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2004年米国大統領選スレ
3409
:
とはずがたり
:2016/06/03(金) 21:50:46
>>3408-3409
中産階級出身のライアンは、アルツハイマーにおかされた自身の祖母の話を引合いに出しメディケアを擁護した。「メディケアのおかげで、祖母は私と母の元で暮らすことができた。メディケアに愛着を感じている」と語った。ウォールストリート・ジャーナルは、ライアンの存在は、「金持ちで苦労無し」というロムニーのネガティブイメージを補完し、人々が共和党に親しみを感じる一助になったと主張する。
多くのメディアがバイデンのポイントとして評価しているのが、リビア大使の殺害に関する彼の発言である。ライアンはこの事件を、オバマ政権が大使館の十分な安全を確保しなかったことが原因だとして攻撃した。
これがバイデンに好機をもたらした。バイデンは共和党が大使館の安全対策の予算を3億ドル削減したことに触れ、責任の矛先を共和党に向けることに成功した。多くのメディアが、このやり取りでもバイデンが一本取ったとしている。ただしワシントン・ポストは、削減された予算は「大使館の安全対策だけのものではなかった」と指摘し、バイデンの主張は「勝手な推定」に過ぎないとしている。
副大統領候補の論戦は非常時の大統領の器を測る
副大統領候補のディベートは大統領選の流れに大きく影響するものではないとされる。その期待値も高くない。けれども、ひとつだけ大きな役割がある。在任中の大統領が不慮の死を遂げた場合、副大統領は自動的に大統領の任に就く。つまり、可能性は低いにせよ、バイデンもライアンも一朝事あれば大統領に昇格する可能性を持っているのだ。事実、ジョン・F・ケネディーが暗殺された際、副大統領のリンドン・ジョンソンが36代大統領に就任した。
非常時の際、大統領として対応できる器であるかどうかを判定することは、副大統領のディベートの重要な役目であると言える。ウォールストリート・ジャーナルが言うように「バイデンは2008年にこの試験に合格している」。しかし、若干42歳のライアンには、多くの人が少々不安を抱いている。今回のディベートはライアンにとって試金石であった。
CNNは、バイデンがライアンに対し終始冷笑的な態度を貫いたのは、こうした事実が背景にあるからだと分析している。ライアンを取るに足らない存在として扱い、視聴者に不信感を抱かせる作戦というわけだ。バイデンはライアンが何か言うたびに不必要とも言える笑みを浮かべ、時には高笑いさえしてみせた。
しかし、一視聴者としてディベートを見ていた限り、バイデンのこの作戦は(本当にそういう意図だったのであれば、の話だが)成功したとは言い難い。逆に、「不安定で常軌を逸した態度」「疲労回復ドリンクでハイになっている」(ウォールストリート・ジャーナル)という印象の方が強かった。
多くのメディアも同じ感想を持ったようだ。CNNは「バイデンの“’薄ら笑い”は不愉快だ」というツィートが多かったことを指摘している。また、ワシントン・ポストは、「(バイデンは)発言していない時の表情がいかに大切かを理解していない」と論評した。
バイデンはライアンの発言をさえぎることも多かった。(オバマ陣営のカウントによれば82回)これにはライアンもたまらず、「副大統領、あせるお気持ちは分かりますが、最後まで話を聞かれた方が実のある内容になると思います」と、思わずチクリとやる場面もあった。
さて、白熱したディベートの結果、軍配はどちらに上がったか? ウォールストリート・ジャーナルは当意即妙の受け答えが多かった点でバイデンを評価している。ワシントン・ポストは、引き分けの判断を下した。「良くも悪くも、バイデン主導のディベートだった」とした上で「バイデンのアグレッシブさが好きな人にはバイデンの勝ちだろう。しかし、嫌い人にとってはライアンの勝ちだ」。
ディベートの直後にCBSが行った世論調査は、48%がライアンの勝ち、44%がバイデンの勝ちとしている。無党派層に限ってみると50%がバイデンの勝ち、31%がライアンを勝者とした。19%はタイとの判断だった。
第1回の大統領候補ディベートの結果がロムニー優勢という意見でほぼ一致したのに対し、バイデン対ライアンのディベートは甲乙つけがたい接戦となった。大統領選において今後の雌雄を決するのは、あと2回行われるオバマ対ロムニーのディベートだ。CNNの解説者は「(今回のディベートの出来の良さが)オバマにとってプレッシャーにならなければ良いが」と語っている。
岩下 慶一(いわした・けいいち)
米国・シアトル在住。ジャーナリスト・翻訳者。翻訳書に「ネットワークが世界を動かす」「マクドナルド7つの成功原則」などがある。
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