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文部スレ

1とはずがたり:2005/05/22(日) 12:54:46
教育一般。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/

694やおよろず:2007/05/05(土) 08:59:24
教育再生会議:教委外部評価を再提言へ

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070505k0000m010116000c.html

 政府の教育再生会議は月内にもまとめる第2次報告で、教育委員会を第三者がチェックする外部評価制度を再提言する方針を固めた。同制度は都道府県知事の下に評価委員会を設けるもので、第1次報告で提起されたが教育関係者の反発で教育関連3法案には盛り込まれなかった。「教委の機能強化が不十分」(中心メンバー)とみて、改めて制度化を求める。

 第2次報告に盛り込むほか、年末の第3次報告に向け、学校への外部評価を含めた評価機関のあり方など具体論を検討する。

 教委の外部評価をめぐり、再生会議は1月の第1次報告などで評価委員会を設置するよう提唱。問題発生時の「勧告権」の新設も求めた。いじめや履修不足問題で指摘された教委の機能不全について、首長サイドがチェックすることで補う狙いがある。

 これに対し、文部科学相の諮問機関、中央教育審議会では、教育関係者が「首長の教育への介入は好ましくない」と反発。中教審答申を受けた教育関連3法案も、国による指示・是正要求権を新設する一方、教委の新たな義務は自己点検の実施と報告書の議会への提出などにとどまっている。

 学校教育を議論する再生会議第1分科会では、「自己点検など新たな制度の効果を見極めたい」との意見がある一方で、国の権限強化に対しては「めったに抜かない『伝家の宝刀』を作っても現実の問題に対処できない」との否定論が強まりつつある。政府の規制改革会議も「住民の期待に応える責任体制」を求めており、地方分権の観点から改めて外部評価を提言する運びとなった。【竹島一登】

695とはずがたり:2007/05/07(月) 08:19:06

大体下らん講義には出ない,出る講義は面白い奴だから前で聴くってのが通常なんちゃうの?
まぁ高校以来俺が最前列で聴いてたのは目が悪いってのがあったけど。

厳しい評価ってのは解らないってことだろうけど,苦痛なのに講義に出席を強制されるってのも可哀想な話しではある。

後ろに座る学生、教員に厳しく自分に甘く 産能大調べ
2007年5月5日(土)13:12
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2007050401760.html?fr=rk

 教室の後方に座る学生はテストの成績は悪い一方、講義への評価は厳しかった――。産業能率大(神奈川県伊勢原市)の松村有二・情報マネジメント学部教授が約140人の学生を対象に調べたところ、そんな傾向が明らかになった。自由に座席を選べる講義では、前に座る学生ほど勉強に取り組む姿勢も前向きのようだ。

 調査は、05年9月〜06年1月の松村教授の「調査の基礎」の受講生を対象にした。学生にはICカードを渡し、着席時に座席の端末に載せることで、誰がどこに座ったかがわかる。定員298人の教室を使い、11回の講義で各学生の着席パターンを記録。期末試験と講義の最後に行った授業評価アンケート(10項目)の結果を、前方(32人)、中央(81人)、後方(30人)の3グループに分けて分析した。

 試験では、前方の平均点が51.2点だったのに対し、後方は30.9点と、20点以上開いた。一方、授業評価では、「配布資料の役立ち具合」「教員の熱意」「理解度」など全項目で前方より後方の方が厳しい評価をした。後方グループには、教員に厳しく、自分に甘い姿勢がうかがえる。

 後ろだとスクリーンが見づらいから成績が悪いのか、それとも成績が悪いから後ろに行くのか。分析はこれからだ。調査は今年度いっぱい計3カ年続けるという。

 分かりやすい講義をするために調査を始めた松村教授は「(後ろに座るのは)自分が教員から見えづらいよう、少しでも長い距離を取りたいのかもしれない。でも、見え方は同じなんですがね」と話している。

696やおよろず:2007/05/07(月) 09:04:50
>>大体下らん講義には出ない

 出席点のある授業だと、出席が強制されるんですよね。
 出席点目当てのDQN系の人間が出席して、騒々しい。
 真面目に聞きに来てる人間の集中力をそぐだけだから、出席点制度なんて止めればいいのに。
 まあ、経験上、出席点制度のある授業は退屈な内容のものが多かったので、オレは図書館でしたが。

 少数出席の授業の方が教授とのやり取りもあったりして、授業が知的な意味で楽しいものになってよかった。
 フランス語の任意選択の上級講座を取ったら、少数なのはいいが、オレ以外が帰国子女で、悲惨な目に・・・orz

>>出る講義は面白い奴だから前で聴く

 全く同じです。
 出るからには、真剣に取り組もうってなもんですよね。

697とはずがたり:2007/05/07(月) 11:03:51

語学や体育の出席重視はまぁ仕方がない部分も多いかなとは思いますが,一方で大学経営を考えると生徒が出てこなくなって中退したりする原因になると評判が悪くなるのでそれを恐れて出席を結構厳しくして管理教育しようとするようですね。
出欠取って無理矢理出席させるから生徒は喋るし教師側はそれに対して座席指定で対抗したりして大学教育ってなんやろーねーって感じです。

698片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 08:38:24
確かに、選挙前のこの時期に「母乳で育てる」とか言ってると、教育改革に関する緩やかな高評価も吹き飛びかねないものな。
どうせなら、女は仕事をやめ家庭に入る、と言っちゃえばもっと話題になるだろうし、おもしろいことはおもしろいのだが。

子育て提言案 対応検討へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/11/k20070511000029.html

政府の教育再生会議は、子育てや家庭教育について、できる限り母乳で育てることなどを盛り込んだ提言案を11日公表したいとしていましたが、政府内から「内容が配慮に欠ける」といった批判が強まり、公表の見送りを含め、対応を検討することになりました。
教育再生会議は、教育の基本は家庭での子育てにあるとして、▽幼児期から早寝・早起き・朝ごはんといった生活リズムを子どもに習慣づけさせることや▽できる限り母乳で育てることなどを盛り込んだ提言案をまとめ、11日開く合同分科会で取りまとめ、公表したいとしていました。しかし、この提言案について、伊吹文部科学大臣は、10日の衆議院特別委員会で「提言のようにしたいと思ってもできない人がたくさんおり、あまり感心しない」と述べ、提言を行うことに疑問を呈しました。また、政府関係者も、10日夜、「提言内容を実現するための具体論がなく、『母乳で育てる』という部分は配慮にも欠けている」と述べるなど、政府内から批判が強まっています。このため、教育再生会議は「提言を行う趣旨や内容について、国民の誤解を招くおそれがある」などとして、提言の公表の見送りを含め、対応を検討することになりました。

699片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/12(土) 11:13:34
仏の顔も三度までって、三度目はダメなんだけどねぇ。

セクハラ3度目 教諭停職3か月 県教育長「重い処分」 東部県立高 生徒ら疑問の声
実名公表せず 被害者特定恐れ 讀賣広島
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news001.htm

 「服務規律の徹底を指導したばかりなのに情けない」――。女子高生に対するセクハラで3度目の懲戒処分(停職3か月)を受けた県東部の県立高校の男性教諭について、榎田好一・県教育長は11日の記者会見で、険しい表情を崩さなかった。昨年度に懲戒処分を受けた教職員は50人で、うち10人がわいせつ・セクハラ問題。昨年12月、懲戒処分指針を見直し、厳しい処分を打ち出したが、停職処分にとどまり、県内の生徒からは「甘いのでは」との疑問の声も上がった。

 榎田教育長は、学校長会議などで、服務規律の徹底を求め、不祥事には厳正に処分することを繰り返してきた。しかし、今回の処分について、「過去2回の処分を考慮して、今回の事例としては重い処分を行った。今後は、再発防止のため、さらに厳しく教職員の指導に当たりたい」との説明にとどまった。

 県教委によると、不祥事での処分は2004年度が35人、05年度が43人で、このうちわいせつ・セクハラ問題は6人、4人。昨年度は生徒にキスをしたとして男性教諭=依願退職=が停職6か月の処分を受けた。

 これらを受け、懲戒処分の指針を見直し、「セクハラ行為を執拗(しつよう)に繰り返すなど特に悪質な場合は懲戒免職」とした。しかし今回は適用されず、学校名や職員名も公表しなかった。

 記者会見で、記者から「複数回処分された教職員や、悪質な場合は氏名を公表すべきではないか」との質問があったが、榎田教育長は「今回のケースは、被害生徒が特定される恐れが極めて高く、実名にはなじまない」と説明した。

 県内の生徒にも波紋が広がった。県立安芸高2年の女子生徒(17)は「そんな先生の授業は受けたくない。何回もやっているのに学校が辞めさせないのは処分が甘すぎる」と話した。

 尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)は「セクハラは教師全体への信頼を損う。教諭は過去の処分に懲りておらず、今回の処分は軽すぎる」と批判している。

(2007年5月12日 読売新聞)

700小説吉田学校読者:2007/05/12(土) 11:47:44
まずは、前半論評。歴史教育において、「年号暗記」がいかにバカらしいか。歴史教育とは、現代が過去と繋がっていることを認識させることにほかならない。よって、「流れ」が大事なのである。
大学入試で単純に年号を記入する問題が、少なくとも近世以前からは全廃されることを望みます。

みんなのニュース:いいハコつくろう鎌倉幕府? 変わる歴史教科書
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070507mog00m040006000c.html

 「いいくに(1192)つくろう鎌倉幕府」。語呂合わせで覚えた年号は意外と忘れない。しかし、歴史の研究が進み、新たな発見があれば教科書の記述は徐々に変わる。学校で昔習った語呂合わせ、覚え直す必要がありそうだ。
 中学校の歴史教科書にある「鎌倉幕府の成立」。東京書籍の1987年の教科書では、年表の1192年に線が引かれ、鎌倉時代の始まりを示している。この年、源頼朝が朝廷から征夷大将軍に任命され、これを鎌倉幕府の成立としていたからだ。
 ところが、2007年版の教科書では1185年に線が引かれている。平氏が滅亡した年で、同年、頼朝は全国に守護・地頭を設置した。東京書籍では、頼朝の号令があまねく伝わるようになった点を重視し、2002年版ごろから、守護・地頭の説明の後に「鎌倉幕府を開いた」と記述。歴史書で鎌倉幕府の成立として1185年が強調され始めたことも理由の一つだという。山川出版の高校「日本史B」の問題集は、1185年を「鎌倉幕府が確立」、1192年を「名実ともに成立」と表記している。
 東京書籍の渡辺能理夫・社会編集部長は、鎌倉幕府成立が1192年とされていたことについて、「将軍がいないと幕府ではないからともいわれるが、頼朝は1190年に右近衛大将に任じられている。右近衛大将は将軍の一種で、家政機関である『政所』を設置できる」と説明する。渡辺部長は「(鎌倉幕府成立の年号として)1192年は誤りかと聞かれることがある。入試などで1192年を誤答にはできないが、校内の試験などでは先生によって正誤が違うこともあり得る」と指摘する。
 歴史上の人物の肖像画も少しずつ変化している。聖徳太子の肖像画(宮内庁蔵)は、別人の可能性があると言われながら、お札の“顔”として定着していたため、教科書にも聖徳太子と「伝えられる」との表現でずっと掲載されてきた。ところが、源頼朝の肖像画(京都府・神護寺蔵=写真)も別人の可能性があるという。東京書籍は頼朝の肖像画について「国宝であり、一般に定着した絵なので削除はしていない」と説明。1987年版では「源頼朝の肖像画」としていた説明を「頼朝と伝えられる」とした。一方、足利尊氏を描いたとされていた絵は、1993年ごろから掲載されなくなった。

701小説吉田学校読者:2007/05/12(土) 11:56:14
(続き)
私の時代は、士農工商の身分制度を江戸前期で習うのだが江戸末期あたりで「武士の身分を買う」とか身分制度固定化では説明できないことが起きてしまう。この点、最近の岩波新書のシリーズ日本近現代史では「明治に被差別部落問題が固定化」論という新説もでているそうだ(詳しくは岩波新書の「日本近現代史2」を読むべし)。
慶安のお触書も、私ずっと疑問に思っていましたね。幕府がこんな細かいこというのか。さらに細かいのであれば、なぜ、豪農とかの存在があるのか。
最近の通史本を読みますと、近代のところでも「桂園時代」「無産政党の軽視」への疑問とかいろいろ論点があるんですね。この記事、そこらへんも論及して欲しいところ。
前も書きましたが、「なぜ鎖国下で「ドイツ人シーボルトが来日」とすらっと書けるのか」「中学校で原内閣を「初の政党内閣」と書いて、高校で第1次大隈内閣を「初の政党内閣」と書くのか」などなど、高校時代までに覚えた疑問を大切にして、生涯教育に臨んでいきたい。

 江戸時代の身分制度として習った「士農工商」も、中学校の教科書から記述がほとんど消えた。高校の日本史Bでは、山川出版の問題集で「武士はさまざまな特権を持つ支配身分で、被支配身分としては農民、職人、家持町人の三つが主なものとされた。こうした身分制度を士農工商と呼ぶこともある」としているが、東京書籍によると、中学校の歴史教科書で「士農工商」の言葉を載せているのは8社中1社のみという。「工商」がともに町人で、身分の違いではないこと、「農民が町人の上に位置する」のは俗説であることなどが理由だ。
 東京書籍の2007年版教科書は、「身分は武士と百姓・町民に大きく分かれ」「えた身分、ひにん身分などの人々がいました」などの記述があり、農民が約85%という当時の人口の割合を示したグラフが掲載されているのみだ。
 「百姓は雑穀を食べ、米を多く食いつぶさぬように」「百姓の衣類は、麻と木綿に限る」など、農民のぜいたくを禁じた「慶安の御触書」の扱いも変わってきた。1987年版では、「幕府が出した」と言い切っていた説明文が「1649年に幕府が出したと伝えられる」になった。渡辺部長は「慶安の御触書は(第3代将軍)家光の時代だが、この触書は江戸時代の後期に、どこかの代官が勝手に作ったものが広まったようだ。この時代に幕府の政治体制などが固まったため、『慶安』をつけたのだろう」と説明する。当時の農民の生活をよく表しているため、資料として掲載しているという。

702とはずがたり:2007/05/12(土) 13:25:51
もう俺が高校の時から(今から下手すると20年近くも前か…(゚∀゚))鎌倉幕府の成立は1185の守護・地頭の設置が有力であるという風に教えられてた気がするんだけどなぁ。
政党内閣,しかも連立,の隈板内閣にも初めて知った時は萌えましたねぇ。
日本史は暗記とかとんでもないことである。
教える量を減らす愚民化政策は止めるべきである。
重箱の隅をつつく私立中学や難関私立大学の受験があかんと思うのだが。出してもいい暗記は北山十八間戸の忍性とかまでかね。

703小説吉田学校読者:2007/05/12(土) 17:30:24
>>702
教科書で覚えることよりも副次的なことが頭に残っちゃうんですねえ。
名前のおかしさから「ゲリマンダー」、隈板内閣(わいはん内閣の読み方も萌えるが)で「猟官運動」とか覚えちゃいますねえ。

あと「先んずれば人を制す」は、正しくは「せん・ずれば・ひと・を・せい・す」が正しい読み方なのだそうです。この点、その昔、国語教育界では、「教育上」大論争があったとか(笑)。

704名無しさん:2007/05/13(日) 03:44:12
>>701
「士農工商」が学校の教科書から消えたのは解放同盟が90年代に「士農工商」は差別用語だと
言い出したからですよ。当時の小森龍邦書記長もテレビで発言してました。

あと身分制度ネタを最近になっておおっぴらに議論できるのは解放同盟が
「被差別部落の近世政治起源説」を(完全否定はしてないけど)
あまり言わなくなったというのが大きいです。
小森書記長時代なら「糾弾会」逝きですよ。(w

士農工商
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%AB%E8%BE%B2%E5%B7%A5%E5%95%86
しかし、士農工商の言葉は部落差別を連想させるとして、現在は放送禁止用語として扱われている。

705片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/14(月) 23:53:01
>>704
私の記憶では、士農工商というのはしょっちゅうテストで書いた感じです。
で、そのwikiのリンクの「実際の身分体系」というような意味合いのことを中高生のとき教科書か資料集かどこかで読んだような。
富山県は部落運動ほとんどないからあんまりそういう気遣いなかったのかな。それでも、今は教科書からも消えてるというわけだよなー。ちょうど私の直後くらいの教科書切り替えで消えたのか?
放送禁止とはびっくりだが、学習番組以外でどう使うかというところで、紛争の一例や二例あったんでしょうかね。

706名無しさん:2007/05/15(火) 23:41:57
法律や象徴的事件はないですけど士農工商が放送禁止用語化される
空気のようなものが80年代末から90年代前半にかけてできたのかと。

「同和はこわい考」通信 No.1 1987.6.14 発行者 藤田敬一
http://www.geocities.jp/kowaikou/1.htm

「いやしくも」が差別だとされても、なぜ訂正しえなかったのか。「士農工商」と銘うって本をだしたら、差別だと投書があり、書店側がなぜ動転したのか。「またかといわずに同和教育」との標語がなぜ入選作品になるのか。同和研修なるものに出席している人の、あの白けた表情をどう考えるのか。同和問題となると肩に力がはいり、口が重くなる人びとの存在はどうなのか。それもこれもみんな、かれらの差別意識のせいなのか。そもそも「同和問題」がらみの便宜供与要求事象の多発をどうみるのか。それをしも一部の「脱線的現象」としてすませるのか・・・・・・。「同和はこわい」「面倒だ」「避けた方が良い」というのは、被差別部落外で密やかに囁かれてきた話題なのです。好むと好まざるとにかかわらず、ここのところを抜きにしては地対協を批判しきれないと、わたしは思います。

707とはずがたり:2007/05/16(水) 13:12:05

非常勤講師は身分が不安定だからなぁ・・1300万ぐらい払ったれよと思わなくもないが。

あっせん不調に終わる 教養大、教員慰謝料請求
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070515e

 国際教養大(中嶋嶺雄学長、秋田市雄和椿川)の外国人教員10人が、4月以降の雇用契約の更新を拒否した大学側の決定を不服とし、連合秋田の「秋田コミュニティ・ユニオン」を通じ、中嶋学長に1人一律500万円の慰謝料の支払いなどを求めていた問題で、県労働委員会(阿部譲二会長)によるあっせんが14日までに不調に終わった。

 同ユニオンによると、県労働委はさる12日、大学側に対し、教員に総額1336万円の「解決金」を支払うようあっせん。1人当たりの支払額を100万円としたほか、現在求職中の5人に対しては、3カ月間分の雇用補償として61〜70万円を上乗せした。

 これに対し、同ユニオンは「複数の教員が大学幹部から契約更新に期待を抱かせるような話をされていたとの当方の主張が認められたことは、十分評価できる」として、県労働委の案を受け入れる姿勢を示したが、大学側が不服としたという。
(2007/05/15 09:42 更新)

708とはずがたり:2007/05/16(水) 18:26:11
受験勉強なんて中三の夏からと(浪人した)予備校の時だけしとけば良いんじゃい。やだねぇ,小学校の時から詰め込みなんて。

中学受験、広がる二重塾
かさむ授業料 教育にも格差の波
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007051600114&genre=F1&area=K10

 中学受験を目指す小学生の間に、進学塾の授業についていけないなどの理由で、新たに別の塾に通って補習を受ける二重塾の塾通いや、家庭教師をつけるスタイルが広がっている。少子化にもかかわらず、高額の授業料を払ってでも有名私立中への進学実績があるブランド進学塾に通おうと、競争はむしろ激化している。子どもたちの世界にも「格差社会」の到来を指摘する専門家もいる。

 京都市の男性会社員(51)は4年前、当時中学受験を目指して進学塾にほぼ毎日通っていた二男(13)に、国語と算数の家庭教師2人(週4日)を新たに雇った。希望校に合格するには国語の偏差値アップが必要だったからだ。ほぼ毎日だった兄の通塾費も合わせ、1カ月に払った費用は約20万円。貯金を取り崩す日々が2年続いた。

 「兄が私立中に通い、その流れで弟も受験を考えた。教育の充実を見るとやはり私学。ローンがないから何とかいけた。三重塾の人もいるが、ある程度の経済力がないと無理だろう」と話す。

 別の京都市の男性会社員(51)は昨夏から、小学6年の二女を進学塾の補習のために個別学習塾に通わせた。進学塾の詰め込み式の勉強スタイルに疑問を持ち「子どもに過度の期待をしたくない」と、今月から個別学習塾だけにしたが、ピーク時の通塾費は長女と合わせて月12万円に上った。

 京都でも教室を開く希学園(大阪市)の高橋成年広報部長は「ダブルスクールは東京で主流だったが、教育雑誌やネット情報によって、関西でもここ2、3年、普通に見られるようになった」と話す。馬渕教室(同)も「他の塾で補習するケースが目立ってきた」という。

 「塾の勉強は、塾で分かるよう指導してほしい」という保護者の要望を受け、進学塾側は塾内で宿題をさせたり、補習や個別指導、インターネットで24時間質問を受け付けるなどの対応をしているが、二重塾通いや家庭教師を付ける児童は増えている。最近は、進学塾の補修に特化した家庭教師の派遣業者も現れている。
 高田公理・武庫川女子大教授(社会学)の話 競争に勝たせようと塾に通わせる親がいる一方、経済的余裕のない親にはそれができない。格差が大きくなるばかりで、非常に嫌な状況だ。「ニンジンをぶら下げられて走っている馬」のような受験勉強は楽しくないだろう。これでは子ども本来の能力が伸びきってしまう。遊びや面白さの中で好奇心を伸ばすことこそ教育の本道だと思う。

709片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/16(水) 18:51:19
>>706
空気だから、地域的にいろいろあってもおかしくないかもしれないですね。
私の家のほうでは、「ぎっちょ」とか「かたちんば」とか「きちがいみたいな・・・」は多用されてましたねー。あとは「バカチョン」とか「つんぼ」とか「めくら」とか「こじき」とか。
「士農工商」が差別とか、高校卒業するまでは考えるきっかけがなかったなぁ。

それはそうと、「士農工商」については、実際に題目化していて、歴史的現実の表現として妥当していないなら、別の教え方もあるとは思います。実際はそうじゃなかったことを学ぶことはバカげているので。
しかし、「士農工商」政策が当時行われてたとして、それを表現するのが現代人にとって差別的というのはよくわからんし、その理由をもって教える内容が変わるのはおかしいと思いますよね。テレビとかで、現代の特定職業者をとにかく貶める意味で発言するなら問題とは思いますけど。
私は、「士農工商」という語句説明として、偉い順に士→農→工→商だったという説明には、知識薄ながらもずっと疑問を持ってきてましたんで、消えてもいいんじゃない?って思うんですが。

それと、そもそも毎日の記事が経緯を正確に捉えているかという点でしょうかね。

710:2007/05/18(金) 13:37:28
大変ですね。

711やお:2007/05/18(金) 14:57:15
筒井康隆の「士農工商SF作家」で、大紛糾した。
それで、「士農工商〜」を狩るために、「士農工商」が差別用語化した。

712やお:2007/05/18(金) 15:12:00
>>708
7年半、学習塾で教えていましたが、積極的進学熱よりは、消極的進学熱が高いのだと思います。
教えていた私立の中高生に私立受験の動機を聞いてわかったことです。


学区内の公立中学が荒廃しており、私立に行かざるを得ない状況のようです。
どこでもいいから私立または京都教育大付属の中学校に入れたい。
でも、どうせならレベルの高いところがいい。
こうして、暴れ者を敬遠する保護者や生徒が私立の流出した結果、さらに公立中における暴れ者の割合が高まって・・・というスパイラル。

宇治市や八幡市の中学の荒廃はひどく、このあたりの消極的進学熱は相対的に高いようです。
京都市内も学区によって、私中進学率が違うようです。

いろいろとヤヤコシイ問題があるので、こういう記事になっているのかなと思われます。

「ツメコミ」自体を肯定はしませんが、これが出来ている子供は親の統制が利いているわけです。
親の統制が利かない子供を私立中としても受け入れたくはありません。
それで、どうしても、ツメコミ受験になってしまうのかな?というように実感しました。

713小説吉田学校読者:2007/05/19(土) 12:03:01
佐藤前知事執念の「3地区対抗」克服の一策「学区廃止」へ一歩。次は経済力批判に答えるために進学校増設だろう。

福島県立高1学区に 県学校教育審答申案
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/05/20070519t61007.htm

 福島県の県立高校普通科の学区見直しを検討している県学校教育審議会(会長・小沢善仁福島大副学長)は18日、現行の8学区制を1学区制に移行するのが適当とする答申案をまとめた。30日に県教委に提出する。
 会合では、学区割り撤廃で高校選択の幅が広がる一方、各家庭の経済力の違いにより不平等が生じることを懸念する意見が出された。しかし魅力ある学校づくりと子どもの選択の自由を制限しないことを重視し、学区割り撤廃を了承。移行時には県民の理解を十分に得るよう県教委に求めることも確認した。
 答申案決定を受け、県教職員組合(浦井信義委員長)と県立高校教職員組合(杉内清吉委員長)は県庁で記者会見し、「経済力の違いによって教育格差が生じる」などとして反対を表明した。

714やおよろず@新会社法100問・葉玉匡美:2007/05/23(水) 20:49:46
バレー部顧問、体罰と不正流用で停職6か月…奈良の市立高
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070523i311.htm

 クラブ活動の指導中に部員に体罰を加え、合宿費約20万円を飲食費に不正流用していたとして、奈良市教委は23日、市立一条高校女子バレーボール部顧問の男性教諭(46)を停職6か月の懲戒処分にした。

 また、管理監督が不十分だったとして校長を戒告、教頭を文書訓告処分とした。

 同市教委によると、男性教諭は、2005年12月から06年12月にかけ、練習試合中にレシーブミスをしたなどとして女子部員2人の腹を計3回けった。日常的に「死んでしまえ」などの暴言が多く、この2人を含む計5人の部員が退部した。

 さらに教諭は、06年度に生徒から集めた合宿費を、他校の顧問との飲食費の一部に充てていた。

 同高は、今年1月に匿名の通報を受けて、これらの事実を把握していたが、指導をやめさせたが、市教委には報告していなかった。4月から、教諭の指導が再開したことに保護者が反発。校長が市教委に報告し、事態が明るみに出た。

(2007年5月23日19時48分 読売新聞)

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 これでクビにならないのか・・・
 解放同盟=日教組の強い地域の教員は、やり放題だな。

 腹を蹴っているのに、傷害罪にはならないのか?
 学校問題は、即、刑事事件にするべきだな。

 教員および教員組合には、自浄能力がない。

715やおよろず:2007/05/23(水) 20:51:09
実名・住所を公表して、退職・夜逃げに追い込まなければならない。

716とは:2007/05/24(木) 00:22:33
まぁ部落民に粗野な人が多く奈良に被差別部落か多くやや優遇が過ぎる状況があるのは事実でしょうけど、上の発言はちょいと早急な一般化が過ぎてはおりますまいか?

717やおよろず:2007/05/24(木) 00:33:58
>>716
こういうことを言われないように、襟を正すべきであろうと、そういう意味です。
日教組は、不適切教員をかばうだけの仕事しかしないのであれば、解体すべきでしょうね。
「教員」で一括りにすれば、トンデモ教員と真面目な教員が混同されてしまいます。
これほどの悪平等はありません。


それと、部落民と粗暴な教諭を結び付けているのではありません。
部落民でもないのに、部落民としてタカリをかけている人間もいるでしょうし、
逆に、部落出身でも、立派な人はいくらでもいるでしょう。

解放同盟と日教組、さらに言えば、朝鮮総連との不適切な関係は、指弾し続けます。

解放同盟=部落民とし、解放同盟を批判するものを部落差別者とするのは、これは違うのではないかと思います。
ブッシュが自由の代表者としていたのと、同じ理論だと思います。

誤解を生まないよう表現には、もっと、気をつけていきたいと思います。

718やおよろず:2007/05/24(木) 00:42:29
>>716
>>717
この問題に限らず、どちらかというと一般化には反対の立場です。
一般化は、常に、悪平等が生ざしめる可能性を孕んでいるからです。

マトモな教員とトンデモ教員とは、別に考えるべきだと思います。

トンデモ教員を擁護するだけの団体は、非難されてしかるべきでしょう。
しかし、それを一般化して、労働組合全体を非難しようとは思いません。

719とは:2007/05/24(木) 01:11:01
勿論俺も日教組がダメ教員を庇う組織であってはならないと思います。若い実力もある先生が採用試験に通らず安い月給で働かされてる一方で使えない年寄りが居座る様な現実も仄聞しますし、こういう状況で労組が正職者の既得権益のみを死守しようとするならば存在意義の死を意味しましょう。私自身は殆んど労組活動に関わったことないので解りませんけど労組嫌いが多いのは実際既得権益の為の組織になってしまってるんでしょうかねぇ。
いづれにせよ今回の問題教師を教組が守ったのか校長の判断なのか、ましてや部落解放運動と絡みがあるのか不明なのに不用意に一般化は避けた方がよろしいんじゃないでしょうかねぇ。まぁ俺も自民党=全部利権漁りと超拙速な一般化するんですが、差別問題等はまたよりデリケートな問題も含みますので。

720やおよろず:2007/05/24(木) 01:27:50
部落解放同盟・日教組の強い地域=奈良が含まれる。
奈良で起こったトンデモ教員の事件で、処分は激甘だった。
こういう事実を述べてるだけです。

部落解放同盟と日教組は一体不可分ですから、同時に非難しただけのことです。

部落解放運動が原因で、処分が甘いとと言っているのではありません。
部落解放同盟や日教組の強い地域では、処分が甘い傾向になると指摘してるんです。

教員採用は、一括採用にすべきでしょうね。
縁故採用が通用しない形にしないと。

721今亜寿@ ◆nlHjMum/8M:2007/05/24(木) 07:29:29
まあ労組も既得権保護の団体だと認めない人には何を言っても無駄かと。
基本的に70年代で政治思想が止まってる人ですから

722とはずがたり:2007/05/24(木) 10:25:15
>>720
>部落解放同盟と日教組は一体不可分
そうなんですか?

723やおよろず:2007/05/24(木) 18:21:17
奈良でも大阪でも、集会も抗議運動も一体で行っています。
大阪では、朝鮮総連も交えて、抗議活動があったばかりです

724やおよろず:2007/05/24(木) 20:19:29
http://www.stv.ne.jp/news/item/20070524185750/

性的暴行を受けた少女が、1億円の損害賠償を求めました。
教員から性的暴行を受けた教え子の少女が精神的な苦痛を受けたとして、
地元自治体などを相手に損害賠償を求めた1回目の裁判が開かれ、
少女側は、暴行は数百回に及んだと主張しました。

訴えを起こしたのは、道東の中学校に通っていた少女です。
訴えによりますと、少女が中学生だった2004年4月頃から2年近くに渡って、
30歳代の教員の男から、学校や少女の自宅などで、
数百回にわたって性的暴行を受けました。

このことを知った少女の親族が、男を少女に近づけさせないよう、
当時の校長や地元の教育委員会に訴えましたが、暴行はその後も続きました。
少女側は、元教員だけでなく、適切な対応を取らなかった、
当時の校長や地元自治体などにも責任があるとして、
男や地元自治体などに対して、およそ1億円の損害賠償を求めました。
これに対して、地元自治体は、
「事実を知ってからは適切に対応した」として争う姿勢を示しました。

==========

 これだから、日教組の強い地域は(略)

725とはずがたり:2007/05/25(金) 10:30:16
>>723
一体不可分というのですかね?協力関係にはあるのでしょうけど。

>>724
自民党の強い群馬や愛媛や鹿児島でも起きてますやん,教師の不祥事。
強大な自民党が教師の素行不良の根源に違いない,とも云えるかも。
http://homepage3.nifty.com/kdw/renga_g_244.htm

726とはずがたり:2007/05/27(日) 12:58:09
幾ら貰ってて幾らになる提案したんでしょうかねぇ>約114万円減額
労働運動スレの方が適切かもしれんが。

県立白河高:PTAが解散 雇用めぐる訴訟回避へ「会費は生徒活動に」 /福島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070527-00000078-mailo-l07
5月27日12時2分配信 毎日新聞

 白河市の県立白河高PTAは26日、同校で臨時総会を開き、同日付で解散を決めた。辺見美津夫・PTA会長らが同市役所内で会見し、解散理由について「雇用をめぐって訴訟を起こされているが、PTA会費は裁判ではなく生徒活動に使うためのもの。長期間の裁判に耐える力はない」と、訴訟回避が念頭にあることを説明した。
 同PTAは3月末まで専従の女性職員(42)を雇って事務作業を任せ、給与を支払ってきた。辺見会長らによると、少子化のため生徒数が減ることなどから、それまでの給与を見直して減額した条件で4月からの雇用契約を結ぶことにし、話し合っていたという。
 しかし、給与が年間約114万円減額となることなどで物別れに終わり、PTAは4月1日からの再雇用通知を出さなかった。これを受けて女性は同月、同PTAを相手取り地位確認などを求めて地裁白河支部に提訴した。
 同校は「学年ごとの保護者会活動などで、生徒活動への直接の影響はないようにする」と話している。【和泉清充】

5月27日朝刊
最終更新:5月27日12時2分

727やおよろず:2007/05/27(日) 15:41:57
>>725
土建屋と自民党議員も協力関係にあるといえますね。

佐賀の場合、しっかり免職になっているようですが
北海道の場合、性的暴行した場合には、即、クビにすべきでしょう。
それを処分無しで済ませて、事件を継続させたわけですから・・・

柳沢の失言に、タボハゼのように飛びついてたフェミ団体や民主党・社民党は、
これだけの女性の人権問題に、どんな対応をしたんでしょうかね?
奈良の件も同じですが、等を挙げて、高校に教員の適正処分を求めるべきではないんでしょうか?

仮に、ダンマリであれば、この手の団体は、人権だの何だの二度と口にするなってな話です。

728杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/05/27(日) 20:06:17
てか今日び教組に入っている先生って半分もいないんですよね。
  ,,,,,,,,,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/12/04121002.htm

そもそも栃木県の様に全県右派系団体で占められてるとこもあったり、それこそ先生の処世のために教組に入ったり入らなかったりするんじゃないですかね?殆どユニオンショップになってるのが現実じゃないかと。

729片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/27(日) 20:19:03
議論(?)されてることで思い出したんだけど、この熊本の件は印象に残った。もうリンク切れだけど。
研修拒否してるのに、近隣で復職させちゃっていいんかいな。

熊本・セクハラ中学教諭:近隣校復職で、PTAが市教委に抗議へ /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070405ddlk43040274000c.html

 複数の女子生徒にセクハラ行為をしたとして昨年9月、停職6カ月の懲戒処分となった熊本市内の公立中の男性教諭(41)が、新学期から近隣の別の中学校で復職することが決まった。被害生徒の保護者らは「新任校は部活動などで交流も多く、被害生徒らをさらに傷つける可能性がある」と強く反発、PTAなどが5日に市教委へ抗議文を提出する。

 県教委によると、男性教諭は運動部の顧問だった昨年6〜7月、複数の女子生徒を教官室に個別に呼び出し「練習」と称して胸を触るなどした。県教委の懲戒指針ではわいせつ行為は免職、セクハラ行為は免職〜減給。保護者の抗議を受けて調査した県教委は同年9月、教諭の行為を「直接体に触れていないセクハラ」と認定、今年3月初旬まで6カ月間の停職処分とした。

 事件のあった学校のPTA会長(50)によると、教諭は現在も「練習だった」と主張しわいせつ、セクハラ行為と認めておらず、処分不服を申し立てて係争中。また、停職中に市教委側は教諭に研修を受けるよう働きかけたが、健康状態などを理由に拒否したという。

 PTA会長は「事件がトラウマとなっている生徒も多くいるのになぜ近隣の学校で教職に戻すのか。容認できる人事ではなく、市教委にしかるべき措置を求める」と話している。【門田陽介】

毎日新聞 2007年4月5日

730とは:2007/05/27(日) 20:57:57
セクハラ教師というかもっと深刻に性犯罪教師が全国にいてこういうのはちゃんと取り締まらなあかんでしょうな。勿論労組が処分を軽くするべく圧力掛けてるならもっての他だが本人が無実を主張してる場合は難しい対応を迫られるのかも。
熊本のケースでは実際に被害を訴えてる生徒がいるのだからそれを考慮するのが当然の教育的配慮だと思われますね。

731やおよろず:2007/05/27(日) 21:12:03
>>729
こんなのは、氷山の一角でしょうね

実際の話として、京都市南部の某中学校で、教員が女子生徒のスカートの中を携帯電話で盗撮(堂々と取っていたそうなので、盗撮とはいえないかも?)
生徒の間ではスケベ教員として有名であったが、これが親の耳にも入るようになる。
それで、親が学校に処分を求めると、ノラリクラリを続けられ、学年末をもって、別の学校に転勤となったそうです。
そこでも、同じようなことをやっているんでしょうな。

>>730
労組は、人権だ何だと騒ぎ立てている以上、生徒の人権も守る義務があるでしょう。
圧力をかけなければ、それで良いというものではないと思います。

この極左団体は、生徒の人権を立てに革命活動(笑)をやっている割に、現実に発生している人権侵害には無関心ですからね。

732とは:2007/05/27(日) 21:19:42
個人的には、労組が極左的暴力革命を起こそうとしてたり、生徒の人権を殊更に踏みにじってるとは思えないのですが、21世紀の人間である今亜寿氏は何か知ってるんですかねぇ。

733とはずがたり:2007/05/29(火) 20:24:05
憲法がご専門で迷惑条例みたいな些末な法律はご存じなかったんですかねぇ。

憲法専攻の東大大学院教授、電車内で女性の体に触る
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200705/sha2007051605.html

 JR山手線の電車内で女性会社員(20)の体を触ったとして、警視庁新宿署が都迷惑防止条例違反の現行犯で東京都港区三田、蟻川恒正東大大学院教授(42)=憲法=を逮捕していたことが15日、分かった。「好みのタイプなのでやった」と容疑を認め、既に釈放されている。

 調べでは、11日午後6時ごろ、JR山手線渋谷−新宿間を走行中の電車内で、立っていた女性の体をスカートの上から触った疑い。女性が新宿駅のホームで取り押さえ、駅員に引き渡した。東大は「事実が確認できていないのでコメントできない」としている。

 蟻川教授は東大大学院の法学政治学研究科に所属。専攻は憲法で、法曹養成を担当しており、東大法科大学院や東大法学部の授業もしていた。

734やおよろず:2007/05/29(火) 20:27:36
ふるさと納税:「研究会」メンバーに10人
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/archive/news/2007/05/25/20070525dde007010045000c.html

 総務省は25日、住民税の一部を生まれ故郷などの自治体に移す「ふるさと納税」の具体案を検討する「ふるさと納税研究会」のメンバーを発表した。千葉商科大学の島田晴雄学長を座長に税の専門家や地方の首長など10人で構成、都市部と農村部の税源格差など幅広い観点から論議を進める。6月1日に初会合を開き、今秋にも報告書を取りまとめる方針。これを受けて同省は08年度の税制改正に具体策を盛り込む予定だ。座長以外の委員は次のとおり。

 跡田直澄・慶応大教授▽小田切徳美・明治大教授▽桑野和泉・玉の湯社長▽佐藤英明・神戸大大学院教授▽千葉光行・市川市長▽西川一誠・福井県知事▽長谷川幸洋・東京新聞論説委員▽畠山武道・上智大大学院教授▽水野忠恒・一橋大大学院教授

毎日新聞 2007年5月25日 東京夕刊

=================

>>千葉商科大学の島田晴雄学長

この大学の学長のポストは、仲間内でたらい回しするためのもののようですね
どの口から、天下りはいかんとかいえるのか?

735とはずがたり:2007/05/30(水) 12:40:56

この10年快進撃してきた立命館大ではあるが唯一のお荷物がこのアジア太平洋大なのである。
人数確保に必死のようであるが,巧く行くかな?

来春、立命大へ進学コースを開設
大分の岩田中・高 英語重点指導
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007053000022&genre=G1&area=K10

 立命館大(京都市中京区)は29日、大分市の私立岩田中・高で来春から「立命館アジア太平洋大・立命館大進学コース」が開設されると、発表した。

 大学によると、同コースの卒業生は、立命館大の付属高並みの推薦基準で、立命館アジア太平洋大(推薦枠30人)や立命館大(同20人)に進学できる。中学からコースを設定し、定員は中、高とも1学年30人。英語教育を重点的に鍛えるのが特徴で、第二外国語の学習も予定している。

 立命館は同日、同中・高を経営する学校法人岩田学園と大分県で交流協力協定を締結した。岩田中・高の在校生は中学352人、高校342人。大分でも進学校として知られているという。
 立命館大・立命館アジア太平洋大の進学コースは、平安女学院高(上京区)でも来春から文系2クラス(60人)で開設する。

736片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 19:05:35
>>734
慶応の植民地なんでしょうか?
-----------
この界隈、以前もよく分裂してましたが、また分裂。
小林元が扶桑社派?

「つくる会」、扶桑社と関係断絶 別の出版社を公募
2007年05月31日18時25分
http://www.asahi.com/national/update/0531/TKY200705310255.html

 「新しい歴史教科書をつくる会」は、同会執筆の検定教科書を発行してきた扶桑社(東京)との関係を絶ち、次回の教科書を発行する別の出版社を公募すると31日発表した。30日に開いた理事会でこの方針を決定。これに伴って会長の小林正・元参院議員を解任し、新会長に藤岡信勝・拓殖大教授(教育学)を選んだという。

 つくる会によると、扶桑社が2月、「次回の教科書は、これまで以上に広範な各層からの支持を得られるものにしなくてはならない」として、新しい執筆陣で作成し、別法人をつくって発行する意向を伝えてきた。同会は再考を求めてきたが、その余地がないことが確認されたため、扶桑社からの出版を断念したという。

 扶桑社は、つくる会が執筆した歴史と公民分野の中学教科書を02年度からと06年度からの2回発行した。採択率10%を目標としていたが、実際は1%に届いていない。

 扶桑社は「つくる会の動向に関しては、コメントを差し控えたい」としている。

737小説吉田学校読者:2007/06/07(木) 07:31:36
こうやってみると、まだまだ日本の最高学府はアジアの最高学府たれているのだなあと思う。

私自身、某国立大出身ではありますが、アジアからの留学生との交流で、排他的、排外的な考えは取らないというか取れない素養ができた。少なくとも個人に対しては。
そこがやおよろず氏に度々指摘される「中国に甘い」書き込みに繋がるのかもしれません(笑)。

東大、京大に続々合格 中国瀋陽のエリート校
http://www.47news.jp/CN/200706/CN2007060601000441.html

 中国遼寧省瀋陽市のエリート校、東北育才学校高等部に毎年多数の東大、京大合格者を出す日本語クラスがある。宋玉良教諭は「今春は22人中7人が東大に入りました」と胸を張る。今も日本留学を目指す高校生が、秋の留学生試験に向けて勉強を続けている。
 「東大で経営学を学びたい」という日本語クラスの胡書さん(19)=女性=は昨年10月、高校生の代表団として訪日、「デパートで店員の親切さに感心」し、留学してもっと日本を知りたくなった。
 日本語クラスは1クラスで約30人。高等部に進む前の中1から日本語の勉強を始める。日本語以外の課目は中国でのカリキュラムをきちんと学べば、受験の1年前から日本の大学向けの「傾向と対策」だけで合格レベルに到達するという。
 2002年からの5年間で日本の大学を受験した128人のうち38人が東大に、46人が京大に進学。一橋大や名古屋大なども少なくない。

738とはずがたり:2007/06/07(木) 12:11:56
>>373
ほんと,同意同感っすヽ(´ー`)/
>こうやってみると、まだまだ日本の最高学府はアジアの最高学府たれているのだなあと思う。
>私自身、某国立大出身ではありますが、アジアからの留学生との交流で、排他的、排外的な考えは取らないというか取れない素養ができた。少なくとも個人に対しては。

739とはずがたり:2007/06/10(日) 01:31:27
栃木県、山口県、香川県、徳島県では総評系日教組の力が弱いのか・・
香川は社民が強く徳島は民主が強いが教員の組織的支援は入ってないんだな。

全日本教職員連盟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/全日本教職員連盟

全日本教職員連盟(ぜんにほんきょうしょくいんれんめい、英: National Teachers Federation of Japan、NTFJ)は、保守系の教職員組合の連合体。略称は全日教連(ぜんにちきょうれん)。全日本教職員組合結成前は「全教」とも略されていた。目次 [非表示]

概要

日本教職員組合(日教組)の姿勢に疑問を抱いた組合員や教職員が1957年に日本教職員団体連合会(教団連)を結成。これは日教組の組織統一以来初めての日教組以外の組合だった。内紛のため一部組織の分裂が起き、日本教職員連盟(日教連)と日本新教職員組合連合(新教組)に分立したこともあるが、1984年2月26日に大同団結して発足したのが現在の全日本教職員連盟である。

教職員を、教育労働者ではなく、教育専門職と位置付ける。また日教組の路線を“左傾化”と批判。“教育の正常化”を目指しており、「教育現場に特定のイデオロギーを持ち込まず、美しい日本の伝統と文化・日本人の心を守る」と謳っている。政治的中立を謳っているが、事実上自民党の支持団体となっている。また、組合員には、管理職が多い。また、いじめや品格などの問題で、教員に問題が指摘されているため、安倍晋三内閣が進める教育再生・改革で導入が検討されている、教員免許更新制の導入に賛成している。一方、日本教職員組合(日教組)は、教員免許の更新制の導入について「役所の人間も同じ公務員なのに教員だけに免許の更新制があるのは不公平」だとして猛烈に反対している。

栃木県、山口県、香川県、徳島県では、日教組や全教傘下組織を凌ぐ、県下最大の教職員組合として教育行政に影響力を持つが、それ以外の都道府県では、ごく少数の教職員(管理職への昇進を図る場合など)を組織するにとどまる。

2006年12月発表の文部科学省調査によれば、同年10月1日現在の組織人員は二万三千あまりで、組織率は2.3%,新規採用教職員の加入率は1.2%、加入者数は他の教職員組合と同様、漸減傾向にある。

シンクタンクは日本教育文化研究所(教文研)。

日本教師会と同じく、労働組合から職能団体・業界団体への衣替えを志向する傾向にある。

740小説吉田学校読者:2007/06/10(日) 20:30:42
関東では木曜日くらいから「大雨、落雷の被害への厳重な警戒」をほぼ民放全局が呼びかけておりましたので、ハイキング強行した学校は責任を問われるでしょうね。
「やめる勇気」がなかったか。

落雷で中学生6人軽傷=ハイキング行事中−栃木
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070610-00000035-jij-soci

 10日午前9時50分ごろ、栃木県佐野市と岩舟町の間にまたがる三毳(みかも)山(229メートル)の尾根付近で落雷があり、近くのハイキングコースを歩いていた佐野市立北中学校3年の男子生徒6人が、手足のしびれを訴え、病院に運ばれた。いずれも軽傷という。
 県警佐野署の調べなどでは、ハイキングは同校の恒例行事で、同山など33キロのコースを歩く。生徒675人は同日午前8時ごろに学校を出発し、教師ら42人が引率していた。
 宇都宮地方気象台によると、8日から県内全域に雷注意報が出ていた。
 落雷の直前から雨と雷が激しくなったため、現場では生徒らを安全な場所に待機させるよう指示した。また、行事の開会式で、落雷への対処法を書いたプリントを配っていたという。

741やおよろず:2007/06/13(水) 02:48:35
>>737
留学生向けの問題は簡単という説があります。

それと、東大理学部の学生と北京大学哲学科の学生と、同じ数学のテストを受けたら、
北京大学が上だったという話を、6年ほど前に聞きました。

742やおよろず:2007/06/14(木) 08:00:36
【プリズム】重信被告の長女が藤沢市立小で授業 見過ごせぬ“背景”多く
http://obiekt.seesaa.net/article/31798228.html

[2002年02月04日 東京朝刊]

 神奈川県藤沢市の市立小学校で昨年12月、6年生の担任教諭(56)が日本赤軍最高幹部、重信房子被告(56)=ハーグ事件の殺人未遂罪などで公判中=の長女(28)を呼んで授業を行った問題は、保護者らにとどまらず、イスラエル大使館からの抗議を招くなど波紋を呼んだ。
 市の教育委員会は「授業内容に問題はない」としているが、疑念を抱かせる伏線があり、人選を問題視する声は強い。

◆異質
 重信被告の長女によるパレスチナの生活を紹介したり、料理を作る授業は、先取り実施された「総合的学習の時間」で行われた。
 平成14年度から始まる新しい学習指導要領の核となる総合学習の時間は、学校や教師の独自性を反映できることが特徴だ。
 担任教諭は、昨年五月ごろから長女を呼ぶことを企画していた。
 実際の授業は長女の都合で12月中旬まで延期されたが、市教委の聴取に対し教諭は、「昨年4月ごろ、ある弁護士のパーティーで長女を紹介された」と答えた。
 同月に長女がレバノンから入国した直後だ。
 この教諭は、教育関係の論文などの執筆も多い「個性的な教師」(市教委)で、教室内で犬を飼うなどして保護者や市民から賛否両極端な評判が寄せられたことも。
 箱型ブランコでケガをし、製造業者と藤沢市に対して設置管理責任を求めた「箱型ブランコ訴訟」の原告の父親として、新聞などに登場する機会も多い。

 ◆議員
 授業は、事前にプリントで参加を呼びかけられた保護者10人ほどのほか、社民党の阿部知子衆院議員(53)が参観していた。
 阿部議員の第一秘書によると、昨年12月上旬、阿部議員が藤沢で開いた勉強会で、教諭が箱型ブランコ訴訟について講演した。
 この際、パレスチナ料理の授業を行うとして招待を受け、「講義に対するお礼の意味も含めて出席した」という。
 ある神奈川県議は「教諭は以前から阿部議員の勉強会に出ていた」と話す。
 料理の授業の講師を誰が務めるかを知っていたかについて秘書は、「料理の教室として行った。議員本人は長女とは面識がなく、講師が長女とは知らなかったのではないか」と答える。

743やおよろず:2007/06/14(木) 08:00:51

 ◆関係
 だが、社民党と日本赤軍との“関係”は、重信被告が逮捕された一昨年に露呈している。
 重信被告の押収資料から「社民党との共同と工作」と題した文書が見つかり、日本赤軍が市民団体を通じて、社民党に取り入る工作を続けていたことがわかった。
 事実、昨年の参院選で社民党は、NGO「アジア太平洋資料センター」共同代表の女性(55)を神奈川選挙区の公認候補として擁立したが、選挙3カ月前の同3月、女性の内縁の夫が、重信被告の逃走を助けたとして、警視庁公安部に逮捕された。
 同公安部はこの女性を「日本赤軍が結成した人民革命党の最高幹部で、逮捕前の重信被告とひんぱんに接触していた」と分析。
 押収資料に「人民革命党は社民党を軸に政治的影響力を強化する」という記述があった。
 結局、この女性は立候補を辞退したが、日本赤軍の対社民党工作疑惑が改めて浮上した。

 ◆組合
 藤沢市の別の公立小では昨年7月、教師が革マル派の非公然活動家をかくまったとして犯人隠避容疑で逮捕された。
 藤沢、茅ケ崎、鎌倉の三市と寒川町の「湘南教職員組合」はとりわけイデオロギー色が強いことで知られ、教育現場まで偏向しているとみて監視を続ける市議もいる。
 重信被告の長女の授業への批判の背景には、こうした教育環境全体への強い不信もある。
 校長(57)は、長女の授業の企画段階から懸念を示し、教諭に「一方的な話にならないように」と注意をし、授業にも立ち合った。
 その結果、「政治的偏向はなかった」と強調。
 市教委も「母と娘は別」と、人選自体に問題はないとしている。
 だが、保護者や市民からは「テロリストの娘を講師に呼ぶ必要性はどこにあるのか」という批判が強い。

 ◆警戒
 公安当局は、重信被告が昨春出した「日本赤軍解散宣言」を疑問視しており、長女が日本赤軍支援運動の“広告塔”となる危険性や、支援者拡大に向けた活動を行うことを警戒する。
 イスラエル大使館は校長に行った抗議で、「(長女は)母の行動を賛美し、テロリストを殉教者と呼び変えている」と指摘している。
 市教委は先月29日、「事前に適切な監督や協議を行わなかった」「誤解を招いた」などとして校長と教諭を「厳重注意」。
 校長は同大使館に文書で経緯を説明した。
 これに対し、同大使館のギル・ハスケル広報官は「時機をみて小学校と交流を図りたい」と軟化姿勢を見せている。
 とはいえ、日本赤軍の影が消えたわけではない。文部科学省では実態把握に乗り出している。

744とはずがたり:2007/06/14(木) 08:20:52
>>743
>NGO「アジア太平洋資料センター」共同代表の女性(55)
これ↓っすかね?

井上礼子さん(2001年参院選神奈川県候補)
http://www.mizuhoto.org/02k/back_n/13/13_2.html

瑞穂より社民党との関係は深いそうだw

745やおよろず:2007/06/16(土) 22:25:41
安倍政権の教育政策の虚構
http://www.nishioka-takeo.com/or1904.htm

 安倍政権が、最大の課題と称している教育をめぐる政策も、小泉政治の枠を超えない限り羊頭狗肉に終わってしまいます。
 これが、小泉政権の第四の問題点です。
 小泉政権下で、「行政改革推進法」という法律を制定しました。
 行政改革の本丸は、行政組織の簡素化であり、特別会計の廃止と特殊法人の原則廃止にあった筈です。
しかし、小泉政権がやったことは、特殊法人を「独立行政法人」という目先を変えて実態を残す、という手法でした。
それは、単に看板を書き換えただけでした。
 その上、行政改革の見せかけの実績を膨らますために、国立大学を独立行政法人化し、さらに、約13万人の国立大学教職員を非公務員化したのです。
ここで、見せかけの実績を膨らますために、という内容は、国立大学の非公務員の人件費は、文部科学省の予算に計上されている、という意味です。
 もともと、国立大学と、他の特殊法人や特別会計とは、その成り立ちからも同列に論じられないものです。
 しかし、一千兆円を超える巨額の財政赤字(平成十九年度末)を抱える日本の財政を考えると、国立大学の独立法人化は、財政の立場から、次の段階に進むことになります。

746やおよろず:2007/06/16(土) 22:26:26
教育と研究における市場原理導入の誤り

 それは、教育・研究の分野にも、市場原理が持ち込まれる、ということです。
 現に、安倍首相の諮問機関の教育再生会議は、国立大学の学部別授業料を提案しています。
 この学部別授業料問題は、昭和五十年(1975年)前後に、論議の対象になった経緯があります。
 しかし、これは、「文系と医学・理工系の授業料にそれぞれ市場原理を導入することによって、学生が経済的理由から希望する医学や理工系に進学することを断念することがあってはならない」。という結論で、論議に終止符が打たれました。
 国立大学が、教育において果たすべき役割は、貧富の差によって、若者の人生における出発点が左右されない教育環境を用意することである、という考え方です。
 また、そのことが、日本の社会全体にとって有意義である、という認識でした。
 以上述べたことは、今日においても、生きていますし、社会の各分野での格差が論議を呼んでいる時、より重要な教育政策である、と確信します。
 安倍政権において、市場原理は、学術研究の分野にも導入されようとしています。
 私が、学術研究に市場原理が導入されることに反対するのは、次の理由からです。
 市場原理が、小泉政権誕生以来、今日まで、あたかも聖域のように位置づけられてしまいました。
 本来、自由主義社会の在り方、その自由社会における市場原理の可能性と限界を論ずる時、まずやらなければいけなかったのは、市場原理に委ねる分野と、公的、或いは社会的規制が求められる分野の区分の整理でした。
 日本が、現在、先行き不透明な情況に陥っている原因の一つは、その原則が示されないまま、規制緩和、市場原理の導入が、あたかも「疑いのない正義」であるかのように位置づけられて、いきなり政治課題になったための混乱にある、と、私は思います。

 学術研究の分野は、市場原理に馴染まない、というより、市場原理に委ねてはならない代表的なものです。
 市場原理は、当然のこととして、利益を求め、しかも性急に成果を要求します。
 学術研究の重要性は、基本的には、基礎研究にあります。
 もちろん、一人の天才の出現によって、一瞬の閃きが、大きな発見や発明に直結することは稀にあります。しかし、その場合といえども、天才の目に見えない努力や、生来の基礎的学問の素地にあることは、多くの天才といわれる人物の伝記によって明らかです。
 もし、大学や研究機関の学術研究に市場原理が持ち込まれれば、どういうことになるでしょうか。
 そこでは、当然、研究にも経済的合理性が求められます。
 それは、言葉を換えれば、「結果が早く出る研究」が重視され、「研究に長期間を必要とする分野」や「試行錯誤の結果、なお、なかなか結果が出ない研究」は、軽視される、という傾向が、学術研究の根幹を揺るがしかねない、ということを意味します。
 理工学系に関して、この傾向は、顕著になり、医学、薬学の分野でも同様でしょう。
 私が、特に案じているのは、国立大学を独立行政法人化した、小泉政権から安倍政権へと続く現政権下で、国立大学の独立採算の方向性を示して、民間資金の導入を積極的に進めることが確実だからです。
 資本の論理が、日本の学術研究と教育を、こうして支配することになることは、日本の将来に大きな禍根を必ず残すことになるでしょう。
 理工学系でさえ、こうした傾向であることを考えれば、学問の府である大学における、文系の学問の将来は、極めて危険です。
 例えば、日本の大学が、今日までも、「哲学」を重視してきたとも思えませんし、「哲学」に代表される学問分野の今後が心配されます。
 また、経済的合理性が、大学に蔓延すれば、「古代ギリシャ語」「ラテン語」「ヘブライ語」等を教える教室もいずれ消滅するでしょう。

747小説吉田学校読者:2007/06/17(日) 09:21:25
あまりにいい加減すぎ。

学力調査の中3記述式、採点難問 ×が○に、作業も中断
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200706140340.html

 小学6年と中学3年の約233万人が参加した全国学力調査の採点で、中3の記述式問題で正誤の基準が途中で変わったり、作業現場の責任者の判断が食い違うなど、混乱が生じていることがわかった。人材派遣会社から派遣された複数の採点スタッフが明らかにした。スタッフは「採点が肝心なのに、あまりにいい加減だ」と口をそろえている。
 採点業務は学校の教師に負担をかけないよう民間に委託され、小6分をベネッセコーポレーションが、中3分はNTTデータが受託した。
 問題を作った国立教育政策研究所(国研)は「試験に合格した人が研修を経てやっている。大学生や大卒レベルの人が中心」としている。中3分を受け持つNTTデータは「基準が変更されると採点をやり直している」と説明しているが、採点者の間では戸惑いが広がっているという。
 採点は、解答を読み込んだパソコンを操作し、割り当てられた特定の問題を集中的に見る方法で行われている。国語のある問題を受け持った男性は「採点が始まって間もない5月半ばには大混乱になった」と話す。あらかじめ示された正誤の基準にない解答がいくつも出てきて、○×の正誤例が次々と張り出された。判断に迷う場合は、採点会場に配置された責任者の「リーダー」に確認する仕組みだったが、リーダーが代わると判断が変わるなど、作業は何度も中断したという。
 前日まで誤りだった解答例を「正解にする」と指示され、同じ問題の採点者同士で「マルでよかったのか。ずいぶんバツにしちゃったよ」と顔を見合わせたこともあるという。
 国語担当の別の男性も「5月中旬まで正答だった解答が、4日間の中断後に作業を再開したらバツになった」と話す。類義語でも正誤が分かれていたのがそろって正解になったり、逆に誤りになったりしたという。
 誤字をどこまで許すかなどの判断も揺れた。張り出された正誤例のほか、リーダーによる口頭での補足説明もあったが、ある時期からメモを禁じられ、「とても覚えきれなかった」と振り返る。
 数学の記述式問題を採点した男性も「同じ解答で、午前のリーダーは正解と言い、午後のリーダーは間違いだと言う。リーダー同士で『これはマルかな』と相談していたこともあった」と話す。この男性は、無料の求人誌で「中学生の国語・数学のテスト採点」という広告を見て、募集元の人材派遣会社に連絡。同社の事務所で試験を受けて採用され、その後の研修中に全国学力調査の採点だと知ったという。
 採点作業に参加した派遣労働者から、「事前に示された勤務数が大幅に削られ、見込んだ収入が得られなかった」との相談が「派遣ユニオン」に舞い込んだのがきっかけで、採点現場の一端が明らかになった。
 文科省は「採点基準を途中で変えることはない。ただ、判断に迷う微妙な解答もあり、経験を積んだリーダーが基準に照らして正誤の判断をしている」と話している。採点に派遣労働者が加わっていることについては「研修をして水準は確保している」と説明、問題はないとしている。
 NTTデータは、リーダーを含む採点スタッフ約3000人のほとんどを、人材派遣会社数社を通じて集めたという。「採点基準の変更はリーダーを通じて周知している。作業は適正」としている。

748小説吉田学校読者:2007/06/17(日) 09:22:34
あまりにいい加減すぎ その2 覚悟がないなら検定するな。

「沖縄の方のお気持ちに沿わなかったかも」と伊吹文科相
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200706150132.html

 伊吹文部科学相は15日の会見で、沖縄戦の集団自決に関する教科書検定意見に対し、沖縄県議会などで撤回を求める動きが出ていることについて「今回のことは沖縄の方のお気持ちには沿わなかったかもわからない」と述べた。そのうえで、検定意見が専門家らで構成される審議会で決定されると指摘。文科相の意向でその意見を変更したら、逆に介入になるとの考えを強調した。
 この問題では、来春から使われる高校日本史の教科書検定で、沖縄戦の集団自決が「日本軍に強制された」という記述に検定意見がつき、教科書から消えた。

749とはずがたり:2007/06/24(日) 19:13:39

博士たちの憂鬱
(上)正規採用険しい道
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000310706220001
2007年06月22日

 正職員だけでも1万2千人余の研究者(うち博士約5700人)=04年現在=がいる筑波研究学園都市。研究現場を支えるのは、短期契約で働く約2千人の若き博士たちだ。「ポスドク」と呼ばれる彼らに、雇用不安が広がっている。

 「親は早くしっかりしろと言うし、大学教員がダメなら別の道も考えないと……」
 筑波大で04年に博士号を取り、大学から有給で最長5年雇用される研究員として4年目を迎えた男性(30)。基本給は月20万円余、手当や賞与もあっていまの生活に支障はないが、将来のことを考えると眠れない。
 博士課程在学中を含めてこの4年間、県内外の大学、高専の教員採用への応募は20回を超えた。だが「競争率は数十〜100倍」(同大教授)という狭き門。研究実績の書類審査の段階で落とされ、一度も面接に進めたことがない。
 任期は残り2年弱。その間は大学教員を目指すが、もし採用されなければ――。男性は「任期満了時は32歳。年齢的に定職に就きたいし、高校教師になります」。
    ◇
 博士号を持ちながら大学教員などの正規採用に恵まれず、短期雇用でしのぐ若手研究者、いわゆるポスドク(ポストドクター)にはつねに職の不安がつきまとう。大学教員などの採用枠には限りがあるのに、研究充実を掲げ、博士を急増させた国の政策が一因だ。
 02年に博士号を取得後に独立行政法人産業技術総合研究所(つくば市)の契約職員になり、04年の公募で「任期付き」ながら正職員に採用された反保(たん・ぽ)衆志さん(33)は「所属部門で募集があり、タイミングに恵まれた」と振り返る。「将来が不安で、公募を常にチェックしたり、学会で積極的に売り込んだりした」
 任期は5年で、4年目の審査を通れば終身雇用の身分になれる。研究実績が問われる審査に向けて年に1〜2本の論文を発表し、特許も三つ取った。2歳の息子もいるが、深夜まで実験に熱中する毎日だという。
    ◇
 大学院博士課程の修了者が急増したのは90年代から。93年度の7366人から05年度は2・2倍の1万5973人になったが、国立大の大学教員数はそれほど増えなかった=グラフ。
 国の「ポスドク等1万人支援計画」による財政支援もあり、正規採用にもれた博士らは研究費などで短期雇用された。大学や研究所はこぞってポスドクの雇用を拡大。産総研も01年度の252人を04年度には677人に増やした。
 だが、ポスドクはあくまで短期雇用。その職にもあぶれ、月数万のわずかの手当か無給で働く例もあるという。筑波大の小林信一教授(50)=科学技術政策=は「ポスドクは研究に不可欠だが、今は能力が食いつぶされている。社会発展の人的資源ととらえ、進学や就職が全体的にうまく回る仕組み作りが必要だ」と指摘する。
(清水康志が担当します)

 ポスドク ポストドクターの略。博士号を取得後、大学教員や研究所の正職員など安定した研究職に就けず、3〜5年の任期付きで働く若手研究者。文科省の調査によると、ポスドクは全国で1万5923人(05年度見込み)。うち4割強が国立大、3割強が産総研などの独立行政法人で働いている。

750とはずがたり:2007/06/24(日) 19:14:24

独身用宿舎はがらがらだと聞いたことがあるので良い試みでは?

博士たちの憂鬱
(中)進学減、大学も危機感
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000310706230001
2007年06月23日

 就職率5割台――。職探しに苦労する博士を目の当たりにして、学生の「博士離れ」が始まっている。文部科学省の調査によると、全国の博士課程の入学者は90年度の7813人から右肩上がりで増えてきたが、03年度の1万8232人をピークに減り始め、06年度は1万7131人に落ち込んだ=グラフ。
 博士離れは、国立大が初めて博士課程の定員を削減する動きにつながった。07年度の定員は1万4282人で前年度より118人減少。秋田大は医学系博士課程の定員を56人から30人にした。
 定員削減の背景には、国立大に支給する運営費交付金の額を、国が定員に対する学生数の割合を示す「充足率」などを考慮して決めるという事情がある。定員を満たせなければ、交付金が減る恐れがあるという。
 筑波大でも、理工系の博士後期課程で定員割れが深刻だ。今年度の充足率は数理物質科学、システム情報工学がいずれも6割、生命環境科学が8割。どれも博士前期(修士)課程は定員を満たしており、後期課程の不人気ぶりが際だつ。
 危機感を持った筑波大は昨年11月、博士前期課程の全学生に対し、後期課程への進学について初めて意識調査をおこなったところ、学生の8割弱が就職、1割強が進学すると答えた。
 進学しない理由として多い順に、「早く社会で仕事がしたい」「研究者に向かない」「修士の方が就職しやすい」「経済的に進学が困難」が挙がった。進学せず、化学メーカー研究職への就職を考えている大学院生の手島健さん(22)は「進学して研究するのも魅力的だけど、修了後の就職不安の方が大きい。大学研究より、企業でのモノづくりにかかわりたい気持ちもある」と話す。
 同大理工学群長の岡本健一教授は「大学としては進学して欲しいが、企業など博士の受け入れ側の改善も必要だ。結果を精査し、いい解決策を見つけたい」と語る。
 「ポスドク」の待遇改善に向け、つくば市内の家賃の安い公務員宿舎への入居を認めようという動きも出てきた。
 公的研究機関の契約職員のポスドクはこれまで入居できなかったが、宿舎を所管する財務省が最近になって入居できる可能性を示唆。公的研究機関では4〜5月に、ポスドクに対し入居希望アンケートを実施した。
 産業技術総合研究所では対象者418人中、7割が回答。ほとんどのポスドクが賃貸住宅に住んでいるため、古びてはいるが立地が良く、3LDKで家賃が2万7千円など恵まれた宿舎への入居を7割強が希望した。回答したポスドクは男性が8割強で平均年齢32歳、既婚率4割だった。
 産総研人事室は「関係省庁と入居基準などを話し合い、早く入れるようにしたい」と話した。

751とはずがたり:2007/06/24(日) 19:15:37

博士たちの憂鬱
(下) 進路多様化に連携
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000310706240001
2007年06月24日

内閣府や日本経団連が主催した第6回産学官連携推進会議が今月16日、京都市で開かれた。企業での博士、ポスドクの活用などを考える分科会会場は約550人の関係者で埋まり、白熱した議論が交わされた。
 企業幹部 「大学と企業では価値観が違い、博士課程の学生がインターンシップで現場に触れることが逆効果になることもある」
 大学教授 「本当に人材が欲しいなら、魅力ある処遇をするべきだ」
 分科会では、博士への産業界と大学の評価の開きも話題になった。
 博士の受け皿として期待される企業だが、「博士の採用枠をわざわざ設けることはない」とメーカーの人事担当者。実際、博士を採用する会社は少ない=グラフ。この担当者は「社内事情で研究分野が変わる可能性もあることも理解してもらわないと」とも話す。
 文部科学省はポスドクの企業への就職を組織的に支援するため、昨年度から若手研究者の「キャリアパス多様化促進事業」を始めた。つくば地区でも今年5月、産業技術総合研究所が応募した事業が採用され、今後3年間、同地区の研究機関に在籍する約2千人のポスドクを対象に就職を支援する。


 事業の目玉はつくば全体のポスドクの研究分野や実績、技能レベルや希望職種などを網羅する人材データベースを作り、就職しやすくすること。微細加工装置の使い方など技術習得のための講習会も開く。企業研究員を希望するポスドクの男性(29)は「就職先を探す時などに助かるかも」と期待する。
 産総研のポスドクから正職員になれるのは1割だけという現状で、産総研人材開発企画室は「任期が終わるとサヨナラでは評判が落ち、来てくれなくなる」と事業への応募の理由を説明する。


 昨年度からキャリアパス支援事業に積極的に取り組む名古屋大では、18日までに登録者174人のうち、32人の就職が決まった。ポスドクを長年続けてきた40代前半の2人が、大学教員と企業研究者に採用された例もあるという。
 若手研究者の支援サイト「博士の生き方」(http://hakasenoikikata.com)を主宰する化学メーカー研究員奥井隆雄さん(31)は「就職という出口のことだけではなく、大学や大学院の段階で、多様な思考を持った人材を入れることも考える必要がある」と話す。

752やおよろず@キチガイ教育改革案:2007/06/26(火) 15:12:32
教育改革国民会議の提言

ソース:首相官邸公式サイト
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html

・子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう
・家庭教育について対話できる土壌をつくるため、企業やテレビと協力して古来の諺などを呼びかける
・「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う
・名刺に信念を書くなど、大人一人一人が座右の銘、信念を明示する
・遠足でバスを使わせない、お寺で3〜5時間座らせる等の「我慢の教育」をする
・地域の偉人の副読本を作成・配布する
・学校に畳の部屋を作る
・学校に教育機関としてのシンボルを設ける
・有害情報、玩具等へのNPOなどによるチェック、法令による規制
・バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う
・団地、マンション等に「床の間」を作る
・警察OBを学校に常駐させる
・文部省、マスコミが1、2週間程度学校で過ごす
・教育基本法を改正を提起し、従来の惰性的気風を打ち破るための社会的ショック療法とする

<小学生>簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする
<中学生>簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする
<高校生>満18歳で全ての国民に1年ないし2年間の奉仕活動を義務づける

754とはずがたり:2007/06/30(土) 23:42:34
そーいえば昨日,研究の打ち合わせで母校を訪問しました。
後輩達の研究室はなにやら工学部4号館とやらに移転になっていた。
既に工学部は余所へ移っており,改修もされてて,ぼろい建物のイメージで中に入ったのは初めてだったがすっかり綺麗に成っていて吃驚。カネあるなぁ・・。

755名無しさん:2007/07/01(日) 15:57:18
livedoor ニュース(時事通信社) - ◎理不尽な保護者に学校が防衛策=弁護士らの応援で−東京・港区など
2007年07月01日14時21分
http://news.livedoor.com/article/detail/3201302/

 校外でのけんかなのに子どもがけがをしたとして慰謝料を求めたり、子どもと仲良しの友人を同じクラスにするよう迫るなど学校に理不尽な要求をする保護者が増えているため、東京都港区の教育委員会などが弁護士らの応援を得て防衛策に乗り出している。対応に時間や労力を費やしてしまい、本来の教育活動に専念できなくなるからだ。

 港区は6月、区内の全区立小中学校・幼稚園で弁護士の指導・助言を受けられる制度を導入、5ブロック別に弁護士を1人ずつ選任した。クレームを受けた学校が相談事項を区教委に提出し、担当弁護士が学校の相談に乗る。「後方支援なので、弁護士は直接保護者らと交渉しない」(区教委)が、既に数件の相談が寄せられているという。

 一方、京都市は弁護士、警察OB、医師、臨床心理士ら約10人で構成する解決支援チームを近く設置。学校の要請を受け、弁護士が法的な対応を助言したり、警察OBが暴力などへの対処法を教えたりする。場合によっては保護者と面談する際の弁護士の臨席や、警察との連携も考えている。

 両区市によると、理不尽な要求には▽チャイムや運動会のピストルの音がうるさいと慰謝料を求める▽卒業アルバムに自分の子の写真が少ないとして、「卒業式をぶっ壊す」とクレームを付ける−などの事例があるという。

 理不尽な保護者対策では、政府の教育再生会議の第2次報告も、弁護士や警察官OBらが参加するチームを教委に置くよう提言しており、今後、こうした動きが各地に広がりそうだ。

756文部科学大臣へ:2007/07/13(金) 17:36:38
広島県のAICJ中高は合格詐称やIB詐称、奨学金詐称などおおくの虚偽宣伝で学校を立ち上げています

このような違法行為をする学校を野放しにしないでください。

ウソの宣伝で学生公募し子供達の将来を閉ざしています

どうか子供達を救済してください

                 AICJ中学父兄

757杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/07/16(月) 12:21:08
中華圏スレ向きかも知れないけど、此方に投下。

>輸出製造業を中心に成長してきた経済開発過程を振り返ると、「理工系好き」がいつの間にか韓国人の脳裏に刻まれてしまったようだ。
これ、日本人にこそ当てはまる気がしますね。産業界や政界・教育界の「理科離れ」をめぐる大騒ぎを聞いていると、理工系に進まない学生は人非人呼ばわりしているとしか思えない。今更「絶望工場」で働けというのか・・・・・(怒

【コラム】韓国はいつまで「理工系の復活」に頼るのか(上)
http://www.chosunonline.com/article/20070715000017

 韓国では誰かが「理工系復活」というスローガンを叫ぶと共感する人が多い。工学部で首席の新入生や卒業生が医学部に移籍すると、「そんなことがあっていいのか」とマスコミが騒ぎ立てる。また、微積分の記号すら知らない理系学生も少なくないといった嘆きも聞こえる。

 輸出製造業を中心に成長してきた経済開発過程を振り返ると、「理工系好き」がいつの間にか韓国人の脳裏に刻まれてしまったようだ。当分は鉄鋼、造船、半導体、石油化学、自動車、携帯電話などに韓国人の食いぶちがかかっているだけに、理工系の復活が喫緊の課題の1つであるようにも見える。

 しかし、理工系復活を求める声が痛切になればなるほど、韓国経済が製造業だけに頼っていてはならないという認識も広がっている。

 理工系出身者が就職すべき職場が海外移転しつつある状況で、理工系にのみ過度に頼ることは時代の流れにそぐわない。理工系学部の教授、理工系出身の経営者、そして技術系官僚らが繰り広げてきた理工系復活キャンペーンを取り巻く状況は数年以内に変わりそうだ。

 残念な現象だが、韓国経済が理工系産業だけに依存している以上、安閑としてはいられないという経済専門家もいる。

 その理由は、世界経済の統合過程で各国の役割が変わってきているということだ。多くの経済人が中国やインドを訪れると、「もう到底やっていけない」と話す。製造業ではもはや中国、インドとは競争できないという意味だ。中国やインド、東南アジア各国、ブラジルは今や、全世界に安価な消費財を供給する巨大な生産工場となっている。

 過去には日本製が先進国の消費市場に供給され、続いて韓国、台湾、香港、シンガポールが似たような役割を担っていた。しかし1990年代以降、世界の荒波の中で韓国産消費財が生き残れる場所はなくなった。

 国内で理工系出身者の就職率が急激に低下した時期と中国・インド経済の浮上時期はピッタリ一致する。

758杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/07/16(月) 12:23:48
【コラム】韓国はいつまで「理工系の復活」に頼るのか(下)
http://www.chosunonline.com/article/20070715000018

 だが、古い考えの経済専門家は「それでも製造業育成が雇用創出の最善策だ」という幻想に陥っている。しかし、昨年の統計を見れば分かる。韓国を代表する上場輸出製造業132社のうち、売り上げ増とともに従業員を増やしたのはSTX、サムスン重工業などわずか26社にとどまった。残る8割の企業は従業員数を維持しているか、むしろ削減に踏み切ったというわけだ。

 韓国の電子メーカーは過去5年間、韓国より海外で多くの雇用を創出した。現在韓国の主力製品である自動車、半導体、鉄鋼、造船、携帯電話を生産する企業も、国内より海外で多くの理工系人材を採用するほうが確実だという。産業構造が変わったことを少しでも理解した人ならば、「輸出が毎年10%以上伸びているのに、なぜ大卒失業者が減らないのか」という疑問を再び提起することはない。

 とはいえ、理工系の大学に対する支援をやめようとか、製造業を放棄し技術開発に投資するなというわけではない。むしろ最近は金融業や経営コンサルティングなどで数学、物理、工学教育を受けた人材が必要になっている。

 その上、優れた少数の科学者には投資を拡大し、バイオ分野のような新領域を国策事業として支援していく必要性があるという点には多くの人が賛同するだろう。

 しかし、理工系出身者の働き口がまるでないというならば、韓国経済は別の突破口を探らなければならない。

 英国の場合、金融、不動産業で働く就業者が製造業分野よりも60%多い。米国でも90年代の10年間に健康・医療福祉部門、情報技術サービス分野、財務、会計、情報調査、人材派遣など、ビジネス支援サービス産業で約900万人分の雇用が創出された。

 われわれも規制改革と経営革新を成し遂げれば、流通業、食料品業、レジャー産業、医療・福祉など内需サービス業にいくらでもビジネスチャンスがある、と専門家は見ている。

 それでも理工系危機論を掲げる全国の理工系大学が、似たり寄ったりの卒業生をまるでたい焼きを焼くように輩出し続け、政府が大学や傘下の研究所に研究費をばらまき続けるならば、韓国経済の歩むべき方向にはそぐわない。特に、理工系復活が崇高な愛国運動で先進国入りするための経済再生戦略であるかのように煽り立てられては困る。

759やおよろず@教員民間研修:2007/07/25(水) 16:05:14
夏休みの教員民間研修、受け入れ企業103社と過去最多に
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070721i203.htm

 日本経団連の関連団体が、小、中、高校の教員、教頭などを対象に学校の夏休みの間に実施している民間企業研修の受け入れ企業数が、この夏は103社と、1983年度の研修開始以降最多になった。

 参加教員数も昨年度より10・5%多い675人が見込まれている。教育改革議論が高まり、教育現場に企業などからの人材やノウハウを取り入れるべきとの声も出ていることから、経済界と教育界の双方で関心が高まっているようだ。

 企業研修は、日本経団連の関連団体である経済広報センターが、企業と都道府県教委を仲介する形で行っている。今年度は7月23日から8月24日までの間、1企業あたり10人前後の教員が2〜4日間にわたり、講義や見学だけでなく、工場やスーパーの売り場の現場実習などを体験する。

 教員の参加人数は、2003年に767人まで増えたが、その後は減り続け、今年度になって再び増勢に転じた。企業側も社会的責任(CSR)活動の一環として、研修受け入れに積極的になっている。

(2007年7月21日12時3分 読売新聞)

760やおよろず:2007/07/25(水) 16:23:37
教師用「訴訟保険」需要急増、都の公立校では加入者3割強
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070724it07.htm

 保護者などから起こされる訴訟に備え、保険に加入する教師が増えている。

 大手損害保険会社の大半が教師専用の保険を扱っているほか、公務員全般を対象にした保険を利用する教師も多い。東京都の公立学校では今年、保険に加入する教職員が3分の1を超えた。こうした状況は、学校に対する親の理不尽なクレームが深刻化する中、教師たちが「いつ訴えられるかわからない」という不安を抱いていることを示している。

 複数の大手損保によると、教師向けの損害保険が出来たのは2001年前後。損害賠償請求訴訟を起こされた際の弁護士費用や、敗訴した場合の賠償金を補償する。毎月の保険料は200〜1000円、補償額は300万〜5000万円前後で、現在、大手損保6社のうち5社が、こうした保険を販売している。ある大手損保の担当者は、「口コミで保険の存在が広まっている」と語る。

 日本生活協同組合連合会の関連会社「全国学校用品」(東京都)は、大手損保の1社と提携し、教師向け保険を全国の学校生協を通じて募集している。昨年の加入者は約1300人。今年は補償額の上限を300万円から5000万円に改定した。「補償額の大幅な引き上げは、保険に対する教師のニーズが高まっているため」と、全国学校用品の担当者は言う。

 小中高校の管理職の研修を実施している社団法人「日本教育会」(同)は、別の大手損保と提携して04年から同様の保険の募集を始めた。今年の加入者は、当初よりも100人ほど増えて約400人となった。

 東京都では、公立学校の教職員が、都職員を対象にした財団法人「東京都福利厚生事業団」の保険を利用している。大手損保との提携で00年から募集を始めた。この年に加入した教職員は約1300人だったが、今年の加入者は約2万1800人に膨らみ、全教職員(約6万人)の3分の1を突破。全加入者に占める教職員の割合も、当初の24%から今年は71%にまで拡大している。

 同事業団は、「担任の指導が悪いために子供の学習に悪影響が出た」「子供同士のけんかでけがをしたのは学校の責任」などという親からのクレームが、訴訟に結びつくことを想定している。実際に保険金を支払ったケースは、今年3月末までに計約50件に上り、弁護士費用として数百万円を支払う例が多いという。

 都内の小学校の女性教師(34)は、先輩から「教師は保護者から何かにつけて対応を問われる。社会的立場も弱い」と言われ、04年に保険に加入した。ただ、「保険に入る気持ちの根底には、保護者に対する、『何をされるかわからない』という疑いがある。この現状は教師として悲しい」とも打ち明けた。

 一方、大阪府内の公立小中学校の校長や教頭約1500人が会員となっている大阪府公立学校管理職員協議会は、訴訟を起こされた教師に最高400万円を援助する制度を、03年から始めた。資金は会費で賄う、自前の“保険”だ。

 同協議会事務局は「管理職には、問題が起きた際に、最終的な責任を取らなければいけないという不安が強い。現場からは、この制度が精神的な支えになっていると評価する声が出ている」と話している。

(2007年7月24日14時31分 読売新聞)

761やおよろず:2007/08/03(金) 07:35:03
2007/08/02-17:39 パイロット養成課程を新設=福島空港で実習−法政大
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007080200794

 法政大(東京都千代田区)は2日、来年4月から理工学部機械工学科に、パイロット養成を目的とした「航空操縦学専修課程」を新設すると発表した。日本航空や民間のフライトスクールと提携し、実習は福島空港で行う。
 パイロット養成課程は東海大なども設置しているが、実習は海外で行っている。法政大は「渡航費や外国で取得したライセンスを書き換える手間などが省ける」とメリットを説明している。

762やおよろず:2007/08/03(金) 07:37:04
東京芸大教授が教え子の院生にセクハラ、停職1か月の懲戒
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070802i412.htm?from=main4

 東京芸術大学(東京都台東区)は2日、教え子の女子大学院生にセクハラ行為をしたとして、大学院音楽研究科の50歳代の教授を同日付で停職1か月の懲戒処分としたと発表した。

 同大によると、この教授は4月下旬、女子大学院生を飲食店に誘って店内で胸をさわったり、店外でキスしたりしたという。女子大学院生が6月に学内のハラスメント相談窓口を訪れて問題が発覚した。この教授はふだんから、ほかの学生にもセクハラ発言を繰り返していたという。

 宮田亮平学長は「学生に対して心からおわび申し上げます。このような事態が繰り返されないよう全学を挙げて取り組みたい」とコメントした。

(2007年8月2日19時30分 読売新聞)

763やおよろず:2007/08/03(金) 20:31:45
教諭追加されたのにチーム授業一部行わず…北海道・新冠中
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070803ic08.htm

 北海道新冠(にいかっぷ)町の新冠中(細川清茂校長、生徒数159人)が、1学級を複数教員で教えるチームティーチング(TT)のために国から教員の追加配置を受けながら、実際には一部は実施せず、計画通り実施したように装って町教委に報告していたことが3日、わかった。

 道教委や同校によると、同校は2006年度の数学の授業について、各学年210時間、計630時間のTT実施を申請し、教員1人が追加された。しかし担当教諭の独断で、3年生の授業には、補佐する副担当教諭をほとんど参加させなかった。

 また同校は04、05年度にも同様に計約350時間不足していたにもかかわらず、「申請通り」と虚偽報告を行っていた。細川校長は「教員の出張などで実施できないケースがあり、報告は受けたが、まずいと思った」と認めている。

(2007年8月3日16時2分 読売新聞)

764文部科学大臣へ:2007/08/07(火) 04:45:07
広島県のAICJ中は合格詐称とIB詐称など数々の虚偽宣伝で学校を立ち上げました
さも慶應中合格レベルの優秀な生徒が入学したように見せ掛け、生徒を騙して入学勧誘したのです
系列の鴎州塾の教師は、小学生の幼い子供達を洗脳してAICJにノルマで送り込むのです
学校選択の自由もなく騙された子供達を救済してください
入学案内に添付されたパンフに掲載した写真付き、個人名の慶應中合格はすべて捏造です

まだまだ不正もあります、虚偽宣伝で学校をつくる事が許されるなら世も末です

765やおよろず@小沢原理主義:2007/08/09(木) 06:10:12
民主党代表選挙出馬表明にて - 平成18年9月11日(月)
http://ozawa-ichiro.jp/policy/run_for_ipolicy_0609.htm

I、「人づくり」から「国づくり」を始める

日本国教育基本法の制定
「教育の崩壊」とも言える現状を根本から改めるために、現行の教育基本法に代わり、「日本国教育基本法」を制定し、国の最終責任と市町村の役割を明確にした教育制度を構築する。


義務教育は国が最終責任者
義務教育については国が最終責任を負うと同時に、市町村が自らの創意工夫で自由に行える制度をつくる。
責任の所在が不明確な現行教育委員会制度を改め、各地方自治体で自ら教育内容を決めて、各首長の責任で民主的に運営する制度とする。 教師の資格、身分の尊重、適正な待遇の保障については国が責任を持つ。


義務教育の拡大と子育て制度の一元化
高等学校までを義務教育化したうえ、中・高一貫教育を実現する。また、就学年齢を5歳に引き下げるとともに、就学前教育の無償化を推進する。幼稚園、保育所など子育てに関わる制度は完全一元化する。


すべての国民に高等教育の機会を保障
すべての国民は生まれた環境にかかわりなく、意欲と能力に応じて高等教育を受けることができるように、奨学金制度の抜本的拡充を実施する。


社会ルールの学習
学校週5日制を見直し、毎週土曜日は、教師、父母、生徒・児童、地域住民、様々な団体、企業が力を合わせ、スポーツ、ボランティア活動、伝統文化の継承等を通じて、子どもたちが社会を知り、ルールと教養を身につける日とする。

766とはずがたり:2007/08/09(木) 23:35:11
「大学全入時代」来なかった 今春入学者9割にとどまる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000939-san-soci
8月9日22時28分配信 産経新聞

 19年度の到来が予想されていた「大学全入時代」が、実際には到来しなかったことが、9日発表された学校基本調査で分かった。大学・短大への志願者が試算以上に増加したため、今春、入学できた人は9割にとどまった。一方、現役の進学率は51.2%で初めて5割を超えた。

 調査結果によると、浪人など既卒者を含む大学・短大への志願者は前年度比1.0%減の77万2000人、入学者は同0.64%増の69万8000人だった。

 平成17年1月の中央教育審議会答申では、19年度には大学・短大志願者数と入学者数が67万4000人で同数となり、大学を選ばなければ志願者全員が入学できると試算していた。

 だが、志願者が試算を9万8000人上回ったため、入学できた率「収容率」は90.48%で「大学全入時代」にはならなかった。

 浪人生を含む大学進学率は同1.4ポイント増え53.7%となり、5年連続で過去最多を更新した。

 文科省は「大学卒業が就職の条件となっているなどのため進学率が上昇した」とする一方、大学の定員は抑制傾向にあり「全入」は来年度以降も難しそうだ。

 高校卒業者は昨年度より2.1%、2万4000人減の114万7000人。このうち大学、短大などへの進学者は同約9300人増の58万7400人。現役進学率は1.8ポイント増の51.2%で初めて5割を超えた。

767杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/08/19(日) 00:02:18
とは様も食うに困ったらやってみては如何?>論文代行

1文字5円、卒論に代行業者…大学は「見つけたら除籍」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070818i111.htm

 大学の卒業論文やリポートの執筆を有料で請け負う代行業者が登場し、波紋を広げている。

 学生がインターネット上で見つけた資料をリポートなどに引き写す「コピー&ペースト」が教育現場で問題となっているが、これを上回る究極の「丸投げ」で、文部科学省は「事実とすれば、到底認められない行為」としている。

 ネット検索大手のグーグルも、「こうした代行は不正行為にあたる」と判断、代行業者のネット上の広告掲載を禁止する措置に踏み切った。

 「国立大の学生・院生を中心としたチームなので安心の品質」「6年で740件の代行実績」。ある代行業者のホームページ(HP)には、そんなうたい文句が並ぶ。別の業者のHPは「社員は学生時代に必要最低限の勉強量で優やAを取ってきた精鋭ぞろい」とアピールしている。

 料金は1文字5円程度。納期は卒論で1週間以上、リポートでは2、3日以上が多い。テーマや内容、分量、納期などを指定のメールアドレスに送り、その後のやりとりで合意すると正式契約となる仕組みだ。こうした業者のHPはネット上で少なくとも三つ確認されたが、個人レベルで請け負っているケースもあると見られる。

 このうち、昨年4月から事業を始めた業者が読売新聞の取材に応じた。これまでに300件近い問い合わせを受け、実際に100件以上を請け負ったという。2万字程度のリポートで10万円、発表会のための個別指導を含む卒論執筆だと35万円からという料金設定にしている。

 事業を取り仕切る20歳代の男性は「もともと大学院の入試対策を有料で行うつもりだったが、依頼の大半は卒論やリポートの代行だった」と明かす。法律関係が依頼の半分近くを占め、文学、経済関係も多い。理系では物理や化学は皆無で、情報科学の依頼が数件ある程度。これまでに、「単位が取得できなかった」「発覚してしまった」という苦情は寄せられていない。

 「卒論を3日で仕上げてくれ」など、安易に代行を頼む学生もいるが、この男性は「依頼者の多くは、教員に放任扱いされ、課題にどう対処すべきか悩んでいる。我々がやっているのは、最後の駆け込み寺のようなもの」と主張している。

 これに対し、この業者のHPをネット上で見つけた京都府立大の川瀬貴也准教授は、今年1月、「あなたたちのしていることは犯罪。即刻やめるべきだ」というメールを送った。「『卒論を代わりに書く』という商売があるとは、とんでもない話。発覚すれば、学生の単位を取り消すどころか除籍処分ものだ」と憤る。

 文部科学省大学振興課も「いかなる理由があろうと、他人に卒論やリポートを書いてもらうことは、常識からも認められない」との見解だ。ただ、大学側からの事例報告などがないため、当面は調査などはせず、様子を見守るという。

 一方、検索大手のグーグルは今年5月、卒論代行業者の広告掲載を禁止した。検索語と関連するウエブサイトが広告として掲載される機能で、今回の禁止措置について、グーグル広報部は「情報提供や執筆のサポートではなく、全部を代行するというのは、不正行為にあたると判断したため」と説明している。

768とはずがたり:2007/08/19(日) 00:20:54
むむぅ,こんなサーヴィスが成立してるんですなぁ。日本の大学どこも(特に文系は)ディプロマミルみたいな所があるからなぁw
友人同士でやりとりは昔からあったんでしょうが,業務に迄昇華させたとするなら天晴れかw
まぁ今のところ私の公式見解としてはこんなものを認める訳にはいかんですけど。

770小説吉田学校読者:2007/09/01(土) 22:23:18
>>767-768
私の元上司が、娘のレポートの代作を知り合いの弁護士に頼んだところ不可だったという。こんなことで切り抜けても将来絶対に役立たない。
小中まで蔓延っているとは、なんたることか。読書感想文なんか、短編テキトーに読んで膨らまして書いちゃえばいいんだよ。「赤毛連盟」とかさあ、そこらへんで。図書館行けばいいんだよ。

親も子供も宿題丸投げ いま代行業者繁盛
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000917-san-soci

 ■読書感想文2万円、工作5万円
 「読書感想文」から「自由研究」まで、夏休みの宿題を片づける「宿題代行業者」が登場し、賛否を呼んでいる。メールなどで届いた依頼に、アルバイトの学生らが有料で応える。多くの小中学校で夏休み最後となる今週末は“駆け込み客”が殺到しているというが、「家庭学習の習慣を身につけるという本来の趣旨に反している」と、教育関係者は批判的だ。
 インターネット上で宿題代行サイトを主宰するのは大阪市内の20代の男性。このサイトには東大や京大、阪大、関関同立など全国の有名大学生らが多数、登録している。
 算数の文章問題は1問500円、読書感想文は2万円で引き受けるほか、大学生のリポート(2万円〜)や卒業論文(30万円程度)まで幅広く手がけている。
 そのほか、夏休みの宿題の定番である工作(5万円)や自由研究(2万円)なども請け負っており、これまで実際に「アリの研究」や「河川敷の水質調査」などを提供したという。
 依頼は主に親からで、「子供の宿題が期限に間に合わないから」という理由がほとんど。中には小学生本人から注文が来たこともあるという。メールやFAXで受けた依頼を、業者を介して登録学生に発注。高額バイトとして一部の学生に人気があり、中には月20万円以上稼ぐ学生もいるという。
 夏休みには問い合わせが通常の約3倍になるといい、今年はこれまでに、小学生の夏休みの宿題だけで約40件の注文があったという。代行業者は「夏休みが終わる今週末は全国からの駆け込み客が増えている」と話す。
 こうした状況に文部科学省は「家庭学習の習慣を身につけるのが宿題の本来のねらい。その趣旨からも、宿題を丸投げするのはおかしい」。大阪府教育委員会も「宿題をお金で解決するという保護者の考えが気になる。それをビジネスにしてしまう業者もどうか。子供の成長を一番に考えればゆゆしき事態だ」と異議を唱える。
 一方、代行業者は「読書感想文などは、あくまで参考用に渡しており、そのまま提出することは禁止している」というが、実際は目が届かないのが現状だ。
 インターネット上では、ほかにも大学生の卒業論文を代行する業者が増えており、韓国では500サイト以上が乱立。すでに出来上がっている論文などを提供するサイトもあり、日本よりも一足早く問題になっているという。
 三重大学の奥村晴彦教授(情報教育)は「宿題や課題は結果より努力した跡が大切。お金で買ったものでは意味がない。保護者や業者も『何でも金で解決できる』という考え方を子供の心に植え付けるのは良くない」と話している。

771とはずがたり:2007/09/03(月) 19:56:31

こんな学校取り潰してしまえヽ(`Д´)ノ

臼井元法相らのパーティー券、学校法人が裏金で購入…千葉
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070903i204.htm

 千葉県から補助金を受け、自動車整備士の専門学校などを運営する学校法人「中央技術学園」(千葉県白井市、広川万里理事長)が、学校会計の口座とは別に開設、管理していた簿外口座から、元法相の臼井日出男衆院議員(自民、千葉1区)ら国会議員2人の事務所と民主党に対し、パーティー券購入費やセミナー参加費として少なくとも56万円を支出していたことが3日、わかった。


 広川理事長によると、2004〜06年に臼井氏の事務所にパーティー券購入代金として22万円、石崎岳衆院議員(自民、北海道3区)の事務所にセミナー参加費として4万円、長浜博行参院議員(民主、千葉選挙区)の紹介で民主党にパーティー券購入代金として30万円をそれぞれ支払ったという。

 県学事課が昨年9月に行った監査で発覚し、教材購入費など、本来、学校会計で処理すべき収入が簿外口座に繰り入れられており、「不適切な処理の仕方をしている」として、同学園に改善を求めていた。広川理事長は今年3月、私費で学園に返金した。

 広川理事長は80年から86年まで臼井氏の私設秘書を務め、臼井氏自身は今年4月、同学園の理事に就任。同学園は02〜06年の5年間で県から計約4700万円の補助金を受けている。
(2007年9月3日12時26分 読売新聞)

772やおよろず@ある意味ネカフェ難民:2007/09/03(月) 21:01:06
>>769

 成川氏は、健康食品事業も手がけているようです。
 そちらは大日本が引き取らなかったようですね。
 「合格の水」など、怪しげな、基、すばらし過ぎるものまで売っているようです。

773とはずがたり@自宅にネット未通っすか?:2007/09/04(火) 21:26:33
>>772
おおっ,お仕事柄(?)Wセミナーご存じの様で!?
怪しげな健康食品売ってましたが買わなかったのはまぁ当然ですよね。
学院長が成川氏が怪しげなワンマン的存在みたいで,結構組織運営もいい加減な感じがしましたがこれで変わりましょうかねぇ。

774とはずがたり:2007/09/10(月) 19:05:45
大学の卒業、厳格に 「全入時代」迎え質を確保 中教審
http://www.asahi.com/life/update/0910/TKY200709100157.html
2007年09月10日17時40分

 大学の学部教育の見直しを検討している中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の小委員会は10日、卒業要件の厳格化を政府と各大学に求める審議経過報告案をまとめる。政府には全学部共通で身につけるべき能力の指針を示すことを、各大学には卒業認定試験をするなど責任をもって卒業生の質を確保するよう求める。「大学全入時代」を迎え問題になっている大学生の能力低下に歯止めをかけるのが狙いで、文科省は最終報告書がまとまり次第、具体的な対策に着手する方針だ。

 大学や学部・学科の新設を定める大学設置基準は規制緩和が進み、この10年間だけで大学数は586から756に急増した。一方で、82万人いた大学志願者数は69万人に減った。少子化で学生集めが難しくなり、短大は4年制大学に改組し、既存の私大は次々と学部・学科を新設してきた。

 その結果、学力試験を課さない推薦・AO入試で大半の学生を受け入れる大学が増加。小委員会では、「このままでは学士という学位の水準が維持できない」という意見で一致し、卒業厳格化の方針がまとまった。

 具体策としては、学部教育で身につけるべき能力として(1)日本語と特定の外国語を使って「読み」「書き」「聞き」「話す」ができるコミュニケーションスキル(2)情報や知識を複眼的、論理的に分析、表現できる論理的思考力(3)自己の良心と社会の規範やルールに従って行動できる倫理観――を挙げ、政府には、学習成果の「参考指針」として提示させる。

 各大学には、組織的に学生の学習到達度を的確に把握・測定する体制を整えるよう求める。具体的には、学部ごとの特色に応じた学内試験の実施や、TOEICなど外部の試験の結果の活用などを挙げている。

775とはずがたり:2007/09/14(金) 23:29:51
げっ,きもいなぁ。。

どうみる「武道必修化」 伝統・文化の尊重!?/愛国心の養成!?
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20070910dde012100057000c.html

◇11年から中学授業に導入

 「2011年から中学で武道必修化へ」。今月4日、そんなニュースが一斉に流れた。学習指導要領の改定を急ぐ中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)が、武道(柔道、剣道、相撲など)とダンスを中学1、2年の男女ともに原則、必修とする案をまとめた。特に武道は昨年12月改定の教育基本法の教育目標「伝統と文化の尊重」をにらんだ、愛国心養成の一策だという。本当に武道必修で礼儀や愛国心が身につくのだろうか? 3人の論客に聞いた。【藤原章生】

◇先人の反省生かせ−−内田樹さん(思想家)

 文部科学省や中教審の人は、日本の伝統的な身体文化がどのようなものか、ご存じなのでしょうか。かつての武道家たちが何を求め、どんな修行をし、それについて何を書き残してきたのか、知っているのでしょうか。また、明治維新以来、身体文化の伝統が国策でねじ曲げられ、破壊されてきたことへの、多少の反省はあるのでしょうか。

 日本の武道は、明治維新と敗戦で2度断絶を経験しています。明治維新で、戦国時代から続いた流派と技法のほとんどが消え、武道から軍事的に有用な殺傷技術と忠君愛国のイデオロギーだけが取り出され、残りました。敗戦後はGHQ(連合国軍総司令部)が武道を日本軍国主義の「培養土」とみなしたため、学校教育から排除され、「武道」という言葉の使用さえ禁じられたのです。

 50年代、「野球やサッカーと同じく、筋骨を壮健にし、勝敗を競って楽しむスポーツ」という説明の下、ようやく学校教育に復活しました。その流れにある現代武道は世界中の人が楽しめるスポーツにはなりましたが、もはや日本の伝統的な身体文化を伝えるものではありません。

 中教審はいったいどの武道を学校教育に取り入れたいのか、それがわかりません。維新前の武士たちが修行した心身のポテンシャルを最大化する伝統的な武道なのか、戦前戦中の「大日本武徳会」的な軍事技術・イデオロギー装置としての武道なのか、それとも現代のスポーツ武道なのか。

 日本の伝統的な身体文化としての武道であれば、今、それを教えられる人は数えるほどしかいません。そもそもそのような武道は濃密な師弟関係を通じて口伝されるもので、学校教育システムになじみません。第二の軍事愛国的な武道を組織的に復活させれば、社会の安全にとって有害無益です。スポーツ的な武道なら、すでに学校教育に取り入れられ、多くのアスリートを輩出していますが、伝統文化とは関係がない。

 学校教育と武道の関係について、維新以来最も説得力のある言葉で語っているのは講道館柔道の創始者、嘉納治五郎だと思います。嘉納先生は学校教育の中に武道を取り入れることの難しさと、その失敗について率直に語っています。中教審の委員たちは、せめてそのような偉大な先人の苦難と反省を踏まえ、答申してほしいと思います。

◇強制的履修に疑問−−小浜逸郎さん(評論家)

 「愛国心、道徳心を植えつける」という安倍晋三政権の教育改革の一環だと思いますが、賛成できませんね。

 今の先生は教育指導から何から仕事が多く、保護者の要求も高いので神経をすり減らしています。今は先生を楽にさせるのが一番大事です。私は「義務教育をスリム化し、保健体育、美術、技術など技能教科は民営化すべし」という考えですから、武道の必修化というのはその流れに逆らうだけ。アナクロニズム(時代錯誤)だと思いますね。

 今の学校は体育祭や合唱コンクールなどの行事で子供を囲い込み、学科と関係ないことを強制的にやらせる場になっています。でも一般社会は個人主義化、多様化している。学校では主要教科をきちんと教えればいいんです。武道で精神を養うという効果は否定しないけど、学校の中で強制的に履修させることには納得できない。学校の外にも剣道や弓道をやらせる道場はあるんだから、やりたい人はそこでやればいい。

 そもそもなんで武道なのか。今の生活スタイルってすごく多様化してますよね。日本人がイタリア料理のシェフやワインのソムリエになったり。数年前からの侍ブームも、そんないろんな文化が交錯し合う中で出てきたと思うんです。侍で思いついたんじゃないと思いますけど、武道を週1回ちょこっとやれば、日本の伝統を尊重するようになるというのは安易すぎます。

776とはずがたり:2007/09/14(金) 23:30:39
>>775-776

 週1時間「(英語の)オーラルコミュニケーション」を学べば国際人になれるというのと同じレベルの連想ですね。

 国を愛する気持ちを育てようという保守派の思いが前面に出すぎている改革じゃないですか。子供は迷惑ですよ。

◇心身の鍛錬は大事−−山本一力さん(作家)

 大いに賛成です。ただ、愛国心とかややこしいことを持ち込むのは同意できませんが。

 「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」といいますが、僕も体調が悪いと小説の主人公が動いてくれない、精神が進まないんですね。今、「くじら組」という新聞小説を書いていますが、その中で幕末に大目付が土佐藩を信用するくだりがあります。何で信用したかといえば、土佐藩の藩風が武道の鍛錬を常に怠らなかったからでした。

 今の時代に一番欠けているのが心身の鍛錬。それを子供に与えるのはものすごく大事なことです。子供に人権うんぬんというのは全くのナンセンス。子供を成長させるには鍛えないとダメです。昔は家庭でしつけてきたが、それができないなら、武道でたたき込んでいくしかないでしょう。

 場をわきまえたり、相手の気持ちを察するという点で、日本人は世界の頂点に立てる器量があると思う。武道はそういうものでしょ。柔道も、競技というより互いに分かり合うためのもの。かつては「効果」や「有効」なんてルールはなく、それぞれが心の規範でやってきたわけだから。力量がある者は相手を察し、下手に勝負はしない。

 映画「七人の侍」で俳優、宮口精二演じる剣客が決闘する場面があります。傍らにいる志村喬演ずる侍の目には、勝負が見えている。突き当たるまでやらないと収まらない西洋人と違って、日本人は勝敗を察することができる。日本人にはそういう精神があったのです。

 武道は先達が長い時間をかけて心を伝えていく術(すべ)をまとめたものです。今、心を伝えるプロセスが薄まり、家庭でも社会でも、そういう能力を排除してきた。子供に権利と言う前に、状況を察する精神をわからすのが大人の務めだと思う。

 反論もあるだろうが、大事なのは、まずやること。愛国心うんぬんというのは別の次元の話です。でも、一番日本人の精神に合っているものを取り込んでいくのは大切です。必修になれば今よりも多くの人が武道に目覚めるでしょう。その効果も考えるべきだと思いますね。

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■人物略歴
◇うちだ・たつる
 東京都生まれ。56歳。神戸女学院大教授。現代思想から身体論、中国論とジャンルは幅広く、今年「私家版・ユダヤ文化論」で小林秀雄賞受賞
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■人物略歴
◇こはま・いつお
 横浜市生まれ。60歳。国士舘大客員教授。主テーマは家族論、学校論、ジェンダー論。新著は「人はなぜ死ななければならないのか」
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■人物略歴
◇やまもと・いちりき
 高知市生まれ。59歳。さまざまな職を経て97年にデビュー、02年直木賞の「あかね空」など時代小説が中心。自転車愛好家としても知られる
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◇「夕刊とっておき」へご意見、ご感想を
t.yukan@mbx.mainichi.co.jp
ファクス03・3212・0279
毎日新聞 2007年9月10日 東京夕刊

777とはずがたり:2007/09/22(土) 12:08:13
保育所は文科省管轄ではなく厚労省だがまぁこちらで良かろう。
北九州は兎角こんな(貧困?)問題が多いね。

姉妹保護:5歳と4歳、保育園に2年間も預けられたまま
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070922k0000m040118000c.html

 北九州市小倉北区の認可外保育所の砂津保育園(24時間保育)で、5歳と4歳の姉妹が約2年間も預けられたまま、園内で生活していたことが市の調査で分かった。市保育課は21日までに保育園や姉妹の両親から事情を聴き、児童福祉法に基づいて姉妹を、子ども総合センター(同市戸畑区)に一時保護した。

 同課の調べでは、姉妹は05年春ごろから保育園に通い始め、半年ほどは母親が送迎していた。ところが同年秋ごろに母親の連絡が途絶え、今月18日までの約2年間、園内で生活していた。父親も2度ほど園を訪れたが、その後連絡が取れなくなったという。連絡が途絶えて以降は保育料(1人月3万円)も支払われていなかった。

 児童福祉法は、24時間保育を5日間以上継続する長期滞在の場合、保育施設が行政に報告するよう指針を定めている。佐藤良子園長(65)は「指針は知っていたが、そのうち親が迎えに来るだろうと考え、報告しなかった。児童養護施設には、入れたくないと思った」と話している。

 市によると、保護された姉妹は少しやせているものの外傷などはなく、情緒も安定しているという。出された食事をすべて食べるなど食欲も旺盛。姉には虫歯、妹には軽い歩行障害があった。

 佐藤園長によると、姉妹は毎晩10時ごろ就寝し、朝は8時ごろ起床。朝食、おやつ、昼食、夕食と規則正しく食べさせ、1日1回は近くの公園で遊ばせていた。園には保育室、お休み室、風呂、トイレ、調理室があり、姉妹は園児らが過ごす保育室でほぼ生活していたという。夜間も他の園児と一緒に、園長と職員が世話をしていた。

 ほかの園児が「きょうはママが早く迎えに来る」と言うと、姉妹は「うちも」とむきになって答えることがあり、佐藤園長は「〇〇ちゃんたちの家はここだよ」と諭したという。姉妹は普段は「園長先生」と呼んで懐いていたという。

 市の子ども総合センターは、共に20代ですでに離婚している両親と連絡を取り、姉妹の今後について協議している。市によると、母親は「子供に申し訳ない。経済的事情や体調不良で育てられず、預けるしかなかった」と話したという。

 同課に匿名の通報があり、18日に立ち入り調査して長期滞在が判明した。同保育園では96年11月にも、2歳と5歳の男児を各2〜4年間にわたって長期滞在させ、市が改善指導している。

 同保育園は82年に佐藤園長が開園。非常勤を含む職員4人がおり、うち1人が保育士として県に登録している。18日現在の園児は計13人。【木村雄峰、入江直樹】

毎日新聞 2007年9月21日 21時30分 (最終更新時間 9月22日 0時27分)

778とはずがたり:2007/09/22(土) 12:11:47
>>777
ちょいとした皮肉か?w
>子育て支援日本一を実現すべく
保育園が2年間も黙って面倒見てくれるんだからねぇ〜。。

北九州市:女性副市長に厚労官僚、提案へ 議会に慎重意見も /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070921ddlk40010112000c.html

 厚生労働省の前職業家庭両立課長、麻田千穂子氏(46)が、北九州市の3人目の副市長に起用される見通しになった。北橋健治市長は20日の会見で「子育て支援日本一を実現すべく活躍してもらいたい」と語った。

 麻田氏は現在同省官房付。北橋市長は9月市議会最終日の10月3日に人事案を提案する。承認されれば同9日に着任の予定。同市の三役で女性は初めて。北橋市長は2月の市長選で、女性副市長登用を公約していた。

 一方、市議の中には、副市長3人のうち2人が中央省庁からの出向となることについて「中央に依存しすぎている」との指摘がある。また、厳しい財政状況から「3人も副市長が必要なのか。役割を議論すべきだ」との声も出ている。

 北橋市長は会見で「官民、地元・中央を問わず人物本位で幅広く人選を進めた。子育てや働く女性支援の実務に精通し、女性の視点で行政を引っ張ることができる」と理解を求めた。【古川修司】

〔北九州版〕

779杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/09/24(月) 20:03:27
>岩手県の修紅短期大学などを経営する学校法人
>新しい理事長に大阪の法人グループ代表の長男を選出
藍野グループの第一藍野学園でつなぁ。
http://www.aino.ac.jp/ainogroup/dai1aino.html
確か、ずっと前に乱脈運営で民事再生法を申請した東北文化学園を引き取ったとこだった・・・・・
http://www.aino.ac.jp/ainogroup/touhokubunka.html
また、乱脈運営発覚→信用低下→あぼーんてなるのか!?!?((((゜Д゜;)))ガクガクブルブル

学校法人が議事録偽造の疑い
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3665232.html

 大学経営をめぐる不正疑惑です。岩手県内の短大などを経営する学校法人が、新理事長を強引に決めるために理事会の議事録を偽造した疑いがあることがJNNの取材で明らかになりました。文部科学省が調査を始めています。
 偽造された疑いがあるのは、岩手県の修紅短期大学などを経営する学校法人の理事会議事録です。
 JNNが入手した議事録によりますと、この学校法人は、1月に開いた理事会に定数13のうち理事9人が出席し、新しい理事長に大阪の法人グループ代表の長男を選出したと文部科学省に届け出ていました。
 しかし関係者によりますと、実際は、路線の違いから辞任することになった理事3人が退席し、理事会開催に必要な過半数に満たないまま、新理事長派ら6人だけで決めていました。
 さらに、議長役を務めたと記された当時の理事長は欠席した3人のうちの1人で、理事会に出ていませんでした。
 「(第9回の理事会後)私ら辞める3理事が退席したあと、開催通知のないまま、第10回の理事会がそのまま会場で引き継がれて開催された。苦情を申し入れているが、対応がなされていない」(出席とされた欠席の元理事)
 なぜ議事録を偽造してまで、新しい理事長を選出したのか?赤字が続く短大では、問題の理事会のあとリストラが始まり、教職員9人が退職しました。

【退職勧奨の録音より】
 「これは人の一生を左右する、私にとってですよ、私は(勤続)3年ですから、退職金で引越しもできないですよね」(職員)
 「お願いしてるんですよ」(法人側)
 「でも、聞けることと聞けないことがあるので」(職員)
 「その結果どうなるか、多分ご存知だと思います」(法人側)

 これに対し教職員からは、経営努力をせず、不正な手続きで発足した新体制によるリストラは無効だとして、反発の声があがっています。
 「生活がかかっているので、退職届を書けませんでした。(しかし職場で)いじめにあっていて、(職場に)机がない状況。何かあったのかなっていうようなことは、学生によく聞かれます」(退職拒否の職員)
 理事の1人で、この学校法人を事実上統括する法人グループの代表は・・・。

 (Q.かなり強引なリストラもしてるということですが?)
 「誰が言うとるか、わかっとる」
 (Q.問題じゃないですか?)
 「問題だったら問題にしなさい」(小山代表)

 文部科学省はこの短大に助成金を出しています。今回の議事録偽造疑惑について、文部科学省は「事実であれば、教育機関としての信頼を揺るがす問題」として調査を進めており、今後、波紋が広がりそうです。(24日16:31)

780名無しさん:2007/10/01(月) 16:36:32
阪大と大阪外大が統合、学部生数は国立大最大に
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20071001p402.htm

 大阪大(大阪府吹田市)と大阪外国語大(同府箕面市)が1日統合し、大阪市内のホテルで記念式典が開かれた。また旧大阪外大の正門では、「大阪大学」の名を刻んだ真新しい看板の除幕が鷲田清一・阪大学長らの手で行われた=写真。

 式典には関西の国公私立大の学長や両大学の卒業生、教職員ら約500人が出席。11個の球体がつながって「O」の文字を表す統合のシンボルマークが発表された。

 11学部で学部生数は約1万6500人と国立大としては最大になった。鷲田学長は「統合に向けた3年半の準備期間は平坦(へいたん)ではなかったが、教育、研究への熱意で実現された。地域に生き、世界に伸びる大阪大の態勢が整った」とあいさつした。

(2007年10月1日 読売新聞)

781杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/10/02(火) 23:03:38
法政の市ケ谷図書館にあった『日本の科学者』で「法政大学のガバナンス問題を考える教員有志」のことが取り上げられてたのを目にしたけど、ここまで内紛が激しいとなぁ・・・・・

法政大、総長選で内紛 新制度に過半数の学部長が反対
http://www.asahi.com/national/update/1002/TKY200710020495.html
2007年10月02日19時59分

 法政大(東京都千代田区)で、総長選挙の制度改正に過半数の学部長が反対し、選出手続きが遅れていることが明らかになった。法大では予定通り進めるとしているが、反対する教員らは法的手段も検討している。

 法大の総長選は以前、専任教員10人以上の推薦を得た専任教員なら、だれでも立候補できた。しかし、理事会が今年3月、学部長らから選出された推薦委員会が3人の候補者を選ぶ新制度への変更を決めた。「確かな経営判断とリーダーシップを備えた人材が必要」との理由だ。

 これに対し、12学部長中7人が「教員側の意見を聞くことなく強行した」として「決定の凍結」を要求。さらに、約170人の教員が「法政大学のガバナンス問題を考える教員有志」というグループを結成し、「理事会の意に反する人は選ばれなくなる」などと反対してきた。

 このため、21人の推薦委員のうち8人を期日の8月末までに選出することができなかった。そこで、残りの委員を9月27日の学部長らの会議で選出しようとしたところ、7学部長が抗議して退席。その後に委員を選出した。

 これに反発する教員らは「半数以上の学部長が欠席したなかでの選出は互選とはいえず無効だ」と主張し、手続き停止の仮処分申請も検討するとしている。

 法大総長室広報・広聴担当は「今回の制度改正は学内の正当な手続きにのっとったものと考えている。ただ、推薦委員の互選結果については一部から疑義が出されているので3日の理事会で検討する」としている。現総長の任期は来年3月末まで。

782とはずがたり:2007/10/02(火) 23:23:07
法政大は左派色の強い印象ですが法政の理事会って誰が牛耳ってるんでしょうかね?
西の左派色の強かった立命館は確か職員からの叩き上げの理事長がやり手で左派色が消えていってるみたいですけど。

783とはずがたり:2007/10/10(水) 18:53:18
学校が指導力の限界を訴えるのもどうかと思うが,どーしようもない餓鬼どもには社会の厳しさを教え込む必要があるわな。
どういう処分が下されるのかねぇ。厳しい処分で猛省を促すべし。

「手に負えぬ」と学校上申書、たばこ万引き中学生3人逮捕
2007年10月9日(火)12:21
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20071009it04-yol.html?fr=rk

 コンビニエンスストアからたばこを集団で万引きしたとして、警視庁少年事件課は9日、足立区内の三つの区立中学に通う2〜3年の少年(いずれも14歳)3人を窃盗の疑いで逮捕したと発表した。

 中学生が万引きした場合、逮捕せずに補導で済ませるケースが多いが、同課は、3人が通う中学校から「度重なる補導や授業の妨害で学校の指導力では手に負えない」との上申書の提出を受けたことなどから、家庭裁判所による審判が必要と判断し、先月下旬、逮捕に踏み切った。

 調べによると、3人は今年6月24日午前6時40分ごろ、当時13歳だった中学2年生2人とともに、同区伊興4のコンビニ「セブンイレブン足立伊興小西店」で、レジの前のかごにあったたばこ7カートン(販売価格計2万1000円)を万引きした疑い。

784やおよろず:2007/10/10(水) 19:54:03
様々な生徒が同じ学校に一堂に会するというシステム自体が限界なのではないでしょうかね?
あまりに個体差がつきすぎて。

悪い学校の地区の親が公立を敬遠して、私立学校に入学させる。
それで公立の学校が教育に関心のない親の子供の割合が増え、
ますます、その地区の学校が荒廃していく。
こうした悪循環を断ち切ることは難しいでしょう。

ある程度の選択の機会が与えられれば、義務教育における学校間格差は、あってしかるべきなのかもしれません。

785やおよろず:2007/10/13(土) 12:29:44
女子高生買春の教諭を停職処分 仙台市教委
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/10/20071013t13042.htm

 仙台市教委は12日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕され、不起訴処分になった小学校の男性教諭(47)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。同教諭から今月5日に提出された退職願について、12日付で受理した。

 教諭は8月、大崎市のホテルでツーショットダイヤルを通じて知り合った女子高生(17)に現金を渡して性的行為をした疑いで逮捕されたが、9月19日に嫌疑不十分で不起訴処分になった。

 市教委の調査に対しては数年前から同様の行為をしていたことを認めたため、「結果として許されない行為」(市教委)として、免職の次に重い懲戒処分にした。

 教諭は「教職員に対する信頼を失い、重大な責任を感じている」と話しているという。教職員による不祥事が相次いでいるのを受け、市教委は15日、市教育センターで服務規律の順守に関する研修会を開く。
2007年10月13日土曜日

786とは:2007/10/13(土) 22:22:03
>>784
今の子育てに足りないのは画一性よりも多様性かと思います。学校システムの限界よりも先に多くても両親の二人に兄姉、下手すると母親一人が子育てする現行制度では歪んだり偏ったりする児童が発生して当然。ただ親戚や近所を昔みたいに子育ての役目を負わせるのは最早不可能か。
それ故、或る程度他者への迷惑を掛ける者の教育を受ける権利が剥奪されるのはやむを得ないと思いますが、各地で公平でそれなりの質を保った初等教育の供給は国家のもっとも基本的な役目の一つなんじゃないかと思います。

787とは:2007/10/13(土) 22:22:07
>>784
今の子育てに足りないのは画一性よりも多様性かと思います。学校システムの限界よりも先に多くても両親の二人に兄姉、下手すると母親一人が子育てする現行制度では歪んだり偏ったりする児童が発生して当然。ただ親戚や近所を昔みたいに子育ての役目を負わせるのは最早不可能か。
それ故、或る程度他者への迷惑を掛ける者の教育を受ける権利が剥奪されるのはやむを得ないと思いますが、各地で公平でそれなりの質を保った初等教育の供給は国家のもっとも基本的な役目の一つなんじゃないかと思います。

788やおよろず:2007/10/14(日) 00:33:16
>>歪んだり偏ったりする児童が発生

 多様化とはこういうことを言うのではないでしょうか?
 逆に、これを矯正するのが、画一化ということで。

>>親戚や近所を昔みたいに子育ての役目を負わせる

 親戚や近所の知り合いがマトモであれば、確かにそうですけど、
 そうでもなければ、弊害も大きいと思います。
 和尚さんや引退した校長(こいつらも怪しいが)とかマトモそうな人間が中心になっている地域ならいいですが、
 ロクでもないが声だけでかいミニ野中みたいな爺が主導権を握っている腐れ地域では弊害の方が大きいと思います。
 地域で子育てには、絶対に反対です。

>>各地で公平でそれなりの質を保った初等教育の供給

 これはその通りだと思います。
 質の向上の、「質」とは何かが難しいですよね。
 本当に質を伸張させたければ、個体差を無視して、全員が同じ授業を受けていてはダメでしょう。
 個体差がある以上、それに応じた教育こそが、「質」の高い教育なんだろうと思います。

789とはずがたり:2007/10/21(日) 09:31:40
何してたんでしょうかねぇ?

准教授無断欠勤停職12カ月処分/大分大学
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000710190001
2007年10月19日

 大分大学は18日、無断で計13日間欠勤し、講義を行わなかったとして、工学部の50代の男性准教授を停職12カ月とする懲戒処分を発表した。准教授は無断欠勤の理由について、大学側に説明をしていないという。

 同大によると、准教授は06年12月12日から07年1月30日までの間に計13日間、大学に届け出をせず無断で欠勤し、講義を行わなかった。同大は1月16日から、この准教授が担当する講義には別の非常勤講師を充てており、学生の単位取得には影響はないという。

 処分は学内の教育研究評議会で今月17日に決定。准教授に始末書を提出させることと、停職期間中の給与を支払わないことも決めた。

 羽野忠学長は「教育を行う立場の教員としてあるまじき行為で、社会的な信頼を大きく失墜させたことは全くの遺憾。再発防止に全力で取り組んでいきたい」とのコメントを出した。

790とはずがたり:2007/10/25(木) 09:52:14
序列化ではなく現状分析の道具である。ちゃんとこういう実力テストをやれ。
努力するかしないかで決まってしまう中間・期末テストで何が判るヽ(`Д´)ノ
まぁ試験を出す側にも教育がこのテストで良い点を取るためのものにならぬよう慎重さが求められることは云うまでもないが。

秋田が急上昇したらしい。20人学級とかが奏功してるのかも知れぬと云う。少人数学級は先生の目が行き届き,指導管理も容易となるし,基礎教育力の質の維持として是非推進すべきである。

クローズアップ2007:43年ぶり全国テスト 見えぬ学力向上策
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071025k0000m040050000c.html

 ◇教科への活用課題、依然「序列化」の懸念も

 43年ぶりに今春実施された全国学力・学習状況調査の結果が24日公表された。渡海紀三朗・文部科学相は「一定の成果を得た」と意義を強調するが、学力向上にどう生かしていくのか、その具体策は見えてこない。全校全員参加のテストは、学校の序列化につながりかねないとの懸念は依然として残る。文科省はテストを継続していく方針だが、今後の教育施策に具体的な成果をもたらすことができるかが問われている。【高山純二、永井大介、市川明代】

 「全国のデータが集まり、個々の学校が改善に生かすことができる」。約77億円の巨費を投じ全員対象のテストを行った成果について、文科省の担当者は、19日にあった事前記者会見でこう述べた。ただ、記者からの「具体的な成果は?」との問いには、「個々の学校で改善に生かしてほしい」と話すだけで言葉を濁した。

 テスト実施の目的は、学習指導要領の改定など今後の教育施策への反映だ。文科省は結果を受けて、▽都道府県の申請に基づき結果の悪かった学校に教員を多く配置する▽学習方法の改善などの実践研究を行う−−などに取り組む方針だ。しかし、幹部は「個々の児童・生徒の不得意分野の克服に役立てたい」と話すだけで、具体的な方法などは見えない。

 中央教育審議会は既に、主要教科と体育の授業時間数を10%増やし、各教科の中で知識の活用力を育成する方向性を打ち出している。今回のテスト結果の分析で「活用力に課題がある」と出たことについて、文科省は「中教審の議論を裏付けている」と評価。こうした状況から、テスト結果が授業時間数を増やす根拠に使われるだけで終わる可能性さえ指摘されるほどだ。

 実際、24日に東京都内で開かれた中教審の初等中等教育分科会では、結果の報告を受けた委員から「教科の中でどう活用していくかが重要」「『うちの学校はよかった』『悪かった』で終わってはダメ。健康診断と一緒でどこが悪いのかを見るための情報提供に過ぎない」といった注文もついた。

 一方、加藤幸次・上智大名誉教授(学校教育学)が「全員対象ならば、『序列化』になるのは目に見えている」と話すように、実施決定当時から指摘されている懸念は依然としてぬぐい切れない。全員参加のテストについて、文科省は「一人一人の学力を把握し、改善につなげるため」と説明するが、東京都足立区の小学校が区などのテストで不正をしていたことを考えると、学校現場が過度の競争に走る可能性は否定できない。抽出テストで十分との考えには説得力がある。

 また、記述式を取り入れたとはいえ、実施から公表までに半年を要する点は、教育面での効果を期待するには長すぎるとの声もある。約221万人が参加した大規模なテストで、採点や集計に時間がかかったことや、政権交代という特殊事情があったとはいえ、そもそも約5カ月後の発表を予定していたというのも遅すぎるとの見方だ。

 文科省は「継続的なデータ集約をする必要がある」と来年度以降も全国学力テストを続ける考えだ。しかし、対象の児童や生徒、科目を多くするのかなども含めて「何も決まっていない。白紙状態だ」としている。

 ◇成績公表、対応割れる

 文科省が「序列につながらないよう配慮を」と呼びかけたため、多くの市区町村は今回のテストの成績を公表しない方針に傾くとみられる。だが、保護者の「学校や子供のレベルを知りたい」との声は多く、広島県三次市や新潟市、さいたま市などは「説明責任がある」などとして公表を決めている。保護者らの期待に応えたい自治体の対応は割れている。

 43年前まで行われていたテストは、自治体や都道府県間の競争が激しくなり廃止された経緯がある。このため文科省は今回、都道府県ごとの成績は公表したが、市区町村や学校別の成績は公表しなかった。

791とはずがたり:2007/10/25(木) 09:52:52
>>790-792

 ただ、市町村教委や学校は平均正答率などそれぞれの裁量の範囲で結果を発表したり、保護者に子供個人の成績を説明できる。

 平均正答率の公表を決めたのは、▽広島市▽さいたま市▽新潟市▽東京都荒川区−−などだ。その理由を新潟市は「市のレベルなどがわかれば、学校も個々の児童・生徒への学習指導がしやすくなる」。荒川区は「区民に説明責任がある」としている。

 県と市の学力テストの成績を学校ごとに発表してきた三次市では、今回も教科ごとの平均正答率の公表を決めた。同市民でつくる「学力テストの公開を憂う親の会」は「成績公表は学校への刺激になるが、校長や教員への締め付けが起きる。『先生は努力しているのか』と教員が中傷の対象になることもあり、現場に混乱を招く」と批判している。

 一方、区の学力テストで不正が起きた東京都足立区をはじめ、大阪市や千葉市など多くの市区町村は「序列につながる数値は出さない」として成績を公表しない。

 ◇格差解消に努力−−渡海文科相

 全国学力テスト結果について、渡海紀三朗文科相は「ほとんどの都道府県がそれほどばらついていない傾向だったので、(義務教育としての)公教育は保障されているという感想だ。日本全国を見れば、まだ差のあるところがあると思うので、今後もできるだけ教育の格差が出ないよう努力する」と述べた。

 ◇目的特化すべきだ−−耳塚寛明・お茶の水女子大大学院教授(教育社会学)の話

 これまで文科省は、現状を分析し教育施策に生かしてこなかった。それだけに学力調査には意義がある。都道府県や学校間の格差は看過できない。最低限の学力に達していない要支援校に対し、どんな施策を講じていくか分析が必要だ。分析力がなければ宝の持ち腐れに終わる。目的を特化した調査に組み立て直すべきだ。

 ◇課題多く中途半端−−苅谷剛彦・東大大学院教授(教育社会学)の話

 今回のテストは問題の質や多様性、公表方法などどれをとっても今後の教育に利用するには課題が残る。学校を序列化して学校を自由に選べる学校選択制につなげようという政治的もくろみがあったのだろうが、その動きにブレーキがかかったため、分析などを含め中途半端になった印象を受ける。全員参加については再考すべきだ。

毎日新聞 2007年10月25日 東京朝刊

学力テスト:知識の活用力問う問題の平均正答率は6〜7割
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071025k0000m040050000c.html

 文部科学省は24日、全児童・生徒対象のテストとしては43年ぶりに実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、4月)の結果を公表した。多くの児童・生徒は基礎的な知識を身に着けて、平均正答率は7〜8割だったが、知識の活用力を問う問題の平均正答率は6〜7割にとどまった。公立学校の都道府県別では、大半が平均正答率の上下5%以内に収まるなど地域間格差は縮小傾向を示した。子どもたちの学習時間は過去の同種の調査よりも大幅に増加した。

 テストには小6と中3の約221万人が参加。国語と算数・数学で身に着けておくべき「知識」(A)と実生活に役立てる「活用」(B)の小中学校計8分類を実施し、学習意欲などを聞くアンケートも行った。

 知識(A)の平均正答率は▽小学校国語A81.7%▽同算数A82.1%▽中学校国語A82.2%で、多くの児童・生徒に基礎的な知識が定着していた。中学校数学Aは72.8%で、「反比例」や「確率」に課題が残った。活用(B)は▽小学校国語B63.0%▽同算数B63.6%▽中学校国語B72.0%▽同数学B61.2%で、知識を生かしきれない実態が浮き彫りになった。

792とはずがたり:2007/10/25(木) 09:53:24
>>790-792

 公立学校の都道府県別では、分類ごとに41〜47自治体が全国の平均正答率の上下5%以内に入り、大都市や町村など地域の規模別でも大きな差がなかった。同省は「昭和30年代と比べ、地域差はかなり縮小している」と指摘した。

 しかし沖縄県が8分類ともに最も正答率が低かったほか大阪府、北海道なども低水準だった。秋田県や福井県、富山県などの正答率が高く秋田県は5分類で最も正答率が高かった。

 経済的に困窮している家庭に市町村が学用品の費用などを援助する「就学援助」を受けている児童・生徒の割合が高い学校は、割合の低い学校よりも平均正答率が低い傾向を示した。国際基督教大の藤田英典教授(教育社会学)は「家庭内での学習環境などが複合的に絡み合っての結果だ。これを放っておけば、『負の連鎖』が続くことになる」と指摘した。

 アンケートでは、授業以外の1日の勉強時間を聞いたところ、1時間以上勉強する児童は58.2%で03年度の国の同種調査より16.4ポイント増加し、生徒も65.2%で同12.4ポイント増加。3時間以上勉強する児童も同4.2ポイント増の11.2%いた。【高山純二】

 ◇文科相「公教育は保障されている」

 全国学力テスト結果について、渡海紀三朗文科相は「ほとんどの都道府県がそれほどばらついていない傾向だったので、(義務教育としての)公教育は保障されているという感想だ。日本全国を見れば、まだ差のあるところがあると思うので、今後もできるだけ教育の格差が出ないよう努力する」と述べた。

 全国学力・学習状況調査 国公私立の小学6年生と中学3年生の全児童・生徒全員を対象に文部科学省が行う試験。4月24日の実施当日の参加率は小学校99.5%、中学校95.7%で、私立の約4割が参加しなかった。学習指導要領で定める教えるべき項目のうち基盤となる内容を出題する。以前同様の調査が実施されたが、過度の競争に陥るなどとして、64年度で廃止された。

全国学力テスト:トップ秋田と最下位沖縄、経済格差も影響
http://mainichi.jp/life/edu/news/20071025ddm041100087000c.html

 ◇トップ・秋田…20人学級、家庭も安定/最下位・沖縄…高い失業率、余裕なく

 学力の格差が一部の都道府県で著しい実態が浮かび上がった。24日公表された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果では、最上位の秋田県と最下位の沖縄県で大きく差が出た。経済的な格差、家庭状況が学力に影響しているとみられ、沖縄県の教育関係者からは「戦後置かれた状況は、本土とは異なっておりハンディがある」との声も漏れた。【三森輝久、馬場直子】

 テストでは、ほぼ9割の都道府県が全国の平均正答率から上下それぞれ5%以内に収まり、文部科学省は「縮小傾向」と評価した。しかし、国語と算数・数学計8分類すべてで最下位となった沖縄県と、5分類でトップだった秋田県の正答率の開きは大きく、20%を超える科目もあった。また、上位には富山、福井各県が続き、下位には北海道、大阪府が位置した。

 沖縄県は88年度から学力向上に取り組み県統一のテストを行ってきた。しかし、沖縄県の仲村守和教育長は「成果が表れると思ったのに、まだだった」と話した。

 「本土と比べ経済的に余裕のない世帯が多い。教育にお金を使えないうえ、親が十分に勉強に気を配れない家庭環境が背景にあるのでは」。沖縄大の川井勇教授(教育学)は経済格差が原因とみる。沖縄県の失業率は7・5%(07年8月)で全国平均の倍近い。「学費が払えない」を理由に退学する大学生も毎年いるという。離婚率も人口1000人当たり2・68件で全国トップ(06年度)となっている。

 一方、秋田県は過去の全国学力テストで都道府県のうち40番台にとどまり、全国平均を上回ったのは音楽だけだった。24日記者会見した秋田県教委の幹部は「びっくりしている」「驚いた」ととまどいの表情を見せた。

 専門家は好成績の理由に、01年度から取り組む「少人数授業」を挙げる。秋田大の浦野弘教授(教育方法)は「1学級は20人前後で教育先進国のフィンランドと近く、目が届きやすい」と解説。また、「自習がきちんと成立し、学級崩壊がほとんどない。勉強に取り組む姿勢が確立している」と分析する。同大の佐藤修司教授(教育行政学)も「貧富の差が著しく、階層化が激しい大都会に比べ、家庭が比較的安定している」と述べた。

毎日新聞 2007年10月25日 東京朝刊

793小説吉田学校読者:2007/10/28(日) 09:27:18
県や市教委等の教育現場統括は、中央の方針に「極端にぶれる」衒いが濃いのでありまして、中教審のこの結論は正しいですね。
たぶん、次の十年は「詰め込み過剰」です。

「授業減らしすぎた」中教審が異例の反省
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071028it01.htm

 次の学習指導要領を審議している中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)が、近く公表する中間報告「審議のまとめ」の中で、現行の指導要領による「ゆとり教育」が行き詰まった原因を分析し、「授業時間を減らしすぎた」などと反省点を列挙することがわかった。
 中教審はすでに、小中学校での授業時間増など「脱ゆとり」の方針を決めているが、反省の姿勢を明確に打ち出すのは初めて。中教審が自己批判するのは極めて異例だが、反省点を具体的に示さなければ、方針転換の理由が学校現場に伝わらないと判断した。
 中教審は1996年、それまでの詰め込み教育への反省から、思考力や表現力といった学力と、他人を思いやる心などを「生きる力」として提唱。現行の学習指導要領は、この「生きる力」の育成を教育目標に掲げ、小中とも授業内容を3割削ったり、総授業時間数を1割近く減らしたりしたほか、教科を横断した学習で思考力などを身につける「総合学習の時間」の創設を盛り込んだ。しかし、指導要領が実施されると、授業時間の減少により、「基礎学力が低下した」「子供の学習意欲の個人差が広がった」といった批判が相次いだ。
 中教審が今回、反省点として挙げるのは、〈1〉「生きる力」とは何か、なぜ必要なのかを、国が教師や保護者に伝えられなかった〈2〉「生きる力」の象徴として、「自ら学び自ら考える力の育成」を掲げたが、子供の自主性を尊重するあまり、指導をちゅうちょする教師が増えた〈3〉総合学習の時間を創設したが、その意義を伝えきれなかった〈4〉授業時間を減らしすぎたため、基礎的な知識の習得が不十分になり、思考力や表現力も育成できなかった〈5〉家庭や地域の教育力の低下を踏まえていなかった――の5点。
 ゆとりが強調されたことで、教師が基本的な知識を教えることまで「詰め込み教育」ととらえ、避けるようになったと振り返るとともに、主要教科の授業時間が減って、観察やリポート作成の時間がなくなったと分析。さらに、家庭や地域の教育力が低下し、生活習慣や規範意識を身につけさせる上で学校の役割が増していたのに、その認識もなかったと反省している。
 中教審は、こうした反省を踏まえ、次の学習指導要領では、「生きる力」をはぐくむという理念は残しつつ、十分な授業時間の確保や道徳教育の充実を図る必要があると結論づけた。近く公表する「審議のまとめ」を基にさらに議論を進め、来年1月ごろに答申をまとめ、文科省が今年度内に学習指導要領を改定する。
 同省はこれまで、「運用面で問題があったが、ゆとり教育の理念は間違えていない」などとし、明確な反省を示してこなかった。


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