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鉄道総合スレッド

1■とはずがたり:2003/03/10(月) 18:49
貨物輸送,都市高速鉄道スレはありましたが鉄道談義一般が無かったのでたてます。。

8018チバQ:2020/04/04(土) 21:53:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000014-asahi-ind

格安チケット店「大ピンチ」 コロナ深刻、回数券売れず


4/4(土) 11:00配信

朝日新聞デジタル







格安チケット店「大ピンチ」 コロナ深刻、回数券売れず


「K-NET」の新幹線回数券の価格表。「特価中」の文字が並ぶ=大阪市北区


 新型コロナウイルスの感染拡大は、格安チケット店にも打撃を与えている。外出を控える動きで鉄道利用者が減り、主力商品の新幹線回数券が売れなくなっているからだ。チケット以外の商品を扱う店も出始めた。

【イラスト】漏れ率0に近づくマスクの着用法

 チケット店が複数入る大阪駅前第3ビル(大阪市北区)の「K―NET」では、新幹線回数券の3月の売上高が前年比8割減に落ち込んだ。多いときで1日100枚程度を販売していたが、最近は10枚ほどに減少。1枚しか売れない日もあるという。

 業者や一般客から回数券を安く仕入れ、バラ売りして利ざやを稼いでいる。他の金券よりも利益率が高い「もうけ頭」だけに影響は大きいという。

 売り上げ減の主な理由は、外出を控える動きで鉄道利用が減ったことだ。JR東海によると、東海道新幹線の3月1〜25日の利用者数は前年比約45%に低迷。例年だと春の行楽シーズンで3〜5月は利用が増えるが、その需要も見込めない。

 店ではすでに数百万円分の在庫がたまっていて、値下げを迫られている。1番の売れ筋の新大阪―東京の回数券でさえ、通常より2千円程度安い1万1千円ほどに値引きしても売れない状況という。坂井一雅店長は「5千円ぐらいまで値下げしないといけないかもしれない。これまでにない大ピンチや」と嘆く。
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朝日新聞社

8019チバQ:2020/04/04(土) 21:57:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000018-khks-soci

阿武急、夏にも仮復旧 富野-丸森間の全線再開へ前進


4/4(土) 15:01配信

河北新報







阿武急、夏にも仮復旧 富野-丸森間の全線再開へ前進


(写真:河北新報)


 昨年10月の台風19号で被災した第三セクターの阿武隈急行(福島県伊達市)が、不通となっている富野(伊達市)-丸森(宮城県丸森町)間について、夏ごろの仮復旧を検討していることが3日、分かった。梁川車両基地(伊達市)へ回送列車を移送できるようになり、丸森-槻木(柴田町)間で見合わせていた昼時間帯の運行も可能となる見通し。

 営業運転できる本復旧の時期は未定だが、全線再開に向けた大きな前進となる。仮復旧後、運行の安全確認を進める。復旧工事全体の予定は本年度末まで。

 富野-丸森間は15.4キロ。線路への土砂流入などで甚大な被害を受けた。同社は丸森-槻木間が復旧した昨年12月以降、JR東日本の仙台車両センター(仙台市宮城野区)で列車を点検。車両や乗務員の手配が難しく、運行を朝夕に限定していた。梁川車両基地での点検が再開すれば増便が可能となる。

 丸森-槻木間は現在、午前5〜8時台発で上下各4本、午後4〜9時台発で上り7本と下り6本(各2本は角田-槻木間)を運行。本数は台風前の約45%となっている。朝夕上下各1本は仙台直通。

8020チバQ:2020/04/05(日) 20:34:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-00000011-kobenext-bus_all
かつて不要論もあった貨物列車が熱い! 増える輸送量、背景に環境配慮やドライバー不足
4/5(日) 14:00配信神戸新聞NEXT
かつて不要論もあった貨物列車が熱い! 増える輸送量、背景に環境配慮やドライバー不足
JR神戸線を走行する貨物列車。コンテナの輸送量は増加傾向だ=神戸市中央区
 全国で貨物列車の需要が増している。JR貨物(東京都)によると、コンテナ輸送の取り扱い量は、2011年度から6年間で282万トン増加。26両(積載量650トン)の貨物列車に換算すると、約4300編成分にも相当する。背景には、環境に配慮する「モーダルシフト」の潮流や、ドライバー不足に悩まされるトラック業界の現状がある。かつては不要論さえ存在した鉄道輸送が今、見直されている。(杉山雅崇)

 JR貨物によると、コンテナ輸送量は、同社が発足した1987年度から上昇し続け、2007年度には2341万トンを記録。発足以来最高を更新した。

 その後、リーマンショックや東日本大震災などの影響を受け減少したが、12年度から上昇傾向に。17年度には2243万トンを記録し、11年度の1961万トンから282万トン増加した。

 18年度は西日本豪雨で山陽本線が不通になったことで2027万トンに減少したが、復旧が完了した19年度は回復する見込みという。

 なぜ、コンテナ輸送量は増加傾向にあるのか。交通経済学が専門で、国交省運輸審議会委員の根元敏則・敬愛大(千葉県)教授は「トラックドライバーの慢性的な不足が要因の一つ」と分析する。

 国交省によると、18年4月の貨物自動車運転手の有効求人倍率は2・68倍で、平均の1・35倍を大きく上回る。ドライバーが確保できないことから、鉄道や船舶の輸送へシフトしているという。

 根元教授がさらに指摘したのはトラック輸送から、排ガスの少ない鉄道や海運に輸送手段を転換する「モーダルシフト」の潮流だ。根元教授は「鉄道への切り替えは、CO2削減に対する姿勢を顧客にPRできる。メーカーから小売り企業まで、鉄道を選ぶ企業が増えている」という。

 JR貨物も、輸送力の強化に取り組んでいる。19年12月には、新たにけん引用の機関車13両とコンテナ約4000個の製造を発表している。

 JR貨物の担当者は「今後もニーズが見込まれる路線の輸送力を強化し、大量の貨物を輸送していきたい」としている。

■全国の線路網活用、災害時も物流貢献

 貨物列車の強みは、一度に大量の貨物を輸送できる効率性と、日本中に張り巡らされた路線を活用できることだ。巨大災害が起こるたびに、線路網を駆使して大量の物資を届けてきた。

 2011年の東日本大震災では、津波や原発事故の影響で東北本線と常磐線の一部区間が不通に。仙台市のコンビナートが被災し、被災地は燃料が不足した。

 このため、JR貨物は被災1週間後から緊急燃料輸送を実施。神奈川県の根岸から新潟、青森など日本海側を経由し、20時間以上かけて盛岡まで燃料を運んだ。福島にも新潟から列車を走らせ、計5・7万トンもの燃料を輸送した。

 18年7月の西日本豪雨でもその経験は生かされた。トラックや船舶での代行輸送のほか、豪雨で不通になった広島、山口県にある山陽本線の区間を避け、鳥取、島根を通過するルートを設定。10月の復旧まで貨物を届けた。

 JR貨物の担当者は「線路網を利用できるのは強み。代替輸送の確保と路線の強靱化を進め、今後も災害に備えていく」としている。

8021とはずがたり:2020/04/06(月) 15:41:46
ニュース 国内 経済 新型コロナ JR西日本の新列車「ウエストエクスプレス銀河」デビュー延期 新型コロナ感染拡大受け
JR西日本の新列車「ウエストエクスプレス銀河」デビュー延期 新型コロナ感染拡大受け
乗りものニュース2020年4月6日 14:48 0
https://www.excite.co.jp/news/article/Trafficnews_95300/

運行開始、いつになるのでしょうか……。

 JR西日本は2020年4月6日(月)、新しい長距離列車「WEST EXPRESS 銀河(ウエストエクスプレス銀河)」について、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、5月8日(金)の運転開始を延期すると発表しました。運行開始日は決まり次第発表するとのこと。

JR西日本の新列車「ウエストエクスプレス銀河」デビュー延期 新型コロナ感染拡大受け

117系電車を改造した「ウエストエクスプレス銀河」(2020年1月25日、伊藤真悟撮影)。
「ウエストエクスプレス銀河」は、個室やフリースペースなどさまざまな設備を持った夜行特急列車で、まず2020年5月から9月にかけて、京都・大阪〜出雲市間で週2往復程度、運転される予定でした。

8022チバQ:2020/04/12(日) 22:23:26
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14432313.html?pn=2
(けいざい+)迷走続く、長崎新幹線:上 佐賀知事、突然の「変心」


2020年4月7日 5時00分

 佐賀県と長崎県を結ぶ九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)。国は新大阪と長崎の直通をめざし、2022年度に長崎県内(一部佐賀県)のルートが開業予定だ。しかし佐賀県内の整備を巡り迷走している。
 「(佐賀での整備を巡る)協議のあり方について、事務的に進め方の確認作業をすることで一致しました」。昨年12月11日、国土交通省の大臣室から出てきた佐賀県の山口祥義知事は記者たちに語った。

 山口知事はそれまで、かたくなに協議入りを拒んできた。国交省の水嶋智・鉄道局長が佐賀県を訪れても、長崎県の中村法道知事に面会を求められても断り続けた。昨秋の佐賀県議会では「(国などとの協議へ)安易に乗り出すと、後世に禍根を残す」とまで述べた。

 長崎新幹線は博多駅から佐賀県内を通り、長崎駅へ至る。博多―長崎の所要時間は在来線特急の最短1時間50分ほどから約51分へ大きく縮まり、山陽新幹線にも乗り入れて新大阪と直通する。博多―新鳥栖は既存の九州新幹線鹿児島ルートと共用し、長崎―武雄温泉は22年度に開業予定だ。

 問題はこの2区間に挟まれた佐賀の新鳥栖―武雄温泉。当初は長崎―武雄温泉をフル規格で整備し、新鳥栖―武雄温泉は在来線を活用、在来線もフル規格も車輪幅を変えて走れるフリーゲージトレイン(FGT)を走らせる計画だった。しかしFGTの開発は難航し、導入は断念された。

 代わりに浮上したのが新鳥栖―武雄温泉もフル規格で整備し、長崎新幹線はすべてフル規格で走らせる構想だ。昨年8月、与党の検討委員会がこの方針を打ち出したが、山口知事は「中央から押しつけるようなやり方」と拒否反応を示していた。

 約6200億円と見込まれるフル規格の建設費のうち、佐賀県の負担分は約660億円とされる。博多―佐賀は現在も在来線特急で最短35分ほどだ。フル規格の新幹線になってもこれが約20分となるだけで、大きな短縮は見込めない。

 在来線への影響も懸念される。JR九州は、新幹線と並行して走る在来線(並行在来線)を経営分離することができる。生活の足となる長崎線などがどうなるかがわからず、佐賀の沿線住民が不安がる。

 そうした背景から、山口知事は「全線フル規格」に反対し続けてきた。佐賀県内でもその姿勢を支持する声が多かった。それなのに、なぜ態度が変わったのか。

 きっかけとなった人物がいる。赤羽一嘉・国土交通相。山口知事が唯一、新幹線をめぐって「会いたい」と話した人物だ。事態が動いたのは昨秋だった。(山下裕志、福井万穂)

     ◇

 迷走が続く長崎新幹線の整備構想。誤算と様々な思惑が渦巻く状況を3回にわたり追う。

8023チバQ:2020/04/12(日) 22:25:42
https://www.asahi.com/articles/DA3S14435088.html?iref=pc_ss_date
(けいざい+)迷走続く、長崎新幹線:中 信頼、築けたと思いきや…
 昨年9月の内閣改造で国土交通相に就いた赤羽一嘉氏は、初会見で長崎新幹線を巡る問題について問われ、こう語った。「佐賀県の知事さんにしっかり面会して話を聞き、知恵を出し、頑張っていきたい」。事務方の想定問答にはなかった答えだった。

ここから続き
 翌日、さっそく佐賀県の山口祥義知事はこう応じた。「タイミングを見て、我々の思いを改めて伝えたい」

 その後も山口知事の「ラブコール」は続く。「できればサシで、2人で話したい」「国会答弁を見ていても、非常に誠意があって信頼できる方ではないか」

 昨年10月、両者は新幹線の問題を巡って初めて面会。予定の倍の約40分間、国交省の大臣室で向き合った。山口知事は面会後、「半分はラグビーワールドカップの話」とけむに巻いたが、国交省関係者は「相性が良かったのだろう」と話す。

 国交省は佐賀県を説得するチャンスとみてたたみかけた。水嶋智・鉄道局長はマスコミの取材に積極的に応じ、新幹線の利点などを説いた。鉄道局幹部も相次いで佐賀県を訪ね、地元県議らに説明を重ねた。県議からは「国交省の話をまったく聞かないのはどうなのか」との声も漏れ始めた。

 さらに国交省は2020年度予算で、長崎県が求めた新鳥栖―武雄温泉の環境影響評価(アセスメント)費用を計上せず、整備をじっくり進める姿勢を見せて佐賀県に配慮した。

 昨年12月、赤羽国交相と山口知事は再び会い、協議入りに向けて検討を進めることで合意した。「赤羽国交相の初会見が、事態が好転するきっかけになった」(国交省関係者)。国交省内には、山口知事が自ら決断したというメンツさえ保てば、ゴールはそう遠くないとのムードも漂った。

 だが、事態は再び混迷に陥る。今年1月、国交省は協議の進め方を確認する文書案を佐賀県庁に持参した。フル規格に限らず、在来線も活用するフリーゲージトレイン(FGT)など五つの選択肢を議論すると盛り込み、「佐賀県の主張をすべてのんだ」(国交省関係者)ものだ。

 しかし佐賀県側は文面に難色を示し、1月中の協議入りはならなかった。さらに国交省に対し、「フル規格に誘導するような進め方であってはならない」「なぜ協議を急ぐのか」と見解をただす文書も送った。その後も国交省と佐賀県の事務方同士は文書案をめぐるやりとりを続けている。

 こうした状況に、赤羽国交相はいらだちを隠さない。2月の閣議後会見ではこう語った。「残念ながら現状は手紙のやりとりが続いている。率直に申し上げて非常に理解に苦しむ。知事と私の信頼関係で始めていることで、我々の信頼関係を損ねるようなかたちでの事務方のやりとりは理解できない」(山下裕志、高橋尚之)

8024チバQ:2020/04/12(日) 22:26:46
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14436544.html?iref=pc_rensai_article_long_84_next
(けいざい+)迷走続く、長崎新幹線:下 堂々巡り、議論の本筋遠く


2020年4月10日 5時00分

 国土交通省と佐賀県のトップ同士の面会で動き始めたかに見えた、長崎新幹線の整備を巡る協議。しかし、年明けから再び事態は動かなくなった。赤羽一嘉国交相はいらだちを隠さないが、佐賀県の山口祥義知事は言う。「なぜそんなに急がれるのかと疑問に感じざるをえない」

 関係者は焦りを隠さない。

 「この場を借りて、訂正および補足の説明をする」。1月28日、福岡市内であったJR九州の定例記者会見で、青柳俊彦社長は自らそう切り出した。その理由は、1月上旬に長崎の地元紙「長崎新聞」に掲載されたインタビュー。記事中で青柳社長は、佐賀駅での駅ビル建設について、長崎にはつくりたいが現状では佐賀につくりたいとは思わない、などと発言。博多―長崎の所要時間がフル規格では40分台になるとも述べていた。

 国交省によると、博多―長崎のフル規格での所要時間の見込みは約51分。40分台で走れるという青柳社長の発言は、整備に反発する佐賀県内にほとんど停車しないかのような臆測を呼んだ。青柳社長は「誤解を招くような表現であるとすれば誤解をといておかないといけない」と釈明し、これらの発言を修正・撤回した。佐賀県内では「撤回されたが、本音が出たのだろう」(県幹部)と冷ややかな声も漏れる。

 他方、フル規格での整備が進む長崎県。佐賀県に「配慮」した国交省が2020年度予算で新鳥栖―武雄温泉のアセスメント(環境影響評価)費の計上を見送ったことで、県内の関係者からは不満が噴出した。

 佐賀県との間には新たな火種もくすぶる。22年度に先行して開業する武雄温泉―長崎。並行在来線に当たる肥前山口(佐賀県)―諫早(長崎県)は両県がお金を出しあって線路などの施設を管理し、JR九州が運行する「上下分離方式」だ。

 新幹線区間の長さなどを考慮し、長崎と佐賀は2対1の割合で維持管理費を負担することにしていた。しかし施設の維持管理費が、当初見込みの年2億3千万円から、資材価格の上昇などでその約3倍に膨らむことが判明。増えた分を両県で折半するのか、あくまで取り決めの割合の2対1で負担するかが決まっていない。

 3月の長崎県議会。「新年度を前に佐賀県の山口知事とトップ会談をしないのか」と質問された中村法道知事は「協議の場に参加をしていただくということが一番重要。(国交省の)動きを今は見極めていく必要がある」と述べるにとどめた。

 一歩進んだかと思えば、さらに後退したかのような堂々巡りが続き、各人の思惑ばかり目立つ。一方、巨費がかかる新幹線が本当に必要なのか、誰にどんな恩恵と負担があるのか、それは適切かといった議論には光が当たらない。(山下裕志、榎本瑞希)=おわり

8025チバQ:2020/04/13(月) 19:45:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c250baed24158b6b14c9a4ed430e632d682f4d7
JR東日本の鉄道利用6割減 「緊急事態宣言」後の平日
4/13(月) 16:48配信

時事通信
 JR東日本は13日、政府が新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言を出した後、8〜10日の平日朝の通勤時間帯に山手線を利用した人は2月上旬と比べて60%減ったと明らかにした。宣言が出される直前の35%減から一段と利用者は減ったものの、政府が求める出勤者を最低7割減らすとの水準には届かなかった。

 週末11、12両日の山手線利用者は1年前と比べて85%減った。緊急事態宣言が出される前の4、5両日は75%減だった。一方、11、12両日の新幹線の利用は92%減と10分の1に落ち込んだ。

8026チバQ:2020/04/21(火) 18:46:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e727f628b37f3ee6804e7a6e4591163bb8f6791
JR九州 「かもめ」「ソニック」など在来線特急、GW期間中は全て運休へ
4/21(火) 16:41配信

毎日新聞
JR九州本社=浅川大樹撮影

 JR九州は21日、ゴールデンウイーク期間中の5月2〜6日、九州を走る全ての在来線特急列車を運休すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による利用減少で新幹線や特急列車の一部運休を既に発表していたが、政府の緊急事態宣言が16日に全国に拡大されたため全面運休を決断した。

 政府はゴールデンウイーク中、都市部から地方への移動による感染拡大に警戒を強めており、JR九州は特急列車の全面運休で不要不急の帰省や旅行など県をまたぐ移動を抑える。運休するのは長崎線の「かもめ」や日豊線の「ソニック」など。運休本数は21日に新たに875本を追加し、計1402本となる。

 運休する列車の指定席の変更や、旅行を取り消す場合の払い戻しには手数料なしで応じる。【石田宗久】

8027とはずがたり:2020/04/21(火) 20:03:36
特急が休日運休か〜。各停で観光行くのも一興だけど,まあ普通はだいぶ旅行抑制出来るやろな。。

8028チバQ:2020/04/23(木) 13:39:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00010002-doshin-hok

非鉄道事業に急ブレーキ 苦境のJR北海道 稼ぎ頭の商業施設休館


4/22(水) 16:09配信

北海道新聞







非鉄道事業に急ブレーキ 苦境のJR北海道 稼ぎ頭の商業施設休館


札幌ステラプレイスやエスタなど商業施設が休業したJR札幌駅前


ホテル売上高7割減

 新型コロナウイルスの感染拡大で、JR北海道が苦境に立たされている。本業の鉄道事業は人口減で利用者が減少する一方で、小売りやホテルなど非鉄道事業は訪日外国人客の増加を追い風に近年好調に推移してきたが、新型コロナでともに急ブレーキがかかった格好だ。稼ぎ頭だったJRタワーなどの商業施設も休館を余儀なくされており、先を見通せない状況だ。

 JR北海道によると、札幌駅総合開発が運営する札幌ステラプレイス、パセオ、エスタ、アピアの4店舗の3月の売上高は前年同月比46・8%減の51億8100万円。政府の緊急事態宣言が全国に拡大され、今月18日から5月6日まで一部店舗を除き臨時休業中で、4月はさらに落ち込む見通し。北海道キヨスクが運営する駅構内売店などの3月の売上高も同41・8%減の8億3300万円となった。

 中でもJR北海道ホテルズが運営する道内7ホテルの売上高は減少幅が大きく、同73・0%減の1億5900万円と落ち込んだ。70%以上の稼働率を誇る主力のJRタワーホテル日航札幌の4月1〜12日の稼働率は9%にまで低下し、25日〜5月31日の休館に踏み切った。

 JRが昨年4月に発表した長期経営ビジョン(2019〜31年度)では、31年度の非鉄道事業の売上高を約1200億円、営業利益を約150億円と、ともに18度比1・5倍と見込んだ。北海道新幹線の札幌延伸などで運輸収入を同1・6倍の1160億円と予測する鉄道事業とともに2大柱と位置付けている。

 同ビジョンのホテル事業では、ニセコや小樽への進出も視野に、ホテル数を現在の7施設から10〜15施設に増やす計画を掲げた。第1弾として5月18日、JR函館駅前に「JRイン函館」を開業予定だが、「予約は厳しい状況」という。

 JR北海道は、6月末までグループ会社で少なくとも65億円の減収を見込む。島田修社長は15日の会見で「仮に3カ月で終息しても、鉄道利用やインバウンド(訪日外国人客)が戻って来るのは一定程度、期間が必要になる。回復まで半年、1年を覚悟しないといけない」と長期戦への構えを示した。

8029チバQ:2020/04/24(金) 09:30:02
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200424-00346330-toyo-bus_all

前代未聞の全特急運休も…コロナで鉄道大打撃


4/24(金) 5:46配信

東洋経済オンライン







前代未聞の全特急運休も…コロナで鉄道大打撃


JR九州の特急列車。同社は新型コロナウイルス感染拡大に伴う移動自粛の動きを受け、5月2日〜6日の在来線特急を全列車運休する(写真:HAYABUSA/PIXTA)


 新型コロナウイルスの感染拡大により、鉄道各社はこれまでにない危機的な状況に追い込まれている。

 JR北海道は4月15日、従業員約1450人を一時帰休させると発表した。5月1日から7月23日まで、1人当たり1カ月に数日程度休ませるという。JRが発足して以来、グループ各社でも初めてのことだ。

 同社は新型コロナウイルスによる利用者減の影響で、特急の本数や編成両数を削減している。それにより運転士や車掌をはじめ、さまざまな職種の人が休まざるをえない状況にまでなった。
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 そこまでの状態でなくても、ほとんどの鉄道会社は本来なら稼ぎ時のゴールデンウィークを前に、未曾有の利用者減少に直面している。

■GW期間中の予約は激減

 JR旅客6社は4月14日、ゴールデンウィーク期間(4月24日〜5月6日)の指定席予約状況について発表した。

 各社とも臨時列車の運休などで前年に比べて予約可能席数を削減しているものの、それでもまったく予約は埋まっていないという状況だ。(以下、予約可能席数や予約数はいずれも4月13日時点)
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 臨時列車だけでなく、定期列車の減便や減車も行っているJR北海道は、新幹線・在来線特急を合わせた期間内の予約可能席数が前年同期比75%の33万3900席だが、予約数は1万7000席で、前年のわずか12.1%だ。「前年比12%減」ではなく、約88%減少しているのである。

 JR東日本は、期間内の新幹線予約可能席数を前年同期比77%の249万席に削減しているが、予約が入っているのはわずか13万席という状況である。同社は6月の臨時列車についても指定席の発売を見合わせている。
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 JR東海は、期間内の東海道新幹線の予約可能席数が461万席のところ、予約数は前年比でわずか9%の18万席にとどまっている。在来線特急は11%の1万席だ。

 同社は4月24日以降、東海道新幹線の臨時列車を当面の間すべて運休すると発表している。東海道新幹線は、3月のダイヤ改正で「のぞみ」を1時間当たり最大12本運転可能な「のぞみ12本ダイヤ」を導入し、輸送力を増強したばかりだったが、当面の間「のぞみ」は1時間当たり4〜6本の運転となる。


 JR西日本も山陽新幹線の臨時列車を当面運休する。同社の新幹線・在来線を合わせた予約席数は、前年比9%の14万9000席。JR四国、JR九州も同様に予約数は極めて低調で、JR四国は前年比12.8%の約8400席、JR九州は9.3%の3万1000席だ。

■全国に広がる減便・運休

 JR九州は予約席数のほかに、注目すべきデータを公表している。4月13日時点での「予約率」、つまり同日までにゴールデンウィーク期間の予約がどれだけ埋まっているかを示す数値である。今年は新幹線と在来線特急の合計で5.2%であるという。前年同日の予約率は43.6%だ。つまり、例年ならこの時期は半数近い人がゴールデンウィークの予定を決め、指定席を予約している時期なのだ。
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 過去に例のない需要の大幅な減少を受け、ゴールデンウィーク期間中の減便や運休の動きは臨時列車にとどまらず、さらに広がっている。とくに特急や座席指定列車は各社で運休の発表が相次いでいる。

 おもなところでは、南海電鉄が4月24日から関西空港アクセス特急「ラピート」の一部と、観光列車「天空」を全便運休。関空アクセスでは、JR西日本の特急「はるか」も大半が運休する。

 東武鉄道は25日から日中の一部特急を運休。西武鉄道は29日以降の土休日、有料着席列車「S-TRAIN」と「拝島ライナー」、新宿線の特急全列車、池袋線特急の大半を運休する。京王電鉄の「京王ライナー」も、4月29日〜5月6日の土休日は終日運休する。
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 さらに大規模な動きも出てきた。これまでにも新幹線や在来線特急列車などの一部運休を告知してきたJR九州は4月21日、緊急事態宣言の全国への拡大を受け、5月2日〜6日のすべての在来線特急を運休すると発表した。まさに異例の事態といえる。このほかにも、全国の多くの鉄道が減便に追い込まれている。

 また、近鉄は通常1カ月前からとなっている特急券の前売り発売日を、5月23日の運転分から1週間前に変更する。理由は「1カ月後の社会情勢が見通せない」ためだ。

8030チバQ:2020/04/24(金) 09:30:18

 「緊急事態宣言」は、いまの段階では5月6日までとなっている。だが、新型コロナウイルスの感染は収束に向かっているとはいえない。政府は期間を延長するかどうか慎重に判断するとしているが、先は見通せない。

■先の見えない危機

 鉄道の場合、利用者の減少は毎日の収入減少へと直結する。通常なら日々運輸収入が入ってくるのが鉄道のビジネスだが、前例のない事態に各社はこれまでにないような対応を行うことになった。

 JR東日本は、3月にコマーシャル・ペーパー(CP)を1500億円、さらに4月16日には900億円発行した。CPは企業が短期の資金調達のために発行するもので、運輸収入が減る中、手元資金を厚くするという目的がある。4月10日には、過去最大規模となる総額1250億円の社債を発行した。JR西日本も4月10日の社長記者会見で、3月と4月に合わせて1000億円のCPを発行し、金融機関とも資金調達について具体的な協議を行っていくことを明らかにした。
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 働く側にとってもこの事態は大きい。減便によって乗務が減少すれば、運転士などの乗務手当がなくなる。駅売店なども閉鎖や営業の縮小により、そこで働く時給制の人たちに大きな影響が出る。車内販売もJR東海以外では4月9日以降休止になっている。

 この危機を乗り越えれば、ある程度は鉄道に利用者が戻ると考えられるものの、危機がいつ終わるかはまったく見通せない。過去にない非常事態の中、鉄道各社は困難なかじ取りを迫られている。
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小林 拓矢 :フリーライター

8031チバQ:2020/04/26(日) 00:18:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cabdcbb35a5e38b89060ee18d70a64338976e94
新幹線の乗車率「0%」も 連休初日の東京駅、客が激減
4/25(土) 10:35配信

朝日新聞デジタル
新型コロナウイルスの影響で、乗客が激減したJR東京駅の新幹線ホーム=2020年4月25日午前8時20分、内田光撮影

 大型連休に入った25日朝、例年は帰省客や旅行客でにぎわうJR東京駅は閑散としていた。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が全国に広がる中、東京都の小池百合子知事はこの日から12日間を「いのちを守る STAY HOME週間」と位置づけ、外出を控えるよう呼びかけている。

 東海道新幹線のホームでは、新幹線を待つ人はまばらで、乗客は数人という車両も珍しくなかった。

 「ゴールデンウィーク初日なのに、異常事態ですね」。千葉県市川市の会社員男性(35)が、ホームを見てつぶやいた。

 前日に父親が重篤という知らせを受け、三重県の実家に帰省するといい、「やむを得ない」と話す。「(感染者数が多い)東京から来るということで、向こうで何を言われるか。家族に『気をつけて』と言われたが、何を気をつければいいのか分からない」

 東京都多摩市の会社員男性(46)は、顧客のために名古屋に出張する。「お客さん相手の仕事。お客さんの許可がなければ行かないが、来てほしいと言われた。行くしかない」と苦笑いした。都内の高校3年の女子生徒(17)は兵庫県の実家に帰省する。「迷いましたが、自分の周りの子たちも帰ったので」。実家では外出を控えるという。

 「不要不急」の帰省や旅行に対し、国や自治体が自粛を呼びかけた影響で、新幹線の利用客は大幅に減っている。JR各社が14日に発表した連休中の各新幹線の予約数は前年比で1割前後にとどまっている。

 JR東日本とJR東海によると、25日朝の東海道、東北、上越、北陸の各新幹線で、東京発下り列車の自由席の乗車率は10%以下。山形行きのつばさ129号は、JRによる目視の確認で乗車率が「0%」だった。(一條優太)

朝日新聞社

8032チバQ:2020/04/26(日) 00:19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9769decd8a7261afb96d4758b7c0a98a927bc4f
ホームも構内もガラガラ GW初日の東京駅「こんなに人がいないのは初めて」
4/25(土) 10:30配信

毎日新聞
大型連休が始まったものの利用客が少ない新幹線のホーム=JR東京駅で2020年4月25日午前8時54分、幾島健太郎撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府などが不要不急の外出自粛を呼びかける中、大型連休が25日始まった。例年なら大きな荷物を抱えた家族連れなどでごった返すJR東京駅は閑散とし、駅構内の土産物店の多くはシャッターを閉めていた。新幹線の座席はほとんどが空席で、利用する乗客からも不安の声が聞かれた。

「移動中は密閉空間になるので心配です」。兵庫県の実家に行くという高校3年の女子生徒(17)は、座席の手すりなどを拭くための消毒液を持参した。1月に芸能活動のため上京した。帰省は控えた方がよいという思いもあったが、4月7日の政府の緊急事態宣言発令前に切符を買っており、両親からも「東京は(感染者が多く)危ないから帰っておいで」と言われたという。実家のすぐ近くには高齢の祖父母が暮らすが、「しばらくは会わない。なるべく実家から出歩かずに過ごしたい」と話した。

 JR東海によると、大型連休初日の東海道新幹線下りの自由席の乗車率は例年ほぼ100%を超えるが、25日の乗車率は10%以下。駅構内の弁当店のアルバイト男性(65)は「駅構内で10年以上働いているが、こんなに人がいない大型連休は初めて」とため息をついた。【斎藤文太郎】

8033チバQ:2020/04/27(月) 09:35:26
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200427-00072167-gendaibiz-bus_all

JR四国に突きつけられた「残酷な処方箋」…哀しき赤字路線の行方


4/27(月) 9:01配信

現代ビジネス







JR四国に突きつけられた「残酷な処方箋」…哀しき赤字路線の行方


写真:現代ビジネス


国の支援も虚しく…

 JR四国はいままで本当によくがんばってきた。何を頑張ったかといえば「廃線なき経営再建」という姿勢だ。しかし数字は残酷だ。努力は結果に表れなかった。

【写真】JR四国の路線・区間別の「リアルな数字」を見ると…

 3月31日、JR四国は2020年度の事業計画を公表した。鉄道事業について、営業収益は270億円に対し、営業費は399億円で129億円の赤字。その他付帯事業は3億円の黒字、営業外損益は6億円の黒字、経営安定化基金の運用収益73億円、経営安定化特別債権の利息が35億円。総じて経常利益は12億円の赤字となる。

 ※出典「四国における鉄道ネットワークのあり方に関する懇談会2」(以下、同)

 この数字に対して国土交通省は厳しかった。

 同日、国土交通大臣名でJR四国社長に対し「JR四国の経営改善について」という文書を発出、経営改善に向けた取組を着実に実行するよう求めた。文書の冒頭で、JR四国の事業計画書への厳しい批判が示されている。

 平たく言えば「こんなに支援してやったのに、このザマはなんだ。きちんと説明しろ、具体的改善策を示せ、それが今後の支援の条件だ」である。

 国の支援とは何か。1987年の国鉄分割民営化にあたり、経営環境が厳しい3島、JR九州、JR四国、JR北海道には経営安定化基金という枠組みを作った。JR四国に対しては年間152億円の赤字と見積もられ、2082億円が造成された。

 これは当時の金融市場を鑑み、年率7.3%の利回りで赤字を補填できる見込みだった。その後、社会情勢により当時想定した金利より下がったため、基金の積み増しが行われた。
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JR四国に突きつけられた「残酷な処方箋」…哀しき赤字路線の行方


JR四国の線区別営業係数 100円稼ぐために必要なコスト


貸し付けの期限が迫る

 さらに、経営安定化特別債権という枠組みが作られた。これはJR四国の株主である鉄道・運輸機構が債権を発行し、これをJR四国が購入する形だ。

 JR四国は債権の利息を受け取る。ただし、債券の購入費は鉄道・運輸機構から無利子で貸し付けられた。お金が行ったり来たりしてややこしいけれども、無条件に損失補填するわけにはいかないから、無利子貸付、債券購入、利息受け取りという仕組みになっている。

 このほか、固定資産税、法人税、軽油取引税の減免、安全投資、設備費の助成金や無利子貸し付け、耐震、バリアフリー化の補助金がある。この補助金は自治体も実施している。

 これらの支援策のうち、経営安定化基金の積み増しは2031年度まで。助成金・無利子貸付の交付期限は2020年度末になっている。「今後の支援」はこれだ。

 JR四国が経営改善策を示さないと、助成金は止まり、無利子貸し付けの返済が始まる。それではますますJR四国の経営は成り立たない。だから国にとって「今後の支援はしない」というゴールはないはずだ。だからこそ「本気を見せろ」と睨み付けたワケである。

 国の姿勢は今まででもっとも厳しい。なぜなら、もともとJR四国は2020年度に3億円の黒字、子会社と連結で15億円の利益を出し、自立するという目標を示していたからだ。

 それが2017年3月に公表した中期経営計画「Regeneration 2020 2nd Stage」にも示されている。2017年度から2020年度までの4年間で経営を立て直し「助成金・無利子貸付の延長が無くても事業を継続できる会社になります」と宣言した。その背景には、国から「次はないぞ、しっかり目標を立てよ」という指導があったと考えられる。

8034チバQ:2020/04/27(月) 09:36:05

JR四国の「言い分」

 この経緯があるにもかかわらず、6億円の赤字を試算した2020年度事業計画である。国としては裏切られたも同然だ。監督官庁としては厳しく指導する必要がある。

 もし、あなたがプロジェクトリーダーだったら、「無理難題といえる目標を掲げさせられ、がんばった。それでもダメだった。これ以上どうすれば……」と涙目になるかもしれない。本当に同情を禁じ得ない。

 JR四国にとっても言い分はあるだろう。発足時からの環境変化は金利だけではない。筆頭は高速道路の整備だ。

 瀬戸大橋の本四備讃線開通はJR四国にとって追い風だったけれども、バスやトラックの隆盛を招いた。2000年に四国縦貫自動車道が全通し、四国横断自動車道が延伸中だ。すでに高松・徳島・高知・松山の県庁所在地は結ばれ、瀬戸大橋で岡山に通じている。

 次に人口の減少だ。1987年時点の四国4県の人口は423万人だった。しかし2017年時点で379万人と1割以上の減少だ。2030年には349万人まで減ると予測されている。高速バスに削られた乗客数は、人口推移と連動して減っていく。

 そこでJR四国は沿線人口に頼らない集客戦略を始めた。交流人口、つまり、他の地域からの観光客の誘致だ。

 そのためにJR九州で成功した観光列車を開発した。2014年の「伊予灘ものがたり」、2017年の「四国まんなか千年ものがたり」、そして2020年から運行開始予定の「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」だ。このほかに予土線では「しまんトロッコ」「海洋堂ホビートレイン」「鉄道ホビートレイン」を運行する。どれも好評だ。

 これらの観光列車はJR四国の中でも閑散区間を走っている。特に予土線は空港から離れている。観光列車に乗りに行くなら、JR四国の他の路線に乗った方が便利。つまり、観光列車は閑散区間のテコ入れとJR四国全体の乗客増を狙っている。
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JR四国に突きつけられた「残酷な処方箋」…哀しき赤字路線の行方


JR四国の経営安定化基金積み増し状況


赤字路線を切り捨てる覚悟

 ここまでやってもダメなら、筆者にとって、これ以上の本気の示し方はひとつしかないと思う。「赤字路線の廃止」だ。

 赤字路線を切り捨て、多角経営に勤しめば、JR四国の業績は向上しただろう。

 他のJRを見れば、JR北海道は発足以来、12線区と1航路(青函連絡船)を廃止し、現在、さらに「単独では維持できない路線」の廃止を検討している。すでにJR東日本は17線区、JR西日本は20線区、JR九州は10線区を廃止した。

 この廃止線区のなかには、第三セクターに移管するほか、BRTとして運行を維持している事例もある。合わせてこれだけの合理化は行われた。

 それに対して、JR四国の廃止線区は中村線と1航路(宇高航路)だけだ。中村線は土佐くろしお鉄道に移管された。これは国鉄時代に決まっていた。宇高航路は瀬戸大橋の開通にともなって廃止された。JR四国として廃止を決定した路線はない。それが冒頭に書いた「JR四国はがんばった」と称える理由だ。

 国や自治体の支援を受けるためには、事業継続性を示す必要がある。それはJR四国だけではない。他のJR、地方鉄道でも同じだ。

 たとえば滋賀県の近江鉄道は、鉄道事業を分離して自治体の支援を受けるために、使わないまま保存していた電気機関車や電車の解体撤去を決めた。鉄道ファンにとっても、日本の近代産業史にとっても貴重な資料だった。

 しかし、鉄道事業本体には直接の関係がなく、保管費用がかかる。土地も有効活用できない。無駄な資産を除却して本気を見せたわけだ。

8035チバQ:2020/04/27(月) 09:36:21

残すべき路線はどこか

 JR四国も、もはや不採算路線の廃止は逃れられないと思う。しかし、悲しいかな、JR四国の鉄道路線は、瀬戸大橋の本四備讃線を除くとほとんど赤字である。

 だから自信を持って残せる路線は本四備讃線のみ。このほかの路線にランクを付けて存廃を選別していく。残すべき路線は、予讃線のうち高松〜松山間。途中の宇多津駅で本四備讃線に連絡する。高松と徳島を結ぶ高徳線。

 土讃線の多度津〜高知間。高徳線と土讃線の営業成績はよろしくないけれど、四国4県の県庁所在地相互間を結ぶネットワークは維持すべきだ。また、これらの路線から本四連絡線に直通する乗客があるから、廃止すると本四連絡線の乗客が減り、せっかく黒字になっている本四連絡線も赤字になる。

 鉄道路線の価値は、経営的価値と公共性の2つで考える。経営価値は営業係数、公共性は平均通過人員で考える。営業係数は、営業収益と事業費を元に「100円を稼ぐために必要な費用」である。平均通過人員は、特定の区間の1年間で、1日1kmあたりの乗車人数だ。この数字が大きいほど利用されている路線といえる。

 この2つの指標を合わせて、残念ながら廃止候補となる路線の筆頭は予土線、予讃本線の旧線で通称「愛ある伊予灘線」、牟岐線になってしまう。予土線は四万十川沿いの景色が素晴しく観光価値がある。愛ある伊予灘線も同様だ。どちらも観光列車が走る。

 牟岐線については、実は末端区間の阿波海南〜海部間が阿佐海岸鉄道に移管される予定だ。阿佐海岸鉄道は海部〜甲浦間を運行しており、今年度中にDMV(デュアルモードビークル)の営業運転を開始する。それに合わせて阿波海南〜海部間もDMV対応路線になる。

 この3路線で勘弁してもらえないなら、次は徳島線、鳴門線、土讃線の須崎〜窪川間が対象になるだろう。こうして、JR四国はどんどん線路を減らしていくことになる。
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コロナ禍という最悪な状況の中で

 そもそも国土交通省は鉄道の運用コストを重視しており「都市間は鉄道、地域内は範囲に応じてバス、コミュニティバス、乗り合いタクシーなどを視野に入れよ」という方針だ。閑散鉄道路線のバリアフリー、安全対策費の補助制度はある。

 しかし、路線維持のためだけの補助制度には消極的だ。鉄道事業者と沿線自治体で、持続可能な枠組みを作った場合のみ補助している。JR四国に限らず、赤字鉄道路線の継続については、事業継続のための資金的枠組みが求められている。

 四国地域については、各県や経済界から鉄道の高速化、四国新幹線の建設を求める声が上がっている。独自の便益計算の結果は良好だ。長期的に考えると、JR四国再生のためには新幹線建設が必要だ。

 しかし、国の整備新幹線計画の歩みは遅い。そこでもうひとつ、中期計画として「紀淡海峡鉄道」という構想もある。和歌山県から淡路島へトンネルまたは橋を架け、淡路島と徳島県を鳴門大橋で結ぶ。鳴門大橋は瀬戸大橋と同様に鉄道用空間が確保されている。紀淡海峡と鳴門大橋に在来線規格の線路を通し、JR西日本と南海電鉄が共同でJR四国へ乗り入れる。この構想も興味深い。

 しかし、これらの高速鉄道計画は、まだ長期計画でさえ組み込む段階ではない。国土交通省がJR四国に求めた「2020年度経営改革」に盛り込めない。国はもっとはやく着手できる計画を求めている。

 さらに最近のコロナウイルス感染拡大防止、外出自粛の影響があり、JR四国の乗客数は激減した。最悪の状況の中で、次の中期計画、事業計画を組み直さなくてはいけない。残念ながら、今年度中には沿線自治体と路線存続の方向性を探る状況になるだろう。三国志の故事になぞらえ「泣いて鉄路を切る」ことになりそうだ。
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杉山 淳一(鉄道ライター)

8036チバQ:2020/04/30(木) 16:58:37
https://diamond.jp/articles/-/235699
コロナで新幹線予約9割減!苦境の鉄道各社のGW後対応は
枝久保達也:鉄道ジャーナリスト

ビジネス News&Analysis
2020.4.27 4:40
緊急事態宣言の期間である5月6日まで、あと10日を切った。外出自粛が求められる中、ゴールデンウイークの鉄道利用者は大きく減少。さらに鉄道各社では、緊急事態宣言の延長を見据えて新たな対応を打ち出し始めた。だが、長引く減便は、鉄道各社に厳しい経営を迫りつつある。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

新幹線の利用者は
前年比9割の減少
 東京など7都府県に4月8日から5月6日までの緊急事態宣言が発令されてから3週間が経過し、当初予定の期日が近づいている。感染者数は依然としてハイペースで増加しており、期日通りに緊急事態宣言が終了するめどは全く立っていない。

 安倍晋三首相は4月21日、首相官邸で行われた記者会見で「ゴールデンウイークが近づいてきた。家族だけであっても地方への旅行、遠出は控えてもらいたい」と呼びかけ、引き続きの外出自粛を強く促した。3月後半の3連休は「自粛の緩み」が見られ、感染拡大の一因になったとの指摘もあるが、今回のゴールデンウイーク期間中は、外出自粛を徹底する必要があるという危機感は市民の間にも共有されているようだ。

 それは鉄道の利用者数にも顕著に表れている。

 JR東日本は4月14日、ゴールデンウイーク期間における新幹線指定席の予約状況を発表した。同社は4月24日から5月6日まで新幹線671本の運休を決定しているため、予約可能な席数は前年比23%減の249万席である。これに対して予約席数はわずか13万席(14日現在)で、実に前年比91%もの減少となっている。

九州の鉄道各社も
相次ぎ減便
 また、JR九州は4月21日、ゴールデンウイーク期間中の5月2日から6日まで、博多〜長崎間を結ぶ特急「かもめ」や、博多〜大分間を結ぶ特急「ソニック」など、全ての在来線特急列車を運休すると発表した。

 JR九州のこうした対応は、4月21日付の日本経済新聞(電子版)によれば、政府が4月16日に緊急事態宣言を全国に拡大し、不要不急の旅行や帰省を自粛するように要請したことを受けてのもの。同社では既に、4月15日から5月31日までの期間、一部の新幹線・在来線特急を運休しているが、今回の追加分を含めて、運休本数は1402本に達する。

 同じく九州の西日本鉄道(西鉄)は4月18日から5月6日までの土曜・日曜・祝日について、天神大牟田線と貝塚線の列車本数を4〜5割程度削減するとともに、天神大牟田線では始発列車の繰り下げ、最終列車の繰り上げを実施している。

 このように利用者の自粛と交通事業者の供給の絞り込みにより、ゴールデンウイークの外出需要は相当程度抑えられていると評価できるだろう。

8037チバQ:2020/04/30(木) 16:58:58

運休継続で懸念される
鉄道事業者の経営悪化
 だが、問題はゴールデンウイーク明けの動向である。

 政府は緊急事態宣言の延長の可否について、ゴールデンウイーク中に結論を出すとしている。だが、休業要請を受けて営業自粛中の店舗の中には、とりあえずゴールデンウイーク最終日でもある5月6日までの休止を予定しているところが少なくない。

 政府がさらなる営業自粛を求めるのであれば、事前の告知や準備も必要になる。緊急事態宣言を延長するかどうかの決定時期がずれ込めば、営業再開に踏み切る店舗も増えかねない。

 利用者の側でも、ゴールデンウイークが終われば現在の窮屈な生活から多少なりとも抜け出せるのではないかという淡い期待をしている人は多い。「自粛疲れ」の反動で、人の移動を再開させないためには、もう少し早い段階で方針を示す必要があるのではないだろうか。

 鉄道各社ではゴールデンウイーク後を見据えた動きも始まっている。

 JR東海とJR西日本は4月20日、4月24日から当面の間、東海道・山陽新幹線で臨時列車の運転を全て取りやめると発表した。また、京都・大阪と関西空港を結ぶ在来線特急「はるか」も当面の間、一部定期列車の運転も取りやめ、1日当たりの運行本数を60本から32本に削減するという。

 東武鉄道も4月21日、4月25日から当面の間、日中時間帯を中心に伊勢崎線、日光線の特急列車の一部を運休すると発表。日光線系統の「スペーシア」「きりふり」「スカイツリーライナー」の下り列車では、平日は32本中8本、土休日は35本中12本が運休となる。

 通勤時間帯の運転本数削減は列車混雑につながる可能性があるため、各事業者ともほぼ所定の本数を維持して運行を継続しているが、今後は観光輸送を目的とした中長距離列車の運休が広がっていく可能性がある。これは混雑悪化に影響するものではなく、外出抑制につながることから、効果的な取り組みと評価することができるだろう。

 だが一方で、こうした取り組みにより、鉄道事業者の経営環境は厳しさを増している。

 足元では平日の乗車率は前年比6割以上の減少、土休日は8割以上の減少となっており、今期は前期に比べて大幅な減収が避けられない情勢となっている。都市機能を維持するための運行の継続、感染拡大を防止するための一部列車の運休の2つを行いながら、いかに経費を削減し、業績の落ち込みを食い止めるのか。各事業者は難しいかじ取りを迫られている。

8038とはずがたり:2020/04/30(木) 19:54:48

遮断機下りないまま列車が通過、けが人なし 福岡・甘木線 西日本鉄道
毎日新聞2020年4月30日 00時09分(最終更新 4月30日 11時29分)
https://mainichi.jp/articles/20200429/k00/00m/040/177000c

 西日本鉄道は29日、福岡県久留米市宮ノ陣4の甘木線の踏切で、警報機と遮断機が作動しないまま列車が通過するトラブルがあったと発表した。乗客と通行人にけが人はなかった。

 西鉄によると、29日午後2時ごろ、同市宮ノ陣5の宮の陣駅で、大牟田発甘木行き普通列車(2両編成)の男性運転士(56)が、列車専用の赤信号を見落として運行を開始。19メートル進んだところで自動列車停止装置により非常ブレーキが作動して急停止したが、運転士は非常ブレーキを解除してそのまま運行を再開した。

 その後、列車は、異常に気付いた運転指令からの連絡で停車するまで計9カ所の踏切を通過し、そのうちの1カ所で警報機と遮断機が作動していなかった。

 当時列車には乗客約10人が乗っていた。男性運転士は「気が動転した」などと話しているという。西鉄広報課は「全乗務員に安全輸送についての教育を徹底する」としている。【一宮俊介】

8039チバQ:2020/05/01(金) 01:11:42
https://news.goo.ne.jp/article/dot/life/dot-2020041800012.html
ついに運行本数の減便も コロナ禍で拡大しつづける列車への影響はどこまで?
2020/04/30 17:00AERA dot.

ついに運行本数の減便も コロナ禍で拡大しつづける列車への影響はどこまで?

例年GWは帰省客や観光客でにぎわう東京駅だが(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

 例年ならば、混雑状況が報じられるところ、鉄道各社では一部事業やサービスの休止や列車運休などに踏み切らざるをえない事態になっている。さらに影響が拡大してゆく可能性も出てきた。その現状をいまいちどおさらいしてみよう。



*  *  *
■前年比10%!? 厳しい状況となったGW中の予約状況

 JR旅客6社がさる4月14日に発表したゴールデンウィーク期間(4月24日〜5月6日)の指定席予約率は、これまでに例を見ない落ち込みとなった(表1)。各社ともコロナ禍を受けて提供座席数(列車本数)を減らす傾向にあるなか、予約率は1割に大きく届かない状況で、前年比でも10%前後に留まる。6社全体の予約率はおよそ4.1%。繁忙期を目前にして、コロナ禍の影響をもろにかぶった形となっている。

 JR北海道では定期列車を含む一部列車の運休などにより、予約可能な座席数(以下、座席数)を前年比75.8%に絞ったものの、予約率は5.2%にまで激減。とりわけ北海道新幹線の落ち込みが目立ち、座席数23万8290席に対し予約席数は8514席、3.6%という状況にある。

 JR東日本も新幹線の落ち込みが目立つ。座席数を前年比で77%(249万席)と減らすなか、予約数は13万席と予約率5%を辛うじて超えた段階だ。在来線では常磐線の特急「ひたち」「ときわ」が前年比24%となっているほかは軒並み10%台。「成田エクスプレス」を含む総武本線は同14%だが、空路の運休が拡大するなか、インバウンドを含む今後の利用状況が気になるところだ。

 JR東海では、東海道新幹線の座席数減を1%程度とほぼ前年どおりとしているが、予約率は3.9%(前年比9%)と影響を大きく受けている。

 JR西日本も座席数は新幹線・在来線ともに前年比94%を維持しているものの、予約率は新幹線で4%、在来線で4.4%どまり。座席数には指定券類の発売を見合わせている臨時列車が含まれているものの、予約数は全体で9%と厳しい状況だ。

 JR四国は唯一新幹線を持たないなか、四国内列車と本州連絡列車が運行されている。東京〜高松・琴平間を結ぶ特急「サンライズ瀬戸」の予約率31%(前年71%)が目を引くが、ほかはいずれもひとケタ台。前年50%を超えていた特急「うすしお」(岡山〜徳島)が今年は5%、快走「マリンライナー」(岡山〜高松)が7%となっているなど、落ち込みの大きい列車が目立つ。JR四国のプレスリリースでは、特急「しおかぜ」と「南風」の日にち別予約状況が公開されているが、座席数2185席に対する予約席数約40席などという数字を目の当たりにすると、その深刻さが浮き上がってくるだろう。

 JR九州も全体での落ち込みも他社と同様で、九州新幹線が予約率約5%(前年比約11%)、在来線では長崎本線系統の3%(同5.1%)など芳しくない実態が見てとれる。

■臨時列車の全運休や定期列車の削減も

 こうした状況のなか、JR旅客6社では、運行本数の削減などの方針を明らかにしている。

 JR北海道では、すでに特急「北斗」と「カムイ」「ライラック」「すずらん」「とかち」と快速「エアポート」の一部定期列車を運休中で、当面は5月末までの実施としている。

 JR東日本では、5月中の臨時列車1263本(新幹線923本、在来線特急・快速340本)を運休するほか、6月中に運転が予定されている臨時列車の指定券類の発売を見合わせることとなった。影響を受けるのは、新幹線481本と在来線特急・快速160本のほか、観光列車518本となる見込み。また、東北・北海道・上越・北陸新幹線で運用されている「グランクラス」が現在営業を休止しているが、6月末まで休止が延長される。また、車内販売の営業も当面は5月末まで休止、車内のカフェテリアも同様の扱いとなる。

 東海道新幹線は、ここまで運行本数をほぼ維持してきたが、ついに影響が及ぶこととなった。JR東海が4月16日の定例記者会見で明らかにしたもので、全臨時列車を運休する。東海道新幹線では、全体のおよそ2割を臨時列車としており、1日平均約380本から300本前後となる予定だ。削減後の新ダイヤは20日ごろに発表される。同社では、運転本数削減に伴い乗務員への在宅勤務を取り入れるという。

8040チバQ:2020/05/01(金) 01:12:04
 JR西日本でも新幹線・在来線ともに一部臨時列車を運休。デビューが待たれてきた「WEST EXPRESS 銀河」の運行も先が見えない状況だ。JR四国では観光列車が軒並み運休となっているほか、一部定期特急の運休もスタートしている。当面は「宇和海」と「うずしお」「剣山」の各1往復が5月17日まで運休だが、扱いの拡大が懸念されなくもない。

 一方、JR九州では定期列車を含む運休や運転区間の変更をほぼ全線にわたって進めており、JR北海道と並び厳しい状況を窺わせている。運休対象は新幹線を含む特急のほか快速・普通列車にも及んでいるほか、列車ごとに運休日が細かく設定されているので、利用にあたってはとくに注意したいところだ。

■観光・行楽向け列車や企画乗車券に大きな影響が……

 民鉄や第三セクター鉄道でも運行本数の調整などが実施されている。4月17日現在、大手民鉄では小田急「ロマンスカー」や京成「スカイライナー」など有料特急を含む大規模な運休は発生していないものの、富山地方鉄道など一部の民鉄路線で減便が実施されている。富山地方鉄道に関連して、4月18日から立山黒部アルペンルートが全面運行中止となっているが、東武鉄道の「SL大樹」や大井川鐵道の「きかんしゃトーマス号」「かわね路」など観光列車の運休が拡大(列車ごとに運休期間が異なるので、最新情報の確認を!)。また、東武鉄道や小田急などで有料特急列車の車内販売を休止、京浜急行では土休日に実施されている座席指定サービス「ウィング・シート」が当面の間休止となっている。

 そんななか、大阪メトロではさる4月11日から週末を対象に全路線の運行本数2割減を実施。同線と直通運転されている阪急電鉄京都線と近鉄けいはんな線も4月18日から土休日の一部列車が運休となった。また、西日本鉄道でも天神大牟田線と貝塚線において土休日に一部列車の運休を実施する。首都圏では同日から湘南モノレールが通勤時間帯を除く減便ダイヤとなっている。

 そのほか、企画乗車券類の発売を控える動きも現われている。小田急電鉄と西武鉄道、京浜急行、東急電鉄など首都圏の大手私鉄や名古屋鉄道、西日本鉄道などで発売を休止(一部を除く)しているほか、江ノ島電鉄、箱根登山鉄道、長野電鉄、大井川鐵道など中小民鉄でも同様の扱いが見られる。

 いずれも、今後の動向次第で期間の短縮や延長、扱いの拡大など刻々と変更されてゆく可能性もあり、利用のさいには各社の公式WEBサイトなどを通じて最新の情報の入手を心掛けたい。(文・植村誠)

植村誠(うえむら・まこと)/国内外を問わず、鉄道をはじめのりものを楽しむ旅をテーマに取材・執筆中。近年は東南アジアを重点的に散策している。主な著書に『ワンテーマ指さし会話韓国×鉄道』(情報センター出版局)、『ボートで東京湾を遊びつくす!』(情報センター出版局・共著)、『絶対この季節に乗りたい鉄道の旅』(東京書籍・共著)など。

8041チバQ:2020/05/03(日) 09:49:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4e08c4677cdf7322f77a599fa0ed48245f19e9f
一般人は仰天?時刻表マニア「乗りたい珍列車」
5/3(日) 5:10配信

東洋経済オンライン
篠ノ井線を走る列車。ダイヤによっては抜きつ抜かれつが演じられることも(写真:tarousite/PIXTA)

 自宅で過ごす時間が増えた今日この頃、みなさんは外出が必要最小限に制限された毎日をどのように過ごされているだろうか。

 筆者は、時刻表探検家という珍妙な肩書きのとおり、仕事の時間以外は日々時刻表をめくる生活を送っている。最新号を見て行く予定のない旅の計画を立てたり、国鉄時代のものを見て国鉄全線を一気に乗車するには最短で何日かかるのかという果てしない旅のプランに取り組んでは挫折したりの毎日だ。

 そんな時刻表ライフを送っているうち、騒動が落ち着いたら乗ってみたい、気になる列車をいくつか発見した。そこで本記事では、筆者が個人的に気になった「いい感じのダイヤ」の列車を気になるポイントとともに紹介したい。

 ちなみにこの記事は、おそらく鉄道ファンの間でも心に刺さる人がすごく少ないかもしれない。プロ野球の記事で例えると「選手名鑑で調査した『プロ野球選手が乗っているクルマ・ベスト10』」レベルのニッチな企画である。なので「鉄道ファンって、みんなこんなことをして楽しんでいるの?」と、くれぐれも誤解しないでいただきたい。

■「抜きつ抜かれつ」の列車

 まずは、抜きつ抜かれつのダイヤが興味深いものから。

 長野県の松本から篠ノ井線で塩尻、そして中央本線の中津川へと向かう普通電車は1〜2時間おきに運転されている。その普通電車の中でも乗ってみたいのが、松本を12時19分に出るものと、16時17分に出るものだ。

 この2本の列車は松本からJR東日本の篠ノ井線で塩尻へ向かい、そこからJR東海の中央本線に入り中津川へと向かうのだが、JR東日本とJR東海の境目の駅となる塩尻で30分以上停車する。

 普通列車は特急や快速などの早い列車の間を縫うようにして走るので、大きな駅で特急に追い越されるために長時間停車するというケースはたまに見かける。この2本の列車も名古屋行の特急に追い越されるために停車しているのだが、特急のほか、2本の普通電車に追いつかれてしまうのだ。

 12時19分発の電車は、松本発12時32分の普通小淵沢行と12時39分発の普通飯田行に、16時17分発の電車は、松本発16時34分の普通飯田行と16時41分発の普通大月行に追いつかれる。この「同じ普通に追いつかれる」という感覚がたまらない。

 同じく後続の電車に追いつかれるパターンで面白いのが、神奈川県の国府津を19時17分に出発する湘南新宿ラインの快速前橋行だ。

 土休日に運転される前橋行は、横浜、渋谷、新宿、赤羽、大宮、熊谷、高崎を通り23時06分に終点の前橋に到着する。電車のダイヤを見ると、高崎で21分も停車していることがわかる。そしてこの停車時間の間に高崎止まりの上野東京ラインの普通電車に追いつかれていることがわかる。この追いつく電車の始発駅は静岡県の伊東で、前橋行の電車と同じく国府津を通る。

 時刻表を紐解くと追いつく電車が国府津を出る時間は19時45分。28分後に出る普通電車に快速電車が追いつかれるという珍しいパターンだ(といっても、湘南新宿ラインの快速と上野東京ラインの普通では停車する駅の数は大きく変わらないが)。夜の高崎駅で28分後に出発した電車に追いつかれる屈辱を味わってみたい。

8042チバQ:2020/05/03(日) 09:50:08
■西武にもある「乗りたい列車」

 JRではないが、西武鉄道の時刻表でも面白いダイヤを見つけた。平日、菊名を7時38分に出る東横線内各停、副都心線内各停、西武線内快速の所沢行は、渋谷で後からやってきた元町・中華街発の小手指行に追い越される。この小手指行は東横線内急行、副都心線内通勤急行で所沢行との差をどんどん広げていく。

 だが、西武線内は各停となり、所沢行きとの立場が逆転。西武線の石神井公園で所沢行に追い越されてしまうのだ。渋谷で一度追い越した電車に石神井公園で追い越される。時刻表ファンなら、見つけた瞬間に思わず身震いしてしまうようなダイヤの電車。騒動が落ち着いたら乗り比べてみたい。

 続いては大回りをする列車。

 広島を早朝5時43分に出発する普通列車の府中行は、山の中を行く芸備線を走り、三次の先の塩町から福塩線に入り、府中へと向かう。広島から山陽本線で福山に出て、福塩線で府中へ向かえば3時間弱、福山まで新幹線を使えば1時間20分程度で府中まで行くことができるが、この列車は4時間ほどかけて府中へと向かう。平日は途中の三次まで備後庄原行を併結しているというのも味わいがある。

 鹿児島県の隼人を5時51分に出る普通宮崎行は、肥薩線、吉都線を経由して都城に出て、そこから日豊本線で宮崎へと向かう。隼人からまっすぐ宮崎へ向かえば94.8kmだが、この列車の走行距離は149km。大回りをして宮崎に到着するのは9時54分。隼人を8 時19分に出る特急「きりしま4号」の宮崎到着が9時59分。この2本の列車を一度乗り比べてみたい。

 長岡を9時07分に出発する新潟経由の吉田行も大回り感が楽しめるダイヤだ。新潟経由で長岡と吉田を結ぶ電車は、長岡発1本、吉田発2本と1日3本あるが、この電車は途中の東三条に9時32分に到着、9時57分発の弥彦線の電車に乗り換えることができる。東三条と吉田をショートカットする弥彦線に乗ると吉田に着くのは10時17分。大回りのこの電車が吉田に着くのは11時24分。25分後に出る電車より1時間07分も遅く吉田に到着する。この大回り感はすごすぎる。

 そのほか、岡谷―辰野―塩尻と1984年までの中央本線のメインルートを走り信濃大町へ向かう普通電車や、国府津から御殿場線(1934年までは東海道本線)を経由して静岡へ行く普通電車といった、旧線経由の電車も一度乗ってみたい。

■ジョギングよりも遅い? 

 最後に紹介するのは、鈍足ぶりが実感できる列車だ。

 広島19時55分発の「こだま789号」博多行は、「こだま」の中でも一番屈辱的なダイヤで走らされている電車だ。広島から新岩国、徳山、新山口と各駅に停車。途中駅で「のぞみ」や「さくら」に追い越されるのだが、なんと終点の手前の小倉でも9分間停車して「のぞみ」に追い越されるのだ。

 「のぞみ」も「こだま」も小倉の次の停車駅は終点の博多。「こだま789号」の小倉―博多間の所要時間は17分、追い越す「のぞみ51号」は15分。前後の列車を見ると、どうやら臨時列車の「のぞみ181号」と「のぞみ51号」の列車の間隔が狭く、ここに「こだま789号」を入れるとダイヤが窮屈になることから、このような設定にしていると推測されるが、小倉で9分も足止めされるとは……。

 山口県を走る小野田線で鈍足ぶりが実感できるのは、長門本山を18時37分に出発する宇部新川行だ。途中の雀田で38分も停車するため、長門本山―宇部新川の8.6kmを走破するのに56分もかかっている。もし、体力に自信のある友人と2人で長門本山に行ったら「電車とジョギング、宇部新川に早く着くのはどちらか」という勝負をしてみたい。

 北海道の室蘭を20時09分に出る普通札幌行もしびれるダイヤだ。この列車は途中の南千歳に21時54分に到着。その後、全ての駅に停車して、終点の札幌に23時10分に到着する。時刻表を見るとこの列車の隣に南千歳を21時58分に出発する札幌行の特別快速「エアポート219号」の時刻が掲載されている。南千歳を4分後に出発した特別快速の札幌到着時刻は22時30分。4分後に出た電車が40分も早く到着するのだ。

 しかも特別快速はこれだけ早くても特急料金のような別料金はかからない。南千歳―札幌を32分で駆け抜ける特別快速に対し、この列車の南千歳―札幌の所要時間は倍以上の1時間16分。一般的な思考の持ち主なら特別快速を選択するが、鉄道ファンの中でも特殊な嗜好を持つ筆者は、鈍足ぶりを味わいたくなる。

 部屋にこもって時刻表をめくるたび、乗ってみたくなる列車があふれてくる。そんな鉄道ファンの中でもニッチな趣味の筆者のパソコンには、この騒動が落ち着いたら乗りに行きたい列車の乗車計画が記されたファイルが日々増え続けている。

8043チバQ:2020/05/03(日) 09:50:20
この記事に登場した「乗りたい列車」のまとめ
<抜きつ抜かれつ>
●篠ノ井線・中央本線
 松本12時19分発 普通中津川行
 松本16時17分発 普通中津川行
●湘南新宿ライン・上野東京ライン

 国府津19時17分発 快速前橋行(土休日運転)
 伊東18:44分発(国府津19:45発) 普通高崎行(土休日運転)
●横浜高速鉄道みなとみらい線・東急東横線・東京メトロ副都心線・西武有楽町線・西武池袋線
 菊名7時38分発 各停・各停・快速所沢行(平日運転)
 元町・中華街7時31分発 急行・通勤急行・各停小手指行(平日運転)
<大回り>
●芸備線・福塩線
 広島5時43分発 普通府中行
●肥薩線・吉都線・日豊本線

 隼人5時51分発 普通宮崎行
●信越本線・越後線
 長岡9時07分発 普通吉田行
●中央本線・篠ノ井線・大糸線
 岡谷8時10分発 普通信濃大町行
●御殿場線・東海道本線
 国府津6時35分発 普通静岡行
<鈍足ぶりを実感>
●山陽新幹線
 広島19時55分発 こだま789号博多行
●小野田線・宇部線
 長門本山18時37分発 普通宇部新川行
●室蘭本線・千歳線・函館本線
 室蘭20時09分発 普通札幌行

渡辺 雅史 :時刻表探検家

8044チバQ:2020/05/04(月) 11:07:49
https://digital.asahi.com/articles/ASN4R5R1CN4BULFA00Q.html?pn=6
続く迷走、不満、失言 長崎新幹線はどこへ向かうのか

山下裕志、高橋尚之、福井万穂、榎本瑞希

2020年4月27日 7時00分
経済インサイド
 佐賀県と長崎県を結ぶ九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)。国は新大阪と長崎の直通をめざし、2022年度に長崎県内(一部佐賀県)のルートが開業予定だ。しかし佐賀県内の整備を巡り迷走している。

 「(佐賀での整備を巡る)協議のあり方について、事務的に進め方の確認作業をすることで一致しました」。昨年12月11日、国土交通省の大臣室から出てきた佐賀県の山口祥義知事は記者たちに語った。

 山口知事はそれまで、かたくなに協議入りを拒んできた。国交省の水嶋智・鉄道局長が佐賀県を訪れても、長崎県の中村法道知事に面会を求められても断り続けた。昨秋の佐賀県議会では「(国などとの協議へ)安易に乗り出すと、後世に禍根を残す」とまで述べた。

 長崎新幹線は博多駅から佐賀県内を通り、長崎駅へ至る。博多―長崎の所要時間は在来線特急の最短1時間50分ほどから約51分へ大きく縮まり、山陽新幹線にも乗り入れて新大阪と直通する。博多―新鳥栖は既存の九州新幹線鹿児島ルートと共用し、長崎―武雄温泉は22年度に開業予定だ。

 問題はこの2区間に挟まれた佐賀の新鳥栖―武雄温泉。当初は長崎―武雄温泉をフル規格で整備し、新鳥栖―武雄温泉は在来線を活用、在来線もフル規格も車輪幅を変えて走れるフリーゲージトレイン(FGT)を走らせる計画だった。しかしFGTの開発は難航し、導入は断念された。

浮上したフル規格構想
 代わりに浮上したのが新鳥栖―武雄温泉もフル規格で整備し、長崎新幹線はすべてフル規格で走らせる構想だ。昨年8月、与党の検討委員会がこの方針を打ち出したが、山口知事は「中央から押しつけるようなやり方」と拒否反応を示していた。

 約6200億円と見込まれるフル規格の建設費のうち、佐賀県の負担分は約660億円とされる。博多―佐賀は現在も在来線特急で最短35分ほどだ。フル規格の新幹線になってもこれが約20分となるだけで、大きな短縮は見込めない。

 在来線への影響も懸念される。JR九州は、新幹線と並行して走る在来線(並行在来線)を経営分離することができる。生活の足となる長崎線などがどうなるかがわからず、佐賀の沿線住民が不安がる。

 そうした背景から、山口知事は「全線フル規格」に反対し続けてきた。佐賀県内でもその姿勢を支持する声が多かった。それなのに、なぜ態度が変わったのか。

 きっかけとなった人物がいる。赤羽一嘉・国土交通相。山口知事が唯一、新幹線をめぐって「会いたい」と話した人物だ。事態が動いたのは昨秋だった。

 昨年9月の内閣改造で国交相に就いた赤羽氏は、初会見で長崎新幹線を巡る問題について問われ、こう語った。「佐賀県の知事さんにしっかり面会して話を聞き、知恵を出し、頑張っていきたい」。事務方の想定問答にはなかった答えだった。

8045チバQ:2020/05/04(月) 11:08:14
 翌日、さっそく山口知事はこう応じた。「タイミングを見て、我々の思いを改めて伝えたい」

 その後も山口知事の「ラブコール」は続く。「できればサシで、2人で話したい」「国会答弁を見ていても、非常に誠意があって信頼できる方ではないか」

 昨年10月、両者は新幹線の問題を巡って初めて面会。予定の倍の約40分間、国交省の大臣室で向き合った。山口知事は面会後、「半分はラグビーワールドカップの話」とけむに巻いたが、国交省関係者は「相性が良かったのだろう」と話す。

「攻勢」かけた国交省
 国交省は佐賀県を説得するチャンスとみてたたみかけた。水嶋鉄道局長はマスコミの取材に積極的に応じ、新幹線の利点などを説いた。鉄道局幹部も相次いで佐賀県を訪ね、地元県議らに説明を重ねた。県議からは「国交省の話をまったく聞かないのはどうなのか」との声も漏れ始めた。

 さらに国交省は20年度予算で、長崎県が求めた新鳥栖―武雄温泉の環境影響評価(アセスメント)費用を計上せず、整備をじっくり進める姿勢を見せて佐賀県に配慮した。

 昨年12月、赤羽国交相と山口知事は再び会い、協議入りに向けて検討を進めることで合意した。「赤羽国交相の初会見が、事態が好転するきっかけになった。やはり、政治家には政治家にしかできない仕事がある」(国交省関係者)。国交省内には、山口知事が自ら決断したというメンツさえ保てば、ゴールはそう遠くないとのムードも漂った。

 だが、事態は再び混迷に陥る。今年1月、国交省は協議の進め方を確認する文書案を佐賀県庁に持参した。フル規格に限らず、在来線も活用するフリーゲージトレイン(FGT)など五つの選択肢を議論すると盛り込み、「佐賀県の主張をすべてのんだ」(国交省関係者)ものだ。

 しかし佐賀県側は文面に難色を示し、1月中の協議入りはならなかった。さらに国交省に対し、「フル規格に誘導するような進め方であってはならない」「なぜ協議を急ぐのか」と見解をただす文書も送った。その後も国交省と佐賀県の事務方同士は文書案をめぐるやりとりを続けている。

 こうした状況に、赤羽国交相は2月の閣議後会見ではこう語った。「残念ながら現状は手紙のやりとりが続いている。率直に申し上げて非常に理解に苦しむ。知事と私の信頼関係で始めていることで、我々の信頼関係を損ねるようなかたちでの事務方のやりとりは理解できない」

 赤羽国交相はいらだちを隠さないが、山口知事は言う。「なぜそんなに急がれるのかと疑問に感じざるをえない」

飛び出した「本音」
 関係者は焦りを隠さない。

 「この場を借りて、訂正および補足の説明をする」。1月28日、福岡市内であったJR九州の定例記者会見で、青柳俊彦社長は自らそう切り出した。その理由は、1月上旬に長崎の地元紙「長崎新聞」に掲載されたインタビュー。記事中で青柳社長は、佐賀駅での駅ビル建設について、長崎にはつくりたいが現状では佐賀につくりたいとは思わない、などと発言。博多―長崎の所要時間がフル規格では40分台になるとも述べていた。

8046チバQ:2020/05/04(月) 11:08:31
 国交省によると、博多―長崎のフル規格での所要時間の見込みは約51分。40分台で走れるという青柳社長の発言は、整備に反発する佐賀県内にほとんど停車しないかのような臆測を呼んだ。青柳社長は「誤解を招くような表現であるとすれば誤解をといておかないといけない」と釈明し、これらの発言を修正・撤回した。佐賀県内では「撤回されたが、本音が出たのだろう」(県幹部)と冷ややかな声も漏れる。

 他方、フル規格での整備が進む長崎県。佐賀県に「配慮」した国交省が20年度予算で新鳥栖―武雄温泉のアセスメント(環境影響評価)費の計上を見送ったことで、県内の関係者からは不満が噴出した。

 佐賀県との間には新たな火種もくすぶる。22年度に先行して開業する武雄温泉―長崎。並行在来線に当たる肥前山口(佐賀県)―諫早(長崎県)は両県がお金を出しあって線路などの施設を管理し、JR九州が運行する「上下分離方式」だ。

 新幹線区間の長さなどを考慮し、長崎と佐賀は2対1の割合で維持管理費を負担することにしていた。しかし施設の維持管理費が、当初見込みの年2億3千万円から、資材価格の上昇などでその約3倍に膨らむことが判明。増えた分を両県で折半するのか、あくまで取り決めの割合の2対1で負担するかが決まっていない。

 3月の長崎県議会。「新年度を前に佐賀県の山口知事とトップ会談をしないのか」と質問された中村知事は「協議の場に参加をしていただくということが一番重要。(国交省の)動きを今は見極めていく必要がある」と述べるにとどめた。

コロナ問題で「棚上げ」
 さらに2月以降に深刻化した新型コロナウイルスの感染拡大が、新幹線について話し合う環境を根底から揺るがしている。

 外出や旅行を控える動きから、JR九州は旅客が激減。青柳社長は3月、在来線も含めた鉄道収入について「これまで経験したことがない減収だ」と話した。相次いで減便にも踏み切っている。

 国交省は3月中に佐賀県と調整の機会を設けるつもりだったが、佐賀県が提案したのは4月第2週。ところが新型コロナの感染に歯止めはかからず、この日程も見送りになった。

 長崎県も、並行在来線の肥前山口―諫早を巡るやりとりを佐賀県と続けているが、「新型コロナの騒ぎで両県の幹部同士で話し合う機会がない」(長崎県幹部)。

 一歩進んだかと思えば、さらに後退したかのような堂々巡りを続けてきた長崎新幹線の整備構想。その議論は当面は「棚上げ」となりそうだ。(山下裕志、高橋尚之、福井万穂、榎本瑞希)

8047チバQ:2020/05/07(木) 17:55:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000058-jij-soci

JR利用者95%減、過去最低 観光地人出も大幅落ち込み 自粛要請の大型連休


5/7(木) 14:40配信

時事通信



 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外出自粛要請が出される中、JR旅客6社は7日、大型連休期間(4月24日〜5月6日)の新幹線や特急などの利用者数が上下線で計91万6000人にとどまり、前年同期比95%減となったと発表した。

 
 6社が集計を開始した1990年以降、大型連休期間中の利用者数としては過去最低。6日午後の主な観光地の人出も軒並み減っており、新型コロナによる影響の大きさが改めて浮き彫りとなった。

 JR各社によると、新幹線の利用者数は秋田、山形で前年同期比97%減、東北、山陽が95%減、東海道が94%減と大きく落ち込んだ。入国制限による海外旅行客減少を受け、成田空港と首都圏を結ぶ成田エクスプレスは99%減となった。

 また、KDDIはスマートフォンの位置情報などを基に観光地周辺の人の流れを分析。大型連休最終日の6日午後3時時点の人出を、昨年の連休期間(4月27日〜5月6日)の平均と比べたところ、95.8%減となった伊勢神宮(三重県)を筆頭に、軽井沢駅(長野県)94.6%減、淡路島明石海峡大橋(兵庫県)89.2%減など軒並み大幅な減少となった。

 浅草雷門(東京都)が74.8%減、函館駅前(北海道)が70.1%減だったほか、熱海温泉街(静岡県)も65.2%減となった。

8048チバQ:2020/05/07(木) 17:56:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000507-san-bus_all

新快速、関西駆けて半世紀 特急も逃げ出す俊足ぶり


5/7(木) 8:00配信

産経新聞







新快速、関西駆けて半世紀 特急も逃げ出す俊足ぶり


明石駅で発車を待つブルーライナー。当時、停車駅は少なく、京都までに止まるのは三ノ宮、大阪だけだった=昭和51年


 特別料金は不要なのに、圧倒的な速さ、快適さを誇るJR西日本の新快速が誕生して今年で50年。最初は京都-西明石間で昼間の6往復だけだったが、今や早朝から深夜まで、福井県の敦賀から兵庫県の上郡、播州赤穂の間を走る。使用車両は6代目となる最新の225系まで、個性的な車両が投入され、近畿圏輸送の中軸を担った。

【写真】国鉄時刻表1972年9月号

 新快速が登場したのは、大阪万博が閉幕した直後の昭和45年10月。旅客数の落ち込みを食い止めるとともに私鉄との競合を有利に進めるのが目的だった。

 新快速の特徴といえば、やはりスピード。それは国鉄時代から際立った。「国鉄時刻表1972年9月号」の山陽・東海道本線上りのページを開いてみよう。大阪駅を同時刻の10時30分に出発した金沢行き特急「雷鳥3号」と新快速京都行き。京都の到着時間を見ると、新快速が雷鳥より5分も早い。競合私鉄の関係者から「国鉄はよくこんなダイヤを組んだものだ」といわれたほどの俊足ぶり。雷鳥は昭和50年3月のダイヤ改正で、大阪の発車時刻が5分繰り下げられたが、これは新快速との「スピード競走」を回避するためだったという説もある。

 誕生時は昼間にわずか、毎時1本の6往復だったが、現在は一日中、昼間は毎時4本、ラッシュ時はその倍の本数が走っている。長距離の通勤、通学輸送も担い、町づくりにも大きく影響を与えた。その一例が滋賀県草津市にある。

 立命館大びわこ・くさつキャンパスの最寄り駅として平成6年に開業した南草津駅。駅ができる前は何もなかったといっても過言ではなかったが、大きなマンションが建ち始め、23年に新快速の停車駅になった。大阪まで47分、京都まで17分の利便性を売りに、さらに開発が進んだ。滋賀県統計書によると30年度の1日平均の乗車人員は3万755人で県内トップ。JR西日本管内の駅では28番目。同社の乗車人員上位30の駅には、13の新快速停車駅がランクインしている。

 新快速は車両も個性的だった。初代は万博輸送で活躍した113系。2代目は昭和47年3月の山陽新幹線岡山開業による在来線急行の廃止に伴い、余剰となった153系だった。

 この車両が当時の国鉄車両では、斬新な塗装だった。白地に青い帯をまとったスピード感あふれる姿で「ブルーライナー」と呼ばれた。急行型とあって冷房付き、2扉、デッキ付きで車内はボックスシートがずらりと並ぶ。現在では考えられないが、車内販売も時折乗車しており、ちょっとした旅行気分が味わえた。

 55年からの3代目は117系。度重なる国鉄の運賃値上げなどで離れた乗客を呼び戻そうと、近郊型車両ながら転換クロスシートを採用した乗り心地抜群の名車で、愛称は「シティライナー」。量産化されて40年の節目の年、この形式がJR西が運行を開始する長距離観光列車「ウエストエクスプレス銀河」に充当されたのは感慨深い。

 4代目の221系、5代目の223系も居住性、性能を両立させている。

 誕生から半世紀の新快速。これからも多くの人たちの足として関西を駆け抜ける。令和5年春、敦賀まで延伸する北陸新幹線とつながったとき、新たな展開を見せてくれるかもしれない。(鮫島敬三)

8049とはずがたり:2021/09/10(金) 14:45:16
小田急、“ゼロカーボン”ロマンスカーを10月から運行。2050年にCO2排出量ゼロ目指す
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1349253.html
編集部:多和田新也2021年9月7日 14:49

8050チバQ:2021/11/29(月) 08:29:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ee7058161d36eb4db5591124b857aa60642f008
「徹底したコスト削減」鉄道減便、コロナが拍車
11/29(月) 7:49配信
読売新聞オンライン
 JRや私鉄のローカル線の減便が相次いでいる。人口減少に加え、コロナ禍で人の移動や観光客が減ったことも影響している。JR西日本は今春と10月、合わせて1日あたり最大約430本の減便を実施。来春ダイヤでは石川県の七尾線の減便を決めており、知事が住民に配慮した丁寧な対応を求めている。JR北海道も来春、減便する方針。自治体は、国に鉄道会社の経営支援策を拡充するよう要望している。

ローカル線地元「支援を」

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来春減便される見通しのJR七尾線(24日、石川県七尾市のJR七尾駅で)

 JR北海道は来春のダイヤ改正で、土日休日に札幌周辺の普通列車を1日あたり10本程度減便する。編成車両数も間引きし、コスト削減を図る。今春のダイヤ改正でも、特急を含む22本を減便していた。

 コロナ禍で観光客が減少したことも影響しており、札幌―新千歳空港の快速「エアポート」は土日休日に6本が減便となった。それでも空席が目立つ時もあり、JR北の担当者は「インバウンド(訪日外国人客)を含め、鉄道需要の回復にはまだ時間がかかる。徹底したコスト削減に取り組む」としている。

 10月2日から近畿、山陰などで最大で1日あたり21路線127本を減便したJR西日本。来春には石川県・能登地区の住民の足である七尾線を減便する。津幡―和倉温泉を結ぶ路線で、平日は1日あたり特急12本、普通列車54本が走るが、昨年度は1日あたりの平均通過人員が前年度比で27・8%減少した。谷本正憲知事はJR西に丁寧な対応を求め、JR側も配慮する方針だ。

 七尾線で金沢市に通勤している同県羽咋市の任用職員(66)は「早朝や夜の本数を減らされると、新幹線との接続に支障が出る。ダイヤ改正で配慮してほしい」と話した。

 私鉄の長野電鉄(長野市)は、3月のダイヤ改正で長野―須坂など3区間で計30本を減便。7月からは長野市の3駅を終日無人にした。JR東日本も、今後のダイヤ改正で減便を検討している。

 こうした状況を受け、北海道や東北、中国地方など計23道県の知事は8月、国土交通省に鉄道事業者への経営支援を要望した。同省鉄道サービス政策室の担当者は「来年度予算で、地域のためにどのようにできるか検討していきたい」としている。

8051チバQ:2021/11/29(月) 19:14:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/4688cecb8438f2ff39cef38fc6a611695eeca817
23番線まである東京駅、なぜか存在しない「11〜13番線」…「鉄道の歴史」が大きく関係
11/29(月) 7:03配信

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読売新聞オンライン
東京駅の10番線を走る東海道線。右奥の少し高い位置にあるホームが新幹線用の20、21番線

 東京駅の構内を歩いていたら、不思議な光景を目にした。案内表示に1〜10番線、14〜23番線はあるのに、11、12、13番線がない。実際にホームに出て確かめると、10番線の隣がいきなり20番線になっていて、ますます謎が膨らむ。調べてみると、鉄道の歴史と東京駅の変遷が大きく関わっていた。(石浜友理)

【写真】東京駅12、13番線に停車中のブルートレイン

 駅構内を丸の内側から進むと、中央線や山手線などの在来線が1から10番線まで並んだ後、東北新幹線などの20〜23番線が現れ、また14番線に戻って東海道新幹線が19番線まで続く。

(写真:読売新聞)

 1914年に開業した東京駅は、ホームの増設や駅舎の改良を繰り返してきた。その過程のどこかに欠番の理由があるのだろうか。JR東日本の担当者に尋ねると、11〜13番線はもともとはあったのだが、「11」と「12、13」は別々の理由で消えたのだという。

 まず11番線。これは機関車の回送用線路で、73年発行の「東京駅々史」によると、客が乗り降りするホームに接しない10と12番線の線路の間にあった。用途を終えた今は、存在しないというわけだ。

 12、13番線が消えた理由は北陸新幹線がカギを握っていた。東北・上越新幹線が東京駅に乗り入れた91年当時は1から19番線まで順に並び、12、13番線は同新幹線が使っていた。その後、97年の北陸新幹線開業にあたって新たなホームが必要になったため、中央線の1、2番線を高架化し、在来線の3〜10番線を丸の内側にずらして「空き」を確保する大工事が行われたのだという。

 この時、JR東日本は番号の振り直しを実施し、新しくできた北陸新幹線のホームについて、東海道新幹線がすでに使っていた14〜19番線に続く形で20、21番線とし、東北・上越新幹線の12、13番線も続けて22、23番線に変更した。これらは10番線と14番線に挟まれる位置にあるため、番号が連続しなくなり、11〜13番線が存在しない今の構造ができあがったという経緯だ。

 東京駅13番線と聞いて、松本清張の代表作「点と線」を思い出した。13番線から15番線までを見通せる、わずかな時間を利用した「4分間のトリック」はあまりに有名だ。

 「清張先生はホテルの窓から駅のホームを目にし、着想を得たそうです」。丸の内駅舎内にある東京ステーションホテルの副総支配人・八木千登世さん(54)が教えてくれた。点と線は57〜58年、雑誌「旅」に連載された。清張は56年頃に何度かホテルに宿泊し、2階の209号室を好んで利用していたという。

佐々木直樹さん

 その後、中央線の高架化で窓が目隠しされる形となり、清張が目にした光景を見ることはできなくなった。改装により部屋番号も振り直され、清張が泊まった部屋は現在、2033号室になった。「今は駅舎のドームの装飾を眺められるお部屋がとても人気です」と八木さん。209号室も、新しい番号に上書きされて消える。13番線と同じ数奇な運命をたどっていた。

 「この写真に消えた11〜13番線が全部写っています」。東京駅の姿を撮り続けている練馬区在住の写真家で、「東京駅フォトグラファー」を名乗る佐々木直樹さん(60)はそう言って、78年7月に撮影したという写真を見せてくれた。

 小5の頃に寝台列車「ブルートレイン」のとりこになった。牽引(けんいん)機関車の二つの形式が並ぶ貴重な光景をとらえたこの1枚は、当時の10番線から撮影したものだ。「かつての12、13番線はブルートレインが走る栄光の乗り場。時刻表や鉄道雑誌から情報を仕入れ、待ち構えて撮れた1枚だ」と語る様子は少し得意げだ。

 時代の流れで失われたものが少なくない中で、次は別の駅に挑戦してみるつもりはないのだろうか。すると、佐々木さんからこんな答えが返ってきた。「駅近くに超高層ビルもできるし『エキナカ』も進化しているし、新しいアングルがどんどん生まれる。半世紀撮ってもまだまだ知らないことが多い、奥深くてとてつもない駅なんです」。欠番以外にも、東京駅には多くの謎が眠っているのかもしれないと思った。

8052チバQ:2021/11/30(火) 11:25:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6c49d80865353e5ba580f36d9ba59a82dfb14fc
只見線全線再開通は来年秋の見込み 観光シーズン見据えJR東が方針
11/30(火) 10:39配信

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福島民報
(写真:福島民報)

 2011(平成23)年の新潟・福島豪雨の影響で一部区間の不通が続いているJR只見線の全線再開通は2022(令和4)年秋となる見通しとなった。JR東日本は再開通時期を「2022年内」としてきたが、関係者によると、秋の観光シーズンに間に合う時期を目指す方針を固めた。

 2018年度に始まった会津川口―只見駅間の復旧工事の進捗(しんちょく)率は昨年度末で約6割となった。関係者によると、現時点で2022年度上半期とする完了見込みに影響はなく、豪雨の被害を受けた橋りょうなどの整備が進んでいる。

 JR東は再開通時期を紅葉が見頃となる秋とすることで、国内外から注目を集める沿線周辺の絶景を生かして誘客につなげたい狙いがあるとみられる。工事完了後、数カ月間の試運転を経て、只見線が約11年ぶりに全線復旧する予定。

 只見線は2011年7月の豪雨で会津川口―只見駅間27・6キロが不通となった。JR東は当初、復旧工事完了と全線再開通を2021年度内と見込んでいたが、一部箇所の地質条件が想定よりも悪く工法を変更し、「2022年内」と再開通時期を延ばしていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/adb5873ed418a68546ee1023e01f00e49e71f130
JR只見線 只見〜会津川口の上下分離方式による鉄道事業許可。2022年中の運行再開目指す
11/29(月) 16:27配信

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Impress Watch
写真:Impress Watch

 国土交通省は11月29日、JR只見線 只見〜会津川口間の上下分離方式による鉄道事業について、11月30日付けで許可することを発表した。

【この記事に関する別の画像を見る】

 JR只見線 只見駅〜会津川口駅間は、2011年7月の新潟・福島豪雨により甚大な被害を受け、バスによる代行輸送が行なわれている。2017年6月にJR東日本(東日本旅客鉄道)と福島県が上下分離方式の導入と、鉄道による復旧で合意。福島県が土地や鉄道施設を保有し、JR東日本が同社の車両による運行を担う。

 鉄道事業法の手続きとして、JR東日本が現在の第一種鉄道事業の廃止と第二種鉄道事業(運行)の許可、福島県が第三種鉄道事業(鉄道施設棟の保有)の許可をそれぞれ申請。11月30日付けで許可されることになった。

 同区間は2022年度上半期中の復旧工事完了、2022年度中の運行再開を目指して復旧が進められる。

トラベル Watch,編集部:多和田新也

8053チバQ:2021/12/07(火) 10:26:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6da0cb3f96fd9fb87f480718ff8c96bbb36ecb9a
熊本空港アクセス鉄道計画 ルート再検討、賛否含め声さまざま
12/7(火) 6:19配信

熊本日日新聞
「ユーザーローカル」のテキストマイニングツール(https://textmining.userlocal.jp/)で意見を分析した結果。「空港」「鉄道」「アクセス」「熊本空港」「整備」は除いた。

 熊日の「SNSこちら編集局」(S編)は、蒲島郁夫知事が、4期目の公約でもある熊本空港アクセス鉄道計画を巡り、JR豊肥線三里木駅(菊陽町)とを結ぶ整備ルートの再検討を表明したことを受け、公式LINEで会員に意見を募った。ルートの再検討は、世界大手の半導体メーカー台湾積体電路製造(TSMC)の同町進出を踏まえた判断だが、S編には956人から声が寄せられ、賛否を含めた関心の高さをうかがわせた。

 現行ルートは、三里木駅から駅周辺の市街地を地下トンネルで通過し、県民総合運動公園(熊本市東区)の周辺に中間駅を設け、同空港(益城町)を結ぶ構想。最短で全長約9キロ、事業費は435億円(税別)を見込んでいる。

 再検討に賛成する意見では「菊陽町と大津町の半導体工場を考えたら、肥後大津駅経由がベスト」(県外、60代男性)、「(菊陽町の)原水駅の方が便利と思っていた。TSMCができるならますます発展につながる」(菊陽町、50代女性)などがあった。

(写真:熊本日日新聞)

 一方、鉄道整備の必要性に懐疑的な声も少なくなく、「財政が厳しい熊本県で、貴重な財源を投資するのはこの事業ではない。費用対効果に疑問」(玉東町、50代男性)、「客観的に考えて、採算が取れるわけがない」(熊本市、50代男性)など、将来的な見通しへの言及が目立った。

 県民総合運動公園や県運転免許センターの最寄り駅となる現行計画案の中間駅に関する声も相次いだ。「ロアッソの試合などイベント時は集客も見込める」(県外、50代男性)、「免許停止者や新規免許取得者にとって大きなメリット」(熊本市、20代女性)などがあり、計画変更で中間駅の設置に影響が出るのではと不安視する人もいた。

 熊本市中心部とのアクセス改善に鉄道以外の整備を求める人は、「リムジンバスの便数や経路を検討した方が現実的」(八代市、40代女性)、「第二空港線の中央分離帯を利用して熊本市電延伸を」(天草市、50代女性)と述べた。

 また全意見をテキスト分析ツールを用いて、使用頻度や特異性などから特徴的な言葉を抽出。「三里木(駅)」「運動公園」「熊本駅」「市電」「原水」「リムジンバス」「費用対効果」などの単語が目立ち、計画をめぐり、さまざまな意見が交錯している現状が浮かび上がった。

 アンケートは11月30日〜12月2日、自由記述の形で実施した。(和田毅、寺本幸大)

●寄せられた声の一部を紹介します。

省略

8054チバQ:2021/12/08(水) 19:25:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/0158fdf5a35acdae86c9502de7d3a9bd23c42863
異名は「特急つぶし」、5府県またぎ280キロ突っ走る 全国最速「新快速」半世紀の旅路
12/8(水) 16:35配信

神戸新聞NEXT
市街地で全国トップ級の時速130キロを出す新快速=西宮市和上町

 「特急つぶし」。JR西日本が兵庫県を横断し、福井県まで約280キロメートルを運行している「新快速」の異名だ。リニアと新幹線を除けば全国トップ級の最高時速130キロを出しつつ、これほどの長距離を走る電車は類を見ない。「特急の存在をかすませる」という鉄道関係者や鉄道ファンの感嘆が異名の由縁という。尼崎脱線事故を経て、その進化は快適さに向かっている。(村上貴浩)

【動画】「特急つぶし」の新快速

 三ノ宮から上り線に乗車すると、時速100キロ前後で緩やかなカーブを抜け、芦屋を出発してから一気に加速した。運転席の速度計は130キロに達し、尼崎までほぼ一直線の線路を駆け抜ける。

 三ノ宮-大阪間の約30キロメートル区間にかかる時間はわずか21分。「そのスピードは、特急電車と肩を並べるんです」と、JR西日本広報担当の川勝透貴さんが教えてくれた。

■5府県またぎ

 速い特急電車でも最高時速は130キロで、それより速いのは唯一、京成電鉄の特急「スカイライナー」だけだ。東京都内から成田空港まで64キロメートル区間で最高時速は160キロに達する。

 一方、特急券を必要としない電車では、JR東日本の特別快速と、つくばエクスプレスも130キロだが、それぞれ路線距離は約70、60キロメートルにとどまる。

 こう見ると、西は播州赤穂(赤穂市)、東は敦賀(福井県敦賀市)まで5府県をまたいで276キロメートルを突っ走る新快速が「特急つぶし」と言われるのも確かに納得できる。

■70年大阪万博

 新快速は51年前、国鉄時代の1970年10月1日に生まれた。利用客獲得を巡って阪神、阪急、京阪電鉄などと激しい競争を繰り返す中、ついにスピード勝負で他社を突き放した。

 実現できたのには大きく三つの要因があるという。

 一つは、私鉄各社に負けない「直線区間の長さ」。海や山など動かすことができない障害物が少なく、明治以来の用地買収の成果で、カーブが少ない直線の線路を実現できた。

 二つは「大阪万博」。新快速誕生はまさに開催の年で、大阪への輸送力強化が求められ、国が開発に総力を挙げることができた。

 三つは「使い分けできる線路」だ。例えば、尼崎駅には四つのホームに上下線計8本の線路が通っており、複数の線路を臨機応変に使って車両を詰まらせずに走らせることが強みという。

 新快速は常にスピードを追い求めてきた。70年当初、三ノ宮-大阪間の所要時間は「23分」。ただ、今のような馬力はなく、芦屋、尼崎にも停車しなかった。

 それが21年後の91年には芦屋、尼崎に止まっても4分早い「19分」を達成。駅に停車する時間も切り詰められ、大阪で約50秒、芦屋では約15秒しかなかった。スピード性能は上がったが、遅延すれば回復運転を求めるようになっていた。

 そして2005年4月25日、尼崎脱線事故が起きた。

■有料座席導入

 「とにかく安全第一。ダイヤにゆとりを持たせることが大きな改善点の一つ」と川勝さんが言う。

 今は三ノ宮-大阪間の所要時間を「21分」とし、事故前から2分の余裕を持つことで無理な回復運転をしなくなったという。

 車両を進化させる方向性も変わった。川勝さんによると、発進の際に加速させるギア性能を上げて速度も重視しつつ、走行時の振動やブレーキ時のスリップをより抑える性能を強化した。

 また、2列の座席を進行方向に向きを変えられる「転換クロスシート」の素材を変えて快適さを追求。19年には一部車両に初めて有料座席車両「Aシート」を導入した。まだ1日上下各2本と少ないが、電源やWi-Fi(ワイファイ)も整備して車内環境の向上に力を入れる。

 スピードを磨いた新快速は今、新たな目標に向かって走っている。

8055チバQ:2021/12/09(木) 11:46:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/12190f01ee0235723543f629e1d173ff19b003d7
R運休計画で始発駅変更、運転士の手配忘れた…7600人に影響
12/9(木) 10:03配信

読売新聞オンライン
 JR西日本は8日、大津市のJR湖西線堅田駅で、運転士の手配を忘れるミスがあり、午前6時12分発の京都行き普通電車が運休になったと発表した。このため、上下の10本に最大36分の遅れが出て、約7600人に影響した。

 同社によると、8日は早朝から強風が見込まれたため、始発から昼頃まで同線の和邇(わに)―近江塩津駅の間で運転を見合わせる計画を前日の7日に立てた。この際、乗務員を配置する担当者が、堅田駅が始発に変更された普通電車の運転士を手配し忘れたという。乗車できなかった乗客は次の電車を利用したという。

 同社は「運休計画の打ち合わせをしたときに手配し忘れた。ご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪した。

8056チバQ:2021/12/14(火) 18:52:13
https://news.yahoo.co.jp/byline/kobayashitakuya/20211214-00272430
京王線独自の「準特急」が廃止へ 「特急」の停車駅増加はどんなメリットがあるのか?

小林拓矢フリーライター
12/14(火) 6:31
京王電鉄には、「準特急」という列車種別がある。ふつうの特急に比べて停車駅が多いものの、特急に追い抜かれることはなく、速達型の列車として多くの人が利用している。

 特急は新宿を出ると笹塚を通過し、明大前に停車、その後調布まで停車しない。主要駅のみに停車し、終点へと向かう。いっぽう、準特急は新宿を発車すると笹塚に停車。都営新宿線・京王新線からの乗客を待ち受ける。その後、明大前、千歳烏山、調布に停車する。また高尾線内では各駅に停車する。

 その「特急」と「準特急」が統合され、特急は現在の準特急の停車駅と同じになり、「特急」を名乗る。

 詳しく見ていこう。

来春ダイヤ改正での特急停車駅。赤枠の駅はダイヤ改正で新たに停車する駅(京王電鉄プレスリリースより)
特急と準特急にはかつては差がついていた
「準特急」は現在、京王電鉄にしかない列車種別である。以前は小田急や近鉄にもあったものの、いずれも短命に終わった。

 京王では、2001年3月より「準特急」が登場した。当時は新宿から京王八王子に向かう列車、同じく新宿から高尾山口に向かう列車が設定された。特急は現在よりも停車駅が少なく、特急の停車していなかった分倍河原や北野に停車していた。東日本大震災で特急がすべて運転休止となり、一時復活と休止を繰り返したのち、2013年2月のダイヤ改正で特急も分倍河原や北野に停車することになった。また、このダイヤ改正で準特急の高尾山口行きは北野〜高尾山口で各駅に停車することになった。

 以前の準特急は、調布より西で特急よりも停車駅が多く、特急を補完する役割を果たしていた。しかしこの改正で、特急とほぼ同等となった。

 準特急に変化が訪れたのは、2015年9月のダイヤ改正である。この改正で、準特急は笹塚・千歳烏山に停車するようになった。笹塚に停車するのは都営新宿線の接続のためで、千歳烏山は利用者が多いからである。

 これまで千歳烏山は、急行以下の列車種別しか停車せず、時間帯によっては10分に2本程度という状況であった。都心へ急ぐ人のために、準特急の千歳烏山停車を増やし、利便性を向上させた。あわせて、区間急行は調布以東では仙川にも停車するようになった。

 この状況で、もはや特急と準特急を分けるものは、高尾線内での主要駅停車と全停車、新宿〜調布間の笹塚・千歳烏山停車しかなくなった。しかも高尾線内では、列車の緩急接続をできる場所が、ないのである。いっぽうで、特急が準特急を追い抜くダイヤというのも設定されていない。

 両者の差はほぼなくなった。

2つの列車種別を設ける必要性がない
 そこで、特急と準特急を別々に設定する意味もなくなってしまったというわけだ。笹塚で乗り換える人も多くおり、その人たちは場合によっては笹塚で区間急行や各駅停車に乗り換え、さらに明大前で特急に乗り換えるという二度手間を強いていたという問題もある。千歳烏山の準特急停車も地元の人には好評なのだろう。

 筆者は京王線の都営新宿線方面に乗る際に、笹塚停車中に通過していく特急を見ると、ここで停車しないのはもったいないとさえ思うようになっている。

8057チバQ:2021/12/14(火) 18:52:27
 また、高尾線方面では北野〜高尾山口間の列車総本数を減らし、急行以外を各駅停車化することで、列車の総本数を減らすということも考えられる。追い抜きができない区間となっており、それならばこれまでの準特急と同じく特急を各駅に停車してもいいという考えにもなる。

 現在の利用状況だと、笹塚や千歳烏山に停車する・しない列車が複雑に分かれているのは、かえって面倒くさい状況になるだろう。その意味では、今回の統合にメリットを感じる。

 しかし速達性という点では、停車する分だけ遅くなる。

速達性は落としても
 現在、特急は平日昼間で新宿〜京王八王子間で42分、新宿〜高尾山口間で54分ということが多い。準特急では新宿〜京王八王子間は3分ほど余計にかかる。停車するからだ。

 京王は並行する中央快速線と比較して、時間がかかることが多い。中央特快だと新宿〜八王子で36分程度となる。もっとも、「京王ライナー」と中央線特急「はちおうじ」の座席指定料金有料列車対決というのも、考える余地はある。

 ただ、鉄道は二拠点間の利用を主に考えるのではなく、途中駅利用者の利便性もまた重視しなくてはならない。京王線ならば、調布や府中などの利用者は重視すべきものであり、京王八王子よりも利用者は多い。新しく特急が停車することになった笹塚や千歳烏山も、京王八王子より利用者は多い。

 コロナ禍を経て乗客の利用ニーズは変化している状況があり、特定の列車だけ速くして注目を集める(しかもその役割は京王ライナーが担うことになった)よりも、全体的に利用者にあわせてダイヤを最適化することのほうが、より求められる状況になり、準特急の廃止と特急の停車駅増ということになったのではないだろうか。

特急にも使用されることの多い7000系(写真:kawamura_lucy/イメージマート)
 ただ、京王線の笹塚〜仙川間の高架化、あわせて緩急接続駅の増加などが近い将来行われるようになる。そのころには、「京王ライナー」用5000系とは別の、加減速性能にすぐれた車両が登場し、全体的な所要時間が短縮されていることが考えられる。現在、京王線では1980年代から90年代にかけて投入された7000系が古参の車両として活躍しているものの、新型で高性能の一般向け車両が投入され、全体的な到達時間短縮に寄与することを期待したい。


小林拓矢
フリーライター
1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学教育学部社会科社会科学専修卒。鉄道関連では「東洋経済オンライン」「マイナビニュース」などに執筆。共著に『関西の鉄道 関東の鉄道 勝ちはどっち?』(新田浩之氏との共著、KAWADE夢文庫)、首都圏鉄道路線研究会『沿線格差』『駅格差』(SB新書)など。鉄道以外では時事社会メディア関連を執筆。単著に『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)。ニュース時事能力検定1級。

8058チバQ:2021/12/16(木) 16:28:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c604f2fa2d0337918e153c410b400ce02630b34
阪急阪神、ラッシュ時本数減検討 コロナで客減、運賃は値上げせず
12/16(木) 16:20配信

共同通信
 阪急電鉄と阪神電気鉄道が通勤ラッシュ時の列車本数の削減を検討していることが16日、分かった。新型コロナウイルス禍による時差出勤や在宅勤務の浸透でピーク時の利用が減っているためで、生活様式の変化に合わせたダイヤに改める。運賃は当面、値上げしない。

 両社を傘下にする阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長が共同通信の取材に明らかにし、2023年度にも見直す可能性に言及した。

 大手私鉄のラッシュ時ダイヤの見直しを巡っては、京阪電気鉄道が今年9月から平日の朝夕ラッシュ時などの本数を削減。近畿日本鉄道や南海電気鉄道はそれぞれ「現時点では未定」としている。

8059チバQ:2021/12/17(金) 19:10:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c74cbaa3ce931f2038af4ab437e1d41799bc905
小田急江ノ島線 片瀬江ノ島への直通廃止 藤沢からの区間便のみに
12/17(金) 14:32配信

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乗りものニュース
藤沢で運行系統が完全分離
江ノ島線の藤沢以南への直通が廃止に(画像:写真AC)。

 小田急電鉄は2021年12月17日(金)、2022年3月に実施するダイヤ改正について発表。このなかで、江ノ島線の藤沢〜片瀬江ノ島間をすべて区間内運転の列車のみにすると発表しました。

【画像】江ノ島線「分断」で見納めとなる風景

 これにより、相模大野発片瀬江ノ島行き各駅停車といった行先は一般列車から消滅。特急の一部列車をのぞき、すべて藤沢行きなどとなります。

 あわせて、藤沢駅では、片瀬江ノ島行きの列車は4番線ホームを折返し発着する形に固定。相模大野方面からの列車が1〜3番線を発着することとなります。

乗りものニュース編集部

8060チバQ:2021/12/17(金) 19:11:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/668890d82ddffde0e1b16268a9b85a88af9387bd
小田急、ロマンスカー「VSE」を2022年で定期運転終了へ
12/17(金) 14:04配信

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鉄道コム
50000形「VSE」

 小田急電鉄は17日、2022年3月12日に実施するダイヤ改正にあわせ、ロマンスカー50000形「VSE」の定期運転を終了すると発表した。

【画像】歴代のロマンスカー車両

 50000形は、2005年にデビューしたロマンスカー車両。ドーム型の天井を持つ車両という意味の「VSE」(Vault Super Express)の愛称を持つ。1987年デビューの10000形「HiSE」以来となる展望席つきロマンスカーとして設計され、2016年までは各座席で車内販売の注文を受け付けるシートサービスを提供するなど、ロマンスカーの顔としての立ち位置となっていた。

 同社はVSEの定期運転終了について、車両の経年劣化や、主要機器の更新が困難になる見込みであることを理由としている。デビューから約17年での定期運転終了は、初代ロマンスカーと呼ばれる3000形「SE」「SSE」以降のロマンスカー5形式の中で、最も短いものとなる。また、VSEの定期運転終了後は、展望席つきロマンスカーは70000形「GSE」2本のみの存在となる。

 VSEは、2022年3月12日に定期運用を終了した後、臨時ダイヤによるイベント列車などでの運行を継続。2023年秋ごろに引退する。小田急電鉄では、VSEの定期運転終了に向けて、各種イベントを実施するとしている。

8061チバQ:2021/12/20(月) 14:17:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/993f81f4fd6fef904a57525326928708a846de4f
千葉駅停車の成田エクスプレス、大幅増へ 通勤・レジャー利用促進 来年3月のダイヤ改正で JR東日本千葉支社
12/19(日) 19:31配信

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千葉日報オンライン
来年3月のダイヤ改正で千葉駅停車の本数が大幅増となる特急「成田エクスプレス」(JR東日本千葉支社提供)

 JR東日本千葉支社は17日、来年3月12日に実施するダイヤ改正の詳細を発表した。特急「成田エクスプレス」(NEX)の利用を成田空港の旅客だけでなく、通勤・レジャー客らにも拡大するため、千葉駅に停車する本数を大幅に増加。上りは10増の13本、下りは12増の16本に増やす。新型コロナウイルス感染拡大による乗客減を受け、総武線快速・各駅停車や京葉線では減便を行う。

 同支社によると、成田空港の旅客激減で、2021年11月のNEXの乗客数は19年同月比で約8〜9割減。日中の運転を取りやめ、54本中36本が運休している。

 成田空港の旅客回復が見通せない中、千葉駅停車の本数を増やすことで、通勤やレジャー利用を促進する。今後、日中の運行を徐々に再開する予定だ。

 利用拡大に向け、チケットレス特急券の割引率を通常の35%から50%に引き上げる。22年3月12日〜6月末までの期間限定。

 同支社担当者は「千葉駅の停車数が増え、都心へのアクセスがより向上する。NEXを気軽に利用するきっかけにして」と呼び掛けた。

 総武線快速・各停、京葉線ではコロナ禍での乗客数減少などを受け、本数を削減。朝の通勤時間帯(午前7時半〜8時半ごろ)に総武線快速・各停上りで各1本、京葉線は同2本減便。日中は京葉線東京-海浜幕張間で毎時1本の運転を取りやめる。夕方-夜は総武線快速で上下各1本、同各停で上り3本、下りは1本減らす。

 他にも今年3月から内・外房線、鹿島線の一部で導入したワンマン運転を成田線成田-佐原間の一部列車でも開始する。

8062チバQ:2021/12/20(月) 20:04:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/51f56db01bcc09b047b3227fd5aae8a2a7bbc3fb
乗り放題切符で旅行需要掘り起こし コロナ禍で打撃の鉄道各社
12/20(月) 18:41配信

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産経新聞
9月の3連休最終日に賑わう道頓堀(安元雄太撮影)

JR西日本は20日、新型コロナウイルスで落ち込んだ旅行需要を盛り上げる取り組みとして、中国、北陸地方の全線が乗り放題となる特別切符の販売を発表した。長谷川一明社長は「移動への動機付けにしたい」と述べた。近畿日本鉄道も3日間連続で全線乗り放題になる切符を販売しており、鉄道会社による誘客促進策の打ち出しが相次ぐ。

JR西が販売するのは、「中国エリアどこでもきっぷ」と「北陸エリアどこでもきっぷ」。有効期間は連続する2日間で、それぞれのエリアで新幹線や特急の自由席を含む全線が乗り放題になる。

駅の「みどりの窓口」では販売せず、旅行会社で宿泊とセットになった商品として展開する。各自治体による観光促進策や、今後再開が見込まれる政府の観光支援策「Go To トラベル」との相乗効果を期待しているという。

コロナ前には届かないものの、緊急事態宣言解除後の利用客数は回復傾向にある。10月から今月中旬まで販売していた全線が対象の「どこでもきっぷ」も売れ行きが好調だった。

ただ、関西から中国、北陸など地方へ向かう利用に比べ、地方から関西へ向かう分は回復が遅れているという。「エリアを絞って価格をリーズナブルにする」(長谷川社長)ことで、利用促進につなげる狙いだ。

同社は昨年にもコロナを受けた需要喚起策として、2人以上の利用に限定していた全線乗り放題の特別切符を販売。さらに今年は「おひとりさま旅」にも対応して1人からでも購入できるよう利便性を高めた。

鉄道各社はリモートワークなどが定着したことで、当面は通勤利用がコロナ前の水準まで回復しきらないとみており、観光需要の掘り起こしに力を入れている。近鉄も、昨年好評だった「近鉄全線3日間フリーきっぷ」の有効期限を拡大して販売、利用増を見込む。昨年は11月から翌年2月までだったが、今年は10月から翌年3月までとし、担当者によると「昨年を上回るペースで販売が推移している」という。(岡本祐大)

8063とはずがたり:2021/12/20(月) 20:28:51
>>8056-8057
変な名前だったしなぁ。。

京浜みたいな快速特急とか設定しなかったのは中央特快程速くないよって意味では正直だったかもしれないけど。

途中駅を重視する流れは新快速>>8054にこてんぱにやられた関西私鉄では既に20年位前から進んでいる。

8064チバQ:2021/12/21(火) 20:28:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce6c6289e0f68c610d98dd99b26c8e7fbcd5d604
小田急「白いロマンスカー」VSE、早すぎる引退の理由 「車体構造と機器の問題」、より具体的には?
12/21(火) 4:31配信

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東洋経済オンライン
2022年3月で定期運行を終える小田急ロマンスカーVSE50000形(記者撮影)

 小田急電鉄の特急「ロマンスカー」の代表格として親しまれる「白いロマンスカー」こと50000形「VSE」。フラッグシップとして箱根観光のポスターなどにも多数登場してきたこの車両が、デビューから20年を経ずに引退する。

【写真】2018年に退役したLSE・7000形は38年間現役で活躍した

 同社は12月17日、VSEの定期列車としての運行を2022年3月11日で終了すると発表した。定期運行の終了後はイベント列車などに使用し、「検査周期が切れる時期」(同社CSR・広報部)となる2023年秋ごろに引退する予定という。

 VSEは2005年3月に運行を開始。ほぼ同時期に大量導入した通勤電車の3000形は主力として活躍している。過去のロマンスカーと比べても、2005年に退役した10000形「HiSE」(1987〜1989年就役)の一部編成と並ぶ「早すぎる引退」だ。

■展望席が人気の看板車種

 VSEは箱根観光特急のテコ入れを狙いとして開発。運転室を2階に上げて最前部に展望席を設けた構造や、車体間に台車を配置した「連接車」など、ロマンスカーの特徴とされながらもしばらくの間途絶えていた「伝統」を最新技術を採り入れつつ復活させた。

 車両デザインは建築家の岡部憲明氏が率いる「岡部憲明アーキテクチャーネットワーク」が担当。滑らかな流線形のボディに真っ白な塗装など、それまでの鉄道車両とは一線を画す外観やインテリアが評判となった。車内は高いドーム型の天井が特徴で、VSEの「V」もドーム型の天井を指す「ヴォールト(Vault)」に由来する。

 VSEは2編成が就役し、デビュー後10年以上を経ても高い人気を誇ってきた。2018年に運行開始した最新型の赤いロマンスカー、70000形「GSE」は開発の背景の1つに「箱根観光特急『50000形』(=VSE)人気により座席供給が不足」していたことを挙げており、VSEの人気のほどがうかがえる。

 鉄道車両は、長距離を高速で走る新幹線は別として、30年程度は使われるのが一般的だ。2018年に引退したロマンスカー、7000形「LSE」は38年間活躍し、1996年に就役した30000形「EXE」はリニューアルを実施して運行を続けている。

 今も高い人気を誇るVSEを、なぜ20年足らずで引退させるのか。小田急は「車両の経年劣化や主要機器の更新が困難になる見込みのため」としている。

 同社CSR・広報部によると、具体的にはVSEの車体構造である「アルミダブルスキン構造」の補修・リニューアルが困難であり、機器についてはカーブ通過時の乗り心地改善のために車体を空気ばね(エアサスペンション)によって傾ける「車体傾斜制御」の部品調達が難しくなってきたためという。

 ただ、アルミダブルスキン構造は近年のアルミ製車両では珍しくなく、後継車である60000形「MSE」やGSEも採用している。この点について小田急は、「MSEやGSEもダブルスキン構造で大きなリニューアルは難しいが、これらの車両はVSEと違って通常のボギー車(各車体に2つ台車が付く形)であり、長く使う方向で検討していきたい」とする。VSEはダブルスキン構造とともに、連節車であることも影響したようだ。

8065チバQ:2021/12/21(火) 20:28:33
■「2つのフラッグシップ」だったが…

 鉄道ファンからは、ホームドアの設置によって車体のドア位置が合わなくなるのが引退の理由ではないかとの声もある。だが、「ホームドアの問題はクリアできるため、定期運行終了と関係はない」(小田急)。また、他車種より定員が少ないことや観光仕様で通勤特急向きでない点が影響したのではないかとの問いに対しても「座席定員などは引退理由ではない」といい、あくまで車体構造の問題であると説明する。

 最新型ロマンスカーGSEが登場してからも、小田急はVSEを看板車両の1つと位置づけてきた。

 GSEの導入発表時、デザイナーの岡部氏は「精悍なイメージのVSEがプリンスなら、ボリューム感のある赤いロマンスカーの70000形はレディ。ペアとなって観光特急の役割を担っていく」と語った。小田急の星野晃司社長も2017年末のGSE完成時、報道機関向け披露会で記者の質問に対し、「VSEとGSEはフラッグシップが2つという位置づけ」と述べた。

 この時点では、VSEも運行を続けていく予定だったことはほぼ間違いないだろう。

 だが、そこから数年で状況が大きく変わったことになる。

 小田急によると、VSEの補修・更新計画については数年前に検討を開始したが、その過程で車両の特性からリニューアルが難しいことが判明。その結果、最近になって更新を行わずに定期運行から離脱、引退させることを決めたという。

 VSEについて、小田急の運転士経験者は「ときめくような、すごく特別感のある車両。運転士の中でも憧れる人は多かった」と語る。小田急のシンボル的な存在として君臨してきた車両だけに、引退を惜しむ声は鉄道ファンや沿線住民はもちろん、関係者の間でもやはり少なくないようだ。

■代替の新車両は予定なし

 VSEが定期運行を終えた翌日、2022年3月12日に実施するダイヤ改正では、特急ロマンスカーの運行体制が大きく変わる。

 新ダイヤでは、朝の通勤用上り特急「モーニングウェイ」を3本増発する一方、平日は新宿―箱根湯本間の「はこね」「スーパーはこね」を上下計45本から30本へと大幅削減。土休日は51本から39本へ減らし、代わりに小田原までの列車である「さがみ」を増やす。

 以前からロマンスカーの利用者は観光より沿線の日常移動客が多数を占めているのが実情だったが、新ダイヤはさらに日常利用者向け特急の色彩が濃くなる。コロナ禍で鉄道利用者が減少する中でも「着席ニーズは強くロマンスカーの稼働率は高い」(小田急)といい、その状況を反映した形だ。

 通勤利用などの利便性は向上しそうなロマンスカー。ただ、VSEで実施していた飲食のシートサービスが2016年に消え、コロナ禍の影響でやむをえない面があるとはいえ2021年3月には車内販売も終了するなど、ロマンスカーの「特別感」はやや薄れつつある。

 「きょう、ロマンスカーで。」のキャッチコピーとともに、箱根観光をPRする広告などでロマンスカーのブランドイメージ向上に大きく貢献してきたVSE。引退後は展望席付き車種がGSEのみとなり、代替車両を新造する予定も今のところないという。「白いプリンス」の引退は、今後の箱根観光やロマンスカーのイメージ戦略にも影響してくるかもしれない。

小佐野 景寿 :東洋経済 記者

8066チバQ:2021/12/21(火) 20:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/7931bc3576774a9c7f87c14f7bbbb31ff78c58d9
リニア静岡工区、県の反対緩まず 開業延期不可避
12/21(火) 18:31配信
産経新聞
川勝平太知事(田中万紀撮影)

静岡県の反発で未着工の状態が続くリニア中央新幹線静岡工区について、国土交通省が事態の打開に動き始めた。21日には同省の有識者会議がまとめた中間報告を基に、工事に対する県側の懸念を払拭するようJR東海に指導。ただ、同県の川勝平太知事は「説明で中身が分かることと、地元が受け入れることは違う」と反対姿勢を緩めておらず、JR東海が予定する東京・品川-名古屋の令和9年開業は延期が不可避な情勢となりつつある。

「(トンネル工事の)掘削中に出る湧水の戻し方が一行も書かれていない」

「生態系への影響などがまだ議論されていない」

中間報告について川勝氏は20日に県庁で報道陣にこう問題点を指摘し、地元の理解が得られるまで着工しないようJR東海側に改めて求めた。

県はトンネル工事によって大井川の水源近くの湧き水が流出し、流量が減ることを懸念する。JR東海は湧き出た水の「全量」を川に戻すと表明。ただ、同社の計画では、工事の一部期間に県外流出分が生じると県側は問題視しており、水を戻す量と期間で平行線が続いている。

こうした中、国交省は有識者会議を設置し、1年8カ月に及ぶ議論を経て、「工事で生じる湧水を大井川に戻せば中下流域の流量維持は可能で、地下水への影響は軽微」などとする中間報告を19日にまとめた。

ただ、肝心の県外に流出した湧水を戻す方法については「JR東海と地元が協議する」と表記するにとどまり、具体策に踏み込んでいない。JR東海に対し、地域の不安や懸念を払拭するため、真摯(しんし)な対応を継続することも求めたが、有識者会議直後に記者会見した同県の難波喬司副知事は「JR東海への地域の信頼は低い」と述べた。

県側が強硬姿勢を取る背景の一つに、6月の知事選で着工に反対する川勝氏が圧勝し、10月の参院補選でも川勝氏支援の野党候補が勝利を収めたことがある。

国交省は「JR東海が丁寧に説明すべきだ」としてあくまで仲介役にとどまる姿勢を崩しておらず、同省幹部は「JR東海が一つ一つ地元の不安を解消していき、言うことにも一つ一つ対応していくしかないだろう」と話す。

県は来月中にも流域市町に中間報告の内容を説明。その上で、県の専門部会でJR東海も交えて協議を再開する方針だが、中間報告が事態打開の〝起爆剤〟になる見込みは薄いのが現状だ。(福田涼太郎)

8067チバQ:2021/12/21(火) 20:38:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca83ae0604a9d84ec418a73d0f185384c8d75591
東京メトロ延伸、30年代半ば開業へ 有楽町線と南北線
12/21(火) 18:00配信


朝日新聞デジタル
東京メトロ有楽町線・副都心線の新型車両「17000系」=2021年2月21日、東京メトロ新木場駅、一條優太撮影

 政府と東京都が、都心を走る地下鉄有楽町線と南北線を延伸させる計画を本格的に進める方針を固めたことが、21日わかった。2030年代半ばの開業が見込まれる。新線の建設に向けた環境影響などの調査費を来年度の当初予算案に計上する。事業主体の東京メトロには補助金や公的融資なども充てる方針だ。

【写真】整備を進める2路線

 有楽町線は豊洲駅―住吉駅(約5キロ)を延伸し、南北線は品川駅―白金高輪駅(約2・5キロ)の「品川地下鉄」を新設する計画だ。環境への影響を評価する調査などを22年度から2年ほどかけて実施し、東京メトロが事業計画を策定。その後の建設には10年ほどかかる見込みだ。都内での新路線は08年に開通した副都心線以来となる。

 有楽町線の延伸は、マンション開発が進む豊洲駅周辺から、住吉駅で半蔵門線などに接続することで、浅草や東京スカイツリーなど観光地に行きやすくなる効果が期待されている。

 品川駅は羽田空港との乗り継ぎ客が多く、JR東海が27年の開業を目指すリニア中央新幹線の始発駅にもなるが、東京メトロの接続はなかった。品川地下鉄で六本木エリアなどの都心部に行きやすくすることで、ビジネス客などの利便性を高める狙いだ。

朝日新聞社

8068とはずがたり:2023/07/04(火) 11:22:12
JR東日本が言葉を濁す「れんが建築物」の正体 実は皇室専用車両の保管庫だった ネットでは周知の事実、なぜ隠す?
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6048bc44a4447abf7d14d09b203ac9ea5484db?page=1
5/11(木) 10:02配信
47NEWS

 JR東日本が御料車庫を解体している―。3月、SNS上をそんな目撃談が駆け巡った。御料車庫は東京都品川区役所のそばに立つれんが造りの細長い倉庫。天皇陛下が乗る特別な鉄道車両(御料車)を保管している。インターネット上ではそんな解説が簡単に見つかる。ところがJR東日本に問い合わせると「我々はあれを御料車庫とは呼んでいません」とかみ合わない。

 反論しようと資料を漁ったところ、国鉄が刊行した書籍を見つけた。例の建物は、地図や写真付きで「御料車庫」と書かれている。ただ、その証拠をぶつけてもなお、JR東日本は「あれはれんが建築物です」とかたくなだ。最終的には渋々認めたのだが、ここまで〝及び腰〟な扱いをされる御料車庫とは、一体何なのか。その歴史と、解体後の行く末について追った。(共同通信=山本俊輔)
 

 ▽道路から丸見え

 JR東日本は、品川区に東京総合車両センターを持つ。車両センターは文字通り、終電から始発までの間に電車を留置したり、車両を定期検査したりするための一大拠点だ。その広大な敷地の南西側、品川区役所との境界付近にある倉庫が、御料車庫だ。

 「御料車」とは、皇室が使う自動車や列車のうち、宮内庁の随行員などではなく天皇、皇后両陛下が乗る車両を指す。鉄道の場合、車両は製造時の最高の技術・美術工芸を結集して造られ、機関車と連結して「お召し列車」として運行する。御料車庫には、その歴代の車両の一部がある…と説明すると秘密のベールに包まれているように思われる。

大正11年製造のお召し列車10号御料車=1969年10月9日

 だが、車庫は付近の歩道や区役所の他、車両センター沿いを走る東急大井町線の電車内から丸見え。SNSにもショベルカーが車庫を壊す写真や動画がアップロードされていた。

 この原稿を書いている2023年4月時点では、グーグルマップ上にも「御料車庫」と表示されている。こんなに公然と存在する施設なのに、JR東日本に「あれは御料車庫なんでしょ?」と聞くとはぐらかされた。なぜだ。

 御料車そのものも、詳細は機密事項というわけではない。廃車になった車両は、さいたま市の鉄道博物館や愛知県犬山市の博物館明治村で展示されている。

 ▽大正4年から現存

 車庫について調べると、由来は古い。1910年、現在の港区・汐留にあった車両工場の機能拡張のため、当時の鉄道院が「大井工場」の建設を始めた。これが現在の車両センターに当たる。大井工場の完成に伴い、大正4年の1915年ごろに御料車も汐留から大井へと移転した。汐留時代は玉車庫と呼ばれた車庫は、大井移転後に御料車庫と呼ばれるようになったもようだ。

 当初は1棟だった御料車庫は増改築を経て、1921年に東庫・西庫の2棟態勢になる。このうち西庫は品川区役所建設のため、1966年に取り壊された。東庫は1923年の関東大震災で壁に亀裂が入るなどしたものの、修復されて現存している。

 以上が国鉄刊行の「大井工場90年史」「百年史」と、鉄道研究家・星山一男氏の「お召列車百年」(1978年、鉄道図書刊行会)からまとめたあゆみだ。

 大井工場90年史には歴代の工場長の回顧録も収録されている。第5代の曽根嘉治郎氏はこう述べている。「大井工場はその歴史と云い、位置と云い、また内容と云い模範工場としての誇を持っていましたが、他の工場と違い御料車の保管と新製を受持っていたので、常に責任を感じて居りました」。この本と百年史には、御料車庫の位置や外観写真、保管している御料車の種類なども細かく書かれている。国立国会図書館などで誰でも閲覧できる。

 ▽解体後の姿、実はプレスリリースにちらり

開発街区を見下ろしたイメージ図。画像中央の黄色い囲み「交通広場」が御料車庫の一部保存の検討先(JR東日本提供)

 つまるところ、国鉄時代は御料車や御料車庫の存在は秘密でもなんでもなかった。しかしJR東日本は「保安上の問題がある」として、受け継いだことを認めない。あくまで「れんが建築物」と言い続けた。

8069とはずがたり:2023/07/04(火) 11:22:34
>>8068
 不毛な議論が続きそうなので、正体はいったん脇に置いて「れんが建築物」について取材すると、以下の答えが返ってきた。

 ・解体中のれんが建築物は、大正初期頃から車両保管のため使用していた。大きさは約1500平方メートル。

 ・建築物内で保管していた車両は別の場所に移した上で、3月から建築物の解体に着手した。終わる時期は未定。

 ・解体するのは一帯の再開発のため。決定に際して外部の有識者から意見を聞き、品川区とも連携して学術調査を実施した。当時の一般的な造りの建築物なので、撤去して問題ないとの結論が出た。

 ・ただし古い建物であることや地域の歴史性を鑑みて、一部を保存する方針。

 御料車庫と認めていないれんが建築物の一部を保存するという説明には引っかかりを覚えた。「コストはかかるが、御料車庫という貴重な建築物なので保存する」と言う方が、鉄道ファンや沿線住民、株主に対して筋が通るのではないか。

 取材の回答には、さらに驚く内容があった。JR東日本の深沢祐二社長が3月7日の定例記者会見で発表したプレスリリースに、れんが建築物の一部保存先のイメージ図を掲載しているというのだ。この日は、冒頭で記述した「JR東日本が御料車庫を解体している」という目撃情報の2〜3週間前に当たる。

 リリースの表題は「大井町駅周辺広町地区開発(仮称)に本格着手します」というもの。その中の「バス・タクシー乗り場(交通広場)」として描かれたCGの左端に、ちらりと赤茶色の壁が見える。これがれんが建築物の保存先とのこと。もちろん、深沢社長は記者会見ではまったく触れなかった。出席した記者側も、御料車庫に解体と保存の計画があることは私も含めて気付いていなかっただろう。

 この再開発は、大井町駅や車両センター付近にあった社宅の跡地などを活用し、ホテルと賃貸住宅、オフィスビル、ショッピングモールを建設する計画で、2025年度末の開業を目指している。品川区とも連携していて、区役所の建て替えや、災害時の避難場所の整備も予定している。御料車庫の一部保存先となる「交通広場」は元の場所から約200メートル東側に位置し、オフィスビルのほぼ直下にできる予定だ。

 ▽保存議論の盛り上がりを警戒?

 さて、JR東日本は、御料車庫の存在をなぜオープンにしたくないのか。現役の幹部や専門家の見立てによると、この姿勢になったのは最近のことではなく、1987年の国鉄解体とJR発足の時点かららしい。

 秘密にする大義名分は「保安上の理由」として詳細を明かさないが、テロ対策や、鉄道ファンが付近に滞留するのを防ぎたい意図とみられる。ただ、それ自体は理解できるものの、内部の車両を移転し、解体を始めたこの段階でもなお秘密にする理由が分からない。他にも何か思惑があるのではないか。

 新潮社の元編集者で「昭和天皇 御召列車全記録」などを手がけた田中比呂之さんの推測はこうだ。「一部保存ではなく、可能な限りの保存や移築を求める声が高まり、再開発に影響するのを恐れているのではないか」

 似たようなことは、2020〜2021年にもあった。明治時代に日本で初めて鉄道が開業する際に造られた「高輪築堤」の遺構が、港区の高輪ゲートウェイ駅付近で出土した際、JR東日本の計画よりも幅広な保存を求める声が高まり、周辺開発の修正を余儀なくされた。

 ここまでの取材の経緯をまとめ、3月31日付で新聞用の記事として配信した。すると、4月上旬にJR東日本の広報から突然連絡があった。「社内で検討した結果、今後はあの『れんが建築物』について聞かれたら、御料車庫であることは認めることにした」。ただし、車庫の存在や保管していた車両について、積極的に広報する予定は現時点ではないという。

 今後予定通りに御料車庫の一部が保存されたとして、ピカピカのビル群の一角に突如出現する古ぼけたれんが壁の意味や価値を、JR東日本はどう説明するのか。何も語り継ぐ気はないのか。答え合わせは約3年後の竣工を待つことになりそうだ。

8070とはずがたり:2023/07/04(火) 11:28:31
廃止検討の空知管内2駅 列車少なく住民冷静 新たな地元負担も困難
会員限定記事
2023年6月19日 21:16(6月20日 13:34更新)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/864156


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