モスルは2年前にISの最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者が「カリフ制国家」の樹立を宣言した場所だが、現在はイラクにおけるISの最後の拠点となっている。(c)AFP/W.G. Dunlop with Colin Bertier in Arbil and Ahmad al-Rubaye in Al-Shura
イスラム原理主義との「ソフトパワー」の戦いで指揮を執る米国務省のマイケル・ランプキン(Michael Lumpkin)氏は17日、米首都ワシントン(Washington D.C.)で開催された「ディフェンス・ワン・サミット(Defense One Summit)」で、広告主向けのフェイスブックの緻密なメトリクス(評価尺度)は、ネット上でイスラム過激派組織の訓練を受けている可能性のある人物らを米政府が見つける際の一助となると述べた。
同氏によると、「フェイスブックの広告を利用すれば、フェイスブックの内部に入ることも、特定のユーザーを捕まえることもできる。国を選び、年齢が13〜34歳で、(ISの最高指導者)アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者を好む人々などと絞り込んでいけば、対象者が浮上し、彼らに直接メッセージを送りつけることができる」という。