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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

1544荷主研究者:2018/09/24(月) 22:07:40

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201809/0011626971.shtml
2018.09.10 神戸新聞
神戸港コンテナ取扱個数 18年上半期は過去最多

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_11627255.jpg

神戸港のコンテナ岸壁=神戸市中央区、ポートアイランド2期

 神戸市が10日発表した2018年上半期(1〜6月)に神戸港で取り扱われたコンテナの数は、前年同期比2・9%増の149万978個(20フィート換算)と、統計を取り始めた1990年以降で最高だった。過去最高だった昨年の実績を通年でも上回るかどうか、下半期の動向に注目が集まる。

 国内地方港とやりとりするコンテナが37・5万個と12・1%伸び、全体をけん引した。そのうち輸出入貨物を中心とする輸送は21万個と7・2%伸びており、市みなと総局振興課は「韓国・釜山に流れた輸出入貨物を神戸港などに取り戻す国の『国際コンテナ戦略港湾政策』が奏功している」と分析する。フェリーによる輸送も6・6%増の9・2万個となった。

 輸出入コンテナ全体は111・5万個と前年同期からほぼ横ばいだった。輸出入の相手地域別に見ると、アジアが4・2%増(90・6万個)と全体を底上げした一方、北米が19・7%減(14・3万個)、欧州が2・6%減(5・3万個)と低調だった。

 また、同日発表した7月単月の速報値は、5・4%減の約22万個だった。同課は「西日本豪雨や台風の影響が出た」としている。(長尾亮太)

1547荷主研究者:2018/09/29(土) 22:13:25

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20180918/CK2018091802000041.html
2018年9月18日 中日新聞
北陸と釜山結ぶ新定期航路開設 寄港コンテナ船歓迎 富山新港

韓国から初めて寄港したアカシアアリエス=射水市越の潟町で

 シンガポールの船会社「Xプレスフィーダーズ」が日本海と韓国・釜山を結ぶ新たな定期コンテナ航路を開設したことを祝う記念セレモニーが十七日、射水市新湊地区の富山新港であり、関係者が韓国から初めて寄港したコンテナ船の船長らを歓迎した。(酒井翔平)

 寄港した「アカシアアリエス」(全長一一四メートル、五、六五八トン)の船内であったセレモニーで、市産業経済部の片岡幹夫部長が「定期航路が多くの企業に利用され、富山の経済発展、日本の発展を支えることを期待している」とあいさつ。記念品や花束を岳富勇船長らに渡した。岳船長は「富山新港はとてもきれいで、作業も安全第一で効率よくできる」と感想を話した。

 アカシアアリエスは、六百二TEU(二十フィート換算)が積載でき、釜山新港(木、金曜)を出て、新潟(日曜)、伏木富山(月曜)、金沢(火、水曜)を経て、釜山新港に戻る。伏木富山港の韓国航路は、韓国・中国航路を含めて週三便から四便に増えた。

1548荷主研究者:2018/09/29(土) 22:25:23

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201809/0011652600.shtml
2018.09.19 神戸新聞
台風で被災の神戸港 コンテナターミナル完全復旧へ全力

台風21号の高潮被害を受けた、六甲アイランドにある日本郵船のコンテナターミナル=17日午後(撮影・後藤亮平)

 台風21号が4日に兵庫県を通過してから18日で2週間。高潮被害を受けた神戸港では、輸出入貨物を積み降ろしするコンテナターミナルが一部を除いて通常操業に戻り、旅客ターミナルも全面復旧した。休止中のコンテナターミナルでは、被災を免れた他社のターミナルに貨物を振り替えて物流を維持するが、代替先の余力にも限りがあり、関係機関は早期再開に全力を挙げている。(長尾亮太)

 神戸港の運営会社、阪神国際港湾(神戸市中央区)によると、ポートアイランドと六甲アイランドにあるコンテナターミナル11カ所のうち、10日までに9カ所が業務を再開。六アイの南東にあるRC6、同7の2カ所は浸水で電気系統が故障し、クレーンなどの設備が使えずに停止したままだ。当初は本格再開まで年内いっぱいかかる見通しだったが、別の電気系統を用いて前倒しできる可能性が浮上している。

 RC6、同7は、海運大手の日本郵船が使用する。しかし、商船三井と川崎汽船(本店・神戸市中央区)を含む大手3社はコンテナ船事業を今春に統合しており、物流への影響を最小限に抑えようと、郵船のコンテナ貨物を2社のターミナルに振り替えている。

 具体的には、北米とアジア航路の貨物を、隣接する川汽のターミナルで積み降ろし。欧州航路の貨物をポーアイの商船三井のターミナルに振り替える。

 関係者によると、RC6と同7は同港のコンテナ貨物取扱量の1〜2割を占めるという。川汽、商船三井のターミナルも余力が限られており、「どれだけ対応できるかは不透明」(関係者)という。

 阪神・淡路大震災では、被災した同港の国際貨物が韓国・釜山に流出。1994年に世界6位だった同港のコンテナ貨物取扱量は、2016年に55位まで下落した。その後、国際貨物を集める国の施策や景気拡大などが寄与し、17年のコンテナ取扱個数は統計を取り始めた90年以降で最高となった。

 18年は上半期(1〜6月)で前年同期を上回ったものの、台風21号の被災が通年の最高更新を不透明にしている。関係者は「震災で神戸港が航路から外される『抜港』の二の舞いは避けたい。全力で復旧させたい」としている。

1549荷主研究者:2018/09/29(土) 22:38:44

http://www.daily-tohoku.co.jp/kiji/201809200P219664.html
2018/09/21 09:00 デーリー東北
八戸港コンテナヤード 拡張工事完了

拡張工事が完了した八戸港八太郎2号埠頭のコンテナヤード=20日

 2014年度から始まった八戸港八太郎2号埠頭(ふとう)のコンテナヤード拡張工事が20日までに全て完了した。現在は一部が暫定使用されているが、近く全面供用開始となる予定。年間のコンテナ取扱能力は現在の約5万1千本(20フィート換算)から約6万9千本に増加する。ヤード拡張により同港の利便性向上や貨物量の増加が見込まれ、物流拠点としての強化につながりそうだ。

 同港のヤードを利用した通常の年間コンテナ取扱量は近年、堅調に推移しており、15年には過去最高の5万8065本に。16、17年も5万本を突破した。

 14年以前から取扱量が好調に伸びていたため、青森県は15年度から拡張事業に着手。国から埋め立て地を取得し、昨年8月ごろから工事を開始した。工事完了により、ヤード面積はこれまでの6・6ヘクタールから8・5ヘクタールへと拡大した。

 一方、貨物量が増えたことでヤードが飽和状態となり、船会社によっては貨物の取り扱いを断るケースも出てきたため、県は6月から拡張地の一部を暫定使用してきた。

 当初は今年の早い時期に時期に終了する予定だったが、関係機関との手続き上の問題などの影響で完工時期が遅れていた。県八戸港管理所の工藤康正所長は取材に「工事完成を抑え、安堵している。作業効率の向上などに期待したい」と話した。

1550荷主研究者:2018/10/23(火) 23:06:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180923_73001.html
2018年09月23日日曜日 河北新報
<宮古―室蘭フェリー>就航3ヵ月、旅客健闘 貨物は苦闘 発着時間の見直し検討

室蘭港に向けてフェリーに乗り込むトラック=21日午前7時20分ごろ、宮古港

 宮古市と北海道室蘭市を結ぶ岩手県初の定期カーフェリー「宮蘭フェリー」は、就航から22日で3カ月となった。ここまで旅客利用は順調に推移しているが、貨物は苦戦が続いている。運航会社の川崎近海汽船(東京)は、利便性向上へ発着時間の見直しも検討する考えだ。(宮古支局・佐々木貴)

<夏休み需要追い風>
 川崎近海汽船は運航初年度の数値目標をトラック1万8000台、旅客1万7000人、乗用車8800台とした。利用実績は公表していないが、嶋村嘉高フェリー部部長代理は「旅客は順調。貨物は苦労している」と説明する。

 旅客は団体ツアーが多く、夏休みの需要も追い風になった。宮古市の「ホテル近江屋」の近江勇社長は「北海道からの観光客が増えた。東日本大震災の復興事業が一段落した中、フェリーの存在は大きい」と手応えを実感する。

 収益の約7割を見込む貨物の不振は、就航時期が物流の閑散期と重なったことや、北海道の天候不良で野菜類の出荷が遅れていることが影響したという。

 21日にトラックで室蘭港に向かった登米市の会社社長星和徳さん(49)は「既に計8回利用している。(片道10時間の)乗船中に休憩時間が十分取れるのはいい」と歓迎。貨物利用者の評判は狙い通りだが、課題も見えた。

<降雪の少なさPR>
 そもそもカーフェリーの就航は、2020年度をめどに全線開通する三陸沿岸道(仙台-八戸)との連結を見据えた戦略だった。しかし現状の部分開通を敬遠する荷主は多く、そのために顧客開拓が加速しないと川崎近海汽船は分析する。

 同社は利便性向上を図るために「午前8時宮古発、午後6時室蘭着」「午後8時室蘭発、午前6時宮古着」という現行の運航ダイヤ見直しを検討し始めた。三陸国道事務所も北海道の業者を含めて輸送実態のヒアリング調査に乗りだす。

 とはいえ宮蘭フェリーの存在感が急速に高まっているのは確かだ。先日の北海道地震では空の便や鉄路が混乱する中、発生直後から人員や物資の輸送で大きな役割を果たした。

 宮古市の南隣に位置する岩手県山田町はフェリー利用客の増加も視野に、三陸沿岸道に近い県立山田病院跡地に観光物販施設の整備を計画している。

 「今後は三陸沿岸道の降雪量の少なさをアピールしていく」と冬季に向けた戦略を語る嶋村部長代理。山本正徳宮古市長は「フェリー就航は長年の夢だった。県と協力し、ポートセールスに一層力を入れたい」と強調する。

1552荷主研究者:2018/10/23(火) 23:42:07

http://www.daily-tohoku.co.jp/kiji/201809290P220401.html
2018/09/29 09:00 デーリー東北
室蘭-宮古フェリー南下便、10月6日から八戸寄港

室蘭-宮古間のフェリー航路

 川崎近海汽船(東京)は28日、岩手県宮古市と北海道室蘭市を結ぶフェリー航路について、10月6日から南下便のみ、八戸港に寄港させると発表した。宮古からの道路交通網が十分でない現状で、トラック貨物の利用が想定を下回ったことから、「八戸で下船したい」とのドライバーのニーズに応える。三陸沿岸道路(八戸市―仙台市)が全線開通するまでの暫定的な措置で、運航日も毎日から週6日に減らし、コストダウンを図る。

 宮古-室蘭間は今年6月22日に就航し、片道10時間で1日1往復している。同社は利用実績を公表していないが、トラック貨物に関しては「目標に遠く及ばず、苦戦している」状態。三陸沿岸道は2020年の開通を目指し整備中で、首都圏方面へ向かう運転手からは「今は宮古より八戸で降りて高速道路に乗ったほうが便利」との声もあるという。

 一方、同社が運航する八戸-苫小牧間は利用が好調で、夜に苫小牧を出発する便は満杯になる日もあることから、需要の取りこぼしをカバーできると見込む。

 新ダイヤは、室蘭発の南下便が月〜土曜、宮古発の北上便が火〜日曜の運航となる。南下便は、現行より50分遅い午後8時50分に出発し、6時間40分後の翌日午前3時半に八戸に到着。宮古には午前7時55分に到着。八戸に寄港しない北上便も宮古出発を1時間25分遅らせる。

 宮古、室蘭両港での停泊時間は現行より約30分短くなるが、休航日を設定することによって船体のメンテナンスに十分な時間を割くことができるという。同社は「八戸寄港で新たな需要を掘り起こし、航路を維持したい」としている。

 フェリーの八戸寄港について、八戸商工会議所は「片道でも航路が増えれば八戸港の振興や地域のビジネスチャンス拡大につながるだろう」と歓迎している。

1553荷主研究者:2018/11/03(土) 17:36:11

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/236393?rct=n_hokkaido
2018年10/10 05:00 北海道新聞
函館港―本州間の内航コンテナ計画 鈴与、物流効率化へ

 【函館】総合物流大手の鈴与(静岡市)は、函館港と本州を結ぶ初の国内向け内航コンテナ船の定期運航を、早ければ年内にも開始する方針を固めた。多くの国内向けコンテナが苫小牧港に集中している現状を踏まえ、物流の効率化を図る考え。当面は月1往復で運航し、将来的に週1往復を目指す。

 鈴与などによると、函館―苫小牧間では現在、多くの企業が1台当たり往復10万円以上の輸送費をかけてコンテナを陸送している。青函航路のフェリーやJR貨物を利用して移出入する場合も、危険物の輸送を厳しく制限されるなど利便性や効率が悪いという。

 鈴与は、函館港に近い太平洋セメント上磯工場(北斗市)や西日本の複数企業が、産業廃棄物や危険物を函館港から移出入する需要があると判断。胆振東部地震で苫小牧港が被災したことも踏まえ、函館港に内航コンテナ船の航路を開設することで物流が滞るリスクの分散にもつなげたい考えだ。

 鈴与は現在、苫小牧港と静岡〜京浜地区の港との間でコンテナ船を定期運航しているが、これらは国外向けの外航コンテナ船への積み替え輸送用で、純粋な内航コンテナ船は約30年間、運航実績がない。函館港と結ぶ道外の港については、定期運航時に顧客の要望に応じて決めるという。(文基祐)

1554荷主研究者:2018/11/03(土) 19:31:56

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/239376?rct=n_hokkaido
2018年10/19 05:00 北海道新聞
道内4港に日中韓結ぶコンテナ路線 韓国2社が再編

 【ソウル幸坂浩】韓国の南星海運と高麗海運は既存の路線を再編し、北海道―韓国―中国を結ぶ定期コンテナ路線の共同運航を始めた。既存路線には含まれていなかった石狩湾新港など道内4港と北東アジアをつなぐ。道内へは今月下旬に最初のコンテナ船が入港する。

 南星海運が運航していた日韓路線と高麗海運の中韓路線を再編し、連結した。南星海運の既存路線には函館、苫小牧、釧路の道内3港が含まれていた。新路線では、これら3港に石狩湾新港が追加された上、日韓間だけでなく日中韓3カ国間での物流も可能になった。北海道と中国北部を結ぶ海運市場でシェアを拡大を狙う。

 両社は20フィートコンテナを約千個積載できる船を新路線に投入。各港に週1回入港する。韓国では釜山(プサン)など、中国では青島などに寄港する。石狩湾新港には現在、高麗海運が単独で運航する路線など、いずれも日韓を結ぶ2路線が就航している。今回、日中韓路線が開設されたことで、石狩湾新港の国際定期コンテナ路線は過去最多に並ぶ3路線体制となった。

1555荷主研究者:2018/12/07(金) 22:04:05

https://www.sakigake.jp/news/article/20180531AK0008/
2018年5月31日 秋田魁新報
セリオン周辺整備へ クルーズ船受け入れ強化、県計画改訂案

整備後のセリオン周辺のイメージ。臨海道路の付け替え、緑地化、埠頭整備などを進めるとしている(県提供)

 秋田県は30日、秋田港の2030年代半ばまでの開発方針を定める港湾計画改訂案を明らかにした。大型クルーズ船の受け入れ強化に向けたポートタワー・セリオン周辺の環境整備や、物流機能強化のための埠頭(ふとう)造設を盛り込んだ。同日、県庁で開いた県地方港湾審議会で示し、「妥当」と答申された。

 セリオン周辺の本港地区では、世界最大22万トン級のクルーズ船受け入れに対応するため、水深11メートル、延長450メートルの岸壁を整備する。臨港道路の一部付け替えのほか、周辺を埋め立てて約6ヘクタールを緑地化。景観の魅力やレクリエーション機能の向上を図り、クルーズ船乗客ら観光客の受け入れにつなげる。

 物流機能の強化に向けては、北東の外港地区に5・6ヘクタールのコンテナ埠頭を造設し、貨物コンテナの取扱量上限を現行の10万本(20フィート換算)から11万5千本に増やす。2017年の取扱実績は約7万5千本(空コンテナ含む)だったが、県は関係企業への聞き取りを踏まえ、増加を見込んでいる。

 また、秋田港で石炭火力発電所の建設計画があることを受け、外港地区に石炭輸送船用の岸壁(水深13メートル、延長325メートル)も整備するとした。

 審議会には委員21人が出席。県建設部の白井正興港湾技監は「クルーズ船需要が高まっており、秋田港での受け入れに向けて本港地区の整備を優先的に進めたい」と述べた。

 計画改訂案は、県が昨年まとめた秋田港の将来像を描いた「秋田港長期構想」を踏まえまとめた。今後、国の手続きなどを経て、7月ごろに正式な計画となる見通し。06年に策定した現計画は、20年ごろまでの方向性を定めていた。

1556荷主研究者:2018/12/08(土) 00:16:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00497031?isReadConfirmed=true
2018/11/26 05:00 日刊工業新聞
海運3社のコンテナ統合会社ONE、荷物量確保で苦戦 環境規制・保護主義の荒波

コンテナ船に積まれているONEのコンテナ

 国内海運大手3社による定期コンテナ船事業の統合会社「オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)」が苦戦している。10月に当期利益予想を123億円の黒字から674億円の赤字に下方修正した。欧州や北米からの帰り便(復航)で荷物量(積み高)確保に難航して費用がかさみ、収益の改善には構造改革も不可避だ。環境規制や保護主義の台頭といった荒波にもまれる前に“安定航行体制”をとれるか、早くも正念場を迎えている。(小林広幸)

 ONEは4月に営業を開始した。年間売上高は約2兆円。日本郵船が38%、商船三井と川崎汽船が31%ずつ出資する各社の持分法適用会社で、初期の船隊規模1億4300万TEU(20フィートコンテナ換算)は世界第6位だ。

 開業直後に「システムを扱う人間が慣れていなかった」(丸山卓商船三井取締役専務執行役員)ことで発生したサービスの混乱は収束したものの、積み高や荷主からの信頼の回復は道半ばで、結果として尾を引いている。

 市況が悪くない中で前回発表から、わずか3カ月後の業績見通しに大きな差異が出た。想定外のONE業績悪化は株主3社の連結決算で「大きく足を引っ張った」(宮本教子郵船常務経営委員)。当面の対策とともに、次年度以降の事業計画練り直しにも取り組む。

 3社は首脳同士が月1回集まって重要業績評価指標(KPI)の監視を通じて、打つべき手を議論しているという。“船頭多くして船、山に登る”を懸念するところだが「それだけは避けなければならない」(郵船首脳)として自制。ベストプラクティスを選ぶという統合方針に沿い、それぞれが我慢を強いられているもようだ。

 ONEは世界的にコンテナ船の超大型化が進む中で「日本の貨物を日本の港で、きちんと扱う」(木戸貴文ONEジャパン社長)ことを重視し、一回り小さな船を主力に「(グローバルとニッチの)ハイブリッドキャリアとして差別化」(ジェレミー・ニクソンONE最高経営責任者)する方針を掲げる。

 価格勝負でなく「ソフトを重視し、顧客が望むサービスを提供」(内藤忠顕郵船社長)することで安定収益を確保し、持続・発展を狙う。ONEの発足で“強気の”運賃交渉に成功。荷主から付加価値を評価されだしており、日本の船会社に対する期待も大きい。

 コンテナ船のビジネスは今後、燃料油の硫黄酸化物(SOx)含有量規制強化や、米中貿易摩擦をはじめとする保護主義台頭などの山積する課題に取り組んでいかなければならない。母体となった3社の知恵を結集して、早期に“船体”の姿勢を整え、大きな波に備えることが、グローバル競争での勝ち残りには必須だ。今まさに統合の真価が問われている。

(2018/11/26 05:00)

1557荷主研究者:2018/12/09(日) 18:17:47

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/251213?rct=n_hokkaido
2018年11/24 05:00 北海道新聞
釧路バルク港整備完了 国内初、年内にも運用開始

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20181124hokkaido01.JPG
国際バルク戦略港湾としての整備が完了した釧路港西港区第2埠頭。手前が新設された水深14メートル岸壁=3日(本社ヘリから、加藤哲朗撮影)

 【釧路】飼料穀物などばら積み貨物(バルク)の輸入拠点「国際バルク戦略港湾」に道内で唯一選定されている釧路港西港区第2埠頭(ふとう)の整備が終わり、釧路市内で23日、完成記念式典が行われた。整備完了は国内第1号で年内にも運用が始まる。北米からトウモロコシなど飼料穀物の大量輸送が可能になり、効率的な輸送網形成による物流コストの低減が期待されている。

 国際バルク戦略港湾は穀物や石炭、鉄鉱石などをばら積みで運搬する大型貨物船に対応するため、国が2011年に釧路港など全国10港を選定し、集中的に整備。15年に着工した釧路港では第2埠頭の外側に全長300メートル、水深14メートルの岸壁を新設、満載状態の大型船の接岸を可能にした。荷役機械の設置などを含め総事業費は約182億円。

 釧路市によると、物流コストは飼料用トウモロコシで1割ほどの削減が見込まれる。第2埠頭ではサイロの増設や飼料製造工場の建設が進み、民間投資は計約116億円に上る。

 記念式典で、国土交通省の塚田一郎副大臣は「釧路は海上輸送網におけるポテンシャルを秘めた地域。公共事業と民間投資による(社会資本整備で生産性が向上する)ストック効果に期待したい」と述べた。(小野聡子)

1559荷主研究者:2018/12/09(日) 18:45:02

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/1306
2018.11.29 カーゴニュース
井本商運が「海コン便」をモーダルシフトの受け皿に

 井本商運(本社・神戸市中央区、井本隆之社長)では、国内貨物をターゲットとした内航コンテナ輸送「海コン便」を強化する。BCP(事業継続計画)対策として、荷主は幹線輸送のルート、モードの複線化を進めており、フェリー、RORO船と並ぶ第3の海上輸送の選択肢として内航コンテナ船の活用を提案する。現在、「海コン便」専用のISOコンテナ300〜400基運用しているが、高まるモーダルシフトニーズを受け、増強も計画している。

幹線輸送モードのひとつとして採用の動き

 同社は1973年の設立以来、内航フィーダー輸送をメインに事業展開しており、九州・瀬戸内の各港と阪神港を接続する「西日本航路」(阪神港ハブ)、北海道・東北・東海・阪神各港と京浜港を接続する「東日本航路」(京浜港ハブ)を2つ柱とした全国輸送ネットワークを構築している。

 2015年6月にトレーラにかかる外内貿別許可基準が統一され、国内貨物をISOコンテナに積んでも“フル積載”が可能になり、競争力が高まったことから、ISOコンテナによる国内貨物の海上輸送サービス「海コン便」を事業化。フィーダー貨物に加え、国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトに積極的に取り組み始めた。

 今年は西日本豪雨で山陽線の貨物列車が3ヵ月運休したことから、「海コン便」による京浜港から九州向けの代替輸送が増加。メーカーでは災害時だけでなく平時から「海コン便」を幹線輸送モードのひとつとして採り入れる動きもあり、四日市〜広島間でタイヤの輸送も計画されているという。

定時性確保に注力、緊急時には免コンの活用も

 海上輸送ではフェリー、RORO船がメジャーだが、内航コンテナ船は航路が限定されないのが強み。井本商運では現在、国内57港(うち不定期港は14港)に寄港し、39の定期航路(週1便以上の定期配船)を開設。運航隻数は28隻で、近年、船舶の大型化を図ってきたが、同時に港の事情に合わせた小型船も充実させている。

 一方で、外航船のコンテナフィーダーがメインのため、本船が遅延したり、ターミナルの着さん状況によって定時性が守れないケースが出てきてしまう。井本商運では定時性を確保するため、「海コン便」のスケジュールを毎週更新し、ホームページで公開。国土交通省に、外貿・内貿バースの連続性・一体性を持たせた整備・運用も要望している。

 また、「海コン便」の利用のハードルとなるのが貨物の積み下ろしの問題。通常、海コンのドライバーは荷役を行わないため、トラックと比べ使いにくさを感じる荷主もある。貨物自動車標準運送約款の改正による運送と荷役の分離で「工場や倉庫側での荷役が浸透していけば、『海コン便』とトラックとの差はなくなる」(井本社長)と見る。

 現在、「海コン便」のコンテナは各種サイズ、仕様をそろえ300〜400基体制だが、今後顧客の要望に応じて増やしていく方針。豪雨の際には、船社の協力を得て、免税コンテナの国内転用によりコンテナの提供を受けられたことから、緊急時には「海コン便」で免税コンテナの活用も視野に入れている。

 「海コン便」の輸送実績の伸び率は2017年上期比で16%と、フィーダー輸送の6%を上回っている。動脈物流ではメーカーの多ルート、他モード化で内航コンテナ船が注目される一方、リードタイムに余裕のある静脈物流では既に活用が進んでおり、産廃業界への営業活動を強化するとともに、貨物に合わせた専用コンテナの投入も検討する。

(2018年11月29日号)

1561荷主研究者:2018/12/19(水) 23:47:32

http://www.kanaloco.jp/article/213392
公開:2016/11/19 02:00 更新:2016/11/19 02:00 神奈川新聞
横浜港のクレーン第1号保存へ 「ハンマーヘッドクレーン」

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20161119kanagawa01.JPG
保存されることになった横浜港の「ハンマーヘッドクレーン」=横浜市中区の新港ふ頭

 横浜港のクレーン第1号とされ、新港ふ頭(横浜市中区)の先端に100年以上前に建造された大型港湾荷役機械「ハンマーヘッドクレーン」が保存されることになった。市は周囲を含めて緑地公園にする計画で、2018年度中に大型客船が着岸できる客船岸壁とともにオープンする方針だ。

 クレーンは50トン級で高さ約30メートル。金づちに似た形状から「ハンマーヘッド」と呼ばれて親しまれてきた。横浜港の貿易量の増大に対応するため明治から大正期に建設された新港ふ頭に、1914(大正3)年に英国から導入した。

 当時は沖合に停泊する貨物船に艀(はしけ)が向かい、荷物を積み下ろす荷役作業が主流だった。横浜港初の近代的なふ頭である新港ふ頭では貨物船が岸壁に着岸し、クレーンを使って積み下ろすことで作業効率が大幅に向上した。

 完成から9年後の関東大震災でふ頭は大半が水没。戦後は56年まで連合国軍総司令部(GHQ)に接収され、使えない状態が続いた。再び活躍の機会を得たのは高度経済成長期。横浜港で53年間働く人(78)は「多くの貨物船が行き来し、それぞれにジブクレーンを搭載していた。横浜ドック(元・横浜船渠(せんきょ)、三菱重工業横浜造船所)のクレーンなどもあり、横浜港はクレーンが林立していた。その中でもハンマーヘッドはひときわ大きくて立派だった」と振り返る。

 70年代からコンテナ化が進み、港湾機能の中心が本牧や大黒ふ頭に移る中で役割を失った。国が所有しているが今は使われていない。

 市は港湾計画に基づき、「ハンマーヘッドパーク」(仮称、約0・5ヘクタール)として17年度に基本設計を決め、18年度中に工事を終わらせる予定。隣接地は客船ターミナル施設の予定地で、市の担当者は「同時期に供用を目指す客船岸壁とともに、みなとみらい21(MM21)・新港地区の新旧のシンボルにしたい」と話している。

◆英国製ハンマーヘッドクレーン 経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。国内では横浜のほか、三菱重工業長崎造船所(長崎市)と佐世保重工業の造船所(長崎県佐世保市)の計3基ある。長崎の2基は現役。現存するのは世界的にも貴重とされる。

1562荷主研究者:2018/12/19(水) 23:48:32

http://www.kanaloco.jp/article/235084
公開:2017/03/03 02:00 更新:2017/03/03 02:00 神奈川新聞
川崎港コンテナターミナル 目標15万TEUへ

 川崎市は2017年度から、川崎区東扇島の川崎港コンテナターミナルの整備・改修に着手する。20年度のコンテナ貨物取扱量の目標を15万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個と換算)と定め、荷さばき地の改修や荷さばき用のクレーンの更新などを進める。

 川崎港公共バースのコンテナ貨物取扱量は15年度実績で9万9640TEU。官民でつくる川崎港戦略港湾推進協議会は取扱量が増加傾向にあり、今後のタイなどからの新規航路誘致も見据え、20年度の目標値を決めた。

 この目標に合わせ17年度から3カ年かけて改修・整備し、コンテナターミナルの取り扱い能力を現状の年11万〜12万TEUから年15万〜16万TEUに引き上げる。

 具体的には砂利敷きの荷さばき地をコンクリートにし、井桁とトラック走行帯を設置。コンテナを4段積みで置けるようにする。投資額は約11億1千万円を見込む。

 また、荷さばき地にある6基のうち老朽化した2基のクレーンを約5億5千万円かけて更新。新たな出口ゲートも設け、ゲート前の渋滞対策を図る。夜間荷役も増えてきているため、照明設備も設ける。

 東扇島には冷凍・冷蔵倉庫群が集積。食品工場が多い中国や東南アジアと川崎を結ぶ航路が新規開設されており、タイとの航路開設への期待も高まっている。

1563荷主研究者:2019/01/01(火) 14:11:18

http://www.kanaloco.jp/article/331486
公開:2018/05/16 02:00 更新:2018/05/16 02:00 神奈川新聞
13万TEUで過去最高 2017年川崎港コンテナ取扱量 外貿は輸出入とも増加

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20180516kanagawa01.JPG
川崎港コンテナ量

 川崎港の17年のコンテナ貨物取扱量が約13万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個と換算)と過去最高を更新したことが、川崎市の港湾調査速報で分かった。市が運営する同港内の公共埠頭(ふとう)のコンテナ取扱量も約12万TEUで過去最高となった。市はコンテナ量の拡大に伴い、同港コンテナターミナル(川崎区東扇島)の整備・改修を進めており、2020年度までに取り扱い能力を年15万TEUに引き上げる方針だ。 

 市によると、17年1〜12月の同港のコンテナ取扱量は前年比15・5%増の12万9298TEUだった。特に外貿は輸出入とも増加。自動車部品、化学薬品の輸出が堅調で、輸入では製材が前年から突出して伸びた。市は各データの詳細を分析し、秋に刊行する年報にまとめる。

 東扇島のコンテナターミナルでは、3機あるガントリークレーンのうち1機を改修するほか、海側のレール式荷さばき場の改良と、陸側の荷さばき場をタイヤ式クレーンに対応したものに整備している。また、夜間荷役の増加も見込まれることから、照明設備6機を新設する工事も18年度から着手。同年度の予算は約16億円を見込んでいる。

 市は官民のポートセールスに力を入れており、アジア諸国との定期航路開設も増えている。昨年は新たな航路開設こそなかったが、今年に入り、中国(2月、4月)、タイ(4月)と3航路が新たに開設された。東扇島地区には冷凍・冷蔵倉庫が集積しており、かねて荷主企業から食品工場が立地するタイと川崎港を結ぶ航路開設の要望が多かった。

 市誘致振興課は「17年の輸入でも製造食品は前年比7・2%増だった。タイとの新航路で今年も増えると見込まれる。来年の集計を期待したい」と話している。

1564荷主研究者:2019/01/01(火) 15:05:17

https://www.sakigake.jp/news/article/20180925AK0007/
2018年9月25日 秋田魁新報
ロシアコンテナ船、秋田寄港へ 定期航路の復活期待も

ロシア沿海地方の農場で生産されたコーンサイレージ(奥)=薪燃コーポレーション提供

 ロシアの船会社「フェスコ」のコンテナ船が10、11月の2度にわたり秋田港に臨時寄港する。県産米などを輸出する貿易会社薪燃(しんねん)コーポレーション(東京)が、新たに家畜用飼料をロシアから大量輸入するため。極東ロシアと秋田県を結ぶ通年の定期コンテナ航路は積み荷不足から2014年10月に廃止されており、県は「規模の大きな取引を今後も継続できれば航路復活に弾みがつく」と期待している。

 フェスコは2週間に1回のペースで日本を巡る定期コンテナ船を運航。ウラジオストク港から津軽海峡を経て、仙台、神戸、富山など国内6港に寄港している。来月下旬と11月下旬の運航時は、秋田港を国内最初の寄港地とする。

 薪燃が輸入する飼料は、ロシア沿海地方の農場で契約生産したコーンサイレージ(トウモロコシの茎や葉などを発酵させたもの)計3120トン。コンテナ(20フィート換算)にして240本分に相当する。

 県商業貿易課によると、コンテナ船寄港に必要とされる貨物量は1回につき50本以上。薪燃の輸入量(1寄港当たり120本)はこれを十分に上回る。フェスコ日本総代理店(東京)は秋田港への臨時寄港について「(採算が取れる)積み荷量を確保できたため」などと説明する。

 極東ロシアとの定期航路開設には、年1200本以上の貨物が必要とされている。これに対し現在、既存の韓国航路などを利用して行われている秋田―極東ロシア間の中古タイヤや金属鉱などの輸出入は年600本程度で半数にしか満たないという。

 薪燃は輸入する飼料を青森県の大規模酪農法人に販売する予定。柴田興明社長(63)=秋田市出身=は「契約生産したコーンサイレージは栄養成分が豊富で高品質。酪農の大規模化が進む中、ニーズはまだある」とし、5年後には輸入量を2万トン規模に拡大したい考え。

 過去に口蹄疫(こうていえき)が発生したロシアからの飼料輸入は制限されている。ただ、ウラジオストク港―仙台港で昨年実施したテスト輸送などで、同社が契約生産した飼料の安全性を農林水産省とロシア政府が確認している。

 県商業貿易課は「定期航路復活には、核となる大口貨物の確保が課題。飼料の販売先開拓によって航路開設の可能性が出てくる」とみている。

【極東ロシアコンテナ航路】

 2008年に県とフェスコがコンテナ船の定期航路開設を進める覚書を締結。目標貨物量を確保できず実現していない。12年8月には韓国の船会社が韓国経由の航路を開設したが、積み荷不足で廃止。14年7月には大手タイヤメーカーが仙台で作ったタイヤ輸出のため秋田港を使って試験輸送を開始。仙台港への定期航路開設を受けて15年8月に中止された。現在秋田港を使ってロシアと貿易をする企業は秋田―韓国、韓国―ロシアの二つの航路を利用する必要があり、輸送に時間がかかることなどがネックとされる。

1565荷主研究者:2019/01/01(火) 15:57:56

http://logistics.jp/media/2018/12/03/2833
2018/12/03 物流ニッポン新聞
釧路港、国際物流ターミナル完成 穀物輸送の効率化実現 大型船で一括大量輸送
t.kokudo

 国際バルク戦略港湾に指定されている釧路港で、水深14メートル、全長300メートルの国際物流ターミナルが完成した。貨物を満載した状態で、大型船の入港が可能となり、穀物輸送の効率化を実現。新たな飼料工場やサイロの建設など、後背地では飼料メーカーや物流企業の投資も誘発している。輸入の安定化や道内産業の発展につながりそうだ。(土屋太朗)

 11月23日、完成式典を開き、国土交通省の塚田一郎副大臣や、蝦名大也釧路市長、釧路商工会議所の栗林定正会頭らが出席した。

 国が指定する国際バルク戦略港湾は全国10港で、うち穀物を扱うのは5港。北海道では釧路港だけで、今回、全国で初めての完成となった。

 同港の後背地である道東エリアは、全国有数の酪農地帯。飼料の原料となるトウモロコシは、北海道全体の5割近くを同港が北米から受け入れている。

 だが、近年の船舶の大型化で、貨物を満載にした状態では入港できず、貨物量を減らしたり、他の港に分散させたりするなど非効率な輸送形態だった。

 このため、国は2014年から整備事業を開始。182億円を充て、同港西港区第2ふ頭の沖合いに水深14メートル、全長300メートルの岸壁や停泊地を整備した。加えて、1時間当たり800トンという従来比2倍の処理能力を持つ穀物専用の荷役機械「アンローダー」と、穀物をサイロに直接送るベルトコンベヤーも設けた。

 これにより、大型船による穀物の一括大量輸送が実現。複数港に寄港していたことによって生じていた輸送コストの削減も図れる。

 また、民間企業の投資も活性化。三ッ輪運輸(栗林社長、釧路市)によるサイロ14基(貯蔵量1万トン)が16年4月から供用を始めているのに加え、来年5月末には新たなサイロ17基(1万2千トン)が完成する。飼料メーカー大手の中部飼料も、配合飼料を1カ月当たり2万トン生産する工場を19年6月にも稼働させる。国交省によると、民間企業による投資総額は今年10月時点で116億円に上る。

【写真=国際バルク戦略港湾として全国初の完成(11月23日の完成式典)】

1566荷主研究者:2019/01/01(火) 16:08:55
物流各社が鉄道でモーダルシフトを進めた結果、輸送余力が少なくなっているとのこと

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38539930U8A201C1L91000/
2018/12/4 20:32 日本経済新聞 電子版 中部
西濃運輸、人手不足で海上航路活用 敦賀―博多も検討

1567荷主研究者:2019/01/02(水) 22:15:20

http://www.kanaloco.jp/article/377479
公開:2018/12/14 02:00
更新:2018/12/14 09:46 神奈川新聞
新本牧ふ頭19年度着工 27年ごろの完成目指す 横浜港

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20181214kanagawa01.JPG
新本牧ふ頭

 横浜市は2019年度から、横浜港・本牧ふ頭(同市中区)の沖合に計画している新本牧ふ頭を事業化し、埋め立て工事に着手する。コンテナ船の大型化や貨物量の増加に対応することで横浜港の国際競争力を高め、優位性を維持する狙いだ。

 事業化するのは、本牧ふ頭D突堤と接する第1期地区で、埋め立てによる造成面積は約40ヘクタール。市は高度な流通加工機能を持つロジスティクス施設を集約する地区と位置付けている。19年9月に埋め立て免許を取得した上で10月に着工、27年ごろの完成を目指している。

 事業費の概算は900億円。そのうち、リニア中央新幹線建設に伴うトンネル掘採で発生する土砂の受け入れを要請したJR東海が護岸整備費として600億円を負担する。国は直轄事業や国庫補助などで100億円を担い、市の負担分は200億円。造成した土地は市の所有となり、市が道路や上下水道などのインフラ整備を行った上で倉庫事業者などに土地を貸し付ける。護岸の一部は水際線緑地にして海釣りの場などとして広く市民に開放する。

 第2期地区は世界最大級のコンテナ船2隻が着岸できるコンテナターミナル用地で造成面積は約100ヘクタール。水深18メートル以上、岸壁延長千メートルとなる予定で、施行主体となる国が事業期間などを検討している。

 市は13日に開かれた横浜市会第4回定例会の国際・経済・港湾委員会で報告した。

1568荷主研究者:2019/01/02(水) 22:18:05

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/472914/
2018年12月14日 06時00分 西日本新聞
箱崎ふ頭を大規模埋め立て 65ヘクタール、ヤフオクドーム9個分 福岡市検討 [福岡県]

 福岡市が、博多港の物流やにぎわい機能の強化に向け、箱崎ふ頭(東区)西側の海面約65ヘクタールを新たに埋め立てる検討を始めたことが分かった。博多港では貨物の取扱高が過去最高を更新して物流の受け入れが限界に近づいており、大型クルーズ船などの航路確保のためのしゅんせつ工事で出た土砂を活用する。将来的には天神北の須崎ふ頭(中央区)の物流機能を箱崎に集約することも視野に、都心のにぎわい空間の創出にもつなげたい考えだ。

 博多湾の大規模な埋め立ては1994年に着手したアイランドシティ(東区)以来となる。市は今後、早期の事業着手を目指して、事業計画の策定や公有水面の埋め立てに必要な免許取得などの調査に入る。事業はアイランドシティなどの埋め立ても手掛けた第三セクター「博多港開発」と共同で進めるという。

 箱崎ふ頭は現在264ヘクタール。国内、国際の定期貨物航路が発着する岸壁を備え、穀物や青果などさまざまな貨物を取り扱う九州の物流拠点となっている。

 市によると、アジアの経済成長などを背景に物流の取扱量が増加。「受け入れ容量が限界に達している」(市幹部)状況で新たな埋め立てが必要と判断した。市はヤフオクドーム約9個分を埋め立て、大型貨物船に対応した岸壁や荷さばき作業をするヤードなどの整備を想定している。

 市は、アイランドシティにある国際コンテナターミナルを2020年度に増設する計画も進めており、新たな埋め立てで港湾の国際競争力を高める。

 一方、須崎ふ頭は現在、小麦や鉄鋼を取り扱う物流施設が集積。市は天神の再開発の動向に応じてにぎわい創出に向けた土地利用へと転換する方針を示しており、物流機能の箱崎ふ頭への移転集約も検討する。

 福岡市の中村貴久港湾空港局長は13日の市議会一般質問で「貨物需要に対する土地不足に対応するためには埋め立てが必要。その場所は箱崎ふ頭を候補として検討していきたい」と述べた。

=2018/12/14付 西日本新聞朝刊=

1569荷主研究者:2019/01/02(水) 22:37:04

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39103380Y8A211C1L21000/
2018/12/19 0:00 日本経済新聞 電子版 北関東・信越
新潟港、貨物取扱量拡大へ雪対策を強化

1570荷主研究者:2019/02/09(土) 21:00:30

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/261303?rct=n_hokkaido
2018年12/23 05:00 北海道新聞
宮蘭フェリー、我慢の半年 トラック 1日平均往復15→22台 ダイヤ改編、八戸寄港でやや改善 岩手側の道路は当面不便

室蘭港に停泊する川崎近海汽船のフェリー「シルバークィーン」。八戸に寄港するダイヤ改編後、貨物の利用が増えている=19日

 【室蘭】室蘭市と岩手県宮古市を結ぶ定期フェリー航路「宮蘭(みやらん)航路」が就航し、22日で半年を迎えた。収益の柱の貨物トラックが不振のため、運航する川崎近海汽船(東京)が南下便を八戸港(青森)に寄港させるてこ入れ策を10月に実施。利用は伸びたものの、まだ目標には届かない。関係者は、2020年度に三陸沿岸などの高速道路が全面開通すれば、フェリーの利便性も高まり、貨物利用がさらに増えると見込むが、当面は我慢が続きそうだ。

 6月22日就航の宮蘭航路は、当初は室蘭と宮古を1日1往復、片道10時間で結んだ。航路の売りは、震災復興支援を目的に整備中の三陸沿岸道路など高速道路とのアクセスがよいこと=図=。無料で供用され、沿岸部は雪が少ない。国が定める連続8時間以上の休息時間も船内で取れる。

 だが、北海道運輸局室蘭運輸支局によると、就航から10月6日のダイヤ改編前まで、1日平均の貨物車両の利用は往復約15台。胆振東部地震後に緊急車両や電源車の輸送急増がありながら、目標の年間1万8千台、単純計算で1日約50台を大きく下回った。まだ高速道路が途切れ途切れで運転しづらく、一般道で牛を載せた荷台が揺れることが敬遠された。室蘭港の関係者は「航路の存続が難しくなる水準だった」と明かす。

 利用者からは「八戸から東北道で関東に入る方が楽」などの声があり、川崎近海汽船は全国の運送業者に調査を実施した。苫小牧―八戸(苫八)航路の午前4時45分八戸着の同社便より早く到着したいとの要望もあり、宮蘭航路の南下便を同3時半に八戸に寄港させるダイヤ改編に踏み切った。

 改編から11月末までのトラック利用は往復合計で1日平均22台。改編前より室蘭―宮古の運航時間は約1時間延びたが、利用は約7台増えた。同社フェリー部は「一定の評価はできる」と、牛や生鮮食品の輸送の伸びに手応えを口にする。

 砂川市の運送業「丸一運輸」は、道北や日高管内の牧場から肉用牛などを本州へ運んでいる。八戸港が八戸道に近く、宮古で降りるより荷台が揺れないことに加え、「苫八航路より早く本州に入ることができる。目的地に早く着くので『(食肉処理後の)肉の状態がいい』と言う関係者もいる」とメリットを挙げる。

 岩手県で初のフェリー就航を機に宮古を海運の新たな拠点としたい川崎近海汽船は、高速道路の全面開通後に八戸寄港をやめることも視野に入れる。今後は集荷営業と新たな顧客開拓に力を注ぐ。(横山清貴)

1571荷主研究者:2019/02/10(日) 00:06:29

http://logistics.jp/media/2019/01/10/2901
2019/01/10 物流ニッポン新聞
北海道の港湾、物流拠点へ期待高まる荷役効率化など推進釧路港大型船も満載で入港可能
t.kokudo

 【北海道】北海道の各港湾に物流拠点として期待が高まっている。釧路港は2018年11月、国際戦略バルク港湾としてのターミナルが全国で初めて完成。将来的な飼料原料の取扱量増加に向け、企業は投資を加速させる。また、苫小牧港では19年3月にも、20〜30年後を見据えた同港の長期構想がまとまる。ドライバー不足に対応するため、情報の一元化や自動化を推進。併せて、ターミナルや大型冷蔵倉庫の整備を通じ、道内を支える「食」の輸出拠点としての機能を強めていく。(土屋太朗、岡杏奈、那須野ゆみ)

 釧路港の背後圏は全国有数の酪農地帯で、主な飼料原料のトウモロコシは北米から輸入。しかし、近年は船舶の大型化が進み、飼料原料を満載した状態で入港することができず、非効率な輸送体勢となっていた。

 同港で完成した国際物流ターミナルは水深14メートル、延長300メートルで、貨物を満載した状態での大型船の入港が可能となった。輸送効率化が見込めるのに加えて物流コストが下がり、生産者の競争力強化につながる。

 これに対応するため、地元企業は投資を活性化させる。港湾荷役を手掛ける三ッ輪運輸(栗林定正社長、北海道釧路市)は4月をメドに、飼料工場へ供給するためのサイロを17基(貯蔵量1万2千トン)増設。投資額は30億円で、既存サイロや倉庫を含めた全体の貯蔵量は17万1千トンに高まる。

 大手飼料メーカーの中部飼料は、6月にも新たな飼料工場を稼働させる。63億円を充て、生産量は1カ月当たり2万トンに上る。

 新ターミナルでは、飼料工場までの荷役作業についても効率化を実現。貨物を陸揚げする荷役機械「アンローダー」の処理能力を1時間当たり800トンと従来比2倍に引き上げたほか、陸揚げ後の穀物を直接サイロに送るベルトコンベヤーも設置した。

 三ッ輪運輸の遠藤浩昭取締役(57)は「ターミナルの完成で利便性が高まった。体制は整ったので、いかに釧路港を利用してもらえるか、重要なのはこれからになる」と強調。将来的な取り扱い貨物の増加に期待を寄せた上で、更なる設備投資について「今後の動向をみながら、情勢に応じて視野に入れなければならない」と語る。

 飼料工場から生産者への輸送を行う物流事業者の期待も大きい。釧路市や苫小牧市に営業所を持つ幸和運輸(小樽市)の横川幸和社長(47)は「中部飼料の工場の稼働を見据え、ハード・ソフト両面で体制を整えている」と説明。人員と車両を増やしているのに加え、同工場の近くに9900平方メートルほどの土地を取得した。

 また、三ッ輪物流(釧路市)の工藤誠一社長(67)は「釧路港が国際バルク戦略港湾との位置付けで整備されたのは大変意義深い。国内有数の酪農地帯となっている道東地区は都市間距離が長いため、今後の課題としてインランドデポと道路環境の整備が急務だ。根室から釧路までの距離は100キロもあり、高速道路の建設を強く望みたい」と指摘。その上で「物流事業者としては、輸入貨物の種類や量に応じた車両の導入を進め、効率化を図っていく」と話す。

【写真=釧路港では穀物の取扱量増加に期待が高まる】

1572荷主研究者:2019/02/10(日) 00:07:42

http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1547085849392/index.html
2019年1月10日 山陰中央新報
浜田港 ガントリークレーン供用開始 取扱貨物量の増加期待

9日に供用が始まったガントリークレーン=浜田市熱田町、浜田港福井ふ頭

 島根県が約15億円をかけて浜田港福井ふ頭(浜田市熱田町)に整備した荷役機械「ガントリークレーン」が9日、供用開始となった。定期コンテナ船の大型化に対応しつつ、荷の積み降ろし作業時間は従来の半分程度に短縮。基盤整備による物流の効率化で、年々伸びている取扱貨物量がさらに増えると期待される。

 ガントリークレーン整備は、県が16年度に事業着手。高さ53メートルで、岸壁から海上に突き出す「アウトリーチ」(長さ32.8メートル)を使って船上のコンテナをつり上げ、岸壁に敷設されたレールに沿った横移動(最長59.8メートル)により貨物の積み降ろしをする。

【詳しくは本紙紙面をご覧ください】

1573荷主研究者:2019/02/11(月) 10:31:38

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/478581/
2019年01月11日 06時00分 西日本新聞
芦屋港レジャーに活路 利用低迷、物流機能廃止へ 直売所、海釣り施設整備 [福岡県]

整備完了後の芦屋港予想図。左手前は物販店などが入る想定の複合施設。中央が散策路(福岡県芦屋町提供)

 主に漁港として利用され、貨物の取り扱いが少ない福岡県芦屋町の芦屋港に関し、波多野茂丸町長の諮問機関は10日、同港から物流機能を事実上なくし、農水産物直売所や海釣り施設、プレジャーボートの係留設備などがある「レジャー港」とする活性化案をまとめ、答申した。国土交通省は「全国約800の地方港湾で聞いたことがない先駆的事例」としている。

 国の港湾統計によると、自治体が管理する全国の地方港湾の2016年の貨物取扱量は約5億トンで、05年比で約2割減。利用されない岸壁や施設の活用が課題となっており、「みなと総合研究財団」(東京)の石原洋首席研究員(港湾工学)は、答申について「利用が減る地方港湾の活性化に向け、全国的なモデルになりうる」と評価する。

 遠賀川河口西側に位置する芦屋港は県の管理で、1986年に開港。面積は約22ヘクタールで、主にセメント用の砂を扱う物流ゾーンと漁港ゾーンに分かれている。

 16年の入港数は、漁船が延べ約2800隻だったのに対し、貨物船は延べ56隻。物流ゾーンは2千トンの貨物を積んだ船が接岸でき、船荷用の野積み場も九つあるが、利用は低迷している。町は17年、県や国も参加する諮問機関「芦屋港活性化推進委員会」を立ち上げ、議論を重ねてきた。

 答申では、漁港部分はそのまま残し、直売所が入る平屋や全天候型施設を野積み場に建設。プレジャーボートの係留地を陸と海に新設し、現在は禁止されている海釣りの設備も設ける。岸壁沿いには散策路や上屋を改修した複合施設を整備し、物流港としての機能は災害時などの緊急用に限定する。28年度完成予定で総事業費は約36億円。年間約26万人の集客と約2億6千万円の経済効果を見込む。

 答申を受け町は、県地方港湾審議会での港湾計画改定を求めていく方針だ。

=2019/01/11付 西日本新聞朝刊=

1574荷主研究者:2019/02/19(火) 22:24:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40186720Y9A110C1L21000/
2019/1/18 22:00 日本経済新聞 北関東・信越
リンコー、新潟東港に倉庫3棟新設

1575荷主研究者:2019/02/19(火) 22:59:54

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201901/0012001460.shtml
2019.01.23 神戸新聞NEXT
18年の神戸港コンテナ取扱量 過去最高を更新へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_12001461.jpg

 神戸市は22日、2018年に神戸港で取り扱ったコンテナ貨物の個数が過去最高を更新する見通しであると明らかにした。阪神・淡路大震災前年の1994年の実績を上回った17年に続き2年連続の更新となる。西日本各地から貨物を集める取り組みが順調に進んだほか、9月の台風21号による被害から「いち早く復旧できた」(市担当者)ことが寄与した。

 18年のコンテナ貨物の取扱個数は11月分まで公表。12月分を市が推計したところ、18年の年間取扱量は約294万個(20フィートコンテナ換算)となり、17年の292万4179個を上回る。

 神戸港の取扱量は14年から5年連続で増加。背景には、10年に阪神港(神戸、大阪港)として国の「国際コンテナ戦略港湾」に指定され、韓国・釜山港に流れていた瀬戸内や九州の貨物を取り込んできた経緯がある。加えて「国内外の景気拡大も追い風となった」(国土交通省の担当者)。

 18年も1〜8月は前年同期を2%上回り好調だったが、台風21号で六甲アイランドが浸水。主力のコンテナターミナルが被災し、9月の取扱量は前年同月を14%下回った。その後は被害を免れたポートアイランドのターミナルで代替し、貨物を引き留めたことで、10月は前年同月を15%上回った。11月以降は通常の水準に戻りつつある。

 しかし、94年に6位だったコンテナ取扱量の世界ランキングは、17年に54位まで落ち込んでおり、世界の主要港湾との差を縮めるのは容易でない。

 市みなと総局の担当者は「東南アジアから北米へ向かう貨物の積み替え需要などを取り込み、まずは18年の目標だった300万個を達成したい」としている。(長尾亮太)

1576荷主研究者:2019/02/19(火) 23:01:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40415210U9A120C1L21000/
2019/1/24 22:00 日本経済新聞 電子版 北関東・信越
リンコーコーポレーション 新潟港の物流支える
(老舗の研究 持続の秘訣)

1577荷主研究者:2019/03/03(日) 21:44:39

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40480350V20C19A1LB0000/
2019/1/26 6:00 日本経済新聞 北陸
金沢港の国際コンテナ貨物、3年連続で最高更新

1578荷主研究者:2019/03/03(日) 22:03:45

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20190129/CK2019012902000046.html
2019年1月29日 中日新聞
「金沢港 物流・観光を強化」 県営東部上屋の完成式

テープカットをする谷本正憲知事(左から3人目)ら=金沢市湊の金沢港県営東部上屋で

 金沢港の機能強化の一環で県が整備した県営東部上屋の完成式が二十八日、現地であり、谷本正憲知事は「金沢港が日本海側の拠点港として飛躍を遂げるため、物流、クルーズによる観光の両面でさらなる機能強化を目指したい」と祝った。

 金沢港でのコンテナ貨物の取扱量が増加傾向にあることから、戸水、無量寺埠頭(ふとう)に点在していたコンテナ上屋計七棟を東部工業用地内に集約し、作業効率を高める。さらに、寄港するクルーズ船も増え、景観整備にもつながった。

 式では谷本知事と国土交通省北陸地方整備局の関係者らがテープカット。知事がクレーンのスイッチを入れ、コンテナ貨物をトラックの荷台に運ぶ様子を見守った。

 県によると、コンテナ貨物の取扱量は全国百二の重要港湾中二位。今年のクルーズ船の寄港数は昨年の四十七本を上回り、五十本を超える見込み。谷本知事は「県内企業にもっと金沢港を利用してもらえるよう、仕組みづくりなどソフト面も整備を進めていかなければいけない」と述べた。

 県営東部上屋は鉄骨平屋三千平方メートルで、天井にクレーンが取り付けられている。総工費八億円。 (蓮野亜耶)

1579荷主研究者:2019/03/17(日) 10:52:52

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/1407
2019年2月7日 カーゴニュース 第4740号
ズームアップ 20ftコンテナの輸送はお断り?
2019.02.07

 20ftはやりません――。海上コンテナドレージで20ftコンテナの受注制限が広まっている。20ftは40ftに比べ運賃が約3割安く、ドライバーの給与にもそれが反映されるため、「20ftの仕事を断ることが、ドライバー確保の王道だ」(主要港地区の海上コンテナ輸送会社)という。海コン業者は戦略的に20ftのシャーシを処分し始めており、40ftコンテナとの“運賃格差”が是正されない限り、20ftは運べなくなる可能性もある。

40ftの運賃は1・5倍、ドライバーに不公平感

 「20ft? うちシャーシありませんから」。大阪港のある海コン業者は20ftコンテナの輸送依頼をこう断った。この5年間で20ftのシャーシ十数台を処分し、40ftに特化した。「大阪はアパレルの輸入港だか、小口で少しずつ持ってくるため20ftが多い。また20ftによる原料の輸入も多い。同じ距離を運んでも40ftだと1・5倍の運賃がとれる。20ftをやめたら収支も良くなった」と話す。

 ドライバーの“海コン離れ”の要因のひとつとされるのが、20ftと40ftの運賃格差とそれに伴う不公平感だ。「給与と連動してくるため、ドライバーは『何でオレが』と20ftを嫌がる。20ftでなおかつ待機時間が長い仕事だったりすると、そのドライバーは戻ってこない」。20ftを40ftに切り替えて受注していくことは、ドライバーをつなぎとめるカギだという。

輸送にかかる人件費、燃料代は変わらないのに…

 国際海上コンテナドレージの運賃は、昭和58年当時の運輸省タリフを基準にしているが、20ftと40ftの運賃格差は、コンテナリゼーションが本格化する前の日本で40ftがまだマイナーだった頃の名残りだ。現在は40ftがメイン、それもハイキューブタイプが主流で、20ftはアパレルなど小口多頻度貨物、原料など重量勝ちの貨物、タンクコンテナの輸送で主に使用されている。

 その名残りが現在も残っており、荷主や海貨業者はドレージ料金を取り決める際、昭和58年タリフの料金を元に料率で運賃を設定している。36年前のタリフでも20ftは半分の50%すら海コン業者は収受できていない。40ftも40%台が通例で、20ftが40ftと同率になるには、同距離で40ftの料率が40%だと20ftは62%。40ftが45%の料率であれば20ftは70%の料率で40ftと同料金。海コン業者がどちらを取るかは明白だ。

 今まで荷主の要望に応えて20ftシャーシをそろえていたが、ここへきて限界が見えてきた。海コン業者はこう言う。「20ftと40ftの輸送にかかる人件費のコストは同じ。40ftのシャーシは全長12mだか、20ftは9m。重さも長さも“半分”と誤解されやすいが、燃料代も変わらない。むしろ重量物の3軸20ftシャーシの方がタイヤに圧力がかかりやすいので、タイヤのもちが悪い。限られた経営資源を20ftには投入したくない」。

(2019年2月7日号)

1580荷主研究者:2019/03/17(日) 11:29:42

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/485795/
2019年02月10日06時00分 (更新 02月10日 07時07分) 西日本新聞
長崎の貿易現状は「鎖国」 日銀支店リポートで指摘 空港と港湾 機能に課題 [長崎県]

国際貨物航路が週3便の長崎港。県産品の多くは県外の港から輸出される(小ケ倉柳ふ頭、県提供)

 「“鎖国”から“開国”へ」がキーワード-。日銀長崎支店は、県内産業を巡る輸出の現状と課題をまとめたリポートで、こう指摘をした。江戸時代、海外に開かれた唯一の貿易窓口だった長崎が「鎖国」状態とはどんな意味なのか? リポートからは、港湾の施設や航路・航空路の数など貿易機能が九州他県に比べて脆弱(ぜいじゃく)で、県産品を海外に売り込む態勢が劣る実情が浮かび上がった。

 リポートは、豊富な水揚げを誇る魚介類を中心とした農林水産品などを、海外を含む県外に積極的に“輸出”することを「人口減少が著しい県内の経済発展の鍵」として奨励。アジアに近い地の利を生かし、県内から直接輸出する態勢を考察、問題点を探っている。

 データ分析の一例が、長崎港発着の定期貨物航路。週3便(昨年5月時点)しかなく、全て韓国行きだ。北九州港は42便、博多港は38・5便、伊万里港(佐賀県)は6便で、いずれも大消費地の中国行きがある。

 コンテナ輸出に関する九州7県の自県内港湾の利用率をみると、長崎が8・6%で最下位。コンテナの大半が、博多港や神戸港、伊万里港など県外から輸出されている実態を示した。

 また、長崎空港国際線の貨物取扱量(2017年度)は52トンで、福岡空港(約3万トン)に遠く及ばず、佐賀空港(1893トン)とも大きな開きが確認できた。県によると、長崎空港は貨物専用機の発着はなく、貨物は全て上海行き旅客機(週2便)の空きスペースに載せて送る鮮魚だという。

 九州7県で輸出された農林水産品の額を08〜12年と、13〜17年の年間平均で比較すると、長崎は7・2%減で、唯一減少していた。ただ、産出額ベースでは増えており、同支店は「県外港湾・空港を経由して輸出される割合が高まっている可能性がある」と指摘。県内企業の声として「毎日出荷できず、近隣の港に持って行くしかない」との見方も紹介した。「港湾の設備が他県に比べ見劣りしている」との、施設面の厳しい評価も加えた。

 リポートは「空港の24時間化を含め、需要地のニーズに合わせた物流体系の確立が急務」と総括。貿易の玄関口として(1)港湾や空港のインフラ整備(2)生産地から港湾や空港までのアクセスの整備(3)需要地に向けた航路、航空路の拡充-などの遅れている対応を列挙した。平家達史支店長は「これまでは長崎の中で商売していれば何とかなったので、販路の開拓を他地域よりしてこなかったのではないか」と辛口に評価する。関係者はどう受け止めるか。

   ◇    ◇

輸出額2846億円 2年連続減少 県内貿易概況

 長崎税関がまとめた2018年の県内貿易概況によると、輸出額は2846億8800万円(前年比11・4%減)で2年連続のマイナス、輸入額は2213億9000万円(同17・9%増)で2年連続のプラスだった。差引額は632億9800万円で40年連続の黒字となった。

 輸出の内訳は、船舶類が2323億6600万円(同14・3%減)で全体の8割を占める。新造船が45隻(同8隻減)、中古船が17隻(同8隻減)といずれも減少し、全体のマイナスに影響した。一般機械は、ケニア向けの発電プラント用資材の輸出があり、399億8700万円(同5・1%増)。

 輸入は、石炭や液化石油ガスなどの価格上昇に伴い、鉱物性燃料が1858億8500万円(同32・6%増)と大幅に増えた。韓国からの船舶建造用の資材が減り、金属製品は63億7300万円(同42・9%減)、鉄鋼は56億7000万円(同38・1%減)だった。

 港別では、長崎港の輸出額は1590億6400万円(2・9%減)、輸入額は684億3000万円(6・1%増)。佐世保港の輸出額は1253億6200万円(20・3%減)、輸入額は1520億3200万円(24・6%増)だった。

=2019/02/10付 西日本新聞朝刊=

1581荷主研究者:2019/03/17(日) 11:39:46

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41181020S9A210C1L21000/
2019/2/12 22:00 日本経済新聞 北関東・信越
新潟県内港、外貨コンテナ取扱量 2018年は5.5%増

1582とはずがたり:2019/03/19(火) 12:22:25
日本ダメだな〜>現在、世界の海運業界ではコンテナ船の巨大化が進む。コンテナ1万4千個積み規模を「大型」と呼ぶが、メガは2万個積み。国内ではまだ入港できる港はないという。

2019/3/18 18:50神戸新聞NEXT
全長400M 世界最大級コンテナ船が明石海峡に
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/0012158609.shtml

 「メガコンテナ船」と呼ばれる世界最大級のコンテナ船が18日午後、明石海峡に姿を現した。明石海峡大橋に届かんばかりの威容で、播磨灘から大阪湾へと進んでいった。

 建造を発注した正栄汽船(愛媛県今治市)によると、全長約400メートル。総トン数約22万トンの「エバージェントル号」。今治造船丸亀工場(香川県)を出発し、紀伊水道を抜け、中国・青島へ。台湾の大手海運会社が運航するという。

 現在、世界の海運業界ではコンテナ船の巨大化が進む。コンテナ1万4千個積み規模を「大型」と呼ぶが、メガは2万個積み。国内ではまだ入港できる港はないという。

 日が傾き始めたころ、船は明石海峡大橋に接近。橋にぶつからないよう、船体上部のレーダーマストを折りたたんだ状態でゆっくりと東へ進んでいった。(鈴木雅之)

1583荷主研究者:2019/04/14(日) 21:42:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190310_33002.html
2019年03月10日日曜日 河北新報
<釜石花巻道路>釜石港利用促進に期待 広域観光ルート拡充も

 全線開通した釜石花巻道路は、東日本大震災で被災した岩手県沿岸部と製造業の集積が進む県内陸部を通行無料で結ぶ。物流や観光の活性化に地元の期待は大きい。

 釜石花巻道路と三陸沿岸道の結節点に位置し、重要港湾の釜石港を擁する釜石市は震災後、国際コンテナ定期航路の開設に力を注いできた。

 釜石港の2018年コンテナ取扱量は過去最高の7608個(20フィート換算)を記録。利用企業は前年比30社増の75社に上る。可搬式トイレを製造する花巻市の「マユミ精巧」は、プラスチック部品の輸入港を仙台から釜石に切り替えた。

 小田島(こだしま)忠芳社長は「復興支援になると考えた。利用企業には奨励金があり、これで資材調達価格の上昇分もカバーできる」と語る。

 釜石市国際港湾振興課は各地で企業向けセミナーを開催し、利用促進を呼び掛ける。中平貴之係長は「内陸部に集積する自動車関連産業の需要を取り込みたい」と今後の戦略を描く。

 花巻-釜石間の所要時間が整備前の120分から80分に短縮されたことにより、広域観光ルートの拡充にも期待が高まっている。

 花巻空港を利用する外国人観光客の周遊先は従来、中尊寺や花巻温泉など内陸部が中心だった。

 県沿岸広域振興局は「今後は沿岸部の観光資源を積極的に売り込めるようになる」と強調。釜石市が会場の一つとなるラグビーワールドカップを機に、外国人観光客の受け入れ態勢を強化する方針だ。

1584荷主研究者:2019/04/14(日) 21:43:56

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/287776?rct=n_hokkaido
2019年03/19 09:27 北海道新聞
<現場から>苫小牧 港湾機能強化の動き続々 混雑緩和 貨物増狙う

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20190319hokkaido01.JPG
岸壁が新設される苫小牧港西港区の水面貯木場跡地

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20190319hokkaido02.JPG

 苫小牧港で船舶の混雑緩和や貨物量増加に向け、港湾機能を強化する動きが活発化している。港を管理運営する苫小牧港管理組合は、西港区で大型船舶用の岸壁の新設案を国に提出。東港区では道産食品の輸出拠点となる大型冷凍冷蔵倉庫が建設中で、鉄道貨物を船で運ぶための引き込み線の敷設構想も浮上している。国内有数の貨物取扱量を誇りながら、港の機能の制約で実績が伸び悩む現状を打開する狙いだ。

 年間約1万5千隻の船舶が入る苫小牧港。その大半を占める西港区の各岸壁は荷降ろしで混雑し、接岸できず丸1日待機する船も出るほどだ。「荷降ろしに時間や燃料代がかかっている。いかに物流をスムーズにするかが大切だ」。道や苫小牧市などで組織する苫小牧港管理組合の佐々木秀郎専任副管理者は、港のてこ入れに意欲を示す。

 管理組合は1月、3万トン級の大型貨物船の接岸場所を増やすため、西港区中央北埠頭(ふとう)の水面貯木場跡地に水深12メートル、延長230メートルの岸壁新設を盛り込んだ港湾計画の変更案を国土交通省に提出。今月7日、同省の審議会で妥当と認められた。主に国の直轄事業として2019年度から整備が進み、22年度にも完成する。

■中小輸出支援
 一方、東港区では苫小牧港利用促進協議会(会長・岩倉博文苫小牧市長)が19年度、荷主の異なる複数の少量貨物をまとめた「小口混載コンテナ」の輸出に際し、運送事業者の費用を一部負担する事業を始める。一度に大型コンテナを満たす数量を確保できない、中小企業の輸出促進を図る。

 東港区では第三セクター苫小牧埠頭などでつくる特別目的会社も道産食品の輸出拡大へ向け昨年8月、道内最大級となる約2万トンの大型冷凍冷蔵倉庫の建設に着手した。総事業費は70億円で20年春に完成予定。苫小牧港管理組合は今年2月、荷さばき用の大型クレーン増設を決めた。

■業者に危機感
 関係機関がこうした取り組みを急ぐ背景には、港の現状に対する船舶、荷役業界の不満や危機感がある。

 苫小牧港の貨物取扱量(東西港区合計)は1990年代までは順調に増えたが、2000年代以降は年間1億トン前後で横ばいだ。全体の8割を占める西港区は船舶の増加や大型化で岸壁の混雑が深刻化。残る2割の東港区は荷さばき、保管の能力に課題がある。このため港全体で農水産品の輸出需要などの伸びに応え切れていない。苫小牧埠頭の橋本哲実社長は「両港区の整備が着実に進めば、貨物量が増え、港湾企業の大きなメリットになる」とみる。

 港の将来を見据えた構想も動きだす。国土交通省などは北海道新幹線の青函トンネル内の高速化に向け、現在トンネルを使う貨物列車の物流を海上輸送に切り替える手法などの検討を始めた。これに呼応し、苫小牧港管理組合は月内にまとめる港の長期構想にJR線からの引き込み線敷設を明記する。国の動きをにらみ、鉄道貨物を取り込む構えだ。

 苫小牧港の歴史に詳しい苫小牧高専の浦島三朗特任教授は港の機能強化を評価しつつ、「貨物が集中する西港区から東港区への機能移転も進めるべきだ。港湾業界の人手不足も深刻で、港の業務に携わる人材を育成する教育機関の設置なども重要になる」と指摘している。(苫小牧報道部 後藤真)

<ことば>苫小牧港 苫小牧市街地に近接する西港区と苫小牧東部地域(苫東)にある東港区から成る。1963年、国内初の掘り込み式港湾として西港区が開港。80年に東港区が開港した。国の国際拠点港湾に指定されており、2016年の貨物取扱量は1億560万トンで国内4位。臨海部は多くの企業が立地し、「北海道の海の玄関」とも呼ばれる。

1585荷主研究者:2019/04/21(日) 23:59:42

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201903/0012190894.shtml
2019.03.29 神戸新聞
神戸港のコンテナ、列車輸送で新ルート 阪神国際港湾とJR貨物

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/b_12190895.jpg
神戸港で陸揚げ後、貨物列車に載せ替えられる海上コンテナ=神戸市須磨区大池町5

 神戸港の運営会社・阪神国際港湾(神戸市中央区)が、JR貨物と連携し、輸入コンテナ貨物を神戸港でいったん陸揚げし、鉄道で各地に届ける新たな物流ルートづくりに力を入れている。災害時は企業のサプライチェーン(部品の調達・供給網)のバックアップ経路として活用し、平時は定時性を武器に貨物の取り込みを図る狙いがある。

 神戸港で陸揚げしたコンテナ貨物は、トラックでJR貨物の神戸貨物ターミナル駅(同市須磨区)まで運び、貨物列車に載せ替える。

 港に着いた貨物はトラックで目的地へじかに運ぶのが一般的で、時間や費用がかさみがちな列車輸送をはさむのはまれ。ところが近年、地震や台風など災害時のサプライチェーン維持に企業の関心が高まり、新ルートを考案した。不具合が生じないか検証するため、実証実験を重ねることにした。

 油脂大手の不二製油(大阪府)は今年2月、原料をシンガポールから横浜の倉庫まで神戸港経由で運ぶ実験をした。担当者は「当社製品は食品メーカーにとっての原料。災害時でも供給責任を果たさなければならない。当社の原料も調達経路の幅を広げたい」と危機意識を示す。

 京浜港では、貨物の増加に伴いトラックによる渋滞が深刻化しており、すいているJR貨物駅はスムーズにコンテナ貨物を取り出せる利点もあるという。

 また、北陸の機械メーカーは昨秋以降、東南アジアや欧州から神戸港経由で部品を調達する実験を8回行った。冬場は雪で最寄りの日本海側の港が使えなくなったり、荒天で船便が遅れたりすることに悩まされてきた。実験で新ルートの有効性を確認し、部品の在庫を減らすめどが立ったという。

 阪神国際港湾の担当者は「JR貨物と組み合わせることで、神戸港の潜在能力を引き上げたい」と話している。(長尾亮太)

1586荷主研究者:2019/04/28(日) 21:26:14

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00512990?isReadConfirmed=true
2019/4/11 05:00 日刊工業新聞
日通、貨物複合輸送サービス 名古屋―仙台間フェリーを活用

輸送イメージ(同社発表資料から)

 日本通運は名古屋―仙台間で旅客フェリーを利用するコンテナ貨物の複合輸送サービスを始めた。鉄道と内航船の両方の輸送に対応した独自開発の12フィートコンテナ「RSVコンテナ」を活用して、貨物を運ぶ。鉄道輸送と組み合わせることで輸送範囲は広がり、トラックドライバー不足対応と環境配慮でモーダルシフトの効果は増大すると見込まれる。

 太平洋フェリー(名古屋市中村区)が隔日運航する旅客フェリーで貨客混載する。東北と中部の地域間は物流需要が旺盛で、従来のトラックや鉄道とは異なる新たな輸送の選択肢を提示。列車輸送障害の影響を受けない内航船の特性を打ち出して事業継続計画(BCP)対策としての有効性を訴求する。

(2019/4/11 05:00)

1587荷主研究者:2019/05/26(日) 11:11:56

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44836550V10C19A5L82000/
2019/5/15 19:54 日本経済新聞 南関東・静岡
川崎港のコンテナ取扱量、5年連続で最高 18年

1588荷主研究者:2019/06/02(日) 22:34:48
>>1587
https://www.kanaloco.jp/article/entry-167129.html
2019年05月13日 13:46 神奈川新聞
川崎港5年連続で過去最多 コンテナ貨物量

拡充が進められる川崎港コンテナターミナル(市港湾局誘致振興課提供)

 2018年の川崎港のコンテナ貨物取扱量が14万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個と換算)を初めて超え、5年連続で過去最多を更新したことが明らかになった。特に外貿が輸出入とも伸びており、中国、東南アジア航路の新規開設が押し上げた。

 市の港湾調査速報によると、同港のコンテナ取扱量は前年比13・6%増の14万6894TEUに上った。このうち川崎市が運営する公共埠頭(ふとう)の取扱量が13万3779TEUと全体の9割以上を占め、民間埠頭の取扱量は1万3115TEUだった。公共埠頭の取扱量が13万TEUを超えたのも初めて。

 好調な外貿は同20・0%増の11万8578TEU。輸出は同32・3%増の5万8851TEUで、自動車部品や古紙など再利用資材が伸びた。一方の輸入は半数以上を占める家具装備品のほか、タイ航路増設による冷凍食品の増加を反映し、同9・9%増の5万9727TEUとなった。

 同港では11年から官民挙げてのポートセールスに注力しており、昨年は中国、タイなど3航路を開設。定期航路数は11年の6から15に増加している。さらに受け入れ態勢の整備も進めており、市は本年度予算で、東扇島のコンテナターミナルの荷さばき場の改良や照明設備の新設工事などに約19億円を計上。取り扱い能力を年15万TEUまで引き上げる計画だ。

 市港湾局誘致振興課は「既存航路のサポートにも一層力を入れ、目標とする15万TEUの達成を目指したい」としている。

 同港のコンテナ貨物取扱量は、15年に初めて10万TEUの大台を突破。16年には11万TEU、17年には12万TEUをそれぞれ超え順調に推移していた。

1589荷主研究者:2019/06/02(日) 22:40:33

https://www.kanaloco.jp/article/entry-168747.html
2019年05月20日 13:18 神奈川新聞
横浜寄港の欧州航路再開 世界最大級コンテナ船に対応

 横浜港で欧州航路が復活-。世界最大のコンテナ船会社マースク(デンマーク)が、日本と欧州を結ぶ国際基幹航路の横浜寄港を2年10カ月ぶりに再開した。日本と欧州連合(EU)による経済連携協定(EPA)の発効を起爆剤に日欧貿易が盛んになると見込み、世界最大級のコンテナ船が5月から就航。日本から欧州に直航する定期便が大型化して復活したことで、日本の製造業の価格競争力や輸送効率が高まることが期待されている。

横浜寄港が再開する欧州航路

 「AE1」と呼ばれるマースクの欧州航路は5日から毎週日曜日、横浜港・南本牧ふ頭(横浜市中区)に寄港を始めた。国内で寄港するのは、世界最大級のコンテナ船に対応したターミナルを備えた横浜港のみとなる。

 12日にはコンテナ1万3千個(20フィートコンテナ換算)が積める全長366メートルの「マースク・ユーリカ」(14万1754トン)が米ロサンゼルスから入港した。横浜港では米国産の食品などを下ろし、欧州向けの自動車部品や電気製品などを積み込んだ。

 横浜を出た船は、中国・寧波や上海、アジア諸国を経由し、欧州の主要港に向かう。欧州を出航してアジアや中国を経た後は北米航路に接続し、北米から再び横浜港に戻ってくる。欧州航路に投入される船は16隻で、いずれも「マースク・ユーリカ」と同等の積載能力があるという。

 再開の決め手になったのは、今年2月に発効した日欧のEPAにある。日本の工業製品(乗用車=10%、電子機器=最大14%)に課せられている高関税が撤廃される。単価が高い工業製品は関税引き下げ効果が大きく、日本と欧州諸国間の物流が活発になると見込まれている。

 12日には横浜寄港再開を記念した式典が催され、マースクの西山徹・北東アジア地区CEO(最高経営責任者)は、横浜港での荷役作業の高い生産性や信頼性を評価した上で「日本の港湾のさらなる発展という責務を(横浜港で)果たしていく」と意気込みを語った。

 マースクは1924年に日本で初めて横浜に寄港。アジア有力港の台頭で2016年7月に日本寄港を中止する一方、95年間にわたって横浜港に物流拠点を置いてきた。市によると、横浜港では5月現在で北米4航路、南米2航路、今回の欧州のほかアフリカと豪州各1航路の計9航路を運航しており、昨年のコンテナ取扱量は横浜港全体の2割超となる約68万個(20フィートコンテナ換算)。横浜港を利用する船会社では最も多い。

1590とはずがたり:2019/06/23(日) 20:20:37
東京港、物流パンク寸前 トラック渋滞が慢性化
働き方改革 宅配クライシス サービス・食品 東京
2019/6/22 17:54日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46463630S9A620C1EA1000/

1591荷主研究者:2019/07/07(日) 11:24:43

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190610-385485.php
2019年06月10日 07時59分 福島民友新聞
いわき・小名浜の東港整備へ 大型石炭発電設備見据え、東北地方整備局

 東北地方整備局の高田昌行局長は9日までに、石炭の安定的な調達を担う国際バルク戦略港湾の小名浜港(いわき市)について、同市の勿来発電所で予定される大型石炭ガス化複合発電設備(IGCC)の来年9月運転開始を念頭に東港を整備する考えを示した。

 小名浜港は大型船に対応できる岸壁が少なく、沖合で積み下ろしの順番を待つ滞船(沖待ち)が常態化している。このため同整備局が国直轄で岸壁、県が石炭を荷さばきするふ頭の整備を進めている。

 IGCCは広野町の広野火力発電所でも2021年9月の運転開始を予定しており、東港の石炭取扱量が大幅に増える見込み。

 高田局長は県庁で内堀雅雄知事と懇談し、県内の主な国直轄事業を説明。IGCCの運転開始に触れ「それに間に合うように整備を進めている」と述べた。

1592荷主研究者:2019/07/10(水) 22:29:26

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46257290Y9A610C1L60000/
2019/6/18 19:54 日本経済新聞 電子版 北関東・信越
吉田運送、茨城・坂東のコンテナ積み替え拠点拡張

1593荷主研究者:2019/07/28(日) 11:23:57

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46716720Y9A620C1L82000/
2019/6/28 17:29 日本経済新聞 南関東・静岡
本牧ふ頭のコンテナターミナル、7月供用開始

1594荷主研究者:2019/07/28(日) 11:28:44

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/213489
2019年7月2日 東奥日報
七里長浜港、「津軽港」に改名要望へ

「津軽港」への名称変更案が持ち上がっている七里長浜港=鯵ケ沢町

 青森県鯵ケ沢町の七里長浜港の名称を「津軽港」に変更するよう求める要望書を、津軽地域14市町村長が連名で近く三村申吾知事宛てに提出することが1日、関係者への取材で分かった。全国的に知名度が高い「津軽」の呼称を冠することでポートセールスの効果を上げ、津軽地域全体で港の活用を図るのが狙い。

 七里長浜港は1983年に県が第1期工事に着手。96年の5千トン級岸壁に続き97年には2千トン級岸壁が完成、一部利用を開始した。2018年度の南防波堤(1180メートル)完成により、着手から35年、総事業費約163億円で全工事が完了した。

 建設資材を中心とした移出入のほか、近年は風力発電の部品の移入が増え、取扱貨物量は18年に25万トンまで伸びたが、八戸港3009万トン、青森港2425万トン、むつ小川原港56万トンなどに比べると少なく、新たな物流貨物の掘り起こしが課題となっている。

 過去には豪華客船「ふじ丸」や「にっぽん丸」が入港したが16年以降は途絶えており、白神山地などを含む津軽広域観光の活性化へ、青森港より距離が近い七里長浜港へのクルーズ船寄港を求める声も多い。

 国と県とともに整備費を負担した鰺ヶ沢町の平田衛町長は取材に対し「七里長浜港がどこにあるか分からない-と言われることが少なくない。鰺ヶ沢の港は藩政時代から御用港として津軽地域を支えてきた経緯もある。知名度が高い『津軽』のイメージで心機一転を図り、地域の産業経済の発展のためにもっと港を活用するべき」と強調した。

 また七里長浜港利用促進協議会の会長を務める桜田宏弘前市長は「青森、八戸両港と並ぶだけの知名度がある大きな港を日本海側にも育てることができれば、三方を海に囲まれた青森県の優位性を生かせる」と述べた。

 名称変更には、港湾設置者である県の条例改正が必要となる。

1595荷主研究者:2019/07/28(日) 11:33:30

https://www.sakigake.jp/news/article/20190704AK0022/
2019年7月4日 秋田魁新報
定期フェリー秋田航路20年(上)貨物輸送 物流経路の選択肢拡大

敦賀港発のフェリーから秋田港に下船するトラック

 秋田市土崎港の秋田港と北海道・苫小牧、新潟、福井県・敦賀の各港を結ぶ新日本海フェリー(大阪市)の定期航路が、1999年7月の就航から9日で丸20年を迎える。これまでの歩みを貨物と旅客の両面から振り返り、利用促進に向けた課題を追った。

 ◇  ◇

 6月25日午前5時半前、秋田港のフェリーターミナル。「らいらっく」号から、車両の下船が始まった。前日午前10時に敦賀を出発し、新潟を経由してきた。全てのトラックや乗用車が降り終わると、今度は苫小牧へ向かう車両が船に乗り込んでいった。

 本県を経由するフェリーの定期航路は県や運輸事業者の要請により実現した。誘致活動が始まったのは93年ごろ。秋田港の活用により経済活性化を目指す県の「オーシャン・フロンティア構想」が発端だった。関係者は日本海側で唯一、北海道・小樽―京都・舞鶴間をフェリー運航していた同社に何度も足を運んだ。

 その一人、元県職員の門間昭一さん(68)=秋田市=は振り返る。「秋田港から乗せる貨物があるんだと示すことが、説得材料だった。県内の運送会社にコメを運ぶ約束を取り付け、岩手、山形、青森の会社も訪ね歩いた」

 県トラック協会の赤上信弥会長(64)は「北海道や関西に向かう輸送経路に船という新たな選択肢が増え、大事な物流経路になると皆が期待した」と話す。

 新日本海フェリーとしても、太平洋側と北海道を結ぶ物流拠点の苫小牧に船を向かわせ、小樽に続き道内二つ目の拠点を設ける狙いから、東北に新たな拠点を構えることは意義のあることだった。こうして誕生した新航路は、物流活性化への期待から「平成の北前船」と呼ばれた。

 フェリーが運ぶトラックの台数は2011年度の3万2041台がピーク。その後は2万5千〜3万2千台で推移している。秋田支店によると、貨物輸送は収益の約8割を占める。秋田には製紙などが降ろされ、積み荷は、北海道へ紙製品や宅配向け日用品、新潟と福井方面へは合板や医療機器といった具合だ。

 就航後はトラックやバスの長距離ドライバーの労務管理が厳格化された時期と重なり、貨物は着実に利用を伸ばしてきた。近年は人手不足も顕在化し、フェリーはドライバーの負担を減らす輸送手段として、改めて注目されている。

 秋田港では、秋田運送(秋田市)が荷下ろしと積み込みを担う。トレーラーのけん引車のドライバーは積み荷作業が終わると、他の輸送に回り、切り離したトレーラーだけが船で運ばれる。行き先の港では提携先の運送会社が輸送を請け負う。

 秋田―敦賀間を陸送すると、ドライバーが戻るのは1週間後となり、労働負担、人件費、輸送コストが大きく異なるという。佐藤俊一常務(72)は「働き方改革によりフェリー輸送の価値は高まっている。利用が拡大し、増便につながることを期待したい」と話した。

定期フェリーの秋田航路
苫小牧―敦賀発着は週1往復、苫小牧―新潟発着は週5往復を運航。いずれも秋田を経由する。2017年度以降、船の点検のため、冬季は苫小牧―新潟発着が週2往復に減便となっている。航海時間は、苫小牧―秋田間が約11時間、秋田―新潟間が約6時間半、秋田―敦賀間が約20時間。船は「らいらっく」「ゆうかり」の2隻あり、いずれも約1万8千トン、全長約200メートル、旅客定員846人。乗用車58台、トラック146台を積載できる。

1596荷主研究者:2019/07/28(日) 11:49:59

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46187740X10C19A6L92000/
2019/7/6 11:00 日本経済新聞 電子版 東京
パンク寸前の東京港 インフラ整備、道路と大違い

1597荷主研究者:2019/08/18(日) 16:22:46

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47439200X10C19A7TJ1000/
2019/7/17 18:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北 九州・沖縄
日通、東京港回避で鉄道輸送 五輪見据え博多港から

1598荷主研究者:2019/08/18(日) 16:49:46

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20190720201.htm
2019/07/20 02:15 北國新聞
伏木港クレーン、国文化財に 文化審議会答申

 文化審議会は19日、射水市庄西町にある「旧伏木港右岸三号岸壁水平引込式クレーン」を国の登録有形文化財(建造物)に登録するよう柴山昌彦文部科学大臣に答申した。船の荷役に使う同クレーンは設置当時、日本海側で最大規模を誇り、高度経済成長期の地方港湾の隆盛を支えた。関係者からは伏木港開港120周年の節目の登録を祝福する声が上がった。

 登録されれば、県内の国登録有形文化財は67カ所139件となり、港湾施設の陸揚げ専用クレーンとしては全国初となる。

 クレーンは住友重機械工業製。伏木富山港伏木地区右岸第3号岸壁に設置されており、高さは約43メートル、つり上げ荷重8トンで、旋回半径は最大31・5メートルとなる。大きさと外観から「マンモスクレーン」の異名で親しまれてきた。

 県が1968(昭和43)年に建設し、46年間にわたり、海上輸送に伴う港湾作業の効率化に大きく貢献した。国内最古級のダブルリンク式の水平引込式クレーンで、荷物を水平に動かすことができるため荷揺れが少ない。高速での作業が可能で、石炭や鉱石などの荷役に活躍した。

 2014年に役目を終えた後、伏木海陸運送など荷主企業ら6社が「伏木港右岸3号クレーン保存会」を結成。今年1月に県から譲渡を受け、保存に取り組んでいる。

 保存会は「令和元年、開港120周年の節目であり、とてもうれしい。港町伏木の景観を形成するモニュメントとして活用し、後世に伝えていきたい」とコメントを出した。今後は射水、高岡市と協議しながら活用策を検討していく方針である。

1599とはずがたり:2019/08/24(土) 01:24:37
菅に勝てるのか?!

「ハマのドン」藤木氏、カジノ誘致に徹底抗戦を表明
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201908230000861.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp
[2019年8月23日22時13分]

「ここは我々の聖地。命を懸けて反対する」と会見した藤木幸夫横浜港運協会会長

横浜市の林文子市長(73)がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を表明したことを受け、「ハマのドン」こと藤木幸夫横浜港運協会会長(89)が23日、「山下ふ頭は我々の聖地。命を懸けて反対する」と緊急会見した。

藤木会長は「顔に泥を塗られた」と林市長に不快感を示しながらも、「泥を塗らせた人がいることははっきり分かっている」と、市長の背後にいる“敵”と戦うことを明言した。

   ◇   ◇   ◇

カジノのない「横浜港ハーバーリゾート構想」を林市長に提案していた藤木会長は「林さんには顔に泥を塗られた。泥を塗ったのは林さんだけど、塗らせた人がいることははっきり分かっている」と語った。

林市長の背後で操る力を「ハードパワー」と表現した藤木会長は、「ハードパワーとは横浜選出で陰の市長ともいわれる菅義偉官房長官のことか」と尋ねられると、「そう思うのはあんたの自由だが、菅さんは安倍さんの腰巾着。安倍さんは米国の腰巾着。安倍さんも菅さんもトランプさんの鼻息をうかがって寂しいな」と答えた。

トランプ大統領への大口献金者が会長を務めるカジノ運営大手「ラスベガス・サンズ」と、それに忖度(そんたく)する空気がハードパワーであることを示したとみられる。ラスベガス・サンズは大阪から撤退し、東京と横浜でのIR開発に注力することを明らかにしている。

横浜市は、山下公園に隣接する山下ふ頭にIRを誘致する方針だ。山下ふ頭には藤木会長率いる港湾事業者の倉庫が立ち並ぶが、土地の98%は市と国が所有している。市が2022年度までの立ち退きを求めていることに藤木会長は「ここは俺たちの聖地だよ。立ち退くなら役所が立ち退け」と言い捨て、仮に強制執行されても「黒沢明監督の映画『蜘蛛巣城』のまねをして、ここで寝泊まりする」と体を張って抗戦するプランまで明かした。

「藤木がやることは、山下ふ頭を守ることだ、山下ふ頭をばくち場にしないことだ」。藤木会長らはこの夏、山下ふ頭をEXILEが所属するLDHの音楽フェスに開放した。1万人が集まったという。「実にいい観衆でね。そういう場所としてここを使いたいね」と話した。【中嶋文明】

◆藤木幸夫(ふじき・ゆきお)1930年(昭5)8月18日生まれ。横浜港を中心に港運、荷役、倉庫などを営む藤木企業の会長。横浜エフエム、横浜スタジアムの会長も務めている。二階俊博自民党幹事長ら政界とのパイプも太く「ハマのドン」として知られる。

1600とはずがたり:2019/08/28(水) 00:36:20
「命を張って反対」(藤木氏)するってのは総選挙で菅の対立候補を応援するってことだぞ?解ってるよな?

「命を張って反対」 横浜港運協会・藤木会長
https://www.kanaloco.jp/article/entry-190465.html
社会 神奈川新聞  2019年08月23日 21:59

 横浜港運協会は23日、横浜市内で会見を開き、林文子市長が表明したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の山下ふ頭(同市中区)への誘致に対し、反対する姿勢を改めて示した。

 藤木幸夫会長(89)は、市が山下ふ頭を対象地としたことに猛反発。「ここはわれわれ港湾人の聖地であり、博打(ばくち)場にしない」と強調し、「横浜の将来のために良かったと思われる守り方をしていきたい。(カジノのような)犯罪的なものは一切しない」と述べた。

 山下ふ頭は9割が市有地で、一部は更地になったが残りは倉庫などが並び、同協会の事務所もある。IRの事業化に向けて市が立ち退きを求めた場合は「ここで私たちは寝泊まりする」と述べ、退去しない考えを示した。

 ギャンブル依存症問題にも言及し、「カジノがあるところには悲しい歴史、悲しい現実がある」として「私は命を張って反対していく」と力を込めた。

 市民に対して「横浜の30年、50年後はどうなのか。これは一人一人が判断してもらいたい」と訴え、横浜港の現状やカジノ、ギャンブル依存症への市民の理解を促すために協力する意向を明かした。

 同協会が5月設立した、港湾運送事業者でつくる新組織「横浜港ハーバーリゾート協会(YHR)」はカジノなしの再開発は採算可能としている。両協会は6月、林市長宛に山下ふ頭へのIR誘致に反対する要望書を提出していた。

1601荷主研究者:2019/09/23(月) 14:54:33

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49273170R30C19A8MM8000/
2019/9/1 0:00 日本経済新聞 電子版 東京
東京港の混雑避け代替ルート 佐川など物流大手動く
地方港など活用「リードタイム遜色ない」

1602荷主研究者:2019/09/23(月) 15:02:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49352060T00C19A9L41000/
2019/9/3 16:54 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
釧路西港のコンテナヤード拡張、取り扱い能力1.6倍に

1603荷主研究者:2019/09/23(月) 15:22:45

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/1775
2019年9月5日 カーゴニュース 第4795号
内航海運の〝見える化〟が必要=国交省

2019.09.05

 国土交通省は8月30日、交通政策審議会に設置された海事分科会基本政策部会(座長=河野真理子・早稲田大学教授)の第10回会合を開催した。今回は内航海運の利用拡大に向けたヒアリングが行われ、味の素、ライオンの2社と、全日本トラック協会がゲスト有識者として参加した。荷主の2社は内航海運の航路やスケジュール、料金など全体像の可視化が利用しやすさにつながると提言。全ト協は長距離輸送でのドライバー時短には内航海運の活用が有効との認識を示した上で、現状では中小運送会社の場合、フェリーの予約が取りにくく、料金も利用頻度の低い事業者は割高な傾向があることから利用しづらい側面があると指摘した。

航路情報・料金の透明性が必要

 味の素上席理事・食品事業本部物流企画部長の堀尾仁氏は、同社の500㎞以上の輸送での、2019年7月のモード別内訳は、船舶2869トンキロ(構成比61%)、鉄道コンテナ976トンキロ(21%)、トラック840トンキロ(18%)と報告。「内航海運は持続可能な加工食品物流を構築するための大事な物流手段。特に長距離輸送では積極的に海運シフトを図っていきたい」と表明し、「多種多様な災害に対応するための輸送モードの多様化・複線化の意味からも重要だ」と強調した。

 内航海運のメリットとして、トレーラ単位の大量輸送が可能であり、CO2削減にもつながることや、輸送時のトラブルが少ないことを指摘。また、「ドライバーが乗船しない無人航送や、北海道〜九州間を東京港経由で複数航路をつないだトレーラシャーシによる一貫輸送が行えるなどのメリットがある」と長所を挙げた。加えて、一部ルート以外ではトラックよりも安価な輸送コストや、鉄道コンテナよりも定時性に優れている点を指摘した。

 一方、デメリットには「船舶であるために当然だと理解しているが出港時間・入港時間などトラックにはない時間的制限がある」ことに加え、「港湾荷役でストライキが発生する場合や、欠航率は鉄道貨物輸送より良好だが、荒天時の急な代替策が立てにくい」とした。

 今後の改善に向けては、航路情報について鉄道ダイヤ的にわかりやすく開示するとともに、問い合わせしなければ開示されない輸送料金の見える化を要望。さらに、パレット単位・BOX単位など小口輸送の拡大や、航路の増設、関東〜関西での船舶の大型化、内航のハブ港の設置などが利用拡大への改善点だと述べた。

 同社は今後、中部や関西エリアと九州エリアでの輸送において、敦賀〜博多など日本海新ルートを利用するなど既存ルートの複線化・複々線化に取り組むほか、ネットワーク変更に伴う名古屋から仙台への新ルートや、関東〜関西や関東〜仙台などでも内航海運の活用を検討していく考え。

内航の全体像を共有することが重要

 ライオンSCM本部SCM統括部長の河野淳氏は「当社では鉄道コンテナ輸送能力の限界や輸送量の増加に応じ、年間を通じて安定的輸送モードとして内航の活用を強化する方針」とした上で「内航海運は、鉄道貨物輸送と比べて自然災害の影響による遅延や運休が少ないので輸送日数やリードタイムを確定しやすい」と説明。同社では長距離トラック輸送から海上輸送へのモーダルシフトを進め、災害発生後の輸送確保の観点から海運を含めた複数代替ルートの準備を強化していく考えを示した。

 また、発着港をはじめ、フェリー・RORO船などキャリアの種類、運航スケジュール、料金が内航業界で共有されておらず、荷主からは全体像がわかりにくいことが短所だと指摘。500㎞前後の長距離トラック輸送の代替となる航路の拡大や、港湾ストライキが頻発しないこと、本州〜沖縄航路の混雑解消などを要望。新規利用時に航路や船舶の違いによって物流品質に差が生じないことを確認する必要があることを指摘した。

中小トラックは予約困難、増便を希望

 全ト協副会長の馬渡雅敏氏は「フェリーの予約は大手物流会社が押さえていることが多く、中小は予約を取りにくい状況」と説明し、今後は増便をはじめ、新航路や新寄港地の開設を要望した。また、「京浜港などに代表されるドレージの際の待機時間の長さは重大な問題であり、早期の解決が望ましい」と指摘。到着船遅延により発生した待機時間についても待機料の負担者の明確化を要望した。

 事務局からは現在の内航海運の概況について説明があった。利便性向上の取り組みとして、RORO船、フェリー、コンテナ船の航路・ダイヤ情報を集約し、荷主や利用運送事業者が利用できる情報検索システムを構築。現在、運用開始に向けて準備中だと報告した。

(2019年9月5日号)

1604荷主研究者:2019/11/19(火) 22:45:07

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51544450Z21C19A0L60000/
2019/10/29 19:10 日本経済新聞 北関東・信越
茨城・常陸那珂港区に新航路 中韓向け週4便に

1605荷主研究者:2019/12/01(日) 10:32:48

https://this.kiji.is/564419126401451105?c=92619697908483575
2019/11/5 21:00 (JST)11/6 09:21 (JST)updated 熊本日日新聞社
ホンダ二輪、熊本港輸入 東南アジア生産完成車、災害時リスク分散

日本梱包運輸倉庫熊本輸入車センターの開設式典で、テープカットをする関係者。両端の2台はベトナムで生産され、熊本港で初めて荷揚げされた二輪完成車=5日、大津町

 ホンダは、東南アジアで生産した国内市場向け二輪完成車の輸入を熊本港(熊本市)で始めた。西日本向けの完成車の荷揚げは大阪港を使っているが、リスク分散などの観点でその一部を熊本港に振り替えた。同社が二輪完成車を熊本港から輸入するのは初めて。横浜、大阪両港に続き、同社3カ所目の二輪の輸入拠点となる。

 同社によると、これまで大阪港で荷揚げしていた二輪完成車は年間約8万台。このうち約6千台を熊本港に移す。タイとベトナムの現地工場で製造された125㏄、150㏄、250㏄のバイクで、輸入した完成車は九州全域と四国の一部で販売する。

 台風などの災害時に荷揚げが停滞するリスクを分散する狙いがあり、熊本港の利用で国内輸送の効率化や二酸化炭素の排出削減につながる、としている。

 熊本港の輸入拠点化に伴い、ホンダ関係製品の輸送を請け負っている日本梱包運輸倉庫(東京)はホンダ熊本製作所(大津町)そばの大津営業所内に熊本輸入車センターを開設。5日、現地で記念式典があった。

 式典ではベトナムで生産され、熊本港から荷揚げした完成車第1号も披露。ホンダ熊本製作所生産業務部の中谷俊彦部長は「九州で販売する輸入車を市場に近いところで輸入するようにした。今後も熊本港の利用拡大に貢献したい」と話した。

 同製作所はホンダの国内ただ一つの二輪生産拠点で、現在、熊本港からアジア圏へ主に400㏄以上のバイクなどを輸出している。ホンダや県によると、今回始めた輸入分を含めると、同港の貨物取扱量の約2割を同社関係が占めるようになるという。(山本文子)

(2019年11月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

1606荷主研究者:2019/12/01(日) 11:08:55

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/558095/
2019/11/9 6:00 西日本新聞 北九州版 竹次 稔
貿易・流通、都市の発展支え 北九州港、15日に130年

北九州港の発祥とされるJR門司港駅近くの「第1船だまり」

 門司港が明治時代の1889年、貿易の活発化に伴って国の特別輸出港の指定を受け、本格的に開港して15日で130周年となる。北九州市は海岸線総延長235キロのうち約75%が港湾区域に当たり、取扱貨物量も全国5位(2017年)と有数の港町だ。近年は全国に先駆けて洋上風力発電の総合拠点化を目指し、フェリーターミナルとしても注目を集めている。

 門司港レトロ地区で16、17の両日、130周年を記念したメインイベントが行われる。

 特別輸出港は九州で長崎、博多に次ぐ3番目。開港から12年後、官営八幡製鉄所が操業を開始。日清・日露戦争では、門司港から陸軍が朝鮮半島に派遣された。

 「外国貿易の門司」のほか、「国内流通の小倉」「鉄・石炭など工業港の洞海」の3地域が戦前から発展してきた。1963年の北九州市誕生を受け、翌64年に門司、小倉、洞海の3港を「北九州港」と呼ぶようになり、74年から市が港湾管理者となった。九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所によると、当時米国で利用が進んでいたコンテナターミナルが71年、大阪以西では初めて田野浦(門司区)で供用開始となった。

 港湾地区は段階的に増え、市によると、西の響灘から東の新門司まで含めて、北九州港は現在20地区で構成。特に、若松区沖の響灘では60年代以降に埋め立てが進み、2005年に「ひびきコンテナターミナル」が供用開始。ただ、開発を加速させた韓国・釜山港などと比べて貨物量で大きく差をつけられた。響灘地区では現在、洋上風力発電の建設、補修などを担う総合拠点化の計画が進む一方、同ターミナルはクルーズ船の寄港にも使われている。

 新門司の背後地にある物流団地「マリナクロス新門司」の用地分譲は1985年度にスタート。事業自体は大幅な赤字だが、近年は輸送手段をフェリーに切り替える動きが活発化し、新門司と関西などを結ぶ航路の利用が増加。物流会社の参入が増え、用地はほぼ完売し、2021年春には神奈川県の横須賀港を結ぶ定期航路も誕生する。

 市港湾空港局は「港の発展があって北九州市がある。それを考えるきっかけにしてほしい」としている。 (竹次稔)

1607荷主研究者:2019/12/01(日) 11:12:09

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/363237?rct=n_hokkaido
2019年11/10 05:00 北海道新聞
新岸壁国際物流ターミナル着工 滞船緩和に期待 苫小牧港で式典

くす玉を割り、着工を祝った式典

 苫小牧港西港区中央北埠頭(ふとう)の水面貯木場跡地に岸壁を新設する「国際物流ターミナル整備事業」の着工式典が9日、苫小牧市のハーバーFビルで開かれ、港湾関係者ら約50人が大型事業のスタートを祝った。

 岸壁は延長230メートル、水深12メートル。総事業費70億円のうち、65億円が国の直轄事業、5億円が苫小牧港管理組合の起債事業で、飼料原料や鋼材の荷役効率化が図られる。2022年度末の完成予定。本年度は46メートル分を施工する。同港の岸壁新設は08年着工、15年度完成の東港区中央埠頭2号岸壁以来。

1608荷主研究者:2019/12/11(水) 23:06:56

https://www.kanaloco.jp/article/entry-209583.html
2019年11月19日 05:00 神奈川新聞
新本牧ふ頭、埋め立てを承認 横浜市が来年1月着工へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20191119kanagawa01.JPG
新本牧ふ頭地図

 国土交通省関東地方整備局と横浜市は15日、横浜港・本牧ふ頭(同市中区)の沖合に計画している新本牧ふ頭について、公有水面(約88ヘクタール)の埋め立て免許を取得し、埋め立てが承認されたと発表した。国内最大級のコンテナターミナルを備えた新たな物流拠点の早期完成を目指し、市は2020年1月ごろ、国交省は3月末ごろに着工する見通し。

 新本牧ふ頭は、本牧ふ頭D突堤から逆L字状に埋め立てて造成する。市は根元に当たる第1期地区(約38ヘクタール)に高度な流通加工機能を持つロジスティクス拠点を集約する。20年1月ごろに地盤改良工事に着手し、同年代後半の完成を目指す。国交省は国直轄事業として、突端部の第2期地区(約50ヘクタール)に岸壁延長千メートル、水深18メートル以上のコンテナターミナルを整備。30年代前半の完成を見込んでいる。

 11月7日付で第1期地区の公有水面埋め立て免許の取得と、第2期地区の埋め立て承認を得た。国交省と市によると、埋め立てに使う土砂の一部には、JR東海のリニア中央新幹線建設に伴うトンネル掘削で発生する残土を受け入れる。市が整備する護岸の一部は水際線緑地にし、生物共生型護岸を採用することで海釣りの場などとして広く市民に開放する。

1609荷主研究者:2019/12/11(水) 23:43:33

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201911/0012894607.shtml
2019/11/21 05:00神戸新聞NEXT
明石港の砂利揚げ場 移転計画から25年、ようやく廃止へ

年内にも廃止されることが決まった公共ふ頭の砂利揚げ場=明石港

神戸新聞NEXT

 明石港(兵庫県明石市)の公共ふ頭にある県管理の砂利揚げ場が、年内にも廃止されることが20日分かった。地域活性化に向けた再開発や環境への影響から、移転計画が持ち上がって約25年。長年の懸案が解決することで、県が同港周辺で計画する再開発がようやく動きだす見通しだ。

 関係者によると、県が、ふ頭用地で操業する12社と合意した。11月末で砂利運搬船の入港が停止され、12月末をめどに、野積み場の砂利などが撤去される予定。砂利揚げ場の移転先は、東播磨地域で調整中という。

 明石港の公共ふ頭は昭和40年代前半、県が砂利揚げ場や倉庫用地として整備。同50年代後半に現在の広さ約4ヘクタールになった。荷揚げ量はピーク時の1980年代後半に100万トンあったが、現在は6割程度に減っている。

 県と明石市は94年度、砂利揚げ場の東播磨港二見地区(明石市二見町南二見)への移転を計画。市は砂利揚げ場跡地での再開発を計画したが、阪神・淡路大震災による財政難や移転先予定地の近隣住民による反対などを受け、2004年に凍結状態となった。

 一方で、潮風で舞い上がる砂ぼこりや、ダンプカーのタイヤに付着した土砂の拡散などが環境問題に。地元の要望を受けた県は09年、周囲に高さ7メートル、総延長約450メートルの防じん柵や放水装置を整備した。

 新たに再開発案が浮上したのは16年度。県と市、学識経験者、地域団体でつくる検討委員会が設けられ、観光客らの回遊性向上や活性化のため、集客施設を整備する計画案が決まった。

 計画案では公共ふ頭用地を、商業施設が入る「にぎわいゾーン」、クルーズ船が発着する「ウオーターフロントゾーン」など4区域に分け、ホテルやマンション建設も想定。バスロータリーも設けるとしている。県は現在、民間事業者からより具体的なアイデアや要望を聞く市場調査を進めている。(小西隆久)

1610荷主研究者:2019/12/29(日) 18:08:23

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53235450R11C19A2LKA000/?n_cid=SPTMG002
2019/12/11 20:10 日本経済新聞 電子版 関西 九州・沖縄
神戸港、物流ルート新設支援 時間短縮や人材不足対応

1611荷主研究者:2019/12/29(日) 19:47:36

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53333190T11C19A2L91000/
2019/12/18 5:00 日本経済新聞 電子版 中部
名古屋港の貨物量、国内首位も世界で21位 上海の3割
(データで読む愛知)

1612荷主研究者:2020/01/26(日) 13:50:24

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/300111
2020年1月14日 東奥日報
フェリー「八苫航路」貨物量10年で28%増

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200114too01.JPG
八苫航路で就航中の「べにりあ」。2021年に新造船に切り替わり、さらに貨物積載量が向上する

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200114too02.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200114too03.JPG

 青森県八戸市と北海道苫小牧市を結ぶフェリー「八苫航路」の貨物取扱量が、近年伸びている。2011年から増加し続け、18年は1315万トンで10年前の08年に比べ28%増えた。乗船時間は八苫が7時間半で、青森市と函館市を結ぶ「青函航路」(3時間40分〜4時間)より長い。このため、トラック運転手がまとまった休憩時間を確保でき、働き方改革にもつながることが好調の背景にあるとみられる。

 県のまとめによると、フェリーの便数が1日16往復の青函の貨物量は2164万トン。東日本大震災で八苫が休止した影響で11年は一時的に増加したが、その後は減少を続け、08年比で9%減となっている。北海道と青森県を結ぶフェリーでの貨物物流が、1日4往復の八苫にシフトしているとみられる。

 12年に群馬県の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故を受けて、国は長距離運転手の労務管理に関して悪質事業者の厳罰化を進めている。トラック運転手の労働に関しては「休息時間(勤務と勤務の間の自由な時間)は連続8時間以上」が法令上義務付けられている。業界の要望もあり、特例でフェリー乗船時間を原則休息として扱えるようにした。

 八苫を利用している札幌市の運送会社に勤める男性運転手は「労務管理が厳しくなっており、急いでいても休憩は必要。フェリーで移動しながら休憩できるのは便利だ」と話す。八苫は待機時間を含めれば約8時間の休息時間を確保できるという。

 八苫を結ぶ「シルバーフェリー」4隻を運航する川崎近海汽船(東京)は21年に就航中の「べにりあ」を、積載力を向上させた新造船に切り替える予定で、貨物輸送はさらに強化される。同社八戸支社の担当者は「八戸港は高速道路にも近く、運送業者にとって使いやすい。今後も貨物は増える見込み」と話す。

 さらに八戸市は、フェリーと復興道路「三陸沿岸道路」(八戸市-仙台市)の相乗効果にも期待する。現在工事が進められている同道路は、岩手県久慈市、釜石市、宮城県気仙沼市などを通る。20年度末に全線開通予定で、フェリーを組み合わせた札幌・仙台間の新たな物流ルートが確立する。

 市が試算した札幌市-仙台市間のトラック輸送シミュレーションによると、八苫-三陸沿岸道路ルートは青函-東北自動車道ルートより運転時間が約2時間短くなる。移動にかかる総時間は、青函のほうが津軽海峡フェリーを利用すると約1時間半短い。一方、高速代、燃料費などを含めたコストは八苫のほうが約1万6千円安い。

 川崎近海汽船は20年4月から八戸-室蘭を1日1往復運航する方針で、八戸港の拠点性はより高まる。市政策推進課の藤谷一徳副参事は「働き方改革の流れもあり休息時間を取れる上、三陸沿岸道路が完成すればコスト面でも八戸港の優位性は高まる」と期待している。

1613荷主研究者:2020/01/26(日) 15:10:57

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202001/0013035109.shtml
2020.01.15 神戸新聞
「六甲アイランド南」港湾整備再開へ 震災で計画凍結、貨物量回復で機能強化

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_13035157.jpg

廃棄物による埋め立てが進む「六甲アイランド南」(手前左)。後方には(左から順に)神戸空港と神戸・ポートアイランドがある=2019年2月(神戸市提供)

神戸新聞NEXT

 神戸市は、廃棄物で埋め立てている人工島「六甲アイランド南」について、港湾物流拠点の整備計画の凍結を解除する検討を始めた。同市は2001年、阪神・淡路大震災で被災した市民の生活再建を加速させるとし、埋め立て完了後の拠点整備計画をいったん凍結していた。ただ震災から25年たち、神戸港の貨物取扱量は高水準で推移しており、同港の機能強化を図ろうと、拠点整備に向けた計画を再開する必要があると判断した。(長尾亮太)

 今後10年間の取り組みを話し合う神戸港港湾審議会(市長の諮問機関)の下部組織の議論を踏まえて凍結解除を決め、20年度に改定する「神戸港港湾計画」に盛り込む。

 六アイ南は、関西一円で生じる廃棄物で海面を埋め立てるフェニックス計画で造成されている人工島。神戸・六甲アイランド沖に333ヘクタールの人工島が完成する予定で、市は大型コンテナ船が寄港できる大深水岸壁の整備計画を1995年2月にまとめた。しかし、震災直後で市民生活が混乱しており、被災者支援を優先させる観点から、01年に六アイ南における拠点整備計画を凍結するとしていた。

 一方、国は主要港の国際競争力を高める一環として、西日本のコンテナ貨物を神戸港経由で輸出入させる施策を展開。世界的な景気拡大を背景に、同港の17、18年のコンテナ貨物取扱量は、これまでの最多だった94年の実績(291万6千個)を2年連続で超えた。

 市によると、同港では物流施設の建設地を求める企業からの引き合いが増え、適地がなくなりつつある。輸出入機能が相対的に低くなれば、兵庫県内メーカーの県外流出につながる懸念があり、六アイ南の港湾物流拠点整備が急務になっていたという。

 市は開港150年に合わせて17年に発表した神戸港の将来構想で、六アイ南を製造・加工機能を備えた港湾物流拠点に整備する案を打ち出している。市の担当者は「市内の経済活動の3割が神戸港に関連している。素材や半製品の付加価値を高める拠点にして、アジアの貨物を神戸に呼び込みたい」としている。

【大阪湾フェニックス計画】近畿圏で発生した廃棄物で大阪湾を埋め立て、生まれた土地に港湾を整備する事業。自治体や港湾管理者が出資する大阪湾広域臨海環境整備センターが進める。1990年に廃棄物の受け入れが始まった尼崎沖をはじめ、泉大津沖、神戸沖(六甲アイランド南)、大阪沖の計4カ所が処分場。六アイ南には、廃棄物以外にしゅんせつ土砂なども使われている。

1614荷主研究者:2020/01/26(日) 15:12:40

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00544453?isReadConfirmed=true
2020/1/15 05:00 日刊工業新聞
兵機海運、危険物取り扱い倉庫完成 神戸港に兵庫埠頭物流センター

 兵機海運は神戸市兵庫区にある神戸港兵庫埠頭(ふとう)で引火性の固体や液体などの危険物を取り扱う「兵庫埠頭物流センター=写真」の竣工(しゅんこう)式を行った。第4類危険物を取り扱う倉庫としては18年に同県姫路市で稼働した倉庫群に次いで2カ所目。敷地面積は約1万5000平方メートル。危険物の倉庫や定温倉庫など計3棟を建設。総投資額は約18億円。

 コンテナの保管、受け渡しなどを行う「バンプール」も併設した。延べ床面積は約1万平方メートル。大東洋治社長は「海陸一貫した輸送サービスで、高まる危険物取り扱いの需要に貢献していく」と力を込めた。危険物保管にかかる法令順守意識の高まりなどで、危険物取り扱いの需要は高まっている。(神戸)

(2020/1/15 05:00)

1615荷主研究者:2020/02/16(日) 12:47:30

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=609044&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/1/31 中国新聞
韓国コンテナ船が減便 広島・福山、会社の航路合理化で

 広島港、福山港と韓国・釜山港を結ぶ国際コンテナ船の定期航路が、今月からそれぞれ週1便ずつ減便した。広島港は週8便、福山港は週4便となった。広島県によると、韓国の運航会社が事業を統合し重なる航路を見直した。日韓関係の悪化とは関係ないという。

 両港で週2便を運航していた興亜海運と、週1便の長錦商船がコンテナ事業を統合し、昨年12月に新会社の興亜ラインを設立した。同社は今月6日以降、週2便に減らした。

 県によると、釜山港との航路は他に5社が担う。貨物は自動車部品や産業機械の輸出、繊維製品の輸入など。欧州や東南アジアと結ぶ航路に積み替えるための利用が多いという。 

 昨年の取扱貨物量は広島港が前年比30%増、福山港が15%増だった。県港湾振興課は「今後も航路の維持、拡充を各運航会社に働き掛ける」としている。(畑山尚史)

1616荷主研究者:2020/02/16(日) 14:36:19

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55284910V00C20A2L21000/
2020/2/5 17:26 日本経済新聞 信越 新潟
新潟県内港、外貿コンテナ取扱量 3年連続増

1617荷主研究者:2020/02/27(木) 22:30:25

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55769540Y0A210C2L82000/
2020/2/18 15:55 日本経済新聞 関東 神奈川
三菱倉庫、横浜市の南本牧ふ頭で物流施設完成

1618荷主研究者:2020/03/14(土) 19:47:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55820660Z10C20A2LA0000/
2020/2/19 18:45 日本経済新聞 四国 高知
高知新港のコンテナ取扱量、19年は6年ぶり減少

1619荷主研究者:2020/03/14(土) 20:05:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00548827?isReadConfirmed=true
2020/2/21 05:00 日刊工業新聞
八代港と熊本港、コンテナ取扱量3年連続で最高

 【熊本】熊本県がまとめた八代港(熊本県八代市)と熊本港(熊本市)の2019年の国際コンテナ取扱量が過去最高を記録し、3年連続の過去最高となった。16年の熊本地震以降の連続。19年の八代は2万2678TEU(20フィートコンテナ換算)で前年比101・9%、熊本は1万3458TEUで同117・5%だった。八代は4年連続の更新となっている。

 県は要因として、ホンダが九州と四国の一部で販売する2輪完成車の輸入を他港から熊本港にシフトしたことをあげた。また、サントリービールが熊本港から輸入する麦芽の割合を増やしたことも要因の一つとしている。八代港については、新コンテナターミナルが18年に供用を始めて利便性が向上したためとみている。

(2020/2/21 05:00)

1620荷主研究者:2020/03/14(土) 21:08:34

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56423970V00C20A3L01000/
2020/3/5 15:29 日本経済新聞 電子版 東北 岩手
岩手・釜石港 貨物急増、震災前の80倍
東北6県 気になる現場

1621荷主研究者:2020/03/29(日) 15:23:00

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202003/0013189805.shtml
2020.03.13 神戸新聞
兵機海運、危険物倉庫を新設 需要増に対応

兵機海運が新設した危険物倉庫2棟=神戸市兵庫区築地町

 海運・倉庫業の兵機海運(神戸市中央区)は、石油やアルコール類などの燃えやすい液体を取り扱うことができる危険物倉庫を、神戸市兵庫区の兵庫ふ頭に新設し、稼働を始めた。同社が危険物倉庫を構えるのは姫路港に続き2カ所目。

 普通倉庫を含む総延べ床面積は約9230平方メートルで、うち危険物倉庫は平屋2棟で各約千平方メートル。1棟には定温室を備えた。可燃性の危険物貨物はドラム缶などに保管する。主に神戸港で輸出入されるコンテナを取り扱う想定で、横付けして積み降ろしできるため、効率的に搬出入できるという。総投資額は約18億円。

 近年、化学品メーカーの原料や加工製品の荷動きが活発化。だが神戸港には危険物を保管できる倉庫が数カ所しかないといい、需要増に応じる。危険物倉庫では船舶用塗料や化粧品類なども取り扱い、安全確保のため、従業員が危険物取扱者の免許を取得した。

 同社は「荷主ニーズに応え、神戸港の発展に寄与したい」としている。(横田良平)

1622荷主研究者:2020/03/29(日) 16:04:48

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202003/0013201669.shtml
2020.03.18 神戸新聞
【連載】広がる海の玄関 震災25年の神戸港(1)産業インフラ

神戸港の岸壁に姿を見せるコンテナトレーラー。住友ゴム工業宮崎工場で生産されたタイヤを積む=神戸市中央区新港町

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_13201671.jpg
神戸新聞NEXT

■航路維持へ、多彩な試み

 神戸市中央区筒井町に「近代ゴム産業発祥の地」と書かれた記念碑がひっそりと立つ。住友ゴム工業の本社敷地内にあり、多くの人目に触れることはない。

 同社の起源である英ダンロップ護謨(ごむ)極東が、1909(明治42)年に工場を操業させた場所だ。この地に構えた神戸工場で、後の住友ゴムがタイヤを生産し、日本のモータリゼーションを支えた。だが、95年の阪神・淡路大震災で閉鎖して以降、事業面で神戸港とは疎遠になっていた。

 四半世紀を経て、同社は再び神戸港をタイヤの輸出拠点にしようとしている。2019年11月、宮崎工場(宮崎県都城市)で生産したタイヤをカーフェリーで神戸港に運び、海外に輸出する実験を行った。

 従来は福岡・博多港まで陸送し、船で韓国・釜山(プサン)港に搬入してから欧米に輸出したが、日本国内の運転手不足に対応するため、新ルートの開拓に乗り出した。「当社は製品や原料の輸出入で神戸港に支えられて発展した歴史があるだけに、感慨深い」。物流担当の谷良平(57)は目を細める。
    ◇
 神戸市によると、神戸港の18年のコンテナ貨物取扱量は294万個と、2年連続で震災前を上回って過去最多を更新した。取扱量の落ち込みは、被災地の象徴として語られてきただけに「港勢が着実に回復してきた」と、市長の久元喜造は力を込める。

 ただ、最多更新の数字に目をこらすと、同港の厳しい状況も浮かび上がる。アジア各港から運び込んで北米・欧州方面の船に積み替える貨物の割合は94年で取扱量の28%を占めたが、18年は1%まで低下した。アジアにおける「ハブ港」の役割を失ったまま、回復のめどは立っていない。

 他の港で積み替えず、じかに欧米に運べる「基幹航路」を維持できるか-。震災から25年たった今、神戸港をはじめ国内主力港はこの課題と向き合っている。

 神戸港では、北米航路のコンテナ船の寄港が94年に週26便あったが、現在は週5便に減少。国内全体でも便数は減り続け、米国向けの輸出入貨物の2割が釜山港など他国の港を経由するようになった。

 「基幹航路は国内製造業を支えるインフラ。他国の港で積み替える場合、直行便と比べて製品輸送に時間と費用がかかり、企業の競争力がそがれる」と国土交通省の担当者は危機感を隠さない。
    ◇
 航路減少の背景にあるのは、90年代から進んだ製造業の海外移転だ。日本からの輸出貨物が減る一方、「世界の工場」と化した中国が貨物を増やし、港湾も自前で整備した。一方、日本国内でも相次いで建設された地方港と釜山港の輸出入ルートも盤石となり、神戸港の集荷力は衰えた。

 そんな中、トラックで混雑する東京港や冬場に雪で閉ざされる日本海の港を補完しようとの動きが出始めた。西日本のコンテナ貨物を神戸、大阪両港に集中させる国の施策に呼応し、神戸港で荷揚げした貨物を鉄道網で各地に届ける実験も行われている。

 「貨物があるから航路は維持され、航路があるから企業は貨物を増やせる。航路と貨物は表裏一体の関係」と同市幹部は語る。双方が増える好循環をどう生み出すか。知恵と手腕が問われる。=敬称略=(長尾亮太)
    ◇
 阪神・淡路大震災から四半世紀。往年の港勢を取り戻そうとする官民の動きを追った。

1623荷主研究者:2020/06/20(土) 23:39:53

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202003/0013235043.shtml
2020.03.31 神戸新聞
神戸港の19年コンテナ取扱量 6年ぶり前年割れ

神戸港のコンテナ岸壁=神戸市中央区、ポートアイランド2期

 神戸市は30日、2019年に神戸港で取り扱ったコンテナ貨物が前年比2・5%減の287万1千個(20フィートコンテナ換算)にとどまったと発表した。前年割れは6年ぶり。米中貿易摩擦による中国経済の停滞で、中国との輸出入などが減ったという。

 内訳は、輸出貨物が前年比1・9%減の117万9千個、輸入貨物が0・8%減の100万9千個、国内貨物が5・7%減の68万3千個。地域別では、海外貨物の4割を占める中国が4・2%減った。米中摩擦の影響で、中国メーカーや中国に進出する日系メーカーの輸出入の減少が響いた。

 貨物量の品目別では、輸出で鋼材(28・5%減)や自動車部品(10・8%減)の下落が目立ち、輸入は衣類(2・7%減)などが前年割れした。

 神戸港の取扱量は14年から5年連続で増加し、17、18年は過去最高を更新した。10年に大阪港とともに「阪神港」として国の「国際戦略コンテナ港湾」に指定され、韓国・釜山(プサン)港に流れていた瀬戸内や九州の貨物を取り込んできた。

 しかし、19年は中国の荷動きが低迷し、今年に入ってからは新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している。同市の担当者は「19年もアジア全体ではさほど落ちていない。感染拡大の影響は引き続き注視する必要がある」としている。(横田良平)

1624荷主研究者:2020/06/21(日) 21:44:59

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57865690Z00C20A4L82000/
2020/4/9 15:37 日本経済新聞 関東 神奈川
日新、横浜・本牧ふ頭に新物流施設 21年開業

1625荷主研究者:2020/07/01(水) 21:00:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59298710Z10C20A5L82000/
2020/5/19 19:12 日本経済新聞 関東 神奈川
川崎港のコンテナ取扱量 19年は過去最高

1626荷主研究者:2020/07/14(火) 21:03:40

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00559173?isReadConfirmed=true
2020/5/28 05:00 日刊工業新聞
愛知県、金属スクラップに競争力 三河港の輸出体制を整備

集約して金属スクラップの輸出競争力を高める(イメージ)

【名古屋】愛知県は三河港明海地区(愛知県豊橋市)で、高付加価値の金属スクラップを集約して販売競争力ある輸出品とする体制を整備する。同地区や周辺の愛知県、静岡県、長野県などから集まる金属スクラップを解体・分類し、自動車の端材などの良質なスクラップを集約する。2025年度以降に港湾事業者など民間による設備投資で解体・分類施設が建設される予定で、合わせて同地区の埠頭(ふとう)用地や港湾施設を整備する。

 三河港明海地区の埋め立て地の新たな活用法として埠頭用地の配置、岸壁や係船柱、防舷材、臨港道路などの港湾施設の設計などを行う。民間による関連施設整備と合わせ、同地区の基盤を整備する。整備により分散されたスクラップの集約化だけでなく、輸出に関わる新たな企業などの進出も見込む。埠頭用地の管理運営や港湾施設の整備では民間資金を活用した社会資本整備(PFI)を導入する可能性もある。

 同地区は自動車や住宅建材関連などの工場など約250社が立地している。周辺地域の工場も含め、大量の金属スクラップが集まる。ただ回収の過程などで品質の悪い金属スクラップが混ざり、低価値品で輸出せざるを得ない場合もある。

 また中国の廃棄物輸入の規制強化の影響を受けて三河港から中国への鉄鋼くずの輸出量は18年は16年比半分以下の約2万5000トン程度と大幅に減っている。分散するスクラップ仮置き場、土地利用の制約、老朽化した港湾施設の利用への懸念などの問題解消と合わせて同県でも有数の港湾地区を整備する。

(2020/5/28 05:00)

1627荷主研究者:2020/07/14(火) 21:15:14

https://www.sanyonews.jp/article/1017155?rct=syuyo
2020年05月30日 22時47分 山陽新聞
玉島の人工島に穀物用埠頭が完成 大型船に対応、輸送効率化へ

国と県が玉島ハーバーアイランドに整備した7号埠頭

 国と岡山県が水島港(倉敷市)の人工島・玉島ハーバーアイランドに整備していた穀物用の「7号埠頭(ふとう)」が完成し、6月1日から使用を始める。大型の運搬船に対応し、隣接する食料コンビナートへの輸送が効率化される。

 7号埠頭は3本の桟橋(計528メートル)からなり、最大の桟橋(320メートル)はハーバーアイランドで最も深い水深12メートル。それぞれ1時間当たり800トン、400トンの荷下ろしができる荷役機械「アンローダー」を2基設置した。ほかは108メートル、100メートルで各桟橋に別の荷役機械を置いた。

 これまで穀物はハーバーアイランドの北にある玉島E地区に接岸した運搬船からトラックで陸上輸送していた。7号埠頭に設けた3列のベルトコンベヤー(計1360メートル)は直接コンビナートと接続しており、運送コストや時間が削減できる。

 国と県が2017年度から計約190億円をかけて桟橋や荷役機械などを整備してきた。水島港全体では、さらに大型の船が入港しやすいように航路や岸壁の水深を深くする国事業が25年度の完了を目指して進んでいる。

 県港湾課は「輸送効率が高まることで水島港の発展につながる。災害対応に利用できるというメリットもある。国と連携しながら今後も港湾整備を進めていく」としている。

1628荷主研究者:2020/07/14(火) 21:38:17

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/429489?rct=n_hokkaido
2020年06/11 05:00 北海道新聞
巨大荷揚げ機39年で引退 老朽化で解体、撤去へ 室蘭港祝津埠頭

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200611hokkaido02.JPG
祝津埠頭で供用されてきたアンローダー。老朽化などの理由で撤去工事が始まった=9日

 室蘭港祝津埠頭(ふとう)で39年間供用されてきた荷揚げ機械「アンローダー」の撤去工事が始まった。老朽化が進んで修繕費がかさみ、利用も伸び悩んでいたことから撤去が決まった。

 解体費は1億4200万円(税込み)。8日に工事が始まり、7月中には原型を留めない段階まで解体が進むという。工期は10月まで。

 アンローダーは高さ19メートル。約13億円を投じて1981年度に建設され、市の第三セクターが運営してきた。祝津埠頭には石炭の輸送中継基地「コールセンター」があり、アンローダーは石炭の荷揚げに使われた。

 コールセンターは最盛期の83年度には約89万トンの取り扱いがあった。その後、石炭需要の落ち込みを背景に取扱量も急減し、過去数年は1万数千トン。北海道糖業道南製糖所(伊達)で使われる石炭が年に一度、荷揚げされていた。

 祝津埠頭では室蘭開建が岸壁改良工事を行っている。市は祝津埠頭が水族館などの観光地や市街地に近いことから、将来的に世界最大級のクルーズ船を誘致することを目指している。市はコールセンターそのものの今後の扱いについては「関係機関と協議中」(港湾部)としている。(横山清貴)

1629とはずがたり:2020/07/26(日) 00:38:46
臨港道路2路線を新設へ 石狩湾新港管理組合
2020年07月25日 10時00分
https://e-kensin.net/news/129956.html
事業費は計7億円

 石狩湾新港管理組合は、東線と西幹線という臨港道路2路線の新設を計画している。延長は東線が715m、西幹線が1950mで、事業費には合わせて7億円を試算。このうち2020年度に事業化した東線は秋ごろから用地測量、詳細設計に取り掛かり、21年度に着工する見通しとなっている。西幹線の着手時期は未定だ。

 20―24年度を期間とする社会資本総合整備計画に盛り込まれた事業で、防災・安全交付金を活用する考え。東線は、石狩市新港東4丁目の東ふ頭線交点から石狩市の市道志美北3線までを結ぶ予定。東ふ頭線交点から259m区間は幅員6・5mで19年度までに整備済みだが、未整備区間は簡易舗装で途中がコの字に曲がった状態。また、雨や雪解け時には道路の一部で冠水が起きている。

 この道路は志美側と東ふ頭の船だまりを往復する漁師の利用が多く、輸送車両の増加も見込める。しかし、11年以降に交通事故が3件発生し、うち1件が死亡事故につながったことから、安全な走行のため未整備区間を直線の新設道路として整備する。

 計画延長は715m、幅員は6・2mの片側1車線道路とし、歩道は設置しない。事業費には2億円を試算している。20年度に詳細設計を終え、21年度の着工、22年度完了を目指す。

 小樽市銭函5丁目に位置する西幹線は、臨港道路樽川幹線交点から西ふ頭線交点までを結ぶ延長1950m、幅員8・5mで計画。事業費は5億円を見込んでいる。

 西ふ頭には北海道電力の液化天然ガス(LNG)火力発電所があるが、発電機の増設状況や貨物輸送の増加予測などの動向調査を進めた上で、着工時期を定めたいとしている。

(北海道建設新聞2020年7月21日付12面より)

1630荷主研究者:2020/07/28(火) 22:56:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60854130W0A620C2L83000/
2020/6/29 2:00 日本経済新聞 電子版 東京 関東
東京臨海部と都心つなぐ新道開通 渋滞解消へ
潜望展望

1631荷主研究者:2020/09/05(土) 13:45:44

https://www.sakigake.jp/news/article/20200716AK0037/
2020年7月16日 秋田魁新報
国際コンテナ釜山航路、週5便に 秋田港の需要見込む

 秋田県は16日、秋田港に新たな国際定期コンテナ船が就航すると発表した。シンガポールの船会社エクスプレスフィーダーズは、国内3港と韓国・釜山新港を結ぶ運航ルートに秋田港を追加し、21日に初めて入港する。以後、毎週火曜日に寄港。これにより秋田と釜山を結ぶ国際定期コンテナ船は、韓国船を含め週5便体制になる。

 新たに寄港する船名は「UNISEA(ユニシー)」。コンテナ1012本(20フィートコンテナ換算)を積める。釜山新港から新潟、富山、金沢を巡って戻るルートで、2018年9月から運航。新ルートは釜山―新潟―富山―秋田―金沢―釜山となる。

 船会社の日本総代理店ヘスコ・エージェンシーズ(東京・品川)は、ルート改編について「航路スケジュールに余裕があり、国内で新たに立ち寄れる港を検討していた。秋田港で積みきれない荷物があると聞き、需要があると見込んだ」と説明した。

 秋田港のコンテナ取扱量は、19年に年間最高の5万1204本(20フィートコンテナ換算)を記録。輸出入の相手国は韓国や中国、フィリピンなど。主な輸出品は紙・パルプや非鉄金属、木製品。主な輸出品は製材、木製品、電気機械など。

 秋田港では1995年に国際定期コンテナ船が初めて就航し、2011年に最多の週7便となった。その後、増減し今年4月から4便体制となった。週5便に増えることで、県内企業の荷主にとっては輸出入の機会が増える。

 エクスプレスフィーダーズ県代理店の秋田海陸運送(秋田市)は「輸出入の機会が週1回増えることで、県内企業とって商売のチャンスが広がる」とした。

 また、今回はシンガポール船社のコンテナ船として初めて秋田港に就航する。県商業貿易課は「シンガポールの船社とつながりが生まれ、同国への直行便実現に向け弾みとなる」と期待する。

1632荷主研究者:2020/09/05(土) 13:51:55

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00565331?isReadConfirmed=true
2020/7/22 05:00 日刊工業新聞
京都府舞鶴市 地域経済活性化 港湾振興 京都舞鶴港振興促進協議会 国際埠頭

京都・舞鶴市、港を核に地域経済復活 官民連携で推進

「京都舞鶴港振興促進協議会」では、舞鶴国際埠頭の拡張など二期整備推進に向け国の支援を要請する

 ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)舞鶴事業所(京都府舞鶴市)の商船建造撤退に揺れる舞鶴市で、地域経済活性化に向け新たな枠組みが動きだした。新型コロナウイルス感染拡大のダブルパンチで経済が冷え込む中、京都府や舞鶴市、京都経済界など官民連携で港湾振興に取り組む「京都舞鶴港振興促進協議会」が設立された。舞鶴港は地域経済復活の象徴になるか。(京都・大原佑美子)

 「ポストコロナ社会において対岸諸国との物流・人流や港を核としたまち作りのあり方や舞鶴港の役割を考えることが重要」。協議会設立総会に会長として出席した西脇隆俊京都府知事は強調した。

【かつてない危機】

 JMUによる舞鶴事業所での造船事業縮小に追い打ちをかける形で、新型コロナに見舞われ、舞鶴港の取扱貨物量は減少し、クルーズ船の寄港キャンセルが相次ぐ。人口約8万人の港湾都市はかつてない危機にある。同協議会はあらためて舞鶴港の重要性を指摘し、国際埠頭(ふとう)拡張など二期整備推進への国の支援を要請する。

 コロナ禍で状況は一変したが、舞鶴港のコンテナ貨物取扱量は2019年に出入個合計で1万9812TEU(20フィートコンテナ換算)と過去最高を記録。クルーズ船も19年に34回寄港し、過去最高の旅客数だった。

【流れを活発に】

 一段と人やモノの流れを活発にするため、これまで港湾関連用地の拡張や貨物上屋の旅客ターミナル化などが俎上(そじょう)に載せられていた。

 日本板硝子の小岐須智浩舞鶴事業所長は「海外からガラスの材料を輸入する船舶を大型化し、利用岸壁を喜多埠頭から深い水深岸壁の国際埠頭に変更して工場までの横持ち費用を削減したい」という。飯野港運(京都府舞鶴市)の田端昭則常務は「通常1日1隻のコンテナ船は天候が悪い日は2隻付けが発生し、バルク船やクルーズ船に対応できなくなる」と訴える。

 同協議会は舞鶴港と高速道路をつなぐ道路の整備強化やクルーズ船・国際フェリーの受け入れ環境強化、災害時の太平洋側のリダンダンシー(代替)機能を果たすための再整備支援など提言した。

【雇用対策を強化】

 7月からJMU舞鶴事業所の新造船部門社員の配置転換が始まり、配転に応じられない社員も出てきている。舞鶴市などではこうした社員と地元企業との面談会を開くなど雇用対策を強化する。

 多々見良三舞鶴市長は「洋上風力発電に関する設備などを建造できる製造業の誘致を目指す」との構想も描く。政府が7月、洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会を設立するなど追い風も吹く。港で発展を遂げた都市、舞鶴。津波に強い良好な港と造船技術、豊富な観光資源を生かし、再成長の道筋を付けたい。

(2020/7/22 05:00)

1633荷主研究者:2020/09/05(土) 13:56:22

https://www.sakigake.jp/news/article/20200724AK0015/
2020年7月24日 9時40分 秋田魁新報
社説:コンテナ船増便 秋田港の利用促進図れ

 秋田港と韓国・釜山新港を結ぶ新たな国際定期コンテナ船が就航した。シンガポールの船会社「エクスプレスフィーダーズ」が、国内3港と釜山新港を結ぶ従来ルートに秋田港を加え、21日から毎週火曜日の寄港を始めた。

 これまで火曜日は平日で唯一コンテナ船の発着がなかった。月―金曜日は毎日、荷物を取り扱えるようになり、貿易に取り組む企業の利便性が向上したことは間違いない。貿易拡大は本県経済にとって重要な課題。これを機に、県内企業も積極的に新たな海外市場の開拓に取り組んでほしい。県や県内の関連団体は秋田港の利便性向上を企業に広くアピールし、一層の利用促進につなげるべきだ。

 釜山は世界有数の貿易の中継拠点であり、アジアや欧州などの港とつながっている。秋田港と釜山を結ぶ定期コンテナ船は、釜山経由の中国航路を含む既存の4便と合わせ、週5便となった。5便化は2017年以来。釜山とつながる物流ルートの拡充は、世界との経済交流を拡大させる好機である。

 新たに寄港するコンテナ船は釜山を発着し、新潟、富山、秋田、金沢の4港を1週間で巡る。船会社の国内代理店(東京)によると、従来の3港を巡るルートの運航には時間的な余裕があったため、新たな寄港先を検討していた。日本海側の複数港の中で一定の需要を見込めるとして、秋田港を選んだという。

 県によると、秋田港のコンテナ取り扱い実績(20フィートコンテナ換算)は16年に初めて5万本を突破。昨年(速報値)は前年比1・9%増の5万1204本で過去最高になった。近年は輸出が増加傾向で、紙・パルプ、非鉄金属、自動車部品といった品目が堅調だ。

 ただし県政運営指針「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」が掲げる目標(19年5万8600本)には及ばないのが現状だ。今年は6万本超を目指しているが、5月までは前年比で微減傾向にある。目標の実現と5便体制継続のためにも、積み荷確保に一層力を入れなければならない。

 県や県内経済団体などでつくる「県環日本海交流推進協議会」は本年度、秋田港を初めて利用する荷主への支援について、従来年間40万円だったコンテナ陸送費の支援限度額を100万円に増額。こうした制度に関し、今は他港を利用している隣県企業にも周知し、需要を開拓したい。積極的なPRが必要だ。

 釜山以外の航路誘致にも引き続き努めるべきだ。県はロシア、東南アジアとの直行航路の実現を目指しているが、現在は釜山と中国航路だけ。航路開設には、船会社が採算を見込める安定的な積み荷の確保が重要だ。地道に可能性を探りたい。

 貿易に取り組む企業の育成にも力を注ぐべきだ。県内企業が積極的に海外展開できるよう充実した県の支援が求められる。

1634荷主研究者:2020/09/05(土) 14:00:21

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/443980?rct=n_hokkaido
2020年07/26 05:00 北海道新聞
小樽最後の「はしけ」撤去へ 建造半世紀 維持難しく 船舶と岸壁橋渡し

小樽運河内に展示され、撤去が決まった「はしけ」

 【小樽】港内に停泊する船舶と岸壁の橋渡し役となる台船「はしけ」。小樽市では小樽運河が造成されるきっかけになったが、市内に現存する最後の1隻が8月中にも解体、撤去されることになった。建造から半世紀が過ぎて老朽化が激しく、市は維持管理が困難と判断した。最盛期には600隻近くがあり、小樽港の活況を支えたはしけが全て姿を消すことになる。

 はしけの大半は動力がなく、船と岸壁の間を別の船で引き、貨物や旅客が行き来した。小樽運河ははしけを泊める場所として造られ、1924年(大正13年)ごろは595隻が運河内を往来したとの記録がある。

 小樽ではその後、船が直接接岸できる埠頭(ふとう)などが整備され、はしけの数は激減。50年代に100隻を下回り、89年には業務で使われなくなった。

 小樽に残る1隻は69年建造の鋼製で全長24メートル、幅8メートル。市内の郵船海陸運輸(現ノーススタートランスポート)が89年、市に寄贈し、小樽運河の原風景が残る北運河地区に浮かべて展示してきた。

 ここ数年は、はしけの継ぎ目や穴から浸水し、一部が水没するなど老朽化が進行。市職員が水を抜いたり、穴を補修したりと応急処置を続けたが、さびた船体はもろく、改修のための移動もできないことが分かった。「安全性の確保からも、これ以上の維持補修は難しい」(市港湾室)と撤去を決めた。

 解体工事は早ければ8月中旬に始め、10日ほどで終わる予定。ノーススタートランスポートの大田秀樹社長は「一つの時代が終わる」と振り返り、小樽市総合博物館の石川直章館長は「はしけが小樽の近代化や発展に果たした役割は大きく、シンボルが無くなるのは惜しい」と話している。(谷本雄也)

1635荷主研究者:2020/09/05(土) 14:09:09

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62051240Z20C20A7L60000/
2020/7/29 19:36 日本経済新聞 関東 茨城
茨城県の2港、19年の貨物量2.2%増

1636荷主研究者:2020/09/05(土) 14:57:04

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/448530?rct=n_hokkaido
2020年08/07 19:48 北海道新聞
石狩湾新港の岸壁大型化を 知事に要望 鉄スクラップ輸出促進へ

 日本鉄リサイクル工業会と同会道支部は7日、石狩湾新港について、鉄スクラップの国外輸出力強化に向けた埠頭(ふとう)の整備を求める要望書を鈴木直道知事に提出した。

 工業会によると、道内では解体された建物などから発生する鉄スクラップの6割が輸出され、石狩湾新港は道内の港湾別で最多の年間20万トンに達する。要望書ではスクラップの輸出を「重要なビジネスツール」と強調。輸出先が東アジアから東南アジアなどに遠方化している現状に対応できるよう、3万トン級の大型船が着岸可能な大水深岸壁の実現などを求めた。

 道庁を訪れた工業会の伊藤弘之会長は「近隣国も輸出に転じている。国に港湾整備の働きかけをしてほしい」と要請。石狩湾新港管理組合管理者でもある鈴木知事は「地元と連携して国に要望していく」と述べた。(水野可菜)

1637荷主研究者:2020/09/23(水) 21:57:52

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=672460&comment_sub_id=0&category_id=112
2020/8/15 中国新聞
浜田港の国際コンテナ8・9%増 19年度、3年連続最多更新

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200815chugoku01.JPG

 浜田港の2019年度国際定期コンテナ貨物の取扱量(20フィートコンテナ換算)が、前年度比8・9%増の4113個となり、3年連続で過去最多を更新した。中国向けの「パルプ・古紙」が伸びた。浜田港振興会によると、新型コロナウイルス感染症による取扱量への影響は、まだ含まれていないという。

 輸出は6・6%増の1917個。最も多い「パルプ・古紙」は7・6%増の1003個で、取引先の新規開拓で中国向けが増えた。一方、自動車の型の原料などとなる粗鉱物は、韓国経済の低迷で77個とほぼ半減した。

 輸入は11・0%増の2196個。ごみ袋の原料となる「ポリエチレン」が5・4%増の505個と最多だった。主に太陽光パネルの基礎部分に使う「金属製品」は約6倍の171個、中国電力三隅発電所(浜田市三隅町)の建設機械などの「一般機械」も約2倍の162個と急増した。

 寄港回数は、韓国の釜山港を結ぶ定期コンテナ航路の週2便化で前年度比36回増の94回となった。(梨本晶夫)

1638荷主研究者:2020/10/11(日) 11:00:12

https://www.yamagata-np.jp/news/202008/28/kj_2020082800598.php
2020年08月28日 14:27 山形新聞
酒田港の拡張工事完了、運用開始へ 大型2隻の受け入れ可能に

岸壁を延伸し、コンテナヤードを拡張した酒田港国際ターミナル=酒田市(国土交通省酒田港湾事務所提供)

 酒田港(酒田市)国際ターミナルがある高砂ふ頭で、整備が進められていた岸壁の延伸とコンテナヤードの拡張工事が完了し、国と県などは今週末から運用を開始する。大型コンテナ船の2隻同時受け入れが可能。貨物の取り扱い量増加や利用拡大が図られ、本県内陸部を含め、物流効率の向上や各産業への波及効果が期待されている。

 高砂ふ頭の岸壁延伸とコンテナヤード拡張は、酒田港の海運物流拠点としての機能強化を目的に、国と県が事業費計64億円をかけて進めてきた。コンテナ船の接岸部分は国が整備し、280メートルだった岸壁をさらに150メートル延伸した。県は、岸壁につながる荷さばきや野積み場所のコンテナヤード拡張を担当し、5カ年計画で取り組んできた。

 コンテナヤードは、延伸部分につながる幅65メートルのスペースで、拡張部分の広さは約1ヘクタール。約千TEU(20フィートコンテナ換算)級のコンテナ船が2隻同時に着岸し、貨物の荷さばきができるようになる。積み降ろしに使う大型コンテナクレーン2基も備え、迅速な輸送や受け入れができるようトラックゲートも新設。酒田港周辺や庄内地域の製造業者などだけでなく、本県内陸部も含めた輸出、輸入の拠点港としての機能向上や利用拡大が期待されている。

 庄内開発協議会最高顧問の新田嘉一平田牧場会長は貨物船の航路開設や酒田港の日本海側拠点港の選定などに尽力し、養豚用の飼料輸入などでも活用してきた。今回の機能強化に向け、国や県に働き掛けてきた一人で「世界とつながる重要な玄関口。今後はいかに利用促進に向けた取り組みを進めるかが重要で、内陸の企業なども含めて活用し、稼働率を上げる必要がある」と、完成を歓迎しつつ、今後の課題も指摘した。29日には関係者を集め、現地で供用式を行う。

1639荷主研究者:2020/10/11(日) 11:18:56
>>1638
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63252300R30C20A8L01000/
2020/8/31 18:31 日本経済新聞 東北 山形
酒田港、大型船2隻同時接岸可能に 国と山形県整備

1640荷主研究者:2020/10/11(日) 11:21:01

https://www.sakigake.jp/news/article/20200901AK0013/
2020年9月1日 10時33分 秋田魁新報
秋田と能代、洋上風力の基地港湾に 国交省が初の指定

 国土交通省は31日、洋上風力発電の風車を組み立てたり、資機材を一時保管したりする基地港湾として秋田港と能代港、鹿島港(茨城県)、北九州港(福岡県)を初めて指定すると発表した。9月2日付。いずれも風力発電に適した海域に近く、十分な広さの埠頭(ふとう)があるため選ばれた。指定により発電事業者は長期間、安定的に港湾を利用することが可能になる。

 国交省によると洋上風力発電設備の設置や維持管理のためには、巨大な資機材を扱うことができる広さや地盤の強度を備えた埠頭が必要になる。このため国は基地港湾を指定し、最長30年にわたり、埠頭の一部を発電事業者に貸し付ける。

 秋田県沖では洋上風力発電の促進区域として「能代市、三種町および男鹿市沖」「由利本荘市沖(北側・南側)」が指定されているほか、秋田、能代両港湾区域でも洋上風力発電が事業化されるなど複数の計画がある。県は秋田、能代両港について、港湾計画で洋上風力発電の「拠点形成区域」に一部を指定。国は区域内の埠頭の地耐力強化や船舶が係留できるよう岸壁を整備する工事を行っている。

 県港湾空港課は「洋上風力発電の計画が進めば、県への経済効果も期待される。国と連携し、両港の活用を進めて行きたい」としている。

1641荷主研究者:2020/10/11(日) 11:53:28

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/457703?rct=n_hokkaido
2020年09/07 10:14 北海道新聞
室蘭港針路にコロナ禍 港湾計画全面改定、大幅遅れ 貨物量の目標設定に苦慮

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200907hokkaido01.JPG

 【室蘭】室蘭市が27年ぶりに全面改定を目指している室蘭港の港湾計画に、新型コロナウイルスが影を落としている。港湾振興の柱に据えたい大型クルーズ船の寄港など、観光や物流の先行きが見通せず、取扱貨物量の目標値の設定に苦慮。本年度末までの改定を予定していたが、感染拡大で作業は大幅に遅れている。市は2年後の開港150年に向けて新たな計画を掲げ、国際拠点港湾として再興を目指す考えだったが、出はなをくじかれた格好だ。

 「客船のキャンセルが続き、首都圏でのポートセールスがままならない中、先を見据えた港湾振興に取り組まなければならない」。鈴木崇弘副市長は1日、室蘭商工会議所など経済関係者との会合で、厳しい表情でコロナ下での港湾計画改定の困難さを訴えた。

 港湾計画は港湾法に基づく法定計画で、10〜15年程度を目標年次として取扱貨物量や利用者数などを設定し、港と周辺の開発や利用などの基本方針を定める。

 現行計画は1994年に2005年を目標年次として策定された。その後、当時5航路あった室蘭港発着のフェリーがすべて撤退。室蘭港の取扱貨物量は苫小牧に次ぐ道内2位から、函館に抜かれて3位に。昨年3月末には、JXTGエネルギー室蘭製造所(現ENEOS室蘭事業所)も石油製品製造を停止した。市は「環境が激変し、先行きが見通せなかった」(港湾部)として計画の全面改定は行わず、小幅変更を繰り返して引き継がれてきた。

 ところが、18年6月に岩手県宮古市とのフェリー(宮蘭航路)が就航。港利用の中核をなす「屋台骨」の日本製鉄室蘭製鉄所が20年夏から高炉改修に取り組むことも決まった。市は昨年11月、22年の開港150年に向けた計画の全面改定を正式発表。市幹部は「日鉄室蘭の向こう20年の操業が見通せるようになったことが大きい」と説明する。

 市は今年2月、港湾計画の前提となり、20〜30年後を見通した室蘭港の将来像を示す長期構想の素案を策定。主要施策として大型クルーズ船誘致やフェリー機能の強化に加え、中長期的に洋上風力発電関連産業の集積化や水素エネルギーの輸送拠点化に取り組む方針を明記。港湾計画で具体化する戦略を描いていた。

 しかし4月から宮蘭航路が貨物量の低迷を理由に休止され、室蘭―青森県八戸市の往復便に転換。さらに感染拡大の影響で、本年度に10回予定されていた大型船の寄港は9回が中止された。物流も停滞し、室蘭港の今年1〜6月の取扱貨物量も前年同期比23%減に落ち込んだ。

 市は新港湾計画の取扱貨物量の目標値について「19年の実績値(1626万3千トン)に近い数字にせざるを得ない」(幹部)とみる。現行計画の目標値7120万トンは大きく下回るが、コロナ後の貨物量が19年の水準に回復するかは見通せない。別の市幹部は「コロナ禍で1、2年は我慢の時だが、洋上風力発電の企業誘致や水素エネルギーの拠点化といった中長期的な展望については、他港に出し抜かれないよう粘り強く取り組みたい」という。

 市は今夏までに長期構想を確定させる方針だったが、策定に携わる国土交通省や関係企業の担当者らに国や道の緊急事態宣言で会うことができず作業が停滞。そのほかのスケジュールも大幅に遅れが生じている。市港湾部は「本年度末の全面改定は難しい状況」と述べ、来年度に持ち越す考えも示している。(栗田直樹)

1642荷主研究者:2020/10/11(日) 12:00:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63634780Z00C20A9L01000/
2020/9/9 19:02 日本経済新聞 東北 福島
福島県小名浜港の国際物流ターミナル、貨物岸壁完成へ

1643荷主研究者:2020/11/02(月) 21:51:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64202130U0A920C2L01000/
2020/9/24 18:36日本経済新聞 電子版
釜石港 RORO船誘致強化 北東北の物流拠点めざす
東日本大震災10年へ 東北 岩手


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