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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

3310チバQ:2016/04/20(水) 00:20:18
http://this.kiji.is/94696200663385596?c=39546741839462401
トランプ氏、党と対決色
「民意無視」と批判
2016/4/18 16:53

 17日、ニューヨーク市内での共和党のイベントで演説するトランプ氏(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補指名争いで首位の実業家トランプ氏(69)が、7月の党大会を見据え、指名獲得阻止を狙う党主流派との対決色を強めている。西部コロラド州とワイオミング州で有権者の投票なしに2位のクルーズ上院議員(45)の勝利が決まったことに不満を強め「民意を無視した」と批判している。

 トランプ氏は15日付のウォールストリート・ジャーナル紙への寄稿で「私の選挙戦略は有権者と共に勝つこと。クルーズ氏の戦略は有権者抜きの勝利だ」と皮肉った。

3311とはずがたり:2016/04/20(水) 09:57:01
代議員の投票行動への縛りも含めてやたら複雑で判りにくいわな。。
保守強硬派のクルーズ氏とアメリカ的には極左のサンダース氏の対決だと流石にクルーズ氏が有利か?穏健派のルビオ氏取り込めば盤石だろう。クリントン女史は嫌われすぎだなぁ(;´Д`)
もしサンダース氏が候補者なって中道寄りの副大統領候補を誰か据ゑられるのか?

クルーズ陣営、共和党の代議員選出方法を攻撃するトランプを批判
トランプ陣営が大敗しつつあるため、代議員の選出過程に文句を付け始めたと指摘
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4935.php
2016年4月19日(火)10時52分

4月17日、米大統領選で共和党候補指名を目指すテッド・クルーズ上院議員(写真)の陣営担当者が、ライバルのドナルド・トランプ氏の陣営は候補者選出過程が自分に不利に作り替え、「非民主的な途上国のようなアプローチ」を取っていると批判した。写真はニューヨークで15日撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)
 米大統領選で共和党候補指名を目指すテッド・クルーズ上院議員の陣営担当者が、ライバルのドナルド・トランプ氏の陣営は候補者選出過程が自分に不利に作り替えられていると主張するなど、「非民主的な途上国のようなアプローチ」を取っていると批判した。

 同担当者はABCの番組で、トランプ陣営は「大敗しつつある」ため、党大会で投票を行う代議員の選出過程に文句を付け始めた、と指摘した。

 トランプ氏はニューヨークで行った記者会見で、複雑な代議員獲得方式を追い風にクルーズ議員が勝利していることにいらだちを隠さず、代議員が投票で決まらない方式は「歪んでいる」と批判した。

 代議員選出の方法は州によっても異なり、得票数に応じた単純割り当てではない。

 共和党全国委員会のプリーバス委員長は、17日に複数のインタビューに応じ、代議員選出ルールがトランプ氏に不利に作られているわけではないとあらためて言明した。
[ワシントン 17日 ロイター]

米共和党クルーズ氏、副大統領候補で選考でルビオ氏を高く評価
7月の党大会で決選投票になった場合は指名を獲得できる、と自信を示す
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4911.php
2016年4月14日(木)19時01分

4月13日、米大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すテッド・クルーズ上院議員(写真)は、大統領候補となった場合に指名する副大統領候補を検討していると明らかにするとともに、指名争いから先月撤退したマルコ・ルビオ上院議員を高く評価した。ペンシルベニア州で撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)
 米大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すテッド・クルーズ上院議員は13日、大統領候補となった場合に指名する副大統領候補を検討していると明らかにするとともに、指名争いから先月撤退したマルコ・ルビオ上院議員を高く評価した。

 クルーズ氏はこの日、CNNのタウンホールイベントに家族と参加。選挙活動について語ったほか、家庭での顔を披露する場面もあった。

 指名争いで現在2位のクルーズ氏は、首位を走るドナルド・トランプ氏との差を縮め、7月の党大会での決選投票に持ち込んだ場合、指名を獲得できると自信を示した。

 また、検討中の副大統領候補の名前を挙げることはなかったものの、「多くの選択肢を検討している」と発言。

 ルビオ氏について聞かれると「優れたコミュニケーション能力の持ち主」と評価し、副大統領候補として考えるのは「当然」と語った。
[ワシントン 13日 ロイター]

3312チバQ:2016/04/20(水) 20:41:56
http://www.cnn.co.jp/usa/35081482.html
ニューヨーク予備選 トランプ、クリントン両氏の勝利確実
2016.04.20 Wed posted at 12:00 JST

ニューヨーク(CNN) 米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者指名争いは19日、大票田のニューヨークでそれぞれ予備選が実施された。CNNの予想によると、共和党では実業家ドナルド・トランプ氏、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官の勝利が確実になった。
大統領選の指名争いでニューヨーク州がカギを握るのは数十年ぶり。共和党でトップを走るトランプ氏と民主党の最有力候補クリントン氏はともにこのところ連敗を喫し、同州での巻き返しを図ってきた。
共和党のニューヨーク州予備選では95人の代議員が比例配分される。トランプ氏は今夏の党大会までに指名を確定するため、出身地の同州で全代議員を獲得する大勝を狙っていた。それには14人が配分される州全体と、27の各選挙区で過半数の票を確保する必要がある。午後10時時点のCNN予想では、同氏が州全体での過半数を勝ち取ることが確実となった。

同党では2番手のテッド・クルーズ上院議員が最近、コロラド州をはじめとする各州の複雑な代議員選出手続きを経て着実に勝利を重ねてきたのに対し、トランプ氏は指名レースのルールが「不公平」との主張を強めていた。
一方、247人の代議員がかかる民主党の予備選では、クリントン氏が最近の指名レース9戦中8勝を収めたライバル、バーニー・サンダース上院議員の勢いに歯止めをかけた。
クリントン氏は勝利を受け、「ありがとう、ニューヨーク」とツイートした。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042000218&g=int
両党首位が挽回の勝利=NY州「地元」予備選-米大統領選
 【ニューヨーク時事】米大統領選の共和、民主両党候補指名争いは19日、ニューヨーク州予備選が実施された。米メディアによると、共和党首位の実業家ドナルド・トランプ氏(69)と民主党トップのヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利した。両候補は最近の指名争いで劣勢だったが、全米有数の代議員数を擁するニューヨークで巻き返した格好だ。
 トランプ氏と民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)はニューヨーク市出身で、クリントン氏はニューヨーク州選出の上院議員だった。3氏は「地元」で威信を懸けた選挙戦を展開した。トランプ氏とクリントン氏は獲得代議員数で優位に立っているが、3月下旬以降の指名争いで連敗しただけに、負けられない戦いだった。

19日、米ニューヨーク州予備選で勝利した民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(AFP=時事)
 圧勝したトランプ氏は19日夜、「最終的に誰の予想も超える代議員を取る」と宣言。クリントン氏は「レースはホームストレッチに入り、勝利が見えてきた」と明言した。共和党は2位にジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が入り、獲得代議員数で2番手のテッド・クルーズ上院議員(45)は3位だった。
 ニューヨーク・タイムズ紙の途中集計では、民主党が予備選の結果に関係なく支持候補を決める特別代議員を含め代議員291人のうちクリントン氏が135人、サンダース氏が104人を獲得。共和党は95人で、トランプ氏が89人、ケーシック氏が3人となっている。(2016/04/20-13:26)

3313チバQ:2016/04/20(水) 20:42:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160420-OYT1T50041.html
トランプ氏圧勝、クリントン氏も勝利へ…NY州
2016年04月20日 13時27分
19日、ニューヨークで開かれた集会で演説するトランプ氏(ロイター)
19日、ニューヨークで開かれた集会で演説するトランプ氏(ロイター)

 【ニューヨーク=黒見周平、水野哲也】米大統領選の民主、共和両党の指名候補争いは19日夜(日本時間20日午前)、ニューヨーク州で予備選の開票が行われ、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)と民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利を確実にした。

 トランプ氏は、州内27選挙区の大半で、代議員を総取りできる特例が適用される得票率50%を超え、同州の代議員95人をほぼ独占する見通しだ。トランプ氏は今月上旬のウィスコンシン州予備選でテッド・クルーズ上院議員(45)に敗れ、勢いが鈍っていたが、地元での圧勝で、指名獲得に必要な全国の代議員の過半数1237人の獲得に向け、勢いを取り戻した格好だ。

 トランプ氏は19日夜、マンハッタンの「トランプ・タワー」で勝利演説し、「我々はどんな予想よりも多くの代議員を獲得できるだろう」と語った。

2016年04月20日 13時27分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3314チバQ:2016/04/20(水) 20:43:44
http://www.sankei.com/world/news/160420/wor1604200021-n1.html
2016.4.20 18:31
【米大統領選】
トランプ氏は過半数に望み 逆転目指す「目障り」なクルーズ氏

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ氏は地元・ニューヨーク州予備選での圧勝の勢いを、目標とする代議員の過半数1237人の獲得につなげたい考えだ。

 マンハッタンのトランプ・タワーで勝利を宣言したトランプ氏。過半数に望みをつなぐだけに、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)は引き続き、トランプ氏には目障りな存在となりそうだ。

 「これからの選挙戦はあまり深刻ではない。クルーズ氏は数学的にみて排除された」。トランプ氏はニューヨーク州で惨敗したクルーズ氏を当てこすった。

 トランプ氏が首位のまま6月7日までの予備選・党員集会を終えることはほぼ確実だが、代議員の過半数を確保できなければ、7月18〜21日にオハイオ州クリーブランドで開かれる党全国大会の決選投票で逆転される恐れがある。

 決選投票では、2回目で約6割、3回目で約8割の代議員が各州の予備選・党員集会で定められた投票先の拘束が解かれる。このため、クルーズ氏は水面下で代議員への説得工作を進めている。

 トランプ氏の過半数獲得はなお容易ではなく、同氏は逆転勝利を許す仕組みを「不正だ」「公平ではない」と批判。過半数に届かなくとも、首位の候補が指名されるべきだと主張する。今回の勝利宣言の際にも、「投票によらなければ代議員を取るべきではない」と牽制(けんせい)した。共和党全国委員会の一部からも、過半数に届かなくても100人余りの差をつけていれば、首位の候補を指名すべきだとの意見が出ている。

 一方、クルーズ氏にとってニューヨーク州での敗退は織り込み済み。26日の東部5州、6月7日の最大の票田カリフォルニア州に望みをかける。東部5州で最も代議員数が多いペンシルベニア州で今回の結果を見届けたクルーズ氏は、「トランプ現象」で分裂した党の団結を訴えた。

 だが、ニューヨーク州での米CNNテレビの出口調査では、代議員数が過半数に届かなくても首位が指名を受けるべきだとの回答が約7割を占め、「民意」にあらがうのは難しくなっている。

3315チバQ:2016/04/20(水) 20:44:22
http://www.cnn.co.jp/usa/35081515.html
NY予備選、大差の結果にみる5つのポイント
2016.04.20 Wed posted at 20:12 JST
(CNN) 米大統領選の党候補者指名を争うニューヨーク州の予備選で、共和党は実業家のドナルド・トランプ氏、民主党はクリントン前国務長官が勝利を収め、両氏とも指名獲得に大きく近づいた。同州の結果から分かったことを5つのポイントにまとめる。
1.トランプ氏、地元で圧巻の強さ
トランプ氏はニューヨーク市のクイーンズ区出身。このところ陣営幹部が交代したり獲得したはずの代議員を奪い取られたり、人工妊娠中絶をめぐる発言が批判を浴びたりと、良い話のなかった同氏だが、ライバルのテッド・クルーズ上院議員、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事を引き離して圧勝した。また同州の共和党員を対象とした出口調査では、本選で民主党のクリントン氏に勝てる可能性が最も高い候補とみられていることが分かった。
自身のビジネス拠点、トランプ・タワーで有力者らとともに檀上に立った同氏は「テレビで見る限り、もはや大したレースではない」と述べ、クルーズ氏は「数字の上でほぼ排除された」との見方を示した。
クルーズ陣営が最近になって代議員数を着実に伸ばしてきたことに対し、トランプ氏は19日、党が自分から「選挙を取り上げようとしている」と改めて主張。ニューヨーク州の争いは有権者が投票所に出向いて票を投じる公平な形式だったと強調し、党員集会や州党大会を得意としてきたクルーズ氏を批判した。さらに、こうした方式の選挙は「不正に操作されている」との説を展開した。
今後、第2の「スーパーチューズデー」とも呼ばれる26日には、メリーランドやペンシルベニアなど北東部諸州での争いが控えている。トランプ氏はこれらの州でも好意的に迎えられる見通しだ。
2.クリントン氏も望み通りの大勝
クリントン氏もニューヨーク州とは深いかかわりがあり、勝利演説でも「今回の予備選には個人的な思い入れがあった」と述べた。
同氏が圧勝したことにより、ライバルのバーニー・サンダース上院議員が追いつくことはますます困難になった。クリントン氏はすでに本選を意識しているとみられ、祝勝会では指名獲得の暁に協力を請うことになるサンダース氏の支持者らに向けて「私たちの間を分かつものよりも、結びつけるものの方がはるかに多い」と呼び掛けた。
サンダース氏がここで勝利をつかめれば、形勢逆転のチャンスもあった。その可能性が消えた今、クリントン氏はさらに勝利を積み上げていく必要がある。3月1日のスーパーチューズデーで圧勝した後、ミシガン州を落とした時のような失敗を繰り返すわけにはいかない。
ニューヨーク州の出口調査では、30〜49歳の層でクリントン氏への支持が特に目立った。同氏はまた、人種的少数派や女性、高齢者らの間で強みを発揮した。一方サンダース氏は、18〜29歳の層や男性、白人の支持率でクリントン氏を上回った。今後レースの行方を左右するニュージャージー州やカリフォルニア州の有権者もニューヨーク州と同様の構成になるため、サンダース氏は苦戦を強いられそうだ。

3316チバQ:2016/04/20(水) 20:44:52
3.残念な結果に終わったサンダース氏
クリントン氏の支持団体が19日に指摘したところによると、サンダース氏はニューヨーク州の予備選に「勝つ」という発言を少なくとも27回繰り返していた。同氏はこの2週間、出身地のニューヨーク市ブルックリン区にほぼ泊まり込む態勢で支持を訴えていた。
サンダース氏は19日夜、ペンシルベニア州での演説でクリントン氏の勝利に祝福の言葉を贈る一方、ニューヨーク州の予備選は登録済みの党員に限定した「クローズド」方式だったことが問題だと述べた。この方式のために、同氏は他州で強みを発揮した無党派層から力を借りることができなかった。演説では「現行の方式は間違っている。将来は変更するべきだ」と主張した。

しかし26日に民主党予備選が実施されるペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、デラウェア、ロードアイランド各州のうち、無党派層も投票できるオープン方式はロードアイランドのみ。サンダース氏はまたしても同じ問題に直面することになる。
サンダース氏の支持者らはさらに、ブルックリン区の党員登録名簿から昨年秋以降、12万6000人の名前が外されていたとの報道も例に挙げ、ニューヨーク州のレースは不公平だったと訴えている。
CNNの政治評論家によると、サンダース氏が克服できていない根本的な弱点は、黒人票を取り込めないことだという。ニューヨーク州では黒人指導者や関連団体に働きかけ、黒人の歌手や俳優が出演する広告を流したが、支持率を上げることはできなかった。同州でできなかったとすれば、この先の見通しも不透明だと言わざるを得ない。
4.クルーズ氏の長い夜とケーシック氏のピザ作戦
クルーズ氏は19日夜、ペンシルベニア州フィラデルフィアで演説した。ニューヨーク州の結果が出る前のタイミングだったため、同州予備選で3位に終わり、獲得代議員数はゼロという屈辱に言及する場面は避けられた。
ニューヨークのことには何も触れず、「その州出身の候補者が勝つのは当然だ」と、トランプ氏の勝利を暗に受け流した。
クルーズ氏が選んだ演説の場所やタイミングからは、ニューヨーク州での勝利は期待していなかったことがうかがえる。同氏の側近らは事前に、同州で配分される代議員95人のうち、トランプ氏が獲得する人数を90人未満に抑えられれば、それだけでも立派な成果だと話していた。

ケーシック氏はピザ店やデリを回る食べ歩き作戦で、トランプ氏に大差をつけられながらも2位に入り、一握りの代議員を獲得。トランプ氏が狙った「総取り」を阻止した。来週、穏健な郊外の選挙区で代議員を集め、そこから「クリントン氏と闘える唯一の共和党候補」として党大会での決着を目指したい構えだ。

3317チバQ:2016/04/20(水) 20:46:24
5.民主党は活性化、共和党は分断懸念
民主党の指名争いは最近ますます過熱気味で、個人的な非難合戦の様相を呈している。しかし出口調査では民主党員の67%が、この争いは党を活性化させていると回答。逆に党を分断していると答えた人は29%だった。
クリントン陣営の報道責任者は、サンダース氏がレースに残留することは「民主党にとっても米国にとっても非生産的」だと批判する。しかし長期的な目で見れば、民主党員がレースに強い関心を持つことが、本選に向けて党の結束を強める助けとなる可能性もある。
一方、共和党では、指名争いで党が分断されているとの回答が60%を占め、活性化されたとの回答は36%にとどまった。
これは、首位に立つトランプ氏が指名手続きを「不正」と非難し続けているためかもしれない。最終的に候補者が決まった後、党内をまとめるのに手間取る恐れもありそうだ。


http://www.cnn.co.jp/special/us_election2016/#election2016
CNN代議員数集計
共和党
    
全代議員数:2472
トランプ847
クルーズ533
ケーシック148
ルビオ173
カーソン9
ブッシュ4

民主党
    
全代議員数:4765
クリントン1930
サンダース1223
オマリー0
CNN代議員数集計は予備選及び党員集会の結果と、民主党の「特別代議員」及び共和党の「非誓約代議員」に関するCNNの独自調査に基づく

3318チバQ:2016/04/20(水) 21:11:33
http://www.sankei.com/world/news/160420/wor1604200020-n1.html
2016.4.20 18:28
【米大統領選】
クリントン氏、指名獲得へ足踏み状態に歯止め
【ワシントン=青木伸行】クリントン氏は、自身の地盤であり大票田のニューヨーク州で勝利したことで、大統領候補指名の獲得に向け、このところ続いていた足踏み状態に歯止めをかけ、息を吹き返した格好だ。

 クリントン氏はアリゾナ州予備選などが行われた3月22日以降、4月9日のワイオミング州党員集会までの計8州では、1勝7敗と振るわなかった。この期間に獲得した代議員数(特別代議員を除く)も130人にとどまり、サンダース氏の225人を下回っていた。

 潮目を変えるべく、万難を排して臨んだニューヨーク州予備選の結果は、「一連の敗北を払拭する強烈なメッセージ」(アナリスト)になったといえる。26日に行われるペンシルベニア州など東部5州での戦いも、総じてクリントン氏に有利だとみられている。

 米CNNによると、クリントン氏は指名獲得に必要な代議員の過半数(2383人)まで、あと453人に迫った。特に党幹部などで構成する特別代議員では、クリントン氏(487人)がサンダース氏(40人)を大きく引き離したままだ。

 こうした「党はクリントン氏を望んでいる」(ニューヨーク市立大学のデビッド・バードセル教授)という構造を、サンダース氏は「克服できない」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)との見方が、ニューヨーク州での勝利によってさらに強まっている。

 著名な政治アナリストのチャーリー・クック氏も「サンダース氏が追いつくことは、途方もなく難しい」とみる。

 サンダース陣営はしかし、「高い支持率を維持し、カリフォルニア州などで勝利を積み重ね、クリントン氏支持の特別代議員を翻意させる」(幹部)と意気込む。全国レベルの支持率はクリントン氏47.7%、サンダース氏46.3%と競っている(リアル・クリア・ポリティクス)。

 これに対し、クリントン陣営は「サンダース陣営の戦略は幻想だ」(幹部)としている。

3319チバQ:2016/04/20(水) 21:12:57
http://mainichi.jp/articles/20160421/k00/00m/030/079000c
米大統領選
次の山場26日 トランプ氏指名獲得も視野に

毎日新聞2016年4月20日 20時28分(最終更新 4月20日 20時30分)
 【ニューヨーク國枝すみれ】米大統領選の共和、民主両党の候補指名争いは19日に投開票があった東部ニューヨーク州予備選で、共和党は実業家ドナルド・トランプ氏(69)、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利した。次の山場は、東部5州の予備選が集中する26日。トランプ氏が今回同様に大勝すれば、一時は困難視された7月の党大会前の指名獲得も視野に入ってくる。

 「勝利者として党大会に乗り込む」。ニューヨークで圧勝した19日夜、マンハッタンの5番街の「トランプタワー」で開いた集会で、トランプ氏は支持者を前に気勢を上げた。

 共和党の指名を獲得するためには、全代議員の過半数を確保することが必要。党主流派はトランプ氏の過半数獲得を防ぎ、党大会での決選投票を狙っているが、トランプ氏が最近、失速気味だったこともあり、その現実味が増していた。

 CNNテレビによると、ニューヨーク州予備選は開票率94%の段階でトランプ氏が60.5%を得票。同州に割り当てられた代議員95人のうち少なくとも89人を獲得する大勝だった。

 26日に予備選が行われるコネティカットやペンシルベニアなど5州でも、トランプ氏は優位な戦いを進める。各種世論調査では、いずれの州でも支持率で2桁のリードを保って首位に立っている。

 19日の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、ニューヨーク州予備選の結果について、「過半数の代議員獲得による指名獲得に一歩近づく勝利だ」とトランプ氏にとっての意味合いを強調した。

 一方、民主党のクリントン氏は開票率94%で57.9%を得票し、バーニー・サンダース上院議員(74)に15.8ポイント差をつけた。3月下旬からの連敗を7で止めるだけでなく、指名獲得に必要な代議員2383人の確保に近づいた。

 クリントン氏は19日日夜にマンハッタンで開いた勝利集会で、「民主党の指名争いは追い込みの段階に入った」と宣言した。

 大敗したサンダース氏だが、19日にペンシルベニア州内で演説し、「(11月の本選では)クリントン氏よりも大きな差をつけてトランプをまかすことができる」と食い下がる姿勢をみせた。

3320チバQ:2016/04/21(木) 06:00:56
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/239710
トランプ氏陣営危うい熱気 集会に漂う排斥ムード ニューヨーク州予備選投票始まる
2016年04月19日 23時06分
【バッファロー(米ニューヨーク州)山崎健】米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いは19日朝(日本時間同日夜)からニューヨーク州予備選の投票が始まった。即日開票され同日深夜(同20日昼)に大勢が判明する見通し。大票田での決戦前夜、共和党の首位を走る実業家トランプ氏(69)が開いた同州バッファローの集会は、排他主義的な同氏を象徴するように不穏な空気が漂っていた。

 ハイライトは主役が登場した直後に訪れた。

 支持者に紛れ込み、ステージ近くに陣取っていた「反トランプ」の約20人の若者たちが演説開始とともに抗議の声を上げ始めると、たちまち警備員が押しかけ排除に取りかかった。「やつらをつまみ出せ!」。トランプ氏が叫ぶとアイスホッケー場を埋めた1万1千人以上の聴衆から、この日一番の大歓声が上がる。抵抗する若者たちの大半は手や足をつかまれ、文字通り引きずり出されていった。

 その光景を、3階席にいた記者の後部座席の若者たちは手をたたいて楽しそうに眺めていた。

 異 常

 開会前、会場入り口には約500人の「反トランプ」の人たちが集まり、約50人の警官に監視されながら抗議活動。「この街に憎しみはいらない」「バッファローはイスラム恐怖症にノーだ」。さまざまなプラカードを掲げ「トランプが憎むものこそ愛するべきだ」と入場者に向かってシュプレヒコールを浴びせていた。

 最近、トランプ氏の集会を巡っては各地で支持者と反対者が衝突。地元警察によると、この日も抗議グループの6人が逮捕された。自動小銃を持った警官も配備される異常な警備ぶりが目を引いた。

 約1時間の演説の中でトランプ氏は、聴衆をあおるように、不法移民防止のためにメキシコとの国境に同国のお金で「万里の長城」を建設するという目玉公約について何度も言及。その都度、会場は「私たちは壁が欲しい!」、「USA! USA!」などの大合唱に包まれた。

 会場を占めていたのはほぼ100%が白人だ。中南米からの不法移民に仕事を奪われているとの憤り、50年後には白人が少数派に転じるかもしれないとの不安…。こうした白人の負の感情がトランプ氏の排斥主義的な主張と共鳴してつくり出された会場の一体感には、他の候補者の集会取材では経験したことがない、危うい熱気が感じられた。

 忠 誠

 若い支持者も少なくなかった。2人の友人と来ていた18歳の少年は、トランプ氏の魅力について「彼は自分のお金で選挙をやっているから誰にも操られていない」と話す。「お金持ちに庶民の気持ちが分かると思いますか」と尋ねたら「分かっているさ。だからこんなに支持者がいるんだよ」と自慢げに語った。

 トランプ氏が指名獲得に必要な代議員の過半数を確保できるかどうかは微妙な情勢。7月の党大会の決選投票にもつれ込めば不利になるともいわれる。

 銀行勤務の女性、ジェシカ・シーさん(33)は、壁建設の公約実現には疑問を抱きながら「仮に別の候補が指名候補になっても、本選挙では投票用紙にトランプ氏の名前を書く」と明言。共和党の候補になれなかったトランプ氏が無所属出馬しても「100パーセント支持する」と忠誠を誓っていた。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=

3321チバQ:2016/04/21(木) 23:00:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160421-OYT1T50026.html
クリントン氏「決定的勝利」…米大統領選で米紙
2016年04月21日 10時45分
 【ニューヨーク=水野哲也】クリントン氏は19日夜、マンハッタンのホテルに集まった支持者に満面の笑みで「選挙戦は最終段階にあり、勝利が見えてきた」と指名獲得への自信を表明し、大歓声と「ヒラリー・コール」に包まれた。



 特別代議員を含めた獲得代議員数でのサンダース氏との差を700人以上に広げ、「追いつくことはほぼ不可能」(ワシントン・ポスト紙)なリードを築いた。予備選・党員集会の結果に拘束される一般代議員の獲得数でも差は260人に広がり、逆転は困難な情勢だ。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「予想より多い代議員をもたらした」と分析し、クリントン氏の「決定的な勝利」と伝えた。

 3月下旬以降の予備選・党員集会では8戦7敗で、地元のニューヨークで敗れれば、サンダース氏が勢いづき、予備選・党員集会に縛られない特別代議員での圧倒的なリードも安泰ではなくなる恐れがあった。

3322チバQ:2016/04/21(木) 23:11:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00000000-jij_afp-int
米紙幣に初の黒人 元奴隷女性のH・タブマン、新20ドル札に
AFP=時事 4月21日(木)7時58分配信

米紙幣に初の黒人 元奴隷女性のH・タブマン、新20ドル札に
ハリエット・タブマンの肖像をデザインした20ドル札紙幣の例。「ウィメン・オン・トゥエンティーズ」提供(2015年4月29日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米財務省は20日、米20ドル紙幣の新たな顔として、元奴隷で奴隷解放運動家のハリエット・タブマン(Harriet Tubman)の肖像を採用することを決めたと発表した。米紙幣にアフリカ系米国人の肖像が使用されるのは初めて。

 ジェイコブ・ルー(Jacob Lew)米財務長官は同日、新たな5ドル、10ドル、20ドルの各紙幣のデザイン上の変更点を発表。新10ドル札には、当初変更が検討されていた米初代財務長官アレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)の肖像が引き続き採用されることが決まった。各紙幣の新デザインは、2020年までに公表される予定だ。

 新たな米紙幣のデザインをめぐっては、女性の肖像採用を求める声が高まり、1年以上にわたりロビー活動や世論調査が続けられていた。

 1849年に奴隷生活から脱走したタブマンは、伝説的な奴隷解放運動「地下鉄道(Underground Railroad)」の運営に携わり、数千人の奴隷の逃亡を助けた人物。新紙幣のデザインをめぐる60万人以上を対象とした調査で、1位を獲得していた。

 当初の計画では、2020年に行われる10ドル札のデザイン刷新で、ハミルトンと共に女性の肖像を採用することが検討され、20ドル札のデザイン変更はその10年後に実施される予定だった。

 だが草の根運動団体「ウィメン・オン・トゥエンティーズ(Women On 20s)」が、米国で女性に参政権が与えられてから100年の節目となる2020年に合わせ、女性の肖像を採用した新20ドル札を発行するよう求める運動を展開。ルー財務長官によると、こうした声に応え、20ドル札の表面にタブマンの肖像を採用し、現デザインで採用されているアンドリュー・ジャクソン(Andrew Jackson)元米大統領の肖像は裏面に移すことが決定した。【翻訳編集】 AFPBB News

3323とはずがたり:2016/04/22(金) 16:26:19
どうなってんだ,カナダは!?
少数民族の迫害とかだと本来は人権スレ相当なんかも知れないけど

2016.3.15 15:00
【世界を読む】
背後から射殺も後ろ手緊縛も「自殺」に…消えた女性は4千人に拡大、カナダ先住民めぐる“闇”深まる
http://www.sankei.com/west/news/160315/wst1603150003-n1.html

 カナダで1200人もの先住民女性が殺害されたり、行方不明になっているとされた事件で、新たな展開があった。被害女性1200人という数字自体が事件の異常性を物語るが、その規模がさらに拡大し、被害女性が4000人に達する可能性があることが判明したのだ。事件の陰には、警察当局のずさんな捜査があったとも指摘されている。ジャスティン・トルドー首相は就任直後の昨年12月、一連の事件について全国調査を開始すると発表したが、先住民女性をめぐる“カナダの闇”は一層深まっており、今春始まるとされる本格捜査に注目が集まっている。

拡大する「悲劇」

 AFP通信によると、トルドー内閣の女性閣僚のひとり、キャロリン・ベネット先住民・北方相は2月16日、殺人事件に巻き込まれた疑いを家族らが訴えていたにもかかわらず、適切な捜査がなされずに「自殺」や「事故死」、さらには「自然死」として処理された先住民女性の数が数千人規模にふくらむ可能性について言及した。

 ベネット氏は「悲劇はさらに拡大している」と語っており、カナダの女性人権団体は、その数を4000人にも達する見込みだと発表している。

 また、警察による事件処理のずさんさも指摘しているベネット氏は、その実例として「後頭部を撃たれて死亡」した女性や、「両手を後ろ手に縛られた状態で死亡」していた女性のケースが、「自殺」と判断され、事件化されていなかったことも明らかにした。

埋もれていた「数字」

 これまで、カナダ連邦警察は過去30年の間に殺害された先住民女性は1049人で、172人の行方が分からなくなっているとしていた。これ自体が驚愕の数字だが、今回、一連の事件の解明を“公約”に掲げていたトルドー政権の発足で、埋もれていた数字が掘り起こされた格好だ。

 英紙ガーディアンによると、カナダの女性全体に占める先住民女性の割合は4%。しかし、殺人事件の被害女性のうち、16%が先住民女性といい、先住民女性が置かれた環境の厳しさは数字からも明らかである。

 AFPが報じたところでは、ベネット氏は今春から開始されるという公式な調査を前に、行方不明者の家族らと面会。その中で、ベネット氏は一連の事件について「犠牲者の多くが自殺や、薬物の過剰摂取、自然死などとして処理された」と述べ、家族が再捜査を望んでいることに理解を示したという。

期待背負う「女性閣僚」

 カナダ国内では、地元紙トロント・スター(電子版)が「『GONE』 MISSING AND MURDERED INDIGENOUS WOMEN」とのタイトルで特集ページを設けるなど、事件への注目度は高い。

 昨年に政権交代を果たしたトルドー政権にとっても、事件の解明は「最優先事項」と位置づけられており、男性15人、女性15人で男女同数が話題となった内閣の中で、ベネット氏はメディアが注目する女性閣僚の1人だ。ベネット氏は連邦議員時代から先住民をめぐる問題などに熱心に取り組んでいたといい、就任時から大きな期待が寄せられていた。

 ガーディアンによると、ベネット氏は先住民女性をめぐる悲惨な事件について「調査にはベストを尽くしたが、正確なデータがないため被害者数の把握は困難」とコメントしたが、事件に取り組む姿勢をこう表現している。「重要なのは被害者数ではなく、愛する者を奪われた家族や、生き残った被害者の声に耳を傾け、具体的な行動をとることだ」。

 調査が進めば進むほど被害者の数はふくらみ、事件の規模は拡大するばかりだが、これまで捜査の目が向けられなかった「コールドケース(未解決事件)」に光があてられ、“闇”の解明が始められるようだ。

3324とはずがたり:2016/04/22(金) 16:34:16
トランプ氏、キャラ変えた?=大統領らしさを意識か―米
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%80%81%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E5%A4%89%E3%81%88%E3%81%9F%EF%BC%9F%EF%BC%9D%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%92%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%8B%E2%80%95%E7%B1%B3/ar-BBs3A0c
時事通信
1日前

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が暴言を封印し、大統領らしく見せようとしているとの見方が出ている。自身の言動が党主流派を遠ざけ、「トランプ降ろし」に拍車をかけたと反省しているとの見立てだ。

 トランプ氏は19日夜、ニューヨーク州予備選での圧勝を受け、マンハッタンのトランプ・タワーで演説。その際、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)をいつものように「うそつきテッド」とは呼ばず、「クルーズ上院議員」と言及した。

 トランプ氏は最近、ツイッターでの悪口も控え、集会で原稿を読む場面も増えている。近く政策に関する演説も予定している。ニューヨーク・タイムズ紙は「別人のようだ」と指摘。ワシントン・ポスト紙は「発言のトーンを抑えるべきだという妻や娘の助言を聞き入れたようだ」と報じた。

3325チバQ:2016/04/24(日) 21:11:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160423-00000048-jij-int
指名獲得の道、なお曲折も=トップ候補2人が反転攻勢-NY州予備選〔深層探訪〕
時事通信 4月23日(土)8時29分配信

指名獲得の道、なお曲折も=トップ候補2人が反転攻勢-NY州予備選〔深層探訪〕
米大統領選の共和党候補指名争いでニューヨーク州予備選に勝利し、喜びのポーズを取るドナルド・トランプ氏=19日、ニューヨーク市(AFP=時事)
 米大統領選の候補者選びのヤマ場となった19日のニューヨーク州予備選は、人気に陰りが出ていた民主、共和両党のトップ候補2人が「地元」の強みを生かして勝利を収め、勢いを取り戻す結果となった。ただ、程度の差こそあれ、2人の指名獲得までの道のりはなお曲折が予想される。

 ◇「決選投票ならトランプ氏敗北」
 「今夜は勝利を祝うが、あすの朝には仕事に戻る。インディアナ州に飛び、ペンシルベニア州に行き、国中に足を運ぶ」。共和党首位の実業家ドナルド・トランプ氏(69)は19日夜、マンハッタンにあるトランプ・タワーで演説し、選挙運動をさらに加速させる考えを示した。

 3月中旬までの30戦で20勝するなど快進撃を続けてきたトランプ氏だが、同月下旬以降は4連敗。数々の暴言が災いし、潮目が変わったとみられていた。しかし、19日は約6割の得票で大半の代議員を獲得。ニューヨーク出身の地の利をてこに反転攻勢に出た格好だ。

 トランプ氏は獲得代議員数で大幅にリード。逆転される可能性はほとんどない。にもかかわらず、代議員上積みに必死になるのは、代議員の過半数を確保できず、夏の党大会で決選投票にもつれ込めば「トランプ氏敗北はほぼ確実」(ワシントン・ポスト紙)との見方が強まっているためだ。

 代議員は1回目の投票では各州の予備選・党員集会の結果に縛られるが、2回目以降は自由に投票できる代議員が増えていく。組織力のあるテッド・クルーズ上院議員(45)はこの2回目以降を見据え、党内の代議員選考で、トランプ氏が獲得した代議員枠に自身の支持者を数多く潜り込ませている。

 トランプ氏は演説で「私たちは勝者として党大会に行く」と述べ、党大会前の過半数獲得に自信を示してみせた。ただ、トランプ氏は最近、決選投票に備え、党則を熟知したベテラン党関係者を登用。水面下では代議員がトランプ氏支持者から電話やメールで脅迫を受けるケースも出ている。

 ◇サンダース陣営、党大会決選の構え
 「わが家に勝る場所はない。ニューヨークの人々はいつも私を支えてくれる」。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は19日夜、上院議員時代の地盤だったニューヨーク州を制し、安堵(あんど)の表情をのぞかせた。3月下旬以降の7連敗に歯止めをかけることができたからだ。

 獲得代議員数でのクリントン氏のリードは圧倒的だ。クリントン氏は予備選を通じて確保した「一般代議員」に加え、自由に投票できる「特別代議員」からも多くの支持を得ている。バーニー・サンダース上院議員(74)が追い付くのは「ほぼ不可能」(ポスト紙)との指摘もあるほどだ。

 しかし、サンダース氏は13日の州内での集会で約2万7000人を集めるなど、勢いを維持している。各種世論調査の平均値では、1年前に55ポイント以上あった2人の支持率の差が1.4ポイントまで縮まった。19日は無党派層が参加できない制度に勢いをそがれた面もある。

 サンダース氏の陣営はクリントン氏が一般代議員数で過半数を上回らない限り選挙戦から撤退せず、共和党と同様、夏の党大会で決着をつける構えを見せている。サンダース氏は19日、早くも次の戦いの舞台となるペンシルベニア州に入り、集会で「ここでは勝つ」と必勝を誓った。(ニューヨーク時事)

3326とはずがたり:2016/04/25(月) 14:29:11

2016年 04月 25日 13:29 JST
米共和党のクルーズ氏とケーシック氏、「トランプ阻止」で合意
http://jp.reuters.com/article/usa-election-republicans-idJPKCN0XM08Z

[ワシントン 24日 ロイター] - 米大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すテッド・クルーズ上院議員とジョン・ケーシック・オハイオ州知事は24日、指名争いで首位を走る不動産王のドナルド・トランプ氏の指名獲得を阻止するため、今後3州で予定される予備選で互いの票を奪わないことで合意した。

クルーズ陣営は声明で、クルーズ氏がインディアナ州予備選に注力し、ケーシック氏が優勢とされるオレゴン州とニューメキシコ州ではケーシック氏と争わない方針を表明。一方、ケーシック氏は選挙活動のリソースをインディアナ州から引き揚げ、西部州に移すことで合意した。

今後の予備選はインディアナ州で5月3日、オレゴン州で5月17日、ニューメキシコ州で6月7日に予定されている。

3327チバQ:2016/04/26(火) 00:27:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160425-00010761-wsj-int
トランプ氏に託す希望-廃れた炭鉱町の住民たち
ウォール・ストリート・ジャーナル 4月25日(月)12時42分配信

 【ブキャナン郡(米バージニア州)】ジョディ・ボスティックさん(39)が当てにできるものはそう多くはない。

 政府には見捨てられたと思う。地元の炭鉱には何度も解雇され、生活のためにTシャツの店を開いた。大都市のメディアには自分も近所の人も無知同然に扱われている。

 ボスティックさんにとって残された希望は、ドナルド・トランプ氏が大統領になり、その経営手腕を生かしてアパラチア山脈に抱かれたここブキャナン郡に雇用をもたらすことだ。ボスティックさんは「ここは廃れている。住民は仕事を失い、町を去っている」と話す。

 「トランプが勝たなければもっとひどいことになる」。

 先月1日にバージニア州で行われた共和党予備選では、トランプ氏はブキャナン郡で69.7%の票を獲得した。これは同氏がこれまでに記録した郡レベルの得票率で最も高い水準だ。白人の労働者階級が多いブキャナン郡の現状をつぶさに検証すれば、なぜトランプ氏が支持者を勇気づけ、共和党の反トランプ派にとって悩みの種になっているかが見えてくる。

 ブキャナン郡の有権者に話を聞くと、トランプ氏は自分たちの不満を理解している、自分たちのために中央政界の支配層と戦ってくれるという答えが返ってきた。炭鉱はこれからも操業を続けるだろうか、川は氾濫しないだろうか、若者は職探しのためにこの町を去らなければならないのか。こうした不安が渦巻く町で、トランプ氏は住民にとってテレビを通じて何年も前からなじみのある心強い存在なのだ。

 トランプ氏が訴える米国の再生、国境閉鎖、反政府の大衆迎合主義といった主張は他の地域と同様、ブキャナン郡でも共感を呼び、民主党員さえ耳を傾けている。

 女性についてのコメントで紛糾を招いたり中絶や外交政策に関して意見をころころ変えたりしたため、全米レベルでは「トランプ嫌い」も多い。しかしブキャナン郡ではこうした問題はアウトサイダーであることの証拠だとして総じて前向きに受け止められている。

 トランプ氏は多くの民主党員も取り込んだ。郡検察官で民主党員として登録しているジェラルド・アーリントン氏はその理由について、トランプ氏が「住民を代弁しているし、住民になじみのある言葉で話す」と語る。アーリントン氏は共和党予備選でトランプ氏に投票した。共和党の候補に投票したのは初めてだったそうだ。

3328チバQ:2016/04/26(火) 00:27:50
 トランプ氏がブキャナン郡で獲得した票数は1586票。民主党の予備選で勝利したヒラリー・クリントン氏の得票数の3倍に上る。8年前、同郡では圧倒的に民主党が優勢だった。当時の民主党予備選ではクリントン氏が全体の90%に相当する2245票を獲得、得票率9%のオバマ氏に圧勝した。クリントン氏の得票数は共和党予備選勝者の5倍超にもなった。

 ブキャナン郡の多くの住民はオバマ政権の規制のせいで石炭業界が低迷したと受け止めており、トランプ氏なら規制を撤廃し、地球温暖化だと騒ぐ科学者を無視すると考えている。

 トランプ氏が圧勝した上位10の郡には多くの共通点がある。これらの郡は住民の多くが白人で、田舎にあり、南部に位置している。世帯収入や教育水準は全国平均を大幅に下回る一方で、貧困や障害者給付金の受給では全国平均を上回っている。

 ムーディーズ・アナリティクスによると、このうち4つの郡の主要産業が農業で、3つは地方交通の中心地。また、ミシシッピ州タラハチー郡では多くの住民が刑務所で働いている。

 これらの郡の住民は取り残されたように感じてはいるものの、トランプ氏が選挙戦のテーマとして打ち出している移民や対外貿易に頭を悩ませることはない。8つの郡では移民の割合が全国平均を大きく下回っている。中国からの輸入に苦しむ郡はほぼ皆無だ。それどころかブキャナン郡は中国に石炭を輸出しており、貿易の恩恵を受けている。

 昨年10月に本紙とNBCが共同で実施した世論調査によると、トランプ氏の支持者の76%が米国での暮らしに「居心地が悪く場違い」に感じると回答した。一方、共和党員の62%はトランプ氏への投票を検討しないと答えた。

 ブキャナン郡の住民は以前から米国の主流から切り離されていると感じていた。山に囲まれ、アクセントも違う。鉱山の町は常に崩落や爆発の危険にさらされている。ブキャナン郡はバージニア州の最西端に位置するが、地元の人間は「バージニアはロアノークでおしまい」とよく言っている。ロアノークはブキャナン郡から約290キロメートル東に位置する町だ。

 「われわれは煉獄(れんごく)にいるようなものだ」とジェームズ・L・ライフさん(54)は言う。ライフさんは黒いスポーツ用多目的車(SUV)の後ろで売られているトランプ氏のTシャツを買うために地元のウォルマートの近くに車を止めた。「死んでもいないけれど生きてもいない」。ライフさんは鉱山の崩落で生き埋めになったあと、1991年から障害者給付金で暮らしている。

 1970年代には石炭を積んだトラックの往来が激しく、住民は車や窓に積もる粉じんにうんざりしていた。鉱山で現場監督を務めるダニー・スミスさん(53)が1981年に高校を卒業したとき、おじさんは卒業祝いとして鉱山用の長靴とヘルメットを玄関先に置いていったそうだ。鉱山関係者によると、90年代には鉱山の仕事をやめても少し歩けば別の鉱山で仕事が見つかった。石炭会社は競うように凝ったクリスマスパーティーを開いた。

 だが、自動化の進展や市場の落ち込みを受けて、石炭業界の雇用は落ち込んでいる。ブキャナン郡の人口は90年以降27%減少し、現在は2万3000人だ。若者が町を去り、高齢化が進む。 ムーディーズ・アナリティックスの推計によると、インフレ調整後の平均収入は全国平均の半分程度で、95年から変わっていない。社会保障制度の障害者給付を受給する世帯は大卒者がいる世帯のおよそ3倍に上る。

 ブキャナン郡についての著作がある同郡出身の小説家リー・スミス氏は「これも運命」というあきらめと絶望が広がっていると話す。レバイサ・フォーク川沿いにある郡庁所在地のグランディは1929年以降、9回も大洪水に見舞われている。77年の大洪水では商業地区が破壊された。1億7700万ドル(現在の為替水準で約198億円)をかけた復興プロジェクトが実施され、建物は高速道路になった。ウォルマートの出店に向けて山の一部を削って平地が作られた。ウォルマートが開店したのは2011年のことだ。

By Bob Davis and Rebecca Ballhaus

3329チバQ:2016/04/26(火) 00:28:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160425-35081746-cnn-int
共和党2候補、反トランプで共闘 一部の州で「すみ分け」
CNN.co.jp 4月25日(月)16時11分配信

(CNN) 米大統領選に向けた共和党の指名争いで、テッド・クルーズ上院議員とジョン・ケーシック・オハイオ州知事の陣営が24日、それぞれ声明を発表し、不動産王ドナルド・トランプ氏を阻止するため、互いに力を合わせると表明した。

声明の中で、クルーズ陣営はインディアナ州に、ケーシック陣営はオレゴン州とニューメキシコ州にそれぞれ焦点を絞ると表明。この戦略の狙いは、トランプ氏に代議員1237人を確保され、指名を獲得される事態を阻止することにある。

全米でトランプ氏優位の状況が続き、党内の反トランプ勢力を結集することもできない現状の中で、クルーズ、ケーシック両氏とも指名を獲得できる見通しが薄れ、今後の予備選や党員集会でこのまま票を分け合う形になれば、結果的にトランプ氏に指名を奪われかねないと判断した。

クルーズ氏の陣営は「共和党の結束と、11月の本選で勝利できる共和党候補の指名のために、我々の陣営はインディアナ州に焦点を絞り、オレゴン州とニューメキシコ州ではケーシック知事に道を譲る」と表明した。

一方、ケーシック氏の陣営は「インディアナ州の予備選は総取り方式を採用していることから、トランプ氏に代議員1237人を取られないためには同州で勝利させないことが不可欠だ」と指摘、「我々の陣営は重点を西部に移し、インディアナ州はクルーズ陣営に譲る」と宣言した。

これまでケーシック氏は地元オハイオ州で1勝を挙げたのみで、指名争いでは他の候補に大きく後れを取っていた。クルーズ氏はトランプ氏に次ぐ2位を保っているものの、安定した勝利は収められずにいる。

ただし両陣営が24日の声明で言及したのはインディアナなど3州のみ。残る大票田のカリフォルニアや、ネブラスカ、ウエストバージニアなどの各州には触れていない。

トランプ氏はニューヨーク州での勝利に続いて北東部の各州でも勝利が予想されている。クルーズ陣営は危機感を強め、ケーシック氏に対して以前から撤退を求めていた。

3330チバQ:2016/04/26(火) 00:28:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160425-35081741-cnn-int
大票田ペンシルベニア トランプ、クリントン両氏がリード
CNN.co.jp 4月25日(月)15時39分配信

ワシントン(CNN) 11月の米大統領選に向けた共和、民主両党の候補者指名争いで、今週予備選が行われる東部ペンシルベニア州では、共和党は実業家のドナルド・トランプ氏が、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官がリードしていることが25日までに分かった。NBCとウォールストリート・ジャーナル、マリスト大学が行った世論調査で明らかになった。

調査によれば、共和党候補のトランプ氏の支持率は45%とトップ。テッド・クルーズ上院議員の支持率は27%、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事の支持率は24%だった。トランプ氏は、男性有権者や、大学を卒業していない有権者からの支持が高かったが、女性や大卒の有権者からの支持は低かった。

民主党では、クリントン氏の支持率は55%。バーニー・サンダース上院議員の支持率は40%だった。クリントン氏はアフリカ系(黒人)をはじめ、45歳以上の有権者や女性層などからの支持でサンダース氏を上回った。

調査は今月18〜20日に実施。民主党では予備選に参加する可能性のある734人を対象に行い、誤差の範囲はプラスマイナス3.6%。共和党では予備選に参加する可能性のある571人を対象に行い、誤差の範囲はプラスマイナス4.1%。

3331チバQ:2016/04/26(火) 23:15:32
http://www.sankei.com/world/news/160426/wor1604260007-n1.html
2016.4.26 07:53
【米大統領選】
トランプ氏「2人は哀れ」、選挙協力のクルーズ・ケーシック氏を非難 「ビジネスの世界で談合すれば刑務所行き」

 米大統領選の共和党指名争いで、2位のクルーズ上院議員(45)と3位のケーシック・オハイオ州知事(63)が首位の実業家トランプ氏(69)の指名獲得阻止を狙って選挙協力を発表したことに対し、トランプ氏は25日「2人がいかに弱く、あわれであるかをさらした」と激しく批判した。遊説先のロードアイランド州で述べた。

 共和党候補者争いは、クルーズ氏が自力で指名獲得に必要な過半数の代議員1237人を確保することが絶望的な情勢。ケーシック氏は予備選、党員集会を通じて1勝しかしていない。

 トランプ氏は25日の集会で「ビジネスの世界で談合すれば刑務所行きだ。政治はいんちきがまかり通るから、談合が許される」と指摘。指名争いで自分は勝利すると自信を示した。

 トランプ氏陣営は25日、指名争いから撤退したクリスティー・ニュージャージー州知事の選対責任者だったケン・マッケイ氏を陣営に迎えたと発表した。7月の党大会前に代議員の過半数を獲得する戦略や、獲得できなかった場合に党大会で反対勢力が多数派工作を仕掛けることを想定した対策を担当するとみられる。(共同)

3332チバQ:2016/04/26(火) 23:22:59
http://www.sankei.com/world/news/160426/wor1604260034-n1.html
2016.4.26 17:20
【米大統領選】
クルーズ氏、副大統領候補リストにフィオリーナ氏 26日、東部5州で予備選
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名を争うテッド・クルーズ上院議員(45)が副大統領候補として米コンピューター大手ヒューレット・パッカード元最高経営責任者(CEO)、カーリー・フィオリーナ氏(61)を検討していることが25日分かった。米ABCテレビが伝えた。

 フィオリーナ氏は同党唯一の女性候補だったが、今年2月に撤退。クルーズ氏への支持を表明した。同氏の選対幹部はCNNテレビに対し、副大統領候補リストにフィオリーナ氏の名前があることを認めた。民主党で指名獲得が有力なヒラリー・クリントン前国務長官(68)と対抗するため女性の支持を得る狙いがあるとみられる。

 共和、民主両党は26日、ペンシルベニア、コネティカット、デラウェア、メリーランド、ロードアイランドの東部5州で予備選を実施。世論調査では、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)、民主党はクリントン氏が優位。共和党の戦いはクルーズ氏らがトランプ氏の勢いを止め、7月の党全国大会で指名候補を選ぶ代議員の過半数獲得を阻止して決選投票に持ち込めるかが焦点だ。

3333チバQ:2016/04/27(水) 21:26:05
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ4W2T9QJ4WUHBI00M.html
クリントン氏、指名獲得に自信 サンダース氏は勢い陰り
13:23朝日新聞

 米大統領選の候補者指名争いで、共和、民主の両党は26日、ともに米東部の5州で予備選を行った。

 予備選は両党ともに、ペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、デラウェア、ロードアイランド各州で行われた。

 クリントン氏は26日夜、7月の民主党全国大会の舞台となるペンシルベニア州フィラデルフィアで集会を開き、「(共和党との)選挙で勝利するため、我が党をまとめていく」と指名獲得に自信を示した。

 クリントン氏は、予備選・党員集会の結果で選ばれる一般代議員とは別に、党全国大会で投票権が与えられる民主党連邦議会議員ら特別代議員の数でサンダース氏を圧倒。推定の獲得代議員総数は前回まででクリントン氏が1954人、サンダース氏が1241人だった。クリントン氏は今回の勝利で200人超の代議員を上積みする見通しで、推定の代議員総数は指名獲得に必要な過半数の2383人に迫る勢い。残りの代議員数を考慮すれば、指名獲得が濃厚な情勢だ。

 19日のニューヨーク州予備選の前まで7連勝していたサンダース氏は、やや勢いに陰りがみられ、一般代議員獲得数でもクリントン氏にリードを許しており、指名獲得は困難な情勢で、民主党内で撤退圧力も強まっている。ただ、今回はロードアイランド州で勝利したほか、コネティカット州でも善戦。サンダース氏は26日夜に声明で「最後の投票が終わるまで選挙戦を続ける」と宣言した。最終決着は6月以降に持ち越しとなる可能性もある。

3334チバQ:2016/04/27(水) 21:26:31
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160427k0000e030251000c.html
<米大統領選>クリントン氏4州制す…指名獲得近づく
12:53毎日新聞

 【ワシントン会川晴之】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いは26日、東部5州で予備選が実施された。米CNNテレビによると、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が大票田のペンシルベニアとメリーランドを含む4州で勝利。獲得代議員数をさらに上積みし、米国史上初の女性大統領候補指名が濃厚となった。共和党は首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏(69)が全5州で圧勝し、党大会前の指名争いの決着に望みをつないだ。

 クリントン氏は26日夜、ペンシルベニア州のフィラデルフィアで「最も多くの代議員を獲得して、ここに戻ってくる」と演説し、指名獲得に自信を示した。民主党大会は7月にフィラデルフィアで開かれる。

 候補指名には、総代議員数の過半数獲得が必要となる。民主党の代議員数は、予備選・党員集会の結果に左右されない特別代議員を含めて4765人。得票率に応じて比例配分される。CNNの推計では26日の予備選の結果、クリントン氏の獲得代議員数は2100人を超し、過半数の2383人に迫った。

 クリントン氏は次回5月3日以降の予備選・党員集会で大敗し続けない限り、指名獲得が確実な状況となった。ただ、ロードアイランド州で勝利したバーニー・サンダース上院議員(74)は26日夜、選挙戦を続けると表明した。

 予備選があった5州は、ペンシルベニア▽メリーランド▽コネティカット▽ロードアイランド▽デラウェア。クリントン氏は3月下旬以後の予備選・党員集会で、サンダース氏に7連敗したが、今月19日に地元ニューヨークで勝ち、勢いを取り戻した。

 共和党は、7月の党大会前に、トランプ氏の代議員獲得数が指名に必要な過半数(1237人)に達するかが焦点になっている。トランプ氏は26日の圧勝で、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)との差をさらに広げた。トランプ氏は同日夜、ニューヨークで演説し、「私は自分が指名獲得を確実にしたと思っている」と主張した。

3335チバQ:2016/04/27(水) 21:26:51
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160427k0000e030244000c.html
<米大統領選>党の団結を強調…民主・クリントン氏
12:44毎日新聞

 米大統領選に向けた民主党の指名争いで、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)は26日、予備選が行われた米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで集会を開いた。指名獲得に大きく近づき、「この選挙に勝つため、党を団結させる。米国を互いが助け合う場所に作り上げる」と述べ、本選に向け党内の結束を訴えた。

 クリントン氏は、製造業の不振などで苦しむ人々の生活を引き上げると約束し、「物事を改善し、子供たちにより良い将来をもたらすことが、我々の国家としての核心だ」と強調。それが「フランクリン・ルーズベルト元大統領からオバマ大統領までの民主党の伝統だ」として、自らを「オバマ氏の後継」と位置付けた。また「私を支持することが、党を団結させることになる」とも述べた。

 クリントン氏はここまでバーニー・サンダース上院議員(74)に食い下がられ、指名争いを決着できないでいたが、19日のニューヨーク州予備選の勝利で勢いを回復。この日の5州の予備選に臨み、このうち代議員数で最大のペンシルベニア州などでクリントン氏は有利に選挙戦を展開し、サンダース氏を突き放した。

 医療研究者のクリスティン・ヒンケルさん43)は「彼女は素晴らしい政治家。特に外交問題では、他の候補者と比べものにならないぐらい優れている。これまでの大統領とは違う、女性らしい視点を持った大統領になる」と話した。【フィラデルフィア(ペンシルベニア州)清水憲司】

3336チバQ:2016/04/27(水) 21:27:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160428k0000m030073000c.html
<米大統領選>クリントン氏、本選に照準 民主党内結束図る
20:28毎日新聞

 26日に行われた米大統領選の民主党予備選を受け、候補指名が濃厚となったヒラリー・クリントン前国務長官(68)は11月の共和党候補との本選に向け動き出した。

 「この大統領選に勝ち、みんなでよくなる米国を築くためには、我が党は一致団結しなければならない」。26日夜、クリントン氏は東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで開いた勝利集会で、本選に向けた党の結束を呼びかけた。

 民主党と共和党はそれぞれ強固な支持基盤を持つ州があり、本選での勝負を決めるのは、選挙の度に勝利政党が変わる「スイング・ステート(揺れる州)」での戦いだ。10州前後あり、クリントン氏はこのうち、既に予備選・党員集会が終わった南部フロリダ、バージニア州や中西部オハイオ州などで今月に入り、政治資金集会を開催。本選への態勢作りを着々と進めている。

 さらに、激化する共和党内の争いを尻目に、自らが主導して対立軸作りを始めている。

 「最低賃金引き上げに反対し、女性の権利は制限。数百万人の移民を送り返し、全イスラム教徒の入国を禁止すると脅している」。地元ニューヨークで快勝した今月19日の演説でクリントン氏は、トランプ氏だけでなく、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)を名指しして、批判した。労働者と女性の権利の向上や多様な社会を志向する自らの主張と、両氏との違いを強調する戦略だ。

 クリントン氏の発言には、本選で両氏のいずれかとの戦いになれば「勝てる」との思いが透けてみえる。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」は最近、クリントン氏と各共和党候補との一騎打ちを想定した世論調査の平均値をまとめたが、クリントン氏はトランプ氏に8・5ポイント、クルーズ氏には3ポイント差をつけている。

 クリントン氏にとって最大の課題は、「身内」の民主党支持層をどうまとめるかだ。

 クリントン氏が中高年やマイノリティーの支持を得ているのに対し、指名を争うバーニー・サンダース上院議員(74)は若者と白人から強い支持を受ける。また、ウォール街(金融業界)との関係の近さが指摘されるクリントン氏と、「反ウォール街」や格差是正を掲げるサンダース氏の戦いは、「体制派と反体制派」という構図でみられてきた。

 米紙USAトゥデーとサフォーク大学が25日に発表した世論調査では、サンダース氏支持層のうち、同氏が指名を逃した場合に本選でクリントン氏に投票すると答えた人は58%にとどまった。サンダース氏支持層の一部には、クリントン氏への根強い不信感がある。

 26日のクリントン氏の集会に参加した医療研究者のクリスティン・ヒンケルさん(43)は、民主党の指名レースが長引いた理由について、「(クリントン氏が)不正直という評判が立ってしまったため。政治に長く関わった人物はそういう印象を持たれる傾向がある。本選に向け、彼女はもっと正直に見えるよう、振る舞う必要がある」と指摘した。【ワシントン西田進一郎、ロサンゼルス長野宏美、フィラデルフィア(ペンシルベニア州)清水憲司】

3337チバQ:2016/04/27(水) 21:33:08
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160428k0000m030072000c.html
<米大統領選>共和党主流派、トランプ氏優勢で窮地に
20:28毎日新聞

 米大統領選の共和党予備選は、首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏(69)の勢いが止まらない。トランプ氏の指名獲得阻止を狙う党主流派は、窮地に追い込まれている。

 26日に東部5州で全勝したトランプ氏。獲得代議員数を988にまで伸ばし、党候補指名獲得に必要な総代議員の過半数の1237人にさらに近づいた。

 クルーズ氏とジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は24日、「敵の敵は友人」のロジックによる「共闘」で合意。今後の予備選では、クルーズ氏が保守的な中西部インディアナ州(代議員数57人)、ケーシック氏がリベラルな西部オレゴン州(同28人)とニューメキシコ州(同24人)での選挙活動に集中することになった。

 こうした州でのトランプ氏の勝利を阻止し、7月の党大会での決選投票に持ち込むことを狙ったものだ。

 だが、穏健派のケーシック氏と、キリスト教右派を支持基盤に、これまで主流派を攻撃してきたクルーズ氏とでは支持層が異なる。共闘発表後、両氏の支持率は低下。「絶望から出たなれ合い」と両氏を批判したトランプ氏に有権者が同調している可能性もあり、「反トランプ票」がまとまる保証はない。

 党主流派の危機感の最大の理由は、トランプ氏が党候補になった場合、本選で民主党候補に勝てないと考えるからだ。「リアル・クリア・ポリティクス」によると、米国民の64.5%はトランプ氏に否定的で、特に女性の不支持率が高い。

 保守派政治家のスポンサーとして知られる資産家チャールズ・コーク氏は24日放映のABCテレビのインタビューで、トランプ氏の主張は「ナチスを思い起こさせる」と批判。ロン・ポール元下院議員ら、トランプ氏が党候補に指名されても「支持しない」と公言する共和党の重鎮もいる。トランプ氏を巡り、党内の亀裂は深まっているのが現状だ。【ニューヨーク國枝すみれ】

3338チバQ:2016/04/27(水) 21:37:17
http://www.asahi.com/articles/ASJ4W23RZJ4WUHBI009.html
トランプ氏、東部5州で圧勝 代議員過半数へ大きく前進
ワシントン=佐藤武嗣、フィラデルフィア=中井大助2016年4月27日13時27分
 米大統領選の候補者指名争いで、共和、民主の両党は26日、ともに米東部の5州で予備選を行った。

 共和党は、トランプ氏が全5州で得票率を6割前後として、圧勝した。

 トランプ氏を追うオハイオ州のケーシック知事(63)とクルーズ上院議員(45)は、いずれの州でも苦戦。両氏は24日、トランプ氏の指名獲得阻止に向けて協力する方針を確認し、今回が合意後初の予備選となったが、「反トランプ連合」の効果は出ていない。

 トランプ氏は19日のニューヨーク州予備選に続いての地滑り的勝利となり、獲得代議員数を前回までの846人から100人超上積み。他候補との差を広げ、7月の党全国大会前に指名獲得に必要な代議員総数の過半数1237人の確保に向けて大きく前進した。

 同氏は26日夜にニューヨークで記者会見し、他候補が過半数を確保できる可能性はないとして、「私が想定される党の指名候補だ」と強調した。だが、党全国大会前に過半数を確保できるかは、なお不透明だ。党全国大会では1回目の投票で過半数に達する候補がいない場合に決選投票が行われ、党の主流派は決選投票に持ち込んで逆転することを模索している。(ワシントン=佐藤武嗣、フィラデルフィア=中井大助)

3339チバQ:2016/04/28(木) 22:18:32
http://www.sankei.com/world/news/160428/wor1604280031-n1.html
2016.4.28 13:11
【米大統領選】
「相方」にフィオリーナ氏 クルーズ氏の副大統領候補
 米大統領選共和党指名争いで、クルーズ上院議員(45)は27日、自分が党候補に指名された場合の「相方」となる副大統領候補に女性で米コンピューター大手ヒューレット・パッカードの元最高経営責任者(CEO)フィオリーナ氏(61)を選んだと発表した。

 フィオリーナ氏自身も大統領選に出馬していたが2月に撤退し、3月にクルーズ氏支持を表明した。クルーズ氏は指名争いで実業家トランプ氏に大きく後れを取っている。指名されていない段階で副大統領候補を発表するのは異例だが、話題づくりで有権者の関心アップを狙う。

 26日に東部5州であった共和党予備選はトランプ氏が全勝し、代議員総数の過半数獲得に近づいた。過半数獲得阻止を目指すクルーズ氏は来週のインディアナ州予備選に全力を傾けている。(共同)

3340チバQ:2016/04/28(木) 22:23:07
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20160428072.html
ハリウッドは民主クリントン氏支持が圧倒的、セレブや経営者も
18:10ロイター

ハリウッドは民主クリントン氏支持が圧倒的、セレブや経営者も
 4月26日、民主党の選挙キャンペーンを支えるドル箱でもある米ハリウッドでは、クリントン氏が圧倒的支持を集めている。俳優ジョージ・クルーニーさん(写真、左は妻)もクリントン氏を支持する一人。ベルリンの映画祭で2月撮影(2016年 ロイター/Stefanie Loos)
(ロイター)
[ロサンゼルス 26日 ロイター] - 米ハリウッドの娯楽産業はリベラルな気風で知られ、民主党の選挙キャンペーンを支えるドル箱となってきた。ただ、今年の大統領選では、候補指名を目指すバーニー・サンダース上院議員による、大手銀行の解体や授業料の無償化といった進歩的な主張はあまり受けが良くないようだ。

一方、より穏健な立場をとるヒラリー・クリントン前国務長官は、集めた政治献金の額でも、支持を表明した大物スターや経営者の顔ぶれでも、圧倒的優位を保っている。

ロイターの3月31日時点の選挙資金分析によると、ハリウッド俳優や映画会社の経営者、映画・TV・音楽業界の関係者は、クリントン陣営や同氏を支援する政治資金団体(スーパーPAC)に対し、少なくとも840万ドルを寄付していた。

さらに今月、俳優ジョージ・クルーニーさんが主催した2つのクリントン氏の資金集めパーティーでは1500万ドル(約16億3500万円)を集めたと報じられている。ペアの入場券は最高35万3000ドルだったという。

サンダース氏に対する3月末時点のエンターテインメント業界からの献金は約100万ドル。また、共和党の指名獲得を争う各候補者は合計で、全体の約5%にあたる46万ドルを集めた。

クリントン氏が支持されるのは、ハリウッドと良好な関係を築いた夫のビル・クリントン元大統領が一因とみられる。民主党の公共政策コンサルタントは「彼はポップカルチャーに心から敬意を表し、高く評価していたし、それを楽しんでいた」と話す。

もう1つの理由は、企業経営者がクリントン氏支持に回ったことだ。ハリウッドの歴史に詳しいスティーブン・ロス氏は、彼らの考え方はリベラルでも、「民主社会主義者」を名乗るサンダース氏のように企業や富裕層を攻撃する候補者を支援することはない、と指摘する。

メディア・エンターテインメントに特化した投資会社、サバン・キャピタル・グループの最高経営責任者(CEO)は350万ドル、米アニメ制作会社ドリームワークス・アニメーション<DWA.O> のCEOと、スティーブン・スピルバーグ監督はそれぞれ100万ドルを、クリントン陣営と政治資金団体に寄付した。

現時点では、サンダース氏の主張に共感するセレブもいるが、ひとたびクリントン氏が民主党候補に指名されれば、ハリウッドは一致団結して同氏を後押しすると予想されている。「サンダース支持派が、手のひらを反して共和党に投票することはないからだ」と専門家は話す。

3341チバQ:2016/04/28(木) 22:29:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160428-00010008-nishinp-int
思わぬ長期戦 指名確実のクリントン氏、弱点露呈 無党派に不評 本選影響も
西日本新聞 4月28日(木)12時32分配信

思わぬ長期戦 指名確実のクリントン氏、弱点露呈 無党派に不評 本選影響も
26日実施の予備選結果
 米大統領選の民主党候補者指名争いは26日、クリントン前国務長官が指名獲得をほぼ手中に収めた。2月1日の初戦、アイオワ州党員集会から約3カ月。予想外の長期戦の中では11月の本選挙でも想定される弱点が露呈した。指名獲得を事実上断念したサンダース上院議員が戦いを継続することは、クリントン氏の「負のイメージ」を有権者に印象づけかねない危険もはらむ。

 「大統領選で勝利するため、私は党を団結させる」。26日夜、ペンシルベニア州フィラデルフィア。当地が舞台の人気映画「ロッキー3」の主題歌「アイ・オブ・ザ・タイガー」とともに登場したクリントン氏は、ようやく決着をつけたと確信した興奮からか、これまで以上に力強いまなざしで聴衆に見えを切った。

 サンダース支持者の約3割が、仮にクリントン氏が指名を獲得しても「本選でクリントン氏に投票しない」と回答したとの世論調査もあるが、党分断克服への決意を示したのだった。

勝負の鍵は「揺れる州(スイングステート)」が握る
 民主社会主義者を自称するサンダース氏は当初、泡沫(ほうまつ)扱いされていた。3月の早い段階で指名獲得を確実にし本選に備える-。クリントン氏陣営はそんなシナリオを描いていた。

 ところが、不公平な社会の是正を愚直に訴えるサンダース氏は、格差に苦しむ若者たちの共感を呼び覚まし熱狂的な支持を獲得。

 同時に浮かび上がってきたのが、申し分のない政治経験を持ち知名度も抜群ながら、最近の世論調査では好感を持っていないと答えた人が6割近くに上るクリントン氏の不人気ぶりだ。

 各地の予備選などの出口調査では判を押したように白人男性、若者、無党派からの支持が低迷。特に無党派から支持を得られなければ本選挙では不利になる。

 米国内の多くの州は、民主、共和両党の色分けが固定化されている。勝負の鍵は無党派層の動向によって選挙の勝者が民主、共和両党で頻繁に入れ替わる「揺れる州(スイングステート)」が握っているからだ。

リベラル路線に引き寄せる狙い
 26日、サンダース氏は勝負を度外視して戦いを継続する考えを表明した。

 もともとサンダース氏は「本気で大統領になろうと思っているのではない」(民主党関係者)と言われてきた。オバマ大統領より保守中道で外交政策ではタカ派の面があるクリントン氏の政治姿勢を、指名争いでの政策論争を通じて、リベラル路線に引き寄せる狙いがあったともいわれる。実際、クリントン氏は国務長官時代に積極的に支持した環太平洋連携協定(TPP)の反対に転じ、自らを「進歩主義者」と表現するなど、立ち位置がリベラル路線に移動してきている。

 しかし決着がついているのに戦いが継続することは資金の浪費を意味する。弱点をさらし続ければ、有権者の印象もさらに悪化するだろう。「共和党候補になるとみられる実業家のトランプ氏を利するだけ」(クリントン氏の選対幹部)と陣営はいら立つばかりだ。

 「なんてすてきな夜なんでしょう」。オバマ大統領との指名争いで敗れた前回の挑戦から約8年。党の指名を確実にし、夫のクリントン元大統領と壇上で抱擁し喜びを分かち合ったクリントン氏だが、勝利の余韻に浸る余裕はない。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=

3342チバQ:2016/04/29(金) 08:48:04
http://www.asahi.com/articles/ASJ4W7GW9J4WUHBI03R.html
ライバル退かず、続く指名争い 党内分断の米大統領選
フィラデルフィア=中井大助、ハンチントン〈ウェストバージニア州〉=金成隆一、ワシントン=佐藤武嗣2016年4月29日02時11分
 米大統領選の候補者指名争いで、26日に東部5州で行われた予備選の結果、民主党はクリントン前国務長官(68)の指名獲得が濃厚となった。共和党では、実業家のトランプ氏(69)が圧勝し、獲得代議員数を大幅に伸ばした。ともに他候補を引き離してトップを走るが、ライバルが撤退する気配はない。両党がそれぞれ抱える深刻な分断と対立の構図が、最終決着の先延ばしにつながっている。

■逆転困難のサンダース氏「選挙戦続ける」

 26日夜、満面の笑みを浮かべ、支持者の前に登場したクリントン氏は、7月に同じフィラデルフィアで開かれる民主党全国大会を見据えていた。「あなたたちの力で最も多くの票と代議員を連れ、党大会のため再びここに来る。そして選挙に勝ち、党を結束させる」と指名獲得に自信を見せた。

 ライバルのサンダース氏について「不可解なお金を政治からなくすことや、格差是正により力を入れることを要求してくれたことに拍手を送る」。批判は控え、「勝負はついた」と言わんばかりの演説だった。

 クリントン氏は5州のうち4州で勝利。予備選・党員集会の結果で選ばれる一般代議員の獲得数を1600超まで増やし、一般代議員とは別に、党全国大会で投票権が与えられる民主党連邦議会議員ら特別代議員の推計獲得数を加えれば、既に2千人超の代議員を確保。残り14州への割り当て代議員数約1200人のうち2割を獲得すれば、指名を確実にする計算だ。

 陣営の視線は、早くも秋の本選に移りつつあり、米紙ニューヨーク・タイムズによれば、支援する政治団体が7月の党大会前から、共和党候補を攻撃するテレビCMの上映も検討。一方で、陣営はサンダース氏に早期撤退を暗に促している。

3343チバQ:2016/04/30(土) 00:23:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160429-00050057-yom-int
クルーズ氏は人の姿をした悪魔…党内から酷評
読売新聞 4月29日(金)18時12分配信

 【ワシントン=黒見周平】共和党の重鎮ジョン・ベイナー前下院議長が、米大統領選の党指名候補争いで2位につけるテッド・クルーズ上院議員(45)を「人の姿をした悪魔」と異例の表現で酷評し、断固支持しない考えを示した。

 ベイナー氏は27日、スタンフォード大学のトークイベントで、クルーズ氏について「私は民主、共和両党に友人がおり、大体誰ともうまくやれるが、あの野郎とは無理だ」と指摘。首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は「ゴルフ仲間でメール友だち」と明かし、「トランプ氏が指名を獲得すれば票を入れるが、クルーズ氏には絶対投票しない」と語った。

 クルーズ氏は5月3日のインディアナ州予備選に向け、「反トランプ票」の結集を図っているが、党内から思わぬ攻撃を受けた形だ。

3344とはずがたり:2016/05/03(火) 21:35:35
2016.5.3 20:01
【米大統領選】
インディアナ州予備選、指名獲得へ重大局面 トランプ氏「勝てば終わりだ」
http://www.sankei.com/world/news/160503/wor1605030052-n1.html

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和、民主両党候補指名争いは3日、中西部インディアナ州で予備選が始まった。先行する共和党の不動産王、トランプ氏(69)、民主党のクリントン前国務長官(68)がそれぞれリードを広げて指名獲得の流れを確実にできるかを決める重要な戦いとなる。

 トランプ氏は「インディアナ州で勝てば(指名争いは)終わりだ」と語った。

 米CNNテレビの集計によると、トランプ氏はこれまでに代議員1002人を獲得。指名要件の過半数1237人までは235人だが、同州予備選は57人の代議員が勝者総取り方式に近い形で割り振られるため、勝てば2位のクルーズ上院議員(45)の572人に大きく差を付けられる。

 クルーズ氏はこの予備選を「極めて重要な役割を果たす」とし、3位のケーシック・オハイオ州知事(63)の選挙協力を得て、背水の陣で臨む。ただ、政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による最近の世論調査平均値ではトランプ氏が約10ポイントリードしている。

 民主党もクリントン氏がサンダース上院議員(74)に対して優勢にある。

3345とはずがたり:2016/05/03(火) 21:49:18

2016.4.30 08:44
【米大統領選】
「反トランプ連合」は機能するか 焦点インディアナ州の知事がクルーズ氏支持を表明
http://www.sankei.com/world/news/160430/wor1604300020-n1.html

 米大統領選の共和党候補者選びを巡り、中西部インディアナ州のマイク・ペンス知事(56)は29日、指名争い2位のクルーズ上院議員(45)を支持すると表明した。同州では5月3日、指名争いの行方を左右するとされる重要な予備選が開かれる。首位の実業家、トランプ氏(69)の勢いを止めたいクルーズ氏にとって追い風となりそうだ。

 指名獲得に向け7月の党大会前に代議員総数の過半数を手中に収めたいトランプ氏に対し、クルーズ氏は3位のケーシック・オハイオ州知事(63)と協力して阻止を狙う。インディアナ州予備選は、クルーズ、ケーシック両氏による「反トランプ連合」が機能するか注目されている。各種世論調査によると、インディアナ州ではトランプ氏が若干優勢だ。(共同)

3346とはずがたり:2016/05/04(水) 10:28:14
>>3343

室橋祐貴 Headshot
Platnews編集長
<米大統領選>トランプよりヤバい?トランプを追いかけるテッド・クルーズとは?
http://www.huffingtonpost.jp/yuki-murohashi/ted-cruz_b_9456482.html
投稿日: 2016年03月14日 16時51分 JST 更新: 2016年03月15日 14時24分 JST

3月15日に「ミニ・スーパーチューズデー」を迎える大統領選だが、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏が1位、それをテッド・クルーズ上院議員、マルコ・ルビオ上院議員が追いかける形となっている。トランプ氏については既に何度も紹介しており(過激な発言が目立つトランプ、実際は何をしようとしているのか?)、「主流派」の期待を集めるルビオ氏についても紹介した(米大統領選、共和党最有力候補マルコ・ルビオとは?)。

では、現在2位のテッド・クルーズ上院議員とは一体どういう人物なのだろうか。詳しく見ていきたい。

華麗な経歴

現在は福音主義の牧師であるキューバ移民の父親と英国系でデラウエア州出身の母親との間にカナダで生まれたクルーズ氏の経歴は輝かしい。

プリンストン大学卒で、この頃からディベートがうまく、大学時代には全米チャンピオンにもなっている。ハーバード・ロースクールではハーバード・ロー・レビューの編集者を務め、優秀な成績で卒業。1999年の大統領選の際にはジョージ・W・ブッシュの政策アドバイザーを務めた。その後、司法副次官などを経て2012年から上院議員となっている。

44歳のルビオ氏に比べると年齢が高く見えるが、まだ45歳と非常に若い。クルーズ氏の妻ハイディ氏は大統領選の準備を始める2013年までゴールドマン・サックスの副社長で、クルーズ氏はエスタブリッシュメントを代表するかのような人物だが、草の根保守「ティーパーティー」やキリスト教福音派からの支持を集めている。

2012年にテキサス州から上院議員に選出された時もティーパーティーの公認候補として立候補した。

過激な政策

こうして見ると、トランプ氏よりも大統領に向いているかのように見えるが、実際はトランプ氏よりも過激だ。テキサス州という信仰心の篤い南部人独特の白人保守主義が体に染みついているクルーズ氏は、政策もその影響を強く受けている。

国民皆保険(オバマケア)や銃規制に反対なのはもちろん、LGBTや妊娠中絶、障害者権利に反対、進化論や地球温暖化も否定している。また、「小さい政府」を目指しているため、エネルギー、商務、教育、住宅都市開発の各省を廃止、税率を一律にして内国歳入庁を廃止することも主張。ウォール街だけではなく、シリコンバレーの富裕層からも支持を集めており、インターネット規制に反対している。

外交に関しても、イスラエルとの同盟強化、イランとの核合意の破棄、ISへの「絨毯爆撃」、自由貿易の推進を掲げており、また、不法移民への反対に関してもトランプ氏と同様に、いやむしろそれ以上に、強く反対しており、10日の討論会では移民対策としてメキシコ国境に壁を造り、国境警備の人員を3倍にし、不法移民への福祉を打ち切ると表明した。

3347とはずがたり:2016/05/04(水) 10:28:34
>>3346-3347

信条が強い分トランプより危険

トランプ氏は実業家であり、いかに「ウケるか」を考えながら発言しているため、今後徐々に穏健的になることが予想されるが、クルーズ氏は信条が強く頑固だと見られている。

1期目であるクルーズ氏の知名度を上げることになったのは、2013年の予算審議で、オバマケアに反対するために行った議事妨害だ。21時間以上にわたって本会議場で演説し、政府機関閉鎖の立役者の一人となった。

こうした非妥協的な姿勢は、共和党からも反感を買っている。また、上下両院で過半数を握り、大統領選に向けて「政権担当能力」を見せつけたかった共和党主流派からも嫌われている。

今後は厳しい戦いに

「スーパー・サタデー」で勝利し、現在2位につけているクルーズ氏だが、今後はキリスト教福音派の支持者が少ない地域も多く、厳しい戦いになると見られている。2月に撤退したヒューレット・パッカードの元CEOカーリー・フィオリーナ氏は先週クルーズ支持を表明したが、フロリダ州が地元のルビオ氏とオハイオ州が地元のジョン・ケーシックオハイオ州知事が15日に勝ち拮抗しない限りクルーズ氏がトランプ氏を抜くのは難しいと思われる。もしくはルビオ氏とケーシック氏が早期に撤退し、「反トランプ派」からの支持を集めるかしかない。

共和党主流派はトランプ氏の指名獲得に必要な代議員の過半数獲得を阻止し、7月の党大会で決選投票に持ち込みたいとしているが、この時点でルビオ氏かケーシック氏が残っていれば反トランプ候補にクルーズ氏が選ばれることはないだろう。実際、クルーズ氏もこの戦略には反対している。

だが、ディベートがうまく、経歴的にもふさわしく見えるクルーズ氏はトランプ氏の影に隠れて過激な発言を取り沙汰されることが少ないが、実際のところその中身は最も過激で危険だろう。

3348とはずがたり:2016/05/04(水) 10:30:55
<米大統領選>共和党2位のクルーズ氏が撤退表明
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/862/50907393ee5d36f2220939cd0fc2bfab.html
(毎日新聞) 10:06

 ◇クルーズ氏が撤退表明

 【北米総局】米CNNなどは、3日に行われた米大統領選の中西部インディアナ州予備選で、共和党の候補指名争いで首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏(69)が勝利したと報じた。一方、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)は同日夜(日本時間4日午前)、選挙戦からの撤退を表明した。

3349とはずがたり:2016/05/04(水) 20:00:53
クルーズ撤退、ヒラリー敗北の衝撃
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E169281.html
17:00ニューズウィーク日本版

 3日のインディアナ州予備選の惨敗を受けて、共和党のテッド・クルーズ候補は電撃的とも言える「撤退」を表明した。圧勝したドナルド・トランプ候補は、これによって共和党の統一候補と「見なされる」ことになった。

 それにしても、クルーズ陣営の「崩壊」は多くのアナリストの予想を越えていた。つい1週間前まで、多くの世論調査でリードしていたインディアナでフタを開けてみれば「53%対37%(開票率80%時点)」と大差で敗北したのである。

 理由は4つ挙げられる。

 1点目は「ケーシックとの2位・3位連合」の失敗だ。トランプを「過半数割れ」に追い込むという目的で、オレゴンとニューメキシコではケーシック、インディアナではクルーズに得票を集めるという「協定」を結んだのだがマイナスだった。福音派を中心とするクルーズ支持層と、中道的な現実主義を支持するケーシック支持層は水と油だったのだ。

 2点目は、「副大統領候補にカーリー・フィオリーナを指名した」ことだ。投票日直前になっての発表も唐突なら、いくら「軍事タカ派・社会価値観タカ派」的な言動をしている女性であっても、IT巨大企業の元経営者という人選は、インディアナの庶民感覚とは乖離していた。

 3点目は、ネガティブ・キャンペーンの失敗だ。クルーズ陣営は、一週間に1000万ドル(約10億円強)という巨費を投じて、「トランプ批判」のCMを流し続けた。だが、キャンペーンの結果は、「相手の積極的支持層の団結」を生む一方で「自陣営への嫌悪感の拡散」も伴い、完全な失敗だったと見られている。

 4点目は、ここへ来て「ドル安+株安」という経済の変動が見られたことだ。IT企業などの3月決算も悪く、景気の先行きに重苦しいムードが漂っている。そんな中、「アメリカ第一主義で雇用を再生する」という、トランプのメッセージが驚くほど票を吸い寄せたということが言える。

 それにしても意外だった。ここでのクルーズの「撤退」は、メディアも予想していなかった。そもそも、こんな大差の敗北は誰も予想していなかったが、とにかく展開が急だ。

 投票終了が東部時間の19時で、すぐにCNNなどはトランプに当確を出した。その後、19時半ごろからクルーズ派が集結して、候補者本人のスピーチを待ったが、結局登場までには1時間近くかかった。まず、クルーズの両親が出てきたので、多くの人は「おや?」と思ったのではないだろうか。

 その後、「副大統領候補」だったフィオリーナ氏が出てきて、候補者の紹介をしたあたりでは、もう会場はお葬式状態だった。やがて本人が登場して、両親とハイジ夫人、そして2人の娘達に謝辞を述べたあたりで、いつもなら歓声と拍手が出るはずだが、シーンと静まり返った会場の様子は異様だった。

 そして、1976年に「フォードが過半数の取れない1位」で共和党大会に臨んだ際に「辞退することで、自身の将来への可能性を開いた」レーガンを賛美し、会場がシーンと聞き入ったあたりで「確定」となった。程なくして本人の口から「選挙運動の停止」が宣言されると、会場には落胆のため息が漏れていたが、既に全ては終わっていたという感じだ。

 一部報道によれば、家族ぐるみで本当に「血と汗を」流してきたクルーズとしては、資金も先細りとなる中で燃え尽きたのだという。コンセッション(撤退)演説のムードからもそれはうかがえた。少なくとも、共和党主流派やトランプ派との「取引」で降りたのではなさそうだ。

3350とはずがたり:2016/05/04(水) 20:01:09
>>3349-3350
 さて、直後の現時点で「今後」を占うのは難しいが、以下のことが言えるだろう。

 トランプは直後にスピーチをしたが、相変わらず「子供向けの語彙で、同じことを何度も言う」スタイルで押し、そこには「勝利の歓喜」はなかった。ただし、クルーズの健闘に関しては、そこだけは毒舌を引っ込めて賞賛していた。

 それはそれで、本選を意識しての「トランプ流の作戦」なのだろうが、相も変わらず「同盟国との良好な関係は保つが、応分の負担を求める。世界の警察官といった大盤振る舞いはやらない」ことを念押しし、それが「偉大で強いアメリカ」だと吠えていたことには留意する必要があるだろう。

 一方で、共和党のプレーバス全国委員長が「党の団結」を訴えるツイートを流したことで、トランプが事実上の「統一候補として認知」されたという報道も出ているが、委員長にはそこまでの権限はないので、そこは不透明だ。

 3位のケーシックは当面は選挙戦を続けるようで、少なくとも当夜のうちに撤退することはなさそうだ。一部には、これで争点は「トランプか?アンチか?」にスッキリ絞られたので、カリフォルニアでの逆転勝利と、トランプの過半数阻止に向けて、彼を「最後の砦」とした抵抗が続くという説もある。

 だが、ケーシックにはそこまでの資金力はないだろうし、トランプの「事実上の統一候補」という地位は98%ぐらい確定したと見るのが妥当だろう。残る可能性は、多くの主流派が支持しない中で、党大会も「空席が目立つ」ようになり、上下両院の改選議員が「トランプとの同時選挙」であることを一切無視して自分の議席防衛に必死になるという筋書きだ。共和党内には「大統領はヒラリーでも仕方がない」という声も以前からある。

 しかし問題はそのヒラリーだ。今回のインディアナ州では、民主党も番狂わせとなり「死に体」のはずのサンダースが勝ってしまった。獲得代議員数では大勢に影響はなく、ヒラリーの優位に変わりはないが、イメージとしてヒラリーのダメージは大きい。

 特に、ウェストバージニア州で「これからは再生エネルギーの時代だから、炭鉱は閉鎖、鉱夫という職業も消滅する」と言ったヒラリーのスピーチが「大炎上」した結果、こともあろうに「その鉱夫代表に会って直接謝罪」した映像が全国に流れたのだが、これがかなり足を引っ張ったと言える。クリントン家にしては、珍しいダメージコントロールの失敗だ。

 この失言が「ヒラリーは庶民の雇用には無関心な富裕層代表」というプロパガンダの標的となっている。サンダースが撤退しない限り、この種の批判は続くだろうし、共和党内が「トランプで決まって無風状態に」なる一方で、民主党内の「コップの中の嵐」が各メディアで放映される頻度は高まる。

 トランプ陣営もそこは計算していて、「サンダース支持層」を本選で取り込もうとしている。さすがに11月に投票機で「トランプ」のボタンを押させるのは無理でも、サンダース支持派を棄権に追い込むことは、ヒラリーの票固めをジワジワ崩すことにもなりかねない。

 このインディアナの予備選で、大統領選の風景は大きく変わった。だが、その行き着く先は依然としてまったく不透明なままだ。
<ニューストピックス:【2016米大統領選】最新現地リポート>
≪筆者・冷泉彰彦氏の連載コラム「プリンストン発 日本/アメリカ 新時代」≫
冷泉彰彦(在米ジャーナリスト)

3351とはずがたり:2016/05/05(木) 08:52:54
トランプ氏の共和指名確定=ケーシック氏が撤退表明―米大統領選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000020-jij-n_ame
時事通信 5月5日(木)6時38分配信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は4日、同州で演説し、選挙戦からの撤退を表明した。

 これにより、指名争いに残っているのは実業家ドナルド・トランプ氏(69)だけになり、トランプ氏の指名獲得が確定した。

 ケーシック氏はこれまで地元のオハイオ州でしか勝利していないが、夏の党大会が決選投票にもつれ込めば、主流派の自身に勝機があるとみて選挙戦を続けてきた。しかし、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)が3日に撤退を決めたことで決選投票の可能性が事実上なくなったため、撤退を決断した。

3352チバQ:2016/05/05(木) 13:50:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000007-mai-n_ame
<米大統領選>共和党内、団結遠く 「反トランプ」重い代償
毎日新聞 5月5日(木)9時30分配信

<米大統領選>共和党内、団結遠く 「反トランプ」重い代償
共和党候補指名争いからの撤退を表明したテッド・クルーズ上院議員=インディアナ州で2016年5月3日、AP
 【ニューヨーク國枝すみれ、ワシントン西田進一郎】米大統領選で共和党候補指名を確実にした実業家ドナルド・トランプ氏(69)は3日、「共和党の政治家たちが次々と電話をかけてきて、『トランプ電車』に乗りたいと言ってくる」と胸を張った。だが、これまでの指名レースで中傷や個人攻撃が相次ぎ、党内は深く分断されたままだ。11月の本選に向け、一致団結するのは容易ではない。

 中西部インディアナ州予備選の結果が判明する直前の3日午前、共和党候補者同士の中傷合戦は極限に達した。

 トランプ氏は、ライバルのテッド・クルーズ上院議員(45)を蹴落とすため、クルーズ氏の父親がケネディ元大統領暗殺に関連していると報じたタブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」を紹介。これに激怒したクルーズ氏は、トランプ氏を「病的なうそつき」で「道徳観念がない男」と酷評した。

 2008年大統領選で共和党指名候補ジョン・マケイン上院議員(79)を支えた側近のマーク・ソルター氏はツイッターで、「共和党はナショナル・エンクワイアラーが正しいと思っている男を指名しようとしている」と嘆いた。さらに「私は彼女の味方だ」と、民主党候補指名が濃厚なヒラリー・クリントン前国務長官(68)を本選で支持する意思を表明した。

 また、トランプ氏に「低エネルギー」と侮辱され、当初は党主流派の有力候補と目されながらレースから撤退した元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏(63)も4月下旬のCNNのインタビューで、「トランプ氏が民主党候補を打ち負かせるとは思えない」と指摘。トランプ氏が正式に指名された場合は支持するかとの質問にも、「そうならないことを希望する」と語り、支持を約束しなかった。

 「うそつきテッド」「ちびのマルコ(・ルビオ上院議員)」。他の候補を口汚く攻撃し続けたトランプ氏に拒否感を覚える共和党員も多く、ツイッターで「共和党から無所属に登録を変えた」と報告するケースも出ている。反トランプ候補に投票した共和党支持者の半分が「トランプ氏が指名された場合は本選で支持しない」と回答した調査もある。民主党にくら替えしないまでも、投票に行かない可能性もあり、共和党は厳しい局面に立たされる。

 ◇「道は閉ざされた」 クルーズ氏が敗北宣言

 「私は勝利への道がある限り、戦い続けると言ってきた。今夜、その道は閉ざされたようだ」。共和党のインディアナ州予備選で敗北したテッド・クルーズ上院議員は3日、州都インディアナポリスの集会場でレース撤退を宣言。ドナルド・トランプ氏への支持を呼びかけることもなく、激しい指名レースの傷痕を浮き彫りにした。

 クルーズ氏は南部テキサス州選出だが、インディアナ州は支持母体のキリスト教福音派が強い。指名争いで2位につけるクルーズ氏は正念場とみて、大量の人員と資金を投入した。3位のジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)陣営と選挙協力して「反トランプ票」を一本化する対抗策も講じた。

 これに先立ち、先月26日の東部5州予備選で惨敗した直後には、副大統領候補に元ヒューレット・パッカード最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏(61)を選ぶと発表。指名獲得前に副大統領候補を起用する異例の策で、追い上げを図っていた。

 それでもトランプ氏の勢いを止めることはできなかった。「我々は力を尽くした。だが、有権者は別の道を選択した。長い目で見た米国の将来に大きな希望をかけ、選挙戦を撤退する」。クルーズ氏が敗北を認めると、支持者からは落胆の声があがった。

 昨年3月、有力候補の中で最も早く出馬表明したクルーズ氏。無念さを胸に、指名争いの舞台から姿を消した。【ニューヨーク田中義郎】

3353チバQ:2016/05/05(木) 13:50:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000043-san-n_ame
米大統領選 議会選へ波及警戒 共和支持層56%「党が分裂」
産経新聞 5月5日(木)7時55分配信

 【ワシントン=加納宏幸】米共和党全国委員会は過去2回の大統領選での敗北を教訓に、女性や中南米系など少数派からの支持拡大に努めてきた。だが、女性や移民への差別発言を繰り返すトランプ氏の指名獲得は、こうした主流派の思惑を覆し、党分裂の引き金ともなりかねない。

 共和党では、2009年頃から顕在化していた保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)系と議会指導者ら主流派との対立が今回の大統領選で一層悪化。米CNNテレビが3日実施したインディアナ州予備選の出口調査によると、トランプ氏の支持者も含む共和党支持層の56%が「党が分裂した」と答えた。

 トランプ氏は3日の勝利宣言で中南米系、黒人、女性の支持を勝ち取ったと主張した。だが、世論調査では女性の7割がトランプ氏を「好ましくない」と回答し、11月の大統領選に合わせて行われる知事選や上下両院選への悪影響を懸念する声が強まっている。

 そのため共和党系の政治団体では第三党からトランプ氏の対抗馬を擁立したり、両院選で同氏に批判的な候補を後押ししたりすることを通じて共和党が「トランプ党」になることを阻止する動きが出ている。

3354チバQ:2016/05/05(木) 13:51:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000044-san-n_ame&pos=1
米大統領選 トランプ氏指名確実 「NY対決」地元に熱気
産経新聞 5月5日(木)7時55分配信

米大統領選 トランプ氏指名確実 「NY対決」地元に熱気
米国ニューヨーク(写真:産経新聞)
 【ニューヨーク=上塚真由】米大統領選の共和党候補指名が確実となった不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)と、民主党候補指名が濃厚なヒラリー・クリントン前国務長官(68)はともにニューヨークと深いつながりがある。11月の本選は「ニューヨーク対決」としても注目を集めるのは確実だ。

 全米で最も有名な大都市ニューヨークはこれまで、大統領選で注目を浴びることは少なかった。だが、3日夜にトランプ氏が記者会見を開いたニューヨークの「トランプ・タワー」前にはトランプ氏とクリントン氏双方の支持者が集まり、異様な熱気に包まれた。

 ◆ともに「愛着」強調

 「景気が悪くて米国の中産階級は苦しんでいる。トランプ氏は、エスタブリッシュメント(支配階層)の象徴のクリントン氏には容易に勝つだろう」。キャム・マックスウェルと名乗る銀行員の男性(57)は興奮気味に語った。

 クリントン氏を支持するマリッサ・ドゥケイさん(28)は「トランプ氏は人々の恐怖心をあおっているだけ。クリントン氏に絶対勝ってもらいたい」と祈るように話した。

 トランプ、クリントン両氏はともに地元ニューヨークへの「愛着」を強調する。トランプ氏はニューヨーク市クイーンズ区生まれで、自身が所有するトランプ・タワーに住む。予備選ではリベラルな気風を意味する「ニューヨークの価値観」を懸命にアピールした。クリントン氏はシカゴ郊外の出身だが、ニューヨーク州選出の連邦上院議員を2期務め、今も同州に活動拠点を置いている。

 ◆はや舌戦展開

 戦いの行方について、地元紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、「多くの米国人はクリントン氏を好きではないかもしれないが、彼らはトランプ氏を恐れている」とし、トランプ氏の苦戦を予想する。

 しかし、トランプ氏はツイッターに「11月8日(本選の投開票日)、私はひねくれたヒラリー・クリントンを打ち負かすだろう」とつぶやいてみせた。最近ではトランプ氏が「女性というだけが売り物だ」とクリントン氏を攻撃し、同氏が反論するなど、早くも舌戦を展開している。

3355チバQ:2016/05/05(木) 13:51:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000020-jij-n_ame
トランプ氏の共和指名確定=ケーシック氏が撤退表明―米大統領選
時事通信 5月5日(木)6時38分配信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は4日、同州で演説し、選挙戦からの撤退を表明した。

 これにより、指名争いに残っているのは実業家ドナルド・トランプ氏(69)だけになり、トランプ氏の指名獲得が確定した。

 ケーシック氏はこれまで地元のオハイオ州でしか勝利していないが、夏の党大会が決選投票にもつれ込めば、主流派の自身に勝機があるとみて選挙戦を続けてきた。しかし、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)が3日に撤退を決めたことで決選投票の可能性が事実上なくなったため、撤退を決断した。

3356チバQ:2016/05/05(木) 13:55:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000041-san-n_ame
米大統領選 クリントン氏は予断許さず 支配階層への反感…本選は接戦か
産経新聞 5月5日(木)7時55分配信

米大統領選 クリントン氏は予断許さず 支配階層への反感…本選は接戦か
ヒラリー氏とトランプ氏の略歴(写真:産経新聞)
 【ワシントン=青木伸行】民主党の候補指名獲得が確実視されるヒラリー・クリントン前国務長官は、すでに「クリントン対トランプ」を想定し、ドナルド・トランプ氏への「口撃」を強めている。この顔合わせに関する世論調査では、今のところクリントン氏がリードしているが、本選で追い上げられる可能性も指摘されており、陣営にとっては予断を許さない。

 「ロシアと中国は、世界的な同盟網が米国の戦略の強みだと分かっている。同盟に背を向ければ危険なシグナルを送ることになる。米国の安全は損なわれ、世界はより危険になる」

 米国初の女性大統領を目指すクリントン氏はこのところ、以前にも増してトランプ氏の外交政策などを声高に批判している。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると「クリントン対トランプ」を想定した最近の各種世論調査の平均では、クリントン氏がトランプ氏を6・2ポイント上回っている。ただ、トランプ氏(41%)がクリントン氏(39%)を逆転した調査結果(ラスムッセン・リポート)もある。

 こうしたことなどから、民主党関係者は「国内に充満する現状への不満を考えれば、本選は接戦になると覚悟する必要がある。トランプ氏を見くびるのは間違いだ」と警鐘を鳴らす。

 クリントン氏らエスタブリッシュメント(支配階層)への反感と、既存政治への批判を背景とするトランプ旋風が、本選でも吹きかねないというわけだ。

 また、政治アナリストのチャーリー・クック氏は「クリントン氏にとり、サンダース氏支持の無党派層などを、いかに糾合するかが課題だ」と指摘する。「クリントン嫌い」は5割以上に上り、足場を固めることが先決だといえる。

3357チバQ:2016/05/05(木) 14:09:26
http://www.sankei.com/world/news/160504/wor1605040038-n1.html
2016.5.4 18:59
【米大統領選】
トランプ氏、差別的言動が党分裂の引き金にも 女性の7割は嫌悪感 共和党、さらなる対抗馬の可能性


 【ワシントン=加納宏幸】米共和党全国委員会は過去2回の大統領選での敗北を教訓に、女性や中南米系など少数派からの支持拡大に努めてきた。だが、女性や移民への差別発言を繰り返すトランプ氏の指名獲得は、こうした主流派の思惑を覆し、党分裂の引き金ともなりかねない。

 共和党では、2009年頃から顕在化していた保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)系と議会指導者ら主流派との対立が今回の大統領選で一層悪化。米CNNテレビが3日実施したインディアナ州予備選の出口調査によると、トランプ氏の支持者も含む共和党支持層の56%が「党が分裂した」と答えた。

 トランプ氏は3日の勝利宣言で中南米系、黒人、女性の支持を勝ち取ったと主張した。だが、世論調査では女性の7割がトランプ氏を「好ましくない」と回答し、11月の大統領選に合わせて行われる知事選や上下両院選への悪影響を懸念する声が強まっている。

 そのため共和党系の政治団体では第3党からトランプ氏の対抗馬を擁立したり、両院選で同氏に批判的な候補を後押ししたりすることを通じて共和党が「トランプ党」になることを阻止する動きが出ている。

3358チバQ:2016/05/05(木) 18:59:44
http://www.sankei.com/world/news/160504/wor1605040037-n1.html
2016.5.4 18:41
【米大統領選】
「敵」へのレッテル貼りで反ワシントン感情をつかむ トランプ氏の「もろ刃の剣」は対ヒラリー戦をどう戦う?
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名争いで不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)がテッド・クルーズ上院議員(45)にとどめを刺したのは「嘘つきテッド」というレッテル貼りだった。「敵」を攻撃することで共和党支持層の心をつかんできたトランプ氏は3日の勝利宣言で党の団結を訴えたが、「融和路線」への変更は11月の本選でもろ刃の剣になりかねない。

 「手ごわく賢明な相手だった」。トランプ氏は3日、ニューヨークの「トランプ・タワー」で勝利宣言し、直前までの攻撃を忘れたかのようにクルーズ氏の健闘をたたえた。

 この日、トランプ氏は自らを支持するタブロイド紙の記事を基に「クルーズ氏の父はリー・ハービー・オズワルドと一緒にいた」とFOXニュースに語った。オズワルドは1963年のケネディ大統領暗殺の実行犯とされる。クルーズ氏が事実無根だとして激しく抗議すると、再び「嘘つきテッド」とののしった。

 最大で17人が乱立した指名争いは、トランプ氏と、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)だけが残った。主要候補たちはトランプ氏からの多種多様な攻撃やレッテル張りで次々と脱落していった。


 既存政治家をこき下ろすことで「反ワシントン」の感情を自らへの支持につなげてきたトランプ氏は、民主党の指名獲得が確実視されるヒラリー・クリントン前国務長官(68)を「不正なヒラリー」と呼ぶ。私用メール問題やウォール街からの巨額献金は、クリントン氏にとり本選でのアキレス腱(けん)だ。

 しかし、トランプ氏は勝利宣言でいつもの暴言を控えて、「共和党に団結をもたらしたい」と訴えた。7月の党全国大会の運営をめぐり批判していた党全国委員会のラインス・プリーバス委員長も持ち上げた。

 民主党候補との本選は党と党の総力戦だ。暴言の悪影響を恐れる主流派との融和は不可欠だが、そのために「トランプ節」を封印すれば、これまで獲得してきた支持者の離反を招くことになる。

3359とはずがたり:2016/05/06(金) 09:27:33
何時も冷静な冷泉氏が一寸苛立ちを見せて熱く(十分抑制的だけど)主張されてる。

冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
日本は「トランプ外交」にどう対抗したらいいのか?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/05/post-829.php
2016年05月02日(月)09時30分

 先月25日に北東部5州(ペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、デラウェア、ロードアイランド)の予備選を、いずれも過半数を大きく超える得票で制覇したドナルド・トランプ候補は、「予備選の勝利は見えた」としてこれからは「本選への準備に入る」ことを宣言しています。

 そうは言っても、「暴言・放言スタイル」をやめて「もっと大統領らしく」振る舞うのかという質問に対しては、「自分はこのスタイルで勝ってきたのだから、変えるつもりはない」と居直っていました。

 それでも、さすがに「まともな政策論議」をしないといけない時期になったと判断したのか、27日には首都ワシントンで「外交政策スピーチ」に臨みました。

 本格的な政策論になるという前評判もあったのですが、フタを開けてみれば中身は相変わらずで、

1)ISIS討滅が最優先。
2)中ロとの関係改善を模索。
3)NATO拠出金は見直す。
4)日本や韓国などの同盟国には対等の防衛負担を求める。

 というワンパターンの繰り返しでした。ちなみに、これは「トランプ・ドクトリン」ではなく、本格的な外交政策については当選後に軌道修正することもあるという但し書きがついていました。ですが、現時点では「薄っぺら」で「非現実的」であることは否定しようがありません。

 ちなみに、以前のニューヨーク・タイムズのインタビューの際に飛び出した、「日本と韓国に核武装を認める」という「政策」には、さすがに国内外から批判の大合唱に囲まれたためか、今回は言及しませんでした。

 それにしても、2000年代以降、大統領の言動や大統領選の論戦などを通じて日本への言及は、少しずつ減っていますが、今回の一連の「トランプ騒動」では、久々に日本がターゲットになっていることにはいつまでも困惑を禁じえません。

 もちろん、トランプの発想法には日本経済が強かった80〜90年代のレトロ感覚が染み付いている、それ以上でも以下でもない、ということは「全く真に受ける必要はない」という態度を取ることも可能です。

 ですが、いかに無責任なものとはいえ、こうした言動が大衆受けしていることは、その世論の奥底に、こうした発言を生み出す土壌がある、そのことは決して無視できないと思います。要するに、アメリカの財政赤字が慢性化している前提で、ただでさえカネがないのに「外国のためにカネを使う」のはやめたい、そんな感情です。

3360とはずがたり:2016/05/06(金) 09:28:07
>>3359-3360
 そう考えれば、日本でも全く相似形の感情論はいくらでも見出すことができます。例えばODAへの反発や、韓国系学校への土地提供をめぐる反発にしても、これと同じような心理が世論の核にあるわけです。

 ですが現状のアメリカでは、これに加えて「アメリカだけを考えればいい」とか「世界の混乱には関わりたくない」という伝統的な孤立主義が絡んでいるので、相当にタチが悪いと言えます。

 さらに問題なのは、日本を頭越しに飛び越して、中国との関係改善を企図していることです。自由と民主主義などという概念とか価値観などでは「メシは食えない」と考えるトランプとその支持者は、相互にメリットがあると思えば、中国ともロシアともズブズブの関係になることに全く抵抗がなさそうであり、これも頭の痛い問題です。

 トランプのレトリックの巧妙なのは、実は「カネがないので支出を減らしたい」という後ろ向きの話を「毅然とした強いアメリカを取り戻す」という威勢のいい話に「すり替え」ていることです。その「すり替え」によって世論は「コロッと」騙されている面もありますが、世論は世論で「カネがないから支出を減らしたい」という冷静な政策論を「トランプの見せかけの威勢の良さ」にかこつけて、喜んで騒いでいるという面もあります。

 困ったことになりました。こうした「孤立主義」から来る「カネをケチる」方向性というのは、トランプ以外の人間が大統領になっても、多かれ少なかれ傾向としては出てくると思われるからです。

 日本の場合、在日米軍に関して、これ以上巨額な駐留費用の負担を要求されるようですと、自主防衛論と一国平和論という右と左のポピュリズムが暴走して、収拾がつかなくなる危険があります。経済が苦しい今、そんなことをやっている暇はないのです。

 ではどう対応したらいいのでしょうか?

 1つは、アメリカとの関係における「対称性」あるいは「相互性」を、他のあらゆる分野で意識することです。

 例えば、仮に今月末の伊勢志摩サミットの際に、オバマ大統領の広島献花が実現したとしたら、間隔を置かずに、安倍首相がハワイの真珠湾を訪問して、戦艦アリゾナ記念館に献花をするのです。

 こうした「対等性・相互性」という外交原則をキチッと果たすということは、何よりも「トランプ的なるもの」に吸い寄せられるような人々の心にも響く行動になるからです。

 もう1つは、日本が「自由と民主主義の価値観を大事にしていれば、頭脳労働を中心とした高付加価値の経済を開花させて最先端の技術と経済を実現できる」という成功事例であり続けることです。そうすれば、カネのことを考えると日本より中国が大事などという外交方針のバカバカしさに、さすがにトランプもその追従者も気づくでしょう。

 どちらの場合でも、トランプ現象に驚いて、日本が右往左往するような見苦しいことはまずやめることです。

3361チバQ:2016/05/06(金) 19:42:15
http://www.afpbb.com/articles/-/3086153
トランプ氏支持の「準備まだ」と共和党幹部、別の候補求める声も
2016年05月06日 10:25 発信地:ワシントンD.C./米国
【5月6日 AFP】米共和党指導部の一人であるポール・ライアン(Paul Ryan)米下院議長は5日、米大統領選で共和党の指名獲得を確実にしたドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(69)を11月の本選で支持する準備はまだできていないと米テレビCNNに語った。

 これまでにもイスラム教徒の米入国禁止をはじめとするトランプ氏の公約を批判してきたライアン氏は、「私は(トランプ氏を)支持したいと望んでいる。そうしたいと思っている。しかし私は党をまとめることが必要だと思っている」と述べた。

 共和党がトランプ氏支持で結束できるのか懸念が高まっていた中でのライアン氏の発言は波紋を広げた。

 共和党の重鎮からはトランプ氏不支持の表明が相次いでいる。ジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元大統領とジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前大統領は2016年大統領選でトランプ氏を支持しないことを示唆。12年米大統領選で共和党候補だったミット・ロムニー(Mitt Romney)氏は党全国大会を欠席する意向だと伝えられている。

 一方、ネブラスカ(Nebraska)州選出のベン・サス(Ben Sasse)上院議員など共和党保守派の一部からは、トランプ氏と民主党での指名獲得が確実視されるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏の2人に挑む第三の候補者を立てるべきだとの主張も聞かれる。(c)AFP/Michael Mathes

3362チバQ:2016/05/06(金) 20:20:08
http://mainichi.jp/articles/20160506/k00/00e/030/125000c
米大統領選
共和主流派、反発強く…トランプ氏指名へ

毎日新聞2016年5月6日 11時36分(最終更新 5月6日 11時36分)
 【ワシントン西田進一郎、ロサンゼルス長野宏美】米大統領選に向けて実業家ドナルド・トランプ氏(69)の候補指名が確定した共和党内で、主流派の反発が収まらない。前回2012年に党候補だったロムニー元マサチューセッツ州知事は党大会欠席の意向を表明。ブッシュ前大統領一族も「関わらない」と一線を画した。ライアン下院議長は5日、CNNテレビに「支持する準備ができていない」と語り、トランプ氏への態度を保留した。

 ライアン氏はインタビューで、トランプ氏を支持するかどうか態度を保留したうえで「私は支持したいと思っているが、(大統領選で勝つために)必要なのは党をまとめることだ。指名候補がその重い任務の大部分を背負わなければならない」と語り、分断された党を結束させる努力を求めた。また、党の基軸である保守的な理念、政策の必要性を強調し、トランプ氏をけん制した。

 これに対し、トランプ氏は「私はライアン氏の政策課題を支持する準備ができていない」と反論したうえで、「おそらく将来において、我々は協力し、何が米国民にとって最善かについて合意できるだろう」とする声明を発表した。

 トランプ氏と、その指名獲得を阻止しようと「トランプ降ろし」を狙った党主流派との溝は深い。米メディアによると、トランプ氏を厳しく「口撃」するなどトランプ降ろしの急先鋒(せんぽう)だったロムニー氏は、トランプ氏を党の正式な候補に指名する7月の党大会を欠席する意向だ。

 また、指名争いに敗れたジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事の父親であるブッシュ元大統領と兄のブッシュ前大統領も今回の大統領選に参加することも関与することもないとし、トランプ氏を支援しない考えを示しているという。

 一方、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は5日、ロサンゼルスで集会を開き、トランプ氏と混乱する共和党を批判。「私たちは何をしでかすか分からない危険な人物を大統領にするわけにいかない」と語り、「彼の言葉は憎しみに満ちている」と非難した。混乱する共和党について「あちら側は怒鳴り合っている」と皮肉り、「私たちは問題を解決する必要がある」と結束を促した。

3363チバQ:2016/05/08(日) 12:22:29
http://mainichi.jp/articles/20160507/k00/00m/030/073000c
米大統領選
共和党内の分裂浮き彫り トランプ氏指名確定

毎日新聞2016年5月6日 21時14分(最終更新 5月6日 21時14分)
【ワシントン会川晴之、西田進一郎】米大統領選の共和党候補指名が確定した実業家ドナルド・トランプ氏(69)は4日、大統領に就任すれば、米軍が駐留する日本など同盟国に駐留経費の全額負担を求める考えを表明した。CNNテレビのインタビューで語った。

 一方、オハイオ州のジョン・ケーシック知事(63)は選挙戦からの撤退を表明した4日の会見で、「この経験を今後、生かしていく」と語ったが、トランプ氏への支持表明はなかった。3日に選挙戦を打ち切ったテッド・クルーズ上院議員(45)もトランプ氏支持の姿勢は見せておらず、党内の分断が浮き彫りになっている。

 トランプ氏はこれまでも、駐留米軍を撤退させる可能性に触れながら、同盟国に負担増を求める考えを示してきたが、今回は「全額負担」を要求する姿勢を明確にした。

 日本の核兵器保有を容認する考えを示した発言については、「私は日本に(核)武装してほしいのではなく、少なくともその(駐留)経費を弁済してほしいのだ」と説明。目的は駐留経費の負担を求めることであり、経費を払わない場合には駐留米軍が撤退し、日本が北朝鮮の脅威を前に自衛するために何が起きるかを語った、という持論を展開した。

3364チバQ:2016/05/08(日) 16:53:54
http://www.sankei.com/world/news/160507/wor1605070049-n1.html
2016.5.7 17:57
【米大統領選】
96年の大統領選候補の重鎮までトランプ氏を支持 共和党のドール氏「有権者の支持尊重が重要」
 米大統領選で共和党の指名獲得を確実にした実業家トランプ氏の陣営は6日、1996年大統領選の党候補だったドール元上院議員から支持を得たとの声明を発表した。

 ドール氏は5日までは態度を明確にしていなかった。声明で、ドール氏は「記録的な数の有権者がトランプ氏を支持した。投票を尊重することが重要だ」と説明した。

 党内ではトランプ氏と距離を置く重鎮が目立つ。ドール氏は1月に米メディアへのインタビューでトランプ氏を支持する可能性を示唆していた。(共同)

3365チバQ:2016/05/08(日) 16:54:19
http://www.sankei.com/world/news/160507/wor1605070023-n1.html
2016.5.7 10:05
【米大統領選】
共和党結束目指し会談へ 下院議長とトランプ氏
 米共和党実力者のライアン下院議長は6日、大統領選の党候補指名を確実にした実業家トランプ氏と12日に会談する考えを明らかにした。米メディアが報じた。トランプ氏指名を巡って党内で賛否が分かれており、会談を通じて党の結束へ糸口を見いだせるかが注目される。

 一方、指名争いから撤退したブッシュ元フロリダ州知事は6日、11月の大統領選ではトランプ氏にも、民主党の候補になるとみられているクリントン前国務長官にも投票しない考えを示した。

 指名争いを撤退したグラム上院議員も6日、トランプ氏の不支持を表明。ツイッターで「支持するのは良心が許さない」と述べた。

 トランプ氏は「グラム氏は私にたたきのめされたのだから、支持できないのは理解できる。彼は救いようがない」との声明を発表した。(共同)

3366チバQ:2016/05/09(月) 19:05:01
http://www.sankei.com/world/news/160509/wor1605090008-n1.html
2016.5.9 09:43
【米西海岸から】
盛り上がるハリウッドの反トランプ現象…選挙戦への影響は?

 映画の都、ハリウッドの目抜き通りの歩道に埋め込まれた2500以上の星形の敷石「ウォーク・オブ・フェーム」はロサンゼルスの観光名所の一つ。映画界やテレビ番組などで功績を認められたハリウッドスターや映画監督、有名人らの名前が刻まれている。

 米大統領選で共和党候補指名を確実にした不動産王、ドナルド・トランプ氏も2007年に名前を連ねた。テレビスターの横顔もあったからだ。

 「性差別や人種差別を助長している」。トランプ氏の言動を批判し、除去を求める署名活動が4月に行われた。「反トランプ」の姿勢を鮮明にする人気俳優や映画監督らも多く、ハリウッドではトランプ氏に逆風が吹きすさぶ。

 英ロックバンド、ローリング・ストーンズは今月4日、トランプ氏の選挙運動でバンドの曲を使用しないよう求めた。トランプ陣営は運動を盛り上げようとヒット曲を度々流してきた。米ロックバンド、エアロスミスやグラミー賞受賞経験がある英人気歌手、アデルさんらに続く使用禁止要請の動きだ。

 ハリウッドの反トランプ現象は盛り上がり、米メディアも大々的に報じるが、選挙戦には影響していないようだ。批判的なトーンでも「ニュースの主役」として扱われることの効果を考えさせられる。(中村将)

3367チバQ:2016/05/10(火) 21:36:10
http://www.sankei.com/world/news/160510/wor1605100013-n1.html
2016.5.10 09:02
【米大統領選】
トランプ陣営、政権移行責任者にクリスティー・ニュージャージー州知事
【ワシントン=加納宏幸】米大統領選で共和党候補の指名獲得が確実な不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は9日、今年11月の本選での勝利に備えて、政権移行チームの責任者にクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事(53)を指名したと発表した。クリスティー氏は2月に候補指名争いから撤退し、トランプ氏への支持を表明していた。

 これまでの政権移行チーム責任者は、新政権で閣僚や大統領首席補佐官などの要職に就くことが多い。トランプ氏の陣営は声明で、クリスティー氏の知識と忠誠心が指名の理由であると強調した。

3368チバQ:2016/05/12(木) 00:39:04
http://mainichi.jp/articles/20160511/k00/00e/030/184000c
米大統領選
ウェストバージニア、民主はサンダース氏勝利

毎日新聞2016年5月11日 10時40分(最終更新 5月11日 12時49分)
共和党、トランプ氏はネブラスカ州含め2州で勝利
 【ロサンゼルス長野宏美】米大統領選の候補指名争いは10日、南部ウェストバージニア州で予備選が行われ、CNNによると、民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)が勝利を確実にした。

<トランプ氏、日本と中国の違い分かっていない?>
<習主席にビッグマックを勧めたトランプ氏の“中国愛”>
<共和党「反トランプ」の重い代償>
<オバマ氏「トランプ氏よ、大統領は娯楽ではない」>
<石破氏「安保条約読んで」 トランプ氏を批判>
 ヒラリー・クリントン前国務長官(68)は既に獲得代議員数で大きくリードしており、指名獲得が濃厚になっている。共和党の指名を確実にしている実業家ドナルド・トランプ氏(69)とクリントン氏が11月の本選で戦う構図は変わらない。CNNによると、クリントン氏は既に2235人の代議員を獲得しており過半数の2383人に近づいている。

 一方、サンダース氏は最後まで選挙を続ける姿勢を示しており、17日に予備選のあるオレゴン州で勝利演説し、「私たちの描く理想像が未来の米国や民主党だ」と、政策に影響を及ぼすことを強調した。さらに「メキシコ系やイスラム教徒、女性を侮辱するトランプ氏を大統領にするわけにいかない。私たちの強みは多様性だ」と語り、クリントン氏よりも自分の方がトランプ氏に勝てると訴えた。

 共和党は他の候補が撤退を表明しており、トランプ氏がウェストバージニア州と中西部ネブラスカ州の予備選で勝利し、代議員を上乗せした。

3369チバQ:2016/05/12(木) 22:44:58
http://www.sankei.com/world/news/160512/wor1605120046-n1.html
2016.5.12 19:38

米で「政府VS州」のトイレ・バトル泥沼化 LGBTを性差別? 法廷闘争に発展
 【ワシントン=加納宏幸】同性愛者や性転換者ら性的少数者(LGBT)に出生証明書と同じ性別のトイレを使うよう求める米南部ノースカロライナ州の州法「HB2」(通称・トイレ法)をめぐる論争が、連邦政府と州が互いを相手取り提訴する事態に発展している。州の判断が性別による差別を禁じた公民権法に反するかが争点となる。

 ノースカロライナ州のマックロリー知事(共和党)はトイレ法について「基本的なプライバシーとエチケットを守るために必要」と主張してきた。一方、民主党のオバマ米大統領はLGBTに対する差別であるとして批判している。

 米司法省はマックロリー氏に書簡を送り、トイレ法が公民権の侵害に当たるとして、9日を期限にトイレ法の施行を拒否する意思があるかを照会。同知事は連邦政府による介入は州に対する越権行為であるとして、ノースカロライナ州の連邦地裁に提訴した。

 マックロリー氏は9日の記者会見で、連邦政府が公民権法について「過激な新解釈」をしていると指摘。米議会に同法の規定を明確化するよう求めた上で「オバマ政権は(実質的に)法律を書き換えることを試み、米議会を迂回(うかい)しようとしている」と非難した。

 これに対し、司法省は9日、トイレ法が公民権法に違反しているとして同州を相手取って提訴。リンチ司法長官は9日、記者会見し、「ノースカロライナ州は性転換者に対し、州によって支援される差別を作り出した」と批判した。

 トイレ法は今年3月に成立。ロック歌手のブルース・スプリングスティーンさんらが同法に抗議するため州内でのコンサートを中止したり、大手企業がノースカロライナ州内での事業計画を見直したりするなどの影響が出ている。

3370チバQ:2016/05/12(木) 22:51:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160512-00000024-reut-n_ame
トランプ・ヒラリー両氏の支持率ほぼ拮抗、本選は接戦か
ロイター 5月12日(木)9時12分配信
[ニューヨーク/ワシントン 11日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補指名獲得をほぼ確実にした不動産王ドナルド・トランプ氏の支持率が、民主党の最有力候補とされるヒラリー・クリントン氏と拮抗(きっこう)していることが、11日に発表されたロイター/イプソスの世論調査で明らかになった。

これは11月8日に実施される米大統領選の本選が、予想以上に接戦となる可能性を示唆している。

今回の調査は6─10日にかけ、1289人を対象にオンラインで実施。クリントン氏を支持すると回答した有権者は41%、トランプ氏は40%、未定は19%だった。同調査の誤差は約3ポイント。

前週のインディアナ州予備選でテッド・クルーズ、ジョン・ケーシック両氏を破り、共和党候補指名獲得をほぼ確実にして以来、トランプ氏が支持率を大きく伸ばしている状況が浮き彫りとなった。

「数字に満足している。良い方向に向かっている」と、トランプ氏はロイターに書面でこのようにコメントした。一方、クリントン陣営の広報担当者は、コメントの要請には応じなかった。

共和党の選挙参謀であるデビッド・カーニー氏は、同調査について、民主党候補指名獲得争いで、バーニー・サンダース上院議員に対し今なお苦戦しているクリントン氏の脆弱(ぜいじゃく)さを露呈するものだと指摘した。

クリントン氏は今年実施された支持率調査のほぼすべてでトランプ氏をリードしており、これまでに支持率が拮抗したのは数回のみ。直近では、マルコ・ルビオ氏が共和党候補の指名争いから撤退した3月中旬に支持率が拮抗した。

一方、トランプ氏も問題を抱えている。各地の予備選で繰り広げた激しい「口撃」のせいで、一部の共和党幹部の支持を取りつけるのに苦労している。ポール・ライアン米下院議長を含む一部の共和党指導層は、トランプ氏への支持を保留している。

トランプ氏は12日にライアン下院議長ら共和党議員と会談する予定だが、論調のトーンダウンや政治的姿勢の明確化を求める圧力に直面するだろう。

バージニア大学の政治学教授、ラリー・サバト氏は、移民流入を阻止するための壁構築費用はメキシコに払わせるなどの公約を掲げるトランプ氏は、マイノリティー(少数派)有権者からの反対の壁にもぶつかる可能性を指摘。

「今回の大統領選は何はともあれ、米有権者の人口構成によって決定づけられるだろう。1週間では変わらない」と、同氏は語った。

*内容を追加します。

3371名無しさん:2016/05/14(土) 14:11:12
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016033100608
トランプ氏、妻めぐり泥仕合=中傷合戦が過熱-米大統領選

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いで、首位の実業家ドナルド・トランプ氏(69)と2位のテッド・クルーズ上院議員(45)の泥仕合がエスカレートしている。互いに妻が攻撃対象にされたと訴え、指名争いに敗れた場合でも相手への支持を拒否する構えを見せている。

 「私の妻と家族に攻撃を仕掛けてくる人を支持する習慣はない」。クルーズ氏は29日のCNNテレビの番組で、最終的な指名候補を支えると誓った党との誓約を事実上破棄。この後出演したトランプ氏も「支持しない」と明言した。
 発端になったのは「反トランプ」を掲げる政治団体がフェイスブック上で流した中傷広告だ。この広告はかつて雑誌に掲載されたトランプ氏の妻メラニアさんのほぼ全裸の写真を転載し、「これが次の大統領夫人。それが嫌ならクルーズ氏に投票を」と呼び掛ける内容だった。

 トランプ氏はこの広告に激怒。裏でクルーズ氏が動いていると決めつけ、ツイッターで「注意しろ、うそつきテッド。お前の妻の秘密を漏らすぞ」と警告。元モデルのメラニアさんとクルーズ氏の妻ハイディさんの写真を並べ、「1枚の写真は1000の言葉ほどに物を言う」と書き込んだ。(2016/03/31-15:29)

3372チバQ:2016/05/15(日) 21:16:10
http://www.sankei.com/world/news/160513/wor1605130041-n1.html
2016.5.13 16:05
【米大統領選】
トランプ氏、ライアン下院議長と会談 ライアン氏は支持表明せず
【ワシントン=加納宏幸】米大統領選で共和党候補の指名獲得を確実にした不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は12日、ワシントンで共和党のライアン下院議長と会談した。両者は、11月の本選に向けて党の団結が必要であることを確認したが、ライアン氏がトランプ氏支持を表明するには至らなかった。

 トランプ氏は既存政治家を批判して支持を集めたものの、民主党で指名獲得が有力なヒラリー・クリントン前国務長官(68)に本選で勝つには共和党指導部との協力が必要となる。クリントン氏に支持率で並びつつあるとの世論調査が出る中、会談では本選勝利に向け「挙党態勢」での支援を求めたとみられる。

 会談後、トランプ、ライアン両氏は共同声明を発表し、「双方にはいくつかの相違点があるが、多くの重要分野で共通点があることが分かった」と強調した。

 ライアン氏との会談を受け、トランプ氏はツイッターに「ライアン氏ら共和党指導者と会い、素晴らしい一日になった。うまくいきそうだ」と投稿した。

 しかし、トランプ氏の暴言や政治姿勢を理由に支持表明を留保してきたライアン氏は記者会見で、会談を通じて「勇気づけられた」としながらも、「党を一体化させるにはしばらく時間がかかる」と語った。今後の政策協議を踏まえて支持するかを判断する意向だ。

 トランプ氏は12日、すでに支持を表明している共和党のマコネル上院院内総務とも会談した。

 マコネル氏はトランプ氏が11月の本選で「非常に競争力がある」との認識を示している。実際、ロイター通信が11日に発表した全米世論調査では、トランプ、クリントン両氏が本選で対決すると想定した場合の支持率は、クリントン氏41%に対してトランプ氏40%。1週間前はトランプ氏が13ポイント下回っていたが、同氏が指名獲得を確実にしたことで互角に持ち込んだ。

 また、米キニピアック大学が10日に発表した世論調査も、本選で勝敗のカギを握る激戦州で、クリントン氏が厳しい戦いを強いられつつあることを示した。

 トランプ、クリントン両氏が本選を戦った場合、中西部オハイオ州ではトランプ氏が43%でクリントン氏の39%を上回った。大票田の南部フロリダと東部ペンシルベニア両州ではいずれもクリントン氏43%、トランプ氏42%で、トランプ氏が1ポイント差に迫った。

3373チバQ:2016/05/15(日) 21:21:11
http://www.sankei.com/world/news/160514/wor1605140019-n1.html
2016.5.14 12:01
【米大統領選】
納税状況公開しないトランプ氏 「納税額ゼロ」の可能性も 広がる疑念 

 【ワシントン=小雲規生】米大統領選で共和党の候補者指名を確実にした不動産王、ドナルド・トランプ氏の不透明な納税状況に疑念が広がっている。トランプ氏は過去の大統領候補が慣例的に公表してきた「納税申告書」を明らかにしておらず、米メディアや民主党での候補者指名が有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官から攻撃を受けている。トランプ氏は将来的な公表は否定していないが、「納税額ゼロ」の可能性もささやかれる実態が今後の選挙戦の逆風になることを恐れているとの見方が強い。

 「他人には関係のないことだ」。トランプ氏は13日、ABCテレビでのインタビューで所得に占める納税額の割合を問われて、逃げの一手に終始した。

 大統領選では候補者が確定申告用に収入や納税額などをまとめた報告書を有権者に公表するのが1970年代からの慣例だ。クリントン氏は夫の元大統領と合算の報告書で、2014年は2800万ドル(約30億円)の収入があり、このうち45・8%を納税したと公表。トランプ氏と指名を争ったテッド・クルーズ上院議員やジョン・ケーシック・オハイオ州知事らも公開している。

 これに対してトランプ氏は自らの報告書が米内国歳入庁(IRS)の監査を受けていることを理由に公表を拒否。監査は報告内容に不備があるかどうかを確認するための措置で、トランプ氏は「監査が終われば喜んで公開する」とする。

 しかし各メディアは「ニクソン大統領は監査中にも関わらず納税報告書を公表した」などとしてトランプ氏の態度を批判。クリントン氏も11日、「私と夫は33年間、報告書を公開してきた」と述べて、自らの透明性とトランプ氏の消極姿勢の対比をアピールした。

 トランプ氏は昨年7月に連邦選挙委員会(FEC)に資金情報を届け出た際には、100億ドル超の資産を保有し、14年には3億6200万ドルの収入があったと発表している。だが、専門家の間からは「IRSに対してはもっと少ない収入を申請して、巨額の税還付を受けているのではないか」「納税額がゼロの可能性もある」との指摘も多い。

 トランプ氏にとって収入の少なさは「成功者」としてのイメージを傷つけるマイナス材料だ。しかも行き過ぎた節税が明るみにでるようなことがあれば、クリントン氏から攻撃材料にされることは間違いない。

 トランプ氏はこれまでに「私の納税申告書は極めて複雑」「巨額の税金を払うのは本当の愚か者だ」とも発言しており、公表に消極的になるだけの理由があるとの見方が広がっている。

3374とはずがたり:2016/05/16(月) 13:31:46

米大統領選 トランプ氏、逃げの一手 納税額明かさず…「ゼロの可能性」も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160515-00000043-san-n_ame&pos=3
産経新聞 5月15日(日)7時55分配信

 【ワシントン=小雲規生】米大統領選で共和党の候補者指名を確実にした不動産王、ドナルド・トランプ氏の不透明な納税状況に疑念が広がっている。過去の大統領候補が慣例として公表してきた「納税申告書」を明かさず、米メディアや民主党で候補者指名が有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官から攻撃を受けている。「納税額ゼロ」の可能性もささやかれ、選挙戦で逆風になることを恐れているとの見方が強い。

 「他人には関係のないことだ」。トランプ氏は13日、ABCテレビでのインタビューで所得に占める納税額の割合を問われて、逃げの一手に終始した。

 大統領選では、候補者が確定申告用に収入や納税額などをまとめた報告書を公表するのが1970年代からの慣例だ。クリントン氏は夫の元大統領と合算の報告書で、2014年は2800万ドル(約30億円)の収入があり、このうち45・8%を納税したと公表した。

 これに対してトランプ氏は、報告書が米内国歳入庁(IRS)の監査を受けているとして公表を拒否。監査は報告内容に不備があるかどうかを確認するもので、「監査が終われば喜んで公開する」としている。

 しかしメディアは、「ニクソン大統領は監査中にもかかわらず納税報告書を公表した」などとトランプ氏の態度を批判。クリントン氏も11日、「私と夫は33年間、報告書を公開してきた」と述べて透明性を強調し、トランプ氏の消極姿勢との違いをアピールした。

 トランプ氏は昨年7月に連邦選挙委員会(FEC)に資金情報を届け出た際には、100億ドル超の資産を保有し、14年には3億6200万ドルの収入があったと発表している。だが、専門家の間からは「IRSに対してはもっと少ない収入を申請して、巨額の税還付を受けているのではないか」「納税額がゼロの可能性もある」との指摘も多い。

 トランプ氏はこれまで、「私の納税申告書は極めて複雑」「巨額の税金を払うのは本当の愚か者だ」などと発言しており、公表に消極的な理由がある-との見方が広がっている。

3375チバQ:2016/05/16(月) 23:33:27
http://www.cnn.co.jp/usa/35082675.html
保守系独立候補擁立の動き 共和党幹部は「自殺行為」と警告
2016.05.16 Mon posted at 17:49 JST
ワシントン(CNN) 米大統領選で実業家のドナルド・トランプ氏が共和党からの指名獲得を確実にするなか、トランプ氏の指名に不満を持つ共和党支持者の間で第三党から保守系の候補者を擁立しようとする動きが出ていることについて、共和党全国委員会のラインス・プリーバス委員長は16日までに、民主党の勝利に道を開いてしまう「自殺行為」だとして警告を発した。
プリーバス委員長はフォックス・ニュースの番組で、第三党から保守系の候補者が出れば保守票が割れて民主党が本選で勝利することを後押しすることになると指摘。そうした人々が懸念している事柄について対処するには別の方法があるとの見方を示した。
「反トランプ」の保守層のなかには、別の候補を立てようとする動きがある。
前回2012年の大統領選の共和党候補だったミット・ロムニー氏はネブラスカ州上院議員のベン・サス氏に声を掛けたという。事情に詳しい情報筋がCNNに明らかにした。
しかし、サス議員は大統領選への出馬を拒否したという。サス議員の広報担当は、大統領選出馬の報道について、「サス議員は以前聞かれたときにもはっきりさせたが、議員には3人の小さな子どもがおり、議員が望む唯一の天職は子どもたちを育てることと、ネブラスカ州に奉仕することだ。答えはノーだ」と述べた。
ロムニー氏の広報からコメントは得られなかった。
そのほか、ウィークリー・スタンダード誌の編集長ビル・クリストル氏などもトランプ氏以外の擁立に動いている。クリストル氏はCNNの取材に対し、自分のような共和党支持者は独立系候補のほうが気持ちよく投票できるとしていた。
ただし、今のところ、候補者は見つかっていないという。

3376チバQ:2016/05/17(火) 21:23:12
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E169976.html
ヒラリー対トランプの「ゴシップ合戦」に突入した大統領選 - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
15:30ニューズウィーク日本版

 アメリカの大統領選は、ここへ来て「ゴシップ合戦」になっています。まず、共和党のドナルド・トランプ候補に関するネタが、先週から今週にかけて色々と繰り出されてきました。

 話題になったのは、トランプが「自分自身をトランプの企業の広報担当者であると偽装」して、「自分でメディアに電話をかけたり、電話を受けたりしていた」というニュースです。その際トランプは「ジョン・ミラー」とか「ジョン・バロン」という偽名を使っていました。

 特に先週13日に「ワシントン・ポスト」が音声と共に報じた内容は、何とも生々しいと言いますか、露骨そのもので大いに話題になりました。具体的には1991年、当時は大変な人気を誇っていた芸能週刊誌「ピープル」が、トランプの会社に総帥の女性スキャンダルについて取材を申し込んだところ、「ジョン・ミラー」という広報担当者から「折り返しの電話」がかかってきたというものです。

【参考記事】米共和党、トランプ降ろしの最終兵器

 この時の通話を「ピープル」の記者は録音していました。まず「ミラー」は、当時「お騒がせ」となっていた、最初の奥さんのイヴァナさんとの結婚生活が破綻しつつあると語った一方、後に2番目の奥さんとなる女優のマリア・メープルスさんとの交際については「夫人とも良好な関係」だし「マリアさんとも良好」だと断言していました。

 さらに「ウチのボスは、マドンナからもデートしようと言われている」とか、「マリアさんと事実上同棲しているにも関わらず、他にも3人ガールフレンドがいるようだ」などと放言していたのです。

 そのテープの音声ですが、おそらくは磁気によって電話信号を録音したものと思われ、音質は良くないのですが、口調は現在のトランプと同じで、ベラベラ喋っている途中で、急に別の話題に振る時の口グセ「By the way......」を言うところは、完全に「そのもの」でした。

 このテープに関して、トランプはNBCの朝の情報番組「トゥデイ」の電話インタビューでは、「絶対に私ではない」と断言していました。ダメージコントロール上は「そう来たか」と思わせる対応ではあるものの、やはり材料が「面白すぎる」ために、これでメディアは一気にヤル気になったようです。

 週末のメディアでは、「トランプの過去はおそらくは地雷原だろう」などという言い方が幅を利かせていましたし、週明けからはトランプが、男性誌「プレイボーイ」の創業者ヒュー・ヘフナーが「プレイメイト」と呼ぶ「専属モデル」を住まわせていた「プレイボーイクラブ」の常連だったという暴露が始まっています。

 もちろん、こうした「ゴシップ」を攻撃する戦法については、トランプの積極的な支持層には届かないでしょう。そうした層は、広報担当者を騙り、プレイボーイとして浮名を流した「過去」は、むしろ彼のバイタリティであり、さらに「お行儀の良い善人」とは違う「開けっぴろげの魅力」だと考えるからです。



 ですが、例えば格差問題への怒りを抱えてサンダースを支持し、そしてヒラリーを憎む余りに「ヒラリーとトランプ」の組み合わせなら「トランプに投票するかもしれない」という若者層には、意外と効くかもしれません。

 現代アメリカ社会は、世代が下に行けば行くほど、男女平等の思想が定着していますし、若者たちには「ヌードモデルを『囲っている』豪邸に出入りしていた富豪」というキャラクターは「嫌悪感をもって」受けとめられる可能性があるからです。それは男女ともにそうです。

 一方で、ゴシップ報道では、クリントン陣営も攻撃を受けています。先週には、「ビル・クリントンの2億円贈与疑惑」が報じられて話題になりました。

【参考記事】打倒トランプへヒラリーが抱える弱点

3377チバQ:2016/05/17(火) 21:23:29
 大統領退任後のビル・クリントンは「クリントン・イニシアティブ」というNGOを運営しており、世界中から集めたカネで「貧困国の水資源確保」や「世界の環境保護」といった活動をしています。

 そのNGOのカネが200万ドル(約2億円)、ある「省エネテクノロジー」開発会社に流れているというのです。またその会社は政府からの研究資金として81万ドル(約8100万円)の助成を受けているのですが、これもクリントンがエネルギー庁に「口利きをした」結果だという報道があります。

 問題は、その会社を運営している女性が「クリントン家の家族ぐるみの友人」で、ニューヨーク郊外のクリントン家に「よく出入りしている」だけでなく、「金髪で離婚歴のある美女」という「思わせぶりの記事」がタブロイド紙を賑わせていることです。

 この種のスキャンダルは、90年代の一連の「ビル・クリントンの女性スキャンダル」を知っている人間には「またか」と思わせるものがあります。仮にそうした疑念を抱いてしまうと、ヒラリーについても「夫への管理不行届」という形での批判につながりかねません。

 また、最終的にNGO団体「クリントン・イニシアティブ」の管理に問題があるということになれば、ヒラリー陣営には大きなダメージになります。ヒラリーとしては、大統領候補に名乗りを上げて以降は「このNGOには自分は一切関わりない」としていますが、それでは済まないでしょう。

 こうした「ゴシップ」は、もちろんアメリカの大統領になろうという人物にとっては「必要な身体検査」であることに間違いありません。ですが、この時期にこのような形で集中して報じられると、選挙の真剣な雰囲気をぶち壊しているようにも思えます。

 私が昨年10月にこの欄で予想した「最悪のシナリオ」がまさに現実になってきたようです。もっとも、この時には「ヒラリー対トランプ」ならヒラリーが圧勝という予想をしていましたが、その点はまったく分からなくなってきました。

3378チバQ:2016/05/18(水) 21:21:55
http://www.sankei.com/world/news/160518/wor1605180017-n1.html
2016.5.18 13:20
【米大統領選】
民主党2州予備選、サンダース、クリントン両候補が勝敗分け合う
【ワシントン=小雲規生】11月の米大統領選に向けた候補者選びで、民主党は17日、ケンタッキー州とオレゴン州で予備選を行った。ケンタッキー州ではヒラリー・クリントン前国務長官が大接戦の末にバーニー・サンダース上院議員を下した。オレゴン州ではサンダース氏が勝利した。

 17日の結果を踏まえたCNNの集計によると、クリントン氏は獲得代議員数(特別代議員含む)を2289人まで伸ばし、今後9州・地域で行われる選挙戦で過半数(2383人)に達する可能性が高い。

 しかしケンタッキー州でのクリントン氏の得票率は46%台で、前回民主党からの候補者指名を目指した2008年に同州で獲得した65%を大きく下回っており、「本選に向けて不安が残った」との声もある。

 一方、サンダース氏は17日、6月7日に予備選があるカリフォルニア州で大規模な集会を開き、「最後の1票が投じられるまで戦う」と述べて、選挙戦の継続を宣言した。

 また共和党も17日にオレゴン州で予備選を行い、すでに候補者指名を確実にしている不動産王のドナルド・トランプ氏が勝利した。

3379チバQ:2016/05/18(水) 21:48:20
http://www.sankei.com/world/news/160518/wor1605180013-n1.html
2016.5.18 11:15

米陸軍長官に初の同性愛者、上院が承認
 米メディアによると、米上院は17日の本会議で、同性愛者であることを公表し、陸軍長官代行を務めたエリック・ファニング氏(47)を陸軍長官に充てる人事を満場一致で承認した。同性愛者と公言して米軍長官になるのは初めて。

 オバマ政権は2011年に同性愛者と公言して軍務に就くことを禁じた国防総省の規定を撤廃し、米軍内での同性愛者差別をなくす取り組みを進めている。(共同)

3380チバQ:2016/05/18(水) 22:00:46
http://mainichi.jp/articles/20160518/k00/00m/030/148000c
米大統領選
「サンダース票」焦点 クリントン氏

毎日新聞2016年5月18日 00時35分(最終更新 5月18日 01時33分)

【ロサンゼルス長野宏美】11月の米大統領選に向けた候補指名争いは17日朝、南部ケンタッキー州で民主党の予備選の投票が始まった。西部オレゴン州でも同日、共和、民主両党の予備選が実施された。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)と共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)が本選で戦う構図が固まりつつあるが、民主党では既成政治に不満を持つ人がバーニー・サンダース上院議員(74)を強く支持しており、クリントン氏が「サンダース票」をいかに取り込むかが焦点となっている。

 「うそつきヒラリー」。ロサンゼルスで5日に開かれたクリントン氏の集会の外で、数百人が抗議デモをした。大半が生活に不安を抱えるヒスパニック系の若者で、サンダース氏を支持する。

 メキシコ系のカルロス・ヘレディアさん(33)は「彼女の発言は整合性がない。1996年にボスニアを訪問した際に狙撃手に狙われたという武勇伝も、映像で誤りが分かった。うそつきより、率直なだけトランプ氏の方がましだ」と語った。

 建設作業員のヘロン・コリーヨさん(32)は「中間層の底上げを主張しているのに、大企業などから無制限に献金を得られるスーパーPAC(特別政治活動委員会)を使っており、金持ちの影響を受けている」と批判。「本選は第三者に入れる」と話した。

 調査会社「YouGov」の調べ(6〜9日)では、クリントン氏とトランプ氏が本選で対決した場合、サンダース氏の支持者のうちクリントン氏に票を入れると答えたのは55%にとどまった。

 既成政治の打破を叫ぶトランプ氏を選ぶ人も15%おり、トランプ氏は2日、FOXニュースで「サンダース氏を支持する多くの若者は自分の方にくるはずだ」と自信を見せた。

 自由貿易に反対、ウォール街など大企業からの政治献金を批判、社会保障制度の充実、富裕層への増税--。非主流派で、無党派層に人気の高いトランプ氏とサンダース氏は政策面で共通点が多い。

 一方、クリントン氏は今、サンダース支持者の「敵」ではないことを強調。「賃金が低すぎて不平等が大きすぎる。ウォール街(の影響)が一般の人を脅かすのは許さない。社会保障を拡大させるべきだ」と訴え、サンダース氏の政策に同調している。

 だが、サンダース支持者は無党派の若者が多く、どれだけ本選でクリントン氏に投票するかは不透明だ。

 ロイター通信の全米の世論調査(11日発表)では、クリントン氏の支持が41%、トランプ氏が40%と拮抗(きっこう)している。

3381チバQ:2016/05/19(木) 23:21:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160519-00000038-asahi-int
トランプ氏、支持率逆転 対クリントン氏で米世論調査
朝日新聞デジタル 5月19日(木)11時59分配信

トランプ氏、支持率逆転 対クリントン氏で米世論調査
米大統領選で共和党の指名獲得が確実となっている実業家のトランプ氏=1月28日、米アイオワ州デモイン、佐藤武嗣撮影
 米FOXニュースが18日に発表した大統領選に関する全米世論調査で、共和党の実業家トランプ氏(69)と民主党のクリントン前国務長官(68)の直接対決を想定した場合、トランプ氏がわずかに上回る結果となった。トランプ氏が指名獲得を確実にしてから、米主要メディアの全米調査で同氏がクリントン氏に対して優位となったのは初めて。

 FOXニュースが今回実施した世論調査では、トランプ氏の支持率が45%で、クリントン氏が42%。前回4月中旬の調査では、クリントン氏が48%で、トランプ氏の41%を7ポイント上回っていたが、今回逆転した。

 今回は特に男性や白人でそれぞれトランプ氏が55%の支持を集め、クリントン氏に20ポイント以上の差をつけた。無党派層も16ポイント差でリードした。クリントン氏に好感が持てないという「非好感度」も、過去最高の61%を記録し、トランプ氏の56%を上回った。

 一方、民主党の指名争いでクリントン氏に食い下がるサンダース上院議員(74)がトランプ氏と対決することを想定した場合は、サンダース氏が46%で、トランプ氏の42%を上回った。(ワシントン=佐藤武嗣)

3382チバQ:2016/05/19(木) 23:21:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160519-00010012-nishinp-int
クリントン氏足踏み 労働者に不人気、膨らむ不安 民主、2州予備選1勝1敗
西日本新聞 5月19日(木)17時22分配信

 米大統領選の民主党候補者指名争いは17日、南部ケンタッキー州と西部オレゴン州で予備選が行われた。指名獲得が確実なクリントン前国務長官(68)はケンタッキーで大接戦の末に「勝利宣言」したが、オレゴンではサンダース上院議員(74)に敗退。クリントン氏は西部カリフォルニア州などで予備選が行われる6月7日に獲得代議員数が過半数に達する見通しだが、共和党の実業家トランプ氏(69)との対決になる公算の11月の本選に向け不安が膨らんでいる。

 ケンタッキーは開票率100%でクリントン氏がリードしているが、得票率の差は1ポイント未満。クリントン氏は4月26日のペンシルベニアなど東部5州の予備選で4州を制し、党候補の指名獲得を確実にしたが、続く5月3日の中西部インディアナ州、10日の南部ウェストバージニア州で連敗。ケンタッキー、オレゴン両州はサンダース氏支持者が多い無党派有権者が参加できないためクリントン氏有利との見方もあったが、それを生かし切れなかった。

 18日午前(日本時間同日午後)のAP通信の推計では、獲得代議員総数はクリントン氏2291人、サンダース氏1528人。763人の大差があり、クリントン氏が6月7日、過半数の2383人に達するのは間違いない。しかし予備選などの結果に縛られない党有力者からなる「特別代議員」を除いた一般代議員数では1767人対1488人で差は279人。一般有権者の間では両者の人気にあまり差がないことが浮き彫りになっている。

 特にクリントン氏は白人労働者層からの不人気ぶりが明白。この層の人気が高いトランプ氏との戦いの不安要因になっている。

 共和党も17日、オレゴン州で予備選を実施し、指名獲得を確実にしているトランプ氏が勝利。カリフォルニアなど5州で予備選が行われる6月7日にトランプ氏の指名も確定する。

=2016/05/19付 西日本新聞朝刊=

3383とはずがたり:2016/05/19(木) 23:31:14
>>3381
どんどん不人気が高まってるのは感じてたけど,実際この結果が出るのを見ると衝撃だなぁ。。

3384チバQ:2016/05/20(金) 21:28:48
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20160520048.html
米下院、LGBTの権利を守る法案を僅差で否決
14:11ロイター

米下院、LGBTの権利を守る法案を僅差で否決
 5月19日、米下院は、連邦政府の契約企業で働くLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の従業員の権利を守る法案を僅差で否決した。写真は同性カップルの小さな絵図が飾られたカップケーキ。2013年6月にサンフランシスコ市庁舎で撮影(2016年 ロイター/Stephen Lam)
(ロイター)
[ワシントン 19日 ロイター] - 米下院は19日、連邦政府の契約企業で働くLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の従業員の権利を守る法案を僅差で否決した。

共和党の議員の多くが反対に回ったためで、議場では「恥だ、恥だ、恥だ」との叫び声が沸き起こった。

この法案は、米民主党のショーン・マロニー議員(NY州選出)が提案したもので、軍事建設・退役軍人歳出法の修正案となっている。下院本会議場での表示によれば、当初は十分な賛成票を得て、成立するとみられていた。

しかし、下院共和党の幹部たちが採決に許された時間を引き伸ばし、党所属議員に立場を変えるように促したことで、法案は結局、213対212で否決された。

民主党所属の183人が修正案に賛成し、共和党の29人も賛成に回った。213の反対票すべてが共和党議員によるものだった。共和党3人と民主党5人の合わせて8議員が棄権した。

議員たちは、投票時と、結果が公表されるまでの数分間に賛否の立場を変えることが認められている。

LGBTへの平等な権利保障は2016年の選挙戦で熱いテーマとなっている。同性婚カップルのウエディングケーキを焼くことは菓子店の「宗教上の自由」を侵害するのか、あるいは、トランスジェンダーがどの公共トイレを使うかを政府が決めるべきか、といった議論が国政レベルで巻き起こっている。

3385チバQ:2016/05/20(金) 21:37:16
http://www.afpbb.com/articles/-/3087669
ヒラリー氏、米大統領選民主党指名争いで「勝利宣言」
2016年05月20日 08:00 発信地:ワシントンD.C./米国
【5月20日 AFP】米大統領選で民主党の候補指名を目指すヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官は19日、バーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員と繰り広げてきた指名争いで、事実上の勝利宣言を行った。

 クリントン前国務長官は米CNNの生放送のインタビューで「私がわが党の候補になる。それはもう決まったことだ」「事実、私が(候補に)ならないことはあり得ない」と述べた。

 バーモント(Vermont)州選出のサンダース上院議員は、指名獲得に向けた激しい争いから依然離脱していないと主張し、最大の州であるカリフォルニア(California)州で来月7日に予備選が行われるまで戦い続ける姿勢を示している。

 そのサンダース氏に対しクリントン氏は、自身の指名獲得は避けられないことを認める時が来たと迫った。これは、同党の指名争いは基本的に終わったという認識を示すクリントン氏の発言としてはこれまでで最も強いものであり、今後は共和党の候補指名を確実にしたドナルド・トランプ(Donald Trump)氏との一騎打ちに焦点を合わせていくとみられる。

 同時にクリントン氏は、2008年大統領選の激しい指名争いで自身が当時の「(バラク・)オバマ(Barack Obama)上院議員に対して行ったのと同じように」、この戦いが終わればサンダース氏も協力してくれるはずだと自信を示した。(c)AFP

3386チバQ:2016/05/23(月) 21:00:01
http://www.sankei.com/world/news/160523/wor1605230010-n1.html
クリントン、トランプ両氏に際立つ「嫌悪度」 米WP紙世論調査「これほど厳しい評価は過去にない…」

【2016米大統領選〜ホワイトハウスへの道〜】
 【ワシントン=小雲規生】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は22日、最新の世論調査の結果として、11月の米大統領選で対決する公算が大きい民主党のヒラリー・クリントン前国務長官と共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏の双方の不人気ぶりが際立っていると報じた。同紙は「二大政党の候補者がこれほどまで厳しい評価を受けたことは過去の歴史ではなかった」としている。 

 登録有権者に対して両氏の好感度を尋ねたところ、「好ましくない」との回答がクリントン、トランプ両氏ともに57%に達した。「極めて好ましくない」との回答はクリントン氏が46%、トランプ氏が45%でいずれも高い割合を占めた。

 一方、「今日が投票日ならばどちらに投票するか」との質問には44%がクリントン氏、46%がトランプ氏と回答し、トランプ氏がわずかにリード。ただし「大統領選ではどちらが勝つと思うか」の質問に対しては、クリントン氏との回答が49%で、41%のトランプ氏を上回っている。

 また「第3党の候補者を望むか」の質問には、51%が「望む」と答えた。

3387とはずがたり:2016/05/23(月) 22:59:30
>トップ大学の学費は年間500万円を超え、学費ローンという借金を抱える大学卒業生は半数以上。卒業時点での借金の平均は現時点で500万円程度だという。しかも、アメリカでは、四年制の大学を卒業しただけでは高給の職には就けない。「海洋生物学を学んだのに、それを活かすためには大学院に行く必要があり、その資金を貯める就職先がない」と嘆く若者や、「非営利団体での仕事は楽しいけれど、給料が安いのでローンを返せない」とぼやく若者が筆者の知り合いにも沢山いる。しかも彼らは、アメリカでは収入が上位10%に属する中産階級の子弟なのだ。
なんで中産階級の子弟が大学出るだけで困窮しないと行けないんだヽ(`Д´)ノアメリカの競争社会の行き過ぎは狂っとるなぁ(;´Д`)

サンダース旋風の裏にある異様なヒラリー・バッシング
実現困難なサンダースの公約に共感してヒラリーを敵視する「バーニー・ブラザーズ」とは
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/post-4539.php
2016年2月17日(水)15時30分
渡辺由佳里(エッセイスト)

 2008年の大統領選挙では、若者たちがバラク・オバマを熱狂的に支持した。共和党のブッシュ大統領(当時)が始めたイラク戦争が泥沼化し、膠着状態に陥った連邦議会への不信が高まるなか、黒人で、新人上院議員のオバマは、「政治と国を変えてくれる救世主」としてすがりつくのに最適の人物だった。当時若者の間では、アメリカの古い世代とその価値観を否定する行為として、フェイスブックの名前のミドルネームをオバマにならって「フセイン」にするのが「かっこいい」こととして流行った。

 今回2016年の大統領予備選挙で、リベラルな若者たちから熱狂的に支持されているのは、自称「民主的社会主義者」のバーニー・サンダースだ。昨年大統領選への出馬を発表したときには、メディアから「絶対に勝ち目はない」と笑い者にすらされていたサンダースだが、今月9日のニューハンプシャー州予備選では、ヒラリー・クリントンに支持率で25ポイントの大差をつけて圧勝した。

 この珍現象を可能にしたのは、ちょうど大学生くらいの年代の若者たちだ。

 連邦議会の議員としては、ヒラリーより長いキャリアを持ち、しかも6歳も年上の74歳の白人のサンダースを、なぜ若者が支持するのだろうか?

 アメリカでも不思議に思われているこの現象を、ニューハンプシャー予備選の取材を通して体感してきた。

 予備選の投票の4日前、バーニーとヒラリーの両候補が講演する民主党のイベントが開催された。会場前では、マイナス10度の厳しい寒さにもかかわらず、候補のボランティアたちがプラカードを持って立っていた。

 ここまではよくある風景だが、会場入り口に近づくと大音響で音楽が流れている。「政治イベントにしては現代的でヒップな曲だな」と思い見てみると、録音ではなく、テントでDJがプレイしている。テントにはサンダースの愛称「バーニー」と書いてあり、その前で若い女性がフラフープを回しながら腰をくねらせて踊っている。

「どこかで見たような風景だ」と思って、すぐに気付いた。ロックコンサート、それもグレイトフル・デッドのコンサートだ。

 グレイトフル・デッドは、1960〜70年代にかけて流行ったヒッピー文化とカウンターカルチャーを代表するロックバンド。この時代の若者はベトナム戦争で政府への不信感を募らせ、既成の社会体制を否定して新しい価値観を見出そうとしていた。それがカウンターカルチャーであり、ヒッピー・ムーブメントだった。

 サンダースの支持者は、他の候補と比べると圧倒的に若者が多い。「民主的社会主義」の理念でアメリカの政治を根本的に変えることを約束するサンダースは、現代の若者にとっては「反体制」の指導者であり、21世紀のカウンターカルチャーのリーダーとみなされている。

 もちろん違いはある。20世紀のカウンターカルチャーの背景にはベトナム戦争があったが、徴兵制度がない今の若者にとって、泥沼化しているイラク戦争はさほど身近なものではない。それよりも、値上がりを続ける大学の授業料と就職難のほうが肌で感じる切実な問題なのだ。

3388とはずがたり:2016/05/23(月) 22:59:41

 トップ大学の学費は年間500万円を超え、学費ローンという借金を抱える大学卒業生は半数以上。卒業時点での借金の平均は現時点で500万円程度だという。しかも、アメリカでは、四年制の大学を卒業しただけでは高給の職には就けない。「海洋生物学を学んだのに、それを活かすためには大学院に行く必要があり、その資金を貯める就職先がない」と嘆く若者や、「非営利団体での仕事は楽しいけれど、給料が安いのでローンを返せない」とぼやく若者が筆者の知り合いにも沢山いる。しかも彼らは、アメリカでは収入が上位10%に属する中産階級の子弟なのだ。

 国民の収入格差は、現代アメリカが抱える深刻な問題だ。上位0.1%に属する少数の金持ちが持つ富は、下方90%が持つ富の合計と等しく 、70年代にはアメリカの過半数だった「中産階級」(調査機関ピュー研究所の定義では、国民の平均年収の3分の2から2倍の収入がある層) が消えつつある。

 サンダースは、大衆の心をとらえやすく、覚えやすいようにするためだろう、「99% vs 1%」という数字を使っている。不公平な時代に生まれたことに憤る若者たちにアピールするのが、サンダースの「近年では、経済がもたらす新たな収入の99%は、上位1%に行っている」 というスピーチと、次のような公約だ。

・大学の学費を無料にする
・北欧のように国民全員が無料で医療を受けられるようにする
・中産階級から搾取して富を独占するウォール街を解体し、収入と富の平等を図る

 60年代の若者の敵は、戦争や人種差別を続ける政府だった。サンダースを支持する現代の若者の最大の敵は「上位1%に属する大富豪」であり、その1%を独占する「ウォール街」だ。このあたりは、2011年の「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」運動の流れを受け継いでいる。

 彼らは、共和党候補だけでなく、サンダースのライバルであるヒラリーと、ヒラリーを応援する政治家も、上位1%を支える「体制」側の敵とみなしている。ニューハンプシャー州マンチェスター市で開催された民主党のディナーイベントで、それは如実に見て取れた。

 イベント会場は、ふだんはアイスホッケーの試合が行われるアリーナで、面白いことに、バーニーとヒラリーの双方の支持者が、対戦するホッケーチームを応援するファンのように、ステージを挟んで左右に綺麗に分かれて座っていた。

 ヒラリー応援団には、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)活動家、人権理事会(HRC)、家族計画連盟(Planned Parenthood Federation)といった支援団体のメンバーが目立ち、まとまった感じだった。

 一方のサンダース応援団は若者が多いが、60〜70歳くらいの年配の人が結構混じっている。彼らも、かつてはジャック・ケルアックの本をベルボトムのジーンズのお尻のポケットにつっこみ、ウッドストックや反戦運動に出かけた若者たちなのだろう。

 大学の学費を無料にするためには、巨額な資金が必要だ。医療費もそうだ。「ではその資金はどこから持ってくるのか?」という人々の疑問に対して、サンダース陣営からは「ウォール街から」という答えが戻ってくる。

 シンプルな回答にサンダース支持者は満足しているようだが、少しでも現実的になれば、それが不可能なことは明らかだ。彼らが望むとおりウォール街を解体して搾取しても、経済の混乱を引き起こすだけで国民全員に無料で大学教育と医療を与えることはできない。サンダースが成功例として挙げる北欧諸国は租税や消費税が高いが、彼らはアメリカの税金が上がるのは断固として反対のようだ。トップ1%の金持ちが下方99%のコストを払えばいいと信じている。

 サンダース信奉者たちは、「タダ」を実現するコストについては考えない。

 さらに、60年代ヒッピーの合言葉は「ラブ&ピース」だったが、サンダース支持者たちは、どちらかというと「ラブ」よりも「ヘイト(憎しみ)」の方が強いようだ。

「大学の学費を無料にする」というサンダースの政策に対して、ヒラリーは「私とバーニーが求めることは同じ。けれども、私は現実主義者。できることしか約束しない」と反論するが、サンダースの支持者は許さない。理想主義者の彼らは、少しでも「体制」の臭いがするものを徹底的に攻撃する。

3389とはずがたり:2016/05/23(月) 22:59:58
>>3387-3389

 女性で民主党全国委員長のデビー・ワッサーマン・シュルツがスピーチを始めると、すぐにあちこちからヤジが飛び始めた。私は偶然サンダース応援側の席に座っていたのだが、大声でヤジやブーイングをしているのは、私の周囲にいる若い男性たちばかりだ。

 席を2つ挟んだ右手の男性は、サンダースの名前をネオンのように光らせたプラカードを胸に掲げ、「You suck!(おまえは最低だ!)」とひっきりなしに大声で叫び続けている 。

 これがメディアで噂の「Bernie Bros(バーニー・ブラザーズ)」だ。

 サンダース支持者のなかには、ソーシャルメディアやニュースメディアのコメント欄に人格攻撃に近いヒラリー批判を書きこみ、それに反論する女性がいれば、「自分のほうが正しい」という独善的な態度でその女性まで攻撃する若い男性が増えている。彼らは「Bernie Bros」と呼ばれ、インターネットでは以前から話題になっていた。

 メディアでは「そういう人がいても、少数だけ。それで苦情を言うヒラリー陣営は大げさ」と捉えていたが、このイベントでヤジを飛ばす若い男は少数ではない。

 元女性州知事で現職上院議員のジーン・シャヒーンがヒラリー支持表明のスピーチをしている最中も、ブーイングや大声のヤジは続いた。

 60歳くらいのサンダース支持者の女性が、見るに見かねて前に座っている若者に注意したところ、彼は顔を真っ赤にして「憲法修正第1条で保障された表現の自由を知らないのか? 僕には発言の自由がある!」と、注意した女性に向かって怒鳴り始めた。

 共和党候補のトランプのイベントでも、応援にかけつけた政治家に悪態をつく支持者がいたが、態度の悪さでは、サンダース支持者はトランプ・ファンと同等だ。

 Bernie Brosを見ていると、どうやら「革命」を口実にして、「体制」を象徴するヒラリーやその支持者を血祭りにあげることで自己満足に浸っている若い男性が少なくないようだ。

 一般論では「若者が政治に関心を抱き、参加するのは良い事」なのだろうが、Bernie Brosを目撃した今は、疑問を感じずにはいられない。

 妥協を許さない「オール・オア・ナッシング」の理想を貫けば、社会は機能しなくなるし、戦争を回避することもできない。ヒラリーを叩きのめして、11月の本選で共和党候補を勝たせれば、極右の最高裁判事を任命し、「女性が中絶を選ぶ権利」や「同性婚の権利」が撤回される可能性もある。その危険を訴えるLGBTや人権理事会のメンバーからの意見には、サンダースの熱狂的支持者は耳を傾けようとはしない。

 そんな若者たちが、「票」という武器を手にしてソーシャルメディアで仲間に「革命」を呼びかける現状こそが、アメリカの民主主義の危機なのかもしれない。

3390チバQ:2016/05/24(火) 20:04:38
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016052300064
米大統領選「ましな悪」の選択に=サンダース氏、指名なければ



米大統領選で民主党指名候補を争うバーニー・サンダース上院議員=21日、カリフォルニア州ナショナルシティー(AFP=時事)
 【ワシントン時事】米大統領選で民主党指名候補を争うバーニー・サンダース上院議員(74)は、22日放映のABCテレビのインタビューで、自身が指名されず、前国務長官のヒラリー・クリントン氏(68)と実業家ドナルド・トランプ氏(69)が民主、共和各党候補として戦うことになれば、大統領選は「よりましな悪」の選択になると指摘した。
 サンダース氏は、「ましな悪」とは自身でなく国民が称していることだと説明。クリントン、トランプ両氏ともに国民から「嫌われている」と述べ、「経済的、社会的正義のために戦っているわれわれこそ支持されている」と訴えた。(2016/05/23-08:51)

3391チバQ:2016/05/26(木) 00:04:04
http://mainichi.jp/articles/20160525/k00/00m/030/039000c
米大統領選
トランプ氏支持率、クリントン氏を初リード

毎日新聞2016年5月24日 19時36分(最終更新 5月24日 23時04分)
 【ニューヨーク國枝すみれ、ロサンゼルス長野宏美】米大統領選に向け共和党の指名獲得を固めている実業家ドナルド・トランプ氏(69)が世論調査の平均支持率で民主党の有力候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)を初めて上回った。トランプ氏が支持基盤を固め、クリントン氏と激しく競り合っている。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた13〜19日の全米調査の平均値では、トランプ氏とクリントン氏の対決を想定した場合、トランプ氏支持が43.4%とクリントン氏の43.2%を0.2ポイント上回った。22日発表のABCテレビとワシントン・ポスト紙の合同調査では、トランプ氏支持は46%でクリントン氏の44%を2ポイント上回った。3月上旬はトランプ氏41%、クリントン氏50%だった。

 また23日発表のNBCテレビとウォール・ストリート・ジャーナル紙の世論調査によると、クリントン氏の46%に対し、トランプ氏は43%。トランプ氏は4月中旬の11ポイント差を3ポイント差まで縮めた。

 NBCによると、11月の本選でトランプ氏に投票すると答えた共和党員は4月の72%から86%に伸び、トランプ氏が共和党員の支持を固めつつあることが分かる。クリントン氏にくら替えすると答えた共和党員は1カ月で13%から6%に減った。

 一方、各種調査では両氏の好感度の低さが際立ち、1984年の大統領選以降、最も不人気な候補とも評される。ワシントン・ポスト(電子版)は22日、有権者の6割近くが両氏に好感を持っていないとし、「2大政党の候補者がこれほど厳しい評価を受けたことはない」と報じた。

 同紙とABCテレビの調査ではトランプ氏もクリントン氏も「好ましくない」が57%。「極めて好ましくない」はクリントン氏が46%、トランプ氏が45%を占めた。CBSテレビとニューヨーク・タイムズ紙の調査(13〜17日)でも、両候補を「好ましくない」とする回答が過半数だった。

 米西部のカリフォルニア州立大に通うホセ・アポラヤさん(18)は「何をするか分からない差別的なトランプは論外だし、不誠実な印象のヒラリーにも入れない。本選は第3党の候補を選ぶ」と語った。

3392チバQ:2016/05/26(木) 22:24:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00000004-jij_afp-int
米11州、政府を提訴 トランスジェンダーのトイレ使用指針に異議
AFP=時事 5月26日(木)9時16分配信

米11州、政府を提訴 トランスジェンダーのトイレ使用指針に異議
米首都ワシントンのコーヒーショップにある、性別に関係なく利用できるトイレ(2016年5月5日撮影)、【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米国のバラク・オバマ(Barack Obama)政権が全米の公立学校に対し、トランスジェンダー(性別越境者)の生徒・学生に自分の認識する性別に基づいたトイレの使用を認めるよう要請する指針を通達したことを受け、テキサス(Texas)など11州の政府が25日、一方的な「行政命令」によって現行法を書き換えようとしているとして、連邦政府を相手取り訴訟を起こした。

 司法省と教育省は今月13日、全米の公立学校地区と大学に送付した通達で、トランスジェンダーの生徒・学生にとって安全な環境を提供するためのガイドラインを規定。特に学校側に対し、トランスジェンダーの生徒らが出生証明書に記載されている性別ではなく、自認する性別に応じたトイレを使用することを認めるよう求めた。

 この指針は、連邦政府の助成を受ける教育機関での性差別を禁じる1972年成立の連邦教育法第9編(Title IX)に基づいた措置とされ、オバマ政権は、同法により生徒らの性自認は保護されていると主張している。通達に法的拘束力はないが、指針に背いた学校に対しては、訴訟や補助金削減などの措置が講じられる可能性がある。

 11州の政府は、テキサス州ウィチタフォールズ(Wichita Falls)の連邦地方裁判所に提出した訴状で、連邦政府は「民主主義的プロセスを無視し、子どもとプライバシーを保護する常識的な政策を踏みにじった」と非難。裁判所に対し、連邦政府の通達を無効とするよう求めている。

 訴訟には原告として、テキサスを筆頭に、アラバマ(Alabama)、アリゾナ(Arizona)、ジョージア(Georgia)、ルイジアナ(Louisiana)、メーン(Maine)、オクラホマ(Oklahoma)、テネシー(Tennessee)、ユタ(Utah)、ウェストバージニア(West Virginia)、ウィスコンシン(Wisconsin)の各州が参加。うち9州は、共和党員が知事を務めている。またこのほかに、同じく共和党が政権を握っているミシシッピ(Mississippi)とカンザス(Kansas)の2州も、オバマ政権の指針に従わない方針を示唆している。

 米国では、トランスジェンダーのトイレ使用をめぐり、当事者らと保守派との間での論争が激化している。この「トイレ論争」は、ノースカロライナ(North Carolina)ではすでに連邦政府との法廷闘争に発展。トランスジェンダーが出生時の性別に合わせたトイレを使用するよう義務付けた同州の州法をめぐり、州政府とオバマ政権が訴訟合戦を繰り広げている。【翻訳編集】 AFPBB News

3393チバQ:2016/05/26(木) 22:26:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00000021-reut-n_ame
クリントン氏、公務の私用メール使用は規則違反=国務省報告
ロイター 5月26日(木)8時56分配信

クリントン氏、公務の私用メール使用は規則違反=国務省報告
5月25日、クリントン前国務長官が在任中に公務で私的な電子メールアドレスを使っていた問題で、事前に国務省の承認を得ておらず、メール使用自体が規則に違反していたことが分かった。カリフォルニア州ブエナパークで撮影(2016年 ロイター/LUCY NICHOLSON)
[ニューヨーク 25日 ロイター] - ヒラリー・クリントン前国務長官が在任中に公務で私的な電子メールアドレスを使っていた問題で、同氏が事前に国務省セキュリティー当局の承認を得ておらず、公務での私用メールの使用自体が国務省規則に違反していたことが、25日分かった。


調査に当たっている国務省監察総監室(OIG)がまとめた報告書で明らかになった。

クリントン氏は米大統領選で民主党候補の指名がほぼ確実となる一方、同氏の私用メール問題をめぐっては、米連邦捜査局(FBI)などによる調査が続いている。

OIGの報告書によると、クリントン氏は公務に私用メールを使うに当たり、国務省セキュリティー当局に相談し、承認を得るべきだったが、その証拠は見つからなかった。また、セキュリティー当局者はOIGに対し、公務に関するやり取りをもっぱら私用メールで行うことは国務省規則に違反する上、セキュリティー上のリスクがあるため、承認することはないと語ったという。

報告書は、クリントン氏より前の歴代国務長官の電子メールの記録管理に関する問題点も明らかになったとしている。

クリントン氏や歴代国務長官からのコメントは得られていない。

※英文参照番号[nL2N18M0QB](契約の内容によっては英文がご覧いただけない場合もあります)

3394チバQ:2016/05/26(木) 22:26:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160526-00000509-san-s_ame&pos=5
伊勢志摩サミット ネットに「舛添知事は見習え」の声が続々 カナダのトルドー首相 日本のオフをポケットマネーで過ごす
産経新聞 5月26日(木)10時10分配信

伊勢志摩サミット ネットに「舛添知事は見習え」の声が続々 カナダのトルドー首相 日本のオフをポケットマネーで過ごす
「イケメン」で知られるカナダのジャスティン・トルドー首相(左)=24日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)(写真:産経新聞)
 公金の公私混同疑惑が噴出している東京都の舛添要一知事(67)に対し、伊勢志摩サミットに出席するために来日しているカナダのジャスティン・トルドー首相(44)を見習えとの声がネット上でわき起こっている。

 トルドー首相は首脳会議前日の25日、夫人と共に日本の伝統的な旅館に滞在。トルドー首相は、都内で記者団に対し、11回目となる結婚記念日を祝う費用はポケットマネーから出すと説明。さらに、「これは、国家に仕えるためには必要不可欠だと私が常々述べている、ワークライフバランスの一例だ」と述べた。

 これが報じられ、ツイッターや掲示板に祝福の声が続々と寄せられたほか、舛添知事を引き合いに「ポケットマネーだってよ、聞いたか?」「当たり前のことだが、爪の垢を煎じて飲ませたい」「聞いてる?舛添さん」「恥を知っていれば、舛添知事はもう外国へ行けない」などの投稿や書き込みが相次いでいる。

 首相は夫人を同行しているが、日本文化に触れながら結婚記念日を祝い、費用をポケットマネーでまかなったという。

3395チバQ:2016/05/28(土) 09:40:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3088591
オバマ米大統領、広島・平和記念公園で追悼演説
2016年05月27日 19:41 発信地:広島

【5月27日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は27日、広島の平和記念公園(Hiroshima Peace Memorial Park)で、原爆の犠牲者に追悼した。同公園を訪れるのは現職の米大統領として初めて。

 オバマ大統領は頭を下げ、暗い面持ちで献花し、目を閉じてひと時立ち止まった後に退き、安倍晋三(Shinzo Abe)首相が献花するのを見つめた。

 献花後、オバマ大統領は原爆の生存者たちを前に崇高な演説を行い、1945年8月6日に広島を破壊した原爆は「人類が自らを滅ぼす手段を手に入れたことを示した」と語った。「71年前、空から死が落下し、世界が変わった」

「われわれはなぜこの場所、広島に来たか。そう遠くない過去に放たれた恐ろしい力について熟慮するために来た。死者を追悼するために来た」(バラク・オバマ大統領)

「彼ら(犠牲者)の魂がわれわれに語りかけ、われわれに自らの内面を見るように問いかけ、われわれが何者なのかを見つめるよう求める」

「技術的進歩は、それに見合った人類の制度の進歩がなければ破滅をもたらしかねない。原子の分裂をもたらした科学の革命には、倫理的な革命も必要だ」

「それゆえに、われわれはここへ来て、ここに立ち、この都市の真ん中に立ち、爆弾が投下された瞬間を想像しようと自らを強いる」「われわれは、目にしたものに混乱した子どもたちの恐怖を感じようと、自らを強いる。声の出ない泣き声に耳を傾ける」

 演説後、オバマ大統領は高齢の原爆被害者たちと面会した。(c)AFP


http://www.sankei.com/world/news/160528/wor1605280015-n1.html
2016.5.28 07:49
【オバマ大統領広島訪問】
米メディアはどう伝えたか? 「心揺さぶられる瞬間」「日米の特別な関係を明示」

【ワシントン=小雲規生】米主要メディアは27日、オバマ大統領の広島訪問について「繊細さが要求される判断だった」などとして詳しく報じた。いずれもオバマ氏が謝罪を避けながらも、「核なき世界」の実現に向けたメッセージを重視したとしている。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)はオバマ氏が平和記念公園での演説後に被爆者と抱擁しあったことを「心揺さぶられる瞬間」と表現。オバマ氏と安倍晋三首相が献花後に交わした握手は「日米の特別な同盟関係を明確に示すものだ」とした。一方で広島訪問には中国や韓国で懸念が出ていたことも伝えた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は謝罪との受け止めを避けたいオバマ氏は被爆者と私的な場で会わず、公衆の場での短時間の会話に留めたと指摘。原爆資料館訪問も簡単なものだったとした。米紙ワシントン・ポスト(電子版)はオバマ氏の狙いは「核軍縮と不拡散に向けた米国の決意を改めて示すことだった」と分析した。

 CNNテレビも27日朝から広島訪問をトップニュースとして放送。オバマ氏の演説や被爆者との会話の様子を伝えた。

3396チバQ:2016/05/28(土) 09:41:58
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052700674&g=pol
歴史の旅、未来見渡す=ベトナムと広島を初訪問-アジア重視の集大成・米大統領



広島平和記念資料館を出て、献花に向かう米国のオバマ大統領(中央)=27日午後、広島市中区
 オバマ米大統領は27日、ベトナムと日本での政治日程を終えて帰国の途に就いた。オバマ氏にとっては、かつて激戦を繰り広げた両国との痛みを伴う歴史を直視する旅だった。「最終目的地」は政権が掲げてきたアジア太平洋へのリバランス(均衡)政策を未来に進める道筋を示すことだ。戦後70年を経て、米大統領の被爆地・広島訪問を初めて実現させたことは、アジア重視外交の集大成とも言える。


 ◇原爆の記憶は消えない
 オバマ大統領は27日夕、岩国基地(山口県岩国市)から専用ヘリコプターで広島入りし、平和記念公園に約1時間滞在。平和記念資料館(原爆資料館)で「私たちは戦争の苦しみを経験した。平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持とう」と記帳した。

27日、広島市中区の平和記念資料館を訪問したオバマ米大統領による記帳
 「1945年8月6日の朝の記憶は決して消えることはない」。オバマ氏は被爆者を含む約100人足らずの招待者を前に、原爆投下の是非には踏み込むことなく「戦争が双方の市民に悲劇をもたらした」ことを繰り返し強調した。原爆投下への謝罪は行わないものの、逆に戦争の是非にも触れないことで「われわれ(米国)も悪かった」(オバマ氏側近)ことをにじませた。
 ◇「対中国ではない」
 来日前に訪れたベトナムでは、対ベトナム武器禁輸の全面解除に踏み切った。両国の共通の課題となっている中国への包囲網といった見方がある一方で、オバマ大統領が「中国は関係ない。両国関係が完全に変化したことを示したかった」と述べた言葉にうそはないだろう。
 米国は2014年に武器禁輸を部分解除しているが、ベトナムはこれまで武器を一切購入していない。ベトナムは南シナ海の領有権をめぐって中国と激しく対立する一方で、インフラや食品の輸入など経済面では中国に依存している。
 大統領は24日、ハノイで学生ら約2300人の聴衆を前に演説し、ベトナム戦争に言及し「300万人のベトナムの兵士と市民、5万8315人の米国民が命を失った」と語った。その上で「両国は痛みと尊い犠牲を忘れてはならない」と誓った。
 ◇旧敵とも和解は可能
 大統領の今回の歴訪には、隠れたテーマがもう一つある。それは原爆投下を含めて戦火を交えた敵同士の「和解は可能」というメッセージだ。ベトナムでは、チャン・ダイ・クアン国家主席との共同記者会見で「相互利益と尊重に基づいて対話すれば、関係を変化させることが可能だ」と強調。広島では「日米は同盟だけではなく、友情を育んだ」と訴えた。
 オバマ氏はこれまで、ウクライナ情勢やシリア情勢で軍事介入を避けていることから、野党共和党から「弱腰」と批判されてきた。だからこそ大統領は、被爆地から戦争の悲惨さと和解、未来への可能性を結び付けることで、あくまで平和を追求する哲学を外交レガシー(遺産)としたい考えだ。(2016/05/27-23:54)

3397名無しさん:2016/05/28(土) 21:05:03
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052600940&g=pol
トランプ氏は「無知」=G7首脳も注目-オバマ氏

 オバマ米大統領は26日に主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の会場で開いた記者会見で、大統領選で共和党の指名獲得を確実にした実業家ドナルド・トランプ氏が掲げる政策は「世界情勢に関する無知をさらけ出している」とこき下ろした。 

 トランプ氏は移民流入を阻止するため、対メキシコ国境に壁を建設するなどと発言している。大統領は、他の首脳が「大統領選に非常に注目している」と指摘。「(首脳らは)どれだけ真剣に(トランプ氏の)発言を受け止めたらいいのか分からないでいる。彼らが混乱しているのはもっともなことだ」と語った。(2016/05/26-21:22)

3398チバQ:2016/05/29(日) 19:46:52
http://mainichi.jp/articles/20160529/k00/00e/030/171000c
米大統領選
第3の候補待望論 

毎日新聞2016年5月29日 16時44分(最終更新 5月29日 17時04分)
 米大統領選で民主、共和両党以外の「第3の候補」待望論がくすぶり続けている。現状では民主党のクリントン前国務長官(68)と共和党の実業家トランプ氏(69)の一騎打ちになる公算が大きいが、2人とも好感度は極端に低く、支持者以外の不人気ぶりが顕著だ。有力な第3の候補が登場すれば、選挙戦を左右する可能性もある。

 NBCテレビの世論調査では、第3の候補が出馬すれば、投票を「検討する」と答えた人は47%に上った。2012年の大統領選時は40%、08年は38%にとどまっており、かなりの有権者がクリントン、トランプ両氏以外の選択肢を求めているのは明らかだ。(共同)

3399チバQ:2016/05/30(月) 21:17:39
http://mainichi.jp/articles/20160531/k00/00m/030/047000c
米大統領選
「第三の候補」浮上 2大政党候補好感度低く

毎日新聞2016年5月30日 21時12分(最終更新 5月30日 21時12分)
 【ロサンゼルス長野宏美】米大統領選で共和、民主両党以外の選択肢として注目されている小政党「リバタリアン党」は29日、フロリダ州の党大会で、ゲーリー・ジョンソン元ニューメキシコ州知事(63)を大統領候補に選出した。

 11月の本選で対決が予想される共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)と民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は好感度の低さが際立ち、「第三の候補」を望む声が高まっている。こうした不満を受け皿に、第三党が選挙戦に影響を与える可能性がある。

 リバタリアン党は1971年結党。自由至上主義で、市場経済や個人の自由を尊重する。政府の役割を縮小する「小さな政府」を唱える点では共和党に近く、人工妊娠中絶や同性婚などに寛容な点は民主党に近い。

 ジョンソン氏は95〜2003年にニューメキシコ州知事を務めた。12年の大統領選で共和党の指名争いに出馬し、その後、リバタリアン党にくら替えして党の指名を獲得したが、得票率は1%以下だった。

 同党は大統領選で1%以上の票を得たことがないが、FOXニュースが18日発表した世論調査の支持率では、トランプ氏の42%、クリントン氏39%に続き、ジョンソン氏も10%を獲得した。NBCテレビとウォール・ストリート・ジャーナル紙の調査(19日)では、第三の候補への投票を「検討する」と答えた人は47%で、12年の40%、08年の38%を上回った。

 米国では現在の2大政党制が確立した20世紀以降、第三党から大統領は出ていない。だが、92年の大統領選で実業家のロス・ペロー氏が無所属から立候補して約19%の支持を獲得。共和党のジョージ・ブッシュ大統領(父)の票を奪い、ビル・クリントン大統領の誕生につながる一因になったとされる。

3400チバQ:2016/05/30(月) 21:36:31
http://www.afpbb.com/articles/-/3088757
米リバタリアン党、元州知事を大統領候補に 不満の受け皿目指す
2016年05月30日 14:17 発信地:ワシントンD.C./米国
【5月30日 AFP】米国の小政党リバタリアン党(Libertarian Party)は29日、ゲーリー・ジョンソン(Gary Johnson)元ニューメキシコ(New Mexico)州知事を大統領候補に指名した。共和党の指名獲得を確実にした不動産王のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏、民主党の指名争いを優位に進めるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官への世論の不満が伝わるなか、党の規模を超えた大きな影響を大統領選に与えていきたい考えだ。

 リバタリアン党は「最小の政府と最大の自由」(党代議員)の実現を中心的な目標に掲げる。この日、フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)で党大会を開き、党の大統領候補を選んだ。

 ジョンソン氏はたたき上げの実業家で元共和党員。所得税の撤廃と米内国歳入庁(IRS)の廃止を主張しており、州知事時代には減税と官僚組織のスリム化に取り組んだ。マリフアナ合法化の推進派でもある。

 ジョンソン氏は党員らを前に行った演説で「私は真実を語る。嘘つきではない」と強調。自身の率直な姿勢は大統領選の現状に不満を募らせている有権者を引き付け、長らく弱小政党に甘んじてきたリバタリアン党が「大きな政党」に飛躍することに寄与するはずだと力説した。

 今回の大統領選では二大政党である共和、民主両党の候補に対する不満が広がっていることから、リバタリアン党は付け入る隙があるとみている。実際、トランプ氏とクリントン氏、ジョンソン氏による三つどもえの大統領戦を想定した最近の世論調査では、少なくとも2つの調査でジョンソン氏が10%の支持を獲得している。

 ジョンソン氏は29日の記者会見でトランプ氏に対する批判のトーンを強め、同氏がメキシコ人移民を「レイプ犯」呼ばわりしたのを理由に「差別主義者」と断じた。

 AFPとの今月のインタビューでは、トランプ氏とクリントン氏を「現在の米政界における最も両極端な二人」と評し、「私は社会問題に関してはヒラリーよりもリベラルだし、財政問題では(共和党の候補指名争いから撤退した)テッド・クルーズ(Ted Cruz)よりも保守的だ」と語っている。(c)AFP/Brian KNOWLTON

3401チバQ:2016/05/30(月) 22:18:37
>>3168-3171
この言い方だとブルームバーグが出るってのは
さすがにないかな?

3402チバQ:2016/05/31(火) 19:46:56
http://www.sankei.com/world/news/160531/wor1605310046-n1.html
2016.5.31 18:30
【米大統領選】
「造反」含みで予測困難な戦いに トランプ、クリントン両氏本選へ課題 

【ワシントン=青木伸行】米大統領選の共和党候補者選びは、不動産王のドナルド・トランプ氏が代議員の過半数を獲得し、指名が確定した。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官の指名は、6月7日にカリフォルニア州などで行われる予備選・党員集会で確定する。「嫌われ者」同士の本選は接戦となる見通しで、自党の支持層の一部が、相手候補支持に回る“造反”も予想されるなど、予測が難しい選挙となりそうだ。

 米CNNテレビによると、トランプ氏は来月の予備選・党員集会を待たずして、代議員獲得数が1238人(27日現在、過半数1237人)に至った。クリントン氏は2305人(同2383人)と目前だ。

 だが、米世論調査会社ギャラップによれば、共和、民主各党の支持者の21%が、それぞれ本選ではトランプ、クリントン氏に投票しないとしている。そればかりか、各党支持者の12%ずつが、相手候補に投票すると回答している(ラスムッセン・リポート)。

 民主党ではさらに、バーニー・サンダース上院議員の支持者の31%が、本選でクリントン氏を支持しないとの調査結果もある。ウェストバージニア州では、サンダース支持者の44%がトランプ氏支持に回るとし、クリントン氏支持は22%にとどまっているほか、約3割は「どちらも支持しない」と棄権を示唆している。

 こうした動向は、トランプ、サンダース両氏の支持者の間に、既存の政治と制度、エスタブリッシュメント(支配階級層)、生活への不満に根ざした変革への欲求という、共通項があることを示してもいる。

 共和党のみならず、民主党にも亀裂が生じている状況下で、本選では両氏にとり(1)無党派層の取り込み(2)自党支持者内の、自身を毛嫌いする層のつなぎ止め(3)相手党の支持者のうち、相手候補を毛嫌いする層の取り込み-が課題となる。

 トランプ氏の場合、非白人層や女性の低い支持、外交をはじめとする行政経験のなさが弱みだ。両氏が抱える弱点を補強する形で、本選を共に戦う副大統領候補選びもカギを握る。

3403とはずがたり:2016/06/01(水) 10:57:27

【長谷川豊】私はトランプ大統領の誕生を支持する
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20160530/Goowatch_0644fe2f6cbb56b32e2f50b541f3b3bc.html
教えて!gooウォッチ 2016年5月30日 18時00分 (2016年5月30日 21時37分 更新)


先日、アメリカ共和党の関係者の方とお食事をさせてもらいました。

その方はもともと、マルコ・ルビオ候補者を推していたのですが、テレビの討論会会場で実際の討論能力を目の当たりにし「これはトランプが来るぞ」と判断。当時は誰も相手にしていなかったトランプ支持に回り、現在は大忙しのようです。

しかし……本当にこんなことになっちゃいましたね(苦笑)。

皆さんも覚えてらっしゃるでしょうが、もともと共和党員であっても誰も「ただの客寄せパンダ」と思っていたわけです。ドナルド・トランプという男は。それが、あれよあれよという間に、本当に共和党の指名を獲得してしまった。しかも、ヒラリーとの世論調査をしたところ、なんとヒラリーに勝ちそうだ、と予想するメディアまで出てくる始末です。

「バラいろダンディ」に出演して下さったアメリカの大企業家・ヨシダソースの吉田会長も現在はアメリカ在住。奥さんは民主党支持なのでいつもケンカが絶えないようですが、
「今まで50年近くアメリカにいるが、こんなにも盛り上がっているアメリカ大統領選挙は初めてだ」
と教えてくれました。

分かります。本当に大きなうねりが来るとき、国民は意外とそれを感じ取るものなのです。大阪で取材をした私にはそれが分かります。8年前の大阪も同じような状況でした。街全体が何か高揚感のようなものに包まれていました。

トランプは現実的な政策を打ち出してくる、と予想されます。現在の日本との日米地位協定も確実に口を出してくることでしょう。トランプは日本を嫌い、とかそういう訳では全くありません。しかし、「不平等なシステムは改善されるべきだ」と主張しています。そして、それらは一定の説得力を保持しています。

ペリーが来航するまで、日本は鎖国国家でした。
現在の戦後の日本は鎖国ではないものの、「敗戦国」という立場上、かなりの関税などでも優遇措置を設けられてきたことは事実です。ペリー以来の新しい『開国』を求められたときに、日本はどのように対応できるのか。私はトランプ大統領の誕生を期待している一人です。

長谷川豊(Hasegawa Yutaka)

3404とはずがたり:2016/06/03(金) 10:11:34

個人的にライアン議長をなんとなく注目している。

ライアン米下院議長「今秋トランプ氏に票を投じる」と表明
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5240.php
2016年6月3日(金)09時59分

 米共和党のポール・ライアン下院議長は2日、同党の候補指名をほぼ確実にしている実業家ドナルド・トランプ氏への支持を表明し、11月の米大統領選で同氏に票を投じるとの考えを示した。

 ライアン議長はこれまでトランプ氏への支持を表明していなかった。

 同議長は地元ウィスコンシン州の新聞のコラムで「トランプ氏と私の間に見解の相違があることは明白」としつつも、さまざまな問題において、より多くの点で見解は一致していると強調した。

 ライアン議長は、ここ数週間でトランプ氏と会談を重ね、「共和党の結束に焦点を当て、予備選挙の過程で生じた亀裂を修復するための取り組み」について協議したと明らかにした。「こうした会談を経て、トランプ氏が国民の生活の改善に向けた政策課題の法制化を支援してくれると確信している」とし、「今秋(11月の大統領選で)トランプ氏に票を投じる」と述べた。

 ライアン議長は「支持」という言葉は特に使わなかったが、同議長のスポークスマンは、支持として受け止められるべきだと明確にした。


[ワシントン 2日 ロイター]

3405とはずがたり:2016/06/03(金) 21:38:49
【寄稿】クリントン氏は本当に指名を獲得できるのか
バイデン氏は出馬を見送ったことを「毎日」後悔していると述べている
http://jp.wsj.com/articles/SB11290027141701334812004582102013165671198?mod=JWSJ_EditorsPicks
By DOUGLAS E. SCHOEN
2016 年 6 月 1 日 18:27 JST

 米大統領選でヒラリー・クリントン前国務長官が民主党候補に指名されない可能性は理論上のものにすぎないとは必ずしも言えない。

 メディアや民主党内のほぼ全ての人がクリントン氏の指名獲得は確実とみている中、どうしたらそのようなことが起こるのだろうか。いくつかの可能性を考えてみよう。

 クリントン氏が6月7日のカリフォルニア州予備選でバーニー・サンダース上院議員に負けた場合、指名獲得の必然性は大きく崩れかねない。そうしたシナリオは十分あり得る。

フーバー研究所のビル・ウェイレン・リサーチフェローが来週のカリフォルニア州予備選の最新世論調査や見通しについて語る(英語音声、英語字幕あり)
 PPICの最新世論調査によると、クリントン氏の支持率はサンダース氏を2ポイント上回っているにすぎない。FOXニュースの調査でも同じ結果だった。たとえ僅差でもサンダース氏が勝てば、250人以上の一般代議員を獲得することになり、代議員数を大きく積み増すことができる。カリフォルニア州では明らかにサンダース氏に流れが傾いている。党員でなくても参加できるオープン型の予備選を見ると、サンダース氏は投票前の世論調査の支持率は芳しくないものの、予備選・党員集会当日は新たに登録した有権者や若者の票を集めて健闘する傾向がある。

 カリフォルニア州では1月1日から5月半ばまでに150万人近くが民主党の有権者登録を行った。これは2012年の同じ時期の3.18倍に上り、サンダース氏にとっては大いに励みになる兆候だ。

 カリフォルニア州でサンダース氏が勝利した場合、本選の候補者としてのクリントン氏の弱さが際立つことになる。今のところクリントン氏支持が圧倒的に多い民主党の特別代議員は、このまま同氏を支持すべきかどうか真剣に考えざるを得なくなろう。

 サンダース氏は党大会で、特別代議員に予備選あるいは党員集会で勝った候補者への投票を義務付ける規則の変更を提案する可能性がある。そう信じるに足る十分な理由がある。規則変更案の採決はほぼ確実に行われるだろうが、これはクリントン氏の指名獲得に対する信任投票にもなる。サンダース氏が7日にカリフォルニア州、モンタナ州、ノースダコタ州で勝ち、ニュージャージー州で健闘すれば、クリントン氏との獲得代議員数の差は200人を切るかもしれない。そうなれば、特別代議員に関する規則変更案が通る可能性も高まる。

トランプ氏に勝てない可能性

 もう一つの問題は、ここ数週間、クリントン氏はドナルド・トランプ氏に対抗できる最強の候補者との見方が薄れつつあることだ。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」がまとめた各種世論調査の平均支持率ではクリントン氏とトランプ氏が肩を並べている。また、ABCニュースとワシントンポスト紙が共同で実施した世論調査と、FOXニュースが実施した世論調査では、クリントン氏の支持率はトランプ氏をそれぞれ2ポイント、3ポイント下回った。

 クリントン氏の指名獲得の必然性を崩す要因は他にもある。本選でトランプ氏との対決となった場合の支持率では、サンダース氏は常にクリントン氏を上回り、最新の世論調査ではトランプ氏より約10ポイント高かった。

3406とはずがたり:2016/06/03(金) 21:39:32
>>3405-3406
 サンダース氏の勢いを恐れて、クリントン陣営と民主党全国委員会は同氏に譲歩し始めており、党の政策綱領にサンダース氏が関与を強めることを認めた。考え方の異なる哲学者のコーネル・ウェスト氏とキース・エリソン下院議員が政策綱領委員に任命され、民主党のさらなる左傾化が確実となった。政策綱領をめぐる話し合いでは、サンダース氏の社会主義的な考え方が披露されるほか、米国とイスラエルの関係をめぐる醜い言い争いが起きそうだ。 

 クリントン氏が直面している法的な問題も深刻化しつつある。クリントン氏が国務長官時代に私用メールサーバーを公務で使用していた問題について、国務省の監察官が先ごろ報告書を発表した。これにより、同氏が規則を破り、公の場での発言には裏があったことが明々白々となった。党内では、クリントン氏とその側近たちがどこかで責任を認めない限り、政府の調査を乗り切れないのではとの懸念が強まっている。

 クリントン氏が近く連邦捜査局(FBI)の事情聴取を受けると報じられているため、捜査は終わりに近づいているとみられ、7月25日にフィラデルフィアで行われる民主党の党大会の前に司法長官が最終的な判断を下す可能性がある。監察官の報告書を踏まえると、クリントン氏が「無罪放免」されるとは考えにくい。

 最後に、クリントン氏の不支持率はトランプ氏と同じくらい高く、クリントン氏を信頼していると答えた有権者は4人に1人に過ぎない。民主党員はゾッとするような可能性に直面している。ほんの1〜2カ月前、彼らは共和党の党大会が混沌(こんとん)としたものになりそうな様子にほくそ笑んでいた。だが今や、自分たちの党大会がそうなるかもしれない。

バイデン氏が救世主に?

 党内では党大会で新しい候補者が登場するかどうかについて、さまざまなうわさが広がっている。04年に民主党候補になったジョン・ケリー氏がその候補の1人だ。だが、最もありそうなシナリオはジョー・バイデン副大統領の立候補だ。バイデン氏は出馬を見送ったことを「毎日」後悔していると述べている。

 バイデン氏は、トランプ氏の大統領就任から民主党、そして米国を救う救世主の役どころを与えられるだろう。彼はサンダース氏の支持者を取り込むため、党内の左派に尊敬されているエリザベス・ウォーレン上院議員のような人物を副大統領候補に選ぶ可能性が高い。

 こうした状況の中、オバマ大統領はどこにいるだろう。オバマ氏は今のところ、大統領選から距離を置いており、クリントン氏が私用メールサーバーで国家安全保障の機密情報を漏らしたとは考えていないとしか語っていない。しかし、世論調査でクリントン氏の支持率が下がり、法的問題が深刻化し、サンダース氏が盛り返し、トランプ氏がオバマ氏の「レガシー(政治的遺産)」のレッキングボール(建物解体用の鉄球)として迫る中、オバマ氏とバレリー・ジャレット大統領補佐官は民主党全国委員会とバイデン氏に対し、バイデン氏による「救済」はホワイトハウスの機嫌を損じるものではないというシグナルを送り始めるかもしれない。

 今まで述べてきたことはすべて「可能性」にすぎない。だが、法的問題あるいは政治的事情によって、クリントン氏が民主党候補に指名されないというシナリオを想像するのは、これまでになく容易になっている。

 (筆者のダグラス・E・ショーン氏は1994〜2000年にビル・クリントン大統領の政治顧問を務め、世論調査を担当した)

3407とはずがたり:2016/06/03(金) 21:48:30
>>3404
そうなんかw>ライアンは自称「政策オタク」

トランプに「屈服」したライアン米下院議長の不安な将来
Why Paul Ryan Endorsed Donald Trump
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5244.php
2016年6月3日(金)17時10分
マシュー・クーパー
Joshua Roberts-REUTERS

<次の大統領候補とも目されていた米共和党下院議長のライアンが、遂にトランプへの支持を表明。これで共和党の「反トランプ」運動は一握りの大物政治家を除いて消滅した。トランプの行状を弁護する立場になったライアンの今後は?>

 米共和党のポール・ライアン下院議長は今週、大統領選で共和党の候補指名を確実にしたドナルド・トランプへの支持を表明した。

「秋の本選でトランプに投票する」と、ライアンはウィスコンシン州の地元紙に寄稿したコラムで明らかにした。何とも感情のこもらない、とりとめのないこのコラムでライアンは、自分とトランプとの間に様々な相違があることを認めた。同時に自分が政策課題としている減税や規制緩和について、トランプなら推進するだろうと書いている。

反トランプ運動の終わり
「これらの政策(減税や規制緩和)を実現するには、法案に署名する意思がある共和党の大統領が必要だ」と、ライアンは述べている。さらに連邦最高裁の判事の人選についても意見は一致しているという。

 下院共和党を率いる有力議員ライアンの態度表明で、トランプの指名獲得阻止を目指した「#NeverTrump(ネバートランプ)」運動は消失することになる。トランプには絶対に投票しないと公言しているのは、2012年に副大統領候補のライアンと共に本選を戦ったミット・ロムニーなど、一握りの共和党の大物政治家だけだ。共和党員は今ぞろぞろとトランプの旗の下に集まっている。ライアンは反トランプ派の最後の砦だった。

 なぜライアンはトランプ支持を決めたのか? ライアンの見解を額面通りに受け取れば、確かに来年以降に議会で審議される政策課題に、トランプなら合意するからだろう。

 移民問題や社会福祉などその他の問題に関して、ライアンはトランプとの間に意見の相違があり、すり合わせをしなければならないことを認めている。「我々の間に相違があることは隠すことではない」とライアンは述べている。「必要なら忌憚なく話し合うつもりだ」。だからと言って、トランプの副大統領候補になるというわけではないようだ。

 しかし本当の問題は、結局ライアンがトランプを支持せざるを得なかったことだ。もし共和党の下院議員がトランプに乗っかれば、ライアンは下院議員やその他の共和党員とまったく同調しないわけにはいかない。トランプを支持しなければ、間違いなくライアンは困難に直面する。特にトランプが本選で勝利して大統領になればそれこそ大変だ。トランプがこれまで何か些細なことでも仕返しをし忘れたことがあっただろうか?

 だからライアンは、ほぼ中立に近いところで落ち着いた。「投票はする。だけれども......」

 では今後ライアンはトランプと折り合いを付けられるのだろうか? ライアンは伝統的な「小さな政府」の信奉者で政府支出の削減を主張しているが、トランプは高齢者、貧困層への政府助成の削減には反対している。ライアンはTPP(環太平洋経済協力協定)など自由貿易圏の拡大を推進しているが、トランプは無条件で反対している。

トランプをどう弁護するのか
 しかしライアンとトランプの最大の違いは、政治家としての気質だ。ライアンは自称「政策オタク」で、政策の概要だけでなく詳細についても神経が行き届いている。ライアンに同意できない部分があっても、その政策能力に対して疑問を唱える人物はいない。

 一方、トランプは細かいことで汗をかく人物ではない。ロシアと取引をすると言うが、内容はよく分からない。カリフォルニア州の干ばつを終わらせると言うが、そのやり方は言わない。トランプは、ライアンが大好きな大統領の職務、つまり政策立案にはまったく関心がない。

 その他のあらゆる違いはさておき(ライアンは小さな街の出身だが、トランプは違う。ライアンは筋トレマニアだが、トランプは面倒臭いからやらない)、今後の数カ月間、2人はうまくやれるだろうか?

 今後はトランプが暴言を吐くたびに、支持者ライアンは記者にコメントを求められる。その時は、今週の支持表明と違って、慎重に文章を練る時間はない。

3409とはずがたり:2016/06/03(金) 21:50:46
>>3408-3409
 中産階級出身のライアンは、アルツハイマーにおかされた自身の祖母の話を引合いに出しメディケアを擁護した。「メディケアのおかげで、祖母は私と母の元で暮らすことができた。メディケアに愛着を感じている」と語った。ウォールストリート・ジャーナルは、ライアンの存在は、「金持ちで苦労無し」というロムニーのネガティブイメージを補完し、人々が共和党に親しみを感じる一助になったと主張する。

 多くのメディアがバイデンのポイントとして評価しているのが、リビア大使の殺害に関する彼の発言である。ライアンはこの事件を、オバマ政権が大使館の十分な安全を確保しなかったことが原因だとして攻撃した。

 これがバイデンに好機をもたらした。バイデンは共和党が大使館の安全対策の予算を3億ドル削減したことに触れ、責任の矛先を共和党に向けることに成功した。多くのメディアが、このやり取りでもバイデンが一本取ったとしている。ただしワシントン・ポストは、削減された予算は「大使館の安全対策だけのものではなかった」と指摘し、バイデンの主張は「勝手な推定」に過ぎないとしている。

副大統領候補の論戦は非常時の大統領の器を測る

 副大統領候補のディベートは大統領選の流れに大きく影響するものではないとされる。その期待値も高くない。けれども、ひとつだけ大きな役割がある。在任中の大統領が不慮の死を遂げた場合、副大統領は自動的に大統領の任に就く。つまり、可能性は低いにせよ、バイデンもライアンも一朝事あれば大統領に昇格する可能性を持っているのだ。事実、ジョン・F・ケネディーが暗殺された際、副大統領のリンドン・ジョンソンが36代大統領に就任した。

 非常時の際、大統領として対応できる器であるかどうかを判定することは、副大統領のディベートの重要な役目であると言える。ウォールストリート・ジャーナルが言うように「バイデンは2008年にこの試験に合格している」。しかし、若干42歳のライアンには、多くの人が少々不安を抱いている。今回のディベートはライアンにとって試金石であった。

 CNNは、バイデンがライアンに対し終始冷笑的な態度を貫いたのは、こうした事実が背景にあるからだと分析している。ライアンを取るに足らない存在として扱い、視聴者に不信感を抱かせる作戦というわけだ。バイデンはライアンが何か言うたびに不必要とも言える笑みを浮かべ、時には高笑いさえしてみせた。

 しかし、一視聴者としてディベートを見ていた限り、バイデンのこの作戦は(本当にそういう意図だったのであれば、の話だが)成功したとは言い難い。逆に、「不安定で常軌を逸した態度」「疲労回復ドリンクでハイになっている」(ウォールストリート・ジャーナル)という印象の方が強かった。

 多くのメディアも同じ感想を持ったようだ。CNNは「バイデンの“’薄ら笑い”は不愉快だ」というツィートが多かったことを指摘している。また、ワシントン・ポストは、「(バイデンは)発言していない時の表情がいかに大切かを理解していない」と論評した。 

 バイデンはライアンの発言をさえぎることも多かった。(オバマ陣営のカウントによれば82回)これにはライアンもたまらず、「副大統領、あせるお気持ちは分かりますが、最後まで話を聞かれた方が実のある内容になると思います」と、思わずチクリとやる場面もあった。

 さて、白熱したディベートの結果、軍配はどちらに上がったか? ウォールストリート・ジャーナルは当意即妙の受け答えが多かった点でバイデンを評価している。ワシントン・ポストは、引き分けの判断を下した。「良くも悪くも、バイデン主導のディベートだった」とした上で「バイデンのアグレッシブさが好きな人にはバイデンの勝ちだろう。しかし、嫌い人にとってはライアンの勝ちだ」。

 ディベートの直後にCBSが行った世論調査は、48%がライアンの勝ち、44%がバイデンの勝ちとしている。無党派層に限ってみると50%がバイデンの勝ち、31%がライアンを勝者とした。19%はタイとの判断だった。

 第1回の大統領候補ディベートの結果がロムニー優勢という意見でほぼ一致したのに対し、バイデン対ライアンのディベートは甲乙つけがたい接戦となった。大統領選において今後の雌雄を決するのは、あと2回行われるオバマ対ロムニーのディベートだ。CNNの解説者は「(今回のディベートの出来の良さが)オバマにとってプレッシャーにならなければ良いが」と語っている。

岩下 慶一(いわした・けいいち)
米国・シアトル在住。ジャーナリスト・翻訳者。翻訳書に「ネットワークが世界を動かす」「マクドナルド7つの成功原則」などがある。


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