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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4021とはずがたり:2015/09/14(月) 07:19:28
残念だ。。

自民、勝利に安堵=安保採決へ「引き締め」―山形市長選
http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/77/e5f8ff08eca5dadfb88526c1823683b9.html
(時事通信) 09月13日 23:42

 山形市長選で自民、公明両党などが推薦した候補者が接戦の末に勝利したことで、安全保障関連法案の採決を前に与党内には安堵(あんど)が広がった。自民党の茂木敏充選挙対策委員長は13日夜、「今回の激戦を制した勢いを今後の地方選や来年の参院選につなげていきたい」とのコメントを発表した。

 ただ、民主党など野党が推した候補との差はわずかだった。安保法案が逆風になった可能性は否めず、茂木氏は「気を引き締めて終盤国会に臨む」とも言及した。

4022チバQ:2015/09/14(月) 07:43:30
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150914_51021.html
<山形市長選>佐藤氏初当選 自民系が市政奪還


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 任期満了に伴う山形市長選は13日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元経済産業省職員の佐藤孝弘氏(39)=自民・公明・次世代・改革推薦=が、ともに無所属新人で元防衛省職員の梅津庸成氏(48)=民主・共産・社民・生活推薦=、飲食店経営の五十嵐右二氏(64)を破り、初当選した。市政の転換を求める民意の勢いが、安全保障関連法案への批判を上回った。自民は約半世紀ぶりに市政を奪還した。梅津氏とは1773票差の激戦だった。

 佐藤氏は、119番山形大生死亡訴訟への対応など市川昭男市長の市政運営を批判した。安保法案には言及せず「市政の流れを変えるのか、変えないのか」と強調し、選択軸を示した。
 前回落選後、市内に33の地域後援会を組織し、梅津氏に地力で勝った。遠藤利明五輪相(衆院山形1区)や自民、公明の県議、市議が支援し、企業や団体の票も固めた。自民は閣僚や党幹部の応援を厳選した。
 佐藤氏は同市北町の事務所で「県都の在り方が問われている。トップがしっかり早く動く市政に変える」と決意を述べた。
 梅津氏は、安保法案反対を重点的に訴える戦術を展開。市の「平和都市宣言」事業継続を公約し、「山形から政権の暴走を止める」と訴えた。吉村美栄子知事が精力的に支援したが、出遅れを挽回できなかった。
 五十嵐氏は政党対決が軸の選挙戦となり埋没した。
 当日有権者は20万2997人。投票率は56.94%で前回を9.34ポイント上回った。

 ◇山形市長選開票結果(選管最終)

当  56,369佐藤孝弘 無新
   54,596梅津庸成 無新
    3,737五十嵐右二 無新


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2015年09月14日月曜日

4023チバQ:2015/09/14(月) 07:44:03
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150914_51015.html
<新庄市長選>山尾氏が新人破り3選


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 任期満了に伴う新庄市長選は13日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の山尾順紀氏(63)=自民・公明推薦=が、無所属新人の山形大大学院教授渡部泰山氏(65)を破り、3選を果たした。
 山尾氏は財政健全化や企業進出など2期8年の実績を強調。最上7町村と進める定住自立圏構想の推進、看護師養成校の設置を公約に掲げ支持を集めた。山尾氏は「市民が定住し自立できる町づくりに努める」と3期目の決意を述べた。
 渡部氏は市民総参加による市政刷新と産業振興を訴えたが及ばなかった。
 当日の有権者は3万236人。投票率は65.97%で、選挙戦となった前々回を6.41ポイント下回った。

 ◇新庄市長選開票結果(選管最終)

当  12,079山尾順紀 無現
    7,712渡部泰山 無新


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2015年09月14日月曜日

4024チバQ:2015/09/14(月) 20:57:48
http://www.sankei.com/politics/news/150914/plt1509140021-n1.html
2015.9.14 20:31

民主、痛恨の敗北 山形市長選「安保対立」あおり裏目 枝野氏コメントできず 

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 民主、共産、社民、生活の野党4党は13日投開票の山形市長選で新人候補を推薦し、安全保障関連法案反対を訴えたが、自民、公明両党などの推薦候補に惜敗した。「反安保法案の野党共闘」は採決直前につまずき、空振りに終わった。

 民主党は7月以降、岡田克也代表や枝野幸男幹事長が山形に入ったほか、投票直前には蓮舫、長妻昭両代表代行を投入する熱の入れようだった。野党4党の推薦候補だった元防衛省職員が安保関連法案反対を訴えたこともあり、中央政界の構図と絡めて与野党対決を演出してきた。

 岡田氏は8月18日の党常任幹事会で、同党が新人を推薦した盛岡市長選と山形市長選について「国民の安倍晋三政権に対する強い批判の中で流れが少し変わりつつある。両市長選で結果を出していきたい」と訴えていた。ところが、8月23日投開票の盛岡市長選に続き、山形市長選でも敗北。枝野氏は14日、山形市長選の結果に関する記者団の質問にコメントしなかった。

 一方、与党は安堵(あんど)の表情を隠さない。法案反対を訴えていた相手候補が勝利すれば野党が勢いづき、法案採決への影響は避けられないと懸念していたからだ。

 自民党の谷垣禎一幹事長は14日の記者会見で「野党候補の掲げた平和安全法制の阻止・廃案よりも、(与党系候補が掲げた)市政の転換に市民が期待を示した結果だ」と強調。ある公明党幹部は「安保関連法案の採決が近づく中、恐れていた事態を回避できた」と胸をなで下ろした。

4025チバQ:2015/09/14(月) 20:59:27
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150914_51029.html
<山形市長選>佐藤氏、安保の逆風かわす


激戦を制し、支持者らと万歳する佐藤氏(中央)=13日午後11時ごろ、山形市北町2丁目の事務所
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 山形市長選は13日、自民、公明両党などの推薦を受けて市政刷新を訴えた元経済産業省職員佐藤孝弘氏(39)が初当選した。民主、共産、社民各党などが推薦し、安全保障関連法案への反対を鮮明にして一点突破を図った元防衛省職員梅津庸成氏(48)との激しい競り合いを制した。
 河北新報社が実施した期日前投票の出口調査では、報道各社の世論調査同様、安保法案への「反対」は半数を超え、「賛成」は2割にとどまった。有権者は法案への疑念、不安を強く抱きながらも、市政の転換を選択した。
 佐藤氏を支えた自民、公明両党は、応援に駆け付けた国会議員を含めて終始「市長選で問われるべきは安保法案ではなく市政課題だ」と言い続けた。法案は中身だけでなく、安倍晋三首相ら与党幹部の発言、強硬姿勢が反対世論の高まりを招いた。参院での採決が日程に上る中、具体的な言及、説明を避けて強烈な逆風をしのいだ。
 選挙戦では市川昭男市長の市政運営とともに、半世紀続く非自民市政の継続か転換かが問われた。安保法案に対する賛否とは異なる結果となった最大の要因は、非自民、市川市政への強い不満、反発があったためと言える。
 佐藤氏は119番山形大生死亡訴訟の対応、今春唐突に発表された保育料値上げ案を挙げ、身内をかばい、市民より市役所の論理優先だと痛烈に批判した。前回落選後の4年間、33の地区後援会を組織するなど雪辱を期した。地道な活動で、告示3カ月前に出馬表明した梅津氏を振り切った。
 梅津氏陣営は出遅れと、思いの外切り崩せない状況打開のため、機運の盛り上がりと軌を一にして安保法案反対に訴えを集中した側面があった。終盤には支援者が自らの支持基盤と重なり、注目度の高い吉村美栄子知事が積極支援したが及ばなかった。
 佐藤氏が公約に掲げた産業振興や周辺自治体との連携強化、人口減少対策、蔵王の観光振興などは、梅津氏と基本的に共通しており、山形市の抱える課題は明確だ。12年ぶりの市長交代となる佐藤氏には、とりわけ必要性を強調したリーダーシップ、発信力の強化が求められる。
(解説=山形総局・伊藤卓哉)


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2015年09月14日月曜日

4026チバQ:2015/09/14(月) 21:01:03
http://yukan-news.ameba.jp/20150914-68/
2015年09月14日 15時52分
提供:アメーバニュース/政治・社会
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 山形市長選は9月13日、投開票され、自民、公明両党が推薦した元経済産業省職員の佐藤孝弘氏(39)が当選した。

 同市長選で、民主党、共産党、社民党などが推薦する元防衛省職員の梅津庸成氏(48)は安全保障関連法案への反対を訴えた一方で、佐藤氏は「安保法案は市政と直接関係がない」との立場を取り、市政改革を訴えた。接戦となったが、最終的には1773票差で佐藤氏が初当選を果たした。山形市長選では長らく、非自民系候補の勝利が続き、約半世紀ぶりの市政奪還に安倍首相も「野党側は強引に、この選挙の争点を平和安全法制に据えていましたが、意義ある勝利を収める事ができました」とFacebookで喜びを述べた。

 一方で、ネットでは同市長選の争点に対して違和感を覚えるとの意見が出ている。民主党・共産党・社民党が推薦した梅津氏は「安保法案反対」を全面的に打ち出し、国会で同法案めぐり「違憲」と指摘した憲法学者の小林節・慶應義塾大学名誉教授も応援に駆けつけた。そうしたことから、一部の新聞紙では同市長選では安保法案が主要な争点の1つで、「安保対決」の様相を見せていると伝えていた。

 これに対し、ネットでは「安保」を争点と見る向きに地方選に対する「永田町文脈」の介入、マスコミによる野党「加担」と見る声が書き込まれた。こうした意見に作家の乙武洋匡氏も「『山形市で安保法制』『東京都で脱原発』を謳われても、やはり有権者はピンと来ない。地方自治が軽視されることのないよう、声をあげていかなくては」とツイッターで賛同。中国出身の評論家である石平氏も安保法案の争点化に「本来なら地方選挙とは無関係」とツイッターで異議を述べている。

4027チバQ:2015/09/14(月) 21:05:53
http://news.ibc.co.jp/item_25289.html
民主系・生活系が統一会派で第一会派 (2015年09月14日 18:34 更新)

県議会の民主党系の会派と生活の党系の会派が、新たに統一会派「改革岩手」を結成しました。新たな会派は無所属議員を加えた議席数が16となり、自民党会派の13議席を上回って第一会派となりました。県議会の会派の届け出は14日が締め切りで、これまで民主系の会派と生活系の会派は統一会派の結成に向けて調整を続けてきました。そして14日午前、議会事務局に新会派「改革岩手」の結成を届け出ました。新しい会派には民主系6人と生活系7人のほか、無所属の議員3人が参加し、自民党の県議会会派「自由民主クラブ」の13を上回る16議席で第一会派となりました。午後4時からは4つの交渉会派の代表者による会議が開かれ、統一会派の結成が報告されました。今後は第一会派から議長、第二会派から副議長、という先例にならうかどうかなど、各ポストが焦点になります。県議会は16日に改選後初めて議員全員が集まる全員協議会が行われ、翌17日から始まる臨時議会で正副議長などが決まる予定です。

4028チバQ:2015/09/14(月) 22:57:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150914-00000323-yamagata-l06
山形市長選・佐藤氏初当選、与野党対決制す 自民主流の市政奪還
山形新聞 9月14日(月)8時9分配信

 13日に投開票が行われた山形市長選は、市政刷新を訴えた佐藤孝弘氏(39)が初当選を果たした。前回落選以来、4年間に支持基盤を着々と固めてきたことが奏功。現市政に不満を持つ無党派層の支持も得て勝利した。

 自民、公明などが推薦した佐藤氏と民主、共産、社民など推薦の梅津庸成氏(48)の事実上の一騎打ちとなった今選挙。与野党対決の構図の中、約50年ぶりに自民主流の市政奪還を果たしたことで、佐藤氏を擁立し、全面支援した遠藤利明五輪相の存在感は高まった。一方で、梅津氏支援に積極的に動いた吉村美栄子知事のダメージは大きい。県都決戦の明暗が来夏の参院選、再来年の知事選に及ぼす影響は避けられない。

 佐藤陣営は「変えるのか、変えないのか」をキャッチフレーズとした。多額のふるさと納税を集める天童、いち早く子育て支援に取り組んで人口増に結び付けた東根などの県内他市の事例を演説で紹介。トップ自らが積極的に動く市政への転換は、説得力を持って有権者に受け入れられた。遠藤氏の五輪相就任も、国とのパイプの太さを印象づける追い風となった。

 佐藤氏が前回選挙で出馬表明したのは、告示1カ月前。現職の市川昭男氏に約1万1千票差まで迫ったが、知名度不足は否めなかった。今選挙では、その後の4年間に組織した33の地区後援会が機動力を発揮。各演説会場の来場者は軒並み100人を超えた。前回市長選では特定候補の支援を見送った公明も推薦政党となり、組織力に厚みが増したことも勝因となった。

 市政与党の民主、社民系の現職、OB市議から推された梅津氏は出馬表明が今年5月と出遅れた。吉村知事らの支援を得て、安保法案に対する世論の反発の追い風を受けて勢いを増したが、逆に市民生活に身近な公約の存在感が薄れ、佐藤陣営の組織力を打ち崩すまでに至らなかった。党派によらない独自の戦いを進めた五十嵐右二氏(64)は佐藤、梅津両氏の戦いの中で埋没した。

 佐藤氏は今後、人口減少社会に対応した市政運営に取り組む。「健康医療先進都市」を将来像に掲げたが、実現に向けた具体的なスケジュールの提示が必要だ。市議会は依然、民主、社民、共産系会派関係議員が17人で、市政与党となる自民、公明系会派関係議員16人を上回るねじれ現象が生まれた。佐藤氏は議会対応という難題にいきなり直面するが、公約に掲げた市民目線の行政を心掛け、党派を超えた政策で活力ある県都に導くことが求められる。

(報道部・三沢秀樹)

4029チバQ:2015/09/15(火) 07:09:22
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150915_51003.html
<山形市長選>支援候補落選 知事選へ影響必至


山形市長選の結果を受け「新市長と連携したい」と語る吉村知事
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 山形市長選は13日、自民、公明両党が推薦した佐藤孝弘氏(39)が、民主、共産、社民各党が推薦した梅津庸成氏(48)に競り勝った。自民系による半世紀ぶりの県都市政奪還は、来夏の参院選をはじめとする各種選挙、とりわけ再来年の知事選に影響を与えるのは必至だ。吉村美栄子山形県知事が梅津氏を積極的に応援したことで、県政運営にも影を落とす可能性もある。

 吉村知事は14日開会した県議会9月定例会に出席後、市長選について「新市長の佐藤さんと連携して、市政と県政の発展に向けて取り組みたい」と述べた。支援した梅津氏には「本当によく頑張ったと言葉を掛けたい」とねぎらった。
 吉村知事の2期目の任期は2017年2月13日までで、残り1年半を切った。再来年早々にある知事選への影響には「何も決めていないので何も言えない」と話すにとどまった。
 佐藤氏を支えた自民、公明両党は勢いづく。県議会で最大会派を形成する自民党県連の金沢忠一幹事長は今後の選挙を見据え「県都の山形市長を奪還できた意義は大きい」と強調。吉村知事の市長選とサッカーJ1山形の新スタジアムを絡めた発言に対し「県議会で政治姿勢を問いただす」と対決姿勢を鮮明にする。
 公明党県本部の菊池文昭代表は「市政を変えたい市民の意思表示。選挙対応は今後検討する」と話した。
 梅津氏を担いだ3党のうち、民主党県連の吉村和武幹事長は参院選に関し「新市長のスタンスを注視している。新市長が候補者を応援するなら影響は免れない」と警戒した。
 共産党県委員会の本間和也委員長は「市長選で取り組んできた活動を参院選、知事選に生かしたい」と雪辱を誓った。
 社民党県連の高橋啓介幹事長は「小差の落選で半分の民意を得た」と市長選に一定の評価を示した。


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2015年09月15日火曜日

4030チバQ:2015/09/15(火) 07:09:53
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150915_51002.html
<山形市長選>市政刷新掲げ 安保の逆風抑える


初当選を決め、遠藤氏(左)と喜び合う佐藤氏=13日午後10時55分ごろ、山形市北町2丁目の事務所
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吉村知事と市川市長の為書きを背に敗戦の弁を語る梅津氏=13日午後10時50分ごろ、山形市南栄町3丁目の事務所
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 政党対決の構図となった山形市長選は13日に投開票が行われ、元経済産業省職員の佐藤孝弘氏(39)=自民・公明・次世代・改革推薦=が、元防衛省職員の梅津庸成氏(48)=民主・共産・社民・生活推薦=、飲食店経営の五十嵐右二氏(64)を破り、初当選した。佐藤、梅津両氏の得票差はわずか1773。県都を二分する大接戦の末、有権者は刷新を掲げた佐藤氏に市政のかじ取りを託した。

 「今日から山形の新しい歴史が始まります。一緒に変えていきましょう」
 13日午後11時すぎ、佐藤氏は山形市北町の事務所で歓喜の涙を流した後、支持者にこう呼び掛けた。
 自民党は49年ぶりの市政奪還。佐藤氏は二人三脚で歩んできた党県連会長の遠藤利明五輪相(衆院山形1区)と抱き合って喜んだ。
 前回落選直後に再挑戦を表明し、4年間で市内の33地域に後援会を設立した。佐藤氏は14日、「4年間、地道に市民と対話してきたこと」と勝因を分析。地力の強さが、梅津氏に競り勝つ原動力となった。
 選挙戦は市川昭男市長の市政運営を批判し、「流れを変えるのか、変えないのか」と選択を迫った。「勝因は山形を変えたいという市民の声」と遠藤氏。隣り合う天童、上山、山辺の首長も事務所に駆け付け、佐藤氏を祝福した。
 安全保障関連法案の逆風にさらされた。「市長選に無関係」とかわしたが、争点化を狙う梅津氏との激闘で影響を受けた。「『自民党がまた勝つと大変だ』みたいな印象を植え付けられた」。ベテラン党県議は接戦の要因をこう解説した。
 「皆さんの結論を受け止めなければいけない」
 梅津氏は午後11時前、同市南栄町の事務所で声を絞り出した。勝利を信じた支持者同様、ぼうぜん自失の様子。言葉少なく敗戦の弁を語ると、陣営幹部に促されるまま姿を消した。
 安保法案反対を重点的に訴えた。「大変多くの懸念、やめてほしいという声があった」と手応えを感じていた梅津氏。選挙戦終盤は一点突破で臨んだが、大きなうねりにならなかった。
 5月末の立候補表明時は法案に触れず、国会審議が過熱すると主張の前面に打ち出し、唐突感があった。陣営幹部は「市政課題を訴えの中心に据えるべきだった。風に頼るだけでは勝てないことに気付かなかった」と戦術ミスを悔やんだ。
 吉村美栄子知事の全面支援を受け、出遅れを挽回した一方、市川市長が応援の前面に立ち「後継色」が強まった。落選に肩を落とす梅津氏のそばに吉村知事と市川市長はいなかった。
 知事のいとこの吉村和文選対幹事長は「これだけの短期間で大接戦に持ち込めた。打った戦略に間違いはなかった」と強調した。

 ◇山形市長選開票結果(選管最終)

当56369佐藤孝弘 無新
 54596梅津庸成 無新
  3737五十嵐右二 無新


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2015年09月15日火曜日

4031チバQ:2015/09/16(水) 23:33:20
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150916_31006.html
<岩手県議会>議長選び駆け引き激化

 会派再編が進んだ岩手県議会(定数48)は15日、議長選(17日)をめぐる駆け引きが激化した。民主、生活両党が合流し、達増拓也知事を支持する最大会派・改革岩手(16人)は議長選への擁立候補を決定。第2会派の自由民主クラブ(13人)は、対立候補を立てる可能性を模索した。議長は最大会派からの選出が慣例だが、対応未定の無所属会派がある。すんなり非自民系議長が誕生するかどうかは流動的だ。

 改革岩手は、会派代表に民主党県連の高橋元・幹事長が就くことを了承。議長候補には民主党の田村誠氏(大船渡、5期)を推す方針で一致した。高橋代表は「議長は最大会派から選ぶのが筋だが、選挙になった場合に備え、賛同者を増やしたい」と強調した。
 自民クラブも議長選対応を協議。改選前議長の千葉伝代表は取材に「慣例に従うべきだという意見と、対抗する候補者を立てるべきだとする両論が出た」と説明した。16日も話し合う。
 自民党は県議選で13議席を得て政党別では最大勢力になったが、改革岩手に最大会派の座を奪われた。自民県議の一人は「このまま黙っていいのかと支持者に言われる。可能性がゼロでない限り戦うべきだ」と話す。
 2012年の議長選の因縁もある。民主党分裂で最大会派となった自民クラブは議長に千葉氏を推したが、生活系会派が対立候補を立てた。
 議長選は17日午後にある。改革岩手には社民(2人)、共産(3人)が賛同する見通しで計21人となる。自民クラブが候補を立てれば公明(1人)、いわて県民クラブ(6人)が回るとみられ計20人。いずれも過半数に届かない。
 中立会派・創成いわて(5人)の動向が鍵を握る可能性が出てきた。同会派の工藤大輔代表は「他会派の動向を見る」とだけ語り態度を明らかにしていない。達増与野党の綱引きはぎりぎりの局面まで続きそうだ。


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2015年09月16日水曜日

4032チバQ:2015/09/16(水) 23:38:07
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150915_31012.html
<岩手県議会>主導権確保へ小異捨て再結集


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 主導権確保へ「野党再編」が進んだ。岩手県議会(定数48)の会派再編で、民主、生活と一部の無所属議員が合流し、最大会派「改革岩手」(16人)を結成した。16人のうち11人は、2012年に民主党が分裂する前の同志。確執は残るが「小異を捨てて大同に付く」と合流を選んだ。新会派は達増拓也知事の「県政与党」。自民党など反達増勢力との数は伯仲しており、攻防の行方は見通せない。

 「まさに急転直下で決まった」。14日午後、新会派の代表に就く見込みとなった民主党県連の高橋元・幹事長は合流までの経緯を説明した。
 生活の党サイドは合流に前向きだった。民主党内は賛成、反対両論があり、合流は難航するとみられた。13年衆院選で民主と生活が激突した経緯から、遺恨めいた感情もあった。
 最終決断は13日夜。民主党県議6人と、黄川田徹県連代表(衆院岩手3区)、階猛副代表(衆院岩手1区)が3時間にわたって議論した。「国政の流れ、県政の状況などさまざまな観点で議論した」と高橋氏。黄川田氏らは「県議団の判断を尊重する」との姿勢を示したことで合流に傾いた。
 「再結束」には不安要素もある。会派活動は県政に限り、各種選挙は切り離す。候補者調整などが衝突の火種になりかねないからだ。議案の採決では「それぞれの考えを容認する」(高橋氏)と個々の判断を尊重するという。
 県議会の会派構成はグラフの通り。改革岩手に親達増の社民党、共産党を加えても過半数に届かない。生活県連の佐々木順一幹事長は「会派の一員でなくても信任する議員はいる。議会活動で知事への理解が深まることもある。16人はスタートにすぎない」と勢力拡大へ意欲をにじませる。
 最大会派を奪還された自民党会派の千葉伝代表は「分裂した人たちが一緒になること自体が不可解。無理やり合流したという印象だ」と批判する。
 改選後初の臨時会は17日。議長選がある。態度を明らかにしていない無所属会派の取り込みを念頭に、水面下の多数派工作が激化してきた。


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2015年09月15日火曜日

4033チバQ:2015/09/16(水) 23:39:41
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150915_31015.html
<岩手県議会>民生合流 親達増派が最大会派

 岩手県議会(定数48)の会派再編で、達増拓也知事を支持する民主、生活両党と一部無所属の議員は14日、合流して新会派「改革岩手」(16人)を結成した。13議席を獲得した自民党を上回る。他の親達増会派と合わせても過半数には達しないが、民主系が最大会派を自民党から奪還した。最大勢力の確保で主導権争いを優位に進める戦略だ。

 統一会派を結成したのは民主党の6人と生活系の7人。それに県議選で民主や社民、生活の推薦を受けた無所属3人が加わった。2012年の民主党分裂で分かれた勢力が、再び結束する形になる。
 親達増派は改革岩手に加え、社民党(2人)、共産党(3人)で21人となる。対する自民党は公明党(1人)、いわて県民クラブ(6人)で計20人。いずれも過半数に届かず、中立会派や無所属議員をめぐる綱引きが激しくなりそうだ。
 改革岩手の代表には民主党県連の高橋元・幹事長が就く見通し。記者会見した高橋氏は「達増氏の県政改革を支援する。円滑な議会運営に務め、最大会派としての役割を果たす」と述べた。会派活動と党活動とは切り離す方針。
 議長は最大会派から選出するのが慣例だが、中立会派が態度未定で不透明な要素がある。


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2015年09月15日火曜日

4034チバQ:2015/09/16(水) 23:51:40
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150916_23026.html
<平川市長選違反>元市議2人の控訴を棄却

 昨年1月の平川市長選で公選法違反(被買収)の罪に問われた元市議古川昭二(65)、同対馬実(64)両被告の控訴審判決で、仙台高裁秋田支部(山田和則裁判長)は15日、いずれも懲役10月、執行猶予5年、追徴金20万円とした一審青森地裁弘前支部判決を支持し、両被告の控訴を棄却した。
 判決によると、古川被告と対馬被告は2013年8月、票の取りまとめの報酬として、落選した大川喜代治元市長(70)=公選法違反で有罪確定=派の元運動員男性(67)=同=から、それぞれ現金20万円を受け取った。

4035チバQ:2015/09/17(木) 07:57:22
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150917_31002.html
<岩手県議会>議長選へ各会派間の調整大詰め

 岩手県議会(定数48)は16日、議長選(17日)をめぐる折衝が続いた。民主、生活両党が合流した最大会派・改革岩手(16人)は「議長は最大会派から」と主張した。第2会派の自由民主クラブ(13人)は議長候補を立てるかどうかの判断を17日に延ばした。自民クラブの動向が態度未定の無所属会派に影響を与えるとみられ、駆け引きは議長選直前までもつれ込みそうだ。
 4交渉会派の代表者会議が16日にあり、改革岩手の高橋元代表は「最大会派から議長、第2会派から副議長を選出」を他会派に提案した。同会派は議長選で田村誠氏(67)=大船渡、5期=の擁立を決めている。
 自民クラブは対立候補を擁立するかどうか協議したが、結論に達しなかった。
 会派内では議長候補擁立を主張する主戦論と、副議長ポストを得て議会運営への影響力を確保する現実論が平行線という。
 千葉伝代表は「他会派に内々で働き掛け調整を続けている」と候補擁立に含みを残したが、「現段階では何とも言えない」と流動的要素が多いことも示唆した。
 改革岩手には社民、共産が回り計21人となる見込み。仮に自民クラブが候補を立てると公明、いわて県民クラブが賛同するとみられ計20人となる。
 中立会派・創成いわて(5人)の工藤大輔代表は「自民の決定待ちだ。5人全員で統一行動を取るかどうかも含め検討する」と語った。議長選では工藤氏に投票する選択肢もあるという。


関連ページ:岩手政治・行政
2015年09月17日木曜日

4036チバQ:2015/09/17(木) 21:52:32
http://www.news24.jp/nnn/news88510153.html
県議会・議長に田村誠氏、副議長に工藤大輔氏選出
(岩手県)県議会は17日、改選後初めてとなる臨時会が招集され、議長・副議長の選挙が行われました。議長には第一会派、『改革岩手』の田村誠議員が選出されました。改選後の県議会は会派の再編が進み、議会運営の先頭に立つ議長がどのように選ばれるかが注目されました。これまで、第1会派から議長が、第2会派から副議長が選出されるよう調整が行われていますが、民主党系と生活の党系の議員らで構成される新会派「改革岩手」が第1会派になったことから、駆け引きが激しさを増していました。一方、改選前第1会派だった自民クラブは有力議員を議長選に担ぎ出し、そのポストを巡って選挙が行われました。議長に選ばれたのは『改革岩手』の田村誠議員67歳。大船渡選挙区選出で5期目です。一方、副議長選では、中立無所属系会派として5人が結成した「創成いわて」の代表で、九戸選挙区の工藤大輔議員が選出され、13人が所属する第2会派の自由民主クラブからは選出されませんでした。これについて、改革岩手の高橋元代表は「議長ポストをめぐり自民クラブと調整がつかず、創成いわてとの協力が副議長ポストにも影響した」と話しています。県議会の臨時会は17日、常任委員会が開かれ、24日に最終本会議が行われます。
[ 9/17 19:27 テレビ岩手]

4037チバQ:2015/09/19(土) 09:51:20
https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150918_9
岩手県議会議長に田村誠氏 副議長は工藤大氏

 県議会は17日、改選後初の臨時会が招集され、本会議で正副議長選を行った。議長は第1会派・改革岩手の田村誠氏(67)=大船渡選挙区、5期、副議長は第4会派・創成いわての工藤大輔氏(44)=九戸選挙区、同=が選ばれた。第2会派の自民クラブは「議長は第1会派、副議長は第2会派」との改革岩手の提案を受け入れず工藤勝子氏を独自候補として擁立し、正副議長とも逃す結果となった。

 正副議長選は全議員48人による単記無記名投票で実施。議長選は田村氏が24票、工藤氏が22票、社民党の木村幸弘氏が2票を獲得した。副議長選は工藤大輔氏が25票、いわて県民クラブの飯沢匡氏が22票、工藤勝子氏1票だった。

 本会議に先立ち、17日午前、交渉団体(5人以上)の代表者会合が開かれ、自民クラブは「議長選に候補を出す」と表明。16日に改革岩手から「議会の慣例通り第1会派から議長、第2会派から副議長を選ぶべきだ」との提案を受けたが、拒否する形で選挙戦に持ち込んだ。

 副議長選候補として自民クラブが達増県政と一線を画す第3会派の飯沢氏を担いだのに対し、改革岩手は中立派の第4会派・創成いわての工藤大輔代表に副議長ポストを提示して議長選での連携を取り付けた。

【写真=議長席につく田村誠氏(奥)と副議長就任のあいさつをする工藤大輔氏】

(2015/09/18)

4038チバQ:2015/09/19(土) 09:54:52
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150918_31012.html
<岩手県議会>陣立て再び「小沢王国」


議長選で投票する議員=17日午後1時50分ごろ、岩手県議会本会議場
 議会運営の主導権をめぐる激しい綱引きは、知事派が制した。岩手県議会(定数48)で17日あった議長選は、達増拓也知事を支持する最大会派・改革岩手(16人)所属で民主党の田村誠氏(67)が選出された。非自民勢力が2年ぶりに自民党からポストを奪回。表向きは、民主党が分裂した2012年まで強力だった「小沢王国」の陣立てが戻った格好だ。その分、自民など反達増派は対抗姿勢を強めるとみられ、県政基盤はまだ盤石とは言えない。
 議長選で田村氏は24票を獲得し、第2会派・自民クラブ(13人)が擁立した自民党県連幹事長の工藤勝子氏(70)に2票差で競り勝った。田村氏は記者会見で「差はわずか。議会運営も慎重に進めたい」と述べた。
 選挙となるのが固まったのは17日午前。自民クラブが議長候補に工藤氏、副議長に第3会派・いわて県民クラブ(6人)の飯沢匡氏(53)を擁立する方針を決めた。
 改革岩手は議長を得れば、副議長は自民クラブから選出する姿勢を示していた。「仕掛けてきたのは自民の方だ」。流れは一気に正面対決へ突き進んだ。
 民主党県連幹事長の高橋元・代表は、臨時会開会を30分遅らせ午後1時半にするよう要請。「勝利をより確実にする」と中立会派・創成いわて(5人)に赴いた。議長選への協力の代わりに、副議長ポストを振り向けることを打診した。
 代表の工藤大輔氏(44)は「県政の推進力となる思いで、副議長に立候補して役割を果たす」と協力を決断。25票を獲得して副議長に就いた。
 自民クラブは多数派工作で敗北を喫した。前議長の千葉伝代表は「議長を達増派が握ると、県政が偏向しかねないと対立候補を立てたが残念だ」と語った。別の議員は「これで達増派、反達増派がはっきりした」と対決姿勢を鮮明にする。
 議会運営を主導するトップが非自民となり、達増県政の「ねじれ」は緩んだのは確かだ。
 改革岩手の一人は議長選を振り返り「薄氷でも勝ちは勝ち。議会での知事の支持基盤はかなり固くなる」と自信をのぞかせた。


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2015年09月18日金曜日

4039チバQ:2015/09/19(土) 09:55:27
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150918_31013.html
<岩手県議会>多数派工作 議長は非自民系に

 岩手県議会(定数48)は17日、改選後初の臨時会で正副議長選を行い、無記名投票の結果、議長に最大会派・改革岩手所属で民主党の田村誠氏(67)=大船渡、5期=、副議長に中立の第4会派・創成いわての工藤大輔氏(44)=九戸、5期=を選出した。改選前は自民党が議長を出していたが、達増拓也知事を支える非自民勢力が奪還した。

 議長選は田村氏が24票を獲得。第2会派・自由民主クラブの工藤勝子氏(70)の22票、社民の木村幸弘氏(55)の2票を上回った。
 田村氏は改革岩手、創成いわて、共産が支持した。改革岩手は副議長ポストを創成いわてに振り分ける多数派工作で取り込みに成功した。
 達増知事は8月、野党各党の支持を得て無投票で3選された。続く県議選では自民と非自民勢力が伯仲。議長を達増知事派が握ったことで、県政運営基盤は辛うじて保たれた形だ。
 田村氏は大船渡市出身、東北電力学園卒。大船渡市議5期を経て1999年初当選。工藤大氏は洋野町出身、玉川大卒。会社員を経て99年に初当選。


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2015年09月18日金曜日

4040チバQ:2015/09/19(土) 11:26:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150918-00000021-khks-soci
角田市議を逮捕へ 飲食接待、公選法違反容疑
河北新報 9月18日(金)14時40分配信

 宮城県警は18日、13日投開票の角田市議選で、有権者を飲食接待し投票を依頼するなどしたとして、公選法違反の疑いで、角田市角田の本田敏昭市議(54)を逮捕する方針を固めた。

 捜査関係者によると、本田市議は市議選前に、角田市内の飲食店で複数の有権者を接待した疑いが持たれている。

 任期満了に伴う角田市議選(定数18)には20人が立候補し、本田市議は717票を獲得して12位で6回目の当選を果たした。

 本田市議は2011年の前回市議選では619票を獲得し、次点の候補とわずか1票差の最下位で当選していた。次点の候補が市選管と県選管に審査を申し立てたが、棄却されていた。

4041名無しさん:2015/09/23(水) 09:30:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150904-00000011-at_s-l22
「状況見極める」 維新の党県総支部、対応を協議
@S[アットエス] by 静岡新聞 9月4日(金)8時7分配信

 維新の党県総支部は3日、分裂が決定的になっている党情勢を受けて静岡市内で対応を協議し、当面は状況を見極める方針を確認した。
 県総支部の小池政就代表、源馬謙太郎幹事長ら4氏が同党東海ブロック長の重徳和彦衆院議員(愛知)から情勢の説明を受けた。
 小池氏は会合後、記者団に「まだ何か選択するとか動くとかの状況ではない。情勢が変わればまた確認したい」と述べるにとどめた。源馬氏は「今後もこうした機会をつくり判断していく。政権を担える野党再編が必要との思いは変わらない」と語った。
 重徳氏は「自分なりの見立てを報告した。急がずに判断材料を集めるべきだ」と指摘した。

静岡新聞社

4042チバQ:2015/09/25(金) 21:06:39
https://www.minpo.jp/news/detail/2015092525541
県議選へ臨戦態勢 情勢分析や候補者擁立 各党、対策急ぐ 国会情勢も注視
 秋の大型連休が終わり、県内各党は11月5日告示の県議選に向け臨戦態勢に入った。選対本部を設けるなどして目標議席獲得に向けた情勢分析を進める一方、党所属議員のいない「空白区」で候補者擁立に向けた検討を急いでいる。各党とも安全保障関連法成立などをめぐる国会の動きが有権者の支持動向に影響する可能性もあるとみて対策を練る。現時点で、19選挙区のうち8選挙区で選挙戦となる見通しだ。
 自民党県連は24日、選対本部を設置した。現職、新人計33人を公認、推薦した。党所属議員が不在の南会津郡、東白川郡での新人擁立を検討する。安保関連法の国会審議で批判が出た影響を最小限にとどめるため、復興の加速化を前面に押し出す。
 民主党県連は8月中に選対本部を設けた。現職、元職、新人計18人を公認、推薦した。郡山市、本宮市・安達郡で新人を擁立したい考え。安保関連法が国会で成立した過程に疑問を感じている若者や母親、高齢者らに同法の改廃を強くアピールしていく。
 共産党県委員会は昨年6月の現職5人の一次公認に伴い、選対本部をスタートさせた。さらなる議席増を目標に、会津若松市など定数3以上の選挙区で新人擁立を目指す。安保関連法や沖縄県の米軍基地移転問題について「国民軽視」だとして、与党批判を展開する。
 公明党県本部は現職と新人計3人を公認した。10月上旬、選対本部を始動させる方向で調整している。安保関連法をめぐる与党批判は、県議選に影響を与えることが避けられないと分析。支持層に対し、法律の内容を丁寧に説明し理解を求めていく。
 維新の党県総支部は現職と新人計2人を公認した。党勢拡大に向けて、いわき市など都市部での新人擁立を目指す。選対本部の設置を検討している。安保関連法と米軍基地移転問題について県議選への影響は少ないとみており、復興施策を中心に訴える。
 社民党県連は8月に選対本部を置き、現職と新人計2人を公認した。会津若松市、郡山市での候補者擁立を模索している。安保関連法や米軍基地移転問題をめぐり、与党に反発を感じている有権者は多いとみている。若い世代などに憲法堅持の立場を強調していく。

■立候補予定者 3人増え73人
 県議選で立候補を表明、または政党から公認を受けたのは73人で、告示2カ月前の今月5日時点から3人増えた。内訳は現職52人、元職2人、新人19人。立候補予定者は後援会事務所を開設するなど告示に向けて準備を進めている。
 24日現在の立候補予定者は【表】の通り。現時点で選挙戦が確実な8選挙区は福島市、会津若松市、いわき市、相馬市・相馬郡新地町、二本松市、田村市・田村郡、伊達市・伊達郡、石川郡。白河市・西白河郡でも立候補を模索する動きがある。
 立候補予定者数は、戦後最少となった平成15年の78人を5人下回っている。現職・元職・新人の内訳を23年の前回と比べると、現職が8人増えた。元職は2人少ない。新人は約半数となっている。

( 2015/09/25 08:28 カテゴリー:主要 )

4043チバQ:2015/09/25(金) 21:07:19
8月の記事
https://www.minpo.jp/news/detail/2015080424476
県議選告示まで3カ月 69人立候補へ 19選挙区中6選挙区で実戦入り確実
 任期満了に伴う県議選は11月5日の告示まで3カ月となる。19選挙区の定数58に対し、現職52人、元職2人、新人15人の計69人が立候補を表明、または政党から公認を受けた。福島市、会津若松市、いわき市、二本松市、田村市・田村郡、石川郡の6選挙区は選挙戦が確実な情勢。相馬市・相馬郡新地町も実戦となる可能性が高い。

 立候補予定者は【表】の通り。新人は15人で今後さらに増える見通し。
 いわき市(定数10)は15人が立候補を予定している。23年の前回と同数で、昭和62年の16人に次いで過去2番目に多い。自民党県連は現職5人、民主党県連は現職と新人それぞれ1人、共産党県委員会は現職2人、公明党県本部は現職1人、社民党県連は新人1人を擁立する。さらに無所属の現職1人と元職1人、新人2人が立つ予定で激戦が予想される。
 会津若松市(定数4)は、元県議会議長の議員辞職によって自民党県議が不在となっており、民主の元副議長も引退する。自民が新人2人を擁立し党勢拡大を狙う一方、民主は現有2議席の維持に向け現職と新人1人ずつを立てる。維新の党県総支部は現職を擁立する。
 福島市(定数8)は自民4人、共産、社民それぞれ1人の現職が立候補する。さらに、民主が元職と新人1人ずつ、現職が引退する公明、維新が新人各1人を立てる。
 二本松市(定数2)は、自民の現職1人と無所属の新人2人が立候補する。さらに、民主が新人擁立の準備を進めている。
 田村市・田村郡(定数2)、石川郡(定数1)も選挙戦となる見通し。
 相馬市・相馬郡新地町(定数1)は現在のところ自民の現職のみが立候補を予定しているが、新たに新人が立候補を表明する見通し。
 郡山市、白河市・西白河郡、須賀川市・岩瀬郡、喜多方市・耶麻郡、南相馬市・相馬郡飯舘村、伊達市・伊達郡、本宮市・安達郡、南会津郡、河沼郡、大沼郡、東白川郡、双葉郡の各選挙区の立候補予定者数は現在のところ定数と同じ。
 4年前の前回は現職44人、元職4人、新人40人の計88人が立候補した。
 県議選は11月5日告示、同15日投票で行われる。

■自民・党単独の過半数目標 民主・20人以上擁立目指す
 自民は党単独での過半数を目標に掲げ、現職のいない南会津郡、東白川郡、石川郡を中心に擁立の可能性を探っている。民主は公認、推薦合わせて20人以上の擁立を目指し、郡山市、本宮市・安達郡選挙区のいずれかに新たに候補者を立てる。両党県連とも今月中に発表したい考え。
 共産は定数3以上の全ての選挙区で候補者擁立を検討している。公明は既に擁立作業を終えた。維新は、いわき市での擁立を模索している。社民は会津若松市、郡山市にも候補者を立てる方針で、人選を進めている。

( 2015/08/04 09:00 カテゴリー:主要 )

4044チバQ:2015/09/25(金) 21:58:15
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150916_11021.html
<宮城県議選>攻防秋の陣 直前情勢(1)


 任期満了に伴う宮城県議選は10月16日の告示(25日投開票)まで1カ月となった。15日現在、23選挙区の59議席に86人が立候補を表明している。東日本大震災から4年7カ月を経て行われる選挙戦は、被災地格差が広がる復興の行方を軸に論戦が繰り広げられそうだ。安保関連法案をめぐる与野党対決が大詰めを迎える中、熱を帯びてきた各選挙区の情勢を探った。(5回続き)

◎仙台・青葉/浮動票の行方を注視

 現職は自民の相沢光哉、中沢幸男、民主の遊佐美由紀、共産の遠藤いく子、無所属の菅間進、吉川寛康の6人が立つ。一角を民主の石田一也、維新の早坂敦、公明の遠藤伸幸の3新人が切り崩せるか。各陣営は最大選挙区の浮動票の行方に注目する。
 7選を目指す相沢は、中心部の立町に事務所を構えた。企業や団体を固めつつ保守層に浸透する。
 中沢は現役最多の8選に挑む。旧来の支援者を小まめに回り、地盤の宮町地区で後援会組織を固める。
 6選を狙う遊佐はミニ集会に力を入れる。地盤の北仙台地区を軸に旧宮城町地区へのてこ入れも図る。
 遠藤いは集会や街頭活動で党支持層を固め、3選を期す。安保法制反対など安倍政権批判を押し出す。
 菅間は7選を懸け、ミニ集会で実績をアピール。地元の中山地区から旧宮城町地区へと浸透を広げる。
 吉川は集会を重ね後援会組織の引き締めを図る。復興政策に取り組んだ実績を強調し、3期目に挑む。
 石田は支持者回りや街頭活動に力を注ぐ。党国会議員や仙台市議と連動し、知名度向上を図る。
 早坂は、仙台市議選は地域政党「輝くまち」の看板で出た。市議経験を武器に浮動票獲得を狙う。
 遠藤伸は党県本部代表石橋信勝の後継。支持団体を固めながら、自公政権の実績をアピールする。

◎仙台・宮城野/現職4人に1新人挑む

 自民の石川光次郎、民主の坂下康子、公明の庄子賢一、無所属の堀内周光の現職4人に、共産新人の大内真理が挑む。
 4選を期す石川は、現次世代参院議員中野正志の秘書経験と人脈を生かし、票を手堅くまとめ上げる。
 坂下は党支持者を中心に四半世紀近い議員経験を訴え、7選を狙う。連合宮城傘下の労組票を固める。
 前回トップ当選の庄子は4選を目指す。県政報告会を重ね、党支持層以外にも広く支持を呼び掛ける。
 堀内は、旧みんなの地方議員が4月に結成した地域政党「輝くまち」の推薦を受け、再選を期す。
 党初の議席獲得の期待が掛かる大内は、街頭宣伝を連日こなす。同年代の子育て世代への浸透を急ぐ。

◎仙台・泉/乱戦 新興住宅地が鍵

 自民の外崎浩子、民主の菅原実、公明の伊藤和博の現職3人が立候補。新人は自民の遠藤隼人と庄田圭佑、共産の中嶋廉、元気にする会の熊谷敏彦、無所属の大久保三代、大庭雅寛、鎌田さゆりの7人が挑む。乱戦を制する鍵を新興住宅地の無党派層が握る。
 4選を目指す外崎は安保法制への批判を警戒。地元の企業経営者らの支援を基盤に女性票を固める。
 菅原は連合宮城傘下の労組票を土台に4選をうかがう。地盤とする南光台地区などで支持拡大を目指す。
 3選を期す伊藤は党支持団体の組織力を生かす。泉区選出の党仙台市議2人と連携し集票に力を注ぐ。
 遠藤は引退する保守系無所属のベテランの地盤を引き継ぐ。秘書を務めた党参院議員愛知治郎が支える。
 庄田は今期で退く党の長老議員の後継。党衆院議員秋葉賢也の秘書だった経歴を生かし顔を売り込む。
 中嶋は夏の仙台市議選で1位当選した党市議と二人三脚。安保法制反対を掲げ無党派層への浸透を狙う。
 熊谷は地元の長命ケ丘地区を拠点に同窓生らの支持を得る。連日街頭に立ち、行財政改革断行を掲げる。
 大久保は新興住宅地に足場の事務所を構えた。子育て世代に照準を合わせ、ブログで連日情報発信する。
 大庭は自民党県連政治スクール出身。ミニ集会を繰り返し、専門のエネルギー問題を説き支援を求める。
 鎌田は民主衆院議員だった当時の支持者が頼り。新興住宅地を主戦場に反自民票の受け皿を目指す。
(敬称略)


関連ページ:宮城政治・行政宮城県議選

4045チバQ:2015/09/25(金) 22:00:18
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150918_11019.html
<宮城県議選>攻防秋の陣 直前情勢(2)


◎仙台・太白/5政党から6人挑む

 自民の佐々木幸士、民主の藤原範典、社民の岸田清実の現職3人に、自民の菊地伸志、公明の横山昇、共産の角野達也の新人3人が挑む。新人はいずれも、今期限りで退くベテラン議員や元議員の後継者。
 3選を狙う佐々木は仙台市議の実弟心と連動。今月4日に死去した元同市議の実父両道と2代にわたる支持者も多い。
 6選に挑む藤原は地元の鈎取地区を中心に支持者回りを重ねる。地元行事に小まめに顔を出し、実績をアピールする。
 岸田は5選に向け、23の個人後援会をフル回転させる。党勢維持を目標に地盤の八本松、郡山両地区を地道に固める作戦。
 菊地は実父が5期務めた元議員の浩で、祖父の故辰夫も元議員。地元の中田地区に広く浸透し、支持者の動きも活発だ。
 横山は5期で引退する小野寺初正を継いだ。前回トップ当選の小野寺と二人三脚で、党支持団体を中心に回っている。
 5期で勇退する横田有史の後継の角野は、街頭活動を既に200回以上繰り返した。安保法制への反対世論も取り込む。

◎仙台・若林/混戦一転 少数の戦い

 自民、社民の両ベテラン議員が引退を表明し、混戦から一転して少数での戦いになる見通し。自民の細川雄一の現職1人に、自民の渡辺勝幸、民主の千葉阿佐子、共産の福島一恵の新人3人が立候補。無党派層と引退2議員の支持者の動向に注目が集まる。
 3選を目指す細川は、六郷、七郷両地区の支持者や企業を歩き地盤固めに余念がない。安全安心のまちづくりや農業振興を訴える。
 前回落選の渡辺は沖野地区が地盤。選挙区の全域で既に500回近く街頭活動を重ねた。地方創生、教育充実をアピールする。
 千葉は河原町に事務所を構えた。党国会議員と連動して地域を回り、知名度アップを図る。介護や子育て環境整備を掲げる。
 前回は31票の小差で次点に泣いた福島は、仙台市議5期で培った知名度を武器に雪辱を期す。福祉向上、安保法制反対を唱える。

◎塩釜/自・共が対決

 自民の佐藤光樹、共産の天下みゆきの両現職に、自民の元議員柏佑整が割って入る。自民が4年ぶりに2議席を独占するか、共産が前回8年ぶりに得た議席を死守できるかが焦点になる。
 4選を狙う佐藤は県政報告会、街頭演説などに余念がない。地域に根差し、きめ細かく活動してきた実績を強調する。
 天下は8月の塩釜市議選で党公認候補と連動。連日街頭に立ち、暮らしと仕事の再建を重点的に訴え再選をうかがう。
 前回次点の柏は県政復帰に向け後援会組織を建て直した。港湾・水産関係者を中心に支持を呼び掛け、5選を目指す。

◎多賀城・七ヶ浜/4人の激戦

 自民の寺沢正志、仁田和広の現職2人と、共産の戸津川永、無所属の深谷晃祐の新人2人が立候補。無投票だった前回から一転、激戦の様相だ。
 7選を目指す仁田は、地元の七ケ浜町を軸に支持を呼び掛ける。復興事業の実績を強調、知事村井嘉浩とのパイプもアピールする。
 3選を期す寺沢は多賀城市が地盤。深谷との保守分裂の危機感を背景に、旧来の支持者へのあいさつ回りとミニ集会をこなす。
 戸津川は党支持層を手堅くまとめ、街頭宣伝では村井県政批判を展開。地方商工業者と生活者の保護を訴え、幅広い浸透を狙う。
 元多賀城市議の深谷は若さを前面に出す。保守系市議の過半数から支持を取り付け、浮動票の掘り起こしを図っている。(敬称略)


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2015年09月18日金曜日

4046チバQ:2015/09/25(金) 22:01:07
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150920_11030.html
<宮城県議選>攻防秋の陣 直前情勢(3)



◎石巻・牡鹿/前回と同じ顔触れに

 自民の池田憲彦、民主の坂下賢、共産の三浦一敏、無所属の斎藤正美、本木忠一の現職5人に、自民の佐々木喜蔵と民主の加賀剛の元議員2人が県政復帰を懸けて挑む。2011年の前回と同じ顔触れになる見通しで、いずれも議員経験の豊富なベテランぞろい。東日本大震災からの復興などを争点に前哨戦から激戦模様だ。
 5選を狙う池田は知事村井嘉浩や国政とのパイプをアピール。旧河南町を中心に支持者回りをこなす。
 5選を目指す坂下は地盤の旧河北町や旧市内で支持拡大を図る。8月末には後援会活動報告会を開いた。
 三浦は震災復興に加え、安保法制や原発再稼働への反対を訴える。無党派層への浸透を図り再選を狙う。
 6選を目指す斎藤は集会や企業回りを本格化させ、支持固めに余念がない。19日に事務所を開設した。
 本木は4選に向け、既に市内約50カ所で県政報告会を開いた。旧町域でも会合を重ね票の上積みを図る。
 5選をうかがう佐々木は市中心部を軸に個人票や中小企業関係者の支持固めに奔走。返り咲きを狙う。
 雪辱を期す加賀は地元や後援会組織を頼りに臨戦態勢。若者や女性票の取り込みを進め、4選を目指す。

◎気仙沼・本吉/現新6人競り合いか

 自民の畠山和純、民主の内海太、維新の境恒春の現職3人に加え、無所属の斉藤巳寿也、守屋守武、山崎哲の新人3人が続々と名乗りを上げた。6人全員が合区前の旧気仙沼選挙区(気仙沼市)を地盤とし、激しい競り合いが予想される。
 6選を狙う畠山は12日に事務所を開設。南三陸町など各地で報告会を重ね、後援会組織を引き締める。
 7選を目指す内海は街頭演説や報告会をこなす。気仙沼市議時代からの支持基盤を軸に票固めを進める。
 境は朝晩の街頭活動などに精力的。党中央の分裂騒動と距離を置き、迅速な震災復興を訴え再選を期す。
 斉藤は県職員として25年間培った経験を強調。支援者との懇談を重ね、知名度アップを図っている。
 元市議会議長の守屋は気仙沼市階上地区が地盤。自民党の推薦を受け、支持拡大に余念がない。
 元東京都江戸川区議の山崎はボランティア活動で培った人脈から、各地を回って個人票を取り込む。

◎東松島/無投票濃厚

 6選を狙う自民現職の渥美巌は、東日本大震災の復興加速を最重点公約に掲げる。20日に県政報告会を開き、10月に事務所を開設する予定。ほかに立候補の動きは表面化しておらず、2007年、11年に続き無投票当選の可能性が高まっている。

◎遠田/2新人争う

 自民現職が引退し、空席を無所属新人の赤坂芳則と佐々木功悦が争う。共に美里町が地盤。涌谷町での浸透度が一騎打ちを制する鍵になりそうだ。
 赤坂は6月に立候補を表明し、7月末に美里町議を辞職した。JR小牛田駅近くに事務所を構え、地盤の南郷地区から美里町全域、涌谷町へ支持拡大を狙う。
 佐々木は旧小牛田町長を4期、美里町長を2期務め、知名度が高い。美里町議のほぼ全員の支持を取り付け、民主衆院議員安住淳も全面的に支援している。

◎宮城/激戦が一転

 自民現職で5選を目指す安部孝のほかに立候補の表立った動きはない。無所属新人との激戦だった前回から一転、無投票となる公算が大きい。安部はJR利府駅前で街頭演説を実施。20日には松島町で国会議員らを招いて大規模な集会を開き、支持拡大を狙う。

◎黒川/2現職出馬

 いずれも自民現職で、4選を狙う中山耕一、7選を目指す藤倉知格が立候補する。2人のほかに目立った動きはなく、無投票の可能性が強まっている。
 中山は地盤の富谷町を軸に全域で浸透を狙う。保育所の待機児童解消や高齢者福祉充実を掲げる。
 藤倉は近く大和町に事務所を設け、総決起大会を開く。指定廃棄物最終処分場建設反対などを訴える。
(敬称略)


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2015年09月20日日曜日

4047チバQ:2015/09/25(金) 22:02:24
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150921_11031.html
<宮城県議選>攻防秋の陣 直前情勢(4)


◎登米/2現職に3人が挑む

 自民の只野九十九、無所属の渡辺忠悦の現職2人に自民元議員の熊谷盛広、無所属新人の佐々木奈津江、白鳥昭浩の3人が絡む。
 只野は前回、次点とわずか180票差で再選。地盤の旧豊里町、米山町、登米町を固めつつ、有権者の多い旧迫町、中田町でも票を上積み、3選をうかがう。
 前回トップ当選の渡辺は3選を目指す。支持者の流出を食い止めながら、新たな支持層を掘り起こす。小まめに地域を回り、活動報告を配って実績を訴える。
 前回小差で涙をのんだ熊谷は2期目に挑む。全域を丹念に回り、後援会組織をてこ入れ。県政復帰に向け支持者は「今度は必ず当選させる」と結束を強める。
 民主の推薦を得た佐々木は、佐沼高の同級生人脈で支持を広げる。労組OBや女性の会合に顔を出し、旧迫町、中田町を中心に他地区への浸透を狙う。
 白鳥は元国土交通省職員の実績と経験を強力にアピールする。公約として東北電力女川原発の廃炉や農業振興などを掲げ、浮動票の獲得を目指す。

◎栗原/三つどもえ
 自民の長谷川敦、無所属の川嶋保美の現職2人と無所属元議員の熊谷義彦が立候補を予定。前回と同じ顔触れによる三つどもえの戦いの公算が大きい。
 3選を目指す長谷川は8月30日の県政報告会で、知事村井嘉浩、党衆院議員小野寺五典との親密さをアピール。強固な後援会組織を生かし、票を掘り起こす。
 4選を狙う川嶋は各種イベントに顔を出し、フットワークの軽さをPRする。9月13日に活動拠点の旧若柳町で開いた県政報告会には約500人を集めた。
 熊谷は13日、旧築館町に後援会事務所を構えた。農業・福祉分野、指定廃棄物最終処分場建設問題で住民と対話を重ね、4期目への支持固めに余念がない。

◎大崎/現新6人地盤固める
 自民の菊地恵一、中島源陽の現職2人と、自民の佐々木賢司、共産の内藤隆司、社民の菅原厚、無所属の高橋憲夫の新人4人が立候補する。いずれの陣営も8000票が当落ラインとみて、支持拡大に懸命だ。
 菊地は大票田の旧古川市中心部に事務所を構えた。3選を見据え、後援会組織の動きも活発だ。
 4選を目指す中島は旧岩出山町を地盤とする。農業関係者をはじめ、幅広い層に浸透を図る。
 旧三本木町から立つ佐々木は4期で引退する佐々木征治の後継。地盤の旧志田郡の支持固めに奔走する。
 内藤は4人の大崎市議と連動、党の基礎票への上積みを狙う。鹿島台地区などへの浸透を模索する。
 菅原は5期で退く岩渕義教の後継をアピール。労組票に個人票を上積みすべく、市全域に足を運ぶ。
 高橋は、旧古川市中心部に支持者が多い。草の根選挙で浮動票の掘り起こしを目指す。

◎加美/現新の対決
 自民現職の皆川章太郎と無所属新人の高橋啓の一騎打ちが予想される。過去2回は無投票で、選挙戦は12年ぶり。加美町が県内候補地の一つとなった指定廃棄物の最終処分場建設問題の行方も影響しそうだ。
 5選を狙う皆川は後援会組織の立て直しを急ぐ。知名度を生かし、地盤とする旧中新田町に加え全域で浸透を図る。
 3月に加美町総務課長を退職した高橋は、上司だった町長猪股洋文の全面支援を受ける。自民系町議も一部取り込んだ。
(敬称略)

◇県議選立候補予定者
 

 【登米】(2―5)
只野九十九67会社社長   自現(2)
渡辺忠悦65医療法人理事 無現(2)
熊谷盛広64農林業    自元(1)
佐々木奈津江51参院議員秘書 無新 
(民推)
白鳥昭浩54元国交省職員 無新 

 【栗原】(2―3)
長谷川敦42元衆議員秘書 自現(2)
川嶋保美71会社会長   無現(3)
熊谷義彦64党県役員   無元(3)
(社推)

 【大崎】(4―6)
菊地恵一57会社役員   自現(2)
中島源陽52農業     自現(3)
佐々木賢司45会社役員   自新 
内藤隆司57党地区委員長 共新 
菅原厚58労組役員   社新 
高橋憲夫68自営業    無新 

 【加美】(1―2)
皆川章太郎62元衆議員秘書 自現(4)
高橋啓61元加美町職員 無新 


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2015年09月21日月曜日

4048チバQ:2015/09/25(金) 22:03:13
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150922_11027.html
<宮城県議選>攻防秋の陣 直前情勢(5)

◎白石・刈田/3回連続の無投票濃厚
 自民現職の安藤俊威、無所属新人の横山隆光が立候補の準備を進める。2007年、11年に続く無投票当選の可能性が高まる。
 安藤は議長公務の傍ら白石市を中心に後援会組織を地域単位で引き締め、知事村井嘉浩との近さもアピールする。横山は秘書だった自民衆院議員西村明宏の支持基盤を頼りに白石市、蔵王町で浸透を図る。安藤が七ケ宿町で19日開いた500人規模の集会には横山も出席し、共闘を演出した。
 社民会派に属する無所属現職の佐藤詔雄は4期限りで引退。佐藤の地盤の蔵王町では非自民系の擁立を探る動きが複数あったが、立ち消えとなった。

◎名取/現職2人が再選目指す
 自民の石川利一と、無所属で民主の推薦を得た太田稔郎の現職2人がそれぞれ再選を目指す。無投票を阻止しようと、新たに出馬を模索する動きがある。
 石川は震災復興の加速化やインフラ整備の推進などを公約に掲げる。後援会組織を中心に、党支持層を手堅くまとめる。
 太田は被災者の心のケア、農林水産業振興などをアピール。新興住宅地などで報告会を開き、無党派層の取り込みを図る。

◎角田・伊具
 4選を目指す自民現職の長谷川洋一のほかに立候補の動きはなく、3人が激戦を演じた前回から一転、無投票が濃厚になっている。
 長谷川は地盤の角田市に加え、丸森町でも浸透する。8月初旬に同市で開いた県政報告会には知事村井嘉浩や両市町の首長、議員を集め、支持層を固めた。

◎岩沼
 自民現職の村上智行に無所属新人の大友健が挑む一騎打ちの構図。8年ぶりの選挙戦となる見通し。
 前回無投票で再選を決めた村上は震災復興や産業振興などを掲げ、党支持者を軸に基盤強化を急ぐ。
 大友は市中心部に事務所を置いた。地域活性化や安保法制反対などを訴え、非自民層への浸透を図る。

◎柴田/2現職出馬
 自民の高橋伸二と民主の須藤哲の現職2人がともに3選を目指す。現段階でほかに出馬の動きはなく、前回に続き無投票となる公算が大きい。
 高橋は大河原町で県政報告会を開き、知事村井嘉浩と気勢を上げた。産業振興や教育の充実を掲げる。
 須藤は大河原町に事務所を開いた。郡内を精力的に歩き、雇用の創出や若者の定住促進を訴える。

◎亘理/現職だけか
 自民現職の渡辺和喜が8選を目指す。支持者へのあいさつ回りを重ねる渡辺は10月上旬、亘理町で事務所開きを予定。告示前に同町内で大規模集会を計画している。他に立候補の動きは表立っていない。(敬称略)

◇県議選立候補予定者
 【白石・刈田】(2―2)
安藤俊威 57 県議会議長  自現(5)
横山隆光 42 会社役員   無新 

 【名取】(2―2)
石川利一 67 元仙台市職員 自現(1)
太田稔郎 64 農業     無現(1)
(民推)

 【角田・伊具】(1―1)
長谷川洋一 61 農業     自現(3)

 【岩沼】(1―2)
村上智行 46 元岩沼市議  自現(2)
大友健 66 元新聞記者  無新 

 【柴田】(2―2)
高橋伸二 49 元衆議員秘書 自現(2)
須藤哲 71 元大河原町議 民現(2)

 【亘理】(1―1)
渡辺和喜 73 元衆議員秘書 自現(7)


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2015年09月22日火曜日

4049チバQ:2015/09/26(土) 22:32:20
青森県議会

自由民主党 30人
成田一憲 神山久志 田中順造 阿部広悦 越前陽悦 清水悦郎
森内之保留 工藤兼光 熊谷雄一 岡元行人 三橋一三 丸井裕
山谷清文 小桧山吉紀 夏堀浩一 工藤慎康 高橋修一 蛯沢正勝
沼尾啓一 藤川友信 工藤義春 横浜力 寺田達也 菊池憲太郎
齊藤爾 花田栄介 鳴海惠一郎 齊藤直飛人 山口多喜二 谷川政人


民主党 6人
北紀一 田名部定男 松尾和彦 山田知 渋谷哲一 田中満


青和会 5人 >>3620
川村悟(連合青森の推薦) 櫛引ユキ子(元自民) 一戸富美雄(東北電力労組出身・連合青森の推薦)
関良(09年青森市長選落選) 菊池勲 (松下政経塾出身)


公明・健政会 3人
伊吹信一 畠山敬一 吉田絹恵(保守系)

日本共産党 3人
諏訪益一 安藤晴美 松田勝


無所属 1人
古村一雄 (元)浪岡町長 県知事選 反核系の大竹進の選対>>3757

4050チバQ:2015/09/26(土) 22:42:12
秋田県議会

自由民主党 (27人)
北林康司 鈴木洋一 能登祐一
大野忠右エ門 鶴田有司 小田美恵子
川口一 大 関衛 渋谷正敏
柴田正敏 平山晴彦 小松隆明
佐藤賢一郎 加藤鉱一 近藤健一郎
工藤嘉範 原幸子 竹下博英
北林丈正 佐藤雄孝 菅原広二
菅原博文 髙橋武浩 鈴木雄大
今川雄策 佐藤信喜 鈴木健太

みらい (7人)   民主と統一会派組んでいたが民主色はなくなってる感じ
土谷勝悦 三浦英一 渡部英治
東海林洋 丸の内くるみ 三浦茂人
佐藤正一郎

社会民主党 (4人)
石田寛 石川ひとみ 加藤麻里
薄井司

民主・無所属 (3人)
沼谷純 小原正晃 石川徹

公明党 (1人)
田口聡

日本共産党 (1人)
加賀屋千鶴子

4051チバQ:2015/09/26(土) 22:56:21
山形県議会

自由民主党(30)
  渋間佳寿美  佐藤聡    能登淳一  矢吹栄修   山科朝則  小松伸也        
  佐藤昇 島津良平   加賀正和  森谷仙一郎  鈴木孝   大内理加   
  奥山誠治  小野幸作  金澤忠一 伊藤重成    舩山現人   田澤伸一  
  森田廣    坂本貴美雄  星川純一  佐藤藤彌    志田英紀   野川政文  
  阿部賢一  鈴木正法  平弘造  阿部信矢  今井榮喜   後藤源


県政クラブ(9)
  青木彰榮(自民党籍持つ>>3668 自民県議破り当選)   青柳安展(民・社推薦)  
  石黒覚(民主公認)    金子敏明(社民推薦)  吉村和武(民主公認)   
  髙橋啓介(社民公認)   阿部昇司(民主公認) 木村忠三
  広谷五郎左エ門(社民公認)    


日本共産党山形県議団(2)
関徹 渡辺ゆり子


公明党(1)
  菊池文昭


無所属
  柴田正人
  楳津博士 (元県政クラブ 吉村知事寄り)

4052チバQ:2015/09/27(日) 21:41:08
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150926_21042.html
アウガ窓口新設否決「維持費が財政圧迫」

 青森市の複合商業施設「アウガ」に行政窓口を新設する市の計画が25日、頓挫した。市は設置費用3600万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を市議会9月定例会に提出したものの承認が得られなかった。市議会は同日、設置費用を削減した補正予算の修正案を賛成27、反対7で可決した。
 窓口設置はアウガ再生の一環として計画された。ビル4階の公共スペースを活用。土・日曜や祝日も含めて印鑑登録や住民票交付、市税収納などをできるようにする方針で、来年4月の開設を目指していた。
 市議会は設置費用に加えて年間2000万円程度の維持費が財政を圧迫し、市民の利便性も低いと反発。予算特別委で修正案の可決に至っていた。
 一方、アウガ5階に来年1月に設置予定の健康相談拠点「まちなか保健室」の整備費650万円は認めた。ただアウガ再生プロジェクトチーム(PT)が12月をめどにまとめる提言を踏まえて検討すべきだとの付帯決議も可決した。
 鹿内博市長は定例会後の記者会見で「(窓口設置に)同意してもらえず残念。付帯決議も真摯(しんし)に受け止めたい」と話した。
 9月定例会は2014年度決算などを含む38議案を可決、同意し閉会した。13億円を増額補正した15年度一般会計予算総額は1212億6700万円。


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2015年09月26日土曜日

4053チバQ:2015/09/27(日) 21:49:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000008-khks-pol
<危険ドラッグ>条例案で与野党対立
河北新報 9月27日(日)11時52分配信

<危険ドラッグ>条例案で与野党対立
条例案の採決を見送り継続審議を決めた県議会保健福祉常任委員会=25日
 宮城県議会9月定例会に議員提案された危険ドラッグ規制条例案は、県警の立ち入り調査に対する「違憲」の指摘をめぐって波乱含みの審議が続く。国会で強行採決の末に成立した安全保障関連法の余波も受け、県議選(10月16日告示、25日投開票)を前に一歩も後に引けない各会派、各議員の思惑が交錯する。(報道部・浅井哲朗)

 「県民の健康を守るには実効性の確保が重要だ。仙台地検の指摘を踏まえ丁寧に検討した」

 条例案が提出された17日の本会議。超党派による条例検討会の座長として提案理由を説明した公明党県議団の議員は、立ち入り調査の議論が尽くされたことを強調した。

 検討会は6月議会での成立を目指してきたが、提案が秒読みに入った段階で思わぬ指摘を受けた。

 検討会の意見照会に仙台地検が、条例案が認める県警の立ち入り調査が令状なしの捜索や黙秘権の侵害につながる恐れに言及。土壇場で待ったがかかった。

 最大会派の自民党・県民会議は、先行する16都府県や過去の県条例を念頭に問題ないと強調。改革みやぎと公明党県議団がこれに続いたが、共産党県議団、社民党県議団は「憲法違反の条例は作れない」と反対を貫いた。

 この時期国会では、憲法学者の多くが違憲と指摘した安保法案の審議が白熱した。国会との二重写しにも見えた違憲性をめぐる議会内の対立は、議員提案なのに全会一致が難しいという異例の事態に陥った。

 象徴的な場面が9月初旬の最後の検討会であった。

 県警に立ち入り調査の慎重運用を守らせる狙いから、無所属の会の議員が基本的人権を尊重する条文の追加を提案。過去の規制条例にもある条文にならった。

 絶妙の落としどころにも思えたが、自民が「当たり前の条文を入れる必要はない」と一蹴。協議は物別れに終わった。

 「安保法案の審議中、違憲の指摘に自民は寸分の妥協もできなくなった。安倍政権と姿勢は一緒だ」と妥協案を出した議員は落胆する。「このままでは選挙戦に響く」との不安が自民会派内からも湧いたが、強硬論にかき消された。

 2月定例会でも提案に至らなかった条例案にとって、県議選が控える今定例会はラストチャンス。「選挙戦で実績をアピールしたい議員の事情」と、慎重審議を求める議員は指摘する。

 法曹界からは「警察権力を拡大させるだけ。急がないでほしい」(仙台弁護士会)との声が上がる。条例案が付託された保健福祉常任委員会は25日の採決を見送り、予備日の28日に審議を継続することを決めたが、タイムリミットは迫っている。

[危険ドラッグ規制条例案](県薬物の乱用の防止に関する条例案) 中枢神経に作用し心身を害する疑いのある物質を広く「知事指定薬物」に指定。購入や譲り受け、所持や使用を禁止し、違反に対しては罰則を科す。県警の立ち入り調査を、拒否した場合の罰則も含め盛り込んだ。

4054チバQ:2015/09/27(日) 22:40:09
岩手県議会
■改革岩手 16人
田村誠【民主】
髙橋但馬【民主】
軽石義則【民主】
髙橋元【民主】
佐々木朋和【民主】
小野共【民主系 無所属出馬】

阿部盛重【生活】
佐々木順一【生活】
名須川晋【生活】
関根敏伸【生活】
郷右近浩【生活】
菅野ひろのり【生活】
伊藤勢至【生活系 無所属出馬】

佐藤ケイ子【社民市議 無所属出馬】
千葉進 無所属
柳村一 無所属

■社民党 2人
小西和子
木村幸弘

■日本共産党 3人
斉藤信
高田一郎
千田美津子

■創成いわて 5人 議長選で民生に協力→副議長ポストを得る>>4038とか
中平均   元民主
五日市王  民主→いわて県民クラブ→一山会
工藤誠   新人
田村勝則  新人
工藤大輔  生活会派>>2570

■自由民主クラブ 13人
福井せいじ
樋下正信
佐々木宣和
城内よしひこ
川村伸浩
髙橋孝眞
嵯峨壱朗
工藤勝子
神﨑浩之
佐々木茂光
岩崎友一
千葉伝
柳村岩見

■公明党 1人
小野寺好

■いわて県民クラブ 6人
千葉絢子 新人
飯澤匡
工藤勝博 元民主
佐々木努 元民主
渡辺幸貫 元民主
ハクセル美穂子 新人

■無所属
吉田敬子 地域政党いわて→無所属
臼澤勉

4055名無しさん:2015/09/28(月) 22:23:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150928-00000020-khks-pol
<宮城県議選>護憲の党 社民正念場
河北新報 9月28日(月)15時58分配信

 10月16日告示、25日投開票の宮城県議選で社民党が正念場に立たされている。立候補予定者が不足し、このままでは現有議席を下回るのが必至の情勢だ。安全保障関連法への反対世論が高まる中、「今こそ存在感を発揮する時なのに」と関係者は悔しさを隠せない。

 安保関連法が成立する直前の25日夜、仙台市内で開かれた集会で党ののぼりがはためいた。

 「戦争する国、絶対反対!」と叫びながら、党県連関係者らが繁華街を練り歩いた。護憲や平和は、党が旧社会党時代から一貫して掲げる金看板。県連はこの間、街頭で繰り返し成立阻止を呼び掛けてきた。

 田山英次副幹事長は「安保関連法は憲法解釈の限度を超え、立憲主義を踏みにじっている。県議選では県政課題だけでなく、安保も訴えていく」と話す。

 政権批判の世論を追い風に戦いたい県議選だが、候補擁立作業は完全に行き詰まっている。

 党県連は現段階で、太白選挙区の現職と大崎の新人の2人を公認し、栗原の元議員1人の推薦を決定。仮に全員当選しても、党県議団の現有議席4を下回る。

 2011年の前回公認した若林の現職と、推薦した白石の現職がともに、健康上の理由で今期限りで引退。「後継の新人発掘は厳しい」(田山副幹事長)まま、告示日が近づく。

 「支持労組の組織力が年々弱体化し、後継者を育てられなかった。ベテランの存在感を重く感じ、若手が後継に名乗りを上げるのをちゅうちょした」。支持団体の一つ、県平和労組会議の佐々木俊彦事務局長は人材不足を嘆く。

 県議選は党の県組織の存亡を懸けた戦いになる。佐々木氏は「街頭での反応は決して悪くない。3人全員の当選に全力を尽くすのみだ」と力を振り絞る。

4056チバQ:2015/09/29(火) 23:08:18
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150929_11019.html
<宮城県議選>知事「県政に協力的」で線引き


県議選立候補予定者の県政報告会に出席した村井知事(左から2人目)=27日、富谷町
 10月16日告示される宮城県議選(25日投開票)で、村井嘉浩知事が党派を超えた応援に忙しい。本籍である自民党が公認する現職、元議員、新人に加え、野党会派の候補者にも激励のメッセージを送り、会合に顔を出す。選挙後の県政運営を盤石にしたい知事と、「村井人気」にあやかりたい候補者側の思惑が一致する。

 「今の県政に不可欠な盟友だ」
 村井知事は27日、自民公認の立候補予定者が富谷町内で開いた県政報告会に出席。妻同士の仲の良さなど家族ぐるみの付き合いもアピールし、盛り上げた。
 7月から現職を中心に応援を増やし始めた。事務所開きや決起集会が相次いだ今月は、休日平日を問わず県内各地を飛び回る。
 26、27の両日も、県政与党の自民、公明の現職5人の会合に顔を出した。ハードな日程に、庁内から「公務に支障が出るのでは」と心配の声が上がるほどだ。
 応援は「身内」にとどまらない。野党会派の無所属現職には本人と自分の顔を並べたポスターの使用を許可。民主のベテラン現職が10月に開く県政報告会では対談相手も務める。
 今回の県議選は共産、社民以外からメッセージも含め応援の依頼があり、いずれも応じてきた。応援は告示日の直前まで続く。
 28日の定例記者会見で村井知事は「応援の線引きは特定の政党ではなく、県政運営に協力的であるかどうか。厳しい意見を言いながらも協力してくれる県議を増やすことが重要だ」と説明。
 県議選の争点は「村井県政の是非」と言い、安保関連法については「あまり関係ない。(法は既に成立し)アベノミクスなどに話は進んでいる」と記者の質問を切り捨てた。
 野党のベテラン現職は「これでは、誰も知事に文句が言えなくなってしまう」と嘆いた。


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2015年09月29日火曜日

4057チバQ:2015/10/03(土) 09:30:54
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151002_11027.html
<宮城県議選>強気の民主 複数擁立選挙区も


岡田代表を招いた民主党県連主催の講演会で、あいさつする新人=1日、仙台市青葉区のハーネル仙台
 民主党県連が16日告示の宮城県議選(25日投開票)に強気の姿勢で臨んでいる。青葉、泉の両選挙区に2人を公認・推薦し、若林には初めて公認を擁立する。しかし複数擁立の主戦論は、共倒れに終わる懸念を拭えない。自ら立候補を予定していた県連幹部が突然出馬を取り下げるハプニングもあり、県議会会派の改革みやぎが有する8議席を維持できるか不安要素が多い。
 県連は青葉で現職と新人を公認、泉では現職の公認に加え新人を推薦した。仙台市内で過去に複数当選は前々回2007年の青葉の2人しか実績はない。
 石巻・牡鹿でも現職と元議員を公認し、前回11年と同じ顔触れで2議席奪還に挑む。宮城野、太白、柴田は現職、若林は新人を公認。さらに名取の現職と登米の新人を推薦し、総勢12人の陣立てとした。
 8月の仙台市議選で公認9人の全員当選に気を良くする県連は青葉、若林、泉を市議7人が手分けして全面協力する方針を決定。青葉、若林の新人には2人ずつ張り付くよう指示した。
 ただ、攻めの姿勢は「票が分散しかねない」(県連幹部)。泉の新人の推薦は県連内に今なお批判的な意見があり、支持者間の対立が強まる。青葉でも候補者同士が協力する様子は見られず、ある候補者は「むしろライバル」と言い切る。
 県連幹部による失態も起きた。気仙沼・本吉で6期務めた幹事長が9月20日、県連への相談なしに出馬を取りやめた。党国会議員が中心となり新たな候補者を探しているが、告示まで間がなくめどは立っていない。
 議席維持が確実視されていた選挙区が一転、1減の事態に陥った。幹事長職は続けるが「幹部にあるまじき無責任な行為」(他の幹部)との声も聞かれ、動揺が広がる。
 党本部は安全保障関連法反対の姿勢を打ち出し、仙台市議選と同様に全面支援に乗り出す構え。だが、県連内にさえ「法案が国会審議中だった市議選と成立から1カ月後の県議選では世論の熱は違う」と冷めた見方があり、ある現職は「県議選は個人の戦い。風には頼らない」と話した。


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2015年10月02日金曜日

4058チバQ:2015/10/03(土) 09:32:12
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151002_61013.html
<福島県議選>定数58に74人が立候補予定

 任期満了に伴う福島県議選(11月15日投開票)は告示まで5日で1カ月になる。定数58に対し前回(2011年)より14人少ない74人が立候補を予定する。福島、いわき両市など都市部を中心に19選挙区中8選挙区で選挙戦となる見通し。
 1日までに立候補を表明したのは現職52人、元議員2人、新人20人。党派別では自民32人、民主16人、維新2人、公明3人、共産6人、社民2人、無所属13人。無所属のうち、自民が1人、民主が2人を推薦する。
 最大会派の自民は現28議席を超える単独過半数(30議席)以上の獲得を目標に掲げる。昨年の知事選で内堀雅雄知事を擁立し、「県政与党」を自任する民主は現12議席からの上積みを目指す。


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2015年10月02日金曜日

4059チバQ:2015/10/04(日) 16:10:01
>>4057
> 県連幹部による失態も起きた。気仙沼・本吉で6期務めた幹事長が9月20日、県連への相談なしに出馬を取りやめた。党国会議員が中心となり新たな候補者を探しているが、告示まで間がなくめどは立っていない。
> 議席維持が確実視されていた選挙区が一転、1減の事態に陥った。幹事長職は続けるが「幹部にあるまじき無責任な行為」(他の幹部)との声も聞かれ、動揺が広がる。
内海太県議のことのようですね
引退の旨の記事は見つからないけど

4060名無しさん:2015/10/05(月) 20:34:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00018017-minyu-l07
福島県議選、74人が立候補へ 告示まで「1カ月」
福島民友新聞 10月5日(月)8時0分配信

 任期満了に伴い11月5日告示、同15日投票で行われる県議選(定数58)の告示まで5日で1カ月に迫った。内堀雅雄県政誕生後初めての県議選で、これまで現職52、元職2、新人20の計74人が立候補を表明している。全19選挙区のうち8選挙区で選挙戦が確実な情勢だが、郡山市選挙区でも新人が立候補を目指しており、9選挙区で選挙戦となる見通し。しかし半数以上の10選挙区は4日時点で無投票となる可能性が高く、新人が40人立候補し、無投票当選が5選挙区にとどまった前回4年前の県議選に比べ、動きは低調だ。
 いわき市(定数10)は県内最多の15人が出馬を表明している。自民は現職5人、民主は現職、新人計2人、共産は現職2人、公明は現職1人を擁立した。また無所属現職1人のほか、社民が新人1人、さらに元職、新人の無所属3人も加わり、同じく15人が立候補した4年前と同様に混戦となる見通し。
 福島市(定数8)は、自民が現職4人、民主が元職と新人計2人、社民、共産は現職各1人が立候補を表明。現職が引退する公明と、維新が新人を擁立する。郡山市(定数9)は現職9人が立候補を表明している。内訳は自民5、民主2、公明、共産各1だが、無所属の新人男性が立候補を検討しており、選挙戦が有力な情勢だ。会津若松市(定数4)は、前議長の議員辞職に伴い議席を失った自民が新人2人を擁立。元副議長が引退する民主も現職と新人の計2人が立候補を表明、維新は現職1人、共産は新人1人が出馬する。
 このほか定数3の伊達市・伊達郡、定数2の二本松市、田村市・田村郡、定数1の石川郡、相馬市・新地町が選挙戦となる見通し。

最終更新:10月5日(月)8時0分

4061チバQ:2015/10/07(水) 23:19:27
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20151005-OYT1T50138.html
引退表明したが、後継現れず「出馬」の大熊町長
2015年10月06日 17時43分
特集 大震災
 原発立地自治体のかじ取りを、過酷な原子力災害を経験したトップが引き続き担う可能性が出てきた。


 福島県大熊町の渡辺利綱町長(68)(2期)は5日、記者会見を開き、11月5日告示、同15日投開票の町長選に立候補する意向を表明した。今年6月の後援会で引退を表明していたが、後継と考えた複数の人物が出馬要請に応じなかったためだという。

 渡辺町長は5日開かれた町議会の全員協議会に出席。同町大川原地区での復興拠点の整備や、同町などで国が建設中の中間貯蔵施設の計画などが進んでいないとして、町長選に「立候補して町民の審判を仰ぎたい」と伝えたという。

 その後の記者会見で、渡辺町長は、後継者の擁立難航を踏まえ、「もうタイムリミットかなと思った」と述べた。後援者からは3選出馬を求められていたといい、近く開く会合で正式報告するという。

2015年10月06日 17時43分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4062チバQ:2015/10/07(水) 23:23:12
復興大臣は東北人が良いと思うんですけどねえ・・・
岩城←→高木でポスト交換すればよいのに

4063名無しさん:2015/10/10(土) 22:24:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151010-00000027-khks-pol
「達増流」対立くっきり 知事選後初の代表質問
河北新報 10月10日(土)17時11分配信

 岩手県議会9月定例会は9日、達増拓也知事が3期目の任期になって初の代表質問を行い、達増政治をめぐる論戦が始まった。民主、生活両党系が合流した最大会派・改革岩手は県政手腕に期待を表明。対抗する自民党などは野党的立場を鮮明にした。達増派が厚みを増した分、伯仲する反達増派との対立構造がくっきりと浮かび上がった。

 「3選をお祝い申し上げる。今後4年はさらに期待したい」。改革岩手の高橋元氏(民主党県連代表代行)は、県政与党としての存在感を強調するように達増氏を持ち上げた。

 「震災復興や人口減少対策など公約に掲げた政策の質の向上を図り、着実に実施する」と応じた達増氏。一時は対立した古巣との協調をアピールしてみせた。

 安全保障関連法への反対を鮮明にする達増氏の姿勢を追及したのは、第2会派・自民クラブの嵯峨壱朗氏(自民党県連総務会長)。「県政課題は山積し、国との協力は不可欠。知事として必要以上に政権交代を主張しているのではないか」とただした。

 達増氏は「知事の政治姿勢によって有利不利となるならば、国が全体主義的になっている危険性がある。そうなれば政権交代の必要性は客観的に増す」と持論で返した。

 反達増の第3会派・いわて県民クラブの飯沢匡氏は、復興財源の地方負担をめぐり、政府与党と達増氏の隔たりを指摘。「知事が県民党を掲げ、国政与党との距離感が変わるかと思ったが、そうでもなかった」と突いた。

 達増氏は「国には引き続き必要な支援を求める」と淡々と述べるにとどめた。

 今定例会で審議される前年度一般会計決算は、3年連続で不認定となっており、会派間の駆け引きが焦点となる。

<県議会、議員海外視察 16年度再開へ>

 岩手県議会は9日の議会運営委員会で、公費による議員の海外視察を2016年度に再開する方針を決めた。視察経費を東日本大震災の復旧事業費に充てるため、11年度に休止していた。

 田村誠議長が再開を提案した。議運を構成する4会派は「復興の先を見据えた取り組みを提案していくことも重要」などと再開で一致した。オブザーバーで参加する共産党は「多くの人が仮設住宅で暮らしている中で県民理解は得られない」と反対した。

 海外視察は任期中に1度で、1人当たり90万円を上限としている。

4064チバQ:2015/10/12(月) 23:02:46
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151010_11011.html
<宮城県議選>安保 市議選逆風がトラウマに


自民党陣営の街頭演説で、安保関連法は積極的に語られていない=仙台市内
拡大写真
 16日告示される宮城県議選(25日投開票)で、仙台市内5選挙区の自民党陣営が、9月19日に成立した安全保障関連法の扱いに神経をとがらせている。法案審議のさなかだった8月の仙台市議選では、採決を強行した政権批判の逆風が吹いたとされる。採決から1カ月後の県議選にも影響は及ぶのか、各陣営は風向きを測りかねている。(宮城県政取材班)

<「影響読めない」>
 「嫌な風がまだ吹いているようだ。厳しい選挙を覚悟しなくてはならない」
 宮城野選挙区(定数4)で4選を目指す現職は2日開いた総決起大会で警戒感を示しつつ、「最も訴えるべきは震災復興の加速だ」と話題を転じた。
 市議選では5選挙区中3選挙区で共産党がトップ当選し、残る2選挙区は民主党系が制した。両党とも党幹部を続々と投入し、安保法制と与党を徹底批判する戦術が奏功した。
 自民は議席、総得票ともに増えたが、公認1人当たりの平均得票は前回(2011年)の5151票から4640票に減った。「県議選も風は全く期待できない」との危機感が各陣営に共通する。
 「安保を語ることが選挙にどう影響するのか、正直言って読めない」。3選をうかがう若林選挙区(3)の現職は頭を抱える。
 選挙区内に陸上自衛隊駐屯地があり、関係する有権者も多い土地柄。事務所開きではまず重点公約を並べた上で「与党の責任として安保の必要性を理解してもらえるよう訴えたい」と付け加え、あえてうやむやにしない姿勢を示した。
 だが、支持者から寄せられたのは「今は控えた方がいいのではないか」という心配の声だった。

<世論刺激避ける>
 7選を狙う青葉選挙区(7)の現職は「演説では時間を割いて、有権者に説明を尽くす」と力説するが、真っ向勝負はむしろ少数派だ。与党の看板を掲げる公認候補から、積極的に語られる場面は多くない。
 「野党が攻勢を仕掛けるのに、何も語らないわけにはいかないのだが…」。太白選挙区(5)の新人は言葉を探しあぐねる。
 街頭やミニ集会では、特定の支持政党を持たない主婦から「安保反対」と浴びせられる。新人は「上から押しつけるような安倍政権の進め方が市民には強引と映った」と感じている。
 「市議選当時とは状況が変わっている。国政で決まったことを地方選挙で触れる必要はない」と4選を期す泉選挙区(5)の現職。大きくうねった世論を今更刺激したくないようだ。


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2015年10月10日土曜日

4065チバQ:2015/10/14(水) 19:59:55
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151013-OYT1T50106.html
選挙違反市議、「繰り上げ当選回避」して辞職願
2015年10月14日 09時26分
 7月の山形県尾花沢市議選で公職選挙法違反(買収、事前運動)に問われた前議長で市議の鈴木敏正被告(70)が13日、菅野修一議長に辞職願を提出し、受理された。

 選挙から3か月を過ぎたため、次点候補の有路豊治氏(73)に繰り上げ当選は適用されない。

 鈴木被告は13日午前、市議会で菅野議長と面会。「一身上の都合」を理由とする辞職願を手渡し、「多大なご迷惑をおかけして申し訳ありません。心からおわび申し上げます」と述べた。

 その後、報道陣に対し、鈴木被告は市議会で2度の辞職勧告決議を受けながらも辞めなかったことについて、「支持者と相談した結果、次点候補の繰り上げ当選を回避した方が良いと判断した」と答えた。これについて、菅野議長は「辞職勧告決議を受けて早々に決断しなかったのは残念だ」と述べた。

 加藤国洋市長は「事実を大変重く受け止めている。議会と連携を図り、引き続き元気な尾花沢づくりに取り組んでいく」とするコメントを発表した。

 起訴状などによると、鈴木被告は市議選告示前の6月、有権者6人に投票と票の取りまとめなどの運動を依頼し、報酬として現金計16万円を渡したとされる。初公判で鈴木被告は起訴事実を認めている。判決は14日に言い渡される。

2015年10月14日 09時26分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4066チバQ:2015/10/14(水) 20:02:57
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151014_11024.html
<宮城県議選>3候補擁立の維新、分裂騒動が影

 宮城県議選(16日告示、25日投開票)に公認候補3人を擁立する維新の党県総支部が、党本部の分裂騒動に頭を痛めている。党のイメージ低下は避けられず、分裂後の県組織の動向も見えにくい。直前に迫った県議選に向け、関係者は「組織は割れても政策や理念に変わりはない」と強調する。
 維新は現在、橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事らが24日に結党する「おおさか維新の会」、松野頼久代表を担ぐ民主党と結いの党出身議員ら非大阪系、どちらにも属さない議員-の3グループに割れている。
 県総支部によると、分裂後にどのグループに属するかは個々のメンバーの判断に委ねる。正式な分党手続きに進んだ場合でも2カ月ほどかかり、新党が結成されることになっても県議選は「維新の党」公認として臨む。
 ある公認候補は「分裂騒ぎが選挙に影響しないと言ったらうそになる。最悪のタイミングで、本部は地方のことなど考えていないのだろう」とため息をつく。
 県総支部の中には、みんなの党の分裂・解党、結いの党結成、結いの党と日本維新の会の合流-といった第三極の離合集散を経験したメンバーもいる。
 渦中にいた林宙紀県総支部長(37)は一連の分裂劇について「政策の違いではなく、感情的な衝突で分かれたように見える。政策を語り、有権者に支持してもらってきただけに申し訳ない」と頭を下げる。
 その上で「われわれが主張してきたのは税金が住民に役立つように使われているかどうか検証し、東北の発展につなげること。県議選でもこの主張を前面に戦わせてほしい」と訴える。


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2015年10月14日水曜日

4067チバQ:2015/10/14(水) 21:19:52
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151014_61055.html
<福島県議選>民主、社民など7選挙区で協力

 任期満了に伴う福島県議選(11月5日告示、15日投開票)で、民主党、社民党、連合福島、県議有志でつくる「4者協議会」は13日、会津若松市など7選挙区で選挙協力する方針を確認した。
 民主党県連の亀岡義尚幹事長ら代表者が福島市で会合を開き、確認書を交わした。対象となる選挙区では民主党が公認、推薦した候補者を協力して応援する。社民党が候補者を擁立し、民主党と競合する福島市、いわき市の両選挙区は対象外とした。
 連合福島の今泉裕会長は会合終了後、「(県議選は)反自民勢力が協力する選挙になる」と述べた。
 4者協は福島県知事選が終了した昨年12月から県議選対応を協議。社民党は会津若松市や郡山市で候補者の擁立を模索したが断念したため、7選挙区での協力が決まった。


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2015年10月14日水曜日

4068チバQ:2015/10/14(水) 21:20:32
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/feature/CO019373/20151006-OYTAT50030.html
15県議選 直面する課題
人口減「暮らし維持」急務
2015年10月06日 05時00分
花山地区で唯一の診療所前で「デマンドバス」に乗り込む女性
花山地区で唯一の診療所前で「デマンドバス」に乗り込む女性

 「足元に気をつけてください」「どうもね」

 栗原市花山地区。地区で唯一の診療所から出てきた女性が、ゆっくりとワゴン車の後部座席に乗り込んだ。ワゴン車は、先月から地区内で運行が始まった「デマンドバス」。予約をすれば、買い物などの送迎をしてくれる。車を持たない高齢者の「生活の足」だ。地元の行政区長会などで構成する協議会が運営している。

 市中心部まで車で30分かかる同地区は、人口流出と高齢化が急速に進む。地区内であっても、買い物や医者にかかるには、中心集落までいかなければならない。路線バスは走っているが、週1便しかない集落もある。協議会の会長・大場徳幸さん(72)は「もうこれ以上は待っていられない、と思った」と振り返る。

 昭和30年代、同地区には4560人の住民がいた。農業と林業が盛んだった里山には子供があふれていた。転機は1950年代半ばに始まったダムの建設だ。湖底に沈んだ集落は集団移転を余儀なくされ、一部は地区を出た。2008年の岩手・宮城内陸地震は人口流出に拍車をかけ、住民は1131人(今年8月末時点)にまで減った。小学生は24人しかいない。

 地区の14集落のうち3集落は高齢化率が50%を超える。社会的共同生活の維持が難しく、将来消滅の恐れがある限界集落だ。このままではあと数年で地区全体が「限界」になってしまう可能性がある。

 安心して生活できる地区に――。大場さんたちがデマンドバスを走らせるのは、そんな思いからだ。ただ、運行に国土交通省の補助が受けられるのは2年間で、来年度までだ。

 買い物や通院の「足」以外の課題もある。協議会は、除雪ができない高齢者が冬期間に集まって暮らすシェアハウス、後継者がいない店舗の閉店を見越して日常品を扱う小規模店舗の新設を検討しているが、費用などが壁となり、実現のめどは立っていない。大場さんは「人口減に歯止めをかけるのは難しいが、せめて最低限の生活環境は維持したい」と訴える。

 県内で、過疎地域自立促進特別措置法に基づく「過疎地域」を抱えるのは9市町。10年前から1割以上人口が減った自治体は全35市町村のうち15市町に上る。県地域復興支援課の担当者は「東日本大震災で被災した沿岸部でも、花山地区と同様、急速な人口減少が進んでいる。内陸、沿岸問わず、人口減対策は全県的な課題だ」と話す。

4069チバQ:2015/10/14(水) 21:21:55
立候補予定者】

■青葉(定数7)=仙台市青葉区
相沢光哉 76 自現〈6〉
石田一也 47 民新
遠藤いく子 66 共現〈2〉
遠藤伸幸 38 公新
菅間進 64 無現〈6〉
吉川寛康 46 無現〈2〉
中沢幸男 75 自現〈7〉
早坂敦 44 維新
遊佐美由紀 52 民現〈5〉

■多賀城・七ヶ浜(定数2)=多賀城市、七ヶ浜町
寺沢正志 65 自現〈2〉
戸津川永 33 共新
仁田和広 65 自現〈6〉
深谷晃祐 35 無新 

■栗原(定数2)=栗原市
川嶋保美 71 無現〈3〉
熊谷義彦 64 無元〈3〉
長谷川敦 42 自現〈2〉

■柴田(定数2)=大河原町・村田町・柴田町・川崎町  
須藤哲 71 民現〈2〉
高橋伸二 49 自現〈2〉

 敬称略。氏名は五十音順。自=自民、民=民主、公=公明、維=維新、共=共産、元=元気、社=社民、無=無所属。〈〉内の数字は当選回数

2015年10月06日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4070チバQ:2015/10/14(水) 21:23:04
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/feature/CO019373/20151008-OYTAT50034.html
防災 内陸部は置き去り
2015年10月07日 05時00分
決壊した渋井川沿い。倒れたままの稲穂のそばで、堤防の本格復旧に向けた測量が行われていた(9月30日)
決壊した渋井川沿い。倒れたままの稲穂のそばで、堤防の本格復旧に向けた測量が行われていた(9月30日)

 「『想定外』という言葉は今や通用しない。河川の管理をちゃんとやっていたのか」。9月25日の県議会建設企業委員会で、与野党の議員が関東・東北豪雨での県の対応に疑問を投げかけた。

 大崎市古川地区では、県全域に大雨特別警報が出された同11日午前、県が管理する渋井川の堤防3か所が決壊した。市から避難指示・勧告は出されず、176人がボートやヘリコプターで救助される事態を招いた。

 東日本大震災の津波で被災し、4年前に気仙沼市から同地区に引っ越してきた会社員、浅野由美さん(52)は胸まで水につかりながら歩いて避難した。

 未明に近所の人から「(渋井川の本流にあたる)鳴瀬川流域に避難勧告が出ている。避難した方が良い」と言われた時、周りは冠水していなかったが、その後、台所や風呂場の排水口から濁った水が噴き出し、水かさはどんどん増した。

 「轟音ごうおんとともにやってきた津波と違い、渋井川の水は音もなく迫ってきた。内陸なら安心して暮らせると思ったのに、いったいどこに住めば良いのか……」。浅野さんは途方に暮れる。

 今回の豪雨で、堤防が決壊するなどした県管理河川は11。いずれも、増水時に県から市町村へ水位を知らせる「指定河川」ではなく、増水状況をチェックする監視カメラなどはなかった。

 渋井川には、堤防改修の参考にするための水位計が設置されていたが、リアルタイムで水位を知らせる通信機能はなく、職員が現地に行き記録を回収する仕組みのものだった。そもそも「財政難」を理由に、2年間故障したまま放置されていた。

 村井知事は「復旧が落ち着いたら、水位計の設置について抜本的な見直しを検討したい」とするが、通信機能を持った水位計の設置には2000万円程度、維持管理には年間50万〜100万円の費用がかかる。

 県の今年度一般会計当初予算1兆4259億円のうち、震災対応が約4割を占める。「この4年半はどうしても沿岸の被災地を優先せざるを得なかった。内陸部の防災が置き去りになったことは否定できない」。ある県幹部は打ち明ける。

 今回の豪雨では、栗原市で2人が犠牲になり、農作物や道路などの被害額は245億円(2日現在)に上る。限られた予算でいかに住民の暮らしを守るか――。県政は「選択と集中」を迫られている。

【立候補予定者】

■宮城野(定数4)
    =仙台市宮城野区
石川光次郎 48 自現〈3〉
大内真理 37 共新
坂下康子 56 民現〈6〉
庄子賢一 52 公現〈3〉
堀内周光 39 無現〈1〉

■塩釜(定数2)
        =塩釜市
天下みゆき 59 共現〈1〉
柏佑整 68 自元〈4〉
佐藤光樹 47 自現〈3〉

■角田・伊具(定数1)
    =角田市、丸森町
長谷川洋一 61 自現〈3〉

■大崎(定数4)
        =大崎市
菊地恵一 57 自現〈2〉
佐々木賢司 45 自新
菅原厚 58 社新
高橋憲夫 68 無新
内藤隆司 57 共新
中島源陽 53 自現〈3〉

■遠田(定数1)
    =涌谷町・美里町
赤坂芳則 65 無新
佐々木功悦 67 無新

(敬称略。氏名は五十音順。自=自民、民=民主、公=公明、維=維新、共=共産、元=元気、社=社民、無=無所属。丸数字は当選回数)

2015年10月07日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4071チバQ:2015/10/14(水) 21:24:21
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/feature/CO019373/20151008-OYTAT50022.html
空港民営化 飛躍なるか
2015年10月08日 05時00分


 1964年に国管理空港(第2種空港)として開設された仙台空港が民営化に向けて大きく動き出した。9月11日、東京急行電鉄を核とする企業グループが運営権売却の優先交渉権者に決まり、村井知事は「(2016年6月の)民営化から30年後に年間旅客数600万人、貨物量5万トン」の数値目標の必達を改めて求めた。これは、過去最大実績の2倍にあたる数字だ。 国が成長戦略の一環で進める空港運営権売却の第1号となる仙台空港では、企業グループが空港ビルや貨物ターミナルなどの経営全般を担う。業務効率化に加え路線誘致も焦点となる。

 仙台空港の14年度の旅客数は前年度比2・3%増の323万人。国内線は8年ぶりに最高記録を更新して307万人となったが、国際線は震災前の10年度比で約4割減の16万人にとどまる。

 原発事故の風評被害などもあって、県内の外国人観光客は震災前の約7割までしか回復していない。首都圏では、中国人観光客が商品を大量に買い込む「爆買い」が話題だが、東北百貨店協会では「影響はほとんどない」と断言する。

 観光客を増やす鍵となるのが格安航空会社(LCC)の誘致だ。LCCは東南アジアなどで利用が多く、路線誘致へのハードルも従来より低いとされる。県は、既存路線の維持を前提に「人口減が進む中で、『安い』という新たな選択肢で需要を開拓する必要がある」と、狙いを話す。

 空港で取り扱う貨物量も課題だ。14年度の貨物量は震災前の半分程度の5855トン。陸路で成田や関西国際など「大空港」に商品を集め、大量空輸する物流網の整備が進み、全国の地方空港が苦境にあえぐ。仙台空港では震災後、その傾向が一層強まっている。県の担当者は「旅客数より貨物の方がより回復は難しい」と嘆く。

 観光客増加や物流の拡大による産業活性化など、空港民営化にかかる期待は大きい。多額の補助金投入で一時的に旅客数や貨物量を増やした地方空港もあるが、中には、企業側から新規路線の就航と引き換えに行政に補助金を要求するケースもある。県は補助金について、「費用対効果を見極めながら慎重に投入したい」とする。

 空港活性化に向け、民間企業による大胆な活性化策が期待される一方、効果を持続させる慎重なかじ取りも求められている。

【立候補予定者】
■若林(定数3)
     =仙台市若林区
千葉阿佐子 53 民新
福島一恵 54 共新
細川雄一 47 自現〈2〉
渡辺勝幸 40 自新

■石巻・牡鹿(定数5)
    =石巻市、女川町
池田憲彦 62 自現〈4〉
加賀剛 63 民元〈3〉
斎藤正美 60 無現〈5〉
坂下賢 53 民現〈4〉
佐々木喜蔵 66 自元〈4〉
三浦一敏 65 共現〈1〉
本木忠一 58 無現〈3〉

■名取(定数2)
        =名取市
石川利一 67 自現〈1〉
太田稔郎 64 無現〈1〉

■黒川(定数2)
=大和町・大郷町・富谷町・大衡村 
中山耕一 58 自現〈3〉
藤倉知格 60 自現〈6〉

■加美(定数1)
    =色麻町・加美町
高橋啓 61 無新
皆川章太郎 62 自現〈4〉

(敬称略。氏名は五十音順。自=自民、民=民主、公=公明、維=維新、共=共産、元=元気、社=社民、無=無所属。丸数字は当選回数)

2015年10月08日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4072チバQ:2015/10/14(水) 21:26:42
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/feature/CO019373/20151010-OYTAT50015.html
介護施設 働き手戻らず
2015年10月09日 05時00分
 廊下の両脇に真新しい個室が並ぶ。電動ベッドにマットは敷かれていない。岩沼市の特別養護老人ホーム「赤井江マリンホーム」では、100人を超える入居待機者がいるが、89床のうち15床は空いたままだ。小助川進園長は「あと7人職員がいたら、すべて稼働できるのに」とつぶやく。


 同施設は東日本大震災の津波で全壊、別の施設を間借りして運営を続け、2014年春に元の場所から3キロほど内陸で再建した。ただ、新規採用の募集をかけても、震災前のように人が集まらない。街が再興する間に、働き手となる若い世代が仙台市などへ移ってしまったのでは――。小助川園長は考えている。

 マリンホームでは女性スタッフを確保するために保育所設置を検討し、業務軽減につながるロボットの開発にも協力する。小助川園長は「可能性があることは、何でもやらないと」と話す。

 「介護の人材不足は沿岸部で顕著だが、県全体の問題だ」。県老人福祉施設協議会は指摘する。団塊の世代が75歳以上になる25年には、「要介護」「要支援」と認定される県民は約14万8000人、15年度末より3割以上増えると予想されている。県は17年度末までに、介護職員を7000人増やし、約3万4900人とする目標を掲げる。

 だが、県内では介護福祉士の養成校で定員割れが続く。県の担当者は「介護の担い手として、主婦や元気な高齢者をターゲットにするなど、今までにない対策が必要だ」と話す。

 地域医療を支える医師の偏在も課題だ。人口10万人あたりの医師数(全国平均238人)は、仙台市の333人に対し、登米市は110人、気仙沼市・南三陸町は120人と少ない。

 県は、来年4月開設の東北薬科大の医学部に奨学金原資として80億円程度を拠出し、奨学金を受けた年30人の卒業生が、県指定の医療機関で10〜12年働けば返済を免除する制度をつくった。郡部の医師不足解消が狙いだ。

 同大の堀田徹事務局長は「往診から介護まで実習に力を入れ、地域を知ることで、地域を愛する医師を育てたい」と力を込める。だが、自治体病院からは「専門性を身に付けるには指導医のいる都市部が有利。絵に描いた餅で終わらないか」という声も出ている。

 高齢化社会を支える医師や介護士をどのように地域に定着させるか。知恵が問われている。

【立候補予定者】

■太白(定数5)
     =仙台市太白区
角野達也 56 共新
菊地伸志 46 自新
岸田清実 60 社現〈4〉
佐々木幸士 43 自現〈2〉
藤原範典 68 民現〈5〉
横山昇 48 公新

■白石・刈田(定数2)
=白石市、蔵王町、七ヶ宿町    
安藤俊威 57 自現〈5〉
横山隆光 42 無新

■岩沼(定数1)
       =岩沼市
大友健 66 無新
村上智行 46 自現〈2〉

■登米(定数2)
        =登米市
熊谷盛広 64 自元〈1〉
佐々木奈津江 51 無新
白鳥昭浩 54 無新
只野九十九 67 自現〈2〉
渡辺忠悦 65 無現〈2〉

■亘理(定数1)
    =亘理町・山元町
渡辺和喜 73 自現〈7〉
渡辺庄寿 62 無新

(敬称略。氏名は五十音順。自=自民、民=民主、公=公明、維=維新、共=共産、元=元気、社=社民、無=無所属。丸数字は当選回数)

2015年10月09日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4073チバQ:2015/10/14(水) 21:28:21
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/feature/CO019373/20151010-OYTAT50001.html
水産加工 人材確保に壁
2015年10月10日 05時00分
サンマの出荷作業を行う阿部長商店の従業員(7日、気仙沼市で)
サンマの出荷作業を行う阿部長商店の従業員(7日、気仙沼市で)

 東日本大震災から3年半近くたった昨年8月に約40億円かけて最新鋭の工場を再建した、気仙沼市の水産加工会社「阿部長商店」。機械をフル稼働させるには100人の従業員が必要だが、約30人が足りない。今年夏、本格的なサンマの水揚げに向けて、通常よりも高い時給1000円で、期間限定の従業員を募集したが、十分に集めることはできなかった。

 県や宮城労働局は「震災後、働き手が内陸部に移住してしまったことが一因」とみる。かつて、水産業はキツい、汚い、危険の「3K職場」とみられることもあったが、再建された工場内は明るく、段ボールの組み立てや出荷品の移動は全て自動化されている。阿部泰浩社長(51)は「昔とは違うのだが……」と話す。

 水産庁が今年2月に発表した、被災地の水産加工業者を対象にしたアンケートによると、県内では「生産が8割以上回復した」のは5割だったが、「売り上げが8割以上回復した」のは4割。同庁加工流通課は「施設を復旧しても、売り上げを回復できていない業者が多い」と指摘する。3割は「人材の確保」を問題点としてあげた。

 8月の県全体の有効求人倍率(常用)は1・23倍だったのに対し、水産加工業を含む「製品製造・加工処理」は2・11倍。沿岸では、気仙沼地区が2・73倍、石巻地区が3・40倍と高い状態だ。募集をかけても人が集まらない雇用情勢が常態化している。

 県は今年度当初予算に「人材確保支援事業」として2億2200万円を計上、従業員用の宿舎建設に対する補助を始め、今年7月に15社への支援を決めた。「応募する社は多い」(水産業振興課)として、補正予算で2億円を追加した。

 ただ課題もある。この事業は、バスで従業員を工場まで送迎する交通費補助も予定していたが、申し込みはゼロ。補助対象を水産加工組合に絞ったためだ。このため、県は今月8日から対象を企業グループにも拡大して、再公募を始めた。

 震災で失われた販路の回復、建設業など他業種との賃金格差、円安による原材料費の高騰……。水産業復興に向けた課題は多い。被災地のニーズや変化に対応した息の長い支援が必要だ。

(この連載は、石川剛、米沢知史、影本菜穂子、鈴木絵里奈、安田龍郎が担当しました)

【立候補予定者】

■泉(定数5)
      =仙台市泉区
伊藤和博 56 公現〈2〉
遠藤隼人 36 自新
大久保三代 39 無新
大庭雅寛 43 無新
鎌田さゆり 50 無新
熊谷敏彦 36 元新
庄田圭佑 31 自新
菅原実 66 民現〈3〉
外崎浩子 55 自現〈3〉
中嶋廉 62 共新

■気仙沼・本吉(定数3)
  =気仙沼市、南三陸町
斉藤巳寿也 50 無新
境恒春 36 維現〈1〉
畠山和純 69 自現〈5〉
守屋守武 56 無新
山崎哲 47 無新

■東松島(定数1)
       =東松島市
渥美巌 68 自現〈5〉

■宮城(定数1)
    =松島町・利府町
安部孝 59 自現〈4〉

 敬称略。氏名は五十音順。自=自民、民=民主、公=公明、維=維新、共=共産、元=元気、社=社民、無=無所属。丸数字は当選回数

2015年10月10日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4074チバQ:2015/10/14(水) 21:35:36
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20151008ddlk04010093000c.html
<’15県議選みやぎ>選挙区の構図/上 複数区で現職引退 青葉、泉区など混戦模様 /宮城

10月08日 12:10毎日新聞

 東日本大震災から2回目となる県議選が16日告示され、25日に投開票される。立候補予定者の顔ぶれを選挙区ごとに紹介する。(敬称略)

 ■青葉区

 定数7に現職6人、新人3人が立候補の準備を進めている。自民は中沢と相沢のベテラン現職2人が議席維持を狙う。民主は現職遊佐と新人石田を擁立し、2007年以来の2議席を目指す。公明は党県代表の石橋が引退し、遠藤伸が初挑戦。共産は遠藤いが3選を狙う。市議選で青葉区で1議席を得た維新は早坂が出馬。前回2位当選の無所属菅間は7選、東北電力労組の支援を受ける無所属吉川は3選を目指す。

 ■宮城野区

 定数4を現職4人と新人1人が争う構図。自民県連幹事長の石川は4期目、民主の坂下は7期目を目指す。前回トップ当選の公明県本部幹事長の庄子も4期目を目指す。共産は03年以来の宮城野区での擁立となった大内が議席獲得を狙う。前回は旧みんな公認で初当選した堀内は地域政党「輝くまち」の推薦で無所属で戦う。

 ■若林区

 自民、社民のベテラン県議が引退し、少数激戦となる見通し。自民は前回トップ当選した細川と、前回無所属で出馬し落選した渡辺が公認を得て挑む。支持拡大を目指す民主新人の千葉は、労組票の獲得が結果を左右する。元仙台市議の共産新人の福島は、前回31票差で落選したため、雪辱を期す。

 ■太白区

 定数5に現職と新人が3人ずつ立候補する。自民は3選を目指す佐々木と、前回落選した父の後継で初当選を目指す菊地で07年以来の2議席奪還を狙う。民主は今年の仙台市議選で公認候補が太白区でトップ当選、その勢いで藤原が6選を狙う。社民は現状で市内唯一の公認候補、県連合幹事長の岸田が5選を目指す。公明、共産はともに5期務めた現職が引退し、横山、角野が議席維持を狙う。

 ■泉区

 定数5に10人が挑み、混戦模様となる見込みで、新興住宅地の浮動票の行方がカギとなる。自民は、会派所属の現職2人が引退。4選を目指す現職の外崎に加え、遠藤、庄田の新人2人を公認する。民主は現職で4期目を目指す菅原を公認し、元衆院議員の鎌田を推薦。公明現職の伊藤は、強固な組織票を背景に、3選をうかがう。共産新人の中嶋は市議選でトップ当選した市議の支援を受け、初議席を狙う。日本を元気にする会の熊谷は前回青葉区での出馬に続く挑戦。無所属大庭は、研究者からの転身を目指す。元衆院議員で新人の大久保は市議選に続き挑む。

………………………………………………………………………………………………………

 ◇県議選立候補予定者

 【青葉区】(定数7)
中沢幸男 75 元衆議員秘書 自現(7)
相沢光哉 76 会社役員 自現(6)
遊佐美由紀 52 党県政調会長 民現(5)
石田一也 47 元衆議員秘書 民新
遠藤伸幸 38 元新聞記者 公新
遠藤いく子 66 党中央委員 共現(2)
早坂敦 44 元市議 維新
菅間進 64 元会社員 無現(6)
吉川寛康 46 保護司 無現(2)

 【宮城野区】(定数4)
石川光次郎 48 党県幹事長 自現(3)
坂下康子 56 行政書士 民現(6)
庄子賢一 52 党県幹事長 公現(3)
大内真理 37 党県常任委員 共新
堀内周光 39 設備会社社長 無現(1)

 【若林区】(定数3)
細川雄一 47 学校法人理事 自現(2)
渡辺勝幸 40 元政策秘書 自新
千葉阿佐子 53 党総支部幹事 民新
福島一恵 54 元市議 共新

 【太白区】(定数5)
佐々木幸士 43 党県青年局長 自現(2)
菊地伸志 46 会社社長 自新
藤原範典 68 党県常任幹事 民現(5)
横山昇 48 党県役員 公新
角野達也 56 党県委員 共新
岸田清実 60 党県幹事長 社現(4)

 【泉区】(定数5)
外崎浩子 55 党県女性局長 自現(3)
遠藤隼人 36 元参議員秘書 自新
庄田圭佑 31 元衆議員秘書 自新
菅原実 66 元高校教諭  民現(3)
伊藤和博 56 党県副幹事長 公現(2)
中嶋廉 62 党県役員 共新
熊谷敏彦 36 元社保庁職員 元新
大久保三代 39 社会福祉士 無新
大庭雅寛 43 元大学院助教 無新
鎌田さゆり 50 元衆院議員 無新

4075チバQ:2015/10/14(水) 21:38:21
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20151010ddlk04010012000c.html
<’15県議選みやぎ>選挙区の構図/下 大崎、現新6氏争う 処分場問題で揺れる加美 /宮城

10月10日 11:11毎日新聞

 ■栗原=栗原市

 3回連続で同じ3人が2議席を争う。2期連続当選の自民長谷川は同党衆院議員で法相などを務めた祖父以来の支援者らが一体となり戦う。自民からの出馬経験もある現職の川嶋は前回に続き無所属で立候補。旧若柳町を拠点に市北部から支持固めを進める。教職員組合出身の無所属元職の熊谷は前回落選後、選挙区内を細かく歩いてきた。

 ■東松島=東松島市

 副議長の自民渥美が6選を目指し準備を進め、他に目立った立候補の動きはない。旧選挙区時代も含めて4期連続の無投票が現実味を帯びてきている。

 ■大崎=大崎市

 自民、社民の現職2人が引退を決め、定数4を現職2人と新人4人が争う。自民現職の中島は旧玉造選挙区(旧鳴子、岩出山町)時代からの議席死守を図る。同じく自民現職の菊地は旧古川市を地盤に3選を目指す。

 新人では、自民佐々木が出身の旧三本木町に加え、引退議員の地盤への浸透を図る。共産内藤は前回に続く挑戦で、党への追い風を得て浮上を目指す。宮城交通労組出身の社民菅原は、労組票に加え引退議員の個人票継承を狙う。無所属高橋は旧古川、大崎市議を計約20年務めた経験などを訴える。

 ■柴田=大河原町、村田町、柴田町、川崎町

 蔵王山の噴火警報を受けた火山防災対策や風評被害対策が地域の課題。ともに現職で3選を目指す自民の高橋と、民主の須藤以外に立候補の動きがなく、前回に続き無投票の可能性が高い。

 ■亘理=亘理町、山元町

 自民現職で8選を目指す渡辺和の2003年以来の無投票当選との見方も出る中、無所属新人で漁業会社役員の渡辺庄が立候補を表明、一騎打ちとなる見通し。

 ■宮城=松島町、利府町

 出馬表明は今のところ、5選を目指す自民現職の安部だけ。一騎打ちの激戦となった前回から一転、無投票の公算が大きい。

 ■黒川=大和町、大郷町、富谷町、大衡村

 定数2に対して出馬表明は今のところ、7選を目指す藤倉、4選を狙う中山の自民現職2人だけ。前回候補者を立てた民主が擁立せず、無投票の公算が大きい。

 ■加美=加美町、色麻町

 過去2回無投票が続いたが、指定廃棄物処分場問題を抱え、12年ぶりの選挙戦が見込まれる。5選を目指す自民現職の皆川、無所属新人の高橋ともに処分場に反対の立場を取るが、皆川は知事や県選出国会議員を通じての解決を訴え、高橋は加美町長と歩調を合わせる。

 ■遠田=涌谷町、美里町

 現職が引退し、美里町を地盤とする2新人が1議席を争う。農業法人経営者の赤坂は、美里町議選で2回連続トップ当選。佐々木は旧小牛田町時代から合併後の美里町まで20年余、町長を務めた。(敬称略)

………………………………………………………………………………………………………

 ◇県議選立候補予定者

 【栗原】(定数2)
長谷川敦 42 元衆議員秘書 自現(2)
川嶋保美 71 会社会長 無現(3)
熊谷義彦 64 社民党県役員 無元(3)

 【東松島】(定数1)
渥美巌 68 行政書士 自現(5)

 【大崎】(定数4)
中島源陽 53 農業 自現(3)
菊地恵一 57 保険代理業 自現(2)
佐々木賢司 45 会社社長 自新
内藤隆司 57 党県委員 共新
菅原厚 58 党支部副代表 社新
高橋憲夫 68 会社役員 無新

 【柴田】(定数2)
高橋伸二 49 元衆議員秘書 自現(2)
須藤哲 71 元大河原町議 民現(2)

 【亘理】(定数1)
渡辺和喜 73 党県顧問 自現(7)
渡辺庄寿 62 漁業会社役員 無新

 【宮城】(定数1)
安部孝 59 元松島町議 自現(4)

 【黒川】(定数2)
藤倉知格 60 元衆議員秘書 自現(6)
中山耕一 58 元富谷町職員 自現(3)

 【加美】(定数1)
皆川章太郎 62 元衆議員秘書 自現(4)
高橋啓 61 元加美町職員 無新

 【遠田】(定数1)
赤坂芳則 65 農業法人社長 無新
佐々木功悦 67 元美里町長 無新

4076チバQ:2015/10/15(木) 22:29:03
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151014_11008.html
<宮城県議選>安保の余波 与党警戒感


県議選候補者の応援演説をする小野寺元防衛相。安保法には一切触れなかった=7日夜、気仙沼市
拡大写真
◎気流混迷 16日告示(上)

 東日本大震災の発生後、2回目となる宮城県議選(25日投開票)が16日告示される。自公政権は安全保障関連法を成立させ、安保政策を大転換。反対世論を背に野党は攻勢を仕掛けるが、来夏の参院選を見据えた共闘の行方は不透明だ。復興が道半ばの被災地で迎える決戦は安保法成立後初の大型選挙でもある。刻々と変わる風向きに目を凝らし、各党の動きを追った。(宮城県政取材班)

<「冷静な議論を」>
 首相安倍晋三が第3次改造内閣を発足させた7日、自民党公認候補が宮城県気仙沼市で開いた総決起集会に、元防衛相小野寺五典(衆院宮城6区)の姿があった。
 政権奪還直後の2012年12月〜14年9月、第2次安倍内閣で国防を預かったスペシャリスト。先の法案審議では、日米安保の重要性に熱弁を振るう様子が度々テレビ中継された。
 小野寺はしかし、地盤の気仙沼・本吉選挙区(定数3)で6選を目指す現職畠山和純(69)の実績を強調するだけで、安保法には触れず5分で演台を下りた。
 「理解を求めていく。だが説明には時間がかかる」。小野寺は取材にそう答え、帰りの車に乗り込んだ。
 その約半月前、安保法は9月19日未明の参院本会議で成立した。興奮が冷めやらない同日午前、仙台・青葉選挙区(定数7)で8選を狙う現職中沢幸男(75)の事務所開きがあった。
 「『県議選の争点』などと言うあおりに乗らず、冷静な議論を」。朝一番で仙台に戻った衆院議員土井亨(宮城1区)は、苦い記憶を振り払うように言った。
 土井の念頭にあったのは、法案審議のさなかに実施された8月の仙台市議選だ。5選挙区全てで民主、共産両党が上位当選し、強硬姿勢が目立った自民に逆風が吹いたとされる。
 県議選の公認は会派の現有33議席を上回る34人。前哨戦では「嫌な風」(県連幹部)が吹き残るのを実感する場面が多い。県連会長の伊藤信太郎(衆院宮城4区)は「大変厳しい選挙になる」と覚悟する。
 有権者の視線を安保法からそらすかのように、安倍はアベノミクスの新たな「三本の矢」として社会保障の充実などを掲げた。しかし最新の世論調査でも、政府の説明不足を指摘する有権者が8割に上る。

<距離感アピール>
 告示直前になっても宮城入りする党幹部は一人もいない。対照的に、自民出身の宮城県知事村井嘉浩が影響力を着々と高める。
 「安保は峠を越えた。争点は『村井県政の是非』に尽きる」。投開票日まで1カ月に迫った9月末の定例記者会見で、村井は迷う様子もなく言い切った。
 東日本大震災の発生から4年と7カ月。自ら掲げた創造的復興を完遂させるには応援団の自民の勢力維持が欠かせない。「応援」とも「介入」とも取れる発言は、官邸主導で党所属議員の支配を強める「首相1強」の安倍と重なる。
 公明党代表山口那津男は安保法成立2日後の9月21日、いち早く仙台市内で街頭に立ち、「日本の将来に必要だ」と強調した。
 違憲の指摘が相次ぐ安保法には、最大の支持団体、創価学会からも批判が渦巻く。公明は9月末、消費税再増税の負担軽減策をめぐって財務省案に対し軽減税率導入を突き付け、与党間の距離感をアピールした。
 「宮城県政でも知事のブレーキ役になる」と県本部代表の石橋信勝は言う。現有4議席の堅持が目標の県議選は、党の存在意義を懸けた戦いでもある。(敬称略)


関連ページ:宮城政治・行政
2015年10月14日水曜日

4077チバQ:2015/10/15(木) 22:29:29
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151015_11007.html
<宮城県議選>共闘の構図 描けぬ野党


県議選の必勝を誓った岡田民主党代表。野党結集の方向が定まらず、支持者に不安が募る=1日午後、仙台市青葉区
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◎気流混迷 16日告示(下)

<参院選の一里塚>
 「立憲主義を無視する首相に抗議の意志を示そう」
 宮城県議選の告示まで5日に迫った11日、仙台・太白選挙区(定数5)の民主党現職が仙台市内で行った事務所開き。県連幹事長で衆院議員の郡和子(比例東北)は力を込めた。
 8月、安全保障関連法の審議のさなかに行われた仙台市議選。民主は公認した9人が全員当選し、歓喜に浸った。県議選も9人を擁立し、反安保の世論のうねりを結集する戦略を描く。
 1日、市中心部の街頭でマイクを握った代表岡田克也は「今回も間違いのない選択を。来夏の参院選が大事だからだ」と述べ、安保法成立後初の大型選挙の県議選を政権奪回の一里塚とする姿勢を鮮明にした。自身を含め、告示後も党幹部を続々と送り込む。
 党が鼻息を荒くするのをよそに、足元の支持者は不安を募らせる。「自民党に選挙で勝つためにどうするのか。代表が先頭に立って引っ張らないと」。街頭演説を前に県連が開いた講演会で、男性党員が党最高幹部にいらだちをぶつけた。
 維新の党と合流か、共産党まで巻き込んだ再編劇か。岡田は「野党間の話し合いは進める。安倍政権を倒すということで(選挙協力は)不可能ではない」と述べたが、具体策には踏み込まなかった。
 野党第1党が共闘の未来図を示せない現状に、地方の支持者が離れかねない危機感が覆う。
 「心配させているが、われわれはぶれなく復興をやっていく」。気仙沼市で11日、維新の党広報局長真山勇一(参院比例)は党分裂騒動の釈明に追われた。
 大阪系議員らの離反は県議選の勢いをそぐ。党の代名詞だった大阪市長橋下徹を失い、安倍政権との対抗軸や政策が漂流する。
 気仙沼・本吉選挙区(定数3)の現職ら3人で臨む県総支部長林宙紀は「分からないことばかり。党本部は地方選挙のことなど考えていない」と頭を抱える。

<「国民連合」訴え>
 昨年末の衆院選で共産党躍進の象徴となった池内沙織(比例東京)が11日、仙台市泉区で開かれた集会に顔を出した。泉選挙区(定数5)の新人と「県議選で議席を伸ばし、国民連合政府の実現を」と訴えた。
 委員長志位和夫が提唱した連合政府構想は、安保法廃止を名目に参院選で野党統一候補を立て、自公を追い詰める戦略を描く。
 「原発再稼働ノー、TPP(環太平洋連携協定)撤退」。県議選では現職と新人9人が声を合わせ、野党間で隔たりのある政策を繰り返し叫ぶ。が、独自色を発揮するほど「一緒の政権運営は難しい」(岡田)と警戒感が広がる。バランスに腐心する戦いが続く。
 「平和と雇用で頑張る人が県議会に必要だ」。大崎市で8日、社民党副党首福島瑞穂が大崎選挙区(定数4)の新人と握手した。
 社民は推薦を含め、会派の現有4議席に届かない3人の擁立にとどまった。来夏の参院選で自身も改選を迎える福島は「憲法を守るために県議選は何としても勝つ」と声を張った。
(敬称略)


関連ページ:宮城政治・行政宮城県議選
2015年10月15日木曜日

4078名無しさん:2015/10/15(木) 22:48:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151015-00000012-khks-l04
<宮城県議選>24人中20人が「安保法廃止」
河北新報 10月15日(木)12時13分配信

 弁護士の有志団体「自由法曹団県支部」は14日、県議選の立候補予定者を対象に実施した安全保障関連法に関するアンケート結果を公表した。回答した24人のうち20人が「廃止するべきだ」と回答した。

 アンケートは86人に送付し、11日までに24人から回答を得た。党派別では自民1人、民主3人、維新2人、公明1人、共産6人、社民2人、無所属9人。

 安保法が「違憲」としたのは20人で、「違憲の疑い」と「違憲ではない」がそれぞれ2人だった。自由意見には「(戦争が起きる)心配は杞憂(きゆう)に終わる」(自民)、「数にものを言わせて押し通すやり方は問題」(社民)などがあった。

 宇部雄介弁護士は、与党の回答が少なかった点について「県議選で触れたくない話題だと考えているのではないか」と分析した。

4079チバQ:2015/10/16(金) 18:57:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201510/CK2015101602000190.html
<所沢市長選ルポ>エアコン、育休退園制度 3新人は強調、現職触れず

2015年10月16日


街頭演説に耳を傾ける有権者ら=所沢市で
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 所沢市長選は元衆院議員の並木正芳氏(66)、元市議の石井弘氏(63)、元中学校教諭の市川治彦氏(62)=共産推薦=の無所属新人三人と、再選を目指す無所属現職の藤本正人氏(53)=自民、公明推薦=が舌戦を繰り広げている。市政の継続を訴える現職に、新人三人が刷新を求めて挑む市長選の現場を歩いた。 (服部展和)
 「小中学校へのエアコン設置を突然やめようとし、子どもを退園させる制度も始めた。子育てしづらい街のイメージがついてしまった」
 並木氏は十五日、西武線所沢駅前でマイクを握り「全小中学校にエアコンを設置し、『育休退園』制度は廃止する」と力を込めた。無党派を掲げながらも、維新の党や民主の地元総支部の「友情支援」を受け、支持拡大を図る。
 新人三人が街頭演説でそろって取り上げるのは、市立小中学校へのエアコン設置と、親が育児休業を取ると二歳児以下の保育園児を原則退園させる「育休退園」制度の二つだ。
 前回市長選で初当選した藤本氏は、航空自衛隊入間基地(狭山市など)に近い小中学校へのエアコン設置計画の中止を発表。計画実施を求める保護者らが署名活動を行い、二月の住民投票の結果を受けて、藤本氏は中止を撤回した。また市が四月に始めた育休退園制度では、一部の親が市に制度の運用差し止めなどを求め、さいたま地裁に訴えている。
 新人三人はこの二点について、自らの考えを述べることで現職との違いを打ち出そうと、十八日の投票日に向けて連日、市内を駆け回っている。
 「学校の空き教室など既存の施設を活用し、待機児童の解消を図るべきだ」
 石井氏は十五日、西武新宿線新所沢駅前でこう主張した。市内の待機児童は四月一日現在で十九人。育休退園制度については「待機児童をゼロにできれば、制度そのものが不要になる」との立場。全小中学校へのエアコン設置を掲げる一方で、保護者が維持費の一部を負担することも求めている。
 市川氏は十三日に所沢駅前で行った街頭演説で、エアコン設置などをめぐる市の対応を批判し「私は市民への押し付けは絶対にしない」と訴えた。エアコン設置問題では、住民投票実施を直接請求した保護者らとは別に、有志でつくる「住民投票を成功させる会」代表として活動。「リース方式にすれば全小中学校にエアコンを設置できる」「育休退園制度はただちにやめる」と力を込めた。
 「私はカーブは投げられない。全部直球」。藤本氏は十二日に所沢駅前で行った街頭演説で、自身を野球の投手に例えて「ぶれない姿勢」をアピールした。エアコン設置や育休退園制度についての言及はなく「東日本大震災を経験した今、人の絆を強め、自然との共生を図るべきだ」と主張。自民、公明の国会議員、近隣の首長らも藤本氏のリーダーシップの必要性を呼び掛けた。
 市長選の投票率は二〇〇三年以降、30%台と低迷を続けている。ある陣営幹部は「子育て世代を中心に、エアコン設置と育休退園制度の行方に関心が高い層がどう反応するかがカギ」とみている。

4080名無しさん:2015/10/18(日) 16:25:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151018-00000004-khks-pol
仮設のアイドルが町議に 女川移住の伊藤さん
河北新報 10月18日(日)10時58分配信

 東日本大震災の被災者らに「仮設住宅のアイドル」と慕われる男性が政治の世界に入った。16日告示の宮城県女川町議選で、無投票当選した無所属新人伊藤恵悟さん(42)。縁もゆかりもない町に震災を機にボランティアで入り、お年寄りらをサポートしてきた。「民間活動の延長線上が町政。町民一人一人が生きがいを感じ、支え合う環境をつくりたい」と誓う。

 16日朝、JR女川駅前での第一声で決意を訴えた。「政治については素人。住民目線で頑張り、年齢を問わず元気な人を増やしたい」。顔見知りの女性ら約20人から拍手が送られた。

 東京都出身。都内の病院で看護師をしていた2011年3月、震災が発生した。津波で壊滅的な被害を受けた町の様子をテレビで見た。

 「力になりたい」。パートタイマーの看護師として1カ月のうち1週間は都内で働き、残りは町内で在宅被災者の体調確認やがれきの片付けに奔走した。

 同年9月、町社会福祉協議会の職員となった。仮設住宅や災害公営住宅で被災者の悩み事を聞き、必要な物があれば買い物を代行した。80代女性は「いつも親身に相談に乗ってくれた。仮設住宅に伊藤さんのファンは多い」と感謝する。

 伊藤さんが「住民の意識が変わった」と手応えを感じた出来事がある。

 仮設住宅の自治会に、町の音楽イベントで屋台を出すことを打診すると、当初は「料理が余ったらどうする」と反発された。それでも「手軽に作れる玉こんにゃくはどうですか」などと説得。賛同した住民たちが屋台を出すと、用意した品は完売し、充実感を共有したという。

 自治会はその後、七夕やクリスマスの行事を主体的に楽しむようになった。

 「ある程度やるべきことはやった」。町を離れることも考えていたことし夏ごろ、町内の知人らに町議選への立候補を勧められた。

 町議選の定数は12。現職12人のうち2人が引退を決め、なり手不足から「定員割れ」も取り沙汰されていた。「若い人の中には仕事や家族の都合があり、町議をできない人がいる」。9月末で町社協を辞め、町議選に挑んだ。

 町議の任期は11月13日から4年間。視線の先には4年後がある。「多くの町民が居場所を見つけ、自分の意思で行動できていたらうれしい。『伊藤はよそ者だから立候補しなくていい』と言われる状況になっていたら、最高です」

4081チバQ:2015/10/18(日) 21:28:41
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151018_31023.html
<釜石市長選>復興後期へ論戦なく


釜石市内に14ある仮設店舗の団地。事業者の本格再建はこれからだ
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◎告示まで1週間/出馬表明現職のみ 無投票か

 任期満了に伴う釜石市長選(25日告示、11月1日投開票)は告示まで1週間となった。立候補を表明したのは3選を目指す現職の野田武則氏(62)だけ。2007年以降、4回連続の無投票となる公算が大きい。市の政策課題は20年度までの東日本大震災復興計画に集約される。16年度に折り返して後期に入るが、被災事業者の再建、公共施設整備に伴う市財政の圧迫など難関は多い。

 事業者再建の焦点は、市が18年度末までの解体を基本方針とする仮設店舗だ。市の調査には約200事業者のうち77が自力再建、58がテナントでの再開を目指すと回答。課題には売り上げや顧客の減少、再建資金の確保を挙げた。
 事業者には地価や家賃の上昇、資材高騰が重くのしかかる。人口減や復興需要の収束、自身の高齢化も二の足を踏む要因だ。
 市中心部では、情報交流センターなど大型公共施設や災害公営住宅の建設が進む。市は飲食を含む商業拠点の形成も図るが、41店でつくる釜石はまゆり飲食店会の山崎健会長(46)は「中心部は家賃が高く津波のリスクもある。将来の人の流れは読めず、まだ様子見の店が多い」と指摘する。
 市は20年度までに大型建設事業11件を計画。総事業費約106億円のうち約45億円を市債で賄う。10年度11.9%だった実質公債費比率(収入に対する借金返済額の割合)は20年度18.3%に悪化する見通しだ。市議会は6月、「未来を背負う若者の負担になる」と市に事業の選択と集中などを求める意見書を可決し、警鐘を鳴らした。
 市民からは、4年に1度の選択機会が無投票となりそうな状況を問題視する声も聞かれる。
 最後の選挙戦は前市長時代の03年4月。前市長が再選された07年4月、前市長の死去に伴い野田氏が初当選した07年11月、野田氏が再選された11年11月と無投票が3回続いた。次も無投票なら野田氏は一度も選挙戦の洗礼を受けないまま3期目に入る。
 前市議の擁立を目指す動きはあったが、具体化しなかった。出馬を働き掛けた男性(32)は「復興の遅れなど市政に不満を抱く市民はいる。選択肢を示せなかったのは残念だ」と嘆く。


関連ページ:岩手政治・行政
2015年10月18日日曜日

4082チバQ:2015/10/18(日) 21:33:10
http://yamagata-np.jp/news/201510/17/kj_2015101700365.php
山形市の副市長人事、同意至らず 市議会各派代表者会協議、野党「総務部長兼務」説明求める
2015年10月17日 11:47
 山形市議会は16日、各派代表者会を開き、執行部側が現在開会中の定例会に提出を目指している副市長人事案について協議した。副市長に総務部長を当面兼務させる方針などに関し、佐藤孝弘市長の再度の説明を求める声が野党会派から上がり、同意に至らなかった。

 佐藤市長は8日の代表者会で、現総務部長の斎藤順治氏を副市長に起用する人事案提出の方針を示し、就任が決まれば来年3月まで総務部長兼任とすることを説明。各会派で対応を協議し、この日報告した。

 代表者会は非公開。出席議員によると、ともに与党会派の翔政会、公明党市議団は人事案に同意。市民連合市議団、緑政会、日本共産党市議団は斎藤氏を副市長とすることに異議を示さなかったが、「予算編成の重要な時期に、副市長が総務部長を兼務することは疑問」「副市長2人制導入の可能性があるか、詳しい考えを聞きたい」などと発言。佐藤市長から再度説明を受けた上で対応を決めるとしたため、全会一致の同意に至らなかった。

 来週中に佐藤市長が代表者会で説明し、会派ごとの話し合いの後に代表者会を再度開く見通し。市は同意を得た場合、定例会最終日の29日に人事案を提出する。

 この日の代表者会では、「先の山形市長選の個人演説会で相手候補や党を害虫扱いする発言があった」として、共産党市議団が丸子善弘市議の議会運営委員長辞任を求めたことについても話し合った。代表者会として辞任は求めず、今後は同会派と丸子氏の間での対応とすることとした。

4083チバQ:2015/10/19(月) 22:35:17
http://www.minpo.jp/news/detail/2015101826057
候補者最多激戦必至のいわき市 県議選最新情勢
 「復興・創生期間」の県土づくりを託す県議選は11月5日の告示まで2週間余に迫った。17日現在、現職51人、元職2人、新人23人が立候補を予定している。19選挙区のうち10選挙区で実戦入りが濃厚だ。各選挙区の最新情勢を紹介する。(文中敬称略)

■いわき市 定数10
 現職9人、元職1人、新人5人の合わせて15人と、県内最多の候補者が争う激戦区となる見通しだ。現有5議席の必獲を目指す自民に対し、1議席の民主が2議席獲得を狙う。共産は2議席、公明は1議席の維持を期す一方、社民と無所属の4人が議席確保を目指す。前回(平成23年11月)に比べて新人が1人増え、無所属は3人多い。このため、各陣営とも無党派層の票の動きが読み切れない状況にあり、情勢は混沌(こんとん)としている。
 県議会副議長の青木稔は平地区、阿部広は勿来地区、矢吹貢一は市北部、鈴木智は小名浜地区、木田孝司は市北西部を拠点に支持拡大を目指す。
 古市三久は市北部、鳥居作弥は市南部が地盤。支持団体である連合福島の加盟労組の組織力を生かして支援を呼び掛ける。
 宮川絵美子は地元の市南部で支持を訴える。病気療養のため立候補を断念した現職の後を受けた吉田英策は内郷地区を中心に態勢づくりを進める。
 安部泰男は組織を点検しながら準備を進める。西丸武進は地盤の常磐地区を核に経験と実績をアピールする。鈴木利之は社民系労組を軸に動く。
 佐藤健一は内郷地区を拠点に元職の実績などを訴える。脱原発活動を続ける元市議の佐藤和良は支持者中心に浸透を図る。坂本竜太郎は若い世代中心の後援会を足掛かりに勿来地区を地盤に戦う。

■双葉郡 定数2
 東京電力福島第一原発事故により双葉地方の住民約6万7千人が今も避難生活を続ける。立候補を表明したのは現職1人、新人1人で、5人が争った前回(平成23年11月)から一転、無投票の可能性が高い。
 吉田栄光はいわき、福島、郡山の各市に拠点を設け、後援会組織をフル稼働させる。県内外の避難先に積極的に足を運ぶ。
 橋本徹は今期で県議を引退する坂本栄司の支持者を引き継ぐ。いわき市に事務所を構え、地元・楢葉町を軸に浸透を図る。

■相馬市・相馬郡新地町 定数1
 県議会議長の斎藤勝利に、新妻香織が挑む構図。平成19年以来の選挙戦となる見通しだ。
 斎藤は地盤の相馬市を中心に長年の実績を訴える。相馬、新地両市町の後援会の組織固めも進める。
 元相馬市議の新妻は地元・相馬市に事務所を構える。市民党の立場を強調して浸透を図る。

■南相馬市・相馬郡飯舘村 定数2
 太田光秋と高野光二が立候補を表明している。
 太田は地盤の南相馬市原町区を拠点に選挙区内全域をくまなく回り、豊富な経験と実績をアピールする。
 高野は避難区域となった同市小高区が地盤。市内外に避難する小高区住民を中心に支持拡大を目指す。

■白河市・西白河郡 定数3
 現職3人が立候補を予定している。
 満山喜一、渡辺義信は地元の白河市、三村博昭は地盤となる矢吹町に後援会事務所を設け、票固めに力を入れる。3人以外に立候補に向けた具体的な動きはない。

■東白川郡 定数1
 民主現職と自民新人の一騎打ちとなる公算が大きい。
 立原龍一は2期8年の経験をアピール。地盤の棚倉町を中心に郡内各地で支持を訴える。
 元棚倉町議の宮川政夫は地元棚倉町を拠点に郡内を勢力的に回り、支援を呼び掛ける。

4084チバQ:2015/10/19(月) 22:36:07
>>4083
【立候補が予想される顔触れ】
◆いわき市(定数10―15)
青木稔 69 自 民現(7)
阿部広 68 自 民現(2)
矢吹貢一 60 自 民現(1)
鈴木智 42 自 民現(1)
木田孝司 54 自 民現(1)
古市三久 66 民 主現(2)
宮川絵美子 69 共 産現(2)
安部泰男 58 公 明現(1)
西丸武進 70 無所属現(5)
佐藤健一 66 無所属元(2)
鳥居作弥 41 民 主新
吉田英策 56 共 産新
鈴木利之 65 社 民新
佐藤和良 61 無所属新
坂本竜太郎 35 無所属新

◆白河市・西白河郡
(定数3―3)
満山喜一 64 自 民現(3)
渡辺義信 52 自 民現(3)
三村博昭 73 民 主現(3)

◆相馬市・相馬郡新地町
(定数1―2)
斎藤勝利 71 自 民現(4)
新妻香織 55 無所属新

◆南相馬市・相馬郡飯舘村
(定数2―2)
太田光秋 47 自 民現(4)
高野光二 63 無所属現(1)

◆東白川郡(定数1―2)
立原龍一 63 民 主現(2)
宮川政夫 56 自 民新

◆双葉郡(定数2―2)
吉田栄光 51 自 民現(3)
橋本徹 39 民 主新

※掲載順は、県議会の議席の多い政党順・期数順。現職、元職、新人の順。期数が同じ場合は年齢順。カッコ数字は当選回数。

( 2015/10/18 08:37 カテゴリー:主要 )

4085チバQ:2015/10/19(月) 22:36:49
http://www.minpo.jp/news/detail/2015101926083
郡山市は無党派層の動向が焦点 福島県議選
■郡山市 定数9
 自民、民主、共産、公明の現職9人全員が議席の必獲を目指す一方、無所属の新人が切り崩しを狙う。12人が立候補した前回(平成23年)に比べ、現職が2人多く、新人が4人少ない。各立候補予定者の政策は復興関連が中心で大きく異なっておらず、それぞれが今後どのような主張を打ち出し、無党派層を取り込むかが焦点になるとみられる。
 佐藤憲保は北部地区を足掛かりに支持拡大を目指している。柳沼純子は南部地区を中心に会合を回り、支持を訴える。長尾トモ子は北部地区で活動を活発化させる。勅使河原正之は地元の市中心部から勢力を広げる考え。山田平四郎は地盤の東部地区を軸に支援を呼び掛ける。
 佐久間俊男は支持母体である労組などへの浸透に努めている。椎根健雄は若年層を中心に売り込みを図る。
 神山悦子は党の支持層を中心に呼び掛けを強める。今井久敏は党組織を総点検しながら告示に向け準備を進める。根本潤は無党派層への訴えに力を入れていく。
 このほか、新人1人が維新公認での立候補を模索している。

■須賀川市・岩瀬郡 定数3
 須賀川市と岩瀬郡の選挙区が統合され、2回目の選挙となる。斎藤健治、宗方保、川田昌成の現職3人が立候補を表明している。斎藤と宗方は4期、川田は5期のベテランで、いずれもこれまでの実績をアピールする。

■会津若松市 定数4
 現職2人、新人4人が4つの議席を争う。元県議会議長が任期途中で県議を辞職し、党所属議員がいない「空白区」となった自民は新人2人を立て議席獲得を狙う。元県議会副議長の現職が引退する民主は2議席維持を目指す。両党とも辞職、引退の議員支持層や無党派の動向が当落の鍵を握るとみている。共産は議席奪取、維新は議席維持へ組織を挙げて取り組む。
 佐藤義憲は街頭で政策を訴え、旧市内を中心に浸透を図る。大竹俊哉は各地でミニ集会を重ね、市議2期の経験を訴える。
 宮下雅志は後援会を引き締め、党県連役員の実績を強調する。渡部優生は連合福島加盟労組を軸に支持拡大を狙う。
 古川芳憲は共産系の団体から支援を受け、精力的に市内を回る。
 水野さち子は支持者への呼び掛けに力を入れている。

■喜多方市・耶麻郡 定数3
 小桧山善継と遠藤忠一、瓜生信一郎の現職3人が立候補を予定している。ほかに目立った動きはない。

■南会津郡 定数1
 現職の星公正以外に立候補の動きはなく、12年ぶりに無投票となる公算が大きい。
 星は票田の南会津町田島地区を拠点に全域に足を運んでいる。

■河沼郡 定数1
 現職の小林昭一のみが立候補を表明しており、無投票となる見通し。
 小林は郡内の会合に顔を出し、支持固めを図っている。

■大沼郡 定数1
 現職の杉山純一以外、立候補の動きはなく、3回連続で無投票となる見込みだ。杉山は地元の会津美里町など郡全域で支援を訴えている。(文中敬称略)

( 2015/10/19 08:52 カテゴリー:主要 )

4086チバQ:2015/10/21(水) 01:25:35
https://www.minpo.jp/news/detail/2015102026137
県議選 福島市6党議席競う 田村市・田村郡、自民現職に民主新人挑む

■福島市 定数8
 現職6人と元職1人、新人3人が立候補を表明している。前回(平成23年)に比べ、現職が2人多く、元職は同数、新人は3人少ない。6党が議席を競う。自民、共産、公明、社民は議席維持を目指す。現有議席ゼロの民主は2議席、維新は1議席を狙う。各党はかつて民主に所属し今期で引退する無所属現職の支持者の行方を注目している。
 桜田葉子は市北部の地盤を固め、市内全域に動きを広げる。西山尚利は市西部から南部、中心部へと支持拡大を進める。佐藤雅裕は商工関係者への働き掛けを強める。丹治智幸はミニ集会で若い世代の票の上積みを目指す。
 高橋秀樹は連合福島の加盟労組などに呼び掛けを強化。大場秀樹はNPO活動の人脈を生かし、支持を広げる考えだ。
 宮本しづえは街頭演説で党の支持層を広げる。伊藤達也は党組織を点検しながら、知名度を高める戦術。
 紺野長人は自治労系労組の関係者に支援を訴える。大内雄太は若い世代を軸に無党派層の取り込みを図る。

■二本松市 定数2
 現職1人、新人3人が立候補を表明している。各立候補予定者は今期で引退する維新現職の支持層や無党派層の動向を注視しながら、告示に向けて準備を進めている。
 遊佐久男は地元・旧安達町を軸に現職の実績を訴える。自民推薦の高宮光敏はミニ集会を重ね支持拡大を図る。
 民主推薦の中田凉介は連合福島の支援を受け浸透を目指す。鈴木雅之は集会や街頭演説に力を注いでいる。

■田村市・田村郡 定数2
 前回は現職1人と新人4人の計5人が争う激戦となった。今回は自民の現職2人に、民主の新人が挑む。
 本田仁一は地元の旧常葉町や旧船引町などに勢力を広げる。
 先崎温容は東部地区を地盤に他地域でも支持者を掘り起こす。
 三瓶正栄は衆院議員の後援会組織を足場に支援を訴える。

■伊達市・伊達郡 定数3
 現職3人、新人1人が立候補を予定している。自民が2議席獲得を狙い、民主、共産が議席維持へ動きを活発化させている。
 佐藤金正は地元川俣町から伊達市・伊達郡北部へ浸透を図る。佐藤直毅は名前の売り込みに全力を挙げている。
 亀岡義尚は全域に張り巡らせた後援会を通じ支持拡大を進める。阿部裕美子は街頭演説などに力を入れ浸透を図る。

■本宮市・安達郡 定数1
 現職の矢島義謙以外、立候補の動きはない。地元・本宮市と大玉村の地盤固めに力を入れる。

■石川郡 定数1
 民主の現職に、自民の新人と無所属の新人が挑む構図。自民が公認候補を立てるのは8年ぶり。
 永山美穂は本県選出参院議員秘書経験を強調し、浸透を目指す。円谷健市は地元衆院議員の後援会を軸に、組織を固める。野崎正夫は市民党の立場を打ち出し、支持拡大を訴える。(文中敬称略)

( 2015/10/20 09:41 カテゴリー:主要 , ふくしま統一地方選挙 )

4087チバQ:2015/10/21(水) 22:53:11
https://www.minpo.jp/news/detail/2015102126149
県議選の公認候補2人発表 維新県総支部
 11月5日告示、同15日投票の県議選で、維新の党県総支部は20日、公認候補2人を発表した。郡山市選挙区(定数9)に無職の新人有川りえ子氏(57)、いわき市選挙区(同10)に無職の新人山崎和子氏(38)を擁立する。
 有川氏は名古屋市出身、青山学院女子短大英文科中退。客室乗務員、衆院議員秘書を経て、世田谷区議(東京都)と田上町議(新潟県)を一期ずつ務めた。記者会見した有川氏は「現場の意見を聞いて復興に反映させたい」と語った。
 山崎氏はいわき市出身、東北大大学院農学研究科博士課程修了。宮崎大フロンティア科学実験総合センター研究員を経て市内のNPO法人で復興支援に携わった。福島民報社の取材に対し「農業の再生と医師不足解消に取り組む」と述べた。

■自らの方向性は決めかねている 党分裂で小熊氏

 同日、県総支部代表の小熊慎司衆院議員(本県4区)が県庁で記者会見し、発表した。維新の党の分裂状態について小熊衆院議員は、「自らの方向性は現時点で決めかねている。地方主権改革に向け最良な判断をしたい」と話した。

( 2015/10/21 09:39 カテゴリー:主要 )

4088チバQ:2015/10/21(水) 22:58:39
https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20151021_10
釜石市長選「無風」に賛否 25日告示迫る

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 任期満了に伴う釜石市長選は、25日告示される。これまでに3選を目指す現職野田武則氏(62)=無所属=以外に立候補の動きは具体化していない。仮に野田氏以外の出馬がなければ同市長選は4回連続の無投票となる。市民には「選択の機会が必要」として無風を憂う意見と、「まだ復興途上。争っている余裕はない」との声が交錯している。

 野田氏は6月に出馬の意向を固め、翌月正式表明した。後援会(川畑辰会長)組織の強化を進め、秋を前に臨戦態勢を整えた。

 野田氏は民主党所属の県議を経て2007年11月、小沢和夫前市長の死去に伴う市長選に無所属で出馬、無投票で初当選した。震災直後の11年11月も無投票で再選。今回も無風ならば、小沢前市長時代から4回連続の無投票となる。

(2015/10/21)

4089チバQ:2015/10/21(水) 23:44:50
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151018_05.html
<宮城県議選>泉/保守票の争奪戦過熱


立候補者に拍手やエールを送る有権者=17日午前、仙台市泉区泉中央
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 16日告示された宮城県議選は25日の投開票に向け、選挙戦になった16選挙区で集票合戦が熱を帯びる。各選挙区は政党や団体、地縁といった支持基盤が複雑にもつれ合う。各陣営がしのぎを削る激戦区を歩いた。

◎泉(定数5)=仙台市泉区

 「党が自信を持って送り出す」。16日午後、仙台市泉区泉中央に入った自民党選対委員長茂木敏充が公認の3候補と共に政党カーに立ち、結束を誇示した。その水面下で、今期限りで引退したベテラン2人の保守票争奪戦が過熱する。
 新人の遠藤隼人は市名坂の事務所前で同日、4期務めた小野隆と並んで第一声を上げた。「この地域に根差して戦う。皆さんに絶対損はさせない」と議席継承を強力にアピールした。
 もう1人の新人、庄田圭佑が八乙女で同日行った出陣式には、7選した地盤を譲った今野隆吉が入院先から外出許可を得て登場。「何としても勝たせてほしい」と涙ながらに叫んだ。
 現職外崎浩子は若手2人の切り崩しに躍起だ。告示前日の15日夕には小野の地盤の市名坂であいさつ回り。17日午前は庄田の出身の南中山で「日頃から世話になっている」と訴えた。
 民主党の公認と推薦の2候補も、独自色を打ち出して張り合う。
 「『教育立県宮城』の実現を目指す」。公認の現職菅原実は16日に南光台で行った第一声で、元高校教師の経歴を強調した。応援弁士は「楽観できない」とあおった。
 推薦を得た新人の鎌田さゆりは17日午後、人出が多い週末の泉中央でマイクを握った。衆院議員時代を振り返り「政治経験20年の集大成の戦いにする」と力説した。
 公明現職の伊藤和博は17日午前、南中山の小売店前で支持者約30人に「もう一押しを」と握手攻勢。「頑張れ」と声援を浴びた。
 泉で初議席を目指す共産新人の中嶋廉は17日午後、自宅のある館で街頭演説。「必ず地域に役立つ議員になる」と地元色を強めた。
 いずれも新人で無所属大庭雅寛は「教育環境の整備」、無所属大久保三代は「高齢化対策の強化」、元気にする会熊谷敏彦は「冷たい県政の転換」を訴える。

◇県議選立候補者
 【 泉 】(5―10)
伊藤和博56党県副幹事長 公現(2)
大庭雅寛43元東北大助教 無新 
大久保三代39元衆院議員  無新 
中嶋廉62党県常任委員 共新 
菅原実66元高校教諭  民現(3)
鎌田さゆり50元衆院議員  無新 (民推)
遠藤隼人36元参議員秘書 自新 
外崎浩子55元団体職員  自現(3)
熊谷敏彦36元厚労省職員 気新 
庄田圭佑31元衆議員秘書 自新

4090チバQ:2015/10/21(水) 23:45:36
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151020_04.html
<宮城県議選>青葉/政党対決地域戦絡む


集まった支持者らと握手を交わす候補者=18日午後、仙台市青葉区
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 政権政党と野党第1党が、それぞれ2議席奪取を懸け、しのぎを削る。
 「経験があるからこそ村井嘉浩知事に厳しく進言できる」。7選を狙う自民現職の相沢光哉は17日夜、仙台市青葉区八幡町の演説会で存在感をアピールした。
 自民現職の中沢幸男は8選を期す。18日夜、桜ケ丘の演説会で「今後も県政とのパイプ役を担う」と強調。高齢多選批判をはねのけようと健在ぶりを訴えた。
 対する民主。一番町地区で17日、合同演説会を開き、政権批判を強めた。
 「平和こそ暮らしの基礎。地方から安倍政権の暴走を止める」。マイクを握った現職の遊佐美由紀は、与党による安全保障関連法の強行採決に反発した。
 党県連代表安住淳の義弟で新人の石田一也は「政治は庶民のためにある。県政で働かせてほしい」。若さをアピールし、自民の両ベテランをけん制する。
 政党対決の一方で、地域戦も熱を帯びる。舞台は人口増加傾向にある区西部。
 旧宮城町が地盤の無所属現職菅間進は毎日夕、愛子のスーパー前で演説を重ねる。主婦らに「学校と地域の連携でいじめをなくす」と身近な課題を訴える。
 「ため込んだ基金を被災者の生活支援に使うべきだ」と村井県政批判を強めるのは共産現職の遠藤いく子。自宅のある愛子を重点地区に位置付ける。
 錦ケ丘在住の公明新人遠藤伸幸は街頭演説に力を入れ、「命を守る政策を実行する」と主張。県本部幹部は「共産には負けられない」と対抗心を隠さない。
 東北電力労組が支援する無所属現職の吉川寛康は地盤の中山、川平などの支持固めを重視。演説では「県人口の減少と流出を食い止めたい」と強調する。
 維新新人の早坂敦は市中心部で支持拡大を図る。自転車を使った遊説を展開し、「市民目線を忘れず、なれ合いの県政をただす」と改革姿勢を打ち出す。

◇県議選立候補者

 【青 葉】(7―9)
中沢幸男75元衆議員秘書 自現(7)
吉川寛康46会社員    無現(2)
遠藤伸幸38元新聞記者  公新 
早坂敦44元仙台市議  維新 
菅間進64元会社員   無現(6)
石田一也47元衆議員秘書 民新 
遠藤いく子66党県副委員長 共現(2)
相沢光哉76会社会長   自現(6)
遊佐美由紀52党県政調会長 民現(5)

4091チバQ:2015/10/21(水) 23:46:36
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151017_12.html
<宮城県議選>青葉/東へ西へ9人走る


県庁に向かって支持を呼び掛ける陣営=16日午前9時40分ごろ
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 宮城県議選は16日に告示され、25日の投開票に向けた秋決戦が幕を開けた。無投票の7選挙区を除く16選挙区では、計75人の候補者が舌戦を全開。東日本大震災からの復興や安全保障関連法などの国政課題、人口減対策、雇用確保といった地域課題などの訴えが都市部に、郡部に響き渡った。

◎復興、雇用、声高に

 県庁所在地で、県内最多の約24万人の有権者がいる青葉(定数7)には9人が名乗りを上げた。各陣営は初日から住宅地や商店街を精力的に駆け巡った。
 自民現職の中沢幸男氏(75)は地盤とする宮町地区を遊説。「社会の宝である子どもを育てやすく、『豊齢者』(高齢者)を大事にする政策で人口減少に立ち向かう」と力を込めた。
 無所属現職の吉川寛康氏(46)は中山地区のスーパー駐車場で第一声。「復興には光と影があるが、進め方は間違っていない。若者が地元に残れるよう雇用を充実させる」と話した。
 「幼児の救急救命医療とまちの防災充実に取り組む」。地元の錦ケ丘地区で演説したのは公明新人の遠藤伸幸氏(38)。6期で引退する石橋信勝氏の地盤を継ぐ意欲をアピールした。
 維新新人の早坂敦氏(44)は、自転車にのぼりを立てて中心部を行脚。「議員報酬を削減し、身を切る改革を実行に移す」と力強く語った。小野次郎党総務会長の応援を受けた。
 無所属現職の菅間進氏(64)は愛子地区などを重点的に歩いた。「東京発ではなく、県民による県民のための政策を実現する。市民党を掲げる私には負けられない戦い」と強調した。
 民主新人の石田一也氏(47)は出身の八幡町周辺でマイクを握った。「知事の施策が全て通る政治状況を変え、全国最低水準の少人数教育と子ども医療費助成を改善する」と述べた。
 共産現職の遠藤いく子氏(66)は中心部で小刻みに演説を重ねた。「中学卒業までの医療費無料化や返済不要の奨学金制度をつくる。正規雇用を増やす中小企業を支える」と訴えた。
 「気力、体力、知力にはまだまだ自信がある」と声を張り上げたのは自民現職の相沢光哉氏(76)。宮町地区の個人演説会場で「郷土愛を大切に志を持つ教育を充実させる」と語った。
 民主現職の遊佐美由紀氏(52)は、街頭や茶話会で精力的に支持を訴えた。「政治の流れを変える。ハード整備が先行する村井県政を人間の復興に転換する」と呼び掛けた。

4092チバQ:2015/10/21(水) 23:47:06
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151017_11.html
<宮城県議選>太白/5党の6人総力戦


第一声に駆け付けた支持者と握手をする候補者=16日午前10時30分ごろ、仙台市太白区
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 5政党から現職3人、新人3人の計6人が立候補した太白(定数5)。新人はいずれも引退議員や元議員の後継。迎え撃つ現職の各陣営も「少数精鋭の厳しい戦い」と口をそろえ、気を引き締めた。
 民主現職の藤原範典氏(68)は鈎取、西多賀両地区を中心に選挙カーを走らせ、地盤固めに徹した。鈎取の事務所であった第一声では「生活重視の県政を実現させる」と力を込めた。
 公明新人の横山昇氏(48)は、5期務めた小野寺初正氏の後継。大型商業施設前の演説では「災害に強いまちづくりを推進する」とアピールした。井上義久党幹事長も駆け付けた。
 自民新人の菊地伸志氏(46)は地盤の中田地区などで遊説。JR南仙台駅前の第一声には元県議の父浩氏ら約110人が集まった。「若い世代が働きやすい環境を整える」と説いた。
 共産新人の角野達也氏(56)は5期で引退する横田有史氏と一緒に歩き、9月に成立した安全保障関連法を批判。「立憲主義を破壊する自公政権の暴挙を絶対許さない」と強調した。
 自民現職の佐々木幸士氏(43)は大型商業施設前で第一声。「被災者の生活再建を加速させる」と力を込めた。衆院議員の土井亨氏(宮城1区)や仙台市議の実弟心氏も駆け付けた。
 社民現職の岸田清実氏(60)は午前、応援の吉田忠智党首と共に長町地区の商店街を練り歩いた。約130人が集まった第一声では「ハード中心の震災復興を転換させる」と述べた。

4093チバQ:2015/10/21(水) 23:49:19
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151019_04.html
<宮城県議選>石巻市、女川町/復興論戦激しさ増す


立候補者の第一声に集まり、気勢を上げる支持者ら=16日午前、石巻市
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◎石巻・牡鹿(定数5)

 前回2011年と同じ顔触れのベテラン7人が、東日本大震災からの復興の進め方を軸に論陣を張る。巻き返しを期す元議員、迎え撃つ現職。混戦模様の中、復興論戦が激しさを増す。
 「候補者で大きく被災したのは私だけ。被災者の気持ちは一番分かる」。自民元議員の佐々木喜蔵は16日の第一声で訴えた。前回は地盤の市中心部が被災し苦杯をなめた。決起大会は8月に開催。攻勢を強める。
 4年前、当時の民主党政権への逆風を浴び落選した元議員の加賀剛。街頭では「大事なのは被災者が安心して暮らせる住宅整備だ」と主張する。党県連幹部は「徳俵に足が掛かった戦いだ」と表情を引き締める。
 激戦にもまれる現職の危機感も強い。
 自民の池田憲彦は政権与党と県連総務会長の肩書を押し出す。16日、震災後に人口が急増する蛇田地区では「復旧・復興予算を党本部や内閣にお願いできるのは私だけだ」と強調した。
 「第一に被災者の生活再建を進める」。民主の坂下賢は18日、地盤の石巻市旧河北町の街頭で声を張り上げた。旧雄勝町、支援者らが移転した旧市内などへの浸透を急ぐ。
 前回、選挙区初の共産の議席を得た三浦一敏。「災害公営住宅建設の遅れは県が市町村任せにしたことが根本にある」と県政批判を強める。東北電力女川原発再稼働反対も訴える。
 5候補の戦いを尻目に前回1、2位の無所属現職2人は着々と支持を固める。
 斎藤正美は16日の第一声で「復興は道半ば。元の形以上に輝く古里にしたい」と郷土再生を訴えた。強固な後援会組織がフル稼働し、陣営幹部は「現職は仕事が実績」と自信を見せる。
 本木忠一は、震災犠牲者の鎮魂の拠点となる復興祈念公園の整備推進を公約に掲げる。「何よりも経済復興を進める」として、旧市内に加え、女川町などへも支持拡大を図る。

◇県議選立候補者
 【石巻・牡鹿】(5―7)
本木忠一 58 会社役員   無現(3)
池田憲彦 62 会社社長   自現(4)(公推)
佐々木喜蔵 66 食堂経営   自元(4)(公推)
坂下賢 53 元会社員   民現(4)
加賀剛 63 団体役員   民元(3)
三浦一敏 65 党地区委員長 共現(1)
斎藤正美 60 会社員    無現(5)

4094チバQ:2015/10/21(水) 23:50:39
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151021_02.html
<宮城県議選>気仙沼・本吉/引退議員票奪い合う


仮設住宅を巡る立候補者に手を振る有権者=17日、一関市千厩町
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 議席が確実視された民主党のベテラン内海太が引退し、前回2011年に獲得した約9200票が宙に浮いた。立候補者数は前回比1増。各陣営は東日本大震災からの復興加速や少子化対策を訴え、集票にしのぎを削る。
 維新現職の境恒春は17日、気仙沼市で民主岩手県連代表の黄川田徹と並び街頭に立った。「私は野党の統一候補」と強調する境。来夏の参院選を見据えた野党結集を先取りする形で、民主票の取り込みを狙う。
 自民は公認と推薦の候補を擁立して2議席をうかがう。
 現職の畠山和純は、5期の実績を武器に多くの企業団体から推薦を受け、支持固めに余念がない。17日は被災者が暮らす登米市と一関市の仮設住宅などを巡り「一日も早く復興を完遂させる」と訴えた。
 元気仙沼市議会議長の新人守屋守武は、自民に加え公明党の推薦も得て、市南部や南三陸町歌津で支持拡大を図る。告示前からあいさつ回りを徹底するどぶ板戦を展開、「現場主義」を前面に出す。
 無所属新人2人もそれぞれの特長を売り込む。斉藤巳寿也は25年間務めた県職員を辞めて立候補した。16日の第一声は「生まれも育ちも松岩(地区)」と市出身を強調し、行政経験を復興に生かすと訴える。
 市内での復興支援活動を機に移住した山崎哲は、同市唐桑町で「防潮堤を造れば海を生かす観光戦略が失われる」と主張。しがらみのなさを打ち出す。

◇県議選立候補者

 【気仙沼・本吉】(3―5)
山崎哲 47 元団体職員  無新 
境恒春 36 党県副代表  維現(1)
斉藤巳寿也 50 行政書士   無新 
畠山和純 69 元県議会議長 自現(5)
守屋守武 56 会社役員   無新 (自・公推)

4095チバQ:2015/10/21(水) 23:51:33
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151019_03.html
<宮城県議選>登米市/地盤めぐる攻防し烈

◎登米(定数2)

 2011年の前回、激烈な三つどもえ戦を演じた現職2人と元議員1人に、新人2人が割り込んだ。
 「地域を変える新しい風になる」。無所属新人の佐々木奈津江は18日、登米市役所前で宣言した。選挙区初の女性候補。推薦する民主党は岡田克也代表を送り込み、陣営を勢いづけた。
 無所属新人の白鳥昭浩のは「チェンジ登米!」を掲げ、清新さをアピールする。知名度不足を補おうと陣営は告示前、選挙区内をつぶさに歩いた。元国交省職員の経験を売り込む。
 現職と元議員は新人の影に警戒しつつ、地盤固めに奔走する。
 自民党衆院議員の小野寺五典(宮城6区)は17日、党公認の2陣営の応援に駆け付け、「気を抜いた人の負けだ」と鼓舞した。
 自民現職の只野九十九は12日の決起集会に約600人を集めた。元豊里町長と県議2期の実績が強みだが、陣営は「安心感がまん延し、組織が緩むのが怖い」と緊張感を高める。
 前回180票差に泣いた元津山町長で自民元議員の熊谷盛広は4年間、市全域を歩いた。手応えを深めつつ、支持者の一人は「もっと浸透を深めないと」と熊谷を駆り立てる。
 前回返り咲いた無所属現職の渡辺忠悦は集落単位の集会と朝のつじ立ちを重ね、浸透を図ってきた。前回浮上の鍵となった非自民票の新人への流出を懸念し、組織を引き締める。
(敬称略)

◇県議選立候補者
 【登 米】(2―5)
佐々木奈津江 51 元参議員秘書 無新  (民推)
白鳥昭浩 54 元国交省職員 無新 
只野九十九 67 会社社長   自現(2)(公推)
熊谷盛広 64 農林業    自元(1)(公推)
渡辺忠悦 65 医療法人理事 無現(2)

4096チバQ:2015/10/21(水) 23:52:29
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151021_01.html
<宮城県議選>大崎/現職2人を新人追う

 組織力を誇る現職2人を追って新人4人が激しい競り合いを展開。政党や地域を足掛かりに浮上を狙う。
 共産新人の内藤隆司の陣営には元鹿島台町長、元県農協中央会長、元市議会議長が支援に付く。告示前の10日は大崎市古川で3人が並び、安全保障関連法反対などを訴えた。
 社民新人の菅原厚は5期で引退する岩渕義教の後継として個人票継承を狙う。17日には同市鹿島台の街頭に立ち「パート、派遣労働者が多数を占める格差社会を解消したい」と訴えた。
 自民新人の佐々木賢司は16日の第一声で「ずっと暮らせる地域社会の構築」などの政策を訴えた。地盤は旧志田郡の三本木。鹿島台地区への浸透も狙い、旧郡内での集票を目指す。
 新人の動きを警戒しつつ、現職は地盤を固める。
 自民現職の菊地恵一は、村井嘉浩知事との連携を強調。県政与党を押し出し「県政の光を大崎に」とアピールする。地盤の古川を中心に、連日5カ所で個人演説会を開く。
 自民現職の中島源陽は市内数カ所で個人演説会を毎日開き、票固めに余念がない。「若者が大崎に定着できるよう環境を整えたい」と地域の視点を訴えの軸に据える。
 無所属新人の高橋憲夫は「起業による地域の自力更生」を掲げ、選挙区内を精力的に動き回る。(敬称略)

◇県議選立候補者

 【大 崎】(4―6)
菊地恵一 57 贈答品販売業 自現(2)(公推)
高橋憲夫 68 会社役員   無新 
内藤隆司 57 党地区委員長 共新 
菅原厚 58 連合宮城役員 社新 
中島源陽 53 農業     自現(3) (公推)
佐々木賢司 45 会社社長   自新 (公推)

4097チバQ:2015/10/21(水) 23:53:33
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151017_13.html
<宮城県議選>栗原/3候補の争い再び


候補者と拳を振り上げ奮闘を誓い合う支持者ら=16日午前9時ごろ、栗原市内
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 栗原(定数2)は、大接戦を演じた前回2011年と同じ顔触れの三つどもえ戦となった。初日から党幹部級や地域の有力者が各陣営の応援に駆け付け、ヒートアップした。
 無所属元議員の熊谷義彦氏(64)は、推薦を受けた社民の吉田忠智党首と栗原市若柳のスーパー前で街頭に立ち、「4年前、落選して悔しい思いをした。一人一人の声を届けるために勝ち抜く」と力を込めた。朝は地盤の同市築館で第一声を上げ、集まった約100人に支持を訴えた。
 無所属現職の川嶋保美氏(71)は、地元の同市若柳の事務所で第一声。約150人の支持者らを前に「農業で暮らせる社会づくりなどに取り組む」と強調。応援のマイクを握った菅原郁夫元若柳町長は9月の宮城豪雨に触れ「災害復旧で働けるのは、川嶋氏しかいない」と呼び掛けた。
 自民現職の長谷川敦氏(42)は、地盤の同市築館で出陣式を開いた。「全身全霊を懸けて勝利を勝ち取る」と懸命に訴え、集まった支持者約150人と奮闘を誓い合った。午後は党政務調査会長の稲田朋美氏が応援に入り、「宮城、栗原になくてはならない人材」と議席死守を訴えた。

4098チバQ:2015/10/21(水) 23:54:45
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151018_04.html
<宮城県議選>遠田/候補不在涌谷に狙い

◎遠田(定数1)=涌谷町、美里町

 選挙区の一部が東北電力女川原発の半径30キロ圏に食い込む。「再稼働には反対だ」。告示日の16日、選挙区内には原発批判が飛び交った。国政課題が焦点となる一方で、集票合戦を駆り立たせるのは地域特有の選挙区事情だ。
 立候補した2人は共に美里町出身。戦後一貫して県議を擁した涌谷町は初めて地元候補が不在となった。
 「農業を振興しないと『食材王国みやぎ』は元気にならない」。無所属新人の赤坂芳則は告示前、涌谷町の農村部を精力的に回った。半世紀近く農業に携わり、農家を取り巻く現状を肌身で知るのが強みだ。
 対する無所属新人の佐々木功悦は旧小牛田町長を4期、合併して誕生した美里町長を2期務めた行政通。告示日前日の15日夜、涌谷町中心部で開いた集会では「狭い県道がある。県の管理する河川の排水の問題もある」と地域課題を一つ一つ挙げてみせた。
 赤坂は2010年、14年の美里町議選でトップ当選したが、涌谷での知名度は高くない。赤坂は「小牛田との合併を拒否した涌谷町民は(合併を推進した佐々木に)不信感がある」と反佐々木票の糾合に狙いを定める。
 佐々木は「遠田は一つ」をスローガンに掲げ、選挙期間中、涌谷で個人演説会を重ねる構えだ。
 有権者の約4割を抱える涌谷町。草刈り場の集票戦略をどう描くか。共に原発批判を繰りだす陰で、激しいつばぜり合いが続く。
(敬称略)

◇県議選立候補者
 【遠 田】(1―2)
赤坂芳則65農業法人社長 無新 
佐々木功悦67前美里町長  無新

4099チバQ:2015/10/21(水) 23:55:32
>>4093
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151021_05.html
<宮城県議選>震災後人口増の蛇田 草刈り場


商業施設が集積する蛇田地区で、立候補者の演説に耳を傾ける市民ら
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 25日投開票の宮城県議選で、現職、元議員の計7人がしのぎを削る石巻・牡鹿(定数5)では、石巻市蛇田地区が草刈り場の様相を呈している。東日本大震災後、人口が急増した新興住宅地。候補者たちは連日、同地区に入るなどして票の掘り起こしに躍起だ。

 地区内で17日にあった現職陣営の街頭演説会。大型商業施設の沿道から、候補者が政策を訴えた。所属する党本部から幹部も加わり、支持者や買い物客ら約200人が集まった。
 震災後に同市の雄勝、牡鹿、北上各地区で1000人以上の住民が減少した一方、蛇田地区は流入が続く。9月末現在の人口は約2万1000で、震災前の2011年2月比で約3000も増えた。
 蛇田地区に選挙地盤を持つ候補者は現職1人のみ。他の6人はそれぞれの地盤を固めつつ、蛇田地区で上積みを狙う。告示日の16日は、6人が入れ代わり立ち代わり選挙カーを巡らせた。
 蛇田地区を地盤とする現職の陣営は「従来の住民が他の候補者に流れる心配は少ない」と、後援会組織の結束に自信を見せる。
 一方で、被災者向けの災害公営住宅や一戸建て用宅地の整備が進み、移り住んだ住民も多い。そうした有権者の票の獲得を目指すある現職陣営は「仮設住宅などから転居した支持者もいる。他の誰よりも早く、全戸を訪問した」と明かす。
 震災で沿岸部の選挙地盤が被災した別の現職陣営は、選挙戦序盤に地区内で会合を開催。「蛇田に移った支持者の票を一票ずつしっかり押さえたい」と語る。
 新興住宅地ゆえの難しさもある。蛇田が地盤の陣営は「若い住民には無党派層もいる」と浮動票を測りかね、ある元議員の陣営は「県議選に関心を持ち、投票してくれるかどうかは未知数」と手探りの戦いが続く。

4100チバQ:2015/10/21(水) 23:56:15
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151020_03.html
<宮城県議選>加美/応酬の根底に指定廃

 実績と経験を前面に「個人戦」で臨む現職。重厚な布陣が支える「組織戦」の新人。攻防の根っこに、加美町が建設候補地の一つとなる東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場問題がある。
 「処分場問題が解決すれば全てバラ色になるわけではない」
 自民現職の皆川章太郎は16日夜、地盤の加美町旧中新田町で開いた個人演説会で争点化の動きをけん制した。4期16年で築いた知事村井嘉浩とのパイプを強調。「県の中枢と話もできないのでは地域にとってマイナスだ」と続けた。
 無投票だった過去2回から一転、処分場問題の余波で12年ぶりの選挙戦に入った。陣営は「処分場建設には皆川も断固反対している」と争点化の回避を狙う。
 同日、元加美町総務課長で無所属新人の高橋啓の第一声には、処分場問題で国と対峙(たいじ)する町長猪股洋文をはじめ、色麻町長早坂利悦、元知事本間俊太郎らが集結した。
 自民を含む過半数の加美町議、8月の町長選で早坂を初当選させた色麻町議も高橋を支える。
 19日にあった色麻町の個人演説会で、早坂は「地域のために本気で取り組む人が必要だ」と現職批判を強めた。知名度に勝る現職に色麻で競り、加美で逃げ切るシナリオを描く。(敬称略)

◇県議選立候補者
 【加 美】(1―2)
皆川章太郎62元衆議員秘書 自現(4)(公推)
高橋啓61元加美町職員 無新

4101チバQ:2015/10/21(水) 23:57:33
>>4095
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151017_14.html
<宮城県議選>登米/現元新 緊迫の激突


事務所前で候補者の第一声を聞く支持者=16日午前9時45分ごろ、登米市内
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 登米(定数2)は現元新の5人による緊迫の戦いに突入した。いずれも登米市迫町に事務所を構え、各地で第一声を上げた。
 無所属新人の佐々木奈津江氏(51)は事務所前で、約100人の支持者に「女性は手をつなぐ政治をする。登米市の隅から隅まで走り抜いて、市民と心を通わせていく」と訴えた。
 無所属新人の白鳥昭浩氏(54)の事務所には約100人が集まった。「産業を呼び込み、若者の定住につなげる。仙台へ1時間未満で行けるアクセス道整備に取り組む」と述べた。
 自民現職の只野九十九氏(67)は事務所で必勝祈願をした後、地盤の同市豊里町に移動。500人近くの支持者を前に「地域の諸問題を一つ一つ解決していきたい」と力を込めた。
 自民元議員の熊谷盛広氏(64)は事務所で出陣式に臨み、約250人に「登米市、宮城のために頑張ることが恩返しになる。登米を素晴らしいまちに変えていく」と復帰を誓った。
 無所属現職の渡辺忠悦氏(65)は事務所前でマイクを握り、300人を超す支持者に「介護や子育てなど身の回りには課題が山積している。市民のため精いっぱい働く」と訴えた。

4102チバQ:2015/10/21(水) 23:59:49
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151017_11.html
<宮城県議選>太白/5党の6人総力戦


第一声に駆け付けた支持者と握手をする候補者=16日午前10時30分ごろ、仙台市太白区
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 5政党から現職3人、新人3人の計6人が立候補した太白(定数5)。新人はいずれも引退議員や元議員の後継。迎え撃つ現職の各陣営も「少数精鋭の厳しい戦い」と口をそろえ、気を引き締めた。
 民主現職の藤原範典氏(68)は鈎取、西多賀両地区を中心に選挙カーを走らせ、地盤固めに徹した。鈎取の事務所であった第一声では「生活重視の県政を実現させる」と力を込めた。
 公明新人の横山昇氏(48)は、5期務めた小野寺初正氏の後継。大型商業施設前の演説では「災害に強いまちづくりを推進する」とアピールした。井上義久党幹事長も駆け付けた。
 自民新人の菊地伸志氏(46)は地盤の中田地区などで遊説。JR南仙台駅前の第一声には元県議の父浩氏ら約110人が集まった。「若い世代が働きやすい環境を整える」と説いた。
 共産新人の角野達也氏(56)は5期で引退する横田有史氏と一緒に歩き、9月に成立した安全保障関連法を批判。「立憲主義を破壊する自公政権の暴挙を絶対許さない」と強調した。
 自民現職の佐々木幸士氏(43)は大型商業施設前で第一声。「被災者の生活再建を加速させる」と力を込めた。衆院議員の土井亨氏(宮城1区)や仙台市議の実弟心氏も駆け付けた。
 社民現職の岸田清実氏(60)は午前、応援の吉田忠智党首と共に長町地区の商店街を練り歩いた。約130人が集まった第一声では「ハード中心の震災復興を転換させる」と述べた。

4103チバQ:2015/10/22(木) 00:12:03
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151017_16.html
<宮城県議選>7区11人無投票

 16日告示された宮城県議選は、23選挙区のうち7選挙区で定数を上回る立候補がなく、現職計10人と新人1人の無投票当選が決まった。無投票は2011年の前回に比べて1選挙区増え、当選者は2人増えた。
 黒川(定数2)は初の無投票になり、自民の2現職がそれぞれ7選、4選を決めた。
 角田・伊具(1)は合区で現在の枠組みになった前々回の07年以降では初の無投票で、自民現職が4選された。
 名取(2)、宮城(1)の無投票はいずれも前々回以来。名取は自民現職と無所属現職がともに再選を決めた。宮城は自民現職が5選を果たした。
 白石・刈田(2)、東松島(1)はともに前回、前々回に続き3回連続の無投票。白石・刈田は無所属新人が初当選、自民現職が6選。東松島は自民現職が6選を果たした。
 柴田(2)は前回に続き2回連続。自民現職と民主現職がともに3選を決めた。


http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151017_01.html
順番並び替えしてます
【無投票】
 【黒川】(2-2)
藤倉知格   60 元衆議員秘書 自現(6)(公推)
中山耕一   58 元富谷町職員 自現(3)(公推)
 【角田・伊具】(1-1)
長谷川洋一  61 農業     自現(3)(公推)
 【名取】(2-2)
石川利一   67 元仙台市職員 自現(1)(公推)
太田稔郞   64 農業     無現(1)(民推)
 【白石・刈田】(2-2)
 【宮城】(1-1)
安部孝    59 党県会長代理 自現(4)(公推)
横山隆光   42 会社社長   無新   (自・公推)
安藤俊威   57 県議会議長  自現(5)(公推)
 【東松島】(1-1)
渥美巌    68 行政書士   自現(5)
 【柴田】(2-2)
高橋伸二   49 元衆議員秘書 自現(2)(公推)
須藤哲    71 元大河原町議 民現(2)

4104チバQ:2015/10/22(木) 00:12:57
構図がアップされたとこ
 【青葉】(7-9)>>4090-4091
中沢幸男   75 元衆議員秘書 自現(7)
吉川寛康   46 会社員    無現(2)
遠藤伸幸   38 元新聞記者  公新
早坂敦    44 元仙台市議  維新
菅間進    64 元会社員   無現(6)
石田一也   47 元衆議員秘書 民新
遠藤いく子  66 党県副委員長 共現(2)
相沢光哉   76 会社会長   自現(6)
遊佐美由紀  52 党県政調会長 民現(5)
 【太白】(5-6)>>4092>>4102
藤原範典   68 県民社協会長 民現(5)
横山昇    48 元国交省職員 公新
菊地伸志   46 会社社長   自新
角野達也   56 党県委員   共新
佐々木幸士  43 党県青年局長 自現(2)
岸田清実   60 党県幹事長  社現(4)
 【泉】(5-10)>>4089
伊藤和博   56 党県副幹事長 公現(2)
大庭雅寛   43 元東北大助教 無新
大久保三代  39 元衆院議員  無新
中嶋廉    62 党県常任委員 共新
菅原実    66 元高校教諭  民現(3)
鎌田さゆり  50 元衆院議員  無新   (民推)
遠藤隼人   36 元参議員秘書 自新
外崎浩子   55 元団体職員  自現(3)
熊谷敏彦   36 元厚労省職員 気新
庄田圭佑   31 元衆議員秘書 自新
 【石巻・牡鹿】(5-7)>>4093>>4099
本木忠一   58 会社役員   無現(3)
池田憲彦   62 会社社長   自現(4)(公推)
佐々木喜蔵  66 食堂経営   自元(4)(公推)
坂下賢    53 元会社員   民現(4)
加賀剛    63 団体役員   民元(3)
三浦一敏   65 党地区委員長 共現(1)
斎藤正美   60 会社員    無現(5)
 【気仙沼・本吉】(3-5)>>4094
山崎哲    47 元団体職員  無新
境恒春    36 党県副代表  維現(1)
斉藤巳寿也  50 行政書士   無新
畠山和純   69 元県議会議長 自現(5)
守屋守武   56 会社役員   無新   (自・公推)
 【登米】(2-5)>>4095>>4101
佐々木奈津江 51 元参議員秘書 無新   (民推)
白鳥昭浩   54 元国交省職員 無新
只野九十九  67 会社社長   自現(2)(公推)
熊谷盛広   64 農林業    自元(1)(公推)
渡辺忠悦   65 医療法人理事 無現(2)
 【栗原】(2-3)>>4097
熊谷義彦   64 社民党県役員 無元(3)(社推)
川嶋保美   71 会社会長   無現(3)
長谷川敦   42 元衆議員秘書 自現(2)(公推)
 【大崎】(4-6)>>4096
菊地恵一   57 贈答品販売業 自現(2)(公推)
高橋憲夫   68 会社役員   無新
内藤隆司   57 党地区委員長 共新
菅原厚    58 連合宮城役員 社新
中島源陽   53 農業     自現(3)(公推)
佐々木賢司  45 会社社長   自新   (公推)
 【加美】(1-2)>>4100
皆川章太郎  62 元衆議員秘書 自現(4)(公推)
高橋啓    61 元加美町職員 無新
 【遠田】(1-2)>>4098
赤坂芳則   65 農業法人社長 無新
佐々木功悦  67 前美里町長  無新

4105チバQ:2015/10/22(木) 00:13:29
構図がアップされていないとこ
 【宮城野】(4-5)
坂下康子   56 行政書士   民現(6)
堀内周光   39 会社社長   維現(1)
大内真理   37 党県常任委員 共新
庄子賢一   52 党県幹事長  公現(3)
石川光次郎  48 党県幹事長  自現(3)
 【若林】(3-4)
渡辺勝幸   40 元参議員秘書 自新   (公推)
細川雄一   48 元衆議員秘書 自現(2)(公推)
千葉阿佐子  53 政党役員   民新
福島一恵   54 元仙台市議  共新
 【塩釜】(2-3)
柏佑整    68 党市支部長  自元(4)(公推)
佐藤光樹   47 党県政調会長 自現(3)(公推)
天下みゆき  59 党県委員   共現(1)
 【多賀城・七ケ浜】(2-4)
戸津川永   33 党地区委員  共新
寺沢正志   65 会社社長   自現(2)(公推)
深谷晃祐   35 楽器販売業  無新
仁田和広   65 会社社長   自現(6)(公推)
 【岩沼】(1-2)
大友健    66 元新聞記者  無新
村上智行   47 元岩沼市議  自現(2)(公推)
 【亘理】(1-2)
渡辺和喜   74 元衆議員秘書 自現(7)(公推)
渡辺庄寿   62 会社社長   無新
〔注〕16日午後1時現在。党派の略称は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、共=共産、社=社民、気=元気会、無=無所属

4106チバQ:2015/10/22(木) 00:23:27
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151020_11015.html
<宮城県議選>村井県政の是非も争点?


「同じ会派の中でも(村井県政に)協力的かどうか分かれている場合もある」と語る村井知事=19日、県庁
拡大写真
 中盤戦に入った宮城県議選(25日投開票)で、村井嘉浩知事の県政運営に対する評価を各候補がこぞって訴えている。発端は9月28日の記者会見。自ら「争点は村井県政の是非」と言い切った。与党が肯定によって知事の人気にあやかろうとすれば、野党側は対決色を鮮明に距離感を演出する。
 「村井県政を支えながら復興を加速させたい」。19日夜の個人演説会で、3選を目指す仙台市の自民現職は「村井与党」をアピールした。
 村井知事は、東日本大震災からの「創造的復興」の中核事業に広域防災拠点整備を位置付ける。別の市内の自民現職は16日の第一声で「震災を経験した宮城だからこそ整備を進めなければならない」と訴えた。
 創造的復興の応援団は与党に多い。
 県南沿岸部の自民現職は16日の演説会で「10年先も通用する事業に取り組むのが創造的復興。象徴が仙台空港民営化だ」と強調。仙台市の公明現職は「知事が掲げる空港民営化、防災拠点整備、新設医学部を軌道に乗せたい」と力説した。
 野党は大型プロジェクト重視の県政批判を強め、教育福祉分野の施策の遅れを指摘する。
 仙台市の民主現職は18日に街頭で「心の復興をおろそかにした」と述べ、小中学校の少人数学級実現を訴えた。同日、仙台市の共産現職は「福祉や教育水準は東北でも最低レベルだ」と非難した。
 村井知事は告示前、定数59に近い約50人を与野党を問わず総決起大会などで応援。改選後の県政運営を盤石にしたい狙いだが、「物言えぬ議会」となることへの反発が野党だけでなく与党からも広がる。
 仙台市の自民現職は18日の街頭演説で「知事に厳しいことも言わないと。是々非々で物を申すことが大切だ」と議会のチェック機能の重要性を説いた。
 県北内陸部の無所属現職も「知事の提案を全て通してしまうような県議会ではいけない」と指摘。仙台市の民主現職は「知事にノーと言えない県議会になっている」と批判した。
 19日の記者会見で村井知事は「(改選後の)会派構成を注目している。協力的な会派と、そうでない会派がある」と言及。「少なくとも、あと2年は知事をやっている。2年間の議会対応は考えなければならないだろう」と語った。


関連ページ:宮城政治・行政宮城県議選
2015年10月20日火曜日

4107名無しさん:2015/10/24(土) 15:15:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151022-00000013-khks-pol
<福島県議選>維新分裂余波 公認申請できず
河北新報 10月22日(木)12時19分配信

 任期満了に伴う福島県議選(11月5日告示、15日投開票)で、維新の党福島県総支部が党本部分裂の余波に苦慮している。擁立する4人のうち、党本部の混乱で2人が公認申請できず、無所属での立候補を余儀なくされた。告示直前の分裂騒動によるイメージ低下を払拭(ふっしょく)しようと、陣営は躍起になっている。

<無所属で立候補>

 「党本部の混乱で党公認は見込めない。県総支部としての公認だ」。20日、県庁であった新人の立候補会見。同席した県総支部代表の小熊慎司衆院議員(福島4区)は公認申請を断念せざるを得ない状況を説明した。

 維新関係では現職1人、新人3人の計4人が立候補を予定する。このうち党本部の公認を得たのは2人。残り2人は擁立時期が遅れ、分裂騒動に巻き込まれて無所属で立候補する。

 橋下徹大阪市長は24日に「おおさか維新の会」を結成する予定。維新は非大阪系など三つに分裂する見通しだ。小熊氏は22日にも離党表明し、無所属になるとみられる。関係者によると、小熊氏に従い、県議選で党公認が決まっている候補が告示直前に所属を変える可能性もあるという。

<支持者も危機感>

 強固な後援会組織を持つ候補は少なく、告示直前の異例の事態に困惑が広がる。会津若松市で9日夜に開かれた現職の集会。登壇した支持者は「大きなマイナスだ」「票が減るのでは」と危機感をあらわにした。

 この現職は2011年の前回、みんなの党公認で初当選。その後、所属政党が2度変わった。今回は分裂を見越して選挙用ポスターなどに党名を入れない対策を講じた。「政党が変わることの影響は少なからずあるが、覚悟を決めて戦うしかない」と強調する。

 名刺やポスターから党名を外して印刷した新人は「党本部の動きを見守りつつ、今はとにかく政策を訴えていくしかない」と話す。

4108名無しさん:2015/10/24(土) 15:15:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151024-00000074-san-pol
宮城県議選に与党幹部を大量投入 TPP・共産伸長に危機感
産経新聞 10月24日(土)7時55分配信

 任期満了に伴う宮城県議選(25日投開票)に、与党が閣僚や党幹部を大量投入している。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の大筋合意直後でもあり、農業県での影響を懸念しているからだ。共産党が議席倍増の勢いとの事前情報も飛び交い、「与党が割を食う」と危機感を募らせる。

 「共産党をはじめ(とする野党が)、安全保障関連法の廃止が県議選の大きなテーマだと言っているが、そんなことあるわけがない」。石破茂地方創生担当相は23日、仙台市での演説で安保関連法を争点化しようとする野党を牽制(けんせい)した。

 石破氏はこの日、県内10カ所以上で演説。自民党の谷垣禎一幹事長も24日に仙台市で街頭演説に立つ。公明党も16日の告示日に井上義久幹事長と斉藤鉄夫選対委員長、18日には山口那津男代表が応援に駆け付けた。井上氏は24日も宮城県入りする。

 自民党は県議選で34人を擁立し、改選前の33議席に上積みを目指す。公明党は仙台市で改選前と同じ4人を擁立して勢力を維持したい考え。ただ懸念材料は、TPPと共産党の動向だ。

 政府は、自民党が一連の国政選挙でTPPに関し公約に掲げた農産物重要5分野の「聖域」はなんとか死守したが、日本の農産品全体の81%を最終的に関税撤廃する方針で合意。宮城県のような農業県では「公約違反」との批判も出かねない。11月は福島県議選、来夏には参院選も控え、今回の宮城県議選でTPPの悪影響が出れば、以降の選挙に尾を引く可能性もある。

 与党のもう1つの悩みは共産党の伸長だ。共産党は前回より2人多い9人を擁立。17日には小池晃副委員長が仙台市で応援演説し、安保関連法廃止や原発再稼働反対を訴える力の入れよう。宮城県選出の与党議員は「共産は改選前から倍増の8議席を確保する可能性がある」と指摘する。

 8月の仙台市議選で公明党は全体で得票率を上げ、候補者9人全員が当選して1議席増としたが、共産党は3選挙区でトップ当選という勢いを見せつけた。公明党の支持母体の創価学会関係者は「共産党の勝利が続くようなら、参院選のみならず日本の危機だ」と警戒感をあらわにする。

 共産党の影におびえるのは民主党も同じ。前回は8議席を確保したが、今回は共産党に県政第2会派の座を奪われかねないと懸念。岡田克也代表ら党幹部が続々と宮城県入りしている。(豊田真由美、清宮真一)

4109チバQ:2015/10/24(土) 17:37:35
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151022_01.html
<宮城県議選>16選挙区の終盤情勢を追う(上)

 宮城県議選は25日の投開票まであと3日となった。東日本大震災からの復興の針路、安全保障関連法や環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意などへの賛否をめぐり、無投票の7選挙区(計11人)を除く16選挙区で75候補が舌戦を展開する。最終盤に突入した各選挙区の情勢を追った。(敬称略)

◎青葉/共産現職に広がり

 支持基盤の強固な2人が先行する。3選を目指す共産の遠藤いは安全保障関連法廃止を訴え、党支持層に加え安倍政権批判の無党派層を取り込み、トップをうかがう勢い。公明新人の遠藤伸は6期で引退する石橋信勝の後継として、支持団体の創価学会や企業団体を中心に浸透する。
 中位争いは混戦模様。7選を期す無所属現職の菅間は政党対決に埋没するのを回避しようと、地盤の中山吉成を基点に西部地区を固める。6選を狙う民主現職の遊佐は高い知名度を武器に、地元の東勝山、北仙台から全域へ浸透を図る。3選が懸かる無所属現職の吉川は東北電力労組がフル回転し、地元の中山、川平などで確実に票を積む。
 自民の現職2人は守戦を強いられている。7選をうかがう相沢は安保法への理解を正面から訴え、保守層の離反を防ぐ。中沢は宮町などの後援会組織と党国会議員の支援を得て、8選を目指す。高齢多選が指摘される2人を、民主新人の石田が党国会議員団と仙台市議団のバックアップを受け懸命に追い上げる。
 維新新人の早坂は中心部の無党派層などにアピール、出馬表明の出遅れを取り戻そうと躍起だ。

 【青 葉】(7―9)
中沢幸男75元衆議員秘書 自現(7)
吉川寛康46会社員    無現(2)
遠藤伸幸38元新聞記者  公新 
早坂敦44元仙台市議  維新 
菅間進64元会社員   無現(6)
石田一也47元衆議員秘書 民新 
遠藤いく子66党県副委員長 共現(2)
相沢光哉76会社会長   自現(6)
遊佐美由紀52党県政調会長 民現(5)


◎宮城野/自・公現職安定共産新人に勢い

 トップを争う自民現職の石川と公明現職の庄子が安定した戦い。共産新人の大内が割って入り、民主現職の坂下が追う。
 4選を目指し、党県連幹事長として臨む石川は全域に浸透。村井嘉浩知事の県政与党を掲げながら保守票を手堅くまとめる。ベテラン2人が引退し、党最多の4選が懸かる庄子は創価学会を軸に、与党として築いた企業や団体とのネットワークも頼る。
 共産新人の大内は無党派層や同年代、主婦層に支持を広げ、勢いに乗る。坂下は労組票を固め、女性議員として6期務めた実績を強調する。
 告示直前に維新の公認を得た現職の堀内は地元の新田、田子を中心に回り、票上積みを図る。

 【宮城野】(4―5)
坂下康子56行政書士   民現(6)
堀内周光39会社社長   維現(1)
大内真理37党県常任委員 共新 
庄子賢一52党県幹事長  公現(3)
石川光次郎48党県幹事長  自現(3)


◎若林/上位3人が横一戦

 自民新人の渡辺、共産新人の福島、自民現職の細川が横一線で競り合い、民主新人の千葉が懸命に追い上げる。
 前回落選の渡辺は地元の六郷を固める。5期で退いた自民の千葉達の後継としても、支持拡大を図る。前回31票差で次点だった福島は反自民を前面に、6期で引退した社民の本多祐一朗の支持層取り込みも狙う。前回トップ当選の細川は党への逆風に危機感を強めながら、地元の七郷の引き締めを図る。
 千葉は労組の支援を受けながら、非自民票や女性票の獲得に力を入れる。

 【若 林】(3―4)
渡辺勝幸40元参議員秘書 自新   (公推)
細川雄一48元衆議員秘書 自現(2)(公推)
千葉阿佐子53政党役員   民新 
福島一恵54元仙台市議  共新

4110チバQ:2015/10/24(土) 17:38:29
◎太白/民主現職が優位自共公3氏猛追

 民主現職の藤原が優位に戦いを進め、自民現職の佐々木、共産新人の角野、公明新人の横山が猛追する。最後の1議席をめぐり、社民現職の岸田と自民新人の菊地が競る。
 藤原は地元の鈎取、西多賀などに浸透する。支持労組の動きも活発。安定した戦いぶりを見せ、6選を視野に入れる。
 3選に挑む佐々木は元仙台市議の父故両道の支持者を固めつつ、安保法批判の世論から保守層を囲い込む。同法廃止を訴える角野は無党派層に支持を広げ、保守層の一部を切り崩す勢い。横山は支持団体である創価学会の手厚い支援を基盤に、地域票の掘り起こしを図る。
 5選を狙う岸田は個人後援会がフル回転し、地盤の八本松などで票固めを徹底する。菊地は元県議の父浩の地盤だった中田で支持を拡大し、知名度の向上に躍起だ。

 【太 白】(5―6)
藤原範典68県民社協会長 民現(5)
横山昇48元国交省職員 公新 
菊地伸志46会社社長   自新 
角野達也56党県委員   共新 
佐々木幸士43党県青年局長 自現(2)
岸田清実60党県幹事長  社現(4)


◎泉/中位争い混戦模様

 最多の10人による大混戦は公明現職の伊藤と、無所属新人で民主推薦の鎌田が首位争いを演じる。
 3選を目指す伊藤は、支持団体の創価学会がフル回転。党幹部の選挙区入りも奏功し、党支持層以外の票獲得に全力を挙げる。鎌田は元仙台市議、元衆院議員の知名度で無党派層に急浸透。党市議の地盤の松陵を押さえ、新興住宅地で支持を広げる。
 中位レースは混沌(こんとん)としてきた。
 自民現職の外崎は、商工業者の支持を軸に保守層に強みを発揮。「党唯一の女性」をアピールし、4選をうかがう。共産新人の中嶋は党支持層に加え、安保法に批判的な無党派層を取り込み、選挙区初の議席を射程に入れる。
 自民新人の遠藤は出身の長命ケ丘で票を固める。4期で引退する小野隆の地盤を継ぎ、七北田で支持を広げる。4選を期す民主現職の菅原は地盤の南光台で支持固めに躍起。教員時代の教え子を頼りに電力、流通関連労組も引き締める。自民新人の庄田は出身の南中山で浸透。7期で退く今野隆吉の後援会を取り込み、票上積みを目指す。
 無所属新人の大庭は自転車で選挙区を駆け回り、浸透を急ぐ。無所属新人の大久保は子育て世代の支持を狙う。元気にする会新人の熊谷は「県政の無駄排除」を訴える。

 【 泉 】(5―10)
伊藤和博56党県副幹事長 公現(2)
大庭雅寛43元東北大助教 無新 
大久保三代39元衆院議員  無新 
中嶋廉62党県常任委員 共新 
菅原実66元高校教諭  民現(3)
鎌田さゆり50元衆院議員  無新 (民推)
遠藤隼人36元参議員秘書 自新 
外崎浩子55元団体職員  自現(3)
熊谷敏彦36元厚労省職員 気新 
庄田圭佑31元衆議員秘書 自新 


◎岩沼/現職優位に展開新人懸命に追う

 自民現職の村上が優位に戦いを進め、無所属新人の大友が懸命に追う。
 村上は地盤とする市東部を中心に浸透。後援会の組織力を生かして票の上積みを目指す。大友は草の根の運動で小まめに支持を訴え、無党派層などの取り込みを期す。

 【岩 沼】(1―2)
大友健66元新聞記者  無新 
村上智行47元岩沼市議  自現(2)(公推)


◎亘理/自民現職が先行新人は浸透図る

 自民現職の渡辺和が先行し、無所属新人の渡辺庄が追う展開。無党派層や若年層の投票動向が鍵を握る。
 渡辺和は7期の実績と復興施策を掲げ、各種団体の推薦を得て支持を固める。出馬表明が9月下旬と出遅れた渡辺庄は選挙区内をくまなく歩き、浸透を図る。

 【亘 理】(1―2)
渡辺和喜74元衆議員秘書 自現(7)(公推)
渡辺庄寿62会社社長   無新 


2015年10月22日木曜日

4111チバQ:2015/10/24(土) 17:39:28
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1162/20151024_05.html
<宮城県議選>16選挙区の終盤情勢を追う(下)

 宮城県議選は25日の投開票まで間近となった。東日本大震災からの復興の針路、安全保障関連法や環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意などへの賛否をめぐり、無投票の7選挙区(計11人)を除く16選挙区で75候補が舌戦を展開する。最終盤に突入した各選挙区の情勢を追った。(敬称略)

◎塩釜/自民2氏と共産三つどもえ続く

 自民現職の佐藤、共産現職の天下、自民元議員の柏による三つどもえ戦は横一線のまま最終盤に入った。
 4選に挑む佐藤は、地道な政治活動を原動力に市内全域で浸透する。22日は200人規模の集会を開き、票の上積みを図った。
 再選を期す天下は議席死守に向け、応援の党国会議員と街頭に立つ。党派を超えた支持を訴え、女性への働き掛けを強める。
 5期目を狙う柏は、背水の陣で臨む後援会の動きが活発化。地域に細かく分け入り、新たな支持者獲得に全力を挙げる。

 【塩 釜】(2―3)
柏佑整68党市支部長  自元(4)(公推)
佐藤光樹47党県政調会長 自現(3)(公推)
天下みゆき59党県委員   共現(1)


◎石巻・牡鹿/2氏堅調 中位混戦

 ともに組織力のある無所属現職2人が首位を争う。
 斎藤は地盤の蛇田を軸に票固めに余念がない。石巻市の旧町部や女川町にも浸透し、6選を見据える。4選を目指す本木は後援会組織がフル回転。建設業団体などの支持をまとめ、堅調に戦いを進める。
 中位以下は混戦模様。共産現職の三浦は党支持層に加え、安全保障関連法や原発再稼働への批判票を集め再選をうかがう。5選を狙う自民現職の池田は農業・運輸団体の支援を得る。地元の旧河南町や旧桃生町で支持固めに躍起だ。
 民主現職の坂下は県議を10期務めた父故清賢から続く支援者らが奮起。党県連のてこ入れで5選を狙う。
 自民元議員の佐々木は市中心部の商工業関係者に強みを見せる。党幹部が応援に入り、返り咲きの5選を期す。民主元議員の加賀は旧市内で集中的に個人演説会を開催。4選に向け女性票や無党派層の取り込みを急ぐ。

 【石巻・牡鹿】(5―7)
本木忠一58会社役員   無現(3)
池田憲彦62会社社長   自現(4)(公推)
佐々木喜蔵66食堂経営   自元(4)(公推)
坂下賢53元会社員   民現(4)
加賀剛63団体役員   民元(3)
三浦一敏65党地区委員長 共現(1)
斎藤正美60会社員    無現(5)


◎気仙沼・本吉/自民系首位争う維新と新人競る

 自民、公明の推薦を得た無所属新人の守屋と、自民現職の畠山がトップ争いを展開。最後の1議席をめぐり、維新現職の境と無所属新人2人が競る。
 守屋は地元の気仙沼市階上を手堅くまとめ、街頭演説を小まめにこなして全域に支持を広げる。6選に挑む畠山は保守票の流出を警戒しながら、長年培った水産業界の支援を受け安定した戦い。
 再選を狙う境は候補擁立を断念した民主の自主的な応援を取り付け、票上積みを狙う。無所属新人2人のうち、斉藤は元県職員としての経験を打ち出して浸透に懸命。山崎は防潮堤建設見直しなどを訴え、元東京都江戸川区議の経験も強調する。

 【気仙沼・本吉】(3―5)
山崎哲47元団体職員  無新 
境恒春36党県副代表  維現(1)
斉藤巳寿也50行政書士   無新 
畠山和純69元県議会議長 自現(5)
守屋守武56会社役員   無新   (自・公推)


◎多賀城・七ヶ浜/保守系3氏先行共産新人が猛追

 自民現職の仁田と寺沢、無所属新人の深谷の3人が保守票を奪い合いながら先行。共産新人の戸津川が激しく追い上げる。2議席をめぐる争いは最終盤までもつれそうだ。
 7選を狙う仁田は地元の七ケ浜町と多賀城市西部をまとめ上げた。個人演説会も精力的に展開する。
 寺沢は各種団体や党国会議員の支援を受け、経験と実績を強調し3選に向け組織を引き締める。
 深谷は選挙区内の一部保守系議員と若手経済人が支援。若さを押し出し、無党派層への浸透を図る。
 戸津川は党支持層を固めた。安保法批判や子育て支援を訴え、同世代にアピールする。

 【多賀城・七ケ浜】(2―4)
戸津川永33党地区委員  共新 
寺沢正志65会社社長   自現(2)(公推)
深谷晃祐35楽器販売業  無新 
仁田和広65会社社長   自現(6)(公推)

4112チバQ:2015/10/24(土) 17:40:11
◎登米/現元3氏横一線に

 現職と元議員の3人が前回に続き大接戦を展開して先行。新人の佐々木が激しく追い上げる。
 雪辱を期す自民元議員の熊谷は支持者が危機感を強める。旧迫町などの集票を鍵に2期目を狙う。3選を目指す自民現職の只野は当選圏に食い込もうと必死。全域で票の掘り起こしに取り組む。3選が懸かる無所属現職の渡辺は後援会の動きが活発化。地盤の旧南方町の足場固めも進める。
 無所属新人の佐々木は民主の支援を受けつつ、同級生らを核に支持拡大を図る。女性票の受け皿も狙う。無所属新人の白鳥は旧南方町、旧米山町を軸に知名度アップに懸命。

 【登 米】(2―5)
佐々木奈津江51元参議員秘書 無新 (民推)
白鳥昭浩54元国交省職員 無新 
只野九十九67会社社長   自現(2)(公推)
熊谷盛広64農林業    自元(1)(公推)
渡辺忠悦65医療法人理事 無現(2)


◎栗原/3氏が競り合う前回に続き激戦

 無所属現職の川嶋、自民現職の長谷川、無所属元議員の熊谷が横一線に並び、前回に続き激戦となっている。
 4選を期す川嶋は地盤の若柳や金成で浸透するが南部で苦戦。県とのパイプを強調し、女性組織などが支える。3選を狙う長谷川は党組織がフル回転。「祖父で元法相の故峻から続く長谷川の火を消すな」と躍起だ。
 熊谷は農業問題、指定廃棄物最終処分場反対を訴える。「政治生命を懸ける」と前回の雪辱を期す。

 【栗 原】(2―3)
熊谷義彦64社民党県役員 無元(3)(社推)
川嶋保美71会社会長   無現(3)
長谷川敦42元衆議員秘書 自現(2)(公推)


◎大崎/自民現職2氏を新人4人が追う

 先行する自民現職の菊地と中島を新人4人が追う。
 3選を目指す菊地がトップをうかがう。地元の旧古川市などで個人演説会を連日開き、組織を引き締める。中島は票の上滑りを警戒。4選を視野に地盤の旧岩出山町、旧鳴子町を固め、古川などにも浸透する。
 新人のうち自民の佐々木は拠点の旧三本木町を足掛かりに旧鹿島台町、旧松山町への浸透を図る。共産の内藤は元鹿島台町長らの支援を受け、安保法廃止などを訴える。古川でも票の上積みを狙う。
 社民の菅原は党の議席を守ろうと懸命。支持労組を引き締め、個人票の掘り起こしを急ぐ。無所属の高橋は、個人演説会を積極的に開き、支持拡大を図る。

 【大 崎】(4―6)
菊地恵一57贈答品販売業 自現(2)(公推)
高橋憲夫68会社役員   無新 
内藤隆司57党地区委員長 共新 
菅原厚58連合宮城役員 社新 
中島源陽53農業     自現(3)(公推)
佐々木賢司45会社社長   自新   (公推)


◎加美/新人先行現職追う

 無所属新人の高橋が先行し、自民現職の皆川が激しく追い上げる。
 高橋は票田の旧中新田町、指定廃棄物最終処分場建設候補地がある旧宮崎町で優位に立つ。知名度に勝る皆川は4期務めた経験と実績を前面に出し、全域で票の上積みを目指す。

 【加 美】(1―2)
皆川章太郎62元衆議員秘書 自現(4)(公推)
高橋啓61元加美町職員 無新 


◎遠田/新人の一騎打ち前美里町長優位

 無所属新人の一騎打ちは前美里町長の佐々木がリードし、赤坂が追う展開。
 佐々木は連日3カ所で個人演説会を開き、美里、涌谷両町で手堅く支持を固める。赤坂は地盤の旧南郷町に加え、涌谷町でも重点的に街頭活動を行い、支持を呼び掛ける。

 【遠 田】(1―2)
赤坂芳則65農業法人社長 無新 
佐々木功悦67前美里町長  無新 


2015年10月23日金曜日

4113チバQ:2015/10/24(土) 17:45:51
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20151023ddlk02040239000c.html
<あおもりEYE>平川市長選違反事件、1人除き有罪確定 買収原資、解明ならず /青森

10月23日 12:28毎日新聞

 昨年1月の平川市長選を巡り、前市長に加え当時の20市議中15人が現金買収などで公職選挙法違反の罪に問われた前代未聞の選挙違反事件は、2審でも有罪が維持されたいずれも元市議の佐々木利正(51)、成田敏昭(72)両被告が上告期限の22日、上告を断念した。これで上告中の元市議の古川敏夫被告(70)以外の全員の有罪が確定することになり、事件は「終幕」に近づいている。だが依然として未解明部分も残り、その一つが「買収の中心人物」とされた前市長派の元社会福祉法人理事長(67)=有罪確定=による買収資金の「原資」だ。元理事長は「市の発注工事に絡んで業者から金をもらい、買収資金にした」などと供述していたことが関係者への取材で判明したが、公判ではこうした「カネの流れ」の詳細な解明には至らなかった。【松山彦蔵】

 ■15人中6人控訴

 1審・青森地裁弘前支部で有罪とされた前市長や元市議15人のうち、元市議6人が仙台高裁秋田支部に控訴した。6人が不服としたのは「元理事長から2013年8月10日、6人がそれぞれ20万円を受け取った」という1審判決の認定だ。6人は「元理事長には会っていないし、金ももらっていない」などと全面否認したり、金額や趣旨で反論したりするなどした。

 ■「業者から現金」

 元理事長の証言の信用性が争われる中、注目されたのが買収資金の「元手」だ。元理事長は昨年2月に逮捕された後の取り調べで、2010年の市長選で前市長と一騎打ちで争った元市議だけには「他の議員と区別し、100万円渡した。この金は青森市の設計事務所社長が13年の盆過ぎ、私の事務所に持ってきた」と供述。さらに「以前から市が発注した公共工事を受注させる見返りに業者から現金をもらっていた」と述べ、「(このことは)前市長も知っていた。業者からの金で市議の買収金や前市長の事務所家賃などの選挙資金を捻出していた」などと生々しく語っていた。

 ■「津軽選挙」再び?

 こうした供述が事実なら、公共工事を利用して業者から巻き上げたカネで私腹を肥やし、さらに選挙資金に回して利権構造を維持するという「津軽版金権選挙」の一端がまた繰り返されたことになる。

 1審判決によれば、元理事長は約400万円の買収金を準備。自身も法廷で「選挙資金700万〜800万円を出した」「出所は自宅にため置いた『たんす預金』」などと証言している。だがこうした資金が「どこから」工面されたかについて詳細な解明はされなかった。

 控訴した元市議側は「元理事長は買収金の原資についての追及を免れるため、捜査当局に協力し迎合した」などと主張したが、控訴審は元市議側の主張を退け、「元理事長が(当時の)15市議らに現金を渡したという供述の核心部分は揺らいでいない」と判断。1審同様に有罪を維持し、元理事長の証言通りの構図を認めた。

4114チバQ:2015/10/24(土) 17:48:16
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20151021ddlk04010023000c.html
<’15県議選みやぎ>選択の現場から/上 復興道半ばの南三陸町 議員の姿どこに /宮城

10月21日 10:47毎日新聞

 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町歌津地区・伊里前(いさとまえ)の市街地。仮設商店の店主(65)は、積み上げられたかさ上げ用の土の山を見上げ、「町に要望を繰り返して、やっとここまでこぎ着けた」と感慨深げに語る。

 町役場がある志津川地区はかさ上げが進み地形が変わるほどだが、伊里前の着工は来年。利用できる復興事業のメニューがすぐには見つからなかったためで、町が住民の要望を受けて復興庁と折衝を重ね、「高台移転の元地の有効利用」としてようやく復興交付金の対象事業となった。店主はそんな苦労を振り返る中で、「県議さんはあまり来たことないね。むしろ国会議員の顔をよく見かけたぐらいで」と付け加えた。

 ■いなくてもいい?

 前回の県議選から合区で気仙沼・本吉選挙区となり、南三陸町を地盤とする県議はいなくなった。今回も5人の候補者はすべて気仙沼からの出馬となる。

 9月の記者会見でそうした状況について問われた佐藤仁町長は「復興の課題は、復興庁と直接やり合ってきた。県の位置づけが中2階的状態になり、県議も難しい立ち位置だ」と述べ、地元県議の不在が復興の支障にはならないとの認識を示した。

 疑問の声も上がる被災地における県議の役割について、旧本吉選挙区で5回当選し議長経験もある元県議の高橋長偉さん(74)は「これからが県議の働き時だ」と異なる見方を示す。「基盤整備は国主導でもよかったかもしれない。だが、市街地復興などより住民に密接な事業になれば、地域の実情を踏まえて政策提言ができる県議の重要性は増してくる」と指摘する。

 ■仮設住民に疎外感

 市街地が丸ごと流された南三陸町からは約300世帯700人が町外の仮設住宅で避難を続ける。うち200世帯が入居する登米市の南方仮設住宅は志津川地区から車で40分の距離。敷地内には気仙沼・本吉選挙区の候補者ポスター掲示板が設けられ、期日前投票所も23、24日に巡回してくる予定だ。

 開設から4年過ぎたが、最大時の半数強が残る。住民の男性(75)は、経済力がなく、年金暮らしの高齢者が目立ち、会話はいつも暮らしの不安に行き着くと漏らす。そんな中での選挙に「県がどんな復興事業をしていて、進んでいるのか、遅れているのかという情報は届かない。被災者の介護や後期高齢者医療の保険料軽減など、訴えたいこともあるのに」と、県政との距離を嘆く。県の取り組みを伝え、被災者の声を聞く県議がいれば心強いが、告示前に候補者1人がパンフレットをポストに入れていっただけ。他は見かけた記憶はないという。【井田純、山田研】

    ◇

 震災復興の加速、人口減対策、安全保障関連法への賛否--。それぞれの課題を抱える県内各地の有権者は25日投開票される県議選に何を託そうとしているのか、選挙区を歩いて報告する。

4115チバQ:2015/10/24(土) 17:48:40
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20151022ddlk04010240000c.html
<’15県議選みやぎ>選択の現場から/中 選挙に関心薄い仙台市 市民、参加お膳立て /宮城

10月22日 11:33毎日新聞

 県議選告示2日前の14日午後、宮城野選挙区(仙台市宮城野区)の立候補予定者が入れ替わりで地元の市民センター会議室を訪れ、「まちづくり」への考えを語った。題して「お話カフェ」。企画したのは泉区で2人の子どもを育てる砂子啓子さん(42)だ。

 立候補者5人のうち4人が参加して持ち時間は15分ずつ。「子どもの医療費無料化や少人数学級を実現する」「女性のキャリアが出産で止まるのは日本の衰退に直結する」「大学医学部の新設で地域医療の偏在是正が期待される」「災害に強いまちづくりをしたい。地域のつながりが大切」--などと訴えた。

 ■6割棄権に危機感

 有権者約20人も熱心に耳を傾けた。被災した沿岸部の主婦(40)は小学1年の娘と一緒にバスで来た。「選挙カーも来ないような地域に住んでいるので、全員の話を聞いて、学校の環境改善を考えてくれる人を選びたい」と語った。フェイスブックには「よく勉強している方もいたが、そうでない方も多いようだ」「医療や福祉を話さない政党は県民に目が向いていない」など参加者の声も公開されており、それぞれ候補者の人柄や主張の違いを感じ取ったようだ。

 砂子さんは9月末から立候補予定者を訪ねて依頼、宮城野、泉の仙台市内2選挙区でお話カフェを開いた。いずれも予定者の過半数が参加した。砂子さんが動いた理由は、8月の仙台市議選で投票率が35・83%と過去最低だったのに驚いたからだ。同時に、自身も政策を把握せずイメージなどで投票していたことに気づいたという。

 今後も市民と議会の橋渡しを続けるという砂子さん。「有権者が学んで変わらないと政治も変わらない。こういう会が各地で開かれるようになってほしい」と訴えた。

 ■デモから投票へ

 「多くの国民が政治に無関心でいた。その結果が安全保障関連法だ」。国会での成立から1カ月となった19日夜、学生グループ「SEALDs TOHOKU(シールズ東北)」のメンバー5人が青葉区の繁華街で訴えた。東北大2年の斎藤雅史さん(20)も「GO VOTE(投票に行こう) 宮城県議会選挙」とボードを掲げ、投票を呼びかけた。

 シールズ東北は今年7月に活動を始め、仙台や山形などで安保関連法への抗議活動を展開したが、国会の多数派を動かすことはできなかった。反省を踏まえて話し合った結果、「政治の流れを変えるにはデモと選挙の両方が必要」と、日ごろの選挙での意思表示の重要性を再確認し、街頭宣伝やツイッターなどで投票を呼びかけることにしたという。

 県議選は、斎藤さんにとって初めての選挙になる。「身近にも生活のためにアルバイトを掛け持ちする学生がいる。安保が一番大事だけど、労働や貧困など身の回りの多くの問題に自治体が関わっているとの意識も持って臨みたい」。候補者の考えを吟味し、投票先を決めるつもりだ。【山内真弓、川口裕之】

4116チバQ:2015/10/24(土) 17:49:02
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20151023ddlk04010046000c.html
<’15県議選みやぎ>選択の現場から/下 投票率落ち込む石巻市 被災者、冷めた視線 /宮城

10月23日 10:54毎日新聞

 東日本大震災で最も被害が大きかった石巻市では震災後の選挙で投票率の落ち込みが続く。新たなまちづくりや、人口減、地域衰退の打開策など議論すべき課題は山積する中、いかに有権者を投票所に呼び戻すかが課題になっている。

 震災直後の2011年の県議選石巻・牡鹿選挙区(石巻市、女川町)では、石巻市が過去最低の投票率48・13%(前回比5・06ポイント減)だったのに対し、町議選もあった女川町は70・14%と対照的な結果になった。13年の市長選も44・16%(14・66ポイント減)、14年の市議選も52・82%(8・72ポイント減)と落ち込み、直近の国政選挙も40%台と低投票率が続く。特に半島部の雄勝地区では市長選当日の投票率が市内最低の25・63%となるなど落ち込みが激しい。

 ■投票所は来ても

 同市選管は13年7月の参院選から仮設住宅に期日前投票所への送迎バスを走らせてきたが利用はわずかで、今回は初めて投票所を仮設住宅団地5カ所に1日ずつ巡回もさせて利便を図る。住民票を移さないままの仮設住民も多く、投票日に住所地の投票所に出向く不便さを解消するための措置だ。

 三陸道に近い内陸部の仮設旭化成団地では住民の女性(82)が19日朝に巡回してきた期日前投票所を訪れた。名簿を確認し、1票を投じるまで5分で済み、「近くで投票できて、ほんと助かる」と笑顔を見せた。約8キロ離れた沿岸部の南浜地区で被災したが、住民票は移していない。前回の県議選は巡回バスに30分乗って市役所で期日前投票した。息子夫婦と孫2人の5人で仮住まいを続けて4年。「一冬越えると、新居に移れる」と笑顔で話す。

 だが、県議会に望むことを尋ねると、険しい表情に。「巡回バスの本数は減らされ、街灯も少ない。仮設暮らしの不自由さを市議や県議に訴えたけど何も変わらなかった。悔しくて、本当は投票したくなかった」。1票は遠戚の候補に入れた。

 同じく内陸部の仮設南境団地で3人の子を育てる女性(23)は「子育てで忙しいこともあるが、投票しても何も変わらないと思ってしまう」。被災後に選挙権を得たが、一度も投票したことがない。

 ■選挙どころでない

 投票の利便性は確保されても、議員の働きに不満を募らせる被災者は多い。最前線で有権者と向き合う陣営幹部は「復興が遅れ『選挙どころでないべ』という空気はまだある。前回と同じ顔ぶれで新鮮味もない」と冷めた視線を感じている。

 特に05年の自治体合併で石巻市に組み込まれた半島部など旧町を地盤とする候補者は少なく、距離感が広がっている。旧雄勝町住民のとりまとめ役となっている男性(75)は「避難で地域やそこでの仕事を離れた住民が多数で、議員とのつながりもなくなり、選挙に興味を失っているのではないか」と現状を語る。同町で被災し約20キロ離れた南境団地に入る住民の女性(84)は「足が悪いから雄勝の投票所まで行けなくて」と、前回は棄権した。今回は、21日に投票所が巡回してきたが、介護施設のデイサービスに行くため利用しなかった。「関心がないわけじゃないけど、候補者の違いも分からない」。25日の本番も投票に足を運ぶか決めかねている。【百武信幸】

4117チバQ:2015/10/25(日) 14:40:16
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151024_11050.html
<宮城県議選>自・公 激戦区てこ入れ

 宮城県議選投開票まで2日に迫った23日、自民、公明両党の現閣僚と前閣僚が相次いで県内入りし、激戦区をてこ入れした。野党も中堅を投入し政権批判を展開、与野党で火花を散らした。
 自民の石破茂地方創生担当相は午後、多賀城市役所前を皮切りに沿岸部や県北を回って夜に仙台入り。計11カ所でマイクを握った。
 仙台市青葉区の個人演説会場で石破氏は「集団的自衛権の行使を認めない民主の主張は国際社会で通用しない」と安全保障関連法の正当性を強調。「子どもを生み育てられる地方が国をつくる。将来を見通せる候補が県政を担う」とエールを送った。
 公明の太田昭宏前国土交通相は宮城野、太白区などの街頭で応援演説。「大臣として仙台空港民営化の大きな流れをつくった。訪日外国人は増加し続けており、地方創生の要となる観光立国の取り組みでも、公明を先頭に立たせてほしい」と実績をアピールした。
 野党は民主の山井和則元厚労大臣政務官(衆院京都6区)が午前、青葉区でマイクを握った。「全国が注目している選挙。安保法を強行採決し、TPP(環太平洋連携協定)を審議する臨時国会の開会に応じない自民に地方から怒りをぶつけてほしい」と訴えた。


関連ページ:宮城政治・行政
2015年10月24日土曜日

4118チバQ:2015/10/26(月) 01:08:54
http://www.sankei.com/politics/news/151026/plt1510260001-n1.html
2015.10.26 00:44
【宮城県議選】
共産党、県議会最多タイ議席を獲得、第2会派に

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 任期満了に伴う宮城県議選(定数59)は25日、投開票が行われ、共産党が8議席を獲得した。同党によると、現在、全43県下で最多の長野県議会の同党議席数と並び、宮城県政史上初めて第2会派に躍進する。

 今回は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意後初の大型地方選挙で、各政党幹部が選挙応援のため宮城県入りしていた。

 共産党は前回より2人多い9人を擁立。17日には小池晃副委員長が仙台市で応援演説し、安全保障関連法廃止や原発再稼働反対を訴えて支持を広げた。同党は8月の仙台市議選でも3選挙区でトップ当選を果たしていた。

4119チバQ:2015/10/26(月) 20:37:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201510/CK2015102602000224.html
宮城県議選 共産8議席で第2党 自民、単独過半数に届かず
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2015年10月26日 夕刊


 任期満了に伴う宮城県議選(定数五九)は二十五日投開票され、自民党が前回より一議席減の二十七議席で、目標とした単独過半数に届かない一方、安全保障関連法や環太平洋連携協定(TPP)、原発再稼働への反対を主張した共産党が前回の四議席から倍増となる八議席を獲得し、県議会第二党となった。
 安保法の成立と、TPP大筋合意後初の都道府県議選。議席を大きく伸ばした共産党は、来年の参院選に向け攻勢を強める考えだ。
 県選挙管理委員会によると、投票率は40・03%で、前回より1・66ポイント下がり過去最低。民主党は二減の五議席、維新の党は一議席、公明党は前回と同数の四議席、社民党は二減の一議席。無所属は十三議席だった。
 選挙戦は二十三選挙区に八十六人が立候補、うち七選挙区の十一人が無投票当選。東日本大震災からの復興加速や、少子高齢化が進む中での地域振興策が主な争点となった。
 自民の稲田朋美政調会長や民主の岡田克也代表ら与野党幹部が応援のため宮城入り。与党側は経済政策や復興事業の成果を強調、野党側は安保関連法やTPPをめぐり批判を強めていた。県議選は震災があった二〇一一年から統一地方選と別日程で行われている。

4120チバQ:2015/10/26(月) 20:43:21
http://www.sankei.com/politics/news/151026/plt1510260018-n1.html
2015.10.26 12:44
【宮城県議選】
菅官房長官「社民、民主の激減が印象的」 自民議席減は「一喜一憂しない」

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 菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、25日に投開票された宮城県議選の結果について「社民党、民主党が大幅に議席を減らしたのが非常に印象的だった」と述べた。自民党の議席減については「いつも無所属で出た人が後で自民党に入党する。一喜一憂することはない」と語った。

 宮城県議選では共産党が8議席を獲得し、前回の4議席から倍増。自民党は27議席(前回28)、民主党は5議席(同7)、社民党は1議席(同3)だった。

http://www.sankei.com/politics/news/151026/plt1510260010-n1.html
2015.10.26 08:00
【宮城県議選】
共産が8議席に倍増し第2会派に 自民27議席 民主はわずか5議席 





 任期満了に伴う宮城県議選(定数59)が25日、投開票された。東日本大震災からの復興加速や、少子高齢化が進む中での地域振興策が主な争点。安全保障関連法の成立後初の都道府県議選で、共産党は8議席を獲得し、改選前の4議席から倍増させた。

 仙台市の太白選挙区で、投票者数と実際の票数を確認し直すトラブルがあり、一部開票作業が続いた。

 県選挙管理委員会によると、投票率は40・03%で、前回より1・66ポイント下がり過去最低。無投票当選も含め、会派別議席は自民27、共産8、民主5、公明4、維新1、無所属13だった。

 選挙戦は23選挙区に86人が立候補。自民の稲田朋美政調会長や民主の岡田克也代表ら与野党幹部が応援のため宮城入りした。与党側が安倍政権の経済政策や復興事業の成果を強調したのに対し、野党側は安保関連法や環太平洋連携協定(TPP)への批判を強め、支持拡大を図った。

 宮城県議選は震災があった2011年から統一地方選と別日程で行われている。


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