万5206人。

(2011年1月17日 読売新聞)

1928名無しさん:2011/01/17(月) 23:04:10
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001101170001
「廃止」含め全て存続 宮崎市の仕分け
2011年01月17日

 宮崎市は、昨年9月に同市で初めて行われた事務事業の外部評価(事業仕分け)の判定結果に対する、市の対応方針を発表した。仕分けされた66事業の約8割にあたる52事業について「何らかの見直しを行う」としたが、この中には「不要(廃止)」と判定された3事業も含まれており、全ての事業が来年度も存続することになった。


 仕分けでは不要3、見直し48、現行どおり15と判定されたが、来年度の予算編成に向けて市内部で再評価した結果、不要0、見直し52、現行どおり14となり、廃止される事業はなくなった。市は判定結果を「来年度以降の予算編成の『参考』にする」としていた。


 不要と判定されていた3事業は「防災情報メール配信事業」「地域コミュニティ活動交付金」「読書活動アシスタント派遣事業」。


 地域コミュニティ活動交付金をめぐっては昨年12月、交付金の財源となっていた地域コミュニティ税の廃止条例案が可決され、戸敷正市長は来年度以降、一般財源から交付金を捻出する方針を示している。市は、防災情報メール配信事業については「情報が蓄積されるので何度も確認できる」、読書活動アシスタント事業は「現時点でボランティアにお願いするのは困難」などとしている。


 7日に記者会見した戸敷市長は「今までも十分精査しながら予算要求してきたが(事業仕分けで、職員にコスト意識が)かなり深く浸透したと思う」と話した。
.

1929チバQ:2011/01/18(火) 22:26:13
>>1902-1904
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110118ddlk44010504000c.html
選挙:別府市長選 自民党議員団が浜田博氏を支持 /大分
 17日の会合で、現職の浜田博氏の支持を全会一致で決定。同会派は12人。市長選には、もうひとつの自民系会派「新創世会」(4人)所属の長野恭紘市議も市長選に立候補する意向で、同会は市長選の対応を決めていない。

1930名無しさん:2011/01/18(火) 22:26:41
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110118ddlk44010501000c.html
選挙:県議選・宇佐市区 民主後任は社民系? 県連は「擁立模索中」 /大分
 民主の賀来和紘県議(67)=3期=が17日、今春の県議選宇佐市選挙区(定数3)に立候補しないと発表した。準備を進める社民系新人に道を譲ったという。同選挙区では、社民系新人以外に自民現職2人と新人2人が立候補を予定。民主党本部の組織委員長を務める横光克彦衆院議員のおひざ元でもあり、この構図が確定すれば、統一地方選で民主擁立難航の象徴的選挙区となりそうだ。

 情報労連出身の賀来県議は、民主県連副代表や、宇佐市支部長を務める。会見で「4期目に挑もうと考えたが、民主、社民、連合が連携しないと宇佐では勝てない。4年後には定数が減る可能性もあり、2人立つのは難しい」と身を引く理由を述べた。「(社民系新人を)民主はせめて推薦を」とも語り、県連に働きかけるという。

 一方、県連の梶原九州男選対委員長は「3人区には県民クラブ(民主、社民系県議の会派)で2人立てることにしており、宇佐だけ例外にはならない。引き続き擁立を模索する」と話している。【梅山崇】

1931チバ:2011/01/21(金) 22:15:44
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/017430.html
候補擁立で動き 公明は「元官僚」 01/21 20:06




福岡県知事選挙の告示までおよそ2か月、各党の候補者擁立に再び動きが出てきました。

自民党はきょう、県知事選の責任者となる、県連会長を正式決定し、公明党は元官僚を擁立する方向で調整を始めました。

自民党福岡県連はきょう、新しい県連会長に、衆議院福岡11区選出の武田良太氏が就任することを了承しました。

県連会長として、まず手腕が試されるのは、福岡県知事選挙の候補者擁立です。

新会長のもと早速、1回目の選考会が開かれましたが、県議団が議会の権限強化に前向きな候補者を求めるなど注文をつけ、早くも難しい舵取りを強いられています。

●自民党福岡県連・武田良太会長
「どなたを候補者にするのか、これは全ての県民が、我が自民党の姿勢を見ているといっても過言ではない」

●松本記者
「さまざま思惑が交錯する中、武田新会長は候補者について言及を避けましたが、水面下では話が進みつつあるようです」

自民党内部では、元官僚の名前が有力候補としてあがっていますが、公明党は一足早く、「自民党の推す元官僚を擁立したい」と、内部で調整を始めました。

一方、民主党は候補者の狙いが定まっていません。

民主党はきょう午後、県議会議員が知事選について協議しましたが、妙案は出なかったようです。

●民主党福岡県連・吉村敏男幹事長
「うちは2人に絞っているので、そのどちらかを選んで、知事選挙を戦う。自民党も選考委員会を立ち上げると聞いているので、その状況もにらみながら、党として対応していきたい」

民主党の最大の支援組織である労働組合の連合は、独自候補にこだわらず自民、公明両党が擁立する候補への相乗りを視野に入れた動きを一部で見せています。

福岡県知事選の告示までおよそ2か月。

今のところ出馬を表明しているのは、共産党の田村貴昭氏だけです。

福岡県の発展のためにも、各党はいち早く候補者を決め、公約などの議論を深めることが望まれます。

1932名無しさん:2011/01/21(金) 22:17:50
http://mainichi.jp/area/oita/news/20110121ddlk44010615000c.html
選挙:別府市長選 地元出身で元中国管区警察局長の衛藤氏も /大分
 4月の別府市長選に同市出身で元中国管区警察局長の衛藤文一郎氏が立候補する意向を固めたことが、関係者への取材で分かった。近く記者会見を開き立候補表明する見通し。

 衛藤氏は新潟県警本部長などを歴任した後、中国管区警察局長を最後に97年に退職。別府鶴見丘高の在京同窓会「東京鶴嶺会」の会長を務めている。

 関係者によると、年明け前後に別府市に戻り、同窓会関係者などと協議しているという。衛藤氏は毎日新聞の取材に「週明けに意思を明らかにしたい」と話した。

 同市長選では現職の浜田博氏が立候補表明したほか、市議の長野恭紘氏も21日に記者会見を開いて、立候補表明する。【祝部幹雄】

1933名無しさん:2011/01/23(日) 02:04:26
泉広明・県連副代表は「民主党を取り巻く状況は非常に厳しい。多くの選挙区で選択肢を示せないことは申し訳ない」と話した。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/222582
民主鹿児島 今春の県議選公認が難航
2011年1月23日 00:23 カテゴリー:九州 > 鹿児島

 4月の統一地方選の鹿児島県議選で、民主党の公認候補者数が、10人以上としていた当初の目標から大幅に割り込むことが22日、分かった。すでに擁立が決まったのは3人。県連が擁立作業の期限とする今月末が迫っており、今後大きな上積みは見込めないという。

 県議会(定数54)の同党の現職県議は1人。定数51となる今回は、鹿児島市・郡区(定数17)で現職と新人1人ずつ、西之表市・熊毛郡区(同2)で新人1人を1次公認。ほかに、姶良市区(同2)で調整中という。

 県連は▽鹿児島市・郡区に3人以上▽他の9複数区に1人以上▽1人区にも積極的な擁立−を目標にしていた。22日の常任幹事会後、泉広明・県連副代表は「民主党を取り巻く状況は非常に厳しい。多くの選挙区で選択肢を示せないことは申し訳ない」と話した。

=2011/01/23付 西日本新聞朝刊=

1934名無しさん:2011/01/23(日) 08:14:33

2011年01月23日更新
民主、社民に亀裂 県議選全選挙区で協力せず
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1809893.article.html

 国政レベルの選挙協力や、佐賀県議会では同一会派「県民ネットワーク」を組むなど緊密な関係にあった民主党県連と社民党県連に亀裂が生じている。4月の県議選鳥栖市選挙区で、現有議席がある社民にぶつける形で、民主が候補擁立を決めたのが発端。社民県連は22日の拡大常任幹事会で、県議選の全選挙区で選挙協力しないことを正式決定した。

 

 問題の鳥栖市選挙区(定数3)では自民党の指山清範氏(2期)と無所属の向門慶人氏(1期)の現職2人が出馬表明。4期の現職で社民県連代表も務める牛嶋博明氏の去就が注目されていた。

 

 社民は昨夏、候補擁立の方針を固めたが、具体的な人選は難航。今月中旬に牛嶋氏が勇退し、県連副幹事長の山口認氏の擁立を固め、同日正式決定した。だが、同じ日に民主党も臨時常任幹事会を開き、鳥栖市議会議長で前県連幹事長の原康彦氏の公認を決めた。

 

 社民の牛嶋代表は「昨夏から鳥栖市での候補擁立は民主側に伝えていた」とした上で、「民主の原口代表から『鳥栖には出さない』と聞いていた。候補者を決めたので原口代表に連絡しようとしたが返事もなかった」などと民主側の“信義違反”を厳しく非難。「現有議席がある三養基郡選挙区に立てずに、鳥栖市に立ててきたのは理解できない」とし、県議会会派については「選挙後に考える」と解消の可能性も示唆した。

 

 一方の民主党は政権与党として地方議会で基盤拡大を進める上で、統一地方選では可能な限り候補を擁立する方針を打ち出し、県議選では「10人以上」を公言。その中で、鳥栖市区については「牛嶋氏だったら道義的にも立てられない」(県連幹部)としていたが、社民が牛嶋氏勇退で新人に代わったことから、民主は県連幹事長も務めた原氏を擁立した。県議選には同日、8選挙区に9人の公認・推薦候補擁立を決めた。

 

 社民党との選挙協力については「連合佐賀を中心にした連携で、両党間で正式に文書を交わして協力してきたわけではない」とするが、県議選での選挙協力解消については「極めて残念」とし、「連合に政治連絡会議の開催をお願いしている」と関係修復に乗りだす考えも明らかにした。

 

 民主、社民両党は2001〜2010年の衆参6回の国政選挙で選挙区のすみ分けや候補の支持・推薦などのほか、県議会、連合での政治活動などで協力関係を構築してきた。

1935チバQ:2011/01/23(日) 10:52:08
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001101220001
民主・社民の協力白紙
2011年01月23日

 民主党県連と社民党県連合の4月の県議選での協力が白紙になった。県議会で統一会派を組む両党は「非自民」の勢力拡大を目指していたが、長く社民が議席を守ってきた鳥栖市選挙区で民主党が候補者擁立を決めたことが引き金になった。今後の国政選挙に影響する可能性も出ている。
 社民党県連合は22日午前に拡大常任幹事会を開き、県議選鳥栖市選挙区で、4期目の牛嶋博明代表の後任に山口認副幹事長を擁立することを正式に決定。佐賀市選挙区との2議席死守に向け、全県で取り組む方針を確認した。
 また、昨年9月に決めた県議選での民主党県連との選挙協力については、一転して「協力できる選挙区は存在しないことを確認した」(徳光清孝幹事長)という。
 牛嶋代表は「我々は社会党時代から鳥栖市での1議席を死守し、国政選挙では原口一博衆院議員(民主党県連代表)を応援して、すみ分けを図ってきた。原口代表からは再三、『鳥栖では出さない』と聞いていたので残念だ」と話した。国政選挙での協力についても、徳光幹事長は「当然影響する」とした。
 一方の民主党県連も22日午後に常任幹事会を開催。鳥栖市選挙区に原康彦・鳥栖市議会議長を公認候補として擁立することを決めた。原氏の擁立について、園田泰郎代表代行は「JR九州労組議員団の一人であり、あくまで労組の方針に沿った政治活動」と説明。社民党側の対応には「極めて残念。国政選挙への影響がないようにしたい」と話した。

1936チバQ:2011/01/23(日) 20:47:24
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/222422
福岡知事選 自民、候補選び難航
2011年1月22日 00:33 カテゴリー:政治 九州 > 福岡

 自民党福岡県連は21日、知事選(3月24日告示、4月10日投票)の候補者選考委員会を発足させた。告示まで約2カ月に迫り、ようやく表立って動きだした形だが、水面下では、元官僚の擁立に動く麻生太郎元首相と、根回し不足に反発する国会議員や県議団の駆け引きが激化。選考委は28日までに自薦・他薦で候補者を募り、30日の次回会合から具体的な人選に入るが、一本化の見通しは立っていない。

 「選考委員会は公平公正に知事候補を選ぶことが目的。具体的な名前は挙がっていない」。武田良太県連会長は選考委員長に就任後、記者団に「候補者は白紙」と強調した。背景にあるのは麻生氏の動きだ。

 麻生氏が福岡県出身の元内閣広報官小川洋氏(61)の擁立に乗り出したのは昨年11月。福岡市長選に自民支援の新人が勝利した余勢を駆って、一気に知事選候補も決めようと動いた。

 しかし、事前の根回し不足もあって古賀誠元党幹事長や県議団が反発。麻生氏は県連会長に就任し、一気に小川氏擁立に持ち込むとのシナリオを描いていたとされるが、21日の県連総務会で会長に選出されたのは武田氏だった。

 「小川氏擁立を取り下げ、知事選候補を白紙に戻すことが県連会長になる条件だったのに、麻生氏がのまなかったと聞いている」と県議の一人は解説する。

 選考委員会は国会議員6人のほか、県議、福岡、北九州両政令市議の計20人で構成する。国会議員6人の内訳では、無派閥の武田氏のほかは古賀派3人に対し、麻生派は2人。「麻生氏が過半数をまとめるのは難しい」との見方もある。

 小川氏本人は今月から福岡入りし、福岡、北九州両市の企業幹部のあいさつ回りを始めた。同じ旧通産省出身の麻生渡福岡県知事も小川氏を推しているとされ、地元経済界の支援が取り付けられれば自民党の選考に影響する可能性もある。

 これに対し、小川氏擁立に反発する自民党内の勢力には、財務省出身の大学教授や県議会議長経験者を推す声がある。

 一方、民主党の候補者選考も難航。自民、民主など県議会主要4会派は次の知事が取り組むべき県政課題の協議を始めており、自民県議は「政策を入り口にして、4会派でそろって推せる候補がまとまれば一気に選考が進む」との見方を示した。

=2011/01/22付 西日本新聞朝刊=

1937チバQ:2011/01/24(月) 22:23:46
>>1927
市長後継が当選
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110124ddlk46010331000c.html
選挙:垂水市長選 尾脇氏が初当選 若さと行動力訴え浸透 /鹿児島
 任期満了に伴う垂水市長選は23日投開票され、新人で前市議の尾脇雅弥氏(43)=無所属=が、元職の矢野繁氏(72)と新人で前市生活環境課長の迫田裕司氏(56)=ともに無所属=を破り、初当選した。2期目で現職の水迫順一氏(70)は今期限りで引退する。投票率は77・66%(男76・96%、女78・25%)。

 尾脇氏は現市政の継続を強調。若さと行動力をアピールし「水迫市政が手がけた財政再建などを進める。人を呼び込む桜島架橋やトンネルの実現に取り組む」などと訴え、水迫市長の支援も取り付けて支持を広げた。

 矢野氏は、行政経験と実績を前面に出して返り咲きを狙い、迫田氏は「市役所改革」などを唱えたが、ともに及ばなかった。

 当日有権者数は1万5054人(男6898人、女8156人)。【新開良一】

==============

 ◇市長選開票結果=選管最終発表
当 4,748 尾脇雅弥 43 無新

  4,322 矢野繁  72 無元

  2,495 迫田裕司 56 無新

==============

尾脇雅弥(おわき・まさや) 43 無新(1)

 市畜産振興会長▽自民党県青年局長[歴]会社員▽高齢者施設介護職員▽市議▽鹿児島経済大

1938チバQ:2011/01/24(月) 22:51:59
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110124-OYS1T00147.htm
北九州市長選一騎打ち、新スタジアム建設など争点に
 北九州市長選が23日告示され、北九州市立大名誉教授の新人・三輪俊和氏(67)(無所属=共産党推薦)と、再選を目指す現職・北橋健治氏(57)(無所属)の2人が立候補した。投開票は2月6日。

 JR小倉駅北側のサッカースタジアム建設計画の是非や、経済・雇用対策などが争点となっている。

 前回は北橋氏を推した民主党と、対立候補を擁立した自民党が全面対決する構図だったが、今回は、北橋氏が「市民党」を掲げて政党推薦を受けず、自民党は擁立を見送った。

 ただ、元民主党衆院議員の北橋氏は同党と連合福岡を支持基盤としており、同党推薦候補が敗れた福岡市長選に続く今回の政令市長選の行方は、春の統一地方選にも影響を与えそうだ。

 一方、三輪氏は市民団体や共産党でつくる「あたたかい民主市政をつくる会」などが支持母体。三つどもえとなった前回も、三輪、北橋氏は戦っており、有権者の関心度も焦点になる。

 この日は、両氏とも市内で第一声を上げ、三輪氏は「市政を刷新し、福祉最優先の行政を実現したい」、北橋氏は「環境分野を中心に産業振興を図り、市を浮揚させる」とそれぞれ訴えた。有権者は22日現在、80万7014人。

(2011年1月24日 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110109/biz11010901410015-n1.htm
新幹線小倉駅に100億円スタジアム 北九州市、サッカーJ2本拠
2010.11.17 12:12

クリックして拡大する

JR小倉駅北口に建設される新スタジアムの完成予想図
 北九州市の北橋健治市長は17日、サッカーJリーグ2部(J2)のギラヴァンツ北九州のホームとして使用する新スタジアムを、市中心部にあるJR小倉駅北口に建設すると発表した。建設費は約100億円で、平成28年3月のシーズン開幕までの完成を目指す。

 ギラヴァンツは現在、同市八幡西区の本城陸上競技場を使用しているが、客席数がJ2のホームとしては最低基準の約1万席で、電光掲示板がないなど設備面の問題が指摘されていた。

 新スタジアムは2万人規模で全席が屋根に覆われ、天然芝のグラウンドを計画。新幹線が停車する小倉駅から約500メートルと近い。

 ギラヴァンツは今年からJ2入りを果たしたが、最下位に低迷。観客も1試合平均約4千人と伸び悩んでいるが、北橋市長は「アクセスしやすい場所になれば、観客も増えると思っている」と述べた。

1939チバQ:2011/01/24(月) 22:58:26
>>1634
現職を民主が支援
まだあったのね、創新党の推薦市議
前自民党県連会長の大物県議
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110124ddlk40010190000c.html
選挙:筑紫野市長選 三つどもえ戦−−告示 /福岡
 任期満了に伴う筑紫野市長選は23日告示された。3選を目指す現職の平原四郎氏(60)▽新人で前市議の浜武振一氏(45)▽新人で前県議の藤田陽三氏(68)−−のいずれも無所属の3氏が立候補した。市財政の再建策やまちの活性化策などを争点に、三つどもえの選挙戦がスタートした。【扇沢秀明】

 平原候補は午前10時、同市塔原東の事務所前で出発式。民主党の楠田大蔵衆院議員らの来賓あいさつ後、「私が2期8年で積み上げた実績をさらに進めるのか、8年前の箱モノ行政に転向するのか。市民協働のまちづくりを進めたい」と第一声を上げた。

 浜武候補は、地方自治体の首長などで作る日本創新党の推薦を受けた。この日は午前9時、市内の二日市八幡宮で必勝祈願の後、「皆さんが力を出し合えばこのまちは必ず良くなると感じ、市長選に臨んだ。政治家として、逃げずに矢面に立つ」と訴えた。

 藤田候補は同市立明寺の事務所前で午前10時から出陣式。自民、公明両党や県農政連の推薦を受けており、関連の国会議員や県議も出席。「閉そく感の漂う筑紫野をなんとかしなくてはいけない。環境共生型企業を誘致し、元気な筑紫野をつくる」と呼び掛けた。

 投票は30日午前7時〜午後8時、二日市東小学校など17カ所で。9時15分から市農業者トレーニングセンターで開票される。

 22日現在の有権者数は8万370人。

==============

 ◇筑紫野市長選立候補者(届け出順)
平原四郎(ひらばる・しろう) 60 無現(2)

 市長▽全国市長会理事▽筑紫野太宰府消防組合管理者[歴]筑紫野市議6期▽保護司▽福岡大

浜武振一(はまたけ・しんいち) 45 無新

 [元]市議▽理数専門塾主宰[歴]工業デザイナー▽市議会運営副委員長・建設経済委員長▽久留米大

藤田陽三(ふじた・ようぞう) 68 無新

 [元]県議▽建築佐官業[歴]筑紫野市議2期▽県議会議長▽自民党県連幹事長・会長▽修猷館高=[自][公]

〔福岡都市圏版〕

1940チバQ:2011/01/24(月) 23:02:16
藤田陽三は>>1374
福岡県議会の自民3議員、政調費でパーティー券
で名前が出てますね

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20101213-OYS1T00067.htm
筑紫野市長選、藤田・自民県連会長が出馬へ
 自民党福岡県連会長の藤田陽三県議(68)が、同県筑紫野市長選(来年1月23日告示、30日投開票)に立候補する意思を固めたことが11日、わかった。近く記者会見し、正式表明する。

 複数の関係者によると、藤田氏は保守市政への転換を掲げ、景気対策などを公約にする方針。

 藤田氏は筑紫野市選出で5期目。県議会議長などを経て昨年5月に県連幹事長に就任し、今年9月から県連会長。

 県連では国会議員が慣例的に会長職に就いていたが、藤田氏で県議が2代続いた。県選出の国会議員団は、会長職を国会議員に戻すよう求めており、来春の統一地方選に向けた後任人事が注目される。

 同市長選には、現職で3選を目指す平原四郎氏(60)と、いずれも同市議の田中允氏(63)と浜武振一氏(45)の3人が立候補を表明している。

(2010年12月13日 読売新聞)

1941チバQ:2011/01/24(月) 23:12:21
07年市長選
もともと現職は自民から遠い人みたいですね。
また、田中允も自民系なので07年と連続で自民系は分裂

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2478
中村晃生氏(59)が無所属で立候補すると表明した。
自民党筑紫野支部から打診があり
中村氏は、大川市長を84年5月から89年6月まで2期5年務めた後、90年と93年の衆院選に出馬し、落選している。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/4669
当 19399 平原四郎=無現<2>
   8925 中村晃生=無新
   7262 田中允 =無新

03年市長選
http://www.melma.com/backnumber_22213_718389/
◇筑紫野市長選(福岡県)開票結果 投票率44.84%(過去最低)
当18002 平原四郎(無新、52歳、初当選)
 13938 田中範隆(無現、自・公推薦、78歳)

1942チバQ:2011/01/25(火) 21:59:18
>>788>>945>>955
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110125ddlk41010501000c.html
上峰町議会:「町長派」過半数に 議長に大川氏 /佐賀
 16日の上峰町議選で当選した新町議10人による初の臨時議会が24日開かれ、新議長に大川隆城町議(59)=5期目=を選出した。これで議案の採決に加わる9議員中、過半数の5人を武広勇平町長の支持議員が占めた。

 大川議長は01年4月〜07年1月にも議長を務め、同年4月の県議選に立候補し落選。今町議選で返り咲いた。

 副議長には中山五雄町議(64)=3期目=が選ばれた。中山町議は大川紀男前町長時代の08年6月「虚偽の理由で(当時の)副議長の不信任決議案を提出した」として、除名の懲罰処分を受けて失職したが、処分を取り消す古川康知事の決定を受けて同年9月に復職した経歴がある。

 選挙前の議会では、武広町長が初当選した09年3月の町長選で対立候補を支持した議員が大半を占め、武広町長は提出議案の否決が続いた。町長は「公共性の高い議案は(議会で)通りやすくなるのではないか」と期待感を示した。ただし、支持派にも副市長の選任などに反対する議員もおり、不透明な部分も残る。【遠藤雅彦】

1943名無しさん:2011/01/26(水) 20:30:11
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110126/02.shtml
1月26日のながさきニュース
長崎新聞



温泉本や毎年パソコン…「不当」 長崎、政調費3900万円返還請求

 長崎市議に調査研究名目で支給される政務調査費の2009年度分について、市民団体「ながさき市民オンブズネット」(倉本ツタエ代表)は25日、支出総額約7700万円のうち約3900万円が不当に支出されたとして市長や市議会に返還などを勧告するよう求める住民監査請求をした。

 同市議会の政務調査費は1人年間180万円(上限)。調査旅費、資料購入費、交通通信費などに充てられ、すべて領収書を添付することになっている。

 同ネットの3人が市役所で記者会見。情報公開請求で09年度などの市議と会派の政務調査費に関する収支報告書、領収書などを入手。政務調査でない通常の議員業務や会派、後援会、私的な活動の出費が多数あったとしている。09年度に在籍した市議51人への返還請求額は1人当たり約16万円〜119万円。

 同ネットの調査で、領収書に手書きされた書籍名と違う温泉地の旅行ガイドなどを購入していたケースが、領収書のコード番号で複数、判明。年間100万円以上のタクシー代を賄ったり、3年連続でパソコンを購入していた市議もいた。

 調査旅費では、航空運賃とホテル代がセットになった割安なパック料金を「往復の航空運賃」とみなし、別途、宿泊料を上乗せして支給していることが判明。市人事課によると市の内規に沿った対応で、市長ら特別職や市議には1万6500円、市職員には1万900円か1万3100円を宿泊料として支給している。同ネットは「宿泊料の二重払い」と指摘。市役所も含め旅費支給の在り方に疑問を投げ掛けている。

 監査事務局によると、提出資料を近く監査委員が審査し受理、不受理を決定。受理した場合、3月下旬までに監査結果を出すという。

 議会事務局は「政務調査費のマニュアルに沿い適正に執行されている」、ある市議は「透明性は確保しており不正はないと思う」と述べた。パック料金の取り扱いについて市人事課は「市民感情を考えれば、見直しをしなければならない」との見解を示した。

1944チバQ:2011/01/26(水) 22:44:28
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110126-OYS1T00159.htm
福岡知事選、自民・蔵内県議に出馬要請
地方選
 福岡県知事選(3月24日告示、4月10日投開票)に向け、自民党県連の候補者選考委員会の有志らが25日、党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)に出馬を要請した。蔵内氏は「重く受け止めたい」と述べ、27日をめどに結論を出す考えを示した。党内には蔵内氏を推す声も多く、受諾した場合、有力な擁立候補の一人になる可能性が高い。

 要請したのは、選考委メンバーで県連会長代行の吉原太郎県議ら。国会議員と地方議員の計20人でつくる選考委内で蔵内氏を推す声が大半だとして、推薦したい意向を伝えたという。吉原氏は「今の県政を継承でき、選挙戦で勝てる人物だ」としている。要請には、県農政連所属の議員らでつくる県議会会派の代表も同席した。蔵内氏は同県筑後市出身で県議6期目。県議会議長などを歴任した。

 一方、党内では通産官僚出身で元内閣広報官の小川洋氏(61)を推す動きもある。選考委は28日まで候補者を募集し、30日の第2回会合で絞り込みに入る。

 同知事選を巡り、民主党福岡県連の選考委は大学教授2人に絞っている。このほか、元北九州市議で共産党職員の田村貴昭氏(49)が立候補を表明している。

(2011年1月26日 読売新聞)

1945チバQ:2011/01/28(金) 22:43:02
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110128-OYS1T00642.htm
福岡知事選、谷口・蔵内両氏が自民県連に推薦願
地方選
 福岡県知事選(3月24日告示、4月10日投開票)への立候補に向け、財務省出身で九州大教授の谷口博文氏(56)、自民党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)が28日、それぞれ自民党県連に推薦願を提出した。

 県連は同日正午で候補者の募集を終了。推薦願の提出者は、旧通産省出身で元内閣広報官の小川洋氏(61)と合わせ3人となった。

 県連は30日の候補者選考委員会で絞り込みの作業に入る。選考委員の大半は蔵内氏を支持しているとされる。ただ、小川氏は推薦が得られなくても出馬する意向で、自民党は「分裂選挙」となる可能性もある。

 谷口氏は推薦願を提出後、記者団の取材に応じ、「大学で取り組んできた公共政策を実行に移したい。九州のパワーを引き出し、世の中の閉塞感を打破する」と抱負を述べた。この後、民主党県連と公明党県本部も訪れ、推薦願を提出。さらに県議会の主要4会派にも支援を求めるという。

 一方、蔵内氏の推薦願は自民党県議2人が代理で提出した。推薦人の一人の秋田章二議員は記者団に「県政の主な政策をしっかり引き継げる即戦力。地方の痛みもよく分かっている」と語った。

 小川氏は27日、麻生太郎元首相(衆院福岡8区)を推薦人とし県連に推薦願を出している。

(2011年1月28日 読売新聞)

1946チバQ:2011/01/28(金) 22:46:48
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110128/01.shtml
長崎市長選に太田氏が出馬表明 前教育長、「変革の先頭に」強調



長崎市長選への出馬を表明する太田雅英氏=長崎市樺島町の後援会事務所
 前長崎市教育長の太田雅英氏(62)が27日、長崎市樺島町の事務所で記者会見し、任期満了に伴う4月の同市長選に無所属で立候補することを表明した。

 同市長選にはこれまで、現職の田上富久氏(54)が再選を目指して出馬を表明しており、選挙戦が確実な情勢となった。

 太田氏は会見で、2007年に4選を目指していた前市長の伊藤一長氏が選挙期間中に射殺された事件を振り返り「あれから4年、地場経済の低迷、就職難、人口流出、シャッターを閉じた店など閉塞(へいそく)感に陥って身動きが取れない状況。市民が市長に求めるのは強いリーダーシップの下、長崎を上昇させることではないか」とし「市長力」を強調。「長崎を変えなければいけない。先頭に立ち、力を発揮したい」と出馬の動機を説明した。

 学級担任2人制や教師力向上など教育分野への意欲を語り、中心部商店街の活性化、雇用の改善、公共・文化施設などの整備、高齢者、障害者福祉に力を入れる考えを示した。

 太田氏は長崎市出身。佐賀大経済学部卒。市原爆被爆対策部長、企画部長など歴任。市教育長、市社会福祉事業団理事長を務めた。

 推薦願は既に提出した自民党のほか、民主党など主な政党、労働団体などにも出す考え。公開討論会が開催されれば出席する意向も示した。

1947チバQ:2011/01/28(金) 22:53:33
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110128-OYT1T00256.htm
福岡知事選、自民候補選び混沌…3氏推薦要請へ

. 福岡県知事選(3月24日告示、4月10日投開票)に、財務省出身で九州大教授の谷口博文氏(56)が、立候補の意向を固めたことが関係者への取材でわかった。

 28日に自民党県連に推薦を要請する。党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)も出馬の意向を固め、党内からの出馬要請を受諾する方針。元内閣広報官の小川洋氏(61)も27日、同党県連に推薦を要請するとともに立候補を表明しており、自民党の候補者選びは混沌(こんとん)としてきた。

 同党県連は28日正午まで候補者を募集し、30日の選考委で絞り込みに入る。

 谷口氏は福岡市出身。東大法学部を卒業後、旧大蔵省(現財務省)に入り、関東財務局長などを歴任した。昨年11月の福岡市長選の候補としても名前が浮上。知事選では民主党県連の擁立候補の一人にも挙がっている。関係者によると、谷口氏は民主、自民、公明党など広く支援を求めていく考えだという。

 谷口氏は27日、読売新聞の取材に対し、「(出馬の)打診を受けているのは事実だが、まだ決めていない。28日に決断する」と語った。

 また、自民党県連の候補者選考委員の県議有志から立候補要請を受けた蔵内氏も、党県連から支持を得られることを条件に受諾する。選考委員の大半は蔵内氏を支持しているとされ、すでに立候補の準備を進めているという。

 小川氏は自民党への推薦要請後、記者団の取材に応じ、「古里、福岡県のいっそうの発展のため、お役に立ちたい。私の経験や人とのつながりを最大限生かしたい」と強調した。麻生太郎元首相(衆院福岡8区)の支援を受けており、県連内の小川支持派には、経済界などとの連携を模索する動きもある。

(2011年1月28日10時05分 読売新聞)

1948チバQ:2011/01/28(金) 23:12:04
http://mainichi.jp/seibu/news/20110118sog00m010010000c.html
選択の後で:鹿児島・阿久根市からの報告/上 「負の遺産」扱い苦慮
 ◇「副市長」解任し目張り外したが…対話掲げ「改革」継承も
 「命がけの訓練をする場所なのに……おかしい」。竹原信一・前市長(51)の失職に伴う鹿児島県阿久根市の出直し市長選で市を二分する接戦を制し、17日に就任した西平良将市長(37)。初登庁の後、市役所隣にそびえる高さ17メートルの消防隊の訓練塔を見上げて顔をしかめた。

 壁面には滝を登る隊員の絵。消防車が入る車庫にも招き猫などの壁画が描かれている。竹原氏支持の画家が昨年12月に描いたものだ。消防関係者は反対したが聞き入れられなかった。経費約500万円は専決処分した補正予算。西平市長は報道陣に「消します」と宣言。ささやかだが、竹原市政からの方針転換第1号となった。

 午後には、やはり竹原氏が専決処分で選任し、竹原氏の盟友とも言える仙波敏郎氏(61)を解任。「副市長を解職する」と記した辞令を自ら手渡した。

 市長室も変えた。入り口のガラスの目張りを外した。外から見えないよう竹原氏が張らせたもので、市政の閉鎖性の象徴だった。「開かれた市政を目指したい」と西平市長。

 掲げたキャッチフレーズは「対立から対話へ」。わずか一夜で当選の喜びはかき消えていた。勝ったたとはいえ864票差。初登庁での花束も固辞した。

 竹原氏の「遺産」は山積している。消防署のアートや市長室の目張りと違って、簡単には変えられない。

 就任記者会見では、乱発された専決処分を「違法性が高い。正していく」としたが、竹原流「改革」を「全部が悪いとは思わない。市民が喜ぶことは引き継ぐ」。強引な手法は否定しつつ是々非々の構えだ。「二分された市民をどうする」と問われて「粘り強くやるしかない」。

 竹原氏に投票したのは7645人。今後は当然、西平市政に厳しい目を向ける。一部に「竹原氏の良い部分を受け継ぎ、街を落ち着かせてほしい」との声もあるが「次は負けない。竹原さんでなければ駄目」という強固な支持者も少なくない。

 住民投票を棄権した漁業、的場三郎さん(59)=仮名=は今回、西平氏に未来を託した。不安もあったが強引な竹原市政からの転換を願った。「急に阿久根が落ち着くことはないだろう」と、若い市長の手腕を長い目で見ようとする。激戦の後、漁協でも選挙の話題はぱったり消えたという。「みんな本当にうんざりしている」

   ◇  ◇

 市民自ら「竹原劇場」の幕引きを選択した阿久根市。激戦後の街を歩いた。

毎日新聞 2011年1月18日 西部朝刊

1949チバQ:2011/01/28(金) 23:12:56
http://mainichi.jp/seibu/news/20110119sog00m040009000c.html
選択の後で:鹿児島・阿久根市からの報告/下 日当の不満表面化せず 住民投票を注視
 ◇議会と「是々非々」発進
 「私が大切にしたいのは、議会とは両輪であるということです」

 鹿児島県阿久根市の西平良将市長(37)は18日、初めて市議会に顔を見せ、全員協議会であいさつした。市長と議会が対等の二元代表制を無視した竹原信一前市長(51)との違いを強調し、議員から拍手で迎えられた。

 公約に議会改革を掲げたが、かつてのなれ合い状態に批判的な市民感情に配慮し、議会との間合いを「一歩離れて二歩離れず」と表現。この日のあいさつでも「是々非々で」の言葉が聞かれた。

 終了後、議会事務局職員が竹原派4市議に茶封筒を渡した。竹原前市長が専決処分で導入した議員報酬の日当1万円だ。全国に先駆けて08年度に導入した福島県矢祭町議会は日当3万円だが、前市長は独断で1万円に決めた。

 竹原派4人のうち3人は、強制加入の議員年金の掛け金を納めていない。市議会議員共済会によると未納は全国でこの3人だけ。うち1人は「現実問題払えない」とこぼす。

 反竹原派12人は日当制導入を認めず受け取りを拒んで供託している。掛け金は月2万5600円。ある議員は昨年12月、委員会に2回出席し報酬は計算上2万円で不足する5600円を支払った。「仕事をしたのにばかげている」とため息をつく。別の議員も「議会報告会も開いており、仕事をしている自負はある。私だって生活がある」と嘆く。

 議員日当制は竹原「改革」の象徴だった。西平市長は17日の会見で「1万円は安すぎる」としたうえで「議会側で(見直し案を)提案してもらい、そのうえで検討したい」。一方、浜之上大成議長は「専決が違法なのだからまずは(新市長が)撤回し、議会と協議すべきだ」との立場。だが議会解散を問う住民投票を2月20日に控えているため「報酬を元通りに」との声は表面化していない。

 竹原前市長との対決で混迷した市議会は昨年9月29日から9月定例会が開会中。会期が異様に長いのは前市長の専決処分を封じる狙いだったが、今は住民投票の行方を見守っている状態だ。前市長への対抗策として条例上は可能になった通年議会も、前市長が条例を公布せず棚上げのまま。課題山積の議会が「竹原劇場」の閉幕を選択した市民の審判を受ける。市政正常化の道筋はまだ見えない。(この連載は河津啓介、福岡静哉、村尾哲、馬場茂が担当しました)

毎日新聞 2011年1月19日 西部朝刊

1950チバQ:2011/01/28(金) 23:24:10
http://373news.com/_kikaku/akune/sasshin/01.php
'11/01/18 本紙掲載
市二分もうご免 “戦後処理”まず試練 上


▲はがされた選挙ポスター掲示板を調べる捜査員=16日、阿久根市晴海町

 新市長の西平氏が市役所に初登庁した17日朝。正面玄関に駆けつけた支持者の祝福ムードが吹き飛んだ。竹原氏の専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏が、出迎えに立っていたからだ。
 「まだ、おったのか(いたのか)」。年配の男性は、竹原氏の肝いりで登用された仙波氏に敵意むき出しの一言。ほかの支持者は勝利を誇示するように拍手に力を込めた。
 同日昼、西平氏の新市長就任がテレビで報じられた。竹原氏の応援に奔走した同市山下の主婦(64)は画面を見つめ「腹立たしい」と吐き捨てた。「(西平氏を)市長として認めない。阿久根市民は全国に恥をさらした」
 竹原市政に対する3度目の審判となった今回の市長選は、従来にも増して激戦となった。両陣営によると、お互いを中傷するビラやデマが飛び交い、選挙ポスターがはがされる事件も起きた。

■ □ ■
 阿久根市では竹原氏が市長に初当選した2008年8月以降、選挙と投票が相次いだ。不信任決議による09年5月の出直し市長選の得票率は竹原氏52%、新人候補48%。昨年12月の市長リコール住民投票は解職賛成(竹原氏不支持)51%、反対(支持)49%。今回の市長選は西平氏53%、竹原氏47%だった。
 一票を投じる度に、評価は真っ二つに割れ、市民に溝が生まれた。地域経済の疲弊による「徒労感」に加え、立て続けに二者択一を迫られたことで、「うんざり感」が漂っているのが実情だ。
 同市鶴見町の会社経営女性(59)も嫌気が差した一人。「人間関係がギスギスし、のびのび生活できない。しがらみで生きていかないといけない身にはつらい」

■ □ ■
 会社から「絶対中立」を命じられたというタクシー運転手(68)は誰に投票すればいいか客から度々聞かれた。運転手同士も二分され、「今回の選挙ほど市民が割れたことはなかった」と明かす。
 客には「家族と話し合って決めてみては」と勧める以外なかった。だが、「息子とも、親せき同士でも意見が割れている。家族に聞けないから、お宅に聞いている」と泣きつかれたこともあった。
 次は2月20日、議会少数の竹原氏派が主導した議会解散を問う住民投票が控える。この運転手は解散に賛成の立場だ。ただ、賛否を争うまちを想像するたびに「気がめいる」。
 「ノーサイド」を宣言した西平氏は市長リコールを仕掛けた当事者でもある。市民に生じたしこりの解消は誰もが望む共通の思い。「対話による市政」は試練を避けて通れない。

1951チバQ:2011/01/28(金) 23:24:38
http://373news.com/_kikaku/akune/sasshin/02.php
'11/01/19 本紙掲載
「対議会」市民注目 未知数の手腕 懸念も 中


▲就任式を終えた西平良将市長(右)に声を掛ける市議会の浜之上大成議長=17日、阿久根市役所
 18日、阿久根市議会議員控室。西平良将市長(37)が入室し、全員協議会が始まった。「議会とは是々非々で臨む。対立ではなく対話と市民に訴えてきた」。拍手が起き、竹原信一前市長(51)のころと一転、議会と首長の空気が和んだ。
 直後に開かれた本会議の傍聴席。西平氏によって前日、「副市長」を解任された仙波敏郎氏(61)が、竹原氏を支持する市民らと最前列に陣取った。
 自身は在任中、「違法な会期延長の議会」と批判し、出席拒否を繰り返してきたが、「これからは選ぶ側」だという。2月20日の市議会リコール住民投票で議会を解散に追い込み、出直し市議選で竹原氏派の躍進をうかがう姿勢だ。

■ □ ■
 2008年8月の竹原信一前市長初当選以来、市議会は常に市政混乱の主戦場と化してきた。竹原氏は反市長派が多数を占める議員定数を16から6に減らす議案を提出。猛反発した議会は09年5月、2度目の不信任議決で失職に追い込むが、竹原氏は出直し選で返り咲いた。
 その後の竹原氏の議会軽視は過激さを増し、違法性の疑いがある専決処分すら繰り返した。最終的に竹原氏の行政手法を否定し、市政からの退場を迫ったのは西平市長らの市民運動だった。
 防戦一方に追い込まれた市議会は「否決ありき」との批判も浴び、竹原氏派団体によるリコール手続きが進む。浜之上大成議長(60)は「竹原氏のプロパガンダ(宣伝)で誤解が広がった。市民への説明が足りなかった」と苦り切った。
 議会事務局によると、09年に竹原執行部が提案した議案や陳情請願などは計104件。うち否決や修正可決、不採択は計8件で、大半は可決している。

■ □ ■
 今回の出直し市長選で南日本新聞が実施した出口調査では、回答した有権者の約6割が議会リコールに賛成し、議会への不信感が鮮明になった。
 自営業男性(84)は「派閥の対立が激しく、自由に意見を出す場になっていない」と竹原氏派議員4人、不支持議員12人に分裂した現状を批判した。
 市長選の投票先にかかわらず、「議会も市民の審判を受けて出直すべきだ」(44歳会社員男性)など議会解散は不可避の声が大勢を占めた。
 西平市長は市議会との関係を「一歩離れて二歩離れず」と表現。なれ合いではなく、緊張感のある市政の両輪を目指すと主張する。公約には議員定数の削減提言も盛り込んだ。
 ただ、選挙戦で反竹原氏派議員が側面的に支援したのは事実。「(西平市長は)行政経験も議員歴もなく、結局は議会に迎合するのではないか」(60歳農業男性)と懸念する向きも少なくない。対話を尽くした末に公約を実現できるのか。市民は注視している。

1952チバQ:2011/01/28(金) 23:25:08
http://373news.com/_kikaku/akune/sasshin/03.php
'11/01/20 本紙掲載
「竹原遺産」排除へ 専決の陰 課題あらわ 下


流れ落ちる滝を描いた訓練棟(右)とキャラクターを模した絵が描かれた消防車庫=19日、阿久根市鶴見町

 「消防署の建物に描かれている絵は消して、元に戻したい」。17日、阿久根市役所で行われた市長就任記者会見。西平良将市長(37)は竹原信一前市長の「負の遺産」を排除し、後片付けに着手する姿勢を印象づけた。
 訓練棟には滝が、車庫にはキャラクターを模した絵が描かれている。西平市長が問題視する理由は、竹原氏が議会に諮らず専決処分で絵の費用を捻出した独善的手法にある。竹原氏による数々の専決処分は、西平市長がリコール運動を決断した動機でもある。
 加えて「命がけで訓練する施設に絵はなじまない。消防署員から訓練に集中できないと苦情が寄せられている」からだ。18日には竹原氏が依頼した画家と会い、絵を消す方針を直接伝えた。
 同じ日、西平市長は、竹原氏が総務課長にした元警察官の大河原宗平氏を異動させた。前日には同じく元警察官で専決処分で副市長に据えられた仙波敏郎氏を解任。専決施策との決別で、「西平色」を鮮明にした。

■ □ ■
 西平市長の政策の柱は行財政改革。目玉は職員の給与削減で任期中の4年間に15%減らすと明言している。竹原氏が賞与を半分に減らし、年換算で14%減とした削減幅とほぼ同じ。国税庁によると、過去10年間の民間給与の下落率は約13%。
 西平市長は、民間と同等の痛みを職員に求め、市民の厚遇批判に応える考えだ。
 ただ、竹原氏が専決で強行したのに対し、西平市長は「職員労働組合や議会と議論を尽くし、段階的に減らす」と述べ、手法の違いを際立たせる。
 竹原氏の有無を言わせぬ削減が職員の士気をそいできた面は否めない。西平市長は職員の仕事を外部評価する制度を提唱しており、不公平感の排除と緊張感の植え付けを狙う。
 市職労側は「ルールにのっとり、団体交渉で議論していく」という。この当然の回答を執行部へ伝える機会さえ持てなかったのが、竹原市政の実態だ。

■ □ ■
 「働き口がない友人が阿久根を離れた」(22歳会社員女性)。「民間の底上げをしないと阿久根は破たんする」(65歳農業男性)。市長選では有権者の切実な声が相次いだ。
 西平市長は1次産業の振興を中心に多くの公約を並べ、「民間所得を上げないと、官民格差はなくならない」と訴える。
 竹原市政の「行政改革」は人件費削減の一点突破だったと言っても過言ではない。喝采を浴びたのは事実だが、選挙戦で噴き出た市民の不満は竹原市政の陰で置き去りにされた課題をあらわにした。
 竹原氏は「企業誘致など夢のまた夢。できないことは言わない」と切り捨てる。18日に市役所ロビーであった集会に姿を現し、「(私のほかに)公約を守れた首長なんていない」とうそぶいた。
 西平市長が掲げる対話路線は、相手の出方次第で行き詰まる恐れはある。だが、市民は対立から対話へかじを切る西平市政に期待を託した。「阿久根を変える」と宣言した新市長の覚悟が試される。

1953名無しさん:2011/01/28(金) 23:27:32
福岡県知事選、自民は麻生・小川、古賀誠・蔵内、外部の谷口という構図か
谷口は相乗りも視野に入れている、と


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板