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スーフィズムに関するHP

1714とはずがたり:2016/10/26(水) 16:59:18
アラブの統一は戦後70年の課題であったが,世俗主義のアラブ連合共和国の類の試み(エジプト+シリア,エジプト+シリア+北イエメン,ヨルダン+イラク,エジプト+シリア+リビア,シリア+イラク)は全て失敗した。その絶望の上に,イスラム原理主義による統一の試みがISなのであって,欧州の民主化への動きが押し止める事が出来ずに現代欧州が形成された事を考えるとアラブ世界の統一への欲求の過小評価は出来ない筈である。

ドイツ統一を求めた自由主義革命であるフランクフルト国民会議は大ドイツ主義か小ドイツ主義かれ割れて結局小ドイツ主義の旗の下でプロイセン王に統一ドイツ皇帝への就任を依頼した(拒否されて瓦解。その後プロイセン王は普仏戦争でプランスを打ち破ってパリ・ベルサイユ宮殿で独力で帝位に就く事になった訳だが。)。
ISはフセインが敢えなく倒された事を見てたのでヨルダンやサウジに戴冠しようとはせず,バグダディ自らカリフを名告る事になる。

石油が戦略物資で有る以上,アメリカがこの地を自由にならない大国に委ねることはあり得ないけど,石油がバナナぐらいの存在になればスルタンが出ようがカリフが出ようがアメリカは放任で地域大国の形成が可能になって安定だけはするかもしれない(苛烈なイスラム原理政治が執り行われそうだけど・・)

つらつら駄文を連ねたが,ラッカとモスルを落としてもそれが終わりではなく新たな戦争の始まりに過ぎないだらうと云ふことである。

IS「首都」ラッカ攻略へ 米国防長官「準備に入った」
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/164/3789c58371c831ca3a7ae04278ca6209.html
(朝日新聞) 13:41

 米国のカーター国防長官は25日、過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と称するシリアの要衝ラッカの攻略に向けた準備に入ったことを明らかにした。ISのイラク最大拠点モスルの奪還作戦と並行して進めることになりそうだという。

 米国を中心にモスル奪還で連携する有志連合の国防相会合が同日、パリであり、仏ルドリアン国防相と臨んだ会見で説明した。

 この日の会合では、ラッカを包囲し、孤立させる作戦も議題になったといい、カーター氏は「すでに準備に入っている。(モスル奪還作戦と時期的に)重なってくるだろう」と話した。ルドリアン氏も詳細な説明は避けつつ、「同時並行になるだろう」とした。


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