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自公保観察スレ

1とはずがたり:2003/10/25(土) 00:05
自民党
http://www.jimin.jp/
公明党
http://www.komei.or.jp/
保守新党
http://www.hoshushintoh.com/

4669名無しさん:2009/01/06(火) 20:04:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010600750

沈静化に躍起=坂本政務官「派遣村」発言−政府・与党

 職と住居を失い「年越し派遣村」に集まった労働者の働く意欲を疑問視する発言をした坂本哲志総務政務官について、政府は、坂本氏が6日に発言を撤回・陳謝したことから野党の罷免要求には応じない方針だ。しかし、雇用情勢が急激に悪化する中での失業者への配慮を欠いた発言は、雇用問題が大きなテーマとなる今後の国会審議の火種になることは確実だ。
 麻生太郎首相は同日の衆院本会議で、坂本氏の発言について「職を失い困っている人に対して不適切だ」と批判しながらも、「(坂本氏は)発言を撤回し陳謝した」と述べ、民主党の鳩山由紀夫幹事長が要求した坂本氏の更迭を突っぱねた。
 派遣村の労働者を「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのか」などとした5日の坂本氏の発言を受け、官邸サイドは事態沈静化に動いた。河村建夫官房長官は6日朝、鳩山邦夫総務相に電話で厳重に注意。総務相は「監督不行き届きだった。陳謝させる」と応じ、同日の坂本氏の謝罪会見につながった。
 政府・与党は、これで一応の幕引きとしたい考え。自民党の山崎正昭参院幹事長は「発言を取り消し、謝罪したから大きな問題にならない」と強調。政府筋も「本人も説明しているし、これ以上広がらない」と語った。
 しかし野党は、「謝ったからいい、という『事なかれ主義』で済まそうとしている」(鳩山幹事長)と批判のトーンを強めている。雇用対策を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案の提出を今国会まで遅らせた政権の姿勢に批判が高まっていることもあり、与党内には緊張感を欠いた坂本氏の発言に不満もくすぶる。公明党の太田昭宏代表は記者会見で「仕事が切られる、仕事がないことがどれほどつらいことかをしっかり受け止めて対応するのが政治の役割だ」と強い不快感を表明した。(了)
(2009/01/06-18:58)

4670名無しさん:2009/01/06(火) 20:17:37
「離党宣言」渡辺氏にエールの輪
2009年01月06日
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000901050001

 麻生政権を批判し、自民党離党の意向も示した栃木3区選出の渡辺喜美元行革担当相に対し、福田富一知事や宇都宮市の佐藤栄一市長が5日、それぞれエールを送った。


 福田知事は年頭記者会見のなかで、渡辺氏の言動への評価を問われ、「熟慮の上の判断を下されることと思う」と慎重な対応を求めつつ、「政策に対する批判は的を射ているところもある。仮に離党となったら起爆剤となり、閉塞(へい・そく)状況の政治を変える転換点につなげて欲しい」と語った。


 宇都宮市の佐藤市長も記者会見のなかで、「テレビに映りたい、パフォーマンスだという人がいるが、そんなことは決してない」と渡辺氏を支持。「高い志のもとで、自分に責任を持って取られている行動だ。すばらしいことだと思う」と持ち上げた。


 一方、栃木3区で次期衆院選候補者のめどが立たない民主党県連の簗瀬進代表は同日、連合栃木の会合で「自民党をかき回してくれればそれはそれでいいのではないか」と、渡辺氏の動きに触れた。

4671名無しさん:2009/01/06(火) 20:52:45
首相、再び「ていまい」 色紙の落款でも
2009/01/06 20:16 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009010601000915.html

 麻生太郎首相は6日午後の衆院本会議で、日本経済の現状に関する答弁で「低迷」を「ていまい」と読み間違えた。「ていまい」との誤読は昨年12月の参院財政金融委員会に続き2度目。首相はすぐに気付き「ていめい」と言い直したが、議場内から失笑も漏れた。

 首相は4日の年頭記者会見で書き初めを披露した際も、色紙の落款を「平成廿十一年」と誤って書いていた。「廿」は1字で「二十」を意味するため「十」は不要。首相周辺は「首相は過去に有識者から『十』を付けると教えられ、そう思い込んでいたようだ」と述べた。

4672千葉9区:2009/01/06(火) 21:24:32
>>4669
小泉チルドレンの一人は「衆議院が解散されれば、私も並ぶ側だ。」と記者に語ったとか語ってないとか・・・

4673名無しさん:2009/01/06(火) 21:25:13
坂本総務政務官:「派遣村」発言を野党が非難、辞任要求

 坂本哲志総務政務官が東京・日比谷公園の「年越し派遣村」に関し、「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まってきているのか」と発言した問題で、野党各党は6日、「失業者にあまりに無礼だ」(鳩山由紀夫民主党幹事長)などと非難し、罷免や辞任を求めた。

 坂本氏は6日記者会見し、「多くの皆さんにご迷惑をおかけした」と発言を撤回、謝罪した。だが民主、社民、国民新の3党国対委員長は、坂本氏の辞任要求などで7日に対応を協議することにしており、国会論戦への影響は拡大しそうだ。

 鳩山氏は衆院本会議代表質問で「撤回して済む話ではない。満身の怒りをもって即刻、解任を求める」と述べた。5日夜の国民新党幹部との会合で問題視する発言が相次いだことを受け、急きょ代表質問に盛り込んだ。

 共産党の市田忠義書記局長は「職業と住居を失ったのは企業の都合と労働法制の規制緩和が原因だ。反省もなくよく言えたものだ。罷免が当然」と断言した。社民党の福島瑞穂党首は「津波を起こした張本人が『自己責任だ』ということ自体が許せない。辞任を強く要求する」と語った。国民新党の亀井久興幹事長は「地方自治を扱う立場の人の発言として極めて残念。自らお辞めになるべきだ」と指摘した。

 一方で河村建夫官房長官は6日午前の記者会見で「陳謝をして、自分の心情も説明した。思いを新たにして精励してもらいたい」と述べ、辞任する必要はないとの認識を示した。【佐藤丈一】

毎日新聞 2009年1月6日 20時17分
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090107k0000m010079000c.html

4674名無しさん:2009/01/06(火) 21:38:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010600884

旧麻生鉱業の捕虜認める=麻生首相

 麻生太郎首相は6日午後の衆院本会議で、親族が経営していた旧「麻生鉱業」(福岡県)で戦時中、外国人捕虜が働いていたことを認めた。民主党の鳩山由紀夫幹事長への答弁。 
 首相が外相だった2006年11月、米メディアがこの問題を報じ、外務省は在ニューヨーク総領事館のホームページで外国人捕虜の存在を否定する反論を掲載した。しかし、08年12月、厚生労働省保管の公文書で300人の外国人捕虜がいたことが判明し、外務省は記述を削除した。
 これに関し、首相は「連合軍捕虜を労役させていたという事実が昨年の厚労省の調査で新たに明らかになった。(反論)掲載当時、承知し得なかった」と説明した。(了)
(2009/01/06-21:23)

4675名無しさん:2009/01/06(火) 21:43:22
2008年12月22日 掲載
麻生海外メディアから総スカン

 麻生首相が海外メディアから総スカンになりそうだ。問題になっているのは、このほど厚生労働省が公開した公文書。そこには麻生の父、太賀吉氏が経営していた旧「麻生鉱業」に300人の外国人捕虜がいたことが書かれている。古い話なのに問題視されているのは、この事実を06年、NYタイムズが報じたとき、麻生の命令で外務省がHP上で「強制労働の情報を得ていない。甚だ遺憾」と書いて反論したからだ。それが日本の公文書でイチャモンだったことが裏付けられてしまった。当時の麻生は外相。国会でも追及されそうだ。

http://gendai.net/?m=view&c=010&no=21660

4676名無しさん:2009/01/06(火) 21:46:47
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090107k0000m010068000c.html

自民党:新たに2勉強会発足 乱立し提言重ねる異例事態に

 自民党内で6日、新たに二つの勉強会が発足した。麻生政権を支持する「力強く日本を再生する会」(会長・今津寛元防衛庁副長官)と、政権に距離を置く中堅・若手でつくる「国民視点の政策を考える会」。通常国会が開会し、与野党の対決色が強まっているが、自民党内では政策グループが乱立して提言を重ねる異例の事態となっている。

 自民党本部で開かれた、日本を再生する会の設立総会には今津氏のほか、首相に近い麻生派の山口俊一首相補佐官、岩屋毅元副外相ら54人が参加した。入会申し込みは90人に達し、自民党内の全派閥に広がっている。今津氏は「麻生太郎首相は開かれた総裁選挙を行い、7割の地方党員が選んだ。首相をトップに据えて、自信を持って政策を進めていく」と強調した。

 「国民視点の政策を考える会」には、山本一太参院議員や水野賢一、柴山昌彦両衆院議員ら6人が出席。当初8議員が参加予定だったが、所属する派閥幹部から事前の問い合わせもあり、2人が出席を見送った。柴山氏は「決して『反麻生の会』ではない」と訴えた。

 今後、両会とも独自の提言を党執行部などに申し入れる方針だが、勉強会が乱立すること自体、首相の求心力が低下していることの裏返しともいえる。

 山本氏らは次期衆院選のマニフェスト(政権公約)に、消費税率引き上げ時期の見送りや、議員定数削減などを盛り込むよう要求。首相は早ければ11年度からの消費税率引き上げに意欲を示しており、この相違が新たな火種になる可能性もある。【高山祐、山田夢留】

毎日新聞 2009年1月6日 19時56分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090107k0000m010068000c.html

4677名無しさん:2009/01/06(火) 22:16:14
定額給付金:「議員は受給を」と自民幹事長 与党また迷走
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090107k0000m010113000c.html
毎日新聞 2009年1月6日 22時11分

 自民党の細田博之幹事長が6日、「国会議員は定額給付金を受け取るべきだ」と発言したことで、給付金の所得制限を巡って政府・与党の迷走が再び始まった。麻生太郎首相はこれまで給付金の受け取りを辞退する意向を示していたが、同日夜は持論の撤回を示唆した。細田氏の狙いは、給付金批判を強める野党への国会対策だったが、逆に首相発言が揺らぎ、野党に格好の攻撃材料を与える形となった。

 首相は「1億円も収入がある人はもらわないのが矜持(きょうじ)」などと発言していた。だが所得制限を巡って政府・与党は迷走し、結局は「地方自治体の判断」に丸投げした。総務省は所得制限を設ける場合の目安として「1800万円以上」を示した。

 国会議員の歳費は1800万円を超えるが、細田氏が政府に統一見解を出すよう求めたのは、給付金の景気対策と地域振興としての効果を強調して衆院予算委員会での論戦に備える意図があった。野党側が各閣僚に受給するかどうかを問いただす可能性があり、個々の閣僚の判断を統一しておく必要性に迫られていた。給付金導入に不満が残る自民党内の空気を踏まえ、「ここで引き返すわけにはいかない。経済効果を強調するしかない」(幹部)との党内事情もあった。

 河村建夫官房長官は6日の記者会見で「内需拡大が重要だ。国会議員も同じ目線に立ち給付金を役立てる視点があってしかるべきだ」と細田氏に賛同した。鳩山邦夫総務相も「私は喜んで受け取る。すぐ消費に回したい。地元でうまいものを食うことになると思う」と同調した。だが自民党内には「なぜ細田さんは首相の足を引っ張るようなことをするのか」(中堅議員)との疑問の声も出ている。

 定額給付金の撤回を求める民主党の鳩山由紀夫幹事長は、同日の記者会見で「これで矜持なんてまるでないことが、明らかになった。高額所得者、麻生首相のような人がもらうことは、さもしいことだと。みんなが協力してもらいましょう。景気対策なんだからと。全く道義も矜持もへったくれもない」と厳しく批判した。【古本陽荘、近藤大介】

4678名無しさん:2009/01/06(火) 22:19:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010600862

渡辺元行革相、助成金書類提出せず=自民離党を前提

 自民党の渡辺喜美元行政改革担当相が、同党の政党助成金の届け出に必要な書類である「承諾書及び宣誓書」を提出していないことが6日、明らかになった。総務省への届け出の期限は16日だが、渡辺氏は記者団に「提出しない」と政党助成金を拒否する考えを表明。政党助成法の観点からは「離党」した格好となりそうだ。
 渡辺氏は書類を提出しない理由について「党の垣根を越えて国民運動をやると言っており、自民党にいない可能性もある」と重ねて離党の意向を表明。離党の時期は言及を避けた。 
 総務省によると、政党助成金は各党の所属国会議員数と直近の国政選挙での得票率に基づいて算出される。承諾書及び宣誓書は議員の党所属を示すもので、各党が作成する所属国会議員一覧と併せて届け出るが、渡辺氏が書類を提出しなければ自民党所属とはみなされないことになる。
 これに関連し、自民党の笹川堯総務会長は6日の記者会見で「政党助成金はもらわないが、自民党の党籍というのは分かりにくい」と渡辺氏の対応に不満を示した。(了)
(2009/01/06-20:55)

4680千葉9区:2009/01/06(火) 22:30:31
>>4666
>>4676
誰が逃げたか・・・

4681名無しさん:2009/01/06(火) 22:34:08
元会長脱税容疑のABCホーム.自民支部に312万円寄付

 自民党の秋元司参院議員(37)と同党に在籍した小林興起・元衆院議員(64)がそれぞれ代表を務めた政党支部が、法人税法違反(脱税)の疑いで元会長が東京地検に逮捕された不動産会社「ABCホーム.」から計312万円の寄付を受けていたことがわかった。

 政治資金収支報告書によると、秋元議員が代表の「自由民主党東京都参議院比例区第60支部」は、同社から2004年と05年に各60万円、06年も計120万円の寄付を受けた。小林元議員が代表だった「自由民主党東京都第10選挙区支部」も03年と04年に各36万円の寄付を受けた。秋元議員の事務所は「小林先生の秘書だった時に同社と付き合いが始まり、当選後も支援してもらった」と説明、返金を検討しているという。小林元議員の事務所は「適正に処理している」と回答した。

(2008年12月25日15時58分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081225-OYT1T00466.htm

4682名無しさん:2009/01/06(火) 22:40:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010600710

消費増税、公約化に反対=自民7人が新グループ

 自民党の山本一太参院議員(町村派)、柴山昌彦衆院議員(同)ら麻生太郎首相の政権運営に批判的な中堅・若手7人は6日午後、国会内で会合を開き、新たな議員グループ「国民視点の政策を実現する会」を結成した。首相が掲げる3年後の消費税率引き上げについて、次期衆院選の同党マニフェスト(政権公約)に盛り込まないよう執行部に求めていく方針を決めた。
 山本氏は会合で、「経済危機に見舞われている時期に3年後の消費増税を盛り込むと、景気対策の効果を相殺してしまう」と強調した。初会合では、国会議員の定数削減や、行政支出の無駄削減のための数値目標をマニフェストに明記するよう求めることも確認した。 
 山本、柴山両氏以外の参加者は、上野賢一郎(山崎派)、水野賢一、牧原秀樹、山内康一(以上無派閥)の各衆院議員と、田村耕太郎参院議員(津島派)。当初は松本洋平衆院議員も加わる予定だったが、党内から「反麻生」の動きと受け止められることを懸念して参加を見送った。(了)
(2009/01/06-18:13)

4683名無しさん:2009/01/06(火) 22:42:37
http://www.rkb.ne.jp/jnn_news/media/DT20090106_210017/4032501.html

給付金・消費増税に自民内から反発 01/06 18:57

 「自民党でないとこの会にはいられないというのであると、ちょっとどうなるか分かりませんけれども・・・」(渡辺喜美 元行革相)

 定額給付金の撤回などを訴えて自民党を離党する考えを示している渡辺元行政改革担当大臣は、若手グループの会合に出席、「自民党と国民の意識の間には大きなギャップがある」などと持論を展開しました。

 会合では、武部元幹事長が渡辺氏の主張について「的を射た貴重な意見だ」と述べて、渡辺氏の行動に理解を示す場面もありました。

 「消費税の例えば景気好転後の 3年後の増税の明記というものは、これを争点にするべきではないと」(自民党、山本一太 参院議員)

 また、別の若手グループは、消費税の増税を選挙のマニフェストには含めず、逆に国会議員の定数削減や行政の無駄遣いに関する数値目標などを盛り込むよう、党幹部に求めることを決めました。

 ただ、渡辺氏の離党については、今のところ党内でそれに続こうという動きはなく、選挙を控えて「自分たちは国民目線に立っている」とアピールしたいというあせりに似た思いが透けて見えます。

 こうした中、細田幹事長は定額給付金について、6日の政府与党連絡会議で「景気対策なのだから、国会議員ももらって使うべきだ」と述べ、政府に見解を統一するよう求めました。景気対策を強調し、バラマキとの批判をかわす狙いとみられます。

 「(定額給付金を)私は受け取らせていただいて、相談しながら使い方を考えてみたい」(河村建夫 官房長官)

 ただ、麻生総理はこれまで、「人間の矜持(きょうじ)の問題」などと語り、高額所得者は定額給付金を受け取るべきでないとして自らも辞退する考えを示していて、これを撤回して受け取れば、またしてもブレたことになります。(06日17:20)

4685とはずがたり:2009/01/07(水) 01:15:14

坂本政務官、辞任の必要なし=鳩山総務相 (時事通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_soumu2__20090106_8/story/090106jijiX824/

 坂本哲志総務政務官が東京・日比谷公園の「年越し派遣村」に集まっていた労働者の就業意欲を疑問視する発言をした後、撤回した問題で、鳩山邦夫総務相は6日、「辞める必要はない」との認識を示した。総務省内で記者団に語った。

 総務相は、「表現は間違ったと思うが、真摯(しんし)に反省し、謝罪した」と強調。「必死にまじめに働こうとしている人たちに不快な思いをさせたことについて真剣に反省していれば、辞める必要はないと思う」と政務官をかばった。 

[時事通信社]
[ 2009年1月6日16時35分 ]

「関係者に迷惑掛けた」=「派遣村」発言を撤回−坂本総務政務官 (時事通信)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114776863/324

4686とはずがたり:2009/01/07(水) 02:10:58
>>4667-4668 >>4677 >>4684
すげぇぶれよう。。( ゜д゜)、 Peッ
参院選前の安倍内閣の無能ぶりと重なって甚だ頼もしい訳ではありますけどw

4687名無しさん:2009/01/07(水) 14:24:57
自民県連に戸惑い 民主は歓迎ムード
2009年1月7日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20090107/CK2009010702000142.html

 昨年末の国会での造反劇に端を発し、自民党を離党する見通しになった渡辺喜美衆院議員。内閣支持率が低迷する中で、総選挙への準備を迫られる自民党県連は渡辺氏の行動に戸惑いを隠せず、対応に苦慮している。民主党県連は自民党内部の足並みの乱れに歓迎ムードだ。 (松尾博史)

 民主党が提案した衆院解散を求める決議案に、渡辺氏が賛成した昨年十二月二十四日。県北部選出の自民県議は「驚いている。これから戦おうとしている民主党の提案に賛成するとは…」などと不信感をにじませた。

 その二日後に、自民党の地方組織の幹事長らによる全国会議が開かれた際、梶克之・県連幹事長は党幹部に「申し訳ありません。でも県連はしっかりしているから大丈夫です」と釈明。報道陣には「(渡辺氏は)マスコミに出るのをちょっと控えた方がいい。周りを見て自重してもらいたい」と漏らした。

 年が明けて国会開会を翌日に控えた四日。大島理森・自民党国対委員長は宇都宮市内の会合で「栃木県内の経済状況を救うために何が必要か。第二次補正予算、来年度予算を仕上げることが政治の責任」と強調。同党県連の森山真弓会長は「一喜一憂、右往左往して、マスコミ受けだけを考えて、政治活動している方が結構いる」と渡辺氏批判とも受けとれる発言をした。

 だがこの日も、渡辺氏の政権批判は収まらなかった。「麻生内閣に対しては心の底から怒りを覚える」。那須塩原、那須烏山両市での会合では早期解散を求めるとともに、定額給付金制度などへの批判を展開。「(自らの求めに応じないのならば)自民党を離れた上で国民運動を起こす」とも述べて事実上、退路を断った形に。同席した阿久津憲二県議は支持者に「どんな状況が訪れても(渡辺氏の)当選のために支援をお願いする」と理解を求めた。

 自民党の内紛劇を横目に、民主党県連の簗瀬進代表は六日朝、宇都宮市内での街頭演説でこう語った。「今のところはたった一人の反乱かもしれないが、大変大きなうねりになっていくかもしれない。いろんな意味で、渡辺さんの動きにも注目しつつ、期待したい」

4688名無しさん:2009/01/07(水) 15:09:26
度重なる政策のぶれ、失言、誤読は、首相としての資質に欠けていることを証明した。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010700497

山下八洲夫氏(民主)の質問要旨
 1、第2次補正予算案から定額給付金を撤回、あるいは切り離すよう求める。また、予算案の成立が大きく遅れた場合はどのように責任を取るのか。
 1、定額給付金は雇用対策福祉の拡充に活用すべきだ。
 1、定額給付金の財源に財政投融資特別会計の余剰金を充てるのは、財政規律を乱すことにならないか。小泉内閣以来の財政再建路線は放棄したのか。
 1、雇用対策について、事態がさらに深刻化した場合、新たに追加対策を打ち出すつもりか。
 1、子ども手当法案や高速道路無料化法案、道路特定財源税率廃止法案など、民主党の提案の方がはるかに効果の上がる内容だ。政府案に代わって民主党案を採用すべきだ。
 1、旧麻生鉱業による朝鮮人徴用の有無を明らかにしてはどうか。
 1、度重なる政策のぶれ、失言、誤読は、首相としての資質に欠けていることを証明した。自らの不明を恥じて潔く首相の座から身を引くか、一日も早く衆院を解散し国民に信を問うべきだ。(了)
(2009/01/07-14:36)

4689名無しさん:2009/01/07(水) 18:08:18
http://www.zakzak.co.jp/top/200901/t2009010737_all.html

渡辺、山本、棚橋…「茶番トリオ」が麻生救う!?
首相がうまく乗り切れば政権基盤強まる


山本一太議員 第2次補正予算案に盛り込んだ定額給付金の所得制限を事実上撤回するなど、厳しい政権運営が続く麻生太郎首相。ただ、離党宣言した渡辺喜美元行革相はともかく、自民党の「反麻生」グループの主要メンバーには、昨年9月の総裁選を茶番劇にした“戦犯”といわれる山本一太参院議員や棚橋泰文元科学技術相の名前があるだけに、「結局は茶番トリオで終わり、かえって麻生政権の基盤は強まることになる」という喜劇を予測する声も出始めている。

 「誰に恥じることなく、堂々と活動していきたい」

 山本氏は6日、自民党若手議員7人の「国民視点の政策を実現する会」の初会合でこう宣言した。同会は次期総選挙のマニフェストについて(1)麻生首相ご執心の消費税増税を次期総選挙の争点としない(2)国会議員定数削減を盛り込む−ことを提唱。参加者は「反麻生ではない」というが、首相と距離を置く面々ばかりだ。


棚橋元科技相 通常国会では、首相にいくつもの地雷が待ちかまえているが、最大の懸案は2次補正予算案と道路特定財源の一般財源化を含む2009年度予算案と予算関連法案の採決だ。特に関連法案では自民党衆院議員17人が造反すれば、衆院での再可決ができず、政権はにっちもさっちもいかない状態となる。

 定額給付金では山本氏と近い渡辺氏や加藤紘一、山崎拓両氏、道路では棚橋氏が中心となっている「道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会」が政府与党案に異論を唱えており、造反予備軍と目されている。

 ただ、ある自民党議員はこう解説する。

 「山本、棚橋両氏は総裁選に出馬表明したが、推薦人を集められずに断念し、『総裁選は茶番劇』との印象を国民に与えた。その結果、発足時の麻生内閣の支持率が上がらなかったわけで、自民党にとってはいわばA級戦犯。今回も売名競争に思えるだけに、連携する議員は少ないのでは」

 さらに、山本、棚橋両氏の激しい対立を指摘する向きもある。総裁選で両氏は一本化しようとしたが、大げんかの末に物別れに。このとき山本氏は自身のブログで、棚橋氏を念頭に「何でもかんでも『オレがオレが!』と言い、目的のためには平気で『嘘』をつく。こんな政治家が『リーダーの器』であるはずがない。というより、『卑劣な人間』は決してリーダーになれない」などと悪口を書きまくっているのだ。

 それだけに自民党ベテラン議員は「お互い相手に手柄を取らせたくないから、強固な連携はできない。そうこうしているうちに、渡辺氏もまとめて扱われ、チャンバラトリオならぬ茶番トリオにされてしまうのでは。麻生首相がうまく乗り切れば政権基盤は強まるよ」とまで話す。

 事実、6日の会も8人で発足するはずが、直前になって1人欠けた。山本氏は「売名している余裕はない。政策をどんどん訴えていく」と話すが、支持は広がるか。

ZAKZAK 2009/01/07

4690名無しさん:2009/01/07(水) 18:10:56
>>4689
コピペミス

 第2次補正予算案に盛り込んだ定額給付金の所得制限を事実上撤回するなど、厳しい政権運営が続く麻生太郎首相。ただ、離党宣言した渡辺喜美元行革相はともかく、自民党の「反麻生」グループの主要メンバーには、昨年9月の総裁選を茶番劇にした“戦犯”といわれる山本一太参院議員や棚橋泰文元科学技術相の名前があるだけに、「結局は茶番トリオで終わり、かえって麻生政権の基盤は強まることになる」という喜劇を予測する声も出始めている。
 「誰に恥じることなく、堂々と活動していきたい」
 山本氏は6日、自民党若手議員7人の「国民視点の政策を実現する会」の初会合でこう宣言した。同会は次期総選挙のマニフェストについて(1)麻生首相ご執心の消費税増税を次期総選挙の争点としない(2)国会議員定数削減を盛り込む−ことを提唱。参加者は「反麻生ではない」というが、首相と距離を置く面々ばかりだ。
通常国会では、首相にいくつもの地雷が待ちかまえているが、最大の懸案は2次補正予算案と道路特定財源の一般財源化を含む2009年度予算案と予算関連法案の採決だ。特に関連法案では自民党衆院議員17人が造反すれば、衆院での再可決ができず、政権はにっちもさっちもいかない状態となる。
 定額給付金では山本氏と近い渡辺氏や加藤紘一、山崎拓両氏、道路では棚橋氏が中心となっている「道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会」が政府与党案に異論を唱えており、造反予備軍と目されている。
 ただ、ある自民党議員はこう解説する。
 「山本、棚橋両氏は総裁選に出馬表明したが、推薦人を集められずに断念し、『総裁選は茶番劇』との印象を国民に与えた。その結果、発足時の麻生内閣の支持率が上がらなかったわけで、自民党にとってはいわばA級戦犯。今回も売名競争に思えるだけに、連携する議員は少ないのでは」
 さらに、山本、棚橋両氏の激しい対立を指摘する向きもある。総裁選で両氏は一本化しようとしたが、大げんかの末に物別れに。このとき山本氏は自身のブログで、棚橋氏を念頭に「何でもかんでも『オレがオレが!』と言い、目的のためには平気で『嘘』をつく。こんな政治家が『リーダーの器』であるはずがない。というより、『卑劣な人間』は決してリーダーになれない」などと悪口を書きまくっているのだ。
 それだけに自民党ベテラン議員は「お互い相手に手柄を取らせたくないから、強固な連携はできない。そうこうしているうちに、渡辺氏もまとめて扱われ、チャンバラトリオならぬ茶番トリオにされてしまうのでは。麻生首相がうまく乗り切れば政権基盤は強まるよ」とまで話す。
 事実、6日の会も8人で発足するはずが、直前になって1人欠けた。山本氏は「売名している余裕はない。政策をどんどん訴えていく」と話すが、支持は広がるか。
ZAKZAK 2009/01/07

4691名無しさん:2009/01/07(水) 19:24:25
定額給付金「国会議員ももらうべき」のさもしさ
2009年01月07日 08:58 更新
http://www.data-max.co.jp/2009/01/post_4067.html

 6日、自民党の細田幹事長が2次補正の焦点となった定額給付金について「国会議員ももらうべき」と発言した。どこまで国民をバカにするのだろう。
 昨年、麻生首相は、高額所得者が定額給付金を受け取ることを「さもしい」とまで言い切ったはずだ。さらに「人間としての矜持の問題」であるとして、高額所得者は自ら受け取りを辞退すべきとの認識を示していた。
 通常国会が始まり、2次補正をめぐる論戦の幕が切って落された途端、与党内から「国会議員も堂々と受け取るべき」との意見が出るとはまさに厚顔。
 国会議員には年間約2,300万円の「歳費」、月100万円の「文書通信交通滞在費」、月65万円の「立法事務費」、政策・第一・第二の秘書給与等、合計すると年間約7,000万円ほどの税金が投入されている。議員会館や宿舎の公費負担分を合わせるとさらに大きな金額がかかることになる。そのうえ年間約320億円近くの「政党交付金」まで受け取っている。
 「定額給付金は景気対策だから国会議員ももらうべき」などと、どの面下げて言えるのだろう。「盗人に追い銭」という言葉をかみ締めさせてくれることに感謝をすべきだろうが、細田幹事長や彼に賛同する政治家に対しては、「恥を知れ」と怒鳴りたくもなる。それにしても「さもしい政治」ではある。    

【 頭山 隆 】

4692名無しさん:2009/01/07(水) 19:28:04
麻生首相の「矜持」とは?
2009年01月07日 09:05 更新
http://www.data-max.co.jp/2009/01/post_4068.html

 2次補正予算案を焦点とする国会論戦が始まった6日、麻生太郎首相は3年後の消費増税について「責任ある政府・与党の原点、矜持だ」と述べた。麻生首相の言う「矜持」とはどういったものなのだろう。

 昨年、高額所得者に対する定額給付金の扱いについて問われた首相は、高額所得者が給付金をもらうことを「さもしい」としたうえで、「そこは人間の矜持の問題」とまで言い切った。しかし、通常国会が始まり、政府・与党内から「国会議員ももらうべき」との厚顔ともいえる意見が出始めるや、「私自身がどうするか判断している段階ではない。その時に考える」と態度を変えた。「人間としての矜持」は捨ててしまったのだろうか。

 定額給付金についての発言をたどれば、麻生首相の「矜持」はコロコロと変わることがはっきりした。これほど言葉の軽い総理大臣は、憲政史上初だろう。3年後の消費増税が政治家麻生太郎の「矜持」だというが、首相は消費増税の前提として「景気の回復」を明言したはずだ。「日本経済は全治3年」が首相の決まり文句だったが、3年後に日本経済の動向が上向きになっているかどうか、誰も分からない状態。明日の生活がどうなるか分からないという人たちが加速度的に増えている中、景気回復策でもたつく首相の言葉が信用できるはずもない。「景気回復」が担保されないまま増税の話だけに固執したら、益々消費意欲を喪失せしめる。消費税アップにこだわる前に、経済立て直しの具体策を次々に打ち出すべきであろう。それなくしての「矜持」とは笑止千万である。

 「矜持(きょうじ)」とは、誇り、プライドと言い換えることができる。政治家が「矜持」と言うからには、「曲げることのできない信念、持論」を指す。もちろん、政治生命を賭けて守るべきものである。逆に言えば、政治家が「矜持」を失ってしまえば、ただの政治屋に成り下がるということだ。政治屋だらけの永田町が国民の信頼を失って久しいが、以前は政治屋といえども、その言葉は重かった。
 
 麻生首相の言葉はあまりに軽すぎる。漢字の間違い程度でちゃかされているだけならまだよかったが、政治家が命がけで守るべき「矜持」を軽く扱うようでは宰相の資格はあるまい。定額給付金、消費増税、どちらも兆円規模の話である。税金の重みを理解しているのなら、「矜持」という言葉をかみしめて使うべきである。

【 頭山 隆 】

4693千葉9区:2009/01/07(水) 21:11:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090107-00000506-san-pol
自民ざわざわ 首相「支持派」vs「距離置く派」活動活発化
1月7日0時44分配信 産経新聞

 通常国会で与野党の論戦が始まった6日、自民党では麻生太郎首相と距離を置くグループと、麻生政権支持を訴えるグループがそれぞれ活動を活発化させた。また、自民党離党間近の渡辺喜美元行政改革担当相は記者団に「国民運動展開」の考えを示すなどその言動は過熱した。

  ■写真で見る■ 麻生太郎首相の答弁を腕組みしながら聞く渡辺喜美元行政改革担当相

■不満たまっている

 「最近の自民党は閉鎖的で硬直的だ。不満、うっぷんがたまり渡辺氏のような行動につながっている」

 自民党の武部勤元幹事長は6日、自身が会長を務め、衆院当選1回の「小泉チルドレン」が中心のグループ「新しい風」の会合で、渡辺氏を擁護した。

 会合には渡辺氏が新入会員として招かれ、入会が了承された。

 渡辺氏は「自民党でないと入れないならどうなるか分からないが、そうでなければ末永いお付き合いを」と語った。

 さらに武部氏は、定額給付金撤回や国家公務員の人件費2割削減などを首相に求めた渡辺氏の提言書を「的を射た貴重な意見が述べられている」と評価したうえで、離党は思いとどまるよう求めた。

 他の出席者からも離党には賛同しないが、提言を評価する声が出た。「渡辺氏とのパイプをつないでおきたいのでは」(党中堅)との見方もある。

 これに先立ち、渡辺氏は都内で記者団に、首相が給付金撤回を否定したことについて「提言は7項目。ほかはどうなのか。天下り規制を骨抜きにした政令の撤回や、(国家公務員人件費2割カットの)給与法改正を求めたことも聞いてみたい」と述べた。

 渡辺氏は民放テレビ番組にも出演し「(離党なら提言実行の)国民運動をやる。全国の志の高い人と一緒にやるので独りにはならない」「政党も選択肢の一つだ」と語った。

 渡辺氏が政党助成金の申請書類に署名していないことも判明。総務省への提出期限は16日で「署名しなければ、党籍があっても法律的に自民党から離れる形になる」(笹川堯総務会長)が、渡辺氏は6日夕、「自民党にいない可能性もある」として署名しない考えを示した。

 また、山本一太参院議員ら若手議員7人が6日、「国民視点の政策を実現する会」を発足させ、衆院選のマニフェスト(政権公約)で、平成23年からの消費税増税を明記せず、選挙の争点にしないよう執行部に求めることを決めた。

■政策に誇りと自信を

 一方、今津寛、小島敏男、遠藤利明、山口俊一各衆院議員ら同党の有志が6日、議員連盟「力強く日本を再生する会」の設立総会を開き、党が団結して麻生政権を支えていくことで一致した。積極財政に基づく経済対策をまとめ、衆院選マニフェストに盛り込むよう提言していく。総会には議員54人が出席、代理出席や参加表明者を含め100人以上の議員が参加した。

 会長に就任した今津氏は「麻生首相の積極的な内需拡大の経済対策が、必ずしも党で一本になっていないことに心を痛めている。首相は開かれた党の総裁選で選ばれた。われわれは政策に誇りと自信を持って堂々と進んでいこう」と述べ、党の一致結束を訴えた。

 今津氏は会合後、記者団に対し、渡辺氏を念頭に「党の結束が乱れる印象を国民に与えている」と批判した。

4694名無しさん:2009/01/08(木) 00:22:02
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090108k0000m070145000c.html

発信箱:異端児の処遇=与良正男(論説室)

 政治とカネにまつわるスキャンダルなどが発覚し、自民党が追いつめられるたびにテレビに出演しては、野党顔負けの自民党執行部批判をぶつ。かつて政権に就く前の小泉純一郎元首相はそんな役回りだった。

 メディアは内輪もめの方を面白がるから野党の影は薄くなる。一方、国民の側も「やはり自民党は自由に物が言えて考え方も幅広い党だ」と妙な安心感を持った人が多かったはずだ。

 結果的には小泉氏は自民党の延命に多大な貢献をしているのだと当時も思ったものだ。そして自民党は「党をぶっ壊す」と叫ぶ小泉氏を首相に選び、究極の延命策を講じた。

 当初、私は渡辺喜美元行政改革担当相も同じような存在だと見ていた。早期の衆院解散・総選挙にせよ、定額給付金の撤回にせよ、渡辺氏の主張の多くはごく当たり前の話だ。共鳴した人は多かっただろう。

 しかも、渡辺氏が政権批判している間はメディアの世界では野党の出番はほとんどなし。確かに私たちメディアも安直だけれど、党執行部は渡辺氏に感謝していいとさえ思ったほどだ。

 だが、そんな雰囲気にはならなかった。それは、異端児(実は世間では常識派であったりするのだが)を許容できない今の自民党の余裕のなさを如実に映し出しているように思える。

 どうやら渡辺氏の離党は確実のよう。渡辺氏も覚悟があるのだろう。再三書いているように、新党結成にせよ何にせよ、行動を起こすなら衆院選前だ。そして選挙で有権者の判断を仰ぐことだ。私は「衆院選後に政界再編を」という勝手な離合集散話には決してくみしないが、選挙前に動くのなら納得する。

毎日新聞 2009年1月8日 0時06分
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090108k0000m070145000c.html

4695名無しさん:2009/01/08(木) 00:31:11
柴田巧ブログ

1月7日テーマ:ブログ

 朝から、会派離脱・無所属出馬の件で電話などが相次ぐ。新聞1面のインパクトはやはり大きい。挨拶回りの後、富山へ。
 午後1時、県議会議事堂で横田自民党議員会長に「離脱届」を提出。横田会長からいろいろご助言を賜ったが、「考えに変わりがない」ことを伝える。 
 午後2時30分、後援会津沢事務所で緊急拡大役員会。会派離脱を報告し、無所属出馬の決意を述べた。終了後、記者会見。 
 午後5時より、高岡市京田、卸売市場口、木津南の各交差点で街頭演説。
午後7時、経田自治会新年会。
 午後8時、自宅でマスコミの取材。
 
 今日の決断は、出馬表明の際以上に悩み、勇気を要した。政治家として「立ち位置」を変えることは、かなりエネルギーが必要であることを実感した。100年一度といわれる未曾有の危機を乗り越えれる政治体制を確立し、具体的な政策展開を行うには、党いう垣根を超えることも、国家・国民のためにはやむをえない。いずれにしても、政治家として新たな道を歩むことになる。困難が待ち受けているだろうが、ひるまず前進するだけである。

http://ameblo.jp/shibatatakumi/

4696とはずがたり:2009/01/08(木) 00:31:25
>>4694
>自民党が追いつめられるたびにテレビに出演しては、野党顔負けの自民党執行部批判をぶつ。かつて政権に就く前の小泉純一郎元首相はそんな役回りだった。
>メディアは内輪もめの方を面白がるから野党の影は薄くなる。一方、国民の側も「やはり自民党は自由に物が言えて考え方も幅広い党だ」と妙な安心感を持った人が多かったはずだ。
>結果的には小泉氏は自民党の延命に多大な貢献をしているのだと当時も思ったものだ。
これって有りますよねぇ。今回のも同じ様な猿芝居の可能性も棄てきれない様に思うんですけど。
此処迄やって離党しなかったらしたらミッチーどころの騒ぎではない政治生命の終了だと思うのでなんらかの形で喜美は離党はするのでしょうけど,
>確かに私たちメディアも安直だけれど、党執行部は渡辺氏に感謝していいとさえ思ったほどだ。
>だが、そんな雰囲気にはならなかった。それは、異端児(実は世間では常識派であったりするのだが)を許容できない今の自民党の余裕のなさを如実に映し出しているように思える。
未だ此処↑迄云えるかというとなんとも云えないと思うんですがね。
大山鳴動してと云う感じがしなくもないし総選挙終わると何食わぬ顔して自民に戻っている可能性もある。
政党助成金の届けを出さなかったり嘗ての小泉やバカ手ならぬ若手どもと違ってそれなりの覚悟はありそうですけど。例えば新自由クラブ結成前夜ってどんな感じだったんでしょうかねぇ。

4697名無しさん:2009/01/08(木) 05:16:34
渡辺氏、総選挙前に新党模索 各地の知事らと連携も
(1月8日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090107/96125

 自民党離党が確実視される渡辺喜美元行政改革担当相は七日、大田原市で開かれた「北栃木新春名刺交換会」であいさつし、「第三極をつくり、選挙の前に旗を揚げること、国民に選択肢を指し示すのが大事」などと述べ、衆院選挙前の新党立ち上げを模索していることを明らかにした。また中央集権の政治から地方主権の政治へ変えていくため、各地の知事などと連携を図る考えを示した。

 渡辺氏はあいさつ終了後、記者らの質問に対し「政治家というのは党に属する以前に、党の前に国家国民がある。自民党の器を超えて活動することはその原点に即した行動だと思っている」と述べた。

 その上で「この閉塞状況に風穴を開けないといけない。第三極をつくり、選挙前に旗を揚げることが大事」などと、新党の立ち上げを選択肢の一つとしていることを明らかにした。

 交換会の中で渡辺氏は、百年に一度といわれる経済危機に触れ「非常時に対応できる政治体制が整っていない。国会のねじれを解消しないとこの危機を乗り越えられない」と解散総選挙の必要性をあらためて強調した。

 続けて「例えば中央集権から地方主権に変えるなど、未来を先取りした政策も必要」と主張。さらに「全国にも同じ考えの方がたくさんいるはず。近々ある知事と会うことになっているが、思いの丈を語っていきたい」と離党を見据え各地の政治家などとの連携を模索する考えを示した。

 最後に渡辺氏は「日本の政治システムは時代遅れ。国民目線とかけ離れている」とし、「まさにタイタニック化しているのではないか。国民は船体の傷を見て沈没すると叫んでも、キャビンにいる人は(危険が)全然分かっていない。私は一度タイタニックから飛び出し、政治システムを根本からつくり替える運動を展開していきたい」と決意を述べた。

4698名無しさん:2009/01/08(木) 08:44:48
小里議員147万円重複計上/自民支部と選挙報告書
(2009 01/08 07:17)
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=14603

 衆院鹿児島4区選出の小里泰弘議員(自民、当選1回)が、2005年衆院選の選挙運動費用収支報告書と自身が代表を務める党支部の同年の政治資金収支報告書で、10件約147万円分の支出を重複して計上していたことが7日、分かった。9件が二重計上で三重に記載したケースも1件あった。小里議員は同日、南日本新聞の取材に対し事務処理ミスを認め、政治資金収支報告書を県選管で一部訂正する意向を示した。
 二重計上の大半は、霧島市内の3業者に発注した印刷代。うち2業者計約133万円分は、支部と選挙の両報告書に重複して記載。1業者約13万円分は、支部の報告書で、組織活動費と宣伝事業費の欄に別々に記載していた。いずれのケースも添付した領収書の写しの日付、額、筆跡が同じだった。
 選挙の報告書では、7件計約1万円が重複計上。6件が高速道路の通行料金で、うち1件1000円分は三重計上だった。霧島市内で購入した弁当代は二重に記載していた。
 収入内容の違う独立した2つの収支報告書に重複計上したことについて、小里議員は「当時の担当者の思い込みや勘違いからくる単純ミス。費用を浮かせるなどの悪意は決してない」と釈明。
 同じ報告書に最大3枚の同一領収書の写しを添付したことについては「余分にコピーしてそのまま誤って報告したのだろう」と説明。その上で、「選挙時の混乱もあり管理が不十分だった。痛恨事だ。今後このようなことがないよう徹底したい」と話した。

4699名無しさん:2009/01/08(木) 08:58:40
渡辺喜美元行革相と小沢一郎氏の因縁
[政治]
2009年01月08日 08:48 更新

 自民党・渡辺喜美元行革担当相が離党に向けて前のめりになっている。定額給付金の撤回や衆院の早期解散などを麻生首相に提言、受け入れられなければ「離党」と、退路を断っての行動である。
7日には党籍を確認する誓約書について、署名する意思が無いことを表明したとも報じられている。
後戻りのできないところまできてしまったようだ。
   
 渡辺元行革担当相は、故・渡辺美智雄元自民党副総裁の子息である。美智雄氏は、歯に衣着せぬ発言と行動力、栃木弁丸出しの語り口で人気を集め「ミッチー」の愛称で親しまれた。40日抗争で中曽根派を飛び出す頃から力をつけ、派閥横断の「温知会」を主宰した。中曽根派に復帰してから、さらに実力者としての地歩を固め、2度の総裁選に出馬する。

 総理・総裁の座に就くことなく終わると思われた94年、細川内閣の退陣という突発事件が起きる。
小沢一郎氏(現・民主党代表)から後継首相を打診されるが、その条件は自民離党。揺れ動いた末に自民党に留まったが、翌年病没する。

 渡辺喜美元行革担当相は、秘書として美智雄氏の側にあり、全てを見届けている。権力闘争の実態とその怖さを実体験していることになる。その喜美氏が、自民党離党という賭けに打って出た以上、勝算があってのことだろう。
 
 因縁を感じるのは、野党のトップが、故・美智雄氏の時も喜美氏の場合も小沢一郎氏であるということ。自民党を離れた渡辺元行革相が手を組む相手は、どういう形であれ小沢氏になる。亡父の二の舞を演じることはあるまいが、渡辺元行革相の突出ぶりは気になるところである。小沢民主党と、どこまで連携をとっているか判然としないが、起爆剤になる可能性は十分である。もちろん、美智雄氏のように志半ばで動きを封じられるということもありうる。

 渡辺元行革相が離党してまで目指すものが何か、まだ見えてこない。倒閣に持ち込みシャッポを変えるためなのか、あるいは政界再編の布石か―。いずれにしろ、中川秀直元自民党幹事長ら反麻生陣営の動きと連動するようなら一気に政局が流動化する。当分、渡辺元行革相から目が離せない。

http://www.data-max.co.jp/2009/01/post_4090.html

4700名無しさん:2009/01/08(木) 22:54:52
2009年01月08日
渡辺氏、近く離党決断  補正賛否「決めていない」
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_s.cgi?s_politics_l+CN2009010801000831_2

 自民党離党に言及している渡辺喜美元行政改革担当相は8日、「麻生太郎首相では天下り根絶は無理だ。お手上げだ。(離党は)今日考える」と述べ、近く離党を最終決断する考えを示した。また2008年度第2次補正予算案の採決に関し「アウトだ」と、反対する意向を表明した。

 衆院予算委員会で天下り問題に関する首相答弁を聞いた後に国会内で記者団に語った。だが渡辺氏は8日夜、第2次補正予算案の採決について「まだ決めていない」と述べた。

 これに関し政府筋は「補正予算に反対するのなら自民党除名だ。戻りたいと言っても戻れない」と明言した。

 渡辺氏は首相に対し、国家公務員の再就職あっせんを当面首相が承認するとした閣議決定や、官僚OBが再就職を繰り返す「渡り」あっせんを容認する政令を、それぞれ撤回するよう求めていた。

 予算委では民主党の仙谷由人氏が、この問題を追及。渡辺氏は直接、傍聴した後に「首相答弁の話を聞くのが一番手っ取り早いと思ったが、役人答弁と同じで話にならない。本質が分かっていない。この内閣は官僚専制政治に手を貸している」と厳しく批判した。

4701名無しさん:2009/01/08(木) 23:18:34
自民党党行革本部が「天下り政令」で政府側に抗議へ
2009.1.8 23:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090108/stt0901082307009-n1.htm

 自民党行政改革推進本部の公務員制度改革委員会(委員長・石原伸晃幹事長代理)は8日、党本部で会合を開き、政府が昨年12月、首相の権限で国家公務員の天下り斡旋(あつせん)の承認を可能とする政令を党内手続きを経ずに決めたことに対し厳重抗議することを決めた。中馬弘毅・党行革本部長らが河村建夫官房長官らに申し入れる。石原氏は会合で「さっぱり意図が分からない政令だ」と批判。他の出席者からも「行政上必要かもしれないが、衆院選で自民党議員の心臓を止めてしまう」(衛藤晟一参院議員)と不満が噴出した。

4702とはずがたり:2009/01/08(木) 23:18:34
なんか喜美の言葉も麻生じゃないけどあっち云ったりこっち行ったりぶれ気味ですね。
まぁ一番良い舞台で離党を突きつけたいんでしょうけど。。

4703千葉9区:2009/01/08(木) 23:21:06
だらだらと離党までに時間をかけると飽きられるだけだと思います。
ちゃっちゃっと離党しちゃえば良いのに。

いまさらへたれたら爆笑ですが。

4704 ◆ESPAyRnbN2:2009/01/08(木) 23:41:50
>>4701
> 「衆院選で自民党議員の心臓を止めてしまう」(衛藤晟一参院議員)

なんと正直な。
派遣失業者を本当に働こうとしてるのかとか、給付金は連立経費とか、日教組は癌とか、
消費者をやかましいとか、原爆はしょうがないとか、集団レイプは元気が良いとか、
なんとか還元水とか、テトリスとか、スカトロとか、
九州の自民党議員は正直者が多いですね。

・・・って、総理も九州か。

4705千葉9区:2009/01/09(金) 00:42:28
http://www.asahi.com/politics/update/0107/TKY200901070270.html
自民232支部、資金報告怠り解散 6千万円余使途不明(1/2ページ)
2009年1月8日3時10分

 政治資金の収支報告書の提出を2年連続で怠り、事実上の「解散」に追い込まれた自民党の政党支部の数が過去5年間で232に上っていることが朝日新聞の調べで分かった。これにより、一時的にでも収支報告が途絶えた資金の総額は約1億1600万円。このうち、現在も使途がわからないままになっている資金も約6500万円に達している。

 自民党幹事長室は朝日新聞の取材に対し、「指摘の事実があるとすれば直ちに事実関係を精査し、党本部として適切な対応をとりたい」としているが、政治資金の扱いのずさんさと同時に、同党支部の当事者能力の衰えを指摘する声が識者や同党関係者から上がっている。

 政治資金規正法には、「国民の不断の監視」の下に政治資金を置くことで透明性を確保する狙いがある。収支報告書の提出はその前提とされ、総務省や都道府県選挙管理委員会への報告を2年連続で怠ると政治団体としての届け出がないものとみなされ、政治資金の出し入れができなくなる。この時点で事実上、強制的な解散扱いとされ、場合によっては刑事罰や公民権停止の対象にもなる。

 解散扱いとなり、官報や都道府県公報で告示された団体について過去5年分を調べたところ、自民は232支部が該当し、自由連合6▽社民4▽旧保守3▽民主2▽旧自由2、と続く。報告を怠る前の支部の残金は自民が計約1億1600万円。社民約370万円、旧保守45万円、自由連合約12万円。民主と旧自由は残金ゼロだった。総務省によると、自民支部は昨秋の段階で7710あった。

 いずれも報告書を提出しなかった2年間は、外部から収支が全く確認できない状態だった。収支報告を怠っていた支部には自民の市町村支部や地方議員が代表者の支部が目立っている。

 また、自民党支部での使途不明の残金約6500万円のうち約5千万円は、石井道子・元環境庁長官(参院議員を引退)が代表をしていた「自民党埼玉県道友会支部」(埼玉県飯能市)の分だった。報告を怠って05年に支部が解散扱いとされた後の5千万円について、石井氏は「自分で保管している」と言っている。

 こうした実態について、総務省政治資金課は「未提出の状況について全国的に把握していない。総務省所管の団体については個別に注意喚起もしているが、強制的に提出させる権限はない」としている。(西川圭介、香川直樹)

4706名無しさん:2009/01/09(金) 15:58:22
山岡氏インタビュー 解散は予算成立後100%ある 渡辺氏との連携探る
(1月9日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090109/96568

 五日開幕した通常国会は冒頭から、定額給付金の在り方などをめぐって与野党が激突。二〇〇八年度第二次補正予算案などの採決では、自民党議員の造反もあり得る情勢で、波乱含みの政局が続きそうだ。民主党の国会運営の司令塔である山岡賢次国対委員長に今国会の見通しや戦略、さらに離党に言及している渡辺喜美氏との連携のあり方などを聞いた。

 −補正予算案などの採決にどう臨むのか。

 「筋の悪い定額給付金は切り離せ。そうすれば補正予算の残りは賛成すると言っている。しかし、与党は分けない。賛成できるものまで人質にして攻めてくる。いいものまで民主は反対しているという構図に従っている。ただ、いたずらに参院送付から六十日後のみなし否決まで採決を引き延ばすことは考えていない。国民にとって一番何がメリットか考えてやる」

 −自民党の造反をあぶり出すという戦略は。

 「自民党の中にも良心的な人はいる。ただ選挙区に帰るとわれわれと同じようなことを言うが、最終的に党の枠にはめられて国会では正反対のことで手を挙げる。それにだまされているから、国民のためにも顕在化させる。手始めが十三日の補正予算案の衆院採決だ。渡辺さん以外にも反対する人は出るかも知れず、三分の二による衆院再可決ができなくなる十七人の造反につながる可能性はある」

 −解散・総選挙の時期は。

 「自民の立場からすれば予算が上がったときに解散に打って出るしか方法はない。ただ、麻生首相には延命したいという気持ちが残る可能性はある。しかし、自民党執行部は絶対にそれを許さない。予算成立後の解散は100%、任期満了は120%ない」

 −離党に言及している渡辺さんをどう評価しているか。

 「渡辺氏は官僚政治をなくすということで大臣をやっていた。渡辺さんにとって一番の敵は当時、閣内にいた。公務員制度改革ではわれわれは全面的にバックアップした。考え方が同じところはたくさんある。離党に向けた行動を起こしたことは高く評価する」

 −渡辺氏との連携は。

 「今回の件は民主から仕掛けているわけじゃない。離党してもすぐ民主入りということはない。ただ選挙後は形はどうあれ一体で進むのではないか。栃木3区には民主候補は立てない」

4707名無しさん:2009/01/09(金) 16:37:44
定額給付金:対応、閣内不一致 受け取り11人、留保5人、辞退1人
毎日新聞 2009年1月9日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090109dde001010069000c.html

9日の閣議後の記者会見で、定額給付金の受け取りに関する発言が相次いだ。閣僚17人のうち「受け取る」と明言したのは11人。5人は態度を留保し、甘利明行政改革担当相が辞退する考えを表明するなど、対応は分かれた。

 河村建夫官房長官は「寄付する代わりに、地元で障害者施設が作った物を買いたい」と表明。斉藤鉄夫環境相も「地元で省エネ製品や電球型の蛍光灯を買ったりして消費したい」と述べるなど、給付金を受け取って地元で消費したいとの意見が多く出された。

 一方で甘利行政改革担当相は「私は申請しない方がいいのではないかと思う」と受け取らない考えを示し、「ポケットマネーから家族に『定額給付』して、地元の商店街で使えと要請したい」と語った。

 中川昭一財務・金融担当相は、給付金を受け取るかどうかは「個人としては答えられない」。与謝野馨経済財政担当相も「予断を持ってどちらにするか言う段階ではない」と語り、態度を留保した。

 同日午前の閣僚懇談会で、河村氏は「性格上、政府が縛るというものではないが、定額給付金の趣旨にのっとり政治家として適切な判断をお願いしたい」と呼びかけた。給付金をめぐっては6日の政府・与党連絡会議で、自民党の細田博之幹事長が消費拡大のため「国会議員も、もらって使うべきだ」と主張して政府にこの趣旨の統一見解を出すよう求めた。だが麻生太郎首相が難色を示し、閣僚の自由意思を尊重する方針にとどめた。

4708名無しさん:2009/01/09(金) 18:57:14
定額給付金、閣僚11人「受け取る」
(09日17:12)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4034837.html

 定額給付金をめぐり、閣僚の対応はさまざまです。野党などからバラ撒きとの批判が出ている定額給付金を麻生内閣の閣僚17人のうち、甘利行革担当大臣だけが受け取らないとした他は、11人が受け取る考えを示しました。

 「(定額給付金を)ぱぁーっと使っていただきたいという、政策目的でこの政策をやるなら、当然総理も受け取りますね?論理的にこういう答えになりますよ」(民主党 枝野幸男 衆院議員)

 「個人の判断であって、まだ予算も通ってない段階から、もらったらどうだとかこうだとかいう“たられば”の話というのでは、お答えのしようがない」(麻生首相)

 麻生総理は、高額所得者も受け取ったら盛大に消費して消費の刺激になるのが一番良いと述べながらも、自らの受け取りについては「その段階で判断させて頂く」として、9日も明らかにしませんでした。

 そうした中、麻生内閣の閣僚17人のうち11人は受け取る考えを明らかにしました。

 「“ニコニコ給付金”で皆が喜んで受け取ってもらいたい。私はニコニコして受け取る」(鳩山邦夫 総務相)

 「省エネ製品を買ったり、エコポイント制度を利用して電球型の蛍光灯を買ったり、私のお金をプラスして地元で消費したい」(斉藤鉄夫 環境相)

 「飛騨牛を食べるとか、じっくりそれは考えたい」(野田聖子 消費者行政相)

 この他、受け取る考えを示したのは、中曽根外務大臣、小渕少子化担当大臣、石破農水大臣、金子国土交通大臣、浜田防衛大臣、佐藤国家公安委員長の6人。

 今の時点で受け取らない考えを示したのは、甘利行革担当大臣ただ一人でした。

 「家計支援という趣旨で言えば、私は申請しない。消費刺激の責務があるから、家族には私のポケットマネーから定額給付し、地元の商店街で使うよう要請したい」(甘利 明 行革相)

 ただ、麻生総理と歩調を合わせ態度を明確にしていない閣僚もいます。

 「個人の内面性に土足で踏み込んで、もらうのかもらわないのか迫るのは、個人の内面性の自由とぶつかるのではないか」(与謝野馨 経財相)

 「決まってから考えます」(舛添要一 厚労相)

 この他、中川財務大臣ら、合わせて5人が態度を明らかにしていません。ただ、定額給付金の給付に関しては、実施する各市区町村の判断で年収1800万円を下限とする所得制限を設けることが出来るようになったままです。

 今のところ制限実施を明確にしたところはありませんが、国会議員は全員が年収1800万円を超えており、受け取るつもりでも受け取れない可能性はゼロではありません。

 こうした中、自民党は定額給付金の意義などを説明した文書を所属する議員に配布しました。

 10日からの連休中、それぞれの地元で制度の正当性をしっかり説明せよ、というわけです。

 「(給付金の受け取りを)辞退するなんて、格好つけるような事を言う人があるが、そうじゃない。ここで少しでも景気の傾向に歯止めをかけ、頑張っていこうではないか」(自民党 細田博之 幹事長)

与党は、来週火曜日の予算委員会で第2次補正予算案の採決を行うことを、野党の反対を押し切って、委員長の職権という形で決めました。関連法案と合わせて、火曜日のうちに本会議でも可決して、参議院へ送る方針です。

 「間違った補助金が中に入っているような、2次補正予算。もうすでに採決を決めようなどという話はとんでもないことだ」(民主党 鳩山由紀夫 幹事長)

 これに対し、野党・民主党は与党が強行採決する場合には採決には応じない方針を決め、参議院に送られた場合にはすぐに審議には入らず、定額給付金を分離するよう改めて政府・与党側に求めることにしています。(09日17:12)

4709名無しさん:2009/01/09(金) 19:06:29
読売ニュースランキング2008

「さもしく1万2千円欲しい人も…」定額給付金で首相発言

 麻生首相は6日夜、長崎県諫早市で自民党長崎県連が主催した首相の演説会で演説し、追加景気対策の柱である定額給付金について、「貧しい人には全世帯に渡すが、『私はそんな金をもらいたくない』という人はもらわなきゃいい。(年収が)1億円あっても、さもしく1万2000円が欲しいという人もいるかもしれない。それは哲学、矜恃(きょうじ)の問題で、それを調べて細かく(所得制限を)したら手間が大変だ」と語った。
 政府は所得制限を設けるかどうかで混乱した末、「年間所得1800万円が下限」という目安を示したが、受給辞退を呼びかけるかどうかは市区町村の判断に委ね、実質的に制限がない状態が見込まれている。それだけに、今回の首相の発言は波紋を広げそうだ。

(2008年12月7日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/2008ranking/article_monthly_top1205.htm

4710名無しさん:2009/01/09(金) 19:37:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010900819

「天下り」政令、焦点に=野党は撤廃要求、首相防戦

 国家公務員OBが公益法人などへの再就職を繰り返す「渡り」への政府の対応が、国会論戦の新たな焦点に浮上した。麻生太郎首相は「原則認めない」とするものの、政府が昨年12月に閣議決定した政令に例外規定が盛り込まれており、民主党など野党側は「官僚寄りだ」と姿勢を厳しく追及する。首相は、定額給付金に加え、天下りの問題でも、防戦を強いられる展開だ。
 「(改正国家公務員法の)立法の趣旨に反している」。9日の衆院予算委員会で、民主党の枝野幸男元政調会長は政令を厳しく批判した。
 改正国家公務員法は2011年までに、再就職あっせんを官民人材交流センターに一元化し、渡りあっせんも全面禁止することを定めているが、政令は経過措置として、「必要不可欠と認められる場合」に行えるとした。民主党は「必要不可欠」に当たるケースが今後続出すると見ており、仙谷由人元政調会長は「霞が関のクーデターだ」と断じた。
 民主党の追及を避ける狙いから、官邸サイドは当初、首相が渡りの全面禁止を明言することを検討したものの、最終的には「閣議決定した政令と矛盾する答弁はできない」(政府筋)と判断。9日の衆院予算委で枝野氏から、政令の撤廃を求められた首相は「(渡りに)厳格に対応する」と答弁するのが精いっぱいだった。
 もっとも、首相は公務員改革に後ろ向きとのイメージが有権者に広まれば、今秋までには行われる衆院選を控え、与党に一層の逆風となりかねない。このため、政府内では「政令を撤廃しないと持ちこたえられないかもしれない」(高官)との声が漏れるなど動揺が出始めている。(了)
(2009/01/09-19:29)

4711名無しさん:2009/01/09(金) 20:25:05
1月8日付 編集手帳
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20090108-OYT1T00110.htm

 十全、十分と用いるように、「十」には「すべてまとまっているさま」の意味がある。漢字でも十の字は大切で、実り多き果実の「果」も十を欠けば「呆」に変わる◆「口」から出る言葉も十人が十人、心をひとつにして「叶(かな)」う。首相の口から出た言葉が叶わなくて、何としよう。定額給付金をめぐる麻生首相以下、政府・与党のまとまりのなさを見ていると、景気浮揚の果実を想像する前に呆(あき)れる心が先に立つ◆高額所得者に自発的な受給辞退を促す意向を、首相が撤回した。「さもしい」と語って、ひと月もたたない。いまは「ぜひ皆さんに使ってほしいな…」という心境だそうである◆政府・与党の中が受給派と辞退派に割れていた。野党から足並みの乱れを突かれるとみて首相が譲ったようだが、どこが頭やら、尾っぽやら分からない政権というのも困ったものである◆首相が年頭記者会見で披露した書き初めに、「平成廿(にじゅう)十一年新春」とあったことが話題になっている。辞書によれば「廿」は1文字で二十を意味し、下の「十」は余計という。「果」から抜け落ちた十の字はこんな所で遊んでいたらしい。

(2009年1月8日01時48分 読売新聞)

4712名無しさん:2009/01/09(金) 20:31:47
首相「さもしい」発言で金縛り 閣僚対応も“不一致”

2009年1月9日 20:20 カテゴリー:政治
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/70045

 麻生太郎首相が高額所得者の定額給付金受け取りを「さもしい」とした自らの発言で、身動きの取れない“金縛り状態”に追い込まれている。「経済状況が大きく変わった」と給付金の積極活用を呼び掛けながら、自身が受領するかどうかは態度表明を拒否したまま。わずか1カ月足らずの転換に、首相の「ぶれ」は覆い隠せない。

 9日には閣僚間で受け取るかについての対応の「閣内不一致」を露呈。自民党の細田博之幹事長が辞退を表明した甘利明行政改革担当相を念頭に「格好を付ける人もいる」と批判するなど、給付金をめぐる政府与党の迷走には拍車が掛かるばかりだ。

 「(2008年度第2次補正)予算案も通っていない段階で『たられば』の話に答えようがない。予算案が決まり地方に配分される段階で判断する」。首相は9日の衆院予算委員会でも、民主党の枝野幸男氏に給付金を受け取るかの態度表明を迫られ、苦しい答弁を繰り返した。

4713とはずがたり:2009/01/09(金) 20:45:27
>>4711
ずっと自民党支持できた癖に読売も可成り辛辣ですなぁ。首相を阿呆よばわりしとるw

4714名無しさん:2009/01/09(金) 21:37:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010900921

自民、造反封じに躍起=渡辺氏への同調警戒−2次補正採決
 定額給付金が盛られた2008年度第2次補正予算案と関連法案の衆院本会議での採決で、自民党執行部が「造反」封じに躍起となっている。定額給付金の撤回を求める渡辺喜美元行政改革担当相は採決で反対する見通しだが、執行部は同調者を一人でも出さない方針で、締め付けを図っている。
 「小泉純一郎元首相は小選挙区制に反対だったけど、いろいろあって賛成した。いろいろあるんだよ」。細田博之幹事長は9日午後、党本部の幹事長室を訪れた柴山昌彦氏に対し、1994年の政治改革関連法案を引き合いに出し、こう言い聞かせた。
 柴山氏は「政策も人脈も渡辺氏に近い」(関係者)と指摘されるが、2次補正には反対しないと確約。細田氏も胸をなで下ろした。細田氏は8日には、副幹事長を通じて各派に、造反防止を徹底するよう指示した。
 また、党執行部は定額給付金の仕組みなどを分かりやすく解説した冊子を作成し、所属国会議員と各都道府県連に配布した。冊子には、生活対策や景気対策としての定額給付金の意義を明記。民主党が提唱する「給付金付き税額控除」も「定額給付金と趣旨を同じくするもの」と指摘するなど、有権者への説明や、野党に反論するマニュアルとして役立てるよう求めている。
 ただ、自民党の江崎洋一郎氏が衆院財務金融委員会の与党理事懇談会で「給付金の一部を雇用対策に使えないか」と発言するなど、党内に給付金に根強い不満を持つ議員がいるのも事実。党幹部は「造反者は渡辺氏以外にいない」と見ているが、複数出てくれば「民主党に勢いを与える」と警戒している。(了)
(2009/01/09-21:24)

4715名無しさん:2009/01/09(金) 21:45:31
雇用対策:麻生首相と与謝野経財担当相 微妙な距離感

 9日の衆院予算委員会で、雇用問題をめぐり、麻生太郎首相と与謝野馨経済財政担当相の微妙な距離感をうかがわせる場面があった。

 首相が「(雇用確保は)経営者が踏ん張る気概を持たねば難しい」と財界の自発性に期待を示したのに対し、与謝野氏は「同一労働、同一現場の正規社員と非正規に容認できない格差が生じている」とし、「正義の問題」として政府の積極的関与が必要と語った。野党議員のような語句の連発で、答弁後、野党席から拍手が起きた。

 与謝野氏は一方、定額給付金の受け取りについて「個人の自由な意志の領域の問題だ。土足で踏み込めば内面の自由とぶつかる」と明言を避け、首相と足並みをそろえたが、「今後、判断する」と繰り返すだけの首相との違いが逆に際立った。【野口武則】

毎日新聞 2009年1月9日 21時36分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090110k0000m010075000c.html

4716千葉9区:2009/01/09(金) 23:03:26
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kyushu/20090104/20090104_0001.shtml
「AYライン」共に打算 首相と与謝野経財相 消費税で協調
2009年01月04日 14:10
 衆院選の年を迎えて支持率回復が迫られる麻生太郎政権。鍵を握る存在が与謝野馨経済財政相だ。定額給付金制度の問題では所得制限が必要と異を唱えたが、消費税率引き上げ時期の明示をめぐっては援護射撃に回り、与党側の異論を封じ込めた。与謝野氏への依存度を高めているように映る首相には、「ポスト麻生」候補を取り込む狙いも透ける。双方に思惑あっての打算的「AYライン」といえそうだ。

 ●連携が奏功

 昨年12月12日夜、官邸で開かれた首相記者会見。「中期の財政責任を示すことが責任政党の矜持(きょうじ)だ」。社会保障と税制の中期プログラムをめぐり、3年後の消費税率引き上げ明示に強い意欲を示した首相は、演壇から降りると与謝野氏に語りかけた。「これでいいんだろ?」

 時期の明示は首相の「公約」だが、公明党が反発し、与党は税制改正大綱で明記を見送った。

 即座に反応したのが与謝野氏。記者会見で「問われているのは総理の指導力ではない。自民党が責任政党として踏ん張れなかった」と批判、1歩も引かぬ姿勢を見せた。

 最終的に難解な表現ながら時期の明記で決着。官邸会見場でのやり取りは、2人の連携が奏功したことを示唆した。

 ●どこ吹く風

 昨年の総裁選で争った末、首相に仕えることになった与謝野氏だが、無条件に恭順の意を示したわけではない。閣僚就任会見では「自分の良心に従って率直に意見を申し上げる」と明言。首相が公言する財政拡大路線への転換をけん制した。

 定額給付金制度をめぐる問題提起は、政府・与党内の混乱を招いたが、どこ吹く風だった。のどにがんが見つかり、大手術をしたのが2006年秋。翌年8月、安倍晋三改造内閣の官房長官として本格的に復帰した。周囲は「迫力が増した。吹っ切れている」とみる。

 職人気質を自認し、パフォーマンスが得意な首相とは肌合いが異なる。民主党との対立軸鮮明化や与党に踏み絵を課すことでの求心力回復といった動機はともかく、消費税にこだわる首相の姿勢は、財政再建の道筋をつけたい与謝野氏にとっても好都合だったわけだ。

 ●蜜月の行方

 「一緒に経済対策もつくったし、与謝野先生とそれほど違っているという感じはない」。総裁選当時、首相はそう評した。ただ、側近は「首相は財政再建原理主義者が嫌い。与謝野氏を頼りにはしておらず、気を使っているだけ」と強調する。

 与謝野氏は、秘書として仕えた中曽根康弘元首相を師と仰ぎ、囲碁対決が話題を呼んだ小沢一郎民主党代表ともパイプを持つ。麻生派議員に「自分は終わった人間。心配しないでいい」と伝えているが、首相にとって政界再編を想起させる要警戒人物に変わりはない。難航必至の国会対応や衆院解散を探る政局で「蜜月」は続くのか。その行方は政権の存亡にもかかわる。 (東京報道部・相本康一、植田祐一)

=2009/01/04付 西日本新聞朝刊=

4717名無しさん:2009/01/10(土) 06:19:18
渡辺議員13日にも離党「重大な局面に来た」
[ 2009年01月10日 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/01/10/06.html

 自民党離党に言及している渡辺喜美元行政改革担当相が9日午前、国家公務員の天下り規制に関し麻生太郎首相の見解をただす公開質問状を提出するため官邸を訪れた。しかし、首相側は受け取りを拒否。渡辺氏は記者団に「しゃくし定規な対応で残念だ。(離党に関し)重大な局面に来た」と述べた。

 早ければ連休明け後の13日にも離党する見通し。衆院本会議で同日行われる第2次補正予算案の採決に反対するとみられる。反対すれば、自民党執行部は離党届を受理せず、除名処分とする方針だ。

 首相は衆院予算委員会出席のため官邸には不在で、対応した村松一郎首相秘書官は渡辺氏に「質問は国会ですべきだ」と述べた。質問状は、官僚OBが2回以上再就職する「渡り」の斡旋の全面禁止と、首相が天下りの斡旋を承認する政令の撤回を要求し、同日中の回答を求める内容。渡辺氏は回答を離党に踏み切る際の判断材料にする意向を示していた。

4718名無しさん:2009/01/10(土) 07:31:16
麻生内閣 給付金で不一致!甘利行革相が「申請しない」

 麻生太郎首相(68)が方針を二転三転させた末に受け取るかどうかの明言を避けている定額給付金を巡り、9日、閣内でも足並みの乱れが露呈した。閣僚17人のうち11人が受け取る意向を表明したが、甘利明行政改革担当相(59)は辞退の意思を見せ、5人は態度を明らかにしなかった。思わぬ“閣内不一致”に自民党の細田博之幹事長(64)は甘利氏を批判。定額給付金を含む第2次補正予算案の採決(13日)を控え、「麻生丸」の迷走は続く。

 ただでさえがけっぷちの麻生政権が、空中分解の様相だ。この日の閣議後の会見で、定額給付金の対応を聞かれた17閣僚中、「受け取る」と答えたのは11人。

 一方で、受け取り辞退を明言したのが甘利氏だ。07年の自民党総裁選で福田康夫氏支持だった山崎派の方針に反してまで劣勢の麻生氏を支持した盟友だが、今回は「家計支援という趣旨で言えば、私は申請しない」とキッパリ。「消費刺激の責務があるから、家族には私のポケットマネーから“定額給付”し、地元の商店街で使うよう要請したい」と話した。

 首相同様、受け取るかどうかを明言しなかったのは、与謝野馨経済財政担当相(70)や中川昭一財務相(55)、舛添要一厚労相(60)ら。二階俊博経済産業相(69)は「家族みんなで相談して決める」とかわした。

 細田幹事長は都内で開かれた公明党会合で、甘利氏を念頭に批判。「『辞退する』と格好つけるようなことを言う人もいる。閣僚ももらって地元で景気振興に使おうという公明党側の提案に一も二もなく賛成だ」と強調した。

 定額給付金を含む第2次補正予算案成立に向け全力を挙げるべきタイミングでの、閣僚間の不一致。受け取る意向をすでに表明している河村建夫官房長官(66)は、受け取るかどうか「個人の判断」としたものの、迷走を続ける首相の求心力低下を裏付ける形になった。

 麻生首相は昨年12月6日、長崎県での演説会で高額所得者の受給を「さもしい」とし、同15日の参院決算委でも「1億円も収入がある人はもらわないのが普通。人間の矜持(きょうじ)の問題」と答弁していた。しかし年明け早々、政府・与党内から自発的辞退を否定する声が上がり、メンツは丸つぶれ。今月6日に突然「その時になって判断する」とトーンダウンしていた。

 9日の衆院予算委でも、民主党の枝野幸男氏から給付金を受け取るかを迫られ「(第2次補正)予算案も通っていない段階で『たられば』の話に答えようがない」と苦しい答弁に終始。首相周辺は「『さもしい』とまで言ったのはやはりまずかった。あれがなければ『景気対策のために受け取る』と軌道修正できたのに」と悔やんでいる。

 衆院予算委はこの日の理事会で第2次補正予算案の審議日程を協議。衛藤征士郎委員長は13日に締めくくり総括質疑を行った上で採決することを職権で決めた。与党は13日中に本会議に緊急上程して可決、参院に送付する構え。民主党は午後の幹部会で、採決には応じない方針を決定。国会は最初の山場を迎える。

(2009年1月10日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090110-OHT1T00068.htm

4719名無しさん:2009/01/10(土) 14:19:04
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20090110ddlk09010064000c.html

渡辺元行革相:12日に離党表明へ 地元後援会の役員会で /栃木

 反麻生内閣の姿勢を鮮明にしている衆院3区選出の自民党の渡辺喜美元行革担当相は、12日に地元後援会の臨時役員会を開き、離党を表明する見通しであることが9日分かった。渡辺氏が撤回を求める定額給付金が盛り込まれた08年度第2次補正予算案は13日の衆院本会議で採決される見通しだが、渡辺氏は反対する考え。党に所属したまま採決に反対して「造反」となる前に、自ら離党する道を選ぶことにしたとみられる。

 渡辺氏は9日、官僚OBが天下りを繰り返す「渡り」の全面禁止などを求める麻生太郎首相あての公開質問状を持って首相官邸を訪れたが、受け取りを拒否されていた。

 自民党県連幹部は「後援会に離党を説明するのだろう。早くすっきりした方がいい」と述べた。同党県議の中では10人が渡辺氏を支援する会を組織している。離党しても、県議らは渡辺氏を支援する方向だが、自民幹部は、離党した場合の対立候補擁立を明言しており、対立候補が出馬した場合、地元議員の足並みの乱れも予想される。【葛西大博】

毎日新聞 2009年1月10日 地方版

4720名無しさん:2009/01/10(土) 15:38:19
渡辺元行革相離党に冷ややかな視線
[政治]
2009年01月10日 14:52 更新

定額給付金を含む第2次補正予算案の衆院通過が13日で固まった。公務員の天下り問題や給付金の取扱いについて、麻生首相に方針転換を求めていた渡辺喜美元行政改革担当相。公務員の天下りについて質問書を提出しようとしたが、首相官邸で門前払いとなっていた。離党は必至となったが、自民党内の渡辺元行革相に対する視線は冷たい。

 九州選出のある衆院議員は「党内からは誰もついて行かないよ。友達が少ない人だから・・・。自分の言い分が通らなければ離党すると騒いでいるが、何で早く出て行かないのか。13日といわず、(首相への)要求が拒否された時点で結論が出てる。ヒーローにでもなったつもりなんだろう」
と吐き捨てるように語った。

 別の国会議員秘書は「親子2代で小沢さんにコントロールされるんですかね」とにべもない。
渡辺元行革相の党内での人気はほとんど無いというが、選挙だけは強いといわれる現実が強気の背景にあるとされる。渡辺元行革相の行動が大きく国会の流れを変えることはなさそうな状況である。

http://www.data-max.co.jp/2009/01/post_4128.html

4721名無しさん:2009/01/10(土) 17:13:57
首相「衆院選は一番いい時期に」 都議選絡み公明へ配慮
2009年1月10日 17時02分

 麻生太郎首相は10日午後、内閣記者会のインタビューに応じ、衆院解散・総選挙の時期について、公明党の要望にも一定の配慮をする考えを示した。公明党は7月に任期満了を迎える東京都議選との同時期の実施は避けたいとの意向。首相は「7月だけ絶対外すということはないが、(自民、公明)双方にとって一番いい時期を選ぶ」と明言した。

 同時に「経済対策に目安を付けないと無責任だ」と述べ、2009年度予算成立までは解散しない意向を重ねて示した。

 08年度第2次補正予算関連法案の処理をめぐっては「(野党が)どうしても反対と言うなら『3分の2条項』を使わざるを得なくなる可能性がある」と述べ、衆院再可決で成立させることも辞さない考えを示した。

 第2次補正予算案などの採決時に自民党議員が造反する可能性に関しては「あまり想定していない」と表明した。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009011001000436.html

4722名無しさん:2009/01/10(土) 18:48:18
>「参院でドラマが起きると思う。本当に今の形でいいか、自民、公明両党の執行部は、もう一度考え直した方がいいのではないか」

http://www.kobe-np.co.jp/knews/0001649271.shtml

参院で2次補正修正も 加藤元自民幹事長

 自民党の加藤紘一元幹事長は10日、山形県新庄市などでの会合であいさつし、定額給付金を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案について「参院でドラマが起きると思う。本当に今の形でいいか、自民、公明両党の執行部は、もう一度考え直した方がいいのではないか」と述べ、参院段階での修正の可能性に言及した。

 加藤氏は、定額給付金について「自民党は強い賛成ではない。公明党との関係を考えて賛成するが、あまり出来が良くないというのが7、8割の自民党議員の心だ」と指摘。ただ第2次補正予算案の衆院採決に関しては「自分も含め、自民党から造反する議員はほとんどいないと思う」との見方を示した。

4723名無しさん:2009/01/10(土) 21:04:58
自民:政界再編論者に手詰まり感 遠のく衆院選、造反なく
毎日新聞 2009年1月10日 20時45分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090111k0000m010060000c.html

 麻生太郎首相に批判的な自民党の加藤紘一元幹事長、山崎拓前副総裁、中川秀直元幹事長ら「政界再編論者」に手詰まり感が漂っている。首相は年頭に、春ごろの09年度予算成立までは衆院解散・総選挙をしないことを明言。定額給付金が焦点になった08年度第2次補正予算案の衆院採決で自民党に造反の動きはなく、離党が確実視される渡辺喜美元行革担当相への同調者も出ない見通しで、「攻め手」を欠いているためだ。

 加藤氏は10日、山形県鶴岡市での後援会会合で、定額給付金について「自民党議員は強い賛成ではなく、公明党に近々選挙でお世話になるから賛成する」と指摘しながらも、「自分も含めて自民党からそんなに造反する人は出ないだろう」と語った。「選挙区が不安定な人の行動は限界が出てくる」と政界再編の難しさも暗に認めた。

 定額給付金の撤回を主張していた山崎氏は今年になって容認に転じた。6日夜には、首相が出席して開かれた九州選出国会議員の会合で、「新年になったので心機一転、首相を先頭に頑張っていきたい」とあいさつし、2次補正への協力を約束した。

 加藤、山崎両氏は党内で学者を交えて再編に向けた構想をまとめる考えだが、「反麻生」の機運が盛り上がらない中、突出しないよう水面下での活動にとどめる方向だ。

 次期衆院選直後の政界再編を視野に入れていた中川氏は4日の新年会で「一昨年の参院選敗北に伴う謹慎期間も、昨年の大みそかで終了させていただく」と語り、改めて意欲を示した。だが、麻生内閣の支持率急落で民主党の結束は強まっており、自民党の「独り負け」の可能性も浮上している。中川氏に近い議員は「決断の時期を先送りせざるを得ないのではないか」と漏らす。

 再編論者の方向性には違いもある。加藤、中川両氏は一時、協力を模索したが、山崎氏は「財政再建か経済優先かという議論で新党を作っては、あまりにもお粗末だ」と述べ、中川氏とは一線を画している。【田所柳子、近藤大介】

4724名無しさん:2009/01/10(土) 22:20:54
麻生政権が「最大のマイナス」=総選挙への期待も−野村の株投資調査

 今年の株式市場で最大のマイナス要因は麻生政権−。野村証券が6日まとめた個人投資家動向調査で、迷走を続ける麻生政権が株価に悪影響を与えるとの回答が全体の53%に達した。2位は「国内景気」の26%で、現政権が断トツの足かせと受け止められている実態が浮き彫りになった。(2009/01/06-18:19)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200901/2009010600713

4725名無しさん:2009/01/10(土) 23:04:27
「給付金」大阪府だけ年収400万円の制限?

 大阪府の橋下徹知事は7日、府条例で定額給付金の受給資格を年収400万円未満などとする所得制限を設け、余剰金を学校の耐震化事業に回すことを提案した。高額所得者を念頭に置いた所得制限について、政府が前日に事実上撤回したばかり。総務省によると、余剰金が出た場合は給付金の財源である国庫に戻ることになっており、事実上不可能な提案。橋下流パフォーマンスとの指摘も出そうだ。

 橋下知事が定額給付金について新たな提案をぶちまけたのは、府内の市町村長と経済対策についての意見交換を行う場。

 「例えば、大阪府だけ“(年収)400万円以上の人には出さん”という所得制限を設けるとか、条例でできないものか」と述べ、制限により各市町村で余った給付金を小中学校の耐震化事業の地元負担分に回すアイデアを披露。また雇用対策として、各自治体の給付金事務作業に離職者を雇う考えも提案した。「麻生総理は“地方分権の訓練だ”とも言っている」として、府独自の緊急経済対策として検討していく構えを見せた。

 ただ、橋下知事の提案は現実性が極めて低い。昨年11月に自民・公明両党が決定した定額給付金についての大枠には「各市町村が所得制限を設ける場合の下限は、所得1800万円とする」と記載。総務省自治行政局定額給付金室によると、条例をつくるにしても、所得制限は「年収1800万円未満」が限界。さらに、所得制限により府民に給付しなかった分については「使われなかった予算」とみなされて国庫に戻ることになるという。したがって、余剰金は自由に使うことはできない。

 大阪府市長会長の倉田薫池田市長は「面白い発想だが、給付金は個人を対象としているので実現は厳しい」と渋い表情。

 給付金の受給資格をめぐっては当初、政府が所得制限を設けようとしたが手間や法律の問題などで断念。その後は高所得者へ「受給辞退」を促してきた。だがここへ来て定額給付金の支給目的が「家計の緊急支援」から、「消費刺激による景気対策」へと転換。6日には自民党の細田博之幹事長が「景気対策なので国会議員ももらって使うべきだ」と述べ、年収1800万円を超える国会議員にも受け取りを促していた。

 河村建夫官房長官は記者会見で「給付金の狙いは家計を助け消費拡大につなげることだ。その趣旨に合った対応をお願いしている」と述べ、橋下知事を批判した。

[ 2009年01月08日 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/01/08/01.html

4726名無しさん:2009/01/11(日) 02:27:27
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20090110/20090110-00000041-jnn-pol.html

首相インタビュー、給付金めぐる発言は

 定額給付金を「もらう」か「もらわないか」をめぐって、発言がぶれていると指摘されている麻生総理。10日午後、記者団のインタビューに答えました。

 総理官邸では10日も、麻生総理にあの質問がぶつけられました。

 「定額給付金の話ですが、率直に言って、(首相が)受け取ると言えば、話は終わると思うが」(記者)

 去年12月の段階で、高額所得者が受け取るかどうかは、「人間の矜持の問題」などと発言。自らは受け取らないと明言していた麻生総理でしたが、景気対策としては受け取って使うのが筋という論調を受け、ここのところ言葉を濁してきました。

 「総理はどうするのか」(民主党 菅 直人 代表代行)
 「まだ予算が通っていないので、通っていない段階から、もらう前提で話すのはいかがかなと」(麻生首相)

 「当然、麻生総理も受け取りますね」(民主党 枝野幸男 議員)
 「もらったらどうだとか、こうだとかいう、たらればの話では答えのしようがない」(麻生首相)

 受け取るのかどうかは、閣僚の間でも意見が割れています。

 「私はニコニコして受け取る」(鳩山邦夫 総務相)
 「受け取るか受け取らないかは、全く自由意思に基づいて行われるもの」(与謝野 馨 経財相)

 受け取る考えを明らかにしたのは、閣僚17人のうち11人。考えを明らかにしなかったのは5人。受け取らないとしたのは、甘利行革担当大臣ただ1人でした。

 結局、受け取るのか、受け取らないのか・・・。麻生総理は10日、改めてこう話しました。

 「僕は全然変わってない。政府で決めるとか、総理の命令でやると思ったことは一度もない。標準家庭(大人2人子供2人)で6万4000円入ってきたら、あと5万と思ったものを買ってもらう。そういった形での消費刺激が望ましい。盛大に使っていただきたい」(麻生首相)

 この迷走ぶりに、街の反応は、いささか冷ややかです。

 「議論自体が無意味だと思います。制度自体も無意味だと思う」
 「好きにしたらいいんじゃないんですかね」(街の人は)
 「私は必要ではないと思う」(秋葉原のメイドさんは)

 また10日は、舛添大臣との温度差も指摘された製造業の派遣規制の問題についても、質問が及びました。

 「基本的に常用雇用が一番望ましいですが、常用雇用だと急激な景気の変動になかなか対応しにくい。(景気が)良くなったときに、企業は人が足りなくなってくる。その時は常用(雇用)やりますか」(麻生首相)

 これまで同様、麻生総理は「常用雇用が望ましい」と、舛添大臣と同じ認識を示したものの、製造業派遣の規制については慎重な姿勢を強調しました。

 記者団の質問に、時折、笑顔を交えて答える麻生総理でしたが、週が明ければ、定額給付金を盛り込んだ第二次補正予算案と関連法案をめぐっての激しい与野党攻防が待っています。(10日17:56)

[10日21時9分更新]

4727名無しさん:2009/01/11(日) 18:19:45
渡辺喜美元行革相 13日離党へ
[政治]
2009年01月11日 15:31 更新

 渡辺喜美元行政改革担当相が13日に自民党を離党、第2次補正予算案の採決で反対にまわることを明言した。衆院予算委員会での補正予算案採決が13日、同日に本会議での採決まで行なうことが固まったため、同元行革相の動向に注目が集まっていた。
 渡辺元行革相の補正予算案反対に、自民党内からの同調する動きがないまま、離党に踏み切る渡辺氏。元行革相の父である故・渡辺美智雄自民党副総裁は、首相の座と引きかえに離党することで揺れたことがある。美智雄氏の離党を促すべく先行して離党した太田誠一元農水相や新井将敬氏(98年に自殺)などは、その後大変な苦労を強いられたといわれる。
 渡辺元行革相の語り口は、栃木弁で歯に衣着せせぬ発言を繰り返した父君によく似てはいる。しかし、故・美智雄氏には「ミッチー」と呼ばれ親しまれる「愛嬌」があったと古くからの国会関係者は語る。永田町生活が長い、ある自民党衆院議員の秘書は、「孤立無援とも言われる元行革相には、子分も同志も少ない」と言い切る。
 離党できずに、志半ばでこの世を去った亡父を、秘書として支え続けたはずの喜美元行革相。親父を越えることができるかどうか、これからの動きにも注目が集まる。いずれにしろ、連携相手は亡父の時と同じく小沢一郎氏である。

http://www.data-max.co.jp/2009/01/13_13.html

4728名無しさん:2009/01/11(日) 20:15:55
トーンダウン…加藤元幹事長の「政界再編論」足踏み  (1/2ページ)
2009.1.11 19:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090111/plc0901111950008-n1.htm

 自民党の加藤紘一元幹事長の政界再編の動きがこのところトーンダウンしている。麻生内閣の支持率が急激に下がったことが逆に、自民党や民主党の「結束」を高め、加藤氏が志向してきた衆院選前に自民、民主両党の枠を崩す第3極の結集が難しくなっているのだ。加藤氏や盟友の山崎拓元副総裁は最近、政界再編の完遂には複数回の衆院選が必要−とまで唱えるようになっており、“仕掛けのタイミング”を見つけられない状態だ。(水内茂幸)

 加藤氏は10日、山形県酒田市で開いた後援会の新年会で、久々に民主党批判を解禁した。

 「民主党は昔の社会党、自民党から出て行った人や自民党に入れなかった新人候補者の合成体だ。何かやる政党というよりも、自民党の(政策に反対する)『鏡の反射体』のような党にすぎない」

 さらに、「来年は衆参同日選があるかもしれない。今後の2、3年の間に、2、3回衆院選をやって、ようやく政界が整理される」と語った。

 新年会会場に自民党や麻生太郎首相のポスターは見当たらない。安倍晋三元首相と福田康夫前首相が2代続けて政権を放り出して以来、自民党の「統治能力」喪失が明らかとなり、支持者の目が厳しくなったと加藤氏が見てきたからだ。

 そうした中での民主党批判に、新年会出席者の一人は「風向きが変わったのか」と首をひねった。

トーンダウン…加藤元幹事長の「政界再編論」足踏み  (2/2ページ)
2009.1.11 19:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090111/plc0901111950008-n2.htm


 加藤氏は昨年9月の自民党総裁選で、与謝野馨経済財政担当相の支援要請を断り、“党の延命”に固執しない姿勢をにじませていた。さらに、与野党のリベラル系議員と接触する回数を増やし、自民、民主双方が割れる形での第3極作りを模索した。

 昨年12月半ばには、折に触れて集まっていた加藤氏、山崎氏、民主党の菅直人代表代行、国民新党の亀井静香代表代行の「YKKK」が民放テレビの報道番組でそろい踏みし、政界再編に動き出すのかとみられたこともあった。

 自民党のリベラル系議員は「昨秋、加藤氏の意をくんだ亀井静香氏から新党に誘われた」と語る。

 だが、麻生内閣の支持率低迷が顕著になると、加藤氏の動きは慎重になった。

 民主党は強気一辺倒となり、小沢一郎代表は自民党の「反麻生」議員について「まず離党が先決だ」と、民主陣営への吸収しか認めない姿勢だ。

 また自民党は、渡辺喜美元行政改革担当相の離党の動きはあるものの、大勢は衆院選を前に党を飛び出すことに慎重だ。「平成12年の『加藤の乱』で離党しきれなかった加藤、山崎両氏についていく者はいない」(自民党閣僚経験者)との指摘もある。

 山崎氏も6日夜、九州選出国会議員の会の新年会で「心機一転、中央突破で麻生首相を先頭に頑張りたい」と語っている。

 加藤氏は衆院選前の行動は自重し、山崎氏と連携しながら、「衆院選後の政界再編」の政策軸の勉強を当面重ねる構えだ。

4729名無しさん:2009/01/11(日) 22:47:00
>秋までには必ず衆院選が行われるため、大統領とのゴルフの約束を果たせるかどうか。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009011100194
「2人でやれば文句出ない」=大統領とゴルフ約束−麻生首相

 「総理になってから、一回もゴルフをやっていない。(李明博大統領と)2人でやれば誰も文句がないだろうという話があったが、まったく同意見だ」。麻生太郎首相は11日夜の大統領主催の晩さん会でユーモアを交えてあいさつし、会場の笑いを誘った。
 これに先立つ日韓財界人との懇談で、李大統領が年内訪日に意欲を示し、「ここにいる財界人も一緒に(ゴルフを)プレーしたら」と提案したことを受けたもので、首相は晩さん会で「改めてご案内します」と応じた。
 首相は昨年9月の就任以来、ゴルフは打ちっ放しに1回行っただけ。秋までには必ず衆院選が行われるため、大統領とのゴルフの約束を果たせるかどうか。(ソウル時事)(了)
李明博(イ・ミョンバク)
(2009/01/11-22:14)

4730小説吉田学校読者:2009/01/12(月) 08:13:24
言葉は悪いが、ヒモのヒステリーですよ。

渡辺氏に痛烈批判「考える前に出て行け」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090111-449166.html

 自民党の古賀誠選対委員長は11日、福岡県内で講演し、2008年度第2次補正予算案と関連法案に関し「どういう抵抗があっても、たとえ与党だけででもきっちりと13日に採決することが大事だ」と述べ、野党が審議拒否しても与党単独採決で13日中に衆院を通過させるべきだとの考えを強調した。
 また、同党の渡辺喜美元行政改革担当相が定額給付金撤回などを政府側に求めていることに対し「『要求項目が受け入れられなければ(離党を)考える』と言っているが、考える前に出て行け」と強く批判した。

4731名無しさん:2009/01/12(月) 14:17:09
麻生政権瀕死…支持率ついに10%台

 危機的水準―。麻生内閣の支持率が昨年9月の発足から4か月もたたないうちに20%を割り込んだ。共同通信が10、11両日に実施した電話世論調査によると、内閣支持率は12月の前回調査から6・3ポイント減の19・2%に下落。逆に不支持率は8・9ポイント増の70・2%と森内閣以来約8年ぶりに70%を超えた。麻生太郎首相(68)は「どちらが首相にふさわしいか」という質問項目でも民主党の小沢一郎代表(66)にダブルスコアの完敗。また定額給付金については「評価しない」が70・5%と反対の声が圧倒的だった。

 ついにあの歴史的不人気内閣と肩を並べてしまった。麻生内閣の支持率は10%台に突入。逆に不支持の声は森内閣以来となる7割台をたたき出した。

 定額給付金問題で迷走する首相だが、不支持の理由では「経済政策に期待が持てない」が28・8%でトップ。続いて「指導力がない」(22・6%)「信頼できない」(18・2%)と首相個人の資質を疑問視する回答が挙げられた。

 不支持が70%を超えたのは約8年ぶりのこと。2000年4月、病に倒れた故・小渕恵三氏の後継として森喜朗氏(71)が総理のいすに座った。「密室で談合」と批判された就任のいきさつに加え、内閣発足1か月後に「神の国発言」で波紋を広げ、さらに同6月の衆院選中には「無党派層は寝ていてくれればいい」と演説。森内閣は舌禍で急速に支持を落としていった。

 調査方式が異なるため単純比較はできないが、当時の世論調査(共同通信)では、同年11月に不支持率67%を記録(支持率18%)。この時は中川秀直官房長官(当時)が女性スキャンダルで辞任した直後だった。そして同12月に不支持率が7割を突破(75%)し、以後01年4月の退任まで「低支持率・高不支持率」で推移。退任前の同2月調査で、ついに「支持率7%、不支持率82%」という数字が記録された。

 失言癖の共通点を持つ2人の宰相。しかし森内閣でさえ、不支持率が7割を超えるまで8か月を要したのに、麻生内閣は発足4か月足らずで到達している。

 今回の低迷の原因とみられるのは定額給付金をめぐる迷走ぶりだ。給付金については「評価しない」が70・5%と、こちらも7割超え。「2兆円の財源を優先的に使うべき政策」への回答では「年金・医療など社会保障」が42%と最多で「定額給付金」はわずか3・3%で最少だった。

 「国民からは『給付を待っている』という声もある」と答弁している麻生首相だが、その声も少数派であることが浮き彫りになった形だ。

 失速寸前の超低空飛行を続ける首相に「V字回復」の妙手は残されているのか。「北朝鮮の拉致被害者の電撃帰国など強烈な材料があれば別なんですが…」とは政治評論家の有馬晴海氏。「むしろ『偽メール』のような民主党の自爆やスキャンダルに期待する方がまだ現実的です」。麻生内閣に奇跡は起こるのか…。

(2009年1月12日06時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090112-OHT1T00108.htm

4732名無しさん:2009/01/12(月) 15:24:55
石破農相「減反政策見直し」、総選挙前に自民離れ加速も
(2009年1月12日09時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090112-OYT1T00058.htm?from=navr

4733名無しさん:2009/01/12(月) 15:28:19
石破農相「減反政策見直し」、総選挙前に自民離れ加速も

 石破農相が昨年末に打ち出した、コメの生産調整(減反政策)の制度廃止を含めた見直し発言が波紋を呼んでいる。

 約40年間にわたって国内のコメの価格を維持するために続けられてきた減反政策は、制度内容が頻繁に変わり、農家の生産性向上といった構造的な問題の解決に役立っていないとの指摘が多い。総選挙を前に農家を支持基盤に抱える自民党が、減反の抜本見直しに踏み切れるのか注目される。

 ◆石破発言

 石破農相は昨年12月28日に今後の農政について記者団に「いろいろな角度から減反政策について見直す。タブーを設けず、あらゆることが可能性として排除されない」と述べ、廃止も検討対象になることを示唆した。農水省は今月末から農政の基本計画の改定作業に着手し、今夏にも結論をまとめる意向だ。

 減反は国民がコメを食べる量が減り、コメが余ってきたため、農家の収入が減ることに歯止めをかけるため、1971年度から始まった。作付面積を減らしてコメの価格を維持しようとした。現在、約270万ヘクタールの水田のうち、減反政策によって、コメの代わりに約4割で麦や野菜などが作られたり、休耕田となったりしている。

 しかし、減反政策の中身は様変わりしてきた。最近でも、06年度から政府は、翌年のコメの目標生産量を提示し、都道府県に配分したが、実際にコメ農家がどれだけ生産するかは、農協や農家が独自に決める仕組みに変えた。この結果、コメの過剰作付けで、コメの生産量が増え、価格が最大10%程度も下落してしまった。

 07年度は、割り当てた目標を達成するために、地方自治体や農協への締め付けを厳しくしたが、効果が上がらず、生産量が増え、価格低迷が続き、農家の不満は募るばかりだ。

 ◆廃止?

 減反政策の問題点について、石破農相は、「『正直者がばかを見る』といった形が払拭(ふっしょく)できない」と語っている。減反でコメの作付面積を減らした結果、価格が維持されたとしても、協力せずに、自由に作る農家が価格維持の恩恵を受けるからだ。石破発言の背景には、選挙をにらんで、問題を放置すれば農家票の自民離れを助長しかねないとの懸念があるが、同時に減反政策の制度疲労を浮き彫りにする狙いがある。

 専門家も、コメ価格維持の効果について、東京大学の生源寺真一教授は「コメは多様な銘柄と産地によって価格が異なる。コメの生産量の総量(を制限する)目標を達成しても価格を維持できる保証はない」と指摘する。九州大学の伊東正一教授も「減反で(コメの生産量が減るため)農家が生産性を高めることが難しい」と指摘する。

 経済産業研究所の山下一仁上席研究員は、廃止した場合、1万4000円(60キロ・グラム当たり)が9500円に低下すると試算する。価格下落で、国内の需要が増え、さらに価格低下分の8割を農家に補填(ほてん)するとしても、現在の転作補助金と同程度の1600億円で済むと主張している。

 世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)が再開し、仮に大枠合意すれば、コメの輸入枠が拡大し、安い輸入米が国内に多く入ってくる。株式会社が参入しやすくするなど農業の担い手を増やす抜本策が必要だ。

 ただ、農家には減反を支持する声も根強く、自民党農林族議員なども減反の抜本見直しに反発する可能性が高く、見直しを巡る議論は難航しそうだ。(幸内康)

(2009年1月12日09時27分 読売新聞)

4734名無しさん:2009/01/12(月) 15:32:33
「景気の麻生」にそっぽ 内閣不支持70%超 「今は選挙戦えぬ」 頼みの給付金…与党に衝撃
2009年01月12日 15:17
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kyushu/20090112/20090112_0002.shtml

 共同通信の世論調査で11日、「景気の麻生」を自任する麻生太郎首相が経済政策の目玉として打ち出した定額給付金に、国民がそっぽを向いている構図が鮮明になった。「評価しない」70%超という世論を追い風に、2008年度第2次補正予算案からの切り離しを求める野党が攻勢を強めるのは必至。ショックを隠せない与党内では「麻生首相で衆院解散は困難」の声が高まりそうだ。 

 ▽野党「政権末期」

 「不況対策が軌道に乗れば回復する。今が一番底で、必ず上がる」。01年の森内閣以来となった不支持70%超の厳しい調査結果を受け、自民党の細田博之幹事長は自らに言い聞かせるように語った。大島理森国対委員長も「2次補正と09年度予算の成立が厳しい数字に応えることになる。やり抜かなければならない」と強調した。

 野党側では、民主党の鳩山由紀夫幹事長が「麻生内閣にとってかなりの危険水域だ。民主党の冷静な主張がようやく国民に浸透してきた」と指摘し、次期衆院選での政権交代に「手応え」を感じた様子を隠さない。共産党の市田忠義書記局長も「無為無策で迷走しきっている。政権末期状態だ」と断じた。

 とりわけ政府、与党にとって手痛いのは、選挙にも有利な材料としたかった定額給付金を「評価しない」が70.5%に上り、「評価する」23.7%を大幅に上回ったことだ。「厳しい評価だ」(公明党幹部)と苦渋の声が相次いだ。

 昨年11月の同様の調査結果と比べると、約70%が評価していた公明支持層でさえ57.6%と急落し、「評価しない」が17.6%から40.3%へ急増。「評価する」「評価しない」が約44%で拮抗(きっこう)していた自民支持層も、今回は「評価しない」52.0%で「評価する」を10ポイント以上上回った。

 ▽公明支持層離反

 おひざ元の自民党麻生派ベテラン議員は「定額給付金の評判がこんなに悪いとは予想外だ。今は耐えるしかない」と表情を曇らせる。党執行部の1人も「今さらやめることはできない。やめれば逆にまた反発が出るし、政治力、指導力がないと言われるのがおちだ」と述べ、手詰まり状況だ。

 首相は「党首力対決」でも、小沢一郎民主党代表にダブルスコアで引き離され、求心力低下が深刻だ。「どちらが首相にふさわしいか」の調査では、特に公明支持層の「麻生離れ」が顕著となった。昨年12月の前回調査では、74.9%が麻生氏を選んだが、今回は46.6%に激減。逆に小沢氏支持が前回の8.2%から19.6%と伸びた。

 政策をめぐる首相発言や政府、与党間の意思疎通不足が目立っていることもあり、「麻生内閣のぶれに対する拒否反応だ」(参院自民幹部)と与党内にも不満が高まっている。9月の衆院議員任期満了までに必ずある衆院選に向け「このままでは選挙は戦えない。何らかの起死回生策を真剣に考える必要がある」(山崎拓自民党前副総裁)と悲鳴が上がる。

 ▽余裕見せる民主

 一方で小沢氏は11日のNHK番組で、衆院解散を条件に09年度予算と関連法案の成立を受け入れる「話し合い解散」に応じる考えを表明。鳩山氏は首相が解散に応じない場合の対応について「それならそれでいい。政権交代や政権構想の準備に時間を充てるだけだ」と余裕を見せつけた。
=2009/01/12付 西日本新聞朝刊=

4735名無しさん:2009/01/12(月) 15:42:04
「次の首相」小沢氏圧勝 政権「民主中心」51%
2009年01月12日 15:37
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kyushu/20090112/20090112_0006.shtml

 【解説】共同通信社の世論調査で麻生内閣支持率が10%台に落ち込み、不支持率が70%を超えたことは、自民党を含む与党支持層という「政権基盤」の動揺の深刻化を示した。麻生太郎首相は2008年度第2次補正予算、09年度予算を着実に成立させることで反転攻勢を狙うが、成果が上がらなければ一気に窮地に追い込まれかねない。

 麻生首相と小沢一郎民主党代表の「どちらが首相にふさわしいか」の調査では、小沢氏が首相にダブルスコアをつけた。

 首相は積極的財政出動を盛り込んだ2次補正と09年度予算案で「安心と活力」を打ち出す構えだ。しかし派遣契約打ち切りなどで仕事や住居を失った人たちが集まった「年越し派遣村」に象徴される雇用不安の広がりで、逆に「有効な対策を打ち出せない政権」との印象を与えてしまった。

 公明党が主導した定額給付金に関しても、首相は高額所得者の受け取りを「さもしい」と言いながら、最近は積極活用要請の姿勢に転換。ただし自らの受領は明言しないという、一連の対応の迷走で支持層の不信感を招いたとみていいだろう。

 今回調査で公明支持層は内閣支持46.6%と不支持46.3%が拮抗(きっこう)。自民支持層でも内閣支持47.5%に、不支持が39.4%と迫った。

 首相は09年度予算成立後、追加経済対策も視野に「景気の麻生」を訴え衆院解散・総選挙に有利な状況をつくる戦略を描く。ただ通常国会の予算審議は野党の攻勢が一層強まる予想で、支持率回復の道は描けていない。

=2009/01/12付 西日本新聞朝刊=

4736名無しさん:2009/01/12(月) 17:30:24
読む政治:官邸動かした派遣村(その1) 与野党超え、電話リレー
2009年1月12日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090112mog00m010005000c.html

読む政治:官邸動かした派遣村(その2)人があふれている−−異例の講堂開放
2009年1月12日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090112mog00m010004000c.html

読む政治:官邸動かした派遣村(その3) 「すぐやれ!」叫ぶ村民 世論を意識、議員奔走
2009年1月12日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090112mog00m010003000c.html

読む政治:官邸動かした派遣村(その4止) 国会では党略に縛られ
2009年1月12日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090112mog00m010002000c.html

4737名無しさん:2009/01/12(月) 18:29:54
暴力団“親密”企業が献金 中山泰秀議員の自民支部

 中山泰秀衆院議員が支部長を務める自民党大阪府第4選挙区支部が2005年から3年間、暴力団と親密な関係があるとして大阪府や大阪市から入札参加を除外された2社から計144万円の政治献金を受けていたことが12日、分かった。

 中山議員は「昨年末に報道機関に取材を受けるまで暴力団との関係は知らなかった」と説明している。

 ほかに府内の自民党の2支部が、同じ会社と別のもう1社から計48万円の献金を受けていたことも分かった。

 政治資金収支報告書によると、2社は警備会社「三友セキュリティサービス」(大阪市)と関連会社「アビエスコーポレーション」(堺市)。05−07年、府第4選挙区支部にそれぞれ毎年24万円を献金していた。

 もう1社の阪本工営(堺市)は大阪市住之江区第2支部に3年間で36万円、三友は07年、堺市第12支部に12万円を献金していた。

 中山議員は「問題のある企業なら返金するのではなく、法的な問題を整理した上で犯罪被害者支援などに寄付したい」と話している。

2009/01/12 18:03 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009011201000364.html

4738名無しさん:2009/01/12(月) 19:38:46
渡辺喜美氏、離党への動きを追う

 13日に自民党に離党届を提出することを決めた渡辺喜美元行政改革担当相は、昨年末から「反麻生」の行動を強めてきた。ここまでの流れを追った。

 ◆08年12月8日 都内でセミナーを開催し「必ずこの政治の閉塞(へいそく)を打破してみせる」と決意表明。「新党の作り方」にも踏み込んだ。中川秀直元幹事長や小池百合子元防衛相のほか、民主党の枝野幸男衆院議員らが集まった。

 ◆08年12月9日 民放ラジオに出演し「年末に解散してはどうか」と述べ、早期の解散・総選挙を先送りした麻生首相を批判した。

 ◆08年12月24日 民主党提出の衆院解散・総選挙を求める決議案に賛成し造反した。「処分は甘んじて受ける」としたが下された党の処分は8段階中下から2番目の「戒告」だった。

 ◆09年1月4日 初めて離党の可能性に言及した。栃木県内の会合で、首相に早期の衆院解散・総選挙や、定額給付金の撤回を求める考えを示し「この思いが伝わらないなら、私にも覚悟がある。自民党の垣根を越え、離党してでも国民運動を起こしてまいります」と表明。

 ◆09年1月5日 早期の衆院解散・総選挙などを求める文書を石原伸晃幹事長代理に出し「速やかに真摯(しんし)に検討されなければ離党する」と述べた。

 ◆09年1月6日 新人議員の会合に出席し「自民党員でないとこの会に入れないなら分かりませんが、出席できるなら末永くよろしく」と、微妙なあいさつ。

 ◆09年1月7日 党行革推進本部の中馬弘毅本部長を党本部に訪ね、国家公務員の人件費の2割削減や、官僚OBが2回以上再就職する「渡り」のあっせんを容認する政令の撤回などを申し入れ。それに対する回答は、離党するかどうかの「重要な判断(材料)になる」と話した。

 ◆09年1月9日 国家公務員の天下り規制に対する首相の見解をただそうと、公開質問状を官邸に持参。対応した村松一郎秘書官から「質問は国会でしてほしい」と、受け取りを拒否された。これに対して「私としては、そういう(最後通告という)覚悟でやっている。(離党について)重大な局面にきた」と述べた。

 ◆09年1月11日 栃木県内で成人式に出席し、新成人を前に「私は間違ったことはしていない」と宣言した。

 ◆09年1月12日 栃木県大田原市で開いた自らの後援会の会合で、13日に自民党に離党届を提出すると報告、了承された。

 [2009年1月12日19時26分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090112-449405.html

4739名無しさん:2009/01/12(月) 20:27:23
【政論探求】「4・26総選挙」の虚実 (1/2ページ)
2009.1.12 20:15
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090112/plc0901122016011-n1.htm
【政論探求】「4・26総選挙」の虚実 (2/2ページ)
2009.1.12 20:15
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090112/plc0901122016011-n2.htm

 20%前後の低支持率にあえぐ麻生太郎首相だが、自民党内の「反麻生」の動きは急速にトーンダウンし、逆に「結束力」が生まれている。このあたり、政治の力学として面白いといってはなんだが、きっちりと見据えていく必要がある。

 13日がまず勝負どころだ。第2次補正予算案と関連法案が衆院で採決される。自公与党の単独可決となる見通しだが、造反は渡辺喜美氏だけにとどまりそうだ。

 これで補正予算は30日後に自然成立し、関連法案も60日後に衆院再可決が可能になる。年度内成立が確定し、給付金が3月中旬から支給されることになる。

 これと同様の展開が、来年度予算案、関連法案でも実現できるかどうか。それが第2のヤマ場として、2月末から3月初めにかけてやってくる。

 これができれば、本予算の年度内成立(4月第1週なら事実上の年度内成立と見なされる)が確定し、関連法案も遅くも5月連休明けには成立することになる。

 渡辺氏の離党を前提とすれば、16人以上の造反議員が出ない限り、このシナリオで進むだろう。麻生首相があまりの低支持率に気力を喪失して政権を放棄すれば別だが、この首相にそうした兆候は見られない。

 民主党の小沢一郎代表は早期解散・総選挙を確約すれば予算成立に協力してもいい、といった発言をした。いわゆる「話し合い解散」だ。


 これは小沢氏の「あせり」と見ることも可能だ。来年度予算案・関連法案の衆院強行可決がそうした日程で進めば、民主党は打つ手がない。自公与党としては、衆院通過さえやってしまえば、参院でいかに審議が混乱してもじっと耐え忍び、時間を待てばいい。

 「4月6日解散、26日総選挙」説が一部で出ているのは、話し合い解散のケースを想定してのことだ。来年度予算の衆院通過がずれ込んだ場合、3月中旬から下旬にかけて話し合いが行われる、という読みによる。

 「4・26総選挙」の可能性に含みを持たせておくことは、麻生首相にとって悪い展開ではない。与野党問わず、議員を選挙区に張り付けさせ、「国会どころではない」というムードをあおることができる。

 麻生首相にとって低支持率は確かに痛手だが、政権が倒れるのは自民党内に「麻生ではやっていけない」という機運が盛り上がることが前提だ。「早期解散なら自民惨敗」という観測が出回っている以上、先送りを選択しない手はない。景気が多少でも上向いて、なんとかいけるというタイミングを周到にねらうはずだ。

 以上は、「民意を問え」という「べき論」の是非とは別次元のリアリズムで見た政局観である。(客員編集委員 花岡信昭)

4740 ◆ESPAyRnbN2:2009/01/12(月) 21:38:36
先に (客員編集委員 花岡信昭) を書いてほしかったです。

4741名無しさん:2009/01/12(月) 21:47:11
自民執行部が党内結束図る、支持率低迷で動揺を懸念

 麻生内閣が支持率低迷から脱却できないことに、麻生首相や自民党執行部からは12日、政権立て直しへの決意や、党内の引き締めを図る発言が続いた。

 読売新聞社の9〜11日の世論調査では、内閣支持率は0・5ポイント減の20・4%、不支持率は5・6ポイント増の72・3%だった。朝日新聞社の10、11日の調査では、支持が3ポイント下落し19%、不支持は3ポイント増えて67%。共同通信社の調査は、支持が6・3ポイント減の19・2%、不支持は8・9ポイント増の70・2%だった。

 こうした結果を受け、古賀選挙対策委員長は12日の福岡県柳川市での講演で、「党内がまとまっていないよう国民に映り、政治不信を招くような行動は決してあってはならない。今、支持率は悪いが、麻生首相だけの責任ではない」と、党の結束を訴えた。

 首相は韓国から帰国してすぐ、フジテレビの報道番組に出演。「数字は真摯(しんし)に受けとめなければいけない。世の中の最大の関心は景気とか不況だ。その対策が政治に与えられた課題だ」と語り、経済対策を着実に進めることで挽回(ばんかい)したいとの考えを強調した。

 政府・与党は13日に、2008年度第2次補正予算と関連法案の衆院通過を図る。自民党執行部は採決で造反者が出たり、渡辺喜美・元行政改革相に続く離党の動きを警戒している。

(2009年1月12日21時35分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090112-OYT1T00459.htm

4742名無しさん:2009/01/12(月) 21:52:21
>>4737関連

暴力団関連企業から献金228万円、大阪の自民3支部

 自民党大阪府第4選挙区支部(支部長・中山泰秀衆院議員)など府内の同党3支部が、「暴力団との間で、非難される関係にある」として府の入札から排除された企業3社から、総額228万円の政治献金を受けていたことがわかった。

 3支部は「献金時点では、暴力団との関係は知らなかった」と説明。中山衆院議員は献金の返還などを検討しており、ほかの大阪市住之江区第2支部(同・東徹府議)と堺市第12支部(同・馬場伸幸堺市議)は献金計84万円を返金した。

 府警からの通報で、府は2008年7月に、土木建設会社「阪本工営」(堺市)、11月に警備会社「アビエスコーポレーション」(同)、同「三友セキュリティサービス」(大阪市)を入札から排除した。

 政治資金収支報告書などによると、第4選挙区支部は05〜07年にア社と三友社から計144万円、住之江区第2支部は03〜07年に阪本工営から計60万円、堺市第12支部は07〜08年に三友社から計24万円の献金を受けていた。

 中山衆院議員は「どういう経緯で献金してもらったのかよくわからない」としている。

(2009年1月12日21時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090112-OYT1T00468.htm?from=navr

4743名無しさん:2009/01/12(月) 22:16:51
民意に目をつむる自民党
2009年1月8日 The Commons
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090108-01-1301.html

4744名無しさん:2009/01/12(月) 23:19:00
離党する渡辺氏に党内冷ややか=「麻生離れ」は進行−自民

 自民党内では、離党する渡辺喜美元行政改革担当相に「同調する議員はいない」(中堅)との見方が大勢だ。党執行部は、2008年度第2次補正予算案の衆院本会議採決でも、渡辺氏以外の「造反は無い」(細田博之幹事長)との認識だ。ただ、新年を迎えても支持率の低下に歯止めが掛からない麻生内閣の現状に、党内の「麻生離れ」は着実に進んでいるようだ。
 大島理森国対委員長は12日、取材に「今までの行動から見て予測されたことだ」と淡々と語った。党四役の1人も「独り相撲には誰も付いていかない」と突き放した。昨年末から繰り返し離党を口にしてきた渡辺氏に対し、党内では「目立ちたいだけ」といった批判がつきまとっていた。
 離党して新党結成も取りざたされるベテランも「孤立しないか心配している。離党したらメディアの関心も下がる」との見方を示した。
 一方で、渡辺氏に近い若手は「離党はしないが、公務員改革など主張の6、7割は賛同できる」と漏らす。執行部は渡辺氏の離党届を受理する方針。除名など厳しい処分を科せば「逆に世間の注目が渡辺氏に集まる」(幹部)との判断からだ。
 また、政権への逆風が弱まる気配はなく、多くの自民党議員は、次期衆院選に向け一層不安を募らせている。渡辺氏の行動も、こうした党内の空気を踏まえたものだ。09年度予算案と関連法案を成立させた後、経済状況を考慮して解散時期を判断する考えの麻生太郎首相に対し、ある閣僚経験者は「麻生さんでは駄目なことはみんな分かっている。予算成立と引き換えに退陣するか、夏に党総裁選を前倒しして首相を代えるしかない」と危機感をあらわにした。(了)
(2009/01/12-23:02)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009011200445

>ある閣僚経験者は「麻生さんでは駄目なことはみんな分かっている。予算成立と引き換えに退陣するか、夏に党総裁選を前倒しして首相を代えるしかない」と危機感をあらわにした。

4745とはずがたり:2009/01/12(月) 23:42:14
>>4737
こう云うのニュースになるといっつも政治家はやくざにわざわざおカネを返してる訳になるんですかどうなんでしょうかねぇ?
同額を返還せずにユニセフとか国境なき医師団とかに寄付する方が世界人類の為になると思うのですけどなんかの法律に違反するんですかね?(勿論破産した企業から献金とかだったら債権者に返す方がいいから返金すべきだけど。)

4746名無しさん:2009/01/13(火) 00:42:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009011200364

消費税上げ実現は別の首相?=「3年後」聞かれ−麻生氏

 「後にどなたが(首相に)なられるか知らないが…」。麻生太郎首相は12日、民放番組に出演した際、自身が掲げる「3年後の消費増税」について質問され、別の首相の手で行われるとも取れる発言をした。
 番組で首相は「3年後には首相でないかもしれないのに、消費増税を言うのは無責任では」と聞かれ、「(その時の首相が)責任を持って経済状況を良くした上で、消費税(引き上げ)はきちんとやらないと…」と答えた。 
 内閣支持率が2割を下回るなど、今年行われる衆院選では、与党の苦戦や政権交代の可能性も取りざたされている。先に政府が決めた税制改革の中期プログラムでは「3年後の消費増税」明記に執念を見せた首相だが、自身で実行する確信までは持てない…?(了)(2009/01/12-20:01)

4747名無しさん:2009/01/13(火) 05:19:03
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20090112/97633

渡辺氏きょう離党 支持者に正式表明
(1月13日 05:00)

 反麻生政権を鮮明にする渡辺喜美元行政改革担当相(56)は十二日、大田原市内で後援会総連合会の最高幹部会と地区代表者会議を相次いで開き、離党の意思を正式に表明した。渡辺氏は会合後、記者団に対し、十三日に予定されている二〇〇八年度第二次補正予算案の衆院本会議採決前に離党届を出すとし、採決では「抗議の意思表示はしたい」と反対に回る考えを示唆した。

 本県で自民党国会議員が離党するのは、一九九三年の簗瀬進参院議員(現民主党)、船田元衆院議員(現自民党)、山岡賢次衆院議員(現民主党)以来、十六年ぶり。

 渡辺氏は離党する理由について「衆院の早期解散や命懸けで取り組んだ公務員制度改革について天下り規制の緩和を撤回するよう(麻生太郎首相に)提言したが、残念ながら黙殺、否定された」と説明。麻生首相に対し「政権維持を最優先にした政治はやめるべきだ」と批判した。

 離党後の活動に関しては、全国の地方議員や首長を巻き込んだ国民会議の立ち上げに着手すると明言し、同会議の基本理念を「官僚内閣制から真の議院内閣制、官僚主導から政治主導、中央集権から地域主権」と掲げた。

 十三日には渡辺氏が撤回を要求している定額給付金などを盛り込んだ二〇〇八年度第二次補正予算案が衆院本会議で採決される見通しで、渡辺氏は「(定額給付金は)国民がすとんと腹に落ちる使い道になっていない」とあらためて撤回を主張。「国会で前向きの妥協案をつくるべきだと申し上げてきたが、まとまらないなら抗議の意思表示はする」と述べた。

 渡辺氏の離党について、麻生首相は十二日の民放番組で「個人の問題だ」と強調、ほかに離党者は出ないとの見通しを示した。

 渡辺氏は麻生首相に対し、国家公務員の再就職あっせんを当面の間は首相が承認するとした閣議決定や、官僚OBが再就職を繰り返す「渡り」のあっせんを容認する政令の撤回を強く要求。九日に公開質問状を提出しようとしたが、首相側は受け取りを拒否した。

4748名無しさん:2009/01/13(火) 05:20:10
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20090112/97632

離党判断、「父のDNA」 墓前に報告
(1月13日 05:00)

 「私にそうさせているのは父のDNAかもしれない」。自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は十二日、後援会会合で離党届の提出を表明した後、記者団にこう語った。父親で元副総理兼外相の故美智雄氏が、離党という決断を評価しているはず、と強調したものだ。渡辺氏は次期衆院選で自民党が対立候補を立てた場合について「私の大義か、はたまた政権維持という麻生自民党か、地域の皆さまに判断していただきたい」などと決意を述べた。

 渡辺氏は後援会会合に出席する直前、大田原市内の故美智雄氏の墓前で手を合わせた。

 渡辺氏は記者団に「『派閥の前に党があり、党の前に国家国民がある』との教えに沿った行動をします。党利党略のため、自民党のために仕事をすることが国会議員の任務ではない。従って離党させていただきます、と報告した」と説明した。

 渡辺氏は今回の離党を「単独行動」とした上で「十二年間、活動の機会を与えていただいた自民党を去るわけで、大変さびしい思いがある」と話した。

 しかし「(後悔は)ありません」と口元を引き締め、離党後に始める「国民運動」について「官僚主導から政治主導に、中央集権から地域主権に。この流れを先取りした非常時対応、突破を図っていくということに尽きる」と訴えた。

 渡辺氏は系列県議らに関して「県議会は県政の課題があるだろうから、私の方から同調は求めない」と、自民離党を要求しないことを明言した。

 復党の可能性については「大事なことは何をなすべきかという点で一致できるかということ。自民党の中にいる人たちとも協力関係は深めていきたい」と明言しなかった。

4749名無しさん:2009/01/13(火) 05:27:42
http://www.shimotsuke.co.jp/special/yoshimi-revolt/20090112/97631

「渡辺王国」揺るがない 渡辺氏の後援会 万雷の拍手で支持表明
(1月13日 05:00)

 「先生個人を応援する。堂々とやってほしい」−。大田原市で十二日に開かれた渡辺喜美元行政改革担当相の後援会会合で、約三百五十人の支持者は、万雷の拍手で渡辺氏支持を鮮明にした。声を詰まらせ何度も頭を下げる喜美氏。関係者からは「『渡辺王国』は揺るがない」と自信を見せる声も。ただ一方で一部からは「先生はどこへ向かうのか」との懸念も聞かれた。

 関係者によると、渡辺氏は会合で「ミッチーの教えにあった原点に立ち返り精いっぱいやる」と決意表明。会場からは団結を求める声が相次ぎ、中には涙を流しながらうなずく支持者もいたという。

 会合終了後、同氏後援会総連合会の臼井亮平会長は「政治的なセンスを持った人が決断した。今までと変わらず支援する」と強調。会合に出席した大田原市の千保一夫市長も「代議士が政治生命を掛け信念を貫くことを、(有権者が)誇りに思わないはずがない」と力を込めた。

 故渡辺美智雄氏の代から選挙を支援しているという男性支持者(70)は「自民を離れるのは正直寂しいが、今の自民を考えれば仕方ない」と理解を示し、「刺客が来ても問題ない」と自信を見せた。

 「喜美氏と行動を共にする」との檄文を決議した大田原市議会最大会派・真政クラブ(二十人)の柳田崇夫会長は「会派はみな離党する覚悟はできているはずだ」と述べ、十四日にも会合を開き協議する考えを明らかにした。

 一方、一部支持者からは渡辺氏が今後どういう政治活動を行うのかを不安視する声も。会合に出席したある男性支持者は「正直言って、喜美さんがどこに向かおうとしているのか分からない」と疑問を投げ掛け、別の男性は「この会合出席者の一割程度は(離党)に複雑な思いを抱いていると思う」と話した。

4750名無しさん:2009/01/13(火) 06:11:55
渡辺元行革相:きょう離党

 自民党の渡辺喜美元行革担当相は12日、栃木県大田原市での後援会の会合で、13日に離党する考えを伝え了承された。その後記者団に「私がまず(党の)外側に出て国民運動を起こす」と離党を正式表明した。定額給付金が焦点の08年度第2次補正予算案が採決される13日の衆院本会議前に、離党届を提出する予定だ。2次補正に「何らかの抗議の意思表示はしたい」と述べ、反対する考えを示唆した。

 渡辺氏は5日、公務員制度改革の徹底や定額給付金の撤回など7項目の提言を麻生太郎首相に出したが、回答を得られなかった。渡辺氏は「自民党を去るのは寂しいが、私と同じ危機認識を持った人が党内に少なからずいるので、党派を超えた協力関係を作っていきたい」と語った。

 渡辺氏は今後、複数の知事や有識者らとともに、(1)官僚内閣制から真の議院内閣制へ(2)地域主権の確立−−などを掲げる国民会議を設置する構え。

 渡辺氏の離党について麻生首相は12日、フジテレビの報道番組で「(党内への波及は)ないと思う」としたうえで、「離党するしないは本人の話。するなともしろとも言える話ではない」と述べるにとどめた。【三沢耕平】

毎日新聞 2009年1月13日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090113ddm002010058000c.html

4751名無しさん:2009/01/13(火) 08:01:33
麻生政権100日の評価は1・8点、福田・安倍政権下回る
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090113-OYT1T00020.htm

 国の政策評価などを行う非営利組織(NPO)法人「言論NPO」(工藤泰志代表)は麻生政権100日間の評価に関するアンケート調査結果をまとめた。

 首相の資質に関する8項目の評価(いずれも5点満点)は平均1・8点で、福田政権100日の2・3点、安倍政権100日の2・2点を下回った。

 昨年12月、マスコミ関係者や公務員ら363人の回答をまとめたもの。首相の資質では「リーダーシップや政治手腕」(1・6点)、「国民に対するアピール度、説明能力」(1・7点)など7項目が1点台。唯一、2点台の「人柄」(2・5点)も、福田(3・4点)、安倍(3・3点)両政権を下回った。

 長期政権も予想された安倍元首相、衆院議員の任期満了まで約2年を残して就任した福田前首相はいずれも、在任約1年で政権を放り出した。

 就任直後の衆院解散・総選挙を模索した麻生首相にとっては、「100日」の評価自体、想定外だったかもしれない。だが、政権への視線は日を追うごとに厳しくなるばかりだ。

(2009年1月13日07時47分 読売新聞)

4752名無しさん:2009/01/13(火) 09:50:51
渡辺元行革相離党表明「国家、国民のため仕事」
後援会了承、激励相次ぐ
(2009年1月13日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20090113-OYT8T00113.htm

 栃木3区選出の渡辺喜美元行革相が12日、自民党離党を正式に表明した。地元で開いた後援会の地区代表者会議で、「私に国家と国民のために仕事をさせてください」と決意を訴えた渡辺氏に対し、後援会は離党することを了承し、出席者から激励の言葉が相次いだ。

 大田原市内で開いた地区代表者会議には約350人が出席した。臼井亮平・後援会総連合会長が「渡辺代議士の重大な決意がある」とあいさつ。渡辺氏は、麻生首相に定額給付金の撤回などを求めた7項目の提言を出したが、満足いく返答が得られなかったことなどを報告し、13日の第2次補正予算案の採決を前に離党届を提出する考えを表明した。

 臼井会長は「これからは難しいイバラの道だが一致結束して戦いの駒を進めていきたい」と話し、支援者からは拍手や「頑張れ!」と声援が沸き起こった。千保一夫・大田原市長は会議終了後、「政治生命をかけて国家、国民のために信念を貫こうとする決断を高く評価している」とやや高揚して話していた。

 渡辺氏は、報道陣に対し、「12年間、私に活動の機会を与えてくれた党を去るわけだから、大変さみしい思いもある」と心境を語った。一方、「同じような認識を持った人が少なからず党内にいるので、協力関係を作っていきたい」とも述べ、党派を超えた連携に期待を示した。

 また、離党は「私の単独行動」とし、渡辺氏を支持する県議に対しては「県政の課題があるだろうから、同調は求めない」と語った。渡辺氏支持の県議10人で作る「自民温知会」の阿久津憲二会長は報道陣に対し、「離党を確認した上で会合を持ち、今後の対応を考える」と話した。

 渡辺氏は、後援会の会合に先立ち、亡父の故渡辺美智雄・元副総理の墓前に、離党の決意を報告した。「派閥の前に党があり、党の前に国家国民がある」という美智雄氏の教えに沿った行動をすると伝えたという。報道陣には、今回の行動について「私にそうさせているのは父のDNAかもしれない」と話した。

4753名無しさん:2009/01/13(火) 10:02:08
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20090113az

社説:内閣支持率低迷 早めに信を問うのが筋
(2009/01/13 09:28 更新)

 麻生内閣の支持率が、また低下した。共同通信社の世論調査では19・2%となってついに20%を割り込み、先月の前回調査より6・3ポイント下落した。

 昨年9月24日の政権発足以降、まるで下り坂を転げ落ちるような状態である。内閣支持率は30%を割り込めば「危険水域」といわれるが、もはやその段階を大きく通り越した。危機的状況と言ってもいい。

 とりわけ目を引くのが不支持率の高さである。前回より8・9ポイント増の70・2%に達したことは、麻生太郎首相自身もショックに違いない。何しろ70%を超えたのは、低支持率に泣いた森内閣以来約8年ぶりの出来事なのである。

 なぜ、こうも国民の「麻生離れ」が進むのか。世論調査結果にある通り、「経済政策に期待が持てない」「首相に指導力がない」「信用できない」に尽きるだろう。

 象徴的なのは総額2兆円の定額給付金への対応だ。当初から軸がぶれたが、最近は一連の迷走にダメを押すような「一貫性のなさ」を露呈した。「さもしい」とまで言った高額所得者の受け取りを、今度は受給するよう方針転換したことは、首相の浅慮が招いた結果でもある。

 雇用対策にしても動きが鈍い。第一、派遣切りなどで苦しむ人たちへの思いやりが伝わってこないことが、麻生政権の最大の欠点かもしれない。

 景気後退に苦しむ国民が麻生政権を冷めた目で見ていることは、「経済の麻生」をアピールしてきた首相にとっては致命的ともいえる。不況下で国民が求めている政策と大きなズレがあることは、政権運営の根幹にかかわる深刻な問題なのだ。

 定額給付金を含む本年度第2次補正予算案はきょう13日、与党が衆院採決を強行する構えだ。しかし、国民の7割までが「評価しない」という政策をごり押しすれば、どうなるか。

 民主党など野党3党は定額給付金を補正予算案から削除する修正案を提出している。与党には、野党と協議するような懐の深さを見せてほしい。

 内閣支持率が低下すれば解散・総選挙の時期は遠のく、とされる。最初から「負け戦」と分かっていながら勝負などできない、ということだろう。“党首力”でも、麻生首相は民主党の小沢一郎代表に大きくリードされ、「選挙の顔」としての存在感は薄れる一方だ。

 しかし、政治は何のためにあるのか、と言いたい。政党のためではないだろう。国民生活を守り、向上させるという本来の目的をかみしめるべきである。

 そうすれば、おのずと結論が出てくるはずだ。まして国民の審判を受けないまま、それぞれ1年で政権を投げ出した2人の首相の後を受けて発足した麻生政権である。話し合いであれ何であれ、なるべく早めに堂々と国民の信を問う。これが筋というものではないか。

4754とはずがたり:2009/01/13(火) 15:02:19
金子は一度加藤の乱で離党しかてヘタレただけにボルテージあげとかないと自分の実行力の無さを論(あげつら)われるからな。>>4650でも発言してたけどこの件で盛んに発言しているのか,記者が偶々聞いてるだけなのかどっちなんでしょ?

渡辺元行革相が離党届を提出、新党も視野に結集めざす
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090113-OYT1T00443.htm?from=navr

 自民党離党を表明していた渡辺喜美・元行政改革相は13日午後、麻生総裁(首相)あての離党届を秘書を通じて、国会内の党幹事長室職員に提出した。


 党執行部は党紀委員会(鈴木俊一委員長)を開き、対応を協議するが、党内には厳しい処分が必要との声もある。

 自民党の細田幹事長は13日午前の記者会見で、離党届への対応について、「党紀委員会に諮る。前例に従い、バランスの取れた判断をする」と述べた。同党幹部は13日、離党届提出後に渡辺氏の地盤である衆院栃木3区の公認候補擁立作業に着手する考えを示した。

 渡辺氏は13日午前、TBSの番組で、今後の活動について「政党というのは有力な手段だ」と述べ、新党を視野に政治勢力の結集を目指す考えを示した。大阪府の橋下徹知事は13日午前、大阪市内で記者団に、渡辺氏が発足に意欲を見せる「国民会議」への参加を呼び掛けられたが、「直ちに今、渡辺さんの運動に乗っかることはできない」と回答したことを明らかにした。

 渡辺氏の動きに対し、13日午前、閣議後の記者会見で、閣僚から批判が相次いだ。金子国土交通相は、「選挙で自民党が負けると思ったからやめるんでしょう。本当にけしからん男だ。ものすごく怒りを感じる」と語った。
(2009年1月13日14時03分 読売新聞)

4756名無しさん:2009/01/13(火) 23:15:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009011301035

「松浪ショック」に動揺=今後も関門、読めぬ展開−自民

 与党にとって今国会最初の関門となった2008年度第2次補正予算案の衆院採決で、自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相のほか、松浪健太氏も棄権した。党執行部は、渡辺氏に追随する動きは「皆無」(細田博之幹事長)と高をくくっていただけに、ショックを隠せないでいる。
 「1人も例外ないと思っていたが、大変残念だ」。細田氏は13日の本会議後、記者団から松浪氏造反について聞かれると、消え入るような声で語った。河村建夫官房長官から報告を受けた麻生太郎首相は「やむを得ない。よく(事情を)聴いておいてくれ」と指示した。
 執行部が同日午後2時前に提出された渡辺氏の離党届の受理の手続きをわずか2時間で終えたのは、本会議採決前に党籍をなくすことで、「一糸乱れず可決」(細田氏)した形にするためだ。一方で、執行部は、各派を通じてチェックするなど、党内の引き締めを図った。
 それだけに、松浪氏の棄権は寝耳に水。しかも、経済財政などを担当する内閣府政務官だけに、衝撃は大きい。党幹部は「政府の人間だけに罪は重い」と怒りをあらわにした。首相に批判的な中堅議員は「まったく知らなかった」と驚きを隠さなかった。
 その松浪氏は、直ちに政務官の辞表を提出。棄権の理由として、定額給付金に反対であることを挙げ、渡辺氏に追随したとの見方には「心外だ」と強く否定した。
 いずれ、与党は2次補正の関連法案の衆院での再議決を迫られる。その先には、09年度予算案の審議、採決。同関連法案の採決、再議決という関門が次々と待ち受ける。
 党内では、道路特定財源の一般財源化の内容に不満を持つ中堅・若手が少なくなく、中川秀直元幹事長は11年度の消費税増税を税制関連法案の付則に明記する政府方針に反対の考えを示している。「造反が出るとすれば、2次補正でなく、本予算の関連法案採決での方が多くなる」(閣僚経験者)との見方がもっぱらだ。松浪ショックで、今後の展開が不透明感を増したのは間違いない。(了)

(2009/01/13-21:59)

4757名無しさん:2009/01/14(水) 00:23:24
社説:「給付金」通過 国民を甘く見たごり押しだ

 暗たんたる状況である。定額給付金を盛り込んだ08年度第2次補正予算案と関連法案について与党は民主党などが退席する中で衆院本会議の採決に踏み切り、通過した。野党は強く反発、民主党は参院での審議に当面は応じない構えだ。

 給付金の効果や性格づけに疑問がふくらむ中の採決に国民の理解が得られるとは到底、思えない。撤回を主張した渡辺喜美・元行政改革担当相が自民党を離党、同党の松浪健太氏も採決で棄権したことがそれを物語っている。

 与党はこれ以上、国会運営のごり押しを進めてはならない。野党も参院で堂々と給付金の削除を求めるのが筋だ。雇用・生活不安が増す中、国会の混乱は早期に収拾すべきである。

 与党は給付金への国民の批判を甘くみていると言わざるを得ない。毎日新聞の世論調査(先月)でも7割の人が「評価しない」と答えている。麻生太郎首相が給付金を受け取るかすら態度を表明しない一方で、11閣僚が受け取りを、1閣僚が辞退を表明した。2兆円を投じる政策としてあまりにぶざまな不統一ぶりだ。首相が13日、給付金は経済対策の一部分だと強調したことも、逆に自信の無さを印象づけた。

 首相が補正予算案や09年度本予算案の早期成立を強調しながら、いっこうに野党へ歩み寄りを見せない態度も理解できない。給付金を断念すれば確かにメンツはつぶれようが、与野党の当面の最大の対決材料も消えるはずだ。

 民主党の小沢一郎代表が衆院解散を条件に本予算案などの成立に協力する「話し合い解散」に応じる姿勢を示しても、首相は「考えられない」と冷淡だ。「予算が成立し解散したら景気が良くなる話ではない」と語り追加経済対策にも含みを持たせる。だが、早期成立を最優先するなら、話し合いに応じるのが一番だ。結局、政権維持と衆院選の先送りしか眼中にないのではないか。そんな疑念すら浮かんでしまう。

 補正予算案の参院審議が難航した場合、与党は本予算案審議を見切り発車する可能性もあるという。給付金の関連法案が参院で否決された場合の衆院再可決も含め、強気一辺倒で乗り切れる状況には遠いはずだ。一方で、民主党も審議拒否戦術には慎重であるべきだ。「2兆円」を今、何に使うべきか。野党多数の参院で十分に審議し、与党に修正を迫るのが正攻法だ。

 そんな中で渡辺氏が離党したことは軽視できない。同調する動きが広がるかは未知数だが、松浪氏の造反も含め、与党にも政権運営への不満がたまっている現実は重い。

 渡辺氏はかねて麻生政権の政策を批判していただけに、衆院選の前に新たな旗を掲げることはむしろ、当然だ。政治の閉塞(へいそく)状況に活路を見いだそうとする試みは歓迎である。

毎日新聞 2009年1月14日 0時17分
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090114k0000m070140000c.html

4758いなばやま:2009/01/14(水) 01:01:05
>>4756

松浪もこのままじゃ勝てないからね〜、辻元に
公明票捨てても、民主党へのスリ寄りで活路を見いだすかって感じです

そんな松浪君に金子国交相が一言
「選挙で自民党が負けると思って『退席した』のだろう。本当にけしからん男だ」

4759名無しさん:2009/01/14(水) 01:18:31

首相が漢字読み違い 「焦眉」を「しゅうび」

 麻生太郎首相は13日夜、官邸での記者団とのやりとりで、景気対策に取り組む政府の姿勢に関連して「焦眉(しょうび)の急」と言うべきところを「しゅうびの急」と発言した。

 首相周辺も「首相が明らかに間違えた」と指摘した。

 「愁眉(しゅうび)」と間違えたものとみられるが、この場合の使い方は「愁眉を開く」で「安心する」という意味だ。

2009/01/14 00:28 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009011301000959.html

4760名無しさん:2009/01/14(水) 01:30:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009011301032

景気対策が「しゅうびの急」=また言い間違い−麻生首相

 麻生太郎首相は13日夜、報道各社の世論調査で内閣支持率が続落していることについて、首相官邸で記者団の質問に答える中で、また言葉を言い間違えた。
 首相は「真摯(しんし)に受け止めなければいけない」とした上で、「今、世の中は景気対策、経済対策が最大もしくは唯一の関心事だ」と強調。この後、景気対策の実行が「焦眉(しょうび)の急」と言うべきところを、「しゅうびの急」と発音した。 (了)
(2009/01/13-21:52)

4761名無しさん:2009/01/14(水) 03:19:49
2次補正案で松浪健太氏棄権…自民想定外、党内引き締めへ
(2009年1月14日03時07分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090113-OYT1T00972.htm

 2008年度第2次補正予算案と関連法案の衆院本会議での採決で、自民党を離党した渡辺喜美・元行政改革相のほかに、同党の松浪健太内閣府政務官が棄権したことは、党幹部には想定外で、党内引き締めを図る方針だ。

 松浪氏は本会議後、記者団に「定額給付金は民意から離れている。(給付金の)2兆円は与野党で話し合って国民が喜ぶ形で作る(べきだ)」と述べ、2次補正予算案に盛り込まれた定額給付金への反対が、棄権の理由であることを明らかにした。

 離党の意思については「全くない」と否定し、09年度予算案の採決では賛成する考えも示した。

 その後、首相官邸で記者団に対し、渡辺氏との関係について、「歩調を同じにしたと思われるのは心外」とも語った。

 これに対し、自民党の細田幹事長は「一人の例外もないと思っていたので、残念だ。党紀委員会で処分を考える」と述べた。細田氏が直ちに処分に言及したのは、党内には、2次補正への不満がなおくすぶっているからだ。

 加藤紘一・元幹事長は「定額給付金には、心にわだかまりをもちながらも、公明党との選挙協力の関係があるからやむを得ず賛成した自民党議員も多い。執行部は修正なりの措置を考えるべきだ」と述べた。

 渡辺氏の離党についても塩崎恭久・元官房長官が「大変残念。国を思う志は同じだと思うので、引き続き友人として連携したい」と国会内で記者団に語るなど、今後も連携していくことを公言する向きもいる。

 こうした状況に対し、山崎拓・前副総裁は「渡辺氏は解散要求決議案に賛成した経緯もあり、離党受理は寛大な措置だ。悪(あ)しき前例にならなければいいが」と懸念を示した。

4762名無しさん:2009/01/14(水) 03:22:36
離党の波紋 渡辺元行改相、親子2代のDNA
2009.1.14 02:55
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/090114/tcg0901140256000-n1.htm

 昨年12月8日、東京都千代田区のホテルで開かれた渡辺喜美元行政改革相の政治資金パーティー。渡辺氏は終了後、系列県議らとお茶を飲みながら歓談し、「県議会とはデカップリングだな」と穏やかな表情でこう切り出した。

 この日、地元から集まったのは、栃木県議会最大会派「自民党議員会」所属の渡辺派県議で組織する「自民温知会」のメンバー9人。麻生政権に対する批判を強め離党をほのめかす渡辺氏に対し、会ではあくまで党内にとどまり行動するように求めた。しかし、連日メディアをにぎわしボルテージが上がる一方の渡辺氏が受け入れるはずもなかった。

 「デカップリング」とは経済界でよく使われる言葉で「切り離す」という意味だ。渡辺氏は、自身が離党しても系列県議には離党を強制しないことを暗に伝えたかったのだろう。パーティーの約2週間後、後援会関係者にも文書を送付していた。

 「政治生命を賭けて混迷する政治に一石を投じたい。『慎重に行動して』とはもうおっしゃらないでください。国を変える国民運動を起こしたい」

 この文書を見た関係者は「もう代議士の離党は避けられない」と肩を落とした。

 「私にそうさせているのは父のDNAかもしれない」。12日、大田原市で開かれた後援会会合で離党表明をした後、記者団に囲まれた渡辺氏はこうつぶやいた。美智雄氏の墓前に「『派閥の前に党があり、党の前に国民国家がある』との教えに沿った行動をします」と報告したという。

 美智雄氏が平成6年、細川護煕首相(当時)の後継をめぐり、新生党に誘われて離党を試み、断念したことが渡辺氏の念頭にあるとみられる。

 温知会所属県議の一人は「代議士は国を変えたいとの思いだろうが、党内にとどまり行動してほしかった。正直『困ったな』というのが本音だ」と苦しい胸の内を明かした。また別の県議も「もしオヤジ(美智雄氏)だったら、離党に踏み切ったかな」と切り出したものの、「行動を見守っていくしかない」と息子の渡辺氏への忠誠を口にした。

 「われわれや3区の首長や党員たちは、今後どこを向いて物事を発信すればいいのか。相当な混乱はあると覚悟している」(温知会所属県議)。親子2代の「DNA」がもたらした“反乱劇”の第一幕が切って落とされた。(伊沢利幸)

                  ◇

【用語解説】自民温知会

 故渡辺美智雄氏が、ことわざの「温故知新」から名付けた。自民党議員会(35人)のうち、栃木3区内の県議を中心に10人で組織される。メンバーの多くは自民党県連などの要職にあり、渡辺氏の後援会幹事長を務める阿久津県議は自民党議員会会長で党県連の副会長でもある。

4763とはずがたり:2009/01/14(水) 04:04:48
>>4761
いつでも戻ってこれるように除名にはしなかった(出来なかった)と云うことですね。麻生執行部は睨みを効かせられなくなってる訳ですがそれでも造反は最小限に抑えられた感じではありますが。
>山崎拓・前副総裁は「渡辺氏は解散要求決議案に賛成した経緯もあり、離党受理は寛大な措置だ。悪(あ)しき前例にならなければいいが」と懸念を示した。

4764名無しさん:2009/01/14(水) 04:54:34
【参考資料】

自民党の処分
 党則、党規約は、規律を乱す、党員たる品位を汚す、党議に背く行為について処分対象にすると規定。党紀委員会は「政治不信を招く政治的、道義的な責任がある」と認めれば、重い順に(1)除名(2)離党勧告(3)党員資格停止(4)選挙における非公認(5)国会および政府の役職の辞任勧告(6)党の役職停止(7)戒告(8)党則の順守勧告―の処分を行う。役職辞任勧告以下の比較的軽い処分については党紀委でなく幹事長権限でも行うことができる。

(2005年10月22日掲載)
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/3267/

4765名無しさん:2009/01/14(水) 05:50:26
【大気圏外】連立10年で腐敗・堕落した自公両党
田中良太2009/01/13
http://www.news.janjan.jp/column/0901/0901115159/1.php

4766名無しさん:2009/01/14(水) 12:18:44
内閣の一員 思わぬ造反 衆院採決松浪氏退席 「給付金から民意離れている」 自民幹部表情沈痛 うごめく予備軍
2009年01月14日 11:01
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kyushu/20090114/20090114_0001.shtml

 思わぬ造反に動揺が走った。与党は13日、2008年度第2次補正予算案を衆院通過させたが、本会議で、離党した渡辺喜美元行革担当相に加え、自民党の松浪健太内閣府政務官も退席。締め付けに自信を見せていた党執行部は「1人も例外はないと思っていた。大変残念」(細田博之幹事長)とショックを隠せない。内閣支持率が2割を切る中、党内で予算成立後の政変をにおわす声もくすぶる。 

 「今から出ます」。2次補正の採決を控えた本会議場。松浪氏は突然、松本純官房副長官にこう告げ、野党議員と同様に議場を後にした。

 麻生太郎内閣の一員でもある政務官の造反劇。多くの議員が松浪氏の退席に気づかなかったほど、政府・与党にとって想定外の出来事だった。

 松浪氏は記者団に「定額給付金に民意がこれだけ離れている以上、政府の信頼回復には消費者意識を盛り上げるように予算を使うことが大事だ」と語り、定額給付金への不信が退席理由と強調。渡辺氏との同調や離党は否定したが、2次補正絡みの衆院再議決に関し再度の造反もにおわせた。

 背景に選挙区事情を指摘する声は多い。松浪氏の地元、大阪10区は社民党の辻元清美氏らとぶつかる。03年衆院選で落選したこともあり危機感は強い。同郷の若手は「大阪では(造反は)受ける。次の当選を優先したんだろう」と推測した。

 いずれにせよ政権の一角にほころびが生じたのは事実。松浪氏から政務官職の辞表を受理した河村建夫官房長官は「ざんきに堪えない。われわれの監督不行き届き」と沈痛な表情を浮かべた。

 火種は「給付金」だけではない。政府は国会提出を予定する09年度税制改正関連法案の付則に、消費税の増税方針を盛り込む意向だが、消費税増税に否定的な自民党の中川秀直元幹事長らは反発する構えを見せる。

 こうした「反麻生」の動きはまだ一部で、党内各派は現在、首相を支える姿勢を示すが、09年度予算成立後も支持率低迷が続けば政権の足元は揺らぎかねない。

 自民党内でささやかれる「麻生降ろし」のシナリオの1つが小泉チルドレン造反説だ。選挙区情勢調査で野党候補に水をあけられている若手に関し、自民党関係者は「イチかバチか、予算案に反対し“改革派”を旗印に戦おうとするかもしれない」と指摘。松浪氏造反もその一環とみる。

 福田康夫政権と同様、公明党が「降ろし」の引き金との見方もある。7月の任期満了に伴う東京都議選までに支持率が回復しなければ「麻生氏では都議選を戦えない、と公明党が揺さぶりをかける」という見立てだ。山崎派関係者は言う。「首相が辞めなくても都議選で負ければ責任を取ってもらう」。強気の勝負に出た首相の政権運営は、波乱の種を内包したままだ。
(東京報道部・川原田健雄、前田徹)

=2009/01/14付 西日本新聞朝刊=

4767名無しさん:2009/01/15(木) 06:54:35
決戦国会:松浪氏罷免 首相、造反封じ狙う 予算衆院再議決に備え

 定額給付金を盛り込んだ08年度第2次補正予算案などの衆院本会議採決を退席した松浪健太内閣府政務官に対し、麻生太郎首相は14日、提出されていた辞表を受け取らず、罷免した。予算関連法案の衆院再議決が濃厚となる中、厳格な処分で自民党内を引き締めるのが狙いだ。自民党も細田博之幹事長が14日、松浪氏の戒告処分を決め、早期の幕引きを図った。しかし、官邸のおひざ元である内閣府政務官の造反は、定額給付金を巡る政府・与党内の混乱をさらに印象づける失点となった。

 「極めて簡単。政府の一員だから、(政府方針が)決まった以上は従ってもらう。だから罷免だ」。麻生首相は14日、首相官邸で記者団に説明した。

 松浪氏の処分を巡っては、河村建夫官房長官が13日夜に松浪氏と首相官邸で会い、いったんは辞表を受理。そのうえで松浪氏が所属する伊吹派の前事務総長でもある河村氏は同日夜、細田氏に「政務官の辞表には『麻生政権に仇(あだ)するものではない』とあり、情状酌量してほしい」と電話で要請した。

 しかし14日、事態は一転した。首相が辞任を認めず、罷免にすることを決めたからだ。首相周辺は「こんなことを許したら、みんな好き勝手なことをし始める」と、厳しい姿勢で臨む必要があったことを強調する。

 一方、自民党が決めた戒告処分は8段階のうち厳重注意に次いで2番目に軽い処分。前例に従ったもので、松浪氏が13日中に政務官の辞表を提出した点なども考慮された。

 細田氏は14日、自民党本部で松浪氏と会談し、「予算案は政治家にとって非常に重いものだ。今後は十分自覚してほしい」と注意。松浪氏は2次補正の関連法案が衆院で再議決される際の対応について「党議に従っていきたい」と記者団に述べ、賛成する考えを示した。

 ただ党内には河村氏が穏便な処分を求めたことに対し「造反者を増長させるだけ」などと批判する声が出ている。処分を巡って、政府・自民党間でしこりを残す結果にもなった。【坂口裕彦、近藤大介】

毎日新聞 2009年1月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090115ddm005010068000c.html


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