したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Tohazugatali Tourist Bureau

1とはずがたり:2005/04/29(金) 21:06:28
観光・旅行・リゾート・レジャー・ホテル業界等

温泉スレはこちらhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1075222919/l10

847チバQ:2011/03/17(木) 20:35:58
http://www.tomamin.co.jp/2011c/c11031702.html
キャンセル相次ぐ自衛隊宴会 悲鳴!千歳のホテル業界
(2011年 3/17)

 東日本大震災の発生で、自衛隊関連を中心に宴会予約のキャンセルが千歳市内のホテルで相次いでいる。予約人数が多いだけに、業界は「大打撃」と口をそろえている。

 地元のホテル業界にとって、3月は自衛隊関連の宴会や結婚式が多い書き入れ時。ただ、災害派遣に出動していることもあって、自粛の動きが広がっている。

 ANAクラウンプラザホテル千歳は「自衛隊関連の予約は、ほとんどが取りやめ。企業の各種会合も東北地方に支店がある所は中止している」と言う。

 ホテル日航千歳でも3月予定されていた50〜200人規模の自衛隊関係の宴席が相次いでキャンセルされた。「これだけ短期間の大規模なキャンセルを今からカバーできる経済状況にはなく、さらなる経費節減が必要」と語る。

 千歳エアポートホテルアネックスも「震災前までは週末を中心に自衛隊員の送別・歓迎会で(宴会場は)目いっぱい埋まり、民間からの予約を断らざるを得ないほどだったのが全滅」と嘆く。「今は鳴る電話が全てキャンセルの連絡で、本当に頭が痛い」とも。この穴を埋めようと、営業活動に努め、宴会場の収益金の一部を被災地に還元することも決めた。

 支笏湖温泉も同様。宿泊予約のキャンセルが出ている。3月だけで150人ものキャンセルがあったホテルもある。一方、数件という施設もあるなど、差は大きいものの、これから増えていくのは確実。支配人の一人は「関東、関西などのキャンセルが多い。テレビで北海道も被災地というイメージがあるのではないか」と分析。別の施設では「このまま春以降の観光シーズンまで長引けば、大きな打撃になりかねない」と話した。

848チバQ:2011/03/17(木) 20:37:34
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-17_15553/
「観光回復厳しい」専門家
2011年3月17日 09時49分

(10時間48分前に更新)

 東日本大震災による被害や原発事故、関東地域の計画停電などの影響で、株価が下落し日本経済が長期にわたって停滞するとの懸念が広がる。県内では主力の観光の落ち込みが予想され、景気回復の時期も見通せない状況となっている。

 「観光が自粛モードになる。消費マインドにも影響が出て、経済活動が縮小するのは避けられない」

 りゅうぎん総合研究所は今後の見通しを、こう指摘する。県内観光は世界同時不況後落ち込んだ「底」から持ち直しつつあったが、甚大な震災被害で「沖縄観光の回復シナリオは崩れたとみていい」。

 1995年の阪神淡路大震災時は、関西方面の観光客が大幅に減ったが、主力の東京方面でカバーし、年間実績は前年を上回った。だが、今回は観光客の約5割を占める東京方面でのダメージが大きい。

 おきぎん経済研究所は「株価だけでなく、物流や交通といったライフラインへのダメージも大きい」と指摘する。政府の財政出動や日本銀行の追加金融緩和策などで、経済活動が下支えできるか。専門家は「国内景気全体の動向を注視する必要がある」との見方で一致している。

849チバQ:2011/03/17(木) 20:38:24
http://mytown.asahi.com/areanews/okinawa/SEB201103160035.html
震災で自粛ムード、県内観光に打撃 キャンセル相次ぐ
2011年3月17日

 東日本大震災の発生後、九州・沖縄の観光地で予約のキャンセルが相次いでいる。観光自粛ムードや福島第一原子力発電所の事故が影響しているとみられる。

 県は16日、同県への国内団体旅行客のキャンセルが64団体約3800人にのぼると発表した。被災地の東北、関東だけでなく、関西や海外からのキャンセルもあるという。沖縄は観光業に頼るだけに、担当者は観光自粛ムードや「日本全体が危険」との風評による観光客の減少を心配している。

 福岡市は16日、中国・上海から博多港に同日寄港する予定だったクルーズ客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ号」が、直前に入港を取りやめたと発表した。同船は乗客1300人のうち800人が中国人。寄港せずに次の目的地、韓国・釜山に向かった。

 同船を運航する米国の船会社は市に「福島第一原発の爆発や放射能漏れによって中国国家旅遊局が被災地への渡航自粛を求めており、関係者と協議して決めた」と説明したという。

 博多港には今年、外国のクルーズ客船が61回寄港する予定で、うち55回は中国発着。シーズ号は震災発生後初めて寄港する予定のクルーズ船だった。市港湾局の担当者は「海外からの問い合わせには博多港は安全であることを説明している」と話した。

 アジアからの観光客に人気が高い大分県別府市では、ホテルや旅館36施設で延べ8655人のキャンセルが出た。市旅館ホテル組合連合会が、加盟110施設にアンケートをして判明した。

 キャンセルの多くは韓国や中国、台湾からのツアー客。連合会の堀精治事務局長は「旅行会社がツアー自体を自粛したのだろう」と話す。東北や関東の団体客のキャンセルも相次いでいるという。

 それでも、連合会は団体のキャンセル料を今回は徴収しないよう加盟施設に呼びかけている。堀事務局長は「痛手だが、被災者のことを考えたらそんなことは言っていられない。落ち着いたら来てほしい」と話している。

850チバQ:2011/03/17(木) 20:39:16
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20110317/476435
観光客消えた日光「こんな状態初めて」
(3月17日 05:00)
【日光】県内最大の観光地・日光から観光客が消えた。東日本大震災の影響による鉄道、高速道路の不通、さらにガソリン不足や計画停電が追い打ちを掛け、日光を訪れる観光客の姿はほとんど見掛けない。大型バスや外国人でにぎわう二社一寺やメーンストリートも今はひっそりと静まりかえっている。

 「昭和天皇崩御の際の自粛ムード。その時でさえ観光客の姿はあった。今回はあの時よりひどい」。こう話すのは日光観光協会。同協会によると、震災発生直後からホテルや旅館など宿泊施設ではキャンセルが相次ぎ、現在は閉館はしていないものの「開店休業状態だ」という。

 世界遺産「日光の社寺」が立ち並ぶ山内地区やメーンストリートの国道119号などは、普段なら観光100+ 件客や大型バスでにぎわうが、バスも人影もほとんど見掛けない。国道沿いでは飲食店や物産店の「臨時休業」が相次ぎ、二社一寺関係者も「これだけ観光客がいない日光は初めて」と話す。

 「ようやく春を迎えていよいよ観光シーズン本番というときに。日光はほとんどが観光に関係している。大打撃です」とある経営者。別の飲食店経営者は「鉄道、高速道路の不通、それにガソリン不足では仕方ないが、このままの状態が続けば従業員の通勤もままならなくなる」と困惑する一方で「本来なら被災していない地域が頑張って、もり立てなければならないのだが」と悔しそうな表情を浮かべていた。

 鬼怒川温泉も事情は同じで、大半の旅館、ホテルは営業を見合わせ、多くの観光100+ 件施設も休業。普段は観光客でにぎわう鬼怒川温泉駅前には人の姿がほとんどない。鬼怒川・川治温泉旅館協同組合は「燃料や食材の供給が滞り、計画停電もあるのでどうなるか。状況は厳しい」としている。

851チバQ:2011/03/19(土) 10:04:08
http://mytown.asahi.com/areanews/kagoshima/SEB201103180010.html
宿泊キャンセル・CM中止…新幹線全通1週間、鈍る出足
2011年3月19日


「花かごしま2011」には九州新幹線を描いた花壇も出展された=鹿児島市吉野町


 九州新幹線が全線開業して19日で1週間になる。出発式などが中止になった東日本大震災の影響は続いており、利用者数は思うように伸びない。宿泊のキャンセルも相次ぐが、打つ手がない状況だ。

●見えぬ打開策

 JR九州によると、開業した12日の熊本―鹿児島中央の新幹線利用者は1万6400人(乗車率44%)で、前年の鹿児島中央―新八代に比べ約2倍となった。しかし、13日は1万2900人(乗車率34%)、14日は1万1千人(乗車率29%)と徐々に減った。

 3日間の合計は約4万人で、1日平均では目標としている1万2千人をクリアしたことになる。ただし、2004年の部分開業でも初日は1万3600人だったが、通年では8800人とほぼ半減した。今回もそうなると通年での目標達成は厳しくなる。

 JR九州の担当者は「地震や津波の影響は当然あると思うが、どの程度かはわからない」と話す。利用者増を働きかけたいところだが、お祝いムードだったテレビCMもとりやめ、厳しい状況だ。

 指宿市のホテルでは震災発生後、300人ほどのキャンセルが出た。1カ月の宿泊者の1割程度になる。「家族が心配して止めるので」「行けるような雰囲気ではない」と話す人が多く、中には「旅行費用を義援金として被災地に送りたい」と話す人もいた。

 支配人の男性は「新幹線がつながりこれから予約が増えると期待していた矢先の地震。残念だが、新幹線は動いているし、泊まりに来てくれるお客様もいる。そのことに感謝して、精いっぱいもてなしたい」と話す。

●入港中止も

 影響は海外にも広がる。県観光課は18日、3〜4月に鹿児島市の「マリンポートかごしま」へ入港する予定だった国際クルーズ船4便が、入港中止を決めたと発表した。大震災や原発事故の影響で、年内は4月以降も18便が入港を予定しているが、実施されるかはわからないという。

 中国東方航空(本社・上海市)は28日から鹿児島―上海路線で予定していた2往復の増便を当面、見送ることを決めた。当初想定していたほどの需要が見込めないと判断した。同社鹿児島支店の担当者は「状況を見ながら運航のタイミングを探っていきたい」と話している。

 県観光連盟の東清貴事務局長は「鹿児島だけでなく『日本へ』という旅行マインドが冷え切っている。対応に苦慮しているところ。1カ月程度は様子を見るしかないのではないか」と話す。

●1分間黙とう

 鹿児島市では18日、全線開業に合わせたイベント「花かごしま2011」が始まった。テープカットやファンファーレなどのセレモニーはやめ、メーン会場の吉野公園であった開会式の前には、犠牲者に1分間黙祷(もくとう)するなど、被災者に配慮しながらの開幕。2369人が訪れ、咲き始めた花を楽しんでいた。

 「のんびりしていいですね」と話す広島市南区の飲食店経営、山口礼子さん(60)は新幹線「さくら」を使った2泊3日のツアーできた。震災直後だったが、予定通り旅に出た。「被災者の映像を見ると涙が出ます。でも、私たちまで沈んでいては復興はできないですから」と話していた。(安斎耕一、星賀亨弘)

    ◇

■90種110万株 花かごしま開幕

 第28回全国都市緑化かごしまフェア「花かごしま2011」が18日、鹿児島市吉野町の吉野公園をメーン会場に始まった。南からの風にのせてをテーマに、約900種110万株の花や植物を集めた。

 メーン会場の入場券は800円で高校生以下と70歳以上は無料。駐車場はなく、鹿児島中央駅などから無料のシャトルバスが走っている。鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島市中山町)がサブ会場で県内各地に協賛会場がある。

852チバQ:2011/03/19(土) 11:12:22
西日本の方々には無駄遣いをして経済を活性化してもらわんといけないのに
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001103190002
自粛は被災地のために?
2011年03月19日

◇イベント中止続々
「市の要請受け苦渋の決断」
「経済活動滞るとマイナス」


  東日本大震災の影響で、県内でもイベントを中止したり、延期したりするケースが相次いでいる。 だが、過度に自粛すると地域経済に影響するという指摘もある。


  松山市や松山青年会議所(JC)主催で、3月下旬〜4月初旬に松山城や道後温泉で開催される松山春まつり。 毎年、野球拳の全国大会や、大名・武者行列などでにぎわうが、今年は「東雲能」と「湯祈祷」を除くすべてが中止になった。


●45年間で初の事態●
  「過去45年間で、これほど中止されるのはおそらく初めて」と大野剛嗣・同実行委員会長。 延べ約10万人が訪れるだけに、地域への経済的な影響も少なくないという。 大野会長は「華美なイベントを自粛するよう市から要請があったこともあり、苦渋の決断だった。 商店主や楽しみにしている市民には申し訳なく思っている」と話す。


  今治市も20日にJR高知駅で予定していた観光キャンペーン「ダーツで当てよう!今治の旅」を中止。 同駅などと協力し、ダーツの賞品などを売り物に市をPRする予定だったが、「高知県内の養殖漁業にも被害が出ており、震災に配慮した」という。


  松山大(松山市)は、同大生が企画するB級ご当地グルメのイベントを21日に内子町で開く予定だったが、延期にした。同大は「学生からは、せっかく準備したので出来ればやりたいという声もあったが、同町などと相談の上で決めた」。


  いよてつ高島屋(松山市)は14日から、屋上にある観覧車の運行時間を3時間短縮して午後7時までとし、照明にかかる電力を抑えた。 夜間照明を発光ダイオード(LED)に代えた松山城天守閣(松山市所有)では、照明の明るさを当面8〜9割カット。 26日に予定していたLED照明の点灯式も取りやめた。 だが、東日本と西日本では電気の周波数が異なり、西日本から東日本に送電できる量は限られている。 現時点で東日本の節電への貢献度はないが、市の担当者は「東日本の方々が大変な被害に遭われていることを無関係とせず、自分たちが出来ることを示すため」と話す。


●勇気づけへ工夫を●
  こうした自粛は、被災地のためになっているのだろうか。


  日本銀行松山支店の秋山修支店長は「自粛のムードが先行して経済活動が滞ると、被災地にとってかえってマイナスにもなりうる」と指摘する。 松山大の橋本卓爾教授(地域経済)も「あまり派手な催しは控えるべきだが、義援金を集めたり、防災教育を取り込んだりするなど、被災地を勇気づけるよう工夫して、積極的に行う方がよい」と話す。


  西予市などが主催するB級ご当地グルメイベントは予定通り19日に行われる。 アルコールの販売をやめ、会場で義援金を募るなど、被災地に配慮したという。 市の担当者は「中止も含めて検討したが、イベントを通じて被災地に貢献したいと判断した」。 (高木真也、寺門充)

853チバQ:2011/03/19(土) 11:13:18
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/279435.html
日本人観光客 韓国で調達? 災害用品(03/19 06:55)
 【ソウル青山修二】東日本大震災を受け、日本で品薄となった災害用品を韓国で買って帰る日本人観光客が急増している。ソウル市内のスーパーでは、懐中電灯や乾電池を販売する特設コーナーもお目見えした。

 日本人観光客がよく利用するスーパー「ロッテマートソウル駅店」。東京で貿易業を営む男性(70)は懐中電灯を2個購入、「経営する会社から『懐中電灯が欲しい』との電話を旅行中に受け、買いに来た。確保できてよかった」と喜んだ。

 同店によると、地震が発生した11日から1週間の懐中電灯の販売数はいつもの11・6倍、乾電池は4・4倍、マスクは11倍に。

 「大部分は日本人観光客が買っていると思う」と担当者。乾電池購入者には被災地で需要が高いウエットティッシュを無料で配布、売り込みに努めている。

854チバQ:2011/03/19(土) 11:13:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110318-OYT8T01045.htm
宿泊キャンセル相次ぐ
外国人危機感/旅行自粛ムード
 東日本巨大地震の発生後、県内のホテルや旅館で宿泊予約のキャンセルが相次いでいる。次々と帰国し始めた外国人観光客だけでなく、日本人観光客からの連絡も多い。花見シーズンを迎える吉野山(吉野町)の旅館でも空室が出るなど、観光地に影を落としている。(佃拓幸、田畑清二)

 吉野山の旅館「吉野荘湯川屋」に18日午前、東京の旅行会社から約10件の予約取り消しの連絡が入った。連日5、6件のキャンセルがある一方、新規は2、3件にとどまる。社長で吉野山旅館組合長の山本義史さん(51)は「インターネットの宿泊予約サイトに空室情報を出しても、予約が埋まらない」と頭を抱える。

 県内の宿泊客は、関東地方からが40・2%(09年)で最大。吉野山は花見シーズンが連日満室となる書き入れ時だが、同組合は宿泊客が例年の7割程度になると予想。山本さんは「旅行を自粛するムードが広がっている。阪神大震災の発生は1月だったが、今回の地震はシーズン直前だけに状況は本当に厳しい」と話す。

 影響は県都にも広がる。奈良市の「ホテル日航奈良」は予約取り消しが3月分だけで約1000室になり、「ホテルアジール・奈良」でも100件を超えた。バックパッカーらが泊まる「遊山ゲストハウス」では、外国人からのキャンセルが20〜30件に上り、オーナーの清重拓自さん(32)は「欧州の人は原発のトラブルにかなり危機感を持っている。半年程度は宿泊に影響が出るのでは」と語る。

 県観光振興課の森藤勝彦課長は「春は、秋に次ぐ観光シーズンなので、相次ぐ宿泊のキャンセルは非常に残念。だが、被災者のことを思うと『奈良は安全だから観光に来てほしい』ともPRできない」と複雑な心境を明かす。

(2011年3月19日 読売新聞)

855チバQ:2011/03/19(土) 11:22:46
http://www.asahi.com/business/update/0318/TKY201103180264.html
ディズニーランド休園継続、再開時期は未定2011年3月18日12時3分
 千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは18日、東京ディズニーランドとディズニーシーの休園を継続すると発表した。計画停電で、電力供給が安定しないためという。ホテルや商業施設も休業を続ける。再開時期は未定で、計画停電が長引けば、休園が長期化する可能性もあり、観光に与える影響は大きそうだ。

 東京ディズニーリゾートは、年間約2500万人が訪れる国内最大のテーマパーク。

856チバQ:2011/03/19(土) 11:25:52
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001103180003
伸びぬ新幹線利用者/全通1週間
2011年03月19日

 九州新幹線が全線開業して19日で1週間になる。出発式などが中止になった東日本大震災の影響は続いており、利用者数は思うように伸びない。宿泊のキャンセルも相次ぐが、打つ手がない状況だ。(安斎耕一、星賀亨弘)
 JR九州によると、開業した12日の熊本―鹿児島中央の新幹線利用者は1万6400人(乗車率44%)で、前年の鹿児島中央―新八代に比べ約2倍となった。しかし、13日は1万2900人(乗車率34%)、14日は1万1千人(乗車率29%)と徐々に減った。
 3日間の合計は約4万人で、1日平均では目標としている1万2千人をクリアしたことになる。ただし、2004年の部分開業でも初日は1万3600人だったが、通年では8800人とほぼ半減した。今回もそうなると通年での目標達成は厳しくなる。
 JR九州の担当者は「地震や津波の影響は当然あると思うが、どの程度かはわからない」と話す。利用者増を働きかけたいところだが、お祝いムードだったテレビCMもとりやめ、厳しい状況だ。
 指宿市のホテルでは震災発生後、300人ほどのキャンセルが出た。1カ月の宿泊者の1割程度になる。「家族が心配して止めるので」「行けるような雰囲気ではない」と話す人が多く、中には「旅行費用を義援金として被災地に送りたい」と話す人もいた。
 支配人の男性は「新幹線がつながりこれから予約が増えると期待していた矢先の地震。残念だが、新幹線は動いているし、泊まりに来てくれるお客様もいる。そのことに感謝して、精いっぱいもてなしたい」と話す。
 影響は海外にも広がる。県観光課は18日、3〜4月に鹿児島市の「マリンポートかごしま」へ入港する予定だった国際クルーズ船4便が、入港中止を決めたと発表した。大震災や原発事故の影響で、年内は4月以降も18便が入港を予定しているが、実施されるかはわからないという。
 中国東方航空(本社・上海市)は28日から鹿児島―上海路線で予定していた2往復の増便を当面、見送ることを決めた。当初想定していたほどの需要が見込めないと判断した。同社鹿児島支店の担当者は「状況を見ながら運航のタイミングを探っていきたい」と話している。
 県観光連盟の東清貴事務局長は「鹿児島だけでなく『日本へ』という旅行マインドが冷え切っている。対応に苦慮しているところ。1カ月程度は様子を見るしかないのではないか」と話す。
 鹿児島市では18日、全線開業に合わせたイベント「花かごしま2011」が始まった。テープカットやファンファーレなどのセレモニーはやめ、メーン会場の吉野公園であった開会式の前には、犠牲者に1分間黙祷(もく・とう)するなど、被災者に配慮しながらの開幕。2369人が訪れ、咲き始めた花を楽しんでいた。
 「のんびりしていいですね」と話す広島市南区の飲食店経営、山口礼子さん(60)は新幹線「さくら」を使った2泊3日のツアーできた。震災直後だったが、予定通り旅に出た。「被災者の映像を見ると涙が出ます。でも、私たちまで沈んでいては復興はできないですから」と話していた。

857チバQ:2011/03/19(土) 18:23:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000131-san-soci
観光客キャンセル続出、関西にも打撃 旅行業界 募る焦燥
産経新聞 3月19日(土)15時7分配信

 米国は地震発生直後の11日に自国民に渡航自粛を要請、原発事故が判明した13日にも再度、自粛を求め、16日には渡航延期勧告した。フランスは13日に渡航延期勧告。韓国は13日に福島第1原発周辺30キロを渡航制限地域に指定、中国は渡航自粛を求めた。これは外国人向けの観光旅行需要を直撃し、地震の影響がない京都、奈良などのツアーでも中止が相次いでいる。

 外国人向けの日本観光旅行を扱う「東日旅行」(東京都)の国際旅行事業部によると、3、4月はサクラのシーズンで外国人観光客には人気。同社が扱う今年3、4月のツアーのキャンセルは中国などアジアを中心に、すでに数千人規模にのぼる。同社は「60年以上にわたって外国人向けの観光旅行を取り扱ってきたが、今回のような事態は初」という。

 欧州や豪州からの旅行者を中心に扱う旅行会社「ツアーランド」(京都市)では4〜5月に合計300〜400人分のツアーを行うはずだったがほとんどが中止。担当者は「海外は原発の問題に危機意識が高い」という。

 こうした状況が長引くと関西経済への影響も深刻化する。昨年は海外からの外国人観光客は861万人と過去最高を記録。関西国際空港(関空)でも開港以来最多の351万人となった。現状では、昨年のレベルからは激減することは必至で、どの程度の減少に抑えられるかが焦点。関空会社の担当者は「早い沈静化を望むしかない」と話している。

858チバQ:2011/03/19(土) 18:23:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000032-kyt-l26
観光関連、キャンセル相次ぐ 府と京都市が緊急会議
京都新聞 3月18日(金)23時49分配信


東日本大震災の影響や支援策について意見を交わす京都の業界、行政関係者ら(京都市上京区のホテル)

 京都府と京都市は18日、東日本大震災による影響について、観光団体や事業者と情報交換する緊急会議を市内のホテルで開いた。旅行業や宿泊業者は「新型インフルエンザ以上の影響」ととらえ、観光産業全体にキャンセルが相次ぐ深刻な状況が報告された。
 会議には観光関連の約40社・団体が出席。太田昇府副知事が「被災地支援とともに府内の経済、産業、生活への対応が必要だ」と述べた。各業界から、被災地支援策と震災の影響で催しが中止になった事例が報告された。関東以北の観光客を中心にキャンセルが相次ぎ、亀岡の保津川下りで約820人分、嵯峨野観光鉄道でも約1万1千人分が取り消しになったという。
 旅行業や宿泊業者への影響は顕著で、府旅行業協同組合ではアンケートに答えた28社分だけでキャンセルが約9千人、1億7千万円分に達した。大手旅行会社でも法然、親鸞の遠忌関連で1200人が取り消しになった。丹後広域観光キャンペーン協議会によると、府北部でも宿泊施設で1600人程度がキャンセルになり、5月の大型連休の予約も動かないという。
 行政は今回の報告をもとに今後の対応策を探る。

859チバQ:2011/03/19(土) 18:32:35
http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2011031901000405.html
「疎開」家族でホテル満室 首都圏離れ「休みたい」
2011年3月19日 18時18分

 福島第1原発事故への不安、長引く停電や物不足などの不自由にたまりかねて首都圏から名古屋、大阪、福岡など遠隔地のホテルに「疎開」する家族が増えている。「この連休だけでもゆっくりしたい」という短期組から、1週間滞在予定の人まで期間はさまざま。週末は多くのホテルが満室となっている。

 18日深夜の新大阪駅。東京からの新幹線最終電車が到着した駅構内には、大きな荷物を抱えた家族連れや、ベビーカーを押す女性の姿が目立った。スーツケースを引いていた東京都江東区の男性会社員(42)は「余震や停電で気が休まらなかった。たまった疲れを取りたい」と急ぎ足。先に来ている家族と合流し、3連休を大阪市内のホテルで過ごすという。

 ホテルに着くなり、安堵の表情を見せる家族も多い。アパヴィラホテル京都駅前(京都市下京区)では、小さい子どもを連れた母親が「原発や余震が不安で…」とフロントで息をついた。「もし空き室があれば連休の後も予約できるか」と尋ねる客もいるという。

 札幌グランドホテル(札幌市)や東急ホテル名古屋(名古屋市)でも長期滞在する首都圏からの家族連れが目立つ。どのホテルも地震直後にキャンセルが相次ぎ、15日前後から新規の予約が一気に増えた。博多グリーンホテル(福岡市)でも予約が増え、週末はほぼ満室だという。

(共同)

860チバQ:2011/03/19(土) 18:36:12
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110318/tky11031822300005-n1.htm
季節外れの帰省ラッシュ
2011.3.18 22:26
にぎわう東京駅の新幹線ホーム。福島原発事故を受け、季節外れの帰省ラッシュとなっている=17日午後3時48分
 春休みにはまだ早いが、JR東京駅を出発する東海道新幹線の下り列車が家族連れで混雑している。

 のぞみ号に乗車するためホームにいた荒川区の主婦、富山晴代さん(40)は、両親や小学生の娘2人と、3連休が終わるまで大阪に滞在するという。「政府の避難指示で安全だと言っていたのに、どんどん範囲が広がっていて信用ができない」と顔を曇らせた。

 千葉県柏市の妊娠8カ月の主婦(28)は1歳7カ月の長女と兵庫県西宮市の実家へ向かう。阪神大震災を経験した実家で、里帰り出産する。「都内でも放射線が測定され心配になった。子供が屋外で遊ぶことも減った。換気や水のことなど本当の情報がほしい」と訴えた。

861チバQ:2011/03/20(日) 01:22:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110316-OYT8T00821.htm
青森DC見直しへ

 甚大な地震被害を受けて県は16日、東北新幹線の全線開業に合わせた大型観光企画「青森デスティネーションキャンペーン(DC)」(4月23日〜7月22日)の実施時期や内容を見直す方向で調整に入った。同日の県議会商工労働エネルギー委員会で県側が明らかにした。JR仙台駅の新幹線ホームが大きく損壊するなど復旧の見通しがたっておらず、大幅な延期の可能性も浮上している。

 馬場良夫観光局長が奈良岡克也県議の質問に答えた。馬場局長は、「東北新幹線を含めてJRの被害が明らかになった段階で、実施内容をJR側と協議したい」と述べ、見直しは避けられないとの認識を示した。先送りについても、「JRは当然、復旧に全力をあげているので、必要であれば検討していきたい」とし、復旧の進捗(しんちょく)具合によっては容認する方針を明らかにした。また、県観光連盟は今月18日に実施する予定だった青森DC推進委員会の総会の中止を決めた。

(2011年3月17日 読売新聞)

862チバQ:2011/03/20(日) 10:26:44
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/279690.html
道内観光地は閑散 宿泊取り消し続々 目立つ外国人客減(03/20 07:25)

入園者が例年の半分以下になった旭川市の旭山動物園=19日
 3連休の初日となった19日、いつもなら本州や海外からの行楽客でにぎわう道内観光地の人出は、東日本大震災の影響で例年を大幅に下回った。宿泊施設の予約取り消しも相次ぎ、観光業界からは影響の長期化を心配する声も。客足復活の「春」が来るまで、時間がかかりそうだ。

 ペンギンの雪上散歩などで冬季も人気の高い旭川市の旭山動物園。19日の来園者は昨年3月20〜22日の3連休初日に比べ、半分以下となる2千人余りにとどまった。「団体の入園予約のキャンセルが、首都圏からを中心に連日10件ほどある」(同園)という。

 この時期の連休なら1日5千人の利用者が見込めるというニセコアンヌプリ国際スキー場(後志管内ニセコ町)も「お客は例年の3分の1くらいに落ち込んだ」。函館市の五稜郭タワーの客数も震災後、通常の約4分の1にとどまったままだ。

 宿泊施設の予約キャンセルも深刻さを増している。上川管内上川町の層雲峡温泉街にあるホテル大雪では千件を突破。その7割を台湾やシンガポールなどの海外、本州方面からが占めた。旭川市のホテル関係者は「自粛ムードが広がる中、広告や営業に力を入れることもできない」と嘆く。

 台北−釧路間チャーター便の4月末までの欠航が決まった道東でも、外国人観光客の減少が目立つ。阿寒湖温泉(釧路市)や川湯温泉(釧路管内弟子屈町)など各地の宿泊施設のキャンセルは約6千件に達し、釧路観光連盟は「ゴールデンウイーク以降もどうなるか分からない」と、長期化を懸念。小樽でも「小樽運河を歩く外国人の姿をほとんど見かけなくなった」(小樽観光協会)。

 国際観光旅館連盟道支部によると、加盟85軒のホテルのすべてでキャンセルがあり、これまでに計5万件を超えた。北海道観光振興機構は、震災の影響による道内観光業界の損失額を少なくとも約1千億円と試算している。

 こうした中、道内を訪れる観光客は、本州での混乱を避け「癒やし」を求めに来ているようだ。

 19日に妻と函館朝市を訪れた横浜市の会社員佐藤健一さん(51)は「震災後、停電で通勤電車が止まり、5時間近く歩いて帰宅したこともある。函館でおいしいものを食べて疲れを癒やしたい」と、旅行を決行した。さいたま市から友人と2人で小樽市に来た会社員佐々木綾さん(24)も「せっかくの休みだから、停電が続く首都圏を出てきました」と話していた。

863チバQ:2011/03/20(日) 10:27:41
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13005453712703
2011年3月20日(日)
春の茨城観光直撃 ホテルにキャンセル続出


【写真説明】
崩落の危険性がある南側の崖=水戸市常磐町の偕楽園


東日本大震災で、春の観光シーズン中の県内の観光地は被災し、大きな打撃を受けている。北関東自動車道の全線開通を契機に観光振興への期待が高まっていただけに、観光業者らの痛手は深い。

梅まつりでにぎわっていたはずの水戸市の偕楽園は当面の間休園。国特別史跡の旧水戸藩校弘道館も休園。年間100万人以上の入場者を集める大洗町のアクアワールド県大洗水族館も当分休館。水戸市内、大洗町内のホテルなどでは予約のキャンセルが相次いでいる。

864チバQ:2011/03/20(日) 20:50:38
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110320140958.asp
県内で宿泊キャンセル3万人超に

 東日本大震災の影響による県内のホテルや旅館への宿泊キャンセルが、少なくとも3万人に上ることが19日、業界の調べで分かった。東北新幹線「はやぶさ」の開業効果が消し飛び、頭を痛める関係者。宴会の自粛ムードで繁華街のにぎわいも消え、客足が遠のいた飲食店からは「商売にならない」の声が漏れる。県内全域に広がる震災の二次被害が、次第に深刻の度を増している。

▼東日本大震災の関連記事を見る  

 県内のホテルや旅館の大半は震災後、重油など物資不足に見舞われながらも、工夫して営業を続けている。だが、旅行自粛ムードも影響してか、キャンセルは5月以降にも及んでいる。「東北新幹線が全線開業して、これからという時に」。関係者は肩を落とし、今後の経営に危機感すら抱いている。

 「毎朝起きると、受信したファクス用紙が10メートルにもなっている。全部予約の取り消しです」。青森市の浅虫温泉旅館組合組合長で「椿館」代表取締役の蝦名幸一さんが、暗い表情で語った。同旅館は19日からの3連休で約210人の予約があったが、19日に実際に訪れたのはわずか2人だった。

 キャンセルの背景は、交通手段が寸断されていることに加え、いまだに地震が頻発していることへの不安や、自粛ムードもあるのでは−と蝦名さん。重油の供給も滞り、同組合に登録する旅館・ホテル14施設のうち19日現在、7施設が休業している。

 「新幹線が来て、(浅虫温泉の)みんなが大きな希望を持って、やっと青森にも春が来ると思っていたのに」。3月の「はやぶさ」効果は消し飛び、他の旅館ではゴールデンウイーク期にとどまらず、8月の青森ねぶた祭期間にもキャンセルがあったという。

 「本当に先が見えない。入ってくるお金がないのに、どうやって従業員を雇っていくのか。行政や金融機関に特段の配慮や救済策をお願いしないと」と力を込めた。

 県旅館ホテル生活衛生同業組合が、加入する283ホテル・旅館に照会したところ、19日午後までに回答のあった約100施設で、3月だけで計3万人に上るキャンセルが発生している。

 県は福島県の住民を県内の旅館・ホテルに受け入れる方針を決め、それに応じる意向の施設が続々と現れているが、同組合によると、何とか空室を埋めたいという切実さから手を挙げた施設も少なくないとみられる。

 物資不足の中、各ホテルは「重油節約のため、午前0〜6時、午後2〜6時の間は暖房を止めている」(八戸市の八戸グランドホテル)、「朝食はバイキング形式を取りやめた」(弘前市のドーミーイン弘前)、「リネン工場の操業や配送が困難なので、連泊の客はシーツやタオル類の交換を週2回に抑えてもらっている」(青森市のリッチモンドホテル青森)など、それぞれに工夫して営業を継続している。

 同組合の八木橋裕事務局長は「重油や食材の供給が円滑になれば営業に支障はなくなるが、客足がこのままでは経営できない施設が出てくる。被災地を救援するつもりで旅行に来てもらえるよう、国などは働き掛けてほしい」と話した。

865チバQ:2011/03/20(日) 20:54:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000062-jij-soci

レジャー施設、相次ぎ休園・時短=節電に配慮、客足も鈍る―首都圏
時事通信 3月20日(日)15時4分配信

 首都圏のレジャー施設で、東日本大震災に伴う休園や営業時間短縮の動きが相次いでいる。政府・東京電力が呼び掛ける節電に協力するためだが、被災地への配慮や、電車の運行本数削減、ガソリン不足などから、首都圏では遠出を控える空気が漂う。書き入れ時の19日からの3連休も客足は鈍く、春の行楽シーズン本番を前に、各施設では事態の長期化を懸念する声が上がっている。
 東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(いずれも千葉県浦安市)では震災発生直後から休園が続く。施設に大きな被害はなく、営業は可能だが、電力不足に配慮した形だ。横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)は、通常の休日は午後10時半までとしている開島時間を3連休中は午後6時半までに縮小。アトラクションは全機種運休を決めた。
 ジェットコースターが売りの富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)では、3体あるジェットコースターを、時間を区切るなどして、1体ずつ運行する措置を取った。普段は東京などからの観光客でにぎわうが、連休中にもかかわらず駐車場に止まっている車はまばら。同園関係者は「お客さまが少ない」とため息交じりだった。

866チバQ:2011/03/20(日) 22:05:13
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20110306ddp041020006000c.html
つながる九州:始まった競争/中 関西、中国地方を狙え
 ◇熊本と鹿児島、客綱引き
 吉本新喜劇が繰り広げられる大阪市中央区の「なんばグランド花月」。今年1月29日、笑いの殿堂の舞台にやや似つかわしくない背広姿の蒲島郁夫・熊本県知事の姿があった。

 脇を固めたのは「県宣伝部長」のタレント、スザンヌさんとPRキャラクター「くまモン」だ。熊本の旅館を舞台にしたドタバタ喜劇に特別出演したが、期せずして知事が「新大阪と熊本が2時間49分で結ばれます」と、10分早く言い間違える“ボケ”も披露し、会場の笑いを誘った。

 知事らの出演は、全線開業を機に関西からの集客増を目指す県の「KANSAI戦略」の一環だ。その旗振り役として誕生したくまモンは昨秋から大阪に長期出張している。ミナミや千日前など、大阪の繁華街に毎日のように出没し、地元の注目を集めてきた。

 県くまもとブランド推進課は「くまモンに注目を集め、熊本への関心につなげる」とその狙いを話す。新喜劇デビューも「大阪といえば吉本興業。タイアップすれば、県のPR効果は絶大」と県から持ちかけた。

 KANSAI戦略の関連予算は今年度約8500万円。「『みずほ』と『さくら』で観光客が県内の駅を通過し、鹿児島まで行ってしまう事態は何としても避けたい」(同課)という危機感の表れでもある。

    ◇   ◇

 「着ぐるみで相当宣伝してるようですが。どれだけ効果がありますかね」。熊本のPR攻勢に、鹿児島県観光連盟の奈良迫英光さんは苦笑する。

 関西シフトの熊本に対し、鹿児島は中国地方も重視する。連盟によると、県外からの08年度観光客数は814万人(宿泊客のみ)で、うち中国地方からは4・1%に過ぎない。

 「山陽直通運行は、中国地方からの旅行者を増やす好機」。県は昨年から広島で3度の観光PRイベントを打った。そのかいあってか、熊本市のシンクタンク「地域流通経済研究所」が今年1月、関西や中国地方に住む18歳以上3296人を対象にした調査では、鹿児島は「九州で行ってみたい県」の総合1位に。広島、岡山、山口の中国3県では7割近い支持を集めた。

    ◇   ◇

 全線開業後の運行ダイヤでは、「みずほ」と「さくら」は新大阪−鹿児島中央間が1日29本、新大阪−熊本間が30本。その差は熊本発新大阪行き上りの「さくら」1本だけだ。

 「今はあまり差がないが、熊本駅以南の乗客が少なければ来年度以降は分からない」。地元の観光関係者にはあえて不安材料を挙げ、ハッパをかける奈良迫さんだが、内心は強気だ。「熊本で降りず、鹿児島まで来てもらう。その流れを開業から1年で必ず作ります」【夫彰子】

867チバQ:2011/03/20(日) 22:05:42
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20110307ddp041020017000c.html
つながる九州:始まった競争/下 おいしい「修学旅行」
 ◇誘致に知恵絞る
 全校児童100人足らずの小さな学校が、歓迎一色に染まった。先月16日の長崎県平戸市立田助小学校。横断幕が体育館に張られ、上級生が中国国旗を振る中、赤いスカーフを首に巻いた中国・瀋陽市実験学校の児童45人が笑顔で入場した。

 一行は、前日から修学旅行で長崎県入りした。4泊5日の日程中、田助小との交流は目玉イベントだ。

 中国東北部に位置し、人口約700万人の瀋陽市。長崎県佐世保市は修学旅行誘致の新市場と位置付け、教育関係者の招致視察などに取り組んできた。平戸市も協力した実験学校の誘致は、その成果の一つだった。佐世保市企業立地・観光物産振興局の古川哲主査は「日本が今後、少子化で修学旅行生が減る中、中国は有望な市場」と力説する。

  ◇    ◇

 中国から長崎県を訪れる修学旅行生は07年に過去最高の2700人を数えた。08〜09年は不況や新型インフルエンザで減少したが、県が09年11月に現地セミナーを北京や上海で開くと、10年には3000人を突破した。

 県は修学旅行の誘致予算として年間約1000万円を計上。職員らが“営業”で訪れる学校は年間1000校を超える。

 被爆地として、充実した平和学習ができる強みを持つ長崎。09年の修学旅行生は約43万人で「九州7県中で断トツ」(県観光振興推進本部)の状況だが、関係者に不安がないわけではない。

 旅行生の15%を関西地方が占めるが、九州新幹線の全線開業で、鹿児島県に流れないかという懸念だ。特攻基地があった旧知覧町があり、温泉ホテルも少なくない。実際、鹿児島県は既に関西や中国地方の教育委員会への攻勢を始めている。

  ◇    ◇

 修学旅行のうまみは、少ない努力で宿泊施設が大人数の客を獲得できる点にある。「新たに獲得できれば、その学校は以後6〜9年は“固定客”になってくれる傾向が強い」と観光関係者は語る。

 だが、ここに来て鹿児島への誘致も容易ではないことが分かってきた。多くの旅行客を運ぶ際、格安で車両を丸ごと確保できる「集約臨時輸送列車」。修学旅行には欠かせないが、「のぞみ」にはあるその列車が、九州新幹線で実現するめどが立っていない。仮に導入されても、16両の「のぞみ」に対し、九州新幹線は「みずほ」も「さくら」も8両で、輸送人員が限られる。

 新幹線で出遅れ、鹿児島の後塵(こうじん)を拝することを恐れる長崎県。「打倒長崎」を胸に、鹿児島県の観光関係者は難問を解決する方法に知恵を絞っている。【夫彰子】

868チバQ:2011/03/21(月) 00:03:51
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110320/szk11032002190002-n1.htm
東日本大震災 相次ぐキャンセル、観光に打撃 静岡
2011.3.20 02:18
 ■広がる自粛ムード、停電で乱れる「足」

 東日本大震災で県内でも宿泊予約のキャンセルが相次ぐなど観光業に深刻な影響が出ている。東京電力による計画停電の実施エリアとなっている県東部・伊豆地方への影響が大きく、県の調査では、予約の8割が取り消された行楽地もある。計画停電は4月中も継続される見通しで、ゴールデンウイークへの影響を心配する声も出始めた。

 県に入った連絡によると、熱海の温泉旅館では少なくとも約3200件、計約1万3千人が宿泊をキャンセルした。修善寺や土肥、中伊豆、天城湯ケ島の各温泉地を抱える伊豆市観光協会でも予約されていた企業の研修が中止に。19日からの3連休を含めた21日までのキャンセルは計約1万人に上る見通しだ。河津町観光協会は「3連休のキャンセルは8割ぐらいで厳しい状況」と頭を抱える。

 伊豆地方では、計画停電により電車の運行に支障が出ていることが最大の要因のようだ。「停電でエレベーターが動かなかったり、食事の支度ができない」「満足なおもてなしができるか、心許ない」と、宿泊施設側からも不安の声が出ているという。

 一方、計画停電エリアではない舘山寺温泉(浜松市)でもこれまでに30〜40%の予約が取り消された。停電による交通網の混乱が影響しており、首都圏方面からの団体客がキャンセルしている。県は「こんなときに宴会をしている場合か、という気持ちも強いようだ」と指摘。自粛ムードの広がりもありそうだ。

 県は「計画停電への対応で混乱が起きており、今後も予約は期待できそうにない」と予測。春休みに入って行楽シーズンたけなわだが、観光地への打撃はゴールデンウイークまで続く可能性もささやかれ始めており、観光業に携わる人々を不安にさせている。

869チバQ:2011/03/21(月) 00:05:28
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003879344.shtml
キャンセル一転 神戸のホテル、大口予約が急増 


被災地支援のため、ロビーに置かれた募金箱=神戸市中央区波止場町、神戸メリケンパークオリエンタルホテル
 東日本大震災の影響で、神戸のホテル業界が対応に追われている。発生直後は、市内の宿泊施設で予約キャンセルが相次いだが、被害の拡大や計画停電などで首都圏から関西へ社員を移す動きが相次ぎ、この数日、大口の予約が増えている。


 春の行楽シーズンが近づく中、大震災は観光需要を一気に冷え込ませた。市内のシティーホテルやビジネスホテルでは、スポーツや行政関係などの団体客を中心に予約の取り消しが続出。被災した東北・関東方面からだけでなく、中国や韓国などからの訪日観光客も減った。「海外からの予約がすべてキャンセルになった」というところも。

 JR各社は、運休やダイヤの乱れなどがあるため、東北、関東方面への旅行を控えるよう呼び掛けている。東海道新幹線の乗客数は発生当日の11日から17日までの7日間で前年同期比27%減。JR西によると、発生翌日である12日から15日までの山陽新幹線全体の乗車率は44%で、前年同期比で3%のマイナスとなった。

 その一方で、計画停電の実施以降、目立ってきたのが関西圏の宿泊動向の変化だ。

 ホテル関係者によると、社員を関西地区に一時的に移そうとする企業が、宿泊先を確保しようとする動きが活発化。30人以上の大口の宿泊や1週間以上の長期滞在に関する問い合わせが急増している。実際のところ、「週末を中心に予約済みの部屋が多く、長期の連泊は難しい」(担当者)のが実情だ。

 関東地区で予定してた企業研修などの会場を探す企業もあり、各ホテルとも対応に大忙しだ。

     ◇

 各宿泊施設は、募金箱を一斉に設けるなど、被災者支援に動き出している。グリーンヒルホテル神戸(神戸市中央区)は、インターネット受け付け分で、宿泊費から1泊200円を義援金に回す。神戸ベイシェラトン&タワーズ(同市東灘区)は4月に、ホテル内でチャリティーコンサートを開く予定。(石沢菜々子、足立 聡)


【特集】東日本大震災

(2011/03/20 08:40

870チバQ:2011/03/21(月) 12:02:16
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110321ddm012040133000c.html
東日本大震災:東京・浅草の三社祭、中止に
 東日本大震災の影響で、東京・下町の初夏の風物詩として知られる浅草神社(東京都台東区)の「三社祭」(5月20〜22日)の中止が20日、決まった。神輿(みこし)の渡御は行わず、被災地の復興祈願の神事のみ行う。氏子らで作る主催者の「浅草神社奉賛会」が緊急役員会で「通常通りの祭りを行う情勢ではない」と判断した。災害を受けての中止は初めて。三社祭は一部の担ぎ手が神輿の一部を壊す事故などの影響で、08年に本社神輿の渡御が中止になったことがある。

871チバQ:2011/03/21(月) 12:18:54
http://www.shinmai.co.jp/news/20110321/KT110320FTI090004000022.htm
東日本大震災、県内観光地にも打撃
3月21日(月)


松本城公園を散策する観光客ら。例年に比べかなり少なめという=20日午後1時25分、松本市

 東日本大震災を経て迎えた3連休。余震の心配やガソリン不足で観光自粛ムードが働いたためか、県内の観光地は入り込みが振るわず、宿泊キャンセルも相次いだ。中日の20日、冬季シーズン最後の書き入れ時に期待をかけていた関係者は肩を落とした。

 北安曇郡小谷村の栂池高原スキー場。20日、駐車場には北陸や関西ナンバーが目立つ。同村と同郡白馬村のスキー場でリフトを運行する索道会社は「入り込みは例年の半分ぐらい」とみる。白馬村観光局によると、地震発生の11日以降、キャンセルは約70宿泊施設で9千人超。「関東方面からのキャンセルが多いようだ。打撃は大きい」

 下高井郡山ノ内町でも旅館やホテルでキャンセルが続く。圧雪車などに必要な燃料の供給も不安定。志賀高原の焼額山スキー場は1カ月前倒しで4月3日に営業終了と決めた。同高原のホテル経営者は「ただでさえ厳しいのに、本当に痛い」と頭を抱える。

 北佐久郡軽井沢町の軽井沢・プリンスショッピングプラザ。20日は昼すぎまで天候も良かったが、広報担当者は「客足は昨年3月の3連休の半分くらいでは」と嘆く。軽井沢銀座も人通りは少なく、土産物店の男性(51)は「春先に向けて商品の反応を見る大事な時期なのに…」と困り顔だ。

 被災者に気兼ねしつつ、気分転換にと訪れた観光客もいた。大阪府柏原市の公務員岡田宗太さん(47)は家族と長野市の善光寺へ。「被災地支援への協力は当然だが、普通に生活できるなら気負い過ぎないことも大切」。志賀高原でスキーをしていた奈良市の会社員小林幸一さん(42)も「家族と話し合い、せめてアイドリングに気を付けてガソリンを無駄に使わないようにしながら来ようと決めた」と話した。

 松本城には被災者の姿も。仙台市の無職小田部助さん(76)は震災で自宅の水道が止まり、避難先の浜松市の長男宅から訪れた。気分転換にと長男に連れてきてもらったが「まだ連絡がつかない親戚もいる」と複雑な表情だった。

872チバQ:2011/03/21(月) 12:19:20
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110321/gnm11032101310001-n1.htm
東日本大震災 広がる“観光被害” 群馬
2011.3.21 01:31
 ■燃料不足、遠のく客足

 東日本大震災後初の3連休中日となった20日、県内では品薄状態のガソリンを求める車がガソリンスタンド周辺に長蛇の列を作り、観光施設や観光地の客足はまばらな状態が続いた。計画停電や燃料不足で臨時休業する施設が続出し、旅館には予約のキャンセルが相次いだ。先の見通しのたたない現状に、関係者は「この状態がいつまで続くのか」と悲痛な声を上げている。

 ◆来場10分の1

 群馬サファリパーク(富岡市)によると、3連休初日の19日の来場者は前年の10分の1程度に落ち込み、20日の客足も低調だったという。広報担当者はガソリン不足が客足に大きく影響している」と肩を落とした。

 一方、桐生市の桐生が岡遊園地と動物園では19〜21日の3連休、計画停電を見込んで臨時休園を決定。観覧車などの遊具設備のある華厳寺公園(伊勢崎市)も節電のため、休園した。

 富岡市内のあるゴルフ場では19、20日、利用客は通常の半分程度に落ち込んだ。男性支配人は「春の3連休といえば絶好の行楽シーズンだったのに…」と落ち込んでいた。

 ◆温泉地も苦境

 水上、宝川温泉など8温泉地の旅館が加盟している水上温泉旅館協同組合によると、震災以降、宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、暖房に必要な灯油が不足したため、平日は休業する旅館が多かったという。同組合では「1カ月先の予約にまでキャンセルが出始めた。悲惨すぎて、(キャンセル数を)旅館に聞けない状況」と明かす。

 震災後、草津温泉旅館協同組合が加盟旅館を対象に実施したアンケートでは、震災の影響で「(19日までに)宿泊客のキャンセルがあった」と回答した旅館は85軒中83軒に上った。予約を取り消した宿泊客数は計3万7945人で、同組合では「予約キャンセルと燃料不足のダブルパンチを受けている」と困り果てたように語った。

 一方、みなかみ町や草津町などの旅館の間では、県外からの被災者を受け入れる動きが広がっている。20日から被災者の受け入れを始めた草津温泉・草津グランドホテルの坂井俊治支配人は「確かに経営は大変な時期だが、もっと困っている人が大勢いる。避難されてきた方には、温かい食事や温泉でくつろいでほしい」と話していた。

873チバQ:2011/03/21(月) 12:20:16
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103200022/
連休なのに…箱根は閑散、東日本大震災の影響色濃く/神奈川
2011年3月20日
 東日本大震災の影響で箱根の観光客が激減している。3連休の中日だった20日も町なかに活気は戻らないままだった。

 商店が立ち並ぶ箱根湯本駅前も人影はまばら。土産物店の女性店員は「連休なのに人も車も平日より少ない」と嘆いた。観光案内所への問い合わせ件数は例年の2割程度しかない状態で、タクシーの男性運転手は「いつもの休日なら客はひっきりなしだが、全然だめ。被災地を思うと仕方ないのだが」と話した。

 観光産業への打撃は深刻そうだ。町内の多くの施設が開館しているものの、ある施設の担当者は「客足は例年の10分の1に満たない。電車やバスが通常運転に戻らないことには先が見通せない」と漏らした。また、箱根小涌園ユネッサン(箱根町二ノ平)は計画停電に伴い、25日までとしていた閉館期間を4月末まで延長する。

874チバQ:2011/03/21(月) 12:20:59
http://www.nnn.co.jp/news/110320/20110320008.html
次世代改革の行方 「観光」
2011年03月20日

 2009年7月に就航した境港と韓国、ロシアを結ぶ定期貨客船。現在は週1便で、1月末までに延べ6万5千人余りが利用した。


境港に寄港したDBSクルーズフェリーの定期貨客船から下り立つ利用客。外国人利用客は増える半面、日本人利用客は減っている=18日、境港市昭和町の国際旅客ターミナル

 県は就航を追い風に、観光対策の重点を海外誘客に置く。功を奏してか、10年下半期の1往復当たりの旅客数は就航直後の1・55倍。10年の外国人宿泊客数は前年比67・4%増となった。韓国ドラマの県内ロケも利用を押し上げる。

西部を通過
 しかし、西部の宿泊拠点、皆生温泉(米子市)で実感は乏しい。皆生つるやは県と連携して韓国などの旅行会社やメディア関係者を招いてきたが、宇田川英二社長は「需要は思うように伸びてない」と説明。東光園や三井別館も同じ見方だ。

 大山登山が韓国人客の人気を集めているものの、大山ロイヤルホテル(伯耆町)の横山英治副支配人も「収益は大きく変わらない」と漏らす。

 貨客船ツアーは中部の温泉を組み込んだ企画が目立ち、西部を「通過点」と指摘する声が少なくない。価格の問題や西部の観光地を巡るアクセス交通の不便さなどが背景にあるようだ。

 一方、貨客船の赤字経営が続く中、県は支援金として8700万円を運航会社に投じ、11年度も4300万円の予算を計上。米子市内の観光関係者からは「莫大な税金をつぎ込むからには投資効果を」との声も上がる。

 日本人利用も課題だ。10年の日本人客は前年比で半減し、全体の5・2%にとどまる。持続的な運航には県民の利用増が欠かせない。

 県がもう一つ観光の柱に掲げるのは、昨年10月に世界ジオパークへの加盟が認定された山陰海岸ジオパークだ。関連の社会資本整備を進め、山陰海岸を舞台としたイベントの計画や関連商品の開発が計画されている。

 ただ、実際に観光振興に結び付くかはいまのところ不透明で、県文化観光振興局の野川聡局長は「地元にお金が落ちるようにしないと」と強調。ガイドのレベル向上も求められるほか、鳥取市観光協会の河越良二会長は「韓国人旅行客を受け入れる宿泊施設の態勢が十分でない」と話している。

 ジオパークは4年ごとに審査され、教育や観光に活用されないと、認定が取り消しになることも。ジオパークそのものもまだまだ住民に浸透したとは言えない状況だ。岩美町観光協会の川口博樹会長は言う。「県は地域がもっと一体となれる地道な努力を続けてほしい」

民間活用を
 地域間競争を勝ち抜き、連泊滞在型の観光地を築くには、鳥取、島根両県の連携も欠かせない。両県の官民が取り組み、観光庁から08年10月に認定された「山陰文化観光圏」は試金石の一つ。11年度は自然や神秘性、歴史文化など5テーマで事業を進める方針だ。

 同観光圏県事務局の長谷川泰二コーディネーターは「両県が連携する際には総論賛成、各論反対の風潮も根強く、連携の難しさを肌で感じることもある。事業を委託するなどして民間をもっと活用していく視点が行政にはほしい」と話す。

875チバQ:2011/03/21(月) 15:31:33
http://www.j-cast.com/2011/03/20090906.html
福島からの避難民「受け入れ拒否」問題 揺れる旅館業界、ネットにも非難続出
2011/3/20 12:57
厚生労働省は2011年3月19日、福島第一原発の事故を受けて県外に避難する人々の宿泊を拒否しないよう、旅館・ホテル業界への指導を求める通知を、都道府県などに提出した。

厚労省には、19日までに、福島からの避難者の宿泊受け入れに関する問い合わせのほか、福島から来たことで宿泊を断られたという相談も数件あったという。今回の通知は、旅館業界などの過剰反応を抑えるのが狙いとみられ、枝野幸男官房長官も19日の会見で、「(原発周辺地域の人々の)受け入れはまったくリスクはなく、風評に惑わされず、安心して受け入れをお願いしたい」と話していた。

「放射能汚染言う神経はまったく理解できない」
宿泊拒否問題についてネットでは、

「福島から命からがら逃げ出した人たちに対して放射能汚染言うやつの神経はまったく理解できない。本人らが一番辛い」
「拒否理由にならないから、旅館業法違反で訴えればいい」
といった非難の声が多数上がっているが、同時に、

「今は大丈夫だろうけど、被害拡大したらどうなのよ?大丈夫なのか?」
「チェルノブイリのときは今ほど情報網が発達してなかったけど、今回はあの爆発も何もかも全て映像で流れて広まってしまったのだから、日本人・日本製品、全てにおいてそういう扱いを受けることを真剣に考えないといけない」
など、今後の事態を不安視する声も出ている。

福島県内では、川俣町の原乳や水道水から、国の基準値を上回る放射性ヨウ素が検出されており、県は19日、同町内の酪農家17戸に対し、当分は牛乳の出荷を見合わせるよう要請。また、福島県に近い、茨城県高萩市でも、採取したホウレンソウから、国の基準値(キロあたり2000ベクレル)の7.5倍にあたる、約1万5000ベクレルのヨウ素131を検出している。

876チバQ:2011/03/21(月) 16:52:20
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110320-OYT1T00782.htm?from=main6
梅咲く水戸の偕楽園が閉園、地面にひび割れ多数


地面にひびが入り、段差ができた偕楽園内の歩道 東日本巨大地震は、春の観光シーズンを迎えた茨城県内の観光業に大きな打撃を与えた。

 観梅でにぎわうはずの水戸市の偕楽園は地面が至る所でひび割れ、閉園に追い込まれた。復旧には半年から1年程度かかる見通しだ。ホテルは宿泊のキャンセルが相次ぎ、ほかの観光施設も閉鎖し、静まりかえっている。利用者からは「早く復旧を」「頑張って」と激励の言葉が寄せられ、関係者は再開に向けて準備を進めている。

 ◆偕楽園

 3連休初日の19日、歩道の一部がひび割れ、橋との間に30センチ以上の段差ができていた。園内の梅を一望できる「好文亭」も玄関付近の壁が崩れ、茶室の窓のひさしが外れてぶら下がっていた。ただ、梅林に被害はなく、白やピンクの花が甘い匂いを放っていた。偕楽園公園課の横田義彦課長は「いつもなら観光客でごった返す時期。梅が咲いているのに見てもらえないのが残念」と肩を落とす。

 敷地約13ヘクタールに100品種3000本の梅が植えられ、2月20日から今月末まで恒例の「梅まつり」が予定されていた。期間中は例年、100万人の観光客が訪れ、今週末は1日あたり4〜5万人を見込んでいた。19日に北関東道が全線開通したことや、中国・春秋航空が27日から茨城―上海便を2便増便する予定だったこともあり、栃木、群馬両県や中国からの観光客増加に期待が集まっていた。しかし、春秋航空は欠航を決め、JR常磐線は土浦駅以北で運転再開のめどが立っていない。

 同園は国指定史跡・名勝に指定されており、修繕には文化庁との協議が必要で、閉園が長引く懸念もある。東門前の売店「偕楽園レストハウス」の北村せつ店長は「偕楽園が閉鎖し、電車が止まっては、お客さんが来てくれるのだろうか。福島原発事故の風評被害も心配」と表情を曇らせる。

 また、国指定特別史跡・重要文化財「弘道館」(水戸市三の丸)も玄関の外壁がはがれ落ち、ふすまや障子が破れ、鐘楼が全壊する被害を受けた。

 ◆ホテル

 水戸市内のホテルは、営業再開の見通しがたたないところも多い。JR水戸駅北口にある三の丸ホテルは、地震で客室のトイレや風呂が使えなくなり、宿泊客の受け入れができなくなった。被災地の福島県内から宿泊の問い合わせが相次いでおり、丸山靖則常務は「施設を一刻も早く修繕して営業を再開したい」と意気込む。

 偕楽園から徒歩5分のホテル「いづみ屋」は例年、春休みを利用して市内で合宿する大学の野球部やサッカー部など団体客でにぎわうが、地震でほぼ全ての予約がキャンセルになった。経営者の大和田英子さんは「1年間で一番忙しい時期。どうしようもないが、影響は計り知れない」と声を落とした。

 ◆観光施設

 「魚たちが無事で良かった」「復旧に向けて頑張って」。休館中の大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館には、再開を待ち望む熱心なファンから、電話や電子メールで多くの激励のメッセージが寄せられている。

 同水族館にも津波が押し寄せたが、館内に目立った損傷はなく、魚や生物たちは無事だった。一時停電したが、自家発電で水槽の水の浄化装置や水温調節機器を動かし、乗り切った。21日に開館9周年を迎えるため、この3連休中に茨城、群馬、栃木3県の物産展や、タレント「さかなクン」のトークショーなどを企画していたが中止した。

 ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園も、営業再開の時期は決まっていない。園内で見頃を迎えたスイセンは、観光客がいないため、卒業式を迎える市内の小学校、幼稚園に提供することを検討しているという。

(2011年3月21日15時56分 読売新聞)

877チバQ:2011/03/22(火) 22:30:36
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110322-OYT1T00328.htm
江・浅井三姉妹博も影響じわり…客が2割減
 東日本巨大地震の影響を受け、滋賀県内のホテルや旅館で宿泊客のキャンセルが相次いでいる。


 一方で、地震による物資不足や原発事故の恐怖から逃れようと、東北・関東方面から県内のビジネスホテルなどに一時避難のため、宿泊する客が出始めた。読売新聞大津支局が県内のホテルや観光地を取材した。

 ◆キャンセル◆

 大津市の「おごと温泉」では軒並み、団体客のキャンセルが入っている。発生からの1週間で、温泉旅館「びわ湖花街道」で約750人、「琵琶湖グランドホテル」でも約1000人が宿泊をキャンセル。同ホテルではさらに、京都・知恩院で予定されていた「元祖法然上人800年大遠忌」の延期に伴い、参拝客約4000人の宿泊が取り消されたという。

 「彦根キャッスルホテル」(彦根市)でも、普段は1日1、2件だったキャンセルが、地震後は多い日で10件を超える。被災地からの予約客については、連絡の取れないケースもあるという。

 1日最大374人が泊まれる「休暇村近江八幡」(近江八幡市)ではこれまで400人がキャンセルしており、担当者は「特に、阪神大震災の被災地だった兵庫県の客が多い」と話している。

 ◆自 粛◆

 「江(ごう)・浅井三姉妹博覧会」では地震発生後、来場客が約2割減った。東日本の団体客以外に関西・中部方面からの個人客も落ち込んでおり、実行委事務局の北川賀寿男次長は「旅行や観光の自粛ムードの広がりが響いている」とする。

 メーン会場の「小谷・江のふるさと館」(長浜市湖北町)では20日から、「長浜歴ドラ隊」による寸劇や舞踊の定期公演(毎土日・祝日)がスタート。北川次長は「今は来場者をしっかりもてなしたい」と話す。

 草津市西大路町のホテル「ボストンプラザ草津」では、歓送迎会などの3分の1が中止となった。担当者は「書き入れ時の3、4月だけに痛い」と困惑していた。

 ◆避 難◆

 一方で、料金が比較的安価なビジネスホテルを中心に、東北・関東圏から〈一時避難〉してきたとみられる宿泊客がいる。

 「ホテルコムズ大津」(大津市逢坂)では16日頃から、東京都や神奈川県など主として関東方面から、一時避難の客が増えた。21日までで数十組に上り、多くは22日頃までの宿泊だが、中には3月末頃までの予定の客もいるという。

 「ベストイン近江八幡」(近江八幡市鷹飼町)でもこれまで、「福島第一原発の事故が怖くて避難してきた」という家族連れなど数組が宿泊したという。

(2011年3月22日22時20分 読売新聞)

878チバQ:2011/03/24(木) 21:38:20
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110324-OYT1T00891.htm?from=main
「赤プリ」解体まで福島原発避難の住民に提供へ
 東京都は24日、「赤プリ」の名で親しまれ、今月末で営業を終了する「グランドプリンスホテル赤坂」(千代田区)の客室を、福島第一原発の事故で避難するなどした福島県の住民に提供すると発表した。


 使用するのは、40階建ての同ホテル新館で、客室は715あり、最大で約1600人を収容できるという。同ホテルが「被災者の役に立ちたい」と都に申し出、営業終了後からホテルの解体が始まる6月末まで避難所として提供することになった。今後、都が希望者を募り、4月9日から受け入れる予定。光熱費などは都が負担する方向で調整している。

(2011年3月24日20時00分 読売新聞)

879チバQ:2011/03/24(木) 22:14:47
http://www.asahi.com/business/update/0324/OSK201103240114.html
アジアからの花見客、震災後のキャンセル続出 関空2011年3月24日21時45分

 関西国際空港会社の福島伸一社長は24日の会見で、東日本大震災や福島の原発事故が航空利用に与える影響について「大変危惧している」と語った。3〜4月はアジアからの花見客が多く来日する時期だが、足元でも「(ツアー客の)キャンセルが続出している」と懸念した。

 関空会社がまとめた今年の関空の国際線夏ダイヤ(3月27日〜10月29日)はピーク月で週761便だった。リーマン・ショック前の2007、08年(ともに782便)に続く過去3番目の多さだった。

 ただ、これは震災前の航空各社の計画に基づく数字。福島社長は日本からの出国者が震災直後の12〜17日で前年同期比で約16%増えたことなどから、「出入国ともにお客はかなり減るだろう。日本経済全体への震災の影響や原油価格の動向を見守っていく」と先行きの不安を語った。一方、伊丹(大阪)空港との統合法案や全日本空輸系の格安航空会社の就航については「予定通りに進んで欲しい」と期待した。

 また、新規就航なら当初は無料となる着陸料の割引制度は4月以降も継続する届け出を国土交通省に出したことも明らかにした。関空の地震・津波対策については防災計画の見直しを進める意向だ。

880チバQ:2011/03/24(木) 22:16:28
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/280641.html
道内、途絶える客足 アジア観光客ほぼゼロ 飲食は宴会自粛相次ぐ(03/24 09:41)

東日本大震災の影響でアジアからの観光客が途絶えた札幌狸小路商店街
 東日本大震災の深刻な影響が、道内の観光、飲食、物販など幅広い業界に広がっている。観光をけん引していたアジアからの旅行客が途絶え、道民の間には自粛ムードがまん延。繁華街では宴会キャンセルが相次ぎ、高額商品を扱う商業施設は振るわない。福島第1原発事故の対処も長引いていることで、先が見えない状態だ。

 「海外からの旅行客は壊滅状態」。震災の経済的影響への対策を講じるため観光、運輸、商業など札幌市内15団体が23日開いた会議では、窮状を訴える声が相次いだ。

 老舗ホテルなどが加盟する日本ホテル協会道支部によると、宿泊予約の30〜40%がキャンセルされ、東南アジアからの客はほぼゼロに。別の団体からも、ある大手ホテルで既に800万円の損失が出たとの報告があった。

 嘆きは地方からも聞こえる。函館湯の川温泉旅館協同組合の金道太朗理事長(湯の浜ホテル社長)は「湯の川温泉街のキャンセルは宿泊予約の半数を上回り、全体では数万人規模」とし、2000年の有珠山噴火での宿泊取り消し件数の2倍に達するとの見通しを示した。洞爺湖温泉の観光関係者も「宿泊客の3割を占めていたアジア客がほぼ来なくなった」と天を仰ぐ。

 追い打ちをかけるのが、道民の自粛ムード。道内旅行を売りにするシィービーツアーズ(札幌)の戎谷侑男社長は「観光気分になれないのか、ツアー客は前年の3割減」。平日は宿泊客の8、9割を出張者が占めるJR釧路駅前の釧路ロイヤルインも「出張客は震災後に例年より2割減った」と話す。

 ダメージは飲食店にも及ぶ。すすきの観光協会の篠田政一会長は「3月は12月に続く繁忙期だが、震災後の売り上げは2割減。宴会や結婚式の2次会のキャンセルが相次いだ」とし、旭川観光協会の山崎博幸会長も「謝恩会や歓送迎会が軒並み取り消され、旭川市の中心部の三六街は閑散としている。売り上げは全体で3割ダウンだ」。

 商業施設もあおりを受ける。道百貨店協会の山口博事務局長は「多少持ち直しつつあったが消費マインドが冷えてしまった」。海外客でにぎわっていた札幌市中心部の狸小路商店街でも「海外客はぼぼゼロ。売り上げが前年比3、4割落ち込んでいる店もある」(札幌狸小路商店街振興組合の島口義弘専務理事)。「ステラプレイス」などJR札幌駅に隣接する商業施設を運営する札幌駅総合開発でも、震災後売上額が10%強ダウンした。

 そうべつ観光協会の若狭幸司副会長(ワカサリゾート専務)は「今こそ、道内客をいかに取り込むかを考えないといけない」と訴える。ただ、被災地が復興段階に入るなど、ある程度の時間を経ないと、反転攻勢を打ち出せないのが現実。東京商工リサーチ北海道支社の立花克則情報部長は「自粛ムードが長期化すれば道内企業の業績を圧迫しかねない」と危惧している。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/23/kiji/K20110323000484320.html
九州でも外国人観光客激減 宿泊98%取り消しも
 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、直接的な被害がなかった九州の観光地でも宿泊やクルーズ船寄港のキャンセルが相次ぎ、特に外国人旅客が激減していることが23日、分かった。九州各県は東アジアからの観光客誘致に力を入れていただけに、大きな打撃となりそうだ。

 九州運輸局によると、福岡市と熊本県阿蘇市、大分県別府市の計4ホテルで21日までに、約1500人あった外国人予約客のうち98%が宿泊を取り消した。大半が韓国と台湾からの旅客。運輸局の担当者は「過剰反応だが、原発が落ち着かないと観光キャンペーンもできない」と頭を抱える。

 同県佐世保市のリゾート施設ハウステンボスも海外宿泊客の大半が取り消し。沢田秀雄社長は「このところ前年同月比約2割増の宿泊実績があったが、今後は4割近くの減少になりそうだ」と、不安を口にした。
[ 2011年3月23日 18:11

881チバQ:2011/03/25(金) 19:41:53
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20110325/481748
震災、日光三大祭にも影 伝統行事中止で観光地痛手
(3月25日 05:00)
【PR】
 東日本大震災の影響で、日光東照宮は24日、春季例大祭(5月17、18日)の流鏑馬神事と百物揃千人行列の中止を決めた。日光二荒山神社も弥生祭(4月13〜17日)で花家体の繰り込みなどの奉納行事を中止する。どちらも日光の三大祭り。神事は行うというが、伝統の名物行事の中止は日光の観光100+ 件に痛手となりそうだ。

 日光東照宮の千人行列、流鏑馬は1617年の東照宮造営直後から続く。千人行列は春季例大祭のハイライトで、例年、3万人の観光客が参道を埋め尽くす。中止は、昭和天皇が病気になられた88年の秋の大祭以来だ。

 日光に春を告げる弥生祭は8世紀ごろが起源とされ、旧日光市民には最も親しみのある祭り。東西13町の花家体が市街に繰り出し、最終日には境内に繰り入れる。奉納行事の中止は、戦中戦後の1944〜46年以来だ。

 ガソリン不足や計画停電の影響で、同市の観光100+ 件客は震災発生直後から激減。東照宮は参拝客が例年の10分の1以下に減ったという。

 東照宮の稲葉久雄宮司は「平成の国難に直面している今、何をすべきかを考え、断腸の思いで決断した」と述べ、神社として被災地支援を続けていく考えだ。

 東照宮産子会、二荒山神社氏子会の真杉瑞夫会長は「日光も非常事態を迎えている。こういうときだからこそ日光から元気をという意見もあったが、今は日本中が一つになって復興に取り組むべきだ、という考えで一致した」と話した。

882とはずがたり:2011/03/26(土) 22:08:16

東日本大震災:レジャー施設、苦境 TDLも再開未定
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110327k0000m020077000c.html

 東日本大震災の影響で、春休みの書き入れ時を迎えたレジャー施設が営業休止や入場者減に陥っている。東京ディズニーランド(TDL)など再開のめどが立たない施設もあるほか、再開した施設でも計画停電などの影響で営業時間短縮などの対応に追われる。首都圏以外でも外国人観光客らのキャンセルが相次ぐ。自粛ムードも広がり、震災前のにぎわいを取り戻すのは容易ではなさそうだ。【井出晋平、小倉祥徳、谷多由】

 千葉県浦安市の海沿いのTDL。普段はファミリーやカップルで混み合うが、最寄りのJR舞浜駅前は人影がなく臨時休園の看板が風に揺れる。周辺は震災で液状化現象が発生し、TDLも駐車場が被害を受け、震災直後から休園したまま。運営するオリエンタルランドは「園内の建物に被害はなく開園可能な状態」とする一方、「電力供給が安定しないことなどもあり営業休止を続ける」といい、再開日は未定だ。

 当初予定では22日にパンダが公開され、家族連れらでにぎわうはずだった上野動物園(東京都台東区)は節電目的もあり、17日から休園し再開未定。日光江戸村(栃木県日光市)も地震直後から営業休止。19日に予定した再開は「社会情勢を考慮し」(日光江戸村を運営する時代村)延期した。
 ◇キャンセル1万1000人

 再開した施設も、計画停電や入場者減に戸惑う。横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)は22日に遊園地を再開したが、アトラクションの一部は震災で破損し休止中。19日に営業時間を短縮して再開したよみうりランド(東京都稲城市)も、約30種類あるアトラクションのうち、消費電力の大きいものを休止。3連休の19〜21日の入場者数は「例年の約4分の1程度」にとどまったという。

 影響は東日本にとどまらない。ハウステンボス(長崎県佐世保市)は震災後、宿泊キャンセルが1万1000人以上に上る。東京電力福島第1原発の事故の影響もあり、全体の約1割を占める韓国などアジアからの観光客がほとんどいなくなった。同社は「キャンセルはさらに増えており、近隣の観光客の掘り起こしを進める必要がある」と話している。
 ◇広がる自粛ムード

 営業規模の縮小に加え「ガソリン不足で遠出を控えたり自粛ムードの広がり」(富士急ハイランド)で入場者の大幅減は避けられず、ある施設の運営会社は「緊迫した時期でやむを得ないが、経営への打撃は計り知れない」と悲鳴を上げている。

毎日新聞 2011年3月26日 20時19分(最終更新 3月26日 20時37分)

883チバQ:2011/03/27(日) 05:33:09
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110327/dst11032700580005-n1.htm
列島悩ます風評被害 原発、停電、イベント自粛…観光客激減 
2011.3.27 00:57 (1/3ページ)
 東日本大震災の発生以降、被害がほとんどなかった関東周辺や、全く影響を受けていない九州でも、ホテルや旅館で予約キャンセルが相次ぐなど、全国で観光客が激減している。背景には福島第1原発の事故を警戒した外国人旅行客の国外への引き揚げや、東京電力による計画停電、スポーツイベントの自粛などといった複合的な要因があり、関係者は頭を抱えている。    (原川真太郎)

◇入国者10万人減

 東京入国管理局成田空港支局によると、震災が発生した11日から22日にかけ、成田空港から出国した外国人は前年同期比2万人増の約19万人。入国者は同10万人減の約7万人にまで激減した。

 引き金になったのは、福島第1原発の放射性物質(放射能)漏れ事故だ。事故が発覚した13日には、フランスが日本への渡航延期を自国民に勧告。韓国も原発の半径30キロ圏内を渡航制限地域に指定し、中国も渡航自粛を呼びかけた。

 地震発生後は渡航自粛にとどめていた米国も、原発事故を受け16日に渡航延期勧告に「格上げ」。日本に滞在する米国民に出国を検討するよう要請している。

 同支局は「原発を警戒した一時避難のために緊急出国した外国人が多い」と分析するが、観光関係者は「原発が安全が確認されなければ戻ってこないだろう」と打ち明ける。

◇宿泊予約10分の1

 東電が実施する計画停電の余波も深刻だ。

 静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合によると、震災発生以降、伊豆半島の温泉旅館などを中心に県内で約10万件(計約40万人分)の宿泊予約がキャンセルされた。現在の予約数は例年の10分の1程度にまで落ち込んでいる。

 県東部は計画停電の対象エリアに含まれており、旅館運営に支障が出ることから客足が遠のいたという。加えて震災に伴う燃料不足で、マイカーで来る予定の首都圏の宿泊客が旅行を取りやめたり、県内で開催予定だったサッカーなどのスポーツ大会が軒並み自粛となったことで、団体客がいなくなったことも追い打ちをかけた。

 同様に甲府市などが計画停電の対象となった山梨県でも、富士五湖周辺などで3万人以上の観光客が宿泊予約をキャンセル。外国人観光客の3〜5月の予約はほぼ取り消された。県の観光担当者は「現状では打つ手がない」と嘆息する。

 ◇九州にまでも波及

 直接の被害がなかった九州でも影響が出ている。国土交通省九州運輸局によると、福岡県や熊本県のホテルでは21日までに、約1500人あった外国人観光客の予約のほとんどが取り消された。クルーズ船寄港のキャンセルも目立つ。

 九州を訪れる外国人観光客の大半は東アジアからやってくるが、中国当局が原発事故を理由に日本への寄港自粛を求めるなどしたため、寄港中止が続出。大韓航空の大分−ソウル便が乗客減少で欠航となり、釜山と対馬を結ぶ高速船も半年間運休となった。

 観光庁は「過剰反応だと思うが、日本全体が地震や原発の風評被害に覆われている状態。正しい情報を発信していくしかない」と話している。

884チバQ:2011/03/27(日) 05:37:02
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110326/dst11032620480068-n1.htm
観光に大打撃の松島は今…「何とか一歩を」
2011.3.26 20:46

津波の被害を受けた日本三景松島で、観光地復旧に向け泥だらけになりながら活動するボランティア。全国からボランティアが集まっているという=26日午後、宮城県松島町(松本健吾撮影)
 日本三景の一つで国の特別名勝・松島がある宮城県松島町は、死者・行方不明者こそ少なかったものの観光地は大打撃を受けた。町職員は「観光客を呼び戻すまでにどれくらいの時間がかかるか全く想定できない」と話す一方、「何とか一歩を」と復興をあきらめない町民の姿も見られた。

 松島の海岸沿いの町並みは、ほとんどが津波の被害を受けた。船が海岸へ乗り上げ、島々を結ぶ橋は津波で跡形もなく消えた。

 遊覧船長を務める男性(63)は「海岸沿いの土産店は全部やられた。津波が窓ガラスを割り店内へ入ってきた。店はめちゃくちゃになった」。町職員の一人は「観光産業が大打撃を受けた。これからのことが心配だ」と肩を落とした。

 海岸沿いの土産店では今月20日ごろ、津波で浸水し、使えなくなった家電や家具などごみの撤去に乗り出した。

 飲食店を営む男性(53)は「嘆いていても何も変わらない。先のことを考えると気が遠くなるようだけど、観光地として復活するため何とか一歩を踏み出したい」と話した。

885チバQ:2011/03/27(日) 05:40:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032602000194.html
浄土ケ浜 碁石海岸 三陸の景勝地 無残
2011年3月26日 夕刊

 岩手県沿岸部屈指の景勝地、宮古市の「浄土ケ浜」と大船渡市の「碁石海岸」。東日本大震災で景色は無残に変わり、地元の観光関係者をがっかりさせている。

 遊歩道を海に向かって歩いていくと、所々で土砂が崩落し、木々がなぎ倒されている。八百メートルほど進むと浄土ケ浜だ。

 「剣の山」の白い岩肌に津波の痕跡は見られないが、浜辺のあちこちに木片やごみなどが打ち上げられた。遊歩道のアスファルトも約六十メートルにわたってめくれ上がった。「極楽浄土」は、もうそこにはない。

 調査した宮古市の職員は「トイレなど木製の建造物はほぼ全壊した」と険しい表情。昨年三月に完成したレストハウスも廃虚と化した。観光地として立ち直るまでの見通しは立たない。

 発泡スチロールやごみが風にあおられては落ちる。ウミネコの声ももの悲しく響く。

 年間五十万人が訪れる国立公園の碁石海岸。奇岩の周囲は重油で黒ずむ。

 碁石のような形をした美しい黒砂利が特徴の碁石浜には、破壊された防波堤のブロックやがれきが散乱。浜に面した喫茶店は土台だけが無残に残る。

 約四十年続く民宿は一階部分がつぶれてしまった。男性経営者(45)は「生まれ変わったつもりでやれば、次に進めるでしょう」と気丈に話した。

 三つの巨大な穴が開き、小型遊覧船で穴をくぐれる奇岩「穴通磯」。強烈な重油の臭いが鼻につき、黒ずんだ海に家屋のがれきなどが漂う。ひっくりかえった小舟も浮かんでいた。

 「いつもはきれいな海で、アワビも採れたのに哀れな姿になった」

 近くの男性漁師(70)は変わり果てた光景を見つめた。

886チバQ:2011/03/27(日) 05:44:52
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110326_P
高田松原、無残な姿 砂浜も大半が消滅

--------------------------------------------------------------------------------
 

 陸前高田市高田町の高田松原は、震災により砂浜と松林の大半を失うなど壊滅的被害を受け、多くの人に愛された白砂青松の景勝地はすっかり姿を変えている。

 高田松原は国の名勝で、日本百景の一つ。2キロ以上にわたる弓形の砂浜に、防潮と防砂のため江戸時代から植栽を進めてきた数万本のアカマツとクロマツが美林を成し、本県の代表的な観光地の一つとして知られる。

 地震と津波で、松林ほぼ全てが根こそぎさらわれたり、根元から折れるなどして流されたのに加え、砂浜も同市を流れる気仙川寄りの一部を残して大半が消滅した。

 地震で地盤が沈下した上、津波が砂浜や一帯の土砂を流し去ったためとみられる。高田松原に近い道の駅の裏手付近は地面が崖状に断ち切られ、海水が流れ込んでいる。

 同市高田町の中心部には流された松がいたる所に散らばり、行方不明者の捜索活動などを妨げている。

【写真=根元から折れ、根こそぎ流されるなどして消えた高田松原の松林。砂浜も大半が姿を消した=陸前高田市高田町の松原大橋付近から撮影】



(2011/03/26)

887チバQ:2011/03/27(日) 05:46:12
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110326/bsd1103260502004-n1.htm
「訪日1200万人」下方修正 相次ぐ渡航自粛 “観光立国”暗雲 (1/2ページ)2011.3.26 05:00
.
東京都台東区の浅草寺。3連休初日の19日、都内有数の観光スポットに普段のにぎわいはなかった(AP)【拡大】
 政府が新成長戦略の目玉に掲げる「観光立国」への道のりに「黄信号」がともった。東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、海外の主要国が自国民に日本への渡航自粛を勧告。原発事故の収束後に勧告が解除されても、訪日を控える傾向が当面続くのは確実とみられる。観光庁は25日、1200万人近くを目指していた今年の訪日外国人の目標を下方修正する方針を明らかにした。

 ◆航空会社も日本回避

 数値目標について、観光庁の溝畑宏長官は25日の記者会見で「見直しせざるを得ない」と述べ、引き下げる考えを示した。原発から放射性物質が漏れ出る事態に伴い、中国や韓国、米国など日本政府が重点市場と位置づける15カ国・地域すべてが渡航自粛を決めた影響は大きい。

 成田、羽田の両空港に発着する外国航空会社には日本回避の動きが広がっている。国土交通省によると24日現在、米デルタ航空など7社が欠航したり発着地を変え、仏エールフランス航空など12社が日本到着前に経由地を設けるといった措置で経路を変更。さらに中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空は27日の高松空港就航を延期した。

 14〜16日には政府観光局の間宮忠敏理事長が訪中し、桜の開花に合わせた訪日ツアーのトップセールスを行う予定だったが、中止を余儀なくされた。外国人観光客の誘致に貢献すると期待されたプロモーションが、震災で頓挫した格好だ。

 ◆外国人宿泊客が激減

 宿泊施設への影響も大きい。東京都内のホテルニューオータニでは、3月分の宿泊予約のうち外国人を中心に3割強がキャンセル。帝国ホテルも宿泊客の半分を占める外国人の利用が激減し、震災発生から10日間ほどで約10億円分の宿泊予約が取り消された。

 国内旅行需要も縮小傾向にある。大手旅行会社の国内ツアーは3月の予約数が前年同期比3割減に落ち込んだ。新型車両「はやぶさ」がデビューしたばかりの東北新幹線が那須塩原(栃木県)−盛岡(岩手県)間で運休していることや、電力不足に配慮した東京ディズニーリゾートの閉園が響いている。

 昨年の訪日外国人は過去最高の861万人を記録したが、目標の1000万人には届かなかった。円高に加え、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件による日中関係の悪化が重しとなった。

 25日の会見で溝畑長官は「観光が日本の成長に重要な役割を果たすという方針が変わることはない」と述べ、3000万人を掲げる将来目標は据え置く意向を強調した。

 ただ、今後の戦略は「タイミングをみて、訪日観光のプロモーションを本格的に再開できるように準備を進めている」との説明にとどまった。原発事故の行方と影響が不透明なだけに、具体的な動きがとれないのが実情だ。(米沢文)

888チバQ:2011/03/27(日) 06:01:00
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110326/03.shtml
HTB10〜12月決算、初の営業黒字 震災で1万人キャンセルも

 佐世保市のハウステンボス(HTB、澤田秀雄社長)が25日発表した2010年10〜12月決算は、四半期ベースでは開業以来初となる3億6千万円の営業黒字となった。

 入場者数は新規事業の「光の王国」などがけん引し前年同期比53%増の52万5千人、売上高も同33%増の33億円。販売管理費は業務効率化などで同1億6千万円減の22億9千万円。同市からの交付金3カ月分(2億2千万円)もあり、経常利益は5億9千万円。

 4月以降は5方向を液晶画面で囲う映像アトラクション、水陸両用バスでの園内ツアーなどの新規事業を目玉に集客を図る。

 HTBで会見した澤田社長は、東日本大震災の影響について「ここ1週間の海外客はほぼゼロで、国内外約1万人の宿泊キャンセルがあった」とし、「関係団体と韓国や台湾などを回って九州は安全だとPRしたい」と語った。

 7月就航を目指す上海航路の就航時期については「準備は順調だが、中国人客の動向を数カ月間見た上で判断したい」と述べた。

 澤田社長によると、11年9月期の半期の経常利益は6億円前後の見通しで、通期業績予想(8億円)を上回るペースだが、震災の影響が不透明として予想は修正しない。

http://www.asahi.com/business/update/0325/SEB201103250021.html
ハウステンボス、宿泊キャンセル1万1千人 外国人6割2011年3月25日23時10分

「外国からのお客さんが厳しい。試練の時期だ」と記者会見で語るハウステンボスの沢田秀雄社長=長崎県佐世保市

ハウステンボス入場者の推移

四半期ごとの利益推移

[PR]


 長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボス(HTB)は25日、東日本大震災の発生後、園内ホテルの宿泊予約に1万人のキャンセルが出たと発表した。約6割が外国人。アジア客を成長の柱に据えているが、震災と原発事故が九州にも響いている。

 2010年10〜12月期決算発表にあわせ、沢田秀雄社長が記者会見で明らかにした。

 キャンセルは24日までの集計で、予約の3割強に当たる計1万987人分(4227室)。外国人客が日本に恐怖感を抱き、訪日を控えたようだ。国内旅行も自粛ムードがあり、入場客は経営危機に見舞われていた昨年の同じ時期より4割少ないという。

 HTBは昨春、大手旅行会社エイチ・アイ・エスの沢田秀雄会長を社長に迎えて再建に着手した。多彩なイベントやコスト削減が奏功し、10〜12月期決算では本業の実力を示す営業損益の黒字化を達成。アジアからの客を増やす方針だった。

 沢田社長は「今が試練の時、当面は関西以西の個人客をメーンにPRをする」と話した。九州への旅行者が多い韓国、台湾、中国で九州の安全さを観光業界挙げてPRするため官民の関係者に呼びかけているという。(市川雄輝)

889チバQ:2011/03/27(日) 12:14:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110326-OYT8T00842.htm
苦境の県内温泉地

草津 3万8000人キャンセル JR吾妻線運休響く


地震の影響で人影もまばらな草津温泉の湯畑(26日午後0時26分、草津町で) 東日本巨大地震の発生から2週間余り。県内観光の柱である温泉地が苦境に立たされている。地震直後からキャンセルが相次ぎ、ガソリン不足や計画停電、電車の運休が追い打ちをかけ、客足は遠のいたままだ。

 26日の草津温泉。旅館や飲食店が立ち並ぶ湯畑周辺はひっそりと静まり返っていた。週末の昼下がりというのに、学生のグループや若いカップルの姿がちらほらと見られるだけだ。

 湯畑前の温泉まんじゅう屋は「お客さんの数は10分の1以下。平日は湯畑を歩く人を10人も見かけないこともある」と嘆く。焼き肉店の男性店主も「こんな草津は今まで見たことがない」とがくぜんとする。イルミネーションも自粛し、夜間は真っ暗になる。

 草津温泉旅館協同組合が全107の宿泊施設にアンケートしたところ、3連休最終日の21日頃までのキャンセルは7244件、3万7945人分にのぼった。全施設の総定員の4日分に当たるという。

 ホテル櫻井の橋本宏支配人は「26日も800人の予定が115人。夏から秋にかけての予約も入ってこない」。草津ナウリゾートホテルでは154室の予約がわずか10室になった日もあったといい、大谷正美・広報課長は「JR吾妻線運休の影響が大きく、観光どころでないという心理も働いている」と分析する。

 計画停電も営業に影響を与えているが、草津町内では「計画停電がない伊香保や四万がうらやましい」と、不公平感を抱く観光関係者もいる。

 しかし、その四万温泉(中之条町)の四万やまぐち館も「ガソリン不足もあるのか、温泉街を車が通っていない。5月の連休は少しずつ予約が入ってきているが、かなり厳しい」。

 伊香保温泉(渋川市)の岸権旅館は当初、伊香保地区も停電に含まれると判断し、14〜17日を休館とした。「温泉に来たいという人も出てきているが、前の状態に戻すのは難しい」という状態だ。

 外国人の利用客が多いことで知られる宝川温泉(みなかみ町)の「汪泉閣」。平年なら稼働率は7割以上だが、宿泊客は1、2組しかないといい、「キャンセル率は約9割で、外国からのお客様もさっぱり。しばらく先に入っている予約にキャンセルが出てくるのでは」と懸念する。

 みなかみ町は大型連休前後からラフティングなどのアウトドアスポーツが盛んになるが、同町観光協会アウトドア連合会は「例年なら今頃から予約が入り始めるが、今年は控えめのようだ」と話す。

(2011年3月27日 読売新聞)

890チバQ:2011/03/27(日) 12:15:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110327-OYT8T00038.htm
宇奈月温泉解約4000人


宿泊客のキャンセルが相次ぐ黒部市の宇奈月温泉(26日)  東日本巨大地震の影響を受け、県内最大の温泉街、黒部市の宇奈月温泉で、宿泊予約のキャンセルが相次いでいる。13宿泊施設が加盟する宇奈月温泉旅館協同組合によると、23日までのキャンセル客は計約4000人に上り、その後も増えている。キャンセルが続出するのは2007年の能登半島地震以来で、旅館関係者は「少なくとも冬までは利用者が減るかもしれない」と頭を抱えている。

 老舗旅館「延楽」では、3〜4月の宿泊予約の解約が個人客を中心に1000人を超えた。内訳は3月367人、4月634人で、5月の大型連休まで影響する見通しという。

 被災した関東方面の客が多く、両月で計429人と半数近くを占めるが、関西圏も127人に上るなど、影響は全国各地に広がっているという。

 「宇奈月ニューオータニホテル」でも個人・団体の計約1500人がキャンセル。発生直後は県内客が主だったが、4月以降は、関東や関西の企業を中心に予定していた祝賀イベントなど大口予約の解約も重なった。同ホテルの男性従業員は「営業方法の見直しなど対応を検討しなければ」と肩を落としている。

 同組合では「能登半島地震の影響をはるかに上回るほど深刻で、影響は長期化するだろう」とみている。

(2011年3月27日 読売新聞)

891チバQ:2011/03/27(日) 12:37:04
http://www.j-cast.com/2011/03/24091132.html
ディズニーランド当分再開できず 東京ドーム10倍の電力量がネック
2011/3/24 10:13
東京ディズニーランドが、計画停電の余波で、当分通常営業を再開できない状況だ。東京ドームの10倍もある電力の供給が見込めないためで、部分開園なども検討しているものの、なかなかメドがつかないようだ。

東京湾岸埋め立て地の液状化で、ディズニーランドがある千葉県浦安市は、世帯の半数もが水やトイレを使えなくなり、ガスの供給停止地域も出ている。

液状化なく、「開園が可能な状態」だが…

未だに「休園中」の表示が とはいえ、ディズニーランドだけは、液状化の被害がほとんどないという。確かに、駐車場の一部やディズニーシー周りの沿岸道路では、陥没・隆起や砂の噴出が見られた。しかし、運営会社のオリエンタルランドによると、園内のアトラクションや広場などにこうした現象は見られず、水道やガスなども被害がなかった。

浦安市によると、もともと陸地部分が多かったほか、地盤強化などの安全対策が行われた結果ではないかという。

オリエンタルランドも2011年3月18日、すでに安全点検などが終わり、「開園が可能な状態」であることをサイト上で明らかにした。ところが、計画停電の影響で「電力供給が安定しない」状況になっており、引き続き休園することになった。当初は、21日をめどに見通しを決めるとしたが、未だにそうできない事態になっている。

同社の広報部では、取材に対し、「営業再開については今のところ未定です」と答えた。

園内では、ジェットコースターなどの乗り物があったり、電飾を凝らした夜のパレードが行われたりして、多量の電力を消費する。同社によると、ディズニーシーを含めて、1日当たりに使う消費電力は、約57万キロワット時だ。

これは東京ドームの約10倍に当たり、一般家庭なら5万世帯前後にも相当する。プロ野球セ・リーグの開幕強行が批判を浴びているだけに、営業再開には難しい判断が迫られそうだ。


コメントを見る・書く(42) その他 本文印刷

節電の影響を長期的に受ける可能性
今後は、震災復興がある程度進んで、エンターテインメントへの期待が出てくることも予想される。しかし、そうは言っても、必ずしも状況は楽観視できないようだ。

電力逼迫で、2011年夏以降も計画停電が続く見通しが報じられており、ディズニーランドにも影響が出るからだ。

浦安市は、計画停電の第5グループに入っており、2011年3月14日のスタート時からすでに3回も停電が行われている。東京23区とは違って、停電になる可能性が高く、また、電力需給次第で、かなりの節電が求められる事態になりそうなのだ。

ディズニーランドのある舞浜駅を通るJR京葉線も、停電のたびに運行がストップするので、その影響も出そうだ。現在は、停電時以外は、ほぼ通常運行に戻ってはいるものの、今後の節電で、運転本数が減らされることもありうる。その結果、駅などの混雑が激しくなることが予想され、営業に支障がある可能性が出ている。

浦安市の災害対策本部では、「ディズニーランドは、大きな電力を使うので、節電などの影響を長期的に受けるかもしれません。現在は、シンボルのシンデレラ城さえ、節電で明かりが点いていないといいます。私どもはライフラインの復旧見通しが立たずに手がいっぱいですが、今後は、どうやって連休や夏休みを乗り切るかなど、ディズニーランド側と話し合いたい」と言う。

オリエンタルランドでは、「電力不足のほか、交通機関の様子、燃料不足なども見なければなりません。こうしたインフラの状況を見ながら、どのような形で開園できるのかを決めたいと思います」と話している。

892とはずがたり:2011/03/27(日) 14:24:13
>>886
ここか。
http://yj.pn/csVuN6

>地震と津波で、松林ほぼ全てが根こそぎさらわれたり、根元から折れるなどして流されたのに加え、砂浜も同市を流れる気仙川寄りの一部を残して大半が消滅した。
地形図そのものが変わってしまいそうですね。。

893チバQ:2011/03/27(日) 21:21:32
http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201103260359.html
はやぶさ効果の春のはずが…景勝地も被災 観光業に痛手
2011年3月27日


予約客台帳には、キャンセルを示す黒線がびっしりと引かれていた=23日、青森市浅虫の椿館


 大震災が県内の観光業界に暗い影を落としている。旅館では宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、海岸沿いの景勝地も津波にやられた。昨年12月に東北新幹線が全線開業し、新型車両の「はやぶさ」が走り出して6日後に起きた天変地異。この春は観光客が押し寄せるまたとない「好機」になるはずだっただけに、関係者の落胆は大きい。早ければ4月に全線再開という東北新幹線が頼みの綱だ。

 棟方志功ゆかりの宿として知られる青森市・浅虫温泉の椿(つばき)館。135人収容のこの宿も、今は数えるほどしか客がいない。大地震が襲った11日以降、ほぼすべての予約客がキャンセルをした。

 震災直後から、ファクスから「キャンセル」と書かれた紙が次々と吐き出された。その連なりは毎日数メートルに及ぶ。

 東北新幹線が新青森駅まで延びた昨年12月以来、宿泊客数は伸び続け、3月は前年同月比で7割増の2500人を見込んでいた。「立ち尽くすしかない。新幹線の全線開業でやっと春が来たと思っていたのに」。浅虫温泉旅館組合長も務める蝦名幸一社長は悔しそうに話す。

 風間浦村の下風呂温泉では「ゆかい村海鮮鮟鱇(あんこう)まつり」が31日まで開催中だ。「アンコウでまちおこしを」と取り組む2年目の冬だが、温泉街は閑散としている。

 新幹線の不通やガソリン不足が響いている。「まるほん旅館」は地震発生の翌日からキャンセルのファクスが入り始め、3月中の宿泊予約はほとんどが取り消された。

 岩手や宮城方面からの常連客も多いが、連絡が取れない人がいるという。同旅館の長谷津恵さん(77)は「無事でいてほしい。すっかり寂しくなったが、被災地を思えば多くは言えない」という。

 県内の旅館組合に15日までに聞き取りをした県観光企画課によると、黄金週間が始まる4月後半以降もキャンセルが相次いでいるという。県の担当者は「交通インフラがやられたうえ、自粛ムードもあるのでは」と話す。

 例年200万人以上が押し寄せる「弘前さくらまつり」の期間中も弘前市内のホテルで外国人観光客によるキャンセルが相当出ているという。

 観光地やイベントにも影響が出ている。

 津波が襲った八戸市では、ウミネコの繁殖地として知られる蕪(かぶ)島の駐車場や公衆トイレが壊れた。今、蕪嶋神社を訪れる参拝客は例年の土・日曜の10分の1以下という。国の名勝、種差海岸も津波に飲まれ、種差海岸遊歩道(5.2キロ)の一部で土砂がえぐれ、案内板が壊れるなどの被害が出た。

 市観光課が被害の実態調査をしているが、草花が咲く春の観光シーズンに復旧できるか見通しは立っていない。

 約60店が生鮮食品などを扱う「八食センター」(八戸市河原木)も客足が減り、震災以後はいつもの3〜4割になった。事務局は「ガソリンが出回るようになれば、来場者は増えるはず」と期待する。

 弘前城築城400年祭の今年、70以上のイベントを組んだ弘前市では、今月予定されていた事業が中止や延期に。同市の400年祭推進室は「被災地に思いを寄せ、『元気になるように』という視点でイベントの内容を立て直すことも考えている」と言う。

 400年祭以外にも、同市は集客効果の大きい桜、ねぷた、菊と紅葉、雪灯籠(どうろう)の4大祭りがあるが、今年は被災地に配慮して単に娯楽一辺倒ではなく、入園料の一部を義援金に充てることなどを考えたいという。

 そのうえで担当者は「新幹線開通後の伸びをなんとか回復したい」と話す。

 横浜町でも5月15日に予定している「第21回菜の花フェスティバルinよこはま」のうち、メーンイベントの「菜の花マラソン大会」の中止を決めた。
.

894チバQ:2011/03/27(日) 21:29:01
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001103270002
春休みの観光 震災で大打撃
2011年03月27日

 東日本大震災に伴い、県内の観光業にも影響が広がっている。ガソリンの不足や自粛ムードで客足が遠のいており、利用客が激減したスキー場では今シーズンの営業終了日を早める動きも。自粛ムードによる影響が長引くことを懸念する声も出ている。


 12ゲレンデ・36コースを持つ菅平。菅平高原観光協会によると、地震発生の11日からこれまでに、予約客の約9割がキャンセル、その数は2万5千〜3万人に上るという。ガソリン不足のほか、「気分的に遊びには行けない」などの反応が大きい。


 例年、この時期には様々な競技会や大会、講習会、研修会が開かれるが、今年は「40件以上、全部中止」。学校関係のキャンセルも多く、とりわけ団体などでその中に1人でも地震に関連して参加できない人がいる場合、団体そのものの予約が中止になるという。同観光協会事務局の大日方孝さんは「厳しいが、被災地の惨状をみると言いようもなく、仕方がない。今はただ、自分たちに出来ることを含め、頑張れニッポン、ですね」と話した。


 営業終了日を繰り上げるスキー場も増えている。松本市のMt乗鞍は、予定より1週間早い今月27日に今季の営業を終了する。節電への協力に加え、大震災の影響で利用客が減っているためという。震災後、特に関東方面から来る人が激減し、かき入れ時であるはずの19日からの3連休の来客数は前年の4分の1だった。「キャンセルのメールを見ると、精神的にスキーをする気分でなくなったり、勤め先から外出の自粛を言われたりした人も。今シーズンは雨が少なくて雪の量も質も上々で、シーズンとしては良かったのに……」と担当者。


 山ノ内町の志賀高原焼額山スキー場も、5月8日までとしていた今季の営業期間を4月3日までにする。ゲレンデを作る圧雪車を動かす燃料の調達が難しいことが理由という。震災直後は早朝営業を中止するなど燃料を節約して対応したが、今後満足のいくサービスができないことが懸念されるため、1カ月以上前倒しの営業終了を決めた。


 県内有数の観光地の軽井沢も、入り込みがふるわず、春休みが始まった19日からのかき入れどきの3連休も大きな打撃を受けた。アウトレット街「軽井沢プリンスショッピングプラザ」は、例年なら1日4万人の買い物客でにぎわうが、「半数にも満たない」。旧軽井沢地区にある旧軽井沢銀座でも、「あれ以来、ゴーストタウンになった」と帽子店経営者は言う。3連休初日に店を開いた若手経営者も「客足は昨年の1割」。旧軽銀座のそばにある町営駐車場(412台収容)も、例年ならこの時期、1日300〜500台の利用があるが、19日は27台という有り様だった。「5月まで客足は戻らないのではないか」と危惧する商店経営者もいる。


 一方、軽井沢町内のスーパーや米屋によると、東京電力が実施している計画停電を嫌って、町内に所有する別荘に「避難してきた」という別荘族も増えているという。


 歓送迎会のシーズンを迎えているが、各地で飲食店やホテルのキャンセルも深刻になっている。経済活動への影響拡大について、阿部守一知事は25日の記者会見で、「日本全体が過度に萎縮することのないように、必要な経済活動についてはきちんと行えるようなことが重要になってくると思う」と話した。(鈴木基顕、野津彩子、伊東大治)

.

895小説吉田学校読者:2011/03/28(月) 19:42:16
打ち沈む機運の中、力がわくような話題。何度でもよみがえるさ。

いわき湯本温泉の湯量復活
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=&blockId=9812591&newsMode=article

 震災の影響で湯量、温度などに支障が出ていた、福島県いわき市のいわき湯本温泉の湯量が25日、復活した。旅館約30軒などに温泉を送っている市常磐湯本財産区に対する供給量が毎分約2トンに戻った。
 供給元の常磐湯本温泉などによると、いわき湯本温泉は地震の影響で全体の湯量が一時的に減少していた。破損状況などを点検しながら湯量や湯圧を段階的に復活させ、25日に従来通りの送湯量に戻した。
 財産区が運営する公衆浴場「湯本駅前みゆきの湯」は24日に供用を再開。断水状態が続く被災者らに時間制限付きで無料開放している。午前八時から先着順で男女各240人に整理券を配っている。また25日からは常磐地区の避難所ごとに無料入浴の受け入れも開始した。財産区議会の安斎哲男議長は「いわき湯本温泉の復興に向け一歩を踏み出した」と語った。
 いわき湯本温泉旅館協同組合は被災者支援のための入浴サービスを実施する方向で調整に入った。

896チバQ:2011/03/30(水) 00:37:22
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110329/08.shtml
HTBがGWに定期周遊バス 観光協が設立総会、佐賀と結ぶ



澤田HTB社長(右から3人目)や長崎、佐賀両県の市町長が意見を交わした設立総会=ハウステンボス
 ハウステンボス(HTB)とHTB観光、地元佐世保市など長崎、佐賀両県7市2町でつくる「ハウステンボス周遊観光協議会」は28日、佐賀県武雄、嬉野両市とHTBとの間を結ぶ観光バスの運行を、4月29日からのゴールデンウイーク(GW)に合わせ開始する計画を明らかにした。28日の設立総会で、バス運行などを盛り込んだ新年度の事業計画を決めた。

 同協議会の構成自治体はほかに本県の西海、平戸、松浦3市、東彼波佐見町と、佐賀県の伊万里市、有田町。温泉や焼き物といった各市町の観光素材を生かし、HTBと連携してのPRや相互間での送客に取り組むことで、一帯の集客増につなげるのが狙い。

 観光バスは、旅行会社のHTB観光が関係自治体とともに費用を負担。武雄、嬉野両市からはGW期間中、有田陶器市が開かれる有田町を経由し、HTBと結ぶ1日3往復ほどをそれぞれ運行。料金は片道500円程度を予定。予約制で近く募集を始める。GW後も定期的に運行する方針。

 平戸市とHTBとの間でも、7月ごろから同様のバス運行を予定している。

 4月1日の設立を前に開いた総会は、HTB側2社の社長と各市町の首長が出席。会長に澤田秀雄HTB社長を選出した。事業計画はこのほか、HTBや各市町の観光情報を掲載した季刊誌の発行や、HTBでの「大陶器市」開催(11月)など。

 あいさつで澤田社長は「ハウステンボス周辺には素晴らしい観光資源がある。全国、海外に発信していけば地域の観光はもっと活性化する」と期待を述べた。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/234195
「HTB中心に観光客誘致」 長崎、佐賀9市町が協議会設立
2011年3月29日 00:21 カテゴリー:経済 九州 > 長崎

ハウステンボス周遊観光協議会設立総会の後、手をつないで連携を確認しあう9市町の首長ら=28日 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)を中心に国内外の観光客を誘致しようと、長崎、佐賀両県の周辺9市町とHTBでつくる「ハウステンボス周遊観光協議会」の設立総会が28日、HTB内で開かれた。

 設立総会には、長崎県佐世保市、西海市、平戸市、松浦市、波佐見町、佐賀県嬉野市、武雄市、伊万里市、有田町の7市2町の首長が参加。会長に選任された沢田秀雄HTB社長は「東日本大震災の影響は大きいが、地域が互いに助け合うことで観光客を増やしたい」とあいさつした。

 協議会は各自治体とHTB、子会社のエイチ・テイ・ビイ観光が20万円ずつ計220万円を拠出。第1弾の事業として4月29日から土日、祝日に武雄、嬉野両市とHTBを結ぶ観光バスの運行(1日往復3便)を開始する。共同観光パンフレット2万部の作成に取り組むほか、11月には有田焼や波佐見焼などの逸品を集めた「九州大陶器市」をHTBで開催する。

=2011/03/29付 西日本新聞朝刊=

897チバQ:2011/03/30(水) 00:38:16
http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201103280408.html
滝桜・ハワイアンズ・鶴ケ城…春の観光大打撃
2011年3月29日


「観光いわき」のシンボル的な温泉娯楽施設・スパリゾートハワイアンズ=いわき市常磐藤原町


 大震災と福島第一原発の事故は、春の観光シーズンを迎えた県内の観光地に深刻な影響を与えている。受け入れ態勢を縮小したり、旅館などの予約のキャンセルが相次いだり。地震で被災し、再開のめどが立たない施設もある。

 約30万人が訪れる三春町の日本三大桜、滝桜。地震で小さな枝がいくらか折れたものの、樹木自体に損傷はなかった。4月中旬には開花する見込みだ。だが、避難者を受け入れている町は、仮設トイレの設置や誘導の係員の配置など、観光客受け入れの態勢を例年並みに整えるのは困難と判断。「必要最低限の人員」で対応する方針だ。夜間のライトアップや無料シャトルバスは中止。昨年始めた観桜料も徴収しないことにした。

 福島市の花見山には昨年、過去最高の32万人が来た。地震の被害は一部斜面が崩れる程度だったが、市は地元と話し合った結果、例年のような受け入れ態勢をとらないことを決めた。近くの駐車場と現地を結ぶシャトルバスの運行やボランティアガイドによる案内を中止。関東圏の駅でのポスター掲示なども中止する。市観光課の担当者は「全国からどうぞお越しくださいと態勢を取る状況ではなくなった」と話す。ただ、花見山の立ち入り自体を制限することは考えていないという。

 天守閣が赤瓦にふき替えられたばかりの会津若松市の鶴ケ城。観光客増を期待し、27日から5日間、天守閣を無料開放しているが、日曜日だった初日の入場者は1743人。有料だった過去2年間の3月最終週の日曜日の約2千人を下回った。市観光課は「無料でもこの数字にとどまったのは残念。ガソリン不足と原発事故の風評被害は深刻だ」と頭を抱える。

 老舗旅館が立ち並ぶ東山温泉。ある旅館の従業員は「3月は全滅。4月の予約もほぼキャンセル」と嘆く。地震があった11日以降、宿泊キャンセルへの対応に追われているという。首都圏から郡山までまだ新幹線が復旧していないことや、原発事故と余震への不安がキャンセルの要因という。被災地域の予約客も多く、従業員は「連絡を差し上げてもつながらない場合もある。私たちも大変だがお客様の身が心配です」と話す。

 別の旅館はすでに8千人分のキャンセルを受け付けた。「4月の予約はすでに3分の2がキャンセル。まだまだ増えるでしょう」

 敷地の一部が地盤沈下し、建物の外壁や窓ガラスが割れるなどしたスパリゾートハワイアンズ(いわき市)は、温泉やホテルなど全施設が休業中。再開を目指し、建物の安全確認を進める。だが、営業企画室の担当者は「原発事故が終息しないと何も始まらない。再開時期については話せない状況」という。

 原発事故による今後の風評被害の影響も避けられない。「節電やガソリン不足など、全国的にレジャーは自粛ムード。風評被害も市と足並みをそろえて打破していきたいが、今は避難所への炊き出しなど、地域から求められていることを地道に続けるしかない」と話した。

 4月上旬の開通予定で除雪作業に入っていた磐梯吾妻スカイラインや磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインも地震以来、除雪作業を中断し、開通のめどがたっていない。県道路公社によると、地震の影響で重機や燃料の調達ができない状態が続いているためで、ゴールデンウイークに開通が間に合うかもわからないという。(斎藤健一郎、池田拓哉、西堀岳路)

898チバQ:2011/03/30(水) 00:44:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110328-OYT8T01034.htm
広島のホテルも影響


粛ムード キャンセル相次ぐ
 東日本巨大地震や東京電力福島第一原子力発電所の事故が、広島市内のホテル業界に影を落とし始めている。母国から国外退避勧告を受けた外国人観光客の宿泊キャンセルや、「深刻な被害を見ると楽しむ気分になれない」などと旅行を自粛するムードが広がる。ホテル関係者は「行楽シーズン前に痛手」と話す一方、計画停電を避けてか、予想外の団体予約が舞い込む現象も起きている。(有賀かほり)

 JR広島駅北側に28日、開業したシェラトンホテル広島(東区)。当初、テープカットなどを含む式典を予定していたが、「お祝いムードは不謹慎」として、冒頭に黙とうをした上で、関係者のあいさつのみに切り替えた。世界的チェーンの強みを生かし、外国人客の利用を大きく見込んでいたが、地震後、キャンセルが相次いだ。

 山本博之総支配人は「滑り出しは順調だが、大型連休もある4〜5月は、当初目標より予約が入らないのではないか。地道に営業するしかない」と話した。

 リーガロイヤルホテル広島(中区)やANAクラウンプラザホテル広島(同)は、宿泊取り消しの理由が地震の場合、キャンセル料を請求しないことを決めた。

 一方、予約が増えたケースも。地震後、オリエンタルホテル広島(同)では、関東地方の企業が社員の家族を含めた約20人で1週間ほど宿泊した。ほかに同地方の企業から「2週間の宿泊と、会議室の使用ができるか」などと数件の問い合わせがあり、担当者は「計画停電もあって、事業所ごとの一時移転を検討しているのではないか」としている。

(2011年3月29日 読売新聞)

899チバQ:2011/03/30(水) 00:55:24
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201103280522.html
台湾発の日本旅行が激減 「韓国で桜見られませんか?」2011年3月29日0時55分
.
日本行きを扱う旅行会社「スタートラベル」のブース。価格はかなり下がっている=台北、村上写す
 【台北=村上太輝夫】台湾の主な旅行会社が共同でパック旅行商品を売り出すフェアが25〜28日、台北の世界貿易センターで開かれた。だが、最も人気が高い旅行先だった日本が各ブースからほとんど姿を消した。

 会場で日本行き商品を売る数少ない大手旅行会社、スタートラベルのブースに来た老夫婦はこう尋ねた。「日本に行くかわりに韓国で桜を見物できませんか?」

 担当の蒋沂芳さんによると、4月中旬以降の東北地方は花見と温泉を楽しめるため人気が高かったが、すべて取り消し。東京行きも取り消しか延期だ。

 4月下旬に開通する黒部立山アルペンルートも本来人気があったが、5日間で2万8千台湾ドル(約7万6千円)のところを1万9900台湾ドル(約5万4千円)に下げても予約が埋まらない。「夏季に営業の力点を置きたい」と蒋さんは日本の回復を期待する。

 業界団体「旅行商業同業公会全国連合会」の許高慶秘書長によると「日本行きの4、5月分は99%が取り消しだ」。東日本大震災後の団体旅行は九州、名古屋、大阪へ行った4団体で計100人足らず。例年なら毎月約10万人、花見の季節はさらに3割増しとなるはずだったという。
.

900チバQ:2011/03/30(水) 00:56:06
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110329/mcb1103290505028-n1.htm
アジアに強まる中国人客頼り 大震災影響で日本人観光客激減 (1/2ページ)2011.3.29 05:00
.
店主らが熱心に観光客を呼び込む台北の屋台。台湾でも震災の影響で日本人観光客の減少が指摘されている(ブルームバーグ)【拡大】
 東日本大震災の影響で、日本の富裕な観光客が国内にとどまるとみられ、地域のリゾート地では中国からの客への依存度をますます強めることになりそうだ。

 国連世界観光機関(UNWTO)の最新データによると、日本人観光客の2009年の旅行支出は計250億ドル(約2兆400億円)。中国人観光客は440億ドルだった。

 米ハワイ州にある広域観光業界団体、太平洋アジア観光協会(PATA)のディレクター、クリス・リム氏は「日本の海外旅行市場はここ数年、縮小傾向にあるが、今後数カ月は、はるかに深刻な落ち込みとなるだろう」と指摘した。

 アジア各国では震災後に旅行のキャンセルが相次ぎ、各国の株式市場では旅行関連銘柄が売られた。リム氏によると、アジア諸国では中国人観光客の誘致に努めているが、震災をきっかけに、その動きに拍車がかかるとみられる。

 PATAのデータでは、アジア太平洋地域への日本人観光客は07年から3年連続減少。昨年は1750万人に上昇したが06年の実績は下回った。一方、中国人客は昨年4800万人となり10年前の5倍以上の伸びとなっている。主な目的地は香港やマカオだ。

 リム氏は「日本人客が一番多い地域の中でも、中国人客の占める割合がかなり大きい場所もある」ため、観光客数の大きな減少は見られないかもしれないと述べた。

 UNWTOによれば、10年に日本人が観光客全体の17%を占めたハワイでも観光客は減りそう。ただUNWTOは、大震災や中東・北アフリカの混乱を考慮しても、世界の観光業が5%拡大するとの見通しを維持している。

 台湾では昨年、日本人が外国からの観光客の19%を占めた。台湾の彭淮南中央銀行総裁は、台湾の観光業界が今回の大震災で打撃を受ける可能性を指摘。台湾では昨年、中国人が前年比68%増え、国別の訪問者数で1位になった。

 日本からの旅行者数見込みについて、タイのゴーン・チャティカワニット財務相は「しばらくの間、日本人は海外旅行より自国の再建に力を注ぐと思う」と述べた。ベトナム観光局の幹部のグエン・マイン・クウン氏も「日本人は生活再建に向けた支出を最優先しなければならないだろう」との見方を示した。(ブルームバーグ Daniel Ten Kate)

901チバQ:2011/03/30(水) 00:57:15
http://www.j-cast.com/2011/03/29091633.html
旅行代理店が被災者向け海外プラン バンコク30日間6万円など
2011/3/29 20:05
東北関東大震災で20万人以上が避難生活を余儀なくされている中、大手旅行代理店エイチ・アイ・エスが被災者向けの長期海外滞在プランを発売した。「バンコク30日間6万円」などかなり格安となっている。

「被災者支援プラン」として同社が販売しているもので、被災者の皆さんには、物価も安く、生活しやすい海外で一定期間過ごしたいという選択肢もあるのではないかと思い、企画に至ったと説明。現地のホテルや航空会社から「何か支援をしたい」という声もあり、特別価格になったという。

東北6県と茨城県の居住者が対象
対象者は東北6県と茨城県に居住している人。全部で13の行き先があり、台北だと30日間滞在、燃油サーチャージ込み4万円となっている。ホテルは「エコノミーホテル」と「スタンダードホテル」があり、スタンダードホテルは写真で見る限りだとビジネスホテルのような感じだ。2日目にタクシーでの乗り方など、現地での生活についての説明会があり、それ以降は最終日まで終日自由行動となっている。

その他もソウル(25日間3万5000円)、バンコク(30日間6万円)、上海(22日間5万8000円)と近隣アジア諸国が多いのだが、中にはトルコのカッパドキアとイスタンブール30日間5万円というツアーもある。トルコ航空とカッパドキア観光業教会の協賛があったのだという。

出発日は4月3日以降で、食事の有無はプランによって異なる。3月25日からサイトで紹介しているが、エイチ・アイ・エス広報によると既に申込みがあるということだ。

902チバQ:2011/03/30(水) 12:38:14
http://www.asahi.com/national/update/0330/TKY201103290519.html
TDR、4月6日にも一部再開へ 営業時間は短縮
2011年3月30日4時31分

 東日本大震災が起きた11日から休園している国内最大のテーマパーク「東京ディズニーリゾート」(TDR、千葉県浦安市)が、4月6日にも営業を一部再開する。東京電力の計画停電で電力供給が安定しないことから営業を見合わせてきたが、旅行会社の強い要請を踏まえ、営業時間を短くして再開する方向だ。

 運営するオリエンタルランドが方針を固めた。ディズニーランドとディズニーシーを合わせた1日の消費電力量は57万キロワット時と大量で、一般世帯に換算すれば、約5万9千世帯分に相当する。

 通常なら午後10時の閉園時間を午後6時ごろまでに早め、夜間の電力を減らす。昼間も冷暖房を節約することなどで、全体の消費電力の約3割の節電を目指す。できれば、周辺のホテルも同時に営業を再開したい考えだ。

 また、計画停電の長期化をにらみ、園内に大型のガス自家発電機を建設することも検討。TDR全体の消費電力の7割をまかなう計画だ。幹部は「普通なら環境影響調査に時間がかかるが、政府が特例を認めてくれれば半年でつくれる。クリスマスまでには設置したい」と話す。

 年間約2500万人が訪れるTDRは、震災により駐車場で液状化現象が起きるなどの被害を受けた。修復作業は済んでおり、28日からTDR内の商業施設「イクスピアリ」は営業を再開している。

903チバQ:2011/03/30(水) 23:00:07
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110330/biz11033020220047-n1.htm
中国人観光客減り…アキバと銀座は閑古鳥
2011.3.30 20:14 (1/2ページ)
震災後は中国人観光客が激減。東京・秋葉原の免税店は閑散としている=30日(佐久間修志撮影)
 東日本大震災で海外からの観光需要が冷え込み、中国人観光客でにぎわっていた東京・銀座の百貨店や秋葉原の家電量販店も、来店客が急減している。福島第1原子力発電所の放射能漏れ事故の処理は長引いており、にぎわいを取り戻すには時間がかかる見通しだ。

 JR秋葉原駅近くの免税店。震災前は中国人客でいっぱいだった午後0時過ぎの店内は、閑古鳥が鳴いていた。「炊飯器は(中国向け仕様の)220ボルトだから、日本では使えない。お客が減ったかって? そうだね〜」。女性店員は言葉を濁した。

 ヨドバシカメラマルチメディアAkibaも、中国人客が大きく減った。震災直後は、「日本を脱出する人がおみやげを買いに来たが、先週からは(中国人が決済に使う)銀聯(ぎんれん)カードの扱いも1日1件や2件になった」(担当者)と話す。

 秋葉原と並ぶ、買い物スポットの銀座も同様だ。三越銀座店では、3月1日から11日まで300〜500件あった免税処理が、震災後は20日までで100件未満にとどまった。外国人向けインフォメーションの利用件数も、150件から2けたに落ち込んだ。

 ドン・キホーテ銀座本館は「めっきり中国人が来なくなった」と嘆く。新宿店のおみやげフロア「ようこそ館」にも、団体バスは来ない。「ビジネス客はやや戻りつつある」(同)ものの、前年比3倍増の外国人客数を見込んでいた直近の1週間も、同2割増にとどまり、影響は深刻だ。

904チバQ:2011/03/30(水) 23:00:53
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110330/biz11033020080046-n1.htm
「観光立国」深刻ダメージ 立て直し急務 渡航自粛、キャンセル深刻
2011.3.30 20:02 (1/2ページ)

3連休初日の3月19日、東京都内有数の観光スポット、浅草寺(台東区)に普段のにぎわいはなかった(AP)
 東日本大震災と福島第1原子力発電所の放射性物質(放射能)漏れ事故で、政府の新成長戦略の目玉である「観光立国」が深刻なダメージを受けている。米国やフランス、中国、シンガポールなどが相次いで、日本への渡航自粛を勧告や要請の形で呼びかけており、観光政策の見直しは避けられない。

 観光庁の溝畑宏長官は、1200万人に近い水準を目指していた今年の訪日外国人の目標について、「見直しせざるを得ない」として、下方修正する。溝畑長官は「観光が日本の成長に重要な役割を果たすことには変わりはない」としながらも、放射能漏れや余震、計画停電が続き、外国人離れを食い止めるのは難しいとの判断だ。

 昨年の訪日外国人は、過去最高ながら861万人にとどまり、目標の1千万人に届かなかった。円高と、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件による日中関係悪化が重しになった。観光庁の海外での積極的なプロモーションが期待されたが、その矢先に襲ったのが東日本大震災だった。

 桜の開花を前に日本政府観光局の間宮忠敏理事長が訪中し、現地旅行会社を相手に行うはずだった14日からの訪日ツアー誘致のトップセールスも中止された。

 放射能漏れが明らかになってからは、重点市場15カ国・地域すべてが日本への渡航自粛を決めた。成田空港と羽田空港に発着する外国航空会社にも、欠航などの動きが広がっている。

 国土交通省によると、現在、米デルタ航空など3社が計6便を欠航したほか、仏エールフランス航空など11社が経路を変えている。中国の格安航空会社(LCC)の春秋航空は、27日の高松空港就航を延期した。

 宿泊施設への打撃も大きい。ホテルニューオータニ(東京都千代田区)は、3月分の宿泊予約のうち外国人を中心に3割強のキャンセルが出た。一方で、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)は「外資系企業の本社機能の大阪移転で予約が増えた」。

 国内旅行市場も縮小傾向にある。大手旅行会社の3月の国内ツアーの予約数は、前年同期比3割も減った。新型車両「はやぶさ」がデビューしたばかりの東北新幹線が那須塩原−盛岡間で運休し、「東京ディズニーリゾート」の休園も足を引っ張った。

 溝畑長官は「被災地以外の観光地のがんばりが、結果として力強いメッセージになる」として、観光を東日本復興のエンジンにしたい考え。ただ、福島第1原発から遠く離れた北海道でも、外国人客は「ほぼ100%キャンセルが入り、壊滅的」(道観光振興機構)な状況で、回復の道は遠い。

905チバQ:2011/03/30(水) 23:01:28
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001103300002
姫島観光タクシー存続の危機
2011年03月30日

 存続か廃止か――。姫島村で昨年夏、約15年ぶりに営業を始めた姫島観光タクシーが岐路に立たされている。秋までは順調な営業だったが、寒波が厳しかった冬場に客足が途絶えたうえ、国の緊急雇用促進事業の補助も3月でなくなるからだ。厳しい選択が迫られている。


 観光タクシーは昨年8月、造船鉄工業木野村ヤンマー商会の木野村光紀代表(39)がリースしたワンボックスカー1台で始めた。


 島には国指定天然記念物の観音崎黒曜石産地や渡りをする大型チョウのアサギマダラの休息地、姫島七不思議などの観光地があり、東回りAコース、西回りBコース(各約30分)2900円、両コースを回るCコース(約1時間、5800円)を設定した。


 11月まではCコースが多く、月に20回以上運行し、利益も出た。だが、冬場は海も荒れ、島を訪れる人は激減。2月は30分コースを4回運行しただけだった。


 補助金でまかなわれていた運転手の給料や車のリース料は3月いっぱいで終わる。木野村代表は「車のリースが残る8月までは続けるが、それ以降は未定」という。


 「姫島の観光客を増やしたい」との思いは強い。運転手からも「歩合でいいから続けたい」との要望もある。木野村代表は「補助金がなくなるのは厳しい。なんとか秋までに昨年の2倍の売り上げをあげ、存続させたいのだが」と話している。(吉良隆夫)

906チバQ:2011/03/30(水) 23:02:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20110330-OYT8T00023.htm
巨大地震 観光に影響
県内のホテルキャンセル相次ぐ
 東日本巨大地震の発生後、県内のホテルや観光施設などで、予約客のキャンセルが相次いでいる。自粛ムードや、原発事故での不安感が広がっているとみられる。観光関係者は「影響は長引きそう」と心配しながら、「これだけの災害だから仕方ない」と受け止めている。

 ■酒類控える宴会

 「地震のため行けなくなりました」

 山口市湯田温泉にあるホテルでは、地震が発生した11日から27日までに宿泊予約者から100人以上のキャンセルの申し出があったほか、約70組(約1000人)の宴会が取りやめになった。

 酒類を控えた送別会も増えており、全体の損失額は800万円近くに上るという。男性支配人は「本来なら送別会で忙しい時期なのに……」と嘆き、「宴会の自粛ムードは、県庁や大企業の営業所にまで広がっている」と今後の影響も覚悟している。

 湯田温泉旅館協同組合の荒瀬公明・事務局長は「多くの命が奪われた災害なので仕方がない」と話した。

 岩国市の観光名所・錦帯橋への客足も減り始めている。隣接する岩国国際観光ホテルでは、地震翌日から29日正午までに、4、5月の行楽客を中心に計148件2159人のキャンセルが入った。

 主に福島、茨城県などの被災地や関東、九州方面からの観光客で、「交通手段がない」「仕事が休めなくなった」などの理由が多い。6月以降の予約についても「いったん取りやめて、再検討します」などの連絡が入っているという。

 ■海外客や出張も

 下関市と韓国・釜山市を結ぶ関釜フェリーでは、利用客が減少。関釜フェリーによると、通常は韓国からのツアー客約400人が下関市に降り立つ「はまゆう」の乗客が、地震後は100人以下となる日もある。「地震、津波に加えて原発事故が不安感に拍車をかけ、日本全体への旅行を控えているのではないか」と分析している。

 下関市と韓国・光陽(クァンヤン)市を結ぶ光陽フェリーも、韓国客のキャンセルが相次ぎ、週3往復の運航のうち、北九州市・門司港に発着させていた1往復を減らした。

 県内から東北地方への旅行取りやめも目立つ。周南市に本社を置く「防長トラベル」では、4月に国の天然記念物・三春滝桜(福島県)など東北地方の桜の名所を巡るツアーを企画し、約50人が予約していたが、中止を決めた。

 企業が関東方面への出張を中止する動きもあるといい、担当者は「現時点ではどれほどの影響か予測できないが、しばらく東北地方へのツアーは企画できない」と頭を抱えている。

(2011年3月30日 読売新聞)

907チバQ:2011/03/30(水) 23:02:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110330-OYT8T00070.htm
売れない…秋田駅前ホテル
競売1900万でも…老朽化で改装費必要


2年以上、手つかずのままになっている「ホテルハワイ駅前店」  秋田市千秋久保田町の「ホテルハワイ駅前店」(2009年閉鎖)の建物が所有者の破産により競売にかけられたものの、応札者が現れず、買い手が決まらないままになっている。JR秋田駅前の千秋公園脇に位置する好立地だけに、不動産業者の注目度も高いが、老朽化などがネックになっているもようだ。周辺商業者などからは「再建か解体か、早く決まってほしい」との声が高まっている。(佐藤直信)

 ホテルハワイ駅前店(約360室)は1972年に開業。主にビジネス客向けだったが、市内のホテル競争激化などの影響で、2009年の元日、系列2店とともに閉鎖された。所有会社(秋田市)は破産手続きに入り、駅前店の地上10〜11階建ての2棟について、同年8月、秋田地裁で競売開始が決定された。

 地裁の競売関係書類によると、2棟の建築年は72年と76年で、約40年間とされる経済的全耐用年数を迎えつつあり、老朽化も進んでいる。不動産評価額は計約7781万円。土地は千秋公園一帯の地主が所有しており、ホテルは地主側に地代を支払って営業していたが、地裁の調査に対し地主側は「土地の売買も可能」と説明したという。

 入札は昨年3月から今年1月、3度にわたって行われたが、いずれも応札者が現れず、落札されなかった。このうち3度目の入札では、落札額の目安となる売却基準価格が、評価額の約4分の1の約1900万円まで下げられたが、応札者はいなかった。

 3度の入札で落札者が決まらず、売却の見込みがない場合、地裁は競売手続きを停止できることになっており、土地の再活用に向けた同手続きが白紙に戻る可能性も出ている。

 競売について、市内のある不動産業者は「超一等地で、関心は持っているが、ホテルとして再営業する場合は改装費や採算性が問題になるし、解体する場合も巨額の費用がかかるため、とても買おうという勇気は出ない」と明かす。

 一方、付近の商業関係者は「観光地である千秋公園の目の前にいつまでも“廃虚”があると、市のイメージダウンにもつながる」と懸念を示し、「中心市街地活性化や千秋公園整備など街づくりとセットで考え、打開策を見つけていくべきだ」と語った。

(2011年3月30日 読売新聞)

908チバQ:2011/03/31(木) 12:33:37
http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY201103310110.html
首都圏、花見宴会自粛…一方で「東北の酒飲んで支援」も(1/2ページ)
2011年3月31日12時6分
 春。例年は花見客でにぎわう首都圏の公園で、宴会の自粛要請やイベント中止の動きが広がっている。東日本大震災や計画停電のためだ。「こんな時こそ集おう」という声もある。

 例年150万人以上が約1200本の桜をめでる上野公園(東京都台東区)に「宴会の自粛のお願い」の看板が立つ。地元は1100個のぼんぼりの点灯や骨董(こっとう)市、物産展も中止した。

 約400本の桜のつぼみがほころび始めた井の頭公園(同武蔵野市、三鷹市)にも同様の看板が立つ。管理事務所は「節電のため電灯の明るさを落とした。夜間の安全が保証できない。仮設トイレは被災地に運んだため、確保が難しい」と説明。被災者への配慮もあるという。

 都は計画停電が始まった14日以降に自粛要請を始めた。臨時のごみ箱や仮設トイレは置かず、夜の照明も暗め。石原慎太郎都知事は29日の記者会見で「桜が咲いたからって一杯飲んで歓談するような状況じゃないと思いますよ。少なくとも夜間、明かりをつけての花見なんて自粛すべきだと思っております」と述べた。

 自粛の影響は外食や観光業界に及んでいる。隅田川やお台場で屋形船を運航する「屋形船濱田屋」は20日に営業を再開したが、花見のかき入れ時なのに3、4月で計80隻分の予約が取り消された。松本博幸代表は「被災していない私たちにできるのは、日本の経済をきちんと回して収益を被災地復興に役立てること」と話し、4月30日までの売り上げの5%を日本赤十字社に寄付する。

 タレントのなぎら健壱さんは「日本には、酒を飲んで故人を弔う文化もある」と話し「いま無謀な騒ぎをする人がいるとは思えないし、自粛するかどうかは各人が考えること」と自粛ムードにくぎを刺すが、自身も台東、墨田両区にまたがる隅田公園で十数年にわたり開いてきたファンクラブの花見を中止した。「もし酒の力で被災地を忘れ、羽目を外してしまったら申し訳ないし、切ないから」

 「酒場詩人」の吉田類さんは「つらい時に楽しい気持ちを持ちたいのは自然なこと。人と人が交われば対話が生まれ、支援につながるかもしれない。東北の酒を飲むのも一つの支援」と語る。5月1日に都内で酒を飲みながらの追悼イベントを開き、入場料を被災地に寄付するという。(渡辺志帆、茂木克信)

909チバQ:2011/03/31(木) 23:12:01
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20110331/485853
「街が消えてしまう」観光客減 悲痛な叫び 鬼怒川・川治温泉、大半は休業のまま
(3月31日 05:00)
【PR】
 【日光】東日本大震災以降の観光客激減を受け、鬼怒川・川治温泉旅館協同組合は連日のように臨時理事会を開き、対応を協議している。これまでに重ねた会合は10回を超えた。被災者向けに3千人の受け入れ態勢を整えたが、大半の宿泊施設は休業状態。従業員の解雇に踏み切った例もあるといい、「このままでは街が消えてしまう」との悲痛な声さえ出ている。

 同組合は被災者受け入れ可能な宿泊施設のうち、21軒が1泊素泊まり3千円で対応。だが実際に稼働しているのは数軒に満たない。大半は休業したままで、従業員も自宅待機状態だ。

 これまでに避難者100人以上が相談窓口を通して宿泊した。しかし組合によると、3千円でも赤字になる上、光熱費などを考え入れると、少人数を受け入れるために、閉まっている施設を開けるのは難しい。全体の稼働率は1割にも満たない状態だ。

 29日の臨時理事会では「春の稼ぎ時に客がなく、固定資産税が払えない」「計画停電で客が取れず、お手上げだ」などの声が次々と上がり、行政側の対応への不満も出た。

 窮状が続く中、電気代、ガス代、カラオケの著作権料などの支払い猶予についても事業者側との交渉を進めている。また東北出身の従業員の家族が被災して、市内の従業員寮に身を寄せているケースもあり、「救済策はないのか」との声も出ている。

 県は29日、ホテル・旅館を借り上げ、1泊3食5千円で被災者に移転を促す方針を発表したが、先を見通せない現状に変わりはなく、組合側は「宿泊施設だけでなく食堂、店舗なども疲弊している。行政側の主体的な取り組みが必要だ」と訴えている。

910チバQ:2011/03/31(木) 23:13:41
http://gendai.net/articles/view/syakai/129696
セレブの憧れ「シャングリ・ラ ホテル 東京」いきなり休業のワケ
【政治・経済】
2011年3月31日 掲載
外資らしい逃げ足の速さ
 1泊7万円以上の外資系高級ホテル「シャングリ・ラ ホテル 東京」(東京・千代田区)が、今月19日から営業を休止している。べつに地震で建物が壊れたわけでもないのに、不可解な話だ。さっそくホテルに問い合わせたら“やっぱり……”だった。
「ホテルにはアメリカやマレーシアなど約30人の外国人スタッフがいます。余震と放射能への不安でなかなか業務に集中できない。親や家族とも離れ離れになっている。最高のサービスを提供できないなら、休止にしようと香港の本社から指示があったのです。給与はしっかり払っています」(広報担当者)
 放射能怖さの休業だったのである。
「シャングリ・ラ ホテル東京」は2年前の3月に東京駅前にオープン、チェコ製の最高級シャンデリアが至る所に設置され、皇居や丸の内が一望できる。スイートルームは1泊100万円。セレブが集うホテルだ。開業当初は苦戦したが、昨年中国人の観光ビザが緩和されたこともあり、人気を集めていた。日本人の感覚だと「過剰反応」に見えるが、ホテル事情に詳しい国際ホスピタリティースペシャリストの奥谷啓介氏は「正解だ」と話す。
「シャングリ・ラ ホテルの宿泊客の約4割が外国人です。みな放射能を恐れて東京から逃げてしまった。日本人も高級ホテルに泊まろうという雰囲気ではない。無理に営業しても、赤字がどんどん増えるだけです。それなら休止にして、スタッフの人件費だけ払おうという考えでしょう。外資系だけあって判断が速い」
 原発の処理が長引けば、追従するホテルが次々出てくるかもしれない。

911チバQ:2011/03/31(木) 23:16:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20110330-OYT8T00914.htm
行事自粛行き過ぎ?
静岡・浜松まつり 安倍川花火も―
 東日本巨大地震の影響から、県内でイベントなどの中止が相次ぎ、経済への影響を懸念する声が上がっている。一部では、イベントを予定通り実施し、会場で募金活動を行うなどの形で、地域活性化の取り組みの中に被災者支援を組み込もうという試みも出ている。

 県内では、東日本巨大地震の被害の甚大さや被災者の心情を考慮し、4月1〜3日に予定されていた「第55回静岡まつり」や5月3〜5日の「浜松まつり」、7月30日の「第58回安倍川花火大会」など、歴史あるよく知られたイベントが軒並み中止になっている。

 こうした流れについて、今月24日に静岡市内で開かれた東日本巨大地震の被災地支援に関する県と市町の合同会議の冒頭、県の大村慎一副知事は「イベントなどの行事を自粛する傾向になっている。我々の気持ちとしては当然そうだが、一方で未曽有の災害で経済的にいろいろと懸念がある」と指摘。「被災地を支援するためにも、逆に歯を食いしばって工夫しながら、できる行事については頑張ってやっていくことでご考慮いただきたい」と述べた。

 県は、イベントなどは可能な限り開催していく方針。川勝知事は30日の記者会見で、「自粛ムードが必要以上に蔓延している。例えば祭りは地域の絆(きずな)を確かめ合う大事な機会。自粛ではなく、応援ムードでやる必要がある」と述べた。

 小嶋善吉・静岡市長も今月25日の記者会見で、相次ぐイベントの中止について「市としてはそれぞれの(実行主体の)決定を尊重する」と断ったうえで、「もっと元気を出して復興しなければいけない時期が来る。その時にいろいろなイベントが復活してくると思う」と語った。

 静岡商工会議所の後藤康雄会頭は今月25日の記者会見で、「静岡まつりは目前に迫っていたが、中止はやむを得なかった」と述べる一方、「安倍川花火大会はだいぶ先の話。慎重に今後の復興状況をみながら改めて判断すべきだ」との見解を示した。 

 一方、沼津市は、今月31日に閉館する同市大手町の「キラメッセぬまづ」で4月3日に、「キラメッセージ大感謝祭」を予定通り開催する。特産物の販売や白隠太鼓の演奏などのほか、地震の被災地への募金コーナーを設ける。

 また、狩野川花火大会などで知られる「沼津夏祭り」も、7月30、31日に開催されることが決まった。

(2011年3月31日 読売新聞)

912チバQ:2011/04/01(金) 22:45:20
>>908
>仮設トイレは被災地に運んだため、確保が難しい」と説明。
イベント自粛が必要じゃなくて、行政がイベントのサポートをできないことを
説明するのがよかったのでは?

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110401/plc11040112210016-n1.htm
蓮舫氏、石原都知事の「花見自粛」に反論 「権力の社会制限は最低限に」
2011.4.1 12:21

官邸に入る蓮舫行政刷新担当相=1日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)
 蓮舫節電啓発担当相は1日の記者会見で、東京都の石原慎太郎知事が桜の花見について「一杯飲んで歓談する状況じゃない」と自粛を促していることに対し、「権力で自由な行動や社会活動を制限するのは最低限にとどめるべきだ」と反論した。

 また、一部にコンビニエンスストアの深夜営業を自粛すべきだとの意見があることにも「夜間の電力は、現段階では相当余っている。コンビニや自動販売機の夜間の照明は、治安的にも意味がある」と述べ、不必要だと強調した。

 その上で「電力があるにもかかわらず経済活動を公の力で制限していくということが、わが国の経済にとってどのよう影響があるのかも冷静に考えるべきだ」と訴えた。

913チバQ:2011/04/01(金) 23:28:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110331-OYT8T01015.htm
「公有」誘客策がカギ
阿仁スキー場 北秋田市に無償譲渡


ゴンドラから見える樹氷など四季折々の自然も魅力のひとつ  阿仁スキー場の所有会社から施設の無償譲渡を受けた北秋田市。4月から公有施設として心機一転のスタートを切るが、維持管理費や将来的な原状回復費など多額の出費も見込まれ、存続は厳しい状況下にある。市は、県や所有会社にも応分の資金負担を求め、施設の再生を図る方針だ。(糸井裕哉)

 昨年10月、運営会社から譲渡の打診を受けた北秋田市は財政負担を嫌い、消極的だったが、「スキー場がなくなれば観光政策が壊滅する」という危機感から翌月から方針転換した。

 市は宿泊や飲食、土産物購入などによる同スキー場の経済効果を約3億7000万円と試算。高山植物や紅葉、樹氷など四季折々の自然が魅力で「通年観光の目玉」であるゴンドラ運行を廃業すれば、秋田内陸縦貫鉄道(内陸線)や大館能代空港の利用促進策にも悪影響を及ぼすと判断した。

 2009年度、同市への観光客約138万人のうち、約75%が県内からの客。だが、同スキー場の夏季営業に限定すれば県外客が約4割を占めており、市は今後、積極的にゴンドラを活用したツアーを旅行代理店へ売り込む。

 同市の津谷憲司産業部長は「旅行商品は催行日の半年前までの提示が必要だが、近年は継続か廃止か開業直前まで不明で交渉が不可能だった。今後は安心感を持って誘客を図れる」と話す。

 スキー場を所有する「ウインターガーデン・リゾーツ」から市への施設譲渡は4月1日に行われる。だが、地元有力者が創設したNPO法人「森吉山」が国有林の年間賃貸料約210万円を支払い、同社から業務委託を受ける形で今冬から実質的に運営しており、3月議会で、そのまま指定管理者に選定された。

 同法人には、スキー場の閉鎖を懸念する内陸線や地元企業の経営者、市観光協会の役員など計23人が参加。新規事業として4月下旬から始まる「春スキー」や樹氷の見頃に合わせた「雪像まつり」の開催も検討している。

 2年前、地元住民はスキー場存続を求め、市の総人口に迫る約3万人の署名を市に提出。同法人の片岡伸幸理事長は「角館の花見と阿仁の雪見を合わせた観光コースを内陸線と企画するなど、新たな誘客策を打ち出し、利益を地元に還元したい」と話す。

              ◇

(阿仁スキー場)

 西武グループが1987年に開業したが、経営不振で2007年、米シティグループ傘下のウインター社に事業譲渡。08年には同社も運営からの撤退を表明、県と北秋田市が計約3500万円を支援して事業を継続。09年以降は、NPO法人「冒険の鍵クーン」が市から約7〜800万円の助成を受け、通年営業していた。

(2011年4月1日 読売新聞)

914チバQ:2011/04/03(日) 10:10:01
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110403t63018.htm
「人災だ」 風評被害に温泉地も悲鳴 福島

温泉街の玄関口で、観光案内所が併設されたJR磐梯熱海駅も閑散としている=3月31日、郡山市


 温泉王国・福島県が、巨大地震の被害に加え、福島第1原発事故の風評被害にあえいでいる。原発から遠く離れた温泉地でも宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、少なくとも夏までは一般客の利用は見込めない状況だ。事故が収束する見通しもなく、関係者からは「廃業に追い込まれる業者も相当出る」と悲痛な声が上がっている。

 原発から約50キロ南にあるいわき市のいわき湯本温泉。旅館の多くが地震で被害を受けた施設の修繕を終え、配湯も再開されたが、災害復旧や原発の関係者以外に利用客はいない。
 同温泉旅館協同組合の小井戸英典理事長は「原発が安定すれば客足が戻るのか、地場食材を使えるのか」とため息をつく。
 自らも「こいと旅館」を経営するが、従業員に給料を支払える見通しは立たず、半分以上を解雇せざるを得ない。高齢者福祉施設などへの転業を検討する同業者も出てきたという。
 福島市の飯坂温泉は原発の北西約70キロ。市が5年計画でインフラ整備を終え、誘客に向け動きだす矢先だった。「天国から地獄に突き落とされた感じだ」と同温泉観光協会の畠隆章会長は言う。
 経営する「吉川屋」は月6000〜7000人の予約が7月までほぼすべてキャンセルに。「復興に向かう宮城、岩手県と違い、福島は災害が現在進行形だ」と不安を隠さない。
 二本松市の岳温泉では、創業100年を超える「松渓苑」が3月23日に廃業した。建物の修繕費がかさむ上、相次ぐキャンセルで資金繰りがつかなくなったとみられる。
 原発の西約70キロにある郡山市の磐梯熱海温泉も一般客の姿はなく、原発周辺自治体からの避難者や作業服の人たちがいるだけだ。温泉街でも屈指の規模の「ホテル華の湯」は、花見シーズンを中心に7月までに1万5000人の予約が入っていたが、ゼロになった。温泉街全体が同様だという。
 「これは人災。こんなに離れた場所で原発の心配をすることになるとは」。菅野豊社長は風評被害の怖さを実感する。「福島は観光立県。もう立ち上がれないのか」と怒りが増すばかりだ。
 県旅館ホテル生活衛生同業組合の理事長も務める菅野社長は「国が先頭に立って、農業などと同じように観光業者の損失を補償すべきだ。最低でも金融機関に当面の運転資金供給と借入金の返済猶予をさせてほしい」と訴える。
 環境省がまとめた2009年度の温泉利用状況によると、福島県内の温泉宿泊利用者は延べ476万7000人。2位の山形県に190万人差をつけ、東北1位だった。
(太楽裕克、石川威一郎、菊地奈保子)


2011年04月03日日曜

915チバQ:2011/04/03(日) 21:38:24
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110402/dms1104021507005-n1.htm
福島悲鳴! 旅館「壊滅する」キャンセル続出…廃業も2011.04.02
. .

 福島県内の温泉旅館やホテルが窮地に立っている。被災に加え、福島第1原発事故の「風評被害」で予約キャンセルが続出。従業員らの減給やリストラでしのぐが、廃業に追い込まれるケースも。「このままでは壊滅する」と悲鳴が上がっている。

 詩人、高村光太郎が「智恵子抄」で詠んだ安達太良山。岳温泉が人気の「櫟平ホテル」(福島県二本松市)は当初、3月分の予約がすべてキャンセルとなった。1日に営業を再開。ところが、前日までの予約客は1人だけ。阿部三枝子社長は「原発から60キロ以上も離れているのに…」と肩を落とした。

 同ホテルが、従業員約70人に支給した3月分の給与は2月分の半分以下。高卒の3人を内定通り採用するものの「給与など労働条件を見直さざるを得ない」という。

 二本松市で100年以上続く老舗旅館「松渓苑」は、震災で客室や天井が激しく損傷。風評被害による予約キャンセルが追い打ちをかけ、廃業を余儀なくされた。

 佐藤俊夫社長は「『もったいない』とお客さまからの電話が殺到したが、これ以上は続けられない」と話すのがやっとだった。

 従業員のリストラに踏み切る旅館も。いわき市常磐湯本町の「旅館こいと」では、37人の従業員を10人以下に減らすことを決めた。小井戸英典社長は「退職金も払えない。お客さまに『子どもを連れて行けない』といわれ、悔しい」と打ち明けた。

 県内約650の温泉旅館が加盟する福島県旅館ホテル生活衛生同業組合の佐藤精寿事務局長は「原発の風評被害に対し、国が早期に安全宣言を出さないと壊滅してしまう」と話す。犠牲は増えるばかりだ。

916チバQ:2011/04/03(日) 21:38:53
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110402/dms1104021506004-n1.htm
赤プリ”提供…被災者癒やす1泊5万円の部屋2011.04.02
. .

31日で閉館するグランドプリンスホテル赤坂。ホテルをバックにするスタッフ【拡大】

. 惜しまれながら3月31日、55年余りの歴史に幕を閉じたグランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区、旧赤坂プリンスホテル)。最終日にはホテルをバックにしたスタッフの記念撮影も行われていた。

 1955年に開業。バブル期には若者らの人気デートスポットに。自民党の町村派(清和政策研究会)がホテル内に拠点を置くなど、政治家の重要会合や芸能人の結婚披露宴の舞台としても脚光を浴びた。故丹下健三氏が設計した40階建ての新館は、今月上旬から約3カ月間、東日本大震災の被災者らの受け入れ施設として活用される。715ある客室で最大約1600人が滞在可能。ホテル時代に1泊4〜5万円の客室も提供される。都心滞在が被災者にとって安らぎのひとときとなってほしい。

917チバQ:2011/04/04(月) 23:39:57
http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY201104040134.html
フラガール、復興の旗振る 45年ぶり全国巡業復活へ(1/2ページ)2011年4月4日15時2分
 炭鉱町の再起を描いた映画「フラガール」の舞台となった福島県いわき市の温泉レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」が、45年ぶりにフラガールたちの全国巡業を復活させる。震災被害と原発事故の「風評被害」に苦しんでいるふるさと。笑顔で、復興への願いを発信する。

 いわき市では3月11日の地震と津波で277人が犠牲になった。施設もガラスが破損するなど4億〜5億円の被害が出て、休業している。黄金週間前の部分再開を目指したが、原発事故で見通しは立っていない。

 「風評被害は炭鉱閉山より深刻」と、同施設を運営する「常磐興産」の斎藤一彦社長(66)は話す。市内の炭鉱住宅で育ち、いわき市の盛衰をずっと見てきた。今回の原発事故は、観光業だけでなく、農業や製造業にも大きな被害を及ぼす様相を見せる。昭和30年代以降の石炭離れで町が衰退したときよりも深刻に感じるという。

 同社は1966年、石炭採掘時の副産物だった温泉を生かし、フラダンスショーを盛り込んだレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」を炭鉱そばに開業。炭鉱作業員らの娘をダンサーとして育てて人気を集め、地元の危機を乗り越えた。

 開業前、新人ダンサーのチームが宣伝のために全国を巡業し、自らも成長し、地元の人たちを元気づけた経緯は、俳優の蒼井優さんらが演じた映画「フラガール」(2006年)で描かれている。

 再びフラガールに復興の象徴になってほしい――。斎藤社長は、不便な生活を続ける被災者を励まし、福島を苦しめる風評を振り払いたいと考え、あの当時の全国巡業を復活させることにした。復興の状況を見ながら、巡業を始める時期や訪れる場所を決める。なるべく広く巡りたいという。

 「炭鉱には『一山一家』という言葉があった。事故などにも力を合わせて立ち向かってきたDNAがわれわれにはある」と斎藤社長は言う。「私たちとハワイアンズが生まれた今の場所を必ず再興させてみせる」(西堀岳路)

    ◇

 元フラガールたちも立ち上がっている。

 映画で蒼井さんが演じた初代フラガールのモデル、小野恵美子さん(67)は、いわき市内でダンス教師をしている。

 小野さんは、同じく初代フラガールで、いまは市内で飲食店を営む湯座よし子さん(63)らと協力して実行委員会をつくり、3月23日に全国の高校生を集めた初の競技大会「第1回フラガールズ甲子園」を開く予定だった。

 県内外の13校が参加を表明し、湯座さんの指導で練習を重ねてきたが、震災で開催の見通しが立たなくなった。元フラガールたちは落ち込んだが、関西からの参加予定者たちは、すぐに地元で募金活動を始めてくれた。

 それを見た小野さんたちは、地元の復興の様子を見つつ、今夏にも大会を開くことを決意した。「廃れる炭鉱町を『ハワイアンズ』が救い、いわきは復興した。今度はフラガールズ甲子園が、復興の足がかりとして恩返しする番です」。小野さんはそう意気込んでいる。(矢崎慶一)

918チバQ:2011/04/04(月) 23:56:22
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104050019.html
宴会減る一方、原発避難組も 中国地方のホテルで、東日本大震災による宿泊や宴会のキャンセルが相次いでいる。観光客やビジネス客が予定を変更しているのに加え、福島第1原発の放射能漏れの影響を懸念する外国人観光客の来日中止も響いている。一方、関東地方から一時的に避難する企業からの宿泊需要もあり、ホテルは対応に追われている。

 ホテルグランヴィア広島(広島市南区)は、震災直後から宿泊キャンセルの対応に追われ、懇親会などの宴会中止も3〜5月で約50件あった。特に4月は、花見目当ての欧米からの観光客の宿泊キャンセルが相次ぎ、キャンセル数は2500室に上った。岡田総副支配人は「外国人観光客の回復は見通しがつかない」と話す。

 福山ニューキャッスルホテル(福山市)でも、宿泊や宴会中止の申し込みがあった。

 ビジネス客が多いザ・グラマシー(周南市)は、3月末から4月初めにかけ、歓送迎会のキャンセルが増えた。担当者は「自粛ムードが広がっている。5月以降は回復してほしい」と話す。

 一方、震災や原発事故の直接的な被害を受けていない中国地方のホテルには、関東から一時避難する企業からの問い合わせもある。

 ホテルグランヴィア広島では、外資系企業2社が震災後から1週間前後、滞在。「1カ月間、部屋を借りられないか」との問い合わせもあったという。グランドプリンスホテル広島(南区)は関東方面からの長期宿泊を念頭に、5連泊の割安プランを発売した。

919チバQ:2011/04/04(月) 23:56:48
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/20110404-OYS1T00241.htm
「龍馬伝」効果、長崎市の観光客600万人超
 長崎市は、2010年の観光統計を発表した。市内を訪れた観光客は610万8300人で、前年より9・4%の増。大河ドラマ「龍馬伝」効果で大幅増加となり、長崎旅博覧会が開催された1990年以来、20年ぶりに600万人を超えた。

 観光客の内訳は、個人525万6900人(前年比8・1%増)、一般団体55万8300人(同29・7%増)、修学旅行生29万3100人(同0・6%増)。宿泊客は255万7700人(同6・5%増)。外国人の宿泊は延べ16万4335人(同0・6%増)で、アジアが68・4%を占めた。

 民間調査機関が算出した経済波及効果は、1726億円。飲食業や商業などで新たに2万4285人の雇用を産み出したと推計されるという。

 一方で、東日本大震災の発生後、宿泊キャンセルが相次ぎ、国際客船も5月までに10隻(約2万7000人)が入港中止となった。外園秀光・文化観光総務課長は「被災地以外の観光客定着を図り、海外に向けては九州の自治体や県と連携して、適切な時期に『九州は安全安心』と発信したい」と述べた。

(2011年4月3日 読売新聞)

920チバQ:2011/04/04(月) 23:57:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011040400015
90キロ離れても「客はゼロ」=記念館、鍾乳洞、沈む観光地−福島
 地震、津波、原発事故と「三重苦」の事態が続く福島県。例年なら春休みシーズンでにぎわうはずの観光地は大きな打撃を受けている。「原発はいつ落ち着くのか」。観光客を受け入れる地元関係者は、いら立ちと不安を募らせている。
 猪苗代町の野口英世記念館は、建物被害もなく1週間で営業を再開した。しかし、年間23万人を数える客足はピタリと止まり、来館者は「ゼロに等しい」(八子弥寿男館長)。原発から90キロ離れているものの、八子館長は「水も空気も大丈夫なので安心して来てほしいが、この状況はしばらく続くのではないか。できればゴールデンウイークまでには原発が落ち着いてほしい」と沈んだ声で語った。
 年間30万人が訪れる田村市のあぶくま洞。地震発生時、洞内に観光客はおらず、係員2人にけがはなく、鍾乳石1カ所の先端が折れるなどしただけで済んだ。しかし、道路が通行止めとなり営業休止に追い込まれ、ゴールデンウイークの再開も難しい状況だ。あぶくま洞は原発30キロ圏外にあるが、管理事務所の吉田典良所長は「市全体が屋内退避圏だと思われていないか心配だ」と話し、再開後の不安は払拭(ふっしょく)できない。
 映画「フラガール」の舞台となり、年間150万人が訪れるいわき市のスパリゾートハワイアンズでも再開時期は未定。建物被害は少なかったが、修繕費だけで数億円掛かる見通し。フラダンサー約30人の契約は何とか守ったが、契約社員約700人との雇用契約は3月末、更新しなかった。
 施設を運営する常磐興産の佐久間博巳・取締役営業本部長は「原発が落ち着き、家族連れが安心して来られるような状況はいつ来るのか」と途方に暮れた様子で話した。(2011/04/04-04:57)

--------------------------------------------------------------------------------

921チバQ:2011/04/05(火) 22:06:08
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110405/dms1104051607018-n1.htm
“パンダ特需”で客足やや戻ったが…震災が上野に残した“爪痕”2011.04.05


 震災の影響で延期されていた東京・上野動物園のパンダが満を持して公開された。1000年に一度の大災害で上野をはじめ動物園周辺の商店街は軒並み大打撃を受け、花見の自粛ムードも追い打ちをかけた。パンダ効果で、客足は戻りつつあるが、震災の爪痕が完全に癒えるにはまだ時間がかかりそうだ。

 「震災後は、原発(の事故)で観光客も帰っちゃうし、商売になりません。都からの“通達”で桜祭りのイベントも自粛。被災者を考えれば当然ですが、こんな状態では、被災地に協力することもできなくなります」

 商店街を代表する上野観光連盟の茅野雅弘事務総長(51)はこう嘆く。周辺エリアでは夏に向けて浅草の三社祭、サンバのパレード、上野夏祭りパレードなども予定していたが、軒並み中止。「売り上げが8割も落ちた店が続出している。経営者は、今月の給料が払えるか払えないかの瀬戸際です」と危機感を募らせる。

 そんななか、パンダのお披露目は関係者たちを大いに勇気づけた。原発事故の影響で、お披露目そのものを危ぶむ声が上がっていたからだ。

 上野駅前で「パンダうどん」をメニューに加えた「めん処つるや」の平野耕史店長(37)は「地震の後は散々でしたが、パンダとともに景気が戻って来た。パンダ様々です」と手放しで喜ぶ。

 上野にほど近いアメ横に店を構える「茶の君野園」の君野玄一さん(32)は「早々と店じまいする店が多く、暗いイメージに沈んでいましたが、パンダの公開とともに『パンダ煎餅』の売り上げも上々で…」。震災前ほどではないが、客足も戻りつつあるという。

 一方、自粛が通達された今年の花見。上野公園も例外ではなく、昨年同様の活気はない。ただ、先週末には、一部の花見客が青いシートを敷いたり、寝袋持参で場所取りする光景も見られた。

 この時期にあえて花見に来た都内の女性(31)は「私たちまで暗くなっても…。元気を出して応援したい」と言えば、大学のOBグループで来たという男性(26)も「いつまで自粛するかも曖昧だし、元気出さないと」と話す。

 桜を愛でながら行き交う人々が去った夕刻、いつもと違った静かな酒盛りが始まる。活気みなぎる上野は、いつ戻ってくるのか。

922チバQ:2011/04/05(火) 22:08:25
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110405000032
祇園、自粛ムード 宴会など中止で客激減 消費活動、望む声も印刷用画面を開く

ひっそりとした祇園かいわい(30日午後7時半、京都市東山区新橋通花見小路付近) 東日本大震災を受けてイベントや宴会の自粛ムードが広がり、京都市東山区の歓楽街・祇園に影響が出ている。景気低迷に加え、客数がさらに減った店もある。夜の街では募金や消灯の風景が見られ、飲食店からは被災地に配慮しつつ、従来の消費活動を望む声が聞かれる。

 「震災後、団体客のキャンセルが数件続いた」。お茶屋の店主(54)は嘆く。普段は予約取り消しがめったにない。「今回は同業者からも似た話を聞く」と困惑する。

 東山区祇園富永町の居酒屋「遊亀祇園」は、常連客と滋賀県豊郷町で4月に催す予定だった酒蔵祭りを中止した。仙台市の友人が被災した田中真二店長(34)は「被災地のことを考えて好ましくないと判断した。お客さんも納得してくれている」と話す。店内に募金箱を設置し、義援金を呼び掛けている。

 祇園商店街振興組合は震災の犠牲者を悼むため、四条通沿いのアーケードに設置する水銀灯約400個を3月いっぱい消灯した。組合によると、福島第1原発事故の影響からか、花見小路通などでよく見かけた中国や欧米の観光客がいなくなったという。

 路上で呼び込みをする飲食店の男性店員(60)は「お客さんは半減してにぎわいが消えてしまった」と話す。ラウンジを複数経営する女性(50)は「お客さんが2〜3割減り、女の子の出勤を減らして対応している」と話す。「被災地を含む日本経済全体に貢献するつもりで、余裕のある人は積極的に消費してほしい」と願う。

923チバQ:2011/04/05(火) 22:10:32
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20110405/CK2011040502000153.html
越中・飛騨 観光パンフ完成
2011年4月5日

県西部と岐阜県飛騨地域の春のイベントを紹介するパンフレット=小矢部市役所で


 県の枠を超えて観光誘客を図っている県西部と岐阜県飛騨地域の魅力を発信する冊子が、相次いで完成した。自治体などは、豊富な春の催しを案内するパンフレットを、商工団体は「体験滞在型」の旅行を提案するガイドブックを作った。 (森木幹哉、宮本隆康)

春祭り散策
 県西部と岐阜県飛騨地域の自治体などでつくる「越中・飛騨観光圏」は、圏内の四〜五月の祭りなどを紹介する「春祭りめぐり」を作製した。

 圏内には春のイベントが多いことから企画した。約二万枚を印刷し、県名古屋事務所や各市役所、道の駅などに置いてPRする。

 となみチューリップフェアをはじめ、春の高山祭、おやべの獅子舞祭り、高岡御車山祭など、五十七イベントを写真付きで掲載。日程や地図、モデルコース「おすすめお花見スポット」「ご当地グルメ」なども紹介している。

 越中・飛騨観光圏は、行政と民間団体が連携して広域観光を進めるため、昨年三月に発足。県西部六市と岐阜県飛騨地方の三市村、地元観光協会などで構成している。

県西部と岐阜県飛騨地方の体験メニューを紹介したガイド


体験滞在型
 県西部と岐阜県飛騨地域の商工会議所や商工会でつくる飛越ニューツーリズム推進協議会(事務局・高岡商議所)は「飛越感動体験ガイドブック」を一万部作り、県内外の学校などに配った。

 八市の観光・体験施設や団体が実施している取り組みなどを紹介。県内では、木彫やチューリップ植え込み、縄文時代の暮らし、船での生活、銅器・漆器工芸、地引き網などを取り上げている。

 愛知県や岐阜県などの大手旅行会社の教育旅行関係部署にも配布。事務局は「全国の小中学校の体験学習旅行を圏域に呼び込みたい」と意気込んでいる。

924チバQ:2011/04/05(火) 22:11:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110405-OYT8T00142.htm
観光地 復活の誓い
内陸の温泉 被災者支援
 がれきが散乱した三陸の景勝地・浄土ヶ浜。東日本大震災は、沿岸の観光地だけでなく、内陸の温泉旅館や観光地にも大きな打撃を与えている。復活に向けた動きも始まっているが、多くは、先が見えない不安に覆われている。

 内陸でも影響は深刻だ。08年6月の岩手・宮城内陸地震では、実際の被害はあまりなかった地域でも風評被害で客が激減した。今回は、東北新幹線が正常化していないうえ、福島の原発事故なども絡み、関係者は不安を募らせている。

 花巻観光協会によると、花巻市の花巻温泉郷では、地震で交通網が寸断され、燃料不足も加わり、キャンセルが相次いた。各温泉旅館の建物被害は少なかったが、食材や暖房用の重油が入手できず、主な旅館は3月末まで休業。4月に一斉に営業再開するのを前に、10以上の旅館が避難者受け入れを表明した。

 同市湯本のホテル花巻には3月30日、釜石市、陸前高田市の避難者122人がバス6台や乗用車で移った。1日3食の宿泊費5000円は県の負担だ。同日から花巻、大沢など3温泉で避難者計234人が過ごす。仮設住宅など被災地の生活環境が整うまで2、3か月の滞在する見込みだ。

 例年、4月末から5月の連休に向けて花見客などが増える時期だ。今年も一般客の予約も徐々に入ってきたという。ホテル花巻の佐々木豊常務(55)は「花巻温泉には県内有数の収容能力がある。避難者だけでなく、仮設住宅の建設業者などに部屋を提供し、復興の役に立ちたい」と話す。

 やはり被災者が滞在する一関市の温泉旅館「かみくら」の女将(おかみ)、佐藤奈保子さん(44)は「岩手・宮城内陸地震で半年休業した時、多くの人に助けられた。今度は助ける番」と話す。

 八幡平市の安比高原スキー場は、例年は5月上旬まで営業するが、3月15日でやめた。運営会社は「リフトやゴンドラが膨大な電気を消費する。困っている人のために電力消費を最少にした」と説明する。

 平泉町では、中尊寺金色堂などに大きな被害はなく、拝観、見学は可能だが、町は「岩手・宮城内陸地震後、観光客が前年比3割減った。今回はその比ではないだろう」と予想している。

(2011年4月5日 読売新聞)

925チバQ:2011/04/05(火) 22:11:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110405-OYT8T00099.htm
相次ぐキャンセル 観光業悲鳴
交通被害 自粛ムード追い打ち


震災の影響などで3月末で廃業した大仙市のからまつ山荘  東日本大震災の余波が、県内の観光業に深刻な影響を及ぼしつつある。相次ぐ宿泊予約のキャンセルで、廃業に追い込まれた温泉施設も出ており、観光業に携わる関係者からは「全く先が見通せない」と悲痛な声が上がっている。(一條裕二)

 「あの惨状を見れば、お客さんに『来てください』なんて言える状態ではないと分かっている。でも、こちらも生活をしていかなければならず、どうすればいいのか……」

 2008年の岩手・宮城内陸地震で多くの宿泊施設が被害を受けた湯沢市の小安峡温泉で、「民宿秋仙」を経営する佐々木広之さん(51)は肩を落とす。

 今回の地震で、小安峡に来る観光客のメーンだった宮城県が大きな被害を受けた。東北道の一般車両の通行が一時ストップし、ガソリン不足が深刻化したことで、ゴールデンウイークまでの予約はほとんどがキャンセルに。震災後、被災地支援のため同県気仙沼市を訪れたが、あまりの惨状に言葉を失った。

 内陸地震の際には民宿の建物が半壊した。何とか再起を果たし、今年は、宮城、岩手と本県を結ぶ主要国道2路線が、全面開通して迎える最初の年だっただけに落胆は大きい。

 皆瀬観光協会の伊藤多郎兵衛会長は「厳しい1年、いや数年になると思う。内陸地震では多くの旅館が銀行から融資を受けて再建したが、返済計画にも狂いが生じてきている」と明かす。自らも温泉宿を経営し、仙台市に住む娘と孫3人を震災後引き取っている伊藤会長は「今は従業員の休みを多くしてやりくりしているが、どうやって雇用を維持していけばいいのか……」とうなだれた。

 大型ホテルが多く、団体客の割合が高い男鹿市の男鹿温泉郷の状況も深刻だ。男鹿市観光協会によると、震災後の予約キャンセルはすでに1000人分を超え、損失は数千万円規模に膨れあがった。特に、東北新幹線の一部区間が運休している影響が大きいといい、佐藤豊専務理事は「4月下旬には運転を再開する予定と聞いており、5月にどれだけ観光客が戻ってくるかが鍵。旅行への過度の自粛ムードが広がることを警戒している」と話す。

 元々営業状態が思わしくない温泉宿の中には、廃業に追い込まれる宿も出始めている。大仙市の温泉宿「からまつ山荘」は3月21日付で従業員13人を解雇、3月末で廃業した。

 一方、状況に改善が見られる温泉地もある。全国有数の人気を誇る乳頭温泉郷は、震災直後こそキャンセルが相次いだが、最近は県内や被害が小さかった岩手県内陸部からの客が戻りつつある。乳頭温泉組合の二宮誠組合長(休暇村乳頭温泉郷支配人)は、「最近は盛岡方面から買い出しにきたり、一息つきたいというお客様の予約が入るようになり、3〜4割戻った。気持ちをリセットしたいという需要は多いはずで、その期待に応えていきたい」と語る。

(2011年4月5日 読売新聞)

926チバQ:2011/04/05(火) 22:12:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110405-OYT8T00099.htm
「過去最大の打撃」 旅館やホテル相次ぐキャンセル

東日本大震災 外国人客の減少深刻


いつもなら大型観光バスが並ぶ恵那山を望む馬籠宿の駐車場  東日本大震災の影響で、県内の旅館やホテルで宿泊や宴会のキャンセルが相次いでいる。震災直後は、交通機関の乱れによるキャンセルが多かったが、ここ最近は自粛ムードの広がりによるものが増えているという。観光関係者は「ここまで落ち込みがひどかった時はない」と口をそろえ、対応に頭を悩ませている。(福島利之、赤塚堅)

 豪華絢爛(けんらん)な祭り屋台で知られる「春の高山祭」を今月14、15日に控える高山市。飛騨高山旅館ホテル協同組合によると、3〜6月の4か月間に3万5000人以上の予約取り消しがあった。特にアジアや欧州など外国人のキャンセルは深刻で、4月だけで1万1300人に上った。同組合の中畑稔事務局長は「外国からの旅行者は何泊もするので痛い」とため息をつく。

 中津川市の「馬籠宿」では、春休みのこの時期は大勢の観光客でにぎわうが、駐車場には空きが目立つ。また、下呂温泉の大型ホテルでは3月中は企業などの団体旅行を中心に2500人からのキャンセルがあり、4、5月も最大5000人のキャンセルが見込まれる。

 県内のホテルや旅館ではこれまでも、不況や新型インフルエンザの流行で宿泊客が落ち込んだことがあった。しかし、今回は「今までで最大の打撃」(岐阜市のホテル)のうえ、「いつまで影響が続くのか見通せない」厳しい状況となっている。

 外国人が旅行を見合わせる理由は、「海外では放射能漏れで日本全体が危ないと思われている」(高山市商工観光部)ことが大きいとみられる。また、日本人観光客の減少は、「地震の被災者に配慮した自粛ムードの広がり」(県商工労働部)にあるとされる。

 7軒のホテルや旅館が加盟する岐阜市の岐阜長良川温泉旅館協同組合でも、3月25日までに宿泊と宴会を合わせ、1209件、1525人分のキャンセルがあった。5月11日には、長良川での鵜飼(うかい)シーズンが開幕する。同組合の橋本勝昭部長は「その前には客足が回復して欲しいが、観光キャンペーンするのも難しい雰囲気だ」と苦しい胸の内を明かす。

 県によると、今週末にはシンガポールの旅行会社が県内を安全に旅行できるのか視察に来るという。県観光・ブランド振興課では「県の安全な観光をアピールするとともに、自粛ムードに対する対策が必要」としている。

(2011年4月5日 読売新聞)

927チバQ:2011/04/05(火) 23:25:27
>>902
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000012-jijc-biz
OLC、東京ディズニー4月6日再開報道を否定
時事通信 3月30日(水)20時1分配信

 オリエンタルランド<4661>は30日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(いずれも千葉県浦安市)が4月6日にも営業を再開するとの一部報道について、「早期の再開を目指しているが、現段階で決定している事実はない」とのコメントを発表した。 

http://www.asahi.com/business/update/0405/TKY201104050595.html
東京ディズニーリゾート、再開は5月以降 計画停電で2011年4月5日22時2分

 東日本大震災の影響で休園中の東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)の再開が、5月以降にずれ込む公算が大きくなった。東京電力の計画停電が4月末まで続く見通しのためだ。

 運営会社のオリエンタルランド幹部は「電力供給が不安定になる。計画停電がいったん終わるまで再開は難しい」としている。

 オリエンタルランドによると、液状化現象が起きた駐車場など施設の復旧作業はほぼ終わった。一部の補修作業は続いているが、「いつでも再開できる」(広報担当者)という。

 ただ、ディズニーランドとディズニーシーは、合わせて約57万キロワット時の電力を1日に消費する。計画停電の期間中は、実施が直前までわからず、安定供給の見通しが立たない。地元の浦安市もライフラインが完全復旧しておらず、市民感情も考慮しながら再開時期を決める。

 TDRは一部の施設で営業を再開し始めている。5日にディズニーショップ「ボン・ヴォヤージュ」を再開したほか、2日にモノレール「ディズニーリゾートライン」、3月28日には商業施設「イクスピアリ」を再開している。
.

928チバQ:2011/04/08(金) 19:55:29
http://mainichi.jp/select/today/news/20110408k0000e040087000c.html
東日本大震災:自粛は2次災害 日光などの観光業者悲鳴
2011年4月8日 14時4分 更新:4月8日 14時36分


東照宮に続く表参道。震災後に観光客が激減し、人影はまばらだ=栃木県日光市で2011年4月7日、浅見茂晴撮影

渓谷沿いにホテルや旅館が建ち並ぶ鬼怒川温泉。原発事故などの影響でキャンセルが相次いでいる=栃木県日光市で2011年4月8日、浅見茂晴撮影 世界遺産「日光の社寺」や温泉など、国内屈指の観光地として知られる栃木県日光市。東日本大震災では大きな被害はなかったものの、直後からホテル・旅館のキャンセルが相次ぎ、街は“自粛ムード”に沈んでいる。隣接する福島県で起きた原発事故も追い打ちとなり、関係者の間からは「2次災害だ」との悲鳴が上がっている。【浅見茂晴】

 「全く人が動かない。こんなピンチは初めて。昭和天皇の大喪の礼(89年)の時にもなかった」。日光観光協会の新井俊一会長(62)は危機感をあらわにした。

 日光東照宮によると、震災翌日の3月12日から同31日までの東照宮の入場者数は、前年同期比で実に95%減の計約5000人。過去に例がない落ち込みとなっており、13日から始まる予定だった日光二荒山(ふたらさん)神社の「弥生祭」に加え、徳川家康ゆかりの「百物揃(ひゃくものぞろえ)千人行列」(5月)の中止も決まった。

 新井会長が経営する旅館「鶴亀大吉」(客室数28)も、震災前は稼働率が90%から満室に近かったが、今は10%程度。キャンセルの理由の大半が、福島第1原発事故の影響を懸念したものだという。

 特に外国人観光客が深刻だ。中禅寺湖畔にある「日光レークサイドホテル」によると、フランスやイタリアなど欧州からのツアー客が、各国政府の渡航自粛要請を受け予約を相次いでキャンセル。5月以降は「ぽつぽつ予約が入り始めている」(同ホテル)が、予断を許さない。

 こうした事態を受け、県内六つの観光協会は先月30日、対策を求める要望書を県に提出。福田富一知事は今月5日、「とちぎ観光安全宣言」を発表した。

 世界遺産地区と奥日光は6月から、修学旅行シーズンを迎える。観光協会は放射線測定器を購入して独自に放射線量を測定。ホームページで公開して安全性をアピールする予定だ。

 ■鬼怒川・川治温泉

 大型ホテルや旅館が集まり、計約4000室、2万人の収容能力がある鬼怒川・川治温泉。バブル崩壊に続き、地元の足利銀行破綻(03年)やリーマン・ショック(08年)など幾度も危機を乗り越えてきたが、あるホテルの幹部は「今度は半端じゃない。足銀破綻以上の影響」と声を落とす。

 このホテルも稼働率は10%程度。震災からの1カ月分だけで、約5700人の宿泊がキャンセルされた。パートを含め従業員約100人は、ワークシェアリングでしのいでいる状況だ。幹部は「まだ減るかもしれない。5月の予約も3日間で500人のキャンセルがあったばかり」と嘆く。

 ■湯西川温泉

 福島県境に近く、16軒の温泉宿が肩を寄せ合う湯西川温泉。創業345年の老舗旅館「本家伴久(ばんきゅう)」も例外ではない。45室、150人を収容できるが、すでに3、4月の予約をすべてキャンセルされ、今月28日まで休業中だ。5月からの予約客から確認の電話が入ると「大丈夫です」と懸命につなぎ留めている。

 それでも、24代目の大女将(おかみ)、伴玉枝さん(77)は「小学6年で迎えた敗戦、旅館が全焼したことに比べれば、大したことはない」と意気軒高だ。

 伴久旅館では、料金を一律で1人1万3000円(1泊2食)に設定し、1000円を被災地への義援金に充てるプランを作成。ダイレクトメールなどで会員4800人に知らせている。従業員30人の雇用も維持する。

 「ピンチはチャンス。こういう時こそトップがしっかりしなきゃ」

929チバQ:2011/04/08(金) 20:06:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110405-OYT8T01155.htm
五箇山で観光客激減 外国人のキャンセル相次ぐ

 世界遺産の合掌造り集落を抱える南砺市の五箇山地区で、東日本大震災や福島第一原発の事故の影響から、観光客のキャンセルが相次いでいる。相倉集落では、100人以上のキャンセルが出た宿泊施設も。特に外国人客の減少は深刻で、観光業者からは、不安の声が上がっている。

 国際的に有名な観光ガイド「ミシュラン」や「ロンリープラネット」でも紹介されている合掌造り民宿「与茂四郎」(南砺市相倉)。4月は桜などを見に来る外国人が多く、今年もスウェーデンやフランスなどから予約が入っていたが、原発事故を受け、1か月で計102人に上る外国人が予約をキャンセル。残る13人とも連絡がつかないといい、現在予約が決まっているのは、国内から来る7組のみ。

 民宿を切り盛りする東山規子さん(55)は、×印で埋まったカレンダーを見ながら、「被災者のことを思うと我慢しなくてはと思うが、いつまでこの状態が続くのか」と不安を隠せない。今月2日は週末にもかかわらず、相倉集落内の7軒の合掌造り民宿で宿泊客は1組のみだった。

 「五箇山和紙」(同市下梨)でも震災後、欧米からのツアー22件がすべてキャンセルに。約500人が訪れ、工場見学や紙すき体験をする予定だったといい、前崎真也代表(51)は「和紙人形などのお土産も売れないので厳しい」と肩を落とした。

 国内客を主に扱う「五箇山荘」(同市田向)でも影響は深刻で、「親戚が被災した」「社員旅行を自粛する」などとして、関東地方を中心に150人が予約をキャンセル。大型連休がある5月の予約数は、前年より約4割落ち込んだ。

 五箇山観光案内所は「地震や放射能の影響もないので、ぜひ五箇山を訪れてほしい」と呼びかけている。

(2011年4月6日 読売新聞)

930チバQ:2011/04/09(土) 10:09:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000045-maip-soci
東日本大震災 赤プリ不人気 ホテルより定住先求める声
毎日新聞 4月8日(金)23時18分配信

旧グランドプリンスホテル赤坂=東京都千代田区紀尾井町で、手塚耕一郎撮影

 福島第1原発事故を受け東京に避難している人たちを9日から受け入れる旧グランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区)の利用希望者が、対象者の3割程度の140世帯約360人にとどまったことが、都の集計で分かった。

【整備が急務】公開された仮設住宅 室内の様子を写真で

 都は、3月末で閉館したホテルを利用し、解体準備が始まるまでの3カ月間、より快適に過ごしてもらう狙いだった。しかし、原発事故が長期化し、避難者から「長く住める公営住宅を拠点に仕事を見つけたい」「落ち着いて住める所から子どもを学校に通わせたい」などの声が寄せられたという。

 東京武道館(足立区)に避難している福島県いわき市の男性(33)は都営住宅を申し込んだが落選。「新1年生の長男がいるので、原発が心配で帰れない。都営住宅で仕事を探したい。ホテルに行ってまた移動では、子どもを何度も転校させることになる」と話した。

 避難者対策の目玉だっただけに、都の担当者は「思ったより少なかったと言わざるを得ない」と話した。敬遠された理由として、都は、基本的に衣食住の費用がかからない避難所からホテルに移れば、生活費の一部を負担しなければならないこともあるとみて、1人1日約1300円の食費を都が負担することを検討している。

 都は、同ホテルの提供を受け、6月末まで715室に最大1600人を受け入れる意向だった。(1)都が運営する東京武道館など3施設に避難している人(2)都営住宅の入居を申し込んで待機中の福島第1原発30キロ圏外の住民−−のいずれかに該当する計約430世帯を対象に5〜7日に希望を募っていた。【青島顕

931チバQ:2011/04/09(土) 12:09:41
http://mytown.asahi.com/areanews/tokyo/TKY201104080579.html
停電で鉄道運休・祭りも自粛…奥多摩の観光地痛手
2011年4月9日


観光名所・日原鍾乳洞も地震後、落石の恐れなどで閉鎖されている=奥多摩町日原


 春の行楽シーズンを迎えた西多摩地域の観光地が、東日本大震災で深刻な影響を受けている。祭りやイベントの中止が相次ぎ、計画停電でJR青梅線が運休したことなどが行楽客の減少に拍車をかけた。閉鎖したまま営業できない観光施設もある。

 「4月は登山客が増え始める季節ですが、今年は本当に少ないですね」。4月最初の日曜日だった3日、JR青梅線の奥多摩駅前で商店を営む川久保典彦さん(64)はそう言うと、閑散とした通りに目を向けた。

 年間140万人の観光客が訪れる奥多摩町。全域が秩父多摩甲斐国立公園に含まれ、例年4〜5月は約30万人(推計)が登山やキャンプ、渓流釣りを目当てに足を運ぶ。特に休日の午前中は、駅前のバス亭から登山口や観光施設へ向かう行楽客でにぎわいを見せる。

 奥多摩観光協会の渡辺幸治事務局長は「計画停電で電車が不安定だと、お客さんは『帰れなくなると困るから』って敬遠されてしまった」と嘆く。

 町内の観光名所の一つで、年間7万人が訪れる日原(にっぱら)鍾乳洞は地震の影響を受けた。内部で落石の恐れがあるとして閉鎖が続き、ゴールデンウイーク前の営業再開を目指している。

 青梅市では、5月の連休中に開かれる「青梅大祭」の中止が決まった。旧青梅宿を練り歩く華やかな山車が有名で、昨年は約14万人を集めた同市の代表的な祭りだった。市観光協会は「被災地への配慮による自粛が理由の一つ。それと計画停電が実施されれば、警備の警察官が足りなくなる恐れもある」と説明する。

 同市では2月19日〜3月31日の予定で開催していた「梅まつり」も、梅が満開だった3月21日で切り上げた。入場者数は昨年の10万人から今年は4万人に減少。青梅線が停電の影響で運休が多く、ガソリン不足で自家用車の行楽客も少なかったという。

 同協会の榊田明男事務局長は「青梅は年間200万人の観光客のうち、3〜5月が最も多い。こういう状況では観光が真っ先に影響を受けるのは仕方ないのかもしれません」と話した。

 青梅市や奥多摩町など西多摩地域8市町村と山梨県の2村が加盟する大多摩観光連盟によると、地域内の年間観光消費額は約260億円(08年)に上る。

 一方、東京電力が当面の計画停電の廃止を打ち出したことで、ゴールデンウイークの集客には光明が見えてきた。帝国データバンク東京西支店の小俣直哉さん(32)は「電車やガソリン不足の問題が解決すれば、東北方面に旅行を予定していた首都圏の人が、奥多摩などの近場に行楽の行き先を変えることもあるだろう」と分析する。(波戸健一)

932荷主研究者:2011/04/09(土) 16:26:48

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011040109533554/
2011年4/1 9:53 山陽新聞
水島国際ホテルが営業終了 45年の歴史に幕

最後の宿泊客(左端)に花束を手渡す平山社長

 水島国際ホテル(倉敷市水島青葉町)が31日、営業を終了した。水島地区中心部では唯一、大型宴会場を備えた本格ホテルだったが、景気悪化に伴う出張客減などが影響。住民らが惜しむ中、45年の歴史に幕を下ろした。

 この日朝、最後の宿泊客となった建設業古田誠さん(34)=長野県=がチェックアウト。従業員10人が見守る中、平山茂生社長(三菱自動車水島製作所副所長)が花束を手渡した。年10回以上利用してきたという古田さんは「プロ意識の高いスタッフ陣で信頼していた。寂しくなる」と話した。

 同ホテルは三菱自動車の関連会社・水島国際会館(倉敷市水島青葉町)が経営。1966年に開業し、客室は69室。水島コンビナート企業に出張してきた会社員らが利用してきた。1970年代は年間の客室稼働率が70%を超えていたが、近年は40%以下に落ち込んでいたという。

 大型宴会場のほか、結婚式場を備え、水島地区の社交場の役割も果たしてきた。ライオンズクラブの事務局など入居16テナントはすべて移転を終了。4月中に解体工事に着手する予定。

933チバQ:2011/04/10(日) 23:33:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011040802000183.html
宴会自粛…でも 今こそ心温める花見
2011年4月8日 夕刊

川沿いのぼんぼりが点灯自粛される中、店舗の明かりで花見を楽しむ人たち=7日午後、東京都目黒区上目黒で


 東日本大震災を受けて、東京都は上野公園(台東区)などで花見・宴会の自粛を呼び掛けているが、桜の満開の時季を迎え、都内の公園などには多くの人が訪れている。犠牲者を悼み杯を傾ける人がいる一方、東北の復興を願い桜並木をライトアップする店も。それぞれの思いで宴(うたげ)が開かれている。 (蒲敏哉)

 震災後、都内の桜の名所のほとんどが、予定していた桜祭りを中止にした。福島第一原発事故の影響による政府の節電要請もあり、飾られたちょうちんは灯(とも)らない。夜桜見物のためのライトアップも控えている。

 皇居の千鳥ケ淵を所管する千代田区はごみの集積所を設け、例年通りの花見ができる環境は整えた。「宴会をするしないは来場者の判断」と説明する。

 カップルで訪れていた新宿区の会社員(29)は「大騒ぎせず、桜を静かに楽しむのも、今年のたしなみかもしれない」と世情をおもんぱかる。

 中目黒駅前商店街振興組合はイベントも、ちょうちんの点灯もやめた。しかし、目黒川の桜並木沿いにある美容院は、店先にテーブルを並べ、自前の明かりで桜をライトアップ。経営する羽田雅俊さん(50)は「こんなときこそ景気よくいかないと東北の応援にならない」と力を込めた。

 上野公園は花見・宴会の自粛を呼び掛ける看板を各所に掲げているが、多くの花見客がビニールシートを敷いて酒を酌み交わした。

 被災地の仙台市で英会話学校に勤めるカナダ人イアン・ピクルズさん(26)は震災後、東京に避難してきた。「生徒たちの安否が心配」としながら「余震や原発のことで皆、不安な日々を送っている。だからこそ心を温めるためパーティーは必要では」と強調する。

 豊島区から来た会社員(48)はこう思いを明かした。

 「阪神大震災のとき兵庫県宝塚市にいた。壊滅的な風景の中、桜が咲き、未来への希望を抱くことができた。今こそ、桜を見ることが大事なんですよ」

 気象庁によると、九日は一時雨だが、十四日までは曇りが続く見通し。来週いっぱいは桜の見ごろは続きそうだ。

934チバQ:2011/04/13(水) 12:37:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20110413-OYT8T00524.htm
観光業界「死活問題だ」

レベル7、県内に衝撃
第一原発の事故について、記者会見で「レベル7」と説明する原子力安全・保安院の担当者(右)ら=12日午前、福島市の県自治会館で  「原発事故はチェルノブイリ並み」――。経済産業省原子力安全・保安院が12日、福島第一原発の事故の暫定評価を最悪の「レベル7」に引き上げたことは、県内に大きな衝撃を与えた。

 「IAEAから厳しい指摘を受けていたのに。今まで隠していたと言わざるを得ないのではないか」

 第一原発に近く、二本松市に役場機能を移転している浪江町の馬場有町長は語気を強めた。「避難者は頑張っている。政府もきちんと厳しい見方をしないと大変なことになってしまう」

 福島第二原発が立地する楢葉町の鈴木伸一副町長も「なぜ地震から1か月以上もたって、被害規模のレベルが引き上げられるのか。分かっていたなら最初から知らせてほしかった」と不信感を募らせる。さらに「第二原発に関しては東電から問題ないと説明を受けている。一応は安心していたが、第二に関しても不安を感じてしまう」と話した。

 一方、県の佐藤節夫・生活環境部長は「事故の評価が問題なのではない。レベルが下がったからいい、上がったから困るというのではなく、今起きている原発の事故を止めてもらいたい。それなくして県の復興はない」と厳しい口調で語った。

 観光業界からは悲鳴が上がった。

 鶴ヶ城などの観光名所を持つ会津若松市は、3〜5月が観光シーズン。例年、桜の開花時期や名所の問い合わせが相次ぐが、今年はさっぱり。会津若松観光物産協会は「『福島イコール放射能』のイメージをもたれているのに、更にお客さんが遠ざかってしまう。死活問題だ」と話した。

(2011年4月13日 読売新聞)

935チバQ:2011/04/13(水) 12:39:28
http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY201104120481.html
宿泊キャンセル、全国56万人分 東北・関東は39万人
2011年4月13日0時46分
人通りがまばらな東京・浅草の仲見世。この時期は例年、桜を楽しむ観光客でごった返すが、震災後は客足が減った=12日、東京都台東区、内藤写す
 観光庁の溝畑宏長官は12日、東日本大震災の影響により、全国のホテル・旅館で約56万人分の宿泊キャンセルが生じたことを明らかにした。旅行の自粛ムードが広がり、被災地だけではなく、各地で旅行客が激減している。

 この日の参院国土交通委員会で、長沢広明議員(公明)の質問に答えた。内訳は、被災地である東北、関東地方が約39万人、それ以外の地域が約17万人。溝畑氏は「極めて深刻な影響が出ている」と述べた。原発事故による放射性物質の拡散への心配が旅行者に広がっているほか、全国的にも各種のイベントが中止され、旅行需要が急減。諸外国が日本への渡航自粛を打ち出していることも響いているとみられる。

 キャンセル数は、業界団体の調査に基づいて算出した。対象は震災翌日の3月12日から4月8日までで、データが集まらなかった岩手と千葉を除く東北5県と関東の1都5県。業界団体によると、キャンセル数が宿泊予定者の3〜4割にのぼった地域も複数あるという。

 国内旅行の契約件数について、業界団体が加盟社に聞いたところ、震災1週間前と3月末で比べると、20〜40%減った。4〜5月分も前年同期より20〜45%落ち込むという。

 こうした事態が続けば、ホテルや旅館などが経営難に陥る心配もある。このため、観光庁と中小企業庁は事業主への運転資金、設備資金などの支援策を検討する。さらに、観光庁は12日付で自治体や旅行業界などに対し、「被災を免れた地域から観光面で積極的に発信することは被災地の応援につながる」とする異例の通知を出し、観光に積極的に取り組むよう求めた。(橋田正城)

936チバQ:2011/04/14(木) 00:20:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000011-ykf-soci
GW間近…自粛・風評に脅える観光業界「即地域が衰退する」
夕刊フジ 4月13日(水)16時56分配信


まだ間に合うGWの旅行予約。自粛ばかりでは復興できない (写真はコラージュ)(写真:夕刊フジ)

 東日本大震災と福島原発事故の影響で、旅行業界が悲鳴を上げている。自粛ムードが市場を冷やし、放射能とは無関係の観光地を風評被害が襲う。ゴールデンウイーク(GW)を間近に控えるが、予約はふるわない。業界関係者は「自粛しないことも復興の一助」と巻き返しに躍起だが…。

 箱根、熱海に並ぶ東京の奥座敷、栃木県日光。歴史ある温泉地が衝撃に揺れている。

 鬼怒川温泉の老舗、鬼怒川温泉ホテルの担当者は「この一帯は、福島県につながる東北道の沿線というだけで敬遠されています。原発から山を隔てて100キロ以上離れており、まったく関係ないのに」と肩を落とす。

 かき入れ時のGW。普段なら予約でいっぱいになるが、原発の風評被害が襲う。

 同ホテルでは、80周年を記念し、宿泊料金を格安にした「80周年感謝プラン」を準備していた。地震に見舞われても、できたてのグリル料理やステーキ、天ぷらが楽しめる石窯ダイニングは無事だった。3月19日には大浴場も大規模リニューアル…。なのに、ピークの5月3〜4日で予約は6割程度。他の日程では2〜3割という。

 「一時は計画停電も追い打ちをかけて、大口団体を中部電力管内のホテルに一気に持っていかれました」と先の担当者。

 だが、負けてはいられない。福田富一・栃木県知事の「観光安全宣言」に勇気づけられ、先のプランを「栃木・日光安全宣言! 感謝の特別プライス80周年感謝プラン」に衣替え。「今年は限りなくゆったりお過ごしいただけるはずです」(同)とアピールする。

 海外旅行も余波を避けられなかった。この時期、人気コースは予約で埋まるが、今年は違う。旅行会社にキャンセルが殺到、業界大手のジャルパックでも地震発生後、予約者数が一時46%減まで落ち込んだ。

 「女性に人気の台湾などは、料金も手軽で日本から近いこともあり、ここ数日、多くの引き合いをいただいております」(同社販売部)と復調の兆しもあるが、自粛の痛手は大きい。

 「観光やグルメ、美容まで女性の要望を意識した商品ラインアップをそろえており、今からでも十分に予約可能です。国内感覚で出かけられるアジア各国にぜひ注目してください」(同)と巻き返しに躍起だ。

 GWは好みのツアーを予約するだけでも難しい。だが、今年は過度な自粛で、例年ほどの混雑はない。考えようによっては、予約が取りやすい状況ともいえる。

 この震災で祖父や親族を亡くした岩手県釜石市出身の観光ジャーナリスト、千葉千枝子さんは「観光産業の停滞は、即地域の衰退につながります。いまも被災者が苦しんでいるのに…という心情も十分理解できますが、被災地の中にも営業を再開するレジャー施設も出ています。過度な警戒や自粛で遠出を控えている方は、外出も復興支援の一つと考えて、GWの旅行を検討してほしいですね」。自粛を解くのも復興の一助−。心からそう思っている。

937チバQ:2011/04/14(木) 00:22:01
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/501425/
原発14基が立地…福井の観光地“敬遠”相次ぐ
配信元:
2011/04/08 11:44
 東京電力福島第1原発の事故後、14基の原発が立地する福井県南部(嶺南地方)を訪れる観光客が減少している。日本海を望む風光明媚(めいび)な自然に豊かな海の幸、歴史ある寺院など観光資源に恵まれているが、観光自粛ムードに原発立地地域を敬遠する傾向が加わり、宿泊キャンセルが続出、新規予約も入らない状況が続いている。

 国の名勝、三方五湖を観光エリアとする若狭町の若狭三方五湖観光協会によると、3月11日から約1週間で、同町の民宿やホテル、観光施設で700人以上が宿泊や会食をキャンセル。震災直後は津波への不安から沿岸の宿を敬遠する声が多かったが、今は「原発のあるところに、わざわざ行きたくない」など、理由のほとんどに原発立地が挙がっているという。新規予約も入っておらず、同協会は「これでは民宿の経営が成り立たない」と頭を抱える。

 一方、今年初めて関西方面の小中学校の体験学習を受け入れる予定だった高浜町では、予定していた2校のうち私立小学校1校(約100人)が原発立地などを理由に予定を変更。保護者から「子供たちが不安がらないか」との声が上がったためという。

938チバQ:2011/04/16(土) 09:42:40
http://mytown.asahi.com/areanews/gifu/NGY201104150023.html
春の高山祭、人出3割減 「GWや秋、先行き見えない」
2011年4月16日


曳(ひ)きそろえられた屋台を見学する観光客=高山市


 春の高山祭が15日、閉幕した。高山市によると、2日間の人出は12万2千人だった。昨年よりも3割少なく、東日本大震災が影響したとみられている。

 「びっくりするほど客が少ない。5月の大型連休や秋の高山祭はどうなるか、先行きが見えない」。同市の「古い町並(まちなみ)」で土産店を営む女性(64)はため息をつく。若者客は震災後に少しずつ戻ったが、土産をまとめ買いする団体客や高齢者の出足が鈍いという。阪神大震災でこれほどの影響はなく、「原発事故が収まる道筋が見えない限り、この状態が続くのでは」と気をもむ。

 福島第一原発事故の風評被害を食い止めようとPRも続く。15日には、台湾の旅行会社やメディア、中華航空の関係者33人が高山祭を見学した。岐阜、長野、富山の観光関係者らが招いた。高山市の外国人観光客のうち、約4分の1が台湾からだ。国島芳明市長は「日本旅行への意欲が高く、日本を身近に感じている方が多い」と期待していた。(高木文子)

939チバQ:2011/04/16(土) 12:10:12
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&amp;d=0415&amp;f=national_0415_139.shtml
韓服着用で立ち入り禁止の韓国ホテル、日本の着物はOKだった
2011/04/15(金) 13:59  

  韓国ソウルの新羅ホテルで12日、韓国の伝統衣装である韓服を着用した顧客のホテル内の入場をホテル側が拒んだことについて、新羅ホテル側が謝罪した。韓国の各種メディアが報じている。

  これは12日、韓国映画『スキャンダル』などで韓国特有の美をアピールした韓国伝統衣装のデザイナーであるイ・ヘスン氏が、韓服を着て新羅ホテルのバイキングレストランに入ろうとした際に、レストランの従業員から入場拒否されたもの。

  新羅ホテルの規定では、韓服は着用するとボリュームが出るため、ほかの客の邪魔になるので、韓服での入場は禁止しているということだったが、これがインターネット上の掲示板に書き込まれ、韓国の各メディアが一斉にとりあげる騒ぎとなった。

  ホテル側は即日、入場の拒否について、従業員の未熟さによるものとして、「大変遺憾だ」とのコメントを発表、正式に謝罪した。

  韓国の各メディアでは、2004年に日本の自衛隊創設50周年に絡む催しが新羅ホテルで行なわれた際、日本の着物を着用して入場していた参加者がいることを指摘、当時の写真も掲載して、「伝統的な衣装でも、日本の着物は良く、韓国の韓服はだめだとはどういうことだ」として、これらの要因が騒ぎを大きくしたようだ。

  ネット上では、「他人の邪魔になるという理由で韓服を着用した顧客の入場を断り、日本の着物は認められるなど、侮辱以外の何物でもない」などの書き込みが目立った。(編集担当:許傑)

http://www.chosunonline.com/news/20110414000048
ホテル新羅、韓服姿でのレストラン立入禁止で波紋
韓服 | ホテル新羅 | サムスン韓服は「危険な服」!?

李富真社長が謝罪

「韓国の伝統衣装である韓服を着ているという理由でホテルに入れないなんて、言葉が出なかった。その瞬間、美しい韓国の文化が侮辱された気がした」


 映画『霜花店(サンファジョム)運命、その愛』『スキャンダル』の衣装を手掛けた有名韓服デザイナーのイ・ヘスンさんは12日夜、夕食を取るためホテル新羅(ソウル市中区)のビュッフェレストラン「パークビュー」に入ろうとした。するとホテル側から「韓服姿では中に入れない」と言われ驚いた。イ・ヘスンさんは13日、「レストランの入り口にいたホテル関係者から『韓服やトレーニングウエアでは中に入れない』と言われた」と打ち明けた。


 そして「当直マネージャーを呼び、『常識的に考えて納得できない』と抗議したが、そのマネージャーは『韓服は危険な服だ。ボリューム感があり、ほかの人に被害を与える可能性がある』と答えた」とのことだ。


 イ・ヘスンさんは「『韓国最高のホテルが韓国の服を拒否した』として海外ネタになるのではないかと心配」と話した。イ・ヘスンさんがその日着ていた韓服は、薄い絹地で作られた生成のチョゴリ(上衣)と青のチマ(スカート状の下衣)だった。


 ホテルの対応に憤慨したイ・ヘスンさんは、知人らにこのことを話し、それが簡易投稿サイト「ツイッター」などで広がった。その後、ホテル新羅の公式ホームページなどには非難が殺到した。


 結局、李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長の長女である李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長が13日午前、ソウル市江南区にあるイ・ヘスンさんの韓服ショップを訪れ、直接謝罪した。イ・ヘスンさんはかつてサムスングループ一族の韓服をデザインしたことがある。李富真社長が「恥ずかしくて頭を上げられない。申し訳ない」と謝罪すると、イ・ヘスンさんは「韓国の文化がこのような扱いをされるとは胸が痛む」と述べた。


崔宝允(チェ・ボユン)記者

宋恵真(ソン・ヘジン)記者

940チバQ:2011/04/16(土) 17:25:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000044-mailo-l12
東日本大震災:TDL営業再開 夢と魔法の国、復活に歓喜 ゲストら待ちわび /千葉
毎日新聞 4月16日(土)11時18分配信

 東日本大震災の翌日から休園が続いていた東京ディズニーランド(TDL)が15日、営業を再開した。1カ月以上も待ちわびていた来園者(ゲスト)たちは、「夢と魔法の国」復活に歓喜の涙を流した。半面、春の好天日にしては人出は少なく、アトラクションの行列は短かった。【荻野公一】
 午前8時の開園時間直前、園内からミッキーやミニーら大勢のキャラクターが手を振りながら入場ゲートに向かってきた。「キャー」と女性の歓声。感動して泣き出した人も多い。アーケードの両脇には従業員(キャスト)や経営陣が並び、満面の笑みで出迎えた。「良かったですね」「良かったです」。来園者と従業員がハイタッチ。女性従業員が涙を浮かべた。
 パレードが始まると、リズミカルな音楽に合わせて踊るミッキーやミニーに、一眼レフカメラやビデオカメラが一斉に向けられた。手を振り、音楽を口ずさみ、リズムに乗って体を揺らし、来園者は約40分間の夢の世界を満喫した。
 栃木県佐野市の主婦、鶴貝雅美さん(50)は、家族4人で来園した。夫久さん(51)は運送会社勤務で、被災地の福島県に仮設住宅の資材を搬送する仕事があり、「行きたいのはやまやまだけど無理。楽しんでおいで」と送り出した。鶴貝さんは「被災者のことを思うと娯楽施設に来てもいいのか」と考えたが、楽しんだ分、被災地に寄付することにした。入園してみて驚いた。「月に8回来ることもあるけど、こんなに人が少ないのは初めて」。2時間待つこともあったアトラクションに15分で乗れたという。
 午後6時、通常より4時間早く閉園。家族3人で訪れていた東京都練馬区の小学3年、篠原萌音さん(9)は、誕生日の3日に来るはずだったという。少し遅くなったが「楽しいプレゼントになりました」と笑顔で話した。「もっと長くいたいな」と少し残念そうな様子も見せた。
 横浜市の女性会社員(27)は「3月には勤務先も停電した。午後10時までやってくれるに越したことはないが、欲を言えばきりがない。ファンとしては電力需要が高まる夏にまた休園しないか心配」と話していた。
 ◇TDS再開は「GWも候補」−−上西社長
 TDLは28年前の4月15日に開業した。オリエンタルランドの上西京一郎社長は「1カ月以上の休園は初めて。キャストも気を引き締めてこの日を迎えた。ゲストの笑顔を見てほっとした」と話した。
 上西社長によると、「なぜこういう時期に開けるんだ」と反発する声も寄せられたが、「元気を出させてほしい」という言葉に背中を押されたという。電力需要が高まる夏場を前に、5000キロワットの発電機を3台準備し、8月後半の設置に向けて作業を進めている。東京ディズニーシー(TDS)については「なるべく早く再開したい。ゴールデンウイークも候補」と話した。ディズニーキャラクターが被災地へ慰問に行くことも計画しているという。

4月16日朝刊

941チバQ:2011/04/16(土) 17:25:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000002-fsi-bus_all
節電、悩めるレジャー産業 ディズニー再開も遠い「通常営業」
フジサンケイ ビジネスアイ 4月16日(土)8時16分配信

再開した東京ディズニーランド。朝早くから大勢の来場者が訪れ、パレードも久しぶりに行われた=15日、東京ディズニーランド(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 東日本大震災後に休園していた東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)が15日、約1カ月ぶりに営業を再開した。電力不足に配慮し、営業時間は大幅に短縮してのスタートとなった。運営するオリエンタルランドでは、併設される東京ディズニーシーをゴールデンウイーク(GW)までには再開させたい考えだ。今回の震災でレジャー施設の多くが休園や運営の縮小を余儀なくされた。節電に自粛ムードも広がり、収益への影響が懸念されそうだ。

 「一部の施設で液状化の影響はあったが、復旧し、もとの姿で夢と安らぎを提供できるようになった。ゲストの笑顔をみて、われわれも勇気をもらった」。上西京一郎社長は15日、営業再開を手放しで喜んだ。

 TDLでは駐車場が液状化の被害を受けたほか、一部施設で外壁が崩れるなどの被害が出た。復旧は早期に済んだものの、計画停電の影響や被災者の心情などに配慮し、営業再開を先延ばししていた。

 震災から1カ月余りでの再開だが、営業時間は通常の午後10時閉園を午後6時に繰り上げたほか、施設内の噴水やエスカレーターの使用を抑えるなど節電対策を余儀なくされた。

 また、夏に向けて5000キロワットの自家発電機3基の導入を検討。電力不足の中で、通常通りにはいかない厳しい運営が求められている。

 首都圏周辺のレジャー施設も同じ悩みを抱えている。

 3月19日から営業を再開した遊園地の「としまえん」(東京都練馬区)は、午前10時〜午後5時まで通常通り営業しているが、電力不足に対応して、平日には「フライングパイレーツ」など4つのアトラクションを休止している。3月25日から4月5日までの花見期間中に予定していた午後8時までの夜間営業を中止した。震災後の1カ月の来場者数は「前年比で約4割減った」という。

 東京ドームでは、プロ野球のナイター開催が政治を巻き込んだ論争を呼んだ。

 東京ドームは現在、公式戦63試合が予定されているが、節電のためナイターを取りやめる代わりに、デーゲームの回数が増えた場合は、同社の大きな減収要因になる。

 12日のセ・リーグ開幕戦で、横浜スタジアムで開催された横浜−中日戦の来場者数は1万4000人だったが、「ナイターなら3万人は入った」と関係者は指摘する。ナイターがデーゲームに変更されれば、大幅な来場者数の減少と、ビールや弁当などの売れ行きが鈍ることを覚悟する必要があり、電力不足の対応を迫られている。

 5月のGWという大きなかき入れ時を控えるレジャー産業だが、電力不足と自粛ムードのダブルパンチからの回復を見通せずにいる。

942チバQ:2011/04/16(土) 17:26:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000026-maip-bus_all
東日本大震災 「夢かなう場所」TDL再開 苦しい運営も
毎日新聞 4月15日(金)20時42分配信

約1カ月ぶりに営業再開した東京ディズニーランド=千葉県浦安市で2011年4月15日、谷多由撮影

 東日本大震災の影響で営業休止していた東京ディズニーランド(TDL)が15日、約1カ月ぶりに営業を再開した。震災で営業休止や営業規模縮小を余儀なくされていたレジャー施設の多くが、営業再開に踏み切ったり通常営業に戻し始めている。ただ、自粛ムードの広がりや外国人観光客の訪日減のほか、電力不足の夏場に向けた節電も求められており、各施設は苦しい運営が続きそうだ。【井出晋平、小倉祥徳、谷多由】

 TDLは営業再開日を83年の開園日と同じ15日に設定、新たな出発を演出した。午前8時には再開を待ちわびた客約1万人が列をつくった。近くに住む主婦(32)は「地元なので、再開してくれて元気が出る」。TDLが1カ月以上休止したのは開業以来初で、運営するオリエンタルランドの上西京一郎社長は「来園者の笑顔を見てほっとした」と話す。

 節電のため、閉園時刻を4時間繰り上げ営業時間は午前8時〜午後6時までで、夜間は営業しない。施設の照明や噴水も使用を抑制。さらに出力5000キロワットの自家発電機3台を導入する方針だ。休園中の東京ディズニーシーは大型連休前の営業再開を目指す。

 震災後、営業休止したり営業規模を縮小していたレジャー施設は、徐々に平常営業に戻しつつある。計画停電の影響などで先月13日から営業休止している「江戸ワンダーランド 日光江戸村」(栃木県日光市)は、今月18日に営業を再開する。3月22日に予定していたパンダの公開が遅れていた上野動物園(東京都台東区)は4月1日に再開。平日の来場者数は平年の3倍に達し、「パンダ効果」に沸く。

 ただ、活気が戻った施設はごく一部。サンリオピューロランド(東京都多摩市)は、4月の入場者数が前年の8割近くまで回復したものの、「来場者の1割を占める海外客は途絶えたまま」(広報担当)。横浜・八景島シーパラダイスも来場者が2〜3割減少。目玉イベントの花火大会の中止を決めたこともあり、大型連休も苦戦が続きそうだ。

 再開のめどが立たない施設もある。スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)は、温浴施設やホテルが被災。福島第1原発から50キロ以上離れているにもかかわらず「原発の風評で資材がなかなか届かない」(運営会社の常磐興産)ため、再開時期は未定という。

943チバQ:2011/04/17(日) 18:04:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110417-OYT8T00066.htm
観光業界減収挽回できず
2スキー場再開、新幹線も復旧したが…


再開したスキー場でスキーやスノーボードを楽しむ来場者(山形市の蔵王温泉スキー場で)  東日本大震災の発生以来、1か月以上にわたって営業を休止していた蔵王温泉スキー場(山形市)と天元台高原スキー場(米沢市)が16日に再開した。燃料不足の解消や山形新幹線の復旧などの条件がそろい、シーズン終了間際にようやく間に合った形。しかし、休業期間の観光客を取り戻すのは難しく、長期的に見ても観光客の増加を見通しづらい。旅館の宿泊客も減っており、県内の観光産業全体に影響が広がっている。

 「再開を楽しみにしていた」

 友人とスノーボードをするために蔵王温泉スキー場を訪れた山形市東原町、会社員高橋優さん(30)は笑顔で話した。冬になると毎年10回以上はスキー場に足を運ぶ高橋さん。「4月上旬には、気持ちがはやって休業中のスキー場に行ってしまった」と言う。

 この日のゲレンデは、高橋さんと同様、再開を待ちわびた県内外のスキーヤーやスノーボーダーらで久しぶりににぎわった。

 震災後、燃料不足や電力消費の抑制、山形新幹線をはじめとする交通機関のストップで、1か月以上、営業できずにいた同スキー場。山形新幹線の東京までの直通運転が始まり、ガソリンなどの生活必需品の供給も改善されたことから、再び営業を始めた。今シーズンは、17日と、23日以降5月5日まで開業する予定だ。

 同スキー場のロープウエーやリフトの運営会社で構成する「蔵王索道協会」の小関和夫会長(58)は「シーズンが終わる前に再開できてよかった」と一安心の様子。同じく16日から営業を再開した天元台高原スキー場の山田長一総括支配人(56)も「残りの期間で、できるだけ人を呼び込みたい」と意気込んだ。

 しかし、地震発生後、営業再開に踏み切れた県内のスキー場はごくわずかだ。県観光物産協会によると、蔵王温泉スキー場と天元台高原スキー場のほかは、大蔵村の湯の台スキー場、3月26日から一時的に再開した米沢スキー場だけ。

 雪の多かった今年は、集客増を見込んだ関係者が少なくなかっただけに、震災で思わぬ休業に追い込まれたことへの落胆は大きい。再開を果たした蔵王温泉スキー場でさえ、3月の来場者が例年の4割程度だったことから、シーズン全体では例年の8割以下にとどまる見通しだという。

 さらに、早くも来シーズン以降の集客を危惧する声も上がっている。小関会長は「県内のスキー客は宮城など隣県から来る人が多く、すぐに客足が戻るとは思えない。原発事故に伴う東北全体へのイメージの悪化もあり、影響は長期に及ぶのでは」と、困惑気味に話す。

     ◇

 影響は旅館業界にも及んでいる。県観光交流課によると、震災後、温泉地を訪れる観光客は激減。「年間を通して1割以上の収入減は間違いないが、さらにひどくなることも考えられる」と話す。

 南陽市の赤湯温泉旅館協同組合の代表理事、須藤清市さん(54)は「どの旅館も大打撃だ」と、肩を落とす。須藤さんが経営する「いきかえりの宿 瀧波」では、今年に入って宮城県の客を呼び込む格安ツアーを企画。人気を集めていたが、震災後はパッタリと客足が途絶えてしまった。

 「ゴールデンウイークに向け、少しは予約が戻ってきた。ただ、被災地となっている近県からの利用客はしばらく望めない。サクランボの季節には回復してもらいたいが……」。須藤さんは祈るように話した。

(2011年4月17日 読売新聞)

944チバQ:2011/04/17(日) 18:06:11
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110415-OYT1T00326.htm
島原の小涌園が6月で閉館へ

. 長崎県島原市新湊1の「島原観光ホテル小涌(こわき)園」について、親会社の藤田観光(東京)は14日、6月30日で閉館すると発表した。


 島原港に面した場所に位置し、島原を代表するホテルだっただけに、関係者からは惜しむ声が上がった。

 1964年10月に開業。81の客室を備える大型ホテルで、雲仙・普賢岳の火山活動停止宣言が出された95年には、天皇皇后両陛下が宿泊された。立地の良さや炭酸泉の露天風呂などが人気で、ピーク時の90年には年間10億円の売り上げがあったが、観光客の減少に伴って売り上げが低下。今後、業績回復が見込めないことから閉館を決めたという。

 従業員34人のうち、本社から出向している2人を除く現地採用の正社員7人とアルバイト従業員ら25人の雇用契約は解消され、今後、再就職口探しが課題となる。

 島原市観光・ジオパークグループの平山慎一グループ長は「非常に驚いている。来年以降はジオパークの国際会議や国体が予定され、受け入れ施設としても期待していた。由緒あるホテルだっただけに残念」と話していた。

(2011年4月15日12時08分 読売新聞)

945チバQ:2011/04/17(日) 18:20:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000187-mailo-l39
東日本大震災:徐々に観光客回復 ツアー客中心の郡部、キャンセル相次ぎ苦戦 /高知
毎日新聞 4月15日(金)12時52分配信

 東日本大震災直後に深刻な影響を受けた県内の観光事業がゴールデンウイーク(GW)を控え、徐々に回復傾向にある。キャンセルが相次いだ高知市の宿泊施設が例年並みに持ち直し、ふるさと博も客足が戻りつつある。ただし、ツアー客が中心の郡部では「大打撃だ」と悲鳴が上がっている。【倉沢仁志】
 「震災発生から10日間は予約キャンセル業務のみだった」。高知市内のホテルのマネジャーによると、全242室で満室だった先月19〜21日の3連休の予約は同11日の震災後、キャンセルが相次ぎ、ほぼ半減した。
 しかし、先月末からは個人客を中心に予約件数が回復傾向になっている。龍馬ブームに沸き、連日満室だった昨年ほどではないが、既に9割程度が満室。GWの予約件数は、例年並みの予想を立てているという。同市内の宿泊施設15カ所でも、多くの施設で同様の傾向が見られた。
 京都の観光客が前年比2〜3割となるなど西日本でも観光客が減少する中、高知市内が回復傾向にあることについて、マネジャーは「高知はもともと、京都や沖縄に比べて修学旅行生の受け入れが少ない。その点が今回は救いだ」と分析する。
 また、県ふるさと博推進課によると、先月5日に開幕した同博も開幕後の1週間で入場者数は3万9401人と昨年の土佐・龍馬であい博とほぼ同程度だったが、震災後1週間は2万6746人と昨年同期に比べほぼ半減した。先月末時点での入場者数は、7万人以上少ない15万7330人。しかし、今月に入り、4〜10日の1週間で3万8013人となるなど回復した。
 同課は自粛していたふるさと博のPR活動を今月下旬から西日本を中心に再開させるなど、巻き返しを図る方針。同課は「GWはせめて一昨年の観光客数(17万8126人)を上回りたい」と話す。
 一方、郡部の宿泊施設では「震災の影響で大打撃だ」との声が多い。土佐清水市内のホテルでは震災後、都心からのツアー客が全てキャンセルとなった。責任者は「全49室のうち、9割あった予約が1〜2割程度に落ち込んだ」と肩を落とす。
 県内72カ所の宿泊施設を把握する県旅館ホテル同業組合も「県東西エリアはほとんどがツアー客。今も東日本からのツアーのキャンセルが相次ぎ、GWも期待できない」と悲観する。同組合によると、同市をはじめ、県東西エリアにある宿泊施設8カ所の損害額は、計3000万円を超えるという。

4月15日朝刊

946チバQ:2011/04/20(水) 00:23:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110419/CK2011041902000049.html?ref=rank
グリーンタワー千葉 7月末で営業終了へ 利用客激減 予約キャンセル相次ぐ
2011年4月19日

7月末で営業を終了するホテルグリーンタワー千葉。原発事故の影響で外国人客が激減、修学旅行客のキャンセルも相次いでいた=千葉市中央区で


 千葉市美浜区のホテル業「グリーンタワー」(林威樹社長)は十八日、経営する同市中央区の「ホテルグリーンタワー千葉」の営業を七月末で終了すると発表した。東日本大震災や福島第一原発事故で利用客が激減したことが主な要因という。震災の地元観光業への影響について、市観光推進室でも「観光客の減少がいつの時点で落ち着くのか、注意せざるを得ない」と長期化を懸念している。 (宇田薫)

 同ホテルは二〇〇三年九月に営業を開始。二百七十室の客室があり、中国や台湾からの団体観光客や修学旅行の宿泊利用者が顧客の大半を占めるという。

 同ホテルによると、震災や福島第一原発事故の影響で、先月中の予約のほぼすべてがキャンセルになり、現在も予約がゼロの状態が続いている。修学旅行客も四〜七月末までで約二十件の予約が入っていたが、すべて取り消しになった。

 同ホテルの総支配人開沼義正さん(64)は、営業終了の判断に至った理由を「毎月の売り上げが前年の40%程度しか見込めず、本年度いっぱいは同様の状況が続く見通し。できれば営業を続けたいが、原発事故が収束しない限りは、どうしても難しい」と説明する。

 宿泊は七月二十四日のチェックアウト分まで。レストランとブライダル、宴会事業は七月末まで営業する。約百人の従業員については「他事業部や関連グループにできる限り転籍などをお願いしていく」(開沼総支配人)という。

 同市の「ホテルグリーンタワー幕張」は営業を続ける。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板