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文部スレ

1とはずがたり:2005/05/22(日) 12:54:46
教育一般。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/

2356とはずがたり:2014/07/09(水) 18:54:41
そして大学教員の地位が低下して行くって訳だが,教育者と研究者に二極化してゆくのかなぁ。。
大学に入り易くなると仕方が無いなぁ。。

平安女学院大学、倒産寸前から再生で就職率100%達成 “大学のゴーン”が狙う次の一手
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140708/Bizjournal_201407_post_5339.html
ビジネスジャーナル 2014年7月8日 00時10分 (2014年7月8日 23時50分 更新)

 弱肉強食といった「強欲資本主義」の流れが私立大学の経営にまで及んできている。学生数が多い、規模の大きな大学が、巨額の入学検定料や学費収入を使って展開する過大な宣伝広告によってさらに学生をかき集め、それがさらなる入学検定料や学費の増大につながるといった好循環を生み出す。定員充足率が高く、資金が豊富にある大学ほど文部科学省の補助金が手厚く行きわたる制度に変更されており、なんのための補助金かという意義も問われそうだ。
 その一方で、規模の小さな大学はまったく逆のパターンである、学生数の減少→収入減→宣伝できないことによる認知度低下→学生数減少(定員割れ)→補助金削減といった悪循環に陥っている。
 少子化による学生数の減少というマクロ的な問題を抱えている中で、学生の奪い合いが起こり、資金力のある大学が施設の改良や宣伝面も含めたさまざまな戦略に取り組み、少ないパイを奪っていく流れは仕方ない面もある。さらにいえば、経営努力の足りない私学が淘汰されていくのも時代の流れであろう。
 しかし、あまりにも今の流れは、都会にあるマンモス大学の「強者」だけしか生き残れない流れが加速しすぎている。経営努力をして特色ある教育も実施していながら、規模が小さく地方にあるというだけで、その存続が危ぶまれかねない私学が出始めているのだ。果たしてそれでよいのか。大学は、教育と経営の両方がわかる専門性の高い人材が運営していく「社会的共通資本」であり、決して市場の論理だけで淘汰されてよいものではないはずだ。優れた「松下村塾」的大学を潰してはならないのではないか。
 こうした流れに対して問題提起するのが、京都市内に本拠を構える学校法人・平安女学院大学の山岡景一郎理事長兼学長だ。山岡氏は2003年に理事長に就任。経営破たん寸前だった同大学を、大胆なリストラと、教育を受ける立場から見てのカリキュラム改革や学部再編などを通じて見事再生させ、就職率の高い大学として評価を得てきた手腕がある。「私学業界のカルロス・ゴーン」と呼ぶ人さえおり、山岡氏から大学再生のノウハウを得ようとする私学経営者も増えている。公益財団法人・私学経営研究会が14年4月に発行した「私学経営」という雑誌には「常識破りから始める私学の賃金問題〜平安女学院大学における人事政策〜」と題する山岡氏の講演要旨が掲載、改革の詳細なプロセスが紹介されているが、まるで企業再生そのものを見ているようで興味深い。

 ただ平安女学院もご多分に漏れず、弱小私学であり、現在はマンモス大学の狭間で学生数の獲得に苦しんでいる。山岡氏の経営手腕をもってしても、「厚い壁」となっている。そこで、山岡氏は、地方を含めて特色ある私学と連携し、「小規模大学連盟」を結成、文部科学省などに対して、マンモス大学優遇策の見直しなどを訴えていく動きに出ている。
 そこで、山岡氏に、私学経営の現状や「小規模大学連盟」結成に動く狙いについて聞いた。

2357とはずがたり:2014/07/09(水) 18:54:58

●働かない教員を退場させた平安女学院
――平安女学院の理事長に就任して、どのような改革をされてきましたか?
山岡景一郎氏(以下、山岡) 私が就任した頃は巨額の財政赤字で潰れる寸前、いや実情は潰れていました。そんな状態でも違法な借金をして、京都市内でも断トツの高額な給与を教職員に払い続け、退職金も高水準でした。労働組合管理の経営だったといっても過言ではないでしょう。そして、教育も研究もろくにしていない教員が多くいました。そこに私はメスを入れたのです。
 私は、不平だけ言って教育熱心でない教員には退場してもらいました。大学でいったん教員の身分を得られれば、不祥事でも起こさない限り、働かなくてもクビになることはありませんので、教員の大整理はこの世界にとって珍しいことです。だから日産のゴーン社長と対比されているのかもしれません。さらに、優れた人材を採用する権限が理事会になく、教授会が学問の自由を盾に教員の採用権を持っていました。これも覆しました。誰を採用するのかは学問・教育上だけではなく、大きな経営マターです。だから理事会が決定権を持つようにしました。
 こうして財政改革、組織改革をしながら、大学の本分である教育改革に着手しました。その内容は、一言でいえば、特色ある教育の展開です。率直に申し上げて、平安女学院は偏差値の高い大学ではありません。しかし、誰もが東京大や京都大のように偏差値の高い大学に行けるわけではありません。うちの大学に来てくれた以上、立派な社会人になれるような素養を身に付ける教育を徹底しようと考えました。
 立派な社会人とは、大企業に就職することだけではなく、立派な親になれる素養をもった人間だと私は思っています。うちは女子大学ですから、立派なお母さんになれる人材を育てたいと思っています。明るくて気配りができて、思いやりがあり、我慢強く、献身的な努力ができるような人材のイメージです。

平安女学院では「貴品女性」という大学のブランドをイメージするような造語をつくり、そのような女性になるために、実学と教養教育を強化し、お茶やお花など文化や歴史を学ぶ講義も重視して展開しています。財政が厳しい中、旧有栖川宮邸を買い取り、そうした講義などに活用しています。
 教養教育重視は、今の日本の大学教育で欠けている部分だと思います。平安女学院ではこうした教育を強化した結果、卒業生は積極性とコミュニケーション能力が高く、責任感も強い人材が多いと社会に評価され、それが就職率向上につながりました。現在の就職率は2年連続で100%です。

●税金使ったマンモス大学優遇に喝
――最近では「小規模大学連盟」の立ち上げ活動の中心となり、文部科学省などに対して、小規模大学の生き残り支援を訴えていますが、この活動の狙いはなんですか?
山岡 私学は経営陣と教職員が一体となって自助努力をして経営の安定化を図ることが大前提であるという考えに、変わりはありません。しかし最近の流れを見ていると、資金力が豊富なマンモス大学しか生き残れないような政策にあまりにも傾いており、率直に申し上げて、小規模大学を潰しにきていると感じます。個々の経営努力の範疇を超える課題だと感じており、果たして日本の大学教育の在り方はこれでいいのかという問題意識がありますので、活動していきたいと思っています。

2358とはずがたり:2014/07/09(水) 18:55:21
>>2356-2358
 私が感じている問題点をいくつか挙げましょう。マンモス大学は、複数学部を受験させることで、受験料収入が数十億円に上ります。その収入を使って新聞、雑誌、テレビなどのメディアに広告宣伝を打ち、学部を増やして学生をかき集めていますので、さらに受験料収入が上がります。小規模大学はそうした分野に資金を投入できないのが実情です。競争は大切ですが、実態は健全な競争ではなく、金さえあれば学生が集められるシステムになっていることに疑問を感じます。
 文部科学省の各種審議会などのメンバーには、こうしたマンモス大学の教員や理事が就くので、小規模大学の実情が教育行政に伝わりにくくなっています。また、補助金政策も変わり、大学の教育などの特色を判断して交付される特別補助金が大きく減額され、その代わりに教員数・職員数・学生数に応じて配分される一般補助金が増えています。補助金の使用について大学側の裁量を広げていく狙いでしょうが、これだとマンモス大学がさらに有利になり、特色ある教育をしている小規模大学は完全に不利です。

日本高等教育評価機構(JIHEE)という公益財団法人が大学のカリキュラムなどを審査していますが、その審査でもお茶やお花などの特色ある講義は評価の対象になっていないこともおかしいと思います。
 前述しましたように資金力不足から学生獲得競争に負け、定員割れを起こすと、補助金を削減する動きも強化されています。一見、もっともらしい補助金政策に見えて、資金力の強いマンモス大学しか生き残れない政策を加速させているとしか私には映りません。産業界では、中小企業庁などが置かれ、大店法や中小企業分野調整法等があり、中小零細企業に対して保護・支援の政策的な配慮がなされていますが、大学にはそのような措置が取られていないことに疑問を感じます。
 繰り返しますが、私学は自助努力が重要です。しかし、その自助努力を支援するのではなく、邪魔するような政策を国がしているのではないかと思う時さえあります。このままだと、街の八百屋さんや魚屋さんが廃業して、大手スーパーやコンビニエンスストアだけしか生き残れなくなったのと同様に、大学業界もマンモス大学だけになってしまいます。

――「小規模大学連盟」は、今後どのような活動をしていきますか?
山岡 巨額の宣伝広告費をバックにマンモス大学は学部を新設して定員を増大させていますが、その抑制を求めていきたいと思います。大規模大学の新学部設置については、大店法規制のように小規模大学の意見聴取を行う制度の設置なども提唱したい。また、マンモス大学の宣伝広告費の財源は受験料収入だけではなく、一部補助金も充当されています。税金を使ってマンモス大学が学生集めをしているわけであって、ここは国民の批判の対象になるでしょう。広告宣伝費の自主規制制度の設置も呼びかけたい。定員割れとなれば補助金を削減する傾斜配分政策も見直してもらい、経営努力をしながら特色ある教育をしている大学は、定員割れでも補助金を継続してもらうことも訴えていきたいです。
(文=井上久男/ジャーナリスト)

2359とはずがたり:2014/07/09(水) 21:04:52
校長になりたがる俗物なんて碌なのじゃないって事を証明したのが維新のこの政策の功績だな〜。

<大阪市>校長公募制度の継続決定 募集も始める 
毎日新聞社 2014年7月8日 22時13分 (2014年7月8日 23時12分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20140708/Mainichi_20140709k0000m010107000c.html

 大阪市教育委員会は8日、関連予算が議会で全額削除された校長の公募制度について、不祥事が相次いだ民間人も対象に含めて今年度も継続することを決めた。要項を公表し、同日から募集を始めた。校長の原則公募を定めた市条例を重視し、「公募しなければ条例に違反する」と判断した。懸案だった予算の確保については、他予算を流用せずに補正予算で対応する方針だ。

 民間人公募校長制度は橋下徹市長の肝煎り施策。来年4月に約70人の校長採用が必要で、公募して民間人と教頭らから選ぶ。昨年度に設定した民間人採用枠は設けない。会議で大森不二雄委員長は「条例上、公募によって(採用を)行うのが順当だ」と述べた。

 不祥事が相次いだことを受け、民間人向けの応募書類には、PTA活動などを含む「子どもや教育に関わった経験」の記述を、初めて求めた。2次選考では集団討論を採り入れる。適格性に問題があれば、任期途中で解任があり得ることにした。

 市議会では約2800万円の関連予算が全額削除された。市教委は予算流用を検討してきたが、議会が否決した予算への流用を違法とした判例もあり、9月議会などで改めて関連予算を計上することにした。実際に予算が必要となるのは、選考の最終段階での外部面接官の報酬や、合格者を対象にした来年1〜3月の研修経費という。【寺岡俊】

2360とはずがたり:2014/07/10(木) 10:22:01
聖園学院、南山学園と合併へ
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20140707-OYTNT50446.html?from=yartcl_popin
2014年07月08日

 学校法人「南山学園」(ハンス・ユーゲン・マルクス理事長、名古屋市昭和区)は7日、同「聖園みその学院」(後藤澄子理事長、藤沢市)と2016年4月に法人合併することを前提に協議を始めると発表した。聖園学院は解散し、南山学園が吸収する形になる予定。

 発表によると、聖園学院は藤沢市で聖園女学院高校(全日制、普通科)と同中学校、2幼稚園を設置、運営している。2009年に設立母体の修道会「聖心みこころの布教姉妹会」が学校法人運営から退くことを決め、設置校存続のために合併先を探していた。修道会の創立者ヨゼフ・ライネルス神父が南山学園の創立者でもあり、カトリック・ミッション校として共通した教育理念を持ち、交流があることから決まった。

 合併後も聖園学院の設置校は体制や教育内容を変えずに南山学園の設置校としてそれぞれ存続し、学校ごとの独立採算制で経営する方針。合併により、南山大学付属小学校から聖園女学院中学校へ、または聖園女学院高校から南山大学へ進学したり、転居の際に転入したりする道が開かれるという。

2014年07月08日

2361僻地生活4年目:2014/07/13(日) 07:27:45
筑駒の健闘が光る

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000007-mai-soci

<数学・生物学五輪>日本の5人が金

毎日新聞 7月13日(日)3時0分配信



 文部科学省は12日、南アフリカで開かれた第55回国際数学オリンピックで、日本代表の高校生4人が金メダルに輝いたと発表した。また、インドネシアで開いた第25回国際生物学オリンピックでは、高校生1人が金メダルを獲得した。

 <数学>金=早稲田高(東京都)3年、上苙(うえおろ)隆宏さん(17)、筑波大付属駒場高(同)3年、隈部壮さん(17)、洛星高(京都府)3年、早川知志(さとし)さん(18)、東海高(愛知県)3年、山本悠時さん(17)▽銀=筑波大付属駒場高3年、大場亮俊さん(18)▽銅=開成高(東京都)1年、井上卓哉さん(16)。

 <生物>金=静岡県立浜松北高3年、那須田桂(けい)さん(17)▽銀=筑波大付属駒場高3年、石田秀さん(17)、同2年、今野直輝さん(16)、広島学院高3年、蔵田展洋さん(18)。

2362とはずがたり:2014/07/13(日) 20:04:55
出来れば内輪受けする改革や保護者受け受験生受けする改革なんかしない大学に入って欲しい所だけど,もうそういう時代じゃあなくなってるよね。。

山内太地2014年04月06日 23:09
「大学業界内受けする大学」は、なぜ成功しないのか
http://blogos.com/article/83936/

4月に入ってから、金城学院大学、愛知淑徳大学、東京家政大学をじっくり取材する機会を得ましたが、いずれも極めてブランド力の高い大学であることを強く認識しました。どこも規模が大きいにも関わらず広報課が存在せず、私と接点もなかったので、今まで注目していなかったのですが、教育、福祉、栄養など国家資格に強く、伝統もあり、社会からの評価は極めて高い。広報熱心な大学や、「大学業界内で評価される大学改革」に熱心な大学とは違う、強固な高校や企業からの支持。

おそらく、私の次なるフィールドは、「広報不熱心だが社会からの評価が高い伝統校」であろうと思います。今までにない切り口ですが、高校生や保護者、高校教員のニーズは極めて高いと確信しています。そして、これこそが大学の生き残る道。「大学業界受けする改革ばかりしているが、なぜかブランド力が上がらない大学」は、高校や社会のニーズを無視しているのです。私の進むべき方向性が見えました。

「大学業界内で受ける改革をしているが、ブランド力が上がらない大学」の時代は終わります。今までは私もこうした大学を「改革の旗手」だと思っていましたが、こうした大学が高校や企業から評価されないのを見て、さすがにおかしいと思い始めました。私のような専門家を自認する人間よりも、高校生や保護者、高校の先生方の感覚のほうが、本当に優れたものを見抜いていたのかもしれません。

「大学業界内受けする改革」ばかりしている大学は、冷静に消費者のニーズを考えた方が良いでしょう。

1.やたら「地域」というが、地方公務員には受からない
2.学内のガバナンスの改革ばかり熱心
3.教育関係の学会での評価が高い

などは、危険です。もちろん、これらをやるなとは言いません。でも、高校生や保護者、親のニーズは、「彼ら彼女らが望む進路に入れるか否か」なのです。それを無視した「業界受け改革」で、受験生が振り向くはずはありません。

なぜ武蔵野大学、目白大学、文京学院大学、京都橘大学が躍進したのか。教育改革やガバナンス改革もしたのでしょうが、それは「内側向け」。「外側向け」には「看護医療系・教員養成系がある総合大学になった」ことが最大の成功要因だと私は考えています。帝京大学グループも、医療系を大拡充したからブランドが落ちない。なぜ金沢星稜大学や大阪経済法科大学が伸びたのか。「地方公務員になれるから」です。受験生のニーズは手堅い。就職先がはっきりせず、国家資格も取れない、無名大学の学際系学部に行くなどという選択肢はありません。

身も蓋もない話ですが、「教育改革をしたから、上位校を蹴って受験生が入ってくれる」というのは、幻想に近い。伸びている大学は、「受験生が本当に欲しいものを提供している大学」です。「将来の職業人生で生かせる高い専門性」「安定した就職先」「満足できる地域でのブランド力」などです。

2363とはずがたり:2014/07/14(月) 00:28:14
>>2362では巧く行ってると云われている経済法科大。
右翼どもには評判が悪い様だ。

朝鮮総聯系大学といわれる「大阪経済法科大学」の異様さ
http://www.tamanegiya.com/oosakakeizaihoukadaigaku.html

2010年07月03日22:06 東アジア
大阪経済法科大学と北朝鮮との関連性
http://blog.livedoor.jp/takabrk/archives/52641518.html

大阪経済法科大学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%B3%95%E7%A7%91%E5%A4%A7%E5%AD%A6
名誉毀損訴訟
本大学及び本大学関係者と北朝鮮との間に深い関係があると指摘する報道が存在し、それに関連する名誉毀損訴訟が大学側から提起されることがある。週刊文春が1999年9月から11月にかけて、副学長の一人(同大学には副学長が複数いる)を「金正日直属の超大物スパイ」などと断じたことに対し、名指しされた本人、運営者の大阪経済法律学園が発行元の文藝春秋などを名誉毀損で提訴。2003年、文藝春秋が解決金300万円を支払い謝罪することで和解が成立した[5][6][7]。なお、週刊新潮1978年6月15日号、宝島30 1995年8月号(金武義参照)、韓国の雑誌・月刊朝鮮2002年7月号、週刊文春2010年12月9日号にも類似の報道がある。

2364とはずがたり:2014/07/15(火) 13:00:47

「となりのトトロ」お父さんは非常勤講師、という話題から時代や経済状況を語る
http://togetter.com/li/692104?utm_content=buffer35176&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

2365荷主研究者:2014/07/17(木) 23:07:33
>>2339
http://toyokeizai.net/articles/-/40707
2014年06月21日
英誌ランキングが映す、日本の大学の"弱み"
アジア大学ランキングで東大が2年連続で1位だが…

堀越 千代:週刊東洋経済編集部 記者

 東京大学が2年連続でトップの座を守った一方、日本の大学の“弱み”も明らかになった――。英誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』(THE)が、6月19日に2014年度の「アジア大学ランキング」を発表した。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/education/img_ea4d487.jpg
【詳細画像または表】

 これは、THE誌が毎年10月に発表する「世界の大学ランキング」のアジア版で、客観的で幅広い評価に基づいている点で定評がある。世界大学ランキングでは残念なことに、毎年上位はすべて米英の大学が独占している。アジア最高位としては、ようやく23位に東京大学がランクインした(2013年度)という状況だった。このたび発表されたアジア大学ランキングは、より明確にライバルとの比較ができるという点で、日本人にとっては身近に感じられる。

 ちなみに、2013年度の世界大学ランキング1位は米カリフォルニア工科大学。2位に英オックスフォード大学と米ハーバード大学、4位に米スタンフォード大学、5位に米マサチューセッツ工科大学がランクインしているが、スコアはいずれも高いレベルで、しかも2点以内に5校がひしめく僅差だった。逆に、1位のカリフォルニア工科大学と23位の東京大学の差は18.5点も広がっていた。

■ トップ100に日本から20大学

 さて、その東京大学が1位を獲得した2014年度アジア大学ランキングのトップ10は、次ページのとおりだ。

 1〜3位までの顔ぶれは2013年度と変わらない。日本の大学としてはそのほかに、7位に京都大学、13位に東京工業大学、15位に大阪大学、16位に東北大学、27位に首都大学東京など、20の大学が100位以内にランクインした。

 国公立大学が中心だが、私立大学では63位に順天堂大学、64位に早稲田大学、72位に慶応義塾大学などが入った。

 国・地域別にみると、日本の20大学のうち、トップ10に入っているのが東京大学と京都大学の2校であるのに対し、中国(香港を含む)は24大学がランクインし、うち4校がトップ10入り。また、韓国は14大学がランクインし、うち3校がトップ10入りしている。

 実は2013年度のランキングでは、日本から22大学が100位以内にランクインしていた。が、81位だった東京農工大学、96位だった横浜国立大学が、2014年度は100位以下に落ちてしまった。さらに、94位の岡山大学(2013年度85位)、96位の金沢大学(同96位)、98位の千葉大学(同75位)と、今にもこぼれ落ちそうなポジションに3校も入っている。

 一方の中国。2014年度は、新たに4大学が100位以内にランクインした。また、21位の中国科学技術大学(同25位)、32位の中国人民大学(同41位)、49位の武漢理工大学(同58位)などが順位を上げてきた。

2366荷主研究者:2014/07/17(木) 23:08:19
>>2365 続き

■ どのように評価しているのか

 「日本が長らく高等教育への投資を怠ってきた間に、アジアの国々は着々と大規模な投資を行ってきた」と、THE誌のフィル・ベイティ編集長は分析する。

 では、ライバルを分析するに当たって、THE誌がどのような評価指標でランキングを作成したのかを見てみよう。同誌が採用している評価項目は図に示したとおりだ。

 THE誌は、2010年に米情報サービス会社のトムソン・ロイターと、データの収集や分析などにおいて提携。それまで6つしかなかった指標を13まで増やし、より総合的な評価ができるようにした。また、より客観性を高めるために、「評判」に関する指標のウエートを低くし、「収入」に関する指標などを加えた。

 多面的な評価ではあるが、研究の環境や生産性に30%配分しているのに加え、研究がどれだけインパクトを与えたかという「論文引用数」にも30%を配分しており、「研究」に関する指標のウエートが高くなっている。

 実は、この配点が日本を有利にしているようだ。評価指標ごとに見ると、東京大学は教育(84.7点)、研究(88.0点)、論文引用数(69.8点)で圧倒的に2位以下を引き離している。2位のシンガポール国立大学は、教育が68.0点、研究が77.8点、論文引用数は66.4点だ。

■ 2つの指標で後れを取る

 一方、それ以外の指標で比較してみると、日本の弱みも明らかになる。「国際的な展望」「企業からの収入」という2つの指標について、それぞれトップ5大学の中の1位と比較してみよう。

 国際的な展望の指標で高得点を取っているのはシンガポール国立大学で94.3点だ。東京大学は29.6点というお粗末さ。この点数は、2013年度の27.6点からは上がったが、それでも上位のどの大学よりも格段に低い。企業からの収入については、北京大学が99.9点、ソウル大学が86.0点を取っている。東京大学は56.7点だ。

 日本では目下、多くの大学が国際化への取り組みを進めている。だが、資金面における弱さは根本的な問題だ。「多くのアジアの国は、高等教育への投資をその国の経済成長を導く重要なものとしてとらえている。保守的で危機感が薄いという点も、日本にとっては致命的だ」とベイティ編集長は警鐘を鳴らす。

2367とはずがたり:2014/07/22(火) 10:31:16

静岡市教委、「真っ黒」議事録を公開 専門家は問題視
http://www.asahi.com/articles/ASG7B556BG7BUTPB00T.html?iref=com_alist_6_03
仲村和代2014年7月21日09時40分

静岡市教育委員会が開示した資料。議事録は、発言者名を除いて黒く塗りつぶされている
 静岡市教育委員会の定例会の議事録について、朝日新聞が情報公開請求をしたところ、ほとんどが黒塗りの内容が「開示」された。理由は、個人情報が含まれることや、人事管理に支障が出るおそれがあることなど。ただ、その中にはすでに発表済みの内容もあるとみられる。専門家は「説明責任を果たせていない」と問題視する。

 情報公開請求をしたのは、市内の中学で講師が教員免許を持たない教科の指導をしていた問題が昨年12月に発覚したことに関連し、校長ら関係者の処分やその後の対応について話し合った1〜3月の定例会の議事録。開示された資料によると、6人の教育委員や、事務局側として教育次長や部長、課長らが出席していた。

 ところが、開示された議事録は、発言者名以外は黒塗り。定例会で配られた資料も大半が塗りつぶされており、何が話題になったかすら知ることができない。市教委によると、定例会では事務局側から経緯が説明された後、委員らが処分内容について話し合った。

2368とはずがたり:2014/07/24(木) 13:29:14

リクルート進学総研
高校生に関する調査
進学ブランド力調査
http://souken.shingakunet.com/research/2012/07/post-66a6.html

高校生の大学選びの動向を明らかにするため、年に1回、高校3年生を対象として行っている調査です。大学の志願度、知名度の他、大学に対する50項目にわたるイメージを調べています。

進学ブランド力調査2014 
ニュース・リリース資料はこちら (PDF DL895.5K)

調査結果に対するリクルート進学総研所長 小林浩の見解はこちら (PDF DL 586.9K)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
関東エリアの高校生の「志願したい大学」
明治大学が6年連続で1位

〜関東・東海・関西エリアともに私立志向が高まる〜
・関東エリアでは6年連続「明治大学」がトップ。
・東海エリアでは「名城大学」が昨年2位から6年ぶりにトップに立った。
・関西エリアでは7年連続「関西大学」がトップ。

【男女・文理別】
・関東エリアでは、「明治大学」が男子/女子/文系/理系全てで1位(2年連続)となった。
・東海エリアでは、文系で「中京大学」が昨年3位から1位に順位を上げた。
・関西エリアでは、理系で、「神戸大学」が昨年2位から1位に順位を上げた。

【国公立・私立志向】
関東・東海・関西エリアともに私立志向が高まる
・2013年からの変化で見ると、関東と東海は国公立志向が減少、私立志向が増加。
関西では、両方とも増加しているが、私立志向の増加率の方が高い。(「まだわからない」が減少)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
調査概要

調査項目 大学に対する志願度、知名度/大学に対するイメージ(50項目)
調査時期 2014年4月
調査対象者 関東エリア、東海エリア、関西エリアの高校に通っている高校3年生

2369とはずがたり:2014/07/24(木) 15:18:36

博士号剥奪は「生活破壊」=小保方氏論文で回避理由説明―報告書の全文公開・早大
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-140719X345.html
時事通信2014年7月19日(土)23:04

 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが2011年に早稲田大大学院から博士号を取得した論文に疑義が指摘された問題で、早大は19日、調査委員会の報告書全文をホームページで公開した。博士号の取り消し要件に該当しないと判断した理由について「(博士号を前提とする就職など)生活および社会的関係の多くを基礎から破壊することになる」と指摘。要件に該当するかどうかは、この点に配慮し「厳格に行われなければならない」と説明している。

 また報告書は、小保方氏を指導した常田聡教授について、指導教員としても博士論文の主任審査員としても義務違反があると認定。「非常に重い責任がある」と指摘しながら、「一般論として述べれば、解任を伴う懲戒処分をもたらすほどのものではない」と評価していた。

 調査委員長の小林英明弁護士は17日に報告書を鎌田薫総長に提出したが、記者会見では概要しか公表していなかった。

 報告書は、博士論文には文章や実験画像の盗用や、意味不明な記載など多くの問題箇所があると認定。「合格に値せず、小保方氏は博士学位を授与されるべき人物に値しない。早大の博士学位の価値を大きく毀損(きそん)する」と厳しく批判したが、「学位授与に重大な影響を与えたとは言えない」として、早大規則の学位取り消し要件に該当しないと判断した。

 鎌田総長は17日の記者会見で、報告書は大学としての結論ではなく、小保方氏の博士論文の扱いや関係者の処分は今後検討すると説明した。小保方氏以外の博士号取得者の論文も調査しているが、結果の扱いは小保方氏の場合と整合性が取れるよう配慮すると述べた。

2370とはずがたり:2014/07/24(木) 15:22:22

博士号「取り消し該当せず」=調査委、草稿誤提出と認定―早大・小保方氏論文
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-140717X946.html
時事通信2014年7月17日(木)22:36

 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが2011年に早稲田大大学院で博士号を取得した論文について、早大の調査委員会(委員長・小林英明弁護士)は17日、文章や実験画像の流用は誤って草稿が提出されたことが原因で、博士号の取り消し規定に該当しないとの調査報告書をまとめた。

 早稲田大の鎌田薫総長は記者会見で「報告書の結論を慎重に吟味するが、そのまま学位論文として存続させることは困難」と述べ、取り消しや取り下げ、審査のやり直しなどを検討する考えを示した。

 報告書の概要によると、博士論文には序章部分の流用や実験画像の間違いなどがあったが、この論文は小保方氏が11年1月に指導教授らによる公聴会に臨む前の草稿が誤って製本され、大学に提出されたものだった。

 調査委は小保方氏から「当時完成版として提出しようと思っていた」とする論文を提示され、草稿段階の過失と認定した。

 早大は学位取り消しの要件を「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したとき」と規定。調査委は「論文は多数の問題箇所があり、信ぴょう性、妥当性は著しく低い」と認定しつつ、規定に該当しないと結論付けた。

 博士論文は、今年1月末に英科学誌ネイチャーで論文を発表し今月2日に撤回されたSTAP細胞研究の基礎となる内容。

 小林委員長は、博士論文の実験内容は小保方氏が米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授の研究室に留学中に行われ、米科学誌ティッシュ・エンジニアリングに論文が掲載されたことから「実在性はあると認定した」と説明した。ただ、バカンティ教授の聴取はできなかったという。

 報告書は、早大に完成版の博士論文を確認する体制がないのは制度上の欠陥だと指摘。草稿であっても不正行為を指摘して修正させるべきで、「非常に重い責任がある」と指摘した。

2371とはずがたり:2014/07/24(木) 15:25:28
折角早稲田生はD論みたいな形式に時間取られずコピペで済まして本質的な研究の方に沢山の時間をつぎ込めたのに,本質的な研究やらずに狡した研究が出ちゃったお陰で今後は多少D論作成に手間とられることになりましょうな。。

<小保方博士論文>「不正あったが学位取消に該当せず」早大調査委・配布資料(全文)
http://news.goo.ne.jp/article/bengoshi/life/bengoshi-topics-1805.html
弁護士ドットコム2014年7月17日(木)18:29

理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの「博士論文」をめぐり、早稲田大学の調査委員会(委員長・小林英明弁護士)は7月17日、記者会見を開いた。調査委は、小保方リーダーの博士論文に数々の「問題点」を指摘しつつも、小保方リーダーの行為が「学位取り消しの規定にあたらない」と結論付けた。

会見場で配られた報告書の全文は下記の通り。

▼早稲田大学・大学院先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会

平成26年7月17日

第1章 序

I.委員会の構成

委員長 小林英明(弁護士、長島・大野・常松法律事務所)

委員 国立大学名誉教授 医学博士

    東京大学名誉教授 医学博士

    早稲田大学教授  医学博士

    早稲田大学教授  政治学博士

II.調査目的

・本件博士論文の作成過程における問題点の検証

・本件博士論文の内容の信憑性及び妥当性の検証

・本件博士論文作成の指導過程における問題点の検証

・小保方氏に対する博士学位授与に係る審査過程における問題点の検証

III.調査期間

平成26年3月31日から同年7月16日まで。

IV.調査方法

・小保方氏を含む関係者に対する事情聴取等

・関係資料等の分析、検討等

2372とはずがたり:2014/07/24(木) 15:25:45

第2章 調査結果

I.本件博士論文の作成過程における問題点の検証

1.本委員会による認定

(1)著作権侵害行為であり、かつ創作者誤認惹起行為といえる箇所――11箇所

〈主な箇所〉

・序章

・リファレンス(但し、過失)

・Fig.10(但し、過失)

(2)意味不明な記載といえる箇所――2箇所

(3)論旨が不明瞭な記載といえる箇所――5箇所

(4)Tissue誌論文※1の記載内容と整合性がない箇所――5箇所

(5)論文の形式上の不備がある箇所――3箇所

2.本委員会による認定の補足

(1)本件博士論文のもととなった実験の実在性について「実在性あり。」と認定した。

(2)Tissue誌論文からの転載について「共著者等の同意がある等で、著作権侵害行為及び創作者誤認惹起行為にはあたらない。」と認定した。

(3)本件博士論文は作成初期段階の博士論文であるとの小保方氏の主張について「本件博士論文は、公聴会時前の段階の博士論文草稿である。」、「最終的な完成版の博士論文を製本すべきところ、誤って公聴会時前の段階の博士論文草稿を製本し、大学へ提出した。」と認定した。

〈認定した理由〉

・平成22年11月に行われた小保方氏が所属していた研究室における博士論文検討会の資料には、「三胚葉に由来する細胞により生成されたスフィアから取得された細胞が、三胚葉に属する各組織の特徴を有する細胞に分化する」ことを示すテラトーマ形成実験の結果を示すFigureは2つしか掲載されていなかった。

・このFigureは、本件博士論文の極めて重要な内容に関するものであり、かつ、「三胚葉に由来する」ことから明らかなように、Figureが3つ揃うことによって意味をもつものである。

・この検討会後の指導教員の指導を受けて、小保方氏は、博士論文の草稿に修正を加え、平成23年1月11日に開催された公聴会の数日前に、主査※2及び副査に対し博士論文の草稿(以下「公聴会時論文」という。)を手交し、主査及び副査は、公聴会時論文を閲読した上で、公聴会に臨んだ。公聴会で小保方氏が使用し参加者に配布した資料には、Figureは3つ掲載されている上、公聴会にて投影されていたスクリーンにも3つのFigureを示すスライドが示され、それをもとに、小保方氏はプレゼンテーションを行った。

・これらのことから、公聴会時論文には3つのFigureが掲載されていたと推認できるところ、本件博士論文は、公聴会時論文に、主査及び副査の修正指導を踏まえて修正されたものであるはずだから、公聴会時論文と同様に、3つのFigureが掲載されていなければ不自然であるのに、本件博士論文にはFigureは2つしか掲載されていない。

・これらの事実を総合すると、「本件博士論文は公聴会時論文以前の博士論文の草稿である」と推認できる。

2373とはずがたり:2014/07/24(木) 15:26:06

なお、小保方氏は、本委員会に対して、「当時完成版として提出しようと思っていたものはこれである。」等と供述し、ある博士論文を呈示し、それには本件博士論文の多くの問題箇所が未だ残っているものの、リファレンスにおいては著作権侵害行為等はなく、またFig.10はそもそも存在しない。

本委員会は、当該小保方氏の供述に相当の信用性があると考えたが、小保方氏の主張にいう博士論文が、当時、小保方氏が最終的な博士論文として真に提出しようとしていた博士論文と全く同一であるとの認定をするには、証拠が足りないと判断した。

但し、上記事実に加えて、種々の事情を検討した上で、「真に最終的な博士論文として提出しようとしていた博士論文には、リファレンスについては著作権侵害行為等がなく、Fig.10については存在していなかったこと」、すなわち、「本件博士論文において、リファレンス、及びFig.10が著作権侵害行為等にあたるとされたのは、製本・提出すべき博士論文の取り違えという小保方氏の過失によるものである。」と認定した。

II.本件博士論文の内容の信憑性及び妥当性の検証、並びに学位取り消し規定の該当性

1.本件博士論文の内容の信憑性及び妥当性

「本件博士論文には、上記のとおり多数の問題箇所があり、内容の信憑性及び妥当性は著しく低い。そのため、仮に博士論文の審査体制等に重大な欠陥、不備がなければ、本件博士論文が博士論文として合格し、小保方氏に対して博士学位が授与されることは到底考えられなかった。」と認定した。

2.学位取り消し規定の該当性

(1)早稲田大学学位規則第23条の要件

早稲田大学における学位取り消しの要件は、「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したとき」である。

(2)学位取り消し規定の解釈と適用「不正の方法」

不正行為を広く捉え、過失による行為を含むとした上で、「著作権侵害行為、及び創作者誤認惹起行為は不正行為にあたる。」と認定した。但し、「不正の『方法』といえるためには、不正行為を行う意思が必要と解釈すべきであるため、過失による不正行為は「不正の方法」に該当せず、「不正の方法」に該当する問題箇所は、序章の著作権侵害行為及び創作者誤認惹起行為など、6箇所と認定した。

(3)学位取り消し規定の解釈と適用「不正の方法により学位の授与を受けた」

「不正の方法」と「学位の授与」との間に因果関係(重大な影響を与えたこと)が必要と解釈すべきであるところ、本研究科・本専攻における学位授与及び博士論文合格決定にいたる過程の実態等を詳細に検討した上で、「上記問題箇所は学位授与へ一定の影響を与えているものの、重要な影響を与えたとはいえないため、因果関係がない。」と認定した。その結果、本件博士論文に関して小保方氏が行った行為は、学位取り消しを定めた学位規則第23条の規定に該当しないと判断した。

III.本件博士論文の作成指導過程における問題点の検証

1.指導教員による指導の問題点

「指導教員としての義務違反があり、非常に重い責任がある。」と認定した。

2374とはずがたり:2014/07/24(木) 15:26:38
>>2371-2374

2.本研究科・本専攻における制度上及び運用上の欠陥・不備

・早稲田大学外の機関で研究を行う学生に対する指導の限界

・異なる研究分野に対する指導の限界

IV.小保方氏に対する博士学位授与の審査過程における問題点の検証

1.主査による審査の問題点

「主査としての義務違反があり、非常に重い責任がある。」と認定した。

2.早稲田大学内の副査による審査の問題点

「副査としての義務違反があり、重い責任がある。」と認定した。

3.審査分科会及び研究科運営委員会の構成員による審査の問題点

「構成員としての義務違反はない。」と認定した。

4.本研究科・本専攻における審査手続に関する制度上及び運用上の欠陥・不備・製本された最終的な完成版の博士論文の内容を確認する体制の不存在

・第三者的立場の審査員の不在

・主査・副査の役割・責任の不明確さ

・主査・副査が論文を精査するための時間等を確保するための体制の不備

・審査分科会構成員が論文を精査するための時間等を確保するための体制の不備

V.結論(付言)

・転載元を表示せずに他人作成の文書を自己が作成した文書のようにして利用する行為は、研究に携わる者が作成する論文等において、決して許されない。小保方氏について、学位取り消し要件に該当しないと判断したことは、この問題点の重大性を一切低減するものではない。

早稲田大学がひとたび学位を授与したら、それを取り消すことは容易ではない。それほど学位の授与は重みのあるものである。早稲田大学において学位審査に関与する者は、その重さを十分に認識すべきである。

以上

(注釈)

※1 Haruko Obokata, et.al. 「The Potential of Ston Cells in Adult Tissues Representative of the Three Gern Layers」(TISSUE ENGINEERING: Part A, Volume 17, Numbers 5 and 6)(平成23年)をいう。以下同じ。

※2 主査は学位請求者の指導教員が務めることとなっている。

(弁護士ドットコム トピックス)

2375名無しさん:2014/07/24(木) 15:49:36
.
【国内】小保方晴子との心中を選んだ早稲田大学=卒業生は世界の笑い者に、二流以下の私大のレベルに零落
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1406164233/l50

2376とはずがたり:2014/07/29(火) 10:34:38
一橋大,留年を必修科目に,かと思ったw
朝日の本文には留学する学生の方が留学しない学生より成績が良いとあったが成績が良い学生の方が留学を希望する割合が多いのであってその逆では無い可能性もあると思うのだが。。

一橋大、留学を必修科目に 18年度以降の入学者対象
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG7L7WVTG7LUTIL065.html
朝日新聞2014年7月28日(月)11:09

 「留学しないと卒業できません」。一橋大は、卒業のために必要な必修科目に、海外留学を加えることを決めた。グローバル人材の育成がねらいで、2018年度以降の入学者を対象にする方針だ。

 一橋大によると、約1千人の新入生全員に、主に英語圏の大学で約4週間の語学留学をさせる。在学中に留学しなければ原則卒業できない。帰国子女のように海外での滞在経験がある学生に対しては、別の言語が使われている国への留学などを検討する。

 費用は企業やOB、OGからの寄付金と、国の補助金で賄うが、一部は学生の負担になるという。このため、経済的な事情がある学生向けの奨学金制度も作る予定だ。

2377名無しさん:2014/07/29(火) 11:02:35
懲戒解雇と博士号取り消し。日本のぬるい社会構造はまあそれなりに居心地は良いんだけど。

理研も補助金ではなく企業からの寄付や協力金がメインとかだったら即日解雇に踏み切れたかな?

ベル研の先例に学べない理研の腐った組織
STAP細胞の正体が明らかになった今、組織防衛は世界の恥さらしに
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41091
2014.07.02(水) 伊東 乾


 今や何が起きていたかは明らかで、その舞台裏の詳細が見えている。
 例えて言うなら「わたしは空中浮揚ができる」と称する「尊師」が登場してマスコミの耳目を集めた後、実はそれがロープで吊って目の錯覚でごまかした舞台裏がすべてバレている状況と考えればよいでしょう。

 ここまでネタばれしているところで、
 「いや、まだ断言はできない」と言う人は、いったいどういう底意があって発言行動しているか?
 さらに、「いや、もう一度“尊師”に追実験させてみるまでは分からない」などと言うのが、どれくらい科学の常道から見ておかしなことであるか・・・。

 現時点で理化学研究所をはじめとする関係機関が、お茶を濁したり時間を稼いだりしているすべて「サイエンスとは無関係の、別の思惑による」とは、前回、前々回も記したとおりです。



今回は残る「3大不正第1の詐欺事件」米国ベル研究所とドイツ・コンスタンツ大学と、大西洋をまたにかけ欧州と米国とで発生した高温超伝導詐欺事件「シェーン・スキャンダル」の例から、STAP詐欺と同様の構図を確認、再発防止につなげる知恵を考えたいと思います。

 ヘンドリック・シェーンは1970年生まれといいますから今年44歳、現在はドイツで会社員をしており、学位は剥奪されて博士号を持っていません(このあたりもSTAP事件の事後処理に大いに参考にすべきところと思います)。

少しでもサイエンスの中身に理解がある形で、詐欺の詐欺たるゆえんを確認したいと思います。

 例えば私たちは病院でMRI(核磁気共鳴画像法)の断層撮影による画像診断医療を受けることができます。この技術には超伝導磁石による強磁場が活用されています。あるいはリニアモーターカーのような交通の技術革新にも超伝導現象の応用が期待されます。

 超伝導というのは、電気が流れても熱抵抗がなく、いつまでも電流が流れ続ける(永久電流)という現象です。普通、ニクロム線などに電気を通じれば、赤く光って熱を発生しますよね。

 これがなく、いつまでも電流が流れ続ける。電流が流れればその周りには磁場ができますから(電磁誘導: このあたりは小学校〜高等学校物理の詳細は別の解説に譲ります)およそ広範囲での応用が期待されます。

2378とはずがたり:2014/07/29(火) 11:03:02

 シェーン「元」博士は、そういう現象がナノテク有機分子で発見されたと発表した。そして多くの研究者が(少なくとも私自身も当時は)それはあり得ることだと興味を持って推移を見つめました。

 その「だまされ方」はこんなものでした。

 今、水の分子が1つあるとしましょう。水分子はH2Oすなわち2つの水素原子と1つの酸素原子からなり、各々の原子核の周りに電子が水素の場合は各1個、酸素の場合は合計8個存在しています。

 でもこの水分子の中に含まれる電子は、いくら飛び回っても(=電流が流れても)、ニクロム線のように熱を発したりすることがない。ある種の「永久電流」が流れていると言ってよいでしょう。より細かくは量子力学的な定常状態と言うべきですが、これはまさに超伝導と本質的につながる側面があります。

 さて、炭素が60個集まってサッカーボールのような形をしたC60フラーレン は先ほども触れたようにナノテクノロジーの代表選手のような分子の1つです。

 この物質には様々に興味深い物性が知られていますが、高い対称性を持つ特徴的な分子構造が助けになって、全体にわたって電子が定常状態を持つ(=超伝導状態になる)というのは大いにあり得る話だと思って聞いていました。

 また、実際にまともなフラーレンにある種の金属を混ぜて実現されるフラーレン超伝導体の研究はその後大いに進んでおり、例えばここに引用する高圧下での超伝導転移に関する日本のSPRING8の研究 など、現在も多様な成果の進展があります。

 つまり、話だけ聞けばシェーン「元」博士の研究結果は「なるほど、それはあるかもしれない」と思わせるに足る一定の信憑性を帯びた雰囲気があった。そしてそれを「ベル研の圧倒的な信用と権威」が後押ししていた。

 まあ、つまり、こういうのが詐欺師の詐欺師たるゆえんでもあるわけです。「理研の圧倒的な信用と権威」を地に落とした今回の例を考えれば明白でしょう。

 そして、こうした情報を鵜呑みにした多くの科学機関からシェーンは多数の科学賞を受け、将来のノーベル賞候補と目されていきました。

分散研究環境が招いた死角

 シェーン「元」博士は矢継ぎ早に「いかにもありそうな成果」を発表、それらは直ちにセンセーションを呼びますが、世界各地の研究室で行われた追試はいずれも成功しません。…シェーン「元」博士は、
 「それはドイツの研究室でやっているから・・・」としてお茶を濁したといいます。
…つまり「分散型の研究環境」であることによって、ペテンがペテンであると見抜かれるのに、しばらく時間がかかってしまった。これも今回のSTAP詐欺とよく似ていますね。…

 典型的だったのは、あの落書きノートでしょう。若山教授も笹井氏も、基礎的なことを確認することができなかったと述べていますが、ある意味で同様の構図が「高温超伝導詐欺」のケースにも見出されるように思います。

2379とはずがたり:2014/07/29(火) 11:03:26
>>2377-2379
 事実、シェーン「元」博士の場合も実験の生データが入っているはずのパーソナルコンピューターからはデータが削除され、「ディスクが容量いっぱいになったから削除した」とか「修復不能なまでに壊れた」とか、みえみえの言い訳でその場しのぎに終始していた。


「間違って貼った図」・・・発覚から学位剥奪へ

 シェーンの不正が発見された経緯もまた、今回のSTAP詐欺を予見させるものでした。いつまで経っても再現実験が成功しないシェーンの「輝かしい業績群」の中で、異なる2つの論文に添付された図、実験データに含まれる、背景となる「ノイズ」がまったく同一であることに気がついた人がいたのです。

 情報はまず米カリフォルニア大学バークレー校のリディア・ソーン教授にもたらされ、直ちにベル研と共有、すぐ追ってコーネル大学のポール・マキューン教授が、全く同じノイズがさらに別の公刊実験データに含まれているのを見出しました。

 これらに対してシェーンは「図を貼り間違えた」と主張・・・これ、どこかで聞いたことのある言い訳の台詞ですね。シェーンの事件は2002年、12年も前に米国で起きていた不正が、干支が一回りして日本で再現されたわけです。こういう不正はいずこも同じことなのかもしれません。

 ここでベル研は外部委員に真相究明を依頼、米スタンフォード大学のマルコム・ビーズリー教授を委員長に4カ月の調査期間で24の不正を確認、いくつかのグラフは数学ソフトを使って作成されたお絵かきであったことも明らかになりました。

 しかし、ここから先が日本と米国で絶望的なほどに異なっているのです。

 ベル研は調査報告の後、迅速に処分を実行しました。報告書を受け取った即日、シェーンはベル研を解雇されます。長い栄光あるベル研の歴史の中で初めて起こった「恥ずべき研究不正」。こんなものを温存しておいては、信用はがた落ち、企業からの協力なども得られません。

 ただちに解雇。間違っても「シェーン博士自身による再現実験どうたらこうたら」などということは絶対に言わなかった。


 また、これらの不正が明らかになった2年後の2004年、シェーンの母校コンスタンツ大学は、サイエンスに対する不名誉な行動を取ったことを理由として、彼の学位、博士号を剥奪することを発表、9年に及ぶ法廷闘争を経て2013年、博士の学位は最終的に取り上げられ「シェーン『元』博士」が確定しました。

 この先例が、今回の恥ずべき行為に対して早稲田大学が取るべき行動の指針になっているかどうか、は今ここでは問わないことにしましょう。

 間違いなく言えるのは、対理研「研究不正再発防止」提案書の著者たちは、こうした事実をすべて知ったうえで、STAP細胞詐欺を「世界3大不正」の3番目と呼び、ESクローン詐欺、シェーン・スキャンダルと同列の悪質な不正、厳密な再発防止と断固たる処置を求めていることです。

 メディアに報じられた来年度以降の予算措置や制度変更に目配せしながらの「再現実験」「結論はまだ早い」といった言葉ほど、カドヘリンや人工香料の業績が涙を流すような「反科学」はないように個人的には思われます。

 理研は自ら、自分たちはベル研究所の国際水準にはないと発表してしまった。改組は不可避と思います。

(この項つづく)

2380とはずがたり:2014/07/29(火) 12:09:43
>>2377名前消えちゃってるけど俺です。

2381とはずがたり:2014/07/30(水) 12:31:28
地方で坊さんが特定郵便局長も兼ねてた,とか?

山内太地
2014年07月13日 09:45
なぜか郵便局への就職に強かった立正大学
http://blogos.com/article/90389/

立正大学は、なぜか郵便局への就職に強いという特徴を持っています。大学内に「郵政会」という組織があるのです。郵政会は昭和34年(1959)に大学と当時の郵政省との合意に基づいて開設され、この会の修了生は日本郵政グループ会社で活躍しています。その活動は、かつては在校生の支援で、郵便局長の子弟の入学奨励、郵政会入会式・終了式、郵政講座(郵便・貯金・保険の講座を大崎(現:品川)・熊谷キャンパスで開設)等の行事を行いました。また、全国郵便局長会通常総会・研究発表会・全国郵便局長会新春の集い等にも積極的に参加し、郵政部内に「立正大学郵政会」の名前が知られてきました。今後は、大学の方針に従い、修了生を中心とした活動を行っていくそうですが、これで郵便局への就職に強いというブランドが低下してしまうのではないかと私は心配です。

郵政会は10の地方会で構成され、本部役員10名程度で活動の企画立案をしています。審議・承認機関として地方代表者会を設置し、最終承認は総会で実施。退職者・現職の管理者・後継者を考えている人・現職員・学生と会員相互のために、学生募集・育成・郵政グループ会社に就職という運営を行っていくそうです。修了生は5,800余名におよび、約1,000名以上が郵便局長として、約2,000名以上が日本郵政グループ株式会社で活躍しています。

2382とはずがたり:2014/07/30(水) 12:31:52
出身大学は人生にどれほど影響するか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140120-00011716-president-bus_all&p=1

プレジデント 1月20日(月)12時15分配信

 出身大学はその後の人生にどれだけ影響するのか?  これを明らかにするために、プレジデント誌では1970年代〜2010年代の各年代に就職した関東、関西の働く男女計1000人にアンケート調査を実施した。

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調査概要/楽天リサーチの協力を得、12年8月2〜6日にかけてインターネットを通じて調査を実施。調査対象は関東、関西の働く男女各500名。
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 まず、就職活動。かなり影響すると答えた人が59.7%、多少影響するが35.0%と、出身大学が就職活動に影響するとの回答が実に95%近くに達した。企業の採用時の「学歴不問」は、言葉通りに受け取らないほうが賢明かもしれない。

 一方で転職活動となると、かなり影響するは29.5%と大幅に減少、多少影響するが46.5%と高いものの、就職時に比べれば転職は出身大学の影響が減少するようだ。

 年収、昇進においても、出身大学が影響するという回答が6割を占める。完全な実力主義の会社もあるだろうが、伝統企業においてはやはり学閥は健在で、入社時のみならず出世においても、出身大学名が重視される傾向はまだ根強いといえそうだ。

 さらに出身大学の影響は、結婚や恋愛にまで及んでいる。結婚において出身大学が影響するという回答は7割近くに達し、恋愛でも半数だった。恋愛はともかくいざ結婚となると、出身大学、その先の就職先企業のブランドや年収、出世といったものが、直接大きく影響していることがわかる。

 出身大学の名前だけではなく、大学での多彩な出会いや人脈形成、就職活動における卒業生の支援など、大学の持つリソースの差が、こうして人生にも影響していくと考えられる。

2383とはずがたり:2014/07/30(水) 12:32:11
>>2382-2383
 出身大学が私生活における満足度や幸せ度に影響すると回答した人が、43.0%にとどまる一方で、仕事生活では影響するという声が大きくなった。結果的に、人生全体の満足度、幸せ度においても、出身大学が影響するという答えが半数を占める。『大人養成講座』(1993年)などの著作があり、バブル世代の若者文化に詳しいコラムニストの石原壮一郎氏(63年生まれ、埼玉大卒)は、「出身大学の印象は、どうしても一生ついてまわる。だが、自分が成功しないことを、出身大学のせいにするのは不幸の始まりだ。成功した人は、自分の出身大学など、気にしていない」と語る。

出身大学とその後のステータスには相関関係があり、出身大学が幸せ度にも影響していることは事実だが、卒業してしまった以上、出身大学のことなど気にしていても仕方がない。転職になるとそれほど大学名は関係ないというアンケート結果も出ている。

 「学歴にこだわる人って、社会的に恵まれていない人なんじゃないかと思いますね。高学歴の人は『オレは○○大学出なのに』、低学歴の人は『自分はしょせん××大学だから』と、学歴を引きずっている。でも、社会に出てしまえば実力勝負で、大差はないですよ。大学名よりも個人の能力差です。仕事の満足度や幸せ度を学歴のせいにするのは、責任転嫁だと思いますね」(石原氏)

 「出身校コンプレックス」の解消には、40代のバブル世代の生き方にヒントがあると石原氏は言う。

 「今の40代は、就職難の若者には気楽に見えるだろうが、わりとたくましく、バブルもリーマンショックも乗り越えてきた。若いうちは、それほどお金もないのにクルマを買い、スキーやデートにお金を使い、『今』を精一杯楽しんだ。20代の若いうちに堅実になりすぎず、今を楽しむ体験をしたほうが、年をとっても幸せ度が高いのではないか。若いころから堅実に生きることで、使い物にならない40代になってはいけない」

 就職や恋愛の失敗を大学のせいにせず、何事も楽しむこと。経験を積み、大人の世界に場馴れをすること。それが、学歴に縛られた世界から大人の実力社会への脱皮なのだ。

 今回のアンケートでは、年代ごとに周りから見て「就職時に勢いがあって幸せそうな人」と、「今も幸せそうな人」の出身校についても聞いた。

 70年代入社組は、男性は早稲田、慶應、京大、東大などが上位を占め、日本、近畿、同志社などの大規模な伝統校が並ぶ。入社時よりも入社後40年を経た「今の幸せ度」のほうが高い中央、立命館、上智などは、入社後に伸びる大学といえる。

 女性は女子大が強いが、入社時と今で顔ぶれが入れ替わっているのが興味深い。つまり就職時の元気度と現在の幸せ度が結びついていないのだ。

 80年代入社組では、男性は引き続き手堅い伝統校が上位を固める。そこに亜細亜がランクインしているのが時代を感じさせる。女子は70年代同様、入社時と今で入れ替わりが激しい。

 90年代には明治が入社時の幸せ度で初めてベスト10入りし、女性は青山学院、上智、立教など、女性イメージの強い共学大学が就職時のランクが高くなっている。しかしそれが、今の幸せには繋がっていない点が注目される。やはり名門女子大にくらべ、社会的地位の高い卒業生がまだ少ないためであろう。

この傾向は00年代も続くが、女性が幸せそうな大学に法政、明治など質実剛健系だった大学が食い込んでいる。学部新設やキャンパス再開発などの大学改革でこれらの大学が女子受け路線を成功させたことで、社会からも評価されるようになったのだ。

 10年代には立命館大学が男女とも大躍進し、女子大はランキングからほぼ消え去った。今後、女子大の幸せ度がどのように巻き返してくるのかが注目だ。

 就職時と今で、評価に大きな違いがある大学があることは興味深い。教育熱心な大学の卒業生のほうが、社会的に見て幸福そうであるという、驚くべき結果も出た。将来の子女の進学先を考えるときには、こうした大学の最新の動向にも気を配りたい。

2386とはずがたり:2014/08/08(金) 14:26:07
道徳の教科格上げ、「公平」「正義」指導へ 心配の声も
http://www.asahi.com/articles/ASG874RZ6G87UTIL01B.html
高浜行人、渡辺洋介2014年8月8日10時20分

 「公正」や「誠実」、人間の弱さや強さも――。文部科学相の諮問機関・中央教育審議会は、小中学校の「道徳」の教科への格上げに向けたこれまでの議論のまとめを7日の部会に示した。「特別の教科」(仮称)と位置づけ、指導する徳目を「キーワード」として例示した。文科省は2015年度から段階的な教科化を目指すが、価値の押しつけを心配する声もある。

 例示された徳目は、「正直、誠実」と「公正、公平、正義」。これまでの学習指導要領では「正直に明るい心で元気よく」などと文章で表現していたが、「構造を分かりやすく示して指導の効果を上げる」として項目を明記。文科省によると、このほかにも「友情」や「節度節制」「生命尊重」などが指導内容に加わる可能性もある。

 これらに照らし、いじめやネット上の情報モラル、生命倫理など現代的な課題の扱いを充実することも掲げた。主体的に考え、自らの生き方に生かすため、子ども同士が話し合ったり、考えたりする「課題解決型」の指導を積極的に採り入れることも提案している。

 7日の部会では、評価の仕方が議論になった。文科省の有識者会議が昨年12月の報告書で「数値による評価はなじまない」と指摘し、中教審でも評価を記述式にすることが提案されたが、「せめて丸印ぐらいは許容してもいいのではないか」との意見があり、これに対し、「この子の思いやりはA、この子はCということでは授業が成り立たない」などの反論が出た。

 中教審ではさらに議論を重ね、今秋をめどに答申を出す。

2387とはずがたり:2014/08/09(土) 12:02:49
すげえ権力有る非常勤職だなぁ。。

大和市教育長が辞職パワハラ助長 調査妨害も
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-29048632.html
神奈川新聞2014年8月7日(木)05:00

 部下の女性によるパワーハラスメントを助長し、さらに調査を妨害するなどしたとして懲戒処分が出たことを受け、大和市教育委員会の滝沢正教育長(65)が6日、辞職した。
 市教委によると、処分は同日付で減給6カ月(10分の1)。同時に女性の直属の上司である青少年相談室長(54)を訓告。教育部長(60)を戒告の上、総務部付き担当部長に異動させた。
 パワハラ行為を行ったとされる女性は児童、生徒のいじめ相談などに対応する非常勤特別職の40代のスクールソーシャルワーカーで、同日付で解職された。
 市教委の調査によると、滝沢教育長は女性が2012年度以降、同僚らに対して、(1)大声を出す(2)無視する(3)資料を打ち付ける−など恒常的にパワハラ行為をしていることを把握しながら、同僚らに「女性の言うことを聞くように」などと指導していた。
 13年8月には職員ら4人が被害を訴え、調査が始まったが、滝沢教育長は女性への聞き取り調査を止めた。今年6月に女性職員の内部告発で始まった再調査で、計14人が被害に遭い、このうち3人が退職したことが分かった。
 また、女性に残業代名目で20万円、教材費として30万〜40万円の現金を私的に贈与。13年3月ごろには、当時の教育部長と青少年相談室長=いずれも退職=に10万円ずつ計20万円を女性に支払わせたという。
 聞き取り調査で、滝沢教育長は「女性の能力を高く評価していただけで、私的な関係はない。当時はパワハラとは思っていなかったが、いま思えばそうかもしれない」と釈明。女性はパワハラ行為を否定、解職も承服していないという。
 滝沢教育長は小学校長などを経て、09年10月1日に就任。現在2期目で任期は15年9月30日までだった。市教委の青蔭文雄委員長は「子どものいじめ撲滅に取り組む立場の教委でこんなことが起こり情けないし、申し訳ない」と陳謝した。
 滝沢教育長は6日午後、神奈川新聞社の取材に対し、「何も答えられない」と話した。

2388とはずがたり:2014/08/09(土) 17:32:11

二審はセクハラ認定せず 宮崎公立大の准教授訴訟
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG8867C1G88TNAB01L.html?fr=rk
朝日新聞2014年8月9日(土)00:58

 宮崎公立大の男性准教授が、女子学生にセクハラをしたとして大学から停職や降格の処分を受けたことを不服とし、処分の取り消しと損害賠償を求めた裁判の控訴審判決が8日、福岡高裁宮崎支部であった。田中哲郎裁判長は「女子学生の証言は虚偽である可能性が高い」と述べて、大部分のセクハラを認定せず、大学側に処分の取り消しと減給分の給与など計約700万円の支払いを命じた。

 准教授は教授だった2009年にセクハラをしたとして、10年に大学側から停職4カ月と准教授への降格処分を受けた。一審・宮崎地裁は、准教授のセクハラは認定したが、大学の降格処分は不当と判断。准教授と大学側の双方が判決を不服として控訴していた。

 控訴審判決は「准教授から太ももを押さえられたり、唇を指で触られたりした」との女子学生の証言を「具体性、一貫性に欠ける」と指摘。大学側のセクハラを理由とした停職や降格の処分は不当とした。

アカハラの大学院准教授を減給
http://news.goo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-29034141.html
山陽新聞2014年8月5日(火)20:35

 岡山大は5日、学生に対し地位などを利用して嫌がらせするアカデミック・ハラスメント(アカハラ)行為があったとして大学院の准教授女性を減給(平均賃金1日分の2分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
 同大によると、准教授は2012年10月、男子学生に学内で私的な用事に24時間以上付き合わせたり、研究と関係のない情報収集をさせるなどした。
 学生は同月、大学へ相談。ハラスメント防止委員会が昨年5月まで調停したが不調に終わり、その後の聞き取り調査などからアカハラ行為があったと判断した。准教授は「アカハラの認識はなく、配慮が足りなかった」と話しているという。
 森田潔学長は「決して許されるものではなく、厳正な処分をした。事態を重く受け止め、防止に取り組む」とコメントした。

2389とはずがたり:2014/08/10(日) 13:43:53

理研、前北京所長を提訴…個人口座に1200万
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140808-OYT1T50088.html?from=yartcl_popin
2014年08月08日 14時56分

 理化学研究所(本部・埼玉県和光市)北京事務所で昨年、前所長が管理する金庫から公印や銀行印がなくなり、銀行口座から約1200万円が前所長の口座に送金されたとして、理研は8日、前所長に対し、金や公印の返還と雇用問題の不存在などを求める訴訟を、さいたま地裁に起こした。


 理研北京事務所は、理研が中国で研究関係の手続き等を行う出先機関で、所長1人と事務職員1人が勤めている。理研によると、前所長は中国出身で、日本国籍を持つ研究者。2010年9月に3年契約で理研に採用され、同12月、事務所の開設と同時に所長に就任した。

 理研は、雇用契約は昨年8月で終了したとしているが、前所長は「中国当局に提出した書類上は所長の任期が3年」と主張し、業務の引き継ぎを拒否。理研が9月に金庫を調べたところ、中国で書類の申請などに必要な公印や登記関係の書類、現金十数万円などがなくなっていた。金庫の鍵は前所長1人が保管していた。

2014年08月08日 14時56分

2390とはずがたり:2014/08/11(月) 18:29:24
防衛大http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/3048に引き続いて消防学校でも。

壮絶いじめ、これが「消防学校」の実態とは…卑劣なファイヤーマンたち
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140811512.html?fr=rk
産経新聞2014年8月11日(月)12:03

 同じ釜の飯を食い、仲間を信頼し、厳しい訓練を乗り越え人の命を助ける−。そんなプロとしての心身を育てるはずの消防学校で、あってはならない事件が起きた。和歌山県消防学校で、初任科生の男性消防士(19)にアイロンを押し当てやけどを負わせたとして、和歌山東署は7月18日、傷害容疑で同県橋本市消防本部の元消防士、森田大翔容疑者(21)を逮捕した。学校のその後の調査で、いじめは複数人が関わり、常態的に行われていたことが判明。悪質な行為の数々に、学校の管理態勢が問われている。(秋山紀浩)

 ■殴る蹴るの悪質行為

 森田容疑者は7月10日午後6時45分ごろ、学生寮の部屋で熱したアイロンを手に持って男性消防士にスチームを吹きかけ、さらに逃げ出した男性消防士を追いかけ、右肩にアイロンを押し当て8日間のやけどを負わせたとして逮捕された。

 学校によると、森田容疑者は今年4月に同消防本部に採用され、消防学校に入学。5月ごろから7月にかけて男性消防士の体を殴ったり、太ももを蹴ったりするいじめ行為を繰り返した。デッキブラシで殴ったり、ブラシを押しつけたりする行為もあったという。

 アイロンを押し当てた行為について森田容疑者は「ふざけていて、やけどさせるつもりはなかった」と説明したが、いじめは次第にエスカレートしていたようだ。

 ■複数人の被害者、加害者

 学校側のその後の調査で、この消防士を含む5人が森田容疑者からいじめを受けていたことが判明。さらにいじめに加担したり、行為を止めずに放っておいたりした仲間が複数いたことも分かった。

 学校は、このうち同じ橋本市消防本部の男性消防士(20)について、森田容疑者がいじめをするそばで笑ったり、けしかけたりするなどしたとして、謹慎3日の懲戒処分とした。この消防士は7月、消灯後に男性消防士の部屋に入り、顔にひげそり用のクリームを塗りつけるなどの嫌がらせをしたという。

 さらに、森田容疑者と行動をともにしていた18〜22歳の男性消防士7人についても、いじめ行為や暴力行為を止めず、教職員に報告しなかったとして厳重注意とした。

 学校側は、男性消防士がアイロンでやけどを負ったことからいじめを知ったが、それまでは被害者、加害者が複数いて日常的にいじめが行われていたにも関わらず、気付かなかったという。学校幹部は「深く反省している。人を助けるのが消防士の本来の仕事であり、再発防止に全力で取り組む」と話した。

 ■異例の早期処分

 消防学校は、消防士などに必要な能力を身につけるための訓練を行う施設で、同消防学校には県内の消防本部から4月に採用された52人が入校。全寮制で、半年間の日程で初任教育を受けていた。

 逮捕者まで出た今回の事件に関係者はショックを隠せない。

 「これから第一線に飛び出し、住民の安全を守る者の行為とは思えない。取り巻きも見て見ぬふりをせず、事実を伝える勇気を持ってほしかった」

 同県内の40代のベテラン消防士は、新人たちの許しがたい行為にこう憤る。

 学校は、アイロン事件が起きた翌日の7月11日に全校生から聞き取り調査を実施。悪質性を考慮し、14日にいじめ行為があったと報道発表、16日に和歌山東署に刑事告発し、22日に森田容疑者を退校処分にするなど異例の早さで対処した。

 また再発防止策として、学生との面談や生活指導を通して学生の状況把握に努めることや、巡視の強化、相談窓口の設置などを決めた。

 しかし、県民の命を守るプロを養成する学校で起きた事件だけに影響は大きく、学校に加え橋本市消防本部の管理態勢についても、徹底した検証が求められている。

2391とはずがたり:2014/08/11(月) 19:41:04
本来育成会の仕事ってこういうことだった筈だけど。。

返済不要の奨学金、充実 首都圏の私立大、上京を後押し
http://www.asahi.com/articles/ASG2B6DYVG2BUTIL16T.html
千葉卓朗
2014年2月14日09時30分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/education/AS20140212004229.jpg
「経済支援型」奨学金の給付金額と受給者数

 きたれ、地方の若者よ――。首都圏の私立大学で、地方出身者などを対象にした返済不要の「経済支援型」奨学金を充実させる動きが目立っている。地元大学を志望する「内向き志向」を見直してもらうことに加え、2008年のリーマン・ショック以降、経済支援を必要とする家庭が増えたことが背景にある。

■早稲田は毎年40万円

 「東京の私大に通うなんて、奨学金がなければあり得なかった。起業家や弁護士などいろんな人に出会い、視野が広がった」

 早稲田大学1年生の男子学生(19)は昨年4月、故郷の広島を離れ、都内の学生寮で念願の一人暮らしを始めた。実家では母親と2人暮らし。東京の大学にあこがれてはいたが、「母に無理はさせられない」と、地元の国公立大の受験を考えていた。

2392とはずがたり:2014/08/13(水) 09:25:08

国際数学連合」に初の日本人総裁
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140812-OYT1T50013.html?from=ycont_navr_os
2014年08月12日 07時32分

 世界最大の数学者団体「国際数学連合」の総裁に、森重文・京都大数理解析研究所教授(63)が選出された。

 韓国・慶州キョンジュ市で開かれた総会で11日に決まった。総裁に日本人が就任するのは初めて。任期は2015年1月から4年間。

 国際数学連合は4年に1度、国際数学者会議を主催し、「数学のノーベル賞」とも呼ばれるフィールズ賞を発表している。今回の数学者会議は13〜21日、ソウルで開かれる。

 森教授は名古屋市出身で、専門は代数幾何学。米ハーバード大助教授、名古屋大教授などを経て、1990年から現職。日本人3人目となるフィールズ賞をはじめ、自然科学の研究者に贈られる藤原賞などを受賞している。

2014年08月12日 07時32分

2393とはずがたり:2014/08/20(水) 19:55:48
LIFESTYLE
アインシュタインからジョブズまで。科学的に解明された「天才の部屋は散らかっている」
http://tabi-labo.com/37752/messyroom/
2014年8月16日 TABILABO

『部屋の乱れは心の乱れと言うのなら、机の上にモノが無い人は何も考えられないことになる』――――アルバート・アインシュタイン
子どもの頃から「部屋を片付けなさい」と言われ、大人になってからも「仕事がデキる人は部屋も綺麗」「部屋を片付ければ、頭も整理される」とメディアから洗脳される・・・。
しかし、果たしてそれは本当なのか。部屋や机周りを整頓することはそんなに大事なのだろうか。ミネソタ大学のキャスリーン・ボッシュ(Kathleen Vohs)教授は、実験により部屋が散らかっている人の方がよりクリエイティブであることを証明してみせた。

messyroom3photo by Noliv O on flickr

実験では、学生を整理整頓された部屋と散らかった部屋に分け「今までにない、新しいピンポン玉を作れ」というミッションを与えた。

すると、前者のグループは既存の枠組みから抜け出せず、アイディアを完成させることも出来なかった。それに対し、後者のグループは誰の目から見ても斬新なアイディアを思いついたのである。

この他にも、綺麗な部屋で過ごす人は伝統的なものを、散らかった部屋で過ごす人は最新のものを選ぶ傾向にあることが分かった。

実際、世界的に「天才」と言われる人の仕事場は散らかっていることで有名だ。

アルバート・アインシュタイン/物理学者

messyroom5photo by Whats

スティーブ・ジョブズ / Apple創始者

messyroom2photo by Whats

マーク・ザッカーバーグ / Facebook創業者

messyroom8photo by Whats

尾田栄一郎 / 漫画「ONE PIECE」の作者

messyroom3photo by Whats

今回明らかになった実験結果を上手く利用して、クリエイティブな仕事をしたい人は部屋を心置きなく散らかし、平穏で安定した生活を送りたい人は部屋を美しく整頓してはどうだろう。

それぞれの目標達成の手助けになるかもしれない・・・。

世 界 と つ な が る 、M O V E す る - T A B I L A B O

2394とはずがたり:2014/08/22(金) 14:51:01

2014年8月1日(金)
採用1年目の女性教諭、不当解雇と県など提訴/さいたま地裁
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/08/02/02.html

 白岡市内の中学校に勤めていた採用1年目の女性教諭が、解雇されたのは不当として、1日、県と県教委などを相手取り、解雇処分の取り消しを求めてさいたま地裁に訴えを起こした。

 原告女性の担当弁護士によると、女性は昨年4月、白岡市内の中学校教諭として採用されたが、今年3月に解雇となった。弁護士は条件付き任用期間中、県内の教育現場で、一部の新採教員に自主退職を強制している事例があると指摘。女性が職場内でパワハラや退職強要を受けたとして、「法律的にも到底あり得ない処分だ」と述べた。

 提訴後に会見した女性は「教員になってから精いっぱいやった。2学期になってからパワハラと退職強要が始まり、つらい毎日だった。もう一度教壇に立ちたいとの思いで提訴した」と語った。

 県教委は今年4月、女性に対し「教員免許の取り上げ」についても聴聞の通知を行ったが、「他県との均衡を考慮した」と聴聞を取りやめた。

 県教委の担当者は女性について、「本採用はしていない。(職場で)行き過ぎた指導があったかどうかについては訴訟に関わるので差し控える」とコメント。白岡市教委は「関係者に聞き取りをしたが、パワハラはなかった」としている。

2395チバQ:2014/08/23(土) 07:34:37
http://mainichi.jp/select/news/20140823k0000m040159000c.html

代ゼミ:25校舎整理で7拠点に集約へ 少子化に伴い

毎日新聞 2014年08月23日 02時30分


 大手予備校「代々木ゼミナール」(本部・東京都渋谷区)が、北海道から九州まで全国展開している25校舎を整理し、東京、大阪、名古屋など大都市圏の7拠点に集約する方向で検討を始めたことが分かった。少子化に伴う受験人口の減少が理由とみられる。代ゼミ広報担当者は「情報を把握していないので確認できない」としているが、少子化が進む中、大学とともに予備校や塾の受験産業も大きな転換点に立たされている。


 代ゼミは1957年に大学受験の予備校として開校。現在では予備校の25校舎や芸術系大学を目指す受験生を対象とした造形学校のほか、大学入試対策の模擬試験や高校への授業コンテンツ配信といった各種教育事業を展開している。

 関係者によると、代ゼミは今月、講師らに対し、受験人口の減少や受験生の現役志向を受け、全国的な校舎展開が困難になったと説明。本部校代ゼミタワー▽札幌校▽新潟校▽名古屋校▽大阪南校▽福岡校▽造形学校(渋谷区)の7拠点に集約する方針を示しているという。今年度はこれまで通り運営し、再編は来年度以降になる見通し。講師の配置なども未定で、生徒や保護者らに対しては9月以降に状況を説明するとみられる。

 大学志願者数は、18歳人口が205万人となった1992年に92万人とピークを迎え、その後年々減少。2012年には66万人になり、20年で26万人も減った。今春入試では4年制私立大の46%が定員割れするなど厳しい状況が続いている。【澤圭一郎、坂口雄亮】

2396とはずがたり:2014/08/24(日) 09:13:53
母校が河合塾の俺としては代ゼミはなんとなくライバル視してたけどなんかやばそうで心配である。
まあ代ゼミがやらなくても河合塾も駿台もやるから問題ないだろうけど。

代ゼミ、センター試験の自己採点集計も中止へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140824-OYT1T50008.html?from=ytop_main1
2014年08月24日 08時44分

 全国の拠点の大幅な閉鎖方針を打ち出した大手予備校「代々木ゼミナール」(本部・東京都渋谷区)が全国模擬試験を来年度から廃止することが23日、わかった。


 来年1月の大学入試センター試験の自己採点結果集計・分析は実施しない。模試の分析データは受験生や高校の進路指導などでも参考にされており、影響は大きい。

 代ゼミ広報企画室によると、全国27校のうち、来年3月末で閉鎖するのは、仙台や横浜、京都、熊本など20校。本部校と、札幌、新潟、名古屋、大阪南、福岡の各校、造形学校(東京)の計7校に集約するという。

 4月以降は、「センター試験プレテスト」や「国公立2次・私大全国総合模試」などの全国模試を廃止。大学入試センター試験の自己採点結果を集計・分析し、志望大学の合格判定などを示す「センターリサーチ」は2013年度、全国で約42万人が参加したが、とりやめる。「東大入試プレ」など個別大学志願者向け模試は、存続の方向で検討している。

2014年08月24日 08時44分

2397とはずがたり:2014/08/24(日) 17:45:10

弘大院入試、出題ミス 10問中5問
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20140823-OYT8T50032.html?from=yartcl_popin
2014年08月24日 09時00分

 弘前大は22日、大学院理工学研究科で21日に行われた「量子力学」の入学試験で、出題ミスがあり、小問全10問のうち、半分の5問で正しい解答が導き出せないようになっていたと発表した。同大では、ミスに絡む5問については受験者全員を正解にするとしているが、「残りの問題や面接試験で選考するため、影響は少ない」と主張している。


 ミスがあったのは、来春に入学する「博士前期課程」の物理科学コースの入試で、「量子力学」と「電磁気学」の2科目と面接で選考を行っている。

 このうち量子力学では、2問の大問のうち「問題1」の小問の一部に記号の付け忘れがあり、解答が導けないことが受験生の指摘で判明した。また、二つ目の大問「問題2」では、解答の前提となるただし書きに誤りがあり、4個の小問全部で正しい答えが導き出せない事に、採点作業中に気付いたという。

 同大の宮永崇史・理工学研究科長は「出題者がうっかり間違えたものを、複数人でチェックしたが見落とした。受験した学生におわび申し上げたい」と話した。

2014年08月24日 09時00分

2398とはずがたり:2014/08/24(日) 17:46:15
>>2395-2396

代ゼミ閉鎖方針、生徒らに衝撃「何とか合格を」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140824-OYT1T50013.html?from=yartcl_popin
2014年08月24日 12時20分

来年3月に閉鎖が予定されている代々木ゼミナール仙台校

 大手予備校「代々木ゼミナール」が仙台校(仙台市宮城野区)を閉鎖する方針が明らかになり、生徒らに衝撃が走った。

 JR仙台駅東口に立つ目印として長く親しまれただけに、駅前の商店主も「寂しくなる」と残念がった。

 代ゼミは全国27拠点を東京など7拠点に集約する方針で、仙台校は来年3月末に閉鎖されるとみられる。

 仙台校では23日、講師による授業がなく、自習室を利用する生徒が十数人いただけだった。自習のため訪れた仙台市の浪人生の男性は「今年しかない。閉鎖されるまでに何とか合格したい」と話した。仙台校に立ち寄った東北大医学部の男子学生(20)は、ここで浪人時代に数学の講座を受けたといい、「代ゼミのお陰で大学に合格できた。お世話になった講師にいつか礼を言いたい」と語り、ビルを見上げた。

 仙台校は1983年に開校。校舎内に複数の大教室や食堂があり、東大や早慶など難関大の合格を目指す高校生や浪人生向けに講座を開いてきた。しかし、近年は少子化の影響などで受講生が減少していたという。

 校舎は東口のランドマーク的な存在でもあった。校舎前の高速バスの停留所名は「代ゼミ前」。バスを運行する旅行代理店「さくら観光」の担当者は「名称を変えるかどうかは未定」としている。

 仙台校の近くにある「そば処どころ福はら」は98年の開業以来、かけそばに天丼をつけた「学割セット」(480円)を生徒向けに販売している。店主(74)は「予備校生がいなくなると寂しくなる」と残念そうに語った。

2014年08月24日 12時20分

2399名無しさん:2014/08/26(火) 13:53:07
「アメリカに住んでいた、芝生のある家だった」 過去生記憶を持つ子供たち 生まれ変わりは存在すると専門家

母親の胎内にいた時や出産時を記憶している子供たちがいるという。そうした胎内記憶にまつわる調査は
1999年より本格化したが、驚くのは胎内記憶の調査中に、過去生記憶を語り始める子供たちもいるということだ。

例えば、3才くらいまで自分を“ヤマガタヒロシ”と名乗っていた男の子や、
「アメリカに住んでいた、芝生のある家だった」という子が。
ほかには、過去生では今と同じ小学3年生で車にひかれて死んでしまったという女の子も。

「黒い車が信号を無視して飛び込んできて、周りにはたくさんの車が信号待ちをしていた。その時、
私は青い習字箱を持っていた。だから、今度は(今生では)大きい横断歩道は気をつけているの」というのだ。

世界における胎内記憶研究の第一人者である産婦人科医の池川明さんは言う。

「過去生記憶は、生まれ変わりや魂の存在を前提としており、いろいろな議論があると思います。ですが、
これらの記憶も、出生前後の記憶の一種として、持って生まれた子供がいるということは事実なのです。
子供たちの意識のあり方を考える上で、興味深い例だと考えています」

過去生記憶が強く残った人には、ある共通点があると話すのは、超心理学の専門家・大門正幸さんだ。

「過去生記憶を持つ子にはパターンがあります。2〜5才くらいで過去生について語り出し、
その話と符号するような振る舞いを見せるのですが、7才くらいまでにその記憶は薄れ出し、
成人まで残る例はあまりない、というものです」

ではなぜ、過去生記憶を持って生まれてくるのか。

「世界各国のデータを総合的に見ると、人の意識は肉体を超越していて、いわば『生まれ変わり』のような
メカニズムが存在すると考えるのがいちばん自然な解釈のように思います」(大門さん)

思い出される過去生は、非業の死を遂げていたり、幼い子供を残して死ぬなど、
やり残したことがある場合がかなりの割合を占める。

「つまり、衝撃的な死のトラウマによって、本来消去されるべき記憶が
次の生に持ち越されたといえるかもしれません」(大門さん)

※女性セブン2014年9月4日号
http://www.news-postseven.com/archives/20140826_272744.html

2400名無しさん:2014/08/26(火) 13:56:53
竹島・武装韓国人の居座りによる日本領不法上陸および不法占拠から60年…消えゆく竹島の漁業の記憶を、絵本で読み聞かせ

竹島(島根県隠岐の島町)で行われていた漁猟の様子を描いた絵本「メチ(同町でのニホンアシカの呼び名)のいた島」の作者、
杉原由美子さん(71)=同町久見=が20日、横浜市立小2校で読み聞かせ会を行った。「竹島に行ってみたい」「何で竹島
の自然が少なくなっているの?」−。児童らの率直な言葉に杉原さんは「今後も気力の続く限り、竹島のことを伝えていきたい」
との思いを新たにしていた。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/140621/kng14062102040001-n1.htm

江戸時代から戦後にかけて島根県隠岐の島町に住む漁師たちは当時「メチ」と呼ばれたニホンアシカやアワビ、サザエを
求めて竹島に向かった。昭和29年6月、韓国政府は竹島に武装した海洋警備隊を上陸させた。不法占拠から60年目を
迎える今日も武装要員は居座り続け、竹島と同島周辺12カイリ(約22・2キロ)は日本の漁船が近づけないままと
なっている。

竹島での漁業に携わった漁師のほとんどが鬼籍に入るなかで一人の女性が遺志を受け継ぎ、地道な活動を続けている。
 女性は隠岐の島町に住む元小学校教諭、杉原由美子さん(70)。明治期から昭和にかけて、竹島での漁業の拠点に
なっていた久見地区に生まれ育った。

 東京・多摩地域の小学校教諭として勤務した後、6年前に故郷へ戻った。当時、島根県竹島問題研究顧問だった杉原隆さん
(75)から昭和24年に亡くなった祖父・八幡長四郎さんの遺言を聞き、「何かしなくては。絵本で子供たちに竹島
のことを知ってもらいたいという思いに駆られた」という。

 長四郎さんの遺言は「三家代々受け継いできた竹島の漁業が再び日本人の手に返る時が来たなら、必ず残るものの手で、
竹島を乱獲から守るため漁業権を獲得してもらいたい」というものだった。

長四郎さんは戦前、久見地区にあった「竹島漁猟合資会社」の代表だったが、晩年は連合国軍総司令部(GHQ)が設定した
通称・マッカーサーラインにより、竹島には日本漁船が近づけない状態となっていた。竹島で漁が再開できると信じていた
長四郎さんは、周囲の漁師たちに遺言として、竹島での漁業の将来像を伝えていたのだ。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140307/plc14030717430018-n1.htm

2401名無しさん:2014/08/26(火) 13:59:12
島根県の竹島問題研究会 竹島の漁業”隠岐で調査[08/24]

NHK 松江放送局

 県の竹島問題研究会は、かつて竹島で行われていた漁業を調査するため、24日、隠岐の島町の住民から、
当時の様子を聞き取りました。

 有識者などでつくる県の竹島問題研究会は隠岐の人たちが、かつて竹島で行われていた漁業やアシカ猟の
実態を明らかにしようと4年前から住民への聞き取りや資料の調査を進めています。

 24日は研究会の委員らがかつて漁を中心になって行っていた隠岐の島町の久見地区などを訪れ、当時の
様子を知っている4人の町民に聞き取りを行いました。

 このうち、夫の父親が漁船を所有し、船長として竹島に漁に出ていたという吉田はる子さんは(94)「竹島は
土がない石ばかりの島だったということですが、周辺の海は海産物が豊富だったので義理の父からは土産に
どんぶりのように大きな貝をもらったことを覚えています」と話していました。

 また「昭和初期には家の近くに木のオリがあり、竹島から連れて帰ってきた牛のように大きなアシカが入れられていて
『ウオーウオー』と夜中鳴いていました」と当時のようすを語りました。

 竹島問題研究会の委員、忌部正英さんは「竹島を知る人の高齢化が進んでいるので、迅速に調査を行い
竹島は隠岐の人たちの生活の一部であったことを記録に残していきたい」と話していました。

 今回の聞き取りは25日と26日は知夫村で行われることになっています。

NHK NEWS WEB 08月24日 19時01分 (リンク先に動画あり)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4033712061.html

2402とはずがたり:2014/08/26(火) 14:13:20
記事投下有り難うございます。
スレの内容上,竹島ネタは順次近現代スレに移動させて頂きますね。
以後そちらに投下頂けると幸いです。

2403チバQ:2014/08/27(水) 20:34:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014082700924
東北薬科大に医学部設置へ=28日決定−文科省会議
 東北への医学部新設をめぐり、文部科学省の有識者会議が、東北薬科大(仙台市)の医学部構想を選定する方針を固めたことが、27日分かった。28日の会合で正式決定する見通し。医学部の新設は1979年の琉球大以来35年ぶり。
 文科省は東日本大震災からの復興支援と医師不足解消のため、東北に特例措置として1校に限り医学部の新設を認め、有識者会議を設けて選考していた。(2014/08/27-20:04)2014/08/27-20:04

2404とはずがたり:2014/08/29(金) 14:24:55
仙台スレ相当?金属スレ相当?

前総長側の主張覆す新証拠採用か 東北大研究不正控訴審
http://www.asahi.com/articles/ASG8Q5VJQG8QUNHB00G.html?iref=com_alist_6_05
小宮山亮磨2014年8月29日13時59分

 東北大の井上明久前総長(66)の研究不正疑惑を指摘した同大名誉教授らに対し、井上氏が名誉毀損(きそん)だとして損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、29日に予定されていた仙台高裁の判決が延期され、弁論が再開されることがわかった。井上氏側に不正があったとは言えないと、一審で仙台地裁が判断した根拠を否定する文書が、新たに証拠として採用される可能性が高い。

 井上氏側の主張を否定する文書を書いたのは、井上氏の元部下で、東北大金属材料研究所の横山嘉彦准教授。当初は、井上氏側の原告の1人だった。

 井上氏は、強度が高くさびにくいとされる「金属ガラス」の第一人者だ。だが、直径3センチの金属ガラスを作ることができたとする1996年の論文などについて、他の研究者が再現できない、などとして不正の疑惑が浮上。この疑惑を指摘した名誉教授らを、井上氏側が2010年、名誉毀損で提訴した。一方、名誉教授らも反訴した。

2405とはずがたり:2014/08/30(土) 08:37:04
雑務、保護者対策、いじめで授業どころじゃない!
「教師大疲労時代」の到来で光を失う教育現場の今
小川 たまか [編集・ライター/プレスラボ取締役]
【第513回】 2014年8月29日
http://diamond.jp/articles/-/58343

 実際に、日本の教師を取り巻く現状はどれほど厳しいのかを、データで見てみよう。OECDが6月に発表した「国際教員指導環境調査」の結果は、なかなか衝撃的なものだった。調査はアメリカ、シンガポール、オーストラリアなど34ヵ国を中心に行われたもの。日本では2013年2月中旬〜3月中旬に行われ、全国の中学校192校(国公立90%、私立10%)から各校約20名(全体で校長192名、教員3521名)が回答した。

 まず、「教育を持つ教員や有能な要員の不足」「支援職員の不足」などが、質の高い指導を行う上で「非常に妨げになっている」「いくらか妨げになっている」と回答した校長がいる学校に所属する教員の割合は、日本は70%以上。参加国平均と比べて、30〜40%近く高かった。

 また、1週間あたりの仕事時間の合計は53.9時間で、参加国平均の38.3時間を大きく上回り最長だった。しかし、そのうち「指導(授業)に使った時間」は17.7時間と、平均の19.3時間を下回った。

 日本の教師に目立つのは、「課外活動の指導に使った時間」(日本7.7時間/参加国平均2.1時間)、「一般事務業務に使った時間」(同5.5時間/同2.9時間)など。「生徒の課題の採点や添削に使った時間」「保護者との連絡や連携に使った時間」は、平均より短かった。

 しかし、日本の教室内の雰囲気は非常に良好、と見られる結果もある。「授業を始める際、生徒が静かになるまでかなり待たなければならない」(日本14.7%/参加国平均28.8%)、「この学級の生徒は良好な学習の雰囲気を創り出そうとしている」(同80.6%/同70.5%)。

「教室内はとても騒々しい」と答えた教員の割合は参加国中2番目に低く(同13.3%/同25.6%)、「生徒が授業を妨害するため、多くの時間が失われてしまう」は、参加国中最も少なかった(同9.3%/同29.5%)。

 国民性もあるのかもしれないが、こうした結果に教師たちは自信を持っていいはず。にもかかわらず、不思議にも教員たちの「自己効力感」は非常に低い。

「学級内の秩序を乱す行動を抑える」ことができていると感じている日本の教員は52.7%(参加国平均87.0%)、「生徒を教室の決まりに従わせる」は48.8%(同89.4%)。「生徒に勉強ができると自信を持たせる」に至っては17.6%と、参加国平均85.8%を大きく下回る。

 また、日本は参加国の中で唯一女性教員の割合が半分を下回っていた(女性の割合は日本39%/平均68%)。女性の教員よりも男性教員の自己効力感・満足感が高い結果となったが、これも他の多くの参加国とは反対の結果だという。

2406とはずがたり:2014/08/30(土) 08:37:29
>>2405-2406
 OECD調査の結果を受けて、文科省は「今後の取り組みの方向性」として「教員だけでなく多様な人材を学校現場に参画させること」「学校を対象として行う調査の縮減」など現場の負担軽減を示唆しているが、一方で「教員研修などの充実」を提言している。

 確かに、自己効力感を高めるための教員研修は必要かもしれないが、今でさえ「無駄に思える研修が多い」という声があることに鑑みれば、一概に研修を受けさせればいいというものではないだろう。

 こうした背景を踏まえると、日本の教育現場にはまさに「教師大疲労時代」が到来していると言えよう。

「生徒たちにとってよりよい授業ができるためなら、残業も苦ではない。そういう教師は多いはず。でも、多くの教師が雑務に追われているのが現状」

 そう話すのは、前出の30代の女性教師。雑務とは、いったいどのようなものか。たとえば、新型インフルエンザが流行れば、自治体から生徒の出席率や体調管理について報告が求められる。報告の1つ1つはそれほど手間がかかるものでなくても、積み重なると大きな負担となる。

 さらに研修については、「参加してもあまり身にならないと感じるものもある」といい、「『聖職だから』というイメージで、気軽に仕事を増やされているように感じる」という本音も。

 学校にもよるが、この女性教師が勤める学校の場合、たとえば入試合格通知の封筒詰めや校内の清掃も、事務職員ではなく教師が行うことが多いという。定時は8時30分〜16時30分だが、もちろんその時間で帰れることはなく、部活動を見たり課外授業を受け持ったりする。その上、20時頃まで残業をしても、残業代が出ることはない。

「昔なら、連絡網に書く番号が固定電話だったため、頻繁に電話がかかってきたり、遅い時間に電話がかかってきたりすることは少なかったと思います。今は保護者の方から携帯番号を聞かれて教えると、気軽にかけてくる人も多い。もっと困るのが、メールです……」(都内の区立小学校に勤める20代の女性教師)

 一時期、メッセージに「既読」の表示がついても返信をしない「既読スルー」が話題となったが、保護者からのメールを「既読スルー」するわけには、なかなかいかない。この20代の女性教師は、寝ている間に保護者からのメッセージが入ることもあり、「24時間拘束されているように感じた」という。

2407とはずがたり:2014/08/30(土) 10:49:04

栄光と学研、業務資本提携=デジタル教材で協力
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-140829X804.html
時事通信2014年8月29日(金)17:51

 学習塾大手の栄光ホールディングスと出版大手の学研ホールディングスは29日、業務資本提携したと発表した。少子化が進み教育産業での競争が厳しくなる中、ノウハウを出し合いそれぞれの事業を拡大する。企業価値向上を目指す姿勢を共有するため、持ち合う株式も増やす。

 両社は役職員で構成する提携推進協議会を設置し、今後2年をめどに(1)デジタル教材(2)語学事業(3)海外事業―の各分野で協力する。現在行っている物流面の提携も続ける。

2408とはずがたり:2014/09/01(月) 20:41:54

代ゼミなぜ一人負け 強みが弱みに…窮余の大リストラ
伊東和貴、河原田慎一、千葉卓朗
2014年8月29日23時55分
http://www.asahi.com/articles/ASG8X4G6SG8XUTIL024.html

 大手予備校「代々木ゼミナール」(東京都)が、校舎の閉鎖と大幅な人員削減に踏み切る。来月1日からは、早期退職の募集も始まる。「3大予備校」と呼ばれた一角が、なぜ生徒集めに失敗したのか。少子化の流れに加え、入試改革が進む中、予備校は「変革」を迫られている。

 「断腸の思いですが、学園存続のためには大幅な校舎運営費と人件費の圧縮を行わなければなりません」

 代ゼミの職員に対し、高宮英郎理事長名の文書が配られたのは8月後半。仙台校や浜松校、神戸校、小倉校などを閉鎖して、全国で七つの校舎に集約する方針が示されていた。「若い職員を中心にした事業運営への転換」で、40歳以上の職員約400人を対象に、9月1日から行う早期希望退職の応募書類も添えてあった。突然の通告に、職員の一人は「どうしてこうなったのか全く分からない。必死に新聞を読んで情報を集めている」と戸惑った。生徒数が減り、人気講師でも教室の前の列しか席が埋まらないこともあったという。

 生徒のショックも大きい。来春の閉鎖が決まった津田沼校(千葉県)に通う男性(19)は「今年で何とか合格しなければ。有名講師が来るので代ゼミを選んだけど、先生が解雇されたら悲しい」と肩を落とす。高3の時から通う男性(18)は「講師の先生の教え方が分かりやすくて親しみがあったのに……。僕らがここの最後の生徒になるとは」と話した。あと半年で合否が決まる時期に発表することに対しても批判の声は少なくない。

 センター試験の自己採点結果を高校を通じて集め、無料で分析する「センターリサーチ」も廃止されるが、札幌市の公立高校の男性教諭(55)は「代ゼミの判定は精度が高かったので残念」と話す。

■崩れた「浪人大量獲得モデル」

 駿台予備学校、河合塾と並び「3大予備校」と言われ、かつては学生数8万人を擁した代ゼミ。しかしライバル大手幹部は「代ゼミは10年以上前から低迷し、実質的には『2強』だった」と驚く様子もない。

 大手校のメーンターゲットは浪人生だが、代ゼミは中堅私立大志望者の大量獲得に強みを発揮した。1957年の設立以来、大学進学率の上昇とともに学費収入を大幅に増やし急成長。高給で採用した名物講師も話題となり、チャイナドレスやキャラクターのコスプレ姿の講師も登場。90年代には「400人収容の大教室に立ち見が出た」(ベテラン職員)という。

 しかし、91年度に全国で29万人いた浪人生は、今年度は約8万5千人にまで減少している。えり好みしなければ誰でも大学に入れる全入時代に突入しているからだ。

2409とはずがたり:2014/09/02(火) 21:40:04

低所得の家庭多い小中校に教員2千人増 文科省が方針
http://www.asahi.com/articles/ASG817XCPG81UTIL05R.html?ref=reca
高浜行人2014年8月26日11時47分

 子どもの貧困率が悪化する中、文部科学省は所得の低い家庭が多い公立小中学校の教員を来年度からの10年間で2千人増やす方針を固めた。塾に行けない子に放課後補習を行うことで貧困の連鎖を断ち切るのが狙い。低所得者対策としての教員増は初めてという。

 世帯収入から計算した所得が全体の真ん中の半分に満たない18歳未満の割合を示す「子どもの貧困率」は2012年で16・3%と、1985年の10・9%から増加している。さらに全国学力調査では、年収の低い家庭ほど成績がふるわない傾向にある。このため、貧困家庭の子が、放課後の補習や少人数教育を受けやすくしようと、教員の定数を増やすことにした。

 教員を増やすのは、所得が低い世帯が25%を占める生徒数100人以上の学校で、全国に約2千校ある。今後10年で各校に1人ずつ配分する計画だ。来年度の概算要求に200人分の約4億円を盛り込む。

2410とはずがたり:2014/09/02(火) 21:40:18

私立専門学校生に初の授業料給付制度 低所得世帯向け
http://www.asahi.com/articles/ASG885HL8G88UTIL025.html?ref=reca
高浜行人2014年8月8日18時00分

 文部科学省は、低所得世帯の私立専門学校生の授業料を補助する方針を決めた。来年度から生活保護世帯の学生らに対し、支払った額の一部または全部を学校を通じて支給する考えだ。こうした国の支援は初めて。

 文科省の有識者検討会が8日、給付制度の新設を提言する中間まとめ案を出した。8月末に発表の概算要求に盛り込まれる。仮に年収300万円未満が対象となれば、給付を受ける学生は約10万人と見込まれる。

 専門学校は全国に2811校あり、約59万人が在籍する(2013年度)。現在、半分ほどの専門学校で成績優秀者らに対する授業料の減免措置がある。新制度では学校が低所得者の授業料を減額した場合、さらに、学生が支払う残りの授業料を国が一部か全部を給付する仕組み。来年度のスタートに向けて対象や給付額といった基準を決め、制度を利用する学校を募る予定だ。

 文科省によると、専門学校生の家庭は、年収300万円以下が17・4%で、大学生の8・7%を大きく上回る。一方、私立専門学校の納付金は、平均約110万円。私立大の約131万円に迫る額だ。学費などのために専門学校生がアルバイトに忙殺されたり、中退につながったりしたケースがあったという。

 専門学校は、私立が2608校(56万1064人)で、全体のほとんどを占める。(高浜行人)

2411とはずがたり:2014/09/04(木) 08:51:47

中央大学:50代教授を懲戒解雇 女子学生へのセクハラ
http://mainichi.jp/select/news/20140903k0000e040276000c.html
毎日新聞 2014年09月03日 13時03分(最終更新 09月03日 16時57分)

 中央大学は3日、50代の男性教授が教え子の女子学生にセクハラしたとして、懲戒解雇したと発表した。処分は7月29日付。被害を受けた学生の保護を理由に教授の所属や名前を公表していない。

 同大によると、今年1月、学内のハラスメント防止啓発支援室に女子学生本人から相談があった。調査の結果、2012年9月下旬から13年7月末ごろまでの約1年間、男性教授が女子学生に対し、性的な言動を繰り返していたと認定した。

 教授は調査に対し、性的な言動をしたことを認めたが、処分に対して異議を申し立てた。教授が所属する学部の教授会が8月に審査し、処分を変更しないことを決めた。

 同大の福原紀彦学長は「被害を受けた学生におわびします。学内啓発を徹底し、再発防止に取り組みます」とのコメントを発表した。【岡礼子】

2412とはずがたり:2014/09/04(木) 09:57:43
美人受付嬢も人気だった…「代ゼミ」が衰退した理由とは〈週刊朝日〉
dot. 2014年9月3日 16時10分 (2014年9月3日 20時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140903/asahi_20140903_0009.html

 駿台予備学校、河合塾とともに“3大予備校”と称されてきた代々木ゼミナールは全国27校中20もの校舎で募集停止する大リストラ計画を発表した。予備校生き残り「決戦」の舞台から、撤退を決めたのだ。

 1957(昭和32)年創立の代ゼミは、人気講師を次々と売り出し、「講師の代ゼミ」と呼ばれ、最盛期の90年代には学生数が8万人にのぼった。このころ、武道館や大きな体育館を借り切って開かれる「入学式」が話題にもなった。

 その土台を築いたのは、今は亡き創業者の高宮行男前理事長だ。学校設立時、生徒の実力に応じてカリキュラムを自由選択できるアラカルト方式を導入。そこでこだわったのが、優秀な講師をそろえることだった。

 高宮前理事長は、早稲田大学で英文法を教えていた西尾孝氏を口説くために、1コマ3万5千円の講師料を提示したという。大卒新入社員の月給が8千円だった時代のことだ。同様に「受験の神様」と呼ばれる講師を次々とスカウトし、作家の小田実も講師をしていた70年代には、日本でいちばん多くの浪人生が学ぶ予備校に成長させた。

 人気の秘密はほかにもあった。予備校の受付窓口には、ミスコンテストで優勝できるような美しい女性をそろえ、男子学生を喜ばせた。高宮氏は後にその理由を「親心のつもり」だったと回想している。

 ところが、80年代から人気講師の獲得競争が激しくなり、2000年代に入ってからは人気講師が相次いで代ゼミを去り始める。

 予備校事情に詳しい関係者は、その理由をこう分析する。

「最も大きいのが映像授業の普及です。対面授業よりもカメラの前で話したほうが肉体的にも精神的にも負担が軽い。映像授業中心の予備校に移籍する講師が増えてきました」

 少子化の影響で次第に受験生が減るなかで、追い打ちをかけたのが08年のリーマンショックだ。不景気で現役志向が高まり、代ゼミもそのころから受講生の減少傾向が止まらなくなったという。

 予備校の講師は受講した生徒数に応じて報酬が支払われることが多い。それが、予備校自体に生徒が集まらないと、人気講師は他の予備校に移籍するようになる。その結果、合格実績は落ち込み、さらに学生が減る。悪循環だ。

 受験人口は92年度の約121万5千人をピークに減り続け、今春卒業の14年度入試では約71万6千人にまで減少している。驚くべきは予備校生の激減だ。92年度に約13万2千人いた予備校生は、14年度には約2万1千人。…

92年度との比較で受験人口が約41%減であるのに対し、予備校生は約84%も減少しているのだ。

 さらに、こんな事情もあった。ある教育業界の関係者が語る。

「今春の大学入試は特殊でした。ゆとり世代最後の入試で、来年度からは新課程で勉強してきた現役と受験で競わなくてはいけなくなるため、浪人を嫌う安全志向が働きました。それでも駿台や河合塾では、浪人してでも難関大や医学部を目指すという受講生が多いですが、私立文系志望者が比較的多い代ゼミは、浪人減少の影響をいちばん受けたのではないでしょうか」

※週刊朝日 2014年9月12日号より抜粋

2413荷主研究者:2014/09/06(土) 22:13:10

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2014/06/05-16037.html
2014年06月05日 化学工業日報
"東工大らしさ"を感じさせる博物館

 東京工業大学は1881年(明治14年)に設立された東京職工学校に始まる。東京大学工学部の前身である工部大学校とともに、明治の近代化を工業技術で支えた。化学工芸科と機械工芸科で発足したこともあり、化学産業に貢献した技術者や経営者が多数輩出したことは説明を要しないだろう▼その東工大の軌跡を知るうえで、大岡山キャンパス正門に隣接する百年記念館内にある博物館をお奨めしたい。東工大が生み出した技術による装置や製品が数多く展示されている▼"東工大らしさ"を象徴するのがフェライトだろう。昭和5年に強力な永久磁石となるコバルトフェライトを、続いて高周波磁心材料特性を持つ銅-亜鉛フェライト合成に成功する。最初の発明から5年後、この特許をもとに現在のTDKを設立、大学発ベンチャーが世界のエレクトロニクス企業に飛躍する▼ノーベル化学賞に受賞した白川英樹博士の導電性高分子研究は、フィルム状ポリアセチレンの形で展示されている。自然科学だけでなく、河井寛次郎や濱田庄司ら同大学で育った工芸家の作品も目を引く▼PR不足なのか、大学の博物館ということで敷居が高いのか、来場者が少ないのは残念だ。産業に貢献した研究開発の成功事例に触れることで、大学発ベンチャーに刺激を与える効果も期待したい。

2414荷主研究者:2014/09/06(土) 22:14:05

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140701eaaa.html
2014年07月01日 日刊工業新聞
東工大、国内で初めて学部と大学院を統一−一貫教育体制構築、最短6年で博士号取得

 東京工業大学は国内で初めて学部と大学院を統一し、最短6年間で博士号を取得できる一貫教育体制を構築する。通常のスケジュールでは、学部入学から博士修了までは9年かかる。学生が入学時に修了まで見通せるように、年次ごとだった履修科目を学部と修士、博士課程で境をなくす。カリキュラムも全科目を刷新する。2016年4月に入学する学生から適用する。

 学部と大学院を統一し、「学院」という組織に再編する。通常、学部に4年、修士課程に2年、博士課程に3年かかる。新体制では学部卒業を最短3年、修士修了まで4年に短縮できる。各科目に番号を振り、年次ごとでなく科目ごとに履修管理する。条件を満たせば学部生が修士課程の科目を履修し、研究室にも参加できる。柔軟に科目を選択できるよう2期制から4期制に細分化する。

 カリキュラムの全科目に関して、学生が議論に参加する双方向型の授業に改良する。オンラインの公開講座を用意し、予習・復習できる環境を整える。学生の達成度を評価するため、授業の支援体制も強化する。

2415荷主研究者:2014/09/06(土) 22:19:00

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20140711102.htm
2014年7月11日02時21分 北國新聞
金大の科研費、過去最多更新 727件、17億7千万円

 金大の研究者に対し、文部科学省が2013年度に採択した科学研究費補助金(科研費)が、計727件17億7203万円と、件数、金額ともに法人化された04年度以降で最多となった。14年度は国の予算が減るが、金大の金額はさらに伸び、約20億円となる見通し。科研費の実績は、大学の研究の質の高さを測る重要な指標とされる。12年度からの継続分を含む採択件数の順位では、理化学研究所を抜いて全国16位(前年17位)となった。

 金大の13年度の科研費実績は、件数が前年比29件増、金額が同2058万円増で、いずれも3年連続で前年を上回った。採択件数が700件を超えたのは初めて。全国最多は東大の3659件だった。

 研究部門を担当する向智里理事・副学長は、実績が伸びた要因の一つとして、研究者を支援する人材「リサーチ・アドミニストレーター(URA)」の定着を挙げる。

 URAは科研費など外部資金の獲得に関し、情報収集の面などで研究者をサポートするのが役割で、現在、学内に11人配置されている。金大は09年、全国に先駆けて導入し、11年には、文部科学省の研究者支援人材育成のモデル機関に選ばれた。

 向副学長は「最初は手探りだったが、5年たち、URAの能力が高まった」と指摘した。このほか、科研費の採択実績が多い教員を選び、別の教員にアドバイスさせる取り組みも奏功したという。

 14年度は、国の予算の総枠が13年度より13億円減って2305億円となるが、金大は件数、金額ともに増加する見込みだ。今年4月時点で採択件数は13年度比62件増の789件、金額は同2億891万円増の19億8094万円。最終的に多少の増減がある可能性はあるが、前年度を上回るのは確実とみられる。

 向副学長は「科研費の実績は大学の総合評価の指標となる。この調子で着実に上積みしていきたい」と話した。

2416とはずがたり:2014/09/08(月) 12:02:22
昔の代ゼミ的位置づけが東進に取られちゃったって印象があるんだけど。

代ゼミ独り負け 「SAPIXの買収効果で挽回も可能」と専門家
2014.08.27 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20140827_273429.html

「駿台」、「河合」と並んで大学受験予備校の老舗といわれ、頭文字をとった“SKY戦争”の一角を占めていた「代々木ゼミナール」が脱落しつつある。全国27拠点のうち20もの閉鎖、主要な模擬試験の廃止、教職員のリストラなど、次々と縮小路線を余儀なくされている。

 代ゼミ不振の要因は大方報じられている通り。少子化や大学全入時代により、「20年前に比べて浪人生が3分の1に減ったことと、国公立・理系大学の現役志向が強まり、私大文系受験に強みを持っていた代ゼミで浪人してまで勉強しようという受験生が減った」(東京の私立高校教諭)ことに尽きよう。

 だが、年々減っていく受験生のパイの奪い合いは他の予備校でも熾烈を極めており、代ゼミの「独り負け」と結論づけるには、まだ早い。安田教育研究所代表の安田理氏がいう。

「いま、大手予備校は“未来の大学受験生”を囲い込むため、中学・高校の受験塾と提携、買収戦略を繰り返しています。

 河合塾は日能研と提携していますし、駿台は灘中学合格で高い実績を誇る関西の浜学園と手を組んでいます。

 また、林修先生をはじめ名物講師の知名度やインターネットを使った映像授業で生徒数を増やす東進ハイスクールは、四谷大塚を買収したり、早稲田アカデミーに出資したりと、ターゲット層の拡大に余念がありません。こうした戦略でいえば、代ゼミも決して負けてはいません」

 代ゼミを運営する学校法人の高宮学園は2009年にSAPIX中学部・高校部を、翌年にはSAPIX小学部を相次いで傘下に収めているからだ。安田氏が続ける。

「SAPIXは難関中学の合格実績が断トツで、男女御三家の合格者数では2位の四谷大塚の倍以上。小学5年生まで日能研に通い、6年生だけSAPIXに移る子もいるくらい、成績上位生がSAPIXに集中する状況が続いています。

 でも、そんな優秀な子供たちが大学受験になると代ゼミではなく他の予備校に行ってしまうため、なかなか買収効果を上げられないでいるのです。今後、代ゼミが国公立や理系対策、東進のようなネット配信の強化を進めていければ、SAPIXブランドは活きてくると思います」

 予備校が大学受験から中高受験ビジネスに手を広げる一方で、学習塾が“下から上”への戦略を強化していることも、業界全体の競争を混沌とさせている要因だ。 「早稲田アカデミーや臨海セミナーといった受験塾が自前で大学受験科をつくり出していることで、そこで学んだ生徒が馴染み深いところで大学受験に向けての勉強をする傾向も強まっています。早稲アカは医学部専門の予備校である野田クルゼも買収しましたしね。老舗の予備校にはますます人が集まりにくい状況といえます。

 そういう意味では、四谷大塚を買収したり早稲アカに出資したりと全方位戦略を進める東進のネットワークは強い。地方資本の予備校や異業種も巻き込んでフランチャイズ契約を結び、有名講師の映像授業をパッケージ化して広げる戦略は今後も伸び続けていくでしょう」(安田氏)

 個別指導塾の台頭や、中高に予備校講師を招聘しての“学内予備校”など、より細かい受験生のニーズも高まる中、果たして規模を追い求める学習塾・予備校の合従連衡の行方はどうなっていくのか。

「はじめから成績上位層をどれだけ確保できるかの勝負」(大手予備校関係者)との声も聞かれるが、受験生の成績を伸ばす“本分”を無視して実績欲しさの消耗戦を繰り返せば、塾・予備校離れに歯止めはかけられないだろう。

2418荷主研究者:2014/09/21(日) 23:47:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140725_13016.html
2014年07月25日金曜日 河北新報
東北大、飲酒で明善寮生に全員退去求める

飲酒をめぐって大学当局が全員退去を命じた東北大の学生自治寮「明善寮」

 「禁酒の約束が守られていない」として東北大が仙台市青葉区にある学生自治寮「明善寮」の寮生105人に全員退去を通知し、騒動になっている。寮生たちは「規則を守っていた学生も多い。全員退去はやり過ぎだ」と反発するが、大学当局は一歩も引かない構えだ。

 東北大学生支援課によると、飲酒を禁じた4月24日以降も寮内でビールの空き缶が大量に見つかったり、共用スペースで飲酒による嘔吐(おうと)が確認されたりしたという。

 このため大学は「改善が見られない」として15日、寮生全員に9月30日までに退去するよう通知した。

 明善寮に入寮できるのは学部1、2年の男子に限られており、大半が未成年者。飲酒には、これまでも保護者から何らかの対処を求める声が上がっていた。

 東北大総長特別補佐(学生支援担当)の小田中直樹教授は「問題の中心は未成年者の飲酒と酒の強要。『飲んで当然』という寮内の雰囲気をリセットしたい」と話す。

 これに対し、寮生でつくる明善寮委員会の金子駿斗委員長(19)は「寮内の飲酒問題は改善している。大学は、飲酒が当たり前だった昔のイメージで強引に処分しようとしている」と真っ向から反論する。

 大学と寮委員会は25日、話し合いの場を設ける。小田中教授は「全員退去は決定事項。覆ることはない」と突っぱねるが、金子委員長は「飲酒していない寮生を退去の対象外とするなど穏当な対応を求めたい」と訴える。

 大学は寮生に別の寮を仲介するなどして転居を促す方針。全員が退寮した後、トイレの洋式化など施設を改修し、2015年度の新入生を受け入れる。

 明善寮は仙台市内に6カ所ある東北大の学寮の一つ。北大恵迪(けいてき)寮、東大駒場寮(現在は廃止)、京大吉田寮と共に日本4大自治寮とされる。

2419とはずがたり:2014/09/27(土) 19:42:11

佳子さまの中退 秋篠宮ご夫妻が学習院の校風変わったと嘆く
NEWS ポストセブン 9月21日(日)7時6分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140921-00000010-pseven-soci

 卒業まであと2年を残して学習院大学中退を決意し、国際基督教大学(ICU)など他大学を受験すること発表した秋篠宮家次女・佳子さま。佳子さまが願われたとはいえ、学習院を中退されるには、ご両親の理解も必要となるが、もともと秋篠宮ご夫妻は、近年の学習院に不信感をお持ちだったようだ。

 2010年4月、秋篠宮家・長男悠仁さまも学習院ではなく、お茶の水女子大学附属幼稚園に入園されている。もちろん、当初は秋篠宮ご夫妻も学習院幼稚園を視野に入れていたという。

「学習院幼稚園は放任主義で、先生たちはあまり口を出さずに、園児たちの個性を尊重する教育方針です。

 それ自体は決して悪くないのですが、一部の保護者からは、“初等科に行って、ちゃんとルールを守ったりできるのか不安…”という声もあることも確かです」(学習院関係者)

 そんな教育方針は長女・真子さま、次女・佳子さまを同幼稚園に通わせている紀子さまは当然、ご存じだった。

「お茶の水を選ばれた表向きの理由は、美智子さまが黒田清子さん(当時紀宮さま、45才)にされた“3年保育”です。学習院は2年保育のため、“悠仁さまが早く社会生活に慣れるようにしたい”ということで3年保育のお茶の水に入園されたわけですが、実際は学習院幼稚園の方針に不安を感じられていたんだと思いますよ」(秋篠宮家関係者)

 また、当時、秋篠宮家の「学習院拒否」の背景として囁かれたのが学習院内で起こっていた不祥事だった。

 2007年5月、あるクラスで男子児童ふたりが些細なことから言い争いとなり、その際ひとりの児童が顔に傷を負うという傷害事件が起きた。

 2007年9月には初等科男性教諭によるセクハラ事件が報じられた。その教諭はお気に入りの女子児童を“お姫様抱っこ”して記念撮影するなど、約8年にわたってセクハラ行為を繰り返していた。さまざまなことを鑑みて、お茶の水を選ばれた秋篠宮ご夫妻。

「とはいえ、これまでの皇室の慣例をお考えになって、紀子さまも当初は小学校からは学習院という考えもお捨てになっていなかったそうです。しかし、あの騒動が起こって…。本当に不信感でいっぱいになってしまわれたみたいなんです」(秋篠宮家関係者)

 2010年3月、当時、初等科2年生だった愛子さまの“いじめ”問題が起こる。そして、その後の初等科の対応が秋篠宮ご夫妻の心を変えていってしまう。

 いじめ問題後、約1年9か月にわたる雅子さまの同伴登校に始まり、山中湖校外学習への同行と“特別扱い”を学習院側が認めていった。この姿勢にOB・OGである秋篠宮ご夫妻は首をかしげざるを得なかったという。

「秋篠宮さまは初等科時代、とてもやんちゃで、朝礼の場所から教室に帰る際、歩かなければならないのに走ったりして、先生が全校生徒に聞こえるような大きな声で“礼宮さま! 列に戻って!”と注意されたこともありました。

 また佳子さまも体操着を忘れたときに“ご自分が忘れたのだから仕方がないでしょう”と厳しく指導されたそうです。皇族と一般の子供との分け隔てをしない校風を秋篠宮ご夫妻は良しとされていました」(秋篠宮家関係者)

 しかし、愛子さまに対する指導はとても甘く、雅子さまにも気を使いすぎていた。

「授業中に愛子さまがおしゃべりしていても、叱られるのは周りの子供だったこともあったそうです。そういったことは紀子さまの耳にも伝わっていたようで、秋篠宮ご夫妻は“校風がまったく変わってしまった”なんて嘆かれていました」(秋篠宮家関係者)

※女性セブン2014年10月2日号

2420とはずがたり:2014/10/07(火) 19:17:41
多分小保方女史一人だけがやってたんじゃなくてカルチャーとして蔓延してた筈。遡って同じような杜撰なD論出しや奴には同じ処置課さないと不公正では?

<早稲田大>小保方氏の博士号取り消しも 指導教官ら処分
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20141007k0000e040231000c.html
毎日新聞2014年10月7日(火)15:58

 早稲田大の鎌田薫総長は7日、記者会見しSTAP細胞論文(今年7月に撤回)の筆頭筆者である小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーが同大に提出した博士論文について、論文の訂正など大学側が提案した条件を満たさない場合は学位(博士号)を取り消す方針を決めた。小保方氏にも6日、伝えたという。

 同大は方針について、学位取得の過程で指導・審査に重大な不備・欠陥があったとして、おおむね1年間の猶予期間を設けた上で論文の訂正と再度の論文指導ならびに研究倫理教育を受ける機会を与え、「博士学位論文としてふさわしい」と判断されれば学位を維持するという。期間内に訂正が完了しない場合には、学位は取り消すとしている。

 同大はまた、先進理工学研究科の指導・審査体制に不備があったとして、小保方氏の指導教官であった常田聡教授を停職1カ月、副査の教員を訓戒の処分とした。管理責任があったとして、鎌田総長自身が役職手当の20%を5カ月分、当時の研究科長も同じく役職手当の20%を3カ月分、それぞれ自主的に返上するという。

 小保方氏の博士論文をめぐって、同大の調査委員会(委員長=小林英明弁護士)が7月、6カ所に不正があったと認定しながらも、それらが博士号を授与した判断に重大な影響を与えていないとして「博士号取り消しに該当しない」とする調査結果を発表していた。これを受け、鎌田総長は学内で検討することを明らかにしていた。【平野美紀/デジタル報道センター】

小保方氏「早大の判断に従う」 博士号取り消しでコメント
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20141007562.html
産経新聞2014年10月7日(火)19:03

 早稲田大が理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(31)に授与した博士号を取り消すと発表したことを受け、小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は7日、大阪市内で取材に応じ、「早稲田大の判断に従い、博士論文を再提出した上で指導を受け、再度審査を受ける」との小保方氏のコメントを発表した。

 早大は1年程度の猶予期間を設け、論文が博士論文としてふさわしいものに訂正されれば学位を維持するとしている。

2421とはずがたり:2014/10/07(火) 19:31:54
ノーベル物理学賞に赤崎、中村、天野の3氏 青色LED基礎技術開発
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20141007560.html
産経新聞2014年10月7日(火)19:03

 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を、青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の3氏に授与すると発表した。低消費電力で長寿命などの利点があるLEDの実用化に貢献し、次世代の光源として普及させた功績が評価された。

 日本人のノーベル賞は12年の山中伸弥氏(医学・生理学賞)に続く受賞で、米国籍の南部陽一郎氏を含め計22人に。物理学賞は08年の南部氏、小林誠氏、益川敏英氏に次ぐ受賞となった。

 LEDは電気を通すことで効率よく発光する半導体素子。赤色、緑色の高輝度LEDは早い段階で作られていたが、波長がより短い青色LEDは、実用に耐える技術の開発は「20世紀中は困難」といわれていた。

2422とはずがたり:2014/10/08(水) 07:42:07

ノーベル賞:中村氏「日本に自由ない」、研究環境の改善を
毎日新聞 2014年10月08日 04時48分(最終更新 10月08日 06時37分)
http://mainichi.jp/feature/news/20141008k0000m040184000c.html

 【サンタバーバラ(米カリフォルニア州)堀山明子】青色発光ダイオード(LED)の開発で、2014年のノーベル物理学賞に決まった米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の中村修二教授(60)は7日、大学構内で記者会見し「LED技術を使えば(電力の乏しい)発展途上国でも光源ができ、役立つ」などと意義を語った。

 会見には200人以上が詰めかけ、日米の研究文化の違いなどに話題が集中。中村教授は「日本の研究者はサラリーマンで、良い研究をしてもボーナスが増えるだけ」とジョークを交えて語った。

 また、研究が持続した動機を問われた中村教授は「怒り以外に何もない」と述べ、徳島県阿南市の蛍光材料メーカー「日亜化学工業」の技術者だったころ、青色LED製法特許を巡り同社との訴訟に至った経緯を説明。「日本には自由がない」と研究環境を改善する必要を訴えた。

2423とはずがたり:2014/10/08(水) 15:41:35
浜北(トップ校)ではなくて浜西か!浜西は俺が現役の時にセンター試験を受けた高校♪

ノーベル賞:集中力の天野氏“青色”に「これだ!」と直感
毎日新聞 2014年10月08日 00時02分(最終更新 10月08日 01時11分)
http://mainichi.jp/feature/news/20141008k0000m040161000c.html
 ◇10日まで欧州に出張中、つながらない状態が続く

 2014年のノーベル物理学賞に決まった名古屋大の天野浩教授(54)は10日まで欧州に出張中で、名古屋大の広報担当者らが電話をかけ続けているが、つながらない状態が続いた。

 浜松市生まれ。天野さんら3人を過去に表彰した学術団体などによると、小学時代は勉強よりソフトボールやサッカーに熱中した。「あまり走らないポジションが得意」で捕手やゴールキーパーをやっていたという。

 中学1年の時にアマチュア無線のとりことなり、電子工学を志望する。静岡県立浜松西高では数学にのめりこみ、何時間もかけ難問に挑んだ。2年生で3年の教科書や受験参考書の問題を次々解き、「どんな問題でも必ず解いてみせる」という自信をつけた。

 小学校から高校までの同級生の岡山大工学部准教授、片桐利真(としまさ)さん(54)は「基礎を固めて不明な点を突き詰める姿が印象的」と振り返る。

 天野さんは「実家から比較的近い」ということで名古屋大工学部へ。普及し始めたコンピューターの中枢「マイクロプロセッサー」の設計を夢見たが、学内にふさわしい研究室はなかった。「ならばその基礎となる半導体にかかわりたい」と、世の中を変える基礎研究を志向した。このころ赤崎勇さんは青色発光ダイオードを研究。天野さんは「これだ!」と直感し、「世界一になれる可能性がある」と赤崎さんの門をたたいた。

 その後赤崎さんとともに名城大(名古屋市)へ移って研究を重ね、2002年工学部教授に就任。いつもはニコニコしているが、学生の研究発表で内容が不十分だと厳しく指導したという。「実験で3000回失敗した」という自身の経験談も披露し、粘り強さが重要だと説く。

 母祥子(よしこ)さん(79)は浜松市中区の実家で、「予想していないのにびっくり。すごくうれしい」と笑顔を見せた。幼少時から勉強熱心でいつも自分から机に向かっていたという。弟孝さん(49)は「数学や物理の勉強の時は集中力がすごく、兄の部屋は夜中もずっと電気がついていると近所で評判だった」と振り返った。

 研究仲間や教え子も受賞を喜ぶ。名古屋大工学部で共同研究する本田善央准教授(38)=電子情報システム=は「(受賞に)鳥肌が立った。アイデアを思いついたらすぐ行動する。午前7時から午後10時ごろまで毎日研究室にこもる。まさに研究の虫だ」。半導体研究で20年以上の付き合いがある京都大学の川上養一教授(53)は「注目されない分野だったが成果を信じて頑張ったと聞いている」。

 名古屋大研究室の教え子の博士課程3年、光成正さん(27)は「気さくで教授らしくないキャラクターだ」、同2年の久志本真希さん(26)は「学生の考えをいつも尊重してくれる」と師を評する。かつて教え子だった独立行政法人物質・材料研究機構の井村将隆・主任研究員(34)は「待ち続けてようやくという気持ち。先生の存在は学生の大きな希望だった」と喜んだ。【藤沢美由紀、井上知大、荒木涼子】

2424とはずがたり:2014/10/08(水) 15:43:37

ノーベル賞:「中村やったらできる」…異才ついに物理学賞
http://mainichi.jp/feature/news/20141008k0000m040074000c.html
毎日新聞 2014年10月07日 20時45分(最終更新 10月08日 12時03分)

 ◇中村修二さん、学閥とは無縁 自分の腕で新分野切り開く

 「異才」「異能」。今年のノーベル物理学賞に決まった米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授、中村修二さん(60)には、こんな形容詞がついて回る。ブランドや学閥とは無縁の世界で、自分の腕と信念を頼りに、光エレクトロニクスの新分野を切り開いた。社会に対しては、製法の特許権をめぐる「200億円訴訟」(2004年1月東京地裁判決、控訴審で05年1月和解)を筆頭に、挑戦的な生き方で存在感を示し、日本の技術者・研究者像を塗り替えた。

 「失敗、失敗の人生ですよ」。中村さんは、自分の半生を振り返る時、いつも笑ってこう言う。

 高校時代、理論物理学者の湯川秀樹にあこがれながら「物理じゃ食えんぞ」という担任教師の説得で電子工学科に進んだこと。京セラに内定した後で、学生結婚した妻や子育て環境のことを思って地元の四国に残る決断をしたこと。日亜化学工業に入社して10年間、三つの大きな開発を達成しながら、社内で冷遇されたこと……。

 しかし、中村さんはその「逆境」にくじけなかった。悔しさをバネに、一歩も二歩も上を目指してきた。

 青色発光ダイオード(LED)の開発を思い立ったのは、入社10年目。それまで会社の指示で手がけた仕事が、結果的には大きな利益を生まず、限界を感じ始めていた。転機を求めて1988年、フロリダ大へ留学。しかしそこでも、10歳近く年下の学生たちに「論文を書かず、博士号も持っていない」と軽く見られ、思うように成果を出せないまま帰国する。当時の日亜化学では、論文発表すれば技術が外部に漏れるため、成果の公表は控えるという慣習があった。

 「研究者は論文を書いてなんぼ、と実感した」。帰国後、猛烈な勢いで研究に没頭する。当時の小川信雄社長(故人)に青色LEDの開発を直訴、「開発費にいくらかかるか」と聞かれ「3億円」と答えた。従来の開発費を大幅に上回る金額だったが、「ええわ、やれ」の一言で実現した。「私が大企業の一研究者だったら、社長に直訴なんてできなかった」と中村さん。

 市販の結晶成長装置を購入し、午前中に改造、午後は実験。翌朝また改造するという生活を2年続けた。通常は外部の業者に頼むため、1、2カ月の中断は当たり前だが、中村さんはすべて自前でこなし、驚異的なスピードでゴールに近づいていった。成果が出れば論文にして発表。それが「ナカムラ」の名を世界に広めた。それまで10年積み上げてきた技術と知識が、注ぎ込まれた。

 青色LED(93年)、青色レーザー(95年)と次々に世界初の開発を成し遂げた後、活躍の場を世界に求めた。99年末で退社し渡米。01年、古巣の日亜化学を相手取って、製造装置に関する特許権の移転などを求める訴訟を起こした。「技術者は企業の奴隷じゃない。イチロー並みの給料を要求して何が悪い」「超難関のウルトラクイズみたいな大学受験システムが、つまらない人間をつくりだす元凶」。歯に衣(きぬ)着せぬ直言で、独創の価値を社会に訴えた。

 「中村やったらできる」と見込んで、開発を任せてくれた日亜化学の小川社長は、「エベレストに世界中から人が集まるのは、世界一高いからや。世界一を目指せ」が口癖だった。小川社長は、社報で中村さんの仕事を「今後どれだけ世界の電子工業に利用され、人々に新しい仕事を与えるか分からない」とたたえたが、弟子のひのき舞台を見ることなく、02年9月、90歳で亡くなった。

2425とはずがたり:2014/10/15(水) 17:45:46
面白い試みだ。

教員採用、北摂5市町が人気! 初の独立実施で倍率6・7倍
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141015132.html
産経新聞2014年10月15日(水)15:29

 大阪府教委から初めて独立して小中学校の教員の採用試験を実施した豊中、池田、箕面3市と豊能、能勢2町は15日、最終選考結果を発表した。計約120人の定員に対し、803人が実際に受験し119人が合格。6・7倍の倍率は、昨年度の府教委全体の3・6倍を大きく上回り、教員志望者の人気が集まった。

 3市2町の教育委員会でつくる豊能地区教職員人事協議会によると、小学校の定員約80人に対して397人が、中学校の定員約40人に対しては366人がそれぞれ1次、2次選考を受けた。

 合格者は小学校82人(倍率4・8倍)、中学校35人(10・5倍)。養護教諭は2人だった。

 大阪府は平成24年度から3市2町へ教員の人事権を全国で初めて移譲。3市2町は25、26年度採用の試験を府教委と合同で実施していたが、27年度採用については今年初めて単独で試験を行った。

2427荷主研究者:2014/10/26(日) 16:59:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140921_15016.html
2014年09月21日日曜日 河北新報
東北大の海洋研究施設、女川に再建

再建された海洋研究施設を見学する研究者ら

 東日本大震災で全壊した東北大の海洋研究施設「複合生態フィールド教育研究センター」が宮城県女川町に再建され20日、現地で完成式典があった。震災で破壊された海洋環境や生態系の現状を調査し、新たな状況に対応した漁業の構築に向けた活動に取り組む。

 式には海洋研究者や須田善明女川町長ら約60人が出席し、真新しい施設を見学。東北大の里見進総長は「地域性を生かした教育と研究を進め、女川のみならず東北の再興に力を尽くしてもらいたい」とあいさつした。

 新センターは鉄筋5階で延べ床面積約1900平方メートル。海洋生物の飼育実験室やDNA分析室に加え、学生の滞在設備、研究者の居住スペースなどを備えた。

 一帯は町の災害危険区域。東北大は津波対策として3メートル盛り土し、建物は水を受け流すよう楕円(だえん)形にした。1階は柱だけのピロティで、宿泊・居住スペースは高さ約16メートルを超える4階以上に設けた。事業費は約9億3000万円。

 センターには教授と准教授2人に加え、学生3人が常駐。東北大が代表を務める国の震災復興事業の拠点として活用され、海洋生物の遺伝学を中心に、新品種や効率的な養殖システムの開発などを研究する。

 敷地内にあった以前の施設は津波で水没したが、東北大は世界三大漁場の三陸沖に近く、国内有数の漁業基地を抱えることから、同町での再建を決めた。

2428荷主研究者:2014/10/26(日) 17:01:25

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220140915eaac.html
2014年09月15日 日刊工業新聞
九大と富士通、数理技術で社会問題解決−共同研究部門を設置

 九州大学と富士通は、数理技術による社会課題の解決を狙いとして、共同の研究部門を九大内に設置した。ビッグデータ(大量データ)を活用し、人間の行動を心理的な要素に基づいて数値化するなどして、渋滞の緩和や公共施設の快適な利用などにつなげる。共同研究期間は2017年8月までの3年間。

 両者は08年から共同研究を進め、その発展形として九大が11年にアジア初となる産業数学を研究する「マス・フォア・インダストリ研究所」を設立。同研究所内に今回、九大と富士通、富士通研究所が共同で運用する「富士通ソーシャル数理共同研究部門」を設置した。今後は同部門を核に包括的に連携する。

 個々の技術では解決できない社会問題に対して、人間の心理を組み込んだ行動のビッグデータを利活用することで最適な数学的モデルを構築する。

2429杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2014/10/29(水) 18:55:09
そりゃ、宗教的な科目ばかりか専門科目まで含めて教祖の「霊言」をテキストにするとか真顔で言ってりゃ、却下されて当たり前だわw
で、幸福の科学の『ザ・リバティ』明日発売の http://t.co/7pkYubaZlM が「幸福の科学大学待望論Part2」だったりするんだけど、このタイミングで却下&門前払い確定では面子を潰されたも当然。それこそ明日から文科省へ抗議活動やったり「霊言」で文科省・下村大臣・設置審をdisりまくるのは確実だけど、その裏で経営不振の大学をM&Aしてそこへ千葉で建設中の「大学施設」を寄附って”荒業”をやりかねんかもな・・・・・

「幸福の科学大」不認可の答申
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20141029/5740111.html
10月29日 16時39分

栃木県の学校法人が来年4月に設置を目指していた「幸福の科学大学」について、文部科学省の審議会は宗教法人の創立者の思想をベースにした必修科目を設けるなど、一般化・普遍化されていることが求められる学問の要件を満たしているとは言えないとして、設置を認めないと答申しました。
これに対し、学校法人側は「詳細を確認をした上で今後の対応を検討したい」としています。

文部科学省の審議会の答申によりますと、設置を認めないとされたのは、栃木県那須町の学校法人が来年4月に千葉県長生村に開校することを目指していた「幸福の科学大学」です。
答申では、この大学が関連する宗教法人の創立者の思想をベースにした必修科目を設けるなどとしており「学問は科学的根拠を持って一般化・普遍化されていることが求められるが、その要件を満たしているとは言えず大学の目的を達成できるとは考えられない」として、大学の設置を認めないと答申しました。
この答申を受けて、文部科学省は10月中に大学の設置を認めない決定を出す方針です。

また審査の過程で、認可を強要するような不適切な行為があったとして、文部科学省は今後最長5年間、この学校法人による大学の設置を認めないとしています。
学校法人「幸福の科学学園」は「詳細を確認した上で今後の対応を検討したい」と話しています。

2430とはずがたり:2014/10/29(水) 20:16:52
>>2429
共同通信版。
なにしたんでしょうかね!?
>審査の過程で、認可を強要するような不適切な行為があった

カネ持ってそうだからありえますねぇ。。
>経営不振の大学をM&A

幸福の科学大を不認可 大学設置審が答申
共同通信 2014年10月29日 17時23分 (2014年10月29日 17時25分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141029/Kyodo_BR_MN2014102901001473.html

 大学設置・学校法人審議会は29日、来年4月の新設を申請していた幸福の科学大(千葉県長生村)について、不認可とするよう下村博文文部科学相に答申した。私立大3校の新設と、公私立大延べ49校の学部や学科、大学院の新設などは認めた。
 設置審は不認可理由で、宗教法人「幸福の科学」の大川隆法総裁の「霊言」は科学的合理性を立証できておらず、「『霊言』を大学教育の根底に据えることは、『学術の中心』としての大学の目的を達成できると認められない」とした。
 大学新設が認められたのは、湘南医療大(横浜市)、長野保健医療大(長野市)、鳥取看護大(鳥取県倉吉市)の3校。

2431とはずがたり:2014/11/06(木) 14:21:24
冨山め,超一部のスーパーエリートが富を総取りして後は奴隷の様に働く奴だけ要るってことやなヽ(`Д´)ノ
通商白書なんかが出典の日本のサービス業の労働生産性の低さが彼の主張の原点みたいだけどなんでなんだろ??

2014年10月23日 (木)
実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-e593.html

文部科学省に標記の長い名前の有識者会議が設置され、すでに10月7日に第1回が開かれていたようです。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/061/gijiroku/1352719.htm

ここに提出されている冨山和彦さんの資料が大変刺激的で、事務局提出の歯に衣着せた表現をぶちかますような生々しい台詞が満ちています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/061/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2014/10/23/1352719_4.pdf

本番は6ページあたりからで、

職業訓練の高度化を専門学校、専修学校の看板の架け替えに矮小化すべきではない!

極一部のTop Tier校・学部以外はL型大学と位置づけ、職業訓練校化する議論も射程に!

大半の大学に、今後の雇用の圧倒的多数を占めるジョブ型雇用のおける職業訓練機能を果たさせることがこの議論の本丸

と、ある種の大学関係者が一番聞きたくなかったであろう本質を突いた言葉がこれでもかこれでもかと突っ込まれていきます。

冨山さんがいつも言ってるグローバル(G) の世界とローカル(L)の世界に、大学をこう分けるという話です。

Gの世界:極一部のTop Tier校学部に限定 グローバルで通用する極めて高度なプロフェッショナル人材の排出

Lの世界:その他の大学・学部「新たな高等教育機関」に吸収されるべき 生産性向上に資するスキル保持者の排出(職業訓練)

そして特にこれは、多くの大学人を逆上させるに十分な台詞ですな。

 教員の選定方法

 民間企業の「実務経験者」から選抜。

 民間企業との協働プログラムを中心化。

 社会に出てからの実践力を身に着けさせるため、現場力を基礎とした実践的な教育を行う。

 文系のアカデミックライン(Lの大学には、従来の文系学部はほとんど不要)の教授には、辞め

てもらうか、職業訓練教員としての訓練、再教育を受けてもらう

 理系のアカデミックラインでGの世界で通用する見込みのなくなった教授も同様

現時点ではまだ議事録は公開されていませんが、どんなやりとりがなされたのか、怖いもの見たさ半分で大変興味が惹かれます。

2432とはずがたり:2014/11/07(金) 11:17:55

慰安婦問題:北星学園大 元朝日記者処遇巡り学内相反
http://mainichi.jp/select/news/20141031k0000m040172000c.html
毎日新聞 2014年10月31日 06時30分

 従軍慰安婦報道に関わった元朝日新聞記者の植村隆氏(56)が非常勤講師を務める北星学園大(札幌市厚別区)に脅迫状が届いた問題で、田村信一学長が来年度以降は植村氏を雇用しないとの考えを学内の会議で示していたことが、関係者への取材で分かった。

 大学側の動きに危機感を持った教授らが30日、「大学の自治と学問の自由を考える北星有志の会」を結成。メンバーの教員は毎日新聞の取材に「脅迫者の要求に応じれば被害は拡大する。踏みとどまらないといけない」と話した。

 関係者によると、学部長らで構成される全学危機管理委員会が29日に開かれ、田村学長が「財政的、人材的問題」と「入学試験が心配」などの理由を挙げ、「来期の雇用はない」と述べた。11月5日に開かれる臨時の大学評議会に諮問。大学評議会や理事会での意見聴取などを経て、最終的には田村学長が決定するという。

 植村氏は2012年4月から非常勤講師を務め、留学生向けの講義を担当している。

 毎日新聞は北星学園大に文書で取材を申し込んだが回答がない。【山下智恵】

2434とはずがたり:2014/11/19(水) 15:51:41
東大に行くなら「公立中高一貫校」? その実力とは
http://dot.asahi.com/wa/2014040200054.html
(更新 2014/4/ 3 07:00)

 安い学費で高い質の授業を受けられることで人気の「公立中高一貫校」。今年注目されたのが県立千葉高校の動向だ。 

 千葉県庁から徒歩10分。住宅街の中の緩やかに続く坂を上った高台に、県立千葉高校はある。

 1878(明治11)年の創立以来、県内トップレベルの公立進学校として君臨し、20年前の1994年の東大合格者は57人(大学通信調べ)。その後は減少が続き、2002年には私立の新興校、渋谷教育学園幕張高校に県内トップの座を譲ったものの、現在もほぼ毎年20人を超す合格者を出し続ける名門校だ。

 その敷地内に「県立千葉中学校」が開校したのは08年。同じ校門をくぐり、高校校舎を通り抜けたテニスコートの上に2階建ての中学校校舎が建った。

 少し説明しよう。公立中高一貫校は99年施行の改正学校教育法でその設置が認められた。以降、全国で広がり、13年5月1日現在、184校を数える。

 公立中高一貫校には3種類ある。

(1)中学と高校を一つの学校にする「中等教育学校」。高校での募集はなく、6年間全員が共通のカリキュラムで学ぶ。

(2)同じ設置者の中高を接続する「併設型」。中学からは受験なしで高校に進学できる一方、高校での募集もある。

(3)市町村立中学と都道府県立高校など設置者の違う両者をつなげ、高校入学時には学力検査以外でも進学可能な「連携型」。

 県立千葉は(2)の「併設型」にあてはまる。高校入学時に240人の募集枠があるものの、内部進学者は高校受験がなく、じっくり学べる上、学費を安く抑えられるとあって人気を呼び、初年度の競争率は27.06倍に達した。定員80人(男女各40人)に実に2165人もの児童が出願したのだ。

 あれから6年。厳しい競争を勝ち抜いた“精鋭”である1期生が今年初めて大学受験に臨んだ。果たして、その結果は――。

 東大は前年より4人少ない21人(うち現役10人)。現役10人中、1期生は3人にとどまった。京大は前年比7人増の12人(同4人)とはいえ、1期生は1人だけだ。

 確かに県立千葉は、全国の公立中高一貫校のなかでの東大・京大合格者数はトップレベルといえる。ただ、30倍近い競争率を勝ち抜いた1期生への期待値は相当高く、残念がる関係者も多い。

 そんな周囲の落胆を、高岡正幸校長は全く意に介していない様子で豪快に笑い飛ばす。

「うちの生徒はもっと厳しく指導し、東大へ進むよう誘導していれば40人は入ったはずです。でも、そんな教育をしていないだけ。本当に学びたいことを応援している」

 例えば、1期生のある女子生徒は、「将来、建築家になる」という明確な夢を持っていた。東大に入学すれば2年の夏学期までの成績をもとに3年からの進路を決める「進振り」で、別の道に進まざるを得ない可能性が出る。このため「入学直後から、たっぷり時間をかけて学べる」との理由で神戸大を受験、合格した。

 確かに、東大の合格者数だけに着目すると減ってはいるが、旧帝大や国立大の医学部などと合算すれば例年より15人ほど多い合格者が輩出している。

「高校出身の教員たちの下で、深くじっくり学んだ内部進学生と、厳しい高校受験を経験した生徒たちが、互いに刺激し合い、学校としての“地力”は増しています」(高岡校長)

※週刊朝日  2014年4月11日号

2435荷主研究者:2014/11/29(土) 15:26:06

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154060
2014年10月12日 日刊ゲンダイ
日本人13人中6人 名古屋大学「ノーベル賞」突出の理由

「ひろし君」こと天野浩教授/(C)日刊ゲンダイ

 ひろし君おめでとう!――ノーベル物理学賞が決まった名古屋大学の天野浩教授(54)が出張先のフランスから帰国すると、帰りを待ちわびた教え子の学生約20人が拍手で出迎えた。

 学生が先生をクン付けで呼ぶあたり、先生と学生の垣根も随分と様変わりしているようだが、天野教授が教え子たちに愛されていることは伝わってきた。

 この名古屋大学のノーベル賞ラッシュが話題になっている。国は、01年策定の「科学技術基本計画」で、“今後50年で30人”のノーベル賞受賞者を輩出することを目標に掲げているが、その01年以降に受賞した13人のうち、名古屋大関係者は6人。東大が1人ということを考えれば、明らかに突出している。

「名古屋大は、旧帝大とはいえ、歴史が最も浅く、規模も小さい。ワンランク下の位置づけですから学生は在学中も努力しないと、埋もれてしまいます。とくに理工系の学生の危機意識は強く、おそらく旧帝大の中でも最も勉強しているのではないでしょうか」(大学ジャーナリストの石渡嶺司氏)

■補助金は東大の3分の2

 名大の浜口道成学長は強さを「自由で風通しのいい学風」と語っていたが、もうひとつ見逃せない事実がある。国からもらう補助金の少なさだ。

 例えば、補助金のひとつである「科学研究費補助金」は約67億8000万円(昨年度)。東大の約199億円、京大の約129億円に比べると見劣りする。補助金をばらまいてノーベル賞を増やそうとしている国にとっては、なんとも皮肉な結果だ。その分、名大は民間企業に出資してもらう産学連携の共同プロジェクトを活発に行っている。

 カネがないから知恵を出す。イノベーション(新機軸)は、恵まれ過ぎる環境からは出てこないようだ。

2436とはずがたり:2014/12/03(水) 07:01:24
ベネッセ、希望退職300人募る 情報流出などで低迷
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASGD254NCGD2ULFA014.html
朝日新聞2014年12月2日(火)17:59
 通信教育大手のベネッセホールディングスは2日、グループ約40社で300人程度の希望退職者を募ると発表した。1955年の創業以来初めてのことだ。個人情報が大量に流出した問題の影響などで業績が低迷しており、人員削減が不可避と判断した。

 グループの正社員数は約2万人。募集は18日から始める。退職日は来年3月末の予定で、退職金を上積みする。同社は2015年3月期に「構造改革費用」として約50億円を計上する。

 「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」など主力の通信教育は、少子化に加えて、情報流出問題で新規会員の勧誘を停止したこともあって国内会員数が減少した。

2437とはずがたり:2014/12/03(水) 16:01:41
酷い話しだなぁ。。

<校内暴力>右目失明、上級生に5200万円賠償命令 福岡
毎日新聞社 2014年12月3日 00時43分 (2014年12月3日 03時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141203/Mainichi_20141203k0000m040170000c.html

 ◇地裁行橋支部判決、学校の責任は否定

 福岡県みやこ町の町立中学校に通っていた男子生徒(16)が校内で上級生から暴行を受け右目を失明したとして、生徒と家族が上級生や町に約6200万円の損害賠償を求めた訴訟で福岡地裁行橋支部(宮崎朋紀裁判官)は2日、上級生側に約5200万円の支払いを命じた。学校の責任は否定し、町への訴えは棄却した。

 判決によると、2012年3月、当時2年だった生徒は、学校の廊下で3年男子から顔に数回、膝蹴りをされて右目を失明した。上級生側は「顔には暴行していない」と主張したが、宮崎裁判官は目撃した生徒の証言などから「顔への膝蹴りが裏付けられた」とし、失明との因果関係も認定した。

 判決は教師の注意義務違反はないとしたが、被害生徒の母(42)は「学校で起きたことに責任がないというのは納得できない」と話した。【山本紀子】

2438とはずがたり:2014/12/08(月) 17:41:42
学研⇔栄光⇔ウィザス

栄光HD、ウィザスと業務提携…ICT教育関連の教新規材開発などに注力
http://resemom.jp/article/2014/05/19/18521.html
2014年5月19日(月) 15時43分

 栄光ホールディングスは5月14日、学習塾「第一ゼミナール」を展開するウィザスと業務提携契約を締結したと発表した。学習塾の指導ノウハウ共有やICT教育関連の新規教材等の共同開発、両社グループのネットワークを活用した新たな販売チャネルの構築などを進めるという。

 少子化により、教育サービス業界は厳しい経営環境が続いている一方で、小学校の英語授業開始や大学入試制度改革の検討、スマートフォンやタブレット端末を用いた学習方法が急速に広がるなど、教育を取り巻く環境は急激に変化しているという。このような状況を踏まえ、多様化したニーズに応えるため、両社はさまざまなパートナーシップの構築を具体的に検討していた。

 「栄光ゼミナール」「シェーン英会話」を展開している栄光ホールディングスと「第一ゼミナール」を展開しているウィザスグループは、今回の業務提携により両社グループの資源や強みを融合し、広く多様な「学び」のニーズに応えられるよう、顧客に対して最適な教育サービスの提供を行っていくという。

 具体的には、学習塾部門において両社の指導ノウハウや意欲喚起教育、生徒募集のノウハウを活用し、相互に協力。また、ICT教育関連において新規教材などの共同開発、「科学実験教室サイエンスラボ」のウィザスグループでの展開などを進める。

 資本関係について、ウィザスは栄光ホールディングスの普通株式30,100株(保有割合0.13%、平成25年9月30日現在)を保有。また、栄光ホールディングスはウィザスの普通株式を間接保有分を含め204,600株(保有割合1.95%、平成25年9月30日現在)を保有している。
《工藤めぐみ》


学研と栄光、業務資本提携…教育ICTや語学事業を拡大
2014年9月1日(月) 10時55分
http://resemom.jp/article/2014/09/01/20198.html

 学研ホールディングスと栄光ホールディングスは8月29日、業務資本提携を締結すると発表した。少子化の影響から、国内の教育事業分野の競争が激化する中、両社独自の技術やノウハウを提供し合い、教育ICTや語学、海外事業の拡大を目指していく。

 学研HDは、教育ソリューション事業や子育て支援事業などを展開するグループ会社。一方の栄光HDは「栄光ゼミナール」「シェーン英会話」などを提供する教育サービス企業。

 「幼児・小中学生向けの学びや受験のコンテンツ、教育ICTのノウハウ」(学研)と「塾運営や語学教育のノウハウ」(栄光)という両社の強みを持ち寄ることで、教育ビジネスにおいて新たな付加価値を創出できると判断したという。

 具体的には、家庭や塾、学校向けの教育ICT教材の制作・販売、語学教育の教授法やツールの研究・開発などに力を入れていく。海外事業の拡大として、栄光ベトナム日本語学校と栄光ゼミナールハノイ校に学研グループ会社の教育コンテンツや教育メソッドを導入し、新たな講座を開設することなども検討している。

 資本提携については、学研HDは発行済株式数の2.64%(総額7億7,560万円)を第三者割当により栄光HDに割り当てる。また、栄光HDが発行する株式7億7,560万円相当(発行済株式総数の3.90%程度)を学研HDが市場または市場外で取得する。
《奥山直美》

2439とはずがたり:2014/12/08(月) 17:42:08

ウィザス⇔浜学園⇔進学会

浜学園が「第一ゼミナール」のウィザスと業務提携、合弁会社設立へ
リセマム 2014年12月8日 12時30分 (2014年12月8日 14時42分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141208/Resemom_21802.html

浜学園(Webサイト)
[その他の写真を見る]

 浜学園は12月5日、関西圏で「第一ゼミナール」などの学習塾を運営するウィザスと業務提携すると発表した。

 浜学園は灘中など、難関・有名中学への合格指導に定評があり、関西圏を中心に「浜学園」「Hamax」「はまキッズ」などのブランドで顧客から支持を受けてきた。一方、ウィザスグループは、独自の意欲喚起教育「EMS」に基軸を置いた指導で、関西圏を中心に「第一ゼミナール」「ファロス個別指導学院」「SUR合格指導会」などのブランドを展開してきた。

 現在の教育サービス業界は、少子化傾向と消費税増税による顧客の消費減退により厳しい経営環境が続いている。そのような中、中学受験分野で実績を持つ浜学園グループと、特に高校受験の分野で実績を挙げてきたウィザスグループは、既存事業の充実とともに、新たな教育サービスを提供するため、相互のシナジーを最大限に発揮できるものと判断して業務提携を決定した。

 今回の業務提携では、両社の事業拡大に向けて、合弁会社を設立。教材や指導ノウハウの共有や個別指導分野における人材交流、両社のリソースを最大限活かした集客戦略の構築、さらに、ICTの活用を含めた、新ブランド、新コースの開発と事業化を目指していく。

浜学園と進学会が合弁会社設立、愛知県で高校受験指導塾を展開
http://resemom.jp/article/2014/11/14/21439.html
2014年11月14日(金) 19時06分

 浜学園と進学会は、2014年12月に合弁会社「浜進学会」を設立し、愛知県に高校受験指導の塾を2015年に開講すると発表した。難関私立中入試に強みを持つ浜学園と公立高校入試に強みを持つ進学会がノウハウを共有し、新たな顧客を掘り起こす。

 進学会は1972年、札幌市で創業し、現在では北海道から九州まで1道21県において、直営学習塾を展開。オリジナルテキストと、選りすぐりの講師による生徒との対話を重視した授業で、各地域の公立トップ高へ多くの合格者を輩出しているという。

 一方、浜学園は、1959年兵庫県尼崎市にて「英語数学塾」の名称で創設。現在は関西を中心に、2府6県に37教室を展開。灘中学、東大寺学園中学、洛南高校附属中学合格実績全国トップの実績を誇る。

 今回浜学園と進学会は、愛知県に公立高受験指導を行う塾を開設することを目的に合弁会社を設立した。今後は、小中学生指導や教材・テスト作成ノウハウの提供および共有、ICTを活用した教育の推進、人材交流などにおける業務提携を検討していくという。
《水野こずえ》

2440とはずがたり:2014/12/08(月) 17:43:28
>>2438-2440
学研⇔栄光⇔ウィザス⇔浜学園⇔進学会

5社大合同とはならないか!?

2441とはずがたり:2014/12/08(月) 18:37:21
6社だ
市進⇔学研⇔栄光⇔ウィザス⇔浜学園⇔進学会

市進HDと学研HD、業務資本提携強化
http://resemom.jp/article/2014/05/19/18517.html
2014年5月19日(月) 14時11分

 市進ホールディングス(市進HD)は5月14日、学研ホールディングス(学研HD)との間で、さらなる業務資本提携に関する契約を締結することを発表した。学童保育事業や海外事業における学研HDとの提携を強化し、収益基盤の多様化・強化を図るという。

 教育市場が大きな変革を迎える中、市進HDと学研HDは、平成23年11月18日に業務・資本提携を進めてきた。具体的には、「学研グループの進学塾への市進ウイングネット(動画を利活用した個別学習システム)の導入」「学研グループの幼児教室『ほっぺんくらぶ』を市進グループの校舎に開設」「幼児保育・学童保育事業を提供する『clantete(クランテテ)三田』の開設」などを行った。

 今回の業務資本提携により、学研幼児教室や「clantete三田」などで蓄積したノウハウを利用した学童保育事業の新規拠点への投資のほか、海外の学生が日本で日本の文化を学ぶ訪問ツアー「ジャパン・キャンプ」などの海外事業への投資を行う。

 資本関係について、市進HDは学研HDの株式338万株(発行済株式総数の3.18%)を保有。一方、学研HDは市進HDの株式70万株(発行済株式総数の7.32%)を保有している。今回、第三者割当増資することにより、学研HDは、市進HDの株式130万株を取得し合計200万株(発行済株式総数の18.43%)を保有する予定という。
《工藤めぐみ》

2442とはずがたり:2014/12/09(火) 21:17:20
東京都、服部栄養学校の水増し入学&虚偽報告を把握せず、服部校長に講演依頼か
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141209/Bizjournal_mixi201412_post-2139.html
ビジネスジャーナル 2014年12月9日 06時09分 (2014年12月9日 21時00分 更新)

 昨年3月19日、東京・新宿区百人町にある東京都健康安全研究センター本館で開設記念講演会が開催された。都福祉保健局が主催、講師は学校法人服部栄養専門学校の服部幸應校長。テレビなどのメディアによく顔を出している有名人だけに、会場となっている研究センター本館6階会議室は、200人ほどの聴講者で満杯であった。「食の安全・安心と健康」と題した講演は、「食育基本法は私が小泉(純一郎)元首相に働きかけて制定された」といったエピソードに始まり、食中毒予防や塩分摂りすぎへの注意などについて、14時〜15時半まで続けられた。

 同センターは都民の健康と安全を守る中核となる都の施設だが、都がその開設記念講演会の講師を服部氏へ依頼したことについて、一部から批判が上がっている。同校関係者が語る。

「同校を直接監督・指導する立場にあるのは東京都福祉保健局ですが、同校は水増し入学が常態化しているのです。ちなみに、定員に関しては厳守するよう、通達が厚生労働省や都を含む各自治体から出されています」

 水増し入学が最もひどいのが、調理師科の2年制コース(調理ハイテクニカル経営学科)。同科は2001年に学科設置認可を受けて募集開始をしたが、12年までの規則上の入学定員数は累計で約1000名だが、実際の卒業生(調理師免許取得者数)は1858名に達するという。入学しても40名強は毎年退学していくので、入学者の累計総数は実に2000名にも達していると、同関係者は指摘する。

「同校は都福祉保健局、および厚労省関東信越厚生局へ卒業生累計総数を1000〜1100名と報告しています。生徒数に合わせた教室数(実習室含む)、教師の人数なども厳しく定められていますが、毎年定員よりも100名近く水増し入学させている事実を一切報告していないばかりか、豪華な校長室を実習室として届けたりしています。こうした実態から、『これ以上、嘘をつくのは耐えられない』と同校を辞めていった職員は少なくありません」

 ちなみに13年春、渋谷公会堂で行われた同校入学式で掲出されていた調理ハイテクニカル経営学科の入学者数は、定員120人に対し230人となっていた。

 服部氏は冒頭の講演会で、「今、警視庁の仕事をしている」「国の食品安全委員会より都の健康安全研究センターのほうが、はるかにしっかりしている」といった趣旨の発言をし、都とのつながりの深さを強調していた。その理由について同関係者は「服部氏が何よりも恐れているのが、都に水増し定員の実態がばれることで、都には異常なまでに気を使っています」と明かす。

 都は、しかるべき対応を求められているといえよう。
(文=編集部)

2443とはずがたり:2014/12/25(木) 12:51:19
此迄も皆,主体的に課題解決型の学習をして思考力を養って受験を突破してきたんちゃうのん。

<大学入試改革>新テスト導入を答申 思考力や主体性重視に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141222-00000046-mai-life
毎日新聞 12月22日(月)18時24分配信

 文部科学相の諮問機関、中央教育審議会(中教審、安西祐一郎会長)は22日、大学入試改革について下村博文文科相に答申した。「1点刻み」のペーパー試験での選抜から、論文や面接を使った多面的総合評価への移行が柱。現行の大学入試センター試験を衣替えした新テストで段階別に学力を測り、各大学の個別試験では面接などで「思考力」や「主体性」の重視を求めた。新制度は2021年春入学者が対象の入試(現在の小学6年生対象)からの導入を目指す。実現すれば従来の入試観を転換する大改革となる。【三木陽介】

【大学入試分析】既卒生が減、チャレンジを 駿台予備学校・石原賢一さん

 答申は、現在の大学入試を「知識の暗記・再生に偏りがち」と指摘。今後求められる「思考力」「主体性」「協働性」などを総合評価することが必要とした。

 難関・中堅大学のような「選抜性が高・中程度」の大学では、学力評価は国がセンター試験を衣替えして実施する共通テスト「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)を活用。年複数回実施し、教科の枠を超えた「合科目型」「総合型」の問題も出題。難易度の幅も広げる。各大学は個別に小論文や面接、集団討論を実施し、評価テストの結果と合わせ合否を判定する。

 定員割れしたり、学力不問だったりする「入試が機能していない」大学では、もう一つの新テスト「高校基礎学力テスト」(仮称)の結果と、部活動、留学といった高校時代の活動実績や面接を基に合否判定する。基礎学力テストは高校2、3年で年複数回の受験を可能とし、「国語総合」「数学1」など必修科目を想定。成績は段階別で評価し、就職でも活用できるようにする。

 各大学には、求める学生像や評価基準を示した「基本方針」の明示を求めた。現行の一般、推薦、アドミッション・オフィス(AO)の入試区分は廃止する。

 英語に関しては「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能の育成・評価を推進するため、学力評価テストで米国の「TOEFL(トーフル)」など民間の外部試験活用を提言した。

 高校や大学でも、思考力や協働性の育成を重視する授業への転換を強調。答えのない問題に対し自ら解決策を探求する「課題解決型学習(アクティブ・ラーニング)」を促した。

 同省は年明けにも専門家会議を設け、制度設計に着手。16年度中に合科目型問題例を示し、17年度にプレテストを実施する方針。

 また、中教審は同日、小中一貫教育の制度化も答申した。新しい学校種として「小中一貫教育学校(仮称)」を創設するほか、自治体が柔軟に小中一貫教育に取り組めるよう「小中一貫型小学校・中学校(同)」も提案。16年度からの導入を目指す。

◇中教審の大学入試改革答申骨子◇

・ペーパー試験による「知識偏重型」から論文や面接を使った「多面的評価」への転換

・大学入試センター試験を衣替えした「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)創設

・高校生の基礎学力の定着度をみる「高校基礎学力テスト」(仮称)の導入

・英語の入試は「TOEFL」など民間の外部試験も活用

・高校、大学の授業で「課題解決型学習」の充実

2444とはずがたり:2014/12/25(木) 14:50:15
俺の知り合いも原告団に加わったんかねぇ??それにしても青学がそんなにやばいとわ。

<青山学院>教職員2割が提訴 「一方的に一時金減額」
毎日新聞社 2014年12月25日 00時43分 (2014年12月25日 07時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141225/Mainichi_20141225k0000m040122000c.html

 学校法人「青山学院」(東京都渋谷区)の教職員285人が、一方的な一時金の規定廃止によって支給額を減額されたとして、学院を相手取り、規定との差額にあたる総額約5000万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こしたことが分かった。原告には大学教授らも名を連ね、学院が設置する大学や高等部、中等部などの教職員全体の2割に達するという。

 訴状などによると、教職員の一時金は1953年以降、就業規則で定める規定に基づいた額が支給されていた。しかし学院側は2013年7月、「財務状況が非常に厳しい。取り崩し可能な資金にも余裕がない」などとして、規定の削除と一時金の減額を教職員の組合に提案。その後、組合の合意を得ないまま就業規則から規定を削除した。2014年夏の一時金は、規定より0.4カ月分低い2.5カ月分にとどまった。

 学院側は教職員側に対し、少子化や学校間の競争激化を理由に挙げ、「手当の固定化は時代にそぐわない」などと主張。一方、教職員側は「経営状態の開示は不十分で、一方的な規定削除には労働契約法上の合理的な理由がない。学院と教職員が一体となって努力する態勢が作れない」などと訴えている。

 教職員側によると、14年冬の一時金支給も規定に基づいておらず、その差額も追加提訴する方針。原告の大学教授の1人は「このままでは経営側の好き放題を許すことになる。建設的な話し合いができる関係を再構築する必要があると考え、提訴した」と語った。

 学院は「コメントを差し控える」としている。【山本将克】

2445とはずがたり:2014/12/25(木) 18:54:54
>>2443

Listening:「脱・暗記」トップ押し切る 国立大の「総意」中教審で崩す
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20141219org00m040006000c.html
2014年12月19日

 「反対意見が出ると部会長自ら反論する。司会進行役の部会長が一番発言する。今までにない会議だった」。大学入試改革を議論する中央教育審議会(中教審)の部会は、委員の一人が振り返るように異例の展開をたどった。

 8月22日、文部科学省3階で開かれた部会。「個別入試(国立大の2次試験)での学力検査は今後も極めて重要だ」。国立大学協会の里見進副会長(現会長、東北大学長)が国立大の「総意」を述べ始めると、部会長の安西祐一郎・前慶応大学長の顔色が変わった。

 すでに答申予定を1カ月半も過ぎていた。安西氏が個別入試で「学力試験を廃止」する改革にこだわったからだ。この日、安西氏はその改革私案を部会で配り、一気に決着を図ろうとしていた。そこに国大協が「待った」をかけたのだ。

 安西氏の持論はこうだ。

 これから学生に求められるのは知識の多寡ではない。答えのない課題に対し、他者と協働し解決策を探る力だ。「1点刻み」で暗記した知識量を競う「知識偏重」の学力試験を続けるべきではない。学力は大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で段階別に評価し、大学別の試験では、論文や面接、集団討論で受験生の資質を見る「多面的総合評価」に転換すべきだ−−。

 だが部会では、国大協の意見に国立大教授の委員らが相次ぎ同調した。受験生全員に多面的総合評価ができるのか。新テストだけで本当に学力が分かるのか。会議は紛糾した。

    ◇

 入試改革は難しい。「知識偏重」から「多面的総合評価」への転換は、15年も前に中教審が打ち出している。なぜ進まないのか。理念には賛成でも実施となると足並みが乱れるのだ。高校は「まず大学入試が変わらないとだめだ」。大学も「高校の授業こそ知識偏重そのもの」と譲らない。関係者からは異論が噴出。そのまま時間が過ぎていく。

 「今回こそ変える」。中教審会長も務める安西氏の思いは強く、特に8月以降、私案を基に議論を引っ張る場面が目立った。

 強気の背景には「教育再生実行」の旗の下、今まで動かなかった「改革」を次々と成し遂げてきた下村博文文部科学相の支えも大きい。道徳教科化、教育委員会制度見直し−−。個別入試での学力試験廃止は下村文科相も同じ考えだ。部会のある委員は言う。「政治的にもその方が改革色が出る」

 数十回もの議論を経てまとまった答申案は「全面に安西色が出た内容になった」と文科省幹部。個別入試は「論を立てて記述する形式の学力評価を個別に課すこともあってよい」。含みは残したが「結局、安西さんが押し切った」。

    ◇

 中教審は22日、大学入試改革の答申を下村文科相に提出する。覚えた知識量を「1点刻み」で競うペーパー試験こそが「公平・公正」とされる入試観を大転換させる内容だ。改革は成功するのか。現場から報告する。

2446とはずがたり:2014/12/26(金) 08:20:05

小中学校の統廃合促進 文科省方針、60年ぶり基準変更
http://www.asahi.com/articles/ASGDT4QZDGDTUTIL01B.html?iref=comtop_list_nat_n02
高浜行人2014年12月26日05時32分

統廃合基準の変更点
現行
学級 12〜18学級が標準
通学 小学校は4キロ以内,中学校は6キロ以内
その他 小規模校が望ましい場合もある

新「手引き」
学級 6学級未満を下回る場合の対応を例示
通学 交通機関利用を前提に「おおむね1時間」も可能に
その他 統合できない場合の教育充実策を例示

 文部科学省は25日、公立小中学校を統廃合する際の基準を約60年ぶりに見直す方針を決めた。小学校で4キロ以内、中学校で6キロ以内としている通学距離に加え、「おおむね1時間」と通学時間も示し、より遠くの学校と統合できるようにする。学級数別に対応例を示し、特に全校6学級未満の場合、統廃合も含めた検討を強く求める。

 来年1月にも学校の適正配置についての「手引き」を公表する。市町村教委が判断する際の目安で、強制力はない。そのため、統廃合をした場合に国が財政支援する方針を盛り込み、後押しするという。

 ただ、地域から学校がなくなることで人口減少が加速する恐れがあり、住民の反発も予想される。市町村教委が検討した結果、統合しない選択をするケースも少なくないとみられる。

2447荷主研究者:2014/12/31(水) 15:56:46

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20141228103.htm
2014年12月28日05時12分 北國新聞
北溟寮が16年度末に閉鎖 金沢大・45年の歴史、OB惜しむ

2016年度末で閉鎖される北溟寮=弥生1丁目

 46年の歴史を持つ弥生1丁目の金大男子寮「北溟(ほくめい)寮」が、2016年度末で閉鎖される。泉小・泉中の新校舎建設に伴い、用地として寮の敷地が大学から市に売却されるためで、大学によると今年度限りで入寮生の受け入れを終了する。閉鎖を知った全国のOBには、「青春時代の象徴」として別れを惜しみ、懐かしい建物を見ようと金沢に足を運ぶ姿も見られる。

 北溟寮は1968(昭和43)年に寮生の受け入れが始まった。4階建てで、8畳の部屋を学生2人が共有で使っている。寮賃は1カ月700円。運営が学生に任されている「自治寮」で、最盛期は約300人の寮生が暮らしていたが、現在は87人に減った。

 金大は今後、寮生に対して、優先的にもう一つの男子寮「泉学(せんがく)寮」に転居させるなどの措置を取り、退去を進める。ある寮生は「寮によって雰囲気が違う。別の寮に移るより、費用が高くても1人暮らしを選ぶ」と北溟寮からの転居を残念がった。

 80年から7年間を寮で過ごした大高精工(愛知県新城市)社長、郄屋秀行さん(53)は27日、閉鎖を聞きつけて寮に立ち寄った。同日夜には金沢市内の飲食店で、かつての寮仲間たちと酒を酌み交わし、思い出話に花を咲かせた。

 郄屋さんによると、当時、新入生は4日間にわたって寮歌や大学の校歌を覚え、完璧に歌えるようになると初めてくじ引きで部屋が与えられた。「バンカラな雰囲気の中、生きるしぶとさを学んだ」と寮への愛着をにじませた。

 かつての寮生同士で集まる機会は多いとし、「それぞれの青春の思い出が詰まった大切な場所がなくなってしまうのはさみしい」とと閉鎖を惜しんだ。郄屋さんの寮仲間で、経営コンサルタントの五十嵐政信さん(54)=東京=は「寮生同士のつながりは、これからも絶やさないでいたい」と力を込めた。

2448とはずがたり:2015/01/03(土) 10:19:13
消えた学校図書100万冊…管理ずさんな市教委
2014年12月27日 18時29分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141227-OYT1T50073.html

 大阪市立の全小中学校が、図書室にある本の点検、整理を2年前から一斉に行ったところ、蔵書数が統計上、100万冊も少なくなったことが、市教委への取材でわかった。

 古すぎる本を廃棄したほか、未返却のまま紛失していた本を集計から外したためとみられる。市教委は管理がずさんだったことを認め、「真剣に図書の充実に取り組む」としている。

 市教委によると、図書室の本は、各校の図書台帳に登録され、廃棄や購入は、学校ごとの判断で行われる。各校の台帳に基づく蔵書数の合計は、2009年度末に488万冊(428校)、11年度末には475万冊(429校)だった。

 ところが、11年度末、市が委託した外部監査で「本の維持管理が適切に行われていない」と指摘された。そこで市教委と各校が本の在庫を改めて確認し、廃棄・整理した結果、13年度末は375万冊(428校)になった。

 古くて廃棄したものは少なくとも18万冊。図書室を点検した担当司書によると、現在の「ロシア」が「ソ連」と書かれている地理の本や、今はほとんど使用されていないアルコールランプを用いた理科実験の本などが、新刊に交じって本棚に並んでいた。市教委は10〜15年を目安に廃棄し、補充するよう指導しているが、守られていないケースも多かったという。

 残りの82万冊がどうなったのかは市教委も把握できていないが、各校が、紛失したままこれまで放置していた本を、台帳から外した可能性がある。児童・生徒から返却されていない本は相当な数に上るという。

 学校図書の管理は、12クラス以上ある学校では、配置が義務づけられている司書教諭が担当。小規模校では一般の教諭が行うが、ある中学校長は「司書教諭を含め、教職員は授業や部活指導で手いっぱいで、図書の管理は後回しになっているのが実情だ」と話した。

 蔵書数の減少を受け、橋下徹市長は11月、補充に必要な予算を確保するよう、関係部局に指示した。市と市教委はとりあえず今後数年で、約30万冊を補充する方針だ。(喜多俊介)

2014年12月27日 18時29分

2449とはずがたり:2015/01/03(土) 16:23:27

木村正人2014年11月29日 19:04
差別発言でカネに窮したDNA二重らせん発見者 ノーベル賞メダル競売の栄光と転落
http://blogos.com/article/100065/

2本のリボンが絡みあうように美しいらせんを描くDNAの構造を発見し、1962年のノーベル医学・生理学賞共同受賞者、ジェームズ・ワトソン氏(86)がノーベル賞メダルを米ニューヨークのクリスティーズでオークションにかけるという。

存命中の受賞者のノーベル賞メダルが競売にかけられるのは初めてだ。何があったのか。

ワトソン氏は2007年10月、新著宣伝のため英国を訪問。英日曜紙サンデー・タイムズのインタビューに対し、「アフリカの人々の知能は私たちと同じという前提で社会政策がつくられているが、すべての知能テストがそうではないことを示している」と発言。

「今後10年内に遺伝子が人間の知能に差をもたらしていることが発見されるだろう」と人種によって知能指数が決定されるという人種差別に当たる持論を堂々と展開した。ワトソン氏の講演を予定していたロンドンの科学博物館は「科学的論争の限界を超えている」として講演会の中止を決定する騒ぎになった。

ワトソン氏は米コールド・スプリング・ハーバー研究所会長職からの引退に追い込まれ、支援企業も離れていった。その後、講演会のお呼びはまったくかからなくなった。ワトソン氏は「あの発言で社会的に抹殺されてしまった」と英紙フィナンシャル・タイムズに嘆いている。

振り返れば、ワトソン氏のノーベル賞受賞にも光と影があった。ワトソン氏はノーベル賞受賞後、『二重らせん』を出版、DNAの構造を解明する競争で繰り広げられた人間ドラマを赤裸々に描いて大きな話題をまいた。

この中で暗愚な研究者として描かれた英国生まれのユダヤ人女性、ロザリンド・フランクリンが撮影したDNAのX線写真をワトソン氏らが見ていなかったら、DNAのあの美しい二重らせん構造は他の研究者によって先に発見されていたかもしれない。

「核酸の分子構造および生体の情報伝達におけるその重要性の発見」で62年にノーベル医学・生理学賞を共同受賞したのはワトソン氏のほか、フランシス・クリック、モーリス・ウイルキンス。ワトソン氏の『二重らせん』を地で行く醜悪な人間ドラマが発見の背後に隠されていた。

ワトソン氏とクリックの属するケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所と、ウイルキンスとフランクリンのキングス・カレッジは当時、DNAの構造解明をめぐって激しい火花を散らしていた。さらに研究者のプライドをかけたウイルキンスとフランクリンの確執。

一方、ワトソン氏も非妥協的なフランクリンと論争になったことから、研究機関の競争関係を越えて、ウイルキンスと急接近する。ウイルキンスはワトソン氏に、フランクリンが撮影したDNAのX線写真をこっそり見せた。

ワトソン氏は『二重らせん』の中でこう記している。

「私は唖然として胸が早鐘のように高鳴るのを覚えた。(略)写真のなかでいちばん印象的な黒い十字の反射はらせん構造からしか生じえないものだった」

X線のデータに詳しいクリックも別のルートでフランクリンのX線写真を見ていた。フランクリンは自分の未発表の研究データがワトソン氏やクリックに流れたとも知らずに1958年に他界している。

ノーベル賞メダルの落札予想価格は250〜350万ドルとクリスティーズは見積もる。「(知能指数は人種によって決まるという)人種差別発言はあまり影響しないだろう」という。

直筆の研究ノートやノーベル賞授賞式のスピーチ原稿も同時に競売にかけられる。

クリックのノーベル賞メダルは昨年5月、200万ドル以上で落札された。メダルは23金、直径6.6センチ。

ワトソン氏はクリスティーズのホームページに「ノーベル賞を受け取るとき、盗難されると大変だから銀行の金庫室にしまっておくようアドバイスされた。クリスティーズでの競売前に実際に自分の手に取ってみたのは、銀行の金庫室に新たな貴重品を預けた時の数回だけ」と記している。

オークションで得た収益で、英国のポップアート画家ホックニーの作品を購入したり、母校のシカゴ大学や、ケンブリッジ大学の研究機関に寄付したいという。

(おわり)

2450とはずがたり:2015/01/09(金) 00:44:37

くらしナビ・学ぶ:NPOが全国小学校教員アンケート 深刻さ増す現場の疲弊
http://mainichi.jp/shimen/news/20131028ddm013100019000c.html
毎日新聞 2013年10月28日 東京朝刊

子どもの現状についての教員の意識

①:とてもそう思う ②:そう思う ③:あまり思わない ④:思わない

学力格差が大きい: ①50 ②44 ③5
特別支援が必要な子どもがいて工夫が必要: ①47 ②46 ③6 ④1
成長の度合いに大きな差がある: ①32 ②51 ③7
生活習慣が身についていない子どもが多い: ①33 ②54 ③12

 先生は忙しい。その忙しさは解消されるどころか、うつ病など心の病で休職した公立学校の教員が2008年度から4年連続で5000人を超えるなど現場の疲弊は深刻さを増すばかりだ。昨年から今年にかけて東京都のNPOが全国の小学校教員を対象に実施したアンケートからは、先生の焦燥感や不安が色濃く浮かび、手厚い支援を望む声が聞かれた。

 ●11時間半労働

 調査はNPO「日本標準教育研究所」が実施。昨年3月〜今年1月まで、テーマ別に計3回にわたって延べ約1000人から回答を得た。

 教師の仕事で悩んでいることを尋ねたところ、上位三つは「自分の時間が持てない」「保護者との関係」「特別支援が必要な子供への対応」だった。

 調査の結果、学校にいる時間は平均「11時間半」。東京大社会科学研究所が調べた全産業の平均(10時間半)に比べ約1時間長い。その上、9割が帰宅後に自宅で仕事をすることがあると回答し、休日出勤も月平均2・2回だった。

 自由記述では「外国語活動、他校との連携、総合学習など、やらなければいけないことが多く、じっくり授業を組み立てられない」(教員歴29年、千葉県、女性)、「家族との時間が持てない」(同20年、東京都、女性)という悲痛な訴えも目立った。教員の多忙化は、国が定数増など対策を打ってはいるが、解消されていない実態が浮き彫りになった。

 ●支援体制の不備

 保護者との関係では、勤務25年の東京都のベテラン男性教員は「15年前の保護者は協力的だったが、現在は批判から始まることが多い」と対応の難しさを強調。さらに貧困、虐待、家庭内暴力など家庭が抱える問題が子供の問題行動や学力低下の一因になっていることもある。学校には福祉の面からの支援も求められているが、そうしたノウハウが乏しい上に、多忙化で対処しきれていないのが実態だ。

 特別支援教育については、文部科学省の12年の調査で、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)で、学習面や行動面で特別な教育的支援を必要とする児童生徒はクラスの6%程度(40人学級ならおよそ2人)と推定される。「その子によって対応の仕方が異なるので、これまでの経験があまり役立たない」(教員歴20年、北海道、女性)など自身の指導力への悩みのほか、「担任するクラスが通常学級から特別支援学級に変わったが、指導のための資料が不十分で、教科書さえなかった」「自分一人では対応しきれない時がある」と支援体制の不備を指摘する声もみられた。

 ●少人数学級要望

 児童の現状を聞いたところ、半数が「学力格差」を強く感じていた。生活習慣が身についていないと強く実感しているという声も3割を超え、自由記述では「小学校入学までにしつけがなされていない子が多い」(教員歴32年、茨城県、女性)という意見も目立った。

 打開策として、要望が最も多かったのは「時間的な余裕の確保」(75%)で、次いで「学級の定員減」(60%)。1クラスの定員は現行は40人が上限。小学1年は法改正で11年度から、小学2年は予算措置によって12年度から、それぞれ35人学級が全面導入されているが、対象学年の拡大を望む声が強かった。

 さらに注目すべき結果は、半数の教員が「教師同士の協力関係」を要望した点だ。裏を返せば、教員が互いの悩みを打ち明けたり、先輩教員からアドバイスをもらったりする機会がない現実を表している。

 今回の調査を担当した元小学校教員の増田修治・白梅学園大准教授は「今の学校教育は先生たちの自己犠牲の上に成り立っている実態が改めて分かった。だがこれは本来の教育の姿ではない。先生の環境改善が急務だ」と話している。【三木陽介】

2451とはずがたり:2015/01/09(金) 00:44:54

40人学級:復活に文科省、保護者ら異論 署名呼び掛けも
http://mainichi.jp/select/news/20141101k0000e040184000c.html
毎日新聞 2014年11月01日 11時00分(最終更新 11月01日 13時23分)

 小学1年生の学級編成を巡り、財務省と文部科学省が激しいつばぜり合いを見せている。財務省が来年度の予算編成に向け、2011年度に制度化した公立小学校1年生の「35人学級」を「40人学級」に戻す案を打ち出し、文科省が反発しているのだ。この案に驚いた保護者が反対署名を呼び掛けるなど影響が広がっている。

 発端は、文科省が来年度から目指す幼児教育の段階的無償化。第1段階として年収360万円未満世帯の5歳児を対象にしたい考えだ。その場合、250億円の財源が必要だが「どう捻出するのか」というのが財務省側の懸念。そこで財務省自ら「案」として示したのが小学1年生の「40人学級」復活案だ。

 法律は小中学校の1学級の人数の上限を40人と定めているが、落ち着いて授業に臨めない「小1プロブレム」が問題化。きめ細かな対応ができるように、法改正で「35人」に引き下げられた。教員定数は学級数に応じて決まり、40人に戻せば学級数が減って教員数も減るため、財務省の試算では国と地方を合わせ人件費約260億円が浮く。

 財務省は「35人学級には効果がない」とする根拠も提示した。小1のいじめ認知件数について、小学生全体に占める割合が35人学級導入前の5年間の平均で10.6%だったのに対し、導入後の2年間は平均11.2%と微増。このほか不登校率などの数字も出して「明確な効果は認められない」とした。

 文科省幹部は「『効果なし』の根拠は乱暴だ」と反論する。いじめ認知件数は最近増加傾向だが、いじめを積極的に認知し対応しようという学校側の意識の高まりが背景にある。認知件数の増加は、重大事案に至る前に対応できる可能性が広がることを意味する。

 いじめ以外にも、学校が抱える問題は山積している。東京都内の小学校校長は「発達障害や問題行動の対応で明らかに学校は大変だ。財務省には現場を見てくれと言いたい」と怒りを隠さない。

 東京都品川区の会社社長、杉山大輔さん(35)は報道で財務省案を知り、驚いたという。「子供のうち2人が小学生。人ごとではない」と、インターネットを使って署名活動などを進める団体「Change.org」を通じ、10月29日から「35人学級存続」を求めるキャンペーン(http://chn.ge/1tCkGhb)を始めた。杉山さんは「35人でも多いと感じる。先生が子供と向き合う時間を多く確保することはとても大事だ」と話す。31日までに国内外の約1万6000人から賛同の署名が届き「少子化の今、大いに疑問」などとコメントが寄せられているという。

 財務省案の根底には、少子化による児童生徒数の減少に比べ、教員数の減少幅が小さいという考えがある。今年度予算の概算要求で文科省は3800人の教員増を求めたが、増員どころか10人減という苦汁を味わった。

 下村博文文科相は「35人学級のほうが望ましいというのは、教育関係者100人が100人みんなが言うことだ」と徹底抗戦の構えだ。【三木陽介、澤圭一郎】

2452とはずがたり:2015/01/12(月) 09:20:30

中村、赤崎氏「工学のノーベル賞」天野氏外れる
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150107-OYT1T50052.html
2015年01月07日 11時38分

 【ワシントン=中島達雄】全米工学アカデミーは6日、工学や技術の発展に寄与した人に贈る「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」の今年の受賞者に、赤崎勇・名城大教授(85)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)、ニック・ホロニアック米イリノイ大名誉教授(86)とその共同研究者2人の計5人を選んだと発表した。


 発光ダイオード(LED)開発への貢献が評価された。同賞は「工学のノーベル賞」とも呼ばれている。

 ホロニアック氏は1962年、米ゼネラル・エレクトリック(GE)社で世界で初めて赤色LEDを開発、「LEDの父」として知られる。

 青色LEDの開発で赤崎、中村両氏と昨年のノーベル物理学賞を共同受賞した天野浩・名古屋大教授(54)は選ばれなかった。

2015年01月07日 11時38分

天野教授の「パワー半導体」に補正予算12億円
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150110-OYT1T50053.html?from=yrank_ycont
2015年01月10日 23時10分

 文部科学省は、昨年のノーベル物理学賞を受賞した天野浩・名古屋大教授が進める「パワー半導体」の研究開発を支援するため、実験設備の導入費用として12億円を2014年度補正予算案に計上した。


 「パワー半導体」は、交流を直流に変換したり、電流の周波数を変えたりと、電力の制御に使う半導体。天野教授は、青色発光ダイオード(LED)の材料となった窒化ガリウムを使い、制御の際の電力損失が少ない高性能のパワー半導体を研究している。文科省は、名大を拠点として研究開発を加速し、技術革新につなげる方針だ。

 天野教授は名大を通じ、「内外の力を結集し、省エネルギーに大きく貢献できるよう研究にまい進します」との談話を発表した。

2015年01月10日 23時10分

2453とはずがたり:2015/01/12(月) 10:17:45

ヒロ2015年01月04日 10:00
チャラい青学が優勝するそのわけ
http://blogos.com/article/102746/
ヒロ
カナダ在住の経営者。海外居住者ならではの視点で日本人を考察。

2455とはずがたり:2015/01/18(日) 19:42:10

大学:卒業要件厳格化へ…15年度に省令改正 文科省方針
http://mainichi.jp/select/news/20150114k0000m040116000c.html
毎日新聞 2015年01月14日 07時50分(最終更新 01月14日 09時26分)

 文部科学省は大学入試改革の一環で、各大学に対し入学者の「受け入れ方針」(アドミッションポリシー)や卒業させる学生像を明確に定めた「卒業方針」の策定を義務付ける方針を決めた。国は大学入試と大学教育の一体改革を目指しており、「入り口」の入試改革を進めると同時に「出口」である卒業要件を厳格化。卒業する学生の質も確保することが狙いだ。来年度中に省令である大学設置基準の改正を目指す。【三木陽介、坂口雄亮】

 大学入学者の「受け入れ方針」は、大学の強みや特色、それに沿って入試で重視する能力などを明示して「入学してほしい学生像」を示す。学生の「卒業方針」は、各大学が学生に身に着けさせる学問やスキルを示し、社会に送り出す具体的な卒業生像を書き込む。

 受け入れ方針は現在、学校教育法施行規則で「策定した場合、公表する」という規定にとどまっている。このため、同省は大学が満たすべき設置基準を改正し、策定を義務づける。卒業に関する要件は、在学年数や修得単位数が現行の基準にもあるが、大学ごとに受け入れ方針と教育方針、卒業方針をセットにした一体的な見直しを求める。

 入試改革を巡っては、国は知識量を問う「1点刻み」型入試から「多面的総合評価」への大転換を目指している。受け入れ・教育・卒業方針の策定が義務化されれば、各大学は入試の募集要項などで受け入れ方針を明示し、これに沿った入学者選抜を実施。教育内容や育成する学生の基準が明確になり、「卒業方針」の水準に達していない学生は留年させたり卒業見送りにしたりするなどして、安易に卒業させない大学作りが進むことになる。同省は、しっかりした学生を社会に送りだす責任を果たす大学を財政的に支援して、改革を加速させる方針だ。

 設置基準に罰則規定はないが、基準項目は7年以内に1度、各大学に義務づけられている第三者機関による認証評価で判定され、その結果が公表される。

 同省は、今年3月までに受け入れ方針の事例集を作成し、来年度中に指針を作成する計画だ。

 ◇大学設置基準◇
 学校教育法に基づき、旧文部省が1956年に定めた省令。大学教員の資格、学生定員、設備、カリキュラムなど大学を設置する上で必要な最低基準を示す。大学新設などは、この基準をもとに審査される。91年には大幅に緩和され、各大学が専門教育重視の教育課程を組み、教養部の解体などを招いた。大学の質を確保する観点から緩和が行き過ぎではないかという批判もある。


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