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第22回参議院議員選挙(2010年)
6934
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:12:10
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006190002
風はどこへ 2010参院選(3)/みんな
2010年06月20日
宇都宮市中心部の街頭で支持を訴える荒木大樹氏=13日午後、東武宇都宮百貨店前
塩谷町の建設会社員、柿沼章広さん(54)は今度の参院選でも「みんなの党に入れようかな」と心が傾いている。仕事で官公庁と付き合う中で、「民間ならそんな仕事は1人でやるのに」といったムダを目にすることが多い。「渡辺さん(喜美代表)なら公務員制度改革をちゃんとやってくれるのでは」と期待する。
地元に仕事を持ってきてくれる自民党に投票してきた。だが、昨夏の総選挙では「年金制度一つとっても自民の政策はもうダメ。1回休んでもらおう」と、小選挙区は棄権したものの、政権交代に期待して比例区はみんなの党に入れた。民主党が掲げた「コンクリートから人へ」というスローガンに対して「すべての公共事業が悪いわけではない」と反発する部分もあった。
ただ、自民政権のころから公共事業は減っていた。民主政権になって会社の業績にはっきり悪影響が出ているわけでもない。官の無駄に切り込む「事業仕分け」は痛快だった。「まだ自民に政権を戻すべきではない。沖縄の基地問題でもいろいろあったが、(政権の)外から見ていたのと実際にやるのは違うのは当然。せっかく政権を代えたのだから、民主にもう少しやらせてみてはどうか」と思う。
「みんなの党に政権を担う力はまだない」というのが率直な感想だ。参院選で民主と自民がきわどい勝負をしそうなら、民主に入れようとも考えていた。「菅さんが首相になって世の中の雰囲気ががらっと変わった。自分が民主に入れなくても、政権が自民に戻ることはないだろう」
◇ ◇
宇都宮市のタクシー運転手、三尾谷憲司さん(53)は昨夏の総選挙で、小選挙区では30年来支持してきた自民の候補に投票したが、比例区はみんなの党に入れた。昔からの自民支持者として、故渡辺美智雄元外相のようなリーダーシップを感じる渡辺喜美代表を応援したいという気持ちが強い。
10歳の息子と7歳の娘がいる。最近、娘の小学校の体操着を買いに行ったら、指定品でびっくりするほど高かった。息子も最近、塾に行きたいと言い出した。子ども手当は確かに魅力だ。それでも「総選挙の時、民主のマニフェストにもぐらっときたが、財源をどうするのか説明してくれないと信用できない」と感じていた。実際、菅首相は就任後すぐに来年度からの満額支給の断念を表明した。
参院選でも比例区はみんな、選挙区は自民に投票しようかと思案中だ。「私は喜美さんが好きなだけ。みんなの党だからってよく知らない候補に入れようとは思えない」
◇ ◇
今月13日午後、宇都宮市の東武宇都宮百貨店前。参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定でみんなの党新顔の石材販売会社社長、荒木大樹氏(39)が演説しているそばで、陣営スタッフが「渡辺喜美がやって来ます」と呼びかけながら、休日の買い物客らに集会のビラを配っていた。
「個人名や党名で呼びかけてもピンときてもらえない。渡辺代表の名前を出すと振り向いてもらえる。ビラがほしいと相手から言われることもある」と陣営関係者。荒木氏も「私自身の選挙ではなく、渡辺代表の代理のつもりで活動している」と公言する。
栃木県は渡辺氏の地元だが、選挙区への候補者擁立は難航。発表は3日にずれ込んだ。渡辺氏の後援会関係者は「出遅れた。『みんなの党』と書いてもらうのは簡単だが、『荒木大樹』では難しい」とこぼす。
美智雄氏以来の強固な地盤も、渡辺氏の自民離党後は一枚岩ではなくなりつつある。衆院議員である渡辺氏の選挙区内の那須塩原市では、渡辺氏を支援する市議18人のグループが18日、「すでに自民の立候補予定者を支援している議員もいる」として自主投票を決定。渡辺氏に近い自民県議で作る旧「自民温知会」メンバーだった10人のうち、これまでにみんなの党に合流したのも4人にとどまる。
荒木氏は都市部の無党派層に働きかけるため、宇都宮市や小山市といった人口が多い地域で街頭演説を繰り返している。みんなの党は最近まで、鳩山政権や、その「失政」を追及しきれない自民に対する不満の受け皿として順調に支持を広げていた。だが、荒木氏の擁立発表の直後に菅内閣が発足して民主の支持率が急回復すると、「参院選でみんなの党に投票する」という人の割合も低下。風向きは一変したようにも見える。
6935
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:12:37
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006200001
2010参院選(4)/共産・社民・公明
2010年06月21日
派遣労働の規制強化などを訴える県労連のデモに参加する小池一徳氏(左端)=10日夜、宇都宮市
「派遣労働の規制を緩める前の状態にいったん戻すべきだ。民主党にも社民党にも自民党にも、取り組んでくれる議員はいない」
いすゞ自動車栃木工場(栃木市大平町)で派遣労働者として働いていた2008年末、契約期間中にもかかわらず解雇された五戸豊弘さん(50)は、今度の参院選でも共産党に
投票するつもりだ。
05年の総選挙では「何となく日本が変わるかな、というくらいの感じ」で自民に投票。昨夏の総選挙では、職を失った五戸さんの相談に唯一乗ってくれた共産に入れた。共産を支持する県労連のデモなどに参加するようになり、09年4月には党員になった。
だが、派遣切りに遭った仲間たちから「派遣労働者への風当たりが強くなるから、そういう運動やめてよ」と言われることも。五戸さんは「新しい仕事が見つかった人は、もうひとごとに感じているっていうか。自分のような人間は少数派って気もする」。
故郷の青森県に妻(42)と子供3人を残し、同市に部屋を借りて職探しを続ける。失業給付は昨年10月末に切れ、月9万6千円の生活保護が頼りだ。家賃や光熱費を支払うと残りは4万円ほど。以前は家族に月10万円を仕送りしていたが、もうできない。履歴書を受け取ってくれた企業はまだない。「大企業を相手取って目立つ活動をしているからだ」と感じる。
◇ ◇
今月15日の午前7時半、JR宇都宮駅西口前。参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定の共産新顔で党県書記長、小池一徳氏(49)は「消費税増税を国民に押しつけようとする菅政権のもとでは、古い自民党の政治に戻ってしまう」と通勤客らに語りかけたが、立ち止まる人はほとんどいなかった。
「格差拡大」を背景に、派遣労働問題を鋭く追及する志位和夫・党委員長の国会質問がネット上で若者の共感を集め、新たな支持層の開拓が期待された時期もあった。しかし、政権選択が焦点となった昨夏の総選挙では2大政党のはざまに埋没。その後も支持率は伸び悩む。
小林年治・党県委員長は「『共産党に伸びてほしい』と声をかけてくれる人は増えているが、『投票してくれる』のとは違う。一人一人の有権者に党の考えが伝わるよう、もうひと踏ん張りしなければならない」と分析する。
小池氏は、五戸さんら県労連メンバーがいすゞ自動車やキヤノンの本社を8日に訪れ、解雇撤回と正社員としての雇い入れを要求した時にも同行。10日に宇都宮市内で行われた県労連によるデモにも参加し、先頭に立って「ワーキングプアをなくせ! 国民のための政治を行え!」と道行く人たちに訴えかけた。以前勤めていた生協の組合員の会合や、日米安全保障条約反対の集会など、党の政策と考え方が比較的近そうな人たちの集まりにもこまめに足を運ぶ。ネット利用者に訴えかけようと今月、3度目の国政挑戦にあたり初めてブログを開設した。
◇ ◇
栃木選挙区への候補者擁立を模索していた社民党は14日、擁立見送りを決めた。立候補を希望する50歳代の女性が現れたものの、「態勢づくりが間に合わない」という。
県内の小選挙区で一人の候補者も立てられなかった昨夏の総選挙に続く「不戦敗」。宇賀神文雄・県連合幹事長は「党員は減り続け、高齢化も進んでいる。チラシを配って回るのも大変だ」と嘆く。
社民は米軍普天間基地の移設問題を巡る対立をきっかけに5月末、連立政権からの離脱を決定。「平和の党」として筋を通したものの、党の支持率上昇にはつながっていない。宇賀神幹事長をはじめ、党県連合の幹部らは自ら車のハンドルを握り、県内各地の支持者を訪問。党の生き残りをかけ、比例区での支持拡大に全力を挙げる。
公明党も比例区のみの選挙戦となる。国政では1999年から自民と連立政権を組み、公明支持者が選挙区で自民候補に投票する代わりに、自民支持者が比例区で公明に投票する選挙協力を続けてきた。だが、昨夏の総選挙後、自民とともに野党に転落。協力も白紙に戻った。
その後、鳩山政権の支持率が急落するなかで公明は「反民主」に傾いた。参院選では「自民とはこれまでの信頼関係がある。局地的で非公式な現場レベルの選挙協力はあり得る」(遠藤乙彦県本部代表)という。ただ、自民支持者からの得票は大幅に減るとの見方が大勢だ。野党として独自色を強める公明の「実力」が問われることになる。
6936
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:13:52
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100620/tcg1006200223000-n1.htm
【参院選 迫る決戦】栃木の情勢(上)民主新体制、去り行く嵐
2010.6.20 02:22
このニュースのトピックス:選挙・栃木
「鳩山由紀夫(前)総理と小沢一郎(前)幹事長の身を捨てた決意を無駄にできない。参院選は絶対負けてはならない」
民主現職で3選を目指す簗瀬進氏(60)は13日、宇都宮市で枝野幸男幹事長、岡田克也外相と街頭演説で訴えた。簗瀬氏は新党さきがけ、旧民主党結党以来の盟友、鳩山氏を「(米軍普天間飛行場移設を)『最低でも県外』『5月末決着』と言ったこの2つがオウンゴールだった。2つさえなければ」とかばった。
政局に翻弄されて
昨年夏の衆院選の大勝と政権交代の熱気は、鳩山政権への国民の期待を一気に高めたが、沖縄の米軍基地移設問題への鳩山氏の言説と、同氏と小沢前幹事長の「政治とカネ」の問題で、国民の支持は急降下。政権末期の低支持率には、参院の改選議員から「選挙はとても戦えない」と悲鳴にも似た声が上がっていた。
選挙に向けて簗瀬陣営では、民主県連と連合栃木が1月、総合選挙対策本部を設置。党と労組が一体となった選挙態勢をいち早く構築し、他陣営をリード。現職の知名度と与党としての強みを発揮し、選挙準備に余念がないはずだった。
しかし、その後、鳩山政権のほころびが目立ち始めると、表向きの選挙活動は鳴りを潜めた。それまで折に触れて開いていた大きな集会は控え、街頭演説も聞かなくなった。強まる逆風の中、選対幹部の党県議は「今はじっとし、事を荒立てず、嵐が過ぎるのを待つしかない」と本音を語っていた。
2月に鬼怒川温泉で行われた地元衆院議員の新春の集いで、来賓として招かれた小沢前幹事長があいさつに立つと、支援者から「やめろ」のヤジが飛んだ。4月の政権交代後初の県連大会では、県連幹部から支持率低下を懸念する意見が多く出た。当時の民主の困惑ぶりが垣間見える。実際、3月末〜4月に行われた3市町長選で民主推薦候補が3連敗するという結果に表れている。
「手を振ってくれる」
それが6月、鳩山、小沢両氏の電撃辞任と菅直人新首相の誕生で、風向きが一気に変わった。強い逆風から順風へ。ツートップの退陣から数日後、選対幹部は「街頭演説で市民が手を振ってくれるようになった」と手応えを感じた。
期待が高かっただけに失望感も強かった民主政権。「今度こそ国民の期待に応える政策を実現する」と政権安定を訴えるが、それはとりもなおさず、今度の参院選で単独過半数を取るということだ。
◇
国会が閉会し、改選を迎えた参院議員らは24日の公示に向け事実上の選挙戦に突入した。頭をすげ替えても、郵政改革法案をめぐりゴタゴタが続いた民主連立政権。民主は安定政権を確立し、本当の政策実現党に脱皮できるのか、自民の逆襲はあるのか、台頭する新党の伸長は?−政治の行方を大きく左右する参院選を県内の党の動きから占う。
6937
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:14:29
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100621/tcg1006210203002-n1.htm
【迫る決戦〜参院選】(中)自民は生まれ変わるか 栃木
2010.6.21 02:02
このニュースのトピックス:選挙・栃木
4月下旬の週末、多くの買い物客でにぎわう宇都宮市のショッピングモール。自民党の小泉進次郎衆院議員と丸川珠代参院議員が、新人の元県議、上野通子氏(52)の応援のために姿を見せると、人の流れが止まり一斉に携帯電話のカメラを向けた。
今や“新生自民”の顔となりつつある両氏の効果は大きい。「民主党の自滅、風を待っていてはだめ。生まれ変わった自民党と県連をアピールして勝たなければ」と県議は話す。
昨年の衆院選で惨敗し、政権与党の座から滑り落ちた自民党。“保守王国”の本県でも総崩れに近かった。残った衆院議員は選挙区、比例代表合わせても2人。離党した渡辺喜美氏はみんなの党で第三極を目指しており、もはや全県区の参院選では衆院議員の組織票も当てにできない。一からの再構築が必要だった。
■まず候補者選び
衆院選後の9月、県連は組織立て直しの柱として設置したプロジェクトチームの検討の結果、参院選の勝利を最重要項目に掲げ、県連初の試みとして候補者の「公募」に打って出た。その結果、現職の矢野哲朗氏でさえ「候補の一人」にとどまることに。
候補者選定のプロセスを透明化する狙いだったが、過去3回の選挙でもトップ当選を果たせなかった矢野氏に対して「改選数1になった選挙区では、勝てない」(県連幹部)という判断が働いたのも事実だ。
党員党友投票に全国初のインターネットによるアンケートを加味し3月、候補者に決定したのが上野氏だった。3人の娘の母親であり、一族は宇都宮市の学校法人を経営する。「女性の強み、地域の人脈もある。イメージはぴったり」と県連幹部は胸を張る。
■狙いは浮動票
陣営は、後援会組織の代表に森山真弓元衆院議員を担ぎ出した。「今も人気が衰えておらず、女性票にも訴えられる。心強い」と後援会幹部。昨年結集した県議会会派の「議員の会」には票のノルマを課し、支援企業団体への訪問や集会開催を要請、挙党体制ができつつある。
5月に入ると、旧市町ごとに後援会組織を立ち上げ、「最大課題の知名度不足」(選対幹部)解消を図り、地道な活動を続けている。しかし、これまで自民の強力な支持基盤だった業界団体は、民主候補と両方を推薦することでてんびんにかけている。従来のような戦い方は難しい。
旧態依然とした自民党は人心をつなぎとめることができなかった。だからこそ冒頭の2氏に加え、片山さつき元衆院議員や三原じゅん子氏らも県内入りし、新しい自民党を訴える。狙いはむろん浮動票。「空中戦を制するものが勝利する」(茂木敏充県連会長)との思いからだ。
政権奪還への試金石となる参院選。自民は生まれ変わった姿を県民に示せるのか。有権者は本質の変化を見るはずだ。
6938
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:15:02
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100622/tcg1006220257000-n1.htm
【迫る決戦〜参院選】(下)自民票の食い込むみんな 栃木
2010.6.22 02:55
このニュースのトピックス:選挙・栃木
宇都宮市内で20日開かれたみんなの党の総決起大会。壇上で、渡辺喜美代表と手を取り合った新人の会社役員、荒木大樹氏(39)は「自民も民主も消費税10%と言っている。このデフレの不況時に全然分かっていない。増税の前にやるべきことがある。私は栃木のために、地域を活性化する」と熱く訴えた。
荒木氏と渡辺氏には、荒木氏の父親が渡辺氏の父、故渡辺美智雄副総理の後援会幹部だった関係がある。渡辺氏は「みんなの党は政策と政治行動と覚悟を共にした政党。そのアジェンダの下に集まったのが荒木氏だ」と紹介、「みなさんの正義をよろしくお願いします」と荒木氏への支持を呼びかけた。
■県議会会派は分裂
第三極を見据えるみんなだが、県内の支持層は自民と重なる。渡辺氏の地元衆院栃木3区では、昨年の衆院選で自民に大きく水をあけた。今回も候補擁立で出遅れたとはいえ、自民票を取り込むことは想像に難くない。ある自民県議は「自民票だけでなく保守寄りの浮動票まで奪われる」と危機感を募らせる。
しかし、かつての渡辺氏系の県議にも微妙な温度差が生まれている。自民時代から渡辺氏を支持する県議会自民党議員会内の旧温知会は分裂。阿久津憲二、増渕三津男両議員は離党したが、議長経験者ら4人は自民にとどまった。その1人は「県議会は自民で動いている。みんなに行けば県とのパイプがなくなる。県議として仕事をするにはとどまるしかない」と話す。
来年の統一地方選で「自民の県議にはみんなの党が対抗馬を立てる」とすでにささやかれている。参院選の票の行方が今後の県政界に与える影響は大きい。
■三度目の正直狙う共産
みんなが公示直前まで迷走したとのは逆に、共産新人の小池一徳氏(49)の動きは早かった。共産党は今年1月の党大会で、小池氏の擁立を決めた。小林年治党県委員長は「彼は第一級の政治家。理論的であり、期待できる。迷うことなく、『小池で行こう』と思った」と話す。
小池氏にとって、国政への挑戦は平成19年の参院選、昨年の衆院選に続き3度目。有権者にはかなり浸透してきた。比例代表の票の上積みにも力を注ぎ、県内で7万を上回る得票を目標に支持を呼びかけている。「これまでより、県民の期待を強く感じている」と手応えを語る。
(この企画は参院選取材班が担当しました)
6939
:
名無しさん
:2010/06/28(月) 22:16:27
なんか、枝野幹事長がいい加減なことを言ってるらしいな。
長妻大臣に教えを請うたらいいよ。
主要団体組織別労働組合員数(厚生労働省HP)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/data21r/I-7.xls
国交連合(民主党系) 108,268人
国交労連(共産党系) 85,084人
6940
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:18:03
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100628/CK2010062802000131.html?ref=rank
《参院選2010》 民・自、比例代表も火花 静岡ゆかりの候補を擁立
2010年6月28日
選挙区との相乗効果狙う
参院選で激突する二大政党が“全国区”の比例代表に静岡県ゆかりの候補を擁立し、静岡選挙区(改選数2)との相乗効果を狙っている。民主党は昨年秋の同選挙区補選で初当選後、県連の方針でくら替えした土田博和さん(60)。自民党は昨年夏の衆院選静岡7区で敗れ、国政復帰を目指す片山さつきさん(51)。支持基盤を固めたい民主と、退潮を食い止めたい自民が県民票を奪い合う対決は、来年春の統一地方選を含めた党勢を占う。
「日本の医療は今、(再生に)取り組まなければ大変なことになる」。公示後初の週末の26日夜、JR静岡駅前で訴えた民主の土田さんは現役医師の強みを生かして力説した。キャッチフレーズは「医療・福祉を救え」だ。
傍らで手を振った牧野聖修県連会長は語る。「議員歴8カ月で知名度は厳しい。選挙区の現職とセットで支持を呼び掛け、相乗効果を生まないと」
比例代表へ転出した理由は、選挙区での現職競合を避けたい県連の事情からだ。これをのんだ土田さんに県連も全面的な支援を惜しまない。だが今春以降、小沢一郎前幹事長が進めた選挙区への2人目擁立をめぐって党本部と県連の摩擦が続き、比例代表の注目度の低さは否めない。
苦しい事態を織り込んで活動する土田さん。出身大学の卒業生らの支持を求めて関西に秘書を常駐させ、東京では後援会を発足させるなど医療票の獲得に腐心する。公示後は県内の浮動票を掘り起こすため、選挙区現職や知名度のある衆院議員とともに街頭に立つ。
「この夏はヤワラちゃんより、さつきちゃん」。公示日の24日夕、自民の片山さんは浜松市の中心街でマイクを握り、財政・経済通として存在価値を訴えた。選挙カーの上に並ぶ静岡市選出のベテラン県議は、約15人の県議有志で結成した「支援する会」の会長だ。
「ここでしっかり票を出さないと保守組織が崩壊してしまう」。公示直前に開いた西部地区決起大会で、片山さんは来春の統一地方選もにらんで支援者を鼓舞した。招かれた選挙区新人は「私も頑張ります」と支持を求め、約2時間後の街頭演説では片山さんがエールを送った。
「かつて(静岡の)二人区に2人立てる時代があったが、今回は何とか一議席確保を」。塩谷立県連会長は街頭で率直に語る。ただ、昨夏の衆院選惨敗で県選出の国会議員は現在、自らを含め2人だけ。1人でも増やしたいだけに「静岡に最も近い片山さんが当選してくれないと」と危機感がある。片山さんは全国を回る一方、今後も県内入りする予定だ。
6941
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:18:53
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100617ddlk20010092000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/1 民主/上 2人目の衝撃 /長野
◇「提案」14日後の擁立劇 県連は現職に一本化
候補乱立劇の幕開けは3月末。長野選挙区への立候補を電撃的に表明した民主党の高島陽子氏だった。同党の小沢一郎前幹事長が水面下で主導し、急転直下で擁立が決定。その過程から、北沢俊美防衛相ら県連幹部は完全に外された。
◆
3月16日、長野市の企業経営者と同党幹事長室の関係者が、同市内のビルの1室で向き合った。
「本当に申し訳なかった」
関係者は、まず頭を下げた。この経営者らの市民団体は昨秋の長野市長選で、民主県連と統一候補を擁立する方向でいったんは合意。しかし主導権をめぐる対立から、それぞれが別の新人候補を立て、批判票が分散して現職の3選を「助ける」結果になっていた。
関係者は一連の騒動を謝罪したうえで、小沢氏が当時進めていた参院選の2人目擁立に協力を求めた。経営者は県連が市長選で一時擁立をもくろんだ高島氏の名を挙げ、「どうか」と提案した。
党本部はすぐに動いた。翌17日ごろから、高島氏と極秘で連絡を取った。小沢氏も直接要請に乗り出し、高島氏が翌週に出馬を了承。同30日には小沢氏と高島氏が出馬会見の席に並ぶという早業だった。
しかし、2人区に2人を擁立する小沢氏の方針は、鳩山前政権が発足した当初の高い支持率が前提になっていた。その後、鳩山内閣の支持率が低落し、共倒れを懸念する各県連の反対表明が相次いでいた。
長野県連も羽田雄一郎・代表代行が3月26日、小沢氏と会談して「2人目は厳しい」と伝えたが、小沢氏は「党本部直営でやる」と突っぱねた。県連は高島氏の擁立を当日まで知らされず「運営に問題がある」と抗議。小沢氏は「県連が1人しかダメだと言ってきたからだ」と反論した。
◆
5月16日、長野市のホテルの広間で開かれた県連大会。北沢、高島両氏が同席したのは高島氏擁立が決まってから2度目だった。羽田代表代行を間に挟んで、両氏は「ガンバロー」と気勢を上げたが、視線も握手も交わさなかった。
「防衛大臣・北沢俊美の『必勝』、高島陽子の『挑戦』。2人当選を目指す」。羽田代表代行は微妙な言葉遣いをした。党本部は高島氏を支援するが、県連が支援するのは北沢氏だけ、という意味が込められた。北沢氏も「県連を挙げて選挙態勢を構築していただいた」と応じ、県連一丸の印象を強めた。
だがすみ分けがすんなり行くわけもなく、小沢氏が幹事長を辞任した後もなお、同じ党の2陣営は対立をひきずったまま、事実上の選挙戦に突入した。
◆
24日公示、7月11日投票と決まった参院選。長野選挙区(改選数2)は過去4回、いずれも民主(旧民主を含む)と自民が1議席ずつを分け合ってきた。しかし今回は一転、各党の候補乱立による「食うか、食われるか」の激戦が予想される。しのぎを削る各陣営の思惑、内実を追った。
6942
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:19:27
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100618ddlk20010002000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/2 民主/下 揺れる連合長野 /長野
◇本部から「鶴の一声」 現新2氏いがみ合い
「県連の機能はすべて北沢選対に移す」。13日、北沢俊美防衛相が松本市で行った初の街頭演説で、民主県連の倉田竜彦幹事長は言い切った。小沢一郎・前幹事長が「一本釣り」で擁立した高島陽子氏は支援しない、という宣言だった。羽田雄一郎代表代行ら幹部が並ぶ中、北沢氏は「菅直人さんとは長い付き合い。菅さんが今回の代表選でも羽田孜先生(元首相)に相談し、私は同席していろいろ話した」と笑みを浮かべ、党中央の太いパイプを強調した。
一方の高島氏は16日、JR佐久平駅前で沖縄県選出の参院議員、糸数慶子氏(無所属)の横で街頭に立った。糸数氏が「長野から防衛大臣が出たが、沖縄県民の思いは届かなかった」と声を張り上げると、高島氏も呼応するように「平和を訴える私の行動を理解してほしい。政権与党になった民主党のあり方に声を上げ、行動を共にして」と訴えた。
普天間移設問題は北沢氏だけでなく、民主党の機微に触れる「アキレスけん」だ。県連関係者は「民主公認なのに、なりふり構わずだ」と強い不快感を示す。こうした高島氏の北沢氏への「狙い撃ち」は、差別化を図るとともに、初めて候補擁立を断念した社民支持層に訴える狙いがある。組織がなく、後ろ盾だった小沢氏が幹事長を退いて「はしごを外された」高島氏の窮余の策というわけだが、菅首相が前政権の案を踏襲する方針を示した今、この戦略はもろ刃の剣でもある。
◆
民主の支持基盤でありながら一定の距離を保ち、国政選挙や知事選に大きな存在感を示す連合長野は、今回の2人目擁立をやや冷ややかに見守った。しかし実際に現新2人を抱えると、民主県連と党本部、さらに連合本部との「板ばさみ」に近い状態に陥った。
高島氏が出馬表明した直後の4月2日。連合長野の近藤光会長は「2人のどちらかにシフトすれば内部の亀裂を生む」と述べ、北沢、高島両氏を平等に支援する方針を示した。具体的には産別などが2陣営を手分けする作戦だったが、連合内には若い高島氏に好意的な見方もあった。
そこへ連合本部の古賀伸明会長が同6日、「現職閣僚を支える重みを考えてほしい」と近藤会長にクギを刺した。関係はどうあれ北沢氏を落とすな、という指示だ。「あれで産別が北沢氏支援に傾いた」と、連合関係者は明かす。それでも北沢陣営は言う。「自民やみんなの党より、民主党同士で戦っているようなもの。これまで楽をしてきたが、今回は必死だ」
◆
一方、過去の参院選で「指定席」のもう片方を占めてきた自民もまた、民主の内輪もめに高みの見物を決め込むどころではなくなっていた。=つづく
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:20:07
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100619ddlk20010170000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/3 自民、崩れかける戦列 /長野
◇政権転落で空気変化 党員・党友数も大幅減
民主党が2人目の候補擁立を発表した3日後の4月2日。早朝、何気なく新聞を開いた自民の若林健太氏は仰天した。父の正俊元農相が参院本会議の採決で、ほかの議員の投票ボタンを代わりに押した不祥事が報じられていた。昨年末に立候補表明した若林氏は前日も遅くまで走り回り、ニュースを見ずに床についていた。事情が分からないまま、午前7時半のつじ立ちを終えた若林氏に父親から電話が入った。「参院議員を辞職する」
若林氏は06年の前回知事選に出馬表明したが、村井仁現知事との候補者調整で降りた。その後、県連の公募に応じ、正俊氏の後継の座を射止めた。「公募で選ばれたので、世襲ではない」(自民県連)とお墨付きも得て、満を持して前哨戦に臨んだだけに、出はなをくじかれた感は否めなかった。
誤算は続いた。鳩山政権の不人気にもかかわらず、自民の支持率は横ばい。さらに6月初めの菅内閣誕生で、民主の支持率がV字回復を遂げてしまった。
佐久市内で17日夜に開かれた集会で、自民の吉田博美県連会長は「民主への失望が自民への期待に変わらなかったことを真摯(しんし)に受け止めなければならない」と危機感をあらわにした。かつての「指定席」を支えた組織力のほころびが、小泉構造改革と政権からの転落で際立ってきたからだ。
◆
昨夏の衆院選で自民は5小選挙区で全敗を喫した。4代にわたり強固な地盤を誇った1区の小坂憲次氏も、参院比例代表にくら替えした。石田治一郎・県連幹事長は「支持者の行列に並んでくれる人は一番多い」と独特の言い回しで組織力を強調。「列の後ろまで声をかけることが大切」と、組織引き締めを戦略の基本に据える。
だが、県連に所属する09年の党員・党友数は約1万3000人にとどまり、前年比21・7%の大幅減となった。過去に参院選があった89年=6万8000人や、92年=9万1000人と比較しても落ち込みは顕著だ。
一方、職域支部とほぼ同列だった県医師連盟が、自民1党支援の方針見直しを決定。県建設業協会や県歯科医師連盟が初めて民主候補を推薦するなど、空気は確実に変質している。かつて自民の集票マシンと評された特定郵便局長OBらの職域支部「大樹」は「郵政問題研究会」と名を変え、国民新党を全面支援する。中信地方のある郵便局長は言った。「自民とは縁が切れた。時代は変わったよ」
◆
組織が弱る今、浮動票に狙いを絞るみんなの党に、自民はより神経質にならざるを得ない。若林氏らが17日に集会を開いた佐久市は井出庸生氏の地元。今年前半、急速に支持率を伸ばしたみんなの党は、他陣営を脅かす「見えない敵」だった。=つづく
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:20:48
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100620ddlk20010005000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/4 みんなの党、見えない実像 /長野
◇世論調査で存在感 浮動票動向、測りかね
予兆はあった。みんなの党は今春、長野選挙区で長野市の女性デザイナーの擁立を模索していた。ただこの時は、民主党が高島陽子氏の擁立を先に発表。「女性同士で票の食い合いになる」とさたやみになった。だが、各陣営はみんなの党の動向を気にし続けた。まだ県内に支部すらなかった同党が、世論調査という机上の数字の中だけで急速に存在感を増していたからだ。
それから1カ月余り後の5月12日。同党の江田憲司幹事長が、佐久市出身で旧さきがけの井出正一元厚相のおい、井出庸生氏に出馬を打診した。井出氏は元さきがけ代表代行、田中秀征氏が主宰する「民権塾」で学んでおり、田中氏が仲介したとされる。2日後に井出氏が了承。31日に同党は井出氏の公認を発表し、県内で初めて具体的な姿を現した。
◆
今月17日に自民・若林健太氏が集会を開いたばかりの佐久平駅前にある勤労者福祉センター。翌18日夕も続々と人が集まり、みんなの党の渡辺喜美代表と井出氏の集会は、前日とほぼ同じくらい席が埋まった。渡辺代表は「民主、自民の選択肢しかなかった長野に、第3の選択肢ができた」と檄(げき)を飛ばし、32歳の井出氏は「自民、民主が挫折した改革を進める。信頼される政治を発信したい」と訴えた。
井出氏は、祖父も官房長官まで務めた井出一太郎氏という名門。ただ自身は生まれも育ちも東京で「同級生、同僚もいない。組織を作る時間もないゼロからの出発」(選対幹部)で、陣営自身にも見えない部分が多い。
正一元厚相が政界を引退して12年。東信地域を中心とするかつての支持者と北信の田中氏の「秀征会」にも期待するが、風頼り、浮動票狙い。中南信に積極的に出ていく戦術だ。
◆
5月29、30日に実施した毎日新聞の世論調査で、みんなの党の支持率は民主と自民の16%に次ぐ9%。公明(4%)、社民(2%)を上回り、各陣営は警戒を強めた。同じ無党派層が主なターゲットの民主・高島氏の陣営幹部は「(井出氏に)出馬してほしくなかった」と漏らす一方、実績のないみんなの党の力を測りかねている。また、保守系の支持層が一部重なる自民。組織力に陰りが見え、若林氏の陣営も「浮動票の積み上げがかぎ」との見方から、票の食い合いを懸念する。
ただ、菅内閣発足直後の6月8、9日の調査では、内閣支持率が66%とV字回復。民主の支持率も34%に跳ね上がった。みんなの党は5%に落ち込み、勢いにブレーキがかかった。
さらにこうした新党と並んで、従来から2大政党のはざまで埋没を避けようと努めてきた県内各党の構図もまた、政権交代を経て変化してきた。=つづく
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:21:26
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100622ddlk20010123000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/5止 公明・共産・社民… /長野
◆公明・共産・社民、問われる独自性
◇生き残りかけ必死 増税、普天間で票争奪
「最大限努力したが、残念ながら擁立を断念せざるを得ない」
12日、長野市内で開いた総合選対委員会で社民党県連の竹内久幸代表は、苦渋の表情で選挙区の独自候補見送りを報告した。
その流れは6日前に事実上決まっていた。
「難しいわね」。6日、来県した同党の福島瑞穂党首は、長野市内で会った県連幹部に伝えた。普天間飛行場問題をきっかけに連立政権を離脱し、選挙区で公認候補擁立を求める声が強まっていた。このため県連は、福島氏の秘書で昨夏、衆院5区の公認候補だった池田幸代氏の擁立を福島氏に打診。しかし、自身も今回改選を迎える福島氏は、選挙スタッフを手放すことに難色を示したのだ。
社民県連は昨年から民主と無所属統一候補の擁立を協議したが、民主の2人目擁立で頓挫。その後検討した中南信地域からの無所属候補も断念し、中南信出身の池田氏がほぼ最後の「本命」だった。
衆参選挙を通じて県内選挙区では初めての候補者ゼロ。社民県連には「組織が揺らいでいる」と危機感が強い。前回07年の参院選は得票数が約8万9000票と過去最低に終わっただけに、来年に統一地方選も控えて展望はひらけていない。
◆
県内に約7万といわれる社民票の争奪戦も始まっている。
「沖縄県民の怒りがいかに深いかを体で感じた。米国言いなりの政治の犠牲になってきたのが沖縄だ」
普天間問題で福島氏が閣僚を罷免された直後の2日。共産・中野早苗氏は事務所開きで、1月に沖縄を訪問したことに触れた。事務所には「沖縄の心を私の心として」との看板を掲げる。護憲も強調する中野氏は、社民支持層の受け皿になることが視野にある。さらに民主、自民双方が消費増税に言及する展開となり、党県委員会の今井誠委員長は「増税反対も前面に出す」と独自性を強調する。
ただ、民主・高島陽子氏も普天間問題などを通じて社民票の取り込みを狙い、みんなの党も増税反対の姿勢を強めているため、行方は未知数だ。
◆
一方、野党に立場を変えて臨む公明。県本部は選挙区では他党を支援せず、完全な自主投票とする方針だ。昨夏までは連立相手の自民と選挙協力してきたが、自民は今回、小坂憲次氏が比例代表で出馬するため、選挙区で自民、比例は公明という「相互応援」が成り立たない。このため公明は、比例票を伸ばすことが至上命題になりそうだ。
国民新党は連立を組む民主現職の北沢俊美防衛相を推薦し、比例候補に支持を訴える。諸派の臼田寛明氏は各地の街頭演説などで、景気対策や安全保障問題などを訴えている。=おわり(この連載は光田宗義、福田智沙、渡辺諒、藤澤正和、大平明日香が担当しました)
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:23:08
http://www.nnn.co.jp/news/100627/20100627009.html
坂野、浜田氏が互角の勝い 本社世論調査
2010年06月27日
7月11日投開票の参院選について、新日本海新聞社は24、25の両日、鳥取県内の有権者を対象に世論調査を実施した。本紙の取材も加味して鳥取選挙区(改選数1)の情勢は、民主党新人の坂野真理氏(32)と自民党新人の浜田和幸氏(57)がほぼ互角に競り合っている。共産党新人の岩永尚之氏(53)は独自の戦い。ただ、「まだ決めてない」が半数近くに上り、今後の動向で情勢が変わる可能性がある。
地域別では、県内有権者の3分の1を占める大票田・鳥取市のほか米子市でも坂野、浜田両氏がほぼ拮抗している。倉吉市も両氏が互角の戦い、境港市では坂野氏が優位に立っている。
町村部では、浜田氏が自民党の石破茂政調会長がてこ入れを図る八頭郡3町と、日野郡で優位な戦いぶり。坂野氏は祖父の坂野重信・元自治相の出身でもある東伯郡で先行している。西伯郡は両氏が激しく競り合っている。
調査結果を支持政党別に見ると、坂野氏は民主党支持層の6割強を固め、無党派層でも他候補を上回る浸透。浜田氏は自民党支持層の6割強を固めたほか、公明党支持層の4割以上の支持を集めた。岩永氏は共産党支持層を固めたが、支持の広がりに苦戦している。
選挙区に候補者を擁立しない社民党は坂野氏の支援を決めているが、同党支持層のうち坂野氏は2割強にとどまり、逆に浜田氏は1割強を取り込んだ。連立政権離脱を背景に、県内党員の支持が揺れている状況がうかがえる。
年代別では、坂野氏が30代で2割近い支持を集め、20代の若年層でも他候補を上回った。浜田氏は40代で2割の支持を得ており、60代以上では3割を押さえた。性別では、坂野、浜田両氏がほぼ互角に支持を集めている。
職業別に見ると、公務員の4割、主婦の2割が坂野氏を支持。浜田氏は農林水産業の4割強を固め、無職の3割から支持を集めた。商工自営業者は坂野氏が他候補に比べて高い。岩永氏は商工自営業者などで一定の浸透を見せているが、全体的に伸び悩んでいる。
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:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:25:16
http://373news.com/_senkyo/10/sangiin/index.php?storyid=24851
参院選情勢 野村、柿内氏競る/鹿児島選挙区
(2010-06-27)
鹿児島選挙区(改選数1)では、自民現職・野村哲郎氏(66)=1期目=と、民主新人・柿内弘一郎氏(56)の2人が激しく競っている。共産新人・山口陽規氏(57)は支持拡大へ懸命の戦い。
ただ、回答者の約4割が誰に投票するかを「まだ決めていない」としており、無党派層の約7割も態度を決めていない。このため中盤から終盤にかけての展開や、投票率の動向次第では情勢が大きく変わることもある。
選挙の関心度では、「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせ8割に迫る勢い。争点に急浮上した消費税増税の是非に加え、県民の関心が高い米軍普天間飛行場移設問題などをめぐり、各候補が舌戦を繰り広げており、投票率が前回(60.67%)より上がる可能性もある。
元農水政務官で1期6年の実績と「農政通」をアピールする野村氏は、50代と60代、70歳以上の浸透が目立つ。自民支持層の8割弱を固め、国会議員から県議、市町村議までピラミッド型に根を張る後援会組織をフル稼働している様子がうかがえる。出身母体・農政連が政策協定を結んだ公明の支持層の5割超を取り込んでいる。
弁護士の柿内氏は、20代の4割以上、40代の3割強が支持しており、比較的若い年代に浸透しつつある。民主支持層の7割以上、連立政権のパートナーで「推薦」を得た国民新党支持層の約5割をそれぞれ固めた。県連合から「支持」を得たものの、連立離脱の影響を懸念する声もある社民支持層からは約4割の支持を集めた。
山口氏は50代を中心に支持を獲得。共産支持層の9割強を固めている。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:30:07
http://www.sakigake.jp/p/special/10/saninsen/akita.jsp?kc=20100627h
鈴木氏、石井氏、横一線 参院選・序盤情勢
秋田魁新報社は7月11日投開票の参院選で、共同通信社が24〜26日の3日間実施した世論調査結果に取材を加味し、本県選挙区の序盤情勢を探った。民主党現職の鈴木陽悦候補(61)=国民新党推薦=と、自民党新人の石井浩郎候補(46)=たちあがれ日本推薦=が互角の戦いを繰り広げている。共産党新人の藤田和久候補(61)は伸び悩んでおり、支持拡大に懸命だ。ただ、調査時点では4割強の有権者が投票態度を固めておらず、情勢は変化する可能性もある。
鈴木候補は菅政権の発足で勢いに乗り、民主支持層の8割を固めた。国民新支持層の4割強に浸透しているが、自主投票としている社民支持層はまとめきれていない状況だ。無党派層からは2割の支持となっている。
石井候補は自民党県議らがフル稼働し、自民支持層の7割強を固めた。公明支持層の8割近く、みんなの党支持層の約3割に浸透。国民新、社民の各支持層にも食い込み、無党派層の2割に浸透している。
藤田候補は消費増税反対を鮮明に打ち出し、共産支持層の約7割を固めたが、目標とする無党派層の取り込みには苦戦しており、支持に広がりを欠いている。
(2010/06/27 13:18 更新)
6949
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:32:37
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22176&storytopic=53
井ノ部、山崎氏横一線 参院選福井世論調査
(2010年6月27日午前8時59分)
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昨年夏の政権交代後初の本格的国政選挙となる第22回参院選について福井県内有権者の投票行動を探るため、共同通信は24〜26日の3日間、電話世論調査を行った。福井選挙区(改選数1)は、民主党新人で党県連副代表の井ノ部航太候補(36)と、4選を目指す自民党現職で元内閣官房副長官の山崎正昭候補(68)が横一線で並ぶ激戦となっている。共産党新人で党県常任委員の山田和雄候補(42)は苦しい戦い。
調査は、選挙戦序盤の動向をとらえており、意中の候補を決めていない有権者が3割以上を占めた。終盤の情勢によっては大勢が変わる可能性があり、全く予断を許さない激しい攻防となっている。
井ノ部氏は民主支持層の6割強を固め、無党派層にもよく浸透している。男女別では男性の支持が高い。年齢別では20代、50代で優位に立つ。
山崎氏は自民支持層の7割強をまとめ、公明支持層の4割を取り込む。女性の支持は井ノ部氏を上回っている。60代以上で強さを発揮している。
山田氏は井ノ部、山崎両氏に大きく引き離されているが、共産支持層をほぼ固め、支持拡大を図る。
政党支持率は自民27・9%、民主23・3%と、県内での自民党の基盤の強さをうかがわせる一方、「支持政党なし」の無党派層が40・9%を占めた。
今回の参院選への関心度については、「大いにある」が27・2%、「ある程度ある」は46・3%で合計73・5%。「あまりない」「まったくない」はそれぞれ19・4%、6・5%だった。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:39:16
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22144&storytopic=54
県内首長揺れる“立ち位置” 衆院選から一変、民主に複数町長
(2010年6月25日午前7時30分)
. 政権交代から9カ月余。民主党政権に対する中間評価を問う参院選で、福井県内首長の“立ち位置”が揺れている。昨年の衆院選では多くの市町長が自民党候補を支援したが今回は様相が一変。24日の民主党の井ノ部航太候補の出陣式には複数の町長が出席した。「与党にはこれから予算でお世話になる」との思いからだ。一方、自民党の山崎正昭候補の応援でマイクを握った首長は「予算付けを背景に首長に圧力をかけている」と痛烈に批判した。どちらにも顔を出さない首長の胸の内も複雑だ。
民主党は政権獲得後、新たな陳情システムとして、国への要望は県連経由で党幹事長室に一元化するルールを設けた。自民党を支援する業界団体や首長を取り込む狙いがあった。予算付けの要請をする市町長らは“踏み絵”を迫られた。
そんな中、関敬信越前町長は自民党を離れて民主党支援の姿勢を鮮明にし、井ノ部候補の地区後援会長に就任。ほかにも自民党を離党した首長がいる。民主党支援に回らなくても、従来のような自民党支援の首長はめっきり減り、民主党の思惑は奏功したといえる。
24日大野市で行われた井ノ部氏の出陣式には関町長のほか、嶺南から山口治太郎美浜町長、時岡忍おおい町長、野瀬豊高浜町長が出席。マイクこそ持たなかったものの、来賓として一人ずつ紹介された。「政権与党に敬意を表する意味で、3町長で相談して来た」と野瀬町長は明かした。野瀬氏も既に自民党を離党している。
「やはり政権与党。原子力政策や農林水産業などのことでお願いすることが多いので…」と語るのは時岡町長。ただ、3人にはともに「自民党に手のひらを返すようで迷った」「山崎氏にはお世話になった。後ろめたい気持ちはある」と悩んだ末の判断だと説明した。4人の姿を見て党県連幹部は「ありがたいし、心強い。地域行政をお互いに支え合いたい」と控えめながら満足そうな表情だった。
表立った自民党への支援を他の首長がためらう中、筋金入りの自民党員でもある岡田高大大野市長は唯一、山崎氏の出陣式で壇上に立ち「政権与党から首長が圧力をかけられている」とトーンを上げた。
県内の市町長の中には山崎氏の地区後援会長が何人もいたが、陣営によると今年になって数人が辞めたという。与党の意向に配慮したためとみられる。
予算への影響力を背景に、選挙で見返りを求めるような手法に対し、まゆをひそめる首長は少なくない。与党・民主党と長年頼ってきた自民党を両にらみし、静観を決め込む首長もいる。
民主党の一連の動きを共産党県委員会の佐藤正雄副委員長は「露骨なやり方だ」と批判。「与党になって(支持を拡大しようと)焦っているのだろうが、自民党が与党だった時と比べ、物事の進め方に余裕がないように見える」と指摘する。
「“受託収賄型政治”のようなものだ」と問題視するのは自民党県連会長の稲田朋美衆院議員。「住民の代表である首長に対し『予算を付けてほしいのなら民主党を応援しろ』と言わんばかりの姿勢は許されない」と批判した。
6951
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:42:27
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22114&storytopic=42
特集・秒読み夏の陣
.▼上▼ 民主・新 井ノ部航太氏
(2010年6月21日午後4時40分)
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知名度アップに向け、街頭を歩いて握手を交わす井ノ部氏=12日、福井市中央1丁目
地域で保守切り崩し
菅直人新内閣が発足して初の週末の12日、街頭演説に立った民主党新人の井ノ部航太氏(36)は「世襲の政治家ではない人が首相になるのは16年ぶり。世襲の大臣は1人だけ。私も普通の家庭に生まれ育った。皆さんと同じ視点で地域の暮らしを考える内閣ができたのは心強い」と庶民派をアピールした。
鳩山由紀夫前首相のもとで低迷した支持率がV字回復し「有権者の反応が良くなった」と驚く。一方、逆風の中で厳しい声を受けながら地域を回ってきただけに「期待を裏切ればすぐ下がる」と浮かれる様子はない。
風頼みでなく、今の流れを個人票にどう結びつけるか。特に公募で選ばれた井ノ部氏にとって課題は知名度アップ。運動会、地域の集まりなどにこまめに足を運び、渡した名刺は約3万5千枚になった。名前と一緒に売り込むのは若さだ。7日、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員が福井市で開いた集会には、井ノ部氏とともに民主党の糸川正晃衆院議員が出席し「彼は元電通マン。宣伝ができる。2人で若い営業マンとして福井を売り込みたい」と同学年コンビで支持を訴えた。
ただ、本県は全国唯一、衆参両院の選挙区での議席を自民党が独占。国政選挙では現在の民主党は未勝利で「勝てそうで勝ちきれない」(野田佳彦財務相)状況が続いてきた。年金記録問題で民主党に追い風が吹いた2007年参院選も福井選挙区では小差で苦杯をなめた。歴史的な大勝で政権交代を決めた09年の衆院選も“蚊帳の外”で、比例代表での復活・単独の当選にとどまった。
そんな福井に対し党本部は手厚い支援を展開する。春以降は、その後入閣した蓮舫参院議員、前原誠司国土交通相、原口一博総務相、野田財務相らが来県。県連幹部は「今後も閣僚や党幹部が次々入るだろう」と期待する一方、「今回がラストチャンス。ものにできなければ見放される」と危機感もあおる。
昨秋以降、伝統的に自民党の強い地盤の切り崩しを進めてきた。「政権与党として臨む初めての選挙。立場の違いがある」(松宮勲県連代表)とし、予算編成への影響力を背景に、自民党を支持してきた首長や業界団体に「踏み絵」を迫る。
例えば、5月に前原国交相が小浜市を訪れた際に若狭町を除く嶺南の首長が顔をそろえ、松崎晃治小浜市長は橋の架け替え工事の予算付けを要望。松崎市長は既に自民党籍も離れていた。6月上旬、敦賀市を訪れた細野豪志前副幹事長(現幹事長代理)の敦賀港視察には河瀬一治市長が同行し、重要港湾の指定を求めた。集会で河瀬市長は井ノ部氏への支援を求める趣旨の発言をした。
党員・サポーターや地方議員が増え、ローラー作戦による地域浸透も図る。かつてのような労組頼みからは脱却しつつある。ただ、自民党を離党し昨秋に民主党入りした藤野利和県議は「地域に入ってどれだけ井ノ部氏のためにやれるか。まだまだ足りない」とゲキを飛ばす。
かつてない支援を受ける井ノ部氏は「福井と都市部の格差をなくすためには、勝たなければならない」と力を込め、参院にも福井の与党議員が必要と強調した。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:43:44
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22113&storytopic=42
▼中▼ 自民・現 山崎正昭氏
(2010年6月22日午後4時34分)
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地区の事務所開きでガンバロー三唱をして気勢を上げる山崎氏(中)=20日夜、あわら市大溝3丁目
支援者回り 地道徹底
鳩山由紀夫前首相が退陣し菅直人政権にバトンタッチして間もない12日、自民党現職の山崎正昭氏(68)は福井市の西武福井店前の街頭に立ち、マイクを握っていた。
「“愛郷無限”を一徹に通してきた。今こそ私がやらねば誰がやるんだ、そんな思いを持っている。北陸新幹線の県建設促進同盟会に与党の議員は誰一人出席しなかった。全く無責任な政治家(たち)だ。何が民主党だ、何が与党だ」
鬼気迫る表情、声をからしながらの演説は、民主党に突然の追い風が吹き始めた危機感の裏返しでもあった。鳩山政権下で大きく落ち込んだ民主党の支持率は、V字回復を果たしたからだ。
自民党内には、米軍普天間飛行場の移設問題などで迷走し、政治とカネの問題を抱える鳩山前首相−小沢一郎幹事長の体制で参院選に突っ込めば選挙戦を有利に進められるとの思惑があったが、もくろみは崩れ去った。
その1週間前。福井市内で開かれた党県連定期大会で講演した同党の大島理森幹事長は、内閣不信任決議案提出の機を逸し、鳩山前首相の“辞任劇”を傍観せざるを得なかった事情を説明。「鳩山さんはそう簡単に辞めないと思った。民主党の政治的構造を国民の前に明らかにさせるには内紛を表に出した方がいいという戦術を取った」と述べ、与党時代と違って国会運営はままならず、野党としても“不慣れ”な現実を物語った。
昨秋に政権交代し、野党として臨む初めての選挙。県連は「国や福井の行く末を決める政権選択に匹敵する選挙」(仲倉典克幹事長)と位置づける。山崎氏は子ども手当などの政策を批判し「このままでは分配型の社会主義国家になる。何としても歯止めをかけたい。私自身も当選させていただきたいが、それ以上に国家の憂いを解消したい」とし、民主党政権の打破を叫ぶ。
展開するのは従来通り徹底した“どぶ板選挙”だ。昨年秋に大きく体調を崩したが回復し、健康不安説を打ち消す意味もあり「一人一人会って、握手をして、心相通じさせることが大切。2万5千〜3万人の人に顔を見てもらった」。
並行して組織的な戦いも本格化。県内の自民党支部と連携した合同事務所を21カ所で開いた。後援会連合会は4月に県連地域・職域支部との合同会議、5月には会長・幹事長会議を開き、対策を練った。さらに七つある後援会連合会のブロック会合には陣営担当者が出向き、てこ入れを図る。
ただ、参院選の初出馬から18年がたち、支援者は高齢化。昨秋、一部の県議の間で「世代交代」を掲げて対抗馬を擁立する動きがあったこともなお影を落とし「県議の動きが低調な地域がある」との危惧(きぐ)も聞かれる。
最大の懸案は自民党の支持率が上向いていない点だ。稲田朋美県連会長は「『自民党−政権与党=ゼロ』だった。事なかれ主義でなく、もっと戦う姿勢を見せないと今のままでは解党になる。国民全体の利益を考える政党になれるかが試される」と強い危機感を示す。
「自民党に吹く風も私に吹く風も厳しい」。地方選挙を含め過去8回の選挙すべてに勝ってきた山崎氏は、かつてない逆風の中での戦いになる。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:45:18
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22112&storytopic=42
▼下▼ 共産・新 山田和雄氏
(2010年6月23日午後4時05分)
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街頭演説で消費税増税反対などを訴える山田氏=12日、敦賀市白銀町
消費増税争点 鮮明に
「この参院選は、消費税増税にストップをかけるのが大切な仕事」。20日、福井市内で開かれた県母親大会で壇上に立った山田和雄氏(42)はこう決意を示した。「暮らしにこれ以上の痛みを押し付けてはいけないという気持ちを、皆さんと一緒に政治に届けたい」
消費税増税はここ数年、各党が世論の反発を恐れて国政選挙の明確な争点になってこなかった。今回、自民党が税率10%への引き上げを掲げ、菅直人首相も「参考にする」と踏み込んだ。一貫して税率アップに反対してきた共産党は「暮らしを守る訴えが分かりやすく国民に受け入れられる状況になった」(南秀一党県委員長)ととらえる。
民主党には選挙を控えて対立軸にはしたくないとの思惑もあるが、南委員長は「一大争点にしていく」と言い切る。二大政党が激しく争う中、埋没せずに党の存在感をどう発揮するかは大きな課題。消費税は違いを鮮明にし、自民、民主両党を徹底して追い詰める材料というわけだ。
山田氏が立候補表明以来、約1200回を超す街頭演説を通して問い続けてきたのは、昨秋の政権交代後に「政治が変化したかどうか」。菅内閣の発足後も「首相が交代したからといって、政治の中身が変わったわけじゃない」と弁舌鋭く訴えている。
「政治とカネ」、普天間飛行場の移設問題をめぐる迷走ぶりを指し「大企業や米国言いなりの政治は自公政権時代と同じだ」と指摘。昨年の衆院選時には、与党と一致できる部分は協力する「建設的野党」の立場を掲げたが、一転して民主党への批判を強め、「国民の怒りを届けるための受け皿として共産党を認識してもらいたい」と山田氏は語る。
昨秋の政権交代後、共産党県委員会にとっても大きな変化があった。自民党を長く支援してきたJAや経済界などの各業界団体と交流する機会が生まれたことだ。3月に福井市で記者会見した志位和夫委員長は「保守が強かった地域ほど、深いところでの変化が起こっている。福井からも大きな躍進の波をつくりたい」と評した。
志位委員長を招いた演説会には、JA県中央会から「今後とも支援をお願いしたい」とする初のメッセージが届いた。鯖江市医師会との懇談では、医療費負担を軽減する必要性を互いに確認。懇談の申し入れに初めて応じた経済団体幹部も「雇用政策は共感できる部分が大きかった」と感想を話した。
山田氏も「垣根を越えて価値観を共有できるという実感が生まれた」と成果を強調する。
ただ「共感し合えても、支援につながるかは別問題」(南委員長)とも自覚している。懇談した先の団体の多くが他陣営の支援に回る中、公示後は農業や医療などテーマ別の党の政策集を配ることで、個人票の上積みにつなげたいという。
山田氏にとっては2007年の参院選に続いて2度目の国政への出馬。初挑戦だった前回に比べ「こちらの思いがストレートに伝わっていくという感触がある」と語り、暮らし向上の訴えを強めていく構えだ。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:47:21
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/01.shtml
犬塚直史陣営 首相交代「逆風やんだ」 民主県連とは“溝”も
参院選の公示が24日に迫った。昨年夏の政権交代から9カ月。政治とカネ、米軍普天間飛行場移設をめぐる迷走で支持率低迷にあえいだ民主は、鳩山由紀夫から菅直人へのバトンタッチで“V字回復”を果たした。これに対し、野党は「表紙を張り替えただけ」と批判を強めている。長崎選挙区(改選数1)でも与野党が激突。再選を目指す民主現職に自民、共産、みんなの党の新人3人はどう挑むのか。各陣営の動きを追った。(参院選取材班)
「逆風がやんだ」。18日夜、長崎市内のレストランにいた犬塚直史(55)は上機嫌だった。自著「脱主権国家への挑戦〜支えあう平和を求めて」の出版記念パーティー。国際政治や安全保障にかかわった参院での6年間の活動をまとめた。高級ブランド、シャネル日本法人のフランス人社長も駆け付け、会場は和やかなムードが漂っていた。
先月までは「厳しい」を連発していた犬塚。だが鳩山が党幹事長の小沢一郎を“道連れ”に舞台を降り、空気は一変。選対幹部は「世論は『政治とカネ』に反発が強かった。庶民派宰相の登場は願ってもないこと」と声を弾ませた。犬塚も「街頭演説を聞く人が増えた」と手応えを語る。
犬塚の支持母体は連合長崎の仲介で民主、社民が協力する6団体懇話会(6者懇)。社民の連立政権離脱に際し「選挙協力の危機」がささやかれた。だが、社民は前回の「推薦」を「支持」に格下げしたものの、過去4回の参院選で培った「非自民共闘」の維持を選択した。
自著の出版記念パーティーで乾杯する犬塚直史参院議員(右)=18日、長崎市内のレストラン
ただ肝心の民主党県連と犬塚の間に「溝」がある。県連は、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査に反対し、九州新幹線長崎ルート計画を推進している。ところが犬塚は県連の説得に応じず、「開門賛成」「長崎ルート計画凍結」の持論を曲げない。
連合長崎幹部は「知事選の二の舞いは避けなければならない」と言う。2月の知事選では候補者選考の段階から国会議員や県議団、労組の足並みがそろわず、推薦候補が大敗を喫した。今回は、県内を12地区に分け、各地区選対が責任を持って動いている。
「犬塚はこの6年間で何をしてくれたのか」−。それでも組合員のこんな声は消えない。ある労組幹部は、久しぶりに組合の事務所を訪ねてきた犬塚をさとした。「あなたを支えているのは労働者たち。自分の専門分野でなくても、それなりに理解して訴えてもらわないと戦えませんよ」
6年前、犬塚は小泉純一郎政権の年金政策への批判という「風」をつかんだ。昨夏の衆院選でも「政権交代」の突風が民主に吹いた。今回は−。民主県議の一人は地域のイベントや団体の会合で自民新人、金子原二郎(66)の姿を見かけるたび、ため息をつく。「金子の方が泥くさい選挙をやっている。いつまでも風には頼れない」(文中敬称略)
2010年6月20日長崎新聞掲載
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:48:49
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/02.shtml
金子原二郎陣営 実績掲げ「地域の代表」 自民県議団に乱れも
「いつも来んとに、わが良かときばかり」。13日午前、長崎市深堀町のペーロン大会。観客に握手を求めて回る自民新人、金子原二郎(66)に、中年の女性が容赦ない言葉を浴びせた。金子はそれでも笑顔を崩さず、100メートル以上続く長い防波堤を歩き続けた。
「アポなしでも、行けばあいさつできるのが前知事の特権」(長崎市議)。開会式では、毎年出席している民主の衆院議員、高木義明(長崎1区)と並んで来賓席に陣取り「県議を辞めて以来27年ぶりに参った」とあいさつに立った。突然現れた金子。大会の役員は「菅政権になって風向きが変わり、必死なのだろう」とその心中を推し量った。
過去、県議選3回、衆院選5回、知事選3回で負け知らずの金子だが、今回は現職に挑む野党の新人。12年ぶりの本格選挙に厳しさを肌で感じている。
「知事選は楽だったから後援会づくりをしてない。組織が緩んで駄目。だから(地盤の)佐世保でも苦労している」。12日の東彼川棚町の決起集会で金子はこう嘆いてみせた。
頼みの綱の一つ、自民県議団は結束に不安を抱えている。「まだ動きは鈍いが、議会の閉会後は動かざるを得ないだろう」と陣営。だが、参院選の公認を争い、最終的に引いた元議長の県議、加藤寛治は「議会閉会後は夏休みに入る」と公言。「出馬しない」と言い続けながら“翻意”した金子への不満を今なお隠そうとしない。
ペーロン大会を観戦する市民に握手を求める金子原二郎氏(左)=長崎市深堀町
こうした事情を抱える金子だが、前知事としての知名度や実績、地域や業界との関係は最大の武器だ。政権交代後、有力支持団体の自民離れが進む中、県医師連盟は地域医療政策などの実績を評価し、推薦を決めた。県農政連は政権与党との関係に配慮して「自主投票」としたが、地域単位では金子支援を決めた支部は少なくない。
公明党県本部も支援を決め、「野党協力」の効果も注目される。公明は比例代表に長崎大医学部卒の医師を擁立。「選挙区は金子」と支部に呼び掛けている。金子の集会に参加し、比例候補をアピール。バーター票を念頭に県内で「比例15万票」を目指す。
金子は集会で実績や中央とのパイプに加え、「中村法道知事をバックアップしたい」と訴え始めた。2月の知事選、「県民党」を掲げた中村は、民主推薦候補を大差で破った。その再現の思惑が見え隠れする。党派色を抑え、時には自民党も批判。「地域の代表として、政治家の人柄、資質、郷土愛など人物本位で評価してほしい」と主張する。(文中敬称略)
2010年6月21日長崎新聞掲載
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:50:04
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/03.shtml
渕瀬栄子陣営 中嶋徳彦陣営
「第三極」へ反応未知数 二大政党と一線を画し
20日午後、小雨がぱらつく長崎市中心部。共産新人の渕瀬栄子(54)はワゴン車の上でマイクを握りしめ、民主、自民が歩調を合わせるように打ち出した消費増税構想を強く批判した。「今でさえ、消費税は暮らしに重くのし掛かっている。税率の引き上げは許さない」
国政選挙への挑戦はこれが4度目。昨年12月25日の出馬表明から約半年間、街頭演説を400回、支持者らとの集会を100回近くこなした。「共産党の話も聞いてみようという状況が生まれている」。細かな運動の積み重ねに自信ものぞかせる。
党県委員会の幹部も「事務所に『今度は投票する』という激励の電話があちこちからかかってくる」と話す。党県委員長の山下満昭は「『二大政党ではだめ』という民意の表れ」と受け止める。
昨年夏の衆院選では「政権交代」の突風が吹く中、「民主か、自民か」の“二者択一”に、あえなくのみ込まれた。政権交代を経て初めて迎える国政選挙で、存在感をどう示せるか。山下は力を込めて言う。「政策には共感してもらえるはず。あとはどう票に結び付けるかだ」
街頭で消費増税の反対を訴える渕瀬栄子氏=長崎市銅座町 拡声器を手に街頭で支持を訴える中嶋徳彦氏=佐世保市下京町
◇
「自分を止められず、挑戦することにしました」
16日、佐世保市議会に辞職願を提出したみんなの党新人の中嶋徳彦(35)は、同僚議員らへのあいさつで、意を決した心中をこう吐露した。
自民党市議だった中嶋は3月末、党県連の候補者選考に手を挙げた。だが同党は5月に金子原二郎(66)の公認を決定。「選考プロセスに疑問がある」との不満もあった中嶋は、みんなの党代表の渡辺喜美と接触。同党から出馬の意思を固め自民を離党、17日に市議を辞職した。
市議1期目で支持基盤は弱く、みんなの党からも「金は一切出ない」。選挙では個人演説会を開かず街頭活動に徹する考え。中嶋は「天下り問題を中心に、党の公約を訴えていく」と話す。組織力や準備面で劣勢は否めない。
それでも、中央で波紋を広げた「第三極」に、本県の有権者がどう反応するかは未知数。同じ佐世保に地盤を持つ金子の後援会幹部の一人は「知名度はないが、若さと『みんなの党』の名前で票が流れると困る」と警戒する。
18日夕方。みんなの党ののぼりと拡声器を一人で抱え、同市中心部の街頭に立った中嶋は「経験はないが若さがある。組織はないがしがらみもない」と声を張り上げた。(文中敬称略)
2010年6月22日長崎新聞掲載
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:54:08
http://www.nnn.co.jp/news/100628/20100628002.html
序盤から県内へ大物続々 参院選
2010年06月28日
参院選は鳥取選挙区で民主、自民両党の新人候補が競り合い、比例代表に転出した民主党現職も県内での集票に力を注ぐ。全国有数の注目地域となり、大物・人気弁士が続々と県内入り。民主党は公示日に枝野幸男幹事長が西部でてこ入れを図り、自民党も負けじと谷垣禎一総裁が28日に米子市で支持を訴える。両党は閣僚クラスや著名議員の日程調整に懸命で、二大政党の舌戦がヒートアップする。
鳥取選挙区の立候補者は民主党新人の坂野真理氏(32)、自民党新人の浜田和幸氏(57)、共産党新人の岩永尚之氏(53)。民主党現職の田村耕太郎氏(46)は比例代表に立候補した。
■民 主
枝野氏は米子市内で開かれた坂野、田村両氏の出陣式に出席し、「時計の針を戻してはいけない」として自民との違いを強調。26日には鳩山由紀夫前首相が倉吉市内で支援を呼び掛けた。
7月3日には前原誠司国土交通相が東伯郡に入り、午後7時からまなびタウンとうはく、同7時半から大栄農村環境改善センターで演説。菅直人首相、蓮舫行政刷新担当相らの日程も調整中という。
一方、田村氏を応援しようと、元プロレスラーのアントニオ猪木元参院議員が7月1日に来県。同日午後3時半から米子全日空ホテルで開かれる田村氏の総決起大会に出席、同6時半からは鳥取市のとりぎん文化会館で開催する総決起大会で熱弁を振るう。
■自 民
県西部を「重点地区」と位置付けた浜田氏。28日に谷垣総裁が米子市に入り、午後1時から市公会堂前、同1時50分から市文化ホール前で演説し、巻き返しを図る。
小池百合子元防衛相の来県を調整中のほか、党の若きエース・小泉進次郎衆院議員にも応援を要請しているという。
ただ、石破茂党政調会長そのものが”大物”で、県連は「党三役が県選出のためか、本部からの応援の調整に苦戦している」と話す。
■共 産
7月1日に吉井英勝衆院議員が来県し、米子、境港両市内で演説する予定。7月4日には紙智子参院議員が午後1時半から鳥取市の若桜街道で支援を訴える。
6958
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:55:35
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000391006280001
比例候補 名前売り込み 続々来県
2010年06月28日
名鉄岐阜駅前で街頭演説をする比例区の候補者=岐阜市
参院選の比例区の候補者が、続々と県内入りして支持を訴えている。岐阜との「縁」を強調し、自分の名前を必死に売り込む候補者が目立つ。衆院選の比例区とは違い、投票用紙にどれだけ自分の名前を書いてもらうかで、当選できるかどうかが決まるからだ。(舩越紘、磯崎こず恵)
「お久しぶりでございます。岐阜時代には大変お世話になりました」
25日早朝、岐阜市中心部での街頭演説でこう切り出したのは参院選比例区に自民から立候補した佐藤ゆかり氏(48)だ。2005年の衆院選で岐阜1区から立候補。比例東海ブロックで復活当選したが、09年の衆院選は東京5区で落選した。演説の中で佐藤氏は「(比例用の)白い投票用紙には『佐藤ゆかり』と個人名を」と何度も繰り返した。
同じ比例に立候補して、2期目をめざす民主の津田弥太郎氏(58)は、機械・金属産業の労組JAM出身で高山市生まれ。25日に岐阜市内のホテルであった県総決起集会では、初当選を振り返って「飛騨の山猿が議席を獲得できた」と、県出身者であることをアピール。「やったろう」と三唱して締めくくった。
参院選で、比例の候補者は与野党問わず、全国を精力的に回っている。その理由は当選の仕組みにある。参院選の比例は全国区。政党名、候補者名のいずれを投票しても有効で、その合計で各党の議席数が決まる。当選順位は個人名の投票数しだいだ。政党名だけが有効で、あらかじめ候補者の順位を決めている衆院選の比例とは大きく異なる。
それだけに候補者も必死だ。「党名を書かないで欲しい。個人名を書いていただかないと私の応援にならないから」。ある候補者は後援会の会合で、二つの選挙制度の違いを念入りに説明し、頭を下げて頼み込んだ。
公明の愛知県本部代表、荒木清寛氏(54)は恵那市の出身。26日に岐阜市や大垣市などで街頭演説を9回行った。岐阜選挙区で候補者を擁立しない県本部は、荒木氏当選に全力を注ぐという。
共産党県委員会は、県内の党員に対し、比例では関市出身の河江明美氏(45)の名前を投票用紙に書くように求めた。だが、一般有権者には党名での投票を呼びかける。「候補者の個人名よりも党名の方が圧倒的に知られているためだ」としている。
幸福実現党は比例に5人の公認候補を擁立している。
◇
参院選が公示され、初めての週末となった27日は、あいにくの雨模様。岐阜選挙区(改選数2)の候補者は県内各地を精力的に巡って有権者に支持を訴えた。
民主現職の山下八洲夫氏(67)は、高山市や山県市で遊説。自民新顔の渡辺猛之氏(42)は生まれ育った八百津町や可児市で街頭に立った。
民主新顔の小見山幸治氏(47)は、岐阜市などで街頭演説し、夜は羽島市内で演説会を開いた。
幸福実現の新顔、加納有輝彦氏(49)は岐阜市の柳ケ瀬地区などを遊説。共産新顔の鈴木正典氏(46)は羽島市や岐阜市などで街頭演説した。
6959
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:57:14
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001006270006
「保利票」@唐津 各陣営 取り込み懸命
2010年06月28日
支持者らと握手する保利耕輔氏=唐津市七山
県内第2の都市・唐津市。保利耕輔衆院議員(自民、佐賀3区)が強固な基盤を築き、衆院選では他の候補者を寄せ付けてこなかった。だが、07年の前回参院選では同市での民主党候補の得票が自民党候補を上回るなど変化も起きつつある。個人票が多いとされる「保利票」。今回の参院選でどう動くのか。各陣営は取り込みに懸命だ。(吉村治彦)
「ありがとう、ありがとう」。26日、唐津市東部の山間部にある七山池原地区。土砂降りの雨の中、集まった支持者に保利氏は何度も礼を言った。傍らには自民新顔の福岡資麿氏。保利氏の後援会関係者が「間違って保利と書いちゃいけんよ」と注意すると笑い声も起きた。福岡氏も「保利先生と一緒に地域のために頑張ります」と握手を求めた。
七山は有権者の8割近くが保利氏に投票する地区。同地区の桑原集落組長を務める農業加茂優さん(61)は「私らは保利党と呼んでいます」と言う。
保利氏は「とにかく一生懸命やるだけ」と淡々と話すが、7月11日の投票日まで県内にほぼ滞在する。昨夏の政権交代を受けて、「負けられない」との危機感がにじむ。支持者らは「参院選で、保利先生がここまで動くのは珍しい」と話す。
◇
唐津市内には、保利氏の支援組織が網の目のように張り巡らされている。市内9カ所の自民党地域支部に支部長と幹事長がおり、支部内に各地域の責任者がいる。旧唐津市内では、約150の地区ごとに責任者がおり、集票に動く。
組織の基盤を作ったのは、保利氏の父親で衆院議長や官房長官を務めた故・茂氏。唐津出身で、インフラ整備が遅れていた県北部の道路やダムの建設に取り組んだ茂氏に、今も恩を感じる住民は多い。
過去の衆院選の唐津市は、保利氏が圧倒してきた。2005年の郵政選挙では無所属で立候補し、小泉純一郎首相(当時)から「刺客」を送り込まれたが、小選挙区での当選を果たした。
だが、参院選では状況が違う。04年の参院選では、自民候補が民主候補に約9千票差まで迫られ、07年には逆転された。保利党を自認する市内の農業男性(72)は「政権交代したのだから、参院では民主党の候補に投票することも考えている」と打ち明ける。
◇
「昨年は政権交代の夏。今回は政権安定の夏に」。福岡氏と同じ26日に唐津に入った民主新顔の甲木美知子氏には、07年の参院選で初当選した川崎稔参院議員が同行した。川崎氏は甲木氏の選挙カーに乗り込み、団地前などで支持を訴えた。甲木氏も「私は庶民派の代表。どうか国政に送り出してほしい」と声を張り上げた。
川崎氏は07年の参院選の唐津市で3万296票を得て、自民候補の2万9483票を、813票上回った。昨年8月の衆院選佐賀3区には民主党の公認候補は出馬しなかったが、比例区では、唐津市で民主が2万5621票、自民が2万3508票と2千票以上の差をつけた。
川崎氏は「保利さんの選挙ではない時に保利票がどう動くかだ。一人でも多く甲木候補の名前を覚えてもらい、声を聞いていただくのが大切」と票の取り込みを狙う。
一方、共産新顔の山口勝弘氏は、公示翌日の25日に出身地の唐津市を回った。自宅前で開いた出発式で、山口氏は九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の批判や唐津湾沖での海砂採取の規制強化など地元の問題を訴えた。夜は市民会館で決起集会を開いた。
比例区で共産党に投票する支持者でも、衆院選佐賀3区では保利氏に投票する人もいると言われる。山口氏は共産党の参院選候補者では初の唐津市出身で、同党北部地区委員長として地域の課題に取り組んできた。同地区委員会の幹部は「山口氏の地元の唐津で、少しでも票の上積みを狙いたい」と語る。
6960
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:59:29
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100628-OHT1T00068.htm
谷候補に応援演説の“おかわり”殺到!最長2700キロ遊説
札幌市内の商店街を練り歩き、地元の女の子を抱き上げた谷亮子氏 民主党から比例代表で出馬した柔道五輪金メダリスト、谷亮子氏(34)に、異例の合同演説の“おかわり要請”が多数、舞い込んでいることが27日、分かった。これまでに応援を兼ねて回った全国の選挙区候補者から、再訪問してまた盛り上げてほしい、とオファーが殺到。大人気の谷氏は、公示後初の日曜日だったこの日、東京から北海道、山形と、自己最長の2700キロ以上を大移動する演説ツアーを行った。
ヤワラちゃん、もう一丁お願いします。谷氏のもとに、これまでにコラボした各地の民主党候補者から“おかわり”のオファーが次々、届いている。谷氏は5月30日の青森をスタートに、この日を含め12県を回り、自身と地元候補者への支援を訴えた。谷氏の選挙スタッフによると、その候補者のうち多数が“リピーター”となり、再訪問を要請してきているという。
過去にも国政選挙にかかわってきた同スタッフも「比例代表で同じ人が同じところに何度も行くというのは、あまりない話。それだけ好評だったということでしょうね」と驚くほどの人気。また、24日の公示前後に“リピーター”を含め、全国の選挙区候補者のうち「7割から8割」が、応援に来てほしい旨の要請をしてきたという。苦戦気味の候補者からの要請もあり、谷氏との合体による盛り上がりと聴衆の動員力に期待してのもの。人気は変わらず金メダル級だ。
5月10日に、当時の小沢一郎幹事長の要請で参院選出馬を表明した谷氏だが、小沢氏が6月に入り職を辞任。民主党関係者によると、現在、党本部が谷氏のスケジュールを逐一管理はしていないという。とはいえ、自身の選挙活動も含めて7月11日の投票日までスケジュールがビッシリ詰まることが予想されるため、現実には再訪問の実現はなかなか難しそうだ。
公示後初の日曜日だった27日も、谷氏は北海道・札幌市で徳永エリ氏とともに街頭演説し、山形に移動すると天童市、山形市で梅津庸成氏と合流。かけ持ち応援は、東京からの総移動距離2700キロ以上。公示日前の活動を含めて自己最長距離を移動する、ハードな日程をこなした。
札幌での演説では冒頭に「今、サッカー(W杯)が熱いですが、ここ札幌にはコンサドーレがあり、野球では日本ハムと、スポーツが熱いです」と、時事、ご当地ネタを盛り込み、つかみはOK。女性の労働環境整備やスポーツ振興など政策も披露した。声にメリハリをつけたり身ぶりを交え、演説のスキルがアップしてきたことをうかがわせた。金メダル級の人気を、どこまで党と自身の票に結びつけるかが、勝負となる。
6961
:
チバQ
:2010/06/28(月) 23:02:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100627/elc1006272338010-n1.htm
浮かぬ自民党 序盤情勢で40台 (1/2ページ)
2010.6.27 23:35
このニュースのトピックス:自民党
街頭演説後、支持者と握手する自民党の谷垣総裁=27日午後、千葉県柏市 産経新聞社が行った参院選の序盤情勢で、民主党が国民新党と合わせても過半数維持に必要な56議席を下回る可能性が出てきたことで、自民党の谷垣禎一総裁が目指す「与党過半数阻止」の“達成”の見通しが出てきた。本来なら自民党に勢いが出るところだが喜べる状況にない。自民党も伸び悩んでいるためだ。
谷垣氏は27日夕、千葉県習志野市内で記者団に、序盤情勢に関し「当初の高い(菅内閣)支持率が維持できなくなりつつあるのは事実だ」と分析。その上で「(情勢は)日々変わると思うので、脇を締めて徹底的に主張すべきものは主張していきたい」と述べた。
谷垣氏は10日、参院選の目標議席について菅直人首相の54を下回る「40台」と発言。党内から「甘い数字だ」と猛反発を受けると、「多々益々弁ず(多ければ多いほどいい)」と言うにとどめ、数字を封印した。
その「40台」が現実のものとなりつつある。共同通信社の電話調査(24〜26日)によると、自民党は全体で45議席前後。1人区では善戦しているが比例代表では民主党との差が広がっている。過去最低だった3年前の14議席以下の可能性もある。「反民主票」はみんなの党など「第三極」に流れそうで自民党への期待の低さが露呈しつつある。
党選対関係者によると、候補者からの応援依頼が最も多いのは小泉進次郎衆院議員。党では小泉氏を今後競っている選挙区に重点投入するという。党内の期待は小泉氏ら若手にあり、執行部への不満がくすぶっているしるしともいえる。
菅首相の発言で消費税が参院選の焦点となった影響も引きずっている。27日のNHK番組に出た茂木敏充幹事長代理は、首相が呼び掛ける税制改革の与野党協議について「民主党がやろうとすることを本当にやると消費税は20%になる。間違ったばらまきをやめてから、税制の議論をやった方がいい」と批判した。
もっとも、たちあがれ日本の園田博之幹事長から「われわれは参加する。自民党も参加し、責任を共有して正しい議論をすべきだ」と攻められた。
6962
:
チバQ
:2010/06/28(月) 23:07:02
青森、秋田、首都圏一都三県、北陸三県、愛知、大阪、愛媛、熊本、鹿児島
35:06/28(月) 15:54 YNap3CxE [sage]
民主党 代表と閣僚と党主要役員の日程 (表中の小沢は環境相)
北海 24玄葉
青森 24野田、25樽床、27原口
岩手
宮城 24細野
秋田 24玄葉、26前原、27原口
山形 24長妻、細野
福島
茨城 27山田
栃木
群馬
埼玉 24長妻、安住、25前原、28枝野、細野
千葉 24岡田、25長妻、26細野、27安住、28蓮舫
神奈 24岡田、25長妻、26細野、27安住、28枝野
山梨 24細野、28樽床
東京 24仙谷、25原口、26小沢、27枝野
新潟
富山 24前原、25枝野、26樽床、28中井
石川 24前原、25枝野、26樽床
福井 24前原、25枝野、26樽床、28安住
長野
岐阜 25蓮舫
静岡 24蓮舫
愛知 24中井、26中井、27樽床、28枝野
三重
滋賀
京都
大阪 24菅、樽床、25中井、26原口
兵庫 24菅、26原口、28川端
奈良
和歌
鳥取 24枝野
島根 24枝野
岡山
広島
山口
徳島 27蓮舫
香川 26玄葉、28原口
愛媛 26玄葉、安住、27蓮舫、28原口
高知 27蓮舫
福岡 24原口
佐賀 24原口、26枝野
長崎 24原口、26枝野
熊本 26枝野、蓮舫、27前原
大分
宮崎 27小沢
鹿児 26蓮舫、27前原、28小沢
沖縄
6963
:
山口新聞男
:2010/06/28(月) 23:15:52
ほったら、俺のも張っとくかね
839 無党派さん sage 2010/06/28(月) 22:07:06 ID:J9apqPxE
民主党HPに載ってる党幹部・政務三役級の活動(6/24〜28の5日間)
1人区の投入延べ人数
5人 富山・福井・香川・愛媛
4人 山形・石川・島根・長崎・熊本・宮崎・鹿児島
3人 青森・秋田・山梨・鳥取・徳島・佐賀
2人 和歌山・高知
1人 栃木・奈良・大分・岡山・山口
0人 岩手・群馬・三重・滋賀・沖縄
17 無党派さん sage 2010/06/28(月) 22:32:10 ID:J9apqPxE
民主党HPに載ってる党幹部・政務三役級の活動(6/24〜28の5日間)
1人区の延べ活動回数
13回 長崎
11回 香川・宮崎
10回 青森・秋田・富山・福井・島根・熊本
8回 愛媛
7回 佐賀・鹿児島
6回 山形・徳島
5回 和歌山・鳥取
4回 山梨・石川
2回 栃木・岡山・山口・高知
1回 奈良・大分
0回 岩手・群馬・三重・滋賀・沖縄
6964
:
名無しさん
:2010/06/29(火) 13:22:18
新聞各紙で情勢でてきましたね。
参院選情勢まとめてるサイトありました。
http://www.realpolitics.jp/
6965
:
名無しさん
:2010/06/29(火) 14:27:36
>>6964
朝日と共同の自民・民主の数字が逆になってしまってますね。
6966
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:11:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100619/CK2010061902000093.html
’10参院選<乱戦>(1)民主 カギ握る区割り作戦 2議席獲得へ新人に重点
2010年6月19日
菅政権誕生から四日後の十二日午前。東松山市の市民文化センターの会議室に、民主党現職の島田智哉子(47)の選対幹部ら約四十人が顔をそろえた。
「(鳩山前政権のころは)二人当選の可能性は少なく、共倒れもあると思っていた。これで、最低でも一人は入ってくる」
島田陣営の選対本部長を務める民主衆院議員の五十嵐文彦が、期待を込めて語った。首相鳩山由紀夫と党幹事長小沢一郎の辞任で党支持率が“V字回復”し、埼玉選挙区でのダブル当選が再び射程圏内に−。民主県連内にはひとまず安堵(あんど)感が漂った。
島田と新人の大野元裕(46)を擁立する民主。二〇〇七年の前回参院選で初の二議席獲得を果たし、昨夏の衆院選では県内十五の小選挙区のうち、11区以外に擁立した十四人が全員当選。比例代表の得票数も自民党のダブルスコアとなる百六十万を獲得した。
県連が二人の擁立を決めたのは昨年十一月。その後、「政治とカネ」や普天間飛行場の移設問題で政権は迷走。「一人に絞るべきだ」。民主議員から一時上がっていた声は、影を潜めている。
■ ■
二人当選のカギを握るのは、「区割り」の選挙戦術だ。県連は衆院小選挙区ごとに陣営の重点活動地域を指定し、得票数の均等割りを目指す。前回は民主二人の得票差を約八万にとどめ、ともに当選に導いた。
今回の区割りでは島田に北西部、大野に県南東部をあてた。島田は民主の地盤が薄い11区で衆院議員小泉龍司(無所属)の支援を取り付けたものの、割り当てられた地域の有権者数は島田が約百九十万人で、大野はほぼ倍の約三百六十万人。陣営の県議と市町議も島田が二十八人、大野が七十二人と差がある。業界団体の支援は島田が連合埼玉、大野は他団体という原則も初めて決めた。
大野は中東問題の専門家でテレビ出演の経験も豊富だが、「有権者には無名に近い」(県連幹部)として手厚い陣を敷く。
一方、島田と大野はお互いもライバル。「島田さんが、ウチの団体に接触している」「ウチの地域で、大野さんの宣伝カーが走っていた」。両陣営では相手の“領空侵犯”にも神経をとがらせる。
■ ■
各政党は今回の当選ラインを約六十万票とみている。ある選対幹部は「鳩山政権のままなら、民主二人で百万票だったかも。だが、今の支持率なら、二人で百二十万票ぐらいだろう」。六十万票で分け合えば二議席獲得の可能性が高まるが、焦点となるのは衆院5区(さいたま市大宮区など)だ。
党幹事長の枝野幸男が総支部長の5区は、昨年の衆院選で枝野が十三万票をたたき出した大票田。区割りを唯一決めていなかったが、県連上層部は大野にあてる方針を固め、十九日の県連常任幹事会で提案する見通しだ。大野への重点化をさらに進める「二議席シフト」だが、ある県議が不安げに漏らす。
「『県全域が選挙区なのに区割りはおかしい』との声は今も根強い。前回は狙い通りだったが、5区の割り振り後に支持率が急落すれば、また共倒れの心配が出てくる」
◇ ◇ ◇
政権交代後、初の国政選挙となる参院選が、二十四日に公示される。埼玉選挙区(改選数三)では十人が出馬表明し、乱戦もようだ。事実上の選挙戦に入った各政党の動向を追った。 =敬称略
6967
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:11:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100620/CK2010062002000069.html
’10参院選<乱戦>(2)自民 支部長不在で出遅れ
2010年6月20日
「ウチの責任者の県議からは何の連絡も指示もない。本当に戦う気があるのか」
自民党現職の関口昌一(57)の選対本部の陣容が正式に決まり、十日がたった今月十一日、ある県議が不安げにため息をついた。「三年前の参院選よりも動きが鈍い。支部長さえいれば…」
「責任者」とは、今回の参院選で県内十五小選挙区ごとに、自民の選挙運動を指揮する“司令塔”役だ。本来は衆院議員ら小選挙区支部長のポストだが、今は八人の支部長がいない。代わりに県議八人が責任者となる「異例の事態」(自民県連幹部)のまま、参院選に突入する。
■ ■
昨年の衆院選で自民は県内十五の全小選挙区に候補を擁立したが、いずれも落選した。2区の新藤義孝と8区の柴山昌彦は比例代表で復活当選したものの、ほかの十三の小選挙区からは支部長が消えた。
県連は今年二月、空白区で次期衆院選の候補者になる支部長を公募し、民間人や若手県議ら六十八人から応募があった。だが、五月十日に発表された選考結果は5、9、10、14、15各区の前職五人のみ。県都の1区(さいたま市浦和区など)をはじめ八人の支部長決定は先送りされた。
これらの支部長不在区では「責任者の県議が誰かによって、運動量に温度差がある」(中堅県議)のが実情だ。責任者を初めて務める県議の一人は戸惑いながら漏らす。
「衆院議員の支部長ならカネもあるし、『秘書軍団』もいる。県議なんてカネも人もないから、小選挙区全域を回り切れない」
さらに、前職五人の支部長復帰についても「発表が遅すぎた」と不満が出ている。関口陣営の関係者は「ある支部長の地元でハコ(=集会場)を予約しようとしたら、どこも他の候補に押さえられていた」と明かす。
■ ■
県連は政権交代後、参院選に向けた布石を打ってきた。幅広い人材を集めるため、支部長の公募は全県規模で行い、党員アンケートで県連改革案を募集。参院選用に「埼玉県版マニフェスト」を作り、民主政権が中止方針を打ち出した八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の建設推進などを掲げる−。いずれも初の試みだ。
しかし、県連会長の新藤は「自民党が変わったとは、思うように浸透できていない」と危機感をあらわにする。支部長不在の小選挙区については、国政を目指す県議や市議に、こうハッパを掛けた。
「今回の参院選で結果を出せば、(参院選後に行う)支部長選考の材料にする」
与党時代は、地域や業界団体の要望を取りまとめ、組織力を保持してきた自民。だが政権交代後は、医師会など業界団体が急速に民主にも接近し、支部長不在とともに集票力に影を落とす。
ただ、自民議員たちの間には「関口が負けることはないだろう」との楽観ムードさえ漂う。大逆風にさらされた昨夏の衆院選でも、自民は県内の比例代表で八十九万票を獲得したからだ。「票数は減るだろうが、当選ラインの六十万票に届かないことはない」
ある県連幹部は、「今回の参院選は党勢回復の正念場だが、その手掛かりがつかめない」。現場から盛り上がらぬ組織に不安を抱えながら、二十四日の公示を迎える。 =敬称略
6968
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:12:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100621/CK2010062102000088.html
’10参院選<乱戦>(3)みんな 改革 受け皿狙う『第三極』
2010年6月21日
駅頭に、ドラえもんのような二頭身の人形が立っていた。頭の部分にみんなの党代表渡辺喜美の顔写真。スーツ姿で党名のタスキをかけている。
通称「よしみちゃん人形」。同党新人の小林司(39)が党本部から二万五千円で買った。「街頭に僕だけが立つと、どこの党だか分からない人が多い」からだ。連日の街頭演説は人形との“二人三脚”。渡辺が二度目の県内入りをした二十日も、JR大宮駅東口で演説する渡辺と小林を、少し離れてよしみちゃん人形がそっと見つめていた。
小林の出馬表明は四月二十八日だ。その三日前、県内の選挙で初めて公認で出た鈴木精一が、久喜市議選でトップ当選。世論調査でみんなの支持率は公明党を抜いて三位に浮上。参院選準備を急ぐ各党の陣営は、小林参戦の報に「いよいよ『第三極』の台風が来た」と警戒モードに入った。
川口市出身で、インターネット通販大手「楽天」の執行役員。後援会などの支援組織はなく、党本部からの人手の派遣もない。学生時代の友人や楽天の元同僚ら十五人ほどで街頭に立つ「空中戦」だけが、選挙戦術という。
昨夏の衆院選。みんなの県内候補者はいなかったのに、比例では二十二万票という「大変驚愕(きょうがく)の票」(渡辺)を得た。参院選埼玉選挙区(改選数三)の当選ラインは六十万票とされ、どこまで上積みできるかが鍵だ。
支持率が急落していた鳩山由紀夫内閣が菅直人内閣に交代し、民主党の支持率は“V字回復”。みんなの支持率は落ちた。だが、小林の応援演説に立つ鈴木は「鳩山政権のころは『頑張れ』と声を掛けられたが、今は政策を尋ねられることが増えた。みんなの党に期待していた無党派層が迷っているようだ」。
「支持率低下はバブルの部分がはじけただけ。危機感はまったくない」と、陣営は強気を崩さない。
■ ■
十八日朝、JR熊谷駅に近いビルの一階。「私の選挙は党の戦略とは違う。南では都市型選挙だが、北では昔ながらの戦いをしたい」。もう一人の「第三極」、新党改革の新人中川幸司(30)が、事務所開きのあいさつで宣言した。
祖父は行田市長を八期務めた中川直木(故人)、父は元行田市議の邦明。ただ、中川本人は熊谷市内で経営コンサルタント会社を経営し、選挙は初めてだ。
事務所開きには行田市長工藤正司が姿を見せ、「中川君を国政へ」と訴えた。中川は「私の祖父が市長時代、工藤さんが市職員として採用された縁もある。工藤さんとは『組織的に運動しよう』と決めた」と明かす。
翌十九日。自民党を離党して改革を結成した党代表の舛添要一が、JR大宮駅前で初めて中川の応援演説に立った。出馬表明が一カ月前と出遅れた中川にとって「基本戦略は舛添人気」だが、大きなターゲットは地元や周辺の自民票だ。
昨夏の衆院選では12区(熊谷市など)の自民前職が落選し、政界を引退。中川はその間隙(かんげき)を突く作戦だ。「自民、みんな以外の選択肢として、県北部で浮遊する保守票を束ねたい」
これまで自民の金城湯池だった県北の強固な保守地盤は、第三極も参戦して奪い合いの様相だ。 =敬称略
6969
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:12:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100622/CK2010062202000088.html
’10参院選<乱戦>(4)党存亡かけ決戦へ
2010年6月22日
「埼玉は党の命運をかけた選挙区。何が何でも勝つ。断じて勝つ」。十八日夕、さいたま市内で開かれた公明党現職西田実仁(47)の事務所開き。約百人の支援者を前に、党本部幹事長の井上義久が声を張り上げた。
埼玉選挙区(改選数三)は、党本部の「最重点区」。山口那津男代表は四月、参院選に向けた全国遊説を県内からスタートした。西田陣営の選対本部長で県議の福永信之も「西田が負ければ、三年後に埼玉選挙区から撤退せざるを得ない。今回は気合が違う」。
目標の得票数は六十五万票。三年前の前回参院選では、埼玉選挙区の公明現職が過去最多の六十二万票を得たのに、落選した。この「苦い経験」(山口)が、今回の西田擁立をめぐる紆余(うよ)曲折も招いた。
公明は昨夏の衆院選で県内の比例票が四十五万票にとどまり、県本部が推した比例候補の議席奪還に失敗。党本部は「埼玉は参院選も厳しい」とし、昨年末に西田の比例転出を決めた。だが、鳩山由紀夫前内閣の支持率が急落。一転して西田を選挙区に“復帰”させ、議席死守に望みをつなぐことになった。
「少しでも新しい票が必要だ」と福永。業界団体で、県内JAグループの政治団体などから初の推薦も取り付けるなど、「今までにない運動を増やしている」。
ただ、菅直人内閣の誕生で民主の支持率が回復し、みんなの党など「第三極」もライバル。「情勢はさらに厳しい」(陣営幹部)とみる中、公示の二十四日に山口が再び県内に入る予定だ。
■ ■
「菅新政権にも怒り心頭だ。連立政権離脱の選択は正しかった」
菅内閣の発足から二日後の十日。さいたま市内で開かれた集会で、社民党新人の日森文尋(61)が語気を強めた。普天間飛行場の沖縄県内移設に反対し、消費者担当相を罷免された党首福島瑞穂も駆けつけた。
日森は「普天間で筋を通し、支持者には『よくやった』と評価されている」。ただ、社民県連合の関係者は「浮動票の獲得に結び付いてくれるかは、分からない」と漏らす。
昨夏の衆院選での比例票は十四万票余り。県連合代表でもある日森は「社民が生き残るには、比例の戦いが重要」とし、次期衆院選も見据えた「最低二十万票」を掲げる。
■ ■
新人の伊藤岳(50)を擁立する共産党。昨夏の衆院選では「自公政権の退場を」と政権交代をうながしたが、参院選を前に「民主に裏切られた」との批判を強めている。
県委員長の小松崎久仁夫は「大前提は比例の議席」とし、県内で三十八万票の獲得を目指す。新党の結成が相次ぎ、共産にも埋没の懸念が広がるが、「新党の大本はすべて自民党で、主張もオールド自民だ」と政策の違いを訴える。
◇
「二大政党」への批判の受け皿となるのは既存政党か、それとも新党か−。埼玉選挙区では改選三議席の争いとともに、党の存亡をかけた戦いが続く。
=敬称略、おわり
(この企画は杉本慶一、水越直哉、柏崎智子が担当しました)
6970
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:13:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100629/CK2010062902000098.html
重点活動「区割り」 一部対応変更決定 参院選で民主県連
2010年6月29日
民主党県連は二十八日、参院選埼玉選挙区(改選数三)に出馬している同党公認の二候補の重点活動区域を分ける「区割り」で、一部対応の変更を決めた。新人大野元裕氏にあてている衆院1、5、15の各区(さいたま市など)について、現職島田智哉子氏の要請があれば地元議員らが協力できるとした。
県連は公示前に「大野氏の知名度が低い」として大野氏に1、5、15区を含む計十区、島田氏にそれ以外の計五区をあてていた。高山智司県連幹事長は「(序盤情勢の)結果を見て対応した」と話した。 (水越直哉)
6971
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:14:33
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006180001
【党勢をかけて 2010参院選】
[1] 民主党 2議席の「奇跡」再び
2010年06月18日
◇困難な「票のすみ分け」
17日夜、さいたま市浦和区で、参院選埼玉選挙区(改選数3)の立候補予定者の公開討論会が開かれた。
「子ども手当は財源を確保しつつ、地域の実情に合わせて現物サービスで上積みします」。民主現職の島田智哉子氏(47)が、この日発表された党のマニフェスト(政権公約)を説明した。司会者に財源を問われると、新顔の大野元裕氏(46)が「消費税を含めた税制の抜本改革が必要と考えます」と応じた。
「政権与党のど真ん中で仕事をさせていただいている。政策実現のハードルは、かなり低くなった」
党の「ナンバー2」に就任したばかりの枝野幸男幹事長(衆院埼玉5区)も12日、川越市内で開かれた島田氏のパーティーで、誇らしげに訴えた。7日の幹事長就任後、初めて県内に戻った。多忙を極め、約5分間の演説を終えると、慌ただしく会場を後にした。
◇「政権盤石にする」
昨夏の衆院選で、民主は県内の小選挙区候補14人が全員当選した。その流れを作ったのは、改選3議席のうち初めて2議席を獲得した2007年夏の参院選だった。
政権交代は果たしたが、他党と連立しないと成り立たない。社民党の連立離脱で、そんな基盤の弱さをさらけ出した。だから、今回の参院選は「民主党政権を盤石にする戦い」(県連幹部)となる。
菅直人首相の誕生で、政党支持率は、あっという間に回復した。6年前に初当選した島田氏に加え、中東調査会客員研究員の大野氏も擁立し、再び2議席の獲得を目指す。
◇「票は貯金できない」
だが、目標達成は容易ではない。県内ではすでに10人が立候補を表明している。島田陣営は「乱立で無党派層を食われてしまう」と警戒する。
かぎを握るのは、両陣営の「すみ分け」だ。民主票が一方に集中すると、もう片方が苦しくなる。民主票そのものが少ないと、共倒れの可能性すらある。
「新人の大野は厳しい。配慮してもらいたい」
3月の県連常任幹事会で、両陣営の活動地域の区割りが決まった。主に県北西部が島田氏で、南東部が大野氏。問題は県都・さいたま市で、大野陣営は、重点区として割り当てを求めた。4月の幹事会で、浦和区などは大野陣営の地域となったが、大宮区などは保留とされた。
業界団体回りも同様だ。主に島田氏が連合埼玉で、大野氏がそれ以外といった具合だが、必ずしも明確ではない。
「島田さんが、もうあいさつに来ましたから」。大野氏は、ある団体でそう言われ、推薦を保留された。陣営幹部は「島田さんは現職だから、仕方ない。根気強く通うしかない」と、ため息をつく。
島田陣営の幹部は、04年の参院選でトップ当選したことが重荷だ。「県連には『島田は大丈夫』という雰囲気があるが、何の根拠もない。票は貯金できるわけじゃない」
年金記録問題や「政治とカネ」の問題で追い風に乗った07年は、地域や業界ですみ分け、票をほぼ2分。3番目の議席を勝ち取った山根隆治・県連代表代行自身が、こう振り返る。「奇跡的。狙っても、なかなかできない」
■
参院選公示日の24日まで、1週間を切った。政権交代、新党結成、連立離脱、首相交代……。政治情勢が揺れ動く中、生き残りをかけた各党の戦いを追う。
6972
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:15:19
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006190001
【党勢をかけて 2010参院選】
[2] 自民党 現有議席の死守、背水
2010年06月19日
小泉進次郎衆院議員の応援演説を受ける関口氏(左)=5月22日、川口市のJR川口駅前
◇下野の後遺症重く
「与党から野党になった。ただ『反対』でなく、対案を示して取り組むことが大切」
自民現職の関口昌一氏(57)は16日、テレビ埼玉の立候補予定者討論会で、持論を語った。18日は、毛呂山町などで支持者と会合を重ねた。3選への道は険しい。
◇「これが野党か…」
「これが野党になるということか……」。関口氏の事務所開きに出席した関係者は、痛感した。かつてはずらりと居並んだ国会議員や地元有力者が、激減していたからだ。
自民は昨夏の衆院選で、県内15の小選挙区で全敗。中央では今春、与謝野馨元財務相や舛添要一前厚生労働相ら有力議員が離党した。党勢回復のため、現有議席の死守を目指す今回の参院選は、「経験したことのない困難な戦い」(関口陣営幹部)になる。
◇船頭も船員も水位も
野党転落の後遺症は重い。ある県連幹部は、もはや人海戦術は期待できないと思う。「船頭も船員も足りない。船が通るのに必要な組織票という水位も下がっている」
「船頭」は、衆院議員や、次期衆院選候補となる小選挙区支部長。衆院議員は比例区で復活した2人だけで、支部長は8支部が決まらない。秘書や運動員ら「船員」も減った。この幹部は「実態はミニ政党に近いのに、意識や運動方法は大与党の時代から抜け出せていない」と嘆く。
組織票の行方も見えない。関口氏の地盤の秩父地域を含む衆院11区では、郵政民営化法案に反対して離党した小泉龍司衆院議員(無所属)が昨夏、返り咲いた。連合埼玉の支援を受け、「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表との関係も深い。支持層が重なる小泉氏の全面支援は望めない。
選対本部長の新藤義孝県連会長(衆院比例北関東)は、各都道府県連独自の「ローカルマニフェスト」を作るべきだと党本部に提案し、有権者との距離を縮めようと躍起だ。埼玉版では「圏央道の早期全線開通」や「『たらいまわし』をさせない安心医療の充実」などをうたう。
あとは、それをどうやって浸透させるか。内容を発表した2日後の5月22日、関口氏の街頭演説に応援弁士として呼ばれたのは、人気のある小泉進次郎衆院議員だった。新藤会長は「きっかけは何でもいい。自民党の考えを聞いてほしい」と聴衆に訴えた。
それから約1カ月。ある自民県議は「高齢化、弱体化が進む従来の支持層に代わる支持者を、党はまだ開拓できていない」と危機感を募らせている。
6973
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:15:56
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006210001
【党勢をかけて 2010参院選】
[3] 公明党 脱・動員中心 業界へ手
2010年06月20日
事務所開きで支援を訴える井上幹事長(左)と西田氏=18日、さいたま市浦和区
◇自民の協力見込めず
同じ日に計4回の事務所開き。公明現職の西田実仁氏(47)が18日、さいたま市浦和区に設けた事務所は、異例の幕開けだった。
党本部から太田昭宏前代表と井上義久幹事長が出席。井上幹事長は「埼玉は党の命運をかけた選挙区」と訴えた。
◇「連敗すれば次ない」
公明は、2007年の参院選埼玉選挙区で、民主躍進のあおりを受け、改選議席を失った。さらに昨夏の衆院選で、自民ともども野党に転落。慎重論が高まり、04年に同選挙区で初当選した西田氏を比例区に転出させる方針が、いったん決まった。
ところが、民主の支持率が低下したのを受けて2月、方針を転換し、選挙区に戻した。県本部幹部は「選挙区(からの擁立)は我々の総意。昨秋要請したが、党本部に却下されていた」と話す。
「連敗すれば次はない」という覚悟で、支持母体の創価学会を軸にした動員型中心の選挙戦略を見直した。春以降、千人規模の大集会を最小限にとどめ、中小企業や団体をこまめに回る戦術に切り替えた。
連立与党時代のような自民との選挙協力は見込めない。40万余とされる県内の基礎票から、当選を見込める60万票以上に押し上げるには、無党派層や他党支持層にも食い込まなければならない。07年は、党として過去最多の約62万票を得ても届かなかったのだから、なおさらだ。
◇推薦60超 足がかり
まず狙うのが、自民の金城湯池だった業界団体だ。JA系の政治団体「県農協政治連盟」から初めて推薦を受けるなど、すでに60団体以上の推薦を取りつけた。
ある団体幹部は「推薦が決まった途端、関係者に盛んな働きかけがあった。公明だけを推薦したわけではないのだが」と驚く。党県本部の福永信之幹事長は「建設業界など、岩盤が厚かったところからも推薦が出た。それをどう票につなげるかだ」と話す。
経済誌記者出身の西田氏は企業訪問を重ね、ブログやツイッターで無党派層にも呼びかける。200人を超える地方議員もフル回転する。
選挙区での擁立は東京、大阪、埼玉だけで、現職は西田氏のみだ。山口那津男代表は4月、さいたま市で全国遊説を始め、埼玉を「最重点区」と明言した。残り一つとなった議席を守れるかどうかは、新旧二つの選挙戦術の成否にかかっている。
6974
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:16:28
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006210002
【党勢をかけて 2010参院選】
[4] 社民・共産 主張貫き失地回復へ
2010年06月21日
「かりゆし」姿で訴える日森氏=19日、大宮駅西口
支持者に手を振る伊藤氏=19日、鳩ケ谷駅東口
◇普天間巡り独自路線
晴れ間が広がった19日。さいたま市の大宮駅西口に、社民新顔の日森文尋氏(61)が沖縄の「かりゆし」姿で現れた。「米軍普天間飛行場を辺野古沖に移すだけでは、沖縄の人たちに負担を押しつけたままだ」と訴えた。
◇離脱の得失「微風」
かりゆしには、辺野古沖に生息する絶滅危惧(きぐ)種のジュゴンも描かれていた。「辺野古沖移設を許さないというメッセージ」。佐藤征治郎・党県連合副代表は、そう話した。
社民は昨年9月、連立政権に加わった。「自社さ」政権を1998年に離脱して以来、12年ぶりの政権復帰。しかし、沖縄県内での同飛行場移設に反対して5月末、またも連立離脱を選んだ。
日森氏は今月初め、記者会見で「連立に参加して前進した面もあるが、社民らしさを発揮できないというデメリット(欠点)もあった」と総括。「筋を通し、評価が高まるのではないか」(県連合幹部)と期待する声もあった。
ところが、離脱は首相交代劇を招き、民主の支持率を一気に回復させてしまった。来春の統一地方選で社民からの立候補を考えている男性(36)は嘆く。「離脱はショック。雇用や環境など色々な問題があるのに、普天間の一点だけで放り投げるなんて」
離脱の得失を測りかねる現状を、中島修・県連合副幹事長は「微風が吹いている」と表現する。
◇「伝統の選挙区」
そんな社民を牽制(けんせい)するのが共産だ。
「普天間は無条件撤去しか道はない。軍事力を持たないという憲法9条の旗を掲げ、米国と対等に話し合える外交に変えていかなければ」
共産新顔の伊藤岳氏(50)は19日、鳩ケ谷市の鳩ケ谷駅前で、そう訴えた。「社民はテニアン(米自治領)などの代替地を挙げているが、条件付きの移設では米国の土俵に乗ってしまう」との理由だ。
13日に大宮駅前で開かれた街頭演説会には、5月に党トップとして初めて訪米した志位和夫委員長も登壇。「米国務省の高官に、普天間飛行場の即時無条件撤去を申し入れました」と、「米にものを言える党」を強調した。
そして、こうも訴えた。
「かつて議席を持っていた伝統の選挙区。国会に送って下さい!」
共産は、参院選埼玉選挙区で1995年、悲願の初議席を獲得した。改選数が3に増え、新進(当時)が躍進。代わりに改選議席を失ったのが社会(同)だった。
98年も、消費税率引き上げで批判を浴びた自民が2人を擁立して共倒れし、共産は議席を獲得。「自社さ」連立を離脱して臨んだ社民は、新顔の日森氏が落選し、同選挙区の議席を失った。
日森氏はその後、衆院選で2回当選したが、昨夏は落選し、参院選での雪辱を誓う。共産は一昨年、派遣労働者問題への取り組みや「蟹工船ブーム」で脚光を浴びたが、昨夏は「政権交代」の流れの中で、衆院全体の議席数は「現状維持」。2001、04年に連敗して議席を失った同選挙区で巻き返しを狙う。
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:16:54
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006220001
【党勢をかけて 2010参院選】
[5] 新党 民主の復調に気もむ
2010年06月22日
みんなの党の小林氏(右)と渡辺代表=20日、さいたま市の大宮駅前
新党改革の中川氏(右)と舛添代表=19日、さいたま市の大宮駅前
幸福実現党の院田氏=8日、県庁
◇「みんな」追い風行方は
民主、自民の二大政党と一線を画す形で、昨年来、新党の結成も相次いだ。
「消費税を上げる前にやるべきことがある。国会議員自ら身を削り、公務員改革を進める」。みんなの党の渡辺喜美代表は20日、川口(川口市)、浦和(さいたま市)、大宮(同)の各駅前で声を張り上げた。参院選埼玉選挙区で擁立する新顔小林司氏(39)の応援演説だった。
◇昨年来の実績頼みに
結党直後の昨夏の衆院選では、比例北関東ブロックで得た約60万票のうち、小選挙区候補者を立てなかった県内で3分の1を超える約22万票を集めた。渡辺代表は「熱い支援がある」と、今回の擁立の理由を語る。
県内初の党公認候補が挑んだ選挙は、合併に伴う今年4月の新・久喜市議選。鈴木精一市議がトップ当選を果たした。過去2回の旧市議選では無所属で、得票順位は6、8番目だった。
「民主や自民に飽き、日本を変えたいという有権者の熱さを感じた。党の力だ」。鈴木市議は「三つ目の選択肢」としての追い風を感じた。
だが、首相交代で民主の支持率が再上昇。鈴木市議も、風向きの変化に気をもむ。
小林氏は「しがらみのない政治で日本を変える」と、既存勢力との違いを強調する。組織戦を展開する足場はなく、街頭演説が中心だ。
インターネットサービス企業大手「楽天」を休職し、チラシ配りや事務作業は同僚や友人らの手を借りている。「頼る組織がなく、名簿もない。電話での勧誘も、やりようがない」(陣営幹部)。手探りの挑戦が続く。
◇新党改革、党首前面
「『政治とカネ』には、うんざりです」。新党改革の舛添要一代表も19日、大宮駅前で訴えた。新顔の中川幸司氏(30)の応援に駆けつけた。
中川氏は、祖父が元行田市長で、父が同市議会議長だった。ITベンチャーを起業した立場で政治を見たとき、国際競争力に注目した党の考え方に共感し、公募に応じた。
立候補表明から約1カ月しかたっておらず、知名度の浸透が課題だ。
街頭演説や討論会では「舛添代表の下――」などと、まずは党首を前面に出して支援を訴えている。
幸福実現党の新顔院田浩利氏(43)は駅前での街頭演説などを繰り返す。「新しい基幹産業を育てたい。外交のため軍事力を担保すべきだ」などと訴えている。
政権交代から1年足らず。二大政党を脅かすような第3極は、果たして形成されるのか。
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:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:18:38
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100622/tky1006220000000-n1.htm
【激戦に臨む】(1)与党 蓮舫氏の人気に小川票食われる危険も 江木氏は「自力で訴え」 (1/3ページ)
2010.6.22 00:00
このニュースのトピックス:首都決戦’09都議選
菅内閣誕生で支持率がV字回復したことを受け、民主党東京都連総決起大会では、幹部らが明るい表情でガンバローコール。比例代表で出馬する谷亮子氏らも登壇した=10日、東京都中野区の中野サンプラザ 「菅様、仏様、蓮舫様だね」
失政続きの鳩山由紀夫前首相が退陣し、菅直人首相に交代した途端に支持率がV字回復した民主党を指して、他党陣営からはこんな羨望(せんぼう)の声が上がっている。
その上で、他党陣営幹部は「やっぱり3人目を出すことになるのかね」と皮肉交じりに話した。
かつて小沢一郎元幹事長は「単独過半数」を目指し、改選5の東京選挙区には3人立てる方針を打ち出していた。しかし、鳩山前首相が求心力を失うなか、民主党都連は3人目擁立に難色を示すようになった。結局、現職の蓮舫氏(42)と小川敏夫氏(62)の2議席死守を目指すこととなった。
6年前、2期目を目指した小川氏が約99万票、初挑戦の蓮舫氏が約92万票を獲得しダブル当選を果たした。
しかし、政権交代後の目玉事業として実施した「事業仕分け」では毅然(きぜん)とした立ち振る舞いと「2番じゃダメですか」などの発言が注目され、菅内閣では行政刷新担当相に起用されるなど、蓮舫氏の知名度は急激にアップ。一方、小川氏はその陰に隠れた格好だ。
都連幹部は蓮舫氏の人気を、「党全体の支持者増につなげることができた」と歓迎。だが、6年前の均衡が崩れ、有力候補が乱立する今回、ダブル当選失敗を懸念する声も党内で出始めている。
■ ■ ■
10日に中野区で行われた都連の総決起集会。あいさつに立った都連幹事長の阿久津幸彦衆院議員は、集まった約2300人の支持者を前に「蓮舫議員には大臣としてふさわしい票を取ってもらいたい。ほかの政党支持者、無党派層だって賛同してくれる。問題は小川敏夫さんです」と発言。
さらに、「小川さんはいぶし銀だが、蓮舫さんに比べると少し華やかさは足りないかもしれない」とたたみかけた。壇上の小川氏は表情を崩していたが、目は笑っていなかった。
こうした状況で、都連は6年前の参院選でも取った「浮動票は蓮舫、組織票は小川」の戦術を徹底することを決めた。小川氏は、都内15人の衆院議員や都議、区議に協力を要請するほか、連合の幹部とともに都内の事業所を回り、選挙カーを降りて現場の組合員に声をかけるというきめの細かい“地上戦”を展開する方針だ。
これに対し、蓮舫氏は学生ボランティアを使い街頭演説で若さと実績を強調する。党の顔として、自身の選挙区よりも全国を回ることが多くなることには「不安もあるが仲間のためなら」と意気込んでいる。
■ ■ ■
一方、連立与党を構成する国民新党から出馬表明しているのは生活評論家の江木さおり氏(57)だ。同じ与党だが、「民主から支援を受ける選挙区はない」(亀井静香代表)ため、自力での戦いを迫られるのに支持組織も知名度もない。支持者獲得の手段は「200回以上の街頭演説」という。
立候補予定の女性はほかに5人いるが「私はチルドレンでもガールズでもない。若くはないが経験は積んでいるので自分の言葉で語れる」と意気込む。ときに気性の激しい亀井代表とは180度異なる柔らかな話し口調を武器に、これから老後を迎える50、60代に「若い世代にツケを残さない生き方」を訴えるという。
◇
政権交代後初の参院選公示が24日に迫った。有力候補乱立でかつてないほどの激戦が予想される東京選挙区の事情に迫る。
6977
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:19:29
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100623/tky1006230000000-n1.htm
【激戦に臨む】(2) 野党 都連の支援偏る自民の2人 “エース”投入の共産は背水の陣
2010.6.23 00:00
「民主党が3人出すのに、自民党が1人でいいわけがない」
平成21年の衆院選で大敗し、野党転落後も回復しない支持率に苦慮していた自民党。一方、民主党の小沢一郎前幹事長は「東京は3人出す」と宣言していた。
劣勢を踏まえ、自民党都連は現職で元環境省事務次官の中川雅治氏(63)への候補一本化を党本部に要望。しかし、押し切られた。都連は2人擁立をのむ代わりに「2人目の人選や選挙支援には一切かかわらない」ことを宣告した。
背景には3年前の参院選の“悪夢”がある。現職だった保坂三蔵氏に加え、党本部主導で元アナウンサーの丸川珠代氏を擁立。結果は丸川氏だけの当選だった。当時、丸川氏は意外なほど知名度が低く、終盤に党本部が保坂陣営に票の付け替えを打診するなどし、支持者の足並みが乱れたのだ。
■ ■ ■
都連が早々に中川氏に全力集中することを決めていた上に、民主党も結局、現職の2人しか擁立せず、わりを食ったのが、自民党のもう一人の立候補予定者、東海由紀子氏(42)だ。
5日に千代田区の日比谷公会堂で行われた中川氏の決起大会には都内の国会議員や落選中の前国会議員、都議、区議らが勢ぞろいしたが、東海氏の名前を口にする出席者は皆無。8日の東海氏の事務所開きに姿を見せた議員は1人もいなかった。
谷垣禎一総裁が「党再生のエース」と東海氏を持ち上げるものの、都連の支援のない選挙戦に東海氏の陣営幹部は「心細さを感じる」と打ち明ける。
東海氏自身もある国会議員のパーティーで、派閥の領袖が「自民党は東京選挙区に1人出している」と発言したときは、たまらずミニブログ「ツイッター」で「私も公認頂戴しているのに、党内の知名度もないとは!」と嘆いた。
知り合いの国会議員や仕事の人脈をつてにあいさつ回りをこなすのに時間を取られ、表だった活動は始まったばかり。陣営は「出遅れたが、有権者受けを狙うことなく、街頭で硬派に訴えていく」と話す。
■ ■ ■
現職の引退に伴い、公明党は新人の公認会計士、竹谷とし子氏(40)を擁立。公明党の参院選候補は支持母体である創価学会の厚い支援に支えられ、昭和34年から連続当選を果たしてきているだけに、今回も組織票を手堅くまとめる戦法だ。
不安点は知名度不足。平成21年の衆院選で、当時代表だった太田昭宏氏を落選させた反省を踏まえ、公明党の都議や区議らが地域を歩いて新しい支持者拡大を図っている。
共産党は小池晃氏(50)を比例代表からくら替えさせた。テレビの討論番組出演が多く「党の顔」ともいえる小池氏は、19年に失った東京選挙区での議席奪還のため、「背水の陣」(小池陣営)で臨み、「自民にも民主にも裏切られた」という人をターゲットに政治の矛盾を訴えるという。
社民党が擁立した森原秀樹氏(37)は米軍普天間飛行場移設問題を端に政権離脱した直後の5月31日、街頭で「普天間問題は党にとってはメガトン級の一番大事な政策」と党の動きに理解を求めた。「姿勢がぶれていない」と有権者の反応もよくなったという。
今回、保守の小政党が乱立したのに対し、革新票の受け皿となるのが社民と共産だけ。森原氏は好機ととらえ、市民運動家らとも連携して「弱い者、働く者の立場」を訴えている。
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:20:10
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100624/tky1006240001000-n1.htm
【激戦に臨む】(3)第三極 風頼みのみんな、民主のV字回復に危機感 乱立保守小党への影響は? (1/2ページ)
2010.6.24 00:00
「経営者らで集まって話をすると、最初は経済の話題から入るが、最後はいつも日本を憂いて政治の話になる」
出馬表明後、初めての街頭演説の場所に、自らが創業したタリーズコーヒーの東京都港区内の店舗前を選んだみんなの党の松田公太氏(41)。休日のひとときを過ごしていた20、30代の若者たちは行列をつくって「本を読んで感動しました」と、あこがれの若手起業家に握手や著書へのサインを求めた。
松田氏の支援者には楽天の三木谷浩史社長、ヤマノビューティメイトの山野幹夫社長ら経営者仲間が名を連ねる。しかし、支援してくれる組織も団体もなく、手伝いのボランティアは松田氏のファンという「手作りのベンチャー選挙」(陣営)。そのため、“風頼み”であることは否めない。
陣営は「組織票がないなか応援してくれる市議や区議らと連携して新規の支持者の開拓をしている」と話すが、支持拡大のために積極的に利用しているのは不特定多数に訴えることのできるインターネットのミニブログ「ツイッター」だ。
松田氏はツイッターで「これから街宣活動をする」などとリアルタイムの動きをこまめに発信。しかし、松田氏のツイッター登録者は約1万6000人で、民主党の蓮舫氏のツイッター登録者約13万5000人とはケタが違う。菅直人首相の誕生で民主党の支持率はV字回復するなか、陣営は受け皿としての需要縮小に対して危機感を強めている。
■ ■ ■
たちあがれ日本が擁立した弁護士の小倉麻子氏(31)は、難病を克服した経歴を下敷きに「頑張った人が報われる社会を」と訴えるが知名度は低い。
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:26:06
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100629-OYT1T00934.htm?from=y10
普天間めぐり民主ねじれ、沖縄選挙区で候補ゼロ
沖縄県では米軍普天間飛行場の移設を巡る混乱が尾を引き、民主党の参院選の戦いに影を落としている。
29日、那覇市の県庁前。党県連代表の喜納昌吉参院議員は選挙カーから「沖縄に基地は造らせないよ。いかなることがあっても妥協しない」と声を張り上げた。
普天間飛行場を名護市辺野古に移設する日米合意を履行しようとする菅政権に対し、県連は「県外・国外移設」を求め、真っ向から反発している。民主党が今回の選挙区選で唯一、沖縄選挙区に公認、推薦候補を出せなかったのも、こうした対立が影響している。
比例選に出馬した喜納氏も沖縄を拠点とし、党と正反対の主張を訴えている。この日も記者団に「戦う相手は自民党でなく、党中央だ」と明言した。
沖縄県ではこの10年余り、国政選挙や知事選などのたびに、普天間の県内移設の是非が争点となってきた。自民党系や公明党系の候補が県内移設を基本的に認める立場をとるのに対し、県内移設に反対する民主、社民、共産各党と地域政党の沖縄社会大衆党が、「革新共闘」の態勢を作って候補を擁立する構図だった。
しかし、鳩山前首相が県外移設の約束をほごにして辺野古移設に回帰し、問題をこじれさせたことへの反発から、自民党なども「県内移設反対」で足並みをそろえるようになっている。
同党の島尻安伊子参院議員は29日、沖縄市で、「菅首相は日米首脳会談で『辺野古移設を履行する』と言った。とんでもない。沖縄の合意のない移設は無効だ」と菅政権を厳しく批判した。無所属で社民党推薦の新人、山城博治氏と、共産党推薦の新人、伊集唯行氏も県内移設反対の立場だ。
「四面楚歌(しめんそか)」の状態だからか、参院選でも民主党の幹部や閣僚は誰も沖縄に入ろうとしない。仙谷官房長官は29日の記者会見で、普天間移設の行方について、「話し合いで解決し、着地点を作る努力をするしかない」と述べただけだった。
自民党の谷垣総裁は山形県南陽市での街頭演説で、沖縄に候補を立てなかった民主党を、「(県民と)信頼関係を取り結ぶことができないと、菅首相が(あきらめて)バンザイしたのと同じだ」と攻め立てた。
(2010年6月29日20時11分 読売新聞)
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:27:26
>桐生、伊勢崎両市を含む衆院2区では対立が尾を引き、本格的な参院選地区選対が立ち上がらないままだ
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010062900855
現職激突、生き残り懸け=民主、結束に不安−群馬選挙区・参院選
公示後初の週末を迎えた26日。太田市内の住宅街で民主党の富岡由紀夫が、ぱらつく雨にぬれながらマイクを握っていた。「サッカーワールドカップの日本代表のように、奇跡の勝利を目指して頑張りたい」。声を張り上げての訴えに耳を傾けたのは、女性中心に20人程度。陣営関係者は「ちょっと少なかったな」とぽつりと漏らした。
前回2007年から改選数が1に削減された群馬選挙区は全国で唯一、民主、自民両党の現職が生き残りを懸けて争う激戦区だ。6年前の参院選で富岡はトップで初当選、2議席独占を目指した自民党はベテラン、中曽根弘文が2位に滑り込み、元官房副長官の上野公成は落選の憂き目に遭った。
自民党は最近2回、同選挙区で得票総数の約6割を獲得。昨年の衆院選でも、県内全体の得票総数で民主党を上回った。「群馬は言わずと知れた『自民王国』。追いかける展開だ」と陣営幹部は劣勢を認める。25日の太田市での事務所開きで、富岡は11分間の演説の中で8回も「厳しい」との言葉を繰り返した。
菅内閣の発足により、逆風一辺倒から「雰囲気は変わってきた」と同幹部は言う。ただ、同党県連内の亀裂が、陣営の運動にも影を落とす。
同県連では、政治資金収支報告書の記載漏れなど不正経理問題の続出をきっかけに、06年から富岡ら労組系と保守系が対立、組織が機能不全に陥った。昨年の衆院選前に一応正常化したが、亀裂はいまだ深い。桐生、伊勢崎両市を含む衆院2区では対立が尾を引き、本格的な参院選地区選対が立ち上がらないままだ。
対する中曽根。5選を目指す今回は、選対事務長に元首相の福田康夫、選対本部長に元少子化担当相の小渕優子を迎え、自民党県連を挙げての総力戦で臨む。福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三の各首相経験者が同一選挙区で争い、「上州戦争」と呼ばれた時代を知る陣営幹部は「今回は絶対に落とせない。群馬自民党の存亡を懸けた戦いだ」と足並みをそろえた事情を説明する。
公示翌日の25日は中曽根の遊説にほぼ終日、福田、小渕が同行。「群馬県の名誉に懸けて、ちっぽけな当選でなく、大きく離したい」(福田)、「ふるさと、日本の未来を託すのは中曽根候補を置いてほかにない」(小渕)と持ち上げられると、中曽根は「元総理に小渕先生も引っ張ってくれる。こんな選挙区は全国にない」と述べ、2人と握手を交わした。
ただ、昨年の衆院選では、独占していた県内5選挙区のうち三つで敗北し、党勢の衰えは隠せない。県医師連盟、JAグループ群馬が母体の県興農政治連盟など、かつての自民党支持団体のいくつかが今回は中曽根、富岡をそれぞれ推薦、あるいは自主投票を決定。また中曽根と支持層が重なる前知事の小寺弘之が民主党の比例代表で出馬する。「どの程度切り崩されるか」。陣営幹部の不安は尽きない。
6981
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:29:50
http://www.sanspo.com/shakai/news/100629/shc1006291856000-n1.htm
美貌と才能持つ、熟女政治家2人の行方 (1/3ページ)
2010.6.29 18:51
「もう、ゆかりたんなんて呼ばせないわよ!」、ド迫力の表情で街頭演説する佐藤ゆかり氏(撮影・佐藤修)【フォト】 【トホホ取材記】6月24日に公示された第22回参院選。柔道家に女優、元アイドルに元スポーツキャスターなどなど、まさに百花繚乱(ひゃっかりょうらん)といった感じの女性立候補者たちが全国で街頭演説を繰り広げ、声をからしながら支持を呼びかけているわけだが、私が27日午後、東京・浅草で取材した自民党の比例代表候補で前衆議院議員の佐藤ゆかり氏(48)と、28日に千葉県・JR新浦安駅前で取材した“必殺仕分け人”こと行政刷新担当相の蓮舫氏(42)についてリポートする。
まず佐藤ゆかり氏。2005年の総選挙時は、その美貌からも注目され「ゆかりたん」などと呼ばれてアイドル視されていたのだが、落選を経験したせいか、日焼けした上に若干頬もこけ、すっかり政治家の“面構え”に変貌していた。
浅草の雷門前に止めた広報車上で「もし比例代表で国政に復活したら、第一にやることは経済政策の大改革。政策が誤っているから、日本経済がよくならない」と訴える佐藤氏の表情には鬼気迫る迫力があった。さらに「生粋のエコノミスト、佐藤ゆかりに経済政策はお任せいただきたい。日本の経済はグローバル社会の中で、切っても切れない関係になっている。アジアの成長経済から原動力をもらって‥」。このあたりから声がすっかりかすれてしまっていた佐藤氏の話は、残念ながら私の聴覚では聞き取り不可能になってしまったのだが、「日本の経済政策を大改革する」という心意気はド迫力で伝わってきた。
演説後、浅草の町中で有権者と握手を繰り返し「ぜひよろしくお願いします」と支持を呼びかけながら、記念撮影にも応じていた佐藤氏の立ち居振る舞いは、かつての「ゆかりたん」などという生やさしいものではなく「ゆかりさまっ!」と崇めたくなるほどの迫力あるオーラを放っていた。 華麗な経歴や美貌を持ち合わせ、時流に乗った女性候補者が選挙に当選してしまうことは、よくある話だが、その後落選を経験し、屈辱にまみれた後の再起をかけた立候補者の迫力は、この域まで達するのかと驚かされた光景だった。
6982
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:30:23
続いて蓮舫氏である。「事業仕分け人」としてお茶の間でもすっかりおなじみで、今や行政刷新担当相である。クラリオンガールも出世してしまったものであるが、その認知度はクラリオンガールの比ではない。知名度は日本でも1、2を争う政治家ではないか。
蓮舫氏の応援演説は、午後5時半からの予定だったが、30分まえの5時の段階ですでに、駅前はステージ周辺から歩道橋まで、同氏を一目見ようとする市民でビッシリだった(主催者発表、3500人)。
5時過ぎから民主党の広中和歌子氏(76)が演説を始めたのだが、AD役の同党男性スタッフが「終了」のボードを掲げて見せ「蓮舫氏がもうすぐ来るから、演説を早く終えろ」と言わんばかりのサインを出した。
広中氏は現職の参議院議員で、女性の年齢にふれるのは失礼に当たるかもしれないが76歳の民主党重鎮である。国政でのキャリアも蓮舫氏よりずっと上だ。この広中氏に「演説にマキを入れろ」と“指示”を出してしまうのは、ひっじょーにトホホな行為ではないだろうか。引く手あまたの蓮舫氏だし、この日は西船橋での応援演説も待ち受けていたから、時間の余裕もなかったのだろうが・・・。
自分が登場する直前に、先輩議員に対してそんな非礼な行いがあったことなど、知る由もない蓮舫氏は、いつも通り颯爽と登場。官僚天下り団体に、税金が湯水のごとく使われ、事業仕分けがそれらをどれだけ明らかにしたかをアピール。今後も税金を使っている5000を超える事業内容を明らかにすると約束。話の合間に「どうでしょうか皆さん」と聴衆に呼びかけ、ヤンヤの喝采を浴びていた。
2009年11月に行われた「事業仕分け第1弾」では、肩に力が入りすぎて、なんだか怖い雰囲気だけの蓮舫氏だったが、新浦安駅前での応援演説では、にこやかさと柔らかさも兼ね備えていた。
演説後、話に聞き入っていた女性に感想を聞いてみたが「話がわかりやすく、国民の味方という感じ。我々の思いと一体感のある話に感動した」(72歳・主婦)、「テキパキとメッセージが伝わってくる。事業仕分けの話が心に残っている」(43歳・主婦)と、特に主婦層の評価は高いようだ。
落選を経験して、政治家としての凄味を増した(ような気がする)佐藤ゆかり氏、あっという間に大臣まで上り詰め、ここに来て柔らかさが加わってきた(ような気がする)蓮舫氏。
2人の女性政治家が、今後どのような人生を歩み、女性として人として、また政治家としてどのように“熟成”されていくのか、すんごく楽しみである。(佐藤修)
6983
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:33:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100629-OYT8T00145.htm
《参院選2010》比例選は「地域密着型」
個人票の上積み狙う
参院比例選にも、県内を拠点にする3人の候補者が出馬している。選挙活動は、個人票の積み上げを狙い、ほとんど県内で行う地域密着型。高い知名度や選挙協力の行方が注目され、接戦の秋田選挙区の勝敗に少なからず影響を与えそうだ。
みんなの党の寺田典城氏(70)は、昨年まで知事を3期12年務めた知名度の高さを最大限生かしたい考えだ。知事時代の後援会はもうないし、組織戦はしないと語る寺田氏。応援弁士も頼まず、専ら県内を遊説し、行財政改革に取り組んだ知事時代の経験を国政に生かすと訴える。
知事時代の支持層は、民主支持層と重なっていた。次男、学氏も民主党衆院議員。しかし、みんなの党からの出馬は、選挙区を含め、民主党候補の足を引っ張る形になる。寺田氏は、民主党を叱咤(しった)激励したいと語るが、各党はその影響力を計りかねている。
たちあがれ日本の村岡敏英氏(49)は、選挙区に出馬する自民党公認候補を推薦する見返りに、比例選で自らへの支援を求める戦術だ。平沼代表は25日の出陣式で、自民党の地元県議らを前に、「自民党も比例選で応援してくれる。ありがたい」と念押しした。
村岡氏は、衆院秋田3区で2度戦った自民党の御法川信英前衆院議員に対しても、次の衆院選は応援すると、支援を求めた。自民党は、比例選に自らの候補を抱え、公明党との選挙協力も模索しており、どこまで村岡氏の支援に動くかが注目される。
共産党は、農民運動に長年携わってきた佐藤長右衛門氏(66)を擁立し、農村票を掘り起す考えだ。
(2010年6月29日 読売新聞)
6984
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:34:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100628-OYT8T01215.htm
比例選候補 埼玉詣で
「縁」を強調 大票田でPR過熱
580万余の有権者を抱える大票田・埼玉県内で、地元とのゆかりを強調して“埼玉詣で”を繰り返す比例選候補が目立ってきた。全国を舞台に、政党名か個人名のどちらかで投票され、政党が得た議席が、個人名得票数の多い候補者から順番に割り当てられる比例選。候補者にとって名前を売り込むことが当選の鍵だ。各党とも比例票掘り起こしも視野に、選挙区での活動に力を入れている。
公示日の24日、民主党現職の家西悟・比例選候補はJR大宮駅西口で出陣式。薬害エイズ訴訟原告団代表で、1996年衆院比例近畿ブロックで初当選した。
党が比例単独は認めない方針に転換したため、04年参院選でくら替え出馬。薬害エイズ問題で共闘した枝野幹事長のおひざ元・埼玉県連に所属し、枝野氏の全面支援を受けて当選を果たした。今回も出陣式には枝野事務所の秘書や県連幹部が駆けつけ、「枝野の盟友」と連呼した。枝野幹事長は28日、JR大宮駅前で家西候補らと街頭演説を行い、支援を訴えた。
27日午前、さいたま市浦和区の百貨店前で、「埼玉育ち」と書かれたビラを買い物客らに配って回ったのは、自民党の片山さつき・比例選候補。2005年の「郵政選挙」の落下傘候補として静岡から出馬。昨年落選し、参院選へのくら替えを決めた。旧浦和市出身。結婚するまで県内に住んでいたといい、埼玉の地方議員らに接触を図り、県庁前に事務所も構えた。「静岡の次は埼玉。節操がないのでは」(自民党県議)と冷ややかな見方もあるが、県調理師会など30以上の県内業界団体から推薦を獲得した。「選挙区候補以上のどぶ板選挙をやっている」と評する県議もいる。
埼玉選挙区を全国の「最重点区」と位置づける公明党は、現職の比例選転出の方針を転換し、県本部副代表の元衆院議員、長沢広明候補が比例選に出馬。5月末まで所沢市の防衛医大病院の勤務医だった新党改革の中村幸嗣・比例選候補は、所沢市やさいたま市で街頭演説に取り組んでいる。
片山和子・県青年学生部副部長を比例選に擁立する共産党は、「比例5議席獲得のため、県内で比例票38万票が目標」(党県委員会幹部)と意気込む。選挙区に候補者を擁立している社民党の佐藤征治郎県連副代表は「選挙区候補が県内を回ることで、比例票の掘り起こしにつながる」としている。みんなの党の比例選立候補者も相次いで県内入りしている。
比例選候補の埼玉詣でが過熱する中、各党は選挙区候補の活動を比例票獲得につなげようと躍起だ。
(2010年6月29日 読売新聞)
6985
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:36:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100629/elc1006292055002-n1.htm
【参院選2010 断面】強気の2人擁立も「自民3人」で混戦に (1/2ページ)
2010.6.29 20:54
参院選千葉選挙区(改選数3)に、自民党は現職と元少子化担当相の新人の2人を公認候補として擁立した。「2人当選」が可能とみて強気に出たのだが、その後、自民党を離党した前衆院議員がみんなの党公認で出馬したことに加え、首相交代で民主党が支持を取り戻してきたため、一転して共倒れの危機に瀕(ひん)することになった。
28日夜、千葉県市川市で開かれた新人、猪口邦子氏(58)の演説会に出席した小泉純一郎元首相は、同一選挙区で自民党候補がしのぎを削る難しさを説いた。
「自民党が2人目をやるところは足の引っ張り合いがひどく、国会議員や県議は二股(ふたまた)をかける人が多い。猪口さんが最初に相談に来たとき『そんな大変なところはやめた方がいい』と言ったんです」
猪口氏も、市川が古里だと繰り返し強調しながら「追い上げる大変に辛い戦いの中にあります」と危機感をあらわにした。
自民党が、3選を目指す椎名一保氏(58)に続き、猪口氏を公認したのは1月22日。鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長(いずれも当時)の「政治とカネ」の問題が明らかになり、鳩山内閣の支持率が低落する中、知名度のある猪口氏が東京近郊の無党派層を取り込めば、「複数当選を目指せる」(大島理森幹事長)と強気のそろばんをはじいたのだ。
しかし、誤算が生じた。
ひとつは、みんなの党から4月28日、水野賢一氏(43)が出馬したことで、「自民系」候補が3人となった。水野氏の義父、水野清元建設相の秘書でもあった椎名氏は水野氏と支持層が重なり、みんなの党が船橋や市川といった東京近郊で支持を広げてきたことは、猪口氏にも脅威だ。
それでも5月末までは、鳩山政権の自滅で「自民系」が独占するとの空気もあった。
菅直人内閣の誕生はさらなる誤算だった。民主党の支持はV字回復し、共倒れの危機にあった同党の新人2候補が反転攻勢に出た。
旧郵政省出身の小西洋之氏(38)は、無党派層が多いベッドタウンを重点的に活動する。「鳩山さんが辞める前日は、『お前落ちろ』と罵(ば)声(せい)を浴びた」という小西氏は、首相交代後は握手を求める有権者も目立つようになったという。
また、今月になって全国郵便局長会の政治団体「郵政政策研究会(郵政研)」の千葉県本部が小西氏の支援を決定した。15万票の連合票を支持基盤とする道あゆみ氏(44)と並び、組織戦の陣容も整った。
水野、小西両氏らと無党派層を食い合うことになる猪口氏は、自民党を離党した水野氏を「遅れてきた改革者」と攻撃、自らの少子化担当相としての実績を訴える。椎名氏は40人以上の千葉県議を束ね、組織戦を展開する。
自民党県連幹部は「菅首相の消費税発言で民主党の勢いもかげり、自民、民主、みんなの5候補が横一線」という。自民党の2人がはじかれる可能性もある。(水内茂幸)
6986
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:37:51
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100629t51016.htm
吉村知事、動くか 中盤戦を迎え各党注視
「恩と義理」を重視するという吉村知事=28日、山形県庁
参院選山形選挙区(改選数1)の対応をめぐり、吉村美栄子山形県知事の態度が決まらない。初当選した昨年1月の知事選で超党派の応援を受けた「恩返し」の必要性を自ら公言してきたが、選挙戦は間もなく中盤に差し掛かる。知事はいつ動くのか。注目度が日増しに高まっている。(山形総局・山形聡子)
「熟慮中ということでお願いしたい」。28日の定例記者会見で参院選の対応を問われた吉村知事は、うつむき加減で語り始めた。「参院選は、これまでの選挙と比べて荷が重い。たくさんの支持をいただいて知事になった立場として、慎重に対応しなければ…」と揺れる胸中を明かした。
<衆院選で恩返し>
吉村知事は知事選で、民主、社民、共産の各党と、今回の参院選で3選を目指す自民党現職の岸宏一氏(70)の支援を受けた。岸氏は自民党県連の大勢が対立陣営に加勢する中、あえて吉村氏の支援に回り、自ら応援弁士も務めた。前知事と市町村長の関係悪化を支援の理由に挙げている。
知事選で吉村氏は岸氏が地盤とする最上地方の大半を制した。全県の得票差は1万。「岸氏の応援なくして、吉村氏の当選はなかった」との見方が県政界の相場だ。
吉村氏の「恩返し」は昨年8月の衆院選での民主党支援から始まった。山形1区の同党候補を応援。接戦を制したこの候補の返り咲きに貢献したとの見方が一般的だ。今回の参院選で新人の梅津庸成氏(43)を立てた民主党の期待も大きく、武田聡県連幹事長は「良好な関係が続いていると認識している」と、知事の「熟慮」を見守る。
自民党は複雑だ。知事選のしこりが残り、世代交代論も浮上する中、候補者選考を透明化するとして異例の党員投票まで実施し、岸氏に高いハードルを乗り越えさせた。
複数の自民党県議は、吉村氏の支援を「自民党にはプラスにもマイナスにもなりうる」と分析する。「県民のイメージはいい。強い味方だ」という期待と、「反吉村氏の支持者もいる。そうした感情をあおらないか」との不安が交錯するという。
<出陣式出席せず>
各党の見方はどうか。岸氏との選挙協力を進める公明党県本部の寒河江政好代表は「今回の対応はかなり難しい」、梅津氏を実質支援する社民党県連の広谷五郎左エ門副代表は「首長はあまり国政に立ち入るべきではない」と慎重な言い方だ。
共産党の笹山一夫県議団長は「知事は沈黙を保つべきだ」と自制を求める。みんなの党酒田第1支部長の佐藤丈晴酒田市議は「民主、自民両陣営に顔を出すか、どちらも支援しないかのいずれかだろう」と予想する。
会見で吉村氏は、梅津、岸の両氏陣営から公示日の出陣式に出席を求められたことを明かし、「理由は特別申し上げず、欠席させていただきますと返事をした」と述べた。
選挙戦は残り12日。この日も「義理と恩を大事にする、という生き方を大切にしたい」と繰り返した吉村氏に、残された時間は少ない。
<山形選挙区立候補者(1―4)>
川野裕章 51 党支部長 み新
太田俊男 56 党県副委員長 共新
岸宏一 70 元厚労副大臣 自現(2)
梅津庸成 43 元防衛省職員 民新(国推)
2010年06月29日火曜日
6987
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:38:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100628_04.htm
参院選・福島 “副大臣効果”あるか?増子陣営、浜通りで集票期待
東京電力の福島第1原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)で計画されているプルサーマル。受け入れに向けた県の検証作業が進む中で、参院選福島選挙区(改選数2)の舌戦が繰り広げられている。民主党現職の増子輝彦候補(62)は現職の経済産業副大臣とあって、これまで原子力政策に言及する機会も多かった。陣営からは、浜通り地方の得票上積みに期待する声も聞かれる。選挙戦突入後、プルサーマルは大きな争点になっていないことから、ほかの陣営は「原子力で大きく票が動くとは思えない」と予測しながらも“副大臣効果”を警戒している。
<原発争点化に遠く、他陣営「影響は限定的」>
◎経産省の方針発信
公示3日前の21日、増子候補は原子力行政を所管する経産省の代表として、プルサーマル計画がある福島第1原発3号機(大熊町)を視察した。県が受け入れ条件の一つに挙げている「プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の安全性」を確認するためだ。
視察後は「(安全性に)問題はない」と説明。県が求め続けている原子力安全・保安院の経産省からの独立問題についても「参院選後に検討する。佐藤雄平知事にも(議論に)参加してほしい」と述べた。
増子候補は鳩山内閣発足とともに経産副大臣に就任し、菅内閣で再任された。県内でプルサーマルへの関心が高まった今年に入り、県を意識して、経産省の方針を発信する機会も増えた。
政治主導を打ち出す政権では副大臣も多忙で、「選挙が近づいても、地元回りなどに多くの時間は割けなかった」と民主党県連幹部。ただ、政府の立場からのプルサーマルなどに関する発言は存在感のアピールにつながり、陣営は「原発が立地する双葉郡などの票は伸びる」と期待する。
◎ポスト利用と批判
こうした動きに、ほかの陣営からは懐疑的な見方も出ている。
自民党現職の岩城光英候補(60)は双葉郡の南隣、いわき市が地盤。陣営は「公職である副大臣のポストを利用しすぎていた」と批判する。
プルサーマル反対を鮮明にしている共産党新人の岩渕友候補(33)の陣営も「県民の安全と安心にかかわる問題の私物化につながりかねない」と反発を強める。
みんなの党新人の菅本和雅候補(42)は双葉町の出身だが、陣営は「地元の関心はプルサーマルではなく、第1原発の増設問題に移っている」と指摘する。
民主党新人の岡部光規候補(41)の陣営は、自主投票の社民党県連が「脱原発」を主張していることから、社民党に配慮して原発問題には言及しないという。
原子力をめぐる問題が、選挙戦にどう作用するのか。自民、共産両党も「限定的な影響はあるかもしれない」とみるが、双葉郡などに特にてこ入れすることは考えていない。
双葉郡の町長の一人は「景気や社会保障、消費税などの争点がある中で、プルサーマルの優先順位は地元でも低いのではないか」と冷静に受け止めている。
◇福島選挙区立候補者(2―5)
岡部 光規 41 医師 民新
岩渕 友 33 党県常任委員 共新
菅本 和雅 42 会社役員 み新
増子 輝彦 62 経産副大臣 民現(1)
(国推)
岩城 光英 60 元官房副長官 自現(2)
2010年06月28日月曜日
6988
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:39:58
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100629ddlk31010681000c.html
2010参院選:「重点区」に大物次々 支持獲得に声枯らす /鳥取
参院選で接戦が演じられ、民主、自民両党とも「重点区」と位置付けている鳥取選挙区。それぞれ大物議員を次々と投入してテコ入れを図っている。共産党は、比例代表の公認候補が来県し、比例代表と選挙区双方の支持獲得に声を枯らした。【宇多川はるか、田中将隆】
◇枝野氏、変革の一歩強調−−民主・坂野陣営
公示日の24日、米子市であった西部出陣式には枝野幸男党幹事長が来援。「政権交代が政治を大きく変える第一歩を踏み出した」とアピールした。演説後、報道陣に「頑張って戦っていけば勝てると思ったから初日に遊説に入った。油断できない選挙区だ」と話した。
鳩山由紀夫前首相も26日に倉吉入り。坂野真理氏(32)の個人演説会でマイクに向かった。坂野氏の祖父で自治相を務めた自民党の故坂野重信参院議員について触れ、「自民党時代に世話になった重信先生のお孫さんの初陣をお手伝いできればと思い、駆けつけました」と話した。
7月2日は西部に原口一博総務相▽3日は中部に前原誠司国土交通相▽4日は鳥取市に蓮舫行政刷新担当相と今後も閣僚を続々と投入する構えだ。
◇谷垣氏、バラマキを批判−−自民・浜田陣営
石破茂政調会長が公示日は一日中、県東部から西部まで浜田和幸氏(57)に張り付いた。公示後も鳥取入りしている。党幹部として全国の公認候補の応援に飛び回らなければならない石破氏。菅首相就任前は「公示以降は他県への応援であまり鳥取に入れない。公示までが勝負」と話していたが、民主党の支持率のV字回復に危機感を強めている。今後もスケジュールが許す限り、県東部、中部に入るという。
28日には、谷垣禎一総裁が米子の街頭に立った。菅首相が消費税の税率引き上げの意向を示したことについて、「民主党のマニフェストで掲げられたバラマキの尻拭いの消費税になる」と批判。演説の後は集まった支持者らと握手を交わして支持を訴えた。7月6日には伊吹文明衆院議員が県東部に入る。
◇仁比氏、二正面作戦展開−−共産・岩永陣営
当初は比例代表の集票に集中する作戦だったが、鳩山前首相の下で民主党の支持率が低下したことを好機ととらえ方針転換。比例代表を軸にしながらも選挙区の岩永尚之氏(53)の運動にも力を注ぎ、二正面作戦で党勢拡大を進めることにした。28日には比例代表公認候補の仁比聡平氏(46)が米子市内の街頭に立って消費税の税率引き上げに対する反対論を展開。「鳥取選挙区で頑張る岩永さんと私を国会に送って下さい」と訴えた。
6989
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:45:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100629-OYT8T00018.htm
選挙対応首長も苦慮
地元と中央のねじれに配慮
7月11日投開票の参院選富山選挙区への対応を巡り、県内首長が苦慮している。政権が自民党から民主党に移ったものの、県議会や市町村議会で依然、自民が多数を占める中、中央と地元のねじれに配慮し、バランスを意識した言動が目立つ。
昨年8月の衆院選では、石井知事が富山1区の自民候補、長勢甚遠氏の出陣式に駆けつけたほか、当時、現職首長ではなかった上田昌孝・滑川市長と脇四計夫(しげお)・朝日町長を除く13市町村長が、自民候補の出陣式や個人演説会に出席した。
しかし、今回の選挙で、自民公認の野上浩太郎氏(43)が公示日の24日に富山、高岡両市で開いた出陣式に出席した首長は、高橋正樹・高岡市長、沢崎義敬・魚津市長、伊東尚志・上市町長、米沢政明・入善町長、金森勝雄・舟橋村長の5人にとどまった。
このうち、魚津市長は「野上氏以外の2氏と面識がない」として野上氏支持を明言し、民主公認の相本芳彦氏(54)、共産公認の高橋渡氏(47)とは距離を置く姿勢。入善町長は相本氏の出陣式に副町長を送って濃淡をつけながらバランスをとり、舟橋村長は「出席の依頼があったのが野上氏だけで、相本氏からはなかった」(村関係者)とした。今回、出陣式出席を見送った市長の1人は「心情としては野上氏だが……市長としては中立でいなければならない」と打ち明けた。
石井知事は「自民、民主からも推薦をいただいているし、県民党だから」と、両党間のバランスを強調する。
大票田・富山市の森雅志市長は昨年の衆院選1区で、自民の長勢氏の出陣式に駆けつけ、民主の村井宗明氏の事務所を激励に訪れた。しかし、今回は「予算決定権を持つ民主党に配慮しなければ」として、野上、相本両氏とも出陣式には行かなかった。
県内初の共産党籍の首長となった朝日町の脇町長は「要請があれば、政党は関係なく(個人演説会にも)出る。町のためにもなる」と話す。ただ、共産公認の高橋陣営は、自民が多数派を占める初の町議会が会期中であることも配慮し、応援弁士には呼ばない方針。陣営幹部は、「町長としての仕事に専念してもらう。共産色を強くして、町政運営に影響があってはいけない」としている。
(2010年6月29日 読売新聞)
6990
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:49:55
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100628/stm1006282223012-n1.htm
【2010参院選】序盤から大物続々埼玉入り! 陣営の思いはさまざま 「最重点区だから」「他党より少ない」 (1/3ページ)
2010.6.28 22:19
参院選埼玉県選挙区では、序盤から各党党首ら大物議員が続々と来県、支持を訴えている。東京に近いという地の利はあるにせよ、県内で連日のように大物の街頭演説が繰り広げられる姿に、各陣営からは「前回の参院選より多い」との声も。激戦を盛り上げる大物来県の状況を探った。
民主党は公示前後に首相や国土交通相、厚生労働相ら閣僚が続々と来県。28日には枝野幸男幹事長が地元のJR大宮駅前に登場、29日も蓮舫行政刷新担当相の来県が予定される。
民主新人候補の陣営は、大物来県について「候補者を知ってもらう第一歩として大きな効果がある。陣営の運動量も変わる」と話す。民主現職候補の陣営は「政権交代で民主党議員の数が増えたことも大きい」とも指摘、「党も複数議席を獲得したい選挙区に力を入れているようだ」と支援に期待する。
自民党は公示日の24日に谷垣禎一総裁が応援に駆けつけたほか、公示前に安倍晋三元首相らも来県した。しかし、陣営からは「民主党など他党に比べ大物の来援は少ない」と恨み節も。「全国に厳しい選挙区が多く、希望する人の来県は難しい。選挙区が盛り上がるような人の応援に期待したいのだが」と語る。
県選挙区を「最重点区」と位置づける公明党は山口那津男代表が24、27日と立て続けに来県。陣営は「力を入れてもらっている」と感謝しきり。「陣営を引き締める効果は一番」と期待を寄せる。
一方、知名度不足が否めない新党の候補者陣営は、“顔”である党首の応援が頼みの綱だ。
みんなの党は20、25日に渡辺喜美代表が来県。陣営は「候補者1人では立ち止まる人は少ないが、代表がいれば人が増える」と語る。今後も渡辺代表の来援を要請中だ。
新党改革は19日に舛添要一代表が来県。陣営は「有権者からの電話も増え、来県は多いほどありがたい」と話すが、「代表は全国を回っており、埼玉は47分の1」と渋い表情。今後の来県はあと1回の予定だ。
このほか、共産党は志位和夫委員長が13日に来県。社民党も福島瑞穂党首が10、25日に来県している。
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:
ryuhlll
:2010/06/30(水) 01:14:48
菅総理は、唐突に、「消費税を10%に増税」と言い出しました。自民党も同じことを言っています。 国家財政が危機にひんした今、増税はやむを得ないのでないか。
選挙を前に、あえて増税を口にするとは、政権党として責任ある態度でないか・・・。そんなもっともらしい大宣伝を財務省と二人三脚で行っています。
しかし、ちょっと待って下さい。
民主党が消費税を上げるのは、去年マニフェストに書いたバラマキ 政策の財源が見つけられなかったからです。予算の組み換えで16.8兆円の財源を見つけると言ったけれど、
公務員労働組合や官僚の言いなりになる民主党には財源は見つけられませんでした。だから、消費税を上げさせてくれと言っているのです。
今の政治や行政の仕組みのまま、消費税を上げたら、10%の消費税増税ではとても足りません。すぐに、20%と言いだすのは確実です。
民間の会社や商店で、経営が苦しくなってきたときに、まず最初に、何をやるでしょうか。いきなり値上げをするでしょうか。そんなことをしたら、お客が
離れ、つぶれますよ。 値上げの前にやるべきこと。それは、例えば、へそくりがあればそれを吐き出す、使っていない資産があるなら売ることです。そして、
社長や経営幹部をはじめ、給与は、思い切ってカットすることです。
不要な資産の売却、経費・人件費のカット。これをまずやるの が鉄則です。この鉄則を守らず、いきなり値上げに踏み込もうとしているのが、 菅総理です。
今の政治・行政の構造を変えずに、しがらみとばらまきのために増税を始めたら、結局足りなくなり、また再値上げ必至です。「財政破綻のギリシアは消費税21%」、
働く人の4人に1人が公務員でした。
消費税を上げたら消費が減るに決まっています。国民の自由に使えるを巻き上げて、政府が賢い使い方
をしてやれば景気はよくなる、などというのは官尊民卑の思想です。結局、たくさん集めて、たくさん配れ
ば官僚の権限が拡大するだけです。
ttp://www.nasu-net.or.jp/~yoshimi/2010/100623nhk.html
6992
:
名無しさん
:2010/06/30(水) 09:36:20
怪情報か、はたまた…
さらに不気味な情報。小沢氏は昨年、自民党参院のドン・青木幹雄氏と「参院選挙後に、自民党内の反市場原理派で新党を作り、民主に合流」という密約を交わしていたという。青木の政界引退でこの話は立ち消えたが、小沢氏の民主党内の立場の変化を見ると、この話が完全消滅したとは思えない。
http://opinion.infoseek.co.jp/article/920
「来年(10年)の参院選が終わったら政界再編だわね。何でもありだ」。自民党が大敗した昨年8月の衆院選後、青木氏は周辺に漏らした。9月上旬には民主党の小沢一郎幹事長(当時)が「(青木氏の)腹が固まったらだ、と伝えておいてくれ。そう言えばわかる」と、ある民主党議員に青木氏への伝言を頼んだ。
仲介役をはさんだ「秘密接触」。青木氏は「分かった」と答えた。関係者によると、青木氏が描いたのは、参院選で民主党が単独過半数に届かない場合、参院自民党が党を割って民主党と合流する、という構想だった。「小沢さんは言った約束は守る」が口癖の青木氏。参院選後の政局は小沢氏と仕切る、という自負がにじんだ。
しかし、小沢氏は年明け、参院自民党との連携を「封印」し、単独過半数獲得を目指して動く。青木氏の出馬表明から約1カ月後の2月21日、民主党は地元・山陰中央テレビの看板アナウンサーだった岩田浩岳氏(34)を擁立すると発表。記者会見に同席した小沢氏は「青木氏の時代的役割は終わった」と、対決色を前面に出した。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm001010062000c.html
6993
:
チバQ
:2010/06/30(水) 21:49:48
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100621ddlk14010112000c.html
攻防:’10参院選神奈川/上 浮き沈みする支持率 「風」読めぬまま /神奈川
国会が閉会し、事実上の選挙戦に突入してから最初の日曜日となった20日。菅直人首相が街頭でマイクを握る場所に選んだのは、神奈川選挙区だった。
「何としてもこの神奈川から、この2人を国会に、私の内閣に送り返していただきたい」。JR横浜駅西口。声を張り上げる首相の両脇で、改選を迎える千葉景子法相(62)と金子洋一氏(47)が笑顔を振りまいた。
首相交代劇によって支持率を「V字回復」させた民主党。その「主役」の登場に、金子氏は「選挙前にこんなに大勢の方に集まってもらえるとは思わなかった。大変心強い」と感激した様子だった。
だが、早期の首相の県内入りは、民主党の危機意識の表れでもある。無党派層の動向が勝敗を左右する近年の選挙戦。「今の支持率も、いつなくなるか分からない」。陣営からは、こんな不安の声も漏れる。別の陣営幹部も、祈るように心情を吐露した。「支持率が動かないでほしい」
◇ ◇
「神奈川は党の発祥のような土地」。5月19日夜。みんなの党の渡辺喜美代表は、「政治とカネ」を巡る問題を理由に民主党離党を表明した県議3人に入党を要請するため横浜市のホテルを訪れた際、記者団に強調した。
昨年8月の結党以来、衆院選では、県内18選挙区で民主党が14議席と大勝する中、江田憲司幹事長が8区で当選し、浅尾慶一郎政調会長も比例復活を果たした。党所属の国会議員6人。そのうち2人が神奈川を地盤とする。
3月の逗子市議選では、浅尾氏の地元とあって、公認候補が1、2位を独占。2大政党によらない「第三極」への支持の広がりを裏付けた。
来春の統一地方選も見据えた、3県議に対する渡辺代表の「切り崩し」も奏功し、いずれも要請を受け入れることになる。
そのみんなの党が、昨年11月に参院選の公認第1号に決めたのが、浅尾氏の東大時代からの友人、中西健治氏(46)だった。昨年8月の衆院選と同日選となった横浜市長選では、政治経験のない新人ながら、自民、公明の支援もあり87万票余りを獲得。民主が推薦し当選した林文子氏に迫り、一気に知名度を上げた。
若さと勢い−−。候補者を反映したような党の勢いだったが、鳩山内閣の退陣後、かげりが見える。民主、自民、みんなの3党の新人による三つどもえの横浜市議泉区補選(6日)は接戦も予想されたが、民主が完勝。今月8、9日の毎日新聞の世論調査でも、菅内閣への期待感に押されるように、みんなの党の政党支持率は9%から5%にダウンする。
12日に横浜市内で開かれた中西氏の決起集会。渡辺代表は「事前の調査より大きな得票率が出るのがみんなの党。まったく心配ありません」と強気の姿勢を崩さなかったが、中西氏は、厳しい表情で語った。「ぎりぎりの戦いをこれからしていくことは、間違いないと思います」
浮き沈みする支持率。各陣営とも世論の「風」を読めずに、7月11日の審判に臨む。
◆
参院選の公示が24日に迫った。昨年の衆院選で政権交代を果たした民主党にとって、政権への審判が問われる国政選挙。神奈川選挙区(改選数3)で2議席死守を目指す民主に対し、新党勢を含め、野党はどう割って入るのか。各党の「攻防」を追った。
毎日新聞 2010年6月21日 地方版
6994
:
チバQ
:2010/06/30(水) 21:50:30
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100622ddlk14010264000c.html
攻防:’10参院選神奈川/中 組織票奪い合う民・自 /神奈川
◇業界団体「両にらみ」も
「農業を守ってくれる人、政党であれば、民主党、自民党、あまりとらわれることはないんじゃないか」。5月31日、海老名市文化会館。JA関連の政治団体「県農政推進連盟」(県農政連)が開いた国政学習会で、志村善一副委員長が関係者約970人に呼びかけた。壇上には、既に推薦が決まっていた民主党の千葉景子法相(62)、自民党の小泉昭男氏(64)の現職2人が顔をそろえた。
千葉氏は社会党時代の92年に県農政連に推薦されたことがあったが、民主党に移ってから推薦を受けたのは初めて。「みなさんと新しいきずなを結ぶことができ、ご指導に反することがないよう全力で戦う」と千葉氏。小泉氏も自身の農業経験を踏まえ、「農業者の一員として微力を尽くさせていただいている」と訴えた。
県農政連は与党だった自民党を中心に選挙を支援してきたが、昨年8月の衆院選後の政権交代を受けて見直しを迫られた。今年2月には、「与党及び野党の第1党を原則にする」などと定めた推薦基準を策定。この基準に基づいて、両氏の推薦を決めた。政策に業界の主張を確実に反映させるため、「両にらみ」の決定。県農政連幹部は「参院選は改選数が複数だからまだやりやすいが、衆院選の小選挙区は難しくなるだろう」と悩ましげだ。
◇ ◇
「風頼み」の選挙からの脱却を図ろうと、民主党県連は、かつては自民党の支持基盤だった業界団体などへの働きかけを強め、新たな「票田」の獲得に乗り出している。組織・団体委員会のメンバー10人は5月までに、県内の147団体にあいさつ回りを済ませた。
「党の支援組織は連合だけだったので、議員も各種団体との付き合い方を知らなかった」。委員長を務める中塚一宏衆院議員(神奈川12区)はこう述べつつ、強調した。「自民党と同じことをやるつもりはないが、県下団体がどういう意見、要望を持っているかを把握しておく必要は常にある」。21日までに、87団体の推薦を得た。
それでも、組織内候補を自民党から擁立する薬剤師連盟のように、小泉氏だけを推薦する団体もある。「一番地域で活動してきたのが自民党。信頼関係は、そうそう損なわれない」。自民党県連組織本部長の持田文男県議は強気の姿勢だ。
◇ ◇
「選挙だけを考えたら、大きな組織、団体から支援をいただいた方がいい。(公示日の)24日に1万2000カ所くらいポスターを張らないといけない」。みんなの党の浅尾慶一郎政調会長は12日の横浜市の集会で、候補者のポスター張りにも不安を残す党の実情を訴えつつ、アピールして見せた。「大きな組織から支援をいただかないから、しがらみがない政治ができる」
組織票の争奪戦を繰り広げる2大政党と、批判を強める新党。政治と業界のあり方も、改めて問われる。
毎日新聞 2010年6月22日 地方版
6995
:
チバQ
:2010/06/30(水) 21:51:13
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100623ddlk14010230000c.html
攻防:’10参院選神奈川/下 2大政党を批判 模索続ける共・社・新党 /神奈川
「大所高所に立って、お互いに歩み寄ることをしないと、民主党政権の打破にならない」。日本創新党を結成した中田宏・前横浜市長は22日、国会内で記者会見し、たちあがれ日本と選挙協力することを明らかにした。その一環として、神奈川選挙区で公認していた新人の擁立を見送り、たちあがれ日本の新人、松田学氏(52)の支援に回る。
県内で新党の支持基盤づくりに懸命な松田氏は「保守の軸を立て直そうというのが私の立場。(選挙協力で)良い影響はあると思います」と語った。日本創新党の首長応援連合に名を連ねた松沢成文知事も22日の記者会見で、「第三極の新党勢力がいくつも割れてしまうと、ほとんど議席に届かない。まとまった形で有権者に選択肢を示すことが重要だ」と歓迎した。
一方、新党改革は税理士の甲斐敬浩氏(46)を立て、医師らをそろえた立候補予定者を「専門分野のプロ集団」と独自色をアピールしつつ、舛添要一代表の「党首力」に頼った活動を展開する。20日には舛添氏が横浜駅西口で「民主党政権は表紙が替わっても中身はひどく、必ず失墜する」と訴えた。
◇ ◇
「第三極なんかじゃない。第一の極を目指すのが日本共産党だ」。4月16日、共産党の志位和夫委員長は横浜市中区での演説会で声を張り上げた。志位氏は「財界中心、アメリカ言いなりの二つのゆがみをもとから正し、国民が主人公の民主連合政権をつくる」と独自路線を強調。同党は元職の畑野君枝氏(53)を擁立し、議席奪還をうかがう。
「第一の基地県・沖縄、第二の基地県・神奈川。爆音、基地の被害に本当に苦しんでいる。神奈川は沖縄の痛みを他の県よりもすごく分かる県だ」。社民党の福島瑞穂党首は21日夜、横浜市中区で開いた県連の総決起集会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡る連立政権からの離脱に理解を求めた。
川崎市在住で県連代表を務める福島氏は参院選の比例代表での出馬。同党は連立離脱後に元藤沢市議の木村栄子氏(62)の公認を発表し、選挙区と比例を合わせた票の掘り起こしを狙う。福島氏は自身を「菅内閣の生みの親」と評してみせ、「政権が代わった、政治は変わらない、だから社民党が必要」と、かつての「パートナー」への批判を強めた。
2大政党が、政治不信を払拭(ふっしょく)できない中で迎える参院選。新党と革新政党が存在感を打ち出そうと、模索を続けている。
× ×
この連載は木村健二、杉埜水脈が担当しました。
毎日新聞 2010年6月23日 地方版
6996
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:04:09
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100630t41033.htm
注目集める親子対決 秋田・「影響は?」気をもむ周囲
参院選(7月11日投票)で、秋田県内では2人の「寺田」の戦いに注目が集まっている。比例代表にみんなの党から立候補した前知事の寺田典城氏(70)と、次男で民主党県連幹事長の寺田学氏(33)=衆院秋田1区=。典城氏は候補者として県内を駆け回り、学氏は秋田選挙区の党候補の当選に全力を挙げる。県内でともに大きな影響力を持つ親子の「ねじれ」に、周囲は「投票にどんな影響があるのか」と気をもんでいる。
典城氏は公示日の24日、秋田市での第一声で支持者約50人を前に、国政に打って出る理由を説明した。
「今回の選挙は自分の政治の集大成。年金世代が子どもの世代につけを残してはいけない」と強調。公務員や国会議員の積極的な削減、心配せずに子育てできる環境づくりなどを訴えた。
次男の存在は気になるようで、「周りから『なぜ民主党ではないのか』『足を引っ張るな』と言われる。だが、親子で同じ釜の飯を食っても政治は変わらない。駄目なことは駄目と言いたい」と力を込めた。
妻洋子さんもマイクを握り、「この人(典城氏)は政治のことしか頭にない。それを見ていると、出馬をやめてと言えなかった」と支持者らに頭を下げた。
典城氏の立候補に、学氏の心中は穏やかではない。典城氏が立候補を正式に表明した18日、「正直な思いとして困惑している」とのコメントを出した。
24日の公示後、学氏は民主党候補の街頭演説などで熱弁を振るっているが、典城氏には一切、触れない。
学氏は「父には父の人生があり、それに対し止めたり、勧めたりすることはできない。わたしは民主党の人間。党の候補を勝たせることしか考えていない」と語る。
典城氏は県外には足を伸ばさず、地元・秋田を徹底的に固める戦術を取る。選挙区にみんなの党の候補がいないため、親子の戦いは「選挙区の票にはあまり関係ない」と見る向きもあるが、関係者は影響を測りかねている状態。比例では完全な「敵」だ。
民主党候補の陣営関係者は「首相補佐官の学氏は、菅直人政権を支える一員として議席を落とすわけにはいかない。もし党の候補が落ちたら、典城氏が立った影響も取りざたされ、余計に大変だ」と打ち明ける。
知事選や衆院選で寺田親子と激戦を繰り広げてきた自民党。県連幹部は「選挙区の自民党候補に影響はない」と、今回の親子対決を冷ややかに見ている。
2010年06月30日水曜日
6997
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:05:02
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001006300004
参院選・民主「2」確保へ「真紀子節」投入
2010年06月30日
●田中真・亀井両氏 民主候補応援に
参院選愛知選挙区(改選数3)で現有2議席の維持を目指す民主党が、「2人目」の支持拡大に必死になっている。29日は、田中真紀子元外相=写真=や国民新党の亀井静香代表が県内に駆けつけ、マイクを握った。28日には、民主党の枝野幸男幹事長が名古屋を訪れた。
民主党が「大物」投入で目指すのは、安井美沙子氏のてこ入れだ。安井氏は擁立が3月と比較的遅れ、知名度不足が伝えられている。民主党側の危機感を反映する形で、田中氏と枝野氏は、もう1人の民主党候補の斎藤嘉隆氏の応援にはあえて行かなかった。
田中氏は、名古屋市内のホテルなど2カ所で演説会を開いた。約1500人が集まった演説会の冒頭、田中氏は「安井氏には何としても勝ち抜いてほしい。5人も女性候補が出ている中で、よく見比べていただきたい」と支持を訴えた。ただ、田中氏が話し始めて約2分で報道陣を締め出すなど、陣営は神経質な対応を見せた。
亀井氏は「こんなすてきな人をぜひ国会に」とエールを送り、「比例は国民新党と書いて」とアピールした。(小林恵士)
6998
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:07:24
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300006
独占戦略 党内すきま風/参院選
2010年06月30日
自民党の谷垣禎一総裁は29日、公認候補で新顔の熊谷大氏の応援で来県、登米市役所前で約250人の聴衆を前にマイクを握った。
「生まれ変わって日本の危機に立ち向かっていく新生自民党を象徴する候補者になり得る、ということで自信を持って公認させて頂いた」
自民党は現職の市川一朗氏も推薦し、事実上の分裂選挙だ。だが、県連は市川氏の応援はしないと決め、この場に市川氏の姿はなかった。
谷垣氏の来県を巡り、市川陣営は大島理森幹事長に要望書を提出。街頭演説で市川氏も同席するか、無理なら谷垣氏から市川氏を紹介してもらうよう求めた。
谷垣氏は21分間の演説で一度だけ口にした。「自民党は市川一朗さん、ベテラン、そして政策通を推薦して、『若い方とベテランのコンビで』とお願いしたものですから、実は熊谷さんにも苦しい苦しい選挙戦をさせている」
谷垣氏の前にマイクを握った自民党県連会長の小野寺五典氏は、熊谷氏が公募で決まった候補であることを強調。公募は「谷垣総裁の指示により」と加え、県連の正当性を印象付けた。
市川陣営は「公認と推薦の違いこそあれ、同じ自民党の候補として認めたわけだから、この対応には納得しかねる」としている。
一方の民主党。公示前の20日、仙台駅前で枝野幸男幹事長が党の広報車の上から支持を訴えた。「医療と介護の2本柱、2人をしっかり国会に送って頂きたい」
「医療」は現役の医師でもある桜井充氏、「介護」は介護経験をもつ伊藤弘実氏。だが、枝野氏の脇に公認候補の2人が同時に立つ場面はなかった。桜井氏が車から降り、待っていた伊藤氏が上った。これに限らず、2人が並ぶことはまずない。
桜井陣営の1人は「競い合えばそれぞれ力が入るし、比例票の上積みにもなる」。現職は組織固め、新顔は無党派層を開拓――。小沢一郎前幹事長が打ち出した2人区で2人擁立する戦略は、もともと候補者が別々に活動することが前提だ。
女性で30代と若い伊藤氏を公募で選んだのも、桜井氏とは別の層の支持を得るため。ただ、伊藤陣営の1人は「当選まであと1歩となれば、桜井さんの組織票を回してもらえないか」とも話す。
自民党の谷垣禎一総裁は29日、公認候補で新顔の熊谷大氏の応援で来県、登米市役所前で約250人の聴衆を前にマイクを握った。
「生まれ変わって日本の危機に立ち向かっていく新生自民党を象徴する候補者になり得る、ということで自信を持って公認させて頂いた」
自民党は現職の市川一朗氏も推薦し、事実上の分裂選挙だ。だが、県連は市川氏の応援はしないと決め、この場に市川氏の姿はなかった。
谷垣氏の来県を巡り、市川陣営は大島理森幹事長に要望書を提出。街頭演説で市川氏も同席するか、無理なら谷垣氏から市川氏を紹介してもらうよう求めた。
谷垣氏は21分間の演説で一度だけ口にした。「自民党は市川一朗さん、ベテラン、そして政策通を推薦して、『若い方とベテランのコンビで』とお願いしたものですから、実は熊谷さんにも苦しい苦しい選挙戦をさせている」
谷垣氏の前にマイクを握った自民党県連会長の小野寺五典氏は、熊谷氏が公募で決まった候補であることを強調。公募は「谷垣総裁の指示により」と加え、県連の正当性を印象付けた。
市川陣営は「公認と推薦の違いこそあれ、同じ自民党の候補として認めたわけだから、この対応には納得しかねる」としている。
6999
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:07:58
一方の民主党。公示前の20日、仙台駅前で枝野幸男幹事長が党の広報車の上から支持を訴えた。「医療と介護の2本柱、2人をしっかり国会に送って頂きたい」
「医療」は現役の医師でもある桜井充氏、「介護」は介護経験をもつ伊藤弘実氏。だが、枝野氏の脇に公認候補の2人が同時に立つ場面はなかった。桜井氏が車から降り、待っていた伊藤氏が上った。これに限らず、2人が並ぶことはまずない。
桜井陣営の1人は「競い合えばそれぞれ力が入るし、比例票の上積みにもなる」。現職は組織固め、新顔は無党派層を開拓――。小沢一郎前幹事長が打ち出した2人区で2人擁立する戦略は、もともと候補者が別々に活動することが前提だ。
女性で30代と若い伊藤氏を公募で選んだのも、桜井氏とは別の層の支持を得るため。ただ、伊藤陣営の1人は「当選まであと1歩となれば、桜井さんの組織票を回してもらえないか」とも話す。
自公連立政権時代、自民党候補に推薦を出してきた公明党。今回の参院選では今のところ表立った動きはない。公明党支持者がどう動くか、各陣営は注目する。
「マスコミの世論調査では7議席は難しいとされています。なんとか皆さんのお力を頂きたい」。28日に仙台市内のホテルで開かれた比例区候補の個人演説会。公明党県本部の石橋信勝代表は約千人に訴えた。連立時代は自民党候補があいさつする場面もあったが、今回は「自民党」の言及すらなかった。
「偵察で」来た自民党県議は「最後の頼りは組織力の公明党さん」と秋波を送る。だが今回、公明党は自民党候補の推薦・支持をしない方針。石橋氏は「今回は比例区一本。他党を応援する余裕はない」という。
公明党は今回、比例区で14万6千の県内得票が目標。石橋氏は「不可能ではない」とするが、過去最高は04年の12万9千票で、与党だった。野党だった1998年は11万票程度だ。
それでも期待は大きい。今回は無所属の現職市川一朗氏は04年、自民党公認と公明党推薦で38万票近く獲得し、トップ当選。陣営は「後援会レベルで連携できないか調整している」と明かす。自民側も「現場レベルの協力ができないか」と期待する。
ある県議は「公明側は誰と組めばメリットがあるか値踏みしている。ギリギリまで情勢を見て、最後は勝ち馬に乗る」とみる。石橋氏は「上積みの約束をしてくれるなら、協力を考える」という。
7000
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:11:18
どっちも1回生議員
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010063000893
民主、蓮舫氏フル回転=応援弁士、自民「1番人気」は小泉氏−参院選
参院選で民主、自民両党は激戦区を中心に人気の「応援弁士」を投入し、懸命に支持を訴えている。民主党は「事業仕分け」で名をはせた蓮舫行政刷新担当相がフル回転。一方、自民党は当選1回ながら知名度の高い小泉進次郎衆院議員を前面に出して、無党派層の取り込みを狙う戦略だ。
民主党の応援弁士では、蓮舫氏が引っ張りだことなっている。24日の公示以降、自らが出馬した東京選挙区に終日とどまった日はなく、静岡や鹿児島など10県を遊説。29日には公認候補2人を擁立した埼玉のJR大宮駅前で演説し、「税金の無駄遣いを徹底的に洗い出す」と事業仕分けの実績をアピール、約1000人の聴衆から拍手を浴びた。1日には石川、富山両県を訪れる予定だ。
このほか枝野幸男幹事長や岡田克也外相、前原誠司国土交通相らの人気も高く、全国を東奔西走している。
これに対し、自民党では小泉氏が応援依頼の「1番人気」(党遊説局)を誇る。
「消費税を争点にしたい菅さんが、消費税を争点にしたくない菅さんになっちゃった」。小泉氏は29日、静岡県島田市内での街頭演説で、消費税増税問題で発言を修正した菅直人首相をこきおろし、聴衆の笑いを誘った。演説の歯切れの良さは父親の小泉純一郎元首相譲りだ。
執行部は30日の選対会議で、重点区と位置付けた山梨や高知などに、谷垣禎一総裁のほか小泉氏らを派遣する方針を確認した。若手を積極起用するのは、党刷新のイメージを有権者に印象付ける思惑がある。石破茂政調会長、石原伸晃組織運動本部長、小池百合子広報本部長の中堅論客3氏もこれら重点区に送り込み、てこ入れを図る考えだ。(2010/06/30-18:25)
7001
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:14:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100630-00000065-mai-pol
<参院選>自民、16選挙区を重点区に…山梨、徳島など
6月30日19時15分配信 毎日新聞
自民党の河村建夫選対局長、茂木敏充幹事長代理らは30日、党本部で参院選の情勢を分析し、改選数1の1人区を中心に16選挙区を重点区と位置付けることを決めた。選挙戦終盤に向け、石破茂政調会長、石原伸晃組織運動本部長、小泉進次郎衆院議員ら知名度のある議員を遊説に投入し支援する。
出席者によると、重点区は秋田、山形、千葉、山梨、徳島、高知、長崎、熊本、鹿児島など。河村氏は記者団に「特に公募で若い候補者を決めた山梨、徳島、高知の伸びは著しい。そこに力を注ぐ必要がある」と述べた。
7002
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:17:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010063000974
>民主党の小沢一郎前幹事長は30日、宮城県七ヶ宿町で街頭演説し
伊藤)
>小沢一郎前幹事長グループの橋本清仁・衆院議員と、菅直人首相グループの岡崎トミ子・参院議員の秘書が主に支援する。小沢氏は間接的に「宮城はやっぱり岡崎流がいい」との指示を出したという
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300003
参院選 8候補かく戦う (下)
2010年06月30日
共産新顔の加藤幹夫氏は、過去に選挙をした衆院宮城4区に重心を置きつつ、仙台市内や県南部で演説会を開き、支持拡大を狙う。「消費税増税を止める力があるのは自分たちだ」と訴える。
自民を支えてきた農漁協や森林組合といった組織にも急接近。昨年末に公認が決まって以来、レクチャーを受けてきた。5月、志位和夫委員長らとともに開いた仙台での演説会には、県森林組合連合会や県農協中央会の会長がメッセージを寄せた。
2月のチリ地震津波では、「どの党よりも早く」被災地の気仙沼市や石巻市などに駆けつけたという。漁船で養殖いかだを見て、漁協の組合長や地元首長から窮状を聞いた。「政権交代で自民のしばりがなくなった。昨年までは会うことすらできなかった人たちと、垣根なく付き合えるのは大きい」
民主党新顔の伊藤弘実氏は公示前、急きょ選挙ポスターを変更した。もとはタンポポの綿毛を吹く姿。「唯一の女性候補として、アイドルっぽく」(陣営)撮影した。ところが、菅政権発足で民主党の支持率が急回復。追い風に乗ろうと、街頭で熱く訴える姿を撮り直した。
気遣いは、民主党初の2議席独占を目指し、無党派層に浸透するため。唯一の武器は街頭演説だ。1日50カ所を目標に3月から始めた。26日も仙台市内の住宅地でミニ演説会を繰り返した。「『国民の生活が第一』は皆様との大切な約束です」
専門は介護。ここも支持を得たい分野だ。22日、仙台市内の介護関連施設では「要介護認定の抜本見直しをする。介護の現場で働く皆さんの待遇改善を実現します」。
陣営は、小沢一郎前幹事長グループの橋本清仁・衆院議員と、菅直人首相グループの岡崎トミ子・参院議員の秘書が主に支援する。小沢氏は間接的に「宮城はやっぱり岡崎流がいい」との指示を出したという。
社民新顔の菅野哲雄氏は、公示日前に県内を4巡した。県連合代表として支部にハッパをかけ、立候補が決まると自治労などへあいさつ。県連女性部とのキャラバン、県議・市議の案内による支持者回りもした。元衆院議員で「地元の衆院宮城6区では知名度はあるが、全県的にはまだ」と気を引き締める。
公示後は、地元の気仙沼市や県北部で街頭演説や個人演説会で支持を訴える。25日、気仙沼市内のショッピングセンター近くで、重野安正党幹事長と街頭演説。新聞配達の男性(73)は「集まったのは市や郵便局のOBたちで、カンテツさんの市議時代からの支持者。再び気仙沼から国会議員を2人出したい」。
この夜、同市内での個人演説会では、集まった約200人の支持者に土下座し、「なんとしてでも国会に押し上げて」と懇願した。
無所属で現職の市川一朗氏は週末の27日、塩釜市と多賀城市、利府、富谷、大和各町などで街頭演説した。「いの一番に必要なのは景気回復」。大型小売店の買い物客に小雨の中で傘もささずに訴え続けた。派手なパフォーマンスは一切なかった。
自民の推薦は得たものの、演説のすべての場に同党県議や市議が応援に駆けつけたわけではない。終日、選挙カーの先導役を務めたのは、市川氏の公設秘書だった県議1人だけだった。
自民党が政権党ではなくなり、自民公認で戦った6年前と状況が違う。それだけに「昨夏の衆議院選で失った良識ある人々の票を取り戻したい」と街頭演説を重視し、日に10カ所以上をこなす。
旧鶯沢町(栗原市)の出身で、県北部に支持者が多い。一方、有権者の多い仙台市での集票が課題となる。地元で1票でも多く支持を得ようと公示1週間前の17日、美里町文化会館であった演歌や剣舞のショーの幕あいに、1分ほどステージに立った。「元気です。市川一朗です」
7003
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:22:22
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010063001000788.html
「短命首相」も応援演説フル回転 知名度優先で要請
遊説先で、支持者の求めに応じ記念写真に納まる鳩山前首相=6月29日、福井市
7月11日の投開票に向けて、与野党が総動員態勢でしのぎを削る参院選。安倍晋三氏(自民党)以降の4代の首相経験者も応援演説にフル回転している。いずれも内閣は短命に終わり「政治不信」の増幅につながったが、知名度は抜群とあって各陣営からの応援要請は少なくないようだ。
「おわびを申し上げたいと思ってうかがった」。民主党の鳩山由紀夫前首相は6月29日、福井市内の会合で、前政権の「迷走」を陳謝。実母からの巨額資金提供に関し「全く知らなかったが、『国民から懸け離れた存在だ。だから宇宙人なんだ』と言われると返す言葉がなかった」と振り返りつつ、小沢一郎前幹事長とのダブル辞任に触れ「もう一度、党の政策に耳を傾けてほしい」と訴えた。
退陣表明から1カ月弱。公示後は大阪、岡山、鳥取、福島などを回り、政治資金問題について「不徳の致すところだ」と強調してきた。ただ聴衆の反応は温かいようで、周辺に「どんどん日程を入れてくれ」と指示した。
2010/06/30 18:15 【共同通信】
7004
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:24:10
http://gendai.net/articles/view/syakai/124885
参院選 美女が古狸を食うあのシーンが再現か
【政治・経済】
2010年6月30日 掲載
東京選挙区で“丸川珠代現象”
「ひょっとしたら、丸川珠代の二の舞いになるんじゃないか」
自民党の選対関係者がひそかに気をもんでいる。参院選の東京選挙区。中川雅治(63)と東海由紀子(42)の2人を立てている自民党だが、組織を挙げて応援しているのは現職の中川だ。東海は浮動票任せにして、あまり力を入れていないように見える。共倒れが一番怖いからだ。
で、各種世論調査でも中川が先行。東京選挙区の自民党は「中川で決まり」みたいに見られている。
ところが、ここに異変なのだ。
東海はごらんのような美人だし、元スポーツキャスター。海外留学や外資系企業で活躍した経験もある。それだけに名前が売れ出したら強い。選挙戦終盤にかけて、ジワリと追い上げてきたのである。
「このパターンは3年前の丸川珠代と一緒です。自民党は現職の保坂三蔵の当選が最重要課題で、組織を挙げて応援。当初は世論調査でも丸川を3倍近く引き離していた。ところが、スポーツ新聞やTVが丸川をガンガン取り上げたものだから、最後は丸川が滑り込み、保坂が苦杯をなめた。保坂は茫然自失でした」(選対関係者)
こうなったのは原因がある。保坂は高齢で東京のドン。自民党を象徴するようなタイプの政治家だ。そんなのが組織、団体、系列の都議、区議を締め付ける旧来型の選挙をエスカレートさせたものだから、反感を買ったのである。「その辺が今回もソックリ」なんて言われている。中川はドンではないが元大蔵官僚。こちらも「いかにも」という自民党候補だからだ。
●東海の追い上げに中川は真っ青
さて、波乱があるのかどうか、カギを握るのは浮動票だ。中でも注目されているのは前回、薬害エイズ原告団で名前を売った川田龍平が取った68万票の行方だ。この時は民主党は2人当選、公明党の山口那津男、丸川、川田の5人が勝った。つまり、民主2人を当選させた票とは別に68万の無党派が川田を押し上げ、当選させたのである。
「この票の行方次第では、東海は逆転ですよ。この票は一部はたちあがれ日本の小倉麻子のところへいく。小倉は弁護士で31歳。膠原(こうげん)病で苦しみながら、『頑張る人を応援する政治』を標榜。だから川田票の受け皿になる。でも、残りは蓮舫や東海に流れる。それ次第で中川が青ざめる展開もありそうです」(選挙関係者)
前回、丸川の選挙コンサルタントをやった選挙プランナーの三浦博史氏は「東海さんと丸川さんでは知名度が違う。だから、前回と同じではないが、組織団体の締め付けが逆効果になることはある」と言う。東海陣営には麻生元首相の元首相秘書官が入り、秋葉原に“生麻生”を呼んで人を集めたりしているのだから、中川は気が気じゃないだろう。
東京選挙区は最後まで分からない。
7005
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:24:48
http://gendai.net/articles/view/syakai/124827
中畑清 きょうも汗だくで“チョーさん”選挙
【政治・経済】
2010年6月26日 掲載
政策は長嶋カントクですか
「たちあがれ日本」から比例出馬の巨人OB・中畑清候補(56)が、露骨な“チョーさん”選挙を展開中だ。
街頭演説で口を開けば、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の話題ばかり。
「決めゼリフの絶好調は、長嶋監督に『調子はどうだ?』と聞かれ、『ボチボチです』と正直に答えたら、『バカ! いつも絶好調って言え!』と怒られたのが、きっかけ」「私は、GNO(義理・人情・思いやり、恩返し)を大切にする。当選して、長嶋さんに恩返しがしたい」といった具合で、肝心の政策はそっちのけ。長嶋氏との「絆」を猛アピールしているのだ。
「公示前に配っていたパンフレットにも、長嶋さんとのツーショット写真を掲載していました。今でも絶大な国民的人気を誇る長嶋さんの威光にあやかりたいのでしょう」(政界関係者)
この調子だと、脳梗塞で倒れ、今も後遺症が残る長嶋氏を選挙応援に駆り出すかもしれない。24日にJR新宿駅東口での街頭演説を終え、汗だくの中畑を直撃した。
――選挙直前の長嶋さんとの会話は?
「公示の前日に電話で挨拶しました。(長嶋の独特な口調をマネしながら)『キヨシ、ここまできたな』『頑張ってくれよ〜』と、温かい励ましのメッセージをいただきました」
――長嶋氏に選挙応援を打診したことは?
「う〜ん。今の監督の体調を考えれば、表舞台に出すわけにはいかない。パンフレットに出てもらっただけでも、感謝しなくちゃね。ただ、いつも長嶋さんのパワーは感じている」
ホントに「長嶋離れ」のできない男である。
7006
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:25:22
http://gendai.net/articles/view/syakai/124859
小沢怒った!生ぬるい現執行部の参院選対策にガマンならず「復活宣言」
【政治・経済】
2010年6月29日 掲載
せっかく60議席獲得のお膳立てしたのに…
●「公約は守るべきだ」
「高速道路無料化、それから子ども手当とか、そういうものを昨年の総選挙で国民の皆さんに約束して、それで多数の議席をもらった。政権を取ったらカネがないからできませんなんて、そんなバカなことあるか」
28日に愛媛県今治市で開かれた会合で、小沢一郎前幹事長が現執行部を厳しく批判。増税論議についても苦言を呈した。
「去年の選挙で、また政権とった鳩山内閣で、4年間は上げないって言ったんですから。そして無駄をまず省くと。私個人としては、国民皆さんとした約束はどんなことがあっても守るべきだと、そう思っております」
さらには、「必ず私が微力を尽くし、約束通り実現できるようにする」と語気を強めた。これは、9月の代表選を見据えた「復活宣言」とも取れる。小沢がここまで強く言うのは、現執行部の稚拙なやり方が目立つからだ。マニフェスト実現のためには、まず政権を盤石なものにする必要がある。先の衆院選では308議席を得た。今度の参院選で過半数を取って、初めて政権交代の成果を発揮できるようになる。そのために小沢が着手したのが、2人区に候補者2人を擁立することだった。複数区で2人当選しなければ、過半数の60議席には届かないからだ。実際、自民党は結党以来、参院で単独過半数を維持していた86年まで毎回、2人区に2人の候補を擁立。いくつもの選挙区で議席を独占していた。
「共倒れのケースなんてめったになかったね。身内同士の戦いはシコリを残すケースもあるけれど、結果的には票の掘り起こしにつながり、複数擁立は党勢拡大に大いに貢献した」(自民党ベテラン議員)
ところが、社会党が躍進した89年の参院選で自民党の2人区独占はゼロに。それ以降、単独過半数を回復できなかった。小沢の頭には、こうしたデータがすべて叩き込まれている。それに基づいて各選挙区に候補を擁立したのに、せっかくの戦術が台無しになりそうなのだから、黙っていられないのも当然である。政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「小沢氏が幹事長だった頃は、組織も知名度もない新人に厚く選挙資金を流していました。ところが新体制になって、現執行部はすべての候補者に平等に資金を落とす方針に変えた。これほど下手な選挙戦略はありません。もともと組織も資金もある現職は放っておいても勝てる。例えば2人区で2人の候補に3000万円ずつ渡すより、劣勢の候補に6000万円を投入した方が2人当選の可能性は高まるというものです」
●代表選に持ち込む構えも
選挙を仕切ったことがない枝野幹事長ら現執行部には、これが分からない。支持率のV字回復で、単独過半数の60議席を取れる可能性もあったのに、みすみす潰してしまった。各種世論調査を見ると、菅首相が選挙前に増税に言及したり、マニフェストを見直したことも、マイナスに働き始めている。
「首相は参院選の勝敗ラインについて『6年前にいただいた50議席』とハードルを下げましたが、3年前の参院選では60議席を獲得したのだから、60議席か、少なくとも改選54議席が勝敗ラインだという意見は党内に根強くあります。本来なら60議席取れたのに、首相の消費税発言と公約縮小のせいで議席を減らしたとなれば、小沢グループを中心として、代表選に持ち込む流れが出てくる。小沢氏の執行部批判は、『責任を取らせるぞ』というメッセージだと受け止めている議員も少なくありません」(有馬晴海氏=前出)
小沢が9月の代表選に打って出る下地は整いつつある。
7007
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:28:22
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181500
【攻防―2010参院選】舛添氏 鳩山邦氏 園田氏 脱自民トリオ 暗中模索 新党埋没に焦り 立ち位置も微妙
2010年6月30日 11:33 カテゴリー:政治
新党改革の舛添要一代表は29日、福岡市を訪れ、無所属の鳩山邦夫元総務相とともに参院選での支持を訴えた。政界再編の起爆剤になろうと自民党を飛び出した両氏だが、民主党支持率のV字回復もあって埋没感を深める。同じく自民党離党組、たちあがれ日本の園田博之幹事長も地元熊本で新党をアピールしきれず、展望が見えない状況だ。
「民主党に政権を任せればこの国はだめになる。自民党には政権を撃墜する能力がない。新党改革の出番だ」。激しく雨が降るJR博多駅前。足早に行き交う通行人に向かって、舛添氏は二大政党批判をぶった。
舛添氏は「次の首相にふさわしい政治家」を問う世論調査で常に上位に顔を出すが、報道各社の選挙情勢調査では新党改革の予測獲得議席数は1にとどまる。改選5議席を大きく割り込めば政治力低下は不可避。訴えには焦燥感がにじむ。
選挙カーで隣に立った邦夫氏は舛添氏と東京大の同期生。今年3月の離党時に掲げた舛添氏との新党構想は頓挫したが、参院選比例代表には長男を新党改革から立てた。ただ、邦夫氏は福岡選挙区で自民新人を支援する。自らの地盤、衆院福岡6区は自民支持層が厚い。「将来、次男に跡を継がせるうわさもある。われわれと縁は切れないはず」と自民県議は言う。
たちあがれ日本の園田氏も立ち位置は微妙。4月に自民党執行部を批判して離党しながら、参院選熊本選挙区では自民現職を支援する。
昨夏の衆院選で12万票を集めた園田氏の後援会は自民支持層が大半。新党支持を強制すれば組織に亀裂が入りかねない。
後援会は「選挙区は自民、比例は原則、新党」と対応を決め、園田氏自身も自民熊本県連選対の相談役に就いた。熊本選挙区に入るのは当面、30日から3日間だけ。新党の比例代表新人の元プロ野球選手と県内を回る程度だ。後援会関係者は言う。「新党なのか、自民なのかさっぱり分からない。はっきりしない態度では支持者の結束も緩みかねない」
=2010/06/30付 西日本新聞朝刊=
7008
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:40:19
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100626_1.htm
愛知選挙区(上) 民主「共食い」懸念 ――追う 参院選2010
社民、野党色を前面に
「今後はハコの中で支持を集めることはしない。どんどん街へ出る」
24日朝の出陣式。民主党新人で元愛知県教員組合委員長・斎藤嘉隆があいさつに一段と力を込めた。斎藤は、個人演説会を開く公民館などの会場を「ハコ」と表現。労組など支持団体へのアピールを一通り終え、今後は、街頭で訴え、貪欲(どんよく)に浮動票の上積みを狙うという決意だった。
同党は、愛知選挙区に斎藤と党県連副代表・安井美沙子の2人を擁立。最大の支持団体・連合愛知が傘下組織を斎藤に7割、安井に3割を振り分けて支援に当たるが、安井陣営の幹部は、斎藤のあいさつに青ざめた。「組織の支援が薄いウチこそ、浮動票頼みなのに……」。なりふり構わぬ“宣戦布告”に聞こえたからだ。
支持率がV字回復した同党だが、斎藤陣営の幹部は「追い風が吹いている訳じゃない。消費税を巡り、有権者の反応もつかみきれない。2人とも楽に勝てる選挙じゃないんだ」と険しい表情で語った。
▽ ▽
個人演説会を終え、握手で参加者を見送る候補者(25日午後7時49分、愛知県あま市で)=加藤学撮影 公示から一夜明けた25日朝。JR尾張一宮駅前に立った安井は、足早に通り過ぎるサラリーマンらに「知名度は今ひとつの私ですが、応援して下さい」と何度も頭を下げた。
党の公募に応じた安井は東京都出身で、地元とは縁の薄い、いわゆる〈落下傘候補〉。約1年前から活動する斎藤に対し、本格的に活動を始めたのも約2か月前で、陣営内には準備不足の危機感が強い。
それだけに、公示前には国会議員や県議の後援会を集めた大規模な集会を増やし、支持者固めのため、選挙中は毎晩2、3か所の個人演説会を精力的にこなす戦略を立てた。ただ、陣頭指揮にあたる県議の富田昭雄(51)は「議員たちがいくらお願いしても、支持者にすら『顔も知らない人には(票を)入れられない』と言われる。まだ浸透してない」とこぼす。
2007年の前回選挙で、自民・公明両党との激戦の末、民主党の大塚耕平(50)、谷岡郁子(56)の2人が当選。同党県連の幹部は、両陣営が連携した前回を引き合いに、「今回は、両陣営の戦略がバラバラ。2人セットで売り込めば他党を圧倒できるのに」と話すが、斎藤、安井がそろって支持を訴える予定は、今のところない。
▽ ▽
この日朝、安井と入れ替わるように駅の反対側に立った社民党新人で党県副代表・青山光子は、「社民党が連立政権にいた時、4年間は消費税を上げない約束だった。生活必需品に税金を課すべきでない」と声を張り上げた。
青山は、党が連立を離脱した後、米軍普天間飛行場移設問題や「政治とカネ」などを巡り、かつてのパートナーである民主党を激しく批判してきた。同時に「筋を通した社民党」と強調し、新党が相次いで発足する中で存在感をアピール。選挙直前、菅首相が消費税率の引き上げに言及したのを機に、「消費税増税反対」を前面に批判のトーンをさらに上げている。
ともに現有議席の死守を図る民主、自民に、党の浮沈をかける共産、社民、みんなの党が絡み、混戦が続く。
(敬称略)
(2010年6月26日 読売新聞)
7009
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:41:21
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100627_1.htm
愛知選挙区(下) 「新生自民の顔」 谷垣総裁 雨構わず ――追う 参院選2010
みんな「重点区」 渡辺代表 テコ入れ
自民党総裁の谷垣禎一(65)が26日夕、同党新人で元愛知県議・藤川政人の応援に駆けつけ、名古屋駅前で必死に支持を呼びかけた。
「地方の声を聞く新生・自民党にふさわしい候補」と持ち上げ、雨にぬれるのも構わず、宣伝カーの上から有権者に手を振った。
2007年の前回参院選でも、首相の安倍晋三(55)が同じ選挙戦3日目に名古屋入り。連立を組む公明党の候補らと並んで街頭に立ったが、この日、同党関係者の姿はなかった。
▽ ▽
雨の中、名古屋駅前で応援演説する自民党の谷垣総裁(26日午後)=稲垣政則撮影 前回選挙で、自民は鈴木政二(62)、公明は山本保(61)を擁立し、与党で2議席維持を目指したが、山本が落選し、民主に2議席目を許した。
今回、選挙区での候補擁立を見送った公明は、「連立野党はない」と自民党支援に慎重な姿勢を見せるが、前日の25日夕、愛知県みよし市で開かれた個人演説会では、事情が違った。
応援に駆けつけた公明党県議の小島丈幸(56)が、最後にワイシャツ姿になって藤川と一緒に「頑張ろう」と拳を突き上げ、連立時代そのままの光景を見せた。
小島は演説会後、「親しい自民党県議に頼まれた。比例候補のお願いをさせてくれるというので来ただけ」と素っ気なく話したが、当の自民党県議は「個人的な話じゃない」と、地域によっては“選挙協力”が継続していることを明かした。
来年には知事選、統一地方選がある。別の公明党県議は「自民党さんには何度も裏切られてきた。知事選や統一選でも協力が欲しいなら、今回こそ誠意を見せて」と、見返りとして比例票の上積みを期待する。
▽ ▽
「厳しい戦いが続いている。皆さんの口コミが頼りだ」。みんなの党幹事長・江田憲司(54)は26日午前、同党新人で緩和医療医師・薬師寺道代と名古屋駅前で演説し、声を張り上げた。
党代表の渡辺喜美(58)は愛知選挙区を「重点区」に位置付けて何度も足を運び、公示日にも薬師寺の第一声に合わせて名古屋入りするなど、テコ入れしてきた。
特定の支持団体を持たない同党にとっては、「口コミ」や「井戸端会議」が頼りで、無党派層を中心に、反民主・非自民の受け皿として支持を広げたい考えだ。しかし、菅政権誕生で民主党の支持率がV字回復し、“風向き”は読みにくくなっており、陣営幹部は「もともと目に見えない層がターゲットだけに、街へ出てひたすら訴えるしかない」と気合を入れ直す。
一方、共産党は6年ぶりの議席回復に意欲を燃やす。同党新人の党県常任委員・本村伸子は26日、名古屋・栄の繁華街で演説し、米軍普天間飛行場の移設問題を引き合いに他党との違いを強調。「無条件撤去が筋なのに、民主も自民もみんなの党も、辺野古がいいと言う。この3党に、愛知の議席を独占させるわけにはいかない」と力を込めた。27日には共産党委員長・志位和夫(55)と一緒に街頭に立つ予定だ。
民主、自民の「指定席」に割って入ろうとするほかの野党陣営の戦いも、ますます熱を帯びてきた。
(敬称略)
(2010年6月27日 読売新聞)
7010
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:42:46
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100628_1.htm
岐阜選挙区 民主2候補が反目 ――追う 参院選2010
自民新人、無党派層狙う
民主党前幹事長の指示で初めて2人を擁立し、組織を二分して臨む戦いに、県連内の不協和音が鳴りやまない。
「足の引っ張り合いをしてる場合じゃない」。岐阜市内で20日に開かれた総合選対会議で、県連幹事長の伊藤正博(59)は、現職・山下八洲夫と、新人で元国会議員秘書・小見山幸治の両陣営幹部らに苦言を呈した。
候補の1人が、人気のある党幹部を応援弁士で呼んだことに、もう一方の陣営が「浮動票を奪われる」と不安を募らせ、この党幹部側に「応援を控えて」と頼んでいたことなどが発覚。連携するどころか、事あるごとに反目した状態が続く。背景にあるのは、「国会のため、直前まで地元入りできなかった現職と、知名度不足の新人の焦りだ」(県連幹部)。
山下は現職の強みで、数百の団体から推薦状をもらったが、陣営は「推薦の大半は民主・自民の双方に出ており、実効性は未知数。きっちりと票固めをしなければ、推薦状もただの紙切れ」と危機感。山下は27日も街頭には立たず、団体のあいさつ回りに駆け回った。
▽ ▽
街頭演説先で有権者に支持を求める参院選岐阜選挙区の候補者(27日午後、岐阜市で)=金成真也撮影 過去3回の参院選で、民主、自民両党が議席を分け合ってきた岐阜選挙区。両陣営はともに33万票の得票を目標にするが、追い風に乗った昨夏の衆院選で、民主が県内小選挙区で獲得したのは約60万票。2人を当選させるには、新たな票の掘り起こしは不可欠で、そのターゲットの一つが自民支持層だった。
「新しい力、新しい民主党が、新しい日本をつくる」。小見山は27日昼過ぎ、岐阜市内のスーパー前で、演説では必ず口にするこのフレーズを繰り返し、声を張り上げていた。
自民党を離党し、引退表明した参院議員・松田岩夫(73)の元政策秘書。松田の後援会を足がかりに自民票の切り崩しを狙うが、陣営幹部は「本当に票につながっているのか、確信がない」と不安げだ。
▽ ▽
「自民党を内側から変え、新しい風を巻き起こす」。同党新人で元県議・渡辺猛之は27日午後、可児市内の個人演説会で、集まった歯科医師会の会員らに力強く支援を呼びかけた。
同党は昨夏の衆院選で、5選挙区のうち3選挙区を民主に奪われ、支持団体離れも進んで、陣営は選挙戦への影響を危惧(きぐ)する。
さらに、県連初の公募で選ばれた渡辺自身も知名度不足が課題だが、県連幹事長・猫田孝(70)は「これまでのような団体に頼った戦略では勝てない。街頭演説を中心に訴え、無党派層を少しでも取り込みたい」と躍起になっている。
同じ頃。笠松町のスーパー前では、民主、自民両党の批判票の受け皿として、虎視たんたんと票の積み上げを狙う、共産党新人で党県常任委員・鈴木正典が「米軍普天間飛行場の移設問題や消費税への対応などを見ると、民主も自民も変わらない」と訴え、声をからした。争点に急浮上した消費税問題もあり、どの陣営も「風向き」が読めないまま、手探りの状態が続く。
(敬称略)
(2010年6月28日 読売新聞)
7011
:
チバQ
:2010/06/30(水) 22:43:25
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100629_1.htm
三重選挙区 自民、団体離れ逆手に ――追う 参院選2010
民主、徹底した組織戦
公示後初めての週末となった27日朝。自民党新人で元医療政策調査機関職員・小野崎耕平は、紀宝町の紀南漁協で漁協関係者らを前にあいさつし、消費税率の引き上げに理解を求めた。
「何かを選ぶためには、何かをあきらめなければならない。自民党は国民の努力と負担を求めます」
小野崎は業界団体からの推薦や献金を受けない、党内でも異色の候補。政権から転落し、支持団体離れに歯止めがかからない状況を逆手に取った形で、しがらみのないクリーンさを強調する。また、生活必需品を除き、税率を15%にする必要があると公言し、「言いにくい政策も真正面から訴えている」(陣営幹部)。
しかし、別の幹部は「無党派層の反応も悪くはないとはいえ、この手法がどこまで通用するのか、まだ見えない」と気をもむ。
三重選挙区では過去、自民党が参院選の補選を含めて4連敗。陣営は劣勢をはね返すため、唯一、小選挙区に衆院議員(三重5区)がいる県南部で勢いをつけ、選挙中盤は大票田・四日市市などがある県北部に攻め上がる戦略だ。
▽ ▽
民主党現職・芝博一は26日、小野崎よりひと足早く県南部入り。尾鷲市民文化会館での個人演説会で、「官僚主導から国民の声を聞く政治主導の新しい流れに変わった。28日には高速道路無料化の社会実験も始まる」と、政権与党の実績を強調し、早くもしゃがれた声を振り絞った。
陣営幹部は県南部入りの理由を、「昨夏の衆院選で自民に敗れた三重5区で支持者を掘り起こせば、波及効果が大きい」と明かす。
芝は、県連と連合三重、県議会最大会派・新政みえが合同で選対本部をつくる「三重県方式」で、徹底した組織選挙を進めているが、米軍普天間飛行場の移設問題や、政治とカネを巡る対応では逆境に立たされ、「風」の怖さを身をもって経験した。選対本部長の高橋千秋(53)も「選挙戦はまだ始まったばかりで、何が起こるかわからない」と気を引き締めている。
▽ ▽
「消費税を上げる前にやるべきことがあるはずだ」。みんなの党新人で放射線科医師・矢原由佳子は26日、党代表の渡辺喜美(58)と一緒に四日市市の公園前で、税率10%への引き上げに言及した菅首相を批判した。
同党は、反民主・非自民の批判票の受け皿として注目されるが、民主政権の支持率が持ち直したことで、有権者の動向は読めなくなった。さらに、出馬表明が4候補の中で最も遅くなった影響もあって知名度不足が課題。矢原は公示後、街頭演説をそれまでの2倍にし、「組織がない分、県北部を中心に訴えて巻き返しを図りたい」と力を込める。
共産党新人で党准中央委員・中野武史は「民主も自民も消費税引き上げの大連合。共産党は反対を貫く」とアピールする。
各陣営は、細長い選挙区を東奔西走ならぬ“南奔北走”し、選挙戦中盤に向けて弾みを付けようと必死だ。
(敬称略)
(2010年6月29日 読売新聞)
7012
:
山口新聞男
:2010/06/30(水) 22:54:17
>>7002
岡崎流とはなんじゃらほい
7013
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:34:37
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100630-OYT1T00871.htm
民主新CM、菅さんが洗濯…自民は進次郎氏起用
民主、自民両党は30日、それぞれ参院選向けのテレビCM第2弾を発表した。
1日から全国で放映する。
民主党の「元気な日本」編は、菅首相(党代表)が汗だくで布をたらいで真っ白に洗い上げ、夏空に布を広げると、「元気な日本を復活させる」とのメッセージが浮かび上がる――という構成。「既得権を含むすべての古いアカを洗い流す」(安住選挙対策委員長)との狙いを込めたという。
一方、自民党は、小泉進次郎衆院議員を起用した。党のホームページで流したところ、小泉氏の人気の高さもあって好評だったため、テレビでも放映することにした。
日本民間放送連盟の放送基準には、政党CMの出演者について「党首または副党首に限る」との規定がある。自民党では「総務省からは党首以外の出演に法的に問題はないと回答をもらっている。あとはテレビ各社の判断だ」としている。
(2010年6月30日19時16分 読売新聞)
7014
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:37:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100630/CK2010063002000077.html
参院選 ポスターでアピール シールで『消費増税反対』 党首と写り知名度アップ
2010年6月30日
それぞれ工夫を凝らした候補者のポスター=熊谷市で
改選数三に十人が立候補した参院選埼玉選挙区。各陣営は乱戦を勝ち抜くため、選挙ポスターに工夫を凝らしている。消費税率アップ反対を目立たせる特注シール、著名な党首とのツーショット…。七月十一日の投開票日までに、新たなポスターへの張り替えを計画する陣営も。有権者の心をどうつかむか、知恵比べが続く。 (参院選取材班)
菅直人首相が税率10%に言及したことで争点に急浮上した、消費税アップ。共産党新人の伊藤岳氏は、首相発言を受けて急きょ「消費税10%絶対反対」のシールを作り、ポスターの右上に張った。公明党現職の西田実仁氏陣営も、「景気回復なき消費税増税に反対です!」とのシールを追加発注。週内にも、ポスター中央下の目立つ位置に張る。
新党改革の新人中川幸司氏は党名の売り込みを重視するため、四日かけて党の看板である舛添要一代表の写真をあしらうデザインを手掛けた。「ポスターは一番の集票手段」。舛添代表の応援の声も入れた。
みんなの党の小林司氏は、知名度不足をテレビなどでおなじみの渡辺喜美代表の人気でカバーする作戦。二人が一緒に拳を突き出すポーズを、多忙な渡辺代表と日程を調整して、五月中旬に国会で撮影した。
社民党新人の日森文尋氏は、ポスター下段に福島瑞穂党首の写真と「参議院比例代表は福島みずほ」の文字。普天間飛行場移設問題で知名度を上げた党首を出すことで、選挙区への波及効果を期待する。
民主党新人の大野元裕氏はポスターに「テレビ・ラジオでおなじみの外交・中東の専門家」と書いた。イラク問題でテレビ解説者を務めていたが、陣営幹部は「その時の印象をすんなり思い出す人は少ない」。ポスターでの知名度アップに懸命だ。
逆に「定着しているイメージを有権者に浸透させたい」とするのは、民主現職の島田智哉子氏。「元気な感じが本人に合う」と、最初の選挙からイメージカラーとするオレンジを、今回のポスターでも前面に出した。
自民党現職の関口昌一氏は背景にイメージカラーの青を使った。陣営幹部は「誠実で落ち着いた候補の人柄を出したかった」とする一方、「暑いので涼しさも伝えたかった」と有権者の“体感温度”にも気を配っている。
7015
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:38:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100628-OYT8T01238.htm
ポスター随所にこだわり
色やデザイン、表情4陣営工夫様々
24日の公示と同時に、各地の掲示板に一斉に張り出された選挙ポスターは、有権者へのPRに大きな役割を担う。三重選挙区(改選数1)の4候補の陣営は、名前の目立ち具合、表情や配色などに様々な思い、こだわりを詰めている。(八木さゆり)
名前と服をピンクに ◆矢原陣営
「美女と野獣のイメージを狙いました」。4候補者で唯一の女性、みんなの党新人の矢原由佳子候補(35)の陣営は、女性らしさをアピールしようと、名前の文字とシャツを同じ濃いピンク色で統一した。矢原候補の「好きな色」を重視し、選挙期間中はスタッフもピンク色に染まる。
ポスターに政策などは載せず、「34歳・医師」だけ。背景の白色も「白抜きだと夜も映える。弱視の方でも見やすいように」と、医師らしい配慮。陣営は、「知名度もなく、地盤などもない。まずは名前を知ってもらうこと」と話す。
若者向けQRコード ◆中野陣営
スローガンの文字数が最も多いのは、共産党新人の中野武史候補(36)のポスター。「アメリカと財界・大企業にものが言える政治を」と青で、党名の縁取りの赤と対称させて強調する。
今回初めて、携帯電話で読み取れるQRコードを印刷、党のホームページに接続できるようにした。若い有権者を意識した工夫で、「日本の将来を担うのは若者たち。少しでも党の政策を知ってもらいたい」と意気込む。印刷時に間に合わなかった消費税引き上げ問題には、「消費税増税反対」のシールを張ることで、抜かりなくアピールする。
名字を顔より大きく ◆芝陣営
民主党現職の芝博一候補(60)の陣営は、白いシャツ姿で、初夏らしいクールビズスタイル。背景も水色にして涼しげさを演出した。
顔写真よりも、名字の「芝」を赤い文字で大きく打ち出した。陣営は「現職なので、顔を目立たせないように。投票用紙に書いてもらうのは名前だから」と説明する。
キャッチフレーズは「“実行”にこだわります」とし、「実行」だけを赤字に。陣営は「有言実行を強調し、情熱の赤、実行にこだわる赤です」と強くアピールする。
赤色を一切使わずに ◆小野崎陣営
自民党新人の小野崎耕平候補(40)の陣営は、他の3候補と違ってクールな印象に仕上げた。「事前ポスターよりも顔が明るくなるよう照明に気を配った」と話す。選挙で多様される「赤」を一切使わず、青、グレー、白色が目立ち、はにかむような笑顔が引き立つ作り。
「日本の将来のため、信念を貫く」というキャッチフレーズには、「このままでは日本が危ない」というキーワードを意識。グレー色のスーツ姿で、陣営は「清新さをイメージ。まじめな人柄と、額に汗して働こうという意欲を引き出したかった」と話している。
(2010年6月29日 読売新聞)
7016
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:39:57
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001006300002
イメージ戦略 知恵絞る
2010年06月30日
ネービーブルーのポロシャツを着る福岡資麿氏=佐賀市
旧北波多村議時代からのタスキを着けて街頭演説する山口勝弘氏=唐津市
ピンクのたすきを着けて街頭演説する甲木美知子氏=小城市
7月11日投開票の参院選で、各陣営はポスターや候補者が着る服の色などのイメージ戦略に知恵を絞っている。政策だけではなく、「見た目」の印象も有権者の投票行動を大きく左右する。各陣営はそれぞれ、「情熱」「真剣さ」「さわやかさ」などの思いを込めて有権者にアピールし、票の上積みを狙っている。(吉村治彦、小川直樹)
自民新顔の福岡資麿氏のイメージカラーは、ネービーブルーだ。冷静に先を見通す思いを込めているという。看板やスタッフのポロシャツ、チラシ、たすきに至るまで色をそろえた。ポロシャツの襟や袖に赤色のラインを入れたのは、情熱を表すためという。
今回の選挙戦から大きな変化があった。妻洋子さんが同じ色のポロシャツを着て、街頭演説などで一緒に付き添う「夫婦二人三脚」の姿を見せている。陣営は「家族を持って、大人としても一人の男としても成長したことを見てもらえる」と狙いを話す。
ポスターは剣道着を着て前を見据えている。「民主政権によって政治が信頼されていない今、笑っている場合ではなく、真剣さを出したかった」と福岡氏。
共産新顔の山口勝弘氏のカラーは青で、さわやかさをイメージ。スタッフらが青のジャンパーを着て統一感を出した。山口氏は白のワイシャツ姿で通しており、旧北波多村の村議時代から使っている白に黒字のシンプルなたすきを着けている。
選挙ポスターには「くらしの安心・安全、雇用・経済再建を」との主張を記した。菅首相が消費税10%に容認姿勢を示して一転、消費税が争点となったため、「消費増税反対」の文字を入れたかったが、すでに印刷を発注していて間に合わなかったという。
写真はネクタイを締めたスーツ姿で引き締まった表情。陣営は「真剣に様々な課題に取り組む姿勢と清潔感を出したかった」と話す。
民主新顔の甲木美知子氏のカラーはピンク。たすきや、スタッフのTシャツ、選挙カーの看板もピンクにした。今年春の流行色だったことなどからピンクに決めたといい、陣営は「優しさや女性らしさを表現したい」。
また、スタッフのTシャツにはハートマークのロゴがあり、選挙カーにもハートのシールが張ってある。キャッチフレーズが「あったかハートで暮らしを守る!」で、思いやりの心をアピールする。
ポスターはにっこりとした笑顔の写真。背景は赤色で、昨年の総選挙の原口一博総務相のポスターと同じ色だ。白のワイシャツにグレーのスーツを着込み、弁護士として法廷に立つファッションでさわやかさを強調したという。
7017
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:44:41
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100621ddlk06010005000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/上 民主・梅津陣営 /山形
◇風感じつつ気引き締め
24日の参院選の公示まで、あと3日。山形選挙区(改選数1)には、民主党新人の梅津庸成氏(43)▽自民党現職の岸宏一氏(70)▽共産党新人の太田俊男氏(56)▽みんなの党新人の川野裕章氏(50)−−の4人が立候補の動きを見せている。決戦前夜の各陣営の動きを追った。
◇「1日50回」街頭演説で知名度アップ
「今日おこしいただいたのは鹿野道彦先生と、参院選で民主党から立候補する……誰だっけ?」「梅津です!」。19日に山形市であったミニ集会。苦笑する梅津氏の姿に集まった約40人は沸いた。同市山家町1、無職、五十嵐テル子さん(71)は「写真より実物の方がいい。若いし一生懸命な感じがいいわ」と拍手を送った。
3月8日に立候補を表明した梅津氏の最大の課題は知名度不足の克服。「1日50回」の街頭演説を目標に県内各地を回る。今月からは30〜50人のミニ集会を各地で開く。民主党県連の武田聡幹事長は「防衛官僚のイメージが独り歩きしているが、会えば官僚臭くないどこか憎めない人柄。時間が無い中、どれだけ多くの人に会えるかが勝負だ」という。
民主党にとり、今回の参院選は政権与党になり初の本格的な国政選挙だ。与党効果は大きい。
元自民党県連幹事長の土田正剛東根市長は、後援者約600人を集めた19日の会合で「頭のてっぺんからつま先まで自民党だったが、市長の責任は重い。参院選では割り切って民主党政権を応援しようと思う」と宣言。梅津氏支援を鮮明にした。土田市長は「政権与党というのは大きい。古巣の自民党にお願いしても(予算は)何にも出ない」と説明する。県トラック協会や県歯科医師連盟など推薦を受けた団体も50を超えた。「これまで見向きもされなかった」(武田幹事長)団体も多いという。
また、社民党は政権を離脱したが、県連は、民主党県連との良好な関係を維持するために、12日に梅津氏への「選挙協力」を決めた。選対には入らないが、はがきなどで「比例は社民、選挙区は梅津」と呼びかける。両党とともに、07年の前回参院選から選挙協力を重ねてきた連合山形の大泉敏男会長は「選挙で勝利を重ねてきたメンバー。労組が足並みをそろえる意味でも社民の選挙協力は大きい」とみる。
追い風も吹いてきた。菅直人新内閣の誕生で内閣支持率はV字回復。近藤洋介衆院議員は「上げ潮だ。支持は確実に広がってきた。世論は味方している」と手応えを感じている。梅津氏の後援組織への入会申し込みも6月に入り激増したという。
梅津氏自身も街頭で風を実感する。「5月には鶴岡では『顔を洗って出直してこい』とののしられ、山形や米沢では『うそつき』と言われた。今は手を振って頑張れと応援してくれるようになった」と話す。その一方「内閣が新しくなっても私自身がやるべきことは変わらない。支持率に左右されるのはどうだろうか」とする。実感はしても風に浮かれてはいられない。
19日のミニ集会。鹿野衆院議員は「まだまだだが、成長してきている部分もある。43歳の若い候補者なのでよろしく頼む」と頭を下げ、梅津氏は40人の一人一人に握手をして回った。【林奈緒美】
毎日新聞 2010年6月21日 地方版
7018
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:45:21
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100622ddlk06010006000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/中 自民・岸陣営 /山形
◇知事選のしこり今も 公明との協力にも影
12日の自民現職、岸宏一氏(70)の選対会議。岸陣営を訪れた米沢市選出の自民党の後藤源県議は、入り口に立つ岸氏と目を合わせなかった。90人の左隅に座り、岸氏と距離を取った。選対の2区本部長代行に指名されたが、岸氏と言葉を交わさなかった。
昨年の知事選で、自民党議員の大半が当時の斎藤弘知事を支援する中、岸氏は現在の吉村美栄子知事を支援した。しこりは残り、参院選の自民公認候補を選ぶ県連の党員投票では、シンクタンク研究員の大沼瑞穂氏を応援する議員も多かった。しこりを多く残していたのが後藤県議だった。斎藤前知事が新人だった05年知事選で、支援の会会長となり、当選の立役者「七奉行」の一人だった。党員投票では「私は大沼氏を応援する」という手紙を地元党員に配った。
後藤県議は5月8日の岸氏と県議との顔合わせに欠席した。岸氏は県議全員の自宅を訪問し、後藤県議宅の玄関にも名刺を置いた。
しこりは公明との協力関係にも影を落とす。5月19日、岸氏の選対本部長を務める加藤紘一県連会長が公明党県本部を訪れ、幹部らに「自民党の比例代表と同じか、それ以上の気持ちで公明党を応援する」と頭を下げた。寒河江政好公明党県代表は「岸さんは自公連立政権の発足後、公明票を欲しがらなかった加藤さんと我々を近づけてくれた恩人。勝ってほしい」と強調する。
しかし、県内の公明党の5総支部と自民党の8ブロック選対の協力は地域差が大きい。寒河江代表は「しこりで、自民党さんが一枚岩になっていないのだから、ほかの党を応援する余裕もないだろう」と嘆く。
一方、支部の議員全員が昨年の知事選で斎藤前知事を支援し、党員投票では大沼氏を支援した自民党山形市支部では、しこりは解消されつつある。13日の支部総会では、活動方針に「岸宏一氏で参院選必勝に向けて鋭意取り組む」と印刷したパンフレットが配られた。山形市議の峯田豊太郎支部長は「しこり解消で、みんなでやりましょうという気持ちを表すため、わざわざ入れた」という。
岸氏は18日、県議会自民党控室で開かれた自民の議員総会に立ち寄った。「東北の1人区で自民党議員は現在私1人だけ。民主党に過半数を許せば、約束を変える民主党の意のままにならねばならない」と述べ、県議全員と握手。後藤議員とも目を合わせ、固く手を握り合った。「民主に負けるわけにはいかない。頑張ってもらいたい」。険しかった後藤議員の目は柔らかくなっていた。
民主新人の梅津庸成氏(43)陣営にも影響はある。支援者のほとんどが昨年知事選で吉村現知事を支え、岸氏とは同志だった。民主党系県議は「岸さんに当選してもらっていいという人がいる。自治労、連合、教職員組合から岸さんに流れる票がある」と言う。そして、ため息をついた。「無所属で出ていたら岸さんに投票するよ」
知事選でのねじれとしこりが参院選での票の動きを複雑にしている。【和田明美】
7019
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:46:02
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100623ddlk06010071000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/下 共産・太田陣営とみんな・川野陣営 /山形
◇盛り返しに手応え 政権交代に失望感
「医師不足や勤務医の長時間労働、開業医や看護師の多忙など医療現場は大変な状況。診療報酬削減はおかしいと思う」。共産新人の太田俊男氏(56)と3月に懇談した米沢市医師会の高橋秀昭会長は地域医療の窮状を訴えた。太田氏は「一緒にやれることはやりましょう」と答えた。互いの思いは一致した。
太田氏はこれまで自民党を支持してきた医師会や農協とも精力的に意見交換を重ねている。選対本部長を務める本間和也党県委員長は「以前は懇談を申し込んでもなかなか話し合いが持てなかった。今回は変わってきている」と変化を感じる。太田氏も「共産党が選択肢に入ってきた」と手応えを感じる。
太田氏は最初に出馬した86年参院選で6万9505票と選挙区で過去最高の票を獲得した。96年衆院選、98年参院選の比例でも共産党は5万票台を維持した。だが、政権交代への期待が民主に集中し、01年以降の国政選挙は比例で3万票台と低迷した。
しかし民主党による政権交代に失望を感じ「今度は絶対いれるから」と話してくれる有権者も今はいるという。太田氏は「有権者にいかに党の政策を聞いてもらえるかが鍵。相手から党への疑問や要望を話してもらい、党を理解してもらう」と説明する。本間委員長も「いろんな経験を経て最終的に共産党に来てくれる有権者もいる。一生懸命働きかければ変化は起こる」と意気込む。選挙区で5万票以上、比例で7万票以上が目標だ。
◇ ◇
「日本の将来を見つめ、勇気を出して名乗りを上げた川野先生の力になりたい。みんなで支えれば勝てない選挙ではない」。5日のみんなの党新人の川野裕章氏(50)の事務所開きに駆け付けた元自民党員の新宮征一寒河江市議は、集まった約50人にそう訴えた。「自民は離党者続出でバラバラ。民主の政策は財源が見えない」と第三極を支持するに至った理由を語る。
事務所開きには新宮市議の他、自民党の山村明米沢市議も応援に駆け付けた。他にも自民党籍の市町村議数人がひそかに支援しているという。党酒田市第1支部長の佐藤丈晴酒田市議は「表に出てこない沸々としたマグマのような熱気を感じる」と話す。
みんなの党は県内に支部がなかったにもかかわらず昨年の衆院選の県内の比例で3万2102票を獲得した。民主や共産は「注意しなければならない」とし、自民は「流れが読めない」と分析する。
菅直人首相の誕生で民主の支持率が「V字回復」したあおりで、支持率は6月上旬に急落した。しかし「菅首相が消費税増税を打ち出したことでまた盛り返した感触がある」(佐藤支部長)という。
党は4月に酒田と米沢に支部を作ったばかり。組織に欠ける中、川野氏は「県縦断自転車対話遊説300キロ」と銘打ち、7日に遊佐町から自転車遊説をスタートさせた。「県内を縦横無尽に走り一人でも多くの人と対話しながら党の政策を訴えたい」と意気込みを語る。【浅妻博之】
7020
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:47:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100629/plc1006290146001-n1.htm
首相、仙谷氏らと会談、接戦の1人区を重点遊説へ
2010.6.29 01:44
菅直人首相は29日未明、カナダでの主要国首脳会議(サミット)から帰国後、首相公邸で仙谷由人官房長官、民主党の安住淳選対委員長らと会談、参院選の情勢などについて意見交換した。首相は30日に青森、秋田、山形、7月1日に熊本、長崎、2日に富山、石川、福井と、接戦が予想される1人区を重点的に遊説することを確認した。
7021
:
チバQ
:2010/06/30(水) 23:53:33
日本一早い終盤情勢では?
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100630/plt1006301611003-n2.htm
【2010参院選・激戦区終盤情勢】千葉 スーパー候補不在で横一線2010.06.30
. 自転車で県内をくまなく回るなど、軽快なフットワークと空手で鍛えた体力で戦う民主党の小西洋之氏が頭1つ抜けた。
「郵政の元締め総務省出身だけに、郵便局関係者らが緻密な動きで全面支援する。それがベースで幅広い層に浸透している。特定郵便局長らは、国民新党比例の長谷川正憲支援を条件に、小西支援のバーター体制だ」(民主党関係者)
残り2議席をめぐって、みんなの党の水野賢一氏、自民党の椎名一保氏と猪口邦子氏、民主党の道あゆみ氏がほぼ横一線で激しい争い。
台風の目なのが水野氏。昨年の衆院選では自民党から出馬して撃沈したが、自民党時代の衆院議員4期の実績と、養父が水野清元自民党総務会長だけに、地元の知名度もあり健闘している。
知名度では負けてないのが自民党の元少子化担当相の猪口氏。
「参院選に挑戦した『小泉チルドレン』の中で、最も当選の可能性が高い。小泉純一郎元首相もたびたび応援に駆けつける。ライオンヘアを振り乱しての辛らつな民主党批判にドッと聴衆がわき追い風に。公明党支持層にも浸透し、勢いはある」(自民党関係者)
自民党現職の椎名氏は地元生え抜きだけに、民主党はもちろん、元同僚の水野氏にも落下傘候補の猪口氏にも譲れない。ただ、世論調査の支持にバラツキと落差がありすぎ、陣営でも「読みきれない」。足固めと県内北東部の地元中心に浸透拡大を図るのに懸命だ。
民主党の道氏は、弁護士で前早稲田大学大学院教授で「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)の元コメンテーターだが、一般有権者への浸透度がいまひとつ。なかなか抜け出せない。連合を中心に基礎を固め無党派層に何とか食い込もうと躍起となっている。
「民主党は菅首相に看板が変わり上昇気流に乗るかと思われたが、イマイチ。『消費税10%』発言が響いている。これが後半、選挙戦でどう響くかが最大の見もの」(選挙アナリスト)
圧倒的に票を取るスーパー候補がいないだけに、ボーダーラインは50万票前後か。(ジャーナリスト・田村建雄)
【千葉選挙区】(定数3)
○小西 洋之38元総務省職員 民新
△椎名 一保58国交委員長 自現
△水野 賢一43元法務副大臣 み新
牧野 正彦54党県役員 幸新
▲猪口 邦子58元少子化相 自新
▲道 あゆみ44弁護士 民新
斉藤 和子35党県常任委員 共新
古閑比佐志47医師 改新
清水 哲45薬剤師 創新
《記号の読み方》〇は「優勢」、△は「やや優勢」、▲は「やや劣勢」
7022
:
山口新聞男
:2010/07/01(木) 00:02:58
>選挙アナリスト
なんかスピンドクターくさいな
7023
:
とはずがたり
:2010/07/01(木) 01:12:44
現職、実績前面に勢い - 2010参院選 序盤の情勢・[上]北和地域
http://www.nara-np.co.jp/20100629100138.html
2010年6月29日 奈良新聞
政権交代後で初の本格的国政選挙として舌戦の火ぶたを切った第22回参院選。県選挙区(改選1)では、自民党新人で元団体職員の山田衆三候補(34)、民主党現職で再選を狙う前川清成候補(47)=国民新党推薦=、共産党新人で前大和高田市議の太田敦(38)の3人がしのぎを削る。政権政党として支持のすそ野を広げ、知名度や実績を強みに逃げ切りを図りたい民主現職に対し、自民党の再生を掲げ、若さと「しがらみのなさ」をアピール、地道に政策宣伝を続ける自民新人、そして反消費税増税など正面対決の姿勢で共産新人も追い上げを図る。序盤の情勢、各陣営の表情を探る。
【山田陣営】
一般公募で選ばれた「普通のサラリーマン」、山田衆三候補は一切のパフォーマンスを封印。地道な政策宣伝を続け、知名度アップに取り組む。支持団体は150に達した。
従来の組織戦術に頼らず、「素人らしさをそのまま生かした取り組みを徹底」(中村光良後援会長)。衆院各支部が全面バックアップする。しかし奈良市は党1区支部長の「空白」問題が響き、県議を軸に各後援会ごとの動き。市議は市東部を除いて動いておらず、空中戦の様相。自民党市支部は29日、市支部長の出口武男氏ら県議が立て直しを諮る。
2区は高市早苗支部長(衆院議員)を軸に組織連携し、街頭は県議をはじめ市町村議が同行。選対会議には生駒市を除いて首長も出席し、陣営は「相手の背中が見えてきた」。高市氏は「とにかく1カ所でも多く街頭に出す」と指揮を執る。
【前川陣営】
現職の6年間の実績と弁護士としての地道な活動で、知面度のなかった前回とは全く様相が異なる。1、2区はそれぞれ馬淵澄夫、滝実の両支部長が後援会組織をフル回転。連合奈良も1区は自治労、電力総連、情報労連、私鉄などを中心に、2区も電機連合やJPが軸になり、労組が抱える比例候補の支持拡大とともに前川清成候補の売り込みに余念がない。電話作戦のほか、推薦はがきは個人はがきに限定。支持のネットワークを広げる。
支持団体は50ほどだが、県医師会など、従来は自民の支持基盤だった業界団体が民主支持を打ち出し「支援のウイングが広がった」と岩城明県議。これが口コミでさらに広がり、与党の勢いを見せ付ける。しかし藤野良次・党県連幹事長は「追い風にはなっていない」と上滑りを警戒。自民党の終盤の追い上げも予想され、引き締めに躍起だ。
【太田陣営】
大票田・奈良市の得票が戦況を左右するだけに、17日間の選挙期間中、最低6日は奈良市での訴えに時間を割く予定。公示日には奈良市に市田忠義党書記局長が駆けつけ、街頭から太田敦候補を激励。無党派層はもちろん、保守層への食い込みも図る。
公示前の手応えは社会保障充実などだったが、菅直人首相の「消費税10%発言」以降は、「消費税増税ストップの声が俄然強まった」と土岐敏男選対部長。所によって浴衣姿のスタッフや、「消費税増税ストップ」「アメリカにも大企業にもモノが言える政治」と書いたプラカードを掲げ、目を引く戦術を工夫。1区では7人の奈良市議や県議、2区も県議や各市町村議が街頭に出て、懸命な追い上げと北和での知面度アップに努める。30 日には宮本岳志衆院議員(比例近畿)の来援も予定する。
7024
:
とはずがたり
:2010/07/01(木) 01:13:10
>>7023-7024
自民新人、猛追モード - 2010参院選 序盤の情勢・[下]中南和地域
http://www.nara-np.co.jp/20100630143457.html
2010年6月30日 奈良新聞
【山田陣営】
自民党県連3、4区支部がバックアップ。ただ、24日の3区出発式でも4市7町のうち出席した首長は大和高田市と三宅町の2人だけ。組織選を展開した3年前の松井正剛氏の時とは雲泥の差で、支持者から「山田衆三候補を擁立した県議会自民党が3分裂するようでは話にならない」の声も。
3区は、奥野信亮後援会と市町村ごとにある党支部、地方議員がそれぞれ柱となって運動を展開。「全体的に厳しい」とされる中、大和高田市と上牧、王寺両町などで動きが活発。支持拡大を図る。
党総務会長も務める田野瀬良太郎・党県連会長のお膝元4区。田野瀬氏が活発に動き、街宣の動員もかける。運動の柱だった各市町村支部で首長の離反も目立ち、保守の地盤沈下は避けられない苦しい展開ものぞくが、陣営に次第に浮揚感が。接戦モードの緊迫感も出始めた。
【前川陣営】
前川清成候補の街宣には民主党の吉川政重、大西孝典両衆院議員が同行するなど、政権与党の勢いを示す。田村薬品、鍛治田工務店など有力企業がバックにつき、御所市の集会も盛況。吉川氏の地元香芝市でも圧倒的強さを見せる。
吉野郡内も吉野町長が選挙カーに同乗するなど、民主の支持が地域に浸透。ただ参院選への盛り上がり、関心の薄さから個人演説会などは低調な地域も。
大票田の橿原市は、昨年の衆院選で大西氏が田野瀬氏に5000票差をつけるなど民主の支持が厚く、今回も挙党態勢。 26日には山岡賢次党副代表が来援。「安定政権へ、歴史的な選挙だ」と檄(げき)を飛ばした。前川候補の母校・市立八木中学校の同窓生も独自の動き。大西衆院議員は「比例代表の前田武志候補の後援会とセットで回転を上げる」と語り、一気に自民を突き放したいところ。
【太田陣営】
太田敦候補が市議3期を務めた地元大和高田市や、一定の支持基盤を持つ北葛城郡をはじめ、勢いを拡大したいところ。党中南和地区委員会を拠点に、党組織と医療、業者、婦人の各後援会が動き、無党派層への働き掛けも強める。
大和高田市は3陣営が激しく火花を散らす激戦地域だが「高田では何としても第一党の座を勝ち取る」と青木光治・同地区委員長。
太田候補が3、4区に入る日程も延べ10日間と中南和での街宣機会を確保。個人演説も積極的に開催する。この間、党が地域で取り組んできた林業組合などとの懇談、シンポジウムなど、地域や団体とのつながりを生かし、支持浸透をと懸命に取り組む。
議員定数削減が進む地方議会で、共産党はこの間の中間選挙で現有勢力を維持。3、4区内の地方議員34人を軸に、終盤に追い上げたいと意気込む。
7025
:
とはずがたり
:2010/07/01(木) 01:36:23
自民重点区(16区)…青森、秋田、千葉、山梨、福井、鳥取、島根、徳島、香川、愛媛、高知、長崎、熊本、鹿児島
民主重点区…青森、秋田、山形、北陸、九州
自民、16選挙区に重点 秋田や山梨、小泉氏ら投入
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010063001000323.html
自民党の河村建夫選対局長、茂木敏充幹事長代理らは30日午前、党本部で参院選情勢について意見交換した。選挙戦終盤に向け秋田や山形、山梨などの改選1人区を中心に16選挙区を重点区と位置付けることで一致。与党を過半数割れに追い込むため、谷垣禎一総裁や無党派層に人気の小泉進次郎衆院議員ら若手を遊説に投入して支持獲得に全力を挙げる方針を確認した。
出席者によると、重点区はほかに青森、千葉、福井、鳥取、島根、長崎、熊本、鹿児島各県と四国4県の選挙区など。7月1日には谷垣氏が香川、愛媛両県で、大島理森幹事長が長崎、熊本両県でそれぞれ遊説。小泉氏については東北、四国への派遣を検討している。
河村氏は会合後、記者団に「公募で若い候補者を選んだ山梨、高知、徳島の伸びが著しい。今の勢いで伸びてくれればと思う」と期待を示した。
2010/06/30 12:43 【共同通信】
菅首相、遊説を本格化=接戦「1人区」てこ入れ―参院選 (時事通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/special/election/story/100630jijiX892/
菅直人首相は30日、カナダでの主要国首脳会議(サミット)に出席するため中断していた参院選遊説を本格化させた。同日は青森、秋田、山形3県を訪問。いずれも選挙戦全体の勝敗を左右する改選数1の「1人区」で、1日以降も接戦が伝えられる九州、北陸の1人区を中心にてこ入れし、非改選を含めた与党の過半数維持を目指す考えだ。
首相の遊説は公示日の24日以来。ヘリコプターと小型ジェット機を使って、3県を駆け足で回った。
青森市内での街頭演説では、争点の消費税増税について「選挙が終わってから『いや、実は…』なんてことを言ったら、やっぱりおかしい。ここは正面から、選挙が終わったら他党の人たちとも話をしよう(と言うべきだと考えた)」と訴えた。この後、秋田、山形両市での演説でも消費税に言及した。
21日の記者会見で首相は、消費税率10%を参考にするとした自らの発言を「公約」に位置付ける考えを示したが、26日にはカナダで、各党に議論を呼び掛けることが「公約」とトーンダウン。野党から「発言がぶれた」と批判されているため、姿勢が揺らいでいないことを強調する狙いがあるとみられる。
[時事通信社]
[ 2010年6月30日20時30分 ]
7026
:
名無しさん
:2010/07/01(木) 03:39:00
>>7025
山形が入ってないね。自民党としてはどう見てるのかな?
7027
:
名無しさん
:2010/07/01(木) 09:08:36
どうも戦術が間違ってるなあ
そんな甘言に釣られるような層はそもそも「民主の友党」なんぞに投票はせんと思うが
募る危機感、懸命アピール=亀井静香国民新党代表【党首奮戦記】
演説では、金融・郵政改革担当相を辞任して抗議した郵政問題に、多くの時間を割かない。有権者の関心は高くないと見ているからだ。代わりに「外国人参政権反対」「選択的夫婦別姓反対」などを前面に出し、保守層への浸透を狙う。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010070100072
7028
:
名無しさん
:2010/07/01(木) 10:42:01
北日本新聞の選挙区ルポ
閲覧には会員登録が必要、最近増えたね、こんなサイト
票流参院選富山県内ルポ(上) 富山1区
■県連トップ代理戦争
「厳しいよ。これまで2回、負けているからな」。27日夜、富山市の岩瀬カナル会館で開かれた自民党候補、野上浩太郎の個人演説会。弁士の役割を終えた党県連会長の長勢甚遠は、参院選での富山1区の情勢を言葉少なに語り、会場を後にした。
平成19年7月の参院選で野上は約26万6千票を得たものの、民主党などが推す無所属候補に敗北。富山市では1万100票差がついた。市内の内訳は集計されていないが「都市部の1区で差が開いた」(富山市議)との見方が強い。
昨年8月の衆院選では1区の長勢が約8万2千票を積み上げたが、民主党県連代表の村井宗明に8337票差を付けられた。重複立候補した比例代表で復活当選を果たしたものの、1区の国政選連敗は、長勢ら自民関係者に共通する苦い思いだ。
1区をエリアとする党富山市連は、強固な組織を誇る“自民王国“の県内でも、3500人余りの党員を抱え、存在が際立つ。力の源泉は長勢と野上を国会に送り出してきた実績であり、野上の国政復帰は市連の悲願。公示後の個人演説会は全体の約半数の24会場を旧市に集中させた。長勢も自身の選挙並みに1区の支援者や企業を回り、応援弁士を引き受ける。
25日夜、岩瀬カナル会館。民主党候補、相本芳彦も同じ会場で個人演説会を開いた。弁士の村井は「現職閣僚らが次々と来県して応援するのは、差がほんのわずかだから。富山は党本部にとっても最重点地区なんです」と形勢逆転に向けた支援を求めた。街頭演説に連日奔走する村井も、昨年夏の衆院選をほうふつとさせる力の入れようだ。野上と長勢、相本と村井。ともに1区を二人三脚で駆け回る姿は、自民、民主の県連トップ同士の代理戦争の様相を呈している。
相本陣営は3年前の参院選、去年の衆院選に続く3連勝を果たし、1区を民主の牙城とすることを目論む。都市化が進む1区は、地縁、血縁にとらわれない都市型選挙を展開しやすい地域。イメージ戦略も駆使した街頭活動に重点を置き、無党派層の取り込みを狙う。
野上の演説会は立ち見も出るほどの人の入り。相本の会場は空席が目立った。だが、村井は意に介さない。「これまでもそうだった。動員して集まる人と、票を入れてくれる人はイコールではない」と断言。支援組織を固める自民の手法とは対照的に、個人に呼び掛ける戦術を徹底する。
ターゲットの無党派層は、3年前の参院選では年金記録不備など自民への逆風に動き、昨年の衆院選は政権交代の期待に大きく流れたとみられている。今回はどうか。民主党県連幹事長の坂野裕一は「子育て世代に照準を絞り、与党の実績を強調する」と言う。子ども手当や高校授業料無償化など、家計を直接温める政策の成果を訴えていく。
共産党候補、高橋渡の陣営も1区を重点地区と位置付ける。選対本部長の反保直樹は、党の政策ビラを1区のほとんどの世帯に配布したと説明。「1区は無党派や、自民、民主の二大政党以外の支持者が多い。消費税増税反対や普天間飛行場の無条件撤去を掲げ、切り込む」と意気込む。
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100629/19516
7029
:
名無しさん
:2010/07/01(木) 10:43:36
>>7028
票流(中)参院選富山県内ルポ 砺波地区
■国会議員空白に戸惑い
松村謙三、片岡清一ら大物政治家を輩出してきた南砺、砺波両市。選挙のたびに結束し、高い投票率で約60年にわたって地元選出の国会議員を支えてきたが、昨夏の衆院選で綿貫民輔が引退し、参院議員の河合常則も今期限りで政界を退く。強固な保守の地盤を築いてきた国会議員がいなくなる砺波地区に、3陣営が支持を求めてなだれ込む。
「河合先生の大事な議席を何としても守る」。自民党候補、野上浩太郎の陣営は、街頭演説や個人演説会で、砺波地区の保守地盤を引き継ぎ、自民の議席を堅持する姿勢を強く訴える。河合は選対の副総括責任者を務め、野上の選挙運動の陣頭指揮を執る。
砺波市選出の県議、米原蕃は「地元は野上に入れようという声が多い」と手応えを感じつつも、期日前投票の出足の鈍さが気にかかる。初日から3日間の集計では前回と比べて南砺市で約3割、砺波市で約1割減った。「綿貫さんが引退したことで選挙の関心が薄くなっているのかもしれない」
民主党候補、相本芳彦の陣営は、自民の国会議員が不在になる今回、浮動票が増えるチャンスとみて、自民の牙城にくさびを打ち込む意欲を見せる。県西部の高岡市出身であることをアピール。党県連政調会長の山上正隆は「政権与党として迎える初の選挙。今までとは違って、地域ごとの重要要望も理解している」と浸透を目指す。
27日に南砺市で開かれた相本の個人演説会には、長年の綿貫支持者の姿もあった。出席した男性は声を潜め「綿貫さんの方からは何も聞こえてこないから来てみたのだが…」と複雑な心境をのぞかせた。
共産党候補、高橋渡の陣営は、民主、自民両党がこぞって消費税増税に言及したことを痛烈に批判。増税反対を前面に打ち出し、選挙区は自主投票となった国民新党や、相本の支持にとどめた社民党の支持者、無党派層への食い込みを目指す。
近く砺波地区での街頭演説や個人演説会を進める。党県委員長の反保直樹は「政治の中身が問われる選挙であり、消費税増税反対など争点を明確にした宣伝を強めていく」と意気込む。
綿貫の一挙手一投足は支持者の判断材料となり、これまで選挙の行方を左右するほどの影響力を及ぼしてきた。野上が敗れた前回参院選も、投票日直前に綿貫が無所属新人の支持を表明したことが要因とされる。
南砺市発足前に町議を務めた支持者は戸惑いの表情だ。「綿貫さんは最後まで動かないと思う。今回は有権者がそれぞれの判断で投票することになる」(敬称略)
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100630/19623
7030
:
名無しさん
:2010/07/01(木) 10:46:55
>>7029
民主にとっては朗報?
>8日は元首相の安倍晋三が高岡市などでの個人演説会に入る予定だ。
票流(下)参院選富山県内ルポ 高岡市
■重点地区、力を結集
民主党候補、相本芳彦は6月29日夜、地元高岡市の高岡エクールでの個人演説会で訴えた。「高岡が好きだ。育ててもらった恩返しとして、このまちを元気にする」。参院選公示日の24日には市内3カ所で個人演説会を開き、地元重視の姿勢をアピールし続ける。
相本は昨年、県西部6市をエリアとする衆院選富山3区に出馬。自民党候補に2万9千票差で敗れたものの、高岡市での4万票を含め10万5500票を獲得した。今回の参院選富山選挙区に出馬した3候補の中で、県西部を地元とするのは相本のみ。陣営は県西部に支持を広げる原動力になるとみて、高岡での浸透を重視する。「政策を実現できる与党の国会議員を地元から出そう」と訴える戦略だ。
高岡は県西部の中心都市とはいえ、平成20年に日本製紙伏木工場が閉鎖。昨年は高岡サティが撤退し、三協・立山ホールディングス(HD)が1千人のリストラを発表するなど課題は多い。
地域活性化を求める市民の政治への期待も強いとみられるが、陣営は手応えをつかみ切れていない。党県連政調会長の山上正隆は「今のところ高岡の票の行方は全く予想がつかない」と打ち明けた。
28日夜、自民党候補、野上浩太郎の陣営が砺波市内で開いた選対幹部会。衆院1ー3区ごとの選対をまとめる総合選対本部長の坂田光文は、3区選対総括責任者の衆院議員、橘慶一郎に伝えた。「3区は厳しい。昨年の衆院選並みにきめ細かい運動が必要だ」
公示前の段階から、坂田は「富山市と3区が鍵」と繰り返してきた。富山は野上の地元で地の利があるが、県西部はそうはいかない。19年参院選は小矢部を除く5市で、相手の無所属候補を下回っている。特に1万票離され、県西部の有権者の4割を占める高岡市が、参院選の勝敗を決する重要な地区と考えている。
高岡市の選挙情勢については、坂田も「今は混沌(こんとん)としている」と、読み切れていない。最終盤に向けたてこ入れとして、1日に衆院議員の西村康稔、3日は衆院議員の馳浩が応援に駆け付ける。8日は元首相の安倍晋三が高岡市などでの個人演説会に入る予定だ。
3人はいずれも県都・富山市に入らず、県西部での活動となる。「大阪方面から来県するという移動条件もあるが、高岡を中心とする県西部の票を固めたいという思いだ」と、坂田は説明する。
共産党候補の高橋渡は富山市在住だが、18年から今年2月まで党呉西地区委員長を務め、昨年は高岡市長選に出馬した「高岡通」。市長選では8500票を獲得している。
参院選の個人演説会では、三協・立山HDのリストラ発表時、富山労働局に再就職対策などを求めた実績を紹介。「皆さんの暮らしを守るため、全力で頑張る」と訴えている。8日には党国対委員長の穀田恵二がJR高岡駅前で街頭演説し、1票の上積みを図る。(敬称略)
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100701/19684
7031
:
とはずがたり
:2010/07/01(木) 20:04:06
選挙公報届きましたねぇ〜。
それにしても池谷や谷のみならず前田ゆうきちに八代迄居る名簿には投票したくないなぁ。。(´・ω・`)
本来ならみんなに入れたいところだけど,ヒステリックな民主批判に萎えて入れる気がしない。
ここは保坂か!?新社会党との共闘も高評価だし。
7032
:
チバQ
:2010/07/01(木) 21:53:18
http://gendai.net/articles/view/syakai/124918
本格始動 小沢一郎2人区苦戦新人を集中テコ入れ
【政治・経済】
2010年7月1日 掲載
「増税反対」河村たかしも参戦
小沢一郎が、幹事長時代に2人目を擁立した2人区のテコ入れに動き出した。30日は宮城県を訪れ、苦戦が伝えられる新人候補を応援。1日にも、2人区の京都と兵庫に入る。最後の1週間で“小沢系候補”を一気に当選ラインに引き上げるつもりだ。
小沢が幹事長を辞任して以降、2人区の2人目は軒並み苦境に立たされている。執行部が組織もカネも現職に集中させ、2人目の新人候補は切り捨てられてしまった。新人候補の多くは小沢直系候補だ。
「今の民主党執行部は、まったく選挙が分かっていない。ド素人です」と、政治評論家の小林吉弥氏がこう言う。
「選挙資金を平等に分配するのではなく、負けそうな重点地区に集中して投入する“選択と集中”は、選挙の基本です。複数区に2人の候補を立て、お互いに切磋琢磨して票の底上げを図るのは、かつて自民党もやっていたこと。小沢氏が幹事長を辞任して単独過半数を取れる体制を整えたのに、首相の増税発言や稚拙な選挙対策で台無しにしてしまった。揚げ句に、仲間が選挙を戦っているさなかに、枝野幹事長がみんなの党との連携に言及したりする。これでは士気が下がる一方ですよ。オウンゴールで議席を減らしているのです」
単独過半数を得ようと思ったら、2人区の1つや2つ独占しないと話にならない。執行部の方針転換で2人区の議席独占は難しい情勢だが、小沢はまだ逆転が可能だと信じているようだ。
●宮城、京都、兵庫…
小沢のテコ入れには、強力な助っ人も現れた。地域政党「減税日本」を立ち上げた河村たかし名古屋市長が応援に駆けつけるという。小沢一郎と河村たかしは、もともと親しい関係だ。
「河村市長は、北海道を皮切りに、宮城、千葉、京都、大阪、兵庫など10選挙区に入る予定です。菅内閣の増税路線には真っ向反対の立場なので、減税を訴えることになると思います」(名古屋市政関係者)
これらの選挙区の新人候補は、ほとんど小沢が擁立した候補者だ。これで彼らが勝ち上がってくれば、党内の「小沢派」が増えることになる。民主党の議席を増やし、同時に小沢復権に向けて党内の足場を固めることもできる。「約束違反の増税はおかしい」と執行部に異議を唱える小沢と、“増税反対”の河村市長がタッグを組めば、無党派層の取り込みも可能だ。
枝野幹事長ら主流派は、小沢の執行部批判に逆ギレ。「小沢発言は大衆迎合だ」などと目くじら立てて反論し、党内分裂を印象づけてしまった。新聞・テレビが面白がって、バトルを煽るのは目に見えている。
執行部はケンカ腰になる前に、どうすれば議席を増やせるか、もう少し冷静に考えた方がいい。
7033
:
チバQ
:2010/07/01(木) 21:55:18
>>7002
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t11024.htm
民主・小沢氏、山間部を疾走 「剛腕」伊藤氏てこ入れ
宮城選挙区での2議席独占を訴えた後、住民と握手する小沢氏=30日午後1時10分ごろ、七ケ宿町愛宕下
「一兵卒」として参院選(11日投票)で全国を回る民主党前幹事長の小沢一郎が、土砂降りの山里で熱弁を振るった。
「参院で過半数を取って今までの既得権、しがらみ、官僚中心の仕組みを根本から変えたい。宮城ではぜひ、2人を当選させてほしい」
<川上作戦>
30日午後1時すぎ、七ケ宿町の滑津公民館。小沢は行事用テントの中でマイクを持たずに力を込めた。約50人を前に10分間、支持を求めた。
まず山村や漁村で演説や集会をこなし、川の流れのように郡部から都市部へ支持を広げる。真骨頂の「川上作戦」だ。
候補者とは別行動も小沢流。正午過ぎには、6月20日に亡くなった元法相で自民党の遠藤要元参院議員の自宅を訪ねて線香を手向けた。
民主党は宮城選挙区(改選数2)に現職の桜井充(54)、新人の伊藤弘実(36)を擁立し、2議席独占をもくろむ。
小沢は「桜井君は知名度、実績があり強い地盤もある。伊藤君は新人でまだ支持が弱い。皆さんの力を頂きたい」と述べ、伊藤へのてこ入れを強くにじませた。
小沢に応援を仰いだのは、伊藤を全面支援する衆院議員橋本清仁(宮城3区)。小沢グループに所属する橋本は「公示後、小沢が2人区に入るのは初めて。議席独占への期待があるからこそ」と解説してみせた。
「介護の現場から、生活の中から皆さんの声を形にして国政に届けたい」。小沢が宮城を離れた30日午後3時すぎ。伊藤は蔵王町の田園地帯でひたすら訴えた。
宮城で党をけん引してきた参院議員岡崎トミ子も強力に支え、2議席奪取作戦が加速する。
<切磋琢磨>
桜井は30日、県北をこつこつ歩いた。
「地域の医師不足は痛いほど分かる。医療や社会保障の専門家として、地域の暮らしの安心を必ず守る」
雨の中、栗原市一迫のシャッターが目立つ商店街で演説。営業している店舗を1軒ずつ訪ね、握手を求めた。
「小沢が伊藤の応援に入ろうと、関係ない」と選対幹部。陣営は「民主党現職」よりも、「政治家・桜井」の売り込みに重点を置く。
桜井は前首相の鳩山由紀夫に退陣圧力をかけた一人。菅直人が首相に就いたことで思惑通りの展開となったが、演説などでは「民主党」を前面に出さない。
菅の「消費税10%」発言後は「首相の思いであって、党の公約とは思っていない」と消費税隠しにも躍起になる。
過去に当選した2回の参院選は、桜井がただ一人の党公認候補。初の「2人擁立」に陣営の警戒心は強い。党県連関係者は「桜井の矛先は身内にも向く。民主VS自民の前に、桜井VS伊藤の構図だ」と言う。
その言葉通り、桜井は伊藤と一緒に街頭に立つことはない。「首相が応援に入っても、3人で並ぶことはないのでは」との憶測が飛ぶほどだ。
現職のプライドをむき出しにして後援会組織を軸にした組織戦を進める桜井。小沢の主戦論が生んだ伊藤は無党派層狙いの戦術を繰り出す。
2人のコントラストが強くなればなるほど、切磋琢磨(せっさたくま)は激しさを増す。(敬称略)
◇宮城選挙区立候補者(2―8)
菊地文博 50 元県議 み新
熊谷大 35 元中学校講師 自新
村上善昭 37 幸福実現党員 諸新
桜井充 54 医師 民現(2)(国推)
加藤幹夫 46 党県副委員長 共新
伊藤弘実 36 会社社長 民新(国推)
菅野哲雄 61 元衆院議員 社新
市川一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)
2010年07月01日木曜日
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