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第22回参議院議員選挙(2010年)
7034
:
チバQ
:2010/07/01(木) 21:55:57
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300013
小沢氏、七ケ宿で「川上作戦」
2010年07月01日
民主党の小沢一郎前幹事長が30日、七ケ宿町を訪れて参院選での支持を訴えた。自民党の厚い地盤であることが多い全国の山間部に出向く「川上作戦」の一環。町は、民主が圧勝した昨夏の総選挙の宮城1〜5区でも自民の得票が上回った県内5町村のうちの一つだ。
小沢氏は滑津地区の公民館前で、雨の中集まった民主の支持者約30人を前に、12分間演説した。「『自由競争で強いものだけが勝ち残ればいい』『生産性の低い所は切り捨てていい』という考えを根本から変えないといけない」と訴えた。
小沢氏は幹事長を辞めた際、朝日新聞の世論調査で85%が辞任して「よかった」と答えるほどの不人気ぶりだったが、無職の男性(66)は「自民党の大物も来たことがない七ケ宿町にまで足を運ぶとは、たいしたもんだ」。畜産業の高橋聴萌さん(56)は「わざわざ来てもらい、選挙に向けて最高のプラスになる」と話した。
7035
:
チバQ
:2010/07/01(木) 21:58:05
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006290005
激戦の構図(上) 「風」
2010年06月29日
候補者の演説に耳を傾ける有権者たち=鳴門市内
民主、自民の両陣営を、永田町から吹く「風」が揺るがせている。
公示日の24日朝、徳島市の藍場浜公園で拍手がわき起こった。出陣式を終えた民主新顔の吉田益子候補(50)は、動き出した選挙カーから身を乗り出し、両手を振った。
「仙谷官房長官のおひざ元で、負けるわけにはいきません」。選挙カーから呼びかける運動員の女性の声が、ひときわ高くなる。沿道に出て手を振る人、足を止めて振り向く人。運動員は、反応の良さに「鳩山さんの時と全く違う」と思った。
1カ月前、鳩山政権の時は「政治とカネ」や「普天間基地移設」の問題でどん底だった。党の広報車から「民主党です」と呼びかけると、目をそらす人もいた。
なのに、あっさり風向きは変わった。菅直人首相の誕生後、民主党支持率(朝日新聞社の世論調査)は鳩山時代末期の21%から40%まで回復。仙谷由人氏は官房長官になり、昔からの支持者は「夢がかなった」と盛り上がった。
ところが、1週間余りで32%にダウン。首相が「消費税率10%」を公言した直後だ。「来年、再来年に上がるという話ではございません」。出陣式で、高井美穂県連代表は「火消し」に努めた。
仙谷官房長官が地元入りしたら、有権者はもっと注目してくれるはず。だが、職務上官邸を離れにくく日程が決まらない。
「おひざ元で負けられない」というプレッシャーに耐える陣営。「知名度が足りませんっ」「まだ何の力もない。力をください」。最近、吉田候補は弱みも隠さなくなった。
■
「約束を一向に実行できない」「政治不信の元凶」。25日朝、自民新顔の中西祐介候補(31)は鳴門市の商店街で民主党を攻撃した。「一皮むけたな」。十数年、自民候補の運動員をしている男性(72)は思った。
意識的に相手の批判を始めたのは、菅首相に代わってからだ。新党改革の現職、小池正勝候補(58)と保守票を奪い合う状況に、民主支持率アップと仙谷氏の官房長官就任が重なり、陣営の危機感は一気に高まった。
「首長たちはますます民主に顔を向ける」(選対幹部)。「仙谷票は崩せない」(県連幹部)。「いつまでも『若い』とか『徳島生まれ』とか言っていてもだめだ」と言う人もいる。
投票日までに「辻立ち」千回――。中西候補が立てた目標は、5分の1にも達していない。30分以上、一方的に訴えかける辻立ちは効率が悪いからだ。「それより、少しでも多くの地域に入りたい」と陣営幹部。公示から3日間で、選挙カーは県内の全市町村を駆けめぐった。
激しい逆風。演説する中西候補は、見る人を射抜くような目つきに変わった。
徳島選挙区にはこのほか、無所属の豊川卓候補(79)、幸福実現の竹尾あけみ候補(56)、共産の古田元則候補(62)=いずれも新顔=が選挙戦に臨んでいる。
◇
菅内閣の発足後、徳島の選挙戦に新たな流れが生まれた。激戦の現場から3回にわたって報告する。
7036
:
チバQ
:2010/07/01(木) 21:58:37
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006300003
激戦の構図(中) 組織 動き鈍る自民系
2010年06月30日
候補者の個人演説会で気勢を上げる参加者たち=県内
“自民党支配”を支えてきた組織が萎縮(いしゅく)している。
28日夜、北島町の創世ホール。約220人が集まった演説会を終えた自民新顔の中西祐介候補(31)が、支持者と握手を交わしていく。「よかった」「頑張れよ」。励まされる様子を見ながら、応援演説に立ったベテラン県議は胸をなで下ろした。告知が十分でなかったのに思いの外、人が来てくれたからだ。
3年前の参院選では連日、現職候補の親族を自分の支援者宅や勤め先へ連れて歩いた。集会の告知を欠かさず、「動員」も必ずかけた。それが今回は、候補者と選挙カーに乗ったり、選挙ポスターを配ったりするのが中心だ。「地区の柱となって選挙に力を入れてくれる首長さん、町議さんがそんなにいない」
動きを鈍らせたのは「公認」をめぐる県連の混乱だ。
野党として挑む参院選に「勝てる候補を」と、県連は今年1月に公認候補を公募した。だが、選考に漏れた現職の小池正勝候補(58)と前衆院議員の七条明氏は、選考方法が「不透明だ」と反発して離党。小池氏は新党改革から徳島選挙区に立候補し、七条氏は引退してしまった。
県南部の県議は、支持者から「なぜ現職の小池さんを外すんだ」「一部の人だけで決めたんじゃないか」と批判された。「反発が根強いから『中西をよろしく』と強く言えない」
さらに、来春の統一地方選が自民候補への肩入れに二の足を踏ませる。
この県議は「私の支持者の中には、民主党支持者もいる」と言う。今、「自民」を前面に出して民主支持層を敵に回せば、自分の選挙に影響する。これまでは候補者を呼んで旧町単位で開いていた集会を、今回は1カ所でしか開いていない。
■
「予算」を握った民主党、長い付き合いの自民党。そのはざまで「様子見」をする首長もいる。
政権を取った民主党は、自治体や業界が政府に要望する窓口を県連の「地域戦略局」に一本化。戦略局の事務局長、松崎清治県議は「陳情を政府へ伝えるかどうかは、地域に必要かどうかで判断している。選挙で応援してくれたかは全く別だ」と説明する。
しかし、自民を支援してきた首長の受け止め方は違う。
徳島市の原秀樹市長は、今回の参院選について「民主党が与党になったのだから、中立にならざるを得ない」と話す。自民党県議を4期務め、市長になってからは衆院選徳島1区の自民候補の出陣式であいさつしたこともある。だが今は「物ごいをするわけじゃないが、政策のことで政府にお願いすることも多い」と打ち明けた。
「予算」を奪われたという引け目も、自民党にはある。
6月に山口俊一衆院議員=比例四国=が開いた中西候補の選対会議に、首長を呼ぶのは遠慮した。昨年の衆院選では、地元徳島2区(4市6町)のほとんどの首長が顔をそろえたのとは対照的だ。「次の会議には呼びたい。でも、私たちは野党だからね」。選対幹部は口惜しそうに言った。
7037
:
チバQ
:2010/07/01(木) 21:59:15
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000331007010001
激戦の構図(下) 協力
2010年07月01日
記者会見する自民党県連の竹内資浩会長代行(奥左)と公明党県本部の長尾哲見代表(同右)=県庁
「協力」が、一方で亀裂を深めている。
●自民
29日、県庁で記者会見した自民党県連の竹内資浩会長代行は、顔を真っ赤にして言った。「公明党さんの強い組織力、情熱、政策を頂いて、何が何でも徳島で1議席を勝ち取りたい」
徳島選挙区の自民新顔、中西祐介候補(31)と、比例の公明現職、谷合正明候補(37)の後援会同士が選挙協力する――。連立を解消した公明党は、推薦や支持は出さない方針を決定。各県で独自に工夫することとなった。このため、党ではなく後援会が協力するという「裏ワザ」が各地で採用されている。
選挙区の自民候補が公明から支援を受け、代わりに「比例は公明へ」と訴えるバーター(交換)。10年にわたり続いてきた選挙協力の形だ。
4月下旬。竹内会長代行は、公認が決まったばかりの中西候補と公明党県本部を訪れた。「協力をお願いしたい」。こう切り出した竹内会長代行に、長尾哲見代表は明確な回答を避けた。後藤田正純県連会長や後援会長も、公明の県本部や創価学会に働きかけた。「10年間の連立の信頼関係は重い。お互いの誠意を確認しあいたい」。後藤田会長は取材に話していた。
事態が動いたのは5月末。四国ではいち早く、高知で後援会の協力を模索し始めた。6月下旬、徳島でも公明側が協力を打診した。
ところが、自民には頭の痛い問題があった。県内外で社会福祉法人を展開する現職の中村博彦候補(67)が比例に立候補し、公明と協力すれば中村候補を切り捨てることになってしまう。
選挙区での立候補を希望していた中村候補は、県連が公募で公認候補を選ぶ方針を決めたことに反発。比例に切り替えたが、選挙区の中西候補と手を組む様子はない。
だが、ここ1カ月足らずの間に何が起きたか。民主党は菅内閣の発足で支持率を上げ、徳島選出の仙谷由人氏は官房長官に就任。中西陣営の危機感を一気にあおった。選対関係者は「中村さんとの協力にとらわれて、取れる票を取れなかったら意味がない」と言う。公明との協力を選んだのは、必然だった。
記者会見に同席した公明党県本部の長尾代表は強調した。「推薦と変わらない」「事実上の選挙協力だ」
中村候補がいる中できちんと協力できるのか。記者の質問に、自民党県連の竹内会長代行は言葉を選びながら答えた。「あくまで後援会同士の協力」「ぜひ中村先生には地元の候補者として当選して頂きたい」
「裏ワザ」を伝え聞いた中村陣営の幹部は言った。「筋が通るわけがない。亀裂が入ったまま選挙が終わり、しこりが残ることになる」
●他党
徳島選挙区ではこのほか、国民新党が民主新顔の吉田益子候補(50)を推薦。国民新党の支持母体で、郵便局長やOBらの政治団体「郵政政策研究会」四国地方本部の宮内隆行事務局長は、「次の臨時国会で何としても郵政民営化の見直し法案を通してもらいたい。吉田候補は田舎での郵便局の大切さがわかり、見直しを進めてくれる人」と話す。社民党県連合も吉田候補を独自に支援している。
7038
:
チバQ
:2010/07/01(木) 22:03:13
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006300002
選挙協力へ 自民・公明協定
2010年06月30日
参院選徳島選挙区(改選数1)の中西祐介候補(31)=自民=と、公明党が比例区で擁立した現職の谷合正明候補(37)の両後援会が29日、選挙協力のための協定を結び、相互支援を決めた。公明側は「協定は党が出す推薦と変わらない」と説明している。
この日、自民党県連の竹内資浩会長代行と公明党県本部の長尾哲見代表が、それぞれの後援会の代表世話人として発表した。協定書では「相互の支援を約する」と明記し、着実な財政再建や少子化対策の推進などを盛り込んだ三つの基本姿勢に合意した。
公明党県本部には現職の小池正勝氏(58)=新党改革=からも推薦依頼があったが、党本部の意向でどちらも推薦しないことを決定。その上で「自民との長年の信頼関係を大事にしたいというのが大方針」として、中西氏の後援会との協定締結を選んだ。
自民側は「(自民の)比例候補に地元出身者がいることに配慮する」として、選挙協力は党としてではなく、あくまで後援会レベルで進めていくことを強調した。
7039
:
チバQ
:2010/07/01(木) 22:05:00
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100701ddlk22010201000c.html
参院選’10静岡:民主が社民と選挙協力 静岡選挙区に限り県連合意 /静岡
民主党県連(牧野聖修会長)と社民党県連(桜井規順代表)は30日、参院選(7月11日投開票)の静岡選挙区(改選数2)で、選挙協力することで合意したと発表した。比例区での協力関係はなく、社民党県連は民主党県連が推す現職、藤本祐司氏(53)を選挙区で支援することになる。
県庁で記者会見した民主党県連の岡本護幹事長によると、公示前日の23日、牧野会長と岡本幹事長と桜井代表が市内で会談し、28日に決定した。
桜井代表が、▽不公平税制の是正▽沖縄に負担をかけない米軍普天間飛行場の移設▽憲法9条の擁護−−の3点で政策協定を要請。民主党県連が受け入れた。
桜井代表は毎日新聞の取材に、今回の狙いについて「沖縄選挙区に立候補している社民党候補を民主党が支援するきっかけにしてほしい」と話した。社民党県連は県内に7人いる同党市議を中心に、選挙活動を支援するという。【平林由梨】
7040
:
チバQ
:2010/07/01(木) 22:10:29
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000441007010001
選挙区並み戦術 比例区「ご当地」柴田陣営
2010年07月01日
比例区候補、柴田氏のポスター掲示場。選挙区と異なり、掲示場所の公的な制限はない=高岡市内
ポスター県内集中「県外に外す」
全国の有権者からの投票で当選を決める参院選比例区で、地元の支持基盤中心に活動する「ご当地型候補」。小矢部市選出の前県議、みんなの党の比例区候補柴田巧氏(49)は、支援の全国組織が全くなく、「県外には一歩も出ない」と宣言しての局地戦を展開している。(八田伸拓)
小矢部川が蛇行する、のどかな水田地帯にある選挙事務所。渡辺喜美代表の人形が置かれた入り口付近に、「投票は個人名で」と呼びかける幟(のぼり)が林立する。陣営のアピールポイントは、「地元候補を国政に」「砺波地方で長年続いた議席の死守を」「県内ただ一人の比例区候補を落とすな」の3本柱。県内に、もう一つの選挙区があるかのような選挙スローガンだ。
全国規模の選挙戦を想定して、選挙区候補の実質20倍以上を張れるポスターや、2倍配布できる選挙ビラは、すべて県内に集中。ビラの大半は県東部の全世帯に配布し、それとは別に比例区の制度の説明と個人名投票を依頼するものを県西部向けに製作した。演説会などで手渡しする名刺サイズ版もつくるなど、あの手この手でローカルな選挙戦に徹している。
しかし、「相手が見えず、どうにも不安な選挙」と幹部らは戸惑いを隠さない。
比例区での党の公認候補は23人。「超有名人は見あたらないが、議員や首長、ジャーナリストの経験者ら玄人受けする人物が目立つ」と陣営幹部。個人名での得票順に当選する仕組みだが、「当落は他党の候補とではなく、同じ政党の仲間と争う皮肉な戦い」と柴田氏は分析する。
最近の政党支持率から、「比例区での党の獲得議席は5議席程度では」と渋谷武選対本部長。選挙区と違い、直接票を奪い合うことがないほか、ネット選挙が解禁されなかったことで、他陣営の活動ぶりや得票状況などは格段に把握しづらいという。
富山選挙区では、みんなの党の公認候補がおらず、党内での連動もない。その分、同選挙区の他党候補の支持者に比例区での協力を呼びかけられるが、「複数の政党候補にまたがると内部に亀裂が生じかねない」などとの慎重論も根強い。
2001年から非拘束名簿式を導入した参院選比例区は、全国区時代など以前の制度と比べ、当落ラインが大幅に下がったとされる。陣営からは「7万票くらいで当選圏入り」との見方も出たが、政党名と個人名の比率は、党の取り組みや各陣営の徹底の仕方次第で大きく異なる。
そのため、政党を軸にした制度にもかかわらず、陣営は候補者名の呼びかけを徹底。「政党名を言うと、どこかで有権者に刷り込まれ、そのまま投票用紙に書かれるのが心配」とし、2台の選挙カーによる街頭宣伝などでも極力伏せる戦術だ。
「党名での投票は政党の議席の上積みになるが、候補者名で投票すれば、議席と当人の当選の両方に貢献できる」と、幹部らは支持者への徹底に余念がない。
7041
:
チバQ
:2010/07/01(木) 22:12:26
>>5420
なにものなんですかね?
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100701-OHT1T00045.htm
特製の演説カーで大川総裁“湯〜説”
足高氏を“入浴応援”した大川興業の大川総裁(右) お笑い集団「大川興業」の大川豊総裁(48)が30日、足高慶宣氏(56)=たちあがれ日本・比例=を“入浴応援”した。
東京・新宿の都庁前で、移動入浴車「石原裕次郎号」とともに演説する足高氏を激励。同車は芸能事務所「石原プロモーション」が1995年の阪神・淡路大震災の救済目的に寄贈したもので、新潟沖地震などで使用後に足高氏が引き取った。
街宣車として警察に申請したが「8ナンバー(特種用途自動車)」のため許可されず。親交が深い足高氏とパンツ一丁で浴槽に入った大川氏は「救済する車のように、夏の暑い日に困ってる人たちのために足高さんも活躍して」と話した。
7042
:
チバQ
:2010/07/01(木) 22:13:15
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100701-OHT1T00047.htm
松山千春、4日に都内で初応援演説
新党大地の鈴木宗男代表(62)の盟友で、同党の名付け親でもある歌手・松山千春(54)が4日に自身初となる東京都内での応援演説に乗り出すことが30日、分かった。
昨年の衆院選で落選し今春まで同党の代表代行を務め、今参院選では民主党比例代表の八代英太元郵政相(73)の応援に入る。当日は午後4時から有楽町マリオン前で、鈴木氏とともに演説する。松山が都内で演説するのは初めて。
松山は「自分たちは客寄せパンダ。八代さんの声を聞きにきてください」。松山が持ち歌を披露する可能性もあり、鈴木氏は「北海道が誇る千春&宗男のコラボを東京のみなさんにアピールしたい」と気合十分だ。
7043
:
チバQ
:2010/07/01(木) 22:32:05
http://www.niigata-nippo.co.jp/senkyo/sanin2010/localnews/13136.html
あちこちに”青い陣営”
3候補使用、有権者困惑
あれ、どっちの陣営?
運動員がそろいのユニホームを着る姿は選挙でおなじみだが、今回の参院選で県内の現職、新人候補は無地の青いシャツの色が全く同じ。さらに、やや明るい青色をイメージカラーにした別の陣営もあり、街頭の有権者は「さっきも来たんじゃない?」と見分けがつかない様子。
「前回もこの色を使ったし、イメージとして定着している」と強調するのは現職の陣営。同じ青色を使う新人の陣営では「候補の清新さ、フレッシュさを表すマリンブルー。人柄にもぴったり」と説明する。
2陣営からは「既製品のため、色の違いが出ないので仕方ない」とあきらめの声も漏れる。ほかの色も使って差別化を図っている。
サッカー日本代表のチームカラーでもあるブルー。W杯で躍動した岡田ジャパンのように有権者の心をつかめるか―。
新潟日報2010年7月1日
7044
:
チバQ
:2010/07/01(木) 22:32:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100630-OYT8T01137.htm
口蹄疫に3陣営苦慮
選挙カーに消毒車同行/事務所に消石灰200キロ
選挙戦による口蹄疫(こうていえき)の感染拡大を防ぐため、宮崎選挙区(改選定数1)に立候補している3人の陣営は、それぞれ趣向を凝らした防止策に取り組んでいる。消毒用の車や大量の消石灰を用意する陣営もあり、口蹄疫への配慮をアピールして、支持拡大につなげようとする狙いも見え隠れする。
自民党現職の陣営は、食用の酢を一升瓶で数十本購入した。水で約250倍に薄めて専用タンクに入れ、消毒用トラックに積載。トラックを選挙カーに随行させ、街頭演説する路上などにまいて消毒している。
ほかに、消毒用マット一巻き(幅1メートル、長さ約30メートル)、噴霧器2台、霧吹きスプレー十数個など。選挙カーも県北、県央、県南用と3台を用意し、遊説ごとに使い分けて、感染拡大を防ぎたい考えだ。
こうした資材の中には、支援者が持ち寄ったものもあり、要した経費は数万円にとどまる。ただ、「消毒トラックのガソリン代は陣営の負担。運転手や消毒要員なども自前で確保しなければならない。人繰りは大変」と幹部は打ち明ける。
民主党新人の陣営は、数百円の霧吹きスプレー6個、農業用の噴霧器2台(1台約6000円)、事務所前などにまく消石灰200キロなどを用意した。うち、霧吹きスプレー4個と噴霧器1台を選挙カーに載せ、車内外のこまめな消毒を心がけている。選挙事務所入り口の消毒マットは、10枚を数千円で購入した。
10キロ用意した炭酸水素ナトリウムは、40グラムを1リットルの水で溶かし、消毒液として使っている。ただ、多用すると、金属がさびやすくなるため、遊説後、ガソリンスタンドで選挙カーを水洗いするのが日課になった。
陣営幹部は「水洗いは大変だが、感染拡大防止のためには労はいとえない」と言う。
共産党新人の陣営は、事務所入り口に消毒マットを敷き、選挙カーに消毒液の霧吹きスプレー1個を積んでいる。
候補は「感染が発生した地域には出向かない。それ以外の場所で、訴えるべきことを訴えるだけ」と淡々と話す。
当初は、発生地の近くを通過する際はマイクの音量を下げる方針だったが、音自体を出さないことにした。地元支援者らの助言を受けて変更したという。
(2010年7月1日 読売新聞)
7045
:
チバQ
:2010/07/01(木) 22:36:48
http://www.sanspo.com/geino/news/100701/gnj1007010502007-n1.htm
選挙特番 日テレは紳助、TBSはたけし
2010.7.1 05:01
7月11日の参院選投開票を速報するフジテレビ系「FNN 踊る大選挙戦2010」(後7・58)の記者会見が6月30日、東京・台場の同局で行われた。総合キャスターに安藤優子(51)&高島彩アナウンサー(31)、コメンテーターに木村太郎氏(72)ら同局報道を代表する豪華布陣が勢ぞろい。タレントも起用する民放他局に、安藤は「スピード、機動力で圧倒的な差を」とプロ魂を燃やしていた。
フジテレビ以外の民放各局の参院選選挙特番の“顔”も決まった。
★NHK
「参院選2010開票速報」(後7・55〜深夜4・30)。総合司会は1日発表
★日本テレビ
「ZERO×選挙2010」(第1部=後7・58〜11・40、第2部=後11・55〜深夜2・0)。1部の司会は島田紳助(54)と村尾信尚=(54)=(2部も担当)。2部のナビゲーターは櫻井翔(28)
★TBS
「乱!参院選2010」(5部構成)。1部(後7・57〜9・30)と2部(後9・30〜11・10)のメーンキャスターは堀尾正明(55)、スペシャルコメンテーターはビートたけし(63)
★テレビ朝日
「選挙ステーション2010」(第1部=後7・57〜深夜0・30、第2部=同0・30〜3・30)。1部の司会は古舘伊知郎(55)と赤江珠緒(35)、2部の司会は田原総一朗(76)
★テレビ東京
「池上彰の選挙スペシャル」(後7・54〜10・24)。総合司会は池上彰(59)。第2部(後10・24〜11・54)MCは小谷真生子(45)
http://www.sanspo.com/geino/news/100628/gnf1006280505000-n1.htm
ロンブー淳、開票特番司会で政界進出の布石?
2010.6.28 05:03
お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(36)が、7月11日の参院選で文化放送の開票特番キャスターを務めることが27日、分かった。
番組は「ロンドンブーツ1号2号 田村淳の選挙クラブ〜あなたの本音をぶつけてください!」と題し、午後7時40分から深夜零時半まで約5時間、ツイッターも駆使しながら放送する。
選挙特番の司会は初挑戦になるが、淳は「政治に興味がない人にも、わかりやすく伝えられるように頑張ります」と大張り切り。これまで「将来は国政を目指す」と幾度となく公言しており、政治家転身への第一歩となるのかにも注目が集まりそう。
番組では菅直人首相(63)ら各党党首と中継を結ぶ予定で、同局の大河原聡編成部長は「党首クラスを相手に、1トップのキャスターとして本田圭佑選手ばりの鋭いシュートやフリーキック、絶妙のパスで縦横無尽に立ち向かってくれると思う」と大きな期待を寄せる。
淳は2008年秋から司会を務める同局情報番組「NewsCLUB」(日曜前7・0)で、積極的に政治の話題を取り上げている。昨年10月の公開収録では「いきなり国政ではなく、地元から出ていく」などと、出身地の山口・下関市議を出発点に、国政を目指す具体的プランをぶち上げ話題になった。特番内で各党から、次期衆院選などへの出馬を直接口説かれる場面もある?
7046
:
いなばやま
:2010/07/02(金) 00:00:32
>>7040
選挙カーが本気でうるさいです。
選挙区の候補より回っています。
衆院選の時、みんなの推薦を断って
綿貫後援会に頼ろうとした柴田に「みんなの党」の精神が分かっているのか
疑問ですが、私の親戚が彼の強力な支援者で
入れろ、入れろとうるさいです。
7047
:
かわいそう
:2010/07/02(金) 01:22:32
火災:青木愛議員の母経営、保育園全焼−−南房総 /千葉
7月1日11時59分配信 毎日新聞
29日午後8時半ごろ、南房総市千倉町北朝夷の私立「ゆうひが丘保育園」から出火、木造平屋建て園舎約375平方メートルが全焼した。けが人はなかった。同園は民主党の青木愛衆院議員(44)=東京12区=の母(73)が経営しており、青木議員も当選前に一時、勤務していたことがある。
県警館山署によると、近所の住民から119番があった。出火当時は無人で、配電盤から漏電した可能性もあるとみて調べている。【荻野公一】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100701-00000082-mailo-l12
7048
:
ソーゾー君
:2010/07/02(金) 09:53:02
選挙の手順以下の通り
①選挙区に民主党候補が居て国民新党・小沢派の候補が居ない時は民主党で比例も民主党
②選挙区に小沢派が居たら小沢派で比例も民主
③選挙区に国民新党候補が居て前原一派が居たら国民新党で比例は民主
④選挙区に国民新党候補が居て小沢派が居たら小沢派で比例も民主
何故民主党に勝たせなければならないのか?
①小沢派は今回の選挙で勝って9月の代表選挙の勝つ為に沢山の候補を立てている
9月の代表選挙に勝つ為に大勝させる必要がある。
②民主党の前原一派の幹事長が過半数割れしたら公明党やみんなの党と連立を組むと言っているから
(民・公・皆連立と言う最悪にシナリオにしない為w)
③民主党が過半数割れし国民新党が躍進しても100%民・国連立が破棄される(国民新党が出て行く)
④小沢は幹事長=選挙担当ですから沢山の候補を擁立しています「民主候補=小沢派」と認識しても良い。
⑤民主党の選挙区候補61名の内49名が国民新党推薦議員である(郵政民営化反対派)
何故国民新党が離党するのか?
「過半数割れしたら前原一派の現幹事長の公約通り②の民・公・皆・国連立が組まる」
「①の9月の代表選挙で公・皆の圧力で100%小沢派が負ける」
「小沢派が敗れたらマニュフェストが増税路線に書き換えられ民・国連立は破棄される」
比例は国民新党では何故だめなのか?
①国民新党の比例候補は7名です、躍進しても僅か7議席だからです。
②例えば国民新党比例が5千票獲得しても7議席増えるだけなのです。
(民主党比例は45名です)
何故独立党案の「民主党の過半数を割らない程度のチョイ勝ちではダメなのか?
①チョイ勝ちだと選挙後に東京地検が「選挙違反がありましたw」と言って民主党議員を潰すから
(大勝させれば効果なしw)
7049
:
とはずがたり
:2010/07/02(金) 12:10:29
>>7046
ちわっす♪
親戚はやっぱり小矢部とかあの辺の人ですかね。
富山県西部を固めて勝とうという腹ですね。
7050
:
名無しさん
:2010/07/02(金) 12:44:12
そう言えば、上市(2区)で柴田のポスターを見たことがある
よくまあ、こんな所まで手が回ったもんだ、と思っていたけど
その後のニュースで去年、自民党を離党した酒井真次が柴田支援に回っていることを知って納得した
他にも、場家茂夫や向井英二
県内の非自民保守系が一致して柴田支援に動いている印象
本来ならば、民主がこの辺りを取り込まなければいけないんでしょうがね
この日の富山市での初の集会には、無所属の酒井真次、場家茂夫両県議が顔を見せ、激励した。柴田氏は「富山で生まれ育ち、富山の実情が分かるものを国政に送ってほしい。県東部でもしっかりアピールしたい」と述べ、脱官僚や地域主権、生活重視の同党の基本方針を説明した。ほかの比例候補のように全国を飛び回ることなく、富山をベースに選挙戦に臨む。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100520/16879
7051
:
とはずがたり
:2010/07/02(金) 12:54:19
>>7050
有り難うございます。なんと,非民主非自民保守結集的な存在に成ってるんですねぇ。
酒井は09/03の「今後は無所属議員として非自民勢力と行動を共にする考え」の表明を維持してるんですな。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8320
彼ら選挙区は誰をやってるのでしょうか?
7052
:
名無しさん
:2010/07/02(金) 14:56:10
情けないなぁ…
> 仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「1対8で話すと民主党批判一色になる。対応する方は大変だ。党首討論的にやってもらえればいいと思う」と述べ、与野党党首が1対1で議論する場を設けることが望ましいとの考えを示した。
こういう事自分たちが野党時代に与党に言われてたら受け入れてたんだろうな?
自分が与党だからって何ふざけた事言ってんだ。
国会討論は与野党の立ち位置も時間配分も選挙の結果の勢力に基づくもんだからまだ判る。
それとも衆議院や前回の参院選の結果に基づいて参議院のテレビ出演の時間配分しろとか言うつもりなのかね?
もういっそ民主抜きの八党でやったらどうだろう。
無論民主の席はきちんと用意して「菅さんは一対一じゃなきゃやだと言われて欠席されてます」とかテロップ流す。
本人が望んだ通りだろ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100702/plc1007021143003-n1.htm
菅首相、与野党9党首討論のテレビ出演拒否 「1対8なら吊るし上げになる」と逃げる
2010.7.2 12:16
このニュースのトピックス:菅首相
街頭演説で支持を訴える菅首相=2日午前、富山駅前街頭演説で支持を訴える菅首相=2日午前、富山駅前
菅直人首相は2日午前、富山市で街頭演説し、参院選期間中に民主党代表としてテレビ出演する際の条件について、「最近、菅は『議論を避けている』と野党が言っているが、とんでもない。いつでも1対1の真剣勝負ならやる。1対8の議論は議論ではない。下手をすると吊るし上げになる」と述べ、与野党9党首による議論を拒否する考えを示した。
これに関連し、仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「1対8で話すと民主党批判一色になる。対応する方は大変だ。党首討論的にやってもらえればいいと思う」と述べ、与野党党首が1対1で議論する場を設けることが望ましいとの考えを示した。
自民、公明、共産、みんなの党の野党4党は先月30日、菅首相が参院選期間中のテレビでの党首討論を避けているとして、出演に応じるよう民主党に申し入れていた。
7053
:
名無しさん
:2010/07/02(金) 19:35:22
本紙参院選意識調査/自民復調、民主追う 投票先4分の1が未定
日本農業新聞は1日、本紙読者を対象に行った「参院選意識調査」結果をまとめた。参院選の投票先は、選挙区が自民党36.5%、民主党29.8%、比例区が自民党31.2%、民主党25.8%で、いずれも自民党が民主党を上回り、復調傾向にあることが浮き彫りになった。参院選の勝敗を左右する29の1人区を中心に、農村票の動向が選挙結果に影響を与えそうだ。ただ、投票先を決めていない全体の4分の1の動向次第で情勢が変わる可能性もある。菅内閣の支持率は53.1%だった。(選挙取材班)
調査は6月22〜29日、本紙農政モニター1030人を対象に郵送で行い、882人が回答した(回答率85%)。専業農家39%、兼業農家41%、その他20%で、男性62%、女性38%だった。
・・・(詳しくは日本農業新聞紙面をご覧ください)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp//modules/bulletin/article.php?storyid=4039
7054
:
名無しさん
:2010/07/02(金) 20:16:37
>>7046
みんなの党の推薦をうけている
嘘を書くな
7055
:
名無しさん
:2010/07/03(土) 00:58:47
#eravoteで検索すると幸福実現党と創新党がちょっと目立つなぁ……。
7056
:
名無しさん
:2010/07/03(土) 08:45:45
いずれも大本営発表ではあるが、菅は1ヶ所で2500人、谷垣は3ヶ所で2500人
街頭演説は戦略の違いを見せた。首相は、JR富山駅前のCiC前広場1カ所に2500人(陣営発表)を集め、規模と熱気で道行く人に党の人気の高さをアピール。谷垣氏は、ウイング・ウイング高岡前、JR富山駅前のCiC前広場、富山市のグランドプラザ前と3カ所で街頭演説。計2500人(陣営発表)を集め、「自民王国」の票の掘り起こしを狙った。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100703/19816
7057
:
かわいそう
:2010/07/03(土) 11:12:21
>もういっそ民主抜きの八党でやったらどうだろう。
無論民主の席はきちんと用意して「菅さんは一対一じゃなきゃやだと言われて欠席されてます」とかテロップ流す。
それは正しい。
7058
:
平野貞夫氏告発
:2010/07/03(土) 12:52:24
小沢氏の秘書逮捕は森英介法相の指揮権発動だった 平野貞夫氏告発
http://www.youtube.com/watch?v=QT7Yple9NS8
7059
:
平野貞夫氏告発
:2010/07/03(土) 12:54:35
ついでに。こんなのもあるぞ。
みんなの政見放送に絶句。渡辺ミッチーJr.「郵政の株式売却してカネ作る」
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/670.html
7060
:
名無しさん
:2010/07/03(土) 13:03:02
そういうの貼り出すと何でもありになるんでやめましょう
7061
:
チバQ
:2010/07/03(土) 21:57:25
>>4011
みんなの党:大嶋幸治が新宿で演説していたが、党内の肩書きがすごい
「参議院比例がんばる日本支部長」
何ツー名前じゃってことで調べてみた
小野次郎は参議院比例風林火山支部長
宮越馨は参議院比例農都共生支部長
7062
:
名無しさん
:2010/07/03(土) 22:04:19
>>7061
直感的に楽天銀行の支店名を連想した
ジャズ支店
ロック支店
サンバ支店
ちなみに、私が利用しているのはリズム支店
そう言えば、みんなの党には楽天の元執行役員て肩書きの候補がいたっけな
7063
:
神奈川一区民
:2010/07/03(土) 22:10:06
【政治】 たちあがれ日本 参院選比例代表に擁立した足高慶宣氏を除名
たちあがれ日本は3日、参院選比例代表に擁立した足高慶宣氏を除名したと発表した。
比例名簿からの削除に向け、総務省に対する手続きも開始した。
同党によると、足高氏は尖閣諸島への渡航を計画し、渡航の際に法律に反する可能性もあるから、としている。
時事通信 (2010/07/03-20:37)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010070300309
7064
:
名無しさん
:2010/07/03(土) 22:30:14
意外にも六位に民主・土田博和の著書
他はみんな党首級。静岡ならまだしも、京都で。なぜ?
政治家本の売れ行き低調
参院選 スター不足も
参院選の投票日を間近に控える京都や滋賀の書店で、政治家の著書の販売が振るわない。政権交代がかかった昨夏の総選挙で大きく動いた政治関連書籍も、今年はサッカーW杯の影響などもあり、関心はやや低め。書店では専門コーナーの設置などで有権者の注目度を高めようと躍起になっている。
大垣書店四条店(京都市中京区)では、政治関連書籍コーナーを設置。政治家の著書の売り上げは菅直人首相の「大臣」が最も多く、みんなの党の渡辺喜美代表の「『みんな』の力」が次ぐ。
ただ目立つのはその2冊ほど。仕分け作業で知られる民主党・蓮舫行政刷新相の「一番じゃなきゃダメですか?」、総裁選で敗れた自民党・河野太郎氏の「私が自民党を立て直す」、自民党を出た新党改革・舛添要一代表の「日本新生計画」と続くが、総じて販売数は少ないという。
店舗では、選挙自体に関心を高めるために今、売れ筋の池上彰さんの「あした選挙へ行くまえに」(河出書房新社)など、分かりやすい解説本を前面に押し出した。幕末ブームに「奇兵隊内閣」を目指す菅首相の著書の横には高杉晋作の関連本も置き、相乗効果で販売に工夫を凝らす。
赤井良隆店長(38)は「昨夏は政権交代で関心の高かったが、今年は政治家の著書の発行自体も少なめで厳しい状態。小泉さんが首相の頃は所信表明演説で有名になった『米百俵』(山本有三)に注文が相次ぎ対応しきれなかったほど。今は政治家もスター不足では」と話している。
◆政治家著書コーナーの主な売れ筋ランキング
(大垣書店全店の6月1日ー28日の販売)
1 大臣 菅直人(岩波書店)
2 「みんな」の力 渡辺喜美(宝島社)
3 一番じゃなきゃダメですか 蓮舫(PHP研究所)
4 私が自民党を立て直す 河野太郎(洋泉社)
5 日本新生計画 舛添要一(講談社)
6 民主党選挙のヒミツ 土田ひろかず(洋泉社)
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20100703000080
7065
:
名無しさん
:2010/07/03(土) 22:41:52
>>7064
反民主の人たちがタイトルに惹かれて買っているのではないでしょうか。
7066
:
名無しさん
:2010/07/03(土) 22:51:13
>>7065
なるほど。
確かに、タイトルだけなら内幕暴露ものかと。
ちなみに、アマゾンの「内容紹介」だと、こんな感じ。
この一節が良い「一年で二度参院選を戦う男」w
「身体検査」って何をするの?
ドブ板、 選挙資金、スキャンダル対策……、
現役参議院議員が明かす民主党選挙の舞台裏!!
党幹事長に嫌われたらホントに立候補できないの!?
民主党の候補者ってどうやって決められるの?
ちゃんと「身体検査」とかされているの?
支持団体と公認候補の関係ってどうなっているの?
スキャンダル攻撃をする「裏選対」ってホントにあるの?
「政権交代」の追い風で当選するも
議員生活半年あまりで再び選挙……、
“一年で二度参院選を戦う男”が語る選挙の真実!
7067
:
チバQ
:2010/07/03(土) 22:59:14
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100629ddlk07010085000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/1 民主党 /福島
◇与党の武器、凶器にも
公示直前の20日。民主党県連代表を務める玄葉光一郎衆院議員(46)=福島3区=が、党政調会長と公務員制度改革担当相就任後、初めてお国入りした。地元の田村市と須賀川市で国政報告会を開く前に、足を踏み入れたのはいわき市だった。街頭演説したJRいわき駅前には、約100人が集まった。
今回の参院選比例代表に出馬した元党県連幹事長の中村秀樹氏(47)と並んで演説を始めた玄葉氏はこう切り出した。「いの一番にいわきに来た。中村さんのため。浜通りから国会議員を出そう」。いわき市は中村氏の地盤だ。ある民主党県議は「玄葉さんと並んだだけで『彼が応援している人だから投票しよう』と思われるはず」と効果に期待する。
党県連は党本部の意向に従い、今回初めて福島選挙区(改選数2)で、新人の岡部光規氏(41)と現職の増子輝彦氏(62)の2人を擁立。加えて、比例代表の県連の重点候補として中村氏を担ぎ出した。
中村氏と岡部氏の新人2人にとって「知名度不足」は最大の悩みだ。そこで菅内閣の発足で全国的によく知られるようになり、若くてクリーンなイメージの玄葉氏が頼りの存在となった。政権交代の一つの恩恵だ。
県連は7月にも、玄葉氏を応援のため福島市に呼ぶ。3人の公認候補も一緒に演壇に立つ予定だ。「党内で最も応援演説の依頼を受けたようだが、何とか来てもらうことになった」と、党県連の安瀬全孝幹事長はほっとした様子だ。
◇ ◇
「鳩山内閣が短命に終わり申し訳ない」「菅内閣発足で支持率はV字回復したが、甘んじている場合ではない。今度こそ覚悟を持って政権運営しなければならない」。公示日の24日、増子氏は福島市内での第一声で、声を張り上げた。
これまでの地元講演会では、地域経済活性化など副経産相としての実績を披露してきた。しかし、この日は控えめだった。選対幹部は「与党としての成果を強調し過ぎると押しつけがましくなる。候補本人も気を付けているのだろう」と話した。
安瀬幹事長は今回の選挙で、「与党として政策実現可能な政党であることを訴えるだけ」と説明する。一方で「企業や団体を動員する選挙はしない。圧力と受け止められて必ず行き詰まる」と自戒する。与党としての力をアピールしながら、その「武器」が「凶器」にならないよう注意を払う。
× ×
参院選は中盤戦を迎え、各候補が激しい舌戦を展開している。政権交代によって、各党それぞれの選挙運動にも変化が表れている。各陣営の動きと思惑をリポートする。=つづく(この企画は種市房子、関雄輔、神保圭作、和泉清充が担当します)
7068
:
チバQ
:2010/07/03(土) 22:59:49
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100630ddlk07010255000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/2 自民党 /福島
◇団体離れと分裂の懸念
「少ないな。総裁が来るのに」。20年来の自民党支持者という女性(65)がつぶやいた。19日にJR福島駅東口で谷垣禎一総裁を招いて開かれた党の街頭演説会。福島選挙区(改選数2)に自民から出馬した現職の岩城光英氏(60)も宣伝カーに上がり、公示前の貴重なアピールの場とするつもりだった。主催者発表で聴衆は約500人。昨夏の衆院選で、当時の麻生太郎首相が訪れた際、倍以上が歩道を埋めた光景からすると、寂しさは否めなかった。
斎藤健治・党県連幹事長もマイクを握った。「あらゆる会場で手応えを感じている。しかし、自民党の公認が1人に絞られたからと油断してはいけない」と声を張り上げ、懸命に支持者を引き締めた。
民主党県連が新人の岡部光規氏(41)と現職の増子輝彦氏(62)の2人を擁立したのに対し、自民党県連は今回、一時は議席独占を狙って2人擁立を検討したが、結局は見送った。その代わり「50万票でトップ当選」を至上命題に掲げた。しかし、県連内でも現状なら04年に獲得した40万票も厳しいという見方が強い。主因の一つが、業界団体の変化。以前は政権与党としての自民党候補のみ推薦していた団体が、政権交代後に民主党の応援にも乗り出した。
◇ ◇
岩城氏陣営には、地元・いわき市の自民党支持者の票を固められるかも気掛かりだ。有権者28万人を抱える県内最大の票田。同市で市議と市長を務めた岩城氏の名前は浸透しており、大量得票が見込めそうにも思える。
しかし、党県連内が分裂した昨年9月の市長選が影を落とす。初当選した渡辺敬夫氏(64)は、地元の坂本剛二前衆院議員(65)が支援。一方、岩城氏は現職だった櫛田一男氏(72)を推して敗れた。加えて、昨年の衆院選で、坂本氏と福島5区の公認を争って結局3区に回った吉野正芳衆院議員(61)=比例東北=は、岩城氏とは町村派の同士とされる。
岩城氏にとって坂本氏はいわば「味方の敵」。同市内の自民党関係者には「坂本さんが本気で保守票をまとめるのか」と懸念する声もある。ある党県議は「いろいろあったが、坂本さんも今回はきちんとやるはず」と打ち消した。
◇ ◇
岩城氏は「野党になって3倍は選挙区内を歩く時間ができた。無党派層を取り込むいい機会になった」と手応えを強調する。一方、「公認が1人になった時点で、トップ当選は宿命。だが、現状はそんなに易しくない」と危機感もにじませた。=つづく
7069
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:00:24
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100701ddlk07010178000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/3 第3勢力 /福島
◇消費増税、攻撃材料に
「暮らし向きはいかがでしょうか」。参院選公示の24日、福島選挙区(改選数2)に立候補した共産党新人、岩渕友氏(33)は福島市内で選挙カーから有権者に問い掛けた。「消費税の増税は所得の少ない人ほど負担が大きい。許さないという1票を託してほしい」と声を張り上げた。
昨年8月の衆院選で共産は苦戦。比例代表の県内得票は民主党、自民党、公明党、みんなの党に次ぐ5位に甘んじた。県内の選対幹部は「政権交代の潮流にのまれ、政策をまともに聞いてもらえる状況ではなかった」と苦い思いで振り返る。
今回の参院選では、民主と自民の戦いに埋没した衆院選の二の舞いにならないよう、「第3の選択肢」としての存在感を有権者にどうアピールするかが得票増のカギだ。民主の衆院選後の公約達成度や政権運営能力が主要な争点とされていたが、自民などとの主張の違いが明確になりにくかった。
ところが、公示直前になって菅直人首相が「消費税10%」に言及。自民も以前から同様の主張をしており、“2大政党”を攻撃する格好の材料が浮上。反対姿勢の共産の主張を目立たせやすくなった。選対幹部は「消費税に対する有権者の関心は高い。我が党の主張を県民に聞いてもらえる環境になった」と話す。
◇ ◇
みんなの党の渡辺喜美代表は25日、同選挙区の新人、菅本和雅氏(42)と比例代表の新人で元県議の小熊慎司氏(42)の応援のため、JR福島駅前の街頭に立った。「民主も自民も10%と言うのは、シナリオライターが一緒だから」と指摘。財務官僚が陰にいることを批判した。渡辺氏は以前から「役人が身を切ることが先決」と主張しており、福島市でも「役人天国を改革する覚悟があるのはみんなの党だけ」と力を込めた。
新党改革から比例代表に立候補した同党幹事長で現職の荒井広幸氏(52)は、毎日新聞のアンケートで消費税問題について「衆院選後の引き上げ」と回答した。
社民党も消費税の増税には反対姿勢だ。加藤雅美県連幹事長は「低所得者が増えている中で大変な影響がある」と話し、街頭で積極的に訴えていく方針だ。今回は福島選挙区に候補者を擁立しておらず、比例代表の得票アップに懸ける。
公明党も福島では比例代表に運動を集中する。党県本部の甚野源次郎代表は「県内どこを回っても消費税。争点がはっきりして訴えやすい」と話す。「民主、自民の支持率が下がる中、第3勢力として民意の受け皿になる」と語った。=つづく
7070
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:00:58
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100702ddlk07010095000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/4止 業界団体 /福島
◇政局混とん「股裂き」も
郡山市で2月に開かれた朝食会。県内の商工会議所や商店街組合、中小企業団体の役員らが、増子輝彦副経済産業相(62)を囲み、業界の苦しい現状を説明した。当時国会では、小規模企業共済制度や中小企業倒産防止共済制度の対象範囲を拡大させる関連法案が審議中で、早期に国会を通過させるよう要望した。その後すぐに成立したため、ある出席者は「我々のお願いが効いたのかもしれない。直接副大臣に要請できるのは福島県ならでは」と実感した。
経産省は地域経済や中小企業対策の権限と補助金を多数持つ。増子氏は福島県にとっては「おいしい存在」(経済団体幹部)だという。
◇ ◇
かつて自民党候補のみを推薦していた「県商工政治連盟」や「県中小企業政治連盟」など経済系の政治団体が、今回の参院選福島選挙区(改選数2)では、民主現職の増子氏と自民現職の岩城光英氏(60)を推薦している。政権交代が濃厚になった昨夏の衆院選前からの流れだ。
福島商工会議所が母体の政治団体「日本商工連盟福島地区」は、民主新人の岡部光規氏(41)も含めて推薦した。瀬谷俊雄代表世話人(同商議所会頭)は「我々は中立で党派にはこだわらない。状況を理解してくれる政治家を選んだ」と強調する。
しかし、双方を推薦している団体幹部は、この状況を「股(また)裂き状態」と自虐的に表現してこう言う。「政局が混とんとしており、自民党政権に戻った時のことも考えるとこうならざるを得ない」
◇ ◇
一方、県医師連盟は従来通り支援を自民に絞り、選挙区では岩城氏のみを推薦する。同連盟の母体である県医師会の一室には、唐沢祥人日本医師会前会長(68)と、自民から比例代表で出馬した現職の西島英利氏(62)が握手しているポスターが張ってある。今春、日本医師会の会長に就いたのは民主党に近い原中勝征氏(70)。同連盟は「今までの自民の実績を評価した。我々の姿勢は一貫している」と、会長が交代しても支援転向を否定する。
ただ、民主支援にしろ、自民支援にしろ、推薦候補の集会に各団体が所属組織の社員や職員を多数出席させていた以前の状況は見られなくなってきた。代表者が顔を出す程度で、昔の「人も票も出す選挙」の風景とは違う。
ある県議は自戒も込めて言う。「もはや、団体の推薦をもらえば、まとまった票が得られると安堵(あんど)できない。きちんと政策を訴えないと票はつかめない
7071
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:02:30
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100620ddlk42010277000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/上 民主、党内まとまるか /長崎
◇候補予定者発言が火種に
「私にもう6年間、長崎の看板を背負わせて下さい。仕事を続けさせて下さい」
18日夜、民主現職の犬塚直史氏(55)が、得意分野である外交政策に関する著書の出版記念パーティーを長崎市内で開催。集まった約170人の支援者らを前に力を込めた。
鳩山前政権下では「政治とカネ」の問題で逆風が吹き荒れ、民主党は2月の知事選で推薦候補がまさかの大敗を喫した。「『今のままでは応援しない』とずいぶん言われた」と犬塚氏も危機感を募らせていた。
ただでさえ前知事の自民新人、金子原二郎氏(66)に比べて知名度で劣る犬塚氏。「原点に返り、とにかく姿を見せるしかない」と、今年3月から1000カ所での街頭演説を目指し、軽トラックに乗って県内を回る。無党派層の「風」をつかもうと、同月からは簡易型ブログ「ツイッター」での情報発信も始めた。
しかし、ツイッターでは「商店街を歩けば民主党に対するすごい逆風を実感します」「公民館に閉じ込められて30分くらい民主党批判の矢面に立たされた」などと悲観的な内容がつらなった。
それだけに、菅直人首相の就任を「今までは街頭で話をしても電柱が相手。やっと聞いてもらえるようになった」と率直に喜ぶ。
ただ、一方で犬塚氏自身の発言が党内の火種にもなっている。
国営諫早湾干拓事業(諌干)の潮受け堤防開門調査については、犬塚氏は「農業用水や防災の問題に対策を講じたうえでの管理開門に賛成」。一方、県連は「反対」だ。
九州新幹線長崎(西九州)ルートも、県連の「推進」に対し、犬塚氏は「全線フル規格でない新幹線より、島原道路などを優先させるべきだ」。
両方とも、金子氏が知事時代に推進した公共事業。18日のパーティーに参加しなかった民主党県議は「金子さんとの違いを打ち出そうというのは分かるが、『これから選挙だ』という時に、彼の一言一言で腰が折れてしまう」と苦りきった。
犬塚氏は「立場の違う方々が同じテーブルについて話し合い、一歩でも二歩でも(解決に向け)進めるのが政治の責任」と話す。だが肝心の党内の足並みの乱れをどう乗り越えるのか。課題は重い。
■
参院選は24日に公示され、来月11日には投開票を迎える。公示直前の県内立候補予定者の動きをリポートする。
〔長崎版〕
7072
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:03:05
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100622ddlk42010410000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/中 自民、攻勢へ実績強調 /長崎
◇「野党」組織選挙にかげり
「11回やったが、今度の選挙戦が一番厳しい。相手は現職、私は挑戦者。相手は与党、私は野党。こういう戦いは初めてだ」
参院選公示まで1週間を切った18日夜。主戦場となる長崎市で開かれた総決起大会で、自民新人の金子原二郎氏(66)は会場の2400人(主催者発表)を見渡し、畳み掛けるよう訴えた。「私の戦いじゃない。自民を含めた日本の戦い。どういう方向にいくのか。民主に過半数を与えたら大変なことになる」
県議3期、衆院議員5期、知事3期を務めた金子氏。九州新幹線長崎ルート着工などの実績を誇り、知名度は抜群。金子氏推薦を決めた団体も着実に増えている。金子氏は「単に自民党とのつながりではなく、私の知事時代の実績を評価してもらっての結果。これは強みだ」と胸を張る。
しかし、今回は野党としての戦いの厳しさを思い知らされてもいる。かつての自民党は「政権与党」を背景に業界団体を動かし、徹底した組織選挙で勝ってきたが、金子陣営の一人は「団体に推薦依頼しても簡単には出してくれない。こちらは一日でも早く支持固めしたいのに」と嘆く。
特に、家族を含めて14万人を抱える県農政連盟が自主投票を決めたことは「痛い」(金子陣営)。菅内閣では県選出の山田正彦衆院議員が農相に就任。自主投票は与党に配慮した結果とみられる。ただ、一方で「自民の候補者選びでのしこりでは」との見方もある。
候補者選びで「金子氏ありきだ」と猛反発し、席を立った加藤寛治県議は島原雲仙農協組合長も務める。加藤後援会幹部は「今回の県農政連の判断にも影響はあっただろう」。当の加藤氏は「(参院選の間は)夏休みだ」とそっぽを向いたままだ。
さらに、菅内閣発足で民主党支持率は急回復している。金子陣営では「10%台だった内閣支持率が、60%台になるとは」と不安を募らせる。
自民県議は険しい表情で語る。「金子氏の高い知名度の中には金子氏に対する『好き』と『嫌い』が混在する。全く未知数の候補だった、2月の知事選での中村法道氏とは異なる。県農政連が全面支援し、自民県連も一枚岩になった知事選のようにはいかない」。不安が払拭(ふっしょく)される気配はまだない。
〔長崎版〕
7073
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:03:47
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100623ddlk42010482000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/下 共産、手応え/みんな、第3極目指す /長崎
◇共産「追い風に手応え」
長崎市の目抜き通りで共産新人の渕瀬栄子氏(54)は20日、歩行者らに訴えかけていた。「まじめに働けばまともな生活ができる。そんな当たり前の社会を取り戻そう」。参院選で存在感をアピールしたい共産。今回は「風向きが違う」と山下満昭・党県委員長(57)は手応えを感じている。
民主が政権交代を果たした昨年の衆院選では「自民か民主か」という政権選択の間に共産は埋没し、議席獲得に結びつけられなかった反省がある。
しかし、その後の風向きは確かに変わったようだ。事実、1月には松浦市、4月には南島原市の市議選で共産新人議員が誕生。山下県委員長は「米軍普天間飛行場移設問題や『政治とカネ』の問題で鳩山内閣も総辞職し、国民は『民主も自民もだめ』と気付いたのではないか」とみる。
渕瀬氏もそうした流れを感じ、「鳩山さん、小沢さんが辞任しても何も解決していない」と民主政権を批判し、波に乗ろうとする。
だが、山下県委員長の悩みは大きい。「地方で生まれつつあるこうした流れをどう国政に生かせるか。国政に生かすことで、初めて選択肢にもなっていくのだが」。風向きは変わっても、風の強さはまだわからない。
◇みんな「第3極」を目指す
「民主党の化けの皮は、必ずはがれる」。10日、佐世保市内で開いた記者会見。同市議(当時)の中嶋徳彦氏(35)擁立を発表した渡辺喜美・みんなの党代表がほえた。上昇傾向だった党の支持率が、菅直人首相誕生と同時に急落していることへのいらだちが噴き出した。
中嶋氏は、07年の市議選は自民公認で初当選。1期目途中で旗頭を変えた理由をこう語る。「民主はひどい体たらくだが、自民も変われない。昨年の衆院選で国民に『ノー』を突きつけられた。が、その審判を本気で受け止められなかった」。県連上層部には「国民はおきゅうをすえたかっただけ」「民主は自滅する」と現実から逃避する声が多かったという。
みんなは、民主でも自民でもない「第3極」を目指すが、県内に基盤はなく「徒手空拳の戦い」(渡辺代表)。民主関係者は中嶋氏の立候補について「泡まつ候補? それは言い過ぎかな。よく分からない」と影響を図りかねている。(この連載は錦織祐一、阿部義正、下原知広、山下誠吾が担当しました)
〔長崎版〕
7074
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:05:30
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010062902000190.html
<激戦区を行く>静岡 民主“分裂”残るしこり
2010年6月29日
「厳しい、厳しい戦いだが、死にものぐるいで頑張る」。24日、静岡・沼津駅前で行われた出陣式で、民主現職の藤本祐司は鬼気迫る表情で訴えた。
党所属の国会議員や地方議員がずらりと並び、選対本部長で県連会長(衆院議員)の牧野聖修は「2人強引に擁立されたが、この1議席を死守する」と声を張り上げた。
出陣式に駆け付けた連合静岡会長の吉岡秀規は「連合は藤本さん当選にのみ全力を尽くす」と断言した。
民主党の“分裂選挙”となった静岡選挙区。前幹事長の小沢一郎が3月、藤本1人の擁立を主張する県連を押し切り、新人の中本を擁立。県連は藤本の支援に専念し、中本は党本部直轄とする対立の構図になった。一時は小沢が県連に選挙資金を支給しない異例の事態にまで発展した。
その後、小沢が辞任し、菅民主党の支持率がV字回復したため、県連は「共倒れの可能性は低い」と判断。党本部の2人擁立方針を受け入れたが、しこりは残ったままだ。藤本陣営の幹部は「小沢さんの秘書が業界団体を回って、中本支持を訴えているのが怖い。民主共闘なんてあり得ない」と不信感をあらわにする。
一方、24日に浜松市で行われた中本の出陣式。昨年の衆院選(比例東海ブロック)で初当選した小沢チルドレンの小林正枝が応援に駆けつけたが、県連幹部や地方議員の姿はなかった。シンボルカラーの赤いシャツを着た中本は「政治家でない私だからこそ、国民目線で国を変えたい」と訴えた。
中本を擁立した小沢は、秘書を選対事務所に送り込むなど支援を続ける。小沢が幹事長時代に擁立した比例代表候補の谷亮子や岡崎友紀も応援に入るが、陣営幹部は「県連や地元組織の支援がないのは厳しい」という。
自民党は、昨年秋の参院補選で敗れた新人岩井茂樹が雪辱を狙う。同党は昨年の衆院選で惨敗、県内の所属国会議員はわずか2人になり、参院選候補も岩井1人に絞った。
建設や商工・観光など旧来の支持団体を回り、組織固めを進める。参院補選は自主投票だった県医師連盟の推薦も取り付けた。
岩井は街頭で「日本に必要なのは保守の精神。われわれ若者が自民党を、政治を変える」と声をからす。ただ、県議会の自民党会派が分裂し、3人が除名などの処分になり、不安材料も抱える。
民主党の複数擁立で勝機ありとみたみんなの党は、パラリンピック金メダリストで、全盲教師である新人河合純一を擁立した。河合は「民主も自民も大増税路線。国民の痛みが分かっていない」と批判する。
党代表の渡辺喜美は静岡駅前で公示日の第一声を上げ「ハンディを克服しながら生きる河合さんに、国会議員になってほしい」と絶叫した。選対本部長で県議の大岡敏孝は「組織も資金もない。どう河合さんの人柄を理解してもらうか、時間との勝負だ」と話す。
共産党新人の渡辺浩美は「消費税増税に断固として反対する」と菅政権を批判し、支持を訴えている。 (城島建治)
=文中敬称略
◇ ◇ ◇
与野党の攻防が続く参院選。激戦が繰り広げられている注目の選挙区を訪ねた。
7075
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:06:19
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010063002000145.html
<激戦区を行く>千葉 自民、し烈な身内の戦い
2010年6月30日
笑顔を振りまく自民党総裁、谷垣禎一の両脇に現職椎名一保と新人猪口邦子が並んだ。27日夕、千葉・柏駅東口の街頭演説会。「競い合って党の支持基盤を拡大してほしい。2人は今、過酷な要求で苦しい選挙をしている」。谷垣がこう紹介すると、2人の表情は一瞬こわばり、最後まで握手どころか視線も合わせなかった。
昨年の衆院選で野党に転落し、今回の参院選も「守りの選挙」に徹する自民。5人区の東京以外で唯一、2人の公認候補を立てたのが千葉選挙区(改選数3)だ。
記者が猪口に「同じ党での争いだが」と問うと、「私は新しい支持者を開拓するしかない」とつぶやくように答えた。一方、椎名を支える千葉県議は「2人当選が難しいのは分かっている。猪口さんを蹴(け)落としても、勝ち上がるのは当たり前だ」と言い放った。
郡部の自民党支持層を固める椎名と知名度を生かし都市部の無党派層を狙う猪口。民主党が2人候補を出しても、最低でも1議席は確保できる−。そんな楽観論もあったが、みんなの党が自民党前衆院議員水野賢一を擁立したことで状況は変わった。
水野は建設相などを歴任した父・清の保守地盤を受け継ぐ。みんなの党自体は無党派層の支持を伸ばし、椎名、猪口ともに影響は大きい。
それでも椎名は5月下旬まで「自信はあるよ」と余裕を見せていた。当時、鳩山前政権の迷走もあり、党の調査で椎名は水野とトップを競い、猪口が追いかけ、自民の2議席奪取も現実味を帯びていた。
しかし、菅政権発足直後、党が再び調査をすると、椎名、猪口は僅差(きんさ)ながらも、民主の2人と水野に次ぐ4、5番手に転落。一転して、共倒れの危機がささやかれ始めた。
元首相小泉純一郎が28日、猪口の応援に駆けつけた。小泉の千葉入りは今月に入って2度目。「自民党が2人出るところは足の引っ張り合い。やめたらと言ったが、やると。愛嬌(あいきょう)も勇気も度胸もある」。小泉はかつてのチルドレンを持ち上げたが、椎名の名は一度も口にしなかった。
椎名は地方議員の会合や各種団体を回り、日教組批判などで保守色を鮮明にする。一方の猪口は、党が公約する「消費税10%」も「デフレの時に消費税を議論する国があるのか」と批判し、椎名との違いを強調する。
水野は「民主にも自民にも失望が広がっている基本的な流れは変わらない」と民主、自民の2大政党に失望する無党派層を狙う。
民主の2候補も、新人同士の身内の戦いに苦しむ。小西洋之が街頭で「同じ民主党でも道さんは連合がついているから大丈夫。私を応援して」と訴えれば、道あゆみも「世論調査では小西さんが上。厳しいのは私」と対抗する。自民党と同じ構図がここにもある。
共産の斉藤和子、改革の古閑比佐志ら4人を加えた計9人の激戦。ある陣営の幹部は「まるでいす取りゲームだ」と嘆く。サバイバル戦に生き残るのは誰か。 (金杉貴雄)
=文中敬称略
7076
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:06:54
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070102000231.html
<激戦区を行く>山梨 「参院のドン」にも危機感
2010年7月1日
「参院のドン」は左手に緑の折り鶴をかざし、照れたような笑みを浮かべた。
「今日、大きな感動に胸が熱くなる思いがした。小さな女の子がこの折り鶴を『輿石先生、がんばってください』と渡してくれた。幼稚園のそんな子に心配していただいた」
公示後、最初の日曜日となった27日夜。山梨県甲斐市の敷島総合文化会館で開かれた民主党参院議員会長、輿石東の個人演説会。集まった約300人の聴衆はこのエピソードにどっと沸いた。
応援に駆けつけた経済産業相の直嶋正行は「民主党が参院で過半数をとることが政策の実現に非常に大きな力になる。その勝敗の象徴が山梨、輿石東さんだ」とげきを飛ばした。
輿石は今回、これまでになく危機感を募らせる。「2人3脚」で党を引っ張ってきた前幹事長、小沢一郎が「政治とカネ」の問題で、菅内閣誕生と同時に表舞台から去った。
公示日の24日、小沢は元副総理、金丸信(故人)の墓参りのため山梨入りした。身延町で「参院の要石が輿石さんだ」と支持を訴えたが、輿石と合流することはなかった。
輿石には政治とカネの問題に神経を使わざるを得ない事情がある。同党前衆院議員、小林千代美の陣営幹部が北海道教職員組合の違法献金事件で有罪判決を受け、小林も辞職した。輿石の支持母体は山梨県教職員組合だ。小沢と連携しにくいだけでなく、選挙の主力部隊が逆風にさらされている。
各種の世論調査で輿石が先行していると伝えられるが、選対本部長で文部科学政務官の後藤斎は「まさに互角。リードしてると思ったら確実に負ける」と陣営を引き締める。
一方、自民が対抗馬に選んだのは、同じ教員出身の宮川典子だった。宮川の選挙カーには74歳の輿石を意識し「31歳 世代交代」の大きな文字が躍る。27日は甲府市内で「クリーンな政治を」と訴えた。黄色いシャツに白いパンツ姿で、商店街を走り回り若さをアピールした。
自民は山梨選挙区を「最重点区」とする。党総裁の谷垣禎一は宮川の出陣式を公示後の第一声の場に選んだ。総裁が国政選挙の第一声を地方であげるのは異例だ。谷垣は「相手は参院のドン。山梨は絶対に勝ちたい」と気勢を上げた。
演壇には、自民から比例代表に出馬した甲府出身の前プロ野球巨人監督、堀内恒夫も並んだ。宮川は自らの知名度不足を補うため、「山梨県が生んだスーパースター」(谷垣)の堀内と連動した活動を続け、民主の重鎮に挑む。
選対幹事長の山梨県議、皆川巌は山梨選挙区の戦いを3年前の「姫の虎退治」の意趣返しだと強調する。
2007年参院選で、民主党は自民党参院幹事長(当時)の片山虎之助が立候補した岡山選挙区に新人姫井由美子を擁立、片山を破った。「輿石対宮川」は、政党は逆だが、同じ構図だ。皆川は「ここで勝てば自民党再生ののろしを上げることができる。天下分け目の戦いだ」と力を込める。
共産の花田仁は消費増税問題で民主、自民双方を批判し、両党に批判的な世論の受け皿を狙う。(上坂修子)=文中敬称略
7077
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:07:37
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000178.html
<激戦区を行く>島根 世襲問われる「竹下王国」
2010年7月2日
日本海に沿って東西230キロの細長い土地に、72万人が暮らす島根県。自民党最大派閥・経世会を率いた元首相竹下登(故人)を生み、竹下の秘書から「参院のドン」へとのぼり詰めた前党参院議員会長、青木幹雄を育てた土地だ。
6月25日夜。大田(おおだ)市温泉津(ゆのつ)町の公民館。「父が平素、言っていたのは、ふるさと島根のこと。今回こういうことになったが、私が島根を守らなければいけない」。自民新人の青木一彦は地元市議や旅館の女将(おかみ)、農家の青年ら30人を前に決意を語った。
一彦は世襲を隠すどころか、父・幹雄を前面に出し、支援者も父の姿と重ね合わす。一彦が「演説は嫌。慣れないんです」とこぼすと、地元の前市議は「一彦は声が良い。幹雄さんの方が最初は下手だったよ」と笑った。
5選を目指した幹雄は5月半ば、脳梗塞(こうそく)で倒れた。県連が後継に選んだのは、幹雄の長男で秘書を務めていた一彦だった。党本部では「公募が原則なのに世襲はおかしい」(幹事長代理・河野太郎)との声も出たが、地元の意向が優先された。
一彦は顔を知ってもらおうと、すでに県内を二巡した。陣営は「時間がないから今は空中戦だが、最後は(草の根組織による)地上戦に引きずり込む」と戦略を明かす。
「政権交代」の強風が吹いた昨年の衆院選でも、島根は1区で民主に比例復活を許したものの、二つの選挙区は自民が死守。県議の7割を自民が占め、県議や首長に竹下の元秘書もいる。
選挙になると、それが集票マシンに変わり「竹下王国」を築いてきた。「国から交付金がくれば、その使い道を決めるのは県だから」。竹下の秘書だった県議の島田三郎は力を誇示する。
ただ、そんな組織にも変化の兆しはある。
一彦陣営を推薦する団体は120あるが、理容組合や石油組合は民主候補にも推薦を出した。江津(ごうつ)市で5月に行われた市議選では、保守系市議が数人落選した。政権交代の余波がここにも及んでいる。
県西部の浜田市。民主新人の岩田浩岳は雨の中、スーパーの駐車場で傘も差さずに声を張り上げた。「この夏、島根で政権交代を実現していただきたい。新しい国造りの扉を島根で開く」
岩田は2月、地元テレビ局のアナウンサーを辞め、出馬表明した。同局のオーナーは竹下、青木の強力な支持者。県連副幹事長で松江市議の川井弘光は「島根には、自民党に歯向かうことの重たさがずっとあった」と言い、大阪出身の岩田だからこそ出馬できたと強調する。
岩田は前幹事長、小沢一郎の課したノルマに従い、1日55回の街頭演説を続ける。大票田・松江で無党派層の支持を広げるが、もう一方の票田・出雲には青木家がある。川井は「青木ブランドに勝つ『無印良品』になれるか。島根の人に選択肢を示したい」と、世襲批判で厚い“壁”に挑む。
みんなの党は、島根選出の自民党衆院議員だった桜内義雄元議長(故人)の甥(おい)、桜内朋雄を擁立。叔父の元支持者にアプローチする。共産新人の石飛育久は「消費増税は法人税減税の財源に回るだけだ」と菅政権を批判する。 (大杉はるか)
7078
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:08:25
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070302000184.html
<激戦区を行く>香川 民・社共闘、連立離脱の影
2010年7月3日
高松市郊外にある中学校の体育館で6月27日夜、開かれた無所属新人、岡内須美子の個人演説会。応援に来るはずの社民党県議の姿はない。選対本部長の民主党参院議員、植松恵美子は「民主党と社民党の仲が悪いんちゃうとかいうことを申し上げたくない。次の世代に必要な政治家を生み出していただきたい」と訴えるほかなかった。
岡内は民主、社民、国民新の3党が推す「与党」統一候補。政党色の薄さを買われ、3月に擁立が決まった。
民主、社民両党は、衆院選で香川1、2区に民主、3区に社民が候補を立て、すみ分けと選挙協力をしてきた。3年前の前回参院選では民主の植松が社民の協力を得て当選した。今回も連合が間に入って、両党が共闘する「必勝パターン」を築いたはずだった。
ところが、社民党が5月末、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐって連立政権を離脱。目前に迫る参院選に別の候補を立てる余裕はなく、共闘継続を確認したが、与野党の立場の違いが選挙戦に影を落とす。
民主党副代表、山岡賢次が6月27日に応援に入った際も演説会場に党の旗はなく、マニフェストも配布しなかった。陣営幹部は「民主党色が出たら、社民党支持者の応援に力が入らなくなる」と説明する。
社民党は国政では退潮傾向だが、香川の地方議員が27人。民主党の12人を大きく上回る。「4万票」(社民党県連幹部)の集票力は無視できない。
「国と地方の関係を見直したい。生活者の視点から人の痛みが分かる政治家になる」。岡内は分権を訴えるが、消費増税と普天間問題には踏み込まない。2つの問題で菅政権への批判を強める社民党への配慮からだ。
こうした選挙戦に、岡内は「戦いにくいことがないわけではない」と認める。民主党県連幹部は「はっきり与党候補と言えないのがつらい。波風を立ててでも、民主党カラーを出した方がいいかもしれない」といら立ちを隠せない。
対する自民党新人の磯崎仁彦は28日午後、大島理森幹事長と東かがわ市で街頭演説した。「私は香川で初めて自民党の公募で選ばれた民間人。従来の自民党になかったタイプの候補者だ」と声をからし、昨年の衆院選で惨敗した党の新生をアピールした。
磯崎は「民主党のばらまき政策に対し、自民党は種まきの政策だ」と政策論で民主党を攻め立てる。陣営幹部は「主義主張が違う政党が共闘しているから、候補者は言いたいことも言えない。気の毒だ」と岡内陣営を挑発する。
自民党も民・社共闘に対抗するように、公明党と政策協定を結んだ。選挙区で公明党の支持母体・創価学会の支援を得る見返りに、比例代表では自民党から公明党に票を回すバーター協力をする。
自民党は、昨年の衆院選で落選した香川選出の元衆院議員を比例代表にくら替え出馬させ、比例票の上乗せを狙っていた。にもかかわらず、公明党とバーター協力を結んだところに、なりふり構わぬ戦いぶりが見える。
共産党新人の藤田均は街頭演説で「消費増税は大企業への減税の穴埋めだ。自民党にはこりごりだが、民主党にもがっかりだ」と両党を批判し、支持拡大を目指す。 (後藤孝好)
=文中敬称略、おわり
7079
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:09:20
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000179.html
まとまらぬ業界票 複数推薦、自主投票が増
2010年7月2日
かつて自民党の集票マシンといわれた業界団体。政権交代後は自民党離れが進むが、参院選では民主党への支持も広がっていない。中央の推薦方針と地方対応が食い違ったり、民主、自民両党の候補を推薦する事実上の自主投票も多く見られ、対応は入り乱れている。
組織の対応が特に割れているのは、日本医師会の政治団体である日本医師連盟だ。
同連盟は親・民主党派がトップになったのを受け、今年5月、参院選比例代表について、自民党の現職候補への推薦を「支援」に格下げし、民主党の新人候補の推薦を決めた。みんなの党の新人候補も支援とした。3人とも医師の肩書を持つ。
だが、中央の方針をよそに、今も自民党との結び付きが強い東京都医師連盟では、比例は自民、民主双方の候補を推薦。選挙区は自民現職を推す。
京都府医師連盟は選挙区は民主、自民双方の現職、比例はみんなの党の新人1人だけ推薦した。この新人は地元出身の医師で、安達秀樹会長は「(政党でなく)個人で選んだ」と説明する。
比例は全国に協力要請の文書を発送したが、選挙区は組織として選挙運動をする予定はなく、事実上の自主投票だ。
大分では、選挙区は厚生労働政務官を務める民主現職を推すが、比例では自民現職を推薦。投票所で書く名前が与野党にねじれるが、担当者は「党でなく医師を推薦した」という。
茨城は選挙区、比例とも民主候補を推薦するが、静岡は反対に選挙区、比例とも自民候補を推薦するなど、対応はまちまちだ。
全国建設業協会は、比例は改選を迎えた国交省OBの自民現職を6年前と同様に推薦した。ただ、表向きの推薦理由は「自民党だからではなく、業界のことをよく理解してくれているから」と説明する。
地方組織の選挙区の対応を見ると、自民候補だけを推薦した山形、民主、自民双方の候補を推薦した福井や長野、自主投票を決めた愛知や宮城など、さまざまだ。宮城県建設業協会の担当者は「県政与党は自民党で(国政とは)ねじれている。地域事情に合わせて対応している」と説明する。
農協(JA)グループの政治団体の全国農業者農政運動組織連盟(農政連)は今回、比例で初めて自主投票を決めた。
3年前の前回参院選では、自民党の比例で出馬した元JA幹部が約45万票を集めて初当選し、組織力を誇示した。今回は政権与党への気兼ねから、特定候補への肩入れを避けた格好だ。
選挙区でも地方組織は自主投票や複数推薦が相次ぎ、埼玉では民主、自民両党のほか、公明党の候補も推薦している。
参院選の公示直前になって、青森県農政連は「年会費100万円の支払いが困難になった」と全国農政連からの脱退を決定。自民党一辺倒だった業界団体は政権交代を機に存在意義を問われ、いまだに揺れ動いている。
(吉田昌平、荘加卓嗣)
7080
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:10:00
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000235.html
政党CM乱戦あの手この手
2010年7月2日
参院選も半ばに入り、各党の宣伝合戦も熱を帯びてきた。後半戦に向けて満を持してCMを始める党もあれば、第2弾を流す党もあり“乱戦”模様だ。
過去の選挙CMで、「政権交代」の一点を訴えてきた民主党。今回は街角の人々の姿とサラリーマン家庭出身の菅直人首相の写真を重ね合わせ「普通さ」をアピール。「政治とカネ」問題で失った庶民性を取り戻そうという狙いが見える。
1日から始まった第2弾では、首相が汗をぬぐいながら洗濯おけでシーツを手洗いするシーンが流れ、画面には「日本を、洗う」。首相の「消費税10%」発言への“逆風”を意識してか、まずは行政の無駄遣いを一掃すると強調しているようだ。「日本を、洗う」は、坂本竜馬が姉にあてた手紙の一節「日本を今一度洗濯いたし申し候」に似ている。竜馬人気にあやかろうとしているのだろうか。
一方、自民党は迫力不足を指摘される谷垣禎一総裁が「いちばん」と人さし指を突き上げ、力強さをアピール。事業仕分けで物議を醸した蓮舫行政刷新担当相の「2番じゃいけないんでしょうか」という発言を逆手に取ったものだ。
小泉純一郎元首相の次男で、人気のある小泉進次郎衆院議員を起用した第2弾も放映開始。総裁以外をCMに登場させるのは初めて。当選1回生、進次郎氏の抜てきは、谷垣氏の「役者不足」を認めたとの見方もできる。
公明党は原点に返り「クリーンな政治」や福祉を訴えるCMを流し、国民新党と社民党も選挙戦後半からの参戦(国民新は関西限定)を計画している。みんなの党はインターネットでCMを公開中。「金をかけないのが党の方針」(担当者)という理由だ。共産党、新党改革、たちあがれ日本もホームページで動画を流している。
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:10:35
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070302000185.html
重点、1人区に
2010年7月3日
参院選の打ち合わせに臨む菅首相(中)ら=2日夜、東京・永田町の民主党本部で(代表撮影)
民主、自民両党は、参院選中盤の情勢分析をそれぞれ行い、てこ入れを図る重点区を決めた。両党とも、徐々に「選択と集中」型の態勢に移行。重点区は事実上、両党候補による一騎打ちとなっている1人区が多く、つばぜり合いは激化している。
民主党は情勢分析で、29ある1人区のうち、青森、鳥取、香川、鹿児島などで自民党と競り合っていると判断。これらを中心に、計15選挙区を重点区に選んだ。
同党の獲得目標議席は「54+アルファ」。1人区の勝敗が全体の結果に大きく影響するとみている。
さらに、複数候補の当選を目指す3人区の埼玉、千葉、神奈川、愛知も重視。これらは、みんなの党と競っているケースが多く、無党派層への支持訴えに躍起。幹部は「本気になり始め、勢いづいている」と手応えを口にする。
一方、自民党は、1人区で優勢と劣勢が10前後で並び、あとは互角の戦いをしていると分析。各区を「逆転可能」「優勢だが追い上げられている」などと色分けし、16選挙区を重点区に指定した。
自民党の目標は、与党の過半数割れ。民主党とは対照的に、改選複数区は東京と千葉を除いて候補者を1人にした効果が表れ、手堅く支持を固めており、「とにかく1人区が勝負だ」(幹部)との姿勢を鮮明にしている。
両党とも、参院選の勝敗を分けるとみる1人区の攻防。それぞれの重点区も、鳥取や鹿児島など10前後の1人区で競合しているとみられる。
このため、幹部や閣僚を重点区に決めた1人区に集中的に投入する方針だ。
民主党は2日夜、党本部で、菅直人首相や枝野幸男幹事長らが情勢を分析し、1人区を中心に12、13選挙区で自民党などと競り合っているとの認識で一致。また、「党の主張を自信を持って伝えてほしい。政治の安定を実現するため、私も死に物狂いで戦う」とした、首相のげき文を各候補らに送付した。
これに対し、自民党は谷垣禎一総裁や人気の高い小泉進次郎衆院議員を積極的に派遣。公示後、地元の青森県や近隣県に張り付いていた大島理森幹事長が6月末から四国、九州各県で、てこ入れに奔走するなど作戦も変化している。
首相は2日、富山、石川、福井の北陸3県の1人区を遊説。谷垣氏は、福井から同じ3県を回った。福井はともに重点区。互いに力を注ぐ選挙区を絞ったことで、地方で幹部級が遭遇する場面も増えそうだ。
(城島建治、大杉はるか)
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:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:11:54
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121006290001
【混戦 かながわ 候補者を追う 《参院選》】
(1)熱気さめ民主2氏懸命
2010年06月29日
サッカー日本代表のユニホーム姿で通行人に握手する民主の金子洋一氏=28日、横浜駅西口
横浜駅の地下道で有権者との写真撮影に応じる民主の千葉景子氏=27日
サッカー日本代表の青いユニホーム姿。民主現職の金子洋一氏(48)は28日、横浜駅西口で街頭演説を終えると、有権者のもとに駆け寄った。気温は30度に近づいている。汗が額に浮かぶ。
「隣にいるのが金子洋一でございます」。応援に来た枝野幸男幹事長が先頭に立って支持を呼びかけた。
3議席を争う参院選神奈川選挙区で民主は現職2人を擁立した。5選を目指す法相の千葉景子氏(62)と、昨秋の補選で初当選した金子氏だ。
ベテランと1年生。男女のペア。弁護士と元経済企画庁のエコノミスト。キャラクターは重ならない。支援する連合神奈川も旧総評系が千葉氏を、旧同盟系が金子氏を担い、産別労組ですみ分けた。
ただ、「知名度に大きな差がある」と民主党県連は選挙戦が始まっても不安を持つ。
25日夕に小田急線本厚木駅前であった金子氏の街頭演説会。「三つ目の議席を金子さんとみんなの党が争っている。みんなの党が勝ったら政治は大混乱する」。後藤祐一衆院議員がターゲットを絞って金子氏の支持を訴えた。
演説会には長妻昭厚労相も現れた。公示を前後して蓮舫行政刷新相、安住淳選対委員長らが訪れ、原口一博総務相や野田佳彦財務相も県内に入る。無党派層に訴えるため、大物議員が続々と金子氏だけのために応援に回る。
こうした金子氏への強力なてこ入れに、千葉氏の陣営からは「大臣だから1人で選挙やれってことなのか」と、ぼやきが聞こえる。
千葉氏は過去4回の選挙で、2人区のときはいずれも2位、改選数が3に増えてからも最下位当選が続いた。「決して選挙は強くない。大丈夫という言葉は禁物だ」。公示前の決起集会で選対本部長を務める斎藤勁衆院議員が引き締めを図った。
閣僚級の応援を受けられないだけでなく、法相ゆえの制約も受けている。買い物客でにぎわう27日午後の横浜駅西口。千葉氏が乗る選挙カーの5メートルほど前まで立ち入りが制限され、警備のSPが並ぶ。
「おとなしくやっていても票はこない。今日から前のめりで行く」。そう語る県議が地下道を先導して、千葉氏が後に続く。横粂勝仁衆院議員らが「現職の法務大臣です。千葉景子です。よろしくお願いします」と叫ぶ。前後左右をSPに囲まれつつも、買い物客らと握手をしながら、東口までたどり着いた。
演説では「強い経済、強い財政、強い社会保障を構築する。税制も皆さんと議論していく」と繰り返すが、陣営幹部からは「閣僚だから、なかなか思い切ったことがいえない。歯がゆい」との声も聞こえてくる。
首相が交代し内閣支持率は回復したが、「有権者に昨年の夏ほどの熱気はない」。両陣営ともに手応えをつかみかねている。
「千葉さんだって、なりふり構わず選挙戦をやらないと。どうなるか分からないから」。県連幹部はそう漏らしている。
◇
参院選は中盤に入った。3議席を10人が争い、混戦となっている神奈川選挙区。候補者を追った。
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:12:35
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121006300001
(2)自民、地道に組織固め
2010年06月30日
市場を回って支援を訴える小泉昭男氏=26日、横浜市神奈川区の中央卸売市場
政策を訴えながら、支援を呼びかける中西健治氏=27日、川崎市多摩区の登戸駅
「私は八百屋をやってましたから、市場が厳しいのはよく分かる。一生懸命恩返しを頑張ります」。26日早朝。横浜市神奈川区の中央卸売市場で、自民現職の小泉昭男氏(64)が、そう呼びかけて回った。同行したのは、同区が地元の小此木八郎・前衆院議員。「また、選挙に出るのかい?」と声をかけられるたび、「私じゃなくて、こちらの小泉さんだよ」と握手をして答える。小泉氏も続いて手を取り、「よろしくご支援を」と頭を下げた。
昼には市内のホテルで県看護連盟の集会に参加。夜には小此木氏の後援会員ら約300人を前に演説をした。
街頭演説をしながらも業界団体や地域に根を張る議員の後援会を回って支援を呼びかける。公示前にはブログやツイッターもしなかった。「直接ふれ合うことが大事だ」。無党派層の取り込みより、組織固めに重きを置く、従来の選挙手法を徹底する。
さらに、応援は「自前」だ。公示前の決起大会で谷垣禎一総裁を呼んだものの、その後は党幹部らの応援要請もしなかった。県内には小泉進次郎、河野太郎両氏をはじめ顔の知られた衆院議員がおり、県議らが加わった「チームかながわ」と銘打ったキャラバン隊で遊説を続ける。
一方、みんなの党新顔の中西健治氏(46)は自民とは対照的な選挙戦だ。組織力に後れを取っているため、昨年12月5日から連日駅頭や街頭に立ち続け、公示後も街頭で訴える「空中戦」に徹する。
「消費税を増税する前にやることはいっぱいある」。27日夕、中西氏は川崎市多摩区の登戸駅で訴えた。チームカラーの水色の服でそろえた約20人のスタッフが集結。電車が到着する度に、「中西です。お願いします」と乗降客に政策チラシを配った。浅尾慶一郎政調会長もマイクを握り、「国際金融の最前線で活躍したスペシャリスト」と中西氏を紹介した。この日は多摩区を中心に、駅頭など約10カ所で演説を繰り返した。
応援する地方議員の輪も膨らみ始めている。昨年夏の衆院選神奈川17区(小田原市など)に無所属で立候補した井上義行・元安倍首相秘書官も支援に加わった。
民主陣営から「みんなの党が勝つと政治が混乱する」と攻撃を受ければ、中西氏の陣営も負けじと民主党批判を繰り返す。浅尾氏は「除名された県議が民主党の体質を語れば、有権者にもおのずと分かってもらえる」という。
その戦略通り、民主を離れて入党した塩坂源一郎県議が公示日の横浜駅西口の演説で口火を切った。「政治資金問題で説明責任を果たすよう党本部に求めたが、回答がなかった。民主は地方の声を聞かない政党だ」
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:13:16
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007010001
(3)共産、消費増税増論議に活路
2010年07月01日
横浜橋通商店街で支援をお願いする共産の畑野君枝氏=26日、横浜市南区
団地の前で演説する社民の木村栄子氏=29日、小田原市
「消費税10%をストップさせるために頑張ります」。26日午前、買い物客でにぎわう横浜市南区の横浜橋通商店街。共産元職の畑野君枝氏(53)は「消費増税反対」を繰り返しながら、400メートル近いアーケードの中を選挙スタッフと一緒に練り歩いた。
店先で商店主を見つけるとすぐに駆け寄り、笑顔で自分の名刺を手渡す。「最低でも有権者の半数と対話したい」と畑野氏。時間を惜しんで駆け回った。
○ 首相発言でシフト
菅直人首相が、自民党が公約に盛り込んだ「消費税10%」に言及してから、演説で真っ先に消費税にふれるようになった。沖縄・米軍普天間飛行場の無条件撤去も訴えるが、中心の話題はやはり消費税だ。
共産党にとって、消費税の増税論議は躍進のカギだ。1998年参院選では消費税を3%に戻そうと訴え、改選6議席から15議席に増やした。当時の橋本龍太郎首相の「恒久減税」をめぐる発言がぶれ、自民の2人が共倒れしたこともあって、畑野氏は初当選を果たした。
志位和夫委員長が26日、横浜駅西口の応援演説で呼びかけた。「畑野さんも当落線上にからんできている。どうぞ押し上げてください」。3議席を10人が争い、当選ラインが下がると陣営も期待をかける。
○ 沖縄「全国の問題」
選挙戦中盤の29日昼下がり。社民新顔の木村栄子氏(62)は選挙カーで小田原市内を走っていた。立ち寄り先は、ほとんどが市営団地、県営団地だった。
「夕げの支度のなかでお忙しいでしょうが、少し聞いてください」。木村氏はそう演説を切り出した。
還暦を過ぎ、友人と老後の心配を語るようになったと話し、「財布の中身を心配しながらお医者さんにかからないといけないなんて、おかしいですよね」。高福祉国家スウェーデンを引き合いに福祉の充実を訴えた。
初老の男性が近寄って「頑張ってください」と声をかけた。「このままでは参議院は自民か民主だけになり、きちっとした議論ができなくなる」。木村氏はそう話し、力をこめて握手した。
主要政党の候補者の中では立候補表明がもっとも遅かった。擁立に慎重論もあったが、普天間問題で連立政権を離脱したことを契機に候補者を立てることに踏み切った。それだけに、菅首相が消費税増税に言及したとき、「基地問題を争点から隠した」と県連合幹部は憤った。
夕方の小田原駅前。帰宅のサラリーマンらに、木村氏は普天間の問題を訴えた。「米軍基地は日本全国にある。沖縄の問題は、全国の、私たち一人ひとりの問題なんです」
7085
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:14:32
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007020001
(4)上.2新党、保守層など狙い
2010年07月02日
新党改革の甲斐敬浩氏=6月24日、JR桜木町駅前
たちあがれ日本の松田学氏=6月28日、横浜市港北区
1日正午過ぎ、小田急線秦野駅前で新党改革新顔の甲斐敬浩氏(46)がビールケースの台に立った。「景気回復、雇用拡大を第一に訴えている。まずは企業を元気づけたい」。税理士の経験をアピールし、大粒の汗を流しながら政策を訴えた。
■ 「党の顔」続々来県
新党改革は当初女性の擁立を決めていたが、6月に入って急きょ差し替えた。出遅れもあって舛添要一代表の「人気」が頼りだ。選挙カーでも「舛添代表の新党改革から立候補しました」と呼びかける。掲示場に張られているポスターも代表と2人で納まっている。
「新党がたくさん出来たが、たちあがれ日本は地に足のついた本物の保守政治を目指す」。6月30日夜、JR桜木町駅前でたちあがれ日本新顔の松田学氏(52)が訴えた。元財務官僚で初めての選挙戦。5月中旬に立候補を表明した直後には、棒立ちで淡々と街頭演説をすることも多かった松田氏だったが、手ぶりを交えるようになった。同党も平沼赳夫代表と与謝野馨共同代表が公示前から応援に駆けつけており、2日も「党の顔」の2人が来県する。
3議席を10人が争う神奈川選挙区は新党の参入で混戦になっている。ただ、序盤の情勢調査では、新党勢の中で、両党ともみんなの党に後れを取った。終盤に向け、自民党離党者らが中心になる両党とも、保守層や無党派層に狙いを絞って訴えている。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007020002
(4)下.幸福と無所属候補者も懸命
2010年07月02日
幸福実現党の加藤文康氏=6月24日、JR桜木町駅前
無所属の山本誠一氏=6月30日、JR関内駅前
■ 米軍の役割を強調
幸福実現党は昨年秋の参院補選にも立候補した新顔の加藤文康氏(47)を擁立した。加藤氏は1日朝、横浜市緑区のJR十日市場駅前で街頭演説に立ち、「沖縄に米軍がいてくれるからこそ、日本は守られている。民主党は国民の安全を守る使命を忘れている」と訴えた。青いTシャツ姿の女性スタッフ約10人が公約入りのうちわを配って回り、支援を呼びかけた。
■ 閉塞感打破訴える
昨年夏の衆院選神奈川1区(横浜市中区など)にも立候補した無所属新顔の山本誠一氏(38)は6月30日午後、JR関内駅近くの掲示場に初めてポスターを張った。演説では「組織に所属しない人が声をあげない限り、閉塞(へいそく)した政治状況は打破できない」と訴えている。
=おわり
(この連載は加賀谷貴春、木村尚貴、曽田幹東、佐藤善一が担当しました)
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:16:29
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm001010062000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 島根(その1) 青木氏、幻の再編構想
◇小沢氏変心、対決色前面に
日本海に臨む島根県出雲市大社町。出雲大社に近い稲佐の浜は、大国主神(おおくにぬしのかみ)の「国譲り」神話で有名だ。「参院のドン」として政界に君臨した青木幹雄前自民党参院議員会長(76)の生家は浜に面した丘陵の中腹にある。
木造中二階、玄関は障子づくりと、古い漁村の住居のたたずまいを残す。質素で堅実という保守の風土を象徴する光景。だが、「保守王国」島根にも変革の波は押し寄せている。
1月18日に5選を目指して出馬表明した青木氏が病に倒れたのは、5月13日だった。雲南市での集会でろれつが回らなくなり入院。軽い脳梗塞(こうそく)と診断された。
「喜んで毎日働いていたが、今までにないきついスケジュールだった」と家族は振り返る。盤石な地盤に支えられ、いつもは他候補の応援に回るが、今回は車座集会を重ねていた。面会した地元県議に青木氏は「頭に言葉は浮かんだが、出てこんかった」とこぼした。今は東京都内の病院に転院し、歩行訓練などリハビリを続ける。
もともと後援会には高齢を理由に長男一彦氏(49)への継承を望む声があったが、側近の五百川純寿(いおがわすみひさ)県議らが「倒れるかもしれないが、十字架を背負ったつもりでやってほしい」と要請。青木氏も出馬を決断した。
決断の背景には、参院選後をにらんだ政界再編シナリオがあった。昨年夏の政権交代が起点となった。
「来年(10年)の参院選が終わったら政界再編だわね。何でもありだ」。自民党が大敗した昨年8月の衆院選後、青木氏は周辺に漏らした。9月上旬には民主党の小沢一郎幹事長(当時)が「(青木氏の)腹が固まったらだ、と伝えておいてくれ。そう言えばわかる」と、ある民主党議員に青木氏への伝言を頼んだ。
仲介役をはさんだ「秘密接触」。青木氏は「分かった」と答えた。関係者によると、青木氏が描いたのは、参院選で民主党が単独過半数に届かない場合、参院自民党が党を割って民主党と合流する、という構想だった。「小沢さんは言った約束は守る」が口癖の青木氏。参院選後の政局は小沢氏と仕切る、という自負がにじんだ。
しかし、小沢氏は年明け、参院自民党との連携を「封印」し、単独過半数獲得を目指して動く。青木氏の出馬表明から約1カ月後の2月21日、民主党は地元・山陰中央テレビの看板アナウンサーだった岩田浩岳氏(34)を擁立すると発表。記者会見に同席した小沢氏は「青木氏の時代的役割は終わった」と、対決色を前面に出した。
同テレビのオーナーは「日本一の山林王」といわれ、青木氏を物心ともに支えた旧家・田部(たなべ)家。青木氏側には、小沢氏側が田部家との間にくさびを打ち込み、「青木つぶし」にかかったと映った。
青木氏が倒れたのはこうした熾烈(しれつ)な権力闘争の最中だった。後継には一彦氏が決まり、表向きは世代交代が加速するが、青木氏の引退は「保守王国」の底流で進む保守基盤の溶解を物語っている。
◇
政権交代から10カ月で迎える参院選。変革は芽吹くのか。注目の選挙区を歩いた。
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:18:51
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm003010134000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 島根(その2止) 揺らぐ「保守」地盤
◇地縁薄れた王国 「集票マシン」建設業界も疲弊
◇民主・岩田氏「世襲」批判強め 自民・青木氏「落下傘」と対抗
<1面からつづく>
「変わることより守ることの方が難しい。島根県は保守王国だ」。18日夜、松江市の島根県民会館で開いた決起大会で、自民党公認の青木一彦氏は父幹雄氏の地盤を死守する決意を語った。敵対陣営からは「世襲批判」を浴びるが、会場で配られたパンフレットには「父の背中を見て育ちました」。家族のきずなを訴えた。
一彦氏は24年にわたって築いてきた幹雄氏の強固な地盤と後援会をそっくり受け継ぐが、危機感は強い。「自民王国」と呼ばれた島根だが、07年参院選で自民現職が国民新党の亀井亜紀子氏に敗北。昨夏の衆院選は2選挙区とも制したが、全国では民主党が大勝し、自民党は野党に転落した。今回敗れれば参院はゼロになる。
島根、特に出雲地域では、自民党の基盤を支える「常会」と呼ばれる相互互助組織がある。町内会よりも細分化された集落単位の集まりで、葬式を営んだり、選挙の際は後援会名簿への記入を求めることもあったという。
しかし、強固な「地縁ネットワーク」として存在した「常会」も崩れ始めている。島根の風土に詳しい藤岡大拙(だいせつ)・元島根県立女子短大学長(78)は「新住民の流入による人間関係の希薄化が背景にある」と分析する。
自民党の集票マシンと言われる建設業界の疲弊も影を落とす。97年に約860社あった県建設業協会の会員数は、小泉構造改革を経て09年には約520社まで減少。「保守」の経済的基盤も揺らいでいる。
19日に出雲市内で開かれた青木陣営のブロック選対会議。出席者は「選挙ムードが盛り上がらない」とぼやいた。「古いものを大切にし、新しいものも取り入れる」。幹雄氏が力説していた保守再生は簡単ではない。
◇ ◇
「まっすぐ」の白文字をあしらった赤いたすきをかけ、自転車で街頭活動を続ける民主党公認の岩田浩岳氏。出身の山陰中央テレビのアナウンサーとして知名度があり、34歳の若さが武器だ。小沢一郎前幹事長の「街宣でとことん汗をかけ」との指示を忠実にこなす。が、擁立に動いた小沢氏の姿はない。
19日のJR松江駅前での総決起大会には安住淳選挙対策委員長、公示日の24日には枝野幸男幹事長と「非小沢」の面々が来県。岩田氏は「有権者の中に鳩山・小沢体制では応援できないという思いが強い」と認めた。敵陣が76歳の幹雄氏から突然の世代交代を果たす中、「政治とカネ」のイメージを一掃したいのが本音だ。
同テレビのオーナーは青木氏とじっこんの「山林王」田部家。歴代、長右衛門を襲名する。幹雄氏は60年代、23代が島根県知事のころ、秘書・運転手として知事公舎に住み込みで働き、一彦氏も24代の秘書を務めた関係だ。
地元では小沢氏流の選挙戦術との見方もあるが、岩田氏は毎日新聞の取材に「自民党(系)の会社にいたから、選挙に出られないということはないでしょう。会社への恩返しは当選すること」と強調した。
岩田陣営は「世襲批判」を強めるが、青木陣営は「岩田氏は大阪生まれの鳥取育ち。島根に生まれ、島根に育った者でないと島根を任せられん」(選対幹部)と、「落下傘」のレッテルを張って対抗する。
「青木・岩田」の激突の影で静かにつめを研ぐのが、みんなの党の桜内朋雄氏。叔父の故桜内義雄元衆院議長(自民党)の旧支持者にアプローチし、「脱官僚」を訴える。24日の公示日には96年衆院選(島根2区)で竹下登元首相に肉薄した錦織淳元衆院議員が応援で来県。「自民党はばかげた世襲、民主党は小沢流の典型的な候補者選び」とぶちあげた。【政治部編集委員・中川佳昭、松江支局・細谷拓海、岡崎英遠】
毎日新聞 2010年6月28日 東京朝刊
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:19:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100629ddm001010041000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 沖縄(その1) 陸自誘致で同床異夢
◇日米→対中けん制/与那国→振興策
日本最西端の沖縄県・与那国島。年に数回、島の西端の灯台から台湾が見える。「国境の島」は、安全保障の最先端だ。参院選公示翌日の25日。与那国町役場で行われていた町議会では、「中台問題」と無縁ではない自衛隊誘致問題の質疑が交わされていた。
誘致派の糸数健一町議が「自衛隊配備の考えを」と質問すると、外間守吉(ほかましゅきち)町長(60)は「配備を常に要請している。国の予算が計上されるなら万々歳だ」と応じた。与那国町は200人規模の陸上自衛隊の配備を求めている。「与那国島には国の機関がない。国境の守りがそんな手薄でいいのか」(町幹部)
4月10日。与那国島近海を中国艦艇10隻が軍事力を誇示するように南下した。「何らかの配備を考えなければいけない」。北沢俊美防衛相は11年度予算案への調査費計上を表明した。北沢氏は昨年9月の就任当時、「隣国を刺激する」と慎重だったが、今年3月に与那国島を視察し、積極姿勢へと転じた。中国の軍備拡大への対抗策との位置付けだった。
米国の影もちらつく。国家安全保障会議(NSC)のベーダー・アジア上級部長は6月7日、ワシントンでの講演で、台湾への武器売却について「中国の軍拡が影響を与えている」と強調。米軍普天間飛行場移設の日米合意も「不安定な東アジア情勢」が決め手だった。
だが、与那国島への陸自配備を巡っては、日米と、与那国は同床異夢ともいえる。与那国島生まれで台湾で育った吉元政矩(よしもとまさのり)元沖縄県副知事(73)は「米国は中国封じ込めのために台湾問題を使う。日米共同使用の含みがある」という。一方、外間町長は「対中抑止力という考えはほとんどない。島の活性化。自衛隊は一つの産業だ」と、本音を語った。
与那国島の世論も割れている。陸自配備の是非を争点とした昨年8月の町長選では、「近隣諸国との友好関係に悪影響を与える」と反対した田里千代基氏が外間氏に肉薄した。
普天間問題が突きつけた安全保障と向き合う沖縄。しかし、「国の守り」を巡る論戦は希薄だ。
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:20:15
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100629ddm005010047000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 沖縄(その2止) 民主と自民、中央と「ねじれ」
<1面からつづく>
◇「県内移設反対」沖縄一色 県民の関心は知事選に
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡る党中央と沖縄県連のねじれ。96年の普天間返還合意以来「県内移設」を決めた政府と、反発する地元支持者の間で板挟みとなる与党議員はジレンマを抱えてきた。
「泥をかぶってくださいよ」。6月16日、民主党本部。安住淳・民主党選対委員長は、沖縄県選出の瑞慶覧長敏(ずけらんちょうびん)衆院議員を部屋に呼んで迫った。「県外、国外」の主張を貫く県連に対し、日米合意の履行を訴える立場から「党本部と違うことを言わないように」とクギを刺したのだった。
しかし、瑞慶覧氏は「目をつぶるところはつぶってもらわないと。第二の成田闘争になりますよ」と反論。24日午後、那覇市内であった比例候補、喜納昌吉県連代表の出陣式で「選挙区は(社民党推薦の)山城(博治)さんに投票する。選挙区は山城、比例は喜納だ」と明言した。
山城氏は26日、那覇市内の街頭演説で「政府が改めて沖縄に基地のたらい回しを押し付けようとするのは間違いだ。日米協議は振り出しに戻されなければならない」と指摘。一方、喜納氏は「日米合意を踏まえる」と発言した菅直人首相を批判しつつ、今後も支える姿勢を示す。
民主党は98年の結党以来、沖縄選挙区で国会議員の議席を得られず、09年衆院選で初めて2議席を獲得した。背景には普天間の「最低でも県外移設」という鳩山由紀夫前首相の「公約」もあった。候補擁立断念は、政権交代への期待を足掛かりに築きかけた組織的基盤を手放すことにもなりかねない。
山城氏は民主党最大の支持団体・連合の中核を担う自治労の組織内候補。喜納氏にとっては連合が推薦した山城氏との共闘が票の上積みの手段となる。ただ普天間問題で連立離脱した社民党が推す山城氏と「菅政権を応援しよう」という喜納氏の共闘には「分かりにくい」との指摘もある。
◇
「鳩山政権へのあんなに高かった期待が不安に変わり、失望に変わり、今は怒りになった。慰霊の日の菅首相の話を聞いて、心が動いた県民はいない」。24日夕、那覇市内。自民公認の島尻安伊子氏は普天間問題に絡み、政府を批判した。自民党は与党時代に県内移設を決めたが、島尻氏は県内移設に反対だ。
鳩山前首相が「中国の軍備増強」を背景に「県内移設」にカジを切り、安全保障論議が最も求められる情勢となる中で、沖縄県は「県内移設反対」一色に染まり、主な3候補も民意に呼応する。県内移設の民主党は候補擁立を見送った。
沖縄県民の関心は既に11月28日投開票の県知事選に向かう。2期目に前向きとされる仲井真弘多知事が再出馬を明言しない中、国外移設を訴えてきた伊波洋一・宜野湾市長が出馬の可能性を示唆。「県内移設の是非」が争点となることは避けられない。「首相が参院選後に本格的仕切り直しをしなければ、普天間問題は知事選で全国化する」。元沖縄県幹部は指摘する。【上野央絵】
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:21:12
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100630ddm005010017000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 新潟 「社民隠し」で生き残り
◇「公認では支持広がらず」無所属で出馬 高齢化に揺らぐ「田中王国」
日本海に沈む夕日が「日本一美しい」とも言われる新潟県。参院選公示日の24日、「サンセットオレンジ」色で染め抜き、「連立仕事人」の文字が躍る大漁旗を背に、社民党前政審会長代理の近藤正道氏が、故郷の出雲崎町で支持を訴えていた。
「国民生活が第一。自民党政治を復活させてはならない」。社民党が公認・推薦する全国12人の選挙区候補のうち、唯一の現職。新潟は「党の存亡」をかけた戦いだ。
演説は雇用や景気回復が中心で、社民党が政権離脱を決める理由となった沖縄県・米軍普天間飛行場移設問題にはほとんど触れない。
党籍を残したまま無所属で出馬した。政権離脱を決めた先月30日の党全国幹事長会議で「政権残留」を強く主張した田上敏・県連幹事長は「社民公認だと支持が広がらない」と「脱社民」を選択した。
福島瑞穂党首は「基地問題は沖縄だけの問題ではない」と強調するが、前県議の長部登氏(61)は「普天間問題は新潟では遠い話。政権に残って『生活再建に取り組む』と理解を求めるべきだった」と批判。福島氏の同県入りも見送られた。
連立離脱で民主党との選挙協力も揺らぐ。重野安正幹事長が枝野幸男民主党幹事長に協力継続を要請。23日に党本部から県連に「協力は維持される」との連絡が届いたが、「新潟へのプラスはない」(田上氏)という。無所属で臨んだ04年参院選では民主、社民、連合新潟の「野党共闘」が成立し社民系として6年ぶりに議席を獲得。近藤氏は「非自民候補で2議席取るよう頑張る」と強調するが、眼前には「保守系対決」の厚い壁が立ちはだかる。
◇
「今回の選挙はこれまでの集大成になる」。民主党公認の田中直紀氏は24日、長岡市・蒼紫(あおし)神社での出陣式で訴えた。田中角栄元首相の長女真紀子・民主党衆院議員の夫。傍らにいた真紀子氏は参拝客らに笑顔を振りまき、「候補者を見ていってよ、あそこにいるから」と売り込んだ。
04年参院選では自民党から出馬した田中氏だが、昨年衆院選直前に真紀子氏と民主党入りした。角栄氏が構築した「越山会」の中核・越後交通をはじめとするファミリー企業による組織票固めと、根強い「真紀子人気」による浮動票取り込みを狙うが、かつての威光にも陰りがみえる。
「まあ大丈夫だと思うけど、頼みますわ」。24日夕、田中元首相の秘書として後援会「越山会」を取り仕切った本間幸一氏(87)は、「旧越山会関係者を回ってみる」と申し出た知人にこう語った。
「田中王国」「鉄の団結」と言われた旧越山会も高齢化が進む。昨年の衆院選で真紀子氏は自民党新人にかつてない約1万7000票差まで詰め寄られた。元首相の出身地・柏崎市西山町の後援会幹事長、牧正裕氏(72)は「自民も民主も関係ない。我々は田中党だ」と語るが、町内に住む主婦(52)は「父母世代と違って、私は政策本位で決める」と話した。
再生を目指す自民党公認の中原八一氏は県議団が中核部隊で、田中氏と同様に景気回復を最優先に掲げる。
26日には真紀子氏の地盤・魚沼市に乗り込んだ。応援に駆け付けた谷垣禎一総裁は「雇用や仕事をつくることが必要。成長戦略で雇用を増やす」と力説。地元県議が「おかあちゃん(真紀子氏)の助けがなければ選挙に出られない人を絶対に推さないでください」と田中氏を揶揄(やゆ)し、笑いを誘った。
同市は高齢化に加え有効求人倍率が県内最低の0・27倍と不況にあえぐ。中原氏は「現職の壁を必ず破る」と決意を見せる。地元の建設業者は「公共事業は減るばかりだ。自民党は反省して出直してほしい」と期待を込めた。【中澤雄大】
毎日新聞 2010年6月30日 東京朝刊
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:22:00
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100701ddm001010042000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 長野(その1) 小沢氏、9月に照準
◇「おれが辞めたのに…ぶち壊し」 消費増税論に怒り
参院選公示翌日の25日午後2時。長野選挙区で民主党公認2人目の高島陽子氏を担当する男性秘書の携帯電話が鳴った。街頭演説の場所を人けのない山村から、にぎやかな市中に移したいという高島氏の意向を伝える別の秘書からの電話だった。しかし、男性秘書は「回る先はこちらで組む」と提案を退けた。
男性秘書は小沢一郎前幹事長が送り込んだ「小沢秘書軍団」の一人。地方では、主婦層は暑い日中、窓を開けて家事をしていることが多い。立ち止まらない通行人相手の演説より効果がある、という計算だ。小沢氏流の「川上戦術」。この戦術がより徹底された。菅直人首相の「消費税率10%」発言がきっかけだった。
◇
「おれが幹事長を辞めて(単独過半数を確保できる)60議席獲得を可能にしたのに、それをぶち壊した」
17日の首相発言後、「一兵卒」となっていた小沢氏は唐突な消費税増税論に怒りをぶちまけた。消費税増税は、小沢氏の「2人区・2人擁立」戦略にも響く。
小沢氏に近い中堅議員は「(勝敗ラインの)54議席を割れば、参院から首相への不満が噴き出す」と話す。小沢氏は28日、菅執行部が修正した09年衆院選の政権公約を「必ず私が実現する」と表明、反撃に出た。
小沢氏は9月の党代表選に照準を合わせた権力奪還のシナリオを描いている。
「(代表任期切れの)9月30日が本番だ。あすからどんどん回るぞ」。菅氏が党代表選に勝利した4日夜。小沢系若手衆院議員の集まり「一新会」の懇親会に顔を出した小沢氏は、座るなり大声を張り上げた。
小沢氏が構想するのは、鳩山由紀夫前首相との「同時辞任」による内閣支持率回復をてこに、小沢氏が手掛けた複数区での擁立2人目を当選させ、9月の党代表選で主導権を握り返す−−という「逆襲劇」だ。
水面下ではすでに布石を打っている。「小沢系」グループは総勢約150人といわれるが、党内に警戒感が生じないよう「一新会」「一新会倶楽部」「旧自由党系」「参院小沢系」に故意に分散させている。
10日の一新会の会合では、これらを一つに束ねる勉強会を参院選直後に発足させることでひそかに合意。立案者の一人は「首相候補を出す集団にする」と言い切る。
代表選の票集めにも着手した。「非小沢系の衆院議員の選挙区を狙って集票しろ」。すでにこんな指令も出ている。代表選は国会議員1人2ポイント、300小選挙区ごとに党員・サポーター票で決まる1ポイントずつを割り当てるなどの仕組み。小沢氏の側近議員は、非小沢系の前原誠司国土交通相の地元京都2区で「すでに200票を集めた」と明かす。
しかし、菅首相の消費税増税発言は世論の反発を招き、小沢戦略に冷や水を浴びせた。「小沢辞任」でいったんは急上昇した内閣支持率が再び下落に向かい、この余波で小沢氏が改選2人区に擁立した新人候補は苦戦を強いられている。
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:23:03
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100701ddm005010135000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 長野(その2止) 現職閣僚と小沢系新人、民主分裂
<1面からつづく>
◇「一兵卒」かじ取る選挙戦
コラージュ・日比野英志 「大急ぎで、もっと柔らかい女らしい雰囲気にしてほしい」。28日、長野県松本市内の百貨店婦人服売り場。民主党公認の高島陽子氏をイメージチェンジさせようと、手配したスタイリストにてきぱきと指示を出す男性秘書の姿があった。
小沢一郎民主党前幹事長直轄の「秘書軍団」の一員。軍団は選挙になると私設秘書に外部からの専門家が加わり「選挙プロ集団」に再編成される。小沢氏の号令でフル稼働し、自前の選対本部となる。総人員などはトップシークレットとされ、全容は闇に包まれている。
長野では3人の秘書が実質的な戦略を立て、「1日50回の街頭」というドブ板選挙から、主婦層への浸透を狙うイメージ戦略まで取り仕切る。試着室で着替えた高島氏は街頭に向かい、訴えた。
「二つの議席のうち一つを、ぜひ女性に託していただきたい」
小沢氏は幹事長を辞任した2日、「一兵卒」を強調した。だが、小沢系候補への手綱はしっかり握っている。公示後、小沢氏が回ったのは輿石東参院議員会長の山梨を除けば、青森、愛媛、山形、宮城などいずれも擁立にかかわった新人候補がいる選挙区だ。
しかし、危機感は強い。高島氏は、現職の北沢俊美防衛相との共倒れを警戒した長野県連の反発を押し切る形で小沢氏が3月に擁立。党幹事長室は当時、昨年衆院選で初当選した新人議員2人を支援に回すよう指示。だが、菅直人政権が発足すると全国会議員が北沢氏の支持に回った。
「小沢秘書軍団」は、不在の地元国会議員に代わって高島陣営の指揮を執る中核部隊だ。小沢氏に近い議員は「小沢さんは新人を当選させ、育てるのが役目だと思っている。かなりの数の秘書を送り込んで、情勢を逐一、報告させている」という。
組織選挙の現職に対し、浮動票を狙う新人が票を掘り起こす−−。小沢氏の「改選数2以上の選挙区には複数候補擁立」方針は、新人候補による現職追い落としも視野に入れた戦略だった。しかし、「政治とカネ」問題での幹事長辞任で「小沢系新人」は浮動票獲得に逆にマイナスに。高島氏は小沢氏の選挙戦術には忠実でも「小沢色」の打ち出しは控えている。
「菅首相から『ぜひ引き続いて防衛相を務めてほしい』と言われた」。26日、松本市内の街頭演説で北沢氏は菅首相からの「信任」をアピール。現職の強みを生かす戦術をとる。隣では県連代表代行の羽田雄一郎参院議員と下条みつ衆院議員が車道に立ち、通行人に手を振っていた。
首相交代による支持率回復で安堵(あんど)感も漂うが、「2人当選」を目指す勢いはない。連合長野幹部は「投票日までまだ時間があるから心配だ。仮に北沢氏が当選圏内に入っても、高島氏に票を流す余裕はとてもない」。
◇
「民主分裂選挙」のすき間を縫って勝機をうかがう自民党。しかし、ここにも逆風が吹く。
「民主党のでたらめな政権運営、バラマキ政策に終止符を打つ。風向きは順風ではないが、勝ち抜きたい」
公示日の24日、若林健太氏は長野市内のホテルでの出陣式で民主党批判を強めた。若林氏は父正俊・元農相の後援会組織を受け継ぐが、地元選出の国会議員は「父親の支持者層をどれだけ引き継げるかだ」と弱含みだ。
過去4回、民主と自民が議席を分け合っているが、昨夏の衆院選で自民は県内5選挙区で全敗。1区の小坂憲次氏も参院比例代表にくら替えし、地盤は流動化。谷垣禎一総裁が公示の24日に同県入りし、てこ入れした。
正俊氏は参院本会議採決で青木幹雄前参院議員会長の投票ボタンを押したことで引責辞職。若林氏はおわび行脚を続け、「守り」の選挙を強いられている。【念佛明奈】
毎日新聞 2010年7月1日 東京朝刊
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:24:38
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100702ddm005010097000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 千葉・埼玉 政界再編へ試金石
◇地盤ない「みんな」候補、代表人気頼み
農村地帯と新興住宅地の混在する千葉県佐倉市。みんなの党公認の水野賢一氏の選挙事務所では、年配の支持者らが山積みの選挙はがきの整理や街頭演説の調整に精を出していた。水野氏は養父で自民党有力議員だった水野清元建設相(85)の地盤を引き継ぐ。
今年3月、みんなの党の渡辺喜美代表から「一緒に政界再編をやらないか」と誘われた。自民党から連続4回当選後、昨年の衆院選で落選。渡辺氏に賛同し、参院選への転身を決断した。古くからの支持者に「自民党は改革の気概に欠ける」と手紙で理解を求める。
「改革を実行できるのは、しがらみのない、みんなの党だけだ」。水野氏は6月30日、鎌ケ谷市内での演説でこう訴えた。
民主でも自民でもない「第三極」を築き、次期衆院選での政界再編を目指すみんなの党。全国21選挙区に候補者を擁立した。民主党関係者は「公示後、水野氏の選挙ポスターはあっという間に張られた。運送業者に依頼したようだ。ノウハウがある」と警戒する。
千葉選挙区では民主、自民両党が候補者を2人ずつ擁立。改選3議席を巡る争いは水野氏参戦で一層混とんとする。民主党県連は公募で選んだ小西洋之氏と道あゆみ氏の活動地域を分け、ダブル当選を目指すが、浮動票争奪戦で水野氏の存在は脅威と映る。
小泉純一郎元首相の応援を受ける自民党公認の猪口邦子氏も危機感を募らせる。選挙戦では元少子化担当相としての実績を強調するが、周囲には「自民党で一緒に小泉改革に取り組んできた水野さんに足を引っ張られるなんて……」とぼやく。
水野氏を支援する無所属の小林右治佐倉市議(63)は「保守系の地方議員にもいろいろな考え方の人がいる。2大政党の枠組みだけではすくい切れない」と語る。しかし、水野氏のように地盤に恵まれた党候補は少ない。むしろ、渡辺氏の「人気頼み」の面もある。
◇
6月28日夕、埼玉県のJR大宮駅前ロータリーで、みんなの党公認の小林司氏が街頭演説に立った。周囲には渡辺氏の写真を張り付けた看板が並ぶ。楽天執行役員の経歴を生かし、「IT分野で日本を再建したい。地盤も看板もないが、だからこそ本当の改革ができる」と訴えたが、立ち止まる人はまばら。その8日前に同じ場所で渡辺氏が「消費税を上げる前にやるべきことがあるだろう」と得意のフレーズを叫び、聴衆が盛り上がりをみせたのとは対照的な光景だった。
昨年衆院選で、みんなの党は埼玉県内で小選挙区候補がいなかったにもかかわらず、比例代表で約22万票を集票。今年4月の久喜市議選では同党の公認候補がトップ当選を果たし、注目を集めた。
その勢いをかって臨む参院選だが、埼玉選挙区は民主党が現職と新人の2人を擁立し、自民、公明両党の現職と激しく争う構図となり、既成政党の組織力の壁が立ちはだかる。小林氏は遊説カーに渡辺氏の大きな写真をあしらい、人気にあやかろうと必死だ。
民主党公認の大野元裕氏の選対本部長を務める石田勝之衆院議員は「みんなの党は党名が個人を引っ張っている。選挙区では限界がある」と指摘する。民主党の島田智哉子氏の陣営も「最後は組織力がものを言う。地盤がなくては厳しい」と分析する。
◇
「自民も民主も大きな政府で増税路線で、どっちも同じだ。みんなの党は小さな政府で民間の活力を十二分に発揮する」。渡辺氏は各地でこう訴える。来年の統一地方選や次期衆院選を見据えた党の基盤作りを重視する。
千葉、埼玉では統一選での公認を期待してみんなの党候補の支援に回る地方議員も現れた。アジェンダ(政策課題)の「地域主権」を軸に統一選で党所属議員を増やし、衆院選に備える−−。そんなシナリオを念頭に渡辺氏は「地方選から政界再編を起こす」と意気込む。
「選挙区で勝てば統一選で地殻変動が起きる。全敗だと地方議員の潮は引くだろう」(同党関係者)。参院選は党の興亡を占う試金石となる。【塙和也、岡崎大輔】
毎日新聞 2010年7月2日 東京朝刊
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:26:28
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100703ddm005010114000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 兵庫 拉致問題、置き去り(1/4ページ)
◇激戦の被害者地元、家族「安定政権を」
6月30日昼、神戸・元町のスクランブル交差点。比例代表で立候補しているジャーナリストの有田芳生氏(58)=民主=がマイクを握った。「私は北朝鮮による拉致問題解決のためにずっと行動してきた」。神戸での街頭演説は公示前も含め4度目。通行人が近づき「解決をお願いします」と声をかけられたこともあったという。
拉致被害者の有本恵子さん(83年行方不明時23歳)は神戸市長田区出身。父明弘さん(82)は被害者家族連絡会副代表を務める。全国12件17人の政府認定拉致被害者では田中実さん(78年行方不明時28歳)も神戸出身。拉致問題への関心は他の地域よりも高いが、兵庫選挙区で「拉致解決」を前面に掲げる候補者はいない。
三橋真記氏(民主)の陣営は「兵庫だからといって阪神大震災(95年)や拉致が争点になっているわけではない」と指摘。井坂信彦氏(みんな)陣営も「争点は消費税で、拉致問題をどうすれば、という話はしていない」と話す。
全国屈指の激戦区。拉致問題は国家主権にかかわる問題だが、各候補者は消費税や経済再生、地域主権などを訴える。「拉致を訴えても票にはならないから」。明弘さんは言う。
◇
政権交代で何かが動くかもしれない−−昨秋、被害者家族たちは期待した。当時の鳩山由紀夫首相は所信表明演説で「考え得るあらゆる方策を使い、一日も早い解決を目指す」と打ち出した。だが、「政治とカネ」や米軍普天間飛行場移設問題で迷走し、拉致を含む北朝鮮問題への対応は置き去りにされた。
後継の菅直人首相は6月10日、被害者家族会メンバーと面会した際、「解決していきたい」と発言したが、「間違えたらいけないので、役人が書いた文章を読んでいた」(中井洽拉致問題担当相)という。
拉致問題は02年9月と04年5月の小泉純一郎首相(当時)訪朝で大きく動いた。「救う会兵庫」代表の長瀬猛さん(42)は、「それまで2時間で10人程度しか集まらなかった街頭署名がその100倍に跳ね上がった」という。
拉致被害者の横田めぐみさん(77年行方不明時13歳)の父滋さん(77)、母早紀江さん(74)を招いて講演会を開けば、会場には瞬く間に人だかりができ、大勢のマスコミが詰め掛けた。しかし当時の熱気は今はない。
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:27:28
長瀬さんは言う。「被害者家族の集客力にあやかろうとした政治家はたくさんいた。聴衆の前で横田さん夫妻と抱き合い『国民みんなで頑張ろう』と訴えればイメージアップになる。だが選挙が終われば静かになった」
03年11月の衆院選では波乱もあった。土井たか子社民党党首(当時)の兵庫7区は拉致問題が争点となり、かつて北朝鮮寄りとされた旧社会党の姿勢が糾弾され、土井氏が自民新人候補に敗れた(比例で復活当選)。
「確かに社民は有本さんの件では何もできなかった。それ以上に相手陣営の攻勢がすさまじかった。まさに拉致で負けた選挙」。社民党兵庫県連の元幹部はこう打ち明け、当時の記憶が脳裏から離れないという。
拉致問題は選挙関係者にとって扱いに神経質になるテーマとなった。有田氏は強調する。「本気で拉致問題が大切だと考えているなら、しっかりと主張すべきだ。国会でも被害者救出支援活動の象徴のブルーリボンをつけ『拉致問題に取り組んできた』と口先だけの議員が多過ぎる」
◇
政府、民間問わず日朝間の接触は水面下では静かに進められている模様だが、拉致問題を取り扱う正式交渉が再開するめどは立っていない。こうした中、06年と09年の2度の核実験に加え、北朝鮮製魚雷によるとされる韓国軍哨戒艦沈没事件で国際社会は再び北朝鮮に不信の目を向ける。
「拉致問題だけをテーマに北朝鮮が日本と交渉することはなく、国交正常化交渉も同時に進める必要がある。ただ、北朝鮮と韓国の関係が緊張する中で日本だけが国交正常化だ、とは言えない」と外務省幹部はいう。
哨戒艦問題を決着させたうえで南北の緊張関係が緩和され、米国と北朝鮮の対話が進み、核問題を巡る6カ国協議も再開される過程を踏まえ、拉致問題の交渉を促進する空気が醸成される−−。外務省関係者はこう指摘する。
しかし、日本側にも弱みがある。過去4人の首相は就任1年以内に退陣を表明、外交に本腰を入れる態勢にはなかった。「北朝鮮ときちんと向き合える安定政権がほしい」。明弘さんは切実な思いを訴えた。【西岡省二】=おわり
毎日新聞 2010年7月3日 東京朝刊
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チバQ
:2010/07/03(土) 23:29:34
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181268
【選挙列島をゆく 1】長崎 諫干論戦「隠せ」「あおれ」
2010年6月29日 11:39 カテゴリー:政治
参院選公示日、長崎県諫早市で開かれた民主現職犬塚直史の出陣式。登壇した犬塚は最後まで「諫干」に触れることなく第一声を終えた。
「地元がどんだけ迷惑しているか分かってるのか」。前日の23日夕、民主ベテラン参院議員西岡武夫は長崎市の自宅で、県連幹事長の渡辺敏勝とともに犬塚に迫った。
犬塚は4月、前農相赤松広隆の「争点化」発言に呼応するように、諫早湾干拓事業(諫早市)の潮受け堤防開門調査に条件付きながら「賛成」と明言、支持労組などから一斉に反発を受けた。県連は同月の定期大会に犬塚を呼び開門反対の活動方針を確認したが、その後も犬塚は「賛成」を繰り返す。地元市議3人は「こっちが命取りになる」と事務所開きに姿を見せなかった。
西岡の説得は2時間半近くに及んだ。結論は「自分からは積極的に言わない」。県連幹部は「とにかく諫干には触れないということでいく」と議論の“封印”を図る。
◇ ◇
犬塚が演説に立つ1時間半前、自民新人の金子原二郎は同市で声を張り上げた。「この選挙は諫干を開門するかしないかが問われている。圧倒的な数字で開門反対の気持ちを示そう」
同市は約14万人の人口を抱える県内第3の都市だ。自民にとって、昨夏の衆院選で民主の福田衣里子からベテランの久間章生が8千票近い差をつけられた「敗北の地」だが、諫干開門には反対の声が強く、犬塚の「賛成」発言は金子陣営にとっては「願ってもないプレゼント」だった。
自民衆院議員の谷川弥一は総決起集会で「この人(金子)は強運。弱い地区で何もせんでも票が出るようになっとる」と上機嫌に紹介した。同市の選挙事務所には対決をあおるように「諫干開門絶対反対」の看板がそびえる。地元県議の八江利春は「ここは諫干で攻めていくよ」と強調した。
◇ ◇
27日、報道各社の世論調査で、金子が先行しているとの結果が報じられた。新聞を手に、ある民主国会議員秘書は「やっぱり諫干が効いてるな」とつぶやいた。
諫干開門問題は県内でも諫早市以外は大きな議論にはなっていないが、民主内部の“ねじれ”は「支持団体、議員たちの士気を下げる要因になっている」という。西岡は同市以外での出陣式でも一度も登壇しなかった。
金子も同市以外で諫干に触れることはほとんどない。だが、2月の知事選で与野党対決を約9万4千票差で制した自民系の中村法道が開門反対を訴え、政府と交渉を続けている中、中村の補佐役をアピールするのに諫干は格好の材料だ。金子は「中村さんは苦労している。一緒になって県政、国政のために戦いたい」と訴え、知事選の再来をもくろむ。
干拓事業は完了し営農が軌道に乗りつつある。「終わったはずの事業だったのにな」。両党県連幹部は対照的な表情で同じ言葉をつぶやいた。
ほかに同選挙区に立候補しているみんな新人の中嶋徳彦は「有明海再生策を示すのが先」として開門に反対。共産新人の渕瀬栄子は賛成を訴えている。 =敬称略
■ ■
昨年の政権交代後、初の本格的国政選挙となる参院選。7月11日の投票日に向け、与野党各候補がしのぎを削る注目選挙区の戦いを追った。
7097
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:30:36
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181501
【選挙列島をゆく 2】山梨 足元揺らぐ「参院のドン」
2010年6月30日 11:37 カテゴリー:政治
富士山を横目に登った山道の先の駐車場。「一兵卒」は、ビールケースの上で「第一声」を上げた。
「輿石先生が参院をしっかり運営しているから、民主党もよちよちしながら前進しています」
参院選公示日の24日正午すぎ、山梨県南部にある身延町。民主党前幹事長の小沢一郎は、約50人の支持者を前に、民主党現職で参院議員会長の輿石東を持ち上げた。
幹事長辞任後、役職に就かず「一兵卒」として「ひなびた山奥や海岸を回る」と宣言した小沢。この日は自民党支持者の取り込みを図るかのように、県内にある自民党副総裁を務めた金丸信の墓に参り、手を合わせた。
ただ小沢は輿石の選対事務所で激励する予定だったが、突然キャンセル。「小沢批判」が輿石に直結し、選挙に悪影響が出るのを配慮したのか、表だった接触はないまま帰京した。
◇ ◇
同じ日の朝、自民党総裁谷垣禎一は甲府市内で声を張り上げた。
「労働組合にどっぷりつかった民主党の体質を体現しているのが参院のドン・輿石氏だ」
輿石の出身母体は日教組。「政治とカネ」の問題で批判を浴びる小沢に最も近いとされている。
自民党は山梨を反転攻勢の「象徴区」と位置付け、党を挙げて戦う作戦に出た。擁立したのは輿石と同じ元教諭で、松下政経塾出身の新人宮川典子。若さを前面に打ち出し「世代交代」を訴える。
公示前から、衆院議員小泉進次郎や元防衛相小池百合子ら党の「エース級」が相次いで山梨入り。22日には元首相の安倍晋三、宮川を推薦するたちあがれ日本の発起人、東京都知事石原慎太郎らがJR甲府駅前でそろって演説し、「山梨は日教組の牙城だ」と批判を展開した。
◇ ◇
「政治闘争は法令順守で積極的に行います」
輿石がかつて執行委員長を務めた山梨県教職員組合(山教組)が、組合員に配った内部資料には歯切れの悪い言葉が並ぶ。6年前の参院選で、山教組の元幹部が教員からの寄付を政治資金収支報告書に記載せず、政治資金規正法違反事件で罰金刑を受けたからだ。
かつて「自民党王国」だった山梨。そこで民主党が勢力を拡大するには、教組の力は欠かせなかった。「学校ぐるみで選挙運動を展開し、圧倒的な集票力を誇った」とされる山教組だが、今回は動きが鈍くならざるを得ない。さらに北海道教職員組合(北教組)の不正資金提供事件が追い打ちをかける。
首相が交代し支持率が「V字回復」したことを受け、各社の世論調査は「輿石優位」を伝えている。しかし小沢との親密さは「逆風」を招きかねず、山教組もフル回転にはほど遠い。基盤は揺らいでいる。
27日夜、山梨県甲斐市で開いた個人演説会。輿石は自らを鼓舞するように語った。「批判やいろいろな見方は苦にしないたちです。夜はよく眠れる。くよくよしない」
=敬称略
7098
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:31:44
http://nishinippon.co.jp/nnp/item/181766
【選挙列島をゆく 3】北海道 「政治とカネ」労組を直撃
2010年7月1日 12:19 カテゴリー:政治
「北海道で議席を落とすことがあれば、自民党の鼎(かなえ)の軽重を問われかねない」。自民党総裁の谷垣禎一は30日、北海道帯広市で必死に訴えた。
「民主王国」といわれる北海道だが、「政治とカネ」の問題が相次ぎ、民主党政権を揺さぶり続けた震源地でもある。
前首相の鳩山由紀夫(衆院北海道9区)は実母からの資金提供問題でつまずき、参院選前に首相のいすを投げ出した。
北海道教職員組合(北教組)による不正資金提供事件では小林千代美(同5区)が辞職。前幹事長小沢一郎の元私設秘書、石川知裕(同11区)は政治資金規正法違反罪で起訴された。再出発した菅政権でも、早々に国家戦略担当相荒井聡(同3区)の事務所費問題が表面化。辞職した小林を含め、衆院12小選挙区の3分の1で「政治とカネ」の問題を抱えている。
◇ ◇
だが、各候補の主張は有権者の関心が高い消費税や景気浮揚策が中心。「政治とカネは票にならない」(自民陣営)と、野党サイドからも語られることは少ない。
「ばらまきの蛇口を閉め、まずは無駄遣いをやめることが必要だ」。6月27日、札幌市に隣接する江別市。小林の辞職で10月に補選を迎える自民の元官房長官町村信孝(衆院比例北海道)でさえ、この問題には触れず消費税に時間を割いた。自民新人の長谷川岳も地域浮揚策を訴えただけ。
札幌市で年金暮らしをする男性(73)は「政治とカネの問題も大事だが、一番大事なのは自分の生活。年金生活者への税金の優遇策などを、投票する際の判断基準にするつもり」と話す。
◇ ◇
主要な論点にはなっていない「政治とカネ」だが、「民主王国」を下支えしてきた労働組合の選挙運動を直撃している。
「守りだけでは戦いにならない」。自治労出身の民主新人、藤川雅司を支援する連合北海道(組合員約27万人)事務局長の村田仁は焦りの色を隠さない。小林の衆院選に絡んだ事件では、北教組と自治労の幹部が逮捕され、有罪判決を受けた。
今回、組合員1人につき5人分の支持者カード集めがノルマだが、現在はまだ半分程度。「指示を下ろすことを自重している幹部もいる」(北教組幹部)。労組の動きはかつてなく鈍く、支援候補を必ず当選させてきた「常勝集団」は敗北の危機に直面している。
民主は改選2議席独占を狙い、新人2人を擁立。連合は藤川、党や議員は元テレビリポーターの徳永エリとすみ分ける。
各社の世論調査では、徳永、長谷川が先行し、藤川が追う展開。「長谷川に行っている無党派層を徳永がもっと引き寄せてくれないと」(連合幹部)。そうなれば相対的に長谷川が沈み、藤川が浮上するというわけだ。
晴天に恵まれた6月27日。札幌市の繁華街で買い物客たちにアピールした徳永と対照的に、藤川は数人のバス待ち客しかいない同市郊外のJR駅前で悲痛な叫びを上げていた。「銅メダル(3位)ではダメなんです」
=敬称略
7099
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:32:35
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/182010
【選挙列島をゆく 4】長野 「安泰」一転「普天間」の影
2010年7月2日 12:14 カテゴリー:政治
民主現職の防衛相、北沢俊美の選挙スタッフが、頭を抱えていた。民主党本部から閣僚として2カ所の応援を要請されたが「半日でも空けられるのは怖い」と返答できないでいたからだ。
北沢が6月24日の公示後に選挙区を空けたのは、閣議があった29日だけ。早朝に長野を出て、午後3時すぎにはJR東京駅から新幹線に飛び乗った。夕方には選挙カーから支持を呼び掛けた。
陣営が危機感を募らせるのは米軍普天間飛行場移設問題が逆風になりかねないからだ。迷走を重ねた末、鳩山政権の支持率は急落。鳩山由紀夫は首相辞任に追い込まれた。防衛相としてその責任の一端を問われないか。北沢は民意がつかみきれないでいる。
「前回選挙(2004年7月)ではこんなに回っていなかった」と陣営幹部。北沢に「ペースをもっと落としては」と助言しても、「まだまだ回るぞ」と逆にハッパをかけられた。
「大臣なんだからもっと楽な選挙を期待していたが、防衛相は政権崩壊させた人物と思われかねない。『大臣』を前面に出せない」。陣営の県議はうつむくばかりだ。
◇ ◇
現職の防衛相にとって「泣きどころ」の「普天間」を突いてきたのは、身内だった。
長野選挙区(改選数2)は過去4回、いずれも民主、自民両党が議席を分け合ってきた。それが3月下旬、高い支持率を背景に党本部主導で2人目擁立が進み、高島陽子の公認が決まった。
高島は公示前の6月16日、応援に駆けつけた参院議員の糸数慶子(無所属)と並んで街頭に立った。沖縄県選出で、北沢を批判する糸数とともに「政権与党になった民主党の在り方に声を上げる」と、普天間飛行場の移設に関する日米合意に異議を唱えた。
「北沢氏とのすみ分けを狙った」「(衆参選挙で初めて候補者を立てない)社民党票の取り込みを狙っている」。憶測が飛び交った。
ところが公示直前の22日、民主党県連が高島陣営に「マニフェストには『普天間基地移設問題に関しては、日米合意をもとに』と書いてある。党公認候補として認識して発言を」と異例の注意をした。高島の訴えから「普天間」が消えた。
◇ ◇
北沢は、街頭演説で普天間問題について「そしりを受けても早期に解決する」と述べる程度。政権交代の重要性や、首相の菅直人との親密度に多くの時間を割く。
自民新人の若林健太も、みんな新人、井出庸生も「普天間の優先順位は低い」として触れるのはまれだ。いずれも「知名度がないので自己紹介と政策のアピールが優先」と声をそろえる。普天間飛行場の沖縄県内移設に強く反対する共産新人の中野早苗も「消費税増税反対」が最大のテーマだ。
今のところ「普天間」批判は鳴りをひそめている。それでも北沢の胸中は穏やかでない。街頭演説では、最後にこう語りかけることが多くなっている。「(県議選も含め)十数回選挙をしているが、こんなに厳しい顔のポスターは初めて。察してください」 =敬称略
7100
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:33:20
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/182233
【選挙列島をゆく 5】静岡 「小沢神話」生きているか
2010年7月3日 12:23 カテゴリー:政治
激しさを増す雨が、日焼け止めを幾重にも塗ったほおにたたきつける。6月26日、浜松市郊外の住宅街。民主新人の中本奈緒子は、化粧崩れを気にするそぶりも見せず、声をからした。
「山間部や海辺では高齢者だけの集落が多い。病院は一つもなく非常に心配になりました」。街頭演説は前幹事長、小沢一郎の教えに従い「川上から」を基本に1日50回以上。長野や愛知との県境にある過疎地を手始めに市街地に下るパターンを繰り返し、「生活が第一」とのメッセージを色濃くにじませる。
「単独過半数獲得」を目標に掲げ、改選数2以上の選挙区に複数擁立する戦略をとった小沢が、地元の頭越しに擁立したのが中本。小沢と党静岡県連、連合静岡との間に入った亀裂は、もはや修復不可能な状況という。 中本陣営が狙うのは無党派層の掘り起こし。陣営幹部は「ボロボロになっても川上作戦を愚直に繰り返す」。小沢が比例代表に擁立した柔道家、谷亮子とのパネル写真が飾られた事務所。知人や親族らボランティアが出入りし、小沢の私設秘書が目を光らせる。
◇ ◇
「私たちが応援しているのは1人だけ! 民主のほかの候補者はいても、応援しているのは藤本祐司!」。6月26日、藤枝市のスーパー前で女性県議が声を張り上げた。
共倒れを恐れる県連は現職の藤本に支援を一本化。「公示日に3割のポスターしか張れていない」(県連幹部)中本とは対照的に、選挙期間中約170カ所の演説日程を瞬く間に組んだ。連合も藤本のみを推薦。自民党関係者が「かつての自民党のよう」と皮肉を込める組織戦。幹事長時代の小沢が藤本の選挙活動費を支給しなかったことで感情的なしこりも残る。
「これからも一緒に仕事をしたい」。公示日のJR浜松駅前。行政刷新担当相、蓮舫の姿があった。菅内閣の閣僚で応援要請がもっとも多い「事業仕分け」のヒロイン。真っ先に駆け付けたのが藤本の出陣式だった。中本陣営には一切連絡はなく、40キロほど離れたスーパー前で演説中だったという。地元は、非小沢派が要職に就いた党本部の「配慮」と受け止めた。
◇ ◇
公示後初の日曜となった6月27日。県都・静岡市の商店街を中本が練り歩いた。同じ商店街にある藤本の選挙事務所に差しかかったころ、藤本陣営は報道各社の世論調査を受けた会議を開いていた。調査結果はおおむね藤本、自民新人の岩井茂樹にみんなの党新人の河合純一が絡む展開。中本の出遅れ感は否めない。
ただ、藤本陣営の選対本部長の県連会長、牧野聖修は不安が消えない。
藤本陣営には真偽不明の情報が交錯する。「小沢が秘書を追加投入したようだ」「いや、静岡を見限ってほかの選挙区をテコ入れしている」…。
選挙に強いという「小沢神話」。牧野は揺れる胸の内をこう語る。「小沢さんが、これ以上ここに手を突っ込まないことを願うしかない。共倒れしては意味がない。最大の敵は自民のはずなのにどうしても小沢さんの影を追ってしまう」 =敬称略
7101
:
名無しさん
:2010/07/03(土) 23:38:42
>>7063
わけわからん…
7102
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:40:01
>>7052
http://www.asahi.com/politics/update/0702/TKY201007020672.html
「うちは野党扱いか」 つれない民主に国民新党焦り2010年7月3日18時28分
民主党と連立を組む国民新党が焦りを募らせている。通常国会で郵政改革法案の成立が見送られた上に、民主党からは、みんなの党との連携に意欲的な発言も漏れ、参院選後の連立組み替えの動きも強まりかねないからだ。
「うちは野党扱いか」。国民新党幹部は2日、菅直人首相が党首討論をめぐって「1対8の議論は議論ではない」と語ったことに不快感を示した。
連立与党を大事にした小沢一郎前幹事長が民主党の中枢から去り、国民新党との連携にはすきま風が目立つ。同党からは「菅体制になって民主党には体温が感じられなくなった」との声が出るほどだ。
2007年の参院選比例区で国民新党は都道府県ごとに数千〜6万5千票を獲得。支持母体の全国郵便局長会は「郵政票の威力を見せつけないといけない」(幹部)として、民主候補への支援と引き換えに郵政改革法案の成立を迫っている。
ただ、つれない民主党の姿勢を変えさせるほどの妙案はない。国民新党幹部は「選挙後、小沢氏が力を発揮できる立場に立てるかどうかで変わる」と語り、「小沢氏頼み」の様相だ。(山口博敬)
7103
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:42:20
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100703dde041010041000c.html
風はどこへ:’10参院選 愛称で投票、大丈夫? 有名人乱立、悩む選管
◇「YAWARAちゃん」は有効か 「絶好調」難しそう
五輪メダリスト、元プロ野球選手、歌手、女優−−。参院選には今回も、有名人が立候補した。こうした候補について、開票所で担当者が頭を悩ませるのが、投票用紙にあだ名やキャッチフレーズが記載された場合の扱い。あくまで候補者の氏名を書いた票が有効だが、果たしてどこまで1票と認められるのか?【曽田拓】
公職選挙法には「投票者の意思が明白であれば、その投票を有効とするようにしなければならない」と、愛称などの記載を場合によっては容認するような規定がある。一方、余分な記述をした場合は無効とされ、明確な基準は定められていない。
総務省によると、実際に愛称やあだ名を有効票と見なすかは、各開票所の責任者である管理者が立会人の意見を聞いて判断することになるという。管理者には開票事務の経験がある自治体の選管関係者が就任する場合が多い。
タレントやスポーツ選手の候補者乱立の一因とされる「非拘束名簿方式」が初導入された01年の参院選でも、「金ピカ先生」や「タイガーマスク」と書かれた票の扱いが注目され、有効とされたケースもあるとみられる。国にも基準はなく、総務省選挙課は「名称が一般的かどうかなど管理者が判断すると思う」としたうえで、「比例代表の候補者でも特定の地方で知名度が高い場合もあり、同じ表現の票でも有効無効の判断が地域でばらつきが出る可能性がある」としている。
ある自治体の選管担当者は「届け出の名前で投票することが大前提」としながらも、「『YAWARAちゃん』のように人物を指す愛称の場合は有効と見なす可能性もある」と説明する。その一方で今回出馬した元スポーツ選手が現役時代によく口にした「絶好調」。「『絶好調』のように人を指すか分からないような場合は難しいかもしれない」と話した。
7104
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:43:31
公明は埼玉を捨てたのか?
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100703dde001010005000c.html
’10参院選:民主と自民、勝負は1人区 党首を積極投入 税制に高まる関心
第22回参院選は11日の投開票に向けて後半戦に突入した。与党が過半数を維持するかを巡り攻防が激しさを増し、各党とも重点区を絞り込み党幹部らの遊説日程を組んでいる。民主、自民両党は事実上の一騎打ちとなる改選数1の1人区での勝敗が参院選全体の行方を決するとして、党首が先頭に立って1人区を中心に遊説する方針。菅直人首相の発言で消費税率引き上げの是非が最大の争点となる中、法人税、所得税など税制のあり方や増税分の使途などに国民の関心はかつてないほど高まっており、後半戦も消費税を巡る攻防が繰り広げられそうだ。【須藤孝】
民主党は、改選数3の選挙区での2人目の当選とともに、1人区対策を重視している。29ある1人区のうち8選挙区程度で接戦となっているとみて、幹部を集中的に投入する。首相は3日午前に山梨選挙区に入るほか、5日には愛媛、香川、徳島選挙区での遊説を予定。枝野幸男幹事長も3日午後に山形、4日に宮崎選挙区に入る。
これに対し、自民党も谷垣禎一総裁らが1人区を中心にてこ入れしていく方針だ。同党は6月30日、河村建夫選対局長らが党本部で参院選の情勢を分析。1人区を中心に16選挙区を重点区と位置付け、小泉進次郎衆院議員ら知名度が高い議員を遊説に投入する方針を決めた。谷垣総裁は2日、1人区の富山、石川、福井選挙区を遊説した。
◇公明、共産は東京を重視
公明、共産両党は激戦となっている東京選挙区を重視しているほか、国民新、新党改革、社民、たちあがれ日本、みんなの各党も全国で党勢拡大を訴えている。
消費税問題では、首相が打ちだした税金還付の対象となる年収水準があいまいなことが野党側に攻め手を与えている。3日午前のよみうりテレビの討論番組で枝野氏は「低所得者対策にはいくつかやり方がある。どれがいいかこれからみんなで議論しようというのをぶれというのか」と釈明したが、自民党の茂木敏充幹事長代理は「政権与党なのだから自分たちの案を正々堂々と示せばいい」と切り返した。
首相や民主党幹部らが2日夜、党本部で行った情勢分析の会議では、ぶれ批判を懸念する党幹部が首相に「今後はテープレコーダーみたいに同じ事を繰り返しておけばいい」と忠告する場面もあった。
自ら持ち出した消費税増税で首相は守勢に回る情勢になっている。
7105
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:44:16
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/nagasaki/20100703/20100703_0001.shtml
民・社、自・公地方は蜜月 手放せない連携相手 「効果的な集票構図」定着
2010年07月03日 14:50 参院選長崎選挙区(改選数1)では民主と社民、自民と公明それぞれが協力態勢を敷いている。中央レベルの連携は「白紙」に戻っても、選挙区と比例代表で票を融通し合う自・公の「バーター協力」や、民・社による選挙区候補の一本化は、地方の集票構図として定着しており、連立解消しても「簡単には崩せない」のが現実。それぞれが生き残りをかけパートナーの名を連呼する。
「金子さんと(比例代表候補の)秋野公造とでともに戦って参りましょう」。29日昼、公明の選挙カーが自民新人の金子原二郎氏(66)の長崎市の事務所前でエールを送ると、事務所スタッフが飛び出し手を振って応えた。
公明党本部は野党転落を機に自公連携を白紙に戻したが、県本部は金子氏の「支援」を決定。県議ら地方議員は金子氏への投票を呼び掛け、演説会に同席してマイクを握る。江口健幹事長は「金子氏は地方の実情に詳しい。10年間培ってきた自民との関係も大事だ」と支援理由を語る。
初めて自公連携で臨んだ2000年の衆院選で、公明は比例代表で初めて県内10万票を突破。その後の国政選挙でも約10万―12万票を維持してきた。今回も目標を15万票としており、自民の協力は不可欠だ。自民県連幹部は「どちらにとっても生き残るための効果的な連携で今さら手放せない」と語る。
社民は、6月に米軍普天間飛行場移設問題をめぐり政権を離脱したが、県連合は民主現職の犬塚直史氏(55)の「支持」を決定。離脱前の「推薦」から格下げしたものの協力態勢は維持した。吉村庄二代表は「自公政権に戻すわけにはいかない。反自民で結束することが優先」と説明する。
県連合幹部は犬塚氏の選対に入り、演説会や支持者回りに同行。同党比例代表の吉田忠智候補と犬塚氏の顔写真が並んだカードを1万部作り「選挙区は犬塚氏を」と呼び掛けている。
ただ、最近は消費税論議でも両党の食い違いが目立ち、支持者の中には連携を疑問視する声もある。県連合は6月、犬塚氏と平和や福祉、経済問題などに関する政策協定を結んだ。吉村氏は「社民は選挙区で勝てる体力はない。近い立場の民主を当選させることで党の主張を通していくことが大切だ」と話した。
7106
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:47:40
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007030003
民主「すみ分け」を転換
2010年07月03日
支持者に手を振る徳永エリ氏(左)と藤川雅司氏=6月24日、札幌市中央区
■議員 → 徳永氏 連合北海道 → 藤川氏
■民主「すみ分け」を転換
■「票奪い合い」懸念も
11日に投開票される参院選道選挙区(改選数2)で、候補者2人を擁立した民主党北海道(道連)が、選挙戦の戦略を転換した。民主勢力を二分する形で「すみ分け」をしていたが、一連の不祥事などで労働組合の動きが鈍いことが理由だ。2議席独占を目指しての方針転換だが、陣営からは「身内同士での票の奪い合いになる」との懸念も出始めている。
6月30日夕、札幌市中央区の道連に三井辨雄代表ら幹部が集まり、緊急会議が開かれた。三井氏は「緊急提起」と題された文書を示し、同意を求めた。会議後、文書は道選出の国会議員や地方議員、議員の後援会に送られた。
文書には「『どちらか迷っている』民主支持者には、藤川への投票を促せ!」と書かれていた。それまでの「すみ分け」戦術の変更を指示する内容で、道連関係者は「藤川シフトだ」と明言する。
今回の道選挙区に民主党は、徳永エリ氏(48)と藤川雅司氏(53)を擁立した。テレビリポーターの徳永氏を道連や国会議員らが支えて無党派層の支持獲得を目指す一方、自治労出身の藤川氏を連合北海道が支援する、と明確に民主勢力を二分した形の戦術を採っていた。
ところが、自治労北海道や北海道教職員組合(北教組)は、昨年の衆院選をめぐる違法献金事件で幹部の有罪が確定。「選挙と組合」「政治とカネ」をめぐる事件に、組織が萎縮(いしゅく)し、参院選に向けての動きが鈍った。国会議員秘書の一人は「議員の後援会員や後援企業にすら足を運べていない」と嘆く。
無党派層の動向も不安という。6月上旬の菅直人政権の発足で、党の支持率はV字回復した。だが、藤川氏陣営の幹部は「無党派層の支持は徳永氏に集まっている」と受け止めている。
党関係者によると、同党本部が実施した世論調査では、徳永氏は当選に向けて勢いが見られたが、藤川氏は徳永氏に水をあけられていた。また、藤川氏は自民党の長谷川岳氏(39)にも差をつけられていたという。
この事態を受け、連合の高柳薫会長は先月20日、三井氏に「党としててこ入れしてほしい」と異例の要請をした。さらに28日には連合として「非常事態宣言」を表明。そして30日、道連が藤川氏への支援拡大に動き始めた。
だが、この「方針転換」に、徳永氏陣営は危機感を募らせる。陣営の選対本部長を務める佐々木隆博衆院議員は2日、道連幹部に「惑わすようなことはやめてくれ」と電話。地方議員の一人は「有権者がバランス感覚を働かせて、徳永から藤川に票が移るのが怖い」と漏らす。
道連幹部は「敵は自民党。無党派層の支持を自民党からはがす」と意気込む。だが、藤川・徳永両氏の陣営幹部は、抱える思惑は異なりながらも、見方は一致している。
「『連合対民主党の戦い』の様相になってしまうと選挙戦は失敗だ」
7107
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:49:54
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181909
ポスター張りに行ったのに… 参院選掲示板 設置漏れ 門司区の1ヵ所
2010年7月2日 01:29 カテゴリー:社会 九州 > 福岡
北九州市選管は1日、参院選の候補者ポスター掲示板に1カ所の設置漏れがあった、と発表した。公示日の6月24日昼、掲示に訪れた候補者陣営からの問い合わせで発覚し、午後に設置された。市選管は「公職選挙法に抵触すると認識している。公示に掲示板が間に合わなかったことは申し訳ない」と陳謝した。
公選法は、立候補届け出の時点で選管が掲示板を設けなければならないと定めている。設置漏れがあったのは同市門司区黄金町。6月17日に職員が書類を点検した際、同所の設置確認印がないのに気付き、委託業者に照会。「設置した」と報告があったため、それ以上確認しなかったという。
公示日に陣営からの指摘で対応した同区選管の男性職員2人は、上司への報告を怠っていた。30日、陣営から別の区選管に指摘があり、市選管が設置漏れを把握した。
男性職員は市選管に対し「公示日に間に合ったので問題ないと思った」と説明。市選管は連絡体制について「認識が甘かった」と話している。
=2010/07/02付 西日本新聞朝刊=
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:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:50:43
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001007030004
選挙区郵政票どこへ?
2010年07月03日
街頭演説する国民新党の亀井静香代表=新潟市中央区の新潟駅前
■約5万票 無所属か民主か
小泉政権からの民営化路線を見直す郵政改革法案は、参院選後の主要な政治課題の一つだ。先の通常国会で廃案となった法案の早期成立をめざす国民新党の亀井静香代表が2日、新潟入りし、存在感を示した。郵政民営化の是非が問われた2005年の衆院選を機に、自民党から離れた郵便局長OBらの「郵政票」は、どこへ行くのか。(藤井裕介、吉武祐)
◇
亀井氏はこの日夕、新潟選挙区の無所属現職、近藤正道氏(63)=国民新党、社民党推薦=の応援のため、新潟駅前の演説会場に到着した。
連立相手の民主党が、支持率の高いうちに選挙に入りたい党参院議員会の意向で国会の会期延長を回避したことを批判し、「菅総理と夜中じゅうやりあったが、どうにもならないと言う。こういう政治をやっていてはダメになる」と訴えた。演説の大部分は、近藤氏と連携した中小企業金融円滑化法と労働者派遣法改正案の話だったが、「小泉・竹中路線」との決別を有権者に呼びかけた。テレビで見る顔とあって、駅前の交差点には人だかりができた。
05年の衆院選では、郵政民営化を主導する小泉純一郎首相が率いる自民党が大勝。07年、日本郵政公社は郵便事業や貯金、保険を扱う会社に分社化された。特定郵便局長OBらでつくる「大樹」は、この流れに反発。元々は自民党の有力な支持基盤だったが、今は現役も加わる「郵政政策研究会(郵政研)」で民営化見直しを主張する国民新党を支持する。
県内のある郵便局長は「郵便配達をする人が貯金を預かることはできなくなったし、『小包を取りに来て』と言われても会社が違うから行けない」と不満を語る。「お客さんの利便性を考えたら現状を見直さないといけない」。国民新党の比例区候補の当選に「全力をあげる」という。
郵政研は新潟選挙区で、国民新党とのつながりで近藤氏を推薦。ただ、県内のある局長OBは「民主党の力が弱くなれば、郵政改革法案が成立するかどうか」と悩む。同党の田中直紀氏(70)を推す声もある。
昨年の衆院選で、国民新党が獲得した県内の比例票は約4万7千票だった。改選議席数2の新潟選挙区で、得票順位2位と3位の候補者の票差は、07年が1万1477票、04年は4万7091票。同党支持層の選挙区での動向も、選挙結果に影響を与えるとみられる。
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:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:54:29
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001007030004
吉村知事岸氏支援を表明 他陣営思い複雑
2010年07月03日
∞配慮しつつ警戒感も
吉村知事が参院選山形選挙区(改選数1)で、自民党公認の現職岸宏一氏(70)への支援を表明したことで、候補者を擁立する各陣営は複雑な表情を見せている。
知事は、1日夜、西川町などであった岸氏の個人演説会に出た後、取材に応じ「今までの私の生き方を通すことも大事だと思った」と改めて、昨年の知事選で支援を受けた岸氏への「恩返し」を強調した。「後援会の中で何回も話し合い、本当に考え抜いた末だった」と、数日前に決断したことも明かした。今後の県政運営への影響については「何とも言えない」。
県民の支持が高いとされる知事の援護について岸氏は「知事がはっきり『支持する』と言ってくれたことに意義がある。選挙戦にはもちろん良い影響がある」と期待する。
民主党は2日、公認候補の梅津庸成氏(43)の選対会議で、今後の戦い方などを協議した。党県連の和嶋未希会長は、知事の動きに「本当に残念」と話す一方、「根本的には、民主党と知事が築いてきた信頼関係は揺るがないと思っている」と配慮も見せた。
陣営幹部には「県政との関係をつなぎたい企業などが、自民党支持へと移る動きも出てくるのではないか」と警戒する声もある。
太田俊男氏(56)を擁する共産党も、知事選で知事を推した。本間和也県委員長は「知事の立場としては、特定候補の応援をすべきではない。遺憾に感じている」。
川野裕章氏(51)を擁するみんなの党の佐藤丈晴酒田市第1支部長は「有権者の負託を受けた政治家としては、恩などではなく、政策や考え方に共鳴できる候補者を応援することが筋ではないか」と疑問を投げかけた。
7110
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:58:29
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100703t11030.htm
村井人気あやかりたい 一部陣営がビラに掲載 参院選みやぎ
参院選(11日投票)で特定の政党や候補者を応援しない「中立」の立場の村井嘉浩知事。宮城選挙区(改選数2)では8候補のうち一部の陣営が、知事との「近さ」をさりげなくアピールしている。知事とのツーショット写真をビラに載せたり、県が推進する富県戦略への協調姿勢を示したり。昨年の知事選で知事は64万7700票を獲得。各陣営は「村井人気」にあやかりたいようだ。
みんなの党新人の菊地文博候補(50)は県議時代、知事と同じ宮城野選挙区。3度の県議選で戦った好敵手だ。菊地候補は「知事とは同年齢。選挙戦を勝ち抜き、富県宮城の推進の一翼を担いたい」と意気込む。
自民党新人の熊谷大候補(35)は、知事と同じ松下政経塾出身。6月24日の演説では「わたしは仙台市宮城野区在住で、隣の町内会には政経塾の大先輩の村井知事が住んでいる」と語った。党本部発行のビラに知事と撮影した写真を使用した。
民主党現職の桜井充候補(54)は法定ビラで、日常の政治活動を紹介する写真の1枚に村井知事と並んだ写真を選んだ。陣営は「地域課題を解決する際に県と連携することがあり、その時に撮影した一こま。それ以上の意味はありません」と説明する。
無所属現職で自民党推薦の市川一朗候補(73)は党県連会長時代、幹事長が知事だった。演説では知事肝いりの富県戦略に触れ「わたしのような経験のある政治家がいないと中途半端に終わってしまう可能性がある」と強調している。法定ビラに知事と握手する写真を載せた。
法定ビラなどに候補者と一緒に撮影した写真が使われたことについて、村井知事は「大変、光栄なこと。選挙戦については中立を貫きます」と話している。
幸福実現党新人の村上善昭(37)、共産党新人の加藤幹夫(46)、民主党新人の伊藤弘実(36)、社民党新人の菅野哲雄(61)の4候補は、村井県政への目立った発言はない。
<宮城選挙区立候補者(2―8)>
菊地文博 50 元県議 み新
熊谷大 35 元中学校講師 自新
村上善昭 37 幸福実現党員 諸新
桜井充 54 医師 民現(2)(国推)
加藤幹夫 46 党県副委員長 共新
伊藤弘実 36 会社社長 民新 (国推)
菅野哲雄 61 元衆院議員 社新
市川一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)
2010年07月03日土曜日
7111
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:59:33
http://mytown.asahi.com/areanews/nagasaki/SEB201007020064.html
諫早迷走、地元に不信感 「選挙の材料にするな」
2010年7月3日
諫早湾側から見た潮受け堤防の北部排水門=諫早市高来町
賛否の割れる国営諫早湾干拓事業(諫早市)の潮受け堤防開門調査は、参院選の争点にしたいと語っていた赤松広隆・前農林水産相が政府の方針を表明しないまま退任し、後任の山田正彦農林水産相が結論を先送りに。農業者や漁業者は、ふらつく政治への不信感を募らせている。
干拓農地で営農する荒木一幸さん(33)は梅雨の時期、カボチャの出荷間近に、害虫を防除し、1玉ずつ紙で包む作業に忙しい。「国と選挙に振り回されてばかり。ジェットコースターに乗っているようだ」と、最近の政治の流れを嘆く。
4月半ば。干拓地を視察した赤松前農水相は、荒木さんらを前に「安心して農業ができるように考えている」と語った。だが、大臣肝いりでできた与党と政府の検討委員会が同月末に出した結論は「開門が妥当」だった。
開門すれば、潮受け堤防内の調整池に海水が入り、農業用水に使えなくなる。さらには塩害などで農業に被害が及びかねない。そうした事態を荒木さんら干拓地や周辺の農業者は恐れ、「農家の命と財産がかかっている。選挙の材料にしてほしくないのに」と、いらだちを隠さない。
早期開門を求める佐賀市のノリ漁師、川崎賢朗さん(49)は次の漁期に向け、網の手入れを黙々と進める。
検討委の結論を受け、赤松前農水相が開門に踏み切るのを期待していただけに、虚脱感がある。山田農水相が衆院長崎3区選出で、地元の民主党長崎県連が「開門反対」を掲げているのも気がかりだ。
開門調査について、民主、自民両党とも長崎県連は「反対」、佐賀県連は「推進」を掲げ、党内のねじれは解消されないままだ。川崎さんは「農業と両立できる開門調査は可能なはずだ。互いの言い分を調整しながら、その道を探るのが本当の政治じゃないか」と思っている。(市川雄輝、加藤勝利、岩田正洋)
7112
:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:03:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100703/CK2010070302000078.html
W杯余波? 新党に迷い? 参院選 期日前投票出足鈍く
2010年7月3日
11日投開票の参院選で、市内の期日前投票の出足が伸び悩んでいる。市選挙管理委員会のまとめで、開始から1週間の投票者数は、前回参院選の同時期より微増しているものの、政権交代につながった昨夏の衆院選に比べるとまだ3分の1程度。単純比較はできないが、選挙ムードはいまひとつ。市選管では「サッカー・ワールドカップ(W杯)で日本戦も終わったので、選挙への関心も高まるのではないか」と期待している。 (堀祐太郎)
市選管によると、公示の翌日に始まった期日前投票の市内の投票者数は一日までの七日間で、県選挙区が二万九百七十人、比例代表が二万九百八十一人。
三年前の前回参院選の同時期では、県選挙区が二万二百八十八人、比例代表が二万二百八十七人でそれぞれ七百人弱の微増となっている。ただ、市内では有権者数が三万八千八百三十九人増加。市選管も「制度が浸透して、期日前投票が増加傾向にある」とし、選挙機運の反映とはいえないとみている。
実際、昨夏の衆院選では、市内全域にあたる衆院神奈川9、10、18区の三小選挙区では、開始から一週間の期日前投票が五万七千九百十七人、比例代表は五万七千九百三十二人だった。選挙期間も違うので単純比較はできないが、関心の低さは顕著。
市選管事務局の小島勇人局長は「新党が増え、投票を決めかねている有権者が多いのかもしれない」と分析しながら「W杯の次は選挙に関心を持ち、貴重な一票を投じてほしい」と呼び掛けている。
7113
:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:05:03
>>7109
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100703t51011.htm
吉村知事の岸氏支援に民主が反発 山形選挙区
岸氏の個人演説会で支援を訴えた吉村知事(右)=1日、山形県朝日町
吉村美栄子山形県知事が1日夜、参院選山形選挙区(改選数1)で3選を目指す自民党現職の岸宏一氏(70)への支援を表明したことに対し、知事選で吉村知事を支援した民主党関係者からは2日、「知事の立場の重みを考えるべきだ」などと反発の声が上がった。
和嶋未希県連会長は「終盤に来ての表明は本当に残念」と述べ、吉村知事に県連としての意向を伝えることを明らかにした。一方で「これまで培われた信頼関係は揺るがない」とも言い、民主党新人の梅津庸成氏(43)の選挙戦への影響を打ち消そうと懸命だった。
梅津氏を推薦する連合山形の大泉敏男会長は、吉村知事に対し、岸氏への支援を自重するよう要請する考えを示した。
吉村知事は昨年1月の知事選で民主、共産、社民各党と岸氏の支援を受けて当選。昨年8月の衆院選では、山形1区の民主党候補を支援した。
吉村知事は1日夜、岸氏の個人演説会に出席後、「生き方、考え方を貫くことも大事。動かないという選択肢が一番楽だが、今まで生きてきたことが通らなくなる」と、悩んだ末の結論であることを強調した。他候補を支援する可能性については「ないと思っていただいて結構」と述べた。
自民党県連の今井栄喜幹事長は「恩返しをする、という強い意思の表れだろう。快く受け止めたい」と、吉村知事を終盤で担ぎ出せたことに満足げな表情。自民党は知事選で吉村知事の対立候補を支援したが、今井氏は「大人の判断をしていただきたい」と語り、陣営内にくすぶる「反吉村派」をけん制した。
みんなの党新人の川野裕章氏(51)の陣営は「知事がどちらを支援しようと戦い方に変わりはない」(佐藤丈晴総括責任者)と静観の構え。共産党新人の太田俊男氏(56)の陣営は「今回の知事の行動は、有権者に理解されるとは思えない」(本間和也党県委員会委員長)と批判した。
2010年07月03日土曜日
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:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:28:25
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100701_05.htm
参院選青森選挙区 公募候補、民自激突
参院選青森選挙区で東北の1人区では唯一、ともに公募で選ばれた民主、自民両党の候補者が激突している。公募は開かれた政党をアピールし、優秀な人材を発掘するのが狙いだが、青森では選考をめぐって両党の組織内にしこりや結果への不満も。選挙戦は2人が大接戦を演じており、両陣営は「挙党一致」を掲げて組織の引き締めに懸命だ。
<最高のAランク>
民主党新人の波多野里奈氏(37)は昨年11月、党本部の公募に応じ、党県連の公募に手を挙げた県議3人を押しのける形で擁立された。党本部は、波多野氏の論文や面接の結果などから「約2000人の応募者の中で最高のAランク(約50人)の1人」と評価した。
波多野氏は街頭演説で「政治経験はないが、一人の母親として生活者の声を届ける」と強調。応援に駆け付けた原口一博総務相は「蓮舫さん(行政刷新担当相)と同じ。しがらみがないから活躍できる」と持ち上げた。
清新さを売り込む波多野氏だが、県連内には「党本部の意向だけで候補が決まった」(幹部)との不満もくすぶる。東京都出身のため、「一部から『なぜ地元から出さなかった』と文句を言われる」ともいう。
県連幹部は「地元意識の強い青森では『落下傘候補』がなじまない懸念はある」と打ち明けながらも、「党として擁立した以上、一致団結が必要。フル回転で、浸透させる」とハッパを掛ける。
<応募者の最年長>
一方の自民党県連は、公募に応じた30〜60代の3人から、党員党友による予備選で最多得票だった元議員の山崎力氏(63)を立てた。
大島理森党幹事長は街頭演説で「新しい自民党をつくるという名の下、全国で公募を実施し、候補者を選んだ。その一人が山崎氏。決して国会議員や県議だけで決めたのではない」と訴えた。
県連には公募を通じ、新鮮なイメージの人材を擁立したいとの思惑もあった。勝ち残ったのは応募者のうち最年長で、2期12年のキャリアがある山崎氏。党県議の一人は、世代交代が成らず「ギアがバックに入った」と評した。
激戦の中、違った見方も出てきた。別の県議は「有権者は波多野氏のような『小沢ガールズ』的な候補にうんざりし始めた。対照的な山崎氏で良かった」と指摘。大島幹事長の地元で敗戦は許されないだけに、山崎氏の手腕や実績を強調し、支持を拡大する構えだ。
二大政党の候補者の公募に対し、共産党の藤原浩平青森市議団長は「政党として責任を持って党内から候補者を立てるのが常道。公募は人材不足の裏返しだ」と指摘。
たちあがれ日本新人の升田世喜男氏(53)は演説で「民主党は故郷を思う県議がいるのに、東京から連れてきた候補を立てた。県議を選んだ県民に無礼だ」と批判した。
◇青森選挙区立候補者(1―5)
吉俣洋 36 党県書記長 共新
升田世喜男 53 元県議 た新
山崎力 63 元総務副大臣 自元(2)
山田清彦 53 党県常任幹事 社新
波多野里奈 37 アナウンサー 民新(国推)
2010年07月01日木曜日
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:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:29:06
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100702_04.htm
今や「民主の顔」玄葉氏 全国行脚続き遠い福島 地元入りわずか1日
大臣就任後、初めて地元に戻った玄葉氏。参院選期間中に福島入りする予定は1日だけだ=6月20日、須賀川市
民主党政調会長で公務員制度改革担当相の玄葉光一郎氏(衆院福島3区)が、参院選(11日投票)公示後、地元の福島に戻れない日々が続いている。菅直人政権の誕生とともに一躍脚光を浴びた玄葉氏。福島選挙区(改選数2)で議席独占を狙う党県連の期待は大きいが、「党の顔」の一人として全国を飛び回り、県内入りの予定は終盤の7日だけだ。県連は「大臣の地元にふさわしい結果を出すよう頑張るしかない」と気を引き締めている。
党県連代表も務める玄葉氏は公示前の6月20日、地元の須賀川、田村両市に加え、いわき市を駆け足で回った。
参院選に現職と新人の2人を立てただけに、公示後のことも気になったようで「なかなか戻れないが、どんな状況でも応援してくれると思っている」と支持者に理解と協力を求めた。
地元入りは、この日が最後だ。「何かあるとすぐ東京に戻らないといけない。大臣就任後、福島に来るのは難しくなった」と地元秘書は話す。
全国からの応援要請をこなすため、選挙中の玄葉氏のスケジュールはすべて党本部が仕切っている。今回改選の議員が当選した6年前、党選対委員長を務めた経緯もあって、なおさら全国を回らざるを得ないという。
選挙期間中に最初で最後となりそうな7日の県内入りでは、夕方から福島市と郡山市でマイクを握る予定だ。地元秘書によると「地元もきちんと応援したい」との玄葉氏の意向で「ようやく時間を確保した」という。
中枢の役職に就き、地元に帰れなくなった半面、メディアに登場する機会も増えた玄葉氏。留守を預かる安瀬全孝党県連幹事長は「全国から引っ張りだこでは仕方がない。『大臣のためにも負けられない』という地元の頑張りと、メディア効果を合わせれば、不在も追い風に変えられるはずだ」と前向きにとらえる。
◇福島選挙区立候補者(2―5)
岡部 光規 41 医師 民新
岩渕 友 33 党県常任委員 共新
菅本 和雅 42 会社役員 み新
増子 輝彦 62 経産副大臣 民現(1)(国推)
岩城 光英 60 元官房副長官 自現(2)
2010年07月02日金曜日
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チバQ
:2010/07/04(日) 00:29:35
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100702_02.htm
無党派にマッチング 「みんなの菊地」急追 参院選・宮城
近藤真彦(右)、片山右京両氏の登場に会場が沸いたみんなの党の個人演説会=1日午後1時40分ごろ、仙台市青葉区の市民会館
<効果に手応え>
会場を埋めたのは20代〜40代の女性たち。選挙戦らしからぬ黄色い声が飛び交った。
「菊地さんは堅い人かなって思っていたんですが、全然違いました。緑のポロシャツにナイキのシューズ。ホント、ほっとしました。こういうフットワークの良い人が国政にでるべきですよ」
参院選(11日投票)の宮城選挙区(改選数2)に立候補したみんなの党新人の菊地文博(50)を応援したのは、マッチこと近藤真彦だ。
1日昼、青葉区の市民会館小ホール。菊地と、レーシングチームを率いる比例代表候補舘信秀(63)の合同演説会が開かれた。舘を応援する近藤と元F1レーサーの片山右京も参加、異色のトークセッションとなった。
500の座席は埋まり立ち見が出るほど。菊地は「宮城は自動車産業が盛り上がっている。ものづくりの原点を見つめ直し、将来を展望することが重要」と県議時代のライフワークだった産業政策を熱っぽく語った。
陣営は「効果は絶大。有権者の関心を高めることができたし、党支持層を固める機会にもなった」と手応えを感じた。
元県議の菊地に全県的な組織はない。浸透の推進力になるのは、こうした無党派戦略だ。
党代表渡辺喜美の知名度が軸になる。選挙ポスターは菊地と渡辺のツーショット。終盤は渡辺が公示前を含め3度目の応援に入る。
「みんなの菊地」を広げようと各地へ飛ぶ。6月28日には石巻市で党政調会長の浅尾慶一郎とともに演説会。30日は気仙沼市で150人規模の演説会を開いた。
消費税10%反対を鮮明にする菊地。地盤がある仙台市を拠点に終盤の急追態勢に入った。
<対民主の社民>
「似通った政策を掲げる二大政党の支配を受け入れてはならない。第三極が国政の舞台に存在しないといけない」
社民党幹事長の重野安正は1日昼、仙台市青葉区の繁華街でマイクを握った。隣では党新人の菅野哲雄(61)が必死に手を振る。
衆院議員を2期7年務めた菅野だが、地盤の宮城6区を除けば知名度はいまひとつ。「6区以外では無名の新人」と引き締め、党県議や仙台市議と各地を回る。
消費税問題が浮上してからは、民主党への対決姿勢が一層鮮明になった。陣営は「消費税論議を前面に押し出して、第三極の存在感を示す」と意気込む。
共産は反増税
6月30日夜、共産党新人の加藤幹夫(46)は仙台市青葉区の住宅地で開いた個人演説会で呼び掛けた。「自民党も民主党も消費税増税。増税反対という方は、迷わず共産党に入れてほしい」
陣営は首相菅直人が「消費税10%」に言及した翌日の18日、「増税」を最重要争点に据えた。急きょ増税反対を訴えるポスターを発注、ビラも書き換えた。党県委員長の中島康博は「今頑張らなくていつ頑張る」と闘志をむき出しにする。
加藤は演説内容を消費税一本に絞った。「ほかの党との違いを際立たせるにはここしかない。割り切って一点突破でいく」と突き進む。
幸福実現党新人の村上善昭(37)は仙台市を中心に浸透を図っている。
(敬称略)
2010年07月02日金曜日
7117
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チバQ
:2010/07/04(日) 00:31:39
岸信夫氏(51)が2日、下関市で開いた演説会。俳優の津川雅彦氏が登場
岸氏の集会では評論家の金美齢氏
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/yamaguchi/Sy201007030001.html
自・民、応援合戦ヒート 俳優・評論家・閣僚次々 '10/7/3
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▽共産は地元市議ら中心
選挙戦の後半に入った参院選の山口選挙区(改選数1)。自民党と民主党の各候補者の応援に、俳優や閣僚が続々と訪れている。一方、共産党の候補者は地元の市議や町議と行動。各陣営とも、11日の投開票に向けて支持拡大を図っている。
自民党現職の岸信夫氏(51)が2日、下関市で開いた演説会。俳優の津川雅彦氏が登場し「応援演説は初めて。岸さんを筆頭に、自民党復活ののろしをあげて」とエールを送った。「知名度だけで政治という大きな問題をやると、大変なことになる」。民主党新人で、俳優の原田大二郎氏(66)を批判した。
6月30日に岩国市であった岸氏の集会では評論家の金美齢氏が「民主党は素人政権。生活第一という甘い言葉に国民はだまされた」と指摘し、岸氏への支援を求めた。
一方、民主党の原田氏の応援は宇部市出身の菅直人首相の内閣のメンバーが一役買う。
2日は小沢鋭仁環境相が周南市のスーパー前で演説。「環境を成長戦略の一環に位置付け、新しい産業や雇用をつくる」と強調。「この地は代々世襲だが、新しい人材を国政に」と訴えた。
長島昭久防衛政務官も1日、光市で演説し、「今、猛烈な勢いで追い上げている。山口での勝利は民主政権の改革前進を意味する」と激励。4日は長妻昭厚生労働相が県内に入る予定だ。
共産党新人の木佐木大助氏(55)の街頭演説では、党の地元市議や町議らが紹介役を務めている。2日は平生町のスーパー前で渕上正博町議がマイクを握り、「木佐木さんは住民の命と暮らしを守る先頭に立ってきた。県民の願いを国政へ」と声を張り上げた。
「消費税増税や上関原発建設計画、米軍基地に、明確にノーを突き付けているのは3人の中で木佐木候補だけ。支持を広げたい」と渕上町議。6日は党の市田忠義書記局長が、5月末に続いて県内で演説する。
7118
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チバQ
:2010/07/04(日) 00:37:39
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100703/szk1007030256005-n1.htm
参院選 石川前知事が、みんな・河合氏支援 静岡
2010.7.3 02:55
石川嘉延前知事(69)は2日、参院選の静岡選挙区(改選数2)に立候補した河合純一氏(35)=みんなの党=を支援していることを明らかにした。
石川氏は現在、日本大学国際関係学部の客員教授を務める。この日は、静岡市内で親類にあたる比例代表候補の片山虎之助氏(74)=たちあがれ日本=の応援演説を行い、会場で河合氏と握手を交わして激励した。
一方、川勝平太知事は4月の定例会見で、参院選への対応について「どの候補者も応援しない。ノーサイド」と宣言し、6月以降、特定の候補への支援活動はしていない。
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:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:38:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100702/elc1007022330005-n1.htm
【参院選2010】“世襲”めぐり攻防熾烈 (1/2ページ)
2010.7.2 23:28
政権交代で「参院のドン」となった民主党の輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長(74)の山梨選挙区を最重点地区とする自民党に対し、民主党が“自民壊滅”のための最重点地区と位置付けるのが、元祖「参院のドン」青木幹雄氏(76)の島根選挙区だ。青木氏の出馬辞退で長男を擁立した自民に対し、民主は世代交代から世襲批判に戦術を変更。自民も世襲批判を逆手に取って対抗している。昨年の衆院選でも自民が県内全議席を守った「保守王国」の熾(し)烈(れつ)な攻防の行方は−。
市民感覚を強調
「菅(直人)総理も私もサラリーマン家庭に育った。金や地盤、看板がなくても、皆さんと同じ目線で国の政治を考えたい」
参院選公示の6月24日、民主新人の元民放アナウンサー、岩田浩岳氏(34)は松江市内の第一声でこう語り、市民感覚を強調した。幹雄氏の長男で秘書の一彦氏(49)への世襲批判をにじませていることは明らかだった。
幹雄氏は1月に5選を目指し出馬表明したものの、脳梗塞(こうそく)を患い、5月14日に急(きゆう)遽(きよ)断念。県連は3日後に一彦氏の擁立を決定したが、世襲批判をかわすため、県内の地域支部など100を超える代表者から意見聴取するなど党内手続きを慎重に進めた。
島根は竹下登元首相の地元で、衆参とも長く議席を独占してきた“自民王国”。3年前の参院選で自民党現職が国民新党新人に敗れ風穴が開いたが、政権交代の風が吹いた昨年の衆院選でも小選挙区2議席は自民党が死守している。
世襲批判へ作戦変更
特に幹雄氏は、24年間にわたって強固な地盤を築き上げ、自民県連幹部は当初、「幹雄氏なら圧勝。一彦氏になって案外いい勝負になるかもしれない」と余裕の表情だった。
しかし、世襲議員である鳩山由紀夫前首相から、たたき上げの菅首相への交代で内閣支持率がV字回復したことで、陣営は世襲批判の再燃を懸念し、地盤の引き締めを徹底している。
一方、岩田陣営は“高齢多選”の幹雄氏から、一彦氏に代わったことで、世襲批判へと作戦変更した。
内閣支持率が回復しても「向かい風がやんだだけ。圧倒的不利な状況は変わらない」(選対幹部)と表情は厳しい。当初、陣営は「ネガティブキャンペーンをやるつもりはなく、政策と人柄で戦う」と、露骨な世襲批判を控えていたが、自民王国の強固な地盤を前に“世襲との対決”を前面に押し出さざるを得なくなったようだ。
6月19日に島根入りした安住淳選対委員長も「カネも地盤もまったくない岩田さんが名門・青木さんに挑む」と訴え、一彦氏との対立軸を強調してみせた。
「即戦力」強調
一彦氏も世襲批判を逆手に取る戦術で対抗している。「父の背中を見て育ちました」と書かれたパンフレットを配って歩き、24日の第一声では「12年間、父の秘書として地元の陳情、要望を一手に引き受けてきた。県内の事情、問題点に精通している」と、即戦力という“強み”を訴えた。
このほか、同選挙区では、みんなの党から衆院議長を務めた桜内義雄氏のおいで飲食会社役員の朋雄氏(41)と、共産党から党県常任委員の石飛育久氏(32)の新人2人が立候補し、4人全員が30〜40代。産経新聞の序盤情勢調査では、一彦氏が一歩リードしており、岩田氏が追う展開となっている。
7120
:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:40:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100702/elc1007022038004-n1.htm
【参院選】2人擁立で“争奪戦”の民主、指定席維持に躍起の自民… 乱戦の大阪選挙区 (1/3ページ)
2010.7.2 20:36
「小沢さんに口説かれたから立候補したんじゃない」。小沢一郎前幹事長の戦略で、参院選大阪選挙区の民主党の「2人目候補」として出馬した岡部まり氏(50)。最近、街頭演説で「小沢色」を薄めようと、こんな発言をしている。
岡部氏は関西の人気テレビ番組に出演していたため、街頭に立つと握手を求める人や携帯電話のカメラを向ける人の姿が絶えない。しかし、陣営関係者は「人気が票に結びつくとはかぎらない」と楽観視していない。
当初、岡部氏は新人ならではの気恥ずかしさをうかがわせていた。だが、最近は“脱小沢宣言”だけでなく、消費税問題で風当たりが強いとみると「増税反対」を叫び始めた。岡部氏本人が「こぶしもあげればハチマキもする。どんな恥ずかしいことでもさせていただく」という。なりふりかまわぬ戦術は、今回の選挙は、同じ民主の現職、尾立源幸氏(46)との議席争奪戦でもあるからだ。
■ □ ■
9党10人が3議席を争う大阪選挙区。過去3回は民主と自民、公明が分け合ったが、今回は民主が2人を擁立。第3極をねらう政党も候補者を立て、乱戦模様だ。
前回の参院選(平成19年)で民主は選挙区で約130万票を獲得し、公明は約80万票、自民は約70万票を集めた。民主は10万票以上を上積みして票を分割できれば2人当選は可能。このため、府議や市議ら系列の議員約150人全員を尾立氏の支援に回し、連合大阪などの団体も加わった。
岡部氏は浮動票を集める役目を担う。ある労組幹部は「民主への期待票はすべて岡部票になると思っている。昨年の衆院選のような票もない」とし、尾立氏側も必死だ。
■ □ ■
前回までは1議席は自民の指定席。しかし、自民の北川イッセイ氏(67)陣営も平穏ではない。橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」所属議員の動向が気になるからだ。
自民会派から維新に加わった40人以上の大半が「地方選は維新、国政は自民」との姿勢。北川氏は「同じ自民党員。応援してもらえると信じている」と語る。
しかし、維新は2日に告示された大阪市議補選で候補を擁立。必勝を期す橋下知事が「維新議員は参院選にはあまり力を入れられない」と話す通り、自民出身の維新議員は補選に力を注いでいる。ある維新議員は「参院選も粛々とやる」と話すのみだ。
北川氏陣営としては、反民主票の受け皿として存在感をアピールできるかがカギとなる。
もう一つの前回までの指定席、公明の石川博崇氏(36)は、支持基盤の創価学会を中心に票を固める組織戦を繰り広げる。公明は「常勝関西」を自認してきただけに、昨夏の衆院選の小選挙区で議席を失ったことは痛恨。陣営にとっては負けられない選挙で、「去年の悔しさがパワーにつながっている」と話している。
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:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:41:58
http://www.asahi.com/politics/update/0702/TKY201007020320.html
握手・球場狙い…小泉チルドレン、必死のくら替え参院選(1/2ページ)2010年7月2日18時42分
「郵政選挙」で衆院議員に当選しながら再選がかなわなかった小泉チルドレンが参院選の比例区候補にくら替えし、支持を訴えている。当時はメディアで連日報じられた「有名人」だが、それでも投票で自分の名前を書いてもらわなければ当選は遠のく。繁華街での握手1日3千人、野球場での呼びかけ……。あの手この手でアピールに熱を入れる。
東京のJR渋谷駅前。たちあがれ日本の杉村太蔵氏(30)は6月25日昼過ぎ、道行く人に駆け寄っては、次々と握手を求めていた。その後ろを男性スタッフが追いかけながら、手にした小型カウンター(計数器)を押していく。握手した人数を数えるためだ。
1日のノルマは3千人。この日も夜までに達成した。連日、JR山手線の駅前を中心に、演説と握手をセットにした運動を繰り返している。
2005年の衆院選で自民党の比例候補になり初当選。様々な言動で話題を振りまいたが、昨夏の衆院選では北海道1区の党公認争いに敗れ、立候補を断念した。今回の選挙期間中は地元・北海道には一度も帰らず、東京での活動を徹底する。「支援組織がないため、頼みは無党派層。人が多い都心で一人でも多く人と会うことが決め手になる」
自民党の片山さつき氏(51)は6月下旬の夜、明治神宮野球場(東京都新宿区)の前でビラを配っていた。ナイター観戦後、一斉に球場から出てくる人が目当てだ。5月の連休中に都内の球場で試しにビラを配ると、1時間で1千枚はけた。以後、「球場は穴場」と各地で足を運ぶ。
05年衆院選で、小泉純一郎元首相の「刺客」として縁のなかった静岡7区に送り込まれ、初当選。だが、昨夏の衆院選では、支援者に土下座して支持を訴えても落選した。
今回、地盤の静岡県や出身地の埼玉県などでは県議らを動員した選挙戦も展開する。だが、有権者の多い東京では頼れる組織が乏しく、有権者一人ひとりに直接訴える「完全に草の根型」の運動が中心だ。
ビラ配りでは必ず、笑顔を振りまきながら、名前入りのフレーズを連呼する。「この夏は、柔(やわら)ちゃんよりさつきちゃん」(渡辺志帆)
◇
〈参院比例区選挙の仕組み〉 有権者は政党名か候補者の個人名のいずれかを書いて投票する。全国の得票数の合計によって各党の当選人枠が決まり、党ごとに個人名の得票が多い順に当選する。今回の改選議席数は48で、計187人が立候補している。
7122
:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:45:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100703-OYT8T00007.htm
知事肩入れ3選へ思惑?
自民を支援 民主は反発 任期1年切る 進退なお沈黙
三村知事の任期満了まで、先月28日で残り1年となった。周辺は「3選の意欲は十分」と読み取るが、本人は2日の定例記者会見でも沈黙を守った。今回の参院選や来年4月に予定される県議選の結果も知事選に大きく影響するだけに、知事や県議ら県政界関係者の動きが活発化しそうだ。
三沢市のイベント施設で先月21日、知事の後援会発足式が開かれた。出席者によると、商工業者ら140人ほどの支持者を前に、知事は「感謝したい」と言って涙ながらに土下座したという。
知事の動きはこれにとどまらない。先月27日には参院選の自民党候補の街頭演説に駆け付け、聴衆に支持を呼びかけた。知事は2日の定例記者会見で、「候補者とは親子3代にわたり一緒にやってきた」と個人的な理由であることを強調した。ただ、夫人は公明党の比例選候補者の集会でマイクを握るなど知事の代理として奔走。「これまでの知事選で支援を受けた自民、公明両党への肩入れで、3選出馬の布石だ」(自民党県議)とみる向きがもっぱらだ。
今回の参院選では、自民党系の市町村長の多くが政権与党・民主党に気兼ねして、表だった支援を控えている。それだけに、知事の行動は突出している。
一方の民主党県連は、知事選について独自候補の擁立を決定済み。今回の知事の自民党候補への肩入れについても、「民主党が政権与党なのだから中立を守るべきだった」(同党県議)との批判が渦巻き、今後の県議会で対立が激化する恐れもある。
(2010年7月3日 読売新聞)
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:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:45:57
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201007020284.html
「あ行」候補が有利? 参院選の比例名簿 '10/7/2
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参院選の比例代表で、2001年から採用されている「非拘束名簿式」。各党が届け出時に候補者の当選順を決めていた拘束名簿式と異なり、候補者名票を多く集めた者から当選が決まっていく仕組みのため、名簿の並び順は当落に直結しない。だが先頭の方が目立つのは間違いなく、五十音順を採用した党では名字が「あ行」で始まる候補が有利との見方がある。
並び順は、各党が自由に決定しており民主、自民の二大政党は五十音順だ。民主党は「投票所で名簿を見たとき、意中の候補者の名前を確認しやすい」と説明する。
ただ07年の前回参院選では、民主党の比例代表名簿の先頭に掲載された候補者が、同党でトップの50万票超を獲得。支援団体幹部は「“あいうえお効果”があったようだ」と認める。民主党の名簿先頭掲載候補は、01年は同党候補者中4位、04年も4位と、上位での当選が続いている。
自民党では今回の並び順を決める際に「前回参院選で、名字があ行の候補者が滑り込んだため、いろいろ意見を言う方もいた」(同党選対本部)とされ、五十音順以外の並べ方も一時検討した。ただ前回参院選では名簿先頭の候補は落選しており必ずしも絶対的に有利とはいえないことから、最終的には五十音順を踏襲することで落ち着いたという。
社民党は、原則として南北の出身地順で、3年おきの参院選ごとに「北から」「南から」と入れ替えている。今回は南からとなり、宮崎県出身の福島瑞穂党首が先頭だ。公明党は全国を7程度の独自ブロックに分けてそれぞれ重点候補を振り分けており、一部候補を除いて北からの振り分け順に並べた。
共産党は現職の党幹部と最初に決まった候補を優先的に先頭の方に掲載。国民新党は現職1人を先頭に置いたが、新人、元職の候補者については公平を期して前回参院選と同様にくじ引きで順番を決めた。たちあがれ日本とみんなの党は候補内定順で、新党改革は五十音順。
7124
:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:51:01
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003155845.shtml
県内首長悩む距離感 政党応援対応に温度差
自民党の谷垣禎一総裁(左)とともに街頭に立つ井戸敏三兵庫県知事=6月28日、神戸市中央区(撮影・神子素慎一)
政権交代後、初の大型国政選挙となる参院選で、兵庫県内の首長が政党との距離感に苦慮している。自身の選挙との兼ね合いで特定候補の応援に積極的に顔を出す首長もいれば、「公平性」に配慮し応援を自粛するケースなど、対応は分かれる。予算や要望面など政権与党民主の力は欠かせないが、地方議会で多数を占める自民や保守系議員との関係を維持したい首長も多く、「なるべく摩擦は避けたい」との思いが本音のようだ。
昨夏の知事選で自民、公明、民主県連の推薦を得て3選した井戸敏三知事は「県政推進に協力してもらっている」と民主、自民の現職2人の支援を公言する。
6月24日の公示日は双方の事務所をはしご。同28日にはJR三ノ宮駅前で、自民の谷垣禎一総裁とともに自民現職の街頭演説会でマイクを握った。近く民主現職の街頭演説にも立つ予定だ。
政権交代直後の神戸市長選で、民主の単独推薦を受け当選した矢田立郎市長の立ち位置は微妙だ。市会で約3分の1を占める自民市議への配慮からか、3月の自民県連セミナーに続き、6月の県連大会にも出席し、「現職再選を」と訴えた。公示後は応援要請がないことを理由に、街頭や集会に顔を出さない“自粛型”を貫くが、民主県連の元幹部は「選挙の時ぐらい民主候補を応援するのが筋だ」と批判する。
明石市の北口寛人市長は民主2人と自民の計3人を応援する意向。自身が元民主党県議で、3年前の2期目の選挙では民主のほか、自民からも推薦を受けた。3月に立候補の打診をされたみんなの党については「連絡もない」と静観の構えだ。
県内で唯一、日本創新党の応援首長に名前を連ねたのは三木市の薮本吉秀市長。「地方の現場を知っている首長経験者が、その声を国政に反映させていこうという勇気ある行動に感銘した」と応援理由を語る。無党派を掲げる尼崎市の白井文市長は「政党応援しないのが私のスタンス」と等距離を強調する。
一方、発言力で選挙戦に大きな影響を与える大阪府の橋下徹知事。昨年の衆院選では民主を支持したが、「今回はできる限りタッチしない」。参院選と同日選の大阪市議補選で、代表を務める地域政党「大阪維新の会」の「候補者支援に専念する」としている。
(藤原 学)
(2010/07/02 10:34)
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:
チバQ
:2010/07/04(日) 00:52:15
http://mytown.asahi.com/areanews/hiroshima/OSK201007010138.html
参院選の応援弁士、1人区優遇? 顔ぶれに党内事情
2010年7月2日
応援弁士の知名度も相まってか、候補者の街頭演説会には多くの支持者が詰めかけた=尾道市
参院選も中盤。広島選挙区(改選数2)に立候補した5氏の陣営にも著名人や党幹部らが応援にきている。すでに党首が駆けつけた陣営がある一方、思うように応援に来てもらえない事情もあるようだ。
1日午後、JR尾道駅前。民主新顔の中川圭氏(52)の街頭演説に、五輪の柔道金メダリストで比例区候補者の谷亮子氏が姿を見せると、聴衆から握手攻めにあった。
中川陣営では2日に樽床伸二・党国会対策委員長、4日に河村たかし名古屋市長を招く予定。選対幹部は「知名度のある弁士と一緒に訴え、本人の知名度アップと政策の浸透を図りたい」として、党幹部や閣僚クラスの来援を党本部に求めているという。
同じ民主でも、現職の柳田稔氏(55)陣営で来援を予定するのは、3日の長妻昭厚労相ぐらい。選対幹部は「こちらは唯一の現職として、実績と具体的な政策で訴えていくしかない」。党県連幹部などによると、菅直人首相は自民と競り合う1人区中心に行脚する予定で、広島への来援予定は今のところないという。
自民新顔の宮沢洋一氏(60)陣営では、加藤紘一・元幹事長が6月29日、三次市や世羅町で応援演説。「宮沢(喜一)内閣の時、官房長官を務めました」などと話し、支援を求めた。
谷垣禎一総裁はすでに島根、鳥取、岡山に応援に入ったが、広島入りの予定は今のところない。党県連幹部は「応援が来るのは島根のような1人区ばかり。2人区は大丈夫と思われているのか、なかなか来ない」とぼやく。
一方、共産は志位和夫委員長が同日広島市を訪れ、商店街で新顔の大西理氏(44)らの応援演説をした。約30分間の3分の1を、菅首相が言及した「消費税10%」にあて、「大企業優遇の税制こそただすべきだ」と批判した。
幸福実現新顔の植松満雄氏(51)が1日夜に広島市で開いた個人演説会には、林雅敏幹事長らが駆け付けた。8日には石川悦男党首が広島市で街頭演説する予定という。
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チバQ
:2010/07/04(日) 01:10:51
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20100702ddlk12010227000c.html
参院選’10千葉:公明、社民票は… 注目集まる45万票の行方 /千葉
参院選が11日の投開票日に向けて選挙戦中盤に差し掛かるなか、公明、社民両党支持者の票の行方に関心が集まっている。ここ数回の参院選で、公明党が県内で得た比例票は35万票前後、社民党の比例票は10万票超。両党とも今回は県選挙区に候補を立てず、計45万票の動きは、県選挙区の戦いを左右しかねないからだ。【西浦久雄】
「(選挙区と比例代表で票の)バーターがなければ(自民党と)協力する意味がない。覆水盆に返らずだ」。中盤戦をにらむ公明党県本部の幹部は、そっけない調子で言う。
公明党は、昨年夏まで自民党と連立政権を組み、国政選挙で「選挙区は自民、比例は公明」と選挙協力を重ねてきた。だが、昨年夏の政権交代で下野したあと、両党は一定の距離を置いている。
幹部は今回の参院選で「自民党から正式な推薦の申請は受けていない」とし、選挙区の投票先について現段階で指示は出していないとする。自民党県連の森英介会長が5月、県本部を訪ねる場面もあった。しかし、これまでに選挙協力について具体的な合意はない。
◇ ◇
一方の社民党。
「(候補の)主張が近いかなと思っていたら、公示後の新聞の候補者アンケートで、党是に反する回答があった」。そんな支持者からの声が、同党県連幹部の耳に入ってくる。
昨年夏以降、民主党などと連立を組んできたが、普天間飛行場移設問題での鳩山首相のつまずきを受け、公示1カ月前の5月下旬、政権を離脱した。それ以来、民主党と距離を置き、向こうから推薦依頼も来ない。
公式には手を結べない両党だが、外交・安保政策で違いの大きい自民やみんなに議席を渡すよりは、自分たちに近いグループも抱える民主と組みたい−−というのが、社民県連幹部の本音のようだ。しかし、実際の支援は難しいという。
◇ ◇
今回の参院選県選挙区では、改選数3に対し、自民・民主が2人ずつ候補を立てて争っている。このほか共産党やみんなの党、新党改革などの公認候補を含め計9人が立つ。もし、民主、自民両党がそれぞれ2議席を取ろうと狙えば、「2人で合計100万票を目指さなければおぼつかない」と、両党の陣営関係者は言う。
自民党は直近2回の参院選で、選挙区では公明との選挙協力などもあり、得票を90万票台に乗せた。だが、比例代表では最大74万票余りしか得ていない。
民主党は参院選比例代表で、04年は100万票に届かず、自民に逆風が吹いた07年は110万票余りを得た。昨年の衆院選では文字通り大勝したが、今回はこれまでの政権運営への批判などから、無党派層の強い追い風は望めない情勢だ。
==============
◇参院選の県内得票
民主党 民主党 自民党 自民党 公明党 社民党
比例代表 選挙区 比例代表 選挙区 比例代表 比例代表
07年 110万4529 114万3643 74万4717 92万9096 34万4395 10万0444
04年 95万5774 118万7663 72万4032 94万4231 38万7886 11万9059
01年 62万1414 73万8445 86万2314 100万3931 35万6161 13万3356
98年 73万6276 75万1843 57万1122 73万0643 32万0114 15万0025
※選挙区の票数は民主、自民両党の公認・推薦候補が得た得票の合計。01年までの旧自由党の票は民主党に合算
毎日新聞 2010年7月2日 地方版
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チバQ
:2010/07/04(日) 01:11:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100702/stt1007021412000-n1.htm
【参院選】共産がテレビCMを断念 厳しい台所事情 ネット重点
2010.7.2 14:11
共産党は2日、参院選用のテレビコマーシャル(CM)の放映を見送ることを決めた。「ソフト・イメージ路線」を突き進む同党はここ数年の国政選挙で、志位和夫委員長を前面に押し立てたテレビCMをPR戦略の一環として活用してきた。しかし、今回は厳しい台所事情の余波で予算削減を迫られ、テレビCMを断念せざるを得なくなった。
共産党は3年前の前回参院選では最終盤の3日間、テレビCMを全国27都道府県で流し、昨年の衆院選でも他党と同様にテレビCMで支持を呼びかけた。
今回の参院選でテレビCMをとりやめた理由について、党広報部は「若い層の支持拡大に本腰を入れるためにインターネット広告に重点を置くことにした。要はテレビCMは費用がかかる。費用対効果の問題だ」と説明している。党財政が厳しいなか、背に腹は変えられないというわけだ。
主要政党をみると、民主、自民、公明、国民新の4党はすでにテレビCMを流しているか、今後活用する予定。一方、今回初めて参院選に挑むみんなの党や新党改革、たちあがれ日本は「カネのかからない選挙」を掲げ、党の主張を訴える動画をホームページに掲載するなどしている。“既存政党”の中で共産党は唯一、これらの政党に歩調を合わせることになる。
しかし6月16日までの通常国会で成立するかに見えた、ネットによる選挙活動を解禁する公職選挙法の改正案は成立せず、インターネット利用も思うに任せないのが実情のようだ。
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チバQ
:2010/07/04(日) 01:14:35
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100701/plt1007011608005-n2.htm
タレント候補が大苦戦 “小沢芸能事務所”も壊滅状態2010.07.01
. 参院選(7月11日投開票)は中盤戦に突入。菅直人首相(63)の消費税発言が情勢に大きな影響を与えているが、こうした中、各党が浮動票目当てに擁立したタレント候補が、逆風にさらされている。専門家の分析では、民主党では大阪のタレント・岡部まり氏(50)や山口の俳優・原田大二郎氏(66)、自民党では秋田の元プロ野球選手・石井浩郎氏(46)が苦戦を強いられ、ほとんどの比例候補も伸び悩んでいるという。一芸に秀でた人々の巻き返しはあるのか。
民主党は、小沢一郎前幹事長(68)の主導でタレント候補らを次々に擁立。比例では女子柔道五輪金メダリストの谷亮子氏(34)を筆頭に、五輪メダリストだけでも3人いるほか、女優、落語家、歌手など「小沢芸能事務所」(永田町関係者)と呼ばれるほど多彩だ。一方の自民党もプロ野球巨人前監督、堀内恒夫氏(62)や女優の三原じゅん子氏(45)らを比例代表で擁立した。
しかし、主なタレント候補の当落を政治評論家の有馬晴海氏と政治ジャーナリストの角谷浩一氏に分析してもらったところ、現状では見事なまでに「やや劣勢」が並び、特に“小沢芸能事務所”は壊滅に近い情勢だ。
角谷氏は「タレント候補の役割は終わった。今回のタレント候補大量投入の理由は、政治とカネを争点から消すことだったが、争点はすでに消費税や議員定数削減に移っている。定数削減でまず淘汰されるのがタレント議員だ」と指摘する。
選挙区別にみると、民主では有馬、角谷両氏ともに茨城(改選2)で現職に続く2人目として立候補したアテネ五輪自転車競技銀メダリストの民主・長塚智広氏(31)や大阪(同3)の2人目候補となった岡部氏、山口(同1)の原田氏を「やや劣勢」と分析。自民では有馬氏が秋田(同1)の石井氏、角谷氏は東京(同5)の元キャスター、自民の東海由紀子氏(42)を「やや劣勢」とした。
有馬氏は「自民王国の秋田も今は昔。菅首相になって流れが変わった。茨城は自民の地盤が強いが、民主の現職が日本医師会などの自民支持団体を一部切り崩しており長塚氏をリード。一方で、山口は衆院で有力議員が地盤を固め、自民が強い」と分析している。
意外なのは、関西圏で人気のTV番組「探偵!ナイトスクープ」に21年間出演、抜群の知名度を誇る岡部氏か。のどを痛めて街頭演説をキャンセルするなど、誤算が続いている。有馬氏は「自民現職は個人的な人気がバツグンで、民主現職は事業仕分けの仕分け人としての効果が絶大。公明党候補も当選圏だ。岡部氏は思うように票が伸びず、陣営は困惑気味」と話し、角谷氏も「ここへきて評価急落。本人にしゃべらせない戦略が失敗なのでは」と言う。
7129
:
チバQ
:2010/07/04(日) 01:15:04
実際、小沢氏直系の候補のためか、第一声に駆けつけた菅首相とほとんど目を合わせない姿が印象的だったほか、「自民党の調査」と称して永田町に出回っているA4判のペーパーには「オバちゃんウケが悪い」と書かれている。
従来はタレント候補が多く当選した“ホーム”の比例でも、苦戦者が続出している。比例は簡単にいえば、(1)政党名か候補者名での投票の合計によって各党に議席数が割り当てられる(2)党のなかで候補者名での投票が多かった順に当選−という仕組みだ。
民主は2004年は19議席、07年は20議席を獲得しており、今回も同数程度とみられている。当落のボーダーラインは04年11万票、07年7万票だった。一方、自民は1998年と07年の14議席を下回る見通しになっており、「20万票でも厳しい」(自民党筋)と言われる。
この数字をもとに分析すると、民主では体操の五輪銅メダリスト池谷幸雄氏(39)、「おくさまは18歳」で知られる女優の岡崎友紀氏(56)、落語家の桂きん枝氏(59)、街頭演説で「飛んでイスタンブール」を熱唱する歌手、庄野真代氏(55)らがそろって「やや劣勢」。
角谷氏は「演説で倒立やバク宙をする体操のお兄さんに有権者は『?』だ。庄野氏には『遊説はミニコンサートではない』という批判が広まっている」と話し、有馬氏も「組合や各種団体の候補が上位にきて、タレントが入る余地はない」としている。
一方、現役続行表明で、「議員は片手間か」といった批判を集めている谷氏は、「子育てネタもウケて人を集められている。金メダリストの底力を発揮する」(角谷氏)と「優勢」。応援演説の要請がひきもきらないといい、全国行脚を続ける予定だ。
また、自民党では堀内氏の評価が割れた一方で、三原氏が高評価だった。国民新党やたちあがれ日本、幸福実現党は議席を獲得できるかが微妙。みんなの党の元キャスター、真山勇一氏(66)は、当選圏内か。
そもそも、タレント候補に対する有権者の視線は、選挙ごとに厳しくなっている。
産経新聞とFNNの世論調査では、「タレント・著名人候補の活躍」に期待するかを聞いたところ、「期待する」と回答したのはわずか10・5%。逆に「期待しない」は85・77%と圧倒的な数字だ。
民主党中堅議員はこうつぶやいた。
「W杯で有権者の注目がタレント議員に集まらない。目くらまし批判も強い。選挙での使い捨てになってしまうかもしれない」
7130
:
チバQ
:2010/07/04(日) 01:16:27
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100702/plt1007021614002-n2.htm
【2010参院選・激戦区終盤情勢】宮城 民主・自民・みんな、残り1議席めぐり大接近2010.07.02
. 民主党の桜井充氏が一歩リード。残り1議席をめぐって、民主党の伊藤弘美氏、自民党の熊谷大氏、自民党推薦の市川一朗氏、みんなの党の菊地文博氏らが大接戦だ。
「民主党は県連選対委員長を務めていた菊地が、みんなの党から突然くら替え出馬した。また、鳩山政権の大迷走もあって、『裏切り者と中央の混乱で、宮城は1議席も無理か?』と県連幹部を大混乱に陥いらせた。しかし、菅政権に代わって支持率はV字回復。まずは桜井が安定、次に伊藤も伸びつつある」(民主党県議)
自民党も大混乱だった。というのは、県連では熊谷氏1人を擁立する方針だったが、党本部が市川氏を推薦。また、党所属県議38人中12人が市川氏支援を打ち出すなど分裂選挙ぎみなのだ。
「一時は民主党に2議席奪われるのでは、との危機感が漂ったが、その危険は避けられそう。党本部が共倒れを恐れ、公認の熊谷にウエートをかけ始めたからだ。党本部から熊谷支援の職員部隊も仙台入りし、業界にテコ入れしている」と党関係者は自信を示す。
党本部の方針転換に市川陣営からは不満も漏れるが、自民党本部は「そこは公認と推薦の違い」と突っぱねる。市川氏も出身地である栗原市で大集会を開き、敢然と議席奪取に挑む。
みんなの党の菊地氏も、風次第では、まだ伸びしろがあると見て「勝負はこれからだ」と意気込む。菅直人首相から消費税論議が出て以降、内閣支持率は10%も急降下。菊地氏は「菅内閣は、財務官僚の掌で踊らされている!」と激しく批判する。
「菊地の秘密兵器は、渡辺喜美代表の等身大パネル。その横で街頭をぶち、渡辺人気で風を起こし浮動票を狙う作戦」(県議会関係者)
過去2回の参院選では、自民党と民主党が1議席ずつ分け合ってきた。現時点で、有権者の半数近くが投票行動を決めかねている。今回もこれまでと同様の指定席となるのか、あるいは一波乱が起きるのか。
(ジャーナリスト・田村建雄)
【宮城選挙区】(改選2)
▲菊地 文博50元県議 み新
△熊谷 大35元中学講師 自新
村上 善昭37党県役員 幸新
○桜井 充54医師 民現
加藤 幹夫46党県副委員長 共新
▲伊藤 弘美36会社社長 民新
菅野 哲雄61元衆院議員 社新
▲市川 一朗73元農水副大臣 無現
(自民推薦)
《記号の読み方》〇は「優勢」、△は「やや優勢」、▲は「やや劣勢」
7131
:
名無しさん
:2010/07/04(日) 01:17:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100704-00000003-jij-pol
比例候補を除名=たちあがれ
7月4日0時9分配信 時事通信
たちあがれ日本は3日、参院選比例代表に擁立した足高慶宣氏を除名したと発表した。比例名簿からの削除に向け、総務省に対する手続きも開始した。これに関し、園田博之幹事長は「足高氏が尖閣諸島に上陸を試みようとし、取りやめを勧告したが、3日夕、西表島への渡航が確認され、除名を決定した。足高氏の行動は売名行為で、軽犯罪法違反、船舶安全航行法違反の恐れがあり、選挙期間中の法令軽視と受け取られる行動は看過できない」との談話を発表した。
7132
:
山口新聞男
:2010/07/04(日) 05:29:01
>>7117
3年前は、ここまで党幹部クラスや大臣は来なかった(そりゃ野党だから大臣はいないが)
たしか、最終日に羽田孜が来ただけだったかな
それに比べれば、まだ目をかけられるだけの戦いはできているということか
7133
:
名無しさん
:2010/07/04(日) 08:23:20
>>7091
なんだかこの記事は、着々と小沢が党内政局のために動いてるのを示してますね。
小沢が参院選で復権してしまうという可能性が濃くなっていますが、それを歓迎すべきか否か…。
>10日の一新会の会合では、これらを一つに束ねる勉強会を参院選直後に発足させることでひそかに合意。
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